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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024年)10月29日(火曜日)弐
通巻第8480号
中国の『国防七大学』OBが中国軍のなかに新派閥形成
台頭する理工系エンジニアのテクノクラート集団
*************************
中国の『国防七大学』とは北京航空航天大学, 北京理工大学, 南京航空航天大学, 南京理工大学, 西北工業大学,哈爾浜工業大学、哈爾浜工程大学をさす。
米国はこれら七校が中国の軍需産業と密接に結びついているため、交流を禁止しているが、日本の大学のなかには相変わらず、無頓着に交流し技術提携関係を持続している。
日本の国公私立大学計45校が、中国人民解放軍と関係があり、軍事関連技術研究を行う国防七大学と大学間交流協定を結んでいる。しかも9校は共同研究の実績がある。
これら七校の出身者が、最近、軍エリートとして新興の派閥を形成している。
習近平は最近しきりに「軍民融合」というタームを使う。そのうえ19回党大会のあと、「軍産幹部」をつぎつぎと上位に昇進させており、2022年の第20回党大会以降は、副大臣クラスで「軍産エリート」たちの存在感が高まっている。まさしく中国共産党内の潜在的な新興派閥である。
トウ小平はベトナム懲罰戦争を仕掛けたが、ボロ負けした。階級章が曖昧で、命令系統がわからず、武器は旧式だった。にもかかわらずトウ小平があえて戦争を仕掛けてた理由は、戦争に打って出ることで軍をトウ小平主導のもとに整合させるという隠された目的があった。
以後、しゃかりきとなって推進したのが『軍の近代化』だった。ハイテク武器の開発、軍の効率的運営、海軍の充実。そして地方軍閥をなくし、軍のシステムを総政治部、総参謀部、総装備部、総後勤務部の四つにはっきりと統合した上で、陸海空の三軍と七大軍管区にわけ分割統治を謀った。
「中国海軍の父」といわれたのが劉華清だった。彼は党小平の信任厚く、人民解放軍海軍司令員(司令官)、第14期中国共産党中央政治局常務委員、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを務めた。最終階級は上将。
江沢民は軍歴もなく軍人のだれもがせせら笑っていた。なぜこんなエンジニア出身の党官僚が軍に命令する権利を持つのか、と憤懣やるかたがなかった。そこで江沢民は懐柔策にでて軍人のアルバイトを黙認し、江沢民に忠誠を誓う胡麻擂り軍人にばんばんと上将(大将)辞令を乱発し、手なづけた。よって軍は腐敗した。
習近平は、おそるおそると軍の改革に手をつけ四大総部体制を掻きあらして十五の局として再編、ついで七大軍管区を五大戦区に転換した。
さらにロケット戦略軍を新��し、理工系エンジニアを大量に採用し、ハイテク兵器の開発功労軍人を矢継ぎ早に昇格人事をおこなった。宇宙航空関連の軍人が、軍内でエリートと見做されるようになった。
ということは並みの軍事訓練をうけてきた兵隊からすれば体力も戦闘経験もない頭でっかちが、軍エリーとなっていくことに強い反発と嫉妬、怨念を抱いた。
▼とはいえ、国防軍事産業は閉鎖的社会である
新派閥は理工系、数学とコンピュータに強い教育的背景と防衛産業の運営モデルを通じて人間関係のネットワークが形成され、相互信頼、ならびに同質性が育まれる可能性が高いため、結束力が異様に強い派閥となった。
コンピュータの軍事エリートが世界最大のハッカー軍団を取り仕切っていると推測される。
この『軍産エリート集団』は共産党中央委員会のなかに独自の軍産複合体閥を形成し、幹部が資源配分、政策立案、規制、現地調整、意見伝達などで重要な役割を担い、防衛産業の発展を統括している。
2024年6月には黄強(元国防科学技術委員会書記長、国防科学技術局副局長)が吉林省党委書記に任命された。異例の出世である。遼寧省の赫鵬、黒龍江省の徐勤と並んで、中国東北部の主要軍事産業基地の省党委書記3人全員が防衛産業出身者となったのだ。
習近平氏は近防衛産業の発展と拡充を強く支援しており、防衛産業出身の幹部昇用が目立つことは述べたが、これら新エリートのほとんどは国防七大学を卒業している。
しかし基本的な特質を述べれば、中国の防衛産業は閉鎖的な社会で、より広範な官僚制度を特徴付ける「ブロック論理」(日本で言うところの「省益」は防衛産業にも存在し、研究開発は特定の防衛企業または研究部門に限定される。セクト主義だ。
さはさりながら共産党のピラミッドの頂点である中央委員会メンバーのうち、防衛産業出身者は21名となった。第20期中央委員会では、劉国忠、張国清両副首相、馬星瑞新疆ウイグル自治区党書記、袁家軍重慶市党書記の4名が政治局に昇進した。習近平をのぞく政治局23名のうち、軍エリートは四名である。
国務院人事をみても、多くの省庁が軍産関係者を重要な役職に据えている。
20期中央委員会では、国務院内の軍産資源や関連産業部門を実効管理する人物として、張国清副首相(工業担当)と劉国忠副首相、呉正龍国務委員、金荘龍工業情報化部長、懐金鵬教育部長など���いる。
地方レベルでも21人の軍産幹部が14の省、直轄市、自治区で党書記または省長を務めた。
就中、東北三省である。遼寧省、吉林省、黒竜江省の重工業地帯は、ずばり日本の満州国建設時代に鉄鋼、造船、機械工業を育成発展させて基盤がある。
この三省が中国軍事産業にとって不可欠な研究企業や研究所の本拠地である。例えば、黒龍江省にはハルビン航空機工業集団(HAIG)、遼寧省には大連造船工業集団(DSIC)、ついでにいえば陝西省には中国航天科技集団(CASC)の第四研究所と第六研究所がある。
中央委員会の軍産関係者の人脈を分析すると、多くが学歴や職歴を共有していることも分かる。学閥もまた習近平が清華大学閥を形成しているように中国の人脈地図に於いて重要である。
全国人民代表大会副主席の張清偉がこのネットワークの中心人物とされる。張清偉は航空宇宙分野で長いキャリアを積んできた。このため、航空宇宙分野の役人のほとんどつながりを持つ。重慶市の袁家軍・党書記、新疆ウイグル自治区党書記の馬興鋭、中央軍民融合弁公室の雷帆培副主任、工業情報化部長の金荘龍は副官を務めたことがある。
もう1人の中心人物は、副首相の張国清だろう。国務委員の呉正龍と陝西省長の趙剛は、一緒に仕事をした経験があり、張と呉は2013年から2014年まで中国共産党重慶市委員会で一緒に働いていた。
ただし中国共産党の最高機関である政治局常務委員に昇格した軍産関係者はいない。党の活動歴がないうえ、習近平のとの個人的な絆が薄いからだ。
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■ 1.情報収集機Y-9は、中国軍のスパイ機だ 中国軍情報収集機「Y-9」が、2024年8月26日、下図のように接近飛行を行い、午前11時29分頃から11時31分頃にかけて、長崎県男女群島沖の領海上空を侵犯した。 情報収集機というのは、俗にいうスパイ機である。 このスパイ機が、監視・通告を受けても堂々と接近して領空侵犯を続け、実働行動による妨害も受けず帰投していったのである。 写真と図:領空侵犯した情報収集機Y-9と接近・侵犯の経路 今回の接近で、スパイ機Y-9は九州に配置されている航空自衛隊の監視レーダー、戦闘機基地、海上自衛隊の航空基地、港あるいは九州近海に所在していた艦艇とそのレーダー、米軍の艦艇とそのレーダー電子信号情報(以下レーダー信号)をキャッチ、録音して母機地に持ち帰った。 中国国防省呉謙報道官は8月29日の記者会見で、26日の中国軍機による初の日本領空侵犯について「深読みしないことを望む」と強調した。 スパイ機の役割を知っている軍の報道官は、それを公にされると中国が批判されることが分かっているので、批判をそらそうと、こ���表現にしたのだろう。 中国のスパイ機が、日本に領空侵犯してまで取った米軍および自衛隊の通信電子情報は、戦時に監視レーダーや艦艇を攻撃するために使われる。 戦時に使う貴重なデータとなることは、軍事専門家であれば「深読み」をしなくても分かっている。 スパイ機Y-9に関わって、 (1)電子情報を取る方法 (2)その情報の戦時での使用法 (3)ウクライナでの戦争でレーダーの破壊に使用 (4)中国軍の日米の電子情報を入手する狙い (5)中国はどの場面で電子情報を使用するのかについて、考察する。 ■ 2.スパイ機Y-9による電子情報取得の方法 中国のスパイ機Y-9は日本の九州に向かってきた。 そこで、日本と米国の各種兵器はレーダーを作動させ、電子信号を放出してその機を監視し、追随したと考えられる。 なぜなら、その機が日本に侵入し攻撃行動を取った場合に、撃墜する必要があるからだ。 今回の場合、航空自衛隊の監視レーダー、防空ミサイルの捜索レーダー、戦闘機の捜索レーダー、日米軍艦の防空レーダーが、図1のように活動したものと考えられる。 監視レーダーは、300キロを超える探知能力、戦闘機は約150キロの探知能力がある。 Y-9に捜索レーダー波(射撃用レーダー波ではない)を照射するはずである。 つまり、中国のY-9は、各種レーダー波を照射された。 図1 侵入するY-9が電子情報を収集するイメージ Y-9は、エリント情報とシギント情報の両方を収集する能力を保有しているので、その情報を受信し録音する。 そして、そのデータを持ち帰り、解析専門の機関に提供する。 解析機関は信号を詳細に分析し、それぞれの信号はどの種類の戦闘機、軍艦、監視レーダーなのかを特定する。 例えば、電子信号であれば、戦闘機の「F-15」「F-16」「F-35」のどれなのか、イージス艦なのか空母なのかを特定できるようにする。 海上であれば、商船を含めた各種艦船が航海中に電波を放出しているので、その中から空母やその他軍艦の電子信号を分離しなければならない。 それができなければ、軍艦を対レーダーミサイルで攻撃することはできない。 空母は、レーダー信号を放出することが少ないため、エリント衛星で入手した信号とY-9から入手した信号と照合することになろう。 中国軍は今、最も知りたい米空母の位置を知るために、空母のレーダー信号を特定することに努力を集中している。 以前、中国が米本土にバルーンを飛行させたことがあったが、そのバルーンも、米艦艇のレーダー信号情報を取るために、軍艦の上空を飛行させたものだと思っていたが、その意図がバレてしまったため、今はできなくなったと推定している。
単なる嫌がらせではない中国軍機の領空侵犯、日米レーダー施設破壊が目的(JBpress) - Yahoo!ニュース
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2024年6月26日
2024 明治安田J1リーグ 第20節 サンフレッチェ広島 1-1 アルビレックス新潟@エディオンピースウイング広島 22774人/11分 谷口 海斗、27分 大橋 祐紀
満田誠選手/迷わずにプレーできた
……左ウイングバック、どういう思いでピッチに立ちましたか。
満田●自分は攻撃的に仕掛けたり、攻撃でリズムを作ることを求められたと思います。守備の部分では前から行くことに対して、奪い切ることを求められてたと思うので、そこはまだまだ足りないですけど、必要最低限のことはできたのかなって思います。
……立ち上がりからうまく攻撃に絡んで、ゴールに向かっていけたらと思うんだけど、ある程度自分の思ってたようなプレーができた。
満田●攻撃の部分で相手のサイドハーフの選手も戻ってきて、2人で対応されてしまうことが多かったので、その前にもうちょっと自分が素早く仕掛けることができたら、もっとチャンスは広がったのかなって思います。
……1-1の結果に終わったけど、その結果については。
満田●チャンスももちろんありましたし、攻め込まれる時間帯もありましたけど、全員で守ってくれてたので。前の選手、自分も含めてそうですけど、もう1点取って、チームを勝たせてあげられなかったってことは、すごく悔しいです。次の試合に向けての反省なのかなって思います。
……満田選手も最後まで、オープンな展開になってもゴールに向かうっていう意志は見えた。
満田●自分はやっぱりゴールを求められてると思うので、そこは常に狙ってました。チャンスがあれば中にも切り込んでいってのシュートの場面っていうのを増やしていければよかったと思う。そういった場面っていうのをこれからもっと増やしていければいいのかなって思います。
……プロ生活はこのポジションでスタートしたんで、なんか初心に戻るみたいなイメージはあるんだろうか。
満田●2年ぶりぐらいにやってみて、やっぱり本職の選手はすごいなっていうのは感じました。まだまだ自分も足りないとこだったり、まだまだな部分がたくさ��あるので、そこは試合を重ねるごとに、ですね。どこで出るかわかんないですけど、出たらそのポジションで与えられた役割っていうのを意識しながら。自分はアグレッシブな攻撃・守備が特徴だと思うので、そこはどこのポジションでもできると思うし、ぶれずにやっていきたいなと思います。
……後半戦のスタートっていう意味で、自分の中でもう1回ここからみたいな思いもあったのかなって思うんだけど。
満田●そこまで意識はしてなかったんですけど、試合に出ることは選手としては嬉しいことですし、それがどのポジションであっても、与えられた役割っていうのをこなしながら、いかに自分をアピールしていくか。もうちょっとアシストだったりゴールっていう結果が出れば、もっと自分もサイドとしてもアピールできたのかなって思いました。
……迷いなくプレーしているような印象を受けました。
満田●周りを使うことだったり、仕掛けることだったりっていうのを頭の中でクリアに考えることができたので、そこの選択肢で迷うことはあんまりなかったのかなって思います。
中島洋太朗選手/途中で判断を変えた
中島●今回も(G大阪戦の時と同じように)引き分けの状況でピッチに出て、とにかく点に絡んでチームを勝たせたいって思いでピッチに入りました。監督や選手のみんなも、どんどん前に行っていいよっていうふうに言ってくれたんで、とてもやりやすかった。思い切ってどんどん前に行けたんで、あとは決めるだけだったかなと思います。
……G大阪戦のときよりも、プレー時間は長かったですね。
中島●はい。G大阪戦よりも出場時間も少し伸びてますし、これからどんどんその時間を増やしていけるように、頑張っていきます。
……決定的なシーンもあった。
中島●シュートまではよかったんですけど、入ってないんで悔しいし、次は決められるように頑張りたいと思います。
……今日の経験、これからどんなふうに生かしていきますか。
中島●結果を残すところは本当に大事だなって思った。次はああいうシーンで決めてチームを勝たせられるような選手になっていきたいと思います。
……ファーストタッチのところ、左にパスしたところ。マルコスが蹴ろうとしたところで、なんか奪い取ったみたいな感じもあったけど、あれはもう譲るつもりなかったの。
中島●マルコスは後ろ向きで自分が前向きだったんで、自分はパスをミスりましたけど、見えてるとこがあったんで、自分が出そうかなって思いました。
……マルコスには怒られなかった。
中島●怒られなかったです(笑)。
……でもその次の展開のパスもいいところにいたなと思うけど、見えるところも全然見えていたの。
中島●どっちとも質の問題で、見えていた。そこはやっぱり合わせていきたいなと思います。
……シュートシーン、ドグからもらったと思うんだけど、パスをもらった瞬間にもう決めてやるっていう思いだった?
中島●いえ、最初はシュートまで行くことは考えてなくて、ちょっとずつ相手がどう出るかを見ながら、ボールを持っていたら2人目(のDF)が来たんで、そこをうまくかわしてシュートまで行きました。
……最初は違う選択肢だった。
中島●そうですね。ああいう状況だったんで、あそこから自分でシュートまで持っていくっていうよりも、バスをうまく使ってゴールまで行こうと思ったんですけど、相手が先に動いてくれたんで、そこに対応してうまく持っていけたと思います。
……相手がもしこなかったら、どういう選択肢だったの。
中島●持ちながら、組み立てを考えていました、(相手を見ながらだったので)どうなってたかわかんないですけど、持ちながら考えてました。
……ヒーローになったと思った。
中島●いやあ、なりかけたんですけど、なりたかったっすね。
……次の川崎F戦、チャンスをもらえるかわからないけれども、チャンスが来たら。
中島●どういう状況で出るかわかんないですけど、チームの勝利に貢献できるようにやるだけかなと思います。
ミヒャエル スキッベ監督/最後のシュートが入っていれば、素晴らしい物語が書けた
スキッベ監督●今日は楽しい、素晴らしい試合だったと思います。最後の中島洋太朗のシュート、あれが入っていたならば、サンフレッチェ史上に残る素晴らしい物語が書けたのではないかと思うんですが、そこは少し残念です。まあ、それ以外にゴールが入りましたのでね。
全員が本当にいいパフォーマンスを見せたと思っています。DF陣はケガ人が多くて非常に苦しい状態ですけれども、そんな中でしっかり守りました。オフェンスの選手たちもすごくいいパフォーマンスでした。全員のパフォーマンスはよかった。ただ結果に関して満足しているかといったら、完全に満足してるわけじゃありません。
……満田選手をウイングバックで使った意図と成果は。
スキッベ監督●彼の持っているパワーとエネルギーをワイドで発揮して欲しかった。これを今日はみることができました。本当に最初の頃、マコは今日と同じポジションでやっていましたね。
今日のマコのパフォーマンスについてはすごく満足しています。自分たちが求めていた「走れるマコ」が戻ってきた。望んでいた通りの素晴らしいマコが帰ってきたと思います。
……今日はいつもの試合以上にハイプレスでしたが、保持する新潟に対してそういう指示をされたのですか
スキッベ監督●その通りです。前からどんどんいこうっていうような話をしていました。最低でもボールを組み立てていくところを丁寧にやらせないぐらい、アグレッシブにいこう。そんな話をしていました。最初の3〜4分ぐらいで、おおちゃんがフリーになって、いい形でシュートまで行ったと思ったんですけどね。でも、そういったシーンを作り出すことができました。
……中島洋太朗をこの緊迫した状態で使った理由と、彼の未来について。
スキッベ監督●我々は若い選手をどんどん使っていくっていうクラブであります。また、今回の(MFの)移籍の件で、中盤の選手が少なくなりましたからね。そこが原因で彼がメンバーに入ったわけですが、彼にとってはチャンスを掴むいい時期だと思っています。彼自身もすごく、本当に才能のある選手なので、これから今後も楽しみな選手です。
防衛省が呉市に巨大「防衛拠点」計画 市民が危機感を募らせる理由とは 日本製鉄の製鉄所跡地に急浮上(東京新聞)
広島県呉市で、日本製鉄の製鉄所跡地を防衛省が買収し、新たな防衛拠点をつくる計画が浮上している。海上自衛隊のある基地の街だが、地元住民にとっては寝耳に水。自治体も唐突な話に困惑する。計画に反対する市民団体が結成されるなど、戦艦大和を生んだかつての軍港都市は揺れている。(岸本拓也)
◆製鉄所跡地を「すべて買い取り」
「このままでは市民に十分な説明もなく、防衛省の計画にのまれてしまう」
防衛省の計画案に反対する市民団体「日鉄呉跡地問題を考える会」共同代表の西岡由紀夫さん=呉市=は25日、取材に危機感をあらわにした。
防衛省が計画案を公表したのは3月4日。防衛省の担当者が県と市を訪れ、昨年9月に閉鎖した日本製鉄の瀬戸内製鉄所呉地区の跡地全てを買い取って「多機能な複合防衛拠点」として整備したいと申し入れた。
◆すでに基地がある「地理上の利点」
防衛省の説明によると、拠点整備は「防衛力の抜本的強化」のため。約130ヘクタールに及ぶ跡地を国が一括で買い取って、(1)装備品などの維持整備や製造(2)ヘリポートなどの防災拠点と、艦艇の配備や訓練場といった部隊活動(3)港湾―の三つの主な機能を持つ拠点にする想定という。火薬庫の整備も検討するが、具体的な設備案や整備時期は明らかになっていない。
3月の呉市議会に出席した防衛省地方協力局の村井勝総務課長は、呉地区を選んだのは地理上の利点からと強調。すでに海自呉基地があり、陸上自衛隊海田市駐屯地(広島県海田町)や、米軍と海自が共同運用する岩国基地(山口県岩国市)などが近い点を挙げ、「太平洋や日本海、南西方面へのアクセスが容易で、今後、呉地区の重要性は増大していく」と述べた。
◆中国を念頭に「西日本全体を強化」
軍事ジャーナリストの小西誠氏は、中国を念頭に九州南端から台湾へと連なる南西諸島で自衛隊の体制を強化する「南西シフト」の一環とみる。「京都の陸自祝園(ほうその)分屯地に新たな弾薬庫をつくる計画もそうだが、西日本全体が(必要な物資や人員を後方支援する)兵たん拠点として強化されている」とし、「将来的に、呉を艦船の修理・補給拠点として米軍が利用することもありえる」との見方を示す。
防衛省は年内にも跡地につくる施設の配置案を示す考え。日鉄側も「防衛省案は当社方針に合う」と交渉に前向きだ。ただ、日鉄は、防衛省案以外の跡地活用策を検討する県市との3者協議に加わらず、湯崎英彦知事が「地域のことを無視しないでほしい」と不快感を示すなど不協和���も生じている。一方、市議会や地元経済界などは防衛省案に前向き。「考える会」は、今月28日の市議会で防衛省案へ賛成を表明する可能性もあると懸念している。
◆平和都市を目指す「戦後の流れに逆行」
3月の計画浮上後、反対集会を開き、日鉄に跡地売却の中止などを求めてきた「考える会」。市にも、市民の声を直接聞く説明会などの機会をつくるよう求めているが、市は後ろ向きな対応に終始する。日鉄跡地は、戦前は戦艦大和も造られた海軍工廠で、何度も激しい空襲を受けた。西岡さんは「兵たん拠点が相手の攻撃の標的になるのは、軍事の常識」と訴える。
1950年施行の旧軍港市転換法(軍転法)で、呉市を含む旧日本軍の軍港4市は平和都市の建設を目指してきた。だが2025年3月には、海自呉基地に陸海空自衛隊共同の新部隊「自衛隊海上輸送群」の司令部も設置される。そんな中の今回の計画に、西岡さんは「呉基地の約1.5倍の面積がある製鉄所跡地が新たな防衛拠点となれば、戦後の流れを逆回転させることになる」と危機感を募らせる。
なぜ「大東亜戦争」と呼びたい?(毎日新聞 6月26日)7月3日 Yahooニュース掲載
中国・浙江省杭州市富陽区で 1938年5月4日撮影
陸上自衛隊第32普通科連隊の公式X(ツイッター)が「大東亜戦争」という表現を使いました(その後削除)。日本近代史が専門の明治大学文学部教授の山田朗さんに聞きました。【聞き手・須藤孝】
――先の戦争をどう呼ぶか、定まりません。
山田氏 日本人の手によって戦争の実態が十分に解明されてこなかったからではないでしょうか。特に、日中戦争が日本人にとってなんであったかが問い直されないまま、今に至っています。
――中国をどうみているかに関係します。
日清戦争が転換点です。それまで日本人には、文明の中心は中国・インドだという漠然とした意識がありました。ところが、日清戦争では、日本は欧米の文明を受け入れた文明国で清国は野蛮な国だ、「文明と野蛮の戦いだ」とされ、政治家や知識人があおり、一般にも広がりました。大東亜戦争という呼び方もその流れで見なければなりません。
◇ 「大東亜新秩序」から
――大東亜はどこから出てきた言葉でしょうか。
「大東亜」は1940年に出てきた言葉です。それ以前は東亜新秩序でした。38年に近衛内閣で東亜新秩序声明を出しています。東亜新秩序は、日本と、日本のかいらい国家である満州国と、「日本と協力する中国」を意味していました。
40年9月に、日本軍の北部仏印(フランス領インドシナ、現ベトナム)進駐が行われます。この政策を決定する時に「大」をつけて、「大東亜新秩序」という言葉が作られました。
東亜を中核とした大きなエリアという意味でしょうか。単に大きいだけではなく、偉大なという意味も含んでいます。
――地理的な意味だけではないのですね。
大東亜の地理的範囲は一度も定義されたことがありません。たとえば、インドが含まれるかどうかはその時々で変わります。当時の地図などを見るとインドが含まれていることも多いのですが、ドイツと世界分割の取り決めをした時には、インドはソ連圏とされました。都合よく使われる、あいまいな概念です。
◇ 膨張主義を宣言
――当時の政府が大東亜戦争と呼んだ理由はなんでしょうか。
41年12月に対英米戦争が始まって宣言します。同月12日に閣議決定します。同じ日に内閣情報局が追加発表しますが、「大東亜戦争と称するは、大東亜新秩序建設を目的とする戦争なることを意味するもの」と定義しました。
大東亜新秩序、つまり大東亜共栄圏の建設を目的とする戦争と言ってしまえば、膨張主義的な戦争と宣言したことになります。12月8日に出された、天皇による宣戦の詔書では自存自衛としか言っていません。ところがその直後に、政府自身が隠れた目的を明らかにしてしまったのです。政策の手段としての戦争だとしているので、当時としても国際法違反です。
◇ 背景に日独伊三国同盟
――本音が出てしまった��いうことでしょうか。
「大」をつけたことが大事です。世界を相手にした戦争だという意味が明確になりました。
背景には欧米中心の国際秩序への挑戦があります。「大東亜」はドイツとの交渉でよく使われました。大東亜における指導性とか、大東亜における優位性のような言い方をします。
独伊が欧州で新秩序を目指すことに対応して、日本が大東亜新秩序を作る構図です。ドイツにひっぱられた言葉遣いです。日独伊三国同盟の言葉で、日本単独の言葉ではありません。
――戦後は使えなくなりました。
GHQ(連合国軍総司令部)から政府が公的に使ってはいけないと指定された言葉の一つです。言い換えとして、太平洋戦争という言葉が定着します。
◇ 使われなくなった「太平洋戦争」
――太平洋戦争という言葉は最近では使われなくなっています。
戦後40年が節目でした。85年に「アジア太平洋戦争」や「アジア・太平洋戦争」という名称が提唱されました。「アジア・太平洋戦争」のほうが多数派です。
太平洋戦争では、インド・ビルマ戦線や中国戦線が抜け落ちてしまいます。太平洋戦争という言葉が長く使われたのは、日本人の戦争観のなかからアジアの部分が欠けていたことの表れです。
――「アジア・太平洋戦争」もあまり定着していません。
当時の政府の名称としては満州事変、支那事変、大東亜戦争の三つがありますが、戦後の歴史学でも、この3段階はほぼ前提になっています。
そのうえで、3段階の連続性を重視する人は15年戦争と言いますし、断絶を重視する人は別の言い方をします。
アジア太平洋戦争やアジア・太平洋戦争は、もともとは3段階の三つ目の大東亜戦争、太平洋戦争の言い換えのはずだったのですが、全体を指す、15年戦争の言い換えでも使われるようになります。広い意味と狭い意味の両方で使われ、混乱しています。
◇ 現実を認めたくない
――そのなかで大東亜戦争の言葉も復権してきます。
ターニングポイントは、戦後50年にあたって、日本による過去の植民地支配と侵略を認めて謝罪した村山富市首相談話が出た95年です。村山談話に対する危機感から、自民党の「歴史・検討委員会」が作られ、ここで大東亜戦争という言葉が使われます。
――今の問題でもあるのですね。
大東亜戦争という言葉は、現在のアジアに対する日本の意識の反映でもあります。日本がアジアのリーダーでありたいという考え方が反映しています。経済力などで近隣諸国に抜かれた現実を認めたくないから、大東亜という日本がリーダーシップをとったアジアの秩序を美しいものに見せたいのです。
日中戦争の時に使われた暴支膺懲(ぼうしようちょう、中国をこらしめる)のような考え方は今もあります。大東亜戦争という言葉にはそのことが反映しているのです。(政治プレミア)
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フリートウィーク #アレイからすこじま から#潜水艦 海自初の大型油槽船#yot01 と#yot02 など #フリートウィーク #フリートウィーク呉 #フリートウィーク2022 #海上自衛隊 #海上自衛隊呉基地 #コンデジ写真部 #olympusstylus1 (海上自衛隊呉基地) https://www.instagram.com/p/CkGVje8vQvS/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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呉湾艦船めぐり/広島県呉市【クルーズ】海上自衛隊呉基地に停泊する艦船をノーカット完全レポート
呉湾艦船めぐりとは 呉湾艦船めぐり(くれわんかんせんめぐり)は、広島県呉市宝町で行われているクルーズだ。 海上自衛隊呉基地に停泊する艦船を見ることができる。 海上自衛隊呉基地(広島県呉市)は、かつて「東洋一の軍港」と謳われた、神奈川県横須賀市の横須賀港と並ぶ、海上自衛隊の主要基地です。 呉艦船めぐりで観られる艦船は実に多彩。海上自衛隊の潜水艦や護衛艦など盛りだくさん。大迫力の艦船を間近に眺めながらのクルージングは呉ならではの魅力です。 停泊中の護衛艦や潜水艦を間近に見られるチャンスも!所要時間は約35分。海上自衛隊自衛官OBによる案内を聞きながら、迫力の軍港クルージングをお楽しみください。 有限会社バンカー・サプライ | 【公式】呉湾艦船めぐり から引用 呉湾艦船めぐり 広島県呉市宝町4−4 082-251-4354 (more…)
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トンガ諸島被災地支援 輸送艦「おおすみ」準備着々
甲板上でカエルが大きな口を開けているように見えるヘリコプターの後方ハッチで、作業をしている光景が見えました。
南太平洋のトンガ諸島で1月15日午後5時10分(日本時間午後1時10分)ごろ発生した、海底火山の大規模噴火の復旧・復興支援のため、海上自衛隊呉基地を母港とする輸送艦「おおすみ」で、被災地に向かう準備が進められていました。
呉湾艦船めぐりに乗船し、準備作業が間近から見られました。
午前8時30分ごろに出港し、その後呉湾に停泊、正午前に出港前の位置に戻りました。甲板上は陸上自衛隊のCH47輸送ヘリコプター2機、トラックを積載。
回転翼をクレーンで固定し、ローターのパネルも外されています。
隊員はヘリコプターを入念に整備。準備も着々と進んでいました。
輸送艦「おおすみ」は、火山灰を取り除く高圧洗浄機や国際協⼒機構(JICA)が用意する飲料水などを積み込み準備が整い次第出港します
Tonga Islands disaster area support steadily preparing for transport ship "Ohsumi"
I saw him working in the rear hatch of the helicopter, where the frog appeared to have a big mouth open on the deck.
The Maritime Self-Defense Force Kure Base will be the mother port to support the restoration and reconstruction of a large-scale eruption of a submarine volcano that occurred around 5:10 pm (1:10 pm Japan time) on January 15 in the Tonga Islands in the South Pacific Ocean. The transport ship "Ohsumi" was preparing to head to the disaster area.
I boarded the Kure Bay ship tour and saw the preparatory work up close.
She departed at around 8:30 am, then anchored in Kure Bay and returned to her pre-departure position at noon. Two CH47 transport helicopters and trucks of the Ground Self-Defense Force are loaded on the deck.
The rotor blades are fixed with a crane and the rotor panel is also removed.
Members carefully maintain the helicopter. Preparations were steadily progressing.
The transport ship "Ohsumi" will depart as soon as it is ready to load a high-pressure washer that removes volcanic ash and drinking water prepared by the Japan International Cooperation Agency (JICA).
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呉所属 練習艦 かしま . #練習艦隊 #旗艦 #練習艦 #かしま #呉 #海上自衛隊 #海自 #横須賀基地 #Yokosuka #ヴェルニー公園 #汐入 #横須賀 #神奈川 #カメラ #写真 #写真好きな人と繋がりたい (Yokosuka, Kanagawa) https://www.instagram.com/p/BxlWYtBgEb9/?igshid=18vjxhlvx9ygv
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沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船が日本の領海のすぐ外側の接続水域を航行していて、接続水域内の航行は、22日で100日連続となりました。これは日本政府が尖閣諸島を国有化して以降、最も長く、海上保安本部が警戒を続けています。
第11管区海上保安本部によりますと、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船4隻が日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行しています。 4隻は、22日午後3時現在、尖閣諸島の久場島の北東およそ39キロから東北東およそ41キロを航行しているということです。 尖閣諸島の沖合では、中国海警局の船がことし4月14日以降、22日で100日連続で接続水域内を航行していて、これは日本政府が8年前に尖閣諸島を国有化して以降、最も長くなっています。 また、この間には、領海に侵入して操業中の日本の漁船に接近する動きを繰り返すなどしていて、海上保安本部が領海に近づかないよう警告と監視を続けています。
官房長官「極めて深刻 きぜんとした態度で冷静に対応」
菅官房長官は、午前の記者会見で、「中国側による活動が継続していることは極めて深刻に考えており、中国側に対し、現場海域での海上保安庁の巡視船による警告のほか、外交ルートを通じて繰り返し厳重抗議をしている」と述べました。
そのうえで、「政府としては、領土、領海、領空は断固として守るという方針のもとに、引き続き、緊張感をもって、関係省庁と連携して情報収集に努めつつ、尖閣諸島周辺の警戒に万全を尽くしていきたい。同時に、中国側に対しては、引き続き、きぜんとした態度で冷静に対応していきたい」と述べました。
米国務省「尖閣諸島は日本の施政下」
アメリカ国務省の報道担当者は21日、NHKの取材に対し、「われわれの立場は変わらない。アメリカは尖閣諸島が日本の施政下にあり、日米安全保障条約第5条が日本の施政下にある領域に適用されると認識している」として、アメリカによる防衛義務を定めた日米安全保障条約の適用範囲だという立場は変わらないと強調しました。
日本政府 領有権の問題はそもそも存在しない
日本政府は沖縄県の尖閣諸島について、歴史的にも国際法上も日本固有の領土であり、現に日本はこれを有効に支配しているとして、尖閣諸島をめぐ���て解決すべき領有権の問題はそもそも存在しないとしています。
尖閣諸島の周辺海域で中国海警局の船が日本の接続水域を航行した場合には、そのつど外交ルートを通じて申し入れを行い、領海に侵入した場合は、中国による一方的な現状変更の試みに厳重に抗議するとして、繰り返し退去要求を行っています。
そのうえで、日本政府は「東シナ海の安定なくして日中関係の真の改善はない」と、外交当局間などの協議を通じて日本の立場を主張するとともに、信頼醸成に向けて意思疎通を続けています。
軍の影響力を増す「中国海警局」
沖縄県の尖閣諸島の周辺海域で活動を活発化させている「中国海警局」は、ここ数年、機構改革などを重ねて軍の影響力を増し、体制を強化しています。
「中国海警局」は2013年の機構改革で、それまで複数の省庁に分散して行ってきた、海上での巡視活動にあたる組織を統合する形で誕生し、「国家海洋局」という政府組織に属していました。
その後、おととしの機構改革で、政府組織から軍の指揮下にある「武装警察」に編入され、トップに軍の出身者が就任したほか、人員や装備も増強したものとみられています。
さらに、先月の法改正では有事の際、軍の最高指導機関である「中央軍事委員会」か、その下部組織の「戦区」の指揮を受けると定められ、軍と同じ指揮系統のもとで一体的に運用することを明確化しました。
一連の機構改革などによって、中国海警局は軍との統合作戦運用能力を高め、軍隊に匹敵する性格を帯びるようになっています。
活動は長期的な国家戦略も
沖縄県の尖閣諸島周辺での中国の公船などの活動は、習近平指導部が描く長期的な国家戦略に基づいて進められているという見方もあります。
習近平国家主席は2017年の共産党大会で、来年の中国共産党創立100年を経て、中華人民共和国建国から100年となる2049年には「社会主義の現代化強国を築く」という目標を掲げました。
さらに「今世紀半ばまでに世界一流の軍隊を作り上げる」としていて、軍事力を含む国力を高め、アメリカを超える世界一の強国を目指しているとみられます。
同時に、海洋権益の確保やシーレーン=海上交通路の確保などを目的に「海洋強国」の建設を掲げ、海軍や空軍の装備を増強して遠方での展開能力の向上を図っています。
尖閣諸島は、中国が防衛ラインとみなし、太平洋と東シナ海を隔てる「第1列島線」のそばに位置することから、中国としては戦略的な観点からも、この海域での影響力を誇示し、領有権の主張を強めていくものとみられます。
中国 日本の実効支配を突き崩すねらいか
中国政府は沖縄県の尖閣諸島について「中国固有の領土だ」と主張し、日本政府が国有化した2012年9月以降、周辺海域での公船の活動を一気に活発化させ、接続水域での航行だけでなく、日本の領海への侵入を繰り返しています。
日中関係が改善に向かう中で、去年6月には、習近平国家主席の国賓としての日本訪問が合意されましたが、外交上の姿勢とは裏腹に尖閣諸島周辺での挑発的な動きを続けています。
ことし5月には、尖閣諸島沖の日本の領海に侵入した中国海警局の船が日本の漁船を追尾したほか、今月にも、一時、日本の漁船に接近しました。
これについて、中国外務省の報道官は「日本の漁船が中国の領海で違法に操業していたため、海域から出るよう求めた」と述べて、みずからの行動を正当化したうえで、逆に日本に対し「新たな争いごとを作り出さないよう求める」と一方的に主張しました。
さらに先月には、尖閣諸島周辺とみられる東シナ海の海底地形、合わせて50か所に名称をつけたと発表し、この中には中国が主張する「釣魚島」という呼称の一部を使った地名も含まれ、日本政府が中国側に強く抗議しています。
中国としては、尖閣諸島周辺での公船の活動を既成事実として積み重ねるとともに、パトロールや取締りと称した活動を繰り返して主権を行使しているかのようにアピールすることで、日本による実効支配を突き崩すねらいがあるものとみられます。
中国は去年、4年ぶりに発表した国防白書でも「島の海域でパトロールを行い主権を行使していく」と明記していて、みずからの領有権の主張については一切妥協しない姿勢を示しています。
中国の海洋進出に対抗する米
アメリカ政府は沖縄県の尖閣諸島について、日本の施政下にあり、アメリカによる防衛義務を定めた日米安全保障条約の適用範囲だという立場で一貫しています。
アメリカ政府のこうした立場は、トランプ政権になって以降も日米首脳会談などの場で確認されてきたほか、国務省は今月15日、NHKの取材に対し、尖閣諸島について「日本の施政下にあり、日本の施政下にある領域には日米安全保障条約第5条が適用されると認識している」とコメントしました。
また、エスパー国防長官は21日の講演で「中国の人民解放軍が、日本の施政下にある尖閣諸島の周辺水域に侵入する回数も時間も増えている」と述べ、中国の艦船が沖縄県の尖閣諸島の周辺で活動を活発化させているという認識を示し、警戒感をあらわにしました。
一方、南シナ海をめぐって、トランプ政権は、領有権争いの当事国どうしでの解決を促すとしてきた、これまでの立場を転換しました。
ポンペイオ国務長官は13日、中国が南シナ海のほぼ全域の権益を主張するのは「完全に違法だ」とする声明を発表。中国の違法な領有権の主張に対しては、フィリピンなど相手国の側を支援して対抗していく新たな方針を打ち出したのです。
アメリカが立場を転換した背景には、各国が新型コロナウイルスへの対応に追われるさなかにも、中国が南シナ海や東シナ海での軍事的な活動を活発化させているとの強い危機感があります。
中国海軍が今月上旬、南シナ海と東シナ海、それに黄海の3つの海域で、同じ時期に異例の軍事演習を実施したのに対し、アメリカ海軍も今月上旬、2隻の原子力空母を南シナ海に派遣し、軍事演習を実施。米中が同じ時期に同じ海域で大規模な軍事演習を実施するという異例の事態となりました。
さらに、アメリカ海軍は今月中旬にも再び南シナ海に2隻の原子力空母を派遣して軍事演習を実施しており、中国の海洋進出に対抗する姿勢を鮮明に打ち出しています。
中国船の活動に「執よう」の表現は初 防衛白書
防衛省は、ことしの防衛白書で、中国当局の船が沖縄県の尖閣諸島周辺の接続水域で活発に活動している状況を取り上げ「力を背景とした一方的な現状変更の試みを執ように継続しており、事態をエスカレート��せる行動は全く容認できるものではない」としています。
尖閣諸島周辺での中国当局の船の活動をめぐって、防衛白書で「執よう」という表現が用いられたのは、ことしが��めてで、防衛省は「たび重なる抗議にもかかわらず、活動を繰り返している実態を反映させた」としています。
尖閣諸島周辺で主に活動している中国海警局の船には、海上保安庁が対応していますが、過去には中国の潜水艦やフリゲート艦が、領海のすぐ外側の接続水域を航行したこともあります。
一方、中国はことし、空母を沖縄本島と宮古島の間の海域で初めて往復させるなど、太平洋側への進出も強めていて、防衛省は護衛艦や航空機などによる警戒を強化しています。
中国公船のこれまでの動き
尖閣諸島の周辺海域における中国公船の動きをまとめました。
海上保安庁によりますと、日本政府が尖閣諸島を国有化した平成24年9月以降、尖閣諸島の沖合では、中国公船による接続水域での航行や領海侵入が頻繁に確認されています。
中国公船の接続水域での航行を年別に見てみると、平成24年が91日、平成25年は232日、平成26年は243日、平成27年は240日、平成28年は211日、平成29年は171日、平成30年は159日となっていて、平成27年からは減少傾向にありましたが、去年は一転して急増し、282日と過去最多となりました。
また、今回のケースを除くと、これまでの連続航行した日数で最も長かったのは、去年4月から6月にかけて続いた64日でした。
24時間体制で警戒・監視
中国が海洋進出を強める中、海上保安庁は体制を強化して警戒・監視を行っています。
尖閣諸島の周辺海域の警備を巡っては海上保安庁は大型の巡視船12隻を専従としているほか、複数の航空機も運用することで24時間体制で警戒・監視にあたっています。
また、海上保安庁では所有する船や職員も増やしています。
大型の巡視船は平成24年度の51隻から昨年度は67隻に増やしたほか、ことしの定員はおよそ1万4300人で、平成24年と比べると1600人ほど増えています。
中国は尖閣諸島以外でも領有権を主張
中国は沖縄県の尖閣諸島のほかにも、みずからの領有権を主張する動きを強め、周辺国との対立を深めています。
このうち、各国が領有権を争う南シナ海では、「九段線」と呼ぶ独自の境界線をもとに、ほぼ全域の管轄権を主張し、ことし4月には南沙諸島=英語名・スプラトリー諸島と西沙諸島=英語名・パラセル諸島などを、それぞれ管轄する新たな行政区を設置すると、一方的に発表しました。
また、南沙諸島では、岩礁を埋め立てて人工島を造成し、滑走路やレーダー設備など軍事関連の施設を整備するなど、実効支配を強めています。
こうした中、ベトナム政府によりますと、ことし4月から先月にかけてベトナムの漁船が中国海警局の船に沈没させられたり、中国の船に襲撃されたりする被害が相次いで起きているということです。
こうした動きを受けて、アメリカのポンペイオ国務長官は今月13日、声明を出し「中国の南シナ海のほぼ全域における海洋権益の主張は完全に違法だ」として、これまでの当事国どうしでの解決を促す立場から踏み込んで、中国への対抗姿勢を鮮明にしています。
また、これまで経済面での関係を重視して直接的な対立を避けてきたASEANの国々の間でも、中国への不信感から外交姿勢を転換する動きが顕著になっています。
このほか、中国とインドの国境地域にある係争地帯では、先月15日、双方の軍が衝突し、インド軍はインド側の20人が死亡したと発表しています。
中国はさらに、インドが影響力を持つブータンでも、東部にある野生生物保護区の領有権を主張��ていたことがわかり、周辺国の間で警戒感が強まっています。
台湾外交トップ「中国の現状変更に警戒」
台湾の呉※ショウ燮外交部長は22日、海外メディアを対象に記者会見を開きました。
台湾は、沖縄県の尖閣諸島について領有権を主張していますが、呉部長は、尖閣諸島周辺海域での中国公船の活動について「中国海警局の船が連続で100日間も入ったことは過去になく、もし日本の公船や漁業者が追い払われることになれば現状の変更となり、心配している」と警戒感を示しました。
また、呉部長は、中国軍機が先月、ほぼ連日にわたって台湾の空域に進入していたことを明らかにし、「中国は台湾周辺の現状も変えようとしている」として強い懸念を示しました。
そのうえで、尖閣諸島や台湾の周辺で活発化する中国の活動を念頭に「台湾と日本の運命は緊密に結び付いており、関係を促進しなければならない」と述べました。
※金へんに「りっとう」
中国外務省「島は中国固有の領土」
中国外務省の汪文斌報道官は22日の記者会見で「島は古くから中国固有の領土であり、中国海警局の船が周辺海域のパトロールを行うことは中国固有の権利だ」と述べ、従来の立場を改めて主張しました。
そのうえで、日本政府が繰り返し抗議していることについて「受け入れない」としたうえで、「両国は双方の共通認識にもとづいて、事態をエスカレートさせないようにすべきだ」と述べて、日本側に反論しました。
専門家「中国の最終目標は領有権を日本から奪うこと」
中国の安全保障に詳しい防衛省防衛研究所の飯田将史主任研究官は「中国としては、尖閣諸島周辺でのプレゼンスを着実に高めるのがねらいだ。最終的な目標は、尖閣諸島の領有権を日本から奪うことであり、そこに向けて着実に一歩一歩ステップを踏んできていて、今回の事態は起こるべくして起きた」と話しています。
そのうえで「中国はアメリカとの関係が悪化する中で、防衛上の観点から西太平洋に軍事力を展開する動きを強めているが、その通り道である東シナ海や南シナ海は戦略的に重要な地域だ。各国が新型コロナウイルスへの対応に追われる中、中国はアメリカ軍や自衛隊、海上保安庁の対応能力が低下しているのではないかと見ている向きもあり、尖閣諸島周辺での活動を通じて、日本やアメリカの出方を探ろうとしているのではないか」と指摘しています。
飯田氏は、中国は公船の大型化や武装化を進めながら、今後も尖閣諸島周辺での活動をエスカレートさせることが考えられると分析したうえで、「中国によるプレゼンスの高まりを止められていないのが現状だが、日本の対応次第では、中国がより強硬な姿勢に出る口実を与えることも懸念される。日本としては『この一線を越えることは許されない』という決意を中国にどのように示すかが問われている。政策面での周到な準備や対応能力の強化を図るとともに、場合によっては法整備なども含め、対応を抜本的に見直していくことが不可欠な状況になりつつある」と話しています。
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2020年1月:九州ほか訪問メモ(1/24 ���〜松山)
2020年1月20日〜25日にかけて、九州から山口・広島・愛媛と回った旅のメモのその5。
5日目は呉市街と江田島を見、松山へ移動という具合。
起床後、荷物をまとめて呉駅へ。駅のコインロッカーに荷物を入れて江田島(小用港)行きの高速船に乗る。
写真を見ても分かる通り大きくはない船が飛ばすので揺れる揺れる。小用の港の桟橋につけたあとも結構揺れていたので帰りはフェリーにしようと決めた。(呉〜小用は高速船とフェリーの2タイプの船が結んでおり、所要時間が10分ほど異なる)
小用港〜江田島(第一術科学校)正門を徒歩で移動し(雨でなくよかった)、10:30の回で第一術科学校見学。
平日ながら20人ほどでガイドの方に連れられて基地内を歩く。
これははいふりのロケ地巡りとなるのだろうか…(はいふりの劇中に登場する横須賀女子海洋学校の建屋のデザインと配置は江田島の海上自衛隊幹部学校、大講堂のもの)。
幹部学校にはちょうどどなたか海将補が来校されていたらしく、海将補の階級章をダッシュボードにさした公用車が止まっていた。
大講堂(海側)。
大講堂(内部)。
これも戦前からの建物である教育参考館(内部撮影禁止)では時間がとにかく足りない。ちゃんと見ようと思ったら少なくとも都合3回くらい来ないとならないのではないか…。
意外だったのは館内に横山大観と藤田嗣治のかなり大きなサイズの絵が展示されていたことか。後者については戦後、藤田嗣治がフランスに移住するきっかけともなった戦争画の展示であった。
海龍や甲標的などもざっくりと見てタイムアップ。
見学者も利用可能な食堂で(ちょうど金曜だったこともあり)カレーをいただいてから小用港に戻り、フェリーで呉へ。
フェリーだと揺れが少ない上、外で撮影できるので岸壁の護衛艦(と、もしいれば米艦)の写真が撮りやすい。
今回はちょうど出航して行くおやしお型潜水艦の写真を撮ることができた。この写真、いずれも小さいが奥の方に画面右から音響測定艦はりま、潜水艦救難艦ちはや、さらにX舵を備えたそうりゅう型を含む第1潜水隊群の潜水艦も写っている。
他にも色々と写真は撮れたが、あぶくま(左)とやまゆき(右)の写真を貼っておくことにする。(画面右で桟橋を挟んで見切れているのはうみぎり、左に艦体の端がうつっているのはくにさき)
呉の陸地に戻ってだいたい13時過ぎ。呉の市街も歩きたいとなると、やまとミュージアムとてつのくじら館のどちらかを選ぶしかない‥…ということで潜水艦の現物が見られるてつのくじら館を選ぶ。
同じく海上自衛隊の施設である佐世保のセ��ルタワーが海軍から海上自衛隊の歴史を概観しようとする網羅的な内容なのに対して、てつのくじら館は掃海と潜水艦にスポッ��を当てているのが非常に面白かった。……向かいにやまとミュージアムがあるからかもしれないけど。
あきしお艦内ではレバーなどの細かい写真を撮っていたら、平日でお客さんが少ないせいもあったのか、ありがたいことにブリッジにいた解説員の方(現役時代は潜水艦に乗っておられた方なのだろう)が警報ブザーを実際に鳴らしてくださった。(ブザーはちゃんと鳴るようになっているのに驚いた)
その方曰く、上の写真にあるように警報は3種類あるが、(ベントが破損して)沈没に直結する可能性が一番高いのが衝突なので、この3つのレバーを同時に操作した場合は鳴るのは衝突警報とのことであった。
上の写真でちらっと見切れている艦内の状況チェック用の板がこちら。
こちらの使い方も教えていただけた。整備盤の方は右か左かのどちらかに動かすだけだそうなのだが、潜航準備盤の方はいざ潜るとなったとき、部署からの準備完了連絡があったらまずは中央に板を動かして、さらに部署の担当幹部の確認(ダブルチェック)ができた段階で済にする、とのこと(上の写真では全部署が準備済となっている)。非常に興味���い細かい話を伺えた。
鉄のくじら館を退出後、呉の街をふらふら。
青山クラブや呉海軍病院の階段、さらにはJMUのドックを見られる公園などを歩いて巡る。
青山クラブ(旧海軍下士官・兵集会所)。
呉海軍病院の階段。
JMUの呉事業所、大和を建造したドックがあった跡地。建屋のあたりが大和ドックの跡地で、大きな屋根の左半分あたりがまさに建造中の大和を隠匿するために作った屋根とのこと。
そうこうしているうちに松山行きのフェリーの時間が近づいてきた。呉駅で荷物を出して、再び呉港に戻る。
気がついたらずいぶんと船に乗る機会が多かった今回の一連の行程だが���都合6回船に乗っている)、最後に乗るのが呉港から松山観光港へのフェリー。乗ったのは瀬戸内海汽船所属の四万十川という船だった。
今回この呉港〜松山観光港の航路のフェリーにはじめて乗って驚いたのが、呉を出てすぐの音戸の瀬戸という非常に狭い水路を抜ける箇所。左右の窓から間近に街灯が見えて何事かと思った。これは日中乗るともっとおもしろそうなので、今度は日中に乗ってみたいもの。
あと日曜にしか公開しない施設(現在呉地方隊が使っている旧呉鎮守府の建物とか)があるようなので再訪にあたってはそのあたりも要検討。
松山観光港からは伊予鉄道にて松山市街に出、投宿。この日の行程を終了した。
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The trip of -ROUTE 45- “day2-4 and the Epilogue”
大湊といえば、海上自衛隊ですよね。
呉や横須賀などと比べると比較的マイナーな基地ですが、個人的には少し思い入れのある場所です。
雨濡れの護衛艦は勇ましいですね。
手前がたかなみ型汎用護衛艦 DD-114 ’すずなみ’ 奥がむらさめ型汎用護衛艦 DD-103 ’ゆうだち’です。
2枚目は途中で見た、山霧がきれいだったので適当に撮影。
このあと、帰路でもう一泊するつもりだったのですが、帰っている途中で、
「あれ?これ今日中に帰れるんじゃ…?」
と思ってしまい、10時間連続ドライブという無茶を敢行してしまいました…
往路は完全に下道を通ってきたのですが、復路は自動車専用道路の無料区間をフル活用して帰りました。
深夜12時近くに自宅にゴールしたときは意外と行けるもんだな!と思いましたが、100km/h巡航してる途中に何度も眠気に襲われ、こういう感じで事故って起きるんだな…と思いました。
結局、事なきを得ましたが、今思えば結構ヤバかったかもしれません…恐怖!
ということで、ここで The trip of -ROUTE 45- は終了です!
久々の旅行でしたが、結構楽しめたと思います。
また、機会があれば旅行したいですね。
次はしっかり計画を立てて行きます…笑
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掃海艦「えたじま」江田島湾停泊 日没に自衛隊旗降納 20人あまりの隊員が見守る中、日没の時間に自衛隊旗が降納されました。 3月16日に就役し、22日、母港となる海上自衛隊呉基地に配属された掃海艦「えたじま」が、名前の由来となった江田島湾に停泊していました。 「えたじま」は、基準排⽔量690トン。最⼤速⼒は約14ノットで乗組員は約60⼈です。 太平洋戦争が終わってが80年近くなる現在でも機雷が発見されており、その除去に活躍しています。掃海艦は海に敷設された機雷を無害化し、海域を安全にするための船です。⼀般的に⼩型のものを掃海艇、⼤型のものを掃海艦と呼びます。 掃海艦が呉基地に配備されるのは初めて。機雷対策で船体は非金属で、木造の掃海艇に代わり、軽く丈夫な繊維強化プラスチック(FRP)複合材で造られました。 後方には古鷹山の稜線を望む江田島湾。自衛隊旗が降納されたときに電飾が輝きました。 Sweeping ship "Etajima" anchored at Etajima Bay, SDF flag surrendered at sunset The Self-Defense Forces flag was surrendered at sunset time while about 20 members were watching. She was commissioned on March 16th, and on the 22nd, the scavenger "Etajima" assigned to her home port, the Maritime Self-Defense Force Kure Base, was anchored in Etajima Bay, where her name was derived. .. "Etajima" has her standard displacement of 690 tons. Her fastest power is about 14 knots and her crew is about 60 people. Even now, nearly 80 years after the end of the Pacific War, her mines have been discovered and are working to eliminate them. A minesweeper is a ship that detoxifies mines laid in the sea and makes the sea area safe. Generally, small boats are called minesweepers, and large boats are called minesweepers. This is the first time a minesweeper has been deployed at Kure Base. As a measure against mines, the hull is non-metal and is made of a light and durable fiber reinforced plastic (FRP) composite instead of a wooden minesweeper. Etajima Bay overlooking the ridgeline of Mt. Furutaka in the rear. The lights shined when the Self-Defense Forces flag was surrendered. #掃海艦えたじま #日没 #海上自衛隊 #自衛隊旗 #降納 #ラッパ #掃海艦 #えたじま #江田島湾 #江田島 #江田島市 #湾 #SweeperEtajima #Sunset #MaritimeSelfDefenseForce #Self #Defense #Force #flag #Delivery #Trumpet #Sweeper #Bay #EtajimaBay #Edajima #Way #JMSDF https://www.instagram.com/p/CNNEpvFD1_d/?igshid=1plqfzb768ms1
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