#青森美容室
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初東北エリア 青森の旅
旅行の後もう1ヶ月が過ぎてしまったのですが青森旅行のご報告をしたいと存じます
今さら感もございますがよろしければお付き合いください
今年の旅行先を青森に決めたのは友人のお母さんの一言でした
「以前見た青森の紅葉は素晴らしかった」となかなかの熱量で語っていたのが私の心の片隅にポッと火をつけたのです
八戸まで新幹線で移動し、レンタカーを借りて移動しながらの3泊旅行色々見て周ってきました
今回は紅葉が第一の目的
手始めに紅葉の3段重ねです、どうぞ
こちらは奥入瀬渓流ですね
だくだくと流れております
そして穏やかな快晴の十和田湖
夕暮れの中野もみじ山
きれいな場所ももちろんあったのですが時期はもう少し遅かったらパーフェ���トだったのかなといった印象でした
今年はやっぱり紅葉が遅かったようです
旅のもう一つの目的はアートめぐり
十和田現代美術館、青森県立美術館、弘前レンガ倉庫美術館と3つの美術館を見てきました
そして最後はせっかく来たのだからの弘前城
まさかの小ささで、なんと可愛らしいお城でしょう
初めての青森でしたが、青森かなり気に入ってしまいました
美味しい食べ物と自然とアートお腹いっぱいの旅行でした
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○日時 平成28年10月31日(月)16:00~18:00 ○場所 TKP新橋カンファレンスセンター ホール3A (東京都港区西新橋1丁目15-1 大手町建物田村町ビル3階) ○出席者 (構成員等) 山本輝之座長、岩崎俊雄、久保野恵美��、田中正博、中原由美、平田豊明、松田ひろし、 松本俊彦、村上優、森隆夫 、森祐司、日野博愛、久保厚子、萩原勝己、桐原尚之、 小幡恭弘、松田ひろし、田村綾子、窪田彰 (関係省庁等) 堀江裕 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長、 朝川知昭 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課長、 内山博之 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課長 、 田原克志 厚生労働省社会・援護局精神・障害保健課長、 石垣健彦 厚生労働省社会・援護局福祉基盤課長、 河邉正和 厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課薬物取締調整官、 坂本大輔 内閣府政策統括官(共生社会政策担当)付参事官(障害者施策担当)、 今福章二 務省保護局総務課長、 矢崎正子 法務省刑事局付、 高須一弘 警察庁生活安全局生活安全企画課長、 河原雄介 警察庁刑事局刑事企画課刑事指導室長、 和田勝行 文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課長、 森下平 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育企画官、 佐久間信哉 神奈川県保健福祉局長、 熊坂誠 相模原市健康福祉局長 ○議事 ○山本座長 それでは、定刻となりましたので、ただいまから第7回「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム」を開催いたします。構成員の皆様方におかれましては、御多忙のところ御参集いただきまして誠にありがとうございます。 では、まず初めに本日の出欠状況について事務局からお願いいたします。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課長 事務局でございます。本日は、構成員の皆様全員が御出席となっております。事務局からは以上でございます。 ○山本座長 どうもありがとうございます。それでは、続きまして、事務局から資料の確認をお願いいたします。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課長 資料の確認をさせていただきます。座席表、クリップ留めの資料がございまして、資料1から資料10となっております。それぞれの関係団体ヒアリングの出席者名簿や関係団体からの提出資料でございます。青いドッチファイルがございますけれども、これは前回までの資料でございます。このほか別冊といたしまして、全国手をつなぐ育成会連合会から資料が配付をされております。 以上について足りない資料がございましたら、事務局までお申しつけください。 ○山本座長 ありがとうございました。それでは、以上をもちまして撮影については終了とさせていただきます。また、本日は関係団体の皆様からのヒアリングを行いますので、議事は公開とさせていただきます。 それでは、議事に入ります。本日は、関係団体の皆様からのヒアリングを行います。まず、社会福祉法人日本身体障害者団体連合会から御発言をお願いいたします。よろしくお願いいたします。 ○森参考人 日本身体障害者団体連合会の森と申します。今日は、本来ならば阿部会長が来て御説明するところでございましたが、私が代わりに説明させていただきます。 お手元に資料2「相模原市の障害者施設津久井やまゆり園における事件について」ということでございまして、本年7月26日に神奈川県相模原市の障害者施設津久井やまゆり園において19名もの尊い命と二十数名の方が負傷されるという悲惨な事件が起きたことについて、二度とこのようなことが起こらないよう、事件の真相の究明をしていただくとともに、精神障害に対する偏見、無理解が広がらないようにすることが緊急の課題であると考えております。 また、同施設を建て直すという話がございまして、財政的支援並びに新たな施設ができるまでの間、入居者の住まいの確保や事件による心的外傷後ストレスの疑いのある職員の方などに対して適切なケアを、関係する方々や地元の自治体と連携して、しっかりと取り組んでいただきたいと思っております。 なお、障害者の権利条約が批准され、そして、本年4月から障害者差別解消法が施行されたわけでございまして、このようなときにこのような悲しい事件があったということ、大変残念だと思っておりますが、これを機会といたしまして、障害のある人もない人も分け隔てることない、共生社会の実現に国を挙げて邁進していただきたいと思っております。 以上でございます。 ○山本座長 どうもありがとうございました。私から事前に、各団体10分以内で御発言をいただくよう、よろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。それでは、続きまして、全国身体障害者施設協議会から御発言をお願いいたします。 ○日野参考人 身体障害者施設協議会の日野でございます。 今日はこのようなヒアリングの場を設けていただきまして、心から感謝を申し上げたいと思います。お手元の資料3に私たちの協議会のヒアリングの資料をつけておりますので、その朗読とポイントのみ説明をさせていただきたいと思います。 身体障害者施設協議会は、全国で約510施設の団体でございまして、医療的なケアの高い方を含めた重度の身体障害者の方に対する施設支援と、それから地域で生活されている方、在宅の方、相互に対する生活支援というものを身障協の姿勢として謳って、今日まで事業を継続してまいりました。 4点について述べさせていただきますけれども、今回の事件を契機に、障害のある方への偏見が助長されたり、施設と地域との関係を閉ざすことにつながりかねない過度な施設管理体制整備と行政指導等が先行しないよう、地域と一体となった開かれた社会福祉施設づくりが不可欠です。折しも国は地域共生社会の実現を目指しており、そうした社会の実現に向けた関係施策に係る御配慮をお願いいたしますということで、ここで申し上げたいのは、過度な施設管理体制ということで、外部からの侵入防止を強化する余り、例えば施錠をしっかりしろとかいう通知が来ておりますけれども、そういったことを過度にやりますと、万が一災害が発生したときに、避難に時間がかかったり、あるいは避難経路の確保の妨げになったりとかいうことがございますので、ここで申し上げたいことは、防犯と防災は一体化して取り組んでいかなくてはいけないということが重要ではないかと思っております。 2つ目でございます。障害のある方への支援のための高い志とスキルを持つ職員がいつまでも働き続けることができるよう、人材確保・育成・定着に向けた職場環境の改善及び施設職員の処遇改善に向けた取り組みが推進されるよう、お力添えをお願いいたします。また、抜本的な職員配置基準の見直しにより、施設利用者の安全・安心につながる夜間の職員配置体制の強化に向けた施策検討が推進されるようお願いいたしますということで、まずは施設内の職員体制を整備することが重要だろうと思います。職員の配置基準であるとか、夜間職員体制の見直しが必要ではないかと考えております。 3つ目についてでございます。共生社会の実現に向けては、幼少期の教育、学校教育において、正しい人権感覚と知識を養う必要があり、障害者福祉施設を積極的に活用するなど地域における福祉教育の推進につきまして、御検討いただきますようお願いいたしますということで、やはり福祉教育の重要さを申し上げておりますが、これはそれぞれ行政とか社会福祉法人が別個にやるのではなくて、やはり一体的に取り組んでいくことが重要ではないかと思います。 4つ目、最後でございますけれども、平成28年度補正予算において、障害福祉サービス等の防犯対策の強化に関して示されておりますが、まさに社会福祉施設における防犯対策は喫緊の課題であり、早期の対応をお願いしたいと思っています。また、補正予算成立前に施設独自で実施した防犯対策についても、補助対象とするなど柔軟な対応が可能となるようお願いをいたしますということで、やはり早急な対応を図らなくてはいけないということで、施設によってはこの事件が発生した直後から既にそれぞれの施設で防犯強化体制に取り組んでいる法人が多いわけですけれども、通知では成立する前に取り組んだ事業は補助の対象にならないということになっておりますが、ぜひこれも補助の対象としていただきたいということと、もう一つは、取り組み方が自治体によって多少違うのではないかということも聞いておりますので、ぜひ統一した実施をお願いしたいと思います。 以上です。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、全国手をつなぐ育成会連合会から御発言をお願いいたします。 ○久保参考人 全国手をつなぐ育成会連合会の久保でございます。 本日はこのような場を設けていただきまして、まことにありがとうございます。 私どもの意見書としましては、資料4に出させていただいております。私どもは、障害の程度にかかわらず、各ライフステージに応じた適切な支援の基で安心して暮らせることを願っておりまして、共生社会の実現を求めております。本事件の検証及び再発防止に関する提案が、誰もが安心して暮らしていける社会の構築につながることを願っております。 1番目の精神鑑定の結果と当該施設の検証結果を反映していただきたいという要望でございますけれども、現在、容疑者への精神鑑定が行われておりまして、結果が1月ぐらいに出るとも聞いております。具体的な情報は今、私たちの中にはないと思っておりますし、容疑者が措置入院していたという事実と事件との因果関係が今もってはっきりとしていないという��態でございます。その中で、中間報告で焦点化された措置入院ですけれども、その鑑定の結果次第では、事件と距離感のある、そんなまとめになりはしないかということを危惧しております。 容疑者は、予告文を用いてその思いを世間に示したわけでございますけれども、書かれた内容とか本人の粗暴な振る舞いというのがありまして、結果として措置入院での対応となりましたけれども、本来、本当に措置入院の対応が適切であったのかどうかということも少し疑問視をしております。結果として、そんな対応をすべきではなかったのかなという思いもしております。いずれにしろ判断が困難だったこのような事例につきまして、当時の司法とか行政、医療、福祉を検証して、関わりが難しい人、対応の困難な方とされている方に、医療に託されがちな人の支援について、地域の関係機関が谷間を埋めつつ、本当の意味での連携がきちんと図れて、対応策が示されるように検討を深めていただきたいと思っております。その際、誤解とか偏見が生じないように御配慮いただきたいと思います。 皆さんのお手元に、私どもの方でコピーをしました「知ってほしい・知っておきたい-知的障害者と『警察』-」ということで、警察向けの冊子を私どもの会でつくっております。要は、すぐに犯人と思うというのではなくて、少し対応の困難な方に向けて、各方面で特性を御理解いただきたいなという思いがありまして、こういう冊子をつくらせていただいておりますので、こういうものもいろいろな方面で御活用いただいて、御理解いただけたらなと思っております。 そして、防犯対策ですけれども、中間報告の取りまとめの時点では情報が余り得られていないために、内部犯行を前提にしての検討がきちんとなされていないのではないかという感覚を持っておりまして、神奈川県では、まずやまゆりの報告書が出まして、今、神奈川県の方でやまゆり事件の検証委員会が設置されているとも聞いております。そこでまた結果が出てくるとも思いますので、この事件の検証が行われていますので、そうしたことの結果を少し踏まえながら、ここでも検討していただく必要があるのかなとも思っております。容疑者の犯行声明にどう対応したのかとか、離職後の容疑者をどのように犯行予告に備えてきたのかとかいった具体的な情報が十分に得られていないように感じておりますので、防犯対策の強化の経緯と結果への評価を踏まえて、今後の全国の施設への防犯対策としての検討を行っていただきたいなと思っております。 また、防犯を行う職員へのケアという点でも、職員同士の人間関係とかその辺のところも重要でありまして、職員の人間関係の中でその職員の特性だとか人柄みたいな���のも分かってまいりますし、いろいろな情報が得られるだろうと思っております。これらの情報を得て、今後の対策として職員体制、施設職員の処遇とか、そういうことを検討していただきたいなと思っております。 2番の再発防止のことですけれども、これからの対応について段階的に整理していただきたいと思っておりまして、私どもは第3回の会議にも意見書として提出をさせていただいておりますけれども、2つの課題を踏まえての具体策が必要であると考えておりまして、1つ目は、事件の事実から抽出された「対策」。2つ目は、事件の事実そのものには関わらないものの、背景として考えられる課題を解決していくための「政策」が必要ではないかと思っておりまして、下のほうに対策と政策という形でずっと書かせていただいております。新たに書かせていただいたこととか、今までに意見書として出させていただいたこととか、いろいろ混ぜておりますけれども、お読みいただけたらと思います。 先ほどからも意見がありますように、共生の社会を目指して障害者への理解とか偏見をなくしていくという部分では、やはり育成会としましても、学校教育が重要な役割を果たすと思っておりまして、ぜひ学校教育の中で教科の一つのようにしながら、子供たちに多様性を認める共生の社会をつくっていくのだということで強く意識をつけていただきたいなと思っております。 具体的に今回示させていただきましたけれども、そういうことも含めて、未着手のものもございますので、さらに深く、広く御検討いただきたいと思っております。 今回の事件が社会的に与えたダメージは大変大きなものがありまして、私どもの会のほうにも、障害のある御本人や御家族から、怖いとか、自分の隣にいる支援者が信用できないとか、外に出られないとかいろいろな声が届いております。今もまだぽつぽつと届いている状態でございますので、本人や家族については本当に深く深く心に傷をつけたなと思っておりますし、それをまた一生懸命支援しようとしてくれている職員の方のところにも、心に傷をつけた事件であったと思っております。 そういう意味でも、この間違った発言を徹底的に払拭していけるような共生社会の実現を目指していけるような、そんな要因が必要だと思いますので、事件及びその影響に躊躇することなく、お互いに人格と個性を尊重しながら共生する社会の構築に向けて、私たちみんなが着実に歩みを進めていくことが実現できるような検討の報告書をつくっていただくことを強く期待しております。 どうもありがとうございました。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、公益財団法人日本知的障害者福祉協会から御発言をお願いいたします。 ○萩原参考人 日本知的障害者福祉協会の危機管理委員会委員長を務めております萩原と申します。 当協会につきましては、知的障害福祉サービスを提供する施設・事業所の集まりでございますけれども、1934年が設立になっております。82年を迎えておりますが、会員数が本日現在6,215施設・事業所、そのうち施設入所支援を行う会員数が1,575施設となっております。この1,575施設の中には、津久井やまゆり園も含まれてございます。本日、私どもの方といたしましては、中間報告、中間の取りまとめに対応する意見として、何点か報告させていただきたいと思っております。 まず、精神医療の対応についての検証が進んでいると思いますけれども、この植松容疑者が犯行に至る、障害者は死ぬべきだという思想を抱くに至った要因などの検証解明といったものが必要と考えております。今後、裁判などで明らかになっていくと考えられますが、さらに時間をかけた中で、なぜこのような思想を抱くに至ったのかといったような���ころの解明をお願いしたいと思っております。 それから、検証内容には入っておりませんが、障害者なんて要らないといった言葉がストレートに報道されましたことで、その言葉が印象づけられ、支援現場では、「私は要らないのでしょうか」と利用者が支援者に相談された方の例もございます。知的障害のある方への配慮ある報道のあり方について、御検討いただきたいと考えております。 それから、施設における防犯対策でございますが、施設においては従前から、夜勤の職員について法令上の最低基準が決められております。仮にこの知的障害者関係施設が基準以上に夜間対応を手厚くしたとしても、重度の障害者への対応などさまざまな支援がある中で、侵入者への警戒や対処には限界がございます。各施設におきましては、既に防犯対策の研修会あるいは設備の整備といったようなところに検討や着手しているところがありますけれども、実際にそういった対応についても限界がございます。今回のように犯行予告があった場合には、警察の対応が強く望まれるところだと考えております。 それから、施設における防犯対策に関する今後の検討課題という中に、設備面のみによる一律の対応には限界があるため、地域住民との連携など、いわゆるソフト面での対策も具体的に示すことが課題であると記載されております。この件については、私どもといたしましても賛同いたします。これまで知的障害関係施設におきましては、利用者の地域での生活を支援するために、地域に根差し、地域に開かれた施設であること、そして、これこそが共生社会の原点であるとの理念を持って活動してまいりました。このような事件が起きたからといって逆行するわけにはまいりません。報告書にあるように、地域住民との連携など、いわゆるソフト面での対策を具体的に示すことは重要と考えますので、早急に着手をお願いいたします。先進的なモデル事例などを収集される場合につきましては、御協力もさせていただきたいと考えております。 また、この中間取りまとめが出された翌日、9月15日に発出されました「社会福祉施設等における防犯に係る安全の確保について」、「社会福祉施設等における点検項目」、これが地方自治体におきまして指導項目としてひとり歩きしないように徹底していただくことも、あわせてお願いいたします。 最後になりますが、今回の事件によって、障害者の方々への偏見や差別が助長されるようなことは断じてあってはいけません。全ての人々がお互いの人格と個性を尊重し合い、共生できる社会を実現していく。そのための具体的な行動として、国民に向け、障害者差別を解消するために、人権意識を醸成するために啓発を早急に進めていただきたいとお願いいたします。 以上でございます。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、全国「精神病」者集団から御発言をお願いいたします。 ○桐原参考人 全国「精神病」者集団の桐原です。 本日は、このような場に呼んでくださり、心より感謝を申し上げます。 このたびの相模原の障害者施設で発生した連続殺人事件で亡くなられた方々に心から御冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々が一日も早く回復されることを願っております。 私たちは、精神障害の当事者の全国組織ですので、精神障害の当事者という立場から、以下4点の意見を述べたいと思います。 まず1点目です。あらゆる事実の精査というふうに書かれているのですが、幾つかの重要な論点が中間取りまとめでは検証されていないのではないかと感じます。1つ目は、職員の採用基準についてです。このような行動��起こしてしまった職員を採用してしまった施設の採用基準を検証すべきではないかと思います。 2つ目は、教育・労働・安全衛生等の労働実態です。例えば職場の上司や同僚に相談することができたかなど、そうしたことを通じて技術の向上とか人材育成ができていたのかなど、そういった労働実態についての検証がされるべきではないかと思います。 3点目は、施設の提供するサービスの内容についての検証です。例えば意思の表出が困難な重度障害者が狙われたと聞いているのですけれども、こうした人たちの意思決定や意思疎通、コミュニケーションの支援というものがどれぐらいなされたかということに関心を持っています。そういった人でも意思を読み取れる職員がいて、読み取られることによってその人は意思を持った、人格を持った個人なのだと周囲に認識されると思います。そうした支援がされていなかったがために容疑者のような「生きていてもしかたない」という認識に至ったのかもしれないわけですし、意思疎通の支援がどれぐらいされているかなどの検証が必要ではないかと思います。 職員に対する研修ですが、第2回検討チームで一定されてはいるのですけれども、先ほど言った意思疎通の支援に関する研修がされていたかどうかということが検証されているかどうかが中間取りまとめを読んでもよくわからないので、これは検証が必要ではないかと思います。 そして、警察官通報を初めとする警察の対応について、この検証ももう少し、特に捜査方法や施設への情報提供、警職法判断や精神保健福祉法に基づく通報、こういったことが妥当であったかどうかといったことを検証しなければならないのではないかと思います。 続いて、2点目のほうですけれども、中間取りまとめで問題に思った点です。 主に今回の件は、検証が措置入院の入院や解除、施設の防犯といったところに重きが置かれているわけなのですけれども、しかし、これは余りにも精神保健医療福祉の検証・検討に偏重した枠組みではないかと思います。特に措置入院になったということは精神障害者という要件を満たして措置入院になるわけですので、容疑者に何らかの精神障害があったのだということは、それはそのようになるだろうと思うのですけれども、その疾病や障害と事件時の行為の因果関係に関する検証というものがされていないのです。これは刑事事件における精神鑑定を根拠に置かなければならないので、精神鑑定を待ってからでなかったら、本来これは検証できないのではないかと思います。 だけれども、再発防止策という形で措置入院解除後のフォローアップに対する関心が非常に高い。そのような中間取りまとめのつくりになっておりますので、精神障害による行為を抑止するための措置入院という形でなければ筋が通らなくなるので、そうなると容疑者の犯行時の障害の状態と行為との因果関係の検証、証明が必要になると考えます。しかし、この中間取りまとめは検証、証明がされ���おらず、容疑者に精神障害があったという事実をもって措置入院に対する関心が書かれてしまっている点で問題があると思います。 今までもこういった精神保健上の問題という形で社会的に取り扱われた事件は、往々にして責任能力ありというふうにされる傾向にあります。本件もやはりそうした可能性があるので、そこは慎重に検討されなければならないのではないかと考えます。 あと、警察官通報に関して、警職法の通報なのですけれども、どうしてもこれを法律の手続にのっとってやったら問題がないというのは、法律の手続にのっとっているから法律上問題ないことにはなるのですけれども、警察官がどのような必要性を判断して警察官通報にしたのかとか、警察官側が必要とした根拠について、それが妥当であ���か、妥当ではないのかといったことの検証も必要ではないかと思います。こういったことをしなければ、広く恣意性というのは許容されていきます。法律の手続に従ってなされた手続は妥当であったものとして処理されるきらいがありますけれども、そこについてはもう一歩踏み込んで検証が必要ではないかと思います。 それから、神奈川県警の方で具体的に結束バンドで職員を縛るだとか、外部との連絡を取れなくするとか、抹殺したあとは自首するとか、そういったことを書いた衆議院議長宛ての容疑者が作成した手紙があるのですけれども、これを施設側、かながわ共同会に神奈川県警が見せていなかったということが報道されたり、議会で質疑されていたりしています。神奈川県警は、事件の発生予防という観点から、逆に危機感を失わせる結果になるのではないかということで、事態の危険性を正確に理解していただけるようにその内容を口頭で説明したのだと、だから手紙そのものを示すことは必ずしも適切ではないのだということで、見せなかったと報道されています。 ですが、明らかに犯行の方法などを事細かに書かれているわけなので、この神奈川県警の見立てというものが果たして本当に妥当だったのか、否、妥当ではなかったから実際に事件が起きて、施設側は対応できなかったわけですから、この点に関しては踏み込んだ評価が必要であろうと思います。そうでなければ現場の職員は、手紙を見せられずに情報共有がないまま防犯対策の責任だけを負わされることになるので、施設側の努力だけに解決の糸口を求めていくと、そういう解決策の筋書きになってしまいます。警察官のそのときの手紙を見せないという判断が妥当であったかどうかということを検証しなければならないのではないかと思います。 3点目ですけれども、これは実際に再発防止策という形で期待を寄せられている継続支援チームと多機能垂直型統合診療所についての私たちが思っていることについてです。 まず、兵庫県で実際に実施されている継続支援チームについては、兵庫の精神障害者の団体と協力して独自に調査した結果、次のような事実がわかってきました。精神科救急の輪番を組んでいて、その日当番だった病院が、あまり評判がよくない病院で、そこにたまたま救急で入院した。入院して、その後、継続支援の対象になって、通院自体をかなり厳密に管理されてしまって、逆にしんどいということで体調を崩した人がいるということと、それから、かなり他害防止のための監視という部分が強いので、そのあたりで監視されているということで体調を崩して入院を繰り返したりとか、そういった人がいるので、実際の面でも慎重に考えられなければならないと思います。 多機能垂直型統合診療所に関しては、これもやはり福祉のマターに対して精神科医が非常に入りやすくなってしまうということと、その大きな権限を持って精神障害者の地域生活に常に医師の目がつきまとってしまうことで窮屈なものになるのではないかと懸念します。 4点目は、措置入院見直しについてとか、犯罪防止機能の強化といったことに対して一般論なのですけれども、措置入院解除の検証というものは非常に力点が置かれているのですが、再発防止策として措置入院解除後の過度に管理的な干渉がなされるのではないかと私たちは危惧しています。そういう意味では、こうしたやり方には反対しています。地域の精神障害者は、報道でそういう事件があって、精神障害の犯行というふうに報道されたことによって体調を崩す者がいますし、検討チームの報道を耳にして、自分も措置入院にされてしまうのではないかと、そうやっておびえている人もいます。ですので、その部分については慎重に進められるようにお願いしたいと思っています。 精神保健医療福祉の問題という形で総括されてしまうことによって、結果として私たち精神障害者の実際の生活が規制されていく法制度になり得る状況にあるので、精神保健医療福祉を犯罪の防止のための策にすることに対しては、強く反対します。 ありがとうございます。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、公益社団法人全国精神保健福祉会連合会から御発言をお願いいたします。 ○小幡参考人 本日はヒアリングの機会をいただきまして、ありがとうございます。本来ですと、理事長の本條が発言するところなのですが、別件の会議が重なっておりますので、私、小幡のほうからかわって発言させていただきます。 私どもの団体は、精神障害者の家族会を中心とした団体・組織になっております。私たちとしては、今回の再発防止策の検討は必要なことだとは思っておりますけれども、今回の中間まとめ、また、この間の報道や、各団体さんからもるる発言いただいているところですけれども、このことが精神科医療全般の措置入院やそういったところに偏重しがちなところについては危惧を持っております。そういった意味では、予防拘禁的な機能や犯罪予防というような部分がしっかり押さえられるのであれば、別途対策も必要かと思っているところです。ただし、今回の再発防止策の中では、これに関するところがかなりまとめられておりますので、危惧されるところも含めて当会として意見を述べていきたいと思っております。 容疑者の特異な考え方というのは、精神の症状から発生するとは私たちは考えておりません。そういったことで治療で治るものではないとすれば、この入院措置、いろいろな対応というのは一時的な対応手段でしかなくて、本来の解決というところの糸口をともすると見失ってしまうようなことになりはしないかと思っています。 既に国のほうでは、これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会というものが設置されておりまして、当会からも構成員に入っておりますけれども、そちらのほうで保護入院等の非自発的入院と措置入院というのは本来連動するものと思いますので、関連があるのであれば、そこの部分をしっかりそちらの検討会のほうにも盛りつけていけるような方策が必要ではないかと思っております。 それから、今回の防犯対策としての救命というところを本当に区別していかないと、元職員の犯行であるとなれば、幾ら防犯策をとっても内部的なところからの観点というのは網羅されていないところがありますので、盲点として残ってしまうのではないかと思います。退院後のフォローアップにつきましても、精神疾患の患者さんということであれば、いろいろな方策がもちろんとられるわけですけれども、入院中からの退院支援に向けての取り組み、ここに支援者の参加を、専門員などを含めてですけれども、必須としていただきたい。 それから、地域の訪問支援の拠点というものに圏域をどう定めるかということはあると思いますけれども、小回りのきく小規模な拠点、区域にして、ここにも多職種、いろいろな目が入るようなチーム編成を築いていただきたいと思っております。 地域生活に移った後は、治療の中断、今回はそれに当たるところもあるかとは思うのですけれども、ここにどうアクセスしていくのか。また、家族とは今回、容疑者の方は一緒に暮らされていなかったところもありますが、そういった背景がどこから生まれているのか。精神の特性等にもし起因するところがあるとすれば、医療中断がないように、また急��期に陥らないようにしていくというところは、本人のみの対応ではなくて、本人を取り巻く家族やそういったところに関する医療へのアクセスの方法についてもつぶさに見ていかないといけないのではないか。そういったところでは、診療報酬との兼ね合い等も出てくるのではないかと思っております。 また、今回、容疑者の友人等もいろいろ変調を感じ取っていたりというようなこともあったようですけれども、そういった意味では相談をする窓口をきめ細かに、また、どんなものもたらい回しにせず、ワンステップでそのことを受けとめ、関係機関等につながっていくというようなサービス体制も整えていくことが求められているかと思っています。 また、いろいろな事件が起きたときに対応するには、国や行政等のかかわりももちろん必要でしょうけれども、当事者や家族会等が、なぜそういったこと至ってしまったのかというところで独自に情報を入手し、介入していけるようなシステムを自治体等の後押しをもってできていくということがあるといいのではないかと思っています。 それから、今回、容疑者が緊急措置入院になったときの状況は余り詳しくわからない部分があると思うのですけれども、措置入院になったときの身体拘束等が広がってきているというような背景を見たときに、例えば一般的な緊急措置入院になった場合と、今回の容疑者が措置入院になったときの受け入れや治療方針を立てるときの差異というのは逆になかったのかどうか。特異な事件としては扱われるのだけれども、ほかの状況と比べたときにどうだったのかというところは私たちも情報を得られないところがありますので、そういう観点から検証するのであれば、他の類似事件等も含めて比較対照が必要だと思いますし、現在、事件とは直接関係のない状況であっても、措置入院や緊急措置入院、また保護入院の実態というものもたださないと、明確な対策はとれないのではないかと思っております。 いずれにしましても、精神疾患、精神医療のところに偏重しない検証というものを進めていただきたいですし、今回の事件は防犯をしても内部から起こさせてしまえば、それは対応のしようがないという部分もありますので、こういった点については、より掘り下げて検証いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、公益社団法人日本精神科病院協会から御発言をお願いいたします。 ○松田構成員 資料7です。私、構成員ですけれども、たまたま日本精神科病院協会の役員ですので、その立場で今、お話しさせていただきます。 声明を日精協で出しました。その中で、終わりのほうですが、今回の事件でさまざまな立場から多くの意見表明や議論がなされていますが、日常的に措置入院患者を受け入れている日本精神科病院協会としては、今後二度とこのような悲惨な事件が生じないように、十分に人権擁護に配慮した措置解除後のフォローアップ体制の充実を含め、制度の見直しが早急に必要であると考えます。そして、今回の事件が地域移行の流れを阻害し、精神障害者への偏見を助長することのないように、そして、精神障害者と地域がともに安心かつ安全な生活を実現するために、各団体の団結が望まれますということです。 次のところには、今度、私どもの会長の意見が書かれています。その最後の方で、途中は飛ばしますが、再発防止を目的に治療・改善を行うための保安処分の検討や、医療監察法の対象者を治療可能な精神障害者のみに限定してよいのか。本来は司法モデルであるべき案件を安易に医療モデルとすることで、精神科病院に責任を押しつけてはいないかといった根本的な検討が求められているような気がしてならない。病院はあくまでも治療の場です。それを司法の考えを導入��るというのはなかなか難しい。今回の事件に関しても、司法の側の検討をぜひお願いしたいと思っています。 以上です。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、公益社団法人日本精神保健福祉士協会から御発言をお願いいたします。 ○田村参考人 公益社団法人日本精神保健福祉士協会副会長の田村と申します。よろしくお願いいたします。 資料8に従いまして、私どもの協会の意見を述べさせていただきます。 また、その前に、今回の事件におきまして被害に遭われた全ての方々に対して、慰めがありますようにお祈りしたいと思います。また、この検討会におきまして、先生方が熱心に御議論くださっていることと、本日こういう機会を頂戴いたしましたことに感謝申し上げます。 それでは、資料8に従いまして述べさせていただきます。 私どもの団体は、精神障害者の社会的復権と福祉の向上ということに取り組んでおります専門職の団体であります。 まず1点目、幅広い見地から事件を検証し、再発防止策を検討すべきです。事件発生後の早い段階でこの検討チームが設定されたこと、そ���て、措置入院制度の見直しが規定のことかのように議論が進んでいることに、本日も幾つかの団体の方が御意見をおっしゃっていますけれども、私どもも違和感、そして危機感を強く覚えております。こうした類似の事件の再犯防止のために最も重要なことは、生きるに値する命とそうでない命といったものを選別するような差別思想、これといかに私たちが闘うかということの検討が必要だと思います。その意味では、政府としてもその方策を議論する必要があると考えます。 また、そのためにも、今回の事件の刑事司法における対応の検証と課題抽出が欠かせないと考えます。 2点目です。本協会としましては、精神科医療や措置入院制度のあり方及び退院後の継続的な支援のあり方を今回の事件の再発防止策として論ずることに反対いたします。これも他の方々も述べられていますが、被疑者の措置入院歴あるいは精神障害ということと、今回の事件との因果関係は明らかになっていないと思います。そういう中で、措置入院制度の見直しを検討することは、あたかも犯罪の再発防止の機能を精神科医療が担うということを肯定しているように映ってしまいます。精神科医療の守備範囲というのは、あくまでも精神疾患のある人への適切な医療の提供であります。その一端を担う措置入院制度におきましても、極端な差別思想に基づく行動をとる方、そういった方を取り締まるような治安機能はあり得ないと考えます。 また、私どもソーシャルワーカーである精神保健福祉士は、基本的に御本人中心の支援を行う立場にありますので、社会防衛のために私たちの支援が機能するということは直接的にはあり得ません。 3点目です。改めてノーマライゼーションやインクルーシブな社会の実現に向けた取り組みを推進すべきです。日本における障害者入所施設の入居者の方あるいはその御家族は、本当に幸せな日々を送っていらっしゃるのでしょうか。今回亡くなられた方々のお名前も公表されなかったということ一つとっても、その人生がどのようなものだったのかということを想像させられます。たとえ障害を持って生まれてこられたとしても、地域社会から排除されることなく幸せな人生を送れるような社会づくりが本当に必要だと思います。そのためにも、財源を伴った社会保障の充実は欠かせません。国としては、生存権の保障ということを貫く姿勢を今こそ見せていただきたいと考えます。 また、改めまして、福祉専門職や研究・教育者が差別思想というものに対峙できるような共生思想を再構築し、広く啓発することも重要な使命であると考えております。 4点目です。福祉人材の確保と育成方法について見直すべきです。今回の事件と障害者施設が置かれている状況やそ��に従事する福祉労働者の実情等を切り離して考えることはできません。福祉人材を養成する教育現場においては、人権教育を一層充実させること、また、一定の資質を備えた人材を雇用できるだけの待遇を確保すること、そして、福祉現場での教育研修体制を充実させること、これらが一体的に図られる必要があると考えます。 5点目です。私どもソーシャルワーカーとして、本事件の被疑者をもしも私たちの支援対象であるクライエントと捉える場合に、その時間と費用の保障ということが必要であると考えます。もし本事件の被疑者に精神保健福祉士として支援介入するとしたら、もちろんこれは医療の対象とは限らず、福祉的な支援の対象ということを多く含んでおりますが、長時間をかけて援助関係を形成するということ、そして、この方が持っている心の闇に入り込みながら詳細なアセスメントを行うということ、その上で御本人の不満や不充足感といったものがどういったところから起こってきているのか、その根源を探ること。そして、この方がどういう生き方をしていきたいと考えているのか。そういった生き方探し��伴奏するようなソーシャルワークの関わりが必要となります。 こういった支援を丁寧に行うことを考えますと、仮に例えば今回のように措置入院でしたけれども、そういった短期間に限定される、そして強制的な治療の場においては、この関係形成においた支援は不可能と思います。また、これをもし成し得ようとしましたならば、制度的、経済的な裏づけなしには行うことは困難と考えます。 以上の5点を総括させていただいた上で、措置入院制度のあり方ということに関しましては、特に措置解除の判断やその後の通院など強制医療提供の部分に特化して議論が矮小化してはならないと思います。警察官通報のあり方、措置診察件数の都道府県格差を初めとした措置入院に至る過程の検証も含め、現在厚労省に設置されております、これからの精神保健福祉医療のあり方に関する検討会、こちらで精神保健福祉法の改正の検討がなされているところですので、そちらにおいて議論すべき事項であると考えております。 このため、私どもの協会としましては、そちらの方へ措置入院制度のあり方に関する具体的な意見提出をしたいと考えていることを申し添えて、本日の意見とさせていただきます。 なお、添付は私どもの協会で2度にわたって、今回の事件とそのことについての報道等に関しまして見解を出させていただいておりますので、御参照いただければ幸いです。 以上です。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、日本多機能型精神科診療所研究会代表世話人、窪田彰氏から御発言をお願いいたします。 ○窪田参考人 今日は発言の機会をいただき、ありがとうございます。 今回の事件で亡くなられた方々の御冥福をお祈りしたいと思います。 さて、私は、今回の事件の本人が措置入院として適切であったかどうかについては、詳しく知るものはでありません。ただ、今回のことで気づかされた措置入院後の地域支援体制の乏しさ等について意見を述べさせていただきたいと思います。 医療保護入院では、退院後にケア会議が位置づけられている一方で、措置入院においては退院後の支援を検討するケア会議すら求められていないのが現状です。 私は、精神科診療所を開業している精神科医師で、日本多機能型精神科診療所研究会の代表世話人をしております。日本の精神科医療は、入院ばかりに頼らない地域ケアがなかなか実現できていないことが問題だと思っています。そのためには、重い課題を持つ患者さんを地域で支援できる包括的精神科外来医療チームを生み出していかなければならないと考えています。この考えに至った道筋と今後の方向性について述べさせていただきます。 それでは、1枚目のスライドに移ります。 東京の下町は、精神科病床が極端に少ない地域で、1978年に日本で最初の精神科救急病棟がこの錦糸町の都立墨東病院に生まれました。このときに私は着任しています。都立墨東病院の30床の入院病床は、日本一の短期入院期間を誇っていましたが、当時は退院後の治療継続支援もリハビリテーション支援もなく、日が経つにしたがって、再発再入院患者さんが増えてきたのです。このような経緯から、退院後の再発再入院を少なくするためには医療の継続支援が必要であり、同時に、地域に当事者たちの心の拠り所になる拠点も必要だと考えました。 そこで、周囲から寄附を集めて、当事者たちが自由に利用できる「友の家」と名づけた部屋を墨東病院の近くの町の中につくりました。その後、それらを支援し、継続的な医療を提供するために、1986年に錦糸町に精神科診療所を開業しました。墨田区等の行政や地域の医療・福祉機関との連携を構築し、必要な地域資源を立ち上げるなど、様々な活動をしているうちに30年の歳月がたちました。必要に応じて必要なサービスを提供できる体制を整えていくことによって、気がついてみると、まだ不十分ながらも重い課題を持った患者さんのための地域ケア体制ができてきました。 2枚目のスライドに移ります。 入院ばかりに頼らない地域での生活を支援していくためには、まず、重い課題を持った患者さんを外来で支援できなくては始まりません。重い課題を持った患者さんとは、この表のように例示できます。措置入院後とか、長期入院後とか、刑務所出所後とか、そういった課題を持った方たちがおられます。また、重い課題を持った患者とは、この表のほかにも、急性期の激しい病状を示す患者さんも短期的には含まれます。正直に言えば、重い課題を持った方たちを当院で診なくてはいけないとの制度はありませんから、本音のところではつらいなと時には思うこともあります。しかし、重い課題を持った方こそ手厚い支援が必要であるにもかかわらず、そのような患者さんを積極的に診療する医療機関は非常に限られており、当院では何とか診てまいりました。 今後は、市町村からの委託事業等により、何らかの責任と公的役割を認められたほうが、覚悟して実施ができるように思っています。 次のスライド、3番目に行きます。 当院の通院患者さんの特徴をグラフでお示しします。左側の円グラフのように、当院は統合失調症の患者さんが半分近くを占めています。鬱病や神経症圏の患者さんが多い一般的な精神科診療所と比較すると、当院は比較的重い患者さんが多いことが特徴です。 右側の円グラフは、当院でのフォローアップ期間を示しています。当院では、10年以上治療継続している方が40%以上を占めており、多くの方に長期の継続支援をしていることがお分かりいただけると思います。さらに、スライドには示しておりませんが、最近のある水曜日を急遽調べたところ、その日の私の外来患者さん69名中、措置入院経験者が6名、医療監察法通院処遇中の患者さんが2名、刑務所経験者が3名、拘置所経験者1名、計12名が重い課題を持った患者さんでした。刑務所経験者3名���うち2人は違法薬物の使用経験があります。この方たちは、外来通院につながっているという意味で成功例です。問題は、通院治療中に中断し、再三の電話連絡をしても応じない、つまりは継続支援からドロップアウトしてしまう方たちが問題としてあると思います。 4番目のスライドに移ります。 これは現在の当院の実践を図にしたものです。赤い字の箇所は診療報酬外のサービスで、ボランティアになっています。当院の特徴は、外来で医師の診察に加えて精神保健福祉士などのコメディカル職員も個別面接や家族支援を行い、ケースマネジャーとしての調整役を担っていることです。このことが毎日夕刻に開かれている院内ミーティングでのアセスメント等の検討時にチーム医療の重要な要の役割を果たしています。 精神科デイケアは、リハビリテーションへの入り口の役割とともに、人間関係が苦手な患者さんが安心できる環境で仲間に出会える場の役割があります。訪問看護や訪問診療、往診といったアウトリーチ支援を行うことによって、外来で通ってくるのが難しい方への医療継続支援等、ある程度の危機対応が可能になります。また、患者さんが実際に生活する場を見ることで、より本人のニーズに即した包括的な支援を行えることも、アウトリーチ支援の利点です。このようなアウトリーチ支援を当院は1カ月間に合計400件ほど行っています。ケア会議は、行政や入院中の精神科病院の職員との協議を行う大切な場ですが、ほとんどの活動は持ち出しで、報酬はありません。 5番目のスライドに移ります。 この図は、錦糸町の地域精神保健マップです。地域全体で精神障害のある人々を支えるために、顔の見える連携を構築しようと考えています。このようにサービス拠点が地域に点在して町に溶け込んでいる、町に散らばっているところがうちの特徴です。住みなれた地域でサービスを受けられることが特徴です。区役所やスカイツリーで患者さんがデイケア等でつくった作品を販売するなど、さまざまな活動を通して地域住民の精神障害者への理解も促進されてきたと感じています。このような地域に根差した活動や支援の提供を通じた地域共生社会の実現が、私たちの目指しているところです。 次に、6番目のスライドに移ります。 医療機関では提供困難なサービスについて考えてみます。当院では、このように創意工夫をして実践してきましたが、それでも力の及ばないことがあります。以下にあるような方々には支援が大変に困難なものです。 第1には、引きこもり等で初診すら困難で、もしくは受診拒否の方への治療導入。 2番目には、重い課題を持った患者さんが受診を中断・拒否している場合です。私たちは、患者さんの自己決定権を尊重しつつも、患者さん及び周囲の人々の生命、健康、生活を守るための支援をしていきたいと考えていますが、現実には難しい問題が多いのです。治療契約が成立しない患者に対しては、たとえアウトリーチ支援が可能な体制があっても、強制的な治療提供はできず、手を出せないのが現状です。できれば措置入院などの強制力を発動するために、入院にならないうちに地域で見守りを続けて孤立を防ぎ、根気よく働きかけることにより関係性を構築し、本人が納得した上で外来治療への導入もしくは再開することが望ましいと思っています。そのためには、公的な事業委託のような診療報酬とは違った仕組み���当事者を見守り、関わっていける枠組みが必要と考えています。 さらに第3には、薬物依存症等の濃厚なケースマネジメントを必要としている場合でもケースマネジャーが実施するサービスは現状では診療報酬の対象外であります。これらの課題は市町村から医療機関への業務委託が制度化されれば、地域への責任が生まれ、公的役割を果たすことができます。 7番目のスライドに移ります。 ここで、通常の医療機関では対応困難な方たちの医療継続支援の提供方法について提案したいと思います。 市町村からの医療継続支援については、2つの方法があると思っています。一つは、この図の右側の部分で、市町村が直接支援として保健師等の力で支援する現状のスタイルです。もう一つは、図の左側の部分、民間医療機関に業務委託をする案です。市町村の役割と責任の一部を実際に外来診療を行っている医療機関に業務委託することにより、民間医療機関でも市町村の保健師等と協力しながら一定の役割と責任を果たすことを可能にするのです。つまり、通常の診療では対応困難な患者にも、温かな見守りによる孤立防止や十分な時間をかけた関係づくりや必要時の危機介入ができるようにするのです。仮にこのような医療拠点を意欲のある外来医療機関、つまり、全体の精神科外来の約10%が引き受けてくれれば、全国に500から600カ所ができると思います。 すなわち人口10万から20万に対し1カ所程度ができてくれれば、継続的な医療支援が機能しやすくなると思います。例えば措置患者さんの退院前にケア会議を開き、その後の支援を行う場合を考えてみます。東京都は、人口当たりの措置入院が最も多い自治体の一つですが、例えば人口26万人の私がいる墨田区では、年間では二十数人が措置入院しています。月に直して言えば月に2人程度ですから、1つの機関で十分対応可能と考えられます。そして、このシステムの透明性を確保するためには、各都道府県単位の精神保健センターがモニタリング機能を担うようにすれば良いと考えています。 8番目のスライドに移ります。 次に、個人の生活・価値観を尊重した医療継続支援を実現するための条件について触れたいと思います。 第1には、医療機関が適切なアセスメント、ケースマネジメント、24時間365日のミクロ救急等を実施することです。手厚い支援が必要な人には、さまざまな医療資源や福祉資源を活用し、多機関との連携を密に行うことが必要となってきますので、それらのサービスの連携、構築のためのケースマネジメントが支援の鍵になります。そして、病状や生活状況が改善したときには、定期的アセスメントにより、逆にサービスを減らしていくということも必要になってきます。 第2には、外来医療の充実です。入院医療中心から地域中心へという国の方向性が明確に示されていますが、残念ながら、外来医療の診療報酬は従来と変わらず手薄なままです。デイケア、アウトリーチ、多職種によるケア等の外来医療全般の質の底上げが必要だと思います。 3番目はスライドのとおりです。 第4には、自治体の実情に応じて、民間医療機関への業務委託をすることにより、官民協働で包括的地域ケアを提供することです。これにより、地域共生社会の実現を果たしていけると考えています。 最後の9番目のスライドになります。 このように、市町村単位で民間医療機関への業務委託による官民協働の体制が実現すれば、カナダやイギリスやイタリア等の先進諸国と同様に、日本にも地域に責任を持ち、重い課題のある患者さんにも対応可能な精神科外来医療拠点が生まれます。ここに多機能で包括的な精神科外来医療チームを形成して、人口10万から20万人に1カ所の地域精神保健センターを日本にも創設する必要があるのではないかと考えています。 以上です。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、田原課長、よろしくお願いします。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課長 事務局でございます。 追加資料を今、配付させていただきたいと思います。全国手をつなぐ育成会連合会から冊子が届きましたので、お手元にお配りいたします。 以上でございます。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、そのほか本日御発言いただいた方々から、もし追加の御発言があれば承りたいと思うのですが、いかがでしょうか。 どうぞ。 ○日野参考人 身体障害者施設協議会でございます。 他の団体の方とは、施設という視点から若干違う意見を申し上げたいと思うのですが、今回の事件について、協議会としていろいろな意見が出たのですが、侵入防止という観点から考察しますと、まず第1は、敷地内への侵入防止策をいかに図るかということと、2つ目は、建物内、要するに利用者の方が生活をされている居住空間への侵入防止策をいかに図っていくかということと、3つ目が、今回の事件のように建物内に侵入された場合にどう対応していくかという、この3つの視点から、私たちの協議会は具体的にこれから取り組んでいかなくてはいけない重要な課題だと思っています。 もう一つは、今回の事件が元職員であったということは、やはり重視しなくてはいけないということで、特異なケースではあるにしても、今、職場環境改善ということも先ほど申し上げましたけれども、職員のメンタルヘルスケアというものをしっかり取り組むことが、職員の資質の向上にもつながると思っていますので、その部分だけ追加をさせていただきました。 ○山本座長 ありがとうございます。 他はいかがでしょうか。 どうぞ。 ○久保参考人 今、お手元に配っていただきました9月号の「手をつなぐ」という冊子ですけれども、私ども、先ほどのお話の中でも意見を言わせていただいたのですが、知的障害の方だけではなく、精神障害の方や身体障害の方からもお声をたくさんいただいておりまして、助けてほしいというような意見とか、今の報道されていることが障害のある人たちや家族から見るとマイナスのイメージばかりになってしまっているというのがあるのです。それで私たちは、もっと前向きに、みんなと家族や仲間と本当に明るく前向きに元気に生きている、こういう人たちのことを、障害のある人たちのところに余り関心を持っていない方も含めて、この人たちの命がなくていいものでしょうかというので発信をしたいなと思って、9月号を出させていただきました。 みんなマイナスイメージで、怖がって助けてほしいという声が聞こえてきますので、前向きに生活をしていけるような、そんな活動の一つとしてこの9月号をやらせていただいていますので、報道関係にはそういうところに御注意いただきたいという気持ちもありまして、今日提供させていただきました。よろしくお願いします。 ○山本座長 ありがとうございました。 その他いかがでございますか。よろしいでしょうか。 それでは、本日御発言いただきました各団体の方々、本当にどうもありがとうございました。御礼申し上げます。 それでは、各団体からのこれまでの御発言を踏まえまして、御質問、御意見があればお願いしたいと思います。いかがでしょうか。 田中構成員、どうぞ。 ○田中構成員 育成会連合会としても2つ要望させていただいておりますけれども、1つは、本人の精神鑑定がどのような進捗状況になっているのかということと、この会をどのように進めていくのかということについて、今日意見提出をしていただいた団体からも、そこを踏まえての検討が必要ではないかとされておりましたので、神奈川県での検証委員会の動きと、精神鑑定についての見通しはどのようになっているのかについて、お答えいただける方がいればお願いしたいと思います。 ○山本座長 ありがとうございます。 今の点に関しましては、神奈川県のほうはいかがですか。 ○神奈川県保健福祉局長 神奈川県の保健福祉局長の佐久間です。 今日は大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。 私ども��やっております、先ほど団体の方からも検証委員会のお話を具体的に出していただきましたけれども、厚労省のチームと余りほどなく設置をさせていただいて、主に事実関係をどう認定していくかということと、それに対してどういう課題があったのか、課題に対する対応はどうすべきかと、こういった視点で検証をやらせていただいております。 もちろん第三者による検証委員会でございますので、私ども事務局がいつ出るとはなかなか言いにくいのですが、今の見通しですと、最終的なある程度のまとまりある報告、レポートというのは11月中にいただけるのではないかと受けとめてございます。 以上でございます。 ○山本座長 ありがとうございました。 田中構成員、よろしいですか。 ○田中構成員 であるとして、この会がいつ結論を得るのかということと、幾つかの団体や私たちから要望した精神鑑定も含めて検証につなげるということについて、事務局としての見通しについてもお聞きしたいと思います。 ○山本座長 事務局、よろしいですか。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課長 精神鑑定の方の見通しは、まだ我々も十分承知はしておりませんが、この検証チームの再発防止策については、秋頃にまとめるということで申し上げておりました。大体11月中を念頭に置いていたものでございますので、神奈川県の検証の状況なども念頭に置きながら、この場でのいろいろな意見集約を見て、再発防止策がまとめられるように進めていきたいと考えております。 ○山本座長 ありがとうございました。 田中構成員、どうぞ。 ○田中構成員 団体からの意見としても強く上がっておりましたし、私も構成員としては2つの結論を待ってから検証報告を出したほうが、いろいろ指摘されたことに対してもバランスよく答えていくことになるのではないかと思いますので、11月ごろに報告書を出すという見通しを立てた時期とかなり情報が変わってきておりますので、もう一度そこは再考していただきたいと意見としては述べさせていただきます。 ○山本座長 この点につきましては、今の御意見をいただきまして、ちょっと検討させていただきたいと思います。 他はいかがでしょうか。もう田中構成員はよろしいですか。 ○田中構成員 今の件1つです。 ○山本座長 他はいかがでしょうか。 平田構成員、どうぞ。 ○平田構成員 今の精神鑑定との関わりについては、何回目かの会議で私も指摘したと思うのです。やはり鑑定の結果といいますか、被疑者の病理と事件との関係が解明されなければ、結論を急ぐべきではないという話をしたつもりなのです。ただ、それが確定するのを待つということになると、最高裁まで行ってしまう可能性がありまして、いつなのか見通しがつかないという事情もありますので、制度的な問題に限ってこの検証委員会で取りまとめるということはあってもよいかなと私は考えているのです。 ただし、鑑定結果が出たところで、もう一度そこに焦点を絞った検討会は再開すべきではないかと、ここで述べさせていただきたいと思います。 ○山本座長 ありがとうございます。 その点について、松田構成員、いかがですか。 ○松田構成員 全く同じ意見です。 ○山本座長 ありがとうございます。 村上先生、どうぞ。 ○村上構成員 確かに精神鑑定の結果を待って、それからというのが一つの正論ではあるのですが、私はちょっと違った観点でお話をさせていただきたいと思います。 医療監察法ができました池田小学校事件の場合にも、要するに彼がこれまで医療を受けてきた経過を検討されて、そして、医療監察法という制度がスタートいたしました。制度が発足したときには随分反対意見も多かったと思います。ですが、ああいう不幸な事件をきっかけとして、医療としては、松田先生は司法モデルとおっしゃいましたが、あれは司法モデルを取り入れてはいるけれども、病院そのものは医療モデルで動いております。そういう意味での展開を考えてみますと、今回の措置入院という状況の中で、措置入院個々に関して、そのときに医師がどのように判断をした��かに関しては、実際に診てきていただいた先生も含め、我々もいろいろ書類を読ませていただいた関係も含めた上で検討をさせていただきました。 ですから、確かに精神鑑定というのは、とどのつまり最後の結論はこれでしたという正解みたいなものがあるのだけれども、我々は全て正解を知った後に判断をしているわけではない。日常臨床というのは、そのときその場で状況を含めて判断をしております。その上で我々が陥りやすい落とし穴があったり、我々が用心しなければいけないことだったり、我々が準備しなければいけないということは、現時点でもしっかり論議はできるし、提案はできると思っております。 何度も申しますが、池田小学校のときの事件に関しては、岡江先生が、亡くなられる直前ですけれども、鑑��書を公にされました。お読みになった方もおられると思います。その鑑定書の中は、最終的には情性欠如の精神病質、パーソナリティー・ディスオーダーという判断なのですけれども、読み方によれば、もっといろいろな議論ができそうなものでした。 あれは���審でほぼ確定して、控訴したものもすぐ取り下げましたから一審で確定して刑が執行されましたけれども、不幸な事件を契機にして、でき上がった制度というのは必ずしも間違いではなかったと私は思っております。 ○山本座長 ありがとうございます。 今の点について、いかがですか。 座長でございますが、私も中間取りまとめの際にも申し上げましたけれども、鑑定の結果が出るまでは相当時間がかかるわけです。しかも、我々は検証におきまして課題を抽出したわけですから、その課題につきまして制度的に再発防止策を出すというのは義務だと思います。そして、これは秋頃までを目処に出すということを公にしておりますので、そういうことで再発防止策を出していくという方向で堅持したいと思います。それでよろしいでしょうか。 松田先生。 ○松田構成員 それで全く問題ないです。ただ、先ほどから皆さんの意見の中に、措置入院とかそのあり方を検討しているかのような御発言がありましたが、そういうことは一切ありません。この事案に関してどうなのかということをやっていますので、それに対して今、再発防止をどうしたらいいかということに特化しています。措置入院はこうあるべきだなどという上から目線の議論は一切していないということをお伝えしたいと思います。 ○山本座長 ありがとうございました。 他はいかがでしょうか。 松本先生、どうぞ。 ○松本構成員 私も今回の事件をきっかけにして、質の高い地域精神保健福祉のサービスが実現できればいいなと思っているのですが、その中で、きょう窪田先生に御指摘していただいた、本当にだんだん地域中心の精神科医療になっているのだけれども、診療報酬は本当に入院中心についていて、外来などではやせ細った形で支えている現実がありますし、地域保健の行政サービスのほうも年々人員的には厳しくなってきて、直接住民を支援するというよりは、役所仕事になっていってしまっているという現状があるなと思っています。 その中で、今日は窪田先生の御紹介された内容にちょっと関心を持ったのですけれども、2点ほど質問させていただければと思います。もしわかればということなのですけれども、現状の日本の中で、多機能垂直型のこのサービスをやっている医療機関というのがどのぐらいあるのか。例えば実態として、そういったところが担えるぐらいの潜在的な数があるのかどうかということが1点。 もう一点、私自身は薬物依存症を専門とする精神科医なのですけれども、本当になかなか医療機関が少なくて苦慮しているのですが、例えば行政から一定の委託費があれば診られるのか、あるいは診るだけのソフト面というか、職員のスキルなどは高められる可能性はあるのか���この2点について御意見をいただければと思います。 ○山本座長 ありがとうございます。 では、窪田先生、お願いします。 ○窪田参考人 御質問ありがとうございました。 まず、名前なのですが、今、垂直まで言うと余りにも長いのと、多少の概念の混乱がありますので、多機能型精神科診療所と言っています。それに相当する今回のようなきちんと地域でケアできる体制を持った医療機関がどれだけあるかといいますと、もしこれが制度として発足したときには、診療所レベルでは恐らく50から多くて100ヶ所くらいだと思います。日本中の精神科診療所でデイケアを持っているところは大体多機能になっているのです。それが約450件です。その中で重い患者たちを責任を持って診ると手を挙げる精神科診療所は、恐らく3分の1から4分の1というところだと思います。 これが始まったときには、精神科病院の外来で多機能になっているところは随分全国的にありますので、そこが中心的に担っていただいて、都市部については多機能型の診療所がやるというような現実的な形になると思います。それから、公立病院や総合病院でもそういったことが担える病院は幾つもあるだろうと思いますから、日本の総力を合わせて500~600カ所できてくるのではないかと思っています。 実際の力についてはどうかということを言われると、たしかに能力的にはまだばらつきがあります。少なくともデイケアをやっているところはスタッフが10人以上いますが、当院や幾つかの力をこめて実践しているところは50人を超える職員がいる診療所が増えてきています。全体を見れば、まだ研修も必要ですし、これがもし委託を受けることになれば、責任を持って薬物依存の患者を診療所も診なければいけないし、そのことについての研修もしなければいけないと思っているところです。 ありがとうございました。 ○山本座長 ありがとうございました。 松本先生、よろしいですか。 ○松本構成員 はい。 ○山本座長 他、いかがでございましょうか。 岩崎構成員、どうぞ。 ○岩崎構成員 私、再発防止ということに関連して言えば、先ほど育成会あるいは身障協の会長さんからお話がありましたように、教育の必要性というのは大変大事だと考えておりまして、文科省でもカリキュラム編成の際にそのような努力をしていきたいという前向きな回答をいただいております。 私が知る限りでは、平成の1桁の時代には、福祉の教育モデル校みたいなものがあって、学校教育の中でインクルーシブ社会の創設に向けた検討が行われていたのですけれども、このところは余り聞かれなくなってきた。ということは一般化してきたということで、評価すべきなのかもしれませんけれども、子供たちにとってはそういう機会に接することがなくなったということで、ぜひ団体としても御活躍をお願いしたいと私個人的に思っております。 それから、日野会長から出た中で、防犯対策と防災対策は一体的にしていくべきではないかという御発言をいただきました。私、初めてこういうことを聞いたのですけれども、今回出されました4課長通知の防犯に関する通知と、これまで行われてきた防災対策の中で示唆に富むようなお話があればお伺いしたいと思ったのです。 といいますのは、今回の防犯対策について、ちょっと細か過ぎるのではないかとか、幾つかの批判を各種別からお話しいただいているものですから、もしあれでしたら、身障協としてどんなお考えかも含めて。 ○日野参考人 岩崎構成員のほうからおっしゃったこと、教育の話は本当に重要だろうと思いますので、協議会としても、ライフステージに沿った教育というのが必要なので、教育委員会と社会福祉法人と一体的に取り組むことが必要だろうと思っております。 それから、防犯対策につきましては、示された通知とかでちょっと表現が過度な体制整備をしないようにとお願いしていますけれども、例えばある団体、先日の別のところのヒアリングでおっしゃったのは、防犯カメラを設置するということについては人権の問題、例えば監視をされるとかいうこともあるので控えていただきたいという御意見があったのです。それは身障協としては、外に向けての監視カメラであれば特に問題ないのではないかと思っておりますけれども、やはり一番危惧するのは施錠のところです。施錠の方法もいろいろあるのですが、例えば外から今回の場合はハンマーか何かでガラスを割って、そこから解除して侵入した。そのことであれば、例えば割れにくいようなビニールを窓ガラスに張るとか、そういう方法をとれば、例えばハンマー等でガラスを割るにしたって時間がかかるし、音がしますので、それは職員が気づくと思うのです。その程度であれば問題ないのですが、何カ所も施錠するとかいうことに関しては、先ほど申し上げました防災、万が一災害があったときに避難に時間がかかる。避難経路の確保ということを含めて一体的に検討しなくてはいけないのではないでしょうかということで発言をさせていただいたということです。 ○山本座長 岩崎構成員、よろしいですか。 ほかはいかがでございましょうか。 部長、どうぞ。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長 ありがとうございます。 防犯と防災ということで、社会から閉じた施設にならないようにというのは、どの委員からも共通して出ている話でございまして、私どものほうも通知の中で、地域と一体となった開かれた社会福祉施設となることと、防犯に係る安全確保がなされた社会福祉施設となることの両立を図るために、日ごろから利用者が地域に出て活動するということ。それから、地域開放など地域の関係者との交流に向けた諸活動について、防犯に係る安全確保に留意しつつ、これまで以上に積極的に取り組むことが重要で、また、利用者の自由を不当に制限したり、災害発生時の避難に支障が出たりすることのないように留意するということを書かせていただいております。 そうはいうものの、また改める必要があるのではないかという御示唆、御提言がありましたら、またお聞かせいただければと思います。 ○山本座長 ありがとうございました。 そのほか、いかがでございましょうか。 どうぞ。 ○松本構成員 先ほどの多機能型クリニックの話の続きなのですけれども、今、なかなか公的機関で地域のサポートをするマンパワーが少ない中で、こういう民間のそういったところに委託するというのは一つのアイデアだなと思う一方で、本日、全国「精神病」者集団の方がプレゼンテーションしてくれた中に、やはり医療の抱え込みみたいな感じになるのではないかという、それも確かに危惧すべきことかなと思っていて、先生のクリニックなどは本当に地域に根差してやっているのですけれども、地域によってはかなり病院で抱え込んでいるなという感じもある。 多分、その解決策の一つとして先生が提案された中で、市区町村などとの人的な交流であるとか、精神保健センターのモニタリングみたいなことを添えられたのかなと思っているのですけれども、どうでしょうか。やはりこれが医療の抱え込みとかになって、それは私もとても危惧すべきことなのかなと思っているのです。 ○窪田参考人 ありがとうございます。 これまでの日本の精神科診療所を考えますと、余りにも非力だった。医者と事務の2人しかいない。これで一体、重い人たちを地域で支えられるのかという、とても無力な状況があったと思います。やっと最近はデイケアができ、訪問ができて、他職種多機能になり一定の力を持てるようになってきたのです。さらに近年では、障害福祉サービスのほうも障害者自立支援法ができてから株式会社も実践する時代ですから、医療機関も包括的ケアや垂直統合型と言うなど、一つの医療チームでしっかり支援する必要があります。重い急性期の状況にあ��人たちについては、とにかく相当力を込めないと支え切れない。医師が外来で10分間程度面接するだけでよくなるかというと、それだけでは無理です。地域の中で様々な力を統合していく必要があります。しかし、日本の現状はまさに個々ばらばらです。たくさん地域に福祉施設はあるのだけれども、どれもみな別々の法人がやっていて、チームになっていないのです。これが日本が諸外国に遅れをとっている面だと思っています。重い人をサポートするときには、多職種による多機能の連携をチームとしてやっていく必要があります。そのためには、一つの医療法人でチームとしての実践をしっかりやらなければいけないと思っています。 ですから、一定程度の安定を見たら、そこからは福祉レベルに移すことを私は水平連携と言っていますが、力を込めるときには力を込めてやる。そして、一定程度安定したら地域の福祉の人たちにお任せしていくということが必要です。一つの医療法人だけで抱え込まないことは大事だし、開かれた場である必要がありますが最初の急性期のときには力を集中して対処しなければならないわけですから、最初の大変なところは医療チームがしっかりと支えて、そして一定程度よくなったら、より広い範囲の中で見ていくという構造が必要と思います。今までの日本にはこのような医療ケアが無さ過ぎたのではないか思います。 ○山本座長 私からも1点よろしいですか。 これは継続的支援を行う場合、期限とかはどのようにされているのでしょうか。それと、行われていることについて、もし課題を感じていることがあられたら、ちょっと挙げていただければ非常にありがたいのですが。 ○窪田参考人 特に統合失調症の方については、現状で言えば、やはり再発予防が大事ですから、5年、10年と長いお付き合いになるのはやむを得ないと思っています。ただ、かなり力を込めてサポートする、これもかなり個人差がありますね。本当に数週間で急性期を立ち直る人もいれば、引きこもった状況からやっと友達ができて、人の輪の中に入っていけるのに10年かかる人もいますから、何とも期間については一概には言えないと思います。ただ、評価を定期的に行って、不必要な支援は減らしていくという作業がいると思っています。 現状で我々のクリニックで困っているのは、例えば家を探しに不動産屋さんへ行っても、それは診療報酬にならない。仕事を探しにソーシャルワーカーがハローワークに行っても、これもボランティアにしかならない。そろそろ退院だから来てくださいねと、当院のスタッフが精神病院のケア会議に行っても、これも診療報酬にならない。全部持ち出しでボランティアではなかなかやれないのです。そういった生活支援の活動に対して経済的な手当がつく必要があります。 逆に言えば、私の提案の中にある地域精神保健センターをというのは、そこに2人でも3人でも自由に動けるコメディカルがいてくれれば、個々の活動のたびに診療報酬にしばられずに動けます。例えば八王子の病院に地域移行のケア会議が必要な患者がいれば飛んでいくし、地域で困っている人がいれば夜でも飛んでいくことができます。さまざまな応援ができる。そういう自由に動ける人手がいないというのが実は一番困っているところです。 ○山本座長 ありがとうございました。 これは民間委託をするのも一つお考えだということですが、そういう場合でも情報提供の問題とかがあると思うのですが、何かその点についてお考えはございますか。 ○窪田参考人 情報提供というのは、病院との間ですか。 ○山本座長 要するに病院との間です。市町村から。 ○窪田参考人 例えば現在入院中の患者さんで、退院してから当院の外来へつなげる必要があったとき、こちらはその患者さんがもともと当院に通院中の患者さんならば、ケア会議に行くことはオー���ーだけれども、今まで当院にかかったことがない人だと、情報提供上の問題が起きてきますね。それが区からの委託を受けて当院が責任を持って退院促進もやってくださいと言われていて、公的な契約関係があれば、情報の共有は可能になるのではないかと思っています。 ○山本座長 その辺はちょっと制度的な検討が必要だと思いますね。ありがとうございます。 ○窪田参考人 そうですね。それから、民間であることのよさは、やはりローコスト・ハイパフォーマンスでできる。アメリカも精神保健センターができたけれども、どんどんNPOに委託になっていると聞き及んでいます。そういう委託の良さがあると思っています。 ○山本座長 大変貴重な御意見をいただきました。ありがとうございました。座長のほうからいろいろすみません。 では、松田先生。 ○松田構成員 窪田先生に引き続き質問で申し訳ないですが、先生のような意思ある人がきちんとやるというのは大事なのだけれども、やはりどこかでポシャっちゃうのではないかという心配があるのです。そこら辺のところは地域力のアップ、地域での治療共同体でもいいし、福祉共同体でもいいし、生活共同体、そういったものを同時に考えていかないといけない。そこら辺の運動とか活動をどうリンクさせるかという問題があるのだけれども、そこら辺はどうお考えですか。 ○窪田参考人 ありがとうございます。 当然そこが中心になれば、その医療機関の周辺の、例えば障害福祉サービスとも水平連携していかなければいけない。ただ、そこが委託を受けて一つのリーダーシップを発揮できれば、周辺の支援機関と一緒にケア会議を開くことが可能になります。今のところ現状で言えば、当方のクリニックはクリニックとしてやっているだけで、言うなれば八百屋さんと何の変わりもないのです。当院が周辺に呼びかけて一緒にケア会議を開こうなどという権限も何もないわけです。でも、そういうことをやれる、少なくとも言い出しっぺになれるような権限を与えてくれると、もうちょっと地域がうまく連携してやれるようになると思っています。 ○山本座長 松田先生、よろしいでしょうか。 ○松田構成員 はい。 ○山本座長 それでは、いかがでございましょうか。 また私からで申しわけないのですけれども、幾つかの団体の方から、警察の取り組みといいますか、警察官行政についての検証ということが指摘されておりますが、これに関しては、警察のほうではこの事件に対する対応として検証とかを行っているのでしょうか。どうぞ。 ○警察庁生活安全局生活安全企画課長 警察庁の生活安全課長でございます。 こちらの考え方としましては、チームに参画して一緒に検討させていただいているという理解でおります。 ○山本座長 特に内部ではされていない。 ○警察庁生活安全局生活安全企画課長 内部というか、もちろんこの検証チームがありますので、それにその都度、上司等に諮って相談申し上げておりますので、そういう意味では検討はしているところでございます。 ○山本座長 わかりました。 神奈川県のほうは、警察についての検証はいかがですか。 ○神奈川県保健福祉局長 神奈川県の検証委員会のほうにも県警本部の生安の総務課長さんに常時御出席いただいて、当然秘密会でやっております関係もあって、さまざまな資料でありますとか、いろいろな状況説明でありますとか、非常に丁寧にやっていただいて、今、そのおかげで非常に検証がはかどっているという面はございます。 ○山本座長 神奈川県では検証がはかどっているわけですね。 ○神奈川県保健福祉局長 おかげさまをもちまして。 ○山本座長 わかりました。 どうぞ。 ○窪田参考人 松田先生からの御質問で、だめなところはどうするのかというお話を思い出しました。委託したけれども、ちゃんとした成果を上げないところについてはどうするかについてです。自分が考えているのは、5年ごとに見直しをすることです。それぞれのところについてちゃんとやれているのか、そういったことを県の精神保健センターがモニタリングする。もしくは各自治体、市町村が委託を5年ごとに再契約をするというような形にすることによって、ちゃんと機能していないところは他に替わってもらうという道があるのではないかと思います。 恐らくこれが制度としてスタートすれば、かなりやる気になるところが出てくるのではないかと私は思います。逆に言えば、一つの地域で2つも3つもやりたいと言ったらどうするのかということがありますから、何年かごとに再契約し直すという制度が必要になってくるのではないかと思っています。 ○山本座長 ありがとうございました。 松田先生、よろしゅうございますか。 村上先生、どうぞ。 ○村上構成員 先ほど山本先生からも出たのですけれども、この間、私もグレーゾーンという表現で、これは警察が扱うべき事案なのか、医療が扱うべき事案なのかという、要するにはっきりとしない領域についてお話を伺いました。私自身、例えば日常臨床の中でも、当院は窪田先生のところと似ているのか、多機能型病院と言っていいぐらい問題な方ばかりがお見えになりまして、ほとんど警察の方がお連れになります。診断もやはり多様です。基本的には、すっきりと統合失調症という方はほぼおられません。多かれ少なかれ事件的なことを起こしておられます。 やはり我々自身も悩むのですね。多分この方を引き受けられた病院も悩まれたと思うのです。悩まれた経過はよくいろいろなところで調べていただいたものを見て、そのように悩んだけれども、やはりこれは受けようと思っておられたということは随分我々自身も共感を持って追跡ができるわけです。ただ、この悩んだ過程に関して我々は共有できない。 日常臨床はそういうことで、お巡りさんが連れてこられるので、お巡りさんとはすごく仲がいいわけですけれども、悩んだときに、この意見の交換がどれぐらいできるかということが、やはりこういう難しい場面に対応するような病院は必ず必要になってくるので、ぜひ警察のほうも、悩んでいただきたいというのはおかしい話ですけれども、悩んでいただいて、そこの悩みの部分は共有していただきたい。その結果において、我々医療が引き受ける場合もあれば、お戻ししてそれは司法といいますか警察の方で対応する場面もあるのだろうと思いますが、その領域があるのだということは、非常に難しい場面をどのようにマネージしていくかにとって非常に重要なポイントになるのだろうと思います。よろしくお願いしたいと思います。 ○山本座長 ありがとうございます。 田中構成員、どうぞ。 ○田中構成員 私も窪田さんにお聞きしたいのですけれども、プレゼンテーション資料の中の6ページの「行政からの業務委託により対応可能に」という文言は、4ページの図全体に対しての提案なのかなと理解しているのです。今日お話しいただいた精神の分野の医療の伴った対応ということになるわけですけれども、ケースマネジャーと相談支援専門員がかかわる分野は、3障害だけではなく発達障害、難病にも広がった状況ですので、業務委託に関してのウエートは、ソーシャルワーク的に動く相談支援専門員を指しているのか、医療的な背景を伴っていることに対して業務委託と御提案なのかということについて御意見をお聞きしたいと思います。 ○山本座長 窪田先生、お願いいたします。 ○窪田参考人 ありがとうございます。 やはりチームとしては一部のソーシャルワーカーだけの業務というわけにいかないと思うのです。包括的なコミュニティーケアという意味では、この医療法人の中の医者もソーシャルワーカーも心理も看護も、それから周辺にある訪問看護ステーションとか、就労移行支援事業所とか、様々なところが一体的に機能していく必要があると思っています。 ただ、一般外来では鬱病や不眠症の人も大勢来ていますから、そちらについては直接かかわらないでしょう。より重層的な多機能な支援が必要な人たちを��象にしたセクションになっていくと思っています。 ○山本座長 よろしいですか。 ○田中構成員 一言だけ。私たちの提案としても、対応が難しい方の特性を理解した見通しを見立てていくということが非常に重要だと思っていますので、この一体的な機能について、窪田さんからの提案を受けて、今後の対策の中で強めていただければということで、今の御意見ですとなかなか分かちがたい部分があるということだったかと思いますけれども、これを参考にして、ぜひ何らかの形になるように検討、報告にも反映していただければと思いますし、政策にも取り込んでいただければと思っての意見表明です。 以上でございます。 ○窪田参考人 ありがとうございます。 ○山本座長 ちょっと話が飛んでしまったのですが、先ほど村上先生から御指摘いただいた点につきまして、警察からいかがでしょうか。 ○警察庁生活安全局生活安全企画課長 村上先生は以前からおっしゃっておられることは認識しておりますので、その趣旨は理解しているつもりではありますけれども、警察側も決して悩んでいないわけではありませんで、以前、ちょっと今数字を思い出せませんけれども、保護した中でも全て23条通報しているわけではないというお話もさせていただいたかと思います。あくまで23条におきましては、精神障害のために自身を傷つけ、または他人に害を及ぼすおそれがある、自傷他害のおそれがあると認められる者を発見したときは直ちにその旨を最寄りの保健所長を経て都道府県知事に通報しなければならないとございますので、そういう意味では真面目にやらせていただいているところでございますので、また導き等、よろしくお願いしたいと思う次第でございます。 ○山本座長 村上先生、よろしいですか。 ○村上構成員 そういう関係性をつくるのに、日々、我々、日常的には警察の方と連携をとってきて、やっと信頼関係ができてくるというプロセスがございます。だから、警察の方も一生懸命されていることは十分承知しているのですが、ただ、何回も言うように、グレーゾーンというかはっきりと判断が出ないような、幾ら専門家が見てもたった1~2時間の世界では信頼がつかない場面があって、そこだけで何かの決定を出さないといけないわけですから、そういうときにお互いの意見交換がフリーにできるようなことは非常に重要なのだと。精神鑑定で結論が出てくるのは、入ってくる情報量の桁が3つ違うぐらいの情報量の中で診断をしたり判断をするわけですけれども、実際の診療というのはもっと生きている状況の中で、時々刻々の中で判断するわけですから、お互いに100%正解な答えを出しているわけではないというところを共有していただければと思いました。 ○山本座長 ふだんからの密接なコミュニケートというものは必要だと思うのですが、今後そういう具体策みたいなもの、村上先生、ございますか。 ○村上構成員 私、司法精神学を専門としているので、私がまいりましてからそういう非常に難しい患者さんに関して、かなり丁寧なケア会議を開かせていただいて、その中に警察の方がお入りになることもあるし、それから、先ほどお話ししましたように、ほぼ問題な患者さんは地域にある意味ではそのままいます。問題が起こるたびに余り有効な手が打てずにおります。そこが少し医療という観点で入ることについて、私のほうからも手を出したところ、警察の方もすっかりと、それこそ対話ができるようになったというプロセスがございます。だから、医療とこういう困難な方の処遇に関することは、やはりお互いの歩み寄りなのだと思います。 それは例えば児相も出てくるし、保健所も出てくるし、相談機関も出てくるわけですが、やはり一番判断の難しいところは、手つかずにあるということの事実なのです。この事実を我々が認めて、何か手をそこに出していかないといけない。多分今回の相模原のケースだって、手を出し始めるとそんなに簡単にいかない。単に寄り添うといっても、非常に二面性があってどのように判断するのかわからない局面が多分あったのだろうと。そういう非常に難しい局面にある方が実際に地域に多くおられるということ、そこを我々はどのように医療なのか、司法なのか、対話をしていくということが重要なのではないかと思いました。 ○山本座長 ありがとうございました。 ほかはいかがでしょうか。 中原構成員、どうぞ。時間がありませんので、済みませんが簡単に。 ○中原構成員 今の村上先生のお話の中に出てきた警察との情報共有というのは、保健所としても一番大事なところだと思っておりまして、要は地域で保健所とそれぞれの地域の警察がきちんとそのような意見を共有できるような関係性をつくる。それもまた各全国の保健所の役割だと思っています。 司法のほうでも、そういったところを十分に認識していただけるように意識していただければと思っておりますので、��れは警察の方にお願いです。よろしくお願いいたします。 ○山本座長 ありがとうございました。 警察の方、今の点について何かございますか。 ○警察庁生活安全局生活安全企画課長 私自身も先週、座長に御一緒させていただいて兵庫の取り組みを拝聴してまいりましたので、そうした形で保健師の先生方、あるいはお医者様方とのつながりというか連携が必要だと思っております。 ただ、余りこちらから言って、各いろいろなところがあろうかと思いますので、構築というのは一朝一夕には難しいのかなという気もしているところでございます。 ○山本座長 ありがとうございました。 最後に、幾つかの団体から障害者に対する差別や偏見をなくす教育が必要だと、そういう体制をとっていくのが政府として非常に重要なのだという御指摘がございましたが、これについて、文科省か、内閣府のほうがよろしいですか。何かちょっとこの取り組みについてお話ししていただけますか。 ○内閣府政策統括官(共生社会政策担当)付参事官(障害者施策担当) 内閣府でございます。 この事件、内閣府の取り組みということで申しますと、9月20日、第5回のこの場でも申し上げたことでございますけれども、うちの加藤大臣もやまゆり園を訪問するといったようなこと、それから、神奈川県との共催で障害者差別解消地域フォーラムに出席して、命の尊さ、あるいは共生社会の重要性ということで発信したところでございます。 内閣府のホームページでも、やまゆり事件に対する取り組みということで特設ページを設けまして、いろいろな取り組みについて一覧できるようにしております。それとともに、あと1カ月ちょっとたちますと障害者基本法で決められている障害者週間というものがあるのですけれども、今年は12月2日に内閣府でやることにしております。そういう中でも、改めて命の尊さについて考えるという形で、原点に立ち返ったようなテーマでパネルディスカッションのようなことも行うといったことで、いろいろな形で、今、久保会長もおっしゃっていましたけれども、とにかく当事者がいて、その家族がいて、お互いすごく大事な存在としているのだという、みんながある意味当たり前、本来それが当たり前だというようなところを一人一人の命の尊厳ということとあわせて発信することができればと考えております。 内閣府としては以上でございます。 ○山本座長 文科省、いかがですか。 ○文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育企画官 文部科学省でございます。 障害者理解の教育につきましては、実はこの会議の場でも折々重要性を指摘されておりまして、私ども、これから努めていきたいと思っております。 委員の皆様には繰り返しになってしまうのですけれども、現在の学習指導要領においても、障害者についての理解ということでいろいろな場面��障害のある子供たちと一緒に学習をしたりする場面を設けたり、あるいは道徳であるとか社会科の中で勉強するというのも盛り込まれていますけれども、現在、学習指導要領全体を見直しておりますので、その中でさらにとりわけ今度の改訂は、次のオリンピック・パラリンピックが東京であるタイミングでもございますので、それに合わせて障害者への理解等の充実をしていきたいと思っております。 1点、先ほど学校のモデル事業のような御指摘がありましたけれども、現在もそういったことをやっておりまして、現在、私どもで行っているのが、心のバリアフリー推進事業という通称で呼んでいますけれども、特別支援学校等において障害のある子供たちと障害のない子供と交流する場を設け、スポーツを題材にして、例えばパラリンピアンを呼んできて講座を聞くとか、障害者スポーツを一緒にやるとか、そういった場面を活用して行う委託事業をしているところです。 今、概算要求ではそこに文化の事業についても使えるように活用しようと思っていまして、これからもこうした形で事業を進めていきたいと思っています。 ○山本座長 よろしくお願いしたいと思います。 それでは、時間になりましたので、本日の議論はここまでとさせていただきたいと思います。 最後に、事務局から今後の日程などについて御説明をお願いいたします。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課長 次回の日程につきましては、追って御連絡をしたいと考えております。 また、先週24日、兵庫県の取り組みの視察をしておりますけれども、その内容につきましては、次回説明をしたいと考えております。 配付した資料のうち、ドッチファイルにつきましては、机の上に置いていただきたいと思います。 事務局からは以上です。 ○山本座長 ありがとうございました。 本日はお忙しい中、長時間にわたりありがとうございました。 また、各団体の方には、貴重な御意見をいただきまして、本当にありがとうございました。 それでは、これをもちまして、第7回「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム」を閉会したいと思います。どうも長時間にわたりありがとうございました。 (了)
相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム(第7回)議事録(2016年10月31日)|厚生労働省
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単巻作品
『風花雪月』
喫煙の補導で停学になった高校生の知幌。両親が激怒する家に帰りづらく、従兄の束の部屋に転がりこむ。その町で佳鈴という女性に出逢い、ひと目で惹かれるが、彼女には夫も娘もいて……男子高生×人妻のラブストーリー。
『IN BLOSSOM』
愛してるのは二次元の彼!重度の夢女子・季羽は進級したクラスで早瀬という女子生徒に目が留まる。近づきたい、でも触れたくない。そんな季羽は、“ノンセクシュアル”という恋はしてもセックスは求めない性を知る。
『月の堤』
精神���定剤を飲み、工場で働く毎日をやりすごす心を病んだ青年。ある日、職場で古株のおばさんになじられる新人の女性に目が留まる。何となく気になるものの、彼女には娘がいて──哀しいほどの純愛を綴る恋愛小説。
『ミメシスの夜』
昼は「普通」に紛れて過ごす彼らは、夜、いつものバーでありのままのすがたになる──ビアンの未桜、トランスセクシュアルの透羽、ゲイの七音とバイの伊緒。いつも四人で過ごす夜に、柳という中年男性が現れ……?
『僕の爪痕』
クラスメイトの女子である里菜に、暴力的なイジメを行なう少年・早原。スクールカースト上位の彼が、底辺の里菜を容赦なくいびる背景には、幼い頃からトラウマが関係していた。彼は里菜に「恐怖」を覚えていた──。
『PASTEL ZONE』
死後に待っていたのは異世界転生──じゃなく、現世に遺した人々に対して“無力”になったことを思い知らされる、気のふれそうな時間だった!家族、友人、恋人の中で過去になる自分に、あなたなら耐えられますか?
『砂糖づけの人形』
容姿のことでイジメられて以来、髪をほどくこともなくなった結菜。そんな結菜の前に現れたのは、家の都合で引き取られてきた佳月というはとこの美少年。次第に結菜に心を開いた佳月が語った、彼の過去とは──?
『Baby,RAG BABY』
僕は好きになった人と幸せになれない。同性を好きになった日から、そう思ってきた希雪。そんな悩みを知ってか知らずか、ふたごの妹の希咲は希雪の書いた詞をたどってギターを弾く。そんなふたりが出逢ったのは──
『ミチカケループ』
DV彼氏の束縛を愛だと言い張る彼女、そんな彼女に片想いする彼、ふたりの力になろうとする彼女、そして彼女が片想いする彼は……さまざまな男女の負の感情が絡みあい、吐き気がするような連作短編集。
『360°』
「僕、女の子が好きなんだよね」ある日、親友の雪月がそう打ち明けてきた。男ならそうだろうと思った千晶に、雪月は自分の心は女の子なのだと訴えてくる。さて、軆は男、心は女、それなら恋する相手は──?
『Blue hour』
クリスマスの朝、闘病していた僕の恋人が死んだ。彼女がいなくなったこの世で、それでも生きていかないといけない。それは気の遠くなる長い夜を過ごすようで──愛する存在を喪っても、前を向いて生きるための物語。
『死花』
僕には命など邪魔物でしかない──誰も自分など愛さない、そんな想いに囚われ、“心”や“意思”のない物体を愛し、やがて死体性愛に目覚めていく少年。殺さないと人を愛せない彼は、ついに一線を超えてしまうが……?
『まちばり』
幼い頃に捨てられた少年は、残飯の中から赤ん坊を拾い、その子を妹として守り育てることを心の支えに成長する。ずっと盗みで生きてきたふたりは、ある日、男娼宿のオーナーである男に目をつけられて──?
『ロリポップ』
遊びほうける高三の夏休み。大して本気でもない彼女、校則違反だらけの親友、俺も将来を考えることから逃げている。そんな現実逃避の毎日の中、自傷癖を持った女の子と出逢い、次第に惹かれていくけれど──?
『中2ヒーロー』
知名度と話題性で作家になる芸能人。俺のクラスメイトの神凪瑠斗みたいな奴。音楽、モデル、文学、何をしても認められて、何だよもう!俺の取り柄は書くことだけど、そのたったひとつにも光は当たらないのに。
『男の娘でした。』
駄菓子屋で店番をする癒は、子供たちに「姫」と揶揄われている。青春は華やかな男の娘として暮らした癒。しかし今はイケメン女子の恋人・伊鞠に首ったけ。彼女のためなら何も厭わぬ、ハイテンションラブコメ!
『僕らの恋はうまくいかない』
書くしか取り柄がない青年・希音の周りの人々は、みんな恋をこじらせている。女装男子に恋するゲイ、塀の中の初恋の人を想う少女、実の弟との関係に溺れる女性、好きな人のペットに過ぎない少年──
『彼女の恋は凪いでいる』
恋をする。私にはその感覚が分からない──自分はどこかおかしいのかと悩む舞凪が知ったのは、自分が無性愛者(アセクシュアル)だということ。そんな彼女と、高校で知り合った三人組の男女は……?
『それでも君に恋をする』
この気持ちは報われないかもしれない。どんなに想っても届かないかもしれない。距離を取る親友、兄の婚約者、勘違いする彼女、振られた相手、長年の友達、失恋を引きずる男女。それでも、君が好き。
『雪の十字架』
彼女は俺を怨みながら死んだ。高校時代の同級生の死に取り憑かれ、精神を病んだ瑞栞。しかし恋人である陽葵に寄り添われ、やっと未来に光が芽生えたはじめて──そのとき、少女の怨念としか思えない惨劇が始まった。
『恋にならない』
三十歳。焦って婚活もしない私は、誰とも結婚なんてしない気がしてきた。そのほうが気楽でいいとさえ思っていた。なのに、あるきっかけで夫のいる女性と親しくなって──ねえ、私たち、友達のままならよかったの?
『白濁の血』
俺のなめらかで蒼白い肌は、まるで白濁を浴びたときのままのようで。幼い頃、さらわれて犯人と倒錯的な時間を過ごした美しい少年。忌まわしい記憶をなぞりながら、カミソリで自分を傷つける。彼の傷ついた魂の在処は?
『深紅の盃』
血を飲みたい。僕はその異様な欲求をこらえきれない。でも、君が僕のそんな欲望を理解してくれた。だから、ただ君のそばにいられたらよかったのに──ある日突然現れた美しい彼が、僕から理性を掠奪する。
『雪薬』
枕営業も厭わないホステスの凪子。そんな彼女を支えるのは処方される大量の薬。今日も口説き落とそうとしてくる客である作家が飲みに来る。薬さえ飲めば、まともでいられるんだから、それでいいじゃない──
『MIDNIGHT』
お互いを犯すように、一線を超えて禁忌に耽る姉弟。そこに愛はなく、ただいらだちを吐き出して夜の行為を重ねていたが、ある日、姉弟の幼なじみが隣の家に帰ってくる。そこから、姉弟の関係は揺らぎはじめて……
『START OVER』
夢の中でくらい、幸せな恋ができたらいいのに。そんなことを思うアラサー女子・真幸は、今日も職場後輩の恋バナマウントをかわす。このままひとりなのかな。そんな不安も一抹感じる日々、彼女の前に現れたのは──?
『アイオライトの夜』
あの残暑の夜を、私はきっとずっと忘れない。祖母を亡くし、乾燥したような退屈な日々を送っていた少女。ある日、彼女はクラスメイトの少年の飼い猫探しにつきあうことになり、さらに「帰らずの森」に踏み込むことになるが……?
『アスタリスク』
ずっと死ねばいいのにと思いながら生きてきた。機能不全の家庭、登校拒否の教室、そんな環境に身を置き、繰り返すのは自殺にも至らない自傷行為。それでも、こんな僕でもまだ──。言ってはいけない願いをこめて。
『指先に触れる君が』
周りにはゲイであることを隠し、ひっそりだけど、穏やかにつきあう映乃と真冬。しかし思いがけない運命に引き裂かれ、かけはなれたふたりに起きる、切なすぎる奇跡──ファンタジー風味のボーイズラブ。
『万華鏡の雫』
秘かに想いを寄せていた恵波とつきあうことになった水澪。幸せな交際が始まったが、恵波をつけ狙う不気味な影と、謎めいた水澪のルームメイト・早凪によって、徐々に歯車が狂いはじめる──血塗られたグロテスクBL。
『揺籃に花』
俺の家族はみんな狂っている。そんな俺も家族を避けて引きこもって暮らし、夜にだけ街を出歩く。いつものバーで引っかける男娼のキキのことは気に入ってる。ただし恋愛感情ではない、そう思っていたけれど──
『さいれんと・さいれん』
「ほかに好きな子ができた」いつもそう言われて彼氏に振られる桃寧。俺なら心変わりなんかしないのに。そう思っていた水雫は、ついに桃寧とつきあうことに!そして現れた桃寧の弟は男の娘!?NTR系BL。
『ローズケージ』
雪理と雪瑠、そして颯乃。幼い頃はいつも三人一緒だった。しかし雪瑠が失踪したことで、三人はばらばらになってしまう。数年が経ち、中学生になった颯乃の前に現れた雪瑠が語った、雪理と共に受けていた虐待は──
『Noise From Knife』
担任教師の水波と秘かにつきあい、心も軆も愛されている優織。このままずっと先生のそばにいたい。そんな甘い願いは、優織がナイフを持った何者かに襲われたことで壊れはじめる──恋心と友情が錯綜するBL。
『樹海の影』
静かに暮らす姉弟の藍と燐。ふたりは夜ごと軆を重ねる、ゆがんだ男女でもあった。このままではいけない──分かっていても、呪われた記憶を共有するふたりは、互いに狂おしく執着する。これは愛情か、あるいは呪縛か。
『黒血の枷』
幼い頃、おぞましい出来事に見舞われたこまゆ。しかしその記憶も薄れた頃、その出来事が起きた町へと帰ってくる。懐かしい友達、幼なじみとの甘やかな再会──しかしこまゆを襲った悪夢は、まだ終わっていなかった。
『茜さす月』
幼い頃の忌まわしい記憶を共有し、互いを求めあってきた姉弟、萌香と有栖。ある日を境にふたりは離れることを選ぶが、それでも秘めた心では相手への狂気じみた執着が絶えることはなくて──禁断の愛の果ては?
『紅染めの糸で』
幼い頃から片想いしていた年上の幼なじみに大失恋した香凪。友達には早く次を見つけろと言われるが、簡単に心は切り替えられない。そんなとき遭遇したのは「男なら誰でもやれる女」こと深月毬実の情事現場だった。
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Slash:Aragorn/Boromir
作品标题:《窄路》
等级:G
警告和说明:
清晨,我做了一个短梦,它像生活一样,没有答案,但我知道,它孤寂又坚定。
梦的记录,波洛米尔视角,死亡描写。
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烛火昏暗的王庭尽头有两个棺材,阿拉贡和波罗米尔头对头地躺在他们自己的棺材里,手交叉着放在各自身体的胸口。如果乍一看,会不知道他们是在试躺,还是已经去世了。
他们老去的身体被那些尊重爱戴他们的人民照顾得非常洁净,连胡须上亦擦上了芬芳的香膏,被擦拭过无数次的老去的身体,换上了最干净的、属于他们的最后一套,刚铎皇室的礼服。
烛光像一串星星点点的锁链,从白色城市的第七层开始串连,一直连串到了顶层的王庭,摆在了华贵棺椁的四周,星烛的光芒随着微风在夜神的手指间轻轻摇曳,但却不会过分的强烈,生者不愿用太强烈的光线去打扰死者的安眠。
法拉米尔来召唤他们,把国王和统领从棺木的卧榻中唤醒,他比他们先去往了自己的路,但却愿在此地逗留,仅为他心底所爱之人做最后的指引。
波罗米尔惊讶地发现自己的灵体轻飘飘的,他没有了沉重的盔甲,也没有了那些过于繁琐的贵族衣饰,他的身体那样轻盈,仿佛吹一口风就能乘风快步去任何地方,他这一辈子都不曾这样轻快过,轻得连自己都在一时之间亦难以适应。
他好奇的在棺木中看一看自己与阿拉贡死去的脸,摸摸他自己的脸颊上,那些眼角处如冬日的冰层上裂缝般的皱纹。他自己的嘴角抿成了一条直线,庄重又严肃,那条直线一如他生时那样,是一个人一生的性格一个具象的概括,就像波洛米尔自己一旦决定好了就一往直前,就很少再走去弯路。
然后他俯身,像最忠诚的骑士和最坚贞的爱人般,单膝跪下,在国王高贵如睡去的脸庞上亲吻他遍布皱纹的额头和雪白的头发,握住国王枯朽骨瘦的手,拇指爱恋地摩挲上面岁月的斑纹,把头贴在他的心口,闭上眼睛倾听他永不再为他跳动的心。
阿拉贡的亡灵从后面搂住他的腰,脸庞垫在他的肩膀上,亲吻他卸去了所有担子的肩头,好像在提醒波洛米尔,不要为他而陷入悲伤,他还在这里。
停灵���里有哭泣的妇女和孩童,门廊处贮立着守灵的沉默的卫兵,低低的哀伤挽歌,用人类和精灵的两种语言在长厅中吟诵,刚铎的挽歌不会抹去他们的国王与统帅生活过的来处与历史,用传颂的歌谣铭记他们对这座城市不可磨灭的责任与爱,今夜的悲伤只因为两颗星辰永恒的陨落。
不远处的大厅里有永远数不清的人影,不同衣着不同种族的人们来来往往,为葬礼准备各种各样的事,死者在生的世界中永不得真正的安静和安宁,一个国王和一个统帅永远不可能��属于他们自己。
过来,过来,我们不能再做久留,无需担心,无需忧惧,白城的未来自有它自己的命运。
法拉米尔对他的兄弟与国王呼唤道,刚铎的三杰这次真的要远行。
他们穿过宫墙上有无数栩栩如生古画的王庭,穿过存储了新旧书卷的古老刚铎档案馆,穿过陈列整齐的兵器馆,与蓄养了无数肥硕健马的马厩,穿过在角落遗落了孩子们木剑和木刻玩具的花园,穿过那些长长的,长长的,有拱形穹顶的连廊。
再往城市的下层走去,街上的人群越来越密了,千家万户手心中点一盏烛灯,把白色散发了贞洁香气的鲜花铺满道路的两旁,人们自发向王庭的方向走去,无言的泪水蘸湿了素白的衣襟,哀悼他们的国王与统帅的逝去。
只有他们与人群擦肩,在活人当中一路逆行,穿过那些纷扰的人群,穿过那些贩售新鲜苹果的水果店、发出香气的面包房,冒着滋滋诱人油脂味的肉铺、飘出醇厚酒香的酒馆、生起风箱冒着火星有金属锻造声响的铁匠的打铁铺……穿过白城他们走过无数次,他们的马蹄踏上过无数回,有新的翻修痕迹的石板路,旧的石头被压在新的石头之上,新的城墙上再没有战争的阴影,老的房子里诞生出一个个新的生命,刚铎的历史在轮回与继续,而新的迭代并没有断层。
他们一前一中一后,穿过佩兰诺平原上那些足足半人高、凄凄的青草,萤火虫萦绕身旁,发出微光守护着前行的灵体,他们走过浪花澎湃的安度因大河,无数的烛灯被人们放在一艘艘纸折的小船上,卷入瀑布的激流,为他们的西去送行。
法拉米尔把他的王和他的兄长带到一条岔开多条小道的岔路口,波罗米尔想跟上去,但法拉米尔的脚步却走进其中一条路远去了。他消失在迷雾中,迷雾在波罗米尔脚下遮盖了法拉米尔的去处,像一个阻止他向前穿不过去的关卡。那脚步声明明离他不远,波罗米尔却怎么也不能像小时候那般,总能追上他,像一个兄长那样去带领他。
我的兄弟,你要去哪里?
他回头,发现他的爱人也没有再跟在他身后,他的身影离散在迷雾���漫的丛林里。
我要提前去往我自己的路了,我已逗留得太久。
法拉米尔的声音在迷雾中回答。
亲爱的波洛米尔,你也一样,我的兄弟。这是我们每一个人都只能自己走过的一条窄路,没有任何人可相伴和代替。原谅我,即使是我,与你一母同出,一父养育,自小亲密无间,也不知道属于你的那条孤路的样子,这只能由你一个人知道,但我依然为你祝福,愿我们在路的末端仍旧能顺利相逢。说完,他像一支弦上待发的箭矢,像一头磨好了利爪要扑进丛林中的灵豹,在拉弓至满的声响中,箭的尖锐划破了树林里冷冷的空气,法拉米尔的步子远去了。
我的爱人,你呢?你在哪儿?
风从树林中吹过,每一片叶子的响动,和踩在积叶层上靴子的脚步声,都无言地代替了人声的回答。那声音像阿拉贡生时风一般的脚步,他的国王变回了游侠,变回了那个在中洲的诸多城池中游历,留下无数传奇功绩、智慧骁勇的梭隆吉尔,变回了曾生活在精灵的幽谷中,年轻英俊的人类男子。他穿梭得那样快,那样急,那样灵巧而随心所欲。在路的另一边,在另一个由树林相隔的通道中,他仿佛化身为一阵疾速的西风,一匹驰骋平原的黑马,一只翱翔天穹的灰鹰,向着夜空中的星辰追去,与万物霜天竞自由,他自由自在,无拘无束,无影无形,神行客在无穷的林间迈着如乘风步速般的长腿,寻找他自己的路去了。
我在这儿,跟上来,跟上来。
风的低语,树林的低语。草木和苔藓湿漉漉的气息,老旧的、他自己白树护臂上皮革的味道,像阿拉贡通过其他形式的声音与气味,对波罗米尔灵魂的引领。
波洛米尔形影单只,茫茫然、赤手空拳地走在这条只有他自己的路上,他没有一匹能疾驰的快马,没有坚固的圆盾,亦没有可保护自己的佩剑,甚至没有一把贴身的匕首。道路在他脚下蜿蜒向前,他这一生不乏勇往直前独行的经历,这一次却难得的惴惴不安,把心沉进喉咙里。
那些雾气在他脚边散开了,把干枯的路途其他部分露了出来,他在脑海中想象过一番走这条他自己的路的风景,却未曾料到是这样的枯乏,没有河床,没有绿树,没有任何惊心动魄的瑰丽景象——这条灰色的土路只是异常的狭窄,两边是无穷尽的单调的岩石,路的中间是层层叠叠,大大小小的,无数破碎的石块,通向未知的漆黑的一片,脚下的浓雾再次漫了上来,催促他前行,路上枯树黑色的枝丫和两边带刺的荆棘,像一只只扭曲的爪子,把他拖进这未知的崎岖。
波罗米尔踏在割脚的碎石上,往前走啊走啊,路上的浓雾渐渐从浓白色变成了深灰色,道路变得越来越窄,冰冷的空气中落下无数的尘灰,他往脸上一摸,放到鼻底嗅闻,手指上沾染到那些火烛与烧纸的灰烬。这死后的世界窄到只能容他一人通过,他高大的身躯折断那些干枯坚硬的树枝,尖利的荆棘勾破他贴身的里衣,在他透明灵体的皮肤上留下划伤的痕迹。他抬头,看不见天空的影像,没有月光,没有星光,没有萤火虫的亮光,也没有人造的烛光,这昏暗的路上没有一丝守护亡者的光线,连声音也穿不透这封闭的石岩森林。这条路越来越冰冷,冻得波罗米尔咬紧了牙关,抵御这卸去他不存在的体温的寒冷。刺骨的寒风从枝丫的缝隙中灌进来,从他灵体上的千疮百孔中筛漏而过,这口狂风吹得他轻飘飘的灵体东倒西歪,冰冷得灵魂仿佛都要凝固了。凄厉的风声听起来像吹进布满了岩石的洞口,在这狭窄的孤路上,发出野兽般怪异的嚎叫。
波罗米尔走了不知有多久,长到超过他一生中所有旅行的时间。在凝滞的黑暗中他失去了时间和空间、方向的概念,因为时间对逝者没有意义,狭路也仿佛没有尽头。或者他根本就没有走出多远,用碎石划在枯树树干上的痕迹记号,总会重复的出现在其他好像没有路过的枯树上,总是同样的匮乏风景让他麻木又疲劳。
波罗米尔,波罗米尔,你要往何处去?你为什么孤身一人走在这里?
窄路中有低哑的声音在询问他,那声音像从道路两旁的岩石与枝丫里传来,又像从地底的低洼里发问。这些窄路上的风景似乎在他记忆里出现过,从陌生开始变得似曾相识。
我要去往我自己的归途,这条道路只能靠我自己前行。
那条路上有什么样的答案,值得���你在这鬼魅般的狭窄黑暗里去前进找寻?你有没有想过,如果根本没有答案呢?如果这真实的答案只会令你再次绝望呢?死亡的阴霾让你太劳累了,一个人的困倦会令你变得更加固执,别再往前面去,那里的路只会变得哪怕只是你的灵体也不能承受的狭窄,寻梦的答案也会变成残酷的梦魇,让你再次迷失与堕落,直到灵魂都属于这条无人的孤路,永远永远的沉寂,孤胆英雄一意孤行的白骨葬身之所,从来是无人问津也无人再记起。
你现在还可以回头,往有光的来路回去,重新走一条轻松的没有痛苦没有炽烈情感也没有负担的道路。法拉米尔和阿拉贡还会在那里等你,你的城市也依然会张开怀抱欢迎你,你的兄弟与你的国王,他们会为你升起温暖的篝火,和你重叙从前的故事,在树林中给你带来可信赖的同伴之间充满欢笑、快乐、安全的宽慰与解乏,与你一同再去寻找是否还有另外许多条——全是鲜花,光明,笑声与掌声的荣耀之路,他们与你一同在路上,而不是你此刻一人走入这片无人充满未知凶险的黑暗中;或者原路返回米那斯提力斯,当做从来不曾故去,栖身于那些好走的宽路,或许那里再没有法拉米尔,也没有阿拉贡,你认识的人们会一个个死去,但你的人民亦欢迎你继续留在那个美丽又难以摧毁的白色城市,回到羊皮纸卷的故事中,作为一个时不时会显灵带来神迹的传说,为你的民传颂,回到城中无数座为你立起的巨大石像中,永远的保护他们。
不,我的兄弟与国王不会再在原处了,他们也有自己要走的路途,不管我们如何陪伴对方,形影不离,在低潮时为对方带去欢笑和安慰,在黑暗中互相支撑,是彼此生命的过客或归人,终究到底,每一个人都有自己要承受的命数,每一个人都有自己要独走的路;也没有一个往生的亡灵会执着的一直留在旧处,曼督斯的殿堂才是我们灵魂最后的归所;白色的城市会有它新的人类守护者,那是人类的爱、希望、勇气与信心组成的刚强血线,不会因为任何人的离去就消散,强大到足以保护它的平静安宁。
希望?
那声音带着轻蔑,染上一丝无情的嘲讽。
难道你就不曾想过,希望仅是你太过绝望中的头脑里苦苦抓住的幻境,是凄风厉雨中冻僵的人关于火苗的幻想,这火苗甚至不曾真的有实体地存在过,未等到飓风来袭,只需轻轻一戳就破灭了。波罗米尔,你就没有想过,你早就在阿蒙汉就陨落了。你的王怯懦,自私,优柔寡断,从来不敢认领他自己的身份,害怕他与先祖一样带来灾难的血统;而你愚蠢,傲慢,自负,武断,一意孤行,不管出于哪种原因,最终也无法抵抗欲望的诱惑——他对自己血脉职责的摇摆与犹豫,和你深陷绝望中的贪婪和动摇,彻底的帮助了我,使你们之间分崩离析,使你走向你最终堕落的命运,纵使别人原谅,但只有你自己最清楚,哪怕连死亡,也无法洗去你自己都无法容忍的耻辱与错误。
还有————还有——————还有………
那声音继续怨毒地嘲笑。
阿拉贡甚至从来没有爱你,一点一丁也不爱你,一天都没有,一刻都不曾。你不属于他,他也不属于你,你们是两条注定不同的平行线,从来不曾兼容与交叉。你们一起度过的岁月仅是你在迷途中的幻想。在生时你在无法告知于人的苦闷中的期盼,无人引领的臣属,无人保护的人民,无人接管的城邦,无人倾诉的你藏在心底的肮脏的欲望;在死后你在无法离开的死亡窄路中徘徊与守望,用固执到惊人的幻觉堆砌出没有发生过的爱情巢穴,为你的爱人用一块又一块的碎石建设那一座从不存在的——有你们共同生活痕迹的池城。这幻梦太真实了,真实到你自己去相信了它,也让我看去了很多因人类欲念丛生、爱而不得、丑态百出的笑话。
你究竟是谁?!
波罗米尔厉声低吼,条件反射去拔他腰间不存在的利剑,但却只能摸到一场空。
你不认识我吗?
那声音令人颤栗地低笑了,它的笑声能使人心底最深的恐惧从每一根毛细血管中渗出。
我是这尘世间被欲念冠予姓名的爱与美;我是深坑的黑暗中唯一闪耀的星辰;我是至高无上,无处不在,无所不能,这庸碌世界芸芸众生皆渴盼的——强大而至尊的欲望。
巨大的火眼出现在波罗米尔的眼前,与他直面,末日火山的熔浆像无数条翻到地面上的火舌触须,在它身后熊熊的喷涌。
不可能,不可能——!!!为什么他会在他的归途尽处见到它?
波罗米尔摇头,他早就知晓,在多年以前,他所踏上的那个旅程的最后,霍比特族的持戒者把它丢进了末日火山,魔戒已被摧毁,魔眼就此远离中洲大地,被驱逐至虚空之境。王者归来,人类迎来了由他们来守护的第三纪元的序章。他在阿蒙汉被王者之手所救治,互相坦诚了对彼此无法割舍的爱,从此他一心一意追随他的队长,他的兄弟,他的王,与他共赴每一场战役,直到他们都再次见到了,欢迎他们的刚铎的白塔。他与他在刚铎的王庭中再度生活了一百多年,相爱相亲,直至死去。
怎么不可能?你们人类居然妄想完全的消除我,岂知道这天下最难断绝的,恰是你们源源不绝生生不息的欲望。欲望从第一纪元存在的很久之前便开始有了,有生命的地方就有它,且欲望不会局限于哪一个物种,不管它在哪一个纪元暂时蛰伏断代,只要生机还在,都能见缝插针的复活,欲望之火将借尔等之体,按照它自己的意愿去酷烈燃烧;在爱欲情仇、权欲野心中,在私欲,利益、不信任、不一心、不合作里,得到使它膨胀的黑色养料,用你们本心中的疑虑惊惧、人各为己去顺势挑拨,再起兵戈,带来堕落、纷争、失败与死亡。如此喜闻乐见的悲观反复上演,你们将次次一败涂地,输得爬都爬不起来,直到永恒。
巨大的火眼已凑到波罗米尔眼前了,它黑色的竖瞳如地狱的深渊凝视他的灵魂,将他的躯体吞噬进火焰的残影里,将他的魂灵放到长长的火焰上炙烤。
你看啊……波罗米尔……那才是你与你的城市真实的命运。
狭窄的虚空之境张开了它的巨口,在那个虚空之境中,波罗米尔看到自己河边的兄弟,法拉米尔在幽蓝色的河面上,在噩梦成真的迷梦中,见到那条无人的小船。
而波罗米尔不在船里,他的尸身早被安度因河中的游鱼分食,骸骨在瀑布超自然的巨力拍击下变成无数块捡不起来的碎片,任由命运的洪流推向各处。他的白骨沉入河底淤积的泥沙中,裹挟着和河底卑贱无名的碎石混合在一起,和死在河底的远古的各种种族的战士的骨头、残破的刀剑、战船的支架、河底的无数的无用的垃圾混在一起,永无人能寻找,无人可打捞,随着时间的流逝永无人再提起。
大河的浪花将碎裂成两半的白号冲到岸边。波罗米尔站在法拉米尔面前,他做了很大的肢体动作,喊叫着呼唤他的亲生兄弟,但法拉米尔在这虚空之境的扭曲时空轨道中看不到他。法拉米尔穿过波罗米尔试图拥抱他的的灵体,悲伤地捡起河滩上的白号,将它双手捧着,交给他们的父亲。
我的长子啊……我那残破国度和残破生命中唯一的企盼……我的爱,我的火,我生命的烛芯。让我如何不能不悲伤,让我如何能不为你哭泣!
那向来坚毅如石像的老人捧着他的白号,把碎裂的两半摊在自己掌心,裹在银灰色裘皮下的巨大身躯痛苦地颤抖,控制不了的悲声令他更加苍老。
我父,我父……
波罗米尔跪在他脚下,一只手捧住德内瑟尔的脸庞,一只手放在他僵硬的肩头,本能地想替他记忆中已经逝世多年的亲父分忧。
他矜矜业业做到了一个坚韧的人类爱国者能做的极限的亲父啊,在他原来的世界中等回了中洲的王者,花了一段时间与他的老旧识解开多年前的死结,承认了他的儿子和阿拉贡的关系,也不再一再因自己的旧念陈观苛责他的次子法拉米尔,比之前更爱更珍惜他的两个儿子。他陨落在刚铎的王庭中,前摄政宰相庄重的寝床上。
请你不要为我悲伤和绝望,让我拭去你脸庞上的泪水,抚平你额间与眼角的皱纹。执起我手中雪亮长剑,依然尽责去保卫我们爱的城市。
然而,他却连为他擦拭下巴上的泪水都做不到,透明的眼泪从他透明的指尖一串串掉落到地上,狠狠扎痛波罗米尔的心。
逃命吧——逃命吧——
���雾中幽蓝色的场景发生了变化。
我们的城市没有希望了,洛汗没能和我们站在一起,北方骠骑之国的兵马尽数折损在圣盔谷。甘道夫与他的捷影葬在被萨茹曼攻占了的树人的森林,那些最后的树木被砍伐了烧完了,留下了黑漆漆的死去的焦枝,巫师灿若星辰却断裂成两半的法杖照不亮这黑暗。霍比特人们被抛进末日火山,骸骨变成了空中飘散的灰烬。莫瑞亚的深坑中埋葬了勇猛抵抗到底的红发矮人金姆雳,他与他破碎的巨斧、同族矮人们的尸体躺在一起。逐日的莱格拉斯,余生将再也无法用他锐利的精灵眼睛再看一眼他心爱的太阳,他的族人九死一生才将他带到灰港西去的乘船上,他不甘,他不甘!精灵王子的悲声在灰色的海面上痛苦的回响。阿拉贡亦没能带回亡灵大军,尽管他东奔西走,疲于奔命,却终究像每一次那样,晚了最后一步,无冕之王回不到他的王座上。
我们不再有任何希望了,刚铎的人民啊——逃命吧!逃命吧!!!
摄政王站在白色城市的顶层拿着刀剑大喊,身后是抵抗的白城的卫兵,脚下有无数死去的战士尸身。弓箭兵们拿起弓箭向天空和地上射去,但他们被火红的天空中骑在纳兹古尔身上的魔兵之箭射倒,弓箭射穿了白城战士们的胸口,脑袋,铁甲在来自空中的战斗力下脆弱得不堪一击。他们一个接一个站起来反抗,又层层叠叠的倒下去。而站在城头上发了疯绝望的老人德内瑟尔,还拿着他的巨剑,在与他失守的城邦一起做最后的无望抵抗。
波罗米尔回首,熊熊火焰从夏尔一路烧过来,烧毁了那些霍比特人精心栽培的农田,烧毁他们那些可爱的洞穴式农庄,烧到了刚铎混乱的城池中。门被玄铁的巨柱撞开了,在火蛇中成群结队穿着黑甲的强奥克冲进来,身后跟着挥舞巨型狼牙棒的洞穴巨魔,一只又一只身披锁链的巨象,远方海盗的船早早地埋伏在每一个能包围刚铎的渡口,海盗们狞笑着从高高的城墙上一堆接一堆的爬上来,完成对这个城市的四面包抄。
强奥克们在波罗米尔眼皮底下尽情地洗劫他的城市,无数的敌人杀死他的战士,蹂躏他的人民,奸杀他城中的妇女,无数被残杀的人类的血在城市白色的街道上汇成了血海,浓郁的血腥味渗进千年的白色石板路,万年的雨水都冲刷不干净。
波罗米尔发出咆哮的怒吼,然而他的灵体握不住一把刀剑,拿不起一支枪戟,握不住一张弓箭。泼天的从活生生的人类身上溅出来的滚烫血液,穿过他的灵体,一个个刚铎逃散的人民,与在无情的屠戮中的强奥克,反复穿透他的灵体。人们挣扎着嘶吼哀嚎着,在他灵体内反复的穿梭,他却无法像一个战士那样勇猛战斗,冲锋杀敌。
他身上恢复了很久的三个箭伤开始了火烧般的痛苦,痛楚越来越揪心,黑黝黝的箭孔中流出了泪一般的血,白城的统领在火烧的剧痛和心焦中跌跌撞撞,用他透明的手指去抓那些永不能握住的武器,眼睁睁看着那些他不能保护的人民被生生劈开,被钉在洞穴巨魔的狼牙棒上像玩具般挥舞在空中,被高高抬起象足的巨象踩踏成肉泥,被海盗的弯刀抹开了脖子——就在他眼前,数不清的生命被残酷地杀死。
我绝不会让我仅剩的儿子被这样羞辱!!
在滚滚的黑色浓烟中,摄政宰相绝望的呐喊,法拉米尔被他抱在手中,他身上的盔甲上扎满了弓箭,高贵勇敢的法拉米尔低垂着头颅,早已没有了气息。德内瑟尔痛苦地擦去他小儿子额头上凝结的黑色血块,理好他贴在额头上肮脏了的金色卷发,给他作为一个刚铎战士与摄政王的孩子最后的尊严与宽慰。
不——不————我父,我的弟兄————不要在我眼前亲身走进这由无望建构的坟墓————
波罗米尔奔上城楼,疯了一样试图再度阻挡这注定的悲剧。但他的脚步如走在吸了水坠了铅的海绵陷阱中一般沉重无力。刚刚走在窄道中的拥挤感再度在他的灵体之躯上裹挟上来,压迫感的紧窒空气像一只命运之手,将他不断试图冲上前的身躯无情的推开。
我的孩子啊……和我一起去吧………
陷入疯狂与绝望的老人生起来柴火,将油倒在自己和法拉米尔的身上,他紧紧地抱住他的儿子,吞噬的火焰是一道绝望中的屏障,让他和他的儿子免受强敌的侮辱。
希望在哪里?
希望在哪里?
波罗米尔深陷他经历过的绝望阴霾,跪在燃烧的城市中泪流满面,然而还不等他从悲痛中回神,不祥的号声吹响了通红的天际。
刚铎的旧部啊,你们所期盼的伊西铎最后的血脉在这里————
波罗米尔定睛,瞳孔在难以置信中暮地放大。
阿拉贡的头颅被悬挂在七颗星辰的黑色王旗的旗笙上,拥有伊西铎血脉的未冕之王永远紧闭上了他灰蓝色的眼睛。奥克们挑着他们刚铎的王旗,挑着刚铎未来国王的头颅,耀武扬威的去收服这个直面魔多阴霾、代表人类最后抵抗的城市。
阿拉贡————
我的爱人…………
波罗米尔的心脏被捏碎了一般,接二连三巨大的绝望与痛楚令他跪着伏趴在地上,他向前伸出手掌抓握着空气,鼻管呛在他箭孔中流出的血海里,统帅的眼睛死死的看着阿拉贡苍白失去血色的脸庞,他昏沉又痛到麻木的身体在血海中抽搐着,拳头不停畸形地反复握起。波罗米尔的鼻子不能呼吸,他张大了嘴呼喝,吸进了火焰味、人肉烧焦味、城市焚烧的灰烬味、血腥味的黑雾,喉咙中如堵上了尖锐的碎石,痛苦到不能发出悲音。
不知道过了多久,那些黑色的浓郁烟雾又消散了。一面应属于洛林的水镜出现在他面前,从水镜中飘出了一层层白色仙境般的雾气。香甜的焚香混合了安息香、没药、公丁香、乳香、王叶草味道的乳白色轻烟弥漫了上来,那味道像是刚铎王庭里他与阿拉贡的寝宫中常年用的熟悉香料味。那味道催情,每次他与阿拉贡点上这样的香料在他们的寝宫,便注定了这样的夜晚是他们会互相叠靠在对方身上,在对方有力的臂弯中,在对方强壮的怀抱里,在情事中纠缠索要到分不清你我的汗水淋漓。
波罗米尔,不要恐惧……这一切都不是真的………
像宽慰他刚才经历的恐惧无望,阿拉贡的粗糙手指划过他的脸庞,停落在他微张的干燥唇间,爱抚波罗米尔颤抖的舌尖,爱人轻颤的羽睫,在烟雾中低垂的灰蓝色眼眸,让波罗米尔几乎要忍不住用牙齿含咬住他的指尖。
阿拉贡………
为我停留,永永远远与我一起留在这些石头做的窄路里。
波罗米尔翻身后退了几步,瞪着眼前用他挚爱形象行骗的幻影。
留在这里,留在这里!让我在这里爱你。爱人,你不渴望我永久不变的爱情吗?凡尘俗世万般变化,世人皆不可信,唯有我的爱坚如磐石,不会摇摆于任何的试炼,不会像潮汐现象下的潮水反复褪去,它只会如河水褪去后河床上的碎石,万年不变,不会转移。让我们将新的行宫建立在这窄道的碎石之上,从此在这儿彻夜交颈,我会让你幸福到颤栗,忘记所有生前身后的惊慌与忧愁,忘记你的身份、责任和担子,要寻找的答案。我会给你一个,人类能许诺到极限,永不改变的热爱。只要你的欲望和灵魂,从此以后只属于我,脚步不再前行,做我的荒坟中,永不反抗不会褪色的傀儡。
波罗米尔嘴唇颤抖,他爱人的形象用他熟悉的声音低语道。
或者你喜欢更多的,更不一样的阿拉贡。
欺骗者的身形往后退去,露出身后黑色的窄路,阿拉贡苍白赤裸的身躯一个又一个叠在路上,像米袋中倒泄出来的雪白米粒,形成了用躯体做的巨山。
阿拉贡们的手从四面八方拉扯住他,他们的手像焦黑的枯枝,在波罗米尔的胳膊与腿上留下灰烬的印记,试图用无数的身躯,把他的魂灵深深推埋进窄道地底的石路里。
每一个阿拉贡都有他自己的经历和故事,每一个阿拉贡都恳求波罗米尔永远地留在这里。每一个阿拉贡都诱惑他,说好了什么都应承他,只要他的灵魂在这碎石,烈焰、浓烟、屠戮、欲望、情爱组成的陷阱中,在无休无止会重复性上演的悲剧和沉沦中,做这欺骗者永远的囚徒。
来吧……选一个你想要的阿拉贡……选一个你喜欢的国王……我会绝对的成全你……完完全全的满足你……
然而波罗米尔厉声喝道,魔苟斯的帮凶,索隆的残影!你的舌头不配玷污我的国王我的阿拉贡的姓名!哪怕我只剩下一颗头颅,我也要咬断你妄言的舌头!你不是我的爱人,不是我的兄弟,也不是我的国王。你将我的国王与爱人形容如我床榻上免费的娼妓,没有他自己的意愿与意志,可以被随心所欲的玩弄和摆布——但是我不是。我不是这样去爱他,他也不是这样来爱我,你既不了解,也不知道我们之间的爱的样子。你诱惑我再次经历绝望,妄图令我再次沉沦。但我知道,我们白色的城市并没有被战火摧毁,它被它爱的人们重建与守护,我的父兄亦没有在战事中陨落,阿拉贡活着回归了他的城池。
哈!那么,你的阿拉贡究竟在哪里呢?你如何可以笃信那些爱?他甚至不在此路中,不与你同行,不在你的末路,你的国王像你生时那样,永远地无情地抛弃了你!
魔鬼,你以为我会困顿于恐惧,困顿于自己的情欲,困顿于你制造的梦魇与质疑,困顿于你复制出来的粗糙赝品,但是你完完全全的错了。我的阿拉贡就在我心中,不多不少,只有一个,独一无二,有他自己的人格和尊严、彷徨与责任,有我值得用一生去独爱他的地方。在我们一起度过的岁月中,我看得到他,他也看得到我,爱是我们相互馈赠与对方的珍品。而我将会在只属于我自己必走的窄道上,义无反顾的前行,直到能找到我的出路为止,哪怕饱受折磨,我也不会再退却半步——哪怕末路没有光,未来没有伙伴,嘴唇无法交流,穷途没有希望。
那声音不再低语了,窄路像一个拳头一样猛地剧烈收缩了起来,把波罗米尔的灵体紧紧攥住。那路那么的窄,那么的难走,尖利的碎石膈进他的躯体,把他扎成一个漏筛,那条窄路挤压他的器官,挤压他流出脓血的箭孔,对他的摧残变本加厉,让他渺小无力如巨拳中的蚍蜉。
在条条时空交错的幻象之中,他看到了他与阿拉贡各种各样的结局,有时他们不能相守,有时他们共同扶持到生命的最后。
属于他的生命记忆,像碎片一样淹了上来。
他们共同历经圣盔谷的浴血战役,一起率领亡灵大军,赢得人类纪元序章的胜利。
在王庭的新年舞会上,他与阿拉贡共舞,统帅喝了太多酒,踩错了舞步,很糗的歪在他的国王的怀抱和欢笑声中,他搂着他的腰,醉在他舌头上的酒液里…………
也有不属于他的记忆出现在他的脑海中。他的国王娶了林谷中的女精灵暮星公主,他的肩头上有他与她的孩子,但像一个最忠诚永守诺言的兄弟那般——他的王终其一生戴着履行刚铎逝去英雄波罗米尔的白树护臂。在对刚铎的责任上,阿拉贡永不抛弃,波洛米尔祝福他余生的幸福。
无论如何,对那个信守陈诺的人,他都会用所有生命去追随他。
他的领袖,他的兄弟,他的国王。
他用一整颗心去热爱过、让他无怨无悔的爱人。
众多的记忆混合在一起,难辩真假。
他甚至再次分不清,自己究竟是战死于阿蒙汉,还是老死于他与阿拉贡共同生活的王庭之中。
但他又想,真假又有什么关系呢?
无论真假,我都热爱,无论真假,我都坦诚,绝不再放下与回避——只要我真心热爱,所有的所有,都不再是问题。
——那么无论真假,我都会继续在我的孤路上前行,无论它是何等狭窄,何等给与我那些我不能承受的伤害,狭窄到只能容我一人探行。
成团的黄色琥珀将波罗米尔包裹了起来,他变成了琥珀中被凝固的蜜蜂,蜂翅上黏腻了沉沉的油脂。然而那只再无所畏惧的蜜蜂勇敢的用他的尾针,像一把劈开混沌天地的利剑般,划开了那片不可战胜的浓稠的黑暗与黏滞。
那么归根结底,一个人的希望到底在哪里呢?
从他心底有一个声音在替他回答。
在那些坚守的内心中,在无法轻易忘怀的回忆里,在不退却的步伐里,在不甘的笔尖上,在世界上五湖四海的人们的爱中,在一个个落笔开花的传说里。
在心灵敞开的互相深度链接,在生��燃尽了的亦不舍弃。
金黄色的琥珀变成了一朵金色的莲花,莲花的花瓣温柔的包起,将波罗米尔破碎如一颗残齿的血污身体包笼在它层层叠叠的花瓣里。
金色的莲花漂流在血海流淌的碎石窄路上,带着波罗米尔的灵魂驶向路的尽头,那针眼般细小的洞口。
但那里依然有丝一样的光线,尽管它如此的微弱,如此的细小,已至到会让人忽略,但波罗米尔真的看到了它。
——他的光,他的希望。
蜜蜂在莲花的花瓣中冲向那个狭小的洞口,义无反顾冲向他灵魂尽头的黎明,。融化了他的翅膀,而和梦魇中的不停下坠感不同,浓雾被甩在了身后,黑血从他的灵体上被抹除,他的灵魂再次变得向上飞升的轻盈。
一个有白花香味的怀抱稳稳的接住了他。把他好好的、安全的、抱在自己怀里,那是他最熟悉的国王的怀抱。
尽管诸多磨难,经历了各自生命的各自挣扎和历炼,他们依旧会找到自己路途的出口,他们依旧会再见。尽管会迟到,但绝不会不到,他们终究会在各自灵魂踏上的路的尽头,在曼督斯的殿堂再次重相聚。
所以这就是真实的最后了吗?
阿拉贡温柔的灰蓝色眼睛看着他的绿眼睛,他在他眼中看得到一样真诚的爱恋与依恋。他像他一样,生前或生后,都最坚定的选择他,作为自己独属的爱人。而眼前的阿拉贡,波罗米尔确定他不是虚空之境中的欺骗者,而是他那个唯一的爱人。
更多熟悉的故去的人们上前,与他一一相拥,他的兄弟法拉米尔,他的母亲芬杜伊拉丝,他的父亲德内瑟尔。
欢迎你的归来,我挚爱的人。
轻轻的吻落在波罗米尔的额头。
Fin
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2023.9.18mon_tokyo
牧野容也「City」リリースツアーの真っ最中。東京、名古屋、甲府、神戸と廻って、今日は神戸から最終地点の岡山へと車で向かう1日。
車移動のツアーの醍醐味は、土地土地の隠れた名店に寄り道出来ること。大抵の場合、各バンドに1人は優れた飲食店を見つけるレーダーを備えたヤツがいるもので…我ら牧野バンドは、前日の昼食で〈世界一カッコいいカツ丼セットを出す蕎麦屋〉を引き当てた、あだちレーダーぶ郎ことあだち麗三郎に今日のお店選びを託すことにした。
メンバーからの「洋食」というリクエストもあり、兵庫県は相生駅そばの洋食店〈ファミリーキッチン スピカ〉にチェック・イン。あだちレーダー、本日はいかに。
店内は広く、ファミリーレストランのような開放的な雰囲気。私はランチAセット(有頭えびフライ&デミグラスハンバーグ)に、迷わずオプションの自家製牛すじカレールーをチョイス。もちろんライスは大盛りだ。
BGMは意外にもBTSやジョン・バティステなどイケイケで、曲のテンポが上がるにつれて空腹感と期待感も高まっていく。さて、お味はいかに。
料理が到着してまず驚かされるのは、その立体感。どっしりとしたハンバーグの横にそびえ立つのは、エビフライ。ふんだんに添えられたタルタルソースが嬉しい。それぞれの料理を下支えする千切りキャベツと、ナポリタンスパゲティの献身も見逃せない。大盛りライスはなんと一合分とのことで、その豪快なフォルムに思わず笑ってしまった。
まずはハンバーグ。近年チェーン店を中心によく見られるお肉ゴロゴロタイプではなく、挽き肉がギッシリ詰まった昔ながらのハンバーグ。赤みの強い(おそらくトマトベースの)デミグラスソースとの相性も抜群で、ライスがみるみる進んでいく。
エビフライは贅沢に頭付き20センチをゆうに超えるしっかりとした身、厚めの衣のおかげもあって食べ応えバッチリ。命を頂いてることを実感出来る味だ。
メンバー一同が感動していたのは、オプションの自家製牛すじカレー。牛すじのコクと旨みが充分に染み渡ったドロっとしたルー、辛味と酸味のバランスが絶妙で、スプーンが止まらない。ライス大盛りをオーダーした自分を褒めてあげたい。もちろん完食。食後は喫茶店然としたアイスコーヒーで〆。ごちそうさまでした。
岡山のライブは、手違いでピアノがないことが到着してから判明。急遽小さいシンセと、鍵盤ハーモニカだけで演奏することに。シンセポップと化した「ゆれる」や新曲の「雷」など、ツアー最終日にして新しいアレンジが生まれ、スリリングかつ燃えるライブとなりました。
こういうトラブルが起こっても動じないのが牧野バンドの強み。そういえば昨日、カナミネケイタロウは会場にぶら下がってたベースを本番で使っていたし、演奏も含めて有機的に変化していくところがこのバンドを楽しめるひとつの理由なのだ。
ツアーを通して鍵盤ハーモニカを使うのは自分にとっても初めてのことだったけど、改めて良い楽器だな、と。そもそもピアノやキーボードは、弦楽器や管楽器、打楽器と比べて、手元で音が鳴っている実感を得にくい楽器。ピアノはハンマーを使って弦を叩くから、どうしても弾いてから音が出るまでにわずかなタイムラグがあるし、キーボードはそもそもPA機器やアンプを通さないと音が鳴らない。その点鍵盤ハーモニカは自分の吹く息と音が直結しているから、音量やニュアンスのコントロールが出しやすい。若い頃は「どうして大人がわざわざ鍵盤ハーモニカを使うの?」と思っていたけれど、なるほどどうして。次の牧野容也バンドのライブは「なるべく電気を使わない」ライブとのことで、より一層鍵盤ハーモニカが活躍しそうだ。
終演後は会場近くの居酒屋〈みつの〉で一杯。あだちレーダーぶ郎のオーダーしたがんもどきが逸品で、思わずあだち君とアイコンタクト。あだち君とはもう10年の付き合いになるので、わざわざベラベラ喋らなくても目と目で通じ合う関係になりつつあることを実感してしまった。
岡山の青木さんの勧めもあり、明日の朝食は「給食のソフト麺をレベル99にした」(青木さん談)うどん店〈名玄〉に決定。バンドマンはみんなこのような食の情報を求めています。ファンレターに添えてお送りください。
1日の締めくくりは、今年2月に六角精児バンドで岡山に来た際に六角さん連れて行ってもらった〈中華そば山冨士〉を再訪。少し甘めのスープと麺の絡み、ごろっとしたチャーシューとしなしなとメンマがたまらない。どのタイミングで食べるかがイマイチ不明なオプションのいなり寿司も含め、大変美味しゅうございました。
宿に戻ってUNOでもしようと思ったら、みんなそそくさと就寝。次のツアーはトランプにしよう。明日は帰路です。それぞれの住処へ帰ります。あだち君は1週間ほど広島、四国、九州などを周って整体とライブをするらしい。見かけたら応援してあげてくださいね。それでは、おやすみなさい。明日もよく食べよく遊び、最高の帰路にしようぜ!
-プロフィール- 谷口雄 37 東京近郊 鍵盤楽器奏者/プロデュース/執筆 東京生まれ。森は生きているのメンバーとして2013年にCDデビュー。 2015年の解散後は、様々なミュージシャンのライブ/レコーディングに参加。2016年からはレコード&トークイベント「ミッドナイト・ランブル・ショー」を神保町試聴室で毎月開催。
https://instagram.com/yutanigu_ch https://x.com/yutanigu_ch https://note.com/mnrambleshow
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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iseilio 渾 話
2022-2023 目次
10/23 遼 尉 臣 筆記 — Golf History (tumblr.com)
11/23 古典音樂作曲家特集
影 音 etc
01/22 法 國 香 頌 竹久夢二
05/22 黑 管 台 北 美 食
06/22 超現實主義 越 南 風 情
8/22 浪子的心情 台灣盛夏冰品 台北登山步道
09/22 法 國 女 人
10/22 Adagio from“Spartacus” 半音階
松山公學校 松山探源尋根
11/22 サヨン の 鐘 はしご 酒 小唄 :味
巴哈 之前的音樂家
12/22 台灣百景 台 灣 封 神 榜
登 山 露營
01/23 人生かくれんぼ 摩托車、重機
萬華鏡 半音階 馬 勒 交 響 曲
03/23 南 管 • 北管
05/23 すき 喜歡 Picasso 原住民音樂 論 伊丹十三
A DEAR JOHN LETTER 黃昏清兵衛
06/23 それゆけ !オ一 ケストラ 週刊文春 2017年6月號
宇 崎 竜 童 、aya 俱樂部 院士致詞
07/23 天啟皇帝 日 本 控 Aram Khachaturian
川島芳子 與 李香蘭 吳 晉 懷 風雨夜曲
08/23 文星叢刊 1-72
10/23 美學檔 惜別之歌 Final Fantasy おにぎり
政治
01/22 黑水溝 之 彼方 蔡英文 與 蔣經國
02/22 从地缘战略到币缘战略-全球化的演变 蘇維埃王國
烏克蘭 03/22 意 大 利 核 威 脅 04/22 逃離中國
05/22 新中國聯邦 氣 憤 臉書是台灣自找的「網路長城」
06/22 德被宇宙 07/23 傻瓜 與 大砲
08/22 拜登對華的模糊策略
10/22 離 心 機 蕭茗看世界
11/22 無皇萬歲
03/23 體制、機制 共鳴者被揭穿
04/23 政治施為 的 效果呈現
从地缘战略到币缘战略 — 全球化的演变
05/23 勿謂言之不預 中華大講堂 中華民國台灣化
07/23 哈佛最���門的政治課 後殖民主義 與 文化認同
10/23 姚立明點破民調 文化與帝國主義
姚立明斷言 藍白到2028都不會合
經濟
01/22 我們的新世 界
03/22 2010-2012 美國赤字預算
8/22 改變歷史 的 經濟學家
10/22 觀 念 經 濟
11/22 The Price of Inequality
04/23 貨 幣
05/23 儲貸社危機 與 RTC的創建 金援無法改變貧窮
07/23 觀 念 經 濟
翻譯
06/22 キマイラ鳳凰變
07/22 The Price of Inequality
08/22 何謂 “意識”(二)
08/22 雁 寺
09/22 夏日女孩 蜜雪兒(十七)
11/22 平野屋 香魚 眠 狂 四 郎
12/22 大自然的獵人
12/22 岩村賢治 詩集
01/23 個人 的 體驗 不輸的方法 女性的美
為化學所魅惑 讀書術 夢のあと 點描日本音樂的世界
千利休 無言的前衛(二)
02/23 水戀鳥 美男子的 頭 高橋お傳
將軍之御寢 五輪書
03/23 裏声で歌へ君が代 北國通信
04/23 性 感 美 人 日本不足 的 軍事力
為化學 所 魅惑
06/23 それゆけ !オ一 ケストラ
07/23 水 の 手帳
10/23 軍首腦部軍閥化 森鷗外 Poseidon 變幻
雜文
01/22 師 說(一) (二) 像霧又像花 歧視
Deep Sea Drilling Project
03/22 死亡結界 節 制
04/22 簡 樸 黑 管 道 家 主 角 家 計 簿
逃離中國 狼 群
06/23 珠圓玉潤 金光閃閃
05/22 新中國聯邦 氣憤 臉書是台灣自找的 「網路長城」
07/22 片段一 瞥 傻瓜 與 大砲
08/22 夢 中 囈 語
09/22 天上掉下來 的 禮物 來自名字的稱呼里幹事
10/22 周 祖 厝 逃離中國大陸
01/23 京都的傳統 生命規則 復 活
02/23 樟腦丸 與 蟑螂 復 活
03/23 秋 意 春 望
04/23 台 灣 料 理 從敕使街道到華燈初上
不容易對話
05/23 勿謂言之不預
06/23 ���空觀察力
07/23 抓好重點 風雨夜曲
10/23 人 的 座標系 天人之際 滲 透 復 活
節錄的方法 綴 文、不易瞭解 的 說明 異形
機制與轉折
諸子百家
01/22 傅 科 日傾中、盧 梭 哈佛最熱門的政治課
但丁 神曲 胚胎大勝利 法 國 香 頌 竹久夢二
02/22 但丁神曲 美術心理學 慕春風 日文五十音
權 力、第二性 造型原理 蘇曼殊 戀人絮語 Mansion
詼諧與潛意識的關係 圍城 權力、第二性
意志與表象的世界(一)
03/22 權 力、第二性 文 化 固 守 伊利亞隨筆 電影的語言
電影藝術面面觀 潛水艦之過去、現在與未來 失去的勝利
太平洋戰爭 島嶼爭奪戰 戰敗者 的 觀點
04/22 林彪元帥(一) 地下室手記 理則學 被俘心理學
李義山詩析論
05/22 轉 法 輪 唐宋帝國 與 運河
06/22 哲學 的 慰藉(一二 三) 分區 . 繼承
07/22 一封未寄的情書 後殖民主義 與 文化認同
大自然的獵人 物理之美 柏拉圖的天空
父親的眼淚和我的眼淚
08/22 後殖民主義 與 文化認同 改變歷史的經濟學家
10/22 高陽 談 周棄子 未埋庵短書(一)
11/22 T . S . Eliot 的 時代
12/22 文 化 固 守 我迷阮玲玉 康德四論 恐龍再現
記 Robert Frost , 1875- 混 沌 聖經三段經文
01/23 物理 之 美 康德四論 從古典到浪漫
與黑格爾同在的夜晚 貨 幣 權力、第二性
盧 梭 x 2
02/22 權 力、第二性 意志 與 表象 的 世界 造型原理
詼諧與潛意識的關係 蘇 曼 殊 戀 人 絮 語 圍 城
03/22 伊利亞隨筆 電影 的 語言
潛水艦之過去、 現在與未來 所羅門群島 之 戰
失去 的 勝利 戰敗者 的 觀點
04/22 地下室手記 理 則 學 道 家 被俘心理學
07/22 一封未寄的情書 後殖民主義 與 文化認同
02/23 圍 城 末代皇帝外史
03/23 絕妙好辭箋 隨鳥走天涯 飲膳札記 台灣獼猴
法國十九世紀詩選(一) 法國十九世紀詩選(二)
04/23 扶 桑 漫 步 抽 象 世 界 Franz Kafka 的 生涯
恐 龍 再 現 混 沌 貨 幣 現象學 意志與表象的世界(二)
从地缘战略到币缘战略 — 全球化的演变 Covid 調查
台灣社會的存在及其意義
05/23 被俘心理學 15位哲學大師經典講義(一)(二)
宇宙的詩篇(惟強)
06/23 失去 的 勝利 Franz Kafka 的生涯 Casablanca
戰敗者 的 觀點(二) 浮 世 風 呂 羅丹 的 世界
美 的 探 索
07/23 白石老人 青紅幫演義 對於宇宙 的 誤解 歐洲社交界
10/23 葉慈 幾何定理 陳之籓散文集
查泰萊夫人的情人 Modern etiquette in public and private
我們的新世界 我思故我在 紐約的現代藝術
12/23 安藤忠雄的都市徬徨(一、二、三、四)
理性之夢(一、二) 歷史與思想(一、二、三、四)
Chanson 香頌 赫遜河畔談中國歷史(一、二、三、四)
歷史平話:諸葛亮(一、二) 紅朝人物誌(一、二)
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海碩盃》 曾俊欣單打四強惜敗無緣決賽華國三太子盃單、雙打冠軍沃爾頓、南智星力拼臺灣二連冠
臺北海碩網球公開賽今(26日)在臺北網球中心室內球場進行單雙打準決賽,5月在華國三太子盃分別拿下單、雙打冠軍的沃爾頓(Adam Walton,澳洲)、南智星(韓國)都延續在臺灣全勝戰績,明將爭取在臺灣的二連冠;可惜的是,僅存的唯一臺將曾俊欣在4強不敵大會第2種子、世界第89日本混血名將丹尼爾太郎。
曾俊欣是繼2016年盧彥勳之後,第二位闖進單打4強的臺將,但今4強遭遇難纏的是大會第2種子、世界第89日本混血名將丹尼爾太郎(Taro Daniel),後者首度來臺參賽就以連續三場以不失一盤的絕佳狀態晉4強。
曾俊欣惜敗止步四強
31歲丹尼爾太郎的父親是美國人、母親是日本人,曾經在2022年澳網打敗前世界球王穆雷(Andy Murray),最後在第三輪才以1比3負於現任球王辛納(Jannik Sinner)止步,今年元月世界排名還曾達到個人新高的世界第58。
曾俊欣(175公分)首度與丹尼爾太郎(191公分)交手,兩人光身高就差了16公分,比賽一開始,俊欣還追不上對手節奏,第2局首個發球局就遭到破發,一開始就以0比3落後,第4局還化解了5個破發點、9次丟士才好不容易成功保發,隨後曾俊欣士氣大振,第5局還成功回破,但可惜次局就又被破回,曾俊欣以3比6讓出首盤。
第二盤雙方各自嚴守自己的發球局,前5局雙方都沒出現任何的破發點,第6局,曾俊欣一度��先逼出1個破發點,但可惜沒能成功破發;反倒接著在次局,曾俊欣就被逼出2個破發點,遭到破發後以3比5落後,第9局保發,但可惜第10局非破不可一局時,曾俊欣雖然化解了1個賽末點,但還是無緣回破後,最終以4比6吞敗無緣決賽。
「只要還沒結束,我就會拼盡全力!」雖然無緣決賽,但曾俊欣還是滿意這場比賽的表現,他說:「對手發揮很好,第一盤一下去接發球就給我很大壓力,一開始比較被動處於防守,慢慢才找回節奏,但第二盤原本也有破發機會,但很可惜沒有掌握到。」但曾俊欣非常開心看到數百名觀眾來他加油,他說:「沒想到有這麼多人來幫我加油,在面臨關鍵時刻給我很多力量。」今年度只剩下最後三站亞洲賽事,曾俊欣說:「我距離明年澳網會內還差一個冠軍,最後三站我會再努力的!」
第二種子丹尼爾太郎一盤未失挺進決賽
至於首度來臺參賽就闖進決賽的丹尼爾太郎說:「這是一場非常高水準的比賽,特別是在首盤第4局,真的是一場非常消耗體力的一局,那時因對手非常努力,一度讓我覺得沮喪,但後來我發現他比我還累,總之這對我來說是很重要的一場比賽。」
另一場單打4強上演「澳洲內戰」,頭號種子、世界第72武基奇(Aleksandar Vukic,澳洲)對決第3種子、世界第103沃爾頓(Adam Walton,澳洲),沃爾頓是今年5月華國三太子盃單打冠軍,兩人除了同是澳洲好手之外,也都是從美國NCAA出來的球星,武基奇來自伊利諾大學、沃爾頓是田納西大學高材生,兩人在2022年雪梨挑戰賽就交手過一次,當時沃爾頓以直落二獲勝。
Adam Walton在臺單打九連勝,繼華國三太子盃後再度挑戰海碩盃冠軍
雙方雖然同是澳洲球星,但兩人差距不大,戰況膠著,首盤沃爾頓第6局關鍵破發,先以6比3領先;但第二盤武基奇雖然先在第3局被破發,但第6、12局二度破發後,以7比5扳平;第三盤,沃爾頓靠著第3局關鍵破發領先,接著第9局再二度破發,沃爾頓最終以6比3拿下勝利。
在臺灣打下9連勝的沃爾頓賽後說:「我很喜歡在這裡比賽,所以,上次拿到冠軍後,我就想只要臺灣有辦挑戰賽,我就一定會再來參加,而不會選在澳洲的比賽。」沃爾頓5月華國三太子盃來時,有和幾位澳洲選手一起去逛了101大樓和夜市,他說:「在比賽期間,我都選擇蛋白質和青菜為主,預計明天決賽打完後,才會再去好好享用臺灣美食。」
頭號種子Aleksandar Vukic三盤苦戰止步四強
雙打4強戰,今由5月在華國三太子盃搭檔何承叡封王的韓國雙打一哥南智星/巴里斯(Joshua Paris,英國)對上伊沙羅(Pruchya Isaro,泰國)/夏朗(Divij Sharan,印度)組合,結果南智星/巴里斯在發球局全部力保不失下,以7比6(4)、6比4拿下勝利,南智星打下在臺灣雙打7連勝,明將與前一天晉級決賽的英國組合史蒂文森(David Stevenson)/威利斯(Marcus Willis)爭冠,雙打決賽4人有3人都是英國球員。
有趣的是,南智星/巴里斯首度合作就打進決賽,而且兩人賽後不約而同談起臺灣小籠包名店「鼎泰豐」,巴里斯說:「鼎泰豐絕對是臺灣最好的地方,我已經去了三次,我每次去都會吃小黃瓜,但這次都還沒吃到,所以必須要告訴他們一下。」南智星也說:「上次三太子盃時,何承叡在決賽前一天有帶我去吃過,這次決賽最好也照這種方式先去吃一次。」
南智星(右)在臺雙打七連勝,繼華國三太子盃後再度挑戰海碩盃冠軍
臺北海碩網球公開賽週日(27日)將進行最終決賽,賽程下午2點開始,雙打決賽率先登場,由在臺灣7連勝的「韓英聯軍」南智星/巴里斯,對決英國組合史蒂文森(David Stevenson)/威利斯(Marcus Willis)爭冠。接下來壓軸進行單打決賽,由在臺灣已經打下9連勝的第3種子、世界第103沃爾頓(Adam Walton,澳洲)強碰大會第2種子、世界第89日本混血名將丹尼爾太郎(Taro Daniel),預計將是場精彩絕倫網球大戰。其中南智星和Walton都是華國三太子盃冠軍,將再度挑戰海碩盃冠軍,嘗試完成「寶島挑戰賽二連冠」壯舉。
10月27日 賽事第八天賽程
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2024.08 水晶岳(薬師沢~折立)
太郎平小屋に戻ってきた。薬師岳をバックに。
雲ノ平~高天原より
【4日目】
0430起床0500朝食で2日目と同じ。
【コースタイム】薬師沢小屋(0530)→太郎平小屋(0705-0825)→五光岩ベンチ(0855)→青淵(0940)→折立(1030)
稜線上に朝日が射してくる。暑くなるのでできればあれを避けて登りたい。
薬師沢小屋出発直後からは少しだけ急な登りがあるが、そのあとしばらくは穏やかな道。
お花畑。第一~第三渡渉点の3回橋を渡る。その橋のひとつで男性が川底覗いていたら、30センチくらいの魚がいた。たぶんこのあたりに生息するのはイワナだろうか。
最後の3つ目の橋を渡ったあたりで高低差250mの急登が始まる。
この大荷物のためある程度身構えていたが、意外とあっさり通過した感じ。
途中で振り返ると、見える水晶岳がやはりすごい。登り切ると木道が設置されて、なだらかなに。
そしてすぐに稜線上の太郎平小屋が見える、薬師沢小屋から1時間半。
この日は天気良く、周辺にある黒部源流の山々が連なる光景がやはりすごい。折立からは比較的アクセスし易いため、これを見るためだけに入山するだけでもいいような気がする(折立までのアクセスが大変なのだが)。
太郎平小屋から見えるのは薬師岳、水晶岳、祖父岳、鷲羽岳、双六岳、黒部五郎岳、百名山は4座も見える。祖父岳と鷲羽の間には槍ヶ岳の北鎌尾根のギザギザ。3日前は雲がかかっていてが、この日は快晴に近く周囲のすべての山が見える。
夏の太陽の日差しあるが気温と風が非常に心地よく、景色もすばらしいため何時間でもここにいれる。折立発のバス出発時間は1145のためまだ4時間半も余裕がある。時間調整で1時間半休憩。まるで秋のように空気澄んでる気がするが、気の所為か?
太郎平小屋では生ビール売ってる。今めっちゃ飲みたい!
折立へ下る。近界の旅最後の大下り。日本海側から雲が湧いてくる。
しかし本当に素晴らしい天気で、ついつい振り返ってしまう。またいつか太郎平小屋。
雲は湧いてきているが、なんとかガスの中には入らずに気持ち良い開放的な景色が続く。ダム湖がどんどん近づいてくるのでどれだけ高度を落としたのがわかる。折立までの半分は木道が設置されて歩きやすい。
いよいよ森林限界以下の樹林帯へ。ほぼ無風だが動けば気温は20度以下と低いのでまあ気持ちいい、けっこうカラッと乾燥している?
景色が見えなくなると黙々と下るのみ。突然のトラックの音で折立に着いたとわかった。
太郎平小屋から2時間で下山。毎日アルペンのバスが来るまでまだ時間あり、サンダルに履き替え、泥落とし用の水道で脚に水をびちゃびちゃ、気持ちいい。気温は25度くらいか?日差しがあると暑いが、動いていないので許容できる。1135くらいにバス到着、1145発。まずは有峰パーク?で温泉、食事の時間90分くらいあり。 4日間の汚れを落とす(高天原温泉入ったあとずっと硫黄臭かった)。ここで室堂からの人たちも合流し、一緒のバスに乗車して新宿へ。
富山県の日本海に沿って帰る。
今回はテント泊装備で行動したわけだが、テント1泊だけのためにわざわざ装備重くする必要なかった。お金かけてでも行動範囲広げられ、食事も寝床も快適な小屋泊がいいかも。復路での薬師沢小屋泊は英断だった、テント泊装備で雲ノ平から折立への直行は、結局は可能だったと思うが時間に追われてしまい、体力的にも辛くやるべきではない。
この旅の衝撃はやはり雲ノ平の美しさと水晶岳のかっこよさ、また水晶小屋で食べた力汁の美味しいこと、また来たいと思った。高天原温泉は・・・まあ人生で一度行けば十分かな。
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【泉扉】千手扉间见鬼日常
千手扉间从小就知道自己能看到一些别人看不见的东西。
在他还没有意识到自己特殊之处的时候,千手佛间就发现自己的次子经常对着虚空喃喃自语,直到他的妻子病重去世,在一片缟素的灵堂之上,所有人都沉痛地低着头,只有千手扉间看向了抱着出生不久的幼弟的父亲身旁——
“妈妈,你来看板间吗?”
在一片悚然之中,年幼的孩子伸出了细嫩的手,像是抓住了什么人的衣袖一般,仰起脸对着虚空笑了起来。明亮的日光透过窗户照射在白发的孩子身上,打出了柔和的光晕,但注视着次子朝着虚无撒娇的千手佛间只觉得四周鬼气森森,连那双朱红的眼眸在此刻的千手族长眼中都仿佛划过了一丝妖异的光。
“胡言乱语。柱间,把你弟弟带走。”
跪在一旁哭得眼睛通红的千手柱间听话地拽走了自己的弟弟,两人拉扯着离开的时候小一些的那个孩子还频频朝着千手佛间的身侧望去,好似那里真的站着一个其他人看不见的存在。目睹族长次子的怪异之处,站在附近的族人交头接耳起来,四周的窃窃私语传入耳中,千手佛间拿出了一家之主的气势,强行压下了所有风言风语。
随着年岁渐长,千手扉间逐渐学会了掩饰自己的不同寻常之处。每次战争结束之后的时日,他都能看到无数亡者在生前之地徘徊,音容笑貌一如往昔,却无法再返回人世。包括他相继死去的两个弟弟,下葬的第二日,他就在兄长身旁看到了故去的千手瓦间和千手板间的亡灵。
“扉间哥,以后柱间哥就拜托你了。”
这么说着的两个孩子,依偎在哭泣的长兄身边,像两只瘦弱的猫崽。千手扉间知道,今日过后,逝者的灵魂便无法停留在世间,也许是去往净土,也许是去往来世,但总归,作为兄弟的缘分永远只截止到今天,他走上前,拉起兄长的手,虚虚放到弟弟们的头上。
“消沉也该有个限度了。”面对千手柱间逐渐亮起来的目光,他微笑道,“瓦间和板间很担心你。”
留着蘑菇头的少年顿时破涕为笑,他拉着千手扉间坐到自己身旁,又在弟弟的帮助下抬起胳膊,搂住了看不见的两个弟弟。一个黑色脑袋、一个白色脑袋、一个棕色脑袋,还有一个半黑半白的脑袋凑到了一起,就像是从未有人离去那般。
第一次见到宇智波泉奈的时候他也在对方的身后看到了三个小小的身影。绣着红白团扇的深蓝族服、和眼前的小孩子相似的脸庞,还有嘴里嚷嚷的“哥哥”,无一不昭示着这三个亡灵的身份。
看着那三个和自己弟弟一般大的孩子,千手扉间的内心却无多大触动——在混乱的战争年代,小孩子的死去似乎是稀松平常的事情,他短短几年的人生经历已足够使他明白,沉溺于过去无济于事,只有当下和未来才是自己的立足之处。��举起了刀,宇智波泉奈也是,刀刃相撞时火花飞溅,巨大的撞击声几乎要盖过河岸上两位兄长的喊声。
“住手!”
就如预想中的那样,这段建立于彼此默契隐瞒之上的友谊破碎了,苦无短刀与石头落入水面的那一刻,他看到了兄长试图挽留的背影,也看到了宇智波斑那双如鲜血如火焰般灼目的写轮眼。河面上溅起的涟漪渐渐归于平静,宇智波泉奈在欢呼自己的哥哥获得了特殊的力量,他有一瞬间的怔忪——因为失意愤懑而开启的写轮眼,简直如同诅咒一般的存在。
他克制不住地看向父亲身边,母亲的亡灵依旧如同死去那天一般熠熠生辉。她牵挂自己的丈夫,放不下自己的孩子,即使故去多年,依旧凭借着一股执念徘徊在人世。此刻她像守护神一般张开双臂挡在丈夫和两个孩子的身前,生前饱受病痛折磨的脸庞苍白忧郁,却闪耀着坚毅的光辉。每个夜晚她游荡在空旷的千手宅,低低哼唱着不知名的童谣,温柔的嗓音混合着晚风流淌在每一个梦境。
然而在今夜,歌声消失了。和往常的浅绿色和服不同,身着入殓装束的女人飘了进来,她抚平了因为白日的决裂而在睡梦中流泪的长子的眉头,转而抱住了毫无睡意的次子。
“对不起扉间,但是我要走了。”
即使早有预感,但这一天终于来临的时候千手扉间依旧慌张地揪住了母亲的衣摆,他抿着唇一言不发,固执地注视着女人温柔到哀伤的眼睛。
“我已经逗留得够久了,瓦间和板间也已经等了我很久了。”看着遗传了自己白发红瞳的千手扉间,她毫无生机的冰冷脸颊贴上次子温暖柔软的侧脸,再开口时语调亦如死者一般空洞,“一定要平安长大啊,我的孩子。”
她叹息着,随后化成一缕青烟,逸散在空气中了。
之后的日子并无不同,知道母亲存在的只有千手扉间自己,那位温柔的女人不希望自己的丈夫和孩子又一次经历分离的悲伤,因此请求拥有特殊能力的次子保守这个秘密。她总是用如雾霭般忧郁的眼神默默注视着自己的次子,乞求上苍垂怜,保佑她这个特殊的孩子能够走出充满迷雾的命运。
在日复一日的战斗中,和宇智波斑决裂的阴霾在减退,千手柱间重新变回了先前的乐天派模样,只是偶尔在空无一人的角落,千手扉间也会看见他的兄长露出落寞的神情。自南贺川见到那双诡谲的一勾玉起,淡淡的不安始终萦绕在他的心头,他无从评判兄长和宇智波斑短暂的友谊,千手佛间仅仅将其视为长子成长道路上叛逆的小插曲,毕竟谁也无从想象一只不起眼的蝴蝶会在未知的命运长河里掀起何等的波澜壮阔。
自母亲离去之后,千手扉间便开始做梦。梦里反复着南贺川那日的景象,宇智波斑猩红的一勾玉、兄长痛苦抖动的肩膀、母亲毅然决然的背影、叽叽喳喳的三个小孩子,还有宇智波泉奈带着杀意的脸庞在他眼前循环,直到宇智波泉奈和宇智波斑的脸庞重合,那双漆黑如墨的猫儿眼突兀地变成了流着血泪的写轮眼,他才从无边的睡梦中惊醒。
作为两家年岁相近的次子,任务途中碰上宇智波泉奈也不是什么稀奇事。不过是一个普通的护送任务,在回程的路上跟冤家路窄的宇智波打了一个照面之后,两边便迅速缠斗到一起。千手扉间将将拔出了背后的刀,对面的宇智波泉奈立即锁定了他,像是嗅到了新鲜血液气息的猛兽,雪亮的刀身折射出他疯狂的神色,和一双如梦似幻的写轮眼。
只是一时的怔愣,千手扉间就被宇智波泉奈压制在地,近距离直视那双被血色浸染的特殊眼眸,他只觉得自己陷入了又一场幻梦,夜晚梦魇的阴影盘踞在他周身,有那么一瞬间,他感应到命运在耳边呢喃,往昔梦境在此刻和现实重合,他竟有些分不清天幕上闪耀的是日光还是月辉。
短暂的晕眩之后,他挣扎起来,动作间脖颈被锋利的苦无割出了一道口子,不致命,只是有一丝血液飞溅到脸颊上。宇智波泉奈一双猫儿眼顿时沁出了更深的血色,他扫视着千手扉间晕开了一抹红色的脸颊,眼神兴味,像是寻找到了合心意的玩具。
“今天遇到了很漂亮的一只猫。”回到族地的宇智波泉奈脱下上衣乖乖地跪坐,好让哥哥给他上药,“白色的猫,像雪一样柔软,红色的眼睛像贵族珍藏的宝石。只是脾气看起来不太好,很容易挠人。”
面对露出不解神色的哥哥,宇智波泉奈没有再说话,他回味起沾着血的指尖描摹过白皙脸颊的触感,意犹未尽地笑了起来,还未长开的眉眼间锋芒毕露。
千手扉间发现自己最近和宇智波泉奈交手的频率陡然增高,开眼之后的宇智波泉奈似乎发掘了什么新的癖好,总是把沾着血的手往自己脸上抹,甚至变本加厉,举着锋利的苦无在自己脸上比划半天,最后嘟囔着“破相了不好”就收起苦无自顾自地走了。
又一次洗去脸上的血污之后,千手扉间顺着小路走到了族学附近。最近族里传言在这里有不干净的东西,聚众打闹的小孩子总是玩着玩着就发现周围似乎多了几个人影,并由此又牵扯出当年族长夫人去世时的旧事。虽然对于旁人的奇怪目光已经能做到不甚在意,但身为族长次子的责任感依旧促使千手扉间来一探究竟。
眼下正是傍晚时分,偌大的族学空无一人,他走近,就看到庭院中央的樱花树下,一个穿着和服的小女孩正在玩一个用藤编织的小球。她跪坐在地,红色的衣摆却不染尘埃,黑色的长发被扎在脑后,动作间头绳末端坠着的铃铛发出清脆的响声。千手扉间没有贸然上前,他站在低矮的门口,直到沉浸在游戏里的女孩子发现了他这个不速之客。
“白头发红眼睛,你是那个奇怪的孩子。”抱着球站起来的女孩子只有四岁左右的身量,将将到千手扉间的胸口。看到来人,她一双古井无波的眼睛渐渐有了神采,语调也透着一股欢欣雀跃,“和那些人说的一样,是能看到我的奇怪的孩子。”
她跑过来小心翼翼地牵住了千手扉间的手指,小孩子玩闹后带着高热的体温透过指尖传递过来。温热、鲜活,和以往如石头般冷彻冻骨的亡灵截然不同的触感。千手扉间有了一瞬间的恍惚,他又一次想起了母亲离开前的模样,半透明的幽灵已然决定放下人世间的一切,生前的记忆与情感被封存,空濛的眸子如隔雾观花,美丽的女人霎时间就像冰川之巅的千年冻雪般遥不可及。
挨不住小孩子的请求,最后他还是牵着这个来历不明的孩子回到了自己的卧室。自这天起他多了一个奇怪的同伴,自称是妖怪座敷童子的小孩子总是坐在房梁之上,垂下的脚踝瘦骨伶仃,她始终抱着那个有些破旧的藤球,偶尔也会哼唱一首他从未听过的异乡歌谣。
“我是会带来幸福的妖怪哦。”她这么介绍自己,但千手扉间只当是小孩子的玩笑话一笑而过,他更情愿相信这是一个奇怪的亡者,不知为何保留了生前的状态。如果幸福能够轻易获得,他的母亲与弟弟们又为何会轻易死去,那些在战火中死不瞑目的人们,那些在战火中流离失所的人们,又为什么不能收获幸福呢。他情不自禁地想起了宇智波泉奈,那双代表了力量的眼睛,又是付出了怎样的代价与痛苦才拥有。
在随后的几年里,他逐渐习惯了自己的房间里寄宿着一个小小的幽灵。那些任务之后的夜晚,房梁之上都会响起悦耳的清脆铃声,在这样细微的声音中,他注视着眼前垂下的鲜红衣摆,总是会想起某一天他试着递给这位名为铃子的奇怪亡灵换洗衣物的时候,她捧着衣服惊喜的模样。
“你是第二个给我送礼物的人,第一个是我的妈妈。”
千手扉间从不追问为什么她不回去寻找自己的母亲,他只是沉默地把小姑娘换下来的红色和服浸入河水,清澈的溪流顿时晕开了大片的红色,像赤红的流雾,顺着水流漂向不知名的远方。看着身后正穿着新衣趴在榻榻米上拨弄藤球的孩子,他情不自禁生出一阵怜悯来——这是一件鲜血染就的丧衣。洗净干涸血液之后,他抚摸着那些细密的针脚,由衷感受到了那位素未谋面的母亲的拳拳爱子之心,然而她珍爱的孩子,却永远停留在了天真无邪的年纪,无法再承欢膝下。
今天之前他又一次执行了一个短期的任务,在例行的睡前谈心时间,穿着红底白花和服的铃子从高处一跃而下,像一只轻巧的猫,抱着球端坐在他旁边,兴奋地问道:“你这次有碰到泉奈吗?”
宇智波泉奈,这个名字不知何时起占据了他们谈话的大部分时间。他曾疑惑为什么铃子对宇智波泉奈这么感兴趣,正坐在走廊上的孩子从身旁的篮子里捡出最漂亮的一枝,示意千手扉间弯腰,然后她踮起脚尖,把娇艳欲滴的花朵簪到白发的少年人鬓边。
“因为这是会给扉间带来幸福的名字哦,你知道的,我是会带来幸福的妖怪嘛。”
今夜也是如此,小姑娘兴奋地趴在他床边,一双黑曜石般的大眼睛直勾勾地盯着他:“我闻到了你身上有泉奈的气味。”
他的确碰到了泉奈,只可惜并不是什么值得庆幸的经历。最近的多事之秋,千手佛间和宇智波田岛在战斗中一同死去,千手柱间和宇智波斑在这样混乱的情况下相继接过了族长的担子,因此在他落单碰到同样孤身一人的宇智波泉奈的时候,即使早有准备,依旧被对方眼底的疯狂吓了一跳。
千年累积的血仇、父亲与兄弟的尸骨、希望渺茫的未来……一切的一切织就了这场暗无天日的梦境。他的视觉被蒙蔽,双臂被束缚在身后,被迫挺起胸膛,尖锐的犬齿一点点啮咬过雪白细腻的皮肉,青紫牙痕处渗出的血珠顺着饱满的弧度滴落。骨节分明的手指侵入的时候他咬紧了牙,下一秒原本扣住他脖颈的另一只手强行撬开牙关,细长的手指肆意搅弄着他的口舌,直直往喉咙捅去。他的胃下意识痉挛起来,被刺激得分泌过剩的涎水从无法闭合的嘴角滑落。失去意识前,他听到那个不可理喻的疯子在他耳边呓语——
“我等着你,终有一天……”
但这些隐秘之事无法向外表年幼的孩子诉说,他点了点小姑娘的眉心,好奇为什么她不自己去宇智波族地看一眼,作为普通人不可视的存在,想要出入外人禁止的各家族地明明轻而易举。
“因为我现在是属于千手家的妖怪,不能轻易离开千手家的范围。而且宇智波那边似乎有什么奇怪的东西存在,每次看向那边都感觉身上毛毛的。”扔下手里的藤球,铃子一拍手开心地提议道,“不过宇智波和千手要是融合到一起就另当别论了,到时候我就可以变成两家共有的座敷童子了。”
虽然他很想劝自己这不过是小孩子的一句戏言,但是完全没有意识到自己在进行何等惊世骇俗发言的小姑娘又毫不在意地抖落了他的兄长还在和敌对家族族长私会的秘密——
“我听到柱间说要和那个脸色臭臭的长头发一起建立属于他们的村子呢,真好啊,我也想变成可以给所有人都带来幸福的大妖怪。”
对未来充满希望的小妖怪哼着歌蹦蹦跳跳地离开了,千手扉间有心去找自己的兄长好好掰扯一番关于他的交友问题,但是很快他就自顾不暇——宇智波泉奈临走时在他精神上烙下的万花筒悄然发作,他开始整夜整夜地做梦。在噩梦中,他像那日一般双手被束缚,黑发的男人大力揉捏着他一身滑腻的皮肉,只用手指便将他玩得丢盔弃甲,扭着腰主动迎合。他坐在男人身上起伏,炙热的肉块挤压着内部,海啸般的可怖快感让他几乎忍不住哀声哭泣。在这样的地狱里,他感到自己的前胸鼓胀,急切渴求着男人唇舌的拨弄。即使被解开束缚,他的双臂也顺从地搂住了男人的脖子,沉溺在无边欲望之中。
“你身上泉奈的气息变浓了。”
接下来的每个清晨,从睡梦中大汗淋漓惊醒后他都能听到穿着红衣的小姑娘扔下这句话,然后抱着她的宝贝藤球消失在明亮的日光里,而躲在人后的千手扉间脱下睡衣,总能看到一些难以启齿的地方被神秘的液体濡湿。他抚上饱胀的胸膛,不禁在心里将宇智波泉奈这个混蛋千刀万剐。每晚的梦境还在继续,他强撑了一段时日,整日都被艳糜的梦境折磨得憔悴不堪,最后还是在某一天主动回到了上一次任务的地点。
“我说过,你会回来的。”
站在屋内的黑发男人朝他伸出了手,漆黑的眼睛浮现出笃定的笑意。握在腰侧的手掌烫得可怕,他忍不住打了个哆嗦,只觉得自己的身体融化成了一块可以随意揉捏的面团,毫无反抗之力,被放置在床榻上随意摆弄。他的理智、他的灵魂,所有的一切都在远去,只有急促的呼吸与肢体缠绕的触感才是这方狭窄空间内唯一的真实。
他几乎默认了这一切的发生,每隔一段时日他们便会在此相遇,又在第二天前后脚离开,默契地装作什么都没有发生的样子。唯一的麻烦是宇智波泉奈似乎十分热衷于在他身上留下印记,每个事后的清晨,他都要挑选一块合心意的地方,强行压制千手扉间的抗拒,低头吮出斑驳痕迹,最后狠狠地咬上一口,像是猛兽给钟意的猎物刻下自己的专属烙印。
“放心,不会留在会让别人看到的地方的。”
宇智波泉奈一边这么说一边恶劣地用舌尖轻轻舔舐过伤口渗出的血珠,身下人雪白的大腿内侧几乎没有一块完好的地方,密密麻麻全是他的杰作。做完这一切,他像个温柔情人那样,贴心地给被他又一次玩弄到眼神无法聚焦的千手扉间穿好衣服,保证这具令他疯狂的身体上的一切暧昧痕迹都被掩盖在衣襟之下。等勉强恢复精神的千手扉间强忍着身下的不适回到自己的小院,正巧挎着篮子回来的铃子咯咯笑着往他身上撒了一把红艳的花瓣。
“果然不出我所料,就是爱情的气息嘛。”
说完她又挎着空掉的篮子朝千手柱间精心打理的小花园跑过去,千手扉间无奈地看着小姑娘风风火火地跑来跑去,拖着疲惫的身体倒在柔软的床铺里。爱情,他咀嚼着铃子提到的这两个字,半晌后忍不住嗤笑一声——多么奢侈的字眼,更遑论是千年世仇的千手和宇智波。他甩了甩头,将一切抛之脑后,就这么沉沉地睡了过去。
之后的日子同之前相比并无不同。作为千手一族的二把手,总有大把的公务等着他去处理。他面上装作恭敬地听着族老喋喋不休,心神却早已飞到九霄云外。千手柱间是和以往所有族长都截然不同的存在,他创造了木遁这般强大的血继,实力强大却个性宽和,更是不止一次在族内宣称他的目的是和宇智波停战结盟,共同建立能够容纳更多人安居乐业的村落。一度把持了族内大部分话语权的族老一边叹息于千手佛间的长子没有继承到他的强硬作风,一边又愤怒于这样堪称离经叛道的族长执意将寄托了一族荣光的森之千手带往迷雾笼罩的崎岖小路。
在新生的狮王面前,年老的家伙们总是恐慌的。尤其千手柱间又是这样一个特殊的个体——他实力强悍更甚于先代,性格宽厚包容但不失锐意进取,虽没有银舌诡辩之才,却依靠着一颗赤诚之心,吸引了无数族人聚集在他的理想光辉之下,成为他的拥趸。正因此,慌不择路的老家伙们甚至找到了千手扉间面前,希望能策反这位族内的二把手。
“虽然不知道你们都是哪里来的错觉,但我从不是兄长的反对者。”他冷着脸,好好敲打了一番眼前为老不尊的一群人,“千手不需要除兄长之外的话事人。”
等到终于结束一天的工作,临近出门的时候铃子跑了过来,趴在他膝盖上,从背后掏出一个小巧的花环,一双圆溜溜的大眼睛写满了恳求。
“这是给泉奈的礼物,我学了好久才学会怎么编,拜托你一定要带给他。”
也许是小姑娘猫儿一样的眼神过于可怜,他不知怎的昏了头,竟然真的把小小的花环也一并带了过去。这天晚上宇智波泉奈折腾得尤其厉害,他从怀中掏出一小盒胭脂,用小指取了些,在千手扉间的脸上抹出了三道锐利的红纹,多余的也不浪费,被他细心涂抹在白发青年的狭长眼尾,又顺理成章地在爱炽情浓的深夜被泪水打湿,在眼周晕开了绮丽颓���的花。
回到千手族地之后他突然病了好些日子,整日神色恹恹,最好的时候也不过是能够勉强起身歪靠在床头。小小的座敷童子坐在一旁暗暗抹泪,手里还拽着她想要送给千手扉间的另一个花环。她动作轻柔地把花环放到枕边,又从千手扉间送给她的篮子里取出一个装满了草药的香囊悬在床头。窗外天色昏暗,她小心翼翼地握住了千手扉间熟睡时依然冰凉的手,眉宇间尽是化不开的忧愁。
“要起风了。”
在两家将近千年的漫长拉扯之后,宇智波家渐渐显出颓势来,而千手家则是开始占据上风。在不久后的一场战斗中,千手扉间借由飞雷神重伤了宇智波泉奈。正和千手柱间缠斗的宇智波斑立即抽身赶过去扶住了自己的弟弟,在挚友伸出的橄榄枝和弟弟的坚持之中,宇智波斑最后还是选择带着自己的弟弟离开战场。站在附近的千手扉间冷案旁观这一切,宇智波泉奈离开前远远朝他这边望了一眼,仅仅一瞬,漆黑的眼眸便转向了别处,但千手扉间依然被其中的狠决震住,心神不宁。
在远离刀光剑影之处,坐落于千手宅中心附近的小小庭院依旧是一派岁月静好的景象。千手柱间苦恼于他的花朵屡遭贼手,又无法揪出这位不知名但技艺高超的小贼。知晓犯人是谁的千手扉间有些心虚地咳了两声,最后在自己庭院的一角开辟了一块地,专门给小姑娘用来种一些花花草草。在太刀斩过宇智波泉奈腰侧的那一刻,正在侍弄花草的铃子突然感到一阵心悸,连手中的花朵跌落泥沼都无暇顾及,她焦急地在院门处张望,一直到日落时分才等到归来的千手扉间。
“泉奈是不是出事了?你还好吗?”这么问的铃子面上却是一片笃定,作为传说中能够占卜吉凶的座敷童子,她一早就感应到象征着宇智波泉奈的那个铃铛上面出现了细细的裂纹,而代表千手扉间的铃铛则是兀自晃动起来,就像他那颗摇摆不安的心。
白发红瞳的青年脱力般地蹲下身,抱住了杌陧不安的孩子。他的护甲还残留着鲜血与硝烟的气息,脸上也有细微的伤痕,在回到族地的第一时间,停战协议就由他做主送去了宇智波家,他能做的也仅此而已。
“没事的。”抱着怀里小小的孩子,他不知道是在安慰哭泣的小姑娘还是在安慰前路未知的自己,只能一遍又一遍地重复道,“一切都会好起来的。”
兴许是被铃子焦躁的情绪所感染,千手扉间也久违地不安起来。他开始无法入睡,一旦闭上双眼便是光怪陆离的画面,过往的无数亡灵在他的眼前闪现,包括他的父亲千手佛间,在死后离体只看了两个儿子一眼便选择直接离开人世间,追随他们的母亲而去。而现在,那些消逝的亡灵又重新出没于宅院的一切角落,他们吟唱着不知名的古老音节,佶屈聱牙之甚仿佛是来自冥界的密文;又在吟诵的同时高举双手,冷硬的面容布满狂热,半透明的躯体在日光与月辉的照耀下闪烁着珍珠般的色泽。
经历了几日的迷幻与癫狂之后,所有异象消失了,与此同时,千手扉间陷入了长久的昏睡。在万籁俱寂的深夜,他听到有人在耳边叹息,空洞的回声一如他的母亲离去时那般,片刻后冰凉的手指抚过他的脸颊,他挣扎着想要起身,意识却被困在躯体一隅,任由带有熟悉气味的幽灵穿过他的身体离去,记忆的最后只有拂过他额角柔软的白色衣角。
“这是泉奈留给你的。”
他醒来后,在枕边看到了一株白色的彼岸花。纤长蜷曲的花瓣在微风中轻轻战栗,尚且带着清晨霜露的寒意。穿着红色和服的座敷童子哽咽着将脆弱的花朵捧到他面前,他起身接过花朵,将其安置到放了胭脂的暗格里。他面上一片倦怠,眼下有淡淡的青黑,朱红的眼睛里满是荒芜与寂寥。送去宇智波家的停战协议久久没有回应,在一切尘埃落定的此刻,他反而有种果然如此的释然。
身旁的座敷童子仍在哭泣,他强打精神,勉强振作起来。他那位心性坚韧对一切都抱有乐观态度的兄长依然在等待宇智波的来信,而知晓一切的千手扉间不知如何开口,只能匆忙结束会面,重新躲到自己的屋舍之内。
在这样的年代,死亡不过是家常便饭,族地内随处可见故去的亡灵在游荡。上一秒还活生生的存在,顷刻间便被洞穿心口,雾蒙蒙的眼睛无法闭合,面上的表情永远定格在意识流逝的瞬间。而从冷却的尸体中诞生的幽灵,大多也不过凭借着一点残留的意识,固执地徘徊在生前之地和故人身旁,停留一段时日后便自行消散了。
见到宇智波斑变得截然不同的写轮眼和他空无一人的身旁之后,千手扉间心里最后的那点侥幸终于被无情摧毁了——为了家族和兄长,宇智波泉奈在献出自己的眼睛之后毅然选择了死亡,甚至他的亡灵都没有选择在人世过多停留,他彻底放下了生前的一切,决绝地投入了死的怀抱,不再回头。
这反倒显得他的痛苦与期待尤为得可笑,他木然站在原地,只觉得自己像一个四处漏风的屋子,心里空荡荡的,无数亡灵在其中穿梭来去,冰冷彻骨。往日被压抑的情感在这一刻全部消失无踪,只剩下了麻木与空洞。被兄长打败的宇智波斑要求他亲手杀了自己来为宇智波泉奈报仇,被卷进仇恨漩涡中心的千手扉间突然觉得十分疲累,战争、仇恨,所有人都被二者裹挟,逃不出这个永世轮回。他已无心再听前面的争执,即使宇智波斑口口声声必须取走他的性命。直到千手柱间决定牺牲自己来换取挚友谅解的那一刻,宇智波斑终于松口了。累世千年的仇恨循环,终于在今日出现了变数。
解决这一切之后,千手扉间重又踏上了归家的路。早上出门之前,因为宇智波泉奈的离去而伤心了好一段时日的座敷童子拍了拍脸颊振作起来,她把系在她发尾的两个铃铛拆了下来,强硬地把其中一个塞到了他的手心。
“这是保佑扉间平安的护身符哦,说不定今天你回来的时候会有什么好事情发生呢。”
坚称自己是能带来好运的小妖怪帮着找来了红绳,把不起眼的小小铃铛挂到千手扉间的脖子上。而经历了跌宕起伏一天的千手扉间捏着胸前的铃铛,半路找了处水源洗了把脸,不希望自己惨白的脸色吓到只到他大腿那么高的小姑娘。
他披星戴月地走近自己的小院,那枚小巧的铃铛突然发出了细微的清脆响声,在空旷的夏夜和晚风一起极大地安抚了他疲惫的身心。还未靠近院门,他就远远地听到了铃子欢快的笑声,和他颈间的铃铛形成共振,与此同时,还有另一道低沉悦耳的男声,和孩童高亢的嗓音一起传入他的耳中。
院子里,明显梳洗打扮过的小姑娘正被人放在肩头,去够被抛到枝丫上的藤球。察觉到门口的视线,穿着深色族服的长发男人转过身来,朝着呆立的千手扉间伸出了手。他宽大的衣袖下露出一段洁白的手腕,上面正戴着一个小小的铃铛,同样用红绳拴着,明显是被他抱在怀里正满脸邀功的小妖怪的杰作。
“扉间,欢迎回来。”
在拥抱的两人的头顶,小小的座敷童子开心地洒下了她攒了好久的漂亮花瓣。千手扉间一颗心在旷野上飘荡许久,终于在此刻落到了爱人的掌心。
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1 交付決定の取消し等を行った事業者【11事業者】 Assist・Medical株式会社 所在地 埼玉県富士見市上南畑240番地 代表者 代表取締役 大関翔太 事業所 1か所 調剤薬局バルナバ大森店 補助金 交付決定額 約2億円 交付済額 約3,200万円 措置日 令和5年5月31日 措置内容 交付決定取消し・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 渋谷美容皮膚科クリニック 所在地 東京都���谷区渋谷二丁目10番15号 NV1 Bldg.8階 代表者 院長 原田慶堂 事業所 2か所 渋谷美容皮膚科クリニック、アリュールクリニック 補助金 交付決定額 約3,700万円 交付済額 約1,400万円 措置日 令和5年5月31日 措置内容 交付決定取消し・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 株式会社メディトランセ 所在地 東京都新宿区北新宿一丁目4番7号 代表者 代表取締役 加藤篤彦 事業所 21か所 tokyoartsgallery、個別指導Wam飛田給校、個別指導Wam清水が丘校、個別指導Wam小宮町校、個別指導Wam小山田桜台校、東京湯島指導センター、東京駒場指導センター、【PCRラボ】ICheck×nanoAce 町田駅東口前PCR検査場、個別指導塾スタンダード市ヶ谷教室、個別指導塾スタンダード西日暮里教室、赤坂見附・無料PCR検査センター、四谷三丁目・無料PCR検査センター、六本木・無料PCR検査センター、【PCRラボ】ICheck×nanoAce浜松町駅前ハマサイトPCR検査場、【PCRラボ】ICheck×nanoAce品川駅港南口PCR検査場、【PCRラボ】ICheck×nanoAce大井町駅PCR検査場、個別指導Wam青戸校、フラクタルPCR検査センター、ICheckPCR検査センター有楽町、【PCRラボ】ICheck×nanoAce 赤坂PCR検査場、炭火串焼き「昌」 補助金 交付決定額 約23億円 交付済額 約13億円 措置日 令和5年5月31日 措置内容 交付決定取消し、返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 株式会社HOS 所在地 東京都中央区日本橋蛎殻町一丁目38番13号5階 代表者 代表取締役 日下部雄太 事業所 7か所 アステル薬局無料PCR検査センター神田駅北口、同センター田町駅、同センター武蔵小山駅、同センター亀戸駅、同センター池袋駅、同センター銀座、同センター御徒町駅 補助金 交付申請額 約33億円 措置日 令和5年3月31日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 株式会社メタボスクリーン 所在地 神奈川県横浜市中区寺久保34番1号 クリオレミントンハウス横濱山手ロワイヤル412号室 代表者 代表取締役 関澤隆一 事業所 3か所 メタボスクリーン東京第一研究所・コロナバスター東京本部、PCR検査センター東京ラボ・コロナバスター西尾久店、コロナバスター赤坂店 補助金 交付決定額 約8.2億円 交付済額 約3.2億円(交付済額は返納済み) 措置日 令和5年3月31日 措置内容 事業者登録取消し、交付決定取消し、返還命令 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けたため 医療法人華風会 所在地 大阪府大阪市中央区高麗橋一丁目7番3号TheKitahamaPLAZA3階 代表者 代表 久保伸夫 事業所 4か所 YELL合同会社中河原PCRセンター、無料PCRセンター東中野駅前、平井駅前PCR無料検査センター、ケーズ桜台駅前無料PCRセンター 補助金 交付申請額 約28億円 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 医療法人社団彩祥会 所在地 東京都北区赤羽二丁目23番2号 鵬ビル1階 代表者 理事長 中島知賀子 事業所 4か所 麻布十番採取所、アンフルール採取所、大田区採取所、瑠璃色の地球採取所 補助金 交付申請額 約6.3億円 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 医療法人社団JOY 所在地 東京都中央区銀座二丁目11番8号 ラウンドクロス銀座二丁目2階 代表者 理事長 伊東絵美奈 事業所 1か所 エミーナジョイクリニック銀座 補助金 交付決定額 約3.5億円 交付済額 約630万円(交付済額は返納済み) 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、交付決定取消し、返還命令 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けたため 向日葵商事株式会社 所在地 東京都中央区銀座三丁目12番19号4階 代表者 代表取締役 田中ゆかり 事業所 3か所 四ツ葉薬局、向日葵商事株式会社、中目黒トライ 補助金 交付申請額 約5.7億円 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 株式会社ヒューマンプランニング 所在地 和歌山県有田市宮原町須谷535番1号 代表者 代表取締役 富山晃至 事業所 2か所 南大塚無料検査場、狛江無料検査場 補助金 交付申請額 約3.9億円 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため medical 4 men clinic 所在地 東京都中野区東中野二丁目24番13号 スイートルーム302、201、202 代表者 院長 中島知賀子 事業所 8か所 medical 4men clinic、東麻布PCR検査センター、東中野PCR検査センター101採取所、赤羽採取所、泉岳寺採取所、PCR検査センター向原駅前店、江古田採取所、PCR検査センター亀有店 補助金 交付申請額 約69億円 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため
PCR等検査無料化事業補助金交付決定取消し等|東京都
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年底出國滑雪攻略 冬季滑雪計畫準備
隨著年底腳步逐漸接近,許多人開始計畫著今年冬天出國進行滑雪活動享受不一樣的冬季樂趣,一趟安全又舒適的滑雪旅程,除了事先做好功課之外,是否帶對裝備至關重要。出國滑雪對在亞熱帶地區的台灣民眾來說是比較陌生的戶外活動,透過出過滑雪攻略幫助大家能輕鬆準備人生第一次滑雪之旅。
第一步:行程規劃
要事先確認國外滑雪場的開放時間、雪況、交通方式及住宿地點等資訊,不論計畫去日本‘韓國或是歐美國家滑雪長,要根據不同滑雪場的特色選擇適合的滑雪時間。
第二步:做好保險規劃
滑雪場多位在山上且距離都會地區有一大段距離,除了路程遙遠,滑雪活動也是一項高風險運動,因此出國前務必做好保險規劃,包含醫療保險及意外險等,建議可以額外購買滑雪意外險來確保出國滑雪發生意外的風險分攤。
第三步:掌握氣候與安全
不論你是初學者或老鳥,搭飛機出發前先掌握好雪場當地氣溫及降雪量等資訊,做好禦寒準備,並確認自身身體狀況是否適合滑雪活動,如遇到暴風雪極端氣候建議不要貿然外出活動。
第四步:了解滑雪場禮儀與區域劃分
滑雪前應充分了解安全規則,並佩戴好安全帽、護目鏡及護膝等安全裝備,透過教練充分瞭解滑雪安全知識,注意滑雪區域標示,選擇適合自己程度區域來進行滑雪活動,才能在享受滑雪快感是降低危險發生。
第五步:選對安全舒適裝備
出國滑雪前選好裝備與你的安全息息相關,安全帽、護目鏡及合適的滑雪板可以有效降低滑雪過程發生意外機會;另外舒適的滑雪服、保暖衣物及雪靴等用品,可以讓你在寒冷戶外氣候保持溫暖舒適,另外高品質滑雪板及滑雪杖等,可以提升在進行滑雪活動的操控性,讓你進行滑雪活動更加流暢穩定。
滑雪活動穿著的裝備服飾與一般登山活動大不同,因雪場氣溫低且容易遇到大風雪情況,因此高度保暖又能滿足滑雪活動需求,雪地活動裝備專業品牌可能與大家平日熟悉的登山裝備品牌有些差異,比如冰雪運動非常興盛的瑞士,知名的Mammut長毛象可說是最能代表瑞士冰雪運動標誌性的品牌,以滑雪、登山及冰雪運動專業服飾聞名全球,台灣滑雪初學者可以就近到PLAY HARD專業戶外裝備通路,輕鬆一站式選擇滑雪所需用品,讓你在出國滑雪前做好充分準備,為自己在今年冬天能夠享受一趟安全又舒適的滑雪旅程。
PLAY HARD戶外玩樂攻略地圖23個點等你踩
精選代理國際戶外品牌的PLAY HARD風格選品店今(28)日宣布 2024 年「 PLAY GROUND城市踩點計畫」,邀請城市玩家至指定站點一起體驗室內滑雪、攀岩抱石、滑板等城市潮流運動,9月1日至12月31日只要穿戴指定品牌商品,拍照上傳個人社群平台,並將截圖或貼文連結傳送至PLAY HARD官方Instagram,即可月月參加「戶外潮物」抽獎,讓你從都市到戶外跟著玩、輕鬆潮!
精選全台23個打卡地標
室內滑雪
SSTC雪訓基地-SNOW SENSEI TRANING CENTER(台北市中山區樂群三路200號6樓)
SPK滑雪公園-SNOW SENSEI PARK(新北市新莊區幸福東路77號)SNOWIN-台中店(台中市西區健行路1049號6F ) SNOWIN-台南店(台南市仁德區大同路三段755號2F) SNOWIN-高雄店(高雄市前鎮區中安路1-1號大道東1F)
攀岩抱石
內湖運動中心攀岩館(台北市內湖區洲子街12號) MegaSTONE Climbing Gym(新北市新莊區中正路56巷5號) iClimb風城攀岩(新竹縣竹北市成功二街98號) B-plus攀岩館(台中市西屯區環中路二段982-1號) 嗨翻綜合體能館(台南市北區大和路121號) 抱石基地(高雄市左營區重信路24巷11號)
極限滑板
內湖運動公園(台北市內湖區舊宗路二段2號) 新生橋下滑板場(台北市中正區新生高架道路) 美堤極限公園(台北市中山區樂群一路16號) 綠寶石極限運動體驗場(新北市永和區環河西路一段) 樹林滑板公園(新北市樹林區水源街79-81號) 桃園極限運動公園(桃園市桃園區林森路1號) 新竹左岸河濱公園-滑板場(新竹市東區中華路一段1號) 苗栗通霄滑板場(苗栗縣通霄鎮西部濱海快速公路357號) 台中市極限運動場(臺中市北屯區崇德八路一段93號) 台中市北區中正公園滑板場(台中市北區學士路98號) 台南市青少年極限運動場(台南市南區體育路10號) 高雄仁武區極限公園(高雄市仁武區仁雄路、大正三街與大封街的運動公園內)
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「美しき土壌の世界」展
東京農業大学「食と農」の博物館で「美しき土壌の世界」展を見る。この博物館へ行くのは初めてだったが、マニアックなテーマについて無料で学んだり楽しんだりできる、素晴らしい企画展だった。
企画展の入口。
初代学長のお言葉:「土に立つ者は倒れず。土に生きる者は飢えず。土を護る者は滅びず。」
展示室風景。モノリスが立ち並ぶ神々しい空間だった。
会場には必要最小限のキャプションだけがあり、詳しい解説はQRコードから資料をダウンロードできるようになっている。資料の内容はとても良かったが、重たいサイズのPDFで文字が細かいので、スマホで見るのはきつかった。
実際に触れる見本が用意されており、いわく「標本にする前の剥がしたての土壌です やさしく触ってみましょう」。「剥がしたて」がちょっと可笑しい。土壌の種類は「普通アロフェン質黒ボク土」。採取地は阿蘇市。
ここからは分類ごとにざっくりと。まずは「まだまだ若い土壌」の皆さん。たしかにまだあまり土っぽくない感じ。
これなどはほぼほぼ花崗岩らしい。
「火山灰からできる土壌」。日本列島に多そう。
「森の土壌」。
「川が氾濫してできる土壌」。これも日本にたくさんありそう。
「南西諸島にある特徴的な土壌」。採取地は沖縄各地。
「年老いた土壌」。
「表面が白い土壌」。
グラデーションの妙。
「日本にある特徴的な土壌」。
「人工物質土」などというものもある。たしかに明らかな異物(ビニール)が混じっている。解説資料には「人工土が安全じゃないとか悪いということはありません!」と注意書きがあり、グッジョブだと思った。
企画展以外の展示品をいくつか。まずはトラクター。左から KOMATSU WD30��FIAT 211R、Ford 601 Workmaster Series で、それぞれ日本製、イタリア製、アメリカ製。どれも強そうである。
農業に欠かせない元素、リンについての展示ケース。
材鑑標本。樹齢約1400年の屋久スギがものすごい。最大径は約240cmとのこと。
屋久スギの隣から順に、木曽ヒノキ、魚梁瀬スギ、秋田スギ、トドマツ、青森ヒバ、アカエゾマツ。
書物の展示ケースも少々。
各地で開発されたいろいろな商品を紹介するコーナーのようだったが、ここらへんになるとちょっと科学的に危ういにおいがしてくるものもあるような気が……食や農はニセ科学が跋扈しやすい領域だから……
これは展示品とは呼べないが、外の鶏小屋にいた東天紅およびチャボの皆さん。
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好意外,居然是由這位香港僑生,來講出我們這一輩台灣人的老故事,而且出奇的完整,實在教人驚異,這真是台灣人最幸福的時代!
*原文刊載於《文創達人誌》60期,可惜~永~遠~回~不~去~了!
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林野,那個沒有手機的年代,《文創達人誌》60期,2018. 09。
*原文刊載於「文創達人誌」60期,2018. 09
▶應該是本名【溫德生】的另一位筆名同為【林野】的作家。 [溫德生]本籍廣東新興,出生地“香港”,1957年來台。此資訊也與本文內容所謂「從香港舉家遷台」事情相符合。 詳見 國立台灣文學館 檔案資料 :
https://db.nmtl.gov.tw/site4/s6/writerinfo?id=815
上個世紀的五十年代,從香港舉家遷台,因不會說國語,學校硬將我降一級從小三讀起,每次老師口頭規定課後作業,因沒聽懂,不是寫錯,就是沒寫,第二天少不了被打手心,一度視上學為畏途。
第二學期總算克服了語言障礙,從此國語科考試成績突飛猛進,有一次月考考燈的單位,全班沒人答對,惟有我寫的「一盞燈」得到一百分,那一個兇巴巴的女老師就不再打我了。
學期結束,學校發給學生的獎品都很寒酸,不過是墊板一塊,以及有橡皮頭的「雄獅」鉛筆四枝。記得這個牌子算是比較高級的,有時候也會改發「月光」香水鉛筆,至於手刨鉛筆機還不多見,大家都是用「手掌牌」的小刀削。五年級時的導師是一位師大畢業的女僑生,作風比較闊氣,她買給學生的獎品是「王樣」水彩盒,可惜僅教了一年就回香港了。
在那個家庭收入捉襟見肘的時代,孩童沒有什麼零嘴可吃,餅乾是秤斤���賣的,鐵罐裝的「金雞餅乾」則是餽贈親友的好禮。
有些父母將麵粉加點砂糖乾炒,當作子女的甜點,成為日後古早味的麵茶;每逢爆米花的三輪車過街,孩童就帶着裝米的罐子蜂擁而至,圍觀小販的震天一爆。以前用過的克難物品在懷舊的柑仔店裡已不多見,像「天鵝牌」非肥皂、「百雀羚」面霜、「窮人木頭」的竹器、升火的煤球爐等,許多嬰孩是吃「仙童牌」代奶粉長大的。
「白雪公主」泡泡糖搶先在「夢夢」口香糖之前銷售,風靡全台,5角一盒,縱使不會吹泡泡,也會迷上它附贈的彩色卡片。或許這是台灣第一種「文創」商品,以三國演義、封神榜的人物引誘購買慾,宣稱集滿100號可換自行車一台。我曾經花了幾年,收集到的卡片六十多張,卻在初二的數學課被老師整盒沒收,下課後哀求她賜還不成,幾乎恨她一輩子。
當年的自行車最初是以倒轉踏板剎車的,後來纔改進為手剎車。一台「伍順牌」自行車售價要幾百元,許多公務員分期付款作為上班代步的交通工具,學生如果能有一輛,簡直是奢侈品。不可思議地,那時規定前輪的車柱要掛車牌繳稅,無牌上路會被警察攔下,這種怪法規到高中畢業後終被取消。
三、四年級最懷念的童年讀物,八成會說是葉宏甲的諸葛四郎漫畫。從「大戰魔鬼黨」看到「大破山嶽城」,儘管老師禁止帶到學校,還是偷看不誤,這也成為日後整套時出版,廣被老讀者們的訂購,至於優良讀物「東方少年」還沒它那麼流行。
有時隨父親上台北,他會帶我逛重慶南路挑幾本回頭書,整條街都是櫛次鱗比的書店,知書達禮的人很多,現在老字號書店已剩下沒幾家了。
九年國民義務教育尚未延長之前,初中入學有聯考,學生開始用鋼筆寫作業,記得SKB是最普及的品牌,吸墨水時要拉下筆桿側邊的開關,當時擁有一支美國製的派克21鋼筆可真叫人羨慕。老師批改作業還是使用沾水鋼筆,墨水有兩個牌子─「銀行牌」和「派克牌」,用久了需要換筆��,後來陸續出現的國產「利百代」和「玉兔牌」原子筆,兩者都會漏油,法國製的Bic和Reynolds 原子筆,趁勢進佔文具市場。
武俠小說開始盛行,臥龍生、司馬翎、諸葛青雲等人的作品成為市俗的大眾文學,故事中的刀光劍影、江湖風雨,常帶給人們想像空間的快感。坊間的租書店也多,不知何故,書的版面狹窄,封面和底面都裝訂了厚紙板,好像是為了偷看的方便,後來有了菊16開的版本,終於大方地行俠天下。
上了高中,瓊瑤的言情小說取而代之,成為早熟少男少女的喜愛,那時的學校皆以「禮義廉恥」為共同的校訓,男生的頭髮很短,女生裙子很長。每學期的軍訓課都會到三張犁打靶,國文課本裡打了圈的文章都要背誦,考卷會有一段默寫。「文星」和「水牛」出版的口袋書流行起來,高三時好奇地讀完王尚義的「野鴿子的黃昏」和「狂流」。
1962年台視首先開播,黑白電視機改變了人們的生活,慎芝主持的「群星會」,打響了綜藝節目的第一砲,接着田邊製藥贊助的「五燈獎」也不遑多讓。
1969年中視也跟着開播,家裡終於有了一台電視機,兩部連續劇「晶晶」和「情旅」的劇情雖已模糊,但猶記得後者的主題曲中幾句歌詞:「在寂寞的旅途中 偶然的與他相逢,他的笑靨,使我神往;他的眼睛,使我迷惘」,引起許多人坐火車的遐想。
不久入伍當兵,那陣子台視每星期會播映一次日本的職業摔跤節目,晚點名剛解散,士官兵就湧向中山室看兩頭怪物,豬木和馬場在擂台上打鬥,超過10點,值星班長就跑來趕人就寢。至於夜間看少棒是默許的,祇要向衛兵登記,時間一到就會叫你起床。在台灣青少棒所向披靡之年,上班族犧牲睡眠,深夜觀戰,每場勝仗都振奮人心。
退伍後愛上洪小喬主持的「金曲獎」節目,她的闊邊草帽半遮臉孔,吉他輕撥彈唱,直到最後一集纔揭開廬山真面目。
1972年美國總統尼克森訪問大陸,1978年中美斷交,刺激了國內年青人的文化覺醒,於是校園民歌萌芽,發展成為國內流行音樂的主流。學歷高的民歌手轉向用自己的語言,創作自己的歌曲,形成靡靡之音外的一股清流。
七十年代彩色底片夢幻成真,美國的「柯達」和「伊士曼」,日本的「富士」和「櫻花」是我儲存大學繽紛記憶的道具。當年「柯達」製作了一支非常經典的反越戰廣告,一個返鄉的士兵走下火車,畫面忽響起湯姆・瓊斯的Green green grass of home,印象深刻。最初因沖洗費不便宜,故不敢多拍,後來各地快速冲印店的興起如雨後春筍,加上操作簡易的傻瓜相機上市,生活的點滴皆可信手捕抓。
此一時期,市面上出現TDK和SONY的卡式錄音帶,成為學習英語,考TOEFL的工具,從此音樂卡帶變成方便的載體,完全攻佔了黑膠唱片的市場,我買的第一個卡帶是理查・克萊德門(Richard Clayderman)的浪漫鋼琴演奏。隨身聽也繼之應運而生,成為愛樂者的新潮電器,我買的第一台是獨眼龍商標的「戴陽」,體積幾近磚頭般大,由於嫌它笨重,又買了一台SONY推出的Walkerman趕上時髦。
迄今不少人會將參加過的救國團活動和黃金歲月畫上等號,昔日夏令和冬令戰鬥營在軍方的支援下,報名人數極踴躍,常有向隅之憾。我在大三的寒假被學校保送參加交通大學舉辦的「歲寒三友會」,記得參加者皆是大專和軍校社團的菁英,文武青年交融成一片,聆聽講師的領袖培養課程,遊戲間學習團隊合作,惜別時刻依依不捨,有人也在活動結束後仍藕斷絲連,找到未來的妻子。
經國先生主政的年代,吏治澄明,推動十大建設,加上孫運璿等清官,帶給台灣空前的繁榮,人民對經濟起飛亦與有榮焉。當時的生活雖嫌單調平淡,但學校有規矩,社會有秩序,人人睡眠充足,因為三家電視台到了深夜12點就唱國歌停播,商店的霓虹燈有節電管制,夜店甚少,也沒有24小時營業的7-Eleven。
七十年代老三台播映的美國電視影集,很受國人青睞,從中視的「愛之船」開始,啟發我對美國文化的認識,出國前買了「三人行」學英語。記憶較深的是「法網恢恢」,劇中的小兒科醫師理查・金波為了昭雪沉冤,在各州浪跡天涯,據說真相大白的最後一集收視率高達五成七,然而來到美國始終沒看到電視的重播。幾年前我買到它的第一季影集,完結篇卻是從網路下載的,以前看過的「勇士們」和「虎膽妙算」也陸續找到,當作記憶的時光標本。
九十年代學成歸國,公車上有人手持「黑金剛」打電話,公共電話亭越來越少,心態一時不能調適變化中的大環境。諸如e世代追求次文化,言行率性,祇要我喜歡有何不可?21世紀到臨,智慧型手機帶來想像不到的方便,但人際關係反而變得複雜。回想那個打電話要投幣的年代,收到朋友的來信時,心情是超愉快的,因它是經過書寫和投遞的,具有溫度。
幾年前的小學同學會,有人提起那位打人很兇的導師,次日和同學到天母去探望她,快90歲了,大家合送一個紅包,據說她壓在枕頭下,捨不得花。當年沒收我收集泡泡糖卡片的數學老師,也在初中的同學會中遇到,我趨前向她敬酒,如果那些卡片依然無恙,可是柑仔店裡稀有的古玩。那個沒有手機的年代是民風淳樸,社會有感覺,人間有情義的年代,好似一張純樸無華的黑白照片,不以色彩取勝。
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昨日は関東甲信と近畿で今年初の猛暑日(最高気温35度以上)となり、今日の東京の最高気温も30度を越す予報です。我が家で一番元気なのは、絶賛産卵中のメダカたちぐらいでしょうか。バラも少しお疲れ気味です。こまめな水分補給、外出時には日陰を歩いたり室内では冷房や扇風機を使ったりして熱中症に気をつけてお過ごしください。
今日、6/15は弘法大師・空海のお誕生日です。毎年、生誕祭「青葉まつり」が高野山でこの時期に合わせて行われます。このテーマの誘導瞑想を販売していますので、ご興味がある方は真言宗の開祖だけでなく、詩人、書家、文人、教育者など多方面で活躍し、数々の偉業を残したスーパースター空海に思いを馳せ、光のメッセージを受け取ってみてください。
また、初夏を彩る行事として、明後日6月17日に三枝祭(さいくさのまつり・ゆりまつり)が奈良の率川神社で執り行われます。夢と転生を主題とした三島由紀夫の最後の小説『豊饒の海・奔馬』でも「これほど美しい神事は見たことがなかった」と語られている祭祀です。この祭りの主役は、優雅な姿のササユリです。原種のササユリは昔から大神神社の奥院で貴重な花として大切に育てられ、今でも大神地区の氏子が自生の花を採集し、大神神社に納めているそうです。夏学期の3回目のクラスで、このゆり祭りをテーマとした誘導瞑想をしていただきました。YouTubeにアップしましたので、よかったら試してみてください。三輪山に登拝し、自然と一体となり、山頂の神域で光と出会い、今年前半の禊をしてみませんか?
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先日、大好きなフランス人歌手・女優のフランソワーズ・アルディが光の世界に戻ったというニュースがありました。クールさと可愛さと清楚さを兼ね揃えたカリスマ的アイコンに、多くの人々が追悼の言葉を発表しています。私もたくさんのインスピレーションを与えてくれた感謝の気持ちを込めて、似顔絵を描きました。(写真上)描き終わった後、娘からのリクエストで娘が大好きなアメリカの歌手、サブリナ・カーペンターの絵も描いてみました。(写真下)フランソワーズはとても特徴が掴みにくく、苦労しながら2時間かけて描いたのに対して、サブリナは半分の時間で仕上げることができました。有名人の似顔絵を描くときは資料の写真をよく選ぶことがコツです。写りによっては、あまりその人物の特徴や雰囲気がよく掴みとれない写真があるので、納得のいく1枚を厳選します。サブリナは写真も選びやすかったのですが、フランソワーズの写真は統一感がなく、どれも皆、別人のような印象を受けて選ぶのが難しかったのが不思議でした。
6月19日はジューンティーンスです。別名『自由の日』とも呼ばれる3年前に設定されたアメリカ合衆国の新しい祝日です。リンカーン元大統領が奴隷解放宣言を公布した約2年後、1865年6月19日に南北戦争の終結と奴隷制の廃止の知らせがやっとテキサス州の奴隷であった人々に届き、その後156年という長い月日を経て、ようやく祝われるようになりました。
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本日より秋学期クラスのお申込受付を開始いたしました。クラスの詳細とラインナップはサイトとショップからご覧いただけます。(アイイスのサイトでも告知されます)
秋学期は春に種を蒔き、夏に大切に育てた果実を収穫する季節です。十分に栄養が行き渡った今年の霊性開花の学びの成果を皆で味わいながら共に分かち合いましょう。皆さまのご参加をお待ちしています!
また、6時間ワークショップを8月24日(土)と8月26日(月)に開催いたします。両日共に同じ内容となります。詳細につきましては後日告知いたしますので、今しばらくお待ちくださいませ。
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アウェアネス・ベーシック前期 Zoomクラス
土曜日:19:00~21:00 日程:9/7、9/21、10/5、10/19、11/2
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アウェアネス・ベーシック後期 Zoomクラス
火曜日:10:00~12:00 日程:9/3、9/17、10/1、10/15、10/29
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アウェアネス・ベーシック通信クラス
開催日程:全6回 お申し込み締め切り:9/15
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アウェアネス・オールレベルZoomクラス
火曜日:19:00~21:00 日程:9/10、9/24、10/8、10/22、11/5
木曜日:10:00〜12:00 日程:9/5、9/19、10/3、10/17、10/31
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アウェアネス・マスターZoom クラス
火曜日:19:00〜21:00 日程:9/3、9/17、10/1、10/15、10/29
金曜日:19:00〜21:00 日程:9/13、9/27、10/11、10/25、11/8
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サイキックアートZoomクラス
日曜日:17:00~19:00 日程:9/8、9/22、10/6、10/20、11/3 水曜日:16:00~18:00 日程:9/11、9/25、10/9、10/23、11/6
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インナージャーニー 〜瞑想と内観〜 Zoomクラス
月曜日:16:00~17:00 日程:9/16、9/30、10/14、10/28、11/11
土曜日:10:00~11:00 日程:9/7、9/21、10/5、10/19、11/2
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マントラ入門 Zoomクラス
土曜日:13:00~15:00 日程:9/14、9/28、10/12、10/26、11/9
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トランスZoomクラス
水曜日:10:00~12:00 日程:9/11、9/25、10/9、10/23、11/6
土曜日:19:00~21:00 日程:9/14、9/28、10/12、10/26、11/9
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サンスクリット・般若心経 Zoomクラス
月曜日:13:00~15:00 日程:9/16、9/30、10/14、10/28、11/11
水曜日:19:00~21:00 日程:9/11、9/25、10/9、10/23、11/6
クラスの詳細はサイトのこちらのページをご覧ください。
継続受講の方は直接ショップからお申し込みください。
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サンデー・サービス(日曜 12:30〜14:00)詳細はこちらから。
6月30日 担当ミディアム:本村・森
ご参加は無料ですが、一口500円からの寄付金をお願いしています。
当日は以下のリンクよりご参加ください。
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ドロップイン・ナイト 木曜日 19:00〜20:00
10月17日(木)指導霊(スピリット・ガイド)のサイキックアート
詳細とお申し込みはこちらからどうぞ。
過去の開催の様子はこちらからご覧ください。
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海碩盃》許育修第四位臺將晉16強 易楚寰/吳東霖「永不言敗」三盤神奇勝頭號種子保住唯一希望
臺北海碩網球公開賽今(23日)於臺北市網球中心室內球場進行第四天精彩賽事,臺將最後一位在單打首輪登場的世界第235許育修,只花90分鐘,就以直落二打敗世界第274的日本26歲球員綿貫陽介後晉16強,成為繼2014年海碩盃以來,再度有4名臺將闖進單打16強的佳績;雙打臺灣最後一組易楚寰/吳東霖打出神奇表現,第三盤搶十化解一賽末點後驚險力克頭號美國組合晉8強,為臺灣雙打保住最後一線生機!
前兩天都還未出賽的許育修,今日得同時在單、雙打首輪登場,許育修雖然曾經在2018年打下高雄海碩盃雙打亞軍,但在海碩盃單打除了第一次在2016年會外首輪勝後就吞下4連敗,而且還沒能拿過會內賽的單打勝利,這也讓他非常期待早日在海碩盃開胡,但首輪籤表頗硬,對手綿貫陽介近況極佳,上一站才剛在上海大師賽從會外賽打起連勝4場,最後在32強負於今年美網亞軍、世界第7的美國球星弗里茲(Taylor Fritz)後才止步。
許育修與綿貫陽介交手過兩次,2023年橫濱挑戰賽許育修以兩個3比6慘敗;兩人最近在9月上海挑戰賽第二度交手,許育修在打到2比6、6比4和4比0後,因綿貫陽介傷退而獲勝,賽前看起來許育修要贏球相當有挑戰性。
許育修直落二挺進單打十六強
但許育修平常回臺灣就在臺北市網球中心練球,許媽還為兩人在附近租屋,讓許育修在這個場地可以完全發揮,雖然今日首盤第3局先被破發,但許育修及時回穩,連續在第4、6局破發;接著第二盤也在第7局關鍵破發後,最終順利以6比3、6比4拿下勝利,成為第4位打進16強的臺將。
「很開心可以拿到在海碩盃的會內賽首勝!」對於臺北市網球中心特別熟悉,他說:「這要感謝體育署和網球協會在這裡設訓練站,平常回臺灣我都在這裡練習,讓我可以很輕鬆的銜接比賽。」
對於對手綿貫陽介,許育修說:「看到籤表就知道會是一場不好打的比賽,特別是對手剛打進上海大師賽32強,而且我在上海挑戰賽時一開始也是被他壓著打,最後因對手是受傷復出的第一戰,因為溫度太高中暑才退賽,但在這裡打我覺得只要發揮正常,我應該還是可以獲勝。」
黃琮豪雖敗猶榮,賽後自評90分
4名晉級單打16強的臺將中,今晚由雙打見長、世界第759的黃琮豪率先上場,對決今年華國三太子盃單打冠軍、世界第103沃爾頓(Adam Walton),雖然兩人世界排名相差了656名,但黃琮豪在第一盤打出讓人驚艷的表現,甚至在第10局還一度打出3個盤末點,但可惜被扳回,最後在力氣放盡下,最終以5比7、1比6落敗,成為單打16強首位出局的臺將。
「很可惜,最後真是體力沒辦法支撐下去。」黃琮豪賽後說:「對手打法跟我很相近,就是控制球,等到有機會時再進攻,但可惜我的體力沒辦法持續下去,再加上第一盤沒有拿下來,心態沒有調整好,但透過這次比賽,讓我對單打更有信心,我覺得今年冬訓必須要針對體能好好加以訓練,希望明年單打成績可以再有突破。」
曾俊欣/何承叡雙打苦戰三盤無緣勝利
比較可惜的是,過去臺將在海碩盃雙打表現特別好,回顧過去八屆賽事,臺將不僅四度奪冠,而且有六屆都闖進最後雙打決賽,但可惜今三���臺將雙打籤運不佳,臺灣單打一哥曾俊欣與雙打一哥何承叡的組合,自2018年青奧後暌違6年再度合體,首輪對上大會第5種子英國組合威利斯(Marcus Willis)/史蒂文森(David Stevenson)。
這組大會雙打第5種子的英國組合,其中又以威利斯最著名,不僅本周世界雙打排名在世界第93,威利斯還曾經在2016年溫網男單,締造從會外連勝晉級會內第二輪最終才負於費德勒(Roger Federer),在當年還被英媒封為「溫布頓奇蹟男」,2021年一度宣布退休,體重飆破100公斤,到2023年才又宣布復出。
只不過曾俊欣/何承叡已經6年沒有合作,首盤一上來就先被破發,在無法回破下,先以2比6讓出首盤;幸好第二盤兩人逐漸穩定下來,雙方互保12局後搶七,曾俊欣/何承叡組合以7比5扳回一城;但可惜第三盤搶十大戰,曾俊欣/何承叡組合一度取得10比9領先,拿到1個賽末點,但可惜最後被對手連下3分,最終遺憾以10比12落敗無緣晉級。
賽後兩人都覺得很遺憾,曾俊欣說:「我今年比較少打雙打,所以一開始上去綁手綁腳,前排截擊也不好,一直到第二盤才慢慢感覺放得開,我們的戰術才開始能徹底執行,但很可惜第三盤搶十有幾個關鍵分沒有拿下來。」何承叡也說:「我們已經有6年沒合作,一開始還在找感覺,一直到第二盤我們就可以咬往對手,我覺得我們打的不錯,只是很遺憾沒拿下勝利。」
許育修/鄭允成無緣晉級
今第二組雙打臺將許育修搭檔韓國球員鄭允成的組合,原本對手是日本組合內田海智/內山靖崇,但日本對手賽前退賽,臨時改成法國組合佩爾(Benoit Paire)/埃斯科菲耶(Antoine Escoffier),結果許育修的臺韓組合也以4比6、3比6吞敗。
易楚寰/吳東霖三盤逆轉擊敗大會頭號種子
最後一組壓軸登場的雙打臺將組合易楚寰/吳東霖,首輪就強碰頭號種子美國組合斯塔爾德(Reese Stalder)/埃文金(Evan King),對手兩人世界雙打排名都在百名內,而易楚寰/吳東霖組合是兩人繼2014年高雄海碩盃之後再度合體,而且這也是「小寶」易楚寰自2018年退休後首度復出。
但兩人久未合作又面對頭號種子,第一盤第4、6局連續被破發,先以3比6讓出首盤;第二盤雙方互破1局後6比6搶七,易楚寰組合一開始就先聲奪人連下3分,以7比3扳回一盤;在關鍵第三盤搶十大戰中,易楚寰組合一開始就以0比5落後,但兩人並沒有放棄,不僅8比9時化解了對手1個賽末點,並且打到第4個賽末點,才終於以14比12驚險拿下勝利晉8強,為臺灣雙打保住一線生機。
在感受到全場為他們歡呼聲中,易楚寰回到賽後記者會坐下後忍不住說:「哇,好久沒坐在這裡了!」兩人銓釋了永不放棄的精神,吳東霖說:「前一天單打打到0比3時有一點放棄的感覺,回去後有跟心理師做了深刻的自我反省,不管到什麼狀況都不能放棄,昨天的失敗似乎為今天的勝利做了準備。」已經有近6年沒有打職業賽的易楚寰也說:「這一次說不定是我人生最後一場比賽,但我想做出一些跟以前不同的想法,過去可能遇到挫折會出現放棄的念頭,現在會在比賽中告訴自己不放棄!」
10月24日 第五天賽程
臺北海碩網球公開賽週四(24日)單打僅存的三位臺將,將在16強全面出擊,賽程從中午12點開始,臺灣三雄李冠毅、曾俊欣和許育修都將陸續登場;臺灣雙打最後希望易楚寰/吳東霖也將在晚間8強賽壓軸登場。
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