#手水鉢も凍る
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riekoji · 2 years ago
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#東京タワー🗼 #極寒 #手水鉢も凍る #再検査 #不定愁訴に漢方 https://www.instagram.com/p/Cn0nG9ASEei/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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417-kjh · 5 months ago
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    mes possibilites aujourd'hui. 今日のわたしの可能性。   番組収録に出向く。   庭の水撒きをする。   植木鉢の配置を変える。   3着のダコ(麻の羽織)を洗って干す。       庭のいちじく、3つめを収穫して いただく。 ��りは1つ。 冷凍してあるブルーベリーも そろそろ加工しようか。   この間から やらなきゃと思っていた 植木鉢の配置替えに ようやく着手。 旧宅の菊の鉢も引っ越しさせて、 これから除草作業と同時に進めたい。   昨日の睡蓮、今日ひらいた。 これからも蕾が 上がってくるのかなぁ。   収録の際に Kちゃんにいただいた お土産のお煎餅、 なんとトマト味。 新しい味におどろく。   祭の時にしか着ない、ダコ。 じいちゃんのと、おとんのと、 誰のか分からない、比較的あたらしいのを 洗って干す。 また来年。
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hokuto-yuasa-journal · 17 days ago
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20241226
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マシン・エイジの精霊(Split of The Machine Age)
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取り出すときに落っことして縁を割ってもた。修復された土器の趣も結構好きだからまあいいのだ。
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なんかの質感に似てると思っていたが、こりゃ落雁だ。
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ちょっと未来派っぽい。
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河童ニキ。初期メン。
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才能とかなんとかは別の話として、手製の道具を作り出したら自分に向いている表現方法なのではなかろうか。作業で一番よく使うエース格の道具はiPhone4Sの電池交換キットに付いてた用途のわからんポリプロピレン製の棒を改造したヘラだ。レヴィ=ストロースの謂うブリコラージュの思考が働いている。
そして現在作っているのは鉢状のモックに黒板塗料を施した、いわばスケッチボール的なもの。
粘土上でフリーハンドで形を起こしているとたまに少しだけ残った空間がなかなか埋められず難儀する。間に合わせで持ってくるパターンは大体限られていて安直だし、そこでうっかり長考にでも入ろうものなら途端に流れが淀み制作そのものが停滞する。
とめどなく流れていたいではないか。
なるべくならば。
初夏の渓谷の水のように。緑の炎とも言うべき木々の若葉の色をその水鏡に落としてですな。
そういや昨日ちょうどTumblrのリブログで回ってきた能楽師の安田登さんという方のXのポストの引用によると能��世阿弥は「停滞しないことこそが花だ。(応する所なきを、まず花と知るべし。)」といったという。
思いつきをどんどんやって、ダメならどんどんやめるのが「花」なんだと。
動的な平衡。
これは一つの真理なのではないか。
スケッチは紙面上でやるとかっちり決めてしまって少し固くなる嫌いがある。
形態による抵抗や制限を受けつつ、形がこちらに要請する声を聴く。そしてインスピレーションの降りてくる余白を残し、終わりまである程度の方向性を決めるにはどうしたもんかと思い銭湯の湯船に浸かって洗い場のヨレヨレの爺さんの干し柿みたいな尻のテクスチャーをしばし眺めていた。
そこで脳内に一閃の光。
ユリイカッ!
黒板じゃね?と。
それからは「球体の黒板がどんなもんか見てみたい」と若干別回転がかかった動機に突き動かされ、さらにチョークの太さを考慮するとある程度は大きさが必要なため粘土を1.5kgも使ってしまった。(窯で焼ける最大の大きさを測るスケールも兼ねているのでまあいいんだが。)
さらに鉢の底に埃がたまるのを想定し解放部に蓋をした構造にしたため焼成までの完全乾燥におそらく1ヶ月近くかかる。今思ったが逆さにして保管すれば良かったのではないか。
「流れ」とやらは保たれるのであろうか。
続報が待たれる。
何時ぞや日本の羽衣チョークというメーカーの廃業が決まり世界中の教職者や学者が在庫を買い置くために奔走したという記事をネットで見かけたが、そこまで言わせるチョークとは一体どんな書き味なのだろうと気になった。しかし如何せんチョークのある人生とは無縁だ。
その後羽衣チョークの製造は韓国の小さな工場に引き継がれ、書き心地は変わったと言われるもののAmazonで普通に売っているらしい。これで試せるぞお。
こうやって脇道に逸れて道草を食う癖は幼少期から変わらない。
前世は馬か鹿じゃなかろうか。
道草こそ花、だとかドヤ顔で書きかけたけど大丈夫なのか?
色々と。
人生においては道草というより、もはや遭難に近いのではないか。
今日は比較的暖かいが、昨日水道管の凍結防止ヒーターを入れに外に出たらドアを開けた瞬間、カーボナイト凍結されたハン・ソロみたくそのまま凍るかと思った。肌を刺す〜とはよく言うものの空気がまるで針の束だ。ファランクス陣形を組み、やつらは面で刺してくる。
ふと思ったが東京の冬ってどんなだったっけか。
思い出せなくなって久しい。
記憶は思い出さないと本当に忘れてしまう。
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momohajime · 8 months ago
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ミスカンサス シネンシス バリエガータ
イネ科で日当たりと水はけ命とのことでエゴノキの下に。ただしに想ったよりも大きく1メートルくらいにはなるらしい。白珊瑚の木も一緒にしとこ。いい感じなので見つけたら買っておく。鉢でも育てたいし。
ミスカンサスはイネ科ススキ属の宿根草のススキ。学名が「ミスカンサス・シネンシス(Miscanthus sinensis)」なことから「ミスカンサス(ミスキャンタスやミスカンタスなど)」と呼ばれるカラーリーフ。
日光にも乾燥にも強い頑健な植物で、日向に植える。
ミスカンサスの仲間
ミスカンサス・シネンシス・ヤクシマドワーフ…草丈が50cm横幅50cmの小型の品種で、葉も細い。水捌けの悪い場所で���腐れを起こす。
ミスカンサス・コスモポリタン…大型で高さ150cm〜200cm、横幅100cmになる。葉っぱの縁に白い斑入りの品種。
ミスカンサス・モーニングライト…高さ1m、横幅1m。葉っぱが細く繊細な印象を受ける。穂が若干ピンク色で人気の品種。
ミスカンサス・シネンシス・ゼブリヌス…大型で高さ150cm〜200cm、横幅60cm〜80cmになる。葉っぱに黄色い縞模様がはいる。ほぼほぼススキ。
ミスカンサス・シネンシス・プルプラセレス…大型で高さ150cm〜200cm、横幅60cm〜80cmになる。秋になると紅葉してオレンジ色になる。
水やり
乾燥にも過湿にも比較的強い植物です。庭植えにした場合は、一旦根づけば、自然の雨だけでほぼ大丈夫。
肥料
庭植えの場合は肥料は不要。鉢植えならば様子を見て、液体肥料を生育時期の春から秋にやるといいです。肥料が多いと生育が逆に悪くなる植物なので、基本的には不要。
植え付け
時期
理想的には地上部が枯れている2月〜3月ですが、それ以降もいつ植えてもあまり変わりはありません。
用土
土質を選びません。市販されている花と野菜の培養土で植えます。鉢植えも可能で、矮性種を鉢植えにすることがありますが、基本的には庭植えにします。
鉢植え
できるだけ大きな鉢に植え付けます。矮性種でも10号鉢が最低限。できれば12号鉢や16号鉢などがよいです。
鉢の底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に土が流れ出ないようにするための鉢底石(軽石)を2cm敷きます。その上に用土と株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。
庭植えの手順
植え付けの1週間前に、深さ30cmを掘り返して、庭土に腐葉土か堆肥を2割〜3割を追加して、用土とします。1週間して馴染んだら、苗を植え付けます。
ミスカンサスの根の土を少しほぐした方が良く馴染みます。
管理場所・日当たり
日当たりを好みます。斑入り品種は日光が少ないと斑がぼやけてきて、最後は黄色く変色して枯れ混みます。暑さ、寒さには非常に強いです。耐寒温度はマイナス10度くらい。土が凍結しても枯れることはないです。
夏の暑さには非常に強い。
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kachoushi · 2 years ago
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各地句会報
花鳥誌 令和5年4月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年1月4日 立待俳句会 坊城俊樹選 特選句
年賀状投函ポスト音を吐く 世詩明 大冬木小枝の先まで空を突く 同 猫寺の低き山門虎落笛 ただし 福の神扱ひされし嫁が君 同 石清水恙の胸を濡らしつつ 輝一 阿弥陀様お顔に笑みや秋思かな 同 去年今年有縁ばかりの世なりけり 洋子 潮騒の聞こゆる壺に水仙花 同 羽根をつく確かなる音耳に老ゆ 同 時々は絵も横文字も初日記 清女 初電話友の恙を知ることに 同 暁に湯気立ち上がる冬の海 誠 大寒のポインセチアに紅のあり 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月5日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
初暦いかなる日々が待ち受けん 喜代子 おさんどん合間に仰ぐ初御空 由季子 病院の灯消えぬや去年今年 同 雪掻に追はれつつ待つ帰り人 さとみ 海鳴りや岬の水仙なだれ咲く 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月7日 零の会 坊城俊樹選 特選句
あをき空うつし蓮の枯れつくす 和子 蓮枯れて底の地獄を明るめる 軽象 枯はちす揺り起こすなり鐘一打 三郎 破れ蓮の黄金の茎の高さかな 炳子 枯蓮の無言の群と相対し 秋尚 弁天の膝あたたかき初雀 慶月 面差しの傾城名残青木の実 順子 男坂淑気を少し漂はせ 三郎 恵方道四方より坂の集まり来 千種 葬儀屋の注連縄なんとなく細い いづみ いかやきのにほひに梅の固くあり 要 枯蓮のやり尽くしたる眠りかな 佑天
岡田順子選 特選句
枯はちす揺り起こすなり鐘一打 三郎 鷗来よ枯蓮の幾何模様へと 俊樹 そのあとは鳶が清めて松納 いづみ 毛帽子にまつ毛の影のよく動く 和子 北吹けりもう息をせぬ蓮たちへ 俊樹 蓮枯れて水面一切の蒼穹 和子 人日の上野で売られゆくピエロ 三郎 石段に散り敷く夜半の寒椿 悠紀子 恵方道四方より坂の集まり来 千種 よろづやに味噌づけ買うて寒に入る 眞理子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月7日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
双六やころころ変る恋心 朝子 下の子が泣いて双六終りけり 孝子 短日は数が減るかもニュートリノ 勝利 歌留多とり式部小町も宙に舞ひ 孝子 小春日や生ぬるき血の全身に 睦子 骨と��だけの手で振る賭双六 愛 京の町足踏み続く絵双六 散太郎 粛々と巨人に挑む年始 美穂 来世から賽子を振る絵双六 愛
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月9日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
双六の終着駅や江戸上り 時江 たかいたかいせがまれて解く懐手 昭子 てのひらの白きムースの初鏡 三四郎 火消壺母のま白き割烹着 昭子 木の葉髪何を聴くにも左耳 世詩明 街筋の青きネオンや月冱てる 一枝 姿見に餅花入れて呉服店 昭子 はじき出す男の子女子のよろけ独楽 時江 一盞の屠蘇に機嫌の下戸男 みす枝 初詣寺も神社も磴ばかり 信子 御降や傘を傾げてご挨拶 みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月9日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
初明かり故山の闇を払ひゆく かづを 万蕾にある待春の息吹かな 々 小寒や薄く飛び出る鉋屑 泰俊 勝独楽になると信じて紐を巻く 々 仏の前燭火ゆらすは隙間風 匠 筆箱にニトロとんぷく老の春 清女 二千五百歩小さな散歩寒に入る 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
鋳鉄製スチームの音古館 宇太郎 始業の蒸気雪雲を押しあげて 美智子 溶けてなほ我にだけ見ゆる時雨虹 佐代子 失ふはその身ひとつや冬の蜂 都 寒灯下遺影に深く法華経 悦子 大木を伐られ梟去つたらし 史子 枯木立通り抜けたる昼の月 益恵
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月10日 萩花鳥会
人生の余白少なし冬の薔薇 祐子 裸木が絵になる空を展げゆく 健雄 山茶花や気は寒々と花紅く 俊文 守らねばならぬ家族や去年今年 ゆかり 一椀に一年の幸雑煮膳 陽子 故郷で一つ歳とる雑煮かな 恒雄 昼食後一枚脱いで四温かな 吉之 亡き人に届きし賀状壇供へ 明子 逆上がり笑顔満面四温晴 美惠子
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令和5年1月13日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
初生けを祝成人と命名す みえこ 薪焚の初風呂済ませ閉店す 令子 御降りに濡れても訪ひぬ夫の墓 同 初詣光􄽄現れて良き日かな あけみ 注連飾父の車の隅に揺れ 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月14日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
閼伽桶の家紋色濃し寒に入る 多美女 養生の大樹潤す寒の雨 百合子 勤行の稚の真似事初笑ひ 幸風 いつもならスルーすること初笑 秋尚 臘梅に��近づけてとしあつ師 三無 寒椿堂裏の闇明るうす 多美女 多摩堤地蔵三体春立ちぬ 教子 均しある土の膨らみ春隣 百合子 掃初の黒御影拭き年尾句碑 文英 悴んで顔を小さく洗ひけり 美枝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月15日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
飛石を跳ね蝋梅の香に酔うて 炳子 木道の先の四阿雪女郎 幸風 その奥に紅梅の蕊凜として ます江 黒き羽根なほ黒々と寒鴉 貴薫 不器用に解けてゆきぬ寒椿 千種 入れとこそ深き落葉へ開く鉄扉 同 谷あひに弥生の名残り水仙花 炳子 椿落つ樹下に余白のまだありて 三無 木道まで香り乱れて野水仙 芙佐子 寒禽の群を拒まぬ一樹かな 久子
栗林圭魚選 特選句
山間の埋れ火のごと福寿草 斉 空昏く寒林よぎる鳥の影 芙佐子 厚き雲突き上ぐ白き冬木の芽 秋尚 福寿草労り合ひて睦み合ひ 三無 そのかみの住居跡とや蝶凍つる 炳子 水仙の香を乱しつつ通り抜け 白陶 入れとこそ深き落葉へ開く鉄扉 千種 竹林の潤み初めたる小正月 要 椿落つ樹下に余白のまだありて 三無 せせらぎのどこか寂しげ寒の水 白陶
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
若きより板に付きたる懐手 雪 北窓を塞ぎさながら蟄居の間 同 昨夜の酔ひ少し残るや初鏡 かづを 九頭竜や寒晴の綺羅流しゆく 同 除夜の鐘八つ目を確と拝し撞く 玲子 初明り心の闇を照らされし 同 一点の客観写生冬の句座 さよ子 翳す手に歴史を語る古火鉢 同 笑つても泣いても卒寿初鏡 清女 餅花の一枝華やぐ奥座敷 千代子 年賀状手描の墨の匂ひたつ 真喜栄 若水を汲むほどに増す顔のしわ 同 裸木村は大きな家ばかり 世詩明 春炬燵むかし昔しの恋敵 同
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令和5年1月18日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
水仙や悲恋の話知りしより 啓子 堂裏の菰に守られ寒牡丹 泰俊 餅花やなにやらうれしその揺れも 令子 左義長の遥けし炎眼裏に 淳子 寅さんを追つて蛾次郎逝きし冬 清女 飾り焚く顔てらてらの氏子衆 希子 御慶のぶ一人一人に畏みて 和子 眉を一寸引きたるのみの初鏡 雪 初髪をぶつきら棒に結ぶ女 同 束の間の雪夜の恋に雪女 同 マスクして睫毛に化粧する女 同
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令和5年1月20日 さきたま花鳥句会
凍星や夜行列車の窓あかり 月惑 葉牡丹や鋳物の町の鉄の鉢 一馬 どら猫のメタボ笑ふか嫁が君 八��� 小米雪運河の小船音もなく 裕章 老木に力瘤あり春隣 紀花 竜神の供物三個の寒卵 ふゆ子 医学書で探す病名寒燈下 とし江 おごそかに雅楽流るる初詣 ふじ穂 人のなき峡の華やぐ柿すだれ 康子 小正月気の向くままの古本屋 恵美子 寒梅や万葉がなのやうに散り 良江
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令和5年1月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
福引の種考へてゐるところ 雪 枯れ行くは枯れ行く庭の景として 同 懐手して身も蓋も無き話 同 思ひ遣り言葉に出さぬ懐手 昭上嶋子 言ひかねてただ白息を吐くばかり 同 きさらぎや花屋はどこも濡れてをり 同 父の碑を七十余抱き山眠る 一涓 藪入りを明日に富山の薬売り 同 人日や名酒の瓶を詫びて捨つ 同 一陣の風に風花逃げ廻る 世詩明 安座して児の母となる毛糸編む 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月22日 月例会 坊城俊樹選 特選句
舞ひ上がる金子銀子や落葉掻 千種 春近し湯気立つやうな土竜塚 昌文 寒林や父子のだるまさんころんだ 慶月 紅梅のどこより早く憲兵碑 同 冬帝に囲まれてゐる小さき者 いづみ 出征を見送る母子像の冷え 昌文 青銅となりて偉人は寒天に 千種 火の雨を知る大寒の展示館 いづみ
岡田順子選 特選句
狛犬の阿形の息を白しとも 俊樹 勾玉のほどけ巴に冬の鯉 千種 ただ黒し桜ばかりの寒林は 同 ボサノバを流し半熟寒卵 慶月 石に苔泥に苔あり日脚伸ぶ 和子 息白く母子像見てひとりきり 俊樹 寒林の一木たるを旨とせり 晶文
栗林圭魚選 特選句
冬の雲弛びそめたり大鳥居 要 朽木より梅百蕾の薄明り 昌文 ボサノバを流し半熟寒卵 慶月 能舞台脇座に現るる三十三才 幸風 日向ぼこして魂は五間先 俊樹 霜柱崩れ鳥居の崩れざる 同 青銅となりて偉人は寒天に 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
大枯野太古は大海だつたかも ひとみ 初景色常の神木よそよそし 美穂 椰子の実のほろほろ落ちて神の留守 孝子 緋あけ色の空へ音ひき初電車 美穂 嫁が君大黒様の手紙持ち ひとみ おんちよろちよろと声明や嫁が君 睦古賀子 歌留多取対戦するは恋敵 睦吉田子 水仙はシルクロードの香を含み ひとみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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kira-koubou · 2 years ago
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風も少し落ち着き‥
今日も一日お疲れ様でした^^ 強風もだいぶ落ち着いてくれた今日。しかし朝はめちゃめちゃ寒い一日でしたねえ💦 周りでは水道の凍結トラブル発生の話などがチラホラと‥寒波の影響も少し落ち着いてくれるといいのですがねえ。 今日はなかなか出られない布団の中で、二度寝かましたWEB担当です。(笑)昼前には起き出しましたが‥🤣 そしてお出かけ!ダウン着て行ったので耐性はありました。逆に真冬装備で行ったので行き先のエアコンが暑かったです。 こういう気温差が風邪を引きやすいので、皆さんも気をつけて下さいね♪ 今日の一枚🤳 「切り株の上からチラッと‥💖」 キラ工房1番人気の「切り株風モルタル造形植木鉢💕」この子に植えていた寄せ植えのメンテナンスも完了しました^^ 風も少し落ち着いてくれたので、今日の作業はやりやすかったそうです。😆 こちらの作品も2/5のおけがわ手作りマーケットへ、出品予…
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thesunabar · 2 years ago
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睦月廿六日(木)大安吉日❤️ ⁡ ✝️いつまでもあると思うな親と店✝ 90㎏⤵️⤴️ポンコツ肥満は今日もぼんやり ⁡ ⁡ 昨日に続き本日も一時的に水道管凍結🧊 インフラが不通になるというのは激しくストレスが溜まりますね🫠 ⁡ 昨夜もご来店ありがとうございました😭 近頃は日本語の話せるアジア圏のご来店が多く、語学・音楽が致命的に向いていない肥満にはありがたい限りです! ⁡ 本日も安定のノーリザベーション💤 ⁡ のんびりとお寛ぎいただけます ⁡ 今宵もおまんちしております💋 ⁡ ⁡ 牡蠣は三陸山田産と北海道厚岸🦪 近頃人気なのはたまご蒸しシリーズ、現在は青のりと海苔とカラスミ、重慶飯店の麻婆豆腐、トマト卵炒め、でやんすね🥚 定番は諸事情から伊→西になった生ハム ハモン デ テルエル、ハチノスとサトイモの塩煮込み豆富、クミン焼きそば、あたりでしょうか ⁡ 生ハムと青とうがらしの包みピザ、豚ロースの味噌生姜焼き、セセリ串葱蒸し焼き、もおススメです💡 ⁡ 新政 新年純米しぼりたて2021BYと2022BY、雪の茅舎 にごりパック、仙禽 雪だるまは2021BYと2022BY、浅茅生は剣呑に熊蟄穴は澄and滓、信州亀齢はヘキサゴンと山田錦と美山錦とひとごごち、十四代は本丸に角新本丸��中取り純吟播州愛山etc. ⁡ ⁡ 【正月の店休日】 1(㊗️日) 2(㊗️月)※裏砂場 3(火)※裏砂場 8(日) 9(㊗️月)※貸切営業 15(日) 22(日)※ワイン会 29(日) ⁡ ⁡ 【🚨唎酒コース🚨】 ・最初の1時間は3300円(4〜5杯) ・延長は1時間毎に1100円(状況に応じて) おつまみおまかせ承ります(2名様から) 1人前2500円(3品)3300円(4品)4400円(5品) ※税込、小鉢付き ※グラス交換制 ※お酒は肥満のおススメを順に ※1組1名から4名迄 ⁡ 【⚠️予約制⚠️フードセット】 ・2名様から ・¥7700(税込) ・150分制(ラストオーダーは30分前) ・ガリ、突き出し、生ハム、卵、魚、肉、〆 ・肥満おススメ日本酒をご提供(4〜5杯) ⁡ ◎お席のご予約、貸切(8名様から)、承ります →お気軽にお問い合わせください📞📲 ※貸切予約はご来店ください🍶 ⁡ https://sunabar.thebase.in/ 視野を広く裾野を広く🌋 ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします🙏 ⁡ ◎手洗いと手指消毒の励行🥷 ◎無駄な大声(地声含む)は永遠に自粛🙅 ◎マスクや距離感など優しいキモチ👼 ⁡ アタシ 待つは ⁡ どうぞ よしなに ⁡ かしこみ かしこみ ⁡ #新四谷舟町砂場 #the_neo_sunabar #四谷舟町砂場 #舟町砂場 #the_sunbar #日本酒スナック #NYFS #荒木町 #四谷三丁目 #舟町 #日本酒 #焼酎 #ワイン #麦酒 ⁡ ♨️新四谷舟町砂場(Neo Yotsuya Funamachi Sunabar) 〒1600007 東京都新宿区荒木町6 ルミエール四谷1FA 0333545655 [email protected] 17時頃から24時入店(変更の可能性有り) ※ラストオーダーは気分次第よ責めないで😘 不定休 facebook.com/NeoYFS facebook.com/the.sunabar instagram.com/the_sunabar twitter.com/_sunabar (新四谷舟町砂場) https://www.instagram.com/p/Cn3xh6_SxD9/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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milkteabonbon · 3 years ago
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2022.4
4/1
今日は新月。アファメーションをしようね。私は私だけのものです。
4/2
すぐに色落ちする髪質なので2ヶ月開くともうキンキンになっちまう彩村、やっと美容院に行きました。ラベンダーベージュにしてもろたヨ〜。次回は梅雨入り前なのでトリートメントかストレートをやるとパヤパヤ毛がおさまると聞き、そりゃあやるしかないなあと思った。
4/3
お花見に行こう!と早起きしてコーヒー淹れて玄関開けたら雨。なんということでしょう……と二人でおうちで朝ごはん。こんなときでもパンオショコラはおいしい。
4/4
いちごの季節なのでフルーツサンド。マスカルポーネを買うのを忘れて生クリームのみで作ったらちょっと軽すぎたかも。台湾パイナップルが特売だったので久しぶりに捌いてみるなどした。
4/5
スカートは柄物しか穿きません。テンションが上がるからです。故にクローゼットは花柄で満ち溢れているのですが、うっかり柄物トップスを着てしまった日にゃ「どれが一番控えめなスカートなのか……」と色とりどりの布の前で悩むことになります。チェック×花柄も可愛いよね!
4/6
クレンジングを変えてから肌がみるみる改善される。うれしい。生え際の吹き出物が消えるしあごのざらつきも消えるし魔法のような油です。高いけど!
4/7
事務所にいたくないので昼休みは外をひたすらぶらついている。近くに公園でもあれば良いのですが。前の勤め先は川や公園がすぐそばにあったのでしょっちゅうベンチでお弁当を食べていたのを思い出す。さすがに雨の日は誰もいないだろうと思ったら意外とサラリーマンが雨の当たらない木蔭に座っていたり。お気持ちわかります。
4/8
ラベンダーの図案はお��かた決まる。その次は何にしようかしら。おそらく秋頃のレッスンになるので、秋っぽい植物……。グラス系かなあ?  いつか十二月分を刺してぐるっと並べたい。
4/9
お花見にドライブしてたら妙見山に辿り着いたり一庫ダムを回ったり道の駅でジェラートを食べたりした。風が吹くたびに桜が散って、猛吹雪のなかでくるくると桜のダンスを踊りました。やっぱり私は散り際の桜が好きです。
4/10
アイスコーヒーの日々が到来。今まで家で挽いていたのですがアイスに関してはお店で挽いてもらったほうがおいしいな……。ドリップしているとブロックアイスがぱちぱち鳴いて、季節の変わり目を実感しますね。
4/11
ラナンキュラスラックス アリアドネが開花中。ぴかぴかの花びら!年々花数が増えていて嬉しい限り。球根の醍醐味ですね。今年は葉が枯れるまでちゃんとお世話して球根を太らせるぞ!
4/12
北海道展の垂れ幕が見えたのでふらふらと誘い込まれたところ三方六を発見し素早く買った。大好物なのです。バームクーヘンにホワイトチョコレートがかかっていて、冷凍庫にちょっと入れてパリッとさせるのが好き。最近始めたあすけんというヘルスケアアプリに怒られたけど四切れくらい食べました。
4/13
注射を打たれ、ベッドに横たわっているとにわかにグラグラと揺れ。いつもの目眩かと思ったら本当に地震だった。さらに具合が悪くなりました。踏んだり蹴ったり。
4/14
三回目ともなれば身体の方も慣れて来とるやろ!と思いきや37.9度ですか。なるほどね。寝ます。
4/15
アクアアレゴリアのポップアップショップの前を通りかかったら販売員さんがムエットを渡してくれました。ペラグラニータだって。爽やかで良い香り。
4/16
健康診断で視力の低下を指摘されたので眼鏡屋さんに行く。と、特に問題ない結果が出てしまった。店員さんによるとその日によって視力は変わってくるのでたまたま悪い日に検査されたのでしょうとのこと。でもちゃっかり新しい眼鏡を買いましたとさ。ベージュ系で肌馴染みが良くてお気に入り。
4/17
ネイルの塗り替え。いつもジェルミーワンでぱぱっと塗っています。透け感が好きなのでシアーカラーが多い。自分で気軽にジェルネイルができる時代ってすごいなあ。クリアルビーにピンクダストを重ねて血色感のある爪にしたよ。
4/18
チップドモヘアを手に入れたので大きい子の型紙を書いた。お腹がぽてっとした子です。あともうひとつクラシックタイプな子と小さい糸ジョイントの子を作りたいのよね。なかなか狙った生地が手に入らない世の中……。
4/19
薔薇がぐんぐん水を吸うので水やりが追いつかないほど!今年は蕾がたくさんで嬉しい。もう四年目だったかな?手を掛けた分応えてくれる植物。
4/20
雨がざんざんと降る。手持ちの傘は柄が曲がってるわサビのシミがついてるわ(そりゃ十年近く使ってればそうなる)という出来なのでそろそろ買い替えたい!
4/21
アイスコーヒーには肌寒い朝でした。初夏の入り口に立っているね。ベランダの緑がきらきらしている。
4/22
まだまだあすけんを続けています。毎日鉄分とカルシウムが足りない……。レバーと牛乳を摂れば良いのか?高得点を取れている人はどうやっているんだろう。あすけんゼミを開いてほしい。
4/23
ラナンキュラスを切ったりエバーフレッシュの散髪をしたり薔薇の水やりをしたりしました。エバーフレッシュちゃんは窓ガラスを突き破る勢いで生長している。買った頃は膝下丈だったんですよ。今は2m超えの大木です。
4/24
実家から筍が届いたので筍ご飯を炊きました。口がかゆい!おいしい!と言いながら食べました。その後廃品回収に出すソファと箪笥をひいひい言いながら外まで運び、ご褒美と称してハーゲンダッツを食べるなど。
4/25
ワイヤレスイヤホンが届きました。通勤革命だ!ついでにSpotifyプレミアムにも登録。楽しく仕事に行けて良いです。
4/26
春の嵐に薔薇の鉢を倒されてしまいました@夜。もう手の施しようがないので朝を待つしかありません。祈りながら寝ます。
4/27
恐々ベランダを覗いてみたら、植木鉢の下敷きになったラレーヌビクトリアの枝がポッキリいっていて半泣き。若い苗なのでどうにかシュートを出してほしい。
4/28
明日から大型連休と浮かれながら仕事をしていたら夕方からえらく忙しくなり、残業を決め込んでしまいました。でもすっきりした気持ちで休みに入れるので良し!帰り道に百貨店に寄って大きいクレンジングオイルと草餅を買いました。
4/29
連休初日から大雨。前回の反省を活かして薔薇の倒れ対策をした。ベランダの床がピカピカになるほど雨が降りました。雨後にお花の被害チェックをしていたらアメージンググレイの蕾が綻んでいるのを発見!綺麗な灰紫色でうっとり。まだまだ蕾が上がってきそう。初めてポピーを育てたので不安だったけどちゃんと咲いてくれて良かったな。
4/30
フレンチトースト食べてテディベア教室へ。三つ型紙を作りました。今回は難易度高め。もひとつ大きい子の型紙作りたい。お教室に行くと仲間の皆さんが色んな子を作っているので刺激になります。
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liliyaolenyeva666 · 4 years ago
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🎼 00624 「ドリーム・スープ」。
いつかの晴れた日に 新装版を町で見かけて いつか読んで見やうと思っていました、わたしのラブリー 高峰秀子さんの 「高峰秀子のレシピ 「台所のオーケストラ」 より (ハースト婦人画報社 2012年)」 を読んでいます。わたしが読んでいるものは 新装版になる前のものですけれど、1982年に刊行されました 「台所のオーケストラ」 を底本とし、文春文庫や 光文社知恵の森文庫の 「おいしい人間、おいしいおはなし」 から抜粋したエッセイを加えて再編集した新装版ださうで、わたしが読んでいるものも新装版だったりします。そんなお料理本を読んでいて 読めても書けない感じがする漢字��テキトーに書き留めます (この頁を綴った数日後、新装版の新装版 (2015年9月4日初版) を手に入れました)。
・和えもの (あえもの)
・青豌豆 (アオエンドウ)
・赤唐辛子 (あかとうがらし)
・鰺 (アジ)
・海鱺 (アナゴ)
・炒めもの (いためもの)
・鰯 (イワシ)
・薄切り (うすぎり)
・鰻 (ウナギ)
・雲丹 (ウニ)
・旨み (うまみ)
・梅干 (うめぼし)
・熟れた (うれた)
・お刺身 (おさしみ)
・お吸い物 (おすいもの)
・お猪口 (おちょこ)
・落とし蓋 (おとしぶた)
・お箸 (おはし)
・お盆 (おぼん)
・お味噌汁 (おみそしる)
・牡蠣 (かき)
・片栗粉 (かたくりこ)
・蒲焼き (かばやき)
・唐揚げ (からあげ)
・顆粒 (かりゅう)
・寒卵 (かんたまご)
・罐詰 (かんづめ)
・甘味 (かんみ)
・黄菊 (キギク)
・魚介 (ぎょかい)
・燻製 (くんせい)
・月桂樹 (げっけいじゅ)
・鯉 (こい)
・香辛料 (こうしんりょう)
・焦げめ (こげめ)
・胡椒 (こしょう)
・御馳走 (ごちそう)
・小鉢 (こばち)
・牛蒡 (ゴボウ)
・小麦粉 (こむぎこ)
・鮭 (サケ)
・サツマ芋 (さつまいも)
・酸味 (さんみ)
・椎茸 (しいたけ)
・塩茹で (しおゆで)
・紫蘇 (シソ)
・食事 (しょくじ)
・蛇口 (じゃぐち)
・春菊 (しゅんぎく)
・蓴菜 (ジュンサイ)
・生姜 (ショウガ)
・韮黄 (ジョウホワン)
・醤油 (しょうゆ)
・精進揚げ (しょうじんあげ)
・食パン (しょくぱん)
・白髪ねぎ (しらがねぎ)
・白下 (しろした)
・新鮮 (しんせん)
・酢 (す)
・寿司屋 (すしや)
・千切り (せんぎり)
・栓抜き (せんぬき)
・鯛 (タイ)
・筍 (たけのこ)
・玉葱 (タマネギ)
・束子 (たわし)
・茶碗蒸し (ちゃわんむし)
・中華鍋 (ちゅうかなべ)
・厨房 (ちゅうぼう)
・佃煮 (つくだに)
・手羽先 (テバサキ)
・冬瓜 (とうがん)
・豆板醤 (とうばんじゃん)
・豆腐 (とうふ)
・鶏肉 (とりにく)
・茄子 (なす)
・納豆 (ナットウ)
・日本酒 (にほんしゅ)
・人参 (ニンジン)
・海苔 (ノリ)
・蠔油 (ハオユー)
・発酵 (はっこう)
・鱧 (ハモ)
・半熟 (はんじゅく)
・冷やごはん (ひやごはん)
・瓶詰 (びんづめ)
・風味 (ふうみ)
・福神漬 (ふくじんづけ)
・豚 (ブタ)
・沸騰 (ふっとう)
・包丁 (ほうちょう)
・鮪 (マグロ)
・俎板 (まないた)
・水煮 (みずに)
・味噌漬け (みそづけ)
・無添加 (むてんか)
・目玉焼き (めだま���き)
・麺類 (めんるい)
・火傷 (やけど)
・落花生 (らっかせい)
・辣油 (らーゆ)
・卵白 (らんぱく)
・料亭 (りょうてい)
・冷凍保存 (れいとうほぞん)
・わさび醤油 (わさびじょうゆ)
・蕨 (ワラビ)
..
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xf-2 · 4 years ago
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ワクチン配布数に異常なバラつきがある問題で、基礎自治体の接種体制に大混乱が生じている。その事態改善と収拾に地方行政が奔走しているため現況を報告したい。にわかには信じがたい状況で、接種予約が絶望的に無理な自治体と、接種対象たる高齢者の人数以上の配布を受けた自治体もある。 人口密集地である政令市や感染者数が激増している自治体に大きくカバーして欲しいところだが、隣接自治体でも三倍の格差がある。自治体の接種体制は、大混乱に陥ってしまい、この混乱はさらに激しくなる危険が否定できない。
例えば、人口6,764人の吉富町には、2925回分が配布。同町の高齢者は2,124人であり、つまり希望者は100%接種できる。というか余ってしまう。 隣接する上毛町は人口7,619人(高齢者は2,648人)で吉富より規模が大きいが、975回分のみ。当選確率は約37%。上毛町と吉富町は互いに隣接するのだが、この倍率差は異常だろう。 さらに、豊前市の人口は25,341人(高齢者9,097人)は、吉富町と同数の2925回分に留まる。当選確率は約32%。 築上町は、18,119人(高齢者6,569人)、配布数は1950回分。当選確率は最低の約29%である。
便宜的に用いた当選確率とは、全高齢者が接種を希望したと仮定し、かつ今回のロットから次回の配布が遅延したという条件で計算した。 問題は、「豊前市・吉富町・上毛町・築上町」は、広域連携で合同で接種していく点。それぞれの会場で互いの住民が鉢合わせるわけだが、一自治体は100%の接種で、隣接自治体は3割以下だ。同じ医師会から支援を受け、なんと予約に要するコールセンターも統合されている。配布数が不十分な自治体は第一回接種の予約を受け付けている中で、充分に有する自治体は第二回接種を求める。コールセンターは、二つの業務が混在してしまい、また接種にあたる医師も対応が難しい。
行橋市73,317人(高齢者21,562人)は、2925回分(3箱)。高齢者数が10倍も違う吉富町と同数だ。当選確率は、13%。 本市に隣接するみやこ町は、人口19,512人(高齢者7,721人)に対し、なぜか行橋市よりも多い3900回分(4箱)を配布。当選確率は約50%。 みやこ町には、医師はほとんどおらず、結果的に行橋市の医師もサポートしていく可能性もある。(行橋みやこ医師会) 隣接自治体において、ここまでの当選確率の差は、住民に説明ができない。行橋市においても感染者は出ている。
飯塚市128,184人(高齢者40,121人)も2925回分(3箱)。高齢者数が20倍近く違う吉富町と同数だ。当選確率は、7%に過ぎない。県が調整した結果だが、飯塚市が悪いわけではない。 ここで行橋市と飯塚市について述べさせて頂きたいが、自治体単独での接種能力を一般に有する自治体である。町村の場合は広域連携などで合同接種などを行っており、当然ながら「飯塚市・行橋市は、打つ能力」を持っている。銃はあれども弾がないという状態。
町村を優先配布した可能性は否定できないという声もあるだろう。 しかし、那珂川市50,323人(高齢者11,545)には13箱、実に12675回分が配布。高齢者数よりも多いため、当選確率は100%だ。
地域差なのかと言えばそうではない。遠賀川周辺の3町の例。 65歳以上人口が8780人の水巻町に3箱、9828人の岡垣町に9箱、5800人の遠賀町に6箱と人口規模に応じていない。
当然、地方行政は大混乱に陥った。 最悪の事態としては、かなりの量を破棄せざるを得ない危険性も指摘されていた。理由は本稿で詳述するが、1箱が975回分のため高齢者数が2000とか3000の小規模自治体で中途半端な人数で開封してしまうと、かなりの量を破棄せざるを得ないため。それを抑止するための広域連携だったのだが、バラツキが大きすぎて同時接種は絶望的だ。
また、接種能力を有する中規模自治体で、近隣の町村のサポートを行う市は、自らが守るべき市民の接種が終わってない中で、ワクチンのみ持っている町村の支援を行うのは住民感情からも難しい。接種支援に周れずデッドストック化するリスクもあった。
これらワクチンの配布偏在ですが、本日の状況を報告します。
(プレス対応) 昨日が祝日であったため、(配布箱数のデータについて)メディア側が裏取りできませんでした。公式の資料ではありますが非公開であったため、プレスが扱うにあたっては事実確認が必要だったのです。ほぼ徹夜のまま(早朝4時ぐらいまで)複数の電話会議・オンライン会議を行っており、朝一で対応を開始。 朝より対応。無事に裏取りを完了させ、首長のコメントも用意できました。 明日の朝、一紙ですが掲載できます。web版でありますが、すでに記事はアップされています。取材を経ての、正規の報道です。
次に、地方公共6団体。 動いたのは、市長会です。ここからは御礼になるのですが、谷畑英吾・前湖南市長(全国の副会長など要職を歴任)が一緒に動いてくださいました。一昨日のBlogを拡散してくださり、動きがありました。 私の住む行橋市の田中市長より電話を頂き、本庄市(埼玉県)の吉田信解市長(市長会の委員長)より架電があったとのこと。当市市長からの伝聞にはなりますが「全国市長会会長の立谷会長が、本日たまたま河野大臣に要請書を持って行くところだったので、本問題について共有している。」とのことでした。谷畑市長には行橋市と豊前市の偏在について報告していたため、本庄市長からは行橋・豊前に連絡を入れてくれたと谷畑市長からお伺いしました。当市市長からのお礼をお伝えしました。
私は市長職は有しておりませんので断片情報にはなりますが、市長会トップからは(恐らく自治体名は伏せて)配布数の偏在について報告がなされた模様です。谷畑市長を経由し、前述の自治体情報については逐一調査するとともに、私の信頼する敏腕記者たちが徹底的に数字の洗い出しを行っていきました。皆、徹夜の連続でした。プレスの動きを淡々と報告しつつ、数字の積み上げ作業を行っていきました。
自治体へのワクチン配布は、厚労省から総務省に移管されていました。総務大臣の記者会見において、本件が反映されたことを確認。各所にお礼の連絡を入れていったのは夕刻でした。目の前の偏在の問題は未解決も、2陣以降の効率化の向上に期待。 ここは総務マターのため、これより都道府県に指導を入れて頂くにあたって、その資料作成を行っておりました。
そうしたところ、これら偏在を解消するためでしょうか、国からさらなる次の便が実数が突然の公開。川の大臣の会見です。各地の市長・町長の動き、メディアの動きが奏功した可能性もあります。
私もその前線で戦っていたのですが、GW直前ゆえ平日が一日しかありません。裏取りを短期決戦で完了させる必要があったため、かなりの手続きを簡素化(詠唱破棄)してしまいました。近隣町長には非常に申し訳なく思っておりましたところ、上毛町の坪根町長が同行してくださり、一部の町長への報告が叶いました。築上町の新川町長にお会いし状況報告をしたのは19時を回っており、ご迷惑にも自宅までお邪魔してしまいました。
とりあえず、大臣まで公式団体名にて情報があがったと想定されるため、第一次の動きとしては良しとします。私は市議でありますので、これが職責の果たし方。 明日、明後日までは過負荷かかる見込み。
さて、これら動きの中で、今後の課題や混乱が想定される箇所が洗い出されてきましたので報告します。 国の新たな発表により、偏在の多くは解消されると期待いたしますが、地方行政における混乱は継続する可能性があり、そ��を早期に事前想定することにより「接種の混乱抑止、および事態解決」を期待して本稿を記します。
すでに本日の記事がネットには公開されておりますので併せて紹介します。
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報道の紹介明日の朝刊にも掲載されることでしょう。
コロナワクチン、福岡県内の自治体配分数に格差 調整不足を指摘する声も
 新型コロナウイルスのワクチン確保をめぐり、福岡県内の自治体間で格差が生じている。5月以降、各自治体で順次、接種を進めていく中、初期段階では人口規模が同程度の自治体間で確保数が大きく異なるケースがみられ、場合によっては規模との逆転現象も生じた。自治体からは必要数をまとめる県の調整不足を指摘する声が上がる。
 福岡県内には6月末までに2456箱(6回接種で約287万3千回分)が届く。このうち、5月10日からの2週間に各自治体に届けられるワクチンは567箱で、最多の144箱を受け取る福岡市をはじめ、県内60市町村で高齢者向けへの接種準備が進む。
 ただ、複数の県内自治体から「人口規模や接種体制の実情と食い違う配分だ」との指摘が相次ぐ。
 県西部では、65歳以上人口(平成27年国勢調査)で約10倍の差がある行橋市(1万9835人)と吉富町(1989人)で、配分数はともに3箱だった。遠賀川周辺の3町でも、65歳以上人口(同)が8780人の水巻町に3箱、9828人の岡垣町に9箱、5800人の遠賀町に6箱と人口規模に応じていない。
 自治体のワクチン確保担当者は「自前の接種体制をもとに2週間で可能な量を申請した」との声がある一方、「供給体制が不確実な中、75歳以上の2回接種に必要な量を確保しようとした」との説明もあり、考え方の違いが浮き彫りに。この違いが格差が生じた原因とみられる。
 自治体の申請を取りまとめる県は「市町村には2週間分で接種可能な量を申請するよう通知している」とするが、マンパワー不足や、時間の制約から「各自治体から上がってきた申請を信頼するしかない」(県担当者)という。
 ワクチンをめぐっては、必要数は確保される一定の見込みが立ち、今後の配分によって自治体間の偏在は解消していくとみられる。
 ただ、ある県西部の自治体首長は「都市部で封じ込めを進めるための優先供給は理解できるが、郡部で格差が生じるのは住民に説明ができ��、理解に苦しむ(配分数の)増減もあった。現状のままでは不信を招く」と憤りを隠さない。
産経ニュースコロナワクチン、福岡県内の自治体配分数に格差 調整不足を指摘する声もhttps://www.sankei.com/region/news/210430/rgn2104300003-n2.html自治体の申請を取りまとめる県は「市町村には2週間分で接種可能な量を申請するよう通知している」とするが、マンパワー不足や、時間の制約から「各自治体から上がってきた…
ワクチン配布の考え方(私見)まずもって私見であることは冒頭で述べておきます。
ワクチンそのものが危険という意見がネット上にはあるのは重々承知しておりますが、特に高齢者の中には熱望している方もおり、「国費で購入した資材」に対する「入手難易度」の機会平等の観点は述べられるべきだと考えております。
その上で、人口密集地である政令指定都市や大規模自治体には集中投資して頂いて全く構わないと(少なくとも私個人は)考えています。これは各自治体ごとに考えがありましょうし、接種希望者の気持ちを考えれば「あくまで私見」と述べるに留めさせて頂きたい。
感染者が増えている自治体やまんぼう、ワクチン接種の傾斜配分は全くもって否定する立場ではありません。 むしろ傾斜配分がなされていなければ、それは逆の問題も指摘されるでしょう。単に人口比で割ればいいとは思っておりません。
しかし、明らかに人口比が異なり、10倍とか20倍という差があるのは問題です。各自治体は、接種体制を構築してきており、体制構築(銃を用意)するも弾は来ない、これでは何のために地方行政が準備をしてきたのか全く意味が分からない。
また、多く取り過ぎた自治体も果たして接種可能なのか?という話がでてくる。同時に接種できる人数には、施設規模なども影響してくるわけで、ワクチンさえあれば一気に終わるというものでもない。著しくバランスを欠くことは凄まじい問題を生じてしまう。
特に広域連携の話は、別項で詳述させて頂きますが、「偏在」は接種体制そのものを破壊してしまうのです。この点は強く主張したい。
高齢者への接種を進めるのであれば、対応にあたる医師・看護師への接種を事前に完了させたうえで、まずは人口比(より正確には高齢者数の比率)で基準値を作成する。その上で政令市や人口密集地に加配、ここは大きく加配すべきでしょう。さらに政令市と交流人口の多い自治体に傾斜配分をかけます。
当然ながら感染者数が激増している自治体やまんぼうによる加配も行います。 さらに、接種体制が充分に整っている、つまり銃の多い自治体にもプラスαを行う。 これがスタンダードな考え方ではないでしょうか。
基準値を設け、これをベースに置いたのは地方自治体が接種にあたるためです。 当選倍率に著しい差が出てしまえば、恐ろしいまでの不満を住民に与えることになる。地方の首長は、あくまで地域住民に選ばれているのであり、守るべき住民がおります。行橋市長は行橋市民に選ばれ、そして行橋市民が雇っているのです。行橋市の職員を養っているのは、行橋市民です。
いずれの自治体も、自分の市民を守りたい!という思いは当然に出て��るわけであり、郡部や隣接自治体において高齢化率や感染者数に違いはないものの、何倍もの当選確率の差が出た場合には「地方行政は、住民に説明できない」のです。
その不平不満の中で、市職員らが現場に立てるかと言えば答えはノーです。 基礎自治体には振った以上は、最低限の格差是正はなされていなければ【接種はできません。】というのが私の考えです。
よって最低条件をクリアした上で、つまり一定の公平性は担保しつつも、人口密集地や感染数の多い地域に集中投資する。ここはセンスなのでしょうが、私ならば人口比を5割、傾斜配分用に5割です。傾斜の比率が高いように感じるかもしれませんが、政令市と一般市の人口差は凄まじいものがあり、これぐらいの比率を設けなければ「有意な差」は得られないと考える為です。あくまで私見にはなりますけれども。
一般市側からのクレームはあるかと思いますが、「感染抑制」という考えに立ちかれば、人と人が接する可能性の高いところから集中運用するよりなく、ゆえに準備が整っている自治体にも若干の加配を行うことを条件に交渉します。
スタンダードな考え方ではないでしょうか。 (あくまで私見にはなります。)
大事なことは、ワクチンを熱望する高齢者がいずれの自治体にもおり、現場で対応する市職員が「住民にちゃんと説明できる」だけのロジックとなっている必要があるという点です。そこが満たせるのであれば、どのような方法でも構わない。
後段においては、私個人の考えであるとさらに断ったうえで、高齢者への接種の優先順位にも言及させて頂きたい。
高齢者のみへの接種という国の方針に反発するわけではありませんが、私は「政令市・人口密集地の”高齢者以外の層”」にも早期に接種して良かったのではないかと思っています。難しい政治判断になるとは思いますが、外に出て、かつ人と会う者にこそ接種を急ぐべきです。
果たして若者が接種を希望するかは分かりませんし(ネット上には危険論があることは承知していると断ったうえで)希望する若者にも接種して行った方が、最終的には感染を沈静化させる近道だと思えてならないのです。
郡部、いわゆる田舎においては、都心部から持ち込まれる事例が多いのは事実です。 まずは都心部を抑えなければ、郡部の自治体は守れない。医療体制も貧弱であり、ここはクラスターが発生、重症者が大量に出た場合には本当に対処不可能なのです。
だからこそ、地方議員としては「都市部の感染抑止を最優先」することは方策としてはアリだと思っており、高齢者のみに限定しての接種ではなく、もう一歩踏み込んだ対策があってもよかったのではないかと考えています。
※ しかし、熱望する高齢者が大量に存在する中で、この政策決定を(自分自身がその立場にあったと仮定して)私ができるかと言えば、強く自信を持つこともできないことは正直に述べておきます。
広域連携とワクチンの破棄
冒頭において、豊前市・上毛町・吉富町・築上町の事例を述べました。 これは県内の各所でも起きていることかと思いますが、連携して接種にあたります。
豊前は市政にはなりますが、人口は2万人代であり潤沢な市職員を有するわけではありません。ま��近隣の3町は独自の接種体制を構築するのは難しいでしょう。そもそも医師会が全ての自治体にあるわけではないのです。
メディアは大規模自治体の事例ばかりを取り上げますが、郡部には郡部の難しさがあるのです。
1市3町で連携し、共通のコールセンター、同じ医師会で対処する。 事例で言えば、Aチーム(豊前町・上毛町)、Bチーム(築上町・吉富町)を編成し、日付けをずらして同じ医師たちが対応する。 これなら効率的です。
事務局は上毛町が受け、コールセンターは築上町が担っています。
冒頭の事例で、私が「破棄の危険」まで述べた理由がここにあるのですが、吉富町は”第一回接種”の100%持っているため、医者側の協力が得られたならば早い段階で①接種が完了します。
しかし、豊前・上毛・築上町は高齢者の3割しか接種が完了しません。弾が足りないからです。 単に不公平感だけではなく、業務がまわらない。
同じコールセンターにおいて、吉富の「2回目接種の予約」と、豊前・築上・上毛の「1回目接種の積み残し」の対応を行うことは無理です。そもそも第一回接種が完了していない築上町の町長・職員が、吉富の2回目接種に負荷を割くことは(地方自治の観点から言えば)異常です。
コールセンターが機能を停止すれば、接種予約そのものができません。
「緊急だから」とのことで、国からの御下命ではありますが、地方自治体には「通常の業務」も併行して行われているのです。介護保険を止めていいのか、課税業務を止めていいのか。
すでに小規模自治体の行政力は、コロナ以前から相当に弱体化しています。市町村合併とパソコンの導入により、かつてと比較すると地方公務員の数は激減しているのです。効率化を高めていった結果、コスト削減はできましたが、マンパワーは減少しており有事への対処能力は減少していたのです。
「ワクチン予約の電話がつながらない」という抗議とか意見も、役場にはかかってきます。 行橋市(人口7万人)ぐらいの規模であれば、それなりの職員数はおります。うまく編成すれば一時的な負荷分散は可能で、他部門からも応援も見込めます。
けれども町村単位になると全量を投入しても限りがある。 そのための広域連携でした。
「つながらない予約電話」「それに対する抗議」が混在し、職員がボロボロの状態で。。。
【1回目の接種】と【2回目の接種】の予約処理を行うのは不可能です。どうやっても無理なんだ。
では、なぜ広域連携なのかと言えば、ワクチンの有効活用のため、その側面もあったのです。 1箱をあければ975回。これは町村からすると大きすぎるロットなのです。
例えば吉富町の高齢者は2,124人、上毛町は高齢者は2,648人です。 975回とは、接種対象者の半数にあたるわけですが、解凍したワクチン通りの人数が来るでしょうか? では、1100人の接種希望者が来てしまった場合には、2箱目を開けるのか。3週間を空けるため、中途半端に開けてしまった箱の残分を破棄することになっても。
豊前市の人口は25,341人(高齢者9,097人)築上町は、18,119人(高齢者6,569人)。 だから、豊前市と上毛がセット、築上と上毛がセットなのではないでしょうか。私はこの1市3町の議員ではありませんので���この広域化の発端や議論には詳しくありませんが、「ワクチンの破棄分を抑える」効果を期待しての連携であったと考えるのは自然なことだと思います。 (当たりくじは各自治体で管理するも、会場においては同じ箱から出していき順次開梱すれば破棄は極小化できる。)
県が、謎の配分を行った結果どうなったか。 吉富が3箱、豊前が3箱、上毛は1箱、築上は2箱。 吉富は100%、築上29%。
これらのボトムがあわなければ、合同での連携しての接種業務は破綻する。 ならば吉富は3箱を「好きなタイミングでどんどん開ける」と、その分の残分は、場合によっては破棄していかねばならない。
実は、築上町長には話を通さずに動いていたため、先ほどお会いしていたのですが、やはり自らの町民を守らねばならないという観点や、第一回接種・第二回接種の予約作業の混在は「難しいだろう」という考えでしたので、場合によってはコールセンターの統合を解除する可能性だってすでに出ています。 (豊前・上毛・築上は共に高齢者の約3割のため、今後も連携できると思います。)
吉富だけ出て行く形になった場合、吉富町は今から早急に専決処分で予算を通し、スタッフを雇用して体制構築から行わねばなりません。 そして大量のワクチン破棄を行いながら、自前で町民に接種していくよりない。広域で確保した意思を(フリーライドするような形で)残る1市2町が使うことを許したり、築上町のコールセンターが機能するかは分からない。
これは、この1市3町の連携のみの話ではありません。
人口規模の小さな自治体は、恐らく類似の工夫を担当者間で締結していると想定され、この無作為なバラバラのワクチン配布は、構築していた自治体間連携を破壊してしまった可能性が高い。少なくとも前述の4自治体については致命的なヒビが入ったと当職は認識する。
(県は、自治体からの申請数を基準にしたと述べているため、1市3町で申請中の共同歩調をとる予定であったにも関わらず、吉富町が協調を破棄して多く申請したことが発覚しているため。県が止めるべきだったと思う。)
また、築上町町長・上毛町長は頭を抱えており、「じゃ仕方ないかぁ」と笑って許すような表情ではなかった。少なくとも私の見る限りは。
市町村は、それぞれ持ちうる予算も職員数もギリギリの中、一年に渡る「緊急」を延々とこなしてきました。もう、兵隊はいないんです、いないんだ。政令指定都市や都庁とは違うんです。交代要員もいない。
その限られた人的資源を紡ぎ合わせて、それでもゲームチェンジャーとされ、地域住民が期待するワクチン接種に「ギリギリの調整」を組み上げていたんです。こんな乱暴な配布方法は、それを全て破壊する行為だった。
みんなカリカリしている、とても平和的に行こうという空気ではない。 貧すれば鈍するという言葉もあるが、つらい現状があれば「減らされたらどうしよう」と過大に申請した自治体だって出てくるだろう。けれども、それを県が容認してしまえば、全体��破綻を招いてしまう。
実際に、私の目の前で壊れかけている。
これは、県内の各所で生じた「ヒビ」だと思う。 ワクチンは来ても、接種することができるかは分からない。
謝辞
昨日は過去記事を流し込んだのみとなり、少し手を抜かせて頂きました。 その間、命懸けで事務作業をしていた次第です。それは私のことではありません。
何より時間がなかった。 問題発覚が水曜日の昼、ここで各自治体の配布差の問題を知る。 問題は木曜日が祝��であり、平日の金曜日を逃せばGWに突入してしまう。
行政機関の公式の窓口は止まってしまうため、資料の裏取りや首長のコメントはとれなくなる。
与えられた時間は、48時間。
実際に動けるのは金曜日のみ、朝8時から17時まで、実質9時間が勝負。
それまでに必要な資料を準備し(ないから作る)、すべての人間が同時に動かねばならない。
まず、谷畑市長にお礼を書きたい。 相当な多方面に連絡を入れてくださったと思います。 どことどこに連絡というのは教えてくれませんが、行橋市長に、本庄市の吉田信解市長(市長会の委員長)から連絡を頂いています。豊前市にも連絡を入れてくださったと伺いました。
また(本庄市長経由し)市長会の立谷会長(相馬市長)が河野大臣にお伝え頂いたであろうことも。
これを、祝日の一日だけで完了させるというのは、どういう負荷を背負ったのか筆舌に尽くしがたい。 谷畑市長が有する、積み重ねた人間関係、その財産に甘えてしまったというのが実態だ。
私にはできない。
本来は、様々な手続きがある。 私は市長ではないので、ある意味では越権行為だとは思うが、市長会を動かしてくれと要望することは本当は筋違いなのだ。また、谷畑市長は、先日勇退しており現職ではない。物凄く無理をさせてしまったと思う、それでも「頼みます」とお願いしました。
福岡の市長会は、私はアクセスできません。 田中市長に報告しつつ勝手に動きました。その他の市長達には、一部ではありましょうが、上毛町長が連絡を入れてくれました。
そもそも記者は、金曜日の朝一に裏取り(前述の記事の資料は、当時は公開されていなかった)をするため、貫徹で準備をしていました。凄まじい数の自治体に取材をあてていって、それで記事が間に合った。
たった一日の平日、ここに全ての照準をあわせて全処理能力を投入。
正規ルートはとれておらず、あらゆるものをすっ飛ばして対応。 これは本来ならば、行儀の悪い行為であって、仁義をきれたとは言えない。
アニメでいうところの詠唱破棄。 これが許されるのは、事態の緊急性と、日ごろのお付き合い。 (許されてないかもしれませんが。)
豊前市長には市長会から連絡が行っており事態を把握していると推定しますが、1市3町を事例としつつも築上町の新川久三町長には、まったく報告ができていません。 携帯番号を知らなかったから、祝日に連絡をつけることができなかったからです。まったく知らぬ中で、記事だけ出る(築上の名前は出ずとも)のは失礼です。
(平均よりも多い自治体は良いでしょうが、そうではないところには���報共有をしておかないとトップが知らないというのは恥をかかせてしまいます。)
(本来は中間報告を入れつつ動くのが筋です。)
ある程度の目処がついたのは夕刻。
紙面化がほぼ確定の報告を坪根町長にしたところ 「何かして欲しいことはあるか」と言われたので、ワガママを言いました。
上毛町長から築上町長にアポをとってもらったのが18時半頃。当然、庁舎にはおりません。 【いまから行きますから】と押し切ってくれて、新川町長の自宅についたのは19時過ぎでした。
私は、隣接する自治体とはいえ、ただの市議の身分に過ぎないのでありますが、夜中に自宅まで押しかけてお時間を頂きました。まずもって感謝いたします。
報告が遅れたこと、仁義をきってなかったことをお詫びし、現在持ちうる情報を報告しました。
新川町長からは、そこまで君らが粘ったとはと深くお礼を言われ、玄関まで見送ってくれました。
新川町長の携帯番号をゲットした。 今度、町長室も遊びに行っていいって。 やったZE☆
他、各地の地方議会の正副議長級が奔走し、全国の都道府県の配布状況をボトムから逆ハック。 凄い人数が、数日、寝ていない。
一部ではありますが、僭越ながら陣頭指揮をとらせて頂いたことを誇りに思います。 私に賭けてくれたこと、地方行政の矜持を示せたこと、感謝します。
残48時間からスタートし、実際に大臣までつながったこと。 「君だったら間に合うかもしれない、名前は貸すから行きなさい!」って言ってくれたのは嬉しかった。
共に戦ってくれたこと、駆け抜けてくれたこと、 読者の皆様の拡散支援も含め、深く感謝いたします。
ワクチン配布 国、明言ここのニュースは大きく触れる必要はないでしょう。
河野大臣から、PF06、PF07、PF08が示されました。
現在の配布は、PF01~05まで。 PF01~04は少量でトライアルなどに用いられたものです。
本Blogで取り上げた「偏在」は、PF05になります。 ここが高齢者用の大規模納入の開始。
私たちは、PF06において不足自治体との調整、および広域対応をしている自治体の調整を要望する構えでありました。これは都道府県で決定されるものと考えていました。
しかし、PF06~PF08までを国が策定、配布計画として「国が決定」したのです。 昨晩のニュースの中身であります。
実はもうその資料も持っておるのですが、かなりの部分の偏在は解消できるものと期待しています。 最初から国が強権発動できるのであれば、そうしたほうが良かったのかな、とも。
ただ弊害もありまして、都道府県単位で「ここ!」という個所付けができなくなったという課題も残ります。 一気にPF06~PF08まで決めてしまうと、感染爆発などが生じた場合の対応ができません。
とは言え、都道府県単位に(総務省から)取りまとめさせ、基礎自治体に申請させる方式は実際に事故を起こしています。これは大事故と言っていい。
ならば国が早期に乗り出すのも理解はできますし、万が一の大幅不足(地域単位での感染激増)の場合は、何がしかの対処を講じて行けば���い。 どこもかしこも「少しでもワクチンを」となっている以上、それぞれが利害関係者みたいな状況ですから、協議をまとめろというのは無理だったのかもしれません。
下手に余地を残さず、一気に06~08を発表してしまうのは正解かもしれません。
私は、「市」の議員でありますが、他府県の地方議員には申し訳ない思いもあり、ここまでの供給の謎配分は恐らく福岡だけのようです。まだ全県データは見ておりませんが、実は福岡県行政のみが起こした事故という可能性が否定できず、スタートした時点では全貌が見えませんでしたので(また今も把握できていない)ごめんなさい。
公平に、かつ迅速に対応できていた都道府県からすれば、一気にPF08まで固定されてしまったことには弊害もあるかもしれません。
しかし、「いつ、どれだけ入る」という数を、具体的に国が示したことで 「この接種体制で、どこに何人の人員配置」という、純粋な接種体制の構築に集中していけることでしょう。
その計画が立案できるようになったことは、私はやはり喜ぶべきことだと考えております。
スペシャルサンクス 中野区の吉田康一郎議員からは「プリンと羊羹があったら、プリンから先に食べるものだ。物事には優先順位がある。君はいまワクチン偏在問題に特化すべきだ!」という、一瞬、意味が分からない例え話で激励しれくれました。ヘトヘトに疲れていて頭が回っていなくて愚痴ったときです。
私はわけも分からず「プリンも食べたい、羊羹も食べる」と答えたら、「いやプリンのほうが早く痛むから」と言われたので「今度、買ってくれるなら、もう少し頑張る」と答えました。今度、羊羹もプリンも食べさせてくれると信じております。
国希研の同志議員へ。 数日、不在にして申し訳ありません。職権代行を受けてくださった笠間議員に感謝します。
併せて、ウイグルを応援する全国地方議員の会においては幹事長の職を頂いているにも関わらず、他執行部メンバー、代表理事・議員会員の皆様にご迷惑をおかけしました。
もう一両日中には戦線復帰いたします。
↓ウイグル問題の啓発支援にご協力頂ける方は、下記もお願いいたします。↓
ウイグル応援グッズ
保守基金ウイグル応援グッズ | 保守基金https://hosyukikin.jp/category/item/itemgenre/org/uyghur/<strong>ウイグル証言集会</strong><strong> </strong>「ウイグルを応援する全国地方議員の会」が主催し、日本ウイグル協会の共催で実施しています。実際に迫害にあっている方に登壇して頂き、地方議員が同席のもと被害実態を訴えてきまし...
一部ではありますが、僭越ながら陣頭指揮をとらせて頂いたことを誇りに思います。
私に賭けてくれたこと、感謝いたします。
残48時間からスタートし、実際に大臣までつながったこと。
中一日は祝日、分の悪い戦��だった。
「乗った」という声、
「君だったら間に合うかもしれない、名前は貸すから行きなさい!」って言ってくれたこと、
共に地方行政の矜持を示せたこと、戦ってくれたこと、駆け抜けてくれたこと、感謝します。
読者の皆様の拡散支援も含め、深く感謝いたします。
さて、残りの残務を片付けよう。
よう頑張ったという方は、FBのイイネ・シェア、Twitterでの拡散をお願いします。
※ 恐らく表示される人数が極少数になると思うので、とりあえず「見えた」人はイイネをお願いします。一定数がないと、タイムラインにあがらないと思う。私のアカウントの場合は特に。
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kjh-417 · 5 years ago
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mes possibilites aujourd’hui.   今日のわたしの可能性。   洗濯物を片付ける。   庭の水撒きをする。   トウモロコシの苗に 支柱を立てる。   チューリップの球根を 掘り上げる。     睡眠は確保できているはずなのに 朝から不調。 めまいにはじまり、閃輝暗点、そして頭痛。 それでも食欲はあるので、 がんばって昨日のおさらい。 今日は花巻タイプに。 中華パンはむっちりして ほんのり甘くて、おいしい。 ひとつ試しに冷凍してみた。 解凍して、いいあんばいになるようなら いくつか蒸して冷凍保存しておこう。     バラはジャクリーヌ・デュプレが ほぼ咲き終わり。 倒れたテディ・ベアの鉢の蕾を水に挿しておいたら、 今朝開花していた。 アイズ・フォー・ユーや ゴールド・バニーも 先日の強風で蕾が傷んでしまったけど なんとか咲いている。   地味に頭痛が続いたけれど トウモロコシの苗がひとつ弱っていたので 手入れをする。 先日の強風で根元が折れていたけど、 根が出てきたので 一時的にプランターで管理してみることにする。   夕方、ようやく少し 身体が動くようになったので 洗濯物を片付け、軽く掃除も。  
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kurayamibunko · 5 years ago
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あこがれのスイーツを食べるはずがお茶漬けになった件
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『まゆとおおきなケーキ』 文:富安陽子 絵:降矢なな
この世に生まれて以降、一人暮らしで家を出るまでわたしに食事をつくり食べさせつづけてくれた祖母ですが、ひじきご飯、青菜のからし和え、筑前煮、かぶと油揚げの煮もの、切り干し大根、ブリの照り焼き、かぼちゃの煮つけ、あさり汁、きんぴらゴボウ、ほうれん草とこんにゃくの白和え、若竹煮など和食ひとすじで、バターを使う西洋料理に関しては完全に鎖国状態でした。
小学校の遠足や運動会で、友だちのお弁当に入っているつやつやのミートボールやふわふわのクリームコロッケや真っ赤なタコさんソーセージ入りのピラフを見るたびに、わたしのお弁当もそろそろ開国してほしいぜよ西洋料理が食べたいぜよつくるの難しければ冷凍食品というものがあるぜよとうったえてきましたが、「着色料やら防腐剤やらなにが入っとるかわからんのやで(20世紀後半当時、祖母調べ)」と却下され、おもに黒・茶系の色合いで構成された鎖国弁当をもたされるのでした。 
そんなわけで、ハンバーグやスパゲティを初めて食べたのは給食だし、グラタンやホットケーキは、町へ買い物にでかけたときに出島(レストラン)でしか食べることのできないご禁制の珍味でした。
あるとき、小学校の家庭科の授業で習った「シャケのムニエル」と「ほうれん草とにんじんのソテー」を家の人にふるまい感想を書いてもらい提出せよという宿題が出ました。ムニエルなぞという洒落たひびきの西洋料理など出されることのない我が家の地味な食卓に、はるか水平線のむこうから、かぐわしいバターの香りを漂わせて黒船が来航したのです。
 祖母はよく、水と卵と小麦粉と砂糖を混ぜて焼いた生地に蜂蜜をかけたおやつをつくってくれたのですが、ここにバターをプラスすれば、憬れのホットケーキに一歩近づくはずです。文明開化まであとすこし。ハンバーグやグラタンを家でつくってもらうためにも、バターを使った西洋料理のおいしさを祖母にわからせ、開国にもちこむしかありません。
食卓の近代化のためにいよいよ立ち上がるときがきたのです。
●●●
さて、ホットケーキなどのふかふかケーキが登場する絵本といえば『ぐりとぐら』が有名です。フライパンでつくる黄色くてふかふかのカステラは子どもたちのあこがれですが、『やまんばのむすめ  まゆ』シリーズにも極上のケーキが登場するお話があります。
お客さんをまねいてパーティーを開くことになったやまんばかあさんとまゆ。お菓子作りをまかされたまゆは、世界一大きなケーキをつくろうと大はりきり。怪力やまんばの娘らしく、きょだいな鉢にきょだいなしゃもじをつっこんで、豪快にかきまぜます。
完成した種をおひさまの光でこんがりやこうとしますが、大きな雲が光をさえぎってしまいました。
まゆは きばちを あたまの うえに もちあげると、
オタマジャクシの くもの かげから にげだしました。
たにぞこまでの きゅうな がけを、
ばひゅんと いっきに かけくだります。
オタマジャクシ型の雲は、恐竜や大蛇にかたちを変えながらまゆを追いかけてきます。
はらっぱのはずれの ひだまりに きばちを おろして
ほっと ひといき。
「ここまで くれば、だいじょうぶ」
まゆが そらを みあげると……
「うへー! でかでか ニョロリンぐもだあ!」
急な坂道をかけのぼり、となり山の頂上にたどりついたまゆ。さいわい、大蛇の雲は3つにちぎれて流れていきました。
おひさまは ぽかぽか。ケーキのたねは もこもこ。
うれしくなって、まゆは うたいます。
「はやく ふくらめ でっかくなあれ もっとふくらめ おいしくなあれ」
ふわふわもこもこの美味しそうなケーキが完成。絵を眺めているとバターと砂糖の甘いにおいがただよってきそうです。 「さあ、みんな、とくせい でかでかケーキを めしあがれ!」
まゆも やまんばかあさんも おきゃくさまたちも、
むしゃむしゃ ぱくぱく もぐもぐ、むちゅうになって
おいしい ケーキを たべました。
●●●
開国にむけた交渉は大詰めをむかえました。
この日のためにスーパーで買っておいた雪印バターを熱したフライパンにすべらせます。そこに、塩と胡椒を両面にまぶして小麦粉をはたいたシャケの切り身を横たえます。じゅうじゅうぱちぱち素敵な音と香ばしい匂いがしてきたら、ふたをして弱火で3分。こんがり焼色のついたムニエルの完成です。
ふたたびフライパンに雪印バターを入れ、刻んでおいたほうれん草とにんじんを投入、さっと炒めて塩胡椒をふれば野菜ソテーの完成。授業でならったとおりの、完ぺきな出来です。
祖母と祖父を食卓にまねき、ムニエルとソテーを盛りつけた皿をならべました。「上手にできとるやないか」とほめる祖父にわたしは鼻高々です。「バターをつかうと料理がおいしくなるよ塩あり塩なしバターがあって今日は塩ありバターをつかってるよバターはビタミンAがほうふなんだよ」と習ったばかりの知識をひけらかしつつ、バターの素晴らしさをプレゼン。いよいよ実食です。
シャケを一口食べたところで、祖母と祖父の箸が停止しました。「あんた、ちょっと、これ食べてみ」。あまりのおいしさに祖母はそれ以上言葉がでないようでした。わたしは祖母の皿からシャケを一切れつまみ、口に入れました。
「これ...... 塩ジャケとちゃうか」
交渉決裂の瞬間でした。生シャケではなく誤って塩ジャケを購入し、かつ塩をまぶし、かつ有塩バターでムニエってしまったのです。黒船が錨をあげて、わが家の浦賀沖から出港していきます。
祖父はおもむろにシャケの身をほぐしてご飯にのせるとお湯をかけて食べはじめました。「うん、こうすればちょうどええ塩加減や」。ムニエルがお茶漬けに生まれ変わった歴史的瞬間でした。
料理を食べた感想を祖母と祖父になんと書いてもらったのか、まったく記憶にありません。あまったバターは食パンにぬってたべました。 ※文中の太字は本文より引用
『まゆとおおきなケーキ』 文:富安陽子 絵:降矢なな 福音館書店
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ichinichi-okure · 5 years ago
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2020.7.5sun_kyoto
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いつもは22時就寝、5時起き。だけどきのう土曜だから調子にのって「梨泰院クラス」(話題の韓国ドラマ)の14話見て夜更かししたので、7時起床の日曜。今日、東京は都知事選だなーと思う。私が都民なら宇都宮さんに入れるし、私の視界には小池百合子に投票する人は一人としていない。だけど、きっと小池が再選するんだろうという気持ち50パーセント、今回もしかしたらものすごい投票率上がって、都民が「あれ、このままじゃまずくない?」と気づいて、うつけんが都知事になって「時代が変わった!」と超よろこびたい気持ち1000パーセント。
なつお(10歳)とシモン(47歳)と朝昼兼用ごはん。朝は必ずお味噌汁。本日は青梗菜と青ネギとひき肉の味噌汁。生姜とニンニクも少々。ごま油少々。もはや味噌汁なのかなんなのか。味噌はお椀でとく=加熱しない方が体にいいらしいので、鍋には入れない派。なんなら味噌に玉ねぎのすりおろしを入れることもある。すりおろし玉ねぎと味噌とリンゴ酢を混ぜたものを冷凍して(これ凍らせてもカチカチにならずアイスクリームみたいなので掬いやすいのよ)お味噌汁にすると体にいいってよ、という情報が、前に本屋で立ち読みした「長生き味噌汁」みたいな本にかいてあったよ。これ食べてみんなも長生きしようぜ。
夏でも冬でも、毎日具沢山味噌汁なんだけど、迎え撃つ炭水化物は容赦無くパン。京都左京区名物「TORA JAM」のアプリコットとアールグレイのジャムを、こちらも左京区のナイスパン屋「Do.」の食パンにのせて食べる。それと、かぼちゃのソテーにハーブソルトふったやつ。パンに広がるジャムのアクションペインティング美し。こんがり焼いたかぼちゃうまし。食事の準備や食材調達は私担当、洗い物とゴミ捨てと風呂掃除はシモン担当。
なつおの宿題スタート。毎週土日は「自主学習」なので、自分の興味がある海洋生物について絵付きのレポートを作っている。先週は「アオザメ」、本日は「ウミウシ」。宿題誘導&声かけ担当はシモンなのでシモンにまかせて、わたしは2階の自分の仕事部屋にあがり、洗濯物を干して、かる〜く仕事。その後、友達のノンちゃんからもらって一週間以上経ってしまった梅1キロをようやく梅シロップにすべく、洗ってヘタ取って乾かす。傷んでるところ多数。私は「味噌作り」「梅仕事」などなど、正直いってド下手。というか慣れ親しんでない現代っ子おばさん。だけど、夏場にクエン酸があるとないとでは疲労度が変わるので(去年は友達のナミさんが作った梅シロップを物々交換してもらって飲んでいた)、恐る恐る梅と格闘。消毒用の焼酎を「リカーマウンテン」に買いに行く。300mlと小ぶりな焼酎を発見して購入のほか、食べるラー油2020年版みたいなやつや、バジルのパスタソース、オイルサーディンなど、魅力の瓶詰め勢も購入。カルディとリカマンに行くと必ず出る病気ですが、この病気で困ることはとくになし。
13時半からなつおのオンライン英会話。英語担当はわたしなので、なつおのテンションを鼓舞すべく、横でわたしも一緒になってというかセサミストリートのマペットになったようなテンションで英語を唱える。ちなみにネイティブキャンプという英会話スクールで、コロナ休みをきっかけに始めた。なつおの英語はまだまだだが、英語話者と対面することに対してはまったく苦手意識はない。わりといつもノリノリ。
なつおは英語のち宿題が一旦終わり、公園に友達と鬼ごっこ(やつらは「オニゴ」と呼んでる)しに行く。その隙に、わたしの喜びの時間到来。ニンテンドースイッチで「あつまれどうぶつの森」。ヘヘヘ、ほんとに楽しいなあ、「あつ森」。すごく平和なゲームなんですよ。無人島で植物植えたり魚釣ったり売ったりして島でぼちぼち生きるだけのゲームです。今までどんなゲームにもハマることのない、ゲームよりも優先順位の高いものが多数ある人生でした。だけど、このコロナ休み中に、息子がお小遣いをためて購入したこのゲームに心から惹かれ、どんなに忙しくても「あつ森」の時間を死守しておるよ。でもね、れいこ(俺)はえらいんだよ、やりすぎ注意と自制して、タイマーかけてやってんの。いつもは45分で今日は日曜だから1時間。7月3日にアップデートがあって、海に入って海の幸を取れる仕組みになりました。泳ぎがヘタで大学生の時に川でも海でも溺れた経験のあるわたしだって、ゲームの中ではザブザブと積極的に素潜りを楽しめるよ。しかも私ほんとにシーフード食べるの好きでね。特にホタテ。本日はホタテを3つも採ることができた。そしてなんといっても、ホタテが採れた際に稀に現れて話しかけてくる、という「ラッコのラコスケ」。とうとう現れた。やばい〜!憧れの人が目の前に!みたいな気持ち。もはやわたしもラコスケのファンクラブ入って、グッズ買って、ライブ行って、ファンサとかもらいたいくらいラコスケ好きになっちゃった。
なつおが帰ってきたので、「ラコスケに会えた〜」と自慢。なつおはにこにこ「よかったね〜」という。おめえ、いいやつだな。 16時すぎ、腹が減ってきたので、みんなで冷凍のたこやきをあっためて食べる。生活クラブのたこ焼き、結構うまいんだよね。軽食にぴったり。シモンが「このたこ焼きをうまいよね。れいこ、選んで買ってくれてありがとうね〜」と言う。ちなみにシモンは全てのご飯にたいして、感想と感謝を述べる。そんな時、こちらこそ本当にシモンを心から尊敬するし感謝する。
なつおのウミウシレポート完成。読ませてもらうと「ウミウシは、適温のきれいな海水と自分でとってきたエサしか食べないので飼うのは難しいから飼育員さんはほんとうに大変だと思う。だけどウミウシかわいい」というような感想で締められていた。 16時に結構な量のたこ焼き食べたのに19時にはお腹減ってきた。するとなつおが「今からこの冷凍のデミグラスハンバーグをおやつに食べてもいい〜?」とカチカチのハンバーグもって階下から現れたのでやんわり断り、きゅうりとツナとわかめのナムル、もやしのにんじんドレッシング和えを秒速で作り、大葉とみょうがを刻み、ソーメンをゆでる。めんつゆの希釈をケチったらすごく味薄く���ごめん。でも夏の日曜のソーメンは本当においしいねえ。
食後に、ケイヨーD2にワンサイズ大きい植え替え用の鉢を買いに行き、帰ってきてシャワーして、みんなで歯磨きしながらおしゃべりし、(わたあめを食べながら転んで亡くなった人がいるから、歯ブラシを口にくわえて歩いたり、ストロー付き飲み物を歩きながら飲まないようにしようぜ、という話をした)寝る前の最後の力を振り絞り、様々な仕事上の雑用をこなし、「起きたら愛ちゃんからご指名のいちにち遅れ日記を書くぞ〜」と思いながら、布団の上で足首をよーく回して(足首回すと肩の周りもほぐれる)23時就寝。
-プロフィール- 多田玲子(43) 京都 イラストレーター twitter → @Tadarrrrr  Instagram → @tadarrrrr http://tadareiko.com
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kachoushi · 3 years ago
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各地句会報
花鳥誌 令和4年3月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和3年12月2日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
しとしとと雨しとしとと冬近し 喜代子 護りうけ思ひ絡まる毛糸編む さとみ 冬河や網打つ人は何を漁る 都 冬怒濤雄島は人を寄せ付けず 同 寂聴の過去は激しく榾燃える 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月2日 花鳥さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
秋風や消えゆく物にますほ貝 雪 蓑虫の纏へる物の哀れさよ 同 亡き友の顔をかぞへて師走かな 匠 裘かくしに去年の映画の券 同 なんとなく交はす言葉にある師走 かづを こころして願掛けをせむ神還り 数幸 恋多き尼の死悼む歳の暮れ 清女 仲よしの三人の婆おでん酒 啓子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月4日 零の会 坊城俊樹選 特選句
枯葉積む蝶のむくろを嵩として はるか 乃木将軍の墓ひとりぼち冬の蠅 佑天 枯葉舞ふ異人の墓は仰向けに 伊豫 赤信号ぬるき懐炉は胸の奥 ゆう子 冬霞あふひの墓の見つからず 佑天 黄落にころんと転び笑ひをり 久 坊城雀冬晴を祓ひに来 順子 十字墓影を寝かせて冬ぬくし 秋尚 冬の日に白装束の透きとほる きみよ
岡田順子選 特選句
百度石在らば祈らむ冬空に 炳子 墓一つ極月一つあるごとし 伊豫 冬晴や絵画館やや浮かみたり 佑天 塋域は枯野とならむ魂の黙 ゆう子 元勲の墓冬帝の貌をして 俊樹 極月の指墓碑銘を��しみ 千種 冬晴や虚子の見守る墓一基 三郎 懐旧の情とは極月の男 千種 抱擁すマリアは寒き手を拡げ 俊樹 蝶も無き冬の墓標となりしかな 同 けふあたり上へと魂の日向ぼこ 慶月
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
面影山に半襟掛けて時雨虹 美智子 冬ぬくし赤子を丸く抱いてをり 栄子 冬ざれや修築の碑は沖を見て すみ子 ざらざらの風紋壁画冬日吸ふ 悦子 色鳥の木戸を飾りて飛び去りぬ 宇太郎 黄落の色に染まりて町の風 和子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月11日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
冬日落つ老いのひと日の終りけり 独舟 ペーチカやレコード針の飛ぶところ 晶子 君知るや時空を超える除夜の鐘 同 悴みて錠剤一つ転がりぬ 寛子 樽前山を背負ひ堂々たる雄鹿 のりこ 魔女の口笛かも知れぬ虎落笛 岬月 天空の乱れし夜の虎落笛 同 クロークに寒さ預けて席に着く 同 恋心捨てしを叱咤虎落笛 同 五稜郭兵を鎮める雪しきり 雅春 冬虹を翔け上らんと鳥一羽 同 榾爆ぜる音にも温みありにけり 慧子 故郷は遠し一夜の雪二尺 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月11日 ますかた句会 栗林圭魚選 特選句
みちしるべなき分かれ径枇杷の花 秋尚 中子師と歩みし坂ぞ枇杷の花 三無 杉樽に醤油の香り枇杷の花 ゆう子 新聞の折り目ずれなく漱石忌 同 枇杷の花不穏なること無き日々よ 同 布団干す母手作りの重さかな 多美女 立ち止まり見る人もなく枇杷の花 白陶 いぶかりつ人恋ふ猫や漱石忌 百合子 烏瓜色仕上りて句碑頭上 三無 日を回しながらゆつくり紅葉散る 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月13日 武生花鳥俳句会(十二月十三日) 坊城俊樹選 特選句
色鳥の風と光に遊びをり 中山昭子 色足袋をはいていよいよ籠りけり 上嶋昭子 落つるもの大地に還し山眠る みす枝 一灯のともる社や神の留守 英美子 極月にして捨つるべきもの何もなし 世詩明 冬麗やこの郷土にて生かさるる 信子 吾町に煙突のなきクリスマス ただし 時雨るるや振子時計の重き音 信子 天界の星座の見ゆる大枯木 みす枝 妻が留守する小春日でありにけり 世詩明 天帝の光射す庭冬の蝶 錦子 誰かれと言はず着ぶくれ句座にあり 英美子 身籠りてふくらむ夢や毛糸編む 同 街路灯夜霧のうるむ一直線 一枝 外套の襟立て警邏街の辻 三四郎 外海も内海も凪石蕗の花 中山昭子 何処見るでなき見つめゐる日向ぼこ 英美子 鴨一羽急に羽搏き黙破る みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月13日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
金色の曙杉や冬日向 美貴 お喋りは徐々に大声冬日向 あき子 松籟に静けさつのる炭手前 同 冬日向旧姓残る裁縫箱 美貴 山寺の燃える紅葉に冬日差し 迪子 ひと畝の冬菜を残し寺の畑 秋尚 彩りに冬菜を入れて中華粥 迪子 尉もまたかぐはしきもの桜炭 三無 晴れし日は富士仰ぎ見ゆ冬菜畑 貴薫 黒糖の飴舐め冬菜畑入る 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月14日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
乾きたる白杖の音や枯木道 登美子 初めての柚子湯子の手に一つづつ 裕子 冬タイヤ着け替へる音響く町 紀子 根深持ち友わが家を探し来る 令子 母と娘のふところ温め根深汁 同 甥つ子の来福めがけ霰降る 紀子 冬夜空指輪のやうな月蝕を 光子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月14日 萩花鳥句会
リハビリの迎へ待つ間や著ぶくれて 祐子 月蝕や三代並び膝毛布 美恵子 姿変へ伏兵地球を凍らせる 健雄 交差点スマホの生徒息白し 吉之 句仲間の声懐かしや忘年会 陽子 けたけたと笑ふみどり児日向ぼこ ゆかり まつしろな書類重ぬる年の暮 明子 彼の宿の達磨火鉢を懐かしむ 克弘
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
竜胆の花がこんなに似合ふ墓 雪 考へのあるとも見えぬ懐手 同 木犀の香にほころびの見えそめし 同 機嫌よく水の軽さや紙漉女 眞喜栄 音のなき竹百幹の霜の声 同 枯菊をくべ足し仕舞ふ畑仕事 同 マスクして美人の顔を半分に 清女 丸太棒の如き大根もて余す 同 嘗つて僧と梅見の宿の河豚料理 ただし 渡来仏残る若狭に牡蠣筏 千代子 越に棲み訛は二つ石蕗の花 同 青空に別れに来たか赤とんぼ 輝子 冬帝の足音もなく来る越路 かづを 黒手帳終へし師走の赤手帳 高畑和子 ふぐと汁喰べて睡むたくなりにけり ただし 鴨浮寝何れか父やら母子やら 玲子 酔漢の愚痴の繰り言忘年会 みす枝 大根を抜きて土の香漂へり 富子 虎落笛白きもの皆吹き飛ばす 山田和子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月19日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
重力の強くなりたる冬至前 久 遥か行く貉の怪や枯野径 三無 裸木の一木領す群れ鴉 菟生 寒鴉鳴くまだ釣果なき釣人に 佑天 神鈴を鳴らす冬帝鎮むまで 慶月 冬木立天は奪へるもの奪ふ 慶月 冬ざれの谷戸田貫く風太し 三無 径を問ふ人にやさしき頰被 亜栄子 むじな池人惑はせて氷りけり 久 焚火の香まさをな空へ消えゆけり 眞理子 古鏡なす日輪弾く冬の沼 菟生 燃えつきの悪き焚火やむじな池 千種
栗林圭魚選 特選句
痛きほどの青空尖る冬芽かな 斉 初霜の葉脈白く浮き立たせ 貴薫 霜枯の行く手阻みし杭一つ 炳子 女坂とても険しき水仙花 芙佐子 朝霜を畦の日蔭に消し忘れ 秋尚 田の氷罪あるごとく割られけり 千種 径を問ふ人にやさしき頰被 亜栄子 むじな池人惑はせて氷りけり 久 烏瓜空眩しみて破れけり 久子 霜光る崩るるままの藁ぼつち 炳子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月21日 鯖江花鳥俳句会
新米を上り框にどさと置く 上嶋昭子 難儀やなあと呟きて懐手 同 真砂女の句厨に貼れば時雨くる 同 実印を押して腕組む冬座敷 同 寒雀あやとりの子に近づきぬ 同 秋霜や左近の陣に残る石 同 床の間の螺鈿煌めき冬座敷 中山昭子 暖炉燃ゆ三重奏の楽豊か 同 蓑虫の蓑の衰へ如何にせん 雪 炉話や若き日の恋爆ぜてをり みす枝 船頭の笑はせ上手冬日焼 洋子 奈落とも思ふ夜更けの雪起し 一涓
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月22日 第四十四回近松忌記念俳句大会 坊城俊樹選 特選句
お歯黒をつけし女の近松忌 世詩明 男云ふ今際の言葉近松忌 雪 心中はむかしがたりや近松忌 遊子 近松忌雨の鳥語を供華として かづを 忍び泣くお初時雨や近松忌 ただし 近松忌盗人被りの成駒屋 道夫 南座の木戸に盛塩近松忌 同 あでやかな傘をすぼめて近松忌 上嶋昭子 しぐるるや胸のほのほは消えもせず 同 近松忌今も名残の七曲り 節子 許されぬ恋の道行き雪深し 同 近松忌皆口紅の濃かりけり 匠 日野山の晴れて時雨れて近松忌 同 手枕の味を忘れて近松忌 千代子 恋に燃えし寂聴逝けり近松忌 みす枝 人情の深まる里や近松忌 同 近松忌お初の恋はありのまま 千加江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
棘の威の死して残れる枯茨 洋子 クリスマス会果てまこと神の闇 古賀睦子 山の端にしたたる銀河神楽宿 佐和 独り三味線せめて一手間熱燗に 勝利 熱燗に火宅を忘れおほほほほ 美穂 棋士決めの王手の響き冬座敷 吉田睦子 スイミング二秒縮めて聖夜の灯 桂 北窓を塞ぎて画布の静かな絵 朝子 お尻立て鳰はするりと異次元へ 勝利 胴長と漁網干しゐる舟小春 由紀子 熱燗や三巡目なるあの話 成子 音楽会敢へて師走を忘れたく さえこ かりそめに置く一本の冬の薔薇 由紀子 凍星や阿修羅は泪とどめたり 久恵
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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2ttf · 13 years ago
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usickyou · 3 years ago
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結婚しよう
 左ひとさし指のささくれを、凍える二月の水が鋭くえぐる。痛みを感じた瞬間には手遅れで、反射で引いた指先から細やかな泡が、フローリングに点々と飛び散っていた。  あわてず(あら、素敵な偶然)、コーラルホワイトのシンクに洗いかけのグラスを置く。あまり、音を立てないように。穏やかに温まっていく流水をクッションにして、静かに両者をなじませる。カランを傾けて、ひとまず小休止と手に残った水滴をタオルで拭き取った。 『道後温泉 椿山荘』  この二月でちょうど一年になるのは、二人でそこに行ってから過ぎた時間。カウンターキッチンに不似合いの温泉タオル、鮮やかだった菜の花色も今は少し色褪せて、端からほつれ出していて、けれど私は、彼女もそれを捨てられずにいる。  せっかくだからと鳴らした下駄の音、綺麗だった。  キッチンタオルを一枚、二枚引き出して、床を拭く。泡、洗剤と水滴。昨日だって掃除をしたというのに、夜十時を回ってからの思いつきに興が乗って彼女にちょっとだけ叱られたというのに。けれどため息をつくよりは、と鼻歌を(『メッセージ』Bメロから)口ずさんで、キッチンタオルをダストボックスに放り込んだ。  さて、足はリビングへ。だけど、静かに歩くって、こんなに難しかったかしら。  たった数杯のお酒は、けれど『久保田 萬寿』の柔らかな舌触り、季節に依らない冷酒の心地良さ、思っていたよりも疲れていた私の心身に、純米大吟醸(なんて美しい言葉)は滑らかに浸透している。  そして、それは彼女も同じ。  みゆさん、と彼女の名前を呼ぶ。ミルキーホワイトのソファでなくその足下、カーペットに座ったまま、ガラステーブルに体を預けて、寝息も立てずに眠っている(いつも、本当に静かに眠るひと)。「風邪を、ひきますよ」と声をかけても目を覚ます気配はなく、それならと張り切って洗い物を始めたのは十分前のことだった。  もう一度、「みゆさん」。返事はない。起きる様子もない。『九十分押しでした』と満ち足りた表情で帰ってきて、乾杯してすぐに眠ってしまった彼女を起こすのはとてもしのびない。けれど、そうするだけの関係で、私たちはあると思う。  彼女が眠る、その隣に肩を並べる。ぺたんと女の子座りに清く伸びるスキニーボトム、クレリックシャツはシンプルなストライプ。ロングカーディガンなしでは少し堅い印象だけれど、『素材がいいので、味付けは薄めでいいんですよ』と私の言葉に赤らんだその頬は、厚めのチークで染まっている。幅広く憂いがちな二重、よりも今は色濃く描かれたまつげの印象が強い。  撮影ってそういうものだからと知りながら、彼女の魅力はそうじゃないのにと小さな憤り、彼女の綺麗を私ばかりが知っているという喜び、心の模様はぐるぐると移り変わり、私は、彼女に触れたくなって、けれど驚かせてしまいたくはなくて、透き通るように柔らかな髪を指先に絡ませる。  朝焼ける海、強い風が吹いて、その髪が踊ったのは二つ前の夏。見とれていたら、あなたは目をそらして、麦わら帽子を風がさらっていった。  はじめはおそるおそる、次第に大胆に、波間に素足を踊らせる。たくし上げたワンピース、少女みたいにはしゃぎながら、初めて、私たちは手を繋いだ。 「どうかしましたか?」  そんなふうに心は遠くへ行ってしまっていたから(まさか、あなたを置いて)、呼びかけられてやっと、見つめられていたことを知る。あなたの瞳はまだ夢を見ているようで、薄く開かれた瞼から覗く緋色は私の夢のようで、かすかに滲んだ目覚めの涙が私を現実へ連れ戻す。 「少し、思い出したんです」 「何を、ですか?」 「秘密です」 「……私、夢を見ていました」 「秘密ですか?」 「いえ、あなたの夢」 「……実は、私も」  交わした微笑みで、夜を取り戻す。 「美優さん、ネイルニッパーありますか?」 「……? ああ、ちょっと待ってください」  そう言って、ウッドシェルフから取り出した白木のメイクボックス(鍵つきで、つい覗いてみたくなる)。それと、麻布のバスケットから、救急箱。いつの間にそんなものを買ったのかしら、そういえば引っ越しの日、荷物を解いている時に見かけたような。 「ちょっと、さわりますよ」  私の左手をかるく持ち上げて、彼女はじっと見つめる。そっと触れて、「痛くないですか」「ええ、全然」患部の様子を確かめて、一息にささくれを切り取った。他の指も確かめて「一応、軟膏塗りますね」と救急箱へ伸ばそうとするその手を捕まえて離さないのは、私。  触れ合う指先と私と、交互に、交互に、交互に見比べて、くちびるが何か言おうとする瞬間に、指を放してみる。 「……訊きませんよ」 「うふふ、言いませんよ」  ああもう、自分の表情がどうなってるか、想像するのがこわいくらい。 「私、どれくらい寝てました?」  あらためて、軟膏を塗りながら彼女が言う。 「それほどは……三十分くらい?」 「良かった……お皿、洗ってくれました?」 「実は途中で、後で片付けますね」 「いえ、私がやりますから」 「いえいえ、私が」 「楓さん」 「……なら、条件があります」 「……一応、聞きましょう」 「もう、お湯ためてるんです」 「はあ」 「一緒に入りませんか?」 「……条件?」 「言ってみたかっただけ、ですよ」
 *
 結局、洗い物は私が済ませた。お風呂と水仕事の後、軟膏をもう一度、塗ってもらったお返しを口実にしてボディクリームを彼女の肌になじませる。「ジャスミン、いいですね」「ええ、メイクさんからいただきました」。  湯上がりの温度、  うるおい。 「ごきげんですね」 「ええ、それはもう」 「なら、もう一杯いかがですか?」 「あら、珍しい」 「そんな夜もあります」 「そんな夜ばかりならいいですね」  いそいそと、冷蔵庫から700mlの瓶を取り出して、琥珀色と白、黒のマーブル模様のおちょこは色合いの薄い方が彼女、濃い方が私、「足もと、平気ですか?」「もともと、こうですよ」。��取りが、浮かれている自覚はあるけれど、抑えようもないしそのつもりもない。お酒をテーブルに置いて、ソファに腰かけて、隣をぽん、ぽんと叩く。彼女は微笑み返して、カーペットの隣、クッションをぽん、ぽんと叩く。繰り返すこと数回、最後には(このたたかいの終わりは、いつもそう)私が根負けして、彼女の隣で背中をソファに委ねる。 「冷えてきましたね」 「燗にしますか?」 「燗で乾杯も、いいですけど」  そう、純白のブランケットで身を包み、その内で肩を寄せる。 「ね、温かい」 「お酒、飲めませんけど」 「……じゃあ、こうしましょう」  ブランケットを体の前から後ろへ、先ほどとは反対に、頭のてっぺんから背中にかけてを覆い包む。 「ほうら、これで」 「……その、ベールみたいですね」 「富めるときもー、貧しいときもー」 「なんで神父なんですか」  くすくすと笑い合って、おちょこを一つ傾けた。よく冷えたお酒をゆっくりとお腹の底まで味わって、目を閉じて、心を満たして、もう一度テーブルにおちょこを置いた、私の指先に、そっと触れるのは彼女。手のひらを持ち上げて、人さし指を導いて「痛く、ないですか?」「……どきどきします」「お酒のせいですよ」と、中指、薬指へじいっと移り、最後には、私の膝の上へと返す。 「……美優さん、酔ってますか?」 「……酔ってこんなこと、しません」  膝の上で、私たちの手のひらが重なっている。腕、肩、辿っていった視線の先で彼女は首をいっぱいに背けて(痛いんじゃないかしら)、目をそらしている。その頬が見たいけれど、湯上がりでしんなりと眠っている髪がこの願いを覆いかくしていた。  名前を呼んで、できるだけ密やかに伸ばした指先が触れる寸前、彼女は立ち上がって、一息におちょこを傾けて、そして、逃げ出した。(ぱたぱたと、なんてかわいらしい)。  残された、酒瓶とおちょこ、花嫁のベール。  お酒は片付けて洗い物を済ませて、ブランケットはきちんとたたんで、時刻を確かめて準備も済ませて、彼女の部屋へ、彼女を迎えに。もしかして鍵がかかっているかもと思ったけれど、彼女は私を受け入れてくれた(やっぱりと、そう思える喜びをぐっと飲み込む)。あまり物にこだわらない、涼やかな彼女の部屋。目立つのはベッドサイドのチェストに置かれた陶器のディフューザー、それと、ちょっと線の細いパキラの鉢植え。オフホワイトに差す天然木の色、ライトグリーン。  開かれたカーテンの外、夢も見ないほど深く眠ったオフィスビルから、満ちるには僅かに足りない月の光が反射している。  ベッドの上、白青い月明かりに包まれた、まあるい毛布。覚えずこぼれた笑みと白い呼吸。ナイトカーディガンの袖を伸ばして、震えそうになる背を少しだけ丸めた。 「お隣、よろしいですか?」  毛布にくるまれながらごそごそと身をよじらせた、彼女が作ってくれた私の場所へ腰を下ろす。 「……覚えているんですね」 「忘れませんよ」  三年前のクリスマス、私はあなたに出会った。『お隣、よろしいですか?』『……ええ、どうぞ』。まだデビューしたばかりの私は、クリスマスイベントの打ち上げを称するパーティー会場の眩しい光の中に、消え去ろうとするあなたを見つけた。そのかたちがあまりに美しかったから、留めようと、懸命に言葉を探したけれど、居場所も心の置き場所も持たない私の声は空回るばかりで、きっと、あなたから見た私も消え去ろうとしていたのだと思う。  それでも、互いをこの世界に引き留めたその言葉は、あなたの存在と一つになって、私に焼き付いている。 「この人とは仲良くなれるかもって、思ってたんですよ」  だから、私はこうして毛布の中でむずがるあなたの手を取れる。 「私は、あの人と仲良くなれたらって思っていました」  繋ぎ返すあなたの手のひらは、私の冷えた指先をあなたの温度が染めていくこの瞬間は、きっとその日から始まっていた。  だから、続いてきた日々へ、そして続いていく日々へ贈るのは、せめてもの祈り。 「美優さん。お誕生日、おめでとうございます」  日付をまたいだ、今日はもうその日。あなたの右手の薬指にきらきらと輝く指環と、もう一つ、何か気の利いた言葉でも言えたら、思い悩む心は、「ありがとう、ございます」と毛布の中から漏れ聞こえる声(発音は不明瞭でぐすぐすと、なにか)に奪われる。 「みーゆさん」 「……なんですか」 「そちらにお邪魔してもいいですか?」 「だめ、です」 「ちょっと、寒いんですけど」 「だめです、ぜったいに、だめです」  そうやってかたく拒みながら、私の手をつよく握りしめる、なんて、かわいい人、あなたを覆う毛布を少��だけずらして、頬をなでる。 「もしかして、怒ってませんか?」 「その、逆です。いじわる」 「指、痛いんですけど」 「がまんしてください」  そう言いながら手を離そうとする、やさしい人。その手のひらを結びなおして(たとえ痛むほどであっても)、そのままで、そうすれば、私たちは続いていけるのかもしれない。 「なんだか、息が白いんですけど」 「……絶対に、こっち見ちゃだめですよ」 「はあい。ああ、お背中あたたかいですね」 「あなたのせいです」  けれど、どこへ続くのだろう。 「あなたの、おかげなんです」  そこにはあなたがいて、願わくばステージとお酒、それに少しの洒落があって、そういう場所であればいい。  あなたはどうですか?  問いかける、その代わりに抱きしめて、もう一度つないだ手には、かたい指環の手触り。  ねえ、美優さん。  私たちは、そこに行けますよね。  そこへ、行きましょうね。
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