#重要文化財の秘密 東京国立近代美術館 70周年記念展
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重要文化財の秘密(東京国立近代美術館70周年記念展)
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東京国立近代美術館 企画展「重要文化財の秘密」とコレクション展
国立近代美術館に5月はじめに行ったことを思い出して書く。とりとめのないことは書かないと忘れてしまうので。
国立近代美術館は行くと必ず、嫌な気分になる絵やよくわからんノイズを聞かされたりするものが出てくるので好き。花鳥画だけはいつもきれいで、椅子がオシャレなのもいい。常設展がついでに見れるわりに、とても充実してるのも楽しい。
重要文化財の秘密はすごく混んでた。堅苦しいくらいしっかりしてるキュレーションが印象に残った。エントランスにへんな顔はめパネルがあったような気がする。
企画展と対をなすコレクション展がとても良かった。
メインである重文が企画展に行ってしまったことで、いつもと少し違う趣きを見せる展示室が楽しかった。そして企画展の裏で、同じ館の展示を批評的に見るこういう解説と展示がある。すごく優等生的で生真面目にすぎる気がするけど、そういうところを自分は信頼してるのだと思う。勝手に悩み続ける「近代の蹉跌」を感じるから。古臭い言葉だけれど。
特に印象に残った絵など
坂本繁二郎「水より上る馬」
輪郭も質量も消えて、存在だけが残る馬。写真だといまいち伝わらないけど、実物は具象なのに幻想的でとてもいい。
松本竣介「Y市の橋」
どこでもなさに固着していくような静けさを、見るたびに思う。 戦時中に聴覚障害を抱え銃後に残ることの疎外感、みたいな作者の物語を越えて、ずっとタイムレス。
奈良原一高「静止した時間」
止まってずっと動かないまま
近美70周年記念の展示。よくわからないけど読みたくなる感じ。こちらの対談も近美好きな人にはおすすめ。真面目だね。
ぶらぶらと見て回りながら、企画展と常設展のことをつらつらと考える。
国立新美術館の企画展だけの構成は、解説もキュレーションも一切排したダミアン・ハースト「桜」を見たときに、花見というコンセプトの周到さや集客できちんと結果を出してるところに面白さを感じつつも、あんまりにも空虚で、自分には合わないと感じた。
意味もなく桜に人が集まれば花見
李禹煥展もよかったけど、企画ありきでどこか軽い気がした。
この身軽さが多くの人に求められているのかもしれないし、有名どころが見れるのはやっぱりありがたいので、これからも足を運ぶだろうけど…
公設美術館というとつい、予算措置や集客、ステークホルダー説明、設置意義や継続性とかいろいろ考えるほど難しそうな気もするけど、一ファンだから好きな場所・企画にはよく行く、くらいでいいような気もする。
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東京国立近代美術館70周年記念展 『重要文化財の秘密』 ジュニア・セルフガイド
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「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」ほか
東京国立近代美術館で「重要文化財の秘密」展を見る。会期末近くに行ったため、東近美ではあまり見たことのない長さの行列ができていた。
作品の並びに脈絡がないように見えてもなんとなくまとまっている感じがするのは、「重文」という通奏低音のためか、キャプションで「ひみつ」が明かされているおかげか。個人的にいちばん印象に残ったのは、高村光雲の「老猿」のサイズ。初めて実物を見た��だが、想像していたよりだいぶ��きく、存在感があった。
「重要文化財の秘密」展は人が多かったため撮影はせず、コレクション展へ移動。重文展よりむしろ楽しめた。
とても好きな絵、太田聴雨「星を見る女性」。可憐な女性たちがかわりばんこに天体望遠鏡を覗いているのであろう情景が良すぎる。吉屋信子の少女小説ふうのセリフをあててみたくなる。
見た順番とは異なるが、屏風いろいろ。屏風は大きくて奥行きもあって見栄えがするだけでなく、よく見ると細部までとても凝っていたりしておもしろい。
岸田劉生の静物画。
高村光太郎の「手」。見る角度によって印象がちょっと変わる。
河口龍夫「関係—質」。
奈良橋一高「ヨーロッパ・静止した時間」より。
青木野枝作品。
高柳恵里「ポケットガーゼ」。見た目もコンセプトもとても気に入った。こういうのがあるからアートはおもしろいのだ、と思う。キャプションを引用する:
“これは、水で濡らしたガーゼを適当な形にした上で乾かしてできた塊にすぎません。けれど、様々な問いを引き起こします。「人為を感じさせない適当さとはどのようにしたら成立するのか?」「これが粘土だったら彫刻として認めやすくなるのか?」「これはどれくらい堅いのか?(後略)”
冨井大裕「ゴールドフィンガー」。なんと全部画鋲である。
最後に小企画「修復の秘密」を見る。展示室を出たところに、所蔵作品の修復のための寄付を募るチラシが貼ってあった。修復には興味もあるし大切な事業なので寄付をするのはやぶさかでないが、この国の場合、国家規模で文化予算を増やさないことにはお話にならない、とも思う。国がしかるべき資金を各機関に提供した上で、活動をより充実させるために各機関が寄付なり何なりを募るのならわかる。しかし現状はそうなっていないように見える。国公立の機関ですら寄付だのクラファンだのでお金を集めて必要経費の足しにしなければならない現状を憂う。
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東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密
会 期 2023年3月17日~5月14日 会 場 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー 時 間 09:30~17:00(金土~20:00) ※入館は閉館30分前まで ��館日 月(ただし3月27日、5月1日、8日は開館) 観覧料一般 1800円 / 大学生 1200円 / 高校生 700円 / 中学生以下 無料 ※写真撮影については、会場の注意事項参照
全てが重要文化財!
「問題作」が「傑作になるまで」というキャッチフレーズがまず凄いのだが、明治以降の重要文化財「だけ」という企画がよい意味で大問題!である。 当然ながら「我が国の重文のみ」という構成なので、日本の美術のクオリティの高さを改めて思い知る。 そして初めて観る作品もありつつ、何度も観たことがある作品も多い。しかし、何度でもお目にかかりたいと思う。重要文化財となる作品は、そういうものを秘めているのではないだろうか。
本展では、いきなり横山大観の水墨大作「生々流転」のとにかく長いことに圧倒され(全長40m!)、思わず往復して鑑賞。個人的には水墨画にこんな感銘を受けたのは初めてだった。重文になって間もない鏑木清方の美人画3作品に目を奪われ、高村光雲の老猿が角度を変えてみると全く違う表情になることに驚く。鈴木長吉の鷹シリーズは、製作エピソードは知っているし以前も観ているが、やっぱり一羽ずつ見直してしまう。
本展のアイコンにもなっている鮭(高橋由一)! いつ観てもなんかいいんだよな…もし鱈だったらどうなっていたのかなとか、いつも考えちゃう。。
麗子像で有名な岸田劉生が未舗装の道路を描いただけでなんかもう、いいんだよなあ。
高村光雲の老猿。斜め後ろからも観たが、この角度の方がより何か考えているような顔に見える気がする。本展ポスターはもう少し右から写している。
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重要文化財の秘密@東京国立近代美術館へ。
開館70周年記念、明治以降の絵画・彫刻・工芸品など重要文化財に指定された作品のみで構成される贅沢な展覧会。そもそも多くの重要文化財を保有している館だが、それに加え手各所から集めたオールスター企画である。
もちろん見慣れた作品���あるのだが、基本は展示変えで見られるタイミングは限られる訳で、一堂に会するってのが貴重。横山大観、高村光琳、高橋由一、岸田劉生、鏑木清方などなど。
早起きして行ったのだが、さすがに少し混雑してた。それでも大混雑にはなっていないのは、展示の妙なのだろうか。楽しく鑑賞できたのだが、いつもの企画展示に比べると規模は少し小さめだったのかも。
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