#鍵紛失防止
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acelockservice · 3 months ago
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鍵の紛失対策完全ガイド:最短で解決する方法と予防策
家の鍵やクルマの鍵、自転車の鍵など見つからないと焦ってしまいます。鍵は小さな鍵もありますので、落してしまったり、物がたくさん入ったバッグの中から探す場合困難だったりします。 今回は、鍵を紛失しないための対策として、最短で解決できるであろう予防策や紛失した場合の解決策について紹介します。 鍵の紛失を防ぐ方法 鍵の紛失防止対策として、鍵の置き場所、しまう場所を決めておくことが大切で、決めた場所に必ず鍵を置いたりしまうことです。 帰宅してから決まった場所に鍵を置かなかったり、いつもと違う場所にしまうことで、鍵を探すのに時間がかかったり、しばらく紛失状態になる可能性があります。 鍵の置き場所などルールを決めても、うっかり紛失してしまう場合もあります。紛失しやすい小さい鍵などには、「紛失防止タグ」の取付けがおすすめです。 キーケースにまとめて保管することで、鍵全体が大きくなり、見つけや…
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kennak · 2 months ago
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都立大塚ろう学校城南分教室において、個人情報の紛失が発生しました。 関係の皆様には、多大な御迷惑をお掛けしましたことを、深くお詫び申し上げます。 今後、再発防止を徹底してまいります。 1 事故の概要 都立大塚ろう学校城南分教室幼稚部教諭が、令和7年度に就学を予定している幼児1名の個人情報が記載されている「児童・生徒実態把握票」を紛失した。 2 紛失した個人情報 幼児の氏名、社会性の発達の状況、行動面の特徴など 3 事故の経緯 (1)10月23日(水曜日)午後4時00分頃、教諭は「児童・生徒実態把握票」を封筒に入れ、職員室内の自席の鍵のかからない引き出しの中にしまった。 (2)10月24日(木曜日)午前8時40分頃、教諭が引き出しを開けたところ、封筒ごとなくなっていることに気付いた。教諭は自席の周囲を探したが見つからなかったため、副校長に報告した。 (3)同日、分教室の教職員全員で校内を捜索したが、当該の「児童・生徒実態把握票」は見つからなかった。 (4)10月25日(金曜日)から28日(月曜日)まで、分教室は、校内及び分教室の外周の捜索を行うとともに、関係する教員に聞き取りを行ったが、当該の「児童・生徒実態把握票」は見つからなかった。なお、現在のところ、外部への流出による二次被害の発生の報告は受けていない。 4 学校及び教育委員会の対応 (1)当該幼児及び保護者に対する説明及び謝罪 10月29日(火曜日)、校長は当該幼児宅を訪問し、本件の経緯の説明と謝罪を行った。 (2)再発防止について 今後、当該校において、個人情報の管理に関する研修を実施するとともに、再発防止策を教職員に周知する。 都教育委員会は、全都立特別支援学校長に対して、個人情報の取扱い等について再度周知・徹底を図っていく。 問い合わせ先 教育庁指導部特別支援教育指導課 電話 03-5320-6847 Eメール S0310514(at)section.metro.tokyo.jp 迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を一部変更しております。 お手数ですが、メール送信の際は(at)を@に置き換えてご利用ください。
都立特別支援学校における個人情報の紛失について|東京都
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fantasticgoateecandy · 3 months ago
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不当裁判・不当判決を告発します(新訂版)
(No.5)=((No.4)からの続き) H.21.7月.この頃、上階501号室(W氏宅)から階下401号室(私共B夫婦宅)への漏水が、やや下火になりつつあり、私共は「岩井昭雄管理人が水撒き人W氏に厳重注意して呉れたのだろう、その結果、やっとW氏も水撒きを自粛して呉れるようになったのだろう!」と歓喜した。然し、岩井昭雄管理人から「W氏が、最近、鞄・玄関鍵を 無くして501号室に入れなくなり、暫くは実家に泊まって居るのですよ」との話を聞いて、「何だ!そうだったのか!」とガッカリした。漏水被害を引き起こして居る張本人(W氏)が501号室に居住して居なければ、階下401号室への漏水が収まりつつあるのは当然。これは後日に同氏の妹君・S子氏の陳述書にも記載ある事実で、「H.21.7月に兄(=水撒人W氏)は鍵・通帳等を入れて毎日持ち歩いていたカバンを紛失し、自宅マンションに入れなくなり、実家に泊まるという事がありました」との記載あり、「漏水が収まりつつある」と勘違いしたのは、私共の早トチリ、飛んだヌカ喜びだった。 H.21.7.15.管理日誌より抜粋「501号のW氏 アプローチにペットボトルのカラ 多数置いて居るので理事会決定事項として伝え、直ちに片付けるよう要請 共用廊下に水を撒く 注意すると『暑いからだ』と言う 注意する」(W氏の『病的に異常な水撒き癖』は管理人のみならず、当マンション中でも有名、知らない者は殆ど居ない)
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H.21.7.16.K先生から私共に電話あり「売主S氏の親族(恐らく同氏の三女?)から『回答期限は過ぎたが、回答はもう少し待って欲しい』と要請がありました」との連絡だった。実は私共はH.21.3.2.に近鉄不動産㈱の武内聖介氏から「当マンションの401号室(S氏宅)が売りに出されましたよ」との連絡を受けたので、勿論、私共はスグにも401号室を検分(内見)したいと思って居たが、その時、『売主S氏の都合もあるので、内見は2~3日ほど待って欲しい』との連絡を武内氏から受け、結局、私共B夫婦2人、仲介人・武内聖介氏、売主S氏の計4人が401号室を内見したのは3日後のH.21.3.5.だった。つまり、S氏は、その間の(H.21.3.2.~3.5.)に(恐らくは?)自室(=401号室)が上階・水撒人W氏宅(=501室)から蒙りつつある漏水被害の痕跡を、専門業者に依頼してスッカリ除去して貰ったらしく(?)、その直後の401号室には(漏水被害などの痕跡は見当たらず)綺麗なままで、私共はマンマと騙されてしまった。そして「今回もマタゾロS氏は『回答期限を延期して呉れ!』などと言って来るとは!キットS氏は、再度、何か良からぬ事(?)を企んで居るに違いない」と胸騒ぎを覚えた。 H.21.7.18.私共は、当マンションの401号室へ急行、アルミホイルは未だ☆②の(A)(B)に詰め込まれた侭だったが、ベランダ天井からの垂直排水枝管☆②の外周、垂直壁面、枝管真下の床面、スノコ(目皿)付近には大量のヤモリ糞が塗り付けられ、バラ撒かれて居た。私の妻は殆んど半狂乱になって「キャーッ、何ッ、これッ!」と絶叫、私(夫)は「漏水ではなく『ヤモリが出た』との口実を尤もらしく見せ掛ける為に、こんなインチキ証拠を捏造したのだな。その為に予想外の時間が掛かったので『回答期限を延長して呉れ』とK先生に要請して来たのだろう」と感付いた。(写真を参照されたい)
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私共は此のヤモリ糞の塗り付け・バラ撒きについて下記のように考えた。(少し長くなるが、重要なので詳述する):
1).K先生が売主S氏宛に「通知書」を送付される以前のH.21.6.30.に私共が現場を点検した際には、こんな糞などは全くバラ撒かれて居なかった。K先生から通知書を受取ったからには「S氏も少しは反省するだろう」と私共は、つい油断して通常ならば毎週3~4回の頻度で現場点検に出掛けるが、今回はH.21.7.1.~7.17まで全く現場点検に行かなかった。然し、今回のS氏側からの「回答期限を延期して呉れ」との要請に対し、私共は(上記の如く)胸騒ぎを覚え、慌ててH.21.7.18.に現場に急行した処、現場に大量のヤモリ糞(後日、専門機関の分析結果、これ等は[ヤモリ糞]ではなく、実は[コウモリ糞]である事が判明した)がバラ撒かれた光景を見せ付けられた。だが私共は「これは(証拠隠滅に勝るとも劣らぬ)余りにも稚拙・卑劣な捏造工作だ!」と感付いた。「これほど大量のヤモリ糞(実はコウモリ糞)が現場にばら撒かれて居る現状を考慮すれば、これでは100~200匹の大量ヤモリが上階から枝管外周を伝ってゾロゾロと階下401号室(私共宅)へ這い降りて来た事になり、その際はヤモリ防止用(?)に詰め込まれた筈のアルミホイルは、当然、(A)(B)から抜け落ち、あるいは外れ落ちて、ベランダ床面に転がって居る筈だが、此のアルミホイルは依然として無傷で(A)(B)に詰め込まれて居た侭だった。これでは100~200匹の大量ヤモリは『魔法を使ってアルミホイル(A)(B)をすり抜け、枝管☆②の外周を伝ってゾロゾロと這い降りて来た』事になる。ヤモリは元来、夜行性の爬虫類で、昼間は戸袋などに隠れて居るが、その粘着力ある四肢で天井裏・垂直壁面など何処でも自由に動き回れるから、ベランダ天井と垂直排水枝管との円形(環状)隙間から「ワザワザ魔法を使ってアルミホイル(A)(B)をすり抜けながら、枝管外周をゾロゾロと這い降りて来る」筈は無い。而も現場には、これほど大量(恐らくは100~200匹)のヤモリが食い散らかしたであろう筈の食べ滓(小昆虫などの死骸)も、また寿命が尽きた筈のヤモリの死骸も1匹も残って居ない。ヤモリは、夜間、灯りに集まり来る小昆虫をエサとして食べるが、当時、401号室は無人だから(S氏は当401号室を私共B夫婦に売却して既に退去済み、一方、私共も当401号室への入居を諦めて既に退出、旧自宅へ戻って現在は訴訟中、従って当401号室は現在は全く無人の侭だから)夜間は真っ暗である。そんな無人で真っ暗な部屋へ(灯りを求めて)集まり来る小昆虫も居ない処へ、ヤモリがエサ(小昆虫)を求めて来る筈も無い。ただ糞だけがバラ撒かれて居た。一方「上階501号室(W氏宅)のベランダではヤモリの養殖・飼育など、勿論、行って居る筈など無い」。 後日(H.22.4月)、私共が当マンション全28所帯の内、(501号室と401号室を除く)26所帯に聞き取り・アンケート調査を実施した結果、「今までにヤモリが出た」などと答えた所帯は皆無だった。また今回のH.21.7.1.~7.17.までの短期間に、これほど大量のヤモリ群(100~200匹?)が当マンションに大襲来したとなれば、それこそマンション中は大パニックだろう。而も、当マンションの全28所帯の中で、ヤモリは他の部屋には全く襲来せず、選りに選って『無人・真っ暗』で、ヤモリのエサ(=灯りに群がる小昆虫)が全く居る筈の無い401号室へ(100~200匹もの)大量ヤモリ群が、集中的に上記の短期間内に大襲来する筈も無い。念の為、私共は岩井昭雄管理人に確認しても当該期間(H.21.7.1.~7.17.)内に「ヤモリ・コウモリが当マンションに大襲来した」事実は無く、また当マンション管理日誌にも同期間内に「ヤモリ・コウモリが大襲来した」との記述は一行も無い。 以上から私共は「これは明らかに誰かがコッソリと401号室に忍び込んで、恰もヤモリが上階501号室から枝管☆②の外周を這い降りて来たかの如く見せ掛ける為に、人為的に糞を枝管・壁面に塗り付け、且つ床面にバラ撒いた」と確信した。私共は「こんなに大量の糞を入手し、バラ撒くのに手間取ってしまい、それで犯人はK先生に『回答期限を延長して下さい』と要請したのだろう!」と感付いた。だが、これまた何と『ウソ八百』『アナ(矛盾)だらけ』『稚拙極まる』『卑劣な』捏造工作であろうか!
2).而もバカ丁寧な事に、糞を現場にバラ撒いて行った犯人は、糞をバラ撒く際にウッカリと自分の足跡まで現場に残して行った。因みに私共は(夫婦2人とも)室内からベランダへ出入りする際は、出入り口の2枚のガラス戸のうち、いつも左側ガラス戸を開けて出入りする癖があるが、犯人は(右側ガラス戸を開閉したと見えて)自分の足跡を右側ガラス戸の敷居の上に付け残して居り、丁度スノコ(目皿)付近の敷居上にシャガミ込んで糞をバラ撒くのに最も好都合の位置である。その際に犯人がウッカリと敷居上に自分の足跡を付け残してしまったのであろう���だが何故、犯人は斯んなマヌケな痕跡(足跡)を現場に付け残して行ったのだろうか?念の為に私(夫)は自分でワザと左側の金属製敷居を踏み付けて見たが、その場ではスグに自分の足跡が確認できず、2~3日後に再度現場点検に訪れて見ると、私(夫)の付けた足跡が敷居上に今度はクッキリと浮き出て居た。「フーン、なる程、斯ういう事か!糞をバラ撒いた犯人は此の現象を知らず、自分の足跡を現場にウッカリと付け残した事に気付かない侭で此処を退出したのだな!」と理解できた。若い頃から[理科]が苦手であった私には「何故、斯んな現象が起きるのか?」その科学的根拠・理由などは全く知らないが、恐らく金属(アルミ?)製の敷居を踏み付けた際、その「(足跡上に堆積した)埃」「静電気」「足裏の皮脂」とかが関係して居るのであろうか?つまり此の金属製敷居に付けられた足跡は、その場ではスグに確認できずとも、2~3日後に此の敷居上に新たな細かい埃が堆積しても、静電気(?)皮脂(?)の作用により①敷居を踏んでしまった為に足跡が付いた部分=『足跡部分』と、➁敷居を踏まなかったので、足跡が付かなかった部分=『足跡以外の部分』の、それぞれの部分に積もった[埃]量の違い(多い/少ない)や、新・旧の[埃]色の濃/淡差などの[足跡部分]・[足跡以外の部分]の量・色違いが顕在化・浮き出て来て、(恰も「犯人の指紋」の如く)漸く足跡を確認できるようになるのであろう?これは警察の刑事が[犯人の指紋]を採取する際に、(犯人が触れたと思われる)器物に刑事・鑑識員が刷毛で銀粉を振り掛けて指紋を採取するシーンを、私共はテレビドラマなどで観るが、今回は[銀粉]ではなく、[埃]が足跡部分に積もって、言わば[指紋]採取時の様に確認できたのであろう。当然、糞をバラ撒いた犯人は、大慌てで『糞のバラ撒き作業』をやり終える必要があり、而も人目に付かぬ『深夜』にコッソリと401号室に侵入して、薄明りの下でバラ撒き作業を行った為か、自分の足跡を現場に付け残した事に気付かぬ侭で、401号室を退出したのであろう。私共は偶々その2~3日後の明るい『白昼』に現場へ出向いて、(既に浮き出て居た)犯人の足跡(=言わば[指紋]に相当)をハッキリと確認して、これをデジカメで撮影した訳だ。私共が訴訟に踏み切るまでは、糞は勿論、足跡も全く無かったが、訴訟に踏み切った途端に、犯人は大慌てで(?)深夜に(?)侵入し(?)薄明りの中で(?)バラ撒き作業をやり終える必要があった為か?迂闊にも現場に自分の足跡(=指紋)をウッカリ・バッチリ残して行った訳だが、これまた何と『ウソ・バカ丸出し』で『マヌケ』な犯人(=売主S氏=老詐欺師)であろうか!
3).一体誰が斯んな糞をバラ撒いたのか?当マンションでは、管理人(=岩井昭雄氏および後任の佐藤秀司氏)はマンション内の住民諸氏らのカギを預かる事は一切しないから、管理人は401号室のカギを持っては居ない。当マンションと専��契約して居る警備会社ALSOUKに私共が預けて居た401号室の合鍵1本も、私共が入居を諦めたH.21.4.22.頃には、既に同社から返却して貰った。従って401号室の合鍵は、(本来ならば)私共以外に持って居る者は誰も居ない筈である。一方、「401号室に不法侵入して(?)『どうしてもヤモリ糞をバラ撒くべき緊急必要性ある人間』は(旧売主S氏以外には)誰も居ない」。そのS氏はH.21.3.30.に当マンション玄関前で私共と出会ったが、その際にS氏は「私はH.21.3.14.に新マンションへ転居してしまったが、私宛てのメールが未だに旧住所(=当マンション)へ誤配されて来て居るかも知れないので、当マンションのメールボックスを覗きに来たのだ」と話した。それで私共はS氏に「貴方は当マンションのスペアキーを持って居るのですか?」と尋ねた処、S氏は「そんなものは持って居ないよ、当マンションの他の住人が当マンションの玄関を出入りする際に、其のタイミングを見計らって私もサッと一緒に入り込むのだ」と答えて呉れた。だが、あの短気・癇癪持ちのS氏が「辛抱強く玄関脇でジッと待機して居る」筈は絶対に無い。まして今回の様に「深夜にコッソリと401号室に不法侵入してヤモリ糞(=コウモリ糞)を現場にバラ撒いて置く」為には、(当マンション内の他の住人が深夜(?)に当マンション玄関を出入りして呉れるまで、S氏は其の深夜に玄関脇でジッと待機して居なければならない!そんなバカな事などS氏が出来る筈も無かろう、どうしてもS氏自らがスペアキーを所持して居らねばならぬ。どう考えても「明らかにS氏は『ヤモリ出現の証拠捏造用』にスペアキーを(少なくとも)1本は所持して居るに違いない」と私共は確信した。更に当マンションのキーは其の理論的違い数は1000億通り、他社・他処では絶対にスペアキーの複製は出来ない。矢張りS氏は(自分が嘗て401号室に居住中に)予め美和ロック㈱に依頼してスペアキー1本を予め作って貰って自分の手元に残して置き、私共には正規のキー(全6本)だけを手渡して呉れたのであろう。 4).更に私共がヤモリ糞(実はコウモリ糞)を専門家に分析して貰う為にサンプル採取して自宅へ持ち帰った処、現場の糞の残量は少なくなったが、後日、私共が再度現場を訪れた際には、マタゾロ糞が増量・撒き足してあった。こうして複数回に亘って糞の残量が、その都度、適宜、増量・撒き足されて居た事実を私共は写真撮影した。つまり犯人は複数回に亘って、現場に出入りしてヤモリ糞を適宜、増量・撒き足し、「恰もヤモリは今もなお引き続き上階501号室から階下401号室へ☆②の枝管外周を伝って這い降りて来て、糞を排泄し続けて居る」「アルミホイルは漏水防止ではなく、ヤモリが這い降りて来るのを防ぐ為だった」との捏造理由を、一層、尤もらしく見せ掛けたいのだろう、(その為には、どうしてもスペアキーを保有して置かねばなるまい)。だが、それは逆効果だった。アルミホイルは(複数回に亘ってヤモリが枝管を這い降りて来たのならば)、当然、(A)(B)から外れ落ち、床面上に転がり落ちて居る筈であるが、此のアルミホイルは無傷の侭で、依然として(A)(B)に詰め込まれた侭であり、これでは「ヤモリは、毎回、魔法を使ってアルミホイル(A)(B)をすり抜け、枝管外周を伝ってゾロゾロと401号室へ這い降りて来て、糞を排泄し続けて居るのだ」としか説明は出来まい。而も上階501号室(W氏宅)では「ヤモリの養殖・飼育などは行って居る筈が無い」に��拘らず、犯人は斯かる杜撰な捏造工作を続行するとは!私共は全く呆れてしまった。「策士、策に溺れる」「余りにも幼稚・拙い捏造工作で、(S氏は)自ら墓穴を掘った」訳だ。
5).恐らく売主S氏は知人に「『ヤモリが出た』との証拠を捏造する為に、何かウマイ手はありませんか?」と相談したのだろう。知人は「現場にヤモリ糞でもあれば『ヤモリが出た』との証拠になるかも知れないが、今の侭ではチョッと無理だろうね…」などとは言ったものの、「まさかS氏が『本気でヤモリ糞(実はコウモリ糞)を掻き集めて来て、401号室に不法侵入し、糞を床面にバラ撒き、壁面に塗り付ける』などと言う愚挙を実際にしでかす」とは想像もしなかっただろうし、さぞ驚き且つ呆れた事だろう。而も、その捏造工作たるや、余りにもアナ(矛盾)だらけ、ウソがバレバレの稚拙・杜撰・卑劣極まる捏造工作ではあったが、然し、旧売主S氏と知人の両氏にとって、誠に幸いな事に、後日(H.22.2.10.の第4回裁判で)、K先生が『バラ撒かれたヤモリ糞』『間抜けな足跡』の複数の証拠写真類を遂に法廷に提出された際、宮本初美裁判官は、「こんなマズイ証拠捏造などは考えられない!」「現実にはあり得ない」として、最後まで握り潰してゴネ続け、S氏を庇い続けた。そんなに疑うのならば、宮本初美裁判官自身が、「ヤモリ糞がバラ撒かれて居る現場」を直接に訪れて「[ヤモリ糞]および[糞をバラ撒いた犯人]のマヌケな足跡をも確認すれば良い」ではないか?だが、それでは宮本初美裁判官自身の「余りにもガキっぽくてマヌケな意地っ張り」「ゴネッ張り」がアカラサマになってしまい、自分のエリート(=裁判官)としてのメンツは丸潰れ、此処は(誰が何と言おうとも)絶対に現場確認に赴く訳には行かない、口先だけで「斯んな事などは考えられない、現実には有り得ない!」と駄々を捏ね続けて突っ撥ねるしかあるまい。これでは全く話にならない。全くドウシヨウモナイ[問題ある]裁判官だ!これは最早とても裁判ではない。
6).私共が(上記の第4回裁判H.22.2.10.)よりも遥かに以前のH.21.7.28.に「ヤモリ糞」「犯人の足跡」の写真をK先生にお見せしたところ、K先生は噴き出して大笑いすると共に呆れてしまって「これでは『話し合い』よりもサッサと『裁判』に踏み切りましょう」と作戦変更された。そして「いつの時点で、これ等の写真を裁判で公開しましょうかねェ?暫くは其のタイミングを見ましょうよ!」と言って、暫時、これ等の写真を敢えて裁判には持ち出されなかった。その際に、私共は(堪り兼ねて)K先生に「私共がK先生を現場へ送迎致しますから、是非、現場をご覧になって下さい」とお願いし、私共のオンボロ軽自動車でK先生をヤモリ糞(実はコウモリ糞)がバラ撒かれて居る現場へ送迎した。K先生は、バラ撒かれて居るヤモリ糞(実はコウモリ糞)を見て「こんな事までするのねぇ!」と呆れ返って居られた。だが折角、私共がK先生を現場までお連れしたのだから、当然、K先生は其の現場で御自分��も写真撮影されるか、あるいはマンション管理人に会って事実確認をされる筈だ、と私共は思って居たが、そんな事は全く無かった。その後、K先生は出来るだけ辛抱を重ねた挙句、H.22.2.10.の第4回裁判で遂に「ヤモリ糞」「犯人の足跡」の写真を公開された。サスガにそれ以後は犯人が糞を増量・撒き足しに訪れた形跡が全く見られなくなってしまった。斯んなインチキ捏造証拠の写真までも裁判で公開されてしまっては「これ以上、401号室に不法侵入し続けてヤモリ糞(=実はコウモリ糞)を増量・撒き足し続けるのはヤバイ!」と感じた犯人が、即刻自粛したのであろう。然し、S氏の此の『稚拙・卑劣極まる』捏造工作を宮本初美裁判官は飽くまでも「こんな事など有り得ない、現実には考えられない」として、結局、最後まで徹底的に無視し続けた侭だった。これはS氏にとっては「真に幸運だった?」。だが、これは最早とても裁判ではない。
7).念の為に私共は当マンションの鍵メーカーである美和ロック㈱大阪支店の総務課長・岡伸行氏に幾度も面談し、「S氏から401号室のスペアキーの注文を受けた事があるか?」と尋ねた。同社では「第三者からキーに関する質問を受けた」場合は(当然の事であるが)プライバシー保護の為に「必ず当該キー所有者(=此処ではS氏)の事前了解を得てからでないと、如何なる質問にも答えない」。然し、S氏も然る者、斯かる事態をトックに予想して居たらしく、美和ロック㈱の岡課長からの問い合わせに対して、旧売主S氏は(恐らくは?)「若し、インチキ夫婦(=私共B夫婦の事?)から(スペアキーに関する)問い合わせが有った場合は、(お得意のウソ八百を並べ立てて)あんなインチキ夫婦(=私共B夫婦の事?)に対しては『スペアキーなど作った事実は無い』と返答して置け!」とでも厳重指示して置いたのであろうか?幾度、私共が岡課長に面談しても、同氏は(恐らくはS氏との約束・指示(?)通りに)「当社ではS氏から401号室のスペアキーを受注した事実はありません」と突っ撥ね続けた。それで私共は、K先生にお願いして「弁護士法第23条の2第1項に基づく照会」を掛けて貰って再度「S氏から401号室のスペアキーを受注したか?」と尋ねたが、岡課長は、今更『実はS氏からスペアキーを受注して居りましたよ』などと前言を訂正できる筈もなく、従来通りに飽く迄も「S氏から401号室のスペアキーを受注した事実はありません」と繰り返し突っ撥ね続けた。
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なお此の弁護士照会に対しては「『法廷での証言』とは異なり、たとえウソ回答をしても、何ら罰せられる事は無い」由、K先生は早々と此の時点で美和ロック㈱を追及するのを断念されたが、私共はその後も執拗に幾度も岡課長に直接面談して(通算で合計5回、最終はH.22.12.27.に面談)『ヤモリ糞が大量にバラ撒かれて居る写真』『マヌケな犯人の足跡写真』『ワザワザ深夜に401号室に不法侵入して幾度も糞を増量・撒き足すなどの不正行為を行う為には、どうしてもスペアキーを予め所持して居なければ出来る筈が無い』『コウモリ糞の写真を裁判で公開した途端に、(S氏は大慌てしたらしく?)糞を増量・撒き足しに訪れた形跡が、即刻、無くなった』事実などを岡課長に長々と説明して「こんな捏造工作が出来るのは、401号室のスペアキーを保持して居るS氏しか居ない。貴社は間違いなくS氏から(401号室のスペアキーを)受注したでしょう!」と問い質した。同課長も「ヤモリ糞がバラ撒かれて居る写真」「マヌケな犯人の足跡写真」「糞が適宜に増量・撒き足された写真」「ヤモリ糞の写真を裁判で公開した途端に、犯人が糞をバラ撒きに訪れた形跡が、即刻、見られなくなってしまった」などの写真を見て、旧売主S氏と私共B夫婦の「どちらが大ウソ吐きであるか?」が、漸くハッキリと理解できたらしく(?)、サスガに驚いたようだったが...)、今更「実はS氏にスペアキーを作って上げました!」などと言える筈が無く、結局、苦し紛れに(而も薄笑いを受べながら)「たとえ此のキーの『理論違い数が1,000億通り』と言っても、当社の知らない処で、誰かが密かに裏のルート・モグリ業者にスペアキーを作らせて居るのかも知れません、私には詳しい事は分かりませんが…」と言い逃れをすると共に「当社では401号室のスペアキーをS氏から受注して居りません」と繰り返し突っ撥ねただけだった。だが自社のホームページやカタログで『理論違い数が1,000億通り』と誇らしげに公表・記載して置きながら、その一方で「当社の知らない処で、誰かが密かに裏のルート・モグリ業者に(401号室の)スペアキーを作らせて居るのかも知れません」などと言う岡課長の説明など、誰が信じられるだろうか! 第1に、当マンション28所帯の玄関キーは全て美和ロック㈱製で、同社のパンフレット・カタログによれば、これ等はPRシリンダーで、理論違い数は1000億通り、同社以外で合鍵を複製する事は、絶対に不可能である。裏ルート・モグリ業者などが、とても簡単に複製できる筈はない。念の為、私共は奈良市内の大手の鍵屋4~5社ほど訪ねたが、いずれの鍵屋も「この種のPRシリンダー錠は、美和ロック㈱でなければ、絶対に合鍵は作れない。だから合鍵を欲しければ、全て美和ロック㈱へ別注するのだ」と話して呉れた。 第2に、若しS氏が401号室のスペアキー(合鍵)を作りたければ、何もワザワザ裏ルート・モグリ業者に発注せずとも、正々堂々と美和ロック㈱に発注すれば良いではないか?敢えて割高の料金(嘗て岡課長の話によれば「詳しい事は知らないが、裏ルート・モグリ業者で作れば2倍以上の価格になるらしい」との事、どうせウソッパチだろう?)を支払ってまでモグリ業者に合鍵を作らせる必要など全く無いではないか?ましてS氏は鍵の専門家ではないから、そんな裏ルート・モグリ業者など知って居る筈は無かろう。 第3に、私共が当マンション401号室をS氏から購入した時点で、S氏は玄関鍵(全6本)を私共に全て手渡し済みであるから、S氏の手元には(本来ならば)401号室の『親キー』は最早1本も無い筈。そんな『親キー』が無い以上、モグリ業者は鍵の種類・型・番号などは全く知り得ない。それにも拘らず、こんな防犯性の高い1000億通りもヴァリエーションの有る鍵のスペアーを、(親キーも無いのに)一体どうやってモグリ業者は複製出来るのであろうか?出来る筈が無い。 第4に、S氏が美和ロック㈱にスペアキーを発注せず、そのスペアキーも所持して居ないなら、S氏以外の一体誰が、どうやって裏ルート・モグリ業者に合鍵を作らせてまで401号室に複数回侵入し、態々ヤモリ糞を『バラ撒き』あるいは『撒き足す』などの愚挙を繰り返し行う必要があるか?そうまでして、その犯人には、一体、何のメリットがあるか?何のメリットも無いではないか?そんな捏造工作をする「緊急必要性」がある人物は、S氏以外には考えられないが、そのS氏は、何故に裏ルート・モグリ業者を使う必要があるか?ある筈が無い。 上記の理由から「S氏は間違い無く401号室のスペアキーを所持して居る。岡課長の弁解は絶対にウソだ」と確信した私共は、H.22.12.27.に岡課長に(最終)面談した際、私共は「今迄の復習を兼ねて、過去の経緯・漏水被害・S氏の捏造工作等を詳しく説明し、これに対する同課長の最終回答」を聞いた。その際、私共は念の為に「私共と岡課長との全会話」を、私(夫)が胸ポケットに持って居たICレコーダーで録音した。その録音内容は全て活字に直した侭、添付DVDに収容されて居る。 8).後述の如く、ベランダにバラ撒かれた糞は「ヤモリ糞」ではなく「コウモリ糞」であった事実が、分析機関の検査で判明した。だが、売主S氏��如何に慌てたとは言え、「(ヤモリ糞でもコウモリ糞でも、何でも良いから、至急それらしき糞を入手してスグに現場にバラ撒いて置こう」などと、「斯んなオソマツな捏造工作をしでかさねばならなかった」という事は、S氏自身が「上階501号室(W氏宅)からの漏水被害に、如何に苦悩し続けて居たか?何としても其処から逃げ出したかった」と必死だった事の何よりの証拠であろう。 9).それともS氏は(自分が高齢である事を理由に)「ヤモリだと思って居たが、実はコウモリだった!きっと見間違えたのだろう」などと、例によってマタゾロ『ウソ・バカ丸出し』のセリフで言い逃れる積りだろうか?ヤモリと(外見上は全く異なる)コウモリとを見間違えるバカは居まい。ましてやコウモリは(ヤモリとは違って)羽があるから、『魔法を使って☆②のアルミホイル(A)(B)をすり抜け、枝管をゾロゾロと這い降りて来る』必要などは全く無い。何処からでも侵入は可能である。これ等は明らかに人為的にバラ撒かれたコウモリ糞であった。 10).後日(H.22.4.30.)の第2準備書面でS氏は「窓にヤモリが張り付いて居て気味が悪かったから、アルミホイルを(A)(B)に詰めたら出て来なくなるだろうと思って、そうしただけだ」などと主張を変更した。当初、S氏は「水漏れなどは全く知らなかった」→「水漏れなどは全く無かった」→「水漏れがあったのは、たった1回だけで、生活には何ら不都合は無かった」→「アルミホイルは、上階501号室からヤモリが排水枝管☆②の外周を這い降りて来るのを防ぐ為だった」「水漏れとは全く関係が無い」と供述して居た。そして今度は→「窓にヤモリが張り付いて居て気味が悪かったから、アルミホイルを詰めた」と変更した。「窓に張り付いて居るヤモリを防ぐのに、全く見当違いの場所である(A)(B)に、何故、アルミホイルを詰める必要があるのか?」「まして、当時、401号室は無人で、夜間は真っ暗、そんな部屋のガラス戸には、灯りに群がる小昆虫(=これはヤモリのエサとなる)などが来る筈も無い」「そんなエサ(小昆虫)も居ない真っ暗な処へ、エサを求めて大量のヤモリがガラス戸に張り付く筈も無い」「而も、これ等はヤモリ糞ではなくコウモリ糞だった」事も判明して居る。これだけ大量の糞を排泄したヤモリ(恐らく100~200匹)がH.21.7.1~7.17.の短期間内に窓に張り付けば「窓ガラス全体はヤモリだらけ、まして『窓に張り付いた』のは(ヤモリよりも大型の)コウモリであったなら、コウモリ大群の『キーキー』という鳴き声でマンション中はさぞ騒々しかっただろう。余りにも見え透いたS氏の二転・三転・四転・五転する大ウソの大連発に対し、私共はタダ呆れるばかり、だが当該期間内にヤモリ・コウモリが当マンションに大襲来したとの事実も無ければ、管理日誌にも斯かる記述は一行も無い。 11).これ等の事情は、「裁判でS氏を実際に出廷させて尋問し、多くの矛盾点を指摘・追及すれば、簡単に真相が明らかになる筈だ」と私共は思った。(然し、後述の如く奈良地裁の宮本初美裁判官は、相変わらず「S氏は『水漏れは僅か1回あっただけ』と言って居るのだから、原告・被告・証人らの出廷・尋問・証言する必要は無い」と突っ撥ね続け、勿論、現場確認に来る事も一切無く、最後まで本人・証人尋問は全て不許可にして、ゴネ続けた。これでは、まるで大人から「動かぬ証拠を突き付けられ、問い詰められて、返答に窮した」アホガキが、意地を張って「証拠など、そんな物は見たくなーい」「���人喚問など、要らないったら要らなーい」「現場検証などには行きたくなーい!イヤだ―!」と駄々を捏ね続けて居るアホガキその物の姿を連想させる。とても良識��る大人(=裁判官)の言動とは思えない。私共が401号室の検分(内見)するに先だって、S氏は予め漏水被害痕跡を(専門業者に依頼して)除去して置いたり(?)、今度はヤモリ糞(実はコウモリ糞)をバラ撒いてインチキ証拠を捏造したり(?)、斯んなS氏の詐欺師振りに私共は呆れてしまった。而も、宮本初美裁判官は、何故、S氏を出廷・尋問させないのか?これは最早とても裁判ではない。
以下、(No.6)へ続く
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martinsnote · 5 months ago
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離職後競業禁止條款:保護企業利益與員工權益的平衡之道
現今企業與員工之間的關係日益複雜,隨著人才流動頻繁,以及知識經濟的崛起,如何保護公司的商業機密和競爭優勢成為一個棘手的問題。在使前提之下,「離職後競業禁止」條款便因應而生,成為許多企業用以維護自身利益的重要工具。
離職後競業禁止條款是指雇主與員工在勞動契約中約定,員工在離職後的一定期間內不得從事與原雇主有競爭關係的工作或業務,這種條款的主要目的是防止員工利用在原公司獲得的商業機密、客戶資源或技術知識,轉而為競爭對手服務或自己創業,從而損害原雇主的利益。
競業禁止條款的重要性體現在多個面向,首先,它有助於保護公司的商業機密和知識產權,維護公司的競爭優勢;其次,它可以減少核心員工流失帶來的直接競爭威脅,給公司留出調整和應對的時間。
為了確保競業禁止條款的合法性和可執行性,以下幾點至關重要:
合理性:限制的範圍、地域和期限應合理,不應過分限制員工的就業機會
補償:公司應為員工在競業禁止期間提供適當的經濟補償
明確性:條款內容應清晰明確,避免模糊不清或過於籠統的表述
必要性:僅針對確實掌握重要商業機密的關鍵崗位員工
值得注意的是,各國對競業禁止條款的法律規定可能有所不同,例如:在某些國家,法院可能會根據具體情況判斷條款的有效性。因此,企業在制定和執行這類條款時,需充分了解當地的法律環境,並尋求專業的法律意見。
離職後競業禁止條款在合理的使用之下可以有效保護企業利益,但不合理的規範則可能損害員工權益,甚至引發法律糾紛,企業在訂��進業禁止條款時需要慎重考慮,在保護自身利益和尊重員工權益之間找到適當的平衡點,才能在激烈的人才競爭中既留住核心人才,又維護公司的長遠發展。
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wangwill66 · 7 months ago
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大話許仙
H:「大話許仙」,在緯來電影21:00至22:55上演。電視劇情空白。應景節目。白蛇傳是端午節的話頭。20240609W7
大話許仙
導演:馬中軒
演員:查傑、馮薪朵、薛翔勻、蔣芸、劉彤、徐詩琪
播出時間:2024/6/9-21:00
影片大綱:
真武閣旗下劍山派以道術降妖除魔,星塵派以佛法滌蕩人間! 在圍剿妖王九幽之主的戰鬥中,劍山派門人許仙因一時疏忽令九幽之主的殘魂逃到人間,藏在金山鎮惡霸趙天霸的身上。 師父俠隱告訴許仙,九幽之主可以通過補天石恢復原形,因此命許仙趕到人間,尋找九幽殘魂。許仙追尋到金山鎮,見到趙天霸在酒館裡調戲老闆娘白素貞,同在尋找補天石的書生裴文德見義勇為,卻險些被打。 關鍵時刻,許仙及時出手,打跑了趙天霸一夥,白素貞因此對許仙產生好感。於是許仙、白素貞、小青以及裴文德四人一同踏上尋找補天石之旅。
白蛇傳
《白蛇傳》是中國四大民間愛情傳説之一,源自於唐代洛陽巨蛇事件等,初步定型於明代馮夢龍《警世通言》中,成熟盛行於清代,是中國民間集體創作的典範。
《白蛇傳》描述的是一個修煉成人形的蛇精與人的曲折愛情故事。故事包括篷船借傘,白娘子盜靈芝仙草,水漫金山,斷橋,雷峯塔,許仙之子仕林祭塔等情節。表達了人民對男女自由戀愛的讚美嚮往和對封建勢力無理束縛的憎恨。其被列入“第一批國家級非物質文化遺產”。並以此故事為原型拍攝了多部影視劇作和動畫片。
作品名稱
白蛇傳
故事內容
據明末馮夢龍《警世通言》記載,傳説南宋紹興年間,有一千年修煉的蛇妖化作美麗女子叫白素貞,及其侍女青青(也稱小青、青魚、青蛇)在杭州西湖遇藥店之王主管許宣(或名許仙)邂逅相遇,同舟避雨,一見鍾情,白蛇逐生慾念,欲與書生纏綿,乃嫁與他,遂結為夫妻。婚後,經歷諸多是非,白娘子屢現怪異,許��能堪。鎮江金山寺高僧法海贈許一缽盂,令罩其妻。白、青被子罩後,顯露原形,乃千年成道白蛇、青魚。法海遂攜缽盂,置雷寺峯前,令人於其上砌成七級寶塔,名曰雷峯,永鎮白、青於塔中。
警世通言
眾僧買龕燒化,造一座骨塔,千年不朽,臨去世時,亦有詩八句,留以警世,詩曰:
祖師度我出紅塵,鐵樹開花始見春。
化化輪迴重化化,生生轉變再生生。
欲知有色還無色,須識無形卻有形。
色即是空空即色,空空色色要分明。
後世根據此傳説又添加了一些的情節,使得故事更加平民化,符合大眾的口味,得以流轉至今,內容大致如下:在宋朝時的鎮江市。白素貞是千年修煉的蛇妖,為了報答書生許仙前世的救命之恩,化為人形欲報恩,後遇到青蛇精小青,兩人結伴。白素貞施展法力,巧施妙計與許仙相 識,並嫁與他。婚後金山寺和尚法海對許仙講白素貞乃蛇妖,許仙將信將疑。後來許仙按法海的辦法在端午節讓白素貞喝下帶有雄黃的酒,白素貞不得不顯出原形,卻將許仙嚇死。白素貞上天庭盜取仙草靈芝將許仙救活。法海將許仙騙至金山寺並軟禁,白素貞同小青一起與法海鬥法,水漫金山寺,卻因此傷害了其他生靈。白素貞因為觸犯天條,在生下孩子後被法海收入缽內,鎮壓於雷峯塔下。後白素貞的兒子長大得中狀元,到塔前祭母,將母親救出,全家團聚。還有可愛的小青也找到了相公。
雷峰塔奇傳
維基 -> 雷峰塔奇傳 -> 第一回謀生計嬌容托弟 思塵界白蛇降凡
《第一回謀生計嬌容托弟 思塵界白蛇降凡》[查看正文] [修改] [查看歷史]
1 
詩曰:2 
素精思世受恩深,酬卻生前百贖身。3 
誕育責嗣超升去,雷峰塔畔永標名。4 
話說元朝浙江杭州府錢塘縣有一書生,姓許名仙,表字漢文。父親許穎號南溪,經商為業,母陳氏。漢文生才五歲時,父母染病,相繼去世,留下些少家業。虧他有一胞姊名喚嬌容,嫁與本縣李公甫為妻,這公甫在錢塘縣當一縣役,家中頗稱去得。漢文父母亡後,嬌容即將漢文挈在家中���養。光陰迅速,日月如梭,漢文不覺長成一十六歲,生得眉清眼秀,丰神俊逸,公甫與嬌容十分愛他。一日,公甫因衙門元事閒坐,忽思漢文年已長成,須尋一件事業與���去做。夜間,便對嬌容說道:「汝弟從幼在我們家中,今已長成,須當尋覓一件技藝與他去做,不可虛度光陰。」嬌容道:「妾身父母早年棄世,舍弟從幼多蒙官人撫養照顧,今幸長成,官人若肯周全,妾身不勝感激。」公甫道:「賢妻不須煩心,愚夫現有個相好朋友,姓王名明,字鳳山,他現在此縣前懷青巷口開藥行,十分鬧熱。等我明早去見他,將汝弟送他行中學習藥道便了。」嬌容大喜,一宿無詞。5 
到得天明,公甫梳洗已畢,出門一直來到縣前王員外藥店中。員外笑臉相迎,同入店中,分賓主坐定,員外開言道:「李兄今早到敝鋪有何賜教?」公甫道:「好教員外得知,小弟有個妻舅名喚許仙,字漢文,為人頗稱謹厚,向在小弟家中株守斗室,經紀無路,意欲將他送在員外貴鋪學習藥道,俾供驅策,未知員外肯容納否?」員外道:「小弟近因店中貨物頗多,正在缺一謹慎幫手之人,李兄若果不棄,足見相知之雅,妙!妙!」公甫見員外應允,忙起身稱謝,作別出門。6 
回到家中,將員外應允美意向許氏及漢文細細說明,二人喜不勝言。公甫就往日家揀個黃道吉日,將漢文送過王家藥店來。臨出門,許氏不免叮嚀几句話兒。到得店中,員外接人,敘坐,公甫開言道:「向日蒙員外盛情,今日吉日,小弟特送妻舅前來,祈員外訓迪教誨,將來若有成就,感佩員外大恩,沒齒不忘。」7 
員外看見漢文人才出眾,色貌超群,心中大喜。答曰:「令舅天姿俊逸,將來必成大器,小弟並藉榮光。」公甫即命漢文過來拜見員外,員外答以半禮。公甫辭別了員外出店,回家對許氏道明,不在話下。8 
這邊漢文在員外店中,員外見他言詞伶俐,作事周詳,十分愛他,比別人不同。公甫亦時常來到店中看視點綴,此話慢表。9 
正是:10 
若無一番寒徹骨,怎得梅花撲鼻香。11 
且說四川成都府城西有一座青城山,重岡��嶺,延袤千里。此山名為第五洞天,中有七十二小洞,應七十二候,八大洞按著八節。自古道:山高必有怪,嶺峻能生妖。這山另有一洞,名為清風洞,洞中有一白母蛇精,在洞修行。洞內奇花競秀,異草爭妍,景致清幽,人跡不到,真乃修道之所。這蛇在此洞修行一千八百年,並無毒害一人,因他脩行年久,法術精高,自稱白氏,名曰珍娘。究是畜類,未能超成正果。12 
一日,在洞遊玩,心中忽思:我在此脩行多年,至今未得正果,不如往別處名山遊玩一番,猛思:浙江杭州號繁華之邦,西湖擅名,虎邱馳勝,待我前去觀看景致一番,多少是好。主意已定,遂將洞府封閉,即時駕起雲頭,升在空中,哪消片時光景,遙望杭州不遠。13 
不防這日卻值真武北極大帝朝拜天闕駕回武當仙山。在雲中,運開慧眼,忽見一股妖雲從西而來。大帝喝道:「何方孽畜,妄起妖雲!」白蛇見是大帝,驚得魂飛魄散,忙跪在雲頭開聲叫道:「小畜乃是青城山清風洞白蛇精,脩行一千八百年,並不敢毒害生靈一絲半粒。至今不能成正果,今要往南海求見觀音菩薩,叩問根緣。不知聖帝駕臨,小畜有失迴避,死罪!死罪!」大帝微笑道:「你這孽畜,若果真心要往南海,須當發下誓願,吾方放汝過去。」白蛇遂即跪下發誓道:「小畜若有謊言,無去南海,異日必遭雷峰塔下壓身。」大帝見他發誓,令隨駕神將記明,駕回仙山。14 
白蛇見大帝已去,滿心歡喜,遂騰雲到了杭州,按落雲頭,要尋一幽僻的園院安身。這杭州乃天下最繁華的去處,王候第宅、名園古剎不計其數,而城東仇王府的花園更是名勝,臺榭環雲,擬于上苑,因年久無人居住,是座空園。白蛇看見這園曠麗,心內大喜,隨即閃身進去。不料此園深邃得緊,內中已有一母青蛇精在醉春樓中作巢,此蛇亦修行有八百餘年,亦能飛騰變化。那日,看見白蛇進來,忙出來阻住道:「何方妖怪,擅敢進吾花園來,不怕我的寶劍利害麼!」白蛇笑道:「小青不必逞能,細聽吾言:吾乃青城山清風洞白蛇洞主是也。因在洞中修道一千八百年,未能成��正果,故此駕雲來遊中華,尋訪仙道。今暫借此間花園安身,且你我均是同氣,何必嗔怒。」青蛇聽罷,喝道:「此間乃我的仙府,你係方外野怪,何敢恃強佔我花園。你若有法力,敢共我鬥上三合麼?」白蛇微笑道:「小青,你聽吾言,你要與我鬥法,我念你均係一體,亦不傷你性命,但賭法力,高者為主,卑者為婢,何如?」青蛇怒道:「你有多大本領,敢誇大言!」就將身邊一口寶劍掣起,望白蛇臉上砍來。白蛇不慌不忙,把腰間雙口寶劍拔起,劈面架住。鬥不上數合,白蛇本事果然高強,不知口中念念甚麼,喝聲「疾!」青蛇手中寶劍不知不覺早被他收過去了,只剩兩手空空。青蛇大驚,慌忙跪下,口稱:「娘娘,休要動手,小青愿作丫環服事娘娘,乞饒一命。」白蛇笑道:「我不過略施小術,服你之心而已。既愿作婢,就罷了,豈肯害你的命。」青蛇大喜,遂向白蛇拜了四拜,口稱:「娘娘在上,婢子小青叩見。」白蛇扶起,同進花園。自此,二妖棲宿在此園中,主婢稱呼。15 
正是:16 
同聲相應同棲止,淡妝巧扮待情郎。17 
再表許漢文在王員外藥店,員外愛惜他,如同父子。看看過了臘景殘冬,又值春光明媚,時屆清明佳節,桃李芳菲。漢文坐在店中,看那路上紛紛皆是要去祭掃墳塋。漢文不覺觸動心懷,想道:自從父母棄世之後,蒙姐夫照顧,今已長成,從未曾到父母墳墓省視。今值清明,你看人人皆去祭掃墳塋,我不免稟過員外,明早前往父母墳上祭奠一番,稍盡人子之心。主意已定,即時入內,正值員外在廳閒坐,看見漢文進來,問道:「賢姪進來有何事情?」漢文道:「啟上員外得知:小姪自幼失卻父母,投靠姊夫家中,蒙姊夫撫誨成人。每念奉養既虧,祭奠又缺,茲值清明,小姪意欲明早往父母墳上祭奠,稍盡人子寸心,未知員外允否?」員外笑道:「你要去祭掃父母墳塋,乃行孝之事,理所當然,我焉有不允之理。」漢文大喜,謝別員外,仍往店中料理藥材去了。這員外就叫家人王端前去買辦錢紙牲物,明早挑往墓上祭掃不題。18 
漢文這一去,有分教:眼前平定,頓起風波。要知後事,且聽下文分解。
今古奇觀第六卷
白娘子永鎮雷峰塔
維基 -> 今古奇觀 -> 第六卷白娘子永鎮雷峰塔
《第六卷白娘子永鎮雷峰塔》[查看正文] [修改] [查看歷史]
1 山外青山樓���樓,西湖歌舞幾時休?2 暖風熏得遊人醉,直把杭州作汴州。3 話說西湖景致,山水鮮明。晉朝咸和年間,山水大發,洶湧流入西門。忽然水內有牛一頭見,渾身金色。後水退,其牛隨行至北山,不知去向。哄動杭州市上之人,皆以為顯化,所以建立一寺,名曰金牛寺。西門,即今之湧金門,立一座廟,號金華將軍。當時有一番僧,法名渾壽羅,到此武林郡雲遊,玩其山景,道:「靈鷲山前小峰一座,忽然不見,原來飛到此處。」當時人皆不信。僧言:「我記得靈鷲山前峰嶺,喚做靈鷲嶺,這山洞裡有個白猿,看我呼出為驗。」果然呼出白猿來。山前有一亭,今喚做冷泉亭。又有一座孤山,生在西湖中。先曾有林和靖先生在此山隱居。使人搬挑泥石,砌成一條走路,東接斷橋,西接棲霞嶺,因此喚作孤山路。又唐時有刺史白樂天,築一條路,南至翠屏山,北至棲霞嶺,喚做白公堤,不時被山水沖倒,不只一番,用官錢修理。後宋時,蘇東坡來做太守,因見有這兩條路,被水沖壞,就買木石,起人夫,築得堅固。六橋上朱紅欄杆,堤上栽種桃柳,到春景融和,端的十分好景,堪描入畫。後人因此只喚做蘇公堤。又孤山路畔,起造兩條石橋,分開水勢,東邊喚做斷橋,西邊喚做西寧橋。真乃:4 隱隱山藏三百寺,依稀雲鎖二高峰。5 說話的,只說西湖美景,仙人古蹟。俺今日且說一個俊俏後生,只因遊玩西湖,遇著兩個婦人,直惹得幾處州城,鬧動了花街柳巷。有分教:才人把筆,編成一本風流話本。單說那子弟,姓甚名誰?遇著甚般樣的婦人?惹出甚般樣事?有詩為證:6 清明時節雨紛紛,路上行人欲斷魂;7 借問酒家何處有,牧童遥指杏花村。8 話說宋高宗南渡,紹興年間,杭州臨安府過軍橋黑珠巷內有一個宦家,姓李名仁,見做南廊閣子庫募事官,又與邵太尉管錢糧。家中妻子,有一個兄弟許宣,排行小乙。他爹曾開生藥店。自幼父母雙亡,卻在表叔李將仕家生藥鋪做主管,年方二十二歲。那生藥店開在官巷口。忽一日,許宣在鋪內做買賣,只見一個和尚來到門首,打個問訊道:「貧僧是保俶塔寺內僧,前日已送饅頭並卷子在宅上。今清明節近,追修祖宗,望小乙官到寺燒香,勿誤。」許宣道:「小子准來。」9 和尚相別去了。許宣至晚歸姐夫家去。原來許宣無有老小,只在姐姐家住。當晚與姐姐說:「今日保俶塔和尚來請菴子,明日要薦祖宗,走一遭了來。」次日早起買了紙馬、蠟燭、經幡、錢垛一應等項,吃了飯,換了新鞋襪衣服,把菴子錢馬使條袱子包了,逕到官巷口李將仕家來。李將仕見了,問許宣何處去,許宣道:「我今日重去保俶塔燒菴子,追薦祖宗,乞叔叔容暇一日。」李將仕道:「你去便回。」10 許宣離了鋪中、人壽安坊、花市街、過井亭橋,往清河街後錢塘門,行石函橋過放生碑,逕到保俶塔寺。尋見送饅頭的和尚,懺悔過疏頭,燒了菴子,到佛殿上看眾僧唸經。吃齋罷,別了和尚,離寺迤逶閒走,過西寧橋、孤山路、四聖觀,來看林和靖墳,到六一泉閒走。不期雲生西北,霧鎖東南,落下微微細雨,漸大起來。正是清明時節,少不得天公應時,催花雨下,那陣雨下得綿綿不絕。許宣見腳下濕,脫下了新鞋襪,走出四聖觀來尋船,不見一隻。正沒擺佈處,只見一個老兒,搖著一隻船過來。許宣暗喜,認時正是張阿公。叫道:「張阿公,搭我則個。」老兒聽得叫,認時,原來是許小乙。將船搖近岸來,道:「小乙官,著了雨,不知要何處上岸?」許宣道:「湧金門上岸。」11 這老兒扶許宣下船,離了岸,搖近豐樂樓來。搖不上十數丈水面,只見岸上有人叫道:「公公,搭船則個。」許宣看時,是一個婦人,頭戴孝頭髻,烏雲畔插闃些素釵梳,穿一領白絹衫兒,下穿一條細麻布裙。這婦人肩下一個丫鬟,身上穿著青衣服,頭上一雙角髻,戴兩條大紅頭須,插著兩件首飾,手中捧著一個包兒要搭船。那老張對小乙官道:「『因風吹火,用力不多』,一發搭了他去。」許宣道:「你便叫他下來。」
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ono-masahiro · 1 year ago
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小野正裕の専門的評価:持続可能な投資と市場動向
パレスチナとイスラエルの紛争は、エネルギー、化学物質、金、その他の商品市場にどのような影響を及ぼしますか?
パレスチナとイスラエルの紛争で市場心理が過熱する中、軍事エスカレーションの可能性は引き続き高まっており、事態が急激にエスカレートした場合、イスラエルとイランの直接紛争につながる可能性がある。パレスチナとイスラエルの紛争は中東情勢を不安定にするだけでなく、世界経済を混乱させる可能性もあり、より多くの国が関与すれば、より広範な影響がアラブ世界に新たな混乱をもたらし、世界経済は不況に陥ります。紛争の潜在的な影響はすべて今後数週間、数か月で戦争がどのように展開するかによって決まります。パレスチナとイスラエルの紛争は 3つのシナリオへ発展する可能性がありますが、どのシナリオでも影響の方向は同じで、原油価格の上昇、インフレの上昇、成長の鈍化ですが、規模はそれぞれ異なります。
歴史的に見て、紛争が石油市場に永続的かつ意味のある影響を与えるためには、供給や輸送で混乱を招く必要があり、そうでない場合は地政学的な出来事に対する価格の反応は一時的なものになる傾向があります。イスラエルとその隣国は大規模な産油国ではなく、原油供給に対する直接的なリスクは限定的だが、パレスチナとイスラエルの紛争が地域戦争に発展した場合、原油価格への影響は甚大となるだろう。地政学的な出来事が拡大せず、地政学リスクが沈静化した後にのみ、原油価格はファンダメンタルズロジックに戻り、地政学的プレミアムも一掃されるだろう。
化学品については、パレスチナとイスラエルの紛争が石油とガスの価格に影響を及ぼし、コスト面から化学製品の中心価格を押し上げている。この紛争がさらに地域戦争に発展した場合、化学製品の生産や輸送に影響を及ぼす可能性がある。これは化学品の供給停止のリスクをもたらし、化学製品のこの部分のリスクプレミアムをさらに高めます。我が国が中東から輸入しているメタノール、エチレングリコール、LPG、ブタジエンゴム、PE、スチレンなどの品種については、潜在的な価格リスクを無視することができず、投資家は警戒する必要があります。
金は準通貨として米ドルで価格が設定される商品でもあり、地政学などのブラックスワン現象が発生すると、その安全資産の影響を受けて金価格も上昇する可能性があります。このパレスチナ・イスラエル紛争の余波では、状況の推移と、価格変化からインフレ期待、そして連邦準備制度の金融政策に至る原油供給の伝達経路を追跡する必要がある。通常、金価格に大きな変動を引き起こすのは、米ドルの信用に一定の影響を与える米国関連のイベントリスクのみです。 FRBの金融政策サイクルのタイミングから判断すると、今回の対立はFRBの利上げ終了と重なっており、これにより中東情勢がさらに不安定化すれば、たとえ原油価格が上昇したとしても、利上げは困難となる可能性がある。 FRBはよりタカ派的な行動をとり、米国債利回りは上昇する。余地が限られているため、金の抑制は2022年上半期ほど厳しくないだろう。価格面では、地政学的な状況の影響が顕在化する前に、短期市場での安全資産への需要が高まり、金は激しい変動を示し、2,000ドルの大台に達する可能性がある。
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イスラエル・パレスチナ紛争の歴史的背景 パレスチナとイスラエルの歴史は、この地がユダヤ人の故郷であった紀元前にまで遡る。西暦 70 年にローマ帝国がエルサレムの第二神殿を破壊し、パレスチナから大量のユダヤ人が追放された。その後数百年間、パレスチナはアラブ帝国、オスマン帝国などによって統治され、19世紀末、シオニズム運動の台頭により、多数のユダヤ人がパレスチナに戻り始め、ユダヤ人の流入が自分たちの生存を脅かすと考えたアラブ人の間で懸念が生じた。両者の対立は日に日に深まり、ついに1948年に第一次中東戦争が勃発した。戦後、イスラエル国家が樹立され、パレスチナ人は広大な土地を失った。
今日に至るまで、パレスチナとイスラエルの紛争は未解決のままで現在、パレスチナ人は主にガザ地区とヨルダン川西岸に住んでいる。イスラエルはパレスチナ領土の大部分を占領しており、これらの地域に多数のユダヤ人入植地を設立している。世界で最も長く続いている複雑な地域問題であるパレスチナ・イスラエル紛争には、宗教、文化、民族紛争などの内的要因と、外国による介入などの外的要因という歴史的ルーツが隠されている。しかし最終的には、この 2つの民族グループは同じ土地に対して独占的な権利を主張する。
パレスチナとイスラエルの間の紛争は、2021年5月以来、双方の間で2回目となる大規模紛争であり、過去20年間でパレスチナとイスラエルの間で最大の紛争でもある。現地時間10月7日、中東��「火薬庫」に再び火がつき、パレスチナとイスラエルの間で大規模な武力紛争が勃発し、パレスチナ・イスラム抵抗運動(ハマス)がイスラエルにロケット弾数千発を発射し、イスラエルに侵入した。 軍事作戦を実施し、一部のアナリストは、エルサレムのアルアクサ・​​モスクでのユダヤ人入植者の最近の挑発行為とヨルダン川西岸でのイスラエル軍によるパレスチナ人の殺害がハマスの報復行動の直接の引き金となったと指摘している。
ハマスの軍事力はジハードよりも明らかに強力であり、改善された武力紛争は短期的には終わらないだろう。将来的にはさらに多くの国が参加する可能性があり、中東では現在も戦争が続いている。イスラエル国防軍のダニエル・ハガリ報道官は、イスラエル軍は「中東のどこでも」活動すると述べた。これまでのところ、パレスチナとイスラエルの間の新たな紛争により、双方で約4,000人が死亡した。 さらに、レバノン・ヒズボラとイスラエル軍はレバノン・イスラエル国境地帯で銃撃戦を続け、死傷者が出た。レバノンのヒズボラは、その時が来ればハマスとの対イスラエル戦争に参加する「準備ができている」と述べた。イランは以前、国連を通じてイスラエルにメッセージを送り、イランはイスラエルとハマスの戦闘がこれ以上激化することを望んでいないと強調したが、イスラエルがガザ地区での行動を続ければ、イランは介入せざるを得なくなる。イランがレバノンのヒズボラを支援し戦争に全面参戦するなどの決定を下すなどして直接的または間接的に介入すれば、ハマスとイスラエルの間の戦闘は地域戦争に変わるだろう。
パレスチナとイスラエルの紛争の起こり得る展開と影響 災害をめぐり市場心理が高まる中、軍事的エスカレーションの可能性は高まり続けている。レバノンとシリアの親ハマス民兵組織が戦闘に参加するのではないかとの懸念がある一方、イランはハマスへの武器と資金の供給国であり、急激な激化はイスラエルとイランの直接衝突につながる可能性がある。イスラエルとハマスの紛争は中東情勢を不安定化させるだけでなく、より多くの国が関与すれば世界経済を混乱させ、さらには景気後退につながる可能性もある。より広範な影響はアラブ世界で新たな不安の波に及ぶ可能性があり、ガソリン価格が有権者の心理の鍵となり、紛争は来年の米大統領選挙に影響を与える可能性がある。
中東地域は重要なエネルギー供給源であり重要な輸送路であるため、中東紛争は世界に衝撃を与えるだろう。エネルギー産出地域での新たな戦争はインフレを再燃させ、欧州と米国の中央銀行に対し、経済成長を犠牲にして金融引き締めを継続するよう圧力をかけ続ける可能性がある。最も明白な例は1973年のアラブ・イスラエル戦争で、これは石油禁輸と長年にわたる産業経済のスタグフレーションをもたらした。比較的言えば他の紛争は、たとえ犠牲者の数が多くても、影響はより限定的である。 世界経済は、昨年のロシアのウクライナ侵攻によって悪化したインフレから���然として回復途上にあり、脆弱な状況が続いている。紛争の潜在的な影響はすべて、今後数週間、数か月で戦争がどのように展開するかによって決まる。パレスチナとイスラエルの紛争は、以下の 3 つのシナリオに発展する可能性があり、これらすべてのシナリオにおいて、影響の方向は同じであり、原油価格の上昇、インフレの上昇、成長の鈍化ですが、規模は異なる。紛争が広範に広がるほど、その影響は地域的なものではなく世界的なものになる。
イスラエルとハマスの紛争が発展する可能性のある 3 つのシナリオ 1、紛争は主にガザとイスラエルに限定されている。イスラエルの死者数の多さは、血生臭い報復や地域戦争の可能性を高めているが、人的被害のコストは高いものの、経済や市場への影響は限定的であり、確率のバランスは依然として紛争の封じ込めに有利である。例えば、2014年にハマスはイスラエル人3人を誘拐・殺害し、2,000人以上が死亡したガザへの地上侵攻を引き起こしたが、戦闘はパレスチナ領土を超えて拡大せず、原油価格や世界経済への影響は非常に小さかった。
2、紛争は代理戦争に発展し、イランも武装勢力を支援しているレバノンやシリアに紛争が拡大すれば、事実上、イランとイスラエルの間の代理戦争となり、経済的コストが増大するだろう。激化すればイスラエルとイラン間の直接紛争の可能性が高まり、原油価格が上昇する可能性がある。たとえば、2006 年のイスラエルとヒズボラの間の短期間ではあるが血生臭い戦争の間、原油価格は 1 バレルあたり 5 ドル上昇した。より広い地域でも緊張が高まる可能性があり、ハマス攻撃に対するイスラエルの対応は地域の数カ国で抗議活動を引き起こし、エジプト、レバノン、チュニジアはいずれも経済的、政治的停滞に陥っている。アラブの春(2010年代初頭に政府を打倒した抗議活動と反乱の波)の再来は考えられないことではない。このシナリオにおける世界経済への影響は、原油価格の上昇と金融市場のリスクオフの動き(アラブの春の間に起こったことと一致する)の2つのショックによってもたらされる。
3、紛争が 2 つの地域の敵対勢力間で直接的な軍事衝突にまでエスカレートして、イランとイスラエルの間で直接紛争が発生する可能性は非常に低いですが、最も被害が大きく、世界的な経済不況の引き金となる可能性がある。原油価格の高騰とリスク資産の暴落は経済成長に大きな打撃を与え、インフレをさらに押し上げるだろう。深刻な石油危機も世界的な物価抑制の取り組みを阻害し、世界的なインフレを高止まりさせる。連邦準備理事会(FRB)の2%インフレ目標の達成も難しくなり、高価なガソリンがバイデン米大統領の再選活動の障害となるだろう。ブルームバーグ・エコノミクスは、この基本シナリオの下では世界経済成長率が1.7%に低下し、景気後退により世界の生産が約1兆ドル減少すると予測している。
パレスチナ・イスラエル紛争が商品市場に与える影響 3.1 パレスチナ・イスラエル紛争が石油価格に与える影響
これまでの中東戦争から判断すると、原油価格の急激的な回復を引き起こしたのは第四次中東戦争だけであり、他の戦争に対する原油価格の反応は比較的穏やかであった。第四次中東戦争ではアメリカが公然とイスラエルに武器の空輸や軍事援助を行ったが、その後アラブ諸国は対抗措置として減産や石油禁輸を相次ぎ、石油危機���最高潮に達した。したがって、中東戦争が必ずしも原油価格の上昇を引き起こすわけではなく、原油価格への影響は、戦争の進展やアラブ諸国の対応次第でもある。しかし、現在は過去とは異なり、原油市場構造や国際政治情勢が若干変化���ており、パレスチナ・イスラエル紛争が第四次中東戦争の過ちを繰り返す可能性は極めて低いと考えられる。
第一に、湾岸諸国はこの戦争に協力して介入しておらず、現時点ではエジプト、ヨルダン、シリア、サウジアラビアなどのアラブ諸国は傍観者に過ぎないこと、第二に、現在の海外経済圧力が高く、新たなエネルギー消費が減少していることである。伝統的な石油消費は低迷の兆しを見せており、サウジアラビアやアラブ首長国連邦などの中東諸国は依然として余剰生産能力を持っているが、現在の原油市場は第四次中東戦争時よりも回復力がある。米国は主要な原油生産国として中東諸国の原油への依存度が高く、原油価格の下落により米国はSPRを原油価格を規制する重要な手段として利用する可能性がある。供給市場の緊張を緩和し、米国のインフレ圧力を軽減するためにSPRを解除する。
歴史的に見て、紛争が石油市場に永続的かつ意味のある影響を与えるためには、供給や輸送の混乱が見られる必要があり、そうでない場合は地政学的な出来事に対する価格の反応は一時的なものになる傾向がある。イスラエルとその直接の隣国は大規模な産油国ではなく、原油供給に対する直接的なリスクは限られているが、パレスチナとイスラエルの紛争が激化して他国に拡大し、紛争が地域戦争に発展した場合、その影響は大きくなるだろう。原油価格を巡るパレスチナとイスラエルの対立は深刻になるだろう。地政学的な出来事が拡大せず、地政学リスクが沈静化した後にのみ、原油価格はファンダメンタルズロジックに戻り、地政学的プレミアムも一掃されるだろう。
3.2 パレスチナ・イスラエル紛争の化学製品への影響 中東は原油に加えて、一部の化学製品の主要生産地でもあり、パレスチナ・イスラエル紛争が地域戦争にエスカレートし、我が国の化学製品の一部に価格リスクがもたらされることに警戒する必要がある。中東に輸入される主な化学製品には、LPG、エチレングリコール、メタノール、PP、PE、スチレンなどが含まれる。
3.3 パレスチナ・イスラエル紛争が金価格に与える影響 準通貨である金も米ドルで価格が設定されている商品であり、地政学などのブラックスワン現象が発生した際には、安全資産としての性質から価格が上昇する可能性もある。しかし、現在の世界的な地域情勢の原因と影響はより複雑であることが多く、市場への影響を予測することは困難である。原油供給、価格変動、インフレ期待、連邦準備制度の金融政策。したがって、通常、金価格に大きな変動を引き起こすのは、米ドルの信用に一定の影響を与える米国関連のイベントリスクのみ。
2022年のロシア・ウクライナ紛争前後の資産価格の動向について言えば、2月下旬にロシアが対ウクライナ特別軍事作戦を発表した当初、市場は事態の進展に対する期待が限定的であった。国際金価格は急騰し、2 月 24 日に取引を終えましたが、その日は 5% 以上の変動と長い上値と下値の陰線を伴って下落し、原油相場の悪化を受けて、金価格は一時2070ドルまで過去最高値まで高騰した。しかし、3月10日に欧米など各国が対ロシア制裁を発表すると、市場では事件による最悪の結末が現実になると予想され、金価格はたちまち史上最高値から下落した。その後数か月の間に、ロシアとウクライナの紛争がヨーロッパやアメリカのエネルギーやその他の供給に深刻な影響を及ぼしたことから、各地で深刻なインフレが発生し、連邦準備制度を含む中央銀行は最も厳しい引き締めを余儀なくされた。インフレ抑制のための金融政策 実質金利が上昇する中、金価格は下落を続け、過去最高値を更新、感染症流行以来の安値を更新�� 現在の米国の経済雇用はいまだ高金利で圧迫されており、2024年の米国選挙では全政党の世論のバランスを取る必要があることを考慮すると、与党がパレスチナとイスラエルの両方に対して明確な立場を持つのは難しいかもしれない。 FRBの金融政策サイクルのタイミングから判断すると、今回の対立はFRBの利上げ終了と重なっており、これにより中東情勢がさらに不安定化すれば、たとえ原油価格が上昇したとしても、利上げは困難となる可能性がある。 FRBはよりタカ派的な行動をとる。米国債利回りは上昇し、余地が限られているため、金の抑制は2022年上半期ほど厳しくないだろう。価格面では、地政学的な状況の影響が顕在化する前に、短期市場での安全資産への需要が高まり、金は激しい変動を示し、2,000ドルの大台に達する可能性がある。
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peterchiublack · 1 year ago
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1999年美國轟炸中國駐南斯拉夫大使館事件解密
編輯: 林錦泉
美國轟炸中國駐南斯拉夫大使館|美國輸掉的對抗21世紀中共崛起的第一仗 (歷史上的今天20190508第343期)
1999年���中國駐前南斯拉夫大使館「被炸事件」或有其密而不宣的原因;為彼此各自利益考慮,雙方當時都不想公開「點明」這一事件背後的真實故事。
误炸?99年中国大使馆被炸真相,是美国为了毁掉
http://hbthgg.com/a/redianxinwen/yuanquguihua/2021/0425/32.html
時針繞回北京時間1999年5月8日,中國駐前南斯拉夫大使館突遭美軍轟炸,中方3人死亡,20餘人受傷。世界震驚,中國極度憤怒。中國民眾紛紛圍攻美國華駐大使館,而美國官方除了道歉還是道歉。令人值得尋味的是,在關鍵問題(或方面)中美軍方都選擇了沉默。
實際上,美國炸中國大使館並不是一時的衝動,而是有著非常涉及到美國軍方根本利益的原因。這並不是因為中國在國際輿論上支持南斯拉夫而讓美國「不痛快」或美軍導彈「找不著北」如此簡單的表面現象所創設的理由。
其真實的內幕情況是:徹底摧毀中國所得的F-117的殘骸,這可是當時美國號稱世界上最先進的隱型戰鬥轟炸機。在當時南斯拉夫境內,美國的F-117隱型戰鬥轟炸機被擊落後,中國馬上向南政府提出要求,是否能夠把F-117的部分設備和殘骸供中國研究,甚至出錢買也可以,在中國和南政府達成協議後,南政府把F-117的導航設備、帶有隱型塗料的表皮殘骸、發動機噴口耐高溫部件在秘密狀態下移交給了中國,就放在中國駐南斯拉夫大使館的地下室供中國的軍事專家研究。
然而中國的軍事專家一開始並不知道,F-117的導航設備裝有保密自毀裝置(如果該機墜毀,自毀裝置將自爆並炸毀導航系統中最重要的部件)。
但是,問題發生致使美國人失望: F-117墜毀後,自爆裝置失靈。值得美國慶幸的是,美國人做事情也有後招,導航系統內部內嵌式電源仍在工作,並且不間斷的發出其定位信息,這使得美國人在很短時間內找到了F-117殘骸的精準位置。雖然中國人發現後迅速斷掉了電源,但為時已晚。美國人還是獲悉了這一情況。
可想而知,美國軍方發現了當時F-117的位置後是大吃一驚,決定不惜一切代價阻止中國人瞭解到美國的軍事核心機密。當時美國人有多種方案可供選擇(包括派海豹部隊奪回等),但最後美國軍方選擇導彈襲擊,估計是因為這種方式���易在外表上造成美國對中國在國際上支持南政府而表示出非常不滿或「也有可能」導彈失靈所致,但真正意圖是徹底摧毀中國所得的F-117的殘骸。這就解釋了為什麼有一枚雷射導引炸彈要直接穿過幾層樓打到大使館地下室的原因,但問題的關鍵是,美國人又一次失望了。事實上那枚炸彈落下後居然沒起爆,中國人最終還是取回了F-117的部分部件,極大幫助了中國隱型飛機的研製。在中國的一次某海軍將領的私人聚會上,有人感嘆:「雖然我們有人犧牲了,但是我們隱型材料的研製進度一下提高了十年都不止,這種進步,是以血和國際上的屈辱換來的。」
中國駐南斯拉夫大使館被炸事件已解密,但媒體沒有報導,網絡上有些傳聞,但不具體。當年的科索沃戰爭,中國不光在國際輿論上支持南斯拉夫,實際上派出了軍事顧問為南斯拉夫出謀畫策略。
1999年3月24日北約發動了對南聯盟的空中打擊,科索沃戰爭爆發,這次戰爭中美軍出動了F117戰鬥機對南斯拉夫重要目標狂轟亂炸,這種戰機是美國研發的一種隱形戰機,雷達發現不了,南斯拉夫領導人一籌莫展。關鍵時候,中國軍事顧問想出了一招。
3月27日,美軍意大利機場的幾架F117夜鷹隱形戰機像往常一樣起飛,撲向南斯拉夫,與此同時,在意大利美軍基地附近蹲點的中國軍事人員將起飛時間通知了南斯拉夫的中國軍事顧問們,中國軍事顧問根據該基地與南斯拉夫的直線距離和美軍F117的巡航速度,測算出了F117到達南斯拉夫邊境的大概時間,並且通知了南斯拉夫防空部隊,時間點一到,所有防空火力一塊開火,果不其然,一架F117被打了下來。殘骸順理成章的到了中國顧問手中,他們把殘骸運到了中國駐南斯拉夫大使館,放到了地下室,本以為一切順利,沒想到殘骸裡有定位裝置,美軍確定了殘骸的位置,柯林頓十分震驚,決定給中國點教訓。
美國情報人員找到了中國大使館的建築師,瞭解了該建築一共有五層,每層地板的厚度,樓頂的厚度,為鑽地彈輸入了參數,5月8日,美軍的B2轟炸機從本土起飛,飛到中國駐南斯拉夫大使館,投下了幾枚鑽地彈,然而美國人沒有想到的是中國大使館樓頂架設了衛星信號接收裝置「大鍋」,美國人投射炸彈時,雷射恰好照射到了大鍋上,這樣樓頂上就相當於又多出了一層,根據雷射指引和之前設置的參數,每枚鑽地彈每穿過一層炸一次,這樣樓頂和樓上5層全都被炸了,而多��樓上有層大鍋,地下室裡的F117殘骸倖免於難,後來被運了回來,推動了中國隱身戰鬥機技術的發展。
事情大概就是這樣的,可能細節方面有出入。只能說美國人技術確實厲害,然而上帝沒有站到他們一邊。中國人智慧無窮,然而付出了人員傷亡的代價。
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45accounting · 1 year ago
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會計師的自媒體之路:揭示企業財務風險
在當今的數位時代,自媒體已經成為了知識傳播和專業交流的主要平台之一。越來越多的專業人士,尤其是會計師,紛紛加入了自媒體的行列,以分享他們在財務和會計領域的專業見解和知識。他們透過各種媒體形式,如網絡文章、社交媒體、視頻等,揭示企業的財務風險,並提供有價值的建議。本文將深入探討會計師在自媒體之路上的角色,以及他們如何幫助企業和個人識別和應對財務風險。
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首先,一些關鍵詞彙如公司登記、公司設立、工商登記、記帳士、會計師在財務和企業管理領域都具有關鍵意義,是我們深入探討會計師自媒體之路的基礎。
會計師通常在自媒體平台上分享以下內容和見解,以揭示企業財務風險:
財務報表分析:會計師深入研究和分析企業的財務報表,包括資產負債表、損益表和現金流量表。他們評估公司的財務健康狀況,識別潛在的風險因素。
風險評估:會計師幫助企業評估各種風險,包括市場風險、信用風險、法律風險等。他們的分析有助於企業制定風險管理策略。
稅務風險管理:會計師提供有關稅務風險的建議,確保企業遵循適用的稅務法規,最大程度地減少稅負。
內部控制評估:會計師評估企業的內部控制體系,確保公司的財務運作是合法且有效的,並防止內部詐欺。
財務規劃和預算:會計師協助企業制定財務規劃和預算,確保財務資源得以有效分配,並實現長期目標。
會計師的自媒體之路對企業和個人都有重要影響:
提供專業見解:會計師的專業見解有助於企業領袖和個人更好地理解財務和會計領域的複雜性。這有助於他們做出明智的財務決策。
增強風險識別:會計師的分析幫助企業識別潛在的財務風險,從而能夠���早採取措施,降低損失。
提高財務透明度:會計師的自媒體活動有助於提高企業的財務透明度,增強股東和投資者的信心。
財務教育:會計師在自媒體上分享的知識有助於提高公眾的財務素養,使他們能夠更好地管理個人財務。
然而,需要注意的是,會計師的自媒體活動也需要謹慎。他們必須確保分享的信息是準確的,並遵守相關的專業道德和法規。觀眾也應該謹慎對待自媒體上的信息,並在需要時諮詢專業會計師以獲得個性化的建議。
總之,會計師的自媒體之路為我們揭示了企業的財務風險,並提供了寶貴的建議。他們的專業見解和知識有助於提高財務透明度,支持企業和個人做出明智的財務決策。然而,這種角色需要會計師保持專業和道德的高標準,確保信息的準確性和可靠性。觀眾也應該謹慎對待自媒體上的信息,並在需要時尋求專業建議,以確保他們的財務計劃和決策是明智和可靠的。
在數位時代,會計師的自媒體之路為我們提供了更多了解財務和會計領域的機會。他們的專業知識和見解有助於提高公眾對財務事務的理解,並在市場上提供更多價值。這種知識分享和專業見解的流通有助於建立更加透明和健康的財務環境,對個人、企業和整個社會都有積極的影響。
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mouniassn · 2 years ago
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人生中,與佛陀的智慧同行
以下為一位有緣人分享:
電梯一層、一層緩慢移動著。電梯外等待的人,有的不耐煩的看著手錶,有的一邊等待、一邊滑手機,也有許多運送機具、器械者在等候。電梯終於到了,但一開門,內部已滿承載,電梯外等候的人,不禁面露失望。在電梯內的人,已如沙丁魚般擠得無多餘空間,面露無奈,看著電梯外已久候的乘客。
下一波的電梯還停在很遠的樓層,電梯外的乘客,有人不移動,靜候下一次電梯的到來;也有乘客自言自語:「應該可以再擠一擠吧!」於是,一股勁地往已經滿載的電梯裡衝。電梯外與電梯內的人群不同相,如同照鏡子的內與外。電梯裡的人群與電梯外的人群,也因時間的緊迫與否,呈現出不同的心情與表情。
魏徵去世後,唐太宗極為思念,感慨的說:「以銅為鏡,可以正衣冠;以古為鏡,可以知興替;以人為鏡,可以明得失。朕常保此三鏡,以防己過。」唐太宗視賢臣魏徵如人鏡,警惕自我之功過榮辱而成為一代明君。反思許多生活的周遭,也因自己勤誦佛經後,而有相對人鏡內與外的覺醒。
某次因持誦佛經的地點被干擾,所以另找一地點唸經,但此地點一進入有一股很難聞的氣味,因此請示佛菩薩:「是否適合在此繼續唸經?」感恩佛菩薩慈悲垂示:「可以。雖然有無形的菩薩在該空間,但是和睦相處即可。」有次竟見到此公共空間有裸睡等不堪入目的畫面,猛然領悟到自己:「年輕時因愛情沖昏頭,也曾在某公共空間有不適當的畫面,也曾做過讓他人覺得不堪入目之事。」但幸運的是後來遇見佛法,經過不斷持誦經典,時時勤拂拭自己的內心,慚愧地看到自己未修行前如此不恰當的行為。
我也反省到,因疫情期間長官有人力壓力,所以處處精算人力。比如0.5人力做原本的工作,另外0.5人力去支援其他部門。上司使用權力將一個人劃分為許多小數點,身為下屬只能面對難堪與不被尊重的心傷之果。感恩佛菩薩慈悲,垂示我的前世也因利用權勢教唆人,用拳頭毆打業主菩薩致傷重。原來我也曾以權勢壓制他人,受人力精算如此之果,已是重報輕受。反省我也曾腹背受敵,被他人背後說長道短,原因是我曾把他人的痛苦遭遇當笑話看。因果至公至正,不偏不倚,日日誦讀佛經,明瞭世間一切現象的發生,都是走過後留下的痕跡。
若曾咄咄逼人,必被命運反擊,讓自己陷入更狼狽不堪的境地;若曾不留情面攻擊他人,必如迴力鏢一般,被自己擊出的力道所反噬。參天巨木遇雷電襲擊,應聲斷裂,被火燃燒;柔韌小草風雨遇襲,隨風低頭、隨遇而安。風雨過後,輕輕拂去水珠,依舊生命盎然、歡喜迎接晨曦。世間許多事情的出現,常常令人措手不及,如《藥師經》中提及七種災難:「人眾疾疫難、他國侵逼難、自界叛逆難、星宿變怪難、日月薄蝕難、非時風雨難、過時不雨難。」各種考驗如波浪般層層湧現,一波未平一波又起。
修正心性中明瞭,如黑羊與白羊在獨木橋各佔一方的對峙中,若學習以經典的智慧照破煩惱,與自己的傷痕共處,遇事先試著把對方當作空氣,先試著收斂欲脫口而出的惡語和怨念,便能從對峙的縫隙中找到破口全身而退。世間考驗與煩惱都是菩提,不論傷痕多麼痛、多麼不堪入目、多麼荒誕可笑,都是自己累世所造惡業與不良的習氣感召而來。
上善若水,時時端正、勤拂拭、洗滌並調整心性、對外敬重他人,在心性提升中,明白修習佛法不是受人推崇與愛戴,而是在逆境考驗時,修如如不動並忍辱。遇事心中先衡量,自己的所作所為是否符合心中那把尺。不管他人如何對��,我先做好份內的職責與工作,一切從我開始做好、做滿。誠心感謝佛菩薩!
(分享完畢)
眾生百態如一面明鏡,反映了世人的內心。藉由觀察眾生百態,我們也了知自己的身心。眾生百態也給了我們修行的啟發,以開放的態度,從觀察外境而回觀內心,是生活與修行的結合,亦是佛法的理論實踐。
證嚴法師靜思法語:「心思複雜,招致諸多理不清的煩惱;心思單純,才能品味人生的真幸福。」桌子上若有一堆水果,人們並不在意這堆水果有多少,而是在意分到自己手上的會有多少。同理,公司有一大堆事情,人們並不在意這堆事情有多少,而是在意自己會比別人多做了多少。人類有大智慧,卻因為心胸��夠寬廣、眼界不夠高遠,想的永遠只有自己,面對得失斤斤計較,最後都變成了小聰明。
近來社會興起所謂的「斷捨離」,主張清理掉生活周遭多餘、不用的雜物。事實上,每個人都有兩個空間要好好「清理」:人的周圍環境要好好清理,過多的雜物堆積,除了容易孳生蟑螂、老鼠、蚊子等小動物,對於出入動線還會形成安全隱憂;心靈的房間要好好清理,每個人的生活都不容易,每天會經歷許多事情,開心的、不開心的,順利的、不順利的,所有的事情堆積在心裡,負重的心會感覺很累。心靈不打掃便會蒙塵,時時清理,才能告別煩亂,讓煩惱隨清理而去。
然而,不是每個人都是「清理好手」,都「捨得」放掉心裡多餘的負擔。尤其我們會很習慣將別人說過的話、做過的事,牢牢的記在心上、緊緊的抓在手上,無論時間經過多久,只要一想起來,便會立刻毫不猶豫地按下重播鍵,讓整個過程再跑一次,再次折磨自己的心,一遍又一遍。
修行有很多種說法,但說得更直白一點,便是「放下,再放下。」當人的心裡有「放下」的念頭時,表示內心還有委屈,還有不甘願,這還不夠放下。非得什麼念頭、什麼感覺都沒了,才是真的放下!但實話說,這真的很難!因為我們都是凡夫,我們都還有個人鮮明的感受與情緒,所以我們才需要依靠修行來修正自身的身口意;我們才需要依靠經典來日日提醒;提醒我們的不足,提醒我們保有一顆清明之心。
佛陀已遠,但佛陀為世人留下珍貴的智慧法語,世人藉著日日讀誦大乘經典,思惟佛陀的話語,猶如聽著佛陀的綸音不斷說法,才能不被「紅塵」這隻大怪亂了心、矇了眼。佛陀說:「心如工畫師,能畫諸世間,五蘊悉從生,無法而不造。」外境好壞並不是苦樂的根源,真正的始作俑者是我們的心。每個人的心就如一個畫家,能畫出一切身心五蘊的世間。要如何使用色彩、要如何作畫,全在我們的一念之間。修行就是不斷地改正自己,藉完善自己抵達幸福。
阿伯說:「最開始大家都是清淨的,清水加入色料下去,會變成汙濁的水,是世界的貪嗔癡,及肉身的眼耳鼻舌身意,汙染了我們的心識。隔陰之迷無法避免,但只要本世有養成每天誦經跟修行的習性,當修行已成為每天不可或缺的一部分時,下輩子還會延續習性。」
眾生的內心都有清淨美好的本質,但往往受到外在環境的影響,而使這美好的本質蒙塵,動搖原本的堅持。外在環境的紛紛擾擾,其實也是隨因緣條件而變化的,只有看好自己的心,方能行所當行,止所當止。人生中,與佛陀的智慧同行,學習置身其中,而不著於世間,如此,才能不被世間所迷惑;人生中,與佛陀的智慧同行,如此,煩惱憂愁又怎能侵擾人心?南無大願地藏王菩薩!
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南無本師釋迦牟尼佛
南無藥師琉璃光如來
南無阿彌陀佛
南無大悲觀世音菩薩
南無大願地藏王菩薩
南無韋馱菩薩
南無伽藍菩薩
南無十方一切諸佛菩薩摩訶薩
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sazanami-sewing · 2 years ago
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#080 パスポートポーチ
3年半ぶり��海外旅行
コロナ禍で突然海外旅行を封じられて3年、ようやく帰国時のPCRが要らなくなり、渡航先の国々もあまりうるさいことを言わずに旅行客を受け入れてくれるようになってきた。というわけで今年こそは復活の年にしたい!
期限が切れていたパスポートを年明けすぐに新たに作り直し、春分の日あたりに4連休を確保した。久々に向かうのは韓国。ブランクもあったことだし、まずは近場がいいよね…と思ったのだ。まぁあんまり直前に1週間とかの長い休みを作るのも大変だし。
空港で必要な紙ものたち
準備を進めてみると、緩和されたとはいえまぁめんどくさい。渡航用のワクチン証明書に、韓国入国に必要なK-ETAというネット上の手続きが完了した画面のコピー、韓国の検疫関係のQ-CODEというQRコードなど、必要書類がいろいろある。どれもスマホで保管できるが、スマホが壊れたとか失くしたとか電池切れしたとかで一発アウト…というのは避けたい。
プリントアウトして紙で用意するにしても、紙は紙で管理が面倒くさそうだ。ただでさえ空港では、Eチケット控えや搭乗券、預け荷物の引換証など細かい紙ものが多いのだ、普段から失くし物の多い私、絶対何かやらかすじゃん!
市販のパスポートケースもいくつか見たが、どれも使い勝手としてはイマイチな感じ。軽くて嵩張らず、そこそこの容量があり、出し入れがしやすく、首や肩から下げられるものがいいんだけど、ちょうどいいのが見つからない…。
というわけで、ネットでパスポートケースの作り方を検索。出発2日前に慌てて作ることになった。
ありあわせのハギレで
YouTubeで見つけた【パスポートや貴重品入れに】ミニショルダーバッグの作り方(*Baby&Kids* Handmadeさんのチャンネルから)を採用。必要なものは適当なハギレに接着芯、12cmファスナーとマジックテープだ。ファスナーは百均でまとめ買いした20cmの樹脂ファスナーをそのまま使って後でカットした。マジックテープはこの前タブレットケースに使った粘着タイプ。
紐がよれた
ポケットがいくつもあるとは言っても基本直線縫いだけだし、そんなに難しそうには見えないんだけど、厚手の接着芯を貼ってゴワゴワになった小さな袋の扱いには意外と手こずった。
んで、後から見たらなんか紐がよじれてるの。あ〜あ。
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一応完成形はこんな感じ。
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ファスナーポケット部分にはコインロッカーの鍵とか細かいものが入るな。私は紛失防止のAirTagを入れておくことにした。
細々とした紙ものもこんな感じで入る。
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空港で使ったら便利ではあったよ。デザイン的には微妙だけど、自分的には実用性ではまぁまぁ合格…か?
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jsato · 3 years ago
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ウクライナ危機の主要因は欧米にある(ジョン・ミアシャイマー)
政治学者ミアシャイマーは、NATOの無謀な拡大がロシアを刺激したと考える
2022年3月11日 原文:https://www.economist.com/by-invitation/2022/03/11/john-mearsheimer-on-why-the-west-is-principally-responsible-for-the-ukrainian-crisis
ウクライナ戦争は、1962年のキューバ・ミサイル危機以来、最も危険な国際紛争である。事態の悪化を防ぎ、収束に向かわせるためには、その根本的な原因を理解することが不可欠だ。
プーチンが戦争を始めたこと、そしてその戦争がどのように行われているかに責任があることに疑問の余地はない。しかし、なぜそうなったかは別問題である。欧米では、プーチンは旧ソ連のような大ロシアを作ろうとする非合理的で常識はずれの侵略者だという見方が主流である。したがって、ウクライナ危機の全責任は彼一人にある。
しかし、この話は間違っている。2014年2月に始まったこの危機の主な責任は、欧米、とりわけアメリカにある。それが今や、ウクライナを破壊する恐れがあるだけでなく、ロシアとNATOの核戦争にエスカレートする可能性を秘めた戦争に発展してしまったのです。
ウクライナをめぐるトラブルは、実は2008年4月のNATOのブカレスト首脳会議で、ジョージ・W・ブッシュ政権が同盟に働きかけ、ウクライナとグルジアを「加盟させる」と発表したことが発端だった。ロシアの指導者たちは、この決定をロシアの存亡にかかわる脅威とみなし、即座に反発し、阻止することを宣言した。あるロシアの著名なジャーナリストによれば、プーチン氏は「激怒」し、「もしウクライナがNATOに加盟すれば、クリミアと東部地域抜きでそうするだろう」と警告した。ウクライナは崩壊する」と警告した。しかし、アメリカはモスクワのレッドラインを無視し、ウクライナをロシア国境の西の防波堤とすることを推し進めた。その戦略には、ウクライナをEUに接近させることと、親米的な民主主義国家にすることの2つが含まれていた。
2014年2月、アメリカの支援を受けた反乱により、親ロシア派のヤヌコビッチ大統領が国外に逃亡した後、これらの努力は最終的に敵対行為に発展しました。これに対し、ロシアはウクライナからクリミアを奪い、ウクライナ東部のドンバス地方で勃発した内戦を助長した。
次の大きな対立は2021年12月に起こり、現在の戦争に直結した。主な原因は、ウクライナが事実上NATOの一員になりつつあることでした。その流れは2017年12月、トランプ政権がキエフに「防衛兵器」を売却することを決定したことから始まった。しかし、何をもって「防衛的」とするかは明確ではなく、ドンバス地方のモスクワとその同盟国にとって、これらの兵器は確かに攻撃的に見えた。他のNATO諸国は、ウクライナに武器を送り、軍隊を訓練し、航空・海軍の合同演習に参加させるなどして、この行為に参加した。2021年7月、ウクライナとアメリカは、黒海地域で32カ国の海軍が参加する大規模な海軍演習を共催した。シーブリーズ作戦では、ロシアが領海と見なす場所に故意に侵入したイギリス海軍の駆逐艦に発砲するなど、ロシアを挑発しそうになった。
バイデン政権の下、ウクライナとアメリカの結びつきは強まり続けている。11月にブリンケン国務長官とクレバ国務長官が署名した「戦略的パートナーシップに関する米・ウクライナ憲章」にも、このような姿勢が表れている。その目的は、「ウクライナが欧州および欧州大西洋諸制度に完全に統合するために必要な深く包括的な改革を実施することへのコミットメントを強調すること」であった。この文書は、「ゼレンスキー大統領とバイデン大統領によるウクライナと米国の戦略的パートナーシップを強化するための公約」を明確に基にしており、また両国が「2008年ブカレストサミット宣言」に従うことを強調するものである。
当然のことながら、モスクワはこのような状況の進展に耐え切れず、昨年春からウクライナ国境に軍隊を動員し、ワシントンに決意を示し始めた。しかし、バイデン政権がウクライナに接近し続けたため、効果はなかった。その結果、ロシアは12月に本格的な外交対決に踏み切った。ロシア外相のセルゲイ・ラブロフが言うように。「沸点に達した」。ロシアは、ウクライナがNATOの一員にならないことを書面で保証し、同盟が1997年以来東ヨーロッパに配備してきた軍事資産を撤去するよう要求した。その後の交渉は失敗し、ブリンケン氏は「変化はない」と明言した。変化はない。その1カ月後、プーチン氏はNATOの脅威を排除するため、ウクライナへの侵攻を開始した。
この解釈は、NATOの拡張とウクライナ危機は無関係とし、代わりにプーチン氏の拡張目標を非難する西側諸国の一般的なマントラとは相容れないものである。ロシアの指導者に送られた最近のNATOの文書によると、「NATOは防衛同盟であり、ロシアに脅威を与えることはない」という。このような主張と矛盾する証拠がある。まず、問題は西側諸国が言うNATOの目的や意図ではなく、モスクワがNATOの行動をどう見ているかである。
プーチン氏は、東欧の大規模な領土を征服し、占領するコストがロシアにとって法外なものであることを知っているはずである。かつて彼が言ったように、「ソ連を懐かしまない者には心がない。ソ連を懐かしまない者は心がない、ソ連を取り戻したい者は頭がない」。ロシアとウクライナの結びつきが強いという彼の信念はともかく、ウクライナ全土を奪還しようとするのはヤマアラシを飲み込もうとするようなものである。しかも、プーチン氏を含むロシアの政策立案者は、ソ連邦の再現や大ロシアの構築のために新たな領土を征服しようとはほとんど言っていない。むしろ、2008年のブカレスト首脳会議以来、ロシアの指導者たちは、ウクライナのNATO加盟は存亡の危機であり、阻止しなければならないと繰り返し発言している。1月にラブロフ氏が述べたように、「すべての鍵は、NATOが東方へ拡大しないことを保証すること」である。
興味深いことに、西側諸国は2014年以前、ロシアをヨーロッパに対する軍事的脅威と見なすことはほとんどなかった。米国のマイケル・マクフォール元駐モスクワ大使が指摘するように、プーチン氏によるクリミアの占領は長期にわたる計画ではなく、ウクライナの親ロシア派指導者を倒したクーデターに対応した衝動的な動きであった。実際、それまでのNATOの拡大は、全ヨーロッパを巨大な平和地帯にすることが目的であり、危険なロシアを封じ込めることが目的ではなかった。しかし、いったん危機が始まると、米欧の政策立案者は、ウクライナを欧米に統合しようとして危機を誘発したことを認めることができなくなった。しかし、いざ危機が始まると、欧米の政策担当者は、ウクライナを欧米に統合しようとした自分たちが引き起こした問題だと認めることができず、問題の真の原因はロシアのレバンキズムと、ウクライナを征服しないまでも支配しようとする欲望であると断じたのだ。
1990年代後半から、アメリカの著名な外交政策専門家の多くがNATOの拡大に警告を発してきたことを考えれば、紛争の原因に関する私の話は議論の余地がないはずである。ブカレスト・サミット当時、アメリカのロバート・ゲイツ国防長官は、「グルジアとウクライナをNATOに引き入れようとするのは、本当に行き過ぎだ」と認識していた。実際、ドイツのメルケル首相もフランスのサルコジ大統領も、ロシアを激怒させることを恐れて、ウクライナの加盟に反対していた。
私の解釈では、極めて危険な状況にあり、欧米の政策がそのリスクを悪化させているということです。ロシアの指導者たちにとって、ウクライナで何が起ころうが、それは彼らの帝国的野心が妨げられることとは関係がなく、彼らがロシアの将来に対する直接的脅威と見なすものに対処することなのだ。プーチンはロシアの軍事力、ウクライナの抵抗の効果、欧米の対応の幅と速度を見誤ったかもしれない。しかし、大国は窮地に陥ると、いかに冷酷になれる��、決して過小評価すべきではないだろう。しかし、アメリカとその同盟国は、プーチン氏に屈辱的な敗北を与え、もしかしたら彼の解任の引き金になるかもしれないと考え、倍加させている。ウクライナへの援助を増やす一方、経済制裁でロシアに大打撃を与えようとしているのである。
アメリカとその同盟国は、ウクライナにおけるロシアの勝利を防ぐことができるかもしれないが、国は解体されないまでも、深刻なダメージを受けるだろう。しかも、核戦争の危険はもちろん、ウクライナ以外にもエスカレートする深刻な脅威がある。欧米がウクライナの戦場でモスクワを阻止するだけでなく、ロシア経済に深刻かつ持続的なダメージを与えれば、事実上、大国を瀬戸際に追いやることになる。そうなれば、プーチン氏は核兵器に手を出すかもしれない。
この紛争がどのような条件で解決されるかは、現時点ではわからない。しかし、その深い原因を理解しなければ、ウクライナが壊滅し、NATOがロシアと戦争になる前に終わらせることはできないだろう。■
ジョン・J・ミアシャイマーはシカゴ大学政治学部のR・ウェンデル・ハリソン特別功労教授。
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violence-ruin · 2 years ago
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罪なる庭で(at the orchard of redemption)
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 錆びた柵のむこうで、檸檬の樹たちが未熟な実を揺らしていた。
 私は鉄扉をくぐり、果樹園に入る。午後の光はこの先にある真夏の烈しさを忍ばせ、僧衣に隠れていない部分が灼けて痛む。
 歩いているうち、鮮やかな黄色が目を刺した。
 ある一つの樹にだけ熟した果実が生っている。その側に立つ影は樹にほとんど同化していた。
「リーマスさん」
 名前を呼び掛けると、男は顔を上げてこちらを見た。
 葉影に紛れて、顔はよく見えない。灰色のものが混じる髭の中に、謹厳に結ばれた唇が見える。後退した額に生え残っている髪が、水鳥の冠羽のように輝いた。
 いつ見ても、ゴーレムだとはとても思えない。しかし、身に付けている黄色い衣が、彼が罪人であることを証明している。
「七月になりましたよ。今日はいいものを持ってきました」
 ちいさなベンチを目の前に置いた。普段なら、この果樹園を訪なう信徒たちが休めるよう、木陰に置いているものだ。リーマスさんの視線がゆっくりと私と椅子の間を往復した。
「座ってください。見てるだけで疲れちゃいます」
 ちょっと待ってみたけれど、動く気配はなかった。私は大仰に肩をすくめ、収穫に取り掛かる。
 呪刑官のつくるゴーレムには、人間にあるはずの微細な動きがない。微かなみじろぎ、呼吸による胸の膨らみ、眼球の震え、鼓動。それらが欠落した身体は、外見が人間らしいがゆえに違和感を与えたが、次第に慣れた。
 帰ろうとしたところで、唸り声が聞こえた。
「ゴーレムは疲れない。学校で習わなかったか」
 足を止めて振り返った。木漏れ日のなかで、リーマスさんは不機嫌そうに私を睨んでいた。
「疲れない。快適そうですね」
「感覚がないんだから快も不快もない」
 果樹園を出て聖堂へ帰ると、呪刑官が説教台の前に座っていた。私は、今日の分の収穫を渡した。数を確かめると無言で頷き、足早に立ち去った。
 呪刑官がここへやってきたのはつい先日のことだった。聖堂の裏の果樹園を使用する、という決定事項を伝えに来たのだった。そして、いちばん魔術への耐性が高い私を管理者に指名した。
 罪果の採集が聖堂で行われるのは、聖職者たちが生まれつき魔術を拒絶する体質を持っているからだ。果樹園には呪刑官たち自身が入れなくなるほどの強い防護の呪文を幾重にも張る。聖職者なら、中に入ることができる。
 あの檸檬の樹の根本には、リーマスさんの身体が埋まっている。魔術を掛けられた樹が、彼の記憶を吸い上げ、結実する。ひとつひとつに宿主の記憶が封入されたその実は罪果と呼ばれ、呪刑官のみが口にすることを許されている。呪刑官は、その果実に封じ込められた記憶を追体験し、真実を得る。
 私の仕事は、罪果を余さず採集して呪刑官に渡すことだった。
 *
 ミサが終わり、鐘が鳴る。信徒たちは立ち上がり、世間話に興じながら帰っていく。
 首都から遠く離れたこの聖堂を訪れるのは大体が地元の人々で、近所の大学からも学生が訪れる。彼らの卒業と入学で年月の経過を感じる。今年も、新しい顔がちらほらと見えた。
 回廊を巡りながらステンドグラスや聖遺物たちを眺める彼らを横目に、燭台を倉庫へと運んでいると、後ろから声を掛けられた。
「あの、すみません」
 顔を上げるとくろぐろと濡れた瞳がこちらを見ていた。新入生だろう。
「果樹園には誰でも入ることができると聞いてきたのですが、門に鍵がかかっていて」
「ああ」
 間の悪いことだ、と内心でため息をつく。
「今年は開けてないんです。ものすごい毛虫が出て、葉がダメになっちゃって。前までご案内することはできますけど」
「そうなんですか」
 青年は微かに目を伏せて、残念です、とだけ言い残し、出口へ歩いていった。申し訳ないなと思いながら、私は果樹園へと足を向けた。ちょうど収穫の日だ。
 リーマスさんはいつものように檸檬の木の下に立っていた。ベンチには土埃が付いている。
 収穫しながら、私は理髪師よろしく話しかける。
「息子さん、元気にしているといいですね」
 リーマスさんは首都に住んでいた。魔術師として警備に従事しながら、かつての恋人が遺した子どもを預かって、つましく暮らしていた。
 恋人は人狼との間に子供をなしていた。性徴期を迎えた子供は狼と化し、何人かの市民を襲い、郊外の家畜を殺害した。狼化を抑制する措置を怠ったことについて、リーマスさんは既に罪を負っている。
 子供の行方は分かっていない。リーマスさんが何か手を回して逃がしたことは明白だった。リーマスさんは、自分に口止めの魔術を施していた。呪刑官たちが束になって記憶の錠をこじ開けようとしても、だめだった。言葉か、物か、音か……何が鍵になっているのか、わからなかった。
 だから、からだに檸檬の樹を植えられ、魂を土人形に移し替えられた。呪刑官たちは血眼になって記憶を暴いている。
 蝉の声を聞きながら果実を籠へ放り投げていると、珍しくリーマスさんの方から話しかけられた。
「きみは、魔術を感じられないんだな」
「ええ。見えず、聞こえず。目の前で死の呪文を唱えられてもへっちゃらですよ」
 返答はなかった。私は、リーマスさんとの会話が途切れることを気にしなかった。
 高いところにある実を取ろうと、必死で脚立から腕を伸ばした。どうにかもぎ取った実を満足しながら眺めていると、葉擦れと蝉の声の間に小唄のような呟きが聞こえた気がした。呪文だと思った。告解の典礼文であることに思い至るまでに時間を要した。
 硝子玉の瞳が、脚立に座る私を見据えていた。
「あの子は、人狼であるだけでなく、きみと同じ体質だった」
 私の手から、檸檬が落ちて転がった。
 魔術が効かないということは、魔術による防疫や治療を施すことができないということだ。市居の人々は日常的に地域の治療師たちから病除けを受け、治療を施してもらう。でも、私たちは自然治癒に任せるしかない。
 魔術が身体をすり抜けていく子どもたちは親元から引き離され、教会のもとで保護される。私は孤児院からそのまま修道院へ移った。けれど、人狼の子供がこの体質だったら、どうなるのだろう。魔術によってしか抑制できないのだ。
「あの子を手元に置き続けたのが間違いだったんだろう。何も手を打てなかった。人狼の形質が発現したと疑うべき状況に直面しても、まだ信じられなかった。見て見ぬふりをしたんだ。
 罰せられるべきはおれだ」
 孤児院を脱走して下町で吸血鬼に噛まれたという腕白な男の子がいた。その子の姿を二度と見ることはなかった。
「あなたは、息子さんに逃げてほしいのですか」
 リーマスさんは目を伏せた。
「時間をやりたかっただけだよ」
 *
 八月になるころには、新しい実が付かなくなっていた。
 おそらく、そろそろ記憶が尽きるのだろう。その後で、リーマスさんにはどんな裁きが下るのだろうか。  
 ミサの準備をしながらそんなことをぼんやり考えていると、いつのまにか告解の時間になっていた。
 落ち着かない気持ちで告解室に座っていると、控えめに戸が開いて、信徒が入ってきた。
 仕切りを開くと、ちいさな手が隙間から覗いた。
 互いに誦唱を済ませると、相手は凛とした声で話し始めた。
「司祭さま。ぼくは人を傷つけました」
 言葉が途切れる。無言で続きを促すと、手が服の裾を掴んだ。   
「無意識でした。最初のときは、何が起きたのか分かりませんでした。ふと意識を失い、次に目覚めたときには見知らぬ家に血塗れで立っておりました。何が何やらわからぬまま、手頃な服を奪い、家へ帰って血を落としました。それから何週間か経ち、今度は家畜の骸たちの中に立っていました。そういうことが何度か続きました」
 聞き覚えのある声だった。残念です、という声の響きとともに、黒い瞳を思い出した。
「父には心配を掛けたくない一心で、黙っていました。でもある日、父はぼくを鍵の掛かった部屋に入れました。
 窓から、円い月が見えたことだけを覚えています。
 次に目覚めたとき、部屋の鍵は開いていました。父からの置き手紙には、長期の出張へ行くから南に住む知り合いのもとへ行くように、と書いてありました。
 その方は、ぼくを快く迎えてくれました。でも、満月の夜になると、ぼくに強い睡眠薬を飲ませて、外から鍵の掛かった部屋に閉じ込めます。
 父が逮捕されたと知ったのは最近です。
 ここまで、檸檬の植えてある教会を訪ねてきました。父は、よく檸檬を買ってきたものです。檸檬の樹が沢山生えているところで生まれたからだと、南を訪れてはじめて知りました。父の魂が選ぶ果物は、檸檬の他ないはずです」
 指から力が抜け、裾がぱさりと音を立てて落ちた。
「果樹園を見せて下さらなかったのは、この聖堂だけです。持ち出した睡眠薬は先月の分で尽きました。せめてこのミサだけ最後まで聞かせてください。そうしたら、呪刑官のもとへ出頭します」
 少年は、静かにブースを出ていった。
 引き戸に何かを挟まれたのか、私は外へ出ることができなかった。入れ替わりに告解をしにきた信徒に事情を話してこじ開けてもらったけれど、記憶の中の姿はあやふやで、聖堂のどこにも見つけることができなかった。
 途方に暮れて、果樹園へと向かった。けれど、リーマスさんを見た途端、来たことを後悔した。何も言えるはずがなかった。
 踵を返そうとしたが、肩を掴まれて振り向かされた。私がいつまでも目を合わせないでいると、腕に食い込んでいた指の力が抜け、腕が力なく垂れた。
 リーマスさんは私の手を引いてベンチに座らせ、自分も隣に腰を下ろした。
 はじめて書店に連れて行ったとき、とリーマスさんは話しはじめた。
「あの子は自分で絵本を選んできた。変わり者の吸血鬼たちの話だ。人の血を吸う代わりに、檸檬の実を齧って飢えをやり過ごすんだ」
 ミサが始まる時間だった。鐘の音が遠くから響いてきた。それが止むと、鳥と蝉の声ばかりがあたりを満たした。
「おれに見えるのは青い炎だけだ。樹も、果実も、同じ色に燃えて、おれを焼こうとしているみたいだった。この果樹園でほんとうの色を纏っているのは、きみだけだった」
 リーマスさんはそれきり何も喋らなかった。私は目を閉じて、冷たい炎に包まれた果樹園を想像した。けれど、再び目を開けると、そこには元通りの世界があった。枝葉と果実の緑が陽光のなかで燃え立ち、蝶の羽が鬼火のようにひらめいた。
 私たちはそのまま、ミサが終わるまでとなりに座っていた。
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kolock1004 · 3 years ago
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ダイナ「トラック」の鍵紛失でイモビライザー登録復旧
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ari0921 · 4 years ago
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【全文】2020年アーミテージ・ナイ・レポート(翻訳)
2020/12/08 12:28
米シンクタンクCSIS(戦略国際問題研究所)が新たに日米同盟に関するレポート発表しました。このレポートはいわゆる「アーミテージ・ナイ」レポートの最新版です。
序文
大きな不確実性と急速な変化の時代にあって、米国と日本は並々ならぬ課題に直面している。それは、容赦のないパンデミック、ナショナリズムとポピュリズムの台頭、世界経済の混乱、複数の技術革命、新たな地政学的競争などである。日米同盟は、この大きな不確実性の時代において、安定性と継続性の最も重要な源泉の一つである。しかし、日米両国が共に、過去70年のどの時代よりも大きなストレス下にある地域秩序と世界秩序に備えなければならないことに疑いの余地はない。
米国ではバイデン政権が誕生し共和党が上院の多数派を占める見通しで、ワシントンではこの課題に対処することになる。ねじれ議会の可能性はあるが、日米同盟は超党派のコンセンサスに基づいた重要な分野の一つであるため、米国が前向きなアジェンダを持って前進できると信じる強い理由がある。
これは、超党派の「アーミテージ・ナイ」レポート・シリーズの最新作であり、日米同盟の状況を評価し、新たな課題と機会に向けた新しいアジェンダを提案している。今回の報告書は、アジアのパワー・ダイナミクスの変化と日本への新たな期待から、特に重要である。実際、日米同盟の歴史の中で初めて、日本は、主導的とまではいかないまでも、同盟の中で対等な役割を果たしている。日本のリーダーシップを奨励し、より対等な同盟から最大限の価値を引き出すことは、ワシントンと東京の双方の指導者にとって重要な課題である。
日本がより積極的な姿勢を示すようになった背景には、2つの要因がある。第一に、日本はますます厳しい国家安全保障環境に直面している。第二に、米国の一貫性のないリーダーシップが、日本にアジアや世界の戦略的問題をリードする力を与えてきたことである。
この変革の多くの功績は、安倍晋三元首相にある。安倍晋三元首相は、日本が国連憲章に基づき集団的自衛権を行使することを認める日本国憲法第9条の解釈変更を実現し、米国や他の志を同じくする国々との新たなレベルの共同国際安全保障協力に乗り出したのである。また、環太平洋経済連携協定(CPTPP)を完成に導いた。さらに、「自由で開かれたインド太平洋構想」を掲げ、中国の非自由主義的な野心に対抗するための戦略的枠組みを構築した。
日本の革新的でダイナミックな地域的リーダーシップは、米国と地域に利益をもたらす。著者らは日本のリーダーシップの役割を維持しようとする菅義偉首相の努力を熱烈に支持し、ジョー・バイデン大統領と最も早く会談する訪問者の一人になるよう奨励している。世論調査によると、日本への信頼度は米国だけでなく、南アジアや東南アジアでもかつてないほど高くなっている。かつては日本のイニシアティブがワシントンで懸念された時期もあったかもしれないが、現在では日本の戦略が米国の目的に沿ったものであることは明らかである。米国と日本は共通の利益を共有している。さらに、日米両国は共通の価値観を共有しており、それが日米同盟の基盤となっている。米国の縮小が懸念されているにもかかわらず、主要な世論調査では、世界における米国の積極的な役割を一貫して支持していることが示されている。さらに世論調査は日米同盟が両国で依然として支持されていることも示している。
米国と日本は今日、歴史上、これまでにないほどお互いを必要としている。世界の中でも両同盟国は、前向きな未来像を実現し、中国の台頭に対応するために必要な地政学、経済、技術、ガバナンスの4つの戦略的課題のすべてに不可欠な国である。共通の枠組みを創設し、優先順位と実施を調整することが、今後数年間の同盟の最重要任務であるべきである。
同盟の前進
日本は必要不可欠で対等な同盟国になっただけでなく、アイデアの創案者(innovator:イノベーター)にもなっている。自由で開かれたインド太平洋構想から地域的パートナーシップのネットワーク化に至るまで、東京は共通の価値観を推進するための考える作業の多くを行っている。その結果、日米同盟は相互運用から相互依存へと移行しつつあり、危機に対応するだけでなく、長期的な課題にも対応するために、双方がお互いを必要とするようになってきている。これは、アメリカの外圧の時代から日本のリーダーシップへの大きな転換である。
同盟にとって最大の安全保障上の課題は中国である。アジアの現状を変えようとする北京の努力は、中国のほとんどの近隣諸国の間で安全保障上の懸念を高めている。米国が支援する日本の航空・海上活動、米国の尖閣諸島を含む第5条へのコミットメント、日本の南西諸島の軍事力を強化するための共同計画の実施は、同盟の対応の重要な部分である。しかし、米国、日本、および他の志を同じくする国々が取り組まなければならないもっと大きな課題がある。それは、競争的共存(competitive coexistence)のための新しい枠組みをどのように構築するかということである。
中国のいわゆる「グレーゾーン」の威圧は、日米両国が、日本から台湾、フィリピン、マレーシアを経てマレーシアに至る第一列島の戦略的性を重視していることを浮き彫りにした。日本は米国のように台湾関係法を通じた台湾の安全保障を支援する法的・外交的義務はない。しかし、中国の台湾に対する軍事的・政治的圧力の増加に対するワシントンの懸念を日本が共有していることに疑いの余地はない。このような中国の圧力の増加は、日米両国が台湾との政治的・経済的な関わり方において、より一層の協力を必要としている。
第二の地域的安全保障上の懸念は、北朝鮮である。25 年間の外交的失敗を経て、非核化は長期的な目標ではあるが、短期的には非現実的であることは明らかである。だからといって、米国が新たなアプローチへの扉を閉ざすべきということではないが、北朝鮮の新たな能力に直面した際の抑止力と防衛力を強化することで、核武装した北朝鮮をいかにして封じ込めるかを考えることが優先である。良いニュースは、金正恩氏が政権の存続を心配していることであり、自殺願望がないことである。したがって、抑止力と封じ込めは容易ではないが、可能である。これは日米同盟と米韓韓同盟にとって優先事項である。また、日米韓三国間の情報・防衛協力を強化する必要性もある。
これらの課題は、地域の安全保障上の課題に対して、より多くの調整と資源の投入を必要としている。しかし、防衛予算は、東京とワシントンの両方でより一層の圧力下に置かれている。このため、共同技術開発や、同盟協力の効率性を高めるための努力が重視される。日本は「多次元防衛力」を実現するため、防衛予算を6年連続で増加しており、現在はは年間約500億ドルである。今後は、二国間および内部の指揮統制、地域の平和と安定への貢献、同盟の枠組みの中で役割、任務、能力に関する大きな議論の中で、反撃能力とミサイル防衛が重要な問題となる。同様に、ミサイル防衛も有用であるが、同盟国は、過度にコストを課す可能性のある高額な投資や重複投資を避けるために協力しなければならない。日本の能力向上の質は量と同様に重要であるが、数も重要である。日本は国内総生産(GDP)のわずか1%しか防衛に費やしておらず、日本の防衛予算の総額は現在、英国を上回っているが、中国が拡大する人民解放軍の予算のほんの少しに過ぎない。
もう一つの協力の機会は、米国、英国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドとの情報共有ネットワーク「ファイブアイズ」に日本を含めることである。米国と日本は、シックス・アイズのネットワークに向けて真剣に努力すべきである。
現在、米国と日本は、同盟を強化し、地域協力を構築し、地域経済と世界経済を統合するために力を共有している。重要なのはこの力の共有であり、同盟をどのように活用するかについての議論は、この概念に焦点を当てるべきである。同盟は重荷ではない。著者らが主張してきたように、日米同盟は今、共有された戦略的ビジョンの実現に目を向け、努力しなければならない。米国は言説をリセットし、一刻も早く日本との間で在日米軍駐留経費負担に係る特別協定(a Host Nation Support Agreement)を締結しなければならない。二国間および地域全体での戦略的協力の実施が、今後の米国の関心の焦点となるべきである。
パートナーシップと連携の拡大
日米同盟は、地域内又は欧州などの価値を共有する国々との間で、多くの補完的で協力的な関係を強化しなければならない。共通の利益と価値観に基づく一連のネットワーク化された連携は、共通の地政学的、経済的、 技術的、ガバナンス的目標を守るために極めて重要である。これらの連合は、強要や武力行使を抑止し、国際経済秩序を刷新し、重要なサプライチェーンと情報の流れを保護し、ルールに基づく秩序を刷新する新たな技術に関する世界基準を設定することを目的とすべきである。日米同盟は、この一連の連携(coalitions)の核となるべきである。
過去20年間、北京の活動は、日米の支援によって促進されたアジア域内協力の新たなパターンに拍車をかけてきた。日本はオーストラリアやインドとの二国間、三国間の連携を強化し、クアッドが有望な新たな役割を担うようになった。しかし、クアッドが地域の秩序にとってより不可欠な存在となるためには、他の地域機関や連合に影 響を与えないよう、包括的でなければならないだろう。北朝鮮に関する日米韓三国間の政策調整は、地域の安全保障にとって引き続き重要である。東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム、ASEAN 国防相会議、東アジアサミットなどの制度化されたフォーラムとは異なり、この種の非公式なネットワークは、プロセスではなく、機能性を中心としたものである。アジアにおける共通の利益と価値観を守るためには、このような制度の網を強化することが非常に重要である。
ワシントンと東京は、これらの連携を構築する上でいくつかの課題を克服しなければならない。その中でも特に重要なのは、日本と韓国の間の緊張が続いていることである。米国は、北東アジアの2つの同盟国が、さまざまな地域的・世界的な問題について建設的かつ現実的に協力することを必要としている。北朝鮮や中国の課題に対処し、より広範な経済、技術、ガバナンスの課題を設定するためには、両同盟国は極めて重要である。双方は、過去ではなく未来に焦点を当てる必要がある。東京とソウルの関係を強化することは、米国の同盟国との二国間関係を強化することになる。菅首相と文大統領が再出発の重要な機会として捉えるべき漸進的な進展の兆しがある。その意味では、五輪に向けた二国間協力が目前に迫っている。
ロシアや中国との協力は、もう一つの課題である。日米両国の指導者は、モスクワや北京との交渉には時間がかかるが、目に見える成果は少ないことを学んできた。とはいえ、北朝鮮、気候変動、パンデミックなど、地域的・世界的な様々な課題に対処するためには、これらの国々との協力のあり方を明確にすることが必要であろう。
経済技術協力の強化
日米の経済・技術協力の深化は、日米同盟の基礎である。日米安保条約第二条は、日米両国に対し、「両国の国際経済政策における紛争の解消を図り、両国間の経済協力を奨励する」ことを求めている。貿易、技術、インフラ、エネルギーを含む強固な経済的要素がなければ、インド太平洋戦略は空虚で持続不可能である。この地域における貿易や技術のルール、基準、規範は南シナ海と同様に争われており、日米はこれらの問題の大部分で緊密に連携している。宇宙もまた、日米両国が民間・防衛分野で協力を強化すべき分野の一つであり、競争が激化している。さらに、コロナウィルスのパンデミックで明白になったように、日米両国は、地域の繁栄と経済安全保障を維持するために不可欠な安全なサプライチェーンに関わる利害関係を持っている。
米国はCPTPPに参加し、経済ルールを形成するリーダーとして日本と連携すべきである。参加への政治的困難さは明らかだが、米国の繁栄と安全保障に対するより大きな���スクがあるため、参加は必須である。11月15日に調印された地域的な包括的経済連携協定(RCEP)は、米国を含まないアジア太平洋地域の広範な貿易協定であり、ワシントンは目を覚ますべきである。
CPTPPは、米国が地域の経済空間を取り戻し、日本と協力して経済ルール作りのリーダーシップを強化するための不可欠な手段である。2017年初頭にトランプ氏が離脱した後、当初のTPP協定を救うための日本の大胆な策略は、ルールに基づく秩序のために重要であった。東京は、米国の再参加を促進するために、新協定を構造化した。新政権がCPTPPの変更を合理的に期待する場合には、既存の参加国との交渉で対応することができる。しかし、まずはワシントンが参加の意思を示し、テーブルの上に座る必要がある。米国、日本、その他の地域のパートナーにとっての経済的・戦略的利益に加え、米国を含むCPTPPは世界経済の40%以上をカバーすることになり、その基準や規範に世界的な重みを与え、世界貿易機関(WTO)の改革に向けて志を同じくする国々と結束するための力を与えることになる。
CPTPPの美点の一つは、デジタルガバナンスの高水準にある。データは21世紀の経済の石油であるが、インターネットはEU、米国、中国が主導する3つのデジタルレジームに分断され始めている。米メキシコ・カナダ協定(USMCA)や2019年9月の日米デジタル貿易協定でさらに強化されたCPTPPの規律は、この重要な領域におけるルールや規範をグローバル化するために構築される可能性がある。これらには、国境を��えたデータの自由な流れ、デジタル製品への無関税、データのローカライズ要件不要などの原則が含まれる。日本は、G20 大阪サミットにおいて、世界貿易機関(WTO)の電子商取引交渉において、このような原則を推進するプロセスの上で、重要なリーダーシップを担った。ワシントンと東京は、G7やアジア太平洋経済協力(APEC)を通じて志を同じくする国々を動員し、データガバナンスのより一貫したシステムに向けたコンセンサスを構築することで、この作業を推進していくことができるだろう。
一方、人工知能、ロボティクス、バイオテクノロジー、ナノエンジニアリング、新素材、5G ネットワークなどの新技術は、デジタルと物理的世界を融合させ、今後数十年の経済成長を牽引し、地政学を形成していくものと思われる。米国と日本は、新技術を管理する技術標準や規則がオープンで、包括的で、相互運用性を促進することに重大な関心を持っている。
そのためには、主要な新興技術(5G、IoT、AIなど)を管理する技術基準や規範が世界的に互換性のあるものとなるように、国際電気通信連合(International Telecommunications Union)などの国際的な基準設定機関における日米の連携を強化する必要がある。北京は「中国標準2035」構想で、中国の技術に有利になるような新しい基準を策定しようとしている。米国は、日本やその他の国々と協力して、より効果的な官民パートナーシップを促進するために、国際的な基準設定に力を入れる必要がある。
5Gは21世紀の知識経済における重要な実現技術であり、日米両国はこの分野での共同作業を優先すべきである。両政府は、ファーウェイに代わる代替技術を生み出すための民間部門の努力を促進すべきである。日本は、5G(最終的には6G)へのソフトウェア・ベースのアプローチであるオープン無線アクセス・ネットワーク(O-RAN)の開発で主導的な役割を果たしており、垂直調達モデルに代わるコスト競争力と相互運用性のある代替手段となり得る。
インド太平洋地域における日本のリーダーシップのもう一つの重要な分野は、地域インフラと経済発展である。中国の「一帯一路」が汚職、負債、劣悪な基準の上に成り立っているという指摘が強まっていることは、実行可能で透明性の高いインフラプロジェクトを形成する機会を示唆している。東京は2015年に2000億ドルの「質の高いインフラパートナーシップ」を設立し、オープンな調達、環境と債務の持続可能性、インフラファイナンスの透明性などの原則を定めた。日本は2019年の大阪サミットでこれらの原則についてG20首脳の承認に勝ち取った。バランスシートと戦略的マンデートを強化した新しい米国国際開発金融公社は、国際協力銀行(JBIC)、アジア開発銀行(ADB)、世界銀行グループと協力し、2030年までに25兆ドルの地域インフラニーズに対応すべきである。ワシントン、東京をはじめ、オーストラリアや韓国など、他の主要な地域・地域外のプレーヤーとの間でこれらの活動を調整することは、日米両国の指導者にとってますます重要な役割となるであろう。米国と日本は、インフラに関する決定が完全な透明性をもって行われるよう、良好なガバナンスと説明責任を促進するために、受益国への支援を拡大すべきである。
最後に、エネルギーと気候変動は日米経済同盟の重要な側面である。2050年までに日本経済をカーボンニュートラルにするという菅首相の公約は、韓国の同様の公約と一致しており、クリーン・エネルギーの拡大の緊急性を強調している。日本の国内と国際的な目標を達成するためには日本は石炭の使用と投資を抑制する必要がある。原子力と天然ガスの協力に基づき、日米両国はクリーンエネルギーと気候に関するパートナーシップを拡大すべきである。共同開発のための優先的なクリーンエネルギー技術には、水素、蓄電池(輸送の電化と再生可能エネルギーの拡大の鍵となる)、二酸化炭素回収貯留(CCS)、リサイクル、スマートグリッドなどがある。これらの技術は、市場ベースの効果的な気候変動緩和のために有望である。
結論
ここで概説されているように、より対等な日米同盟を構築することは、地域的課題と世界的課題の両方に対処する上で重要である。日本は、あらゆる面で米国の利益と価値観に最も沿った同盟国である。いくつかの分野では、日本はすでに主導権を握っており、共通の価値観、高い基準、自由な規範を推進している。実際、米国は多くの分野で東京のアプローチとより緊密に連携することで利益を得ることができる。日米同盟は、進化する多極化した世界をリードする立場にある。本報告書では、日米同盟が関係を前進させるために優先すべき課題を明らかにした。世界の安全保障と繁栄のために 東京とワシントンの新政権は、これらの課題に立ち向かうべきである。
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jacksonmatisse · 6 years ago
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isakicoto2 · 4 years ago
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青と金色
■サイレンス
この部屋のインターフォンも灰色のボタンも、だいぶ見慣れてきた。指で押し込めて戻すと、ピーンポーンと内側に引っ込んだような軽い電子音が鳴る。まだこの地に来た頃はこうやって部屋主を呼び出して待つのが不思議な気分だった。鍵は開かれていたし、裏口だって知っていたから。 「…さむっ」 ひゅうう、と冷たい風が横から吹き込んで、思わずそう呟いて肩を縮めた。今週十二月に入ったばかりなのに、日が落ちると驚くほど冷え込む。今日に限って天気予報を観ていなかったけれど、今夜はいつもと比べても一段と寒いらしい。 近いし、どうせすぐだからと、ろくに防寒のことを考えずに部屋を出てきたのは失敗だった。目についた適当なトレーナーとパンツに着替え、いつものモッズコートを羽織った。おかげで厚みは足りないし、むき出しの両手は指先が赤くなるほど冷えてしまっている。こんなに寒いのならもっとしっかりと重ね着してこれば良かった。口元が埋まるくらいマフラーをぐるぐるに巻いてきたのは正解だったけれど。 いつもどおりインターフォンが繋がる気配はないけれど、その代わりに扉の奥からかすかに足音が近付く。カシャリ、と内側から錠の回る音がして目の前の扉が開かれた。 「おつかれ、ハル」 部屋の主は片手で押すように扉を開いたまま、咎めることも大仰に出迎えることもなく、あたたかい灯りを背にして、ただ静かにそこに佇んでいた。 「やっと来たか」 「はは、レポートなかなか終わらなくって…。遅くなっちゃってごめんね」 マフラー越しに笑いかけると、遙は小さく息をついたみたいだった。一歩進んで内側に入り、重たく閉じかける扉を押さえてゆっくりと閉める。 「あ、ここで渡しちゃうからいいよ」 そのまま部屋の奥に進もうとする遙を呼び止めて、玄関のたたきでリュックサックを開けようと背から下ろした。 遙に借りていたのはスポーツ心理学に関する本とテキストだった。レポート課題を進めるのに内容がちょうど良かったものの自分の大学の図書館では既に貸し出し中で、書店で買うにも版元から取り寄せるのに時間がかかるとのことだった。週明けの午後の講義で遙が使うからそれまでには返す、お互いの都合がつく日曜日の夕方頃に部屋に渡しに行く、と約束していたのだ。行きつけのラーメン屋で並んで麺を啜っていた、週の頭のことだった。 「いいから上がれよ」遙は小さく振り返りながら促した。奥からほわんとあたたかい空気が流れてくる。そこには食べ物やひとの生活の匂いが確かに混じっていて、色に例えるなら、まろやかなクリーム色とか、ちょうど先日食べたラーメンのスープみたいなあたたかい黄金色をしている。それにひとたび触れてしまうと、またすぐに冷えた屋外を出て歩くために膨らませていた気力が、しるしるとしぼんでしまうのだ。 雪のたくさん降る場所に生まれ育ったくせに、寒いのは昔から得意じゃない。遙だってそのことはよく知っている。もちろん、帰ってやるべきことはまだ残っている。けれどここは少しだけ優しさに甘えようと決めた。 「…うん、そうだね。ありがと、ハル」 お邪魔しまーす。そう小さく呟いて、脱いだ靴を揃える。脇には見慣れたスニーカーと、濃い色の革のショートブーツが並んでいた。首に巻いたマフラーを緩めながら短い廊下を歩き進むうちに、程よくあたためられた空気に撫ぜられ、冷えきった指先や頬がぴりぴりと痺れて少しだけ痒くなる。 キッチンの前を通るときに、流しに置かれた洗いかけの食器や小鍋が目に入った。どうやら夕食はもう食べ終えたらしい。家を出てくる前までは課題に夢中だったけれど、意識すると、空っぽの胃袋が悲しげにきゅうと鳴った。昼は簡単な麺類で済ませてしまったから、帰りにがっつり肉の入ったお弁当でも買って帰ろう。しぼんだ胃袋をなぐさめるようにそう心に決めた。 「外、風出てきたから結構寒くってさ。ちょっと歩いてきただけなのに冷えちゃった」 「下旬並だってテレビで言ってた。わざわざ来させて悪かったな」 「ううん、これ貸してもらって助かったよ。レポートもあと少しで終わるから、今日はちゃんと寝られそう……」 遙に続いてリビングに足を踏み入れ、そこまで口にしたところで言葉が詰まってしまった。ぱちり、ぱちりと大きく瞬きをして眼下の光景を捉え直す。 部屋の真ん中に陣取って置かれているのは、彼の実家のものより一回り以上小さいサイズの炬燵だ。遙らしい大人しい色合いの炬燵布団と毛布が二重にして掛けられていて、丸みがかった正方形の天板が上に乗っている。その上にはカバーに入ったティッシュ箱だけがちょんとひとつ置かれていた。前回部屋に訪れたときにはなかったものだ。去年は持っていなくて、今年は買いたいと言っていたことを思い出す。けれど、それはさして驚くようなことでもない。 目を奪われたのは、その場所に半分身を埋めて横になり、座布団を枕にして寝息を立てている人物のことだった。 「…えっ、ええっ? 凛!?」 目の前で眠っているのは、紛れもなく、あの松岡凛だった。普段はオーストラリアにいるはずの、同郷の大切な仲間。凛とはこの夏、日本国内の大会に出ていた時期に会って以来、メールやメディア越しにしか会えていなかった。 「でかい声出すな、凛が起きる」 しいっと遙が小声で咎めてくる。あっ、と慌てたけれど、当の凛は起きるどころか身じろぐこともなく、ぐっすりと深く眠ってしまっているようだった。ほっと胸を撫で下ろす。 「ああ、ご、ごめんね…」 口をついて出たものの、誰に、何に対して���ごめんなのか自分でもよく分からない。凛がここにいるとは予想だにしていなかったから、ひどく驚いてしまった。 凛は今までも、自分を含め東京に住んでいる友達の部屋に泊まっていくことがあった。凛は東京に住まいを持たない。合宿や招待されたものならば宿が用意されるらしいけれど、そうでない用事で東京に訪れることもしばしばあるのだそうだ。その際には、自費で安いビジネスホテルを使うことになる。一泊や二泊ならともかく、それ以上連泊になると財布への負担も大きいことは想像に難くない。 東京には少なくとも同級生だけで遙と貴澄と自分が住んでいる。貴澄は一人暮らしでないからきっと勝手も違うのだろうが、遙と自分はその点都合が良い。特に遙は同じ道を歩む選手同士だ。凛自身はよく遠慮もするけれど、彼の夢のために、できるだけの協力はしてやりたい。それはきっと、隣に並ぶ遙も同じ気持ちなのだと思う。 とはいえ、凛が来ているのだと知っていれば、もう少し訪問の日時も考えたのに。休日の夜の、一番くつろげる時間帯。遙ひとりだと思っていたから、あまり気も遣わず来てしまったのに。 「ハル、一言くらい言ってくれればいいのに」 強く非難する気はなかったけれど、つい口をついて本音が出てしまった。あえて黙っていた遙にじとりと視線を向ける。遙はぱちり、ぱちりと目を瞬かせると、きゅっと小さく眉根を寄せ、唇を引き結んだ。 「別に…それが断わる理由にはならないだろ」 そう答えて視線を外す遙の表情には少し苦い色が含まれていて、それでまた一歩、確信に近付いたような気がした。近くで、このごろはちょっと離れて、ずっと見てきたふたりのこと。けれど今はそっと閉じて黙っておく。決してふたりを責めたてたいわけではないのだ。 「…ん、そうだね」 漂う空気を曖昧にぼかして脇にやり、「でも、びっくりしたなぁ」と声のトーンを上げた。遙は少しばつが悪そうにしていたけれど、ちらりと視線を戻してくる。困らせたかな、ごめんね、と心の中で語りかけた。 「凛がこの時期に帰ってくるなんて珍しいよね。前に連絡取り合ったときには言ってなかったのに」 「ああ…俺も、数日前に聞いた。こっちで雑誌だかテレビだかの取材を受けるとかで呼ばれたらしい」 なんでも、その取材自体は週明けに予定されていて、主催側で宿も用意してくれているらしい。凛はその予定の数日前、週の終わり際に東京にやって来て、この週末は遙の部屋に泊まっているのだそうだ。今は確かオフシーズンだけれど、かといってあちこち遊びに行けるほど暇な立場ではないのだろうし、凛自身の性格からしても、基本的に空いた時間は練習に費やそうとするはずだ。メインは公的な用事とはいえ、今回の東京訪問は彼にとってちょっとした息抜きも兼ねているのだろう。 「次に帰ってくるとしたら年末だもんね。早めの休みでハルにも会えて、ちょうど良かったんじゃない」 「それは、そうだろうけど…」 遙は炬燵の傍にしゃがみこんで、凛に視線を向けた。 「ろくに連絡せずに急に押しかけてきて…本当に勝手なやつ」 すうすうと寝息を立てる凛を見やって、遙は小さく溜め息をついた。それでも、見つめるその眼差しはやわらかい。そっと細められた瞳が何もかもを物語っている気がする。凛は、見ている限り相変わらずみたいだけれど。ふたりのそんな姿を見ていると自然と笑みがこぼれた。 ハル、あのね。心の中でこっそり語りかけながら、胸の内側にほこほことあたたかい感情が沸き上がり広がっていくのが分かった。 凛って、どんなに急でもかならず前もって連絡を取って、ちゃんと予定を確認してくるんだよ。押しかけてくるなんて、きっとそんなのハルにだけじゃないかなぁ。 なんて考えながら、それを遙に伝えるのはやめておく。凛の名誉のためだった。 視線に気付いた遙が顔を上げて、お返しとばかりにじとりとした視線を向けた。 「真琴、なんかニヤニヤしてないか」 「そんなことないよ」 つい嬉しくなって口元がほころんでいたらしい。 凛と、遙。そっと順番に視線を移して、少しだけ目を伏せる。 「ふたりとも相変わらずで本当、良かったなぁと思って」 「…なんだそれ」 遙は怪訝そうに言って、また浅く息をついた。
しばらくしておもむろに立ち上がった遙はキッチンに移動して、何か飲むか、と視線を寄こした。 「ついでに夕飯も食っていくか? さっきの余りなら出せる」 夕飯、と聞いて胃が声を上げそうになる。けれど、ここは早めにお暇しなければ。軽く手を振って遠慮のポーズをとった。 「あ、いいよいいよ。まだレポート途中だし、すぐに帰るからさ。飲み物だけもらっていい?」 遙は少し不満そうに唇をへの字に曲げてみせたけれど、「分かった、ちょっと待ってろ」と冷蔵庫を開け始めた。 逆に気を遣わせただろうか。なんだか申し訳ない気持ちを抱きながら、炬燵のほうを見やる。凛はいまだによく眠ったままだった。半分に折り畳んだ座布団を枕にして横向きに背を縮めていて、呼吸に合わせて規則正しく肩が上下している。力の抜けた唇は薄く開いていて、その無防備な寝顔はいつもよりずっと幼く、あどけないとさえ感じられた。いつもあんなにしゃんとしていて、周りを惹きつけて格好いいのに。目の前にいるのはまるで小さな子供みたいで、眺めていると思わず顔がほころんでしまう。 「凛、よく寝てるね」 「一日連れ回したから疲れたんだろ。あんまりじっと見てやるな」 あ、また。遙は何げなく言ったつもりなのだろう。けれど、やっぱり見つけてしまった。「そうだね」と笑って、また触れずに黙っておくけれど。 仕切り直すように、努めて明るく、遙に投げかけた。 「でも、取材を受けに来日するなんて、なんか凛、すっかり芸能人みたいだね」 凄いなぁ。大仰にそう言って視線を送ると、遙は、うん、と喉だけで小さく返事をした。視線は手元に落とされていながら、その瞳はどこか遠くを見つめていた。コンロのツマミを捻り、カチチ、ボッと青い火のつく音がする。静かなその横顔は、きっと凛のことを考えている。岩鳶の家で居間からよく見つめた、少し懐かしい顔だった。 こんなとき、いまここに、目の前にいるのに、とそんな野暮なことはとても言えない。近くにいるのにずっと遠くに沈んでいた頃の遙は、まだ完全には色褪せない。簡単に遠い過去に押しやって忘れることはできなかった。 しばらく黙って待っていると遙はリビングに戻って来て、手に持ったマグカップをひとつ差し出した。淹れたてのコーヒーに牛乳を混ぜたもので、あたたかく優しい色合いをしていた。 「ありがとう」 「あとこれも、良かったら食え」 貰いものだ、と小さく個包装されたバウムクーヘンを二切れ分、炬燵の上に置いた。背の部分にホワイトチョコがコーティングしてあって、コーヒーによく合いそうだった。 「ハルは優しいね」 そう言って微笑むと、遙は「余らせてただけだ」と視線を逸らした。 冷えきった両の手のひらをあたためながらマグカップを傾ける。冷たい牛乳を入れたおかげで飲みやすい温度になっていて、すぐに口をつけることができた。遙は座布団を移動させて、眠っている凛の横に座った。そうして湯気を立てるブラックのコーヒーを少しずつ傾けていた。 「この休みはふたりでどこか行ってきたの?」 遙はこくんと頷いて、手元の黒い水面を見つめながらぽつぽつと語り始めた。 「公園に連れて行って…買い物と、あと、昨日は凛が何か観たいって言うから、映画に」 タイトルを訊いたけれど、遙の記憶が曖昧で何だかよく分からなかったから半券を見せてもらった。CM予告だけ見かけたことのある洋画で、話を聞くに、実在した人物の波乱万丈な人生を追ったサクセスストーリーのようだった。 「終盤ずっと隣で泣かれたから、どうしようかと思った」 遙はそう言って溜め息をついていたけれど、きっとそのときは気が気ではなかったはずだ。声を押し殺して感動の涙を流す凛と、その隣で映画の内容どころではなくハラハラと様子を見守る遙。その光景がありありと眼前に浮かんで思わず吹き出してしまった。 「散々泣いてたくせに、終わった後は強がっているし」 「あはは、凛らしいね」 俺が泣かせたみたいで困った、と呆れた顔をしてコーヒーを口に運ぶ遙に、あらためて笑みを向けた。 「よかったね、ハル」 「…何がだ」 ふいっと背けられた顔は、やっぱり少し赤らんでいた。
そうやってしばらく話しているうちにコーヒーは底をつき、バウムクーヘンもあっという間に胃袋に消えてしまった。空になったマグカップを遙に預け、さて、と膝を立てる。 「おれ、そろそろ帰るね。コーヒーごちそうさま」 「ああ」 遙は玄関まで見送ってくれた。振り返って最後にもう一度奥を見やる。やはり、凛はまだ起きていないようだった。 「凛、ほんとにぐっすりだね。なんか珍しい」 「ああ。でも風呂がまだだから、そろそろ起こさないと」 遙はそう言って小さく息をついたけれど、あんまり困っているふうには見えなかった。 「あ、凛には来てたこと内緒にしておいてね」 念のため、そう言い添えておいた。隠すようなことではないけれど、きっと多分、凛は困るだろうから。遙は小さく首を傾げたけれど、「分かった」と一言だけ答えた。 「真琴、ちょっと待て」 錠を開けようとすると、思い出したみたいに遙はそう言って踵を返し、そうしてすぐに赤いパッケージを���にリビングから戻ってきた。 「貼るカイロ」 大きく書かれた商品名をそのまま口にする。その場で袋を開けて中身を取り出したので、貼っていけ、ということらしい。貼らずにポケットに入れるものよりも少し大きめのサイズだった。 「寒がりなんだから、もっと厚着しろよ」 確かに、今日のことに関しては反論のしようがない。完全に油断だったのだから。 「でも、ハルも結構薄着だし、人のこと言えないだろ」 着ぶくれするのが煩わしいのか、遙は昔からあまり着こまない。大して寒がる様子も見せないけれど、かつては年に一度くらい、盛大に風邪を引いていたのも知っている。 「年末に向けて風邪引かないように気を付けなよ」 「俺は大丈夫だ、こっちでもちゃんと鯖を食べてるから」 「どういう理屈だよ…って、わあっ」 「いいから。何枚着てるんだ」 言い合っているうちに遙が手荒く背中をめくってくる。「ここに貼っとくぞ」とインナーの上から腰の上あたりに、平手でぐっと押すように貼り付けられた。気が置けないといえばそうだし、扱いに変な遠慮がないというか何というか。すぐ傍で、それこそ兄弟みたいに一緒に育ってきたのだから。きっと凛には、こんな風にはしないんだろうなぁ。ふとそんな考えが頭をもたげた。 遙はなんだか満足げな顔をしていた。まぁ、きっとお互い様なんだな。そう考えながら、また少し笑ってしまった。 「じゃあまたね、おやすみ」 「ああ。気を付けて」
急にひとりになると、より強く冷たく風が吹きつける気がする。けれど、次々沸き上がるように笑みが浮かんで、足取りは来る前よりずっと軽かった。 空を仰ぐと、小さく星が見えた。深く吐いた息は霧のように白く広がった。 ほくほく、ほろほろ、それがじわじわと身体中に広がっていくみたいに。先ほど貼ってもらったカイロのせいだろうか。それもあるけれど、胸の内側、全体があたたかい。やわらかくて、ちょっと苦さもあるけれど、うんとあたたかい。ハルが、ハルちゃんが嬉しそうで、良かった。こちらまで笑みがこぼれてしまうくらいに。東京の冬の夜を、そうやってひとり歩き渡っていた。
■ハレーション
キンとどこかで音がするくらいに空気は冷えきっていた。昨日より一段と寒い、冬の早い朝のこと。 日陰になった裏道を通ると、浅く吐く息さえも白いことに気が付く。凛は相変わらず少し先を歩いて、ときどき振り返っては「はやく来いよ」と軽く急かすように先を促した。別に急ぐような用事ではないのに。ためらいのない足取りでぐんぐんと歩き進んで、凛はいつもそう言う。こちらに来いと。心のどこかでは、勝手なやつだと溜め息をついているのに、それでも身体はするすると引き寄せられていく。自然と足が前へと歩を進めていく。 たとえばブラックホールや磁石みたいな、抗いようのないものなのだと思うのは容易いことだった。手繰り寄せられるのを振りほどかない、そもそもほどけないものなのだと。そんな風に考えていたこともあった気がする。けれど、あの頃から見える世界がぐんと広がって、凛とこうやって過ごすうちに、それだけではないのかもしれないと感じ始めた。 あの場所で、凛は行こうと言った。数年も前の夏のことだ。 深い色をした長いコートの裾を揺らして、小さく靴音を鳴らして、凛は眩い光の中を歩いていく。 格好が良いな、と思う。手放しに褒めるのはなんだか恥ずかしいし、悔しいから言わないけれど。それにあまり面と向かって言葉にするのも得意ではない。 それでもどうしても、たとえばこういうとき、波のように胸に押し寄せる。海辺みたいだ。ざっと寄せて引くと濡れた跡が残って、繰り返し繰り返し、どうしようもなくそこにあるものに気付かされる。そうやって確かに、この生きものに惚れているのだと気付かされる。
目的地の公園は、住んでいるアパートから歩いて十分ほどのところにある。出入りのできる開けた場所には等間隔で二本、石造りの太い車止めが植わるように並んでいて、それを凛はするりと避けて入っていった。しなやかな動きはまるで猫のようで、見えない尻尾や耳がそこにあるみたいだった。「なんか面白いもんでもあったか?」「いや、別に」口元がゆるみかけたのをごまかすためにとっさに顔ごと、視線を脇に逸らす。「なんだよ」凛は怪訝そうな、何か言いたげな表情をしたけれど、それ以上追及することはなくふたたび前を向いた。 道を歩き進むと広場に出た。ここは小さな公園やグラウンドのような一面砂色をした地面ではなく、芝生の広場になっている。遊具がない代わりにこの辺りでは一番広い敷地なので、思う存分ボール投げをしたり走り回ったりすることができる。子供たちやペットを連れた人たちが多く訪れる場所だった。 芝生といっても人工芝のように一面青々としたものではなく、薄い色をした芝生と土がまだらになっているつくりだった。見渡すと、地面がところどころ波打ったようにでこぼこしている。区によって管理され定期的に整備されているけれど、ここはずいぶん古くからある場所なのだそうだ。どこもかしこもよく使い込まれていて、人工物でさえも経年のせいでくすんで景観に馴染んでいる。 まだらで色褪せた地面も、長い時間をかけて踏み固められていると考えれば、落ち着いてもの静かな印象を受ける。手つかずの新品のものよりかは、自分にとって居心地が良くて好ましいと思えた。 広場を囲んで手前から奥に向かい、大きく輪になるようにイチョウの木々が連なって並んでいる。凛は傍近くの木の前に足を止め、見上げるなり、すげぇなと感嘆の声を漏らした。 「一面、金色だ」 立ち止まった凛の隣に並び、倣って顔を上げる。そこには確かに、すっかり金に色付いたイチョウの葉が広がっていた。冬の薄い青空の真下に、まだ真南に昇りきらない眩い光をたっぷりと受けてきらきらと、存在を主張している。 きんいろ、と凛の言葉を小さく繰り返した。心の中でもう一度唱えてみる。なんだか自分よりも凛が口にするほうが似つかわしいように思えた。 周囲に視線を巡らせると、少し離れた木々の元で、幼い子供ふたりが高い声を上げて追いかけっこをしていた。まだ幼稚園児くらいの年の頃だろうか、頭一個分くらい身の丈の異なる男の子ふたりだった。少し離れて、その父親と母親と思しき大人が並んでその様子を見守っている。だとすると、あのふたりは兄弟だろうか。大人たちの向ける眼差しはあたたかく優しげで、眩しいものを見るみたいに細められていた。 「な、あっち歩こうぜ」 凛が視線で合図して、広場を囲む遊歩道へと促した。舗装されて整備されているそこは木々に囲まれて日陰になっているところが多い。ここはいつも湿った匂いがして、鳥の鳴き声もすぐ近くから降りそそぐように聞こえてくる。よく晴れた今日はところどころ木漏れ日が差し込み、コンクリートの地面を点々と照らしていた。 休日の朝ということもあって、犬の散歩やジャージ姿でランニングに励む人も少なくなかった。向かいから来てすれ違ったり後ろから追い越されたり。そしてその度に凛に一瞥をくれる人が少なくないことにも気付かされる。 決して目立つ服を着ているわけでもなく、髪型や風貌が特に奇抜なわけでもないのに、凛はよく人目を惹く。それは地元にいたときにも薄っすらと浮かんでいた考えだけれど、一緒に人通りの多い街を歩いたときに確信した。凛はいつだって際立っていて、埋没しない。それは自分以外の誰にとってもきっとそうなのだろう。 いい場所だなぁ。凛は何でもないみたいにそう口にして、ゆったりとした足取りで隣を歩いている。木々の向こう側、走り回る子供たちを遠く見つめていたかと思えば、すぐ脇に設けられている木のベンチに視線を巡らせ、散歩中の犬を見て顔をほころばせては楽しそうに視線で追っている。公園までの道中は「はやく」と振り返って急かしたくせに、今の凛はのんびりとしていて、景色を眺めているうちに気が付けば足を止めている。こっそり振り返りながらも小さく先を歩いていると、ぽつぽつとついてきて、すうと寄せるようにしてまた隣に並ぶ。 その横顔をちらりと伺い見る。まるで何かを確かめるかのように視線をあちらこちらに向けてはいるものの、特にこれといって変わったところもなく、そこにいるのはいつも通りの凛そのものだった。 見られるという行為は、意識してしまえば、少なくとも自分にとってはあまり居心地が良いものではない。時にそれは煩わしさが伴う。凛にとってはどうなのだろう。改まって尋ねたことはないけれど、良くも悪くも凛はそれに慣れているような気がする。誰にとっても、誰に対しても。凛はいつだって中心にいるから。そう考えると苦い水を飲み下したような気持ちになって、なんだか少し面白くなかった。
遊歩道の脇につくられた水飲み場は、衛生のためだろう、周りのものよりずっと真新しかった。そこだけ浮き上がったみたいに、綺麗に背を伸ばしてそこに佇んでいた。 凛はそれを一瞥するなり近付いて、側面の蛇口を捻った。ゆるくふき出した水を見て、「お、出た」と呟いたけれど、すぐに絞って口にはしなかった。 「もっと寒くなったら、凍っちまうのかな」 「どうだろうな」 東京も、うんと冷えた朝には水溜まりが凍るし、年によっては積もるほど雪が降ることだってある。水道管だって凍る日もあるかもしれない。さすがに冬ごとに凍って壊れるようなつくりにはしていないと思うけれど。そう答えると凛は、「なるほどなぁ」と頷いて小さく笑った。 それからしばらくの間、言葉を交わすことなく���いた。凛がまた少し先を歩いて、付かず離れずその後ろを追った。ときどき距離がひらいたことに気付くと、凛はコートの裾を揺らして振り返り、静かにそこに佇んで待っていた。 秋の頃までは天を覆うほど生い茂っていた木々の葉は、しなびた色をしてはらはらと散り始めていた。きっとあの金色のイチョウの葉も、程なくして散り落ちて枝木ばかりになってしまうのだろう。 「だいぶ日が高くなってきたな」 木々の間から大きく陽が差し込んで、少し離れたその横顔を明るく照らしている。 「あっちのほうまできらきらしてる」 中央の広場の方を指し示しながら、凛が楽しげに声を上げた。示す先に、冷えた空気が陽を受け、乱反射して光っている。 「すげぇ、綺麗」 そう言って目を細めた。 綺麗だった。息を呑んで見惚れてしまうほどに。いっぱいに注がれて満ちる光の中で、すらりと伸びる立ち姿が綺麗だった。 時折見せる熱っぽい顔とは縁遠い、冴えた空気の中で照らされた頬が白く光っていた。横顔を見ていると、なめらかで美しい線なのだとあらためて気付かされる。額から眉頭への曲線、薄く開いた唇のかたち。その鼻筋をなぞってみたい。光に溶け込むと輪郭が白くぼやけて曖昧になる。眩しそうに細めた目を瞬かせて、長い睫毛がしぱしぱ、と上下した。粒が散って、これも金色なのだと思った。 そうしているうちに、やがて凛のほうからおもむろに振り返って、近付いた。 「なぁ、ハル」少し咎めるような口調だった。「さっきからなんだよ」 ぴん、と少しだけ背筋が伸びる。身構えながらも努めて平静を装い、「なにって、何だ」と問い返した。心当たりは半分あるけれど、半分ない。 そんな態度に呆れたのか凛は小さく息をついて、言った。じっと瞳の奥を見つめながら、唇で軽く転がすみたいな声色で。 「おれのこと、ずっと見てんじゃん」 どきっと心臓が跳ねた。思わず息を呑んでしまう。目を盗んでこっそり伺い見ていたのに、気付かれていないと思っていたのに、気付かれていた。ずっと、という一言にすべてを暴かれてしまったみたいで、ひどく心を乱される。崩れかけた表情を必死で繕いながら、顔ごと大きく視線を逸らした。 「み、見てない」 「見てる」 「見てない」 「おい逃げんな。見てんだろ」 「見てないって、言ってる」 押し問答に焦れたらしく凛は、「ホントかぁ?」と疑り深く呟いて眉根を寄せてみせる。探るような眼差しが心地悪い。ずい、と覗き込むようにいっそう顔を近付けられて、身体の温度が上がったのを感じた。あからさまに視線を泳がせてしまったのが自分でも分かって、舌打ちしたくなる。 「別に何でもない。普段ここへは一人で来るから、今日は凛がいるって、思って」 だから気になって、それだけだ。言い訳にもならなかったけれど、無理矢理にそう結んでこれ以上の追及を免れようとした。 ふうん、と唇を尖らせて、凛はじとりとした視線を向け続ける。 しかしやがて諦めたのか、「ま、いいけどさ」と浅くため息をついて身を翻した。 顔が熱い。心臓がはやい。上がってしまった熱を冷まそうと、マフラーを緩めて首筋に冷気を送り込んだ。
それからしばらく歩いていくうちに遊歩道を一周して、最初の出入り口に戻ってきた。凛は足を止めると振り返り、ゆっくりと、ふたたび口を開いた。 「なぁ、ハル」今度は歩きながら歌を紡ぐみたいな、そんな調子で。 「さっきは良いっつったけどさ、おれ」 そう前置きするなり、凛はくすぐったそうに笑った。小さく喉を鳴らして、凛にしては珍しく、照れてはにかんだみたいに。 「ハルにじっと見つめられると、やっぱちょっと恥ずかしいんだよな」 なんかさ、ドキドキしちまう。 なんだよ、それ。心の中で悪態をつきながらも、瞬間、胸の内側が鷲摑みされたみたいにきゅうとしぼられた。そして少しだけ、ちくちくした。それは時にくるしいとさえ感じられるのに、その笑顔はずっと見ていたかった。目が離せずに、そのひとときだけ、時が止まったみたいだった。この生きものに、どうしようもなく惚れてしまっているのだった。 「あー…えっと、腹減ったなぁ。一旦家帰ろうぜ」 凛はわざとらしく声のトーンを上げ、くるりと背を向けた。 「…ああ」 少し早められた足取り、その後ろ姿に続いて歩いていく。 コンクリートの上でコートの裾が揺れている。陽がかかった部分の髪の色が明るい。視界の端にはイチョウの木々が並んできらめいていた。 「朝飯、やっぱ鯖?」 隣に並ぶなり凛がそっと訊ねてきた。 「ロースハム、ベーコン、粗挽きソーセージ」 冷蔵庫の中身を次々と列挙すると、凛はこぼれるように声を立てて笑ってみせた。整った顔をくしゃりとくずして、とても楽しそうに。つられて口元がほころんだ。 笑うと金色が弾けて眩しい。くすみのない、透明で、綺麗な色。まばたきの度に眼前に散って、瞼の裏にまで届いた。 やっぱり凛によく似ている。きっとそれは、凛そのものに似つかわしいのだった。
(2017/12/30)
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