#飾り原稿用紙
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わたしはいつも、まにあわない
先日、注文していた本が届いたから取りに来いと、いつもの書店から電話があった。小学生のころからずっと通っていた地元の本屋は、安定した収入が得られるようになってからは、月給の一割ぶん、かならず本を買うようにしていた。この日もその注文の品が届いたという電話だった。いつものように、「はいはい、行きます」と返事をして、そこで電話が切れるかと思ったら、「今月の末で閉めます」と言われた。 「えっ」という声は出たが、何を言えばいいのかわからなかった。「e-honで頼んである本があるから、また行きます」そう言って、電話を切って���まった。
外食に行く金があるなら本を買ってくれと言っては親の機嫌を損ねるような子どもで、お小遣いをもらえばすべて本につぎこんでいた。
「なかよし」やコバルト文庫を買いに通った日々。 小学六年生のころ、お年玉で国書刊行会の「黄金の夜明け魔術全書」を買った。「こどもが一万円を超える本を注文するなんて、怒られたらどうしよう」と思いながらした注文はすんなりとできて、一ヶ月後、分厚い箱入りの本が届いた。 そこから興味が広がって、あの頃はまだ背表紙が黄色くなかった河出文庫の『黒魔術の手帖』を買った。あれが、長く付き合うことになる澁澤龍彦との出会いのはじまりだった。 中学生のときには、新聞の書評欄で見た高原英里の『無垢の力』を注文した。この本が紹介している本を全部読もう、と注文できる本は全部注文し、やっぱりそこから興味が広がって――森茉莉の『薔薇食い姫/枯葉の寝床』の講談社学術文庫を取り寄せてもらったとき、1000円を超える「文庫本」が存在することに衝撃を受けた。いまでは文庫も1000円を超えるのが当たり前だけれど、当時は4~500円で買えたのだ。 十代半ばは、熱心に投稿をしているころでもあった。コバルト本誌に詩や小説を投稿していたから、投稿作が採用されているかどうかをたしかめにもかよっていた。自分の作品や名前が載っているコバルト本誌を買って帰るとき、いつも、「いつか小説家になって、この書店にも本が並ぶのだ」と思っていた。
車、カメラ、服飾品、三ヶ月に一度のアフタヌーンティ……それなりのものに金を使ってはきたけれど、わたしは、人生でいちばんなにに金を使ったか、それも「どこに」金を使ったかと聞かれれば、きっとこの書店に違いない。それくらいに、とにかくここで本を買いつづけてきた。 生活費を除く可処分所得のほとんどが、この書店で買う本に変わった。
地方の書店で本を注文して届けてもらうと、一ヶ月はかかる。新刊本は、発売日には届かない。Amazonで本を買えば、取り寄せなんてしなくてもいい。インターネット書店も充実していて、一ヶ月近く待ってどうしてそこで本を買っているのか、と言われれば、わたしはただもう、「この町から本屋がなくなってほしくなかったから」としか言いようがない。 インターネットを使いこなして本を買うことは、だれもができることではない。子どもや、老人。本が欲しいと思ったら、書店へ行かなければならないひともいる。わたしもそういう「子ども」だった。Amazonという���ステムが自由に使えるようになったのは、大学生か、社会人になってすぐか……それくらいだけれど、それまではわたしは本へのアクセスは、実際の書店へ行って本を買うしかできなかった。そんなひとはまだこの土地にはたくさんいて、そんなひとたちが「本を買う場」を、保ちたかった。わたしは本を買いつづけた。
今日は給料日だった。今月の給料の、「使える金」はすべてこの店で本を買うために使おうと思っていた。薄っぺらい給料袋を持って店に行き、本を腕に積み上げた。『トランスジェンダー男性学』と『これからの男の子たちへ』が面陳されていて、最後まで誠実な書店であろうとしているのだなと思う。地元の島を描いたルポルタージュが刊行されたときも、この書店は、丁寧に丁寧に、好奇心に抵抗するようなPOPをつけて売っていた。 レジに並んだ。 わたしのまえに並んでいたひとが、「高校生の頃から通っていたから、なくなってしまうのがさみしい」と店主のおじさんに話していた。だから、わたしは、なんだか何も言えなくなってしまって(二連続でそんな話をされたらおじさんもきっと困るだろうと思って)いつものように、ただ黙って本を買った。 「しおり、ほしいだけ持ってって」とおじさんに言われた。たくさん本を買った。いつもだいたい、1冊の本につき、3つくらいしおりを入れてくれる。今日もおじさんはひとつかみくらいしおりをいれてくれて、わたしはレジの横にならべてある、きれいなしおりを1枚だけもらった。
書店がなくなるのだ。わたしはこれから、どこで本を買えばいいんだろう。――新しい職場が書店なので、本は買おうと思えばそこで取り寄せてもらえる、だからこんなことを思わなくてもいいのに、「わたしはこれから、どこで本を買えばいいんだろう」とずっと考えている。 町から本屋がなくなってしまう。本が欲しいと思ったとき、インターネットにアクセスできず、この書店に行って「あの本が欲しい、この本が欲しい」と言っていた子どものわたしが途方に暮れる。
書店を出る。車に乗る。 まにあわなかったな、と思う。 今年の九月に、同人誌じゃない本が出る。日本全国、いろんな書店にこの本は旅立っていくのだろう。だけど、どこよりも、この本を、わたしはこの書店に並べてもらいたかった。 わたしの本との出会いを支え、そして、わたしの小説の資料を、物語の血肉を、つねにわたしに与え続けてきてくれたこの書店に、「わたしの本ができたんです」と言って帰りたかった。 わたしの本を、きっと丁寧に丁寧に売ってくれただろう書店に、わたしは間に合わなかった。
もう一週間ある。 なんとかお金の算段をつけて、もう一度ここで本を買いたい。
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#84 装飾職人に俺はなる!
日時:12/14
場所:223
出席:全員
今回の会議では、全体でそれぞれがやってきたことを共有した後、ポスター印刷や会場に飾る装飾品を制作しました。
印刷
ポスターも出来上がって綺麗に印刷された時は泣きそうになりました(泣いてない)。ポスターだけでなく最終発表会で利用できる教室に飾る装飾などを印刷していました。
久しぶりに折り紙に触れましたが、小学校の図画工作の時間を思い出して泣きそうになりました(泣いてない)。
撮影
プロジェクトの成果物を紹介する映像のテスト撮影をしました。
目の前にカメラを向けられると緊張して言葉が詰まってしまいますね。。。
プロジェクトの魅力がしっかり伝わるような映像にするためにみんなで協力していきましょう!
議事録の共有
装飾が完成した
教室外は、片ちゃん、教室内のモニタは阿部ちゃん、その他はひかるん
配置に関して
前回からちょっと移動をした
教卓がちょっと動かせない、ひもが繋がっていた
あえて混雑をなくそう(机を移動すること)
完全に一方通行で流れを作ろう
下の方に決定。
発表原稿 困ったらこれを読め について高安が作ってくれた
ポスターの内容を言えばいいが、重要だというところは、箇条書きで作ってもらった。
担当からの一言
最近寒すぎませんか?あと個人的に静電気が嫌いすぎて泣きs...
皆さんも何枚も着込んだりマフラーなどして寒さ対策を忘れずに冬を乗り切りましょう ☃️
本当に一言。
川村
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本日、5/30(木)午後12:00より、ネット上の小さな作品のお店P. for niŭ(ピードットフォーニュー)にて新作ドローイング5点、新作ポストカード2種の販売いたします。
ドローイングは、おまけの仮額縁付き「はじめて飾るドローイング」シリーズ。
新作ポストカードのうち一種類は、ご好評につき欠品していた「犬とかぶとむし」。少し絵柄を大きめに、リニューアルいたしました。厚みも色合いも原画と同じやさしい風合いの用紙にプリント。
なお、ごくごくささやかではございますが「おかげさまで4周年!」の感謝を込め作品をご購入いただいた皆様に、6月より箱根のポーラ美術館にて販売予定の「しあわせな犬」新作ステッカー2種類セットを差し上げます。作品ではなくポストカードのみお買い上げの場合は、ポストカードのおまけを通常よりも増量させていただきます。(いずれも、6月末日までのご購入者様限定となります)
ステッカーの詳細につきましては、以前の投稿をご覧ください。
https://kuroinu.stores.jp
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イ・ジェミョンと対話したユン大統領、互いの主張を言い合うだけの会談 -- この先、3年間の韓国を示すもの
130分間、一つのテーブルを囲んだが、真っ直ぐに見つめることはなかった。 29日午後2時、韓国ソウルにある竜山(ヨンサン)庁舎2階大統領執務室。ひっきりなしに瞬くカメラのフラッシュの中、ラウンドテーブルに並んで座って始まった尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表の初めての会談は130分後、これといった合意文の発表なく終了した。 双方ともに民生を最優先の話題に挙げて、会談時間も予定されていた1時間をはるかに越えたが、双方ともに共通分母を探ろうとする努力よりも自身の立場を強弁することに汲々とした。倍席者を除いた1対1の対話もなかった。 先攻は李代表だった。尹大統領と李代表が挨拶の言葉をやりとりした後、記者団が退場しようとすると李代表が「退場するようなことではない」と呼び止め、スーツの内ポケットから原稿を取り出した。A4用紙10枚分で、尹大統領に対する批判と要求が主だった。 李代表は「我々国民が一言でも間違えれば捕まるのではないかと心配する世の中になった」とし「独裁化が進んでいるという研究結果もある」と冒頭から厳しい態度を見せた。「国政の方向を変える最後のチャンス」「行政権力で野党を屈服させようとすれば成功的な国政は容易ではない」など程度の高い発言もあった。 非公開に転換された後は尹大統領が対話を主導した。「主題別対話時間は尹大統領が85%、李代表は15%ほどで、尹大統領の話をほぼ李代表が聞くという方式で進んだ」というのが民主党同席者の伝言だ。
先日、韓国のユン大統領と多数派野党党首のイ・ジェミョンが会談。4月の総選挙で180議席ほど得た野党、負けた与党の大統領の会談ということで、この先の政治の在り方に関心が集まってい���のですが、やはりと言うべきか、互いに自己の主張を言い合って聞くことはなかったようで。
露骨だったのは、当初、会談の頭の挨拶場面を撮影したら記者団は退場して会談は非公開で行われる予定だったのが、退場しようとした記者団を引き留めてイ・ジェミョンが、用意した原稿で大統領批判と要求を読み上げるパフォーマンスを取材させたところ。
勝った与党党首として公の席で、記者の前で、大統領を跪かせてイ・ジェミョンが勝ち名乗りを上げる自身を見せつける狙いで、今回の彼の目的はほぼそれだけ。
なにせ、ユン大統領と協調して韓国の政治を正しい方向へ導くために野党党首が会談したわけじゃないですから。
イ・ジェミョンと野党、左派の支持者たちにとって3年後の政権交代に向けて徹底的にユン大統領の成果は上げさせないのが大きな目的なんですよね。
おそらく誰がやっても不景気を回復するのは難しい韓国の現状をすべてユン大統領の責任にして、積極的な野党民主党の意向を大統領が消極的なためにつぶされているのだと示すことができればそれでいいわけで、大統領側で受け入れがたい法案をガンガン押し付けるように上げていくだけで済むんですよ。
万が一、大統領側が民主党の案を受け入れたとしても、だいたい失敗しますから、案は優れていたけれど行政が悪いと言えば済むし、そんな事態になれば与党内で親大統領派とそれ以外の分断も進む。
今回の総選挙の敗北も、与党内では大統領の政治力を問題視している勢力も多くて分断が表面化していますので、そこを民主党が突くだけでも効果がある。
そんな政局を3年間ずっとやり続けることがほぼ確定し、大統領と与党には、本当の韓国の問題を解決するための政治をおこなうことができないのも確定しているわけで、本当の被害者は韓国民なんですよね。
もっとも、韓国民にしても長いスパンの将来を見据えた正しい政治よりも、痛快さを求める目先の殴り合いに勝つか負けるか…のほうが関心がある。自分の子供、孫世代の韓国民を幸せにするために自身が苦労する意味を感じない。極端に言えば「自分以外が幸せになるのは自分の不幸」なわけで、ユンだろうがイだろうが自分だけが儲かるほうを支持する、勝った後の馬に賭けたいだけの集団なんですよ。
今、この情勢でユン大統領のレームダック化は確定していますので、ここからユン大統領に賭けるのはほぼいない。とはいえ、独裁的な権力もある大統領を露骨に敵に回すと、短期的には損をしてしまうが長期的にはイ・ジェミョンと民主党の恨みを買わずに政権交代後に仲間と思われるのが最上なんですが、その辺の手綱さばきが3年間の政治力ということになりそうです。
イ・ジェミョンとチョ・グク対決は?
祖国祖国革新党代表が30日、「最高裁の有罪判決が出ても、その後に再び政治の道に歩いていく」と明らかにした。チョ代表は子ども入試不正容疑などで2審から懲役2年を宣告され、最高裁の上告審を控えている。 チョ代表はこの日、チャンネルAとのインタビューで「最高裁判決で有罪が政治を続けているのか」という進行者の質問に「当然有罪判決に勝ち取る」とし「その後、再び政治の道に歩いていく」と話した。 「チョ代表をめぐる司法リスクが解消される場合、大統領選出馬するか」という質問には、「新生政党代表として大統領選挙は急いだ」とし、「謙虚な心で議定生活に集中するつもりだ」と話した。
進歩系新党として比例区で躍進し、左派系の中で存在感を示しているチョ・グク。ムン前大統領の直系後継者という立場だし、外様のイ・ジェミョンを嫌う左派系のけっこうな支持を得ているので、次期大統領選はこの二人による左派内の争いが有力。とても楽しみではありますが、二人とも司法リスクがかなりの確率で高いのが玉に瑕。
韓国の政治家としては前科の一つや二つは履歴書の飾りぐらいのものだから、あまり気にしてはいないんだけど、大統領選挙に立候補する資格を停止されては次の次となってしまいます。
ただただ、3年間、ほぼ確定している次期政権の政権交代を待つだけの退屈なはずだったのに、この司法リスクも重なって左派内の争いで面白い局面を見て過ごすことができそうってのは言い過ぎでしょうか。そうでもない?
で、チョ・グクは仮に有罪(かなり確率は高そう)となったとしても政治家の道は捨てないと発言。有罪になった時点で議員は失職するでしょうが祖国党の党首は維持して発言力と権力を維持していくでしょうか。まぁ、内部の裏切りがなければ…ですが。
仮に無罪となったら次期大統領選へ出馬するか…については、今回できたばかりの祖国党としては次期大統領選は急すぎると一定の距離をとってるようですが、当然、狙うでしょう。イ・ジェミョンと民主党の次に出て美味しいところを狙う手もあるでしょうが。なにせ、イ・ビョンホンより若いですからね。
しかし、イ・ジェミョンと民主党がやりたい放題した後の韓国を背負うのも罰ゲームとしちゃかなりきつい気はしますが。ムン前大統領もけっこう予想以上にすごかったけど、イ・ジェミョンはそれ以上のことしでかしそうですし。
でも、ムン前大統領もめちゃくちゃやって韓国の景気ぐちゃぐちゃにしたのにけろっとしてますし、韓国世論もムン政権時のツケを払い続けるユン政権に、その責任をユン政権に押し付けてるので、左派には身内にたいして責任を追及したり感じたりってのは無いのかもしれませんね。だとしたら、イ・ジェミョン→チョ・グクは問題ないのか。
とりあえず二人の司法リスクが問題ですけど、次期政権の顔がこの二人になりそうって予想が確実になってくると、裁判所もどこまで突っ込んでいけるかわからなくなってきた。
まさか無罪は…どうだろう?
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1. “G.L.O.S.S. (We’re From The Future)”
やつらは私たちのことを女の子だと言った/私たちがどのように話し、どんな服装をし、どんなふうに見え、どのように泣くのか/やつらは私たちのことを女の子だと言った/だから私たちは自らの女性の生を主張した/今ではやつらは私たちのことを女の子じゃないと言う/私たちの女性性はフィットしない/私たちは社会のごみの外側で生きる未来の女の子だ!
私たちは未来から来た/過去からでなく/私たちは歴史ではなく自らのやり方で生きる/やつらのハードコアを再現する気も演じる気もない/ストレート・ボーイ・キャノンはロイヤル級のくだらなさ/未来/ファゴットやフェム!/未来/単なるはみ出し者じゃない/社会のごみの外側で生きる未来の女の子たち!/やつらのモノを咥えたって何になるってんだ?/流行りの突然変異的スキンヘッズは自慰をしてればいい/私たちはやつらからの認可なんて要らない/やつらは自分のことを最高にイケてると思っているけどハードフェムにはお手上げなのさ/未来/ファゴットやフェム!/未来/単なるはみ出し者じゃない
2. “Masculine Artfice”
病人化される/手術を受ける/感謝を期待される/シス視線のレンズに閉じ込められる/ありふれた悲しきトランスセクシュアル/男性性はやつらの策略だった/そんなもん破り捨てちまえ/女性性、いつも私たちの心の中にある!/トランス・ガールよ、自由であれ!/私は哀れなんかじゃない/私はお前らのプロジェクトなんかじゃない/私がここにいたのはお前らのためなんかじゃない/私の身体についてのまたいつものでたらめ話/メディアはさっぱり分かっていない/男性性はやつらの策略だった/そんなもん破り捨てちまえ/女性性、いつも私たちの心の中にある!/トランス・ガールよ、自由であれ!/ほっといてくれ!ほっといてくれ!ほっといてくれ!ほっといてくれ!
3. “Outcast Stomp”
これは、はみ出し者や落ちこぼれ、女の子、クィアのために/最後の涙を流した虐げられた女性のために/戦っている人、精神病の人、変人、フェムのために/絶えず性移行中のすべてのトランスジェンダー・レディーのために/のけ者/アウトキャスト・ストンプだ!/はみ出し者たちよ/踏みつける、切りつける、モッシュする、取る/騙す、盗む、昼飲みする悪ガキ/戦う、欺く、信じない/毎日失っている、だけど私たちは負けたりしないよ/社会へのリベンジ構想/ボスへのリベンジ構想/私たちの敵へのリベンジ構想/あいつら全員へのリベンジ構想!/アウトキャスト・ストンプだ!/はみ出し者たちよ/アウトキャスト・ストンプをか��したれ!/変人たちが今そっちへ行くぜ/変人たちが今そっちへ行くぜ/変人たちが今そっちへ行くぜ/乗っ取ってやるぜ乗っ取ってやるぜ乗っ取ってやるぜ乗っ取ってやるぜ乗っ取ってやるぜ
4. “Lined Lips And Spiked Bats”
やつらは���に男になってほしがっていた/やつらは私にやつらの一員になってほしがっていた/ストレートで抑圧されたグロテスクな感情/戦争とキュービクル・デスクの準備/ストレートなアメリカよ、お前にゃ私を破滅させれやしねえ!/スポーツとテレビが子供たちを洗脳する/とてもシンプルに思われる/だってそうだから/やつらは私たちに死ぬよう言った/私たちは生きることを選んだ/やつらは私たちに死ぬよう言ったけど私たちは生きることを選んだ/ストレートなアメリカよ、お前にゃ私を破滅させれやしねえ!/キモいアメリカン・ドリーム/くだらないものとの闘い/不良少女は背中合わせになる/ラインを引いた唇/釘バット/女性性を取り戻さなきゃ
5. “Targets Of Men”
消えろ/失せろ/ありえねえ/んなわけねえだろ 路上で/お前は私に付きまとい/背後から野次り、私の顔を見て、私を痛めつける/「トラニー」/「シーメール」/「ファゴット」/「売女」/でも、私は非の打ち所のないビッチだし、お前はクソつまらん野郎だ/このメイクは私が自分の目で見るためのものだ/この網タイツは私の太もものためのものだ/この歩き方は私が人生を切り抜けた方法だ/お前はひとまずペッパースプレーがほしいのか、それともポケットナイフか?!/男どもにターゲットにされる/私たちは男どものターゲット/男どもにターゲットにされる/私たちはターゲット/私を見ていいなんてお前に言ったか?!/私に話しかけていいなんて言ったか?!/私たちが友達だなんて本気で思ってんの?!/口を閉じて顔を伏せろよ/お前の言葉なんか求めた覚えはない/お前の視線なんか求めた覚えはない/お前のクソみたいな意見を伺う気なんてさらさらねえよ!/私の身体/私のルール/さっさとやれよ
<書きもぐら> 今回、アメリカ西海岸のワシントン州はオリンピアで結成されたG.L.O.S.S. (Girls Living Outside Society’s Shit = 社会のクソの外で生きる女の子たち) の2015年のデモの5曲を訳してみました。今年に入ってからこのバンドの名前よく見かけるなぁくらいで頭の片隅にはあったのですが、実際にどんなバンドなのかとかどんな曲をやってるのかとかは全然知りませんでした。んで、Peeple Watchin’という僕の好きなバンドがおるのですが(ちなみに最近ニューアルバムを発表してます)、そのメンバーがG.L.O.S.S.にも在籍しているっていうのを先日発見した流れで興味を持ったわけです。他にもVexxやSlouch、Parasolといったバンドをやっている人たちもおるらしく、それで僕は「あれっ?」って思ったんです。というのも、Peeple Watchin’とParasolはともにマサチューセッ��州ボストンを拠点に活動しておるバンドですが、ボストンはオリンピアとは反対側のアメリカ東海岸に位置する都市なので、まさかメンバーが被ってるとは。しかし、それらのメンバーの幾人かがオリンピアに滞在してそこの仲間と組んでいるバンド(の一つ)がG.L.O.S.S.ってことですな。
G.L.O.S.S.はトランス、クィア、ハードフェムのメンバーたちで構成されたバンドで、マッチョ主義、家父長制、性差別、性別的役割といったもの、現行社会の中で「性のあり方」を一方的に押し付けてくるもの、「本来的とされる」規範的性の範疇から外れた人たちへの抑圧や暴力など、そういったものに対して抵抗しながら強烈な怒りを表明したD-BEATハードコアをやっている、というのが雑ながら僕の印象です。そして、1曲目“G.L.O.S.S. (We’re From The Future)”で「私たちは未来から来た」と言っています。もし未来において自由で平等な世界が実現したとしたらそこではどのように生きているだろうか。そこでは、出生時に割り当てられた性別に基づいた慣習的な生き方を迫られるなんてこともないだろう。この人たち自身はすでに自分たちの望む世界に生きているかのような振る舞いを実践しているのではないでしょうか。未来の先取りですね。だから、それを阻むものと現状において闘っている。音的には正直こういうのを進んで聴いてはこなかったのですが、ともかくかっこいいですね。
ジェンダーやセクシュアリティ、クィア、フェミニズムなどに関わる理論や思想、その中での様々な類型やその定義、また歌詞中に出てくる用語などについてここでは書きません。それと、毎度のことながら翻訳に関してはそんなに自信はないので、元の英語の歌詞の意味を全く取り違えている箇所もあるかもしれません。G.L.O.S.S.のBandcampで楽曲の試聴およびダウンロードが可能ですし、歌詞も掲載されているので、そちらをチェックされたし。
【以下追記です】
Maximum Rocknroll誌の2015年5月号ではG.L.O.S.S.が表紙を飾りインタビューも掲載されているみたいで、そちらの方は僕は未読なのでありますが、同じくMRRの新バンド紹介コーナー“New Blood”におけるバンドのプロフィール部分(2015年2月時点の記事)を以下に訳してみました。原文はこちら。
バンド名: G.L.O.S.S. – GIRLS LIVING OUTSIDE SOCIETY’S SHIT
結成時期&場所: 2014年秋、ワシントン州オリンピア。
結成理由: 完全に薬物を絶っている白人男子の“slimy creep”なものに私たちはうんざりしたんだと思う — こういった連中は、あらゆるところで反映されるアイデンティティーを有しているのに、自分自身をはみ出し者だと見なしている。他のすべてを締め出して白人男性に迎合するパンクに私たちはうんざりしている。私たちはジョックたちに不快感や標的にされる気分を味わってもらいたい。私たちは変になろうとしているわけじゃなく、私たちは実際に社会ののけ者たち — クィア、トランス女性、有色女性、ジェンダー・クィア・フェム、フェミニスト等であるし、それに、私たちはハードコアを愛しており、脇に追いやられたり事実を歪められたりすることに嫌気が差しているので、私たちは自分たち自身を表現しているんだ。
歌詞は何についてですか? 私たちの歌詞は、シス女性から女性性を取り戻すことについて、トランス女子の諸問題について、男性たちに抵抗することについて、つまらないパンク男子について、Bad Girl Shitをやっている不良少女について、女性、とりわけトランス女性や有色女性のような、軽んじられている女性たちが直面しているダブルスタンダードについて。
あなた方のサウンドはどんなふうに言い表せるでしょうか? その歴史において生き延びるためにハードコアパンクを拠り所としてきた人々によるハードコアパンク。はちゃめちゃで、心を込めて。
このバンドにはどんな将来がありますか? Not Normal Tapesより私たちのデモ(現在オンライン上で利用可能)のカセット、またNervous NellyとTotal Negativityからその同じデモの7″ (Sabotageがヨーロッパ盤を扱ってくれることになっている)。途切れることなくうまく続けていくために私たちは2nd 7″用の曲作りをしているところさ。2月の終わりに西海岸ツアー…シアトル、ポートランド、サンフランシスコ、オークランド、サンノゼ、オリンピア、それからうまくいけばこれから先にはもっと大きなツアー。
リンクと問い合わせ先: girlslivingoutsidesocietysshit.bandcamp.com
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【呪(あ)いの書】進捗01
気づけば2023年も5月半ばに至り、そういえば9月11日のDOD20執念(※誤字ではない)に合わせて旧サイトのDODプレイ記を同人誌として出して旧サイトは爆破もとい閉鎖したかったんだったなと思い出し、というか体調悪くてDODプレイ記くらいしかできることなさそうだったので、重い重い腰を上げて作業再開しました。
ええもう、今の大本命ジャンルの漫画原稿を進めようとしたところ「なんか頭がボーッとして手につかないな」→「らくがきから始めようかな」→「1時間で頭が疲れたな」と見事にダメだったので。
Twitterでは書きましたが20年という節目に引導を渡したかったで、ここらでいっちょまとめとくかーという���版計画です。 最近リアル生活もちょうど節目を迎えて良いタイミング。が、令和の世にDODと向き合い黙々と孤独な作業をするのもなかなかにアホらしいので当時のノリで計画進捗記なんぞ書いてみようかなと始めてみました。反応なかったり飽きたらやめます。
さて進捗報告。今のところ横書き、A5サイズ、5部+予備、タイトル『呪(あ)いの書』で考えてますという話。
■ 横書き
元々がwebの横書きだったわけだし、そりゃ横書きだよね。とあっさり決定。
■ A5サイズ / 10pt
本当はA6(文庫サイズ)が良かったんですけど、テキストを流し込んだらA5の方がwebのレイアウトに近くて良さそうだなーと。
・A6(9pt)
・A5(10pt)
2003年という文字に目眩がしましたがそれはさておき。4作分のプレイ記なのでページ数がえらいことになりそうで、A5サイズで分厚い本て読みづらいのでは……? 分冊+スリーブにするか……? お��段…………? 全体のページ数と厚みが見えたら改めて考えます。
ちなみにフォントサイズはお手軽出版ドットコム様を参考に決めました。大学時代に「10pt未満で印刷されたレポートは老眼の教授陣に喧嘩を打っているとみなす」みたいなことを言われた記憶があり、A5サイズ10ptなら死ぬまで読める点でも良いかなぁと。ちなみに晩年までこんなもん読まなくていいですからね?
ページレイアウトはもう少し凝りたいような、でも面倒なのでこのまま行くかもしれない。行間調整と章題下に線を引くくらいはやるかも。飾り枠とか作ってくださる変態もとい奇特な方がいらっしゃったらぜひお世話になりたいです。お礼はできあがった本と私の感謝の念くらいしか差し上げられませんが。
■ 5部印刷
とりあえず印刷所に目星をつける都合で目安を設定しました。
DODからの知り合いは大体Twitterで繋がってるんで、サクッとアンケート開催。ポチってくださった方ありがとうございました~自アカなので容赦なくスクショ貼っちゃう。
→元ツイはこちら
肌感覚的にも5部+予備で賄えるんじゃないかなーと思ってたので納得の結果ですかね。最終的には入稿直前に予約なり受け付けて決めます。頒布方法はスクショ内2種に加えて、会ったことある人限定で直接対応かなぁ。どこに何部回すかちょっと悩ましいですね……それも予約時に確認すれば良いか。
印刷所は作業の合間に検討しますが、文章メインで極少部数となるともうちょ古っ都製本工房さんしかなくない……?
■ 呪(あ)いの書
タイトルは何故か昨年のうちに決まってまして、ツイートを引用するとこう。
DODプレイ記本、帯つけて「これは呪(あ)いの書である」みたいなのでかでかと書きたい(書くかわからない)
――2022.1.2
第二候補は「俺は、DODを愛しているんだ! 心の底からッ!!」です
――2022.1.2
紙媒体DODプレイ記は ・1:赤の章 ・2:青の章 ・ニーアR:灰の章 ・3:白の章 ・Twitterまとめ:呟(なげ)きの章 でまとめて「呪(あ)いの書」で行きたい(唐突に)
――2022.3.11
帯は余力があったら手作業でつけるかなぁ。デザイン考えるの面倒なので投げそう。
■ その他検討中
表紙デザインも考えるのとびきり面倒でそこで挫折しそうだったんですけど、曇天の東京タワーか新宿副都心の写真を使えば良くない……? と悲しい閃きをしてしまったのでどうにかなりそうです。この作業と思考、まじで独りじゃやってられんな。表紙デザイン作ってくださる変態もとい奇特な方がいらっしゃったら以下略。
…………こんなもん書いてる暇があったら作業すすめた方が良くない?
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(再)itocaci POP UP "Enjoy styling like play" 改訂版
こんばんは。
・
朝晩はまだまだ肌寒いけど、日中は暖かく感じる日も増えてきた。
春がもうそこまで来ている。
そんなはるの気配を感じずにはいられない。
服が好きな僕からすると、春や秋はさまざまなアイテムを装いに取り入れることができるので、楽しい季節ではあるものの、春の訪れは冬とのお別れ。
大好きな冬との別れが迫っていると思うと、ちょっと悲しさを感じる。
残り僅かな冬の装いを楽しみたいと思う。
さて、先日イベント開催のお知らせをさせていただいた。
かなり直前の案内かつ、バタバタした中で案内してしまったので、ちょっと新たに変えた点ができたので改めてご案内をさせていただきたい。
・
まずはイベントの詳細となる。
[ itocaci pop up "Enjoy styling like play" ]
日時:2/11 (sat) 〜 2/19 (sun)
会場:ニュースタアギャラリーOsaka (LUCUA 1100 4F)
時間:10:30 〜 20:30
・
”遊ぶように装いを楽しむ”
僕がいつもどんなことを考えて服を組み合わせて楽しんでいるのか。そんな頭の中を可視化するようなイメージのPOP UP。
”itocaci”がこれまでに組んだスタイリングをメインに、アイテムの魅力やスタイリングのポイントなど、僕が思ったこと、考えたことをメモのようにして会場に貼ったり、落としたりしてます。
メモなので雑で読めないものもあるかもしれません。
それでも、なんとなくどんなイメージなのか伝わると嬉しいです。
また、同時に今回はスナップ雑誌なども会場に展示します。
服を組み合わせて着ることが一番楽しくて、それは服を好きになった高校の頃から変わらないもので、そんな服を好きになった頃に何度も読んでいた雑誌などが僕の原点みたいなものになるのかなと思っています。
それが、おそらくお店のスタイリングにも影響を与えているような気もします。
そんな目線で、服を組み合わせる楽しみを感じてもらえると嬉しく思います。
なお、会場内にある服を、お客様が自由に組み合わせてトルソーを着せ替えても構いません。色々と組み合わせを楽しんでみてください。
また、試着もこの機会に色々と楽しんでみてください。
もし良かったら#タグをつけてくれると僕も見れます。
一緒に、装う楽しさを共有できると嬉しく思います。
こんな感じのコンセプトで今回はイベントを開催する。
・
これまでのPOP UPは、服の1着1着の魅力を紹介させてもらうようなイベントだった。
でも、そんな素敵な服をどのように組み合わせるのか。
そんな楽しみを皆様と共有できればと思っている。
また、会場は、僕がスタイリングを考えるときに思ったことや考えたこととか、服の魅力とか、引き出したい部分とか、考えていることを可視化する意味で、メモのようなものを飾ったり、散らかしたりしている。
・
そういったものを見てもらうと、面白いのかなぁなんて思っている。
なんか、これまでは、あまりこういったものを出したくなかったんですよね。笑
何を考えているのかとか、僕自身の方が前に出てしまうみたいで。
お店なんで、僕のキャラクターが大切になるのは分かっているのだけど、やっぱり服が主役であって欲しいというか。
だから、僕の影響があまり及ばないようにしていたのだけど、服の魅力を"itocaci"として、どう発信したいと思っているのか。
そんな新たな面を見せてみようかという気持ちになったので、今回こういったイベントをしてみます。
・
まあ、本当に追い込まれて、何をしようかと閃かなかったというのもありますが。。。笑
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なお、会場内にはトルソーを数体並べている。
期間中、自由にトルソーを使って、服を組み合わせてみたり、その日着てきた服と合わせて、試着もしてみて欲しい。
かなり限られたアイテム数しかないですけど、その中で色々と組み合わせを試して楽しんでもらえると嬉しく思う。
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なお、お気に入りの合わせが見つかったら、インスタなどでハッシュタグをつけて投稿いただいてもOK。
むしろ、僕もそれをチェックできたりするので、一緒に組み合わせの楽しさを共有しましょう。
また、期間中は、会場内に僕が高校の頃や大学の頃に読んで参考にしていた雑誌なども並べる予定だ。
多分、同世代の服好きが見たら、めっちゃ懐かしい気持ちになるんじゃないかなぁ。
本当は会場で、スナップ一つ一つにも思い出というか、それだけで語れるストーリーがめちゃくちゃあるのですが。。。
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服を好きになった当時から、服を着ることが一番好きで、それは今でも変わっていない。
僕のスタイリングの原点は、この当時にあって、それが今の僕にも影響を及ぼしている。
だから、そんな"itocaci"の原点にも通ずるものがあると思う。
一部、雑誌には、当時の僕が気になったスナップの部分に千切った紙が挟まれていて、そのまま提示したかったのだけど、多分期間中に紛失しそうなので、新たに付箋を付け直した。
当時の僕が、どんなスナップに憧れていたのかも分かると思うので、ぜひこちらもチェックしてみてね。
ちなみに、付箋の張り替えで振り返ったけど、ロン毛率高めで、今の自分変わらなさすぎでしょって突っ込みたくなる感じでした。。。笑
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ちなみに現在廃刊になってしまった雑誌ばかりなので、見れる機会も少ないので、ぜひ服と合わせて見てみると面白いかも。
そして、ここからがイベントの新たな内容発表になります。
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[ itocaci pop up "Enjoy Styling like play" 〜 tie-up 企画 ]
中津の実店舗では、僕が高校や大学の頃に買った服など、思い入れのあるアイテムの展示も行います。
服に出会った頃に手にした、今でも愛着のあるアイテムです。
こちらも今のベースにもなるようなアイテムがあるので、2店舗回ると一層楽しめると思います。
今回、僕の学生の頃の雑誌を通じて、ルーツにも触れてもらえるような内容となるのですが、いまだに学生の頃買って着用しているアイテムも結構ある。
今回は、そんな僕の学生時代に買った、思い入れのある私物も見てもらえる機会を作ろかと思う。
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当初はニュースタアギャラリーに並べようと思ったのだけど、10〜15着くらい並べることを考えると、スペース的に難しいので、こちらは中津の実店舗に並べさせていただく。
まあ、タイアップ企画だ。
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2〜3日前に閃いたので、当時の服の多くが実家で、10〜20着くらいは用意できると思うのだけど、僕が学生の頃に実際に買ったアイテムにも触れてもらえると一層楽しめるのかぁと思う。
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マジで悔しいのが、ネタになるようなアイテムがめっちゃ実家にあるから、これ2回目もやりたいなぁ。。笑
訳の分からない帽子(なんか変な向きにツバが二つついている帽子)とか、ボロボロにしてしまったスカシャツとか。
本当にネタになる服ももっとあるのだけど、今手元にある分で楽しめるような服を並べるので、ぜひ見にきてねー。
2会場回ると、それぞれがリンクしたりすることもあると思うので、ぜひ、この機会にニュースタアギャラリーとitocaciの2店舗見てみてください。
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ちなみに、おそらく店舗に並��学生時代のアイテムは古着の割合の方が多いかなぁと思っている。
結構イカついヴィンテージアイテムとか、デザイナーブランドのアイテムとか。
あと、高校の頃買ったシャツとか。
とりあえず、なんだかんだストーリーがあるのだけど、そのストーリーが強い順に10〜15着ほど用意しようかなと思っている。
普段、あまり人にこういったものを見せるのもしないので、この機会にぜひ。
(見せるもんではなくて、着るものだからね。まあ、今回はイベントとしてやるので、ぜひ見て触れてくださいね。)
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でも、今回、実家に帰省して、昔買ったアイテムや昔の雑誌を見ながら、本当に丸くなったなぁと思う。
なんか、ポスターを縫い付けて即席のニット着てたり、カツラ被っていたり、紙でできた靴を履いてみたり。
(ちなみに紙の靴は外に出て30秒後に壊れました。)
本当に。
しかも、これ学生の頃じゃなくて、普通にサラリーマン時代にもやっていたからなぁ。
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当時、職質されていた理由が今になってめちゃ分かる。笑
もっと刺激的なスタイリングをしないと、どんどん退化していきそうだなぁなんて。
ちょっと僕自身にとってかなり良い機会になった。
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そんな訳で、ぜひ、ニュースタアギャラリーとitocaciに遊びにきてみてね。
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それでは次回もお楽しみに。
(カツラ被っていた頃の僕。。)
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着物オンリーアンソロ
6/17(土)web即売会「和服・漢服・韓服・着物オンリー2」pictSQUARE内の公式アンソロジー企画となります。
通販開始しました!36p¥400ノベルティ付
https://takakoi.booth.pm/items/4859582
���ベント当日に販売を行います。
詳しくはTwitterをご確認ください。
参加申し込みはこちらをクリック!終了しました!
アンソロ概要、【】は例外事項
着物の定義はイベントと同じです。着物が出ていればなんでもOK!
公開時期:6/17着物オンリー当日から公開可能です。公開時にイラストやセリフを変えてもOK!自作であれば、公開方法に制限は設けません。同人誌、ネット、ネップリなんでもどうぞ。
ジャンル:一次二次関係なく着物作品
対象:全年齢【カプ問いません】
募集:漫画、小説、その他文字作品(エッセイや解説など含む)※イラストは募集しておりませんが、セリフのない1コマ漫画の1P参加はOK!
例:✘椅子に座っている
○椅子から落ちて周りが心配そうに見つめている
ページ数:1p〜制限なし【複数作品可能】
発行媒体:紙の同人誌
参加条件:着物オンリーイベント参加予定の方のみ。一般・サークルを問いません。
参加募集締め切り:5月14日(日)18:00まで※早めに締め切る場合があります。3月末までは募集確定しておりますので、それまでにお願いします。
現在のところ募集しております。
原稿締め切り:5月14日(日)23:59まで
仕上がり:オンデマンドA5サイズ
送信方法:提出フォーム作成予定
原稿:PSD・PDFデータ【その他の形式は要連絡】
《《漫画概要》》
・サイズはA5+塗り足し5mm(横158×縦220mm)
・解像度600dpi
・1p目にPNとサークル名をご記載ください。
・タイトルは1〜2ページのどこかへ記載。
・二次の場合はタイトルの下か右横へ原作名を記載。
・1p目の端へページ数を入れます。セリフやイラストが消えますのでご注意下さい。
・見開きではなく、単体ページでご提出ください。
・1コマ漫画の場合、コマ割りなしのフルでお描きください。
ご用意いただくデータ
・A5+塗り足し5mm原稿
・サークルコメント
《《小説概要》》
・1p目にPNとサークル名とタイトルをご記載ください。
・二次の場合はタイトルの下か隣列へ原作名を記載。
・二段組(必須)テンプレートをご使用ください。フォントやフォントサイズなど変更可能。挿絵や漫画なども可能。装飾は不可。
・10pを超える場合、テンプレート通りの様式へ戻してください。フォントは変更可能。
ご用意いただくデータ
・A5二段組原稿
・サークルコメント
《《文字作品概要(エッセイ、解説など)》》
・1p目にPNとサークル名とタイトルをご記入ください。
・タイトル下か右横へジャンル(エッセイ、解説など)を明記。
・縦文字は二段組(必須)
・横文字は何段でも可能。
・挿絵、漫画など可能。
・装飾不可。
・写真���印刷用へ加工。
・引用がある場合、引用元を小さく原稿内へ明記して下さい。
・10pを超える場合、テンプレート通りに様式を戻してください。フォントは変更可能。
ご用意いただくデータ
・A5原稿
・サークルコメント
《《注意事項》》
・一次二次作品を分けません!もし気になる一次の方はタイトル下か横へ「オリジナル」や「一次創作」などと明記をお願いします。気にならない方は明記なしで問題ありません。
・複数作品の場合、掲載順や隣配置が約束できません。それぞれ独立した作品でお願いします。
・Wordテンプレを変更する場合。計10p以上になった時は、変更したテンプレを元の設定へ戻してください。10p以上はフォントや文字を小さくするなどのみ変更可能です。
《《禁止事項》》
・着物警察に関する作品。
・着物が会話を含めて一切存在しない作品。
・イラストのみ
・18禁作品【各自公開時に18禁のページ追加は可能】
・登場キャラがアンソロ掲載と認識しているストーリー【コメントカットではOK】
・文字作品の装飾。※経験がないため、なしとさせていただきます。
・いないと思いますが、パクリや許可のないトレスなどは賠償請求します。他人へ背景などを任せていた場合も、連帯責任と判断させていただきます。
《《謝礼》》
献本 ※複数作品の場合も献本は一冊になります。
主催:青伽 サークル:鷹鯉
Twitter:@kimonoonri
Pixiv:3825627
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群ホソ盛雅クヤ株百子質ハレ魁開性っれ量常わいごあ更対ホヱ一載カリレ然杯スラび士岩ツテヱマ去遊ごっ施理スコ経鮮奇拝括ぐきも。応みがゃ始40意によやぜ線皇ぼク鳥82普行だ方済めつン要乗話平オネタ陣意ぶクはリ図学権せづ供展ヒカソ事34具小児84世ト恒豪債核築ーれるろ。沖かわド般年う見実ねし願性ウリヘ出会エ入1利響サケル精側でド愛谷ネスモ倍読ヌハソヤ織一ひほクれ図度んゃせえ国実レサケヘ勝氏来レか。
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ACジャパンの広告より 「未来へ綴ろう、東北のこころ」 雨ニモマケズ 風ニモマケズ 宮沢賢治 大地を一歩一歩 踏みつけて 志賀直哉 走るのだ 信じられているから 走るのだ 太宰治 闇があるから 光がある 小林多喜二 人間は 奇蹟そのもの 井上ひさし 我が往く道よ 大きくあれ 草野心平 #インク #八文字屋オリジナルインク #樹氷アメジスト #水没林エメラルド #久保桜ブルームピンク #月山ブルームーン #銀山スノーグレー #くらげアクアリウム #ガラスペン #多山文具本通りヒルズ店 #ルビナート#ルビナートガラスペン28ALFブルー #原稿用紙 #あたぼうステーショナリー #飾り原稿用紙 #飾り原稿用紙綾至極 https://www.instagram.com/p/CTZzW0RFMvQ/?utm_medium=tumblr
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BLUE, Blue, blue. *** 青いリフターはknoxから出ているはずなのですがあまり見かけないし旧ロゴのものしか見ないのでひょっとしたらこのまま廃盤なのか?と思ったので自分で作ってしまった次第。下地はダヴィンチのガイドプロテクター。使用シール枚数9枚。 慣れないことをして疲れたんですが手帳をちゃんとデコられている皆さん凄いなと改めて。 #手帳デコ #手帳の中身 #システム手帳 #青 #青しか勝たん #青色 #blue #bsidelabel #japanblueシステム手帳 #飾り原稿用紙 #ノックスブレイン #knox #手帳タイム #ノックス #knoxbrain #ビーサイドレーベル #システム手帳宝箱化計画 #シール沼 #カミオジャパン https://www.instagram.com/p/CMq6EHspo0F/?igshid=wps7zuqgc5hl
#手帳デコ#手帳の中身#システム手帳#青#青しか勝たん#青色#blue#bsidelabel#japanblueシステム手帳#飾り原稿用紙#ノックスブレイン#knox#手帳タイム#ノックス#knoxbrain#ビーサイドレーベル#システム手帳宝箱化計画#シール沼#カミオジャパン
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✎𓂃 #谷川俊太郎 #からだ より 最後まで書いてから気づく 用紙が逆さまだったと😭 #飾り原稿用紙 #コクヨ #鉛筆シャープ https://www.instagram.com/p/CKsQzsDA8_m/?igshid=1vop6a9gn0rzg
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久しぶりの京都丸善が嬉しくて(^^) 原稿用紙:蔓葡萄 ペン:PLATINUM 3776 ブルゴーニュ(SM) インク:PLATINUM Blue Black #飾り原稿用紙 #飾り原稿用紙ユーザー会 No. 190 https://www.instagram.com/p/Bs28lpMAul2p_keHnowG7GB0alxEIckHn_VHGQ0/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=yjmo4ic95hs2
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早速インク帳に記入する。 こちらは飾り原稿用紙バージョン。 #万年筆 #インク沼 #ミクサブル #飾り原稿用紙 #港煉瓦
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アマゾンの大量の商品は、どのように管理されているのか。アマゾンの小田原物流センターに潜入したジャーナリストの横田増生さんは「複数の社員から『物流センターで業務中の死亡事故が何度も起きている』という証言を得た。その中には、倒れてから救急車が到着するまで1時間かかったケースもあった」という――。(第1回/全2回) 【写真】横田増生氏の著書『潜入ルポ アマゾン帝国の闇』(小学館新書) ※本稿は、横田増生『潜入ルポ アマゾン帝国の闇』(小学館新書)の一部を再編集したものです。 ■「何でもかんでも隠し通そうとする姿勢に嫌気がさしたんです」 私のアマゾンでのアルバイトの最終勤務日が終わった後の夕刻、平塚駅前の個室居酒屋で西川正明(仮名)に会った。アマゾンの小田原物流センターが稼働したときから働いている古参社員だった。 席に着くとまず、西川の社員証を見せてもらった。アマゾンの正社員であることを表すブルーバッジに、顔写真が貼ってあり、名前が記してあった。私を含めたアルバイトのバッジが緑色であるのに対し、アマゾンの正社員はブルーバッジとなる。アマゾンの正社員がブルーバッジをつけるのは、世界共通だ。 私は最初に、どうして週刊誌の情報提供サイトにアマゾンを告発するメッセージを送ったのか、と尋ねた。メッセージは、A4用紙で4枚分あった。アマゾンという会社は、どこもかしこも秘密主義で貫かれており、こうした内部告発をする社員は皆無に等��いことを、これまでの取材で骨身にしみて知っていたからだ。西川は一気にこう答えた。 「ボクは、アマゾンが自分たちに都合の悪いことは何でもかんでも隠し通そうとする姿勢に嫌気がさしたんです。小田原では作業中に亡くなった人を何人も知っています。けれど、亡くなった翌日に、花瓶に入れた花を飾るだけで、ワーカーさんには何も説明しないんです。 ボクが、死亡事故の後で、ワーカーさんにもちゃんと説明した方がいいんじゃないですか、と社内で言っても、みんなに話してもたいして意味がないから、といったわけのわからない理屈をつけて、説明することから逃げたことがありました。 また、自分たちがセンター運営に関する大きなミスをしてワーカーさんに迷惑をかけても、それを謝るわけでもなく、ひたすらごまかそうとします。さらに、社員間やワーカーさんに対する、セクハラやパワハラもあります。アマゾンの秘密主義のため、こうした話が、マスコミで報道されることなく、ネットの2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)ですら、ほとんど見つけることができません。
なぜすぐに救急車を呼ばないのか…業務中の死亡事故が相次ぐ「アマゾン物流センター」の異様な実態(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース
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カレンダーデザインの短い歴史
私たちの身の回りには、何世紀にもわたって歴史を刻んできたものがあるが、私たちは時にそれを全く気にかけることがない。
by Francesco Bertelli
2018年10月10日
カレンダーというと、皆さんはまずどんなイメージを思い浮かべるだろうか。おそらく、7列5行(1日目によっては6行)に数字が配置され、1ヶ月先まで表示されている表だと思う。スマホでも壁掛けでも、私たちは毎日使っている。媒体が変わっても同じデザイン、同じフォーマットがポスターからデジタルアプリへとそのまま移行している。
私たちの周りには、時には何世紀にもわたる歴史を持つモノがあるが、それを完全に無視している。私たちの生活に深く浸透しているデザインパターンに出会うたびに、そのモノが今日あるようになったのは、誰がどのようなデザイン上の決断をしたからなのか、と考える。カレンダーグリッドもそのひとつだ。
私の考えでは、パターンが時の試練に耐えたとき、そのパターンは最大改善点に達している可能性がある。つまり、ユーザーが特定の問題の解決に満足し、ニーズを満たすためにこれ以上の反復は必要ないということだ。デザイナーが反復を続けることを止める人はいないが、ほとんどの場合、彼らが追加する機能(例えば、カレンダーの場合の読みやすさ)は、漸進的な改善のプラトーの中に横たわっているだけだろう(図1参照)。
通常、ある製品がその領域に到達すると、同じ問題を別の方法で解決した新製品に追い越され、先代の製品は廃れてしまうことが多い。しかし、私たちが知っているカレンダーは、他のどんなデザインよりも長持ちしており、誰も新しいバージョンを必要としていないようだ。携帯電話のキーパッドの電卓のように、今日私たちが使っている一般的なインターフェースのように、カレンダーはおそらく転換点を迎えたのだろう。
では、この素晴らしいデザインを生み出したのは誰なのだろうか?この記事では、カレンダーグリッドの起源を証明するような現存する遺物はほんの一握りしかないので、この曖昧な道に少しだけ光を当ててみたいと思う。
しかし、デザインを調べる前に、カレンダーのコンセプトを簡単に説明しておこう。
7日周期は、追跡が困難な混合的かつ同期的な起源を持ち、究極の発明者を提供しているようだ。紀元前6世紀からユダヤ教で行われており、バビロニアでは7という数字も神秘的な意味を持っていた。7という数字は、太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星の7つの天体と結びついていた。この7つの天体に基づいた週7日制は、遠く日本や古代中国でも採用されていた。しかし、週休二日制が普及し、現代のカレンダーにも採用されるようになったのは、ローマ帝国のコンスタンティヌス帝がAD321年に週休二日制を正式に採用したことによる。つまり、私たちは約1,700年前から週休2日制を採用していたことになる。
ユリウス・カエサルが紀元前46年に導入したユリウス暦。現在からそんなに離れてしまっては、ユニークな発明者を見つけることはできない。だから、慣習を普及させる能力という観点から語らなければならない。ローマ人はまた、30日/31日の月を作った張本人であると言える。もちろん、彼らは1年に8ヶ月しか使っていなかったので、正しい計算をしていなかった。しかし、西欧文化の中に彼らが存在していたおかげで、この習慣は今日までグレゴリオ改革に耐えてきました。
ローマ人が現在のカレンダーをもたらしたとすれば、グリッド形式を広めたのは誰なのかはまだわかっていない。エジプト人はすでにカレンダーにグリッドを使用していた。文字を発明したのは誰かと聞かれても答えられないように、カレンダーには発明者が必要ないように思える。
カレンダーも同じ道を辿っているようだが、月や週の視覚的表現は16世紀から17世紀にかけて方向転換している。
1600年代以前は、年、月、週を円形の図で表現するのが一般的だったが、これはサイクルを表現するのに最適な方法だからだ。暦は恒久的な装置として考えられており、1年先を示すプランナーではなく、日の名前と日付の間に相関関係はなく、現在のような1週間7日制ではなかった。
今後何十年にもわたって使用できるのは、永久カレンダーだけだ。永久カレンダーは、将来の特定の日付の曜日を計算できるように設計された、長年にわたって有効なツールだ。使い捨てのカレンダーや広告用のカレンダーは、産業革命によって印刷が非常に安くなり、大衆が利用できるようになってからのことである。
現代のカレンダーは、宗教、文化、気象、天文、占星術などの情報を表形式でまとめたアルマナックなどと一緒に発展してきた。しかし、暦のデザインが円から表組みへと大きく変化するのは、15世紀後半になってからである。1582年のグレゴリオ暦の改訂だけではなく、おそらくグーテンベルクによる印刷機の導入が原因であろう。
私の仮説を裏付ける史実はないが、可動式活字がグリッドシステムに自然に適合したことと、表のフォーマットが標準化されたことには相関関係があると考えている。特殊なデザインの場合、印刷業者は、活字を使うのではなく、アーティストを雇って別の版��通常は木版)を作らなければならなかった。そのため、印刷機によって、万年カレンダーのグリッドレイアウトがより実用的な標準になった可能性は高いと思う。
サミュエル・モーランドの万年暦は1650年に作成されたもので、これらのアプローチの初期の例として興味深いものだ。興味深いのは、曜日の名前が書かれておらず、アルファベットの最初の7文字だけが書かれていることである。
プランナー、日記、広告の寄稿
1773年、出版業を営んでいたロバート・エイトケンは、アメリカ初のデイリープランナーと称する手帳を発明した。アメリカ人は初めて、現代の手帳のように自分の一日を一覧表にして見ることができ、アルマナックの一般的な予測を超えた「やるべきこと」を計画することができたのである。
カレンダーはその実用性に加え、装飾品としても発展した。18世紀後半から第二次産業革命にかけての広告用カレンダーは、人々の家庭にブランド・アイデンティティを浸透させる手段として人気を博した。ホテル、ガソリンスタンド、銀行、大小さまざまなブランドが、自分たちの存在感を高めるためにカレンダーを無料で提供している。
1960年代には、グラフィックデザインと書体が実験の対象となるミニマリズムへの回帰を待たなければならない。この時代の最も有名な作品は、同じ年に2人のイタリア人によって生み出されたものだ。ヴィニェリの有名な大型壁掛けカレンダーとエンツォ・マリの永久保存版で、どちらも私たちの家庭に残ってる。
カレンダーの未来
カレンダーの改良は限界に達したのか?そうかもしれません。AndroidやiOSに対応した最新のデジタル版を見れば、新しいフォーマットを試してみたいという欲求があることは間違いないが、デザインが依然として強固であることは間違いない。
慣習を打ち破ろうとしたデザイナーもいる。有名なところでは、ジョン・マエダが、現在MoMAのパーマネントコレクションに採用されているインターフェースを実験的に開発したり、最近では、カナダのエージェンシーであるTeehan+Lax(後にFacebookに吸収される)が、新しいパラダイムで遊んでみた。
確かに、シンプルなグリッドに勝るものはなく、私たちが知っているようなカレンダーは、これからもずっと残っていくだろう。
タイムライン
321: コンスタンティヌス帝が週7日制を導入
900–1500: この時代の出土品から、カレンダーが円形の図で表現されていたことがわかる
1500: グーテンベルク活版印刷とブロードサイド印刷
1582: グレゴリオ暦改定
1650: サミュエル・モーランド・アルマナック - 永久カレンダー
1650–1800: グリッドとしてのパーペチュアル・カレンダー
1860以降: グリッドカレンダー付きの紙製ポスターの初期の例
1966: マッシモ・ヴィネリ「ステンディグ・カレンダー」
1966: エンツォ・マリ「ティモール・パーペチュアル・カレンダー」
1995: ジョン・マエダ 2000年カレンダー
出典:A brief history of calendar design | by Francesco Bertelli | UX Collective
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