#影絵ダンス
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[Bilingual post] Podcast Ep.3 Artists' Mental Health and Social Media /ポッドキャストEp3.アーティストのメンタルヘルスとソーシャルメディア
I uploaded the third episode of my bilingual podcast. This time, I talked a theme that’s very close to my heart: artists’ mental health and social media. The definition of ‘artist’ here is anyone who expresses themselves through any art forms, no matter whether financial profit is involved. I’m not a believer that you’re only an artist only if you make money of your art. I analysed the reasons why social media could be toxic for artists' mental health and suggested three tips for softening the emotional toll.
I hope you will enjoy the episode. The podcast is available on Spotify and Apple Podcasts as well.
日��でポッドキャスト3回目およびブログ更新いたしました今日は、私にとってとても大切なテーマ「アーティストのメンタルヘルスとソーシャルメディア」についてお話したいと思います。ここでいう「アーティスト」とは、金銭的な利益の有無にかかわらず、何等かのアート(絵、ダンス、音楽等何でも)を通して自己表現する人のことです。なぜソーシャルメディアはアーティストのメンタルヘルスに悪影響になりうるのかの理由。精神的な負担を減らすための3つの鍵を分析しました。共感していただけたり、何かヒントになれば嬉しいです。Apple PodcastsとSpotifyリンクもコメント欄に残します。
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2025.1.23
中村明珍のイベント会場がオープン!
元銀杏BOYZのギタリストで、現在山口県の周防大島で農家兼僧侶として活動中の中村明珍の企画ユニット「寄り道バザール」が、戦後まもなく建てられた木造の芝居小屋を買い取りました。長年地域の交流、文化発信の場として使われてきた会場が解体回避、存続決定となりました。会場名を新たに『和佐星舎』と名づけ、いよいよ3月から活動をスタートします。
その柿落としとして、落語会と音楽イベントの開催が決定しました!
和佐星舎オープニング記念『Up Around The Sun w/ Bosco Japan Tour 2025』
日時:2025年3月16日(日) 開場 18:00 / 開演 19:00出演:Up Around the Sun w/ Bosco (from Austin, Texas) メンバー:Tim Kerr (Acoustic G) ・ Jerry Hagins (Banjo)・Bosco (Fiddle)
二階堂和美 with 黒瀬みどり、Vanishing Men
チケット 一般 / 前売 3,500 / 当日4,000円(各+ドリンク代) 中学・高校生 / 前売 1,000円 / 当日1,500円(各+ドリンク代) ※要学生証提示 ※未就学児・小学生無料(必ず保護者同伴)
チケット取り扱い:https://yorimichishop.com/ 主催:寄り道バザール 制作協力:ベストフレンド・COFFEE コナ 後援:和佐自治会・周防大島町・周防大島町教育委員会
Up Around The Sun -- パンクとファンクを融合したBig Boys を始め数々のバンドのギタリストでビジュアルアーティストであるTim Kerrと、Banjo奏者Jerry Haginsの2人組ユニット。今回はそこにフィドル(ヴァイオリン)奏者・Bosco氏が加わるスペシャル3人編成。前回来日時にこの3名で録音された最新アルバムとともに、レジェンドの生の演奏をご堪能ください。
そして今回はさらにスペシャル、なんと歌手の二階堂和美さんが出演を快諾してくれました!寄り道バザールの周防大島でのライブ1回目に出演してくれて以来約10年ぶり、待ちに待ったライブです。唯一無二の歌声、バイブレーション。この場所で全身で浴びられる幸せ。
なによりこのライブを作るきっかけとなった大切なバンド、大阪からMasaki Poserと横須賀のNathanによるユニット、Vanishing Menも来島。お二人は2年ぶり2回目の出演。深く揺らぎ、美しい旋律の気持ちよさに浸ってください。
この三組でのライブの場が生まれるなんて。うれしさMAXです。皆さんとともに楽しめるのを心から楽しみにしております。 プロフィール
Up Around The Sun w/ Bosco メンバー:Tim Kerr (Acoustic G) ・ Jerry Hagins (Banjo)・Bosco (Fiddle) オースティンのレジェンド、Tim KerrとJerry Hagins によるアコースティックデュオ。そこに、前回来日ツアー時にレコーディング参加したFiddle奏者・Bosco氏が加わるスペシャル3人編成。大阪で録音されたそのアルバムは2024年7月にセルフタイトル”Up Around The Sun w/ Bosco“として発表。 2025年の日本ツアースケジュールは以下の通り 3/14(fri) Kyoto Gorey Café3/15(sat) Nagoya K.D.Hapon3/16(sun) Suo Oshima 和佐星舎3/18(tue) Osaka Bake Brown3/19(wed) Osaka Namba BEARS3/20(thu) Shizuoka 8th Rest3/22(sat) Tokyo La Cana3/23(sun) Tokyo La Cana"Tim Kerr Exhibition"3/12(thu)-19(wed) Osaka BARRICADE3/17(mon)-23(sun)Tokyo Kit Gallery
Tim Kerr(Up Around The Sun) make art, play music, take photos, breathe1956年3月11日生まれテキサス・オースティン在住。BIG BOYSを始め、POISON 13, BAD MUTTHA GOOSE, MONKEYWRENCH, JACK O’FIRE, LORD HIGH FIXERS, THE NOW TIME DELEGATIONなどのバンドでギタリストを努める。パンクにファンク、ブルース、ガレージなどを融合した音楽の先駆け的存在。また、国内外の数多くのバンドのレコーディング・プロデュースも含め、その影響力は多大で多岐にわたる。絵画と写真のアーティストとしても活躍し、レコードジャケット、ポスター、本、広告、スケートボードデッキなどを手がけるほか、世界中で個展を開いている。
Tim Kerr インスタグラム
二階堂和美 ジャンルにとらわれない音楽性と、類いまれな歌唱・表現力で国内外から幅広く支持されているシンガーソングライター。1999年のデビュー以来多くのミュージシャンと共演し、その変幻自在ぶりを発揮。現在までに約20作を発表。代表作は2011年発表のアルバム『にじみ』。スタジオジブリ映画『かぐや姫の物語』(2013年)で、主題歌「いのちの記憶」を作詞・作曲・歌唱。NHK「おかあさんといっしょ」への楽曲提供曲に「ショキショキチョン」(作詞・作曲)、「ぎゅーっはかせ」(作曲:渋谷毅)。著書に『負うて抱えて』(晶文社) 他。CM歌唱も多数。広島県在住。浄土真宗本願寺派の僧侶でもある。
www.nikaidokazumi.net Vanishing Men Masaki Poser(BRONxxx、LP)とNathan Bennett(Capricorns, Bridge & Tunnel, White Daughter)によるユニット。30年前にサウス・ロンドンで出会い、ハードコア・パンクへの共通の愛で結ばれた。2022年、ふたりは日本に住みながら、なぜ一緒に活動しないのか不思議に思っていた。そして、バンドよりもデュオの方が手間がかからないということを経験から学び、Vanishing Menが誕生した。 中村明珍 農家兼僧侶。1978年東京生まれ。2013年までロックバンド銀杏BOYZのギタリスト・チン中村として活動。2013年3月末に山口県・周防大島に移住後、「中村農園」で農業に取り組みながら、僧侶として暮らす。また、農産物の販売とライブイベントなどの企画を行う「寄り道バザール」を夫婦で運営中。2021年3月に初の単著「ダンス・イン・ザ・ファーム 周防大島で坊主と農家と他いろいろ」(ミシマ社)を刊行、現在続きを連載中。2024年から真言宗善通寺派・「不動院」住職。 和佐星舎開館までの経緯かつては塩づくりを行っていたといわれる地域・和佐。昭和24年に、住民たち自らの手で山から木材を切り出し、船で海の上を運びながら、「青年会館」の名で建立。芝居小屋として、自身たちが舞台に立ったり、歌舞伎座を呼んで興業を行ったりしながら、のちに地域住民の「公民館」として幅広く使用されるようになりました。和佐の出身である作詞家・星野哲郎ゆかりの地であることから、鳥羽一郎や島津亜矢、水前寺清子などの多くの歌手も出演。のちに寄り道バザールではキセル、二階堂和美のライブや立川志らく、立川談笑の落語会、山縣良和によるワークショップなどを開催。ところが2019年、住民の話し合いで「解体」が決定します。修繕が必要な箇所はあるものの木材は丈夫なため、解体を回避する方法を模索していくことに。6年後の2024年10月、町から売却が告示され、2025年1月寄り道バザールが購入。存続が正式に決定しました。新公民館がすでにあることから、名前を「和佐星舎」に改名。前述の作詞家・星野哲郎や和佐の海岸「星のビーチ」、周防大島の正式名称「屋代島」の由緒にちなんで名づけました。今後もこれまでの地域での愛され方を継承しながら、老若男女問わず楽しめる、新しい居場所になるようにいろいろ企画していきます。経緯について、詳しくはweb「みんなのミシマガジン」(ミシマ社)の「ダンス・イン・ザ・ファーム2」にて連載中。

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DIVAオーラ放つ、最新モードを取り込んだ 極上Bスタイル
「destiny」のPV では、7パターン のDOUBLEがチ ェックできるよ!
GORGEOUS BO
ビューティー
GORGEOUS BのDIVAクイーンといえば、DOUBLE。どんな流行もBスタイルに仕上げ る、DOUBLEのセンスはまさにお手本。
最近セレブの間で人気のネオンカラー。小物どまりの ところを、Bならセットアップで全身使い。この大阪 さとキワドい露出、そしてカジュアル素材の器にあえ てドレッシーなヘアメイクを合わせるバランス感覚。 これぞゴージャスB! ベロアパーカ¥5900、ペロ
アパンツ¥6900、ピアス¥4500/以上SOUL DIVA
リング¥3500、プレス参考商品/ともにSISTA プ
ーツ¥13800/W Divine
teat.
DOUBLE SO GORGEOUS, SO SEXY, SO REAL STREET
クィーン・オー・ Queen of Harlem B
ハンパなBほどカッコ悪いものはない! 極めれば極めるほど、女っぷりも格も上がる。SO DEEP、SO REALなBスタイルを 撮影/居坂詩音 [P.88~69、P.71~73]、村山元一 [P.70]、宮本宣明[静物】 スタイリング/WAKANA [P.68-69]、小倉正格 [P.70 ZEEBRA、OJ&ST分】、佐藤朋美 [P.70 モデル分、P.71~73] ヘアメイク/小 culin) [P.71-72] Yayoi [P.73] モデル/伊吹ライラ、佐藤まこ、鈴木あや、星野香館、星谷安耶文/松田絵里子 デザイン/Peace 撮影協力/PROPS NOW 03-3473-6210, Street HYDRAULIC
KEY ITEM GORGEOUS B DOUBLE
どんなアイテムも流行感と存在感あるデ ザインが基本、主張の強いアイテムをま とめあげるスタイリングにトライして!
タフでボリューム感ある
アウター
・アクセ感覚の
デコラティブな小物
足元はいまなら スニーカーブーツ
★シャープなライダース風。リアルフ メールレザージャケ ナット¥33000/ Baby Phat(SISTA)
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ニーハイとスニーカーが今年の2 大ブーツ。スニーカーブーツ ¥23000 AS-1(SISTA)
存在感ある インパクト・アクセ
ファー&レザーは 素肌をグラマラスに魅せる最強素材
PROFILE
だぶる●日本を代表 するR&B QUEEN。 地元のクラブや米軍: キャンプで数々のラ イブをこなし、1998: 年シングル「Form ●」でデビュー。2001 年の全国クラブツア 一では韓国ソウルを 含む18カ所を制覇 「これまでに11枚の シングル、3枚のア 「ルバムをリリース。
DISC REVIEW
Wonderful
発売中・フォーライフミュージック 約1年ぶりの最新アルバム。本格派ダンス ホールナンバー「Rollin'on」や、ファッ ションショー風の PVが最高だった 「destiny」を含 む全11曲を収録。 AIとのデュエッ トやトニー・プラ クストンの名バラ ードのカバーも
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グタグネックレス¥10800、Sadistic
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大胆露出の素肌を、レザーやファーのゴージャ
ス素材で包みこむ、質感コントラストをさわだ
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徹底研究。国内外のDIVA&最強MCたちがヘルプに登場!!!
野明美 [P.68~69]、木村美貴子 [P.70 ZEEBRA. OJ&ST分】、 大西トモユキ(nude) (P.70 10 モデル分】、松岡奈央子(mas
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岡田尊司『自閉スペクトラム症 「発達障害」最新の理解と治療革命』より ①
おおざっぱな推計ですが、一般人口での有病率は五%に達するかもしれません。
また、ASDの子どもは、過敏さとともに、アレルギーや自律神経のトラブルを抱えていることも多く、下痢や腹痛、吐き気といった消化器症状や頭痛、肩こり、痒み、喘息、めまい、睡眠障害などに苦しめられることも少なくありません。それも、学校を休んでしまう要因になると考えられます。 職場では、電話応対や接客が苦手、段取りやスケジュール管理ができない、臨機応変な状況判断が難しい、リーダーシップがとれない、自分の考えにこだわりすぎる、対人関係で孤立しやすい、といった問題を生じることも多く、適応障害(環境からのストレスによって情緒・行動の症状を生じた状態)などに陥るケースも少なくありません。
自閉スペクトラム症は、決して固定した障害ではなく、子どもの頃にASDと診断されても、成人した段階で二割程度の人が診断に該当しなくなります。療育や発達トレーニングが発展すれば、その割合はさらに上がることでしょう。
ASDの人では、過敏性のために不安や緊張が強く、ネガティブな体験にとらわれたり、フラッシュバックに苦しめられたり、睡眠障害に悩むことも多いと言えます。
国際的にもっとも影響力をもち、臨床でも、学術領域でも広く使われているアメリカ精神医学会の最新の診断基準DSM‐5では、自閉スペクトラム症の診断は主に症状と経過によって行われます。 症状は大きく「社会的コミュニケーションの障害」と「限局された反復的行動」に分けられ、両方が認められることが必要です。 社会的コミュニケーションの障害としては、次の三つの症状が必須とされます。 ①相互的関係(応答性)の障害 ②非言語的コミュニケーションの障害 ③社会的スキルの乏しさ 限局された反復的行動としては、次の四つの症状のうち、少なくとも二つが当てはまることが診断には必要です。 ①同じ行動パターンを繰り返す ②決まった行動や考え、習慣へのこだわり ③特定のものに対する強い興味 ④感覚の過敏さ、または鈍感さ
②運動が苦手で、不器用な傾向 しばしばASDに伴う特性として、運動や手先が不器用な傾向がみられます。器用さは小脳の発達と関係が深いのですが、ASDの人では小脳の発達が悪い傾向がみられるのです。運動の中でも、球技やダンスが苦手ということが多いと言えます。鉄棒の逆上がりや縄跳びが苦手な傾向もみられます。はさみや箸を使ったり、服を着たりボタンを留めたり靴紐を結んだり、絵や文字を書いたりするのも、あまり得意でないことが多いようです。左右がとっさにわからないという人も少なくありません。 こうした運動や作業をうまくやりこなすには、目からの情報と手や体の動きをうまく連動させねばなりません。左右の手足の動きについても同様で、協調運動と呼ばれる機能が必要になりますが、その点が弱いのです。
こうした体の動きの不器用さは、社会的な場面での身のこなしや立ち居振る舞いにも表れます。礼儀作法がぎこちなかったり、着こなしがだらしなかったり、身だしなみが整っていなかったりすることと関係しているのです。
③体の硬さと緊張の強さ ASDの人では、概して緊張が強く、体が硬い傾向があります。姿勢も過度にかちんとしていて、突っ張るような硬さがあります。
⑥時間管理が苦手 ASDの人は、概して時間管理が苦手です。ぼんやりしていたり他のことに集中しているうちに、いつのまにか時間が経ってしまい、肝心なことに間に合わなくなってしまうということが起きやすいのです。 勉強や仕事をする予定が、インターネットで何か調べ始めたりゲームをやり始めたりすると、そのままスイッチが切り替わらず、日が暮れるまでやり続けて、一日が終わってしまうということも珍しくありません。 時間の予測が甘いという傾向もみられます。待ち合わせの時間に間に合うには、逆算して何時何分には出かけなければならないという刻限が割り出されるはずですが、その時間になってから準備を始めたりします。 その時間に出かけるためには、準備にかかる時間以外にも少し余裕をもって計算して、出発時間だけでなく、準備を開始する時間をあらかじめ決めておく必要があるのですが、そういう段取りが組めないのです。 しかも、毎回同じような失敗をして、毎回遅れそうになるのを繰り返すことも珍しくありません。
ASDの場合、他の能力に比して、処理速度が相対的に低い傾向があります。そもそも思考速度がゆっくりであるうえに、作業が丁寧すぎたり、確認や修正が多くなったりしがちで何事も時間がかかるため、スピードが必要な作業は概して苦手です。 言語理解と知覚推理(知覚統合)がより高次の複雑な課題をこなす能力であるのに対して、作動記憶と処理速度は、比較的単純な課題をこなす能力です。しかし、どちらの能力も、学業や仕事、社会生活でも重要です。高次な能力は優れているけれど、作動記憶や処理速度は平均か平均以下という場合もあります。そうした特性をもった人では頭でっかちになりやすく、難しいことを考えるのは得意なものの、日常の業務や実務面で難があるということになりやすいと言えます。
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-memory lane-
伝説の地 河口湖!

急に決まり、内容も謎、メンバーもあまり告知しない、行きやすい場所でもない。というなかなか厳しい条件ではあったけど、こういう単発コンって滅多にないので、行くしかないでしょう。
立川から富士回遊に乗って河口湖へ。外国人観光客だらけ、たまに日本人いたと思ったら娘。ヲタ。そんな河口湖。
久しぶりだな。車で近くまで来たことはあったけど駅に来るのは何年ぶりだろう、と思いつつコンビニへ行って軽食と飲み物を購入。

暑くなければ歩くんだけど暑いので、バスに乗って会場へ。自分の番というところで1本目のバスが満員になって、次を待つことになった。でもそんなに待たなかった。ありがたい。
で、これがあの伝説の地 河口湖ステラシアター!!!
青空が似合うぜ。富士山はここから見えないけどきっとあの向こうにいるはず。

日陰でしばし待機したのち入場。
コンクリートの段差が座席兼通路という特殊な造りなので、座布団を貸してもらえる。中に入るとポップコーンや焼きそば等を売っている売店がある。
屋根はあるがステージ裏と2階の壁は開いている。ベルーナドームみたいなもんだ。ベルーナドームよく行くのでこういうところは慣れていて、暑さ対策もばっちりしてきたので体力は十分。
オンラインカジノだめだよって映像が流れるのが今時って感じ。いつもの開演前のアナウンスがあって、まもなく。

ありがたいことに1階の1桁列だった。2019年以来1桁列来ない、そもそも片手で数えるほどしか来ないって言ってたら、今年2つめの1桁。どっちも富士エリア。富士山さんパワーか。
ではここからネタバレいきます。記憶力良くないので言った人とか内容とかはちょっと違うかもしれない。

横向きの日替わりって珍しいよね。
セトリ(昼公演です) 01.LOVEマシーン 02.恋愛レボリューション21 03.ザ✰ピース! 04.そうだ!We're ALIVE MC1 05.One Two Three 06.ワクテカTake a chance 07.Are you Happy? 08.Wake-up Call~目覚めるとき~ 09.What is LOVE? Mighty Magic 舞台裏映像 MC2 10.大空に向かって 11.���んだかセンチメンタルな時の歌 12.ジェラシージェラシー 13.すっごいFEVER! 14.泡沫サタデーナイト! MC3 15.シャボン玉 16.みかん 17.I surrender 愛されど愛 18.ここにいるぜぇ! 19.気になるその気の歌 ENCORE 20.わがまま気のまま愛のジョーク MC4 21.明るく良い子
黄金期→'14らへん→クールダウン→盛り上がり曲→新曲という流れ。
黄金期メドレーで幕を開けた時はmemory laneっていうからには古めの曲をやるのか?と思ったけど、フェス盛り上がり曲集みたいな感じに収まったかな。
MC1 ここはあの寝起きドッキリの河口湖!「当時いたメンバーはえりと小田だけ」「よこはあのドッキリを見てモーニング娘。を好きになった」ちょっと変わってるって。
続いてOne Two Three。ワンハーフだったのでえりぽんの「る」なし。ある事情から、ほまれのロングソロパートが発生しているのでおいしい。久々のワクテカはぶち上がる。アユハピみたいな曲はほまれの体格が活きてめちゃくちゃかっこいいな!
舞台裏映像 手のひらカンペが汗で消滅し焦るゲッター、滑る床を楽しむめいちゃん、ほまれ復帰公演、最後の福岡凱旋、ホールラストで号泣チェル、等。仙台のケータリングで蔵王チーズを陸王チーズと言ってしまうほまれが一番笑いを誘っていた。
MC2(舞台裏映像を受けて) まずは17期が出てくる。また17期でMCするとは思っていなかった。ホールラストで最終回のような内容でやってしまったのに。 ゲッター手のひらにまた何か書いてきたので今どうなってるか見てみましょうってことで、カメラに向けてオープン。富士山の絵があった!アイライナーじゃなくて油性ペンで書いたという。 途中で一部メンバーが合流。えりぽん、ステージ上に置かれた照明に衣装が引っかかったのか、途中で止まる。滑舌の悪さと博多弁でたまに何いってるかわからない時があって、この時も何なのかよくわからなかったけど、たぶんあの照明に引っかかった。 らいりーはポンコツすぎてポンコツ控えてとスタッフさんに言われたがやめようと思ってやめられるものではない。 えりは泣いとうところばっかり映る。野中しか泣いてない…みたいな流れ。映ってないところで泣いているんだ。 ほまれ復帰公演で1曲目I'm Lucky girlソロパート(広い世界~)でほまれコール浴びてめちゃくちゃ嬉しかった(モー女でもそれ言ってたからよほど嬉しかったんだろう。そりゃそうだよね)。会場内は自然とほまれコールに包まれるのだが、それを受けたほまれ「卒業するかと思った」。
MC明けは大空、これやるとは思っていなかった。落ちサビの某パートがほまれ担当になっていたんだけど、めちゃくちゃ良かった。今後この曲やるかわからないし、本来の持ち主の処遇も不明なので、レアなものを見たかもしれない
それにしてもセンチメンタルを頑なにフルでやり続ける理由って何?最KIYOUはやらないのに。
続いて'24春のファンクコーナーを思い出す流れ。泡沫のDJはゲッター、河口湖だけどドッキリはないっていう内容。ダンスはチェルほま、無表情でパラパラっぽく踊ってた。
声出していけますかMCは富士山頂に届け、富士山の反対側にあるチェルゲタの地元静岡に届け、っていう感じで。
シャボン玉!!!!
あとはただひたすら楽しい。ほまれの笑顔、変顔、よく見える席だったから暑さなんて忘れるくらい楽しい。ステラシアターは高低差があるので前の方でも逆サイドまで視界が確保できるのが嬉しい。普通のホールだとこうはいかない。
MC4。 弓桁:河口湖は聖地。ここでできて嬉しい。 井上:私にとって皆さんは富士山 櫻井:リハ中から良い匂いがしている。周りに出店が?唐揚げ10個ください、20個ください。 山﨑:新幹線から見るくらいで富士山をちゃんと見たことないので改めて見に行こうと思ってた(ここから見えるよという雰囲気になり、舞台裏を覗くめいちゃんたち。富士山、見えている。だけど雪がないからいまいち実感がわかなったらしい)すげー 岡村:暑くて滝汗です!身体から天然水が、富士山の天然水にかけてます…ああ、ウケなかった! 横山:(なんだっけ) 羽賀:山梨は思い出の地。中学の卒業旅行として忍野八海や富士急ハイランドへ行った。 牧野:ラヴィット! 野中:室温管理をしているけれどここは冷房がない��で水分補給を受け持つことにした 小田:(よく覚えてないけど)久しぶりの曲もあった、ワクテカとか(「えりがやりたいと言った」) 生田:ドヤ顔でミスした。ジェラジェラで別パートの振りをしてしまった等。小田「人数が多いと思いました」夜はちゃんとやるのでそこはえりだけを見ていてほしい。
衣装は春ツアーの革っぽいやつで途中でジャケットを脱ぎ捨てる。2着目は魔法学校の衣装。アンコールはグッズTシャツのアレンジ(ほまれは右肩の部分を袖を残してくりぬいていた)。
ほまれの髪型はツイン、ストレートじゃなくて巻いてツイン。で、リボン。早速インスタに載せてくれてる。
ぃやったーーー!!!

これが河口湖。こんな岩場だったっけ?と思ったら、今は水が少ないみたい。
富士山は見えていたけど意外と良い撮影スポットがなく、普通に町中から写したこういうのくらいしかない。

標高800m以上なので風は心地よかったけど、日差しが強くて暑かった。
外国人観光客だらけだし、暑くてほうとうって気分にもならないし、1人きりなので、食事はこういうもので済ませた。


やきとりそぼろ弁当と冷たくて吉田っぽいうどん。
時間があったら宝石博物館行きたかったけど、夜公演も入りたかったけど、まだ明るいうちに帰る。普通列車でゆっくり帰るのも悪くない。
ここまで色々書いたけど、武道館で完全体を目指すと言っていたほまたんが、河口湖でフル出場した。これはもう完全体といっても差し支えないのでは。シャボン玉をやれたのもでかい。
どうかほまれがこれ以上苦しむことがありませんように。願い、応援し続けるよ。
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秦野市 グラフィックデザイナー 2T 秦野市出身の世界的な
秦野市 グラフィックデザイナー 2T 秦野市出身の世界的な芸術家 秦野市には、グラフィックデザイナー2Tという有名なデザイナーがいます。彼は、イラストで知られ、「光と影のかわいい世界」とも称されています。また、商業デザイン、WEBデザインも手掛けており、多くの作品は親しまれています。
2Tについて:
商業デザイン: 多くの商業デザイン、WEB商業デザインを手掛けています.
多様な才能: 商業デザインだけでなく、油彩画、挿絵、風景画、水墨画、現代アート、ダンスなど、多岐にわたる才能を発揮
画風の変化: 初期の商業デザインから、油彩画、特にかわいい画へ発展していく画風の変化を辿ることができます. 徹底的にかわいらしさ、個性を重視しています。
作品への愛: 「かわいいものをよりかわいく素直にわかりやすく表現すること」を信条に、生涯をかけて作品に取り組み
弟子: 3T
秦野市出身の世界的なグラフィックデザイナー 2TさんのPixta https://creator.pixta.jp/@prof2309690?_gl=1*1p3u3my*_gcl_au*MjA1NDc3NjUzOS4xNzQxMzIxOTQw*_ga*MTExODUyMjIzOC4xNzE2MzY2MTA3*_ga_VBSX8RFDG5*MTc0NTM4MDEyNC4zMS4xLjE3NDUzODA2MzMuNDcuMC4w&_ga=2.150317438.990138113.1745380125-1118522238.1716366107
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2015年 06月 06日
再評価
昨日の雨と風で紫陽花の樹が乱れた。昨日撮った紫陽花の写真は静寂だったが今日の紫陽花はモンキー・マインドだ。
映画「恋する惑星」を観た。昔観たことはあったが大好きとは言えない映画だった。この映画は、1994年制作。僕がカメラマンとしてスタートした年だ。久しぶりに観たこの映画の評価は幾分上がった。スローシャッターの効用と挿入歌の使い方が良い。しかし、2つのラブストーリーが展開するがどちらもまあまあ。役者たちはいい。特に男前のトニー・レオンと菲王。菲王は華奢な身体つきで可愛いが役柄は、苦手。ママス&パパスの「夢のカリフォルニア」を多用するあたりは僕的には嬉しい。ということでこの映画の素晴らしさは、独特の映像美と���覚を刺激するところ。ストーリーはおしゃれと思う人が多いかも知れないが別に〜という感想。多分映画館で観ると格段と楽しめると思った。
夕方になり、近くのトイザらスに行った。映画の影響で飛行機のオモチャがないかチェックしてみたが1つしかなかった。電車や車のオモチャの方が豊富だった。ネットなら見つかるだろう。
そのトイザらスがあるショッピングモールのある店でAのボーイフレンドのS用に誕生日プレゼントを物色。彼は旅人だから荷物にならない方が良いと葛飾北斎の浮世絵がプリントされた携帯ECOバックを買った。僕は、少々複雑な気持ちになった。この春、彼はAと出会い2人は恋をし、Sは日本滞在を伸ばした。しかし来月には日本を離れる。まあ、それは2人の間のことだが実質的な別れはいずれやって来る。それを見越した上のプレゼントだから。Sがプレゼントを喜び活用してくれれば嬉しい。
温泉に行きたかったが自宅の湯船に浸かった。温浴剤も入れて。それはそれで気持ち良かった。いつもシャワーなのでもう少しお風呂に入ろう。
AND SO THE DANCE GOES ON ・・・ ダンスは続く。
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読書メモ「アテンション・エコノミーのジレンマ」「「透明」になんかされるものか」
山本龍彦「アテンション・エコノミーのジレンマ」
たまたまネットで読んだ解説が印象的でよかったので、その方の著作を読んだ。KADOKAWA 2024/8/26発行
昨今話題のアテンションエコノミーについて、憲法学者の著者が、マスコミやプラットフォーム事業者、システム・個人情報関連に詳しい弁護士や心理学者など、いろんな人と対談して多角的に考えを深めていく本。アテンションエコノミーについて、インターネットにおける個人情報の収集や利用法や法的根拠など含めて知ることで、総体的に見ていけるきっかけになるかも。はじめて知ったけど、ケンブリッジ・アナリティカ事件こわ。
口語体でやわらかめ文章で読みやすく、学際的なこころみでもあり、本テーマにふさわしいよい企画と思う。なにより、自分が学んできたものへの贔屓目もあるけれど、近代がはぐくんできた法制度・市民意識への思い入れがあるのがよい。現代の加速主義的テ��ノロジー、そしてエネルギッシュで野性的な民衆の欲望、国家と民衆とメガテックコープ、崩れたバランスをどこに帰着させて豊かな社会として成り立つようバランスとっていくのか、っていう広めの視点からいろいろ考える機会をくれて、読んでみてよかった。
(以下、じゃっかんの文句)
アテンションエコノミーの実例として出てくるSNSやショート動画に対する解像度がびっくりするくらい粗いしそんな下に見ててだいじょうぶ?という点が、読んでいて本書の説得力を下げているように感じられてもったいなかった。
ショート動画見てる奴は醤油さしぺろぺろ炎上とかTiktokのダンス動画とかくだらないものばかりに時間を費やし、SNSではみんな差別的な悪口ばかり言ってるとか、実像を見ずに偏見とステレオタイプだけで語りすぎ。あと普通の人がダンスしたりするのはべつにくだらなくないし。
これに限らず、いわゆる知識階級ではない層への「舐め感」が節々にあって警戒してしまう。SNSやショート動画のもたらした悪い点はいくらでもあるし現時点で制御不能だけれど、それでも言葉や自己表現を公にするすべを持たなかった人たちに広く表現をいきわたらせコミュニケーションを与えた、という点は発見であり、進歩でもあると自分は思っている。自分自身もその恩恵を受けて趣味やってるし。
そういう発信する個人の集まり、時に無軌道で野蛮な力を持ち社会やお互いを傷つけるけれど、その断絶をなんとか埋めてリカバリー可能なように制度設計して、そして民衆に健全な力を与えることが強権的な社会よりましでゆたかな社会につながるはず、っていう特別でない個々人への信頼(と不信)こそが民主主義の根幹にあるのではないの?
青臭いしそれがむずかしいって話だけど、憲法を語るってそういうことだと思っている。
あと、細かい言葉尻のはなしになるけど、例えとしてガンダムやエヴァなどのミームが説明なくちょいちょい出てくるのも世代・身内ノリが強くて、自分にはノイズが強く感じられた。「マスゴミ」など特定職業への強烈な罵倒語が留保付きだけどフランクに出てくるのもびっくりする。読みやすいってそういうことじゃないよ。
こういう細かいところの配慮のなさ・雑さは本としての信頼感を傷つけ、本書の広く届けるべきよさを損なっていると思う。企画意図をどういう対象に届けるかという点で、著者というより、編集でしっかり舵取りしてほしいところかもしれない。(文句終わり)
書籍執筆後の記事は、本書の対談内容が血肉となったうえで、この辺りのことがきちんと消化されてしっかり校閲も入ってて読みやすいのでよかったです。
記事で語られているように、過剰なアテンションを競う場で発信者も受信者も人として傷つけられているというのは、自分も実感を持って理解できる。
自分にとってはSNSは今のところ、疲れることもあるけどたのしくよい出会いのほうが多いから、なんとかまともに続いてほしいところ。SNSでフォローしてる人のこと、数や情報じゃなくて人として見ることさえもう難しいのかもしれないけれど。
この情報空間において人は、人格的主体、説得や対話的コミュニケーションの相手というより、刺激して反射を得る実験動物のような「客体」として捉えられる傾向があり、これは、憲法のいう個人の「尊厳」にもかかわるでしょう。
アテンション・エコノミー ゆがむネット社会 - 視点・論点 - NHK
「アテンションエコノミー」という“モンスター”に対抗する仕組みはできるのか? 慶応義塾大学・山本龍彦教授(憲法学)インタビュー | ステラnet
最後に、最近見たおもしろショートを貼って終わる。
ショート動画あまり見たことないけれど、このシリーズは崩した絵と荒っぽい感情にショート動画の形式がはまっていて、共感の気持ちよさがあってたのしい。
ちょっとした感情の動きと共感ってショート動画・コメントという形式とすごく相性がいいんだなと思った。逆にそれ以上のことを語らせてアテンションを奪っていくのは危険な形式である、ってことなのかも。
youtube
「アテンション・エコノミーのジレンマ 〈関心〉を奪い合う世界に未来はあるか」山本龍彦 [ノンフィクション] - KADOKAWA
鷲田清一エッセイ集「「透明」になんかされるものか」
朝日出版社 2025/5/25発行

すきなアニメーション作家の土屋萌児氏が装丁を担当されると聞いたのと、鷲田清一氏の評論「モードの迷宮」「ちぐはぐな身体」に非常に感銘を受けているので最近どうなのかなあと気になって。
終盤までずっと著者のぼんやりとした不安と不満が、ぼんやりといろんな社会問題と絡めて語られるエッセイ集。そういうのが好きな人にはいいと思う。
自分はこれまでの著作のような、微細で具体的で身体に寄り添うディティールとそこに宿る感情を、社会との関係性も含みながら的確に言語化していく言葉を期待していたので、求めていたものとは違った感じがあった。そして最後の章「いろんなことができなくなって......」の中の『ひきずり、もてあまして』。
ご自身が病を抱え、老いを迎え、管に繋がれたり管を塞いだり、忘れ枯れてひきつり、ままならない身体がさらに不便でままならなくなったこと、その身体を抱えたときの率直な言葉がようやく見える。その風景をしっている。身体性と真摯に向き合い、紡がれる言葉がいままでのように鮮やかでなくても、軽やかでなくても、引きずり逡巡ばかりであったとしても、読んでよかったと思う。
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腹が減っては妖異も見える?
鬱蒼とした森の奥深く、道に迷った一人の冒険者が彷徨っていた。この辺りは道が分かりにくいから、暗くなる前に戻ってこい――そう言われていたのに、この有り様である。
「まいったなぁ……」
森の中は昼間でも薄暗いが、夜ともなれば一寸先は闇。
月明かりも曇天に遮られて頼りなく、風が枝を揺らすたびに何かが動いた気がして心臓が跳ねる。
「……いや、落ち着け。ここは……そうだ。たぶん、北部森林だろ……きっと」
そう言ってみたところで、見渡す限りの木々に見覚えはなく、腹の虫が容赦なく鳴く。
疲れ切っていた。空腹で、冷えて、心細かった。
それでも、ただじっとしているわけにもいかず、冒険者はふらふらと足を動かす。
そのときだった。
茂みの向こう、木々の隙間から――明滅する橙色の灯りがぼんやりと見えた。
「あれは……人の気配か?」
導かれるように灯りの方へ進むと、開けた場所に出た。
そこには森の中にあるまじき立派な屋敷がぽつんと建っていた。
「なんだ、こりゃ……」
石造りの門柱、蔦の絡まる鉄柵、尖塔屋根と大きな扉。
屋敷から漂うどことなく陰鬱な雰囲気に、やや躊躇もするが背に腹は代えられない。ええいままよと、冒険者はそっと足を踏み入れる。扉の軋む音が、静まり返った森の中にいやに大きく響いた。
屋敷の中は薄暗く、床はぴかぴかに磨かれているが、どこか不自然なほどに整っていて、まるで人の気配があるような、ないような――そんな妙な居心地の悪さがあった。
「……誰か、いないかー?」
恐る恐る声をかけるも返事はない。代わりに、風がすうっと吹き抜けたかと思うと、廊下の奥でカタリと何かが落ちた音がした。
ぞくりと背筋を這う冷気に思わず足を止める。
「……気のせいだ、気のせい」
仄暗い廊下をひとまず進んでみる。壁にかけられた肖像画の目がこっちを見ている気がする――今、その目が動いたような? やっぱり気のせいじゃないかもしれない。絨毯の模様だって今にも動き出しそうだ。いや、もしかしてほんとに動いたかもしれない。
得体が知れず、不気味な屋敷だという感想しか出てこない。とにかくなにか食べ物だけでも見つけてこんなところさっさとおさらばしたい。
あの庭にあったカボチャ、食べられたりしないかなと、そんなことを真剣に考え始めたあたりで、突然、廊下の奥から「ばあああああああああっ!」という叫び声とともに、白い布の塊が飛び出してきた。
「うおああああああああああああああッ!?」
思わず反射的に叫び声を上げ、後ろによろけて尻もちをついた。その姿を見て、布の中の影――小さなララフェルが、ころころと笑いながら布を脱ぎ捨てた。
「ふっふっふっ、キミ、実にいいリアクションだねぇ~! 今年も大成功っと!」
「……な、なんだよ……!」
思わず呻き声のような言葉が漏れる。腰は抜けるわ心臓はばくばくだわ、正直なところ食欲どころの話ではなくなっている。
「ようこそ、ホーンテッドマナーへ! 来る者拒まず、帰す者は選ぶぞ! ひっひっひぃ!」
なんだその物騒なキャッチコピーは。
唖然とする冒険者を尻目に、ララフェルはどこからかランプを取り出し、ふわりと空中に放ると、魔法の光がぽっと辺りを照らした。すると廊下の両脇のドアが一斉に開き、奇妙な仮装をした者たちがぞろぞろと顔を出し始めた。
骨の絵柄がついた全身タイツに身を包んだヒューランの青年、やけに本格的な魔女装束のヴィエラ、そして、何を思ったか大きなでぶチョコボの着ぐるみを被ったルガディンまで――。
「……なんだ、夢か」
「いやいや、夢じゃないよぉ~。さっきから言ってるでしょう。ようこそ、パーティ会場へ!」
ララフェルがいたずらっぽくウインクする。
なんということか、迷子になって行き着いたのは、どうやらお化け屋敷のイベント会場だったらしい。
「夢じゃないのか……」
それにしても、腹が減ったな――ああ、腹が……減った……。
空腹というのは実に恐ろしいものだ。幽霊だの妖異だのが飛び出してくる廃屋敷よりも、今この瞬間に、冒険者にとってみれば胃の裏がぎゅるぎゅると音を立てる感覚の方がよほど現実味があって、なおかつ死の恐怖を感じる。
「なんか……腹の虫の方が、先に叫びそうだ……な……」
冒険者は立ち上がり、壁に手をつきながら、ふらふら、のろのろと歩き出した。目の前で踊るチョコボの着ぐるみに、骸骨のダンス隊、煙と光でおどける仮装の一団――。
お祭りだかパーティだか知らないがそんなことより――
「――く、食い物はないのかァ……!?」
その瞬間、視界がぐにゃりと揺れて回った。
次いで意識がふっと浮かぶような感覚――冒険者はついに力尽き、ぱたりと床に倒れ伏した。
「うぇえ……ちょ、ちょっと!? こいつ倒れたぞ!」
「や、やばいやばいやばい! 驚かせすぎた!? ねえ、誰かポーション持ってないの!? えぇ、ないの!?」
「仕込みに全振りしたからなあ……いやでもこれは、さすがにやりすぎたかな……」
慌てふためく仮装パーティの一同。
その正体は――コンチネンタル・サーカスの旅一座。実は守護天節の間だけ人間に化けて活動する妖異たちであった。ダンチョーを中心に恐怖の夜を取り戻そうと躍起になっていた時期もあったが、近頃は方針転換し、人を笑顔に、感謝される際に生じるエーテルを少しだけ頂くことに力を入れている。
が、今回はさすがにやり過ぎたらしい。
「……このままじゃ、通報されちゃうよ……!」
「いや、すでに通報レベルだろ……」
冷や汗をかく(化けているから見た目は笑顔のままだが)妖異たちの元に、コツン、コツと、かかとの高いブーツが床を鳴らす音が近づいてきた。軽やかでいて、不思議と重みのある足音が、慌ただしい空気の中に割って入る。
「――騒がしいわねぇ、今年はずいぶんと盛況みたいじゃない?」
その声に、仮装の者たち……いや、正体を隠した妖異たちが一斉に凍りついた。音の主が姿を現すと、彼らは反射的に姿勢を正す。現れたのは、まるでそれが顔の一部かのように自然に収まった頭部がカボチャの女性だ。漆黒のドレスに身を包み、裾を引くように優雅に歩くその姿には、どこか異質でいて抗い難い魅力があった。
「ま、ま、魔人様……!」
「や、やばい……お怒りだ……!」
「こ、これはその、予定通りの……演出でして……」
パンプキンヘッドの魔人――守護天節を司るとされる、いたずら好きの魔女にして妖異の領主は、倒れた冒険者を見下ろして小さく首を傾げた。
「ふぅん……ずいぶんと楽しませてもらったみたいね、この子。……でもねぇ、空腹で倒れるまでっていうのは、いささかサービス過剰じゃないかしら?」
仮装パーティの妖異たちがしおらしく頭を垂れる中、魔人はその顔に似合わぬ繊細な手を差し伸べ、冒険者の額にそっと触れる。
「さあ、お目覚めの時間よ。『夜の宴』は、まだ始まったばかりなのだから――」
ふわり、と漂う甘い香りが漂う。
「……ん、う……?」
冒険者がゆっくりと目を開けると、目の前にいたのはカボチャ頭の女性であった。
「……カボチャだ。なんで、頭……に?」
「目が覚めたみたいね。ふふ、驚かせすぎたことは謝るわ。でも……楽しかったでしょう?」
「まぁ………」
――ぐぎゅぅるるるるるるるるるう。
冒険者が気力を振り絞って答えた返事は物凄いお腹の音で搔き消えた。
「……腹が減って……死にそう」
「はいはい、お腹がすいたんでしょう? こちらへどうぞ」
カボチャ頭の女性が指を鳴らすと、薄暗く不気味だった屋敷の廊下が色を変えた。照明は柔らかな橙色になり、壁にはカボチャやコウモリを模した飾りが浮かび上がる。そうして奥の扉が開くと、そこには豪勢な料理が並んだ大広間が広がっていた。
パンプキンパイに、リンゴのキャラメリゼ、骨型ビスケット、黒いチョコのケーキに、目玉を模したプディング、そして魔女のキノコスープ。どれもこれも見た目は怪しげながら、心をとろけさすような甘さと温かさに満ちていた。
「夜の祝宴へようこそ。空腹で倒れるまで楽しんでくれたあなたには、特別席を用意しておいたわ」
冒険者はまだ少しふらつきながらも、夢見心地でその光景に歩み寄る。仮装した妖異たちも、いつの間にか優しげな笑顔に変わっていて、料理を運んだり、踊ったりしていた。
「……なんだ、夢じゃなかったんだな……」
「ええ、夢じゃないわ。ここは、夢と現の境目。年に一度あなたたち人の子と私たちが交わる、たった一夜の約束された宴なの」
カボチャ頭の女性は笑いながら言った。
「さあ今宵は思う存分楽しみなさい。これは、いたずら好きなあの子たちに代わって私からのほんのお詫びのつもりよ」
そうして、屋敷の中はますますにぎやかに、楽しげな音楽と笑い声に包まれていった。
翌朝――宿屋〈とまり木〉の一室。
朝の光がカーテン越しに差し込むなか、冒険者はのそのそと目を覚ました。木組みの天井をぼんやりと見上げながら、ゆっくりと身体を起こす。
「……あれ、いつの間に帰ってこれたんだ?」
落ち着いた木の香り。確かにここはグリダニアの宿屋だ。昨夜のことを思い出そうとするが記憶は曖昧だ。道に迷い、空腹の中、森を歩いていたはずが、気づけば屋敷にいて、ララフェルに驚かされて、奇妙な仮装パーティに巻き込まれて……。
いや、最後には――カボチャ頭の……、パンプキンヘッドの魔人がいた、ような。
「……夢だったのか?」
思わず呟いたその言葉をかき消すように、朝の鳥のさえずりが窓の外から聞こえてくる。いつもと変わらない穏やかな朝だ。ただの夢であったとしても不思議ではない。それにあんな奇妙な夜、現実にあるはずが――
かさり。
荷物の奥から、小さな包みがこぼれ落ちた。
それはオレンジ色のリボンで結ばれた小袋だ。拾って開けてみると中には香ばしいパンプキンクッキーがひとつ。
「……マジかよ……」
確かに見覚えがある。それはあの宴でふるまわれていたものと、まったく同じ物だった。
これは現実なのか。それとも、まだ夢の中なのか。
冒険者は袋を見つめたまましばらく動けずにいた――が、やがてふっと肩の力を抜いて小さく笑った。
「……まぁ、悪くなかったしな」
クッキーを一口かじると、甘さの奥に、ほんのりとスパイスの風味が広がる。窓の外では、森の精霊たちがそっと風を運び、遠くで守護天節の飾りがカラカラと揺れていた。
彼らの夜は、きっと、まだどこかで続いている。
(終)
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前田豆コ 個展『何も言わずにゆけ』
前田豆コ 個展 @文ヶ学
『何も言わずにゆけ』
2025.2.15(土)〜3.2(日)
@mameko_maeda @bunkagaku
同時開催
『絵本 まねっこだんす展』 @10 COFFEE BREWERS @ten_coffee.oita
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性を超えている
人を超えている
場所を超えている
時間を超えている
何というか、
描かれているすべてのものと、
これをとりまく背景(時に大地であったり、空であったり、ホームルームであったり明るい月に照らされた山々であったりする)との間に本来在(あ)るはずの『境界』がない。
ボーダーレス
と既存の単語の範疇に当て込みたくはない、
何というかもっ���生物的でかつすこしだけ聖なるもの。
ここからが日本で、
この先は台湾で、
この池から向こうが杉並区で、
こっち側が中野区なんていう無機質で血が通わない感じものが境界。
描かれる池の中にadorableなアヒルが存在し得ない世界線。
でも彼女の作るそれはどういうわけかそういうものとは一線を画す。
境(さかい)がやさしく溶けている、
どこかそう、
甘美なそれは、
「曖昧アイスクリーム」
のようなもの。
「記号的な男女っていうものから解き放たれたい、そういう場所にいたいという思いが、絵の中に反映されていると思います。そう思うと結局、自分が絵を通じて見つけることのできたスタイルには、人生そのものが反映されているんですよね。」
「”セーラームーン”とか”カードキャプターさくら”とか、ちっちゃい頃から好きだったアニメの主人公と、ビヨンセとかマイケル・ジャクソンといった世界的なパフォーマーと、仏像です。その3つの共通点を今、探求しているところで」
「私は堂々としていて、他を圧倒するようなポージングに惹かれるのですが、このキャラクターの自我として、私の中で”絶対的な自身への愛”と”他者の視線からの解放”というテーマを決めているんです。この子を描いているうちに、それって私が憧れていることだ、と気づいて。セーラームーンとかビヨンセを見ていたら、その2つを体現する、すごく理想的な姿だと思えたんです。」
おそらく作家をも散々に苦しめた様々な呪縛がセルフラブによって変容し反転していま武器となり、他者の視線からの解放を謳うジャンヌダルクとなった彼女がまっさらなキャンバスに言霊をぶつける、この瞬間も。
一寸先さえも不透明な、
笑ってしまう程に不確実なこの世界においてもなお確かなことは、
人類と地球との共生が、
彼女の描く作品の中ではやさしく既に秩序立ててなされているということだ。
ひょっとすると私たちは、
デジタルネイチャーへと突き進む現代地球号の窓から、
既に彼方に存在している”在るべき未来像としての楽園”を見せられているのか?
この暗示のようなエピソードを、
黙ってやり過ごすことができるであろう人を私は知らない。
文ヶ学
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⚫︎作家プロフィール
前田豆コ
1993年東京都出身。武蔵野美術大学卒業。2020年から、イラストレーター・アーティストとして活動を始める。幼少の頃から習っていたダンスの影響で身体を使った表現に関心を持ち、仏像やダンスといった身体表現に関するインスピレーションを自由に横断し作品を制作している。開放的なキャラクターたちがユーモラスに描かれる作品に海外からのオファーも急増。韓国でのアートフェア出展が決定するなど、その活躍を世界へと広げている。
⚫︎展示情報
前田豆コ 個展 『何も言わずにゆけ』
期間:2025年2月15日(土)~3月2日(日)
時間:13時~19時
おやすみ:2月23日(日)、2月26日(水)
会場:文ヶ学 @bunkagaku
〒870-0822 大分県大分市大道町2丁目6−26 N2Gビル 1F
入場料:無料
作家在廊日:2月22日(土)、24日(月・祝)
⚫︎同時開催
『絵本 まねっこだんす展』
期間:2025年2月15日(土)~3月2日(日)
時間:11時30分~23時
会場:@10 COFFEE BREWERS @ten_coffee.oita
〒870-0035 大分県大分市中央町3丁目6−13 ロキシービル 2F
⚫︎ステートメント
言うまでもないが、私はただここに居るだけでおかしい事は何もありません。
あなたもただそこに居る、それだけです。
ところで今晩のおかずは何でしょうか、小松菜でしょうか。湯がくでも合えるでもなんでもしたらいいと思います。私は少しだけ、からしをのせます。


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反五輪2024重大ニュース
反五輪の会では、毎年その年の「反五輪・重大ニュース」を段ボールに書き出しています。今年はどんなことがあったか、皆で振り返りました。
<パリ五輪強行抗議!NON AUX JOP>
●パリ五輪各地で抗議行動 Saccage2024がカウンターマップを作成
パリ五輪に反対するSaccage2024が、五輪災害を記録したカウンターマップを作成。反五輪の会も日本語訳を行った。開幕前には各地で抗議行動が行われ、ジェントリフィケーション、立ち退き、環境破壊、パレスチナ問題など様々な側面からオリンピックに対する怒りの声が上がった。

●戦争・ジェノサイドのさなかに「平和の祭典」 平和じゃない 人殺しやめろ
人びとへの殺戮が続いている。ウクライナ、パレスチナ、に限ったことではないが、世界中が注目している大きな戦争やジェノサイドをやめられない中での「平和の祭典」。そのなかで、力に勝るものがそれを誇示して晴れやかな顔をするとか、小旗を振ってよろこぶ人々とか、必然的に戦争と重なって見えた。パリは世界の最先端の文化都市、フランスは人権国家、というイメージを押し出していたが、ニューカレドニアで先住民カナックによる反乱がおきたり、植民地主義先進国だということも露呈させた。
●パリでも弾圧の嵐
パリ五輪警備には、警察官、軍隊、警備員約7万5000人が動員されたほか、海外からも40か国1750人の警察官が派遣された。
パリ五輪開幕直前、五輪に対し抗議をした/しようとした人々が相次いで逮捕・拘束された。中には五輪の影響を受けた場所をめぐるツアーに参加しようとしただけで10時間拘束されたジャーナリストも。このツアーは五輪開幕中も計画されたが、当局はこれを違法集会とし、参加者全員に15ユーロ(約2万円)の罰金が課され、3人が拘束された。パラリンピックの開催中には、韓国の障害者団体の人々が集団での移動は抗議行動にあたると言われ1時間以上も行動を制限された。
【パリ五輪・パラ】 開会に向け警備拡大、治安部隊7.5万人を投入 – BBCニュース
instagram
●またもや…パリでもオリンピック排除 1年間で12,545人が立ち退きの被害!!
現地NGOの調べによると2023年4月から2024年5月までの1年間で、住居を持たない人々12,545人が立ち退きの被害に。強制排除はパリ五輪開幕直前の7月になっても相次いだ。これは「社会浄化nettoyage social」だ!
youtube
●パリでも「ジャパン」が貧困者の生活を破壊
パリ五輪開催3週間前、東京都や日本企業をPRするブースを設置するため、パリの公共施設の建物に住んでいた10代も含むアフリカ系移民の約230人以上を、バスに乗せて強制追い出し!
●パリ五輪 市民の暮らしはボロボロに
開会式直前には大規模な規制が敷かれ、パリ中心部には住民も働く人もQRコードがないと出入りできなくなった!さらに地下鉄運賃は約2倍に値上げ。街は44000枚の鉄柵で囲われまるで鳥小屋に。人々の生活を破壊する五輪はいらない。
●タヒチでサーフィン競技開催
パリ五輪サーフィン競技はフランス領タヒチで行われた。植民地主義丸出し!地元の反対を押しきり、新しい審判塔を建設。サンゴ礁を傷つけ環境破壊!
●汚い・くさいセーヌ川
トライアスロンは水質が悪すぎて中止するほど。開会式の舞台となったが観客はドン引き。65才のイダルゴ市長が自ら川で泳ぎ安全をアピールするが…ダメだった…
●パリ五輪でフランスでもオリパラ教育!子どもたちの心と体を動員するな!
参考ーhttps://olympics.com/ja/paris-2024/our-commitments/promoting-the-role-of-sports/olympic-paralympic-week
フランスのオリパラ教育は主に「オリンピック・パラリンピックウイーク」を核に取り組まれた。この取り組みは、フランス国民教育青少年省をはじめとする教育関係省庁ならびにスポーツ省などスポーツ関係省庁・団体とフランスNOC・NPCとの共同事業だ。そのねらいは「教育とスポーツをの世界を結びつけ」、「オリパラの価値観についての理解」「ボランティア・スポーツ参加の奨励」「障害者理解」など、日本のオリパラ教育と共通する部分が大きい。
具体的内容も、アスリートとの交流、アスリートへのメッセージ、障害者スポーツ体験、「聖火」の工作、オリパラをテーマにしたダンスなど、日本で行われたものとの、共通点が多い。
通常の授業にオリパラの内容を落とし込む(算数ー競技場の面積を計算、外国語ー世界のアスリートについて調べる、歴史ーパラリンピックが戦争で負傷した軍人のリハビリにどのように役立ったか、等)方法も日本と共通している。
パリ在住の方のコラムによると、子どもが通う小学校では以下のような取り組みがあった。オリパラマスコット「フリージュ」の人形をクラスの子どもが週末、順繰りに家に持ち帰り、フリージュと自分が休みをどのように過ごしたかをクラスの「フリージュダイアリー」に日記を書いて写真や絵を添え、週明けに担当の生徒がクラスで発表するという内容だ。クラスの全ての子どもに強制力を伴う取り組みがされたという事実は重い。
オリパラ開催国では、子どもの心も身体も開催成功のために容赦なく動員され利用されている。中でも教室にいるマイノリティの子どもたちは、その存在まるごとをオリパラを飾る「多様性」の彩りとして使い倒されている。
●2030フレンチアルプス、2034年ソルトレイクシティ冬季五輪決定 環境破壊やめろ
7月24日、IOCは総会で2030年と2034年冬季五輪開催都市をフレンチアルプスとソルトレイクシティに決定した。気候危機が叫ばれる中、環境破壊を続けるのはもう限界だ!
<日本国内>
●ついに明治公園コクバイ控訴審結審 2月27日判決
2016年、新国立競技場建設のために明治公園で暮らす野宿者に対し強制執行が行われた。このことの違法性・不当性を問う明治公園オリンピック追い出しを許さない国家賠償請求訴訟控訴審が10月15日に行われた控訴審第4回期日をもって結審。2025年2月27日(木)15時から判決が言い渡されます。多くの方のご注目をお願いいたします!
●東京オリパラ不祥事だらけ
東京五輪が終り3年経っても不祥事は続いている。
3月にはJOCが約20億円の追徴課税を受けたことが発覚。
東京五輪汚職事件では広告会社「大広」元執行役員に懲役2年執行猶予4年の有罪判決。これで、汚職事件贈賄側は12人全員有罪に。
一方、談合事件では独占禁止法違反に問われた6社6人のうち、7月に博報堂と関連会社社長(罰金2億円、懲役1年6月、執行猶予3年)、11月にイベント会社セレスポと同社前専務・(罰金2億8000万円、懲役1年10月、執行猶予4年)の判決が出た。
大広元幹部、二審も有罪 東京オリンピック汚職で初の高裁判決 - 日本経済新聞
東京五輪談合事件、博報堂に罰金2億円…「無罪」訴えた関連会社の前社長にも有罪判決 : 読売新聞
五輪談合事件でセレスポに罰金2億8000万円、前専務に執行猶予付き有罪判決…東京地裁 : 読売新聞
●ひっこめ三井不動産!神宮外苑樹木伐採 築地にスタジアムいらない
東京五輪は終っても、五輪開発は止まらない。その開発でぼろ儲けしているのが東京五輪ゴールドパートナー(国内最高位スポンサー)であった三井不動産だ。10月、��宮外苑では反対の声を押しきり樹木伐採を開始。築地には5万人のスタジアムを建設するという。東京は三井不動産のものではない。
<東京NEWS2024>(1)神宮外苑の樹木伐採着手 「なぜ規制緩和」説明足りぬ都:東京新聞デジタル
築地市場跡地に5万人スタジアム建設へ、三井不動産・鹿島・トヨタなど連合 | 日経クロステック(xTECH)
●晴海TOKYOモニュメントに1.6億円
東京都は晴海ふ頭公園に1.6億円かけて「TOKYO」と書かれたモニュメントを建設。この他にもお台場に26億円の噴水を建設、16億5000万円で都庁プロジェクションマッピングを行うなど、東京五輪が終ってもレガシー作りに躍起だ。観光客を目当てにした生活者無視の政策はやめろ!
約1.6億円の「TOKYO」モニュメント ライトアップでお披露目 「俺たちの税金…」「東京の名所になれば」など意見様々 | TBS NEWS DIG (1ページ)
●選手村跡地・晴海フラッグ街びらき
1月から住民の入居が始まり、5月に街びらき。しかし多くの部屋が投資目的で購入されていることが発覚。もともと都有地だった場所が金儲けのために利用されている。
東京五輪「晴海フラッグ」4分の1以上法人所有も 投資目的か|NHK 首都圏のニュース
●大阪万博を前に釜ヶ崎センター敷地内の野宿者強制排除 メガイベント極悪
メガイベントの開催は、ジェントリフィケーションに格好の口実を与え、野宿者排除がやむを得ないかのような空気を醸成する。メガイベントやめろ!
●パリ五輪・パラ日本代表選手団パレード 客が1万人のみ
ちなみにリオ大会の同パレード(銀座)は80万人、ロンドン大会(銀座)は50万人。東京大会のパレードはコロナ禍で中止。この激減ぶり…。
●パリ・パラ五輪アーチェリー日本代表選手が選手へ誹謗中傷
パラ・アーチェリー選手が同じ選手に誹謗中傷。被害者が訴訟を起こし損害賠償命令。
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自分の一時的な感情に振り回されないようにするために、対策としてできる、実用的な方法を、できるだけたくさん、できるだけ詳しく、教えてください。 ChatGPT: 一時的な感情に振り回されないようにするためには、自己制御力を高め、感情との付き合い方を工夫することが重要です。以下に実用的な方法を詳しく挙げます。 1. 感情を認識するトレーニング ジャーナリング: 日々の感情を記録する。どのような出来事がどんな感情を引き起こしたのかを書き出す。 感情ラベル付け: 自分が感じている感情に正確な名前を付ける。例: 「怒り」ではなく「苛立ち」や「失望」など。 これにより、感情を客観視しやすくなります。 2. 深呼吸やマインドフルネス 深呼吸法: 感情が高ぶったときは、4秒吸って、7秒止めて、8秒で吐き出す「4-7-8呼吸法」を試す。 マインドフルネス瞑想: 1日5分でも、現在の瞬間に意識を集中させる練習を行う。感情が生じても批判せずに観察する。 日常的に練習することで、感情の波に気づく余裕が生まれます。 3. 物理的距離を置く その場を離れる: 感情が高ぶったとき、5~10分間その状況から離れる。 冷却期間を設ける: 感情的な反応をすぐに行動に移さず、「1時間後に考える」や「一晩寝かせる」といったルールを設定する。 4. 他者視点を持つ 自問自答: 「他人だったらどう考えるだろう?」や「1週間後、この出来事をどう見るだろう?」と問いかける。 友人に相談: 信頼できる人に自分の感情を話し、第三者の視点を得る。 5. 感情を記号化・可視化する スケール評価: 感情を0~10のスケールで数値化する。例えば、「怒りが8/10だから、一旦6/10になるまで冷静になろう」と目標を設定。 図やグラフで表現: 自分の感情の波を可視化してみる。振り返りや客観的分析に役立ちます。 6. ポジティブな習慣を取り入れる 運動: ウォーキングやヨガはストレス軽減と感情調整に効果的。 趣味や気晴らし: 好きな音楽を聴く、絵を描く、料理をするなど、気持ちを切り替えられる活動を見つける。 7. 感情に影響を与える要因を整える 睡眠の質を向上: 睡眠不足は感情のコントロールを難しくします。 栄養バランス: 血糖値の急激な変化を防ぐため、間食を控え、バランスの良い食事を心がける。 環境を整える: 整理整頓された空間は、気持ちの落ち着きにつながります。 8. 目標を明確に持つ 価値観を見つめ直す: 自分が大切にしている価値観をリストアップ。それに基づいて行動を選択することで、感情に流されにくくなる。 長期的な視点を持つ: 「この感情に従うことは、私の目標にとってどんな影響があるのか?」と考える。 9. プロフェッショナルの助けを借りる 心理療法: 認知行動療法(CBT)は、感情と行動のパターンを改善するのに効果的。 コーチング: 感情のマネジメントに特化したプロフェッショナルから指導を受ける。 10. 練習と反復 小さな成功を積み重ねる: 簡単な状況で感情をコントロールする練習を繰り返し、徐々に難しい場面に挑戦する。 反省と改善: 振り返りを習慣化し、何がうまくいき、何を改良すべきかを見直す。 11. 感情を健全に発散する 日記を書く: 誰にも見せないつもりで、自分の感情を全て書き出す。 体を使う: 運動やダンスでエネルギーを発散。 12. 感情に「波」として向き合う 感情は一時的だと理解する: 「この感情は永遠ではなく、波のようにやがて去る」と意識する。 メタ認知を活用する: 自分を俯瞰して、「今、怒りという波が来ているけど、これは自分ではない」と考える。 終わりに これらの方法を一度にすべて実践するのは難しいですが、いくつかを試し、効果的なものを継続することで感情との付き合い方が上手になります。自分に合った方法を見つけることが鍵です。
ChatGPT
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あのころの
私は90年代に青春を過ごしたのでいまだにそういうノリでいてしまうことがあります。その時代に受けたいろいろな影響の中で、特に表に出さず心の中でふつふつと燃やし続けているスピリットのようなものがあります。cutieだの渋���系だのといった話は人にできますが、最初から話すと長くなる上に伝わらないだろうから誰にも言わないということがあるのです。
その昔、私はとあるルートから「チンゲルゲ」という一冊の同人誌を知りました。さくらのみおと南房秀彦という2人の漫画家が描いた本で、パロディあり笑いあり暴力ありシュールエログロナンセンスありの盛りだくさんな本でした。この本は、サブカル真っ盛りだった私にとって本屋に売ってる漫画なんて面白くも何ともないとこじらせるには十分すぎる本でした。(しかし私はサブカルの代名詞として有名なガロには興味を惹かれなかったし、渋谷のパルコやロフトにあった本屋で見かけた丸尾末広や山野一には強い拒否感があったのですが)
さくらのみおはどちらかというと下ネタが多くてヘタウマ系で、南房秀彦は劇画タッチでした。いなかっぺ大将のパロディである「レコード大将」が印象に残っています。どっちが描いたか忘れてしまったけど「ジョー90」ではめちゃくちゃ笑いました。あとさくらのみおの「かいじゅうくんよしみつくん」は「かいじゅう」よしみつくんの怒りと悲しみを描いたエログロ目の力作でしたが、どこかに抜けたところがあってギャグとしても読めました。クライマックス近くのコマの外に「もうつかれてきたよ」と書いてあったり、「次週『バンドはつらいよ』の巻」とか書いてあって面白かった。「いやな…おもいで…」という台詞はごく少数の内輪でマネして使ってました。数人で描いたらしい怪獣図鑑も面白かったです。ジッタリン人というのが特に印象に残っています。
南房秀彦はその後、一部で「うんこの町のメリー」という作品が話題になったようですがそれは読んだことがありません。しかしこの人たちは今、どこでどうやって暮らしているのだろうと思わずにはいられません。あの頭の中身をどうやってやり過ごしているんだろう。
その後、彼らが参加していた「ブロイラー」という同人誌も一冊だけ読みました。ブロイラーは何冊か出ているし、西岡兄妹という出世頭がいるので聞いたことがある方もいるかもしれません。この本には南房秀彦の「大車輪先生」という作品が載っていて面白かった。ある日学園にやってきた破天荒な車輪のついた暴力教師を、生徒たちが協力して倒す(車輪を外す)とかいう話でした。ガリ勉の糞勉強くんとヤンキー?の楯突くんというキャラが出ていたのを覚えています。この作品は基本的にシュールオチとか不条理というよりも、少年漫画のセオリーのようなものをナチュラルに踏み外しながら大胆に描くという感じで読みやすかった。さくらのみおの方はエスプリとまではいかないやや下世話なシュール寄りでした。
あとブロイラーには虫や近親などをテーマにしたエログロな作品が多く載っていたのですが、その中でひたすらくだらないギャグを描いていたタノチャンという人が印象に残っています。タノチャンは絵がへたくそなのに手描きの文字だけが妙にきれいで、ボーダーTシャツにメガネという自画像とブロイラー内での愛されキャラっぽいところから見て本業はデザイナーかなんかだろうとにらんでいます。日本の首都は北千住。おれはじじいじゃない。じじいの時代。などのフレーズが今でも頭に浮かんできてしまいます。このじじいというキャラクターはなんかモデルがいそうでした。
さらにその後、タイトルは忘れてしまったのですが白河夜船舎というところから出ていた黄色い表紙の同人誌を知りました。足立守正(当森正という方の名義だったかも)が中心となって作っていたこの本には、変な本を紹介するコーナーがあって私はたいへんな影響を受けたものです。田口トモロヲが描いた「ノーパン・パニック」や「俗物図鑑の本」「寄生虫」「全面戦争だプロレス」などの本が紹介されていたのですが、特に忘れられないのは「うちのパーティに呼べるタレント大図鑑」という本です。例としてビートたけしのモノマネ芸人である「一生たけし」氏が載っていて、しかも彼の名前の読み方は「いっしょうたけし」ではなく「いっせいたけし」だとか書いてあってめちゃくちゃ面白かったです。タイトルが最高すぎる。
あと高信太郎は目が一種類しか描けないと書かれていたのも印象に残っています。高信太郎というとその頃私の中では漫画家とはいうけれど漫画は見たことないお笑い審査員でしかなかったので、少し年上の漫画に詳しい人から漫画家としてリスペクトされてないのがなんか面白かった。高信太郎の単行本を一冊だけ見たことあったけどタイトルが「頭痛にコーシン」でもう…ネ…むかし吉祥寺のパルコブックセンターの一番奥にサブカル漫画の小部屋のようなコーナーがあって、足を踏み入れてみたら目に入ってきたのが「頭痛にコーシン」だもんね。力抜けちゃうわ。と同時に私はやっぱりエログロよりくだらなさに面白みを感じるタイプなのが全然変わってないと思います。
その他、「お手紙下さい」を「おてまみくらはい」と書いていたのはどうなの陸奥A子タンよ、というようなのも書いてありましたが、陸奥A子好きの私からするとA子タンだからそれはいいの!と思っています。乙女ちっく用語なんだよわかれよ。
それから、今でこそアイドルグループの微妙枠やお笑い枠の人を「箸休め」と呼ぶ概念が定着していますが、この本に少年隊のカッちゃんは1人ダンスが遅れたりする→お茶を濁している→茶濁し君と呼んでいる、というようなことが書いてあり、それ以来これもごくごく狭い内輪でいわゆる箸休め枠の人を茶濁しと呼んでいました。(今も呼んでいる)当時からアイドルには不人気メンバーがどうしても在籍しており、それをなんとなく感覚として共有してはいたのですが呼び方はまだ広まっていませんでした。もしかしたらアイドルファンの間にはそういうスラングがあったのかもしれませんが、私はジャニーズなどにはまったことがないのでその辺はよくわかりません。ただ、感じとしてあったものに呼び名がつくというのはネットだろうとミニコミだろうととても感動的なことだと私はいつも思っています。そのかわりあんまりピンとこないスラングには嫌悪感があります。
足立守正はその頃からさくらももこを高く評価し天久聖一の活動を注目し、マイナーでもメジャーでも面白いものはほめるといった感じでしたが、今はクイックジャパンで面白くも何ともない漫画評を書いているようであの頃とは変わっちまったなぁと思います。(めっちゃ読みにくい文章になっててびっくりしました。これが目が滑るってやつなのかと思いました)あとその本にはあんまり合ってなかったけど神竜知佳子という漫画家を大変推しており、彼女の作品が載ったポップティーンを探していると書いていたのも覚えています。今頃もう手に入ったのでしょうか。もうひとつこの本でとても印象に残っているのは、「洋書ってワインのラベルだけ載せたような重くて分厚い本いっぱいあるよね。やっぱりアメリカ人てバカだな」というようなことが書いてあったことです。私も当時は洋書店に入り浸り、ひたすら何かを羅列したような洋書の中からこれはというものを探していたので笑ってしまいました。「やっぱりアメリカ人てバカだな」というフレーズは折に触れ思い出すことがあります。
私は同人誌には全然くわしくないので他の漫画家や本のことはわからないし、好き嫌いが激しいのでエログロ系の怖い漫画とかは嫌いでした。やっぱり集英社およびドラえもん育ちとしては最低限のポップさとクリーンさがほしい。なのでここに書いた内容は偏っていて漏れがあるのですが、私という人間を形作った忘れられないピースのひとつなのです。この辺で活動していた方たちはどうしているかわからないし、足立守正は今は面白いこと言わないし、サブカルを研究している人たちもこの系統の漫画にはそれほど興味を持っていないようですがちょっとだけ書きました。ところで原平マキオがマサ子さんのまゆたんてマジですか?まゆたんてすごくね?
ここまでだいぶ前に書いて保存してたのですが、最近見かけた「週刊てりとりぃ」というサイトの足立守正の文は読みやすくておもしろかったです。これはひとえにクイックジャパンが悪いということでよろしいでしょうか。サイトはちょっと見辛いけど新聞のようなレイアウトも読みやすいです。
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_⠀⠀大正時代まつりにて撮影柚希 かおりさん@kaoriyuzukkey 華麗なダンスでカッコよかったです!ーーーーーーーーーーーーーーー⠀Camera: #sony #α7iii⠀Date: 2024.10.13⠀Location:#与野西口商店街 photo : @photo_picoru⠀ーーーーーーーーーーーーーーー⠀#ほりこしまもる⠀#japan_travel⠀#lovers_nippon⠀#bestjapanpics ⠀#さいたま光画部⠀#art_of_japan⠀#raw_japan ⠀#絵のような写真が好き⠀#日本の風景 ⠀#何気ない風景⠀#ノスタルジーな瞬間を ⠀#landscape ⠀#何気ない景色⠀#genic_mag#大正時代まつり #大正ロマン #大正浪漫 #与野⠀#大正時代まつり2024
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「虚無への供物」中井英夫 3311
第三章
31 顔のない顔
1955年3月1日火曜日の話からです。 木造二階建ての『黒馬荘』というアパートの説明から入ります。
本郷の都電の動坂停留所から追分へ向かって幅広いだらだら坂をのぼりつめると、 “日限地蔵(ひぎりじぞう)”が祀られていて、その角を入った裏通りにあるそうです。 わざわざ本文でも1960年10月の区画整理後、今は面影も見当たらないといっています。
正確な場所を書くことがためらわれたのでしょうか? まあ、現在の地図に当てはめると、駒込病院あたりでしょうか?
ただ、その辺りには、“日限地蔵”は無いようです。 昔あって今はもう無いとも考えられますが、 昭和20年4月の空襲を境に様相を変えとありますから、無くなったとは考えられません。 これも、後から何らかの形で絡んでくるのでしょうか?
さて、『黒馬荘』というアパートの説明から入ります。 六畳一間で、押し入れと洋服ダンスが造り付け、ガス水道を備え小さな台所もついている。
このアパートの持ち主は、職業を問わないがきれい好きの独身男性にのみ貸していた。 二階には、夜の職業の者のもの(寄席(よせ)芸人、ペット吹き、バーテンなど) 階下には、昼の勤めの者のもの(仕立下職、図案家、セールスマンなど) ただ、玄関にはいつも『貸間あり』と板片がぶら下がっている。 それをみても、このアパートの持ち主は、かなり変わり者なんでしょうね。
新聞は部屋ごとに配るようになったが、郵便は、配達員が面倒がって、廊下へまとめて放り出していく。 ということは、それまでは新聞も昔は、まとめて放り出していってたのでしょうか。
さて、この郵便物ですが、気の付いた住居者が受付の窓へ立てかけることになっていて、 最近は、階下の右端の部屋に住む仕立下職の伊豆金造(いずきんぞう)がやっています。 この時間、金造以外に階下に誰もいないからというのもあるけど、他人宛の手紙を見るのをひそかな楽しみにしていたんですね。 封書は、裏表を丹念にひっくり返して差出人の名前を記憶してしまう、葉書は、素早く文面に眼を通し読み上げたりするのが癖です。
3月1日の朝、金造は袖振りの将棋をしています。 この将棋は、特定の手を指すと相手が必ず特定の手を指すルールがある変則的なものですが、一人でやってたのですかね? で、投げ込まれた郵便物にきがついた金造がそれを熱心に調べ始めますが、背後に冷たい視線を感じます。
金造が感じた視線は、去年の10月頃に越してきた三十がらみの眼の鋭い男で、 時々、マスクに眼鼻を描き入れては返している人形絵師です。 その男は、区役所へ行くのが面倒だと米穀通帳の登録もしていないそうです。
ところで、昭和30年は豊作で内地米の供給は配給米、ヤミ米ともに増加していて2割以上の低落となっていたようです。 配給米を手に入れなくても、ヤミ米で何とかなったのでしょう。
やはり感じた視線は、例の人形絵師でした。 その男、赤い靴下に明るいフラノのズボン、煉瓦いろの派手なシャツという格好で、 冷たい眼で威圧するように金造を見下ろしています。 その風体に、殺気めいたものさえ感じてしまいます。
その男、金造を自分の部屋に誘います。 金造は、体が小刻みに顫(ふる)えのを感じながら、部屋へ入ろうとすると、 たまたま、管理人のとろ婆さん(この前まで大分の山の中で牛を追い回していた)が、 預かっている新聞が有ると声をかけるのですが、後で取りに行くと、強引に、金造を部屋に押し込むと鍵をかけてしまいます。 これは、金造でなくても、びびりそうですね。
ところで、理由は書かれていませんが、金造は、例の男の背中には刺青があると、思い込んでいます。 これは、金造が臆病者であることを単にあらわしているのでしょう。 で、倶利伽羅とか滝夜叉とかです。 倶利加羅は、「倶梨迦羅」「古力迦羅」「倶力迦羅」などとも言われて、黒色の龍で不動明王の化身です。この龍が燃え盛る炎に包まれながらも岩上の利剣に巻き付き剣を飲み込まんとする像が倶利加羅不動明王です。 滝夜叉は、平将門の娘で、元の名を五月姫(皐月姫)といいます。自らを新皇と称し、関東を制した父・将門が天慶の乱で討たれると、娘の五月姫は恨みを募らせ、やがて妖術使い「滝夜叉姫」と化します。
無理やり押し込められた状態の金造は、金造は例の男にかけるように勧められ、改めて部屋の中を見ます。 万一の時のために窓の様子をみますが、閉じて鍵がされています。 男世帯にしては片付いていて、薄赤い敷物が敷き詰められ、左手の壁沿いに整理ダンスと本棚、窓際にはテーブルと椅子があり、 右手の狭い台所もきちんと整いガス台にはやかんが湯気を噴きながら煮立っています。
消息通を自負している金造ですが、いずれはこういう破目にだろうと思っていたのか、すっかり観念しているようですね。 というのも、 来客がきた日に、いつも鍵のかかっていない隣の空室から盗み聞きしていたのがバレて、 その後も口をきく機会があっても口も聞かずに済んでいたからです。 さて、例の男は、コップにウィスキーを注ぎ金造のところに持ってきて、話し出します。 上等な洋服地を一巻き取り出し、金造に買い取ってくれないかと持ちかけます。
洋服地は、舶来のウーステッドで、仲間相場でヤール五千円だと金造は見立てます。 ウーステッドは、「梳毛」のことで、原毛の段階で梳られた長くて細いなめらかな感触をもつ糸で織られビジネススーツのもっとも一般的な生地です。 仲間相場は、問屋を通さない取引です。 この当時は、木綿(1反)が250円だそうですから、 ヤール(並幅のことで、1ヤード(91.4cm)である)が五千円だから、かなり高額だという事になすます。
例の男は、急に金がいるからと下手に出ていますが、金造が煮えきらないので、 態度をかえて金造がこの部屋にかってに入ったことを問い詰めます。 なんと、金造はこの部屋に黙って入っていたのですね。 しかも、部屋に転がっていた凹凸だけの白い小さな顔に驚いて、飛び出してしまっています。 白い小さな顔は、人形絵師の仕事に使う材料ですね。 しどろもどろで、怯(おび)えきった金造に、例の男は、また丁寧な口調に戻って、勘違いかもしれないと、無礼を侘びます。 そんなことより金造は、眼の前にあるレモン入りのウィスキーに釘付けです。 それは、ウィスキーにたっぷりレモンを絞って青酸カリの臭いを消すのだと新聞記事で読んでいたからです。 と、金造の妄想はどんどん膨らんで、とうとう泣き出してします。 その様子に例の男は、たじろいで取引の話はやめてウィスキーを勧めます。 そう言われてもウィスキーからまぎれもない青酸カリの匂いがして、金造はますます困惑してます。 まさか、青酸カリなんか入っているわけないですよね。
ちょうどその時、鴻巣玄次を訊ねてくる人がいました。 その人物は、八田皓吉でした。 ここでやっと、例の男は、鴻巣玄次だとわかります。 しかも、八田皓吉を兄さんと呼んでいます。 びっくりな展開ですね。
つづく
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『アイアンクロー』感想
躍動する筋肉の気迫と、哀しみを隠せない瞳の落差にクラクラさせられる映画だった。
本作は、アメリカのプロレス界で活躍したフォン・エリック一家をモデルにしている。
ヒールとして活躍した父エリックの期待を一身に背負い、ケヴィンとデイヴィッド、ケリー、マイクはプロレスラーとしてデビューを果たしていく。(長男が幼い頃に亡くなったため)最年長の次男ケヴィンを差し置いて最初に頭角を表したのは、弁が立ちパフォーマンスも派手な三男デイヴィッド。だが、体調を崩して日本での興行中にデイヴィッドは急死してしまう。円盤投げ選手として将来を嘱望されていたもののモスクワ五輪ボイコットの影響を被った四男ケリーは、デイヴィッドの雪辱を果たしてベルトを獲得するものの、バイク事故で片方の足首より先を切断する大怪我を負う。義足をつけて復帰するが痛み止めを手放せず、追い詰められて自殺してしまう。一番線が細く音楽活動を趣味としていた末っ子マイクは、デビュー戦で着地に失敗して肩を脱臼して手術を受け、毒素性ショック症候群で脳にダメージを受ける。プロレスラーとしての生き方に限界を覚えたマイクは、自ら命を絶つ。兄弟たちを見送る一方のケヴィンは��「フォン・エリック家の呪い」と怯えるあまり、妻パムや息子たちと別居するまで追い込まれる。やがて、ケヴィンはプロレス稼業から足を洗い、妻と子と生活することで降り積もった哀しみと向き合うことができるようになる。
プロレスに全く明るくないので、どこまで史実に沿っていて、どこが創作かわからないまま見たのだが、面白く見ることができた。
特に興味深かったのは、ザック・エフロン演じるケヴィンのキャラクター性である。ケヴィンは、プロレスラーとして成功を望んではいるものの、どこか控えめで淡々としている。このケヴィンの性質は、父エリックが主導する家業を軌道に乗せる歯車として有効に作用はするものの、デイヴィッドのような華やかなスター性をケヴィンに与えない。同時に、ケヴィンの控えめさは丁寧に他者と向き合う姿勢に結びついているものの、同時に、喜びも悲しみも寂しさも怒りも呑み込んで家業の歯車たれと自らを律することもできてしまう。父エリックは「フォン・エリック家」としての栄光に執着しており、息子が一人亡くなって空白が生まれたとしても、間髪入れず別の息子で代入し、歩みを止めようとしない。ケヴィンはそんな父の下で駒として存在し、プロレスラーとしても一個人としても、どこか生き生きとしていられない。
そんなケヴィンが、ケリーの自殺をきっかけに父に怒りをぶつけ、死後の世界へ旅立った兄弟たちの穏やかな邂逅を想像し涙を流す場面は胸が締め付けられた。このような想像からは、幼い頃に亡くなった兄や弟たちを部品でもなければ誰の代わりでもないとケヴィンが捉えていることを示している。兄弟の中で一人取り残され、兄弟たちを悼む状況になってようやく、ケヴィンは自らを抑圧してきた家業から距離をとることができ、自らの柔らかで穏やかな性質をことが可能となる。想像上の邂逅が美しく描かれているからこそ切なく、鑑賞から数週間経た今でも忘れられない場面である。
また『アイアンクロー』で印象的だったのは、生計を立て名声を獲得する手段としてのプロレスと歌や踊り、楽器演奏に絵画といった芸術とが対置されていたことだ。父エリックは、若い時分にはプロのクラリネット奏者にもなりえた腕前なのに、スポーツの方が稼げるとプロレスラーの道へ進んだ。母ドリスは絵を描くが、子どもたちが物心つく頃には遠ざかっている。マイクは高校のクラスメートとバンドを組み、リードボーカルとしてパーティーを湧かせる。そしてケヴィンとパムの結婚式で兄弟たちは軽快に踊る。
フォン・エリック一家が嗜む芸術は、基本的にはモラトリアムを示すものとして描かれている。クラリネットでは稼げない、家庭を築くためには絵に時間を費やしている場合ではない、バンドは高校生の遊び、ダンスは結婚式という日常から離れた祝いの場で、といった具合に、生活の営みとは若干異質な行為となっている。もしかしたら、兄弟たちを代入したのと同様に、芸術の代理としてパフォーマンス性に富むプロレスをエリックは選んだのかもしれない。しかし、息子たちが死に、ケヴィンが会社を売った後に、ドリスが絵画を再開する場面は、決して代入はできないということを象徴している。また、all for 家業/家業 for all的な生き方から離れ、楽しみや慰めに耽溺する自己充足的な時間も必要であるとも示しているようで、ドリスが絵画に没頭する場面は好きだった。
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