#キ上の空論
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chtzz · 2 years ago
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次回出演情報
◎コヒツジズ 2023/2/15〜19 第8回公演 「新生・日本昔話のような話」OFF・OFFシアター
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●厚木拓郎 11/19〜25 うつみ宮土理プロデュース 「豆子セブンティーン」中目黒キンケロ・シアター
●亜カリ友洋 12/1〜4 美貴ヲの劇 連作短編公演 「清く正しいインモラル文学集のすゝめ〜」恵比寿STARバー
●丑山未月 12/1〜5 劇団cMcc 「河童と川邑家と何か」千本桜ホール
●内藤羊吉 12/9〜11 salty rock 「OpusPostumus69」兎亭
●佐瀬ののみ 12/15〜21 キ上の空論 「ピーチの果て、ピーチのアビス、つまりはノーサイド」サンモールスタジオ
●池崎浩士 12/27 立体映画館 『立体映画館の立体10時館』高円寺シアターカフェプロセニアム本館 
●サトモリサトル ・2023/1/7~8 ダダ・センプチータ 新春公演 「猫なめずりの会」「サンタがやってきた!」カフェムリウイ ・2023/2/24~26 クロ・クロ 「めぐりきたりとて」東中野RAFT
コヒツジズ、そして各出演者の今後に是非、ご期待ください!
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simamamoru · 4 months ago
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戦闘服の男たちNo.1
さぶ増刊号 1985/7
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G-men 2009/6
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§1 夜明け前
 俺は島護、25歳の陸上自衛隊員だ、体付がごついのでゴリラの様だと皆言う、勿論短髪、入隊して3年、我ながら戦闘服姿が板に着いて来たと思う。今俺は、ジープのドライバーとして、この久しぶりの大演習に参加している。
 演習場の空が、ようやく白み始めてきた。午前4時、俺の運転するジープは、戦車がさっきこねくりまわしていったぬかるみを、ケツを左右にふりながら最後の目的地にむかっている。夜通しの演習は何度も経験してるけど、3日めになるといつも意識もうろう、ただ気力だけで動いているっていう感じ。頭は短髪だからなんとかなってるけれど、顔は不精髭、体だって風呂なんか演習中入れないので汗と埃でべっとりしている。隣で無線機片手にさっきまで巻くっていた金城3尉も、いまは黙りこんでいる。
 金城3尉は27歳、骨太ですげえいい体しているんだぜ、頭はいつもさっぱりと刈りこまれた短髪で、いかにも沖縄生まれっていう顔は本当に野生の証明そのものだね。
 実は俺、前から憧れっていうと照れくさいけれど、気になる人だったんだ。けれども違う小隊の幹部だったのでなかなか話すチャンスも無いし、遠くから見てるだけ。だから今度の演習でジープの運転手として一緒に行動をするって聞いた時とても婚しかったよ。
 そんな金城3財が、ポツリと
「元太の奴、どうしてるかな。」
元太っていうのは、俺の同期で、九州からきた高橋士長のことだ。あいつも図体でけえくせに俺より3歳も年下で、口は悪いが性格よくてなかなか憎めない奴だ。
 そんな元太なんだが腰を痛めたとかで演習の3日ほど前から入院して-まっている。たしか金城3尉の小隊だったはずだ。
「ああ、あいつのことな��心配せんで下さいよ。キングコングみたいな、図体がそう簡単にへこたれませんよ。」
「ひでえこと言うなあ。おまえもゴジラみてえな体してるくせに。」
「じゃ、金城3尉は大魔神じゃないですか。」
 あは、言ってしまった。3尉殿に大魔神だなんて、思わずペロリと舌をてしまう。
「お前も元太と一緒で可愛い奴だな。」
「エヘ、そうですかぁ」
 なんて冗談を言っているうちに眠気も覚めてきた様だ。
 夜も明ければ状況(訓練)終わり。終われば休暇が待っている。
§2 事件発生
 演習が状況終了になると、その夕方は演習場の天幕(テント)の中で恒例の大宴会が始まることになっている。正直言ってこれを楽しみにしている隊員も多い、汗臭い戦闘服を脱いだ時の解放感と、酒を飲んでポロリと出る本音のぶつかり合いがたまらなく好きなんだよな。
 あたりも暗くなり宴もたけなわ、俺たちの天幕は8人のむくつけき男どもで足のふみばもないくらいだ。さっきまでの疲労の色もなんのその、酒は命の水とはよく言ったもんだ。
 幹部同士で呑んでいた金城3尉が赤らめた顔をして、焼酎の一生瓶をかかえてやってきた。そして俺の隣に座りこむ、
「おい、島、飲んでいるか。まっ一杯飲め!」
と言って一生瓶をさしだしてきた。
「3日間、御苦労だったな。お前のおかげだ、さあ飲まんか!」
 いくら俺が力自慢でも金城3尉に押えつけられたら手も足も出ない。
 それでも有無を言わさず、瓶ごと口につっ込んでくる。俺、思わずむせてしまった。そしたらやっと力を緩めてくれた。
「ふーっ!助かった。もー殺さんでくださいよ。」
 あたりに笑い声が響き渡った。
 そんなとき、俺の手がぐっと3尉に、握られていることに気がついた。
 熱い手だった。急に頭がクラクラとしてきた。酔いが回って来たようだ。だんだん意識が……
「島士長!起きてください」
がんがん鳴り響く闇の底から起こされたのは、午前3時。俺をゆさぶっていたのは、不寝番の伊藤一士だった。重い頭をかかえながら起き上がると伊藤一士は
「高橋士長が、地区病院から行方不明になったそうです。今部隊から連絡が有りました。」
 頭がボーッとしている俺は最初その事態の重大さに追い付いて行けなかったが。少しして、
「な、なんだって!元太が逃げたって!」
 隣で寝ていた金城3尉も起き上がって来た。
「元太がどうしたんだ。」
「地区病院から脱��(脱走)たって……」
「あの馬鹿野郎!いったいどうしたんだ。」
 3尉もまだ酔っている様だ。俺は戦闘服をひっかけると、半長靴を急いで履き
「金城3財、中隊に電話してきます。」
といって天幕を飛び出した。いったい元太の奴、なにがあったというんだ。まだほとんど冷めて無い酔いとともにそんな思いがぐるぐるめぐっていた。
 電話のある天幕はこの時間には誰もいない、さっきも不寝番が飛んで来て受けたのだ。
 俺は中隊へ電話かけた。こんな事件のあった時は必ず当直が誰かひとり起きているはずだ。
「はい、3中隊当直幹部です。」
「演習部隊の島士長ですが、高橋士長の件でどうなったのか、知りたいと思いまして。」
「ああ島か、三上2尉だ、どうやら午前2時ごろいなくなったらしいんだがな。」
「いったいなにが原因何ですか、」
「それは俺が知りたい位だ。」
「じゃ、詳しい事はまだ…・・・・。」
「そんな所だ、島士長、あまり心配せんで移ろ。」
俺は、演習場に居て何も出来ない自分にどうしようもないいらだちを感じていた。
「何かわかったら電話下さい。俺、ここでまってます。」
 そういって竃話を切った。
§ 3 ふたたび夜明け前
 いつのまにか後ろには金城3尉が立っていた。
「詳しいことはまだわからないそうです、なんか信じられないっすよ。」
 金城3尉は、俺の肩を抱きながら、
「元気出せ島。元太は戻って来る、必ずな。俺も一緒に連絡を待とう。」
 そういって3尉は、持って来た一生瓶を俺に差し出した。俺は進められるままに一生瓶ごとくい飲みした。自棄酒だな、まったく。
「どうだ、もっと飲め。」
 金城3財は、自分でも一杯飲むと、今度は俺を天暮のシートの上に押し倒した。ふだんならこうも簡単に倒れるわけないのだが酔ぱらってなんだか分からなくなってきた。
「まだ飲み足らんか、お前は可愛いやつだぜ。」
 金城3時は、俺の体の上にのしかかって来た、酒の匂いと共に戦闘服に染み込んだ男の匂いがムッ、としてきた。
 気が遠くなりそうな、でも俺、嫌じゃなかった。
 金城3尉の手が俺をきつくだきしめる。耳に熱い吐息がかかる、だんだん体から力が抜けていく……
「元太の所へ俺だって飛んでいきたいんだ、島、分かるかこの気持ち、実はな、俺はこの中隊に来てからずっとお前ら2人が気にいっていたんだ。元太はともかく、お前だって俺は遠くから見ていたんだ。だがな、こんなふうになるとは思ってもみなかった。元太の奴め、俺は寂しいよ。」
そういい終わると静かに唇を重ねてきた。熱いものが体の中から沸いてくる。
 3尉は俺の職闘服の上衣のチャックをおろすと胸のあたりをなぜまわし始めた。
「ウーツ」
 自然に声が出てしまう。いつのまにか戦闘服のズボンのボタンも外されていた。
 そして無造作に手が突っ込まれてきた。
「堅いな。」
 そう言って俺の気持ちを��かめると、おもむろに酒を煽り、口移しで酒を送り込んできた。
 あまりの量の多さに口から溢れてしまった、金城3尉は舌でそれを拭うとまた、唇を重ねてきた。舌と舌が口の中でからみあう、それに加、て強い雄の臭いがたまらなく俺を刺激する。
「金城3尉!た、たまんねえよう。」
 俺はあえぎ声を出してしまう。
「そうか、たまんねぇか、もっと良くしてやる。」
と、言って戦闘スポンからず大くなった俺のモノを引き摺りだした。
「体にお似合いのゴツいモノだな。」
 そう言いながら唾をおれのモノに垂らすと、指で一番敏感な所をこねまわしてきた。もう片方の手は俺の口の中に容赦無く入り込んでくる。
「どうだ、今度は俺の番だ。」
 といいながら、自分の戦闘ズボンの前をまさぐり、俺に馬乗りになってきた。そしていきり勃ったモノを口にねじ込んできた。
「ウグッ!」
 むせ返るような強い臭いに圧倒され、俺は無心に頬張る。その間にも金城3尉は俺のモノをこねくり回す。
「いいな島、この事は2人だけの秘密だからな。」
 腰を動かしながら金城3尉がいう。
 頬張りながら俺がうなずく。
 そして3尉は、一層堅くなったモノ引き抜くと体をずらし、俺の爆発寸前のモノと自分のモノを一緒に握り、激しくシゴキだした。
「ウ、ウッ島、」
「キ、金城3尉ー」
 二人は、押し殺した声でお互いの名を呼びながらおびただしい量をほとばらして果てた。それは、戦闘服のはだけた分厚い胸にふりそそいだ。それを3尉はていねいになめると軽く口を重ねてきた。 
 俺はだんだん気が遠くなりそのまま寝てしまった。
§4 捜索
 翌朝俺と、金城3尉は元太の捜索に協力する為、一足先に演習場を出発した。
 二人とも照れ臭いのか黙ったままだ、だがその沈黙を破るように3尉が、
「昨日のこと、覚えて要るか。」
 と、ひとこと言った。
「え、ええ。」
 俺は思わずどぎまぎして答えた。
「嫌だったらごめんな。」
「そんな、始しかったです。」
 言葉少なめに答える。ジープが信号で停車した。
 シフトレバーを握る手がもうひとつの大きな手に包まれた。
 中隊に帰るとすぐ捜索に加わったが、その日の手がかりは何も無かった。
 だがその夜、金城3尉あてに電話が掛かってきた。
「元太、お前何処にいるんだ。え、よし分かった今行く。」
「島!来い」
 慌てて3尉は飛び出して行く、俺も急いで付いて行く。シープは二人を乗せて夜の町へ走り出していった。
 5分もジープを走らすと、ヘッドライトが道に立っている元太を照らしだした。
「さあ早く乗れ、一緒に中隊に帰ろう。」
 金城3尉が元太に話掛けた、だが、
「俺、帰りたくない。」
 と、一言言ったまま黙って仕舞った。
「仕方が無い、じゃ、俺のアパートに来い、それ��らいいだろう。」
3尉がそう言うと黙って元太はうなずいた。
 結局元太は、退職していった。奴の腰の病気は、自衛官として仕事を続けていきり直ることはないというものだった。
 陸曹になり、幹部に成ることを元太は夢見ていたのにそれが挫折してしまった。それがつらくて逃げだしてしまったそうだ。
 俺も3尉もなにもしてはやれなかった。あんなに丈夫な奴だったのに。
「俺は、野原でひと暴れする為に自衛隊に入ったんだ。小銃片手に演習場を走り回る、屈強な男だけに許された仕事さ、だけどこの体じゃもうそれもできねぇ。たとえ部隊に戻れても、どうも事話関係の仕事に回されて任期がくれば、はいさよなら そんなのやだぜ」
 そう言ってあいつは国へ帰って行った。
§5明日へ
 それから数週間が過ぎた。あれ以来金城3尉ともなかなか話する機会もなくたまに目で挨拶をかわすぐらいしかできない日が続いた。
 そんなある日、再び金城3尉のドライバーとして演習の偵察に行くことになった。もちろん3尉のご指名…っていうか元太の後釜。
 ほとんど単独行動になるのでずっとふたりきりという訳だ。俺もじっとまってたよこの日をね。
 けれども仕事は、そんな俺の甘い考えをふっとばすかのようにとても忙しかった。話すことは仕事上のことばかり、演習場のなかをシープは縦横に走り抜けて行く。
「さあ、これで終わりだ。島士長、シープを降りて一休みでもしよう。」
 と金城3尉がいったのは午後の日が沈みはじめた時間になっていた。
「はい」
 と返事をして俺はジープを道端に止めた、あたりは一面に草がおい茂っている。
 3尉は降りて立小便をはじめた、おれも並んではじめる。
「フーツ」
 小便が終わっても二人はそのままたっていた。ふと金城3尉の方を俺は見た。横顔が夕日に染まっていた。3尉もこちらを向く、視線が絡み合う。
「久しぶりだな。」
「長かったけど、俺待ってました。」
 ふたたび前を向くと、金城3尉は俺の肩を抱いて茂みの中へ歩き出した。
 夏の終わりの演習場は背の高い草に覆われ、ほんの少し足を踏み入れただけでそこはもう二人だけの世界になっていた。
「俺の事好きか?」
 と、金城3時が聞く。俺が目でうなずく。
 肩に回された手に力が入り思いっきり抱き締められた、背骨が折れんはかりの力である。
 ああ、これが俺たちの愛し方なんだ、有無をいわさぬ強引さで右手が開いたままになっていた戦闘服のズポンの前に突っ込まれてきた、すでにはちきれんばかりとなっている俺のモノを引き摺りだすと唾を付けてシコキだす。
「たまんねぇよぅ。」
 俺はうめき声を金城3尉の耳元でささやいた。
「よーしいいぞ。」
金城3尉はうなずくと、しゃがみ込み俺のモノをく��えこんだ。そして両手で俺のズボンのボクンをはずし際まで下ろす、右手は俺のケツのあなをいたぶり、左手はキンタマを滑り回す。
 そして俺の手は金城3尉の頭をがっちりと押さえ込んでいた。
「金城3尉ーもうがまんできねぇー。」
「うるせぇまだだ。」
 そういうと3尉は、俺を後ろ向きにした。
 俺は覚悟をした。
 ベトベトになった俺のモノをこねくり回しながら、ケツを舐め始めた
「あっ汚いっす」
 臭くないわけがない、それでもグッと舌を突っ込んで舐めまわす。
 俺は快感に蹂躙された。
 3尉は立ち上がって口を拭う。
「いいな。」
 と、一言いうと、自分の戦闘スポンから見事に怒り狂ったモノをまさぐり出し、俺のケツにあてがった。そして乳首を…
 俺が、つい、力を抜くと同時にゆっくりと先の方がめり込んできた。
「ううつ・い、痛ェよう。」
「なあに痛てえだと?男ぞ!がまんせんかあ。」
 そういうと、腰にまわした手に力を込めてきた。物凄い力で俺のケツが引き裂かれる様に少しずつねじ込まれてくる。
「し、島、入ったぞおーっ」
 3尉がうめく様に汗を拭いながら言う、俺もまだ着たままの戦闘服で額の汗を拭った。
「まだ痛いか。」
俺は首を横に振る。
 ゆっくりと金城3尉は腰を使いはじめた、手は俺のモノをシコキだす、もう片方の手は俺の戦闘服のチャックを下ろし、シャツをたくし上げ、乳首をいたぶる。
 いつのまにか俺は金城3財の動きに体を合わせていた。
 
 突然金城3尉の体が痙攣し、俺のモノが思いっきりシゴかれた。体の中で激しいほとばしりを感じると同時に、俺も勢いよく草むらに噴出してしまった。
 そしてそのまま二人ともその場に倒れこんだ。
 二人で大きなためいきをつくと、寝っころがったまま空を見上げた。あたりはすっかり夕焼けで真っ赤になっている。
 ふと、金城3尉が言った。
「島、お前も満期(2任期‥4年)で除隊しちまうんか!」
「ええ、そろそろ国へ帰って親父の現場仕事でも手つだおうか、とでも思っていたんですが。」
 本当はまだどうするか決めていなかった。
「そうか。どうだ、島、陸曹候補生受けてみんか。」
 陸曹になると俺たち陸士の様な任期制の際員と違い、定年まで勤務ができる様になる。つまり職業軍人というわけだ。勿論その為には、試験があり。学科だけでなく、体力検定、基本教練、あげくの果てには小銃担いで障害物競争をする武装走まであるという苛酷なものだ。正直言って一度受験したらもうたくさんと思ってしまう。
「でも、この前一度受けて落ちましたから。」
「一度ぐらい落ちた位でなんだ。もう一度受けてみろ。お前は自衛隊に憧れて入隊してきたのは分かっている。演習に出ている時、お前は一番いい顔をしているじゃないか。」
 
 そう言って金城3尉は立ち上がった。そして、
「島、そこの俺の���子見てみろ。」
 俺は、そばに落ちていた帽子を拾い上げた。
「あっ、この帽子は…」
「そうだ。元太のだよ。あいつが辞めた時、補給陸曹に頼んで交換してもらったのさ、」
「そんなに金城3尉は元太の事を、」
「そうだ、今でもお前と同じくらいな。好きだったよ。だがな、あいつは気付いてなかったよな。そんなこと。ただの口うるさい小隊長さ。」
 ジープに寄り掛かりながら話てくれた。
「じゃ、俺が辞めても何か俺の身につけていてくれますね。」
 すると俺の方を睨みつけて言った。
「馬地野郎!まだわからんのか。お前は陸曹になるんだ。そして俺に付いて来い!必ず良かったと思う。もう別れの寂しさなんかまっびらだ。」
 そう言いながら俺を強く抱きしめた。迷いが少しずつ消えていくような気持だ。
「よし!俺、また挑戦します。」
「その調子だ、島、俺が合格するまでたっぷりシゴクぞ。」
「エへ、じゃ、合格したらシゴイてくれないんですかぁ。」
二人は顔をあわせて笑った。(終わり)
さぶのカットと、G-men 版の挿画
どちらも木村べん氏。挿画はべん氏より頂いた鉛筆画のコピー。
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niyuuhdf · 6 months ago
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イキヤ真澄:疾彦への復讐
「(O O)苦しかったのをあいつにああしたのは、あとからつらくなったけど、でも今もやらなきゃよかったとは全然思わないよ ひどいことかもしれないけど… 真澄も一緒に見ててくれて、ああできて、よかった」
sz — 2024/05/13 12:37 …( ̄  ̄)トキさんを大怪我でもさせてイキヤ真澄の家に放り込んでみるか…?
sz — 2024/05/13 12:37 二人の助けなしでは生きていけない状態に、トキさんが自らなる 潜入
4949cry — 2024/05/13 12:38 刺青いれ終わったすぐ後でまだ引っ越す前とかがいいかもな…心中の約束をしてないルートに分岐だー
sz — 2024/05/13 13:56 ただまー! あそぶ!! トキさん置いて刺青入れにいくかもなw ただイキヤはちゃんと処置はしてゆく… 窓からずる…っと入り込んできて床にどさっと倒れた血塗れのトキさんを、服剥いで怪我と傷口調べて、常人だと縫わなきゃ���けない派手な顔面や全身の切り傷みて 「(O O)…ほっときゃ治るな(自分の体質から推し量った結論)」 一応出血が適度なとこで止まりやすいようにガーゼ?止血帯?だけで傷口覆って、ズレないようにてきとうに包帯で巻いとく
「(O O)こうすると治ってきたときガーゼとかも皮膚の中に取り込んで巻き込んで傷口が治ってくから、清潔なのに取り替えるときいちいち治った皮ごと剥がないといけなくてすげー痛いし、ガーゼとか巻き込んで皮膚と癒着して治りながら凝固した血液の塊と隣り合った傷口が軋轢起こしてやっぱりすげー痛いけど、こいつにはそんくらいでいい(O O)」
テキパキと処置してから、一階ソファの上に汚れてもいい大きなシーツを被せて、その上にトキさん転がしとく 脱がせたトキさんの服みて「(O O)傷口のとこ裂けてるし血液もう乾いてきてんじゃん 洗濯機回しても落ちるかギリだな」 とりあえず水を張った大きな洗面器とかに漬け置いてみる ボディソープとかぶち込んどく「(O O)人間の血ボディソープで落ちるときあるし」 血塗れで不衛生に固まってガビガビになってる髪の毛とかはもう放置 「(O O)いい死に方みつかるまでは、こいつもどーするか保留案件になるかもだし、まだ生きて俺と真澄を守らせる から、とりあえずこうしてみた (O O)真澄、いこ 」刺青入れる約束の時間遅れる…
4949cry — 2024/05/13 15:25 ますみんもできる限り手伝って、刺青いれにいく… ますみんが入れるターンなのかこの時はまだイキヤくんなのか…
sz — 2024/05/13 15:26 指輪はもう入ったかな…?
4949cry — 2024/05/13 15:27 おかいーうみー 指輪は入ってるかな?
sz — 2024/05/13 15:27 イキヤ指輪入れる→ますみん指輪入れる→イキヤ刺青入れる→ますみん刺青入れる かな?
4949cry — 2024/05/13 15:27 うむ ますみんも何となく痛みとか事後症状とか知ってる状態だな
sz — 2024/05/13 15:28 ますみん刺青入れるターンまできてるかな? もうすぐぜんぶはいる… イキヤはますみんに指輪ピアスを装着できるピアス穴を開けてもらったかも 今はまだファーストピアスとかで穴ができるの待ってるとこかな さねつぐさんとイキヤ真澄がすこしは仲良しになってたりするんだろうか…
4949cry — 2024/05/13 15:31 なかよくとは違うのかもだが、イキヤくんもますみんもチート使えない空間なのでイキヤくんもそのことに気付いたかもしれんな
sz — 2024/05/13 15:32 イキヤのチートも使えないって異空間すぎてすげえ
4949cry — 2024/05/13 15:33 異空間なのである…結界で区切られているのだ
sz — 2024/05/13 15:33 イキヤがこの体質からどれだけしても逃げきれず、どこへ行っても追い回される人生でこうなったキャラだというのに イキヤ入り浸らないか…w さねつぐさんさんちにいたがるイキヤ… 刺青入れるのに嬉々としてやってくるイキヤ…
4949cry — 2024/05/13 15:37 入り浸りそうになってもさねつぐさんに追い出されるからなw
sz — 2024/05/13 15:38 「真澄はここ好き?」てさねつぐさんちできく… 「あの人がって意味じゃなくて…(O O)」
4949cry — 2024/05/13 15:38 「…実は結構好きだ」
sz — 2024/05/13 15:39 「(O O)俺もすき」 「(O O)す… うーん?…ううん… すきって、けっこうむずかしいな…」 「映画とか…アニメの中にいるみたいだ」
4949cry — 2024/05/13 15:41 映画やアニメ?は 中に入るものなのか? 「…僕は 土地としては住めるならここがいいって思ったこともあるけど …きっと僕が住んだらこのままじゃなくなっちまうだろうなとも思ったな」
sz — 2024/05/13 15:43 「(O O)そうか… 」
4949cry — 2024/05/13 15:43 「寺なので当然永年供養とかはしていて 死者はここに住めるわけだが 割と人気だそうだ」にこ「地元民の所感」
sz — 2024/05/13 15:44 「(O O)俺は ときどき来たい、かんじ …すきだけど、… … ずっといると くるし?く なる…」 「…俺が今まで生きてきたの 全部、なんだったんだろう … て 長い時間いると 否定されてるみたいな 責められてるみたいな くるしくなる …ときどきちょっと来れたらいいな… 」
4949cry — 2024/05/13 15:48 「…。寺だからな。いつも来ることはできる」
sz — 2024/05/13 15:49 「(O O)用事がなくても来てもいいのか?」寺…
4949cry — 2024/05/13 15:50 うつひこ ひょっとして 「…あんまよくはねえのかな 神社ほどは開放されてない印象だけど…」
sz — 2024/05/13 15:52 「(O O)刺青入れ終わっても …またくるかも …あの人にみつかったら怒られるかもしれないから …こっそり…?(O O)」 「(O O)帰りにドラストとか寄ってこう… あいつにたくさん使ったぶんうちのが減ったからな…」
4949cry — 2024/05/13 15:56 どらすと …ドラッグストアか 色々買いそろえていく… 「あの人病院に連れて行かなくていいの?」
sz — 2024/05/13 15:59 「(O O)あれくらいなら放置で治るとおもう 片目スパッと切れてたのは病院行かなきゃかと思ったけど、眼球にたいした傷なかったし…」 「(O O)…真澄は、病院に預けるほうがいい?」
4949cry — 2024/05/13 16:01 「…」どうなんだろう
sz — 2024/05/13 16:02 「(O O)…俺は 性格わるいから… ああしちゃった …」
4949cry — 2024/05/13 16:03 「病院でなら適切な処置をしてくれると思うし僕たちが構わなくてもいい、お金は掛かるけど 」あの人保険証とかなさそうだしな…「けど、 …最初にあの人に言われたことを 覚えてる、キスされて、…」受け入れた、…うつひこと生きていくためにあの人は必要だって 「…わからない、それなら尚更病院に掛かってもらった方がいいのか…?」
sz — 2024/05/13 16:06 「(O O)あのままで、俺たちが特に手当とかしないでもう放置しても、死にはしないよ…」 あの程度なら放置で治る …(O O)真澄に知られたら…がっかり…?させるかも… 悲しませるかもしれない … …俺はあいつが弱ってるところは見たことない 本気で痛がってたり、苦しんでるところも 病院に連れていかなくてもあれなら治る 俺もあれとだいたい同じような怪我したとき放置で治った …俺は邪悪かもしれない… 家に置いて あいつが痛んで苦しんでる姿を見たい …真澄が愛してくれた小さな俺を守るべきだったあいつが守らなかった そのあいつが痛めつけられて苦しんでる様子を俺が見てたい … 言えない… 「…家の中にあいつがいて真澄が落ち着かないなら、病院つれてくよ…」
4949cry — 2024/05/13 16:18 首横に振る…
sz — 2024/05/13 16:19 まっすぐ真澄を見上げる…
4949cry — 2024/05/13 16:19 「あの人に直接聞こう」
sz — 2024/05/13 16:19 「あいつに 選択肢… やる?」 デフォルトのあのまっすぐ相手を見つめる無表情で 真澄を見る… 「俺は やっぱりほんとうにわるい人間かもしれない」
4949cry — 2024/05/13 16:21 「もともとあの人の選択肢だろ」
sz — 2024/05/13 16:22 警察につかまったほうがいいようなやつなのかもしれない 「… … あいつは小さい俺をずっと助けなかった 俺の代わりに真澄が何回もあいつに言ってくれた なんで守ってくれなかったんだって 俺はそれまでずっと 自分があいつに守られる、って発想とかその道理とかが なにも なかったから あいつに対してそういうふうに怒ったことはずっとなかった 他人の神経逆撫でして傷つけるような無神経な人間性が、個人的に好かねえやつだ、ってだけで あいつにキレてた 昔はそれだけだった …いまは … …小さい俺を守らなかったことを、俺も怒ってる 真澄が愛してくれたから その子どもを守らなかったあいつを俺は 許しちゃだめで …だんだんわかってきた …のかもしれない …ほんとに怒ってる …憎んで …る …それで、」ケホ、…
4949cry — 2024/05/13 16:33 「…!」ちゅ
sz — 2024/05/13 16:33 長くしゃべってて喉かすれたw 「ごめ… へーき。」キスにふふって笑ってキスして返す…「喉まだ弱いな…真澄と会うまで長い間だれともろくに喋んなすぎた」 真澄の頬に手あててじっとまっすぐ見つめる… 「…あいつが弱ってて  俺の目の前で無様に苦しんだり、怪我の痛みに必死で耐えたり、 いつものもったいつけて余裕ぶった口八丁もろくにきけないような状態で、 …それを そばで 見てたいって思うんだ 寄り添っててやろう、なんて優しい気持ち…どこにも 少しもない気がする 指さして笑ってやりたい、とかおもってる気がする ほんとうにそうするかは分かんないけど … … …俺が守られなくてどんなだったか よく味わえって 俺は 悪い だめな… 人間かもしれない… 」
4949cry — 2024/05/13 16:42 ぎゅ… 腕でかこむ
sz — 2024/05/13 16:42 真澄の肩に顔うめる…
4949cry — 2024/05/13 16:43 「うつひこが …そうできるんなら、できたらよかったと思う」けど 手当してた、… 「あの人がうつる病気とか持ち込んでなきゃいいけどな」
sz — 2024/05/13 16:44 Σうつる病気 「…(O O)それだけ聞いてみようか… 」 俺たちも危ないなら病院たたきこもう
4949cry — 2024/05/13 16:45 頷く … 「…僕はうつひこの子供時代…どんなクズに囲まれてたとしてもそれだけで全員を恨んでるわけじゃない」 あの人は …保護者、だから 「子供が標的にされるとき …無意識に加害者側は選んでる、どの子供にするか
sz — 2024/05/13 16:46 (O O)手当したのは、あのほうが痛みは増すから
4949cry — 2024/05/13 16:47 …髪を染めてる子供 平日の昼間に一人で居る子供 ��に出歩いている子供 服をかえていない子供 飢えている子 柄の悪い仲間とつるんでいる子 …その子が大人に管理されていないと、守られていないと推し測れる そういう子を狙う」 抱きしめたまま 一人言くらいの声量だけど、イキヤくんに言ってる 「勿論どんなに守ろうとしても事件や事故に巻き込まれるような理不尽もあるよ …けど …誰にも 髪を染めるな、学校に行け、夜に出歩くな、身嗜みをきちんとしろ…と、言われていない子は 確実に何か犯罪やトラブルに巻き込まれたり …引き起こしてしまったり する」 それを言うのは誰だ? …親が言わなかったら 誰が 管理して 守ってくれる?子供はまだ自分では 管理しきれない、のに
sz — 2024/05/13 16:52 …(O O)そうか…
4949cry — 2024/05/13 16:53 「…うつひこの子供時代の話を聞く度に思ってた …やらなきゃいけないことをできない親が産んだんだ、… 完璧な親なんかいないけど …最低限のことはある …してはいけないことも」
sz — 2024/05/13 16:54 「(O O)だから慧さんはいつも俺にぴったりのサイズの服、わざわざ買ってくれてたのか…」身長が伸びるたびに、ちゃんと全身サイズがぴったりの服を
4949cry — 2024/05/13 16:55 あきさん …先生か
sz — 2024/05/13 16:56 「やらなきゃいけないことをできない… のに 産んだのは なんでだろう…」 「…前にも似たことあいつに訊いたけど、嘘つかれてほんとのことはわかんなかった…」
4949cry — 2024/05/13 16:58 「さあね」ぎゅ
sz — 2024/05/13 16:58 むぎゅ…
4949cry — 2024/05/13 16:58 「…僕は …前にも言ったかもしれないけど、生んだことだけは感謝してるから」
sz — 2024/05/13 16:58 「そか…(O O)」
4949cry — 2024/05/13 16:59 どんな理由でも別に どうだっていい …うつひこにとってはそうもいかないか?
sz — 2024/05/13 17:00 「(O O)…俺が…同じ家で、弱ってるあいつに 弱いものいじめみたいな真似するのは …いや?」 見てたくない…?
4949cry — 2024/05/13 17:02 「うーん」別に嫌では無いが…
sz — 2024/05/13 17:03 「…案外勝手にすぐ出てくかもしんないしな…」 帰宅したらトキさんいますw
4949cry — 2024/05/13 17:06 どんなだろう…(・∀・)
sz — 2024/05/13 17:06 目は覚めてるし意識はっきりあるし意思疎通も会話もできるぞー ただ普段の余裕は欠いてる (わざと欠いた状態を晒してる) 二人が帰ってきても無反応でソファにぐったり寄りかかって座ってる 全裸なのでソファに敷いてあったシーツ身体に少し巻き付けて ソファの背もたれに首がくーんて垂れてる あ、帰ってきたイキヤをその体勢のまま横目で少し睨んだ 「… … 」 ふいっ…と視線外して また無言に戻る…
4949cry — 2024/05/13 17:14 「…ただいま?」トキさんはますみんの帰る場所じゃないけど、家感覚が育ってきたので挨拶できるますみん
sz — 2024/05/13 17:14 おお… 「…、」 (O O)「喉つぶれてんだろ」 「… 」ご明察。 トキさんなにも言わず空を呆然と見ている… イキヤは洗濯物から血が落ちたか見てみる… (O O)おお、わりと落ちた。あいつに着せるのこれでいいや 真澄はどこにいるだろう…( ・∇・) そばを通っ��らガシッと真澄の服つかんで止めるぞ ぐったりよろよろ、ソファの座面に片手ついて、服つかんで真澄を引き止めて、項垂れてる顔をなんとか少し持ちあげて真澄を見上げる… 「    」 喉つぶれてて声出ないんですな 読唇はできるかも ( 羽織り どこやった )
4949cry — 2024/05/13 17:54 ますみん近付かないようにしてたかもだがトキさんが呼んでる?気がしたら自分から寄ってくな 「はおり?」
sz — 2024/05/13 17:54 頷く… 頷くだけも相当痛む (O O)「はおり?」 ↑真澄の声が聞こえてきた 洗面所からひょこっと顔だして近づいてくるイキヤ
4949cry — 2024/05/13 17:56 「ときひこさんの?」 イキヤくんにも顔向けながら
sz — 2024/05/13 17:56 (O O)「… 」 イキヤ、トキさんを見下ろす イキヤが初めての笑い方した 暗い笑み… 「そんなに大事なのか あの羽織り」 「… … 」 「庭で焼こうか」 「… 」 「俺に何があってもそんな顔しなかったくせに 羽織りは大事にしてるんだな 羽織りを無事に返してほしけりゃおとなしくしてろ 妙な真似したらあんたの目の前で引き裂いてやる」 トキさん、イキヤを見上げて無表情 しばしの睨み合いがあって、どっちともふいっとやめる… 「(O O)真澄、刺青いれたとこどう…?」具合悪かったり痛くない?
4949cry — 2024/05/13 18:07 「そのうちまた熱出すと思うけど今は何とも」
sz — 2024/05/13 18:09 「(O O)そか… 熱出る前に飯食ったりしとこう…」 トキさんほぼ無視して真澄と日常を送るつもりのイキヤ…
4949cry — 2024/05/13 18:10 たぶんこの期間はますみんは安静にすごしてイキヤくんが家事やってくれるんだろうな…
sz — 2024/05/13 18:10 うむ 熱出す準備もいつでもしてある トキさんは一晩でつぶれた喉が復活して話せるようになる 次の日、おもむろにイキヤがトキさんの手当てはじめる…
血で張り付いたガーゼやら包帯やらバリバリ容赦なく剥がして新しいものに替える 治りかけた皮剥がれて激痛くる 包帯巻こうとするイキヤをトキさん制止しようとするけどイキヤが容赦なく巻く
4949cry — 2024/05/13 18:16 「組織液が出てないね」換えで剥がした方のガーゼ見たますみん「だから張り付いてる …」意外だな
sz — 2024/05/13 18:17 「(O O)そしきえき?」
4949cry — 2024/05/13 18:17 「怪我の部分に滲み出る血液の…透明な部分というか」 白血球や血小板を多く含む 逆に赤血球は少なく赤色が薄い …傷を覆うための使い捨ての細胞たちに酸素を送り続ける必要がないから
sz — 2024/05/13 18:19 「(O O)組織液… 俺ずっとあれ脂肪とかなのかとおもってた…」
4949cry — 2024/05/13 18:19 「ガーゼをぴったり当てすぎて吸っちゃったかな」
sz — 2024/05/13 18:19 透明で…黄色っぽい?から 「(O O)どんどん染み出してくるから、ほっとかないでガーゼにしっかり吸わせたほうがいいのかと思って、ぴったり貼りつけて包帯で強く巻いてた 俺は」
4949cry — 2024/05/13 18:21 熱出てぽわぽわますみん…イキヤくんの傍にいたがる 「吸うといつまでも出てきちゃうよ…覆って触らないようにするの…」ぴと
sz — 2024/05/13 18:21 イキヤも真澄のそばになるべくくっついてる…刺青での不調も負担もある… 「(O O)だから意外となかなか治んなかったんだな」
4949cry — 2024/05/13 18:23 くすん
sz — 2024/05/13 18:24 「(O O)強く貼りつけて吸わせて巻いといたらいいのかと思ってた」 トキさんにも敢えて同じようにする 子どもの自分が自分に施した間違った手当てをトキさんに繰り返す… (O_O;)まさかのイキヤが拷問まがいのことをしよる…
4949cry — 2024/05/13 18:27 ますみんは子供イキヤくんが実際どんなもんだったかトキさんで試してみようとしてるしな… 思ったより間違ってないっぽい結果を望んでもいる
sz — 2024/05/13 18:28 ほう…?(°°) トキさんは激痛を自分の脳内で一瞬で快楽に塗り替えてしまえるけど、敢えてそれを…いっさいしない ぐったりソファに寄りかかって子どもイキヤの身に起きたことを甘んじて受ける
4949cry — 2024/05/13 18:31 …;; くすん… うつひこもきっとしんどかったんだ…;; イキヤくんをなでなでする…
sz — 2024/05/13 18:31 痛かったら素直に顔顰めるし歯を食いしばる イキヤは無慈悲な手当てを毎日こうして繰り返す… それでも永遠に治らないわけじゃなくてちゃんと勝手に治っていく ただしいちいち剥ぎ取られるので回復スピードは遅いし、強く巻かれた包帯に組織液も血もなにもかもガッチリ固まって、ほんの少し筋を動かしただけで激痛くる
4949cry — 2024/05/13 18:37 こうやってたの?こうするといいよ、ってその都度イキヤくんに伝えるけどトキさんのを巻き直したりはしないますみん…
sz — 2024/05/13 18:37 「(O O)漫画とかで描いてある怪我の治療シーンで、怪我にはガーゼあてて包帯しっかりキュって強く巻いて、っていう描写あったんだ」 「(O O)だからそれの真似してた。漫画でもそういうとこはちゃんと丁寧に正しいこと描いたほうがいいんだな… 馬鹿な子どもが真似するから」
4949cry — 2024/05/13 18:39 ぐす… 「わからない その時代はそれが正しいと思われていたのかも」って、中世~近世くらいのヨーロッパのマンガでは血を抜けば全部治ると思われてたからそういう描写がある、って例を話したりする… (’ ’。)
sz — 2024/05/13 18:41 顔文字かわいい… 「(O O)大怪我したキャラに、とりあえずめちゃめちゃ包帯巻き巻きしてる、みたいな漫画もあったな」ギャグっぽさもなくはなかったかもだけど 「(O O)少年マンガとか、バトルで大怪我したキャラが次に登場するときは怪我したとこにとにかく包帯ぴったり巻き巻きしてあったりした」
4949cry — 2024/05/13 18:45 「骨付きチキンみたいになってるやつ…?」
sz — 2024/05/13 18:46 骨付きチキン(°°)…とは…どんなのだ…?!
4949cry — 2024/05/13 18:49 ほうたいぐるぐるでかいやつ…
sz — 2024/05/13 18:49 「(O O)そこまでデフォルメされてると、子どもでも、これなんかテキトーっぽいな?って思うんだけど、 少年マンガのちょいリアルめシリアスめの絵と等身のやつとかだと、ほんとにこうするのかな、って(O O)」 「…ふつうの子どもは… どこで知るんだろ 怪我した時の、ちゃんとした手当ての仕方とか」 俺は教えてもらえたり、覚えられるような機会はなかった なんとなく体感で自分で学ぶしかないのかな… 「誰がどうやって知ったり教えたりするもんなのかは知らない けど この世に新しい人間を産み出す立場の人間は 当然みんな知ってて 教えてほしいな …それまで存在しなかった人体を一人ぶん丸ごと新しく造るんだから … 」 舐めた真似しやがって …ソファにいるトキさんのほうを見もしないけど、トキさんに聞かせて吐き捨てるように言う…
トキさん、知ってた イキヤが一番最初にトキさんに施した間違った処置を、二人が出かけて行ったあとにすぐ全部剥がして捨てようかとして…敢えてなにもしなかった 時間が経てば強く張りついてとんでもないことになるのを承知で、イキヤにそうされたままになった
「(O O)爪切りしなきゃ」 イキヤが爪切り鋏を救急箱から取り出して、トキさんの手足の爪をぜんぶ丁寧に切っていく 全部の爪を極端に深く切り込んだ深爪状態にする 「(O O)爪は手も足もぜんぶの指、深く切っとくんだ 伸びて白い部分が少しでも見え始めるより前にもう切らなきゃ (O O)身体の皮膚の上を虫が這う感触がきたら、咄嗟に反射で強く掻きむしっちゃうから 爪が伸びてたり爪の先がギザギザだったら半日で全身傷だらけの血塗れになる うっかり爪切り忘れててそうなっちゃって服に血が染みても、服捨てないで着れるように、全身黒い服ばっかり着てたんだけど …それより深爪にしとけば、爪でどこも怪我しないし、誰のことも爪でうっかり傷つけちゃわないで済む 母さんの世話するときは特に、爪は危なくていつも邪魔だったから」 「…爪で怪我はしなくなるけど、指先すごく痛むんだよな 爪があるはずの場所に爪がないから、家事して絵描いたら指先の肉に圧力かかって
4949cry — 2024/05/13 20:30 「…爪切りの裏に鑢があるだろ」イキヤくんの手包んで見る… 「見て」自分の手を見せる 指の腹から見て爪が見えない程度に切りそろえられた綺麗な指先
sz — 2024/05/13 20:31 (O O)見る…
4949cry — 2024/05/13 20:32 「爪は真っ直ぐに切る アーチ型にすると圧迫されて深爪になっていくから」イキヤくんの爪育ててるとこだったりしてな…
sz — 2024/05/13 20:33 そうかもしれんな…
4949cry — 2024/05/13 20:33 自分の爪みせながら「指先から突き出さなければ白い部分が残ってもいい。けど切ったばかりの爪はガタついて引っ掻くと危険だから、鑢で整えるの なめらかに。 「…僕も誰かに教わったわけじゃない…爪は特に、伸ばしている人もマニキュア塗ったり何か貼る人もいるし …自分の身体で実験するか、他人の身体で実験するか、…保護者に教えてもらう」
sz — 2024/05/13 20:35 「(O O)あの裏っ側のざらざらって装飾じゃなかったんだな」
4949cry — 2024/05/13 20:36 「うん。…切るのに耐えられないやわらかい爪の人はこまめに鑢をかけて伸びてこないようにする だから家に爪切りが無かったり」 …泉さんがそうだ、 「小さな子供はただでさえよく怪我をする…転んだりぶつかったり だからその都度親や先生に手当されて 無意識に処置を覚えていく」 そうはいかない子供もいるけど …その場合は学校がセ��フティネットになる だから家で教育を施せない親であろうと必ず学校に通わせるように義務化されている、 …でも 「学校に通わせる」のも、親の義務だ 果たされ��ければ、 … 「いまも いたい?」指先にちゅ。
sz — 2024/05/13 20:41 「(O O)ううん… 今は適度に伸びてるから それに小さい頃より、咄嗟に掻きむしるのを我慢できるようになってって
4949cry — 2024/05/13 20:41 いうてますみんも爪切りどこにあるかわからなかった時期は自分の歯で噛みきってたからガタガタの爪だったんだけどな
sz — 2024/05/13 20:42 だから、少し年齢上がってからは、深爪にしないでやれてた」 なのでイキヤの爪の長さとか形は、ひどい深爪にはなっていない イキヤも爪切りの習慣が最初はなくて、自分で噛んでガビガビにしちゃって
@sz だから、少し年齢上がってからは、深爪にしないでやれてた」
4949cry — 2024/05/13 20:44 「えらい」なでなで…
sz — 2024/05/13 20:45 それで全身掻きむしるから顔とかまで血塗れになってて、それに気づいた師匠とかが爪噛む前に爪切るように、爪切りくれた… 「(O O)」褒められた
4949cry — 2024/05/13 20:47 「うつひこの手だいすき」表情豊かで やさしくて
sz — 2024/05/13 20:48 「(O O)真澄の爪くらい綺麗なかんじに伸ばしたい」
4949cry — 2024/05/13 20:49 「…僕は今これだともう少し切ってもいいかもな」自分の手みる… 「うつひこに傷付けちゃったら嫌だ…」言うの少し恥ずかしそうであるが言う
sz — 2024/05/13 20:49 「(O O)お手本見せて」爪切りの
4949cry — 2024/05/13 20:50 イチャイチャしとる…(・∀・) 手取り足取り爪切り教えてあげてイキヤくんの爪が硬くてビックリするますみん
sz — 2024/05/13 20:50 拷問しながらイチャイチャするんですな(O_O;)
4949cry — 2024/05/13 20:50 …(・∀・)
sz — 2024/05/13 20:52 イキヤの爪、硬いというわけではないのかも…? むしろ柔らかいけど、層がすごく分厚いというか 分厚くてよくしなるし圧迫されれば変形してまた元の形に戻る爪 くにゃくにゃしなるんで、爪が割れるとかが起きない でも分厚いから強度もある、という 真澄の膝の上にいるイキヤが横目でトキさん見て聞く… 「あんたの身体にも虫が這うのか?」 トキさんされるがまま爪切り込まれたまま 「…コークバク 蟻走感 シャンビリ …それらしい名称と症状ならいくらでもある 」 疲れきった顔で今にも閉じそうなくらい目を眇めてる… 「…(O O)真澄にはある? 虫が這う感触」 「(O O)俺はあれ、みんなに同じようにあると思ってたから、みんな掻きむしるの我慢できててすげえな、えらいなっていつも思ってたんだ でもみんなにあるわけじゃないっぽい(O O)」 あるひととないひといるのかな…?(O O)
4949cry — 2024/05/13 21:06 「…? 」思い当たるようなそこまでじゃないような…
sz — 2024/05/13 21:06 (O O)ふうむ…??
4949cry — 2024/05/13 21:07 「最初の頃、…うつひこが怪我だと思って手当してくれた脚の傷は掻き毟ったのもあったけど…」
sz — 2024/05/13 21:08 「(O O)真澄は虫が這うほうのひとなのか…」…?
4949cry — 2024/05/13 21:09 服で隠れた範囲は実はほぼ全面ぼろぼろに掻き毟ってたはず 真澄は気にしたことが無い…
sz — 2024/05/13 21:10 イキヤはナナちゃんの世話のために��ぐに深爪にし出したから、全身ボロボロになってる期間より深爪期間のほうが長かったかんじだな…
4949cry — 2024/05/13 21:11 「虫…?シャワーから出てきたり食事の中に入っていったり視界の隅で消えることはあったけど…」
sz — 2024/05/13 21:11 「飛蚊症」
4949cry — 2024/05/13 21:12 それとは別…な感じだな 「掻き毟るほど耐えられない痒みが続いたわけじゃないし… 飛蚊症はないよ」
sz — 2024/05/13 21:13 「(O O)真澄は本当に虫が見えるのか… 俺には見えない… (O O)」 「…今も見える…?」
4949cry — 2024/05/13 21:16 「…最近はもうずっと見えてない」
sz — 2024/05/13 21:16 ほ… にこ…「よかった」
4949cry — 2024/05/13 21:16 「うん」ふや? 皮膚ぼろぼろも無いぞ
sz — 2024/05/13 21:17 ほ…( ´ ▽ ` ) この日の夜は真澄といっしょにベッドで寝る… 寝るとき真澄と向き合って横になる…
4949cry — 2024/05/13 21:21 くっつく…
sz — 2024/05/13 21:21 「…俺が小さい頃にしてたこと 全部再現したら、…あいつ死ぬ 」
4949cry — 2024/05/13 21:21 きょと「うつひこは生きてる」
sz — 2024/05/13 21:22 「身体がちっさくて痩せてて軽かったから死ななかったのかも」
4949cry — 2024/05/13 21:23 ふる…;;; ぎゅ
sz — 2024/05/13 21:24 ぎゅ…
4949cry — 2024/05/13 21:24 うる…
sz — 2024/05/13 21:24 「…ぜんぶは… …できない」 「それやったら 俺は犯罪者だ…」 「包丁で脚を千切りにするのを毎日同じ箇所で繰り返すのと、首吊り」
4949cry — 2024/05/13 21:28 …「ぇ…?」
sz — 2024/05/13 21:30 「今のあいつに…無理やり自分でそれをさせるのも、俺が俺の手であいつの体にそうするのも、…犯罪だ…」 できない… 「Σ(O O)首吊りはあとからそうだって知ったんだ 自殺しようとか死にたいとかでしてたんじゃない… 首吊って、意識が飛ぶか飛ばないかギリギリのあたりでやめる そしたら少し身体から緊張とれ?て、楽になるんだよ…
4949cry — 2024/05/13 21:35 ぽろ…
sz — 2024/05/13 21:36 全身しばらく麻痺して、感覚よくわかんなくなる それやらないとちっさい頃はやりすごせなかった」 「…首吊りだって知ってからは、危ないと思ってやめるようになったよ…」 真澄のほっぺにキスする…
4949cry — 2024/05/13 21:38 涙でつめたい頬
sz — 2024/05/13 21:38 涙吸いとって飲み込む…
4949cry — 2024/05/13 21:39 偶然 やめるまで生きてた、 …やめなければ 楽になって ほっとしてそのまま、死ねた?
sz — 2024/05/13 21:40 (O O)死にたいと思ったことはないよ…
4949cry — 2024/05/13 21:41 けほ、
sz — 2024/05/13 21:41 「(O O)真澄…?」背中さすさす…
4949cry — 2024/05/13 21:41 … っ ふるっ… 冷え切ってるようで粘膜熱もってて 目の中や鼻の中や口の中は腫れたように痛む 熱上がってきた?けどますみんは泣きそうなの堪えてるせいだと思ってるか…?
sz — 2024/05/13 21:43 (゚ロ゚)…だ 大丈夫なのか
4949cry — 2024/05/13 21:43 「…うつひこ …、」くっつく…くっつこうとする …死なないで、
sz — 2024/05/13 21:44 しっかり抱き寄せる…
4949cry — 2024/05/13 21:44 怖い …
sz — 2024/05/13 21:45 ベッド横の解熱剤とって水といっしょに口に含んで真澄にキスする…
4949cry — 2024/05/13 21:45 この日も悪夢みそうか、ますみん寝付けないかもな… それかうとうとしては何度も目さます…
sz — 2024/05/13 21:46 (゚ロ゚)…ますみん… 首吊りそんなにしんどエピソードだったか…
@sz 「…俺が小さい頃にしてたこと 全部再現したら、…あいつ死ぬ 」
4949cry — 2024/05/13 21:48 このへんからじわじわ? ぜんぶしんどい… 眠れても蹲って手で顔覆う���うにして蹲って うううう…って
sz — 2024/05/13 21:48 ぬわーん…
4949cry — 2024/05/13 21:48 魘される
sz — 2024/05/13 21:49 イキヤは起きてて真澄の身体抱きしめてさすり続ける…
4949cry — 2024/05/13 21:51 さするとき触れたらすぐ目さます… 泣いて眠ったので目がちょっとはれぼったくなってる
sz — 2024/05/13 21:52 キスしてじんわり水飲ませる…
4949cry — 2024/05/13 21:52 のみこむ…
sz — 2024/05/13 21:53 「… ごめんね… 」
4949cry — 2024/05/13 21:54 「…?」すり… きゅ…めつぶる くっつく…
sz — 2024/05/13 21:54 ぎゅ…
4949cry — 2024/05/13 21:54 「…」ほ ぎゅされてあんしんしたようにくったりする…
sz — 2024/05/13 21:55 しっかり抱き締めてる…
4949cry — 2024/05/13 21:55 「うつひこ…だいすき…」ふや… 口元むにょ…として微笑んでいる
sz — 2024/05/13 21:56 …ふにゃってイキヤも笑う…
4949cry — 2024/05/13 21:56 「…怖いことがあっても …帰ってきて 抱きしめてもらえるの …」 すき、 だっこにうもれながら 
sz — 2024/05/13 21:57 ますみんの刺青入れた箇所を刺激しないようにたくみに避けたぎゅーである
4949cry — 2024/05/13 21:57 っふ、て急に涙ぐむ 「僕もうつひこにしてあげたかった」うる… ちっちゃいうつひこ…くるしいとき一人で耐えてた ぅー…;;
sz — 2024/05/13 21:58 ぎゅぅぅー…
4949cry — 2024/05/13 21:58 ぐす ぐす …すゃ…
sz — 2024/05/13 21:59 真澄がないてくれたおかげで、イキヤの目からも涙ぽろって溢れた
4949cry — 2024/05/13 21:59 すよ … ふす… ふす… しばらくすんすん泣きそうなままくってり眠り、またううう…って呻き出す 何度か繰り返す… 何度目かで何度でもイキヤくんが傍にいて、ようやく安心して、ちゃんとねむる…
sz — 2024/05/13 22:00 ずっと起きててついてる…
4949cry — 2024/05/13 22:01 そしたら翌朝ますみんがイキヤくんだこして眠れ~ってするかもな
sz — 2024/05/13 22:01 翌朝ふたりでじゃれる… 俺が寝るなら真澄もまだねるーっ 布団の上でごろごろしながら 少しだけそれからほんとに眠るイキヤ イキヤは他にもあれこれ苦しい身体と感覚をなんとかしようと、小さいなりに体感で楽になる方法を試してたんだが、しっかり覚えてるのはあの二つだったようだ トキさんやじいちゃんが自慰を早く覚えたのと、理屈としては似たようなことだな
トキさんの傷口は膿んできた 裂け目から濃い緑色のドロっとした体液出てくる 指先もぜんぶ深爪にされすぎて赤く腫れあがって、付け根の皮膚の下に薄い緑色の膿のようなものが溜まる 膿んだ箇所があつーく熱をもって、トキさん本人も全身発熱する 発熱でひどい頭痛起こす
「(O O)鎮痛解熱剤 飲まさなきゃ」 市販の鎮痛剤をトキさんの口に一気にざらざら10錠くらい入れて水流しこんで無理やり飲ませる… 「(O O)市販薬、よく効くから好きだけど、すぐに効き目おちて規定量よりいっぱい飲まないと効かなくなるんだ」 「(O O)俺はいっつもすぐ頭痛起こすから、いつも市販薬の瓶持ち歩いてて、痛くなったらラムネみたいに飲んでた」
4949cry — 2024/05/13 22:21 「… 」
sz — 2024/05/13 22:22 「(O O)痛いからって飲みすぎると、そのあと大変なことになるんだ」
4949cry — 2024/05/13 22:23 ますみん色々考えているが、主に「昔のイキヤくんが何してたか追って見ていてつらい;;」ってのと、「でもこれうつひこじゃないんだった…それに今のうつひこはもう自分にはこういう対処しないんだ…」って思ってうれしいのとが占める
sz — 2024/05/13 22:23 ますみんつらい… ( ; ω ; )
4949cry — 2024/05/13 22:24 でもこれはときひこさんだから…ほっ
sz — 2024/05/13 22:24 トキさん…w ふぁいと… イキヤはトキさんにさんざん市販薬飲ませる 頻繁に、毎日
4949cry — 2024/05/13 22:25 なぜトキさんが甘んじて受け入れてるのか疑問に思う考えもちょっとはあるますみん あとイキヤくんが過去を直視していて辛くないかな…って心配なのとか 色々
sz — 2024/05/13 22:26 イキヤはトキさんにまだ水道水しか与えてない 食事なにもあげてない
4949cry — 2024/05/13 22:27 自分は刺青痛くて熱でてるのに自分のことは思考にほぼ上がってこねえなー…(・∀・) まぁちゃんと安静にしているが ますみんは自分へのイキヤくんのいつくしみを知っているので、イキヤくんがその気になればごはんもお水もお薬もきちんとできるの知ってるし、そうできるようになったイキヤくんに安心していて、幸せも感じている
sz — 2024/05/13 22:28 「(O O)何日も食いものろくになくてぜんぶ母さんにあげたらなくなるんだ 俺は飢えに耐える方法知ってる」 「(O O)ティッシュとかコピー用紙とか食えるよ わりとうまいよ 食わせる」 トキさんに無理やりティッシュ食べさせる… 庭からいくつか見覚えある花摘んでくる 「(O O)この花あちこちに咲いてて、根本から蜜吸ったらうまいよ」 トキさんの口に花つっこんで吸わせる…
4949cry — 2024/05/13 22:33 ますみんが興味もってティッシュくちに入れた…w
sz — 2024/05/13 22:33 Σ(O O) 「(O O)…」 イキヤも久しぶりにティッシュ食べてみたw
4949cry — 2024/05/13 22:34 コピー用紙は口の中切りそうだからティッシュで… もぐ… (-" - )ンムン…
sz — 2024/05/13 22:35 お気に召した…!?(゚ロ゚)
4949cry — 2024/05/13 22:35 いやw
sz — 2024/05/13 22:35 違ったw もぐ…「(O O)…このティッシュハズレだな」
4949cry — 2024/05/13 22:36 「…あたりがあるの?」
sz — 2024/05/13 22:37 「(O O)うん ティッシュは街中で配ってる人からもらうから、自分でメーカー調べて選んで買ったりはできないんだけど、 やらかくて味がついてておいしいティッシュがたまにあるよ(O O)」
4949cry — 2024/05/13 22:38 「…」ぺっ…
sz — 2024/05/13 22:39 吐き出されたw
4949cry — 2024/05/13 22:39 勿体ないかな…とよだれティッシュを見詰めるますみん けど普段の暮らしぶりはそれどころじゃない贅沢だろうし…?
sz — 2024/05/13 22:40 「(O O)捨てよう 俺たちは食わなくていいんだし」 ハズレでも食わなきゃいけないのはあいつだけ 着々と拷問が進んでいるな トキさんありえないほどにおとなしくされるがまま 何度も剥がされて膿んで、ってしながらもちゃんと勝手に治っていくトキさんの身体
4949cry — 2024/05/13 22:45 …うつひこがティッシュ食わなくてよくなったのうれしいな
sz — 2024/05/13 22:45 ますみんはもう刺青ぜんぶ入れ終わった…?(O O)
4949cry — 2024/05/13 22:46 わりと幸せなますみんである…いっぺんしっかりイキヤくんの子供時代想って泣いて、その状態で落ち着いたようだ 熱下がってきたらまた刺青いれに行く… 全部はまだである(・∀・)
sz — 2024/05/13 22:46 おお ところでイキヤの火傷あとにはどんな刺青入ったのだろう…?(°°) もう入れ終わっているはず…
4949cry — 2024/05/13 22:58 どんなかなー
sz — 2024/05/13 22:58 どんなでもイキヤは喜んでるしまんぞく〜
4949cry — 2024/05/13 23:01 ますみんのことだからアイロンの火傷痕生かす?こととか全く考えずに消してから入れてもらってそうな気もする 皮膚の移植が必要ならしてもろて…みたいな ますみんが抱きしめられてる側の刺青だからイキヤくんは胸元に羽の内側みたいな刺青デザインな気がする 刺青いれ終わったくらいの頃にますみんからトキさんに「どうして…」ってきくかもな どうして全部されるがまま?
sz — 2024/05/13 23:09 イキヤは刺青お揃いっぽく仕上がってうれしい真澄のデザインだ… トキさん今にも死にそうなようなやつれて疲れ果てた顔
4949cry — 2024/05/13 23:10 ほええーレアなトキさん おそろだよ~(>_<*)照れる
sz — 2024/05/13 23:11 いつも見開いてくりくりしたり眇めたり表情豊かな目元が、細くかろうじて開いてるだけになってる 表情もなにも作ってない どうして…か
4949cry — 2024/05/13 23:11 抱きしめてくれてるイキヤくんの胸の真ん中からますみんの刺青とテイスト揃えた感じのグラデとか こまごました装飾もそろえてある
sz — 2024/05/13 23:12 おそろ…(O O)
@sz どうして…か
4949cry — 2024/05/13 23:12 ますみんちょっと離れたとこからトキさんのいる方を見て呟いた感じ 返事くれるのかな…?って一旦トキさんを見てる
sz — 2024/05/13 23:14 「…答えちまったら台無しだろ 」 いつもみたいに笑うことさえしない… 「…例えば 贖罪の真似事だと答えたら? 」
4949cry — 2024/05/13 23:18 「なんの贖罪?…例えだから訊いても仕方ないのかな」
sz — 2024/05/13 23:20 「…言えねえな… 」
4949cry — 2024/05/13 23:21 「なら いい」
sz — 2024/05/13 23:22 (O O)… 「あんたのせいで今の俺は腹の底からまっくろだ」
4949cry — 2024/05/13 23:23 …僕もそうかも うつひこのすることを見て 一度もこの人を助けていない うつひこがそうするなら僕がこの人を助けなきゃ、助け合いは完成しない …受け入れたつもりで 今だって、きっとどんな理由を言われても信じなかった イキヤくんに近付いて膝ついてぎゅーって腰に抱きついて お腹に顔もふってくっつけて埋めて ぶふー!って息はく… …見上げる
sz — 2024/05/13 23:26 ひゃっ、て咄嗟に変な笑い声溢れた…w なんとか真澄を抱きしめる… あたまなでなで… 撫でやすい位置 まっくろな腹の底… 「…やりたくてやってる でも やりたくなるような子ども時代じゃなかったら よかったのに … 」 「俺がどういうふうに毎日生きてたか この目で見たい 」 真澄の頭なでなでしてから、真澄から離れてクローゼット漁ってネクタイ見つけてくる 2階の廊下の手すりにネクタイ引っかけて結んで、トキさん引きずってってトキさんの首に引っかけて、二階からトキさんに首吊らせた 吊り下がった身体が揺れる 今だってタイミングでネクタイの結び目が勝手に解けて、トキさんが一階にドサッと落ちる トキさん死んでいない
「ネクタイ使ったらちょうどいいんだ 子どもの体重ほどよくしっかり支えてくれて 太さも太すぎなくて細すぎなくて 結び目をうまく調整して勝手に解けるようにしとく そしたら吊り下がっても勝手に地面にちゃんと落っこちるから
4949cry — 2024/05/13 23:41 ますみんまたイキヤくんの方までのそっと移動してくる… ぎゅ
sz — 2024/05/13 23:41 あの頃俺が使ってたネクタイは、あの家に男物のネクタイなんてなんであったと思う、俺がそんなもん買うわけない��持つわけない、あんたが適当にあの家ん中に放ってった、あんたのネクタイ使ってたんだ!!!」
床に転がって倒れてるトキさんに叫び散らしたら、身体から力抜けてますみんにもたれるみたいにぐったりなった… 大声出したんでちょっと咳き込む…
4949cry — 2024/05/13 23:44 しっかり抱き留める…
sz — 2024/05/13 23:45 ますみんに抱きつく… わんわん泣きだした
4949cry — 2024/05/13 23:45 「…」うる…
sz — 2024/05/13 23:45 子どもみたいに
4949cry — 2024/05/13 23:46 ずっと抱きしめて背中支えて 頭撫でる…
sz — 2024/05/13 23:46 トキさん拷問スタートしてからようやくしっかりはっきり泣けた… これは、真澄がショック受けてくれたおかげだな… あのときイキヤは、ようやく自分がしてたことを客観視した 誰もいない部屋で、小さな子どもが一人で自分で首吊って、床に無造作に落ちて、しばらく朦朧としてる、そういう光景を初めて思い描いた 真澄が思い描いたかもしれない光景を これまでは自分から見た景色しか知らなかったから、そんなにひどいことだとは感じてなかった ネクタイ扱ったり、首が絞まるときの光景、落ちた床板の感触、ぜんぶ当事者すぎてよくわかってなかった、のを、トキさんにすることでさらに具体的に目の当たりにした 真澄にしばらく泣きつく… えぇーー…ん
4949cry — 2024/05/13 23:55 ますみんも泣いてる… 「…どうして どうして助けてくれなかったの …」
sz — 2024/05/13 23:59 「 …ずっと助けたかったのを 抑えて 抑えて …助けてやるのは簡単だ … そうして欲しかったか ? 」
4949cry — 2024/05/14 00:05 「…うん」ぎゅ
sz — 2024/05/14 00:06 「… お前は 虚には 会えねえぜ 」それだと
4949cry — 2024/05/14 00:07 「そんなのわからない…」ぽろ… 「それでも …そういう問題じゃないよ 僕は 僕は 関係ないんだ」
sz — 2024/05/14 00:10 イキヤの泣き方がさらにひどくなった 「かんけいなくない かんけいなくない … 」わぁぁ…ん 「ますみがいなかったらおれ 」 なにもしらなかった
4949cry — 2024/05/14 00:15 「… ご ごめ、…」なでなで ちゅっちゅ
sz — 2024/05/14 00:16 ぎゅううう…!
4949cry — 2024/05/14 00:16 ぎゅ…!「関係なくないよ、ごめんねうつひこ…」むぎゅぎゅ
sz — 2024/05/14 00:17 ひっく、うえっく、えぇ、、 むぎゅ… 「 分からないなんてことあるか … 虚を 殺して欲しかったか ? 」
4949cry — 2024/05/14 00:22 「ううん」トキさんの方見た 「辛いことや苦しいことから守ってほしかった」 「いい子だねって」ぎゅ「抱きしめて 頭撫でてさ」そ…なでる 「一緒にご飯食べて おやすみってあったかい布団で寝かせて」
sz — 2024/05/14 00:24 イキヤの泣きが穏やかになっていく…
4949cry — 2024/05/14 00:26 「出かける時も手を繋いではぐれないように」 「…大事な子なんだよって 子供にもわかるように 伝えて 教えて 育ててほしかっただけ」
sz — 2024/05/14 00:29 「 …大事な子を …こんな世に 生きたまま…放ってなんておけるかよ … 」
4949cry — 2024/05/14 00:34 「放っておいたんだよ」 イキヤくんなでなでしながら 「…貴方がやったのは実際ただそれだけ」大事にできずに逃げまわって …結局一番したくないことをしたのか? …だとしたら 僕みたいだな 「…うつひこのこと …大事じゃなかった?」 否定してほしい …けど やったことからはそう伝わって …うつひこはずっと 誰にも 自分にも 大事にされないままで
sz — 2024/05/14 01:35 「 …大事だ 愛してる 」
sz — 2024/05/14 20:31 「やりたくて やってる 、こうしたく、て けどもうやだよ��… やめたいよ … やめたいよ 、 くるしい もうやめたいよ … … 」 えぇぇー… ん やめたいよぉ … もうやだぁぁぁ … えぇぇぇ… ん  わあぁぁ …
(O_O;)トキさん一人称みたいになっとるけど、トキさんが考えてること、コレダケジャナイ… うおおお書いててよかった(º ロ º ) トキさん一度に膨大にあれこれ勝手に考えるから、「これが今のトキさんの気持ちです」みたいな一人称が書きにくいである トキさんが今なんでこうしてるかをぜんぶ書き出すとシャレにならん大長文になってしまう… 一通り破綻なく書き出せるのはこれくらいの、トキさんのごく一部になってしまう…
イキヤは真澄に抱きついて縋りついてわんわん大泣きしている…
4949cry — 2024/05/14 23:03 「…もうやめな」なで…
sz — 2024/05/14 23:04 ひっぐ、 ゆるしちゃいけないものをゆるさないようになりたいんだ…真澄を傷つけたくない
4949cry — 2024/05/14 23:06 「うつひこがくるしいのはやだ…」
sz — 2024/05/14 23:06 ゆるさないのをいつまでつづけたらいいのかわからない…くるしい 「…ますみもおれも あいつに怒ってる … 」
4949cry — 2024/05/14 23:08 「…うつひこ 今しあわせ?」
sz — 2024/05/14 23:08 「… はんぶんくらい…」しあわせ 「くるし けど …でも真澄がいる 」 真澄がいる… しあわせ…
4949cry — 2024/05/14 23:10 ほわ …にこ 「…沢山工夫して えらかったね」なでなで…
sz — 2024/05/14 23:11 真澄の首元に埋まる…ぎゅうう 「ありがと… ますみ」 俺がどんなでも 俺のこときらわないでくれる… 味方になってくれる… 甘えてばっかりでごめんなさい
4949cry — 2024/05/14 23:16 「うつひこのしてたことは間違いじゃないよ …方法としては適切じゃなかったことがあっても 頑張って 工夫して 乗り越えてきた」 ちゅ 「…生きててくれたから 僕を幸せにしてくれた…」
sz — 2024/05/14 23:18 「…うん」 ぐす、 ずび 真澄と話してて泣きが鎮まってきた
4949cry — 2024/05/14 23:19 「…うつひこが本当にあの人と共有したかったのは何?」
sz — 2024/05/14 23:20 「… ナナ」 「おれじゃたすけられなかった… ナナをしあわせにしてほしかった おれもてつだって 」 「いっしょにナナをまもって さんにんで暮らしたかった おれにできないことをやってほしかった …たよりたかった… 」 ナナと俺 二人だけの暮らしはまいにちすごくこわかった …帰ってきてほしかった
「帰ってきてほしかった… まってた 」
4949cry — 2024/05/14 23:28 「…。今は ?」
sz — 2024/05/14 23:30 「 … まだ わからない… 」 俺はあいつのことどう思ってるんだろう 大事だって 愛してるって … 「 … しんでほしくない 俺と 真澄を まもってほしい 」 「いつでも かならず まもってほしい … おとうさん みたいに 」
4949cry — 2024/05/14 23:35 …おとうさん か うつひこの中でおとうさん、…何なんだろう ときひこさんが うつひこを大事だと、愛してるというのは 今にわかったことじゃないはず、以前にも そう言ってはいなくても 聞いたことがあったし …でも
sz — 2024/05/14 23:36 五歳までのイキヤの中で「おとうさん」像は、わりとはっきりしていた…
4949cry — 2024/05/14 23:36 信じられなかった ずっと
sz — 2024/05/14 23:39 …(O O。)でも真澄のおとうさんじゃない… … …??? 「 ますみ すき… 」
4949cry — 2024/05/14 23:44 「…?うん」かわいい…
sz — 2024/05/14 23:45 なんでも教えてくれる いっしょにいると安心 …すこしおとうさんみたい
4949cry — 2024/05/14 23:46 「…あの人がそれを叶えてくれたら その時僕はあの人を許せる」
sz — 2024/05/14 23:47 「(O O。)…でも …そしたら … ふたりぐらしじゃなくなる… 」俺と真澄 おれと真澄はふうふ…
4949cry — 2024/05/14 23:50 「…。かえってきてほしいのか」あの人に 優しい問いかけ… 頭撫でながら かわいい、って思ってみつめながら…
sz — 2024/05/14 23:51 「おれのこと …おいて どっかいくの いやだ 」 いかないで … 帰ってきて いっしょに俺が守りたいひとを守って そばにいて
4949cry — 2024/05/14 23:53 トキさんを見るますみん
sz — 2024/05/14 23:54 トキさん床に倒れてたけど静かに身体起こす 立ち上がってイキヤ真澄のそばに歩み寄ってくる 間近まできて、自分の身体から間違って処置されたガーゼやら包帯やらぜんぶ剥がして取る… 「………ひとつ 叶えてやれねえことがある 」 2024年5月15日
「あの羽織り …あれを虚に着せてやることはできねえよ… 」
4949cry — 2024/05/15 00:01 …知ってたのか
sz — 2024/05/15 00:01 眉尻下げて少し哀しそうな 優しい穏やかな微笑み
4949cry — 2024/05/15 00:01 うつひこが …
sz — 2024/05/15 00:04 「あれは俺の罪の重みで俺の身体を地に伏せて自制させるためのモンだ 継ぎ接ぎになってんだろ その数だけ人が死んだ …虚の肩にかけるわけにはいかねえよ 」 「(O O。)… わかった…」 「かといって、今後も俺が羽織るわけにもいかねえな 燃やすか 庭かどっかで」 死んだ人の… 「…燃やしていいの… 」 なら…形見…?なんじゃ…ないの… 「どこにも行ってほしくねえんだろ 」 小さく微笑む…
4949cry — 2024/05/15 00:22 ますみんがトキさんの手当てし始めた
sz — 2024/05/15 00:23 トキさん真澄に任せる… 間違った手当をまたされそうだったら、回避する
4949cry — 2024/05/15 00:24 手際よく手当てと水分塩分補給まですませる…
sz — 2024/05/15 00:25 トキさんふっかつ
4949cry — 2024/05/15 00:25 !?
sz — 2024/05/15 00:25 ちゃんと手当てされるって意味です(°°)
4949cry — 2024/05/15 00:26 ( ・∇・)
sz — 2024/05/15 00:27 さんにんぐらしになる…( ・∇・)
4949cry — 2024/05/15 00:27 いえーい
sz — 2024/05/15 00:28 トキさんもすなおになりそうだな イキヤ真澄を捻くれずにストレートに愛す… イキヤ真澄がそう望んでくれたから そう応えることを許してもらえたから なんと… トキさんに甘えるイキヤと、それに応えるトキさんというありえなかった親子が爆誕する
4949cry — 2024/05/15 00:32 ふおおおお やべええええ よかったあああ;;;; かわいいきやくん
sz — 2024/05/15 00:33 トキさんがほとんど無意識にやってた手遊びのお手玉とかを、やってるのをイキヤがじぃっ…とみる…(O O) トキさんが一個、お手玉をイキヤに放る キャッチして掴んでしげしげとみる…(O O) トキ「じっと握り込んでちゃしようがねえだろ」 ふは って笑ってイキヤのあたまがしがし撫でる 「投げ返せ」って促して イキヤ真澄にお手玉おしえる… そのうち、トランプ芸とか手品とか、トキさんが手遊びしてたらイキヤがもそっと寄ってきて、 「(O O)おしえて…」 イキヤがすなおに甘えだす…
ソファでいつの間にか眠りこんだイキヤをトキさんが大事にだっこしてベッドまで運んで寝かせてそばで子守唄うたったりしてる光景がごく自然に日常の中で見られるようになります… そういうとき、トキさんはイキヤを見つめて穏やかに微笑んでる イキヤが見てるからでも真澄��見てるからでもなく、ごく自然に 愛しい眼差しと表情が自然に滲むことを自分に許す イキヤの身体に楽になるように整体施したりもする 刺青入れに行くときはついていくか、うちで待ってて、二人が帰ってきたら「おかえり」って二人ともをぎゅう…って胸いっぱいに抱き締める 抱き締められたらイキヤが涙ぐんでうるうるなってそのままふえぇって素直に泣きだす 抱き締めたまま泣いてるイキヤをさすってもっとしっかり抱き締めてあやしながら甘やかすトキさん
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kachoushi · 10 months ago
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虚子自選揮毫『虚子百句』を読む Ⅱ
花鳥誌2024年2月号より転載
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日本文学研究者
井上 泰至
  山寺の宝物見るや花の雨
 季語は「花の雨」で『新歳時記』では「花」の傍題。山寺で宝物に見入る「寂び」の境地を云々されたこともあったが、『虚子百句』の立子の評は、それを覆している。
 父はあまりお寺やお宮などの宝物に興味を持っていないと思います。それが特に宝物を見るというのは何か余儀なくそうして時間をつぶしたという心持ちがあるのでしょう。
 つまり、「宝物見るや」と「や」で謎をかけておいて、「花の雨」で降り籠められただけだったんだよと明かし、軽い「笑い」を受け取れば、それでいいのだということである。虚子は『俳句はかく解しかく味ふ』の冒頭で、歴史を詠んだ古俳諧を取り上げ、こう言っている。
 俳句の詠史は漢詩や和歌などと違うてその事柄を優美にしたり、荘重にしたりすることはしないで、むしろその事柄と反対に卑近な物を持って来たり、滑稽な物を持って来たりして頓挫を与えるものが多い。(中略)
 同じく滑稽味と言ったところで、これらはげたげた笑うような滑稽ではな��て底には淋し味も含んだ品のいい滑稽である。ユーモアというような部類に属するものである。  
 巻頭で語っているから、これは俳句の本質論でもあって、下品なくすぐりは感心しないが、「頓挫」があって「ユーモア」がある、というのが、虚子の言う、漢詩・和歌に対する俳句の特質であったわけだ。
  力無きあくび連発日の盛り 虚子
 虚子はよく欠伸をしたという。選句中は虚空を見上げたとも(『俳句と自分』)。俳句は深呼吸のようなものだ、という言葉も残している。欠伸や深呼吸をすれば、必ずいい句が生まれるというものではないが、息を詰め、肩を怒らす、そのような心持ちで俳句は詠むものではないという思いも伝わってくる。
 いい意味の虚子の「余裕」を、この句にも見るべきだというのが、立子の言いたいところなのである。山寺の幽玄な雰囲気に浸っていた、などという解釈こそが、芭蕉を神に祭り上げた「月並」と同様の陥穽ではないのか、とも解せる。
 『虚子百句』のレイアウト上の構成を考えれば、前に掲げた〈美しき人や蚕飼の玉襷〉は、完全な人事句。それに比して「山寺」句は叙景に近い。句集の編集の妙は「変化」にある。さらに、「や」の使いように注目すれば、「や」の位置と、上に来る言葉の性質の違いはあるものの、両者「頓挫」がある。片や品のある美人のうなじをさりげなく暗示し、片や所在ない山寺の退屈を笑ってみせた。二物衝撃などという肩ひじ張った合理的機能を言い立てる前に、俳諧以来の技法の「底」を浚う方が、地に足がついている、とも言いうる。
 なお、この句は題詠であって、単純な嘱目ではない。『年代順虚子俳句全集』第二巻では「桜十句」の題で八句は記録され、その中に掲句が確認できる。
  花見船菜の花見ゆるあたり迄
  山駕や酒手乞はれて桜人
  藪原や櫛売る家の遅桜
  花の雨蒲団ぬらして誰が庵
  大江山花に戻るや小盗人
  山寺の宝物見るや花の雨
  夜桜や栂川楼を出る芸者
  夜桜や用ありげなる小提灯
 「藪原」は明治二七年の木曽の旅、「栂川楼」は柳巷花街の柳橋のことと本井英は考証している(「虚子『五百句』評釈(第七回)」『夏潮』二〇一六年六月)。ともかく、山寺句は、子規在世当時、蕪村に倣った修練法「一題十句」において成立した句だった。並んだ句はみな小説の一場面といった趣きである。
 虚子はこの頃、『俳句入門』(明治三一年)で、写生とともに題詠の重要性を説いて、特に「一題十句」は、遊戯的な仕掛けを通して、言葉の取捨選択や、季題への深い理解につながるものがある、と言う。今の伝統派にも残る修練法だが、見るだけでなく、記憶し、想起することも写生の中に含まれることも明記しておきたい。書は前の句に比べて薄いムラがある。
  芳草や黒き烏も濃紫
 『五百句』注記に、「明治三十九年三月十九日 俳諧散心。第一回。(九段上)小庵。会者、(高田)蝶衣、(松根)東洋城、(岡本)癖三酔、(岡本)松浜、(柴)浅茅。尚この俳諧散心の会は翌明治四十年一月二十八日に至り四十一回に及ぶ。」(括弧内、井上注記)とある。
 「俳諧散心」は、子規没後ライバルであった河東碧梧桐を意識した鍛錬句会のことである。橋本直「「俳諧散心」と近代個人句集の起こりについて」(『夏潮別冊虚子研究号』10)に詳しい。「ホトトギス」の事務と編集を担当していた松浜が謄写版で句会稿を翻字した「芳草集」が虚子記念文学館に所蔵される。
 「散心」は元来仏語で、仏事に専心しない散漫な状態を言うが、転じて、そのような凡夫の心にも一心に念仏すれば成仏する意味を含み、ここは俳句の鍛錬に集中する「行」の会を意味する。
 『虚子俳句全集年代順』第二巻(昭和十五年)には、「俳諧散心」の虚子句を集中して掲載しており、掲句は、「第一回、草芳し十句」と記されている通り、一題十句の中の一句であることが確認できる。掲句の他三句に絞って記しているので、挙げて置こう。
  垣間見る好色者に草芳しき
  人屋出てふむ時草の芳しき
  芳しき小草もゆるや塔の下
 このうち「好色者(すきもの)」の句は、『喜寿艶』に載るが、掲句は春の光を受けて烏の漆黒も濃い紫に見える、というわけである。子規の最晩年に
  黒キマデニ紫深キ葡萄カナ
 という句があり、意識したかも知れない。拙著『子規の内なる江戸』で指摘したことだが、二つの色を比較して際立たせる手法は、典型的な子規の写生の方法で、洋画からの���想である。有名な碧梧桐の、
  赤い椿白い椿と落ちにけり  
 という句もその成功例であり、印象明瞭な子規派の俳句の新味であった。虚子もこの路線で詠んだわけである。
 問題は、「芳草」という季題の表記であろう。字数の加減で、上五にこの言葉を持ってくるとき、「芳草」と漢語にして文字を惜しんだことは、容易に想像がつく。しかし、それだけのことなら、ごまんとある自句から掲句をわざわざ選んだりはしないだろう。「春の草」「草芳し」でもよかったことになる。
 漢語の「芳草」を持ってきて「や」で切る形は、調べから言って、漢詩のような格調をもたらす。また、掲句は取り合わせの句である。その取り合わせた中七・下五でポイントになるのは「も」である。この言葉は、「AもBも」という現代でも使う意味の他、『万葉集』以来「〜さえも」という含意を持つ(上野洋三『芭蕉論』「も考」)。
 烏の背景は、「芳草」の若々しい「緑」である。その背景の「春光」によって、烏の羽の漆黒さえも「濃紫」の艶を得たということなのである。ここに「緑」「碧」「青」の字を置いては、くどくなってしまう。匂いたつほどの緑を暗示する格調高き「芳草」としておくことで、下五の「濃紫」から反転して「緑」が感得できるようにしたのが、この句の眼目なのである。
 色の比較の句は、つい知的な操作に終始してしまい、季題を生かすことから逸れてしまいがちになる。しかし、掲句は子規や碧梧桐の色の配合句に負けない、季題という中心点を把握して見せた出来栄えのいいものだ。虚子と言えば、一物仕立てという公式は当てはまらない。これくらいのことは、虚子もやってのけた、というわけである。
 なお、一題十句は、蕪村の『新花摘』に学んで子規らが始めた修練法で、その始まりは明治二十九年にさかのぼる。虚子は『俳句入門』(明治三十一年)で以下のようにその効用を述べている。題をころころ変えて、一句しか詠まないより、この方法の方が、題をあれこれ考え、十句のうちから幾つかは佳句を得やすい、と。つまり、袋回しで題をいくつも詠むより、費用対効果がいいわけである(井上『近代俳句の誕生』)。虚子の、特に青年期の修養がこうして題詠を中心になされていたことは記憶にとどめておくべきである。
『虚子百句』より虚子揮毫
  美しき人や蚕飼の玉襷
  山寺の宝物見るや花の雨
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(国立国会図書館デジタルコレクションより)
___________________________
井上 泰至(いのうえ・やすし)   1961年京都市生まれ 日本伝統俳句協会常務理事・防衛大学校教授。 専攻、江戸文学・近代俳句
著書に 『子規の内なる江戸』(角川学芸出版) 『近代俳句の誕生』 (日本伝統俳句協会) 『改訂雨月物語』 (角川ソフィア文庫) 『恋愛小説の誕生』 (笠間書院)など 多数
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trinityt2j · 1 year ago
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加藤 朗(かとう・あきら) 桜美林大学 1951年生。81年早稲田大学大学院政治研究 科国際政治修士修了。同年防衛庁防衛研究 所。96年桜美林大学国際学部助教授。現リ ベラル・アーツ学群教授。『入門・リアリ ズム平和学』(勁草書房,08年)他。 外務省 HP より転載。一部加筆。 平和のリアリズムとはなにか? 時論 ―ガザで想う 444 時 論(加 藤) (4) 日本原子力学会誌, Vol. 51, No. 6(2009)
ガザ紛争の停戦協議が行われていた2月はじめ,イス ラエル南部のアシュケロンに滞在し,ガザ入境の機会を 待った。人口15万人,地中海に面したリゾート地アシュ ケロンの郊外は,目も覚めるような青空,光輝く地中海 そして野には赤いポピー,まるでカリフォルニアやハワ イを思い起こさせる平和な風景が広がっていた。 しかし,日常生活は緊迫感にあふれている。一見平和 に見えるアシュケロンの街も,ガザ境界から約10キロ程 度しか離れておらず,これまでも何度かロケット弾の攻 撃を受け負傷者が出たことがある。宿泊したホテルには 一般客はほとんどおらず,エジプト側国境の国境監視を 支援す る EU の国境支援団(EUBAM : EU Border Assistance Mission)の要員が事務所を構えていた。 今回のガザ攻撃の発端は06年1月にイスラム宗教勢力 ハマスが,それまで自治政府を牛耳っていた世俗派の ファタハを破り,パレスチナ自治評議会(国会に当たる) 選挙で大勝したことにある。その後,ハマスとファタハ の間でガザの治安権限をめぐって武力抗争が勃発した。 内紛の結果,07年6月にガザは完全にハマスの支���下に 置かれることになった。一方,ヨルダン川西岸のパレス チナ自治区はファタハが抑えた。 イスラエルとの2国家共存路線をとる穏健派ファタハ と異なり,急進派ハマスはイスラエルの存在を認めな い。イスラエルはハマスにファタハ同様に,イスラエル を承認させようと,検問所を閉じ経済封鎖で圧力をかけ た。エジプトもイスラエルに同調し検問所を閉じた。ま さに陸の孤島となったガザ地区からハマスはロケット弾 や迫撃砲でイスラエルを攻撃した。これに対しイスラエ ルは07年9月にガザを「敵地」とみなし,同地への燃料や 電力の供給削減を実施した。これにハマスはさらなるロ ケット弾攻撃で反撃した。ちなみに08年にハマスが発射 したロケット弾は1,750発,迫撃砲弾は1,528発(globalsecurity. org)であった。停戦明けの12月18日からハマ スの攻撃が激化し,それに対抗してイスラエルが「ノー・ トラレンス」の方針の下で苛烈な報復攻撃をしかけたの である。 10キ ロ以上飛ぶ長距離ロケット(射 程12キロの Qassam 3,20キロの Grad,40キロの WS1E)ならとも かく,短距離ロケット弾や射程数キロの迫撃砲で攻撃し ても射程内には畑が広がり農家が点在するだけで,イス ラエル側にあまり実害はないように思われる。たしかに 住宅に命中することもあろうが,全く運が悪いとしかい いようがない。実際,何度かロケット弾攻撃を受けたア シュケロンでも週末ともなれば住民は海岸での散歩や魚 釣り,公園でのバーベキューなど,ロケット攻撃など全 く気にする風もなくのんびりと暮らしを楽しんでいる。 ただ検問所は全く様相が異なる。ガザ北部のイスラエ ル側エレズ検問所に行くと,きわめて厳重に警備されて いる。数メートルの高さのコンクリートの分離壁が続 き,大きな建物の検問所入り口には,銃を構えた警備員 が巡回し,空にはロケット弾や迫撃砲の発射を監視して いるのか小型の気球が揚がっていた。時折,報道記者や 許可を得た NGO 関係者が入っていくだけで,人の出入 りはあまりなかった。私もイスラエル当局に NGO 書類 を提出して許可を待ったが,入境を認めたくないとの態 度がありありと見え,結局,2週間の滞在中にイスラエ ル側から許可はおりなかった。 イスラエル側の許可を待つ間にひょっとしてエジプト 側から入境できるのではないかと思い,ヨルダン経由で カイロに飛び,そこからバスで6時間シナイ半島を横断 してエジプト側の国境の町アリーシュに到着��現在,そ こから国境に行くバスはなく,タクシーを雇ってラファ の検問所に行った。エジプト側の検問はイスラエル以上 に厳しく,途中の一本道で三度も検問を受けた。そして やっとたどりついた検問所では,入り口に近寄ることさ えも拒まれ,数分いただけ引き返さざるを得なかった。 兵士が銃を構えているだけではない。土のうを積んだ銃 座には重機関銃も据えつけられ,兵士がいつでも引き金 を引ける態勢で警備していた。 ただし,エジプト川の警備の厳しさは表向きだけだと いわれている。エジプトとガザの境界線の下には何百も のトンネルが掘られ,物資や武器の密輸が行われてい る。エジプト政府はトンネルを見て見ぬ振りをしている らしい。トンネルの出入り口は見つからないように,家 の中や何かで隠されているのかと思っていたが,境界近 くには家らしい建物はほとんどなく,畑が広がっている だけである。出入り口があればすぐにわかる。今回のガ ザ攻撃の目標の一つがトンネルにあったといわれている が,完全には破壊できなかったようだ。 イスラエル,エジプトの両国からガザ周辺を見たが, 徹底した経済封鎖が実施されているようで,ガザに物資 を運搬するトラックらしき車両をほとんどみかけなかっ た。ガザでは東京都区部の約6割の面積に約150万人も の人々が暮らしている。これだけの人々の毎日の暮らし を支えるには,大量の物資を運搬しなければならないは ずだ。しかし,イスラエル,エジプトのいずれの道路で もガザ行きのトラックの姿はみかけなかった。 一方,ファタハが支配しているヨルダン川西岸地域 は,厳重な検問にもかかわらず,人々や物資の輸送は絶 えることなく続き,検問所付近は行き交う車や人々で ごった返していた。パレスチナ自治政府の首府であるラ マッラーの中心街は大変な活況を呈していた。街には新 車のミニバス,トヨタやベンツなどの高級車が目につ く。また観光都市ベツレヘムそして中核都市ヘブロンな ども25年前の面影がないほどに発展していた。ハマスへ のあてつけか,欧米諸国がイスラエルを承認すれば経済 発展を約束するといわんばかりに,ファタハに経済援助 をしているからだろう。 イスラエルの境界に最も近い町ネティボット郊外の丘 からはガザ市街が望見できる。ガザ攻撃当時,世界各国 の報道陣が陣取った場所に間違いない。丘からは遠くに 高いビルが立ち並び,一見すると日本の中都市のような 比較的大きな町並みが広がっている。町の大きさに正直 驚いた。イスラエルのガザ攻撃は,たとえていえば新宿 を集中攻撃したようなものである。これほどの人口稠密 地域への攻撃で,死者が1���300人,負傷者数千人とは, その程度で犠牲が収まったという印象だ。 パレスチナ問題の本質は,今や領土問題でも宗教問題 でもない。それは人口問題である。イスラエル滞在中, ちょうどイスラエルの総選挙の最中で,テレビでも連 日,選挙関連ニュースが流れていた。その時に印象に残っ たのが,人口問題がイスラエルの抱える大きな問題だと いうことである。2005年末時点で西岸とガザのパレスチ ナ人の人口は383万人,そしてイスラエル国内に113万人 がいる。一方,イスラエルのユダヤ人は06年時点で約583 万人。つまりユダヤ人とパレスチナ人はほぼ同数であ る。またパレスチナ人の特殊出生率は6~7人,ユダヤ 人のそれは3~4人といわれている。このままでいく と,いずれユダヤ人はパレスチナ人に飲み込まれてしま う。
イスラエルにとって人口問題解決の方策の一つは移民 の促進である。冷戦後,ソ連,東欧からのユダヤ人が多 数イスラエルに移住してきた。それを証明するようにロ シア語の標識や立て看板をよく目にした。またロシア語 や東欧系の言葉しか話せないタクシーの運転手にも出 会った。そして今一つの解決策が,分離壁を作りユダヤ 人とパレスチナを分離することである。シャロン元首相 がガザを放棄したのも,もはや人口稠密なガザではユダ ヤ人が人口的に上回ることもできず,支配できないと判 断したからだといわれている。 その結果,パレスチナ人は分離壁に取り囲まれた小さ な地域に閉じ込められことになった。特にガザでは人口 爆発によるさまざまな問題が噴出している。生活環境の 悪化,失業問題,貧困,教育の不足など,それらの問題 がパレスチナ住民の不満やイスラエルへの恨みとなり, 対イスラエル強硬派のハマスを勢いづけ,イスラエルへ の攻撃となっている。特にパレスチナの若い世代の人口 爆発を解決しない限り,彼らの不満のはけ口がイスラエ ルに向かい,パレスチナ問題を悪化させることになる。 常に銃を持たなければ安心できないイスラエルの若 者,壁の中で不自由な生活を強いられるパレスチナの若 者。不幸の連鎖はいつ断ち切ることができるのか。ガザ の分離壁を前に,暗澹たる思いしか残らなかった。 (2009年 3月19日 記)
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thyele · 1 year ago
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2023年5月28日
seekさん「ツアー2箇所目、仙台。 リハーサルもしっかりできた。 今日はスタートからぶっ飛ばしていくんで、でっかい声聴かせてください! Psycho le Cému TOUR 2023 「RESISTANCE~心蝕~」 “episode1.炎の薔薇” 2023年5月27日 土曜日 仙台CLUB JUNK BOX 開場17:00開演17:30 https://t.co/aLgQsYIWza」https://twitter.com/seek_bonshisya/status/1662354784446472192
鳥を見た toriwomita 公式さん「【鳥を見た】 live at SHOWBOAT Mar.2.2023 photo by 桑原耀平 https://t.co/tdu4zCGooV」https://twitter.com/toriwomita/status/1662356047519166464
seekさん「サイコルシェイムの旅。 仙台メシ。 めっちゃ美味しかった。 https://t.co/SD1bqxayFQ」https://twitter.com/seek_bonshisya/status/1662356304906842118
びじゅなびさん「📸Angelo、ex.D’ESPAIRSRAYのKaryuが最新アーティスト写真を解禁! 記事はこちら▶️https://t.co/msFfYMOzLo @karyu_official https://t.co/mZIngZ6fld」https://twitter.com/visunavi/status/1662262345404645376
BUCK-TICK OFFICIALさん「樋󠄀口豊 自伝本「ユータ -Dear My Wonderful Fellows-」本日分完売いたしました。 #BUCKTICK #BUCKTICK35th #TOUR2023異空」https://twitter.com/BUCKTICK_INFO/status/1662358463719284738
タイザーさん「ついに樹脂冷凍で閉じ込められてしまったよ」https://twitter.com/taizodiac/status/1662364698329903114
Jさん「ついにこの日がやって来た!!!!いくぜ!!!!🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥💪💪😉 #LUNASEA #LIVE #TBOLS #声出し解禁」https://twitter.com/J_wumf/status/1662364756752355330
UNCLOCK LOVER 頼田陵介さん「mixあと2曲‼️ #UNCLOCKLOVER #2ndALBUM #レコーディング #20230616発売 #吉祥寺SHUFFLE https://t.co/vH3qLe67tZ」https://twitter.com/yorita_ryosuke/status/1662372358378913792
lucy+peter=esolagoto / 中村真悟さん「なんでか知り合った、笑 役者の友達・澤藤壮君の御芝居を観に中板橋新生館スタジオへ。 想像以上にヘビーな内容でしたが(大好物)、中村世代には特に刺さるストーリーとメッセージが込められていました。『溺れる病室』と云う題名がまた、後からキます。 あの頃のあいつらに久々に会いたくなりました。 https://t.co/qOAeH1G217」https://twitter.com/lucy_peter/status/1662375468761481218
lucy+peter=esolagoto / 中村真悟さん「澤藤君は勿論、どの役者さんも素晴らしくて、多分4回程泣きました。 久々に「迫真の演技」と云うモノを体感した気がする。。同じくステージに立つ者としても、たくさん刺激を頂きました🔥🔥🔥 『溺れる病室』は明日(28日)千秋楽だそう。 気になる方は是非とも♬ https://t.co/sl2iNXQDeg」https://twitter.com/lucy_peter/status/1662380135700647936
N'sGuitarMaintenanceさん「いよいよ来週!! 舜さん生誕イベントです。 一人でも多くの方の笑顔と生の声で直接祝福を届けに来て欲しいと思っています。 チケット予約受付中。 是非とも!! #NEiN #ナイン #Live #ライヴ #拡散希望 https://t.co/gCn93It3Ge」https://twitter.com/NsGuitar2016/status/1662368108307443723
舜6/3我輩生誕祭@池袋手刀さん「私のギター紹介⑦ V買うまではNEiNのメインギターだった7弦。初めて買った7弦でもあります。 ピックアップはこちらもダンカンペガサス。なんだかんだこのピックアップが1番性に合っているのです(*´﹃ `*) 今は全弦一音下げチューニングにしてメタル要素の強い楽曲提供時に使用しています🎸✨ https://t.co/MEOZUoWJ3z」https://twitter.com/shun_thefuzzbox/status/1662387650299596800
ジョニーダイアモンド首振りDollsさん「明日はいよいよなツアーファイナル的な1日です。なので超気合い入ってる感じなので名古屋でお待ちしてます❗️ https://t.co/xi8TrsWUmL」https://twitter.com/Tracisixteen/status/1662388527156326402
Yoshikiさん「今、LAにいるよ。 今夜、日本の深夜(LA早朝)の あるラジオ番組に生出演する予定だけど、 起きれるかなーー?自信がない🤣🥺。 I'm in LA now. Tonight, I'm scheduled to appear live on a Japanese late night radio program, but I wonder if I'll be able to wake up..? #YOSHIKI」https://twitter.com/YoshikiOfficial/status/1662390074951217153
Yoshikiさん「今年は凄い..! Xx #YOSHIKI "#EveningWithYOSHIKI #BreakfastWithYOSHIKI 2023 in Tokyo Japan - Additional tickets released due to high demand! "The world most luxurious dinner show" @YoshikiOfficial #contest https://t.co/4nhlv6Yinb」https://twitter.com/YoshikiOfficial/status/1662391733714554880
中島卓偉さん「2公演ソールドアウトありがとうございます!1曲も被らないセットリストで歌わせていただきます!笑顔でお会いしましょう! #中島卓偉」https://twitter.com/takuinakajima/status/1662405745676271616
高橋 浩一郎(Kaiki)さん「はじめてきたな、バントは、いいな。 https://t.co/IPl0SSXShj」https://twitter.com/STakahashi0823/status/1662408213327933442
NAOKIさん「二部のトークは急遽!Akiも参加してくれます!ありがたゃ!👍👍👍」https://twitter.com/official_NAOKI/status/1662408566526050309
takuto_さん「【takuto生誕祭】 ◉2023/8/7(月) ◉池袋手刀 ◉[about tess takuto Birthday anniversary concert -2man-] about tess ti-ti.uu [special session 有り] ■open19:00/start19:30 ■adv¥3500/door¥4000(+1d) ◎【チケット発売日】6/7(木)20:00発売 ■E+購入ページURL: https://t.co/mxjSjyA9lj https://t.co/fy9WsNq8zA」https://twitter.com/takuto_/status/1662413491503005697
Ivy darknessさん「手刀お疲れ様でした」https://twitter.com/IVY_DOPE_SHOW/status/1662413654703345665
猫好きYOU_THE SOUND BEE HD☠️MARY RUE☠️Lemさん「21:30くらいから、MARY RUEの泥酔ツイキャスしよかな😆お時間ある方、酒持って集合‼️もちろん、ノンアル大歓迎✨」https://twitter.com/YOUsoundbee/status/1662414416560926721
Hydeさん「[STAFF] 「HYDE LIVE 2023 」Zepp Haneda公演2日目の6/18(日)は男性エリアと女性エリアを分けたBEAUTY & THE BEASTを開催! チケット絶賛販売中! 購入は↓ https://t.co/3Wi1davWa5 #HYDE #HYDELIVE2023 #BEAUTYANDTHEBEAST #男性エリア #女性エリア #エリア別 #TAKINGTHEMDOWN https://t.co/ybMJHDMjeJ」https://twitter.com/HydeOfficial_/status/1662415047824670723
ti-ti.uuさん「[live info] 8/7(月) 池袋手刀に出演が決定しました。 《LIVE》 [about tess takuto Birthday anniversary concert -2man-] 8/7(月)池袋手刀 Open 19:00 / Start 19:30 出演:about tess / ti-ti.uu [special session 有り] Tickets:adv. ¥3,500(+1d) 一般発売:6/7(木) 20:00/e+ 発売開始 https://t.co/L6Tc6faMSX」https://twitter.com/titiuu_official/status/1662413348267511809
凛として時雨さん「【345/ti-ti.uu ライブ情報】 345のアコースティックユニット@titiuu_officialが、8/7(月) 池袋手刀に出演します。 [about tess takuto Birthday anniversary concert -2man-] 8/7(月)池袋手刀 Op 19:00 / St 19:30 出演:about tess / ti-ti.uu [special session 有り] 🎫6/7(木) 20:00/e+ 発売開始 https://t.co/ALHx2W20tq」https://twitter.com/sigure_official/status/1662413341632102400
seekさん「Psycho le Cému 「RESISTANCE~心蝕~」 “episode1.炎の薔薇” 5月27日仙台CLUB JUNK BOX 仙台めっちゃ楽しかったー。 物理的な意味でどんどんみんなに近づいていっている。 気持ちもしっかり繋がって嬉しかった。 いっぱい声聴かせてくれてありがとう。 またねー。 https://t.co/c1NXWIzgrr」https://twitter.com/seek_bonshisya/status/1662419831977832448
NёNe(ネネ)☀️さん「☀️NёNeが元気に歌ってみた#08☀️ 『Catch the Moment/LiSA』 大好きなアニソンを通して 沢山の人にNёNeの歌声を届けたい💐 ⚡️1000リツイート目標⚡️ 拡散応援よろしくお願いします! ▼full https://t.co/vRPdmIAosJ #歌ってみた #NёNe #拡散希望 #アニソン好きな人と繋がりたい #SAO #LiSA https://t.co/TRLlYy4jKS」https://twitter.com/NeNe_nyao/status/1662030647811244032
DaISUKE DARK SIDEさん「LUNA SEA終わったぁ 隆ちゃんありがとぅーっ🔥🧟🔥 Gravityとtonightきけた MOTHERとLOVELESS聴きたかったなぁ 明日かなぁ🥺 喉辛そうやったから心配やね 10月までは同い歳53、53かよまじかよ🤣お互いまだまだパワフルに 今日楽しかったわありがとう ✨🦇✡️🔮🧟🔮✡️🦇✨ https://t.co/0V7d1BPR6x」https://twitter.com/daisuke_side/status/1662442883381874689
【Phobia】 KISUIさん「池袋手刀ありがとうございました ご来場並びに配信でご覧いただきありがとうございました Phobiaは半年ぶりでしたが、居心地良かった。 新アー写公開しました。 https://t.co/GBLTWuu6Of」https://twitter.com/KISUIxxx/status/1662465481322934278
レイラさん「Phobia2ショットの依織さんは可愛かったです...KISUIさんのバックポーズかっこいいすぎる。神? ありじ神様いつもありがとうございます...T-T Saraさんからのお土産もありがとう '(๑•̀ㅂ•́)��✧’BOURBONの甘い物が好きです! ライブ終わった今回のカードの絵をアップします'(๑•̀ㅂ•́)و✧’イぇイ! https://t.co/k63NSKLzRw」https://twitter.com/misorarera/status/1662456570968690689
Ryuichi Kawamura officialさん「2023.5.27🌙 https://t.co/qx3aElTZzR」https://twitter.com/RyuichiKawamur2/status/1662581591875686401
LUNA SEAさん「【緊急発表!!】 明日5/29目黒鹿鳴館にて150人限定フリーライヴ開催決定!! LUNA SEA Back in 鹿鳴館 5/29(月)目黒鹿鳴館 開場19:30/開演20:00 その模様をYouTube Live全世界生配信!! ▶https://t.co/a8XuSagjOR 詳細はこちら ▶https://t.co/qufox8T9yZ https://t.co/9xABlNsksD」https://twitter.com/LUNASEAOFFICIAL/status/1662757833631502336
デトロイトD輔さん「今日電車移動する為に背負えるケース買ったのに雨とは😥 撥水加工のものにしておいたのがせめてもの救い🥲 大塚ウェルカムバックでお待ちしています✨ https://t.co/V5qVQAqddS」https://twitter.com/MADBAL3/status/1663045302113415168
デトロイトD輔さん「いい音と美味しいご飯を✨ トリで21時過ぎからです! ご来場お待ちしています😚」https://twitter.com/MADBAL3/status/1662774906369757186
LIZA🩸IX🪓さん「🩸INKの🦅Ricky Armellino🎸の 新譜💿が昨夜ドロップされました🙌🏻 現在全てのプラットフォームで ストリーミングされております✨ メロディーラインが切なくて 焼き付くクリアな楽曲です👇👇 私は大好きです❤️‍🔥🔥 是非🎶ご視聴を🤗🎧 #ICENINEKILLS https://t.co/YGuMTHE3u2」https://twitter.com/310_odas/status/1662482958555697154
LIZA🩸IX🪓さん「間違えてしまった… 5/26最新リリースでした🙏🏻」https://twitter.com/310_odas/status/1662486883237249026
LM.C mayaさん「お邪魔しました ありがとうございました Happyのオンパレードでした 🎂🧚‍♀️ #GLAY #HC2023 https://t.co/F3CG3PhfSP」https://twitter.com/maya_LMC/status/1662410186399846402
LM.C mayaさん「公演中メンバーの方々と目が合った気がしました 気のせいかなと思いました 終演後の面会で「めちゃ見えてたよー😁😁😁😁」と仰っていただきました なので気のせいじゃなかったです なので気のせいじゃないです 合ってますよ 皆さんも 目 #GLAY #HC2023 https://t.co/yvXvSN8JlK」https://twitter.com/maya_LMC/status/1662415404323704832
Zepp New Taipeiさん「coldrain 満員圧巻のライブでした🤘 @coldrain_jp #zepp #zeppnewtaipei #coldrain #台湾 https://t.co/9ADFqBRctj」https://twitter.com/zeppnewtaipei/status/1662991291372953600
GERTENA(ゲルテナ) Vo.Agatoさん「【拡散RTして頂いた皆様有難う御座いました】 失くした財布、本日無事に引き取りに行ってきました。色々な人の手に渡りトイレで捨てられ、やっと自分の元へ帰って来る事が出来ました。一人一人にお礼を申し上げる事が中々難しい代わりにこちらのツイートにて皆様にご報告とお礼申し上げます。 https://t.co/goRw77d7Ke」https://twitter.com/GERTENA_Agato/status/1663022927611330561
defspiralさん「【MUSIC】 defspiral 新体制シングル3作! Apple Music, Spotify 等、各種配信サイトにて配信中! 「明日への階段 / 流星」 https://t.co/XvlBzMgvYs 「VIVA LA VIDA / 光の世界」 https://t.co/XoZ3HQc4Gk 「ALEGRIA / FLASH」 https://t.co/nlcGKYNd8X https://t.co/Na4UGc9Wby」https://twitter.com/defspiral/status/1663021262732664833
girugamesh_Officialさん「【YouTube】 Focus of DEZERT(@DEZERT_OFFICIAL ) #3 Special collaboration 07/05(水) 20:00~ DEZERT x girugamesh 終わりと未来 -mixed by Яyo(girugamesh)- Please Check DEZERT Official YouTube Channel! ▶https://t.co/ynAaBjkJkl #girugamesh #DEZERT #FocusofDEZERT https://t.co/GQt2wdC6Zs」https://twitter.com/real_girugamesh/status/1663038427326185475
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abumk · 2 years ago
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2022年振り返り
12月も半ばを過ぎ、いよいよ大晦日が近づいていますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。私は自分のスケジューリング能力の無さに咽び泣く年末となりました。
折角作成した推し用Tumblrなので、今年の推し活動の振り返りをしたいと思います。懺悔したいこともあるのでここで懺悔します。
1月
現場……無し
現場が無かったのでオタクのやるようなことがしたい気持ちになり、サンリオピューロランドに行きました。
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お目当てのネームプレート!本当は推しの好きなぐてたまで作りたかったけれど品切れだったのか無かった。私の好きなキティちゃんで作りました。
オタク、推しのお名前の入ったものが好きすぎる。
2月
現場……星降るミステリー名古屋・Polygamy撮影会
東京で3回も行った星降るミステリーの名古屋公演に行きました。ミステリーの醍醐味は明日香さんと出会った時空に置いてきました。公演まで時間があったので名古屋城に行った。侍とグリーティングもできてよかった。
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推しが「東京からの出向お疲れ様です!」と言ってくれて死んでしまった。名古屋来てよかった〜。
初めて撮影会に参加したのも2月でした。余裕持って動こうとソワソワしすぎてアホみたいに早い時間に会場に着き、風の吹き付ける中(若干雨も降り始めていたのに)路上で肉まんを食べました。
撮影会前、プレゼントを買ってポンペイ展にまで行ったのになんだったんでしょうか。きっとこの日だけ36時間とかあったんでしょうね。
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ウーーーッ!好きだ……。
3月
現場……無し
ここで懺悔ポイントです。
1ヶ月ごとに丁度このTumblrのような感覚で推し活動を振り返ろうと思ってInstagramのアカウントを作成したのですが、3月で見事に挫折しました。そしてそこからずっと更新がありません。3ヶ月坊主です。
転職したばかりでバタバタとしていたのもあるのですが、チェキ飯的写真すら1枚も無いんです。
特筆すべき事が何も無い月になってしまいました。懺悔です。
来年こそは1ヶ月ごとにきちんとInstagramを更新します!
instagram
おサボりInstagram。2月分の更新が3月になってからなのも絶望度が高い。
4月
現場……Polygamy・新緑deナイト華の章
Polygamyには友人を誘って行きました。何故かめちゃくちゃに緊張して胃がひっくり返りそうだったのを覚えています。
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出させていただいたお花。可愛く作ってくださいました。机の上に置けるタイプのお花なのですが、推しが作業机に置いてくださっているみたい。配信の度に見せてくれる(好)
そういえばこの現場用に買ったワンピース、この一回だけ着て後は全く着用せず衣替えを迎えてしまいました。
新緑deナイトは発表されたのがすごく近々だったのを覚えています。行けてよかった。
そういえばこの日も雨だった。撮影会の日、いい天気だった事が無いです。
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萩と百合の最中。きちんと聞きたいのと写真を撮りたいのとでめちゃくちゃになりました。
これマジで謎なんですが、何故か撮影会の途中から推しが私のことを撮影していました(???)主催の方も「どうして……?」と仰っていた。そらそうだ。ヘアメを撮ってもらいました……。
5月
現場……無し
今振り返ったら5月も何も無かった。遠出はしていたんですが写真が無い!
オタクとしての意識が低い。
6月
現場……MASAKO撮影会
久々の撮影会でウキウキでしたが相も変わらず曇天でした。
プレゼントを慌てて当日調達する私。ムードもへったくれもない……。
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推しがあまりにもキまりすぎていてキモ=ヲタクと成り果てた。素晴らしい時間を過ごしたおかげか、何故か高級食パンを買って帰りました。
7月
現場……無し
7月は明日香さんのお誕生日!
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だったのにこの月も写真が無い。7月は仕事が爆発して家に帰れない日が続いていたのでしょうがないかな……。
来年は仕事で何事もなく、明日香さんのお誕生日をお祝いできますように。
8月
現場……MASAKO・もののふ女子撮影会
推しが出演していたのはノンバーバルコミュニケーションの部でした。言葉を発さず、それでもひしひしと伝わってくる感情や臨場感に圧倒されました。
お花も出させていただきました。いつもはハンドルネームでお名前を添えていただいているのですが、普通に忘れて劇場に行ったら本名が書いてありました。ウケる……。
もののふ女子の撮影会、小道具をたくさんつくったらめちゃくちゃ喜んでいただけて本当によかった。正直間に合わなくて手抜きの部分もあったのでそれは反省しています。
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衣装が本当に本当にすき!!!最高!!!またこの衣装で何かしらしていただきたいです。
9月
現場……無し
9月の頭に疫病でぶっ倒れ、そのまま何もなく過ごしてしまいました。
10月
現場……もののふ女子デビューLIVE
ライブ形式でライブハウスで開催された現場でした。小さいライブハウスでのライブが久々だったのでとっても楽しかった!
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カッコ良すぎてぶっ倒れるところでした。
11月
現場……ノアとチキュウの遊び方
本当に、本当に行ってよかった。あの舞台をこの目で観ることができてよかった。それに尽きます。
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私とめちゃくちゃ目があってる写真。なんか笑い堪えてませんか?そんなに私が近くにいて面白かったんでしょうか。
この舞台の配信を見ていたらカテコの時私と目を合わせてニコニコしている(であろう)推しがめちゃくちゃ抜かれてて笑いました。これ私の幻覚でないか是非皆さんにも確認していただきたいですね(?)
私をみてニヤつく推しが見られる!配信チケットは12月末まで販売しているみたいです↓
1:55:35辺りからです。本当に確認してほしいのでよろしくお願いします。
12月
現場……無し
懺悔!!!本当は現場があるのですが、どうしても外せない用事をよりにもよってピッタリ現場の日程と被せてしまいました……。
来年こそは現場全て全通を目指して頑張ります!
総括
推し関連のオタク活動は勿論、元から好きなものにも目一杯取り組めた1年でした!初めて名古屋にも降り立ったし、推しがきっかけで出会えた初めてがたくさんありました。
月並みなことしか言えないけれど、明日香さんとの繋がりも、明日香さんが導いてくれた繋がりも、大事にしていきたいものばかりです。これから出会うもの・ことも素敵なものがたくさんあるといいな。
今年も1年ありがとうございました。来年も精力的にオタクをしていきます!
来年もたくさん、たくさん明日香さんと会えますように。
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yoga-onion · 3 years ago
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Sumerian Mythology - The earliest deities of ancient Mesopotamia (1)
Cosmology & Worldviews
The Sumerians thought of the universe as a closed dome surrounded by a primordial saltwater ocean. Three heavens, the seats of constellations, younger gods and elder gods, along with the underworld, enclosed the Earth proper, which was flat, supported by pillars rooted in the underworld, and surrounded by another saltwater sea on all sides. Underneath it, there was a massive reservoir of fresh water, personified by the god Apsu or Abzu. 
The god of the domed sky was called 'An' (god) and the god of the earth was called 'Ki' (goddess). The primordial salt-water sea was called Nanum Nanum (Goddess of the Sea: Mother of Heaven and Earth, Mother Ancestor of all Gods) and became known as Tiamat (Goddess of the Sea) during the Sumerian Renaissance (Ur III Dynasty).
The Sumerians originally believed in polytheism through anthropomorphism. They saw gods in the forces of nature in the universe and on earth. The gods took on an anthropocentric aspect during the third millennium BCE, and the nature gods became the gods of their cities. The view took hold that gods such as Enki and Inanna received their status, power and knowledge from the heavenly gods An and the supreme god Enlil.
シュメール神話~古代メソポタミア最古の神々(1)
宇宙論と世界観
シュメール人は宇宙を原始的な塩水の海に囲まれた閉じたドームと考えていた。星座、若神、老神の座である三天と地下世界 (冥界) が、平らな地球を囲み、地下世界 (冥界) に根ざした柱に支えられ、四方を別の塩水の海に囲まれている。その下には巨大な淡水の貯水池があり、それを擬人化したのがア��ス神 (またはアブズ神) である。
ドーム状の空を司る神は「アン(男神)」、地上の神は「キ (女神)」 と呼ばれた。原始的な塩水の海はナンム(海の女神:天地を生んだ母、全ての神々を生んだ母なる祖先)と呼ばれ、シュメール·ルネサンス(ウル第三王朝)の中でティアマト(海の女神)と呼ばれるようになった。
シュメールではもともと擬人観を通した多神教が信仰されていた。かれらは宇宙や地上の自然の力に神々を見ていた。その神々は紀元前3千年紀の間に人間中心主義的な側面を持つようになり、自然の神々はそれぞれの都市の神となった。エンキやイナンナのような神々はその地位、力、知識を、天の神アンや最高神エンリルから授かったという見方が定着した。
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kirin-lemonade · 3 years ago
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去年の8/15頃に書きためた駄文を手慰みに。
書かずにいられない心持ちで吐き出す様に何かを書いたのは、随分久しぶりな気がします。
錠剤
油紙を敷いた缶に、錠剤を分けて入れる作業が私の日課。持病の硝子症の薬だ。雨が降った後は塵が雨に絡めとられるので空気が澄んで遠くまでよく見える。でも私が発した言葉が行き着く先までは見えない。
時間はこの家を通り過ぎて裏庭で散り散りになった後、結晶化されていく。持病の原因はその結晶だと医師はいう。
亡母#1
アルミニウムは新しい金属です、と亡母が呟く声が聞こえる。夕餉の為に圧力鍋を用意している私は、何?と聞き返すが、亡母はアルミニウムは新しい金属ですと繰り返す。私は夫の好物が鶏の煮物だったか急に自信がなくなる。原子番号ハジュウサン原子量ハニジュウロクテンキュウハチ。夫はまだ帰らない
瓦斯#1
先程からこの部屋に充満している蒸気はきっとそのままにして良いのだろうと
眠りから覚めた私はぼんやりと思う
肌に付着する水の粒子の中に瓦斯の匂いが混じっていることが気になるが、左利きの私にはどうすることもできない
仕方なく真新しい鋏の切れ味を試す事にする
昨日近くの荒物屋で買った鋏だ
プレス機#1
漸く気が付いた。私は巨大なプレス機の中に横たわっている、いつからかは思い出せないが。ナックル構造のこの機械は、地球の自転という回転運動をピストン運動に変化させ、ゆっくりと私の上に鉄の塊を下ろしてくる。ピストンが下死点に達するまでに、私は私の原子番号を思い出さなければいけない。
受付#1
何かご不明な点はございますかと係の女性が笑顔で訊くので、ずっと気になっている事を訊く事にした。妻の猫は無事なのでしょうか。ええ大丈夫ですよと、綺麗に貼られた切手のような笑顔で彼女が答える。ならば良いのだ、7年前に天寿をまっとうした、あの雉猫が無事ならば。先着順です。彼女は笑う。
お神籤#1
今日、神社で御神籤をひいた。偏頭痛が酷かったのだ。札には「怨嗟に苛まれ続けよ」とあったので掛り付けの医師に見せることにした。
医師が、高血圧みたいなものです、その札は黄色のボウルに水を張り、浸しておくといいというので帰りにボウルを買った。色は白だがその位は大目にみてくれるだろう。
亡父#1
昨夜亡父が福引で当たったと云って持ち帰った其れは呻き声をあげる、見たことのない生き物でした。一見、烏鷺の木のようにも見えますが生き物です。おい何か云いたい事があるなら云いなさいと、亡父は其れの首と思われる場所を菜箸で突くのです。其れにとって私達は卒塔婆のように見えていたのです
亡父#2
等間隔に立つ街灯が一斉に灯を落とした。亡父に頼まれ凧糸を買いに行った帰りだ(彼は其れで髪を結う)
確かに今朝の新聞に報せが載っていた。冷蔵庫の中に溜め込んだ羊歯の葉(亡父の主食)を地下の氷室に移さないと。歩調を早める私の目に汗が滲みいる。宙に浮く監視機の小さな赤い光だけが、頼りだ。
亡父#3
何となく息苦しいと思ったら、案の定、天井のプロペラが回っている。この部屋は真空なので気が付かなかった。でもな、それを見続けていると音が聞こえてくるから気をつけろ、亡父が言う。こう在るべきだと、脳が勝手に音を鳴らすんだ。構わず私は見続ける。その時私の頭の中ではどんな音が鳴るのか。
迎え火#1
あの子は私を妹と呼びました。歳はおろか、体の大きさだって私の何十倍もあるのですから、それも当然です。いちねんぶりに懐かしいよびごえがキこえたので、あのコのところに戻りまス今クらしているだいせいどウは居心地がいいでスああ泣いているのはワタシでしょうか尻尾のないあのコでしょうわかりま
老母#1
頭蓋骨を微細な波長で揺らすそれがwhiteroomで暮らす老母からの信号と気づいた朝
彼女は何を伝えようとしていたのか
古えの話を伝えようとしていたのか
それはまだ、元号があった頃
(今は勿論、樹暦1337年)
もう誰も摂氏で気温を測らない
ああ、いつまでも続く彼女の振動
亡父#4
私は壁の木目から此方を覗いている叔父と視線があったまま動けないでいる。叔父の葬儀はそれはもう、豪奢なものだった。ヒヤシンス、亡父が泣く、木目には記憶が存在しないのに。映る筈のないテレヴィジョンが、ぷつっと息を吹き返した。画面の中に咲き誇る花が見える。ヒヤシンス、亡父の涙は止まない
読書#1
落ち着いて、集中して、と彼女は私の手の甲を摩りながら云う。落ち着いて、集中して。彼女の内部には私が想像しているこの部屋しか存在しないことが愚かな私にも分かる。先生、それは、と私は言葉を探す。彼女は首を擡げる。それは机��上で開かれた本が、自らその頁を閉じる様な、ゆっくりと静かな動き。
ラジオ講座#1
「先週は」、ラジオの向こうの先生が云う。「発した言葉が土壌の中でどのように分解するかを学びましたが、今週はもっとシンプルに発した言葉の熱量がテーマです」この講座を聴くのは四回目。家事の合間に丁度良い時間なのだ。冷蔵庫からアイスクリンを出す。上手く溶けますようにと、私は言葉を準備する。
#亡父5
私は亡父を散歩に連れ出す。彼は近くの植物園が好きなので、何時もそこを散歩のルートにしている。園内の池にたどり着くと、彼は小石を詰まらなそうな顔でひとつふたつと、池に投げ込む。沈澱している、等と思ふのは我等が水面の上から臨んでいる故だ。私は曖昧な笑顔のまま彼の首輪の紐を曳く。
傘#1
ラジオで天気予報を聞きながら、停車場のベンチに座っていると、足元を摂氏70度の水が波打ち流れていきました。ああまただ、また裏庭に無数の傘の残骸が集められるのかと、私は情けない気持ちで歩き始めます。傘のビニールはすぐに朽ちて、植木鉢の裏底のような哀しい臭いを放ち始めるので苦手です。
名前#1
亡父が以前縁日で手に入れた生き物は、亡父が世話をしないので、私が食事を与え散歩に連れて行くようになりました。ラジオで、物体には必ず名前をつけた方が良い、と聞いたので、二人で考えて「シジマ」にすることにしました。私が彼に「亡父」と名付けた時は私一人で考えたので至って楽な作業でした。
執務室#1
ずっとその存在を疑っていた世界に、今日呼び出された。書状にある撮影所に向かい、彼の執務室を訪れると、彼は無言で次々と書類にサインし続けながら時折視線を此方に向けた。服の土埃を払うことも口を開くことも許されずペン先の掠れる音を聞いていると、確かに私も世界も存在していると実感できた。
海図#1
最初、彼は自らを「シテン」と名乗った。視点、支点、始点、死点。訝しむ私に彼は言う「航海士が海図にコンパスの針を突き立てると、船を取り巻く海がその動きを止めるように、お前がこの場所に私を突き立てれば、お前を取り巻く全てがその動きを止める」納得した私は彼を亡父と名付け、家に上げた。
輪転機#1
裏庭で野晒しの輪転機がごおんとゆっくりと回り始めました、纏わりついた水滴を振動で弾き飛ばしながら。私だの君だのこざかしい、亡父が私の背後で呟くと忽ち、輪転機からは火柱が吹き上がり、亡父の体臭は異国の空港の匂いの様に懐かしく哀しく。私の残照は失墜して悲しみに溢れ、葉脈へと行き着きます、やがて
市場#1
デスクの抽斗には裏庭で掻き集めた硝子の粉が敷き詰められていて。通り過ぎたじかんが結晶化し地面に落ちて砕けたものです、ゆえ、市場に卸します一斤三円で何処かに売られていく曾てじかんだったものを悼みます。空腹を恥じこの躰を呪いつつ誰かの傘に入れてもらいつつ。終わったじかんを売り〼、ココ
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【石川県謡曲古跡めぐり】1日目11箇所目 2020/10/30-31
能「満仲」「仲光」
本光寺 《小松市上本折町》 浄土真宗本願寺派 圓満山 本光寺 「本光寺の前身である天台宗円満寺は、今からちょうど1千年前に清和天皇の曽孫多田満仲の子、幼名美女丸、後の源賢僧都によって小松八幡の地に草庵が建てられた事に始まります。それから472年後円満院41代の連慶が、当時吉崎にご逗留していた蓮如上人の教化を受け、真宗に改宗、本光寺となる」
多田眞住職(69)が2020年6月に古希を迎え引退。娘婿の多田明弘副住職が後任。
和室のふすま絵を手掛けたのは、同市赤瀬町のアーティスト森秀一さん(66)。続きの和室3部屋にある計52枚のふすまをキャンバスに見立て、「大自然の恵みに感謝」をテーマにパステルカラーで太陽や月、水の流れを模した抽象画を描いてきた。
始ノ源満仲攝津多因ノ庄ノ息權ノ守光吉深ク佛教二歸依シ源信僧都二参シ落飾シテ圓教ト稱ス人皇第六十六代一條天皇ノ御宇長保二年庚子命二因り白山守護の為加賀国軽海加留美かるみの郷(小松市八幡字清水)二天台宗圓満寺を草創し白山別當職二補さる時に圓教石清水八幡宮(大和国長安寺○僧行教勤請)ノ分霊ヲ遷シ顕祖ヲ祀文明四年○二月二十八日第四十一代恵國院圓周吉崎蓮師ノ弟子トナリ眞宗本光寺ノ號ト慶恩坊蓮慶(實名光善延徳二・○洋玄二月圓寂)ノ法名ヲ賜り是當寺ノ開基ナリ第二世慶空本願寺派二属シ一時能美郡西俣二寺基ヲ定メル慶安年間加賀藩主前田候小松二寺地ヲ寄進サルル二依リ此處ニ轉ス其ノ後寛政十三年堂宇ヲ築造セシモ天保四年葵己四月十二日火災二遭ヒ灰榼ニ歸之爾来累世ノ住持法統ヲ嗣キ再興ヲ圖リ第十四世慶準第十五世慶也第十六世慶嗣二至ル 昭和二十四年八月宮崎安彰識 寄進三島進 外門徒一同
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sorairono-neko · 5 years ago
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Growing up love
 中四国九州大会から戻ると、ヴィクトルは勇利に、カツ丼を食べてよいと笑顔でゆるした。勇利はうれしそうにうなずき、ヴィクトルと並んで座り、カツ丼を口へ運んだ。 「食べるの、久しぶり」  勇利の瞳はきらきらと輝いていた。 「温泉オンアイスのあと、半年近く我慢したね」  ヴィクトルがからかった。 「俺の目を盗んでこっそり食べたりもしなかったんだろうね」 「『試合に勝ってもいないのに』なんて言われたら食べられないよ」  勇利は拗ねたように言い、それからかすかにほほえんだ。 「……それに、もうカツ丼は、ヴィクトルと一緒にしか食べないってきめたから」 「…………」  ヴィクトルはすっかりうれしくなり、勇利の肩をぐっと抱いて、「勇利、今回の試合、よかったよ!」と褒めた。 「ちょっとヴィクトル、食べてるときに……」 「ジャンプはぜんぜんきまらないし、フリーなんて後半やたらと疲れてるし、いきなり壁に激突するし、俺の言うことまったく聞かないし、全体的にどうかと思うけど、とにかくよかったよ!」 「それ、ちっともよくないんじゃないの?」 「いや、よかった!」  ヴィクトルはビールを飲みながら言い張った。 「課題だらけだったが、それはつまり、未来を感じる、将来性があるプログラムだと証明できたということだからね! あのめちゃめちゃな演技であれだけ点数を出せるとわかったのは大きな収穫だ」 「なんか、あんまり褒められてる気がしないけど……でもヴィクトルの機嫌がいいことはわかったよ」  勇利はこくこくとうなずき、「あの、食べにくいんで」とヴィクトルの腕を肩から外した。ヴィクトルはふてくされた。勇利はつめたい。しかし、うれしそうにカツ丼を味わう横顔を見ていると、すぐに頬がゆるんできた。これからも勇利にカツ丼を食べさせてやりたいと思った。それに──もっと、勇利を喜ばせることをしてやりたい。何かないだろうか? 勝ってカツ丼をヴィクトルと食べる、というのは勇利自身の目標だ。ほかにヴィクトルも、何か、勇利に褒美のようなものをあげたい。 「勇利、俺にしてもらいたいことはないかい?」  ヴィクトルは声をはずませて尋ねた。 「え? とくにないよ」  勇利はあっさり答えた。 「何かあるだろ!」  ヴィクトルは迫った。 「ないって」 「いや、あるはずだ」 「その自信は何なの? ないよ」 「なんでないんだ? 勇利は俺のことが好きなんだろ?」 「そうだけど……、でもしてもらいたいことはもう全部してもらってるよ。コーチも、こうして一緒にカツ丼食べるのも」 「それ以外でだよ! そんなのは当たり前のことじゃないか」 「いや、ぼくにとってはぜんぜん当たり前じゃないんだけど……」 「もっとないのか? なんでもしてもらえるんだよ? 俺にだよ?」 「うーん……だからぼくはコーチしてもらえるだけで……」 「日常的なことでだよ」 「えー……、じゃあ、ぼくの好きなプログラムすべってもらいたい」 「そんなのはだめだ!」  ヴィクトルは断固として言い張った。 「スケートから離れるんだ! それ以外のところで親睦を深めよう」 「意味わかんないんだけど……。何なの。なんでもいいって言ったくせに……」 「勇利、きみは俺のファンだ。俺にしてもらいたいことでスケートだなんて、そんなの何もおもしろくない。普通のことじゃないか」 「あの、そういうところにまで意外性を求めないで欲しいな。だいたい、そんな制限をするなら、それってもう『なんでも』じゃないよ。ヴィクトルはぼくにご褒美をくれるってことでしょ? だったら変な条件つけないで、ぼくのありのままの希望を……」 「何かないのか?」 「聞いてる?」  勇利は溜息をついた。 「本当にないよ……。ぼくは昔からヴィクトルが好きだけど、一緒にすべりたいとか、スケートの話ができたらなとか、そういう夢ばかり持ってたんだから。いまヴィクトルはぼくのコーチだし、同じ屋根の下に住んでるし、スケートをみてもらってるし、衣装まで借りてるし、ぼくの望みは全部かなってるんだよ」 「つまらない」  ヴィクトルはビールを飲み干した。 「もっと欲はないのか? 俺に対して貪欲さを示してくれ!」 「ヴィクトル、酔ってるの?」 「俺は勇利にご褒美をあげたいんだよ!」  ヴィクトルは勇利に顔を近づけた。 「声が大きいよ」 「俺のこの奉仕欲をどうすればいいんだ?」 「すでにぼくの望みじゃなくてヴィクトルの望みになってるけど……」 「勇利、本当に俺が好きなのか?」  ヴィクトルは疑わしそうに勇利を見やった。 「好きならもっといろいろあるんじゃないの?」 「なんでぼく言いがかりつけられてるの?」 「どうも勇利の愛情は信用できないな……」 「酔っ払いがからんでくる」 「俺を好きなら……」  そう言いさして、ヴィクトルはふと気がついた。そうだ。勇利はヴィクトルのことが好きなのだ。だったら──。 「勇利!」 「なに? だから声が大きいって……」 「一日だけ、おまえの恋人になってやろう!」  ヴィクトルは目を輝かせて宣言した。勇利はぱちりと瞬いた。 「そうだ。そうしよう。それが今回の優勝のご褒美だ。いい考えだ!」 「…………」 「次のやすみは──明後日だね。その日だけ俺は勇利の恋人か……よし、がんばってみるか!」  いっそはしゃいでさえいるヴィクトルを、勇利はどこかあきれたような目つきで見ていた。 「あの……がんばらなくていいんだけど……」 「なぜ? 勇利は俺が好きだろ?」 「恋人とかはないって……、ぼく、言ったよね?」 「わかってるよ。俺は俺でいてもらいたいんだろ? だったら俺の提案には応じてしかるべきだ!」 「何なの?」 「楽しみだな……腕が鳴る」  ヴィクトルはうんうんと力強くうなずいた。 「勇利と恋人……いいね!」 「何がいいのかさっぱりわからない」 「明後日、勇利は俺の恋人だ!」  ヴィクトルは勇利の額をつんと押して片目を閉じたが、勇利はとくにうれしそうではなく、「まあ、それでヴィクトルの気が済むならいいけど……」という態度だった。 「恋人って何するの?」  その日がやってきて、ヴィクトルが勇利の部屋を意気揚々とおとなうと、勇利がまず言ったことがそれだった。ぜんぜん恋人らしくないな、とヴィクトルは思った。勇利は子どもだからな……。 「そうか。勇利は恋人いたことなかったんだな──痛い痛い!」  さりげなく腰のあたりをつねられ、ヴィクトルは悲鳴を上げた。勇利がヴィクトルをにらみつけている。いまのはよくなかった。勇利はこういう話題が嫌いなのだ。学んだはずなのに、つい口に出してしまった。 「そうだよ。いたことありません」  勇利はつんとそっぽを向いた。 「だからヴィクトルが教えてよ。山ほどいらしたんでしょうから!」 「山ほど?」 「恋人って何するの」 「そうだな、それは──」  得意になって語ろうとして、ヴィクトルは、何を言えばよいのかわからなくなった。恋人とは何なのか。どういうことをするものなのか。一般論ならいくらでも言える。しかし、勇利に対して語れる言葉が──ない。 「どうしたの?」  なぜだろう? ヴィクトルは首をかしげた。彼は世界一もてる男なのだ。いくらでも話せるはずである。恋人のあり方だって──。 「ヴィクトル?」 「あ、いや……」  表面的な、上すべりするような説明しか思い浮かんでこない。これはどうしたことだろう。ヴィクトルは困った。そうだ、一般論でもよいではないか。当たり障りのないことだって、べつに……。  しかし、それは勇利に言うべきことではない気がする。 「……やっぱり、まずはデートだね」  ヴィクトルは苦し紛れにそう言った。勇利がうなずく。 「まあそうだよね。デートってどんなことをするもの?」 「それは……」  食事をして、お酒を飲んで、それで? ヴィクトルは口ごもった。勇利は無邪気な瞳でヴィクトルをみつめている。彼は、ヴィクトルがいつまでも何も言わないので、かすかに眉根を寄せた。 「ヴィクトル、ぼくと恋人がいやなら無理しなくてもいいんだよ。そもそもぼくが頼んだことじゃないし……」 「いや、ちがうんだ! そういうことじゃないんだ。俺は今日を楽しみにしてたんだ!」 「そうなの?」  そうだ。楽しみにしていた。なのになぜ具体的なことが言えないのだろう? 勇利と恋人だ、デートだ、ということしか考えていなかった。 「デート、するの?」 「する」 「ヴィクトルがしたいならそれでいいけど……」  ベッドに腰掛けていた勇利が立ち上がった。 「じゃあ、出掛ける?」 「その服で?」  勇利はそのまま陸上訓練に行くようなかるい服装である。 「変?」 「いや、変じゃないが……」 「ダサいの? ぼくこういうのしか持ってないから、もっとかっこいいのとか言われても困るんだけど」 「…………」  ヴィクトルも急いで腰を上げた。 「行こう」 「え?」 「行こう。それでいいよ」 「そう?」  ふたりで駅へ向かいながら、ヴィクトルは焦っていた。どうしよう。何をすればよいのかわからない。勇利とデート。どんなことをすればいい? 「どこ行くの?」 「そうだね……」  何も思い浮かばなかった。行きたいところがないというより、勇利をどうすれば楽しませてあげられるのか、それがわからないのだ。 「ロシアと日本じゃデートの形式もちがうのかな」  勇利が何気なく言った。 「ロシアにあって日本にないものってなに?」  勇利の言葉からひらめいて、ヴィクトルはどうにか会話をつないだ。 「日本ではデートというとどういうことをするんだい?」  恋人がいなくても、一般的な知識は勇利にもあるだろう。勇利は口元に手を当てた。 「うーん……。映画かな?」 「映画か……」 「あとはまあ、遊園地とかかなあ……。それはもっと若い人たちが行くのかな。ぼくもよくわからなくて」  映画。遊園地。悪くはないが、勇利はそういうことを体験したがっているようには見えない。 「それから、買い物? かな……?」 「買い物……」  勇利はヴィクトルの服装をちらと見た。 「ヴィクトルはいつもかっこいい服着てるよね。気軽そうなのでも生地がいいから洗濯に困るって真利姉ちゃんが言ってたよ。高いんだろうね。どこで買ってるの?」 「勇利、服を買いに行こうか」  ヴィクトルはようやく思いついて提案した。 「え?」 「勇利のそのダサい服、どうにかしてあげる」 「あのさ……うれしくないんだけど……。ぼくはこういうのでいいんだよ。楽だし」 「いいから!」  ヴィクトルが強引に話を進めると、勇利はくすっと笑い、「まあヴィクトルらしいけど」と言った。ヴィクトルはほっとした。  ヴィクトルは勇利に、きちんとしたブランドものを着せたかったが、勇利はこのあたりにそんな店はないし、そういうものは自分に必要ないときっぱり断った。 「せいぜい、ショッピングセンターの専門店くらいがいいんじゃないかな」  それでヴィクトルは仕方なくそこへ勇利を連れていった。そもそも、ブランド店があったとしても、いきなりそんな服を勇利に贈ってよいかどうか、よくわからなかった。今日は恋人なのだからいいと思うのだが、しかし、つまり明日はヴィクトルと勇利は恋人ではないのである。そんな関係の相手から服をもらって勇利がどう思うか、ヴィクトルは気になった。普段の自分と勇利はそういうことのできる仲だろうか?  ヴィクトルは、勇利に似合う服を精いっぱい探そうと、あちこちの店をまわった。勇利は「もうさっきのでいいよ」「どれも同じに見える」「いい加減疲れたんだけど」と終始乗り気ではなかった。 「勇利、きみは今日俺と恋人で、これはデートなんだぞ!」 「デートってこんなに大変なものなの?」  慣れないことに、勇利はかなり疲労しているようだった。ヴィクトルはこれならと思うものを選び、勇利に買ってやろうとした。しかし勇利はいらないと断った。 「何を言ってるんだ。勇利に贈るためにこうしていろいろ探したのに」 「見るだけの買い物でもいいじゃない」 「そんなのはだめだ。意味がないじゃないか��� 「そんなことないよ」  勇利はほほえんだ。 「ヴィクトルがぼくに、こういうのが似合う、こっちのほうがいい、って一生懸命になってくれてるのを見ているだけで、ぼく、おもしろかったよ」 「でも勇利は『もういいから』って言ってたよ」 「そうだけど、おもしろかったことはおもしろかったんだよ。そうやって自分のやりたいことをやりたいようにやるヴィクトルっていいなと思って。ぼくのためっていうのもわかったしね。だから買ってくれなくてもいいよ。楽しかったから。それよりぼくおなかすいたな」 ��それで仕方なく、ヴィクトルは食事をすることにした。だが、何を食べようかというところでまたつまずいた。勇利はどういうものを食べたいだろう? 彼の好物はカツ丼だが、それはもう昨日済ませた。どんな店へ連れていけば勇利は喜ぶだろう。中華? フランス料理? イタリアン? 和食? 「……何が食べたい?」  ヴィクトルはゆっくりと尋ねた。 「なんでも」  勇利は答えた。 「目に入った店でいいよ」 「デートだよ。そういうわけにはいかない」 「なんで?」  勇利は不思議そうに言った。 「デートってそういうものなの? めんどうなんだね。あ、そこにおそば屋さんがあるよ。ぼくあそこでいい」 「勇利……」  ヴィクトルは勇利と素朴なそばを食べながら、果たしてこれは本当にデートなのだろうかと思い惑った。自分たちはちゃんと「恋人」ができているだろうか? よくわからない。 「このあとどうする?」  勇利が時刻を確かめた。 「映画でも見る?」 「いや……」 「そういうの好きじゃない?」 「好きじゃないというわけではないけど」 「ほかには、うーん、デートの定番と言えば、夜景とか……」  勇利はガラス越しにおもてを見た。まだ明るい。 「まあ、明日も朝から練習あるし、夕飯までには帰りたいから、それは無理か」 「そんなに早く帰るのか?」 「え、遅くなるつもりなの?」  勇利がきょとんとした。 「何するの?」 「何って……」 「朝起きられないと困るよ」 「……それはそうだけど」 「夜景はだめだね。じゃあ、えっと、あとは海かな?」  そば屋を出ると、ふたりはのんびりと海へ向かった。手の甲と甲がふれあったとき、ヴィクトルは思いきって手をつないでみた。勇利はちょっと瞬いたが、ほほえんで、「恋人だからね」と言った。海では並んで座り、たわいないことを話した。どうしてもスケートの話題になってしまう。恋人っぽい話をしよう、とヴィクトルが言うと、それってどんなの、と勇利が尋ねた。 「うーん……」 「ヴィクトルは、ぼくとじゃそんなの無理だって」  勇利はくすくす笑っている。そうではないのだ。勇利を恋人として見られないからできないのではない。ヴィクトルにも、どうすればよいのかわからないのである。こんなことになるなんて考えてもみなかった。あんなに楽しみだったのに。  何もできないまま時間は過ぎ、勇利が「どこかでお茶でも飲もうよ」と言ったので和風の店に入った。勇利は「あんみつが食べたい」と希望した。 「でもぼくひとつを全部食べるのはよくないから、ヴィクトルが頼んで、すこしだけちょうだい」  あんみつは甘くて不思議な味だった。それを食べながら緑茶を飲むと美味しかった。勇利もにこにこしていた。だがヴィクトルは、終始、これでよいのだろうか、こんなデートは正しいのだろうかと思い悩んだ。  勇利に「ご褒美」をあげたかったのに。勇利は楽しんでいるだろうか? 勇利に「一日恋人になってあげる」と言ったときの高揚はすっかり消え、ヴィクトルにはいま、戸惑いばかりがあった。 「そろそろ帰ろうよ」  勇利が言った。 「もう?」 「いまから帰ったらちょうど暗くなるよ」  ふたりは電車に揺られて帰った。座っているあいだ、手はつなぎあっていたが、言葉はほとんど交わさなかった。勇利の言う通り、駅から出ると、あたりはすでに青から黒へと移り変わるところで、ほのかな残光も消えそうだった。 「今日はありがとう。楽しかったよ」  勇利が礼を述べた。本当だろうか? だって何もできなかった。これが恋人か、つまんないの、と勇利は思ったのではないだろうか。 「ごめん」  ヴィクトルが謝ると、勇利は不思議そうにヴィクトルを見上げた。 「何が?」 「デートってつまらないと思ったんじゃないかと思って」 「え、なんで? ぜんぜん」  勇利は笑った。 「初めてしたけど……、こんな感じなんだーって思った。楽しかったって言ったでしょ」 「本当に楽しかったのかい?」 「ヴィクトルは楽しくなかったの?」  ヴィクトルは黙りこんだ。楽しくないわけがない。勇利といるとヴィクトルは安心していられるし、愉快だし、彼が何を言い出すのかというわくわくした気持ちも感じる。しかし、勇利を楽しませてあげられているか、ということばかりが今日は気になった。 「ショッピングセンターと海と、簡単な食事とあんみつだ」  ヴィクトルは指折り数えた。 「いいじゃん」 「いいかな?」 「いいよ」  勇利はほほえんだ。 「デートって、どこに行くかじゃなくて、誰とするかじゃないかなって思う」  ヴィクトルははっとした。 「どんなにすてきなところでも、どうでもいい相手とじゃつまらないし、近所の公園でもコンビニでも、大事なひととなら楽しいよ」  橋へ差しかかった。勇利は愛情深い微笑をヴィクトルのほうへ向けた。 「ぼくはヴィクトルとなら、どこだって楽しいよ」  ヴィクトルはものが言えなかった。 「今日はいろんなところへ連れていってくれてありがとう。うれしかったよ」 「──勇利」  ヴィクトルは足を止めた。彼は勇利の手を握りしめ、明るく笑って提案した。 「ねえ勇利。今日だけじゃなく、ずっと恋人になろうか!」 「え?」  勇利がきょとんとした。 「そうだ。そうしよう。そしてまたふたりでどこかへ行こう。勇利も楽しかったんだろ? いいよね。ね、勇利!」 「…………」 「恋人になるともっと楽しいぞ!」  ヴィクトルの頭の中には、勇利を一層楽しませて、喜ばせなければ、ということしかなかった。勇利は、今日がすてきな日だったと言ってくれる。しかし、ヴィクトルは、自分は何もできなかったという気持ちでいっぱいだった。勇利に笑ってもらいたい。何か、何か──勇利のためにもっと。 「……やめとく」  勇利は優しく言った。 「……どうして?」 「べつにヴィクトルとなら恋人とかそうじゃないとか、関係ないよ」 「わかってるよ。勇利は俺に俺でいてもらいたいんだろ? 恋人になっても俺は俺じゃないか。ね!」 「ねえ、ヴィクトル」  勇利はやわらかい声でささやいた。 「ぼくはね、ヴィクトルのことが好きなんだ」  勇利の黒い大きな瞳が、きらりと輝いてヴィクトルを射竦めた。鋭い視線でもないのに、ヴィクトルはどきっとして動けなかった。 「だったら……」  勇利は笑って、ゆっくりとかぶりを振った。 「ぼくはもっと、真剣にヴィクトルのこと、愛してるよ」 「…………」  ヴィクトルのくちびるがふるえた。 「ヴィクトルが思うより、ずっと本気だよ」  何も言えなかった。このときヴィクトルは、勇利にキスがしたいと思った。今日は恋人なのだから、それくらいしてもよいはずだ。  勇利はもう一度にこっと笑った。 「帰ろ」  勇利がヴィクトルの手を引いた。ヴィクトルは押し黙って歩き出した。勇利は夜空を見上げた。 「一日だけヴィクトルの恋人だった日、だね」  そうつぶやき、彼は楽しそうにほほえんだ。  キスは、できなかった。  あの恋人としての一日は──あのデートは何だったのだろうと、ヴィクトルはそののちも、ときおり思い出しては考えた。自分はどうしてあんなに勇利に「恋人」という「ご褒美」をあげることが楽しかったのか。あの日、どうして洗練されたエスコートができなかったのか。どうしてあんなにも思い悩んでしまったのか。どうして──どうして勇利にこれからも恋人でいようと提案したのか。そして──なぜ、断られたことで、あんなにも──あんなにも──。  時が経ち、勇利を知るにつれ愛は深まった。愛が深まることで、ヴィクトルはあの日の答えを──理屈を説き明かすことができた。結局、「恋人」なんていう縛り方に意味はないのだとわかり、勇利が断ったのは、彼のほうが早くそれを理解していたからなのだとわきまえた。あのころのヴィクトルは未熟だった。勇利は愛を「愛のようなもの」としか認識していなかったが、それでも、十年以上もつちかってきたヴィクトルへの濃密な思慕は、人を愛さずに生きてきたヴィクトルよりもずっと成熟していた。  グランプリファイナルが終わり、勇利と別れたいま、ヴィクトルは無性に彼に会いたかった。いまなら勇利を、すてきなデートに連れ出せるのにと思った。あんなに不安定な、頼りないデートなどではなく──自信を持って。あの日のデートを勇利が「楽しかった」と喜んだ理由がいまならわかる。ヴィクトルだって、いまならあのデートを楽しむことができる。あのときのデートが「不安定」で「頼りなかった」のは、ヴィクトルが原因だ。ヴィクトルの気持ちが……。  バルセロナで、勇利とデートをした。あれはヴィクトルの中では正真正銘の「デート」だった。しかし勇利は、ただ思い出づくりのためにあの日を過ごしたのだろう。もう別れるのだからと。最後にせめてと……。もちろんこれはヴィクトルの想像だ。勇利としてはちがう思いかもしれない。しかし、少なくとも彼は、ヴィクトルと同じ気持ちではなかった。もう一度勇利を連れ出したい。いまなら──いまなら……。  呼び鈴が鳴った。ソファに横たわっていたヴィクトルはゆっくりと起き上がり、気の進まない様子で玄関まで行った。 「どなた?」 「あ、あの……」  ヴィクトルははっとした。彼は急いで鍵を外し、扉を押しのけるようにしてひらいた。 「あ……」  勇利がうれしそうな顔をして立っていた。 「ヴィクトル……」 「勇利……」  本物だろうか? 信じられなかった。ヴィクトルはぼうぜんとした。 「あ、あの、ぼく、ヴィクトルのロシアナショナルの演技を見て……」  勇利の頬が紅潮した。 「会いたくなって……いても立ってもいられなくて……」 「勇利」  ヴィクトルは夢中で勇利を抱きしめた。勇利がヴィクトルの背中に手をまわし、「来てもよかった?」とささやいた。ヴィクトルは無言で幾度もうなずいた。 「すぐ──明日には帰らなくちゃいけないんだ。でも、ヴィクトルに直接、すてきだったって言いたくて。それで……」 「今日はいられるのかい?」 「うん。ヴィクトル、復帰戦でいきなり優勝しちゃうんだからすごいね。でもぼくは信じてたよ。ねえヴィクトル、ぼく、ヴィクトルに『ご褒美』あげたいんだけど、どうかな?」  ヴィクトルは驚き、勇利の瞳をのぞきこんだ。勇利はいたずらっぽく笑っていた。 「今日一日デートしてあげる。どう?」 「勇利……」  ヴィクトルは勇利のかばんを室内に投げこむと、勇利の手を取り、「行こう!」と外へ連れ出した。  まず、自分の行きつけの服屋へ足を運び、勇利の服を買った。もちろん彼に着せたいブランドものだった。それから時々散歩する、好きな道へ行き、そこを手をつないで歩いた。そのあと、勇利が空腹���というのでお気に入りのレストランで食事をした。店を出ると、川のほとりに腰を下ろして身を寄せあい、何時間も語りあった。ヴィクトルはずっとはしゃぎきっていた。気持ちが完全に高揚していた。何をしたいのか、どうするのが自分にとって���いのか、そして何よりも、勇利がどんなことで喜ぶのか──彼はもうすべて承知していた。  お茶を飲み、ヴィクトルの好みの店で夕食をしたためたあと、橋を渡った。橋の途中でヴィクトルは振り返り、勇利を抱きしめてキスした。 「俺も勇利のこと、真剣に、本気で愛してるよ」  勇利はきららかに目を輝かせてうなずいた。もう「恋人になろう」なんていう言葉は必要なかった。ふたりにはお互いの愛情も気持ちもわかっていた。 「あのとき勇利、俺が簡単に言うから、本当は怒ってたかい?」 「ううん。ヴィクトルらしいなって思った」  一日だけ恋人になった日と、したことはほとんど同じだった。ちがったのは、ヴィクトルが強引に勇利の服を買ったこと、勇利にキスをしたこと、夕食まで食べて帰ったこと、そして……。 「何もしないよ。でも、そうしたいんだ」 「いいよ」  ふたりはその夜、服を脱ぎ、裸身になってただ抱きあって眠った。勇利の肌はあたたかく、微笑は優しく、吐息は甘やかで、ヴィクトルは勇利のことを今夜いちばん深く知ったと思った。 「勇利が次にここへ来たら……」  ヴィクトルはささやいた。 「『何か』は、するよ」 「うん」  勇利は笑いながらうなずいた。 「して」  彼のやすらかな微笑を、ヴィクトルはうれしくなってみつめた。 「楽しみ……」  勇利はそう言った。  翌日、ヴィクトルは勇利を空港まで見送りに行った。ふたりは手を握りあい、みつめあった。 「ヴィクトル、ありがとう。デート、楽しかった」 「俺も。最高のご褒美だったよ」 「またしようね」 「……しよう」 「ロシアまで、デートしに来たんだね、ぼく」  勇利は明るく笑った。 「来てよかった」  ふたりは別れ際、抱きあってくちづけを交わし、いとおしさを瞳で伝えあった。一日だけ恋人だった日よりも、もうずっと、彼らは愛しあっていたのだ。
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shosawatari · 6 years ago
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観劇後、劇場そばにてタンメン🤤 美味い美味い美味い😋 #キ上の空論 #新垣里沙 #岩井七世 #みどり色の水泡にキス #あうるすぽっと#清水みさと (だいはち 大塚店) https://www.instagram.com/p/BpMZ-ESF6hS/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1wnjxy2thwunz
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amatsubu44444 · 7 years ago
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キ上の空論 
青の凶器、青の暴力、手と手、この先。
キ上の空論 という名前を聞くのも初めてで、一体どんな作品なのか、タイトルからは想像できなくて、気になる思いがいっぱいのまま当日を迎えた。
新垣里沙さん主演、お姉さん役に岩井七世さん。 
新垣さんを舞台で観るのは、根本宗子さんの作品で観た以来の二度目。 岩井七世さんは、小さい頃に天才てれびくんでずっと見ていた方。
吊るされた四角い枠がたくさん、照明が反射して銀色にキラキラ輝いていた。 
今思えば、それは海が輝く姿にも似ていたのかもしれない。
青く、深く、潜る。
3.11で家族と家をなくした主人公、葵。 
それを知るのは一緒に住む親戚のみ。 
人を突き放す話し方や態度が彼女を浮かばせ、学校では友達がいなかった。 
たまたまボールをぶつけた愛美と話すようになり、��節介の愛美にどんどん、固く閉ざしていたものを剥がされる。
家族を亡くした彼女だから、無理矢理にでも護ろうとしたのだろう。 
世界への小さな抵抗。 
そんな彼女の抵抗が、人と人とを繋げていった。
いつまでも過去にとらわれる葵だったが、結局彼女を救ったのは愛美。 
真っ直ぐすぎるほどに真っ直ぐな愛美。 
愛美自身も嫌われがちな性格だったが、葵の真正面から本音を話すところと、愛美のお節介さがうまく当てはまったのだろう。
葵とお姉さんが夢の中で会うシーン。 
あれは、涙なくしては観られない。 
どんなに大嫌いな相手でも、それでも家族だから、生きてほしいと願った。 
血の繋がりは簡単に切れるものではないのだと、自分とも重ねて感じた。
今までキ上の空論を知らなかったことを悔やんだ。 
こんなにも愛のある作品を作られる劇団だったのか…。 
胸の奥がザワザワした。 
次回公演から見逃さずにいきたい。
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mknaspa · 6 years ago
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Rise of the tmnt 115b 翻訳
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Nothing But Truffle
マイキーとミートスウェット(肉樽)、そしてトッドの友情物語。
BFF は “best friend forever” いわゆる『ズッ友』。
前回に引き続き、今回も教訓的なお話。meme ネタがちらほらと、ミートの揺れ動く小さなお耳についつい目が行きがち。マイキーがかわいいのはいつものこと。
storyboard by C.L. ( https://vimeo.com/342080046 )
マイリトルミュータント
:いたいた、見てトッド
世界一のシェフにして僕のヒーロー、ルパートだ
:おっかない肉樽のお兄さんしか見えないけど
:そりゃ今はイジワルなミュータントだけど
かつては料理の達人だったんだよ
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:ミュータントになると、ヒトクセ強くなるからね
:まあ元々嫌なヤツだったけど 料理の腕は凄かったんだよ
風味を開発したとも言われてるし
:ポークチョップのトリュフ和え 私が言うのもなんだが うまそうだ
:なんてこった “自分の” 名物料理を作るつもりなんだ
トッド! 動くなって言っただろ
:ごめんね 首の感覚を戻そうと思って
:ポークチョップのトリュフ和え、ルパートみたいに美味しく作れた試しがないんだよね
特別な隠し味があるとしか…
:さて、例の食材をぶちこむとするか このシャドウ・ムーン・トリュフ
:あの神秘的な食材がキモなんだ
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:シャドウ・ムーン・トリュフって?
:SSR モノのトリュフで、木星が満月を覆い隠す日にのみ成長するんだ
あのスライスを少し頂戴できるかも 黙って僕についてきな
:ちょっとの間 僕たち交代できないかな?
:僕の方が目が利くでしょ
(we both know im a natural periscope 今エピのキモの台詞)
というわけで交代は無しだ
僕のヒーローっぷりをしかと目に焼き付けておくように!
(i can watch my hero work 改変ごめん)
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#salt_bae
トリュフのスライスさえ手に入れば…
:私のトリュフが! あのイタズラ亀野郎の一人とそのお仲間か
ツケは払ってもらうぞ、コソ泥め(tasty snoops)
:亀は悪くない! 全部このリスもどきが仕組んだんだ!
:リスじゃないよ~
:生意気な亀め お前はシャーベットに浮かぶゴキブリみたいなもんだ
それはいいとして、貴様の風味を少し味わってやるとするか
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どこに隠れようってんだ 大人しく風味を解き放たせるがいい
:ボクのともだちぃいい
:貴様の力を寄こしやがrrrrレ
:トッド!なんてこった
:友だちを救う為なら… こんなの… 何てことないさ
(nothing like having my whole beak sucked out for friends:友達の為に〔力を〕吸い取られるくらいなんだってんだ的な)
:感じる… 感じるぞ… ハッピーな気持ちを♡
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みんなヤッホー 寒いのに外で何してんの?
ウチにおいでよ おいしいお紅茶いれてあげる
(Cuppa:いっぱいのお茶)
:それじゃあ また後で…
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:なんでそんなイイヤツになったの?
ああそっか トッドの『善良さ』を���い取ったんだ!
:なに言ってんのかわかんないけど
よかったら、ポークチョップのトリュフ和え試食してかない?
ってか私のトリュフどこ? 完成するには必要不可欠なんだが
:申し訳ないんだけど��このトッドがトリュフを放り投げちゃって
それを鳥がかっさらって… 何にせよトッドが失くしちゃったわけ
(:大事なのはトッドがどう失くしたかだ)
:それならこうするまで!
一緒に新しいトリュフを獲りに行こう 今夜ね、親友
:一緒に? 僕らが?今夜?
:今夜じゃないとね 今夜はシャドウ・ムーンなんだ、知ってるだろ?
ところで亀ちゃんさ(Pallerino)
近くの湖周辺にある、ファンネルケーキのこと聞いたことある?
(ボドウォ:木で出来た道)
(ファンネルケーキ:北米でお祭りが行われる際に、屋台で販売されるチュロスみたいなケーキ)
:い~や知らない!
:それなら今から出発だ
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ところで君のお友達、泥ん中につっぷしてるけど
:トッドならヘーキヘーキ :ファンネルケ~キ!
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(船の名前が yeah boooy リファ)
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:はい、ブリー(チーズの一種)!
:伝説のヒトとお出かけなんて 長年の夢叶っちゃったよ
君がトッドの『善良さ』を吸い取ってくれて、ほんとーに良かった!
:見てごらん シャドウムーンだ
さあ腰を上げて採取に向かおう 我が友の友よ!
:それで、トリュフはどうやって見つけるの?
:そのトリュフは美しい雲を作るように、きらめく胞子を夜空に放つ
だがそれを吸い込んじゃいけない
その胞子は鼻孔を燃やし尽くし、 肺と心臓に穴を空けてしまう
だがトリュフはうまい
:噂をすれば!あれじゃない?
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この湿地帯を通り抜けるのは難関だ
だが私たちズッ友コンビなら何の心配もない筈 だろ?
:そのとーり!(Holla) ミーちゃん、ここは僕に任せなさーい
:君の頑丈な甲羅があれば いばらの道くらいなんてことないよね
:僕に任せて~
僕 甲羅に守られてない部位の方が多いんだけど
:痛みも共に乗り越えようじゃないか
:うわぁ… 豚なら泥沼くらいへっちゃらだよね
:そうだな だが私の方が目が利くだろ?君を導いてやろう
見つけたぞ
:シャドウ・ムーン・トリュフ なんて美しいんだ
:それで…今日という日をいっそう格別なものにするため、
一番の親友の手でそれを摘み取って来てほしいんだ(if 構文こわれる)
:一番の親友?! もっかい言って!いや、僕がトリュフ獲って来てから
:わし おこ
:お前なに… ルパート!どうなってんのこれ
:わし トリュフ 守る
:すまんな、我が友よ 言い忘れていたことがあった
トリュフはこれまた神秘的な力を持つ木によって守られているのだ
満月の力はすごいぞ 気を逸らしてくれて感謝する
:でも君は今イイヤツのはずじゃ
:数時間前まではな それじゃあアホなマンダリンでも奏でるこった
:はちみつ漬けされた天使の聖歌隊のような音色だって言ったじゃない
:泣き虫坊主の声を聴いてると、虫唾が走るようになってな
(:赤ん坊がグローブを外した時点で物事は変わっちまった)
(gloves come off:口論や喧嘩を始める準備ができている)
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ではトリュフを採取するとするか なっ…どこ行った?
:これをお探しかな?
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:トッド!なんで僕がピンチだってわかったの?
:まずリスが鳥さんに、それから鳥が私の子犬に、そして子犬が私に伝えてくれたんだ
:大人しくしろ、鬱陶しいチビどもめ
:僕にはかなうまいよ 僕はパッシブ・フーの達人なんだ
(パッシブ・フー:トッド語で「受け身の体勢で身を守るカンフー」的な)
このままだと君は疲労困憊するのみ 何も得られるまい
:トッド、ヤツのグローブを取れ
:わし なんか 気持ち悪い
:いい作戦だ、それじゃあ…あら
:夜食に美味しいおやつなんてどうかな
:トッドは “ウッドチャック” だろ 噛み砕け!
(ウッドチャック:リス科の動物。文字通りでは「木を叩くもの」)
:それはリス科だろ 僕はカピバラだってば!
:いーや君はウッドチャックだ
:お前たちを取り込んでやる それから口論を続けるといい
:パッシブ・フー奥義その3 『巨大な敵からは高速で逃げろ』!
(字幕向けに短縮改訳)
:トッド、君をひどく扱ったことと、
このイカれたサイコパスの為に 君を見棄てたこと謝るよ
:僕を見棄てた? てっきり君は誘拐されたのかと!
:トリュフを手に入れ次第、臆病者の亀とカピバラ入りシチューでも作ってやろう
どこ行きやがった
:こんな時、ラフならどうするだろう
:サメを倒すには 鼻にワンパンが一番
ヴァンパイアならニンニク、狼男なら銀が効く
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人形なら、ボールのように丸まって隠れること
あとはぶっつけだ
:ありがとう 空想のラフ
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:でもマイキー、銀なんか持ってるの?
:今の聞いてたの? そうだ、BFF マレットがあった! 純銀やでぇ
アイツにお返ししてやる
よしじゃあアイツの穴めがけて打つんだ
:それなら僕の肩に乗って
:いいや、今回は君が目になるんだ
:ほんと?やっと僕が目に?
:おい 木樽! お前とはもう友達じゃない!
:穴に直撃だとォ シャドウ…
:君無しじゃダメだったよ ねぇまだトリュフ持ってる?
:おまたせ 僕たちの友情に乾杯
:う~ん ポークチョップのトリュフ和え~ 神聖な香りがするよ
:君のを分けてもらってもいい? 大親友だもんね
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ーーーーーー
END
ーーーーーー
"mike’s hero work" の為に身を挺して庇ってくれたトッドをぞんざいに扱うというだけでなく、責任転嫁までする始末なマイキーくんからドニーの香りが。
これもスプリンターの教育のたま物なのかもしれない。
しかし、心優しい “best friend” の良心をないがしろにしたツケとして、自分にも同様な災難が降りかかったり、あんなオチを迎えちゃったりしたことで、マイキーくんは『信頼関係』のなんたらを身をもって勉強できたことと思う。
今日は大切なことを学んだよ(サウスパーク住人並感)
animation や作画の美しさに気を取られがちだが、王道を征くようで行かない凝った脚本や、台詞選びのセンスもいいよねほんと
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idononaka1146 · 2 years ago
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昔、おじさんのふりをして書いた映画感想文10個
【愛の渦】
この作品はR18指定がついています。それもそのはず、性的な行為のシーンが物語の大半を占め、AVさながらのかなり刺激的なカットがいくつもあります。名実ともに「大人向け」の作品と言えるでしょう。
「乱○パーティー」と検索しないと出てこないサイトから、相手を選ばず性交を目的に集まった8人の男女を中心に話が進んでいきます。行為に至るまでの過程や、その先に見えるものとは、人間性とは…と何か考えさせられるような作品です。
「気まずい感じ」「人同士のやりとりの戸惑う感じ」をよく見せたいという意図なのか、とくに映画の前半部分は会話や場の空気感、男女のやりとりに尺を長くとられており、かなりもどかしく感じる人もいるのではないでしょうか。それくらい、人の心の細やかな描写が多く見られます。
もし自分が同じ状況になったら、どう行動するか…ということを、思わず想像してしまいます。こういう場所には興味はあっても、なかなか勇気が出ず行けないという人も多いのではないでしょうか。踏み入ったことのない全く未知の世界を擬似的に体験できることも、映画の楽しみだと思います。
私は洋画よりも圧倒的に邦画が好きなのですが、こういう人間関係の描写に湿度を感じられるような、心の奥の奥の部分をむき出しに描き、時に目を背けたくなるようなリアルなストーリーは、かなり心に残るものがあり、中毒性があります。
【平成狸合戦ぽんぽこ】
小さい頃から、家で何度もなんどもビデオで見返したアニメがこの「ぽんぽこ」。ジブリ作品には名作が大変多いですが、自分の中で一番好きなジブリ作品です。
子供の頃は、大まかなストーリーを楽しむよりも、細かな描写に目を奪われることが多くありました。例えば秋にたぬきが木の実を食べるシーン。動物の毛並みや、草の葉の細かな描き方がたぬきの愛らしさを増長させます。また、例えば、化けたたぬきたちがハンバーガーを食べるシーン。年を食った化けタヌキたちが口元をソースで汚しながら口いっぱいにハンバーガーを頬張って、おいしそうに食べるところは、思わずハンバーガーが食べたくなってしまいます。ジブリ作品は食べ物が美味しそうに描かれるシーンに定評がありますが、この「ぽんぽこ」にもそういった印象的なシーンが多くあります。
化けタヌキたちが人間の前に姿を現す百鬼夜行のシーンでも、小さい頃には画面の賑やかさや楽しさに目を奪われていて、ただ子供心に楽しんでいました。繊細かつ非現実的な、「アニメらしい」動き、よくできた画集を眺めているような感覚で楽しむところが大きかったような気がします。
しかし大人になってから見返してみると、ストーリーに心を打たれてしまいました。生きる場所を奪われる悲しさ、変わって���くことで生きていく切なさ。そういうものが理解できて、本当の意味でこの作品を楽しめるようになり、最後に主題歌が流れるラストシーンでは号泣してしまいました。
観る年齢によって見方が変わるのも、この作品の魅力の一つです。
【帝一の國】
私は原作を未読でこの映画を見たのですが、原作者の他の漫画は読んだことがあり、原作者の絵や作風だけは知っていました。その事前情報だけでも、この映画は「原作再現」がよくできているのでは、と伺えるところが多くありました。マンガのような大仰な演出、漫画キャラクターらしく極端なヘアスタイルや学生服など、原作を未読なのに、原作者の絵が脳内に浮かんできてしまいそうでした。
漫画原作の実写化というのは、特にファンの間では賛否両論別れる作品が多いですが、私はあまり漫画の実写化には、クオリティーや再現度のことを考えるとあまり肯定的にはなれません。実際、「ああ、これは売れ筋の俳優を使いたかっただけの映画なんだな、そのために原作を使っただけなんだな」と思うことも少なくなく、落胆してしまうことが多いからです。
しかしこの映画は、前述の通り「マンガっぽさ」を残したまま映像化している、という感じがあって、実写化の中でも好きな作品です。ストーリーも最後まで予想がつかず、「こうくるか!」「おもしろかった!」と思えました。実写化でありがちな「原作を知っている人だけが楽しめる」という雰囲気もなく、この映画単体で楽しめたのも良い点です。
【耳をすませば】
ジブリ作品の中でもファンの多い作品。とくに「耳をすませば」は、甘酸っぱい恋愛や、十代の爽やかな青春ものとして好きだという人も多いのではないでしょうか。中学生といういちばん悩み多き年代の男女がだんだん心を通わせ、最後は夜明けとともに告白し結ばれる。雫と聖司の「ちょっと恥ずかしい」と言われるほどのやりとりを目的に、この映画を見るという人も多いでしょう。
ただ、私はあまりこの作品の恋愛映画としての魅力はあまりわからなくて、どちらかというと、主人公の雫が「創作者として悩むシーン」のほうが刺さってしまします。小説を書きながら思い悩む雫と、それをおじいちゃんに相談するシーン。おじいちゃんの(小説を書くことに対して)「最初から完璧を目指さなくていい」「原石を見つけて、時間をかけて磨くこと」と助言をするシーン。雫が泣き崩れて、自分の力不足を自覚し、不安が溢れ出てしまうシーン。このあたりに、心当たりがありすぎて、共感と感情移入が止まりませんでした。
また、バロン公爵と同じ空間にいて、幻想的な宝石がたくさん散りばめられた空間で、雫がもがきながら探し続けるシーンでは、ジブリらしいファンタジックな画面で、雫の内面が描写され、かなり印象的な部分です。
【シャイニング】
映画好きの人には、古典として一度は見てもらいたい作品です。もちろん純粋に作品として楽しむこともできますが、映画の歴史や手法を勉強するために観てもいいのではないでしょうか。「2001年宇宙の旅」「時計仕掛けのオレンジ」など、世界的に名作と呼ばれる映画の監督スタンリー・キューブリックが手がけた作品です。
モダンホラーの傑作と言われていますが、ホラーやサスペンス映画が苦手な方は少し耐性がないと観られないかもしれません。登場人物が狂気に染まっていく場面や、斧を持って襲いかかってくるシーンなどは、指の隙間から観てしまいました。あまりにも有名な、壊れた扉の隙間から男が顔を覗かせる画面も、きちんと観るときちんと怖いので注意です。
キューブリック監督作品で特筆すべきは、画面の構成の美しさ。色彩の鮮やかな場面が、視聴者を惹きつけます。なかでも、ホテルの廊下で血のような真っ赤な液体が波のようにどっと溢れ出るシーンは、最近のホラーゲームなどでも引用される(この映画のパロディになっている)など、リスペクトされ語り継がれている部分です。ホテルの美しい内装、不可解な雰囲気の美しく幼い双子…。恐怖を感じさせながらも幻想的なシーンで、物語の中でも印象的に使われます。
【エヴァンゲリオン新劇場版:序】
1995年にアニメシリーズが放送されてから、根強いファンを獲得し続けている「エヴァ」シリーズ。その噂は聞いてはいたものの、アラサーの自分はリアルタイムで見たことはなかったので、エヴァはこれが初視聴。息をつかせぬ怒涛の展開で、みるみる引き込まれていきました。
エヴァを観る前に、同じ庵野監督作品の邦画『シン・ゴジラ』を先に見ていたので、ところどころ既視感を覚える部分があり、庵野監督の持ち味を感じることができたのも、楽しみの一つでした。なかでも特筆すべきはかの有名な「ヤシマ作戦」のシーン。日本全土にわたる停電によって電力を「エヴァ」に供給させ、敵と戦うシーンです。『シン・ゴジラ』の中に出てきた「ヤシオリ作戦」のシーンでも使われた「デンデンデンデン!ドンドン♪」という印象的なBGMで場面を盛り上げます。このシーンはかなりテンションが上がりました!
テレビ版放映当初から賛否両論あった作品ということからもわかるように、主人公のシンジの性格がかなり内向的で、主人公に似つかわしくないウジウジした言動を繰り返すことで、見ていてもどかしい思いをすることもあるかもしれません。しかしちょうどシンジと同じくらいの年代の思春期の時、かなり内向的だった自分は、シンシの言動を「わかる」と思ってしまいました。同じような性格ではなかった人も大丈夫、他にもかなり癖のあるキャラが登場します。魅力的なキャラクターたちに感情移入しながら、物語を楽しむことができるはずです。
【エヴァンゲリオン新劇場版:破】
「破」に続く、新劇場版4部作の第二弾。ここでは式波・アスカ・ラングレーが物語のキーになっています。「あんたバカぁ!?」のセリフでおなじみのアスカはシリーズ内でも人気が高く、当時からファンたちの間では「レイ派vsアスカ派」の派閥があったといわれています。自分は圧倒的にアスカ派です!主人公のシンジほどわかりやすく見えてはいないものの、アスカもかなりの闇をかかえた女の子ということが、だんだんわかってきます。そもそもこの「エヴァ」に出てくる登場人物は、大人も子供も、みんながみんな何かしらの「闇」を抱えているのです。
そんなアスカが心を解放していき、晴れ晴れとした気持ちになる矢先に、絶望的な事件が起こるシーンでは、庵野監督の持ち味なのでしょう、壮大な美しい音楽が流れます。BGMにも注目して見てみると、さらに「エヴァ」が深まるのではないでしょうか。視聴者からすれば、また物語上では「一番起こってほしくないこと」が起こってしまう、ということも、他では味わえない感覚を楽しめるのではないかと思います。
また、テレビシリーズには登場しなかった、新劇場版からの新キャラである真希波・マリ・ラストリアスも物語に関わってきます。マリは謎の多いキャラクターなのですが、初登場時からの意味深なセリフと行動に注目してみてみるといいと思います。
【エヴァンゲリオン新劇場版:Q】
新劇場版4部作の第3作目で、評価がかなり分かれる作品になっています。ファンの間で考察や予想がさかんに行われ、「ここのセリフはどういう意味か?」「今後の展開は?」など、様々な憶測が飛び交っています。
「序」「破」から雰囲気が一変して、物語は急に難解になります。今まで注意深く映画を見ていた人でも戸惑ってしまうような変化がたくさん起こっていて、おそらく、一度見ただけではわからない部分が数多くあります。そのため評価が分かれることもあるのですが、よくよく考察し、時には旧テレビアニメ版と比較することによって、物語の本質がわかってくるという構造になっています。
そもそも物語は、地球にまだ生命が誕生していない頃に、隕石が衝突して、そこから飛び出た石から生命体が落下し…という、映画内では全く描写されていない部分から始まっていることを知ることからはじめてみるといいでしょう。登場人物の台詞などから窺い知ることができるのですが、なにせ詳細に描写されていないことなので、なんとなく見ているだけではわからないことが多くあります。ですが難解な展開や台詞の端々から、よくよく考察していくと見えてくることなので、ぜひインターネットの記事やファン同士のやりとりを見ていってもらいたいと思います。そういう映画以外の部分まで全部ひっくるめて、「エヴァ」を楽しむということなのですから。
【インセプション】
夢の中に潜り、人の潜在意識の中からアイデアを盗み出したり、悪いアイデアをこっそりと植え付けるという違法行為を行う主人公たちの話ですが、その物語の構造そのものがおもしろく、みるみるうちに引き込まれていってしまいました。
夢の中に潜り、更にそこで寝て夢を見て、もう一つ先の夢に潜り込み…と複雑に展開する場面もあり、たまに混乱しそうになることもありますが、注意深く見ていると構造がちゃんとわかるので、「ここは今、どこの階層なのか」を考えながら見ることをお勧めします。
映画の中で夢の中のシーンが大部分を占めるため、「夢の中は想像した通りのことが起こる」ということで、現実ではあり得ないシーンが数多くあり、そこも見所です。ハリウッド映画らしくCGを多用したダイナミックなアクションシーンや、建物の中で上下左右があべこべになった無重力の中で戦闘するシーンなど、わくわくするところが多く見応えがあります。
評価が分かれるラストシーンですが、自分は肯定派です。最後は視聴者に投げかけるような、意味を考えさせられるようなラストになっており、それが「最後をはっきりさせないなんて、消化不良だ」という人もいますが、最後までハラハラさせてくれる、エキサイティングな映画だという受け止め方をしたので、最後のシーンまで大好きな映画です。
【インサイドヘッド】
「これは、あなたの物語」というキャッチコピーからもわかるように、これは特別な人間のお話ではなく、主人公を視聴者たち=自分に置き換えて見ることができる作品です。ピクサーのアニメーション作品ということで、単純明快な物語で子供向け映画のように見えますが、大人が見ても十分楽しめる、むしろ大人が見た方が良さが深まるのでは?と思える作品です。
主人公となる女の子の頭の中に住む5つの感情が擬人化されたキャラクターが登場し、物語は展開します。物語の中心となるのは「喜び」と「悲しみ」で、最終的には「ポジティブとネガティブ、どちらも持っているから『思い出』(記憶)が生まれ、人間の感情を作る」というメッセージにつながります。一見単純なお話のように見えますが、子供向けにわかりやすくキャラクター化し描いているだけで、実はかなり人間の本質的な部分を描いているため、おそらく人間科学や心理学的な考察をすると、かなり複雑で、深みのある作品なのではないかと思います。これをきっかけに、少し「人間の情緒とは?」「人間の記憶とは?」など、興味を持って少し調べてしまいました。自分の頭の中で起こっていることを知りたくなり、感情のメカニズムを知ることで、自分の持っている記憶や色々な思い出について考えるきっかけになり、まさに「あなたの物語」となってしまったわけです。制作側の思う壺ですね(笑)。
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jitterbugs-prma · 2 years ago
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神来! estrellas.
 
 …………イヤァ……こいつはドウにもコウにもシチ面倒な事になってきやァがったナ……。
 ビアル・コロッサスがクレイ・フォーサイトの秘書官として付キ随うようになってからもうズイブン経ったので、モチロン調らべさえすれば幾らだって、正確なところはアキラカになるのだがそれこそ、クレイの言葉を借りるまでもなくシチ面倒なので、遣ろうとも思われやしないが、上官の、少ゥしばかり、奇妙なトコロには耳も慣れて仕舞った。クレイがこうした、独トリ言とも、愚痴とも取れぬ言い草をこぼすのは、ショッチュウという程ではないが、けしてこれまでにも無かったではない。この、身の丈何寸かとも思わせるような巨きな軀と、似合わず柔和なホホエミとを湛えた男に、オモテウラのあることはスデに、聡明なビアルには理解りきっている。抑モこの男には、ウラオモテの以上にウラハラのところがあり、軀のなかで、アチラコチラへと忙がしく、トッ散らかっているらしいのだったが、皮肉なことに、どうやら、ピン・ボール、あるいは、ビリヤード台の上で右往左往とさせられる手玉の憐れのようには、男のおもてに顕われ出でては来ない、ものと、みえる。彼にたいする、理解り、は、けしてビアルを得意にしたり、秘書官の仕事をやり易くするたぐいではないなれども、得体の知れない偽善に随がい、疑念のうちに身をおくよりは、イササカ気分のスゥッと、し、胸のすく心地よさがあった。
 指導者の気なぞ幾らかふれて、チガっているのが普遍のコトワリであって、共和国とは名ばかりで、クレイと、彼の持つ財団に因る、ほとんど独裁の国家にあって、体裁だけでもマットウな素振りを保たれているのは、上出来と云えた。このようにしてビアルは、彼の影ともなく、半身とも、片腕ともなく、付キ随う時間の長クなるに伴れて、クレイ・フォーサイトにツイテ識り、それでいて瞽か、啞かのように黙まって、いた。クレイは確固たる忌避と、酷く頑強な嫌悪とをもって、バーニッシュなる突然変異をニクんで、いる、しかし感情とはベツのところで、彼らに就いて詳らかにし、撰ばれた人間として正しさを為すべくして、徹底的に、絶対的に、彼らへの弾圧と制裁とを行なって、来た、邪推を許されるのであれば、クレイの恐怖が、一体ゼンタイ、何ンに起因するものか、ビアルには理解るような気はいがあったが、やはり彼女は知らぬ存ぜぬのツンととり澄ました貌をつくっていた。クレイはジッサイ、巧いこと遣っていた。捉えたバーニッシュをウンと痛めつけ、叛抗らおうという気ぶんの失せるまでタタキノメしてから、生きたままに磔けて、肉を裂き骨を砕かせていたのははじめのころバカリで、近ごろでは彼らのはらわたを暴き、血の色をタシかめることには満足したか、利益のないと判じたか、さだかでないが、彼らの、都市をヒトツ、民族をヒトツ、平気で灼き尽くしえる劫火を、星を航る船の炉の、火種へ使って遣ろうと、目論んで、そうした実験をやるのに執心のようすである。彼の撰らんだことは、たしかに人道に悖ることではある。しかし、スッ裸の男女が、そのくせ奇妙に仮面だけを着けて一昼夜といわず三日三晩に亘って乱痴気騒ぎをやらかしたり、性交のさなかに肚やら、尻やらを鞭で撲ったり、頸を死なぬ程度に縊って愉しむ享楽に耽るよりは、幾らか道徳的であろう。道義と、道徳は、しばしば別の途を辿りえる。クレイの行動が、先のない、怠惰と個人的な肉慾とによるものであったなら、ビアルは忽ちに踵を返していただろう。
 彼らを火種にすることは、クレイのうちでは疾うに極まりきって、いたが、最後まで反発していたのは、弱冠にして研究者たちの要として任命され、彼らから焔をエイとばかりに取り出してムダのないよう扱う技術を構築するよう強いられたエリス・アルデビッドであった。彼女の、薄玻璃の眼鏡の奥、叡智に満たされ、本来ならば慈愛すら、湛えていてしかるべき睛には、憂いを帯びた、僅かの湿度の光があった。女の睛を潤ませ、睫毛を濡らさせるのは、佳い男にダケ認めらる特権であると、ビアルは思った。クレイはけして、ビアルにとっても、エリスにとっても、佳い男では無い。ビアルに至って云うならば、イッソ、知りすぎている、口を噤むだけの賢しさを持ち合わせたために、この場に立ってはいるが、彼にとっての腹心であるとは、ユメユメ思いもしない。かつて、少年の時分のガロ・ティモスを救った際に失なったというクレイの左腕は、ナニゴトも無かった、さまで、空の袖をブラ下げるでもなく、満足に在る。隻腕であるはずの男は、背に回して腕を組み、市民を鼓舞するように見せかけ乍ら、彼の思う通りに扇動する辯論を投げかけ、喝采に応えて万歳の仕ぐささえみせた。義手、義腕のたぐいの精度で、果してそれだけの満足が得られるのか、他聞にしてビアルにはキカレ無い、から、何ンらかの絡繰があるであろうとの推測。クレイはガロをあからさまに依怙ヒイキに振舞っていたが、彼のイノチを救い、英雄と瞻仰を向けられるのにはウンザリしており、ガロを憎くも疎ましく考えているらしいことは、傍らにあれば判った。実験を目の当たりにし、クレイの言葉をスベテ聞き、漸く、イヨイヨ、自らが英雄と崇めた男の本質を知るにつけて、ガロはその驚ろきを増大させて行くらしかった。スナオとは、如何にも滑稽、彼の英雄にあり得るはずも無いと、盲信と、いっそ倒錯的な感情を抱きながらも、チラつかせられた疑念に眼を真ン丸に瞠り、彼の信心を踏み躙った何かへの義憤を漲らせていたガロは、暫くのあいだ、言葉を失ない、瞬きのヒトツも忘れ、滔々と迸るクレイの、薄ッぺらい論説に耳を傾けていたらしかったが、トウトウ、たまらなくなったのか、ギュウ、とばかりに拳をかため、奥歯を噛みしめた音の、聞えたヨウな気はいがあった。「私の遣ろうとしていることが判ったか?」訊ねられて応えてガロの曰ったことには、おそらくクレイ・フォーサイトは、腹を抱え、背を反らし、シンからオカシクって堪らない、とでもいった風に、一笑に付してやりたかったに違いない。クレイは嗤わなかった。代わりに、ガロのしたように、拳を、失われたはずの左をギュウとかため、憤りに燃える青年の腹へ、ドン、とばかりに重たい一撃を呉れてやったのである。予想のほかからトツゼンに殴られたガロは、なされるがままに転がされ、唾を飛ばし乍ら罵倒され、尚も、タッタ今し方起こった兇事さえも嚥下できずに、パチクリとするではなく、瞠る睛のそのままに、彼の虚像を見上げ、ズダ袋か何かのように両脇を抱えられ、叛抗うよりも困惑に絡めとられて退場してゆくさまは、あんまり呆ッ気無い、ミットモナイ、姿であった。イッタイ何処で、誰れに吹き込まれたものやら、極東の、いまはもう亡国の、さらに旧い、見栄なる口上なぞ唱えてみせた貌とは程遠い。
 車を、と短く言いつけたクレイ・フォーサイトの声には常の冷静さが戻っており、付キ随ってカツリと鳴った靴音の反響のほかに、このウツクシい、スバラシい男女のかたちなど何ンな処にも無い。在る訳も無かった。
 むろん、この巨きな男を、それと知ってあいしたこともなければ、愛される積りも無かった。けだし、ベタリの重たくひいたルゥジュとウラハラに、薄ッスラと佩いたダケの頰紅や、少女では無い証左に瞼へ載せた夜明けの藤色などが、騙る迄も無く、ビアルがウツクシく、シタタかな女で、在る、あかしに働らいたのに違いないので、ホホ、と嗤笑うに留めておく、ビアル・コロッサスの、ささやかで、しとやかな矜持が、彼女の背スジをピンと伸ばす。
「サァ、忙がしくなるぞ、エリス博士。」ホンの先刻、ガロ・ティモスの腹を打ち据えたのと同じ掌が、今度は労わるような丁寧さで、しかし重圧をもって肩へ載せられたとき、ドクタ・エリス・アルデビッドは、睫毛の一本に至るまで、ピクリとも動かせやしなかった。彼女はホウボウの体で何ンとか呼吸だけをした。あら、オホホ、イヤだわ、丸で初心な生娘みたいに怯えてみせるなんて、案外この女にも、シタタカな一面があったものか知ら……、つとめてゆっくりと垂直上昇しながらも、浮遊感や不愉快な抑圧感を感じさせることのないエレベータの、目的地への到着までの数瞬間、こわばった女の、ロクに睡ってやいないであろう、化粧ッ気すらない側貌を眺めて、居た。
 
 
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 夢野久作概念のビアル、クレイ・フォーサイトと心中しそうすぎて困る。
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