#とろっと卵の親子煮
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今朝のごはん。
とろっと卵の親子煮丼、白菜と金時人参の塩昆布炒め物、海苔とおくらの具だくさんおみそ汁。
おかしい。今日はこの後誰かに合う予定もないからと、カレーにする予定だったのに、なぜ朝🍚が親子丼なんだろう……😅
でも久々だから、まあいいや。どのみちいつものフリーズドライだから。
朝から神棚とお仏壇の拭き掃除をしてたので、🍚遅くなってしまったんですよ😥なので、今朝ももう手抜きが過ぎる!!
親子煮丼でたんぱく質がたっぷり摂れるし、あとのおかずは野菜でひと品だけ。白菜が1回分だけ残っていたから、塩昆布と合わせて漬け物にするか炒め物にするか。漬け物にするなら、もっと新鮮でパリパリしてる方が良いかな?ということで炒め煮に決定。
具材はその2つだけでも良かったんですが、やっぱりちょっと寂しかったので、急遽金時人参をピーラーで削って付け加えました。
白菜と金時人参の甘味が染み渡る~😆🎵
お味噌汁は、今朝もフリーズドライです。緑色系のおかずが欲しかったから、ちょうど良いや。
これから買い出しで麦みそを購入して来る予定なので、明日はちゃんとした自作のお味噌汁を食べれる……かな🤔
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1207-1211
1207 たくさん洗濯をした。朝から暖かかい日だった。キムチ鍋の残りにごはんと卵と餅を入れておじやっぽいものを食べた。この餅は母が仕事のお客さんからもらったもので(毎年餅つきするらしい)、食べきれないからと毎年わたしのところにもやってくる。わたしも食べきれなくて冷凍していたやつ。いや母はとっくに退職している。これはいつの餅だろう。いつのかわかんないけどふつうに食べられた。スープジャーにこれを入れてお昼にし、入りきらないぶんを朝食べた。
角川ふざけんなとバチぎれた日記を書いた。バチぎれた日記を書くとソワソワしてしまう。わたしはいろんなことをのろのろのろのろ考えているタイプで結論を遅らせがちなんだけど(意図して遅延させている面もある)、この件の差別的な宣伝文に関しては言える人がすぐ言わないとだめだと思った。「伝染する」はひどい。今後いろんな価値観や常識は変わっていく可能性があるけど、いま、この瞬間、「伝染する」にショックを受ける(受けた)人たちがいることを無視しちゃだめだと思った。どのような本も出版を妨げられるべきではないというのはそれはそうなんだろうけど、と同時にNOは言わなきゃと思った。このあいだの日記でも書いたけどわたしにはひどいミサンドリーがあり、自分のあたまで考えたつもりのことはまちがいだらけなんじゃないかと不安でたまらないし、実際しくじりも後悔も多い。でもそれはそれとして「伝染する」はありえねーわ。そう思ったいまのこの気持ちを大事にしたいと思った。
なんかいろいろ終わらなくて観に行きたかった映画を観に行けなかった。しょんぼりしながら帰って寝た。
1208 今日も暖かい。寒さに慣れてきたのもあるかもしれない。デニムのセットアップで出かける。セットアップって好き。太ってからメンズのセットアップをよく着るようになった。 甥の誕生日プレゼントを買う。妹にリクエストをきいたら絵本がいいとのこと。「からすのパンやさん」と「スイミー」が気に入っているからそれ以外のかこさとしかレオ・レオニとの指定。五歳になる。絵本の読み聞かせは書いてある文字をぜんぶ読んであげないと怒るそうで、奥付も音読しているらしい。偕��社、東京都新宿区市ヶ谷砂土原町…とかそういうの。わたしも親向けの解説とかぜんぶ読んでたな。
ブックファーストに行ったら絵本はほぼシュリンクされていて、中身が見られなくてちょっと困った。汚損防止だろうけど表紙しかわかんないんじゃネットで買うより不便だ…。 「どろぼうがっこう」、「だるまちゃんとてんぐちゃん」、「おんがくねずみジェラルディン」、「さんびきのやぎのがらがらどん」をチョイス。中身がわからないから自分の好きなものになる。ジェラルディンはえものおすすめ。だるまちゃんとてんぐちゃんだけシュリンクされてなかったのでぱらっと読んだ。こんないい話だったっけ…ちょっと泣きそうになった。
だるまちゃんがてんぐちゃんの持ち物をつぎつぎほしがり、お父さんに相談して近しいものを手に入れていく。天狗の下駄とか帽子とか。似ているものを探し、自分用を作り出していくさまがかわいくて面白い。あるときてんぐちゃんの鼻にちょうちょがとまって、だるまちゃんも長い鼻をほしがる。最初お父さんは蝶がとまるなら花だと思って色とりどりのお花を並べてみせるんだけど、ちがうそうじゃないんだ、花じゃなくて鼻なんだ、自分は長い鼻がほしいのだとだるまちゃんは訴える。お父さんはお餅をついて鼻を作ってあげて、だるまちゃんは立派な鼻を手に入れる。鼻の先に小鳥がとまって、てんぐちゃんも一緒によろこんで、めでたしめでたし。 めっちゃいい話だな。こういうのって、他人の所有物や身体の特徴をうらやましがるのはやめましょう、自分のあるがままを愛しましょう的なメッセージにしちゃいがちだけど、ほしいものをなんとかこしらえ手に入れるっていうのがいい。めちゃめちゃいい。飛躍しすぎかもだけどこれFTMの話だなって思った。
お昼はピザ。ドミノピザがブラックフライデーで600円というのをやっていて、ブラックフライデーってもう終わってないか?と思ったんだけど(一応ネットでも調べた、12/3までのキャンペーンと書いてあった)、店の窓には600円ですと書いてあるのでこれまだやってるんですかとたずねたらやっていた。一人で昼間からピザ食べるの浮かれてて面白いな。食べたらとても眠くなりやるべきいろいろが捗らなかった。夕方、通販とか書店さんへの荷物を送った。 夜ごはんはかぶと豚の炊き込みご飯。インターネットで見かけたレシピ。あとじゃがいもの煮物と、ほうれん草を炒めたやつ。ほうれん草はナムルかごまあえにしようかと思っていたけどめんどくさくなって塩胡椒で炒めた。炒めただけなのにやけにおいしくて、なんだか感心してしまった。それで(っていうのも意味わかんないと思うけど)久しぶりにヘミングウェイの『老人と海』を読み返した。
1209 甥の誕生日会。妹と妹の夫の勤めている会社の���養所みたいなところですき焼きを食べた。旅館みたいな畳の個室。甥が卵を割ってかきまぜてくれた。駅から保養所への道で父が転んで血だらけになり、店の人にばんそうこうをもらった。何やってんのと母は呆れ、父はばつの悪そうにしていた。これ以上言ったら機嫌が悪くなるからさっさと手当てして話題を変えようという連携プレーがあった。うちの父はいつも威張っていて口が悪く、その一方で信じられないくらいうっかり者で、離れて暮らしていると困った奴だなーとやや笑えるけど毎日一緒にいると扱いづらくて大変だろうなと思う。ただ母も言動に軽はずみなところがありわたしはしばしばぎょっとするので、まあちょうどいいんだろうなと思う。ちょっと飲みすぎた。瓶ビールを何本か飲んだあと、妹と父とわたしで日本酒の四号瓶をあけた。甥がどんぐりをたくさん拾った。一個ちょうだいと言ったら二個くれた。すべすべした立派などんぐりだった。すごく眠かったけど帰り道だったので新宿アルタ前のスタンディングにちょこっとだけ参加。STANDING DEMO QUEERS FOR PALESTINEっていうやつ。人多かった。帰ってから少し寝て、起きて小説を書いた。夜になっておなかがすいたのでコムタンを食べた。
1210 原稿を提出。ちょっとすっきりした気持ち。日記祭に行く。望月柚花さんと待ち合わせ。新しい下北沢にいまだ慣れないという話。ずっと慣れない気がする。バインミーを食べた。レバーペーストがこってりしていてパンがしっかり固くて、これだよ〜!というバインミーだった。 日記祭、わたしの探し方が悪いのかもなんだけど委託?の本がどこにあるのかよくわからなくていくつか見つけられなかった。売り切れもあった。うろうろ歩きまわって見つけらんない感じにきのうの父を思い出した。似てんのかな。口ばかり達者でうっかり者。でもいい天気であたたかくて、見つからないのもしょうがないなという気持ちになった。外でやるイベントいいな。隙間さんの『うつわ日記』と図Yカニナさんの『沖縄に六日間』を買った。 柚花さんと文章の話とか着物の話とかしながらビールを飲んだ。ミントマイナスマイナスのことを覚えていてくださってうれしかった。そしてしゃべっている途中、ネプリにしているステッカーのPalestinaのつづりがまちがってませんかと糸川さんがDMで教えてくださって、自分はほんとにうっかり者だな…と反省した。父はわたしの名前の漢字をしょっちゅうまちがえるのを思い出す。
ドーナツを買って柚花さんとバイバイし、国会前のデモへ。この日は黒のオールインワン(ツナギ)を着ていて、最近イベントとかスタンディングに行く���きよく着てる。どこでも座れるし���ケットいっぱいあって便利。日記祭行ってビール飲んでドーナツ持ってデモ行くのどうなんだと思いつつ、そのくらいで参加するおっちょこちょいがいてもいいような気もする。あとやっぱりこういうのにぶらっと行けるのは関東民の特権なんだろうなとは思うので、行けるやつは行っとくほうがいいかなと思っている。そこそこ元気で、子育てや介護やぜったい抜けられない仕事とかもないし。 国会前のデモは年齢層が高くてちょっとびっくりした。ナクバを生き延びたパレスチナ人のお孫さんという方がスピーチしていて、胸が詰まった。警察がすごく多かった。地下鉄の出口を出たところで「イベントに参加の人ですか?」と道案内されかけ、イベントではなくないか…?と思った。
日比谷公園でドーナツを食べ、さっき買った日記を読む。隙間さんの日記、写真(LINEの画面のスクショ)がたくさん袋に入っているもので、公園でこの束をカサカサめくる時間がすごくいいなと思った。内緒話みたいな感じ。futouさんのツイッターから流れてきてなんとなく日記を眺めたことが何度かあって、すっかり忘れていたんだけどちょっと前にツイッターをフォローしてくださってああそういえばと思い出した。日記祭でお話してみたかったんだけどfutouさんから来ましたとか意味わかんないことしか言えなかった。このあいだ角川にバチギレた日記を書いたとき、「毎日書いてる日記だけど、怒っていることについて書くと日記ではなくなるな…。でもこの日これを考えていたという記録だからまあいいかという日記。」というツイートにいいねしてくれてうれしかったの。でもわざわざ言うことでもないなと思った。『沖縄に六日間』は旅日記的なものが読みたくて買った。装丁がすごくいい。国会前の時点でスマホの充電はだいぶ少なかった。電源のあるカフェとかに行けばよかったんだけど天気がよくて思わず公園でぼーっとしてしまった。『ピュウ』を読みすすめた。 体力的にきついかなーと思ったんだけど渋谷ハチ公前のプロテストレイヴをちょっと見に行った。すごくよかった。スピーチがパワフルなのもよかったけど、音楽がすごくよくて…。赤と緑のスモークもよかった。渋谷駅前、スリバチの底に煙と音と声が溜まり、うねっていた。通りすがりに足を止める人も多かったように見えた。これ何やってるんですかと聞かれたのでちょっと説明。ステッカーをあげた。つづりまちがってないほうのやつ。帰って肉を焼いて食べた。
1211 何も捗らない一日だった。きのうおとといと活動的に過ごして疲れているんだと思う。そりゃそうだよなと思う。労働の電話がかかってきたのを無視した。「こわいよお」とか言って布団にもぐった、部屋に一人でいるのに��わいこぶって。メールは返した。春菊とキムチでチヂミを作って夕飯にした。食べながら蘭たんの動画を見た。8番出口のやつ。夜になっても洗濯物はあんまり乾かなかった。今度参加するアンソロの小説を書き進めた。
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山間僻地五、六歳の頃のF爺F坊やは、山奥の寒村に住んでいました。村には、当時の秋田県では普通のことでしたが、電気も水道もありませんでした。F坊やは、そこで生まれたのではありません。その村は、貧しいよそ者一家の一時的な滞在地でした。山奥ですから、魚は干物か佃煮か塩漬けの物しか無く、肉屋なんてどこにもありませんでした。鶏や兎を飼ってはいましたが、自分の家の田畑が無いため食料は生き延びるのにぎりぎりの量しか手に入りませんでした。敗戦から数年後、一家の財政状態の最も厳しい時期だったようです。食べ物の好き嫌いなど言っていられませんでした。「ご飯と味噌汁と沢庵漬けと炒めたキャベツ」があれば「御馳走」のうちだったのです。人参は、嫌い��したが、「空腹が少しは収まる」と考えて、無理に呑み込んでいました。草を刈って来て兎の餌にするのと蝗(いなご)や蟋蟀(こおろぎ)を生きたまま捕まえて来ては鶏(にわとり)の餌にするのが日課でした。鶏が大喜びでついばむのを眺め、一羽一羽に「明日も卵を産んでちょうだいね」と口に出して頼むのが習慣になっていました。卵かけご飯が「大」の字の付く御馳走だったのです。F坊やの日課がもう一つありました。灯油ランプの火屋(ほや)の内側を磨いて煤(すす)を取り除く仕事です。幼児の小さな手と細い腕でないと、火屋には入らないのです。大人になってから、アフリカなどで夜毎にテントを張る長旅をしていて電気も水道も無い生活が苦にならなかったのは、この時期の生活体験が身に着いているお蔭です。お米が配給だった時代です。この村に住んでいた頃「満ち足りるまでご飯を食べた」記憶がありません。お櫃(ひつ)が空(から)になり食卓を片付ける頃になっても、空腹は収まりませんでした。白湯を呑んで胃袋を満たして、仮初めの充足感を得るのです。親には「お腹を壊すから食べちゃいけない」と言われていましたが、裏山に行って食べられそうな野生の木の実や草の実や芋を探しては口に入れていました。野葡萄(のぶどう)や茱萸(ぐみ)の実は、幼児の舌には酸っぱくてほろ苦く渋いものなのでしたが、五臓六腑に沁み渡るような美味と感じていました。きっと、ビタミンCやミネラルなど、足りない栄養分を補ってくれたのでしょう。木の実の汁で唇や歯がいろいろな色に染まりますから、必ずバレて叱られるものでした。母は、あれから何十年経っても、キャベツ(*)を刻む度(たび)に、こう言うのが常でした。「○○村に住んでいた頃は、キャベツ(**)をこうやって炒めると素晴らしい御馳走に見えたのよね。あの乏しい食生活で、よくもまあ子供が育ったものだわ」(*)(**) 追記 2020年8月16日母が口にした元の言葉は「玉菜(たまな)」です。日本中��覆うカタカナかぶれ・西洋かぶれの波に呑まれて殆ど消えてしまった言葉ですが、残念なことです。「玉菜」は、同音異義語が無く、発音も漢字も簡単で一度見たら忘れない言葉です。復活させるべきだとF爺は確信しています。賛同なさる方が多数出現するでしょうか。 フランスに移住1968年にF爺が到着した頃のフランスの平均的な食生活は、当時の日本とは比べ物にならないほど豊か��した。キャンパスの学生食堂でさえ、ステーキなどは「普通の物」だったのです。親しくなった学生に誘われるままに自宅を訪問してご両親とも話をし、夕食に招待していただくときなど、学生食堂とは二ランクも三ランクも違う料理が出るのに感激しました。その際に殆ど必ず、事前に「何か食べられない物はありますか」と訊かれました。「ありません」と答えると、不思議そうな顔をされました。誰しも食べ物の好みはあるもので一つか二つぐらいは食べられない物のあるのが当たり前、という認識のようでした。それでも、幼児の頃からずうっと「食べ物の好き嫌いは、いけないこと」と教え込まれていたF爺は、日本での長年の習慣を引き摺って、嫌いな物でも我慢して食べ続けました。ところが、ある日、我慢の限界が来て、人参を一切れ口にした途端に気分が悪くなり、トイレに駆け込んで胃袋の中身を全部吐いてしまうということがあったのです。「嫌いなものを無理に食べると顔に出てしまうから却って失礼に当たる」こと、そして吐いてしまうのは、その場にいる人全員に不快な思いをさせるから、非常に失礼なことなのだと、ようやく、分かりました。価値観の転換です。「食べ物が極度に不足している場では正当なこと」が「食べ物が恒常的に有り余っている所では不当なこと」であり得るのです。この時から、人参を無理に食べるのはきっぱりやめました。
野葡萄と茱萸(ぐみ)の味 - F爺・小島剛一のブログ
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考えてみる、サバイバル
今年は元日に突然携帯の地震を知らせるアラームが鳴り出し、ギョッとなった。まもなく、能登で大きな地震があったことを知った。本当にいつどこで地震に遭うのかわからない今日この頃だ。日頃の備えが大事というが、どんな備えをすればいいのだろうか。どうすれば、自分や家族や周りの人の命や財産を守れるのだろうか。
「サバイバルファミリー」という映画を観た。どういう話かというと、主人公は東京のマンションに住む、中年の夫婦と高校生の息子と娘の一家。お父さんは平凡なサラリーマンで、会社から帰れば、晩酌しながらテレビをみている。息子と娘は親に関心がなく、勝手なものを食べている。お母さんはひとり台所で、実家の鹿児島から送られてきた大きな丸一匹の魚を捌こうと格闘しているけれど、誰も手伝わないし、食べたがらない。
そんなある日朝、突然電気という電気がみな停まってしまう。電気ばかりでなく、乾電池や車のバッテリーも全く働らかなくなる。お父さんと子どもたちは、文句を言いながらとりあえず会社や学校に向かう。自分のマンションだけでなく、かなり広範��に停電していることがわかってくる。スマホで検索しようと思っても、画面には何も映らない。お母さんがスーパーに行くと、みな買い出しに来ているが、レジが動かずそろばんで計算するので、長蛇の列となる。
三日ぐらいは、ロウソクとカセットコンロとレトルト食品で凌いでいるが、水道からの水も出なくなり、会社や学校も休みとなり、多くの人がだんだんと東京脱出を始める。大勢の人が家族を伴って、ガラガラとスーツケースを引いていく。この一家はお父さんがうまく調達したおかげで、一人一台自転車がある。途中の商店では、ペットボトルの水が一本2500円の高値で売りに出されている。この家族も高値承知でありったけを買い占め、旅を始める。お母さんの実家の鹿児島を目指して。途中のお米屋さんでは、水や食べ物を持って行くと、お米一合と交換してくれる。そこにロレックスや高級車の鍵を持って交換に来る人物が現れるが、「そんなもの食えるかい! 」と突き返される。
「大阪から先の関西では電気が来ているらしい」という噂が飛び交い、今や車の走らない東名高速道路を大勢の人が歩いたり、自転車だったり、中には荷車を引く人も、西に向かう。途中のサービスエリアで野宿。寒い季節ではないのが、まだよかった。寝ている間に、水を一本盗まれて、息子がすぐに追いかけるのだが、盗んだ家族には赤ちゃんがいて、取り返すのをやめる。
脱出から16日目高速道路を降りて、川で洗濯をする。水が一見きれいだからと飲んだお父さんが下痢をする。強風に煽られて転倒し、自転車やお母さんのメガネが壊れる。次に通りかかったちょっと大きい街の無人のホームセンターを覗くと、食べ物はとうに無いが、キャットフード、精製水( コンタクトレンズに使うもの? )、自転車の修理材料などを手に入れる。火おこししようとしたもできないお父さんを横目で見つつ、おいしくないキャットフードを食べる。
さらに高速道路を走り続ける。長いトンネルの入り口で報酬と引き換えに、トンネルの案内を買って出る盲目のお婆さんたち。無視してトンネルに入るも、真っ暗な中、停まっている車や障害物に阻まれて進めなくなり、盲目のお婆さんに手引きしてもらう。
次はいやに元気な家族と遭遇する。彼らは日頃サイクリングしながらキャンプをしているらしく、装備も揃っていて、みなで楽しそうに食事をしている。「食料や水はどうしているんですか」と尋ねると、山の中の岩場の間から湧き出ている水は、周りに苔が生えていればそれは安全な証拠なのでそういう水を汲んだり、地面から直に生えているオオバコのような植物は食べられますよ、セミなどもおいしいです���、と教えてくれる。
43日目、やっと大阪に到着。電気は来ていない。通天閣のタワーの入り口には、たくさんのメモ紙が貼ってある。「岡山のおじさんのところに行く。◯◯」などの伝言が。娘がブチ切れて「もう嫌だ! お父さんが大阪に来ればなんとかなるって言ったよね?」「そんなこと俺いったか? 」「ほら、そうやってまたいつもの責任のがれ」「親に向かってなんだ、その口の聞き方は! 」すると息子が「親らしいことしてくれたことあったかよ! 」今度はお母さんが、「いい加減にして! そんなこととっくにわかっているじゃないの、お父さんがそういう人だってこと」ここでお父さんはがっくりとなってしゃがみ込んでしまう。水族館の前で、飼っている魚を調理した炊き出しの列に並ぶも、自分たちの前で終わってしまった。お父さんは調理していた人に、土下座をして「せめてこの子たちだけにでも何か食べ物を」と懇願するが、「無いものは無い」と断られる。
67日目、食料も水も無くなり、岡山あたりの田舎道をとぼとぼ歩いている。と、一頭の豚が目の前を通り過ぎていく。えっ、となり夢中で追いかける。四人でやっと捕まえてみたものの、どうやってとどめを刺すのと手間取っているところ、後ろから「うちの豚に何をする! 」とお爺さんの怒鳴り声。お爺さんのうちの電気柵が働かなくなり、豚たちが逃げ出したのだった。お爺さんが、持っていたナイフで手早くとどめを刺し、豚を運ぶのを手伝い、そのお爺さんの家に。庭先の井戸水を汲ませてもらい、ごくごく飲む。久しぶりの白いご飯に、卵や野菜のおかずに豚肉の燻製。近所のお婆さんがキャベツや大根を届けてくれる。「あれまあ、お客さん? お孫さんたちが帰っているのかと思った」お爺さんの家族はアメリカにいて、連絡もつかないのだ。
ご飯の後は、さっきの豚の解体を手伝う。バラバラにした肉に塩をすり込む。一週間ほど熟成させてから燻製にするのだそうだ。逃げた他の豚も、みんなで追いかけ回して捕まえる。井戸水をバケツで汲んでは、お風呂に運び薪でお風呂を沸かす。何十日ぶりのお風呂に入り、夜はお孫さんたちが着る予定だった新しい寝巻きを貸してもらい、これまた久しぶりの布団に横になる。
毎日薪割りしたり、洗濯をしたり、お爺さんの手伝いをして過ごす。一週間後、豚肉を燻製にしながらお爺さんが語る。「お前さんたちさえよければ、ここにずーっと住んでもいいんじゃぞ。わしも年取って、一人で車も洗濯機も使えない生活では大変でなぁ・・」と誘われるが、この一家は鹿児島にいるお母さんの実家のお父さんの安否も気になっていて、結局お爺さんの申し出を断り、たくさんの食料をもらって、また自転車の旅を続ける。
そのあともいろいろあって、命の危険にも晒されて、奇跡的に誰かが動かしてくれたSLに拾われて、ようやく108日目に鹿児島のお祖父ちゃん��家にたどり着く。お祖父ちゃんは元気だった! お祖父ちゃんは浜で魚釣りをしていた。それからは村人同士助け合って、魚を捕りに行ったり、畑をしたり、鶏の世話をしたり、お婆さんに機織りを教えてもらったりして、みんなで元気に楽しく一生懸命に暮らし始める。
それから、2年と126日目の朝、突然村のスピーカーから埴生の宿のメロディーが流れてくる。みんなが驚いて家を出てみると、街灯が次々と点き始めた。すっかり忘れていた電気が戻ってきたのだ。そして場面は変わって、東京の一家のマンション。日常を取り戻し、以前の生活に戻る。テレビからは、「世界同時停電の原因は、太陽フレアか彗星の異常接近ではないかと、専門家からは語っている。サイバーテロの疑いはなくなったとのことです・・」停電前はそれぞれ勝手に心もばらばらに生きていた家族だったのが、思いやりのある温かい家族になっていた。
とまあ、そういう話であったが、いろいろといいヒントがあった。非常時にはアナログが強いこと。キャンプ生活などに慣れておくこと。北杜市に住んでいて、地震などで自分の家が壊れていない限りは、ここにいた方が湧き水もそばにあるし、薪や焚き木を燃やして暖を取ったり煮炊きすることもできる。む���ろここは、首都圏からの避難地域となるだろう。今できることといったら、いつでも人を迎えられるように、家の中を整えておくこと、食料や薪を備蓄しておくこと?
もうひとつ気になるのが、「年長者としての知恵」のようなもの。年長者はパソコンやスマホに弱く、操作方法などは若者に訊かないとわからないことばかり。でももしパソコンやスマホが一切使えない世の中になった時に、どこまで年長者がサバイバルの知恵を出せるだろうか。本当に長く生きた分だけいい知恵があればいいけど。
さっきの映画の話では、最初はばらばらだった家族の気持ちもだんだんとひとつになり、お互いにかけがいのない家族として心が結ばれる。停電が終わり東京に戻るのだけど、本当に戻る必要はあったのかなぁ。鹿児島にいた二年半は、みなで漁をしたり、畑をしたり、はた織りしたりして、お金も介在せずに生きていたわけだ。これからこの地震や災害の多い日本で生き抜くには、都会を出て地方でコミュニティを作って、いろんな年齢の人が、各々出せる力を合わせて生きていく以外の得策は無いのではないかしら。
2024年1月
映画「サバイバルファミリー」は、2017年2月に公開された。監督 矢口史靖。
主演 小日向文世、深津絵��、泉澤祐希、葵わかな
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2023年12月4日(月)
今月に入って初めての出勤、中庭の欅の落葉が進んできた。メールボックスをチェックすると、<授業アンケート>と<学報>が届いていた。毎期最後の授業時に学生たちがその授業を評価して教員の授業改善に役立てようというもの、色々と議論はあるが私は結構大事にしている。<学報>は保護者に向けて年2回発行するもの、26号となっているが創刊号は2013年1月15日発行、最初の数年間は私が編集を担当していたのだ。10年は一昔、すっかり遠い記憶となってしまった。
3時起床。
日誌書く。
二度寝する。
朝食、蕎麦の解凍を忘れたので煮麺をいただく。
洗濯。
弁当*3。
先週大型ゴミに申し込んだエアロバイク、3階から下におろし車を移動してガレージに置く。
月曜日は一人で出勤、順調に到着する。
ツレアイから、ココに点滴したとのメッセージが届く。
MacBook Air の OS アップデート。
午後のエクセルの練習問題をチェックする。
月曜日3限・4限<情報機器の操作Ⅱ(看護学科)>11週目、今日は冒頭で<入力試験>、10分間で350字以上が合格ラインだ。終わってからエクセルのグラフの描き方、棒グラフ・円グラフ・複合グラフと解説、すでに試験は終わっているので学生たちも気楽に取り組んでくれる(はず)。
すぐに退出、順調に帰宅。
今日の入力試験の採点、不合格者と欠席者は来週が再試験、明朝学生たちにメールで連絡することにする。
夕飯は昨日から仕込んでおいた大根と手羽と卵の親子煮、ツレアイも間にあって揃っていただく。
録画番組が無いので、落語研究会から桂枝雀のDVDを鑑賞、やはり90年代後半のものは自分をコントロール出来ておらず、観るのが辛い。
片付け、入浴、体重は350g減。
風呂上がりに首の湿布の張替、大分ましにはなったが左肩から背中にかけての痛みが残っている。
痛みが完治するまで、3つのリング完成は無理しない。
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年が明けた
大晦日の夜、日付が変わる前に就眠するようにしている。 これは高校生時代からの習慣だ。ホテルを��心とした接客業をやっていて、土日も年末年始もない暮らしをしていた。ずっと、土日や年末年始の休日があるひとがうらやましかった。休日の「楽しさ」や「癒やし」は、土日も祝日も年末年始もない暮らしをする人たちに支えられている。だけど、土日や祝日や年末年始の「ある」ひとたちは、土日や祝日や年末年始の「ない」ひとたちの生活にはじつは消費という形でしか直接的には関わっていなくて、「ある」ひとたちは、「ある」ひとたちを消費することで「楽しさ」や「癒やし」を得ている。 その不均衡を、わたしはやっぱり許せないと思うので、土日や祝日や年末年が「ある」ひとになってからも大晦日から元日の浮かれ騒ぎをこのましく思わない。 その時間に働いている人のことを思いながら(申し訳なく心苦しく思いながら)、さっさと寝るようにしている。
30日は、新しい仕事の相談会に行っていた。 繰り返しになるが本を作る仕事をすることになった。本を作ること、(下手をすれば)人から原稿を預かることにすら慣れすぎているわたしにとって、「はじめて」のひとたちと接することは、いろんな発見と「思い出し」がある。大切に本を作っていきたいと思う。 おひるめしに用意してもらったキーマカレーがとてもおいしかった。ほんとうはおひるめしには予約が必要そうなのだが、予約の方法がよくわかっていないので、こんどちゃんと聞いてみて、必要なときは事前にお願いできるようにしておきたいと思う。
その後は、ウェブ会。ひさしぶりに顔を合わせる面々とおしゃべりを楽しんで、久しぶりに飲み過ぎた。 なんだかくだを巻きまくっていた気がするが、無礼なことを言ってしまっていない��不安すぎて不安だ。 「わたしたち、2016年のときには一緒に貝を焼いていたんですよ」とTwitterを遡って話をしていたのを覚えている。文芸イベントで出会って、一緒にお酒を飲んだりするような関係が六年も続く、それもイベントに出られなくなった情勢でも……と思うと、感慨深い。 飲み過ぎたので、通話を切ってからそのまま寝落ちしたようだ。目が覚めたら、弟たちが帰省してきたときのために用意していた蒲団と毛布にくるまっていて、目の前に空の酒瓶二本とパソコン二台、マクドナルドのゴミがあった。 前後不覚になって寝床にたどり着けないなんてのは二十台前半ぶりだ。あのときは外で酒を飲むのが普通だったので、家に帰り着けずに、家の前の空き地で目覚めたりしていた。蚊にめっちゃ刺されていた。
そんなだから大晦日の午前中は二日酔いだった。「墓参りくらいはしろ」と言われていた墓参りも免除されて、こたつで延々と寝ていた。 ケーキを買いに行く仕事があったので、それだけ頑張って起きてでかけた。数の子を買いに行った業務用スーパーでは、閉店三時間前で、店員さんが鮮魚にぺたぺた半額シールを貼っていた。その店員さんを、「めでたいかまぼこにもシールを貼ってくれ」とおいかける客のおじさんがいて、「まだ時間じゃないから無理」と怒られているのを、よこから鮮魚担当の兄ちゃんが「このムツめっちゃいいよ! ムツ買って」と半額シールを貼ってないムツを持って追いかけていた。年末年始だなあ……。ちなみにおととし、わたしは兄ちゃんの手練手管(?)にかかり、大量の牡蠣を買った。そのときは店員さんが半額シールを貼ってくれた。あのムツも半額にしてもらえたのかも知れない。
一日。 ミミズクとチョウゲンボウが出てくる夢を見ていたら、「集合~! 集合~! 浜に行きます!!」と父親にたたき起こされる。 寝る前に父親が初日の出を見に行くとかなんとかブツブツ言っていたような気がしたが、今年も行くのか…。もうお湯も沸かして完全防備の父親が「浜にいかないかん!」と大騒ぎしている。雨の日も風の日も嵐の日も一日一回浜を見に行かないといけない人間なのだが、年末年始は一日二回も三回も浜を見に行く。 母親もたたき起こされて全員で漁船に乗って薄闇のなか沖へ出港する。 白みはじめた水平線には雲がかかっていて、富士山は見えなさそう。タンカーが横切ってゆく。遠ざかってゆくと、蜃気楼のよう��ぼやぼやと喫水線の部分からぼやけて浮舟になった。 雲のせいで日の出が遅いので、卵スープを作って飲む。 若いウミネコが船についてきていたので、写真を撮っていたら日がではじめる。 去年も船から初日の出を見たが、そもそもわたしはあまり日の出にも日の入りにも魅力を感じない人間で、やっぱり2023年の初日の出にもあまり感動は感じなかった。鳥が飛ぶと鳥の方に夢中になる。
朝にお雑煮、昼にそばを食べる。 おやつを食べたい気持ちだったので、初詣がてらでかける。 ぜんざいについていた芋ちっぷすがおいしすぎたので、お土産に買ってきて、帰宅してからは、本当は31日に読み終えるはずだった『雨の島』呉明益を読む。 ネイチャーライティング・フィクションというジャンルらしい。わたしが読みたいものであり、表現したいものがここにある。 終章のサシバの表現がとてもよかった。タカを数えるひとは、タカと目があう経験を、するものらしい。 読み終えたので、30日に買ってきた『苦海浄土』(石牟礼道子)を読みはじめる。本当は年越し読書本になるはずだったのに、読めずに年を越した本になっちゃった……。
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誰のものかと私
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エンターテイメントを愛するものとして「作品は誰のものか」が気になります。自分が面白おかしく作ったコンテンツが誰かの意に返さず削除した苦い経験が何度かあります。
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それは「アナと雪の女王」のオラフの声優が武内駿輔さんに変わったことを必要以上に追いかけるのはNETFLIXファン的には「もうええでしょう」と言わざるを得ません。
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作品が誰のものかと同じように気になるのが井森美幸さん。「井森美幸16歳、まだ誰のものでもありません」と言って40年貫いているのは正統派アイドルで間違いないですね。
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アイドルで大事なのは恋心を抱かせることですが経済情報を得るため見てたテレビ東京のワールドビジネスサテライトのキャスター田中瞳さんも可愛らしいと思ってました。
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そんな彼女が結婚しましたと「モヤさま」で発表したのを受けて打ち砕かれたのはオジさんの淡い思いですね。
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と言うわけで本日のランチは淡い味わいが印象的な #ラーメン を頂ける #きみのあーる #中華蕎麦きみのあーる です。
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だんだんと寒くなって来たので #らーめん 気分でやって来ました。自分は醤油の特製にしました。カウンターが高めだったので母親のために踏み台を用意してくれました。
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先客が2人ほどで待つこと8分ほどでやって来ました。モリモリと盛り付けられた様子がロイヤルストレートフラッシュと言った豪華な感じ。
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まずは #麺 を頂きます。中細で小麦の旨さを感じられる味わい。スープの見た目は濃いめの茶色なのに啜って見ると、優しい味わいです。
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薄いけど幅広な #チャーシュー も肉の旨みと脂の割合が丁度いい感じ。シャキシャキのネギやメンマも美味しいですね。
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香りが良くって風味も豊かな海苔の上質な味わいも美味しさを後押ししてくれます。半熟の煮卵もとろとろで好きな感じです。
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決して派手な感じは無いけれども毎日のように味わいたい感じがある美味しさがあるラーメンでした。
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#江戸川橋ランチ #江戸川橋グルメ #江戸川橋らーめん #江戸川橋ラーメン #麺スタグラム #とa2cg
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今現在私は! とってもお腹が空いています!!!! なので今食べたい物をここに 全部書いていこうと思います。 カルボナーラ ボロネーゼ ラザニア 照り焼きチキン ステーキ ポテト 焼き鳥 ロール キャベツ つくね お豆腐 オクラの和物 アップルパイ マルゲリータ 雪見だいふく チョコレートアイス ホットケーキ 蒸しパン 卵かけご飯 すき焼き ユッケ 厚焼き玉子 雑炊 醤油ラーメン キムチ鍋 マグロ丼 チョコレート マシュマロ チョコバナナクレープ クリームソーダー たこ焼き 焼肉 ビビンバ 油淋鶏 ハンバーグ きんぴらごぼう そぼろ丼 コロッケ 牛丼 唐揚げ シチュー 天津飯 ビーフカレー 麻婆豆腐 しゅうまい かぼちゃの煮物 親子丼 炊き込みご飯 チーズタッカルビ 雷鳥の里 モンブラン ショートケーキ なすの蒲焼 タコライス 焼きそば しょうが焼き 春巻き すあま 肉じゃが そうめん 手羽先 ポテトサラダ 角煮 ローストビーフ ヒレカツ おでん 梅干し
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食べること、というか作ることが好き
思えば2chのメシマズスレに晒されてもおかしくないくらいの美味しくないご飯で育ったので、「不味いものを口にいれたくない」という欲求が強い 人と外食しても相手に比べてむしろ量は食べられない方だから、胃袋が大きいとか食に対してがめついというわけでもないんだろうけど、それよりも作ることが好き 他人の胃袋掴むのが得意
母の手料理が大嫌いで、昔は毎晩の食事が苦痛で仕方なかった わたしが偏食だったわけではなくて、むしろ好き嫌いはほとんどなかった方だと思うけど、それでもしょっぱすぎるカレーとかサラサラすぎて水のようなシチューとか、味のしない野菜炒めとか、いくら料理のセンスがなくてもパッケージの説明の通りに作ればこんな惨状にはならんだろというものを食べて育った 金がなかったのもあるだろうけど、誕生日以外には外食という選択肢のない家だった 母は説明書を読むということと計量という概念を知らない
売り物を買って帰ればめちゃくちゃ美味いということはなくても食べられないほど不味いということも基本的にはないのだから、わたし的には惣菜や冷食で十分だったが、むしろ惣菜でお願いしますという感じだったのに、「惣菜を食卓に並べるのは貧乏くさいから嫌」とかいう母の謎のこだわりによって苦行は続いた それでも作ってもらってるだけありがたいと思い、流石にこれは…というような著しく常軌を逸するレベルの謎料理以外は基本的に文句も言わずに飲み込んでいたわたしを世の偏食共は讃えるべき��と思う
この前わたしがコロナにかかった時、流石に罹患者が人の食事を用意するのは不味いだろうと母に食事の支度をお願いしたら、なんか辛いのに水っぽすぎて味のしないカレーが出てきた 病人にカレーというセンスを疑うというのは置いといて、母の手料理を毎日食べてたあの頃を久々に思い出した 昔は風邪引くたびに具材がほうれん草だか何だかの葉っぱが入っただけの本当に味のしない(調味料が水だけ)お粥が出てきて、当時は罰ゲームか何かだと思って食べてたんだけど、成長して自分でお粥を作ってみたらめちゃくちゃ美味くて、お粥という食べ物がちゃんと美味しいということを知った
こうして母の手料理が不味すぎたがために嫌いだと錯覚していただけで、一般的な形態のものを食せば美味しいと感じるメニューが世の中にはたくさんあることを学んだ
煮物を作るのが好きだ 小学校の頃も泥団子を1日中、何日も飽きずに砂をまぶし続けてハイクオリティの泥団子を錬成する遊びが大好きだったんだけど、それと同じ 自分で漬けて、出汁を取って、味を見ながら何時間も煮込んで、使用するリソースは少ないのに着実に「作る過程で成長させられる」遊びが本当に好き 休みには何か煮込むと一日中映画や漫画読んだりするよりもずっとストレス発散になると気づいた バタチキカレーも大根と手羽先の煮物も、カレイの煮付けも、豚の角煮も、うちに圧力鍋なんてものはないが全て美味しく作れる 食べる時の喜びは作る最中のそれには劣るんだけど、それでも自分で作ったものがちゃんと美味しいと嬉しい
人に出して「人生で食べたものの中でトップクラスに美味い」と言われたり作り置きを頼まれるのは大抵ハンバーグなんだけど、それでもやっぱり煮物が好き ハンバーグもスーパーで一番安い赤ワインを買ってケチャップやみりんと玉ねぎやきのこを入れて煮込んでソースを作って包み焼きにするから、半分煮込み料理みたいなものかもしれない
でも幼稚園児の時点で好きな給食が春雨サラダと海藻サラダだった人間だから、自分が食べる用なら酢の物も好きで春雨サラダはよく作る 大量に作ってよく主食にする 春雨は近場のスーパーのプライベートブランドで麺の太いものが出ていたのでそれを使うと一気に給食の味になる 酢、醤油、砂糖、胡麻油を同量ずつ、鶏がらスープの素は小さじ1くらいでちょうど良い味になる 薄焼き卵は片栗粉少し混ぜて焼くと全く崩れずに焼けるので、冷やし中華やちら��寿司等の卵の食感を気にしない系の料理への汎用性が高い
あとジャンキーな食べ物ならニンニクが正義と言われ��ちだけど、検証してみて例えば唐揚げだと塩胡椒、醤油、酒、みりんにすりおろし生姜ましましで漬けるのが一番美味いです もちろんニンニクは好きだけれど、ニンニクよりも生姜の方がいいスパイスになることの方が多い 唐揚げは片栗粉で揚げるのが油ケチって揚げ焼きするのでも一番カリっと揚がる 生肉は漬けてる時に味見とかできないんだけど唐揚げは醤油気持ち多めくらいにぶち込んでちょうどいい
わたしは普段夜食をしない人間で、夜中にカップ麺とか人生で片手で数えるほどしか(しかも人といる時しか)やったことのない人間なんだけど、前にめちゃくちゃ腹減った時にジャンキーなもの作ってやるぞって意気込んで、鶏がらスープにニンニク、胡麻油、鶏肉、もやしとかでスープ作った話したら「それはジャンキーじゃなくてただの滋養強化や」って言われた ニンニク入れたらジャンキーになると思い込んでる
スーパーで日頃耳にしないようなよくわからない名前の白身魚1匹丸ごと売りに出されているのを見かけたら買ってきて、アクアパッツァにするとめちゃくちゃ美味い 味付けは塩だけなのにこんなもん家で食べられて本当にいいのかって気持ちになる 下ごしらえも鱗取って腹切って内臓取るだけで(捌くまで行かない)、両面焼いて酒と水と塩、あとはトマト玉ねぎその他好きな野菜ぶち込んで蒸し焼きにするだけでOK 肉もそうだけど生き物まるごと入れた出汁の力ってすごいなーと思う 蛤の酒蒸しが美味いのと同じ理論 魚はすぐ臭くなるから、ゴミ出しの日の直前に作って翌朝さっさとゴミに出してしまうのが吉
魚だと家族が魚嫌いなんだけど、鯖を唐揚げにして甘酢餡、大根おろしで食べると一気に定食屋の味になって本当に美味しいしす���になくなる 鯖は醤油酒生姜で漬けて、これも片栗粉で揚げます これはできるだけちゃんとカリカリに揚げた方が骨まで食べれるので、ちゃんと揚げるのがおすすめ 前油ケチって少量の油で揚げ焼きにしたらやっぱり骨が食べれなかった
いつも食べてる一人分のうどんのつゆは具材にもよるけど小鍋に水200ml、本だし大0.5、醤油大1弱、酒大1、みりん大2くらいで作ってる これに鶏肉とか小松菜やしめじ入れて沸騰させて肉に火通して、冷凍うどんを半解凍くらいにチンして鍋に入れて、最後に卵入れて蓋してぐつぐつして温玉になったら丼に盛ります 簡単だし下手に外食するよりも美味しくて気に入ってる つゆの段階で生姜すりおろして入れてももちろん美味しい 油揚とかも適宜 風邪引いた時にこれが出てきたらわたしは嬉しい
油揚といえば、卵巾着作る時は注ぎ口のついてるタイプの計量カップに卵を割り入れて油揚に注ぐように落とすと楽に作れる 卵巾着も大好き 出汁はほんだしと鰹節で作って���りんと砂糖を多めにちょっと甘めに作るのが好き 卵が半熟のうちに止めるのもいいけど、やっぱり中まで味が染みてる煮物が大好物 おばあちゃんの煮物みたいな いうてうちのばあちゃん煮物も料理も全体的に美味しくないし下ごしらえという概念のない人だから大根とかもマジで苦くて自分で作った方がダンチで美味い
周囲を見渡してもメシマズで育った人間は食に執着がなくなる、あるいは自分ではやらないというのが多数派っぽくて、探求心旺盛でご飯作ってるわたしはレアケースなのかもしれないと思った
納豆はネギもいいけど大葉入れると美味い 元々卵がけご飯二口目で飽きる味覚なので苦手だったけど、醤油と白だし半々くらい(どっちも小0.5くらい)で卵に味つけて大葉ちぎって入れると美味しく食べれる 飢えてる時によくこれやるけどいつも茶碗のご飯が秒でなくなる 大葉本当に大好き つまみが欲しい時は餃子の皮か春巻きの皮にベビーチーズハム大葉を包んで焼くと手軽に美味しい 冷奴にも合うし、親子丼にも入れると良いアクセントになる おまけに安い これだから好きな食べ物大葉と豪語している
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2024.2.7wed_gifu
6時過ぎ、目を覚ました後小さい地震があった。 ボーボ猫がなうなう言ってくる。 5時には起きる夫が先にご飯をあげてるにも関わらず、ボーボは鰹節をかけて欲しい。
今日も外は雪景色。雪つも 月曜日の雪はだいぶ解けたけど、朝には解けた水が凍ってつるつるになる。
お湯を沸かす。顔を洗って着替える。
なうなうボーボは外に出たい。こんな雪なのに外出たら猫雪だるまになるよ、それでも行きたいのね。 外に出るとボーボはぴょんぴょん子猫みたいにはしゃいで楽しそうだ。
2階からだっこして降ろして欲しい双子を1人ずつ降ろす。 てい先生が子どもの要求にはなるべく応えた方がいいですよって言ってた。もし「ひとりで降りられるでしょ」って突き放すと子どもはどうやったら親が自分の要求に答えてくれるか考えて、更に駄々こねたり赤ちゃん返りしやすいんだと。 そうやな、今しかだっこさせてもらえないもの。
双子のお着替え 好みも分かれてきたので、保育園へもお揃いの服は着てくれなくなった。 娘①のおっちは薄着派でスカートやドレスが好き。 娘②のまっちょはハート柄やピンクがお気に入り。 あの手この手おばけや鬼を使ってお着替え完了。
朝ごはんはパン。今日は父ちゃんお休みの日だからパン。 卵アレルギーを克服チャレンジしている双子にもスクランブルエッグ。ウインナー入ったやつ。 わたしはサマハン入りのコーヒー。 カレーとコーヒー同時に飲んでる感じで、体ぽかぽかになって好きなのですが、勧めた人誰も共感してくれない。
そこでボーボが外から帰ってくる。
冷えた猫を抱っこしてなでなで。
ふたごちゃんは食べたら保育園出発までタブレットで動画見ていいよ〜
保育園へGO 車で子たちの好きな歌をかけてわたしが大声で歌いながら、つるつる凍った道を行く。 子の好きな歌を腹から声出してノリノリで歌うの好き。元気になれるね。 ふたごの皆さん〜降りてください〜こちらが保育園です。どうぞ! バスガイドさんの気持ち。
保育園へ預け、家に帰る。 お仕事。 PEKI!RARIGONのお仕事は時間がある時は朝と昼と子どもたちが寝た夜やっている。 夜できないことを朝やって、朝できないことを夜やる。
今日は京都の雑貨店、HIRAETHさんへ作品を発送する。
家を出たら久しぶりの双子ママ友と遭遇。 身近に双子ちゃん結構いるので、みんな子育てそれぞれ大変やけど共感できることも多くて心強い。
昨夜梱包を済ませておいた箱を抱えて郵便局。
別のお店へサンプルを送るので、お土産を選びに古川へ。前に頂いたお菓子のお返し。 でも行こうと思ってたお店は定休日だった。がーん。
車を走らせながら景色を眺める。
春になったら宇津江の公園行きたいし、お野菜も買いたいし植えたいし、野草も採りたいし、楽しみがたくさん。 飛騨の冬は長いけど、静かに自分と向き合いながら春を待つ季節が好き。
戸棚に閉まっていた球根の水栽培も芽を出し蕾も出てきた。
帰宅後、作業。 七宝の土台の銅板を切る、トントンカンカンして、焼きなまし、酸洗い。 二条城に納品予定の作品のろう付け。
夏のグループ展向けの作品の構想を練る。 デザイン画ってうまく描けないけどラフスケッチを描く。頭の中でぐるぐる。色やデザインが浮かぶ。 もう手を動かした方が早いと思い、真鍮板を切り出す。
Dr.コトーの映画を流しながら作業してたら、コトーが倒れて重症患者のオペになって、柴咲コウが産気づいてて、よく分からなくなって途中で観るのをやめた。
さて、お昼。休日の夫は蔵にこもってドラマ観てた。 敷地にある蔵は父ちゃんの情熱を注ぎ込んだ男のロマンが詰まった秘密基地。 そこにはカホンを叩く彼の防音設備にごたわった音楽スタジオと2階にご自慢のホームシアターがある。 たまに一緒に映画を観る。 飛騨には映画館がないから嬉しい。
家に戻ってきた夫は出かけついでに外食するらしい。 わたしは残りもののカレーに納豆かけて食べるというか、飲む。お義母さんの漬けたカブのお漬物が好き。 わたしの食事は10分で済み、夫とたわいもない話しする。夫は出かける。
朝の作業の続きがしたくて、また作業部屋にこもる。 ろう付けと下引き。
集中して疲れたので少し寝た。 掃除機かけたいけど、疲れたし昨日かけたからもういいや。
15時半にはふたごを迎えに行く。 園で雪遊びした興奮が残っているのか、ハイテンション元気いっぱいのふたり。
家に着いて、お庭を雪散歩。
わたしは晩ごはんの準備。 ふたごはおままごとやお医者さんごっこで遊んでいる。 まっちょがお医者さん「次の方どうぞ〜!」 わたしが診てもらう。熱を測ってすぐ注射される。「痛いよ〜」って泣きまねすると、���大丈夫ですよ♡」と注射の跡に飛行機のシールを貼ってくれた。
珍しく今日は動画を見せてと言わないので、童謡を流しておく。
気がつくと、ボーボにおもちゃの聴診器が付いていた。
それを持ってお散歩ごっこをする。
外はまた雪が降ってきた。
お風呂は夫の係。お風呂でふたごはスーパーボールで遊ぶ。
夕食はぶり大根と白菜とちくわ煮たやつと人参サラダ、味噌汁など。 おっちはご飯3杯おかわりした。 あの手この手おばけや鬼を使い、食事をなんとか終わらせて、お着替え。 絵本の時間。休みの日に行く図書館で借りた本たち。今回は節分もあったから鬼の話が多め。 3歳ふたごちゃんは最近は結構長いお話も聴いてくれる���うになった。 歯磨きして、19時45分。2階の寝室へ。
子どもたちが寝る前にぷよぷよゼリーのお話をする。 ぷよぷよゼリーのお話とはわたしが即興でつくるふたごの登場するお話。 チリとチリリみたいなおとぎ話をイメージする。 ふたごがいろんな場所へ行くと現れるぷよぷよゼリーの存在。今日は何味?どんな色? 実はぷよぷよゼリーはかいじゅうでした〜 という感じでわたしも話しながら頭をほぐして瞑想する。
ふたごと寝る前のバイバイ。だいすきよ。 夫と話したりボーボ猫と遊ぶ。 20時過ぎ。 よし、これからの時間はPEKI!RARIGON夜の部。
-プロフィール- manna 35歳 飛騨高山 PEKI!RARIGON・主婦
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岸田文雄政権下の約3年間で、日本ではさまざまな物やサービスの値段が上がった。食料品の値上げは今も続き、庶民の負担は増大。子どもやその保護者、高齢者など地域の住民に食事を提供する「子ども食堂」には、さまざまな境遇の人が集う。2人の子を育てるシングルマザーは「将来が不安」と話す。物価高に苦しむ中、政治にどんなことを求めているのだろうか。 肉や卵もぜいたく品に 「みんなの食堂ころあい」が入る吉川団地=埼玉県吉川市で2024年9月11日、新宮巳美撮影 9月上旬の午後4時。食堂が開くと予約していた4、5人のお年寄りが集まり始めた。この日のメニューは、天ぷら、ひき肉とナス、ピーマンの甘辛炒めなど。1人暮らしの女性(69)は「1人で料理するのは大変。特に野菜がたくさん入った温かいみそ汁がうれしい」と顔をほころばせる。 ここは、埼玉県吉川市の吉川団地内にある「みんなの食堂ころあい」。ボランティアの女性らが丹精込めて作る無料の料理が人気の子ども食堂で、独居の高齢者など団地に住む人の憩いの場となっている。運営は介護事業などを営む社会福祉法人が担う。 この女性は週に1度買い物に出るが、数年前と比べ1~2割ほど出費がかさむようになり、物価高を痛感している。「切り詰められるのは食費くらい。特にコメが高いね。好物の果物もあまり買わないようにしている」という。 約7年前に脳内出血で倒れ、右半身に後遺症を負った。治療やリハビリにはお金がかかる。月10万円弱の年金だけで生活するのは難しく、家賃は別居する長男に払ってもらっている。物価が上がり続けたら生活していけるだろうか――。同じ団地に住む1人暮らしの友人と、そんな話をするようになった。「せめて最低限の衣食住がそろい、安心できる暮らしが続けられたら」と話す。 午後5時を回ると、学校帰りの子どもらが加わり、食堂はにぎやかさを増す。シングルマザーの女性(39)は離婚後、1年ほど前から通うようになった。週5日の工場勤務のアルバイトで月収は10万円弱。児童扶養手当と元夫からの養育費はあるが、小学1年の長男と幼稚園の長女を養うのは大変だ。 「日常生活にまつわるほぼ全てが値上がりしている印象。肉や卵もぜいたく品になってしまった」。肉を買う頻度を週1回に減らし、魚も切り身ではなく缶詰を買う。生活はどうにかなっているが「子どもの進学や習い事など将来を考えると不安がこみあげてくる」と話す。 女性は最優先で実現してほしい政策として「小中学校の給食の一律無償化」を挙げる。文部科学省によると、全児童・生徒対象の完全無償化に踏み切った自治体は2023年9月時点で約3割にとどまる。「正直、不公平感は否めない。子どもがどこでも安心して食事ができる社会になってほしい」と地域格差の解消を望む。 栄養バランスの取れた食事や交流の場を提供する子ども食堂は、子どもの居場所作りへの関心が高まる中で年々増加している。認定NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」によると、23年度調査では全国に9132カ所あり、子ども以外にも高齢者など多様な人が利用している。食事は多くの施設が無料か安価で提供している。 3年で7万品目値上げ 食品の大規模な値上げは2年以上続いている。22年2月のロシアによるウクライナ侵攻などで穀物や原油など資源価格が世界的に高騰。歴史的な円安が重なり、食品や原材料の多くを輸入に頼る日本にも、物価高の波が押し寄せた。 帝国データバンクによると、主な食品メーカー195社が値上げした飲食料品は、22年で2万5768品目(平均値上げ率14%)、23年で3万2396品目(同15%)に上った。24年も11月までに1万1872品目(同17%)が値上がりし、この3年で延べ7万品目に達した。 加工食品や調味料、飲料の値上げが目立ち、他にも菓子や乳製品、パンなど多岐にわたる。ニッセイ基礎研究所の久我尚子上席研究員は「購入頻度の高い物の値段が上がり、上昇率も高かった」と指摘する。 運営側も「厳しい」 慌ただしくおかずを弁当に詰める運営スタッフ=東京都板橋区の「まいにちおいで子ども食堂」で2024年9月10日、安藤龍朗撮影 物価高で子ども食堂の運営も各地で厳しさを増している。東京都板橋区の「まいにちおいで子ども食堂」は月曜を除く週6日、夕飯の弁当を作っている。10日にマンションの一室を訪ねると、運営スタッフがおかずを容器に慌ただしく詰めていた。1日40~50食ほどを用意するが、予約制で2週間先まで埋まっている。 24年4~8月の食材費は前年同期の1・5倍ほどに膨らんだ。高騰する光熱費や部屋の賃料も大きな負担となっている。運営するNPO法人「キッズぷらっとフォーム」理事長の武井重雄さん(73)は「頑張って毎日開くほど運営は厳しくなる」とため息を漏らす。 約40人の運営スタッフはボランティアで、運営費は寄付金のほか、大人の利用者の弁当代(300円、子どもは無料)と公的機関や民間の補助金で賄っているが、コストが膨らみ運営は苦しい。物価高が続けば、弁当代の値上げを検討せざるを得ないという。 仕事帰りに弁当を受け取った女性(42)は子ども3人を1人で育てており、「家に帰ったら家事が山積み。料理したくても時間がないので本当に助かる」と話す。進学費用を工面するにも残業する時間はなく、「物価高で子どもたちにお菓子を買うことは減った」という。 1人暮らしの女性(71)は両股関節の手術後、食堂に通うようになった。「台所に長時間立つのは難しいし、1人分の煮物を作るのも大変。弁当の提供はお年寄りにもありがたい。足が良くなったら恩返ししたい」と感謝した。 武井さんは「半年後には収支がマイナスになってもおかしくないが、必要とする人がいる以上、やめるわけにはいかない」と語る。 日本「豊かではない国」へ 物価高対策などについて記者団の質問に答える岸田文雄首相(左)=首相官邸で2022年9月8日、竹内幹撮影 総務省によると、家計の消費支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」は27・8%(23年)。調査対象が異なるため単純比較はできないが、1983年以来40年ぶりの高水準となった。エンゲル係数は生活の豊かさを測るバロメーターとされ、数値が低いほど家計に余裕ができ、生活に不可欠な食べ物以外にお金を回せることを意味する。第一生命経済研究所の熊野英生首席エコノミストは「日本が豊かではない国に変わりつつあることを象徴している」と話す。 負担軽減策を連発した岸田政権 岸田政権は物価高の負担軽減策を手当たり次第に打ち出してきた。22年にガソリンや灯油などの価格を抑える補助金制度を始め、23年から電気や都市ガスも補助金で価格を抑える仕組みを導入。23年3月まで半年間は、輸入小麦を企業に売り渡す価格を据え置き、パンや麺類の小売価格抑制策を打った。低所得世帯を中心に現金などの給付も繰り返し、24年6月には納税者と扶養家族を対象に、1人4万円の定額減税を始めた。 ただ、給付や減税はいずれも1回限りの措置。ニッセイ基礎研究所の久我氏は「負担軽減にはつながるが、可処分所得の増加は一時的に過ぎない。将来不安がある中で消費者は手元にお金をとどめやすい」として、負担軽減策による消費活性化の効果は限定的とみる。 「誰にも期待しない」 子ども食堂「100人カレー弥永」で昼食を取る地域の子どもやお年寄り福岡市南区の弥永公民館で2024年9月8日、植田憲尚撮影(画像の一部を加工しています) 物価高を受け、各地の子ども食堂に多くの人が集まっている。福岡市南区の公民館で月1回開いている子ども食堂「100人カレー弥永」。野菜や果物を煮込んでからミキサーにかけて仕込んだ特製カレーが定番メニューで、高校生以下と60歳以上は無料(大人は200円)で提供している。 8日昼には近所の親子連れやお年寄りら約80人が集まった。3人の子どもを連れて参加した20代の主婦は「定額減税だけでは(生活費が)足りない」と話し、安いスーパーでまとめ買いをする日々だ。 日雇いの建設現場で働く男性(64)は、持病や体力の衰えに連日の暑さが重なり、この3カ月間は仕事に出られていない。所持金が尽き、初めて食堂を訪れた。最近は炊き出しの列に並ぶか食パンだけの日々が続いていたという。 男性の手取りは今年になって1日8000円から8500円に増えたが「(物の)値段が上がり、(生活費が)ぜんぜん足りない。自民党は世襲議員ばかり。私のような人間の気持ちなんて分からない」とこぼす。党派閥の裏金問題が発覚し、総裁選は「誰にも期待できない」とあきらめたように話す。 「持続的な賃上げを」 物価変動を考慮した1人当たりの実質賃金は、6、7月と2カ月連続のプラスとなっている。ようやく物価上昇に賃金上昇が追いつき始めたが、庶民の財布のひもは固い。総裁選では物価高対策が争点となり、候補者から「低所得者への給付を拡充する」「電気・ガスの抑制策は続けたい」と家計支援を訴える声が相次ぐ。 第一生命経済研究所の熊野氏は「賃上げの裾野が広がらなければ、物価上昇を上回る賃金の伸びは実現できない。新政権は企業の競争力強化や生産性向上を支え、持続的な賃上げを実現させる必要がある」と指摘する。【成澤隼人、植田憲尚、安藤龍朗】 編集後記 食事の提供だけでなく、地域の交流の場としてニーズが高まる子ども食堂。世代も職業も異なる利用者からは、先の見えない物価高を憂う声が多く聞かれた。 あらゆる物やサービスの価格上昇が続く中、生きる上で必要不可欠な「食」への影響は特に大きい。主食のコメも高騰し、手に入りにくい状況が続く。おかずの品数を減らしたり、肉や魚を買う頻度を少なくしたりしている――。多くの人が物価高を強く意識し「節約疲れ」が顕著になっていると感じた。 物価と賃金がともに上昇する好循環の兆しが見えつつある一方、生活必需品の値上がりは、中低所得者と富裕層の格差拡大を生んでいる。これからの暮らしはどうなっていくのか。次期総裁候補の経済政策に注目が集まっている。 ※この記事は、毎日新聞とYahoo!ニュースによる共同連携企画です。
「肉や卵もぜいたく品」不安抱えるシングルマザー 続く物価高、子ども食堂に集う人々のため息(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
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料理トリビアのまとめ #0025
#Fukuoka cuisine#料理トリビア#JapaneseCooking#さつま揚げ#鹿児島の料理#かぼちゃ団子#pumpkin dumplings#Ikashinjo#Kagoshima cuisine#熊本の料理#fish cake#長崎ちゃんぽん#長崎の料理#Nagasaki cuisine#Kumamoto cuisine#Nagasaki Champon
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二年前日記49(2021年12/3〜12/9)
12月3日 朝がきてほっとする。困ったらすぐに助けに来てくれる環境だというのに。母子同室、大変だけど大変なことは早くわかっていたほうがいい。豪華な料理やエステよりも、ちゃんと育児技術を教えてもらえるほうがありがたいとは思う。朝からいろんな人が次から次にやってくる。小児科の先生、薬剤師さん、事務の人など。今日はハードスケジュール。朝、沐浴指導、午後から調乳指導と骨盤ケア教室。その合間に授乳もしなきゃいけないし、寝れる時に寝なきゃだし。骨盤ケア教室は、ストレッチなどをして気持ちよかった。お昼はお祝い膳。食事は基本減塩メニューのままだが、これもなしはさすがにかわいそうということらしい。やっぱりご飯は大切だ。元気が出ました。赤子はだんだんと表情が豊かになってきて、めちゃくちゃかわいい。晩ご飯は、厚揚げと野菜の煮物、きゅうりとわかめの酢の物。夜はのんびり、とことん付き合うぞと臨んだら、穏やかな気持ちですごせた。
12月4日 赤子の成長のためにミルクをどんどん足していく方針に。黄疸の値も出ている。どうやら要注意親子のようだ。今日の担当の助産師さんは、少し怖そうと初めは思ったが、いろんなことに気づいてくれていろいろと身につけることができた。看護師さんみんな若くて可愛い感じの人ばっかりだなぁと思っていたが、やっぱりこういう人もいなきゃね。昼から、両親と義理の両親がお見舞いに来てくれる。みんな赤子にメロメロだ。高齢の互いの両親に無事に孫を見せてあげることができてまずはよかった。親孝行できました。夫は今日はいろんな申請の手続きをしに回ってくれ、病院にも寄ってくれた。晩ご飯は、だし巻き卵と海老の煮物、大根なます。
12月5日 夜中の授乳はほとんど眠れず。赤子は寝てるのだけど、私のほうがそれに合わせてなかなか眠くならない。朝、退院前の内診。特に問題なく予定通りに退院できそうだ。出産前は延長できるならしたいなぁと思っていたが、今はそういう感じでもない。案ずるより産むが易しであった。いやいや、これからなんだろうな。今はミルクくださいって言ったらミルク持ってきてくれるし。家に帰ったら自分で作らなきゃいけないわけで。夕方、夫と義父がやって来る。お祝いにチャイルドシートを買ってくれたらしい。友達が譲ってくれたものは、なかなか傷みが激しかったようで、やっぱり新しいものを買うことにしたそうだ。もう、快適な子育てのためにはどんどん課金しようぜという気持ち。夕方頃からガツンと胸が張ってきた。岩みたい。今か!しかし子も小さいのでなかなか上手く吸ってくれない。これは、明日何とかしてもらえるのだろうか。晩ご飯は、鯛のムニエル、ピーナッツバター和え、ひじきの炒り煮。
12月6日 助産師さんが急変した胸をみてびっくり。慌てていろいろマッサージ的なことをやってくれて、搾乳も教えてもらうがなかなか不安。1週間後に母乳相談の予約を入れた。そんなに早くお出かけするのか。どきどきだな。退院後、義実家に寄ってお昼をいただく。味しみしみのおでん。晩ご飯用にも持たせてくれた。さぁ、家での生活の始まり。夫にお願いしていた哺乳瓶をすぐ使えるようにというのは話が伝わっておらず、子がギャン泣きしてるなかでわたわたする。前途多難だ。このふにゃふにゃとした頼りのない生き物を生かし自分も死なないようにしなければと思うと、どうしても肩に力が入ってしまう。胸はカチコチだし。家の中のCDを毎日一枚ずつ聞いていくことにしよう。全部聞く頃には、親子ともども成長してますように。今日のBGMは「りんごの子守唄」(ビートルズカバー集)晩ご飯はおでん。
12月7日 今日のメインイベントは初めての沐浴。夫が夜勤の週なので、2時半頃から挑戦する。時間がかかりすぎて赤子はお疲れっぽかったが、なんとか無事にできた。晩ご飯は水炊き。今日のBGMは「ふゆにおてがみ」(安藤明子)。今日はよく眠れたので元気。睡眠大事。子育てって公文式みだいだな。同じことを何度も何度も大量にやって、少しずつ必要が生じて新しいことも覚えていく。できないことができるようになるのは大人も嬉しい。赤子の世話をする前に自分のトイレに行き、世話の後は哺乳瓶を洗って消毒し、育児記録をつけてから自分の水分補給をする。水は1日2リットル飲む。寝ることを優先して、お昼間は25分寝てから、用事を少しする。など、いろんな型が自分のなかでできてきた。常にマインドフルネスで煩悩もなくこれはこれでとても幸せな時間なんだろうな。出産前は出家するような気持ちでいたが、いざそうなってみると種類の違う幸福があったという感じ。
12月8日 これがホルモンバランスの変化なのか何だか鬱々してしまう。夕方に義父と義母がやってきた。ストーブと豚汁と毛布いっぱいを持って。うーん、温めすぎも良くないと思うんだけど。そんなに寒い家だと思われてるのか。良かれと思ってしてくれていることが、プレッシャーに感じてしまう。今までいい距離感だったのだけど、孫ができるとこうなるんだな。うちの実家の感じと足して二で割ったら丁度良くなりそうなんだが。しかしお義母さんの料理は美味しい。晩ご飯は豚汁とご飯。BGMは「our special night」(choco)
12月9日 昼から産後ケアで助産師さんが家に来てくれる。体重測定や授乳の仕方など見てもらって、胸のマッサージなどもしてもらう。カチンコチンだった胸が随分とふわふわになった。赤子の体重も順調に増えているそうなのでよかった。初回は無料。病院に連れていくとなると大変なので家に来てもらえるのはとてもありがたいな。全体的にスパルタな感じだったけど、「お母さん、頑張ってますよ」と言ってもらえて救われた。新生児訪問は日を変えて来てくれるそうだ。ほぼ昼間はミルクをあげてなかったので夕方からものすごく機嫌が悪い。夕方から9時ごろまでずっと格闘していた。晩ご飯は豆乳鍋のようなもの。今日はBGMはなし。
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11月も終わるということで、2人暮らしが1か月経とうとしてる。最初の12日間は冷蔵庫とwifiが無い生活でとっても長く感じた。そしてとても不便だった。住んでいる家は電波が本当に乏しくて、良くて4Gの2本という環境。色々揃えたいなかで電波がなくて調べ物ができないフラストレーションは初めての体験だったからそれもまたいい思い出。もし、友達や家族を家に招待する場合は手洗いうがいwifi設定くらいのプライオリティでwifiに接続してほしい。
冷蔵庫ってなくても平気だろって思っていた。確かに生活はできる。コンビニだって目の前にあるし、24Hのドラックストアだってある。だけど.....お金がかかる。保存ができないということは使い切らなければならない。し、冷たい飲み物が飲めない。氷が無い。調味料をあけても保存できない。そうなるとコンビニ飯とかうどんとかパスタになって栄養もクソもない食事になる。12日ってとっても長いんだなって思ったし、来た時に待ってました!!!!!!感凄かった。というか本当に待ってました。
ちゃっかりTVも持ってきてNetflix観れるしYoutubeも観れるからよかった。炊飯器も本当に良かった。一番使ってる。パパありがとう。
職場が変わって食堂の制度も違っていて、30円だった味噌汁単品が100円だし、250円の丼麺類は無くて370円のブュッフェだけだし。初日にブュッフェをみて取りたいものが米と肉のケチャップ煮みたいなやつだけで、これに約400円は払いたくないなあと思って2日目以降毎日おにぎりを握って持って行ってる。2つ。ゆかり様様ですよ。鮭フレークだけど少し小さかった日があって食後手足の震えが止まらない日があった。低血糖症かなということで。最近はゆで卵とミカンも持って行ってる。いやあ本当によく頑張ってると思う。
こちらの生活はとても楽しい。最初はママと離れて暮らすのが寂しいと涙が止まらない時期もあったし、10/31にママと車で最後の荷運びとカーテンの縫い直ししに来てくれた時も、最後にずっと泣いてしまっていた。けど、意外と帰ってるしまだ1か月だけど3回は帰ってると思う。帰りすぎ問題。し、休みの日は電話もしてるし近くに感じることができてる。ありがたいなあ。
問題は仕事。もう本当に病みそう。思っていた仕事と違いすぎるし本当にみんな企業理念に沿って採用されたの??って思うぐらい空気が違う。中学生みたいな群れ方と空気。知らんところで思ってもない話されてるしミスを凄く叩かれるし、受け入れる空気がまるで無くて引いた。ただ、上司はめちゃくちゃいい人でそれは本当に良かったなと。あまりに優しすぎて怖いまである。けどその優しさに甘えてしまっているし、それがとてもありがたいんだけど。そして超タイプ。おいたをしたら家の家具全部持っていかれるからそれはしないし、なんとなく自分の傾向も、この人となにかあってもその先が見えるというか、こういう人いいなって思いがちだなあ。髪の毛がふわふわしてて覇気がなくて優しーーーい人。あと年上。でも一回試して微妙だなって思ってるから同じ失敗はしたくないし、これは振りでもない。
色々色々あってちょっと仕事に行くのがしんどくなってしまっていて、今。だから少しお休みをもらって自転車で少し遠くまで行ってみたり、久しぶりにこちらを更新してみたり。(全然更新していなかった...。)している。冷静に考えると、引っ越ししていきなり次の日から違う職場、違う部署、違う通勤方法、家事、環境。仕事の内容と環境が思ってた以上に全然違った。今まで一緒にいた人がいないって。そりゃ疲労困憊ですよ。ただ、仕事をしないと今までと違って生きていけないからそこはちゃんとしないといけないと思う。でもまあ本当にダメになってしまう前に話せて、理解があってよかった。
散歩をすることが本当に多いんだけど、近所の公園のメタセコイアがとても綺麗。色づいてきて静かで、私の大事な人たちに紹介したい。
そういえば。結婚した。婚姻届出し行った時もちゃんと事件は起きて、相手が家に携帯忘れて、でも土曜だからめちゃ混むらしいしもう開店待ちしたい気持ちだったから取りに帰らず私は先並んでるから車停めたら合流しようということになった。だけど向こうはざっとしか場所がわからず一回公衆電話から連絡来たけど「1回帰る」とか言い出すし、私もその場を離れて迎えに行くっていう案がすぐに浮かべばよかった...。結局40分後くらいに合流できた。役所の人優しかった...。よかった。そこでは喧嘩しなかったけど後にスタバのチケットあるから飲んで帰る?って言ったけど自販機の炭酸の気分って言ってて奢ってくれるなら飲むよってなって本当に飲みたいと思ってないのに貴重なチケットを使いたくないと断ってそっから喧嘩して泣くっていう最悪だった。なんでいつも喧嘩しちゃうんだろ。1か月一緒に暮らして家の中では喧嘩しないのに。
そんなこんなで1か月経って、沢山ご飯も作ってるし、洗濯もしてるし、高速走行もできるようになったし、成長ですな。
久々紙粘土でなんか作ろうかなって思ったけどなんも浮かばん。wifiを教えてあげる子でもいいなあ。眼鏡置きでもいいなあ。最近手の感想が凄くておばあちゃんみたいになってる。保湿保湿!!!!
今日は親子丼を作ろうと思う。電車時代に作ったけどまるで覚えていない。というか、電車の時代もありましたね。
あっという間に12月よ。はやー。
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我が家はお肉好きです。いえ、魚も大好き。
野菜も大豆製品も好きで海藻類だって大好物。
美味しいお肉が手に入るとあまりのレパートリーの多さに悩みますが、やっぱりここはパパと子供次第で作る料理リクエストで『自家製国産牛の牛丼』なども多く食卓に上がります。
もちろん細やかな面で炊き立てベストなふんわり粒がそろったお米。そしてか香り豊かな割り下なんかも美味しくする秘訣。玉ねぎ一つの切り方も体調次第でも変えます。
子供の歯が生え変わりなので今回は玉ねぎを柔らかく仕上げました。そして生野菜などの浅漬けはやめて。
器は湯煎で温めます。
玉ねぎは切り方一つで随分と食感と甘味が変わりますのでそれらを活かして調理する。甘味料もそうすると増減が必要です。煮詰め具合やあっさりといただく場合は火入れの時間を考慮しましょう。
お肉を加えるタイミングも仕上がりの好みに左右されるものです。
炊き上がったお米との相性も考えて汁の濃度と、分量を考慮して仕上げましょう。
卵を追い足しするなども踏まえて仕上げるとやっぱり『牛丼って美味しいね』となるものです。
もちろん街の牛丼屋さんも美味しいですが、また家庭の味も美味しい。全く異なる美味しさを体験できるのも学びです。
ただ食べるだけではなく、食材がこれとこれを必要とし、簡単に作る場合はめんつゆやすき焼きのタレを使うなど知ることも学びです。
けれど、めんつゆタレは利便性により発達したまだ歴史の浅い調味料ですのでもっと古典的な料理を知ることが大事と考えます。基礎をしっかりと知っていると省けるものも出てきますし。料理の差し引きも足し算も知ることができるでしょう。
私の育ったことを思い出すと外食も多く経済的な問題でも豊かだったがゆえに失われた手作りというものをやっぱり大切にしたいなと思うのです。
お金で手に入る食事と
真逆である時間も手間暇かかる手料理では
価値がやはり違うと感じてきたからこそ(教育も同じです)
今の私がいるんだなと思うのです。
美味しいをぜひ家族で楽しみましょう
そして何より自分への気遣いになるかもしれませんね。
主人も子供も美味し過ぎたからでしょうけれど(笑)
二杯目おかわりを2人ともしていたのは笑えましたが(笑)
母冥利妻冥利に尽きます(笑)
でもやはり親としても妻としても家族が嬉しそうに
食事を楽しむ姿は私としても嬉しいものです。
家族安泰ってやっぱり食だと思うのです。ちゃんと愛情がこもった相手を思いやって作る料理に限りますが。
自己満足じゃ何も嬉しく無いものですからね。
栄養も美味しさもちゃんとちゃんと。
料理研究家 指宿さゆり
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