#この二週間一緒に写真撮る事を夢見てました
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2024/1/9〜
1月9日 身体の全ての感覚がなくなってしまい心が塞がる寒さを思い出した一日だった。
職場は今日からお仕事始めの方も多く、いよいよ日常が戻ってきて、なんかもう少し安心している。 友人から受け取ったメッセージを開くと、年賀状が連盟で新鮮だったこと(わたしの友人同士が結婚した)と悲しいけれど仕事始めで職場にいることでなんとか取り戻したところがある、という内容で、すごくわかるな、と今日一日時々思い返していた。
お昼休みに清里フォトポートフォリオの申し込みをしようとして、応募受付日の前日から登録だけはできるはずなのにフォームを見つけられず、日にちを確認すると1月10日から。そして今日はまだ1月8日!まだ1月一桁代なんて信じられない。今年も長くなりそう。
他の職員さん同士で、某スーパーのピーターラビットグッズプレゼントキャンペーンのことを話していた。私が毎日行くスーパーでもそのキャンペーンを実施していて、ぬいぐるみがかわいい!と気になりつつポイントを貯めるまめなことはできずもう何ヶ月も経ってしまっている。 職員さんの娘さんが欲しがっていて、半分ポイント、半分お年玉で手に入れる作戦を立てているとのこと。
昨日の夜、久しぶりに少し落ち着いてインターネットをできたきがしていて、やっぱり水野しずのnoteで真顔に戻れた。 あと新所沢PARCOが来月末で閉店することを初めて知った!閉店間際に行く予定を立てたい。
今週末は2日連続で始発出勤。これを乗り越えたらお休みしたり、写真のことをしたいので、なんとか乗り越えられます様に。
1月10日 昨晩は疲れすぎてたくさん飲み物を飲んでしまった。なるべく熱々にして飲みたくて、でも身体がエネルギーを欲しすぎて速飲みしようとして、たくさん舌を火傷して痛い。 高校の時の部活の悪夢を見てしまって、本当起きてからも辛かった。さわりしか知らない曲を一曲指揮しないといけないという悪夢。かつてこれが現実だった時間もあったのか、と思うと今がとてもましに思えてしまう。
東京出張でへとへとになって、でも移動中の電車で清里ヤングポートフォリオの登録を済ませる。あまりこのコンペのことをよくわかっていなかったので応募要項を読み直して、写真のプリントにこだわったことがあまりなかったし、今もそこまでこだわりきれないところがあるので、別これに応募しなくても良いのかな、と思えてきた。 でも、中途半端ながらもやるだけやってみるんだと思う。
どう乗換案内を調べても2時間以上かかる移動に、日記の文字起こしもし始めたけれど、へとへとが相まって文字を打てないくらいうとうとして寝てしまった。 職場で2時間ちょっとだけお仕事をした。
一期下の方から年賀状のお返事を手渡しでいただき嬉しい!満月を見ると私も月を見ているかな〜と思う様になった、と書いてくれていた。 給湯室で会った二期下の方と、結婚ブーム(ラッシュ)のことや、結婚式に行きたくない!という彼女の主張を聞いて、一昨日あった友人から結婚式のエピソードを聞いて、他人の結婚式は8割はおめでとうおめでとうおめでとう!という気持ちだけれど、2割くらいは、目の当たりにするちょっとした演劇にどこまで苦しくなく目の当たれるか心配な気持ちを抱えてしまう話をしたことを思い出す。
今週末にできない生活のこと、少しでも済ませて置けます様に。
1月11日 午後から都内はイベント的出張があり、午前中はお休みをとって、この週末にできないお掃除などを済ませて家を出た。 今日はこの冬一番の寒さの様だったけれど、いつもの職場の朝より寒いことはなくて、東京って暖かいと思った。泣かないで耐えられる寒さ。
午後からの予定が以前の職場に程近かったため、新年のご挨拶も兼ねて、お世話になっていた職員さんへ連絡をとり顔を出してきた。 今の自分の状況的に自ら人に会いに行くなんてしない方がよいかな、と思いながら直前に連絡を取ってみて、お会いできることになって緊張しながらちゃんと楽しみでもあった。
���土産に渡してみたかったふくろうサブレを新橋の小川軒で購入。 初めて行ったけれど、近江屋のようなクラシカルな雰囲気と素朴で多福感のあるお菓子屋たちがとてもよかった。
その後は年末に前を通りかかって気になっていた、法務省の展示室の見学へ行った。
日比谷公園を歩いていたら、ふと日比谷図書館で石川竜一のエベレスト等の登山の写真展が開催されているのを見つけて入ってみる。 登山途中の記録の写真が良かった。あまり石川竜一の写真を見たことがなかったけれど、日比谷公園を撮った写真もなんだか良くて、こんなに死にそうになりながら高い山を登らなくも良い写真を撮る方なんだな、と思った。あとどのくらいレベルの山から登山記を作ったりするんだろ。
法務省の赤レンガの建物に入る扉がとても重かった。 税関と同じ様な重厚感のある階段空間や、近代建築の装飾が施された天井などを見学できて、ライブラリーでは法や謄本の制度ができるまでの歴史等が展示されている。 ゆるキャラはホウリスくん(リス)とホゴちゃんとサラちゃん(ペンギン)とサイバンインコ(インコ)だった。どこにでもゆるキャラっているんですね。 弁護官と検察官と裁判官の昔の法廷の制服が可愛い感じ。それぞれ肩から背中にかけて異なる刺繍か入ったマント。
東京のオフィス街のランチタイムを抜けて、以前の職場へ向かう。 毎日乗っていたエレベーターで、もうフロア案内を見ないと何階かわからなくなっていた。 お忙しい中でもみなさん挨拶してくださって、少しおしゃべりをさせてもらって、単純な感じでお仕事がんばろうな、という気持ちになった。いつか一緒にお仕事できれば、と思いつつ、もう綺麗な思い出のままそんなことはしない方がいいのかもしれない。
午後からの予定のため上野公園まで歩く。 不忍の周りにいた鳥が、いつかの九州旅行の途中に乗ったフェリーの上でカッパえびせんをあげた鳥の種類と同じだと気付いた。
用事が終わり、上野駅の高架のペデストリアンデッキから東京の夜は明るいし、明るいだけでも寒さが和らぐ気持ちで年末年始に眠っていたまちが動いている様子を眺めながら歩いて帰宅。
今日は充実した非日常的平日を送れた気がする。 長い一日でした。
1月12日 昨日お会いできなかった前職の職員さんからメールが届き、今日もそのおかげでモチベーションを何とか保っていた。 でも心の中は明日からの入試業務の悲しさと不安しかなく、今もとても明日始発に間に合う様に起き上がれる自信がない中へとへとに帰宅している。
ふと思った、インタ��ネットで決定的なお別れをしたことがない事、去年わたしがインターネットでさっぱり消えられなかった事について少しだけ文字にしてみたくなり、もうInstagramで誰も長い文章を読まないことは知っているのに、長い長い言葉と一枚の写真を置いてみた。 久しぶりにインターネットで息をして気持ちになった。 今はこの8年くらいにインターネットを通して出会ってくれた方々にお礼を言え��様な誕生日を迎えたいと思って、そんな利己的な気持ちのない誕生日を望んでいる私はもうすぐ死んじゃったりするのかもしれない。
今日はお昼休みに赤い梅が咲いているのを確認できた。
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東京ディズニーランドや東京ディズニーシーを夢見る皆さんこんにちは。 インフルエンザで自主隔離中なので東京ディズニーリゾートが、いま過去イチで遊びやすくなっている現状を解説します。参考にしてね。 Dオタ(ディズニーを愛するオタク)向けの前説 何言ってんだ今〇〇とか最悪じゃん(〇〇には好きなものをお入れください)というそこのあなた。 以下の文章はあなた向けではないので大丈夫です。地蔵や徹夜、グッズについて(ほとんど)語っていないのでその時間で次のインパの計画を練ってください。 (特に、フード&ワイン・フェスティバルとパルパル第二段のクワッキー・ダックシティで方向性が明確になったので) 今読んだ中で知らない単語だな?と思ったあなた向けの解説です。 お酒が好きならディズニーシーにしましょう 最初に身も蓋もないことを書きますが、カップルで夜はちょっとお酒も飲みたいよね、みたいな感じなら東京ディズニーシー(以下シーと略)にしましょう。 シーは、どの場所に行っても観光地を巡っているみたいな気分になれる超豪華な景観セット詰め合わ��だと思ってください。入って、ぐるっと回って食事をして出てくるだけで満足できるタイプの場所です。 彼氏や彼女がダッフィーがすごく好き!という場合はそれなりに予約限定のショーの予約を取ったりする必要はありますが、そこまでの熱量が無いのであれば出たとこ勝負でなんとかなります。 概ね、夜の花火やショーについても、どこからみてもそれなりに楽しめるような工夫がされています。 個人的なお薦めは、どこかのタイミングで好きなキャラクターとグリーティングして、写真を撮ってプリントして持って帰ることです。 ミッキー、ミニー、ドナルド、ダッフィー、シェリーメイは、列に並べば少しふれあって、一緒に写真が撮れます。よほどタイミングが悪くない限り、50分も待つことは無いので、記念にお薦めです。 家族で夢の東京ディズニーランドという場合は一度立ち止まって 家族で東京ディズニーランド(以下ランドと略)、良いですよね。 自分の子供時代に連れて行ってもらった記憶と比べても今は格段に楽で回りやすいです。ランドでも前述の通り並べばミッキーさんと写真が撮れるというのも相当に手厚い。 でも、いったん立ち止まってください。家族は本当にディズニーのキャラクターが好きですか?ミッキー、ミニー、ドナルド、デイジーについては並べば写真が撮れるので大丈夫。 ジェットコースターが好きとか、乗り物が好き、という感じであれば少し考え直した方が良いかもしれないです。ランドはあくまでもディズニーキャラクターが主体のアトラクションがメインです。 特に、美しい思い出補正がかかっている乗り物(アトラクション)ほど、昔と変わっていないのでツライことが多いです。空飛ぶダンボとか。 遊びやすさ≒情報の得やすさと次に何するかの変更しやすさ Tokyo Disney Resort Appという東京ディズニーリゾート公式アプリ(以下アプリと略)が、遊びやすさに直結しています。 そして、4つの仕組みが、遊びやすさに繋がっています。 抽選形式のショー ディズニー・プレミアアクセス(DPA) 40周年記念プライオリティパス ディズニー・モバイルオーダー 抽選形式のショー いまはランドもシーも、いくつかのショーは抽選式になっています。 自分の見たい時間帯のショーに申し込む(エントリー受付する)と、指定席が用意されるか外れるかどっちか事前にわかります。 当たればラッキーで観ましょう。外れてもまあ、そんなもんです。次の楽しみが増えたと思って諦めましょう。 念のため申し添えますが、自由席に並ぼうとは考えないでください。どうしてもというなら止めませんが、2時間弱並んでショーを観るよりも他で楽しむ方が良いと思います。 ディズニー・プレミアアクセス(DPA) 追加で1500円~2500円のお金を払うことで、ショーの指定席やアトラクションの優先レーンに並ぶ権利を買うことが出来る仕組みです。 カップルなら、追加で4000円払えば���女と野獣“魔法のものがたり”を180分も並ぶことなく15分程度で楽しめます。 3人家族なら、追加で7500円払えば東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツを指定席でしっかり楽しめます。 カップルなら+1万円程度、家族なら+2万円程度の予算を見込んでおけば、アトラクションやショーを、ものすごく楽に楽しめると思っておいてください。 お金を出すだけあって、アトラクションなら、この時間が良いなーと自分で時間を選ぶことが出来ます。 ただし席数が限定されている先着順なので、遅くとも午前中には買ってしまいましょう。 ショー1つ+アトラクション1~2つで使うと、余裕をもって楽しめます。 40周年記念プライオリティパス こちらは、お金を出すことなく、先着順で早い時間からどんどん発行される優先チケットです。 時間指定できない、一つ取ると、2時間���(or プライオリティパス利用開始時刻)に、次のチケットが取れる、という制限があります。 ランドやシーのパーク開園時間前後に並びだしてから入って、一つも取れない、ということはほとんどないので、最低一つは乗れるかな、という感じです。 コツは、2枚目以降も取れたらラッキーくらいで考えておくことです。 ディズニー・モバイルオーダー 少しトリッキーですが、アプリからレストランと時間枠を指定して、事前注文する仕組みです。 まずレストランを選択し(選べないときは残席無し)、次に時間枠を指定し(残席がある時刻のみで、例えば13:00~13:30)、最後にメニューを選択します。 トリッキーなのは、レストランの時間枠が予約枠として設定されていて、ココさえ取れてしまえば、あとからメニューは変更ができる点です。 例えば、ピザセットを頼んでいたとして、あとからココのお店のスーベニアコースター(メニューに+料金でお土産がつくところは結構ある)が欲しい!となったときに、変更が出来ます。 夜の時間帯にオーダーしたけれども、子供が寝てしまってもうホテルに帰ろうかな、コースターだけ欲しいと言ってたからドリンクだけに変更しておこうかな、などが気軽に出来て便利です。(行かなければ自動キャンセル) でも、X(旧Twitter)だと色々言われているけど…… ほとんどDオタが言っているだけなので、一般の方は気にすることは無いです。 ポイントは「コレは是非ココで動画撮影したい!」や「この限定グッズは絶対に手に入れたい!」という気持ちを持たないことです。 例えばパレードについて いまはクワッキーセレブレーション★ドナルド・ザ・レジェンド!というドナルドダックが主役のパレードをやっています。 これは前述のDPAを使うと、プラザガーデン前またはキャッスル・フォアコートという場所の指定席を手に入れられます。 でも、パレードルートを事前に調べておき、パレード開始15分程度前から待てば、たいていどの場所でも立ち見でキャラクターを観ることができます(場所によっては座り見もできる) いまはキャラクターはだいたいはパレード��やってくる乗り物(フロート)の高いところにいるので、キャラクターを観るだけであれば前に人がいてもあまり関係ありません。 シッカリ座って観たいな、という家族でも、30分程度前に3~4列目あたりに座っておけば問題なく鑑賞できます。 (一部のDオタが、動画撮影するときに他人の振ってる手やグッズが映らず、カチューシャなどが映りこまない完璧な動画や写真を撮りたい、という過度な期待で呟いている、程度に思っておいてください) 例えばグッズについて 一部のグッズが、ほぼ限定グッズ状態になっているのは事実です。 おそらく一般の人が事前情報なしでのんびりと開園時間ぐらいに入園した場合、手に入らないグッズがあるのは間違いありません。 ただし、それは一部の限定グッズに限られます。どうしてもコレが欲しい!というのはイバラの道になりますが、ドナルドのグッズが欲しい、程度であればたいてい何とかなります。 (後述しますが、それすらアプリ経由の購入だと受注生産のような形での救済措置が結構取られ始めました。が、あんまり一般の人には関係ないです) お土産は、事前に買うもの、その日に買うもの、後日郵送してもらうもので分けて考えよう アプリ経由でグッズはネット注文できます。 そのため、例えばディズニーの帽子や洋服などを、行く前に事前ゲットできます。カチューシャや帽子なんかを事前に揃えておけると気分が盛り上がりますね。 ぬいぐるみやポップコーンバケットなど、当日に買って身につけたくなるものもあります。それは当日にお店でゲットしましょう。 その時に、お菓子やポストカードなど、後日他人へのお土産として買うようなものは、当日23:45までにアプリ経由で発注すると、3~5日程度後で届きます。 特にかさばるお菓子を大量に買いたい人は、アプリ経由が大変便利なので活用してください。もうチョコレートクランチの缶を大量に抱えて新幹線に乗り込む必要はありません。 まとめ(まとめと持ち物) いまはアプリありきです。 アプリでは、事前に平日や土日の待ち時間をみることが出来たり、ショッピングでグッズにお気に入りマークをつけて準備しておけます。 少なくとも一週間以上前にはアプリを入れておき、朝、昼、夕、夜の各時間帯でのアトラクションの込み具合を横目で見ておきましょう。 意外に並ぶもの、並ばないもの、レストランの混雑具合などを観ることが出来て、けっこう楽しいです。 お金は可能な限り出して遊ぶ方が良いです。もちろんレストランメニューの事前調査やプライオリティパスを駆使して安くかつ並ばずに楽しむこともできますが、わりと難易度が高いです。 持ち物は、友人などには以下をおすすめしています。 モバイルバッテリー(園内では買えない/借りられるが最終手段) レジャーシート&クッション(園内でも買える/座らないなら無くても良い) 日よけ&日焼け止め(折り畳み傘は園内で買えない/日焼け止めは買える) お手拭き(園内��手を洗う場所はあるが並ぶ) 歩きやすい靴(気合でオシャレする場合を除く) 事前情報は、以下あたりを抑えておきましょう。 ショー、アトラクションの休止情報 (結構休止しているアトラクションが多いので事前に確認しましょう) レストランの場所とメニュー (スーベニア系の持って帰れるマグカップやコースターは売っている店舗が限られます) 欲しいグッズの売り場 (ポップコーンバケットもネットで事前にどこで売っているか確認できます) ハッキリ言って、うん十年前の親御さんの苦労に比べると天地の差がある遊びやすさです。 特に何があるわけでもない待機列、どこが混んでいるかもわからないアトラクション、なかなか入れないレストラン、必ず会えるとは限らないキャラクター、気合で持って帰る大量のお土産。 それらからすると、とても遊びやすいリゾートになっています。お金はかかるようになったがそこは貯金だ。 おまけ 運悪く雨の予報の場合、雨合羽としっかりした傘で向かいましょう。こらアカンと思ったら園内で大きい傘売ってるので買おう。 可能な限り新しいイベントの初日から一週間程度は避けましょう。特にオタクが集中してるのでレストランとグッズ売り場が混むぞ。 親孝行とか、記念の日の何年かに一回のイベントとかで行くつもりなら、貯金してバケーションパッケージというディズニー謹製のホテル付パッケージツアーが良いぞ。高いだけはある。 あと、できればディズニーの映画は観てから行った方がより楽しめるので、観てない人はこれを機に観てから行くと良いと思うよ。 (ランドなら、美女と野獣、リロ・アンド・スティッチ、ベイマックス、リメンバー・ミー、モンスターズ・インク、トイ・ストーリー。シーなら、アナと雪の女王1&2、モアナと伝説の海、塔の上のラプンツェル、リメンバー・ミー、リトル・マーメイド、アラジン) ここから補足 結構ブクマされて読まれてるみたいでありがとう。ちょっと気になったコメントとか反応だけ回答入れておこう。 いまはオタクのみで、家族連れお断り? NO.特に小さい子供のいるご家庭はかなり遊びやすいです。 ベビーカー置き場やトイレ(レストルーム)のおむつ替えや子供椅子も充実していますし、子供と一緒に乗れるアトラクションが多いです。 以下の点にだけ注意してください。 過去のランド、シーと比較して遊びやすいだけで、例えばジェットコースターに乗りたいなら富士急ハイランドに行った方が満足度は高いはず ホテルの特典(15分前入場のハッピーエントリー)を使う時以外は、開園時間+30分~1時間後くらいのゆっくり目入園をお薦めします 園内をキャラクターが散歩(フリーグリーティング)するのは、天気が良くそれほど混雑していないときです。会えるとラッキーという気持ちが大切です 携帯電話はどう?フリーWifiはある? フリーWifiはありません。入園直後は、本文中にも書いたDPAの購入合戦が発生して、どのブランドも繋がりにくくなります。 お薦めは、繋がらないときは諦めて園内を写真を撮りながら進むこと。概ね15分程度で合戦が終わるので、そのあとはどのブランドもほぼほぼ問題ないです。 大体どれくらいの予算?上海行った方が安いんじゃ? 概ね、チケットが一人8000円、お金でショーを観たりやアトラクションに乗って4500~6000円、食事を朝昼晩で7000円(スーベニア付き)、身につけるグッズやお土産で3000円~10,000円程度です。 ざっくり一人当たり3万円くらいで見ておくのが無難です。カップルなら6万円、3人家族なら9万円くらい。 そういうツアー組むので商売できそう。 そういうツアーが、バケーションパッケージという名前で公式から出ています。 ただし、お財布にかなりの覚悟が必要です。 例えばディズニーリゾートの雰囲気たっぷりのホテルに泊まり、アトラクションは並ばずに乗れ、キャラクターとのふれあいや写真撮影も悠々、ショーも楽しめて食事も並ばないプランを選択したとします。 しかも、ディズニーバケーションパッケージだけのお土産や特典付き。 ただし、これで28万円くらいです。2万8千円ではないです。28万円です。 綿密に事前準備しないと楽しめないの? 他のテーマパークや動物園や水族館などに比べて事前準備しておいた方が楽しめるのは間違いありません。 これは規模がケタ違いに大きいからです。 都民が想像しやすいところで行くと、上野の施設群とざっくり同じくらいのサイズ感を想像してください。動物園や美術館ではありません。エリアです。 不忍池、上野東照宮、上野恩賜公園、アメ横商店街、西郷隆盛像、上野の森美術館、上野動物園、東京文化会館、国立西洋美術館、国立科学博物館、東京都美術館、東京国立博物館。 これらの敷地を合わせた面積よりも、ランドとシーの方がまだ大きいです。上野の街を遊びつくそうと思って、無計画で行くと破綻するのと同じ程度で考えてもらえると良いかと思います。 はてなーにわかりやすく言い換えると、地方から出てきて初見でJR秋葉原駅から東京ドームとか上野や鶯谷ぐらいの範囲内を、下準備無し/ググらずに楽しむつもりか?という感じで考えてもらえると。 そして、めんどくさくなって調べなくても楽しめるのは、圧倒的にランドよりもシーです。特にこだわりが無いのであれば、日帰りのシーから行ってみることをお薦めします。
東京ディズニーリゾートは、過去イチ遊びやすくなってる
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こんに負けたのまじで遺憾
(書き始めは楽st終わり二次会カラオケから帰宅して布団に入った頃です。その時の気持ちを想像して読んでね❤)
どうも、緒田舞里です。書かなくてもいいかなーとか思ってtumblr見たら思ったより書いてる人多くて、焦って描き始めます。現在月曜の朝5時30分です。寝すぎて逆に生活リズムおかしくなりそう。
打ち上げの後、5時までカラオケをしてから寝たら起きたのは23時でした。怖いね。人生最大睡眠時間更新です。ネタっ��くするのは苦手なので毎度の如く長文です。35期は割と1年前のこと書いてます。34期は知らん。文章少なめですごめんね。稽古場で全然同期と会えなくて不安だったけど、会えた時はやっぱり嬉しかったです。色々言うけどやっぱり同期っていいね。
縦縞コリー
こりちゃん!1stの時に思ったんですが、こりちゃんがちゃうかに入ってちょうど1年ですね。こんなに立派になって...😭こりちゃんは一発で「ええやん」を提供することが出来る人です。隣で激焦りしてました。でもそこで止まることなく、出したダメにちゃんと向き合って模索して、本人意識してたか分かりませんがのせる感情が少しづつ変わってたのが凄いなーと隣で思ってました。お祭りの村上さんと会うところや子ポリの独白が好きでした。堂々とした役は元々得意だったけど、この1年で特に悩みとかマイナスの感情の表現も上手くなったな〜って思ってます。3場とか特に。声量あんまり変わんないのにちゃんと気持ちが伝わってくる。出し加減や塩梅も好き。独白系のセリフかなり参考にしてました。これからもこりちゃんの色んな役を見たいです。
帝京魂
こんちゃん!オムニから推し。いい表情しますね〜本当に。イケおじ系が似合う。オムニから思ってたのは雰囲気とかを出すのがお上手。アローも書いてたけど「入ってる」のが分かる。稽古期間中みるみる顔色が悪くなっていってたので健康には本当に気を付けてください。7場のラップの後、ずっと気にしてたけど上手かったよ!周りは良いって言ってるのに本人は納得いってないのまじで分かります。個人的には3stが1番好きでしたね。1年を経て表情がより動くようになった。近くでやっててこんなに顔動く人だったっけ?って気づきを得ました。少なくともオムニはそんなこと無かったので、成長ポイントですね。カラオケ前はすみませんでした。自重します。あとベガから大集で大量にダメ貰ってショートしてたのが面白かった。最近元気で嬉しい限りです。
水琴冬樹
ベガ。1st噛んだのを帰り道までずっと��にしてたの可愛かったですね。1セリフ事にダメを貰おうとしてこたちを困らせていたベガを見てそういやこういう人だったと思い出しました。それだけちゃうかでの役者を久々に見た気がします。居残り練習等、誘ったら予定がない限り必ず付き合ってくれるという確証があります。そしていいダメを必ずくれます。悩んだ時に一回ベガにダメを貰うフェーズがあります。多分。箱での発声しんどかったけど楽しかった。演技面、本当に頼りにしてます。
七枚目
おみそ。今回もハート写真が取れました。大満足です。引退まで絶対に継続させます。カラビニマジで似合ってた。頑張ってよかった。
打ち上げでも話したけど、1年前のおみそは西南図書館の和室で方言を一生懸命直してました。それがもうこんなに大きくなっちゃって...😭😭感涙どころの騒ぎじゃないですよほんともう。仕込み週に会った時、おみそだ〜と近寄ったら「来ただけでこんなに喜んでくれるとは思わなかった」って言ったけど、次の日そっくりそのまま同じ事が立場逆で起こりました。シンパシーです。郷田の切り替え良かった!!中モンも本番信じられないくらい声量出ててビビりましたね。あの時二宮さん戸惑う演技でよかった。素でした。誰!?ってなりました。ずっと頑張ってた発声がここぞとばかりに活かされてたね。これからもおみその色んな役を見てみたいです
苔丸
苔ちゃん!浴衣と私服の色を揃えたり、カラビニエリにポケット付けたりと各所に細かいこだわりが見えて、苔ちゃんを見てるとものづくりってこれが楽しいんだよな〜を思い出します。香夜から1年。おばあちゃんもびっくりの役幅になっちゃった。毎回こんなにも役が変わる人が今までいただろうか。細かいニュアンスを拾い上げて表現するのがますます上手くなってる。その積み上げが演出達に「苔丸なら任せれる」って思わせるに違いない。オムニの時はずっと声量頑張ろ!!って言ってたはずなのに全く言わなくなった。外公〜秋公辺りで一気に声量が伸びた気がする。今回キャスパを一緒に作りながら、苔丸のこだわりや世界を垣間見た気がします。やりたい事に体と思考がついて行かないのもどかしいよね。きっと苔ちゃんならそれも何とかできると期待を寄せ続けます。
岡崎仁美
カヌレ。知らない間にバイト戦士になってた。どうやったら涅槃像が出てくるのかその頭の中を覗かせて欲しい。LINEのスクショを苔丸のTwitterでみたけど何も分かりませんでした。七瀬を見ながらこういうのやらせたらやったぱりカヌレだわってなりました。さすカヌ。幼い役やらせて違和感ないの誇るべき。留学に行くとか聞きました。出来れば最後まで一緒に引退したいなーという気持ちが有ります。寂しいもんね。
西峰ケイ
らび!今公演の相方!らびが八戸じゃなければ居酒屋のシーンはあんなにいいものにはならなかったし、漫才はもっと拙かったと思う。漫才を1回通す度にリアクションや間のここを直そう、っていうダメが尽きなくて楽しかった!アンケート総ナメだったのも、知り合いに聞いても二宮の夢のシーンが1番印象残ったっていう意見が多いのも、稽古中の音声録音して聞き返したり私が現実シーンをやってる間もずっと居酒屋のセリフ読みを考えてたらびの努力の結果だと思います。
らびはなんか気づいたら上手くなってた。秋と新人の間に何があった?ってぐらいグンっと上手くなった。声がいいですね。大好き。最近公演で関わる機会が激増してるからか、一緒に悪巧み考えてる感じかずっとある。役が近いのもあるけど。やっちゃえ!!ってやり始めてしっかりといいものを届けれる爆発力が魅力的。また共演したい切実に。
あろハム権左衛門
アロー!黒川まじで好き。なんで深山のところ客席から見れないんだって何回も思いました。毎stちょこっとずつセリフ変えて全部辻褄あってたって聞いたんですけど本当ですか?私は楽stしか気づかなかった。
オムニの時から、え初心者ま?と思ってました。シュールな笑いが似合うというか、表情があまり動かない役が似合うというか。だからこそ少し表情が動いた時��伝わる情報量が多い。下手すれば誤解を与えそうな所を上手に使いこなしてるなって思う!白子と稽古場で「いやアローいいですよね(*´ω`*)」「いいよね(*´︶`)」を何回やったことか。毎稽古なにかしらで上達していて、家でやってきてるんだろうな~と感じます。努力を他人から見てわかるほどすることの大変さたるや。36期が入ってきても努力の人とライナーを突然やりだすギャップを見せつけてほしいね。
大福小餅
こふく!ビバ九份。こふくの裁判長めっちゃ好き。こふくにしか出せないふわふわ感が、劇の始めっていう大事なシーンの雰囲気を変えてる気がします。頼りなさが本当に頼りない感じで大変良き良きのの良き(役の話です!!!)
1年経ってもこふくだけが持ってる独特の雰囲気はそのままに、雰囲気を声にのせたり、そもそもの発声が良くなってる気がします。舞監としても役者としても絶対に手を抜かないで上を目指し続けるのって誰にもできることじゃない。誇って欲しい。
そしてこふくにはひとつ謝らなければならない。キャスパ負担をかけてしまってマジでごめんなさい。あんまり夜残らないのに、残ってくれて練習してくれてありがとう!!「自分キャスパ苦手なんで」って言ったこふくを見た時に1番反省しました。胸がぎゅってなりました。ごめんなさい。
肆桜逸
スチル。最初の罪状マジで噛みそうになるから読めるのすごいよあれ。スーツガチにあってた。写真撮ってなかったのが本当に悔やまれる。これは同期全員に言えることですが、引越しや予定であんまり来れない人多くて大変寂しかったです😭っぱ同期なんですよ。というのはさておき、ついに吹田在住になったスチルくん。聞いてる感じ豊中住みで良かったと思います。朝ママチャリこいで30分からの稽古は死んでしまう。時折自分が吹田在住なのを忘れて豊中勢のフッ軽遊びに行こうとしてるの可愛いですね。
たぴおか太郎
🍆。ちゃうかに入って3年、ようやく舞台上で話すことが出来て感涙。皆さん知ってますか??これまで一回も舞台上で話したことないんですよ!?私はこんなにもなすかを愛しているのいうのに!2セリフぐらいしか掛け合いないけど小さな1歩だと信じてます(フラグじゃないです)
そして奈良脱出おめでとう🎊私の知る限り1番部屋に女の子!!って感じで統一感ある部屋で感動した。ヨギボー最高や。
ミル鍋
ゆにちゃ!建築と戦ってますね。製図室とお友達どころかズッ友。課題やばいとは聞いてたけど思った以上にヤバそう。私後から映像見て知ったんだけど、本番動きめっちゃ良かったってか可愛かったんだけど。何あれ見たかったんだけど。特に登場が好きすぎて有罪。ゆにちゃんは最初っから上手だった。動きが上手い。最初っからそれだ!っていう動きが出せてスタートラインが既に違う感じがします。オム二の時点でコルクさんについていけてるのスゴすぎる。各脚本、少しのセリフで存在感をひしひしと感じさせる役が上手い。この一瞬でお客さんの脳にインパクトを残せる役者は...ゆにしかいない!!!ってなるんだろうねきっと。いや演出じゃないから知らんけど。不揃いバーム美味しかった。今度いっぱい食べ物上げたくなっちゃった。
園堂香莉
なぽちゃ!なぽなぽなぽりだね。想像以上の鯛焼き愛で愛おしいです。役幅広っ。小さい子供からアナウンサー、エレベーターガールまで全部ハマってました。私のイチオシはエレベーターガールです。声に艶があるからか、役のイメージ、場の雰囲気と、衣装と全てに合致していてやべえええって幕裏で見てました。あれなぽりオム二出てなかったっけ?って思うぐらい上手。外公から既に上手かったんだけどね。最近自分の持ち味を活かしはじめてるのをみてニコニコしています。なでなでしたくなるね。照明もお疲れ様!これからも忠実なる照明班員でいます。何回かしてる、仕込み中に照明チーフにコンビニスイーツあげるやつ、毎回考えるのが楽しい。なぽちゃんの仕込みは照明えっへん感があって楽しい。それと事故には気をつけて本当に。
海泥波波美
あさぎ!新歓ありがとうこざいました!あさぎが副隊長ってこんなにも頼もしいんですね。やる気が〜とか言ってたけどちゃんと頑張ってるのか可愛いですね。オチャラケてる風に見えて1番人の事を見ているし、考えている。あさぎがいなかったら恐らく35期はまた違った関係性になっていたことでしょう。みんな言ってる。あとは温故知新の温故部分ファイト。あさぎはオムニから良いところはそのまま、良くないところもどんどん改善アップデートしている気がします。でもオムニからうるさかった。あんなうるさいやつがこんなに人のことをよく見てる人だとは思いもしなかった。ギャップやね。あさぎにはそのままでいて欲しいな。パチンカスにだけはならないでください。
衿君
えりちゃん!!ラジオパーソナリティ最高だった。���じでいい顔してる。「いい顔してる」が似合う人なかなかいないけどえりちゃんには声を大にして言える。表情がより活き活きするようになって慣れてきたのかなと思ったりしてみてました。私はずっと覚えてます。香夜楽stで爆発してたえりちゃんを。これを見るために演補やってたと言っても過言では無いってぐらい感動した。正直香夜の稽古期間中よりも仕込み期間でグッと仲良くなれた印象。こんな人だったの!?を沢山見ました。このたまらなすぎるギャップをぜひ36期にも見せつけて欲しい。あと映像。えぴが追いつかれそうって言っててすげえなって思いました。タイトルコール見た時、これで名前出るんですか??え??って嬉しくなりました。チラ見すら出来なかったあの立ち位置が今となっては悔しい。
黒井白子
白子!演補とオペお疲れ様!稽古場に白子とみーらが帰ってきた時の安心感ったら無い。白子はみーらのオタクって聞いてたけど思ったよりオタクで笑いました。それ以降シーン練見るのとかほぼ全任せですみませんでした。行き詰まった時にこうしてみたら?と代わりに演じたり、意見がスっと出てくるのは本当にすごい。誇ってほしい。少なくとも私にはできない。でも通しでこりにダメが出せないんですよ〜...って言ってるのを見て白子でもそんなことあるんやって思いました。完璧超人はいないってことですね。でも演技はずっと好き。香夜の時からまじで。香夜はじめロキとすごく不安に思ってたけどそれが払拭されたのは白子のおかげの部分が多々あります。多分私と意見が合わないって時も沢山あると思うけど、少なくとも白子がちゃうか嫌だ!って思ってしまうちゃうかにはしたくないなと思ってます。
近未来ミイラ
みーら!2連続演出おつかれ!と思ったら3連続だね!がんばれ!毎回、みーらの脚本!!っぽさを残しつつ新しいアイデアもあって色んな脚本がかけてしまうのが本当に凄い。いや、新しいアイデア自体がもうみーらって感じだから結局みーらの脚本だね。今回でいう就寝刑みたいな、よくそんなん思いつくなっていうのが随所に散りばめられていて毎回読むのが楽しみです。それにみんなが普段感じているような些細な悩みや普段すぎて言葉にしにくいもやもやを脚本に起こせるのが本当に凄い。そして演じるのが楽しい。
今回演補に選んでくれたけどまじで予想外すぎました。だって新人のコンビに入るんだぞ!?何か助けになれていたら幸いです。楽st前に「もしまりおさんいなかったら〜」と言ってくれたけどそれを受け止めるのにはまだもう少し時間がかかるのでちょっと待ってください。でも嬉しかった。二宮本当に楽しかったです。個人的に大きい役をやりたいなとも思っていたので本当に嬉しかったし、推しのこんこりと一緒に出来たのも楽しかった。まじで夢みたいな公演でした。まさに夢にまで魅せられてってね!!心も体も体調だけには気をつけて!
長い!!!長すぎるね!!
(書きながら香夜の我が子感やばいなって思いました差があったらごめん)
今回は去年外部公演で沢山得たインプットがちゃんと活かされてるなと実感した公演でした。自分の中の演技の選択肢が増える感じ。あの瞬間のために去年頑張ったんだな〜とも。その機会をくれたみーらと白子に感謝ですね。アンケートや人伝で沢山褒めてもらいました。それを真に受けると天狗になりそうで怖いので1回着信拒否してます。お褒めを受け入れるのには時間がかかるのです。そんなめんどくさい人間なんです。ごめんな!!何はともあれ本当に楽しかったです。やばい36期来ちゃうよ!!ってかもう来たよ!!
オム二全力で楽しませようぜ!
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番��術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草���飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚���妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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一端だけ書いては放り投げてた日記を完成させる もう8月も中旬なんですけど!
7〜8月上旬
7/9
ない器官が漏れ出して、ない気道が錆びていて、ない頭がパンクしている 喉が膨れ上がっている 上半身の中身がゴロゴロとしている
要するに、頭痛
空腹なのか気圧なのかわからない
ギリギリまで頭痛薬を出し渋っていたので効くまでずっと体が傾いている 薬を飲む痛みに気づくまで遅い どうもできない
帰り道 波も風もなく、川がただ静かに橋上の様子を映していた
7/11
用事が終わった後ソフトクリームのアフォガード
店頭にベンチで食べる まだ猛暑日と言うほど暑くもなく、風がたまに吹いてくる室内から出ても快適な天気だ
一口目はスプーンで掬うと反対側にこぼしてしまいそうなので口を持ってくる さくっとつまめた 固めのソフトクリームで積もった粉雪のように食べる瞬間にギチギチする しかし二段ほど食べるとぬるい空気に触れた外側はやわらかさをもつようになってしまった 普通のソフトクリームだ…… 美味しさは変わりないが、触感が楽しかったので残念
コーヒーが溢れてきた! おいし〜…… バニラと混じってしゃくしゃくするコーヒーの氷がたまに当たる それを舌で押しつぶし食べる
7/16
昼ご飯後、なるべく静かな場所に置かれたベンチを選び腰を落ち着かせる
次の講義まで数時間余裕があるので何もしないことが可能 やった〜
集中もなにもできないので耳に何か流そ〜と思ったが、思っていたより頭がぼやぼやしており、ひなたぼっこのみを行う 10数分ほど続けた ずっと考えが浮かんでは飛び散るを繰り返し無心になることすらできない 計画を黙って立て続けることもできない 落ち着きたいとき、体が外に触れている感覚と呼吸と音だけを追いかける擬似座禅をよくするのですがそれでも居心地の悪さが下らない
どうしようもないので移動する 図書館 体が熱を帯びていることに気づいた 内側がどくどくしている 汗をかくまではいかずとも、体温に蒸されている たまにあたる冷房の風が心地よいと感じてしまうほどには暑い
課題に手をつけられない ひとつでも完成させれば少しは上向きになるとそれすらできない うお〜 諦めて課題と全く関係のない本を読む 時間をただ流すだけで終わらせたくない謎の意地 文学作品のある2階にまで昇るのが億劫で雑誌類を手に取る 自身が基礎的な部分だけ知ってる分野を選んだので度々既知の知識と出会ってわ〜と手を振る気分になる 特に意味はない ちゃんと段階を見据えた構成があり、補足で隙が埋められたように感じる文章を読むと、その伝わりやすさですげ〜かっけ〜となる ミチミチに詰まった情報を飲み込む満足感
課題に手を出すのを渋ってるときにしか生まれない熱量と集中で、結局空き時間は雑誌を読むのに使ってしまった なんとも………… 時間に中身はあったが……
日時不明
あっっっつ 暑というか“湿度” 湿気のせいで匂いが苦しい
行きの時間がちょうど雨だったので歩いて帰る え? この中を? 日差しが強くて体が東側に傾きそう きつい
nakano4 聴く保冷剤 キューと締まる音 イヤホンの外から蝉の鳴き声が聞こえるのも良い その後アイオバーの陰陽師×unwelcomeが流れてきて汗だくになった アツすぎ
【今朝の夢】
血が繋がってるらしい人から右足を弓矢で刺される、増える複数人からの怒号、とにかく逃げる、部屋で落ち着いているときに家戸を強く叩く音にビビる、ひたすら隠れる
でも全部何事もなく過ぎていく
おい! わかりやすすぎ……
7/26
かび掃除
本棚の片側面にかびが薄ら付いてる 嫌…… 嫌………… 放っておくと広がるので拭く 乾いたシートをちょうど切らしてきたので、キッチンペーパーを使う アルコールで濡らした面が茶なり緑なりに染まり、あぁついてますね〜となる ついてますね〜……
床一帯も拭き、壁に近い本を避難させて終わる
元気になった
やはり運動が一番身体にいい
卯月の六周年雑談を聞きながら爪を塗る
元気なので
体が震える 心当たりのどれが当ってるのかわからない たぶんねむい ねた じとじとする
7/27
コンサートよ〜〜〜〜
予定があると特に何も考えずに動ける 今後ばんばん立てなさい
冷凍していた酢鶏を二本解凍し、味噌汁を飲む 意欲がある こんなにはやく生活の渦に入れるなんて
会場まで三十分足らずで行けるらしいので呑気にする
呑気にする
呑気にする
そろそろでないといけない
そろそろ
家を出て、途中昼食をとりながら会場を目指す
モスバーガー
落ち着いて考えたら全然余裕で間に合うことに気づく 開場時間だけを頭にいれていたので余裕しかない 開演を目安にするとダメなことはわかっていたので何分後の間があるのかも覚えていなかった���過去私、感謝
思っていたよりスムーズに公共機関まで移動ができる場所だったので苦しくなることなく腰をおろす
駅〜 でっかいガラス張りで眩しい なかなか見れない量の木々が生え盛っており視界の情報量が凄まじい ひぐらしの音も凄まじ 開放感のある風景で嬉しくなる
ホールに入る 時間が迫る感覚と会場の見慣れなさで思考が縮む 頭と体で優先する動きがめちゃめちゃになり、めちゃめちゃになった かむかむレモンと水 落ち着き
物販に寄ってから席につく
思っていたよりも前の方で嬉しい 演奏者の表情まで視認できる近さ ホールはよくわからん吊るし板がない造りでシンプルな印象 良 しかし上によくわからん長方形の箱が幾つも吊るしてありよくわからない 照明というわけではなさそうで、でも反響に役立つような見た目でもなくよくわからない
開演までパンフレットを読み潰す
山場の音圧が強くなる箇所で、外から音の壁を投げられたり一点で刺してきたり、内から這って響く音にえずきそうになったりと盛り上がりに種類があった すご…… 情緒がメロディーにしかなく音自体は単調な曲が、すべて情動的に組み立てられていて感情がグチャグチャ 揺れ揺れ揺れ動く 楽器との距離が近いので楽譜上の音だけでなく、鳴らしたことで出る木の音まで聞こえてきてコンサートだ〜〜〜〜〜となった ピアノの打撃音や弾かれた弦の音が場内に響いている
コンサート、考えることが多すぎる 音感がないのでこの音はこうで〜調がこれで〜などは全く推測などできないけど、それでも多いのだから音楽を専門としてる人の頭の構造って未知すぎと演奏を目の当たりにする度に思う ただ単に情報と情緒に気圧されている 耳で聞いたものを追ったり、今流れているものを振り分けたり どんどん厚みが追加されていく 全身が水に浸かり呼吸も手足も忙しく回ってるような状態 どんな姿勢で自分が聞いていたのか覚えていない
また、指揮者が愉快な方でところどころコミカルに動いていてよかった
アンケートをロビーのソファ上で書く もらった演奏を自分のなかでまだ落ち着かせられておらず、また内容を覚えるのに一杯一杯で「〇〇が〇〇でよかった」等をズラズラと続ける中身の薄い感想しか書けなく悔しい 感謝と称賛の筋肉がない
帰って物販で購入した品を開けて眺める 良い 良い…… 期待の何倍も素晴らしくキャッキャと喜ぶ
なぜか明日も予定があるのでさっさと寝るよう努める
7/31
ズッタズッタと飛び歩く子供 ぎこちないスキップのような動き
限りなく現実的な感情の夢 見たものは朧な光景すぎて全く記憶に残ってないが、自分らしき人が唸ってたものは自分のように思っていた
最後の講義だしな〜と気合いを入れて向かったが特に何も起こらず終わる それはそう あまり馴染まない構成の授業形態だったので、まあ終われてよかったんじゃないか? はあ……そう…………
疲れたのでお弁当を買って帰った 夜だし夏だし定休日だしで、好きなごはん屋にまで行くことができない 【求】はやめの秋
8/3
ひ、一筋の光〜〜
まあそんなわけでなんとなく将来とやらを描けたわけですが、就活ね…… 就活………… 誰か、わたくしに1から説明と型をつ��ってくれませんの? 就活の相談室にいこう
私ってまだ
8/8
本当は火曜日に終わらせるはずだった予定どもを終わらす マイナスの状態から動かないといけないので常に腰が重い ゼロになってくれ 善処します
まあいくら夏休みシーズンとはいえ、二・三日の間のどっか一席くらいは空いてるでしょ〜〜とたかをくくっていたら来週近くまで満席だった 本当なら数週間前に予約をとれるような人間だったんです、信じてくれ ギリギリでも大丈夫いけるいけるなんとかなるに甘んじて生きている 店長でなく森様をみて共感できるようになってください 来週はミチミチの質量のある夏休みにしてやるよ
本を買ってウキウキで帰る 夏がはじまる〜
きれいに月が弓状になっていて良い しかし撮るとふとったり、潰れたりする 写真より目で見たろうがきれいだが、後にアルバムを眺める等したら写真をきれいに思ってしまうんだろうな〜と両方の月を消さずに残した
8/10
荷造りをしよう
荷造りをしてない
最最最最最低限の家事だけ消化した
なんかまた眼鏡フレームが痛くなってきた フレームが原因なのか、他の心当たりで痛く思うのかわからない とりあえず荷造りをしよう
「そら、なるがちゃうんだろ」 ←大好き ロウアイキューさんの新作が見れて最高にHAPPY たくさん詰まっててHAPPYなクッキー缶だ 動画はもちろん、流れるコメントの雰囲気が好き かゆいところに手が届く
「卒業しましょう、先輩」 ←大好き よう言った これを真っ直ぐに伝えられるフォロー上手はあんたしかいないし、隣が別の人でいいわけない これが音頭ってことね…… デフォルト顔のこのシーン見て〜切り取ってくれ〜
雑記
最近プレイリストへの飽きが来ている 3つくらいのアプリでお気に入りの曲を詰める作業をしており、そのどれもに飽きを感じている 飽きというよりも強く聴きたいと思う曲を『次に再生』にピックアップできない
普段はシャッフ���再生をかけて、2曲目以降に気分の曲をじゃかじゃか放り込み、あとはランダムに好きな曲が流れてくるのを聴いている この二番目の意欲があまり湧かなくなり、ただ順番待ちの曲を消去している
まだ追加していない好きな曲を大量に詰め入れるしかない
が、目も気も疲れるのでいいか〜となっている状態 なので、お気に入りの曲をつくっている好きな方のお気に入りの曲とそれをつくっている方のお気に入りのプレイリストを探すやつをします
そのうち
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【坂本龍一監督追悼 定期演奏会2024】仙台も終了、30日(土)は郡山!
盛岡の朝は早い。 市内のホテルから団員が宿泊する紫波(しわ)郡紫波町の「ラ・フランス温泉館」までタクシーで移動し、団員と合流しなければならないというミッションを背負っていたのです。宿泊施設の名前を聞いてから「ラ・フランス」と「温泉」の二語の不協和音ぶりに不審さが拭えなかったのですが、実際にありました。
さらに「湯楽々」(しかも文字の級数がデカい!)です。この斬新なネーミングの施設ですが、朝6時頃の眺望をOB中村祐登(トランペット、今は小学校の教諭、地元は仙台)にシェアしてもらいました。
雲海が広がる絶景に日の出。もっと早起き駆けつけて見たかった!(たぶんできなかった)
さて、バスの添乗担当としては、
3号車に乗り込み、7時半に出発。寝台バスのごとく寝ること2時間。やって来ました、本日の会場です。寝ぼけながらバスから降りて普通に会場に入ろうとしていたら、前で写真を撮っている団員がいました。
OBOGから畏敬の念を持って「酒豪」と称される佐々木潮里さん(ヴィオラ、今は化学品系メーカー研究職、地元は仙台)でした。きっとアルコール分解の人体実験としてお酒を嗜まれているに違いないと解釈しております。
東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)では、二人の来客がマエストロの入り時間よりも早く待ち構えていました。
第三期のコンサートミストレス、千葉はづきさん(旧姓、地元は仙台)が、生後4か月の洋榮(ひろは)くんを連れてやってきてくれました。いったい何人がこのヒーローを抱っこしたことでしょう。
しかし、OG佐藤実夢さん(ヴァイオリン)の抱っこの安定感はナンバーワンでした。今は保育士さんですからね。
ゲネプロ中をいいことに「乗っちゃいなよ、ベイビー」とは言いませんでしたが、オンステージのデビューをしてもらいました。
すでに孫のためにチェロが買い与えられたとか。これから「東北ユースオーケストラ・ジュニア」ができるのか、いや「東北ユースオーケストラ」に入って欲しいものです。
はずきママ、律儀に差し入れも持ってきてくれました。
そう、盛岡のヴァイオリン駒井さんの手芸による栁澤さんはすでにご紹介しましたが、その左は手芸の福島事務局竹田学さん(直前合宿初日にご指導)と判明いたしました。
OBの吉田飛鳥くんも差し入れ持参で駆けつけてくれたのです。だんだん「ひよこクラブ」記事のようになってきたので、このへんで修正いたしますと、今日は東北ユースオーケストラの宮城公演です。
ゲネプロは着々と進行、終了し、あとはお客さんを待つのみ。
こちら下手の舞台袖では、
クラリネットの渡邊理沙子さんが、シエナ・ウィンド・オーケストラの飯島泉さんに個別指導をしていただいていました。なんという贅沢! 本番がんばって!!
一方、ロビーでは、
TYOオリジナル商品の物販準備です。三期の齋藤玲利くん(チェロ、盛岡出身)が、大学入学で復団したいと体も大きくなって手伝いに来てくれました。うれしいし、心強いぞ。わたしが書いた書籍『響け、希望の音〜東北ユースオーケストラからつながる未来』(フレーベル館)もオンデマンド版を販売しています。初版は売り切れたものの、重版までには至らずとの版元判断でございます。ドカンと増刷になると、このオケの活動費になりますので、そのような事態の到来を待ち望んでおります。Netflixとかで映画にならないかな・・・。
オシャレでコンパクトなTYOロゴ入り防災セットも残りわずかですので、郡山、東京での公演での入手を切にお願いいたします!
こちらは20日に発売されたばかりのCD、東北ユースオーケストラと坂本龍一 『The Best of Tohoku Youth Orchestra 2013~2023』の販売ブース。こちら会場での購入特典としてA4サイズのオリジナルデザインのクリアファイルがもらえます。ぜひこの機会にお求めください。
そろそろ開演間近となり、舞台袖にはTYO定期演奏会では恒例の影アナ隊が集まってきました。普通は舞台袖で行う注意喚起ご協力お願い系のアナウンスを団員がステージの正面に陣取り堂々と行うという演出の一部です。
えー、今日は男3人に女2人ということは、TYOのTRF!
こちらはパーカッションのみなさん。
んー、女4人、男2人、むむむ、TYOの男女混合バレーボールチームです(にしておこう)!
仙台が地元の二人がそろっていました。
TYOの「けいことみなみ」です!(昭和に活躍した女性漫才コンビ風ですが、そのままです)
日の出を撮影した仙台が地元、中村くんが自撮り棒を使っていました。
生徒のみなさん、中村先生は元気ですよ。
もはや開演直前。管メンバーのチューニングがはじまりました。
開演しました、1曲目の演奏風景です。
昨日の盛岡公演を上回る、自己ベストの勢いで着々と演目が進んでいきます。
その頃、MCの渡辺真理さんから休憩前のロビー物販を紹介するアナウンスにあたり、舞台袖で油断していた3人に協力要請がありました。
昨日の盛岡での「にわかTYOなんとか」グループとの被りもありますが、TYOのMISAMO! あと6人の女子団員を編成して、「TYOのTWICE」を郡山公演か、東京公演で、名乗り出てきてくださいね。
休憩をはさんで後半。暗めの下手舞台袖でテスト的にシャッターを切っていたら、我妻家の姉、弟のトランペッターズが視界に入りました。
TYOの満島ひかりと満島真之介! ということでお願いします。
うかうかしていると、もうアンコールに。
『ETUDE』は、東北ユースオーケストラの前身である、「こどもの音楽再生基金」の毎年8月に行った宮城県での被災三県の音楽系部活動によるライブ大会のテーマ曲でした。先にご紹介した書籍でも取り上げていますが、まさにこのホールでステージに出演者が300人以上乗って、合奏した曲です。当時「足ぶみで舞台がこわれるんじゃないかと思ったよ。」と言った、その坂本監督も、ここにいました。
直前合宿ではソロで立って演奏することに躊躇していた二人、堂々と演奏してくれました。影練の成果が出ましたね。
終演後、みんなで舞台袖大集合写真を撮りました。
海津キャプテンから朗読ゲストのんさんへ、団員寄せ書き色紙の贈呈です。
色紙中央の似顔絵を描いてくれた丸山周くんと。
アンコールでソロを決めてくれた、トランペット長沼くんとトロンボーン内藤さんと。
さらに舞台袖では、2015年に小学5年生だった息子の姿を撮影した福澄くん父からの写真が送られてきました。当時の写真と並びが一緒だったので、上に埋め込んでみました。
人は成長する! 今や二人とも大学一年生。TYOの「そらとまお」(そのまま)です。
終演後のバックステージに訪れてくれた、もう一人のOGゲストは、もう一人をお腹の中に携えて、激励に来てくれました。第1期からの団員だったホルン、曽根瑞貴さん(旧姓)です。
もうすぐ次世代東北ユースオーケストラメンバー候補が、この世に誕生します。みんなで抱っこするのが楽しみです!
311をきっかけに集まって、活動を続けているわたしたち。その中心には坂本龍一監督がいらっしゃいました。「音楽、音がめっちゃ好き過ぎるおじさん」の求心力で、いつのまにか、なんだかまるで親戚のようなコミュニティができていました。 ユング曰くの「グレート・マザー」ならぬ「グレート・ファザー」に、この演奏が届きますように。
今週末、30日(土)郡山(ゲストは吉永小百合さん)の演奏会は、まだチケットがございます。坂本龍一監督のプライベートアーカイブからの写真や、東北ユースオーケストラの団員と過ごした日々の動画など、未発表素材をふんだんに使った映像も見どころ��す。
ぜひ、ぜひご来場ください。
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シャニムニパレードの「拝啓ラジオです。」
シャニムニ=パレードの「拝啓ラジオです。」
| FM AICHI | 2023/09/16/土 26:30-27:00
メンバーの私服の話、凛ちゃんのワンピース見たいかも?
お肌についてもなるほどと。
小倉百花さんのMCでの癖とは?
聞きごたえあったなぁ。
9/17 シャニムニ=パレードの『拝啓ラジオです。』 #シャニらじ
小倉百花 #白井凛 #神谷ゆい
~オープニング
小倉百花 #白井凛 #神谷ゆい の3人。
――小倉百花さんの先週の『しゅ』主のところの発音が可愛かった。 メンバーの私服のこだわりポイント、傾向。 白井:ゆいがオシャレだな。白井的に使えないアイテムを使ってる。色とか。 小倉:すっごい緑のズボンとか、真っ青のズボンとか。 白井:料理できるのが凄い。 神谷:白とか黒とか合わせれば何とかなりますよ。 小倉:ももがやれ着たらメンバーに??って思われるよ。キャラにも合ってる。
小倉:ももね、凛の服ね、オシャレだと思うけどな。 白井:拘りないから。オシャレと言われるレベルじゃない。昔はただの大学生、陰キャ大学生 神谷:最近は韓国? スタイルを活かしてるような服着てますよね? 足めっちゃ長くみえる。長いんですけど。 小倉:長いよ、5mくらいある。(白井;全長何メートルだよ)凛がたま履いてるワンピースめっちゃタイプ。くっそタイプ。 ~前に、街であった時。めっちゃ美人。高身長が歩いてくると思ったら凛だったんだよ。そのときワンピース着てて。 小倉:私は特にないです。 神谷:だる着だもんね
透明フィルター
普通のジングル。 ~近況トーク 白井:個人的に、白井は肋骨を折りました。咳をしていたら、咳のし過ぎで肋骨に負担掛かって結果的に折っちゃいました。めっちゃエネルギー使ってるんだろうな。 小倉:咳だけで腹筋痛くなったりするもんね。 白井:だから、椅子でパフォーマンスしてるんですけど。お陰でめっちゃ早く治ってるんですよ。完治するのは3か月くらいかかっちゃうんですけど、痛みが無くなるのは3、4週間ですって言われてたんで。けど、もう1週間半くらいで痛くないし、全く痛くないので現在2週間くらいなんだけど。病院でも早いよね?っていわれ――。 小倉:人間じゃないかもしれないね? 白井:超人、咳し過ぎには気を付けて欲しい。折れちゃうんで、肋骨。(なお、麦茶が…… 神谷:この前4回ライブがあったとき、すっごい疲れてて。終電か1こ前で帰って、まだ時間があるから寝て待ってて誰かに起こされて。ののだと思って「ありがとー」って座った時にののだと思って肩を乗せて10何秒立った時「誰だこれは?」ってパッと見たら知らないおじさんが座ってて「誰?」 終電だったんで。「すいません」って言って離れて座りました。ホームで寝ちゃダメです。 小倉:最近ゲームしてるくらいかなぁ。スイッチ買ったからさ。超探偵レインコードってゲームなんだけど。ダンガンロンパって人気のゲーム、スパイクチュンソフトが出してる新作なんですよ。知ってる人はうなづいてる筈。滅茶苦茶面白い。コナン君みたい。謎解き。貸すよ? 神谷:私ピクミン借りたい。 小倉:いいよいいよ、もう終わったから。ゲーム楽しいよぉ。
~資格を取った事はありますか? 小倉:凛さんいっぱい持ってそう? 白井:検定は持ってる。英語検定は準1級もってて、スペイン語と検定もってます。 小倉:ビエン。これはももが唯一知ってるスペイン語、元気です?だっけ? 白井:グッド。それくらいですかね。
神谷:資格とか検定持ってるんですけど。英検とか漢検とか持ってるんですけど、標準の3級とか。もう忘れましたよ。 それに匹敵するのだったら空手の段、2段もってます。あと3ヶ月頑張ってたら師範でした。 やりたくなくて、辞めた。 白井:空手家アイドルだった? 小倉:型っていうの、前やっとらんかったっけ? 絶対面白いから見たいんだけど。
小倉:ももはないでーす。化粧品検定取りたい。化粧品の成分とかトラネキサム酸は何に効くかとか。
~皆さんはどのようにライブを盛り上げたり見てくれたらうれしいですか? 白井:白井は、自由に、ファンの人が楽しく見てくれたらいいかな。
小倉:ももは欲を言うなら、汗だくでボロボロの状態で写真撮らないで欲しい。推しメン映して何が楽しいの?って思うけど、そこが好きなら許してあげてもいいけどねー。 神谷:なんでもカワイイ。ベタベタでも可愛い。 小倉:それならいいけどさ。 神谷:笑顔で見てくれたら嬉しい。真顔の人いるんだよ。 小倉:みんな気づいてないと思う。 神谷:いったことありますもん。「今日レスしたのに真顔だったね」っていったらめっちゃ笑ってたのに。って。 小倉:マスクじゃん、口だけ笑ってるかもしれないよね。
小倉:私やって欲しいことあるわ。オチさびで桃のマークして掲げて欲しい。夢、ずっと言ってる。
色っぽいジングル
~シャニムニお悩み相談室。 よい肌の状態を保つためにしてること。
神谷:これについては神谷が聞きたいですね。 白井:表面とかあまりしてないけど、ご飯とか。お菓子とか好きじゃないから食べないというのと、果物と野菜は気にしてる。 小倉:むかしめっちゃニキビ肌だったんだけど。豚骨ラーメン好きでめっちゃ食べてたの。皮膚科さんに行ったらフライドチキンと豚骨ラーメンは二度と食べちゃいけませんと言われた。最近は野菜を食べたりとか、コールドプレスジュースとかゆうかに教えて貰ったのとか。お風呂で湯船に絶対つかるとか。 サウナとか 白井:メイク落とさないとかね。 小倉:むかし、全然お風呂入らなかったの。髪の毛だけあらわないとか。それが一番ニキビができる、その次の日。 神谷:ももにめっちゃ怒られる門。顔だけは落として。頭は洗いな。 小倉:スキンケアはレチノールおすすめ。ビタミンAですね。 白井:あと日焼け止め。日焼け止めもちゃんと落とさないと肌荒れしちゃうかも。
小倉:ゆいは実行できそうなのあった? 神谷:夜お風呂入る。朝風呂派なんですよ。 小倉:バッチい状態で布団入りたくないじゃん。風呂入れ、夜に。 頑張ります。
WOO☆OH☆OH!!!
~エンディング 神谷:もちこたろうくんがMC初だったと思うんですけど、癖を見つけました。 さて、シャニムニ=パレードの拝啓ラジオです。間もなくお別れのお時間でーーす。語尾超長い。
小倉:次につなげようと必死だったんだよ。なおそ。 神谷:全然いいと思うよ。
シャニムニ=パレードからのラブレターでお別れという事で、今週は白井凛ちゃんおねがいしまーーす。
白井:ながーー。(笑) 「一緒にたくさん笑いすぎて肋骨痛めても補償しないからね」
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2023年6月1日
Zeke Deuxさん「【Cover動画公開!】 愛をとりもどせ!! /クリスタルキング「北斗の拳」OPテーマ Covered by Zeke Deux https://t.co/vfdkDchdO1 @xkakerux0712 @gt_haruka916 @TunBass @xxxEISAKUxxx @GERTENA_satsuki @starwaverecords #V系 #アニソン #北斗の拳 #カバー #HEAVYMETAL #ケンシロウ https://t.co/t6XkkXlR88」https://twitter.com/ZekeD_Official/status/1663877996435116032
藤原ナオヒロ / NO-GATEさん「【Midnight Desert第140回】 =作詞作曲ユニットのネット番組= こんばんは🌇 梅雨の季節がやってきましたね☂️ 今週はアルバム版とシングル版での違いがよく分かりません! とメッセージを頂戴しましたので、お答えさせて頂きました。 今週も是非聴いて下さい。 #ネットラジオ #Spotify #podcast」https://twitter.com/naohiro_fuji/status/1663861430498762757
ハナ/枯レタ井戸ノ底。(΄◉◞౪◟◉`)さん「今日は、 東高円寺二万電圧にて、 枯レタ井戸ノ底。 Liveです。 3バンド出演なので、 スリーマンという事になるのでしょうか? 1番目が出番です、 よろしくお願いします。 https://t.co/oNKAxfm4EB」https://twitter.com/hanawasemi/status/1663450121236004864
イイプルギスの夜さん「╭━━━━━━━╮ 🦉一般発売中‼️ ╰━━━━━━━╯ 24ヶ所🌏秋の全国ツアー🍁 間々田優×中村ピアノ×イイプルギスの夜 バラ🌹バラ🌹バラ🌹ハーモニー 三花繚乱【裸歌】❤️💜💙 ~コロナ決別旅行②⓪②③~ https://t.co/3yUEvjah9j コロナ決別のキッカケを、そしてあなたの街に花を咲かせます💐 https://t.co/Wb5N2mA5Da」https://twitter.com/iipurugisu/status/1663783239566397441
MOONCHILD(KAZPEN)さん「本日もDAOメンバーとあってきました 「やっぱ、先を行きたいなぁ」と言ってたけど、充分、先を行ってます🤝 堅いルートならば 誰でも光れるさ 見たこと無い様な 先端を作ろう 黒夢 Walking on the edge #DAO https://t.co/K871Cgtiv2」https://twitter.com/kazpen666/status/1663777668570169344
MOONCHILD(KAZPEN)さん「本日も DAO projectにご参加いただきありがとうございます 次の10年に向けて DAOとは、特定の所有者や管理者が存在せずとも、事業やプロジェクトを推進できる組織を指す言葉です。 株式会社をはじめとする従来の組織とは根本的に異なっており、Web3.0が本格化する時代において盛り上がる組織形態だお https://t.co/rH5v4An6on」https://twitter.com/kazpen666/status/1663570336984731649
Liana🌟新曲6/10(土)?サブスク♪&NFT✨さん「今度新しいオリジナル曲出します♪ またその時お知らせします😊 これはその前のOnVocalのオリジナル曲 【彼方へ】です✨ 🌟サブスク音楽配信 (ハイレゾあり)https://t.co/rh5yX0dFZk 🌟You Tube https://t.co/Rrnb6IDPvN 🌟ニコニコ動画 https://t.co/pB9Mu0MXV5 https://t.co/RFAm5skwus」https://twitter.com/Liana_MusicPic/status/1663172662422831104
MEG♪ ジャズヴォーカル/ ピアノ/ 作曲/ DTMさん「ドラクエ作曲家▶︎すぎやまこういちさんの曲🪷コスモスに君と/ 伝説巨神イデオン🌠ジャズピアノ #さきしば さんと~🎶 アニソンも盛り上げていただき、ありがとうございました(๑╹◡╹๑ )🎶💕✨ https://t.co/Yx0oI3u6MN #コスモスに君と #伝説巨神イデオン #すぎやまこういち #柴崎裕斉 #羽田恵美 https://t.co/A07dgmaHZn」https://twitter.com/mig804/status/1662740057957240835
Lestat C&M Projectさん「みく様(アンティック-珈琲店-) 本日発売の雑誌「昭和45年女」の撮り下ろし撮影させていただきました☆」https://twitter.com/Lestat_cm_pro/status/1663749139702898688
晁直だよさん「2005年~の晁直写真いっぱい出てきた、、 グッズで使えるかなww」https://twitter.com/lynchasanu/status/1663552826881241092
晁直だよさん「葉月くんヤン毛ある」https://twitter.com/lynchasanu/status/1663554135701213186
亀🐢ぐしゃ人間、ジョ リッツ𓆉@5/31 池袋手刀 フリカメさん「ケビンビン!!!!!」https://twitter.com/gusyaningen/status/1663516043086802944
lucy+peter=esolagoto / 中村真悟さん「東高円寺二万電圧御疲れ山でした⚡⚡⚡ 久々に演れた曲も多く、だいぶカロリー持ってかれるリストでした。笑 パワー💪💪💪 鳥居そぎ有難う御座いました♬」https://twitter.com/lucy_peter/status/1663557959186796544
Deshabillz2023 8月19日(土)心斎橋SHOVELさん「押忍!こちら5月5日10時よりチケット発売開始となります!OPゲスト!関西のバンド様です! 押忍!デザドメは現在仮アー写となります また、撮るの? 押忍!当然 https://t.co/4K9toaYkRa 歌うまシバキングがいるな笑 #Deshabillz #DomesticChild #RENAME #MarvelousCruelty #ヨダレ物あるか https://t.co/AbeT44F4hA」https://twitter.com/Deshabillz2022/status/1653685844396609536
源 依織さん「あり…あり…が… と……ん… 自宅より」https://twitter.com/prin_guitarist/status/1663560910118723584
晁直だよさん「1曲めがリザードっていうライブ映像でてこた」https://twitter.com/lynchasanu/status/1663563168659177474
lucy+peter=esolagoto / 中村真悟さん「枯レタ井戸ノ底。 と 君は鋭く。 とまたやる時があったら我が社も luin。 でいこうかしら。笑 君は鋭く。のファンの皆様のステップ、圧巻でした👢👢👢」https://twitter.com/lucy_peter/status/1663564314236837888
烏羽宏至さん「本番迫る! 若獅子結成35周年記念公演 『国定忠治』 「新国劇」を継承する正統時代劇。 土蔵の大立ち回りまでの通し狂言は、今回見逃すと次いつ見れるか分かりませんよ! 5/26(金)~28(日) 東京・日本橋劇場 30(火) 名古屋・北文化小劇場 31(水) 大阪・国立文楽劇場 ご来場お待ちしております! https://t.co/0xcAQPnHyi」https://twitter.com/KVARASAWAVK/status/1658789652764200965
INORAN_OFFICIALさん「吹き荒れる 嵐を超え、 本当に、夢のような3daysだった ありがとう 更なる旅が 始まるから 何処まで飛べるか 一緒に行こう #LUNASEA #dualarenatour https://t.co/PeEoM97PIy」https://twitter.com/INORAN_OFFICIAL/status/1663547137836318721
UNCLOCK LOVER 頼田陵介さん「ま。 そんな気はしてたが 音量下げるだけで上手くいくわきゃないよね😅 そんなに甘くない。 こーなったら全曲もっかい見直してやる✊笑 明日一日家いれるし https://t.co/Kdj2C4aoxp」https://twitter.com/yorita_ryosuke/status/1663574027364077568
キリ(luin)🥁さん「luinお久しぶりの二万電圧◎ 結構前から決まってて対バンも楽しみだった日でした! どうもありがとうございました😊 楽しかった…👍✨ 3曲目辺りから汗がじわる充実のセトリ『syy』の曲多しですね〜。 こちらから聴けますエンダ通販もあります◎ 🎧https://t.co/3viSp3UBde 💿https://t.co/FvGQjcS1bQ」https://twitter.com/kiri_drums/status/1663581609399033857
UNCLOCK LOVER 頼田陵介さん「だいぶ良くなたな✌️ とりあえず3曲おわたから少し寝よ❗️ おやすみー😊」https://twitter.com/yorita_ryosuke/status/1663633738646044672
Loyal Code Artistsさん「清春DVD『空白ノ世界』受注受付 コロナ禍での配信シングル 「ガイア」、「リグレット」、「L」 のMUSIC VIDEOと 、Streaming performance 「A NEW MY TERRITORY」 から厳選した映像を収録したDVD ・受注締切:6/11 (日) ・発送時期:7月上旬予定 ◼︎商品詳細・お申込 https://t.co/9HoAejvo5A https://t.co/AZsVba77HI」https://twitter.com/kiyoharu_info/status/1661975099698987008
Phobia_officialアカウントさん「【お知らせ】 5/27 池袋手刀 当日チェキを少量ですが販売開始しました。 宜しくお願い致します。 https://t.co/uIonkVthdJ」https://twitter.com/official_phobia/status/1663656497866510337
こもだまり𓃦昭和精吾事務所さん「2022年の「われに五月を」「仮面劇・犬神」そして今年の「糸地獄抄」にも参加してくれた上入佐秀平さん、6/3-4の朗読作品に出演。 「力石徹への弔辞」を担ってくれた、言葉を/作品を大切に扱い、耳のあるリサくんです。 応援!」https://twitter.com/mari_air/status/1663668384456912896
西邑卓哲 | 𝗔𝗖𝗠:::さん「本日ACM:::ライブ!!!ご予約は下記にて16時頃まで受け付けております。 https://t.co/OJvfoXG8U7」https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1663671786452692993
Ryuichi Kawamura officialさん「Mornin'! https://t.co/Maljd3gvfn」https://twitter.com/RyuichiKawamur2/status/1663683033994772480
Ryuichi Kawamura officialさん「Mornin'! https://t.co/j6MyhrqJlA」https://twitter.com/RyuichiKawamur2/status/1663683088432664577
Ryuichi Kawamura officialさん「Mornin'! https://t.co/ddRqSLdi4l」https://twitter.com/RyuichiKawamur2/status/1663683164466974720
DÄLLEさん「[news] 本日31日(水)受注販売終了となります 今回はダル活動停止に伴い特別にmarch購入者様へダル映像作品(DVD)を1枚プレゼント🎁しております ストアに並んでいる中からお好きなダルの作品をお選び下さい」https://twitter.com/DALLEofficial/status/1663688464364195840
DÄLLEさん「[news] 本日31日(水)受注販売終了となります 今回はダル活動停止に伴い特別にmarch購入者様へダル映像作品(DVD)を1枚プレゼント🎁しております ストアに並んでいる中からお好きなダルの作品をお選び下さい」https://twitter.com/DALLEofficial/status/1663688612502966273
DÄLLEさん「[news] DÄLLE ep "killer killer ep" ストリーミング配信開始を記念してkiller killerのジャケットをモチーフにしたmarchをreleaseします [ oversized long sleeve tee ] 本日(05.25.2023)より受注販売開始です 🕸store [DEPT OF MAYHEM ] https://t.co/83ABFaIGWk https://t.co/kC4bhzmNXv」https://twitter.com/DALLEofficial/status/1661424214174470154
DÄLLEさん「[news] 本日31日(水)受注販売終了となります 今回はダル活動停止に伴い特別にmarch購入者様へダル映像作品(DVD)を1枚プレゼント🎁しております ストアに並んでいる中からお好きなダルの作品をお選び下さい」https://twitter.com/DALLEofficial/status/1663688797958324225
DÄLLEさん「[news] 本日31日(水)受注販売終了となります 今回はダル活動停止に伴い特別にmarch購入者様へダル映像作品(DVD)を1枚プレゼント🎁しております ストアに並んでいる中からお好きなダルの作品をお選び下さい」https://twitter.com/DALLEofficial/status/1663688870066806785
Ryuichi Kawamura officialさん「LUNA SEA DUAL ARENA TOUR 2023🌙 https://t.co/88FprLUILs」https://twitter.com/RyuichiKawamur2/status/1663693972584419328
Phobia_officialアカウントさん「2023.5.27 池袋手刀にて行われた配信LIVEチケットは6月10日までご視聴頂けます まだの方は是非宜しくお願い致します。 https://t.co/ua8adamJS3」https://twitter.com/official_phobia/status/1663694441331453957
ハリケンさん「__🦉__ 明日んギグ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 5⚡︎31(💧)池袋チョップ 🫷さらば!伍月よ・・・。🫸 オプ 18:31/スタ 19:00 まえ 3,300/とう 3,900(+ド) [🎠] 🩻ACM::: 🪩W.A.R.P. 🐢ふりムケバそコニカメ(亀人間) 🍜デジジャン 【🪴】出番『1苦���死5』 【🪼】予約 [email protected] https://t.co/Dn8mCUvhgr」https://twitter.com/harry_txdxcxj/status/1663541844570181633
タワーレコード渋谷店さん「【The Brow Beat】 The Brow Beat × TOWER RECORDS 「5th Anniversary NEW SINGLE『ラブレター』」発売記念POP UP SHOP 本日5/30より、渋谷店3F催事スペースにて開催! グッズ販売のほか、衣装展示、POP UP限定特典などお楽しみいただけます✨ https://t.co/qQxosmIzod #TheBrowBeat https://t.co/ViJgp9ST5t」https://twitter.com/TOWER_Shibuya/status/1663387094574862336
yura 🌠Lem「Quintet」6/5 Release🌠さん「おはようございます アンケートありがとうございました🙏楽しかったです😊 結果発表❣️ やや僅差になったものの 🥇は Sublimation rayでした🎊 フルだとイメージガラッと変わる曲も多いので、その辺りもまた感想楽しみです 通販サイト🙇♀️ https://t.co/jhEFVLPyfk それでは、今日もよき1日を🪽」https://twitter.com/yura_voxxx/status/1663707780786839552
NABE@密室系さん「本日、2023年5月30日(火)1stシングル『花の天下獲り』発売! https://t.co/7yabxCZvW5 @YouTubeより 皆様是非小美玉たかしさんの音源を視聴して、お買い求め下さい! 俺も欲しいっす〜!」https://twitter.com/ryurenpapaz/status/1663528978521661441
坂東 彦三郎さん「【全員集合】【拡散希望】 本日の「船乗り込み」は予定通り開催いたします。 13:10 乗船式典 キャナルシティ博多 13:35 乗船・出発 清流公園 13:55 口上 川端ぜんざい広場前 14:00 下船 博多リバレイン 14:10 参拝 鏡天満宮 14:40 式典 博多座劇場内 ※劇場内式典は公式グッズの手拭が必要 https://t.co/M13rxk8cSm」https://twitter.com/otowayabando/status/1663715347214782464
博多座さん「本日の「船乗り込み」は予定通り開催いたします✨ 13:10 乗船式典(キャナルシティ博多) 13:35 乗船・出発(清流公園) 13:55 口上(川端ぜんざい広場前) 14:00 下船(博多リバレイン) 14:10 参拝(鏡天満宮) 14:40 式典(博多座劇場内/14:00開場予定)※ ※劇場内式典は公式グッズの手拭が必要 https://t.co/jlhdyAVBVk」https://twitter.com/hakatazatheater/status/1663693277638590464
西邑卓哲 | 𝗔𝗖𝗠:::さん「ライブ当日の朝飯。これから配布音源を焼くぞー!!!!今日のACM:::は20:30から@手刀。当日券もあるのでフラッと遊びに来てね~!!! 予約はこちら(本日16時頃まで) https://t.co/OJvfoXG8U7 https://t.co/UH7wmmFU4p」https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1663716760506486785
猫好きYOU_THE SOUND BEE HD☠️MARY RUE☠️Lemさん「アメブロを投稿しました。 『寝だめ、完了‼️』 #アメブロ #猫好き#おはようございます https://t.co/2jdhUskPHk」https://twitter.com/YOUsoundbee/status/1663725739466956801
ANONYMOUS公式さん「【明日のLIVE出順 information】 2023.6.1(木) 池袋EDGE cultivate common values#7 ANONYMOUS/ALL I WANT/ヘルブロス/ひととなり/ミスイ/201号室 ANONYMOUSは5バンド目(20:10スタート)になります。 open/start 17:00/17:30 チケットURL https://t.co/1aEYPsms6E https://t.co/2hEJeqj8hg」https://twitter.com/ANONYMOUS_NTIK/status/1663711336843591685
H.U.Gさん「📢H.U.Gがゲスト出演する THE MICRO HEAD 4N’S & defspiral Coupling Tour 2023 9BALL GAMES -4th- オフィシャル2次先行受付は 本日23時59分まで💨 👉https://t.co/4j38YtlXz9 そして、、、 本日17時にH.U.G 1stアルバム『HELIOS』の片鱗がいよいよ解禁🫂 お楽しみに!! #HUG #音でハグするKaryu https://t.co/oC8FsJFxNo」https://twitter.com/hug_official89/status/1663742100385714176
DÄLLEさん「[news] DÄLLEアーティスト写真をいつも撮影してくれているシンヤさん@shinyakizakura 今回もカッコいい写真をありがとうございます https://t.co/FYQq4SWYoV」https://twitter.com/DALLEofficial/status/1663742638653329409
【Phobia】 KISUIさん「Phobia/abyssの集い https://t.co/Tzr7yuZDbE」https://twitter.com/KISUIxxx/status/1663742823571816449
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うぉぉぉぉぉぉぉ! 胸熱過ぎる!! 高まるっ!!! @scottmcnealy Scott McNealyさんが #InspiredLab に降臨! 打ち合わせに無理矢理割り込んで、”BEA Systemsで働いてたよー””写真一緒にお願い!”のカタコトだけで飛び込んでしまった^^; 2000年前後から前半、Java (J2EE)とInternetでのEnterprise Businessに常に関わっていた自分には、Sun Microsystemsの創業者であり会長兼CEOのScott McNealyさんは #僕のヒーロー です! #MyHero #SunMicrosystems #この二週間一緒に写真撮る事を夢見てました^ ^ #若い人達には全く通じない話でした #ジェネギャ汗 (Inspired.Lab) https://www.instagram.com/teru4454/p/BvOKFsMjtFS/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=vqbzfed1bnmv
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クラフツマンシップ列伝 株式会社シグマCEO 山木和人氏 後編カメラ編 いよいよ後編のカメラ編は 5月3日(月)0:00に公開します。 「〝レンズメーカーであるシグマが、あえて、カメラ作りに挑戦するのか。〟 今、大手メーカーは日本生産も含め、カメラビジネスのありかたをドラスティックに見直す潮流にある。その中で、なぜシグマは敢えてカメラ作りに挑戦するのか。 「当社がカメラを最初に作ったのは父の時代です。 当時は写真表現の基本はカメラボディありきで、レンズは従属的だった。 レンズはカメラシステムにとって最も重要な要素ですが、メーカーにとってはカメラボディを作って初めて、自分たちが理想とする写真撮影のシステムを完成させることができる。 ボディのアクセサリーとしてレンズのみを作るのではなく、自分たちの考える理想のカメラシステムをお客様に提供したいというのは父の夢でした。 ですから、今でも我々はカメラを作る意義を感じています。 我々が理想とするカメラとレンズのあり方を実現したい。 レンズとカメラ、その両方が一緒になってはじめてシグマの考える、現代のテクノロジーを使ったカメラシステムとはこうだ、という提案ができる。 つまり、それはパーツ単体ではなく仕組みの提案です。服作りでいえば、パーツだけではなく、やはりスーツ全体を作りたいという感覚です」 Picture by Marco Spola @marcosanmarco 【GENT'S STYLE】クラフツマンシップ列伝 株式会社シグマCEO 山木和人氏 前編レンズ編記事はこちらから https://note.com/gentsstyle/n/nada85f686122 GENT’S STYLE ご入会はプロフィールリンクより。 www.gents-style.com 二週間無料体験実施中。 @sigma_japan @sigmaglobalvision #sigmafp #sigma @sigma_global @sigmaphoto @sigma_foto_italia #写真 #シグマ #gentsstyle #menswear #camera https://www.instagram.com/p/COSfO7qLWNH/?igshid=m8amu0y1h3yd
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02130017
「馬鹿みたい。」
私の口癖。何も素敵じゃない。何度目だろう、また君がいなくなる夢を見て跳ね起きた。もうとっくに、私の隣には君はいないのに。幻影に取り憑かれるなんて、勘弁してほしい。私、お化けは苦手なの。
時刻はまだ深夜の2時49分、明日は折角の休みだから、7時にけたたましいアラームに殺意を抱かなくったっていいのに、寝かせてくれない私の脳。馬鹿みたい。なんだかこうして無理矢眠りから引き剥がされた時って、気分が悪い。お茶を飲んで、眠りの邪魔になるって分かってるのに、テレビを付けた。
「ファントムペイン?」
テレビから聞こえてきた、厨二病じみた言葉に閉じていた瞼を開いて、眩しい画面を見つめると、左足の膝から下を失った女の子が呻き声を上げながら、泣いていた。なんでも、人間の脳が、欠損を理解出来ず失った箇所の痛みを認識する、幻肢痛と呼ばれる症状に苦しんでいるらしかった。
『見たら分かるのに、私の頭だけが分かっていないんです。』
皮肉めいていて、乾いた笑いが湧き上がってきた。ふふ、あっはは、あー面白い。ファントムペインだって。歴然とした事実を、この全知全能の脳髄様だけが理解出来ずに、身体を引っ掻き回して遊んでいるなんて。笑えちゃう。
少し時間が経てば、何が面白かったかなんて、忘れちゃう。私の脳はきっと私が手を失っても足を失っても、命を失っても痛い痛いとのたうち回るのだろう。今丁度、夢の中で幻を見せたように。馬鹿らしい。心底、馬鹿らしい。
LINEを見ても、君からの返事は来ていなかった。新年の挨拶と一緒に送った、冗談めかした「今でも好きだよ」は、「出会えてよかった」と的外れな回答で躱された。今時、Siriだってもう少し意思の疎通が出来るのに。馬鹿みたい。こんな文字で、満足して、現実は何も変わらないのに。
これでも一応、健全に生きているつもりだった。誰にも迷惑をかけず、自分の矜持に従って、正しく。いつかはそんな私を理解してくれる人が現れると思っていたし、現れたら幸せな家庭を、私にも築けるんじゃないかと、夢を見ていた時期もあった。
君のLINEのアイコンが、見知らぬ男とのツーショットになっていたのに気が付いたのは、丁度私が君とさよならしてから半年くらい経った頃だった。私が、君から教えてもらったback numberが未だに聞けなくて、君と行った動物園のCMを見る度に苦虫を噛み潰したような顔をしていた頃だ。よく覚えてる。
だって、その写真、私とデートした公園で撮ってるんだもん。記憶力はそんなに悪い方じゃないし、どんな馬鹿でも気がつくと思うから、私に向けてしたとしたら、結構性格悪いんじゃない、って思う。けど、多分一番ダメなのは私だから、話は冒頭に戻る。私、馬鹿みたい。
社会が少しずつ変わっていくのを、肌で感じていた時期もあった。性差を無くし、多様性を、と叫んでいた人々は、時の政権を倒す事に躍起になっていて、私みたいな少数派のことはとうに忘れているんだろう。弱者の救済を声高に訴えていた人々は、誰よりも自分が救われたいように見える。そう、人はみんな、救いを求めて生きてる。こんな状況になって今、心の底から思う。
『今日の感染者数は、全国で…』
アナウンサーの無機質な声が、3時のニュースを読み上げている。真っ赤に塗られた東京都。休業要請と、それに抗う人々。政府の鶴の一声がないと、自己判断すら出来ない、義務教育の敗北者達がテレビカメラの前で顔を隠して口角泡飛ばし吠えていた。馬鹿みたい。でも、こういう馬鹿とは違う存在でありたい、とは思った。
でも、もし。君と一緒にいた日々にソーシャルディスタンスがあったら、どんなに窮屈だっただろう。
君と行った公園でピザまんを分け合うことも出来なければ、観覧車のテッペンでキスをすることも叶わなかっただろう。人混みの中でこっそり手を繋いだ時の可愛らしい照れた顔も、初夏の海を見ながら二人並んで、海風が寒いと寄せたオフショル の肩同士が触れた温度も、きっと、知らないまま君は私のいない世界にいってしまった。
思い出を反芻するだけで、まるで今の私が幸せになったような幻覚を見せる私の脳が、私は心底嫌いだった。馬鹿みたい。馬鹿みたい。もうこの手の中には何もないのに、馬鹿みたい。
本当に馬鹿みたい。私はもう、変われないのに。もう何十年も、私をやってきて薄々勘づいていた。こうして過去に囚われて、束の間の夢を吐き戻して、私は現実から逃げてただ生存を続ける。馬鹿だわ、ほんと、馬鹿みたい。
あの瞬間に、息の根を止めてくれればよかったのに。帰り際、終電に乗ろうとした私を改札前で引き留めた君がした口付けが、例え寿命を奪う呪いのキスだとしても、私は甘んじてそれを受け入れたと思う。だって、幸せも不幸も向こうには何も持っていけないなら、せめて、命の途切れる瞬間は、幸せでいたい。
なんて、ファントムペイン。また幻を見て胸を痛めてる。明日起きて後悔するのが、目に見えてるのに。眠たいわ、ダイエット、なんて息巻いた糖分不足の脳が、私に反抗してるの、きっと。そんな奴は、黙らせるのが一番いい。黙ってて。私は今を、明日を生きることしか出来ないの。だからもう、くだらない夢で私を起こさないで。
テレビを切り、真っ暗になった部屋に少し古い空調の「ブーン」という機嫌の悪そうなモーター音が響いていた。ドグラ・マグラのように、現実がループしていたら面白いのに。なんて、馬鹿みたい。もう今日は死んだのよ。過去も、君も、買いっぱなしで忘れてた1週間前のチョコシュークリームも、死んだの。
「おやすみ、馬鹿な私。」
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こんちゃ、あろハムです
つい1年前の今頃は演劇のえの字も頭になかったのに偶然が重なって今では舞台に立って新入生を演劇に勧誘している。人生って本当に不思議なもんですねえ〜。さて、本題の役者紹介ですが、あれ?独断と偏見シリーズ流行ってるの、、、?結構色々考えたのですが皆面白いのを書いてくれてるのでこれまでふざけてた分今回くらいは自分が感じていることを素直に書いてみるのも良いのかも知れませんね。たまには、ね。さ、前置きはこれくらいにして、耳の穴かっぽじいて聞いて下さい。
園堂香莉(夢の住人α)
本当、器用な役者さんなんだなと今公演特に感じました。今回の3役とも全く性質が違うのに飄々とこなしてしまうなぽりが羨ましいです。実は稽古の時エレベーターガールのなぽりが好きすぎて気付かぬうちにガン見していたことは墓場まで持っていきます。エレガのマイムいつの間にあんな上手くなったの?5月にあるvaundyのライブ、ど��だったかまた感想言いますね。
水琴冬雪(東雲)
私の演劇を好きになるキッカケを作ってくれた先輩なので、今公演でやっと役者として同じ舞台に立てるのが凄く嬉しかったです。役者として理想的すぎる発声と滑舌を持っているので演技しているところを見て自分なりにもこそっと真似してみますがまあー近づけないですよね。いつか背中が見える日が来れば良いな。あ、噛んで落ち込んでるベガさんも素敵ですよ。
緒田舞里(二宮光)
ちゃうかの大量の仕事をやりながら主役するってどんな生活、精神力してるんですか?絶対疲れてるはずなのに演技中全然そんな姿を見せないのは何故ですか?まりおさんの声の震わせ方、表情、目線の使い方がめっちゃ好きです。みんなの魅力を引き出すキャスパ、素敵すぎました。とにかくお疲れ様でした。ゆっくり休んでください。
たぴおか太郎(弁護士)
ちゃうかをイメージすると大体一番最初になすかさんが出て来ます。(withちいかわTシャツ)異議なし、毎回幕裏で笑っていました。あのなすかさんの通る声だからこそ6発6中でウケたのだと思います。オムニからお世話になっているのでなすかさんに褒められると尻尾振って喜んじゃいます。仕込み週になるとほぼ毎日全体LINEで謝ってるなすかさんが大好きです。
肆桜逸(検察官)
唯一の学科の先輩です。体験稽古でめっちゃ優しく話しかけて下さって、それが無ければ私はちゃうかに入ってなかったかもしれません。重い物持ってる時とか仕込みの時とか一番皆に声かけしてくれている優しい先輩です。オムニの時から思っていたのですが、ボケ寄りの役をやってるスチルさんめっちゃ好きです。あと、今公演の場転で行き詰まった時すぐ解決策を出してくれるのがすっごく頼もしかったです。でもキャスパのカウントを勘違いしていて呆然としていたスチルさんもなかなか良かったですよ。
帝京魂(深山登)
今公演で1番関わりがあった役者です。こんの爆発力のある演技を間近で見てみたいなあとは前々から思っていたのでそれが叶って嬉しかったです。演技している時の表情とか目つきが「入っている」感じがして役者として悔しかったです。あんな素晴らしい演技をするもんだから、私の存在感が消える!負けたく無い!と思って必死に練習しました。あと、この前サッカーマシンガントークしてごめんなさい。でもあれは聞いてきたこんが悪い。
縦縞コリー(市原優)
2公演続けての主役、本当にお疲れ様でした。こりの演技を見てると「ああ〜主役だなあ〜」とひしひし感じます。主人公、という言葉がお似合いです。新入生が入ってきても変わらず主演の座に立ち続けて下さい。恐らくこりは自分の中でこう演じたいとイメージしたものをそのまま演じることができる役者さんなんだろうなと勝手に思っています。凄いなああ。私もそうなりたい。線形なんてものも簡単に攻略できるんだろうなあ。
大福小餅(裁判長)
本当に、本当に頑張ったよね。舞監としても、役者としてもめちゃくちゃ頑張ってた。ここは手を抜いてもいいかな、こんくらいで良いかみたいなことを絶対にしない。キャスパも夜遅くまで残って、周りもほとんど帰ってるのに、すごく疲れてそうだったのに、「私出来てないからまだやりたい」って言ってたこふくの顔が忘れられません。こふくを傷付けるような人は私が絶対に許しません。みんなでこの可愛く勇ましい舞監をこれからも全力で支えていきましょう。
苔丸(村上)
器用すぎる。役者としても裏方としても。かっこいいと可愛いを両方バランス良く兼ね備えた役者さん。毎公演本当見事に違う役を演じていて、稽古初日どんな演技をしてくれるのか楽しみでした。色んな役をやってみたいとは思っても実際にやるのはめちゃくちゃ難しいし、苔丸にそういう色んな幅の役が任されるのは恐らくこれまでの演出全員「苔丸なら出来る」と大きな信頼を寄せているからなんでしょう。今公演、役の相談にも乗ってくれてありがとう。役者としても人としてもすごく信頼しています。
岡崎仁美(七瀬マイコ)
先輩としての頼もしさもあるのにたまに同期と勘違いしてしまうような可愛さを持っている方です。今公演の役、恐らくカヌレさんじゃ無いとあんなあどけない無垢な少女にはならなかったでしょう。カヌレさんじゃ無かったら誰がやってたんだろ。想像つかない。立て看、良すぎです。めちゃくちゃ好き。あれに顔はめて写真撮れなかったのが心残り、、、。次もまた看板作ってくれますよね?
衿君(夢の住人β)
実はちゃうかイチオシの役者です。公演ごとの私の推しキャラは大体エリックがやってます。普段は割と大人しめ(周りがうるさい)なのに皆をツボらせたときのウケ方は間違いなくちゃうかイチだと思う。静と動の演じ分けがめっちゃ上手い。だから人の注意が飽きることなくエリックに注がれるんだと思う。ラジパ、後ろでやってたから一回も見れ無かったけど写真で見てビックリしました。あんな笑顔してたんですね。あの写真は今公演1番のお気に入りです。
海泥波波美(夢の住人γ)
この人は何にも考えてなさそうに見えて(失礼)人の観察力がすごいなと思います。だから適当に言っているように思える発言でも実はそのおかげでちゃうかの空気は澱みなく流れてるんだと思う。今公演のあさぎの不気味なシーンちゃんとめちゃくちゃ不気味で大好きです。あの笑い方、良いですよねえええ。あそこで空気がひゅんっと変わる感じが大好き。楽ステのアドリブめっちゃ面白かった。回転扉が回らなくなって焦ってる時のあさぎの顔が忘れられません。
七枚目(郷田)
マキマさーん!チェンソーマン見たことないけどマキマさんだー!郷田さん好きぃいい!私も郷田さんに肩揉んでもらいたいよーー!ぜーんぜん怖くないよ!って言って欲しいよおお!って感じでみそかの演技は脳死しちゃうくらい好きです。通しの時とかずっと周りでウロウロしててごめんね。みそかの優しさと強さを兼ね備えた声が大好き。毎回言ってるけど。一生役者していて下さい。
ミル鍋(施設長)
相変わらず動きの付け方が上手すぎる。実は今公演からゆにの動きをパクってます。というか、ここ動きどうしようって思ったらゆにならどうするかなとイメージしてからその動きを真似してます。バレて、、無いよね!?多分まだ言われたことないから大丈夫。今回も動きに関することでゆにに相談させてもらったら、良いアイデアを即座に言ってくれました。流石です。吹田で一緒に練習したの楽しかったね。またやろう。製図なんてくそくらえ。
西峰ケイ(八戸)
面白すぎです。らびの面白さがフル発揮出来る役を見れてめっちゃ良かった。あの漫才、本当に驚きました。内容もさることながらテンポ感、間、動きの付け方、完成度が凄すぎてちゃんと面白かったし、あんだけお客さんを笑わせるの普通じゃないよ。ずっと練習してたもんね。なのに、そこだけじゃない。二宮と八戸のあの2人のシーン、周りからも散々言われたと思うけど本当に良かった。2人とも演技してるようには思えない空気感だった。あのシーンが今公演で1番のお気に入りです。
あろハム権左衛門(黒川)
キャラメルメル
白子(演出補佐)
誰よりも演劇への想いが熱く、そして演技指導をする時の「こんな感じ」が、レベル高すぎる生粋の演劇サイボーグ。役のことで相談した際、わざわざ私の役の解釈を色分けした台本を作ってくれた。あれは本当に助かりました。白子には前公演も今公演も助けられてばかりです。次の公演は役者として出てくれるのでしょうか?楽しみにしています。あ、授業の方も演劇と一緒にちゃんと頑張りましょうね。
近未来ミイラ・唯端楽生(演出・脚本)
もう散々褒めたしいっか。嘘です。褒め足りません。メガホン持ってスクランブル交差点のど真ん中で「俺は天才なんだぞおおおお!」って言ってもお釣り帰ってくるくらい天才です。ミイラの脚本は、こんな感じのストーリーを描きたいからこのキャラを作る、じゃなくてこのキャラの人生、生き様を描こうとして気づいたらストーリーが出来ていたって感じがします。付け足しのキャラクターがいない。ひとつのキャラクターがいなくなっちゃうだけでもストーリーが壊れてしまうような繊細で美しい作品。黒川の解釈を聞いたらめちゃくちゃ長文ですっごく分かりやすい表現で説明してくれたとき感動しました。ひとつひとつのキャラクターにこんな細かい想いが込められているとは思ってなかったです。出来れば他の人のアドバイスとか指摘とか一切聞く耳持たずにみいらの感じたこと、書きたいことをそのまま書き続けて欲しい。演劇のルール、文学のルールとかにとらわれない自由な作品をこれからもずっと描き続けて欲しいなあと勝手に思ってます。
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ひとたびにして永遠
聞き分けよく、申し分のない態度で送り出したはずだった。これはまちがいではない、ほかにやりようはないし、お互いに必要なことだとわきまえてもいた。けれど、やはり──怒っていたのかもしれない。だからヴィクトルは、ひと月という長いあいだ、勇利に連絡を取らなかった。 ひと月! よくもそんなに耐えられたものだと、勇利からのメールを受け取ったとき、ヴィクトルは自分自身、驚いた。勇利の言葉を目にしてしまうと苦しくなった。しかしその「ひと月をなにごともないように過ごし抜いた」という英雄的事実は、やはり愛情を反対側から見た結果だったのかもしれない。いとおしかったからこそ、腹が立ち、感情がみだれ、そんなに言うなら勝手にしろとなげやりになって、そしらぬふりをしたのだ。 ヴィクトルのそんな反抗的態度とはまったく異なり、勇利のメールは、きわめて愛情深く、優しいものだった。ヴィクトルはマッカチンを抱きしめながら、それをむさぼるように読んだ。 最愛のヴィクトル こちらは今日は雨です。ヴィクトルが好きだと言った、ぼくの部屋のすぐ外の木が、しずくを打ちつけられてうなだれています。ヴィクトルに会えなくてぼくもしおれそうです。 お元気ですか? このひと月のご無沙汰は申し訳ないのひとことです。とても忙しかったのです。でも、ぼくがこれだけ忙しいのだから、貴方はもっとそうなのでしょうね? もしかしたらぼくのことなどもう忘れているかもしれません。そのときのことを考えて、自己紹介しておきましょう。お久しぶりです。勝生勇利です。貴方が大事にして、いろいろ教えてくださった生徒ですよ。思い出しましたか? 日本ではどれをどんなふうにどうしようと考えていたのですが、考えるまでもなく、ぼくの予定は管理されてしまいました。誰にでしょう。よくわかりません。ぼくは先日まで、スケート連盟の人に会ったり、これまでのスポンサーに挨拶したり、これからもよろしくお願いしますと言われたり、何かの番組でしゃべったり、こういうことに興味はないですかと声をかけられたり、とにかく、人と会っていました。正直なところ、誰と何を話したのかおぼえていません。すぐになんでも忘れるヴィクトルを思い出し、こういうところも先生に似たのだと思いましたが、ヴィクトルは人を楽しませたり喜ばせたりすることは好きなので、こんなことは忘れたりしないのかもしれません。実際、オフシーズンに愉快なことに精を出す貴方を見ているから、やっぱりここは先生に似たのではなく、ぼくの身勝手な一面だと納得しました。 つまらない話はやめておきましょう。 といって、おもしろい話もないのです。とにかく昨日までそういうことをしていて、あまり長谷津にもいられませんでした。ホテル暮らしが続いて、退屈でした。夜にはいつも貴方を思い出しました。早くゆっくりメールを書きたいと思っていました。 さて、ぼくは昨日長谷津へ戻ってきて、もう我慢できなくなったので貴方にこうして文章を綴っています。でも、そんな日々だったものだから、何も報告できることがありません。ヴィクトルこそ、ぼくが東京で退屈していたように、いまぼくのこのメールを読んで退屈しているかもしれませんね。でも、これからさきは楽しいメールを送りますと約束もできません。なにしろぼくはおもしろみのない人間なのです。貴方ならわかっているでしょうけど。 あれ? でも、よく、「勇利はおもしろいなあ」と言われた記憶があるな。なぜかな? それでは、このあたりで。 そちらはまだ寒いでしょうね。マッカチンと抱きあって眠っていることでしょう。風邪をひかないようにね。 貴方の勝生勇利 灰色の空を背景にした、濡れた木の写真がくっついていた。勇利の部屋の窓からの風景だった。それを見た瞬間、ヴィクトルの胸は引き絞られた。勇利に会いたい。そう思った。 ヴィクトルは、勇利が競技生活を終えようがどうしようが、ふたりのあいだにある絆は不変で、離れることはないと信じていた。だから勇利が日本へ一度帰ると言ったとき、「ああ、とりあえずのんびりするのがいいかもね」と簡単な挨拶をした。 「勇利が帰るなら俺も帰るよ。いつにする?」 勇利はまじめに言った。 「ぼくひとりで帰るよ」 「なぜ? あ、俺の予定を気にしているのかい? べつにいいよ。用事があればこっちへ来ればいいんだし、いますぐしなくちゃいけない仕事もないし。まあ、いろいろ──苦情は言われるかもしれないけど、深刻なものじゃない。俺が好き勝手にするのなんて、みんな慣れてるからね。生涯関わらないでくれと言えばちょっと待てと引き止められるだろうけど、すこし休暇が欲しいと要求するくらいなんでもないさ」 「ちがうんだヴィクトル。ぼくは考えてみたいんだ」 「何を?」 「今後のぼくたちのことを」 そのとき、ヴィクトルは直感的におののき、めまいを起こしそうになった。勇利がまたいやなことを言い出すのではないかとおびえた。しかし勇利は「離れたい」と言ったわけではなかった。「考えたい」──そう言ったのだ。 「ぼくたちは近づきすぎていると思う。お互いのことしか見えない」 「それで何か問題があるのかい?」 「問題はないよ。でも、もっといろんなヴィクトルを見たいし、ぼくはヴィクトルのことを改めて考える時間が必要なんだ」 「それってつまり、俺はもういらないということ?」 「なんで?」 勇利は笑い出した。 「ヴィクトルのこと考えたいのに、なんでいらないなんて思うの? 反対じゃない?」 「別れることを考えたいんじゃないのか?」 「ヴィクトルのことを考えたいんだよ」 その「ヴィクトルのこと」の中に「別れ」もふくまれるのではないかと気が気ではなかった。勇利はヴィクトルを愛している。これはいつも感じていることだ。しかし、愛されているからといって油断できないのが勝生勇利なのである。 勇利は一度きめたらこころを動かさない頑固さを持っている。ここで「だめだ。日本へは帰さない」とヴィクトルが譲らなかったとしても、なんとしても自分の思い通りにしてしまうという予感があった。ヴィクトルはあきらめた。そのことをクリストフにこぼしたら、彼は笑って気楽に言った。 「いいんじゃない。確かに君たちはひとつになりすぎだよ。いまは完全にとけあっちゃってるからね。離れないとわからないこともある。スケートと同じさ。自分ですべっていたら、いいのか悪いのか、判断がつかないことがあるだろう。あとで映像を見て、ああ、こんなふうだったか、って理解できる。たまには風を入れることも必要だよ」 「そんな理屈はくそくらえだ」 「ずいぶん上品な言葉遣いをするじゃないか。けど、ゆるしたんでしょ?」 「ああ。好きなだけ羽を伸ばしてくるといいと言った。でもすぐに勇利は泣くぞ。俺がいなくてさびしくて、やっぱり一緒にいたいから貴方も日本へ来て、あるいはロシアに戻ります、そんなふうに泣きついてくる。一週間もしないうちにね」 「つまり勇利は、自分がそうなるかどうかためしたくて離れたんだ」 「……ならなかったらどうなると思う?」 「なるんでしょ」 クリストフは楽しそうだった。 「自信があるんだろ、ヴィクトル」 勇利はひと月、連絡をよこさなかった。 勇利は、俺がいなくても生きていけるかどうか、それをためしているのでは? ヴィクトルはそんな思いがぬぐえなかった。しかしそれなら、メールなんて送ってこないはずである。完全にヴィクトルを切り捨てにかかるにちがいない。けれど勇利は、最初のメールのあと、しばしば連絡を入れてきた。それも、運命をこころみているとは思えない、愛情深い様子だった。 最愛で最愛の最愛なヴィクトル 今日はすこしリンクですべってきました。大変です。東京でも、時間があれば知っているリンクへ足を運んですべっていたのですが、改めて時間をかけて滑走してみたら……、驚かないでください。 トリプル��クセルが跳べなくなっているのです! クワド? 訊かないで。 冗談ではありません。トリプルアクセルといえば、ぼくの代名詞ですよ。勝生勇利ほどトリプルアクセルをうつくしく跳べる者はいないと、世界じゅうで評判なのです。毎回かならずGOEプラス3の加点、ヴィクトル・ニキフォロフよりもすばらしいジャンプ、プリンスオブトリプルアクセル。そんな勝生勇利です。もう跳べません、なんてとても口にはできません。 ……ごめんなさい。だいぶおおげさに言いました。こういうのを日本語で「盛る」と言います。ヴィクトルは日本語がだいぶ上手になりましたよね。この表現は知っていましたか? ともあれ、ぼくがトリプルアクセルを得意にしていることと、トリプルアクセルが跳べなかったことは本当です。これはやばい。今日から猛練習を始めることにします。まず筋肉量が落ちているのをどうにかしなければいけません。ああ、こんなとき、優秀なコーチがいてくれたらなあ……。 なんて。 ヴィクトルは、マッカチンと仲よくしていますか? それでは、また。 貴方だけの勝生勇利 写真は、なつかしい、アイスキャッスルはせつの玄関口だった。ヴィクトルはいますぐ勇利のところへ行って、トリプルアクセルの見本を跳んであげたくなった。 いや、待て。いまの自分のトリプルアクセルはうつくしいだろうか? このところ忙しくてリンクに顔を出していない。明日は行かなければ。 愛するヴィクトル 今日は地元のちいさな地方誌の取材を受けました。昔の話をしました。スケートを始めたころのことです。いえ──バレエを始めたころのことかな。ヴィクトルにいつからあこがれているのか、という話もしましたよ。ぼくが貴方に夢中になったのは何歳のときだったか、そのことを貴方に語ったことはありましたっけ? もし知りたかったら、この地方誌を取り寄せればいいかもしれません。取材をしてくれた人は、「いつもはたいていあまるけど、このインタビューが載る号は瞬く間になくなるにちがいない」と言っていました。まさかそんなことはないと思いますから、簡単に手に入るでしょう。 いろんな人が、ぼくに会うたび褒めてくれます。女性はいつも「肌がお綺麗ですね」と言います。冗談だと思っていましたが、今日会った人にも言われたので、もしかして本当では、という気がしています。ヴィクトル、貴方もよくそう言ってくれましたね。 みんな、ほかにもいろいろ褒めてくれるのですが、差し引いて聞いています。おもしろいのが、どれも、ヴィクトルが一度は言ってくれたことのあることばかりなのです。でも──、そう、ひとつだけ、初めて聞いた言葉があります。それはこんなのです。 「勝生さん。勝生さんがニキフォロフさんを見るときの目がとてもすてきです。最高にかわいらしいです。いつもそんな目で見ていらしたのですか?」 どうですか? 貴方は、ぼくが貴方を見るとき、かわいい目つきをしていたことに気づいていましたか? 貴方は「かわいい」とか「綺麗だ」とかは言ってくれましたが、「俺を見るきみのまなざしが最高にかわいい」と言ってくれたことはありません。かわいいそうですよ。知らなかったならおぼえてください。知っていたら──、どうして言ってくれなかったのですか? ひみつだったの? ぼくからも貴方に言うことがあります。ヴィクトル、貴方の目は──ぼくを見るとき、みんなが知るヴィクトル・ニキフォロフじゃなくなりますよ。ぼくはその瞳がとても好きなのです。ご存じでしたか? 貴方の従順な 勝生勇利 ヴィクトルはリンクへかよい、まるでシーズン中であるかのように熱心に練習をして、トリプルアクセルも、四回転のジャンプも、すべてうつくしく仕上げた。機嫌よく帰宅し、食事をしているところへ、勇利からメールが届いた。見ると今日は文章がほとんどない。その代わり、動画がくっついていた。 ヴィクトルコーチ ぼくのトリプルアクセル、いかが? 貴方の忠実なる生徒 ヴィクトルは勇利のジャンプをじっくりと眺め、ここがいい、ここがよくない、プラス3はつけられない、と判断した。 愛するヴィクトル 今日は用事があって福岡へ行ったのですが、リンクで南健次郎くんに会いました。おぼえていますか? 試合で顔を合わせたことが何度もありますよ。日本の選手です。ぼくを見ると口が利けなくなったようです。でもすぐに立ち直っていました。ぼくはすこしすべりました。動画撮影の許可を求められたのでいいよと答えました。 今日使ったリンクは氷がやわらかかったです。ヴィクトルは固い氷が好きなんだよなあ、と思いました。 ぼくがどういう氷が好きか、貴方はおぼえてくれていますか? 貴方の勇利 ヴィクトルはすぐさま調査をし、南健次郎のSNSを探し当てた。いちばん新しい投稿に動画があって、「尊敬する勇利くん!!」と興奮ぎみに言葉が添えられていた。勇利はジャンプをすることもステップを踏むこともなく、まるで一般的な人のようにすいすいとすべっているだけだった。こちらを見ようともしない。相変わらず不親切である。しかしヴィクトルは食い入るように勇利の姿をみつめた。 右手を見た。 きらっ、と光るものがあった。 ヴィクトルは驚くほど安堵し、やすらかな気持ちでマッカチンを抱きしめ、眠りについた。 最愛の貴方 ヴィクトル、大切な話があります。 じつは……。 太ってしまいました……。 なんということでしょう……。 いえ、愛するヴィクトル、安心してください。貴方が長谷津へ来たときほど肥えてはいません。ぼくはいま、甘やかされているのです。ヴィクトルもずいぶんぼくに甘いひとですが、ゆるしてくれないこともたくさんあります。貴方がいなければぼくはこうなってしまうのです。知っていましたか? ぼくがダイエットが得意なことはご存じ��しょう。明日からがんばります。走りますし、食事制限もしますし、筋力ももっとつけます。そのためにいちばん効くのが何か、ぼくはわかっています。 「そんな身体じゃ、何を教えても無駄だね、こぶたちゃん」 貴方の、こちらのこころを凍らせるようなすてきな笑顔を思い浮かべて励みたいと思います。 痩せるまで連絡しません。そうしたら一日でも早く痩せられるのでは、と思います。 ヴィクトルはどうして太らないの? ずるいよ。 おやすみなさい、ヴィクトル。 貴方の夢を見る 勝生勇利 いとしいヴィクトル 痩せました! 驚きましたか? わりとすぐだったでしょう? ぼくはやればできる子なのです。知っていましたか? これでも、コーチによく「勇利はやればできる子なんだよ」と褒められたものです。 そして思い出しました。ぼくはちびっこスケート教室なるものの講師を任命されていたのです。すっかり忘れていました。痩せてよかった……。 というわけで、スケート教室の先生をしてきました。 あ、なんですか? おまえなんかに講師が務まるのかって? ばかにしないでください。 ええ、ぼくもそう考えました。自分の資質のなさに気づいていないとお思いでしたか? 大丈夫です。ぼくはグランプリファイナルで選手を優勝させるという大きな目標もありませんから、それほど重大な役割ではありません。どこかのレジェンドコーチほどよくわからない宇宙語も使わないし、とめどのないお説教もしません。「なんで自信が持てないんだ?」と不思議そうにしたりもしません。いいですか。ぼくのコーチングはこうです。 「みんな、いまからジャンプをするからよく見ておいてください。見ておぼえるんですよ。わかりましたか? おぼえたら各自やってみるように」 ……冗談です。もうすこし言葉は尽くしました。でも、ごまかしの上にごまかしを重ねた感じです。ぼくの指導で優秀な選手が出るとはとても思えません。でも、本当に幼い子たちなのでそれでいいのです。スケートをする楽しさが伝わればいいなと思いました。スケートは楽しいものなのです。世界一のあこがれの選手に片想いをして、その選手と同じ氷の上に立ちたいとねがいながらするスケートは最高です。 みんな転んでばかりです。教える時間より、助け起こす時間のほうが長かったくらい。でもどの子も笑っていました。ぼくは自分がスケートを始めたときのことを思い出しました。ヴィクトル、貴方も最初はあんなふうに転んだのでしょうか? とても想像がつきません。ぼくの中のヴィクトルは、いつも最高にかっこうよくて、すてきで、超越していて、崇高で、きわだった皇帝なのです。 ぼくがそう思っていること、知っていましたか? 勝生勇利 追伸 でも、家ではちょっと子どもっぽいところもありますよね。 勇利はいま、日本ではいちばん有名な男子のスケート選手なので、インターネット上にもいろいろな記事が出ていた。また、南健次郎のように、動画をアップロードする者も少なくなかった。加えて、ウェブ上の番組に呼ばれることもあり、そうした姿もときおり見られた。ヴィクトルは最近の勇利を目にするたび、彼の右手に黄金のリングが輝いているのを確かめた。時に、「それはヴィクトル・ニキフォロフさんとおそろいの……」と尋ねられると、彼はほほえみ、「ええ、そうです」と落ち着いて答えた。ヴィクトルのひとりよがりかもしれないが──外すつもりはないという意思が感じられた。勇利からの恋文──ただのメールだとヴィクトルは受け取っていなかった。あれは恋文だ──も途切れることはない。たわいないことでも、彼は熱心に書き送ってくれる。ともに住んでいるときにはなかったことだ。ふたりでいたころは、必要なことを、そっけない文句で、飾らずに連絡してくるだけだった。いまは愛情のこもった文章を綴り続けている。 しかし、それでいて勇利は、「そろそろロシアに戻りたい」とか、「ヴィクトルは日本へ来る気はない?」とか、そういったことは言い出さなかった。ヴィクトルは、もしや勇利は、このへだたりを保って今後付き合いたいのでは、とそんなことを考え、そわそわした。 ヴィクトルのことは愛してる。でも一緒にいなくても万事上手くいくんだということがわかったよ。──いつそう言い出すかわからない。 そんなのはだめだ、と思った。それは無責任というものだ。勇利は、一度ヴィクトルを殺し、生まれ変わらせたのだ。新しく誕生したヴィクトルは前よりも傷つきやすく、勇利の愛情を欲している。勇利はよく「わかっていますか?」「知っていましたか?」「気づいていましたか?」と尋ねるけれど、彼こそわかっているのだろうか。 おまえが俺を変えたんだ。 愛するヴィクトル 貴方がウミネコをカモメと言った海へ行ってきました。ひとりで行きました。貴方が隣にいなくてつまらなかったです。 写真は、夏にヴィクトルがは��ゃぎまくっていたシャワーです。楽しかったですね。 勝生勇利 ヴィクトルは、勇利の撮ったなつかしい海を後ろにした写真に見蕩れた。勇利のこころに初めてふれたときのことがありありと思い出された。 いとしのヴィクトル 今日は、いつかふたりで出かけた長谷津城を訪れました。みんな誰かと一緒でした。ひとりなのはぼくだけでした。 写真をつけておきます。 ぼくがいま、誰に会いたいかおわかりになりますか? 勇利 いとしいヴィクトル ヴィクトルといつだったかお酒を飲んだお店に行きました。あのとき飲んだのは何だったでしょう? おぼえていないので、ヴィクトルが好きな焼酎を頼みました。美味しかったです。ヴィクトルがいればいいのになあと思いました。 写真をつけておきます。なみなみと注がれているから、ぼくがまた酔っ払って余計なことをしたのではないかと心配でしょう。大丈夫です。この一杯きりにしました。 帰ってきて、ぼくはいまひとりで自室にいます。さっき、ふと思い立って、ヴィクトルが使っていた部屋に行ってみました。そこはがらんとしていました。ベッドに寝転がってみると、ヴィクトルの匂いがしました。不思議ですね。もう長いあいだヴィクトルはこれを使っていないのに。そのままうとうとしたら、ヴィクトルの夢を見ました。内容は忘れてしまいました。目がさめて、「ヴィクトル?」と呼びかけてしまいました。そうか、夢か、と思いました。ここにはぼくひとりしかいません。 この自室にいると、いまにもヴィクトルが扉を開けて、「勇利!」と飛びこんできそうな気がします。 ヴィクトル、知っていましたか? ぼくは貴方が来るまで、部屋の壁一面に貴方のポスターを貼っていたのです。現在? どうでしょう。知りたいですか? 壁の写真を送ろうかと思いましたが、送ってあげません。 ヴィクトルはいま何をしていますか? ぼくはいま、ヴィクトルのことを考えています。 明日から東京です。何かの番組の収録だったと思います。何だったかな……。 おやすみなさい。 今夜ヴィクトルの夢を見られたら、今度こそおぼえていたいです。 ヴィクトルはぼくの夢を見ますか? 貴方の勝生勇利 勇利。俺を変えたのはおまえなんだ。おまえが俺を殺して生かした。なのにそんなことも知らないで、よくもこんな恋文を送ってくるな。ヴィクトルはせつなさを感じながら部屋の中を歩きまわった。いますぐ勇利のところへ行きたい。しかし彼は考えているのだ。──いったい何を考えているのだろう? こんなに愛を語っていても、明日には「もう考えるのはよすことにします。メールを送るのもやめます」と言い出しそうでこわい。 おまえが俺を新しくしたのに。おまえが……。そんなことをずっと考えていたら、ふと思い出すことがあった。 「──ねえヴィクトル」 あのとき勇利は、自分の金メダルを眺めていた。ヴィクトルに寄りかかり、すこし酔ってとろんとした目をしていた。 「ぼくには誕生日がふたつあるんだよ」 「え?」 生まれるときに時刻が変わった、という意味かと思った。しかしそれなら、変わったあとの日付が誕生日になるはずだろう。 「ぼくが生まれたのは、十一月二十九日」 勇利はほのかに笑った。 「でも、ソチでのグランプリファイナルのとき、全部が終わったと思ったんだ」 ヴィクトルは、あのとき、帰る人々でごった返すロビーで傷ついた顔をした勇利を思い出した。 「ああ、おしまいだって。おおげさかもしれないけど、そう思った。本当だよ」 「うん」 「でも」 夢見るように勇利は目をほそめた。 「雪の降る春の日、ヴィクトルがぼくの前にあらわれて、ぼくは新しくなったんだ」 彼はヴィクトルにことさらにもたれかかり、甘えるようにささやいた。 「あの日がぼくのふたつめの誕生日……」 勇利はヴィクトルの手を握りしめ、耳元に口を寄せて、熱心な言いぶりで礼を述べた。 「どうもありがとう、ヴィクトル。ぼくを変えてくれて」 ──勇利。 ヴィクトルは勇利の私室へ入った。勇利のナショナルジャージが、壁際にかかったままになっていた。これを着た彼が幾度ヴィクトルに飛びつき、笑ったかしれない。ヴィクトルは手を伸ばした。そしてジャージを荒々しくつかみ、胸に抱きしめた。 「勇利……」 勇利は指輪を外さない。しかし、彼はここにはいなかった。 それからふっつりと恋文が届かなくなった。ヴィクトルは、そうか、東京だと言っていたな、と思ったけれど、べつに東京からでもメールは送れるだろうと不機嫌になった。しかし、心配はしていなかった。仕事をしているのだろうと受け取っていた。ところが、三日経っても四日経っても音沙汰がない。いったい幾日の仕事なのだろうとそわそわした。まだやっているのか。それとも、別の仕事が入ったのか。まさか何か事故が起こったわけじゃないだろうな。ヴィクトルはニュース記事を丁寧に調べた。何も問題はなさそうだった。 そわそわしていたのが、いらいらに変わってきた。一週間が過ぎた。もう我慢できない、日本へ行ってやる、と思ったとき、勇利からなにごともなかったかのようにメールが届いた。 恋しいヴィクトル こんにちは。いまぼくがどこにいるかおわかりになりますか? じつは日本にはいません。 バルセロナです! うそだと思う? 写真をくっつけておきますね。 今日着きました。 わかると思うけど……、時差ボケです……。 ごめんなさい、もう寝ますね。 死にそう……。 おやすみなさい。 眠りのとりこ 勝生勇利 追伸 いまでもぼくをスリーピングビューティと呼んでくださる? バルセロナ! ヴィクトルはあぜんとした。 どうしてバルセロナなのだろう? これも仕事だろうか? ただの旅行か。勇利は旅に興味があるたちではない。誰かに会いに行ったのか。バルセロナに友人はいないはずだ。ヴィクトルはなんだか落ち着かなかった。 バルセロナ。バルセロナ……。 親愛なる貴方 こんばんは。そちらはいま何時かな。今日は、ぼくたちの初めてのグランプリファイナルの会場となったところへ行ってきました。中には入っていないよ。何か催しがおこなわれていたみたい。あのとき、ロビーに飾ってあったぼくのパネルを、ヴィクトルがしみじみと眺めていたことを思い出しました。 じつはまだ本調子ではないので(眠いだけ)今日の活動はこれで終わり。明日はいろいろできるといいな。 おやすみなさい。 夢の住人 勝生勇利 厳しいヴィクトル先生 雨だったので、一日ホテルにいました。もったいないかな……。 夜には雨が上がったので、屋上のプールに行ってみました。ヴィクトルが入ったあそこだよ。 あそこ……、いいね。のんびり泳ぐことができて。星空が綺麗でした。 ヴィクトルとは海にもプールにも行ったけど、本気で泳いだところは見せたことがないかもしれません。ぼく、泳ぎはわりと得意なんだよ。スケートの選手になっていなかったら、水泳選手になっていたと思います。……冗談です。でも、得意なのは本当。ヴィクトルと本気で勝負すればよかったな。 いまは部屋に帰ってきて、ぼんやりしています。プールの写真を一緒に送るね。なつかしい? 明日は晴れると思います。 ここへ来てからもずっとヴィクトルのことを考えてるよ。 言うことを聞かない生徒 勝生勇利 ヴィクトルはだんだん不安になってきた。勇利は何のためにバルセロナにいるのだろう。あのプールに入ったということは、つまりあのときのホテルに泊まっているのだ。それでどうするつもりなのだろう? 勇利は──。 勇利は、いったい……。 愛する貴方 晴れたのであちこち出歩いてきました。おぼえていますか? あのとき、ぼくはヴィクトルに観光に連れていってとねだり、貴方はぼくをいろいろなところに案内してくれましたね。あのとき行った場所、ほとんど全部、ひとりで行ってみました。変わってなかったよ。入ったお店も同じ。どれも、ちゃんといまもありました。ごはんもね、そこで食べた。たまたまテーブルが空いてたので、席も同じ。ヴィクトルがスーツを買ってくれたお店、ひとりで入るのは勇気が必要だったけど、思いきって足を��み入れました。驚いたことに、あのときの店員さんがいて、ぼくをおぼえてくれていました。正確にはヴィクトルをおぼえていたんだと思う。貴方は有名人ですからね。すこしだけ話しました。 ナッツ屋さん。行きました。思い出すと可笑しくなる。ナッツで喧嘩するぼくたちって何なのでしょう。でもたぶん、いま同じことになってもやっぱり喧嘩するのでしょうね。あのナッツ、結局どこへ行ったんでしょう? 誰が食べたのかな? あのあと、ぼくがロシアへ渡ってから、ヴィクトルがおみやげだと言ってナッツを買ってき、いたずらっぽい顔をしたことを思い出しました。 あのときは、ヴィクトルについていろんなところへ行って、とても疲れたけど、ひとりで行くとちっとも疲れなかったです。淡々と目的地を目指すだけだからでしょうか。 こちらにはもう一日います。明日行くところもきまっています。 おやすみなさい。 貴方の勇利 今日の写真は、勇利が休憩していたベンチだった。本当にあそこに勇利は行っているのだ、とヴィクトルは思った。そしておそろしいほどの焦燥にかられた。 勇利はなぜ、ふたりの思い出の場所に、ひとりで足を運んでいるのだろう? いったい何のために? まるで……。 まるで、過去を清算しているようではないか……。 ふたりで過ごした長谷津でヴィクトルのことを考え、ふたりが絆を結んだバルセロナでもヴィクトルのことを考えている。 ヴィクトルとの、どんなことを? 思い出をたどって……、終わりにするためでは? 勇利はヴィクトルに、別れを告げているのではないか? 彼はあのとき、普段にはしたがらない観光をしたがった。別れるにあたり、思い出をつくろうとしたのだ。最後のデートだと。 それを、いま、たどって……。 勇利は……。 「うそだろう」 ヴィクトルは低く言った。 「うそだろう、勇利」 最愛のヴィクトル バルセロナは今日で最後です。明日、ここを発ちます。 今日は大聖堂に行ってきました。 おぼえていますか? ぼくはここで貴方に指輪を渡しました。 貴方は優しくぼくにもはめてくれましたね。 とてもうれしかった。 ただのおまもりです。 でも、ものすごいききめのおまもりです。 一生の宝物だと思いました。 ぼくはこれを外しません。 階段に座って、あのときのことを思い出していました。 なつかしかった。 勝生勇利 俺はどうしておとなしく待っているのだろう。 ヴィクトルは自分に猛烈に腹が立った。 勇利がいないのに、どうして何もしないのだ? 勇利のすることを見ているだけ。なぜ、恋文が届くというだけで満足しているのだ? 考えたい、と言われたからといって何なのだ。そんなことは知ったことではない。こんなの、ぜんぜん俺らしくない。 ヴィクトルはヴィクトルでいて欲しい。 俺は俺なのだ。 「ヤコフ」 ヴィクトルは、深夜だというのにヤコフに電話をかけた。 「頼みがあるんだ」 勇利は明日、日本へ帰るのだろうか。そして──どうするのだろう? もう満足しました。貴方との思い出を訪ね歩いてみちたりました。これ以上は望みません。終わりにしましょう。さようなら。──そんな言葉を送りつけてくるつもりか。 ヴィクトルは誰もいないリンクに立った。勇利のことを考える。勇利のことだけを。 繊細な旋律が流れ始めた���ヴィクトルは両手いっぱいに愛をみたし、勇利のことを想った。なめらかに踊り、すべった。これまで、こんなに複雑な感情をともなってスケートをしたことがあっただろうか? それは祈りのようだった。そして、情熱でもあった。情愛でもあった。つまるところ──愛だった。勇利が織り上げた愛を、ヴィクトルは思い出していた。 勇利のスケートを初めてじっくりと目にしたのは、ヴィクトルの「離れずにそばにいて」をすべったときだった。映像ではあったけれど、ヴィクトルは視線を外せない思いで熱心にみつめた。勇利は、ヴィクトルのまねをし続けた昔を思い出すためにあれをすべったという。難しいプログラムだ。試合でそのまま使うものである。しかし勇利は、うわべだけではなく、ほとんど自分のものにしていた。相当すべりこんだにちがいない。勇利はあの曲を通して自分をみつめ──そしてヴィクトルをみつめていたのだ。 勇利は自分の愛を表現するとき、何を考えていただろう? ヴィクトルは、勇利の振りをすっかりなぞりながら、あのときの勇利を思った。この曲を振り付けしたのはヴィクトルだ。勇利を理解し、彼の深い想いがあらわれるようにした。しかし、ヴィクトルの思うそれと勇利の本物のこころはまったく同じではない。勇利は……ヴィクトルのことを、どんなふうに……。 勇利がヴィクトルをみつめたように、ヴィクトルもいま、勇利をみつめていた。 あのころ、愛のようなものに気づき始めた勇利。彼はどんな気持ちでいただろう。そして──グランプリファイナルで最後だときめたとき、何を思ったのか。 ヴィクトルは、「終わりにしよう」と言った勇利を責め立て、激怒した。あのときはそれが精いっぱいだった。勇利を求めていたのだ。「もっと俺を必要としているのかと思った」──そうも言った。しかし、勇利がヴィクトルを求めていなかったとはけっして言えない。彼には決断する勇気があっただけだ。そのあと、勇利と過ごした日々を思えばわかるではないか。彼はヴィクトルをこころから熱愛し、楚々とした、はかりしれぬ愛を捧げ続けた。おぼつかない気持ちで「終わりにしよう」なんて言ったはずはない。彼は苦しんだ。じゅうぶんに……。 自分よりも、ヴィクトルを取ったのだ。 それはヴィクトルの望むところではなかった。勇利はヴィクトルの気持ちを考えていなかった。そうかもしれない。彼のひとりよがりではある。でも、ヴィクトルを愛していなかったという証拠にはならない。むしろ正反対ではないか。勇利は、自分のことよりもヴィクトルを……。 勇利……。 またそうやって俺を愛するあまり、俺の手を離そうというのか。 きみの紡ぐ愛は繊細に過ぎる。 そして──身勝手だ。あまりにも……。 ヴィクトルは微笑を浮かべた。そうだ。勇利はそういう子なのだ。そんな勇利だから、ヴィクトルは愛してしまった……。 でも──。 勇利。 俺もね……。 身勝手さでは、おまえに引けを取らないんだよ。 知ってたかい? この曲……。 いい曲だね。 一緒に、何度も何度もすべった。あのときは勇利のお手本だったけど……。 いまは、俺の愛を織りこめるよ。 俺だけの、きみにだけそそぐ、愛を……。 ヴィクトルは、最後に、手を、差し伸べた。 いつも勇利がヴィクトルに向かってそうしていたように。 このときはヴィクトルが、勇利に向かって……。 それで初めて気がついた。 この手のさきに愛するひとがいるというのは、どんなに胸のあたたかくなることだろう。 ──勇利。 いつもこんな気持ちで俺を見ていたの? 「どうもありがとう、ヤコフ」 ヴィクトルはリンクサイドに上がると礼を述べ、物穏やかにほほえんだ。ヤコフはなんともいえぬ奇妙な表情をしていた。 「おまえが人のプログラムをすべるのを初めて見た」 「そうだっけ」 「いい演技だ」 ヴィクトルはちょっと目をみひらいた。 「ヤコフが率直に褒めてくれるのは珍しい。初めてじゃないか?」 「いい演技だ」 ヤコフはもう一度言った。 「本当に……」 「…………」 こころからのその賛辞に、ヴィクトルはかすかな笑みを浮かべた。 「俺……、彼を見ていたんだ……」 その夜、一本の動画がインターネット上にアップロードされた。 【Victor NIKIFOROV】I tried skating.【YURI ON ICE】──。 ヴィクトルは食事の支度をしていた。まったく自分は料理の腕が上がったと彼は考えた。勇利と暮らすようになってから、格段にそれは進歩したのだ。しかしヴィクトルは、自分のつくるものより、勇利の用意する食事のほうが好きだった。でもそれと同じくらい、自分のつくったものを食べた勇利が喜ぶのが好きだった。 「マッカチン、そろそろごはんにしようか?」 マッカチンが返事をした。マッカチンのごはん、ごはん、と戸棚のほうへ行ったら、玄関の呼び鈴が鳴り渡った。何かが届く予定も、訪問の約束もなかったのでヴィクトルは首をかしげた。しかし、誰だろう、と思う間もなく、開錠の音がし、続いて扉がひらいたので、はっとして息をのんだ。一目散にマッカチンが玄関へと走っていった。ヴィクトルは動転しながらあとを追った。 「わっ。元気だな……。はいはい、ただいま。いい子にしてた?」 マッカチンが喜んで吠えた。ヴィクトルは廊下で立ち止まり、戸口に視線を注いだ。 「ん」 マッカチンを撫でていた勇利が顔を上げた。彼はぱっと立ち上がると顔を輝かせ、両手をひろげた。 「ヴィクトル!」 なつかしい、おさなげな笑顔にヴィクトルは見蕩れた。勇利は気持ちよさそうに叫んだ。 「ぼくは貴方と結婚する! そして、貴方の人生をしあわせにするぞっ」 ヴィクトルは目をみひらいた。勇利は靴を脱ぎ散らかし、ヴィクトルに駆け寄った。そして飛びつくようにして抱きついた。ヴィクトルはふらついた。しかし、しっかりと受け止めた。 「ただいま! ね、太ってないでしょ!」 「勇利……」 ヴィクトルはぼうぜんとした。勇利はヴィクトルの胸に頬をすり寄せ、しあわせそうにほほえみながら、仔猫のようなしぐさをした。 「ヴィクトル、いい匂いがする! ごはんつくってた?」 「あ、ああ……」 「ぼくのぶん、ある?」 「あるよ……」 「食べる!」 勇利が元気に言った。ヴィクトルはうなずき、「じゃ、支度するから」と答えた。 「荷物を片づけておいで」 「はーい」 勇利は、さほどのものは持っていなかった。手まわりの品だけ、といった印象だ。遠征のおり、ジャージやスケートシューズ、衣装、着替え、と持ち歩いていたことを思えば、かなり身軽な様子である。ヴィクトルは上の空で食卓をととのえた。 「いただきます!」 ふたりは向かいあって食事を始めた。マッカチンも食べ出した。ヴィクトルはそっと勇利のそぶりをうかがった。勇利は「ヴィクトルのこれ、久しぶり」と言いながら炊き込みごはんをたべている。まるで、ちょっと数日仕事で留守にしたけれど、何の問題もなく帰ってきた、といった具合だ。 「バルセロナからそのままこっちへ来たの?」 「うん、そうだよ。出国しようとしてちょっと足止めされたけどね」 「何かあったのかい?」 「とくに予定をきめてなかったから、いろいろ狂っちゃって。飛行機に乗れなかっただけ」 「そう……」 「おいしいなー。ヴィクトル、おかわり」 「また太るぞ」 そう言いながらもヴィクトルはおかわりのぶんを与えた。勇利は終始にこにこしており、普段通りだった。ヴィクトルは、何のためにバルセロナへ行ったのか、ということを訊けないままだった。いやなことを言���れるかもしれない。いや、しかし──勇利はここへ帰ってきたとき、なんと言っただろう? 「もうくたくただよ。いまあるのはね、食欲と睡眠欲。できればお風呂も入りたいけど、眠気に勝てるかなあ」 「旅行、楽しかった?」 「写真見た? なつかしかったでしょ?」 「……ああ」 勇利は食事のあと、目をこすりこすり風呂へ入った。そして上がるなり「むり」とつぶやいて寝室へ直行して寝てしまった。ヴィクトルは、夢ではないのか、勇利は本当に帰ってきたのか、と思いながら片づけをした。幾度も寝室をのぞきに行って、勇利の寝息を確かめた。マッカチンが勇利にくっついて眠っていた。 ヴィクトルは寝支度を済ませると、そっと勇利の隣にすべりこみ、彼の寝顔をみつめた。ずっと見ていた。眠れなかった。勇利の頬にふれようとして、手をひっこめた。 勇利……。 それでもいつの間にか寝入ったらしい。夜半、ふっと目ざめると、勇利の目がぽっかりと開いていた。彼の瞳は、暗闇の中で、濡れたようにひかっていた。 「……勇利」 「体内時計がめちゃくちゃなんだよね」 「……そうだろうね」 「眠れなくなっちゃった……」 ヴィクトルは手を差し伸べた。このほどは、慎重に、そっと勇利の頬にふれた。勇利は天井からヴィクトルのほうへ視線をまわし、まぶたをほそめてにっこりした。 「あれ……、見た。すごいね……」 勇利はささやいた。 「うれしかった。ありがとう」 「……あれをすべって、勇利のいろいろなことがわかったよ」 「ぼくもあれを見て、ヴィクトルのことがわかったよ」 「どんなこと?」 「わかるでしょ?」 「…………」 「わかるはずだよ。ぼくはもう、胸がいっぱいなんだ」 「勇利……」 「ん?」 「帰ってきたとき言ったことは、本当?」 「うん」 勇利は熱意のこもったまなざしをヴィクトルに向け、こっくりうなずいた。 「もうきめたから」 「…………」 「で、指輪を買おうと思ったんだけど」 「えっ」 ヴィクトルは仰天した。 「買ったのか!?」 「時間がなくて……」 「…………」 勇利は照れたように笑った。 「なんだか、ヴィクトルにすぐ会いたくなっちゃって、でも飛行機が取れなくて、いらいらして、ホテルでふてくされてたら、時間が経っちゃったんだよね。そ��あいだに店に行けばよかったんだけど、すっかり動転してて」 ヴィクトルは息をついた。 「……指輪なら、もうもらったよ」 「それはお礼だよ」 「金メダルを獲ってくれたから、それでいい」 「そっか」 ヴィクトルはせつなくなって口をつぐんだ。 「ヴィクトルはやっぱりかっこいいね」 勇利はつぶやいた。 「あんなスケート、見たことないよ……」 しばらくふたりとも黙っていた。勇利はもぞもぞと身じろぎすると、ヴィクトルのほうへ寄ってき、ぎゅっと抱きついて首元に額をくっつけた。 「……ヴィクトルだ」 「うん」 「ヴィクトルの匂い……」 「うん」 「いつぶりかな?」 「さあ……」 ヴィクトルは額に落ちかかる勇利の髪をそっと払ってやった。 「おぼえてないな……」 「ヴィクトルはすぐ忘れるもんね」 「勇利と会えない時間なんてまじめにはかっていたら、気が狂う」 「…………」 「勇利はそんなふうに思うこと、ない?」 「……ヴィクトル、ぼくね」 勇利は低くささやいた。 「ずっと、貴方だけ見てたんだ」 「……うん」 「ヴィクトルのスケートを見て、夢中になってから、もうずっと。脇目もふらずに、ヴィクトルだけを」 「……ああ」 「ぼくはヴィクトルのスケートが好きで好きで……、」 勇利はほのかにほほえんだ。 「スケートから離れても、ヴィクトルが好きなんだろうと思った」 「…………」 「ヴィクトル���どうしようもないほど愛していて、おぼれていて、どっぷりで、離れられないんじゃないかって」 「…………」 「そうじゃないかと予感してたんだ」 勇利が何かを探すように手をさまよわせた。ヴィクトルは彼の手を握った。強く……。 「その疑いは濃厚だった」 勇利の声は、青くかすむ神秘的な夜の中にしみこんでゆくようだった。しかし、けっして消えない。ヴィクトルのこころにとけて、じわっとそこをあたためる。 「それを、確かめたかったのです」 カーテンの隙間から、わずかばかり入ってくるおぼろなひかりが、勇利の頬を白く照らした。真珠のような純潔さに、ヴィクトルは陶然となった。 「……それで?」 ヴィクトルはちいさく言った。勇利はあえかな息をつき、微笑を浮かべた。 「思った通りでした」 「…………」 勇利……。 いま? いま……、それを知ったのかい? いまごろ……。 俺は……。 俺はもう、とっくに……。 「……変わった子だね」 「そうかな」 「そういうの、好きだけど」 「そう?」 「ああ」 「そっかぁ……」 勇利は夢見るように笑った。 「……楽しかった?」 「何が?」 「長谷津とか……バルセロナとか……」 「何度もメールに書いたけど」 勇利はヴィクトルの耳元にくちびるを近づけ、優しく言った。 「貴方がいないから、つまらなかったよ」 ヴィクトルは胸が痛くなり、ものが言えなかった。 「ヴィクトル……」 「…………」 「ぼくのこと……、最後まで……、」 勇利の愛情深い声が可憐な懇願をした。 「……おねがいします……」 勇利は寝息をたて始めた。ヴィクトルは起き上がり、まくらべの棚のひきだしを開けて、そこからちいさな箱を取り出した。そして、もうずいぶん前に支度していた指輪を、勇利の薬指にそっとはめた。自分の指にも通した。勇利が何かをつぶやいた。すてきな夢を見ているように、彼は口元に微笑を漂わせていた。 そこでヴィクトルは、棚に携帯電話を置き忘れていたことに気がついた。近頃は仕事の用事が多いので、電話をふたつにわけているのだ。こちらは私的なものである。深夜にヤコフにかけてから、そのままだったのだと思い出した。電池が切れてしまっている。なにげなくコードにつなぎ、メールが入っていることに気がついた。ヴィクトルははっとした。急いで開封し、視線を走らせる。そしてすやすやといい気持ちそうに眠っている勇利を見た。 「勇利……」 あのヴィクトルのすべりを目にして、勇利はこころをきめたのだと思っていた。しかし……。 「勇利」 ヴィクトルはたまらないという表情になった。我慢できず、身をかがめ、勇利のくちびるにおごそかに接吻した。 「勇利……、俺もだよ」 最愛なるヴィクトル 眠れません。 明日……ううん、今日発つというのに、これでは寝坊してしまいそうです。でも、いくら寝ようとしても眠れないので、こうしてヴィクトルのことを思い出しています。 ヴィクトル。 ぼくは貴方と離れてから、たくさん貴方にメールを書きました。メールを書いていないときでも、貴方のことを考えていました。何をしていても、ヴィクトルのことで頭がいっぱいでした。一緒にいるときより、いっそう、そうでした。そうだろうと思っていました。でも、実際体験すると、「そうだろう」と想像していたのとずいぶんちがいました。 さびしく、せつなく、つらかったです。 思ったより、ずっと……。 何を見ても、何をしても、ヴィクトルがそばにいないことが不思議でした。貴方がいたらなんと言うだろうと考えました。どんなふうに笑うだろうと思い浮かべました。 ヴィクトル……、ぼくは、貴方のスケートをひと目見たときから夢中でした。でも……。 いつからぼくはこんなふうになってしまったのでしょう? 貴方はいつ、ぼくをこんなふうにしたのですか? いつだったか、ぼくには誕生日がふたつあると言ったのをおぼえていますか? ぼくは、苦しいくらい貴方が好きです。 その気配はずっとしていたし、予感もありましたが、それに、今日、気がつきました。 新しいぼくになったのです。 ぼくのみっつめの誕生日です。 ヴィクトルはいつもぼくを新しくしてくれますね。どうして? どうしてぼくはこんなに貴方が好きなのでしょうか? そのひみつを、貴方は説明できますか? ぼくにもいつか解き明かせるでしょうか? これが最後の便りになります。もう、メールなんかでは満足できません。ぼくはヴィクトルに会って、ヴィクトルにみつめられ、ヴィクトルの声を聞いて、ヴィクトルの匂いを感じたい。 ヴィクトルに抱きしめられたいです。 貴方はこんなぼくをどう思うでしょう? 度を超した愛情だとひるむでしょうか? おかしな子だと笑うでしょうか? 貴方の気持ちがわかればいいのですけれど。でも、わからなくても構いません。ぼくはまっすぐ貴方の胸に飛びこみます。 貴方はぼくのすべてです。 もう、ずっと前からそうだったのです。 ようやくはっきりとわかりました。 貴方は知っていましたか? ぼくの愛は貴方のものだと。 永遠に貴方の 勝生勇利
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200329【高松宮記念】客のいない競馬場に月は回るか
よくね?
ブログ、始めます。
初めまして!HATAGENと申します。
簡単なブログの紹介
週1回更新(土曜から日曜にかけて1回)
競馬、競艇のBIGレースを解説and予想(GⅠとか、SGとか)
アフィリエイトや広告収入は無し
コラム→予想の順で書くので、予想が知りたい人はコラムを飛ばしてください◎
競馬とか、競艇の予想とかコラム的なブログを書いていきたいと思います~。
よろしくお願いします!
ワニの死と、新型コロナ禍に思う。生きる。
ついにワニが死んだ。
まぁその後すぐ炎上しちゃったりもったいなかったけど、それでもワニくんが死んじゃったのが僕としてはとても悲しかった。
と言いつつ、生前そんなにちゃんと見ていたわけではないのだが。
100日前、TLに流れてきた4コマ。「100日後に死ぬワニ」。100日後に死ぬ���いう結末を読者は知っているが、ワニくんは100日後に死ぬということを知らない。そんな中でワンピースの最後を見たい~とか、予約で1年待ちの雲うぶ布団を予約しちゃうとか、そういったのを見て読者がワニくんの最後を想像し、勝手にナイーブな気持ちになっていた。自分は大体2日目とかが流れてきて、「あ~100日間見るつもりはないけど、結末は気になるな。最後はどういう結末を迎えるんだろう」と思っていた。「ワニは結末を見ること��出来ると思っている読者との二重構造となっている」というコメントを見てなるほど~~~と思っていた。
年末くらいから始まったその企画は時折RTで流れてくるのを眺める程度で、自分には大きな影響を与えずに生きていたのだが、「あと2週間で、ワニ死ぬよ。」と言われてはっとした。「え、もうそんなに経ったの!?」時間が流れるのは早いなと思いつつ、ワニを一気読みした。99日目には「明日か……」3月20日には仕事を早めに切り上げ、ワニが更新される午後7時には家でじっとスマホの画面を見つめていた。
しかし時間を過ぎても更新が来ない。え?まだ?え???困惑しながらとりあえず風呂に入って上がってくると運命の100日目が更新されていた。
100日目はもうご存知のことと思うので割愛するけど、死ぬなんて思ってもなかったワニくんが死ぬ、友達も友達が突然死ぬなんて思ってなかっただろうし、登場人物たちに感情移入してみると本当に悲しい。
人間、いつ死ぬかなんてわからないし、周りの人もいつ死ぬかわからない。
生きている自分と、生きている友達を大事にしようと思った。
死は理不尽なものというのはわかってるけど、突然死ぬのは怖いし、周りの人が突然いなくなってしまうのは納得できないという感情がある。
今自分の周りに当たり前にいてくれる人たちがちゃんと今日そこにいるってことは当たり前じゃないんだなぁって思った。
みんなが幸せに明日を生きられるように願ってます。
特に新型コロナ禍が広がっている。(なんて読むの?わざわいでいいの?)
このウイルスの怖いところは、
感染すると隔離される(そのまま死亡してしまうケースも)
あっという間に重症化する
感染の広がりの勢いがすさまじい
らしい(twitterの記事を読む限り)
ワニじゃないけど自分が感染するなんて思ってないところに感染して、しかも重症化してしまったりする。今までの日常が明日には終わっているなんてことが本当によくあるっぽい。
本当に怖い時代だ。マジ、泣けてくる。
競馬も競艇も無観客、飲み会は大体自粛。そういう暗いムードになってるけど、今は辛抱する時ってことなんだと思う。
みんな、頑張っていこう!
客のいない競馬場に月は回るか
中京競馬場に日帰りで行ったことがある。ムーンライトながらという深夜快速があって、夜11時くらいの東京駅から、小田原に着くころには日付を回るので青春18きっぷを検札してもらい、朝5時には名古屋に着く。この行程のすごいところは東京ー小田原+青春18きっぷのみで名古屋に行くことが出来る点だ。そしてもちろん、この青春18きっぷで名古屋から東京まで帰ってくるのである。当時お金の無い僕らには画期的なルート。ただ、勝ちさえすれば名古屋で名古屋コーチンを食べ、のんびり新幹線でゆったり帰ってくるつもりではあった。
つもりだった。
その日は朝から曇天で、雨も降るか降らないか、という感じだった。中京競馬場の最寄り駅からガードの下を歩き、門に着くと、30歳くらいのお兄さんに声をかけられた。
「職場の人に席頼まれちゃってさ。開門まで時間あるし、話さない?」
そのお兄さんが言うには上司命令でGⅠの席取りを毎年頼まれているそうで、今思うと中京で行われるGⅠは当時は高松宮記念のみで(2014年からJCDがチャンピオンカップと名称変更し中京開催となっている)年に1回の名古屋市民のお祭りだったのだ。
僕もどうせ開門まで少なくとも1時間はあって暇だったし、現地人と交流することで中京競馬場の席取りのダッシュコースを教えてもらいたいと思ったので快諾し、おしゃべりしながら開門までの時を待つことになった。
そのお兄さんが言うには、中京競馬場は以下のような特徴があるらしい。
坂の前でぱったり止まる馬が多い(中京改修はたしか2010年?)
高松宮記念は曇天になっているイメージ(イメージ)
馬場の重さと坂のせいでパワータイプの方が良い。
と、事前情報(?)を聞きながら開門を待つ。雨が本格的に降り出したので、お兄さんに教えてもらってゴール版を少し過ぎたところの屋内席まで走る。無事に席を取ることが出来た。お兄さんの職場の人とも意気投合し、盛り上がりながら、メインレースの時間を待つ。
高校時代の同級生(Tくん)は18きっぷで東京からスタート。知り合いのおっちゃんとおっちゃんの友達も来ることになっていて、彼らは新幹線で昼前くらいに来て、Tくんはようやく午後2時くらいにやってきた。
高松宮記念を前に、盛り上がりは頂点に。ハクサンムーンが返し馬でテンション高く上げずに行けるかどうかが注目されていた。
ハクサンムーンは本場場入場の際に”旋回”を始めてしまうクセがあった。この旋回癖はサイレンススズカも持っていたようで、「スピードのある馬は旋回する癖を持っているのかもしれない」といった噂がささやかれるような感じだった。ところで、このサイレンススズカの旋回癖はアニメ「ウマ娘」でも再現されている。ウマ娘はこういう競馬通ならニヤッと出来る要素が投入されていて素晴らしい。
↑旋回するハクサンムーン。沸く観客たち。溜息をつくおっちゃん。旋回が足りないんじゃない?とのたまうT君。撮れ高があって喜ぶ僕。
曇天の中京競馬場は昼頃に日差しが差す時間もあったが、降ったりやんだりを繰り返して、メインレースまでに馬場状態は不良となるほど悪化していた。
ハクサンムーンは旋回を始めたものの、手が付けられないほどではなくしばらくすると馬場入りを果たし、待機場へ走り始めた。
酒井学を応援しているおっちゃんはひどく安堵していた。「いやーこれくらいのイレ込みだったら大丈夫だよー!ほんとよくやったよー!」酒井学がハクサンムーンを御し、返し馬に移ると観客からも拍手が沸き起こった。おっちゃんも一緒になって手を叩いた。
Tくんは「いやー、いつもより旋回が足りなかったな。これは力が出し切れないかもしれん」
僕の本命はエーシントップ。この泥んこ馬場なら芝代わりでもこなせるのではないか。そもそもエーシントップは3歳時には芝を走っていた。低評価なら先行して3着以内に残すことが出来るのではないか。
レースはエーシントップが逃げ、直線で後続を突き放す展開。思わず天にこぶしを突き上げる激熱ガッツポーズ。これはもろたでぇ~~~~!ハクサンムーンはスタートから先行できず、持ち味が生きない競馬に。番手で進めたコパノリチャードが差し切りMデムーロの飛行機ポーズで優勝。注目は3着争いだが、追い込んできたスノードラゴンに差され、最後の最後ストレイトガールにも差された。
曇天の名古屋の空を仰いだ。
中山12Rも外れ、新幹線でぬくぬく帰る夢は消えてしまい、中京の最終レースを見ることも叶わず、駅まで走り、慌てて東京方面への電車に乗り込む。風が強く、東海道線は遅れているらしい。夜遅く、静岡で乗り換える時に駅弁を買う。結局、東京に着いたのはほとんど日付が変わる直前だった。
青春18きっぷは日付が変わってしまっても、山手線圏内(都内)に入れていれば、無料で移動できるため、なんとか日帰りで帰宅することが出来たのであった。とにかくつらい旅だった。今なら間違いなく新幹線を使うし、若くて体力が無ければできないことだったと今では思う。
それ以降、この旅がトラウマなわけではないけど中京競馬場には縁が無く、再び訪れることが一度も出来ていない。
2020 高松宮記念予想
さて、思い出話が長くなってしまったが、そんなハクサンムーンと同じ父を持つセイウンコウセイはどうだろう。3年前の勝ち馬で、昨年も2着に食い込んでいる。優勝時よりもタイムを縮めている点も高評価できる。前走は休み明けかつ斤量も重かった。調教も1週間前からハードな内容(ウッドチップ6F一杯)で気合十分と考えます。
一応、本命はダノンスマッシュ。
昨年は非力さがかなり目立つようなレースだった。同様の観点でスプリンターズSは割り引いて考えたが3着。平坦向きの馬と思っていたがオーシャンSでも力強い勝ち方だった。力強さが出てくるようになって、中京コースも攻略可能。昨年の敗戦を坂路に押し付けられるか、あるいは左回りが難しいのか、実践に行ってどうかというところだが、メンバー的には実績上位だし後は中京コースを攻略するだけ。
▲ナックビーナスについては、前走のオーシャンSが好内容。モズスーパーフレアについても同レースで2kgの斤量差があったことを考えても評価できると考える。相手に。2.3.9.10.16.18
次はいよいよ新年度!
大阪杯(GⅠ)の予想でお会いしましょう!
また来週!
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~以下、写真集~
↑ムーンライトながら。右側で撮影しているのは筆者ではない。
↑「ながら」を降りて、朝5時の名古屋駅。誰もいない。
↑曇天の中京競馬場。ローカル扱いではあるので、入り口もそんなに立派ではない印象(2014年当時)
↑弊ブログのアイコン。東京・神田川の桜。
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27/肚の内
(はるゆき)(のような何か)
(※CoCシナリオ「ストックホルムに愛を唄え」のネタバレがあります)
(一般的に不快を催すであろうような感じの描写があるかもしれない)
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幼い頃から疑問だったのだ。
どうして野獣が得なければならなかったのは、人間からの真実の愛だったのかと。
初夏。午後の教室には、青葉の匂いが満ちている。気の早いあぶらぜみが、もう中庭で鳴き始めていた。遅い梅雨がようやく明けた六月の空は夜のように青い。再来週に期末テストが近づいていることも吹き飛んでしまうほど、一般的に良い空模様をしていた。 エアコンが稼働しているのに、教室はじんわりと暑かった。手扇でぱたぱたと首元を仰いでも、汗はなかなか引いてくれない。 五限開始のチャイムまで、あと一分三十秒。窓際の席の人たちは、あついあついと口々に言いながら、友達の席を囲んで談笑している。廊下側の席は直射日光が届かず、エアコンの冷風も程よく流れてくるので、ちょっとは居心地がよいけれど、教師たちはやれ空気が悪くなるだの、エアコンの使い過ぎは体に毒だので設定温度を高くしているし、常に教室の窓はどこかしらが換気のために開いているので、さほど教室が快適だとは言い難い。 廊下側でこうなのだから、窓側の席はもう少し不快なことだろう。外から吹き込んでくる生ぬるい風は、すでに気の早い夏の色をしている。 パンティングのような呼吸を一瞬だけして、すぐ咽頭の渇きを覚え、口を閉じた。そして、誰にもばれないようにそっと窓際の席に目を向ける。生成色のカーテンに隠れて、銀色の髪が陽に透けているのが見えた。静かに窓の外を見ている。夏服の白い襟に、首筋を伝った汗がすっと沁みて消えた。 本鈴のチャイムが鳴って先生が入ってくると、皆慌てて席に着いた。初老の国語教師のつまらない口上と、前回授業の振り返りを聞く。指定されたページは言われる前からもう開いている。中国のどこかで撮影されたらしい竹林の写真は、鬱蒼としてひどく涼しげだった。 ぼんやりと指先でシャープペンを回していると、頭上に微かな視線を感じていやな気持ちになった。 「じゃあ二十六ページ、始めから、二十八ページ八行目まで。誰か読んでくれる奴ー」 挙手を促しても、誰が進んで読みたがることなんかないだろうに、必ずこの教師はそうやって聞く。誰も彼も指名されたくなくて、いっそう息を潜めてしまうのが、少し面白かった。現文の時間って、挙手したらテスト悪くても内申上がるのかな。なんて、皆が嘲笑混じりに言っていることを彼が知っているかどうかはわからなかった。 再度、視線を感じる。薄らと、今度は四方から。 反応は返さず、藪の中で息を潜めるように呼吸を小さくする。教師は頭を掻きながら「誰もいないのかあ」なんて決まりきった言葉を吐く。いつもそう。自主性の無い奴は成績が上がらないぞ。それに続いて出る言葉を、私は良く知っている。 「じゃあ、鏡。十八ページから」 いつもの名指し。決まりきったこと。周囲のやっぱり、そうなるよね。という、安堵の呼気を聞いた。「はい」短く返事をする。みんなそんなに読みたくないのだろうか。別に、朗読しろって訳でもないのに、難しい漢字や、句読点の息継ぎがそんなに恥ずかしいものだろうか。 席に腰を下ろしたまま、段落の頭を指でなぞった。唇を舐める。唾液がねばついていた。暑さからだろうか。水が欲しい、生ぬるくてもいいから。 「“なぜこんな運命になったかわからぬと先刻は言ったが、しかし考えようによれば、思い当たることが全然ないでもない。”」 グラウンドから、体操の掛け声がこだましている。見て面白い光景でもないだろう。犬の吐息のように生ぬるい風が、開いた窓から吹き込んでいる。微かに汗ばんだ首筋に、髪が張り付いて鬱陶しかった。横髪を耳に掛ける。 そもそも、どうして髪を伸ばし始めたのだっけ。 ふと思い返したことだが、私は今まで、美容室へ行ったことがない。髪はいつも、母が大事に切ってくれるので、外で誰かに切ってもらうという習慣がなかった。 幼稚園のころ、お遊戯会で赤ずきんちゃんをやったことを覚えている。 私は赤ずきんちゃんをやりたかったのに、生まれの早い私は他の子と比べて背が高く、赤ずきんちゃんは似合わないという理由で、悪いオオカミの役になってしまった。当時の私はそれはそれは落胆して、練習の度に落ち込んでいたのだが、本番の舞台の時、母親が主役の子よりも綺麗に見えるようにと張り切って髪を整えてくれたので、不機嫌にならず演じ切れたことを覚えている。 髪を大きく切ったのは、恐らくその記憶が最後だ。 それ以来、なんで髪を切っていないんだったか。母親がそもそも、女の子は髪が長いほうが良いと夢見るように言っていたからだったような気もする。けれど、多分決定的なものは違う。 そうだ。確か、綺麗だねって、一言褒められたから、伸ばしていたのだ。 多分、そんなありきたりで下らない理由だ。 恐らく、言った本人は、きっともうそんなこと忘れている。それくらい、下らない一言だった筈だ。 「……“人間はだれでも猛獣使いであり、その猛獣にあたるのが各人の性情だという。おれの場合、この尊大な羞恥心が猛獣だった。”」 一つだけ、色合いの違う視線を感じた。窓側、私の左後方から。 「“虎だったのだ。”」 それが誰のものであるか、理解はした。それでも私の目線は、教科書体の黒いインキの上を見ている。俯いた頬に横髪が再び零れてきて、私は句読点の間に小さく唸り声を上げた。 がり。内側で、何かが私を引っ掻いた。 生成りのカーテンが風を孕んでゆったりと膨らむ。囁くような衣擦れ。まるで、下草がざわめくような。私の視界にはない青葉が、窓の向こうに揺れている。 「“ちょうど、人間だったころ、おれの傷つきやすい内心をだれも理解してくれなかったように。おれの毛皮のぬれたのは、夜露のためばかりではない。”」 俯いたまま文字を追う。横髪は、また音もなく滴り落ちてくる。 私は未だ、髪を伸ばし続けている。窓の外に垂らすことのできる日なんて、来るはずもないのに。 私は初めから、窓辺になんていない。
じわじわじわじわ。
籠もったような、あぶらぜみの声が耳について離れない。 微かなアンモニアの匂い。薄暗い女子トイレの個室の壁を爪で引っ掻くと、骨を齧ったような乾いた音がした。 放課後の校舎は、どこもかしこもじっとりと暑い。さっきまで涼しい図書室にいたのに、廊下を数歩歩いただけで、もうぶわりと汗が噴き出している。肌に薄い夏服がくっついている。怠い下腹部を抱えて、溜め息を吐いた。 「最悪……」 淀んだ、濃い血液の匂いが鼻についた。 道理で日中、思考がぐらぐらすると思ったのだ。経血にぬるついた下着を下げるだけで不快感が強くて、思わず眉を顰める。不運にも替えの下着を持ってきていないので、血の着いたクロッチ部分をふき取るだけに留める。咥えたサニタリーポーチから、ナプキンを取り出す。 月経血の生臭さは、腐敗した肉の生臭さによく似ていると思った。スカートの裾を引っ張って、後ろに血が滲んでいないことを確認して、一先ず胸をなでおろす。 暑さが纏わりついてくる。途端に全身が重く感じる。 「……帰ろう……」 図書当番を早引けするのは申し訳ないが、幸い今日当番にいるのは後輩の女の子たちばかりだったので、素直に話せば事情は汲んで貰えた。さっさと荷物を抱えて図書室を後にし、下駄箱のたたきにローファーを放り投げる。 気の早い午後の日差しは痛いほど強い。日光を避けて、軒をずるずると這うように歩いていると、ふと、剣道場から人の声がするのを聞いてしまった。 足が止まる。日影から足先が出る。 私の足が勝手に剣道場へ向かっていた。
剣道場自体に足を運ぶことは、ほとんどない。体育の授業でも、部活棟の辺りは使わないからだ。 グラウンドの隅にある剣道場周辺にはとくに樹が少なくて、日影がない。立ち寄る生徒は運動部の子たちくらいだった。剥き出しの皮膚が、じりじりと焼かれて痛んだ。 道場の外壁には高窓しかついておらず、見上げて聳えるそれはまるで刑務所の壁のように見えた。果たして内側と、こちら側のどちらが閉じ込められているのか、私には判別ができなかった。 通用口と、グラウンド側に繋がる大きな出入口は空いているが、そこから中を覗くことは、とてもじゃないけれど私にはできない。 木目に擬態した道場の外壁に手を当てると、壁は日差しに焼かれて鉄板のように熱かった。内側からは、剣道部特有の咆哮が響いている。 私はたくさんの遠吠えの中から、彼の波形を探した。汗の匂い。くぐもった反響。壁の振動。声はすぐに見つかった。北西側、反対側の壁際、多分三列目。 沢山の気配の中に、彼が混ざっていた。 彼ではない気配の中に、紛れるように、しかし違和を残しながら、そこに溶けていた。水に落とされた、油みたいに。
不意に、私はどうしたらいいかわからなくなってしまって、その場にただ立ち竦んだ。 人がいるのだ。この中には人がいる。 当たり前のことだ。ここは、学校なのだから。しかし、私ではない人間たちがいた。私が知らない彼を、知っている人間がいた。そうして、会話して、戦って、視線を交わすのだろう。私の知らない、触れあって。 知らないで、見ないで、触れないで。見るな。私の、 。
喘いだ。 湿度の高い、熱せられた空気が喉に絡んで、小さく噎せた。自分を支えることが困難になって、鉄板のように熱い壁に額をつけて凭れる。壁は、焼けるように熱くて痛い。強く爪を立てると、ぎゃり、と不快な音がした。私の爪は鋭かった。そして、空しい音を立てるばかりだった。
おとぎ話は、人間が夢を見る為にある。 幼い頃から、私は世界に王子様とお姫様がいることを、疑いはしなかった。本の世界にばかり、足を浸していたからだ。物語に主役がいるのであれば、邪な竜も、野獣もこの世界には存在することになる。役割は、必ずしも自分が望むとおりに振り分けられるわけではない。幼稚園のお遊戯会と一緒。誰も彼もが王子様やお姫様になれる訳じゃない。紡ぎ車も狼も、そうなりたくてなった訳ではないだろう。私が、悪いオオカミを演じたように。
そうだ。だから、私だって、彼だって、例外じゃないことなんて。
どうして野獣が得なければならなかったのは、人間からの真実の愛だったのか。 そうだ、小さい頃からずっと疑問だった。彼がたとえ野獣に身を窶しても、同じ野獣の番であれば、傷をなめ合うことのできるはずなのに、って。どうして彼は貶されて、傷を深められても、人間からの愛を得て、人間に戻りたいと思ったのだろう、って。
おとぎ話は、人間が夢を見る為にある。 頭の中にある書物のページをいくら捲っても、化物と化物が結ばれた結末なんて、一つだってなかった。化物が化物のまま、幸せになる物語なんてなかったのだ。シルヴィアも、李徴も、グレゴールも、みんなみんな。 おとぎ話は人間しか幸せにしてくれない。幸せになりたいなら、人間になるしかない。それを私は知っていた。だから私は人間でいなければいけなかった。人間でいる必要があった。私だけでも、人間でいなければいけなかった。人間で居たかった、人間で居たかった、人間で居たかった。 そうでなければいけなかったのに。 おとぎ話の世界で、私は。
月が零れる。 獣の匂いが、否応なく下腹部から立ち上る。つま先から皮膚がひっくり返っていく。全身の毛皮があわく月夜に煌めいたとして、たとえそれを千枚縫い合わせても、光り輝くドレスになんかならない。 私は全部、知っていた。最初から分かっていた。目を背けていただけだった。 足元で、ぽたぽたと水滴の垂れる音がした。それは異様に粘ついていて、腐肉の匂いがした。 私の中にいる私が、そっと耳元で囁いた。
もうどうしようも無いんだったら、はやく喉に噛みついちゃえばいいじゃない。って。
ラ・ベッラなんて、最初からいなかった。 狼だったのだ。
†
意識は冷たくて、白濁していた。 そこで私は初めて、気を失った時に世界が真っ白になるということを知った。 全身はまんべんなくずきずきと痛んでいる。頭は特に割れるように痛む。焼けた火箸で頭蓋の内側をぐちゃぐちゃにかき混ぜられているような痛みだ。床の感触が冷たいのに、脇腹が異常に熱を持っている。 熱いから痛いのか、痛いから熱いのかわからなかった。全ての熱がそこに集まってしまったようで、事実、指先は凍えていて一切動かない。 私は薄らと目を開いた。 下水のような、饐えた汚物の匂いがする。そして血の匂い。地下室は、ひたすら暗い。髪を垂らす窓も無く、寝台もなく、ただ檻のような壁だけがあった。 晴。 名前を呼びたくても、舌が動かない。呼んで、どうなるというのだ。私が目を覚ましたことを、気付かせるだけではないのか。 床に投げ出された私の手のひらは、まだらな赤褐色に乾いていた。それからは、微かに甘い匂いがした。床がまだ新しい血で赤く濡れていて、それはひどく生臭かった。きっと狼の血なのだろう。 なんとか視界を広げようと瞼を上げると、部屋の中に晴が立っていることだけが解った。後ろ姿だけのそれを見るや否や、たちまち悔いと後ろめたさが燻った。後悔の念が尽きない。
私が願わなければ、こんなことにならなかった。ましてや、晴が傷つくことなんて、望んでいなかった。
私はただ、庭先に咲いた私だけの薔薇を誰にも盗られたくなかっただけ。ただ、それだけだった。 傷つけることを、望んでなんていなかった。 けれど、それを今誰が証明してくれるだろう。現に私は晴を閉じ込め、切り裂いて、頭から丸呑みにしようとした。きっと、またすぐに私は狼になってしまう。狼である証拠に、私は彼を酷く甘いものだと思い込んでいる。一体、これのどこが人間だと言うのだ。健常な意識ですら、獣性を否定できていないのだから。 私は目を閉じた。 目を覚ましたくなくて、冷たい眠気へ緩やかに身を任せる。 そうだ、このまま私が眠っていれば、少なくとも私が晴を傷つけることはない。目を覚ませば、私はたちまち狂気に取りつかれて、彼に牙を立てることしかできなくなってしまう。もう彼を傷つけるのも、怯えた瞳で名前を呼ばれるのも嫌だった。
眠っていよう。 これ以上、晴を傷つけないように。いっそ、私が救われなくたっていい。茨の内側が暴かれなければ、私はいつまでもお姫様と誤認されたままでいられるでしょう。狼がお姫様を丸呑みにしてドレスを着て、精一杯着飾ったところで、大きな口と生臭い匂いですぐに狼だとばれてしまう。 そんな姿は、晴に見せることができない。彼がまだ、私を人間だと思っているうちに、朽ち果ててしまいたかった。 微睡みは心地よかった。 ふと、何か、喧騒のようなものが聞こえた。悲鳴か、怒号かわからない叫び声のように思った。ただ、晴の声ではないことだけは理解して、どうでもよくなった。それも私の意識が氷湖の底に沈んでいくうちに、ぼやけて遠くなっていった。 夜明けの笛の音も、白く光を亡くした月もなく、薔薇の花も無い。深い眠りの水底には、ただ長い静寂が横たわるだけだった。
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