#青森美容室
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初東北エリア 青森の旅
旅行の後もう1ヶ月が過ぎてしまったのですが青森旅行のご報告をしたいと存じます
今さら感もございますがよろしければお付き合いください
今年の旅行先を青森に決めたのは友人のお母さんの一言でした
「以前見た青森の紅葉は素晴らしかった」となかなかの熱量で語っていたのが私の心の片隅にポッと火をつけたのです
八戸まで新幹線で移動し、レンタカーを借りて移動しながらの3泊旅行色々見て周ってきました
今回は紅葉が第一の目的
手始めに紅葉の3段重ねです、どうぞ
こちらは奥入瀬渓流ですね
だくだくと流れております
そして穏やかな快晴の十和田湖
夕暮れの中野もみじ山
きれいな場所ももちろんあったのですが時期はもう少し遅かったらパーフェクトだったのかなといった印象でした
今年はやっぱり紅葉が遅かった��うです
旅のもう一つの目的はアートめぐり
十和田現代美術館、青森県立美術館、弘前レンガ倉庫美術館と3つの美術館を見てきました
そして最後はせっかく来たのだからの弘前城
まさかの小ささで、なんと可愛らしいお城でしょう
初めての青森でしたが、青森かなり気に入ってしまいました
美味しい食べ物と自然とアートお腹いっぱいの旅行でした
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○日時 平成28年10月31日(月)16:00~18:00 ○場所 TKP新橋カンファレンスセンター ホール3A (東京都港区西新橋1丁目15-1 大手町建物田村町ビル3階) ○出席者 (構成員等) 山本輝之座長、岩崎俊雄、久保野恵美子、田中正��、中原由美、平田豊明、松田ひろし、 松本俊彦、村上優、森隆夫 、森祐司、日野博愛、久保厚子、萩原勝己、桐原尚之、 小幡恭弘、松田ひろし、田村綾子、窪田彰 (関係省庁等) 堀江裕 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長、 朝川知昭 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課長、 内山博之 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課長 、 田原克志 厚生労働省社会・援護局精神・障害保健課長、 石垣健彦 厚生労働省社会・援護局福祉基盤課長、 河邉正和 厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課薬物取締調整官、 坂本大輔 内閣府政策統括官(共生社会政策担当)付参事官(障害者施策担当)、 今福章二 務省保護局総務課長、 矢崎正子 法務省刑事局付、 高須一弘 警察庁生活安全局生活安全企画課長、 河原雄介 警察庁刑事局刑事企画課刑事指導室長、 和田勝行 文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課長、 森下平 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育企画官、 佐久間信哉 神奈川県保健福祉局長、 熊坂誠 相模原市健康福祉局長 ○議事 ○山本座長 それでは、定刻となりましたので、ただいまから第7回「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム」を開催いたします。構成員の皆様方におかれましては、御多忙のところ御参集いただきまして誠にありがとうございます。 では、まず初めに本日の出欠状況について事務局からお願いいたします。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課長 事務局でございます。本日は、構成員の皆様全員が御出席となっております。事務局からは以上でございます。 ○山本座長 どうもありがとうございます。それでは、続きまして、事務局から資料の確認をお願いいたします。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課長 資料の確認をさせていただきます。座席表、クリップ留めの資料がございまして、資料1から資料10となっております。それぞれの関係団体ヒアリングの出席者名簿や関係団体からの提出資料でございます。青いドッチファイルがございますけれども、これは前回までの資料でございます。このほか別冊といたしまして、全国手をつなぐ育成会連合会から資料が配付をされております。 以上について足りない資料がございましたら、事務局まで��申しつけください。 ○山本座長 ありがとうございました。それでは、以上をもちまして撮影については終了とさせていただきます。また、本日は関係団体の皆様からのヒアリングを行いますので、議事は公開とさせていただきます。 それでは、議事に入ります。本日は、関係団体の皆様からのヒアリングを行います。まず、社会福祉法人日本身体障害者団体連合会から御発言をお願いいたします。よろしくお願いいたします。 ○森参考人 日本身体障害者団体連合会の森と申します。今日は、本来ならば阿部会長が来て御説明するところでございましたが、私が代わりに説明させていただきます。 お手元に資料2「相模原市の障害者施設津久井やまゆり園における事件について」ということでございまして、本年7月26日に神奈川県相模原市の障害者施設津久井やまゆり園において19名もの尊い命と二十数名の方が負傷されるという悲惨な事件が起きたことについて、二度とこのようなことが起こらないよう、事件の真相の究明をしていただくとともに、精神障害に対する偏見、無理解が広がらないようにすることが緊急の課題であると考えております。 また、同施設を建て直すという話がございまして、財政的支援並びに新たな施設ができるまでの間、入居者の住まいの確保や事件による心的外傷後ストレスの疑いのある職員の方などに対して適切なケアを、関係する方々や地元の自治体と連携して、しっかりと取り組んでいただきたいと思っております。 なお、障害者の権利条約が批准され、そして、本年4月から障害者差別解消法が施行されたわけでございまして、このようなときにこのような悲しい事件があったということ、大変残念だと思っておりますが、これを機会といたしまして、障害のある人もない人も分け隔てることない、共生社会の実現に国を挙げて邁進していただきたいと思っております。 以上でございます。 ○山本座長 どうもありがとうございました。私から事前に、各団体10分以内で御発言をいただくよう、よろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。それでは、続きまして、全国身体障害者施設協議会から御発言をお願いいたします。 ○日野参考人 身体障害者施設協議会の日野でございます。 今日はこのようなヒアリングの場を設けていただきまして、心から感謝を申し上げたいと思います。お手元の資料3に私たちの協議会のヒアリングの資料をつけておりますので、その朗読とポイントのみ説明をさせていただきたいと思います。 身体障害者施設協議会は、全国で約510施設の団体でございまして、医療的なケアの高い方を含めた重度の身体障害者の方に対する施設支援と、それから地域で生活されている方、在宅の方、相互に対する生活支援というものを身障協の姿勢として謳って、今日まで事業を継続してまいりました。 4点について述べさせていただきますけれども、今回の事件を契機に、障害のある方への偏見が助長されたり、施設と地域との関係を閉ざすことにつながりかねない過度な施設管理体制整備と行政指導等が先行しないよう、地域と一体となった開かれた社会福祉施設づくりが不可欠です。折しも国は地域共生社会の実現を目指しており、そうした社会の実現に向けた関係施策に係る御配慮をお願いいたしますということで、ここで申し上げたいのは、過度な施設管理体制ということで、外部からの侵入防止を強化する余り、例えば施錠をしっかりしろとかいう通知が来ておりますけれども、そういったことを過度にやりますと、万が一災害が発生したときに、避難に時間がかかったり、あるいは避難経路の確保の妨げになったりとかいうことがございますので、ここで申し上げたいことは、防犯と防災は一体化して取り組んでいかなくてはいけないということが重要ではないかと思っております。 2つ目でございます。障害のある方への支援のための高い志とスキルを持つ職員がいつまでも働き続けることができるよう、人材確保・育成・定着に向けた職場環境の改善及び施設職員の処遇改善に向けた取り組みが推進されるよう、お力添えをお願いいたします。また、抜本的な職員配置基準の見直しにより、施設利用者の安全・安心につながる夜間の職員配置体制の強化に向けた施策検討が推進されるようお願いいたしますということで、まずは施設内の職員体制を整備することが重要だろうと思います。職員の配置基準であるとか、夜間職員体制の見直しが必要ではないかと考えております。 3つ目についてでございます。共生社会の実現に向けては、幼少期の教育、学校教育において、正しい人権感覚と知識を養う必要があり、障害者福祉施設を積極的に活用するなど地域における福祉教育の推進につきまして、御検討いただきますようお願いいたしますということで、やはり福祉教育の重要さを申し上げておりますが、これはそれぞれ行政とか社会福祉法人が別個にやるのではなくて、やはり一体的に取り組んでいくことが重要ではないかと思います。 4つ目、最後でございますけれども、平成28年度補正予算において、障害福祉サービス等の防犯対策の強化に関して示されておりますが、まさに社会福祉施設における防犯対策は喫緊の課題であり、早期の対応をお願いしたいと思っています。また、補正予算成立前に施設独自で実施した防犯対策についても、補助対象とするなど柔軟な対応が可能となるようお願いをいたしますということで、やはり早急な対応を図らなくてはいけないということで、施設によってはこの事件が発生した直後から既にそれぞれの施設で防犯強化体制に取り組んでいる法人が多いわけですけれども、通知では成立する前に取り組んだ事業は補助の対象にならないということになっておりますが、ぜひこれも補助の対象としていただきたいということと、もう一つは、取り組み方が自治体によって多少違うのではないかということも聞いておりますので、ぜひ統一した実施をお願いしたいと思います。 以上です。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、全国手をつなぐ育成会連合会から御発言をお願いいたします。 ○久保参考人 全国手をつなぐ育成会連合会の久保でございます。 本日はこのような場を設けていただきまして、まことにありがとうございます。 私どもの意見書としましては、資料4に出させていただいております。私どもは、障害の程度にかかわらず、各ライフステージに応じた適切な支援の基で安心して暮らせることを願っておりまして、共生社会の実現を求めております。��事件の検証及び再発防止に関する提案が、誰もが安心して暮らしていける社会の構築につながることを願っております。 1番目の精神鑑定の結果と当該施設の検証結果を反映していただきたいという要望でございますけれども、現在、容疑者への精神鑑定が行われておりまして、結果が1月ぐらいに出るとも聞いております。具体的な情報は今、私たちの中にはないと思っておりますし、容疑者が措置入院していたという事実と事件との因果関係が今もってはっきりとしていないという��態でございます。その中で、中間報告で焦点化された措置入院ですけれども、その鑑定の結果次第では、事件と距離感のある、そんなまとめになりはしないかということを危惧しております。 容疑者は、予告文を用いてその思いを世間に示したわけでございますけれども、書かれた内容とか本人の粗暴な振る舞いというのがありまして、結果として措置入院での対応となりましたけれども、本来、本当に措置入院の対応が適切であったのかどうかということも少し疑問視をしております。結果として、そんな対応をすべきではなかったのかなという思いもしております。いずれにしろ判断が困難だったこのような事例につきまして、当時の司法とか行政、医療、福祉を検証して、関わりが難しい人、対応の困難な方とされている方に、医療に託されがちな人の支援について、地域の関係機関が谷間を埋めつつ、本当の意味での連携がきちんと図れて、対応策が示されるように検討を深めていただきたいと思っております。その際、誤解とか偏見が生じないように御配慮いただきたいと思います。 皆さんのお手元に、私どもの方でコピーをしました「知ってほしい・知っておきたい-知的障害者と『警察』-」ということで、警察向けの冊子を私どもの会でつくっております。要は、すぐに犯人と思うというのではなくて、少し対応の困難な方に向けて、各方面で特性を御理解いただきたいなという思いがありまして、こういう冊子をつくらせていただいておりますので、こういうものもいろいろな方面で御活用いただいて、御理解いただけたらなと思っております。 そして、防犯対策ですけれども、中間報告の取りまとめの時点では情報が余り得られていないために、内部犯行を前提にしての検討がきちんとなされていないのではないかという感覚を持っておりまして、神奈川県では、まずやまゆりの報告書が出まして、今、神奈川県の方でやまゆり事件の検証委員会が設置されているとも聞いております。そこでまた結果が出てくるとも思いますので、この事件の検証が行われていますので、そうしたことの結果を少し踏まえながら、ここでも検討していただく必要があるのかなとも思っております。容疑者の犯行声明にどう対応したのかとか、離職後の容疑者をどのように犯行予告に備えてきたのかとかいった具体的な情報が十分に得られていないように感じておりますので、防犯対策の強化の経緯と結果への評価を踏まえて、今後の全国の施設への防犯対策としての検討を行っていただきたいなと思っております。 また、防犯を行う職員へのケアという点でも、職員同士の人間関係とかその辺のところも重要でありまして、職員の人間関係の中でその職員の特性だとか人柄みたいなものも分かってまいりますし、いろいろな情報が得られるだろうと思っております。これらの���報を得て、今後の対策として職員体制、施設職員の処遇とか、そういうことを検討していただきたいなと思っております。 2番の再発防止��ことですけれども、これからの対応について段階的に整理していただきたいと思っておりまして、私どもは第3回の会議にも意見書として提出をさせていただいておりますけれども、2つの課題を踏まえての具体策が必要であると考えておりまして、1つ目は、事件の事実から抽出された「対策」。2つ目は、事件の事実そのものには関わらないものの、背景として考えられる課題を解決していくための「政策」が必要ではないかと思っておりまして、下のほうに対策と政策という形でずっと書かせていただいております。新たに書かせていただいたこととか、今までに意見書として出させていただいたこととか、いろいろ混ぜておりますけれども、お読みいただけたらと思います。 先ほどからも意見がありますように、共生の社会を目指して障害者への理解とか偏見をなくしていくという部分では、やはり育成会としましても、学校教育が重要な役割を果たすと思っておりまして、ぜひ学校教育の中で教科の一つのようにしながら、子供たちに多様性を認める共生の社会をつくっていくのだということで強く意識をつけていただきたいなと思っております。 具体的に今回示させていただきましたけれども、そういうことも含めて、未着手のものもございますので、さらに深く、広く御検討いただきたいと思っております。 今回の事件が社会的に与えたダメージは大変大きなものがありまして、私どもの会のほうにも、障害のある御本人や御家族から、怖いとか、自分の隣にいる支援者が信用できないとか、外に出られないとかいろいろな声が届いております。今もまだぽつぽつと届いている状態でございますので、本人や家族については本当に深く深く心に傷をつけたなと思っておりますし、それをまた一生懸命支援しようとしてくれている職員の方のところにも、心に傷をつけた事件であったと思っております。 そういう意味でも、この間違った発言を徹底的に払拭していけるような共生社会の実現を目指していけるような、そんな要因が必要だと思いますので、事件及びその影響に躊躇することなく、お互いに人格と個性を尊重しながら共生する社会の構築に向けて、私たちみんなが着実に歩みを進めていくことが実現できるような検討の報告書をつくっていただくことを強く期待しております。 どうもありがとうございました。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、公益財団法人日本知的障害者福祉協会から御発言をお願いいたします。 ○萩原参考人 日本知的障害者福祉協会の危機管理委員会委員長を務めております萩原と申します。 当協会につきましては、知的障害福祉サービスを提供する施設・事業所の集まりでございますけれども、1934年が設立になっております。82年を迎えておりますが、会員数が本日現在6,215施設・事業所、そのうち施設入所支援を行う会員数が1,575施設となっております。この1,575施設の中には、津久井やまゆり園も含まれてございます。本日、私どもの方といたしましては、中間報告、中間の取りまとめに対応する意見として、何点か報告させていただきたいと思っております。 まず、精神医療の対応についての検証が進んでいると思いますけれども、この植松容疑者が犯行に至る、障害者は死ぬべきだという思想を抱くに至った要因などの検証解明といったものが必要と考えております。今後、裁判などで明らかになっていくと考えられますが、さらに時間をかけた中で、なぜこのような思想を抱くに至ったのかといったようなところの解明をお願いしたいと思っております。 それから、検証内容には入っておりませんが、障害者なんて要らないといった言葉がストレートに報道されましたことで、その言葉が印象づけられ、支援現場では、「私は要らないのでしょうか」と利用者が支援者に相談された方の例もございます。知的障害のある方への配慮ある報道のあり方について、御検討いただきたいと考えております。 それから、施設における防犯対策でございますが、施設においては従前から、夜勤の職員について法令上の最低基準が決められております。仮にこの知的障害者関係施設が基準以上に夜間対応を手厚くしたとしても、重度の障害者への対応などさまざまな支援がある中で、侵入者への警戒や対処には限界がございます。各施設におきましては、既に防犯対策の研修会あるいは設備の整備といったようなところに検討や着手しているところがありますけれども、実際にそういった対応についても限界がございます。今回のように犯行予告があった場合には、警察の対応が強く望まれるところだと考えております。 それから、施設における防犯対策に関する今後の検討課題という中に、設備面のみによる一律の対応には限界があるため、地域住民との連携など、いわゆるソフト面での対策も具体的に示すことが課題であると記載されております。この件については、私どもといたしましても賛同いたします。これまで知的障害関係施設におきましては、利用者の地域での生活を支援するために、地域に根差し、地域に開かれた施設であること、そして、これこそが共生社会の原点であるとの理念を持って活動してまいりました。このような事件が起きたからといって逆行するわけにはまいりません。報告書にあるように、地域住民との連携など、いわゆるソフト面での対策を具体的に示すことは重要と考えますので、早急に着手をお願いいたします。先進的なモデル事例などを収集される場合につきましては、御協力もさせていただきたいと考えております。 また、この中間取りまとめが出された翌日、9月15日に発出されました「社会福祉施設等における防犯に係る安全の確保について」、「社会福祉施設等における点検項目」、これが地方自治体におきまして指導項目としてひとり歩きしないように徹底していただくことも、あわせてお願いいたします。 最後になりますが、今回の事件によって、障害者の方々への偏見や差別が助長されるようなことは断じてあってはいけません。全ての人々がお互いの人格と個性を尊重し合い、共生できる社会を実現していく。そのための具体的な行動として、国民に向け、障害者差別を解消するために、人権意識を醸成するために啓発を早急に進めていただきたいとお願いいたします。 以上でございます。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、全国「精神病」者集団から御発言をお願いいたします。 ○桐原参考人 全国「精神病」者集団の桐原です。 本日は、このような場に呼んでくださり、心より感謝を申し上げます。 このたびの相模原の障害者施設で発生した連続殺人事件で亡くなられた方々に心から御冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々が一日も早く回復されることを願っております。 私たちは、精神障害の当事者の全国組織ですので、精神障害の当事者という立場から、以下4点の意見を述べたいと思います。 まず1点目です。あらゆる事実の精査というふうに書かれているのですが、幾つかの重要な論点が中間取りまとめでは検証されていないのではないかと感じます。1つ目は、職員の採用基準についてです。このような行動を起こしてしまった職員を採用してしまった施設の採用基準を検証すべきではな��かと思います。 2つ目は、教育・労働・安全衛生等の労働実態です。例えば職場の上司や同僚に相談することができたかなど、そうしたことを通じて技術の向上とか人材育成ができていたのかなど、そういった労働実態についての検証がされるべきではないかと思います。 3点目は、施設の提供するサービスの内容についての検証です。例えば意思の表出が困難な重度障害者が狙われたと聞いているのですけれども、こうした人たちの意思決定や意思疎通、コミュニケーションの支援というものがどれぐらいなされたかということに関心を持っています。そういった人でも意思を読み取れる職員がいて、読み取られることによってその人は意思を持った、人格を持った個人なのだと周囲に認識されると思います。そうした支援がされていなかったがために容疑者のような「生きていてもしかたない」という認識に至ったのかもしれないわけですし、意思疎通の支援がどれぐらいされているかなどの検証が必要ではないかと思います。 職員に対する研修ですが、第2回検討チームで一定されてはいるのですけれども、先ほど言った意思疎通の支援に関する研修がされていたかどうかということが検証されているかどうかが中間取りまとめを読んでもよくわからないので、これは検証が必要ではないかと思います。 そして、警察官通報を初めとする警察の対応について、この検証ももう少し、特に捜査方法や施設への情報提供、警職法判断や精神保健福祉法に基づく通報、こういったことが妥当であったかどうかといったことを検証しなければならないのではないかと思います。 続いて、2点目のほうですけれども、中間取りまとめで問題に思った点です。 主に今回の件は、検証が措置入院の入院や解除、施設の防犯といったところに重きが置かれているわけなのですけれども、しかし、これは余りにも精神保健医療福祉の検証・検討に偏重した枠組みではないかと思います。特に措置入院になったということは精神障害者という要件を満たして措置入院になるわけですので、容疑者に何らかの精神障害があったのだということは、それはそのようになるだろうと思うのですけれども、その疾病や障害と事件時の行為の因果関係に関する検証というものがされていないのです。これは刑事事件における精神鑑定を根拠に置かなければならないので、精神鑑定を待ってからでなかったら、本来これは検証できないのではないかと思います。 だけれども、再発防止策という形で措置入院解除後のフォローアップに対する関心が非常に高い。そのような中間取りまとめのつくりになっておりますので、精神障害による行為を抑止するための措置入院という形でなければ筋が通らなくなるので、そうなると容疑者の犯行時の障害の状態と行為との因果関係の検証、証明が必要になると考えます。しかし、この中間取りまとめは検証、証明がされ���おらず、容疑者に精神障害があったという事実をもって措置入院に対する関心が書かれてしまっている点で問題があると思います。 今までもこういった精神保健上の問題という形で社会的に取り扱われた事件は、往々にして責任能力ありというふうにされる傾向にあります。本件もやはりそうした可能性があるので、そこは慎重に検討されなければならないのではないかと考えます。 あと、警察官通報に関して、警職法の通報なのですけれども、どうしてもこれを法律の手続にのっとってやったら問題がないというのは、法律の手続にのっとっているから法律上問題ないことにはなるのですけれども、警察官がどのような必要性を判断して警察官通報にしたのかとか、警察官側が必要とした根拠について、それが妥当であるか、妥当ではないのかといったことの検証も必要ではないかと思います。こういったことをしなければ、広く恣意性というのは許容されていきます。法律の手続に従ってなされた手続は妥当であったものとして処理されるきらいがありますけれども、そこについてはもう一歩踏み込んで検証が必要ではないかと思います。 それから、神奈川県警の方で具体的に結束バンドで職員を縛るだとか、外部との連絡を取れなくするとか、抹殺したあとは自首するとか、そういったことを書いた衆議院議長宛ての容疑者が作成した手紙があるのですけれども、これを施設側、かながわ共同会に神奈川県警が見せていなかったということが報道されたり、議会で質疑されていたりしています。神奈川県警は、事件の発生予防という観点から、逆に危機感を失わせる結果になるのではないかということで、事態の危険性を正確に理解していただけるようにその内容を口頭で説明したのだと、だから手紙そのものを示すことは必ずしも適切ではないのだということで、見せなかったと報道されています。 ですが、明らかに犯行の方法などを事細かに書かれているわけなので、この神奈川県警の見立てというものが果たして本当に妥当だったのか、否、妥当ではなかったから実際に事件が起きて、施設側は対応できなかったわけですから、この点に関しては踏み込んだ評価が必要であろうと思います。そうでなければ現場の職員は、手紙を見せられずに情報共有がないまま防犯対策の責任だけを負わされることになるので、施設側の努力だけに解決の糸口を求めていくと、そういう解決策の筋書きになってしまいます。警察官のそのときの手紙を見せないという判断が妥当であったかどうかということを検証しなければならないのではないかと思います。 3点目ですけれども、これは実際に再発防止策という形で期待を寄せられている継続支援チームと多機能垂直型統合診療所についての私たちが思っていることについてです。 まず、兵庫県で実際に実施されている継続支援チームについては、兵庫の精神障害者の団体と協力して独自に調査した結果、次のような事実がわかってきました。精神科救急の輪番を組んでいて、その日当番だった病院が、あまり評判がよくない病院で、そこにたまたま救急で入院した。入院して、その後、継続支援の対象になって、通院自体をかなり厳密に管理されてしまって、逆にしんどいということで体調を崩した人がいるということと、それから、かなり他害防止のための監視という部分が強いので、そのあたりで監視されているということで体調を崩して入院を繰り返したりとか、そういった人がいるので、実際の面でも慎重に考えられなければならないと思います。 多機能垂直型統合診療所に関しては、これもやはり福祉のマターに対して精神科医が非常に入りやすくなってしまうということと、その大きな権限を持って精神障害者の地域生活に常に医師の目がつきまとってしまうことで窮屈なものになるのではないかと懸念します。 4点目は、措置入院見直しについてとか、犯罪防止機能の強化といったことに対して一般論なのですけれども、措置入院解除の検証というものは非常に力点が置かれているのですが、再発防止策として措置入院解除後の過度に管理的な干渉がなされるのではないかと私たちは危惧しています。そういう意味では、こうしたやり方には反対しています。地域の精神障害者は、報道でそういう事件があって、精神障害の犯行というふうに報道されたことによって体調を崩す者がいますし、検討チームの報道を耳にして、自分も措置入院にされてしまうのではないかと、そうやっておびえている人もいます。ですので、その部分については慎重に進められるようにお願いしたいと思っています。 精神保健医療福祉の問題という形で総括されてしまうことによって、結果として私たち精神障害者の実際の生活が規制されていく法制度になり得る状況にあるので、精神保健医療福祉を犯罪の防止のための策にすることに対しては、強く反対します。 ありがとうございます。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、公益社団法人全国精神保健福祉会連合会から御発言をお願いいたします。 ○小幡参考人 本日はヒアリングの機会をいただきまして、ありがとうございます。本来ですと、理事長の本條が発言するところなのですが、別件の会議が重なっておりますので、私、小幡のほうからかわって発言させていただきます。 私どもの団体は、精神障害者の家族会を中心とした団体・組織になっております。私たちとしては、今回の再発防止策の検討は必要なことだとは思っておりますけれども、今回の中間まとめ、また、この間の報道や、各団体さんからもるる発言いただいているところですけれども、このことが精神科医療全般の措置入院やそういったところに偏重しがちなところについては危惧を持っております。そういった意味では、予防拘禁的な機能や犯罪予防というような部分がしっかり押さえられるのであれば、別途対策も必要かと思っているところです。ただし、今回の再発防止策の中では、これに関するところがかなりまとめられておりますので、危惧されるところも含めて当会として意見を述べていきたいと思っております。 容疑者の特異な考え方というのは、精神の症状から発生するとは私たちは考えておりません。そういったことで治療で治るものではないとすれば、この入院措置、いろいろな対応というのは一時的な対応手段でしかなくて、本来の解決というところの糸口をともすると見失ってしまうようなことになりはしないかと思っています。 既に国のほうでは、これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会というものが設置されておりまして、当会からも構成員に入っておりますけれども、そちらのほうで保護入院等の非自発的入院と措置入院というのは本来連動するものと思いますので、関連があるのであれば、そこの部分をしっかりそちらの検討会のほうにも盛りつけていけるような方策が必要ではないかと思っております。 それから、今回の防犯対策としての救命というところを本当に区別していかないと、元職員の犯行であるとなれば、幾ら防犯策をとっても内部的なところからの観点というのは網羅されていないところがありますので、盲点として残ってしまうのではないかと思います。退院後のフォローアップにつきましても、精神疾患の患者さんということであれば、いろいろな方策がもちろんとられるわけですけれども、入院中からの退院支援に向けての取り組み、ここに支援者の参加を、専門員などを含めてですけれども、必須としていただきたい。 それから、地域の訪問支援の拠点というものに圏域をどう定めるかということはあると思いますけれども、小回りのきく小規模な拠点、区域にして、ここにも多職種、いろいろな目が入るようなチーム編成を築いていただきたいと思っております。 地域生活に移った後は、治療の中断、今回はそれに当たるところもあるかとは思うのですけれども、ここにどうアクセスしていくのか。また、家族とは今回、容疑者の方は一緒に暮らされていなかったところもありますが、そういった背景がどこから生まれているのか。精神の特性等にもし起因するところがあるとすれば、医療中断がないように、また急性期に陥らないようにしていくというところは、本人のみの対応ではなくて、本人��取り巻く家族やそういったところに関する医療へのアクセスの方法についてもつぶさに見ていかないといけないのではないか。そういったところでは、診療報酬との兼ね合い等も出てくるのではないかと思っております。 また、今回、容疑者の友人等もいろいろ変調を感じ取っていたりというようなこともあったようですけれども、そういった意味では相談をする窓口をきめ細かに、また、どんなものもたらい回しにせず、ワンステップでそのことを受けとめ、関係機関等につながっていくというようなサービス体制も整えていくことが求められているかと思っています。 また、いろいろな事件が起きたときに対応するには、国や行政等のかかわりももちろん必要でしょうけれども、当事者や家族会等が、なぜそういったこと至ってしまったのかというところで独自に情報を入手し、介入していけるようなシステムを自治体等の後押しをもってできていくということがあるといいのではないかと思っています。 それから、今回、容疑者が緊急措置入院になったときの状況は余り詳しくわからない部分があると思うのですけれども、措置入院になったときの身体拘束等が広がってきているというような背景を見たときに、例えば一般的な緊急措置入院になった場合と、今回の容疑者が措置入院になったときの受け入れや治療方針を立てるときの差異というのは逆になかったのかどうか。特異な事件としては扱われるのだけれども、ほかの状況と比べたときにどうだったのかというところは私たちも情報を得られないところがありますので、そういう観点から検証するのであれば、他の類似事件等も含めて比較対照が必要だと思いますし、現在、事件とは直接関係のない状況であっても、措置入院や緊急措置入院、また保護入院の実態というものもたださないと、明確な対策はとれないのではないかと思っております。 いずれにしましても、精神疾患、精神医療のところに偏重しない検証というものを進めていただきたいですし、今回の事件は防犯をしても内部から起こさせてしまえば、それは対応のしようがないという部分もありますので、こういった点については、より掘り下げて検証いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、公益社団法人日本精神科病院協会から御発言をお願いいたします。 ○松田構成員 資料7です。私、構成員ですけれども、たまたま日本精神科病院協会の役員ですので、その立場で今、お話しさせていただきます。 声明を日精協で出しました。その中で、終わりのほうですが、今回の事件でさまざまな立場から多くの意見表明や議論がなされていますが、日常的に措置入院患者を受け入れている日本精神科病院協会としては、今後二度とこのような悲惨な事件が生じないように、十分に人権擁護に配慮した措置解除後のフォローアップ体制の充実を含め、制度の見直しが早急に必要であると考えます。そして、今回の事件が地域移行の流れを阻害し、精神障害者への偏見を助長することのないように、そして、精神障害者と地域がともに安心かつ安全な生活を実現するために、各団体の団結が望まれますということです。 次のところには、今度、私どもの会長の意見が書かれています。その最後の方で、途中は飛ばしますが、再発防止を目的に治療・改善を行うための保安処分の検討や、医療監察法の対象者を治療可能な精神障害者のみに限定してよいのか。本来は司法モデルであるべき案件を安易に医療モデルとすることで、精神科病院に責任を押しつけてはいないかといった根本的な検討が求められているような気がしてならない。病院はあくまでも治療の場です。それを司法の考えを導入するというのはなかなか難しい。今回の事件に関しても、司法の側の検討をぜひお願いしたいと思っています。 以上です。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、公益社団法人日本精神保健福祉士協会から御発言をお願いいたします。 ○田村参考人 公益社団法人日本精神保健福祉士協会副会長の田村と申します。よろしくお願いいたします。 資料8に従いまして、私どもの協会の意見を述べさせていただきます。 また、その前に、今回の事件におきまして被害に遭われた全ての方々に対して、慰めがありますようにお祈りしたいと思います。また、この検討会におきまして、先生方が熱心に御議論くださっていることと、本日こういう機会を頂戴いたしましたことに感謝申し上げます。 それでは、資料8に従いまして述べさせていただきます。 私どもの団体は、精神障害者の社会的復権と福祉の向上ということに取り組んでおります専門職の団体であります。 まず1点目、幅広い見地から事件を検証し、再発防止策を検討すべきです。事件発生後の早い段階でこの検討チームが設定されたこと、そ���て、措置入院制度の見直しが規定のことかのように議論が進んでいることに、本日も幾つかの団体の方が御意見をおっしゃっていますけれども、私どもも違和感、そして危機感を強く覚えております。こうした類似の事件の再犯防止のために最も重要なことは、生きるに値する命とそうでない命といったものを選別するような差別思想、これといかに私たちが闘うかということの検討が必要だと思います。その意味では、政府としてもその方策を議論する必要があると考えます。 また、そのためにも、今回の事件の刑事司法における対応の検証と課題抽出が欠かせないと考えます。 2点目です。本協会としましては、精神科医療や措置入院制度のあり方及び退院後の継続的な支援のあり方を今回の事件の再発防止策として論ずることに反対いたします。これも他の方々も述べられていますが、被疑者の措置入院歴あるいは精神障害ということと、今回の事件との因果関係は明らかになっていないと思います。そういう中で、措置入院制度の見直しを検討することは、あたかも犯罪の再発防止の機能を精神科医療が担うということを肯定しているように映ってしまいます。精神科医療の守備範囲というのは、あくまでも精神疾患のある人への適切な医療の提供であります。その一端を担う措置入院制度におきましても、極端な差別思想に基づく行動をとる方、そういった方を取り締まるような治安機能はあり得ないと考えます。 また、私どもソーシャルワーカーである精神保健福祉士は、基本的に御本人中心の支援を行う立場にありますので、社会防衛のために私たちの支援が機能するということは直接的にはあり得ません。 3点目です。改めてノーマライゼーションやインクルーシブな社会の実現に向けた取り組みを推進すべきです。日本における障害者入所施設の入居者の方あるいはその御家族は、本当に幸せな日々を送っていらっしゃるのでしょうか。今回亡くなられた方々のお名前も公表されなかったということ一つとっても、その人生がどのようなものだったのかということを想像させられます。たとえ障害を持って生まれてこられたとしても、地域社会から排除されることなく幸せな人生を送れるような社会づくりが本当に必要だと思います。そのためにも、財源を伴った社会保障の充実は欠かせません。国としては、生存権の保障ということを貫く姿勢を今こそ見せていただきたいと考えます。 また、改めまして、福祉専門職や研究・教育者が差別思想というものに対峙できるような共生思想を再構築し、広く啓発することも重要な使命であると考えております。 4点目です。福祉人材の確保と育成方法について見直すべきです。今回の事件と障害者施設が置かれている状況やそこに従事する福祉労働者の実情等を切り離して考えることはできません。福祉人材を養成する教育現場においては、人権教育を一層充実させること、また、一定の資質を備えた人材を雇用できるだけの待遇を確保すること、そして、福祉現場での教育研修体制を充実させること、これらが一体的に図られる必要があると考えます。 5点目です。私どもソーシャルワーカーとして、本事件の被疑者をもしも私たちの支援対象であるクライエントと捉える場合に、その時間と費用の保障ということが必要であると考えます。もし本事件の被疑者に精神保健福祉士として支援介入するとしたら、もちろんこれは医療の対象とは限らず、福祉的な支援の対象ということを多く含んでおりますが、長時間をかけて援助関係を形成するということ、そして、この方が持っている心の闇に入り込みながら詳細なアセスメントを行うということ、その上で御本人の不満や不充足感といったものがどういったところから起こってきているのか、その根源を探ること。そして、この方がどういう生き方をしていきたいと考えているのか。そういった生き方探しに伴奏するようなソーシャルワークの関わりが必要となります。 こういった支援を丁寧に行うことを考えますと、仮に例えば今回のように措置入院でしたけれども、そういった短期間に限定される、そして強制的な治療の場においては、この関係形成においた支援は不可能と思います。また、これをもし成し得ようとしましたならば、制度的、経済的な裏づけなしには行うことは困難と考えます。 以上の5点を総括させていただいた上で、措置入院制度のあり方ということに関しましては、特に措置解除の判断やその後の通院など強制医療提供の部分に特化して議論が矮小化してはならないと思います。警察官通報のあり方、措置診察件数の都道府県格差を初めとした措置入院に至る過程の検証も含め、現在厚労省に設置されております、これからの精神保健福祉医療のあり方に関する検討会、こちらで精神保健福祉法の改正の検討がなされているところですので、そちらにおいて議論すべき事項であると考えております。 このため、私どもの協会としましては、そちらの方へ措置入院制度のあり方に関する具体的な意見提出をしたいと考えていることを申し添えて、本日の意見とさせていただきます。 なお、添付は私どもの協会で2度にわたって、今回の事件とそのことについての報道等に関しまして見解を出させていただいておりますので、御参照いただければ幸いです。 以上です。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、日本多機能型精神科診療所研究会代表世話人、窪田彰氏から御発言をお願いいたします。 ○窪田参考人 今日は発言の機会をいただき、ありがとうございます。 今回の事件で亡くなられた方々の御冥福をお祈りしたいと思います。 さて、私は、今回の事件の本人が措置入院として適切であったかどうかについては、詳しく知るものはでありません。ただ、今回のことで気づかされた措置入院後の地域支援体制の乏しさ等について意見を述べさせていただきたいと思います。 医療保護入院では、退院後にケア会議が位置づけられている一方で、措置入院においては退院後の支援を検討するケア会議すら求められていないのが現状です。 私は、精神科診療所を開業している精神科医師で、日本多機能型精神科診療所研究会の代表世話人をしております。日本の精神科医療は、入院ばかりに頼らない地域ケアがなかなか実現できていないことが問題だと思っています。そのためには、重い課題を持つ患者さんを地域で支援できる包括的精神科外来医療チームを生み出していかなければならないと考えています。この考えに至った道筋と今後の方向性について述べさせていただきます。 それでは、1枚目のスライドに移ります。 東京の下町は、精神科病床が極端に少ない地域で、1978年に日本で最初の精神科救急病棟がこの錦糸町の都立墨東病院に生まれました。このときに私は着任しています。都立墨東病院の30床の入院病床は、日本一の短期入院期間を誇っていましたが、当時は退院後の治療継続支援もリハビリテーション支援もなく、日が経つにしたがって、再発再入院患者さんが増えてきたのです。このような経緯から、退院後の再発再入院を少なくするためには医療の継続支援が必要であり、同時に、地域に当事者たちの心の拠り所になる拠点も必要だと考えました。 そこで、周囲から寄附を集めて、当事者たちが自由に利用できる「友の家」と名づけた部屋を墨東病院の近くの町の中につくりました。その後、それらを支援し、継続的な医療を提供するために、1986年に錦糸町に精神科診療所を開業しました。墨田区等の行政や地域の医療・福祉機関との連携を構築し、必要な地域資源を立ち上げるなど、様々な活動をしているうちに30年の歳月がたちました。必要に応じて必要なサービスを提供できる体制を整えていくことによって、気がついてみると、まだ不十分ながらも重い課題を持った患者さんのための地域ケア体制ができてきました。 2枚目のスライドに移ります。 入院ばかりに頼らない地域での生活を支援していくためには、まず、重い課題を持った患者さんを外来で支援できなくては始まりません。重い課題を持った患者さんとは、この表のように例示できます。措置入院後とか、長期入院後とか、刑務所出所後とか、そういった課題を持った方たちがおられます。また、重い課題を持った患者とは、この表のほかにも、急性期の激しい病状を示す患者さんも短期的には含まれます。正直に言えば、重い課題を持った方たちを当院で診なくてはいけないとの制度はありませんから、本音のところではつらいなと時には思うこともあります。しかし、重い課題を持った方こそ手厚い支援が必要であるにもかかわらず、そのような患者さんを積極的に診療する医療機関は非常に限られており、当院では何とか診てまいりました。 今後は、市町村からの委託事業等により、何らかの責任と公的役割を認められたほうが、覚悟して実施ができるように思っています。 次のスライド、3番目に行きます。 当院の通院患者さんの特徴をグラフでお示しします。左側の円グラフのように、当院は統合失調症の患者さんが半分近くを占めています。鬱病や神経症圏の患者さんが多い一般的な精神科診療所と比較すると、当院は比較的重い患者さんが多いことが特徴です。 右側の円グラフは、当院でのフォローアップ期間を示しています。当院では、10年以上治療継続している方が40%以上を占めており、多くの方に長期の継続支援をしていることがお分かりいただけると思います。さらに、スライドには示しておりませんが、最近のある水曜日を急遽調べたところ、その日の私の外来患者さん69名中、措置入院経験者が6名、医療監察法通院処遇中の患者さんが2名、刑務所経験者が3名、拘置所経験者1名、計12名が重い課題を持った患者さんでした。刑務所経験者3名のうち2人は違法薬物の使用経験があります。この方たちは、外来通院につなが���ているという意味で成功例です。問題は、通院治療中に中断し、再三の電話連絡をしても応じない、つまりは継続支援からドロップアウトしてしまう方たちが問題としてあると思います。 4番目のスライドに移ります。 これは現在の当院の実践を図にしたものです。赤い字の箇所は診療報酬外のサービスで、ボランティアになっています。当院の特徴は、外来で医師の診察に加えて精神保健福祉士などのコメディカル職員も個別面接や家族支援を行い、ケースマネジャーとしての調整役を担っていることです。このことが毎日夕刻に開かれている院内ミーティングでのアセスメント等の検討時にチーム医療の重要な要の役割を果たしています。 精神科デイケアは、リハビリテーションへの入り口の役割とともに、人間関係が苦手な患者さんが安心できる環境で仲間に出会える場の役割があります。訪問看護や訪問診療、往診といったアウトリーチ支援を行うことによって、外来で通ってくるのが難しい方への医療継続支援等、ある程度の危機対応が可能になります。また、患者さんが実際に生活する場を見ることで、より本人のニーズに即した包括的な支援を行えることも、アウトリーチ支援の利点です。このようなアウトリーチ支援を当院は1カ月間に合計400件ほど行っています。ケア会議は、行政や入院中の精神科病院の職員との協議を行う大切な場ですが、ほとんどの活動は持ち出しで、報酬はありません。 5番目のスライドに移ります。 この図は、錦糸町の地域精神保健マップです。地域全体で精神障害のある人々を支えるために、顔の見える連携を構築しようと考えています。このようにサービス拠点が地域に点在して町に溶け込んでいる、町に散らばっているところがうちの特徴です。住みなれた地域でサービスを受けられることが特徴です。区役所やスカイツリーで患者さんがデイケア等でつくった作品を販売するなど、さまざまな活動を通して地域住民の精神障害者への理解も促進されてきたと感じています。このような地域に根差した活動や支援の提供を通じた地域共生社会の実現が、私たちの目指しているところです。 次に、6番目のスライドに移ります。 医療機関では提供困難なサービスについて考えてみます。当院では、このように創意工夫をして実践してきましたが、それでも力の及ばないことがあります。以下にあるような方々には支援が大変に困難なものです。 第1には、引きこもり等で初診すら困難で、もしくは受診拒否の方への治療導入。 2番目には、重い課題を持った患者さんが受診を中断・拒否している場合です。私たちは、患者さんの自己決定権を尊重しつつも、患者さん及び周囲の人々の生命、健康、生活を守るための支援をしていきたいと考えていますが、現実には難しい問題が多いのです。治療契約が成立しない患者に対しては、たとえアウトリーチ支援が可能な体制があっても、強制的な治療提供はできず、手を出せないのが現状です。できれば措置入院などの強制力を発動するために、入院にならないうちに地域で見守りを続けて孤立を防ぎ、根気よく働きかけることにより関係性を構築し、本人が納得した上で外来治療への導入もしくは再開することが望ましいと思っています。そのためには、公的な事業委託のような診療報酬とは違った仕組み���当事者を見守り、関わっていける枠組みが必要と考えています。 さらに第3には、薬物依存症等の濃厚なケースマネジメントを必要としている場合でもケースマネジャーが実施するサービスは現状では診療報酬の対象外であります。これらの課題は市町村から医療機関への業務委託が制度化されれば、地域への責任が生まれ、公的役割を果たすことができます。 7番目のスライドに移ります。 ここで、通常の医療機関では対応困難な方たちの医療継続支援の提供方法について提案したいと思います。 市町村からの医療継続支援については、2つの方法があると思っています。一つは、この図の右側の部分で、市町村が直接支援として保健師等の力で支援する現状のスタイルです。もう一つは、図の左側の部分、民間医療機関に業務委託をする案です。市町村の役割と責任の一部を実際に外来診療を行っている医療機関に業務委託することにより、民間医療機関でも市町村の保健師等と協力しながら一定の役割と責任を果たすことを可能にするのです。つまり、通常の診療では対応困難な患者にも、温かな見守りによる孤立防止や十分な時間をかけた関係づくりや必要時の危機介入ができるようにするのです。仮にこのような医療拠点を意欲のある外来医療機関、つまり、全体の精神科外来の約10%が引き受けてくれれば、全国に500から600カ所ができると思います。 すなわち人口10万から20万に対し1カ所程度ができてくれれば、継続的な医療支援が機能しやすくなると思います。例えば措置患者さんの退院前にケア会議を開き、その後の支援を行う場合を考えてみます。東京都は、人口当たりの措置入院が最も多い自治体の一つですが、例えば人口26万人の私がいる墨田区では、年間では二十数人が措置入院しています。月に直して言えば月に2人程度ですから、1つの機関で十分対応可能と考えられます。そして、このシステムの透明性を確保するためには、各都道府県単位の精神保健センターがモニタリング機能を担うようにすれば良いと考えています。 8番目のスライドに移ります。 次に、個人の生活・価値観を尊重した医療継続支援を実現するための条件について触れたいと思います。 第1には、医療機関が適切なアセスメント、ケースマネジメント、24時間365日のミクロ救急等を実施することです。手厚い支援が必要な人には、さまざまな医療資源や福祉資源を活用し、多機関との連携を密に行うことが必要となってきますので、それらのサービスの連携、構築のためのケースマネジメントが支援の鍵になります。そして、病状や生活状況が改善したときには、定期的アセスメントにより、逆にサービスを減らしていくということも必要になってきます。 第2には、外来医療の充実です。入院医療中心から地域中心へという国の方向性が明確に示されていますが、残念ながら、外来医療の診療報酬は従来と変わらず手薄なままです。デイケア、アウトリーチ、多職種によるケア等の外来医療全般の質の底上げが必要だと思います。 3番目はスライドのとおりです。 第4には、自治体の実情に応じて、民間医療機関への業務委託をすることにより、官民協働で包括的地域ケアを提供することです。これにより、地域共生社会の実現を果たしていけると考えています。 最後の9番目のスライドになります。 このように、市町村単位で民間医療機関への業務委託による官民協働の体制が実現すれば、カナダやイギリスやイタリア等の先進諸国と同様に、日本にも地域に責任を持ち、重い課題のある患者さんにも対応可能な精神科外来医療拠点が生まれます。ここに多機能で包括的な精神科外来医療チームを形成して、人口10万から20万人に1カ所の地域精神保健センターを日本にも創設する必要があるのではないかと考えています。 以上です。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、田原課長、よろしくお願いします。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課長 事務局でございます。 追加資料を今、配付させていただきたいと思います。全国手をつなぐ育成会連合会から冊子が届きましたので、お手元にお配りいたします。 以上でございます。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、そのほか本日御発言いただいた方々から、もし追加の御発言があれば承りたいと思うのですが、いかがでしょうか。 どうぞ。 ○日野参考人 身体障害者施設協議会でございます。 他の団体の方とは、施設という視点から若干違う意見を申し上げたいと思うのですが、今回の事件について、協議会としていろいろな意見が出たのですが、侵入防止という観点から考察しますと、まず第1は、敷地内への侵入防止策をいかに図るかということと、2つ目は、建物内、要するに利用者の方が生活をされている居住空間への侵入防止策をいかに図っていくかということと、3つ目が、今回の事件のように建物内に侵入された場合にどう対応していくかという、この3つの視点から、私たちの協議会は具体的にこれから取り組んでいかなくてはいけない重要な課題だと思っています。 もう一つは、今回の事件が元職員であったということは、やはり重視しなくてはいけないということで、特異なケースではあるにしても、今、職場環境改善ということも先ほど申し上げましたけれども、職員のメンタルヘルスケアというものをしっかり取り組むことが、職員の資質の向上にもつながると思っていますので、その部分だけ追加をさせていただきました。 ○山本座長 ありがとうございます。 他はいかがでしょうか。 どうぞ。 ○久保参考人 今、お手元に配っていただきました9月号の「手をつなぐ」という冊子ですけれども、私ども、先ほどのお話の中でも意見を言わせていただいたのですが、知的障害の方だけではなく、精神障害の方や身体障害の方からもお声をたくさんいただいておりまして、助けてほしいというような意見とか、今の報道されていることが障害のある人たちや家族から見るとマイナスのイメージばかりになってしまっているというのがあるのです。それで私たちは、もっと前向きに、みんなと家族や仲間と本当に明るく前向きに元気に生きている、こういう人たちのことを、障害のある人たちのところに余り関心を持っていない方も含めて、この人たちの命がなくていいものでしょうかというので発信をしたいなと思って、9月号を出させていただきました。 みんなマイナスイメージで、怖がって助けてほしいという声が聞こえてきますので、前向きに生活をしていけるような、そんな活動の一つとしてこの9月号をやらせていただいていますので、報道関係にはそういうところに御注意いただきたいという気持ちもありまして、今日提供させていただきました。よろしくお願いします。 ○山本座長 ありがとうございました。 その他いかがでございますか。よろしいでしょうか。 それでは、本日御発言いただきました各団体の方々、本当にどうもありがとうございました。御礼申し上げます。 それでは、各団体からのこれまでの御発言を踏まえまして、御質問、御意見があればお願いしたいと思います。いかがでしょうか。 田中構成員、どうぞ。 ○田中構成員 育成会連合会としても2つ要望させていただいておりますけれども、1つは、本人の精神鑑定がどのような進捗状況になっているのかということと、この会をどのように進めていくのかということについて、今日意見提出をしていただいた団体からも、そこを踏まえての検討が必要ではないかとされておりましたので、神奈川県での検証委員会の動きと、精神鑑定についての見通しはどのようになっているのかについて、お答えいただける方がいればお願いしたいと思います。 ○山本座長 ありがとうございます。 今の点に関しましては、神奈川県のほうはいかがですか。 ○神奈川県保健福祉局長 神奈川県の保健福祉局長の佐久間です。 今日は大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。 私どもでやっております、先ほど団体の方からも検証委員会のお話を具体的に出していただきましたけれども、厚労省のチームと余りほどなく設置���させていただいて、主に事実関係をどう認定していくかということと、それに対してどういう課題があったのか、課題に対する対応はどうすべきかと、こういった視点で検証をやらせていただいております。 もちろん第三者による検証委員会でございますので、私ども事務局がいつ出るとはなかなか言いにくいのですが、今の見通しですと、最終的なある程度のまとまりある報告、レポートというのは11月中にいただけるのではないかと受けとめてございます。 以上でございます。 ○山本座長 ありがとうございました。 田中構成員、よろしいですか。 ○田中構成員 であるとして、この会がいつ結論を得るのかということと、幾つかの団体や私たちから要望した精神鑑定も含めて検証につなげるということについて、事務局としての見通しについてもお聞きしたいと思います。 ○山本座長 事務局、よろしいですか。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課長 精神鑑定の方の見通しは、まだ我々も十分承知はしておりませんが、この検証チームの再発防止策については、秋頃にまとめるということで申し上げておりました。大体11月中を念頭に置いていたものでございますので、神奈川県の検証の状況なども念頭に置きながら、この場でのいろいろな意見集約を見て、再発防止策がまとめられるように進めていきたいと考えております。 ○山本座長 ありがとうございました。 田中構成員、どうぞ。 ○田中構成員 団体からの意見としても強く上がっておりましたし、私も構成員としては2つの結論を待ってから検証報告を出したほうが、いろいろ指摘されたことに対してもバランスよく答えていくことになるのではないかと思いますので、11月ごろに報告書を出すという見通しを立てた時期とかなり情報が変わってきておりますので、もう一度そこは再考していただきたいと意見としては述べさせていただきます。 ○山本座長 この点につきましては、今の御意見をいただきまして、ちょっと検討させていただきたいと思います。 他はいかがでしょうか。もう田中構成員はよろしいですか。 ○田中構成員 今の件1つです。 ○山本座長 他はいかがでしょうか。 平田構成員、どうぞ。 ○平田構成員 今の精神鑑定との関わりについては、何回目かの会議で私も指摘したと思うのです。やはり鑑定の結果といいますか、被疑者の病理と事件との関係が解明されなければ、結論を急ぐべきではないという話をしたつもりなのです。ただ、それが確定するのを待つということになると、最高裁まで行ってしまう可能性がありまして、いつなのか見通しがつかないという事情もありますので、制度的な問題に限ってこの検証委員会で取りまとめるということはあってもよいかなと私は考えているのです。 ただし、鑑定結果が出たところで、もう一度そこに焦点を絞った検討会は再開すべきではないかと、ここで述べさせていただきたいと思います。 ○山本座長 ありがとうございます。 その点について、松田構成員、いかがですか。 ○松田構成員 全く同じ意見です。 ○山本座長 ありがとうございます。 村上先生、どうぞ。 ○村上構成員 確かに精神鑑定の結果を待って、それからというのが一つの正論ではあるのですが、私はちょっと違った観点でお話をさせていただきたいと思います。 医療監察法ができました池田小学校事件の場合にも、要するに彼がこれまで医療を受けてきた経過を検討されて、そして、医療監察法という制度がスタートいたしました。制度が発足したときには随分反対意見も多かったと思います。ですが、ああいう不幸な事件をきっかけとして、医療としては、松田先生は司法モデルとおっしゃいましたが、あれは司法モデルを取り入れてはいるけれども、病院そのものは医療モデルで動いております。そういう意味での展開を考えてみますと、今回の措置入院という状況の中で、措置入院個々に関して、そのときに医師がどのように判断をしたのかに関しては、実際に診てきていただいた先生も含め、我々もいろいろ書類を読ませていただいた関係も含め��上で検討をさせていただきました。 ですから、確かに精神鑑定というのは、とどのつまり最後の結論はこれでしたという正解みたいなものがあるのだけれども、我々は全て正解を知った後に判断をしているわけではない。日常臨床というのは、そのときその場で状況を含めて判断をしております。その上で我々が陥りやすい落とし穴があったり、我々が用心しなければいけないことだったり、我々が準備しなければいけないということは、現時点でもしっかり論議はできるし、提案はできると思っております。 何度も申しますが、池田小学校のときの事件に関しては、岡江先生が、亡くなられる直前ですけれども、鑑��書を公にされました。お読みになった方もおられると思います。その鑑定書の中は、最終的には情性欠如の精神病質、パーソナリティー・ディスオーダーという判断なのですけれども、読み方によれば、もっといろいろな議論ができそうなものでした。 あれは一審でほぼ確定して、控訴したものもすぐ取り下げましたから一審で確定して刑が執行されましたけれども、不幸な事件を契機にして、でき上がった制度というのは必ずしも間違いではなかったと私は思っております。 ○山本座長 ありがとうございます。 今の点について、いかがですか。 座長でございますが、私も中間取りまとめの際にも申し上げましたけれども、鑑定の結果が出るまでは相当時間がかかるわけです。しかも、我々は検証におきまして課題を抽出したわけですから、その課題につきまして制度的に再発防止策を出すというのは義務だと思います。そして、これは秋頃までを目処に出すということを公にしておりますので、そういうことで再発防止策を出していくという方向で堅持したいと思います。それでよろしいでしょうか。 松田先生。 ○松田構成員 それで全く問題ないです。ただ、先ほどから皆さんの意見の中に、措置入院とかそのあり方を検討しているかのような御発言がありましたが、そういうことは一切ありません。この事案に関してどうなのかということをやっていますので、それに対して今、再発防止をどうしたらいいかということに特化しています。措置入院はこうあるべきだなどという上から目線の議論は一切していないということをお伝えしたいと思います。 ○山本座長 ありがとうございました。 他はいかがでしょうか。 松本先生、どうぞ。 ○松本構成員 私も今回の事件をきっかけにして、質の高い地域精神保健福祉のサービスが実現できればいいなと思っているのですが、その中で、きょう窪田先生に御指摘していただいた、本当にだんだん地域中心の精神科医療になっているのだけれども、診療報酬は本当に入院中心についていて、外来などではやせ細った形で支えている現実がありますし、地域保健の行政サービスのほうも年々人員的には厳しくなってきて、直接住民を支援するというよりは、役所仕事になっていってしまっているという現状があるなと思っています。 その中で、今日は窪田先生の御紹介された内容にちょっと関心を持ったのですけれども、2点ほど質問させていただければと思います。もしわかればということなのですけれども、現状の日本の中で、多機能垂直型のこのサービスをやっている医療機関というのがどのぐらいあるのか。例えば実態として、そういったところが担えるぐらいの潜在的な数があるのかどうかということが1点。 もう一点、私自身は薬物依存症を専門とする精神科医なのですけれども、本当になかなか医療機関が少なくて苦慮しているのですが、例えば行政から一定の委託費があれば診られるのか、あるいは診るだけのソフト面というか、職員のスキルなどは高められる可能性はあるのか。この2点について御意見をいただければと思います。 ○山本座長 ありがとうございます。 では、窪田先生、お願いします。 ○窪田参考人 御質問ありがとうございました。 まず、名前なのですが、今、垂直まで言うと余りにも長いのと、多少の概念の混乱がありますので、多機能型精神科診療所と言っています。それに相当する今回のようなきちんと地域でケアできる体制を持った医療機関がどれだけあるかといいますと、もしこれが制度として発足したときには、診療所レベルでは恐らく50から多くて100ヶ所くらいだと思います。日本中の精神科診療所でデイケアを持っているところは大体多機能になっているのです。それが約450件です。その中で重い患者たちを責任を持って診ると手を挙げる精神科診療所は、恐らく3分の1から4分の1というところだと思います。 これが始まったときには、精神科病院の外来で多機能になっているところは随分全国的にありますので、そこが中心的に担っていただいて、都市部については多機能型の診療所がやるというような現実的な形になると思います。それから、公立病院や総合病院でもそういったことが担える病院は幾つもあるだろうと思いますから、日本の総力を合わせて500~600カ所できてくるのではないかと思っています。 実際の力についてはどうかということを言われると、たしかに能力的にはまだばらつきがあります。少なくともデイケアをやっているところはスタッフが10人以上いますが、当院や幾つかの力をこめて実践しているところは50人を超える職員がいる診療所が増えてきています。全体を見れば、まだ研修も必要ですし、これがもし委託を受けることになれば、責任を持って薬物依存の患者を診療所も診なければいけないし、そのことについての研修もしなければいけないと思っているところです。 ありがとうございました。 ○山本座長 ありがとうございました。 松本先生、よろしいですか。 ○松本構成員 はい。 ○山本座長 他、いかがでございましょうか。 岩崎構成員、どうぞ。 ○岩崎構成員 私、再発防止ということに関連して言えば、先ほど育成会あるいは身障協の会長さんからお話がありましたように、教育の必要性というのは大変大事だと考えておりまして、文科省でもカリキュラム編成の際にそのような努力をしていきたいという前向きな回答をいただいております。 私が知る限りでは、平成の1桁の時代には、福祉の教育モデル校みたいなものがあって、学校教育の中でインクルーシブ社会の創設に向けた検討が行われていたのですけれども、このところは余り聞かれなくなってきた。ということは一般化してきたということで、評価すべきなのかもしれませんけれども、子供たちにとってはそういう機会に接することがなくなったということで、ぜひ団体としても御活躍をお願いしたいと私個人的に思っております。 それから、日野会長から出た中で、防犯対策と防災対策は一体的にしていくべきではないかという御発言をいただきました。私、初めてこういうことを聞いたのですけれども、今回出されました4課長通知の防犯に関する通知と、これまで行われてきた防災対策の中で示唆に富むようなお話があればお伺いしたいと思ったのです。 といいますのは、今回の防犯対策について、ちょっと細か過ぎるのではないかとか、幾つかの批判を各種別からお話しいただいているものですから、もしあれでしたら、身障協としてどんなお考えかも含めて。 ○日野参考人 岩崎構成員のほうからおっしゃったこと、教育の話は本当に重要だろうと思いますので、協議会としても、ライフステージに沿った教育というのが必要なので、教育委員会と社会福祉法人と一体的に取り組むことが必要だろうと思っております。 それから、防犯対策につきましては、示された通知とかでちょっと表現が過度な体制整備をしないようにとお願いしていますけれども、例えばある団体、先日の別のところのヒアリングでおっしゃったのは、防犯カメラを設置するということについては人権の問題、例えば監視をされるとかいうこともあるので控えていただきたいという御意見があったのです。それは身障協としては、外に向けての監視カメラであれば特に問題ないのではないかと思っておりますけれども、やはり一番危惧するのは施錠のところです。施錠の方法もいろいろあるのですが、例えば外から今回の場合はハンマーか何かでガラスを割って、そこから解除して侵入した。そのことであれば、例えば割れにくいようなビニールを窓ガラスに張るとか、そういう方法をとれば、例えばハンマー等でガラスを割るにしたって時間がかかるし、音がしますので、それは職員が気づくと思うのです。その程度であれば問題ないのですが、何カ所も施錠するとかいうことに関しては、先ほど申し上げました防災、万が一災害があったときに避難に時間がかかる。避難経路の確保ということを含めて一体的に検討しなくてはいけないのではないでしょうかということで発言をさせていただいたということです。 ○山本座長 岩崎構成員、よろしいですか。 ほかはいかがでございましょうか。 部長、どうぞ。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長 ありがとうございます。 防犯と防災ということで、社会から閉じた施設にならないようにというのは、どの委員からも共通して出ている話でございまして、私どものほうも通知の中で、地域と一体となった開かれた社会福祉施設となることと、防犯に係る安全確保がなされた社会福祉施設となることの両立を図るために、日ごろから利用者が地域に出て活動するということ。それから、地域開放など地域の関係者との交流に向けた諸活動について、防犯に係る安全確保に留意しつつ、これまで以上に積極的に取り組むことが重要で、また、利用者の自由を不当に制限したり、災害発生時の避難に支障が出たりすることのないように留意するということを書かせていただいております。 そうはいうものの、また改める必要があるのではないかという御示唆、御提言がありましたら、またお聞かせいただければと思います。 ○山本座長 ありがとうございました。 そのほか、いかがでございましょうか。 どうぞ。 ○松本構成員 先ほどの多機能型クリニックの話の続きなのですけれども、今、なかなか公的機関で地域のサポートをするマンパワーが少ない中で、こういう民間のそういったところに委託するというのは一つのアイデアだなと思う一方で、本日、全国「精神病」者集団の方がプレゼンテーションしてくれた中に、やはり医療の抱え込みみたいな感じになるのではないかという、それも確かに危惧すべきことかなと思っていて、先生のクリニックなどは本当に地域に根差してやっているのですけれども、地域によってはかなり病院で抱え込んでいるなという感じもある。 多分、その解決策の一つとして先生が提案された中で、市区町村などとの人的な交流であるとか、精神保健センターのモニタリングみたいなことを添えられたのかなと思っているのですけれども、どうでしょうか。やはりこれが医療の抱え込みとかになって、それは私もとても危惧すべきことなのかなと思っているのです。 ○窪田参考人 ありがとうございます。 これまでの日本の精神科診療所を考えますと、余りにも非力だった。医者と事務の2人しかいない。これで一体、重い人たちを地域で支えられるのかという、とても無力な状況があったと思います。やっと最近はデイケアができ、訪問ができて、他職種多機能になり一定の力を持てるようになってきたのです。さらに近年では、障害福祉サービスのほうも障害者自立支援法ができてから株式会社も実践する時代ですから、医療機関も包括的ケアや垂直統合型と言うなど、一つの医療チームでしっかり支援する必要があります。重い急性期の状況にある人たちについては、とにかく相当力を込めないと支え切れない。医師が外来で10分間程度面接するだけでよくなるかというと、それだけでは無理です。地域の中で様々な力を統合していく必要があります。しかし、日本の現状はまさに個々ばらばらです。たくさん地域に福祉施設はあるのだけれども、どれもみな別々の法人がやっていて、チームになっていないのです。これが日本が諸外国に遅れをとっている面だと思っています。重い人をサポートするときには、多職種による多機能の連携をチームとしてやっていく必要があります。そのためには、一つの医療法人でチームとしての実践をしっかりやらなければいけないと思っています。 ですから、一定程度の安定を見たら、そこからは福祉レベルに移すことを私は水平連携と言っていますが、力を込めるときには力を込めてやる。そして、一定程度安定したら地域の福祉の人たちにお任せしていくということが必要です。一つの医療法人だけで抱え込まないことは大事だし、開かれた場である必要がありますが最初の急性期のときには力を集中して対処しなければならないわけですから、最初の大変なところは医療チームがしっかりと支えて、そして一定程度よくなったら、より広い範囲の中で見ていくという構造が必要と思います。今までの日本にはこのような医療ケアが無さ過ぎたのではないか思います。 ○山本座長 私からも1点よろしいですか。 これは継続的支援を行う場合、期限とかはどのようにされているのでしょうか。それと、行われていることについて、もし課題を感じていることがあられたら、ちょっと挙げていただければ非常にありがたいのですが。 ○窪田参考人 特に統合失調症の方については、現状で言えば、やはり再発予防が大事ですから、5年、10年と長いお付き合いになるのはやむを得ないと思っています。ただ、かなり力を込めてサポートする、これもかなり個人差がありますね。本当に数週間で急性期を立ち直る人もいれば、引きこもった状況からやっと友達ができて、人の輪の中に入っていけるのに10年かかる人もいますから、何とも期間については一概には言えないと思います。ただ、評価を定期的に行って、不必要な支援は減らしていくという作業がいると思っています。 現状で我々のクリニックで困っているのは、例えば家を探しに不動産屋さんへ行っても、それは診療報酬にならない。仕事を探しにソーシャルワーカーがハローワークに行っても、これもボランティアにしかならない。そろそろ退院だから来てくださいねと、当院のスタッフが精神病院のケア会議に行っても、これも診療報酬にならない。全部持ち出しでボランティアではなかなかやれないのです。そういった生活支援の活動に対して経済的な手当がつく必要があります。 逆に言えば、私の提案の中にある地域精神保健センターをというのは、そこに2人でも3人でも自由に動けるコメディカルがいてくれれば、個々の活動のたびに診療報酬にしばられずに動けます。例えば八王子の病院に地域移行のケア会議が必要な患者がいれば飛んでいくし、地域で困っている人がいれば夜でも飛んでいくことができます。さまざまな応援ができる。そういう自由に動ける人手がいないというのが実は一番困っているところです。 ○山本座長 ありがとうございました。 これは民間委託をするのも一つお考えだということですが、そういう場合でも情報提供の問題とかがあると思うのですが、何かその点についてお考えはございますか。 ○窪田参考人 情報提供というのは、病院との間ですか。 ○山本座長 要するに病院との間です。市町村から。 ○窪田参考人 例えば現在入院中の患者さんで、退院してから当院の外来へつなげる必要があったとき、こちらはその患者さんがもともと当院に通院中の患者さんならば、ケア会議に行くことはオーケーだけれども、今まで当院にかかったことがない人だと、情報提供上の問題が起きてきますね。それが区から���委託を受けて当院が責任を持って退院促進もやってくださいと言われていて、公的な契約関係があれば、情報の共有は可能になるのではないかと思っています。 ○山本座長 その辺はちょっと制度的な検討が必要だと思いますね。ありがとうございます。 ○窪田参考人 そうですね。それから、民間であることのよさは、やはりローコスト・ハイパフォーマンスでできる。アメリカも精神保健センターができたけれども、どんどんNPOに委託になっていると聞き及んでいます。そういう委託の良さがあると思っています。 ○山本座長 大変貴重な御意見をいただきました。ありがとうございました。座長のほうからいろいろすみません。 では、松田先生。 ○松田構成員 窪田先生に引き続き質問で申し訳ないですが、先生のような意思ある人がきちんとやるというのは大事なのだけれども、やはりどこかでポシャっちゃうのではないかという心配があるのです。そこら辺のところは地域力のアップ、地域での治療共同体でもいいし、福祉共同体でもいいし、生活共同体、そういったものを同時に考えていかないといけない。そこら辺の運動とか活動をどうリンクさせるかという問題があるのだけれども、そこら辺はどうお考えですか。 ○窪田参考人 ありがとうございます。 当然そこが中心になれば、その医療機関の周辺の、例えば障害福祉サービスとも水平連携していかなければいけない。ただ、そこが委託を受けて一つのリーダーシップを発揮できれば、周辺の支援機関と一緒にケア会議を開くことが可能になります。今のところ現状で言えば、当方のクリニックはクリニックとしてやっているだけで、言うなれば八百屋さんと何の変わりもないのです。当院が周辺に呼びかけて一緒にケア会議を開こうなどという権限も何もないわけです。でも、そういうことをやれる、少なくとも言い出しっぺになれるような権限を与えてくれると、もうちょっと地域がうまく連携してやれるようになると思っています。 ○山本座長 松田先生、よろしいでしょうか。 ○松田構成員 はい。 ○山本座長 それでは、いかがでございましょうか。 また私からで申しわけないのですけれども、幾つかの団体の方から、警察の取り組みといいますか、警察官行政についての検証ということが指摘されておりますが、これに関しては、警察のほうではこの事件に対する対応として検証とかを行っているのでしょうか。どうぞ。 ○警察庁生活安全局生活安全企画課長 警察庁の生活安全課長でございます。 こちらの考え方としましては、チームに参画して一緒に検討させていただいているという理解でおります。 ○山本座長 特に内部ではされていない。 ○警察庁生活安全局生活安全企画課長 内部というか、もちろんこの検証チームがありますので、それにその都度、上司等に諮って相談申し上げておりますので、そういう意味では検討はしているところでございます。 ○山本座長 わかりました。 神奈川県のほうは、警察についての検証はいかがですか。 ○神奈川県保健福祉局長 神奈川県の検証委員会のほうにも県警本部の生安の総務課長さんに常時御出席いただいて、当然秘密会でやっております関係もあって、さまざまな資料でありますとか、いろいろな状況説明でありますとか、非常に丁寧にやっていただいて、今、そのおかげで非常に検証がはかどっているという面はございます。 ○山本座長 神奈川県では検証がはかどっているわけですね。 ○神奈川県保健福祉局長 おかげさまをもちまして。 ○山本座長 わかりました。 どうぞ。 ○窪田参考人 松田先生からの御質問で、だめなところはどうするのかというお話を思い出しました。委託したけれども、ちゃんとした成果を上げないところについてはどうするかについてです。自分が考えているのは、5年ごとに見直しをすることです。それぞれのところについてちゃんとやれているのか、そういったことを県の精神保健センターがモニタリングする。もしくは各自治体、市町村が委託を5年ごとに再契約をするというような形にすること��よって、ちゃんと機能していないところは他に替わってもらうという道があるのではないかと思います。 恐らくこれが制度としてスタートすれば、かなりやる気になるところが出てくるのではないかと私は思います。逆に言えば、一つの地域で2つも3つもやりたいと言ったらどうするのかということがありますから、何年かごとに再契約し直すという制度が必要になってくるのではないかと思っています。 ○山本座長 ありがとうございました。 松田先生、よろしゅうございますか。 村上先生、どうぞ。 ○村上構成員 先ほど山本先生からも出たのですけれども、この間、私もグレーゾーンという表現で、これは警察が扱うべき事案なのか、医療が扱うべき事案なのかという、要するにはっきりとしない領域についてお話を伺いました。私自身、例えば日常臨床の中でも、当院は窪田先生のところと似ているのか、多機能型病院と言っていいぐらい問題な方ばかりがお見えになりまして、ほとんど警察の方がお連れになります。診断もやはり多様です。基本的には、すっきりと統合失調症という方はほぼおられません。多かれ少なかれ事件的なことを起こしておられます。 やはり我々自身も悩むのですね。多分この方を引き受けられた病院も悩まれたと思うのです。悩まれた経過はよくいろいろなところで調べていただいたものを見て、そのように悩んだけれども、やはりこれは受けようと思っておられたということは随分我々自身も共感を持って追跡ができるわけです。ただ、この悩んだ過程に関して我々は共有できない。 日常臨床はそういうことで、お巡りさんが連れてこられるので、お巡りさんとはすごく仲がいいわけですけれども、悩んだときに、この意見の交換がどれぐらいできるかということが、やはりこういう難しい場面に対応するような病院は必ず必要になってくるので、ぜひ警察のほうも、悩んでいただきたいというのはおかしい話ですけれども、悩んでいただいて、そこの悩みの部分は共有していただきたい。その結果において、我々医療が引き受ける場合もあれば、お戻ししてそれは司法といいますか警察の方で対応する場面もあるのだろうと思いますが、その領域があるのだということは、非常に難しい場面をどのようにマネージしていくかにとって非常に重要なポイントになるのだろうと思います。よろしくお願いしたいと思います。 ○山本座長 ありがとうございます。 田中構成員、どうぞ。 ○田中構成員 私も窪田さんにお聞きしたいのですけれども、プレゼンテーション資料の中の6ページの「行政からの業務委託により対応可能に」という文言は、4ページの図全体に対しての提案なのかなと理解しているのです。今日お話しいただいた精神の分野の医療の伴った対応ということになるわけですけれども、ケースマネジャーと相談支援専門員がかかわる分野は、3障害だけではなく発達障害、難病にも広がった状況ですので、業務委託に関してのウエートは、ソーシャルワーク的に動く相談支援専門員を指しているのか、医療的な背景を伴っていることに対して業務委託と御提案なのかということについて御意見をお聞きしたいと思います。 ○山本座長 窪田先生、お願いいたします。 ○窪田参考人 ありがとうございます。 やはりチームとしては一部のソーシャルワーカーだけの業務というわけにいかないと思うのです。包括的なコミュニティーケアという意味では、この医療法人の中の医者もソーシャルワーカーも心理も看護も、それから周辺にある訪問看護ステーションとか、就労移行支援事業所とか、様々なところが一体的に機能していく必要があると思っています。 ただ、一般外来では鬱病や不眠症の人も大勢来ていますから、そちらについては直接かかわらないでしょう。より重層的な多機能な支援が必要な人たちを対象にしたセクションになっていくと思っています。 ○山本座長 よろしいですか。 ○田中構成員 一言だけ。私たちの提案としても、対応が難しい方の特性を理解した見通しを見立てていくということが非常に重要だと思っていますので、この一体的な機能について、窪田さんからの提案を受けて、今後の対策の中で強めていただければということで、今の御意見ですとなかなか分かちがたい部分があるということだったかと思いますけれども、これを参考にして、ぜひ何らかの形になるように検討、報告にも反映していただければと思いますし、政策にも取り込んでいただければと思っての意見表明です。 以上でございます。 ○窪田参考人 ありがとうございます。 ○山本座長 ちょっと話が飛んでしまったのですが、先ほど村上先生から御指摘いただいた点につきまして、警察からいかがでしょうか。 ○警察庁生活安全局生活安全企画課長 村上先生は以前からおっしゃっておられることは認識しておりますので、その趣旨は理解しているつもりではありますけれども、警察側も決して悩んでいないわけではありませんで、以前、ちょっと今数字を思い出せませんけれども、保護した中でも全て23条通報しているわけではないというお話もさせていただいたかと思います。あくまで23条におきましては、精神障害のために自身を傷つけ、または他人に害を及ぼすおそれがある、自傷他害のおそれがあると認められる者を発見したときは直ちにその旨を最寄りの保健所長を経て都道府県知事に通報しなければならないとございますので、そういう意味では真面目にやらせていただいているところでございますので、また導き等、よろしくお願いしたいと思う次第でございます。 ○山本座長 村上先生、よろしいですか。 ○村上構成員 そういう関係性をつくるのに、日々、我々、日常的には警察の方と連携をとってきて、やっと信頼関係ができてくるというプロセスがございます。だから、警察の方も一生懸命されていることは十分承知しているのですが、ただ、何回も言うように、グレーゾーンというかはっきりと判断が出ないような、幾ら専門家が見てもたった1~2時間の世界では信頼がつかない場面があって、そこだけで何かの決定を出さないといけないわけですから、そういうときにお互いの意見交換がフリーにできるようなことは非常に重要なのだと。精神鑑定で結論が出てくるのは、入ってくる情報量の桁が3つ違うぐらいの情報量の中で診断をしたり判断をするわけですけれども、実際の診療というのはもっと生きている状況の中で、時々刻々の中で判断するわけですから、お互いに100%正解な答えを出しているわけではないというところを共有していただければと思いました。 ○山本座長 ふだんからの密接なコミュニケートというものは必要だと思うのですが、今後そういう具体策みたいなもの、村上先生、ございますか。 ○村上構成員 私、司法精神学を専門としているので、私がまいりましてからそういう非常に難しい患者さんに関して、かなり丁寧なケア会議を開かせていただいて、その中に警察の方がお入りになることもあるし、それから、先ほどお話ししましたように、ほぼ問題な患者さんは地域にある意味ではそのままいます。問題が起こるたびに余り有効な手が打てずにおります。そこが少し医療という観点で入ることについて、私のほうからも手を出したところ、警察の方もすっかりと、それこそ対話ができるようになったというプロセスがございます。だから、医療とこういう困難な方の処遇に関することは、やはりお互いの歩み寄りなのだと思います。 それは例えば児相も出てくるし、保健所も出てくるし、相談機関も出てくるわけですが、やはり一番判断の難しいところ��、手つかずにあるということの事実なのです。この事実を我々が認めて、何か手をそこに出していかないといけない。多分今回の相模原のケースだって、手を出し始めるとそんなに簡単にいかない。単に寄り添うといっても、非常に二面性があってどのように判断するのかわからない局面が多分あったのだろうと。そういう非常に難しい局面にある方が実際に地域に多くおられるということ、そこを我々はどのように医療なのか、司法なのか、対話をしていくということが重要なのではないかと思いました。 ○山本座長 ありがとうございました。 ほかはいかがでしょうか。 中原構成員、どうぞ。時間がありませんので、済みませんが簡単に。 ○中原構成員 今の村上先生のお話の中に出てきた警察との情報共有というのは、保健所としても一番大事なところだと思っておりまして、要は地域で保健所とそれぞれの地域の警察がきちんとそのような意見を共有できるような関係性をつくる。それもまた各全国の保健所の役割だと思っています。 司法のほうでも、そういったところを十分に認識していただけるように意識していただければと思っておりますので、これは警察の方にお願いです。よろしくお願いいたします。 ○山本座長 ありがとうございました。 警察の方、今の点について何かございますか。 ○警察庁生活安全局生活安全企画課長 私自身も先週、座長に御一緒させていただいて兵庫の取り組みを拝聴してまいりましたので、そうした形で保健師の先生方、あるいはお医者様方とのつながりというか連携が必要だと思っております。 ただ、余りこちらから言って、各いろいろなところがあろうかと思いますので、構築というのは一朝一夕には難しいのかなという気もしているところでございます。 ○山本座長 ありがとうございました。 最後に、幾つかの団体から障害者に対する差別や偏見をなくす教育が必要だと、そういう体制をとっていくのが政府として非常に重要なのだという御指摘がございましたが、これについて、文科省か、内閣府のほうがよろしいですか。何かちょっとこの取り組みについてお話ししていただけますか。 ○内閣府政策統括官(共生社会政策担当)付参事官(障害者施策担当) 内閣府でございます。 この事件、内閣府の取り組みということで申しますと、9月20日、第5回のこの場でも申し上げたことでございますけれども、うちの加藤大臣もやまゆり園を訪問するといったようなこと、それから、神奈川県との共催で障害者差別解消地域フォーラムに出席して、命の尊さ、あるいは共生社会の重要性ということで発信したところでございます。 内閣府のホームページでも、やまゆり事件に対する取り組みということで特設ページを設けまして、いろいろな取り組みについて一覧できるようにしております。それとともに、あと1カ月ちょっとたちますと障害者基本法で決められている障害者週間というものがあるのですけれども、今年は12月2日に内閣府でやることにしております。そういう中でも、改めて命の尊さについて考えるという形で、原点に立ち返ったようなテーマでパネルディスカッションのようなことも行うといったことで、いろいろな形で、今、久保会長もおっしゃっていましたけれども、とにかく当事者がいて、その家族がいて、お互いすごく大事な存在としているのだという、みんながある意味当たり前、本来それが当たり前だというようなところを一人一人の命の尊厳ということとあわせて発信することができればと考えております。 内閣府としては以上でございます。 ○山本座長 文科省、いかがですか。 ○文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育企画官 文部科学省でございます。 障害者理解の教育につきましては、実はこの会議の場でも折々重要性を指摘されておりまして、私ども、これから努めていきたいと思っております。 委員の皆様には繰り返しになってしまうのですけれども、現在の学習指導要領においても、障害者についての理解ということでいろいろな場面で障害のある���供たちと一緒に学習をしたりする場面を設けたり、あるいは道徳であるとか社会科の中で勉強するというのも盛り込まれていますけれども、現在、学習指導要領全体を見直しておりますので、その中でさらにとりわけ今度の改訂は、次のオリンピック・パラリンピックが東京であるタイミングでもございますので、それに合わせて障害者への理解等の充実をしていきたいと思っております。 1点、先ほど学校のモデル事業のような御指摘がありましたけれども、現在もそういったことをやっておりまして、現在、私どもで行っているのが、心のバリアフリー推進事業という通称で呼んでいますけれども、特別支援学校等において障害のある子供たちと障害のない子供と交流する場を設け、スポーツを題材にして、例えばパラリンピアンを呼んできて講座を聞くとか、障害者スポーツを一緒にやるとか、そういった場面を活用して行う委託事業をしているところです。 今、概算要求ではそこに文化の事業についても使えるように活用しようと思っていまして、これからもこうした形で事業を進めていきたいと思っています。 ○山本座長 よろしくお願いしたいと思います。 それでは、時間になりましたので、本日の議論はここまでとさせていただきたいと思います。 最後に、事務局から今後の日程などについて御説明をお願いいたします。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課長 次回の日程につきましては、追って御連絡をしたいと考えております。 また、先週24日、兵庫県の取り組みの視察をしておりますけれども、その内容につきましては、次回説明をしたいと考えております。 配付した資料のうち、ドッチファイルにつきましては、机の上に置いていただきたいと思います。 事務局からは以上です。 ○山本座長 ありがとうございました。 本日はお忙しい中、長時間にわたりありがとうございました。 また、各団体の方には、貴重な御意見をいただきまして、本当にありがとうございました。 それでは、これをもちまして、第7回「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム」を閉会したいと思います。どうも長時間にわたりありがとうございました。 (了)
相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム(第7回)議事録(2016年10月31日)|厚生労働省
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Slash:Aragorn/Boromir
作品标题:《窄路》
等级:G
警告和说明:
清晨,我做了一个短梦,它像生活一样,没有答案,但我知道,它孤寂又坚定。
梦的记录,波洛米尔视角,死亡描写。
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烛火昏暗的王庭尽头有两个棺材,阿拉贡和波罗米尔头对头地躺在他们自己的棺材里,手交叉着放在各自身体的胸口。如果乍一看,会不知道他们是在试躺,还是已经去世了。
他们老去的身体被那些尊重爱戴他们的人民照顾得非常洁净,连胡须上亦擦上了芬芳的香膏,被擦拭过无数次的老去的身体,换上了最干净的、属于他们的最后一套,刚铎皇室的礼服。
烛光像一串星星点点的锁链,从白色城市的第七层开始���连,一直连串到了顶层的王庭,摆在了华贵棺椁的四周,星烛的光芒随着微风在夜神的手指间轻轻摇曳,但却不会过分的强烈,生者不愿用太强烈的光线去打扰死者的安眠。
法拉米尔来召唤他们,把国王和统领从棺木的卧榻中唤醒,他比他们先去往了自己的路,但却愿在此地逗留,仅为他心底所爱之人做最后的指引。
波罗米尔惊讶地发现自己的灵体轻飘飘的,他没有了沉重的盔甲,也没有了那些过于繁琐的贵族衣饰,他的身体那样轻盈,仿佛吹一口风就能乘风快步去任何地方,他这一辈子都不曾这样轻快过,轻得连自己都在一时之间亦难以适应。
他好奇的在棺木中看一看自己与阿拉贡死去的脸,摸摸他自己的脸颊上,那些眼角处如冬日的冰层上裂缝般的皱纹。他自己的嘴角抿成了一条直线,庄重又严肃,那条直线一如他生时那样,是一个人一生的性格一个具象的概括,就像波洛米尔自己一旦决定好了就一往直前,就很少再走去弯路。
然后他俯身,像最忠诚的骑士和最坚贞的爱人般,单膝跪下,在国王高贵如睡去的脸庞上亲吻他遍布皱纹的额头和雪白的头发,握住国王枯朽骨瘦的手,拇指爱恋地摩挲上面岁月的斑纹,把头贴在他的心口,闭上眼睛倾听他永不再为他跳动的心。
阿拉贡的亡灵从后面搂住他的腰,脸庞垫在他的肩膀上,亲吻他卸去了所有担子的肩头,好像在提醒波洛米尔,不要为他而陷入悲伤,他还在这里。
停灵室里有哭泣的妇女和孩童,门廊处贮立着守灵的沉默的卫兵,低低的哀伤挽歌,用人类和精灵的两种语言在长厅中吟诵,刚铎的挽歌不会抹去他们的国王与统帅生活过的来处与历史,用传颂的歌谣铭记他们对这座城市不可磨灭的责任与爱,今夜的悲伤只因为两颗星辰永恒的陨落。
不远处的大厅里有永远数不清的人影,不同衣着不同种族的人们来来往往,为葬礼准备各种各样的事,死者在生的世界中永不得真正的安静和安宁,一个国王和一个统帅永远不可能只属于他们自己。
过来,过来,我们不能再做久留,无需担心,无需忧惧,白城的未来自有它自己的命运。
法拉米尔对他的兄弟与国王呼唤道,刚铎的三杰这次真的要远行。
他们穿过宫墙上有无数栩栩如生古画的王庭,穿过存储了新旧书卷的古老刚铎档案馆,穿过���列整齐的兵器馆,与蓄养了无数肥硕健马的马厩,穿过在角落遗落了孩子们木剑和木刻玩具的花园,穿过那些长长的,长长的,有拱形穹顶的连廊。
再往城市的下层走去,街上的人群越来越密了,千家万户手心中点一盏烛灯,把白色散发了贞洁香气的鲜花铺满道路的两旁,人们自发向王庭的方向走去,无言的泪水蘸湿了素白的衣襟,哀悼他们的国王与统帅的逝去。
只有他们与人群擦肩,在活人当中一路逆行,穿过那些纷扰的人群,穿过那些贩售新鲜苹果的水果店、发出香气的面包房,冒着滋滋诱人油脂味的肉铺、飘出醇厚酒香的酒馆、生起风箱冒着火星有金属锻造声响的铁匠的打铁铺……穿过白城他们走过无数次,他们的马蹄踏上过无数回,有新的翻修痕迹的石板路,旧的石头被压在新的石头之上,新的城墙上再没有战争的阴影,老的房子里诞生出一个个新的生命,刚铎的历史在轮回与继续,而新的迭代并没有断层。
他们一前一中一后,穿过佩兰诺平原上那些足足半人高、凄凄的青草,萤火虫萦绕身旁,发出微光守护着前行的灵体,他们走过浪花澎湃的安度因大河,无数的烛灯被人们放在一艘艘纸折的小船上,卷入瀑布的激流,为他们的西去送行。
法拉米尔把他的王和他的兄长带到一条岔开多条小道的岔路口,波罗米尔想跟上去,但法拉米尔的脚步却走进其中一条路远去了。他消失在迷雾中,迷雾在波罗米尔脚下遮盖了法拉米尔的去处,像一个阻止他向前穿不过去的关卡。那脚步声明明离他不远,波罗米尔却怎么也不能像小时候那般,总能追上他,像一个兄长那样去带领他。
我���兄弟,你要去哪里?
他回头,发现他的爱人也没有再跟在他身后,他的身影离散在迷雾轻漫的丛林里。
我要提前去往我自己的路了,我已逗留得太久。
法拉米尔的声音在迷雾中回答。
亲爱的波洛米尔,你也一样,我的兄弟。这是我们每一个人都只能自己走过的一条窄路,没有任何人可相伴和代替。原谅我,即使是我,与你一母同出,一父养育,自小亲密无间,也不知道属于你的那条孤路的样子,这只能由你一个人知道,但我依然为你祝福,愿我们在路的末端仍旧能顺利相逢。说完,他像一支弦上待发的箭矢,像一头磨好了利爪要扑进丛林中的灵豹,在拉弓至满的声响中,箭的尖锐划破了树林里冷冷的空气,法拉米尔的步子远去了。
我的爱人,你呢?你在哪儿?
风从树林中吹过,每一片叶子的响动,和踩在积叶层上靴子的脚步声,都无言地代替了人声的回答。那声音像阿拉贡生时风一般的脚步,他的国王变回了游侠,变回了那个在中洲的诸多城池中游历,留下无数传奇功绩、智慧骁勇的梭隆吉尔,变回了曾生活在精灵的幽谷中,年轻英俊的人类男子。他穿梭得那样快,那样急,那样灵巧而随心所欲。在路的另一边,在另一个由树林相隔的通道中,他仿佛化身为一阵疾速的西风,一匹驰骋平原的黑马,一只翱翔天穹的灰鹰,向着夜空中的星辰追去,与万物霜天竞自由,他自由自在,无拘无束,无影无形,神行客在无穷的林间迈着如乘风步速般的长腿,寻找他自己的路去了。
我在这儿,跟上来,跟上来。
风的低语,树林的低语。草木和苔藓湿漉漉的气息,老旧的、他自己白树护臂上皮革的味道,像阿拉贡通过其他形式的声音与气味,对波罗米尔灵魂的引领。
波洛米尔形影单只,茫茫然、赤手空拳地走在这条只有他自己的路上,他没有一匹能疾驰的快马,没有坚固的圆盾,亦没有可保护自己的佩剑,甚至没有一把贴身的匕首。道路在他脚下蜿蜒向前,他这一生不乏勇往直前独行的经历,这一次却难得的惴惴不安,把心沉进喉咙里。
那些雾气在他脚边散开了,把干枯的路途其他部分露了出来,他在脑海中想象过一番走这条他自己的路的风景,却未���料到是这样的枯乏,没有河床,没有绿树,没有任何惊心动魄的瑰丽景象——这条灰色的土路只是异常的狭窄,两边是无穷尽的单调的岩石,路的中间是层层叠叠,大大小小的,无数破碎的石块,通向未知的漆黑的一片,脚下的浓雾再次漫了上来,催促他前行,路上枯树黑色的枝丫和两边带刺的荆棘,像一只只扭曲的爪子,把他拖进这未知的崎岖。
波罗米尔踏在割脚的碎石上,往前走啊走啊,路上的浓雾渐渐从浓白色变成了深灰色,道路变得越来越窄,冰冷的空气中落下无数的尘灰,他往脸上一摸,放到鼻底嗅闻,手指上沾染到那些火烛与烧纸的灰烬。这死后的世界窄到只能容他一人通过,他高大的身躯折断那些干枯坚硬的树枝,尖利的荆棘勾破他贴身的里衣,在他透明灵体的皮肤上留下划伤的痕迹。他抬头,看不见天空的影像,没有月光,没有星光,没有萤火虫的亮光,也没有人造的烛光,这昏暗的路上没有一丝守护亡者的光线,连声音也穿不透这封闭的石岩森林。这条路越来越冰冷,冻得波罗米尔咬紧了牙关,抵御这卸去他不存在的体温的寒冷。刺骨的寒风从枝丫的缝隙中灌进来,从他灵体上的千疮百孔中筛漏而过,这口狂风吹得他轻飘飘的灵体东倒西歪,冰冷得灵魂仿佛都要凝固了。凄厉的风声听起来像吹进布满了岩石的洞口,在这狭窄的孤路上,发出野兽般怪异的嚎叫。
波罗米尔走了不知有多久,长到超过他一生中所有旅行的时间。在凝滞的黑暗中他失去了时间和空间、方向的概念,因为时间对逝者没有意义,狭路也仿佛没有尽头。或者他根本就没有走出多远,用碎石划在枯树树干上的痕迹记号,总会重复的出现在其他好像没有路过的枯树上,总是同样的匮乏风景让他麻木又疲劳。
波罗米尔,波罗米尔,你要往何处去?你为什么孤身一人走在这里?
窄路中有低哑的声音在询问他,那声音像从道路两旁的岩石与枝丫里传来,又像从地底的低洼里发问。这些窄路上的风景似乎在他记忆里出现过,从陌生开始变得似曾相识。
我要去往我自己的归途,这条道路只能靠我自己前行。
那条路上有什么样的答案,值得让你在这鬼魅般的狭窄黑暗里去前进找寻?你有没有想过,如果根本没有答案呢?如果这真实的答案只会令你再次绝望呢?死亡的阴霾让你太劳累了,一个人的困倦会令你变得更加固执,别再往前面去,那里的路只会变得哪怕只是你的灵体也不能承受的狭窄,寻梦的答案也会变成残酷的梦魇,让你再次迷失与堕落,直到灵魂都属于这条无人的孤路,永远永远的沉寂,孤胆英雄一意孤行的白骨葬身之所,从来是无人问津也无人再记起。
你现在还可以回头,往有光的来路回去,重新走一条轻松的没有痛苦没有炽烈情感也没有负担的道路。法拉米尔和阿拉贡还会在那里等你,你的城市也依然会张开怀抱欢迎你,你的兄弟与你的国王,他们会为你升起温暖的篝火,和你重叙从前的故事,在树林中给你带来可信赖的同伴之间充满欢笑、快乐、安全的宽慰与解乏,与你一同再去寻找是否还有另外许多条——全是鲜花,光明,笑声与掌声的荣耀之路,他们与你一同在路上,而不是你此刻一人走入这片无人充满未知凶险的黑暗中;或者原路返回米那斯提力斯,当做从来不曾故去,栖身于那些好走的宽路,或许那里再没有法拉米尔,也没有阿拉贡,你认识的人们会一个个死去,但你的人民亦欢迎你继续留在那个美丽又难以摧毁的白色城市,回到羊皮纸卷的故事中,作为一个时不时会显灵带来神迹的传说,为你的民传颂,回到城中无数座为你立起的巨大石像中,永远的保护他们。
不,我的兄弟与国王不会再在原处了,他们也有自己要走的路途,不管我们如何陪伴对方,形影不离,在低潮时为对方带去欢笑和安慰,在黑暗中互相支撑,是彼此生命的过客或归人,终究到底,每一个人都有自己要承受的命数,每一个人都有自己要独走的路;也没有一个往生的亡灵会执着的一直留在旧处,曼督斯的殿堂才是我们灵魂最后的归所;白色的城市会有它新的人类守护者,那是人类的爱、希望、勇气与信心组成的刚强血线,不会因为任何人的离去就消散,强大到足以保护它的平静安宁。
希望?
那声音带着轻蔑,染上一丝无情的嘲讽。
难道你就不曾想过,希望仅是你太过绝望中的头脑里苦苦抓住的幻境,是凄风厉雨中冻僵的人关于火苗的幻想,这火苗甚至不曾真的有实体地存在过,未等到飓风来袭,只需轻轻一戳就破灭了。波罗米尔,你就没有想过,你早就在阿蒙汉就陨落了。你的王怯懦,自私,优柔寡断,从来不敢认领他自己的身份,害怕他与先祖一样带来灾难的血统;而你愚蠢,傲慢,自负,武断,一意孤行,不管出于哪种原因,最终也无法抵抗欲望的诱惑——他对自己血脉职责的摇摆与犹豫,和你深陷绝望中的贪婪和动摇,彻底的帮助了我,使你们之间分崩离析,使你走向你最终堕落的命运,纵使别人原谅,但只有你自己最清楚,哪怕连死亡,也无法洗去你自己都无法容忍的耻辱与错误。
还有————还有——————还有………
那声音继续怨毒地嘲笑。
阿拉贡甚至从来没有爱你,一点一丁也不爱你,一天都没有,一刻都不曾。你不属于他,他也不属于你,你们是两条注定不同的平行线,从来不曾兼容与交叉。你们一起度过的岁月仅是你在迷途中的幻想。在生时你在无法告知于人的苦闷中的期盼,无人引领的臣属,无人保护的人民,无人接管的城邦,无人倾诉的你藏在心底的肮脏的欲望;在死后你在无法离开的死亡窄路中徘徊与守望,用固执到惊人的幻觉堆砌出没有发生过的爱情巢穴,为你的爱人用一块又一块的碎石建设那一座从不存在的——有你们共同生活痕迹的池城。这幻梦太真实了,真实到你自己去相信了它,也让我看去了很多因人类欲念丛生、爱而不得、丑态百出的笑话。
你究竟是谁?!
波罗米尔厉声低吼,条件反射去拔他腰间不存在的利剑,但却只能摸到一场空。
你不认识我吗?
那声音令人颤栗地低笑了,它的笑声能使人心底最深的恐惧从每一根毛细血管中渗出。
我是这尘世间被欲念冠予姓名的爱与美;我是深坑的黑暗中唯一闪耀的星辰;我是至高无上,无处不在,无所不能,这庸碌世界芸芸众生皆渴盼的——强大而至尊的欲望。
巨大的火眼出现在波罗米尔的眼前,与他直面,末日火山的熔浆像无数条翻到地面上的火舌触须,在它身后熊熊的喷涌。
不可能,不可能——!!!为什么他会在他的归途尽处见到它?
波罗米尔摇头,他早就知晓,在多年以前,他所踏上的那个旅程的最后,霍比特族的持戒者把它丢进了末日火山,魔戒已被摧毁,魔眼就此远离中洲大地,被驱逐至虚空之境。王者归来,人类迎来了由他们来守护的第三纪元的序章。他在阿蒙汉被王者之手所救治,互相坦诚了对彼此无法割舍的爱,从此他一心一意追随他的队长,他的兄弟,他的王,与他共赴每一场战役,直到他们都再次见到了,欢迎他们的刚铎的白塔。他与他在刚铎的王庭中再度生活了一百多年,相爱相亲,直至死去。
怎么不可能?你们人类居然妄想完全的消除我,岂知道这天下最难断绝的,恰是你们源源不绝生生不息的欲望。欲望从第一纪元存在的很久之前便开始有了,有生命的地方就有它,且欲望不会局限于哪一个物种,不管它在哪一个纪元暂时蛰伏断代,只要生机还在,都能见缝插针的复活,欲望之火将借尔等之体,按照它自己的意愿去酷烈燃烧;在爱欲情仇、权欲野心中,在私欲,利益、不信任、不一心、不合作里,得到使它膨胀的黑色养料,用你们本心中的疑虑惊惧、人各为己去顺势挑拨,再起兵戈,带来堕落、纷争、失败与死亡。如此喜闻乐见的悲观反复上演,你们将次次一败涂地,输得爬都爬不起来,直到永恒。
巨大的火眼已凑到波罗米尔眼前了,它黑色的竖瞳如地狱的深渊凝视他的灵魂,将他的躯体吞噬进火焰的残影里,将他的魂灵放到长长的火焰上炙烤。
你看啊……波罗米尔……那才是你与你的城市真实的命运。
狭窄的虚空之境张开了它的巨口,在那个虚空之境中,波罗米尔看到自己河边的兄弟,法拉米尔在幽蓝色的河面上,在噩梦成真的迷梦中,见到那条无人的小船。
而波罗米尔不在船里,他的尸身早被安度因河中的游鱼分食,骸骨在瀑布超自然的巨力拍击下变成无数块捡不起来的碎片,任由命运的洪流推向各处。他的白骨沉入河底淤积的泥沙中,裹挟着和河底卑贱无名的碎石混合在一起,和死在河底的远古的各种种族的战士的骨头、残破的刀剑、战船的支架、河底的无数的无用的垃圾混在一起,永无人能寻找,无人可打捞,随着时间的流逝��无人再提起。
大河的浪花将碎裂成两半的白号冲到岸边。波罗米尔站在法拉米尔面前,他做了很大的肢体动作,喊叫着呼唤他的亲生兄弟,但法拉米尔在这虚空之境的扭曲时空轨道中看不到他。法拉米尔穿过波罗米尔试图拥抱他的的灵体,悲伤地捡起河滩上的白号,将它双手捧着,交给他们的父亲。
我的长子啊……我那残破国度和残破生命中唯一的企盼……我的爱,我的火,我生命的烛芯。让我如何不能不悲伤,让我如何能不为你哭泣!
那向来坚毅如石像的老人捧着他的白号,把碎裂的两半摊在自己掌心,裹在银灰色裘皮下的巨大身躯痛苦地颤抖,控制不了的悲声令他更加苍老。
我父,我父……
波罗米尔跪在他脚下,一只手捧住德内瑟尔的脸庞,一只手放在他僵硬的肩头,本能地想替他记忆中已经逝世多年的亲父分忧。
他矜矜业业做到了一个坚韧的人类爱国者能做的极限的亲父啊,在他原来的世界中等回了中洲的王者,花了一段时间与他的老旧识解开多年前的死结,承认了他的儿子和阿拉贡的关系,也不再一再因自己的旧念陈观苛责他的次子法拉米尔,比之前更爱更珍惜他的两个儿子。他陨落在刚铎的王庭中,前摄政宰相庄重的寝床上。
请你不要为我悲伤和绝望,让我拭去你脸庞上的泪水,抚平你额间与眼角的皱纹。执起我手中雪亮长剑,依然尽责去保卫我们爱的城市。
然而,他却连为他擦拭下巴上的泪水都做不到,透明的眼泪从他透明的指尖一串串掉落到地上,狠狠扎痛波罗米尔的心。
逃命吧——逃命吧——
烟雾中幽蓝色的场景发生了变化。
我们的城市没有希望了,洛汗没能和我们站在一起,北方骠骑之国的兵马尽数折损在圣盔谷。甘道夫与他的捷影葬在被萨茹曼攻占了的树人的森林,那些最后的树木被砍伐了烧完了,留下了黑漆漆的死去的焦枝,巫师灿若星辰却断裂成两半的法杖照不亮这黑暗。霍比特人们被抛进末日火山,骸骨变成了空中飘散的灰烬。莫瑞亚的深坑中埋葬了勇猛抵抗到底的红发矮人金姆雳,他与他破碎的巨斧、同族矮人们的尸体躺在一起。逐日的莱格拉斯,余生将再也无法用他锐利的精灵眼睛再看一眼他心爱的太阳,他的族人九死一生才将他带到灰港西去的乘船上,他不甘,他不甘!精灵王子的悲声在灰色的海面上痛苦的回响。阿拉贡亦没能带回亡灵大军,尽管他东奔西走,疲于奔命,却终究像每一次那样,晚了最后一步,无冕之王回不到他的王座上。
我们不再有任何希望了,刚铎的人民啊——逃命吧!逃命吧!!!
摄政王站在白色城市的顶层拿着刀剑大喊,身后是抵抗的白城的卫兵,脚下有无数死去的战士尸身。弓箭兵们拿起弓箭向天空和地上射去,但他们被火红的天空中骑在纳兹古尔身上的魔兵之箭射倒,弓箭射穿了白城战士们的胸口,脑袋,铁甲在来自空中的战斗力下脆弱得不堪一击。他们一个接一个站起来反抗,又层层叠叠的倒下去。而站在城头上发了疯绝望的老人德内瑟尔,还拿着他的巨剑,在与他失守的城邦一起做最后的无望抵抗。
波罗米尔回首,熊熊火焰从夏尔一路烧过来,烧毁了那些霍比特人精心栽培的农田,烧毁他们那些可爱的洞穴式农庄,烧到了刚铎混乱的城池中。门被玄铁的巨柱撞开了,在火蛇中成群结队穿着黑甲的强奥克冲进来,身后跟着挥舞巨型狼牙棒的洞穴巨魔,一只又一只身披锁链的巨象,远方海盗的船早早地埋伏在每一个能包围刚铎的渡口,海盗们狞笑着从高高的城墙上一堆接一堆的爬上来,完成对这个城市的四面包抄。
强奥克们在波罗米尔眼皮底下尽情地洗劫他的城市,无数的敌人杀死他的战士,蹂躏他的人民,奸杀他城中的妇女,无数被残杀的人类的血在城市白色的街道上汇成了血海,浓郁的血腥味渗进千年的白色石板路,万年的雨水都冲刷不干净。
波罗米尔发出咆哮的怒吼,然而他的灵体握不住一把刀剑,拿不起一支枪戟,握不住一张弓箭。泼天的从活生生的人类身上溅出来的滚烫血液,穿过他的灵体,一个个刚铎逃散的人民,与在无情的屠戮中的强奥克,反复穿透他的灵体。人们挣扎着嘶吼哀嚎着,在他灵体内反复的穿梭,他却无法像一个战士那样勇猛战斗,冲锋杀敌。
他身上恢复了很久的三个箭伤开始了火烧般的痛苦,痛楚越来越揪心,黑黝黝的箭孔中流出了泪一般的血,白城的统领在火烧的剧痛和心焦中跌跌撞撞,用他透明的手指去抓那些永不能握住的武器,眼睁睁看着那些他不能保护的人民被生生劈开,被钉在洞穴巨魔的狼牙棒上像玩具般挥舞在空中,被高高抬起象足的巨象踩踏成肉泥,被海盗的弯刀抹开了脖子——就在他眼前,数不清的生命被残酷地杀死。
我绝不会让我仅剩的儿子被这样羞辱!!
在滚滚的黑色浓烟中,摄政宰相绝望的呐喊,法拉米尔被他抱在手中,他身上的盔甲上扎满了弓箭,高贵勇敢的法拉米尔低垂着头颅,早已没有了气息。德内瑟尔痛苦地擦去他小儿子额头上凝结的黑色血块,理好他贴在额头上肮脏了的金色卷发,给他作为一个刚铎战士与摄政王的孩子最后的尊严与宽慰。
不——不————我父,我的弟兄————不要在我眼前亲身走进这由无望建构的坟墓————
波罗米尔奔上城楼,疯了一样试图再度阻挡这注定的悲剧。但他的脚步如走在吸了水坠了铅的海绵陷阱中一般沉重无力。刚刚走在窄道中的拥挤感再度在他的灵体之躯上裹挟上来,压迫感的紧窒空气像一只命运之手,将他不断试图冲上前的身躯无情的推开。
我的孩子啊……和我一起去吧………
陷入疯狂与绝望的老人生起来柴火,将油倒在自己和法拉米尔的身上,他紧紧地抱住他的儿子,吞噬的火焰是一道绝望中的屏障,让他和他的儿子免受强敌的侮辱。
希望在哪里?
希望在哪里?
波罗米尔深陷他经历过的绝望阴霾,跪在燃烧的城市中泪流满面,然而还不等他从悲痛中回神,不祥的号声吹响了通红的天际。
刚铎的旧部啊,你们所期盼的伊西铎最后的血脉在这里————
波罗米尔定睛,瞳孔在难以置信中暮地放大。
阿拉贡的头颅被悬挂在七颗星辰的黑色王旗的旗笙上,拥有伊西铎血脉的未冕之王永远紧闭上了他灰蓝色的眼睛。奥克们挑着他们刚铎的王旗,挑着刚铎未来国王的头颅,耀武扬威的去收服这个直面魔多阴霾、代表人类最后抵抗的城市。
阿拉贡————
我的爱人…………
波罗米尔的心脏被捏碎了一般,接二连三巨大的绝望与痛楚令他跪着伏趴在地上,他向前伸出手掌抓握着空气,鼻管呛在他箭孔中流出的血海里,统帅的眼睛死死的看着阿拉贡苍白失去血色的脸庞,他昏沉又痛到麻木的身体在血海中抽搐着,拳头不停畸形地反复握起。波罗米尔的鼻子不能呼吸,他张大了嘴呼喝,吸进了火焰味、人肉烧焦味、城市焚烧的灰烬味、血腥味的黑雾,喉咙中如堵上了尖锐的碎石,痛苦到不能发出悲音。
不知道过了多久,那些黑色的浓郁烟雾又消散了。一面应属于洛林的水镜出现在他面前,从水镜中飘出了一层层白色仙境般的雾气。香甜的焚香混合了安息香、没药、公丁香、乳香、王叶草味道的乳白色轻烟弥漫了上来,那味道像是刚铎王庭里他与阿拉贡的寝宫中常年用的熟悉香料味。那味道催情,每次他与阿拉贡点上这样的香料在他们的寝宫,便注定了这样的夜晚是他们会互相叠靠在对方身上,在对方有力的臂弯中,在对方强壮的怀抱里,在情事中纠缠索要到分不清你我的汗水淋漓。
波罗米尔,不要恐惧……这一切都不是真的………
像宽慰他刚才经历的恐惧无望,阿拉贡的粗糙手指划过他的脸庞,停落在他微张的干燥唇间,爱抚波罗米尔颤抖的舌尖,爱人轻颤的羽睫,在烟雾中低垂的灰蓝色眼眸,让波罗米尔几乎要忍不住用牙齿含咬住他的指尖。
阿拉贡………
为我停留,永永远远与我一起留在这些石头做的窄路里。
波罗米尔翻身后退了几步,瞪着眼前用他挚爱形象行骗的幻影。
留在这里,留在这里!让我在这里爱你。爱人,你不渴望我永久不变的爱情吗?凡尘俗世万般变化,世人皆不可信,唯有我的爱坚如磐石,不会摇摆于任何的试炼,不会像潮汐现象下的潮水反复褪去,它只会如河水褪去后河床上的碎石,万年不变,不会转移。让我们将新的行宫建立在这窄道的碎石之上,从此在这儿彻夜交颈,我会让你幸福到颤栗,忘记所有生前身后的惊慌与忧愁,忘记你的身份、责任和担子,要寻找的答案。我会给你一个,人类能许诺到极限,永不改变的热爱。只要你的欲望和灵魂,从此以后只属于我,脚步不再前行,做我的荒坟中,永不反抗不会褪色的傀儡。
波罗米尔嘴唇颤抖,他爱人的形象用他熟悉的声音低语道。
或者你喜欢更多的,更不一样的阿拉贡。
欺骗者的身形往后退去,露出身后黑色的窄路,阿拉贡苍白赤裸的身躯一个又一个叠在路上,像米袋中倒泄出来的雪白米粒,形成了用躯体做的巨山。
阿拉贡们的手从四面八方拉扯住他,他们的手像焦黑的枯枝,在波罗米尔的胳膊与腿上留下灰烬的印记,试图用无数的身躯,把他的魂灵深深推埋进窄道地底的石路里。
每一个阿拉贡都有他自己的经历和故事,每一个阿拉贡都恳求波罗米尔永远地留在这里。每一个阿拉贡都诱惑他,说好了什么都应承他,只要他的灵魂在这碎石,烈焰、浓烟、屠戮、欲望、情爱组成的陷阱中,在无休无止会重复性上演的悲剧和沉沦中,做这欺骗者永远的囚徒。
来吧……选一个你想要的阿拉贡……选一个你喜欢的国王……我会绝对的成全你……完完全全的满足你……
然而波罗米尔厉声喝道,魔苟斯的帮凶,索隆的残影!你的舌头不配玷污我的国王我的阿拉贡的姓名!哪怕我只剩下一颗头颅,我也要咬断你妄言的舌头!你不是我的爱人,不是我的兄弟,也不是我的国王。你将我的国王与爱人形容如我床榻上免费的娼妓,没有他自己的意愿与意志,可以被随心所欲的玩弄和摆布——但是我不是。我不是这样去爱他,他也不是这样来爱我,你既不了解,也不知道我们之间的爱的样子。你诱惑我再次经历绝望,妄图令我再次沉沦。但我知道,我们白色的城市并没有被战火摧毁,它被它爱的人们重建与守护,我的父兄亦没有在战事中陨落,阿拉贡活着回归了他的城池。
哈!那么,你的阿拉贡究竟在哪里呢?你如何可以笃信那些爱?他甚至不在此路中,不与你同行,不在你的末路,你的国王像你生时那样,永远地无情地抛弃了你!
魔鬼,你以为我会困顿于恐惧,困顿于自己的情欲,困顿于你制造的梦魇与质疑,困顿于你复制出来的粗糙赝品,但是你完完全全的错了。我的阿拉贡就在我心中,不多不少,只有一个,独一无二,有他自己的人格和尊严、彷徨与责任,有我值得用一生去独爱他的地方。在我们一起度过的岁月中,我看得到他,他也看得到我,爱是我们相互馈赠与对方的珍品。而我将会在只属于我自己必走的窄道上,义无反顾的前行,直到能找到我的出路为止,哪怕饱受折磨,我也不会再退却半步——哪怕末路没有光,未来没有伙伴,嘴唇无法交流,穷途没有希望。
那声音不再低语了,窄路像一个拳头一样猛地剧烈收缩了起来,把波罗米尔的灵体紧紧攥住。那路那么的窄,那么的难走,尖利的碎石膈进他的躯体,把他扎成一个漏筛,那条窄路挤压他的器官,挤压他流出脓血的箭孔,对他的摧残变本加厉,让他渺小无力如巨拳中的蚍蜉。
在条条时空交错的幻象之中,他看到了他与阿拉贡各种各样的结局,有时他们不能相守,有时他们共同扶持到生命的最后。
属于他的生命记忆,像碎片一样淹了上来。
他们共同历经圣盔谷的浴血战役,一起率领亡灵大军,赢得人类纪元序章的胜利。
在王庭的新年舞会上,他与阿拉贡共舞,统帅喝了太多酒,踩错了舞步,很糗的歪在他的国王的怀抱和欢笑声中,他搂着他的腰,醉在他舌头上的酒液里…………
也有不属于他的记忆出现在他的脑海中。他的国王娶了林谷中的女精灵暮星公主,他的肩头上有他与她的孩子,但像一个最忠诚永守诺言的兄弟那般——他的王终其一生戴着履行刚铎逝去英雄波罗米尔的白树护臂。在对刚铎的责任上,阿拉贡永不抛弃,波洛米尔祝福他余生的幸福。
无论如何,对那个信守陈诺的人,他都会用所有生命去追随他。
他的领袖,他的兄弟,他的国王。
他用一整颗心去热爱过、让他无怨无悔的爱人。
众多的记忆混合在一起,难辩真假。
他甚至再次分不清,自己究竟是战死于阿蒙汉,还是老死于他与阿拉贡共同生活的王庭之中。
但他又想,真假又有什么关系呢?
无论真假,我都热爱,无论真假,我都坦诚,绝不再放下与回避——只要我真心热爱,所有的所有,都不再是问题。
——那么无论真假,我都会继续在我的孤路上前行,无论它是何等狭窄,何等给与我那些我不能承受的伤害,狭窄到只能容我一人探行。
成团的黄色琥珀将波罗米尔包裹了起来,他变成了琥珀中被凝固的蜜蜂,蜂翅上黏腻了沉沉的油脂。然而那只再无所畏惧的蜜蜂勇敢的用他的尾针,像一把劈开混沌天地的利剑般,划开了那片不可战胜的浓稠的黑暗与黏滞。
那么归根结底,一个人的希望到底在哪里呢?
从他心底有一个声音在替他回答。
在那些坚守的内心中,在无法轻易忘怀的回忆里,在不退却的步伐里,在不甘的笔尖上,在世界上五湖四海的人们的爱中,在一个个落笔开花的传说里。
在心灵敞开的互相深度链接,在生命燃尽了的亦不舍弃。
金黄色的琥珀变成了一朵金色的莲花,莲花的花瓣温柔的包起,将波罗米尔破碎如一颗残齿的血污身体包笼在它层层叠叠的花瓣里。
金色的莲花漂流在血海流淌的碎石窄路上,带着波罗米尔的灵魂驶向路的尽头,那针眼般细小的洞口。
但那里依然有丝一样的光线,尽管它如此的微弱,如此的细小,已至到会让人忽略,但波罗米尔真的看到了它。
——他的光,他的希望。
蜜蜂在莲花的花瓣中冲向那个狭小的洞口,义无反顾冲向他灵魂尽头的黎明,。融化了他的翅膀,而和梦魇中的不停下坠感不同,浓雾被甩在了身后,黑血从他的灵体上被抹除,他的灵魂再次变得向上飞升的轻盈。
一个有白花香味的怀抱稳稳的接住了他。把他好好的、安全的、抱在自己怀里,那是他最熟悉的国王的怀抱。
尽管诸多磨难,经历了各自生命的各自挣扎和历炼,他们依旧会找到自己路途的出口,他们依旧会再见。尽管会迟到,但绝不会不到,他们终究会在各自灵魂踏上的路的尽头,在曼督斯的殿堂再次重相聚。
所以这就是真实的最后了吗?
阿拉贡温柔的灰蓝色眼睛看着他的绿眼睛,他在他眼中看得到一样真诚的爱恋与依恋。他像他一样,生前或生后,都最坚定的选择他,作为自己独属的爱人。而眼前的阿拉贡,波罗米尔确定他不是虚空之境中的欺骗者,而是他那个唯一的爱人。
更多熟悉的故去的人们上前,与他一一相拥,他的兄弟法拉米尔,他的母亲芬杜伊拉丝,他的父亲德内瑟尔。
欢迎你的归来,我挚爱的人。
轻轻的吻落在波罗米尔的额头。
Fin
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2023.9.18mon_tokyo
牧野容也「City」リリースツアーの真っ最中。東京、名古屋、甲府、神戸と廻って、今日は神戸から最終地点の岡山へと車で向かう1日。
車移動のツアーの醍醐味は、土地土地の隠れた名店に寄り道出来ること。大抵の場合、各バンドに1人は優れた飲食店を見つけるレーダーを備えたヤツがいるもので…我ら牧野バンドは、前日の昼食で〈世界一カッコいいカツ丼セットを出す蕎麦屋〉を引き当てた、あだちレーダーぶ郎ことあだち麗三郎に今日のお店選びを託すことにした。
メンバーからの「洋食」というリクエストもあり、兵庫県は相生駅そばの洋食店〈ファミリーキッチン スピカ〉にチェック・イン。あだちレーダー、本日はいかに。
店内は広く、ファミリーレストランのような開放的な雰囲気。私はランチAセット(有頭えびフライ&デミグラスハンバーグ)に、迷わずオプションの自家製牛すじカレールーをチョイス。もちろんライスは大盛りだ��
BGMは意外にもBTSやジョン・バティステなどイケイケで、曲のテンポが上がるにつれて空腹感と期待感も高まっていく。さて、お味はいかに。
料理が到着してまず驚かされるのは、その立体感。どっしりとしたハンバーグの横にそびえ立つのは、エビフライ。ふんだんに添えられたタルタルソースが嬉しい。それぞれの料理を下支えする千切りキャベツと、ナポリタンスパゲティの献身も見逃せない。大盛りライスはなんと一合分とのことで、その豪快なフォルムに思わず笑ってしまった。
まずはハンバーグ。近年チェーン店を中心によく見られるお肉ゴロゴロタイプではなく、挽き肉がギッシリ詰まった昔ながらのハンバーグ。赤みの強い(おそらくトマトベースの)デミグラスソースとの相性も抜群で、ライスがみるみる進んでいく。
エビフライは贅沢に頭付き20センチをゆうに超えるしっかりとした身、厚めの衣のおかげもあって食べ応えバッチリ。命を頂いてることを実感出来る味だ。
メンバー一同が感動していたのは、オプションの自家製牛すじカレー。牛すじのコクと旨みが充分に染み渡ったドロっとしたルー、辛味と酸味のバランスが絶妙で、スプーンが止まらない。ライス大盛りをオーダーした自分を褒めてあげたい。もちろん完食。食後は喫茶店然としたアイスコーヒーで〆。ごちそうさまでした。
岡山のライブは、手違いでピアノがないことが到着してから判明。急遽小さいシンセと、鍵盤ハーモニカだけで演奏することに。シンセポップと化した「ゆれる」や新曲の「雷」など、ツアー最終日にして新しいアレンジが生まれ、スリリングかつ燃えるライブとなりました。
こういうトラブルが起こっても動じないのが牧野バンドの強み。そういえば昨日、カナミネケイタロウは会場にぶら下がってたベースを本番で使っていたし、演奏も含めて有機的に変化していくところがこのバンドを楽しめるひとつの理由なのだ。
ツアーを通して鍵盤ハーモニカを使うのは自分にとっても初めてのことだったけど、改めて良い楽器だな、と。そもそもピアノやキーボードは、弦楽器や管楽器、打楽器と比べて、手元で音が鳴っている実感を得にくい楽器。ピアノはハンマーを使って弦を叩くから、どうしても弾いてから音が出るまでにわずかなタイムラグがあるし、キーボードはそもそもPA機器やアンプを通さないと音が鳴らない。その点鍵盤ハーモニカは自分の吹く息と音が直結しているから、音量やニュアンスのコントロールが出しやすい。若い頃は「どうして大人がわざわざ鍵盤ハーモニカを使うの?」と思っていたけれど、なるほどどうして。次の牧野容也バンドのライブは「なるべく電気を使わない」ライブとのことで、より一層鍵盤ハーモニカが活躍しそうだ。
終演後は会場近くの居酒屋〈みつの〉で一杯。あだちレーダーぶ郎のオーダーしたがんもどきが逸品で、思わずあだち君とアイコンタクト。あだち君とはもう10年の付き合いになるので、わざわざベラベラ喋らなくても目と目で通じ合う関係になりつつあることを実感してしまった。
岡山の青木さんの勧めもあり、明日の朝食は「給食のソフト麺をレベル99にした」(青木さん談)うどん店〈名玄〉に決定。バンドマンはみんなこのような食の情報を求めています。ファンレターに添えてお送りください。
1日の締めくくりは、今年2月に六角精児バンドで岡山に来た際に六角さん連れて行ってもらった〈中華そば山冨士〉を再訪。少し甘めのスープと麺の絡み、ごろっとしたチャーシューとしなしなとメンマがたまらない。どのタイミングで食べるかがイマイチ不明なオプションのいなり寿司も含め、大変美味しゅうございました。
宿に戻ってUNOでもしようと思ったら、みんなそそくさと就寝。次のツアーはトランプにしよう。明日は帰路です。それぞれの住処へ帰ります。あだち君は1週間ほど広島、四国、九州などを周って整体とライブをするらしい。見かけたら応援してあげてくださいね。それでは、おやすみなさい。明日もよく食べよく遊び、最高の帰路にしようぜ!
-プロフィール- 谷口雄 37 東京近郊 鍵盤楽器奏者/プロデュース/執筆 東京生まれ。森は生きているのメンバーとして2013年にCDデビュー。 2015年の解散後は、様々なミュージシャンのライブ/レコーディングに参加。2016年からはレコード&トークイベント「ミッドナイト・ランブル・ショー」を神保町試聴室で毎月開催。
https://instagram.com/yutanigu_ch https://x.com/yutanigu_ch https://note.com/mnrambleshow
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
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“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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論危害人類倫理生態的災難一一美國的DEI:
DEI 源自於甘迺迪總統的一個平等法案,原本出於好意,但它很快就被極左派推動成性解放運動、性變態運動。它源自於美國,大流行於美國,外溢於西方白人國家,信仰耶蘇基督的國家。
極左傾、極右傾都是一種病毒,一種瘟疫,兩者都帶給人類破壞力;但顯然,極左傾的毒性更大,傳染力更大,威脅更大。目前極右傾市場小,極左極市場大,故左傾為主要威脅來源。這是因為大學校園是天然的極左傾滋地,在校學生都競相極左傾,極右傾不成氣候。這是校風、學風的自然趨勢,年青都傾向進步,左傾是進步的同義詞。
追根溯源,美國的DEI,是今天美國人造的孽,將原本正常的男性女性社會,演變成不分男女的岐形社會,性變態社會。變性行為被高度美化、時尚化,它與平權、進步劃上了等號。
DEI 其實不是新興趨勢,這個概念最早可追溯到1964 年的美國民權法案,內容提到不管在投票、教育或職場上,任何因種族、宗教、膚色、性別等的歧視行為都是違法的。聽起來很耳熟?沒錯,這就是DEI 的核心。
逆向歧視(英語: Reverse discrimination),是指在保障特定群體受到公平待遇之後,之前因為擁有固有優勢的群體因此受到了新的歧視或不公平待遇。
同情變成了鼓勵:加大多倫多與溫哥華的同性戀大遊行,馳各世界,全名“同性百萬人大遊行自豪週”,它的潛台詞等於是:如果不是同性戀,就不自豪,這就成了美化、鼓勵,號召成為同性戀者。遊行分四日進行:女同性戀大遊行、男同性戀大遊行、雙性戀大遊行、男女同性戀雙性戀��合大遊行。
總理、省長都要參加,不敢不參加,走在最前列,杜魯道最長於此。政治正確要脅下,警察也被迫列方參加。路邊站滿了由家長帶領的孩子觀摩助興,欣賞著男女選手們裸露的生殖器。台灣民進黨崇洋媚外,模仿到家,台北的同性戀大遊行,是亞洲規模最大的同性戀大遊行,最大的生殖器大遊行。
多倫多二年級的老師對同學說:你們長大後,幹你們想幹的事,男同學和男同學之間,女同學和女同學之間,都可以結婚。二年級教學大綱就開始進行“兒童性教育”,同學們之間實習怎樣做愛,怎樣自慰,情形慘不忍睹,如此為人師表?美國94%的教師是自由派,加拿大情況相偌。
DEI 是多元、平等、包容的三個詞組的縮寫,字面上看上去沒問題,四平八穩,充滿美好的���容與想像。事實卻不是這樣;相反,它是空洞、抽象的許願,反而,最後成了反向的不多元、不平等、不包容。它是一場性變態運動,殘害兒童運動,製造太監、女妖運動,反人類健康生活方式的運動,亂性運動,一場人禍運動。
多元、平等與包容(Diversity, equity, and inclusion)是組織建構的概念,在英文中通常縮寫成為DEI。其中多元(Diversity)通常指支持成員組成具有多樣性,平等(Equity)通常指給組織成員提供公平公正的機會,包容(也稱共融,Inclusion)通常指組織成員能被傾聽、被尊重。
覺醒文化(英語:woke [a])是自2010年代以來美國人對有色人種、同性戀社群和女性身分政治的左翼政治運動的稱呼[1]。覺醒文化最初針對的是種族歧視和偏見,不久後又拓展至社會不平等、性別和性取向等面向[2]。
DEI運動,伴生吸毒運動,兩者是精神與物質的結合。這直接導緻美國成了吸毒大國、毒品傳銷大國。這就是為什麼佔世界人口4.3%的美國,卻消耗80%的毒品。反正美元匯率高,毒品購買力強,中國對美國的芬太尼出口強勁,賺翻了。解決美國吸毒問題,首先要解決DEI問題,取締DEI ,刻不容緩。
美國加州就是DEI瘟疫的重災區,紐森是性愛變態運動第二梯隊的旗手,這樣的病人能當上州長,可見加州選民的低能愚昧無知。洛杉磯市長、消防局長,都因同性戀傾向而授官,她們的失職、無能,將戴入史冊,她們在這次山火的表現,象徵了DEI文化對社會帶來的傷害。這次山因是妖風,有魔性,世間罕見。
美國有兩大毒瘤、兩大瘟疫:DEI運動和親以色列運動。親以色列是因為美國已被AIPAC 控制,政客都成了以色列的殖民地亡國奴,這是因;導致親以色列是果,兩者是因果美系。這是癌症晚期,美國人自作自受,美國立國精神已死,救不活了。
2025年1月20日,美國總統川普第二次上台後,簽署了結束聯邦政府中DEI計畫的行政命令。聯邦政府中所有與DEI有關的辦公室、官方網站和社群媒體帳號都將關閉和註銷。
DEI 則不同,不涉AIPAC,不涉及比上帝更上帝的聖族猶太復國主義。故可自救。覺醒文化、彩虹旗、DEI、政治正確,都成了21世紀意識形態的符號,帶來世紀瘟疫性變態運動。川普上任後,向DEI打響了第一槍,意義非凡,將可望挽救美國,挽救全世界;如此役成功,特朗普將是再世傑佛遜,列根第二。謝謝特朗普! (加拿大司馬田2025.1. 谷歌翻譯facebook:Markss Tang)
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2024年,閱讀(市場)動盪不安?
年底,愛犬離去,我陷入深沉的哀痛,本想就放棄彙整這一年來的閱讀紀錄。少了桌邊那一團黑毛,連上起網都覺得百無聊賴。就這樣過了十天,日常終究還是得回歸日常,我已經少了陪伴我十四年的狗兄弟雪泥,不能再少了培養一輩子的閱讀興趣。於是在清晨五點,我打開了電腦……
𓆱𓆱𓇣𓇣𓇣𓆱𓃱𓆱𓇣𓇣𓆱𓆱꙳
2024年,有案可稽的閱讀紀錄如下(各類別主要依時間由近往舊排序),礙於年底事多,總閱讀冊數稍遜前兩年,但也超過70種:
🔖翻譯文學
幾乎全都是小說,2022年有27本,2023與2024年都是11本,但其中就有4本泰絲.格里森。
《希望之線》,東野圭吾
《小提琴家》,泰絲.格里森
《火車》,宮部美幸
《資優》,鈴木涼美
《7:45列車上的告白》,麗莎.昂格爾
《護理師》,泰絲.格里森
《選擇》,泰絲.格里森
《小鎮醫生》,泰絲.格里森
《聖誕小豬》,J.K. 羅琳
《月球城市》,安迪.威爾
《轉學生的惡作劇》,喜多川泰
🔖華文創作
仍以小說為主,間雜報導文學與傳記散文,其中《大唐雙龍傳》不分冊計。2022年此類作品讀了17種,2023年16種,2024年則剩13種。
《那些乘客教我的事》,陳夏民
《失物風景:那些乘客教我的事 Part II》,陳夏民
《私廟》,醉琉璃
《山神》,海德薇
《偵探冰室.食》,陳浩基等
《隱蔽嫌疑人》,陳浩基
《東宮》,匪我思存
《顯微鏡下的大明》,馬伯庸
《飛踢,醜哭,白鼻毛:第一次開出版社就大賣(騙你的)》,陳夏民
《第一次的親密接觸(25週年新增四萬字番外珍藏版)》,蔡智恆
《寫字年代:臺灣作家手稿故事》,向陽
《大唐雙龍傳》(時報版,全20冊),黃易
《我們不在咖啡館:作家的故事,第一手臺灣藝文觀察報導》,陳宛茜
🔖人文社科
此類橫跨諸多領域,社會科學哲法史地皆屬之,2024年僅有10種便不加細分,2022年多達26種,2023年則是23種。
《地味手帖NO.14:望族之後》,地味手帖編輯部
《一不小心就坐牢》,蔣子謙
《霸王之夢:一場歷史的思辨之旅4》,呂世浩
《中國考古大現場》,黃大路
《禁斷惑星》,高苦茶
《醫療不思議》,汪漢澄
《宙斯的頭痛:從神話一窺疾病起源與醫學奧祕》,劉守娟
《社會事—權勢者的勝利手冊》,陳力航等
《成功的反思》,邁可.桑德爾
《年記1969》~《年記1975》,尖端出版(7冊)
🔖自然���普
2022年列了12種,2023年有7種,2024年只記錄5種。這類型有部分屬於親子共讀,會把內容豐富的兒童/青少年讀物也列入自己的閱讀紀錄裡。
《好久・不見:跟著「古生物偵探」重返遠古台灣,尋訪神祕化石,訴說在地生命的演化故事》,蔡政修
《小怪獸備忘錄:你不知道的動物生存技》,曾柏諺
《蟲之道:昆蟲的構造、行為和習性訴說的生命史詩》,麥可.恩格爾
《BBC專家帶你展開科學新視野》,《BBC 知識》國際中文版
《鯨豚記:台灣首位鯨豚攝影師水下20年的夢想與堅持》,金磊
🔖親子教養
孩子越大,這幾年這類書越看得少。
《寫給中學生看的AI課》,蔡宗翰
《聊出好教養,親子更親密的孩子說話心理學》,天野光
《我們為什麼要讀書?為什麼要工作?》,池上彰
《請你跟我這樣過:安心養,聰明教,父母沒煩惱》,黃瑽寧、王宏哲
🔖心理勵志
從4本、7本到8本,這三年來看似多看了幾本心理勵志類書籍,但其實這類書在歸類上,往往跟個人傳記、紀實文學、社會議題有若干重疊。
《活出意義來:從集中營說到存在主義》,Viktor E. Frankl
《起床後的黃金1小時》,班傑明.史鮑、麥可・桑德
《蔡康永的情商課2:因為這是你的人生》,蔡康永
《和小人物過一日生活》,南亨到
《電影院的哲學家》,郝廣才
《宅爾摩斯的萬事屋》,謝智博
《29張當票④:千金不換的人生現場》,秦嗣林
《那個年代,這些惦記》,秦嗣林
🔖圖文繪本
前兩年在這類書都超過10種,今年竟然這麼少,莫非我疏忽關注了?
《茶的時空之旅》,春水堂人文茶館
《不是人》(全2冊),陳某
《瀕臨絕種動作圖鑑:即將走入歷史的100種動作》,藪本晶子
《西遊面紙》,謝東霖
《泌尿科醫生:一本木守》(全11冊),高倉敦子
《排球少年》(全45冊),古館春一
🔖藝術設計
實用為主,這兩年的閱讀量大抵如此。而且回購比例也高。
《劇本的多重宇宙》,馮勃棣
《設計提案越改越好》,上司西口
《微調有差の日系新版面設計》,ingectar-e
《觀察的藝術:在日常生活中開發想像力的131個練習》,羅伯.沃克
《手機拍照怎麼拍怎麼美,輕鬆讓日常瞬間變身偶像劇!》,AAAtsushi
🔖生活飲食
由於照顧愛犬的關係,多了3本寵物主題書,使得今年在生活題材書籍略多一點。反過來說,依我閱讀偏好,今後再難有這種本數了。
《最開心的老犬生活完全指南》,佐佐木彩子
《圖解老犬完全照護指南》,遠藤薰
《德叔寵物聯合國》,德瑞克
《狗狗想要什麼》,麥特.沃爾
《地味手帖NO.16:地方刊物行不行》,地味手帖編輯部
《德州媽媽沒有崩潰》,Mumu
《「最美五套」質感人生穿搭》,Emily Liu
《全方位無瑕美肌養護小百科》,豐田雅彥
《裏嘉義》,下港女子
🔖商業理財
連續三年,商管書數量大致如此,真是奇妙。
《貝佐斯寫給股東的信》,史帝夫.安德森、凱倫.安德森
《逆思維》,亞當.格蘭特
《連日本的上班族都敢當,你還怕地獄嗎?》,老侯
《流量寫作密碼》,竹村俊助
《文案的基本修煉:創意是門生意,提案最重要的小事》,東東槍
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當然,還有對我而言最重要的這兩本書:
《韓味:剖開韓國人的胃,看透韓國的社會》
《夢的實踐5:MAPS種子教師教學現場紀實》
能夠讀書,讀得下書,表示自己仍是過得美好而安穩。我要繼續鼓勵閱讀,樂於閱讀,從心閱讀!
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アートプロジェクト「ある日」
(内閣府 地方版孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム推進事業)
主催・企画:座間市・大和市・海老名市・綾瀬市
キュレーション:田中みゆき
展覧会「ある日」
◆会期:
(1)2025年2月21日(金)〜3月2日(日)9:00-17:00
(2)2025年2月21日(金)~28日(金)9:00-17:00
◆会場:
(1)座間市役所(神奈川県座間市緑ケ丘一丁目1番1号) (2)海老名中央公園・ビナウォーク
◆参加作家:飯川雄大、金川晋吾、キュンチョメ、相談支援に関わる人たち
◆アクセス:(1)小田急小田原線「相武台前駅」下車徒歩15分
(2)小田急小田原線「海老名駅」下車徒歩5分
展示内容:会場(1)三組のアーティストの作品展示及び金川晋吾とキュンチョメによるワークショップ参加者の作品や記録展示(2)飯川雄大とワークショップ参加者の作品展示
アートプロジェクト「ある日」について
私たちの中には、社会との接点をうまく構築できず孤独・孤立している(と感じている)人がいます。そうした人たちとともにあることをアートの観点から考えるプロジェクトを綾瀬市・海老名市・座間市・大和市が連携して実施します。
「断らない相談支援」を行ってきた座間市を始めとし、主催の四市は、さまざまな問題を抱え生活に困っている人からの相談を受けとめ、関係機関や団体、地域の人たちの力を借りながら相談者に寄り添う「相談支援」を行ってきました。
今、福祉的な支援を受けていなくとも、生きていくことに困難さを感じる人たちはたくさんいます。自然環境や他の生き物と同じように、人間の心や体も、本来は日々、あるいはこの瞬間にも移ろいゆくものです。しかし、社会の発展とともに、“ふつう”の生き方や “当たり前”の働き方が定まり、そこから外れる人たちの居場所が、どんどんなくなってきました。
本プロジェクトでは、アーティストの協力のもと、ワークショップや美術作品の展示を行う他、シンポジウムを開催します。展覧会では、相談支援を利用する人と、支援に携わる人たちが、飯川雄大、金川晋吾、キュンチョメという三組のアーティストとともに過ごした「ある日」の記録と、そのなかから生まれた表現を中心に構成します。支援する人/される人、表現する人/見る人といった境界を越え、そして社会に決められた役割とは関係のない自分を発見する時間を、アートはつくることができます。
誰かにとって何でもない一日が、他の誰かにとっては、その後に何度も立ち戻りたくなる一日になることがあります。ある日を通してさまざまに現れる参加者の姿や表現を通して、ふだん考えることのない自分や他人、世界とのつながりを見つめてみませんか。
参加アーティストプロフィール
飯川雄大(いいかわ・たけひろ)
1981年兵庫県生まれ。現在、神戸を拠点に活動。2007年より〈デコレータークラブ〉の制作を開始。鑑賞者が作品に関わることで変化していく物や空間が、別の場所で同時に起こる事象と繋がる《0人もしくは1人以上の観客に向けて》(2019年~)や、全貌を捉えきれない大きな猫の立体作品《ピンクの猫の小林さん》(2016年~)などを制作。主な個展に、「同時に起きる、もしくは遅れて気づく」(彫刻の森美術館、2022年)、「つくりかけラボ04|0人もしくは1人以上の観客に向けて」(千葉市美術館、2021年)、主なグループ展に『感覚の領域 今、「経験する」』(国立国際美術館、2022年)、「ヨコハマトリエンナーレ 2020」(横浜美術館・PLOT48、2020年) などがある。
「つくりかけラボ04 デコレータークラブ|0人もしくは1人以上の観客に向けて」千葉市美術館(2021年)撮影:飯川雄大
金川晋吾(かながわ・しんご)
1981年京都府生まれ。自身の親族や同居人など、身近な人々やその生活を撮影し、自己と他者の関係性を探る作品を手がける。写真には日記やテキストを添え、言葉での表現も精力的におこなう。おもな著作に2016年『father』(青幻舎)、2023年『長い間』(ナナルイ)、『いなくなっていない父』(晶文社)、2024年『祈り/長崎』(書肆九十九)、『明るくていい部屋』(ふげん社)など。主な展覧会に、2018年「長い間」(横浜市民ギャラリーあざみ野)、2022年「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(森美術館)、2024年「祈り/長崎」(MEM)などがある。
金川晋吾『長い間』より 撮影:金川晋吾
キュンチョメ
ホンマエリとナブチのアートユニット。2011年の東日本大震災を機に結成。芸術は「新しい祈りの形」であると捉え、世界各地で、詩的でユーモラスな作品を制作している。近年の主な展覧会に「六本木クロッシング2022:往来オーライ!」(森美術館 東京)、「現在地:未来の地図を描くために[1]」(金沢21世紀美術館、2019年)、「あいちトリエンナーレ2019」(愛知)などがある。
キュンチョメ《金魚と海を渡る》2022年 撮影:柳原良平
キュレータープロフィール
田中みゆき
キュレーター/プロデューサー。「障害は世界を捉え直す視点」をテーマに、カテゴリーにとらわれないプロジェクトを企画。表現の見方や捉え方を鑑賞者とともに再考する。2022年ニューヨーク大学障害学センター客員研究員。主な仕事に、「ルール?展」(21_21 DESIGN SIGHT、2021年)、「音からつくり、音で遊ぶ。わたしたちの想像・創造を刺激する『オーディオゲームセンター + CCBT』」 (シビック・クリエイティブ・ベース東京、2024年)など。主な書籍に、『誰のためのアクセシビリティ?』(リトルモア)、『ルール?本 創造的に生きるためのデザイン』(共著、フィルムアート社)がある。
関連イベント
シンポジウム 「孤独・孤立にアートができること」
日時:2月21日(金) 第一部:13:00-14:30 、第二部:15:00-17:00
開場12:30、入場自由(先着順) 、UDトークによる文字支援あり
◆会場 大和市保健福祉センター(大和市鶴間1-31-7)
◆第一部 「孤独・孤立とアートの力」 ●登壇者
大西 連(内閣府孤独・孤立対策推進室政策参与、認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長)、鈴木 康広(現代美術作家、令和5年度同プロジェクト参加アーティスト)、西原 珉(秋田市文化創造館長、東京藝術大学美術学部准教授、心理療法士)
◆第二部 「孤独・孤立支援における広域/多職種連携の必要性」
●登壇者 奥田知志(NPO法人抱樸理事長)、田中みゆき(キュレーター、プロデューサー)、室井舞花(一般社団法人ひきこもりUX会議理事)
●ファシリテーター 大西 連
ギャラリーツアー
◾日時:2月22日(土) 14:30-15:30 (14:20 受付開始)
◾集合場所:座間市市役所
◾解説者 :田中みゆき、武藤清哉(座間市)
プレスリリース 2025年1月16日発信
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友多聞的Line及FB群友
H:檢視Line友290,群組近40,FB有219人。另IG,脆,X,微博。傳訊息每日咚咚響,家人說睡不著,那就靜音。熟識的人加入,傳則照收,不因內容而拒之,收者眾,願看則看,有空要回再回。互相體諒,不離不棄。「三人行必有我師焉」,所傳各式各樣,照單全收。尋網路經史子集,二十四史。看眾人傳資訊,擇其趣而傳之,共享互利。願收則收,喜回則回,注意禮節,一天廿四小時,一個忙字,比古代皇帝,日理萬機還忙。歲月虛度,人生虛度。擊壤歌:「日出而作,日入而息;鑿井而飲,耕田而食。帝力於我何有哉!」身體顧好,三餐吃飽,理財做好。其他陸地要跑,海天要飛要行船,甚至上太空,有錢擲千金,没錢則顧好三餐,各憑本事。能力小的宅在家(看報,看電視,上網,寫日記,人名錄,追憶錄及寫作,有空散散步,累了睡睡覺。),能力大的環遊世界(體力及金錢能負荷者)。人生小節不必在意,心情愉悦才是大事。
明董其昌在畫訣說「讀萬卷書,行萬里路。」已用Line(1.4G及FB(1.5G)可加好友上限5000也是合起來上萬,但手機容量要大。行走網路江湖,手機內建1TB算中等。有用,没用,擇其可用而留之,無用留著待時。不必計較太多!感謝加入者及讓我加入者,快樂散佈,娱樂共享!20241223W1
網路字典
友多聞
好朋友當具有正直信實,見識淵博的條件。語本《論語.季氏》:「友直、友諒、友多聞,益矣。」後亦指人的個性正直誠信,見識淵博。《漢書.卷三六.楚元王劉交傳.贊曰》:「豈非直諒多聞,古之益友矣。」
三人行必有我師焉
出《論語. 述而》:「三人行,必有我師焉。 擇其善者而從之,其不善者而改之。」 比喻到處都有值得學習的對象,應勇於向人請益,取長補短。
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擊壤歌本作品收錄於《古詩源》《文心雕龍‧時序第四十五》梅註:「《帝王世紀》:帝堯之世,天下太和,百姓無事,有老人擊壤而歌曰:日出而作,日入而息,鑿井而飲,耕田而食,帝力何有於我哉!」
姊妹計劃: 數據項
日出而作,日入而息;
鑿井而飲,耕田而食。
帝力於我何有哉!
讀萬卷書不如行萬里路,行萬里路不如閱人無數,於是這麼多年我一直在努力踐行這句話。
宅男
宅男,是台灣的網際網路文化興盛後,對日本用語「御宅族」重新定義,扭曲原本含意並經約定俗成後,創造出的新詞彙。連同「宅女」,於2012年正式收錄進權威性的漢語工具書《現代漢語詞典》[1],不分性別的對應詞是阿宅。
讀萬卷書不如行萬里路,行萬里路不如閱人無數,於是這麼多年我一直在努力踐行這句話。 我一直很喜歡一句話:讀萬卷書不如行萬里路,行萬里路不如閱人無數。
「讀萬卷書,不如行萬里路」,人除了要吸取課本上的知識外,還要到世界各地去旅行,開拓視野,以增廣見聞。
「讀萬卷書」原意是:讀書是為了進京趕考,以實現金榜題名的人生理想;「行萬里路」原意是:步入仕途,以實現忠君報主的人生理想。
努力多讀書,多學知識,讓自己才學過人;所學的知識要跟實際結合,才能真正發揮作用,提倡「學以致用」。
網路資料
明‧董其昌《畫訣》:「畫家六法,一曰'氣韻生動'。'氣韻'不可學,此生而知之,自然天授。然亦有學得處,讀萬卷書,行萬里路,胸中脫 去塵濁,自然丘壑內營立成鄄鄂,隨手寫出,皆為山水傳神矣。 後世據此典故引申出成語「讀萬卷書,行萬里路。」
維基文庫:
畫禪室隨筆/卷二
畫禪室隨筆
畫訣
编辑
士人作畫當以草隸奇字之法為之,樹如屈鐵,山似畫沙,絕去甜俗蹊徑,乃為士氣。不爾,縱儼然及格,已落畫師魔界,不復可扌求藥矣。若能解脫繩束,便是透網鱗也。畫家六法,一氣韻生動。氣韻不可學,此生而知之,自有天授,然亦有學得處。讀萬卷書,行萬里路,胸中脫去塵濁,自然丘壑內營,立成鄄鄂。隨手寫出,皆為山水傳神矣。李成惜墨如金,王洽潑墨沈成畫。夫學畫者,每念惜墨潑墨四字。于六法三品,思過半矣。
古人論畫有云:“下筆便有凹凸之形。”此最懸解。吾以此悟高出歷代處,雖不能至,庶幾效之,得其百一,便足自老以游丘壑間矣。
氣霽地表,云斂天末。洞庭始波,木葉微脫。春草碧色,春水綠波。送君南浦,傷如之何。四更山吐月,殘夜水明樓。海風吹不斷,江月照還空。宋畫院各有試目,思陵嘗自出新意,以品畫師。余欲以此數則,徵名手圖小景,然少陵無人,謫仙死。文沈之后,廣陵散絕矣,奈何?
潘子輩學余畫,視余更工,然皴法三昧,不可與語也。畫有六法,若其氣韻必在生知,轉工轉遠。
畫中山水,位置皴法,皆各有門庭,不可相通。惟樹木則不然,雖李成、董源、范寬、郭熙、趙大年、趙千里、馬夏、李唐,上自荊關,下逮黃子久、吳仲圭輩,皆可通用也。或曰:須自成一家。此殊不然,如柳則趙千里;松則馬和之;枯樹則李成,此千古不易。雖復變之,不離本源,豈有舍古法而獨創者乎?倪云林亦出自郭熙、李成,少加柔雋耳,如趙文敏則極得此意。蓋萃古人之美于樹木,不在石上著力,而石自秀潤矣。今欲重臨古人樹木一冊,以為奚囊。
古人畫,不從一邊生去。今則失此意,故無八面玲瓏之巧,但能分能合。而皴法足以發之,是了手時事也。其次,須明虛實。實者,各段中用筆之詳略也。有詳處必要有略處,實虛互用。疏則不深邃,密則不風韻,但審虛實,以意取之,畫自奇矣。
凡畫山水,須明分合。分筆乃大綱宗也。有一幅之分,有一段之分,于此了然,則畫道過半矣。
樹頭要轉,而枝不可繁;枝頭要斂,不可放;樹梢要放,不可緊。
畫樹之法,須專以轉折為主。每一動筆,便想轉折處。如寫字之于轉筆用力,更不可往而不收。樹有四肢,謂四面皆可作枝著葉也,但畫一尺樹,更不可令有半寸之直,須筆筆轉去。此秘訣也。
畫須先工樹木,但四面有枝為難耳。山不必多,以簡為貴。
作云林畫,須用側筆,有輕有重,不得用圓筆。其佳處,在筆法秀峭耳。宋人院體,皆用圓皴。北苑獨稍縱,故為一小變。倪云林、黃子久、王叔明皆從北苑起祖,故皆有側筆。云林其尤著者也。
北苑畫小樹,不先作樹枝及根,但以筆點成形。畫山即用畫樹之皴。此人所不知訣法也。
北苑畫雜樹,但只露根,而以點葉高下肥瘦,取其成形。此即米畫之祖,最為高雅,不在斤斤細巧。
畫人物,須顧盼語言。花果迎風帶露,禽飛獸走,精神脫真。山水林泉,清閑幽曠。屋廬深邃,橋渡往來。山腳入水,澄明水源,來歷分曉。有此數端,即不知名,定是高手。
董北苑畫樹,多有不作小樹者,如秋山行旅是也。又有作小樹,但只遠望之似樹,其實憑點綴以成形者。余謂此即米氏落茄之源委。蓋小樹最要淋漓約略,簡于枝柯而繁于形影,欲如文君之眉,與黛色相參合,則是高手。
古人云:有筆有墨。筆墨二字,人多不識。畫豈有無筆墨者?但有輪廓而無皴法,即謂之五筆;有皴法而不分輕重向背明晦,即謂之無墨。古人云:石分三面。此語是筆亦是墨,可參之。
畫家以古人為師,已自上乘。進此,當以天地為師。每朝起,看云氣變幻,絕近畫中山。山行時,見奇樹,須四面取之。樹有左看不入畫,而右看入畫者,前后亦爾。看得熟,自然傳神。傳神者必以形。形與心手相湊而相忘,神之所托也。樹豈有不入畫者?特當收之生綃中,茂密而不繁,峭秀而不蹇,即是一家眷屬耳。
畫樹木,各有分別。如畫瀟湘圖,意在荒遠滅沒,即不當作大樹及近景叢木。如園亭景,可作楊柳梧竹,及古檜青松。若以園亭樹木移之山居,便不稱矣。若重山復嶂,樹木又別。當直枝直,多用攢點,彼此相藉,望之模糊郁蔥,似入林有猿啼虎嗥者,乃稱。至如春夏秋冬,風晴雨雪,又不在言也。
枯樹最不可少,時于茂林中間出,乃見蒼古。樹雖檜、柏、楊、柳、椿、槐,要得郁森,其妙處在樹頭與四面參差,一出一入,一肥一瘦處。古人以木炭畫圈,隨圈而點之,正為此也。宋人多寫垂���,又有點葉柳。垂柳不難畫,只要分枝頭得勢耳。點柳葉之妙,在樹頭圓鋪處。只以汁綠漬出,又要森蕭,有迎風搖揚之意。其枝須半明半暗。又春二月柳,未垂條;九月柳,已衰颯,俱不可混。設色亦須體此意也。
山之輪廓先定,然后皴之。今人從碎處積為大山,此最是病。古人運大軸,只三四大分合,所以成章。雖其中細碎處多,要之取勢為主。吾有元人論米高二家山書,正先得吾意。
畫樹之竅,只在多曲。雖一枝一節,無有可直者。其向背俯仰,全于曲中取之。或曰,然則諸家不有直樹乎?曰:樹雖直,而生枝發節處,必不都直也。董北苑樹,作勁挺之狀,特曲處簡耳。李營丘則千屈萬曲,無復直筆矣。
畫家之妙,全在煙云變滅中。米虎兒謂王維畫見之最多,皆如刻畫,不足學也,惟以云山為墨戲。此語雖似過正,然山水中,當著意煙云,不可用粉染。當以墨漬出,令如氣蒸,冉冉欲墮,乃可稱生動之韻。
趙大年令畫平遠,絕似右丞,秀潤天成,真宋之士大夫畫。此一派又傳為倪云林,雖工致不敵,而荒率蒼古勝矣。今作平遠,及扇頭小景,一以此二人為宗。使人玩之不窮,味外有味可也。
畫平遠,師趙大年。重山疊嶂,師江貫道。皴法,用董源麻皮皴。及瀟湘圖點子皴,樹用北苑、子昂二家法。石法用大李將軍秋江待渡圖及郭忠恕雪景。李成畫法,有小幅水墨,及著色青綠,俟宜宗之,集其大成,自出機軸。再四五年,文沈二君,不能獨步吾吳矣。作畫,凡山俱要有凹凸之形。先如山外勢形像,其中則用直皴。此子久法也。
畫與字,各有門庭,字可生,畫不可熟。字須熟后生,畫須生外熟。
畫源
仿米畫題
仿煙江疊嶂圖
仿米家云山圖
題畫贈徐道寅
題畫贈陳眉公
題董北苑畫
仿惠崇題
題畫
題自畫小景
臨巨然畫題右
仿三趙畫題右
題張清臣集扇面冊
題鶴林春社圖贈唐公有
題橫云秋霽圖與朱敬韜
書小赤壁并題
云海三神山圖
江山秋思圖
云林圖
濠梁秋思圖
煙江疊嶂圖
題天池石壁圖
幽亭秀木圖
孤煙遠村圖
仿叔明畫題
題畫贈俞君寶
臨郭恕先畫并題
寫寒林遠岫圖并題
題秋林圖
跋仲方云卿畫
題畫贈朱敬韜
楚中題畫寄眉公
題山別業畫
自作小幀因題
題畫贈君策
題山莊清夏圖
仿趙令穰村居圖
題仿巨然筆
松岡遠岫為何司理題
又題晴嵐蕭寺
仿大癡畫贈朱敬韜
江山秋思圖
題畫贈何士抑
題曹云西畫
題沈石田臨倪畫
題沈啟南畫冊
題孫漢陽畫石卷
題顧仲方山水冊
題周山人畫
題趙文敏畫
題畫牡丹
題伯玉畫冊
題濟川圖卷后
題孫漢陽卷
題漁樂圖
題畫南陵水面詩意
題畫
題莫秋水畫
題朱云來畫
題倪云林畫
論畫
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「わざの美 工芸が織りなす装飾の世界」展
旧近衛師団司令部庁舎で、令和6年度文化庁首都圏伝統工芸技術作品展等開催事業「わざの美 工芸が織りなす装飾の世界」展を見る。陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形などの分野で活躍する重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)から若い世代まで、22名の工芸作家による作品22点を見ることができる。
また、最後の展示室では文化庁企画による工芸技術記録映画が上映されている。記録映画は1本30分強のものが4本あり、いずれも作家の繰り出す超絶技巧にため息が出るような内容。全部見ると2時間以上かかるので、制作の様子を映像で見るのが好きな人は時間に余裕を持って出かけたほうがいいかもしれない。
なお、旧近衛師団司令部庁舎は、2020年3月まで東京国立近代美術館工芸館として使われていた、重要文化財の建物である。
来訪者を出迎えてくれるのは、中村弘峰の人形、陶彫彩色「霊獣呉爾羅」。ゴジラの皮膚の質感や、たわんだ肉、皺など、なかなか本物らしい(本物のゴジラを見たことはないけれど)。
大角幸枝の銀銅赤銅接合花器「赤い海」。大角が別の作品を作っている様子を収めた記録映画の上映あり。
大沼千尋の切嵌銀花器「白の連山」。
小森邦衛の網代隅切重箱「玄」。髹漆(きゅうしつ)という技法で作られている。この作家も記録映画で見ることができる。
室瀬和美の蒔絵螺鈿文箱「天恵」。
浅井康宏の蒔絵螺鈿箱「太陽」。
しんたにひとみの乾漆螺鈿神代箱「Kalligramma」。
十四代今泉今右衛門の色絵雪花薄墨墨はじき雪文鉢。
少しかがんで下からも見るべし。
神農巌の青磁堆磁線文鉢。内側にも外側にも線文が流れている。
望月集の水象紋扁壺「みなも」。
津金日人夢の青瓷氷裂文鉢。
木村芳郎の碧釉漣文盤「オーシャンエッジ」。
山本茜の「渦」。截金(きりがね)という技法で作った文様をガラスの中に閉じ込めてある��
築城則子の小倉縞帯「翠変化」。
松原伸生の長板中形着尺「萩文」。
森口邦彦の友禅着物「位相市松亀甲文」。記録映画の上映あり。
土屋順紀の紋紗振袖「牡丹亭」。向こう側が透けて見えるほどの薄物。記録映画の上映あり。
新垣幸子の総絣(打掛)。新垣は八重山上布のいわゆる人間国宝。
中村信喬の人形、陶彫彩色「星夜」。
青江桂子の人形、木芯桐塑布和紙貼「悠久」。
五十嵐誠の欅梻造酒卓。「梻」は「たも」と読むようだ。
四代田辺竹雲斎の朽竹達磨。以前同様の作品を見る機会があったが、そのとき見たものより大きく、より迫力が感じられた。朽ちた竹にも生命力があるように見える。
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播撒悲傷
「我要去西班牙走朝聖之路。」
2022年六月的某個上午,我在Clubhouse的聊天室說完這話後,朋友們都沒太當真。畢竟,這話是我頭一次說。況且,一個為期兩周的跨國旅行計劃,在這個疫情依然肆虐的年代,似乎是需要斟酌一番的。
然而「斟酌」,是有家有室,必須遵循工作時間表的人字典裡的詞。而我,自從去年失業後,已然半自發半被動地加入了「自由工作者」的行列,如果再不知羞地給自己臉上貼點金,本人勉強也算得上半個藝術家。既然這樣,拔腿就走,隨時旅個行,恰恰才是在我字典裡的詞。
更何況,人生已然過半,再不說幹就幹,更待何時?
幾個小時後,我已經訂好了兩周後飛往馬德里的機票。
我想走路。我想一個人走一條很長很長的路。我想將我這過去幾年的悲傷和痛苦,播撒在一片陌生的土地上,一片異域的土地上。我不曉得傷痛是否像種子一樣可以撒播,我的傷痛又能長出些什麼奇葩,這種撒播的行為,到底算不算是亂扔垃圾?但傷痛畢竟是無形的,我且悄悄地做了去,天不知鬼不覺,就算發了狠得一路亂扔,恐怕也不會受到熱情好客的西班牙人民的指控吧。
於是,當我終於獨自一人在西班牙的鄉間小路行走時,我喃喃自語著:把悲傷撒出去,把痛苦撒出去,把失望撒出去!天生我材必有用,悲傷散盡不復來。古来賢者皆寂寞,惟有行者留其名。
那一瞬間,我仿佛化身成了一個披著猩猩紅大氅,手提銅鈴杵,一路播撒著惡之花的女巫,所過之處,流毒千里,寸草不生。
我甚至都不敢回頭,我怕真的會看到我的身後已成了一片焦土呢!
用不著熱情好客的西班牙人民指控我,我已然羞愧難當了。
原來,不但垃圾不能隨便傾倒,悲傷也是不可以的。
自己的苦,自己的業,請自己慢慢消化,細細體驗,徐徐超度。因果一旦成熟,避無可避,卸無處卸。退一萬步,就算您法力無邊,暫時避開,將之傾瀉於他人門前,它也總能找到回來的路,總能找上門來。
正在我糾結的當兒,我不知不覺走入了一片森林,面前出現了一個又陡又長的大坡。道路崎嶇,林中寂靜。遠遠地看到前方有一對中年情侶,這兩人一看便是缺乏經驗的徒步者,不但體型稱不上健美,且沒有帶背包、帽子,更別提健行杖了。但這一點都不影響他們的興致,如此艱難的一條山路,他倆居然捨不得放開彼此的手,緊緊地拉著,你儂我儂地嬉笑著往前走。我氣喘吁吁遠遠地跟在他們身後,累得大汗淋漓,來不及去羨慕嫉妒恨,也一併忘了���果業報,悲傷痛苦。一心只盤算著我還能再堅持走幾步,哪裡才有下一個歇腳的陰涼處,行囊裡的水是否還足夠堅持幾個小時,究竟還要停多少次才能爬到坡頂。
同樣是苦,但一旦注意力完全放在當下的苦上,奇怪,反而想的是如何走完這一段,走好這一段,反倒比只去想苦,要好受很多了。
這段話有些自我矛盾,也許是我文法不精,未能講透。但如果用一個詞形容,倒是很恰當。這便是mindfulness的精髓——專注正在發生的事情,不要被過去,未來的念頭纏繞,反而忽略了當下的珍貴體驗。
我將眼光放到腳下的石子和沙土上,身邊的青草和樹木上,遠方慢慢移近的海岸線上,和順著山坡的一溜兒的紅瓦白牆的民居上,空氣中有海風的微鹹,混合了此刻林中露水和泥土的味道,風聲,鳥鳴,蟬叫,萬物和諧,平靜。
我又走神了,此刻腦中浮現的是Louise Hay的名言:"In the infinity of life where I am, all is perfect, whole, and complete. All is well in my world."
我是幸福的。
是的,幸福與否,完全在一念之間。
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海碩盃》 曾俊欣單打四強惜敗無緣決賽華國三太子盃單、雙打冠軍沃爾頓、南智星力拼臺灣二連冠
臺北海碩網球公開賽今(26日)在臺北網球中心室內球場進行單雙打準決賽,5月在華國三太子盃分別拿下單、雙打冠軍的沃爾頓(Adam Walton,澳洲)、南智星(韓國)都延續在臺灣全勝戰績,明將爭取在臺灣的二連冠;可惜的是,僅存的唯一臺將曾俊欣在4強不敵大會第2種子、世界第89日本混血名將丹尼爾太郎。
曾俊欣是繼2016年盧彥勳之後,第二位闖進單打4強的臺將,但今4強遭遇難纏的是大會第2種子、世界第89日本混血名將丹尼爾太郎(Taro Daniel),後者首度來臺參賽就以連續三場以不失一盤的絕佳狀態晉4強。
曾俊欣惜敗止步四強
31歲丹尼爾太郎的父親是美國人、母親是日本人,曾經在2022年澳網打敗前世界球王穆雷(Andy Murray),最後在第三輪才以1比3負於現任球王辛納(Jannik Sinner)止步,今年元月世界排名還曾達到個人新高的世界第58。
曾俊欣(175公分)首度與丹尼爾太郎(191公分)交手,兩人光身高就差了16公分,比賽一開始,俊欣還追不上對手節奏,第2局首個發球局就遭到破發,一開始就以0比3落後,第4局還化解了5個破發點、9次丟士才好不容易成功保發,隨後曾俊欣士氣大振,第5局還成功回破,但可惜次局就又被破回,曾俊欣以3比6讓出首盤。
第二盤雙方各自嚴守自己的發球局,前5局雙方都沒出現任何的破發點,第6局,曾俊欣一度率先逼出1個破發點,但可惜沒能成功破發;反倒接著在次局,曾俊欣就被逼出2個破發點,遭到破發後以3比5落後,第9局保發,但可惜第10局非破不可一局時,曾俊欣雖然化解了1個賽末點,但還是無緣回破後,最終以4比6吞敗無緣決賽。
「只要還沒結束,我就會拼盡全力!」雖然無緣決賽,但曾俊欣還是滿意這場比賽的表現,他說:「對手發揮很好,第一盤一下去接發球就給我很大壓力,一開始比較被動處於防守,慢慢才找回節奏,但第二盤原本也有破發機會,但很可惜沒有掌握到。」但曾俊欣非常開心看到數百名觀眾來他加油,他說:「沒想到有這麼多人來幫我加油,在面臨關鍵時刻給我很多力量。」今年度只剩下最後三站亞洲賽事,曾俊欣說:「我距離明年澳網會內還差一個冠軍,最後三站我會再努力的!」
第二種子丹尼爾太郎一盤未失挺進決賽
至於首度來臺參賽就闖進決賽的丹尼爾太郎說:「這是一場非常高水準的比賽,特別是在首盤第4局,真的是一場非常消耗體力的一局,那時因對手非常努力,一度讓我覺得沮喪,但後來我發現他比我還累,總之這對我來說是很重要的一場比賽。」
另一場單打4強上演「澳洲內戰」,頭號種子、世界第72武基奇(Aleksandar Vukic,澳洲)對決第3種子、世界第103沃爾頓(Adam Walton,澳洲),沃爾頓是今年5月華國三太子盃單打冠軍,兩人除了同是澳洲好手之外,也都是從美國NCAA出來的球星,武基奇來自伊利諾大學、沃爾頓是田納西大學高材生,兩人在2022年雪梨挑���賽就交手過一次,當時沃爾頓以直落二獲勝。
Adam Walton在臺單打九連勝,繼華國三太子盃後再度挑戰海碩盃冠軍
雙方雖然同是澳洲球星,但兩人差距不大,戰況膠著,首盤沃爾頓第6局關鍵破發,先以6比3領先;但第二盤武基奇雖然先在第3局被破發,但第6、12局二度破發後,以7比5扳平;第三盤,沃爾頓靠著第3局關鍵破發領先,接著第9局再二度破發,沃爾頓最終以6比3拿下勝利。
在臺灣打下9連勝的沃爾頓賽後說:「我很喜歡在這裡比賽,所以,上次拿到冠軍後,我就想只要臺灣有辦挑戰賽,我就一定會再來參加,而不會選在澳洲的比賽。」沃爾頓5月華國三太子盃來時,有和幾位澳洲選手一起去逛了101大樓和夜市,他說:「在比賽期間,我都選擇蛋白質和青菜為主,預計明天決賽打完後,才會再去好好享用臺灣美食。」
頭號種子Aleksandar Vukic三盤苦戰止步四強
雙打4強戰,今由5月在華國三太子盃搭檔何承叡封王的韓國雙打一哥南智星/巴里斯(Joshua Paris,英國)對上伊沙羅(Pruchya Isaro,泰國)/夏朗(Divij Sharan,印度)組合,結果南智星/巴里斯在發球局全部力保不失下,以7比6(4)、6比4拿下勝利,南智星打下在臺灣雙打7連勝,明將與前一天晉級決賽的英國組合史蒂文森(David Stevenson)/威利斯(Marcus Willis)爭冠,雙打決賽4人有3人都是英國球員。
有趣的是,南智星/巴里斯首度合作就打進決賽,而且兩人賽後不約而同談起臺灣小籠包名店「鼎泰豐」,巴里斯說:「鼎泰豐絕對是臺灣最好的地方,我已經去了三次,我每次去都會吃小黃瓜,但這次都還沒吃到,所以必須要告訴他們一下。」南智星也說:「上次三太子盃時,何承叡在決賽前一天有帶我去吃過,這次決賽最好也照這種方式先去吃一次。」
南智星(右)在臺雙打七連勝,繼華國三太子盃後再度挑戰海碩盃冠軍
臺北海碩網球公開賽週日(27日)將進行最終決賽,賽程下午2點開始,雙打決賽率先登場,由在臺灣7連勝的「韓英聯軍」南智星/巴里斯,對決英國組合史蒂文森(David Stevenson)/威利斯(Marcus Willis)爭冠。接下來壓軸進行單打決賽,由在臺灣已經打下9連勝的第3種子、世界第103沃爾頓(Adam Walton,澳洲)強碰大會第2種子、世界第89日本混血名將丹尼爾太郎(Taro Daniel),預計將是場精彩絕倫網球大戰。其中南智星和Walton都是華國三太子盃冠軍,將再度挑戰海碩盃冠軍,嘗試完成「寶島挑戰賽二連冠」壯舉。
10月27日 賽事第八天賽程
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1 交付決定の取消し等を行った事業者【11事業者】 Assist・Medical株式会社 所在地 埼玉県富士見市上南畑240番地 代表者 代表取締役 大関翔太 事業所 1か所 調剤薬局バルナバ大森店 補助金 交付決定額 約2億円 交付済額 約3,200万円 措置日 令和5年5月31日 措置内容 交付決定取消し・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 渋谷美容皮膚科クリニック 所在地 東京都渋谷区渋谷二丁目10番15号 NV1 Bldg.8階 代表者 院長 原田慶堂 事業所 2か所 渋谷美容皮膚科クリニック、アリュールクリニック 補助金 交付決定額 約3,700万円 交付済額 約1,400万円 措置日 令和5年5月31日 措置内容 交付決定取消し・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 株式会社メディトランセ 所在地 東京都新宿区北新宿一丁目4番7号 代表者 代表取締役 加藤篤彦 事業所 21か所 tokyoartsgallery、個別指導Wam飛田給校、個別指導Wam清水が丘校、個別指導Wam小宮町校、個別指導Wam小山田桜台校、東京湯島指導センター、東京駒場指導センター、【PCRラボ】ICheck×nanoAce 町田駅東口前PCR検査場、個別指導塾スタンダード市ヶ谷教室、個別指導塾スタンダード西日暮里教室、赤坂見附・無料PCR検査センター、四谷三丁目・無料PCR検査センター、六本木・無料PCR検査センター、【PCRラボ】ICheck×nanoAce浜松町駅前ハマサイトPCR検査場、【PCRラボ】ICheck×nanoAce品川駅港南口PCR検査場、【PCRラボ】ICheck×nanoAce大井町駅PCR検査場、個別指導Wam青戸校、フラクタルPCR検査センター、ICheckPCR検査センター有楽町、【PCRラボ】ICheck×nanoAce 赤坂PCR検査場、炭火串焼き「昌」 補助金 交付決定額 約23億円 交付済額 約13億円 措置日 令和5年5月31日 措置内容 交付決定取消し、返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 株式会社HOS 所在地 東京都中央区日本橋蛎殻町一丁目38番13号5階 代表者 代表取締役 日下部雄太 事業所 7か所 アステル薬局無料PCR検査センター神田駅北口、同センター田町駅、同センター武蔵小山駅、同センター亀戸駅、同センター池袋駅、同センター銀座、同センター御徒町駅 補助金 交付申請額 約33億円 措置日 令和5年3月31日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 株式会社メタボスクリーン 所在地 神奈川県横浜市中区寺久保34番1号 クリオレミントンハウス横濱山手ロワイヤル412号室 代表者 代表取締役 関澤隆一 事業所 3か所 メタボスクリーン東京第一研究所・コロナバスター東京本部、PCR検査センター東京ラボ・コロナバスター西尾久店、コロナバスター赤坂店 補助金 交付決定額 約8.2億円 交付済額 約3.2億円(交付済額は返納済み) 措置日 令和5年3月31日 措置内容 事業者登録取消し、交付決定取消し、返還命令 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けたため 医療法人華風会 所在地 大阪府大阪市中央区高麗橋一丁目7番3号TheKitahamaPLAZA3階 代表者 代表 久保伸夫 事業所 4か所 YELL合同会社中河原PCRセンター、無料PCRセンター東中野駅前、平井駅前PCR無料検査センター、ケーズ桜台駅前無料PCRセンター 補助金 交付申請額 約28億円 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 医療法人社団彩祥会 所在地 東京都北区赤羽二丁目23番2号 鵬ビル1階 代表者 理事長 中島知賀子 事業所 4か所 麻布十番採取所、アンフルール採取所、大田区採取所、瑠璃色の地球採取所 補助金 交付申請額 約6.3億円 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 医療法人社団JOY 所在地 東京都中央区銀座二丁目11番8号 ラウンドクロス銀座二丁目2階 代表者 理事長 伊東絵美奈 事業所 1か所 エミーナジョイクリニック銀座 補助金 交付決定額 約3.5億円 交付済額 約630万円(交付済額は返納済み) 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、交付決定取消し、返還命令 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けたため 向日葵商事株式会社 所在地 東京都中央区銀座三丁目12番19号4階 代表者 代表取締役 田中ゆかり 事業所 3か所 四ツ葉薬局、向日葵商事株式会社、中目黒トライ 補助金 交付申請額 約5.7億円 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 株式会社ヒューマンプランニング 所在地 和歌山県有田市宮原町須谷535番1号 代表者 代表取締役 富山晃至 事業所 2か所 南大塚無料検査場、狛江無料検査場 補助金 交付申請額 約3.9億円 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため medical 4 men clinic 所在地 東京都中野区東中野二丁目24番13号 スイートルーム302、201、202 代表者 院長 中島知賀子 事業所 8か所 medical 4men clinic、東麻布PCR検査センター、東中野PCR検査センター101採取所、赤羽採取所、泉岳寺採取所、PCR検査センター向原駅前店、江古田採取所、PCR検査センター亀有店 補助金 交付申請額 約69億円 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため
PCR等検査無料化事業補助金交付決定取消し等|東京都
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2024.08 水晶岳(薬師沢~折立)
太郎平小屋に戻ってきた。薬師岳をバックに。
雲ノ平~高天原より
【4日目】
0430起床0500朝食で2日目と同じ。
【コースタイム】薬師沢小屋(0530)→太郎平小屋(0705-0825)→五光岩ベンチ(0855)→青淵(0940)→折立(1030)
稜線上に朝日が射してくる。暑くなるのでできればあれを避けて登りたい。
薬師沢小屋出発直後からは少しだけ急な登りがあるが、そのあとしばらくは穏やかな道。
お花畑。第一~第三渡渉点の3回橋を渡る。その橋のひとつで男性が川底覗いていたら、30センチくらいの魚がいた。たぶんこのあたりに生息するのはイワナだろうか。
最後の3つ目の橋を渡ったあたりで高低差250mの急登が始まる。
この大荷物のためある程度身構えていたが、意外とあっさり通過した感じ。
途��で振り返ると、見える水晶岳がやはりすごい。登り切ると木道が設置されて、なだらかなに。
そしてすぐに稜線上の太郎平小屋が見える、薬師沢小屋から1時間半。
この日は天気良く、周辺にある黒部源流の山々が連なる光景がやはりすごい。折立からは比較的アクセスし易いため、これを見るためだけに入山するだけでもいいような気がする(折立までのアクセスが大変なのだが)。
太郎平小屋から見えるのは薬師岳、水晶岳、祖父岳、鷲羽岳、双六岳、黒部五郎岳、百名山は4座も見える。祖父岳と鷲羽の間には槍ヶ岳の北鎌尾根のギザギザ。3日前は雲がかかっていてが、この日は快晴に近く周囲のすべての山が見える。
夏の太陽の日差しあるが気温と風が非常に心地よく、景色もすばらしいため何時間でもここにいれる。折立発のバス出発時間は1145のためまだ4時間半も余裕がある。時間調整で1時間半休憩。まるで秋のように空気澄んでる気がするが、気の所為か?
太郎平小屋では生ビール売ってる。今めっちゃ飲みたい!
折立へ下る。近界の旅最後の大下り。日本海側から雲が湧いてくる。
しかし本当に素晴らしい天気で、ついつい振り返ってしまう。またいつか太郎平小屋。
雲は湧いてきているが、なんとかガスの中には入らずに気持ち良い開放的な景色が続く。ダム湖がどんどん近づいてくるのでどれだけ高度を落としたのがわかる。折立までの半分は木道が設置されて歩きやすい。
いよいよ森林限界以下の樹林帯へ。ほぼ無風だが動けば気温は20度以下と低いのでまあ気持ちいい、けっこうカラッと乾燥している?
景色が見えなくなると黙々と下るのみ。突然のトラックの音で折立に着いたとわかった。
太郎平小屋から2時間で下山。毎日アルペンのバスが来るまでまだ時間あり、サンダルに履き替え、泥落とし用の水道で脚に水をびちゃびちゃ、気持ちいい。気温は25度くらいか?日差しがあると暑いが、動いていないので許容できる。1135くらいにバス到着、1145発。まずは有峰パーク?で温泉、食事の時間90分くらいあり。 4日間の汚れを落とす(高天原温泉入ったあとずっと硫黄臭かった)。ここで室堂からの人たちも合流し、一緒のバスに乗車して新宿へ。
富山県の日本海に沿って帰る。
今回はテント泊装備で行動したわけだが、テント1泊だけのためにわざわざ装備重くする必要なかった。お金かけてでも行動範囲広げられ、食事も寝床も快適な小屋泊がいいかも。復路での薬師沢小屋泊は英断だった、テント泊装備で雲ノ平から折立への直行は、結局は可能だったと思うが時間に追われてしまい、体力的にも辛くやるべきではない。
この旅の衝撃はやはり雲ノ平の美しさと水晶岳のかっこよさ、また水晶小屋で食べた力汁の美味しいこと、また来たいと思った。高天原温泉は・・・まあ人生で一度行けば十分かな。
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【泉扉】千手扉间见鬼日常
千手扉间从小就知道自己能看到一些别人看不见的东西。
在他还没有意识到自己特殊之处的时候,千手佛间就发现自己的次子经常对着虚空喃喃自语,直到他的妻子病重去世,在一片缟素的灵堂之上,所有人都沉痛地低着头,只有千手扉间看向了抱着出生不久的幼弟的父亲身旁——
“妈妈,你来看板间吗?”
在一片悚然之中,年幼的孩子伸出了细嫩的手,像是抓住了什么人的衣袖一般,仰起脸对着虚空笑了起来。明亮的日光透过窗户照射在白发的孩子身上,打出了柔和的光晕,但注视着次子朝着虚无撒娇的千手佛间只觉得四周鬼气森森,连那双朱红的眼眸在此刻的千手族长眼中都仿佛划过了一丝妖异的光。
“胡言乱语。柱间,把你弟弟带走。”
跪在一旁哭得眼睛通红的千手柱间听话地拽走了自己的弟弟,两人拉扯着离开的时候小一些的那个孩子还频频朝着千手佛间的身侧望去,好似那里真的站着一个其他人看不见的存在。目睹族长次子的怪异之处,站在附近的族人交头接耳起来,四周的窃窃私语传入耳中,千手佛间拿出了一家之主的气势,强行压下了所有风言��语。
随着年岁渐长,千手扉间逐渐学会了掩饰自己的不同寻常之处。每次战争结束之后的时日,他都能看到无数亡者在生前之地徘徊,音容笑貌一如往昔,却无法再返回人世。包括他相继死去的两个弟弟,下葬的第二日,他就在兄长身旁看到了故去的千手瓦间和千手板间的亡灵。
“扉间哥,以后柱间哥就拜托你了。”
这么说着的两个孩子,依偎在哭泣的长兄身边,像两只瘦弱的猫崽。千手扉间知道,今日过后,逝者的灵魂便无法停留在世间,也许是去往净土,也许是去往来世,但总归,作为兄弟的缘分永远只截止到今天,他走上前,拉起兄长的手,虚虚放到弟弟们的头上。
“消沉也该有个限度了。”面对千手柱间逐渐亮起来的目光,他微笑道,“瓦间和板间很担心你。”
留着蘑菇头的少年顿时破涕为笑,他拉着千手扉间坐到自己身旁,又在弟弟的帮助下抬起胳膊,搂住了看不见的两个弟弟。一个黑色脑袋、一个白色脑袋、一个棕色脑袋,还有一个半黑半白的脑袋凑到了一起,就像是从未有人离去那般。
第一次见到宇智波泉奈的时候他也在对方的身后看到了三个小小的身影。绣着红白团扇的深蓝族服、和眼前的小孩子相似的脸庞,还有嘴里嚷嚷的“哥哥”,无一不昭示着这三个亡灵的身份。
看着那三个和自己弟弟一般大的孩子,千手扉间的内心却无多大触动——在混乱的战争年代,小孩子的死去似乎是稀松平常的事情,他短短几年的人生经历已足够使他明白,沉溺于过去无济于事,只有当下和未来才是自己的立足之处。他举起了刀,宇智波泉奈也是,刀刃相撞时火花飞溅,巨大的撞击声几乎要盖过河岸上两位兄长的喊声。
“住手!”
就如预想中的那样,这段建立于彼此默契隐瞒之上的友谊破碎了,苦无短刀与石头落入水面的那一刻,他看到了兄长试图挽留的背影,也看到了宇智波斑那双如鲜血如火焰般灼目的写轮眼。河面上溅起的涟漪渐渐归于平静,宇智波泉奈在欢呼自己的哥哥获得了特殊的力量,他有一瞬间的怔忪——因为失意愤懑而开启的写轮眼,简直如同诅咒一般的存在。
他克制不住地看向父亲身边,母亲的亡灵依旧如同死去那天一般熠熠生辉。她牵挂自己的丈夫,放不下自己的孩子,即使故去多年,依旧凭借着一股执念徘徊在人世。此刻她像守护神一般张开双臂挡在丈夫和两个孩子的身前,生前饱受病痛折磨的脸庞苍白忧郁,却闪耀着坚毅的光辉。每个夜晚她游荡在空旷的千手宅,低低哼唱着不知名的童谣,温柔的嗓音混合着晚风流淌在每一个梦境。
然而在今夜,歌声消失了。和往常的浅绿色和服不同,身着入殓装束的女人飘了进来,她抚平了因为白日的决裂而在睡梦中流泪的长子的眉头,转而抱住了毫无睡意的次子。
“对不起扉间,但是我要走了。”
即使早有预感,但这一天终于来临的时候千手扉间依旧慌张地揪住了母亲的衣摆,他抿着唇一言不发,固执地注视着女人温柔到哀伤的眼睛。
“我已经逗留得够久了,瓦间和板间也已经等了我很久了。”看着遗传了自己白发红瞳的千手扉间,她毫无生机的冰冷脸颊贴上次子温暖柔软的侧脸,再开口时语调亦如死者一般空洞,“一定要平安长大啊,我的孩子。”
她叹息着,随后化成一缕青烟,逸散在空气中了。
之后的日子并无不同,知道母亲存在的只有千手扉间自己,那位温柔的女人不希望自己的丈夫和孩子又一次经历分离的悲伤,因此请求拥有特殊能力的次子保守这个秘密。她总是用如雾霭般忧郁的眼神默默注视着自己的次子,乞求上苍垂怜,保佑她这个特殊的孩子能够走出充满迷雾的命运。
在日复一日的战斗中,和宇智波斑决裂的阴霾在减退,千手柱间重新变回了先前的乐天派模样,只是偶尔在空无一人的角落,千手扉间也会看见他的兄长露出落寞的神情。自南贺川见到那双诡谲的一勾玉起,淡淡的不安始终萦绕在他的心头,他无从评判兄长和宇智波斑短暂的友谊,千手佛间仅仅将其视为长子成长道路上叛逆的小插曲,毕竟谁也无从想象一只不起眼的蝴蝶会在未知的命运长河里掀起何等的波澜壮阔。
自母亲离去之后,千手扉间便开始做梦。梦里反复着南贺川那日的景象,宇智波斑猩红的一勾玉、兄长痛苦抖动的肩膀、母亲毅然决然的背影、叽叽喳喳的三个小孩子,还有宇智波泉奈带着杀意的脸庞在他眼前循环,直到宇智波泉奈和宇智波斑的脸庞重合,那双漆黑如墨的猫儿眼突兀地变成了流着血泪的写轮眼,他才从无边的睡梦中惊醒。
作为两家年岁相近的次子,任务途中碰上宇智波泉奈也不是什么稀奇事。不过是一个普通的护送任务,在回程的路上跟冤家路窄的宇智波打了一个照面之后,两边便迅速缠斗到一起。千手扉间将将拔出了背后的刀,对面的宇智波泉奈立即锁定了他,像是嗅到了新鲜血液气息的猛兽,雪亮的刀身折射出他疯狂的神色,和一双如梦似幻的写轮眼。
只是一时的怔愣,千手扉间就被宇智波泉奈压制在地,近距离直视那双被血色浸染的特殊眼眸,他只觉得自己陷入了又一场幻梦,夜晚梦魇的阴影盘踞在他周身,有那么一瞬间,他感应到命运在耳边呢喃,往昔梦境在此刻和现实重合,他竟有些分不清天幕上闪耀的是日光还是月辉。
短暂的晕眩之后,他挣扎起来,动作间脖颈被锋利的苦无割出了一道口子,不致命,只是有一丝血液飞溅到脸颊上。宇智波泉奈一双猫儿眼顿时沁出了更深的血色,他扫视着千手扉间晕开了一抹红色的脸颊,眼神兴味,像是寻找到了合心意的玩具。
“今天遇到了很漂亮的一只猫。”回到族地的宇智波泉奈脱下上衣乖乖地跪坐,好让哥哥给他上药,“白色的猫,像雪一样柔软,红色的眼睛像贵族珍藏的宝石。只是脾气看起来不太好,��容易挠人。”
面对露出不解神色的哥哥,宇智波泉奈没有再说话,他回味起沾着血的指尖描摹过白皙脸颊的触感,意犹未尽地笑了起来,还未长开的眉眼间锋芒毕露。
千手扉间发现自己最近和宇智波泉奈交手的频率陡然增高,开眼之后的宇智波泉奈似乎发掘了什么新的癖好,总是把沾着血的手往自己脸上抹,甚至变本加厉,举着锋利的苦无在自己脸上比划半天,最后嘟囔着“破相了不好”就收起苦无自顾自地走了。
又一次洗去脸上的血污之后,千手扉间顺着小路走到了族学附近。最近族里传言在这里有不干净的东西,聚众打闹的小孩子总是玩着玩着就发现周围似乎多了几个人影,并由此又牵扯出当年族长夫人去世时的旧事。虽然对于旁人的奇怪目光已经能做到不甚在意,但身为族长次子的责任感依旧促使千手扉间来一探究竟。
眼下正是傍晚时分,偌大的族学空无一人,他走近,就看到庭院中央的樱花树下,一个穿着和服的小女孩正在玩一个用藤编织的小球。她跪坐在地,红色的衣摆却不染尘埃,黑色的长发被扎在脑后,动作间头绳末端坠着的铃铛发出清脆的响声。千手扉间没有贸然上前,他站在低矮的门口,直到沉浸在游戏里的女孩子发现了他这个不速之客。
“白头发红眼睛,你是那个奇怪的孩子。”抱着球站起来的女孩子只有四岁左右的身量,将将到千手扉间的胸口。看到来人,她一双古井无波的眼睛渐渐有了神采,语调也透着一股欢欣雀跃,“和那些人说的一样,是能看到我的奇怪的孩子。”
她跑过来小心翼翼地牵住了千手扉间的手指,小孩子玩闹后带着高热的体温透过指尖传递过来。温热、鲜活,和以往如石头般冷彻冻骨的亡灵截然不同的触感。千手扉间有了一瞬间的恍惚,他又一次想起了母亲离开前的模样,半透明的幽灵已然决定放下人世间的一切,生前的记忆与情感被封存,空濛的眸子如隔雾观花,美丽的女人霎时间就像冰川之巅的千年冻雪般遥不可及。
挨不住小孩子的请求,最后他还是牵着这个来历不明的孩子回到了自己的卧室。自这天起他多了一个奇怪的同伴,自称是妖怪座敷童子的小孩子总是坐在房梁之上,垂下的脚踝瘦骨伶仃,她始终抱着那个有些破旧的藤球,偶尔也会哼唱一首他从未听过的异乡歌谣。
“我是会带来幸福的妖怪哦。”她这么介绍自己,但千手扉间只当是小孩子的玩笑话一笑而过,他更情愿相信这是一个奇怪的亡者,不知为何保留了生前的状态。如果幸福能够轻易获得,他的母亲与弟弟们又为何会轻易死去,那些在战火中死不瞑目的人们,那些在战火中流离失所的人们,又为什么不能收获幸福呢。他情不自禁地想起了宇智波泉奈,那双代表了力量的眼睛,又是付出了怎样的代价与痛苦才拥有。
在随后的几年里,他逐渐习惯了自己的房间里寄宿着一个小小的幽灵。那些任务之后的夜晚,房梁之上都会响起悦耳的清脆铃声,在这样细微的声音中,他注视着眼前垂下的鲜红衣摆,总是会想起某一天他试着递给这位名为铃子的奇怪亡灵换洗衣物的时候,她捧着衣服惊喜的模样。
“你是第二个给我送礼物的人,第一个是我的妈妈。”
千手扉间从不追问为什么她不回去寻找自己的母亲,他只是沉默地把小姑娘换下来的红色和服浸入河水,清澈的溪流顿时晕开了大片的红色,像赤红的流雾,顺着水流漂向不知名的远方。看着身后正穿着新衣趴在榻榻米上拨弄藤球的孩子,他情不自禁生出一阵怜悯来——这是一件鲜血染就的丧衣。洗净干涸血液之后,他抚摸着那些细密的针脚,由衷感受到了那位素未谋面的母亲的拳拳爱子之心,然而她珍爱的孩子,却永远停留在了天真无邪的年纪,无法再承欢膝下。
今天之前他又一次执行了一个短期的任务,在例行的睡前谈心时间,穿着红底白花和服的铃子从高处一跃而下,像一只轻巧的猫,抱着球端坐在他旁边,兴奋地问道:“你这次有碰到泉奈吗?”
宇智波泉奈,这个名字不知何时起占据了他们谈话的大部分时间。他曾疑惑为什么铃子对宇智波泉奈这么感兴趣,正坐在走廊上的孩子从身旁的篮子里捡出最漂亮的一枝,示意千手扉间弯腰,然后她踮起脚尖,把娇艳欲滴的花朵簪到白发的少年人鬓边。
“因为这是会给扉间带来幸福的名字哦,你知道的,我是会带来幸福的妖怪嘛。”
今夜也是如此,小姑娘兴奋地趴在他床边,一双黑曜石般的大眼睛直勾勾地盯着他:“我闻到了你身上有泉奈的气味。”
他的确碰到了泉奈,只可惜并不是什么值得庆幸的经历。最近的多事之秋,千手佛间和宇智波田岛在战斗中一同死去,千手柱间和宇智波斑在这样混乱的情况下相继接过了族长的担子,因此在他落单碰到同样孤身一人的宇智波泉奈的时候,即使早有准备,依旧被对方眼底的疯狂吓了一跳。
千年累积的血仇、父亲与兄弟的尸骨、希望渺茫的未来……一切的一切织就了这场暗无天日的梦境。他的视觉被蒙蔽,双臂被束缚在身后,被迫挺起胸膛,尖锐的犬齿一点点啮咬过雪白细腻的皮肉,青紫牙痕处渗出的血珠顺着饱满的弧度滴落。骨节分明的手指侵入的时候他咬紧了牙,下一秒原本扣住他脖颈的另一只手强行撬开牙关,细长的手指肆意搅弄着他的口舌,直直往喉咙捅去。他的胃下意识痉挛起来,被刺激得分泌过剩的涎水从无法闭合的嘴角滑落。失去意识前,他听到那个不可理喻的疯子在他耳边呓语——
“我等着你,终有一天……”
但这些隐秘之事无法向外表年幼的孩子诉说,他点了点小姑娘的眉心,好奇为什么她不自己去宇智波族地看一眼,作为普通人不可视的存在,想要出入外人禁止的各家族地明明轻而易举。
“因为我现在是属于千手家的妖怪,不能轻易离开千手家的范围。而且宇智波那边似乎有什么奇怪的东西存在,每次看向那边都感觉身上毛毛的。”扔下手里的藤球,铃子一拍手开心地提议道,“不过宇智波和千手要是融合到一起就另当别论了,到时候我就可以变成两家共有的座敷童子了。”
虽然他很想劝自己这不过是小孩子的一句戏言,但是完全没有意识到自己在进行何等惊世骇俗发言的小姑娘又毫不在意地抖落了他的兄长还在和敌对家族族长私会的秘密——
“我听到柱间说要和那个脸色臭臭的长头发一起建立属于他们的村子呢,真好啊,我也想变成可以给所有人都带来幸福的大妖怪。”
对未来充满希望的小妖怪哼着歌蹦蹦跳跳地离开了,千手扉间有心去找自己的兄长好好掰扯一番关于他的交友问题,但是很快他就自顾不暇——宇智波泉奈临走时在他精神上烙下的万花筒悄然发作,他开始整夜整夜地做梦。在噩梦中,他像那日一般双手被束缚,黑发的男人大力揉捏着他一身滑腻的皮肉,只用手指便将他玩得丢盔弃甲,扭着腰主动迎合。他坐在男人身上起伏,炙热的肉块挤压着内部,海啸般的可怖快感让他几乎忍不住哀声哭泣。在这样的地狱里,他感到自己的前胸鼓胀,急切渴求着男人唇舌的拨弄。即使被解开束缚,他的双臂也顺从地搂住了男人的脖子,沉溺在无边欲望之中。
“你身上泉奈的气息变浓了。”
接下来的每个清晨,从睡梦中大汗淋漓惊醒后他都能听到穿着红衣的小姑娘扔下这句话,然后抱着她的宝贝藤球消失在明亮的日光里,而躲在人后的千手扉间脱下睡衣,总能看到一些难以启齿的地方被神秘的液体濡湿。他抚上饱胀的胸膛,不禁在心里将宇智波泉奈这个混蛋千刀万剐。每晚的梦境还在继续,他强撑了一段时日,整日都被艳糜的梦境折磨得憔��不堪,最后还是在某一天主动回到了上一次任务的地点。
“我说过,你会回来的。”
站在屋内的黑发男人朝他伸出了手,漆黑的眼睛浮现出笃定的笑意。握在腰侧的手掌烫得可怕,他忍不住打了个哆嗦,只觉得自己的身体融化成了一块可以随意揉捏的面团,毫无反抗之力,被放置在床榻上随意摆弄。他的理智、他的灵魂,所有的一切都在远去,只有急促的呼吸与肢体缠绕的触感才是这方狭窄空间内唯一的真实。
他几乎默认了这一切的发生,每隔一段时日他们便会在此相遇,又在第二天前后脚离开,默契地装作什么都没有发生的样子。唯一的麻烦是宇智波泉奈似乎十分热衷于在他身上留下印记,每个事后的清晨,他都要挑选一块合心意的地方,强行压制千手扉间的抗拒,低头吮出斑驳痕迹,最后狠狠地咬上一口,像是猛兽给钟意的猎物刻下自己的专属烙印。
“放心,不会留在会让别人看到的地方的。”
宇智波泉奈一边这么说一边恶劣地用舌尖轻轻舔舐过伤口渗出的血珠,身下人雪白的大腿内侧几乎没有一块完好的地方,密密麻麻全是他的杰作。做完这一切,他像个温柔情人那样,贴心地给被他又一次玩弄到眼神无法聚焦的千手扉间穿好衣服,保证这具令他疯狂的身体上的一切暧昧痕迹都被掩盖在衣襟之下。等勉强恢复精神的千手扉间强忍着身下的不适回到自己的小院,正巧挎着篮子回来的铃子咯咯笑着往他身上撒了一把红艳的花瓣。
“果然不出我所料,就是爱情的气息嘛。”
说完她又挎着空掉的篮子朝千手柱间精心打理的小花园跑过去,千手扉间无奈地看着小姑娘风风火火地跑来跑去,拖着疲惫的身体倒在柔软的床铺里。爱情,他咀嚼着铃子提到的这两个字,半晌后忍不住嗤笑一声——多么奢侈的字眼,更遑论是千年世仇的千手和宇智波。他甩了甩头,将一切抛之脑后,就这么沉沉地睡了过去。
之后的日子同之前相比并无不同。作为千手一族的二把手,总有大把的公务等着他去处理。他面上装作恭敬地听着族老喋喋不休,心神却早已飞到九霄云外。千手柱间是和以往所有族长都截然不同的存在,他创造了木遁这般强大的血继,实力强大却个性宽和,更是不止一次在族内宣称他的目的是和宇智波停战结盟,共同建立能够容纳更多人安居乐业的村落。一度把持了族内大部分话语权的族老一边叹息于千手佛间的长子没有继承到他的强硬作风,一边又愤怒于这样堪称离经叛道的族长执意将寄托了一族荣光的森之千手带往迷雾笼罩的崎岖小路。
在新生的狮王面前,年老的家伙们总是恐慌的。尤其千手柱间又是这样一个特殊的个体——他实力强悍更甚于先代,性格宽厚包容但不失锐意进取,虽没有银舌诡辩之才,却依靠着一颗赤诚之心,吸引了无数族人聚集在他的理想光辉之下,成为他的拥趸。正因此,慌不择路的老家伙们甚至找到了千手扉间面前,希望能策反这位族内的二把手。
“虽然不知道你们都是哪里来的错觉,但我从不是兄长的反对者。”他冷着脸,好好敲打了一番眼前为老不尊的一群人,“千手不需要除兄长之外的话事人。”
等到终于结束一天的工作,临近出门的时候铃子跑了过来,趴在他膝盖上,从背后掏出一个小巧的花环,一双圆溜溜的大眼睛写满了恳求。
“这是给泉奈的礼物,我学了好久才学会怎么编,拜托你一定要带给他。”
也许是小姑娘猫儿一样的眼神过于可怜,他不知怎的昏了头,竟然真的把小小的花环也一并带了过去。这天晚上宇智波泉奈折腾得尤其厉害,他从怀中掏出一小盒胭脂,用小指取了些,在千手扉间的脸上抹出了三道锐利的红纹,多余的也不浪费,被他细心涂抹在白发青年的狭长眼尾,又顺理成章地在爱炽情浓的深夜被泪水打湿,在眼周晕开了绮丽颓靡的花。
回到千手族地之后他突然病了好些日子,整日神色恹恹,最好的时候也不过是能够勉强起身歪靠在床头。小小的座敷童子坐在一旁暗暗抹泪,手里还拽着她想要送给千手扉间的另一个花环。她动作轻柔地把花环放到枕边,又从千手扉间送给她的篮子里取出一个装满了草药的香囊悬在床头。窗外天色昏暗,她小心翼翼地握住了千手扉间熟睡时依然冰凉的手,眉宇间尽是化不开的忧愁。
“要起风了。”
在两家将近千年的漫长拉扯之后,宇智波家渐渐显出颓势来,而千手家则是开始占据上风。在不久后的一场战斗中,千手扉间借由飞雷神重伤了宇智波泉奈。正和千手柱间缠斗的宇智波斑立即抽身赶过去扶住了自己的弟弟,在挚友伸出的橄榄枝和弟弟的坚持之中,宇智波斑最后还是选择带着自己的弟弟离开战场。站在附近的千手扉间冷案旁观这一切,宇智波泉奈离开前远远朝他这边望了一眼,仅仅一瞬,漆黑的眼眸便转向了别处,但千手扉间依然被其中的狠决震住,心神不宁。
在远离刀光剑影之处,坐落于千手宅中心附近的小小庭院依旧是一派岁月静好的景象。千手柱间苦恼于他的花朵屡遭贼手,又无法揪出这位不知名但技艺高超的小贼。知晓犯人是谁的千手扉间有些心虚地咳了两声,最后在自己庭院的一角开辟了一块地,专门给小姑娘用来种一些花花草草。在太刀斩过宇智波泉奈腰侧的那一刻,正在侍弄花草的铃子突然感到一阵心悸,连手中的花朵跌落泥沼都无暇顾及,她焦急地在院门处张望,一直到日落时分才等到归来的千手扉间。
“泉奈是不是出事了?你还好吗?”这么问的铃子面上却是一片笃定,作为传说中能够占卜吉凶的座敷童子,她一早就感应到象征着宇智波泉奈的那个铃铛上面出现了细细的裂纹,而代表千手扉间的铃铛则是兀自晃动起来,就像他那颗摇摆不安的心。
白发红瞳的青年脱力般地蹲下身,抱住了杌陧不安的孩子。他的护甲还残留着鲜血与硝烟的气息,脸上也有细微的伤痕,在回到族地的第一时间,停战协议就由他做主送去了宇智波家,他能做的也仅此而已。
“没事的。”抱着怀里小小的孩子,他不知道是在安慰哭泣的小姑娘还是在安慰前路未知的自己,只能一遍又一遍地重复道,“一切都会好起来的。”
兴许是被铃子焦躁的情绪所感染,千手扉间也久违地不安起来。他开始无法入睡,一旦闭上双眼便是光怪陆离的画面,过往的无数亡灵在他的眼前闪现,包括他的父亲千手佛间,在死后离体只看了两个儿子一眼便选择直接离开人世间,追随他们的母亲而去。而现在,那些消逝的亡灵又重新出没于宅院的一切角落,他们吟唱着不知名的古老音节,佶屈聱牙之甚仿佛是来自冥界的密文;又在吟诵的同时高举双手,冷硬的面容布满狂热,半透明的躯体在日光与月辉的照耀下闪烁着珍珠般的色泽。
经历了几日的迷幻与癫狂之后,所有异象消失了,与此同时,千手扉间陷入了长久的昏睡。在万籁俱寂的深夜,他听到有人在耳边叹息,空洞的回声一如他的母亲离去时那般,片刻后冰凉的手指抚过他的脸颊,他挣扎着想要起身,意识却被困在躯体一隅,任由带有熟悉气味的幽灵穿过他的身体离去,记忆的最后只有拂过他额角柔软的白色衣角。
“这是泉奈留给你的。”
他醒来后,在枕边看到了一株白色的彼岸花。纤长蜷曲的花瓣在微风中轻轻战栗,尚且带着清晨霜露的寒意。穿着红色和服的座敷童子哽咽着将脆弱的花朵捧到他面前,他起身接过花朵,将其安置到放了胭脂的暗格里。他面上一片倦怠,眼下有淡淡的青黑,朱红的眼睛里满是荒芜与寂寥。送去宇智波家的停战协议久久没有回应,在一切尘埃落定的此刻,他反而有种果然如此的释然。
身旁的座敷童子仍在哭泣,他强打精神,勉强振作起来。他那位心性坚韧对一切都抱有乐观态度的兄长依然在等待宇智波的来信,而知晓一切的千手扉间不知如何开口,只能匆忙结束会面,重新躲到自己的屋舍之内。
在这样的年代,死亡不过是家常便饭,族地内随处可见故去的亡灵在游荡。上一秒还活生生的存在,顷刻间便被洞穿心口,雾蒙蒙的眼睛无法闭合,面上的表情永远定格在意识流逝的瞬间。而从冷却的尸体中诞生的幽灵,大多也不过凭借着一点残留的意识,固执地徘徊在生前之地和故人身旁,停留一段时日后便自行消散了。
见到宇智波斑变得截然不同的写轮眼和他空无一人的身旁之后,千手扉间心里最后的那点侥幸终于被无情摧毁了——为了家族和兄长,宇智波泉奈在献出自己的眼睛之后毅然选择了死亡,甚至他的亡灵都没有选择在人世过多停留,他彻底放下了生前的一切,决绝地投入了死的怀抱,不再回头。
这反倒显得他的痛苦与期待尤为得可笑,他木然站在原地,只觉得自己像一个四处漏风的屋子,心里空荡荡的,无数亡灵在其中穿梭来去,冰冷彻骨。往日被压抑的情感在这一刻全部消失无踪,只剩下了麻木与空洞。被兄长打败的宇智波斑要求他亲手杀了自己来为宇智波泉奈报仇,被卷进仇恨漩涡中心的千手扉间突然觉得十分疲累,战争、仇恨,所有人都被二者裹挟,逃不出这个永世轮回。他已无心再听前面的争执,即使宇智波斑口口声声必须取走他的性命。直到千手柱间决定牺牲自己来换取挚友谅解的那一刻,宇智波斑终于松口了。累世千年的仇恨循环,终于在今日出现了变数。
解决这一切之后,千手扉间重又踏上了归家的路。早上出门之前,因为宇智波泉奈的离去而伤心了好一段时日的座敷童子拍了拍脸颊振作起来,她把系在她发尾的两个铃铛拆了下来,强硬地把其中一个塞到了他的手心。
“这是保佑扉间平安的护身符哦,说不定今天你回来的时候会有什么好事情发生呢。”
坚称自己是能带来好运的小妖怪帮着找来了红绳,把不起眼的小小铃铛挂到千手扉间的脖子上。而经历了跌宕起伏一天的千手扉间捏着胸前的铃铛,半路找了处水源洗了把脸,不希望自己惨白的脸色吓到只到他大腿那么高的小姑娘。
他披星戴月地走近自己的小院,那枚小巧的铃铛突然发出了细微的清脆响声,在空旷的夏夜和晚风一起极大地安抚了他疲惫的身心。还未靠近院门,他就远远地听到了铃子欢快的笑声,和他颈间的铃铛形成共振,与此同时,还有另一道低沉悦耳的男声,和孩童高亢的嗓音一起传入他的耳中。
院子里,明显梳洗打扮过的小姑娘正被人放在肩头,去够被抛到枝丫上的藤球。察觉到门口的视线,穿着深色族服的长发男人转过身来,朝着呆立的千手扉间伸出了手。他宽大的衣袖下露出一段洁白的手腕,上面正戴着一个小小的铃铛,同样用红绳拴着,明显是被他抱在怀里正满脸邀功的小妖怪的杰作。
“扉间,欢迎回来。”
在拥抱的两人的头顶,小小的座敷童子开心地洒下了她攒了好久的漂亮花瓣。千手扉间一颗心在旷野上飘荡许久,终于在此刻落到了爱人的掌心。
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年底出國滑雪攻略 冬季滑雪計畫準備
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