#イノシシ丼
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3月のふれあい神余の里マルシェは、 3月18日(土曜日)開催です。 場所:ふれあい神余の里 住所:千葉県館山市神余1354−4 ※駐車場有 ※館山道富浦ICから約25分 ◇GoogleMap https://goo.gl/maps/AFowpS4zZDvfndd16 最近はだいぶ暖かい日も多くなってきた神余の里では梅の花の時期もそろそろ終わり。フキノトウもあちらこちらで顔を出し、いよいよ春が来るなという感じになってきました。 館山名産のイチゴも最盛期に入り、イチゴ狩りの観光のお客さんも多くなりました。とっても美味しいイチゴですのでぜひ食べてみてくださいね。 最近は材料費や燃料費の高騰で、そこら中で値上げラッシュが続いていて、なかなか厳しい状況が続いていますが、かなまり里山食堂では3月も猪丼は価格据え置き500円!!! 最近は『館山ジビエ』もだいぶメジャーになってきて(るのかな?)いて、今はこちらのサイトでも『館山ジビエコンセプトブック』なるものがダウンロードできるようです。 https://tateyama-gibier.jp/info/conceptbook 残念ながらこじんまりと館山ジビエメニューを提供している当店はマップ��掲載されてたりはしないのですが・・。 だからと言って当店のイノシシ丼には一切の手抜きが無いのが自慢です!(笑) 猪肉をたっぷり使い、手間暇かけた特製醤油ダレで仕上げ。原価率を考えるとたま~にぞっとしますが、かなまり里山食堂のコンセプトは、 美味しい館山ジビエを 誰でも手軽に食べることができて ジビエを身近に感じてもらうこと ですので、今後も驚きの低価格の館山ジビエ料理を提供していきます♪ もちろん、マルシェではイノシシ肉やイノシシジャーキーも販売していますので、ぜひ今月も遊びに来てくださいね~ 【イベントページ】 https://fb.me/e/SKax6qvY 【出店者募集中】 当店は出店手数料15%です。詳細はメッセージでお問い合わせください! #館山 #館山市 #館山グルメ #神余 #ふれあい神余の里 #ふれあい神余の里マルシェ #かなまり #かなまり里山食堂 #農産物直売所 #新鮮野菜 #ジビエ #イノシシ #猪肉 #イノシシ丼 #猪丼 #館山ジビエ #マルシェ #館山ジビエ #猪肉販売 #ジビエ販売 #出店者募集中 #昭和レトロ https://www.instagram.com/p/CpgyIB4PcQV/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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『 貨物列車で行こう!』長田 昭二 緒 (文藝春秋)
わたしも乗りたい。
第一章 ついに貨物列車に乗る! 貨物線を歩く/乗れないから乗りたい――そこにロマンがある/人知れず日本の物流を支える駅/極限までのスリム化/「拳一つ分」の隙間/動力車の拠点「機関区」/ついに貨物列車に乗る!/突然の鉄道無線/いよいよ「貨物専用線」に進入/東京で貨物列車を見ない理由 第二章 ルポ・東京貨物ターミナル 鉄道貨物の全容を見るべく「東京タ」へ/貨物列車に乗って貨物駅に向かう/「新鶴見信号場」とは/梯子段を上る「垂直乗車」/「ブレーキ、ゆるめーゆるめー!」/心躍る〝短絡線〟/「いよいよ来たか……」貨物列車は地下へ/羽田空港の下を通る点線=東京港トンネルへの憧れ/昭和で見た夢が令和に実現/添乗区間が延長した!/「東京タ」の構内をほぼ二往復/輸送量は毎年約一〇三%の伸び/高まる大型コンテナのニーズ/変わりゆく物流の仕組み/日本最大の貨物駅にある「中央研修センター」に��入/異常生時の対応を学ぶシミュレーター/ここに座った以上は定時運行遂行の義務がある/「輸送指令」は〝二度呼び〟が基本/懐中電灯一つで長大な列車を点検 第三章 経営再建と未来の貨物輸送――JR貨物トップインタビュー 「変えるをよし」の企業風土が自信をもたらした/さらなる被害が予想される南海トラフ地震への対策/経営が厳しいJR旅客会社が増えた現状/貨物輸送の新提案・新幹線による鉄道輸送は?/総合的な輸送体系「モーダルコンビネーション」という概念/「安全」のための人材確保と労働環境の整備が不可欠/あらゆる物流の集積地点「東京レールゲートWEST」/銀行員、ハウステンボス……様々な経験から生まれた経営軸/「企業として安全はすべての基盤である」/原風景は「貨物列車のある情景」/「ベテランから若手へ」鉄道を支える、技術を受け継ぐ仕組み/運転士によるリレー方式――確立された輸送体系が強み/鉄道貨物が抱える問題をテクノロジーで解決できるか/従来の設備を有効活用「積替ステーション」/「空荷」を解消した「ビール列車」 第四章 広島車両所探訪記 重要拠点・広島/迂回運転を実現した「匠の技」/歴史を刻む広島車両所/「日本一」の車両所/全般検査と重要部検査奈々枝歴史ゆえの「使いにくさ」/「走って磨かれて輝く」車輪/時に親子、時に兄弟/機関車にはトイレがない/憧れの〝車掌車〟の現実/ベテランから若手へ「技の伝承」/車両所は「大きな家族」 第五章 「セノハチ」貨物列車添乗ルポ――広島貨物ターミナル駅‐西条駅 フィーダー輸送の拠点/数字に出てこない忙しさ/日本一のフォークリフトドライバー/営業面の司令塔/もし列車が遅れたら……信号扱い所の修羅場/〝途中下車〟できない貨物は……/鉄道マンにとっての〝難所〟はマニアにとっての〝名所〟/九州と首都圏を結ぶ物流の大動脈/居住性に優れた運転室/無線の通信に沸き上がる感動/普段乗れない貨物線を走行/本格的な上り坂へ――補機本来の業務開始/上り線には架線が二本/「ノッチオフお願いします。どうぞ」/登りきって連結を外す/「ポウッ!」遠ざかる本務機/待ち時間も切らさない集中力/「発車!」「進行!」一人ぽっちで走り始める/視界も広く、軽快に走る/帰りのほうが忙しい/シカ、イノシシ……夜に遭遇する動物たち/登りと同じ十三分で「瀬野八」を下り終える/列車は貨物専用線へ。時速八十キロで快走/廃車を待つ〝もみじ色〟の機関車/物流を支えるプロの技と知恵 第六章 「文藝春秋」を北に追え!――青函トンネル貨物列車添乗ルポ 大きなミッションを持って貨物列車に乗り込む/「文藝春秋」十月号の積み込みを見学/貨物の積み下ろしや旅客の乗降は行わない「青森信号所」へ/貨物列車でなければ通れない区間に感じるロマン/中村さんが席を譲ってくれた理由が判明/トンボが乱舞する田園地帯を疾走/青函トンネル五十三キロを貨物列車はひた走る/世界第四位、長大トンネルの入口/しばらくすると飽きてくる……運転士の眠気対策は/地上に出たと思ったら次々とトンネルが……/津軽海峡と函館山を望む〝絶景路線〟/急に無数の線路と並走するようになり……/三〇五九列車は定刻より二分遅れで到着/「北斗9号」で三〇五九列車を追跡/コンテナ貨物取扱量全国二位の「札���タ」/十七時間五十分の鉄路の旅/「盛りだくさん」にもほどがある一日の終わり/一日半ぶりの対面/「イクラ丼」か「混載丼」か/「あとがき」に代えて
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電撃マオウ 2023 1月号(罠ガール)
掲載対象:電撃マオウ 2023 1月号 掲載ページ:P423〜484 掲載コーナー:罠ガール 監修者:安田大介、松川哲也
電撃マオウの(2023年1月号)にて、連載中の漫画『罠ガール』のジビエ料理編の監修を安田と松川(てっちゃん。kedicafe)にてさせていただきました!
シカ肉やイノシシ肉を使った、美味しくて、ちょっとオシャレな?ジビエ料理をkedicafeさんの全面協力(てっちゃんと奥さんのカフェ)により、監修させていただきました。
kedicafeも漫画内にバッチリ出てきます!再現度がエグい。 どのメニューも実際にカフェで作って、みんなで美味しくいただきましたよ。
途中、やすともさんがカラスを持っきて、カラスカレーを作るという展開も・・・。
↓取材当日��僕(安田)の服装や、カラスが好きな部分も含め、かなり忠実に漫画に再現されてます・・・。
カラスカレーの味はいかに・・・。
取材時の写真もいくつか。
ロコモコ丼。
イノシシ小籠包を包む。(大きさがバラバラ!)
取材中、美味しいコーヒーをいれてくれるてっちゃん。
小���包の中に餃子が混ざってるやん!
今回の雑誌掲載分は、『罠ガール』第8巻に掲載されると思います!
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栃木旅行(2020.08.23~24)
「いわむらかずお 絵本の丘美術館」 原画には圧倒された。敷地内の自然環境も素晴らしい。 運よくご本人ともお会いできた。これからもお元気で。
「まほろばキャンプ場」 1家族、2,000円で利用できる。親切なオーナーがいます。 川で遊べるのも夏場は嬉しい。近くに温泉・スーパーあり。
「なかがわ水遊園」 魚やエイと一緒に泳ぐカピバラが印象的。まるでアザラシ。 そば処あり、産直あり、ザリガニ釣りありで1日楽しめます。
「道の駅 ばとう」 二日にわたりお邪魔しました。ここで買った梨の美味いこと。 イノシシ肉丼、ジェラート(種類豊富で迷います)も是非。 那珂川町のポテンシャル高いです!とても良いところでした。
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今日はきのこを使った「きのこの山丼」を作りました。見切り品コーナーで処分されそうなキノコ達を救助。卵とじにしてご飯にトッピングです。食物繊維豊富で少しだけイノシシ肉入れてます。つゆだくにしてうどんにかければ「きのこの山う丼」になります。
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ラーメン二郎を一日で三食くらった時の話
ジロウと呼ばれる少女から電話がかかってきたのは、水曜日の早朝のことだ��た。外は小雨が降っていて、絶好のひきこもり日和だった。ぼくはその日、ひさしぶりの休日で、ゆっくり体を休めようと前々から考えていた。昼過ぎに起きて、コーヒーを淹れ、スパゲッティをつくり、メシアンを聞きながらねむりにおちる、退役軍人のように贅沢な休日を過ごすつもりだったのだ。 ぼくは夢の中で昔すきだった女の子と放課後の教室でたわむれていた。ぼくは夢の中で16歳になっていた。当時クラスでも地位の低い層に位置し、ナメクジのように矮小な存在であったぼくには、このような甘美な思い出はない。これは記憶の再現ではなく妄想なのだ。 夕日の中、ふたりの手が重なったとき、突然アイフォーンが屠殺前の鶏のようにけたたましく鳴り響いた。そしてぼくは2019年の東京にひきもどされてしまう。目を開けると見慣れた中央線沿いの安アパートの天井がそこにはあった。休日のあまい眠りを阻害されたことに腹をたてながら、ぼくはアイフォーンの画面を見た。非通知発信からの電話だった。いつもなら無視するところだが、なにか予感めいたものを感じたぼくは、応答を意味する緑色のマークをフリックして、その大人しくなった機械を耳に押し当てた。 「わたしよ。ジロウよ」とジロウと呼ばれる少女は言った。 「きみか」とぼくは簡単に言った。 なぜ彼女がぼくの番号を知っているのか、なぜ平日の早朝に電話をかけてきたのか、疑問は多くあったが、なぜかぼくはこの状況をすぐに受け入れるようとしていた。それは彼女の持つ独特の性質によるものだ。彼女は突拍子もないことを納得させるなにかを持っている。 「やれやれ。こんな朝早くからいったいなんの用だい」ぼくはまどろみの中に片足をつけたまま言った。「ずいぶんひさしぶりじゃないか。それにしてもこんな朝早くに急に電話なんていただけないな」 「ラーメン二郎に行くわよ」とジロウと呼ばれる少女は言った。 「なんだって?」 「ラーメン二郎に行くわよ」 ジロウと呼ばれる少女は壊れた玩具のようにくりかえした。ラーメン二郎だって? 「オーケー。きみがラーメン二郎に行きたいということはわかった。でもなんでまた、こんな朝早くにとつぜん連絡してくるんだ」 「三田本店は8時半からあいているのよ」 会話が通じないのはいつものことだが、さすがに起き抜けにこの会話は堪えるものがあった。 「ラーメン二郎に行きたいことはわかった。ならばきみはひとりで行けばいい」 「7時40分に田町」とジロウと呼ばれる少女は有無を言わせぬ口調で言った。「わかった?」 「7時40分に田町」ぼくはおどろいてくりかえした。部屋にあるディジタル時計の針は6:21をしめしていた。「かんべんしてくれ。そもそも、そっちはぼくの電話番号を知っているのに、自分は非通知でかけてくるなんて非常識じゃないか? きみはいつも――」 「あなたはきっと来るわ。私にはそれがわかる」 ジロウと呼ばれる少女はそう言って唐突に電話を切った。 やれやれ。いつもこうだった。彼女はいつもとつぜんなのだ。とつぜんぼくの目の前にあらわれてぼくの心を乱して去っていく。まるで夏の積乱雲のように。そしてぼくはその雷雨にあらがうことはできず、いつもただ受け止めるばかりなのだ。 ぼくは布団から這い出て、洗濯物や読みかけの本が溜まっていることを思い出しながら、シャワーを浴びて、それからおろしたてのジャケットを着た。いつもこうだ。ジロウと呼ばれる少女のことばに従わざるをえない。ぼくの一連の行動は、まるで高度な洗脳にかかった愚かな信徒のようだった。靴のかかとに穴が空いていることに気づき、すこし憂鬱になりながら家を出た。やれやれ、ぼくはいったいなにをしているのだろう? とにかくこうして、ぼくのラーメン二郎をめぐる冒険がはじまった。
ジロウと呼ばれる少女がジロウと呼ばれる由縁は簡単で、ラーメン二郎が好きだからだ。 彼女はラーメンを愛した。昔ながらの醤油ラーメンを愛した。濃厚な魚介豚骨を愛した。芳醇な鶏白湯を愛した。 コクのある味噌を愛した。エグみの強い豚骨を愛した。脂っこい家系を愛した。そして、とりわけラーメン二郎にたいしては、なみなみならぬ愛情をもっていた。それゆえ、彼女は女性でありながらジロウという愛称で呼ばれるようになっていた。 「今や全国にラーメン二郎は数多くあれど、こんなに朝早く、八時半からやっているのはこの本店だけね」とジロウと呼ばれる少女は言った。 三田本店の列に並ぶ彼女は注目の的だった。同じく列に並ぶ男たちからの視線を強く感じる。彼女は平日の早朝にラーメン二郎に並ぶ――だれがどう見ても容姿端麗な――女性である。 読者諸兄にはあらためて解説する必要はないかもしれないが、一応ラーメン二郎について簡単な説明をしておく。 ラーメン二郎は1968年、東京都目黒区の都立大学駅近くに最初の店が開かれた。店主の名前は山田拓美。通称「総帥」と呼ばれている。1970年代前半に港区の三田通りに場所を移してからは慶応義塾大学に通う学生にとってのオアシスとなった(給油所と表現したほうが正しいのかもしれないけれど)。1996年に三度目の移転をし、桜田通り沿いに現在の店舗をひらいている。基本的には豚骨でダシをとった醤油ラーメンである。これだけ聞くと巷によくある普通のラーメンを想像するかもしれない。しかし、味もビジュアルも強烈で凶暴なのだ。まず量が多い。 ラーメン二郎��おける「ラーメン」あるいは「小ラーメン」は 普通のラーメン屋の特盛のサイズである。「大ラーメン」の量については説明しなくても想像がつくであろう(もっとも量は各店舗によって大きく異なるのだけれど)。太麺の上にはたくさんのヤサイ(野菜ではなく「ヤサイ」だ)と巨大な豚肉(その質量から、ラーメン二郎では「チャーシュー」ではなく「ブタ」と表現する)が乗っている。慣れない人にとっては見た目だけで食欲を消失してしまうだろう。希望をすればそのヤサイの上にアブラ(背油)をかけることができる。そしてスープはかなり味が濃い。化学調味料の溶けた醤油豚骨スープは味蕾を強烈に刺激し、脳味噌の味を感じる部分を直接殴打しているのではないかというほどのを衝撃あたえてくる。「ラーメンではなく二郎という食べ物」とまで言われるようなこの特異な麺類を提供するこの店には熱狂的なファンがついていり���東京ラーメン界で不動の地位を確立していた。 そんな凶暴なラーメンを饗する店(しかもお世辞にも店内は綺麗とは言い難い)に――すくなくとも見た目は――可憐な女性が並んでいるのである。「近くの慶應義塾大学に通っている、講義前に食べにきた学生」とするならば納得はできなくはないし、そういった熱心な女学生は一定数いるのだろうけれど、それにしてもジロウと呼ばれる少女が、この行列において異質な存在であることには変わりはなかった。砂漠に迷いこんでしまったホッキョクグマが目立ってしまうのと同じように。 しかしジロウと呼ばれる少女は慶応義塾大学の学生ではない。そもそもぼくは彼女が何歳なのかも知らなかった。身分、出身、現住所、といった基本の情報すら知らなかった。高名な陶芸家の孫だとか、 某国のエージェントだとか、 六か国語に精通しているだとか、仮想通貨を動かして巨万の富を得ただとか、覆面作家として活躍して何回も芥川賞候補になっているだとか、『トゥーランガリラ交響曲』のピアノを全楽章暗譜しているだとか、そういったうわさはいくつも聞いたことがあるけれど、どれも裏づけはない(渋谷で外国人と耳にしたことのない言語で話しているのを見かけたことはある)。ぼくが彼女についてただひとつ知っているのは、無類のラーメン好きでジロリアンということだけだ。 「ごらんなさい」ジロウと呼ばれる少女は店の中に目線をやりながら言った。「各店舗から次世代の店長候補が集まってきているわ」 ラーメン二郎はのれん分けという形で、弟子たちが全国に「ラーメン二郎」を出店している。店長になるための決まりとして、ここ三田本店での修行が必須となっているのだ。未来の店長を志す者が働きに来るのだ。 「そしてジロリアンのメッカでもある」 ジロリアンというのはラーメン二郎��好きな人間の呼称である。 「そう、わたしやあなたのような」 ぼくはあわてて訂正した。「冗談じゃない。ぼくはジロリアンなんかじゃない」 「そうかしら? こんなに朝早くから三田本店に並ぶなんて立派なジロリアンよ」 「きみが呼んだんじゃないか」 「でもあなたはあなたの意志でここに来た。そうでしょう?」 ぼくはこれ以上の話の展開を面倒に思い、そこで打ち切ってしまった。きみに高度な催眠をかけられているんだよ。そんなことを言ったらまた面倒なことになるし、行列にならぶ他の客にこれ以上奇異の目で見られるのは避けたかった。5chに書きこまれてしまうかもしれない。というか、すでに書きこまれていもおかしくはない。ジロウと呼ばれる少女は、この界隈の知る人にとっては有名人なのだから。
やがて助手(ラーメン二郎では店主以外のスタッフのことを「助手」と呼ぶ)に招かれ、ぼくたちは店内に入店した。店内の雰囲気はきわめて和やかだった。総帥がスタッフや常連客と談笑しており、「イッヒッヒッヒッ」と特徴的な声で笑っている。 休日の朝からなにをしているのだろう、とぼくは思った。とにかくこれを食べたら家に帰って眠ろう。もっとも、朝からこんなに重たいものを食べて快眠を得られるとは思い難いけれど。先日つくったジェノベーゼ・ソースが冷蔵庫に入っていることを思い出していると、助手のひとりに「ニンニク入れますか」と訊ねられた。 ラーメン二郎では提供前にトッピングの有無を訊かれる。「はい」あるいは「ニンニク」と答えるとニンニクが盛られ、「ヤサイ」といえばモヤシの量が多くなり、「アブラ」と答えるとセアブラが乗り、「カラメ」というと醤油の量が増える。ニンニクとヤサイがほしければ「ニンニクヤサイ」と答えればよいし、アブラだけほしければ「アブラ」と答えればよい。この一連のやりとりを「コール」と言う。それにしても「ニンニク入れますか」と訊かれ「ヤサイ」とだけ答えるのは、会話が成立していない気もする。 ぼくは「ニンニクアブラ」と答えた。言ってから、なぜアブラを増してしまったのだろうと後悔した。ちなみに「ニンニクスクナメ」というとニンニクが少量盛られる。「アブラスクナメ」でも同様に少なめの背脂が追加される。だがしかし「ヤサイスクナメ」と言うと「ヤサイが少し追加される」のではなく「デフォルトから減量されて」提供される。非常にややこしい。 ジロウと呼ばれる少女は「全マシ」とコールした。正気の沙汰ではない。なぜなら彼女が頼んでいるのは大豚ラーメンなのである。「豚」のつくラーメンはただでさえ大きいブタがさらに何枚か追加されるメニューのことだ。さらに麺が大盛である。そこにトッピングをすべて追加。麺、ヤサイ、ブタ、スープの濃さからざっと換算すると幸楽苑の醤油ラーメンの十杯分くらいの威力があるラーメンのできあがりだ。彼女は朝からこの量をたいらげようというのだ。 ぼくの小ラーメンはトッピングが少ないこともあり、間もなく着丼した。
正直なところまったく食欲がない。 割り箸を握るぼくの手は、まるで難解なエチュードの楽譜を目にしたピアノ初心者のように硬直していた。 ジロウと呼ばれる少女の前に置かれたラーメンは、ラーメンと形容していいのか迷う一品であった。そのビジュアルは醜悪と形容しても差し支えないはない。未開の地の部族が祭事で供する料理のようにも見える。着丼するなり、彼女はものすごい勢いでラーメンのようななにかを食べはじめた。まるで数日ぶりの獲物にありついたライオンのように。その姿に、客はおろか助手たちも唖然としていた。 意を決して、ぼくも目の前のそれの解体作業にとりかかった。まず、麺を引っ張り上げヤサイの上に載せる作業、通称「天地返し」をする。これを行うことによって麺の伸びと味の染みこみを抑えつつ、さらには冷まし、ヤサイを汁に漬けることができる。ぼくは小食なほうではないけれど、起き抜け早朝に食べるものとしてはいささか難儀な代物であった。それでも化学調味料が食欲を無理矢理ブーストさせ、なんとか食べきることができた。その時―― 「ごっつぉさん」 それはまるで中年男性のような台詞だったけれど、その言葉を発したのはジロウと呼ばれる少女だった。目の前の爆弾を処理するのに夢中であったぼくは、彼女のペースには気を配っていなかった。もう食べきったというのか。彼女はどんぶりをカウンターの上に上げ、布巾でテーブルを拭きはじめた(この一連の流れをフィニッシュムーブ)という。それはまるで熟練の工芸職人のような美しい動きだった。 ぼくとジロウと呼ばれる少女が食べ終えたのはほぼ同時ということになる。小ラーメンと大豚ラーメン全マシは高尾山と富士山くらい差があるといっても過言ではない。それをほぼ同じ時間で踏破したのだ。おそらく7分くらいだったと思う。尋常ではない。連れ合いの客がこちらを見ながら耳打ちをしてなにかを話していた。大豚ラーメンを早食いする端正な顔立ちの少女の存在は、このようにしてひろまり、有名になっているのだ。ジロウと呼ばれる少女は、きまって白いワンピースを着ていることから「大豚の君」というあんまりなネーミングで5chやTwitterで話題の人物となっているのだった。
ぼくたちは店を出た。食べ終わったらすぐに退転するのがラーメン二郎の、いや行列のある飲食店のマナーだ。ぼくの足取りは非常に重くなっていた。それは胃を圧迫している二郎の存在によるものに他ならない。二郎と呼ばれる少女は、これくらいをたいらげるのは大したことではないという顔でペプシ・コーラ(ゼロカロリーではない)��飲んでいた。 「さあ、帰ろうか」とぼくは言った。「もう帰って眠りたい。おだやかなアリアでも聞きながら眠りたい」 「なに言ってるのよ。次行くわよ?」 「次?」 「ラーメン二郎野猿街道店よ」 ぼくは突然冷水でも浴びてしまったように言葉を失った。ジロウと呼ばれる少女は真顔だった。真剣なのだ。 「なにその顔?」とジロウと呼ばれる少女は言った。「まさか、わたしがホテルに誘うと思う?」 ホテルの部分は無視することにした。「きみは今三田本店で大豚ラーメンを食べたじゃないか。これ以上なにを望むんだ」 「さらなる快楽」 「さらなる快楽」 「そう」 こうなってしまってはだれもジロウと呼ばれる少女を止めることはできない。突き進むだけ突き進んで、我に返るまで止まらない。 春先のイノシシと同じように。 そしてぼくも抗うことはできない。朝方に電話をとってしまったあの瞬間で、ぼくの今日一日の運命は決まってしまったのだ。 かくしてぼくは重い腹をかかえながら、京王堀之内駅という、それこそラーメン二郎を食べに行く用事がなければ生涯訪れることはなかったであろう場所まで行くことになった。
野猿街道店はラーメン二郎の中でも屈指の量を誇っている。しかしながらあまりの美味さにスルスル食べることが出来た。それは感動的な美味さだった。朝に三田本店を食べて食欲がないにも関わらず、夢中で麺を胃に流しこむことができた。お腹が空いていたらもっと美味かったに違いない。また来よう。
「最後は歌舞伎町店に行くわよ」 「勘弁してくれ」 「一日で三食二郎食べるのって夢だったわ」 「ひとりでやってくれ」 「端折らずに描写するのよ」 「三田本店編だけですさまじい文量なんだ。勘弁してくれ」 「行くわよ」 「やれやれ」
完食。このような無益な殺生はもう二度とやるまいと心に誓った。 それからぼくたちは歌舞伎町のラブホテルに入り、性交をした。最初のキスはニンニクのflavorがした。
≪了≫
※この話は事実を基にしたフィクションです。
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京都で唯一の野菜ソムリエ認定レストラン 『京都イタリアン欧食屋kappa』平部です! ‼️50品目以上のお野菜が 楽しめるコースがおすすめ‼️ おはようございます🤗 本日はディナーメインをご紹介させていただきます‼️ こちら 『イノシシの赤ワイン煮込み』です✨ ジビエの中でも栄養価が高いとされるイノシシ🐗 牛肉と比べると高たんぱく質、低脂質(6分の1)で、エネルギーが半分です‼️ また、鉄分を多く含み、牛肉の2倍なんだそうです✨ イノシシ肉は、豚肉と比べると鉄分がおよそ4倍、ビタミンB12が3倍にもなるみたいですよ‼️ なかなかご家庭では食べれないお肉を当店で是非お召し上がりくださいませ😌 明日より営業スタートとなります‼️ 《ランチ》 11:30〜14:30 《ディナー》 16:00〜22:00(l.o20:00) 🥦テイクアウト受け渡し 昼の部 11:30~13:00 夕方の部 16:00~18:00 🍅デリバリー 昼の部10:00~12:00 夕方の部 16:00~18:00 ※ ルート配達の為時間指定不可🙇♂️ 📞TEL075-708-6393 🍅🥬🥝🥦🧄🧅🫑🌶🌽🍑🍅🥑🍊🍓 #京都 #四条 #烏丸 #イタリアン #野菜ソムリエ認定レストラン #京野菜 #京都ランチ #京都ディナー #欧食屋kappa #vegetables #ファスティング #ビーガン #四条烏丸ランチ #四条ランチおすすめ #四条ごはん #四条烏丸ごはん #京都イタリアンランチ #四条イタリアン #四条烏丸イタリアン #京都イタリアン欧食屋kappa #京都ローストビーフ丼 #四条烏丸ローストビーフ丼 (欧食屋Kappa お弁当事業部) https://www.instagram.com/p/CYPsm1yvlGF/?utm_medium=tumblr
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シモキタでの昼メシミッションが果たせなかったので新宿に出てBergでイノシシ丼とポークアスピック。 このポークアスピックってどうやって作るんだろうな? これを丼メシに敷き詰めて食いたい (Beer & Cafe BERG -ベルク) https://www.instagram.com/p/CSf9NMdF0l5/?utm_medium=tumblr
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【自粛してたインスタ振り返り】6/5、久々の新宿ベルクで食べたイノシシ丼。美味しかったす。 #berg #ジビエ https://www.instagram.com/p/CFBc2cRjOUM/?igshid=zqxhc5xhg0jk
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先ほど帰宅しました! 明日の雪に備えて水道道路沿いのタイヤ屋、ベアクロスさんは大忙し! ラストは深夜3時までスタッドレスタイヤの交換で埋まっているそうです。 明日から世間は三連休ですからね。 本当に無理なタイミングでタイヤ交換を快く引き受けて頂きました。ありがとうございました! 皆様、余裕を持って雪対策はしましょう! 本日は佐倉市の市境を自転車でひたすら周ってきました。 谷津田の景色が土砂でいつの間にか埋め立てられていて悲しくなりました。 しかもなぜかガードレールごと一緒に埋め立てられていたり切り倒した木をそこら辺に放り投げてあったりやりたい放題です。 生谷のヤード街と違って全然、この地域は管理されてないように思えます。日本語記載も無く雰囲気は海外のスラムです。 私もガソリンエンジン自動車の整備士免許を持っているからわかるのですが、、 そこら中に腐ったガソリンの匂いが充満しています。。。廃油の垂れ流しをしているような危ない予感がします。 担当課に聞いてみます。 佐倉はヤード街、日本一と言う事で地域の方が誰も立ち寄らない場所も佐倉は多いです。 地域との交流を深める事でお互いの監視の目も生きてきますからもっと話をする機会を作りたいと思います。 また途中、イノシシ注意の看板が何本も立っていますがやはり廃道になっている谷津田には良いエサがあるようで集まっています。 道がなく使われなければ意味のない土地も多いので道を繋いでいく作業を続けて行きます。 自転車で周ると車と違い、気になった所にすぐアクセス出来るので新しい発見が多くあります。 お昼は途中にあった十割そばの「さちの」さんへ。 蕎麦の出汁を使ったカツ丼を食べたかったのですが蕎麦ののお店で蕎麦を頼まないのもなぁと自問自答して盛りそばと豚天の組み合わせ。 やっぱりこのお店のお蕎麦は美味しい。 お昼はたくさんの方で賑���っているお店ですから皆さんもぜひ行ってみてくださいね。 私に聞いたと言ってもサービスはありませんけど(笑) 何件か市政への要望や相談などで回らせて頂き、夕方の予定の前に志津駅北口で駅頭です。 のぼり台がないので自転車に括りつけました。 政治活動用の2連ポスターを貼ってくれる方もいたりしますので常に補修セットと合わせて2連ポスターも積載してます。 予定が終わったあと急ぎ、そばカフェさんで行われていたお笑いライブへ。 着いたらちょうどライブ終わってました。悲しい。 #佐倉 #佐倉市 #お笑いライブ #人力舎 #サンミュージック #そばカフェ #さちの #ヤード #スラムダンク https://www.instagram.com/p/BtoGxI8lLn6/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=cpryuedro7kj
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レストラン手取川
石川県白山市木滑出75-1
味:★★★☆、コスパ:★★★☆、立地:★★☆☆
結構前になりますがジビエ料理をお手軽な価格で食べられるところを見つけました。ちょうど場所は白山一里野温泉スキー場の近くで冬スノボーの帰りに夜のにもちょうどいいです。
食べたのはくま丼。味わいはイノシシのお肉に似た感じ。イノシシもそうなんですがサシがないので結構淡白な味わいでした。美味しかったです。ここではイノシシも食べられるし、川魚(イワナ、鮎)もいただけるので良さげでした。来年スノボーの帰りにまた行こうと思います。
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イノシシ丼をつくったよ! 狩りからはじまるレストラン #ハントクック http://selectbutton.jp/apps/huntcook
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先ほど家につきました〜👳♀️ 先週の23日から新潟や東京などにいっておりまして、メインは「石塚友和歌謡ショー5周年コンサートJR大糸線開通60周年記念糸魚川駅大火復興チャリティ」にTaiko Music XEROとしての出演でした!💪 さっきフェリー近くのなか卯で食べた親子丼の写真も🐓 #新日本フェリー#小樽#tokyo#otaru#Hokkaido#tokyo#itoigawa#東京#糸魚川#新潟#北海道#フェリー#日本海#太鼓#Taiko#Japanese#XERO#演歌#Enka#日本舞踊#japanesedance#ラーメン#上越屋#トンカツ#銭形#ピザ#パスタ#バンビーノ#ハッシュタグ#いれすぎ#食べたもの#載せるだけ#信州そば#ゴーゴーカレー#オリーブ#おいしいやつ#イノシシの肉#マルゲリータ#カルボナーラ#きりないからおわり#新潟おいしいものたくさん (ビーチホールまがたま)
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山葵谷トレッキング 開拓編
「シマヤマ」な山葵谷トレッキング
昨年に引き続き山葵谷トレッキング今年度第一回開催。山登りたいねと話していた友人を誘ってそこからメンバーを募った。
今回は町内の猛者から津和野、山口と ボーダレスなメンバーとなった。
「俺らって、島根って感じでもないよね。すぐ近く山口だし。」
(そうなんです!自分も山口との境に住む一人。ギリギリ島根の山口くん。)
「じゃあ、この界隈ってなんて表現したらいいかね?」
「シマヤマ じゃね?」
と言った具合で、勝手にシマヤマと名乗り始めている。
今回はまさにシマヤマなメンツである。
何で山葵なのか、何でトレッキングなのか。
山葵の谷は今まで隠されてきたものだった。人に見せるものではなかった。我が城として、マツタケまでは行かないまでも、家族や一部の人には見せるが、山奥にひっそりと鎮座するものとして扱われてきたのだ。
自分は受け継がれてきた古い文化が好きだ。そんな中で山葵というのはまさに「絶滅危惧文化」山越えてお隣の匹見や日原では、盛り上がりを見せつつあるが、吉賀町では 山奥の 谷の 在来種 なんていうものはほぼやっている人はいない(いないことも無いが。)。
この封印されてきたものの封印を解く。在来の種を後世に残していきたい。山葵は吉賀町、谷のご縁をいただいた柿木、そして周辺のシマヤマにとってとても貴重な種だと思う。
それと、山は自分にとって理屈無しに開放的で、人生に必要な要素なのだ。だから 山葵の谷 に関わることは、私にとって仕事ではなく、生きるという喜びそのものだ。つまり登山だ。トレッキングだ。
山を愛する人たちと共に
貴重な山葵の谷を 復活させ! 愛で! トレックする!
この考え方を詰め込んだものが「山葵谷トレッキング」である。
今回は 「山登りたいよね!」 と話をしていた友人に声をかけ、仲間を募った。 山やアウトドアーを愛する人たちだ。それと、山葵谷トレッキングのアイディアをいただきたかった。「自分はこんなこと出来るよ」って。
登山口(笑)の途中、ここは「長崎谷だよ。」と クンペイ が教えてくれた。
長崎谷の山葵谷トレッキングが始まった。
オールドスタイル
今回は1つ、自分の中で大切なテーマがあった。
ワラジ職人の なるくん に声をかけた。
ワラジで谷を登れないかなということ。
彼の古い文化愛には目を見張るものがある。が、何を隠そう、自分こそ古い文化大好きなのだ!そんな中で「ワラジ職人」となってくれたなるくん!君はすごい!「今回ワラジで登ってみて欲しいんじゃけど。あとで俺も作って登るけ。」とここは彼任せにした。(自分は地味だが、素足感覚をテーマに地下足袋と田靴を山のメインアイテムにと研究中だ。)
そうしたら、全く別の流れでクンペイが 背負子 を持ってきてくれた!現代によみがえる いにしえの山スタイル まさに絶滅危惧種がここに復活した瞬間!
「なんかネパールのポーターみたいだね。」って誰かが言っていた。
そうだね、お客さんの重装備を横に、大きな荷物を サンダルとズタ袋で 軽快に登ってしまう。そんなポーターが日本に出現した感じだ。それも面白い。
さて、ワラジ を自分はリクエストしたのだが、彼はワラゾウリ を履いてきた。草履はツッカケで、要するにサンダル。ワラジは足首に巻きつけることが出来る仕組みになっていて、かかとも守られる。要するにムーンサンダルみたいなやつ。
サバイバルな野生感が半端ない。
トレッキングならぬ開拓団
登りはじめるや、潅木、草、ツルが行く手を阻む。
パーティーの先頭に立っているので当然、ナタガマを振り回し、ばっさばっさと道を開拓しながら上るのだ。ついてくるほうも大変だ。急斜面やガレガレの滑りやすい場所もある。1人ならまだいいが、6人となると安全なルートを確保しなければならない。
ロープやはしご、草刈り、潅木刈り、道をはっきりさせる。谷にたどり着くまでには開拓をすることが山済みだ!山だけに。(にしてもこれをゼロから作り上げ、石を積み上げた先人には頭が下がる思いだし、残していきたい。)
途中、竹籠の麻が切れ、背負えなくなるアクシデントがあったが、やさしいゆーじさん(オットバル)に紐を差し出され、山人の準備の良さを感じた。しかしそのままいかないのがこの開拓団。なるくんがツルを差し出してきた。「これでいけるよ」という。しかたない。自分も地味にサバイバル力を見せる。
しっかりとつながった。
天界パーリー
予定の1時間よりもさらに40分ほどかかってしまった。山葵谷に到着すると、流石に皆疲れていると思ったので、コーヒーにしよう!と提案した。
そのままお昼の流れになる。
ここで、各メンバーの野での能力の高さを見せ付けられた!
イスを発掘して配置する。パイプを利用して洗い場が出来る。石のかまどが出来る。
シホ&マキはテーブルを作る。
クンペイはまさかの山での野草天ぷら!
ゆーじさんは西欧の雰囲気かおる豪華なみそ汁を提供!
そうそう、忘れてはいけない。登ったもの特権の山で山葵丼。それとシホ持参のお蕎麦に山葵!旬の山葵の花芽も入れて。
しめにまきさんのスウィーツ。なるくんのかきもち。
���昼はこんなにきれいで美しいものに。
自分だけならここまでは出来ない。メンバーに感謝。
テントはここで、
潅木を切って見晴らしよくして、
ここにバーカウンターでしょ、
ハンモックかけるならここ。
出る出るアイディア。 いただきましたー!
やはりここまでくると飲みたいもの。次回は是非泊まりでやりましょう。
谷掃除
楽しみすぎてすっかり時間もたち、昼寝もしたいところだが、谷掃除を体験してもらった。
山葵谷を復活させるには、余計な草を取り去り、トンギリとかトギリぐわと
呼ばれる細いクワを使って泥を流す 「谷洗い」 が必要だ。
現代的な方法なら、ポンプを使って強制的に流したり、
小さな耕運機を持ってきてかき回したりする。
そういう作業の効率化のために道を作りトラックが入れるようにもする。
しかし、自分が目指すものは、効率的な作業や見た目の良い高品質の山葵ではなくて、
どうやら「昔のそのままを残していくこと。」だと気がついた。
人と自然の共存
人が山と共存していくときに、
山葵谷はある種 聖地であってほしいと思う。
だから、人は自分の足で登り、自らの手で谷を洗い、山にひれ伏す。
その過程で出来上がった山葵をいただくのだ。
山に人が関わることで、山に賑わいを取り戻し、
人が必要な分だけ切り開いた林には、それに応じた生態。系が出来上がる。
自然が許してくれる範囲で、人は自然に影響を与える。 そうすると人も含めた生態系が出来上がる��だ。
人と自然との共存と調和。
結果として災害に強い山に、
里の人たちの貴重な飲み水に、
鮎やハマグリをはぐくむ水に、
モモンガやイノシシや熊が食べられる森に、
サンショウウオやゴギやヤマメのいる渓流に。
山葵谷にいたカスミサンショウウオ
共存とは、甘美な関係ではない。
生かし、生かされる。そこには脅かしあう緊張感もある。 だけど、どちらか一方が一方的に勝利はしない。
バランスが豊かさを生むことを知っているからだ。
山葵谷を通じて人と自然の共存する、人間も含めた生態系に関わっていきたい。
わんこたち
しろとこむぎちゃん 山のたのもしい相棒 わんこ
下山
下山が楽かと思って尾根を選んだが、急で、獣道しかないし、なかなか難しい。ルート確保必須。
ルート作りしてくれる人募集!
今後も登るぞー!
みんなお疲れサマーありがとう
ルートの整備、谷洗い、泊まれるパーリー会場
やることはまだまだたくさんある。
そして、山はあまり大人数では登れない。
およそ6名程度のメンバーと貴重な時間を共にしたい。
今後も月1くらいで企画をします。 是非ともに登りましょう。
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東京でインドの神様めぐり
初詣ではないのですがあちこち行ってきました。
韋駄天と烏枢沙摩明王と帝釈天
・麻生不動院 自分ちから一番近いお不動様です。 木賊不動、火伏の不動として親しまれています。 ということで、ここからスタート。
・新宿韋駄天尊堂 新宿ワシントンホテルの敷地内にある韋駄天堂です。 お隣に蛯子(うばこ)稲荷大明神。あきる野の稲取神社の管理です。 「韋駄天尊神」仏様ではなくて神様! こちらのいだてんくんが可愛いのですが、頒布している喫茶店がお休み。絵馬だけ頂いてきました。
新宿韋駄天尊堂、高層ビル群の中です。振り返れば都庁。 元は上州館林の城主の守護神として浅草に祀られていたのが明治になって引っ越してきたとのこと。 引っ越す際、荷車ではどうしようもないほどの立像に運搬人が呆然としていたところ、「心配することはない。坂やなんぞは俺れが���押してやるから運べ運べ」と囁かれ、お稲荷さんも含めて一度で軽々と運べてしまったそうです。めでたしめでたし。 戦神、勝負事の神、足の神(俊足、腰から足先までの病気)、食事に困らない、子供の守り神など。
夜の高層ビル群、線路越えて東新宿歌舞伎町ゴールデン街を、きらきら輝く孔雀に乗って悪を討つため(とお使いに)飛び回り、疲れたらココ壱とか富士そばでカツカレー食ってるといいです。
・海雲寺 京急青物横丁駅すぐそば、千躰荒神様で有名なお寺に烏瑟沙摩大明王も。 入って右手の独立したお堂に祀られていました。 熱心に拝んでいく方多数。 ホームページのパノラマ写真でぜひぜひ天井を見てください。(気が付かなかったので護摩祈祷する日にまた伺おうそうしよう) 品川のそばでしゃれっ気はないけど治安のいい、普通に元気な下町です。
何踏んでるんだろう。イノシシ?
・正山寺 京急泉岳寺駅から少し。 寺町の中のお寺で、山門に烏枢沙摩明王。 ガラスの反射でほとんど見えなかったのですが、側にお姿やいわれが書かれたパネル有。 八臂の優しいお顔の明王様でした。お札その他はなかったようです。 浄穢、受胎祈願、安産祈願、厄除け祈願。 落ち着いた住宅街です。
品川挟んで案外近い、違う町並みの中で祀られてた烏枢沙摩明王、品川の火伏と浄化、品川宿の旅人やお女郎さんの人に言えない悩みを聞いていたんでしょうか。
・題経寺 柴又駅そば。言わずと知れた柴又帝釈天です。 山門もお寺も素晴らしい木造です。 帝釈天、四天王がそろっていらっしゃるのですが、うっかり参道に流れてしまい拝観せず!! 参道は寅さん的昭和の雰囲気とお祭り賑やかですが、道一本離れると特に古い下町ではなく、普通の新興住宅地でした。
…ということで普通の紹介おしまい。 今度、待乳山聖天と水天宮行ってきます。 不動様や七福神はいっぱいあるので見なかったことに。
「旧年中はお世話になりました、今年もよろしくお願いします、よし、お年始おしまい」 「うん、そこで終わったら俺まで怒られるからも少し歩け」 京成電鉄柴又駅前。 大して広くはない駅前広場は往復の客と売店に出入りする客で身動きとりづらい。 近くまでバイクで来たウスサマとスカンダは、毎年のことながら人ごみにうんざりしているのだが、ウスサマには兄弟だか何だかわからなくなるほどの昔からの馴染み、スカンダには上司のインドラだ、なんとしてもお年始に行かねばならぬ。 駅前の寅さんの像で遊んだら、あとは地下鉄より混んでいる参道に突っ込むのみ。 「おとさん寅さん帽子買ったげる」 「俺似合わないんだよなー。団子食う?」 「ケバブやってるケバブ」 遊びながらも少しずつ人波に押されて帝釈天題経寺まで流れていく。
「うぉ、四天王お守りはないのに寅さんお守りある!」 「庚申と荒神混同して荒神札あるのはわかるんだけどさ、なんで帝釈天に烏枢沙摩明王札あんの」 「ここのデビルバスターアロー、インドラの矢だから絶対強いよ、買ってこ」 「それより帝釈天キティ守り強いぞ、いろんな意味で」
境内に入ってからも遊んでばかりいるので、しまいには四天王の誰かにいい加減にしろと首根っこ掴まれて、喜見城まで引きずられていくのである。 もう毎年恒例の待ち合わせである。 「あけましておめでとうございます、旧年中はお世話になりました、今年もよろしくお願いします」 「おなじく。あとお供え」 経木と新聞紙で包んできた中身は、無造作に切り分けたローストビーフ。 だが量がおかしい。多分脚一本分はある。 「新年を寿ぎ古式ゆかしく執り行いました火供であります、どうぞお納めを」 「河川敷でバーベキューしてたって言え」 「陣中見舞いだしお正月だから日本っぽくカレーにしようって言ったのに、おとさんが焼きたいって言うから」 「…カレーは日本料理じゃないの知ってるな?」 「ビーフカレーにとんかつのっけたのをインド飯とか言われても困るから日本料理」 「まあな」 忙しいインドラなのだが、それなりに休憩時間を楽しんでいるらしい。 「まあ、ゆっくりして行け」 「直属上司が、王様仕事しろ韋駄天手伝えって睨んでるから、捕まる前に逃げる!」 振り返ると増長天が目をそらす。 そして目を離した隙に、ウスサマもスカンダもさっさといなくなっていた。
「キーマもサンバルもゲーンキャオワーンもカリーアヤムも日本ではカレーなんだから、麻婆豆腐飯もカレーだと思う」 「一日中カレーカレー言っといて、なんで俺ら親子丼食ってんの」 「酉年だからおとさんと親子丼」 カレーもあるようどんも食べるよ、と、某チェーン店で肩並べてがつがつ食べて、そろそろお開き。
三が日も過ぎて神様仏様一息入れてる頃でしょうかのう。
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goodbye to old friends / ゆうこちやん、悪く思うなよ #downtobusiness #wildboarlunch #eatfirstaskquestionslater #共食い #イノシシ丼 #食べるのが先 (at 代々木公園 野外ステージ)
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