#伊達騒動
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2024/9/8
定禅寺ストリートジャズフェスティバル
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主題歌はザ・クロマニヨンズ「ランラン」に決定!予告編&本ビジュアルも解禁‼
★ザ・クロマニヨンズの「ランラン」が主題歌に決定!
2006年の結成以来、シンプルながら力強いサウンドと、甲本ヒロトのパワフルなボーカルで多くのファンを魅了し続け、現在も新曲を次々と発表するなど精力的に活動を続ける唯一無二のロックバンド。この度、そんなザ・クロマニヨンズの「ランラン」が『Gメン』の主題歌に決定!本楽曲は、2023年1月に発売されたアルバム「MOUNTAIN BANANA」の収録曲の1つ。G組をはじめとしたキャラクターたちの熱く真っ直ぐな生き様と、疾走感あふれる青春を描いた本作に楽曲の世界観がぴったりなことから、映画サイドからの熱烈なオファーにより起用が決定しました。
<瑠東東一郎監督コメント> 情熱。真っ直ぐさ。青春。爆走。 Gメンという作品をイメージした時、主題歌はザ・クロマニヨンズ以外の選択肢が僕には無かったです。 愚直なまでにパンクロックなザ・クロマニヨンズ。 いつもナンバーワンで最高にカッコいいザ・クロマニヨンズ。 ずっと大好きでずっと憧れていたザ・クロマニヨンズ。 この曲で映画が作れるなんて僕はただただ嬉しくて。 気分はランランです。
★ケンカに恋に友情に!青春に向かって全力疾走する姿がぎゅっと詰まった予告編解禁!
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今回解禁となった本予告編は、私立武華男子高校に転校してきた岸演じる勝太が、転校早々に教室で「彼女なんてソッコーで出来るよ!」「這い上がってやろうじゃねぇか!!」と高らかに宣言し、クラスをまとめ上げるシーンから幕を明けます。しかし、勝太が入ったのは武華の中でも最底辺、“肥えだめ”と呼ばれる問題児だらけのG組でした…。 映像では、G組のメンバーをはじめとしたクセ強で強烈なキャラクターたちが続々と画面に映し出され、高良健吾演じる伊達が屋上から飛んで登場する衝撃のシーンや、田中圭演じる八神が自転車にブチ切れるシーンなど、インパクト抜群の衝撃映像が続きます。ザ・クロマニヨンズの主題歌「ランラン」が流れるとさらに勢いは加速し、レイナの手を引いて路地を走る勝太、ファンの女子と熱烈なキスを交わす瀬名、「天然か!」と瀬名にツッコミを入れる肝田、女子に「昭和くさ!」と言われる梅田などがテンポよく映し出されます。しかし、そんなポップな雰囲気から一転、血まみれで倒れる薙の姿、そして尾上松也演じる最悪の組織・天王会のトップである加藤の登場により、不穏な空気が映像を包み込む。勝太たちに魔の手が迫り、G組の熱き戦いが始まります!【G組にしかない】【大切な青春を】【もっと楽しめ‼】のテロップに合わせ、ド派手なアクションと熱い青春が切り取られ、ケンカに恋に友情に、今を全力で駆け抜けるG組の姿が描かれた、熱量たっぷりの予告編となっています。ラストに満を持して登場する、吉岡里帆演じる瞳先生の姿にも注目です。
★G組メンバーと個性あふれるキャラクターが勢ぞろいの本ビジュアル解禁!
この度解禁となったのは、1年G組のメンバー、勝太、(岸優太)、瀬名拓美(竜星涼)、肝田茂樹(矢本悠馬)、梅田真大(森本慎太郎)、薙竜二(りんたろー。)に加え、上城レイナ(恒松祐里)、雨宮瞳(吉岡里帆)、伊達薫(高良健吾)、加藤侠介(尾上松也)、八神紅一(田中圭)らが勢ぞろいしたビジュアル。G組メンバーを中心に、個性豊かなキャラクターたちがずらりと取り囲み、それぞれがキャラクターを体現する表情とポーズを見せています。「もっと!今を楽しめ!」のキャッチコピーと合わせ、シンプルながらもスタイリッシュで青春の空気感や仲間の一体感が感じられるビジュアルとなっています。
★連続キャラPV配信第6弾!りんたろー。演じる【パリピヤンキー・薙竜二編】が解禁!
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この度解禁となった連続キャラPV第6弾は、【パリピヤンキー・薙竜二編】。勝太と同じG組のメンバーで、「戦争じゃー!」が口癖。“トラブルの香りがするところに薙あり”ともいえるくらい、喧嘩を売ったり買ったりといった好戦的な日々を送ります。映像は、「マジで殺すぞ!コノヤロー!」と肝田の胸ぐらをつかむ衝撃のシーンからスタート。「チャラい」「顔デカ」「馬づらの武闘派」というテロップに合わせ、雄叫びを上げたり騒いだりと暴れ馬っぷりを見せます。一方で、ケガを負いながら「あいつらのヤバさ、わかってねーんだよ。」と深刻な表情を浮かべる場面も。シリアスなシーンを思わせる意味深なカットも挟み込まれています。ラストでは肝田との息の合った絶妙な掛け合いも見せ、ノリと勢いにあふれた薙の魅力が詰まった15秒となっています!
公式サイト
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秋の夜。街中の公園を散歩していて、リーリーリーと甲高い、大音量の虫の音に包まれたことはないだろうか。スズムシでもコオロギでもない、聞いたことのない虫の音。「いったい何者なのか」と、疑問を抱いたことはないだろうか。その虫の正体は、横暴な外来昆虫第3弾のアオマツムシだ。 大音量で知られる秋の虫の代表は、かつてはクツワムシだったが、都市近郊ではあのガチャガチャという鳴き声を耳にすることが、ほとんどなくなった。代わりに登場してきたのがアオマツムシだ。クツワムシは体が大きいので、あの大音量も納得なのだが、アオマツムシはさして大きな虫でもない(スズムシよりやや大きい程度)のに、ともかくうるさい。 羽を広げて鳴くアオマツムシのオス。その音量はすさまじい。 何度か捕まえてきて、飼ったことがあるが、たった1匹でも、こいつと一緒の部屋ではとても眠れない。室内での飼育はやめた方がいい。マンション生活なら、ベランダに出していても、お隣から苦情が来る。公園などでやつらが集団で鳴き出すと、セミの大合唱より騒々しい。 原産地は中国と言われ、1900年ごろから国内の記録があるので、日本滞在歴は長い。しかし急増し始めたのは1970年ごろからという。昆虫記者が都心でこの騒音を気にし始めたのは2000年ごろだった。田舎に行くとあまり目につかなくなるので、都会派の虫なのだろう。 鳴き声(羽をすり合わせて出す音)は伊達ではなくメスを呼ぶ求愛行為 ほーら、メス(手前)が寄ってきた。すさまじい音量の成果ですね。 どうやら無事カップル成立のようです。 アオマツムシは樹皮下のほか、人工物の隙間にも産卵するらしく、基本的に樹上生活者なので、土の地面が少ない都心の公園や、道路脇の並木でも、何の苦もなく繁殖できる。 そんなアオマツムシは、コンクリートジャングルの中で暮らす都会人にとって良き相棒なのかもしれない。童謡「虫の声」のような風情はないものの、遠くで鳴くアオマツムシの声は、都会人の心を潤すかもしれない。在来種の本家マツムシは急減していて、店で買うと値段は定番商品のスズムシの何倍もする。これに対し、アオマツムシは無料で、近所で簡単に捕まえられる。 下の写真が本家のマツムシ(メス)。今ではマツムシと言えば、アオマツムシのことと思っている人も多いらしい。 地味な本家のマツムシ 店で売られている秋の虫の代表はこのスズムシ。 しかし、これだけは、しつこく警告しておく。「安眠を望むなら、アオマツムシを家に連れ帰るべからず」。まあ、アオマツムシを飼おうなどと思うのは、昆虫記者などごく少数派なので心配には及ばないだろう。でも「怖いもの見たさ」ということもあるかもしれない。
都会を代表する秋の虫の地位を不動のものにした外来のアオマツムシ(天野和利) - エキスパート - Yahoo!ニュース
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教室で小さく咲いていた君のこと
君の心が砕け散る音が聞こえる
中学を卒業して十五年が過ぎた三十歳の早春、同窓会の席で、俺は小南がすでに亡くなっていることを知った。
俺は焦って思わず死因を訊いてしまったけど、「さあ……病気?」「事故じゃない?」とみんな詳しく知らないようだった。担任だった先生にも尋ねてみたけど、逆に「あいつはもう亡くなったのか」と驚かれてしまった。
俺は伊原と御橋のすがたをとっさに探したけど、幹事によると、ふたりは来ていないとのことだった。
小南が、伊原と御橋にされたこと。そんなの、誰も憶えていないみたいだった。確かに、憶えていたって気分が悪いだけなのかもしれない。
けれど、俺は忘れていない。忘れられず、こんな歳にもなってしまった。
「ありがとう、舞島くん」
一番最後に小南に会った日、彼女はそう言って咲っていた。相変わらず、咲えるはずもないのに咲っていた。手当てもされない手首の傷が、震えていた。
「私の味方になってくれて、ありがとう──」
中学三年生になって、高校受験がストレスになってくる二学期の残暑、小南希子はそのはけ口のようにイジメを受けていた。クラスの人間はみんな抵抗しない小南を蔑んで、特に女子連中はイジメのリーダーの伊原姫奈に従っていた。
俺は正直イジメを苦々しく思っていたものの、割りこんで小南をかばう勇気も持てずにいた。
俺でもできること。先生に言えばいいのかな。でも、あの担任ってそもそも気づいてないのか? 普通気づくだろ。教室で殴る蹴るされてんだぞ。
じゃあ、ほかのクラスの先生に言うか? いや、そうしても結局担任の耳に入って、無視を決めこむかもしれない。先生なんて、役に立たない。
昼休み、弁当を食っていると、小南の弁当を取り上げた伊原が中身をゴミ箱に引っくり返した。教室では失笑が起こる。
笑いたくない。「やめろよ」って言いたい。
なのに、小南がそんなことをされても弱々しく咲っているから、俺も自己嫌悪にさいなまれながら、一緒に弁当を食う奴に混ざって笑う。
笑いたくないときに笑ってしまう。両親が離婚してから、俺はずっとそうだ。平気なふりで笑ってしまう。泣きたくても笑ってしまう。父親が家を出ていく別れ際、やっぱり俺が笑っていると、「お前は、かあさんみたいに人の機��に取ってばかりだな」と吐き捨てていった。
十月になって、受け持つ委員の後期を決めることになった。じゃんけんに勝って、どれも特にやりたくないなあ、と悩んだけど、早く決めないと後ろが並び始めたので、適当に図書委員に名前のマグネットを貼った。
図書委員はクラスからふたり出る。もうひとり誰だろ、と見守っていると、うつむきがちに俺の名前の隣にマグネットを貼った女子生徒の名前は、『小南』だった。
後日、学活が委員会に当てられて、俺は小南と並んで図書室に向かった。「何か、小南とは初めて話すな」と俺が緊張しながら言うと、「舞島くんだよね」と小南はやっぱり小さく咲った。名前を把握されていたのかと思うと、ますます小南へのイジメに何��できないでいるのが恥ずかしくなった。
図書委員は、同じクラスのペアで、昼休みと放課後に受付につくのが主な仕事だ。そこで貸し出しや返却の手続きをする。小南はてっきり、ひとりで仕事をさせられると思っていたらしい。初日の放課後、俺が少し遅れて図書室に来て、「遅くなってごめん」と隣の椅子に座ると、小南はぱちぱちとまばたきをした。
「何?」と俺が首をかしげると、「私と一緒なんて、サボるかと思った」と小南が言うので、「何でだよ」と俺は苦笑した。「一緒に頑張ろ」と笑みを作ると、小南はめずらしく嬉しそうに咲った。
図書室は静かに、が決まりだけど、俺と小南は抑えた声でいろんな話をした。イジメのことも話題に出た。「私が嫌だって言えないから」と小南は言った。
「嫌なのに、もう、嫌だって言うのも怖くなっちゃった」
俺はそんな話をする小南に、咲わなくていいよ、とせめて言いたかった。泣きたいなら泣けばいい。俺はそれを疎んだりしないし──
よく見つめてみると、小南は委員の仕事も教室での勉強も、まじめに頑張っている。伊原に宿題のページを破られたりしても、嫌な顔ひとつせず、宿題をやり直している。あんなにまじめに生きている子なのに、どうして彼女にいいことがないのか、俺には理不尽だった。
秋が深まって、冬服になった制服もなじんできた頃、放課後、小南が図書室の当番に顔を出さなかった。初めてのことではなくて、こういうとき、たいてい小南は伊原につかまっているのだ。
俺は小南が心配でそわそわしていたけど、ひとりなので当番を離れるわけにもいかない。結局十七時まで働いて、荷物が置きっぱなしの教室に向かった。
ドアを開けようをして、がたっとつくえがぶつかる音が教室から聞こえた。誰か残っているのか。もしかして小南──と、伊原たち? 明かりはついていないけど。
俺はおそるおそるドアに隙間を作って、月明かりが射す教室の光景に、目を開いた。
学ランの背中が見えた。紺のスカートをたくし上げられ、女子が白い脚を開かせられている。男子の乱暴な腰遣いで、それが無理やりの行為だと分かった。
「御橋ー、もっとレイプ感出して」
そんな声がして、教室のロッカーに伊原が座っているのに気づく。「こいつ、狭すぎんだけど」と御橋の声がして、伊原はけたけた笑うと「こんなイケメンに処女もらってもらえて幸せだねえ」とロッカーを降りてつくえに顔を伏せる女子の髪を引っ張って顔を上げさせた。
それは、間違いなく、小南で──
俺は息を飲みこんで後退った。
いや、違う。ドアを開けて。声を上げて。やめさせないと。手後れかもしれないけど。それでもせめて、助けないと。
そう思うのに、はっきりそう思っているのに、俺は身を返して階段を駆けおり、上履きのまま学校を飛び出した。
家には誰もいなくて、俺は部屋にこもると、膝を抱えて嗚咽と吐き気をこらえた。ひと晩じゅう、眠ることができなかった。
月光に映った小南は、ついに咲っていなくて、涙を流していた。男の俺には、どれだけの痛みなのか想像もつかない。でも、それはきっと、大切なものを引き裂くような──
翌日、俺は早めに登校して、置きっぱなしのつくえの中身と持ってきた教科書を入れ替えて、宿題をやった。小南は何もなかったように教室に来た。「あいつ、まだ学校来るんだね」という聞こえよがしの陰口に、やっぱり彼女は咲っていた。
しばらく、誰にも言えなかった。でも、あの光景は脳裏から消えるどころか、まざまざと焼きついている。誰も小南があんなことまでされているとは思っていない。ばれるのを待ってみたけど、誰も気づかない。図書委員で一緒に仕事をしていても、小南は相談してこない。
でも俺は知っている。知っているなら、俺がどうにかすべきなんじゃないか?
出口が欲しい。この鬱血する思考の出口が知りたい。
「あ……あの、……小南希子のことなんですけど」
俺がそう話しかけると、初老の男の担任は、眉を寄せて振り返ってきた。その顔で迷惑がっているのは察したが、俺はあの月明かりの元で行なわれていたことを担任に話した。担任は仏頂面のまま、「本人たちに確認してどうすべきか決めよう」と言った。
確認、って。「俺、ほんとに見たんです」と継ぎ足したけど、担任はまともに聞こうとせず教室を出ていった。
俺が突っ立っていると、「今の話ほんと?」という声がかかった。クラスメイトの女子だった。聞かれてた、と焦ったものの、ふと、ここで肯定してみんなに知れ渡ったら、担任も事なかれにできないかもしれないと思った。
俺はうなずき、「伊原が御橋に命令してやらせてた」と言った。するとさすがに彼女は「ひどい」と声を上げ、「何?」「どうしたの?」と彼女の友達が駆け寄ってくる。
そして、あっという間にクラスには、伊原の指示で小南が御橋に犯されていたという話が広がった。
「違うよ。伊原関係ねえし、小南が誘ってきたんだ」
しかし、御橋がそう言って伊原をかばうと、もともと伊原の言いなりで、ルックスのいい御橋のことも悪く思わない女子連中は、俺がひがんだ物言いをしたのだと、すぐに手のひらを返した。御橋と関係したということで、小南への風当たりはさらに強くなった。
レイプされたのに、それをひがまれて、責められて、ついに小南は学校に来なくなった。そして、俺もクラスのみんなが見ている前で、伊原と御橋に謝るよう担任に命じられた。
俺が謝りたいのはこんな奴らじゃない。
俺は、小南に謝らなきゃいけないのに──
冬が近づいてきて、受験がいよいよ騒々しくなる中で、俺はぼんやりしていた。三年生の委員活動は二学期で終了だ。それがなくなれば、本当に小南とつながりがなくなる。
そう思っていたら、図書室の先生が小南が借りたまま返却していない本があるので、手続きはいいから引き取りにいってくれないかと頼んできた。俺はもちろん請け合って、知る由もなかった小南の住所を手に入れることができた。
放課後、雨か雪でも降りそうなほど寒い中、小南の家を訪ねた。マンションのインターホンに出た小南の母親は、希子は誰にも会いたくないと言っていると面会を断ったが、俺の名前を伝えてみると小南が玄関から顔を覗かせた。
「……舞島くん」
「よ、よう」
小南は俺を見つめて、咲う。壊れそうだけど、咲ってしまっている。
「あ、あの──」
「私の家、知ってたの?」
「いや、えと、図書室で借りてた本あるだろ。それ、俺が返しとくからさ。持ってこいって先生に言われた、というか」
「……ああ。あの本。そうだね、返さないとって気になってた」
「持ってこれる?」
「うん。あ、中入って。寒いでしょ」
小南は俺を玄関先に通し、家の中に入っていった。俺は鼻水をすすって、風がないだけであったかいな、とか思う。
小南の家の匂いがして、それは彼女が隣に座ったときに感じた匂いに通じていた。小南の母親がちらりと顔を出して会釈して、俺も頭を下げる。
小南はすぐ戻ってきて、「はい」と本を俺にさしだした。その拍子に左手首の内側が見えたけど、気づかないふりをした。
「この本、おもしろかった?」
「うん」
「俺も読んでみようかな」
「舞島くん、いつもラノベしか読んでなかったけど」
「たまには文学っぽいのも読むよ」
「そっか。うん、おもしろいから読んでみて」
「おう」
俺は本をかばんに入れて、玄関の段差のせいで目線が変わらない小南を見た。小南は微笑んで、「あのね」と穏やかな声で言った。
「ん?」
「ありがとう」
「えっ」
「ありがとう、舞島くん」
「……何、」
「私の味方になってくれて、ありがとう」
小南を見つめた。その瞳を見つめているうちに、俺は泣きそうになってくる。
「そん、な……俺が、黙ってれば、」
「ううん。教室に行かない切っかけになったから、もういいの」
「でも、小南は悪くないのに、みんな」
「私がつらいのに咲ってたのが、悪かったから」
「悪くないよ」
「つらいって言えばいいのに、言えなかったから。舞島くんのおかげで、やっと言えたの。だから、ありがとう」
何で。傷つけたのに。俺は小南を傷つけたのに。なのに、どうして許してくれるんだよ。ありがとうなんて、そんな言葉──
俺には、言ってもらう資格はないのに。
その帰り道、俺はひとり、耐えきれずに泣き出してしまった。冷たい風が当たると、濡れた頬が引き裂かれるように痛かった。
俺は正しくあろうとした。でも、周りがぜんぜん正常じゃなかった。伊原も。御橋も。担任もクラスメイトも学校そのものが。おかしかった。
だから、俺も間違えてよかったのかもしれない。「俺は小南が好きだから、そばにいるよ」って……そんな、ひとりよがりかもしれない言葉を伝えていたら、もしかしたら──
同窓会から数日後、俺はどうしても小南の死の原因が気になり、十五年ぶりにあのマンションを訪ねた。引っ越してるかなあとも思ったが、そこには変わらず『小南』の表札があり、子供のはしゃぐ声がしていた。小南の母親は俺の名前を憶えていて、あのときのように小さく会釈すると、小南の死の経緯を話してくれた。
小南は結婚して妊娠したが、子宮がもろくて母体か子供かどちらかだと言われ、子供を生んで亡くなったのだそうだ。居間に通された俺は、泣きそうになりながら咲って、「小南は俺の初恋なんですよ」と言った。すると、小南の母親も、「あの子も舞島さんの話をよくしてくれたから、そうだったんでしょうね」と涙ぐみながら微笑んだ。
今は旦那も一緒にここに暮らしていて、幼い娘の面倒は祖父母で見ているという。仕事だという旦那が帰ってくる前に、俺はその家をあとにした。
小南。最後は幸せだったんだよな。咲えたんだよな。
ああ、そうだといいな。
俺は弱くて何もできなかったけど、お前が心から咲った顔を見たいって、あの頃いつも、そう思ってたんだ。
薄暗い冬が終わり、空には春めいた柔らかい青さが広がり、桜もつぼみをつけはじめている。
FIN
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2023年振り返り(7月〜12月)
■7月
・四国に旅行した(直島−徳島)
▲鳴門海峡の渦潮
結構雨が降っていた。渦潮っぽいのは見られたかも?
▲大塚国際美術館
大塚国際美術館は全部じっくり観ていると一日では足りないのではないかというくらい作品が充実していた。
・夏キャンプ(土呂部)
この回は泊まりで行った。
自分はテント泊ギアを所有していないのでロッジに泊まる。
日光の奥の方で、夏だけどだいぶ涼しかった。
▲鳥が出てくる映画も観ました
■8月
・飲み会��多い
大阪在住の大学の友達が関東に遊びに来るとか、研究室の飲み会とか。
うまい寿司を連続で食べたりもしている。
▲セブンイレブンのカレーフェアも食いまくった
■9月
・BIG FUNに行く
なかなか行くチャンスがなかったBIG FUNに初めて参戦した。最高。また行きたい。
プレシャスホールにも遊びに行きたい。
一泊したので札幌観光もした。ぽんぽこ年間ベストグルメの「らーめんそら」の味噌ラーメンも食べられて満足。
▲らーめんそら
・ぽこピー展に行く
写真を見返しているだけで楽しい。
・どん底会2
どん底からのやんばるからの石の家。
・秋キャンプ(手賀沼)
だいぶ設備が整っているキャンプ場だった。手ぶらで行っても遊べそう。
■10月
・新居にお邪魔
マンションもいいな〜と思った。(���さい戸建気に入っています)
▲江ノ島で海鮮丼食ってるな
・新居にお邪魔2
デカい戸建もいいな〜と思った。(小さい戸建気に入っています)
▲推し活状況
■11月
・伊勢志摩旅行
▲鳥羽水族館のラッコ
その他横山展望台、スペイン村など。
▲潮路亭
▲サンペルラ志摩
(この辺りはXに大量に写真をあげている)
まだまだ行ったことのない良いところが日本にたくさんあるなと感じた。
▲短めの区間だったけれど観光列車のしまかぜにも乗れた
・Switchを買う
特に何かをやっているわけではない(やれや)。 とりあえずスイカゲームはやった。
・新しいレンズを購入
■12月
・冬キャンプ2(手賀沼)
冬のキャンプはサッポロ一番がうまい。
友達がiQ買っててめちゃ可愛かった。
・人の家に遊びに行って飲む
おでん、山芋料理など。
この山芋焼いたやつが美味かった。トリキにあったやつ(今もあるのか?)
・忘年会
インターネットの人と酒を飲む会×2が開催された
また長年相互フォローだったけどあったことない人とお会いする機会を得た。今年はこの感じ多いな。嬉しいわ。
・クリスマス
なんやかんやクリスマスは外で食べることが多かったけど、今年は家でご飯を作って食べた
(コース料理を家で再現するみたいな記事の影響を受けた感じではあるが・・・)
いい感じの皿が欲しくなった。
-------------------- 振り返るとめちゃくちゃ旅行した一年でした。
そして水族館に行きまくっていますね。
自分から進んで行っているわけではないですが、結構全国の水族館に足を運んでいる部類のhumanになってきたと思います。
キャンプも4回は行ったので、だいぶ慣れてきた感もあります。そのうちテントやタープを張って泊まるみたいなこともするようになるのでしょうか。
外遊び以外では何よりもぽこピーにハマってVtuberを色々見るようになったのがデカいです。
冗談抜きで一時は可処分時間の全てをアーカイブ視聴に費やしている時期もありました。面白いし可愛いしかっこいいところもあって、めちゃくちゃハマっています。
動画関連で言うと東海がしばらく休眠しているのは少し寂しい感じもします。(そのタイミングくらいでバキ童チャンネルに出会ったのでお下品ネタの補給はそっちで行われているかもしれない)
仕事は楽しくやらしてもらっています。できることの幅が広がりつつあると感じています。今年は要件を満たしたので資格試験を受けたのですが、2問分ほど点数が足りていなかったので多分落ちたと思います(まだ合否発表はなされていない)。来年も受けるかもしれない。
みなさんの一年はいかがでしたか?
--------------------
(番外)今年買ってよかったもの ・コーチジャケット(Y-3)
プリマロフトという素材について全く知らなかったのだけれど、めちゃくちゃ暖かくてかなり着ている。デザインもシンプルでよき。
・オールインワンジェル(無印良品)
化粧水→乳液→クリームのような工程が不可能なのでオールインワンジェルを愛用しているのですが、これはあまりベタベタしない上に肌の調子もいい感じがして大変気に入った。今後はこれを使い続けると思う。
・ぽこピーパーカ オートミール(SPINNS)
推しグッズ。推しとお揃いも嬉しい。可愛いし普通に使えるので着まくっている。
・PIXEL FOLD(Google)
折りたたんだ時に縦に長すぎないのが良い。開くと写真が大きく見られるところと、漫画が見開きで見られる点も◯。チェンソーマンが捗った。
・WH-1000XM5(Sony)
WF-1000XM3を紛失した悲しみから絶対に落とさないであろうヘッドホンを購入。電車の中で騒いでいる馬鹿どもの声が一切聞こえなくなる最高のノイズキャンセリング性能で通勤のお供として必携品となっている。
・ExpertMouse ワイヤレストラックボール(Kenginton)
オービットを使っていたのを変更した。ボールがデカいと疲れない+ボタンが4つで組み合わせに応じたアクションをアサインできるのが���利。もう少しクリック音が小さければ最高であるが・・・。
・プロフィットジュニア(セーラー万年筆)
パイロットのカクノをずっと使っていたが、良い色のプロフィットジュニアを見つけたので鞍替えした。セーラーのインクの方が長持ちする気がしている。良い。
・Veilance関連
今年はセットアップ×2とリュックとトートバッグを買った。服は本当に軽くて使いすくて良い。かばんはシンプルで丈夫で「これが良いんだよな〜〜」となる。
以上
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仙台旅
仙台を旅してきたので旅行log残しときます!🤟
むらさん内田雄馬のコンサートいきませんか?と今年初めくらいに声かけてもらっててそれなら仙台かなあ言うたら本当に仙台に行ってた。仙台に行きたかったので行けてよかったです❕
四時起きで空港にたどり着いたむらちゃん、実は前日パリライ(あんステのライブのこと)に行っており興奮して寝付けず夜中の2時から荷造りをしている。なんなら頭の中でEdenがまだ踊っている。最高のライブの後ということでテンションも高い。そんな感じで関空に着いた。関空に着いたら朝ごはんや!言うて店入ったらからあげ定食、牛丼、肉うどん、カレーというゴリゴリ飯しかなくて心がそがれた。
このクマちゃんは友達がパリライでくれたので一緒に仙台に連れてって写真バコバコ撮ってやるよ……❕って持ってきた。ちなみに写真はあと一枚しか撮ってない(ごめんね)
意識が高いので(?)飛行機内では内田雄馬さんを聞いまくり、これからわたくしは内田雄馬さんのライブに行くんだ……という気を高めていた。
📍仙台駅
という訳でこれは仙台駅ですね。
空港から仙台駅秒な気がしてたけど普通に30分くらい掛かったから全然秒ではありませんでした。仙台と言えばここだから写真撮っときなというフォロワーの助言で撮影。ちなみに早朝の空港までわざわざ何故か迎えに来てくれたのですごく優しかったです。ありがとう仙台フォロワー
📍青山文庫
地元民のオススメの店に連れてって(嫌な無茶振り)と言ったら駅近くのカフェに連れてきてくれました。私はアールグレイとモーニングのセット頼んだんですがほんとはエシレバターのクレープ?が食べたかったです!朝は頼めないらしいので地元の人がいたらエシレバターのクレープ食べてください。本当に食べたかった。上手くないわけないもんな…
食べてる間に仙台フォロワーはライブに備えて消えていきやきとち先生が迎えに来てくれました。今回の旅行はほぼやきとち先生と一緒です。やった~
📍ホテルモントレ仙台
とりあえず荷物を預けにモントレにきました。実は生まれて初めてのモントレです!うれしい。ずっと来たかったのでモントレデビューを果たせて感無量でした。また後ほどモントレの話はします。とりあえず荷物を預けてそばでEveちゃんを並べました。
(これは人通りが少なかったから出来たこと)
うん、Eveちゃんもモントレに来れて嬉しそうだ。
📍むかでや履物店
ジョジョの4部の作中に出てくるお店らしい(へえ~)ジョジョに詳しくないのですがお店にはたくさんジョジョのサインとかあってオタクだったら嬉しそ~と思いました。キャラクターの名前で領収書くれるらしい(すべてにわかなのでらしいと付けてしまう)あと普通にお店の中がかわいいし落ち着いてて大変良かった…!お財布欲しいな。普通に。
仙台、土日の割に人が少ないし軽やかな演奏が商店街から流れてくるし無料で珈琲くれるし道に木々が生い茂ってるところが多くて長閑で大変いいな…と歩きながら思ってました。ここが土日の大阪スラムタウン難波ならどこかから怒声が聞こえてくるのにそういうのがあんまり無かった、すごいな(そんなんと比べるな)
で、観光したいよね!という話になって仙台と言えば伊達政宗…伊達政宗を見に行こう‼️つって伊達政宗像を目指すことに。そこで利用したのがるーぷる仙台です。
(公式画像引用失礼)
神戸のシティループみたいでかわい~♡と思いました。これで観光名所の山辺りを回ってくれるらしい。山登るのはキツイからめちゃくちゃ便利‼️これで伊達政宗にだっておきがるに会いに行ける🎶と思って待ってたらもうすげ~~~~~バスがぎゅうぎゅうなんだよ!すげ~の、仙台一混んでた。瑞鳳殿で大量に人が降りたことで座れて座れてからようやく運転手さんが観光スポットについての案内をしてくれてることが耳に入ってきた。
なんかこう…仙台にも方言?あるんですかね。運転手さんがなまってて可愛かったです。可愛いと思える訛り羨ましいなと思いました。あと、瑞鳳殿、いつか行きたいです。今回はたそライブがあるので伊達政宗の面だけ拝んでいきます。
📍仙台城跡
こ、これは、……伊達政宗……………………⁉️
実はやきとちさんに行きたいと言われるまで伊達政宗が仙台の藩主ということを失念していました。仙台城跡地あたりから見る下界広大で空気美味しかったー!!!今年?は閉まってるらしい仙台市博物館にも行きたかったのでまたの機会に行こうと思います。あと伊達政宗像の横でとうもろこし売ってました。仙台名物なんですか?🌽
伊達政宗のすぐ側には謎の鷲?もいました。かっこいい。
📍宮城県美術館
画質ガビガビなのはインスタ動画クオリティだから。国際センター駅まで歩いてる時に宮城県美術館の前通って寄ってかね?という話になり見てきました。
伊達政宗と杜の都・仙台展って名前らしい。杜の都……!?確かに!と思った。豊かで素晴らしい。伊達政宗関連の展示~日本の近現代美術名作選とか色々あって普通に見るのに普通に2、3時間かかってたと思う。あとね、ぐりとぐらの作者の方の展示があってすごいかわいかった。絵本ってあんな結構切ったり貼ったりみたいな感じで作られてんだと思いました(説明が下手)
仙台フォロワーに牛タンなら善次郎だよって言われたから善次郎に行ったら100人以上待ってると言われてビビりまくった。な、なに~ッ!?いうて。。全然もうこう…仙台さんが長閑な感じだから舐めきっててそんなに並ぶと思わず滝汗をかく我々。だがしかし、どうしてもたそライブの前に牛タンを味わいたい……!となり仙台駅内の牛タンエリアへと助けを求めることになった。
📍味の牛たん喜助
わーい!牛タンだー!じつは焼肉以外でタンを食べるの初めてだったんやけど(まあほぼ変わらんやろ)と思ってたけど厚切りの牛タンはうっ~まい……うまいんだ、これ。めちゃくちゃ美味しくてうまーい!!!といってたら横に付いてきた福神漬みたいなんがガチ辛くて泣いた。
美味しい牛タンなので正味あと10切れくらい食べれた。食べれたけど内田雄馬さんのライブに向かうため渋々店を出ることにする。
📍電力ホール
電力ホール内に着いたらなんかすごいみんな青い服とか髪で驚いた。内田雄馬さんのカラーらしい。内田雄馬さんって青がメンカラなんだ(当方内田雄馬初心者)
電力ホールの凄いところ、7階にある所なんだけどスタッフさんが「基本的に出たら再入場できません!飲み物はなんか…、下のファミマとかで買って上がってきてください!」って言っててすげー、チケット持ってても再入場できない現場初めてだ!?と思った。あと自分で半券もぎってくれってアナウンスにも驚いた。初めて自分でチケットをもぎりました。
感想は割愛しますが楽しかったー!ペンライトふわふわ芸人だったけど内田雄馬さん近くで見るとうわ…内田雄馬さんだ……になれたしあと声が良すぎる。声が良すぎるのに笑い方の癖強すぎて宇宙猫の顔しました。
内田雄馬さん置いときます
📍ホテルモントレ仙台
見てくださいこの可愛さを。。❕レトロでかわいいよね~かわいいかわいい😭特にエレベーターが好きです。上のなんか針(?)みたいなのが上あがっていく度に動くのがちょっとアナログで良すぎる……!語彙なし!!
お部屋も広くてらぶりーでさいこうだった。。大はしゃぎで部屋でぬい撮影会をしました。駅からも近いしアクセス良すぎるのでみんなもモントレに泊まってください(?)
ホテルでやきとちさんにアイナナのライブを見せてもらってアイナナっていいな……!になった。あとŹOOĻのササゲロを聞かせてもらってからササゲロが離れなくなった。ちなみにササゲロはこれです
youtube
騒いでたらもう2時付近。NAVITAIMUを見て恐ろしいことに気付く。
次の日は福島に行く予定だったのですが、飛行機の時間を加味して余裕を持って帰って来れる理想の出発時間が朝5時30発の電車。つまり、4時起き。
突然地獄のアラームを見せてしまい申し訳ございません。これに出れなかったら死ぬど………………………………のモードになりホテルで音速睡眠会になった。そして二人とも眠りについたのが恐らく2時過ぎ…。
むらちゃんはこの時、3時半に一度起き、寝起きのテンションが元々最悪なのもあって自分でつけたこのアラームを無理やろいうて全部消して二度寝している。戦犯は自分なのに起きた時被害者ヅラしてえ。。。起きれなかった!?と言った。サイコパスすぎる
おはよう、いい朝だね(寝坊)(10時)
ということで福島に行けなくなってしまったので別のことをすることにしました。そう、かわいいカフェに行く、ということです。
📍牛タン炭焼 利久
これはたそがライブで食べてた場所です!たそがたべてたにゅうめんが食べたいということでやってきたもののまあ、にゅうめんがない。横浜限定メニューらしい。
ということでむらちゃんは馬刺しユッケと仙台牛ステーキをたべました!!うまい!!🥩
肉ならなんでも美味い!!
📍Adapt
まんがチーズケーキをたべることが目標だったので果たせて良かったです🧀味は思ったよりあっさりしてて食べやすかった!おいしい!
まっしろ��店内でマジで好みだった!!映えカフェだからEveさんをだすのちょっと恥ずかしかったけど写真映えするのでうれしい。かわいいのら。
ぷりん、おれたち、つぎこそ福島のラッキー公園に行ってやろうぜ……約束だぞ……
あ、そう。牛タンお土産に一万円分ごっそり買った!まだ食べてないけど楽しみにしてる(ᐢᴖ ·̫ ᴖᐢ)👍🏻🌟
はやくたべた~い(お土産なのにおまえもたべるんかい)遊んでくれたフォロワーたちありがとうございます🎶また行きたいと思います🎶🎶🎶
以上
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願��希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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ハオハオ(好好)www
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
どうも、こんにちは。今期の漁期も残り少ない9月23日(月)の振替休日に、hrkさんとフライフィッシングに行ってきました。腰痛が痛いので土曜日は整骨院。雨の日曜日は西池に行こうかと思いましたがめんどくさくなって自宅警備員w。満を辞して?月曜日に出撃です。持っている竹竿を順番に使っているので、今日のロッドは長い付き合いのフリースのカタナ633。今シーズンまだ使ってなかった(汗)
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
hrkさんには、いつも「年功序列」と言い聞かせているんですが、やっとわかってくれたのか、いつも良いサイズが付いているスタート地点の淵を譲ってくれました。最近、キャストの調子が良くループが伸びる。瀬から淵への流れ出しにフライを乗せると「はうっ」と喰ってきてフライが消えた。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
紀伊半島のアベレージサイズより大きめの地アマゴ。7寸あるかな?黒帯とパーマークが美しい。
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
永遠のライバルのhrkさんの闘志に火をつけちゃったかなw。日曜日の大阪は強い雨が降る時間帯もあったので、増水気味かと思ったんですが、水量は平水ぐらい。
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
この辺でhrkさんも1尾釣ってたかな?良いサイズも出したが乗らなかったらしく、「よしよし」とライバルのミスを肯定してたら、hrkさんが「ハオハオ」とボソッと呟いてた。あっ「好好」(ハオハオ)ねw。
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
2尾目釣れました〜。小っさ!
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
いきなり釣れたんで好釣を期待しますが、意外と釣れない…なんで?大人になってからw朝マズメに良い思いしてないな〜。二十代の時は朝マズメに良い釣りしてたんだが。川にもよるんかな〜。石川県の川は朝から釣れたことないような気がするけど、福井県の川は朝から釣れてたような。どうなんでしょ?
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
ほい、3尾目が釣れました。これぐらいが紀伊半島のアマゴのアベレージサイズかな。
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
10時半を過ぎて日が高くなってきた。山の緑が綺麗ですね。
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
午前中は5尾でした。カタクチイワシみたいや。
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
魚信も遠いし、最上流まで行かずに上がろうかと。最後の淵を譲ってもらって狙ってみたけど釣れず。「僕も投げていいですか?」というので「どうぞ」って言ったら…おい、何をしている。
本日最大サイズ。良いところ持って行かれた〜(;´Д`)
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
午後は河岸を変えた。事前に聞いていた通りhrkさんの若い友人(といっても四十代)が入渓中で車が2台停まってる。単独と聞いていたが、お連れさんと合流して3人で入渓したらしい。
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
お友達は凄腕で、後でhrkさんが聞いたところ18尾も釣ったらしい。なので、後追いで釣れなさそうだが、4時間以上空いてるし多少は釣れるんじゃないかと。入渓点の淵の上の瀬でいきなり釣れました。ちょっと小さいけど、流れから出したので気持ちよか〜。
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
小さいのがポツポツ釣れたが、久しぶりに良型ゲット〜。
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
足元を見れば動物の足跡が。鹿かカモシカか。見分けがつかない。
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
この後、彼はまたしても8寸アマゴを釣った…良型羨ましいw
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
白泡の下をいやらしく攻めたったらイワナが出た。やっとイワナ釣れた〜。でも、この後まあまあのサイズのイワナが出たけど、油断していてアワセが効かなかった。鉤に当たっただけ。
(ノ_-;)ハア…
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
ふう、気持ちいいなあ。昨日の雨の後涼しくなって山の中は20度以下で涼しい。
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
途中から全然釣れんくなってhrkさんと「釣れる気がせんなあ」と言ってたんですが、流れが二筋ほど流れ込む淵にフライを流したらアマゴがヒット!よ〜引きましたわ。「尺や尺や」と騒いだけど約8寸でした。
2024年9月、紀伊半島某川 iPhone11
写真だと補正してくれるので明るく見えるけど、暗くなってくるし林道は上の方にあるし、どこから退渓できるんやと不安になりましたけど、hrkさんが退渓場所を知ってて涸れ沢のガレ場を登って退渓できました。
ということで、9月23日はアマゴ12尾、イワナ1尾の13尾でした。hrkさんも同じぐらい。
9月最終の週末も行きたいけど、腰痛と右足の付け根が痛いのでビミョーというか無理そうです。
では、また。
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生命拾いと戯れる~草加健康センターと戦後~
「人生の楽園」と題されたテレビ番組がある。西田敏行のナレーションで、四半世紀も続いている。都会暮らしの勤め人を脱した家族が田舎に逃れてパン屋や蕎麦屋を営む様を、楽園を得たひとに見立てて紹介するという筋立てだが、子供の頃のわたしは手品に魅入るように番組を眺めていた。近年、この番組に紹介された人々の七割が元の都心に戻っているという風説が囁かれている。それ自体は驚くに足りない、だが自ら築いた楽園をあっさり放逐される寓話は、逆説的にメーテルリンクの戯曲の有名な教訓を証明しているようだ。
草加健康センターの話をしよう。
わたしがこの地を踏んだのは8月10日。日本がポツダム宣言を受諾した日からちょうど77年後、北千住駅から東武スカイツリーライン快速に乗ること二駅の草加駅から送迎バスで10分、或いは徒歩で一時間で辿り着くこの場所は既に多数のサウナ愛好家たちにより紹介されており、さらに付言して汚すのはしのびない。
しかし百聞は一見に如かず。高温ながら高湿度に保たれたサウナ、真夏日でも15度を保つ清涼なハイブラの水風呂、小体な施設内で最大限に設置された外気浴の椅子。そして、サウナ室の入口と水風呂がおなじ露天スペースに設置されている為に一連の動作を円滑にする親切な導線は、灼熱の煉獄から逃れて救いの泉を得、その後微風に扇がれつつ身体に沸々と涌く余韻を味わうまでに些かの遅疑もさせまいとする心遣いを表している。その快楽は、身体に即せば高温からの急激な冷却を経ての血管の急激な収縮、拡張による血流や自律神経への好影響ということになる。だが、暑さ寒さの彼岸を好んで彷徨った挙句、外気浴スペースの椅子に背を預けて空を仰いだとき、晩夏の午後の光が雲をふちどる風景をふと目にして感じる瞑想的な法悦は、ただ身体の機構に帰して済ませてよい類のものだろうか。
走っている 火の海のなかに炎の一本道が 突堤のようにのめりでて 走っている その一本道の炎のうえを 赤い釘みたいなわたしが 走っている 走っている ――宗左近『燃える母』より
思いつく限りの戦時における空襲の描写を挙げれば、どこかで必ず火の海を逃げ惑う様子であったり、水を求めて煮えたぎる川に飛び込んで落命したひとの姿に行き当たる。『方丈記』以来の生き地獄の描写である。わたしは冗談ではなしに、高温のサウナに炙られている最中、先に挙げた宗左近の詩を連想する。信濃町で、母と二人で炎のなかを逃げ惑い、つい手を離してしまったが為に母は焼け死に、詩人が悔恨から鏤刻した凄まじい詩のことを。
だが、サウナがひとを殺すことは殆どない。わたしは自由に出口から抜けて出て、水風呂に浸かることが許されている。この水風呂も十秒以上浸かれない程に冷たく、一瞬で身体を覆う火照りを剥がしてしまう。水面に浮かぶ無数の泡が時に光の反射で無数の砕氷のように錯覚することすらある。それでもこれは八甲田山の死の彷徨ではない。
あくまで戯れに抑えられた灼熱と寒冷の往還とその余韻はどこか生命の危機から九死に一生を得る体験に似ている。次第によっては神仏の実在���ひとに確信させるに至る、真の九死に一生の体験も身体の出来事だけに焦点を当てれば急激な緊張からの解放という一連の運動であり、これが浄化の感覚を否応なく引き起こす。草加健康センターがわたしに幾度となく追体験させてくれる快楽、それは極言すれば死の恐怖を抱く手前で精密に抑制された九死に一生ということになる。
解剖学者の養老孟子は90年代の講演集にて、くり返し「仏教の古い経典に描かれている極楽は『空腹も寒暖もない世』である」として彼の都市批判に繋げている。この極楽は日本において概ね達成されて久しい。コンビニでおにぎりもアイスも買えるし冷暖房が一家に一台備えられている世界は古人の夢見た極楽の姿をしている。日本国憲法の序文に綴文された「わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し」て今日まで幸運や、反対に薄氷を渡るような危機を躱して、今日楽園を前提と出来る程の世を享受している。そして、わたし達が世に抱く不平不満も煎ずれば極楽を足場に叫ばれている。
古人の想像力は、しかし果たして灼熱と寒冷の彼岸に戯れる、この草加健康センターのような施設にまで到達しただろうか。これはどんな古賢さえ夢にも見なかった楽園の一形態である。そしてわたしたちは他者により隅々まで保障の行き届いた施設にて生命拾いの快楽と戯れることさえ許されている。過去の悔恨も未来への恐怖も束の間忘れて、他者の承認も不要としながら独り身体的快楽の余韻に身を任せるとき、楽園のうえに更に築かれた楽園の到来に戦慄しないだろうか。
一方、誰が語ったか人生百年の時代であると言う。地上の至るところで戦禍がやまない世に先人の建立した砂上の極楽浄土が永続すると仮定して平和裡に制度維持の恐怖に震えること自体が既に慢心であると一瞬でも掠めたひとがどれほどいるだろう。遠い未来、わたしたちは抑制された灼熱ではなく、本物の火に生命を奪われるかも知れないのだから。
故にわたしは草加健康センターへふたたび通う。細心の注意により存続する楽園が、楽園として享受出来る限りにおいて。滅びの予感のなかで穏やかな現在はいっそうかけがえなく在る。そしてセンターの隣の自販機でアイスを贖い、舐めながら草加松原駅に至るまでの鄙びた道のりを歩き、暑さの峠を越えた夜風や虫の音に、これも優しい秋の気配を感じながら。
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現在nhk-bs4kにおいて大河ドラマ「獨眼龍政宗」 が放映されているが、 これに対する、思い出を少し語りたいと 思っている。 この大河ドラマが本放送で放映されている時、 父方の祖父がこうつぶやいた。 「今やっている大河ドラマの仙台藩の 伊達騒動っていつだっけ。」 この伊達騒動は、樅ノ木は残ったとか 歌舞伎の伽羅先代萩などで 話題になっているような事件であるが 知らない人は知らないとは思うのだ。 父方の祖父はやはり根っから關東人で 關東のことしか知らないのだろう。 もし、祖父が旧仙台藩領出身で 色々感じるものがあれば 伊達騒動っていつだっけ。とは 言わないだろう。 關東でも城東地方だったら、 旧仙台藩領出身者を始め東北出身者 が多いから色々感じるものがあったのではないか? でも、父方の祖父母は京急・根岸線沿線の 品川から川崎鶴見を挟み、横濱に至る 地域しか知らなかった。 旧仙台藩領を含めた東北も、 西日本のどこかの街や、 琉球の島のどこかの集落という感覚なのだろう。 私が大阪京都も遠いが、 東北も遠いと思うのは、 やはり父方も影響している。 私が得た東北方面の親戚は 京都に住む 從妹の旦那樣の父上が、盛岡、 八戸、三沢あたりの人だった。 東北は近くて遠い。
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各地句会報
花鳥誌 令和6年5月号
坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年2月1日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
立春を待たずに友は旅立ちし 喜代子 習はしの鰈供へる初天神 由季子 在さらば百寿の母と春を待つ 同 春遅々と言へども今日の日差しかな 都 橋桁に渦を巻きつつ雪解水 同 盆梅の一輪ごとにときめきぬ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月3日 零の会 坊城俊樹選 特選句
飴切りの音高らかに春を待つ 和子 風船消ゆ宝珠の上の青空へ 慶月 天を突く手が手が福豆を欲す 光子 葬頭河の婆万年を寒く座す 光子 飴切りのビートを刻み追儺の日 いづみ 虚無なるは節分の達磨の眼 緋路 老いてなほ鬼をやらふといふことを 千種 恵方向く沓の爪先光らせて 光子 とんがらし売る正面に福豆も 和子 錫杖をつき仏性は春を待つ 小鳥
岡田順子選 特選句
厄落し葬頭河婆をねんごろに はるか 柊挿す住吉屋にも勝手口 眞理子 豆を打つ墨染のぞく腕つぷし 千種 奪衣婆の春とて闇の中笑ふ 俊樹 亀鳴けば八角五重の塔軋む 俊樹 節分や赤い屋台に赤い香具師 緋路 錫の音待春の鼓膜にも 緋路 飴切りのトントコトンに地虫出づ 風頭
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月3日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
ものゝふの声は怒涛に実朝忌 かおり 実朝忌由比のとどろきのみ残る 睦子 久女忌の空は火色にゆふぐれて かおり やはらかな風をスケッチ春を待つ 成子 実朝の忌あり五山の揺るぎなし 美穂 歌詠みは嘘がお上手実朝忌 たかし 死せし魚白くかたどり寒月光 かおり 実朝忌早き目覚めの谷戸十戸 久美子 寒月や薄墨となるパールピアス かおり 寒月に壁の落書のそゝり立つ 同 ふはとキスこの梅が香をわたくしす 美穂 昃れば古色をつくす蓮の骨 睦子 寒禽の過り裸婦像歪みたる かおり 人呑みし海ごつごつと寒の雨 朝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月9日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
両の手をあふるるあくび山笑ふ 美智子 春浅し絵馬結ふ紐のからくれなゐ 都 鰐口に心願ありて涅槃西風 宇太郎 柊挿す一人暮しに負けまじと 悦子 寒晴や日頃の憂さをみな空へ 佐代子 師の苦言心にとめて初硯 すみ子 この町を砕かんばかり月冴ゆる 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月10日 枡形句会
春菊をどさつと鍋に入れ仕上ぐ 白陶 落ちる時知りたるやうに紅椿 三無 装ひは少し明るめ寒明ける 和代 一品は底の春菊夕餉とす 多美女 中子師の縁の作詞冬の能登 百合子
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令和5年2月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
料峭の石橋渡る音響く 三無 苔厚き老杉の根に残る雪 あき子 羽広げ鴨の背にぶく薄光り のりこ 春まだき耀へる日の風を連れ 三無 吟行や二月の空は青淡き 和魚 春めきて日向の土の柔らかく 三無 春の陽を川面に溜めてゆく流れ 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月12日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
古暦焚くパリの下町も焚く 昭子 豆撒や内なる鬼を宥めつつ みす枝 落日にして寒菊の色深し 世詩明 被災地の家もひれ伏し虎落笛 ただし 裸婦像の息づく如く雪の果 世詩明 雪吊の縄にも疲れ見えにけり 英美子 ありし日の娘を偲び雛飾る みす枝 それぞれの何か秘めたる卒業子 世詩明 今生の山河に満つる初明り 時江 九頭竜の河口に余寒残しをり 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月13日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
春立つや電車もステップ踏み走る 紀子 薄氷を横目に見つつ急く朝 裕子 商店街���レンタインの日の匂ひ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月13日 萩花鳥会
白梅と紅梅狭庭にうらうらと 祐子 熱燗で泣けたあの唄亜紀絶唱 健雄 如月の青空のこころ乗り移る 俊文 春の霜とぎ汁そつと庭に撒き ゆかり うすらひを踏むが如くの孫受験 恒雄 透きとほる窓辺��瓶や冬の朝 吉之 身に纏う衣減らざり春浅し 明子 躙り口扇子置く手に零れ梅 美恵子
………………………………………………………………
令和5年2月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
越前の雪の生みたる雪女 雪 又次の嚔こらへてをりし顔 同 一としきり一羽の鴉寒復習 同 横顔の考へてゐる寒鴉 同 老いて尚たぎる血のあり恵方道 真喜栄 節分会華を添へたる芸者衆 同 白山の空より寒の明け来たり かづを 紅梅や盗まれさうな嬰児抱く みす枝 老犬の鼾すこやか春を待つ 清女 佐保姫やまづ能登の地に舞ひ来たれ 嘉和 収骨の如月の手は震へつつ 玲子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月16日 さきたま花鳥句会
煮凝を箸で揺らしつ酒を酌む 月惑 春一番ドミノ倒しの駐輪場 八草 雪残る路肩を選りて歩く子ら 裕章 春立つや蠢く気配絵馬の文字 紀花 朽木根に残してあがる春の雪 孝江 見舞ふ友見送る窓の老の春 ふゆ子 鼓一打合図に開始鬼やらひ ふじ穂 スクワット立春の影のびちぢみ 康子 匂ひ来し空に溶けたる梅真白 彩香 生みたてと書きて商ふ寒卵 みのり 寿司桶の箍光りたる弥生かな 良江 春泥や卒寿の叔母の赤き靴 珪子
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令和5年2月18日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
総門を白く散らして梅の寺 斉 俯ける金縷梅の香や山門に 芙佐子 恋の猫山内忍び振り返る 斉 日溜りに小さき影なし猫の恋 白陶 腰かけて白きオブジェの暖かし 久子 鳥もまた盛んなるかな猫の恋 白陶
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月21日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
撫で牛に梅の香纏ふ天満宮 笑子〃 白梅の五感震はす香の微か 千加江 真夜の雪寝る間の怖さ知るまいの 令子 銀色の光ほころび猫柳 啓子 復興や春一丁目一番地 数幸 紅梅の謂を僧の懇ろに 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月22日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
一羽には一羽の矜持寒鴉 雪 憶却の先立つてゐるちやんちやんこ 同 煮凝りや良き酒飲めて子煩悩 同 来し方を語り語らず大冬木 同 此の人の思ひも寄りぬ大嚏 同 初春の遥か見据ゑ左内像 一涓 熱燗や聞きしに勝る泣き上戸 同 己がじし火と糧守りて雪に棲む 同 灯もせば懐古の御ん目古雛 同 もう少し聞きたいことも女正月 昭子 冬日向ふと一病を忘れけり 同 瀬の音にむつくりむくり蕗の薹 みす枝 夜中まで騒めき続く春一番 やすえ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
寒紅や良きも悪しきも父に似し 雪 退屈をひつかけてゐるちやんちやんこ 同 春立つや千手千眼観世音 同 路地路地に国府の名残り春の雪 同 節分会葵の御紋許されて 同 越前の夜こそ哀し雪女 同 瓔珞に鐘の一打にある余寒 清女 能登地震声を大にし鬼は外 数幸 春塵や古刹の裏の道具小屋 泰俊 蕗の薹顔出し山を動かしぬ 啓子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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四篇 下 その一
『コケコッコー』 と、鶏の声が、響いている。 『ヒヒン、ヒヒン』 と、引かれている使役の馬の鳴き声も聞こえている。
すでに夜も明けて、かの弥次郎兵衛と北八は起き出してきた。 簡単に支度を整えると、さっさと赤坂の宿場を後にした。
さて二人が、この宿場を出るか出ないうちから三人連れの旅人が、後になり先になり行く。 どうやらこの連中も江戸のものと見えて、伊達男で少し巻き舌の早口である。 聞くとはなしに、話を聞けば、 「おい、夕べの泊まりは、面白かったな。」 「おお、それよ。なんでも、奥の間に泊まっていた奴等は、気の利かない野郎どもだ。 旅館で婚礼があるのを、羨ましがりやがって、襖の間から覗いたらしい。 それで夢中になって、襖ごと倒れこんだそうだ。まったく、馬鹿なやつらだ。」 「その後の騒ぎで、俺はろくに寝られなかった。まったく、忌々しい。」 「そうそう、そのうちの一人が夜中に宿の亭主を呼んで、ここの家は墓場じゃないのかと聞いていたそうだ。 たぶんあいつらは、気が違っているんだろう。」 弥次郎兵衛と北八が泊まった旅館と、同じところに泊まっていたこの連中は、面白おかしく話をしてる。
弥次郎兵衛は、腹を立て、足早に駆け寄ると、 「おいお前ら、さっきから黙って聞いてりゃ、俺のことを馬鹿とは、どういうこった。」 と、まくしたてる。 「はん、お前さん方には関係ねえ。こっちの話だ。」 突然、弥次郎兵衛に話しかけられたじたじとなりながらも、例の旅人が答えると、 「何がこっちの事だ。夕べの宿での話しだろう。その襖ごと倒れこんだのが、俺だ。」 旅人は、びっくりしながらも、弥次郎兵衛の顔をまじまじとみながら、 「はあ、お前さんが、例の馬鹿野郎か。」 「おお、そうよ。その馬鹿野郎だ。」 と、素直に認める弥次郎兵衛に、旅人は急に笑い出すと、 「ハハハ、馬鹿野郎に馬鹿野郎と言っただけだから、いいじゃねえか。」 「いや、こいつ、ふざけるにもほどがある。」 弥次郎兵衛は、つかみかからんばかりに怒っている。 「糞を食らえ。」 と、旅人が答えると、 「なんだ、くそを食らえだ。こりゃおもしろい。食ってやろう。持ってきやがれ。」 と、弥次郎兵衛は、真っ赤になって力み出した。 けれど、例の旅人も血気盛ん連中で、馬のくそをつえの先に引っ掛け、 「さあ、もってきたから食え。食え。」 と、弥次郎兵衛に方に、突き出す。とっさに、 「いや、馬のくそは、嫌いだ。」 と、弥次郎兵衛が言うと、 「嫌いということがあるもんか。どうしても食わしてやる。」 と、三人がかりで、弥次郎兵衛を身動きできないようにする。 北八は、笑いながらその様子を見ていたが、 「いや、もう、勘弁してください。もう、��べたも同じでございますから。」 と、止めにはいる。 三人の旅人も、やりすぎたと思ったのか、 「ハハハ、堪忍してやろう。」 と、あっさり行き過ぎる。
弥次郎兵衛は、腹の虫がおさまらない。 口の中で、ぶつくさぶつくさ言っている。 北八はなだめすかしながら、桐の木、中柴と通り過ぎ、山中(愛知県岡崎市付近)に着いた。 ここは、麻のあみぶくろや、悪人を捕らえるときに使う早縄などを商っている店が多い。 それを見ながら、北八が一首詠む。
御仏の 誓いと見えて 宝蔵寺 なおあみぶくろは ここの名物
そこから、やがて藤川に着いた。 宿場の入り口辺りにある茶屋は、店先に生魚を吊るしている。 ほかにも、大きくて平らな皿を店先にならべて、旅人の気をひいている。弥次郎兵衛がそれをみながら一首詠む。
ゆで蛸の 紫色は 軒毎に ぶらりとさがる 藤川の宿
その中の一軒の茶屋で、二人は一休みすることにした。 「さっきからどうも腹が痛い。ばあさん、すまんがお湯は、ないだろうか。」 と、北八が、懐から薬を取り出しながら言う。 「はて、ちょうど、お湯を切らしておりまして、水を上げましょう。」 と、茶屋の婆さまが答える。 「いやいや、この薬は、お湯でないとききめがない。」 と、北八は、言い終わらないうちに、腰を上げて、 「こりや、たまらなくなった。便所はどこだ。」 と、座敷の奥のほうを見ている。 これを見ていた弥次郎兵衛が、 「どこにと言って、部屋の奥を見ても、便所が畳の上にあるものか、裏へ回ってみろ。」 北八は、裏に回ってみる。 「ひゃあ、つきあたりに見える。見える。」 と、便所へ駆け出していく。
しばらく用をたしてから外に出ると、ここに物置のような小さな小屋があるのにきがついた。 その小屋の中に、十八、九の娘が、髪を振り乱して座っている。 なかなかの美人だ。 しかも一人で、ただ、ぽつねんと座っている。
北八は、これは、しめたと思い、勝手にこの小屋に入り込むと、その娘に笑いかけ 「もし、すまねえが、水をひとつもらいたいんだが。」 と、手を洗いだした。 その間、娘はケラケラと笑っている。北八は、不思議に思いながらも 「おい、あねさん、どうして笑ってるんだ。 しかも、こんなところに一人で居るなんて無用心だ。」 と、あたりを見回したが、運のいいことに誰も居ない。 北八は、腰をかけて、煙草をすい付けると、 「へへ、気味が悪い笑い声だ。何を見て笑ってるんだ。 おい、何を笑うんだと聞いてるんだ。」 と、娘の手を取って引っ張るが、振り切るわけでもなく、やはりただ笑っている。 北八は、こいつは有りがたい。もうしめたものだとぐっとひきよせる。 いつのまにやら、近くに子供がやってきて、これを見つけて、 「わあい、わあい。あの人は、頭のおかしな女を抱いている。ハハハ。」 と、大声をあげて笑いながら駆け出していった。
北八はびっくりして、逃げ出そうとしたが、娘はつかんでいる手を離さない。 「これは男。私の男。放さん。放さん。」 北八は、 「これは、困った。」 と、無理矢理に引き離そうとしているところに、この娘の親父たちが帰ってきた。 「こりゃ、貴様は、何をしている。若い女子を捕まえて、何をしようというんじゃ。」 北八は、しどろもどろで言い訳をする。 「いや、何にもしません。」 「何にもしないといいながら、どうして、女一人の部屋へ入っているんじゃ。 こりゃ承知できない。」 「いやなに、つい今しがた用たしにいって、水をもらったらこうなって。」 親父は、 「いいや、あれは、頭がおかしくなってござる。貴様は、それを幸いになぐさみものにするつもりだろう。うん、それに違いない。」 「なに、とんだことをいうんだ。」 「いやただでは、すまさん。それとあなどって、もうとっくに貴様がやってしまったに違いない。このぶんではすまさんぞ。」 と、わめきちらかし大さわぎをしだした。
弥次郎兵衛は表の茶屋で待っていたのだが、北八が便所に行って帰ってこないので、どれどれと見に来て陰からこの様子を見ていた。 おかしくてこらえられなかったが、もう出かけてやろうとゆっくり出てくると、 「すいません。私は、この男のつれのものだが、すべて聞きました。 こいつめもあのように見へても、実は、ちょっと、気がふれています。 勘弁してやってください。」 と、親父にいうと、北八に向かって、 「ええ、この野郎め。よく世話をやかせる。ほれ、あの顔を見てください。 きょろきょろする顔がまるで、ちょうちんみたいだ。」 と、困った顔で親父に話しかける。 「でも、まだ、娘なら女だけましだ。この男には、ほとほと困ります。」 親父は、半信半疑で、 「いやいや、そうは見えない。あれで、気がふれているものか。」 「いいや、よく見てください。あの顔つき。ありゃありゃ、あのとおりだ。」 と、弥次郎兵衛は、肩をすくめる。
「なんだ、俺がきちがいだと。なるほど、こりゃおもしろい。」 北八は、一人納得すると、 「ふるは~、ふるは~。 あれあれ、花のふぶきがちりやたらり、うんきんたらり~、かんきんたらり~、ちりかかるようで、おとなしく寝たられん。 と、やあ、そこにおるは女房殿か。いや、よい女房じゃ。こりやのほいほいい。さんなあろかいな、やんやあ。」
弥次郎兵衛は、 「ほれ、始まった。あのとおりだ。そこくせ、あのつらで色気違でしてな。 それだから女と見ると、よだれをたらさんばかりにでれでれして、恥を言うことになるが話さないとならんだろう。 実はこいつは私の弟で、いやもう、こんな因果なことはござりません。」 と、ぐったりと首を下げる。 親父は、首をかしげながらも、 「はあ、お前さんが、そう言われると、私も悲しい。 ご覧の通り、たった一人の娘が、この通りで、私は、おおいに苦悩しております。」 弥次郎兵衛は、 「お察しいたします。ええ、この馬鹿やろうめ何をげらげら笑うのだ。」 と、北八を捕まえると、 「それでは、親父さん。お騒がせいたしました。」 と、出て行こうとする。 親父は、 「まあ、茶でも飲んでいってください。」 と、引きとめようとする。しかし、弥次郎兵衛は、 「いやもう、行きましょう。さあ、このバカ野郎め。早く行け。」 と、めちゃくちゃに事を治めてしまった。
弥次郎兵衛は北八をつれて、ここを逃れるように出ると、二人は顔を見合わせて大笑いとなり、
くどきたる 娘はほんに 気がちがい こりゃ間違いと なりし目ちがい
などと、言いながら、歩いて行く。 そのうち、弥次郎兵衛が、 「おい、北八。それにしても、お前は、とんでもないやつだ。 気のちがった娘を捕らえてどうしようと思ってたんだ。恥さらしなことだ。」 「へへ、めんぼく次第もねえ。」 と、頭をかきながら、 「しかし、俺を頭がふれたことにするちは、弥次さん、ありゃお前一生の出来だ。」
弥次郎兵衛は、 「そう思うか。それなら酒でも買え。それよりも、面白い話を思いついた。」 と、いう。 「ほう、どんな話だ。」 「うん、ちょうどお前のような気まぐれものが、気のふれた女を捕らえて、ちょっかいをかけるとその女の親父がそれを見つけ、腹をたてて、 『やい、この野郎め。人の家に黙って入り込みやがって、娘を騙そうとしてもそりゃあっかんべえだ。』 といったんだ。 「・・・」 「すると、お前も、負けん気で、 『何を言いやがる』 と、くちばしをとんがらかして、 『お前こそ、四つ谷鳶の様だ』 と、ちゃかしたんだ。」 「・・・」 「そしたら、さっきの親父が、 『俺が、よつやとんびなら、貴様は、八幡様の鳩だ』 という。 『なんだと。どうして俺が、八幡の鳩なんだ』 と北八が言うと、親父が、 『貴様は、気の違った豆を食おうと、したじゃあねえか』と、ハハハ。」 「なんだ、卑猥なことをいいやがる。ハハハ。」 と、笑いながら、歩いていく。
つづく。
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j1039 おいタケシ! ヤバかったぜ2
年齢的にはタケシとテリー伊藤君の間、番組作りはベテラン中のベテランで、不慣れなテリー君のフォローとタケシの間を取り持て、と指示。 またMカメラマンはフジテレビ日曜日ゴールデンタイム8時からの萩本欽一「オールスター家族対抗歌合戦」のチーフカメラをやっていた人物で同時進行中。 収録日程を確認し、民放キー局8チャンネルの裏番組4チャンネル、ゴールデンタイム同時間帯に同一チーフカメラマンを起用したのである。 ひかるはお笑い番組もやっていたのでタケシとは顔見知りだ。 これといった印象はないが関西に対抗する東京のお笑い界の起爆剤人になるのではないかと見ていた。 ひかるは毎日平均して15本前後のスタジオ番組や中継、ロケやニュースの取材等忙しい思いをしていたがMカメラマンにタケシの番組、細かに報告するよう指示してあった。 ロケが終わると必ずMカメラマンとは時間を取り状況報告は受けると同時にMカメラマンには不慣れなテリー伊藤君、タケシとの間をうまフォローするよう、その都度指示していたのだ。 タケシの事故後、雨傘番組が次々とお蔵入り状況時、会社の近くの小料理屋でMカメラマンと報告を聞きながら話をしていると時々首をくねらせるヒュック突き現象が出る。 Mカメラマンに注意すると、全く感じていないし自分は何もしていないと言い張る。 これはタケシが事故の後、首をくるんくるんとヒュック突かせる現象が出、カメラのファインダーを見ていて、そのカメラマンが無意識のうちに移ってしまった職業病である。 ひかるがMカメラマンを番組担当にしている都合上あまり強硬に止めろと言えなかった。 そのうち色んな事が起きた。 飲み屋のママが「あんた達2人何をやってんの?? 首をくるんくるんヒュック突く、気持ちが悪いね」と言う。 な なんとひかるに移ってしまったのだ~ ヒュック突きをひかるとMカメラマンが交互にくねる・・笑い話だ。 その内、何んという事だ! ママに移ってしまったのだ。 料理をしながら、あるいは、いらっしゃいませ、と言いながらくるんくるんとヒュック突きをやっている。 恐るべし・・その内お客までがくるんくるんとヒュック突きをやっている。 店中大騒ぎだ。 これはもうタケシに責任を取って貰うしかないだろうという事になる。 ところがひょんな事にMカメラマンがトイレへ入って居なくなると、全員納まってしまう。 出てくると全員がまた、くるんくるん。 止めろ~タケシ~ 裁判にしてもMカメラマンが証言台に立たないと実証出来ない。 とんでもないタケシ伝染病、ワクチンのないコロナ以上だ!! 本物タケシのヒュック突き病が放送されると、全国でヒュック突きが蔓延し放送局自体がやり玉に挙げられ社会問題化するのでは、と心配した。 このタケシ騒動、タケシ! 責任を取れ! と言いたかったがその内タケシも番組お蔵入り中、徐々に収まりMカメラマンも収まった。 それで一件落着、タケシは人騒がせな奴じゃ。
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フリーラジカルと、病
私達は、健康を維持したい。
何もなきゃ、健康。
だが、病、怪我などはあり、対処する。
私がこの1年で学んだのは、
フリーラジカル
という要因だ。
フリーラジカルがいかに健康を破壊するか?
面白い資料も、ある。
QST量子科学技術開発研究機構。
国立機関だ。
迷信とは、論拠や根拠のない、噂話レベルであり、1番信憑性がない。
私達の体は、れっきとしたメカニズムがあるわけで、原因も無いのに、病にはならない。
「東邦医大の偉い先生が言うから!」
「順天堂大学の先生が言うから!」
そんな、論拠も根拠もない、権威に土下座したみたいなもんを、今までは“医療”と呼んで来たわけだから、呆れた時代だった訳だw🤣
原因は何か?
メカニズムは何か?
だいたいは、“汚れ”が原因。
フリーラジカルとは、バランスを欠いた存在、つまり放射性を帯びたり、アンバランス同士がくっついたり、そうやって殆どの病は発生する。
1番怖いのが、
対処医療
だよね。
その場しのぎ、
出っ張るから、切る。
痛いから、痛み取る。
熱あるから、下げる。
これが、対処医療よw🤣その場しのぎの、誤魔化しだよw
出っ張る場合、便宜上一時的に出っ張り、いずれ凹む。
痛いというのは信号であり、プラジキニン酸が発生させ、プロスタグランジン酸が痛み信号を増幅させる。安静にさせる信号であり、治癒後は痛みは消える。
熱の出るメカニズムは、外部からの異物には白血球が対応し、更に強力に対応するには、リンパ球が対応する。リンパ球は40度くらいが最も活動に適してるため、温度を上げる。
全ての反応には原因があり、大騒ぎするのは、途中のプロセスに過剰反応するあまり、その場しのぎの対処をして、のちのち取り返しがつかなくなる…
残念だが、今の医療は、くるくる対処医療だw🤣
量子レベルで考えなきゃ、我々のメカニズムは、そんな雑な作りはしてないという事実だよw🤣✨👍😎
それさえわかれば、あらゆる病は、何も怖くない。
風���ひいたら、とにかくビタミンCと、水分。
とにかく免疫に頑張ってもらう。
以前も書きましたが、ビタミンC は、
C6H8O6から、C6H6O6となり、H2個分を、フリーラジカルに供給するという技を使うのさw
だから、ビタミンCはとにかく、凄いのよw
それは、肺炎だって同じだわな。
怪我や、筋肉痛、腱鞘炎、老化、フリーラジカル問題の解決、ビタミンC さんに活躍願う事が、我々の健康を維持する。
万能薬があるとすれば、
とにかく寝る、以上w🤣🤣🤣✨👍
追記:
20231226 2007
リンパ球の中の、ナチュラルキラー細胞[NK細胞]も、非常に注目すべきファクターですね。
人間の体とは、本当に神秘のアーキテクチャだ。
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日々あれこれ#104
2023年11月20日 十の色を出す男 黒の男は白に滲み 赤の男は尾をひいて 黄は太陽 緑となれば息を吐く 青の男は影に消え 紫男子は叫んでる 正当な発言 橙を胸に刻んだ伊達男 灰の男は空の雪 桃のハートは真の男 白の男は黒に滲んで蘇る 影と光 連れ立つ野 色が変わるわけじゃない ただ日が上り落ちるだけ
2023年11月21日 長く続いた海底の底から 浮上したぼくたちは カチカチカチ ずっと見ていたあなたを前に 初めて巻き上げられた二人の引力 ふとお尻にバッグを敷いた カチ 頂点に達したジェットコースター あとは下るだけ めくるめく光が降りそそぎ 視線を変えれば互いの伝達と深化 ぼくら 海底から空に続く
2023年11月23日 夜の門 始発駅のホームが好きなんだ ひたひたと歩くマーケット この時間がスキなのは だってもっとスキなこと ドアが開くと満たされる スキとスキとの遭遇 ふれるだけで目の前は真っ暗さ こころのゆらぎを感じたなら 眠る朝 太陽が強くなれば 離れる ひたひたと歩く朝の長距離 スキなんだ
2023年11月24日 いつもそこにバスがいた 最初はターミナルの喧騒 動いたの まばゆい笑顔の公園 ショコラの深み まる一日過ぎてみると 冬のある日 体は暖まっても外は寒く 迷路の中のとまどい どこでもやれるね 二人なら 狭くても目の前に 静止せず 目と目を見なくても 分かる包容は 冷たさから熱さへと
2023年11月25日 床を踏み抜いたアクセル 痛い痛い痛い 肉体的急制動 ジャンクションを曲がるまで 長い道へ入れば孤独模様 風を抜き止まれない 急降下はしあわせへの道程 緑に襲われぐるぐる巡回 点在している安息所を横目に こころの分岐点にて 静止 息もできないくらいなのさ 脳は沸騰し ただ待っている
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