Tumgik
#桜戦士希星
hirasen · 2 years
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#4年ぶり (https://twitter.com/hirasen1965/status/1053984883687575552?s=20&t=-ri6Lgl_yCMAsvpxxmPJkQ)に #おおがわらオータムフェスティバル に #登場してくれた 、 #大河原のご当地ヒロイン 「 #桜戦士希星 ( #ブロッサムウーマンキララ https://instagram.com/blossam_kirara?igshid=YmMyMTA2M2Y=)」の #華麗なステージ ☆ #新しい武器 「 #桜扇 ( #さくらせん )」が #炸裂 !! #お見事 ♪ #闘い終わって (https://twitter.com/hirasen1965/status/1584211278876114946?s=46&t=yoDHOyAdkKJxB6ourd9dLQ)、 #お友達とふれあう #桜戦士 #希星 #ブロッサムウーマン #キララ ♪ #メンコイ ♡ (大河原町役場) https://www.instagram.com/p/CkGYYJ8p9K3/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kachoushi · 1 year
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各地句会報
花鳥誌 令和5年7月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年4月1日 零の会 坊城俊樹選 特選句
一葉の家へ霞の階を きみよ 春昼や質屋の硝子なないろに 小鳥 伊勢屋質店今生の花とほく 光子 菊坂に豆煎る音や花の昼 和子 一葉の質屋は鎖して春の闇 はるか 本郷の亀を鳴かせて露地住ひ 順子 おかめ蕎麦小声で頼み万愚節 いづみ 文士らの騒めきとすれ違ふ春 三郎 一葉を待つ一滴の春の水 光子 物干に如雨露干したり路地の春 和子
岡田順子選 特選句
一葉の家へ霞の階を きみよ 金魚坂狭め遅日の笊洗ふ 千種 菊坂の底ひの春の空小さし 光子 坂の名のみな懐かしき日永かな 要 赤貧の欠片も少し春の土 いづみ 本郷の間借りの部屋の猫の妻 同 質店の中より子規の春の咳 俊樹 止宿者の碑のみ残すや蝶の舞 眞理子 本郷の北窓開く古本屋 きみよ かぎろひの街をはみ出す観覧車 いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月1日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
花冷の背後より声掛けらるる 美穂 幾年も陽炎追ひて遊びけり 散太郎 濃きほどに影のやうなる菫かな 睦子 化粧水ほどの湿りや春の土 成子 画布を抱き春の時雨を戻りけり かおり 昼月は遠く遠くへ花満開 愛 シャボン玉の吹雪や少女手妻めく 勝利 麗かや砂金三つ四つ指の先 睦子 成り行きの人生かとも半仙戯 朝子 鞦韆の羽ばたかずまた留まらず 睦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月3日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
花吹雪卍色と云ふが今 雪 花冷に後姿の観世音 同 そぼ降りてひと夜の契り花の雨 笑 観世音御手にこぼるる花の寺 同 お精舎やこの世忘れて糸桜 啓子 逝きし友逢へないままに朦月 同 裏木戸を開ければそこに花吹雪 泰俊 御仏と咲き満つ花の句座に入る 希 愛子忌や墓にたむけの落椿 匠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月5日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
縋りつく女心や桃の花 世詩明 肌寒く母の手紙はひらがなぞ 同 啓蟄や鍬突き立てし小百姓 同 日野河原菜花の香る祭りかな ただし 菜の花や石田渡しの蘇る 同 雛祭ちらしずしそへ甘納豆 輝一 ぽつたりと落ちて音なき大椿 清女 花吹雪路面電車の停車駅 同 大拙館椿一輪のみの床 洋子 花の山遠く越前富士を抱く 同 吉野山日は傾きて夕桜 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月6日 うづら三日の月 坊城俊樹選 特選句
花の下天をを仰げば独り占め さとみ 春陰やおのが心のうつろひも 都 春耕や眠りたる物掘り起す 同 左手の指輪のくびれ花の冷え 同 園児等のお唄そろはず山笑ふ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月8日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
膝をまだ崩せずにをり桜餅 秋尚 登り来て本丸跡や花は葉に 百合子 葉脈のかをり弾けて桜餅 同 桜餅祖母の遺せし会津塗り ゆう子 売り声も色つややかに桜餅 幸子 木洩日の濡れてゐるやう柿若葉 三無 春愁や集ふふる里母忌日 多美女 伍しゐても古草の彩くすみをり 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月10日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
心経をとなへ毛虫に火をはなつ 昭子 マンホール蓋の窪みに花の屑 昭子 栄螺売潮の香りを置いてゆく 三四郎 金の蕊光る夕月てふ椿 時江 禅寺の読経流るる花筏 ただし 若者の髭に勢や麦青む みす枝 龍が吐く長命水の春を汲む 三四郎 花吹雪受けんと子等の手足舞ふ みす枝 土器の瓢の町や陽炎へり ただし 海遠く茜空背に鳥帰る 三四郎 紅梅のことほぐやうに枝広げ 時江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月10日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
片棒を担いでをりぬ四月馬鹿 三無 薬草園とふ門古りて松の花 和魚 だんだんと声ふくらみて四月馬鹿 美貴 四月馬鹿言つて言はれて生きてをり 和魚 松の花表札今も夫の居て 三無 白状は昼過ぎからや四月馬鹿 のりこ 一の鳥居までの大路や松の花 秋尚 松の花昏き玄関応へなく 美貴
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月11日 萩花鳥会
京よりの生麸草餅薄茶席 祐 不帰のヘリ御霊をおくる花筏 健雄 ただ一本ミドリヨシノの世界あり 恒雄 堂々と桜見下ろす二層門 俊文 ���に愚痴聞かせて淋し春の宵 ゆかり 杵つきの草餅が好きばあちやん子 美惠子
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令和5年4月13日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
便り待つポストをリラの房覆ふ 栄子 畑打つや鍬を担ひし西明り 宇太郎 軒下の汚れし朝や燕来る 都 桜蕊降る藩廟の染まるまで 美智子 桜蕊降るももいろの雨が降る 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
何氣なく来て何気なく咲く花に 雪 神御座す杜の新樹に聞く鳥語 かづを 老の踏むひとりの音や落椿 ただし 野辺送り喪服の背に花の蕊 嘉和 夜ざくらのぼんぼり明り水あかり 賢一 喝采の微風を受けて花は葉に 真喜栄 生きる恋はぜる恋ととや猫の妻 世詩明 葉ざくらに隠されてゐる忠魂碑 同 眩しさを残して花は葉となれり かづを
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月16日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
極大と極小としやぼん玉宙へ 要 穴出でし蟻の列追ふ園児どち 経彦 頰􄼺をつく石仏の春愁 貴薫 酸模を噛む少年の今は無く 要 稲毛山廣福密寺百千鳥 同 瑠璃色を散らし胡蝶の羽ばたきぬ 久 春陰の如意輪仏へ女坂 慶月 棕櫚の花年尾の句碑に問ひかくる 幸風 朴の花仏顔して天にあり 三無
栗林圭魚選 特選句
蝌蚪の群突くひとさし指の影 千種 峠道囀り交はす声響き ます江 美術館三角屋根に藤懸かる 久子 こんもりと句碑へ映るも若葉かな 慶月 微かなる香りや雨後の八重桜 貴薫 朝の日に濃淡重ね若楓 秋尚 落ちてなほ紅色失せぬ藪椿 経彦
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月19日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
通勤のバスから見ゆる日々の花 あけみ 花馬酔木白き房揺れ兄の家 令子 亡き鳥をチューリップ添へ送りけり 光子 偲ぶ日の重く出たるや春の月 令子 あの頃の記憶辿って桜散る 美加
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月19日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
矢車の音きしみ合ふ幟竿 世詩明 風よりも大きく揺れて糸柳 啓子 花万朶この世忘れて花の下 同 あたたかやお守りはねるランドセル 同 甘き香の女ごころや桜餅 千加江 春場所や贔屓の力士背に砂 令子 落椿掃きゐてふつと愛子忌と 清女 春の虹待ちて河口に愛子の忌 笑子 散りそめし花の余韻も愛子の忌 同 城の濠指呼の先には花の渦 和子 花筏哲学の道清めたる 隆司 故郷の深き眠りや花の雨 泰俊 山道の明るさを増す百千鳥 同 ほころびて色つぽくなり紫木蓮 数幸 花桃に出迎へられて左内像 同 瞬きは空の青さよ犬ふぐり 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
忠直郷ゆかりの鬱金桜とぞ 雪 椿てふ呪縛の解けて落つ椿 同 春愁や言葉一つを呑み込んで 同 御襁褓取り駈け出す嬰や麦は穂に みす枝 鶯の機嫌良き日や鍬高く 同 ただならぬ人の世よ���に蝌蚪の国 一涓 あの角を曲つてみたき春の宵 日登美 春の果次も女に生れたし 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月21日 さきたま花鳥句会(四月二十一日)
清冽な水は山葵を磨き上げ 月惑 連写して柳絮の舞ふを収めけり 八草 天守閉ぢ黙す鯱鉾朧月 裕章 行き先は行きつく所柳絮飛ぶ 紀花 南無大師遍照金剛春の風 孝江 揚浜に春の虹立つ製塩所 とし江 柳絮飛ぶ二匹の亀の不動なり ふじ穂 筍堀り父編むいじこ背負ひ来て 康子 花吹雪ひと固まりの風の道 恵美子 満天星の花揺らしつつ風過ぎる 彩香 夢叶へ入学の地へ夜行バス 静子 啓蟄やピンポンパンの歌聞こゆ 良江
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令和5年4月23日 月例会 坊城俊樹選 特選句
真榊はあをばの中に立つてをり いづみ 水の上の空のその上鳥の恋 順子 掌の中の春の蚊深き息を吐き 炳子 耳朶を掠めて蝶のうすみどり 緋路 仕上りの緻密なる蒲公英の絮 秋尚 手放して風船空へ落ちてゆく 緋路 春の闇より声掛けて写真館 順子 零戦機日永の昼の星狙ふ ゆう子
岡田順子選 特選句
玉砂利の音来て黒揚羽乱舞 和子 耳朶を掠めて蝶のうすみどり 緋路 仕上りの緻密なる蒲公英の絮 秋尚 風光る誰にも座られぬベンチ 緋路 緋鯉とて水陽炎の中に棲み 俊樹 手放して風船空へ落ちてゆく 緋路 蜂唸る神の園生に丸き井戸 炳子 佐保姫は夜に舞ひしか能舞台 俊樹
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
つかまへし子亀に問へり亀鳴くか 美穂 亀鳴くや拷問石にある哀史 ちぐさ 亀鳴ける賓頭盧尊者撫でをれば 美穂 板の戸に志功の天女花朧 喜和 連子窓に卯の花腐し閉ぢ込めて かおり 大人へのふらここ一つ山の上 光子 ふらここや無心はたまた思ひつめ 同 ふらここや関門海峡見下ろして 同 さくら貝ひとつ拾ひて漕ぎ出しぬ かおり 午後一時直射にぬめる蜥蜴の背 勝利 花冷の全身かたき乳鋲かな 睦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月4日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
落城の如く散りたる落椿 世詩明 三人の卒業生以て閉校す 同 双葉より学びし学舎卒業す 同 氏神の木椅子はぬくし梅の花 ただし 鳥帰る戦士の墓は北向きに 同 草引く手こんなですよと節くれて 清女 雛あられ生きとし生くる色やとも 洋子 官女雛一人は薄く口開けて やす香 露天湯肩へ風花ちらちらと 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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soundstory-ss · 1 year
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#24 EMPEROR WARS
■公演日  2021年3月11日(木)~14日(日) ■劇場  シアターサンモール ■作・演出  伊藤マサミ ■Cast  歌野いろは:舞原鈴  源義経:千田京平  神谷聖:健人  ジャンヌ・ダルク:矢澤梨央  西部・メイ・義花:楠世蓮  ビリー・ザ・キッド:石渡真修  壬生野誠:早乙女じょうじ  斎藤一:伊藤マサミ  氷川桔梗:かおりかりん  明智光秀(イケメン戦国THE STAGEより):橋本全一  ロマ・クラリス:深桜ありさ  ネロ・クラウディウス・カサエル・アウグストゥス・ゲルマニクス:汐崎アイル  賤ヶ岳槍弥:本田昂也  加藤清正:伊藤孝太郎  徒花海斗:松岡侑李  シュバリエ・デオン:齋藤千尋  切馬夜人:SUMIO  アーロン・コスミンスキー:土居健蔵  帝・マリエッタ・鞠絵:窪田ゆうり  バートリ・エルジェーベト:山田せいら  三国王魏:田辺レオ  曹操:芹澤良  住良木和:浪川大輔(声の出演) ・Emperor Strikers  高田紋吉  林田寛之  望月祐治  橋本直也  打出菜摘  相ヶ瀬龍史  小野流星  花崎ほの香  雨宮光 ■Staff  脚本・演出:伊藤マサミ  演出助手:水沢まな美  舞台監督:森貴裕  音響:志水れいこ  音響操作:古川直幸、小薗詩歩、宮下奏  照明:島田雄峰  ムービングライト:紺野浩史  美術:宮坂貴司  音楽:今泉翔  映像:常光博武  殺陣振付:根本太樹、芹澤良  ダンス振付:山田せいら  衣裳デザイン・製作:小泉美都  衣裳統括:かおりかりん  小道具協力:儀間裕士  ヘアメイク:青山亜耶  ヘアメイク協力:今村千恵実  スチール撮影・デザイン:圓岡淳  フライヤー・ロゴデザイン:YOH  DVD撮影:SAIRO  制作協力:小野智美  制作補佐:山口由希/小島麻奈未/雨宮光  制作統括:舞原鈴  主催:株式会社フォーチュレスト 『イケメン戦国 THE STAGE』協力  主催:イケメン戦国THE STAGE製作委員会  原作:株式会社CYBIRD「イケメン戦国◆時をかける恋」  企画・制作・製作幹事:株式会社LEGEND STAGE  衣裳:株式会社藤衣裳  ヘアメイク:小熊清美 ■あらすじ[公式より] 「歌野いろは」はデザイン会社に勤める平凡すぎる女性。 承認欲求を持たず、とにかく目立たず平和に生きることをモットーとしている。  彼氏:アリ(2次元)  趣味:ゲーム・妄想 そんな彼女が唯一熱中できるものは「アプリゲーム」そしていろはは出会ってしまった。  なんでも願いが叶うゲーム  ―『EMPEROR WARS』― それは登録するが最後、始まるは死と隣り合わせのデスゲーム いろはに襲い掛かる異形の怪物。その時、いろはを助けたのは、蒼き衣を身にまとった青年。 名を…―源義経― 「行くぞ、紫の旅だ―――。」 進戯団 夢命クラシックスが贈る アプリ×偉人×バディ×トイ×デスゲーム 5本の柱で紡ぐ、新感覚のエンターテイメントサスペンス活劇!
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yuupsychedelic · 2 years
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詩集『青春謳歌』
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詩集『青春謳歌』作品リスト
1.「桜前線は止まらない!」 2.「四つ葉のクローバー」 3.「Mr.アンダースロー」 4.「流星バックドラフト」 5.「青ざめたアインシュタイン」 6.「淋しくない失恋」 7.「亜空戦士ネオカンダム」 8.「木枯らしが吹く前に」 9.「私たちの恋愛記念日」 10.「ニューイヤー音頭」 11.「偏愛節」 12.「ブルー・エデュケーション・ラヴァーズ」
1.「桜前線は止まらない!」
桜が咲くSeasonに私は生まれた そして母親に桜と名付けられた 私の人生にReasonなんてないけど とにかく全力で生きていければいいさ
勇気がなくて何にも出来なかった ゴールまで一歩も走れなかった そんな自分には昨日でサヨナラ やりたいことに夢中でありたい
かわいくなりたいし かっこよくなりたい 私らしく生きていきたい 欲張りでも今ならIt's Alright OK!!
桜が咲くSeasonに私は生まれた 桜と共に毎年生まれ変わる できないLogicを考えるよりも やりたい衝動があれば何でもできるさ
ロングヘアーは誰にも譲らない 人生という名の舞台で愛を叫ぶ
あいつに嫌いと言われて泣いたり 陰口に怯えたりした夜もある そんな奴らには言わせておけばいいさ 私は私のやり方で跳ね返す
あれもしたいし これもやりたい 人生なんでもやってみたい 欲張りでも私ならIt's Alright OK!!
桜が咲くAvenueを私は愛して 桜と共に毎日生きてく さすらうDreamはまとめて 今からここで叶えれば空に舞い上がる
ロングヘアーは誰にも譲らない 人生という名の舞台で愛を叫ぶ 芝居は終わらない
桜が咲き晴れ渡り 赤く染まって散り行く 四季の輪廻は希望の鐘のよう 私は今年も生まれ変わる
恋もしたい 夢も叶えたい 私をあきらめない 最後の瞬間(とき)まで いつだってFly Away
桜が咲くSeasonに私は生まれた そして母親に桜と名付けられた さすらうDreamはまとめて 今からここで叶えれば空に舞い上がる
ロングヘアーは誰にも譲らない 人生という名の舞台で愛を叫ぶ 芝居は終わらない
私は私の生き方で やりたいことをやるのさ
2.「四つ葉のクローバー」
幸せになりたいと 思いはしないけど 友達や恋人には幸せに なってほしいから
私は私を往く 邪魔はさせない 悲しみ色の先にある 未来を見るため
手首の傷は 夢の痕跡 憎しみに耐えながら ここで生きている
傷つけたい人がいるなんて 誰にも言えないさ 殺したい人がいるなんて 信じたくはないさ
だから…… 四つ葉のクローバーに 明日はいい日になれと願う
いい人でありたいと 言い続けてきたけど 私は私を演じるのが 辛くなったんだよ
誰も傷つけぬためには 何も言わないことだけ そっとここを立ち去り 旅��出ればいい
制服の傷は 旅の痕跡 衝動に耐えながら 今日を生きている
愛したい人を突然 殺してしまいそうで その場から離れたなんて 一生言えないさ
好きになればなるほど私を きっと嫌いになるから その前に愛を手放せ 恋は宝石のまま
だから…… 四つ葉のクローバーに あなたの幸せを願う
蒼いスカーフの傷は 涙の痕跡 孤独に耐えながら 光を待っている
ナイフを突きつけられることに 私は慣れすぎて あなたの優しさを 最後まで信じられなかった
悲しみの雨をそのまま 身体で受け止めて 瑠璃色の明日へ 虹の向こうを求めた
でも本当は違うんだ 臆病すぎただけ
だから…… 四つ葉のクローバーに 明日はいい日になれと願う
3.「Mr.アンダースロー」
背番号16が振りかぶると 強者のバットが空を切る 元祖ミスター・パーフェクト お前がやらなきゃ誰がやる
武智に関根に沢藤に 嗚呼 黎明の近鉄パールス
背番号22が振りかぶると シュートにシンカー、スライダー 野村が巧みな リードで決める
皆川に杉浦にスタンカに 嗚呼 浪速の南海ホークス
背番号17が振りかぶると おっとびっくり豪速球 カミソリシュートは 彼から生まれた
秋山に鈴木に権藤に 嗚呼 魔術の大洋ホエールズ
背番号17が振りかぶると 打者は誰もが空振り三昧 決め手はシンカー ストレートは速い
山田に佐藤に山口に 嗚呼 栄光の阪急ブレーブス
さあ 咲き誇れ 百花繚乱 ミスター・アンダースロー
4.「流星バックドラフト」
織姫と彦星が身体を重ねる傍らで ひとりの少年が走る 流れ星をコンパスに愛が迸(ほとばし)り ユイのヴィーナスは涙を流した
招待状に男の名はない 母はあいつを忘れろという それでも捨てられず 最後の夢が駆け出す
マスカレードに王妃は来ない 抗えぬ宿命に立ち向かう女の歌 レジスタンスに少年の姿はなし 叶わぬ恋敵に立ち向かう男の歌
サヨナラを告げたのは ロイヤルに縛られたくはないから
宇宙戦艦が巨大怪獣と対峙する時 ある宇宙船が銀河を超えてゆく 追手を撒くのは私の仕事だからと スナイパー・ジュンがマグナムで蹴散らす
さあ再会だ 止まった時が動き出す
銀河卿による追討司令 男と女は再び引き裂かれた サヨナラは言わない また逢うための口づけ
僕の私の 夢よ愛のまま
あの日サヨナラを告げたのは 宿命にすべてを 捧げたくはないから
地球星で子どもが 七夕の歌を唄う ファンファーレは流星 夜空の約束
マスカレードに王妃は来ない 抗えぬ宿命に立ち向かう女の歌 レジスタンスに少年の姿はなし 叶わぬ恋敵に立ち向かう男の歌
サヨナラを告げたのは ロイヤルに縛られたくはないから
さよならジュピター 愛の星間戦争 血と汗の闘争の果て ふたりは結ばれる
あの日サヨナラを告げてから ずっとあなたの温もりを求めてた
5.「青ざめたアインシュタイン」
アロハシャツ 身に纏い 渚を駆け出す アインシュタインの舌は なぜか青ざめている
サーフ・ロックに 気を取られ 波に躓く アインシュタインの舌は なぜか青ざめている
ブルーハワイの風に乗り 君の心は夏模様 相対性理論は 理解できないけど
気の置けない奴らと 過ごす夏は最高さ こんな日はパーティーでもして 朝まで騒ごう
ドライマティーニ 酔い潰れ 机上で踊る アインシュタインの舌は なぜか青ざめている
デューンバギー 聞こえるのは カリフォルニアの海 アインシュタインの舌 なぜか青ざめている
時に酔い潰れた友達を 介抱する僕 お酒は飲めないが 無性に楽しくて
気の置けない奴らと 過ごす夏の物語 季節に不似合いな風が 心を溶かしてく
瞳の奥にある憂いに気付いて 人は気付かず仕舞いの想いに 気付けぬまま別れてしまうから
ブルーハワイの風に乗り 君の心は夏模様 相対性理論は 理解できないけど
気の置けない奴らと 過ごす夏は最高さ こんな日はパーティーでもして 朝まで騒ごう
気の置けない奴らと 過ごす夏の物語 季節に不似合いな風が 心を溶かしてく
アインシュタインの舌は なぜか青ざめている
6.「淋しくない失恋」
夏祭りも一緒に行ったのに 花火もふたりで見上げたのに 電話にはあの娘の笑顔 私はひとりになった
せめて最後は笑顔で別れようと 意地を張っていたのに 涙でぐしゃぐしゃの顔のまま 手を振るのがやっとだった
憎しみなんてないと口では言うのに ほんとは憎かったよ 私の親友を奪うため かませ犬にされたのだから
それでも 好きでいたかった あなたを信じたかった
ハグもキスも手を繋ぐことさえ 全部あなたが初めて 恋愛を信じなかった私を 初めて虜にした
責任取ってよ 好きにさせたなら 夜明けが来るまでは
目が泳いでるのが気になっても あえて見ないフリをした でもリップの痕が許せずに つい切り出してしまった
言わなければ幸せなのに 言い出したら止まらなくて 最後はアパートを追い出され 夜道をひとり帰った
あんなに悲しい帰り道は 今まで一度もなかったよ 大事な人に裏切られ 怖い思いもした
それでも 好きでいたかった あなたを信じたかった
旅も泊まりも同棲だって 全部あなたが初めて 恋愛を信じなかった私を 初めて虜にした
責任取ってよ 好きにさせたなら 夜明けが来るまでは 愛して
九月の風が切なく吹き 夏は静かに終わっていく 明日の朝がもうすぐ始まり 私の夜は忘れ去られていくだろう
それでも 好きでいたかった あなたを信じたかった
ハグもキスも手を繋ぐことさえ 全部あなたが初めて 恋愛を信じなかった私を 初めて虜にした
責任取ってよ 好きにさせたなら 夜明けが来るまでは
夜明けが来るまでは
7.「亜空戦士ネオカンダム」
宇宙の掟を汚す者 誇り高きストロム星人 次の獲物は地球星 無敵艦隊迫り来る
君よ今こそ(立ち上がれ) 君よ今こそ(その時だ) ベトナム拳法 銀河斬り 一撃必殺 蒼撃烈
運命さえも変えてみせる 亜空戦士ネオカンダム
子どもの夢を踏みにじる そんな奴らを許さない 奴らが何処へ行こうとも 正義の勇者(ゆうじゃ)が逃さない
君よ今こそ(すっくと立て) 君よ今こそ(勇敢に) テレポーテーション 時を翔び ストロム怪獣 真っ二つ
運命さえも変えてみせる 亜空戦士ネオカンダム
どんなに強い敵が来て 僕らの力が奪われど 困った時は回ればいい 必殺! 怪傑モンブラン戦法
君よ今こそ(愛のため) 君よ今こそ(明日のため)
ベトナム拳法 銀河斬り 一撃必殺 蒼撃烈 テレポーテーション 時を翔び ストロム怪獣 真っ二つ
運命さえも変えてみせる 亜空戦士ネオカンダム
8.「木枯らしが吹く前に」
ルミナリエの季節が ひと月後に迫る 僕は君を見つめたまま 眠りに着いた
きっかけは些細なこと なんでもない会話 君を安心させられたなら 未来は違っただろう
最後の夜はオリエンタル・ホテルで 目の前の海がせつないね
もう二度と嘘はつかない 君を不安にさせない こんなに愛してたのに なぜ伝わらないのか
木枯らしが吹く前に この恋が終わりそう
アズーリのテラスで 君と語らった ささやかな未来の姿は 今や叶わぬ夢
ずっと好きだった 誰よりも愛してた たしかな未来の地図 一瞬で見えない
最後の夜はルイ・ロデレールで でもなぜか酔えない
愛し合っていたはずなのに いつしか不安にさせていた この関係は夜の闇みたく 静かに溶けていった
木枯らしが吹く前に この恋が終わりそう
大切なものほど 言葉で伝えたい 築くのは一年 崩れるのは一瞬
目覚めると君は煙のよう さよならも言えぬまま別れた あんなに夜を重ねたのに ぬくもりが恋しくて
僕に何が足りなかったのか せめて一言言ってほしかった 今なら直せたかもしれない 君と僕の仲だろう
もう二度と嘘はつかない 君を不安にさせない こんなに愛してたのに なぜ伝わらないのか
木枯らしが吹く前に この恋が終わりそう
木枯らしが吹く前に この恋が終わりそう
名前のない離婚届が ペントハウスに送られた 君からの惜別として
9.「私たちの恋愛記念日(クリスマス・イブ)」
忘れられない失恋さえも あなたといるだけで忘れられそう 誰かの悪口も噂話も あなたといる時間は気にならない
こんなに気の合う人が世界にいたなんて 面倒くさい 気まぐれな私を 好きだと言ってくれた
クリスマス・イブから始まった恋を 365通りの思い出が彩る クリスマス・イブは二人で過ごして 次の一年の作戦会議をしよう
愛のその先にある暮らしを ふたりで描くひと時
かっこいいとか声がいいとか 恋ってそれじゃ語り尽くせない 静寂さえも愛おしい そんな関係を恋と信じてみたい
私を抱きしめてくれる人がいるなんて 何もできない 不器用な私を 全部抱きしめてくれた
クリスマス・イブから始まった恋には 365通りの愛しさが詰まってる クリスマス・イブには来年も二人で 次の一年の作戦会議をしよう
時が流れても消えない関係で ふたりでつくる人生
還れない青春の後悔よ 戻れない一瞬の気まぐれよ もし過去からやり直せたとしても 今ならその道は選ばないだろう
クリスマス・イブから始まった恋を 365通りの思い出が彩る クリスマス・イブから始まった恋には 365通りの愛しさが詰まってる
クリスマス・イブにはこの先も二人で 次の一年の作戦会議をしよう
10.「ニューイヤー音頭」
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ヤー ヤー スタコラサッサ ヤー ヤー スタコラサッサ 僕は日本東京育ち 嗚呼 ハッピー ニューイヤー音頭
チキンにケーキに大はしゃぎ 恋に青春に大はしゃぎ ホーリーナイトにゃ我を忘れて 北は札幌 南は那覇 日本全国お祭りだ
ヤー ヤー スタコラサッサ ヤー ヤー スタコラサッサ 昨日はキリスト 今日は仏陀 嗚呼 ハッピー ニューイヤー音頭
餅におせちに舌鼓 ついでにお年玉腹肥やし そして日本酒たらふく飲めば 父ちゃんも母ちゃんも恋人も 我が家全員酔っ払い
どんな神でも叶えりゃハッピー フォーチュン中田が通りゃんせ 三ヶ日には神社も騒ぐ 嗚呼 ハッピー ニューイヤー音頭
ヤー ヤー スタコラサッサ ヤー ヤー スタコラサッサ 来週の今頃ゃ父ちゃん背広着て 嗚呼 満員電車に揺られてる
ヤー ヤー スタコラサッサ ヤー ヤー スタコラサッサ 生まれは日本島国育ち 嗚呼 ハッピー ニューイヤー音頭
11.「偏愛節」
バーバーバー バレンタインに 恋の花が咲き乱れ バーバーバー バレンタインに あの子からチョコを バーバーバー バレンタインに 貰えると信じてた
でも僕には 他に好きな人がいるから も もし 貰えたって 断らなければいけない
こー断らねば 僕は浮気してること バレちゃうんだ
バーバーバー バレンタインが こんなに悲しい季節とは バーバーバー バレンタインが 思いもしなかった バーバーバー バレンタインが あの日までは
でーでーでもね 君のこと 思ってたより好きみたい なーなーなぜか わからない 無責任でも好きみたい
こんな日は無心で 髪でも切りに行こうか
バーバーバー バレンタインなど 無くなってしまえばいいのに バーバーバー バレンタインなど 無くなればすっきりするのに バーバーバー バレンタインなど 無くなれなんてウソなのに
なんだかぼんやりしてるのは 君のことがまだ好きだから まだまだ君が好きだから
バーバーバー バレンタインに 恋の花が咲き乱れ バーバーバー バレンタインに あの子からチョコを バーバーバー バレンタインに 貰えると信じてた
来年君にいなければ ボーイフレンドがいなければ 今度こそチョコを 貰えればいいのにな
できれば手作りの 美味しいチョコが食べたいのサ
こんな日は無心で 髪でも切りに行こうか
12.「ブルー・エデュケーション・ラヴァーズ」
ついに言えなかったよ あなたのことが好きだと もう良いんだ 僕も君が好きじゃない
負け惜しみのようだが 言い訳させてくれ アオハルの気まぐれという 風に吹かれていただけ
遥か夕陽が沈む春の日に ふたり電車に揺られて話した その言葉は今でも忘れられないけど 君のことは明日で忘れるよ
バレンタインも貰ったし 誕生日のお祝いもあった でも僕は鈍感で 何も言えなかったんだ
君は僕を好いていたはずなのに 何故だか素直になれない 五月の道に咲くジギタリスを見つめ 花言葉に想いを馳せる
遥か朝陽が昇る夏の日に ふたり朝まで語り明かした その言葉は今でも忘れられないけど 君のことは明日で忘れるよ
思い出を宝石に閉じ込められたら ずっと美しいままでいられたのに お互いを知りすぎてしまった関係は 秋の静けさに溶けていく
恋する気持ちは嘘じゃない でも僕の気持ちは嘘ばかり 遥か月が見えない冬の日に ひとり布団に包まり涙した
君ほど好きになれた人はいないのに 最後まで伝えられないまま 卒業式の朝は憂鬱で 打ち上げにも行かないと決めた
僕の心はまだコバルトブルー 桜は春を待っているというのに 君との日々はずっと忘れられないだろう でも君のことは今日で忘れるよ
作品集『青春謳歌』クレジット
Produced by Yuu Sakaoka / Shizo Chigusa
Written by Yuu Sakaoka Drafted by Yurine(No.1,6,8,9)・TORIMOMO(No.2,5)・Shizo Chigusa(No.3,7,10,11)・Dynamite Kid(No.4)・Sakura Ogawa(No.12)
Dedicated to Sakura Kawasaki From Nogizaka 46(No.1)・Garo(No.2)・Shunsuke Watanabe(No.3)・Message from Space(No.4)・Shotaro Ishinomori(No.7)・Eiichi Ohtaki(No.10,11,12)
Designed / Edited by Yuu Sakaoka
Written / Edited at Yuu Sakaoka Studio, Osaka GRANDSLUM, Kakogawa ARIO, Kakogawa TULLY’S COFFEE, Sakura Ogawa Studio
Respect to EIICHI OHTAKI, KAZUMI YASUI, TOSHIHIKO TAKAMIZAWA, GARO, SHOTARO ISHINOMORI
Very very very thanks to my friend, my family, and all my fan!!
2023.3.26 坂岡 優
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悠花の一生
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幼少~青年期(0~15歳)
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水仙郷にて 悠花(中央)・水蔡(悠花の右隣)・柳禅(右の大人)
情勢
環内は将軍三日月の施策により鎖国状態にあったが、開国派は水面下で外国勢力蓬莱(ほうらい)との国交、ひいては開国を目論んでいた。
概要
環内大老の女と蓬莱の女の隠し子として生まれる。 当時は鎖国体制が敷かれていたため、悠花の存在は大老にとって禁忌となるものだった。 大老は悠花の存在を隠すため、身柄を橋玄(きょうげん)の孤児院「水仙郷」に移す。 水仙郷は開国派の管理下にあり、鎖国体制を敷く公儀を転覆することを目的とした暗殺者の養成を行っていた。 暗殺者は正体を隠すため全て身寄りのない孤児が使われた。素性を隠すその性質が大老にとって都合が良かったのである。 当時の剣士達は剣筋を見るだけでその流派を特定する目を持っていたため、孤児たちは剣術において基礎以外の訓練は受けず暗殺に駆り出されていた。実戦で生き残るほかないのである。 しかしながら、そんな水仙郷にも名もなき極意があった。相手の刹那の体勢から取りうる全ての剣筋を瞬時に全て予測し、不可避の一閃を放つというものである。 水仙郷の院長、柳禅(りゅうぜん)が達した境地だが、その極意を会得する暗殺者は後の悠花が現れるまで存在しなかった。
悠花の変化
悠花は他人と真に分かり合おうと、友になろうとすることはなかった。接する人間は暗殺対象か、いつ死んでしまうか分からない孤児達のみだったからである。 しかしながら、悠花と同じく長い間生き残ってきた女がいた。水蔡(すいさい)といった。いつしか悠花は水蔡にだけは徐々に心を開いていった。
青年期(15歳)
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蓬仙
情勢
開国派の開国への熱気が高まり、将軍三日月の直属護衛にして環内で最も高い剣力を持つと言われた蓬仙の暗殺を企てる。
概要
蓬仙の暗殺には、悠花、水蔡を含む水仙郷きっての剣力を持つ5人の剣士が選ばれた。 このとき悠花と水蔡は15歳、その他はいずれも年長者であった。 蓬仙は強く、水蔡を含む3名が死亡、1名が再起不能、残りは悠花だけとなった。 その時、悠花は名もなき極意の境地に達し、蓬仙を斬った。 その後悠花は水仙郷を去り、傭兵業で生計を立てることとなる。
悠花の変化
水蔡を失ったことで水仙郷に居場所としての在り方を見出せなくなった。 あてもない流浪の民となることを決意し、水仙郷を去る。
傭兵(無所属→公儀)時代(17~25歳)
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星希
情勢
将軍三日月は何者かに暗殺され、開国に比較的肯定的な楊絹(ようけん)が新たな将軍となった。その裏に水仙郷の暗躍があったかは定かではない。 しかしながら、環内には攘夷派勢力も根強く存在していた。攘夷派勢力は尊天攘夷なる、環内の天子の名のもとに攘夷を掲げていた。本来、将軍楊絹と天子の関係は良好で、これは尊天攘夷派の暴走ともいえる。 開国肯定派の公儀と尊天攘夷派の関係は徐々に水面下の冷戦状態から顕在化した熾烈な闘争へと変貌していく。
概要
悠花は傭兵として各地を転々として人斬りの仕事をしていた。公儀お抱えの流派を潰すこともあれば、攘夷志士を斬ることもあった。 途中、水仙郷の剣士を名乗る希良(きら)の襲撃を受ける。希良は悠花と同様名もなき極意を会得した自負があり、悠花に挑戦したのである。希良の初手の斬撃には確かに高い剣力をうかがわせた。しかし悠花は金にならない人斬りはしないと、これを相手にしなかった。 番頭の星希(せいらぎ)はかつて蓬仙を斬った悠花を公儀お抱えの剣士として雇いたいと考え、その居所を追っていた。 ある日、星希は南界の旅籠にて、1人の剣士が5人の尊天攘夷派志士を斬ったという情報を入手した。調査したところ、それは紛れもなく悠花の手によるものだった。この時悠花は公儀お抱えの流派蒼天流に助っ人に入っていて、その流派が事件のあった旅籠を襲うことは星希の知るところでもあった。 星希は蒼天流を経由して悠花の居所を掴み、悠花に公儀直属の剣士として雇われてくれないかと打診した。悠花はそれを承諾した。
悠花の変化
誰を斬るかはもはや重要ではなくなっていた。情勢にも興味が無かった。ただ人を斬り金を得るということが悠花にとって唯一の生きる道だった。
傭兵(公儀)時代(25~30歳)
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悠花(左)・閃蘭(右)
情勢
公儀と尊天攘夷派の闘争は熾烈さを増していた。両陣営が様々な流派を取り込み武力の増強を図るようになり、それは流派間の闘争にも発展した。 尊天攘夷派は特に高い剣力を持つ無伝流(むてんりゅう)を取り込んだことで、公儀は対応に追われた。 環内の天子はこの情勢を憂いていた。将軍楊絹と密書のやり取りを行い、この闘争を鎮静化させる打開策を模索していたが、難航していた。 環内との国交を望む蓬莱は、尊天攘夷派を鎮圧できない公儀に対し徐々に懐疑的になっていき、環内内部での解決を断念、ひいては公儀の力を頼らず自身の武力介入を模索し始める。
概要
悠花は星希のもとであらゆる尊天攘夷派が抱える流派を打ち崩していった。 星希からの推薦で、悠花は尊天攘夷派の取り締まりを目的とした公儀内に設置され星希が管理役を担う組織桜花(おうか)組へ副局長として参入する。 局長の閃蘭(せんらん)は高い剣力を持つ剣士だが、情勢について語ることのできる知力と組員の人心を掌握するカリスマ性を兼ね備えていた。 途中、悠花は蓬莱からの使者彩(さい)と出会い、彩は尊天攘夷派の武力構成を把握するため、悠花と行動を共にする。 悠花に対抗心を燃やす希良は、悠花の敵対勢力に加担することで悠花が決闘を受け入れると考え、尊天攘夷派に身を寄せ、悠花を襲った。お互いが名もなき極意をぶつける形となり、勝ったのは悠花だった。希良は自身に流れる血を憎んだ。希良は環内の女と外国勢力崑崙(こんろん)の女との合いの子で、当時は混血は珍しかったこともあり、混血であることに技の多寡を左右する要因を見出していたのである。
悠花の変化
閃蘭が情勢に高い関心を持っていることを理解できなかった。しかしながら、閃蘭には剣力だけでは為せない生き様の在り様を感じさせた。 初めてふと将来のことを考えた。加齢で衰えた体で、自身は剣の道を突き進み続けることができるだろうか。進み続けられなかったら、自分は何者なのか。 斬り合っていれば長くは生きてはいないだろう、そう思って将来を考えることをやめた。 一抹の胸のつかえを残して。
傭兵(公儀→翠花)時代(30~32歳)
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楊絹
情勢
桜花組は外国勢力中つ国の宝梁幇(ほうりょうほう)を筆頭にいくつかの同盟関係を結び、尊天攘夷派の無伝流の撃破に成功する。しかしながら、これには公儀側にも多くの犠牲を払う結果となった。 これを皮きりに、蓬莱は本格的に直接的な武力介入を開始する。外国勢力中つ国が無伝流の撃破に関与していたことが、蓬莱側としては開国交渉において先を越されたように受け取られたのである。蓬莱の標的は尊天攘夷派の中心にいる(ということなっている)天子の命である。
概要
無伝流撃破の一報は将軍楊絹の耳にも入るところとなった。このとき、楊絹は悠花がかつて大老が残した混血の隠し子ではないかと思い至る。 楊絹は大老がかつて混血の子を水仙郷に隠したことを知っていた。悠花が水仙郷出身であると星希から伝えられ、年齢的にも辻褄が合う悠花がかつての大老の娘ではないかと考えたのである。楊絹は悠花に謁見の場を用意したいと申し出る。 楊絹の眼前の悠花の顔には大老の面影があった。楊絹は悠花に彼女の出自について知る限りのことを話す。その上で、楊絹は悠花に天子の護衛を依頼する。 楊絹は蓬莱が天子の命を狙っていることを認知しており、情勢的には敵対関係にあるとされる天子であっても、その身を案じ高い剣力を持つ護衛を天子のもとに送り込みたかったのである。 悠花は天子親衛隊翠花(すいか)の一員となる。天子側についた後でも、蓬莱からの使者彩とは裏で親交があった。
悠花の変化
自身の出自を楊絹から聞いた悠花は、徐々に情勢に対して関心を向けるようになる。 自分が生まれた当時の情勢が違っていたら、剣の道とはまた違う人生を歩んでいたかもしれない。今とは違う自分がいたかもしれない。 自分にとってより良き世界とは何なのか。そんなことをふと考えるようになった。 これまで多くの命を奪ってきた。そんなことを考える資格があるのかもわからなかった。 「私は天子の敵ではない。攘夷志士が、憎い。」そんなことを漏らした楊絹の苦渋に満ちた表情が頭から離れなかった。
傭兵(翠花)時代(32~35歳)
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天子
情勢
蓬莱が天子の命を標的に動き出したことに、公儀側では反発の声が上がっていた。元々公儀の敵は天子ではなく、あくまで攘夷志士達である。開国肯定派である中でも蓬莱を敵視する者とそうでない者とで分裂の危機にあった。 将軍楊絹は蓬莱の暴走の抑止に追われ、公儀で勃発する内紛に対応しきれないでいた。 尊天攘夷派の中でも、一部開国に肯定的な姿勢を示す勢力とそうでない勢力の分裂が生まれつつあった。蓬莱の先進的な武力を前に、国力の増強のために国を開くべきという考え方が生まれたのである。
概要
翠花の一員となった悠花は蓬莱の暗殺者の討伐に追われていた。暗殺者の情報の多くは秘密裏に彩から提供されたものだった。 翠花とは別に尊天攘夷派が暗殺者の情報を独自に掴み、同一の暗殺者の対応に悠花と攘夷志士がかち合うことも多々あった。一度、希良とともに暗殺者を討つことがあった。希良の剣力は以前に増して高まっているように見えた。悠花はなぜ希良が自分に対抗心を燃やすのか問いかけたが、希良は答えなかった。 悠花は多くの暗殺者を屠った功績が天子の目に留まり、天子との謁見を果たす。悠花はその場で天子は今の情勢をどう見ているのか問うた。天子の答えは次のようなものだった。 公儀、攘夷志士、全てはこれ天子の子である。開国する、しないの声明を出すことはすなわちどちらかを切り捨てることになる。世の移ろいに対して天子が口を開くことはない。ただし、公儀が天子の敵とみなされるのは、これは本意とするところではない。蓬莱は非常に危険な勢力である。環内が蓬莱の言いなりになることは到底認められない。しかしそれは全諸外国に向けた鎖国体制を特段支持するというものではない。
悠花の変化
誰を斬ればいいかわからなくなっていた。暗殺者をいくら斬ったところで、情勢は何も変わらない。 私にとって世界がどうあるべきなのか、悠花は頭を悩ませた。 私は本当はどう生きたかったのか。それが悠花にとって世界がどうあるべきなのかの答えに繋がる。しかし、剣の道しか知らない悠花はその「どう生きたかったか」が分からないでいた。 血に汚れた両の手が、そんな思考を余計曇らせてもいた。
傭兵(翠花)時代(35~36歳)
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悠花(左)・彩(右)
情勢
将軍楊絹は政権を天子に返上する決断を下す。公儀内の内紛の激化を避けるためには、両者に共通する「公儀は天子の敵ではない」という姿勢を貫き通すことである。 加えて、開国派の公儀が天子を担ぎ上げつつ実権を握ることで、蓬莱が天子を標的とすることを抑止する狙いもあった。 しかしながら、尊天派は政権の重鎮を公儀の人間が占めることに納得していなかった。天子が実質的な政治実権を持つ新政府樹立の動きが高まった。 尊天派��中で「攘夷」と呼べる勢力は少数派になっていた。多くの攘夷志士達は開国肯定派に転向していたのである。争点は攘夷ではなく天子の政府における実権にあった。
概要
蓬莱からの暗殺者がその後現れることはなかった。悠花にとっては人生で初めて、長らく人を斬らない時間を過ごすことになる。 試しに書などを嗜もうとしてみたが、長続きはしなかった。気付けば剣を握り呼吸を整えているのである。
悠花の変化
未だ情勢は新政府樹立を目論む尊天派による戦火が消え去ってはいないが、徐々に剣士の世は終わりに近づいていると感じていた。 悠花は人を斬らない時間を通して、自身が剣の道でしか生きていけないことを思い知る。 人斬りとして生きてきた。私に許されるのは結局のところ剣士として生涯を終えることである。 悠花は戦火を求めて、翠花を離れることを考えるようになる。
晩年(旧公儀派勢力)(37歳)
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希良
情勢
尊天派は政府の本営芳流閣(ほうりゅうかく)に攻め込むが、楊絹はこれに抵抗せず開城し、尊天派による新政府への引き渡しを行う。 楊絹はもはやこれ以上環内の内紛で血を流すことは蓬莱に付け入る隙を与えることになると考えていたのである。 しかしながら、少数の旧公儀派の残党はこれに反発し、新政府軍との抗争が勃発する。 旧公儀派の残党は新政府軍に環内の北側北角(ほっかく)まで追いやられ、六条院(ろくじょういん)に籠城するがやがて全滅する。
概要
旧公儀派の残党にはかつての桜花組も含まれていた。悠花は旧公儀派勢力に参入を申し出るが、閃蘭は一度はこれを拒否する。 閃蘭はこの戦いの勝機は薄く、もはや矜持の問題と考えており、悠花に無駄死にさせるのは忍びないと考えていた。 しかし、悠花が死に場所を探していることを理解すると、これを受け入れた。 剣士としての死を覚悟した悠花の剣の技は、その生涯で随一の冴えを見せていた。悠花の剣は四方からの銃弾や矢を弾いた。名もなき極意は更なる発展を見せ、元々瞬間的な精神統一であったものが持続的なものになり、更に発せられる斬撃は一閃から二の太刀三の太刀と続くものとなっていた。かつての蓬仙と比肩し得る剣力に至ったのである。 新政府軍がこれに対抗し得る剣士として選んだのは希良であった。それは希良が新政府軍内部で確固たる信頼を築いた証でもあった。ただし、希良にとってその信頼とは自身が混血であることを隠してきたことを前提とするものであると認識していた。 悠花はなぜ希良が自分に対抗心を燃やすのか問いかけた。 希良はかつて蓬仙と闘った5人のうち、再起不能となった1人の娘であった。希良には悠花が蓬仙を斬った功績を母から奪ったように映っていたのである。 両者は共に名もなき極意を応酬し、打ち勝ったのは悠花だった。 自身が混血であることに忸怩たる思いを希良が呟いた。 新政府軍は、希良が混血であることに一時の動揺を見せた。 沈黙の中、悠花は自身も蓬莱との混血であることを希良に告げた。 「私を斬るためなら、お前の体に恥ずべき血など流れていない。」 沈黙が走っていた新政府軍の中の一人が、希良を鼓舞した。それは新政府軍全体へと広がっていった。 蓬莱からの使者彩は、このとき悠花の死と時代の変わり目を予感した。 希良は悠花の言葉を聞くと、呼吸を整えもう一度名もなき極意を発動させた。その一閃は悠花の体を貫いた。 彩が悠花の死を見届け、後に橋玄(水仙郷の所在地)に葬った。近くには水蔡の墓があった。
悠花の変化
悠花の剣の道が終わりを迎えたと同時に、希良の剣の道も終わりを迎えた。 悠花の死に際に、彩は何か思い残すことはないかと問いかけた。 ふとよぎったのは、希良の今後の人生である。 希良は剣の道以外の道を歩むことができるだろうか。これからの世界で生きていけるだろうか。 血に汚れた両の手を携えて、己を信じて生きていけるだろうか。 そんなことを一瞬考えたが、それは希良自身の領分だろう。 「ねぇよそんなもん。早く寝かせてくれ。」 そう言い残すと、悠花は息を引き取った。
<完結>
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komakusa · 6 years
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#俺の一押しエロゲソングを聞いてくれ 集計(その2)
昨日アップした集計結果の続きです。2ポイント未満かつ1ポイント超の274曲になります(集計方法は前投稿をご参照ください)。
投稿者数  ポイント  曲名/作品名/歌手 _9人 1.993  dissonant chord/PRINCESS WALTZ/NANA _8人 1.981  穢れ亡き夢/11eyes 罪と罰と贖いの少女/Asriel _9人 1.973  Moving go on ~そこから見える未来~/3days/川村ゆみ _9人 1.965  こころに響く恋ほたる/アマツツミ/橋本みゆき _8人 1.948  brave genesis/創刻のアテリアル/オリヒメヨゾラ _8人 1.933  split tears/片恋いの月/fripSide _6人 1.918  GHOST×GRADUATION」/はつゆきさくら/monet 11人 1.918  コトダマ紬ぐ未来/アマツツミ/山崎もえ _4人 1.917  Fericita/シンシア ~Sincerely to You~/Rita _9人 1.915  赤い約束/FORTUNE ARTERIAL/Veil∞Lia _6人 1.906  最愛/涼風のメルト/霜月はるか 12人 1.885  ダ・カーポII ~あさきゆめみし君と~/D.C.II ~ダ・カーポII~/yozuca* _8人 1.883  機神咆吼ッ! デモンベイン!/斬魔大聖デモンベイン/生沢佑一 _4人 1.883  真実の翼 -サダメのツバサ-/僕がサダメ 君には翼を。/カヒーナ _7人 1.878  彼方/SinsAbell/東迦喜也 _6人 1.876  sword of virgin/恋剣乙女/fripSide _9人 1.866  嘘つきと傷あと/輝光翼戦記 天空のユミナ/水霧けいと 10人 1.845  For our day/そして明日の世界より――/川田まみ _9人 1.844  未来図/未来ノスタルジア/浅羽リオ _5人 1.843  jewelry days/オーガストFANBOX/榊原ゆい _4人 1.841  武士/真剣で私に恋しなさい!/きただにひろし 13人 1.839  Life is like a Melody/智代アフター/Lia 11人 1.833  sign/うたてめぐり/miru _6人 1.833  Saya's Song/リトルバスターズ! エクスタシ��/Lia _8人 1.820  君が望む永遠/君が望む永遠/MEGUMI _5人 1.810  go!go! Summer drive!/ナツユメナギサ/月子 10人 1.807  I Bless Thy Life/天使ノ二挺拳銃/いとうかなこ _7人 1.804  二人色/恋色空模様/Duca _6人 1.802  久遠 ~詩歌侘~/恋姫†無双 ~ドキッ☆乙女だらけの三国志演義~/茶太 11人 1.794  永遠に咲く花/枯れない世界と終わる花/AiRI _7人 1.791  Eternal Recurrence/星空のメモリア/橋本みゆき _8人 1.790  Reconquista/レコンキスタ/飛蘭 _9人 1.789  濛々たる黒煙は咲き/信天翁航海録/Rita _5人 1.780  Destiny/あると/橋本みゆき 12人 1.778  Clover Day's/Clover Day's/真理絵 10人 1.771  モノクローム/グリーングリーン/YURIA _6人 1.764  恋せよ乙女!/サノバウィッチ/米倉千尋 10人 1.743  Happy birthday to.../終わる世界とバースデイ/KAKO _5人 1.743  あくびの戦士がふぁー/スマガ ~Star Mine Girl~/大槻ケンヂ _5人 1.742  brindiamo ~俺たちに乾杯/続・殺戮のジャンゴ -地獄の賞金首-/ワタナベカズヒロ _6人 1.737  Vanille Rouge -ヴァニーユ・ルージュ-/フォセット ~Cafe au Le Ciel Bleu~/佐倉紗織 _6人 1.735  言葉繋ぎ/すきま桜とうその都会 -End of the world and cherry Blossom Princess-/花たん _9人 1.734  Natukage/AIR/Lia _7人 1.719  ヒカリ/ジサツのための101の方法/佐藤裕美 _6人 1.709  僕と、僕らの夏/僕と、僕らの夏/WHITE-LIPS 10人 1.701  紅葉/きっと、澄みわたる朝色よりも/WHITE-LIPS _6人 1.700  style/それは舞い散る桜のように/YURIA _9人 1.695  Wind of Cronus/プレゼンス/真理絵 _8人 1.693  Rosa Morada/紫影のソナーニル/Rita 10人 1.692  Liblume/生命のスペア/霜月はるか _7人 1.686  あなたを想いたい/Routes/池田春菜 _4人 1.683  星団歩行/夜巡る、ボクらの迷子教室/夜巡る、ボクらの迷子教室 _4人 1.662  primal/プライマルハーツ/Ceui _8人 1.659  沙耶の唄/沙耶の唄/いとうかなこ _5人 1.658  mement vivere ~生きることを忘��ないで~/月光のカルネヴァーレ/ワタナベカズヒロ 10人 1.658  悠久のcadenza/姫狩りダンジョンマイスター/織姫よぞら _6人 1.655  Treating 2U/Treating 2U/堤伊之助 _5人 1.652  せつなさのグラデイション/あかね色に染まる坂/橋本みゆき _7人 1.651  Moon Story/片恋いの月 えくすとら/UR@N _5人 1.640  ワールドイズマイン/グリーングリーン/bamboo _4人 1.636  時雨Dictionary/キミトユメミシ/民安ともえ _6人 1.635  遙かなる地球(ふるさと)の歌/マブラヴ/栗林みな実 _6人 1.630  キミガタメ - /うたわれるもの/Suara _7人 1.624  未来はきっとShiny Days/ボクラはピアチェーレ/奏英学園軽音部 Starring i.o _5人 1.618  GLORIOUS DAYS/恋×シンアイ彼女/yuiko _4人 1.617  imitation/Imitation Lover/榊原ゆい _9人 1.609  さよならの向こう側で/D.C.II P.C. ~ダ・カーポII~ プラスコミュニケーション/美郷あき _5人 1.607  桜霞 ~サクラノカスミ~/桜吹雪/西沢はぐみ _5人 1.603  with you/スズノネセブン!/茶太 _7人 1.600  Love Cheat!/いただきじゃんがりあんR/MOSAIC.WAV 11人 1.583  spiral of despair/痴漢専用車両 ~屈辱の痴漢電車~/fripSide _5人 1.583  この大地の果てで/永遠のアセリア/Tā _8人 1.574  冬に咲く華/彼女のセイイキ/美月琴音 10人 1.573  THE APPLE IS CAST!/抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?/夢乃ゆき _3人 1.571  MUGEN∞MIRAI/天神乱漫 LUCKY or UNLUCKY!?/神代あみ _5人 1.569  シンソウノイズ/シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~/霜月はるか×Ceui _4人 1.560  あたらしい予感/To Heart/AKKO _5人 1.545  ぴぃす@ぴーしーず!/Peace@Pieces/KIYO _9人 1.541  ツクモノツキ/ツクモノツキ/nao _4人 1.525  Cross Illusion/俺たちに翼はない AfterStory/美郷あき _4人 1.525  夏はマシンガン/みずいろ/マシンガン進藤 _6人 1.523  凪/もしも明日が晴れならば/WHITE-LIPS _7人 1.521  quantum jump/フレラバ/真里歌 _5人 1.510  nameless melodies ~だけど、きみにおくるうた~/とらいあんぐるハート2 さざなみ女子寮/鳥居花音 10人 1.504  Brand-new Heart/To Heart/AKKO _2人 1.500  DELICIOUS TEMPTATION/赤ずきんと迷いの森/杉崎和哉 _3人 1.500  MOON TEARS/吸血殲鬼ヴェドゴニア/小野正利 _3人 1.500  Snow wish/デュエリスト×エンゲージ/Duca _2人 1.500  Velocity of sound/ソニック・プリンセス/MOMO _6人 1.495  さよならのかわりに/この青空に約束を―/つぐみ寮生会合唱団 13人 1.491  THIS ILLUSION/Fate/stay night /M.H. _8人 1.478  We Survive/V.G.NEO/KOTOKO _8人 1.474  My Sweet Lady/学☆王/佐倉紗織 _7人 1.469  Dreaming Continue/ぱすてるチャイムContinue/NANA _5人 1.467  つまんない恋/パルフェ ~ショコラ second brew~/高槻つばさ _4人 1.454  little explorer/eden*/原田ひとみ _4人 1.450  Love Hell Rocket/HoneyComing/青木春子 _5人 1.448  Celebrate/桜華/みとせのりこ 10人 1.424  魂響/魂響 ~たまゆら~/片霧烈火 _6人 1.421  Change The World/ゴールデンアワー/夢乃ゆき _5人 1.420  Causal Chain/うたてめぐり/遊女 _3人 1.417  As time goes by/コミックパーティー/美崎しのぶ _6人 1.414  終末のフラクタル/グリザイアの果実/飛蘭 _3人 1.410  The Engaged Fortune/アリス2010/橋本みゆき _8人 1.394  ダ・カーポⅢ~キミにささげる あいのマホウ~/D.C.III R ~ダ・カーポIIIアール~ X-rated/yozuca* _6人 1.392  可憐雪月花/絆きらめく恋いろは/KEiNA _7人 1.392  想いのカナタ/夏空カナタ/霜月はるか _6人 1.388  後ろ髪の証跡/ハピメア -Fragmentation Dream-/美月琴音 _4人 1.387  スクールバス/グリーングリーン/UR@N _6人 1.386  ジュヴナイル/蒼天のセレナリア/Rita _5人 1.386  運命SADAME/うたわれるもの/元田恵美 _6人 1.381  戦姫之理/龍戦姫 天夢/青葉りんご 10人 1.379  観覧車 ~あの日と、昨日と今日と明日と~/めぐる季節の約束と、つないだその手のぬくもりと/Duca _4人 1.375  Sleeping Pretend/すみれ/真里歌 _4人 1.367  Milky Ice/ウィッチズガーデン/雪村涼乃(遥そら) _3人 1.367  プチタミ/キミの声がきこえる/茶太 _4人 1.365  さめない熱/天使ノ二挺拳銃/ワタナベ _5人 1.360  Especially for you/ワンコとリリー/麗華 _9人 1.359  Like a Green/グリーングリーン2 恋のスペシャルサマー/UR@N _4人 1.355  マル秘☆恋愛法則/アッチむいて恋/NANA _3人 1.354  7th WORLD'S OUT/こんそめ!~combination somebody!~/西沢はぐみ _9人 1.354  magicaride/マジカライド/fripSide 11人 1.354  Explorer World/カミカゼ☆エクスプローラー!/NANA _6人 1.353  君恋ノ唄/戦国†恋姫/茶太 _6人 1.352  ∞未来/失われた未来を求めて/橋本みゆき _7人 1.348  希いの花/眠れる花は春を待つ。/Rita _7人 1.348  永遠なる絆と想いのキセキ/恋する想いと少女のキセキ/nao _5人 1.346  僕たちの未来/Fate/hollow ataraxia/rhu _4人 1.345  After All -綴る想い-/WHITE ALBUM2/上原れな _3人 1.341  SOUND OF DESTINY/WHITE ALBUM/緒方理奈 _8人 1.340  room/君が主で執事が俺で/KOTOKO _9人 1.334  First Love/ヒマワリと恋の記憶/夢乃ゆき _2人 1.333  cross my heart/innocent world/島宮えい子 _2人 1.333  Le Conseil/古色迷宮輪舞曲/tohko _3人 1.333  MOON PHASE/雫/Suara _2人 1.333  Running to the straight/ママトト ~a record of war~/仲村芽衣子 _2人 1.333  おもいで/Canvas ~セピア色のモチーフ~/くにたけみゆき _5人 1.838  カスミカゲロウ/霞外籠逗留記/Rita _5人 1.331  Till I can see you again/Chu×Chuぱらだいす ~Encore Live~/榊原ゆい _3人 1.327  星海を往く希望の歌/マブラヴ オルタネイティヴ クロニクルズ01/遠藤正明 _5人 1.324  Dearest Sword, Dearest Wish/ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1-/Ayumi. _5人 1.322  Forget-me-Not/忘レナ草 ~Forget-me-Not~/Akira _5人 1.313  Silent Flame/魔王と踊れ! -Legend of Lord of Lords-/霜月はるか _3人 1.311  iを解きなさい/いきなりあなたに恋している/はな _3人 1.310  song for friends/リトルバスターズ! エクスタシー/Rita _3人 1.310  歩み/まじかる☆アンティーク/AKKO _4人 1.307  モンタージュ/最終試験くじら/美郷あき _8人 1.306  ナニカ/カナリア ~この想いを歌に乗せて~/NORI _4人 1.302  true eternity/彼女たちの流儀/fripSide _7人 1.299  closest love/Areas 恋する乙女の3H/fripSide _4人 1.297  祝福の歌/エーデルワイス/yozuca* _3人 1.291  I pray to stop my cry/凌辱看護婦学院/KOTOKO _3人 1.286  世界で一つのタカラモノ/ボクラはピアチェーレ/奏英学園軽音楽部 starring i.o _4人 1.282  My Dear Stardust/DEARDROPS/DEARDROPS _6人 1.274  COLD BUTTERFLY/聖娼女 ~性奴育成学園~/Duca _8人 1.261  トラワレビト/シークレットゲーム -KILLER QUEEN- DEPTH EDITION/遊女 _6人 1.261  beautiful flower/D.C.II/美郷あき _6人 1.260  星空のいま/星空へ架かる橋AA/相良心 _3人 1.256  Witch's Garden/ウィッチズガーデン/佐藤ひろ美 & 飛蘭 _9人 1.252  Lapis Lazuli/夜明け前より瑠璃色な/泉伶 _2人 1.250  Walk/学園ソドム ~教室の牝奴隷達~/神林未玖 _2人 1.250  ラブ・エレクション/ワールド・エレクション/薬師るり _3人 1.244  セ・キララ/se・きらら/橋本みゆき _9人 1.242  情熱のウォブル/タユタマ -It's happy days-/Kicco _6人 1.236  Raison d'etre/GUN-KATANA -Non-Human-Killer/電気式華憐音楽集団 _3人 1.226  祈りの時代/奴隷市場/MELL _5人 1.220  Heart To Heart/ToHeart2 XRATED/中山愛梨沙 10人 1.214  Change&Chance!/のーぶる☆わーくす/榊原ゆい _4人 1.213  thyme/シュクレ/KOTOKO _3人 1.211  Dote up a cat!/ネコっかわいがり! ~クレインイヌネコ病院診療中~/Rita _3人 1.210  見上げた空におちていく/見上げた空におちていく/片霧烈火 _2人 1.200  infinite knots/天結いキャッスルマイスター/佐咲紗花 _2人 1.200  Life goes on/カタハネ ――An' call Belle――/Rita _2人 1.200  Re:TraumenD/Re:LieF/紫咲ほたる _2人 1.200  saudade/漆黒のシャルノス/Rita _2人 1.200  Von Ljosalfr ~光の妖精より~/迷える2人とセカイのすべて/nao _2人 1.200  だっこしてぎゅっ!~汝、隣の枕(よめ)を愛せ/だっこしてぎゅっ! ~オレの嫁は抱き枕~/民安ともえ _3人 1.200  もう始まっている、未来。/Flyable Heart/KIYO _4人 1.199  ハジマリノトキ/鬼まり。/Rita _3人 1.196  恋せよ!乙女/恋せよ!!妹番長/Duca _3人 1.194  IN MY WORLD/猫撫ディストーション Exodus/桐島愛里 _5人 1.194  it's just farewell/カタハネ/Rita _9人 1.193  LOVING TRIP/オトメ*ドメイン/yozuca* _4人 1.192  残光ルミネセンス/円交少女2 ~JKアイドル真鈴の場合~/yuiko _6人 1.192  FaV/ラムネーション!/彩音 _3人 1.191  立ち上がれ教頭!/狂った教頭No.2 ~この支配からの卒業~/如日 _3人 1.188  unsymmetry/ぎりギリLOVE/KOTOKO _7人 1.186  チェリーレッドのピストル/FOLKLORE JAM/佐藤ひろ美 10人 1.185  own justice/暁の護衛~罪深き終末論~/神月社 _3人 1.184  広がる夜空の下で/星空へ架かる橋/青葉りんご _3人 1.181  Growing!/DRACU-RIOT!/米良梓(cv佐藤しずく) _3人 1.175  巫女みこナース・愛のテーマ/巫女みこナース/Chu☆ _3人 1.173  melty snow/あねいも2/川田まみ _3人 1.171  Eden's song/グリザイアの楽園/はな _3人 1.168  雨上がりに咲いた虹/D.C.II To You/yozuca* _2人 1.167  Castle Fantasia/キャッスルファンタジア聖魔大戦/CANDY _3人 1.167  君に逢えたから/いろとりどりのセカイ/eufonius _2人 1.167  志在千里 ~恋姫喚作百花王~ 【Piano Arrange】/真・恋姫†無双 ~乙女繚乱☆三国志演義~/茶太 _2人 1.167  名も無き物語/Hello, good-bye/Kicco _2人 1.167  輪廻の糸/天ノ少女/霜月はるか _6人 1.163  La storia/戦女神VERITA /織姫よぞら _4人 1.160  emotional flutter/ef - the latter tale./原田ひとみ _3人 1.150  やさしい世界を君に/天使の羽根を踏まないでっ/WHITE-LIPS _7人 1.148  Gregorio/Dies irae ~Acta est Fabula~/榊原ゆい _2人 1.143  Signal Heart/シグナルハート /Rita _2人 1.125  entrance to you/カスタムメイド3D/nao _2人 1.125  have eyes only for you…/North Wind/KIRIKO _2人 1.125  カカシ/水夏A.S+/彩音 _3人 1.125  スターチス/Color of white/結月そら _2人 1.125  メリーゴーランドをぶっ壊せ/はつゆきさくら/結衣菜 _2人 1.125  ラブ・パラダイス/W.L.O. 世界恋愛機構/片霧烈火 _2人 1.125  散歩日和/ワンコとリリー/Duca _2人 1.125  迷いの森/グリザイアの果実/佐藤ひろ美 _8人 1.124  アペイリア/景の海のアペイリア/薬師るり _3人 1.112  コイノニア/Noel/Rita _2人 1.111  こころのプリズム/コミュ -黒い竜と優しい王国-/桜坂かい _2人 1.111  天意悠久/斬魔大聖デモンベイン/いとうかなこ _2人 1.111  未来自画像/真剣で私に恋しなさい!S/KOTOKO _9人 1.110  淡雪/ましろぼたん/佐倉紗織 _5人 1.110  IN THE DARK/THE GOD OF DEATH/みるくくるみ 11人 1.108  satirize/螺旋回廊2/宮崎麻芽 _2人 1.100  Because of/妹のセイイキ/秋野花 _2人 1.100  青空の彼方へ ~Greensleevesより~/きると/KAKO _2人 1.100  占勇!魔界ブロードバンド/魔王のくせに生イキだっ!/綾瀬理恵 _3人 1.098  Color of Happiness/るな・シーズン 150分の1の恋人/AKI _6人 1.095  鏡の森/Trample on Schatten!!/片霧烈火 _6人 1.095  君とつくるもうひとつの未来/ここから夏のイノセンス/AiRi _7人 1.092  散って、咲いて/シークレットゲーム -KILLER QUEEN- DEPTH EDITION/遊女 _2人 1.091  Cross talk/ツグナヒ/MARY _3人 1.090  solitude/君の名残は静かに揺れて/KIYO _3人 1.090  そらうた/そらうた/佐藤裕美 _3人 1.088  EVERLASTING BLUE/AQUA/月子 _8人 1.085  Secret Liqueur/働くオトナの恋愛事情/霜月はるか _9人 1.084  ナグルファルの船上にて/素晴らしき日々 ~不連続存在~/monet _2人 1.083  flow ~水の生まれた場所~/水素 ~1/2の奇蹟~/KOTOKO _2人 1.083  恋鍵/いのぐれっ!/うえおかあい&風音 _2人 1.077  Escarlata/Scarlett ~スカーレット~/木蓮 10人 1.075  Platonic Syndrome/夏ノ雨/Duca _6人 1.072  Presto/はつゆきさくら/KOTOKO _2人 1.071  First Avenue/バイナリィ・ポット/masa _2人 1.071  no rain, no rainbow/ロンド・リーフレット/中原涼 _9人 1.071  疼/装甲悪鬼村正/VERTUEUX _4人 1.067  夢遥か/Garden/Duca _2人 1.067  絶対☆大好き/ぜったい遵守☆強制子作り許可証!!/藤原鞠菜 _2人 1.067  放課後のパティシエ/パティシエなにゃんこ/SAKKO _0人 0.000  神様のりんご//WHITE-LIPS _5人 1.060  月夜に舞う恋の花/千の刃濤、桃花染の皇姫/ういにゃす _2人 1.059  Erode/カスタムレイド4/電気式華憐音楽集団 _9人 1.058  Ashberry/エーデルワイス/NANA _6人 1.058  Only For You/民族淫嬢/カヒーナ _3人 1.057  fractale/Dark Blue/ひうらまさこ _3人 1.054  太陽のプロミア/太陽のプロミア/NANA _2人 1.053  Brand New Melody/もっと 姉、ちゃんとしようよっ!/理多 _2人 1.053  innocent Eye's/イノセン���・アイズ/Akira _4人 1.053  シアワセノサガシカタ/ジサツのための101の方法/佐藤裕美 _2人 1.050  ブラウン通りで待ってます/ブラウン通り三番目/畑亜貴 _2人 1.048  ガチャガチャきゅ~と・ふぃぎゅ@メイト/ふぃぎゅ@メイト/み~こ _2人 1.048  私ってジャスティス/遊撃警艦パトベセル/keito _2人 1.033  Especial Friend/Silence 聖なる夜の鐘の中で……/A・S _2人 1.033  KANATA/七彩かなた/らん丸 _2人 1.033  青空ボレロ/巣作りドラゴン/畑亜貴 _4人 1.033  ヒトリ/天使のいない12月/AKKO _2人 1.032  ever/明日の七海と逢うために/橋本みゆき _2人 1.032  悲しみの向こうへ/School Days/いとうかなこ _2人 1.030  Snowy Tears/闇色のスノードロップス/小田ユウ _2人 1.029  Love Paint/BIN★CANダーリン/遊女 _2人 1.029  You can fly/マージ ~MARGINAL~/清水こずえ _2人 1.026  My Dear アレながおじさん/My Dear アレながおじさん/Orihime _2人 1.025  熱情/魔都拳侠傳 マスクド上海/マスクド上海 _2人 1.021  seven colors/はるかぜどりに、と���りぎを。/みとせのりこ _2人 1.017  FISSION/グリザイアの楽園/奥井雅美 _2人 1.016  ラムネ2017/ラムネ2/仲村芽衣子 _2人 1.006  roop ~遠い世界のキミに贈るたったひとつの恋の歌~/あきゆめくくる/Rita _2人 1.006  ラピスラズリの恋/あまつみそらに!/榊原ゆい 10人 1.004  二人だけのカーテンコール/アオイトリ/浅葉リオ
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gumix777 · 2 years
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2018/08/04 ぱっし(の友達の)プレイリストパーティー@新宿azito
イベント詳細:https://twipla.jp/events/320339
[曲名] - [アーティスト] / [タイアップ]  
01. 鎖の少女 - nayuta / ボーカロイド カバー
02. Distance ~Special Full Version~ - 大都技研 / パチスロ「押忍!番長2」IN
03. 集結の園へ - 林原めぐみ / CR「新世紀エヴァンゲリオン -最後のシ者-」IM
04. ELECTRICAL COMMUNICATION - GANASIA / PS「ロックマン8 メタルヒーローズ」OP
05. Another World (Inst EDIT) - A応P / TVA「異世界はスマートフォンとともに。」OP
06. Legendary - Roselia [湊友希那 (相羽あいな), 氷川紗夜 (工藤晴香), 今井リサ (遠藤ゆりか), 宇田川あこ (櫻川めぐ), 白金燐子 (明坂聡美)] / TVA「カードファイト!! ヴァンガード(2018)」OP1
07. 流星 - 藍井エイル / TVA「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」OP
08. theater D - MYTH & ROID / TVA「Re:ゼロから始める異世界生活」14話IN
09. Enigmatic Feeling (TV Edit) - 凛として時雨 / TVA「PSYCHO-PASS 2」OP
10. Invisible Sensation - UNISON SQUARE GARDEN / TVA「ボールルームへようこそ」OP2
11. シンボル - ラックライフ / TVA「食戟のソーマ 餐の皿 遠月列車篇」OP
12. The Other self - GRANRODEO / TVA「黒子のバスケ(第2期)」OP1
13. 敗者復活戦自由形 - PENGUIN RESEARCH / 一般曲
14. Zips - T.M.Revolution / TS「機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション-虚空の戦場-」IN
15. Hey-day狂騒曲 - Afterglow [美竹蘭 (佐倉綾音), 青葉モカ (三澤紗千香), 上原ひまり (加藤英美里), 宇田川巴 (日笠陽子), 羽沢つぐみ (金元寿子)] / SSG「BanG Dream! ガールズバンドパーティ!」IN
16. ダンシング(TV size) - 佐伯ユウスケ / TVA「弱虫ペダル GLORY LINE(4期)」OP2
17. 絶絶 - Swimy / TVA「NARUTO-ナルト-疾風伝」ED40
18. 東京サマーセッション feat.瀬戸口優・榎本夏樹・望月蒼太・早坂あかり・芹沢春輝・合田美桜 - HoneyWorks / TVA「いつだって僕らの恋は10センチだった。」2話IN
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kachoushi · 3 years
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各地句会報
花鳥誌 令和4年1月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和3年10月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
秋蝶のひと差し舞うて女坂 順子 筆塚に鏡花名残りの桔梗とも 要 秋草や妓楼のなごり今も濃く 悠紀子 筆塚に秋思の女佇ち替はり 順子 鉄の日時計錆びて天高し 要 蓮の実へ東天紅の影をひく はるか 女坂思ひありしか秋の蝶 三郎 蓮の実を飛ばせぬままに朽ちにけり 和子 実を抱きしままの蓮が水の底 和子
岡田順子選 特選句
実の飛んで慕情の蓮となりしかな 俊樹 蓮の実や弁財天の琵琶に飛び 眞理子 水澄んで鯉肉色の口開く 和子 野分後嘘つぽくなるりんごあめ きみよ 秋高き処に棲みて水のうへ いづみ 秋晴を細く傷つけ昼の月 小鳥 野の秋へからからと鳴る旅鞄 はるか 鶏頭を咲かせて人を葬りけり 和子 竜田姫広小路まで人力車 きみよ オレンヂのカンナの横が台東区 いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月6日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
近松像離れぬ秋の蝶一つ ただし 啄木鳥や祈りの道の仏たち 同 切株の匂ふ日照りに秋の蝶 同 彼岸花終りし畦に道祖神 清女 夜の森静かにきのこ生まれけり 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月7日 うづら三日の月 坊城俊樹選 特選句
祝詞声秋風に乗り天に消ゆ 喜代子 蔵の戸を引くや新酒の香り立つ 都 長き夜や身を乗り出して艶話 同 鬼ごつこ影長くして秋うらら 同 山の辺の刈田に映ゆる入日かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月7日 花鳥さヾれ会 坊城俊樹選 特選句
九頭竜の水面芒と光り合ふ かづを 九頭竜に秋晴と云ふ寂しさよ 同 月見草サーカス小屋のたちし頃 清女 小鳥来よ玻璃を磨きて待つ我に 同 落葉舞ふ左内の像や江戸を向く 千代子 江戸を向く左内の像や身にぞしむ 同 河口より秋潮つれて虹屋まで 笑 少年の秋蝶追うて一乗谷 同 柏翠忌思ひおもひの星月夜 匠 忌の心持ちて迎ふる十月を 和子 秋潮の白波高し柏翠忌 啓子 柏翠忌墓石と知るや秋の蝶 希
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月8日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
新しき杉玉軒に新走り 益恵 秋の暮澪引く船に集魚灯 宇太郎 一人居の軒賑はひて吊し柿 すみ子 曼荼羅華とは雨跡の草紅葉 悦子 一面のすみずみ揺れて蕎麦の花 都 猪に荒れし跡ある法の庭 すみ子 人知れず烏瓜にもあをき時 美智子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月9日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
中子逝くとしあつの待つ天の川 独舟 秋刀魚船銀波を超えて今寄港 同 大空を全て我が物鰯雲 晶子 母の字をなぞるノートや夜半の秋 のりこ 魔女の住む庭の真つ赤な唐辛子 岬月 拾ひたる木の実に森の物語 同 弾け出て校庭の子ら秋高し 慧子 一位垣途切れるところ野紺菊 同 時刻表より消えし駅秋桜 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
干されたる地下足袋に来る赤とんぼ 上嶋昭子 小鳥来て神なび鳥語弾みをり 時江 遠堤の紅は静かに曼珠沙華 三四郎 滅亡の火の色をして狐花 上嶋昭子 時空越えお伽の国へ菊人形 中山昭子 野にあれば力むがごとし男郎花 時江 したたかに生き残りたる蚊にさされ 英美子 猪垣に全校生徒十五人 清女 鶏頭の全身燃ゆる赤の庭 三四郎 松手入身を伸ばしつつ縮めつつ みす枝 街角のペンキの匂ひ秋の風 三四郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
採血の血管逃しうそ寒し 貴薫 目覚めれば仄かに香る菊枕 せつこ 木の実落つ音におびえしお留守番 和魚 木の実独楽いつとき影を正しうす 有有 うそ寒や日の傾ける山の翳 ます江 菊枕闘ふ君の息遣ひ 美貴 橡の実も薪も干されて山の宿 あき子 碧色の潜む湖あり木の実落つ 貴薫 傘寿なる姉に縫ひあぐ菊枕 三無 児童館木の実工作靴多彩 聰
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月12日 萩花鳥���会
柿紅葉狭庭はんなり染めにけり 祐子 手を繋ぎ竹灯城下夜夜の月 美恵子 稲田へと鳥たち今は庭へ来ぬ 健雄 彼岸花年ふる毎にいとほしく 陽子 初紅葉抱きしみどりご目も見えて ゆかり 今年また総代のみの在祭 克弘
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令和3年10月12日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
秋潮や櫓を漕がずとも進む舟 登美子 秋の野にちらりと見えるかくれんぼ 裕子 黙祷は東の空の秋虹へ 登美子 ベトナムの友と見上ぐる渡り鳥 同 山装ふ街に住む子に電話する あけみ 車窓より刈田黄金に流れゆく 同 鳥覗き我も覗くや水澄めり 紀子 休みつつ鍬打つ母や千代見草 登美子 朝参褒美なるかな終の蓮 みえこ 次男坊白菊かかへ祖父の墓 令子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
わが裳裾翻しをり萩の風 千代子 わが里と連なる大河鮭のぼる 同 柿すだれ過疎の一戸を守りけり 真喜栄 荒磯みち名残りの句碑や野菊晴れ 同 月明り金星月に相寄りて 玲子 長き夜や肩を丸めて爪を切る 富子 暗闇を一枚にして虫時雨 みす枝 すがりたき女ごころや男郎花 世詩明 隠し田の稲も刈られてゐたりけり 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
末枯を見すゑ子育地蔵尊 慶月 本堂に秋灯暗く濡れてをり 斉 矢印に従ひ行けば秋の声 菟生 昨夜の酔ひ残して雨の酔芙蓉 秋尚 大寺にごつごつ競ふ青花梨 幸風 武士の鬨の声かと鵙鋭声(とごえ) 眞理子 秋雨の空白色に降り続く 貴薫 姦しく森はみ出してゐる小鳥 斉 瓢簞の細きくびれを打てる雨 圭魚 かくれんぼ鬼と芒の残さるる 千種
栗林圭魚選 特選句
秋雨の音聞くばかり年尾句碑 秋尚 濡れそぼつ幼の合羽のうそ寒く 斉 大寺にごつごつ競ふ青花梨 幸風 多重塔おほふ大樹や小鳥来る 芙佐子 白つつじ暗闇坂の返り花 文英 姦しく森はみ出してゐる小鳥 斉 かくれんぼ鬼と芒の残さるる 千種 年尾句碑静寂を好む小鳥来る 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月19日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
ひよんの笛吹きつゝ左内偲びをり 千代子 洒落れた街しやれた雲浮く洒落れた秋 和子 夫の忌や空いつぱいの鰯雲 令子 鉄塔の先つちよ点り星月夜 清女 金色の仏の流転秋の風 雪 菊に立ちふと薫陶と云ふ言葉 同 朝倉の世も金風のかく吹かん 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月22日 鯖江花鳥俳句會 坊城俊樹選 特選句
戸袋にひそんでゐたる名残りの蚊 上嶋昭子 名画座に清張ものや秋深し 同 母に付き落穂拾ひの遥けき日 一涓 小鳥来る私雨の只中を 同 巫(かんなぎ)のまたあるときは稲刈女 同 秋深む軒に干すもの吊すもの みす枝 鳴らぬまま秋風鈴となりにけり 洋子 耳たぶの大いなる子の帰省かな 世詩明 かぐや姫もしやと思ふ月夜かな 信子 風音も乾いて来たる刈田かな 同 朝は銀夕べ金波の花芒 同 雨よりも雨音淋し冬に入る 中山昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
双つ児の生声高し天高し 孝子 地図に読む夜長の旅の物語 ひとみ いぼむしり意図なく背の枯れはじむ 成子 いつしかに末枯の野に踏み入りぬ 光子 赤鬼も青鬼も棲む唐辛子 喜和 無花果の固き扉の半開き 千代 パンドラの箱の底より秋の声 ひとみ 虚空に日輪枯野には未来図 睦子 金風は檻のものらに吹いてゐる 佐和
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令和3年10月 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
朝寒や鐘の音とよむ磧径 幸風 団栗を五百羅漢に配る子等 同 母の塔真赤に熟るる烏瓜 同 その中の尾花に乱れなかりけり 百合子 ほろほろと零るも雅式部の実 三無 持ち寄りの千草の彩や中子師に 亜栄子 朝寒にペダル踏み出す重さかな 白陶 盛り沢山秋草活けて師を偲ぶ 教子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年9月1日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
銀漢の尾に街の灯を繋ぎたし 世詩明 色白が七難隠す砂日傘 同 昼寝してしばし地獄を見に行きし 同 一乗谷無縁仏や茄子の馬 ただし 生き残りかけし秋蚊の刺しつぷり 清女 曼珠沙華蘂が派手や数少な 輝一 漕ぎ出だす柳橋より花火船 誠 遠き日の桑食む夏蚕みしみしと 同 線香の煙漂ふ終戦日 信義
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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theatrum-wl · 7 years
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【アンケート企画】 「2017年の3本」
WLでは読者のみなさんから2017年に見た舞台作品の中で印象に残った3本を、その理由などを書いたコメントとあわせて募るアンケートを実施しました。WLスタート以来毎年行っているこの企画、3回目の今回は20名の方にご参加いただきました。掲載は到着順です。
雨宮 縁(会社員) ・劇団四季『ノートルダムの鐘』(四季劇場〔秋〕) ・ホリプロ『パレード』(東京芸術劇場 プレイハウス) ・ホリプロ『ファインディング・ネバーランド』(東急シアターオーブ ) 『ノートルダムの鐘』は何が悪なのか? 怪物は誰なのか? 人間の業と差別について圧倒的なクワイアの歌声で問われる秀逸な作品。 ミュージカル『パレード』はストレートプレイを見ているようなミュージカル。アメリカ南部で起こった実話の冤罪事件をミュージカル化した異色作。ある少女殺人事件をきっかけに人種差別や成功者への妬みなどから警察やマスコミ、政治家様々な立場の人達により犯人に仕立て上げられていく恐ろしさ。これが物語ではなく実話であるというさらなる恐ろしさに声が出ない程の衝撃だった。実力者ぞろいの出演者達で見応え満点だった。 ブロードウェイミュージカル『ファインディング・ネバーランド』は来日公演。ミュージカルらしい作品。イマジネーションの世界は自由だと夢のあるミュージカル。窮屈な現実から解き放される感動作で前向きな気持ちにしてくれます。(年間観劇本数:24本)
小田島 創志(大学院生・非常勤講師) ・KAAT『オーランド―』(KAAT神奈川芸術劇場) ・やみ・あがりシアター『すずめのなみだだん!』(小劇場てあとるらぽう) ・地人会新社『豚小屋』(新国立劇場 小劇場)  1.KAAT『オーランド―』…ジェンダー、言葉の意味、文化慣習、時代精神などの脱自然化を、舞台上で緻密に表現。観客の想像力を喚起する役者さんの演技も白井さんの演出も圧巻。「男である」「女である」のではなく、「男になる」「女になる」というボーヴォワール的な価値観を、演劇的にスタイリッシュに表現していて素晴らしかった。 2.やみ・あがりシアター『すずめのなみだだん!』…個人と社会、個人と宗教の関係性を、コミカルかつ丁寧な言葉を紡いで描いた意欲作。テーマが複層的で、観客側の思考を誘う。 3.アソル・フガード『豚小屋』…個人よりも集団が過剰に優先され、個人の犠牲の上に集団が成り立つ状況下で、戦争に駆り立てられる庶民の「受難」を、北村有起哉さんと田畑智子さんの壮絶な演技で伝えていた。(年間観劇本数:53本)
豊川 涼太(学生) ・ロロ『父母姉僕弟君』(シアターサンモール) ・木ノ下歌舞伎『東海道四谷怪談 通し上演』(あうるすぽっと) ・ままごと『わたしの星』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) 今年の3本を選んでみると、全てが再演(初演はどれも観ていない)だった。 特にロロ『父母姉僕弟君』はキティエンターテイメントプロデュースで、より大きなサイズで大きなスケールで上演できていた。 他の方々も語るように、再演賞を設ける等、演劇界全体で再演文化の定着に力を入れて欲しい。(年間観劇本数:50本程度)
なかむら なおき(観光客) ・月刊「根本宗子」『スーパーストライク』(ザ・スズナリ) ・劇団四季 『ノートルダムの鐘』(四季劇場〔秋〕) ・こまつ座『イヌの仇討』(紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA) 『スーパーストライク』は良し悪しの前にもっとも欲していることが届く作品だったので。『ノートルダムの鐘』はあえて出来事だけを表現して観客に判断を任せているのが面白かった。そして『イヌの仇討』は忠臣蔵を下敷きに目に見えない得体の知れない大きな力を描いていて続々としたなぁと。あ、これらは趣味です。 で、上演された作品を見ると、今の世の中に応答するような作品が多いように思うのです。そして小劇場界隈で育ってきた演出家が大劇場の演出を務めるようになってきているように思うのです。また少し変わったかなぁと思うのです。(年間観劇本数:100本ぐらいですかね)
北村 紗衣(研究者) ・ケネス・ブラナー演出、トム・ヒドルストン主演『ハムレット』(RADA) ・カクシンハン『マクベス』(東京芸術劇場 シアターウエスト) ・モチロンプロデュース『クラウドナイン』(東京芸術劇場 シアターイースト) 今年は『ハムレット』を6本見て、アンドルー・スコット主演版や川崎ラゾーナ版なども良かったのですが、ヒドルストンの『ハムレット』が一番好みでした。ハムレット以外の若者役を全員女性にするキャスティングが効いていました。カクシンハンの『マクベス』はまるでゴミみたいなセットでしたが、内容はゴミとはほど遠いエネルギッシュなものでした。『クラウドナイン』は大変面白かったのですが、あまりよく考えずに「レズ」とか「少年愛」などという言葉を使っているマーケティングは大変残念でした。 (年間観劇本数:121本)
町田 博治(会社役員) ・青☆組『グランパと赤い塔』(吉祥寺シアター) ・小松台東『山笑う』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) ・ SPAC『アンティゴネ ~時を超える送り火~』(駿府城公演特設会場) 『グランパと赤い塔』 吉田小夏が人の綾なす思いを紡ぎ、丁寧に織り上げられる。 背筋が伸び厚みと洒脱さを合わせ持つ老紳士を佐藤滋が見事に演じ、福寿奈央の初老の妻も見事。二人が作品に一本の筋を通す。 裏の主役とでも言うべき女中役を大西玲子が、目線、ことば、仕草、身体で見事に演じていた。役者が皆素晴らしい。 『山笑う』 兄と妹、地方と都会、肉親ゆえの諍い。 静かに光る小さな宝石の様な作品。 松本哲也の演出がシリアスさと笑いをバランスさせ絶妙。厚みのある演技、役者達のバランスも絶妙。 『アンティゴネ』 冒頭女優石井萠水がミニ・アンティゴネを演じ客を引き込む。 舞台は一面水。灯篭が浮かび明かりが揺れる。あの世と現世の境としての水、水上で舞台が静かに進む。背後に投射された動きが影となり、台詞、歌唱が絡み、幻想的。 「弔い」にこだわるアンティゴネ、最後、円く連なってゆく静かな盆踊りが弔いを暗示胸を締め付ける。(年間観劇本数:299本)
文月 路実(派遣社員・フリーライター) ・ゴキブリコンビナート『法悦肉按摩』(都内某公園) ・NODA・MAP『足跡姫』(東京芸術劇場プレイハウス) ・ 範宙遊泳『その夜と友達』(STスポット) 「五感を総動員する」と謳っていたゴキコンの本公演は、まさにその通りの悪夢だった。入り口で目隠しされ、何が何やらまったくわからない状態で味わう地獄。四方八方から泥水や血糊や汚物や虫が飛んでくる。突然役者が飛び出してきて身体の上に載る。内容はいつも通りのひどい話だ。テント内はかなり暑く、なにやら異臭がすごい。終わったときには頭に虫がとまり、レインコートは泥や血糊でぐしょぐしょ、汗で眉毛が半分消えておったとさ。そんなに過酷だったのにもかかわらず爽快感を覚えたのは不思議。普段使わない感覚を刺激されたからか。これこそが演劇の力なのでは。『足跡姫』は勘三郎へのオマージュ。ここ数年の野田作品のなかで一番ストレートに「想い」が伝わってきて、純粋に美しいと思った。『その夜と友達』は、生きづらさを抱えた「夜」というキャラクターが個人的に刺さった。「しんどさ」を知ってしまった人間にも希望はあるのだと信じたい。(年間観劇本数:42本)
永田 晶子(会社員) ・努力クラブのやりたくなったのでやります公演『フォーエバーヤング』(人間座スタジオ) ・燐光群『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』(ザ・スズナリ) ・dracom Rough Play 『ぶらんこ』(OPA_Lab) 上演日順です。 ・説明が削られ、描くべきことだけ残った合田団地氏の劇作は、努力クラブの魅力のひとつです。同世代の俳優による静かな演技で、人生における中途半端な時間の儚さをより楽しめました。 ・燐光群の公演で、劇場という閉ざされた空間が持つ危うさを確かめました。戯曲に負けない強い演技と、暗闇にわずかな光を感じるラストシーンが印象的でした。失われた街に思いを馳せる機会にもなりました。 ・既存戯曲を本読み一回・稽古一回で上演するラフプレイを観て、演劇は一度きりの瞬間に在ると思いました。会場全体に広がる「わかりあえなさ」に、戸惑いつつも笑いました。戯曲を忠実に辿ろうとするデッサンのような行為は、dracom の新作での慎重な表現にも繋がっていたと思います。(年間観劇本数:100本くらい)
青木 克敏(地方公務員) ・SPAC『アンティゴネ〜時を超える送り火〜』(駿府城公演特設会場) ・ロシア国立サンクトペテルブルク マールイ・ドラマ劇場『たくらみと恋』(世田谷パブリックシアター) ・NAPPOS PRODUCE『SKIP〜スキップ』(サンシャイン劇場) あまりぱっとしない演劇状況に思えました。その中で、SPACの宮城聰さんの取り組みは素晴らしいものに感じています。アンティゴネは構成がしっかりとしていて分かりやすいかったですが、私の価値観を揺るがしてくれるほどの感動を、与えてくれました。たくらみと恋では、俳優陣をはじめとして芸術レベルの高さを見せつけられました。そして、スキップ。なんだかんだ言っても、キャラメルボックスは、夢と希望をいつだって分かち合おうと走り続ける劇団です。(年間観劇本数:32本)
矢野 靖人(一般社団法人shelf代表理事・芸術監督) ・WORLD STAGE DESIGN『The Malady of Death』(台北国立芸術大学) ・HEADZ『を待ちながら』(こまばアゴラ劇場) ・SCOTサマーシーズン2017『サド侯爵夫人 第二幕』(新利賀山房) The Malady of Death”はバンコクの盟友、僕がいちばん信頼している僕自身のプロデューサー的存在でもあるリオンが演出する作品とあってわざわざそれを観るためだけに台湾まで行った作品。そういうことが出来る/したいと思える仲間がいることに感謝。今年いちばん記憶に残っている。デュラス晩年の最後の恋人は実はゲイで、しかし献身的にデュラスを愛し、デュラスに尽くしたという。美しく儚い作品だった。鈴木忠志「サド侯爵夫人 第二幕」はこの超絶技巧のこのアーティフィシャル(人工的)な日本語台詞をねじ伏せた俳優陣に快哉。久しぶりに劇場で観劇した飴屋法水さんの「を待ちながら」はこちらが思っていた以上に泣けるほどに清々しくベケットで。選外に1作品、APAFワン・チョン氏演出の「Kiss Kiss Bang Bang2.0」を。ノンバーバル且つインターナショナルな演劇の新たな可能性を垣間見せてくれた。(年間観劇本数:43本)
野呂 瑠美子(一観客) ・劇団昴ザ・サードステージ『幻の国』(サイスタジオ大山第1) ・劇団チョコレートケーキ『熱狂』(シアターウェスト) ・文学座創立80周年記念公演『中橋公館』(紀伊国屋ホール) どの時代をどういう切り口で、どのように選ぶかは作者の意識と力量による。劇団チョコレートケーキの古川健さんは、大きな歴史の流れを巧妙に切り取り、多大な資料を元に、新たに肉付けをして、その時代がどんなであったかを観客に見せてくれる。『幻の国』『熱狂』ともに、3時間ほどの舞台からは、困難な時代に置かれた人々の思いと息遣いが伝わってくるようであった。文学座の真船豊の『中橋公館』も、殆ど知られることがなかった、外地・北京で敗戦を迎えた日本人の様子をよく伝えていて、感心した。どの作品も、過ぎ去った時代を描きながら、実は現代をきちんと映し出している秀作揃いで、感動とともに、印象深い作品となった。最近あまり見なくなった歌舞伎だが、今年は仁左衛門の『千本桜』がかかり、おそらく彼の一世一代の知盛であろうと思われて、拝見した。人生は速い。(年間観劇本数:80本)
片山 幹生(WLスタッフ) ・SPAC『病は気から』 (静岡芸術劇場) ・ゴキブリコンビナート『法悦肉按摩』 ・平原演劇祭2017第4部 文芸案内朗読会演劇前夜&うどん会  「や喪めぐらし」(堀江敏幸「めぐらし屋」より) ノゾエ征爾翻案・演出のSPAC『病は気から』は17世紀フランス古典主義を代表するモリエールの喜劇の現代日本での上演可能性を切り拓く優れた舞台だった。ゴキコンはいつも期待を上回る斬新で過激な仕掛けで観客を楽しませてくれる。高野竜の平原演劇祭は昨年第6部まで行われ、いずれも既存の演劇の枠組みを逸脱する自由で独創的なスペクタクルだったが、その中でも文庫版200頁の小説を4人の女優がひたすら読むという第4部の企画の体験がとりわけ印象的だった。食事として供された変わったつけ汁でのうどんもおいしかった。(年間観劇本数:120本)
kiki(勤め人) ・日本のラジオ『カーテン』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) ・あやめ十八番『三英花 煙夕空』(平櫛田中邸/シアトリカル應典院) ・風琴工房『アンネの日』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) カーテン:この一年で拝見できた日本のラジオの作品はどれも面白かったが、結局一番好みにあったのがコレ。劇場の使い方や題材の面白さに加えて、奥行きのある人物描写で15人のキャストの魅力が充分に生きた。 三英花 煙夕空:あやめ十八番初の二都市公演で、東京と大阪の会場がどちらも物語によく似合いつつ印象はガラリと変わって面白かった。音の響きや照明も変わり、キャストも変わって、東京公演では濃密な仄暗さが、大阪公演ではエッジの効いた明暗がそれぞれ印象に残った。 アンネの日:風琴工房の題材への取り組み方にはいつも心惹かれるが、観る前には地味だろうと思っていたこの作品がこの一年で最もツボにハマった。描かれた人々の誠実さと強さ、それを演じるキャスト陣の説得力が魅力的だった。(年間観劇本数:155本)
りいちろ(会社員) ・第27班 キャビネット公演B『おやすみ また明日 愛してるよ』(シアターミラクル) ・コマイぬ『ラッツォクの灯』(石巻 GALVANIZE gallery) ・アマヤドリ『青いポスト』(花まる学習会 王子小劇場) 2017年も足を運ぶ先々に多彩な舞台の力がありましたが、中でも常ならぬ舞台の密度や呼吸を感じた3作品を。 この一年、くによし組や劇団ヤリナゲ、劇団普通、KAZAKAMI、遠吠え、キュイなど若い作り手たちの作品にも心惹かれつつ、てがみ座『風紋』、風琴工房『アンネの日』、青組『グランパと赤い塔』、うさぎストライプ『ゴールデンバット』、ワワフラミンゴ『脳みそあるいてる』など実績のある作り手の更なる進化を感じる作品も数多く観ることができました。FunIQの5人の作演での連続上演の試み,ロロの「いつ高シリーズ」やシンクロ少女の『オーラルメソッド4』のように過去作品と新作を合わせて上演することも作品の世界観を再認識させ作り手の進化を感じさせる良いやり方だったと思います。またあやめ十八番や水素74%などの歴史建造物での上演にも、スイッチ総研の諸公演やガレキの太鼓ののぞき見公演などの企みにも捉われました。(年間観劇本数:315本)
矢作 勝義(穂の国とよはし芸術劇場 芸術文化プロデューサー) ・ イキウメ『天の敵』(東京芸術劇場 シアターイースト) ・TBSテレビ『俺節』(TBS赤坂ACTシアター) ・風琴工房『アンネの日』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) 『天の敵』は、戯曲・演出・美術・俳優など全てのピースが寸分の狂いもなく組み合わされた、これまで観たイキウメ作品の中で一番素晴らしい舞台でした。 『俺節』は、主演の安田章大の歌・芝居ともに素晴らしく、回りを固める小劇場系の俳優も一丸となり、見事に劇世界を支えていました。何と言っても、脚本・演出の福原充則の仕事ぶりが充実していました。 風琴工房の詩森ろばさんは、2017年の1年間で多数の作品を生み出していましたが、なかでも『アンネの日』は、教養エンターテイメントと名付けたいと思います。事実の羅列や解説にとどまらず、それをエンターテイメントに昇華しながらも、一つの物語として創り上げられたとても素敵なものでした。 番外として、自身の劇場制作の、青木豪作、稲葉賀恵演出の「高校生と創る演劇『ガンボ』」と桑原裕子作・演出の穂の国とよはし芸術劇場プロデュース『荒れ野』を上げておきたいと思います。(年間観劇本数:132本)
須川 渡(研究者) ・ dracom『空腹者の弁』(ウイングフィールド) ・山下残『無門館の水は二度流せ 詰まらぬ』(アトリエ劇研) ・アイホールがつくる「伊丹の物語」プロジェクト『さよなら家族』(AI・HALL)  今年も関西で多くの作品を観ました。劇場の閉館はたびたび議論になりますが、dracomと山下残はこの問いかけに作品という形で応答していました。dracomはウイングフィールドという場所で演劇を続けること、山下残はアトリエ劇研がなくなることの意味を、どちらも非常に挑戦的な方法で示していました。『さよなら家族』は、伊丹という場所と時間をかけて丁寧に向き合った秀作です。スタイルは様々ですが、観客である私も、���じ場所にとどまって演劇を観続けるとはどういうことかに思いを巡らせた1年でした。 (年間観劇本数:133本)
かいらくえんなつき(演劇ウォッチャー) ・ロロ いつ高シリーズvol.4『いちごオレ飲みながらアイツのうわさ話した』(こまばアゴラ劇場) ・悪魔のしるし『蟹と歩く』(倉敷市立美術館 講堂) ・範宙遊泳『その夜と友達』(STスポット) 2017年も前半は大阪にいたので、関東近辺の演劇はそこまで多くは観ていません。とはいえ、ここにどうしても挙げたいと思う関西の作品に出会えなかったのは、残念。 選んだのは今後ずっと忘れないだろうなと思う観劇体験だったものです。 この他に挙げられなかったのは、FTで上演された『忉利天(とうりてん)』 (構成・演出・美術:チェン・ティエンジュオ)。 これだけをみていうのもと思いますが、それでもいいたくなるぐらい、中国の勢いを感じさせられ、それと裏返しの日本の閉塞感を感じました。 2017年は(も?)色々と区切りとなる出来事の多かった1年だったような気がしています。 毎年同じようなことを書いている気がしますが、2018年はもっともっと新しい刺激的な作品に出会いたい!!(年間観劇本数:おそらく150本くらい)
薙野 信喜(無職) ・ Schauspiel Leipzig『89/90』(Berliner Festspiele) ・Akram Khan Company「Until the Lion」(Main Hall, ARKO Arts Theater) ・日本総合悲劇協会『業音』(西鉄ホール)  2017年は、海外で観た20数本の作品の印象が強い。パリで観たオペラ・バスティーユ『ラ・ボエーム』、オデオン座『三人姉妹』、コメディ・フランセーズ『テンペスト』、ベルリンドイツ劇場『フェードル』『しあわせな日々』、ソウルで観た Yulhyul Arts Group『Defeat the ROBOT 3』、明洞芸術劇場『メディア』の印象が強烈だった。
九州に来演した作品では、ヨーロッパ企画『出てこようとしてるトロンプルイユ』、サードステージ『舞台版ドラえもん のび太とアニマル惑星』、イキウメ『散歩する侵略者』、トラッシュマスターズ『たわけ者の血潮』 などが楽しめた。 九州の劇団では、劇団きらら『プープーソング』、そめごころ『ちずとあゆむ』、転回社『夏の夜の夢』 がおもしろかった。(年間観劇本数:156本)
でんない いっこう(自由人) ・東京芸術劇場『リチャード三世』(東京芸術劇場 プレイハウス) ・新国立劇場『プライムたちの夜』(新国立劇場小劇場) ・文学座『鳩に水をやる』(文学座アトリエ) 1.リチャード三世の人格形成に身体の障害を前面に出さなかったし、最期の苦しみを、脳内の様子が突然飛び出し襲い掛かるような映像と音響で訴えたプルカレーテ演出の意外性が惹きつける。 2.人は何に向って本心を言えるのか、自身の老後は応答するロボットを考えていたが、人型のAI・スライムなら2062年でなくとも頷けてしまう身近な物語であった。人を失した悲しみ、本来わかりえない存在、一個の人間。 3.童話作家だった男、今は認知症の鳩に水をやる男。誰にわかると言うのだ、その内面の心理が。過去を生きている男に通じる回路を持たない今を生きてる者達。次点は若い俳優、演出家の成長が嬉しい『その夜と友達』『ダニーと紺碧の海』『ナイン』気になる劇作・演出家で楽しかった『ベター・ハーフ』大野一雄に惹かれ、その時代の映像が見たくて、疑念を持ちながら観たのに何故か後半引き込まれてしまった『川口隆夫「大野一雄について」』等がある。(年間観劇本数:27本)
小泉 うめ(観劇人・WLスタッフ) ・点の階『・・・』(京都芸術センター 講堂) ・風琴工房『アンネの日』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) ・神里雄大/岡崎藝術座『バルパライソの長い坂をくだる話』(京都芸術センター 講堂) 前半は人生最高ペースの観劇本数だったが、後半は落ち着いて、おしなべてみれば例年並みの本数になった。そのため見逃したと思っている作品も多い。演劇が演劇であるが故の悔やみである。 『・・・』 ファンタジーという言葉だけでは済まされない不思議な観劇体験となった。窓の外の雪や隙間から入ってくる冷たい空気までもが演劇だった。 『アンネの日』 詩森の戯曲はいつも緻密な取材力とそこからの跳躍力に支えられているが、この戯曲からは一人の女性として、ひいては一人の人間としての彼女の姿が明瞭にうかがえ、彼女の代表作となるだろう。 『バルパライソの長い坂をくだる話』 神里のターニングポイントと言える。再び上演される機会もあるだろうが、あの場所であの役者陣でのスペイン語上演は、当然のことながら二度とないものを観たという印象が強い。 西日本での観劇も例年よりは少なかったが、結局KACで上演された2本を選んでいるあたりも私らしいところか。(年間観劇本数:355本)
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fkfk7 · 5 years
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2020.3.13大学野球オープン戦 東京経済大学グラウンド 東京経済大学-警視庁野球部 警視001010100|3 東経100000000|1
[警視庁野球部] ▼打撃成績 6福山 慎吾(習志野-駒澤大):4打数3安打1盗塁(!) 3太田 恵悟(千葉商大付-国際武道大):3打数無安打 (H-3)原島 徳臣(八王子実践-九州共立大):1打数無安打 D加登脇 卓真(北照-読売- 西多摩倶楽部 - 香川オリーブガイナーズ):4打数無安打1打点 9伊藤 凌(愛工大名電):2打数無安打 5吉岡駿(帝京-近畿大):2打数1安打 8北野 洸貴(横浜創学館-神奈川大-東京ヤクルト):3打数1安打1盗塁 2高野 優(東京学館浦安-立正大):3打数1安打 (2)谷 尚門(鹿児島商-上武大):1打数無安打 7寺澤 良樹(常総学院-大東文化大):3打数無安打 (H)熊井 俊太(東海大菅生-北海道東海大):0打数 (R-7)古屋 吉崇(上野原-東経大):0打席 9 佐藤 祥太(光明相模原-杏林大):4打数2安打うち1本塁打1打点 ▼投球成績 ①白幡 海人(八王子-亜細亜大、左オーバースロー) └4回、60球、被安打5、与四球3、1K、1失点 ②大田 阿斗里(帝京-横浜ベイスターズ-オリックスバファローズ、右オーバースロー) └1回、19球、被安打1、与四球1、0K、無失点 ③青木 政賢(松戸六実-千葉工大、右オーバースロー) └1回、9球、被安打0、与四死球0、1K、無失点 ④前田 大介(桐生一-東洋大、左オーバースロー) └2回、25球、被安打1、与四球2、0K、無失点 ⑤植元 幸輝(高知商、右オーバースロー) └1回、9球、被安打1、与四死球0、0K、無失点 ▼失策:0
[東京経済大学] ▼打撃成績 8佐藤 晴斗(東京):3打数1安打 7大沼 輝(高島):3打数1安打 5小川 允羅(清水桜が丘):4打数2安打 (5-3)岡井 祐斗(高松商):0打席 D鈴木 大輝(埼玉平成):1打数無安打 (H-D)杉田 光平(豊橋中央):1打数無安打 2林田 正大 (文星芸大附):2打数1安打1打点 (2)渡邊 京音(大社):2打数1安打 3道下 真哉(城西大城西):3打数無安打 (H)冨田 洋佑(国士舘):1打数無安打 (5)齋藤 宏哉(藤代):0打席 9比嘉 蓮(昌平):4打数1安打 6名波 慶人(静岡商):2打数無安打 (6)栗田 健太郎(常総学院):1打数1安打 4小泉 瑛輝(向上):2打数無安打 (4)田島 涼馬(藤代):1打数無安打 ▼投球成績 ①澤中 京太郎(中越、右オーバースロー) └2回、35球、被安打1、与四球1、1K、無失点 ②尾花 悠希(藤代、右オーバースロー) └2回、45球、被安打2、与四死球0、0K、1失点 ③白須 央修(日本大学、右オーバースロー) └1回、14球、被安打2うち1本塁打、与四死球0、0K、1失点 ④鎮目 崚平(水戸商、右オーバースロー) └1回、13球、被安打0、与四球1、1K、無失点 ⑤小林 稜治(東海大菅生、右オーバースロー) └1回、24球、被安打2、与四球1、与死球1、0K、1失点 ⑥阿相 恭平(城西大城西、右オーバースロー) └1回、17球、被安打1、与四球1、1K、無失点 ⑦徳光 亮太(佼成学園、右オーバースロー) └1回、14球、被安打0、与四球1、0K、無失点 ▼失策:1
※公式記録とは異なる場合があります
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usagi33 · 5 years
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非現実的な夢想家として 村上春樹 カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文
「非現実的な夢想家として」  僕がこの前バルセロナを訪れたのは二年前の春のことです。サイン会を開いたとき、驚くほどたくさんの読者が集まってくれました。長い列ができて、一時間半かけてもサインしきれないくらいでした。どうしてそんなに時間がかかったかというと、たくさんの女性の読者たちが僕にキスを求めたからです。それで手間取ってしまった。  僕はこれまで世界のいろんな都市でサイン会を開きましたが、女性読者にキスを求められたのは、世界でこのバルセロナだけです。それひとつをとっても、バルセロナがどれほど素晴らしい都市であるかがわかります。この長い歴史と高い文化を持つ美しい街に、もう一度戻ってくることができて、とても幸福に思います。  でも残念なことではありますが、今日はキスの話ではなく、もう少し深刻な話をしなくてはなりません。  ご存じのように、去る3月11日午後2時46分に日本の東北地方を巨大な地震が襲いました。地球の自転が僅かに速まり、一日が百万分の1・8秒短くなるほどの規模の地震でした。  地震そのものの被害も甚大でしたが、その後襲ってきた津波はすさまじい爪痕を残しました。場所によっては津波は39メートルの高さにまで達しました。39メートルといえば、普通のビルの10階まで駆け上っても助からないことになります。海岸近くにいた人々は逃げ切れず、二万四千人近くが犠牲になり、そのうちの九千人近くが行方不明のままです。堤防を乗り越えて襲ってきた大波にさらわれ、未だに遺体も見つかっていません。おそらく多くの方々は冷たい海の底に沈んでいるのでしょう。そのことを思うと、もし自分がその立場になっていたらと想像すると、胸が締めつけられます。生き残った人々も、その多くが家族や友人を失い、家や財産を失い、コミュニティーを失い、生活の基盤を失いました。根こそぎ消え失せた集落もあります。生きる希望そのものをむしり取られた人々も数多くおられたはずです。 日本人であるということは、どうやら多くの自然災害とともに生きていくことを意味しているようです。日本の国土の大部分は、夏から秋にかけて、台風の通り道になっています。毎年必ず大きな被害が出て、多くの人命が失われます。各地で活発な火山活動があります。そしてもちろん地震があります。日本列島はアジア大陸の東の隅に、四つの巨大なプレートの上に乗っかるような、危なっかしいかっこうで位置しています。我々は言うなれば、地震の巣の上で生活を営んでいるようなものです。  台風がやってくる日にちや道筋はある程度わかりますが、地震については予測がつきません。ただひとつわかっているのは、これで終りではなく、別の大地震が近い将来、間違いなくやってくるということです。おそらくこの20年か30年のあいだに、東京周辺の地域を、マグニチュード8クラスの大型地震が襲うだろうと、多くの学者が予測しています。それは十年後かもしれないし、あるいは明日の午後かもしれません。もし東京のような密集した巨大都市を、直下型の地震が襲ったら、それがどれほどの被害をもたらすことになるのか、正確なところは誰にもわかりません。  にもかかわらず、東京都内だけで千三百万人の人々が今も「普通の」日々の生活を送っています。人々は相変わらず満員電車に乗って通勤し、高層ビルで働いています。今回の地震のあと、東京の人口が減ったという話は耳にしていません。  なぜか?あなたはそう尋ねるかもしれません。どうしてそんな恐���しい場所で、それほど多くの人が当たり前に生活していられるのか?恐怖で頭がおかしくなってしまわないのか、と。  日本語には無常(mujo)という言葉があります。いつまでも続く状態=常なる状態はひとつとしてない、ということです。この世に生まれたあらゆるものはやがて消滅し、すべてはとどまることなく変移し続ける。永遠の安定とか、依って頼るべき不変不滅のものなどどこにもない。これは仏教から来ている世界観ですが、この「無常」という考え方は、宗教とは少し違った脈絡で、日本人の精神性に強く焼き付けられ、民族的メンタリティーとして、古代からほとんど変わることなく引き継がれてきました。  「すべてはただ過ぎ去っていく」という視点は、いわばあきらめの世界観です。人が自然の流れに逆らっても所詮は無駄だ、という考え方です。しかし日本人はそのようなあきらめの中に、むしろ積極的に美のあり方を見出してきました。 自然についていえば、我々は春になれば桜を、夏には蛍を、秋になれば紅葉を愛でます。それも集団的に、習慣的に、そうするのがほとんど自明のことであるかのように、熱心にそれらを観賞します。桜の名所、蛍の名所、紅葉の名所は、その季節になれば混み合い、ホテルの予約をとることもむずかしくなります。  どうしてか?  桜も蛍も紅葉も、ほんの僅かな時間のうちにその美しさを失ってしまうからです。我々はそのいっときの栄光を目撃するために、遠くまで足を運びます。そしてそれらがただ美しいばかりでなく、目の前で儚く散り、小さな灯りを失い、鮮やかな色を奪われていくことを確認し、むしろほっとするのです。美しさの盛りが通り過ぎ、消え失せていくことに、かえって安心を見出すのです。  そのような精神性に、果たして自然災害が影響を及ぼしているかどうか、僕にはわかりません。しかし我々が次々に押し寄せる自然災害を乗り越え、ある意味では「仕方ないもの」として受け入れ、被害を集団的に克服するかたちで生き続けてきたのは確かなところです。あるいはその体験は、我々の美意識にも影響を及ぼしたかもしれません。  今回の大地震で、ほぼすべての日本人は激しいショックを受けましたし、普段から地震に馴れている我々でさえ、その被害の規模の大きさに、今なおたじろいでいます。無力感を抱き、国家の将来に不安さえ感じています。  でも結局のところ、我々は精神を再編成し、復興に向けて立ち上がっていくでしょう。それについて、僕はあまり心配してはいません。我々はそうやって長い歴史を生き抜いてきた民族なのです。いつまでもショックにへたりこんでいるわけにはいかない。壊れた家屋は建て直せますし、崩れた道路は修復できます。  結局のところ、我々はこの地球という惑星に勝手に間借りしているわけです。どうかここに住んで下さいと地球に頼まれたわけじゃない。少し揺れたからといって、文句を言うこともできません。ときどき揺れるということが地球の属性のひとつなのだから。好むと好まざるとにかかわらず、そのような自然と共存していくしかありません。  ここで僕が語りたいのは、建物や道路とは違って、簡単には修復できないものごとについてです。それはたとえば倫理であり、たとえば規範です。それらはかたちを持つ物体ではありません。いったん損なわれてしまえば、簡単に元通りにはできません。機械が用意され、人手が集まり、資材さえ揃えばすぐに拵えられる、というものではないからです。  僕が語っているのは、具体的に言えば、福島の原子力発電所のことです。 みなさんもおそらくご存じのように、福島で地震と津波の被害にあった六基の原子炉のうち、少なくとも三基は、修復されないまま、いまだに周辺に放射能を撒き散らしています。メルトダウンがあり、まわりの土壌は汚染され、おそらくはかなりの濃度の放射能を含んだ排水が、近海に流されています。風がそれを広範囲に運びます。  十万に及ぶ数の人々が、原子力発電所の周辺地域から立ち退きを余儀なくされました。畑や牧場や工場や商店街や港湾は、無人のまま放棄されています。そこに住んでいた人々はもう二度と、その地に戻れないかもしれません。その被害は日本ばかりではなく、まことに申し訳ないのですが、近隣諸国に及ぶことにもなりそうです。  なぜこのような悲惨な事態がもたらされたのか、その原因はほぼ明らかです。原子力発電所を建設した人々が、これほど大きな津波の到来を想定していなかったためです。何人かの専門家は、かつて同じ規模の大津波がこの地方を襲ったことを指摘し、安全基準の見直しを求めていたのですが、電力会社はそれを真剣には取り上げなかった。なぜなら、何百年かに一度あるかないかという大津波のために、大金を投資するのは、営利企業の歓迎するところではなかったからです。  また原子力発電所の安全対策を厳しく管理するべき政府も、原子力政策を推し進めるために、その安全基準のレベルを下げていた節が見受けられます。  我々はそのような事情を調査し、もし過ちがあったなら、明らかにしなくてはなりません。その過ちのために、少なくとも十万を超える数の人々が、土地を捨て、生活を変えることを余儀なくされたのです。我々は腹を立てなくてはならない。当然のことです。  日本人はなぜか、もともとあまり腹を立てない民族です。我慢することには長けているけれど、感情を爆発させるのはそれほど得意ではない。そういうところはあるいは、バルセロナ市民とは少し違っているかもしれません。でも今回は、さすがの日本国民も真剣に腹を立てることでしょう。  しかしそれと同時に我々は、そのような歪んだ構造の存在をこれまで許してきた、あるいは黙認してきた我々自身をも、糾弾しなくてはならないでしょう。今回の事態は、我々の倫理や規範に深くかかわる問題であるからです。  ご存じのように、我々日本人は歴史上唯一、核爆弾を投下された経験を持つ国民です。1945年8月、広島と長崎という二つの都市に、米軍の爆撃機によって原子爆弾が投下され、合わせて20万を超す人命が失われました。死者のほとんどが非武装の一般市民でした。しかしここでは、その是非を問うことはしません  僕がここで言いたいのは、爆撃直後の20万の死者だけではなく、生き残った人の多くがその後、放射能被曝の症状に苦しみながら、時間をかけて亡くなっていったということです。核爆弾がどれほど破壊的なものであり、放射能がこの世界に、人間の身に、どれほど深い傷跡を残すものかを、我々はそれらの人々の犠牲の上に学んだのです。  戦後の日本の歩みには二つの大きな根幹がありました。ひとつは経済の復興であり、もうひとつは戦争行為の放棄です。どのようなことがあっても二度と武力を行使することはしない、経済的に豊かになること、そして平和を希求すること、その二つが日本という国家の新しい指針となりました。  広島にある原爆死没者慰霊碑にはこのような言葉が刻まれています。  「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませんから」  素晴らしい言葉です。我々は被害者であると同時に、加害者でもある。そこにはそういう意味がこめられています。核という圧倒的な力の前では、我々は誰しも被害者であり、また加害者でもあるのです。その力の脅威にさらされているという点においては、我々はすべて被害者でありますし、その力を引き出したという点においては、またその力の行使を防げなかったという点においては、我々はすべて加害者でもあります。  そして原爆投下から66年が経過した今、福島第一発電所は、三カ月にわたって放射能をまき散らし、周辺の土壌や海や空気を汚染し続けています。それをいつどのようにして止められるのか、まだ誰にもわかっていません。これは我々日本人が歴史上体験する、二度目の大きな核の被害ですが、今回は誰かに爆弾を落とされたわけではありません。我々日本人自身がそのお膳立てをし、自らの手で過ちを犯し、我々自身の国土を損ない、我々自身の生活を破壊しているのです。  何故そんなことになったのか?戦後長いあいだ我々が抱き続けてきた核に対する拒否感は、いったいどこに消えてしまったのでしょう?我々が一貫して求めていた平和で豊かな社会は、何によって損なわれ、歪められてしまったのでしょう?  理由は簡単です。「効率」です。  原子炉は効率が良い発電システムであると、電力会社は主張します。つまり利益が上がるシステムであるわけです。また日本政府は、とくにオイルショック以降、原油供給の安定性に疑問を持ち、原子力発電を国策として推し進めるようになりました。電力会社は膨大な金を宣伝費としてばらまき、メディアを買収し、原子力発電はどこまでも安全だという幻想を国民に植え付けてきました。 そして気がついたときには、日本の発電量の約30パーセントが原子力発電によってまかなわれるようになっていました。国民がよく知らないうちに、地震の多い狭い島国の日本が、世界で三番目に原発の多い国になっていたのです。  そうなるともうあと戻りはできません。既成事実がつくられてしまったわけです。原子力発電に危惧を抱く人々に対しては「じゃああなたは電気が足りなくてもいいんですね」という脅しのような質問が向けられます。国民の間にも「原発に頼るのも、まあ仕方ないか」という気分が広がります。高温多湿の日本で、夏場にエアコンが使えなくなるのは、ほとんど拷問に等しいからです。原発に疑問を呈する人々には、「非現実的な夢想家」というレッテルが貼られていきます。  そのようにして我々はここにいます。効率的であったはずの原子炉は、今や地獄の蓋を開けてしまったかのような、無惨な状態に陥っています。それが現実です。  原子力発電を推進する人々の主張した「現実を見なさい」という現実とは、実は現実でもなんでもなく、ただの表面的な「便宜」に過ぎなかった。それを彼らは「現実」という言葉に置き換え、論理をすり替えていたのです。  それは日本が長年にわたって誇ってきた「技術力」神話の崩壊であると同時に、そのような「すり替え」を許してきた、我々日本人の倫理と規範の敗北でもありました。我々は電力会社を非難し、政府を非難します。それは当然のことであり、必要なことです。しかし同時に、我々は自らをも告発しなくてはなりません。我々は被害者であると同時に、加害者でもあるのです。そのことを厳しく見つめなおさなくてはなりません。そうしないことには、またどこかで同じ失敗が繰り返されるでしょう。  「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませんから」  我々はもう一度その言葉を心に刻まなくてはなりません。  ロバート・オッペンハイマー博士は第二次世界大戦中、原爆開発の中心になった人ですが、彼は原子爆弾が広島と長崎に与えた惨状を知り、大きなショックを受けました。そしてトルーマン大統領に向かってこう言ったそうです。  「大統領、私の両手は血にまみれています」  トルーマン大統領はきれいに折り畳まれた白いハンカチをポケットから取り出し、言いました。「これで拭きたまえ」  しかし言うまでもなく、それだけの血をぬぐえる清潔なハンカチなど、この世界のどこを探してもありません。  我々日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。それが僕の意見です。 我々は技術力を結集し、持てる叡智を結集し、社会資本を注ぎ込み、原子力発電に代わる有効なエネルギー開発を、国家レベルで追求すべきだったのです。たとえ世界中が「原子力ほど効率の良いエネルギーはない。それを使わない日本人は馬鹿だ」とあざ笑ったとしても、我々は原爆体験によって植え付けられた、核に対するアレルギーを、妥協することなく持ち続けるべきだった。核を使わないエネルギーの開発を、日本の戦後の歩みの、中心命題に据えるべきだったのです。  それは広島と長崎で亡くなった多くの犠牲者に対する、我々の集合的責任の取り方となったはずです。日本にはそのような骨太の倫理と規範が、そして社会的メッセージが必要だった。それは我々日本人が世界に真に貢献できる、大きな機会となったはずです。しかし急速な経済発展の途上で、「効率」という安易な基準に流され、その大事な道筋を我々は見失ってしまったのです。  前にも述べましたように、いかに悲惨で深刻なものであれ、我々は自然災害の被害を乗り越えていくことができます。またそれを克服することによって、人の精神がより強く、深いものになる場合もあります。我々はなんとかそれをなし遂げるでしょう。  壊れた道路や建物を再建するのは、それを専門とする人々の仕事になります。しかし損なわれた倫理や規範の再生を試みるとき、それは我々全員の仕事になります。我々は死者を悼み、災害に苦しむ人々を思いやり、彼らが受けた痛みや、負った傷を無駄にするまいという自然な気持ちから、その作業に取りかかります。それは素朴で黙々とした、忍耐を必要とする手仕事になるはずです。晴れた春の朝、ひとつの村の人々が揃って畑に出て、土地を耕し、種を蒔くように、みんなで力を合わせてその作業を進めなくてはなりません。一人ひとりがそれぞれにできるかたちで、しかし心をひとつにして。  その大がかりな集合作業には、言葉を専門とする我々=職業的作家たちが進んで関われる部分があるはずです。我々は新しい倫理や規範と、新しい言葉とを連結させなくてはなりません。そして生き生きとした新しい物語を、そこに芽生えさせ、立ち上げてなくてはなりません。それは我々が共有できる物語であるはずです。それは畑の種蒔き歌のように、人々を励ます律動を持つ物語であるはずです。我々はかつて、まさに��のようにして、戦争によって焦土と化した日本を再建してきました。その原点に、我々は再び立ち戻らなくてはならないでしょう 最初にも述べましたように、我々は「無常(mujo)」という移ろいゆく儚い世界に生きています。生まれた生命はただ移ろい、やがて例外なく滅びていきます。大きな自然の力の前では、人は無力です。そのような儚さの認識は、日本文化の基本的イデアのひとつになっています。しかしそれと同時に、滅びたものに対する敬意と、そのような危機に満ちた脆い世界にありながら、それでもなお生き生きと生き続けることへの静かな決意、そういった前向きの精神性も我々には具わっているはずです。  僕の作品がカタルーニャの人々に評価され、このような立派な賞をいただけたことを、誇りに思います。我々は住んでいる場所も遠く離れていますし、話す言葉も違います。依って立つ文化も異なっています。しかしなおかつそれと同時に、我々は同じような問題を背負い、同じような悲しみと喜びを抱えた、世界市民同士でもあります。だからこそ、日本人の作家が書いた物語が何冊もカタルーニャ語に翻訳され、人々の手に取られることにもなるのです。僕はそのように、同じひとつの物語を皆さんと分かち合えることを嬉しく思います。夢を見ることは小説家の仕事です。しかし我々にとってより大事な仕事は、人々とその夢を分かち合うことです。その分かち合いの感覚なしに、小説家であることはできません。  カタルーニャの人々がこれまでの歴史の中で、多くの苦難を乗り越え、ある時期には苛酷な目に遭いながらも、力強く生き続け、豊かな文化を護ってきたことを僕は知っています。我々のあいだには、分かち合えることがきっと数多くあるはずです。  日本で、このカタルーニャで、あなた方や私たちが等しく「非現実的な夢想家」になることができたら、そのような国境や文化を超えて開かれた「精神のコミュニティー」を形作ることができたら、どんなに素敵だろうと思います。それこそがこの近年、様々な深刻な災害や、悲惨きわまりないテロルを通過してきた我々の、再生への出発点になるのではないかと、僕は考えます。我々は夢を見ることを恐れてはなりません。そして我々の足取りを、「効率」や「便宜」という名前を持つ災厄の犬たちに追いつかせてはなりません。我々は力強い足取りで前に進んでいく「非現実的な夢想家」でなくてはならないのです。人はいつか死んで、消えていきます。しかしhumanityは残ります。それはいつまでも受け継がれていくものです。我々はまず、その力を信じるものでなくてはなりません。 最後になりますが、今回の賞金は、地震の被害と、原子力発電所事故の被害にあった人々に、義援金として寄付させていただきたいと思います。そのような機会を与えてくださったカタルーニャの人々と、ジャナラリター・デ・カタルーニャのみなさんに深く感謝します。そして先日のロルカの地震の犠牲になられたみなさんにも、深い哀悼の意を表したいと思います。(バルセロナ共同)
以下サイトより転載しました
https://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/5e18920119e56de25a99aaaf81a16a4f
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maconn · 7 years
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カタルーニャ国際賞の授賞式で、スピーチする作家の村上春樹さん=スペインのバルセロナで2011年6月9日、ロイター
 9日のスペインのカタルーニャ国際賞授賞式で配布された作家村上春樹さんの受賞スピーチの原稿全文は次の通り。(原文のまま)
 「非現実的な夢想家として」
 僕がこの前バルセロナを訪れたのは二年前の春のことです。サイン会を開いたとき、驚くほどたくさんの読者が集まってくれました。長い列ができて、一時間半かけてもサインしきれないくらいでした。どうしてそんなに時間がかかったかというと、たくさんの女性の読者たちが僕にキスを求めたからです。それで手間取ってしまった。
 僕はこれまで世界のいろんな都市でサイン会を開きましたが、女性読者にキスを求められたのは、世界でこのバルセロナだけです。それひとつをとっても、バルセロナがどれほど素晴らしい都市であるかがわかります。この長い歴史と高い文化を持つ美しい街に、もう一度戻ってくることができて、とても幸福に思います。
 でも残念なことではありますが、今日はキスの話ではなく、もう少し深刻な話をしなくてはなりません。
 ご存じのように、去る3月11日午後2時46分に日本の東北地方を巨大な地震が襲いました。地球の自転が僅かに速まり、一日が百万分の1.8秒短くなるほどの規模の地震でした。
 地震そのものの被害も甚大でしたが、その後襲ってきた津波はすさまじい爪痕を残しました。場所によっては津波は39メートルの高さにまで達しました。39メートルといえば、普通のビルの10階まで駆け上っても助からないことになります。海岸近くにいた人々は逃げ切れず、二万四千人近くが犠牲になり、そのうちの九千人近くが行方不明のままです。堤防を乗り越えて襲ってきた大波にさらわれ、未だに遺体も見つかっていません。おそらく多くの方々は冷たい海の底に沈んでいるのでしょう。そのことを思うと、もし自分がその立場になっていたらと想像すると、胸が締めつけられます。生き残った人々も、その多くが家族や友人を失い、家や財産を失い、コミュニティーを失い、生活の基盤を失いました。根こそぎ消え失せた集落もあります。生きる希望そのものをむしり取られた人々も数多くおられたはずです。
 日本人であるということは、どうやら多くの自然災害とともに生きていくことを意味しているようです。日本の国土の大部分は、夏から秋にかけて、台風の通り道になっています。毎年必ず大きな被害が出て、多くの人命が失われます。各地で活発な火山活動があります。そしてもちろん地震があります。日本列島はアジア大陸の東の隅に、四つの巨大なプレートの上に乗っかるような、危なっかしいかっこうで位置しています。我々は言うなれば、地震の巣の上で生活を営んでいるようなものです。
 台風がやってくる日にちや道筋はある程度わかりますが、地震については予測がつきません。ただひとつわかっているのは、これで終りではなく、別の大地震が近い将来、間違いなくやってくるということです。おそらくこの20年か30年のあいだに、東京周辺の地域を、マグニチュード8クラスの大型地震が襲うだろうと、多くの学者が予測しています。それは十年後かもしれないし、あるいは明日の午後かもしれません。もし東京のような密集した巨大都市を、直下型の地震が襲ったら、それがどれほどの被害をもたらすことになるのか、正確なところは誰にもわかりません。
 にもかかわらず、東京都内だけで千三百万人の人々が今も「普通の」日々の生活を送っています。人々は相変わらず満員電車に乗って通勤し、高層ビルで働いています。今回の地震のあと、東京の人口が減ったという話は耳にしていません。
 なぜか?あなたはそう尋ねるかもしれません。どうしてそんな恐ろしい場所で、それほど多くの人が当たり前に生活していられるのか?恐怖で頭がおかしくなってしまわないのか、と。
 日本語には無常(mujo)という言葉があります。いつまでも続く状態=常なる状態はひとつとしてない、ということです。この世に生まれたあらゆるものはやがて消滅し、すべてはとどまることなく変移し続ける。永遠の安定とか、依って頼るべき不変不滅のものなどどこにもない。これは仏教から来ている世界観ですが、この「無常」という考え方は、宗教とは少し違った脈絡で、日本人の精神性に強く焼き付けられ、民族的メンタリティーとして、古代からほとんど変わることなく引き継がれてきました。
 「すべてはただ過ぎ去っていく」という視点は、いわばあきらめの世界観です。人が自然の流れに逆らっても所詮は無駄だ、という考え方です。しかし日本人はそのようなあきらめの中に、むしろ積極的に美のあり方を見出してきました。
 自然についていえば、我々は春になれば桜を、夏には蛍を、秋になれば紅葉を愛でます。それも集団的に、習慣的に、そうするのがほとんど自明のことであるかのように、熱心にそれらを観賞します。桜の名所、蛍の名所、紅葉の名所は、その季節になれば混み合い、ホテルの予約をとることもむずかしくなります。
 どうしてか?
 桜も蛍も紅葉も、ほんの僅かな時間のうちにその美しさを失ってしまうからです。我々はそのいっときの栄光を目撃するために、遠くまで足を運びます。そしてそれらがただ美しいばかりでなく、目の前で儚く散り、小さな灯りを失い、鮮やかな色を奪われていくことを確認し、むしろほっとするのです。美しさの盛りが通り過ぎ、消え失せていくことに、かえって安心を見出すのです。
 そのような精神性に、果たして自然災害が影響を及ぼしているかどうか、僕にはわかりません。しかし我々が次々に押し寄せる自然災害を乗り越え、ある意味では「仕方ないもの」として受け入れ、被害を集団的に克服するかたちで生き続けてきたのは確かなところです。あるいはその体験は、我々の美意識にも影響を及ぼしたかもしれません。
 今回の大地震で、ほぼすべての日本人は激しいショックを受けましたし、普段から地震に馴れている我々でさえ、その被害の規模の大きさに、今なおたじろいでいます。無力感を抱き、国家の将来に不安さえ感じています。
 でも結局のところ、我々は精神を再編成し、復興に向けて立ち上がっていくでしょう。それについて、僕はあまり心配してはいません。我々はそうやって長い歴史を生き抜いてきた民族なのです。いつまでもショックにへたりこんでいるわけにはいかない。壊れた家屋は建て直せますし、崩れた道路は修復できます。
 結局のところ、我々はこの地球という惑星に勝手に間借りしているわけです。どうかここに住んで下さいと地球に頼まれたわけじゃない。少し揺れたからといって、文句を言うこともできません。ときどき揺れるということが地球の属性のひとつなのだから。好むと好まざるとにかかわらず、そのような自然と共存していくしかありません。
 ここで僕が語りたいのは、建物や道路とは違って、簡単には修復できないものごとについてです。それはたとえば倫理であり、たとえば規範です。それらはかたちを持つ物体ではありません。いったん損なわれてしまえば、簡単に元通りにはできません。機械が用意され、人手が集まり、資材さえ揃えばすぐに拵えられる、というものではないからです。
 僕が語っているのは、具体的に言えば、福島の原子力発電所のことです。
 みなさんもおそらくご存じのように、福島で地震と津波の被害にあった六基の原子炉のうち、少なくとも三基は、修復されないまま、いまだに周辺に放射能を撒き散らしています。メルトダウンがあり、まわりの土壌は汚染され、おそらくはかなりの濃度の放射能を含んだ排水が、近海に流されています。風がそれを広範囲に運びます。
 十万に及ぶ数の人々が、原子力発電所の周辺地域から立ち退きを余儀なくされました。畑や牧場や工場や商店街や港湾は、無人のまま放棄されています。そこに住んでいた人々はもう二度と、その地に戻れないかもしれません。その被害は日本ばかりではなく、まことに申し訳ないのですが、近隣諸国に及ぶことにもなりそうです。
 なぜこのような悲惨な事態がもたらされたのか、その原因はほぼ明らかです。原子力発電所を建設した人々が、これほど大きな津波の到来を想定していなかったためです。何人かの専門家は、かつて同じ規模の大津波がこの地方を襲ったことを指摘し、安全基準の見直しを求めていたのですが、電力会社はそれを真剣には取り上げなかった。なぜなら、何百年かに一度あるかないかという大津波のために、大金を投資するのは、営利企業の歓迎するところではなかったからです。
 また原子力発電所の安全対策を厳しく管理するべき政府も、原子力政策を推し進めるために、その安全基準のレベルを下げていた節が見受けられます。
 我々はそのような事情を調査し、もし過ちがあったなら、明らかにしなくてはなりません。その過ちのために、少なくとも十万を超える数の人々が、土地を捨て、生活を変えることを余儀なくされたのです。我々は腹を立てなくてはならない。当然のことです。
村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文(下)
 日本人はなぜか、もともとあまり腹を立てない民族です。我慢することには長けているけれど、感情を爆発させるのはそれほど得意ではない。そういうところはあるいは、バルセロナ市民とは少し違っているかもしれません。でも今回は、さすがの日本国民も真剣に腹を立てることでしょう。
 しかしそれと同時に我々は、そのような歪んだ構造の存在をこれまで許してきた、あるいは黙認してきた我々自身をも、糾弾しなくてはならないでしょう。今回の事態は、我々の倫理や規範に深くかかわる問題であるからです。
 ご存じのように、我々日本人は歴史上唯一、核爆弾を投下された経験を持つ国民です。1945年8月、広島と長崎という二つの都市に、米軍の爆撃機によって原子爆弾が投下され、合わせて20万を超す人命が失われました。死者のほとんどが非武装の一般市民でした。しかしここでは、その是非を問うことはしません。
 僕がここで言いたいのは、爆撃直後の20万の死者だけではなく、生き残った人の多くがその後、放射能被曝の症状に苦しみながら、時間をかけて亡くなっていったということです。核爆弾がどれほど破壊的なものであり、放射能がこの世界に、人間の身に、どれほど深い傷跡を残すものかを、我々はそれらの人々の犠牲の上に学んだのです。
 戦後の日本の歩みには二つの大きな根幹がありました。ひとつは経済の復興であり、もうひとつは戦争行為の放棄です。どのようなことがあっても二度と武力を行使することはしない、経済的に豊かになること、そして平和を希求すること、その二つが日本という国家の新しい指針となりました。
 広島にある原爆死没者慰霊碑にはこのような言葉が刻まれています。
 「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませんから」
 素晴らしい言葉です。我々は被害者であると同時に、加害者でもある。そこにはそういう意味がこめられています。核という圧倒的な力の前では、我々は誰しも被害者であり、また加害者でもあるのです。その力の脅威にさらされているという点においては、我々はすべて被害者でありますし、その力を引き出したという点においては、またその力の行使を防げなかったという点においては、我々はすべて加害者でもあります。
 そして原爆投下から66年が経過した今、福島第一発電所は、三カ月にわたって放射能をまき散らし、周辺の土壌や海や空気を汚染し続けています。それをいつどのようにして止められるのか、まだ誰にもわかっていません。これは我々日本人が歴史上体験する、二度目の大きな核の被害ですが、今回は誰かに爆弾を落とされたわけではありません。我々日本人自身がそのお膳立てをし、自らの手で過ちを犯し、我々自身の国土を損ない、我々自身の生活を破壊しているのです。
 何故そんなことになったのか?戦後長いあいだ我々が抱き続けてきた核に対する拒否感は、いったいどこに消えてしまったのでしょう?我々が一貫して求めていた平和で豊かな社会は、何によって損なわれ、歪められてしまったのでしょう?
 理由は簡単です。「効率」です。
 原子炉は効率が良い発電システムであると、電力会社は主張します。つまり利益が上がるシステムであるわけです。また日本政府は、とくにオイルショック以降、原油供給の安定性に疑問を持ち、原子力発電を国策として推し進めるようになりました。電力会社は膨大な金を宣伝費としてばらまき、メディアを買収し、原子力発電はどこまでも安全だという幻想を国民に植え付けてきました。
 そして気がついたときには、日本の発電量の約30パーセントが原子力発電によってまかなわれるようになっていました。国民がよく知らないうちに、地震の多い狭い島国の日本が、世界で三番目に原発の多い国になっていたのです。
 そうなるともうあと戻りはできません。既成事実がつくられてしまったわけです。原子力発電に危惧を抱く人々に対しては「じゃああなたは電気が足りなくてもいいんですね」という脅しのような質問が向けられます。国民の間にも「原発に頼るのも、まあ仕方ないか」という気分が広がります。高温多湿の日本で、夏場にエアコンが使えなくなるのは、ほとんど拷問に等しいからです。原発に疑問を呈する人々には、「非現実的な夢想家」というレッテルが貼られていきます。
 そのようにして我々はここにいます。効率的であったはずの原子炉は、今や地獄の蓋を開けてしまったかのような、無惨な状態に陥っています。それが現実です。
 原子力発電を推進する人々の主張した「現実を見なさい」という現実とは、実は現実でもなんでもなく、ただの表面的な「便宜」に過ぎなかった。それを彼らは「現実」という言葉に置き換え、論理をすり替えていたのです。
 それは日本が長年にわたって誇ってきた「技術力」神話の崩壊であると同時に、そのような「すり替え」を許してきた、我々日本人の倫理と規範の敗北でもありました。我々は電力会社を非難し、政府を非難します。それは当然のことであり、必要なことです。しかし同時に、我々は自らをも告発しなくてはなりません。我々は被害者であると同時に、加害者でもあるのです。そのことを厳しく見つめなおさなくてはなりません。そうしないことには、またどこかで同じ失敗が繰り返されるでしょう。
 「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませんから」
 我々はもう一度その言葉を心に刻まなくてはなりません。
 ロバート・オッペンハイマー博士は第二次世界大戦中、原爆開発の中心になった人ですが、彼は原子爆弾が広島と長崎に与えた惨状を知り、大きなショックを受けました。そしてトルーマン大統領に向かってこう言ったそうです。
 「大統領、私の両手は血にまみれています」
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yuupsychedelic · 5 years
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詩集「真夏の誘惑」
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詩集「真夏の誘惑」
1.「真夏の誘惑」 2.「Tapioca Rhapsody」 3.「カレンの場合」 4.「背中」 5.「メイによろしく」 6.「強がり」 7.「風に伝えよ」 8.「It」 9.「平和の詩」 10.「パリは燃えているか?」
1.真夏の誘惑
【1】 白彩のビーチに 黄金色の愛を感じた 橙彩の哀しみに 琥珀色の夢を感じた
夏の始まり 夢の幕開けでもある 素晴らしき日々
いつか僕らは大人になり 夢を忘れていくのだろう だから今くらい夢を見させておくれ
真夏のシティ・ガール 常夏のファニー・ガール いつまでも どこまでも 二人で行けたらいいのにな
【2】 星彩の空に 華澄色の未来(あす)を認めた 紺碧の海に あなた色の日々を認めた
夏の始まり 夢の幕開けでもある 愛おしき日々
いつか僕らは大人になり 恋を忘れていくのだろう だから今くらい恋をさせておくれ
真夏のシティ・ボーイ 常夏のファニー・ボーイ 信じてる 見つめてる 二人の明るい未来を
舗道を歩く恋人達に いつかの恋を感じた 街を往くシティ・ボーイに いつかの夢を認めた 僕らこそ 二人こそ いつか結ばれる恋になる 信じて
真夏のシティ・ボーイ 常夏のシティ・ガール それぞれの想い ぶつかり合い きっといつか愛になれるよ
真夏の恋もいつか冬が訪れ 穏やかで美しい愛に変わってゆくのだろう それでも僕らは真夏の恋を忘れはしない 「青春を生きた意味」 いつか繋がっていく 信じているから
2.「Tapioca Rhapsody」
ダダーン! Du-bi Du-bi ひろがれフィーバー 街に群がる Boon Hornet
嵐のように! やってくる 見たか? 聞いたか?? Tapi Tapi 旋風
静かに見つめる 傍観者 騒げ! 食せ!! 愛の爆発
ダダーン! Pa-ra Pa-ra ひろがれフィーバー 僕らの結束 タピオカラプソディー
-
キュンキュン ときめく あの頃の舞い 僕らに残るは 夢の痕
時代が微笑み 病的に追いかけた 君は叫ぶよ 愛の懺悔
-
永遠の詩 恋の終わり
3.「カレンの場合」
【1】 漣のように 揺らめく想い 太陽のように 騒めく夢よ
君の面影 追いかけた日々 愛しさは悩ましく 群青に広がる
胸に光るのは 金色のジュエル あいつに誘われ…… 断れなかったんだね
オーシャンビューが映える ホテルの一室で 孤独なツインルーム 終わりゆく夏
オーシャンビューが映える ホテルの片隅 君に惑わされ続けた ひと夏の恋
【2】 微風のように 過ぎる青春 もう戻れないと 嘆く若人よ
君の面影 背中に認め 追い越して見ると 別人の微笑み
涙に代わるのは 沫色の波 おまえはあいつと…… 恋に堕ちたのね
ナイトビューが映える ホテルの一室で 虚しいツインルーム 終わりゆく夏
ナイトビューが映える ホテルの片隅 君に惑わされ続けた ひと夏の恋
出逢いは若葉の燃える頃だった 若草に揺れていた 僕らの青春 My way…
オーシャンビューが映える ホテルの一室で 孤独なツインルーム 終わりゆく夏
ナイトビューが映える ホテルの片隅 僕は踊らされてたのさ ひと夏の恋
君のための夏
4.「背中」
【1】 誰かの背中を追いかけ ここまで来たけど 何も変わりはしなかった そんな自分が嫌いだった
誰かに合わせること いつの間にか得意になって 何かを始めることさえも 臆病に感じる自分がいたんだ
見つめあって 支え合って 私たちは生きている そうは言うけれど ほんとは誰もが 孤独に苛まれている
私は私のやり方で 何かを始めたい どうにもならないことだって 何とかなるはずだから
私は私の生き方で 何かを変えたいんだ あなたと交わした約束 必ず叶えてみせる
【2】 出逢いは三年前…… 桜の咲く季節 あなたのその微笑みが 心に愛を産み出した
あなたのためなら頑張れるよ その笑顔を見たいから 私はやるって決めたんだ 純情が芽生えるよ
ちゃんとしなきゃ…… ちゃんとやらなきゃ…… そうは言うけれど ほんとは誰もが 怠けたいと思ってるはず
それでも私は私 未来を目指して走る 涙は夢への近道 遠回りなんかじゃない
私は私だけの道で この夢を叶えてみせる 夢は叶えるためにあるの 絶対 諦めない
人は ありのままに走り出し 時には立ち止まる その純粋(まっすぐ)さ 忘れないで
私は私のやり方で 何かを始めたい どうにもならないことだって 何とかなるはずだから
私は私の生き方で 何かを変えたいんだ あなたと交わした約束 必ず叶えてみせる
5.「メイによろしく」
【1】 雨が降り始めたら 君の背中が遠くなる 傘を忘れて 雨に打たれて 全身ずぶ濡れになったけど
何故だか今日の僕は 走りたい気持ちになれなくて 歩いたまま 同じペースで ただリズムを刻み続けてた
T字路を左に曲がると 君が静かに待っていた 紺色深まる青春の証 「あんなこと言ってごめんね」って
メイクの落ちた君の顔は 少しだけ輝いて見えた そのままの君をずっともっと好きだよ 想いはぐっと深くなる
雨がどんなに降ろうとも 僕は君を離しはしない 愛する気持ちは世界で一番 ここに誓うよ
【2】 雪が降る季節には 僕らの未来(あした)が決まってるね ただがむしゃらに 頑張る君の姿はとても綺麗だよ
僕ももう立ち止まったり 気分屋で君を困らせたり 喧嘩をして 苦しませて 君を泣かせることはしないから
十字路に差し掛かり 僕らはそれぞれの道を行く 桜の花が咲く頃に 僕らは離れ離れになるんだ
卒業式に大泣きして 君と最後のキスをした その笑顔と別れる日が近づいてるって 現実(リアル)信じたくないけど
僕の選んだこの道 いつか君に恩返しを 愛する気持ちは世界で一番 ここに誓うよ
【3】 ついに来てしまった 別れの朝 君の右手に赤いミサンガ 別れたくない 離れたくない 涙で霞む視線
君は赤いミサンガを その手からそっと外して 僕の左手にぎゅっと巻きつけた 憶えていて…… 私がここにいたこと
さよならはあえて言わない 定刻通り 走り出す準急 せめて今日くらい 遅延してほしいな 心の叫びが胸を貫く
あの雨の日を思い出す 君と結ばれた青春 君に出逢えたことが幸せだった 本当にありがとう ずっと愛してるよ
6.「強がり」
【1】 旅行鞄に 夢を詰め込み 独り旅に出たあの日
手を振る君が 贈ってくれた 赤いミサンガを見つめてみる
トンネルを抜ければ 広がる摩天楼 これから始まる物語(ストーリー) 想い浮かべて 胸を膨らませた 都会の新たな暮らし
生きるために何が要るのだろう 悲しみか? それとも歓び? 涙の果てに何が見えるかなんて 誰もわかりはしない
碧い海に 強がりな僕 孤独を抱きしめて 君に逢える その日信じて 憂いを越えてゆく
【2】 君のため息 淡いベッドシーン 大人への階段 登るための旅 エンディングはない 君と共に行こう
約束を交わした 放課後の教室 独り涙堪えても
流れる涙 君の笑顔が 黒板に映し出されて 忘れかけていた 君との思い出 生き生きと蘇る
悲しみを乗り越えるために 僕は何をすればいいんだろう? 諦めか? 目を逸らすのか? きっと答えはひとつじゃない
淡い河に 強がりな僕 弱さを抱きしめて 君に逢える 未来を信じて 自分を越えてゆく
【3】 決して忘れることはできないだろう 君と過ごした青春の頃の思い出 僕はここで夢追っている 現実と真実の闘争 淡い目論見 脆い約束 今僕は何処にいるのだろう
水たまりに 強がりな僕 青春プリズムよ 君に逢える 希望を信じて 夢を叶えてみせるから
碧い海に 強がりな僕 哀しみ抱きしめて 君に逢える 流星を信じて 涙を越えてゆこう
もう強がったりしないから……
7.「風に伝えよ」
聞こえてますか 僕のこの声 届いてますか 君の元まで
向日葵の咲く頃に 君を思い出す 僕は行ってしまった 君を置き去りにして
風は吹くよ ぴゅーぴゅーと吹く 君を求めて 穏やかに吹く
雪の積もる頃に 君を思い出す 僕は行ってしまった サヨナラも言えずに
君が好きだよ 風に囁き 僕を見つめる 君に伝えよ
貴女色に染まった日々 青春の記憶 いつまでも忘れないで 僕の姿を
8.「ID:IT」
名前を呼ばれず 過ごした日々は まるでID(記号)のよう 「It」と呼ばれてた
心に傷を抱え 今日も生きる まるでIDのよう ただ生きているだけさ
(※ Repeat) 私に名が付いても It(記号)に慣れすぎて Itのままで居たいと渇望する
私に名が付いても Itに慣れすぎて Itで呼ばれないと no no no no!!
私に名が付いても Itが染み付いて Itのままで居たいと渇望する
(※ Rap)
私は誰なんでしょうって壁をブっても 聞こえてくるのは一言で 「うるさい」「いい加減にしなさい」 「他人(ひと)の都合も考えろ」 疑問が疑問と受け取られない世界の片隅 今日も生きてる 夢を求めろ ちゃんと働け よっしゃ君も社畜になれ ほんとはこう思ってるんでしょ? 馬鹿馬鹿しいと想うんでしょ?? ――でも、これが現実だから。
(※ Repeat ×2)
所詮私はIt(記号)よ
覚えておいて!!
I am It!!
9.「平和の詩」
波が笑う 愛は死んでゆく 道半ばの夢よ はじまりを憂う
打ち棄てられたのは 走り過ぎた恋 海に漂い やっと気付く
平和の詩 平和の詩
輝ける日々 燃え上がる日々 失われたものが 自由を照らす
暁を渡る 黒い汽笛よ 平穏は終わった 時代が変わる
平和の詩 平和の詩
10.「パリは燃えているか?」
【A】 紅き稲妻が街に迫り 黒き群衆は愛を叫ぶ 日和見主義の結末 合言葉(mot de passe)は破滅 二つの正義が闘いを始める
紅き旋風は国を飲み込み 白き民たちは涙を隠して fascismの進撃 合言葉(mot de passe)は過激 無数の正義が揺れ動いている
ある日突然 ふるさとを亡くした 失われし想い出 取り戻すために
Parisは燃えている 走れ!今すぐに Parisが燃えている 走れ!自由のため 僕らは反逆者(レジスタンス) 愛の戦士さ
【B】 独裁者は命令し 清き群衆は付随する アルザス=ロレーヌの悲鳴 合言葉(mot de passe)は復讐 二つの想いが交錯を始める
蒼き星たちは立ち上がり 紅き稲妻に立ち向かうため 愛の名の下に集結(つど)う 合言葉(mot de passe)は逆襲 無数の民が武器を持ち立ち上がる
ある日突然 ふるさとを奪われた 破壊されし想い出 また再建(たちあが)るために
Parisは燃えている 闘え!今すぐに Parisが燃えている 闘え!愛のために 僕らは反逆者(レジスタンス) 希望戦士さ
始まりはBordeaux Ancien régime 壊れる あの頃の誇りを思い出してみろ
【C】 闘いが始まる 正義と正義の闘い 決戦は夜明け前 聖夜までにこの闘いは終わらせるんだ!
前大戦の苦い想い出 蘇る屈辱 嵐の中で互いの名誉が交錯する
【D】 旅立ちの朝 君とキスをした 最後の口づけ ひとときの安寧
君と永遠になれたら 僕は幸せになれるよ
でも 民は救われず 紅き風に搾取されたまま
黒い髪に 赤いアクセントを散らして 黒い髪を振り乱す 女戦士の追憶
サイレントマジョリティー 群衆は迫る 無言で立ち尽くし 僕らの邪魔をする
いつか君の元に 還ってみせるから 今は恨んでもいいさ 僕の勇姿を焼き付けろ!
【E】 銃声 爆発 塹壕 戦車 超越 卓越 新兵器 進撃 始まりのベルが鳴り 闘いの幕は上がる
【F】
紅き稲妻は滅びゆき 黒い群衆が立ち尽くす 日和見主義のその先 合言葉(mot de passe)は未来
Never Ending Story Never Ending WWⅡ
トリコロールの旗を掲げろ!
Parisは燃えている 自由と平和のため Parisが燃えている 今日もこの場所で 新たな時代を掴め! 新たな夢を掴め!! 自分自身のため!!!
【G】
ふるさとのこの街 君とのbridal ceremony 街は変わっても 君は変わらない 失くしたものは戻らない それでも 闘いは終わった…… あの日のRequiem チャペルの鐘は今年も鳴り響く 孤独の内に鳴り響く
【H】 僕らの反逆は終わった。だが、悲しみは癒えず、愛する人を守れなかった後悔は一生続いてゆくのだろう。これは戦争が残した負の遺産だ。勇ましき勇者を鼓舞し続けた指導者たちの過ちだ。僕らにとって、この闘いで永遠に戦争というものがなくなるように。故郷の街に大きな楓の樹木を植えることにした。平和への祈りを込めて。さよなら、愛する人よ。さよなら、愛しき故郷よ。永遠の鎮魂歌に、すべての死者への想いを乗せて。ダルクの民よ、ここに眠る。(日本語)
Unsere Rebellion ist vorbei. Traurigkeit kann jedoch nicht geheilt werden, und Bedauern kann nicht lange anhalten, nachdem es nicht gelungen ist, seine Lieben zu schützen. Dies ist ein negatives Erbe, das der Krieg hinterlassen hat. Es ist der Fehler der Führer, die den tapferen Helden weiterhin inspirierten. Für uns wird es in diesem Kampf keinen Krieg für immer geben. Ich beschloss, in meiner Heimatstadt eine große Zypresse zu pflanzen. Bete für den Frieden. Auf Wiedersehen, mein Geliebter. Auf Wiedersehen, meine geliebte Heimatstadt. Lege deine Gefühle für alle Toten auf ein ewiges Requiem. Leute von Dark, schlaf hier.(Germany)
Notre rébellion est terminée. Cependant, la tristesse ne peut être guérie et les regrets ne peuvent pas durer longtemps après avoir omis de protéger ses proches. C'est un héritage négatif laissé par la guerre. C’est l’erreur des dirigeants qui ont continué à inspirer le brave héros. Pour nous, il n'y aura pas de guerre pour toujours dans cette lutte. J'ai décidé de planter un grand cyprès dans ma ville natale. Priez pour la paix. Au revoir ma bien-aimée. Au revoir, ma ville natale bien-aimée. Mettez vos sentiments pour tous les morts sur un requiem éternel. Les gens de Dark, dormez ici.(French)
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【Bonus】
「わたしはわたし」
中学に入れば あの制服が着られるって 胸を膨らませていた 子供時代
わたしは気付いた 僕は男の子なんだって どんなに頑張ろうともなれはしない 君に憧れを抱いた 男らしくないからって 力が他の子より劣ってるからって 君はわたしを軽蔑した 今も忘れはしない
わたしはわたしだから ありのままを受け入れてほしい 君にはなれないよ それはわかる だけど好きなんだ
あなたはあなただから ありのままを抱きしめてほしい 世界でひとりだけの 自分を愛そう ゆっくり歩けばいい
「好きな人のこと」
あなたの後ろ姿は とてもとても眩しすぎて 僕は目を背けるしかなかったんだ
改札を出て 街に飛び出し まだ慣れない足取り 早送りの人混み
目の前を歩く あなたは美しく 友達と会話を交わして 通りを曲がっていった
あの人のことが 気になり始めたのは 同じ学部のみんなが 噂を始めたとき
僕は君が好きだ 出逢ったときから 僕は君が好きだ 飛行機雲に飛ばした まっすぐな想い
「孤独なオンナに愛の嵐を」
君に恋人ができた 僕は独り身 君も独り身 僕らは独り身
お前に恋人が出来た 僕は独り身 未だ独り身 ずっと独り身
強がってばかりいる 虚栄のプリンス いつも演じて 気付かぬうちに 心はすり減っていたのさ
僕に恋人ができた 君は独り身 今も独り身 追い詰められ始めた 無言の脅迫
たかが恋と諦めきって 孤独を愛し始める 何かに原因を求めて 現状に甘んじる
諦観の大人 すれ違うのは 若き恋人
「カンパーイ☆カンパーイ」
今夜は思いっきり 乾杯しよう 酒と想いに任せて すべて掃き出そう
上司に叱られ 意気消沈してる君! 今夜は俺と パーティーしようぜ
そこ行くお前 乾杯しよう 惰性は全部捨ててさ 思い切りが命
カーンパイ! カーンパイ!! 眠れない夜に俺が誘う
さあ、次は何飲もうかしら?
Damn it!!
「あの日のこと」
自由を奪われた 鳥籠の中で 胸を膨らませた 儚き少年よ
制服を身に纏い 憧れを隠して 高鳴る胸の鼓動 僕の夢が叶うとき
声さえ奪われ 進捗を見守る そんな時間が 僕には美しすぎて
もっともっと強く 願い続けた時間 物足りなさが残って 複雑な気持ちが
僕を狂わせた 愛に狂わせた あの日の過ち 衝動が駆け出す
あとがき「十代とジェンダー」
最近、自分がよくわからない。 この一ヶ月ほど、わたしは自らのジェンダーで思い悩み続けた。 男の子であること、女の子であること、どちらでもないわたし。 ずっと思索を続けていた。 そして、思索の結果、わたしはこういう結論に至った。
わたしはどの性にも属さないのかもしれない。
わたしにはよくわからなかった。 どうして、男の子らしくいなければならないのだろう? 確かに、わたしはどう見ても男だ。 性格も、外見も、誰がどう見ても男。 でも、男性文化というものに全くというほど馴染めない。 友達は下品な話もするけれど、微塵も興味を持てなかった。 それどころか、どちらかといえば無機質を好む。
服もシンプルが好きだし、部屋も普通の和室。 でも、制服を身に纏うと、わたしは別人になる。 以前のエッセイで、「自分は本質的にマゾヒストである」ということを書いた。 これは最近気付いたのだが、どうやら身に纏っているものによってわたしは人が変わるらしい。
わたしはセーラー服が好きだ。 これを着ていると、理想の自分になれるとさえ思える。 誤解を与えないように注釈として書いておくが、決して性的な意味ではない。 むしろ、真逆だ。人としての鎧のようなもの。
自分の人と違う性について公にカミングアウトするのは非常に躊躇のいることだったが、こういう場でちゃんと書いていくべきだと思って。
わたしにしか伝えられないこと、表現できないことがきっとあるはずだから。
最近、被写体に強い興味を持っているのは、そういう意味もあるんです。本当の自分を知りたい。見つけたい。身を託すことでいろんな自分に出逢って、もっと強くなる。
おそらく、わたしは世界で一人だけの生き物だ。
わたしの詩集を最後まで読んでくれてありがとう。 また、次の作品も読んでもらえたら嬉しいな。 今回は自分自身に正直な作品を書こうと思って、つくりました。
これを読んでくれたあなたに、ほんの少しだけ素敵な明日が待っていますように。
詩集「真夏の誘惑」
Produced / Designed / Written by Yuu Sakaoka Concept by YUU_PSYCHEDELIC
Special Thanks to My Family,my friends and all my fans!!
YUU_PSYCHEDELIC
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skyflyinginaction · 7 years
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Fate extra ccc Hakuno summons Archer
text taken from the video
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kisanebacci · 6 years
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六花出版 「精神障害者問題資料集成 戦後編 第十巻患者会運動」 所収原稿
患者会運動の資料を
史料として残すための
羅針盤として
 
Ⅰ. 資料の大海を渡る羅針盤
 歴史とは、無残なものである。無慈悲なものである。それは勝者によって書かれ、勝者にとって最大の利用価値として残されるからである。精神病患者会運動の『勝者』とは何者であろうか。患者会運動とはキチガイのセーカツそのものなのではないのか。この二つの奇妙でキョーレツな問いが「資料の大海を読み解く羅針盤」となる。全国「精神病」者集団的・全精連的な在り方と、地を這う患者会・キーサン患者会的な在り方との対比が、羅針盤である。セーカツとウンドーを対比しつつそのバランスが羅針盤となる。
 この資料集成そのものは、おそらくは、敗者のためにある。何故って、精神医療改革運動為るものは、厚生省と精神病院経営者と精神医の学会によって散々に敗北をさせられてきたからである。だからこそ後世のために残すことそのものに意義がある。だが、精神医療改革運動の中で当事者運動は、もっと言えば『精神病患者会』ほどないがしろにされてきたものはない。当事者運動の中で最も大きな顔をしてきたのは、全家連を中心とする家族会であり、活動家団体としての全国「病」者集団であり、精神医良心派改革派のプシ共闘なのであり、それこそ、運動体としてのナンタラ共闘会議ドウタラ連絡会議等々全国ナンタラ日本ドウタラ等々であった。もちろん、その意義は一定程度はあったのだと想う。特に政治的運動的には。そもそも、そう「当事者運動」と云うのなら、家族も精神医も看護士も当事者だ。だが、そうだからこそ、我々のようなキチガイのキチガイによるキチガイのための「精神病患者会」為る在り様からの異議もまたアッタのである。
Ⅱ. 地を這う患者会列伝
 大体が、名前からして全く違う雰囲気を醸し出している。愛媛松山の「ごかい」(言わずと知れた「わしらの街じゃあ」「天上天下病者反撃」のキーサン患者会の親分である。キーサン患者会、地を這う患者会の希望の星であった)静岡藤枝の「藤枝友の会」(地元の精神病院内の患者自治会から発展して地域患者会として作業所に変化も拒否し、徹底して会員の会費だけでたまり場を維持し続けている類まれな患者会である)神戸の「ニューカトレア会」(阪神三人衆と言われたカチコミの親分達が言っていた、山本深雪氏が大阪人権センターだの大精連だのと目立ち始める前は、ここにパラシュートして来て元々から居るような顔して、クスリ飲んでるとこなんかいっこも見たことない、と)博多の「福岡わらびの会」(今現在に至っても手書きの会報を発行し続けている凄いトコロである)東京亀戸の「新松橋亭」(しんまつと親しみを込めて呼んでいた。東京の下町で、「天上天下病者反撃」を読んで感動して作ったのだとのことで、クボタクリニック脱藩組の支援者たちもナカナカの人物である)大阪高槻の「灯会」(言わずと知れた精神病患者会の老舗中の老舗、俳句を作り続けている)堺の「ガンバロー会」(全国各地にあった精神病院の患者自治会出身の会である。このころは、浅香山病院、岩倉病院、光愛病院等々の全開放を目指した病院には、もれなく患者自治会があったものである)住吉の「旅立ちグループ」松江の「つぼみ会」「麦の会」山形の「こまくさ会」信州の「プチノマド」「ひなたぼっこの家」広島の「モスク」(南座を惜しむすき者の会の頭文字をとったそうである)名古屋の「雑草会」清瀬の「一寸五分の会」(ここの会報は毎回面白いものだった)岡山の「すばる」鹿児島の「わかち会」土佐の「西風の会」北海道の「すみれ会」(回復者クラブと自称し始めた最初だと想う。道回連も名乗っていたかも。その後セルフヘルプグルーブだのマインドだのと、イロイロな名乗りがうまれたが、その後どうなったのだろうか。但しココは、セーカツの匂いはとてもしていたと想う)東京の「友の会」(患者会の元祖かもしれない)富山の「ルナの会」福井の「らばの会」いや「ろばの会」だったか記憶が定かではない。
 キリスト教系を前面に打ち出した「心の泉会」(各地の教会に集う月一くらいのたまり場をたくさん網羅していたので、考えてみれば、ココこそがある種実質的な全国的連合体だったかもしれない)全国「病」者集団の名古屋分会「ゼロの会」京都分会「ひまわりの会」全精連の県連としてあった「松ぼっくりの会」(ココは本当に患者会としてのセーカツの実質があった)全精連とは独立した立場の「兵精連」(全精連系の活動家が名乗る前に勝手に名乗ってしまおうと云うノリであった。実質はあったのかなかったのか)「大精連」(「病」者集団とも全精連とも独立した第三の制度政策提言路線政治大好き山本深雪氏の牙城と言っていいだろう)などもある。
 そして我が京都山科の「前進友の会」(1976年十全会病院を脱走した病者、命からがら退院した患者、アルバイトスタッフだった学生たちで結成した。初期のころは学生部隊の反十全会闘争と多彩なレクに特徴があった。88年からは、患者会が設立母体で運営主体である共同作業所も運営しつつ)である。こうやって、ココに想い付く限りの患者会の名前を並べ得ただけでも、書かせてもろうただけでも、ありがたいことなのである。地を這うように70年代から80年代にかけて、精神病患者同志のレクと食事会とたまり場から澎湃としての沸き起こり活動を続け、全国ドウタラとか少しもかかわりも持たず、90年代少しづつ減っていきそして大方は21世紀には、消えていた。
Ⅲ. 全国「病」者集団的なるものとの対決
 ところが不思議なことに全精連為る団体が93年に、厚生省の役人を発足大会に来賓として迎え、鳴り物入りで出来上がってくるのである。何が不思議かと言えば、各地の特色ある患者会は段々と活動を縮小していっているときに全国の連合体が出来ていったのである。ご丁寧なことには、県連と云うものもできていった。本当に実態があったのだろうか。現在の全精連の現状を考えてみれば、答えはおのずから明らかであろう。もう一つおまけには「病」者集団はこの動きに対して「歴史的な意義がある」として賛成しその宣伝ビデオに赤堀さんまで出演させてしまった。当時、不思議でかなわんかった。だって、全国「精神病」者集団と云う歴史ある全国組織があるのだから、結集したければソコに結集すれば良いことだったから、、、「地を這う」ように各地にあった患者会は、結局はその「病」者集団にも、新手の全精連にも積極的に合同していこうと云う動きには為っていかなかった。では何故にそうはならなかったのか。結論から言えば、このあたりから、「ごかい」「藤枝友の会」「前進友の会」と云う「キーサン患者会」「地を這う患者会」と自称していた我々と「病」者集団との対立が決定的になっていったのである。それは、当事者運動総体の歴史から見れば、ある種不幸なことだったかもしれない。もちろんその責めはえばっち自身もキーサン患者会も負わねばならぬが、また、大野萌子氏も「病」者集団も負わねばならぬだろう。
 ここで重要なのは、本質的には、大野萌子氏と対立していたのであって、山本真理氏と対立していたと云う事ではない事だ。山本氏は大野氏の『代貸』に過ぎなかったのだから、当然であろう。90年代を通して我々が対立していたのは大野萌子氏の路線であった。70年代80年代、偉大な先駆者であり指導者だった大野氏は、誰もが敬い「世話になった」と言うほどの存在であった。それは確かなことだと想う。当事者としての大野氏の存在がどれほどのものだったのか、全国精神「病」者集団がどれほどの存在であったのかは、筆者が書く必要もあるまい。この資料集成のそこかしこにちりばめられているはずである。だが、その「偉大なる」大野萌子氏も、赤堀さんを奪還して以後は決定的に路線を誤った、とそう想う。90年代以降、個人的にも運動体としても誰もが逆らい得ななかった大野氏に面と向かっておかしいと言い始め、問い続けたのが、キーサン患者会だったわけだ。
 はっきりとした対立軸は、ナンだったのだろう。全精連をどう規定するかは、大きかった。キーサン患者会は「アリャ御用団体だ」とそう公言していたところに、「病」者集団は「歴史的意義がある」と、言ってしまった。手帳制度の問題も大きかった。大阪での手帳のヒアリングを「ごかい」がカチコミを掛けて、完全に粉砕してしまったぐらいだった。我々は反対の立場だった。保安処分の『監察札』になってしまうぞ、と言っていた。一方「病」者集団は精神障害者にも手帳をとばかりその名も『赤い手帳』が欲しいと、ニュースに書くありさまだった。大野氏の路線だった。この辺から「制度政策提言路線」に急速にはまり込んでいく。その延長線上に山本真理氏や関口明彦氏らの活動家が、30万を超える入院中の患者を、圧倒的なナニも知らずに呻吟している病者を鉄格子とあの厚い鉄の扉の向こうに『置き去りにしたまま』国会の参考人になったり与党か野党か知らんが政党の検討委員やナンかの公的な機関の審議委員やあまつさえ精神医の学会の理事に為ったりしていった。それどころか、自分に敵対する者の口を封じるのに刑訴や民訴や第三者機関やらの権力に売り渡すことまで平然として、他の患者を脅しながら自分から手を挙げて国会の参考人になりに行くという桐原尚之氏のような若手を作り出してしまった。大野萌子氏の「病」者集団型制度政策提言政治活動家論客路線の当然の帰結であろう。
 しかし、そもそもの対立軸は、根本的な精神病患者会の存在自体をどうとらえるかと云う点にあったと想う。「病」者集団の立場は、つまるところ、大野萌子氏は、常々こう言っていた。「医者が作ったものは、患者会とは認めない、だから「ごかい」や「藤枝友の会」は、患者会では、ないのだ」と。これは、筆者が、「病」者集団の事務局会議に参加していたときに、直接そう聞いた。コレを聞いたとき、チガウなぁぁぁぁぁーーと想った。実際に「藤枝友の会」や「ごかい」の食事会に参加させてもらっていて、ソウ感じた。デモ、なんとなく、少しは、少しは、当たっているようにも想えた。「ごかい」と笠陽一郎医師との関係や「藤枝友の会」と中江清員医師との関係のことを言っていたのだろうが、そうはっきりと斬って捨てられるような薄ぺらたいものではないんですよ。だが、その上で、笠医師も中江医師も、精神医たちは相当強く患者会の意思決定に影響を与えているのもまた事実であった、と、そう想う。それを全否定してしまうのもまた、事実とはチガウと想うのである。今にして想えば、相互にその微妙なトコロを理解し合えていれば、と、そう想う。患者会とはキーサンのセーカツと病状と支援者のノリの上に微妙に成り立っているものなんですよ。
 キーサン患者会、全国の地を這うような患者会とは、本当に、重たい病者中心のセーカツ共同体的な側面が強かった。だからこそ、レクと食事会であった。一緒によく飯を喰った。患者会には患者会独自の味があるのです。「藤枝友の会」の駿河親子は、うまかった。「ごかい」で食べたあのカレーの味は忘れられない。「福岡わらび」のあの博多水炊きは激ウマだ。「しんまつ」で食べた、あれはナンだったのか冷しゃぶだ、美味しかった。たしか「ごかい」でも食べた。みんなで、お皿を回して、あれは高知全家連大会にカチコム前日の夕食だったか帰ってきてからの夕食だったか。だから、「病」者集団の食事会に参加させてもらっていた時に、コレは患者会の食事会じゃないな、会議参加者の休憩時間だなとは想ったし、「病」者集団の名古屋分会「ゼロの会」の食事会は、確かに患者会の食事会にはチガいないものの、参加者全員が大野萌子氏に過剰なくらいのおべっかを使いながら食べているのがよく分かった。本当に過剰なまでの阿諛とお追従に満ち満ちていた。味なんか忘れてしまった。そうそれは、患者会の食事会ではなかったのだ、まさしく、大野萌子氏を囲む会だったのだし、大野萌子氏の食事会であった。  だから、「病」者集団は、活動家集団から、一歩も出ずじまいだった、のだ。本当に重たい病者中心の患者会ナンて、出来るはずがない。本当に口の重い身体の重い病状の重いクスリの重い病者たちが集まってくるには、そう、やはり精神医は必要なことだったのだ。重たい病者たちは、活動家風の健病者風の患者を、最初のとっかかりには決して信用はしないのだ。だって、部屋長と配膳係と、そしてすぐに退院していくヤツ等なんだから、、ソコのトコロを分かってはいないと、キレい事風の活動家集団になるだけのコトだ。そしてそのキレい事が、大野萌子氏の独裁体制を担保していた。ジッサイのところ、本当に患者会を作り、維持し、活動し、セーカツし続けていくのは、ムズカシイことなのだ。その最初のとっかかりに、そしてその継続にも、精神医や医療従事者や、健常者や健病者達は、必要だったのだ。モンダイは、その後、患者会側と、精神医とが、どのような関係性を構築するか、なのだ。特に、主治医ー患者関係にある精神医が、患者会の設立メンバーである場合には、その関係性によって、患者会側の主体性と精神医側の医療内容が、問われることに為るの、だ。患者会を維持するにあたっても、実は、健常者も、精神医も、そして、健病者も、居る必要があるのだ。だって、維持するには、ケッコウな金も、パワーも、手仕事も、必要になってくる。精神病患者会とは、結構な手間ひまと気力体力が必要なのである。その時の役割分担を考えてみたら、よい。モンダイは、分裂病圏、うつ病そう病躁鬱病圏、精神医はじめ支援者達、AC気味不登校気味やノイローゼや神経症圏の屈折した青年健病者達、四者の関係性に在るのだ。役割分担の在り方と、発言力の調整と、人間関係にアルのだ。支援者としての、形式会員でよい我が医療の監視をしてくれ、口は出さぬが手は貸そう、口も出さぬしカネも出さぬがヤレルことはヤルと云う精神医、看護婦看護士、ワーカーが必要なのだ。だが、発言力に制限を設けねばならぬ、そして、ドウいうなかまたちの意向が、まず優先なのか、、、、なのだ。ソコの微妙なトコロを分かり合えなかった「病」者集団も伝えきれなかったキーサン患者会も相互に誤っていたのだ。今なら、両方の誤りが見える、気がするのだが、、、、えばっちの妄想か幻覚か、、、  ハナシを戻そう、それでいて、大野萌子氏は、プシ医師達からの積極的カンパを当てにしていた。精神神経学会での募金箱を持っての金集めには、ビックリした。学会最終日の総会議場でのあの光景は、実に異様なモノだった。アレじゃあ確かに、総会の壇上占拠ナンて出来るはずはない。理事会や運営委員会に、当事者を入れろと云う方向に走るハズである。一方キーサン患者会の側は、90年代を通じて、学会レク「カチコミ」をぶちまかしていた。松山学会、長崎学会、大阪学会、長岡学会、仙台学会、高知全家連大会、静岡全家連大会、大阪手帳ヒアリング、我々にとってはレクだった。シンドいキビシい病状を掛けたレクだった。クルシカッタ。精神病患者の病状を伴った怒りの爆発をソノマンマ、レクとして壇上占拠して叫び続けるのである。「造反無理」であった。造反するものに理屈は無いのである。大野萌子氏は「論客になって論破せよ」とのことであった。それが出来得る精神病患者がどれだけ居ると云うのだ。「造反有理」と「造反無理」の対立であった。
Ⅳ. 岡田さんとの出会い、それは羅針盤の意味
 最後に岡田さんとの出会いと驚きを書いておこう。それが「羅針盤」の意味となろうから、、、あれは、15年の春、八王子ホットスペースの20周年記念の御祝い会の場で同じテーブルに座ったのが、キッカケだった。どちらが先に声を掛けたか記憶が定かではない。たった3年前のことなのに。戦後版の精神医療資料集成をしているとのことだった。その後、手紙のやり取りから、反十全会市民連合の資料などを送るようになった。その中で、これほどの資料を残そうとしている人が、なんと精神病患者会の会報を何一つ持っていないことが分かった。驚愕した。「ごかい」のあの大部の「3冊セット会報縮刷版」も、「藤枝友の会」が毎年23号にわたって作り続け、病地学会で一冊一冊手売りしていた「ひとりぐらしのうた」も、前進友の会の「兄弟だろ」も「友の会通信」も、各地のたくさんの「地を這う患者会」の会報を、実物を何一つ持っていないとのことだった。精神病当事者団体で、ちゃんと持っているのは「病」者集団関係のモノだけ、とこれは電話口で言われたのか、その時の驚きは本当に曰く言い難い。なんというコトだと、参ってしまった。だからこそ、即座にミカン箱一箱に、友の会の事務室で目につくものはあらあら送った。「興奮している」と云うお返事を頂いた。ぎりぎりで間に合ったのだと想った。助かったとそう想った。これで、少しは遺せそうだと想った。ただ、これだけ「地を這う患者会」があって、それぞれ特色ある会報を出し続け、「キーサン患者会」がバクチクをぶん鳴らし、叫びまくって学会の壇上占拠をし続けていたが、歴史史料として、残すことがどれだけ難しいことか、想い知った。この出会いがなければ、全国にこれほどの「地を這う患者会」が活動をし続けていたことが、忘れ去られていくだけであっかもしれない。この資料集成に、いかばかりかでも精神病患者会の会報が掲載されたことは、感謝のみである。我々「キーサン患者会」が『敗北』していったとは、実に、こういうことではなかろうか。「病」者集団の方は、桐原尚之氏はじめ、国会の参考人として、17年の国会は勝利だ勝利だと大宣伝中である。我々の方は、高齢化し、亡くなる者はみんなあちらに行き、精神病院へ死にに戻っていく、そして、最終的に患者会なるものは、ほぼ無くなっていくことだろう。バラバラになりつつである。そも、どのくらいの会が今の日本で残って活動しているのだろうか、とも想う。『敗者』とは実にこう云うことではなかろうか。
 この資料集成を読むにあたって、研究するにあたって、キーサン革命の鬼からの「羅針盤」が、以上である。これが羅針盤に当たらないと思われる方々は、出来得る限り、せめて作業所や精神病院やデイケアや診療所などといった直接に精神病患者と付き合うような場には来ないで頂きたい。コンなコトを言いつのっているのだから『敗北』するはずである。
 「キーサン」とは、「ヤクザ」が「ヤーサン」なら、わしら「キチガイ」は「キーサン」やと云う誇りを持った生命の底で居直り、セーカツの底で居直り、街に居座り精神病院で生き延びるための自尊自衛自主自立の自称である。
キーサン革命バンザイ!!!!!
献呈 この拙文を故桜庭章司さんに献呈したい
桜庭章司さんは、僕が知る限り、唯一の、たった一人の『精神医に直接的実際的オトシマエをつけた偉大な先輩病者』である。若い時分、短期間の間文通させていただき、拘置所からのご本人の依頼で、何回か裁判資料などを全文コピーさせて頂くと云うお手伝いをしたことがある。少しは、お力になれたのだろうか。桜庭さん、桜庭さんの『オトシマエ』には、及ばないかもしれませんが、えばっちの『オトシマエ』は、患者会を維持し続け、最も身近な精神医療と福祉に文句を言い続け、精神病患者会のことを世間様に遺し続けるのが、僕の『オトシマエ』ですよ。ゆっくり眠ってください。キーサン患者会は、叫び続けます。
2017年11月14日
前進友の会 キーサン革命の鬼えばっち 江端一起
えばっちのホームページ 乾坤一擲
http://ebacchihomepage.dousetsu.com/index.html
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