#レノックス
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「まだ日の沈まない内からバーに来るなんて悪い子だね。それともテリー・レノックスの真似かな?」 「テリー・レノックス?」 間抜けな顔で問い返す俺に蒼馬さんは傍らから取り出した一冊の文庫本を差し出す。 「レイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』に出てくる登場人物だよ。開いたばかりの綺麗なバーとギムレットが好きな駄目な男さ」 「ああ、『ギムレットには早すぎる』で有名な本ですね」 というか、それしか知らないのだが。
— 円居挽著『京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ』(平成29年12月Kindle版、角川e文庫)
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Like Yumeko, this woman has deep roots in the lore of the world my OCs live in. Look below the tab for more information on Lennox, the female general of the Megid.
Name: Lennox
Kanji: レノックス
Gender: Female
Age: Unknown, 24 (Physically)
Motif: Succubus, Knightess, Crystals, Jewelry, Demon, Books
Villain Type: General
Occupation: None
Affiliation: Megid, Seirei (formerly), Isacc (formerly)
Homeworld: Earth
Talents/Abilities: Expert combatant, Expert manipulator, Expert tactician, Expert magic user
Powers: Longevity, Crystal manipulation, Elemental magic manipulation, Teleportation
Equipment: Dagger (Primary weapon)
Description: Lennox is the sole female general of the Megid and a former Seirei who represented the Unbreakable Crystal Element. After being vanquished from Wonder World by Artemis per Tassel’s advice, Lennox encountered Storious, Zooous, and Legeiel, convincing them to let her join their ranks. With them wrapped around her fingers via her cutesy façade, she's more than willing to manipulate her allies if it meant getting payback at Tassel and the Sword of Logos. Lennox will dispose of the other Megid generals the moment she finds them useless, and she'll make sure they know that.
Notes: Her ideal actress is Mana Manaka from the j-pop group FRUITS ZIPPER and is the true mastermind behind the Megid’s whole plot and the manipulation of Isacc and Storious.
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北国大学閑談〈年末年始編〉〈引越し編〉〈アイスクリーム編〉
Promise of Wizard Unofficial Fanbook FIGARO & LENNOX
北国にある大学の農学部に通うレノックスと同大学の文学部で教授をしているフィガロの現パロ
[発行] 2024/07/20 [サイズ] A5変形 [本文用紙] モンテシオン 70.5k [製本方法] 中綴じ(ホチキス) 〈年末年始編〉 [ページ数] 24P [表紙] ファーストヴィンテージ ブルーグレー 103kg, アトモス ホワイト 95kg 〈引越し編〉 [ページ数] 16P [表紙] OKカイゼル 鼠 110kg, クラフト紙 〈アイスクリーム編〉 [ページ数] 8P [表紙] 里紙 やなぎ 100kg, パラダイス グリーン 95kg(再販分からOKサンドカラー きゅうり 90kgに���更)
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2024年1月12日に発売予定の翻訳書
1月12日(金)には20冊の翻訳書が発売予定です。 カレン・カーペンターの没後40年にあたり、兄リチャード・カーペンターが監修した初の公式ヒストリーブックなどがあります。
ようこそ、数学クラブへ
キム・ミニョン/著 須見春奈/翻訳
晶文社
イエスタデイ・ワンス・モア
リチャード・カーペンター(Richard Carpenter)/著 マイク・シドーニ・レノックス(Mike Cidoni Lennox)/著・翻訳 森田義信/翻訳 ほか
晶文社
敬愛の心
キム・グミ/翻訳 すんみ/翻訳
晶文社
地球史マップ
ナショナルジオグラフィック/編集 クリスチャン・グラタルー/著 藤村奈緒美/翻訳 瀧下哉代/翻訳 辻森樹/監修
日経ナショナルジオグラフィック社
顎顔面成長の基本原理
Andrew D. Dixon/編集 David A.N. Hoyte/編集 Olli Rönning/編集 宮下邦彦/翻訳
クインテッセンス出版
17.18世紀大旅行叢書〔第Ⅱ期〕1 インド洋への航海と冒険/フランス島への旅
中地義和/翻訳 小井戸光彦/翻訳
岩波書店
17.18世紀大旅行叢書〔第Ⅱ期〕2 東インド航海日誌
塩川浩子/翻訳 塩川徹也/翻訳
岩波書店
見えない未来を変える「いま」 : 〈長期主義〉倫理学のフレームワーク
ウィリアム・マッカスキル/原著 千葉敏生/翻訳
みすず書房
アインシュタインをすくえ! : 時間と空間をこえた8日間
コーネリア・フランツ/著 若松宣子/翻訳
文溪���
新版 小さいことにくよくよするな!
リチャード・カールソン/著 小沢瑞穂/翻訳
サンマーク出版
まっすぐ考える 考えた瞬間、最良の答えだけに向かう頭づくり
ダリウス・フォルー/著 桜田直美/翻訳
サンマーク出版
はねつけられた愛
サラ・モーガン/著 森香夏子/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
愛はめぐって
ベティ・ニールズ/著 結城玲子/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
罪の夜
リン・グレアム/著 萩原ちさと/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
夢の舞踏会と奪われた愛し子
ジャッキー・アシェンデン/著 小長光弘美/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
許されぬ密会
ミランダ・リー/著 槙由子/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
奇跡の双子は愛の使者
ルイーザ・ヒートン/著 堺谷ますみ/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
スター作家傑作選~傲慢と無垢の尊き愛~
ペニー・ジョーダン/著 山本みと/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
一夜だけの妻
ルーシー・モンロー/著 大谷真理子/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
貧しき乙女は二度恋におちる
シャンテル・ショー/著 悠木美桜/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
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フディーズとセックスピストルズ。
というお��で1年ほど前に拙ブログで書いたことがあるが、ついにファッション界のパンク・リバイバルの波が地方の末端ティーンズにまで到達した感のある昨今、本当にフディーズとパンクが合体したとしか言いようのない少年たちが街を歩いているのを見かけるようになった。
革のライダースジャケットの下に黒のパーカー(フードは常時被る)、昨今ではスキニーと呼ばれているらしい(おばはんの時代の用語で“黒のスリム”)細身のジーンズを半ケツが出る高さまでずり下ろしてパンツのゴムを見せながら履き、腰回りにはシルバーの鎖をじゃらじゃら下げつつ、しかし足元はラバーソウルでなく軽快にハイカットのスニーカー。
この21stセンチュリー・パンク・ボーイズを最初に見た時、わたしは爽やかな感動すら覚えた。過去20年ばかり、いにしえのパンクに憧れてそれらしい格好をする若者たちは後を絶たなかったが、これほど70年代から剥離した着こなしは見たことがない。もはや彼らにはヴィヴィアン・ウエストウッドの“クチュール・パンク”は必要ではなく、そこら辺のスーパーで売っているパーカーと半分出した尻がクールのポイントなのである。実にブリリアントだ。リバイバルというのは、このようにある種のダウトと諧謔をもってオリジナルを憧憬しリスペクトするものでなくてはならない。
というわけで個人的に鼠男系パンクたちには弱いので、先日底辺生活者サポート施設の“ボランティア・デイ”でまさにそれ��の若者が隣に座った時にはどぎまぎしたのだったが、そんなことよりも真の問題はこの“ボランティア・デイ”であった。大変に濃厚なイベントであると聞いていたし、ハードコアな無職者が集うらしいので昨年はパスしたのだが、種々のしがらみがあって今年は逃げ切れず、グループディスカッションの時間帯に参加させられることになったのである。
円形に配置された椅子の一つに嫌々ながら腰かけると、右隣りに鼠男系パンク、左隣りにはあろうことかニックが腰かけてきた。この人は70年代のパンク時代にバンド活動をしていた御仁で、周囲がパンクだのバンドだのを卒業して就職したり、結婚して父親になったり、会社で昇進したりして行く中で、いつまでも革のライダースジャケットを着続け、黒のスリムことスキニージーンズを履いて25年間も無職を貫いてきたおっさんだ。
このように、いわばオールドパンクとニューパンクに挟まれて、「なぜ私はボランティアとして働くのか」というテーマでのディスカッションに参加せねばならなくなった我が身の不運を呪っていると、のっけから進行役の女性がわたしに質問をふってきた。
「あなたは、どうしてボランティアとして働いているのですか?」
「保育のコースを受けようと思ったんですが、無給、有給にかかわらず、どこかですでに子供相手に働いている人でないと当該コースを受ける資格はないということが判明したので、とりあえずここでボランティアすることにしました」
みたいな面白くもなんともないことを喋ると、よせばいいのに進行役は同じ質問を隣のニックにふる。
「俺がボランティアとして働くのは」
と言って彼はもったいぶって深いため息をつき、意気揚々と演説を始める。
「俺は25年間ボランティアとして労働してきた。対価を貰って労働している人間が、世界や人間のためになる仕事をしているとは思えないからだ。企業がやっていることを見てみろ。みんな環境を破壊することしかしていない。企業の社会貢献なんてことが騒がれるようになって、どこの企業もプロパガンダとしての社会貢献ゲームをするようになったが、所詮イメージづくりのための貢献は長期的に見れば世界にとってダメージになることばかりだ。営利を目的にした途端に、ビジネスは全て人間のためにならないことになる。だから自分は営利を目的とせず、対価を貰わずに労働するんだ」
英国(特にブライトンのようなリベラルな街)にはこのタイプの長期無職者がけっこうおり、彼らが中心となって運営されているチャリティー団体がある。彼らはLibertarian(自由意志論者)又はアナキストと呼ばれ、集団で畑を所有して無農薬野菜を作り団体の中で流通してそれを食べて生活したり、フェミニズム、同性愛、環境問題、難民問題、動物愛護などの問題に関して極左的立場から流血の抗議運動を繰り広げたり(ということは近年めっきり減り、ラディカル本のライブラリー経営、オーガニック食品の販売などのソフトな方向に活動の軸が変化しているので、旧ヒッピー&旧パンクな高齢メンバーは怒っているようだが)しており、そうした団体で働いている人々は全て無給のボランティアである。ブライトンのロンドン・ロードにカフェを持つ某C・Club(Oxfamと1ポンドショップの間にあると書けばローカルな方々はもうおわかりだろう)などはその格好の例だ。
無職。というと、何もしないでだらだら家にいる人のイメージが強いが、こうした人々の場合はそうではなく、毎日きびきび労働している。が、それが利潤を生み出す企業・団体のための労働ではないので還元される賃金が存在しない。英国にはこの種の無職者がけっこう存在し、彼らは“ミリタリー系”無職者と呼ばれている。何故ミリタリー系なのかというと、軍隊の軍人並みに毎日しゃかしゃか熱心に働いているし、社会や政府を相手に“戦っている”意識が強いからだ。
そんなわけで放っておけば何時間でも熱く喋り続けそうな“ミリタリー系”ニックの話をなんとか終わらせ、進行役は他の人々にも同じ質問をした。
「無職の年数が長過ぎて、働く自信が無くなりました。それを回復するためにボランティアしています」「無職でずっと家にいると他者とのコンタクトに餓えます。それを何とかするためにボランティアを始めました」等のよくある発言が出回った後で、わたしの右隣りに座っている(おそらくグループで最年少の)フディーズ・パンクの番になった。
「あなたは、どうしてここでボランティアしているのですか」
進行係に尋ねられた鼠男系パンクは、ふふん、と不敵な笑いを浮かべ、喋り始めた。
「俺がボランティアをしている理由は、世の中のためではなく、自分のために何かをしたいからだな。実際、無償で働くっつったって、人間は金がなきゃ食っていけないんだ。で、どこからその金が出ているかって言ったら、政府だろ。そこの、ヴィンテージのライダースジャケット着た人も、���業保険貰ってるんだろ?じゃなきゃ、25年もボランティアなんてふざけた生き方、できねえよな」
わたしは左脇のオールドパンクの肉体からどよどよとした気炎がたちのぼるのを感じながら右脇に座っているニューパンクの傲慢な横顔を見ていた。
ああもうほんとにろくでもない場所に座ってしまったなあと思いながら。
「俺は働かないで政府から金もらいながら好きなことやってるんだ。ま、自分の場合、やりたいことって音楽なんだけどね。ボランティアしているって言うと失業保険事務所で係員と喋るときの印象もアップしてすんなり金が貰えるし、将来音楽で生計が立てられなかった場合に、ここでボランティアしている経験が役に立って金を貰える仕事にありつけるかもしれないじゃん。一石二鳥。って感じかな。俺がボランティアしている理由はごくプラクティカル。失業者に思想はいらねえ」
鼠男系パンクがはきはきと吐くその発言に、ニックの顔がぎりりと歪む。
「自分、自分、自分、って。貴様らはいつもそうだ。他人のことはどうでもいいのか! 世界に何が起きているかなんて貴様らは考えてもみないんだろう」
ニックが言うと鼠男系パンクは答えた。
「世の中って、MEの集団だろ。あんただって、自分はあくまでもMEで、社会の一部であるよりもかけがえのないこのMEでありたいと願うから、政府に税金を払わないで、他人の税金を還元してもらって好きなことやって生きてるんだ」
「俺は好きなことをやっているのではない。そういう次元のことではなくて、世の中の役に立つことをやっているんだ」
「リサイクリングや無農薬野菜栽培が?環境問題で世の中が救えると本気で思っているあんたは、とんでもなくナイーヴな人だな」
くすくす、と笑う鼠男系パンクにいよいよぶち切れたらしいニックは、がたんと椅子を後方に倒しながら立ちあがる。
ひいい、頼むから人の頭の上で殴り合いだけはやめてくれ。
と思いながら身をかがめていると、
「貴様のようなガキに何がわかる!パンクってのはなあ、ファッションじゃないんだ、生きざまなんだ。あくまでも世に警鐘を打ち鳴らし、オーソドックスを疑い、否定し、迎合することを忌み嫌う、その絶えることのない不変のアティテュードなんだ」
と大声でニックが怒鳴った。わたしの頬に彼の唾が打ちかかる。
と、その時、「大きな声を出すのはやめてください」と涼しげな声で言いながら近づいてきたのはアニー(レノックス似の底辺託児所責任者)だった。彼女は付設託児所だけでなく、底辺生活者サポート施設全体の責任者の一人でもあるので、このイベントを仕切っているのだ。
「このセンターには、様々な理由でボランティアを行う人々が来ています。そして、当センターのモットーは“寛容”です。自分とは違う認識や考え方を持つ人々を認め、リスペクトするというのが我々の信条の一つなのです。私はこの考え方を5歳以下の子供たちにも教えていますよ。それが大人に徹底されていないのは、悲しいことですね」
鶴の一声。みたいな感じでニックは静かになった。
「議論はたいへんに結構です。が、あくまでも冷静に、他者をリスペクトしながら行ってください」
にっこり。と柔和ながらも凄味のある微笑を浮かべてアニーは去って行く。さすがにこういう人々の扱いに慣れているというか、底辺アダルトの対応もプロである。
「ふん。所詮あいつは学校の先生なんだよ」
アニーの姿が遠ざかってから、ニックが小声で言う。その姿はまさに先生に叱られた子供のようだ。鼠男系パンクのほうは、くすくすくすくすフードの陰でおかしそうに笑って���る。
あまりにも分が悪いな、この状況は。と思った。
これではあまりにも新パンクがクールで、旧パンクがアンクールだ。
ニックだって、戦うパンクが格好いい時代にはけっこうクールだったのかもしれず、鼠男の“音楽(または文学、芸術)やりたいけどそれだけじゃ食えないから失業保険もらう”にしたって、何も新しいライフスタイルではなく、UKでは古典的な生き方なのであって、ニックだって若い頃は同じ地点にいたのだ。
鼠男から見れば、ニックみたいなおっさんはどうしようもないルーザーに見えるだろう。音楽をやりたいという“ドリーム”の諦め時、引き際、というものを知らずに、ずるずる失業保険もらって生きていたら、いつの間にか何らの換金可能スキルもない雇用不能な中年男になってしまい、そんな自分を直視するのが辛いので社会が悪いのだと考えることにして、流血の抗議活動などに夢中になっていたら、頼りにしていたアナキスト団体ですら時代の流れと共にソフト化し、“戦うより地球にやさしくなりましょう”ってんで、気がついたら革のライダースジャケットにゴム長はいて畑を耕すじいさんになっていました。などという人生は、希望に燃える若者から見れば、あまりに侘し過ぎる。
が、そんなニックを笑う鼠男だって、現在は自分の好きなことで生きて行こう、駄目だった時には見切りをつけてきちんと社会人になろう、と思っているかもしれないが、25年後はニックになっている可能性だってないとは言えない。思っていることと現実とはいつでも食い違うものだからだ。
失業保険給付はいつの間にか生活保護給付へと切り替わり、その気になってうまく立ち回れば政府から金をもらいながら半永久的に生きていけるこの国で、“ドリーム”に見切りをつけるのがどれだけ大変なのかは、夢に生きている若者にはわからないことだろう。
オールドパンクとニューパンクは親子のようなものなのだ。
同じコインの、思いきり錆びた裏面とぴかぴかの表面のようなもので。
その後も新旧パンクたちの意見の衝突はあったが、アニーが部屋の角から目を光らせていたせいか大事には至らず、ピースフルにディスカッションは終わった。
互いを牽制し合いながら椅子から立って行った2人であったが、某スーパーから寄付された賞味期限本日付のパンが食堂で無料配給されていることを知ると、オールドパンクもニューパンクも我を忘れたようにカウンターの前に駆け寄り、公営団地ジャージ系シングルマザーや、全身から尿とアルコールの匂いを漂わせている天然ドレッドロック系ホームレスなどに混じって食パンやロールパンの配給を受けている。
縦横無尽に生きているはずのパンクもパンが欲しくて並ぶのだ。
まじめに勤労している人々からすれば、しょうもない屁理屈をこねている暇があったら、働いて自分の金で賞味期限の切れてないパンを買え。と一喝したくなるような話だろうが。
ふと窓の外を見下ろせば、付近にあるオフィスビルの窓から、紅茶片手に新聞を読みながら欠伸しているスーツ姿のおっさんと、死んだ鯖のような目をしてぼんやりと空を見上げている若者の姿が見える。
まじめに働いている気配はそこにもあまり無いように感じられたのは、たぶんわたしの気のせいだろう。
時間を売ってパンを買う人と、時間を潰してパンを貰う人。
同じコインの、裏表裏表。
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猟犬のゆりかご stray dogs.
その黒い犬は、朝靄のなかにねむっているやさしい思い出をじっと、眺めている。おおきな身体はしなやかで、しるしの星を戴いて、凡庸に立つクリスマスの樅の木のように、朴訥としてどこか盲目な従順、ひとみ燃えるピジョン・ブラッド、星を融かし沈めたくだもの、喉を焼くサングリアの酒精、あらゆる焔に熱はなく、ただ煌々と、しらじらと、夜明けとともに世界の表層が、嘗められてゆくのを感じていた。さあ、朝だ。日が昇り、山肌を温め、空気をかき混ぜ、靄を払って、変わり映えのない日を今日も積み重ねる。羊たちは草を食み、石についたわずかの朝露と、塩分とをちびりちびりと舐めている。彼は眠るためではなく羊をかぞえ、起きだして仕事をはじめた。
日々の多くは単調だ。どきどきしたり、わくわくしたり、ちょっとした異変や、予想できない天候の変化のたぐいはあっても、まったく思いもよらないことや、出逢ったことのないひと、見たことも聞いたこともない大事件が起きるなどというのは、魔法使いの長い人生においてだって稀なこと。未だ未開��土地も多く、ひとの手の入らない、魔法があったって生きていくのにけして楽とは言い難い南の国は、うつくしく積み上がった石の、白亜の尖塔を天へ向けて聳えさせている雄大なるグランヴェル城を有する中央の国や、華やかなりし芸術の都、花の、音楽の、絵画のそうして演劇の、文化の発展いちじるしい西の国、一年の多くを雪と嵐に鎖されて、自ら持ち得る魔法のみを恃みにし、傲慢で高潔、純粋すぎるがゆえにいっそ邪悪ですらある魔法使いたちに縋らなければ生きてゆくさえむつかしい、しかし凍てつく嵐のはざま、垣間見える土地の峻厳にして繊細なうつくしさは、他の追従をゆるすことはない北の国、それぞれの孤独で互いをぬるく慰め合う、晴れた日の雨のような、いつだって濡れて光っている石畳の東の国、それらのどこより未熟で、純朴、大陸にあってもっとも魔法使いと人間との紐帯たしかな土地である。力を重宝されるのみでなく、単純に、きびしい暮らし向きのなかにあって、それらを区別することに、意味など見出しかねるというのが実際のところだろう。区別して暮らすよりも、助け合うほうがよほど生きやすいのだ。少なくともここ、南の国では。
開拓と、生活、日々のちいさな積み重ね、森を拓き、山を切り崩し、水を引いてようやく畑に実りをもたらす。まずは明日を、そうしてその次の日を。南の国で未来と云えば、遠いかなたの日々ではなしに、まずは来月、来年の話になる。星を詠み風を視て、やれ今年の収穫はどれだけで、食い扶持はこれだけ、来季に種にするぶんを省いた残りを備蓄と、売って僅かに贅沢にする。暮らし向きはけして裕福であるとは言えなかった。かくいうレノックスも、天候に恵まれず収穫のきびしい年には、そう易くはくたばらない魔法使いであることに胡坐をかいて、いったい何日絶食したものか定かではない。自分はかつて軍人でもあったから、満足に食うこともかなわない強行軍も経験があると請け負って、育ち盛りの子どものいる家に食糧を回してもらった。まったく苦でないというと語弊があるかもしれないが、満足にものを食えずひもじい思いをすることよりも苦しいこと悔しいこと、しんどいことがほかにもあると知っていて、較べてなんということも無い、自分には耐えられると判断したまで。のちに長じた子どもたちはあの厳しい冬、レノックスが食い扶持を分けてくれていなかったらきっと死んでいたと、彼に深く感謝をするのを、けして忘れはしなかった。感謝や、親愛、それらを求めてしたことではなかったけれども。
羊��いの職に就い��もう何年になるだろう。そもそもレノックスが南の国へやってきたのは、かつての知己、たったひとり誰より敬愛して、このひとのほかにあるじはないと定めた男、偉大なる中央の国の建国の英雄でありながら歴史の闇の中に消えてしまったファウスト・ラウィーニアの消息を訊ねてのことだった。革命の終局にあって、彼が率い、レノックスも所属していた魔法使いの隊は、手酷い裏切りにあってファウストが火に架けられると、文字通りに旗印をうしない、司令官をうしなって、てんでバラバラに離散してゆくほかになかった。レノックスを含めた数人が、無辜のままに焔のなかで、さいごまで親友を信じていた男の処刑を遠くから見つめていたが、彼らはどれほどファウストを慕っていようとも、彼を助けるために駆け寄ることかなわなかった。
別段、レノックスは、まさに火に架けられようとするファウストを救うために躍り出て、そのころは影も形もなかったグランヴェル城の裏手、物見高く、興味と、熱狂の渦にのまれて、どれだけ自分が残酷になろうがお構いなしの、詰めかけた民衆を蹴散らしたって良かったし、処刑台のきざはしに足をかけた瞬間に無数の矢で射られたって良かったのだ。
けれどもできなかった。ほかならぬファウストが望まなかったし、幼馴染の親友と、あたらしい国を夢見て故郷を出てここまで旅をしてきた男が、ずっと人のために尽くしてきた男が、たとえ自分の命を救うためとは雖も部下が人を傷つけるなど許すはずがなかったのだ。それに、今後、彼の部下であった魔法使いたちに類が及ぶのをファウストは懸念していた。すべての罪をひき被り、目立って処刑されることで、部下たちが人に紛れて逃れゆく時間を稼ごうと考えていたのは間違いないし、最後まで彼は、親友がほんとうに彼を火に架けることなどないと、信じていたかったのかもしれない。真に指揮官としてすばらしいひとだった、というのは、彼に心酔し、敬愛を寄せるレノックスのエゴからなる評価ではないだろう。
しかし無情にも火は点けられ、英雄は自らその片腕を永遠に捥いだ。レノックスは無力だった。焔は、けして燃えやすいとはいえない男の肉のうえを嘗め尽くし、花のように、星のように、うつくしく燃え上がった。ぱちぱちと爆ぜる音の響きは懐かしくさえある。行軍中の、けして快適とは言い難かった野営の火を囲んで談笑し合う仲間たちに、人間と魔法使いの区別などなかったあの夜、あかるいすみれ色のひとみに、若い希望が輝いていたあの夜、ぱちぱちと爆ぜる篝の火に、誰もが横顔に陰を濃く落としていた、���の夜、たしかにこの人に追蹤ていこう、どこまでも、いつまでも、決意した、あの夜! 同じ音を立てて、愛した男が死に瀕していた��
レノックス・ラムはただ佇むだけの唐変木、しるしの銀の星を戴くこともできない、樅になれない何か、楡か、花楸樹か、ああ、あそこに架けられたのがおれだったなら! そう易々とは燃えなかったろうに。
「レノックス、おまえさん、しばらくこの国にとどまってみちゃどうかな? バカンスだとでも思ってさ。どう? なんにもないけど、仕事くらいは斡旋してあげられるよ」
そういったフィガロの意図はいまだに読めない。穏やかに微笑んでいるようでいて、実際のところは誰のことも愛していない、のみならず、自分自身の行く末にさえ無関心なのではと思われてならないフィガロ・ガルシア、かつて北の国で、今もってなお魔王と恐れられる大魔法使いオズと同門であり、兄弟子として肩を並べたこともあったという男が、なぜ何者でもないもののように振る舞うのか、答えは遠からず死に瀕した、彼の寿命だったかも分からないし、理由などないのかもしれなかった。死を間近にして命を惜しんでいるだとか、ただこれまでには馬鹿々々しくてやる気にもならなかった普通の暮らし、地に足の着いた暮らしというやつの真似事をやってみたくなったのかも分からない。
なんにせよあの人のことはあれこれと考えるだけ無駄だからよせと、呆れたように、しかしどこか信頼にも似た声音でファウストが語っていたことをありありと思いおこされる。あの革命のさなか、フィガロもファウストの師として、また革命軍のきまぐれな懐刀として従軍していたが、当時のフィガロはまさにきまぐれ、ファウストがあれほどまでに人間と親密で、らしくないのと対照的に、まさに言葉の通りの魔法使いらしい魔法使いだったうえに、彼は革命を見届けることも無くふらり途中で姿を消したのだ。つまりあの短期間でファウストは、師と親友、ふたりから裏切られたことになる。
はたしてフィガロを頼るのが正しいことであったのか。レノックスにも疑念はあった。しかし数十年、数百年と生きるうち、ファウストの足蹠を追い続けるのも難しくなった。自分が彼になぜこれほどまでに執着しているのか、おそらく明確な言葉では語られるまい。悔恨や、懺悔、つぎの機会が与えられるのであれば今度こそ、死地の果ての果てまでもファウストに追蹤ていくのだと思ったけれど、それらが自分の、身勝手な願いに過ぎないこともまた、分かり切っていた。彼はやさしいひとだから、いつか再会して、過去を詫びて、次の機会を冀ったなら、この愚鈍な、星ひとつ掲げない従者を許してしまうだろう。だからこそ見つからないように身を潜めているのかもしれないが、処刑のあと焔が消えて、そこに輝く石が残されていなかったと聞いたとき、レノックスはどうしても、彼を見つけ出さなければならなくなった。
��かしながら、彼は決して、みずからを迷子の仔羊(stray sheep)とは呼ばない。右も左も定かでなくて、善悪が一元的なものではないとすでに学んだからには、彼もまた戸惑い揺れる寄る辺ない生きものであったに違いないのに! レノックス・ラムは縋らない。これは彼に信仰がないためではなくて、彼の信ずる神が、彼に縋られ、寄りかかられ、頼みにされるのを良しとしない、ただそれだけの理由であった。まったく、驚くほどの敬虔だ、さもなくば盲信だ、自らを擲ち穿つ、おそろしい自己犠牲の。
腕をふるい、足を払い、身体をして成す暴力は、実際のところ、彼にとってはさしたる労苦でもなかった。激しやすく、ゆえに寡黙で、ことばのさきに振る舞われる暴力は、先祖伝来、あるいは、顔も見たことのない始祖、名前もしらない女たち、かれらから脈々と、粛々と、継がれてきた血や、歌や、儀礼や、そのほかすべての非科学的で超自然的な、迷信じみたアミニズムのなかに、流れていたかもしれなかった。フィガロ・ガルシアはバカンスなどとうそぶいたが、未だ発展の途上にある南の国で、魔法がなくとも家畜たちを抱え上げて斜面を行くことができ、肉体、精神共に健全で屈強、レノックス・ラムでなければ満たせないいくつもの条件が、彼の人生を、南の国で羊飼いとして暮らすことに引き留めた。ファウストを見つけ出し、そのうえで彼が復讐を望むならその手足になって働いて、あらゆる敵をなぎ倒し、あらゆる悪意と脅威の盾になって死のうと考えたことを、一日たりとも忘れたつもりはなかったが、短い一日も繰り返すうちに1年になり、5年になり、羊は仔を産み殖えたが、拓かれた牧草地は子どもや女、ほかの若い羊飼いたちに譲ってしまって、レノックスはますます険しい山肌に羊を追った。
「レノ、おまえは案外羊飼いの王様の素質があったのかもね」
「冗談でしょう。俺は星ひとつ、満足にかざせない」
ばかだな、しるしの星なんておまえには必要がないだろう、輝きなんぞなくったって、それだけでかい図体が、どれだけ目立つと思ってる? いたずらそうに笑うフィガロの眸は薄曇りの冬の海に落ちた星だ。きっと怒られるけれど、肩をすくめて鼻でわらうようなその言い草に、ファウストの面影をみつけてレノックスも頬をゆるめた。
導きの星はもうないけれど、いつかふさわしいときが来るまで、俺はずっと立っている。険しい道を歩んできたひとが、ふとひと息ついて脚を休めるそのときに、広げた枝が安らぎになりますように。
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#最近読んだ本 #原書房 の 「 #世界でいちばん美しい皿の図鑑 」 #マイセン #ウェッジウッド #ノリタケ #ミントン #レノックス #器好き にはたまりません。 その中から、カラフルで心惹かれたものを描きました。 奇しくもほとんどアメリカのブランドです。 ヨーロッパのクラシカルなものはこのサイズで描きにくい、ということまありますが。 #ホーマーラフリン の業務用プレート。 プリントされたロブスター柄が目を引きました。 スキャパレリのロブスターのドレスを思い出しました。 #スポンジウェア のお皿。これはイギリス製。スポンジウェアは描くのが楽しいんですよね。 #ナタリーレテ の #アンソロポロジー 。 どちらも大好きなので、これは外せない。 #レッドウィングポッタリー #ジョージアオキーフ のバラ。 ��ッと目が奪われるのは、やっぱりオキーフだからかな。 #フランシスカン の #デザートローズ 。 子どものころ、これによく似たデザインのお皿があったような。 おそらくコピー製品だと思うけど。 ピカソ、マティスがデザインしたお皿もありました。 うれしかったの #モネ の #ジヴェルニー 。 持ってはいないけど、ずっと「いいな」と思っているお皿。何をのせても明るくおいしく見える。 #art #coloredpencil #pensketch #plate #travelersnotebook #色鉛筆 #トラベラーズノート #読書記録 #1日1絵 #イラストグラム #絵を描く暮らし https://www.instagram.com/p/CZGKMvJJf6I/?utm_medium=tumblr
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Blessings Given, Blessings Bloom - Chloe's Side (Mahosute 2)
Also known as "Words of Blessings, Flowers of Blessings," this is the song sung by Chloe, Akira, Shylock, Figaro, Lennox, Murr, and Faust when Chloe is showing the parade outfits.
Kanji
クロエ:お揃いの服 身に纏えば
クロエ:きっとみんな一つになれるんじゃないかな!
<セリフ>
晶:投げられるのが
全員:花でも石でも
フィガロ:優しい笑顔振りまいて
クロエ:優しい気持ち
レノックス:堂々と胸を張って挑みましょう
ムル:俺たちは魔法使い!
ムル:花を火花に石を宝石に変えられる
全員:祝福の言葉届けていこうきっと
全員:祝福の花が一面に
ファウスト:咲き乱れる
Romaji
Chloe: Osoroi no fuku mi ni matoeba
Chloe: Kitto minna hitotsu ni narerun janai kana!
[Dialogue]
Akira: Nagerareru no ga
All: Hana demo ishi demo
Figaro: Yasashii egao furimaite
Chloe: Yasashii kimochi
Lennox: Doudou to mune wo hatte idomimashou
Murr: Oretachi wa mahoutsukai!
Murr: Hana wo hibana ni ishi wo houseki ni kaerareru
All: Shukufuku no kotoba todokete ikou kitto
Shukufuku no hana ga ichimen ni
Faust: Sakimidareru
English
Chloe: “Oh good! I’m so glad you’re all here!”
Murr: “What’s up, Chloe?”
Chloe: “So, I was thinking, wouldn’t it be cool if we all had matching outfits for the parade?”
Akira: “Matching outfits?”
Chloe: “Yes!”
Chloe: “Suispicibo Voitingoc!”
Chloe: If we all wear matching outfits,
Chloe: Then we can come together as one!
Akira: “Ohh, I see now!”
Chloe: “Right? And guess what? I’ve already made robes for everyone!”
Akira: “Whoa, incredible! These are amazing!”
Shylock: “Quite so.”
Figaro: “Impressive!”
Akira: No matter what they throw at us,
All: Whether it be stones or flowers,
Figaro: We’ll face them with smiles on our faces,
Chloe: And kindness in our hearts,
Lennox: And hold our heads up high.
Murr: “We are wizards!”
Murr: Flowers into fireworks, stones into jewels—we can transform them all!
All: Our blessings will surely reach you,
All: Spreading far and wide like flowers
Faust: Blooming across the land.
#mhyktl#mahosute#finally#every western wizard song bit in mahosute 2 is translated#chloe collins#my beloved#ok the way chloe says in this song#we can come together as one#but in shard murr's song he says#gathered together they won't become one#lyric parallels are fun
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2021.10.24
レノックス野外礼拝堂
|Instagram |blog| lightroom preset |
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なみだもかわかして
久しぶりに日記を書いてから寝ようと思う。最近は夜更かししがちで、本当の就寝が3時になったりして、でも4〜6時間続けて寝られたりするので、結構いいなと思っている、雨戸を閉めている効果だと思う(睡眠薬代わりのクエチアピンは基本的に飲んでいない)。今日久しぶりに頭痛になって偏頭痛の薬を飲んだので手帳に記録しなくては、とページをひらいたら、まるまる2週間も体調記録が真っ白だった。ようはその期間うつ状態にもなっていないし大きな打撃も受けていないということで別にいいのだが、運動記録も兼ねているので、かなり運動をさぼっていることがわかる。食事量を減らすことはできてきたが、運動量はなかなか増やせていない。眠る時間が多くなっている。というのも、薬がなくても眠れることが可能になってきたので、寝れる時には寝ようという(目の前に食べ物があるなら食べておこう)精神が働いてしまって、積極的に寝ているからである。今までの不眠期間を考えれば、あと何年か眠り続けてもいいだろうとは思うが、現実的に寝てばかりいては話が進まないので、ほどほどにして体力作りもしなきゃな、と思う。せめてフォームローラーと腹筋その他くらいは継続しろよ、と思っているのだが、毎日体調がはっきりしない。できるときはがんがん動けるし運動もできるのだが、できないときは何も出来ない。まあでも完全に寝たきりというわけではないので、いいか。と思っている。縄跳びはまだ1回しかやっていない。リポビタンDを飲むとその2時間は元気になるのでその間に運動するようにしていたが、ここ数日はリポビタンDを飲んでもなかなか上がらない。今日は朝の薬を飲む時に間違えて夜の薬を飲んでしまい、限界量のイフェクサーを倍の量摂取してしまった。そのせいでもう、なんだか午後からぐらぐらして、吐き気も収まらず、緊張型頭痛も勃発した(これも偏頭痛薬を飲んだがあてが外れて緊張型頭痛のほうだった、EVEで治った)。それにつけてもいつももくりに来てくれる友人たちに感謝ばかり。私がぐったりして寝ていてもまだスペースにいてくれて、ホストとして今日は良くなかったと反省したが、みんなのあたたかな空気に救われた。私のもくりで出会っただけの縁の人達が集まっている場で、私が寝ていてもとりあえず空間を共有してくれているのはすごいことだと思った。といっても、私の友人はみな図抜けて素晴らしい人ばかりなので、私がいないくらいでは何もかも大丈夫なのだけれど、たぶん。私のもくりでのみの縁の友人が、今日たまたま二人、同じ誕生日だったので、前夜から歌ったりしてお祝いした(まさか今日のガンダムでハッピーバースデーが呪いソングになってしまうとは思わなかったが)。私はなにわ男子の「月火水木君曜日��という曲のメロディーを覚えることができた1日だった(今日の成果はむしろそれくらいしかない)。
午前中、GUで長袖のパジャマ(1450円)を買ってもらい、ニトリで毛布を見て、そのうち暖かい毛布を買ってもらえるかもしれないことになった。今は敷きパッドと毛布を掛け布団代わりにして(?)寝ているのだが、朝方は冷えるのでこれからはさらにもう1枚毛布を追加したいところ。1000円プラスすれば薄手の掛布団もあり、どちらにしようか迷う(梅子さんも迷っていたので決定は後日にした)。ニトリのNウォームというシリーズ、暖かさが3段階に分かれていて、やはり3段階め(極)が良さそうだった。毛布なら4900円くらいで、高いが、長くは使えると思うし結構暖かいと思う。重い毛布の見本とかが無いかなあと期待して行ったのだが、実店舗には重い毛布はどこにもなかった(田舎だからかも)。ともかく今日から長袖のパジャマで過ごすことができ、非常に快適で嬉しい。半袖短パンはさすがに先頃は体に悪いなと思っていた。29日に痔瘻の手術が決まっていて、5日間の入院があるので、そのためにもパジャマが必要だと判断してくれたようで梅子さんが買ってくれた。やった〜。早く働いてお金を稼ぎたいなあという思いと、純粋に働くことが好きなので早く働きたいなあと思っているのが並行して、今は2件選考待ちだが、あまり期待せず…とは思いつつもわくわくしている。キャミソールも随分穴が空いたりヘタレてきてしまっていたのでGUの700円台のやつを1枚買ってもらった。やや高いが、大切に?着ようと思う。夏はキャミを着なくてもいい時が多いが、冬はさすがに着る機会が多い。といっても肥満かつ暑がりなので、着ない時も結構ある。それでも汗を吸う下着はやはり着ておいた方がいいなと感じる。なんでこんな当たり前のことを書いているんだろう。毎日、「今更?」ということをいちいち感じているのでいちいち書いてしまいます。レノックスの魔道具の鍵が、ファウストが投獄されていた牢の鍵だということにも昨日気づきました。
ということで鍛冶屋のイベスト読みました。厄災がなかなか出てくれなくていつもより回収に時間がかかったが、蝶子さんの応援のもと、無事イベスト読了までこぎつけました。ありがとう蝶子さん。イーサンというキャラクタ、すごくいいじゃないか、と思いました。何も精算できていない(まだ蹴りをつけられていない)ファウストは何を思ったのだろうか…というところはあったけれども、それ��今後のメインストーリーに期待ですね。フィガロがファウストのお師匠然としていたり、二人でレノックスを見守る上司ムーブがあったりして、そういうとこよかったです。シノやミチル、ネロも眩しかったな。こういう時やっぱりルチルの影が若干薄くなるよな、と思うけどこの人数を出すならまあ仕方ないか、誰もが末満健一じゃないし。ミチルがヒースクリフを抱えられると言ったところ、ヒースクリフがお姫様じゃん、と思ってとても良かった。貴族というか、ノーブル…なんというか高貴さというのはいいものだなと思った、今の日本社会にはないものだから憧れる。
ここ2日くらいでだいぶ轟爆を読みました、pixivで。原作を読む限り私は出勝しか感じられないのですが、こういう2人がもしこういう関係になったとしたら、というifのもと描かれる関係性としてすごく納得できる作品があり、こういうのいいな…となった。ただし原作を思い出すと結局出勝のことしか考えられなくなり、最終的に「かっちゃん……」と呟くだけのbotになってしまう。こんな状態なのにまだ原作は16巻です。最新刊まであと20冊もある。嘘だろ。ここから怒涛の後半戦が始まっていくんだなあと思っています。アニメも見たいけど今とにかく堀越先生の描くこの物語に夢中。アニメは流れはわかりやすいけど、感情はやっぱり漫画からの方が私は流れ込んできやすい。とくにかっちゃんの。そう、わかるよ、堀越先生、かっちゃんのことと、かっちゃんのことを思う時のデクを描いてる時、絶対ゾーン入ってるよ。心の乱され方が違うもんな。また今日もかっちゃんのことを色んな人に言ってしまった。正直なにわ男子のコンサートを見ているときでさえ(すごい良席でした)、あ、この歌、出勝じゃん…などと頭をよぎっていたので、世界の音楽全てが出勝に聞こえています。恋愛に限らず、そこに、人間と人間がいると思えるもの全部に投影している。はまりたての狂気です。フィガファウに関してもたぶん2年前はこうだったと思います。まずaikoから自カプに聞こえてくるんだよな。「自カプ」という言葉もなんなんだ、という感じだけど(推しカプ、のほうがまだ分かりやすい)、「腐女子」の言い換えが自分の中でまだ見つけられなていないなあと考えたりした。「男同士のセックスファンタジーを妄想したり読んだり書いたりすることが大好きな人間」ということでいいとは思うのだが、いかんせん長い。あと二次創作を嗜んでいる(公式のキャラを勝手に改変してストーリーを捏造して勝手に熱を上げている)というニュアンスも持たせるにはこれでは不十分だ。もちろん、もとの「腐女子」も、人によって思い入れは千差万別だと思うので、個々人が自分の存在を表すことばを考えればいいと思う���まあ、暫くはおたくとか同人女とかBL愛好者とかそういう色んな用語を自称してTPOに対応していけばいいのかな、と思っています。「腐女子」「腐」ということばは、男性同性愛者の方に不快感を与える(それがどのような意識や理解の経路をたどったとしても)ということで、それはまずいなと思い、数年前から使うのを控えています。BL好きの女オタクが勝手に不快感を覚える分にはどうでもいいのですが、関係の無い人に害を与えるのはだめだと思った。世の中にこれだけBLや「腐女子」という言葉がばらまかれてしまった現在、場外で傷つく人がでるというのなら控えざるを得ない。私の感覚としては、公式のキャラクターの性的指向その他を改竄してあまつさえ時にはポルノとしてえがく、ということに対して「腐」という感覚を持っていたので、そうなると「夢女子」というのも二次創作を嗜む以上は私にとっては「腐女子」の一形態という分類だった。夢という漢字も、腐ると同じくらいグロテスクだと私は思っていたから(このあたりは時代の当事者でないと持ちえない感覚だと思う)。また、公式でカップルとなっている組み合わせを扱う際も、さすがにポルノは「腐っている」という感覚だった。じゃあ公式のカップルの恋愛でも性描写がなければ「性的消費」にあたらないのか?と問われたら、それもまた、境界線の話になるのか、それとももっと別の話になるのか、よく考えなければわからない。ただ、公式の設定をはみ出さないように注意が配られている二次創作は、ファンアートとして「表の世界」に出るのは構わないだろうと思っていた。性的、というニュアンスが入ってくると、物事なんでも、俄然難しくなってくる。早く人間から性欲が失われて、人工的に子供が作れる時代になればいいのにな。こうして「性からの逃亡」というかたちでSFを好んでいるふしが私にはある。性の部分は人間の中にあるもっとも動物的な部分で、理屈が通用しないことが多いから、考えても「どうにもならない」の壁にぶち当たって、疲れて蹲ってしまうことが多いからだ。それでも私たちは肉体を持っており、なんらかの性的欲求を抱えたり抱えなかったりしており、その欲求を織り込んだ形でこの社会が制度化されている。人間が動物であるという事実は、なかなかまだ、無視することはできない大きな問題としてこれからも私の前に立ちはだかるだろう。めんどくさいな…。ともかくも私は男同士のセックスファンタジーポルノが好きであり、原作者の意に反する改変を施したキャラクター達に恋愛をさせ続けます。それを許している企業もあれば、許していない企業もある。これは表現の自由と、著作物そのものがもつ権利というものの衝突になってくるのだろうか。私は自分の書いたものでも、誰かに読まれた瞬間から、半分はその読者のものになると考えるたちなので��もっと言えば、私のものに限って言えば、全部が読者のものになる)、二次創作は別にいいんじゃないで���ょうか、という立場だけれども、「自分の作品が二次創作されるのは絶対に嫌だ」と考える作者がいることもまた知っている。もちろん、自分そのもの(芸能人やアスリートなど公人)をポルノ消費されることが嫌だと考える人間がいることも。これに関しても私は生きている限り自分が誰かに性的に消費されることは仕方がないし、それに対し特になんとも思わないという立場だが、そうもいかない人も大勢いるだろう。性的な問題には、個々人の感覚の差異も大きく関係してくるので、話が無限大に難しくなる。
そんなことを書いていたら2時になってしまったので寝ます。明日こそ障害年金申請のための各所への連絡をするぞ。うう。がんばろう。
2022.11.6
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北国大学閑談〈年末編〉
Promise of Wizard Unofficial Fanbook FIGARO & LENNOX
北国にある大学の農学部に通うレノックスと同大学の文学部で教授をしているフィガロの現パロ
[発行] 2024/02/01 [サイズ] 名刺 [ページ数] 19P [表紙用紙] ランダム [本文用紙] モンテシオン 69kg [製本方法] accordion bookbinding
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[Update] 舞台「魔法使いの約束」第3章 (butai mahoutsukai no yakusoku dai 3 shou)
the show will be running from April 23rd, 2022 to May 8th, 2022 (Tokyo) @ 天王洲 銀河劇場 (The Galaxy Theatre) May 13th, 2022 to May 15th, 2022 (Aichi) @ アイプラザ豊橋 (Ai Plaza Toyohashi) May 20th, 2022 to May 22nd, 2022 (Kyoto) @ 京都劇場 (Kyoto Gekijou)
Cast:
Central Country
Kiyama Haruki as Oz (オズ)
Kitagawa Naoya as Arthur (アーサー)
Iwaki Naoya as Cain (カイン)
Shinya Seiji as Riquet (リケ)
Northern Country
Okuda Yumeto as Snow (スノウ)
Taguchi Tsukasa as White (ホワイト)
Ayukawa Taiyou as Mithra (ミスラ)
Kaminaga Keisuke as Owen (オーエン)
Nakamura Tarou as Bradley (ブラッドリー)
Eastern Country
Yata Yuusuke as Faust (ファウスト)
Tamura Shougo as Shino (シノ)
Katou Daigo as Heathcliff (ヒースクリフ)
Tsubokura Kousei as Nero (ネロ)
Western Country
Yamada James Takeshi as Shylock (シャイロック)
Hashimoto Taito as Murr (ムル)
Minaki Ibu as Chloe (クロエ)
Morita Touya as Rustica (ラスティカ)
Southern Country
Wagou Shinichi as Figaro (フィガロ)
Oomi Shouichirou as Rutile (ルチル)
Shirakashi Judai as Lennox (レノックス)
Imamaki Hikaru as Mitile (ミチル)
Izawa Yuuki as Nova (ノーヴァ)
Shin Masatoshi as Magi Akira [Sage] (真木晶 [賢者])
Hoshino Yuuta as Cock Robin (クックロビン)
Hirakawa Kazuhiro as Drummond (ドラモンド)
Sasaki Takashi as Nicholas (ニコラス)
Kon Takuya as Vincent (ヴィンセント)
Sakaguchi Waku as Jude (ジュード)
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