#ベルばら考察
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hanadamomoka888blog · 14 days ago
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Marie-Antoinette そんなに悪女だったのかな?
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kennak · 1 month ago
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強盗事件が頻発してますが、銀行等には、警察や警備会社に直通する「非常ボタン」があります。 タクシーも 車の屋根に着いた表示板が、赤く点滅するボタンが装備されてます。 一般の民家においても この様な対策はできない物でしょうか? 住宅密集地なら 室内でそのボタンを押せば、大音量でパトカーのサイレン音が鳴り 屋外に設置した赤色灯が点滅する等 (勿論、誤作動を起こせば近所迷惑この上ないでしょうが) 高齢者の方が、強盗から身を守る為 金属バットや刃物などで撃退するには無理があると思うので 家庭用非常ベルの設置ができない物かと愚考します。
【続報】リフォーム業者として被害者宅を出入りか 仙台市青葉区の強盗致死事件  (khb東日本放送)のコメント一覧 - Yahoo!ニュース
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usatamago · 2 months ago
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音曲祭北海道1
映り込みに怯んでたらスピーカーの電池切れたの草なんだ。充電ケーブル繋いで見ます。
実はいまだにすえひろ現地の配信を見ていません……映り込みこわい半分��記憶を上書きしたくない半分で……。今回は見るのは記憶が飛びすぎているので補完の必要があるからです。客降りこわい。もっとください。通算3回松井くんが1m圏内を通りました。死ぬ。というか死にました。近すぎると脳がキャパオーバーするので思い返す松井くんがロングショットばっかりです。遠くから見てもかわいいのでそれは全然いいです。しかしやはり至近の記憶も補完したいので配信を見るのです。前説の時点で死んでいます。モニターではまだミュの審神者が楽しみ方を説明している途中です。始まってさえいないの草
■ひふみよいむなやこ、うっかり左から読んだせいで全く読めなかったのですが日本語だもん右から読むよね。これ縦書きだったんだね。「こ」の存在とともに札幌楽で友達に教えてもらいました。
開始3分経ってないけど松井くんのお衣装の話をしていいですか、ジャケットから袖がひらひら出てるのとてもかわいい。左手に手袋をしてることに気がついたのも札幌楽です。福井配信を見てから挑んだはずなのに記憶がない。
ひふみよいむなやこの手遊び、歌合だったら審神者がやらされるやつですね。旅人の振付動画を見ないまま一日目が始まったのであとでこれやるのかと一瞬怯みました。イネイミヒタクク、難しすぎたやん……。
今回のお衣装の工夫は袖丈と裾の長さかなあ、ところでキャストのインイヤーモニターがキャラカラーですね、出さへん?出さへん??キャストとおそろのBluetoothイヤホン出してくれるならお金積むよ……。ほんとは全員分のお衣装の工夫について話したいところなんだけどそれやると永遠に再生が終わらないので以降は服の話はなるべくしません!なるべく!松井くんのタートルネックは今公演も最高です!
□□□
お席の話をしますかね、札幌の注釈付き席はステージ真横、ひふみよ…の幕に遮られてメインモニターや正面向けの演出が見えない、演出が意図した通りに見えないという意味での注釈付きでしたがステージは近かったので個人的には神席でした。推しが見えれば基本どの席でも神席ですが、この日の席はせり上がるステージで松井くんが踊ってくれたマジの神席でした。肉眼でド近くから松井くんのダンスを見れて半泣きでした。人間って本当に感極まって泣くことあるんだ、知らなかったよ。
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Twitterにも書いたけど真駒内アリーナは花道囲いの外側のアリーナ席がなくて、スタンド直下がステージ(花道)なんですよね。角度があるから真下のキャストは頭のてっぺんしか見えなかったりするんだけどとにかくステージとの距離は近い。あと、正面から見ると近く見えるものが横から見るとけっこう距離あるのがわかったので面白かったです。いっぽうで、モニターでは離れてるキャストが舞台横から見ると近く見えてそこも面白かったです。
私は��々観劇クラスタかつ演劇部なので舞台の袖や仕掛けを見るのも好きで、最悪歌しか聞こえなくてもいいの気持ちで注釈付き参戦(友達が当てた)したんですけど結果として神席。ライブの感想は席の数だけあるので色んな角度からいっぱい見れるのいいなって思います。ところでまだ6分しかシークバーが進んでないよ。
■あ、いまの大包平だな 今の誰が喋った?ってわかんないところだいたい大包平だな多分
客席が映るたびステージの位置確認をし(補完のための試聴なので……)、松井くんが出るたび一時停止しつつただいまシークバーが14分です。ほんとスタイルがええなこの子は……。
松井くんのダンスの腰を落とす時の高低差が好き……可愛いのに豪快 かわいい
むっちゃんめっちゃ飛ぶなあ
■補完とはまったく関係ないんですけどIGNITIONがめちゃくちゃ好きで、リズムに合わせてペンラ振るのめちゃくちゃ楽しかったです。長谷部がメインに来てる時は紫のライト振ってる。ライブ中の長谷部の生意気っぽい自信家っぽいところとてもかわいい
雨さんのIGNITION〜↑めっちゃかっこいいね 補完って言いつつ実況になってきたね
■えっ嘘BE IN SIGHTの上手のジャンプ担当松井くんだったの……三公演見てるのにわからなかった(位置的に見えなかったり遠かったりしていた)ほんとに身体能力が高くて素晴らしい……
こ、これ!このへん!シークバー25分あたりの小ステージ四箇所上がるとこ!の下手ステージ側が松井くんの担当で私はここで死んだ。はい墓
花道はスタンドの直下で最前列でもない限り見えないので、せり上がってくるまで誰が出てくるかわかんなくて出てきたら松井くんだったので本当に死んだ。近いかわいい踊ってる近いって情緒がパーンしたので記憶がないんだけどBE IN SIGHTだったかぁ……。
配信で確認したら松井くんちょっとしかうつらん、そりゃそう舞台上に8人いるもんね。曲と照合するとステージがせり上がってた時間は一分にも満たないのにその一分で情緒を破壊されたのか私は……永遠に情緒を破壊されたままでいたい……海馬をロックして記憶を保存したい……至近距離ダンスまじでめっちゃかわいかった何度でも死ぬ。
この演技を私は現地で浴びたのだなと思いながらBE IN SIGHTの25分〜26分をエンドレスリピートしています。永遠に記憶フォルダにしまう……
あのねまじでキャストがせり上がってきたら「キャー」ですよね悲鳴が上がるのわかりますよ私は息が止まって無言凝視だったけどね。
松井くんあまりわかりやすいファンサしないんだけど時々客席に軽く手を振るの、それがもう死ぬほどかわいくてかわいくて、上品だわかわいいわちょっとつれないわで最高なんですよね。かわいい。うさたま再びの死
ちょっとどの曲か忘れたんだけど舞台下手で松井くんの蹴り上げた足がめっちゃ高くて足なげーなって感心したのが北海道初日だったのでとりあえずメモっておきます。
■やっとこR.U.Nまでたどり着きました この時はまだペンラの挙動(セレクト色からの前ボタンは小狐丸カラーになる)を理解してなくて、桑名くんの色を呼び出せなくてめっちゃボタンをカチカチしてました。帰り道で同じ方向を歩いていたみしらぬ審神者さんたちが桑名(黄色)の割合が少なくて意外だったって喋ってたけど、黄色にしないことを選んだんじゃなくて色が呼び出せなかっただけなんだよ……と思ってました。二日目から黄色の配分が増えたから初日で色を出せなかった客けっこういると思う……今回の通販、ペンラの在庫枯れ早かったから、現地で初めてペンラに触れた人けっこういるでしょ……。
■誰のものでもない人生、巴ちゃんのお供がまさかの松井くんでうさたま再びの死
ダンスが得意で色も近くて納得の配役なんですけど(とにかく松井くんはダンスがうまくて華がある)地元公演のデュエットソングに推しが配役されるとファンは普通に死にますね。
せっかくの北海道ゲストの巴ちゃんなのに現地では目が足りなかったので配信でたっぷり堪能します。
この二人の身長けっこう近いんだな……スタンドからでは人の身長わからんし花道囲いでは首がねじれるので……というか一日目のこの曲の記憶がほとんどないのでおそらく当時のうさたまは脳がパーンしてしんでいました。
■さて客降りタイムです
音曲祭、客降りがすごく……長くて……座れるのはありがたいけど大概首がねじれました。客降りは後方席へのファンサが手厚い、うさたま覚えました。
ベルのかわりに尻尾振ってる雲さんかわいすぎん?なにそのかわいいファンサ……。配信ではわからないことと配信じゃないとわからないことがあるね。配信の雲さんはわりとよくウィンクしてくれるなって思ってます。
現地の客降りの記憶ですが、青江のファンサが印象に残ってます。観客とタオルの見せあいっこしてました。いろんな男士が何回も横を通るし後ろに推しのいる気配がするし首がたくさんねじれました。松井くんも近くを通ってくれて、ファンサは客席を見回す感じ。通路真横の人間は位置的に目が合わない気がします。私はこの時も死んでいてちゃんと記憶が残ってないのですが、なんか白くてひらひらしてかわいい存在が至近距離にいた気がする……。
あと通ってくれた子で覚えてるの日向くん(たぶん)、明石はけっこう長めにいてくれました。ふーやれやれみたいなジェスチャーしてた気がする。小竜くんいたのどの公演だったかな……。移動中は抜かれないから記憶を頼るしかないんだけど初日だし近いしかわるがわる人が通るし記憶がないです。悲しい。
配信の客降りが終わ���たけどとりあえず個体識別可能な映り込みはしてませんでした!安心したような残念なような……。現地行った配信を見るのは実は初めてなので、自分が客席にいる公演といない公演では配信を見る時の心持ちが違うことを初めて知りました。客席が映ったらとりあえず一時停止して座席を確認してる。映りたいわけじゃないけど映ってたら知りたいじゃないですかやっぱり……。あと人のうちわを意識して見るようになった。最大サイズじゃなくてもちゃんとキャストの視界に入りそうだな……?あとメッセージつきのうちわイイナーって思ったので松井くんに伝えたいことは何だろうって考えています。
■MC。松井くんの胸にハンカチーフ入ってるの今気づいた……!福井はリアタイしたので一時停止できなかったし予習しつつ新鮮な気持ちを味わいたいので見逃しは見てなくて……。客降り?服なんか観察してる余裕があるわけないだろ。お衣装についてはまだまだ語ることがありそうですが長くなるので今はやめます。私ほんとうにキャストの衣装についてなら全員分のお話できると思います……元気っ子は靴下を見せているとか靴や靴下の差し色でバランスとってる子がいるとかいろいろ……。
雨雲のマフラー小芝居かわいいね。「これが日常だ」ってツッコミまくってる松井くんも面白いね。江with巴ちゃん、わちゃわちゃしていてとてもかわいいです。豊前のカラーカフスかっこいいねえ、松井くんはなんで現場監督みたいに腕組んでるの、なに目線なのそれはwマフラーのネタはたぶん北海道だから入れてますね。気候を考慮してくれてありがとう。
松井くんは案外トークが面白いというか人にふっかけるネタがぶっとんでいてひどいwわりと無茶振りをする子だなというのはぜっぷつあー日替わりを見てわかりました。たぶんキャストの素質ですねこれは……。ボケもツッコミもいけるキャラだよなとは以前から思っていたのでこれからもちょくちょくMCを担当してくれると嬉しいです。たくさん喋っていろんな松井江を見せてほしい。
■言の花、加州の持ち歌をやっさだが歌うのうぐぅてなるね……今日はいないけどいるんだよ……ちゃんと……。あんま話題にしないけど私はやっさだのことけっこう好きで、というか刀剣男士みんな好きだし付き合いが長いほど愛が深まるので初期の頃のメンバー好きなの当然なんですけど、フィジカルの強さとかトークの安定感とか安心して見れるなって思ってます。花道囲いの日に真横でダンス見れたけどすごく良かったよ。足さばきがなんかすごい。
■Yellow sac Spider。日向くんかわいいお顔から低音ボイス出せるのすごいね。全体的に12日は桑名くんの出番多めだった気がします。前述の審神者さん(おそらく)が、Yellow sac Spiderを黄色カラーのキャストがやったの初めて見たって言って��なんか笑ってしまった。そもそも黄色カラーの子が少ないからなぁ。私は今回ペンラの色を覚える時に黄系の色を公演切り替えの目安にしてたんだけど、そのくらい黄系の子があまりいない(小狐丸、髭切、桑名くん、南泉、まんばちゃんの5人)
いま数えたら青系の子もけっこう少なかったんだけど私が松井カラーを主に振る関係で青を区切りにすると混乱するんだ……それに小狐丸は1stカラーなので……。
■夕凪〜の新曲。軽装による死。現地本当に目が足りなくて困る。メイン演出がサブステの方なのでめっちゃ目を凝らしてました。
配信見てたらメインステージに戻る時に長谷部が��ょっと遅れてていつもより小走りになっててかわいかった。ステージに戻る時もちょっとスタタタタってなってた。袖に近いほど距離あるもんね、わかります。
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サンバの記憶。松井くんは本当に、あんなきれいな顔して低血圧そうwなキャラなのにノリノリでよく動いてて本当にかわいかった。遠景なので正気を失わずバッチリ記憶に残っています。ポンポン(?)を頭の上で振ってる時も腰に当ててお尻振ってる時もとにかく常時元気で楽しそうでかわいかった……。カメラにはあまり抜かれてないけど、踊ってる時の松井くんは本当に生き生きしていてかわいいよ。手足のフリが大きいというか本当に華がある。かわいい。好き。
兄者元気だな。跳ねてる。むっちゃんもけっこうガバって足開くやん。
サンバのおしまいのとこでステージ下の袖(幕?)に駆け込んでいく松井くんの後ろ姿のかわゆきことよ。ってか蜻蛉さんもはけるのそこなんだな。手前にはける組はたぶん出番が近いんだと思います。実際このあとの獣でシルエット登場するの江メンだもんね。
■という���けで獣です。松井くんの袖、手を下ろすと萌え袖になるのに上げるとレースが翻って腕が出るの最高ですね。ジャケット着てる時は手首までしか見えないけどね。ジャケット着てるあいだは遠景で松井くんを探す時は袖のヒラヒラを追ってました。ターンする時に白い袖が残像で円を描くのがとてもかわいいんですよね……。
ずっと言及し損ねてたけど小竜のベストの青さがとても好きです。浦島くんは現地のほうが生地の仕立てがよく見える(配信だと質感がわかりにくい)
あれっ清麿がミニステージ乗ってたの獣だと思うけど抜かれてないな……まじまじ見たのは13日昼ですけど……オーバーサイズ感いいよねえって思って……。
休憩!トイレだ!
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bearbench-3bun4 · 5 months ago
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「虚無への供物」中井英夫 2231
第二章
23犯人たちの合唱01
密室で橙二郎が殺されます。 この節は「犯人たちの合唱」です。
合唱とは、多人数で各声部の声が互いに和声をなしながら、全体で一曲をなすように歌うことです。 橙二郎の犯人として何人かが疑われるということなんでしょうか?
こういうのって、疑われない人が一番怪しいんですよね。
七荘目が終わって、八田皓吉の声が響きます。 その声に真っ先に反応したのは、藤木田です。 それから、皆も飛び出し、一斉に二階を見上げます。 気のせいかガスの甘い匂いが、このあたりにも漂ってくるようです。
どうやらこれで、二階でのガス漏れが起こったことがわかります。 これで、橙二郎がなくなります。
現在は、ガスで中毒になることは無いと思います。 でも、昭和30年代は、都市ガスは可燃性成分として、一酸化炭素ガスが含まれていたため、 使用者の不注意などでガスが漏れ、中毒事故につながることがあったみたいです。
とはいえ、 本来、ガスは無色、無味、無臭、無毒の物質なので、匂いをわざとつけているのです。 となると、このガスの匂いとは何でしょうか? 実は、『付臭装置』を各事業者で設置するようにという取り決めが昭和39年にあり、それ以降なんです。 この小説が書かれた頃は、ガスに匂いがついていたかもしれませんが、昭和30年頃ではありえないことになります。
まあ、小説ですからね。
その後、 二階の書斎、橙二郎が眠っているであろう書斎のドアを確か���ます。 二つ有る入口の鍵はかけられていると書かれています。 このあたりは重要な気がするのですが、どういうわけかこの部分は曖昧に書かれています。 というか、二つ有る入口の鍵がかけられていては、入れませんから、密室だということにはなりそうです。
二つのドアを確かめる途中で、化粧室に染みつくほどの臭気に満ちていたとありますが、 書斎とは関係ないのですから、ここがきっかけでガスの匂いに気がついたとしても、 直接の橙二郎の死とは関係ないはずなんですが、 どうしてこの部分が挿入されているのでしょう?
さて、二つのドアに鍵がかかっていて、どうやって書斎に入るのか? 蒼司が階段側のドアは鍵ばかりでなくナイトラッチがついているから こちらを試そうといって、何とかドアを開けます。 つまり書庫側のドアの鍵を開けたということだと思いますが、 正直、階段側のドアに付いているナイトラッチは、案外簡単に開けらるんじゃないかと思うのですが。
まあ、いずれにしろ、 書斎に踏み込むと、 器具栓や部屋の隅の元栓から音を立ててガスが噴出している、 ベッドには橙二郎の死体が有る。 という状態でした。
蒼司は、電話で嶺田医師を呼び出す。 八田皓吉は放心したようにへたり込む。 藍ちゃんと藤木田老人は書斎の窓をあける。 と行った具合に行動を起こします。 この時、藍ちゃんと藤木田老人は濡れ手拭いで顔を覆うとありますが、 普段から手拭いを持ち歩いていたとも考えられますが、 でないとすると、濡れ手拭いは蒼司が用意したのでしょうか? 準備がいいようなきもしますね。
あと、亜利夫の行動が全然書かれていません。 呆然としてたのでしょう。 その理由がこのあとわかります。 この事故と思われる出来事の原因を作ったのは自分ではないかと思ったのです。
蒼司が気がついたようにいいますが、 要は、ガスの元栓を一旦締めて、それをまた開けたために、二階の書斎のガスストーブからガスが漏れた状態になったというのです。 正確には、八田皓吉が十二時ごろに締めて、亜利夫が、二時半にそれを開いたのです。 亜利夫は、そのことに思い当たって、呆然としていたのですね。 藤木田老人もそのことに思い当たったみたいです。 で、皆が多少なりとも責任を感じています。 この節のタイトル「犯人たちの合唱」となるわけですね。
ただし、二時半丁度になるはずのない電話のベルが鳴りかけたのかは、疑問として残っています。
皆と違って、蒼司が、きびきび対応し��います。 まず、産院に電話をして吉村夫妻を呼びだし橙二郎の急死を告げ、 警察から調べのいった場合の圭子夫人の応対と銀行筋にてをまわして新聞関係を頼んでいます。 その後、静な声で皆に余計なことを言わないようにいいます。 皆は、黙り込んでいますが、亜利夫はつい疑いを口に出してしまいます。 「橙二郎さんは本当にストーブを付けっぱなしにして寝込んだんだろうか」 蒼司は、あとから警察の人がきていやといううほど調べてくれるといいます。
藍ちゃんも疑問を投げかけます。 書斎に有るはずのないものがあったとです。 蒼司が���う説明したのかだいぶ藍ちゃんも落ち着いたらしく、何も言わなくなります。
この後、亜利夫の目線で、書斎の中の様子が描かれます。
・階段側のドアは、死体発見当時はナイトラッチもとざされ鍵も内側からかけたままだったし僅かな隙間もない。 ・空気抜きの小窓は小さな引き違い戸だが外に鉄棒もはめられていて埃の積り具合からみても動かされた気配はまったくない。 ・書庫の側のドアも同じように内側から鍵がかけられ鍵は鍵穴にささったままで僅かな隙間さえ見当たらない。 ・西向きの小窓はどれにも掛け金がおりていてその外は厳重な鉄格子で檻のよう。 ・南向きの大きな三枚ガラスの窓はどれにも掛け金がおりていて鉄格子で人の出入りを許さない。 ・先月の中頃にありふれた花模様に帰られた壁紙やじゅうたんも異常はない。 ・天井からはこの上もなく頑丈そうな紫水晶を飾り立てたシャンデリアが垂れている。 ・床には古風な飾りのついたガスストーブが置かれている。 ・広々とした机と椅子、橙二郎を連れ出して乱れたままのベッド。 ・飾り戸棚に草根木皮をおさめてガラス瓶が並べられている。 ・足の裏に“縄文後期・群馬県”と書かれている、単純な目と口に稚拙な手足のついた奇妙な土偶。 ・足の裏に“メキシコ・ハリスコ州出土”と書かれている、単純な目と口に稚拙な手足のついた奇妙な土偶。 ・机の上に愛くるしい笑いの粋な赤い上着を着せられて真新しい兵隊の人形がひとつ。
これだけ読むと、完全な密室ですね。 ただ、亜利夫の目線なんですよね。 でも、この密室をどう破るのか楽しみですね。
気になるのは、四時間近くガスが漏れたということになります。 そんな状態で、化粧室には染みつくほどの臭気に満ちていたといい、 それと比較して、書斎はそれほどでもなかったということなんでしょうか? どうして、化粧室には染みつくほどの臭気がみちていたのでしょう?
ところで、 レッテルを貼ったガラス瓶とあるので、その内容が羅列されているけど、レッテルにそう書かれているということでしょう。 ガス中毒なら、これらは全然関係なんでしょうが、わざわざ書いているのはなんででしょう? ちなみに、 海金砂(かいきんしゃ)・・・利水通淋でき、淋病を治療する常用薬である。 脾虚太過の全身浮腫にも用いられる。 腎陰虚には使用しない。 南蛮毛(なんばんげ) ・・・尿の出をよくし、むくみの改善に、利尿作用があるため、さまざまな原因のむくみを改善します。 お茶として飲むことで高血圧や糖尿病、腎結石の予防、水太りタイプの解消、胆石や黄疸の改善などに有効です。 さいかち(皀莢)・・・中国産のトウサイカチの豆果は生薬「皂莢子(そうきょうし)」あるいは「皂角子(そうかくし)」でトリテルペノイドサ��ニンのほかにスチグマステロールなどが含まれ、去痰作用や殺菌作用が報告されている。 またサイカチの刺も中国では薬用とされる。 白刀頭(はくとうず)・・・血液・体液の流れを促進します。 また、膿を排出したり炎症を抑える働きがあり、歯ぐきの腫れや出血などの炎症を改善します。 免疫力を高める働きがあり、アレルギー症状を緩和します。 また、口腔内の善玉菌をバランスよく維持します。 蘇鉄実(そてつじつ)・・・秋に収穫した実を日陰で乾燥させたものは「蘇鉄実(そてつじつ)」という生薬になり、主に煎じて用いられます。 せき止め、胃痛に効果があるとされていますが、ほかにも切り傷の洗浄に用いられたり、他の生薬と組み合わせて胃がん、肺がんにも用いられます。 地黄(じおう)・・・補血・強壮の薬として、貧血や虚弱体質の改善に使ったり、血が薄くて体力がない人、血がドロドロしていて打撲時に内出血しやすい人にも処方します。 ほかの生薬と組み合わせることで、血行不良によるしびれ、鼻出血、子宮の出血、乾燥性便秘、糖尿病、皮膚の乾燥やかゆみ、前立腺肥大などにも幅広く用いられています。 川骨(せんこつ)・・・概要 利尿、利水の効があり、浮腫、打撲傷などに用います。浄血薬として産前産後、月経不順、血の道症などに、また鎮静薬として婦人の神経興奮状態のときに応用します。 その他体力増進剤として疲労回復に、発汗薬として風邪に、健胃薬として胃腸病等の家庭薬に配剤されます。 天麻(てんま)・・・甘平柔潤で肝経に入り、平肝熄風・定驚の効能をもち、頭目眩暈・痙攣抽搐・肢体麻木・手足不遂などすべての風証に適し、とくに眩暈によく用います。 また、通絡止痛の効能もあり、風湿痺着・麻木酸疼・中風癱瘓(たんたん)に使用されます。 香付子(こうぶし)・・・辛散・苦降・甘緩で芳香走竄し、平性で寒熱に偏らず、理気の良薬であり、舒肝理気解鬱に働き、三焦気滞を消除します。 気行れば血行り、肝気が舒暢すれば血行は通暢し、気血が疏泄調達すると月経は調い疼痛が止むので、調経止痛の要薬でもあります。 白南天(しろなんてん)果実にはアルカロイドのドメスチンやイソコリジンなどが含まれ、ドメスチンには知覚神経や末梢神経を麻痺させ、心臓の運動を抑制する作用がある。 漢方では止咳の効能があり、咳嗽や喘息に用いられる。 というところでしょうか?
嶺田医師が駆けつけ、橙二郎の遺体は病院へ運ばれます。 真名子肇(なまこはじめ)巡査部長が昼近くにやってくることになります。
つづく
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lostsidech · 11 months ago
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4-1
 この試合専用のインカムと照準器具を積んだヘルメットは、頭に載せるとずっしりと重く圧し掛かった。だが、この空間���埋める視線の圧が少しでも気にならなくなるのだと思えばそのほうがよほど軽かった。
 独特の緊張感が身を包む。それを感じながら、ちらと横を盗み見る。
 隣でペアが飛び跳ねている。身体を温めているのだ。
 その服装が新しいものに替わっている。……少し寸法のあっていないパーティウェア。
「変だよね、これ」
 瑠真はこちらの視線に気づくと、あっけらかんとそう言って裾を持ち上げた。左右非対称なカットになった青いドレスだ。
「いや……」
 望夢は口ごもった。ひらひらとした裾は多少邪魔そうだったが、中履きのパンツや足さばきのためのスリットは、明らかに動くために作られていて、この世界に開かれた大会という場にあってはおかしいというものではなかった。
 それもそのはず、元は丹治深弦が後半の試合で着るために仕立ててあったものだからだ。
(「どうでもいいけど、試合出るならその超カジュアル服やめなよ」)
 指摘されたのは先輩である宝木に、二人まとめてのことだ。
(「俺と深弦の晴れ着あるよ。昨日はまだ試合数多かったから簡単なスポーツウェアでよかったけどさ。今日って多分うちに観衆集まるから……って、高瀬くんすごい嫌そうな顔しないの」)
(「じゃあ、私一人でいいよ」)
 瑠真はあっさりと承諾した。
(「どうせ女のほうが撮りたいでしょ。そいつは絵にならんし」)
 以前の瑠真なら嫌がって当然だった。協会の広告塔になるという任務は、優等生ペアのものでこそあれ、瑠真の性格にはまずそぐわないものだ。
 彼女はやはり変化している。そのことに感慨深いような悔しいような、複雑な感情が少しだけあった。
「お前のじゃないわりには、まあまあ似合ってる」
「あっそ。ありがと」
 瑠真は細かくはこだわらない。パーティドレスに不釣り合いなiPodを手に持っていて、試合開始を待つ間またそれを聴いていた。
 望夢も備えようと、気を取り直して見渡した。初期状態の会場は観客席に囲まれたのようになっている。、ただしカードの設置されているポイントまで直行できないよう、高さ数メートルの同心円状の壁が視界を塞いでいた。
 ただしこれは初期状態の会場だ。
 ここに地形カードが切られるごとに、景色は変化する。
「どうする」
 調子のいいを切りはしたものの、その後は手続きとパネルディスカッション会場との連絡で精一杯で、こちらの作戦会議どころではなかった。向こうにはホムラグループの他の面々も到着し、莉梨のメッセージの確証は得られたようだ。
「どうもこう���」
 瑠真はシンプルな口調だ。
「勝つんでしょ 点取って相手撃てばいいんじゃない」
 試合の開始ベルが鳴った。
 ペアがスタートダッシュを決めた。
 両者ともがしたままゲームが終了しても引き分けにならないように、フィールドの各所にはランダムにバーチャルエネミーが発生する。影のような人型で同じく頭の部分をレーザーで打ち抜くと得点になる。そんなわけで、エネミー狩りの視点でもスタート地点にじっとしてはいられないというのは望夢も同意するところだし、まして彼女のスタイルからすれば当然のことなのだった。
 ただし相手チーム構成員の撃破ポイントのほうが圧倒的に大きく、エネミーを数十掃討したところで相方が撃破されれば逆転される可能性もある。防御という観念が頭からすっぽ抜けているペアを好き勝手に走らせておくわけにはいかないのだった。協調性のなさに内心呆れながら望夢はペアを追いかけた。
 そして、概ねの指針は向こうも同じだった。
 さすがにこちらより落ち着いている。
 会場高くに掲げられた得点板がバタリバタリと立て続けに更新された。アメリカ側のものだ。手近なエネミーを撃破して煽っているのだろう。早い。また、気分を盛り上げるためのものなのか他の意味もあるのか、アメリカチームのほうから小さく音が聞こえる。ここまで届くのであれば元は大音量だろう。ラウドロックだ。アンドリューの選曲か。
 私物の持ち込みは一回戦のモニカがそうであったようにある程度許されている。あらゆる解釈を許容する建前上、それが直接的な武器でない限り能力のサポートアイテムなどを拒否できないのだ。
 アンドリューは音楽家。新野に言われていたことをふと思う。協会式であれば、使い方は自己バフか、音圧による物理攻撃がいいところか。
 瑠��はすでに最初の壁の手前まで走り、増強をかけた脚に力を溜めていた。──さては壁の上に飛び乗って戦局を把握する気だ。瑠真と違って増強を使わない望夢はすぐに追いつくことはできず、確認手段を持たない。
 いや。
 立ち止まって目を閉じた。バーチャルの壁に手を触れ解析を走らせる。望夢の解析は自然科学を基準点にするから、それがただの映像である限りバーチャル空間そのものの探知はできない。
 しかしこの大会のバーチャル風景には、参加者の無意識レベルのペタルを取り込んだ光術の基本が仕込まれている。望夢のように基本的な能力ではペタルを発散しない者ならともかく、協会式の超常師の位置取りとやっていることは、概ねプロットできる。会場を織りなす糸の乱れ���探知すればいいのだ。
「……���てるか」
 やがて目を開けた。
 銃を構えた先に泡がはじけるようにバーチャル人形が姿を現した。ノータイムでその額を撃ちぬいた──得点板に「Ghost 1」のパネルが回る。
 Japan Player: 0 Ghost: 1
 USA Player: 0 Ghost: 2
 こちらは本題ではない。
 同じ人形を狙って壁の向こうから飛び出した青年とばちりと目が合った。
 音楽はまだ遠くで鳴っている。攪乱のためにスタート地点で鳴らし続けるか、シオンに持たせでもしていたのだろう。青年は笑った。
「Good job, boy」
 望夢は構わずにその額に銃口を向ける。
 アンドリューは挑発するように笑顔を作った。そして手元にあったカードを切った。
 景色が切り替わる。一瞬で壁の迷路が崩れた。辺りは高低差のある崖の連なりのようなフィールドに変わる。
 アンドリューの背後にも大きな谷が生まれる。彼は軽やかにその中に飛び込んだ。照準を失った望夢は深追いせずに銃を下げる。不要になった金属製のカードはアンドリューの手を離れ宙を舞う。光を伴う景色の変遷にその縁がきらきらと光るのが見える。
 壁が無くなって開けた視界で、発生しかけていたエネミーがばちんと消えた。おそらくランダム発生の位置調整のため一旦生成がキャンセルされたのだろう。無慈悲なことに、撃たれてもいないそのエネミー背後にも、アンドリューの撃墜マークのランプが点き、全体で二体そういうものがいたらしくアメリカの「Ghost」得点版は「2」になった。。そういえばそういうルールだった。
 そこへ向けて銃を構えた状態で、足元を急に失った瑠真が踏み外してよろめいているのが見えた。高いところに立っていたのだから当然だ。
 そちらに素早く向かう金色の影││シオン。
 彼女もまたスタート地点を離れ、地形変化で視界が開けると同時に一気に距離を詰めていたのだ。
 おそらく瑠真は気づいていない。「るっ……」インカムで声を掛けようにも、鳴り響くラウドロックが邪魔をする。それ反則じゃないのかと望夢はちょっと怒る。
 瞬時に思考した。レーザーガンは光だから遠距離で邪魔するのには向いていない。
 時間稼ぎの大会といえど、足掻きもせずに負けてやる気はさらさらない。
 目の前に金色の縁がきらきらと光りながら落ちていった。
 それだ。
 宙を舞うカードを手に取って思い切り投げた。縦に投げるのには丁度いい重みだった。瑠真のヘルメットの後頭部にそれは当たって地に落ちた。痛て、と言うように瑠真がこちらを振り向く。その瞬間にシオンが飛び出し、瑠真に照準を向けていた。
 ポイントの入る赤い部分はヘルメットの前面だ。急に振り向いた動きのせいで瑠真を狙い損ねたシオンがちっと舌打ちした。望夢はその間に相方の頭越しにシオンに狙いを定めている。こちらを確認したシオンが小さく笑って近くの段差に飛び込む。ひとまずの狙撃は防げた。
 その動作でようやく瑠真も気が付いた。大きく距離を取ってこちらも物陰に飛び込む。
 望夢は走り寄ってペアに合流した。
「勝手に飛び出すな」
「事前に作戦会議なんて悠長なことしてる時間ないでしょ」
 瑠真はふんと笑った。好戦的ではあるがどうやら落ち着いている。この場慣れた落ち着きだけは高瀬式門下生に指導してもらった恩恵かもしれない。
「で、どうしよっか」と呑気に今頃瑠真が訊く。
「連中がどういう超常術を得意にしてるかも分かってない。シオンは多分お前と傾向似てる」
 望夢は早口に言った。崖の縁から眺めながら感知のために神経を研ぎ澄ましている。
「……キングのほうは多分絡め手だ。俺と近い。つまりお前とは相性が悪い。お互い似た属性を担当したほうがいいと思う」
「は、アンタがシオン苦手なんでしょ」ペアは生意気にもそう言った。「お得意の干渉使えないもん、あのやり方じゃ」
 その通りだった。協会式超常術は効果発現までの時間が短いせいでそもそも解析と相性が悪いが、肉体増強を中心とする瑠真やシオンが相手だとなおさら望夢にはどうしようもできない。こちらが相手に干渉できる時には、相手もよほどこちらが射程内だからだ。
 瑠真はふいに銃を構えて撃った。ランダム発生していた人型が遥か背後で弾けた。││落ち着いている。話しながら周囲を観察して得点源を狙っていたようだ。
「選手控室で聞いてたよ。シオンはアイドル的なパフォーマンスが得意なんでしょ。いつも癖で見栄え重視で戦うから隙を突くならそこ」
 その場馴れた動作に加えて、瑠真が分かったように言い出すので望夢は意表を突かれた。今回に限っては出場する気の無かった望夢よりまともに情報収集していたらしい。
「アンドリュー・キングだっけ あいつはカバーバンドマン」
「知ってるのか」
「ほら」
 ふいにギターの低音が耳に届いた。
 振り向けば、少し離れたところにアンドリューがいた。
 どうやらお互いに狙える位置取りではないが、体勢の視認はできる。レーザーガンを下ろしている代わりに小さなiPodを携えている。最初に鳴っていたのもこれだろう。
 にやりと青年が笑った。選手間通信用インカムに相手の声が入ってくる。
「Do you like Nirvana Are they known in Janan」
「ニルヴァーナって言った あいつ。バンド名」
 瑠真も対してiPodを握った。「お」持ち込んでたのか。控室で勉強していたと言ったのはたぶんこれだ。
「何だっけ、このイントロ。探してる暇ないけど、多分有名」
 歌詞までを聴き取るのは難しい。ただ、アンドリューの外面の印象によく似た陰気な声がiPodから低音質で響いている。
 何が来るか││と思った瞬間、ガクンと体が重くなった。
「││」
 陰気な声が同じフレーズを繰り返している。呼びかけに聞こえる。ハロー、ハロー、ハロー……。
 フレーズがわんわんと頭の中に響き、視界が曇る。まるで音��下に向けて引きずられているようだった。
 それから一気に曲調が変化した。
「わ」
 体の重さも変わった。腹から突き上げられるような感じだった。曇っていた視界が一気に別のものに染め上げられた。小さなiPodから出ているはずの音が、いつしか会場全体を支配しているのだ。
 キング。この小さなステージの王。
 考える余裕もなかった。アンドリューを中心に「それ」は生じていた。アンドリュー自身も心地良さそうに音に合わせて床に足をタップしている。その──心象が投影されているのだ。
 生じる効果は単純。否応なく音楽に引きずり込まれるのだ。ありていに表現しよう。『乗ってしまう』。実際に周囲の景色や条件が変わったわけではない。なのに音楽に気分が乗せられざるを得ない。
 これは協会式にとっては致命的だろう。こちらの超常想像図を描くことができない。
 隣を見る。案の定だった。瑠真は魅せられたように動きを止めている。
「瑠真ごめん、貸して」
 iPodをひったくる。自分のためではない。望夢はこと協会式に関しては解析さえ終わればいつでも打ち消せる。
 瑠真のiPodには瑠真が普段聴くのだろう日本人のアーティストがずらっと並んでいる。
 その中から当て推量で曲を選んだ。タイトルから予測して今流れているのとは違うだろう曲調。ドンピシャ。場違いな女性ボーカルのポップスが、アンドリューのアメリカンロックに重ねて流れた。
「はっ」
 瑠真が隣で意識を取り戻す。それを横目にインカムの集音部にもiPodを近づけた。
 やったことは単純だ。違う音を流してステージを台無しにしただけ。それぞれのファンが会場にいれば今頃大ブーイングだろう。
 アンドリューがこちらへ向かう足を止めた。
 こちらへ向かう足を止めた││これまでこちらに近づいていたのだ。堂々たるもので、障害物に隠れもせず真っ直ぐにこちらへ向かっていた。ひやりと背筋が冷える。もうすぐ射程内だった。認識はしていた。しかし、完全にその世界観に横槍を入れるまでの数十秒、望夢もそれすら音楽の一部のパフォーマンスとして受け入れてしまっていたのだ。
「Dirty」
 青年が顔をしかめて呟いた。そして身をひるがえして近くの壁に引っ込む。
「No way」
 詰られている、ということだけは理解できる。彼の耳元にもインカム越しに瑠真のiPodからの歌は届いただろう。
 このとき、急に会場アナウンスが入って試合が小休憩になった。見るとアンドリューが審判席に向かって手を振っている。何やら選手側からのタイムのようなものを取ったらしい。邪魔されたのがよほど腹立ったか。選手側からのタイムが取れるのを望夢は今知ったがきっとどこかでは説明があったのだろう。初日から出場しているアンドリューたちにはわかっていることだったのだ。
 横から手が伸びてきて瑠真にiPodをひったくられた。
「最悪」
「どうも、なんとでも言ってくれ」
 言われたままに受け入れる覚悟で肩をすくめる。瑠真はレーザーガンを持ち直しつつ、iPodを回収した手を振���回して暴れている。
「他人の音楽の趣味無理やり見るのって覗きみたいなものよ、わかってる」
 まず怒られたのはそこだった。望夢自身はプライベートの観念を捨てているので感覚は違うが、そういう人間がいるのを知ってはいる。わかってやったのだから怒られて当然だろう。瑠真は元々プライベートスペースが広い。ただ、
「うんまあ、一般的には……でも今の状況だとしょうがなかっただろ」
 言った瞬間、試合中だというのに横から物理的に足を踏まれた。
「いって」
「アンタのそういう判断は信用してる」
 踏んだうえで何故か認められた。
「だから不問にしてあげる。この試合世界放送なんだからね。そこでよっちの歌勝手にミックスジュースみたいにしたのも今は不問。ただ後でちゃんと聴きなさいよ」
 謝りなさいよ、ではなく、聴きなさいよ、だった。
「お前結構音楽好きなんだな……」
「そう 普通だと思うけど……あ 思い出した、スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」
 踏んだ足を放すなり、瑠真が話題を変えて元気に言う。
 指を立てている動作からするに、アンドリューが流しているこの曲のことなのだろう。最初にも知っている曲だと言っていた。
「どういう曲なの」
「童貞っぽい曲」
 今度はこっちが勢いで頭を叩く番だった。
「お前もこれ世界に放送されてるつもりで喋れよ」
「いったい。いや、そういう曲なんだってばホントに」
 瑠真はくちびるをとがらせ、
「ニルヴァーナってバンドのボーカルが彼女に振られたときの悪口かなんかだよ、曲の由来」
「有名なのか」
「さあ、洋楽だと普通に有名なんじゃない 私は知らないから深弦ちゃんと��二くんに聞いた」
 さっきも思ったが、年上の優等生ペアに対して瑠真は完全に名前呼びだ。
「アンドリューの好きな曲傾向って調べればわかる。世界大会で出してきそうなのっていうと、会場ウケ的にももっと絞られてくる。だからヤマ張ってたんだよ。ぶっちゃけ、曲がわかったところで対戦相手的にあんまりやることは変わんないけど」
「そうなのか」
 望夢は目をしばたく。歌で戦う、というと思い浮かぶのはやはり帆村莉梨だったのだ。莉梨は歌の内容と紐づけた異能を使うから、曲を識別できるに越したことはない。アンドリューは変わらないのか。
「うん。アイツがやるのはただ好きな曲を流すだけ。こっちは勝手にるけど、撹乱され方にそんなに違いはない││」
 瑠真が身振り手振りを交えてそう言ったとき、
「││そうだね。アンディはただみんなに好きな曲を聴いてほしいんだ」
 ふいに違う少女の声が割り込んだ。
 反射的にそちらに顔を向ける。そこには金髪カチューシャの少女がいた。シオン。
「おい、今試合止まってるだろ」
 望夢が思わず身構えて声をあげると、シオンは「当たり前じゃん」と目を丸くした。
「だから話せるかなって思って来たんだよ。アンディのこと詳しいみたいだね」
「この子日本語話せるの 知り合い」
 瑠真は怪訝な顔をした。ペアはシオンとはまだ話していなかったらしい。
 望夢は内心、なぜシオンは自分にばかりと思いながら瑠真に向かって頷いて、それからまたシオンに向き直る。
「自分のチームの解説してくれるとは親切だな」
相手はつんと顎をあげた。
「あたりまえのこと言うけど、解説したとこで負けないからね。それにワタシたちは世界で有名だよ。きみたちが知らないのはただ不勉強なだけで、そのまま倒したって試合的につまらないし」
「……」
 それは言えている。何度も繰り返すがこの試合は世界放送だ。
「アンディもそんな態度で聴かれたってつまんないだろうしね」
 話がアンドリューに戻り、望夢は苦い顔をした。
「デバフに使われて、いい気持ちで音楽聴く奴いないと思うけど……」
「あは、デバフだって。それはつまり、きみは音楽に興味がない、ってことだよ」
 シオンは首を傾げて笑った。望夢はむっと眉根を寄せる。瑠真も撹乱と言っていた。音楽に意識を取られて戦えないのは十分にデバフだと思うが。
「ワタシもアンディの曲の趣味には詳しくないけど、好きな人はすっごく好きなんだよ。アンディもそう」
「そりゃ、有名な曲はそうだろ……」
「アンディは、自分の好きな曲をただ、自分の思うように聴かせて、それを周りの人が受け取ってるの。アンディの想像が聴き手の感覚になる。だけど得る感情まで強要するのは無粋だから、そこには手を触れない。アメリカチームの子たちの中でも感想は違うよ。モニカはわかんないって言ってたけど、嫌いじゃなさそうだった。ドミニクは趣味が違うって言ってた。シルヴェスタは結構好きみたいだね、初めて模擬戦したときから喜んでた」
 シオンは一人ひとりを示すように虚空に指を立てる。感情は強要しない、という言葉に少し含みを感じた。多分、感情の共有を軸にするヒイラギ会のやり方への当てこすりなのだろう。
「シルヴェスタはもともと自分で戦うほうはそれほど強くないのだけど、その模擬戦のときは積極的に飛び出してたの。わかる 好きな人なら、あれ聴いてすごい高揚するってこと。バフって思う人もいるんじゃない」
「高揚させられて普段通りに戦えないなら、それはやっぱりデバフじゃないか」
「お固いなぁ、まあそれでもいいか」
 シオンは眉尻と一緒に手を下げた。
「こっちから楽しめって言うのもヘンだしね。ちなみにシオンはわかんなかったクチ」
 説教しつつもシオンも同好の士ではないらしい。そこまで話したところでアンドリューが戻ってきて、身振り手振りでシオンに何か言う。
「おっと、そろそろはじまるみたい」
 シオンはぺろりと舌を出した。
「じゃあ、最後までよろしくね」
 元来た地形の隙間にシオンは身を隠す。望夢も壁に張り付いて息を整え、銃を構え直した。瑠真が顔を突き出してくる。「どこで仲良くなったのよ、アメリカ代表と」「さぁ……」話しかけてきたのは最初から向こうだ。
「あ、始まる前にあと、次アンドリューが同じことしてきたら私のiPod使うの禁止ね」
「いいけど、俺は解除できるけどお前どうするの」
「乗る」
 瑠真は断言した。
「ん」
「話聞いてたでしょ こっちも乗ればバフになるんだって。私そのために予習してたんだから。知ってる曲のほうがライブはアガる」
 ペアがよくわからない自信で言い切った瞬間に、再び試合開始のブザーが鳴った。
 シオンが引っ込んだその場所から飛び出してくる。休憩中に自分で自分の位置を堂々と知らせていたことになるが、そのまま全く躊躇がなかった。さっきよりアップテンポなロックが遅れて掛かり始める。瑠真が少し笑って目を閉じ、入れ替わるように音の鳴る方向へ飛び出した。打ち合わせを無視して、明らかにアンドリューがいる方向だった。すでに「乗せられて」いるのだろうか。
 望夢には理解しがたいが、ペアがそう言うなら止めるほどのことではない。望夢はちらりと横に視線を向けてからシオンに向き直った。
 シオンは目が合うと同時に含み笑いする。
 シオンが即座に銃を取り出して撃つ。引っ込んでやり過ごし、レーザーが途切れたすきに返す刀でこちらも銃口を向ける。
「あれ」
 そのときシオンは気がついたら目の前にいた。「おっと」距離の測り方を間違えていたらしい。アンドリューのデバフのせいで、音楽のテンポに狂わされでもしたか いや、そちらの解析はさっき済んでいる。
「よっ」
 シオンがウィンク、間近から狙ってくる。望夢は思わず直接腕をあげてレーザーを防いだ。本物の熱線ならともかく協会式光術ベースの銃だ、怪我はしない。
 協会式光術。
 腕をあげたことでこちらからの狙いは完全に逸れてしまい、シオンが角度を変えて狙ってくる。望夢はよろめきながらシオンを正視した。──微妙な違和感。
 そうか。
 捉えた。即座に解除式を叩き込む。
「あっ」
 シオンが『思っていたのと少し違う場所で』目を輝かせた。やっぱり。シオンは敢えてこちらに錯視を仕掛けていたらしい。
距離感も狂って当然だ。シオンの路地裏や開会式のダンスを思い出す。彼女は光を操る。それは協会式の象徴としての華やかなものももちろん、光の屈折や反射も守備範囲なのだ、おそらく。こちらの目に映る光を捻じ曲げて距離感や角度を狂わせていたのだろう。
「ねえねえ、ノゾムのそれ、どうなってるの」
 一度距離を取り直しながらシオンが無邪気に聞く。無言。答える義理はない。いつの間にか名前を覚えられていたらしい、ついに補欠から本番に出たのだからその際か。なんにせよシオンが見た目に華やかなだけでなく、小手先の小賢しい工夫をしてくるのであれば望夢はそちらのほうが相手として向いている。
「やっぱり黙る。つまんないの。シオンは教えたのに」
 少女はくすくすと笑う。
「きみの話、聞きたくて教えたのになぁ」
「なんでもいいだろ」
「よくないよ」
 シオンは妙に落ち着いた声で答える。望夢はふと違和感を抱いて銃を下ろした。……シオンも完全に銃を下ろしている。
 ──それはなんのためのパフォーマンスなのか。そこはかとなく、嫌な予感がした。
 試合の前に感じた予感とどこか通じていた。そして思い出していた。最初に路地裏でシオンと会ったとき、彼女の足音に感じた陰のことを。
「���ンディがなんて言ってタイムを取ったか、教えてあげようか」
 今のシオンの声は空間に響く、きれいな声だ。そう感じた理由を考える。……人に聞かれる前提で話す少女だ。彼女はアメリカの星だから。
 この試合は、全国放送だから。
「不思議だなあ」
 少女の碧眼が、美しく空を映していた。
「君達は、八式にはない技術を使っているみたいだ」
 その碧い瞳が、細められた。
「は」
 完全に、望夢は硬直する。彼女の言うことは事実だ。望夢の異能は協会式ではない。異能の打ち消しは八式で一般的ではないのは確かだろう。でも、協会式を逆算しているだけで、それほど目立つことをしているつもりはない。そういう応用なんだね、で済む範囲のはずだ。
 何故それを、今さら言うのだ 脳が警鐘を鳴らす。シオンの次の言葉には、何かがある。
「いつから協会の所属者を名乗ってるの 『ヒイラギ会さん』」
 バタンバタンバタンと、連続で得点板が落ちる音がした。同時に景色が変わった。視界の外でアンドリューか瑠真かがフィールドカードを使い、発生キャンセルゴースト分の点が入ったのだ。周囲は岩場と水辺に変わっていた。
 望夢はその瞬間に全てを理解した。
 この大会が公平な競い合いだと思ったのがそもそもの間違いだった。
 これは──この蜜を孕んだ巨大なリンゴは、『日本の』協会をつるし上げるための罠だったのだ。
×××
「どういうこと」
 現行ヒイラギ会のリーダーのくせに、力関係や陰謀といった面をほとんど理解していない赤髪の少女がこてんと首を傾げた。
『あーあ、こうなると想ってたから止めたかったのに』
 一方で理解した口調で頬杖をついている、少年の姿もある。ただしその口調はどこか電子音のケロケロした響きだ。また身体も透けている。なぜなら彼は電子媒体で意思疎通できるように再現された幽霊だからだ。
『つまりこういうことだ。アメリカチームは最初から日本を嵌めて、そのつもりでこの大会を持ちかけたんだよ』
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takahashicleaning · 1 year ago
Text
TEDにて
レギーナ・ドゥーガン:マッハ20のグライダーからハチドリロボットまで
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
現在進行中の「移民による移民のための社会実験国家」がアメリカです。
現在進行中の「移民による移民のための社会実験国家」がアメリカです。
現在進行中の「移民による移民のための社会実験国家」がアメリカです。
「もしも、絶対に研究が失敗しないと分かっていたとしたら、あなたは、いったいどんなことに挑戦しようとするだろう?」とDARPA(米国防高等研究計画局)局長であるレギーナ・ドゥーガンは問います。
DARPA(ダーパ)は、かつてARPAだった時期に、インターネットの原型であるARPANETなどを開発したことで有名です。全地球測位システムのGPSを開発したことでも知られています。
この息をのむような講演で彼女は、マッハ20の大気圏外から落下していくグライダー、ハチドリの動きを再現したロボット。
思考でコントロールすることのできる義手、ディスプレイ内蔵コンタクトレンズといったDARPAの驚くべき革新的なプロジェクトの数々を次々に紹介していきます。
他に開発したプロジェクトとしては、「DARPA Robotics Challenge」(DRC)などやiPhoneに搭載されているsiri。お掃除するロボットのルンバも原型はここから出発しています。
かつて、インターネットの原型を作ったこの研究機関を動かしているのは、失敗を恐れないということなのです。(講演後クリス・アンダーソンによるQ&Aがあります)
技術オタクには、優しくすべき���す。私は敢えてこう言います。もし身の回りに技術オタクが、まだいないようなら1人くらい見つけるべきだと少なくとも私自身はそう思います。
科学者や技術者は、世界を変えます。私がお話ししたいのは、DARPAという魔法のような場所のことです。
そこでは科学者や技術者が、失敗への恐怖をはねのけ不可能に挑んでいます。
不可能と失敗という考えは、みんなが思っているよりも強く結びついています。失敗への恐怖を取り除くとき不可能が突然可能になるからです。
どうすればそうなるのか知りたければ、こう自分に問うてみてください「絶対失敗しないと分かっていたとしたらどんなことに挑戦しようとするだろう?」
本気でこの問いを考えるならきっと居心地悪く感じるはずです。私は感じます。こう問うたとき、失敗の恐怖がいかに自分を制限しているかに気づくからです。
それがいかにすごいことへの挑戦を押しとどめ人生を退屈なものにし、驚くようなことを起きなくさせているか。
いいことは起きるにしても驚くほど素晴らしいことは起きなくなります。
誤解のないように言っておきますが、私が勧めているのは、失敗することではなく失敗への恐怖をなくすということです。
私達を制限しているのは、失敗自体ではありません。本当に新しいかつて為されたことのないものへと至る道は、常に失敗を伴います。
試練を受けるのです。ある意味、試練は偉大なことへと至る途上にある感触を与えてくれるのです。
クレマンソーは言っています「人生は失敗したときに面白くなる。失敗は、自分を越えたというしるしだからだ」
1895年、ケルヴィン卿は、空気よりも重い飛行機械は不可能であると断言しました。
1903年10月、空気力学の専門家の間で支配的だった意見は、1千万年後だったら空飛ぶ機械も作れるかもしれないというものでした。
その2ヶ月後の12月17日、オーヴィル・ライトは最初の動力飛行機でノースカロライナの浜辺を飛行しました。飛行時間は12秒。距離は40メートル。1903年のことでした。
1年後に、また別な不可能の宣言が出てきます。フランス陸軍で最も独創的で明敏な知性を持つと言われた将軍フェルディナン・フォッシュは「飛行機は面白いおもちゃだが、軍事的価値はない」と言いました。
40年後、空気力学の専門家たちは、遷音速(transonic)という用語を作り綴りのs、を1つにするか2つにするかで議論していました。
彼らは、この飛行機の時代にあって疑問を抱えていました。音速よりも速く飛ぶことが、そもそも可能なのか分からなかったのです。
1947年には、マッハ0.85を超える風洞データはありませんでした。
それにもかかわらず1947年10月14日火曜日、チャック・イェーガーは、ベルX-1のコクピットに乗り込んで未知の可能性に向けて飛び立ち音速よりも速く飛んだ最初のパイロ��トとなったのです。
アトラスロケット8つのうち6つは、発射台の上で爆発しました。
11回の完全なミッション失敗ののち初めて宇宙からの画像を手にできましたが、この最初の飛行だけでU-2偵察機による調査のすべてを合わせたよりも多くのデータが手に入ったのです。
そこに至るまでには、多くの失敗が重ねられました。
空を飛べるようになって以来、人類は、より速くより遠くへ飛びたいと思い続けてきました。そのためには、不可能に見えることでも実現できると信じる必要がありました。
失敗への恐怖を拒む必要がありました。このことは現在でも変わりません。今日お話しするのは遷音速飛行でも超音速飛行でもなく極超音速飛行の話です。
マッハ2とか3ではなくマッハ20です。
マッハ20だとニューヨークからここカリフォルニア州ロングビーチまで11分20秒で来られます。
このスピードで飛ぶと翼の表面は、金属も溶けてしまう摂氏2,000度に達します。まるで溶鉱炉のようで飛びながら翼を燃やすような状態になります。
そして私達はそれをやろうとしているのです。
DARPAの極超音速試作機は、これまでに作られた操縦可能な飛行機として最速のものです。ミノタウロスIVロケットで宇宙に近い高度まで運び上げてから射出します。
ミノタウロスIVは推進力が強すぎるので威力をそぐ必要があり軌道のある部分では、迎角89度で飛行させています。
これはロケットとしては、不自然な動作です。ロケットの三段目にカメラがついていてロケットカムと呼んでいます。それが極超音速グライダーに向けられています。
これは1回目の飛行におけるロケットカムの実際の映像です。形を隠すためアスペクト比を若干変えてありますが、これはロケットの第三段目から撮影した無人グライダーが地球の大気圏に向かう様子です。
2回飛行を行いました、最初の飛行では、機体の空力的制御なしでしたが、それでも極超音速飛行について30年間の地上試験すべてのデータを合わせたよりも多くのデータを取ることができました。
2回目の飛行では、3分間完全に制御されたマッハ20での空力的飛行を行いました。もう一度飛ばす必要があります。かつて行われたことのない途轍もないことをするには、実際に飛ばすしかありません。
飛ぶことなしにマッハ20の飛行について学ぶことはできないのです。運動性はスピードに代わるものではありませんが、それに劣らず重要なものです。
マッハ20のグライダーだとニューヨークから、ロングビーチまで11分20秒ですが、ハチドリならさあ何日かかるでしょう。
ハチドリは極超音速ではありませんが、高い運動性を持っています。事実、ハチドリは後ろ向きに飛べる唯一のです。上にも下にも前にも後ろにも飛べ上下逆さになっても飛べます。
屋内や人の入れない場所に行かせたいなら十分に小さく運動性の高い飛行機が必要になります。
これはハチドリロボットです。後ろも含めあらゆる方向に飛べます。空中に静止したり回転することもできます。この試作機には、ビデオカメラがついていて重さは単三電池1本よりも軽くできている上、蜜を吸いません。
2008年には、20秒間飛べました。1年後には2分になりそれから6分、今では11分になりました。たくさんの試作機が墜落しました。
本当にたくさんの・・・でもハチドリのように飛ぶ方法を学ぶには、飛ばす以外にないのです(美しいと思いません?ああ素敵、マットは人類初のハチドリパイロットです。
失敗は、新しくすごい物を作る過程の一部なのです。失敗を恐れていたら新しくすごいものを作るのは不可能です。でこぼこの地面を犬のように安定して歩くロボット。
氷の上さえ歩きます・・・チーターのように走るロボット。階段を人のように上れ時折、人と同じ様なドジもするロボット。スパイダーマンはいつかヤモリマンになるかもしれません。
ヤモリは、指先1つでぶら下がっていることができます。ヤモリの足の裏には、1平方ミリあたり1万4千本の毛状の構造があってそれが分子間力によって面に張り付きます。
現在の技術でヤモリの足の裏の毛に似た構造を作ることができます。出来上がった10センチ四方の人工ナノ・ヤモリ粘着物は、300キロの静的荷重を支えられます。
つまり、42インチプラズマテレビ6台をネジなしで壁に貼り付けられるのです。なかなかすごいマジックテープでしょう?
受動的構造だけではなくマシンだってナノテクで作ることができます。これはハダニです。大きさ1ミリですが、マイクロマシンの横だとゴジラのように見えます。
ハダニがゴジラに見える世界でそれぞれの大きさが、髪の毛の直径の1/5という鏡、数百万枚を毎秒数十万回動かして大きな映像を映し出すことでゴジラのような映画を超高画質で見ることができます。
そのようなナノスケールで機械を作れるのであれば、ミクロサイズで作られたエッフェル塔のようなトラス構造物はどうでしょう?
今日私達は、発泡スチロールよりも軽い金属を作っています。タンポポの綿帽子に載せられ一吹きで吹き飛ばされてしまうくらいに軽いものです。
それで車を作れば、2人で持ち上げられる軽さながらSUV並の耐衝撃性を実現できます。
研究は、小さな一吹きの風から自然の嵐の強い力にまで及びます。地球上では毎秒44回の雷が発生しています。それぞれの雷は空気を2万4千度に熱します。
太陽の表面より高い温度です。もしこの電磁パルスをビーコンとして使えたなら雷などをビーコンとする即席の強力な発信器網を作り出せたとしたらどうでしょう?実験は雷が、次のGPSになり得ることを示しています。
思考で発生する脳の電気パルスの研究。脳の表面に付けた32の電極からなる親指大のグリッドを通してティムが先進的な義手を思考によってコントロールしています。
そして思考によってケイティに手を差し伸ばしました。人が思考のみによってロボットを制御したのは、これが初めてのことです。そしてティムは、7年振りにケイティの手を握ったのです。
この瞬間はティムとケイティにと��て大きなものでしたが、この緑の泥も皆さんにとって大事な物になるかもしれません。この緑の泥は、皆さんの命を救うワクチンになるかもしれません。
植物のタバコによって作られます。タバコは、何百万回分のワクチンを従来の数ヶ月ではなく数週間で作れます。これは今までなかったタバコの健康的な利用法になるかもしれません。
タバコが人を健康にするというのが、にわかに信じがたいなら専門家に解けない問題をゲーマーが解いたと言ったらどうでしょう?
去年の9月、Folditゲームのプレーヤーたちは、アカゲザルのHIVを起こすレトロウィルスが持つプロテアーゼの3次元構造を解明しました。この構造を知ることは治療法開発の上でとても重要です。
15年間、科学者たちが解けずにいたこの問題をFolditのプレーヤーたちは、15日間で解いたのです。彼らは協力することで解決できました。
彼らが協力できたのは、インターネットで繋がっていたからです。他のインターネットで繋がった人々は、それを民主化の道具として使いました。そして自分たちの国をみんなの力で変えたのです。
インターネットは、この当時20億人。つまり世界人口の3割の人々の居場所になっています。私達1人ひとりが何かの役に立ち意見を聞いてもらえるようにしてくれます。
私達のグループとしての声や力を増幅してくれます。しかしそれだって始まりはささやかなものでした。1969年、インターネットはただの夢。紙の上のスケッチに過ぎませんでした。
それから10月29日に最初のパケット交換メッセージが、UCLAからSRIへと送られました。届いたのは「LOGIN」の最初の2文字。LとOだけでそれからバッファオーバーフローでシステムがクラッシュしました。
たった2文字、LとO。それが今や世界を動かす力になっているのです。
DARPAと呼ばれる魔法の場所にいる科学者や技術者は、どんな人たちなのでしょう?彼らは技術オタクであり私達のヒーローです。最も過酷な条件下で最先端の科学に取り組み既存のものの見方に挑戦しています。
失敗を恐れるのをやめて不可能に挑んだなら世界は変えられるということを彼らは思い出させてくれます。私達みんなに夢中になる力があることを思い出させてくれます。私達の多くは、その感覚をただ忘れているのです。
分かるでしょう。失敗を恐れてなかった頃があったのを。すごい芸術家ですごいダンサーで歌えて数学が得意で何だって作れ宇宙飛行士で冒険家でジャク・クストーのようで誰よりも高く飛べ、速く走れ強くキックできたのを不可能なことができると信じ、恐れを知らなかったのを。
自分の内なるスーパーヒーローとしっかり繋がっていたのを思い出してください。科学者や技術者は、世界を変えられます。あなただって変えられるのです。その力を持って生まれてきたのです。
だから、どうか前へ進んで自分に問うてみてください「絶対失敗しないと分かっていたとしたらどんなことに挑戦しようと思うだろう?」
これは、簡単なことではありません。この感覚を持ち続けるのは、本当に難しいことです。それはある意味、難しく感じるのも当然です。常に疑いや恐れが忍び込みます。
きっと他の誰かがやってくれるだろうと考えます。もっと頭がよくもっと能力がありもっとリ��ースに恵まれた誰かが。
でも「他の誰か」はいないのです。自分しかいません。幸運に恵まれたなら疑いに捕らわれた瞬間に誰かが割って入り、手を取って言ってくれるでしょう「信じられるように手伝ってあげる」
ジェイソン・ハーレイが私にそうしてくれました。ジェイソンは2010年3月18日にDARPAで働き始めました。彼は輸送チームにいました。
私はジェイソンとほとんど毎日、時には1日に2回会いました。彼は他の人よりも多く高みやどん底、成功の祝杯や失敗の落胆を目にしていました。私にとって、ことに暗かったある日のことジェイソンは私にメールを書きました。
励ましながらも断固としていました。彼が送信ボタンを押したときには、そのメールが持つことになる重みに気づいてはいなかったでしょう。私にはとても大きなものでした。
その時も、今日においても疑い恐れを感じるときあの挑戦する感覚に再び繋がる必要を感じるとき彼の言葉を思い出します。それほどに力強いものでした。
「マントにアイロンをかける時間くらいしかないからね・・・そしたらまた空に戻らなくちゃ」(Jason Harley。1974年4月19日-2012年1月1日)
♫、スーパーヒーロー、スーパーヒーロー。♫、スーパーヒーロー、スーパーヒーロー。♫、スーパーヒーロー、スーパーヒーロー。
♫、スーパーヒーロー、スーパーヒーロー。♫、スーパーヒーロー、スーパーヒーロー。スーパーヒーローであるというのはそういうことさ。
「マントにアイロンをかける時間くらいしかないからね・・・マントにアイロンをかける時間くらいしかないからね・・・そしたらまた空に戻らなくちゃ」そしてどうか技術オタクに優しくしてください。ありがとうございます。
レギーナどうもありがとう。
いくつか質問があります。
あのグライダーだけどマッハ20のグライダー。最初のは制御不能で太平洋のどこかに落ちたんですよね?
ええ、そうです(クリス:2番目のはどうなったの?)ええ、そっちも太平洋に落ちました(クリス:でも今回は制御しながら?)
太平洋に向けて飛んだわけではありません。あのスピードで飛ぶには、軌道上のところどころに厳しい箇所がありました。2番目の飛行では、制御不能になる前の3分間。機体の完全な空力制御ができました。
近々ニューヨーク-ロングビーチ間の旅客便開設を計画してはいないと思いますが・・・
少しばかり熱すぎるでしょうね。あのグライダーが何に使われることを思い描いていますか?
私達の仕事は、このための技術を開発することです。最終的にどう使うかは、軍が決めることです。この飛行機、この技術が目指しているのは、世界中のどこへでも60分以内に到達できるようにすることです。
数キロ以上の、荷物を載せて?(レギーナ:ええ)どんな荷物を運ぶことになるんでしょう?
最終的に何を運ぶことになるのか私達にはわかりません。まず飛べるようにするのが先なんです。
でもカメラだけとは限らないんですよね?カメラだけとは限りません。すごいと思います。あとハチドリですが・・・
ええ。飛行機の話の始めにいろんな羽ばたき飛行機が、ひどい失敗をする映像がありましたね。それ以降、羽ばたき飛行機というのは、あまり作られていません。
今、生体模倣してハチドリの羽ばたきをまねる時だと考えたのはなぜなんでしょう?運動性の高い小さな飛行体を作る方法としては、非常に高くつくのではありませんか?
ある部分では、単に果たして可能なのだろうかと思ったということです。こういった疑問は時折再訪する必要があるものです。
AeroVironmentの人たちは、300以上の異なる翼のデザインを試し、航空電子工学的に異なる12の形態を試しました。実際に飛ぶものを作るのに10回の試作の完全なやり直しが必要でした。でも何かに似ている。
飛行機械には、とても興味深い面があります。あらゆる検知を避けるステルス技術の話をよく聞きますが、何かがまったく自然物のように見えるとしたらそれもまた「見えない」のです。
では単に性能の問題ではないんですね。ある部分では見かけのためだと(レギーナ:そうです)「ほら、うちの本部の上をかわいらしいハチドリが飛んでいる」みたいな。
あれを見て感嘆の念に打たれると同時にある人たちは考えるでしょう。技術の進歩はあまりに早くどこかのいかれたギークが、小さなリモコン蠅をホワイトハウスの窓から忍び込ませるのも遠い先の話ではないと。
パンドラの箱の問題を懸念することはないんですか?
私達の唯一のミッションが何かというと戦略的に予想外なことの創造と予防です。それが私達のしていることです。
私達のやっていることで人々が興奮すると同時に不安にならないとしたら私達は仕事していないことになります。それが私達の仕事の本質なのです。
私達の仕事は、限界を押し広げるということです。技術がどのように開発され最終的にどう使われるのかを心に留め責任を持つべきなのはもちろんですが、目をつぶって技術が進歩しないフリをするわけにはいかないのです。
技術は進歩するのですから。あなたが人を勇気づけるリーダーなのは明らかです。そして人々に、あのような大いなる発明に取り組むよう背中を押しているわけですが
個人というレベルでは、私にはあなたの仕事を自分でするのは考えられません。夜中に目を覚まして自分のチームの才能が、意図していない重大な結果を招くことにならないかと自問することはないんですか?
当然、人間としてその疑問を問わずにいることはできないと思います。(クリス:、それにどう答えますか?)
いつも答えが見つかるわけではありません。時と共に学んでいくのだろうと思います。私の仕事は最も刺激的な仕事と言えるでしょう。驚くほどの才能を持った人たちと働いています。
この興奮は、とても重い責任の感覚を伴っています。可能なことに対するあのものすごい高揚感が、ある一方で、その帰結に対するものすごい深刻さもあるのです。
レギーナ、本当にすごいものを見せていただきました。TEDに来ていただき感謝しています(レギーナ:こちらこそ)
その後、Googleに入ってProjectTango他の開発についています。
Googleで開発中のプロジェクト・タンゴ(Project Tango)とは、画期的高速3D認識センサーのこと。
周囲を高速で3Dスキャンして、モーショントラッキングと同時に3Dマップをリアルタイムで瞬時に生成することができます。
2018年には、Project Tangoの開発を終了。ARの取り組みはARCoreに引き継ぐことでソフトで全て処理できるようになっています。
2016年からは、フェイスブック(Facebook)に移籍して開発を指揮しています。
頭脳と直結してテキスト入力などができるコンピューター・インターフェイスを開発。頭脳への電極等の埋め込みをしない形式で、脳を毎秒100回スキャンして画像を生成し、声に出さなくても思考している内容を文字にする。
最終的には、脳への埋め込みなしに脳と直結するインターフェイスの実現を目標としている。
プライバシー対策として「これは、あらゆる考えでを読み取ってしまうようなテクノロジーではない。直接入力のためにユーザーが意識的に言語中枢に送った言葉だけを解読する」
「われわれは、スマートフォンでたくさん写真を撮るが、公開するのはそのうちの何枚かに過ぎない。われわれのハードウェアが実用化しても、内心の自由を妨げることはない。」
「このインターフェイスが読み取るのは、ユーザーが入力しようと決めた考えだけだ」ということです。
(個人的なアイデア)
One such rocket engine, about one hundred million yen units in a unit of several hundred million yen It is real to realize the product in the price range that can not reach the price range of hundreds of thousands of yen reaching ordinary people with technologies far beyond the limits of human beings It may be an innovation that will become a plus-sam of it.
こういうロケットエンジン、ジェット機くらいのひとつ数億円単位で手の届かない価格帯の商品を庶民に手の届く数十万円くらいの価格帯に人間の限界を遥かに超えるテクノロジーで実現することが本当のプラスサムになるイノベーションかもしれません。
In the low price area below this level, the danger of a negative spiral, which only causes deflationary streams and wages do not rise, may have emerged concretely around 2018 with the development of the Internet since Millennium.
これ以下の低価格領域はデフレストリームを引き起こすだけで賃金が上がらない負のスパイラルの危険性がミレニアム以降インターネットの発展とともに2018年あたりから具体的に出てきてるのかもしれない。
その後・・・
Apple Vision Pro 2023の登場で・・・
チャットGPTが、ここに搭載されれば?
どうなる?
今後のインスピレーションに期待します。
健常者にも活用できれば、月面や宇宙空間のロボットを自宅からゲームのように操作するだけで賃金がもらえるような、一神教での労働の概念が変わるかもしれません。
Before 2022, this would not have been possible, but with Apple, Google, and Microsoft agreeing to expand the use of “passkey,” a passwordless authentication system…
2022年以前では、不可能だったが、Apple・Google・Microsoftがパスワードな しの認証システム「パスキー」の利用拡大に合意したことで・・・
…on the basis of high security and a high degree of privacy as well…
高いセキュリティと高度なプライバシーも基本にして・・・
…and if, as Ivan Pupilev says, all everyday objects have gesture interface capabilities…
イワン・プピレフの言うように日常的な物すべてにジェスチャーインターフェース機能を搭載していれば・・・
By integrating them with a common smart home standard, “Matter,” and making it possible to automatically connect to them by simply approaching them, assuming permission and authentication…
スマートホーム共通規格「Matter」で統合して近づけるだけで本人の許可、認証を前提とし自動接続できるようにすることで
It may be possible to customize even simple functions as complex functions by combining various devices in a stand-alone manner.
単体では、単純な機能でもさまざまな機器を組み合わせることで複雑な機能としてカスタマイズできるようにできるかもしれない。
In the past, OpenDoc, a technology developed by Apple to realize compound document and document-centered operation, was available.
かつて、OpenDoc(オープンドック)は、Appleが開発したコンパウンド・ドキュメントとドキュメント中心の操作実現する技術があったが
Can we extend this technology to shift from a document-centric to a gesture-centric interface?
これを拡張して、ドキュメント中心からジェスチャーインターフェース中心にできないだろうか?
If you want to work on a larger screen from your smartphone, iPhone, or iPad with a user interface by wearing the Oculus Dash or HoloLens from Oculus Quest
Oculus QuestにあるOculus DashやHoloLensなどを身につけることでユーザーインタフェースをスマートフォン、iPhone、iPadからもっと大きい画面で作業したい場合
It was usual to use a computer with a large screen, but now it is possible to use a huge screen! However, there were limits to the amount of money and placement of the display.
大画面のパソコンでというのが、普通でしたが、もっと、巨大な画面で!!という場合はディスプレイの金額的、配置場所にも限界がありました。
Virtual reality as the future of the holographic age, Virtual reality Virtual reality OS and its extension to the gesture interface center.
ホログラム時代の未来にあるものとして、Virtual reality バーチャルリアリティのOSとジェスチャーインターフェース中心への拡張
Seamlessly linked together, there will be no spatial limits, and you’ll be able to work in a small room with any number of huge, large screens that you can place anywhere in 360 degrees!
シームレスに連携させることで、空間的に限界は無くなり、小さな部屋でいくらでも巨大な大画面で360度どこにでも置いて作業できるようになります!!
For example, even if it is not possible to display 3D without wearing glasses like the gesture interface in the sci-fi movie “Iron Man”…
例えば、SF映画「アイアンマン」に出てくるジェスチャーインターフェイスのようにメガネをかけずに立体表示させるとまではいかないまでも
It may be possible to “make it look realistic by wearing special glasses” such as Oculus Dash and HoloLens in Oculus Quest, so…
Oculus QuestにあるOculus DashやHoloLensなど「特殊なメガネをかけることでリアルに見せる」ことはできそうなので・・・
It would be fun to display the setting panel of a simple function device that you touch through the special glasses as if it pops up from inside the device in CG in a hologram format (image: Genie Effect on Mac)
特殊なメガネを通して、触った単純な機能の機器の設定パネルをホログラム形式でCGで機器の中からポップアップするように表示してくれると楽しそう(イメージは、Macのジニーエフェクト)
警察比例の原則。
警察比例の原則。
警察比例の原則。
前提として、公人、有名人、俳優、著名人は知名度と言う概念での優越的地位の乱用を防止するため徹底追跡可能にしておくこと。
最近2023年から始まったジェネレーティブ人工知能の流行によって
ジェネレーティブ人工知能で作られたメディア(画像・映像など)が人々の目に触れる際には、情報源を開示するよう求めている(オープンAIなど10社が自主ガイドラインに署名した)
ヘンリー・マークラムの研究で脳のイメージが数値化されたデータから・・・
この膨大なデータをディープラーニングを搭載したジェネレーティブ人工知能に候補を複数映像化させる
こうすることでストーカーしかできない人工知能の問題を解消できる?かもしれない
憲法第19条にもあるように「内心の自由」正確に特定しないようにして
権力者の頭脳の中身をリアルタイムに複数映像化したことをチャットGPTに説明してもらう。
これは三つしかない内のひとつ。リカレント・ニューラル・ネットワークを使います。
この権力者の頭脳の中身をリアルタイムに映像化したことをニティシュ・パドマナバンの老眼鏡を含めた未来の自動オートフォーカス搭載メガネなどを用いて
特殊なメガネを通して、ホログラム形式でCGからポップアップ表示できる可能性もありそうです。
しかし
機械学習ディープラーニング物体検出データベースのことを「Darknet」と呼んでいます。
フェイフェイ・リー構築した機械学習ディープラーニング画像データベースのことを「ImageNet」と呼んでいます。
他には、今のところ、リカレント・ニューラルネット(RNN)フレームワークなど・・・
たった三つしかないのが2022年の現状です。
<おすすめサイト>
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マーク・レイバート: 走って!跳んで!扉を開ける! 犬型ロボット
Googleで開発中のプロジェクト・タンゴ(Project Tango)
デニス・ホン:視覚障害者が運転できる車を作る!
Boston Dynamics(ボストンダイナミクス)次世代ロボット2016版
ミゲル・ニコレリス:脳から脳へと意思疎通する時代へ―その方法とは?
脳と直接通信できるステント
メアリー・ルー・ジェプセン:未来のマシンで脳からイメージを読み出せるか?
<提供>
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breserker · 1 year ago
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ok wow i spent a lot of time typing this up so here you get a summarization/introduction to my book but entirely in (mostly simple because it was really hard) Japanese teehee go ahead and see all the mistakes i've made and giggle about how i just GAVE UP explaining Borderlands Theory because it was 1am and i was DYING
this is specifically for a friend of mine so there's some references to conversations in here that y'all won't be privy to but that's alright
P1 - The Main Character Vel and how the magic works in the world
まず、主人公を説明したいです。この間の会話で名前からも複雑な感じがありますね。そう、小説の色々なテーマがあるけど一番大切なテーマはまことに、ベルは色々なことです、同じのことの反対もです。例えばおばさんはカトリック修道女だから、カトリックです。けど、よくそんなことずっと信じられない、カトリックじゃありません。お母さんは魔女だったから ベルは魔法に信じます。けど、全部信じません。
魔法使い、まほうつかいません。どっちでも、そしてどっちではないということですよ。
それは信じること、けどもっと深くです。お父さんは知らないメキシコのネイティブでした。生まれる前に亡くなったけどその家族のこともう感じていますね。お母さんはメキシコ人けど生まれる前にアメリカに逃げて不法移民になりました。だから、アメリカで生まれるから、ベルは ネイティブだし、メキシコだし、���メリカの人です。
そして、全然スペイン語ができません。質問があります:ベルの身元は何ですか?
続けます。12歳時、お母さんがころされました。ベルは体を見つけて、お母さんの手の中にはお母さんの目を持っていました。ベルは、大切なことだと思って、母の目をとりました。全然減衰しません、今もう減衰しません。不思議な魔法ですけどカトリックなイメージもあります。12歳から、おばさんと住んでいます。おばさんは魔女のことが大嫌いだから、ベルは母のことをかくれました。
小説の時、ベルは28歳ぐらいです。時々警察と不思議な調査を魔法を使って手伝います。この魔法はファンタジーの普通な魔法じゃありません。日本で説明わからないけど試みたいです。まず、「magical realism」や 「マジックリアルズム」というジャンルは一番近く感じだと思います。小説の魔法はあんまりルールや法律があるより、感じる、信じるのほうができます。だから、魔法は面白くに日常的なことで見つけられるし、怖いこともみつけられるし、どこでもにみつけたくて探せばみつけられるほどです。アメリカなら普通なアイデアじゃありません。
しかも、Gloria Anzaldua (グロリア・アンザルドゥア)の作文が読めば、魔法の感じがわかります。英語とスペイン語で「Borderlands:La Frontera:The New Mestiza」を書きました。その血だらけ詩とバイリンガル作文で、まずの段落のことを言葉になりたかったです。そのしつもん、「身元は何ですか?」はアメリカでとても複雑で乱暴な質問です。歴史にみんなはアメリカに行って、身元はだんだん普通な文化に変わりすぎしまいます。したがって自分の文化を忘れて、身元が壊します。だから、答えはどっち、全部の身元に信じます。
OK, Borderlandsの説明がひどかったです。けど、大きい感激です。ここで休みます、後本当の筋書きをせつめいします。もしかして「Twin Peaks」を見たことがあれば、いろいろな内容はファミリアですよ。
P2 - Plot
一ヶ月前ベルの六年ぐらい付き合っている彼女のローラは殺されました。ベルは強く感情的な人だから悲しみが強く過ぎます。強い悲しみが感じる時はすぐにたくさん間違いできるから、ベルはそうすればするほど間違い集まりちゃったです。例えば、ローラの親友とキッスしていしまいます。でも、ローラしか考えません。すぐにシューア(ローラの親友)は「これは変.....だよ」と言って、ベルは悲しくで「そう.....ね」と言って出るほうがいいと思って出ます。
次の朝警部補はベルに電話して、「ベルの手伝いをください」と聞いて、ベルは犯罪現場に行きます。まず、警部補さんは「ベル、顔がひどいよ。」次、ベルはこの犯罪現場はローラの犯罪現場みたいを知って、変な気持ち感じています。警部補は「ベル帰ってほうがいい。」けど、アイデアがあるから、亡くなった女に行きます。
説明をしてみたい。バックパックの中にダウジングロッドを出して、亡くなった女に謝って、傷に入れて少し血を取ります。女の手で石油だらけに気がつきます。待って後、ダウジングロッドは動��ていてけど不思議な動きます。ベルは「あ、彼女は車の中にころされました」といいます。
その上第1章です。その後はベルの悲しみのもがきながらこのローラの殺されるみたい犯罪を調査したいです。けれど、みんなはベルの悲しみがよく見るから、手伝いも「止まれ」と言うもします。でも、ほかの女は斧でころされました。ローラは.....知らない獣でころされました。だんだん同じだと思うから、ベルは一人で調査しながらトラブルに巻き込まれます。
どうやって同じ犯罪に信じては、ローラはいつでも暗合 (? coincidence) が大好きだから、もっともっと暗合を見てもっともっと暗合の魔法に信じて同じだと思います。でも、暗合はとても危ないですね。もしかして信じすぎる、すぐに気が狂います。だから気を付ければなりません。多分お母さんの目はベルを手伝いますか。。。。
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team-ginga · 2 years ago
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映画『M』
 Amazon Primeでフリッツ・ラング監督の映画『M』(独、1931)を見ました。
 古典中の古典ですね。
 実はワタクシ、『M』は無実の男を連続殺人鬼として追い詰めリンチにかける映画、集団心理の恐ろしさを描いた映画だと思っていましたが、違うんですね。知らなかった……
 ベルリン(なんでしょうね)で連続幼女殺害事件が発生しています。警察は必死に捜査をしていますが、全く収穫なし。警察が街中をパトロールしたり手入れに入ったりしているので仕事がやりにくくなった犯罪者互助会のメンバーたちは、自分たちの力で犯人を捕まえようとします。
 「え? 犯罪者互助会? そんなものがあるの? ブレヒトの『三文オペラ』じゃあるまいし」と思いましたが、意外にまともな(?)組織のようで、仕事ができなくなった犯罪者の妻に互助会から金を与える相談なんぞをしています。
 互助会の面々はベルリン中の乞食に声をかけ(この辺りも『三文オペラ』的ですね)街の通りという通りを監視させます。
 犯人はいつも口笛で『ペールギュント』の「山の魔王の宮殿にて」を吹いています(私は曲名は知りませんでしたが、メロディーは知っていました)。盲目の風船売りが口笛を聞いて、「この男が犯人だ」と言い出します。数日前、犯人は目をつけた少女にこの盲人から風船を買っていたのです。
 盲人に言われて犯人を尾行した男は、手のひらに大きく「M」と書き、犯人の背中をポンと叩きます。仲間たちが犯人を追えるように目印をつけたわけです(英語でいうMurderer「殺人者」かなと思っていましたが、その通りでドイツ語で「殺人者」のことをMörderというそうです)。
 犯人はそれに気づいて逃げようとして、オフィスビル(1931年のドイツにはすでにそんなものがあったのですね)に逃げ込みます。やがて終業時間になりビルは閉まり、ガードマンを除いて誰もいなくなります。
 互助会メンバーの一人は「どうしよう。あとは警察に任せようか」と言いますが、リーダー格の男は「いや、我々で捕まえるんだ」と言い、大人数でビルに乗り込み、ガードマンたちを縛り上げ、犯人を探します。
 うーん、そんなことができるんだ……それができるなら銀行だって襲えるんじゃないの。実際このオフィスビルの1階は銀行だというんだからーーと思いましたが、ひょっとしてここ笑うところだったんでしょうか。
 縛られたガードマンは隙を見て非常ベルを鳴らします。互助会の面々は最上階の倉庫に隠れていた犯人を確保し、ギリギリのタイミングで逃走しますが、上の階の床に穴を開け下の階に侵入していた男だけは逃げ遅れ、警察に捕まってしまいます。
 一方、互助会の面々は犯人をどこかの地下室に連れて行き彼らなりの裁判にかけます。地下室には、数百人は大袈裟かな、でもかなりの数の人間が集まっています。意外なことに、結構ちゃんとした裁判(?)で一応犯人を弁護する弁護士もいます。
 犯人は「自分ではどうしようもなかった」と言って犯行を認め、人々は口々に「死刑にしろ」と言いますが、弁護士は「責任能力のない人間を死刑にすることはできない」、「被告に必要なのは死刑ではなく医者だ」と言います。
 互助会のリーダー格の男が死刑判決を出そうとした刹那、警官がやってきます。逮捕されたメンバーに「ガードマンは死んだ。お前は殺人犯だ」と嘘をつき脅しをかけて事情を聞き出したのです。
 地下室にいる人々は一斉に立ち上がり手を上げます。でも警察の姿は全く画面には映りません。えーっと、ここも笑うところですか。
 次のシーンでは本物の法廷が犯人に判決を下しますが、それがどういう判決かは映画の中では明らかにされません。最後に幼い娘を殺された母親が「娘はかえってこない」、「娘から目を離すんじゃなかった」と言っているところが映ってオシマイ。
 これ、個人を追い詰めリンチにかける群集の恐ろしさを描いた映画ではないですよね。ちょうどナチス台頭期に作られた映画だということもあって、そういう紹介をされることが多いし、だからこそ私もそう思っていたのですが、違いますよね。とんでもない勘違いだと思います。
 確かに地下の法廷で口々に「死刑にしろ」と叫んでいる人々はいます。でも、それに反対する弁護士もいます。
 それに……正式の法廷が下した判決は明らかにされていませんが、「犯人は精神病者であり責任能力がない」として無罪になるというのは考えにくいと思いますし、うっかりすると互助会の面々(民衆)より警察や裁判所(権力者)の方が正しく頼りになる、やっぱり餅は餅屋ーー裁判はちゃんとした検事や判事や弁護士に任せなきゃいけないというとんでもない(?)結論になりゃしませんか。
 私にはむしろその逆のこと、つまり互助会のメンバーは確かに犯罪者だが、警察や裁判所よりよほど彼らの方がまともなことをしているという映画だという気がするのですが、どうなんでしょう。
 いや、それ以上に、この映画は別に何も主張してはいない、フリッツ・ラングは単に前半で被害者の側から少女を対象とする犯罪の恐怖を描き、後半で加害者の側から多くの人々に追いかけられ追い詰められる恐怖を描いただけだ、つまりこの映画は職人が面白い映画を作ろうとして作っただけのものであって、政治的にどうこう言うのがそもそもおかしいのだというべきかもしれません。
 この映画は1931年の映画です。現代のように「精神病者の責任能力」がどうとか「死刑の是非」がどうとかいうことがあったとは思えません。現代の感覚を過去の作品にそのまま当てはめようとすると随分おかしなことになるような気がします。
 なお演出は時代を考えれば斬新のひとことーークロスカッティングというのでしょうか、警察の会議と互助会の会議を並行して交互に描く手法は見事だと思いましたし、序盤で少女がボールを投げて遊んでいるシーンがあり、カメラがボールの行方を追うと、そこには連続幼女殺害事件を伝え警戒を訴えるポスターがあり、そのポスターに男の影が映り、「かわいいボールだね」、「名前はなんていうの?」という男の声が聞こえるというのは見ていてゾッとします。
 少女が持っていたボールが草むらに転がり、犯人が少女に買ってやった人型の風船が宙に舞い、電線に引っかかるシーンで少女が殺害されたことを示すというのも感心しました。
追記:  文中「『三文オペラ』じゃあるまいし」と書きましたが、ブレヒトとフリッツ・ラングは交流があったようで、『死刑執行人もまた死す』(米、1943)ではブレヒトが原案に参加しているそうです。  こちらもAmazon Primeに上がっているので、近いうちに見てみるつもりです。
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misasmemorandum · 2 years ago
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『魂の叫び 11歳の殺人者、メアリー・ベルの告白』 ジッタ・セレニー 古屋美登里 訳
子どもの時に山岸凉子の「悪夢」を読んで衝撃を受けていたんだが、これのモチーフになったのがメアリー・ベルの事件。この本は、40代になったメアリーに著者がインタビューを続けたものが書かれている。
著者は11歳で自分より小さい子どもを殺してしまった(本に出てた精神科医だかは殺したのではなく、死なせたと言っている)子どもを、少年施設であれ監禁拘束するのではなく、治療しなければならないと言っている。そうだなと思った。今はもうこういう考え方が当たり前に(最低でも先進諸国では)なってるだろうが。
メアリーの場合は家庭環境が劣悪。メアリーの父親が誰なのかは母親も親族も口をつぐんでいて分からない。この母親もメアリーのように様々な虐待を受けて育ったのだろうと推察される。虐待の負の連鎖、だ。母親の職業である売春を手伝わさせられていたようで、また大人から半殺しの目に遭わされたことがあった。とにかく悲惨。薬物も家にゴロゴロあって何回か誤飲したことがあるようだし。
著者とのインタビューで大人になったメアリーは、自分が子どもの頃に拘束されなければいけなくなった原因について、あまりにも無責任なようなように思われたが、これはある種の自己防衛なんだろうなとも思った。
メアリーは20歳くらいで保釈されるんだけど、それは、拘束生活を続けられると人格が崩壊する危険性もあったからのようだ。メアリーは刑務所から出て普通人としての生活をして、子供も儲ける。子供を持つようになって自分が殺してしまった子ども達の親に対して共感が行くようになったと言う。そして、自分が犯してしまった罪の重さを実感したと。
私もメアリに関して知りたい気持ちがあるからこの本を読んだんだが、メディアに有る事無い事を書かれるのは酷いなと思った。母親などが金目当てで偽の情報を売ったりしてて、とことん困った人なんだ。ここまで困った人になれるのには事情があるだろうなと思う。
日本語版は1999年の出版で、20年以上前のものだから古さは否めないが読んでよかった。
余談だが、この翻訳者さんのお名前知ってるぞと思って調べてみたら、この人が訳した『ぼくには数字が風景に見える』という本を読んだことがあるんだ。ここに読書の記録を始める前に読んだのだろうか、ここには記録がない。
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three-day-monk · 2 years ago
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黒砂漠ようわからんけど加工のレベル上げ
料理のクエストで、そこそこの数のハゼが必要になる。が、取引販売所で売っている人がいない。仕方がないので予約注文だけ取引所に出して、誰かが売ってくれるのを待つしかない。が、んなめんどくさいことやってられっかー!(#`Д´)ノノ┻┻;:'、・゙
売りにあまり出ないのには訳があり、黒砂漠の釣りは釣りあげるまで何がかかったのかがわからない。そもそも獲物がかかるまでの時間がけっこーある。さらに、手動で釣ろうとするとミニゲームっぽい感じのギミックをクリアしないと釣れない。自動釣りはミニゲームのわずらわしさはないがさらにちょっと時間がかかる。せめてヒットの間隔くらい短くしたい。そう考えていろいろ調べてみた。
一番確実そうなのは、それっぽい釣り竿を作ること 。材料を見てみると、自分で揃えられない事もない。唯一持ってない結晶も、自分で用意できる材料なので、試しに作ってみた。材料を揃えるまではできた。けど、いざ錬金窯で生成すると、たぶんなんとなくできてないで、素材だけ失っている感じがある。
調べて見たら、結晶を作るれるようになるには、ケプランのパトゥドンの材料依頼を完了させなければならないらしい。この関連依頼の遂行には、採集が熟練Lv10+加工の専門Lv5以上が必要らしい。自分のキャラクター情報からステータスを見てみると、どっちもそこまで行ってそう。なのにクエストが受けられない。
どうも、数値的なレベルがそこまで行っていても、そのレベルのクエストが未受諾だと、そのレベルに達していないと思われるらしい。採集・加工のクエスト一覧と今までに完了してきたクエストを見比べて、ここいら辺かぁ?!っていうクエストの発注主の住む街まで走って行く。けっこーバラバラで移動だけでも正直めんどくさい。
それでもなんとか、採集は熟練Lv10のクエストを受諾(羊の血100なのでそんな大変じゃあない)加工の方はというと。。。次の未受諾のクエスト主が、何回話しかけ直しても発注してくれない。現在の自分の加工レベルが(たぶん)専門Lv1で、そのクエストが専門4だからか~?と推察。加工のレベル上げをまずしないとならないようだ。
という訳で、採集・加工のクエスト主とは真逆の遠い綿花畑で、ひたすら綿を積み糸を作り布にしてレ、加工のベルを上げている。ちなみにその釣り竿、注文予約をしている人はいるが販売予約はゼロ。他力本願はできなさそう。
ハゼを釣って料理を作ってクエストクリアーするのはいつになるのか…(一応、乾燥ハゼ20枚くらいは手に入れてあるが、今回はハゼ30匹(乾燥ハゼはその倍必用)必要なので、全然足りない^^;)
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hananien · 3 years ago
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【SPN】土曜日の生徒
警告:最終話のネタバレあり
ペアリング:サム/ディーン(前提)
登場人物:ディーン・ウィンチェスター、少年(オリジナル設定)
文字数:約4100字
あらすじ:小さな町でサバイバル術を教えるディーンの人生は来る死を待つだけのものだったが、ある日現れた少年の才能により情熱を取り戻す。
言い訳:ウィリアム・トレヴァーの短編「ピアノ教室の生徒」をオマージュしました。とても年下×年上だったので思わず…
 『ディーンのサバイバル教室』――ベニヤ板を二枚繋げた看板(それも、端を重ねた所を釘で打っただけだから右半分が左半分より前に出ている)にはシンプルにそれだけ書かれている。ディーン・ウィンチェスター本人がニ年半前にそう書いた。当時は鮮やかなペンキの黄色だったが今はなぜか青っぽくなり、『ディーン』の頭文字が剥げかけている。生徒たちの何人かは彼に書き直したほうがいいというが、ディーンは放っておくつもりだった。もしも看板の文字が全て剥げて読めなくなり、客が誰も寄り付かなくなったらそれはそれで、野垂れ死ぬときが来ただけのことだ。
 『ディーンのサバイバル教室』は町の中心部から外れた小さなショッピングモールの一角にあって、隣は中華のデリバリー、反対の隣には息の長いビデオ店が細々と経営を続けている。昼間でも薄暗いこの貸店舗にディーンが看板を掲げた当初はカラテ道場と勘違いした親子がよく見学に訪れたが、そういった連中が悪評を振りまいてくれたおかげで今は物分かりのいい大人か世間ズレしたガキだけしか来ない。  サバイバル教室というからにはサバイバル教室なのだ。格闘技を教えるつもりはない。ディーンは生徒に本物の武器を扱わせている。  「ナイフなんて誰でも持ってる。だがナイフの正しい使い方を知っているヤツがどれだけいる?」 少年はまだ乾ききっていない涙と鼻水で丸い頬を濡らしている。赤く腫れた目をまっすぐにディーンに向け、彼の一言一句、一挙手一投足に注目している。  ディーンは右手に握っていたナイフの柄をくるりと反転させて刃先を自らのほうへ向けた。「持ってみろ」  少年はナイフの柄とディーンの手、それからディーンの目を順に見たあと、逆の順にまた視線を下ろしていく。そして震える手でナイフを受け取る。  少年の手の震えがナイフを握ったあとに消えたのをディーンは見た。  「ただ持つだけじゃない」 ディーンはいつも生徒に感情のない冷たい声を使う。「正しく持つんだ」  「そんなの知らない」 少年の声はか細いがしっかりと届いた。  「そうか」 ディーンはその声を意識して使っていたわけではなかった。いや、最初は生徒に過剰な親しみを持たせないよう、意図して冷たく扱っていたかもしれない。だが今ではもう装う必要もなかった。「おまえにナイフを突き付けて、パンツを下ろせと言った連中は、どんな持ち方をしてた?」  少年は戸惑ったように柄を握り直した。親指を持ち手の上方から刃の背にかけているのをディーンは指摘する。「必ず全ての指で持ち手を握る。そうしないと怪我をするし、逆にナイフを奪われる」  少年の手に力が宿ったのがディーンにはわかった。  「そうだ」 正しくナイフを握った少年の目を、屈んだディーンはまっすぐに見つめる。「これでおまえは奴らよりも賢くなった」  「僕は強くなりたい」  「賢いヤツだけが強くなれる」  少年の腫れぼったい目に理解が広がったのをディーンは認めた。
 その夏の夕方にいじめっ子たちから逃げてきた駆け込みの生徒は、他の生徒たちよりも格段に熱心でおまけに才能があった。  サバイバル教室に通う生徒たちの中で、武器の扱いに関して天才を感じ取ったことはかつてなかった。こんな田舎の場末のエセカラテ教室に通う者の中で、といってしまえばそれだけのことだった。だがディーンは少年の中に本物の熱意を感じたし、本物であればいいという希望も抱いた。何かについて希望を持つのは久しくないことだった。  最初に始めた時にはこれといってプランがあったわけでもなかった。近接格闘とサバイバル術は集団で教えるのが困難だと知ったのは教室を始めて半年ほど経ってからだ。それからは曜日ごとに生徒を振り分けて個人授業にした。火曜日はニューヨークから引っ越してきたモニカ、水曜日は同じ地区に妹と住んでいるITエンジニアのジョンソン、金曜の午前中は元警察官で今は私立探偵の資格を取得中のマーク、午後は薬物依存症のリリー。土曜日のデリーはしばらく来ないと思ったら窃盗で逮捕されていた。土曜日の午後に突然やってきた少年はそのまま土曜日の生徒になった。少年はいつも同じ服装をして、いつもどこかに新しい痣があった。  少年は寡黙でディーンの指示に従順だった。その従順さを心地よく感じながら、それが彼の本質でなければいいとディーンは思った。  少年は何でも上手くやった。ナイフ��よる戦闘、拘束から抜け出す術、錠前の破り方、銃を持たせても怯まなかった。彼が何に備えているのか他の生徒たちと同様にディーンは尋ねなかった。報酬もなかった。少年は一度もディーンにレッスン代を払わなかったし、それについて言及するのをディーンは毎回忘れたふりをした。時々、貸店舗のオーナーである出っ腹のニックが金曜日の夜に家賃の催促にやって来た翌日などは、何かいってやらなくてはという気になるのだが、彼の丈の短いジャージからのぞく華奢な足首や、ろくにシャワーも浴びていないような薄汚れたなりなのに、銃器を扱うなら手入れをするべきだとディーンが指示した翌週から整え始めた指爪を見ると、何もいえなくなってしまうのだった。  それでもディーンは土曜日が来るのが待ち遠しかった。時がたち、モニカは婚約者とニュージャージーに引っ越してしまい、体力に自信をつけたジョンソンは陸軍に入隊していった。少年が自分の手からナイフを奪い取り、完璧なダブルステップから強烈なパンチをディーンの下顎にヒットさせた時、彼は今までにない達成感と奇妙な切なさを同時に感じた。  少年の誕生日がわからなかったから自分の誕生日にディーンは新しいシャツを買ってやった。シャツよりも少年に必要なものは山ほどあるのは明らかだったがディーンに与えられるものは限られていた。少年は初めて会った時のように赤い頬をしてそれを受け取ったが、一度も教室に着てくることはなかった。  ディーンは少年を車に乗せて射撃場に連れて行き、実弾の訓練も受けさせた。才能ある撃ち手から放たれる音はそれ自体が美しい。少年が撃ち終わるころ、ディーンの胸は感動で震えていた。  私立探偵の資格を取ったマークも教室を離れ、リリーは本格的な依存症治療のために入院することになった。出所したデリーは土曜日の午前中に来ることになったが、トランクからの脱出方法をやけに真面目に習得したがるからまたすぐに刑務所送りになるだろう。  ディーンの収入源はなくなった。家賃の滞納はディーンにしても良心が痛む領域に到達し、彼の頭を過るのはついにこの時がやってきたのかという思いだった。最後の時をどこ��過ごすか、それが問題だった。教室で倒れてもいいが少年に自分の死体を発見させるのはかわいそうだと思った。自宅にしている教室の二階でも同じことだ。バンカーも考えたが、あそこには戻りたくなかったし、そもそもガソリン代がなかった。栄養の足りない頭で考えている間に少年が同じ年ごろの子どもを連れてきた。親が金持ちだからレッスン代を弾んでもらえと、自分は一切払わないくせに堂々と主張した。それから毎週のように一人、また一人と、戸惑い怯えた表情のクラスメイトを連れてくるようになった。おそらくはかつて自分をいじめた連中をカモにしているんだろうとディーンは思った。  それからも何度かディーンが覚悟を決めるたびにどこかから新しいカモを連れてきて、少年は『ディーンのサバイバル教室』の看板を守った。同じ曜日に複数の生徒のレッスンが入るようになった。少年は青年になり、相変わらず寡黙だったがディーンの生活に口を出すようになった。部屋から酒瓶が減った。  ある土曜日――土曜日は今でも彼だけのレッスン日だった――射撃場からの帰り、「奨学金がもらえたから大学に行く」と青年にいわれた。ディーンは「そうか」とだけ返事をした。もう長い間出し方を忘れていた声を取り戻さなくてはならないなと思った。凍っていたディーンの心を青年の熱意と共に過ごした年月がすっかり溶かしてしまった。  わかっていたはずだった。自分はいつも置いて行かれるのだ。そしてそれは必然だった。停滞する自分とは違い、他の人間は成長し前に進んでいくものだからだ。  それでもまだ生きていけるはずだった。もう一度心を閉ざし、感情を凍らせて、ただこの心臓を動かす動力が尽きるのを待つだけだ。青年の――かつての少年の才能と熱意がディーンの唯一の動力だった。だからそれほど待たずに逝けるはずだった。ディーンは力尽きた先にあるはずの顔を思って自分を慰めた。死は解放であり再会だった。けれど諦めたような人生の閉じ方を天国で待つ人は喜ばないだろうと思うと自分が情けなかった。  翌日の日曜日に自宅のベルが鳴って、怪訝そうな青年の顔を目にしたときディーンはよく理解できなかった。なぜ彼はまだここにいるんだろう? 青年はディーンに着替えを押し付けて、階下の教室の事務スペースで待っていた出っ腹のニックと店舗を買い取る話を始めた。ディーンは青年が堪能に喋ることを初めて知った。ニックの表情で話の内容を推測することしか出来なかったが、どうやら青年の思惑通りにことは進んだようだった。ディーンは煙に巻かれたような気持ちで肩を叩く青年の満足そうな顔を見つめた。いつの間にか彼の背は自分よりも高くなっていた。  青年は変わらずに土曜日に通い続けた。時が経つにつれ、背の高さにふさわしい体格を備えるようになり服装や身だしなみも整えられていった。やがて土曜日以外の午後にも顔を出すようになり、ディーンの代わりに生徒を指導するようになった。報酬の話は一度もなかった。彼のレッスン代よりも彼が稼いだレッスン代のほうが高くつくはずだとディーンは確信した。収入はたっぷりあったから報酬を払うことはできた。それも青年が教室をうまく切り盛りしてくれているからだった。彼に話を切り出そうと思うたびに、あの一度も着てくれなかったシャツのことを思い出すのだった――それから彼が自分の下顎に当てたパンチ、射撃場で響かせた美しい銃声。一度も一人でなかった土曜日の午後。
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xf-2 · 6 years ago
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大阪市西淀川区にあるGIGAZINE旧本社へ編集長たちが自動車で荷物を取りに行ったところ、なんと斜め前にあるGIGAZINE第一倉庫がショベルカーでぶっ壊されている真っ最中の現場に偶然遭遇しました。 ◆所有している倉庫が見知らぬショベルカーに破壊されていた 現場はココ、2019年2月16日のことです。現場到着して確認直後からすぐ録音開始しているため、以降の様子はすべて音声データが存在していますが、記事執筆時点で警察が捜査中とのことなので、支障が出ないように専門的で詳細な部分はあえて省略し、被害届や供述調書に沿った事実関係のみで記事化しています。 上記の倉庫がこんな感じに。
解体業者がショベルカーで破壊中。もちろんすぐに「ここはうちの名義になっているし、登記して権利を所有している。火災保険もかけているし、税金も払っている。何かの間違いではないか」と伝えたところ、「上の不動産会社の社長から取り壊せと言われて作業している」とのことでしたが、すぐに解体作業は中断され、社長に確認するとのことで携帯電話で連絡し始めてくれました。
しかし「20分ほどで責任者が来るが、作業はそのまま続行しろと言われた」ということでなんと破壊再開。やめて欲しいと言っても一向にやめず、「危険だからどけ」と言われ、どうしようもなくなったため、警察へ連絡することに。
幸いなことにすぐ近くに交番があるので走って行きました。しかし無人。
交番から110番通報するとすぐに西淀川警察につながり、住所を伝え、状況を伝えることに。
編集長「だから私の名義になっている建物が勝手に壊されているんです、今」 西淀川警察の担当者「え?なぜですか?」 編集長「わかりません。事前に連絡はありませんでした。とにかく今まさにぶっ壊されて破壊されているところで止めようがないので、現場に来て見て欲しいんです。お願いします」 西淀川警察の担当者「え?本当に?」 編集長「本当です。とにかく来て見てもらえませんか。言っても壊すのをやめてくれなくて、もうどうしようもないんです」 西淀川警察の担当者「本当に?なぜ?」
あまりのことで警察も当初は半信半疑だったものの、パトロール中の警官を向かわせるということでそのまま交番で待機するように命じられ、しばらくすると警官が1名登場。いっしょに現地へ。 現地に到着すると、地主のYさん、不動産仲介会社の社員であるN部長、などが新たに現地にいるのを確認。
地主のYさんは「この土地は自分の持ち物である」「この建物は自分の持ち物である」「弁護士にそう言われている」「お前のものではない」「一体何が目的だ、言え」「返してもらった」などと主張。
さらにこちらが警察に事情を説明している間にも、近隣住民の家屋の玄関ベルを次々に鳴らして順に呼び出し、「私はあの家を返してもらった」「もともとはおじいさん(=編集長の祖父)に貸したのであって、この人(=編集長)のことは一切知らない」と虚偽の主張���し始めました。
警察の応援がさらに2名到着したものの、地主のYさんの嘘・侮辱行為は止まらず、こちらが黙っているといくらでも嘘を周囲に吹き込まれるので反論し、そのまま口論に発展することに……。
◆「建造物損壊罪」には当たらない? 警察官と仲介した不動産会社の社員N部長が仲裁に入り、嘘を吹聴する地主のYさんたちを撤収させ、その場は収まりました。 その際にその場にいた不動産仲介会社「パワーエステート株式会社」のN部長による説明は以下の通り。 ・解体している家屋3つのうち、端の1つである持ち主さん(=編集長)とは連絡がつかなかった ↓ 編集長「連絡がつかないと言っているが、今回勝手に破壊している建物の目の前に会社があります」 第一倉庫の目の前にGIGAZINE旧本社があります。これぐらい近いのに「連絡がつかない」とは一体……?
・登記は『編集長』となっているが、地主のYさんは「返してもらった」と主張している ↓ 編集長「その主張の裏付けとなる書類がどこにもないのに……?」 さらにN部長の説明は続きました。 ・不動産会社としては登記名義が『編集長』になっているということは、地主のYさんも不動産会社も承知していた ・解体業者には不動産会社から解体の指示を出して作業させた 登記簿で持ち主を確認しているのにもかかわらず、連絡を取らずに家屋を破壊するというのは、まるで前世紀の地上げ行為っぽく見えます。
さらに警察からは以下のような説明を受けました。 ・民事ではあるが、実際に無断・無許諾で家屋を破壊している ・家屋を破壊するのを中断するように現場で要請したにもかかわらず、なお破壊を続行した ・登記の書類、保険の書類、税金の書類も「編集長」名義であると主張されている以上、そもそも「編集長」の許諾を受けずに破壊を続行するのは普通に考えてもおかしい ・該当する書類などを持ってきてもらえれば、被害届や告訴は可能なので、後日、会社の顧問弁護士と相談して協議した上で、西淀川警察署まで事前連絡の上で来てもらえれば良い また、不動産会社の社員であるN部長から名刺を受け取り、これまでの経緯の詳しい説明と今後の対応について、2月22日(金)13時からGIGAZINE新本社(大阪府茨木市)にて話し合うことになりました。 それまでにやれることは粛々とやっておかなくてはなりません。 まず保険会社に連絡し、何か保険で支払われる対象になるのかと問い合わせたものの「前代未聞のケースなので不可能」との回答。残念。 次に���検察で特捜でもあったGIGAZINEの顧問弁護士に相談したところ、 「一般的には、相手方から、建物収去土地明渡請求をされることはありうると思いますが、相手方が自分が正しいと信じて、これを遂行しようとするなら、民事訴訟を提起しないとならず、相手方が、勝手に、建物の取り壊しを強行することは、自力救済として許されません」 「少なくとも、刑事的には、自力救済は許されず、建造物損壊罪だとして告訴されることは進めてゆかれればいいのではないか」 との心強い回答。調べてみると以下のような罪状に該当する可能性が高いようです。Wikipediaがわかりやすいので読んでみます。 建造物等損壊罪 - Wikipedia
他人の建造物又は艦船を損壊した者は、5年以下の懲役に処する。
本罪は「損壊」を構成要件的行為とする。 学説は多岐にわたるが、判例・通説は、その物の効用を害する一切の行為をいうとしている。ゆえに物理的な損壊に限らず、心理的に使用できなくするような行為も損壊といえる。
確かに今回の一件は「建造物損壊罪」になりそうです。 そのため、法務局へ行って登記簿を出し、西淀川警察へその登記簿を持って行って上記の弁護士の見解を伝えたものの、 「建造物損壊罪にはならない」 という判断になる、とのこと。理由は以下の通り。 ・建造物損壊罪の「建造物損壊」とは「自動車でビルに突っ込んでくる」「建物を爆弾で爆破する」「壁面にスプレーで落書きする」ぐらいの「故意性(=わざとやっている)」が必要 ・自分の土地の上にある建物を「返してもらった」と地主は思い込んで破壊しているので「故意性」がない それだったら何のための登記簿で、何のために法的に正規の手続きが存在するのだ?そんなバカなことがあるのか?ということで再度法務局にその旨を相談しに行ったところ、登記官につないでもらうことができ、恐るべき事実が発覚。
・「滅失登記の申出」という制度がある(「建物滅失登記の申請」とは違うもの) ・いかなる方法であってもとにかく何もない更地にしてしまえば「滅失登記の申出」によって登記を書き換えることができる ・この更地にする方法は合法でも違法でもどっちでもいい、書類上はそういうのは一切問われないため ・手続きの書類さえちゃんとそろっていれば「滅失登記の申出」で登記簿の名義を書き換えることができてしまう
以下のページが詳しいです。 建物滅失登記の「申出」 | 姫路の司法書士西川英彰の日常
建物名義人が誰なのか?今どこにいるのか?そもそも生きているのか?相続人はいるのか?誰にもわかりません。 このような場合に、土地の所有者より「自分の土地の上に建物の登記だけ残っているけど、確実に存在しないので、職権で滅失してください」と法務局にお願いするのが、建物滅失登記の申出です。 これを受けると、法務局はいろいろ調べた上で職権で建物登記を滅失します。
編集長「……つまり、ここに私が突然ショベルカーで押しかけて、法務局の建物を破壊し、その『滅失登記の申出』を行うと、登記簿の名義を書き換えることが可能だ、ということですか?」 法務局「現地の状況を確認しに行き、確かに何の建物もないとなれば、登記官の職権で、そういうことになりますね。もちろん登記簿に記載されている住所へ郵送で連絡するので、登記自体をその時点で阻止することは可能です」 編集長「壊される前、つまり事前に破壊・解体を止める法的な方法はありますか?」 法務局「ありません」 編集長「つまり、警察に連絡しても、その場では解体を業者はやめてくれるが、警察がいなくなれば再び作業を再開することはでき、それを止める方法はない?」 法務局「ありません……」 かなりいろいろと法務局の登記官も調べたのですが、解体自体を止める法的手段は今のところ、やはりないようだ、とのこと。手続きとしては申請されれば現地に登記官が向かい、更地になっていることを確認すればそれでよく、そのまま「滅失登記の申出」に従って、登記官の職能ということで書き換えることができてしまうそうです。
つまり、今回は偶然、解体中の現場に居合わせたので止めることができたのですが、地上げ行為の手順としては以下のようになります。 ・勝手に家屋をショベルカーなどで破壊して解体して更地にする ↓ ・「滅失登記の申出」を行う ↓ ・うまくいけば登記簿の名義を書き換えることができる。名義を書き換えることができなくても家屋自体は破壊できる。 ↓ ・あとは好きなように土地活用を行う 実際に誰かが住んでいる家屋であればともかく、今回のような「倉庫」だと中に誰もいないし、誰も見張っていない時間帯が発生するため、「勝手に破壊する」ということが可能になるわけです。そして破壊してしまえばもう元に戻すことはできないので、「滅失登記の申出」すら可能になるので完璧な乗っ取りができる可能性も狙える、ということになります。 しかし���くらなんでも滅茶苦茶すぎるので、再度、GIGAZINEの顧問弁護士に相談してみたところ、 「所有していることを明らかにし、解体しようと思う者に対してはっきり明示すれば良い」 とのこと。つまり、解体業者の依頼主や事前説明と違う持ち主の名前が表示されていれば、解体業者が「あれ?」となって認識できるはずなので、勝手に壊すと「持ち主が違うということがわかっているにもかかわらず解体した」ということで、違法性がかなり上がるようです。 そこで以下のようにデカデカとラミネート加工された表札を作成。
あちこちにくっつけました。
さらに後日、登記簿のコピーも壁面に貼り付け、万全を期すことに。
家屋の中にもつるしておきました。これでどこから壊そうとしても一発でわかります。
そして2月22日(金)13時、パワーエステート株式会社のN部長と「編集長所有が明らかである建物を勝手に壊したのはなぜ?」と話したところ、以下が判明しました。これも録音・映像記録済みです。 「通常の手続きではパワーエステート株式会社が土地家屋調査士に依頼して取り寄せた登記簿に載っている住所に連絡する」 「今回については、隣2件の連絡先は地主のYさんが知っていたが、編集長の連絡先は知らないと言われたので連絡しなかった」 「その後、解体する提案をしたのはパワーエステート株式会社で、解体の指示を出したのは地主のYさん」 「解体業者を手配したのは地主のYさんから土地を買い取ろうとしている『買主の不動産会社』で、名前は言えない」 「解体業者に金を払うのは地主のYさん」 「第三者の会社(=買主)が『あの土地を買いたい』ということでパワーエステート株式会社に仲介の話を持ちかけ、パワーエステート株式会社から地主のYさんに連絡を取った」 「パワーエステート株式会社と地主のYさんの間では媒介仲介契約を結んでいるだけであり、それ以外の契約書はない」 「地主のYさんと編集長との間で交わされた書類は一切ないし、パワーエステート株式会社は確認していない」 「地主のYさんは『カギを返してもらった』とパワーエステート株式会社に言ったが、パワーエステート株式会社はカギの確認をしていない」 「今回解体中の建物の中に地主のYさんの荷物が入っている、と地主のYさんに言われた」 つまり「あえて何も確認しない」という手法です。 そして「100万円払うと地主のYさんは言っているがどうか」と提案されたのですが、「金さえ払えば法的な手続きを一切無視し、勝手に家屋を破壊してもOK!」というムチャクチャなことが正しいわけがないので、提案を拒否。 しかしこのままでは泣き寝入りするしかありません。 というか、そもそもここまで勝手に破壊しているのに「建造物損壊」に問われないというのはおかしいのでは?ということで、登記簿以外にありとあらゆる権利と因果関係を証明するであろう書類(売買購入時の領収書、売買契約書、以前の持ち主の登記簿、地上権があると明言してくれた当時の司法書士の証言などなど)をそろえ、GIGAZINEの顧問弁護士同伴で再度、西淀川警察へ行くことにしました。 その際、最も有効だったのが、弁護士が発見した下記の「最高裁判例 昭和58(あ)1072」です。 事件番号:昭和58(あ)1072 事件名:建造物損壊 法廷名:最高裁判所第三法廷 今回の件で問題となっているのは「その家屋は誰のものなのか」という部分で、そこを争点にすると「刑事事件」ではなく「民事」になってしまい、警察では手出しできなくなってしまいます。相手の業者の言い分ややり方も、ことごとくそうやってグネグネと刑事責任を回避するように論理構築されているのが重要な点です。この悪質な地上げ行為に等しいやり方に対抗できるのが上記の最高裁判例「昭和58(あ)1072」で、以下のようにまとめることができます。 ・建造物損壊の場合、民事とは切り離し、刑事として起きた現象面だけで罪に問うことは可能である 登記簿上は編集長のものであると明記されており、なおかつ国に税金(固定資産税)も毎年きちんと払っており、GIGAZINEによる倉庫としての利用実態もある以上、あとは「建造物損壊」の部分だけを刑事事件では見ましょう、ということです。 最初は及び腰だった警察も、弁護士からこの最高裁判例をプリントアウトしたものを手渡され、熟読し、説明を受けた結果、やれるだけやってみましょうということになりました。よくある借地権や地上権のあるなしだけだと刑事責任を問えず、民事裁判のみになってしまうのですが、現象面だけを見ることによって「建造物損壊」だけに絞ることは実は可能だ、ということです。 一方、パワーエステート株式会社に対しては「警察に被害届を出すことになり、捜査の行方を見極めなければならないので、今の時点で、話し合いはできません」と通達しました。というのも、警察の立場からしてみれば、被害届を出すのをダシにし、被害届や告訴状の取り下げを条件にしてお金でカタを付けられると、せっかくの捜査が徒労に終わってしまうためです。そのため「民事はしない。刑事で処罰して欲しい」という意志を警察に対しては徹底的かつ明確に示し続ける必要があります。今回の記事の公開もそういった「処罰の強い意志を明確かつ公に示す」とともに、同様の地上げ的行為や手口で困っているケースの参考になればというのを兼ねています。 そうしていろいろな資料をそろえていった結果、ついに3月27日(水)に被害届・供述調書が完成したので、西淀川警察へ行き、署名・押印してきました。
基本的にこちらの主張は全て盛り込んでもらい、供述調書末尾に以下のような感じの文章を書きました。 「今回、何がどうなって私の建物が壊されることになったのか釈然としませんがパワーエステートのN部長が言うには、土地の持ち主のYさんから壊して良いという許可を得たとのことです。私は最初のうちは『何かの間違いで壊してるなら話し合いするしかない』と思っていましたが、Yさんが現場で私を嘘つき呼ばわりしたり、あとから100万円で話をまとめようとしたりしたことに腹が立っています。これはお金の問題ではありません。いくら積まれても受け取る気はありませんので、私の建物が勝手に壊された今回の件をしっかり調べてもらって、取り壊しの指示を出した人間には厳しい処罰をお願いします」 加えて、以前に茨木市にあるGIGAZINE編集部の新本社が地震で壊れた際に修理金額を見積もってくれた業者に頼み、被害金額を出すための「見積書」を作ってもらい、これも添付しました。合計金額は「1226万1660円」です。「100万円で話をまとめようとする」というのがどれだけ人をバカにした行為だったのかがわかってもらえるはずです。 今回のこの記事も、「絶対に引き下がらない」「刑事事件になるわけがないと思ってなめてかかっているやりたい放題の連中に対抗するためにも警察・検察には全力で戦って欲しいし、戦うべきだ」という意志を示すために書かれています。 その後、現地へ警察と同行し、再度撮影を行いました。 あのまま放置しておくと風が吹いてあちこちに解体した破片がバラバラに飛んでいくのでまとめてあります。
そういえば壁面��貼ってあったはずの「名札」「表札」「登記簿のコピー」がありません。針金でグルグル巻きにしてくくりつけていたはずなのですが、どうなったのでしょうか。
家屋の中に貼ってあったはずの「名札」「表札」「登記簿のコピー」も消えています。誰かが勝手にはがしたようです。
それはともかく、とにかくこれで終わり、あとは捜査の進展を待つのみ……のはずだったのですが、なんと被害届を警察に出した翌日、3月28日(木)、再び解体作業が勝手に始まったのです。 ◆再び破壊される倉庫 3月28日(木)午前9時57分58秒 旧本社に来訪していたチャリダーマンが、なぜか第一倉庫の近くに解体業者が来ていることに気付き写真撮影。
午前11時頃 新本社にYさんから内容証明郵便が届く。その末尾に「土地の権利は日新プランニング株式会社に譲渡した」と明記されていた。 正午12時45分37秒 「日新プランニング株式会社」の手配したショベルカーが第一倉庫を破壊し始める。チャリダーマンが警察へ通報。
13時5分頃 チャリダーマンからの通報により、編集長たちが現地へ急行。
このようにしてまたしても、勝手な解体・破壊を始めたのです。前日の警察立ち会いでの撮影時に「名札」「表札」「登記簿のコピー」が消えていた原因はこの前兆だったのでしょう。
13時33分 編集長が西淀川警察の担当している刑事に携帯電話で通報、現地の確認を要請。 13時36分 GIGAZINEの顧問弁護士に電話連絡。 14時00分40秒 現地到着。
「日新プランニング株式会社」の社員を名乗る男が警察に対し、 ・Yさんから土地を買った ・アスファルトをはがす作業をしていて「誤って」少し壊してしまった ・「日新プランニング株式会社」の弁護士から西淀川警察に連絡させる ・編集長と直接話す気は無い ・編集長の顧問弁護士から警察へ連絡させてくれ と一方的に主張。 要するに「これは民事だから警察は介入するな」という口実を作りにさらなる手を打ってきた、という流れです。
ここまでやっていても「故意」ではないそうです。
一体何をしたら「故意」になるのでしょうか。破壊する瞬間を撮影していても「故意性」に問われないのであれば、一体どうすれば……?
顧問弁護士も警察がすぐに故意性を問題にすることについてはかなり怒っており「犯罪者が全員、『私がやりました、犯罪だとわかってやりました』と言うと思いますか?知らぬ存ぜぬでしらを切り通すのが普通でしょう」とのこと。さすがにもともと検察をしていただけのことはあり、言葉の説得力が違います。故意性を重視しすぎた結果、自白頼みになるわけです。故意性よりも、目の前の現実、科学的事実の方��明らかに重要なはずだと思うのですが、違うのでしょうか。 14時31分 顧問弁護士に再度連絡、西淀川警察へ説明、弁護士同士の「民事」の連絡をはっきりと断る。 これにより、以降の一方的な破壊はとりあえず止まりました。 15時半頃 本当に土地の名義が書き換わっているのかを確認するため、法務局に到着。登記簿を取得して現状を確認。土地の名義はまだYさんから変更されていませんでした。 16時半頃 再度事件現場に到着。防犯カメラにも映像が残っていることを確認。また、騒ぎを聞きつけて集まってきた近隣住民に取材を行った結果、Yさんはとにかく領収書は出さない、契約書は書かない、というようにして徹底的に書類を出さないようにしている、などさまざまな多数の証言を得ました。これらは警察へも伝達済みです。 18時18分 西淀川警察から電話。 ・警察署に戻って確認したところ、先方の業者の主張と違って「弁護士」からではなく、その業者からの連絡のFAXが来ているだけであった。 ・その連絡先を電話で教えてもらったところ、今朝届いた内容証明郵便の末尾に明記されているものと同じ「日新プランニング株式会社」であった。 ・警察から「民事は民事で進めていただいて」と言われたが、「民事で進める気は一切ない。刑事で進めて欲しい」と強硬に繰り返し再度主張。 ・「内容証明郵便が届いているのだが内容が意味不明で理解できない。この件について直接、私がYさんに質問するのは大丈夫か」と質問したところ、「既に被害届が出ていて受理しているので捜査中はまだやめて欲しい」とのこと。 上記が記事執筆時点での進捗です。 正直、まさか現代の日本でここまで警察が業者になめられており、圧倒的に無力で、ショベルカーなどの重機で家屋を無理矢理破壊されるのを止める方法がないとは思いませんでした。加えて、ここまで写真などの物証があったとしても、警察は現行犯逮捕することもできず、ただ見守るだけしかできないというのが現状です。警察の方々も昨日はさすがに全員、苦々しい顔をして非常にくやしそうでした。 最終的にどうなるかは今後の捜査の進捗を待たなければなりませんが、現時点ではもう打つ手がありません。誰が見ても「建造物損壊」であることは明らかであるにもかかわらず、「前例がない」というだけでここまでやりたい放題されるとは思いませんでした。わざと破壊している最中の写真があっても、目撃した証人がいても、ダメです。 ある日突然自分の建物を他人がショベルカーで破壊しても「建造物損壊」にはならないのか?このままだと「ならない」となってしまいそうです。 最後に、今回の「建造物損壊」およびこのような地上げ的行為について、読者から広くGIGAZINE編集部へ情報提供をお願いしたいと考えています。 ・今回の一件はあまりにも特殊事例すぎるのか? ・実は表に出ていないだけでこのような「滅失登記の申出」を悪用しようとしている脱法的な地上げ行為は普通に行われているものなのか? ・あるいはこのような事例でも対抗する方法が実は残されているのか? どのような情報でも構いません。今のままだと警察も地上げ的行為を止めることができず、GIGAZINEでもここまでがやれる限界です。何か有益な情報や「私も同じ手口で被害に遭った」という方がいれば、まずは以下のフォームから匿名で情報提供をお願いします。その際、情報提供者の保護は徹底します。 以下のフォームで件名に「地上げについて」と書いてもらい、提供したい情報を明記し、連絡可能なメールアドレスを記入していただければ大丈夫です。すべてに返信することはできませんが、顧問弁護士とともにいただいた情報を検討し、もっと詳細な情報を提供して欲しい場合にはこちらから連絡することがあります。 それではよろしくお願いします。
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karasuya-hompo · 6 years ago
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RDR2:72:ついに6章!
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 いよいよダッチのところへ。これが拠点移動ミッションで、6章へのチェックポイントかな。  どういうやり取りだったか忘れましたけど(←)、「問題はそいつらなんだろうか」と言うアーサー。案に、「あんたの問題じゃないのか」と言いたいんだろうなこれ。  2章どころか1章から同じこと言ってるダッチですけど、「我々はここからだ」とか、さすがにもういい加減通じないと察せないのかこのおっさんは。  と思うけど、だからってどう方向転換するんだよ? て言われるとさ(´・ω・`)  正直、アーサーさんの生活能力なら、ギャング抜けてのほほんと猟師生活やれそうですけど、他のメンバーはどうかっていうと、人種的なものが既にハンディとしてある人たちもいれば、天涯孤独的な人もいるだろうし。  はたから見てると、「とっとと解散すればいいのに」なんだけど、それができれば苦労はしないんだろうなぁ。  というわけで、チャールズを誘って次の拠点候補地へ。クレメンスポイントのときもチャールズとだったから、こういうのに向いてるって思われてるんだろうな。そのわりにシェイディベルはジョンとだったけど。
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 青空……じゃないんですよ。これ、曇り空。なんかすげー不思議な空でした。雲が真っ青なの。
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 グアーマってどんなとこだった? て話で、南の国、タヒチみたいな楽園っぽいかと思ったら全然そうじゃなかったっていう。  そういやチャールズがここで、髪をすべてなでつけて後ろで三つ編みにしてましてね。えっ、ボンズにしたの!? て一瞬驚きましたw
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 馬で行くか、カヌーで行くかと言われたので、新しい体験がしたくてカヌーを選択。
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 しまった、そのせいで小さな滝みたいになってる段差登れなくて、持ち上げて運ぶことにw 当たり前のことしてるだけなんだろうけど、ちょっとおかしいw ……チャールズに比べるとアーサーさん細いなぁとか思ってみたり(´・ω・`)  それにしても……チャールズはゲーム的に「いい人キャラ」だと思うから、一緒にいてカリカリしなくて済む……癒やし系マジで。  で、次の拠点候補ってのは、チャールズがワピチ居留地にいたときにネイティブの人から聞いたとか? マーフルーブリードがアジトにしてるとこだそうです。そこを襲撃して二人で一掃してこいって、どんだけの戦闘力なんだこいつら。  しかも……うきゃー……なんか人体の胴だけ飾ってあるわぁ:( •ᾥ•): プレイヤーとしては、このゴアをOKするならなんで猟奇殺人のry
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 またスニーキング。てかデフォルトで弓背負わされてたので、「ああ、そういうことね」と。  こういう誰かとの行動って、その人についていくだけで失敗しないので、純ステルスゲーより気楽に暗殺楽しめていいですな。  で、新聞にも出てたマーフリーども。駅馬車がまるっと行方知れずになったとか、それもここに持ってこられてたみたい。
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 メレディスちゃんという娘さんだけ無事に救出しました。怯えてる嬢ちゃんを落ち着かせて、チャールズに後を任せると、アーサーはアンスバーグへ送り届けます。  なんか妙に手の込んだ事後処理だなと思ったら……メレディスを母親に預け、さあ行こうとしたところで……ダウンズ夫人……まだ娼婦やってんのか。  そうそう生活切り替えられないのは分かるけど、農家から娼婦には簡単に転身したんだから、自分のためじゃなく息子のために、出て行くってことはできんのか。それで出て行ってやり直してくれれば、アーサーの荷も軽くなるっていう利己もあるけど。  そして拠点に戻ったら、「モリー見かけたか?」、「最近見てない」とちょっとやり取りしたことのあるそのモリーがわめきつつ乱入。  で―――サンドニの強盗、密告したのはモリーでした:( •ᾥ•): ダッチが構ってくれないから? それで仕返しのつもりか、それにしたって大勢の仲間の命がかかってるってことも分からないほど盲目なのか。それって愛は盲目とか言って許されるレベルじゃないぞ。  激怒するダッチだけど(自分が彼女を粗雑に扱ったことが原因=自分のせいだってのかよ、てのもダッチみたいなタイプを刺激するんじゃないかと)、アーサーが、彼女はもうイカれてるんだからほっとけ、と止め―――スーザンが撃ちころころしました。
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 掟でしょ、なにぼさっとしてるのあんたたちは、と。  生かしておいてこれ以上のトラブルになる&うるさいわめき声聞かされるよりは、プレイヤーとしてはこれであっさり静かになっていーんじゃない? くらいのものですけどね。ティリーとかメアリーベースみたいに優しい言葉かけてくれたりしたわけでもなくて、いつも取り澄ましてた脇役中の脇役の女、中盤ではキャンプでダッチの痴話喧嘩しててうるさいって印象しかないので(ㅍ_ㅍ) 人って、マジそんなもん。自分にとって快適な相手には寛容だけど、不快な相手には無関心だったり冷たいんですよ。  それにしても、2章のケツだったか3章だったか、モリーがなにか相談しようとしてたとき、おじさんが割って入ってこず、最後まで話を聞けていたらなにか違ったんだろうか? とか思いますけど……まあ変わらなかっただろうな。アーサーって女心分かってるタイプじゃないし。  ただ、この後カレンがかげースーザンに食って掛かってましてね。カレンもモリーのこと好きじゃなかったはずなのに。このへん、仲良く一緒に歌ったり喧嘩したり、人は一色でできてないにしたって、あまりにもふわふわと、しかも極端に態度が変わりすぎな気がしますな。  ちなみにわたくし、たびたび「ダッチは」とか人格分析みたいなことしてますけど、これ、まったく意味もないし妥当性もないとは思ってます。何故なら、彼は本物の人間ではなく、所詮キャラクターだからです。  ダッチとは、とかしきりに分析してみたって、ライターの落ち度があったらおしまい。「そういう設定なら、ここでこんな言動は取らないだろう」みたいなさ。  考察も分析も、そういう落ち度が一切ないものとしてやることになりますけど、そんなわきゃねーのです。本物の人間がそこにいて、矛盾して見える言動、理解し難い判断してるのとは違う、しょせんは人工物。でもまあ、それを承知でね、あれこれ考えるのが楽しいからいいかなと。
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 そして夢うつつになるたびに、さしはさまれる鹿。  しかしこれ、日本人には馴染みのないイメージ、心象、シンボルだよなぁ。
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 さーてセイディのとこ行くかーと思ったら……くろたまちゃんでぽくぽく走ってたら、後ろから「俺じゃなくて兄貴のほうだ」と言いつつ連行し、されていくいつもの奴らが来て。あーはいはいと通してやったのに、追いぬかれてからしばらく、距離が広がらなかったせいで「てめぇなにつけてきてんだよ」と発砲されましてね?(ㅍ_ㅍ)  天使プレイに拍車がかかったとしても、「無実の人かもしれないけど、違うかもしれないし」で見送ってたところにこれだと、とりあえずころころしとくかって気分になるあたり、しょせんは暴力にトークさせる無法者。  こういう裏稼業、明らかにヤバい監禁系のローズだけは関わったけど、他はスルーしてるんだよなぁ。別にそこまてして金とか武器ほしいわけじゃないしと。
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 そしてこのイベントのおかげでとうとうMAX天使!!٩(ˊᗜˋ*)و たしかこのひとつ前の段階で、お店の品物は半額になったはず。  ……てすげぇなおい。「いつもみんなのためにご苦労様です。貴方みたいなかたからフルプライスもらうなんてできませんよ。どうか半額で持って行ってください」てすべての店の人が言ってくれるとか、どんなんや(ㅍ_ㅍ) と、ゲームシステムについてメタなツッコミを入れずにはいられないこの性分。
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 そしてやってきた桟橋。お、アビゲイルがおる。そりゃそうか。ジョンのこと心配だもんな。ろくでなしとかなんとか言ってたって。
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 私も行く、というアビゲイルをセイディと二人して「ここにいろ」と説得。……アビゲイルの戦闘能力わからんけど、そんな格好でついてこられてもぶっちゃけ邪魔なんだけどな?  アビゲイルとしては、自分の夫のことなのに、自分は待ってるだけで二人にだけ危険なことさせて申し訳ない、というのもあるみたいですね。
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 乗り込んでー……遠くから双眼鏡とかライフルで見てみても、はっきりジョンかどうかわからないのに狙撃。雑だなおい( ತಎತ)  で、生き残ってる看守を脅して、刑務所前まで戦闘回避。
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 ジョンを出せー!! って……あのさぁ、ダッチギャングのジョン=マーストンを助けに来たら、そりゃもうダッチギャングのメンバーでしかないわけで、そんな「俺たちここにいるぜー」をやつてどうすんだあんたら……。  もう少しこう裏口からこっそりとか、他の囚人諸共壁爆破して脱獄させてとか、わからんようにするって頭はないんかい!!
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 ジョンを確保したら、あとは銃撃しつつボートまで。
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 相変わらず助けられてるジョン。狼、バレンタインの一件に引き続き、アーサーにとっては三度目のジョン救出かw 「また助けてもらったな」とか皮肉もチックリチックリ。  そう言いつつね、喧嘩ばっかりだったけどあいつもマシになったし嫌いじゃないとか後で日記にも書きますけど、列車強盗の作戦聞いたときの「おっ?」ってちょっとうれしそうな顔とかね、わしゃあ忘れてないですよ。  つーかだいたい、ジョンレベルの「気に入らないところがある。ぶつかる相手」を嫌いになって無視できるなら、アーサーさんとっくにギャング抜けて自由になってるでしょ。それができないお人好しだから今でも命削って残ってるんでしょ。  素直になれよ!!
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 ジョンが捕まるところをダッチは見てた、助けられたのに助けなかった、とか言い出しますが……。それについてはちょっと思うところがあるのだな我が輩( ・ὢ・ )  「あれが本当のダッチ」てのも同様。何度か書いてるとおり、黒いものを持ってたら、白いものを持ってなかったことになるのか。白く見えてたのは「本当じゃない」=偽りだったのか。そんなわけはないのです。  ……まあ、ゆーてもジョンは26くらい? アーサーも35くらい? しかも考えることはダッチに任せての無法者暮らしでは、人間について考察する機会なんかあるまい。仕方ないか(´・ω・`)  とか言う我が輩も、他人事として観察してるからあれこれ言いますけど、自分が渦中にいたらこんな冷静じゃないし、客観もできません。それができるようになりたいとは思うけどね。
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 キレたダッチになじられます。ジョンを助けに行く算段はしてた、そいつが絞首刑にならなかった代わりに俺たち全員が首に縄突っ込んだも同然だ、と。  助ける気そもそもなかったんじゃね? てのもありますけど、事実この後、ルモワン全域で解除不可能の指名手配されましたからね。  ゲームとしては、それで実際に割り食うのアーサーだけにしか見えないんですけど、全員がこの危険を共にするとしたら、それこそ、勝手をするなと言われても無理ない結果です。  あまりにも頭悪すぎる正面突破の奪還方法に既にツッコミ入れてますけど、マジでこれはな。いくらジョンのことが心配だったからって、それで全員を危険にさらしたことになるし、正当化できん、ダッチが薄情だと一方的には言えんでしょ。  助けることのリスクが許容範囲ならともかく、やったら全員が危険になると判断したら、一殺多生はやむをえないんじゃなかろうか?  ジョンが捕まるのを見てても助けなかったのも、助けに行かせたせいでその誰かあるいは自分が死ぬかもしれない。だったら、バレンタインに続き二度もまんまと敵の手に落ちる戦闘要員、諦めるのがそんなに異常なことだろうか。  沈没時、ダッチが船を出せと判断したとしてですが、アーサーを待ってたらこっちまで巻き込まれて沈むかもしれない。ビル、マイカ、ハビアと自分の命すべてを賭けて、沈むまで待てと? そんなわけない。ある程度待ったら行くしかない。  ジョンが絞首刑になるとしても、刑務所からの強引な脱獄は、明らかにダッチギャングがまだこのへんで活動してると知られることになる。せっかくバラバラでこそこそと戻ってきたのが台無し。それを考えたら、一人見殺しにしたほうが全員のためなるのかもしれない。  だとしたら、ダッチか完全に無軌道になったとは思えません。  「誰も見捨てない」とか言ってただろうとか、ガキじゃあるまいし、いつまでそれを言質にとるのよ。むしろ今まで、調子のいいときだけでも、それを実行してきたこと自体で既に、ダッチは大した男なんじゃないのか。  けど、もういい加減そんな理想が通じる状況じゃなくなってる。そのことを、ダッチ自身も、アーサーたちも認め、受け入れて、現実に直面せねばならんのと違うかね?
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 そしてまた鹿。欧米人にはピンとくる表現かもしれないけど、日本人のプレイヤーとしてはこの鹿、どう受け止めてるんだろう。「神の象徴」とか、なんらかの予備知識ある人は別として。
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 ちょっと居眠りしてました。体力がなくなっているのですな(´・ω・`)  ちなみに、こっから先は指名手配気にしてもしゃーないので、このカウボーイスタイルか、ブラックガンマンで押し通すつもりです。  どっちかといえば……アーサーお気に入りの自分の帽子と、最初から持ってたリージャンベストとかジーンズ使った、この服のほうが「らしい」かな。
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 レオポルドのとこに来ました。また借金取り立て。  いいことしたいと思ってるなら行かなきゃいいんだけどね。それにこれ、メインじゃないよね? 白マークだし。  しかし気になるのでやつてしまうプレイヤーのメタ視点。
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 スーザンに話しかけるのはちょっと怖かったけど、まあ、彼女は自分のしたこと、現実として他人の非難もなにもかも受け止めてる気がします。正しいかどうかとか、誰かがやるべきだったとかどうとか、今更言い訳なしに。  彼女がどんな「キャラ」なのか分かりませんけど、もし、ヒステリーと同時に非常に思慮深い面もあったとしたら「ダッチがやったら賛否別れて崩壊するかもしれない」と、あえて自分がやった、とか解釈できなくもないかもですな。  逆に、あの尻でもの考える馬鹿女、別にいなくても何一つ困らないし(実際モリーはキャンプでなんの仕事もしてない)掟なんだからとっととやればいいのに、くらいでころころしててもいいと思います。
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 ささやかな台詞だけど、根本に触れてるなと思ったおじさんの言葉。「悪人から奪った酒」。昔はそうだった。けど今はもう金のため、自分たちが生き延びるため、見境のない犯罪者集団よ。  義賊気取っていられるのは、自分たちに余裕があったから。それがなくても義賊であれるような聖人���子、ダッチだけじゃなく、みーんなそうじゃないっしょ。
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 借金取り立てに道中。オレンジと白の花がいっぱいサイてるのは、ニューハノーバーの北のほうね。  えーっと……相手は馬車の修理中。軍服っぽいの着てるなぁ。で、やっぱり金はない、と。そしてやっぱり、レオポルドは期日までに返せる見込みなんてないの分かってて貸したぽい。  そこに追手。どうやら彼、白人なのに、ネイティブのおねーちゃんを奥さんにしたし、それでなんか揉めたぽいです。殺せと言われたのに助けたとか、そんなのかな。命令違反したらしいし。
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 銃撃戦で馬車と物資は燃えちゃった。借金の代わりにこれをとアクセサリダサれたけど……「断る」選択肢ある以上は、もう断るしかないだろアーサーさん。それに俺、今でも1万9000$くらいあって、チートなしでも1000$くらい増えてるし、もうすぐ死ぬし、だから借金肩代わりしたって全然構わないし。  感謝する相手に、なんかすげーかっこいい台詞言ったなw 天使が、王子様が、なに行ってんだほんとに。アーサーさん、少しは自覚しようよ?
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 ダッチの命令になんでも従うつもりはない、と決めたらしいアーサーさんです。  自分のこともほとんどの仲間のことも信じられない、とも書いてます。マイカは絶対信用できんってのは、グアーマでの発言聞けば分かる( ・ὢ・ )  けど「ほとんどの」の中に入らないのは誰なんだろう。男連中は基本的な不信の目で見られてそうだけど、チャールズはな。一度日記にも「彼は���チュラルに良いことができるいい奴だ」とか書いてるしな。信じられるんじゃないかな(´・ω・`)  あと、ジョンはブランてのとこもそうだけど、アーサーと同じ感覚持って物事見てるところがあるので、それに気付いてたら、「あの馬鹿は馬鹿だし大丈夫」とか思ってそうw  アビゲイルのことはやけに高く評価してます。「俺の知る中で、自分らしさを持った最高の女」とか。どのへんからそうなるのかは���ですけど。プレイヤーの目に入るのは、ジョンをクソミソに罵って喧嘩してるとことか、ギャングの中で生きてて「吊るされる側じゃなく吊るす側」とか言う無神経さとかばっかりなんだけど? まあジョンの幼なじみならやっぱ20半ばくらいだろうし、そんな出来た人間でなくても当然だけどね。  セイディは直情的だから厄介者ではあるけど、愛する者を失うつらさを強く思い知って、だからアビゲイルには親身なんだろうしね。トラブルメーカーではあるとしても、欲得とか自分の見栄に流されるタイプでないのは確かそう。
 ―――と名前を並べてみると、「自分に味方してくれそうな人が仲間」みたいなところはあるなぁと思ったり。  ダッチからすると、アーサーは最近やたら自分に文句ばかり言うわけで。これまでずっと可愛がってきたのが、ダッチのすることに疑問持ったり、乗り気じゃなかったり、反対したり、挙げ句に言いつけ破って勝手に行動したり。自分の苦境や負担を理解するどころか、間違いがあると責めてくる。もちろん間違いは間違いだけど、だとしても「理解してほしい」という思いがあるのは自然じゃなかろうか。ダッチにとってのアーサーという立場から考えたら、「特におまえには」。  それはイコール、イエスマンがほしいってことなのは間違いありません。なんでもかんでもイエスイエスと自分に従って、楽しくやっていける相手。で、かつてはアーサーがそうだった。そして今はマイカがそう。マイカを重用してしまうのは、人として自然かもしれません。  じゃあそれって、器の小さいだっせぇことなのかって行ったら……じゃあ自分はどうなんだろうか、と。自分のすることにいちいち文句つけてダメ出ししてくる気に入らない相手がいたら、その人の意見を、私情抜きで、有用かどうかだけ見て判断し、有用であったりすっぱり気持ちよく採用できるんでしょうか。  たぶん大半の人間は、「気に入らない相手だから、その意見も気に入らず、却下してる」という自覚すらなく却下するし、自覚してたって、なかなか受け入れられないんでないかな?  マイカに対するアーサーおよびプレイヤーの判断も、それにまったく流されてないと言えるかどうか。  ちなみに私は、こいつ胡散臭いにも程がある、っていうインプレッションで「こいつ絶対内通者とかなんかそーゆーのだろ」と決めつけた、メタ視点で見てますw
 さて……お手紙届いたらしいので読んでみることに。またメアリーかと思ったら、ブレイスウェイト家のペネロペ嬢でした。……ってなんでここが分かったの!? てかこんな素人の娘さんにまで居場所特定されて、どこの誰かは知らないけど手紙届けた配達人もいるわけで、それってもう完全に居場所バレバレってことじゃねぇの!? と激しくツッコミたくてたまらないんですけど。  こんなザルが通るような展開やってるわけですから、「ダッチとは」とか分析したって意味ないのも、明白ですよね? それでも↑のとおり、やるんですけどねw もしここに整合性つけるなら、手紙は直接アーサーのところじゃなく、居場所が分からないから、どこか、誰か彼を見かけてくれそうな場所、と、ローズの郵便局に預けられて、そこでミッション発生すべきなのでは??
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 ペネロペ嬢。こいつらの色恋沙汰が絡んでなにか起こるのかと思ったら、それとは無関係にドタバタし、あれからどうしてたのかと思えば……アーサーがダッチギャングの一人、自分たちの家が崩壊した原因とは知らない、んだろうな。知ってたらさすがに頼らないんじゃなかろうか。いくら自分たちの家のこと、我欲ばかりの家族のことを嫌ってたとしても。
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 この二人、若いだけに軽いというか足りないところはあるし、この先苦労したらどうなるかも見ものだけど、今のところ、理想と希望に燃える若い恋人たち。このまま苦労も互いに乗り越えて、より賢く強く、そして仲良くなるといいのだが。  ちなみにボーは毎日ローズの駅でペネロペが来るかもと待ってたそう。こいつ……なかなか根気もあるし、少なくとも今は熱心に愛してることに間違いないんだな。  てか、だったらそれこそボーからミッションスタートしたんじゃならんかったんか。ローズに来ると、毎日ここで待ってるボーがいて、アーサーを見かけて、二人で逃げたいんだけどペネロペがなかなか監視を抜けられないみたいで……とかさ。  で、絡んできた従兄弟たちぶっ飛ばして、一緒に列車へ。  しかもその列車まで、雇われたならず者に馬で追われ……ペネロペちゃん、実家の宝石持ちだしてきたそうな。つーかじゃああそこんち、財産けっこうあったってことじゃ……?w  そいつらを追い払ったはいいけど、機関士がビビッて逃げてしまったため……
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 列車を運転することにw  つーかこれさぁ、この一度きりなんじゃないかと思うんですが、そんなことのためにこのシステム組み込んだのかっていう。何度も繰り返して発生することにアニメーション作ったり、システム作るのは当然だけど、列車運転する機会って、オンライン含めて今後もあるんですかね?  ちなみにベル鳴らしたり汽笛鳴らしたりってなにかあるのかなぁ。バッファローの群れがいたので、「もしかして音で追い払って、線路に入ってこないようにしろってことかな?」とは思いましたけど。
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 しかも到着したのはリッグズ駅。サンドニへの切符買ってたんだけど……えーっと……ここの路線って一方こうだけで、ローズからサンドニ行こうとしたら、南下できないから一回りしないといけないのか……?
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 けどまあ、ここから北へ、ボストン目指して駅馬車です。  「おまえ拳銃持ってるか?」と御者に尋ね、「当たり前だ。持ってなきゃやってられない」と答えると、奪ってペネロペちゃんへ。悪さできないようにってことと、なんかあったら自分で身を守れってことか。ボーはそのへん、あんま役に立たないタイプだしな。  宝石のブレスレットくれようとしましたけど、だから俺、金目のものはもういらないんだってばさ。ギャングに寄付する気なんてもうゼロだし。どうせ遠からず死ぬし。だったら若い二人の未来のため……金持ち二人だけど、この後なにがあるか分からんしな。家宝なら尚更、人にやるもんじゃないだろ。  それに、そういうものの価値が心底分かってる相手から、「お礼としては、大切なものだからこそ、ぜひ貴方にこれをもらつてほしい」と渡されるなら、受け取らない=相手のその深い気持ちを受け取らないのと同義って気もするけど、「金目のもの」って認識しかないもの渡されてもな。  ともあれ、しっかりやれよロミジュリ!
 というあたりまで、4章ラストから一気プレイでした。  途中でオークリー湖? の脇の「?」も見つけてますけど、あれはクリア後のほうがいいと、理由含めて聞いておりましてね。ぼかぁくろたまちゃんと一緒にいるから、尚更、今やる気にはなれないんだ。  さて……ここまで来たら、サブクエ出るのを待つためにちょっとだけふらっとしつつ、ひたすらメインミッションですかね。  章が切り替わってるので、それぞれの町も一通り見てきたい……これまでの足跡をゆっくり辿っておきたいというのがあります。それやって、早めに寝てれば(体力ないだろうという雰囲気RPの一環)、そこそこ時間も経過するから、時限式の続編もきっちり発生していくんじゃないかな。  しかし……さすがにこれだけまとめて進めると、個々の印象は薄くなってますし、疲れたのでね。明日明後日あたりは一休みですよ。
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hiruzenmegata · 3 years ago
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ピーター・パンと額について
2022年6月2日 
 大学院生のころの絵は、パネルの側面が荒かった。そもそも、絵を描くためには、準備としてパネルに加工をする。木製パネルにノリをぬり、薄い布を張って、その上からさらに塗料をぬって下地をつくる。ぼくはこの工程を、はっきり露出させていた。(オーソドックスなやり方では、側面にも、描画する面と同様、隅々まで塗料をぬる。木肌や布がみえることはない)また、描いている途中で、絵の具が偶然付着してしまうことも珍しくなく、これも含めて、パネルの側面はずいぶん荒々しい見た目をしていた。しっかりと言葉で説明することはできないのだけれど、そうあるべきだ、と信じていたから、そうしていた。絵を描いたパネルを、その上から紙やすりでけずってしまうのも、同じような信念で行っていて、これもやっぱり、言葉で説明することが難しい。絵というのは、たまたまなにかが描きつけられただけの、ただの物体なんだ、ということを、体で感じることで、描いている情景へ没入することを自分に防ぎたかったのだ。いまはそう信じている。  ところが、ここ数年間の絵は側面をなるべくきれいにしてやろうと気を付けている。塗料は側面の隅まで塗って、かわいたらマスキングテープを貼る。描画作業の影響を防ぐためだ。絵を描いているうちにマステ=側面は汚れていく。絵が描けたかな、と思うと、マスキングテープをはがす。真っ白い側面がでてくると気持ちがいい。マスキングテープをはがすことで、絵が「よそゆき」になる。
 ちかごろ、無声映画のピーター・パンをみる機会があった。活弁士の活弁を聞きながらの上映会だった。1924年、大正時代の映画で、アカデミー賞が開始されるよりも古い作品だ。第二回キネマ旬報ベスト・テンに選出されている。  なぞの少年ピーター・パンは、ネバー・ランドという島に、さらってきた子供たちと暮らしている。お話を動かすのはウェンディという少女で、彼女もネバー・ランドにさらわれるのだけど、そこにいる子供たちのなかでははじめての女の子で、「おかあさん役」を任され、子供たちの人気を得る。ピーターのそばにいる妖精のティンカー・ベルは、ウェンディが悔しい。ネバー・ランドを取り囲んでいる海には海賊がいて、ピーターを目の敵にしている。  ティンカー・ベルが死にそうになるシーンで、ピーターは突然カメラ目線になる。そして観客に呼びかける。「妖精を信じる子供たちの拍手があれば、ティンクは生き返るんだ!みんな!お願いだ!拍手をして!」あおられて、われわれは拍手を送る。もっとも、「みんな!もっと!もっと拍手をして!」とわれわれに呼びかけるその声は、活弁士のものなのだけど。
 ネバー・ランドはひろい海にぽつんと孤立している島だが、ウェンディたちは、空を飛んでネバー・ランドと行き来をする。つまり海は、「現実の世界」と「おとぎの世界」のあいだに位置するのではなくて、あくまで「おとぎの世界」のなかにある。  ピーターたちにとって海賊が脅威であるというのは、どういうことだろうか。(そういえば、子供たちの集団のなかのピーターの立ち位置と、海賊団のなかのフック船長の立ち位置は驚くほどよく似ている)ピーターたちが海賊と敵対しているのはまるで、「境界線のむこうにいる相手ではなくて、境界線そのものが脅威なのである」ということを示唆しているように思われて仕方がなかった。あちらとこちらの間に横たわる分断こそが敵なのだ、というような。
 ティンカー・ベルは、基本的にはきらきら光っているのだけど、死にそうになると光が弱くなる。観客(妖精を信じる子供たち)の拍手がおこると、ふたたび光りはじめる。古い映画だ。「映画の命」はやはり、投光にあるのだ、ということも、わざわざ考えついてしまう。  映画の世界は、スクリーンのなかにある。観客であるわれわれはそれを覗いている、という仕組みではあるけれども、没頭しているときにはそのあたりの境界はあいまいになる。活弁士の存在は没頭の邪魔にはならない。しかし、われわれとスクリーンの間に立ち、観客に対して水先案内人の役目を負うべくして物理的に明確に存在している活弁士は��構造的には、いわば「海賊」であるようにも思われる。境界そのものであり、かつ、おとぎの世界の側にいる。
 観光が下品なのは、「ものを見る」ということが、そもそも暴力的であることに由来する。事故現場を見物するのでも、咲いた花を眺めるのでも同じだ。自分という「特別な存在」が、自分の外側のなにかを観察し、裁き、判断し、感想を持つ。自分にとって、自分というやつは、常に特権的である。まったく何様のつもりだ。(あまりにひどい扱いをうけると、ときに人は記憶をなくす。あるいは、そのときの記憶は、ひどい扱いを受けている自分を、外から眺めている視点からのイメージになる場合もある。まなざしというやつは、場合によっては、とうの自分自身を突き放してまでして、冷笑的に観察を続ける)  旅行は楽しい。主人公意識が高まる。自分が、まなざしの特権に見合った、特別な存在であるような気がする。旅行者らはみんな主人公意識が高まっていて浮かれている。(観光地に生まれ育ち、そこで仕事をしている人々の多くは、そいつらに媚び、厚遇し歓待し、まさにわたしたちの土地、を踏みにじらせることで経済をまわしている。だとすると、浮かれた旅行者に対してスリを働いて口に糊をするのは、痛快だろうな、と思う。)
 十六歳の冬、ドヤ街と呼ばれる、日雇い労働者の町にいった。都会の一等地にある中高一貫の私立学校に通い、決してまったく貧乏ではないものの、家庭は安全基地としての機能をまるで果たしていなくて、こだわる部活や友人関係もない思春期の少年が、生活や人生に対しての歯ごたえのなさ、実感のなさに悩んだ結果だった。十六歳なりの切実さで、そうと自覚せずに物見遊山をしにいって、 「にいちゃんさっきからなにしてんだよ、ばかにしてんのかよ」  激しく怒られて、逃げた。恥ずかしくなった。  ばかにしているつもりはなかったが、そこにいるおっちゃんらがばかにされていると感じるのに無理はない。なぜなら、おれのやった行為はどう考えても、人をばかにする行為だ。だから、さ、ばかにしてんだよ、要するに。守られた生活のなかにいる少年が、そこでただ暮らしているだけの人たちを、まるで映画でもみるみたく参照し、見物する。映画はいいよね、こちらが、まなざしという暴力を(作品世界へ)ふるっていることを、忘れて、安全圏にとどまっていられるもんね、しかし構造は同じだ。映画の物語世界を観客としてながめるまなざしは特権的で、だって物語世界のなかにいる登場人物たちは誰も、作品世界を観客のように一望できない。  とはいえ、なにかを眺めることなくしては暮らせない。生きていくことは、まなざしの暴力をふるい続けることでもある。まなざしや認識といった、一方向的な槍をふるって過ごさざるを得ないわけだから、そのような暴力性を自分が持っているというのをなるべく忘れないようにする、というのが、苦し紛れの可能性、���された倫理か。倫理っていうか、理性っていうか、このエッセイでの用語を用いるならば、自分と周囲の境界=海賊を意識する、という話。わたしが世界を眺める際、その水先案内をしてくれる活弁士。これは絵でいうと額なんじゃないのか。
 境界線があるなあ、という、ただそれだけのことを、ピーター・パンや思い出や、絵のことを通してあらためて確認している。そういう意味では、なにか新しい論が展開されるようなエッセイではない。しかし、まあ、エッセイですから、たいしたことがないことは棚にあげる。
 一般に、「現代」の絵画には額がない。一方、古い絵には額があるし、立派な彫刻の施されたものも多い。「現代」以前の、大仰にすら思われる立派な額は、見る者に、「このフレームの内側、別の世界なんですよ~」ということをわかりやすく教えてくれる。目立つ境界線によってもたらされる明確な分断が、鑑賞者に「別の世界へわたり、観光しにいく」という導線を、はっきり与えてくれる。    「現代」に「 」をつけているのは、「現代」に対する定義づけが、文脈や人によって違うので、たんに「おおざっぱないいかたですよ」とアピールするため、へんなアクセントをつけている(つまり「 」で額装している)のだが、この「現代」の絵画が額を捨て、抜け出したのには理由がある(とされる)。絵というものが、①ひとまずたんに物体であること ②それは現実の世界のうちに存在すること  を、大きな声で主張するためでもあったという。ところが。  僕は木製のパネルに塗料を塗って、そのうえに絵を描いているが、ここ数年間、その側面をなるべくきれいにしてやろうと気を付けている。側面の隅々まで塗料を塗り、マスキングテープを貼って、絵の具の付着を防いで作業をする。描きあがってから、マスキングテープをはがし、エッジの鋭い、真っ白い側面があらわれる瞬間、絵が「よそゆき」になる。作業という「日常のがわの世界」から、真っ白な側面は境界線として立ちあがり、画面は「むこうがわ」として、こちらがわから独立し、われわれは分断される。  これは、額を装着しているのと同じなのかもしれない。結局のところ。  ここに立ち上がってくるのは、めちゃくちゃ細かい話かもしれない。だって、「マステはがす瞬間に、額装してる気がしちゃう」なんていう主観的かつ感覚的な「額」は、立派な額でしっかり装飾された絵画を前にしたとき明らかに実在している「額」と存在の質が違いすぎる。「額装体験」と「明らかに額がある」は同じじゃない。額には、コトとしての額と、モノとしての額、のふたつがあるのかもしれない。 「マステはがす瞬間に額装を連想する」という、超主観的なコメントは、僕でないほかの誰かが聞いたときには「なにいってんだかわからんなあ」となるだろうとおもう。ところで、僕の体はこれまでずっとだらしがないから、マッチョな肉体の仕上がりを眺めることはできても、自分の体を鍛えていくことで自分の肉体が筋肉という装飾をまとう瞬間を実感のなかでつかまえること、についてはまったく連想がはたらかない。連想がはたらかないから、正解かどうか、判断しようがないけれど、「なにいってんだかわからんなあ」の疑似体験にはなるかもしれない。
 ネバー・ランドで、ウェンディは子供たちに提案をする。「ねえ、みんなでわたしたちのおうちにこない? ベッドさえ運びこめば、みんな眠れるわ。ねえ、そうしましょうよ!」  というのは、ウェンディは「おかあさん役」にくたびれてきているし、ほかの子供らは「役」じゃないおかあさんを思いはじめてきたからだ。子供たちは賛同する。しかし、ピーターだけは首を振る。現実の世界の、ウェンディのおうちにはいきたくないらしい。理由は、「大人になんかなりたくないんだ。子供のままがいいんだもの」  このシーンをみたとき、現実の世界に「地に足をつけて」暮らすことを「大人になる」といっている、とは、思えなかった。そうではなくて、「大人になる」というのは、「一度ふり捨て、抜けだした、飛び出した、逃げた、否定した(いわば)実家に、(比喩的な意味で)戻ること」なんじゃないのかと思った。  そしてまた、こうも思った。映画の主役であるピーター・パンの嫌がる、「現実の世界からは切り離された世界に、わざわざせっかくやってきて、なのに、現実の世界に復帰する」というのは、映画館を出ることでもある、と。  ピーターはずっと、映画の世界にいたいのだ。映画を終わらせたくない。
 上映終了後に「劇場をでる」という体験ができるのは、映画館だけだ。映画館を出るという体験のもたらすよろこびは、それ独自のものとして、ある。  映画は劇場から、家のなかのテレビ、手におさまる機器のモニターへと、活動圏域をひろげてきた。生活との距離が侵され、身体との距離が侵されてきたわけだ。ところが、というか、だからこそ、映画館、という「わざわざ行って、で帰ってくる」をする空間の特殊さは、そこで流される映像の内容とは別個のものとして考えやすいのではないだろうか。(ところで僕の好きな美術館のひとつに豊田市美術館というのがあって、この美術館は、展示室同士が階段や狭い廊下で分断されているから、ある空間にはいって、それから、出る、という体験を何度もすることになる。この導線が、美術館のよさの根拠のひとつになっているのかもしれない)
 映画という体験はいつはじまっていつ終わるんだろうか。「STOP!映画泥棒!」や「上映中のマナー」のあと、急に静かになって、本編の配給会社クレジットがはじまるタイミングで映画の時間がはじまる気もする。あ、けど、遅刻して劇場にはいると、席着いたときからもう気持ちは準備できてる気もするな。反対に、映画の終わりはどうだろう。エンドクレジットの手前で心が切れるときもあるし、劇場を出るときの高揚も映画の一部かもしれない。昔見た、心に残る映画の時間を、いまなお過ごし続けている気もする。ともかく、プログラムにのっている「上映時間」と、心の感じる「映画の時間」は、少しずれている気がする。これは、「コトとしての額/モノとしての額」の話と少しばかり重なるのではないだろうか。
 古い絵を飾る立派な額は、「このウチガワ、別の世界なんですよ~」ということをわかりやすく教えてくれる。現実の世界と絵の世界が額というぶっとい境界線で区切られているために、鑑賞者は「別の世界へわたり、観光しにいく」という導線をはっきり与えられる。「行って帰ってくる」という経験は日常を活性化する。だってほら、「お祭りのときだけ食べる食材」とか「特別なときにだけお酒を飲む」といったルールも薄れ、たいていのものなら各自の好きなタイミングで買えばすぐ飲食できるようになったら張り合いがなくなった。張り合いがなくなったからこそ、「特別な記念日!」をつくってみたりもするのだけど。  私が夏、ひとりで素麺を茹でて食べていることを伝えたら、友人のIくんが驚いていた。それも、ただごとでない驚き方で。「素麺って、普通に売ってるんだ!」と叫ぶのである。というのは、Iくんの認識している素麺は、「お盆に親戚で集まったときにだけ出てくるもの」だったから。 「じゃあほかに、たとえば、年末年始とか、特別なメニューあるの?」ためしに質問すると、「年末は、家でしゃぶしゃぶするのが恒例だね」という。私はたいへん驚きました。しゃぶしゃぶ食べたことない、ていうか、しゃぶしゃぶを家でやるという発想/家でできるものだという認識がそもそもなかったから。  素麺は普通に売っているけれど、「素麺は特別なもの」と信じていれば、現実の世界のなかには(滅多に)登場しない。海賊たちにディフェンスされているから、登場の際には「海からやってきたぞ!」の驚きがある。  現代という言葉に「 」をつけたけれど、そうしなくても、言葉という象徴/記号を使用している時点で乱暴にいえば額装はしている。指示対象がある、というのはそういうことだ。自分がなにかをまなざすことすべてに加害の可能性が含まれているのを知るように、絵がある以上、絵の内外を区切る境界を取り除くことはできないし、言葉の意味と同様に、境界線が厳密にどこに横たわっているのを知ることはできない。泉の源を取り出すことはできない。  まなざしは、とうの自分から遊離することがあった。とはいえ、その自分ってやつは、まなざしの所有者という特権階級の主人公のことでもあった。海賊はあくまでピーター・パンには脅威であるけれども、あくまで「おとぎの世界」の側の存在なのである。白い壁の前にリンゴがあるとする。網膜という平面に、その情景がうつっているとする。つまりリンゴが見えている状態。目は立体の半分しか見れない(リンゴの裏側は見えない)から、リンゴのうち、見ることのできる範囲ギリギリを少しでもはずれれば、リンゴの表面は見えなくなる。そのかわりに背景の壁がみえる。網膜上で、リンゴの「範囲ギリギリ」と白い壁が隣接する。そして結果的に境界線ができる。が、この境界線は「リンゴの」輪郭だ、というふうに、ふつう一般は信じられている。    妖精を信じる子供たちが、現実世界とは切り離されたシアター空間のなか、目の前に投げ出された光に溺れ、同時通訳者のようにその存在感が透過されている活弁士の声にあおられて手をたたく。体を動かして、音を出して、それをみんなでやって、みんなおんなじ方向をむいていて、おんなじことを祈っていて、高揚していて、興奮していて。なんだか軍大会に参加する青年たちの姿が浮かんできます。そう、この瞬間、劇場の子供たちは、ネバー・ランドの子供たちと同じように、ピーターの指揮下にまんまと誘い込まれ、転がされている。子供たち、ピーターのもとを去りなさい。映画の光のなかで一生を過ごしてはいけない。劇場を出て、おうちに帰りなさい。なぜなら映画館とは、劇場を出て、おうちに帰るためにあるのだから。  クリスチャンでもある遠藤周作が著書『私のイエス』で、「神がいるのか、いないのか、わからない、迷っている、疑いを捨てることができない」と悩んでいた。ところで、サンタさんを「信じてる」子供��いない。子供にとってサンタは「信じてる」じゃなくて、「いる」、だ。「信じる」というのは、期待通りにはいかない可能性があると知ったうえで、それでもそこに賭ける、ということなのかもしれない。どうだろうね。
(おしまい)
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thetaizuru · 3 years ago
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 1887年にヘレン ケラーという少女にアン サリヴァンという家庭教師を紹介した男は、その13年程前の1874年に、何やら奇妙な装置を製作し不思議な実験を行っていた。彼は死亡した男性の耳と頭蓋骨の提供を受け、鼓膜に針を取り付け、その針の先に煤を塗ったガラス板を置いた。組織が乾いてしまわないようにグリセリンを塗って湿らせて、その死んだ男性の耳に話しかけた。彼の声は、ガラス板の煤の上に振幅として記録されたという。
 人類が文明の最初期に発明したもののうち、現在でも使われているものは「壁」と「車輪」だ。  壁に穴を開け、煙突をつけ、空気を循環させて、見続けると目が焼けるほどの火力を手に入れたことは、人類が「概念」を手に入れたことを意味する。概念は言葉によって集められ、整理され、仮説を生み、それが試みられることで、たくさんの物が作られた。  「言語」「火(の管理)」「車輪」という人類の三大発明は、ルネサンスの時代に「活版印刷」「火薬」「羅針盤」という三大発明によって更新される。それによって、ルネサンスの時代には古代ギリシャなどに倣って「イデア(アイデア)」とも呼ばれた「概念」はどのように影響されるかというようなことが考察され、哲学や文学、芸術として表現された。ただし、この言い方は現代の解釈であって、近世においては、イデアというのは「神の論理(ロゴス)」や「精霊(精神、スピリット)」などと密接に関連するもので、社会や人間の考えの変化などに影響を受けるようなものではなく、考察され表現されたものは、いつの間にか本来的なものから遠く離れて迷ってしまっていたところから帰り道を探すようなものでもあった。  産業革命において、電信技術による通信革命、石炭火力と蒸気機関によるエネルギー革命と交通革命が起こる。
 1874年、死んだ男性の耳に話しかけていた男は、その奇妙な装置を、フォノトグラフという1857年に発明された装置を参考にして作った。(フォノトグラフは音声を波形図に変換して記録する装置で、音を記録する装置としては最古のものだが、フォノトグラフによって作られた記録は機械的に読み取らせることはできず、記録された音声を再生させることを含む録音ではなかった。録音再生する製品として最初に登場したのは1877年のエジソンによる蓄音機である。)  死んだ男性の耳に話しかけていた男は、耳の機能と音の性質を探るためにその奇妙な装置を作った。彼はその前年まで聾学校の教師をしながら、関心事だった音響の研究を続けていた。研究と実験を繰り返す中で、ある重大なアイデアを得て研究に専念し始めた頃だったが、必要な実験器具や試作品を作れずにいた。そんな中、電気や機械に熟達したトーマス A ワトソンと出会い、翌年の1875年には金銭的な支援者を得てワトソンを助手として雇うことができ(、とは言っても、支援は十分ではなく、研究の傍ら教職を続けなければならなかったし、金に困ったときは雇っていたワトソンに金を借りたことさえあるという。 )、アコースティックテレグラフィという装置を開発し、その特許申請書を書いた。1876年に認可された。その装置は、鼓膜ではなく金属の薄板にあてた声を電気的な信号に変換し、その電気信号を遠隔地の装置に伝えて再生するという装置、すなわち「電話」である。  アレクサンダー グラハム ベルは、特許広告の3日後の1876年3月10日、電話の実験に成功した。電話の実験の最初の言葉は、「ワトソン君、用事がある、ちょっと来てくれたまえ」だった。ワトソンは隣の部屋の受信機でその言葉をはっきりと聞いた。  ベルは公開デモンストレーションと講演を行い、この新発明を紹介し、1876年のフィラデルフィアでの万国博覧会で電話を公開して国際的注目を集めた。ヴィクトリア女王にオズボーンハウスに招待され、観衆の前で電話を披露した。そのようにして、この革命的機器の普及の土台を築いていった。
 近代という時代はヴィクトリア女王の時代(1837年-1901年)に最盛期を迎える。ヴィクトリア女王の後援もあり、英国では膨大な数の美術品が生み出された。ヴィクトリア朝の芸術家は、産業革命の成果と社会や道徳観の変化を描き出していった。文筆家や芸術家は、様々な社会的背景を持つ幅広い層に受け入られることを目指した。娯楽と共に教養を提供し、社会で幅広く議論された。複雑化する社会を反映し、多様で複雑な大衆文化を作っていった。  産業革命によって、「理論的に正しければ生産できる」というような考えが広まった。これは「科学的に正しい手順によって考えは実現する」とか「正しい様式(マナー)で考えれば真実に到達する」などとも言い換えることができる。この時代の表現の多くは、例えばロマン主義とリアリズムのように相反する表現のどちらであっても、「詳細」と「真実」を重視し、技法(テクニック)を重視した。また、今日から見るとどれも英国絶頂期の理想が反映されているが、表現者も批評家も「理想化」という言葉をやや否定的に使っている。選ばれた人間が神秘的な力で何でも解決するというニュアンスでの「理想」は拒絶され、どんな境遇であっても上昇志向を鼓舞する表現が目指された。
 コナン ドイルによるシャーロックホームズシリーズは第一作の長編『緋色の研究』が1887年に発表され、第三作に当たる短編『ボヘミアの醜聞』が『ストランド マガジン』1891年7月号に掲載されて大人気となる。  (「切り裂きジャック」事件が起きたのが1888年で、この事件は世界的なメディアヒステリーを生んだ。犯人は捕まらなかった。)  『ストランド マガジン』の��稿者には19世紀を代表する作家たちが名を連ね、ここから「科学系小説」とか「科学ミステリー」、「怪奇小説」というジャンルが広まっていった。H G ウェルズや、レフ トルストイ、サマセット モーム、ウィンストン チャーチルも寄稿した。  マハトマ ガンディーは1887年から1893年までロンドンにいた。(学生だった。) レフ トルストイに影響を受けたという。  ガンディーは1888年に神秘思想結社 神智学協会の会員と出会い、これをきっかけに『バガヴァッド ギーター』を読み、英語を通じてインドの伝統を学ぶようになった。  ドイルは、1880年代に心霊現象に関心を持ち、1893年に心霊現象研究協会に入会する。入会時の会長はアーサー バルフォアだった。(バルフォアはシャーロックホームズに登場する人物(『マザリンの宝石』の依頼人である英国首相、『海軍条約文書事件』の依頼人であるフェルプス氏) のモデルになっているとも推測されている。)  19世紀半ばから世界各地で盛んになっていた心霊主義は、ヨーロッパやアジアでの流行に触発されるかたちでイギリスにやってきたが、一度やってくるとイギリスが一番心霊主義の盛んな国となった。心霊現象協会の目的は、心霊現象の真相を究明するための科学的研究を促進することだった。心霊現象研究協会は1884年に神智学協会のトリック暴きで名をあげた。  科学技術の発達によって、電波などの人間には見えない領域が観測され、利用され始め、それに対する心理的な反応もあり、技術的または心理的トリックを使った詐欺のようなものもあって、心霊現象の科学的研究や議論を必要とした。また、科学的方法を用いて伝統や宗教、文化などを研究することで、世界の真実とか本質に到達できるだろうという期待があった。
 ドイツの物理学者ヴィルヘルム レントゲンがX線を発見したのが1895年末で1896年頭に発表された。ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世の前でX線写真撮影の実演もしている。 X線写真という視覚的また直感的にわかりやすい結果を伴った発表だったこともあり、この情報は急速に世界を駆け巡った。  H G ウェルズの小説『透明人間』は1897年発表された。主人公の科学者は薬と特殊な照明をあてる機器を併用する事によって透明化し、非道の限りを尽くす。この物語はギュゲスの指輪という伝説を元にしている。  ギュゲスの指輪は、自在に姿を隠すことができるようになるという伝説上の指輪で、リュディアの人ギュゲスが手に入れ、その力で王になったという。プラトンの『国家』において、ギュゲスの指輪を元に議論が展開される。指輪の所有者は自身の意のままに透明になることができるため、不正を犯してもそれが発覚することがない。そのため悪評を恐れる必要がなくなるが、それでも人は正義を貫くかどうかが検討されている。 『国家』の中で、 ソクラテスは、正義はこの社会的構造から派生してきたものではないと主張し、不正に身を委ねるのは、自らを精神の中の醜く汚れた部分の奴隷にすることであり、外的な状況がどうあろうとその状態はみじめだと答える。
 19世紀と共に世紀末思想に結びついた心霊現象ブームは終わり、1901年1月ヴィクトリア女王がオズボーンハウスで崩御した後、時代の空気は大きく変わっていく。
 1912年4月14日の夜から4月15日の朝にかけてのタイタニック号沈没事故について、マスコミ各紙がこぞって乗客や船員たちの英雄的行動やメロドラマを書きたてる中、その空気に反発し、噂や作り話を実際の英雄譚かのように書きたてるマスコミの扇情的体質を批判した文学者ジョージ バーナード ショーに対し、ドイルは友人をタイタニック号沈没事故で失っていたため、乗客や船員たちの英雄神話をぶち壊そうとするショーを許せず、論争となった。ドイルは英雄譚に誇張あるいは捏造があったとしても問題視せず、批判は悲しみに沈む人々をさらに悲しませるだけの行為だと語り、この事件によってイギリスの栄光が失墜してしまうことを怖れた。  1914年8月に第一次世界大戦が勃発するとドイルは愛国者として全面的に政府に戦争協力することを決意した。しかし一方で軍部による社会監視も強化されていき、ドイルの書く歴史書も軍の検閲で修正、削除されることが多くなり、苛立ちは募った。さらには大戦中、身内を多く失う悲劇にも見舞われた。  ドイルは第一次世界大戦中にロシアで起きた共産革命を強く嫌悪した。ロシア革命について「まるで一人の強健な人物(帝政ロシア)が、突然目の前でドロドロの腐敗物(ソビエト連邦)と化してしまったかのようだ」「やがていくばくもなく共産主義政権は崩壊し、再び強固で健全なロシア人が甦るだろう」という感想を漏らしている。またイギリスの労働党の緩やかな社会主義も非英国的と見て嫌っていた。  最後のドイツ皇帝ヴィルヘルム2世と最後のロシア皇后アレクサンドラ(ロシア皇帝ニコライ2世妃)はヴィクトリア女王の孫にあたる。「ヨーロッパの祖母」とも呼ばれ、 歴史上最も多く地図にその名を刻んだヴィクトリア女王の時代が過去のものとなっていった。  ドイルのは第一次世界大戦後の心霊主義への傾倒を強める。これは共産主義に対する反発でもあったようである。 また、シャーロック ホームズとワトソンが活躍したヴィクトリア朝の栄光に輝いていたイギリスの精神の復活を願ってのことだったようだ。
 高速で回転する車輪のスポークは見えなくなるし、知っている星座だったら星と星を繋ぐ線が見えるような気にもなる。
2021年12月(1/2) 存在の波動
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short-span-call · 4 years ago
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#044 ボーイ
 日本国千葉県市川市塩浜二丁目にある市川塩浜というなにもかもが中途半端な駅の安っぽいベンチに、その男の子は座っていた。毎日いた。毎晩いた。日がな一日そこにいた。あるときは、菓子パンを頬張っていた。あるときは、ペットボトルを握っていた。あるときは、電車のドアが閉まるタイミングに合わせてフエラムネを鳴らしていた。あるときは、ぶんぶんゴマを回転させていた。どこで湯を調達したのか、カップヌードルに蓋をして、三分、じっと待っていることもあった。だいたいは小ぶりのリュックサックを背負っていたが、コンビニのビニール袋だけを持っているときもあった。紙袋を横に置いているときもあった。いつも、何も持っていないような顔をして、そこにいた。  市川塩浜駅の利用客は、周辺の工場や倉庫に努めている会社員や契約社員やアルバイトがほとんどだった。あとは、周辺の工場や倉庫に視察にきた本社の人間。男の子はそのことを知らない。なんだかみんな、一様に、具合の悪そうな顔で電車から出てくるな。男の子はそう思っていた。  ごくまれに、駅のホームで電車を待っている人が、男の子に話しかけてきた。ぼく、どうしたの? 学校は? お母さんは? 話しかけてくる人は、なぜかほとんどが女性だった。小さなツヤツヤしたバックを肩から下げ、パンプスかヒールを履いているような。視察の人間。男の子はそのたび、相手をじっと見つめ、意味ありげなジェスチャーと、意味ありげな口パクをした。自分の耳の辺りを指したり、言葉にならないうめきのような声をかすかに出した。そうすると、だいたいの人は黙り込んだ。困った顔もした。そしてそのあと、大抵の人が慌てた様子でカバンから紙とペンを、あるいはスマホを��り出した。男の子はそれを受け取り、毎回、こう書いた。 「ひとを まっています だいじょうぶです ありがとう さよなら」  相手は安心と困惑とバツの悪さが入り混じった顔をして、手を降って男の子から離れる。だいたいそんな感じだった。  男の子は考える。どうして話しかけてくるとき、最初にぼくが付くんだろう。なんだか、名前みたいだ。マイネームイズボク。男の子は不思議だった。僕はただここにいるだけなのに、話しかけてくる人は、どうしてみんな学校のことや親のこと(それも、なぜか必ず、お父さんじゃなくて、お母さんのこと)を聞いてくるんだろう。どうしたの? と言われても、答えようがなかった。そっちこそ、どうしたの? と、逆に聞いてみたかった。みんな、どういう答えを求めているのだろう。  男の子はその日、小さな巾着袋を持っていた。中にはパインアメが袋いっぱいに詰まっていた。男の子はパインアメを舐める。眼からじわじわと湧き出る涙で、男の子はこの駅にも春がやってきたことを知った。男の子は、花粉症だった。 「最近悪夢ばっか」  男の子のとなりに男が座っていた。男の子は男がしゃべりだすまで、男が近づいてきたことにも、となりに座ったことにも気がつかなかった。男の子は横目で電車の発着を告げる電光掲示板を見て、自分がほんの少しの間、眠っていたことを知った。 「この前見たのは、嵐の二宮とピアノコンサートをする夢。ステージ上にヤマハのグランドピアノが二台置いてあって、客席から見て俺は右、ニノは左のピアノの前に座って、演奏したんだ。俺はその楽譜を、そのとき初めて見た。知らない曲だった。当然、弾けない。それでも俺は頑張った。でもダメだった。コンサートは大失敗だった。俺は曲の途中でステージ上から逃げ出して、ペットショップで犬用のトイレを買った。それからあとは、覚えていない」  男は、男の子の方を見ながら、オーバーな表情と身振りで話し続けた。 「そのさらに前は、映画を撮る夢を見た。俺は寂れた小学校みたいなところで寝泊まりしていて、隣の部屋で寝泊まりしていたカメラマンみたいな奴にカメラを渡されるんだ。で、こう言われる。『俺の代わりに映画を撮ってくれないか』俺はカメラを渡される。録画機能のない、古いタイプのデジタル一眼レフカメラだった。俺は写真を撮りまくった。写真を撮るっていう行為が、つまりは映画を撮るってことだった。それから色々あって、俺は幼なじみと二人で、サバンナみたいな場所を、大量のチューバを担いで、幼なじみは引きずって、歩いていた。それからあとは、やっぱり覚えていない」  男は缶コーヒーを持っていた。プルトップは開いていない。熱くてまだ飲めないのだ。男は、猫舌だった。 「昨日は、ヤクザになった友達から逃げ続ける夢を見た」  男は、あらかじめ決められていたかのように背中を曲げて、男の子の顔をのぞきこんだ 「なあどう思う?」  男の子は男の方を向き、あらかじめ決められているジェスチャーと口パクをした。耳の辺りを人差し指でトントンと叩き、うめき声をあげた。男は眼を少しだけ見開いて、笑いを堪えるように口を尖らせた。それから、缶コーヒーのプルトップを開けて恐る恐るコーヒーを口に入れた。 「ふうん」  缶コーヒーの中身は男の舌でも味がわかるくらいぬるくなっていた。男は缶コーヒーを、今度はさっきより勢いをつけて飲み、男の子の耳元に顔を寄せた。 「つくば山に、喰いつくばあさん」  男はささやいてから、吹き出すのをこらえるような顔をして、缶コーヒーに口をつけた。男の子はそれが、駄洒落だということに遅れて気づく。男の子の脳裏に、つくば山を食い荒らす巨大な婆さんの画が浮かんだ。男の子は、自分の顔が歪むのをなんとか堪えた。 「あの、人を、待ってるから」  男の子は、口を開いた。なんだかもう、嘘をついてもどうしようもないような気がした。 「係長がさあ」男は男の子の言葉を無視して言った。 「係長が、俺に言うんだよ。『社員にならないか』って。冗談じゃねえって話だよな。部長だか支店長だか知らないけど、とにかく係長より偉いおっちゃんもそれに賛成しているふうでさ。たまったもんじゃないよな」  男は缶コーヒーを飲み干した。 「どうしたもんかしらね。やんなっちゃう」  男は立ち上がり、缶コーヒーをホームの白線の上に置いて、助走をつけて思い切り蹴飛ばした。缶コーヒーは向かいのホームの壁に当たり、地面に落ちてころころと転がった。向かいのホームにも、男の子と男がいるホームにも、男の子と男以外に人はいなかった。向かいのホームの電光掲示板とスピーカーが、電車がまもなく到着することを簡潔に伝えていた。 「みんなさ、忘れてるんだよ。俺、ちゃんと言ったんだよ。面接のときに『半年で辞めます』って、ちゃんと。忘れてるんだよな。半年。頑張ってると思うわ」  男はジーパンの尻ポケットからぱんぱんに膨らんだ長財布を取り出した。 「なんか飲む?」 「いらない」 「あ、そう」男は立ち上がり、自販機に向かった。「てか耳、聴こえてんじゃん」  男はさっきと同じ銘柄の缶コーヒーを買って、男の子のとなりに戻ってきた。男は男の子に爽健美茶のペットボトルを渡した。男の子は、それを左手で受け取った。  向かいのホームに電車が止まり、しばらくして、また動き出した。電車に乗る人も、降りる人もいなかった。男は缶コーヒーを右手から左手に、左手から右手に、何度も持ち替えながら、缶コーヒーが冷めるのを待っていた。最初からつめた〜いの方を押せばいいのに、男はそうしなかった。男は、ぬるい缶コーヒーが好きだった。 「どうしたもんかしらね……。やんなっちゃう」  男の子は、それが男の口癖なのだと知った。 「だから、なーんか今日、起きたときから行く気、しなくって。こんなところにいるわ」  男はジーパンのポケットからiPhoneを取り出し、男の子に見せた。 「ほらこれ、係長、しつこいんだから」  男はiPhoneを男の子のほうに向けながら、指で画面を下にスライドさせた。 「こんなに。連絡しない俺も俺だけど。どんな病気がいいかなあ。風邪って言えばじゅうぶんかな? どういう咳ならそれっぽいかな?」 「なんの仕事」 「いつの時代も、流行り病は仮病だよ。係長、困っちゃってんだよ。俺がいないと仕事、回んないから。大幅にペースダウンよ。結局、ペースダウンするだけよ。代わりなんていくらでもいるって。やんなっちゃう。いいんだけど」男は言った。「仕事? 倉庫だよ倉庫」 「どこの倉庫」男の子は言った。 「どこだっていいよ」男は言った。「あっちのほう。海の近く」 「海沿いなのに潮の匂いがしないって、やんなっちゃうよな。この駅もそうだよ。もっと漂ってきてもいいだろって。いいけどさ。山派だし」 「耳が悪いのは、ほんとだよ」男の子は言った。 「仮病?」男は缶コーヒーを振った。缶コーヒーは、着々と温度が下がってきていた。 「ちがう」 「いやでも、あの演技はなかなか。将来有望なんじゃないの」 「ちがう」男の子は言った。「きいて」 「やなこった」男は缶コーヒーのプルトップを開けた。「さっきの駄洒落、最高じゃない?」 「もっといいの、知ってる」 「ほーん」男は恐る恐るコーヒーを口に入れた。「言ってみ」 「ブラジル人のミラクルビラ配り」 「それは早口言葉だ」男は言った。「ブラジル人のミラクルビラ配り! しかも、あんまり難しく、ない!」 「おやすみなさいを言いに行くと、ママ、いつも戦争してる」  男の子と男がいるホームの電光掲示板とスピーカーが、電車がまもなく到着することを簡潔に伝えていた。その電車は、東京まで行くらしかった。男の子は、眼をこすった。主に眼にくるタイプの花粉症だった。 「去年の大晦日はひどかったな。普段は五、六個の駅も二〇とか三〇だし、舞浜なんてただでさえいつも出荷数が断トツで多いのに、一五八だぜ。一五八。やんなっちゃったよ。ほんと。シールの束がこんな量、あんの。あれは戦争だった」男は缶コーヒーをぐびぐび飲んだ。 「それで、だんだん、耳がおかしくなった」男の子は言った。「戦争って、うるさいから」 「俺も俺の周りのバイトもひーこら言いながらカゴにひたすらダンボール積んだよ。いや、言ってないけど。実際は黙々としてたよ。静かなもんだったよ。うるさいのは係長とそのとりまきの契約社員どもだけ」  男の子と男がいるホームに電車が止まり、しばらくして、また動き出した。電車に乗る人も、降りる人もいなかった。電車は二〇分ほどで東京に着く。東京駅には、電車に乗る人も、降りる人も、たくさんいた。 「今思えばあれはバケツリレーみたいだった。あんまり数が多いもんだから、みんなカゴ持っておんなじ場所に集まっちゃうんだよ。とてつもない流れ作業で、なんとか普段通りの時間に帰ることができたけど。でももう、無理だね」男はタバコが吸いたかった。「無理だね、もう��  男の子は、巾着袋からパインアメを取り出し、口に入れた。 「あ、ずる」男は言った。「ちょうだい」  男の��は、男にパインアメを一つあげた。  男は、それを口に入れた。  パインアメが溶けてなくなるまで、男の子と男はほとんど口を開かなかった。男の子と男は、それぞれ違うものを見つめていた。男の子は向かいのホームに転がっている缶コーヒーを、男は男の子のうなじを見つめていた。男の子の髪は陽を浴びて、輪っか状に光っていた。天使の輪っか、と男は思い、そんなことを考えてしまう自分が気持ち悪いとも思った。駅のホームには男の子と男以外誰もいなかった。男の子と男以外、みんなみんな、工場で、倉庫で、コンビニで、それぞれの場所で働いていた。係長はいつものように奇声を発しながら嬉しそうにフォークリフトでパレットを移動させている。バイトや契約社員はカゴ台車で、あるいはローリフトにパレットを挿して、駅構内の売店へ出荷するための飲料水が詰まったダンボールを駅別の仕分けシールを見ながらどんどん積み上げている。シールの束を口に加えて全速力で倉庫の中を端から端まで走り抜けている。そのことを男は知っていた。男の子は知らない。  男の子と男がいるホームを快速列車が通過したとき、男の子と男の口からパインアメはなくなっていた。男は空になった缶コーヒーを両手でもてあそんでいた。男の子は右手で両眼の涙を拭った。男は、花粉症ではなかった。 「将来の夢は?」男は言った。缶コーヒーをマイクに見立て、男の子の前に差し出す。 「��つう」 「ふつう、て」男は缶コーヒーを下げた。「どうしたもんかしらね」 「たのしいよ」 「うそつけ。ママの戦争でも終わらせてから言いな」  男は立ち上がり、伸びをした。 「んーあ」 「ママ、神様が死んじゃったことに気づいちゃった」 「へえーえ」あくび混じりの声で男は言った。「そいつはすげー。もはやママが神様なんじゃないの」 「ある意味、そう」男の子はパインアメを舐め始めた。「ママ、なんでもできるよ」 「ある意味?」男はまたベンチに座った。 「うん。……うん」  男の子は、神様が死んだときのことを思い出していた。つい最近のことだ。男の子が家に帰ると、神様はリビングのホットカーペットの上で、あお向けの状態で小刻みに震えていた。男の子は震える神様を両手でうやうやしくすくいとり、テーブルの上にティッシュを二枚重ねて、その上に神様をそっと寝かせた。朱色だった身体は見る間に灰色に変わっていき、柔らかな尾ひれは押し花のようにしわしわに乾燥していった。男の子は神様の前で手を合わせ、しばらく眼を閉じてから、ティッシュで神様をくるんで持ち上げ、近所の公園の隅に小さな穴を掘って埋葬した。線香が無かったので、台所の引き出しから煙草を一本抜き出し、それに火をつけて、埋めたばかりでまだ柔らかい土にそっと差し込んだ。男の子は、もう一度神様に手を合わせた。 「僕が勝手に埋葬したから、怒ってるんだと思う」  向かいのホームに箒とちりとりを持った駅員がやってきて、掃除を始めた。男と男の子は、それを黙って見つめていた。ここからでは何かが落ちているようにも、汚れがあるようにも見えないけれど、きっといろんなものが落ちているのだろう。男は思った。駅員はこっちのホームにも来るのだろうか。何かが落ちているようには見えないけれど、きっとやって来るのだろう。駅員は階段のそばの点字ブロック付近を執拗に箒でなぞるように掃いていた。  男は、自分がまだ男の子だったころのことを思い出していた。朝が苦手で、ドッチボールと給食の牛乳が好きで、放課後はランドセルを武器にして誰かとしょっちゅう戦っていた。まあだいたい、今とさして変わんないな。男は兄のことを思い出した。 「兄妹は?」男はもう一度缶コーヒーを男の子の前に差し出した。 「いない」男の子は言った。 「一人っ子ぉ〜」男は言った。「ま、俺もそんな感じだけど」  男がまだランドセルで戦っていたころ、男の兄は家からいなくなった。車の免許を取ったあと、親の財布から抜き出したお金を使って北海道まで飛び、ネットで知り合った人の家や車を転々としながら徐々に南下し、今は沖縄本島の小さな民宿で、観光客に広東語やフランス語を教えてもらったりしながら住み込みで働いている。お金が無くなったら自殺するつもりで家を出たんだ。一年ほど前、カメラ通話で外国人みたいな肌の色をした兄が笑ってそう言うのを、男は白けた気分で聞いていた。 「行かなくていいの」男の子はパインアメを舌で転がしながら言った。 「ん? 何?」缶コーヒーが男の子の前に差し出された。「仕事?」 「そう」 「何をいまさら」男はふふんと笑う。「そのセリフ、そっくりそのままお前にお返しするわ」 「僕は人を待っているから」 「いつまで?」 「いつまでも」 「そうですか」男は缶コーヒーをベンチの下に置いた。「やんなっちゃう」 「帰らないの」 「帰ってもいいよ。でも」男はベンチの上であぐらをかいた。「でもお前が待ってた人って、実は俺のことなんじゃないの」 「……」 「あ、それ、わかるよ。絶句、ってやつだ」男は男の子を指さして笑った。 「人を待っているから」男の子は繰り返した。溶けて薄くなったパインアメを歯でガリガリと砕く音が、男の子の耳にだけ響いた。 「ああ、ほらこれ、係長からラブコール」男は震え続けているiPhoneを取り出し、男の子に見せた。「係長も、どうやら人を待ってるらしい」  やがてiPhoneの震えは止まり、男はiPhoneをジーパンの尻ポケットに押しこむようにしまった。  男と男の子は、喋りながらまったく別々のことを考え続けていた。男は兄と、兄がいたころの自分を。男の子は、神様について。思い出し、考えていた。ほんとうはどうするべきだったのか。何か間違ったことをしたのだろうか。何か決定的な間違いをおかしてしまったのだろうか。男と男の子は、それぞれが何を思って、考えているのかを知らない。ふたりは知らない。  ふたりのホームに鳩がやってきて、数歩ごとにアスファルトをついばみながらベンチの前を横切った。鳩の片足には短いビニール紐のようなものが絡まっていて、鳩が歩くたびにカサカサと微かに音が鳴った。 「帰ろうかなあ」男は男の子の左手にある未開封の爽健美茶のペットボトルを見た。「次の電車で帰るわ」 「これ」男の子は爽健美茶を男の鼻先に掲げた。「いらない」 「パパにでもあげな」男は言った。「最後の質問。お名前は?」 「ボク」 「は」気だるそうに立ち上がりながら男は短く笑った。「ママの戦争が終わるといいね」 「待ってる人が来れば、終わるよ」 「うそ。お前次第だろ」男は腰に手を当てて線路を見た。腰の形に沿ってシワができたTシャツを見て、この人ちゃんと食べているんだろうか、と男の子は思った。 「あーあ、俺も行きてえ〜、南の島」  男はあくびを噛み殺しながら、線路を見つめ続けていた。
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 男の子は、日が暮れて夜になっても、市川塩浜駅のホームのベンチにずっと座っていた。帰宅ラッシュでホームが人で溢れ、ベンチがすべて埋まっても、男の子は座ったままだった。ラッシュも終わり、駅のホームがふたたび廃墟のような寂れた静けさを取り戻したころ、男の子は立ち上がった。巾着袋をベンチに置き、ベンチの下にある缶コーヒーを拾ってゴミ箱へ捨てた。左手に爽健美茶のペットボトルを、右手に巾着袋を持って、男の子は二三時五六分発の東所沢行きに乗った。  人の少ない電車の中で、男の子は少しだけ眠り、少しだけ夢を見た。夢の中で、男の子は大学生だった。数人の友人と数人の先輩に囲まれて、お酒を飲んだり煙草を吸ったり、笑ったり泣いたり、怒ったり喜んだり、走ったりうずくまったりしていた。それは夢にしてはあまりにもありふれた、だけどどこか切実な、現実の延長線上にあるような夢だった。  目が覚めた男の子は、停車駅の看板を見てまだ電車が二駅分しか移動していないことを知る。男の子は夢を見たことすら覚えていなかった。男の子は発車ベルを聞きながら、眠っている間に床に落ちてしまった爽健美茶を拾った。  男の子は想像する。駅のホームを行き来する電車のこと、その電車に乗る人のこと、駅員のこと、そして今この電車に乗っている人のこと。みんなの家のことを。その神様のことを。そして自分の家を思う。新しい神様を見つけないといけないのかもしれない。母親を戦場から引っ張り出すには、それしかない気がした。男の子は頭を窓にくっつけて、眼を閉じた。今度は、夢を見なかった。
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 男の兄は、何かと繊細なやつだった。人混みや集団行動が苦手で、電車に乗ったり、ひどい時は家から外に出ただけで歩き出せなくなるほどだった。ネット上には大勢の友人がいた。変なところが凝り性で、パソコンのマインスイーパーやタイピングゲーム、パズルゲームをひたすらやりこんでいた。肉が駄目で、馬のように草ばかり食べていた。首筋と腕の関節部分にアトピーのような肌荒れがあり、四六時中かきむしってフケのような皮膚のかけらをあたりにばらまいていた。男が兄について知っていることは、それくらいだった。  男はアパートに帰ってから、敷きっぱなしの布団の上でしばらくボーッとしていた。係長はもう、男に電話をかけてこなかった。誰も男に電話をかけてこなかった。それでいいと男は思った。 「ブラジル人のミラクルビラ配り」  男はあお向けに寝転び、眼を閉じて呪文のように何度もつぶやいた。簡単すぎるな、そう思った。つぶやき続けているうちに男の口はしだいに動かなくなり、静かに息を吐いて、眠りはじめた。  日付が変わる少し前、男は起き上がった。頭をかきながらしばらく時計と窓を交互に見つめ、水を飲み、トイレに行ったあと、兄に電話をかけた。自分から兄に電話をかけるのは初めてだな、と男は電話のコール音が鳴ってから気づいた。 「おお」 「よお」 「もしもし?」 「うん。もしもし」 「急にどうしたの。めずらしい」兄の声は穏やかだった。 「沖縄は今、何℃だ」 「えっと……えーっとね」兄の声がくぐもって聞こえる。iPhoneを顔から離して、天気情報を見ているのだろう。「22℃っす〜」 「元気か」 「まあ元気」 「焼けてんのか」 「そりゃもう。こんがり」 「野菜ちゃんと食ってんのか」 「それ俺に言う?」 「もう死なんのか」 「そうだね」兄は間髪入れずにそう言った。「まあなんとか、生きてみようと思ってるよ。今んとこ」 「つまんね」 「なんだそれ」兄は笑った。「そっちはどう?」 「何が」 「元気か」今度は兄がインタビュアーだ。 「ノーコメント」 「家賃とかちゃんと払ってんのか」 「ノーコメント」 「野菜ちゃんと食ってんのか」 「ノーコメント」 「話にならねー」兄はまた笑った。「両親は元気か」 「しらん」男は間髪入れずにそう言った。「知ってたとしても、お前には教えないね」 「そりゃそうか。ま、いいや。とりあえず生きてるでしょ、たぶん」  男と兄はしばらく黙った。通話口からは、よくわからない言葉で笑い合う人の声が聞こえた。沖縄語も外国語も、同じようなもんだな。そして兄の言葉も。男の部屋は、静かだった。隣の部屋の生活音も聞こえない。 「電話出て大丈夫だったのか」 「いまさら。大丈夫。宿泊客と酒盛りしてただけだから」 「タノシソウデナニヨリデスネ」 「なんだよ。もしかして酔ってる?」 「ノーコメント」 「めんどくさいなー」笑いながら兄は言った。 「来週の日曜日、ヒマか」 「ヒマかどうかはわかんないけど、まあ、この島にはいるよ」 「そうか」 「何?」 「俺、お前んとこ、行くよ」 「あ、ほんとに?」 「お前をぶっ殺しに行くわ」 「わ、殺害予告」 「通報でもなんでもすりゃいいよ」 「しないよ。ワターシノアイスルブラーザーデスカラ��� 「つくづくお前はつまんねえ」 「知ってるよ、そんなこと」 「逃げるなよ」 「逃げないよ」兄の声は優しかった。兄が家にいたとき、こんな声で話したことがあっただろうか。男は思い出せなかった。「まあ、おいでよ。待ってるよ」 「ファック」  男は電話を切り、電源も切ってからiPhoneを放り投げた。男は本気だった。部屋を出て、コンビニへ行き、ATMで残高を確認した男は、これから自分がやるべきことを考えながら、昼間と同じ缶コーヒーを買った。まずは、包丁。
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 男の子がグランハイツ東所沢の四〇五号室の玄関扉を開けたのは、日付が変わってからおよそ一時間半後のことだった。男の子はリビングのテーブルの前に爽健美茶のペットボトルを置いた。床に散らばっていた不動産のチラシを一枚手に取り、テーブルの上に無造作に転がっていた赤ボールペンでチラシの裏に大きく「パパへ」と書いて、爽健美茶のペットボトルの下に挟んだ。  男の子はキッチンでお茶碗に炊きたてのご飯をよそい、フライパンの中からサンマの照り焼きを小皿によそい、リビングのテーブルの上にそれらを置いて、立ったまま食べた。男の子は、少食だった。それから男の子はお茶碗と小皿を簡単に洗い、自分の部屋から着替えを取って風呂に入った。男の子は、風呂が嫌いだった。浴槽に浸からずシャワーだけ浴び、男の子は風呂を出た。それから洗面台の前で入念に歯を磨き、綿棒二本と竹の耳かきで両耳を入念に掃除した。男の子は、��れい好きだった。それから男の子は、風呂場と洗面台と、リビングとキッチンの電気を消し、玄関へと続く狭い廊下の途中にある白い扉の前に立った。部屋の中からは、銃撃、爆撃、悲鳴、ファンファーレなどの音が絶えずとてつもない大きさで聴こえていた。男の子は、扉をノックした。それから、返事を待たずに扉を開けた。男の子は部屋の中に入る。 「おやすみなさい」  男の子は、この言葉が好きだ。
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