#3d cadデータ
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PARTsolutions TIP 90:アセンブリ内の購入部品データからメーカーカタログへアクセスする
アセンブリ内に配置されているある購入部品のCADデータについて「これってどこのメーカーの何シリーズだったか?」など調べたい場合、通常はプロパティなどを参照しメーカーWEBページへアクセスすることが一般的かもしれません。
しかし、PARTsolutions CADインテグレーションを用いた場合、そのCADデータをキーに、メーカーカタログデータへアクセスすることができます。つまり、通常ある部品のCADデータが欲しい場合は「メーカーカタログ>部品CADデータ」という流れですが、PARTsolutionsではこの逆「部品CADデータ>メーカーカタログ」が可能となります。
操作
1.購入部品を含むアセンブリを開きます。
2.購入部品CADデータを選択し、「PARTsolutions」メニューの「プロジェクトを開く」を選択します。
3.2の操作後PARTdataManagerが起動し、同時に選択されたCADデータの元となったカタログデータへアクセスします。
このように相互のアクセスが可能です。
上記操作を動画でもご覧いただけます。
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本操作は、PARTsolutions対応CADの中でも以下の機種が可能となっています。
SOLIDWORKS
Solid Edge
Inventor
Creo Parametric
NX
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モノづくり塾の設備
今日は塾生が自習で使える資料をいくつか書いていました。塾内のサーバーに設けた資料館です。現時点で60の記事があります。オープンまでにどれだけ充実させられるか?!一度実践して確認したものを載せるので、これの用意は大変です。 モノづくり塾の設備を少しずつ揃えているところです。 来春オープン時までに揃えておこうと思っている設備については、モノづくり塾のホームページの専用のページを作って記載しました。 鉄やアルミなどを加工する旋盤、フライス盤、バンドソー、グラインダー、木を加工するテーブルソー、木工旋盤、CNCフライス盤、ソフトウェア開発の勉強をするコンピューター、CADなどの3Dデータを作るコンピューターや3Dプリンター、音楽製作に使うコンピューターやキーボード、塾の活動をライブ配信をするカメラ、動画や音楽を視聴するメディアサーバー、自由に使えるインターネット接続など、多くの手道具や電動…
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▼ 「著作権とAI」に参加した話
こんにちは、こんばんは。エンノシタのワタナベです。
文化庁主催のセミナー、「著作権とAI」にオンライン参加してきました。
参加してみてよかったです。
そもそもなんでそんなにAIという代物はとんでもなく賢いのかというところから、AI生成物は著作権を有するのか否かの指標、AI活用する側に求められるリテラシーまで、幅広く説明を受けることができました。
まだ議論が続いていて結論や法整備にまで至っていない項目も散見されるとのこと。時代が急速に発展しているため、やむなしといったところでしょうか。放ったらかしにしている間にどんどん現場は��ップデートされてゆきそうですね。セミナーでは、絵や書籍にフォーカスするほうが多かったのですが、例えばディテールの部分をデータに依存するような作品を利用していらっしゃる作り手さまも、注意が必要なのではと個人的に感じました。
ワタナベがなんとなく想像したのは、ハンドメイドアクセサリーよりもジュエリーCADや3D CADといったデータ命令の部分。ハンドメイドならば、レーザーカッターのデータとかですかね。AIに学習させるために自分の作品がデータインプット用に引っ張られた場合、先々生まれる作品に類似性が出てくるのかどうかなどは気になるところです。
先々の時代を拓く技術革新も鑑みつつ、バランスの良い法整備がなされることを願います。
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【ゾイド・デスザウラー /二次創作】
イラストのキャラクター(書籍:ZOIDS concept artより)をCADモデリングにより3Dデータ化、3Dプリンターにて出力し、塗装しました。
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骨までしゃぶる
結局全然時間が無くて進んでいないんだが、3Dプリンター印刷用のデータだけは目を通している。時代は変わったもので、今や工学系にしろデザイン系にしろcadだのcamだのが全盛で、デジタルデータで全てをやり取りするものだからオレみたいに何でも脳内設計図派は少なくなってきているのかも知れない。
そして肝心なことは遅々として進めない癖に、なぜか台付き砥石を作っているのは気のせいだろうか。 こうやって不安定だったり研ぎにくい形状の天然砥石は木に貼り付けてやると最後まで使えるんだ。木は納屋に放置されていたポンコツだが鉋でピンピンに仕立て直してやった(お陰で鉋の刃が切れなくなったから今度研がないとな)。
今日も砥石に始まり砥石に終わる。こんな生活で良いんだろうか?と若干思わなくも無いが、何もやらずにダラダラしてるよりは多分良いんじゃないか。
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「CGだと安くできるんでしょ?」に対する今まで聞いた中で最強の模範解答は「例えば東京都庁舎の爆破シーンを作りたいなら、実際に爆破するより安くできます。」だわ。 でも、結構ハリウッドの言う「CGは安上がり」ってこういうことだったりするよね… 「CADデータがあるものは〜」というリプや引用RTがめっちゃ多いけどCADデータは映像用途のデータじゃないからCADデータがあるからと言って安くなるとは限らないんだぞ、と、念のため釘刺しときますね。
月見ねぎとろ@3D/xRモデラーさんはTwitterを使っています
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印章の複製は今に始まったことではない。これまでは複製にかかるコストが見合わないために大きな問題になることがなかっただけ。ただ、CADデータや、CGデータを基に3次元の製品を作り出す「3Dプリンター」の登場で局面が変わった。極めて精緻な複製品を安価に作れるようになったのだ。「1000~2000円で簡単に偽造可能。そんな状況を見て見ぬふりをしている現状は危険そのもの」と先の官僚幹部は警鐘を鳴らす。
文化保護か、効率化か はんこ大戦争の舞台裏:日経ビジネス電子版
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BBR フェラーリ 250 Monza ‘PanAm 1954’ #11
「手作りの良さ」ありますよね。 「デジタルよりアナログが好き」まぁわからなくはないです。
前々からちょこちょこ凶悪マシン(CNC)を使ってヨンサンのパーツを作っていましたが、なんとなく心に引っかかるものがありました。
でもね、先日購入したZipp斎藤さんの�� THIRTY FIVE MOTORS 』のプロローグを読んで吹っ切れました。
”「自分のほしいものがあったらどんなものでも、あらゆる手段を尽くしても手に入れたいんです。だから自分の作品を見て『こんなの自分には作れない』なんていう人は、そのカタチが欲しいという気持ちが自分ほど強くないんだな、と思うんです」なんとも挑発的、と受け取られるかもしれない。 「こういう部品が必要だから、じゃあ旋盤加工しなきゃいけない。そのためには高価だけど旋盤を手に入れようと頑張るし、加工するための技術も勉強する。自分が感じた”カッコイイ”を自分が納得する表現にするための努力なんだから、なんでもしますよ」”
齋藤マサヤ THIRTY FIVE MOTORS: 齋藤マサヤ アルティメット1/35テクニクス モーターサイクル編 2019 大日本絵画
なんて清々しい! えぇい!もう迷うものか!! 私も自分が思う「カッコイイ」を表現するため使える機材、技術はフルに投入することを決めたのであります! さっそくCADでシートをモデリング。 昼休みにちょいちょい1時間弱で完了。
3Dプリンタにデータを送って翌朝には造形完了!
デジタルモデリング最大のメリットは同じものが同じ形で簡単に手に入ることと、拡大縮小が比較的容易であること。(1/12のデータをそのまま1/43に縮小とかはさすがに無理があると思う) 95%から105%まで5%刻みで出力して大きさが合うものを選定します。
トノカバーが干渉するので助手席側はひと回り小さいものを使います。 実車もおそらく小さいはず。
CAD上で検証済みなのでフレームとの干渉もありません。 ステアリングとの位置関係も良さげです。 カッコよくなりそうだ!!
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PARTsolutions TIP 89:インターネット上のカタログも検索結果に表示させるには?
※本機能は現在はベータ版であり、お客様環境では使用できません。
通常の検索では、PARTsolutionにインストールされたメーカーカタログデータのみが検索対象になりますが、そこから範囲を広げて、インストールされていないメーカー、すなわち、オンラインのCADデータダウンロードサービス「#3Dfindit」 内で利用可能なメーカーまでも検索対象にすることができます。
1.通常の操作で検索��ます。
2.検索結果リストの末尾のボタンをクリックします。
3.検索結果が更新され、リストの部品に外部ソースを示すアイコンが表示されます。これらの部品がインストールされていないメーカーの部品データとなります。
4.これら外部ソースの部品は、CADデータ生成をすることはできず参照のみ可能です。CADデータが必要な場合は、PARTadminを使ってcipファイル(メーカーカタログデータ)を現在のPARTsolutionsにインストールするか、3Dfinditからダウンロードするかなどします。
別の操作で、最初から外部ソースの検索結果を含めるには「オンライン検索」にチェックを入れた後、検索を実行します。
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これは、なんでしょう。
・・・正解は、スマホスタンドでした。 掲載写真は先日、TSOの3Ⅾプリンターを使ってお客様が製作されたスマホスタンド🍎 完成した時は、お客さまもスタッフも大興奮でした✨ 立体的なものが印刷できるってすごいですよね。
あなたも3Dプリンターデビューしませんか?!🦾 実は使ってみたかった!けど体験する機会がない・・・という方も多いのではないのでしょうか? TSOでは、製作したいもののCADデータ(ファイル形式stl,obj)をお持ちいただければ、簡単に出力できちゃいます!
ご利用には、工房のご予約が必須ですので、製作時間に合わせてご予約をお願い致します🌟 プリンター自体は無料でご利用いただけます。 利用してみたい方は事前にお問い合わせ、または受付でご相談くださいね!
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ドライカーボン製泥除けの製作
3Dプリンタから始まった自作熱シリーズ。もともとPP板から切り出した泥除けをつけていたのだけど、経年で劣化したので作り直すかなと考えていた。そこに3Dプリンタの波がきたので、これはプリントするしかないなと思って図面引いたところ、そもそも薄くて平べったく大きいものはプリントに向いておらず、プリントしたとしても結構割高で、塗装が前提に。だったらカーボン板を切り出してみるとか可能性あるかなと思って調べたら、ドンピシャで見つかってお願いすることにした。CADデータを作る必要があったが、すでに3Dプリンタ用に厚みをもったデータを作成済みだったので、それを2Dに変換するだけだった。思った以上に簡単。で、発注から3週間ほどで手元に届いたのがこちら。
フィッティングも全く問題なく、ボディにエッジが触れる部分にはプロテクションテープを入れてボディ側に傷がつかないようにした。とてもかっこよくできて満足。
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習うより慣れろ〜別のやり方を
この投稿の続きです。 同じことをいくつかのやり方でやれると理解が深まります。 前回と違うやり方で一部を変えて描きました。 部品毎に座標平面を変え、Fastenerワークベンチ(ボルトやナットなど)アドオンを追加してボルトを描きました。 ベアリングなどの産業部品はモノタロウやミスミなどのホームページから仕様やCADデータを入手できるので、仕様書の数値を入力するかCADデータを読み込んで手間を減らせます。 自分一人でモノづくりをするなら図面は頭の中でも良いし、紙に描いても良いし、現物合わせで作り進むこともできますが、例えば、一部の部品を外注したりマシニングセンターで機械加工するなら図面はデータ化するのは必須です。また、3Dプリンターなどで試作するにもデータ化が必要です。
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パフォーマンス会場を3Dデータにする
2022/06/03(Fri.)
1月のパフォーマンスに向けて会場を3DCADに書き���こしました。他の作家さんの手法を見ていると会場の模型を作ってから舞台装置のサイズを検討されていたので、それを真似して今回の制作でははじめに会場模型を作ってから舞台装置の設計に進みます。そんなわけで秋田市文化創造館の図面を見せていただき、それを基に大雑把な寸法ではありますが、3Dの会場データをつくりました。屋根と3階部分は取り外すことができるので、周囲から会場内部も見やすいです。 ただ全てCADデータで作業を進めるとスピード感が遅くなるところもあるので、アナログな模型制作と並行してデータ化を進めるのが現実的かも、と思っています。乞うご期待くださいませ。
▲秋田市文化創造館2階部分の簡素な3Dデータ
▲内部をなぜか広角レンズで
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【ゾイド・デスザウラー/二次創作】
イラストのキャラクター(書籍:ZOIDS concept artより)をCADにて3Dデータ化しました。
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おおしまたくろう楽器展#2 滑琴の耳奏耳(かっきんのみみそうじ)
Date:2022/03/25(Fri.)~04/03(Sun.) @パララックス・レコード
背景
2021年の前半は山下残さんと音遊びの会のコラボレーションのお手伝いがメインの活動だったので、後半は自分の活動に力を入れたいと思い、締め切りを設けるために助成金を獲得して活動することを目指しました。活動内容としては、コロナ禍以前から取り組んでいたスケートボードとエレキギターを合体させた楽器「滑琴(かっきん)」の活動と、コロナ禍以後に取り組み始めた耳型マイク装置「ミミックロフォン」の活動を掛け合わせた内容を企画しました。無事に企画がアーツサポート関西の助成対象活動に採択されたので、3月の展覧会開催を目標に動き始めました。
https://artssupport-kansai.or.jp/grant_list/index.html ▲助成企画について
まず活動を始めるにあたり新たに導入したiPadでスケッチを描きました。美術大学の工房に就職してから造形を意識するようになり、装置の見た目も機能であると考えるようになりました。またスケッチを描くことで他人とアイデアを共有でき、企画が助成金に採択されやすくなったり共同作業が楽になりました。 活動の方針として、1)量産化を視野に入れた新型滑琴の開発、2)滑琴用の背負子型ギターアンプの開発、3)耳型マイク装置を用いたライブ配信の実施。以上の3つを活動方針に定めて制作を進めました。具体的には、1)は3DCADと3Dプリンターを用いた滑琴専用部品の開発、2)はレコーダーや通信機器の機能を兼ね備えたバッテリー駆動のギターアンプの開発、3)はカメラ越しにもマイクの位置関係が把握できる高さ40cmほどの巨大な耳型マイクの開発を行います。
▲ギターアンプと耳型マイク装置のスケッチ
滑琴4号機マルチプライアー(増殖子)について
滑琴の新作を作るにあたり「量産化」を目指した設計を意識しました。具体的には3号機ではスケートボードの木の板(デッキ)に穴を開けて、エレキギター用の部品を取り付けることで楽器の構造を実現していましたが、手作業での組み立てが難しく、締結部品が多いために重量増加を招いていました。そこで通常のスケートボードのトラックを滑琴用のものに交換するだけで簡単に楽器化できる構造を目指しました。これはエレキギターのテレキャスターというモデルをヒントに考案した構造です。テレキャスターが従来のエレキギターと違いボルトでの組み立てを可能にしたことで、職人技無しで量産化に成功したように、デッキへの追加工無しで滑琴用トラックに交換するだけで簡単に楽器化できます。 また光造形3Dプリンターのタフレジンを用いて、複雑な形状の部品を十分な強度と軽さで実現します。まだまだ小ロットでの生産が続くと思いますが、金型制作への移行も視野に入れて滑琴用トラックを3DCADで設計します。
▲3D設計した新型トラックの初期案
▲初期案をテスト出力したところ
滑琴3号機を持って秋田県に滞在した際に、地元のスケーターの方に乗っていただきアドバイスをいただきました。ギターペグが面に出ているとトリックの障害になるのでできるだけ隠した方が良いとの意見があり、今回はペグをデッキの内側に隠すような構造に変えました。最初のプロトタイプでは、パーツの干渉や負荷が集中する箇所を確認するため安価なFDM方式の3Dプリンターで試作を行いました。実際に組み立ててみるとギター弦が干渉していたり、負荷が集中しやすい箇所で弦が切れやすく、試乗してみるとトラックが破損しやすい箇所が見つかりました。
▲仮組みしたところ
設計のアップデート作業には、以前にも耳型マイク装置「ハッピーニューイヤー」の制作の際にモデリングサポートいただいた水口翔太さんに関わっていただき、より軽量かつ強度のある形状に改良しました。まだペグ周辺の設計などに課題が残るものの、3号機と比べて格段に組み立てやすく、軽量で量産化に適した設計が実現できました。 完成した滑琴の意匠として、ピックガードを取り付け僕のキャラクター「ピンクのあいつ(エンジェルVer.)」を描きました。ピンクのあいつのイラストは、いつも僕の活動のデザインを��当してくださる丹羽彩乃さんに依頼しました。楽器は人間が発せられない音を出す点で神様の道具であったり、神様と交信するための道具に例えられます。ピンクのあいつも天使になって滑琴の音を天上に届けてくれているのでしょう。
▲安全を祈るピンクのあいつ
���筐(きょうきょう)と疑似耳(ぎじじ)
これまでの滑琴を使った野外パフォーマンスではマーチングバンドの小太鼓で使用するキャリングホルダーにギターアンプをくくりつけてパフォーマンスしていましたが、肩に負担がかかって長時間のパフォーマンスが難しい状況でした。そこで今回はギターアンプをホルダーが一体になった背負子型ギターアンプ「響筐(きょうきょう)」を制作しました。
▲従来の背負子型ギターアンプ(左:1号機、右:2号機)
背負子部分には登山メーカーの背負子を流用して、肩だけでなく腰にも荷重が分散でき、クッション性のあるものを選びました。またギターアンプ部分はスケッチをいくつか描いてから3DCADで設計してレーザーカッターを使って組み立てました。ギターアンプの回路にはBoss Cube Street 2を分解して使いました。Cube Street 2は電池駆動��つスマートフォンから音量調整が可能なため、いちいちアンプを背中から降ろさなくても良い点に着目して選択しました。
▲CADで設計した背負子型ギターアンプ
▲市販のアンプを分解している様子
▲仮組みしてサイズ感を確認
響筐の側面には巨大な耳型マイク「疑似耳(ぎじじ)」を取り付けます。疑似耳は野外での滑琴の演走音を集音してライブ配信先に送るためのマイク装置です。マグネットとベルクロテープで響筐に取り付け��おり、取り外すことで好きな音の定位感覚でフィールドレコーディングできます。 ライブ配信と耳型マイク装置の組み合わせは新型コロナウイルスの環境下で思いついたアイデアで、本来は透明化したメディアとして映像の中に潜んでいるマイクの存在を耳の造形でアピールします。鑑賞者は画面に映る巨大な耳を見て、現場のマイキングを把握できる仕組みです。耳型マイク装置の総称を「ミミックロフォン(ミミック+マイクロフォン)」と称しており、耳の造形には僕の耳を3Dスキャニングしたデータを用い、これまでに3つのバリエーションでミミックロフォンシリーズを作りました。疑似耳の特徴としてギターアンプとスムーズに切り離しができることと、サイズの大きさが挙げられます。
▲ダンボールでサイズ感を把握
▲マグネットで洗濯機に付けてみる
実験とフィールドワーク
制作した滑琴などを用いてパフォーマンスイベントに参加したり、フィールドレコーディングの収録を実施してみました。まずは金沢などの4都市をつないでオンライン開催された「NxPC. LIVE Vol.54 密(ヒソカ)」に出演しました。イベントの2週間前にお誘いいただいたイベント��したが、だらだらと開発を進めていたこともあり、ひとつのゴールとしてちょうど良いと思い、参加を決めました。このイベントでは「新作を完成させてイベントに参加する」を目標に制作を進め、無事に楽器本体と配信システム、パフォーマンス構成を完成させました。 パフォーマンスは3部で構成して、第1部では室内での2人の演奏者による疑似耳を用いたパフォーマンス(通称:耳奏耳、みみそうじ)を実施して、第2部は前日に金沢市に滞在して撮影した疑似耳を用いたフィールドレコーディングの記録映像を放送し、第3部は疑似耳を響筐に取り付け、市内を滑琴で演走する様子をLINE通話で配信しました。30分のパフォーマンス時間の中で矢継ぎ早に構成が変わっていくてんこ盛りの内容でしたが、自分のやりたいことを妥協することなく実施できました。 今後の課題としては、3部の配信でLINE通話を用いた配信を実施しましたが、音声の集音が上手くできておらず、野外での配信システムの見直しが必要そうです。また響筐と疑似耳の装飾が完了しておらず寂しい印象でした。
▲会場で展示中の楽器たち
youtube
https://nxpclab.info/vol.54/
▲イベントのアーカイヴページ
次の実践の場はFIGYAを拠点とした配信実験とフィールドワークです。滑琴3号機の完成発表を兼ねた個展をFIGYAで開催した経緯があり、今回もFIGYAでの発表を通じて前作との差異を確かめる狙いがありました。前回の個展ではFIGYA周辺でのルート譜(滑琴の規範的楽譜)を作曲したので、新型の滑琴で同じルート譜を演奏してみました。残念ながらレコーダーの設定にミスがあり良い記録を残すことができませんでしたが、疑似耳を組み合わせて新たな音響の鳴らし方が実現できました。 またFIGYA周辺で疑似耳を用いたフィールドレコーディングを実施しました。マイクスタンドに疑似耳を付けて自販機や高架下、公園、河原などに設置して録音しました。町の景色の中に耳が生えている様子は自分が自販機の気持ちになったり、町の気持ちになって環境音を聴く感覚を呼び起こしました。この時の改善点として、疑似耳の中が空洞のため共鳴によるコーという音を集音していました。これについてはスポンジなどの軽くて吸音性能のある素材を詰めて対応したいです。
▲此花区での演走(撮影:mizutama)
▲淀川での録音風景(撮影:mizutama)
次に説明するパララックス・レコードでの展示中にFabCafe Nagoyaでの自作楽器イベント「廻転 -DIY Instrumental Performance」に出演しました。残念ながら個展開催中だったため会場を離れるわけにいかず、オンラインでの出演を検討するなかで新作の滑琴を用いたパフォーマンスを実施することにしました。 金沢でのパフォーマンスの画質や音質への反省を受けて、今回のパフォーマンスではLINE通話でなくGoProから直接YouTubeへライブ配信するシステムを採用しました。パフォーマンス構成は前半・後半に分かれており、前半はZoomを使って主催者や来場者と会話をして、ZoomのチャットにGoProのYouTube配信URLを貼って後半へ進みます。後半は演走者の頭に付けたGoPro目線の映像を配信します。 ZoomとYouTubeという異なるサービスを行き来することに興味を抱きパフォーマンスを構成しましたが、鑑賞者からは「3人称視点と1人称視点を行き来するパフォーマンス」のように評していただき、確かにカメラの視点や会話の関係性がパフォーマンスの中でダイナミックに変化する状態は面白いと感じました。今後のライブ配信のバリエーションのひとつとして考えていきたいテーマです。
https://fabcafe.com/jp/magazine/nagoya/2204_rotation_report/ ▲イベントのレポート
パララックス・レコードでの展示
助成金に採択されたのが9月末ごろだったので、半年くらい開発活動を続けてきました。活動のまとまった成果発表の場として、京都にあるアバンギャルド系のレコード店「パララックス・レコード」で展覧会を開催しました。 パララックス・レコードには高校生の時からお世話になっており、当時はより変わった音楽を探してレコード店を回っているうちに出会ったお店でした。特に工学を勉強していた高校生の僕にAlvin Lucierを出会わせてくれた重要な場所で、Lucierとの出会い、そしてパララックス・レコードとの出会いがなければ自作楽器を作る僕はいなかったかもしれません。そんな僕の原点とも呼べる場所で新作を発表できることは感無量でした。
▲展示風景
展示会場には開発した3つの装置(滑琴4号機マルチプライアー、響筐、疑似耳)とこれまでの滑琴開発に関する記録映像、NB-606、Zine、それからパララックス・レコードの商品をチョイスさせていただき「おおしまたくろうのスペシャルセレクトコーナー」を設置しました。僕がパララックス・レコードで購入したお気に入りのアルバムや気になる商品をチョイスしました。 会期中は久しぶりに会った友人や美術関係の方々が見にきてくださったほか、パララックス・レコードの入っている詩の小路ビルのストリート系のお店の店員さんやお客さんも見てくださり、現場の人のリアクションやアドバイスをいただけました。個性的な店内にも不思議と馴染んでおり、アバンギャルドな姿勢を貫きつつもフレンドリーな見た目の作品になったなぁと展示空間を見ていて思いました。
▲セレクトコーナー
youtube
▲展示会場の記録映像
展示を終えて
半年に及ぶ開発と展覧会の開催を経て、滑琴の開発がかなり進んだと思います。特に新しい職場に就いてから造形意識が芽生えてきたので、作品の造形やカラーリングに注意を払ったこともあり、展示会場でもキャッチーな印象を放っていました。 開発中や展示中にも周囲の人から「ベース型の滑琴」や「小型で安価な滑琴」などのバリエーション展開を期待する声や、購入を希望する声をいただきました。これは楽器をテーマに活動する僕としては重要な声で、常に「楽器はあくまで音楽のための道具」という側面を意識しており、僕一人が扱うアート作品ではなく、他の人の身体と組み合わさって新たな価値を生み出すものであってほしいと願っています。人々が滑琴を自分ごととして捉えてアドバイスをいただいている今の状況は大変ありがたいですし、期待に応えないといけないですね。
今後の展開としてはアドバイスにあった1)滑琴のバリエーション展開や2)パフォーマンスの展開、また3)展示方法の検討などが挙げられます。滑琴のバリエーションとして、ベース弦を張った滑琴や弦の本数を減らしたモデルの実験、ペニーの滑琴化などが考えられます。パフォーマンスの展開として、これまで野外での演走のみでしたが今後は室内での大音量でのパフォーマンスを検討しており、特に2022年度は秋田市文化創造館の企画「SPACE LABO 2021」に採択されたこともあり、新しい滑琴の演走形式が提案できるでしょう。コロナ禍になってから安定的にパフォーマンスイベントを開催することが難しい状況が続いています。そのため滑琴の展示活動にも力を入れていかないと認知が広がらないので、今後は滑琴の展示方法も検討していきます〜終
https://akitacc.jp/article/220408/ ▲SPACE LABO 2021のレポート
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