#水玉模様
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recentfavoritesongs · 3 months ago
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もう一度聴きたいとずっと思ってたけどSpotifyにあった。Apple Musicでも配信してほしい。
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kinemekoudon · 2 months ago
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【2話】 はじめてLSDをやったときのレポ 【さいばーひっぴーができるまで】
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 僕と友人の“しのはる”は、LSDがどういう効果をもたらすのか特に分かっていなかったが、お気に入りのプッシャーからLSDを引いてみて、早速試してみることにした。 
僕らは馴染みの公園に行き、緊張の中LSDを摂取したのだが、初めてのLSDは量が少なかったのか、高揚感や感情の増大などの効果はあったものの、幻覚を見るまでには至らなかった。 
ただそれでも、ファミレスで2時間ほど互いに絵を描くことに没頭して奇妙な絵を描いたり、途中で雨が降ってきたのに雨を浴びるのが気持ちいいからと傘もささずに笑顔でびしょ濡れになったりしていて、初めてのLSDは十分愉快で興���深い思い出ではあった。 
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―――僕らはそれからもLSDを引いて、数回ほど、1ヒット分(100μg分)のLSDの体験をしていたのだが、LSDトリップの醍醐味を味わうことができた体験は、初めてのLSD体験から約1年後のことであった。 
このときは、しのはると大学時代の友人でLSD初体験の“イシカワ”を呼び、3人で公園に行って、LSDを摂取した。またこのときは、Twitter上で“地下薬局”と名乗るプッシャーから引いてきた、角砂糖に垂らされたLSDを摂ったのだが、今までのLSDの2倍ほどの効果を感じられるものだった。 
 摂取してから1時間ほど待つと、視界はシラフのときより俄然明るく、輝かしく見えていて、芝生の緑や空の青々しさ、駆け回る少年の頬の赤らみなどが強調されていたし、なんの変哲もないただの公園なのに、あらゆる対象物に新奇性を覚えるほど、童心に帰ったような感覚で物事を見られるようになっていた。 
僕は長らく、地べたにあぐらをかいて座り、公園の池の水面に浮かんだ油膜(それは鮮やかな虹色に発光するマーブル模様に見えている)を恍惚と眺めていた。すると、飛んできた鴨がその池の上に着水したのだが、不思議なことに、その様子はスローモーションがかかったように見え、翼の動きの一つ一つを鮮明に捉えることができた。 
鴨は池の上を優雅に遊泳し始め、その油膜の上を通る。鴨の後方に次々と生まれる水面に広がる波紋の一つ一つが、極彩色に煌めくマーブル模様を帯びて、ゆっくりと広がっていく……。 
そしてふと、「このサイケデリックな感覚のまま大麻を吸えば、もっと高みにイけるのではないか」と思い立たった。僕は2人に声をかけると、景気良く極太ブラントを作って、3人でそれをまわすことにした。 
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 手始めにひと吸いすると、それだけで視界の奥行き感がなくなり、平坦な2次元動画のように見えてきた。さらに、外界の全ての動きがスローになり、鳥のさえずりや車の走行音などの環境音にはエコーがかかっているように聞こえ始めた。 
この時点で、すでに現実の現実感がなくなったように感じていて、「今回こそ戻れないほどやりすぎてしまった」とかなり切迫していたのだが、もうどうにでもなれという気持ちで、それからも二巡三巡とまわってくるブラントを吸い続けた。 
公園に生えている木の幹は、呼吸をしているように内側に収縮したり外側に拡張したりしていて、木々が呼吸しているように思えた。さらに深く吸うと、規則性を持って複雑に変化する半透明の幾何学模様が視界全体に現れ、その半透明の幾何学模様越しに、呼吸をしている木々が見えていた。地面は海のように波打って動いているように見え、その波打ちの残像まで見えていて、波打つ地面は遠くなるに連れて微妙に反り返っている。 
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視覚だけではない。思考は次から次へと矢継ぎ早に連想されながら流れていて、その矢継ぎ早に流れている思考とは別に、バックグラウンド再生のように同時に矢継ぎ早に流れる思考があった。そのため、思考を一つに絞って処理するのが難しく、思考を口に出そうとしても、思考の速さに口の動きが追いつかなくなっていた。 
しかも短期記憶がほとんどなくなっていて、ついさっき浮かんだ思考が思い出せなくなっていたので、なんとか紡いだ言葉を口に出しても、言葉を口にした時点で何を喋ろうとしていたか思い出せなくなっていた。 
そんなこんなで、やっとのことで極太ブラントを吸い切ると、ついには“目の前の光景を細部まではっきりと見ることができているのに、見ているものがなんなのか認識できない”という状態になった。 
その刹那、「もう戻れないのではないか?」という考えがよぎってしまい、その考えを元に高速で恐怖の連想ゲームが始まった。絶望感で声が出せなくなった。 
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しのはるも僕と同様に、声を出せないか、声を出せても支離滅裂なことしか発せられていなかったので、僕はパニック状態になりつつも、“彼も同じように狂人になっている”と悟って、少し安心した。 
ところが、イシカワは平然とした口調で、「お腹すいた。寿司でも食う?」などと呑気なことを言っていた。僕としのはるは、当然まともに言語を話せる状態ではなかったので、顔を見合わせ、テレパシーを使って「こいつとは次元が違う」などと会話をした(LSDの統合失調症様の効果で、相手の思考が読み取れて自分の思考が伝わっていると思い込んでいただけではあるが)。 
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僕はイシカワに対して、「こんなキチガイが公園の外に出ていいわけがないし、食事するにしてもナマものは気持ち悪いから論外」などと伝えたかったのだが、イシカワも僕としのはるの異常な様子に少し脅えた表情をしているように見えたので、「一旦…それぞれ一人になって…みない?」などと必死に言葉を紡いで喋ると、しのはるはよくぞ言ってくれたという表情で「そうしよう」とだけ言って、そそくさと離れて行った。 
イシカワはわけがわからないようで困惑していたが、僕も最後の力を振り絞って、「ごめん、もう…幻覚が凄くて…」などと言って、イシカワから離れた場所に歩いて行き、平たい地面の上に座り込んだ。 
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地面に座り込むと、現実の瑣末な事象から解放され、一気に幻覚ワールドに引き込まれる感覚があった。僕はどういうわけか、その感覚に集中できることに安心感を覚えていた。 
座り込んだまま上空を見上げると、網目の中一つ一つに目玉があるドーム状の蜘蛛の巣が空の全体を覆っているように見えていた。 
僕はその幻覚に圧倒されて、後ろにぶっ倒れるようにして仰向けに横たわった。仰向けになると、その幻覚は次第に色濃く迫力を増し、完全に周囲を覆っていった。 
次第に、その幻覚は、視界に映っているだけという認識ではなくなっていって、“むしろ実際の現実の光景より現実っぽく思える”という、摩訶不思議な感覚になっていった。 
どう考えても“まともでない側の人間”に、僕がその“当事者”になってしまったという事実に、僕は極度のスリルを感じたが、その感情と同時に、目を瞑ったらより深い幻覚ワールドに没入できるという期待もあったので、僕はゆっくりと目を瞑り、LSDに身を預けることにした。 
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―――僕は奇妙なフラクタル構造の幾何学模様に360度覆われた空間にいた。その幾何学模様は僕の脳に保存されている記憶とは全く関連がない���うな、まるで見たこともなく、この世のものとは思えない��ターン・構造・配色に次々と変化をしていき、それは無限に変化していく……。 
僕はいつの間にか身体感覚を認識できなくなっていて、現実世界とは切り離された、魂の空間とでもいうような世界に入っていき、現実の事象―ここがどこで、僕は誰で、今は何時で、何を摂取してこんなことになっているのか―などが、まるでわからなくなっていた。 
 ここから記憶は曖昧だが、気づくと、先の見えない遥か上空まで続いている高い塔に沿って、魂だけの自分が上空に向かって凄いスピードで進んでいた。上空に進めば進むほど、現実世界がどんどん遠のいていくような感じがして、これはとても言葉では言い表せないほどに爽快だった。 
すると、スピードは次第に弱まり、フリーフォールのように猛スピードで落下していった。面白いことに、落下するごとに徐々に現実の事象が思い出されてきて、地面に直撃する寸前で身体感覚や現実の記憶を取り戻した。 
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 と、思ったら、自分の過去をプレイバックするように高速で時間の巻き戻しが始まり、一人称視点で、学生時代から少年期、さらに覚えているはずのない幼少期から乳児期まで遡り、母親の胎内へ入っていった。 
すると途中で、逆再生は止まり、今度は未来方向に向かって、高速で早送りされる映像が始まった。再び一人称視点で、誕生から今生きている時間まで進んでいったが、さらに現在を通過して、数分後の未来から自分が老いて死ぬまでの主観映像を見た。不思議なことに、これらの各瞬間は主観的に現実感があり、“今”の事象として認識されていた。 
それから自分が死んだ後も、映像の早送りは続き、さらにその先の自分の死後の世界の映像を少し見させられ、また逆再生が始まった。そして未来の死の状態から生の状態に、さらに巻き戻って、現在の時間に戻った瞬間、急に意識がはっきりし、僕はその勢いで目を開けて上体を起こした。辺りを確認すると、少し離れた場所にいたしのはるも、ちょうど上体を起こしてこちらを見ていた。 
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 今でこそサイケデリック体験についてある程度理解はできているけど、当時はこの体験がなんのことかまるでわからず、SFやファンタジーのような摩訶不思議な世界に放り込まれたような気持ちだった。 
しのはるも僕と同じように神秘体験をしていたようで、僕らは興奮しながら、ただ顔を合わせ、互いに言葉にできない想像を絶する体験をしたことを感覚的に共有した。 
 その後、僕らはとりあえず作戦会議をしようという話になり、ガストに行くことにした。言葉にするのはとても難しかったけど、どうにかお互い自分の体験を言葉にした上で、「LSDによる神秘体験を幼馴染と共有できていることの奇跡」などについて、恥ずかしげもなく語り合った。 
また、僕たちはこの体験を通して、「死とは自分にも訪れるものなのだ」という本来当然の事実を、自分の肉体をもって理解することができたと感じていた。漠然と抽象的に、他人事としてイメージしていた“死”という概念の実態を掴めた気になって、死に対する恐怖心が薄れている感覚があった。 
それと同時に、「今までいかに自分の人生に当事者としての自覚を持たずに、世間に合わせて流されるままに生きてしまったのだろう」とか、「どうせ死ぬのになぜお行儀よくしていたのだろう」というような後悔の念を強く抱いた。 
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 そうして一通り話を終えた頃には、LSDの効果が下がっていて、サイケデリックな感覚は失われていってきていた。ただしかし、シラフに戻れば大丈夫という話ではなかった。臨死体験と括るだけでは物足りない神秘体験をしたということは、今後の一生を大きく変えるターニングポイントであり、一生忘れることのない体験なのだと思った。 
そういえばよく覚えていないけど、トリップ中に体験していた“自分が死ぬまでのヴィジョン”は、このままの人格や生活環境であると、面白みのない人生を送って寂しく死んでいくという印象の体験だった。 
 ところで、イシカワはというと、そもそも僕としのはるほど大麻を吸っていなかったらしく、それによってトリップの深度の差ができていたようだった。とはいえ、イシカワも十分トランス状態ではあったので、僕としのはるが仰向けになってブッとび出したあたりで、その状況が猛烈に恐ろしくなったらしく、ひとりで電車に乗って、人混みに怯えながらどうにか帰ったらしい。 
後日、イシカワにはちゃんとワケを話して、「ブッとびすぎててごめん」などと言って謝った。ただでさえイシカワは初体験なのだから、さぞかし怖かったんだろうなあと思う。 
つづく(この物語は雑誌「さいばーひっぴー」の「さいばーひっぴーができるまで」に載っている内容とほぼ同じものです)
この物語はフィクションです。また、あらゆる薬物犯罪の防止・軽減を目的としています( ΦωΦ )
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aticketplz · 7 months ago
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よく見るとかわいい水玉模様をしてるな
沼津港深海水族館
Upon closer inspection, I see you're wearing polka dots.
Numazu Deepblue Aquarium
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apothecaryscript · 7 days ago
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Episode 2 (Ep.26): Caravan / 第2話(第26話)『隊商(キャラバン/Kyaraban)』
壬氏「今回のキャラバン、業者の数も商品の種類も多いな…」
Jinshi “Konkaino kyaraban, gyoshano kazumo shohinno shuruimo ooina…”
Jinshi “The caravan this time has more merchants and goods than before.”
高順「異国の特使を迎える先行隊ゆえ、いつもより規模が大きく期間も長いと聞いております」
Gaoshun “Ikokuno tokushi’o mukaeru senko-tai-yue, itsumo-yori kiboga ookiku kikanmo nagaito kiite-orimasu.”
Gaoshun “Apparently it’s the advance party to the special envoy of a foreign nation. As such, it’s larger-scale and scheduled to stay longer.”
壬氏「宴席の準備はどうだ?」
Jinshi “Ensekino junbiwa doda?”
Jinshi “How’s the welcome banquet prep going?”
高順「接待担当の高官が進めています」
Gaoshun “Settai-tantono kokanga susumete-imasu.”
Gaoshun “A high-ranking officer in charge of receptions is working on it.”
壬氏「そうか。大事な外交の相手だ。引き続き頼む」
Jinshi “Soka. Daijina gaikono aiteda. Hiki-tsuzuki tanomu.”
Jinshi “Good. This is an important diplomatic partner. Keep up the good work.”
高順「御意」
Gaoshun “Gyoi.”
Gaoshun “Understood.”
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紅娘��湿気も多くなってきたし、そろそろ衣替えをしようと思います。まずは衣装の整理から。桜花、愛藍、猫猫」
Hon’nyan “Shikkemo ooku-natte-kitashi, soro-soro koromo-gae’o shiyoto omoi-masu. Mazuwa ishono seiri-kara. Infa, Airan, Maomao.”
Hongniang “It’s starting to get more humid. I think it’s time for a wardrobe change. First, we’ll organize our outfits. Yinghua, Ailan, Maomao.”
桜花・愛藍「はい」
Infa, Airan “Hai.”
Yinghua & Ailan “Yes.”
猫猫「はい、紅娘様」
Maomao “Hai, Hon’nyan-sama.”
Maomao “Yes, Lady Hongniang.”
紅娘「貴園は鈴麗公主のお世話をお願いね」
Hon’nyan “Guienwa Rinrī-himeno osewa’o onegaine.”
Hongniang “Guiyuan, please tend to Princess Lingli.”
貴園「分かりました」
Guien “Wakari-mashita.”
Guiyuan “Yes.”
桜花「流行遅れのデザインも結構あるのよね。これはまだいけるかな。あっ。こっちは一時期すごく流行ったんだけど、流行りものって時期が過ぎると途端に使えなくなるのよね」
Infa “Ryuko-okureno dezainmo kekko aruno-yone. Korewa mada ikeru-kana. A. Kocchiwa ichi-jiki sugoku hayattan-dakedo, hayari-monotte jikiga sugiruto totanni tsukae-naku-naruno-yone.”
Yinghua “Some of the designs are out of style. This one’s still good. Oh, this one was super popular for a while, but you know how fads can be quick to go super stale?”
猫猫「古いのはどうされるんですか?」
Maomao “Fufui-nowa do sarerun-desuka?”
Maomao “What happens to the old outfits?”
桜花「職人が作り直して、玉葉様の故郷、西方で配るのよ」
Infa “Shokuninga tsukuri-naoshite, Gyokuyo-samano kokyo, saihode kubaru-noyo.”
Yinghua “Some craftsmen rework them, and they get handed out in the western region, Lady Gyokuyou’s home region.”
猫猫「へぇ…では念のため、防虫用の香草を入れておきますね」
Maomao “Hee… Dewa nenno-tame, bochu-yono koso’o irete-oki-masu-ne.”
Maomao “I see. In that case, I’ll put in some insect-repellent herbs.”
桜花「うん、お願い」
Infa “Un, onegai.”
Yinghua “Yes, thank you.”
愛藍「そう言えば、もう少ししたら新しい侍女が来るわよ」
Airan “So-ieba, mo sukoshi shitara atarashii jijoga kuru-wayo.”
Ailan “Oh, by the way, a new lady-in-waiting is coming soon.”
猫猫「新しい侍女?」
Maomao “Atarashii jijo?”
Maomao “A new lady-in-waiting?”
愛藍「玉葉様のご懐妊で今以上に人手が必要になるから」
Airan “Gyokuyo-samano go-kainin-de ima-ijoni hitodega hitsuyoni naru-kara.”
Ailan “Now that Lady Gyokuyou is pregnant, we’ll need more help.”
桜花「他にも理由はあるわよ。50人以上も侍女や下女を引き連れて入内した妃がいるんだから、玉葉様だってねぇ」
Infa “Hoka-nimo riyuwa aru-wayo. Goju-nin-ijomo jijoya gejo’o hiki-tsurete judai-shita kisakiga irun-dakara, Gyokuyo-sama-datte-nee.”
Yinghua “There’s another reason. Another concubine joined with more than 50 ladies-in-waiting and servant girls. Lady Gyokuyou needs a few more too, you know?”
猫猫(楼蘭妃のことか。確かに、帝の寵妃である玉葉様の侍女が5人しかいないのは世間体が悪い)
Maomao (Roran-hino kotoka. Tashikani, mikadono chohide-aru Gyokuyo-samano jijoga go-nin-shika inai-nowa seken-teiga warui.)
Maomao (Concubine Loulan, I bet. It makes sense. Lady Gyokuyou having only five ladies-in-waiting despite being the emperor’s favorite sends the wrong message.)
桜花「水晶宮の梨花様のところでさえ、下女も含めて30人なのに、柘榴宮はその倍よ!おかしくない!?」
Infa “Suisho-kyuno Rifa-samano tokorode-sae, gejomo fukumete sanju-nin-nanoni, Zakuro-Kyuwa sono bai-yo! Okashiku-nai!?”
Yinghua “The Crystal Pavilion for Lady Lihua has thirty, including servant girls. The Garnet Pavilion has double that! That feels wrong, doesn’t it?”
愛藍「桜花、そんなこと言ったらまた紅娘様に怒られるわよ」
Airan “Infa, sonna-koto ittara mata Hon’nyan-samani oko-rareru-wayo.”
Ailan “Yinghua, don’t talk like that. Lady Hongniang will scold you.”
桜花「だってぇ」
Infa “Dattee.”
Yinghua “Come on!”
愛藍「さてと、だいぶ片付いたわね」
Airan “Sateto, daibu katazuita-wane.”
Ailan “Well then, we made some good progress.”
猫猫「こんなに減らしてよかったのですか?」
Maomao “Konnani herashite yokattano-desuka?”
Maomao “Is it all right to have so few?”
愛藍「大丈夫。新しいのを何着か注文しているし」
Airan “Daijobu. Atarashii-no’o nan-chaku-ka chumon shite-irushi.”
Ailan “It’s fine. We already ordered a few new ones, and…”
桜花「それに、もうすぐキャラバンが来るの!」
Infa “Soreni, mo-sugu kyarabanga kuruno!”
Yinghua “And besides, the caravan will arrive soon!”
猫猫「キャラバン?」
Maomao “Kyaraban?”
Maomao “Caravan?”
愛藍「前に来た時は、猫猫はちょうどいなかったのよね?」
Airan “Maeni kita-tokiwa, Maomaowa chodo ina-kattano-yone?”
Ailan “Maomao wasn’t here the last time it came by, was she?”
桜花「今回のは、いつもより規模が大きいの!」
Infa “Konkai-nowa, itsumo-yori kiboga ookiino!”
Yinghua “This one’s bigger than usual!”
猫猫(花街ではさほど珍しくないけど、娯楽の少ない後宮では、この時の買い物が楽しみなのだろう)
Maomao (Hana-machi-dewa sahodo mezurashiku-nai-kedo, gorakuno sukunai kokyu-dewa, kono tokino kaimonoga tanoshimi nano-daro.)
Maomao (Entertainment’s abundant in the pleasure district, but scarce here in the rear palace, so the shopping must be really exciting.)
桜花「猫猫も、空き時間作るから見に行きなよ。玉葉様は、こういう時いつもお小遣いをくれるの…あっ、どうしたの?」
Infa “Maomaomo, aki-jikan tsukuru-kara mini ikinayo. Gyokuyo-samawa, ko-iu-toki itsumo okozukai’o kureruno… A, doshitano?”
Yinghua “I’ll make sure you get some time to check it out too, Maomao. Lady Gyokuyou always gives us an allowance―What’s wrong?”
紅娘「おしゃべりばかりしてないで、手を動かしなさい~~~!!」
Hon’nyan “Oshaberi-bakari shite-naide, te’o ugokashi-nasaiiiiiii!!”
Hongniang “Less chatting, more working!”
桜花「ギャ~~~!」
Infa “Gyaaaaaaa!”
玉葉妃「私も紅娘に怒られないように気を付けなくちゃね」
Gyokuyo-hi “Watashimo Hon’nyan-ni okorare-nai-yoni ki’o tsuke-nakuchane.”
Concubine Gyokuyou “I should be careful not to incur Hongniang’s wrath!”
紅娘「玉葉様。冗談はおやめください」
Hon’nyan “Gyokuyo-sama. Jodanwa oyame kudasai.”
Hongniang “Lady Gyokuyou, please stop joking around.”
玉葉妃「ウフフッ」
Gyokuyo-hi “Ufufu.”
―――――――――――――――――――――――――――――――
杏「お呼びでしょうか、梨花様」
Shin “Oyobi-deshoka, Rifa-sama.”
Shin “Did you summon me, Lady Lihua?”
���花妃「杏。これを皆に」
Rifa-hi “Shin. Kore’o mina-ni.”
Concubine Lihua “Shin, pass this out to everyone.”
杏「キャラバンの買い出しですか?手の空(あ)いている侍女に買いに行かせます」
Shin “Kyaraban-no kaidashi desuka? Teno aite-iru jijoni kaini ikase-masu.”
Shin “Shopping at the caravan? I’ll have one of the ladies-in-waiting take care of it.”
梨花妃「ええ。お願いね」
Rifa-hi “Ee. Onegai-ne.”
Concubine Lihua “Yes, thank you.”
思思「し…杏様。診療所から言伝(ことづて)です」
Su-su? “Shi…Shin-sama. Shinryo-jo-kara kotozute desu.”
Si-si? “L-Lady Shin, a message from the clinic.”
杏「診療所から言伝?」
Shin “Shinryo-jo-kara kotozute?”
Shin “A message from the clinic…?”
―――――――――――――――――――――――――――――――
猫猫(キャラバンが滞在するのは5日間。妃やその侍女たちがはしゃぐ中に、下っ端が入り込んで買い物ができるわけがない)
Maomao (Kyarabanga taizai-suru-nowa itsuka-kan. Kisakiya sono jijo-tachiga hashagu nakani, shitappaga hairi-konde kaimonoga dekiru wakega nai.)
Maomao (The caravan stays for five days. A bottom-tier servant like me can’t just cut in front of concubines and their ladies-in-waiting.)
小蘭「いいな~。私も新しい服とか欲しい」
Shaoran “Iinaaa. Watashimo atarashii fuku-toka hoshii.”
Xiaolan “I’m jealous. I want new clothes and stuff, too!”
猫猫「着てく場所ないけど」
Maomao “Kiteku basho nai-kedo.”
Maomao “We’ve got nowhere to wear it to.”
小蘭「分かってるけど欲しいの!」
Shaoran “Wakatteru-kedo hoshiino!”
Xiaolan “I know, but still!”
猫猫(後宮…つくづく特殊な空間だ。こんなに人がいるのに店はないし、医者もやぶ医者しかいないし…。病気にでもかかったら、すぐ広がってしまいそうだが、そうでもない。衛生管理はしっかりしているからだ。汚物を捨てる地下水路は、堀を通さず大河へと繋がっている。西方の水道技術を、やり手の女帝が利用したものだ。衛生面がちゃんとしていれば、病気の発生は防げる。それでも、重病にかかった時は実家に帰されるが…)
Maomao (Kokyu…Tsuku-zuku tokushuna kukanda. Konnani hitoga iru-noni misewa naishi, ishamo yabu-isha-shika inaishi… Byoki-ni-demo kakattara, sugu hirogatte shimai-sodaga, so-demo nai. Eisei-kanriwa shikkari shite-iru-karada. Obutsu’o suteru chika-suirowa, hori’o toosazu taiga-eto tsunagatte-iru. Saihono suido-gijutsu’o, yariteno joteiga riyo-shita-monoda. Eisei-menga chanto shite-ireba, byokino hasseiwa fusegeru. Soredemo, jubyoni kakatta tokiwa jikkani kae-sareruga…)
Maomao (The rear palace really is a peculiar environment. So many people, yet no shops. No doctors except for quacks… It seems like if disease broke out, it would spread uncontrollably, but not really, because the sanitation level is top-notch. An underground waterway carries out the waste goes straight to the great river without going through the moat. It’s water working technology from the west, cleverly applied by the empress. As long as proper hygiene is maintained, diseases can be mostly prevented. Those that still manage to contract severe illnesses are sent home, but…)
小蘭「ねぇ、猫猫」
Shaoran “Nee, Maomao.”
Xiaolan “Hey, Maomao.”
猫猫「ん?」
Maomao “N?”
Maomao “Hmm?”
小蘭「最後の日なら、少し時間をもらえそうなんだけど…」
Shaoran “Saigono hi-nara, sukoshi jikan’o moraeso-nanda-kedo…”
Xiaolan “I might get some time off on the last day.”
猫猫(誘われて、悪い気はしないな)
Maomao (Saso-warete, warui kiwa shinai-na.)
Maomao (It’s not so bad to get asked out.)
小蘭「フフフ…ん?」
Shaoran “Fufufu…N?”
―――――――――――――――――――――――――――――――
玉葉妃「ちょっと奮発し過ぎたかしら?」
Gyokuyo-hi “Chotto funpatsu shi-sugita-kashira?”
Concubine Gyokuyou “Did I spend too much?”
紅娘「いいえ、もっと買っても良かったのですよ。他の所はもっと買っているでしょうから」
Hon’nyan “Iie, motto kattemo yokattano-desuyo. Hokano tokorowa motto katte-iru-desho-kara.”
Hongniang “No, you could have bought more. The other houses have probably bought more.”
猫猫(確かに…。水晶宮の侍女たちは派手に買い物をするだろうし、梨花妃も何だかんだ懐が深い。金剛宮では里樹妃をおだてて、侍女たちが自分の欲しいものを買わせたりするだろう。柘榴宮だと、あれだけ派手好きな楼蘭妃は言わずもがな。その点、一部屋に入りきる玉葉妃は経済的だ)
Maomao (Tashikani… Suisho-Kyuno jijo-tachiwa hadeni kaimono’o suru-daroshi, Rifa-himo nanda-kandade futokoroga fukai. Kongo-Kyu-dewa Rīshu-hi’o odatete, jijo-tachiga jibunno hoshii mono’o kawase-tari suru-daro. Zakuro-Kyu-dato, are-dake hade-zukina Roran-hiwa iwazu-mogana. Sono ten, hito-heyani hairi-kiru Gyokuyo-hiwa keizai-tekida.)
Maomao (True. The ladies-in-waiting at the Crystal Pavilion probably go all out. Concubine Lihua is actually pretty generous, too. At the Diamond Pavilion, the ladies-in-waiting probably flatter Concubine Lishu into buying things for them. As for the Garnet Pavilion, it goes without saying, seeing how flamboyant Concubine Loulan is. Compared to them, Concubine Gyokuyou, whose items fit in one room, appears thrifty.)
紅娘「明日もキャラバンの商人が来るから、今日の分は片付けますよ」
Hon’nyan “Ashitamo kyaraban’no shoninga kuru-kara, kyono bunwa katazuke-masuyo.”
Hongniang “Caravan merchants will arrive tomorrow as well, so let’s put away what we got today.”
桜花「は~い」
Infa “Haaai.”
Yinghua “Yes.”
猫猫(はて?)
Maomao (Hate?)
Maomao (Huh?)
貴園「何かあった?」
Guien “Nanika atta?”
Guiyuan “Something wrong?”
猫猫(袖の付いた着物と、胸のすぐ下で帯を締めるスカートが多いな)
Maomao (Sodeno tsuita kimonoto, muneno sugu shitade obi’o shimeru sukātoga ooina.)
Maomao (There are several sleeved robes and skirts whose belts go right under the chest.)
猫猫「このタイプ以外の服はなかったのですか?」
Maomao “Kono taipu-igaino fukuwa nakattano-desuka?”
Maomao “Were these the only types of clothes available?”
貴園「こればっかりだったわよ」
Guien “Kore-bakkari datta-wayo.”
Guiyuan “These were everwhere.”
愛藍「流行りだからって言ってたけど」
Airan “Hayari dakaratte itteta-kedo.”
Ailan “I heard they’re in style right now.”
貴園・愛藍「ん?」
Guien, Airan “N?”
猫猫(玉葉様の懐妊は、まだ外に知られていない。普通なら、客が好む服を持ち込むはずだ。玉葉様には、帯を腰で結ぶような。しかし、お腹が大きくなれば締め付けない服を選ぶだろう。それを踏まえた上で、あえてこういうデザインのものを持ち込んだとしたら…。考え過ぎだと思いたいが…)
Maomao (Gyokuyo-samano kaininwa, mada sotoni shirarete-inai. Futsu-nara, kyakuga konomu fuku’o mochi-komu hazuda. Gyokuyo-sama-niwa, obi’o koshide musubu-yona. Shikashi, onakaga ookiku-nareba shimetsuke-nai fuku’o erabu-daro. Sore’o fumaeta uede, aete ko-iu dezainno mono’o mochi-kondato shitara… Kangae-sugi-dato omoi-taiga…)
Maomao (Lady Gyokuyou’s pregnancy isn’t yet known to the outside. Normally, they would bring in clothes that the customer likes. In Lady Gyokuyou’s case, it would be dresses with belts around the waist. However, if her belly grew bigger, she would choose less restrictive outfits. Did they bring these designs knowingly? If so… I want to believe I’m overthinking this, but…)
猫猫「明日は、帯を腰でしっかり締めるデザインのものがあるか、聞いた方がいいと思います」
Maomao “Asuwa, obi’o koshide shikkari shimeru dezainno monoga aruka, kiita-hoga iito omoi-masu.”
Maomao “Tomorrow, you should ask if they have designs that have tight belts around the waist.”
玉葉妃「そうね。もっと違うものを買っておかないと。紅娘、商人に声をかけておいて」
Gyokuyo-hi “Sone. Motto chigau mono’o katte-oka-naito. Hon’nyan, shonin’ni koe’o kakete-oite.”
Concubine Gyokuyou “Yes, we should keep a variety of designs around. Hongniang, have a word with the merchants for me.”
紅娘「はい」
Hon’nyan “Hai.”
Hongniang “Yes.”
猫猫(玉葉様と紅娘様には伝わったみたいだ)
Maomao (Gyokuyo-samato Hon’nyan-sama-niwa tsutawatta mitaida.)
Maomao (Seems like Lady Gyokuyou and Lady Hongniang got the message.)
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猫猫(最終日ともなると、売れ残りばかりだな…)
Maomao (Saishubi-tomo naruto, ure-nokori bakari dana…)
Maomao (I guess it’s all leftovers on the last day.)
小蘭「わあっ、すごい、すご~い。おっ、ハハッ。はあ~…」
Shaoran “Waa, sugoi, sugoooi. O, haha. Haaaa…”
Xiaolan “Wow, awesome! Awesome!”
猫猫(玉葉様からお小遣いをもらったけど…)
Maomao (Gyokuyo-sama-kara okozukai’o moratta-kedo…)
Maomao (I did get some allowance from Lady Gyokuyou, but…)
猫猫「これ下さい」
Maomao “Kore kudasai.”
Maomao “I’ll take this.”
猫猫「似合ってる」
Maomao “Niatteru.”
Maomao “Looks good on you.”
小蘭「ハハッ。ありがとう、猫猫~!」
Shaoran “Haha. Arigato, Maomaooo!”
Xiaolan “Thanks, Maomao!”
猫猫(妹とやらがいたら、こんな生き物なのだろうか)
Maomao (Imoto-to-yaraga itara, konna ikimono nano-daroka.)
Maomao (If I had a little sister of some kind, would she be this type of creature?)
小蘭「猫猫は行きたい所ないの?付き合うよ」
Shaoran “Maomaowa ikitai tokoro naino? Tsuki-au-yo.”
Xiaolan “Are there stalls you want to check out, Maomao? I’ll go with you!”
猫猫「ん~、じゃあ、ちょっと覗(のぞ)きたい所があるんだけど」
Maomao “Nnn, jaa, chotto nozoki-tai tokoroga arun-dakedo.”
Maomao “In that case, I’d like to look around a bit.”
猫猫(さすがに薬の類いはないが、茶葉や香辛料はある。それに、最終日に来た理由がもう一つある…。値引きだ。後宮という特殊な場所で、適正価格で品物を売るとは思えない。簡単にぼったくれると思うなよ?イ~ヒッヒッヒッ…)
Maomao (Sasugani kusurino taguiwa naiga, chabaya koshinryowa aru. Soreni, saishubini kita riyuga mo-hitotsu aru… Nebiki-da. Kokyuto-iu tokushuna bashode, tekisei-kakakude shinamono’o uru-towa omoe-nai. Kantanni bottaku-reruto omou-nayo? Iiihhihhihhi…)
Maomao (Obviously no medicines here, but they do have teas and spices. Also, there’s another reason why I came on the last day. Discounts. I doubt they’d charge fair prices for goods in a special environment like the rear palace. But don’t think you can gouge me that easily!”
小蘭「ん?」
Shaoran “N?”
猫猫(茉莉花茶(ジャスミンちゃ)か…)
Maomao (Jasumin-cha-ka…)
Maomao (Jasmine tea.)
猫猫「これ下さい」
Maomao “Kore kudasai.”
Maomao “I’ll take this.”
子翠「これ下さ~い」
Shisui “Kore kudasaaai.”
Shisui “I’ll take this.”
猫猫(はて?)
Maomao (Hate?)
Maomao (Huh?)
子翠「あ……猫ちゃん元気?」
Shisui “A……Neko-chan genki?”
Shisui “How’s the kitty?”
猫猫(あぁ、あの時の…)
Maomao (Aa, ano tokino…)
Maomao (Ah, she’s from that one time…)
猫猫「元気にしてる。今、医局にいる」
Maomao “Genkini shiteru. Ima, ikyokuni iru.”
Maomao “She’s fine. She lives at the clinic now.”
子翠「そっかぁ、よかった!」
Shisui “Sokkaa, yokatta!”
Shisui “I see! That’s good to hear!”
小蘭「あれ?子翠もお休みもらったの?」
Shaoran “Are? Shisuimo oyasumi morattano?”
Xiaolan “Oh, you got time off too, Shisui?”
子翠「うん。小蘭も来てたんだ?何買ったの?」
Shisui “Un. Shaoranmo kitetanda? Nani kattano?”
Shisui “Yeah! And you’re here too, Xiaolan! What’d you buy?”
小蘭「私は見物だけ。あっ!猫猫に髪紐買ってもらったんだぁ!」
Shaoran “Watashiwa kenbutsu-dake. A! Maomaoni kami-himo katte-morattandaa!”
Xiaolan “I’m just looking. Oh! Maomao bought me a hair tie!”
子翠「可愛い!」
Shisui “Kawaii!”
Shisui “So cute!”
猫猫(二人は知り合いか。小蘭と同じ尚服の衣を着ているということは、いつもの洗濯場を使っている女官なのだろう)
Maomao (Futariwa shiriai-ka. Shaoranto onaji shofukuno koromo’o kite-iruto iu-kotowa, itsumono sentaku-ba’o tsukatte-iru nyokan-nano-daro.)
Maomao (So, they know each other. Seeing how she wears the same dress as Xiaolan, she must be a court lady using the same laundry area.)
猫猫「ここ邪魔になるから、場所を移そう。これ3つ下さい」
Maomao “Koko jamani naru-kara, basho’o utsuso. Kore mittsu kudasai.”
Maomao “We don’t want to block the stall, so let’s go somewhere else. I’ll take three of these.”
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虞淵(やぶ医者)「嬢ちゃんに友達がいるなんて、知らなかったよ」
Guen(Yabu-Isha) “Jochan-ni tomodachiga iru-nante, shira-nakatta-yo.”
Guen(Quack Doctor) “I didn’t know you had friends, little lady!”
猫猫(やぶ医者が大変失礼なことを言ってくれるが、本当のことなので仕方ないだろう)
Maomao (Yabu-Ishaga taihen shitsureina koto’o itte-kureruga, hontono koto-nanode shikata-nai-daro.)
Maomao (Doctor Quack can be pretty rude sometimes, but he’s not wrong.)
毛毛「ミャ~」
Maomao “Myaaa.”
小蘭「可愛い~!」
Shaoran “Kawaiiii!”
Xiaolan “So cute!”
子翠「わぁ、何て名前?」
Shisui “Waa, nante namae?”
Shisui “What’s her name?”
猫猫「盗賊改(とうぞくあらため)」
Maomao “Tozoku-Aratame.”
Maomao “Admonisher of Thieves.”
小蘭「えっ!?何か変な名前だね」
Shaoran “E!? Nanka henna namae-dane.”
Xiaolan “Huh? That’s a weird name.”
猫猫(毛毛の方がよっぽど変だ)
Maomao (Maomao-no-hoga yoppodo henda.)
Maomao (Less weird than ‘Maomao.’)
虞淵(やぶ医者)「お茶でも入れようかね」
Guen(Yabu-Isha) “Ocha-demo ireyo-kane.”
Guen(Quack Doctor) “How about I make some tea?”
猫猫「お茶は持ってきました」
Maomao “Ochawa motte-kimashita.”
Maomao “I’ve brought my own.”
虞淵(やぶ医者)「じゃあ、茶菓子だね」
Guen(Yabu-Isha) “Jaa, chagashi dane.”
Guen(Quack Doctor) “Then I’ll get the snacks.”
小蘭「ふぉ~!」
Shaoran “Fuooo!”
Xiaolan “Wow!”
子翠「いい香り…」
Shisui “Ii kaori…”
Shisui “What a nice scent.”
猫猫(茉莉花の工芸茶。温めた器に入れて、ぬるめのお湯をゆっくり注ぐと、こうしてつぼみが開く。なかなか入れる機会はないだろうけど)
Maomao (Jasumin’no kogei-cha. Atatameta utsuwani irete, nurumeno oyu’o yukkuri sosoguto, ko-shite tsubomiga hiraku. Naka-naka ireru kikaiwa nai-daro-kedo.)
Maomao (A jasmine flowering tea. Place it inside a pre-warmed bowl, slowly pour in lukewarm water, and the bud opens up like this. I probably won’t get the chance to make this often, but…)
虞淵(やぶ医者)「嬢ちゃんたち、今回だけ特別だよ」
Guen(Yabu-Isha) “Jochan-tachi, konkai-dake tokubetsu dayo.”
Guen(Quack Doctor) “My little ladies, these are special just for today.”
小蘭「月餅だ!ありがとうございます」
Shaoran “Geppei-da! Arigato gozai-masu.”
Xiaolan “Mooncakes! Thank you very much!”
子翠「それにしても、毎回こうなの?すごいお祭り騒ぎ」
Shisui “Soreni-shitemo, mai-kai ko-nano? Sugoi omatsuri-sawagi.”
Shisui “Is it always like this? A huge festival every time?”
猫猫(子翠もキャラバンは初めてか。楼蘭妃の入内と共に入って来たとすれば、来て半年ほどなのだろう)
Maomao (Shisuimo kyaraban’wa hajimete-ka. Roran-hino judaito tomoni haitte-kitato sureba, kite hantoshi-hodo nano-daro.)
Maomao (This is Shisui’s first caravan, too. If she came at the same time as Concubine Loulan, I think she’s been here for about six months.)
小蘭「う~ん、今回はいつもより長いなぁ」
Shaoran “Uuun, konkaiwa itsumo-yori nagai-naa.”
Xiaolan “Hmm, it’s lasting longer than usual.”
虞淵(やぶ医者)「それはね、近々異国から特使が来るかららしいよ」
Guen(Yabu-Isha) “Sore-wane, chika-jika ikoku-kara tokushiga kuru-kara rashii-yo.”
Guen(Quack Doctor) “I heard that’s because a special envoy is coming from a foreign land soon.”
小蘭「へぇ~。偉い人が来るんですね」
Shaoran “Heee. Erai hitoga kurun-desune.”
Xiaolan “Oh! It must be someone important.”
猫猫(それ、言っちゃっていいんですかねぇ)
Maomao (Sore, icchatte iin-desuka-nee.)
Maomao (Are you allowed to talk about that?)
子翠「そう言えばさぁ、最近、北側で変な匂いがするんだけど、知らない?」
Shisui “So-ieba-saa, saikin, kita-gawade henna nioiga surun-dakedo, shira-nai?”
Shisui “By the way, there’s this weird smell on the north side these days. Do you know about it?”
猫猫「北側?」
Maomao “Kita-gawa?”
Maomao “On the north side?”
小蘭「知らな~い」
Shaoran “Shiranaaai.”
Xiaolan “Nope.”
虞淵(やぶ医者)「変な匂いねぇ…あっちは荒れているからね。水路でも詰まったかな」
Guen(Yabu-Isha) “Henna nioi-nee… Acchiwa arete-iru-kara-ne. Suiro-demo tsumatta-kana.”
Guen(Quack Doctor) “A strange smell, huh? That area’s a bit of a mess, maybe a waterway got clogged.”
猫猫(汚物を流す地下水路が詰まれば、地上に匂いが出てくるかもしれない)
Maomao (Obutsu’o nagasu chika-suiroga tsumareba, chijoni nioiga dete-kuru-kamo shire-nai.)
Maomao (If an underground waterway carrying waste got clogged, the smell could reach the ground level.)
小蘭「子翠は、北側に行く仕事があるの?」
Shaoran “Shisuiwa, kita-gawani iku shigotoga aruno?”
Xiaolan “Do you have work on the north side, Shisui?”
子翠「へへっ。あっちは草むらが多いのだよね」
Shisui “Hehe. Acchiwa kusa-muraga ooino-dayone.”
Shisui “Actually, there are good shrubs out there.”
小蘭「おぉ!」
Shaoran “Oo!”
猫猫「上手だね」
Maomao “Jozu dane.”
Maomao “You’re good.”
子翠「うん!ここにはたくさん虫がいるから、いっぱい描けていいよね」
Shisui “Un! Koko-niwa takusan mushiga iru-kara, ippai kakete ii-yone.”
Shisui “Yeah, there’s a lot of bugs here, so it’s great that I can draw so many!”
猫猫(虫もまた、薬の材料になる。カマキリの��しょうは精力剤になり、ミミズは解熱効果がある)
Maomao (Mushi-mo mata, kusurino zairyoni naru. Kamakirino ranshowa seiryoku-zaini nari, mimizuwa genetsu-kokaga aru.)
Maomao (Insects can be ingredients for medicines, too. The egg cases of praying mantises can make an aphrodisiac, and earthworms can be fever reducers.)
子翠「南の果樹園とかはしっかり手入れがされているから、あまりいないけど、北側の廃墟とかいい感じ。でっかいクモがたくさんいるよ!」
Shisui “Minamino kajuen-tokawa shikari teirega sarete-iru-kara, amari inai-kedo, kita-gawano haikyo-toka ii kanji. Dekkai kumoga takusan iruyo!”
Shisui “The fruit garden on the south side is well-kept, so there aren’t many out there. But the ruins on the north side are really nice! There’s huge spiders there, even!”
猫猫「クモ!?集めるのが大変で、まだ試したことが無いが、クモの糸には止血効果があるという」
Maomao “Kumo!? Atsumeru-noga taihende, mada tameshita kotoga naiga, kumono ito-niwa shiketsu-kokaga aruto iu.”
Maomao “Spiders?! I haven’t tried it since it’s so hard to gather, but they say spider silk has blood-staunching properties.”
子翠「行く?行ってみる?」
Shisui “Iku? Itte-miru?”
Shisui “You wanna go check it out?”
猫猫「行く!行ってみる!」
Maomao “Iku! Itte-miru!”
Maomao “I wanna go check it out.”
子翠「見て見て、これなんて綺麗な色でぷっくりして可愛いんだ!食べるとおいしくて猫猫もきっと気に入るよ!それに…」
Shisui “Mite mite, kore-nante kireina irode pukkuri-shite kawaiinda! Taberuto oishikute Maomaomo kitto kini-iruyo! Soreni…”
Shisui “Look! This one has pretty colors and it plump and cute. It’s delicious, too. I’m sure you’ll like it! Also…”
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(足音/Ashi-oto/Footsteps)
女(咳込み)
Onna (Seki-komi)
Woman (Coughing)
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猫猫(キャラバンが去って数日。後宮では香油が大流行している)
Maomao (Kyarabanga satte sujitsu. Kokyu-dewa koyuga dai-ryuko shite-iru.)
Maomao (A few days after the caravan left… Scented oils became all the rage in the rear palace.)
小蘭「くさい…」
Shaoran “Kusai…”
Xiaolan “It stinks…”
猫猫「ほんとにくさい」(西方の輸入品は香りが強い。単品ではいい香りでも、混ざり合うと危険だ)
Maomao “Hontoni kusai.” (Saihono yunyu-hinwa kaoriga tsuyoi. Tanpin-dewa ii kaori-demo, mazari-auto kikenda.)
Maomao “It really does stink.” (The imports from the west have a strong scent. They might smell nice individually, but all mixed together, it’s awful.)
猫猫「んっ…」
Maomao “N…”
下女「うわっ、ごめんなさい!」
Gejo “Uwa, gomen-nasai!”
Servant girl “Oh, I’m so sorry!”
猫猫((スンスン…)薔薇か…この前作った薔薇水を売りさばけば、儲かるかもしれないな…。いや、匂いが強い薔薇の精油は妊婦に悪い影響を与えてしまう。今の翡翠宮には…あっ)
Maomao ((Sun-sun…) Sobika… Kono-mae tsukutta sobi-sui’o uri-sabakeba, mokaru-kamo shire-naina… Iya, nioiga tsuyoi sobino seiyuwa ninpuni warui eikyo’o ataete-shimau. Imano Hisui-Kyu-niwa…A.)
Maomao (Rose, huh? If I sold that rose water that I made before, I might be able to make some money. No, the strong scent of roses can negatively affect a pregnancy. Right now, the Jade Pavilion can’t―)
猫猫「この匂いも。…フ~、フンッ!」
Maomao “Kono nioimo. Fuuu, fun!”
Maomao “This scent, too…”
猫猫(行かなければ。流行に最も流されやすい、水晶宮へ!)
Maomao (Ika-nakereba. Hayarini motto nagasare-yasui, Suisho-Kyu’e!)
Maomao (I have to go. To the place most easily influenced by fads… The Crystal Pavilion!)
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猫猫(スンスンスン…)(ん?)
Maomao (Sun-sun-sun…) (N?)
杏「あなた…何のつもり…?」
Shin “Anata…nanno tsumori…?”
Shin “What exactly do you think you’re doing?”
猫猫「あぁ…」
Maomao “Aa…”
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壬氏「水晶宮の侍女頭・杏から抗議文が届いている。お前はもう少し節度がある人間だと思っていた」
Jinshi “Suisho-Kyuno jijo-gashira, Shin-kara kogi-bunga todoite-iru. Omaewa mo-sukoshi setsudoga aru ningen-dato omotte-ita.”
Jinshi “Shin, the head lady-in-waiting at the Crystal Pavilion, wrote an official complaint. I thought you had a bit more restraint than this.”
猫猫「すみません。つい興奮して、相手の了承も得ずにやってしまいました」
Maomao “Sumi-masen. Tsui kofun-shite, aiteno ryoshomo ezuni yatte-shimai-mashita.”
Maomao “I’m sorry. I got too worked up and acted without thinking.”
壬氏「何だその変態のような言い訳は」
Jinshi “Nanda sono hentaino-yona iiwake-wa.”
Jinshi “You sound like a pervert making excuses.”
猫猫「今度はちゃんと了解を取って嗅ぎます」
Maomao “Kondowa chanto ryokai’o totte kagi-masu.”
Maomao “I’ll get consent before sniffing anyone next time.”
壬氏「なぜ嗅ぐ!?」
Jinshi “Naze kagu!?”
Jinshi “Why sniff them at all?!”
玉葉妃「あらら」
Gyokuyo-hi “Arara.”
Concubine Gyokuyou “Oh, my.”
壬氏「あっ…」
Jinshi “A…”
猫猫(反省はこのくらいか)
Maomao (Hanseiwa kono kuraika.)
Maomao (That should be enough apologies.)
猫猫「これでも理由があるんです」
Maomao “Kore-demo riyuga arun-desu.”
Maomao “I do have my reasons.”
壬氏「それ相応の理由なのか?」
Jinshi “Sore so-o-no riyu nanoka?”
Jinshi “And are they good reasons?”
猫猫「はい」
Maomao “Hai.”
Maomao “Yes.”
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猫猫「壬氏様。そこに書かれているものを読んでいただいてもよろしいですか?」
Maomao “Jinshi-sama. Sokoni kakarete-iru mono’o yonde-itadai-temo yoroshii desuka?”
Maomao “Master Jinshi, could you please read that list aloud?”
壬氏「ああ。薔薇、安息香(あんそくこう)、青桐(あおぎり)、乳香(にゅうこう)に桂皮(けいひ)…?」
Jinshi “Aa. Sobi, ansoku-ko, ao-giri, nyuko-ni keihi…?”
Jinshi “Sure. Rose, benzoin, parasol tree, frankincense, cinnamon…?”
玉葉妃「どれも香の名前みたいね?」
Gyokuyo-hi “Doremo kono namae mitai-ne?”
Concubine Gyokuyou “Those all sound like the names of scents.”
猫猫「はい。今日、私が嗅いだ女官たちがつけていた香料や精油の名前です」
Maomao “Hai. Kyo, watashiga kaida nyokan-tachiga tsukete-ita koryo-ya seiyuno namae desu.”
Maomao “Yes. Those are the names of scents and oils I smelled on the court ladies today.”
壬氏「それがどうした?」
Jinshi “Sorega doshita?”
Jinshi “What about them?”
猫猫「どれも妊婦に害のあるものばかりです」
Maomao “Doremo ninpuni gaino aru-mono bakari desu.”
Maomao “They all can have adverse effects on pregnant women.”
玉葉妃「続けて」
Gyokuyo-hi “Tsuzukete.”
Concubine Gyokuyou “Continue.”
猫猫「キャラバンには香油の他にも、香辛料や茶葉も売られていました。これは私が買ったものです。茉莉花には子宮を収縮させる作用があります。そして辛子(からし)は、妓女の堕胎剤(だたいざい)によく使われる材料です」
Maomao “Kyaraban-niwa koyuno hoka-nimo, koshin-ryo-ya chaba-mo urarete-imashita. Korewa watashiga katta mono desu. Jasumin-niwa shikyu’o shushuku-saseru sayoga ari-masu. Soshite karashiwa, gijono datai-zai-ni yoku tsuka-wareru zairyo desu.”
Maomao “In addition to scented oils, the caravan also sold spices and teas. These are the ones I bought. Jasmine has the effect of constricting the uterus. Mustard is often used as an ingredient in abortion medicines for courtesans.”
壬氏「つまり、これらを使うと流産の可能性が高まるということか?」
Jinshi “Tsumari, korera’o tsukauto ryuzanno kanoseiga takamaru-to iu-kotoka?”
Jinshi “So, by using these, the possibility of miscarriages increases?”
猫猫「どれも少量であれば問題ありません。大量摂取したり、誤った使い方をしなければ」
Maomao “Doremo shoryode areba mondai ari-masen. Tairyo-sesshu-shitari, ayamatta tsukai-kata’o shi-nakereba.”
Maomao “In small amounts, none of these cause problems. They’re only harmful when used in excessive quantities or abnormal ways.”
猫猫(もっと早く気付いておけばよかった。祭りの雰囲気に流されていたのかもしれない)
Maomao (Motto hayaku kizuite-okeba yokatta. Matsurino fun’iki-ni naga-sarete-itano-kamo shire-nai.)
Maomao (I should have noticed sooner. Maybe the festive feeling clouded my judgement.)
猫猫「出入りの業者は分かりますか?」
Maomao “Deirino gyoshawa wakari-masuka?”
Maomao “Can you find out who the merchants were?”
壬氏「調べることはできるが、商品一つ一つの種類を事細かに記してはいないはずだ。全部、検品したんだがな…」
Jinshi “Shiraberu-kotowa dekiruga, shohin hitotsu-hitotsuno shurui’o koto-komakani shirushi-tewa inai hazuda. Zenbu, kenpin shitan-dagana…”
Jinshi “I can, but I doubt they kept inventory of every single item they sold. We did inspect them all, though…”
猫猫「これって、あれに似ていませんか?」
Maomao “Korette, areni nite-imasenka?”
Maomao “Isn’t it similar to the other incident?”
壬氏「『あれ』って何だ?」
Jinshi “‘Are’tte nanda?”
Jinshi “What other incident?”
猫猫「あまり副作用が知られていないもの。後宮にあってもおかしくないもの。似ていませんか。鈴麗公主を冒し、梨花妃の御子を死なせたものに」
Maomao “Amari fuku-sayoga shirarete-inai mono. Kokyuni attemo okashiku-nai mono. Nite-imasenka. Rinrī-hime’o okashi, Rifa-hino miko’o shinaseta mononi.”
Maomao “Something whose side effects aren’t well known. Something that’s not out of place at the rear palace. Isn’t it like what made Princess Lingli sick, and caused the death of Concubine Lihua’s child?”
玉葉妃「毒の…おしろい…」
Gyokuyo-hi “Dokuno…oshiroi…”
Concubine Gyokuyou “The toxic makeup powder…”
猫猫「はい。鉛入りのおしろいです」
Maomao “Hai. Namari-irino oshiroi desu.”
Maomao “Yes, the whitening face powder that contained lead.”
壬氏「つまりそれは、後宮内に毒物を持ち込もうとした者がいる…と考えていいのか?」
Jinshi “Tsumari sorewa, kokyu-naini dokubutsu’o mochi-komoto shita monoga iru…to kangaete ii-noka?”
Jinshi “So, is it safe to assume someone tried to bring poison into the rear palace?”
猫猫「私は、ここに入って来たものの中に、毒になりうるものが多くあると分かっただけです。それぞれは、毒として扱われる商品ではありません。ただ、他の妃たちにも注意した方がいいと思います」
Maomao “Watashiwa, kokoni haitte-kita monono nakani, dokuni nari-uru monoga ooku aruto wakatta dake desu. Sore-zorewa, doku-to-shite atsuka-wareru shohin-dewa ari-masen. Tada, hokano kisaki-tachi-nimo chui-shita-hoga iito omoi-masu.”
Maomao “All I know is, there are many things that were brought in that could be made into poisons. In their normal use, none of them are considered toxic. However, we should warn the other concubines.”
壬氏「高順」
Jinshi “Gaoshun.”
Jinshi “Gaoshun.”
高順「はい、壬氏様」
Gaoshun “Hai, Jinshi-sama.”
Gaoshun “Yes, Master Jinshi.”
猫猫(偶然が重なり必然となった、あの事件に似ている…)
Maomao (Guzenga kasanari hitsuzen-to natta, ano jikenni nite-iru…)
Maomao (This is similar to that incident, where coincidences converged to become an inevitability.)
玉葉妃「紅娘、お願い」
Gyokuyo-hi “Hon’nyan, onegai.”
Concubine Gyokuyou “Hongniang, please.”
紅娘「はい、玉葉様。貴園、翡翠宮にある香油と香辛料、茶葉の確認をお願い」
Hon’nyan “Hai, Gyokuyo-sama. Guien, Hisui-Kyuni aru koyuto koshin-ryo, chabano kakunin’o onegai.”
Hongniang “Yes, Lady Gyokuyou. Guiyuan, please check the scented oils, spices, and teas in the Jade Pavilion.”
貴園「あ、はい!」
Guien “A, hai!”
Guiyuan “Yes!”
猫猫(仮死状態から蘇り、逃亡した女官、翠苓の行方も、いまだに分かっていない…。中祀での暗殺未遂事件は、多くの人間が関わっている可能性が高い。その手がどこまで伸びているのか…)
Maomao (Kashi-jotai-kara yomigaeri, tobo-shita nyokan, Suireino yukuemo, imadani wakatte-inai… Chushi-deno ansatsu-misui-jikenwa, ookuno ningenga kakawatte-iru kanoseiga takai. Sono tega doko-made nobite-iru-noka…)
Maomao (The court lady who came back from near death to escape, Suirei, is still missing. The attempted assassination at the ceremony probably involves many people. How far does their reach extend…?)
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猫猫(どこまでが憶測で、どこまでが確信だろう)
Maomao (Doko-madega okusokude, doko-madega kakushin daro.)
Maomao (How much is conjecture, and how much is certainty?)
羅門「憶測でものを言っちゃいけないよ」
Ruomen “Okusokude mono’o iccha ikenaiyo.”
Luomen “You shouldn’t speak based on conjecture.”
猫猫(妃の部屋付きでなければ給金も少なく、キャラバンには興味が向かなかっただろう。香油が流行しなければ、気づくこともなかった。今回��けこんなに入って来たのかもしれない)
Maomao (Kisakino heya-zukide nakereba kyukinmo sukunaku, kyaraban-niwa kyomiga muka-nakatta daro. Koyuga ryuko-shi-nakereba, kizuku-kotomo nakatta. Konkai-dake konnani haitte-kitano-kamo shire-nai.)
Maomao (If I wasn’t working directly for a concubine, I wouldn’t have been paid enough to gain interest in the caravan. If the scented oils weren’t so popular, I wouldn’t have noticed. Maybe this is the only time so much of it was brought in.)
猫猫「どれが偶然で、どれが必然なのか。それすらも、よく分からない…。あ~、疲れた…」
Maomao “Dorega guzende, dorega hitsuzen nanoka. Sore-suramo, yoku wakara-nai… Aaa, tsukareta…”
Maomao “How much is coincidence, and how much was planned? I can’t even tell that much. Wow, I’m tired.”
猫猫(懐かしいな…。昔、小姐(ねえちゃん)たちが、客がいない間にこっそりと飲ませてくれたんだよな…)
Maomao (Natsukashii-na… Mukashi, neechan-tachiga, kyakuga inai-aidani kossorito nomasete-kuretan-dayona…)
Maomao (I miss those days, when my big sisters let me drink some when customers weren’t around…)
壬氏「それは毒ではなかったのか?」
Jinshi “Sorewa doku-dewa nakatta-noka?”
Jinshi “I thought that was poison.”
猫猫「毒もまた少量では薬です。何より、お茶一杯でどうにかなるようなものではありませんし、私は妊婦でもありません」
Maomao “Dokumo mata sho-ryo-dewa kusuri desu. Nani-yori, ocha ippaide do-nika naru-yona mono-dewa ari-masen-shi, watashiwa ninpu-demo ari-masen.”
Maomao “Poisons can be medicines in small amounts. Besides, it’s not strong enough in such a small amount of tea, and I’m not pregnant, either.”
壬氏「それもそうだな」
Jinshi “Soremo so-dana.”
Jinshi “That’s true.”
猫猫「それに、ここは厨房です。壬氏様の立ち入る場所ではありません」
Maomao “Soreni, kokowa chubo desu. Jinshi-samano tachi-iru basho-dewa ari-masen.”
Maomao “Also, this is the kitchen. It’s not an area you should be in.”
壬氏「細かいことを言うな」
Jinshi “Komakai koto’o iuna.”
Jinshi “Don’t be so strict.”
猫猫「高順様はどうされました?」
Maomao “Gaoshun-samawa do-sare-mashita?”
Maomao “Where’s Master Gaoshun?”
壬氏「伝令に行っている。俺にも茶をくれないか?」
Jinshi “Denreini itte-iru. Ore-nimo cha’o kure-naika?”
Jinshi “He’s out delivering messages. Can you make me some tea, too?”
猫猫「何茶がよろしいですか?」
Maomao “Nani-chaga yoroshii desuka?”
Maomao “What kind do you like?”
壬氏「これと同じものがいい」
Jinshi “Koreto onaji monoga ii.”
Jinshi “The same as this one.”
猫猫「それで最後です。もう一度湯を入れても、出がらしになります」
Maomao “Sorede saigo desu. Mo-ichido yu’o ire-temo, degarashini nari-masu.”
Maomao “That’s the last one. If I steep it again, it’ll be watery.”
壬氏「それでいい」
Jinshi “Sorede ii.”
Jinshi “That’s fine.”
猫猫(そうもいかない��ろ)
Maomao (Somo ikanai-daro.)
Maomao (It’s not fine…)
壬氏「この茶には他にどんな作用がある?」
Jinshi “Kono cha-niwa hokani donna sayoga aru?”
Jinshi “What other effects does this tea have?”
猫猫「心を和らげます。不眠にも効きますし、目覚めの効果もあります。他に、妊娠中は良くありませんが、出産する場合分娩を促すと聞いたことがあります」
Maomao “Kokoro’o yawarage-masu. Fumin-nimo kiki-masu-shi, mezameno kokamo ari-masu. Hokani, ninshin-chuwa yoku ari-masen-ga, shussan-suru baai bunben’o unagasu-to kiita kotoga ari-masu.”
Maomao “It calms the mind. It improves sleep, and helps wake people up. Also, it’s not good for pregnancies, but for actually giving birth, I hear it helps with the delivery.”
壬氏「いい作用の方が多いな」
Jinshi “Ii sayono-hoga ooi-na.”
Jinshi “It has more good effects than bad, then.”
猫猫「ええ。だからこそ、副作用が目に入らないのです。…白茶です」
Maomao “Ee. Dakara-koso, fuku-sayoga meni haira-naino-desu. …Hakucha desu.”
Maomao “Yes, which is why it’s hard to remember the bad effects. …White tea.”
壬氏「出がらしでいいと言った」
Jinshi “Degarashi-de iito itta.”
Jinshi “I told you I wanted the watery tea.”
猫猫「ん~…。そう言えば、茉莉花には他にも違う効用がありました」
Maomao “Nnn… So-ieba, jasumin-niwa hoka-nimo chigau koyoga ari-mashita.”
Maomao “Come to think of it, I’ve heard jasmine has another effect.”
壬氏「どんな?」
Jinshi “Donna?”
Jinshi “What is it?”
猫猫「不妊です。主に男性側が原因の」
Maomao “Funin desu. Omoni dansei-gawaga gen’in-no.”
Maomao “Decreased fertility, particularly for males.”
猫猫(あっ、これはいかん。皮肉にしては効き過ぎたか。何か茶菓子を…)
Maomao (A, korewa ikan. Hinikuni shitewa kiki-sugita-ka. Nanika cha-gashi’o…)
Maomao (Yikes, maybe that was a bit too spicy of a joke. I should get a snack…)
壬氏「あまり好みじゃないな。帰る」
Jinshi “Amari konomija naina. Kaeru.”
Jinshi “I don’t like this much. I’m leaving.”
猫猫(あぁ…やっちまった)「ハァ…」
Maomao (Aa…Yacchimatta.) “Haa…”
Maomao (I messed up!)
―――――――――――――――――――――――――――――――
高順「壬氏様」
Gaoshun “Jinshi-sama.”
Gaoshun “Master Jinshi.”
壬氏「伝令は済んだか?」
Jinshi “Denreiwa sundaka?”
Jinshi “Did you deliver the messages?”
高順「はい。それと、中級妃である静(ジン)妃(ひ)が亡くなりました」
Gaoshun “Hai. Soreto, chukyu-hi-de-aru Jin-higa nakunari-mashita.”
Gaoshun “Yes. Also, Concubine Jin, of middle rank, has passed away.”
壬氏「静妃が?」
Jinshi “Jin-higa?”
Jinshi “Concubine Jin?”
壬氏「毒?まさか…」
Jinshi “Doku? Masaka…”
Jinshi “Poison…? Could it be…?”
(Continue to Episode 3/Ep.27)
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aiart-blog · 9 months ago
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A girl wearing a cow costume.
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5月1日(水)、早朝。 本日も埼玉の空は曇り模様。 過ごしやすい気温だといいんですけど、普通に蒸し暑いんでしょうねぇ💧 あーやだやだ( ´Д`)=3ハフゥ
さて、愉快な話はこれくらいにして、と。
今日から5月がスタートします。 GW真っ只中なんですが普通に出勤の人もいれば10連休の人もいるんですよね。 中には連休すら無い奇特な方もいるようで。…あ、ボクか。
まあそんな感じで今月も宜しくお願いします❣ 今月はがっつりと痩せたいと思っているので、運動にも力を入れていきたいですね🎵
では、今日も一日頑張っていきましょっ❣🌸
English) May 1st (Wednesday), early morning. Today, the sky over Saitama is cloudy again. I hope it's a comfortable temperature, but it's probably going to be humid as usual 💧 Ugh, not looking forward to it at all ( ´Д`)=3ハフゥ
Well, enough of that cheerful talk.
May starts today. It's smack in the middle of Golden Week, some people are just going to work as usual, while others have a 10-day break. And then there are those unique individuals who don't even have a holiday… oh, wait, that's me.
Anyway, please take care of me this month as well❣️ I'm determined to lose weight this month, so I want to focus on exercising too〰️🎵
Well then, let's do our best today too❣️
【PR】─────▼ ✔ If you want images for adults…  Go from the link “patreon” in the profile!
───────▼ ✔ Follow me 🎵  Because I publish your favorite images every day…  I want you to come see me again ❤
───────▼ ✔ Thank you so much for your support ✨  "Likes" and "comments" encourage me to continue 🎵
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shunya-wisteria · 1 year ago
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秋旅2023 東北散策 - リゾートしらかみ
昨年、豪雨被害で断念となった五能線 リゾートしらかみに再挑戦してみた。
青森-秋田間を絶景の五能線経由で結ぶ観光列車 リゾートしらかみ。本当は昨年夏の東北旅行の目玉になるはずだったのですが…、直前 および当日の豪雨によってお流れしてしまい(涙)誕生日休暇を利用してこの度、リベンジしてみました。
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都内から東北新幹線で新青森、そこからリゾートしらかみの始発駅 青森駅へ。午後の青森発 秋田行のリゾートしらかみ4号が今回のお目当て。お昼少し前に青森駅に降り立ち、少し時間があったので、ねぶたの家 ワ・ラッセを訪問。こちらも本当は昨年の夏に訪れてみたかったのですが、ちょうど展示入れ替えのための休館日に重なるというバッドタイミング…、事前調査不足でしたね。今回はちゃんとオープンしていることを確認した上での再訪。大迫力のねぶたを見学。津軽煮干しラーメンをすすってお腹を満たしたところ、ちょうど程よい時間に。お酒とおつまみを調達し、いざ青森駅ホームへ。
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リゾートしらかみは、3つのタイプの列車(橅・青海・くまげれ)が存在し、今回 私は最も新しい橅編成を狙いリゾートしらかみ4号をセレクトしたのですが…、車両故障の影響で選ばらえたのは国鉄気動車を改造した「くまげら」君。最初に目にしたときは結構ショックでした…。まあそういうこともあるよね、仕方がない(かわりに貴重な国鉄車を楽しもう)、と指定した先頭車両 海側最前部の座席につこうとしたものの…、編成変更に伴い指定された番号の席が存在しない!車掌さんに確認し、代わりの席に案内してもらいました。一応 海側の窓際席を用意してくれてはいたものの、中間車両の最前部で見通しがあまりよくなく、足元も(他の座席と比べると)狭めという…。どうやら私はリゾートしらかみとの相性がよろしくない模様。
あまりネガティブになっても勿体ないので、今の状況を存分に楽しもう!起きたことを後悔するのではなく与えられた状況をいかに楽しく過ごせるかも才能のうち、とポジティブに考え、絶景の五能線旅をスタート。日々の面倒ごとやストレスを忘れ、穏やかに流れる車窓を見ながらお酒を飲む。最高ですね。
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日本海に沿った絶景を楽しみながら列車は千畳敷駅に到着。ここでしばしの停車時間を利用し隣接する千畳敷海岸を散策。海底が幾度となく隆起し、出来上がった岩の海岸。夕焼け時ということもあり、水面に映る夕日を堪能。日が沈んだ後のブルーアワーもきっと綺麗なんだろうな、と思いつつも列車の発車時刻の関係上、泣く泣く退散。
列車は東能代から奥羽本線に入り、終点 秋田へ。この日は昨年の夏以来2回目の秋田にて(駅ナカでいぶりがっこをつまみに一杯楽しんだ後)一泊、翌日に備えます。
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bearbench-img · 12 days ago
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ピットクン
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ピットくんは、こくみん共済 coop(全国労働者共済生活協同組合連合会)のマスコットキャラクターで、徳島県バージョンのデザインでは、徳島県の名物である「阿波踊り」をモチーフにしています。 ピットくんは、白くて丸い体に、青と白の髪の毛が特徴的です。徳島県バージョンのピットくんは、阿波踊りの衣装をイメージした青と白のストライプのデザインになっています。頭の部分には、coop のロゴマークが入った帽子、胴体にはcoop のロゴマークとともに、阿波踊りで使われる「鳴子」を思わせる水玉模様が描かれています。
手抜きイラスト集
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everydaymacro · 3 months ago
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10/13 新潟市 「水玉模様」 ツバメシジミ
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kennak · 4 months ago
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平穏な生活が一変した12日間 なぜすべての車を発見できたのか 大量のキーが床に捨てられていた【写真:松本正美さん提供】  今年に入り自動車の大規模盗難が続いている。ターゲットはディーラーにも及び、8月19日には栃木・大田原市のホンダカーズ野崎で11台もの車が盗まれた。懸命の捜索により、30日までに全台を発見したが、被害者が直面したのは、不条理な現実の数々。Xに「犯罪者にとことん優しい日本を痛感」とつづった松本正美店長に投稿の真意を聞いた。(取材・文=水沼一夫) 「本当最後のフィットは諦めて、しょうがねえかなという思いもあった。でも、探してくれている人がたくさんいる。知らないところで知らない人が。そういう人たちに申し訳ないなという思いと、でも、今週いっぱいにしようという思いがあった。そんな話をしていたところに警察から電話が来た。とりあえず見つかってよかったなというのが本音です。ご協力いただいた方に感謝したいと思います」  30日、最後の1台が発見されたとの報告を受け、取材に応じた松本さんは安堵(あんど)の声を上げた。  平穏な生活が一変した12日間だった。  犯人グループが店にやってきたのは19日午前1時過ぎだ。従業員はおらず、11台の防犯カメラが目を光らせたが、犯人は手慣れた様子で2台を録画不可能な状態に。さらに車のキーが保管されていた金庫に目をつけ、これを破壊した。金庫は防火仕様で、素材は鉄とコンクリート。7センチの厚さがあったが、なすすべがなかった。スマートキーは車にかざせば反応してしまう。犯行グループはたやすくターゲットに目星をつけた。  複数ドライバーが必要で、松本さんが「最低でも7人」と見積もる犯行グループは、エンジンをかけると、そのまま北と南に分かれて暗闇の中に消えた。車をどこかに置いて、再び戻ってくると、残りの数台の車も準備。わずか2時間半の間に11台という“大量窃盗”を成し遂げた。  防犯カメラの映像を解析すると、犯人たちはベトナム語を話していることが分かった。松本さんは、1か月ほど前から閉店間際に不審な外国人の姿を目撃していた。事件後は姿が見えなくなったため、現場を物色していた可能性がある。  松本さんは防犯カメラの映像から、犯行グループが車を運び、再び店に戻ってくるまでの時間が、およそ「50分」だったことに着目。「片道20~25分とすると、さくら市から宇都宮にかけてだなっていう予想を立てました」。店を起点とした地図を作製し、付近のコインパーキングを中心に社員総出で捜索を行った。  さらにSNSを積極的に活用。営業マンとして「シビックタイプR販売台数日本一」を誇る松本さんは、自動車ファンの間で全国的に知られた存在だった。社長を務める親からは「会社の恥を晒すようだ」と情報公開に抵抗されたが、YouTubeで被害を訴えると、顧客からも協力者が相次いだ。  20日にさくら市で4台、21日に佐野市で1台、23日に埼玉・久喜市で3台、西那須野駅で1台……。犯行グループがGPSによる追跡を警戒して盗難車両をコンパーキングで“寝かせて”いる間に、次々と車を確保した。  全国的に多発し、社会問題になっている自動車盗難。しかし、今年は個人宅だけでなく、大量の自動車を保有するディーラーなどを狙うケースが増えている。  8月5日には群馬のホンダカーズ沼田南戸鹿野で12台が盗難。6月には成田空港近くの有料駐車場2か所が被害に遭った。そのうちの一つ、スーパーパーキングでは盗まれた9台すべてを発見、取り戻している。  いったい、なぜ犯行グループの“ターゲット”にされてしまったのか。  ディーラーや有料駐車場では防犯カメラの数もさることながら、個人宅に比べれば、セキュリティーは整っているように見える。しかし、別の自動車関係者はキーの管理について、「管理は雑だと思う。商談しているときにカギのある���所はすぐ分かってしまう」と盲点を指摘する。 「犯罪者にとことん優しい日本を痛感」と投稿 その真意とは?  27年前に店長に就任して以来、松本さんの店では車両盗難は一度もなかった。ただ、治安面の悪化は気にしていた。「いたずらを含めて怖いから本当、寝ていられないですよね」と本音を漏らす。高価な車は自前で別の車庫を用意。セキュリティーの強化を社長に相談したこともあった。  ただ、今回の盗難では、金庫について想像の上をいかれた。 「会社の事務所にドーンと置いてありました。持っていけないしね。5人でも持ち上がらないから。そういう隙はあった。こりゃ大丈夫だろう、金庫は壊さないだろうと思っていた。でも、そんなことなかった。簡単に壊された」  当事者になって気づいたことはほかにもあった。  28日、松本さんはXにこうつづった。  「犯罪者にとことん優しい日本を痛感しております」  どういう意味なのか。こちらが尋ねる前に、松本さんは切り出した。 「自分は取材で訴えたいのは何個かあって、やっぱり犯罪者に優しい日本だなと。例えば刑罰に対しても窃盗じゃないですか。最大で懲役10年、罰金50万円。あんパン盗んでも一緒かよ、みたいな感じですよね」  自動車窃盗は万引きと同じ窃盗罪が適用。「10年以下の懲役又は50万以下の罰金」が科せられる。犯罪の規模や再犯によって量刑が異なるものの、あまりにも甘いとかねて問題視されている。松本さんが1台も取り戻せなかった場合、11台の被害総額は3000万だった。人によっては残りの人生を棒に振るような金額だ。現行の法定刑は犯罪の抑止力になっておらず、罰則の強化が不可欠と実感した。  さらに警察の対応にも疑問の連続だったという。 「とにかく事情聴取が長すぎる。初日は朝8時ぐらいに警察が来てから、3時ぐらいまで拘束されましたからね。盗難はスピード命。SNSにアップしたいし、防犯カメラも見たい。そういうのができなかった。初動が遅すぎるなと」。自動車は盗難後、3日が勝負と言われている。立ち合い、被害状況の確認、カギの照合、書類作成……捜査を依頼するためには必要な作業だったが、とにかく時間がかかった。 盗難車両回収の帰路、偶然警察と遭遇 “窃盗団”と誤解され…  また、最後に見つかったフィットは、ホンダのアプリで行方を追っていた。給油情報と時間が分かるため、実際に犯人が訪れたガソリンスタンドを特定することができた。「でも、防犯カメラの映像は見せてくれなかった」。事件のことはガソリンスタンド側も知っており、協力の姿勢を示していた。しかし、映像を見せるとなると、警察の許可が必要だった。「警察は捜査情報になるので出せませんと」。運転手の姿や偽造ナンバーかどうかを確認することはできなかった。  自力で被害車両を発見し、帰路につく途中に、偶然パトカーとすれ違ったこともあった。「そしたら犯人と間違えられて、前後にパトカー横付けですよ。(警察関係者が)何十人も出てきて……。で、盗難車だと。いや、俺たちは被害者で、盗難車を引き取りに行ったんだと。逃げも隠れもしないからちゃんと調べてくださいと言って。そしたら調べて、ごめんなさいって言ってきましたけどね」  11台のうち、警察の力によって発見されたのは2台。松本さんの会社の社員が交番からわずか100メートルの場所で見つけたこともあった。放置されている違法ヤードの問題や外国人の不法滞在問題も指摘した松本さんは、「いろんな問題が複合的に重なって、犯罪天国になっちゃっているのは事実」と結論づけている。  愛車を盗難されたらどうすればいいのか。混乱の中、教訓として得たのは、SNSの力であり、周囲の協力だった。30日には成田のスーパーパーキングの責任者がアポなしで激励に訪れ、協力を申し出た。そこで共通したのは、「我々の自衛しかない」という認識。被害者を少しでも減らせるよう、啓蒙活動をしていくことで一致した。 「実際、この事件があってから、自分の知り合いの県外のホンダカーズにも外国人が下見に来たんですよ。朝行ったらロープが外れていた。で、防犯カメラを見たら、ハイエースで来た外国人が見ていたと。うち狙われてます。どうしたらいいですかと。カギはとりあえず全部持ち帰れ、と伝えました。セキュリティー入っていても、社内は安全じゃないと」  まだ盗難されていなければ、防げる可能性がある。金庫の中に入っていた数百万円の現金は戻ってこなかった。もはや日本は安全な国ではなくなった。松本さんは、「このことを1人でも多くの人に知ってもらいたい。特に販売店とかね。防犯の意識を変えてもらいたいなって」と呼びかけた。
「犯罪者にとことん優しい日本を痛感」 自動車11台盗難→すべて発見の被害者が語る不条理 「犯罪天国になっているのは事実」(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース
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extracts-sheep · 11 months ago
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倉本圭造@新刊発売中です!
@keizokuramoto
川口市のクルド人問題に興味があってもSNSには「ガチ右翼さん向けに煽りまくった情報」しか見つけづらくてよくわからない、という人向けに客観的な現状のまとめと落とし所の提案を書きます。この問題は背景情報をよく知らずに脊髄反射すると、川口市の担当者や埼玉県警が過剰に排外主義的に”見えちゃう”ところに問題があり、例えば先日放映されたアベマプライムの番組などは、よく調べずにテキトーな印象論をぶつけあうだけに終わった結果、本来わかりあえるべき部分でも過剰に対立が演出されてしまい出演された川口市議の荻野さんの印象が物凄く悪くなってしまっていたのが可哀想でした。
・ 1●クルド人特有の背景を知った上で議論しないと無意味 まず、川口市のクルド人問題は、他の在留外国人の問題とはかなり違う背景があることをまず理解する事が重要なんですね。 というのは、あえて批判的な言い方をすると、査証免除措置(トルコ国籍者は観光ビザも不要)で来日したあと、そのまま勝手に居着いてしまって既成事実化し、「難民申請」をすることで「申請中」の宙ぶらりんの状態で長期間滞在して子供も産んで…という形になっているクルド人が多いってことなんですね。 クルド人問題について議論する時に、「この部分の話」を無視したままだと、例えば川口市長だったり川口市の議員さんだったりが言っていることが物凄く排外主義的に見えちゃうのが注意が必要で。 「正規の在留資格」じゃないから、就労許可がない人もかなりいるし、健康保険への加入も不可になってしまっている人も多く、実態として「制度の谷間」にいる人が沢山いる状態なんですね。 そこには他の外国人とは全然違う難しさがあって、そもそも正規の在留許可がなければ「住民票登録」もしてないからいったい何百人、何千人いるかも正確にはわからないし住民税も払っていない状態が続いている。 それでも市内で子供が生まれたら面倒を見なくちゃいけないし、公教育でも受け入れなくちゃいけないし、”無保険者”がかなりの数でいると考えられる中で病院でのトラブルも解決しないといけない川口市の担当者から見たら切実な問題なんですよ。 こういう”制度の谷間問題”に対して、川口市自体は完璧とは言えないまでも自分たちのできる範囲でかなり頑張って小中学校で差別なく受け入れようと取り組んできた事実があると思います。 スマホ片手に「クルド人の人たち可哀想ぉ〜日本のレイシストどもなんか●ねばいいのに!」とかSNSで発言して、10分後にすっぱり忘れちゃえる人たちの目線で解決できる問題ではない。 ・ 2●素人論でなく「専門家の知見」ベースでの解決の模索が必要 一方で、2月初頭にNHKでこの問題が取り上げられた時には、世界の移民問題の専門家である一橋大学の橋本直子先生がかなり事前に番組スタッフさんにレクチャーを繰り返し、単に「クルドの人たちが可哀想だ、なんで助けてあげないんだ!」というメッセージだけでは終わらない深堀りがなされていました。
もちろん、制度の狭間に落ち込んでしまって困窮しているクルド人に対して何らかの対処が必要な事はリベラル側から見ると言うまでもありません。 ただしその「対処」の実現は、単に ・実際に共生している川口市民の懸念を「このレイシストめ!」と叩き切るだけ ・欧米の国家でも当然に行われている出入国管理実務上に必要な制度的問題を全部無視して「人権の大事さを理解しない日本政府が悪い」と断罪するだけ …では実現できないということです。 NHKの番組放映後橋本先生はSNSの右翼さん(のうち一番ヤバい層)から 「このハシモトって奴はお花畑の多文化共生論者だぞ!こいつは日本をぶっ壊すスパイだな!実は中国人に違いない!」 …とか言われまくってましたが(なぜ中国人ってことになるんだw)、むしろリベラル側から「あの位置に旗を立てに行く」ってことがどれだけ明確な問題意識と勇気が必要な振る舞いなのか、理解が必要だと思います。 SNSの右翼さんに言いたいのは、「日本は日本人のための国です!出てってください!」みたいな、アメリカ的文脈に直接翻訳したらガチ問題視されるような発言をそのまま主張しまくったって先進国日本で実現するわけないってことです。 一方で、橋本先生が旗を立てていこうとしている「受けて立つリベラル」みたいな路線をキチンと国際社会的に説明可能なロジックを通して実現していけば、 公正で人道的で、かつ「厳格な」出入国管理政策 …を実現し、制度の谷間に落ち込んでヒドイ目にあう人を減らしつつ、かつ右翼さん側の懸念もある程度満足させられる着地点が見えてくるでしょう。 また、この問題について興味があるリベラル側の意見を持った人は、単に「レイシストどもめ!」というふうに斬って捨てに行くと、「実際色々困ってる川口市民」が丸ごと排外主義に飲み込まれていく事に注意するべきだと思います。 むしろリベラル側の人は、実際に川口市の担当者や埼玉県警が現場レベルの共生策を実行しようとかなり頑張っているプロセスを���定せず迎えに行って、そこにどういう支援が足りないのかを政策的・世論的にサポートするような役割を果たすべきです。 アベマの番組に出ていた荻野市議なども含め、川口市や埼玉県警は、SNSの「ガチ排外主義」の人に比べたら遥かにマイルドでリベラル寄りの感性を持った上で現実的な落とし所を模索しており、その「現実を見た対策」を丸ごと「リベラルの敵」として断罪していたらこの問題は解決できません。 ・ 3●リベラル側が目指すべきざっくりした「落とし所」はこのあたりでは?という提案 ざっくりした結論として、橋本先生の言う「公正で人道的でかつ厳格な」政策という意味でこのクルド人問題の落とし所を考えるとするなら、以下画像のようなところになるのだと思います。
アベマの番組にクルド人当事者として出演されていたユージャル・マヒルジャンさんが、2022年のトルコ地震後1500人ぐらい一気に川口にやってきて、彼らは日本の風習にも馴染めていないから問題を起こす人もいる…みたいな話をシレッとしてたんですが、いやいやちょっと待ってくれと(笑) いまいる人口を、どうやって「馴染んでもらうか」という話をしている時に、そんなダダ崩れに次々と入ってこられても困りますという話がありますよね。 主権国家として「どこかで線を引かなくてはいけない」としたら、そこに引くのはリベラル側としても大枠は理解可能なことなのではないでしょうか。 そういう方向で「際限なく開いている国境をキチンと管理するようにする」ことと引き換えに「正規の滞在許可」を出していくことは、多くの場合すでに滞在しているクルド人側にとっても望むところでしょうし、結果として川口市に住民税も入るようになりますし、健康保険に若い労働者が沢山入る事は日本の財政的にも望ましいことでしょう。 ・ 4●「実態と建前」が乖離しまくっていた状況の解消が始まっている 私の経営コンサル業のクライアントの建築会社の社長いわく、既に日本の「現業」的な職場は外国人なしには成り立っていないとよく言います。 「SNSの愛国者さま」がいかにSNSで排外主義を叫ぼうとも、実際そういう人が汗水流して現場作業についてくれるわけじゃないんだからしょうがないじゃん、という側面は明らかにある。 今の日本はその「理想と現実」の間で物凄くナアナアな抜け穴だらけの制度を運用してきて、制度の狭間で様々な不幸を生んできてしまっています。 今後それを「責任を持って正常化」していく流れは既に起きつつある。 SNSの右翼さんは単に「ガイジンどもを叩き出せ!」的な事を吠えるだけでなく、出入国管理実務をできるだけ「シンガポール型」の厳格なものに近づける事を目指すべきなのだと思います。 一方でリベラル側は、単に実際に起きている不幸を全部「レイシストの日本人ども」「人権を理解しない悪辣な日本政府」のせいにして終わりにするのではなく、「受けて立つリベラル」として徹底した文化統合策を細部まで後押しし、 「実際に困ってる川口市民の懸念にちゃんと応えられるのは右翼さんより自分たちなのだ」という事を具体的に示していくことが求められている …といえるでしょう。 ・ 5●「米国のリベラルの公式見解」は「非英語圏」の実情と合っていない強者の論理にすぎず、無責任な放置を助長してしまう 「素人の印象論」的に終わってしまったアベマの番組と、「移民問題のプロ」が監修したNHKの番組との違いを眺めると、要するに 本当にリベラル的な良識を現場に即して実現しようと思えば、その対策には「アメリカのリベラルの極端な原則論」からすれば問題があるように「見える」ものが含まれる が、 むしろそこにちゃんと踏み込んで行く事が「今の時代の責任感あるリベラルの姿勢」なのだ …という本質論が眠っているように思います。 例えば「日本で暮らしたいなら日本社会に馴染んでください」という右翼さんの求めに対して、「アメリカやカナダのリベラルの公式見解」をぶつけて終わりにしてしまうリベラル側の「よくある態度」というのは、移民問題のプロの中では問題があるという認識が浸透しつつあるそうです。 なぜならアメリカでそういう「公式見解」が成立するのは「英語とアメリカ文化のデファクトパワー」が圧倒的だからこそ成立する強者の論理に過ぎないからです。 逆にスウェーデンなどは、「スウェーデン語や風習を強制してはいけないのでは?」というような原則論的な理想主義を最初は掲げていたけど、それは逆にその層が社会から分離してゲットー化し、余計に排外主義的問題が高まる元凶になってしまったらしい。 だからこそ、非英語圏においてはアメリカにおいてのリベラルの原則よりも「明確に一歩踏み込んだおせっかい」をしていくことが、むしろリベラル的な良識を実現するために絶対的に必要だという事は、移民問題の専門家の間で徐々にコンセンサスになってきているらしい。 「今そこにある問題」に対して「現実的対処を求める層」を、「アメリカのリベラルの公式見解」から断罪して切り捨てるだけの簡単なお仕事しかリベラル側がしないなら、SNSで吹き荒れる排外主義を止めることなど決してできないでしょう。 トランプムーブメントが止められないアメリカ、ガチ極右政党が躍進していない国などほとんどない欧州の実情を考えれば、そういう「リベラルの公式見解で断罪しまくるだけ」でこの問題が解決できない事は明らかです。 ・ 6●「欧米の失敗」が明らかになってきたからこそ、一周遅れの日本はちゃんと対策ができる道が開けつつある NHKの番組後、橋本先生に直接感想を伺ったところ、 「ああいう発言をすればリベラルから袋叩きにされるかと思っていたが、案外クルド人の人たち御本人や、リベラル層からは好評価が多くて意外だった。おそらく、欧州の極右政権が問題になったり、米国のバイデン政権ですら何らか国境線をフルオープンにはできない事情が明らかになってくる中で、現実的な対処をすること���体を否定していてはいけないのだ、という風潮がリベラル側にも出てきているのだと思う」 …という話をされていたのが印象的でした。 このように、一周前の欧米の移民政策が明らかに問題を抱えている事が明白になってきたからこそ、「今までなら合意できなかったことが合意できる」流れを作り出せるはずです。 その先で「日本ならではの徹底した文化統合策」をいかに後押ししていけるかが問われています。 右翼さんは右翼さんなりにできる限りシンガポール型の着地を目指す一方で、リベラル側はどういう「包摂」を目指せばいいのか?については、リプ欄に貼ってある記事で詳説したのでぜひお読みいただければと思います。 リプ欄の記事では他にも、 ・実際に川口市でどの程度の問題が起きているのかを犯罪統計などから定量的に分析する ・実際に川口市で行われている共生を目指す政策の実例や、その路線をさらにサポートしていくのに何が必要なのか? …といった多様な論点を詳しくまとめてありますので、この問題に興味がある方はぜひ記事本文をお読みいただければと思います!
午前6:25 · 2024年3月2日
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chibiutsubo · 2 months ago
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#おでかけ #マーケット日和
最初は市民公園側を見て回っていましたが、お昼ごろに学びの森の方へ来てみると、こちらは所々装飾されていたりとまたちょっと違う雰囲気になっていました。
どうやらここがステージで、音楽系の催し物はここで行われていたみたいです。水面に景色が映り込んでいてけっこう綺麗。前日にかなりの雨が降ったので、その水が溜まって池ができたんかな?とも思ったんですが、元々からある池なのか、どっちなんだろう?
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動物の彫刻アートの実演もあった模様。池が間にあって近付いて見ることができないですが、柴犬っぽいものや、ハチワレ猫の彫刻が見えます。私は市民公園の方のトークイベントの方へ行っていたのでこちらのステージは全く観れていないのですが、音楽ありアートありといった感じだったみたいです。
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周りの木も色々と飾られていてイベント感ある雰囲気に。
そういえばこの近くで透明度の高いシャボン玉みたいな風船を売っているお店があったので、それを手にしている家族連れもちらほら。天気の良い日だったので、その風船に日差しが当たるとキラキラしてほんとにシャボン玉みたいに見えるのです。近頃はこんなきれいな風船もあるのね、とびっくりしました。透明とピンクと水色の3色展開でしたが、やっぱり透明が一番自然で綺麗かな。青空に浮いているような擬似シャボン玉、端から見ている身で楽しませてもらいました(しかしお値段は可愛くないと同行者談)。
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666hn · 5 months ago
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今日は雨の日だから水玉模様
キラキラお寿司
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misoyo-happy · 5 months ago
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昨日のコーディネートです(๑˃̵ᴗ˂̵)
墨流し〜。単衣でも浴衣でも着られるというもの。なんと洗える着物です!ちりめんみたいに見えます。色がうまく出ないな。
帯は優しい色合いの博多帯です。
浴衣を着物風に着るって感じで、足袋はレースのにして、一緒に写すの忘れちゃったけど、帯締めは黒でトンボ玉の帯留めにしました。半衿は、強調されないように白にしました。
墨流しは、水に染料を垂らして模様を作り、そこに布を一瞬浸けて、模様を写しとるの。もう何年も前に体験で半衿を作ったことがあるんだけど、染料を垂らしちゃったらやり直し出来ないし、もう一回やらせて〜って感じでした(^_^;)
だから、同じ模様は二度と出来ない。偶然の産物のようにみえるけど、職人の緻密な計算や長年の経験による技で一点限りの魅力的な模様が出来るんだと思う。
1300年前の平安時代に貴族の遊びとして水に墨を垂らし流れる様を愛でていたことが起源とされているそうです。
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gobangiri-news · 8 months ago
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関東近郊での舞台挨拶決定!制作時の裏話などを語ります!
草彅剛主演映画『碁盤斬り』が公開し、全国各地で舞台挨拶を行ってきましたが、まだまだ多くの方に映画『碁盤斬り』が届くよう、そして感謝の気持ちも込めて、6月21日(金)に関東近郊での舞台挨拶が決定しました。草彅と白石和彌監督が登壇し、公開から1ヵ月を迎えた心境を語ります。また、それ��れの回に本作の制作スタッフも登壇し、制作時の裏話などを語ります。新たな視点から、映画『碁盤斬り』をご覧いただける貴重な機会となります。  
【関東近郊舞台挨拶 109シネマズ二子玉川 2回】 日時:2024年6月21日(金) ①9:10の回 本編上映後(本編上映終了後、舞台挨拶開始) ②12:25の回 本編上映前(舞台挨拶終了後、本編上映開始) 会場:109シネマズ二子玉川 登壇者:草彅剛、白石和彌監督(予定/敬称略) 料金:一律2,200円 ※ムビチケ・各種割引使用不可 ※エグゼクティブシート+1,000円
【関東近郊舞台挨拶 TOHOシネマズ川崎 2回】 日時:2024年6月21日(金) ①11:45の回 本編上映後(本編上映終了後、舞台挨拶開始) ②15:05の回 本編上映前(舞台挨拶終了後、本編上映開始) 会場:TOHOシネマズ川崎 登壇者:草彅剛、白石和彌監督(予定/敬称略) 料金:一律2,200円 ※ムビチケ・各種割引使用不可 ※プレミアシート+600円
【関東近郊舞台挨拶 ユナイテッド・シネマ豊洲 2回】 日時:2024年6月21日(金) ①14:20の回 本編上映後(本編上映終了後、舞台挨拶開始) ②17:35の回 本編上映前(舞台挨拶終了後、本編上映開始) 会場:ユナイテッド・シネマ豊洲 登壇者:草彅剛、白石和彌監督(予定/敬称略) 料金:通常シート2,200円    プレミア・ペアシート(2枚)6,900円 ※ムビチケ・各種割引使用不可
購入方法:こちらの舞台挨拶のチケットはチケットぴあでのお取扱いです。 ※チケットぴあにて残席がある場合に限り、劇場のインターネット及び窓口での販売をいたします。   ■先行抽選販売「プレリザーブ」 申込受付期間:6月15日(土)11:00~6月18日(火)11:00 ※抽選結果発表は6月18日(火)18:00頃 ※プレリザーブとは?http://t.pia.jp/guide/prereserve.html
チケットぴあ購入ページ
《先行抽選販売に関する注意事項》 ※チケットのお申込は、お一人様2枚までとさせていただきます。 ※前売券・招待券・株主優待券からのお引換は出来ません。ご注意下さい。 ※チケット当選後の変更・払戻は出来ません。予めご了承下さい。 ※プレリザーブとは、事前のお申し込みの後、チケットを購入できるサービスです。 ※必ずしも優先的に良いお席をご用意するものではありません。 ※お申込多数の場合は抽選にて当選者を決定します。(先着順ではありません) ※お申込は受付期間中ならいつでもOK。(メンテナンス時間をのぞく)
■一般販売 販売期間:6月19日(水)10:00~6月20日(木)16:00(予定枚数になり次第終了) ※チケットの販売はお一人様2枚までとさせていただきます。 ※前売券(ムビチケ)・招待券・株主優待券からのお引換は出来ません。ご注意下さい。 ※プレリザーブで予定枚数に達した場合は一般販売を行わない可能性がございます。
《チケット発売に関する注意事項》 ※本イベントは、天候やその他本イベント事務局の判断により、舞台挨拶の開催中止や、登壇者・スケジュール等の内容が予告なく変更になる場合がございます。その場合も、交通費や宿泊費等の補償はいたしません。また、映画上映が行われる場合はチケットの変更や払い戻しもできませんので、予めご了承下さい。 ※いかなる場合においても舞台挨拶中の途中入場は固くお断りいたします。 ※全席指定席となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。 ※運営の都合により、会場への入退場、トイレのご利用を制限させていただく場合がございます。 ※場内でのカメラ(携帯電話含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。当日は荷物検査を行わせていただく場合がございます。 ※会場内ではマスコミ各社の取材による撮影、記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ・公式SNSアカウント等にて、放映・掲載される場合がございます。また、本イベントの模様が後日販売されるDVD商品等に収録される場合がございます。イベント後には、会場周辺にて作品に関する感想を取材・撮影させていただく場合がございます。撮影した写真および映像等の一部は編集され、テレビ・ホームページ・公式SNSアカウント等で放映・掲載される場合がございます。なお、これらのお客様の肖像の使用については、本イベントにご入場されたことにより、ご同意いただけたものとさせていただきます。予めご了承下さい。 ※インターネット・オークションへの出品その他の転売目的での入場券の購入及び転売はお断りいたします。 ※営利を目的として転売された入場券及びインターネットを通じて転売された入場券は無効とし、当該入場券による御入場はお断りいたします。 ※イベントの予定は、急遽変更になる場合がございます。あらかじめご了承下さい。 ※いかなる事情が生じましても、ご購入後・お引き換え後の鑑賞券の変更や払い戻しはできません。 ※ライブビューイング上映やイベント上映のチケットを、プレイガイド(チケットぴあ、ローソンチケットなど)でご購入されたシネマイレージ会員様は、劇場チケットカウンターでご鑑賞当日にシネマイレージの鑑賞履歴をご登録いただけますので、お立ち寄り下さい。 ※車いすをご利用のお客さまは車いすスペースでのご鑑賞となります。車いすスペースには限りがありますので、ご利用人数によっては所定のスペース以外でご鑑賞いただく場合がございます。また、イベントの内容やマスコミ取材により、所定のスペースからご移動いただく場合がございます。予めご了承下さい。 ※チケット購入に関するお問合わせは、http://t.pia.jp/help/までお願いいたします。
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kjh-417 · 1 year ago
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  mes possibilites aujourd'hui. 今日のわたしの可能性。   庭の水撒きをする。   徒歩で買い物に行く。   ヒラツカスミレ、ニシキスミレ、 レッドキャスケード、ヒヤシンスの球根を 鉢に植え付ける。   紅玉とさつまいもの重ね煮をつくる。   柿のセミドライをつくる。   掃除をする。     ムッキの月命日。 今月は、このあいだつくった 栗の渋皮煮をワープ。 渋皮煮の表面の模様が ムッキに似ていて、好き。   ゴミ当番があったので いつもより少し早起き。 おかげで時間があったので 台所作業をする。   昨日Nっちゃんにいただいた柿、 しゃりっとした いい感じの固さ。 スライスしてセミドライにした。 オーブンで焼いているあいだに、 徒歩で買い物へ。 セミドライの柿に合わせる クリームチーズとレーズンを購入。 いい天気の午後は 歩くのも心地よい。   明日明後日は天気が崩れるとの予報なので、 交換会で輿入れした苗たちや ヒヤシンスの球根を植えたりして過ごす。 バラの剪定は来月に入ってからにしようかな。 ちょっとばかり病葉が出てきているので 一部にお薬を散布。   オルレアのこぼれ種が なんとか発芽しているのを確認して 喜ぶ。 おっと、そろそろ 庭だよりも更新しなくては。
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tutai-k · 2 years ago
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欲しているのは、世界、立ち位置、安寧の場所
週末は文学フリマ東京だった。 covid-19の流行が始まって、ちょうどそのころに病院に転職したので、しばらく東京への参加は見送っていた。東京のイベント参加は実に三年ぶり。私が年に二度、定期的に通っていたころとはずいぶん様子が違っていることを友人たちのツイートやブログで知り、緊張しながら新刊の用意や他の準備をした。
変わっているのは、文フリ東京という場所だけではない。わたし、孤伏澤つたゐという存在にも転機がおとずれていた。『浜辺の村でだれかと暮らせば』という小説を書き、本にしたとき、これはわたしの(文壇的な意味ではなく)作家的な転機になるだろうと確信した。そして実際、この本を作ったことは、わたしを、わたしが思っていた以上の場所に連れて行ってくれるきっかけになった。
2023年は、そういうことがたくさん起こる年のようだ。
水俣に二泊三日滞在したことも、わたしの作家活動の中で(何らかの権威による作用ではなくごくごく個人的な)大きな意味を持っている。
そして、このタイミングで、角川武蔵野ミュージアム(埼玉県所沢)で「はじめてのBL展」という展示がはじまり、十年ほどまえに『共有結晶』という雑誌に掲載してもらっていたBL短歌が展示されることになった。
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文フリの翌日、展示を見学してきたが、女性が女性のために作り楽しむ、積極的に性的な創作を始めた(つまりそれは女性が主体性をもって自分自身の性的な「ファンタジー」を作品として完成させる場所・立ち位置の獲得である)ことを、歴史の一つとして真摯に向き合い、編纂された展示だった。BLというジャンルは、女性の権利や表現の獲得とともに、LGBTQA+に対する消費の問題をはらみつつ、つねに前進している。新しい表現を模索し、他者を無邪気に消費・搾取することを内省し、「次の」表現を目指すジャンルだと思う。 その「ジャンル」のたどってきた道筋として、『共有結晶』も、一つの指標にされていた。 2012年「BL短歌合同誌『共有結晶』発刊」の文字の前で、わたしは立ち尽くしていた。 短歌/BL短歌と「わたし」について、いまここで多くを語るつもりはない。だが、あれがBLという大きな川の流れにおいて、海へ漕ぎ出そうとする一艘の船だったということを、その船に乗っていたということを、やはりわたしは「なかったこと」にはできないのだと思った。
孤伏澤つたゐという作家は、それはそれは小さな無名の存在だ。小説を書くという営みをただただやっている一個人だ。
それでも、そんな一個人にも作家性はあり、たどってきた歴史がある。越し方を振りかえれば、おおくの過ちがあり、迷いがある。
その迷いや過ちを編み、わたしは物語を作ってきた。
文フリ東京で刊行した新刊は、そんな自分の人生を振り返るようなお話です、ということはなかった。 どちらかといえば何も考えていなくて、いままでメッセージ性の強い物語をたくさん作ってきたから、何も考えずに書いたり読んだりできる気軽なものを作ろうと思って作った。
だから、上に書いたような作家性の発露などなく、文フリ東京で出した本は、孤伏澤つたゐという作家の転機となる作品ですよ、というようなものではない。 現実とは物語のように都合よく織られるものではなく、常に矛盾と期待外れの連続だ。
2023年が、創作活動の転機となるからといって、そこで作られる物語が、これまでの集大成、みたいな都合のいいことは起こりえない。 わたしを取り巻く状況だけが、わたしに作家性をかえりみさせ、わたしに未来の物語への責任を問い詰める。
人生という物語は、誰かに読まれるためにあるのではなく、わたしが歩くためにあるのだと再確認する。
歩いていく。
さて、そんな文学フリマで、一番楽しみにしていたのは八束さんの新刊『アフターヘブン』だ。 死者がよみがえることができるようになった世界の少女たちの青春物語。人間の連続性/一貫性は、その連続性を持つ当人よりも、他者のほうが強く「そのひと」に要求する。わたしたちは他者にたいする想像力を持たないがゆえに連続性と一貫性を他者に強要し、そこから外れることに眉をひそめる。そして、他者への想像力を持たないがゆえに、他者の過去への好奇心を殺しえない。 「死者がよみがえる」そしてその「死者」の「現在」が語られるとなれば、物語の読者は「死者」の「今」よりも、「過去」を知りたがる。過去を語れ、その過去をして「いま」の行動に期待し、分析しようとする。不思議なもので、「死者」でなくてもそうだ。現実の人間は、「今」を生きている。だが、焦点が当てられがちなのは「過去」で、「今・生きている」その事実は、一貫性/連続性の証明書として提出が要求される。 その好奇心/他者からの一方的な要求に、押しつぶされがちな人々、それゆえに「いま」を積極的には語れないひとびとへ、たくさんのメッセージが込められた物語だった。 この物語を書くことができる稀有な作家と同時代を生き、刊行されるすべての書物を手に入れることができる、そのことはわたしの人生の、大きな財産である。
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