#女優という職業に人生を“賭ける”
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TEDにて
レジーナ・ハートリー:最高の人材の履歴書が必ずしも理想的でない理由?
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
完璧な履歴書を持つ候補者と、困難を戦い抜いてきた候補者のどちらかを選ぶことになったとき、人事のレジーナ・ハートリーは常に「静かなる闘士」にチャンスを与えると言います。
「公正」の定義は、「公平」の「判断や言動などがかたよっていないこと」に加えて、「正義」の方向に現在進行形で進んでいる事象のこと。
「正義」の定義は、この場合、マイケルサンデルによると、ジョンロールズの格差原理から最下層の便益に合わせて社会を動かすことが正義である!と言っています。
知ってるつもりで思い違いしてること!
公平概念は「ハンデをつけて上限を公平に!」
平等概念をわかりやすく言葉にすると「上限の公平ではなく底上げの平等!」みたいな感��で、これ以上でも以下でも概念が変わるから拡大解釈しないこと。
法人の平等な競争はあまり聞いたことない。公平な競争がしっくりくる。
自身逆境を生き抜いてきたハートリーは、最悪のところから這い上がってきた人には変化し続ける仕事環境を耐え抜ける力があると知っているからです。
彼女はアドバイスします!
「過小評価されている候補者に目を向けてください。彼らの秘密の武器はその情熱と目的意識です。静かなる闘士を採用しましょう」
しかし、産業によっても異なるので絶対ではありませんし、新産業は優遇される可能性は高いかもしれません。
履歴書は、その人物のストーリーを語ります。長年の経験からパッチワークキルトみたいな履歴を持つ人について学んだことがあり、そういう履歴書をすぐには放り出さず、立ち止まってよく検討するようになりました。
半端な仕事の連続は、一貫性の無さや集中力の欠如。気まぐれさを示すかもしれませんが、一方で何かの障害と戦ってきたことを示すのかもしれません。
「闘士」には少なくとも面接してみる価値があります。
断っておきますが、別に「銀のスプーン」に文句があるわけではありません。
「銀のスプーン」とは、たとえば、難関大学に合格し、卒業するには、多くの犠牲と努力が必要です。
大企業にあう適性な人はこれでもよいです。
しかし、すべて成功を前提とした人生を歩んできたとしたら困難にどう対処するのでしょうか?
私が採用したある人は、一流大出の自分には相応しくない仕事があると考えていました。仕事のプロセス理解のために一時的につまらない手作業をさせると彼は辞めてしまいました。
それとは、逆に、敗者の人生を運命付けられたような人が成功を勝ち取っていたとしたらどうでしょう?
ぜひ、自ら意思決定して、そういう「闘士」を面接するようお勧めします。
このように、日々、成長していき、ある日突然、開眼するような人材は、人工知能の社員を雇う際の雇用アルゴリズムでは探せませんよ。
ある履歴書を見てみましょう。この人物は、両親から養子に出されました。大学は中退し、職を転々とし、1年間。インドに滞在しています。その上、彼には読字障害がありました。
皆さんだったらそんな人を採用しますか?
彼は、名を「スティーブ・ジョブズ」と言います。
世界で最も成功した起業家(新産業限定ですが・・・)を調査した結果。読字障害を持つ割合が非常に高いことが分かりました。米国では、調査対象となった起業家の35%が読字障害を持っていたのです。
驚くのは、心的外傷後成長の経験者であるこれらの起業家の中には、自分の学習障害は長所になっていて「望ましい欠陥」なのだと考えている人がいることです(最先端の治療技術を十分に受けてからですが・・・)
なお、アメリカでは、心療内科や精神的なメンタルケアの分野は、日本の10、20年先位進んでいます!!
なぜなら、そのお陰で良い聞き手となり、細部に注意を払うようになったからだと。彼らは、自分が逆境にもかかわらず、成功したとは考えていません。今の自分があるのも逆境のお陰だと思っているのです。
彼らは、トラウマや苦難を自己形成の主要な要素として受入れるとともに、そのような経験がなければ、成功に必要な力や根性は身につかなかったかもしれないことを理解しています。
そして、最後に人間関係があります。逆境に打ち勝った人々は、単独で成し遂げているわけではありません。成功への道のりのどこかで彼らは自分の長所を引き出し、自分の成功に投資してくれるエンジェル投資家に出会っています。
どんな時でも頼りにできる人の存在が逆境に打ち勝つ為には必要なのです。
最後に大事なヒントを皆さんにお教えしようと思います。多様性とインクルーシブな実践に取り組む企業(新産業限定ですが・・・)は、「闘士」タイプを支援し、業績も優れている傾向があります。
DiversityInc誌の調査によれば、多様性において上位50社に入る企業は、S&P500を利益率で25%上回るという結果が出ています(アメリカでは)
最初の質問に戻りますが、皆さんはどちらに賭けますか?
「銀のスプーン」か「闘士」か?私は、過小評価されている候補者を選ぶべきだと言いたい。彼らには情熱と目的意識という 隠れた武器があります。
産業によって適性は異なりますが・・・
既存産業以外の人間の限界を遥かに超えるような新産業は、タイマンで面接をして「闘士」を雇いましょう。
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
こういう新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との
戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!
(個人的なアイデア)
特に、人材派遣業界に強制適用して事前分配や再分配を行政府は促進させること。
万が一、公人、有名人、俳優、著名人以外の個人情報が���断コピーされたら、データ配当金を回数に応じて、何倍にも増やすことで、法人への罰金として本人が請求できるようにする弱者救済、削除の仕組みも必要。
派遣業界の相場はわからないが、ダニエルカーネマンから年収600万円位で簡単に計算すると時給3000円位が幸福な生活を維持できる分岐点!
今の日経平均株価なら夢ではなく現実で業界イメージ刷新見直しにも?
時給3000円位を目標にして法人単位では異なるから行政府が最低賃金以外の経路で下支えし底上げする現在の政策を維持して
派遣業界の再分配も促進させるとブーストしていいかもしれない
<おすすめサイト>
ダニエル・ピンク :やる気に関する驚きの科学
ダン・アリエリー:人はどれだけ平等な世界を求めているのか?―驚きの実態
デイヴィッド・ブルックス:人間の本質と社会的動物
ゼイナップ・トゥフェックチー:機械知能は人間の道徳性をより重要なものにする!
<提供>
東京都北区神谷の高橋クリーニングプレゼント
独自サービス展開中!服の高橋クリーニング店は職人による手仕上げ。お手頃50ですよ。往復送料、曲Song購入可。詳細は、今すぐ電話。東京都内限定。北部、東部、渋谷区周囲。地元周辺区もOKです
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ポイントを9にする
夜に働くのは却下だ。単純に、私の体質が朝型なため、深夜労働が向いていない。学生時代のマック夜勤メンバーとして荒稼ぎしていた時に「もう絶対に夜勤はしたくない」と朝日に誓ったにも関わらず社会人になってから「また深夜労働してる…!」という事態が発生し、それもやはり時給が良かったので(昼に比べれば)結構続けたが、体は見事にぼろぼろになり(※本来私の体質的に禁忌であるアルコールを大量摂取する仕事)、再起に3年以上かかった。今回、生活保護を受給するにしても、引越し時の費用がどうしても払えないなと思い(梅子に立て替えてもらうことは頼めるにしろ)、副業でまた深夜労働の体入(業界用語)に行ってきたが、業務内容は全く問題なかったものの、身体への負担がきつすぎて「却下」の結論になった。特に今回は昼の仕事に絶対に影響を及ぼしたくないため、無理をして労働することはやはり良くないなと当たり前のことを思った。しかし、医者から許されている週28時間労働では時間があまりすぎる。深夜労働以外で、かつ、労働にカウントされにくい副業となると、ココナラまたはSKIMAでの「感想屋さん」「タイトル屋さん」開店の運びになるだろうか、と考えている。感想屋さんは一昨年の春から夏、数ヶ月ココナラでやってみたところ、かなり手応えがあり、満足度を高く感じて貰えたおかげで全ての方から設定金額以上のおひねりを頂いた。ただ、その時期、学習塾、書店、同居人への週5コマの授業を並行して行っていたため、容易にキャパオーバーし、体調を崩して終わった。完全にいつものパターンだった。今回は就職先の書店に週28時間労働のみ許されている旨等すべて伝えた上での障害者雇用なので、他で正規に労働する訳にはいかないという事情もある(そこでとりあえず夜職が候補にあがったというわけ)。ちなみに昨日体入に行った店はオープン4週目のまだまだオープニングキャストと言える店で、規模は小さいがなかなか流行っているということだった。ただ、まだ時給は1500しか出せないとのことで、新居まで歩いて帰れる立地も、他メンバーとの相性も良かったのだが、その金額で深夜労働という健康リスクを背負えないなと思い、本入店は見送っている。ちなみにガールズバーの規制も近年厳しいらしく、運転免許証またはパスポートまたはマイナンバーカードがないと本入店はできず、マイナンバーカードかあ…まだ作ってないなあ…となって、それもあってやめた。なかなかにいい店だとは思ったが。それにしても最初に働いた恵比寿の店が全ての面において良すぎて(青春だったのだ)、どうしても比べてしまうというか、優良店の指標になる。あと20kg痩せていてあと5歳若かったら何度でもあの店のキャストになっていると思う(それはまさに5年前の私の姿だ)。びっくりするほど成長したなと思う。得るところ大きな体験だった。何より、有象無象はびこる裏社会を生き抜いてきた御仁たちにご指導ご鞭撻いただいたのはかなり有難かった。そういうところでは、なかなか昼職でははっきりと言葉にはされない「真意」でストレートに殴られるので、容赦がなくてよかった。彼らはみんなとても優しい人たちだったので、そういう人らが常連でついてくれている店というのはかなり貴重だと思った。グループの信頼もあるだろうが、さらに大きかったのは店長の仁徳だ。18から夜で生きてきた叩き上げの40歳という世代は、上の世代への仁義がある。昨日会った新しい店の店長は若くてチャラついたただの資本主義者という感じだったので、まあ、私の肌には合わないなという感じだった。実際に店を仕切っていたのは私より若いママで、その方のほうが常識や実務に熱意があると感じたが、いかんせん若いし、古いやくざの価値観で育ってきてはいない感じがした。昨日の店は様々な面で、時代のうつろい、私たちの世代の「耐えられない軽さ」を体現していた。それはもちろんいい面もあり、ルールが厳しくなかったり、柔軟にキャストに対応してくれる、令和的価値観を含んでいる。「重石」を己の中に残しながら、軽くなるためのモラルを体現するためには、どのような振る舞いや思考が必要だろうか。これは今後の課題である。
Twitterを見ていると、どうもみんな偏りがちだなと思うことがある。オタク女で政治トピックもツイートする方はだいたい大変にラディカルな左翼だが、私は生まれも育ちも完全な保守のため、そこらへんとの心的な距離というものはある。というか単純に、一つの情報源というか情報系統しか持たない左翼は、「あたまわりーな」と思ってしまうのである。昔は左翼も右翼もよく勉強していたと思うが、最近頭が切れるというか、より現実に則して世界を分析できているのは右翼の人間だと思う。一概には言えないが、まあそういう流れはある。どちらも極端までいけば結局使い物にならない馬鹿しか残らないが、中道左派、中道右派においては、右派のほうに分があると思う。左翼は夢、右翼は現実、その2つが引っ張りあって進んでいくのが政治だと思うし、私の性質からして、大学で学んだ時点でどう足掻いても左翼に転向しそうなものだったが、取り入れるべき思想は取り入れ、するべき主張はするべき主張としても、心はやはり、県庁職員を勤めあげた祖父のもとにある。だからかなり形骸化された「右翼」の自称なのだが(祖父は朝日新聞を「共産党新聞」と呼んでいた時代の人である)。私の心は右翼にありながら、主張を総合すると中道左派と言える場合が多いと思う。ただ、左右を分ける最も大きな問題、「国防」に関しては完全に右だ。高校生の頃から、早く自前の軍隊を持ってアメリカの支配を逃れ、真の独立国になるべきだと思っていて、それは35の今も変わっていない。ただ、日本がアメリカの支配下にあったこの80年で、軍事的知見は完全に失われ、かりに日本が軍隊を持ったとしても、それをコントロールできる人物はもはやいない。一回途切れてなくなったものなので、ゼロから作るしかない訳だが、戦後完全に「平和主義」として軍隊を持たないことが善だとして育った私たちに、持てる手段は絶望的に無い。そういう現実があるため、日本が即刻軍隊を持つべきとはもちろん思わない。今自衛隊の戦力を増強しているが、本来必要なのは、シビリアンコントロールの能力を持つ政治家(文官)の育成であって、戦力増強=軍事費を増やせば良いというものではない。私はもちろん完全に戦争反対の非戦派であるが、戦争をしないためにはこの土地に一定の戦力を置くことが必要であるという大前提を揺るがすことはない。それと、アメリカももう世界のヒーローたることから降りたがっている現今、日本も肚を決めて自前の軍隊を持ち、つまり、「自立」すべきという主張も継続する。この世の全ての国家が一斉に戦力を不保持すれば、日本も軍隊を持つ必要は無いが、日本以外の全ての国家が戦力を保持している以上、日本だけが戦力不保持のままアメリカから独立したとして、明らかにここが戦争の火種になるだけで、世界平和にはまったく貢献できない(どころの話ではない)。人を殺したい人なんていない。軍役に行きたい人なんていない。それでも持たざるを得ないのが軍隊で、自国の人間の命を、自国の防衛と引き換えにすること。それを出来ないままでは日本は一生「大人」にはなれないと思っている。自国の戦力を持ち、人間の命を賭けるということは、その覚悟を持って世界平和を実現していくという表明である。戦争がしたいから軍隊を持つのではなく、戦争を起こさないために軍隊を持つ。そのために各国は戦闘員と兵器を有している。なぜこんな簡単な理路が理解できないのか、と左翼の人を見ると不思議に思う。どこかで無理に思考停止をしているのだろうか。この局面で軍事増強をしないということは、「ここを狙ってください」と戦争を誘発するようなもので、こんな大前提をわざわざ文字にすること自体頭が悪すぎて嫌だなあと思うが、日本では軍事に関する教育が高等教育(大学)でしか為されていないので、この理路を知らない人が多い。北朝鮮をはじめ、中国、ロシアというのは、いつでも「戦争をして覇権国になりたい」という旧時代のイデオロギーそのままの思想をしている人達で、彼らから「戦争反対」などという発想は出てこない。彼らは「自分たちが世界を支配することで世界に平和が訪れる」という、日本の戦国時代のマインドのまま、21世紀を迎えている。それらの国に囲まれたこの絶望的な立地にある日本が軍隊を持たないことは、アメリカの軍事力がそれを肩代わりすることによってしか戦争を防げないレベルの危険性である。まあ、だからこのままアメリカの駐屯地として存在したほうがいいのかもしれないが、それでも私はアメリカに支配されたままは嫌だし、日本は大人になるべきだと思うし、いい加減、世界の中で独立した一員として、己の意見を言えるようになるべきだと思う。
2023.5.12
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先週、テクノロジーの世界ではほんの一瞬、2012 年が戻ったような気分になりました。新しい写真共有アプリがリリースされたばかりで、誰もがマリッサ メイヤーの話題で持ちきりでした。 メイヤー氏は、Google の初期の著名な従業員であり、Yahoo の CEO になるために退社する前に、有名な アソシエイト プロダクト マネージャー プログラム を創設したが、6 年前に共同設立したスタートアップ スタジオから新しいアプリを携えて戻ってきた。 Shine は 、人々が一緒に参加するイベントで撮影した写真を自動的に共有できるように設計されたアプリで、3 月 27 日に発表されましたが、その必要最小限のデザインと時代錯誤的な機能セットにより、すぐにコメンテーターから嘲笑されました。 ベンチャーキャピタリストのディーディー・ダス氏は、アプリのスクリーンショットとともに、「自分には十分ではないと感じたときはいつでも、Google のアソシエイト プロダクト マネージャー プログラムの創設者がちょうどこれをやめたことを思い出してください」 とX に書いている 。 オフィスでは、従業員がアプリが初日に何回ダウンロードされるかに賭けました。 メイヤーは自分の最高値を 12,000 と設定しました (12 は彼女の幸運な数字です)。 しかし、実際の数は 1,000 に近かったと プラットフォーマー は学びました。 今週、同社はさらなる���撃を受けた。メイヤー氏の共同創設者でグーグルとヤフーの元幹部エンリケ・ムニョス・トーレス氏が辞任した。 「スタートアップの人生は楽ではありませんが、私のプロとしてのキャリアの中で最もやりがいのある経験であることは間違いなく、そのため退職するという決断は非常に難しいものでした」と彼はLinkedInに書いた。 水曜日まで、彼は家族向けの整理アプリの開発を主導していたが、それはまだローンチされていない。 ヒットアプリを構築するのは非常に困難であり、混乱はアプリの構築に着手した多くの、あるいはほとんどのスタートアップに共通する特徴です。 従業員へのインタビューによると、Yahooを退社した1年後にMayer氏がMuñoz Torres氏とともに設立したSunshineも例外ではなかった。従業員全員が同社について公に話すために匿名を希望したという。 Mayer 氏の当初のアイデアは、人工知能を活用したシンプルなユーティリティ アプリを作成することでした。 (彼女はその会社を「Mundane AI」と名付けるところだった、 に語った The Information と彼女は昨年 。)会社が Lumi Labs という名前で立ち上げられてから 2 年後の 2020 年に、二人は同社の最初の製品、つまり「世界で最も優れた」アプリになることを約束したアプリを発表した。高度で直感的な連絡先マネージャー」 と The Verge が報じています。 2,000万ドルのシードラウンドを調達した 同社は2020年にメイヤー氏を含む少数の投資家グループから 。 その年の終わりに、正式にサンシャインにブランド変更されました。 大きな期待にもかかわらず、連絡先アプリはまだ普及していません。 起動時にはバグがあり、連絡先が重複したり、データフィールドに他のエラーが発生したりしていました。 また、公開データベースを使用して連絡先情報を入力することで一部のユーザーを動揺させ、 プライバシーの懸念を引き起こしました 。 Sunshine は最終的にアプリの改良版をリリースしましたが、クリティカルマスのユーザーに到達することはできませんでした。 昨年の夏、メイヤー氏は会社の20%を解雇し、従業員は約15名となった。 彼女はブレインストーミング モードにも入りました。 昨年の夏、彼女は Shine となるアプリのアイデアを思いつきました。 それ以来、従業員はそれに取り組んできました。
マリッサ・メイヤーのエターナル・サンシャイン
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20230927
0927 きままなTV・メディア情報です(不定期刊)
「カンテレ、J事務所への“忖度”報道を否定『事実ではない』性加害問題は今後も注視」(SPONICHI)
「テレ朝社長 陳謝『人権について考え低かった』J性加害問題『#裸の少年』名称変更に含み」(デイリー)
「『ジャニーズJr.』の名称消える 社名変更に伴い方針決定…『関ジャニ』『WEST』は協議重ね判断」(報知)
「NHKが記者の不正経費請求発表『架空打ち合せ』『割り勘代を懐に』総額500万円」(FLASH)
「NHK、職員らの個人情報流出か 不正アクセス被害」(日経)
「CX『真夏のシンデレラ』総配信2900万回再生突破『ミステリと…』に次ぐ月9史上2位」(ニッカン)
「CX、中国bilibiliと協業 新たなアニメ枠を開設『アジア発世界狙うアニメを…』」(ITmedia)
「『教場SP』が制作延期…木村拓哉 CXが震えた大企業3社の“CM撤退勧告”」(FRIDAY)
「《アクマゲーム》『VIVANT』超え狙う日テレ、水面下で社運賭ける『新ドラマ』の全容」(POST7)
「『VIVANT』の成功で考える、日本のTVドラマが勝ち残る道」(徳力基彦/Yahoo!)https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/0b203921ec7a1f25b4a3c4431b34275dfdba7f3b
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18/12/2022
ロンドンはずっと氷点下で、髪の毛を結ぶと耳が凍りそう。お昼に温かい液体を摂りたいが選���肢がコーヒーしかない。ご飯も含めて単品で買うと高いので、Sainsbury’s のmeal dealが、メイン+スナック+ドリンクを併せると£3.5なので、ドリンクにホットコーヒーを選んで毎日これ。このシステム太っ腹で、単品でそれぞれ購入したら£7くらいする。値札の隣にmeal dealマークが付いている商品の中からメイン(サンドイッチ、パン、パスタなど。でもパスタは無茶マズイ)、スナック(カットフルーツ、ヨーグルト、ポテチ、チョコバーなど)、ドリンク(COSTA COFFEEのコーヒーマシンがあって、ブラック、ラテ、ホットチョコレートとか作ってもいいし、普通にペットボトルでもいい)を一個ずつ選ぶシステム。最近はBLTサンド、Tony’s Chocoloneryのチョコバー、ホワイトラテの組み合わせにハマっている。ところで日本のコンビニには当たり前にある電子レンジとお湯ポットがこちらにはなく、置いたら店舗売り上げめっちゃ上がると思う。あとお手頃価格のスープ屋、絶対儲かる。オリジン弁当のとん汁みたいな、大きな釜からお玉で掬ってカップに注ぐタイプのやつ。まじで寒いのに、街を歩けば路上ライブに当たる。極寒の中楽器を演奏するあの人たちの指どうなってんだ。
ケンブリッジ検定が実践的な英語力の底上げに役立ちそうなので資格取得を決めたが、学校から徒歩圏内の丸善的本屋を3軒回っても、どこもわたしが受けたいレベルの公式問題集をピンポイントで置いていない。Foylesに至っては、無い本の為に3度も行くことになった。受けたいレベルの学生向けバージョンを誤って購入し(1)、返品しに行き(2)、学校の担当講師にFoylesには無かったと言ったら、エリザベス女王の20ポンド札プリントティッシュを一枚差し出して「Foylesはロンドンいちの本屋だから置いていないなんてありえない。£20賭けてもいい。もう一回見て来なさい。」というので、しぶしぶまた訪ね、セーラームーンのTシャツを着た店員に在庫確認までしてもらったがやっぱりなかった(3)。この一件で人の言うことより自分の直感信じた方がいいな(人の言うことを信じた方がいい自分の直感があれば信じる)と思い、学校の向かいに占星術関連の店があって、わたしを3度目のFoylesに行かせた担当講師はいつもその店のことを、魔女が変なもの売ってるから絶対行かないように!と繰り返すのだが、今度行く。
フラットメイト3が1週間の帰省から帰って来たので、家が少し窮屈になった。フラットシェア向いてないかもと思ってたけど、この前リビングに4人集まった時家族っぽかった。2年間住み続ける気もする。フラットメイトもそうだけど、ロンドナーに英語が拙くて嫌な顔をされたことが一度もなく、まじで多様性重んじ文化が根付いてんなと感じる。ロンドン暮らしやすくは全くないが、人との距離感は好きだな。早くフラットメイトと仲良くなりて〜。
色んな人がロンドンでの家探しに苦戦した話をたくさん聞く。家探しアプリでメッセージを送っても来ない返信、内見に行ったら別の人と契約しちゃったごめんパターン、ヨーロッパ系のフラットメイトと清潔感が合わずに引っ越した韓国人など。家探しにおいては、おそらくわたしはめっちゃラッキーだったっぽい。立地、家賃、フラットメイトとの折り合いなど、全て許容範囲だ。自分にラッキーが起こっている時ってラッキーを自覚できないよね。デポジット上乗せしてまで家抑えたのは英断だったな。
Tescoのロンググレインライス、3回食べてやっぱりこれマズイ!となった。もう二度と買わないぞ。パスタが夕飯の定番になりつつあり、トマト鯖缶パスタはもう4回作ったかな。イギリスに鯖の水煮缶売ってるか心配してたけど、Mackerel in brineというのが鯖の水煮缶で、日本のツナ缶みたいな状態の鯖が入ってる。Sardine in brineは鰯の水煮缶だけど、魚の形状を保っていて、こっちの方が鯖の水煮缶に近い。どっちで作っても美味しかった。キッチン飲酒しよ〜と思って適当に買った缶のブルームーンが異様に旨くて、異様に旨い。グラスに開けて飲むみくちめまでが最高に旨い。
今週ロンドンは雪降ったんだよね。数日間道が凍ってしまうくらいちゃんと積もった。フランス人のクラスメイトが、W杯でフランスが勝ったら嬉しいけどイェーイ!嬉しい!!!とはならない、と言ってて、雪降った時ってそんな感じだなと思った。嬉しいけど、madにはならない。てかフラットメイト1がフランス人なんだが、家でイギリス-モロッコ戦観てた時、超madだったな、、、。試合観戦のような勝ち負けのつく競技?には昔から興味が薄くて、高校の文化祭とかクラスマッチで自分のクラスの試合が接戦になってるとか、それで勝った負けたとかに対して、あ、勝った?よかったよかった!みたいな感じだったから、熱狂してる人たちを見ると尻込みしちゃうんだよな。
アジア系の生徒とヨーロッパ系の生徒は英語の勉強において間違えるポイントが全く違うのでおもしろい。韓国の英語教育は日本と似ていて、文法や語彙メインらしいから、間違うポイントとか質問するポイントもなんとなく似てて、その覚えづらい文法、ネクステにあったよね〜!みたいな気持ち��なる。ヨーロッパ系の英語学習者は、アルファベットの発音と基礎文法でつまづいていることが多い。スペイン語だとeがエーでaがアーだからこんがらがるとか。基礎文法が固まっていないのは何故かわからないが、英語とヨーロッパ系言語はよく似ているから、がっつりテキストで勉強しなくても喋れちゃうみたいなことなのかもしれない。あと、母国語によって指摘される発音に傾向があるのも面白い。スペイン人は“エス”の音(?)が単語の頭に付くこと、イタリア人はhardly everがハードリーへバーになったり、日本人はsea shellのシーシェルのシが同じ音になったりするのを指摘されがち。
クラスメイトが次々に国へ帰ったり学校を卒業していくのが、毎回きちんと寂しい。語学学校は短期で通う生徒が多く、1週間という短さの人もいる。授業で昨日と同じメンバーが揃うことは珍しく、同じ毎日は繰り返されず、違う日が何度もやってくる。いつかもっと英語が上達した時に会えた時の会話のことを思う。
仕事って人生において何なんだろう、わたしは何がしたいんだろうが頭の中を占め続けていて、早く決めてキャリア以外のことで悩みたい。自分が何をしてる時に幸せか、どういう状態であれば納得するのか、探っていく過程でキャリアが形成されるようであってほしい。わたしは前職で作業をしている時に全く幸せを感じなかったから辞めてイギリスに来た。場所を変えても場所が変わるだけで人生のつらさは変わらずここにあるけど、幸せを感じる瞬間が少しでも多くなるようにしたい。やりたいことが見つかる度に報告してくれる友人がおり、その人を見ていると、目標を定めて一旦全力投球を繰り返すことが自分を知ることに繋がるんだなと思う。大事なのは何かをやる覚悟を決めて全力でやってみることで、やってみないことにはそれが好きか、向いているかすらわからない。よく勉強しているんだなと感じるハイレベルなクラスメイトが新しく入って来て、テーマに当てはまる単語の書き出しゲームの最中に別のクラスメイトからちょっかいをかけられて、「あなたがやるべきことはベストを尽くすことだけでしょ、違う?」と言ってて、マジでその通りだよなと思った。
学校がクリスマス休暇に入ったから、今スペインを1人で旅行しているのだけど、1人旅は別に好きじゃないかもしれないな。イギリスにいるし、日本からは行きづらいヨーロッパ旅行たくさんしようと思ってたけど。旅行という単語からは浮ついた気分を連想するけど、実際の旅行の最中って高揚している瞬間よりも気怠い時間の方が長い気がする。ロンドンと同じで建物があって人がいて地下鉄で移動するだけだし...みたいな感じになってしまう。他者がいないと自分の中で言葉が回って淀んじゃうのかな。観光名所に行った方がいい、行かなきゃ、みたいになるのもやだな。別にサグラダファミリア見なくてもいいよね。1人だと全部自分で決めないといけないから、一緒に旅行している人がサグラダファミリア見たいと言うので行くという口実も作れない。都市じゃなくて辺鄙なところへ旅する方が、刺激があって楽しいかもしれないな。やってみないとわからないの例。
バルセロナの海辺に宿をとって、毎朝海を見に行っている。韓国人のクラスメイト達が韓国語の名前は呼びづらいという理由で英語の名前を名乗っていて、わたしも英語名欲しいなとずっと思っている。漢字の意味をとってsunがよかったけど、seaもいいな、なぜなら海が好きだから。でもわたしの名前は呼びやすいから英語名は必要がない。
ライアンエアーが路面状況の悪さから3時間遅れて、日付が変わってから入国した。スタンステッド空港ではスペインの地球の歩き方を読んで暇を潰していた。スペインの入国審査官は優しくて笑顔だったので驚いた。入国審査って睨まれ疑われタイムじゃなかったっけ。スペインはリードの付けられていない犬だらけでちょっと心配になる。ノーリード文化?サウナ付きなのが宿の決め手だったのだが、サウナ室はひとつで(つまり男女共用)、シャワーは性別で分かれていた。壁の説明書きは、服や貴金属は身につけないでください、あなたが必要なのはタオルだけです、と言っててマジで?と思ったが、幸いわたしの他にサウナの利用客はいなかったので事なきを得た(?)。バルセロナは硬水地域で、水を買ってくるのを忘れて部屋の水道水を飲むのを躊躇ったが、UK政府の水道調査結果のHPに、イギリスの水は安全です、心配して水を飲まないことが一番の問題です、とあったのを思い出し、水を飲まないことが一番の問題と思いながら水道水を飲んだ。
ピカソ美術館にあった映像作品で、陶芸室での作業風景を映しているものがあって、背の高い一輪挿しのようなものを何個も作っているのだが、ピカソは形成され終えた一輪挿しを捻じ曲げて鳩のオブジェにしてしまう。それを一緒に作業している陶芸家が怪訝そうに覗き込む。ピカソは幼少期に鳩が身近におり、よく鳩を描いていた為に、鳩の作品はめちゃくちゃ多いらしく、後に平和の象徴にもなっている。奔放さのようなものが感じられて愉快だった。
美術館へ行くのは楽しい。美術館へ行く体験を通して起こる自己分析や、しゃんとする感覚が好きだ。
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浜辺美波、女優という職業に人生を“賭ける”
週刊SPA!編集部
https://nikkan-spa.jp/1569660
表紙の人/ 浜辺美波
週刊SPA!(スパ) 2019年 4/30・5/7 合併号 [雑誌] 週刊SPA! (デジタル雑誌) 週刊SPA!編集部 https://www.amazon.co.jp/dp/B07QVKKKWL/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_jrXWCbD67D5ZR @amazonJPさんから
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[翻訳] コロナ禍と印中対立のなかのインド華人
中国系インド人の愛と憧憬
2020年7月25日 アスミター・バクシー
ガルワーン渓谷事件後の印中関係緊迫化、コロナウイルス・パンデミックによる反中感情の高まりとともに、インド系中国人コミュニティは集中砲火を受けている
3月17日、41歳のミュージシャン、フランシス・イー・レプチャは、急遽切り上げたプリー〔※オリッサ州の都市〕旅行からコルカタに戻る列車の中にいた。新型コロナウイルスは全国でその存在感を示しつつあり、ナレーンドラ・モーディー首相が厳重な全国ロックダウンを発表する日も近かった。レプチャが家族と一緒にまだプリーにいた間も、彼がチェックインしようとするとホテルの宿泊客は反対の声を上げ、路上では「コロナウイルス」と呼ばれ揶揄された。
フランシスは中国系インド人で、母方と父方の祖父は1930年代に他の多くの人と同様に日本の侵略から逃れてインドに来た。彼らはダージリンで大工として働き、地元のレプチャ族の女性と結婚した。のちに彼の両親はコルカタに移り住み、そこで彼は生まれ育った。
このミュージシャンは1980年代に幼少期を過ごし、ドゥールダルシャン〔※インド国営TV局〕で『ミッキー・マウス』や『チトラハール』を見たり、マドンナに憧れたり、クリフ・リチャードの「ダンシング・シューズ」に合わせて頭を振ったりと、これらを6歳で楽しんでいたわけだが、童歌「ジャック・アンド・ジル」に関係があるという理由が大半だった。彼は流暢なベンガル語と「荒削りなヒンディー語」を話し、そして、彼によれば「ほとんどお向かいのチャタルジー一家に育てられた」という。
列車がガタンゴトンと進むなか、冷房寝台車の他の乗客たちは、彼には自分たちが何を言っているのかわからないと思い込んで、「中国人」について疑いの声を上げはじめた。フランシスはすぐさま口を挟んだ。「私は流暢なベンガル語で、自分がコルカタ出身で、中国に行ったことはなく、彼らに感染させることはないと説明した」のだという。「彼らの顔を見せてあげたかった」。
コルカタに戻ると、フランシスはプリントTシャツを注文した。彼はコルカタ・メトロのセントラル駅の真上に住んでいるのだが、それが明るい否定のメッセージとなり、かつ人種差別に対して有効なツールとなるだろうと考えた。フランシスのさっぱりとした白いTシャツの上の端正なベンガル語のレタリングには「私はコロナウイルスじゃない。コルカタ生まれで中国には行ったこともない」とある。
6月15日、国土の反対側では、俳優兼歌手のメイヤン・チャンが、過去13年にわたって本拠地と思ってきた都市ムンバイで、夕食をともにするために友人宅を訪れていた。彼らはテレビのニュースを見ていたが、その放送は特に憂慮すべきものだった。2つの核保有国が数十年間争ってきた境界である実効支配線に沿ったラダックのガルワーン渓谷でインド兵20人が中国軍に殺害されたのだ。
「衝突の後、ダウン・トゥ・アース誌のインタビューに答えた時、私の最初の反応は怒りでした。『どうして私が自分の愛国心を証明しないといけないのか。どうして私がインドを愛し、中国を憎んでいると言わなければならないのか』。私はその国のことを知りもしません。中国というレンズを通して自分が引き継いでいるものは理解していますが、それだけです。私にはインド以外の故郷はありません」と彼は言う。しかし、彼の経験上、怒りは何の役にも立たない。「その代わりに、私は異文化交流の美しさについて話しました。それはインド全土に存在するものです。私たちの外見だけを理由に自分たちの仲間ではないと考える人々���は驚かされます」。
チャンもまた中国系である。彼は��ャールカンド州ダンバードに生まれ、ウッタラーカンド州で学校教育を受けた。彼の父親は歯科医で、チャンもベンガルールで歯学の学位を取得している。彼は自分の家系を詳細に遡ることはできていないが、先祖が湖北省の出身であることはわかっており、そこは1月以来、ニュースを席捲している。新型コロナウイルスが最初に報告された武漢とは、同省の首都である。
37歳の彼は、主流エンタテインメント産業で名声を得たおそらく唯一の中国系インド人コミュニティ出身者である。2007年にTV番組『インディアン・アイドル』の第3シーズンで5位になり、2011年にはダンス・リアリティ番組『ジャラク・ディクラー・ジャー』で優勝し、さまざまなTV番組やクリケットのインディアン・プレミアリーグなどのスポーツイベントの司会を務め、『バドマーシュ・カンパニー』『探偵ビョームケーシュ・バクシー!』『スルターン』『バーラト』という4本の大作ヒンディー語映画に出演してきた。
しかし、この数ヶ月の間、彼もまたCOVID-19についての世間の興奮と、そして目下の印中対決についてのそれを感じている。パンデミックのせいで人々が人種差別的発言を黙認しているため、彼はオンラインや路上で野次られてきた。実効支配線での印中対峙後は、これに無言の圧力、あるいは彼が言うところの飽くなき 「愛国欲」が続いた。「医療、経済、そしてある程度の人道的危機の最中に国境での小競り合いや恐ろしい話が出てきて、どう考えていいのかわからなかった」と彼は言う。
中国系インド人3世として、チャンとフランシスは共通点が多いように見える。二人ともインドで生まれ、家系は中国に遡り、家業を継ぐという中国的伝統から逸脱し、ディーワーリー、イード、クリスマス、旧正月をまぜこぜに祝って育ち、フランシスが的確にもこの国の「微小マイノリティ」と呼ぶものに属している。
この二人はまた、パンデミックが世界中で反中国の波を引き起こし、米国のドナルド・トランプ大統領が新型コロナウイルスを繰り返し「中国ウイルス」と表現している時にあって、中国系インド人が味わっている苦難を象徴している。インドでは中国との国境問題が状況をさらに悪化させている。怒りの高まりにより、政府は59の中国製アプリを禁止し、大臣たちは中華食品やレストラン(大半はインド人によって経営されている)のボイコットを求め、中国の習近平国家主席の肖像が燃やされ、COVID-19と紛争は危険なまでに一体視された。
この敵意の副作用はチャンやフランシスのような市民や北東部インド人が被ることになり、路上で暴言を吐かれたり、家から追い出されたりした。デリー在住��中国系ジャーナリスト、リウ・チュエン・チェン(27歳)は、地元の���ーパーで人種差別的な悪罵を浴びせられた。「私の母はいつもならウイルスから身を守るためにマスクをするように電話で言ってきたはずですが、国境紛争の後は顔を隠すためにマスクをするよう言われました」と彼女は言う。
印中関係が緊迫するなか、世代を越えて広がりつづけているトラウマである1962年の中印戦争の記憶が前面に出てきた。では、こんな時代にあって中国系インド人であることは何を意味するのだろうか。
中国人の到来
インドにおける中国系インド人コミュニティの起源は、1778年に海路でインドに上陸した商人、トン・アチュー〔塘園伯公〕、またの名を楊大釗に遡る。伝承によれば、アチューは当時のイギリス総督ウォーレン・ヘイスティングスより、日の出から日没まで馬に乗るよう、そしてその間に彼が通過した土地は彼のものになると言われたと、あるいは(より公式なヴァージョンでは)彼のホストとなったイギリス人に茶を一箱プレゼントしたおかげで土地を与えられたとされている。
フーグリー川沿いにあったアチューの土地は、現在はアチプルとして知られている。彼を讃えて記念碑が建てられ、中国系インド人の巡礼地となっている。アチューの後を追って何千人もの中国系移民が続いた。彼らの上陸港はコルカタであり、長年にわたっていろいろな職業の多様な集団が植民地インドの当時の首都にやってきた。
「1901年の国勢調査はカルカッタに1640 人の中国人がいたと記録している。中国人移民の数は20世紀最初の40年間、特に内戦と日本の中国侵略のために増加しつづけた」と、デバルチャナ・ビスワスは2017年8月に『国際科学研究機構人文社会科学雑誌』に掲載された論文「コルカタの中国人コミュニティ:社会地理学によるケーススタディ」1の中で書いている。
ダナ・ロイの祖父母も、日本による侵略の時期にインドにやってきた。コルカタの学校で演劇を教えている36歳の彼女は、『亡命』と題した作劇のプロジェクトに取り組んでいるときに、母方の中国人家系を辿った。「中国の家庭は一夫多妻制だったので、私の祖父は三度結婚しました。そのうち一人は中国で亡くなり、二人目は第二次世界大戦中に日本の侵略から4人の子供を連れて逃れました」と彼女は説明する。彼らの家は、広東省の小さな村唯一の二階建ての建物で、日本軍はそれを司令部としたのだという。
ロイの祖父は、その頃には既にインドで輸出入業を営んでおり、インドにはヒンディー語と広東語の両方を話す中国系の妻がいた。彼の職業柄、家族を船で渡らせるのは容易だった。「叔父の一人には眩暈症があり、大きな音を怖がっていたのですが、(道々)聞いたところでは、村から逃げる際に日本の戦闘機に追われたからだとのことでした」と彼女は言う。
長い間、彼らは均質的集団として見られてきたが、インドに来た中国人は実際には相異なるコミュニティの出身だった。その中でも最大のものは客家人で、まず皮なめしに、最終的には靴作りに従事した。彼らはコルカタのタングラ地区に住み着いた(市内に2つあるチャイナタウンのうちの1つであり、もう1つはティレッタ・バザール)。このコミュニティは他のいくつかのグループのように一つの技術に特化してはいなかったが、ヒンドゥー教のカースト制度が皮革を扱う仕事をダリトのコミュニティに委ねていて、客家人にはそのような階層的制約がなかったため、彼らはコルカタで皮なめし工場の経営に成功することができた。
チャンが属する湖北人コミュニティは歯医者と紙花の製造に従事していた。「ラージ・カプールやスニール・ダット主演の古いヒンディー語映画に出てくる花は全部私たちが作りました。俳優がピアノを弾き、メフフィル〔舞台〕の上に花々が吊り下がっていたなら、それは全部我が家の女たちが作った物です」とコルカタ湖北同郷会会長、65歳のマオ・チー・ウェイは言う。
広東人は大半が大工で、造船所や鉄道に雇われたり、茶を入れる木製コンテナづくりに雇われたりしていた。1838年、イギリス当局はアッサムの茶園で働かせるため、多くが広東人の職工や茶栽培農夫からなる中国人熟練・非熟練労働者を導入している。
1949年に毛沢東率いる共産党が政権を握ると、中国への帰国は問題外であることが明らかになった。そのため、女性たちはインド在住の家族と合流しはじめ、すぐに東部諸州の中国人居住区にはヘアサロンやレストラン、ドライクリーニング店などが点在するようになった。
寺院が建てられ、コルカタのタングラとティレッタ・バザール、アッサム州のティンスキアには中国人学校ができた。賭博場や中国語新聞、同郷会館などもでき、春節や中秋節を祝うほか、中国の儀礼に従って結婚式や葬儀を行うようになった。
「彼らがコルカタに定住し始めた18世紀後半から、1960年代初めまで、中国人移民は、とりわけ同じ方言グループでの内婚や、文化実践、独特の教育システム、住居の排他的なあり方を通じて『中国人アイデンティティ』を維持することに成功した」と、張幸は彼の論文「中国系インド人とは誰か?:コルカタ、四会、トロント在住中国系インド人の文化的アイデンティティ調査」の中で述べている2。
このコミュニティと祝い事の時代は、1962年の印中紛争で突然終わった。戦前には5万人と推定されていた中国系インド人の人口は約5,000人にまで減少した。彼らの多くはその後、海外に移住した。
融合する文化
「アイデンティティとは、単に『私は中国人か、それともベンガル人か』というよりも複雑なものです」とロイは言う。「アイデンティティを主張したり断言したりする必要性を本当に感じるのは、それが奪われつつあると感じたときだけです。アイデンティティについて聞かれたとき、特にこのような時世には、『他のインドのパスポート保持者はこんなことを聞かれるだろうか』と疑問に思うのです」。
ロイは中国系移民と地元民との不可避的な混ざり合いの象徴である。彼の母親は中国系で、ベンガル人と結婚しており、一家はタングラやティレッタ・バザールから離れたコルカタ南部に住んでいる。ロイがこれらの地区を訪れるのは、たいてい中国式ソーセージを買うためか、たまに友人と中華の朝食を食べたりするためだ。
今日の中国系インド人は、中国的伝統が失われていく一方、国籍と文化遺産の間の摩擦が増えていくという二重の現実に直面している。例えば、かつてコルカタのチャイナタウンで行われていた旧正月の祝賀会は、ほとんどがプライベートなものになっている。チャンはただ友人を家に招待することが多い。ロイは親戚とご馳走で盛大に祝ったり、「みんなが忙しければ」ただオレンジを食べて祝ったりしている。
若い世代が広東語や北京語ではなくヒンディー語や英語を学びながら成長し、儒教のような中国の伝統的な宗教的習慣から遠ざかるにつれ、彼らのアイデンティティの中国的側面はますます衰えつつある。以前はそのアイデンティティの別称として機能していたタングラも、今や混合文化に道を譲った。また、環境問題により1996年には皮なめし工場が閉鎖された。
それでもフランシスのように、自分たちの文化を守るためにできることをしている人もいる。彼は友人と毎年の旧正月にはコルカタで龍の踊りを披露する。「私たちは衣装と太鼓を身につけ、旧チャイナタウン、新チャイナタウンその他、コミュニティが散在しているコルカタの各地で4日間にわたって上演するのです」とのことだ。彼らは彼が子供の頃に喜んで受け取っていた赤い封筒入りのお金を配る。
しかし、帰属と受容という、より大きな問題は残ったままである。チャンによれば、自身がエンタテインメント産業に加わっていることと「ヒンディー語とウルドゥー語に堪能」であること(彼はボリウッド作品を観て育ち、父親はマフディー・ハサンのガザル歌謡が大好きだった)は、人々が常に彼を「インド人」として受け入れてきたことを意味する。彼のファンは年齢層やエスニック・グループを跨いで存在する――『インディアン・アイドル』に参加していたときには中国人コミュニティが彼を支持し、より若いファンは彼が「K-POPスターやアニメ・キャラクターを彷彿とさせる」ゆえに彼を愛している。しかし、ソーシャルメディアで意見を表明することは、特に最近では危険であり、時に大騒ぎになる。
「CAA(修正市民権法)のような問題については、間接的に言及して自分の意見を伝えるようにしています。これは大事なことだからです」、彼��言う。ガルワーン渓谷での衝突の後、陸軍大尉を名乗る匿名アカウントが、彼のYouTube動画の一つにコメントして、国家に忠誠を誓い、インド人兵士への支持を公に表明するよう彼に求めた。「私はそれを大したことではないと思い、〔陸軍大尉という〕彼の名乗りに引っかけて『敵との戦いに集中してください、あなたの仲間の国民とではなく』と言いました」。
ジャーナリストのリウ・チュエン・チェンは、アイデンティティとインド政治の両方についての自身の率直な物言いは、コミュニティ内では異例であり、しばしばオンラインやオフラインで嫌がらせの標的になることにつながっていると述べる。「一度、エアインディアの飛行機に乗るとき、係員たちが私に有権者証ではなくパスポートを見せろと言い張ったことがありました。彼らは私がインド出身でないと信じていたからです」、彼女は言う。「私はパスポートを取ってすらいなかったのに」。
年長世代の政治との関わり方はやや異なっている。彼らは今でも中国政治を追いかけてはいるが、距離を置いている。「調査中、国民党シンパと共産党シンパの間にあるコミュニティ内の分断を感じました」とジャーナリストのディリープ・ディースーザは言う。彼は1962年の印中戦争の歴史を、当時強制収容されていたジョイ・マーの口頭の語りとともに記録した『ザ・デオリワーラーズ』3の共著者である。
「しかし、それだけです。彼らは台湾とPRC(中華人民共和国���の対立を私と同じように見ています。そこに親戚はいるかもしれませんが、台湾市民になりたいとか、PRCに忠誠を誓いたいというようなものではありません」。
このような関わりの多くは目に見えない。このコミュニティに共通する話として、彼らは頭を低くして注目されずにいることを好む。これは1962年に中国系コミュニティと関係者が強制収容された結果という部分が大きい。
消えない恐怖
1962年の戦争後、中国軍が国境東部のNEFA〔北東辺境管区〕、国境西部のアクサイチンに進出したとき、インド世論は怒りと疑念に満ちていた。インド人は当時のジャワーハルラール・ネルー首相の保証に憤慨し、中国に裏切られたと感じていた。今回もまた、この敵意の矛先はインドの中国系コミュニティに向けられていた。
作家クワイユン・リー氏が学位論文『デーウリー収容所:1962~1966年の中国系インド人オーラル・ヒストリー』4で書いているように、「国民的な熱狂に駆り立てられ、主流派インド人は中国人住民を追放し、時に暴力を振るい、また、彼らの家や事業を攻撃したり破壊したりした」。
リーは付け加える。インド当局は「毛沢東支持に傾いた中国語学校や新聞、中国系団体を閉鎖した。蒋介石(台湾)を支持する学校、クラブ、新聞は活動を許された。これらの学校やクラブは、マハートマー・ガーンディーの肖像とインド国旗を孫逸仙〔の肖像〕と十二芒星の〔ママ〕国民党��の横に加えた」。
これらの状況は、当局に「敵国出身者」を逮捕する権限を与えるインド国防法が1962年に成立し、1946年外国人法と外国人(制限区域)令の改正が行われたことと相まって、ラージャスターン州のデーウリー収容所で中国系インド人を抑留するための「法的なイチジクの葉〔方便〕」になった、とディースーザは言う。
3000人近くの中国国民または中国系の親族をもつインド国民がスパイ容疑で逮捕され、最長で5年間拘束された。
「ガルワーン渓谷の小競り合いが起こったとき、私はそれについて思いもしませんでした。祖母が最初にそれを口にしました。『もし雲行きが悪くなったら、私たちは逮捕されるかもしれない』」、チャンは言う。「たとえ私達も同じことを考えていようがいまいが、そんなことは起こらないと彼女を説得するのが私のおじと私の役目でした」。
フランシスは1962年に当時10代前半だった母親がダージリンの祖母を訪ねており、二人とも収容されたという思い出話を語る。イン・マーシュも同様であり、1962年11月に13歳でダージリンのチャウラスタ地区から父、祖母、8歳の弟と一緒に収容所に連行された5。
マーシュのように、このコミュニティの多数の人がインドを離れカナダ、米国、オーストラリアに向かった。しかし、歴代の政府がこの歴史の一章を認めたり、謝罪したりしていないことを考えると、圧倒的なトラウマと裏切られたという感情は今日に至るまで残っている。
中国系インド人はなおも傷を癒やす途上にある。アッサム州の同コミュニティ出身の48歳の女性(匿名希望)は、ガルワーン渓谷事件の後、89歳の父方のおばから電話を受けた。彼女はまたも強制収容されるのではないかと心配していた。「私はそれを笑い飛ばし、心配させまいとしました。私はね、もしまたそんなことになったら、皆一緒に行ってダルバートを食べましょうって言ったんです」と彼女は言う。
大昔の法改正はまた、1950年以前にインドに来た、あるいはインドで生まれた中国人移民のほとんどは決してインド市民権を与えられないということを確実にした。例えば、彼女のおばは今や87年間インドに住んでいる。「彼女は今でも毎年外国人登録事務所に行って滞在許可証の更新をしなければいけません。ここは彼女が知っている唯一の故郷ですが、法的には決して帰属することはなく、常に部外者のままです」と彼女は言う。
以上のような要因が、生まれた国への忠誠心を公にするようインドのこのコミュニティをせっついている。例えば、ガルワーン渓谷の衝突の後、コルカタでは中国系インド人が「我々はインド軍を支持する」と書かれた横断幕を掲げてデモ行進をした。
「人々には中国共産党(CCP)が中国系インド人のことを大して気にかけていないことに気づいてほしい。彼らはおそらく我々が存在していることすら知らない。もし私が完全ボリウッド風でやりたいと思ったら、『マェーンネー・イス・デーシュ・カー・ナマク・カーヤー・ハェー〔※私はこの国の塩を食べてきた、の意〕』と言う〔=愛国心を歌い上げる〕ところまでやります」とフランシスは言う。「私の優先順位は単純です。私はインド市民であり、インド憲法に従って暮らしており、私の支持は常にこの国にあります」。
印中間の緊張がすぐには緩和されそうにないなか、アイデンティティと帰属意識の問題が頻繁に前景化されるかもしれない。チャンの不安もまた、このような思慮をめぐるものだ。「エンタテインメント産業の誰もが仕事はいつ再開できるのかと心配していたとき、敵のような見た目の顔をしているから自分には誰も仕事をやりたくないのではないかなどと、余計な不安を私が感じていたのはどうしてでしょうか」と彼は問いかける。
http://www.iosrjournals.org/iosr-jhss/papers/Vol.%2022%20Issue8/Version-15/J2208154854.pdf ↩︎
張幸(北京大学外国語学院南亜学系副教授)は女性。引用論文は2015年刊行の論集に掲載されたもの。これを補訂したと思われる2017年の雑誌論文あり。 ↩︎
http://panmacmillan.co.in/bookdetail/9789389109382/The-Deoliwallahs/3305/37 デオリワーラー(デーウリーワーラー)はデーウリー収容所帰りの意。 ↩︎
1950年カルカッタに生まれ、強制収容は免れたが1970年代にカナダに移民した著者が、トロント在住の客家人元収容者4人の聞き取りをもとに2011年にトロント大学オンタリオ教育研究所に提出した修士論文。 ↩︎
元デーウリー収容者で、収容経験を述べた『ネルーと同じ獄中で』(初版2012年、シカゴ大学出版会より2016年再刊)の著者。 ↩︎
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押尾学冤罪事件のコピペ乙
森喜郎は悪魔崇拝フリーメイソントップだからな
オリンピック委員長森喜朗長男と押尾学冤罪事件
酒気帯びコンビニ突入容疑、森元首相の長男逮捕
2010年8月7日(土)
引用元
http://voicevoice.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-3036.html
酒気帯びで乗用車を運転し、コンビニ店に突っ込んだとして、石川県警小松署は7日、森喜朗元首相の長男で、自民党県議の森祐喜容疑者(45)(石川県能美市下ノ江町)を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕した。
調べに「飲酒運転をして事故を起こした」と供述しているという。
森容疑者は同日、秘書を通じて県議会議長に辞職願を提出し、受理された。
発表によると、森容疑者は同日午前10時10分頃、石川県小松市大島町の県道を、酒気帯び状態で乗用車を運転した疑い。
森喜朗 VS 押尾学の「最終決戦」が近づいている! 暴露本出版で“ドス黒い闇”に言及、東京五輪にも影響必至か!?
tocana / 2017年4月28日 9時0分
引用元
https://news.infoseek.co.jp/article/tocana_51887/?p=2
元内閣総理大臣の森喜朗氏が、著書『遺書 東京五輪への覚悟』(幻冬舎)を今月21日に発売した。これに続いて、とある人物も本の出版計画を進めているという情報が浮上している。そこでは、闇に葬られた“あの事件”の真相にも触れられているというから穏やかではない。
森氏といえば、文部大臣や建設大臣などを歴任後、2000年に内閣総理大臣に就任した政界における重鎮中の重鎮。首相在任期間は約1年と短かったが、今でも隠然とした影響力を放ち続けている。現在は2020年に控えた東京五輪組織委員会の会長として、辣腕を振るう毎日だ。
「今でも、安倍晋三首相とは懇意です。東京五輪組織委員会の会長に就任したのも、安倍さんの後押しがあったから。それに、森さんは今でもロシアのプーチン大統領と親交があり、北方領土返還交渉の際は、安倍さんにアドバイスを送ることも少なくありませんでした。さらに、長年にわたり日本ラグビー協会の会長も務めました。その人脈は政界からスポーツ界、芸能界と幅広いですね」(永田町関係者)
そんな森氏が、残りの人生のすべてを賭けて取り組んでいるのが東京五輪だ。ガンと闘病しながら、最後の力を振り絞りながらのエピソードが、今回の著書にも記されている。
「日本オリンピック委員会や東京都の小池百合子知事との確執は思った以上に赤裸々に語られています。そして、自身のガンについてもあけすけに明かしていますね。もともと文芸春秋社で出版する予定だったそうですが、森氏が五輪をめぐる記事で名誉を傷つけられたとして週刊文春を訴えたため、幻冬舎から出版することになったそうですよ」(出版関係者)
だが、この森氏の活動が頓挫する可能性が高まっているとしたら、関係者は青ざめるに違いない。実は、もう1人、赤裸々な内容の本を出版しようとしている人物がいるとささやかれているからだ。それが、元俳優の押尾学だという。
押尾は、2009年にホステスの女性に合成麻薬を渡した疑いで逮捕された。その後、一緒にいた女性の容態が急変。そのまま放置して死なせたとして、保護責任者遺棄罪や麻薬取締法違反などで懲役2年6カ月の実刑判決となったのが世間の耳目を集めた。
「実は、当時からささやかれていたのは、『あれは押尾だけに罪をなすりつけたのではないか』とするものでした。というのも、事件にかかわっているとして、有名芸能人やIT企業社長、スポーツ選手などの名前も取り沙汰されていたのです。そして、そのうちの1人として、森氏の息子・森祐喜氏(故人)の名前まで挙がりましたが、結局、真相は藪の中。証拠もなく、ただの噂なのかもしれないのですが……」(事情を知る関係者)
石川県議会議員だった祐喜氏は、父親と同じく幅広い交友関係で知られていた。特に夜の世界ではつとに有名だった。そして、2010年8月に飲酒運転での交通事故が問題視され、その2カ月後に多臓器不全のため急逝。押尾事件後、あまりにもショッキングな出来事の連続に、噂が一人歩きする事態にまでなった。前出の関係者が続ける。「2014年に出所した押尾には、多数の出版社がオファーしたそうです。押尾は、その中の1社を決定し、執筆を開始。トークイベントやSNSなどを開始したのも、出版への地ならしが理由だと聞きます。そして現在、すでに本は書き終えていて、あとは発売のタイミングを待つだけらしいのですが、もちろんあの事件にも触れている。万が一、そこに祐喜氏の名前があるとすれば、父親、ひいては東京五輪への影響は避けられません」押尾は1年前の「週刊新潮」のインタビューに「事件にはいろいろな人が関わっていました」「僕は何もしゃべっていない。仲間を売ることはできないと思ったからです。でも、フタを開けたら、皆が“押尾がやったこと”と僕を売っていた」「これは一生、忘れることができない」などと証言していた
押尾学
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14193901724
より重要部のみ引用
そんな彼は獄中で、冤罪に関する本を読み漁り、出所後は謎の豪遊生活を送り、インスタグラムにはスリランカの経済大臣との会食の写真をアップしたり、名前は言えませんが森喜朗という国会議員から資金援助を受けているなどの噂があったりします。
https://www.instagram.com/p/BOR3PtshBEV/?utm_source=ig_embed
引用元
http://www.asyura2.com/10/senkyo92/msg/142.html
写真は押尾薬物事件で死亡した田中香織さんと一緒に写る森元総理と息子の森祐喜
http://ameblo.jp/spellbound1227/image-10406905801-10334745309.html
https://ameblo.jp/spellbound1227/entry-10406905801.html
押尾 学に合成麻薬を渡した泉田勇介が中国残留孤児を主体とする暴走族「怒羅権=ドラゴン」の構成員であったという噂。
泉田は中国マフィアか?
押尾学の親友と言われているネット販売業の泉田勇介が海外組織の中国マフィアと関係しているのではないかと噂されている。
中国残留孤児の2世や3世と、手下の日本人で組織されていて一時は「ヤクザも恐れる?暴走族」という触れ込みで悪さをしてミカジメ料まがいの集金活動もしていた。
その「怒羅権」=以下ドラゴンの何代目かの元リーダが逮捕された泉田勇介であるとの噂。
ドラゴンは引退したが現在は本物の中国マフィアと緊密だといわれている。
一方関係者の話によると、日本国内に拠点を置く中国系犯罪組織に対して在日中国大使館は強い懸念を示しているという。
新総理の長男・裕喜の愛人の告発テープ
(平成12年4月14日)
http://www.rondan.co.jp/html/news/mori/index.html
原文サイトは既に閉鎖されている。
森喜朗 新総理の長男・祐喜 に愛人関係清算の慰謝料 3000万円を要求した女は、六本木の高級クラブ 「セリーネ」 の元ホステス 「I」。 源氏名は 「M」。
「I」 が告発した独白テープ <注・テープ起こしをしたもの>、A4版6枚流出。 アンチ森派、コピーをとって、議員会館周辺にバラ撒く。
以下、その全文。 なお、文中アルファベットは編集部の判断でイニシャルにしました。
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桜井澪の談話
森さんと知り合ったのは今年の2月13日(日)でした。 以前から店のお客さんとして知っていたブティック 「O」 の息子さん (社長の息子の意味か?) から家に電話があって、「皆で代官山に集まっているから出てこないか」 と誘われたんです。 その時に、「森幹事長の息子も来ているから」 と話していました。
セリーネの女の子を一人連れて、代官山ヒルズにある 「K」 さんの家に行きました。
「K」 さんは外資系証券会社の人みたいです。 その日、来ていたのは 「O」 さん、小渕さん、 「F」 さんと 森祐喜 さん。 小渕さんは、小渕恵三の兄の息子だったかな。 「F」 さんも、小渕さんの親戚だったと思います。 バレンタインの前だったので、チョコレートをあげたことを覚えています。
その後、森さんとは暫く会いませんでした。森さんはセリーネにも全然来てくれなかったんです。 次に森さんにあったのは6月14日(火) でした。 「O」 さんの友達の 「A」 さんと森さんが突然、セリーネに来たんです。 「A」 さんは城山ヒルズにある 「B」 証券に勤めている人で、前から知っている人です。
私はその日、店を休んでいたんですが、接客についた女の子から電話を貰い、夜中の12時すぎに店に出ていきました。 私と葵 (伊藤の親友、現在、六本木のクラブ、プロポーションに勤めている。源氏名ミカ) が担当していたので、葵から家に電話を貰ったんです。
葵は 「 「A」 さんと森さんが来ているよ。 あんたは会ったことがあるらしいじゃん」 と教えてくれました。 それで、12時すぎに行って、「森さんが来てるから来ちゃった」 みたいな事を行って、店が終わった後、ジョルジオに遊びに行きました。 ジョルジオは1階から2階がカジノで3階がカラオケボックスみたいになっているんです。
その次の日に森さんから電話があって、6月17日(金) に店が終わった後、待ち合わせをしました。 そしてその直後、土曜日か日曜日から付き合いだしたって感じですよ。なんとなくかな。 その時、森さんに 「 「O」 くんと付き合いたいの」 と聞かれ、「 「O」 さんとは男女の関係じゃないし、そんなんじゃない」 って言ったんです。 「じゃあ、僕とつきあおう」 って感じになったんです。
2月に会ったときは、森さんは私のことを 「O」 さんとつきあっているというか、 「O」 の連れている女って感じだったと思うんです。 それで、そうじゃないということが分かったから、付き合いを始めたわけです。
2月に会ったときはふてぶてしいひとだと思ってたのね。 森さんは 「クラブなんてすぐにやらせる女がいなかったら行かない」 とか喋っていたので、「そういうのがいるよ」 と言うと、「じゃあ行く」 って感じで・・。 なんて奴だろうと思ってました。
でも、14日にあって、カラオケボックスに行ったときに 「あれは、男同志が集まっている時の会話だったから、そう言ったんであって、本当は違うんだよ。 女の人と付き合うんだったらチャンと恋愛したいし、真面目につきあいたい」 と言うので、印象が随分違ったんです。 私も、「ああ、本当はこう言う人なんだ」 と思ったわけです。
それからは、お店が終わるのを待っててくれたりしてたから、毎日じゃないけど、結構会っていました。 もちろん、私の方が都合が悪いときはあったけど、付き合いはじめころは、毎日くらい会っていました。
森さんの仕事?。 森さんはカラオケが仕事みたいでした。 一応、人と会わなきゃいけないとか、出張で石川県に行かなきゃいけないとか言っているけど、私、一緒に行ったことあるんだけど、何をしているわけじゃないんですよ。 たまに石川県のJCの人と会ったりとかしても、ご飯を食べたりしてるだけで、なにをしているというわけじゃない。
カラオケは結構うまいです。そのとき、そのときで新しい曲を歌うから、何を歌うというのはないんだけど、ジョルジオに行ったときは郷ひろみの 「言えないよ」 とか歌っていた。演歌は歌わないけど、何でも歌う。 毎日カラオケ行っているんだから上手いのよ。
ジョルジオに 「森さんいますか?」 と電話すると 「今日はまだ来てません」 とか言うもん。 今はジョルジオに 75万円も売掛が溜まってしまって、「Y」 さんも怒っていたから、行ってるかどうかはわかりません。 私は森さんと会うと必ず、ジョルジオか西麻布の店に行っていました。
付き合っていたのは、7月の末くらいまででした。彼の言っていることがあまりに違うんで、別れたんです。 例えば、「7月中に沖縄に行こう」 って言ってたのに、行かなかったりとか、私の引っ越しも、「俺が部屋を探してあげるし、俺の名義で借りてあげる」 って言ってたのにしてくれなかった。
これは、あった当時に言っていた。 6月の14~16くらいに言ってたのに、全然やってくれなかった。 せっついても、「ウーン」 とか言うだけで・・。 「早く、家とか広い所に住みたいな」 とか言うでしょ。 「恵比寿のガーデンプレイスでもいいじゃない」 とか言う。 私が 「神宮とか表参道でもいいな」 と私が言うと、「赤坂でもいいんじゃない」 とドンドン話をすり替えてくる。 そして、実際には動かないんですよ。
大体、高いマンションというのは、借りるのが大変じゃないですか。 仕事も固くなきゃいけないし、だから、自分の名義で借りてあげると言ってたんですよ。 その時は一緒に住むということではなかったです。 森さんは 「近くに俺も部屋を借りるよ。 俺も引っ越ししたいんだよね」 と言ってました。 彼は、その時、赤坂のマンションに住んでいました。
マンションというか、1~2階建てくらいの家みたいなマンションみたいなのを借りてた。 私は行ったことはなかったんですが、用賀の家と赤坂と半分、半分くらいで住んでいたみたいです。 森さんの言ってることが段々辻褄が合わなくなってきて、おかしいなと思い出したのが、別れた原因の一つでもあるけど、その他にもあるんです。
一緒にいるときに、よく森さんの携帯電話に電話が掛かってきたんですが、森さんが 「あー後で掛けなおす」 って切ることが多かったんです。 絶対、女の人からの電話ってわかる電話があってね。 しばらくは変だなと思いながらも、怒っていなかったんですけどね。
7月10日に 「F」 パーティーがあって 「I」 さんの所に森さんと一緒に行ったんです。 そこで、 「I」 さんがパーティーに来ていた知り合いの女性を森さんに紹介したんですね。 ボブカットの 28歳くらいの下着屋のババアだったんだけど、その女が森さんを気に入って、結構プッシュしてたんですよ。
私が森さんの横にいるのに、「アッチに行って踊ろう」 とかね。 で、パーティーの途中で森さんが私に 「帰ろう」 と言ってきた。 「ほっといて悪かった」 みたいな感じでね。それで、私は森さんに送ってもらって帰ったんですが、別れ際に森さんは 「俺は今日は風邪気味でだるいから真っ直ぐ家に帰るわ」 って言ってたんです。
でも、後から、 「I」 さんに聞いたら、森さんは私を家に送ったあともう一度、そのパーティーにもどったんだって。 それを、聞いて、「何でそういう事をするわけ」 と思っちゃった。 それで、後から 「I」 さんにしつこく 「森さんていつもそうなの?」 って聞いたら、そしたら 「いや、なんかジョルジオの女ともやったみたいよ」って言うしね。 それなのに森さんは 「 「I」 さんは俺には女の子を紹介してくれないんだ」 ってぼやく訳よ。
「そうなの?。 さっきみたいなのも紹介にはいるんじゃないの?。」 って言っても 「あれは違うよ」 って言うの。 7月19日に、 「I」 さんに私が友達 (六本木 クラブセリーネ在籍ナオコ) を紹介したことがあったんだけど、そしたら、「なんで、「I」 に女を紹介したりするの」 ってブツブツ言ってきたわけ。 「本当は 「I」 の事が好きなんじゃない」 ってね。
別に、私が 「I」 さんの事を好きだなんてそんなことはないのよ。自分だって、 「I」 さんに女を紹介して貰っているくせにね。 そしたら、自分は 「I」 に女の子を紹介してもらったことはないってね。 それで 「I」 さんにもう一度 「森さんに女を紹介してるでしょ」 って聞いたら、「うん、二人ぐらいは紹介した。俺の知っている女もエッチしちゃってどうのこうの」 って言ってたのよ。
結局は、余りにもやっていることがだらしない。 不信感は前から感じていたんだけど、パーティーの事ですごく腹がたったのね。 で、決定的なのは、「7月中に絶対、沖縄に行こう」 って森さんは言っていたのね。 私は森さんが忙しいんだと思っていたから、あまり強くは言えなかったのね。私には、忙しいって言っているしね。 でも、だんだんわかってくるじゃない。 忙しくもないし、大した用事もないってことが分かってくる。
それなのに、なんで連れていかないんだろうとか思って、余計、腹がたった。
森さんと結婚を考えたこともあったんです。 始めはね、私の周りの人が政治家の息子とかというのは、結局、政略結婚だからって言ってたし、そう思っていた。 それで、森さんとそういう関係になる前に、「女の人は男の人と付き合っていて、結婚したいなって思ったときには結婚をしたいわけじゃない。 でも、そういう家のしがらみとかあるよね」 って言ったのね。
そしたら「いや、俺は政治家の息子でも、政略結婚なんて思わないし、仕事なんてどうでもいい」 って言っていた。 私のことが一番優先で、仕事なんてどうでもいいって訳よ。歯を治してくれると言ってたこともあった。 「私、歯を治したいんです」 って言ったの。私の女の子の友達の友達の彼氏の歯医者さんが私の友達の歯を治してあげているのね。
すごく遠い関係だけど、その歯医者さんは、彼女の友達の歯を治してあげている。
「いいよね、そういうの」 って私が言ったら、森さんが 「歯くらい俺が治してやるよ。ちょっと遠いけど、大阪の歯医者だけど、矯正なら3回もいけば治っちゃうよ。 一緒に行ってあげるよ」と言ったの。 「大阪じゃなくてもいいのに」 って言ったのに聞いていないのね。
森さんから現金をもらったことは一度もない。 セリーネにきたのは一度だけだった。 それでね、来るって言っておいて来ないのよ。 例えば、「俺の友達の 「N」 さんが土曜日やっている店を知らないから、セリーネを紹介してあげたい。 俺ももしかして、行くかもしれない��ら。 女の子を集めておいてね、絶対、アフター皆でカラオケに行くからとか」 と言っておいて、私が土曜日は普通休むのに、わざわざ出ていったのね。 それなのに、来ないの。
「N」 さんもこない。 それで、「どうしたの?。」 って電話を入れると「いや、俺さっき 「N」 と別れちゃったからわかんない」とか言うわけよ。 私は女の子をすでに集めてるでしょ。迷惑を掛けられた。 その前とかも、金沢に旅行に行ったときに森さんが後援会の人とかに、「東京に行ったら、絶対にセリーネに行きましょうね」 とか言ってたのよ。
それなのに、来ない。 で、「後援会の人が来たんでしょ。どこに行ってたの?。」 と聞くと、全然関係のない店に言っているの。 初めは、店の売上にも協力してくれるといってたのに全然協力してくれないわけ。 忙しいとかいってね。それで、私が「店に行こうかな」 と言うと 「今日はどうすんの。休んじゃえば」 とかいうしね。
土曜日に友達と用事が入っていても、「エーッ」 とか言って、電話が掛かってきて、「今から迎えに行く」 とか言うわけ。 でも、友達と用事があると言うと今度は 「俺ってかわいそうだよね」 みたいな事を言う。 で、友達の約束をキャンセルしなきゃならないことになる。 私は森さんを優先してたし、森さんに振り回されてたわけよ。 でも、向こうもそうだと思っていたのよ。
でも、私は元々、小渕さんの友達を知っていたりして、それで、森さん絡みの話を色々きくのよ。 すると 「森さんって本当はこんな人だよ」 ってことが入ってくる。 例えば「P」では森さんは飲んでいるときにホステスに向って 「パスポート持っている奴、手をあげろ。香港行きたいやつは、手をあげろ。 ゴールデンウィーク暇なやつは?。 ああ、お前でいいや。 一緒に行こう」 みたいなね、そういう話を聞いたりね。
たまたま、セリーネに元「P」に居たユウミちゃんという女の子がいたのね。 あんまり森さんが来ないから、ユウミちゃんに 「森さんって、あんまりクラブとか来ないのかな」と聞いたら「いやー、「P」の時は毎日でしたよ」 って言うの。 私が森さんに同伴してくれって頼んだときには「俺は同伴なんて全然したことがないから。 でも、君が本当に困ったときには俺が同伴してあげる。 同伴はそれ以外は絶対にしない」 って言ってたのに 「P」 の時は 「毎日来てて、毎日ママと同伴してた。 終わってから、アフターも毎日行っていた」 って言うのよ。
そういうのでも、腹が立ったわけ。 段々、森さんのことを周りに聞けばドンドン情報が入ってくるし、私だけで判断していたことと全然違っていたのね。 それで 「なんで「P」には毎日行っていたのに来ないの?」 ってことで揉めたこともあったしね。 そしたら「忙しい」。 それで、こんど 「I」 さんとか森さんの周りの男の人に聞くと 「全然、忙しくない」 ってことなのよ。 だから、知り合いが増えれば増えるほど森さんが嘘を付いていたことがハッキリしてくるのよ。
アメリカに行っていたときの話も聞いているの。 「N」 さん (国会議員NEの息子) と一緒で、コカインをやっていて、 「N」 さんが絵の裏にコカインを隠していて見つかりそうになってトイレに全部、棄てたとかね。 「N」 が暗証番号つきの金庫にかくしていたんだけど、あいつは暗証番号を忘れてしまって、しょっちゅう開けに来てもらっていた。それで、開けてもらったあとに “ちょっと中は見ないでください” とか言って部屋から出てもらうんだよ」 とか言ってたから、一緒にやっていたんじゃないの。
どこの大学だか覚えていないけど、ボストン、ワシントンとか何処かで聞いたことのある大学だった。 ホテルに泊まったのは2回だけ。
2回ともキャピトル東急だった。 キャピトル東急に泊まってコカインを使ったのは7月11日(月)。 その日は私は12時でセリーネを早退したんです。
前の日がさっき言ったように 「F」 のパーティーで、私は森さんに送ってもらったと言ったでしょ。 その時に 「森さんが明日もう一回会おうよ。 その時は泊まろうよ。」 という話をした。 それで、翌日店にでている時に電話があって 「もう、俺はホテルに入っちまったし、着替えちゃった」 というので私は 「じゃあ、可哀相だから、わたしも12時早退するよ」 って言ったのね。 それで、12時に早退したの。 でもモタモタしてて、結局店を出たのが12時30分くらいで、ホテルに着いたのが1時前くらいだった。
電話で話をしていたから、部屋の番号を知っていたので、そのまま部屋にあがったんです。 部屋はツインでした。森さんは 「今日はダブルが取れなかったんだ」 と言ってました。 部屋に着いたとき森さんはスーツを着てました。私に 「お腹すかない」 ときいたので 「食べたいのか、たべたくないのか良くわからない状態」 と応えました。
そしたら 「じゃあ、飲み物でも取ろうか」 って話になって、コーヒーとミルクセーキみたいなやつとアイスクリームみたいなシャーベットみたいなものを頼んだんです。 で、私はルームサービスが来る前に顔を洗ったり、シャワーを浴びたりとかしてと思っていたら、その間にルームサービスが来てた。
で、シャワーを出たら、森さんがルームサービスの銀のトレイの上に紙を広げて、六本木の 「K」 というゲイバーというかショーパブみたいな店のメンバーズカードで白い粉を切るというか細かくしていた。 紙はもしかすると、ルームサービスのトレイの下に引いてある紙かもしれない。 でも、ハッキリは覚えていない。
私が見たときには粉はすでに粉末になっていたから、元の形が錠剤だったかどうかもわからないな。 すでに粉になっていたけど、それでも、それを切っていた。 この粉末は直径2センチくらいの緑色のピルケースの中から出してきた物だったみたい。 多分、いつももっているビトンのセカンドポーチの中にいれていたんだと思う。
その緑色のケースはペットの近くのサイドテーブルの上においてあって、最後に森さんが 「こういうものは全部キレイに片付けないとダメなんだ。 こんなの持っているのが発覚したら大変だ」 と言ってたから。 「これなあに」 と聞いたら森さんは 「茶路 (金沢のクラブ 「D」 のママ) のお土産」 って。 コカインとはハッキリ聞いていないと思う。
茶路は西麻布のレストランのオープン記念パーティーのために、7月7日に上京してたのね。 その時のお土産だと思う。 だから、使う前はなんだか知らなかった。 その後、森さんが 「いいんだよ、こういうのを使うと」 という話になったわけ。 「ヘェー」 と思っていると、もう、森さんは鼻から吸っていたの。
ミルクセーキに付いてきたストローを部屋についているソーイングセットの鋏かなんかを使って、3センチくらいに切って、片方の鼻に差し込んで、もう片方の鼻を塞いで、粉を吸い込んでいたわけ。 初め黙ってみてたら、私の歯茎にそのコナを塗ってくれた。 「チョットだけすってごらん」 と言われて、「でも、私はそういうのは使ったことが一度もないから」 って断ったんだけど、でも、そういうものだとハッキリわからなかったから、よく睡眠薬じゃないけど、ハルシオンとか害のないものもあるじゃない。 別にそんなに害のないものだと思って。 彼は 「最初はチョットだけのほうがいいよ」 って言っていた。
森さんは何度もそれを吸ったことがあるように見えた。 でも、あまり効かないというか変化がないので「これ、なあに?。全然効かないよ」と言ったら 「量が少ないのかな」 と言って、また歯茎に塗ってくれた。 鼻から吸うのも教えてくれた。 それで、エッチをしてる途中も吸ったりとかして、最後は全部使い切っちゃった。 寝たのは朝方だったと思う。
薬を使いおわったときに 「これってなんなの?。 覚醒剤っていうやつ?鼻から吸ったりするのはエスっていうやつ?。 LSD?。」 ってまた聞いたのよ。 そしたら「混じっているのがエスで、不純物のない奴がいわゆるコカインだ」 と言っていた。 「要するに、打つのは覚醒剤で、エスというのはどうのこうの」 と一般的なことを言っていて、その時に 「これがコカインだよ。 鼻から吸う奴は」 と言ってた。
その薬の影響があったのかはわからない。 森さんには特に変化はなかった。 でも、朝、8時とか9時とかに目覚ましをセットしておいたけど、結局、起きられなかった。 で、12時頃に目を覚した時にあの人が 「凄く眠い」 って言ってまた寝たの。 それで、私が帰る準備をしてる時に 「なんでこんなに眠いんだって思ったら、昨日、クスリをやったから凄く眠いんだ」 って言っていた。
最後にはプラスチックの 「K」 のカードも折って棄てた。紙は棄てたかどうかわからない。丸めてすてたかどうかはわからない。 森さん 「何度もコカインをやったの?」 ときいたことはないけど、前から、 「N」 さんがやっていた話とかを聞いていたし、 「N」 さんは会えばすぐ 「クスリをやっている人」 とわかる人でしょ。 だから、森さんは何度もやってたと思った。
それに、前に金沢に旅行をした事があったのね。 7月2日(土)~4日(月)の間に金沢に行ったのね。 一泊目は全日空か日航ホテルに泊まった。 2泊目は小松のホウシという温泉宿に泊まった。 このホウシは森さんの知り合いのJCの人だった。 その時に、クラブDで茶路って人ともずっとクスリの話をしていたから。 茶路は森さんに 「健ちゃんの持ってきた薬が良かった」 と言っていた。
それで、7月2日にクラブDに行ったの。 そこは茶路の店で、カウンターバーみたい。 その時はなんの薬かわからなかったのよ。 どこか痛くて薬飲んだのかもしれなかったしね。 でも、たまたま、その後にカラオケに行ったら、健ちゃんという人がいたのよ。 その健ちゃんに森さんが 「あまり、茶路に変な薬をあげないで」 とか言ってた訳よ。なんか、健ちゃんがいつもそういう物をてはいしている様な感じだったし、森さんもそれを良く知っているという感じだった。
で、わかったのは、健ちゃんと言うのは、森さんの後援会長の息子だったってこと。
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どくしょ間かんそうぶん
こんにちは。と何も考えずに口をついて書いてしまったのは言うまでもない、そしてこの口調も、今読んでいる本の影響であろう。本はやはり宝箱である。
夜もすっかり更け、北綾瀬から最寄りのしょうぶ沼公園沿いを我が家に向かって歩いている際、虫らしきものが一切鳴いていないことに気がついた。私は掌で口元の汗を拭い、木々へと目をやった。ある夕方ベランダに出た日には、いつのまにかツクツク法師の鳴く時分になってしまっていたことに夏休みを無駄にしたなんとも言い難い空虚な心持ちと対峙したが、もう既に今年の蝉は皆一生を綴じてしまったのであろうか。勝手にもの寂しくなり儚げな視線を浮かべてみる。が、その勝手さにいささか疑問を抱き、すぐに口をキュッとつぐみキリッとした顔立ちへと戻した。夜に蝉が鳴くモノかすらもう覚えていない。更に言えば、私が少し前に心の中に浮かべた文章も覚えていない。
だからこそ、思い出そうとこれを書き出したに尽きるのである。
さて、話は戻るが、本はやはり宝箱なのである。最近では身の上話、映画というものと関わることが増えた。
脚本家には到底勝ちようがない。彼らには妄想力・主観・優しさ・客観、その他私の想像し得ない多くのものが兼ね備わっていて脱帽するばかりであり、かたや文藝かたや映像の両方の技を持ち合わせているハイスペックぶりは先ほど述べたような私の不甲斐なさからは想像ができない範疇の仕業である。ひとつひとつの技術職に於いてもそのように感じる。それを踏まえて述べたいのだが、本は映画そのものと同等の価値を持つということに、私は感服するのであった。
あぁ、この内容である。あのとき私はこの内容の中でひとつ、あまりにも今読んでいる本に影響されているであろう言葉を浮かべていたはずだが・・・それを使わずにとうとうその先へと進もうとしている。
進もうではないか。胸を張って。私は漢気のある淑女である。そうありたいと常々気を遣っているのだから、そうなのだ。この夜風からももうすぐ抜け出さなくてはならない。我が家のマンションのエントランスもエレベーターも、愛着こそあるがやはり外から中へ入るにはしかめ面が沸くものだ。
また話を戻そう。一人で脱線してツッコんではいるが、私は本来しっかりもので、話の脱線にめざとい性分である。
本は映画と同等の価値を持つ。あの気がどうかしていそうな人々がこなす気が滅入りそうなハイスペック作業たちを、勝手な書き手の独り言の連なりが時には蹴落とすという具合で、恐ろしい。
私なりの本の読み方というものがある。それは「ごく単純に読む」というものだ。
『これはどういった魂胆が、内に秘めたものが含まれているのだろうか』などと考えたりはしない。その必要のない本が好きでもある。吐き出された感情に一番近いコトバを、私は素直に再現するにほかない。無駄な考えを挟もうものならばそれはそのこの上なく素晴らしき世界から私自身をぽんと引っこ抜く劇薬と化してしまう。そんな劇薬は嫌だ。
二度読んだとき、或いは知らぬところでひそかに繋がる何かに鉢合わせたときにだけ、魂胆や秘めたものが忘れられない煌めきとして、まるで後に見つけた宝箱の鍵そのものが宝だったかのような感動を私に与えるのである。
ゆえに、本に関する知識も少ない私は、本を挟んで「こうだったね」といった会話を長々とできない。カッコつけているようで痛手だということは、今宵は華麗にスルーして頂きたい。作者が随分と身勝手であるから、それに任せて読むのだから、間違いや解釈違いなどは存在しないだろうと勝手に納得するに尽きる。「こうだったね」「そうじゃないでしょう」といった会話は、どこかお門違いな心持ちさえする。
小説こそ無��講。独り言と他人任せが時に映画に勝ってしまうのだから恐い。
さて、この話の軸の散乱具合から読んで取れるでしょうが、私は今眠い。もう既に家のリビングに座ってお茶を飲んでいるのである。美味しくお茶を飲みながら、ひとつちいさな自慢をして今宵はお開きにしようと思う。
先日、ひどく矛盾のある文章を先輩方に送りつけてしまったがあまり後悔していない。なぜか?「信じていないものに大金を賭け続けているような気分」といった表し方に妙に納得してしまったからである。
今夜は自分を棚に上げて先輩に意見したが頭を抱えていない。なぜか?いいよ、訊いてない、などと言わずに問うてほしい。そうかそうか、であれば勝手に答えよう。「このキャラクターにしては頭が良すぎる」といった旨の自分の発言に妙に納得していたからである。
コトバ選びは常に私を蝕む厄介者だが、時には私の痛みを麻痺させるほどの劇薬だ。
さて、宴も酣、上記が自慢になっていないと不服そうな顔をしている君。私はこのまま裸体に冷水をかぶり、あたたかな毛布にくるまってあの有名なパプリカのような妄想にダイブしようと思う。あれは怖い。しかし卑猥なものが憂鬱なのにも関わらずこれの卑猥なシーンは好きだ。いや、なんてことを。
最後まで読んでくれた貴方にこの慣れない文体の原因を紹介して終わろう。
『夜は短し歩けよ乙女』。
今更?というツッコミは不要である。正解者は私と一緒にお酒を一杯共にしよう。あぁ、奢りはしたくない。
それでは、良い夢を。
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第22話 『水と油の漂泊者《バガボンド》(2) - 金のため』 Opposite vagabonds chapter 2 - “For money”
君主制都市国家が乱立した崩壊前において、税理士はどの国でも見られた一般的な職業であった。
大衆に限らず学問を履修できなかった多くの市民は数字計算に疎く、またそのために納税額を誤魔化す者は後を絶たなかった。
数学と対人交渉に秀でた税理士は、税務を取り仕切り健全な国家財政を担保する正当な要職で、その権限は最大のものになると政務を携わる大臣に匹敵した。
しかし、税金とは、統制・管理された大規模な社会においてのみ成立する高度なシステムである。
国家が崩壊した今、限られた小規模のコミュニティには、税の概念そのものが存在しない。
当時は羨望と畏怖の対象となったその技術と才能は、力が支配した世界になった今、その価値を持たなくなった。
或いはその立場によっては、かつての徴税に対する不当な反感が、生き延びた税理士達に向けられるような事も、あったかもしれない。
灰色のどんよりとした空が、二人の男を見下ろしている。
白髪を垂らした老人は、懐からキセルを取り出すと、遠くを見やりながらそれを吹かし始めた。
「ジョセフとやら… お前さん、あそこで何をしていた?」
剣を携えた青年は、胸を張って答えた。
「育ての親が、この街にいた。私が修練のために離れているうちに、ここも滅びてしまった…」
キセルを持つ手が止まり、顔をジョセフへ向ける。
しかし、彼の顔は曇ってはいなかった。
すでに振り切ったのか、最初から覚悟していたのか。
ゴードンは何かを逡巡し、再び顔を背けてキセルをくわえる。
「…まだ見つかってないのか?親御さんの亡骸は」
「いや… 覚悟はしていた。きっともう生きてはいまい、と。ただ、せめて集落の人々を弔おうと」
「…そこで俺らと、あの忌々しい昆虫どもに出くわしたわけか」
思い返すだけでも怖気が走る、あのキリキリと不快な羽音を立てて忍び寄る虫どもは、一体なんだ?
話に聞く、疫病を撒き散らす害虫としても、まさかそれ自体が人を襲い喰らうとは。
「最近、爆発的に数を増やしているらしい。あちこちで退治したが、むしろ増える一方だ」
「そりゃあ良い事を聞いちまったな」
ゴードンは皮肉を言うが、ジョセフは笑っている。
「アンタもこの街から、いや、あの湿地帯から離れた方が良い。」
「あの… ウォルトランド湿原の事か?」
「名前は知らないが… 疫病の蔓延、動植物の異常な肥大化、そのすべての元凶が、あの湿地帯のどこかにあるとか、ないとか」
「ずいぶんと曖昧だな」
「全くだ。魔術師の言う事は、俺にもようわからん。ただ、そうに違いないという事だけはわかるそうだ」
知人がいるのだろうか。
ゴードンにも全く魔術の心得がないわけではない。
間接的な調査方法となる魔法も、いくらでもあるだろう。
「そういうお前さんはどうするんだい、死者を弔うためだけに、あの虫相手にまたちゃんばらでもしてくる気か」
「…形見の指輪がある。私を置いていった実母らしき女が、赤子だった私と一緒にカゴに入れていたものだ。おそらくはまだ、義母の手の中だ。絶対に取り戻したい」
指輪。
商人であれ盗人であれ目利きであれ、物を扱う者には、特有の物に対する鋭さを持つと言う。
ゴードンの脳内で、何かがつながる音がした。
収奪品を収めた袋を腰から降ろし、袋をまさぐって、その中からひとつの瓶を取り出す。
その中には、鈍い煌めきを内に秘めた小さな宝石があしらわれた、他に飾りのない質素な指輪が入っている。
「…!」
ジョセフが立ち上がり瓶を持った手に掴みかかりかけて、そこで手を止め、腰を下ろし直す。
ビンゴ。
だが…
���それを、譲ってもらえませんか」
強い衝動を抑えて、静かな調子で呟く。
言葉を選ぶか。
素直に渡すか。
拒んだら、どうなる?
怪物を蹴散らすほどの怪物相手に、断れるか?
しかし、これは戦利品だ。
くださいと言われて、はいわかりましたで誰かに与えてしまっていては、この仕事は成り立たない。
今日ここでそれを許す事は、明日以降のすべてで、それを許していく事になる。
それは、今この場で縊り殺されるか、日を重ねて少しずつ殺されるかの違いでしかない。
「譲れぬ」
様々な意味が含まれていた事を、ジョセフが理解できたかどうかは定かではない。
固くこわばった表情に、さらに皺が増えるのを見た。
一触即発と思われた。
だが一方でゴードンには、打算的な閃きが生まれていた。
「100枚だ。値切りはなしだ。それで手を打とう」
相手によっては、最悪手である。
こちらは棒きれ一つ、無防備とそう大差ない。
一瞬で首の骨をへし折られて、残りの戦利品と共に奪われても何もおかしくはない。
だが、ゴードンは、それまでに垣間見ていたジョセフの真摯さを信じ、賭けに出た。
「…わかった、払おう」
「奪わないのか?お前さんの実力なら、こんな老人一捻りだろう」
敢えて煽る。
「わかっていて聞いているだろう、俺がそんな事を望んでする人間ではないと」
ジョセフは苦笑した。
ゴードンは賭けに勝った。
表面上は平静を装ったまま会話を続けていたが、内心では安堵のため息をつく思いだった。
そうとも知らず、ジョセフは一層砕けた様子でゴードンに語りかける。
「払いは少し待って欲しいんだ」
「何だ、前払いは受け付けんぞ」
「いや、そうは時間はかからん。ちょうど仕事を請けるところなんだ、その前金から出そう」
「出るものが出るなら、こちらは構わん。依頼人の場所まで、同行しても?」
「あぁ。そいつは死体漁りにも寛容だ」
ジョセフはニコリと笑ったが、ゴードンは真顔だった。
廃墟からやや離れ、広大な沼地の凹凸した岩場の影に、木の枝と布切れで作ったテントが集まった、小さな集落を見出した。
日の当たらぬそこは、湿気と臭気に晒されはするものの、外部からの発見を妨げる隠れ家としての機能は優秀な部類であった。
ゴードンは、ジョセフの手を借りながら階段状に切り抜かれた崖を降りていく。
「すまんな… 手間を掛けて」
「指輪のためだ。アンタも金のためだろう?気にするな」
本当に指輪のためだけなら、こんな事せずに済むやり方はいくらでもあるだろうに。
ゴードンは、心の中でそう呟いた。
崖を降りきると、岩に腰掛けていた一人の女性がこちらに気づき立ち上がり、歩み寄ってくる。
「依頼人か?」
「いや、協力者だ」
女性は無言のままつかつかと歩み寄ると杖でジョセフの胸部を小突いて毒づき始めた。
「遅い!もう少し時間を守るって事を意識したらどう?」
「虫が出たんだ、仕方ないだろ…」
「そっちは誰?」
女性の顔がジョセフの肩越しに覗き込む。
特徴的な、尖った耳と、白い肌。
エルフも、かつては珍しいものではなかった。
だが、今こうして社会が分断された状況においては、出会う事も稀になっていた。
「ゴードンさんだ、死体漁りの。母の指輪を見つけてくれた」
「死体漁りィ?」
女性の顔が引きつる。
「おい、ビアンカ、お前もちゃんと名乗れ」
「なんで?私が?ゴミ漁り相手に?冗談でしょう??私の半径5メートル以内にその爺を入れないでよね、匂いが移るから」
…かつての社会において、エルフのこの高慢な態度も、決して珍しいものではなかった。
「お、おい… すまないゴードンさん、アイツホントはそんな悪い奴じゃないから…」
「気にしていない、蔑みを受けるのは日常だ」
むしろ、一人の人間として丁重に扱うゴードンの方が、現代においては異常だ。
「いやしかし、我々からしたら、さらわれた人達に出すお金なんです。帰って来てもいないのに、前金で半額、はちと多いと言いますか…」
「ですから、準備にも金は要るわけで…」
一向に進まない会話。
ジョセフの懸命の説得にも、耳を貸そうとしない。
恰幅の良い依頼人の男は、出会い頭の愛想こそ悪くはなかったが、利己的なその内面が透けて見えた。
隣のテントで待たされるゴードンとビアンカは、気まずそうに互いに別の方を向いて座っている。
「長引くねぇ」
「……」
「…お嬢さん、アンタも加勢して話をまとめて来てはどうだね」
「言っとくけど、私300歳超えてるから」
「人間はね、女性は見た目よりも若いものとして扱ってあげるもんなんだよ」
「…ああいう話、嫌いなの。いつもジョセフの仕事。アイツも、得意じゃないみたいだけど」
ビアンカはそっぽを向く。
ゴードンは大きくため息をつき、立ち上がると、話し合いの場である大きなテントに身を入れて言った。
「ジョセフ!帰ろうぜ。ここで仕事しても割に合わねぇ」
「!?」
依頼人とジョセフが、驚いたように同時に振り向く。
より一層驚いたのはジョセフだ。
「な、急に何言ってんだ、ここでの前金で…」
「こういう業突く張りは死ぬまで変わらん、どうせ後金もごねるぜ」
「なに…?!」
依頼人の顔が、表情そのままに赤らむ。
ゴードンは続ける。
「誘拐された人達の事を思えば、全額前金出したって安いもんだっての。どうせこいつの考えている事は、村人相手の面子だけだぜ」
「ぶ、ぶ、侮辱する気か」
「ゴードン!」
「良いんだよジョセフ、ここでの仕事はなしにして、もっとでかい集落に行こうぜ。この集落に、全額払えるだけの金はない」
「なに?」
ジョセフが訝り、顔をしかめる。
「外を見たか?居住用と、栽培用のテントだけだ。交易用のスペースすら設けられていない。この集落は、外との交易をしていない。そんなトコにある金なんて、崩壊前に残されたへそくり程度だ」
ジョセフは黙って聞いていたが、依頼人の表情に明らかな焦りが見え始める。
「ほっとけほっとけ。どうせ他の冒険者が代わりにやってくれる仕事だ。こんな厳重に隠された集落に足を運ぶ物好きが、ジョセフ以外にいればだけど」
「わかった!前金を払う!」
依頼人が吼えた。
ジョセフはまるで曲芸でも見せられたかのように目を丸くして、依頼人とゴードンを交互に見やる。
「全額前金。でなければ仕事はなしだ」
「…わ、わかった。私の、蓄えがある…」
そう言って、依頼人は悔しそうに歯ぎしりしながら、腰掛けていた椅子の下から薄っぺらいカバンを引き出し、その中に入った貨幣の袋を投げてよこした。
「かっこつけんな、へそくりって言えよ」
ゴードンは歪んだ笑みで勝ち誇ると、テントから出ていった。
ジョセフはそれを追い、ゴードンの肩に手をかけた。
「おい、ゴードン、アンタ…」
「ジョセフ、お前は足元見られてんだよ。アイツラが頼れるのはお前だけなんだ、もっとしっかりしろ」
ゴードンは目をそらさず、渡された袋の中の貨幣を一枚ずつ取り出しては指先でこすり、偽造貨幣の確認をしている。
「ゴードン… アンタ、すげぇな」
「は?」
「俺じゃ前金も貰えなかった、と、思う… だから、アンタはすげぇよ、マジで」
「こんなのフツーだっての、商人の基本だ、俺が税理士だった頃は…」
そう言いかけて、ゴードンは口をつぐんだ。
「…"ぜいりし"ってなんだ?魔術師の一種か?アンタ、魔法使えんのか?」
「なんでもねぇ。ほら、さっさと仕事を終わらせんぞ」
「え?でも、前金があれば、指輪は…」
漫然と、それでも賢くは生きてきた。
決して賢明ではない選択。
ここで金貨100枚で去ってしまえば、安全だし、確実だ。
袋の中、およそ千枚は詰まった貨幣の袋。
リスクは避けるべきだし、避けて生きてきた。
こんな事をする意味なんて、あるのか?
自分でもわからない。
ただ、心の中で何かが燃えるような感覚が、数十年ぶりに、灯った気がした。
「まぁ、堅い事言うなよ。あそこでしゃしゃり出ちまった以上は、もうこいつは俺も乗った船だ。この仕事、手伝わせてくれ」
~つづく~
水と油の漂泊者《バガボンド》(3) - ”何のため?”
「ショートストーリー」は、Buriedbornesの本編で語られる事のない物語を補完するためのゲーム外コンテンツです。「ショートストーリー」で、よりBuriedbornesの世界を楽しんでいただけました��幸いです。
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[News] 2022.2.20&27
三木はるかの個展がイメージフォーラムで開催されます!
旅団参加作家 三木はるか さんの単独個展が、渋谷イメージフォーラム・シネマテークで開催されます。 10年間の活動の集大成となる今プログラム。これまでの作品を一挙上映いたします。 両日とも本人のティーチインあり。どうぞお見逃しなく!
イメージフォーラム・シネマテーク No.1044 「撮る撮られる全部わたし ―三木はるかとセルフ・ドキュメンタリー」
Aプログラム(4作品80分)
「にじむ・あふれる・こびりつく」デジタル/13分/2010
「もうアイドルなんかならない」デジタル/27分/2012
「わたしバスガイド、あなたたち修学旅行生」デジタル/11分/2013
「三木はるかるた2017」デジタル/29分/2018
Bプログラム(3作品102分)
「そげる・たわむ・外に流れる」デジタル/26分/2011
「劇場版三木はるか賞2018」デジタル/65分/2019
「三木自由律はるか2019」デジタル/11分/2019
※各日16:30の回上映後にティーチインあり。
ー イントロダクション ー
ちょっと大げさに言ってしまうと、三木はるかも伊藤高志や大木裕之と同じくスタート地点からスタイルを確立してしまった映像作家である。というより、自作自演というスタイルが最初にあったので、創作を続けて来られたのかもしれない。��れはひとつの才覚である。表現方法が多様化してなんでもありのこの現代で、個人がシングルチャンネルの「映画」表現にこだわってコンスタントに作品を発表し続けるというのは簡単なことではないと思う。しかも被写体は常に自分で、日常生活や人間関係をさらけ出さないといけない。まるでそのフィルモグラフィーは実験映画芸人と化した三木はるかの芸道一代記である。
最初の作品の『にじむ・あふれる・こびりつく』は自らを登場人物として、メディアに登場するステレオタイプな人物像をカリカチュアライズして演じる作品だったが、2作目の『そげる・たわむ・外に流れる』は三木はるかが本人として登場し、自らの物語を語り始める。以降、虚実織り交ぜて(時には自虐的に)自身の物語を語るスタイルを中心としてフィルモグラフィーが増えていく。三木さんはイメージフォーラム映像研究所の卒業生であるが、その前に日本大学芸術学部映画学科の脚本コースを卒業している。その時に所沢のケーブルテレビ局でレポーターをした経験が自作自演の発端になっているのは、3作目の『もうアイドルなんかならない』で窺われるとおりなのだろう。ふと考えると、「脚本コース」の学生が自作自演するのは珍しいのではないだろうか。スタッフが様々な役割を兼ねる自主映画は別として、出演もする脚本家というのは映画史の中ではあまりいないはずだ。しかし、脚本を学んだことが作風を独特なものにしているのは間違いない。
三木さんの作品はセルフ・ドキュメンタリーの形を取ってはいるが、現実を超越したいという欲望が常に渦巻いている。その肥大化した欲望が作品を破壊することなく、脚本を学んだ経験から生み出される緻密な構成と編集の妙によって映画的な興奮へ転換していくことに唸らされる。『劇場版三木はるか賞2018』はそんな優れたストーリーテラーとしての三木さんのひとつの到達点だと思っている。
今回のプログラムはイメージフォーラム・シネマテークでは初の三木はるかの単独個展であり��10年に及ぶ自作自演の自己愛の集大成なので、全部見るとお腹いっぱいかもしれないが、まあ、お腹いっぱいだと思っていても、もうちょっとくらいは入るものである。(イメージフォーラム 門脇健路)
ー 作家による作品解説 ー
「にじむ・あふれる・こびりつく」
NG、リテイク、OKカットの前後、長いコメント、ノイズなど、使えないと判断された映像たちは本編をよりよいものにするためにいさぎよくカットされます。映ってはいけない映像の残骸たちがスクリーンに映りたい思念を蓄えて逆襲してくるとしたら? ★イメージフォーラム・フェスティバル2012ヤング・パースペクティヴ入選
「もうアイドルなんかならない」
NHKの人気番組『東京カワイイTV』からの出演オファーをきっかけにテレビに映りたい〈三木はるか〉が大奮闘。そのときもう1人の《三木はるか》は売れっ子アイドルとして苦悩していた。映像作家・三木はるかの公共放送レベルの野望は成就するのか!?一粒で二度美味しい虚実入り交じるファッショナブル映画。 ★イメージフォーラム映像研究所第35期卒業制作展最優秀賞 ★アイドル映画祭2019優秀出演者賞 ★東京フェイクドキュメンタリー映画祭2020入選
「わたしバスガイド、あなたたち修学旅行生」
「ぼくたち1組A班は修学旅行で訪れた鎌倉の思い出を映像にまとめてみました」という設定で、働いている学習塾の先生たちに学ランを着せ、カメラを持たせ、演技をしてもらった。わたしはバスガイドになりたかった。映像制作の経験のない人間たちで映画を作ってみたらどうなるのか、リハーサルなしの一発勝負に賭けて撮影を試みた。 ★イメージフォーラム・フェスティバル2014ヤング・パースペクティヴ入選
「三木はるかるた2017」
31歳。作家として芽が出ず、不安定な収入、恋人にも距離を置かれ、心はマイナス方向に傾きます。せめてこの気持ちをかたちにしたいと自虐短歌を100首作りました。プライベートな悩みやけったいな恋愛観が詰まった歌たち。かるたにしてみんなで遊んでみましょう。 ★イメージフォーラム映像研究所第41期卒業制作展卒業生作品セレクト集選出
「そげる・たわむ・外に流れる」
下着メーカーのワコールが発表した研究結果によれば、日本人女性の加齢による体型変化には「法則」があるのだそうです。そのことが書かれた2010年4月16日付け朝日新聞朝刊の記事を、わたしはトイレの壁に貼っていました。“登場人物が8ミリとビデオを行き来する”というアイデアを映画にするとき、毎日眺めていたこの記事がわたしの気持ちをキレイに汲み取ってくれたのです。 ★イメージフォーラム映像研究所第34期卒業制作展優秀賞 ★イメージフォーラム・フェスティバル2012ジャパン・トゥモロウ入選 ★第17回ながおか映画祭イメージフォーラム・フェスティバル2012ハイライト選出
「劇場版三木はるか賞2018」
三木はるかが本当に魅力的だったら、番組の企画は頓挫せず映画祭で賞は獲れるし恋人もできるんです。しょうがないって愚痴るのは簡単だけどほっといたらもっとダメになる。だから全部、三木はるかがやることにしました。身に降りかかるアンラッキーはすべてネタに、映画のためなら人生をねじ曲げてもオーケーという境地に至った初の長編。 ★東京ドキュメンタリー映画���2019入選
「三木自由律はるか2019」
種田山頭火がカメラを持ったら何を撮るか?多分ね、自然とか風景じゃなくて自分ばっかり撮ると思うよ。生きざまの不具合に落とし前をつけたい令和元年の三木はるか。生前葬でもする?否、結婚式が先だ!山頭火のことばを胸にウエディングドレスをまとい街をさまよう。 ★輝け!令和元年度よりぬき短編映画祭選出
ー 三木はるか(みきはるか) ー
1986年群馬県桐生市生まれ。2010年日本大学芸術学部映画学科卒業。イメージフォーラム映像研究所第34期・35期卒業。学習塾で国語教師をしながらセルフ・ドキュメンタリー形式の極私的実験映画を作り続ける。いまからでもなりたい職業は落語家とグラビアアイドル。私淑する映像作家はソフィ・カルとクリストフ・シュリンゲンジーフ。
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[ネタバレ注意]りゅうおうのおしごと![ラノベ書評]
書評と称してはいるが、思い入れが強すぎて実際のところ感想にとどまってしまうであろうことは先に断っておく。
昨年からラノベに溺れ続ける日々が続き、その中で出会ったのがりゅうおうのおしごと!である。
そもそもは月姫リメイクをプレイしてシエルノーマルエンドで号泣して多大な精神的ダメージを負ったことがきっかけである。あまりにつらかったのでエクストラエンドを進めることができず、別のものを読もうと思ってソードアート・オンラインを読み返したのだが(しかも紙が面倒くさいのでKindleでも買ってしまった)、今度はSAOが楽しすぎて2ヶ月近くにわたり何度もSAOを周回してしまった。プログレッシブとユナイタルリングが面白すぎるのがあかんのや。劇場版プログレッシブを控えていたので予習としてはちょうどよかったのだが、映画を2回見たあともSAOばっかり読んでるのはどうなんよ、と思っていくつかラノベの傑作を漁る旅に出たのだ。もともとKindleでは歴史と経済と哲学の本しか読まず、小説はほとんど読まないし、ラノベは紙のみとしていたのだが、その縛りをSAOで捨てた。その後は冴えない彼女の育て方、キノの旅、青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない、狼と香辛料などを買って、今回取り上げるりゅうおうのおしごと!に至る。
ただし自分は原作から入ったわけではなく、コミック版から入った。そもそもこの作品はアニメ化されていたので、アニメ全録している(のにほぼ見てない)自分はタイトルぐらいは知っていたのだが、『まんがタイムきららあたりが将棋4コマでもやってんのをアニメ化したのかな』という程度の認識しかなかった。そして昨年(2020年)夏、DMMが電子書籍で無料だの50%オフだのの大盤振る舞いを続けていたので、そのときにコミック版1巻が無料だか半額だかになっていたのを買ってあったのだ。それをいつか読むつもりで1年以上も積んであったことになる。自分はDMMはコミック専用としており、セールで買っておいて後から読むというのを繰り返しているためDMMだけで凄い量になりつつある。その中から「次に何読もうかな」と思ったときに「そういえばDMMでコミック1巻だけ買ったな」と思って読んだのがりゅうおうのおしごと!との出会いである。これが意外に面白くて最新刊まで読んでしまった。
先にコミックの感想を言ってしまうと、悪くはないがもう一つ足りない感じ。あるいは、小説を漫画化する上で困難な部分をあえて避け(特に戦法の描写で盤駒がほとんど出てこない)、比喩表現で押し通している。また、要所ではおおむねきちんと描いているが、ちょくちょくキャラクターの作画が崩れる。それでも最新巻まで買ってしまったのは、キャラクター造形が優れており、さらにそこにあるドラマが熱いからである。これは明らかに原作を読んでみなくては、と思ってKindleストアで5冊まとめて買った(10分以内に買えば5%ポイント還元なので)。
で、ようやく原作である。将棋+ロリ+ハーレムもの+浪花節+ヴァンガード+VIPネタ+ニコ生ネタという闇鍋感ハンパない組み合わせのだが、蓋を開ければそれぞれの要素が驚くほど噛み合っている。16歳の若き竜王・九頭竜八一が連敗続きのところ、転がり込んできた9歳の女子小学生・雛鶴あいを内弟子に取る。そこで重要なのが八一の師匠・清滝鋼介。トッププロではないものの、幼少期の八一が指導対局を何度も申し込んだ結果、内弟子になったというプロ棋士である。さらに、八一の2週間前に入門していた年下の姉弟子・空銀子は14歳、かつ奨励会員ながら、女流のタイトルを2つも保持する史上最強の女性棋士。清滝は自分を超える八一の才能を育てることができるのか悩み、兄弟子である月光会長に託すことも考えたが、月光の説得で結局は自らの弟子とすることを決意し、八一と銀子は卓越した才能で切磋琢磨して強くなった。幸運もあって史上最年少竜王となった八一は連敗するが、師匠である清滝に背中を押されてあいを弟子に取り、あいの応援(対局室に迷い込んだあいが読み始めたことで相手に詰みがあることに気付く)で連敗をストップし復活する。それなんてロウきゅーぶ?と思うところだが、今や絶滅した内弟子制度と師弟愛を熱く丁寧に描写することで説得力を持たせている。八一は弟子を迎えたという責任感だけではなく、あいの指し手から吸収した新たな戦術でさらに強くなる。八一はあいをどう育てるか悩むが、月光会長から依頼された指導対局で神戸の極道(廃業済み)の頭目の孫にして9歳の天才少女・夜叉神天衣(あい)を弟子に取る。卓越しているがゆえに競い合う相手のいなかったあいは、天衣というライバルを得て強くなり、孤高だった天衣も少しずつ心を開いていく…というストーリー。
とにかく全編浪花節で泣かせに来る。師弟愛を始めとした将棋の絆、そして将棋という熱い勝負の世界である。
主観を八一だけでなくすべてのキャラクターに振り、さまざまな視点から物語を描いている。それによりほぼすべてのキャラクターが主人公かというくらいキャラ立ちしている。もちろん八一が主人公ということになってはいるが、実際には八一は主人公の一人にすぎず、あい、天衣、銀子も主人公と言ってよいであろう。そのため、描かれるテーマも女性棋士である。
女性棋士といえば女流棋士が想起されると思うが、両者は異なり、女流棋士の地位は特殊である。プロ棋士と同じように対局はあるし、女流タイトル戦もある。しかし女流棋士は棋力においてプロ棋士に劣る。それどころかプロ棋士の養成機関たる奨励会の底辺にも劣る。にもかかわらずなぜ女流棋士という存在があるのかといえば、一つは女性への将棋の普及のため、もう一つは将棋ファンにとってのアイドル的な役回りである。将棋ファンの大半は基本的に男であり、である以上きれいどころがいたほうが喜ばれ金も集まるという大人の事情がある。
たとえば作中に登場する鹿路庭はその美貌とスタイルを十全に生かしたあざといキャラ作りとトークと立ち回りで将棋ファンの人気を集め、言わば『オタサーの姫』のように見える。さらにあいたちを盤外戦術で追い込むなど序盤では悪役のように描かれる。しかし本人は勝負としての将棋を諦めておらず、強くなるために男性プロ棋士の研究会に参加するが、周囲からは『婚活』などと陰口を叩かれ、その影響で研究会が消滅するため『研究会クラッシャー』などと呼ばれる。また普及の仕事に活かすため司会者養成講座を受けるなど仕事熱心な人なのだが、そのプロ意識が逆に批判を引き寄せてしまい、女流棋士への批判を一身に引き受ける。そういう状況を全て知っていながらも、あくまでも将棋アイドルとしての��ち居振る舞いを貫き、弱音を吐かずに戦い続ける。のちに関東へ移籍��たあいに女流棋士のお仕事を叩き込むという重要なポジションでもあり、さらに本当に惚れた相手に告白するシーンは泣きますよ。
そうした女流棋士の有り様を、女流名跡釈迦堂は『晒し者』と表現する。女性であるというだけで見下され、しかし将棋普及のために利用される女流棋士は、いうなれば客寄せパンダに過ぎないとも言える。その有り様を変えるには女流棋士ではない女性プロ棋士を生み出すほかない。釈迦堂はそのためならば自らが踏み台となっても構わないと考え、他門の空銀子を指導して史上初の女性プロ棋士に育てようとする。のみならず、女流棋士として初めて弟子をとり、『女流棋士に育てられた初めてのプロ棋士』神鍋歩夢は『次の名人』とまで言われるほど将来を嘱望されるという熱い展開。『女だって将棋はできる』という理念をすでに半分は実現してみせたわけである。脚に障害を抱えながらも、己を犠牲にしてでもその信念を貫く釈迦堂さんがかっこよすぎて惚れる。そりゃ歩夢くんもプロポーズするわね。
釈迦堂に夢を託された空銀子は、女流棋士ではない奨励会員でありながら、女流タイトルを2冠持つ史上最強の女性棋士。しかし銀子は先天性の心疾患を患っている。自然治癒することがあると記載されているため、中隔欠損を伴うような心奇形の一種だろうか。ただし中隔欠損だけでは五生率50%とならないので、複合的な心奇形であろう。ついでに言えば銀子はアルビノで、他の疾患を合併している可能性がある。銀子の主治医である明石は元奨励会員であり、将棋の才能を持つ銀子を、療養のため清滝に託す。そして八一と二人で最強の棋士に成長する。一足先にプロ入りした八一を追って、銀子はプロ入りを賭けた3段リーグで戦う。
銀子はその中で、元奨励会員でアマチュアで抜群の成績を残して奨励会に戻ることを許された辛香と戦うことになる。辛香は盤外戦術で銀子を揺さぶるが、戦いの中で実は辛香と銀子の意外な接点が明らかになる。
辛香は奨励会退会後、学歴がないこともあって底辺職を転々としたが、「二番目に辛い職場は将棋を知っている人のいる職場」と語るほど将棋に苦しめられた。しかし辛香によれば一番辛い職場は人が死ぬ職場であるという。辛香はかつて己が清掃員として務めた施設で子どもたちにせがまれて将棋を教えていたのだが、実はこの施設は難病の子どもたちが療養するホスピスであり、幼い銀子とも戦ったことがあるのだ。そもそも辛香が明石の同期で、同じ大阪に住んでいるのだからありうる話である。ホスピスの子どもたちは退所できたとしても、それは死の直前に家族と過ごすための短い期間に過ぎない。あまりの残酷な事実にその施設をやめたが、のちにメディアで有名になった「浪速の白雪姫」がかつて将棋を教えた銀子であることを知り、一念発起して再び将棋に挑むのである。
三段リーグではさらに、年齢制限を迎えても延長で粘りついにプロ入りできなかった鏡洲、天才ゆえ孤独を抱えていたが奨励会で鏡洲と親友になれた小学生プロ棋士椚創多、鏡洲が落ちたことで想定外のプロ入りをしてしまい混乱する坂梨、かつて奨励会員であったが現在は将棋会館の職員となった《校長先生》峰など、数々の魅力的なキャラクターと濃密なドラマが展開される。ここではひとりひとりのキャラクターが生々しさをもって描かれる。さらに三段リーグは奨励会員が本気で殺し合う「地獄の三段リーグ」であり、その過酷さを容赦なく描き出すところもこの作品の優れた点である。おそらくプロ棋士や奨励会員、元奨励会員たちに膨大なインタビューを行ったからこそ描けるものであろう。
《校長先生》こと峰の口からは、奨励会に入ったときには将棋が大好きだった子どもたちが、辞めるときには二度と駒も見たくないというほど苦しみ、せっかく強くなったのにその強さすら恨むようになるという奨励会制度の残酷さが語られる。
しかし銀子の三段リーグの裏で行われる、八一と於鬼頭の帝位戦では、奨励会制度の問題点に対する問題提起もなされる。於鬼頭はプロとして初めて将棋ソフトと戦って敗北したが、ソフトの序盤の構想力に衝撃を受け、序盤で独自性を出せないのであればもはやプロ棋士である意味がないと考え、プロ棋士になれなかった奨励会員に対する責任として一度は死を選んだ。だが結果的に救命された於鬼頭は、それまでの自分の将棋を全て捨て、将棋ソフトだけを使って研究することで帝位を獲得するレベルに上り詰める。於鬼頭の面白いところは、単に将棋ソフトで研究するのみならず、棋譜から将棋の才能を数値化するソフトを開発してしまう。それによって奨励会で苦しむ奨励会員が減るのではないかというわけだ。隠者のような生活をしながらもそうした考えに至るのは、自らが踏み台にしてきた過去の奨励会員たちへの贖罪なのか、未来の奨励会員たちへの優しさゆえか。いずれにせよ機械のような於鬼頭の裏には意外な情の深さがあって面白い。さらに彼を慕う若手の二ツ塚未来との会話も、どこか優しさを感じさせる(というか於鬼頭の子供はたぶん二ツ塚であろう)。
現代将棋が研究会によって短期間で変遷してきた歴史を織り交ぜ、戦型の流行や革命をドラマに絡ませるなど筆力が非常に高い。同時に、研究会によって定跡が整備される一方、それが名人が統治する中世的世界であると批判するのが、おそらく作中最高の才能を持つ天才少年、椚創多であるところが面白い。さらに将棋ソフトによって変容した将棋界、そしてAIによってこれから起こる将棋界の革命も示唆している。とはいえ硬い話は一部であり、冒頭からJS研などロリネタ、アニメ・マンガ・ラノベ等のオタクネタ(もちろんロウきゅーぶネタも入る)、2chネタ(今となっては懐かしいVIPのノリ)、ニコニコネタを散りばめているので基本的にはやわやわのやわめ。適当に読んでも面白いので手軽にどうぞ。
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▼59画の意味と解釈
この画数を持つ人は、情に流されやすく、自分の本来の目的を後回しにしてしまう傾向があります。 そのため、人生��体が滞ってしまいやすくなり、時間ばかり失い、得られるものは苦労ばかりとなる傾向も。 欲が深く、熱くなってしまうことから、投資や賭け事で大きな損失を被ってしまうことも。 熱くなる快感を覚えてしまうと、抜け出せなくなる依存傾向もあるので要注意です。
お酒や異性関係などの誘惑にも弱くなり、人生��おいて大事なものを失ってしまうこともあるでしょう。 お酒、異性、賭け事と、三拍子揃ってしまうと抜け出すことができない悪循環に陥ってしまいます。 人生は停滞するばかりで、何も前に進まず、気が付けば年を取っていただけということにもなってしまいます。
真面目で努力家な面も持ちますが、間違った方面への努力になりやすいのが欠点でもあります。 勤勉で博識であっても、生産的な方面でなければ、人生の安定とは無縁なものになってしまうでしょう。 目的地や方向性が中途半端で、少々難があるものになりやすいため、中途半端な人生になる傾向があります。
何事も過剰に溺れやすいということから、病気や事故などには要注意になりますし、 気が付けばすべてを失っていたということが無いように、人生を計画的に進めていきましょう。
▼59画の補足事項
忍耐力に欠ける 飽き易く集中力が乏しい 中途半端な人生になる傾向 病気や事故に注意
▼姓名判断時の注意点(特に女性)
神経質で気苦労が多い 家庭内の問題が多い
▼59画吉凶 長所と短所
▼59画の吉象意 長所
真面目で努力家 勤勉で博識 優しくて包容力あり 計画的に成功へ近づく
▼59画の凶象意 短所
情に流されやすい 欲深くギャンブルで散財 酒と色情問題に溺れやすい 誘惑に弱い
▼59画の病気と適職
▼注意すべき病気と怪我(特に外運と総運)
性病や婦人病 腰痛や痔 近視や乱視 失明 白内障
▼適応できる職業(特に社会運と総運)
公務員 銀行員 会社員 正社員 安定した業種全般
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SDC映画の部屋「ザ・タウン(2010)」
「華麗なる賭け」と同じ日に観てきたのだが、奇しくも舞台は同じボストン、題材も同じ銀行強盗の話だ。全米一銀行強盗が多いと言われるボストン、ハーバードやMITなどがある知的な都市というイメージの一方で、ダウンタウンと川を挟んだ昔ながらのチャールズタウン(通称“タウン”)では働いても働いても生活が良くならないアイルランド系のプアホワイト達が代々犯罪組織を構成している、という負のイメージも備えている(らしい)。
タウンに住むダグ(ベン・アフレック)は幼なじみのジェム(ジェレミー・レナー)らとチームを組んで銀行や現金輸送車の強盗を生業としている。入念な準備と情報収集、手際の良い仕事ぶりは、逃走経路でのDNA証拠を完全に隠滅するといった細かいところにも現れている。ところが不測の事態から銀行の女支店長クレア(レベッカ・ホール)を人質にとることになってしまった彼ら、顔を見られてはいないものの彼女が何か気づいているのではないかと懸念する。ダグは解放した後のクレアを監視する役目を引き受けるが、この一件がダグやクレアの運命を変えていく…
監督は製作・主演も兼ねるベン・アフレック。「グッド・ウィル・ハンティング」でマット・デイモンと共に脚本を書いたことから知られるように、元々製作側への親和度が高い俳優で、これが長編映画監督の二作目。俳優出身の監督にありがちなインディーズ趣味に陥ることなく、アクション、エンターテインメントとドラマとのバランスを上手くとりながら、2時間少々の尺に収めるところ、職人としての腕も評価されよう。その分、俳優としての働きは抑えた感じで、無鉄砲な親友を演じたジェレミー・レナーや敏腕FBI捜査官役のジョン・ハムの方がキャラクターとしては立っている。特筆すべきは本作で暗黒街の元締たる「花屋」を演じたピート・ポスルスウェイト。「父の祈りを」「ブラス!」「ユージュアル・サスペクツ」「ダーク・ウォーター」などで強烈な印象を残した彼は、1990年に精巣癌の手術を受けた後も俳優活動を続けており、2010年公開の「インセプション」ではベッド上だけで重要な役(死にゆくライバル会社会長)を演じていた。ピートは2011年1月2日逝去。晩年の2作、しかもおそらくは凄絶な闘病を続けながらの演技は、痛々しいほどに痩せた顔つきからも推し量られる。
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TEDにて
レジーナ・ハートリー:最高の人材の履歴書が必ずしも理想的でない理由?
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
完璧な履歴書を持つ候補者と、困難を戦い抜いてきた候補者のどちらかを選ぶことになったとき、人事のレジーナ・ハートリーは常に「静かなる闘士」にチャンスを与えると言います。
「公正」の定義は、「公平」の「判断や言動などがかたよっていないこと」に加えて、「正義」の方向に現在進行形で進んでいる事象のこと。
「正義」の定義は、この場合、マイケルサンデルによると、ジョンロールズの格差原理から最下層の便益に合わせて社会を動かすことが正義である!と言っています。
知ってるつもりで思い違いしてること!
公平概念は「ハンデをつけて上限を公平に!」
平等概念をわかりやすく言葉にすると「上限の公平ではなく底上げの平等!」みたいな感じで、これ以上でも以下でも概念が変わるから拡大解釈しないこと。
法人の平等な競争はあまり聞いたことない。公平な競争がしっくりくる。
自身逆境を生き抜いてきたハートリーは、最悪のところから這い上がってきた人には変化し続ける仕事環境を耐え抜ける力があると知っているからです。
彼女はアドバイスします!
「過小評価されている候補者に目を向けてください。彼らの秘密の武器はその情熱と目的意識です。静かなる闘士を採用しましょう」
しかし、産業によっても異なるので絶対ではありませんし、新産業は優遇される可能性は高いかもしれません。
履歴書は、その人物のストーリーを語ります。長年の経験からパッチワークキルトみたいな履歴を持つ人について学んだことがあり、そういう履歴書をすぐには放り出さず、立ち止まってよく検討するようになりました。
半端な仕事の連続は、一貫性の無さや集中力の欠如。気まぐれさを示すかもしれませんが、一方で何かの障害と戦ってきたことを示すのかもしれません。
「闘士」には少なくとも面接してみる価値があります。
断っておきますが、別に「銀のスプーン」に文句があるわけではありません。
「銀のスプーン」とは、たとえば、難関大学に合格し、卒業するには、多くの犠牲と努力が必要です。
大企業にあう適性な人はこれでもよいです。
しかし、すべて成功を前提とした人生を歩んできたとしたら困難にどう対処するのでしょうか?
私が採用したある人は、一流大出の自分には相応しくない仕事があると考えていました。仕事のプロセス理解のために一時的につまらない手作業をさせると彼は辞めてしまいました。
それとは、逆に、敗者の人生を運命付けられたような人が成功を勝ち取っていたとしたらどうでしょう?
ぜひ、自ら意思決定して、そういう「闘士」を面接するようお勧めします。
このように、日々、成長していき、ある日突然、開眼するような人材は、人工知能の社員を雇う際の雇用アルゴリズムでは探せませんよ。
ある履歴書を見てみましょう。この人物は、両親から養子に出されました。大学は中退し、職を転々とし、1年間。インドに滞在しています。その上、彼には読字障害がありました。
皆さんだったらそんな人を採用しますか?
彼は、名を「スティーブ・ジョブズ」と言います。
世界で最も成功した起業家(新産業限定ですが・・・)を調査した結果。読字障害を持つ割合が非常に高いことが分かりました。米国では、調査対象となった起業家の35%が読字障害を持っていたのです。
驚くのは、心的外傷後成長の経験者であるこれらの起業家の中には、自分の学習障害は長所になっていて「望ましい欠陥」なのだと考えている人がいることです(最先端の治療技術を十分に受けてからですが・・・)
なお、アメリカでは、心療内科や精神的なメンタルケアの分野は、日本の10、20年先位進んでいます!!
なぜなら、そのお陰で良い聞き手となり、細部に注意を払うようになったからだと。彼らは、自分が逆境にもかかわらず、成功したとは考えていません。今の自分があるのも逆境のお陰だと思っているのです。
彼らは、トラウマや苦難を自己形成の主要な要素として受入れるとともに、そのような経験がなければ、成功に必要な力や根性は身につかなかったかもしれないことを理解しています。
そして、最後に人間関係があります。逆境に打ち勝った人々は、単独で成し遂げているわけではありません。成功への道のりのどこかで彼らは自分の長所を引き出し、自分の成功に投資してくれるエンジェル投資家に出会っています。
どんな時でも頼りにできる人の存在が逆境に打ち勝つ為には必要なのです。
最後に大事なヒントを皆さんにお教えしようと思います。多様性とインクルーシブな実践に取り組む企業(新産業限定ですが・・・)は、「闘士」タイプを支援し、業績も優れている傾向があります。
DiversityInc誌の調査によれば、多様性において上位50社に入る企業は、S&P500を利益率で25%上回るという結果が出ています(アメリカでは)
最初の質問に戻りますが、皆さんはどちらに賭けますか?
「銀のスプーン」か「闘士」か?私は、過小評価されている候補者を選ぶべきだと言いたい。彼らには情熱と目的意識という 隠れた武器があります。
産業によって適性は異なりますが・・・
既存産業以外の人間の限界を遥かに超えるような新産業は、タイマンで面接をして「闘士」を雇いましょう。
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
こういう新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との
戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!
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