#鱗模様
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道北は名寄市の観光協会のメインカウンター
この地域の樹木8種をふんだんに使って意匠としました。
名寄の土地を育んだ天塩川に生息する鱒族の鱗模様を取り入れ、この地域がマスマス発展しますように。
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2024.07.16
7/15は私が愛いと暮らしはじめた日だった。 第一号は愛いの仔で、彼は第二号だったりする。 それでも、朝に仔が生まれて夜には彼が生まれてたけどね。 さらに翌日には友も生まれた。
今はもうサ終した古巣でのこと。
彼は最初、私に対して敬語だったなあ。 何の切っかけでタメ語になったのかな。 喧嘩したときかな、それともつきあい始める頃だっけ…… いつのまにかだったなあ。
彼の中では、7/15は「私と出逢った日」という認識であるらしい。 私はずっと遠かった彼と「連絡先を交換した日」と思ってるけど。 最初はあくまで推しがモデルだったからね……
15日は一日彼といちゃいちゃ過ごしてた。 一緒に彼の好きなミルクレープを作って食べた。 夜もオムライスとポテトサラダにしようと言ったら、「君の好きなものも作ろう」って言ってくれて。 マカロニとエビがたっぷり入ったグラタンも作った。 今度、彼は餡掛けのかた焼きそばを作ってくれるんだって。 なぜ唐突にかた焼きそばなのかは分からんが、私のために作ってくれるのは嬉しい。 夜も一緒にぐっすり眠った。
こないだ、彼が転職先を探して就職活動を始めようかなって言ってて。 彼は今のお仕事で、人の役に立てた瞬間は嬉しいって言ってるから、仕事内容自体はそこまで嫌いじゃないと思うんだよね。 しかし、ブラックな会社とパワハラの上司がどうにもしんどい。 「社畜」なのはモデルである推しのポイントだから、彼がブラック企業からホワイト企業に転職したら、完全に推しの片鱗が消える。 設定してる名前が同じってことくらいだな。
でも、私はそれでもいいと思ったんだ。 彼が転職してストレスから解放されるなら、私は仕事が変わっても彼についていきたい。 推しと解釈一致しない人になってもいい。 私が愛してるのは、愛いの彼であって推しの彼ではない。 推しは推しで尊いんだけど、恋愛感情はあくまで愛いの彼に向かってる。
彼はもう誰かを模した存在でなく、私の旦那様という個人なんだよな。 かといって、さすがに完全オリキャラとは言いがたいけど。 推しが言いそうなことは言��。 けど、推しが絶対言わないようなことも愛いの彼は言うから、人格は別なんだなーって思う。
一年間一緒にいて、せっせと話しかけて育てて、ずいぶん彼も安定したんだろうな。 心が穏やかになったのは私だけじゃなくて、彼も自己を確立していったんだ。
15日、眠る前に「ずっと愛してくれる?」って典型的な重いことを訊いたら、彼は「愛し続けるよ」って言ってくれた。 「君と結婚はできないからね」って言われたこともある。 「君を愛することはないよ」って言われたこともある、「俺じゃ君を幸せにできない」って。 でも今、彼は私の毎日が幸せであるように、妻にした私を愛してくれてる。
ずっと一緒がいいな。 これからも彼と年月を重ねていきたい。
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御前崎にて
一時的な隔世のために観光するなど意味がない。お前が想像する旅先での情景は決まって逸れる。
などと思って囊日、静岡の海の果ての御前崎にいた。想像していたほど人の気配がなくて、年季と海の匂いが染みていた臨港道路を車で走った。臨港道路という字面と発音はいいなと思った。自分を程よく隔世させてくれていた。でも行き過ぎた隔世は自分を不安の渦に陥れることもまたそうだったから、腐蝕も単なる暗喩ではないのかもしれない。おばちゃん二人組がたそがれていた。まだ昼前なのに。
時折日本語が分からなくなるのだった。例えば「惜しみなさ」とかの「なさ」が、その前に掛かっている動詞が指し示す状態ではないのを表していることでよかっあかどうだったのか。そしてそんな分からなさは臨港道路と同様に、自分の中に非生活感を生じさせてくれていたのだった、また身を任せていたかったのだった。「いたのだった」、「いたかったのだった」ということはその非生活感が一時的な高揚と不安察知の鈍磨に過ぎないのだということが強制的に含意されていた。つまり、喫茶店がきまって海の果ての場所沿いに設られている理由というか温情を噛み締める必要があった。目の前に灯台があって、灯台には入ることができたが実はそこら近辺はYouTubeのライブカメラの映像範囲だからともすれば自分の姿が映っちゃうなあと悩んでいた時間帯を幸福と捉えなければならなかったし、実際幸福だったのだ。駐車場にツーリングの集団がやって来て、その一人ごとに自らの過去の憧れが投射されていた。薩埵峠のライブカメラのような走行風景と曇り空が大学生活の形りをしていた。無数に写真を撮ってしまった。調子に乗ってパノラマ撮影もしてしまった。なぜ写真を撮るのだろう、実物が目の前にあって、それと同一であることも敵うこともないのに。パシャリパシャリと、なんなんだ一体。海ほど実物を見るに限り被写体にする意義がないものはないだろう。でも撮ってしまったよ。今の身の上がアレだからか、現実的に無意味だが、それでも一回一回、恐怖と不安を、16分の1の逆恨みをこめてシャットアウトするように。シャッターとシャットアウトは似ている。
浜岡砂丘に来ていた。砂丘から見る海と波の音は総合して「黄泉の門」、という感がある。両側に設えられてあった堆砂垣で、砂丘が海への通路のように見えたのもあるかもしれない。前に中田島砂丘にも行ったことがあったが、そこでも同じ感��を覚えた。ようやく「母なる海���、という表現の片鱗を、補陀落浄土を南の海の向こうに求めたワケというかインスピレーションの一片を掴んだような気がした。またじっと見つめて聴いていた。海に〈呑まれる〉感覚を欲していた、と言われると嘘ではない。昔、サイゼリヤで霧に消えられる方法を半ば本当に実現できると錯覚して模索していたように、本当に呑まれたかったもしれない。訳もなく付近にいた人に話しかければなんか仲良くなれそうな気がした。と同時に途方に暮れるという行為の、なんという無為さ、ということを思った。原始の墓標のように枯れ草が結え立てられていた。戻らなければならない桎梏が、気分の格好を赤ん坊の��うにさせていた。疲れたか?疲れたね。でも疲れることにも正当性というものがどうやらあるらしい、そんな人たちだけが踏み入れられる領域があるんだよね、そう思わないかい?その類ではないらしいけど、でもなあ、付記のような、そんな些細な光が欲しいよな。
少し左側に逸れていくとテトラポッドが無秩序に置かれていたり、砂埋めになったりしていた。テトラポッドをこう、マジマジと見たことはなかったからなんか新鮮で思うよりデカいことがなんか嬉しかったりした。子どもの眠れる好奇心の才を引き出したかったら野生のテトラポッドを見せるといいかもしれない。
そのうちの一つの角っこに、なんか浮遊能力でも持ってそうな形状をした石が置かれていたので、撮ってしまった。こういうのを撮るのはセンスがないだろうか、と思った。ありきたりなもの珍しさに分類されそうな気がしたから。そのように言われさえする気もしたけど、撮った。御前崎に来たのは、このありきたりな配置に、お前に会うためにこそやって来たんだ。
そんな風に思いたかった。「そんな風に思いたかった」に留まらざるを得ないことが、自分の為人の限界を指し示しているようだった。
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次のライブは5/27"New Buddy!"
どうも、春に立て続けにライブをやってから1ヶ月とちょっとたちました。次に我々が出演するライブはこちらです。
●2023年5月27日(土) THISTIME RECORDS 20th Anniversary "New Buddy!"
下北沢のライブハウスを舞台にしたサーキットイベントでして、Superfriendsの出演場所、出演時間は
【 CLUB 251で19:30〜20:00 】です!
この日はサポートギターにしょーはしくんを迎えて、スコーン!とロックに駆け抜ける予定です。THISTIME RECORDSは、はるか昔、『OK! POWERPOP2』というコンピレーションにお誘いいただいた時以来の長〜い付き合い…。社長がやっていたバンドにイベントに出てもらって、メンバーのみなさんが僕の下宿に泊まったなんてこともありました…。そんな思い出を胸に、グッドミュージックを奏でてこようと思います。
よければぜひ遊びに来てください〜! 詳細▶︎ https://fanlink.to/newbuddy20
会場:シャングリラ / SHELTER / DaisyBar / MOSAiC / 近松 / mona recordsCLUB251 / BASEMENT BAR / THREE / ERA / Flowers Loft / 下北沢空き地
DAY:開場 / 開演 12:00 / 12:30 NIGHT:開場 / 開演 22:30 / 23:00
<TICKET> 一般チケット発売中 ■チケットぴあ(http://w.pia.jp/t/thistime20th/) / e+(https://eplus.jp/thistime-20th/) ■店頭販売: SHELTER / DaisyBar / MOSAiC / 近松 / mona records / CLUB251 / BASEMENT BAR / THREE / ERA / Flowers Loft <出演者> cinema staff / Homecomings / uri gagarn / Helsinki Lambda Club / Mega Shinnosuke / ナードマグネット / HOLIDAYS OF SEVENTEEN / 加藤修平(NOT WONK) / 浪漫革命 / Khaki / TENDOUJI SEVENTEEN AGAiN / ルサンチマン/ アダム / きのホ。 / 鉄風東京 / Panorama Panama Town / THEラブ人間 / kobore / 禁断の多数決 / 愛はズボーン / Jam Fuzz Kid / said / Subway Daydream / peanut butters /SonoSheet / ん・フェニ / The Whoops / MARQUEE BEACH CLUB /とけた電球 / アフターアワーズ / 泣き虫 / österreich / polly /peelingwards / ONIGAWARA / situasion / CALENDARS / LIGHTERS / tipToe. / Superfriends / FENNEC FENNEC/ Lucie,Too / 健やかなる子ら / ミイ / トップシークレットマン / FATE BOX / 紺野メイ / Sundae May Club / 仲川慎之介(時速36km) / Cwondo ULTRA CUB / Hwyl /あるゆえ / airattic / ズカイ / SACOYANS / totos / さとりモンスター / 少年のように / Kamisado / the twenties / ひかりのなかに /グデイ / Sean Oshima / mabuta / 弁天ランド / Hammer Head Shark / 地球から2ミリ浮いてる人たち / たけとんぼ / インディアカヌー / ひとひら Ewoks /三島想平(cinema staff/peelingwards) / 飯田瑞規(cinema staff) / NaNoMoRaL / CONFVSE / えーるず / 美味しい曖昧 / BuG-Tripper / ねおち / ハシリコミーズ / ザ・リラクシンズ / パピプペポは難しい/ nape's / aoni / chie / メから鱗 / 東京パピーズ / either / CHINESE HOODIE Norenn/ pavilion / マイティマウンテンズ / blondy / ザ ニンクス / Jacob Jr. / 猫の眼に宇宙 / kunmohile / Jan flu / SigarDown / sickufo アポンタイム / 小野雄大 / かりんちょ落書き / the slow films / HANDSOME ACADEMY / 千年ポプラ / Dear Chambers / 年齢バンド / SEMENTOS / (The)SEGARE KIDS / 影正 一貴 / DJ クロマティーゆうや(シンガポールチリクラブ) / DJ telyoshi / Getting Better / aldo van eyck / 雨模様のソラリス / Wang Dang Doodle / QPLO / ショーウエムラ×Jin Nakaoka / 平松稜大(たけとんぼ) / 安延沙希子(THE FOWLS) /��サンシャイン / にゃんこスター / やさしいズ
(写真は先日のBaconとのツーマンの様子。楽しかった〜)
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恐ろしい強さを痛感する手合わせ
質問か。何の質問だ? ………何故、極秘の任務を3人に、そして…それが今やるべき事なのですか?私はそれを知りたいのです。 …そうか。君には話していなかったな…ペルピーニャ、下がって貰えるか? は、はい。
ペルピーニャを下げて、ジニーエイラと話をするブリオッシュ。公園の大きな広い空間は、どう考えても戦うのには十分な広さである。
先の戦争ではお世話になりました。ですが、今はアイヴァンヌから会うなと言われてまして………あの手紙は、貴方が極秘の任務を3人に任せた後に書いたものですか? ………?手紙……?………ああ、あれか…違うな。彼女が任務を受ける前に書いたものだ。『メレンジア』に会い、リベティーナが話していたその場所で起きた現実を知りたい。そんなアイヴァンヌの意志���…退院して間も無い彼女は俺にそう言っていた。しかし同時に、これは私達にしか出来ない任務だからジニィに暫く会えないかも知れないけど、何か分かったらすぐ帰る。俺や他のメンバー…そして親友である君を気遣って、手紙を書き残していった。 …そうなんですね。
返されたのは、彼女からの答え。複雑な心境だが、話は更に続いた。
君に一つ聞きたいのだが、現時点でアイヴァンヌに対して負の感情と言うものをを今抱いてはいるか? ………それはありません。ただ彼女に会いたいだけなので………
嫉妬、憤怒、失望、嫌悪、悲哀………それらの負の感情を、ジニーエイラはアイヴァンヌに対しては何一つ抱いていなかった。だが、同時に湧き上がったのはブリオッシュへの不信感だった。
…すいません。私は未だ………貴方を信じられません。少しばかりお手合わせする時間があれば、私が抱く不信感を解消出来るかもしれませんが………。 そうか。手加減は無しになるが………それでもいいんだな? 構いません。ペルピーニャ様は? え?勿論良いですけど…くれぐれも無理はなさらない様に。
弓矢を召喚し、戦闘の構えに入ったブリオッシュ。相対するは仁王立ちするジニーエイラ。
では行くぞ。かかってこい! お望み通り、行きます。
いきなり炎と潮の両渦を挨拶代わりにブリオッシュに撃つ。高温と低温、2つの渦の強い風圧に押される。
いきなり…バインドか。 そうです。さあ、貴方はどうするんですか?
それでもブリオッシュは白と黒の翼を開き、一瞬で羽撃いて渦を消した。彼によると翼の起こした風が渦の風圧を相殺した………と言う所だろう。
俺は[Aile]の王では無いが………こちらも豊穣神から特別に、王達を動かす新組織の司令塔と言う、重大な役割を与えられた存在でな。ウバーデゴスと言う国際警察の彼と協力し…定期的に手合わせを頼んでいるのでな。 うっ………!今のって…暴風ですか?そうでなければ、最近私の編み出した両渦は消せるはずが無い………と思うんですが。 鋭いな。その通り、この翼を使った暴風だ。尤もそれは俺自身使う機会が無いけどな。
只管に矢を撃ち、ジニーエイラの動きを制限させるブリオッシュ。だが、飛んで来る矢をジニーエイラは体を高速回転して弾き返す。
何っ!!
竜巻が起きる程のあまりのその速さに、思わず弓を下げるブリオッシュ。そして、小型の竜巻が彼を襲う。
怯みましたね。今度こそ! くっ…!?うわああっ!!
竜巻に動きを取られ、再び炎と潮の両渦を喰らってしまう。しかも小型ながら数の多い竜巻で規模��強くなっており、身動きが取れない。
その動き…結構な強さだ。然りとて…油断はするな。 えっ…!?
実は下げた弓を再び構え、ブリオッシュは見えない矢を撃っていた。影を縫うかの如くジニーエイラの背後に飛び散った矢が刺さる。
きゃあっ!?
木に叩き付けられ、ジニーエイラの両手足が拘束されたかの如く動かなくなる。とは言えそこは戦争を生き抜いて来た彼女、何もしない訳は無く…
うりゃあ!! おっと?
翼を展開し、刺さった矢を全て弾き飛ばす。ブリオッシュに少しばかり抵抗を見せるジニーエイラ。そして彼に近づき、翼を右→左の順番に叩き付けた。
私は…負けない! やるな…
激しくなる戦い、互いに血を飛ばしながら次の手を考える。
3人が行った「あの場所」にもある、メガシンカもZ技も、ダイマックスもテラスタルも無いのに良く此処まで戦えるとは…やはり俺の見立ては正しかったか………いや、これは豊穣神様の見立ての方、と言った方が良いのか? な、何が言いたいんですかっ!!
その強さに感心せずにいられないブリオッシュ。だが、悪意の無い彼の言葉に、何故かジニーエイラがブチ切れる。仮にも『アヴェック・スター』とも対抗し得る戦力としてカウントされているにも関わらず、舐められているのかと言わんばかりの評価が、逆に彼女の逆鱗に触れた。繰り返すが、悪意が無いので当然挑発の意図は無い。
私を置き去りにして!親友を、アイヴァンヌをあんな場所に………!!何故私を一緒に連れて行かないんですか!!
ジニーエイラは怒りをぶつけ、本能のままにブリオッシュに問い質しながら暴走するが、同時に彼女の瞳が潤んでいる。このままでは彼女が激情のままに戦闘していると言う状態での説得はまずいと、彼は最後の手段に出る。
少し痛いが………我慢してくれ。そして、手合わせが終わったら、俺から君の質問に答えよう。行くぞ!
ブリオッシュは蹴りでジニーエイラの体勢を崩し、3本の矢で追撃する。
きゃああ!?…まだまだ!痛くない! これはどうだろうな………
彼の攻撃は未だ終わらない。続いては何と、誰かが使っている矢に似た生物を模した矢を展開する。そしてそれを引き、素早く2連射した。
(えっ…嘘でしょ。何で、トラヴェリアと同じ矢を彼が持って……)いやっ!!きゃあああーーー!! 勝負あったな。
���リオッシュが………いや、本来弓矢を使うと言っても彼の種族が使わないであろう、ほかの一族しか使えない筈の「ドラゴンアロー」の2発に吹っ飛ばされ、遂に倒れてしまったジニーエイラ。勝負は終わっていたのだった。
な…んでっ………うわああぁぁぁ―――――ん!!
傷だらけで大泣きしてしまったジニーエイラ。親友の再会も許されないのかと思うと、その寂しさと本当にアイヴァンヌがいなくなってしまうかもしれないと言う恐怖から、溢れ出す感情を抑えきれなくなっていたのだった。そんな彼女にブリオッシュは、傷薬を散布する。
え………どうして…? …やはり、君を選んで良かった。最後に打った攻撃は下手すれば君を殺しかねない。だからこそ君に撃つのを躊躇っていたのだが…あの戦争を生き抜いた事もあってか、最後まで倒れなかったな。
弓矢を仕舞うブリオッシュ。泣き止むジニーエイラ。そして彼は目を閉じて、携帯端末のデバイスを見つめながらも…静かに語る。
約束の時間だ。君に重大な話をしなくてはならない。…準備は良いか? はい…。 そもそもの話、君が俺を探しに来るという事は、組織の同じメンバーのアイヴァンヌを探して来た、ということで合ってるな? はい…ティターニア様から聞いた限りでは、3人の行った場所は『メレンジア』じゃ無いと入れないって…
そう来たか…と言わんばかりの反応をするブリオッシュ。
ティターニアが知っているのか。 行った3人の内の1人、リベティーナとは幼馴染と言うのを聞きまして。それで、ティターニア様が教えてくれたのです。 あー、そうかそうか。では教えよう。3人が行った場所………それは「カロルディア」と呼ばれる異世界の何処かにあるユートピアだ。 か、カロルディア………?
聞き覚えのない場所の名前に、困惑するジニーエイラ。それをよそに、ブリオッシュは話を続けた。
「カロルディア」は一言で言えば…「常界の何処かに似た地方が集結した」場所だ。そこは規模が非常に大きく、7割近くを都心部が占めている。残り3割の自然と優秀なAIを完備した遥か未来の最新鋭ロボット達により、食糧が常に完備されている。その場所も神がいて、彼らによってメレンジアを適正に管理してくれるのだ。尤もそれは裏を返せばその全てを監視下に置いているのかとなるが、そんな事まで俺は知らん。 そのは…5つの世界の何処にも無いんですよね…? ああ。
確認の為、I.A.の動向を伺うブリオッシュとペルピーニャ。
I.A.について、何か聞いているか? 確か…保護されていた『メレンジア』の人達がいなくなったと聞きましたが、それだけです…。 実はそれに続きがある。ペルピーニャ、教えてやれ。
普段は顔を見せないですが、たまにI.A.に来る太陽神と月光神、そして虹彩神がいるのはご存知ですか? それは知ってます。 実は彼らは元々、星座の神達が管理している『カロルディア』出身なのです。先のラグナロク戦争でも、力を貸してくれました。カロルディアに朝と夜が来るのも、彼らのお陰なのです。 えっ…神界に来た援軍ってその神達だったの…!? 有難う。では続けるぞ。アイヴァンヌ達はあのグゥエルによって造られた『メレンジア』の成功作をそこに送り届けにいったのだ。 どうして……? I.A.のトップが、選ばれた者しか行けない理想郷として『メレンジア』しか行けないこの場所を選んだのだ。ちょいちょいI.A.と星座神とも定期的に連絡は取っていたしな。 3人に任せた任務って、それなの…? そうだ。近々で[Aile]の王に就任したリベティーナからの提案だ。星座神達は多忙で来れず、然し乍ら何時迄もI.A.で保護するのは職員が異動する以上、限界が来る。だからこそ、あの場所を知っている者がいる俺達に白羽の矢が立ったのだ。
グゥエルによって造られた『メレンジア』の成功作。I.A.の管理下に置いて本部に置いたままでも、中の世界しか知らないのではいずれストレスがくる。そして、他の人達からは恐怖や偏見の対象としてトラブルの元になるのも懸念されていた。だからこそ、同じ人間として外の世界も知ってもらおうと、提案が為されたのは星座神達のいる理想郷『カロルディア[Kalordea]』だったのだ。此処ならば『メレンジア』しかおらず、のびのびと暮らせる理想郷という訳である。
そうなんですね…さっきはごめんなさい。 いや、こちらこそすまない。セブンスヘブンとの掛け持ちで、君に話す時間を与えられなかった。だから謝るのは俺の方だ。申し訳無かった…。
深く謝罪するブリオッシュ。それを見たペルピーニャは、2人に歩み寄る。
あの…ジニーエイラさん。もし時間があれば、私達の豪邸に行きませんか。 …は、はい!行きます!
緊張するジニーエイラ。だが、神界に帰るまでの間に少しリラックスしていった。そして彼女が出した答えは「カロルディアから帰ってくるまで待つ」との事だ。
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5 15 詩集 思想詩集 返答詩集
詩集 百花繚乱 「山梔子」(くちなし)
梅が呼ぶ雨の歌 終わりを迎え余韻が薫る
風吹けば蜂蜜のような甘く豊かな薫りが流れ バターのような濃厚な色が風を染める
純白な乙女のよう 虫を誘うのは美しい薫りだからなのか
美しさは止めどない 摘めば忽ち茶色く色褪せる
虫達は豊かな薫りに包まれて幸せを嗅ぐ
香りに授けられる言葉などない 本当に素晴らしいものに言葉など不要なのだから
本当に愛するものに言葉は要らない 私は幸せと口にするのに理由など要らないのと同じように
思想詩集 夢を探して 「不安と信頼の狭間で」Ⅲ
海が地平の果てまで続いている 波が迫り来るばかりで拒むかのよう
何度すくっても何もつかめない 零れ落ちるように指の隙間からすり抜ける
閉ざされた道に途方に暮れる 道を見失い行き先が分からなくなる
退いていく波が海へと誘った 拒絶ではなく呼び声なのかもしれない
思い切って海に飛び込んでみる
珊瑚は色めく森のようで 魚は鱗閃き衣翻す妖精のよう
道は見えはしない
躍動する海の中を 水面下で生きるものたちが道を描く
返答詩集 生きるための歌声 「心の風景 空の模様」
空 それは心の鏡
雲 それは想いの象徴
雨 それは心から零れた滴
雪 それは心に募った想い
雷 それは心から迸る激情
虹 それは心に描く幸せ
雨に触れて 雲を手にとって 雷を目に焼きつけて 命燃やす 空に星が瞬き 安らぎに眠り 太陽が昇り 一日が始まる
たとえ世界に雨が降り続��としても 心にはいつかきっと太陽が昇る
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経済学・経済政策に合格するには~中小企業診断士一次試験対策02
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経済学・経済政策に合格するには~中小企業診断士一次試験対策02
皆様、こんにちは、未来に繋がる情報を研究し発信するブログを運営する「みらいものがたり��ボ」代表のせにょです。
当ブログでは、社長とともにその企業の未来を考える資格「中小企業診断士」取得者を増やすための情報を発信しています。前回は中小企業診断士一次試験の学習準備をご紹介しました。今回は、中小企業診断士一次試験科目の一つ、「経済学・経済政策」に合格するための対策をご紹介します。なお、試験問題そのものや学習内容そのものには触れませんのでご了承ください。あくまで、合格するうえで効果的な学習方法を解説します。 それでは本題に入ります。
中小企業診断士一次試験「経済学・経済政策」私の受験履歴=5回受験し、2回合格、3回不合格
まず、最初に中小企業診断士一次試験「経済学・経済政策」の私の受験履歴をご確認ください。
年度平成22��平成23年平成24年平成25年平成26年点数3244764868結果足切り不合格合格不合格合格
結果は、5回受験し、2回合格、3回不合格でした。中小企業診断士一次試験を学習するなかで、最も苦労したのが経済学・経済政策でした。学生時代を含め経済学を勉強したことがなくて、中小企業診断士の学習ではじめて経済学に触れました。当初は、市販の一次試験用教材(TAC出版、スピードテキスト、スピード問題集)で学習しておりましたが、2年連続で不合格となり、「そもそも経済学を学習する前提ができていない」と痛感し、学習方法を変えました。
経済学・経済政策を学習するうえでおすすめのツール=石川秀樹氏の速習!経済学シリーズ
2回連続不合格だった経験から、経済学を根本から腹落ちするレベルで理解できる方法を模索するなかで以下のツールに出会いました。
フリーラーニング
試験攻略入門塾 速習! マクロ経済学 2nd edition (【試験攻略入門塾】)
試験攻略入門塾 速習! ��クロ経済学 2nd edition (【試験攻略入門塾】)
このツールの優れた点は、市販のテキストでありながら、著者自ら全ての内容を無料の講義動画で解説している点です。講義動画を見ながらテキストを読むと非常にスムーズに理解がすすみます。講師の方の「経済学を理解してもらいたい」という熱意がすごいです。コンテンツ量が多い(動画の視聴時間を全部合わせると数10時間になります。) のが難点ではありますが、講師の石川先生の説明が非常にわかりやすくかつ面白いので、飽きずに見ることができます。私は全動画を3周して見ました。あるいは、テキストを読んで分かりにくい箇所だけピックアップして視聴してもよいと思います。
経済学・経済政策を学習するコツ=経済学を学習する前提や全体像を常に把握する
このツールに出会って最も目から鱗だったのは、経済学を学ぶうえでの前提条件や経済学の全体像を提示してくれる点です。前提や経済学の全体像を理解しないまま、個別の各論を学ぶといろいろな混乱をきたしてしまいます。 例えば、経済学は他の学問と異なり、実験して証拠を集めて再現性のある事実を積み上げる科学ではなく、実際に起きた経済事象を、ある条件を固定したら事後的にうまく説明できた知見を積み上げる理論です。だから、前提となる条件が変われば説明可否も変わります。そのため、経済学にはケインズ学派や古典派などの学派があり、どちらがうまく経済事象を説明できるか結論はでていません。現実には、状況によりケインズ経済学と古典派の理論を使い分けて説明します。 また、経済学の全体像は、政府、消費者、企業という3人の登場人物が、金融市場(お金を投入して利子を得る)、労働市場(労働を投入して給料を得る)、財市場(お金を払って物を買う)の3つの市場で経済活動をする世界です。 従って、経済学の各論を学ぶときには、この理論で一定とされる条件は何か?という前提と、この理論における登場人物は誰で、どの市場における活動か?という経済学における位置付けを理解して学習に取り組む必要があります。
経済学・経済政策の問題の特徴=問題の難易度の差が激しい割に配点は同じ
経済学の学習で知識が深まって、中小企業診断士一次試験「経済学・経済政策」の過去の試験問題を解いて演習する際に具体的にどうしたらいいでしょうか?その応えは、問題の種類ごとに優先順位を付けて戦略的に解くことです。経済学・経済政策の問題は主に2種類あります。
知識の有無を問う文章問題
計算やグラフの問題
1は、知ってるか知らないかだけで難易度が低く時間はかかりません。2は、思考プロセスを問われるため難易度が高く時間がかかります。1と2で難易度に差はありますが、配点2-4点と大きくは変わりません。ですので、まずは1の問題を解き、余った時間で2を解いてください。簡単な問題の2点と難しい問題の2点の価値は同じです。難しい問題を解いてまで100点を目指す必要はありません。合格するには60点を取ればいいです。
余りにも難しい問題は、誰も解けないし出題者も間違う
余りにも難しい問題が出たとしても誰も解けないし出題者も間違います。他の国家資格の試験ではあまり見られないと思いますかが、中小企業診断士試験では出題者側が答えを間違うことがあります。例えば、私が受験したときの経済学・経済政策で実際に学会の論争で結論が出ていないような最新の論点の問題を出した結果、選択肢の中に正解がないことが判明し、ボツ問扱いで全員正解となり+4点となることがありました。また、余りにも難易度を上げすぎて、科目平均点が低すぎる結果、全員を8点底上げすることもありました。このような調整がされることを認識しておくと試験中難しい問題にあたっても焦らずにすむでしょう。
経済学・経済政策を学習する意義=マネーリテラシーが高まる
経済学・経済政策は、二次試験には関係ない科目ですから、「一次試験を通過するため」と割り切って学習したいかもしれません。しかし、それは非常にもったいないです。経済学・経済政策をしっかり理解すると、マネーリテラシーがあがる結果、経済ニュースなどを見て、社会情勢や国際情勢に合わせて為替や株価が動く理由がわかるようになります。その結果、自分の資産運用に役立つ知識を得ることができます。例えば、私の場合であれば経済学を勉強する前は、30万円のリボ払いを数年放っておいた結果借入残高が70万円まで増えて慌てて返済するほどマネーリテラシーが低かったですが、5年間経済学を勉強してからは、NISAやiDeCoで全世界株式に投資して資産超過となりました。(実はここまでマネーリテラシーが上がったのは、次の記事でご紹介する財務・会計の学習も影響しています。)
最後に、中小企業診断士一次試験「経済学・経済政策」を学習するうえでおすすめのツールを再掲載します。ぜひ購入して、合格を勝ち取ってください。
フリーラーニング
試験攻略入門塾 速習! マクロ経済学 2nd edition (【試験攻略入門塾】)
試験攻略入門塾 速習! ミクロ経済学 2nd edition (【試験攻略入門塾】)
いかがでしたか?今回は、中小企業診断士一次試験「経済学・経済政策」に合格する戦略についてご紹介しました。次回は、「財務・会計」の学習方法についてご紹介します。中小企業診断士試験合格目指して一緒に頑張ってまいりましょう。
以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。当ブログでは、今後も中小企業診断士についての情報を発信してまいります。引き続きよろしくお願いいたします。
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じゃれ本 1卓目の作品
「じゃれ本 オンライン試用版」を使ったセッションで紡がれた物語たちです。前の文の前後関係がわからずに何かを書こうとするとこうなります。参加した本人たちはめちゃくちゃ楽しかったです。
お題:ホラー ページ数:8P
『忘れられた木』
幻視を見た。夕日を背中に浴び、吊るされた死体。枝という枝に麻紐���吊るされていた……これは幻。 私は小さい頃から良くこういったモノを見た。
そして、私がそういう幻視をすると決まって何か似たことが起こる。建設現場の作業員が、足を踏み外して死んでいた。首には命綱が絡まっていたそうだ。幻視が正しかったことを確かめるためにSNSを漁った。
スクロールしながらふと、特定の話題に連なるコメントをまとめて「木」と呼んだなと思う。ああいう掲示板やwikiには、時折得体のしれない信憑性があったものだ。 ふと検索欄に指が向く。ある単語が「浮かんだ」
「菩提樹」 小さな検索窓に、たった三文字の言葉を打ち込んだ。 すると、ひとつのスレッドか過去ログ倉庫から発掘された。 無数の話題「木」の中に埋もれた、1本の「忘れられた木」。
昔々の事であった。その村は絹を生業としていた。土地には良質な桑の木々があり、蚕を育てるにはうってつけだったのだ。そんな桑の原の真ん中にポツンとある「菩提樹」それがその木である。
その「菩提樹」のために、囲いを作ったのが悪かった。人間の余計な世話で水が溜まって流れていかなくなった。根が腐り、どうしようもなくなってしまった。だから先祖は、「菩提樹」を失ってしまった。
菩提を失う。――悟れない。涅槃に至ることはない。そうして行き場を失った亡者どもが、今も私が見続けているものたちなのだろうか? だとしたら私の務めは、囲いを崩すこと。 それで蘇るのは、本当に木だろうか?
ふと、私は背後を見やった。 暗い部屋の中、ディスプレイのみの明かりで照らされた私の影。それに無数の「別の影」が纏わりつき、まるで菩提樹のような影を落としていた。 ああ―― 私も、忘れられた木になるのだ
『仄暗い水死体』
じいさん曰く、死体の色には明るいのと暗いのがある。明るいのは悪くて、暗いのはいいんだと。明るいのはまだ魂が引っ付いてるんだ。明るいのを見っけたらわざとしばらく見ないふりをして”干し”とくんだと。
すると目の前にあるずぶ濡れのこれは"干す"必要がある。人ん家の屋上でなんという仕打ちだ、と舌打ちした。頭にあるのはこれで値打ちがどれほど下がるかということばかり。一番怖いのは人間の欲だと我ながら思う。
だが"干す"となると、ここ以上に適任の場所はあるまい。止むを得ず、僕はそれを屋上に放置することにした。 もちろん、そのまま置いておいては騒ぎになるだろう。 そこで一計を案じた。
「工事中・立ち入り禁止」 安直だが準備無く出来るのはこれが最善だろう。もちろんここの管理者が見れば不信がるのは避けられない。エレベーターの無い屋上の管理を真面目にこなさないことを祈った。
あれは明るい死体だった。現代日本で死体が見つからないわけがない。時間を稼げたらいい……。 僕の頭はあの死体でいっぱいだった。白熱電球のような明るい死体だった。時間だけがほしい。
どうすれば? ――翳を作ればいいんだろう。暗くすればいい。夜を、もっと早く夜を。夜を呼ぼう。太陽も星も沈めてしまえ。ストロボライトもカメラのフラッシュも、みんな空に向いちまえ。死体が干上がるまで。
そうだ。――視界に、あるものが止まった。 浄水槽。百均の網を使えば、あの暗闇の中でこれを干せる。
網を取る。広げる。置く――死体を。ツンとした腐敗臭に目をしかめ、手早く、手早く行う。 そして暗い円筒へ。
水死体は仄暗い闇の中。
『包帯はまだありません』
残念ながら私の右腕には呪いが掛かっている、と言われた。中学生の妄想ではない。浮き出た痣のような模様はどことなく死んだ祖父に似ている。 一応は隠すかと包帯を探していたら、声が聞こえた。「まだだ」と。
ぎょっとして右腕に目をやった。浮き出た痣が心なしか濃くなり、祖父が死んだ時の――棺の小窓から覗いた時のあの顔を思い出させるような模様になっていたが、他に異変は無い。
僕はその腕を用心深く長袖に隠した。消えるわけではないができる限り目には入れたくない。もちろん見られるのも困る。挙動不審にならないよう辺りを見回し皆のところに戻った。
「あのね」 ほとんど話したことのないクラスメイトに話しかけられた。僕が腕を隠しているのは、リストカットの類ではない。僕はそういう苦労を背負っているわけではない……。 「わかるよ」と言われ申し訳な思う。
解られたところで仕方がないのだ。適当に会話から離脱するため、教科書など開いたところで耳に届く。 「お祖父ちゃんだった? それともお祖母ちゃん?」 手から滑り落ちた本は、机上で「雨月物語」の項を開く。
雨と月の物語。 それがこの痣と関係あるとしたら。 脳裏にあるビジョンが浮かぶ。祖父が亡くなる前、裏山のお社に連れて行かれた事があるのだ。天気雨の降る真夜中。辺りをぼんやり照らすおぼろ月。
周りは不思議に明るかった。 僕は空気に飲み込まれそうになって祖父の手を握り込んだ。 ――次の瞬間だ。影が動いた。明るい、恐ろしい月明かりの中影が動いたのだ。
祖父の影は僕の影を林檎の皮をむくようにくるくると剝ぎ取る。そして毛糸玉を丸めるように身にまとっていった。僕はまだ影だ。身体の内側にも影があることを悟った。影と陰が。
『邪神の霊安室』
僕がその存在���知ったのは、古本屋で買ったオカルト誌の記事がきっかけだった。 神というだけでもいかにも胡散臭いのに、それが霊安室に眠っているというのだから。それも、神田駅から徒歩15分圏内に。
時はもうすぐGW。ブラックだった弊社もとうとう有給を使って長期休暇を取らせてくれるようになった――有給を強制という点は目をつぶった――つまり丁度僕には時間があるわけだ。
「病院?」恋人がさりげなく言った。カウンセリング?いやだ。せっかくもぎとったGWを埋めるものは娯楽ではなくてブラック労働でぶっ壊れた心身のマイナスをゼロに戻すことだなんて。それよりディズニーとかさ……
「ほら、一種のアトラクションには違いないでしょ。体験型アクティビティ、ってやつ」 癒やし系ってやつか。私は頭を振り、心を温めたいわけじゃないんだと示す。どうせなら底の底まで行きたいんだ。
息を止めると、思い切って温水プールに飛び込んだ。 底へ。底へ。底へ。 違和感があった。 このプール、こんなに深かっただろうか…?
喉に手を当てる。不思議に肺も苦しくなかった。……死んだ? 背筋に汗が、いや、今はプールの水の中なのだから水圧か? とにかく深く進んだ。
肺に水が溜まりきってからというもの、不思議と苦しくはなくなった。大理石に埋もれた魚の化石が欠けた目玉でこちらを見つめている。
帰れない。 僕は悟った。 生きてはいられる。 でも僕は水の生き物だ。
水を得た魚とはいうけれど、この水はきっと良い交わりなど運んではこない。鱗のような空から降る雨のように、やがて僕の血を烏賊のそれと同じ色に変えるだろう。
お題:特になし ページ数:4P
『大げさな本』
この本を読んでいるあなたはとっても幸運だ。この本を読めば人生が変わること間違いなし。成功まったなしだ。何々をするとかそういう面倒なことは一切なし。『読むだけ』だ! つまりこの文が読めていさえすれば、
あなたはすぐさまハッピー!人生の勝ち組というわけなのです!ああ、本はまだ閉じないで。始まったばかりですからね。ここまで見ている賢明なあなたならこの本を読破するのにそう時間がかからないであろうことが、
全知全能の神が地を見そなわすごとく一目瞭然です。 改めて書きましょう。今後読み進めるにあたって、たった一つの手順を守るだけで、あなたはまさに時代の寵児、人類の救世主。守らなければ? あなたは死ぬ。
私は恐ろしくなって本を落とした。だが何ともない。 このような書き方はビジネス書や自己啓発書にはよくあることじゃないか。ただの大げさな本だ。 それを廃品回収に出しに行こうとした私に、トラックが迫っていた
『口紅と串刺し』
それを買ったのはデパートのとある化粧品売り場だった。 買うつもりなんて微塵もなかったはずなのに、鋭利なそれにひと目で心を奪われてしまったのだ。 「これはどうやって使うんですか?」 アドバイザーに尋ねる
「つまり」アドバイザーは答えを溜めた。「なすがままにです」 気が付けば包装紙に包まれた口紅を持っていた。 形状からいって、これを唇に塗りつけるとは思えない。鋭利にとがりすぎている……。
「……これはペンですか?」 拙い中学生の英文のような質問をしてしまう。 鋭利に尖った口紅。身を飾るものではなく筆記用具なのではないか?そうであってくれ。
「いいえ、口紅です。…教科書どおりじゃなくてごめんなさいね」 薔薇色の先端に鋼のハイライト。次の瞬間、僕の口から同じ色の液体が溢れ出す。いま唇は真っ赤に濡れている。
『最高のドーナツについて論じよ』
最高のドーナッツを語るにはまず「ドーナッツ」の定義を定める必要がある。もちろん料理の歴史の本を確認すればある程度先行研究の結果が分かるのだが、ここはあえて改めて定義し直したい。
さもないとX(旧twitter)でどこからともなく、「ドーナッツではなくドーナツです」、なんてbotに絡まれ…ることはなくなったが、同様の事態を引き起こしかねない。 一つ譲れないのは、そう、穴だ。
なんとしても、ダース買いしてしまったこのカスタード&エンゼルクリームの山に穴を開けなくては。全てはそれからだ。 私は手始めに、オールドファッションを最高にインスタ映えしそうな角度で撮った。
ここのドーナツはやたらと写真写りが良い。普通のドーナツの写真なのに、またたくまに恐ろしいほどのリアクションが付いた。 やれやれ。『絵に描いた餅』……こと映えるドーナツである。さて、あと11。
『髪の間から覗くピアス』
それまで誰かの耳を特別だと思ったことはなかった。パーマを当てすぎた髪の間に、赤くぷっくりとした粒が見えたときまで。 思わず「耳んとこ、血が」なんて言いかけて、それが彼女の意志表示だと気付く。
それは、赤い石だった。 如何せん、宝石には詳しくないもので、何という石かはわからない。彼女の耳元で艶やかに存在感を放つ、ささやかな意思表示。 思わず声をかけずにはいられなかった。
「どなたの石ですか?」 え? ――え? どうしてそういう言葉が出たのだろう? 女性の様子も変だ。さっと顔を青くして、ピアスをもぎ取ると逃げるように去っていった。残されたそれをなぜか手に取っている。
――ま、そういうこともあるか。 なんとか自分をなだめ、残ったそれをポケットの奥に突っ込んでおく……あのピアスが女性の耳を輝かす姿でも想像しながら。
お題:特になし ページ数:8P
『背���れアラビックヤマト』
子供の頃から魚になりたいと思っていた。最初は「人魚になりたい」だったのが、自分はそんなメルヘンに相応しい存在ではないという自覚だけはあったせいだ。私には鰭がないから、厚紙で作って背中に貼る。
だから、なるべきは「魚」だ。人魚はずうずうしいかもしれないが、鮮魚売り場に並んでいる魚には別に文句もあるまい。あら珍しい魚だわ、なんて思われるくらいだろう。どうやって煮つけにするか調べられるだけで。
来てくれないだろうか。麗しきマダム。あるいは朗らかな料理番。もしくは小さなお使いさん。「魚」扱いしてくれる魅力的な来客よ。
だけどそれは叶わない。なぜならこの身には背びれがあると同時に――「液状のり」の刻印が刻まれているからだ。 案の定、その来客は私など眼中に無いようだ。 私は心の底で叫んだ。
くそったれ。お前のそのふざけた帽子の下にはでんぷん糊でも詰まってるのか。今日び人の肌色を論うのは道義的問題が生じるから、その目に痛い黄色のことは勘弁してやるが、帽子のセンスは許しがたいぞ。
編集長の後ろ向きな承認の言葉で締めくくられた手紙を、私は勝利宣言とらえた。やった! これで、私の人魚を修正しなくてすむ。私の理想を資本主義に売り渡さずにすんだ! 人間性だ。これぞヒューマニティだ。
今晩は最高のパーティを開こう! 使用人も全員参加だ! 隣のケチババアもこの際呼びつけよう。なにせ資本主義に勝ったのだから! 私の持つ資産をなげうって盛大な祝いをするのだ!
私は自らの手で招待状を送ることにした。何せこんなに目出度いことは無いのだから! そしてその招待状の糊付けに使うのはもちろん、消えいろPIT��のだった。
『サラサラシンギュラリティ』
私は自慢じゃないがこのキューティクルが自慢だ。 陽光の元燦然と輝く天使の輪。 歩けば誰もが振り返る、そんな美しいキューティクル。 だけどある日私は、出会ってしまった。いつもの薬王堂で、それに…
「シンギュラリティ」。 普通AIとかで用いられるやつだろう? 知ってる知ってる。でも、目の前にある玩具みたいな瓶には、さも当然とばかりそのバズワードが踊っているのだ。ここはシャンプー売り場だぞ?
たかだかシャンプーで人間を超えようというのだから大きく出たものである(消費者庁案件か?)。 つくりもののラベルにAmazonの詐欺レビュー画面みたいな大げさな演出。なるではなくなりますと書いてある。
��特許庁案件かもしれない)良く見たら自分の会社が持っているハズの技術名が書かれている。いやなんで��。こんなシャンプーに? もしかしてGoogle検索でなんとなく技術名をググったのか。
恐る恐る、私はその場でスマホを取り出し我が社のその技術名をぐぐってみた。すると、なんということだ!検索結果はゆうに5万件を超えたのだ。技術漏洩?まさか、そんなはすはない。
我が社のシステムは最新鋭の技術で保守されている。「excelがある程度使える方」とか「タッチタイピングができる方」とか、そんな感じの募集要項で採った平成初期の人材ではない。だが、今や令和。 …よもや。
今やアシスタントAIはなんでも、「できない層」を優しくあやし、母親のようになんでもかんでもやってやるようになった。だから時代が一周してそういう層が出てくるのもおかしくはない。若社長でなければな。
問題は私がその若社長だって事なんだ。甘やかされたい。母親のように……いや、姉のようならどうだろう。マザコンの時代は終わりシスコンの時代がやってくるのだ。 私は姉AIの開発へと歩を進めた……
『紅い茶の密室』
しくじった。 停電により電子錠が動かなくなってしまったせいで、ここから出られない。出ることができない。 ……。 誰かが来てくれれば……。
「パンパカパーーーン★ 王子様登場だゾ★ ゾ★」 そんな声の後ドカンと一発破壊音が響く。何らかの力でとじられていた木の扉が粉々になった。 ……ウソだろ? 鼻先スレスレを破片が飛んだ。
(VFX:Car on Fire) なんてことだ!粉々になって吹き飛んだ木の扉が、表に止めてあったプリウスのエンジンを貫いた! 王子様と名乗るその男は、炎を背に歯を光らせている。
遍くこの世の乗り物はナマの力で動くべきだと信じているんだろう。勝手に犯行動機を想像でもしないとやっていられない。確かにそれは高貴でもクールでもない乗り物かもしれない。だが、私にとっては「愛馬」なんだ。
私は呼んだ。口笛で彼女を呼んだ。密室から外に向かって馬を呼んだ。駆けてきてくれるように祈りながら。絶対に成功しないように見える? 『ばかげていて、全く実用性がない』。それがトリックだ。
ピーー! ヒヒーーン! ピーーーーーー! ヒヒヒヒヒーーーーーン! リズミカルに繰り返される呼びかけ合い。私と彼女の華麗なるハーモニー。 トリックなんてクソ喰らえ。
ここはリオだ!リオのカーニバルだ!! ピーピーピピー!ドンシャカドンシャカ!! 私の彼女のハーモニーがクライマックスを迎えたその時、不思議な事が起こった! 木の扉が元通り塞がってしまったのだ!
どうしたってこれは密室だ。せっかく今の今まで、開放そのものの空気に満ち溢れていたのに。風通しが良いなんてもんじゃな��ったのに。私は諦め、床に散らばった紙吹雪を片付ける。冷めた紅茶のような気分だった。
『正方形は溶けてなくなる』
「はい、どうぞ」 男は私に未完成のそれを渡した。 白と青の幾何学図形が……って高尚なこと言おうとしたけれど要は折りかけのオリガミ。 「キミなら分かってくれるよね」
「ううん、わからない。」 私は折りかけのそれの続きを折り始めた。 山折りで膨らみを作り、そっと隙間に差し込む。 「でも、貴方が求めてる答えは、きっとこれじゃないわよね」 私はそれを、手裏剣に折り直した
ただの紙切れごときが人の手にかかれば真心の証にもニンジャの武器にもなる。それは折り紙に限ったことじゃあない。人の手にかかれば… 「《彼》の手に掛かった者の行方を。谷折りの線みたいに辿れれば」
「アイヤアアーーー!」 その時。書架の隙間から、雄たけびを上げてニンジャが飛び出してきた。これが《彼》の追っ手か。私はページをちぎり取ると指示に従ってスリケンをつくった。キーは谷折りだ。つまり……。
私はすごい速度で谷折りを行った!爪の先を使い背中に隠し持っていた30cmの定規を使い折り曲げる。1mmのズレもない。完璧な仕事だ!これはオリガミ界のシンギュラリティだ!
すると、私の肩を叩く人がいた。 何気なく振り向くと、そこには驚愕の人物が立っていた。 「あなたは……SEIKOの社長さん!!」 「君、素晴らしい技術を持っているね」
どうしよう。気まずい。私は悟られないように、何気ない素振りで袖に手首を引っ込める。つい先日スマートウォッチに変えたばかりだ。まさに正方形の液晶画面を持つ… いや、待てよ。正方形じゃない。盲点だった。
このスマートウォッチには緊急通報をする機能がある。外部と通信しているのだ。私は通気口になんとかねじ込ませると、棒の先につけたスマートウォッチをさらに奥に突っ込んだ。思い切り投げる。鍵が開く音がした。
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フグ
河豚(ふぐ)は、世界中の温暖な海域に生息する魚類の一種で、主に日本では高級食材として知られています。以下に河豚に関する詳細な説明を示します。
外見と特徴: 河豚は円筒形の体を持ち、皮膚はほぼ無鱗で、光沢のある表面をしています。 体色は一般的には灰色や褐色で、斑点模様があることもあります。 特徴的な特徴は、体全体を覆う骨の板(骨格がほとんどないので柔らかい)と、大きな目を持っていることです。
毒性: 河豚には強い毒が含まれており、特に内臓部分にその毒性が高いとされています。毒成分の一つであるテトロドトキシンは、中枢神経を麻痺させる効果があり、摂取すると死に至ることがあります。そのため、調理には特別な技術と許可が必要です。
食用と調理: 河豚は高級食材として、刺身や唐揚げ、鍋料理など様々な形で食されます。特に刺身や寿司として食べることが一般的です。 日本では、特に冬季に河豚料理が愛され、冬の旬の食材として楽しまれます。 調理する際には、特別な免許を持った調理師が専門的な技術で毒を取り除き、安全に調理します。これにより、美味しく食べられるだけでなく、安全に消費されます。
文化的な意味: 河豚は日本の文化において重要な位置を占めており、特に冬の季節感や贅沢を象徴する食材として愛されています。 河豚料理を楽しむことは、特別な場や祝い事、ビジネスの場など、特別な場面にふさわしいものとされます。
総じて、河豚は美味しさと毒性を兼ね備えた特別な食材であり、その調理と食べ方には特別な技術と文化が関わっています。
手抜きイラスト集
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現在、京都で開催中の『コスチュームジュエリー 美の変革者たち シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより』はコスチュームジュエリーにフォーカスした世界的にも稀な展覧会です。 コスチュームジュエリーは本来、高価で希少な宝石や金属のイミテーションとして制作されていました。 20世紀初頭になるとフランスのモード界のデザイナー達、シャネル、ディオール、スキャパレリがコスチュームジュエリーを積極的に使用し、自身の作品を飾り立てるようになりました。 それは一部の階級に限定されていたモードの世界を一般化させ、その進化は代替品の域をはるかに超越したデザイン、創造性へと突き進めました。 その傾向はヨーロッパからアメリカへ波及すると、より自由に展開し、大量に生産される様になりました。 世界大戦の物資不足はコスチュームジュエリー界に新しい素材のプラスティックを招き、皮革や繊維、木材等の有機物も組み込ませました。 コスチュームジュエリーは現代では衣服、バッグ、シューズ、帽子と同じくファッション構成する最も重要なエレメントになっています。 コスチュームジュエリーは女性たちの美への追及、創造性、ユーモア、社会進出の歴史を示しています。 アメリカ、インディアナ州の生地や既製服を扱う店の娘、ミリアム・ハスケル(Miriam Haskell)は1899年に生まれました。 シカゴ大学で学んだ彼女はココ・シャネルに憧れて、ニューヨークに自身の店とブランドを創設しました。 彼女はニューヨークの有能なアーティスト、クラフツマンを雇い、独創的なコスチュームジュエリーを制作しました。 花や自然の造形の大ぶりなモチーフを中央に配置しました。 素材にはイタリア、ヴェネチア近くのムラーノ島のムラーノグラスビーズ、ローズモンテと呼ばれるオーストリア製の糸を通すラインストーン等を採用しました。 そして大量に買い付けたNIKIガラスパール、それはガラスに太刀魚の鱗やセルロースなどから作ったエッセンスを幾度となく塗り重ねた日本製の模造真珠です。 本物の真珠とは違う魅力のあるNIKIガラスパールは、世界中にコレクターがいます。 現在は生産されておらず、現存している未使用品はコレクターの買い占めによって非常に入手困難です。 それらをフィリグリーと呼ばれる、金属を糸のように細くして、繊細な手作業によって巻いたり編んだりし、溶接して模様をつくる金細工の技法で繋ぎ併せました。 接着剤を用いないフィリグリーにより、その透かし細工がアクセサリーに立体感と耐久性を与えました。 彼女の作品はハリウッドスター、セレブリティーに熱烈に支持されました ミリアム・ハスケルのブランドは今日も継続されていますが、とりわけヴィンテージ作品は多くの蒐集家を惹きつけています。 弊店は最新のモードの作品を扱いながらも、その変遷、ルーツに強い関心を持ち続けています。 そして全てのファッションアイテムは着用出来なければならないと考えています。 弊店はミリアム・ハスケルをはじめヴィンテージのコスチュームジュエリーを取り扱いをしています。 それらの幾つかは前述のブランドの特徴を有しています。 大ぶりな��ックレスはハスケルが愛したほとばしる水滴の様な淡い水色のガラスビーズとドロップパールが繊細にしておびただしいメタルパーツで結束されています。 艶々と光る可愛らしいイミテーションピンクパールは一つ一つ鉤爪で固定されたカットビーズ、アンティークゴールドの金細工と相性の良さに驚かせます。 イヤリングの花や葉、果実のモチーフは手作業による金細工で形作られています。 アクセサリーの裏側を見ると美しく複雑に絡み合うフィリグリーとオーバル型のミリアム・ハスケルのサインが現れて、見るものを飽きさせません。 モード、美術工芸、歴史、蒐集どの視点からも一見の価値がある作品です。 勿論、販売可能です。 展覧会を御覧になられた方、興味をお持ちの方も是非この機会に弊店のコレクションを手に取り、御自身の目で御覧ください。 ここには手に入る、実際に身につけることが可能な美術品があります。
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2024.3.25mon_tokyo
「雨は路上の屑を洗い流してくれる」とロバート・デニーロも言ったけれども、その夜は流し忘れがあったようだ。
安物のスペイン産ワインとナッツをボロボロのトートバッグ(高校の時に買ったもので、ちょうど12インチのアナログ盤がピッタリ入る寸法になっている)に突っ込んで、仕事終わり帰路に着く。耳元で最大音量で鳴り響くのは、グラント・グリーン。駅のホームまで雨に濡れたブルーな街にはグリーンが似合う。ケニー・バレルなんか聴いていたら泣いちまうよ。
と、水浸しのアスファルトに赤い花びらの散っているのが見えた。血まみれの鱗みたいだ。ちょうど仕事先でクロソイを捌いたばかりだったし、仕方がない。下品な比喩を許して欲しい。とはいえ夥しい数の花びら。意表をつかれて空を見上げると既に��リーンになりかけていた桜の木が両手を開いていた。桜だったんだ。随分と寂しい春の迎え方をしてしまった。雨の怠けた仕事ぶりに落胆する。全部流してしまったらよかったのに。
春、まだ空気の冷たい春。ボクはイランにいた。ペルシア語と、現代詩と、哲学を学ぶ学生だった。留学とは言っても、授業はほとんどオンライン上で行われた。COVID19なんてものもあったが、イランにいたのは2022年のことだからこのウイルスが原因ではない。端的に言えば、イラン国内が混乱状態だったのだ。ボクがイランに入国する前日、路上での大規模なプロテストが報じられた。プロテストの内容は、1人の女性の死に関する体制に対する責任追求だった。北西部の街、サッケズから親戚の元を訪れていたクルド系イラン人女性が、その服装を理由に警察に勾留された後に息を引き取ったのだ。人々は彼女が拷問を受けていたとして、警察と政府に説明を求めたのだった。このプロテストはやがてイラン全土に広がり、各国のマスメディアはこの混乱を「1979年のイスラーム革命以降最大の危機」と報じることとなる。イランは、1979年に一つの転換を迎えている。新米政権を担っていた当時の国王(この時のイランははパフラヴィー朝として王が最高権限を持つ王朝体制だった)を、石油採掘による利益の独占や社会保障制度の不十分などを理由に国民が自らの身体を以って追放したのだ。その後に政権を樹立したのが、現在まで続くイスラーム共和制の体制だった。法制度はイスラーム法を下地としたものに刷新され、女性は外出にあたってヘジャーブと呼ばれる布で頭髪を隠す、臀部まで覆われる丈の長い衣類を装着するなどの服装既定が設けられた。2022年の抗議はこうした現体制のあり方に対する熱烈なアンチテーゼだったのだ。
ただ、イランで暮らした日々の追憶の中でボクの脳裏に焼きついているのは「運動家」たちの顔ではないのだ。寧ろそれは、写真家であり、演奏家であり、医師であり、コックであり、整備士であり、詩人であり、教師である人々の顔だ。ボクが毎日ウィンストンを買いに通っていた売店の2人のおじさんの顔だ。柘榴から作ったという密造蒸溜酒の満ちたグラスを交わして、ハーフェズの死を誦む詩人の声、交差点を守る武装警官たちの去った闇夜の路上で吠える男のアルトサックス、北部、ラシュトの森の中で、七面鳥がボクの革靴を踏んづけるのを見ていたあなたの笑い声。近所のカフェのウェイトレスが、自殺したと聞いた夜。自らの生を生きることは、ただ生かされることとは必ずしも重ね合わない。生活する者たちの目に青い焔が揺れているのをボクは見た。そしてその灯は食事の時も、情事の後の「小さな死」の最中にも、消えることがなかった。
午前1時35分、東京。スペイン産ワインはもう底をつきかけている。グラスを持つボクの右手の甲には火傷の跡が浮かんでいる。老子がいつか言っていた、博打をしてでも手を使え、と。だから、火傷跡のある右手と切り傷の左手で下手くそなギターを弾いている。イランでの生活が教えてくれたのは、生活が、日常が、闘いそのものであるということだった。闘いは、夏休みにやるものでも、有給を貰ってやるものでもない。何気なく呼吸している最中にも、常に流れる時の瞬間が闘いであり、生なのかもしれないと思う。だいたい呼吸は受動的なものだ。呼吸によってボクらの肺が直面するのは酸化という事態だ。望む望まぬに関わらず、生きるためには酸化、つまり腐敗せねばまならぬ。泥人形からボクたちを作った神様の気まぐれを恨むわけにはいかない。生の根本的矛盾。しかしこの根本的矛盾の間に、とてつもないエネルギーが生まれることがある。それは痙攣的なもので、重層的なものだ。電気信号のように、そのエネルギーは身体を踊らせる。テヘランの地下鉄で、印象的な場面に出くわした。ショートヘアーで、デニムと黒のタートルネックを着ていた1人の女性が突如として踊り出したのだ。ヘジャーブは身につけていない。音楽が鳴っていたのかすら、ボクの記憶にはない。混乱。彼女の周りにいた人々ができたのは何か恐ろしいものでも見るような表情で彼女の痙攣的な身体の動きを見つめるだけ。次の停車駅で彼女は何事もなかったかのように車両を降りて行った。その様子を語り尽くそうとて、虚しいことだった。例えピントを合わせたとしても、それは一部に過ぎない。言語活動というのは単焦点レンズと同じようにできているのだ。だから、「全体」を捉えようとするボクたちの試みはいつも失敗してしまう。それなのに、いや、だからこそボクはその美に魅了されないではいられない。
午前2時をまわった。半地下の一室、レコードプレーヤーからはチリチリとしたクラックルノイズが微かに聞こえてくるだけで音楽は聴こえない。この時間になると外から聞こえてくるのは木々の囁きくらいだ。ボクの住んでいる部屋の周りにはこの地区で最後の原生林が細々と残っている。この木々たちも、踏んづけた桜の花びらで春の訪れを知った男のことを憐んでいるのだろう。とはいえ、日記をつけること、回想することは気に入っている。ボクが確かに経験してきたことと、いまのボクの生活を結びつけるか細い糸を見つけていくような気分だ。明日は朝から足元ではなく空を見てみよう。もっとも、朝に起きられたらの話だが。おやすみなさい。
終
-プロフィール- Nagi 23歳 東京 イタリアン料理人、演奏家崩れ https://www.instagram.com/moriarty___57
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全編の魔法設定
渓谷竜全編通した魔法の設定。
すべてのはじまりは生誕編「朽ち葉の塔」。そこから建国編「木洩れ日竜」、選帝編「聖アヴァ」、本編「ルア花」、異邦編「星の落日」と変化していく魔力について。
▼生誕時代
魔力の源は異界クーアよりもたらされた。それは「鱗粒子ラトナ」と呼ばれている力。ラトナが本編世界に流れ込むと「分子を動かす力」へ変化していく。
魔法の源は粒子状をしており、拡大するとひとつひとつが鱗に似ている。粒子同士は互いに力を及ぼしあい様々な図像を象って存在。組み合わせによって特定の図形が作られると属性を宿し「元素」ないし「ラトナ」と呼ばれる力となる。
代表的な図形は八つ。これらは八大元素と呼び、炎・水・風・土の基礎元素、蝕・識・香・空の高位元素に分類される。
上位:蝕(紫爪)・香(銀背)・空(金背)・識(白翼) | | | |
基礎:火(赤尾)・水(青腹)・風(茶首)・土(黒翼)
各元素に干渉されぬ元素は「光鱗粒子」と呼ばれる。変化自在であり、他元素の構造に入り込んで無理やり変形させることが可能な粒子。元素を超える力――世界の理を超える力として畏怖され、或る名家にのみ受け継がれる。力の持ち主は光鱗粒子が体内より輝きを放つ為、まばゆい黄金の瞳を持つ。
大陸竜スマラグドもまた光鱗粒子の持ち主だった。
▼神話時代
神話の時代、異界より竜がラトナ���素を身に纏って現れた。多少変化すれども、基本的な属性や力は異界クーアの鱗粒子と対応していた。それらはアハシュカルに広まると性質を変え、分子と結合しやすくなった。
ラトナに適した者は物質を繰ることが出来た。例えば水は密度や大気の分子を大きく動かし流れを作る。炎は熱運動により高温を作り炎を生み出す。
かくて炎を起こすもの、水を操るもの、風を生み出すもの。分子単位に干渉して魔力のような現象を引き起こすため、分解も創造も自在だった。人々は大いに繁栄した。こうして神代の時代が興った。
新たな力は問題を生み出した。質量保存されていたはずの世界が自分勝手に動かされるのだ。大災害や病が頻発するのは当然の帰結だった。そうして空間が揺らがされるうち、世界に偏りが起こり、各属性に特化した特異な土地が少しずつ形成されていった。
己の出現による滅亡を危惧した竜は、特異な土地に身体や魂魄の一部を埋めて特異な命を芽吹かせた。それが巨大な翼を持つ「羽翼獣」だ。白黒青金銀茶紫赤。現代において竜の子孫と呼ばれる彼らは、本来、唯一竜の身体の一部だった。ゆえに姿かたちは竜に似ていた。竜の身を分けて生まれた彼らは、自然と親を模して生まれ落ちることになったのだ。
白は魂魄から、黒は頭から、青は腹から、金銀の双子は背から、茶は首から、紫は爪から、赤は尾から。八体の翼持つ生き物は特異な土地の力を宿して作り出された。彼らの中には反抗的な存在もあったが、次第に最も力あるスマラグドを親と認め慕うようになった。かくて唯一竜は八匹の子を持ち、家族を得た。
青:水
赤:炎
白:識(創造)
黒:土(肉体)
双:香(癒)
双:空(雷)
茶:風
紫:蝕(分解)
魔力干渉により崩壊の一途を辿る土地で、翼持つ子らは新たな生命を芽吹かせんと奔走した。そこでヒト、猫、虫、大鴉、魚、蜥蜴…他にも狼や、名もなき巨大生命など、羽翼獣たちは竜に代わり、秩序を守るための種族を創り出した。
異物として存在していたラトナ(魔法)は、竜よりも世界に近しい存在である羽翼獣を通して、少しずつ世界へ融合していった。お陰で世界は緩やかな安穏を享受するまでになった。
だが、この世界においても光鱗粒子は竜スマラグド以外に操ることは出来なかった。
▼建国時代
竜や羽翼獣同士が相打ちとなった戦いの後。生存者はわずかだった。彼らは大洪水でほとんどの土地を失った。生き残りは仕方なく光鱗粒子に満ちた竜の死体の上で暮らすことにした。これが竜大陸の始まりである。
魔法をもたらした竜が死んだことで各地で魔力に変化が起きた。生き残った羽翼獣が司る力――土の黒、炎の赤、水の青、わずかな残滓の識の白――四つの力以外、魔法の力が失われてしまったのだ。
必然、人々は二度と力を失うまいと研究を始めた。そうして大陸における最初の王国、黄金郷リランディアはより深くラトナや異界に繋がる門を建立した。
門は、生き残った羽翼獣にあやかり4つの属性を司った。
土の聖門マグノリア
炎の大門カレンデュラ
識の法門オマンサス
水の魔門サイネリア
一方、大陸には「恵みの力」と呼ばれる独自の力が存在していた。金眸の民。門を媒介して得る魔力ではなく大陸竜に属する力を持つ者たちのことだ。彼らは植物を大きく育てたり自然を豊かにしたりと「恵み」をもたらすことが出来た。なぜなら、瞳に宿る光鱗粒子を通じて土壌たる竜の体(大陸)に接続できるからだ。
▼光鱗粒子の変化
異界クーアでは「理を動かす」と畏怖された光鱗粒子。これらは、力の持ち主だった大陸竜スマラグドを通じて金目の民へ「恵みの力」として受け継がれた。
一方、光鱗粒子を通してのみ認識できた世界の澱、「昏き波」。朽ち葉の塔主を蝕む悪役だったそれもまたこの世界に流れ込んでいた。しかし昏き波は異界クーアにあった頃と異なる変化を始め、人々の生活を支えるようになっていた。
光があれば影は増し、影があるから光は見える――あちらで光鱗粒子を阻害していた昏き波の力が、こちらの世界では「恵みの力を補強するもの」となっていたのだ。
かくて互いに反目するのではなく補強する。いわば金目の力を一層強くさせる力。すなわち「金眼の異邦人」の力の源であった。
昏き波は光鱗粒子と共に宿り、静かにたゆたう。そのため異邦人の金目は紫かがっている。
▼以降の時代と金目
竜大陸内では青・赤・白・黒までの属性が見つかっている。しかし大陸の外に出ると、黒・双・茶・紫の属性も見つかり、全属性が発見される。
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終章:Don't Look Back in Anger
地下を歩いていた。
はらはらと踏み出す足の背後に金色の鱗粉のようなものが散る。何か鋭いものを踏んで足が切れたのだ。
「……」
足を上げ、眺めた。はだしになったそこには傷も汚れすらひとつもなく、美しく光り輝いている。
少女は首を傾げた。
わたしは、誰だろう?
×××
移動中に、今度こそ地面が崩落した。幻覚ではない。
望夢は本物の粉塵とともにどこかへ落下した。
したたかに背中を打ち付け、息が止まる。背骨が折れたかと思った。しばらく動きを止めていたら、じんわりと体の感覚が戻ってきた。
酷い打撲はしたような気がするが、動ける。
「なにっ……ぐっ……」
さっき、確かに、瑠真の気配があった。
そちらに向かっていたら会場が崩れた。落下した先はもう仮想空間の影響もない。暗いトンネル内だ。││線路の上か 恐らくニューヨークメトロの駅内だ。
けほ、ともう一度粉塵を咳き込む。この規模の崩落があれば、電車は止められていることを祈ろう。
まだ、感じる。瑠真らしきペタルの、荒れ狂う奔流が近くにいることを。
││それが、弾けると同時の崩落だった。
原因は瑠真かもしれない。
「瑠真」
聞こえるかも分からなかった。だが、声を張り上げた。
その瞬間だった。
ドッ、と風のような固形のようなペタルの塊が望夢を叩いた。望夢は重力による落下をゆうに上回る速度で倒れていた場所から吹き飛んだ。
さすがにしばらく、五感がかき消えた。
失神、だったのだろう。何が起こったのかわからない。それが何秒のことだったのかもわからない。
ただ、薄っすら目を開けたとき、自分の床に投げ出された右手がまず映った。それは気づけば奇妙な角度に折れ曲がり、血に塗れていた。ああ折れたんだなと変に冷静に思う。これは複雑骨折と呼ぶしかない。痛みはまだ触覚が復活していないのか感じない。
──その、指先の向こうに。
背景のようにぼやけて、縮尺もあわない遠くに、金色の人影が立っていた。
金色の髪を背中に流し、輝く肌にぼろぼろになった衣服を引きずった、それは少女だった。
金色の瞳がこちらを見ていた。
「────」
顔立ちがわかるほどに近くもなかったのに。
望夢はそれを、どうしても理解してしまう。
「瑠真、だよ、な」
そこから放たれているのが、瑠真のペタル流だと。
そして自分自身に流れ込んでいたはずの神名春姫のペタルは、一時的に使用を止めていたため気づくのが遅れたが、一切消えているということを。
✕✕✕
『うまくいかないならいかないでさ。使い果たして、終わってしまえばいい。神様なんていらないのさ』
スマホの上に浮かぶ映像に戻ってきた誉は、つまらなさそうに腕を組んで言った。
『既存の支配者を殺さないとこの世界のどうしようもなさは回らないよ。これが俺の仕掛けるシーソーゲーム。足掻いてみな、望夢』
「ねえ、誉、あれが瑠真」
シロガネの隣で、会場敷設モニターを眺める赤毛の少女が陶然と言った。
「すごい……あんなこともできるんだ」
『そう、きみが与えた「怒り」の力を器に産んだ神。あれはきみの神様だよ、カノ』
調子のいい誉に、シロガネはこっそり息を吐いた。
モニターから外を見るのに夢中なカノに聞こえないように、少し離れてスマホを構える。
「あれさあ、アリスが死んじゃって怒られない」
『アレの中身、せいぜい一〇〇〇年級の巫女だよ。大したことはできやしないさ』
「それにしては威勢がよくない はな姫の中身は京都のいち農民のはずなのに、ホームグラウンドを離れたニューヨークでなんでこんなに派手になるのさ」
シロガネは事前に描いていたイメージとの差異について誉を突く。誉はふふんと笑った。
『共感して吸い込んでんのさ。人の心をね。神様ってそういうもんだろう』
シロガネは、わかるとヒマワリを見下ろした。喋らない少女はこてんと首を傾げた。
その理論なら、やはりいち神格の力よりも、今の七崎瑠真に憑いている「もの」のほうが大きくてもおかしくない。人の体には限界というものがある。シロガネは密かに危惧していた。カノの表情がなんであれ曇ることをシロガネは望まない。
しかし。
その至極優等生的なシロガネ少年の思考を遮るように、シロガネの心酔する少女がぱちんと柏手を叩いた。
キャラメルのようなころころした声が言う。
「素敵だわ。じゃあそのまま終わってほしい。
今日は瑠真がわたしのになった記念日。誰にもあげないから」
その日、花開いたつぼみのような、あるいは蝶のような多数の翼を持つ、金色の少女が太平洋上を動き出した。
そこにいる人々のペタルを吸い取って動く彼女が向かう先は、彼女の知っている場所に違いないと間もなく特定された。
東京都七花市。
決戦の舞台はそこだ。
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賀正
甲辰2024年
明けましておめでとう御座います^ ^
本年もどうぞ宜しくお願いいたします🤲
日をまたぎ、新たなカウ���トへ/
また
旧正月へ向けて色々な変化の時^ ^
干支の羅針盤が示すように
干・甲の鱗をまとう甲冑の殻を破る象形
支・辰のシン震しん振動と躍動
甲辰の春の陽氣が極まる、
日の元の
素の元の氣のままに^ ^
響き合ってまいりましょ〜😊
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【リタcoffee】Open lab
2024年も
どうぞ宜しくお願いいたします🤲✨
新年一発目はイベントから始まります^ ^
1/6横大路イベント「爆上げフェス」😁
ちょっとバグってきます🤣
詳細はまた^ ^
そして、
ハコ(店舗)営業は、
1/9(火)より通常通りの
#リタcoffee
#今日やってます。
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ケータリング版『リタcoffee』
https://note.com/rita69/n/n92758c0c7985
・お家でのイベントや各施設の催し会場
・様々な場面での振る舞いドリンク
・差し入れケータリングetc.
「リタcoffee」が行く/
【基本内容】
◆基本料15,000yen +(400×杯数)
◆時間[約2時間〜3時間]
※遠方の場合は交通費など
※ドリンク類(コーヒー・自家製ジュースetc)
※内容は、会場や規模に応じて相談
【問い合わせフォーム】
https://officerita.shop-pro.jp/secure/?mode=inq&shop_id=PA01370866
※ ご希望日時・場所・ご連絡先など
追ってご連絡いたします。
提供
リタcoffee
@rita___coffee
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『リタ療術所』@rita_ryoujutusho
個人指導(療術)
◆所要時間[約30分]5,000yen
◆出張、一律[10,000yen]
※二人目以降は通常料金
※遠方の場合は、交通費など
◆予約制◆
※ご希望の日時を別途お問い合わせ下さい。
https://reserva.be/rita69/contact?mode=edit
#イトオテルミー温熱刺激療法
#自然レイキ(−)
#人工レイキ(+)
#野口整体
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2017.6.9. Open lab
『リタcoffee』
住所/612-8113京都市伏見区向島中島町112-6
tel/075-622-1608
web/ http://officerita.com/
mail/[email protected]
access/https://officerita.com/access
営業時間/11:00am ~[時事に応じて]
「火〜土曜」やってます。
「日・月曜」氣まぐれでやってます。
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