現在11月1日午前11時1分。コインランドリーでぐるぐる回る洗濯物に囲まれながら書いています。
10/4 陰性の結果が出たのが前日の夜9時。その瞬間を持って隔離が解かれた。Free at last!! 急いで着替えて寮を出る。ただただ外に出たかった。ブライトンは海に向かってなだらかな傾斜になっている街で、その傾斜を登ったり降りたりしながら頭の中に地図を作っていく。海がありパブがある。それだけでなんだか最高じゃないか。
なんとなく入ったパブで久方ぶりのビール。店内はにはバンドがいて、彼らはホワイトストライプスやビートルズ、アークティックモンキーズなんかをカバーしていた。上手くもなく下手でもない演奏を聞きながら首を振っているとフロアで踊ってる一人の女性がこっちで踊りなよというコンタクトをくれた。照れ臭いのでちょっと体をゆらして反応して見せるぐらいのつもりだった、けれども自分でも何故だかわからないけど、体が止まらないといった感じでちょっとどころかだいぶ体を揺らし、次第に手足もぶんぶん動かし、気づいたらだいぶはちゃめちゃに踊り倒してしまった。結局ちょっと一杯のつもりが閉店までいてしまい、曲が終わる度におじさんおばさんとキスとハグ。合図をくれた彼女は普段はシェフで、カメラもやっておりダンサーを撮っている。鋭い目でちょっとこっちに来いと言ってきたおじ(い)さんは「誰にもコントロールされるな。自分を信じろ」と何故だか強く励ましてくれた。お店を出る時、一人の青年が「ようこそ俺たちの国へ」と声をかけてくれた。グッと来たのはいうまでもなく「やばいやばいやばい」とブツブツ言いつつ小走りで帰った。なんでもない夜で終わるかと思った一夜は忘れがたい時間になった。やっとこそさ始まったのだ。
10/5 昼からロンドンへ。三橋俊平さんのご紹介(ありがとうございます!)でダンサーの松本武士さんとお会いした。松本さんはこちらで活動されている。芯がありながら物腰の柔らかい感じは俊平さんのそれと似たものを感じた。岩渕貞太さんなんかにも感じるある武術の達人のような佇まい。最高に美味しい中華料理を食べながら松本さんの活動を聞いては唸り、自分の興味のあること、やりたいことも腹を割って話した。アドバイスや提案も沢山いただけて、視野が広がった。松本さん本当にありがとうございました。
10/6 この日のことはメモに何も書かれておらず。松本さんに教えていただいたスタジオを調べ、ワークショップに応募したり、メールを書いたりしたと思う。対面での授業も始まったのも、寮からホームステイに切り替わったのも4日のことだ。そしてホームステイ先を切り替えたいと思ったのも4日だ。ホストファミリーのロジャーは自分は上流階級の人間だといい(実際もの凄いお屋敷!)イギリスが世界で一番の国でブライトンが世界で一番の街だとさらりと述べる(飼い猫の名前はブリタニア!)。疑問には答えるが議論はしない彼のスタイルについていける自信が持てず、初日の夜はベッドでYouTubeばかり見ていた気がする。家のことは日々のこと。彼との相性がこの滞在の色合いを左右する気がしたのだった。
10/7 授業の合間にヨガのアクテビティに参加した。学校が用意してくれているいくつかのプログラムのうちの一つ。ヨガは当然ながら英語で進行する。聞いたことも使ったこともない言葉の連続で体は心地よいのに思考と耳は忙しかった。inhaleで息を吸いexhaleで息を吐く。jawが顎でchinが顎の先。chestが胸でthighは太もも。まずはここから。今回の滞在に通訳はいない。来週から始まるワークショップまじで大丈夫か、、
10/8 授業後、スイス人のトーマスとニコラ、韓国人のミヌ、そして日本人のオギノくんらと中華料理を食べた。
トーマスとニコラは前日に食堂で仲良くなった。彼らは広い食堂の片隅で食事をしていて、自分は一人で壁を向いて食べていた。Andyという気さくな男性がよかったら5人でテーブルをシェアしないかと話かけてくれた。10代後半から20代前半の人たちが圧倒的多数の空間で、トーマスとニコラは40代、アンディと自分は30代。仕事のこと、生活のこと、ホストファミリーのこと、話すことは尽きなかった。学校の食堂に存在するいくつもの輪。その輪に入るか自分で作るか。それとも入らず一人でいるか。そんなことを考えながら食べるパスタに味なんかするわけがなかった。ありがとうアンディ、先生だということを黙って軽やかに輪っかを作ってくれたあなたのおかげでスイス人の友達ができました。
10/9 土曜日。なんだか外に出る気にもなら(れ)ずひたすら本を読んで過ごした。来年のとある作品のお誘いをいただいたのが先週末で、その原作小説を読み始めたのがこの日からだった。夜は同じ家に住むクエート人のバディエンとバーガーキングへ。バーガーキングはいつもBBC1が流れてる。大音量で流れるジャングルを聴きながら巨大な紙コップにペプシだかコーラだかを入れて大量のポテトをむさぼる。そろそろ体質が変わってくるはずと思ったら案のじょう夜中に何度も起きてトイレに駆け込んだ。
10/10 昼に松本さんの公演’CLUB ORIGAMI’を見にTHE PLACEへ。開場中から常に観客と関係し続け、上演中もそれが常に変化し、最終的に空間と共に溶けていく。観客が上演に関わるということの一つの理想を見た気がした。OMG!!これがロンドンの舞台芸術!!くそやべー!
劇場からふらふらと歩き夜は映画館へ。どこもかしこも007で沸いているロンドンで見たのは『羊たちの沈黙』だった。レクター博士の言動にところどころ笑いが起きる。この映画はミステリーでありサスペンスであり男性社会の中で女性が戦う物語である、でもその前に非常に緩急の効いたエンタテインメントなのだということ、その大前提に気づかせてもらった気がする。海外に来てまでわざわざ過去に見た映画をみるのか、その理由はこういうところにある。
洗濯も乾燥もとっくに終わり現在11月2日午前3時50分。寝ます。
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2018年グッドアルバム
今年はep含めアルバム計116枚の新譜を聴きました。
毎年俺のフィーリングでその年に聴いたアルバムをレビューしていまして、今年もそれをやります。
去年のはコチラ。
https://sekitoh.tumblr.com/post/182021623105/2017年グッドアルバム
白目を剥いて、舌をダラリと垂らしながら、上空45mを旋回しつつ、体を黄金色に発光させた状態で卒業論文を書いていたのでこんなにも旬が過ぎた時期につらつらと書くことになりました。仕方ない。仮に卒業できなかった場合30万円近いお金がかかる訳ですから。
とっくに旬が過ぎてるので、各サイトで去年のまとめ記事がアップされてます。下の2記事は非常に面白かったし、また俺と見解が近くて親近感がアレなので載せておきます。
CINRA,、宇野維正さんの記事。
https://www.cinra.net/column/201812-nostalgia
現代ビジネス、宇野さんと柴那典さんの対談。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/59279
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さて、俺的にはどんな音楽の一年だったかというと、
ノスタルジーの過剰供給と暴飲暴食!
音楽のボーダーレス化!
やっぱりEDMは強い!
R&Bも強い!
ラップも強い!
ロックは弱い!
良い音楽は今年もいっぱいあってハッピー!イエーイ!
といった感じでした。安室奈美恵の完全引退、宇多田ヒカルの活躍すごい、DA PUMPのリバイブ、2000年代J-POPコンピの爆売れなどなど、まだCDがドンドコ売れていた時代の幻影に縋りつくかのような商法がイヤに目立って閉口しました。最後の最後にCDを買うという習慣がある層から搾り取ったんで!というあきんど根性なのでしょうか。俺はそういう自滅的な動きはファックです。一方ではミスチルや東京事変のストリーミング解禁など、大物ミュージシャンの時代に即した動きもありました(星野源、米津玄師など今爆発的ヒット中のミュージシャンは逆に未解禁だったりする)。
今後日本の音楽シーンがどうなっていくのか、地獄の底まで付き合ってやろうじゃありませんか。
前置きが長くなりました!早速いきましょう!ドンドンパフパフ!これ書いてる時が一年で一番楽しい!嘘です!
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1/24 Luby Sparks 『Luby Sparks』
https://youtu.be/LNRUh2sr00c
聴いてビックリ、なんと現役大学生によるシューゲイザー・ドリームポップ・ギターポップバンド。完全にマイブラ、コクトー・ツインズ、チャプターハウス直系の揺らぎ&爽やかサウンド。
渋谷のタワレコに行ったらメンバー直筆レコメンドがこのアルバムと一緒に置いてあって、ヴォーカルがコクトー・ツインズの『Heaven or Lasvegas』を選んでた。分かるー!激ヤバ名盤っすよねー!と思った。https://youtu.be/6KnYw4EwYGc
余談ですがセルフタイトルアルバムを出してすぐにヴォーカルが抜けました。そんで元ヴォーカルが再加入しました。どっちも良い声してるので特に問題はありません。
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1/24 People In The Box 『Kodomo Rengou』
https://youtu.be/n_mYKIaSYFA
年明け早々とてつもない重量のアルバムがリリースされておののきました。これはピープルの金字塔的作品といっても差し支えないくらい。今までのアルバムでもナンバーワン。
奇々怪界な楽曲構成、各楽器の卓越した演奏力、ポップな歌、解釈の余地を残す歌詞、ピープルの魅力は枚挙に暇がない。その魅力が余すところなく発揮されたアルバム。
リリースに先行してリード曲となる「かみさま」のMV、今回監督は作詞作曲を行う波多野さん本人が務めました。MVで聴くと比較対象がないので良さが伝わりにくいんですが、この曲のミソはすさまじい音圧にあります。
アルバムを通して聴いた際に一層その音圧が際立ち、鳥肌が立ちますので、できればアルバムを通して聴いていただきたいです。
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3/2 Superorganism 『Superorganism』
https://youtu.be/mJQYRzAoErc
アルバム聴き返してて、今年のリリースかよ!と驚いた一枚。既に世界で確固たる人気を集めている多国籍サイケポップバンド。
脳みそゆるゆるサウンドでトリップ間違いなし。むっちゃ楽しいです。
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3/16 Sam Gendel 『4444』
https://youtu.be/8YDybzx5Icg
Knowerのサポートでサックスを吹いてるサムのソロアルバムです。サックスがもうメチャクチャにかっこいいんですけど、このアルバムではぜんっぜん吹きません。ガットギター主体のオリエンタル・ジャズ・アルバムです。俺が勝手にそう名付けました。
下の記事は彼のバックグラウンドを知るのにうってつけです。
http://turntokyo.com/features/features-sam-gendel/
異国情緒漂う楽曲が並び、気付けば聴き入ってしまうこと間違いなし。
こちらではサックスを吹いてます。いいよねぇ…サックスって…。https://youtu.be/XV4596bNP5w
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3/23 Jack White 『Boarding House Reach』
https://youtu.be/ShCRN3tFy80
最近は大御所バンドのソロ活動が多い気がする。ジャック・ホワイトはホワイトストライプスのギターヴォーカルでした。久々の新譜です。
これがスッゴイかっこよかった!ガレージオルタナではないですが、彼らしいエグみのあるサウンドがもうギラッギラ!曲数が多いんだけどなんとか最後まで聴ききれます!エグみが強いのにどうしてこんなにキャッチーなのか。鬼才の為せる業。
7曲目くらいの「Over and Over」が尋常じゃないグルーヴで、映像も一緒に見たら完全に呑まれます。めっちゃでっかい爬虫類みたいなウネり方のグルーブという印象を受けました。
ちなみに国内盤のタワレコ特典にはオリジナルピックがついてきていました。いらないね。
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3/24 OKADA 『Misery』
https://youtu.be/hBv5w-5ghdg
しっとり静かで不穏、そして美しい!ノーベンバーズとか好きなら刺さるんとちゃうかな!
モアレコのレビューがすごくよいのでそちらを引用します。
ZXYZXY、Greg Oaooas名義でも知られる米フロリダのGregory Pappasによるソロ・プロジェクトOKADAの約1年ぶりとなる6thアルバム。10分超えの大作6曲80分からなる最新作は深いメランコリーに支配されているものの、内在的な希望もあるという作品。
浮遊感のあるシンセとピアノのメロディーと痛みがズキズキするように響くビート、儚げな女性ヴォーカルによる繊細で叙情的なエレクトロニカ~アンビエント。
(http://morerecords.jp/?pid=129697994)
このmore records(@more_records)、こういうアンビエント、ピアノミュージック、フォークなどなど非常に多岐に渡る音楽を取り扱っていて面白いので、新しい音楽聴きたいなという方にはオススメです。自分はよくマイナーなアーティストをこちらからディグってます。
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4/6 Tom Misch 『Geography』
https://youtu.be/nEJk2FJJ18c
ハイ来ました!一番いいやつ!俺としては新世代ギター・ヒーロー!ギタープレイ自体は良くも悪くもジョン・メイヤーの二番煎じ感は否めないのだが、ジョン・メイヤーが尋常ならざるカッコよさなので二番煎じだろうとカッコいいものはカッコいいんすわ!
本で何より曲がいい!とってもいい!
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4/11 Official髭男dism 『エスカパレード』
https://youtu.be/ReCnlwVZj1M
2012年結成のピアノロック・ポップバンドの1stフルアルバム(おそらく)。これは2018年に聴いたポップアルバムの中では群を抜いてよかったです!一曲目から最高にキャッチーなメロディの連続!ピアノヴォーカル主体のバンドで、ドラマの主題歌にも起用された「ノーダウト」も収録されています。
ポップミュージックの系譜に則ったおいしい進行、ソウルフルで少しクセのある、それでもやはり王道を行くヴォーカルライン、「正解!!!」と大きな声で言いたくなる一枚です。
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4/25 小袋成彬 『分離派の夏』
https://youtu.be/GFxpIlsj7xE
宇多田ヒカルと抱き合わせで売り出されることが多かった小袋成彬ですね。彼女のアルバム『fantôme』に収録されている「ともだち」という曲でフィーチャリングして話題になりました。
BOMIの楽曲プロデュースやらOKAMOTO’Sのヴォーカルディレクションやらにもかんでるっぽくて実は手広い。
いや実際すごく私小説的なアルバムといいますか、イーハトーブの中で黙々と作りましたって感じのアルバムで、好き嫌いは分かれると思いました。内省的な作風は好き嫌い分かれがちじゃないですか。そういうやつです。
インタールード的に世界各地で録音した「語り」セクションが入っており、それがアルバムの世界へ没入させてくれる。本を読む感じでアルバム聴く感じでしょうかね。しっかり腰を据えて聴いた方がいいです。
サウンドはどう形容すればいいのか分からんな、、、俺の文脈ではジャンル分け出来ない。
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5/27 Kraus 『Path』
https://youtu.be/bfW2iF4pp2I
1人シューゲイザー!クラウス!かなりいい轟音!浴びろ!以上だ!
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6/4 HYUKOH 『24 : How to find true love and happiness』
https://youtu.be/aKHbqm-D62Y
サークルの後輩から教えてもらった韓国のバンド。このバンドもジャンル分けに苦しむところがある。
グルーヴィでオルタナティヴ、音の線は補足もあり太くもあり。クール。オールドなロックの匂いも感じる。「graduation」「Citizen Kane」とかが特に好きです。止め・跳ねが心地よく、リバーブの多めにかかったヴォーカルがトリップ感を引き立てる。
YouTubeの再生回数結構いっててビックリしました。ワオ。
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6/20 ayutthaya 『dejavu - EP』
https://youtu.be/h_OVjGGgWck
女性ヴォーカルのオルタナロックバンドです。ギターヴォーカル、「昔はゲスの極み乙女。」のドラムほないこかと一緒にマイクロコズムというツーピースバンドをやっていました。そっちもソリッドで良いんですけど、こっちも良い。純正オルタナティヴサウンドが聴けます。このアルバムはちゃんとロックなんですけどね。うへへ。前作の「Good morning - EP」はもっとインディー感(?)あります。
楽器ひとつひとつの音がすごく好きなんですよね。ギターのざらついた感じ、ベースの非常にプレべライクな感じ(これでプレべじゃなかったら恥ずかしいな)、ドラムの太目なサウンド、ヴォーカルの声もすごく素敵。
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6/27 宇多田ヒカル 『初恋』
https://youtu.be/jUHjlUviDEc
メッチャ売れたアルバムや!一曲目からずっと名曲が続く至福の60分がこの円盤には入っとる!盤で買え!
タイアップ曲がすごく多いのでプロモーションもすごかったんですが、しっかり良質なアルバムなので、所詮広告で売れたんだろとかそういうディスは一切効果がないです。
前作の「fantôme」からそんなに間を空けずのリリースだったように思う。
思ったので今調べたら二年ぶりのリリースでしたね。まあ普通か。復帰作だった前作がすごくよかったので、今作はどんな感じかなとワクワクしていたのですが、期待通りに良かったです。「Forevermore」という曲が特にお気に入りです。「ULTRA BLUE」に通ずる刹那を感じます。「パクチーの唄」は「ぼくはくま」的なアレですね。
宇多田ヒカルはトラックがええなあと思います。ぼくは。
文句のつけようがない一枚。拍手!パチパチ!
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https://youtu.be/jUHjlUviDEc
メッチャ売れたアルバムや!一曲目からずっと名曲が続く至福の60分がこの円盤には入っとる!盤で買え!
タイアップ曲がすごく多いのでプロモーションもすごかったんですが、しっかり良質なアルバムなので、所詮広告で売れたんだろとかそういうディスは一切効果がないです。
前作の「fantôme」からそんなに間を空けずのリリースだったように思う。
思ったので今調べたら二年ぶりのリリースでしたね。まあ普通か。復帰作だった前作がすごくよかったので、今作はどんな感じかなとワクワクしていたのですが、期待通りに良かったです。「Forevermore」という曲が特にお気に入りです。「ULTRA BLUE」に通ずる刹那を感じます。「パクチーの唄」は「ぼくはくま」的なアレですね。
宇多田ヒカルはトラックがええなあと思います。ぼくは��
文句のつけようがない一枚。拍手!パチパチ!
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6/27 Jamie Isaac 『(04:30) Idler』
https://youtu.be/MmdHRTAhOig
メッッッッッッチャよかった。衝撃的なチルさ。ジェイミー・アイザック。ロイル・カーナー、アデルなどグッドミュージシャンが輩出したBRIT schoolで学んだ。らしい(渋谷wwwのライヴ情報のとこより)。
シルキーな歌声、揺らぐサウンド、R&Bとビートマシンの絶妙な硬さと揺らぎ、柔らかなトーンだけどどこか無機質なウワモノ楽器。大好きです。じっくり聴いてもよし、流し聴きしてもよし。いくらでも聴いていられる。
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7/20 The Internet 『Hive Mind』
https://youtu.be/-xyDg9Tco5s
R&B, Soul界隈では名の知れた彼ら、結構久々の新譜だったのではなかろうか?
ヴォーカルのソロ活動などもあったのちの今作。過去作と比べて傑出して良い!というわけでもないけど、及第点ではあって、ソツない一枚だなと思う。
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9/21 Slash 『Living The Dream』
https://youtu.be/W1LaQ68tkDg
ガンズのスラッシュのソロアルバムですね。わたくし普段はハードロックはあまり聴かないんですが、これはそんな人でも聴きやすいのではないだろうかと思います。音がたいへんクリア。メチャカッコイイギターリフが存分に堪能できる。
あとはハードロックのお約束なんですけど、アルバム内にバラードか激しいのの二択しか存在しないので金太郎飴アルバムです。
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9/26 Tempalay 『なんて素晴らしき世界』
https://youtu.be/TRpAf1aqw3g
サイケバンドTempalayのサードアルバム?ミニアルバム?どちらでもよい、名盤なのだから!
いやホントにどうやってこの音出してんねんみたいな音で溢れてます。絶妙にメロウでサイケデリックで狂っているのに、なのにポップ。素晴らしいバランス感覚に拍手喝采。
「どうしよう」(上のリンクの曲です。ヤバいMV。)「SONICWAVE」なんかは特にヤッベえキラーチューンですわよ!必聴!
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10/19 Queen 『Bohemian Rhapsody』
https://youtu.be/fJ9rUzIMcZQ
クイーンの映画「Bohemian Rhapsody」のオリジナル・サウンドトラックです。11月から公開して世界的に大ヒット。アカデミー賞にもノミネートされました。俺も公開初日朝イチで近くの映画館に観に行きました。映画の詳細は去年ブログに書いたので割愛します。
クイーンを初めて聴く人にぜひお勧めしたい一枚です。代表曲がほとんど収録されている上に、映画ラストのライヴエイドの音源がフルで収録されています。
2018年を振り返る上でこのアルバムは絶対に外せないですね。
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11/14 Elephant gym 大象體操 『Underwater』
https://youtu.be/jDDy-Vh55to
台湾のマスロック・ポストロックバンド。あちらでは大象體操と書く。ベースを主体にした3」ピースで、ベースリフに振り切れたtoeという感じ。ベースのKT Changはヴォーカルもとるんだけど、これも中々よくて、引き出しがまだまだ沢山あるバンドだなと思います。マスロックバンドってすぐ同じようなことばっかやりだして飽きるんだけど、そういった点ではElephant gymは非常に楽しみではあります。
因みに去年の11月頃来日公演があったので行ってきましたが、まさに象といわんばかりの音圧で圧倒されました。すごく良いライヴだった。機会があればぜひライヴもご覧あれ。
YouTubeに上がっている映像だとこれなんかはすごく臨場感があってよいです。https://youtu.be/saccx5dTmKU
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11/30 THE1975 『A brief inquiry into online relationships』
https://youtu.be/1K93ioXL63c
年の瀬にとんでもない名盤を送り出してくれました。感謝…。邦題は相変わらず長ったらしいです。「ネット上の人間関係についての簡単な調査」 直訳なのは潔くて評価できる。「The 1975がやってきたヤァヤァヤァ!」とかにするくらいならよっぽどよい。
かなりエレクトロポップです。全編通して心地よい。あとはいつも通りのThe 1975だと思います。
このアルバムをどうして名盤だと言い切るのかというと、捨て曲が一切ない上に、最後の曲が刺さりに刺さるからです。「I always wanna die (sometimes)」が歴史に残ってほしいと切に願う名曲だからです。否応なく心を揺さぶられ、染み入ります。この曲を聴くことができて本当に良かった。私はそう思います。
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新旧含めて新たにiTunesに追加したのは400枚くらいでした。いっぱい聴いたね!今年も良い音楽に沢山出会えることを願って。
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