#襟付きニット
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◇ALYSI(アリジ)◇ニットベストが入荷しました。 定価:41,800円(税込) 弊社通販サイト商品ページ⇒http://www.gallery-jpg.com/item/534020121/ 2024年SPRING&SUMMER SHOW SAMPLE MADE IN ITALY 素材:コットン100% カラー:ベージュ×ラベンダー サイズ:S 総丈約71cm(フリンジ含む)、ゆき丈約35cm、バスト約88cm、ウエスト約82cm (平置きの状態で測っています。) ロープフリンジがあしらわれた開襟のニットベスト。 ベージュとラベンダーカラーの糸を使ったクロシェ編みでボーダーにデザインされています。 アイビーファッションやプレッピーファッションにオススメです。 ※ご覧頂いている媒体により、色の見え方が多少変わる場合がございます。 ※店頭でも同商品を販売しておりますので、通販サイトの在庫反映が遅れる場合があり商品をご用意出来ない場合がございます。予めご了承頂きますようお願い致します。 ⠀// 🗣 いいね・保存・コメント大歓迎!ご来店お待ちしております! \\ ━━━━━━━━━■アクセス□━━━━━━━━━ なんばCITY本館の1階 大阪難波郵��局側から入って1軒目 靴のダイアナ(DIANA)の隣 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Gallery なんばCITY本館1階店 〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波5-1-60 なんばCITY本館1階 【営業時間】11:00~21:00 【休館日】6月,7月無休 【PHONE】06-6644-2526 【e-mail】[email protected]
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HARRIS WILSON”
size M (実寸L程度)
*174㎝着用
—
肩幅 52cm
身幅 58cm
着丈 73cm
袖丈 58.5cm
—
¥7700(tax in)
ウール混のニット素材、
カーコート型、カーディガン。
定番アイテムの素材を変えた、新鮮なルックス。
ポケット付きも嬉しいポイント。
オールBLKでモードな雰囲気も感じます。
実寸L程度の大きく羽織れるサイズ感です。
写真参照)
目立たず気にならない程度ですが、
左襟部分に若干のほつれがありましたので、リペアしました。
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ある画家の手記if.39 告白
三人で家族旅行をして、香澄の睡眠も落ち着きだしてからしばらく経ったある日に、情香ちゃんは唐突にこの家を出て行った。 もともとこのままずっとここにいる気じゃないのは僕も香澄も分かってたし、出ていくことに変な他意はなくて、そろそろいつもの体を動かす忙しい仕事に戻りたくなったんだろうなと思った。
荷物もないし玄関まででいいというから、香澄と二人で玄関で見送る。 一人靴を履いた情香ちゃんは玄関で香澄の頭を髪が爆発したみたいになるまでわしわし撫でたあとで、満足したみたいに笑った。 「ん。もうそんな痩せこけてないな」 「…うん。ありがとう。情香さんの料理おいしかった」 情香ちゃんが香澄をまっすぐ見つめる。 「困ったらいつでも呼びなよ」 「うん」 「…香澄の目は綺麗だな」 そう言って情香ちゃんが香澄の頭を両手で挟んで持って引き寄せ て 「?!」 「ちょっ…」 香澄の目元に軽くキスしていった。香澄はフリーズして目をぱちくりさせてる。 僕は後ろから香澄を抱きしめて牽制する。 「…情香ちゃん、や、やめて…。香澄口説かないで」絶対僕が負けるから。 「そう思うならもう少しお前も大人になるんだな」 情香ちゃんは笑いながら颯爽と扉の向こうに消えていった。 「……。」 「………。」 室内に残された二人でしばらく同じ体勢のまま固まる。 「……香澄…情香ちゃんに心変わり「してないよ?!」 つっこまれるみたいに否定されてほっと息をつく。…へんな感じだ。前だったらそんな、香澄が誰を好きだって、こんなに焦ったりしなかったのに…今僕に気持ちの余裕がないのかな、家族になろうって言ったときだって僕は、香澄にほかに彼女とかがいるならそれで…って思ったり…してたのに。 ……もしかしてこれが独占欲ってやつかな。 もやもやを新鮮に感じながら、香澄に提案する。 「…ねえ香澄。僕はこれからどうしてもやりたいことがあるんだけど、香澄も手伝ってくれる?」 香澄は後ろから抱きしめてくる僕の腕の上に手を乗せて、僕の足の上に足を乗せて、僕もそれに合わせて足をぶらぶらさせたり体をゆらゆらさせて二人で玄関先で一緒に揺れる。 「いいよ。やりたいこと?」 僕はそのまま足の甲に香澄を乗せて二人羽織みたいな二足歩行を戯れにしながらリビングまで戻った。 香澄をソファに待機させると、家族旅行で買ったばかりの防寒具一式をすばやく取ってくる。 ソファに座った香澄にぐるぐるマフラーを巻いて頭に大きめのニット帽をしっかりかぶせて耳まで覆った。体にコートをかける。 僕は寒さに強いから適当なコート一枚でいいや。 「よし、出発」 二人で家を出て、すぐ隣のひらけた公園まできた。 まだ雪が積もったままで、隅のほうに少しだけ子供が雪で遊んだあとが残ってる。 一番綺麗に高く積もったあたりを二人で探して見つけた。 「…よし。香澄、雪だるま作るよ」 僕の真剣な声にとなりの香澄がふっと息を噴き出すみたいに笑った。 「…え。なにに笑ったの」 香澄は手袋をした手で口をおさえて笑いを堪えるみたいにしてる。 「な、なんでもないよ…作ろっか」 …また僕へんなことやらかしたのかな…でも香澄は嫌な気になってるわけじゃないみたいだ 「香澄…」 じと…と香澄を半目で見たら、香澄が笑って両手を掲げて降参しながら白状する。 「直人かわいいなと思ってつい、だってすごく気合い入ってて、ほんとに真剣にやりたいことみたいだったから、なにかと思ったら…」 まだ笑ってる。雪だるまは子供の遊びじゃないんだぞ。 二人で小さな雪玉を転がしながら、僕が胴体、香澄が頭を担当することになった。 香澄が凍った空気に白い息を吐く。 「はー…… 今日からもう情香さんいないんだね…」 「香澄が呼べばきっといつでもまた来てくれるよ。僕が呼んでもあんまり来てくれないけど…」 「そういえば直人は情香さんと一緒に暮らしたことないって言ってたけど、二人が一緒にいるのすごく自然だったよ。幸せそうだった。どうして別々に暮らしてたの?」 「………」 僕の返事がそこで途切れたから香澄は慌ててつけくわえた。 「ごめん、口出しなんて…「いや、なんでも聞いていいよ。香澄も家族なんだから」 笑って香澄が謝るのを遮ったものの、質問には答えられずに、話は自然と別のことにうつっていった。 かなり大きくなった雪玉を、バランスをとりながらふたつ重ねて、二人で支えてしっかり立たせる。 長身の男二人で丸め続けた雪だるまの身長はなかなかのものになった。少なくとも子供が集まって作れるサイズ感じゃない。 「僕は目を探してくるから、香澄は鼻か口を見つけてきてくれる?」 「なんでもいいの?」 「いいよ」 二人で手分けして公園内の木や石を見て回って、手頃なものを探す。僕は黒々としたつぶらな石の瞳と元気に広がった枝の腕二本を見つけた。香澄も尖った石を持ってきて、顔の真ん中に鼻にして刺した。 目も腕もついて、ちょっとだけ天を仰ぐ顔の角度で、かわいくできた。完成だ。 「香澄、ケータイ持ってきた?」 「持ってるよ。写真撮ろうか」 「うん、……誰か…撮ってくれる人がいたら…」公園内は平日だからか閑散としてる。香澄と僕と雪だるまを撮ってくれそうな人が通りがからないか待ってみる。 すると一匹の大きなシェパードが遠くから僕らのほうに向かって猛スピードで走り寄ってくるのが見えた。 人なつこいのか、雪だるまに興味があるのかな。 「首輪つけてるね、飼い主に写真が頼めないかな」 二人で飼い主の影がどこかにないか見回す。 すぐに体に触れられるほど近く��きた犬の頭を撫でる。吠えたり噛んだりもしない、よく躾けられたいい子だ。 「直人、犬には嫌われないんだ」 「ね、猫だけだよ…あんなに嫌われるのは」 「犬も好き?」 聞かれて一瞬ぼうっとする …似てるってよく言われるな 犬は好き 特に大きい犬は僕がぎゅって抱きしめても骨を折ったりしなくて安心だし 犬は好きだったよ 飼い主が …いや、飼い主のことだって別に嫌ってたわけじゃ その時、雪上に大きな指笛の音がまっすぐ空間を貫通するように響き渡った 「…あ、この子の飼い主さんかな」 香澄が音のしたほうに振り返って、丘の上の散策路に人影を見つけた。 笛の音で犬は全身をぴしっと引き締めてまた一直線に音のしたほうへ駆け出した。 犬の…首輪に下がってたあれは名札? BU…STER…? 「come,バスター」 散策路の人影が一言発した 介助犬とかの訓練用に共通で決められてる命令語だ 犬と一緒にすぐ木立の陰に消えていって僕にはほとんど見えなかった 襟を立てたロングコートだけちらりと見えた 「………人違い…」 …だと思う。あの人はこの時期に日本に滞在してることは滅多にないし ここに居るほうが変だ 「直人」 横から怪我してないほうの腕を香澄にひっぱられた。顔を覗き込まれる。 「変な顔してるよ。大丈夫?」 「…うん。なんでもない」 いつも通り笑ったつもりだったけど香澄に手袋をはめた手で顔を挟まれる。…心配かけちゃってる。 「…さっきの人、知り合いだった?」 「…ううん、人違いだよ」 今度こそうまくちゃんと笑って、香澄をぎゅっと抱きしめる。 「雪だるま…大きく作ったからきっと明日もまだちゃんと残ってる。今日は写真は諦めて帰ろうか」 「…うん」 二人で雪だるまを公園に残して家のほうへ歩き出す。 まだちょっと心配そうにする香澄の頭をわしゃわしゃ撫でて頭を胸に引き寄せてこめかみにキスした。 香澄の右手から手袋をすぽっと取ると、素手になった香澄の指に自分の指を絡めて、しっかり繋いだ手を僕のコートの左ポケットに突っ込んだ。 夜。久しぶりに二人だけで夕飯を作って食べる。 ひとり分の賑やかさが消えて、ほんの少しだけ寂しいような、不安なような。 それをかき消すように二人でいつもより手間をかけて凝った料理をいくつも作った。 食事が終わって片付けも済んで、僕がソファに座ったら香澄が横からするりと僕の膝の上に座った。…かわいいな。 香澄の体を包むように抱きしめる。 「…こういうの久しぶりだね」 って、自分で口に出しておいてだんだん恥ずかしくなる。 情香ちゃんもいたときはそういうことを意識して避けてたわけではなくて、自然とそういう気分にはならなかった。 「…香澄、こっち向いて」 僕の腕の中でゆったりリラックスしてた香澄が顔をあげて僕を見る、手で顎をとって軽く開かせると舌をさし入れて深くキスし��。香澄も目を閉じて舌が口内でゆっくり絡み合う。一度少し唇を離してもう一度、角度を変えてもう一度、そうやって何度も深いキスを繰り返してるうちに、身体の芯からじんわり溶けそうになる。…気持ちよくて目が潤む。 一旦休憩。口を離すと少しだけあがった息が至近距離で混ざり合う。 「…香澄… …したい」 正直にこう言っても大丈夫。香澄はもう嫌なときはちゃんと嫌って言える。迫られても襲われても、意に沿わないときは自分の身を守れる。…帰ってきてくれた。それがすべてだった。 香澄の両腕が僕の背中に回って、ぎゅっと僕の体に絡められた。 「……うん…」 首元にあてられた香澄の顔は見えないけど、ちゃんと聞こえた、返事。 そのまま香澄の脚の下に腕を通してもう片腕で背中を支えて、横抱きにしてソファから抱え上げる。 左腕に少しだけ痛みがあった。負担がそっちにいかないように香澄の体の重心を少しずらす。 ドアを開けっぱなしだった僕の部屋に入ってベッドの上に香澄をおろすと、少し赤らんだ頰にキスを落とした。
続き
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梢ちゃん、初めてのイリュージョン
1. 大阪から東京へ引っ越して、あっという間に1学期が過ぎた。 新しい学校で仲良しの友達もできたし、まあどんな環境にもすぐに適応するのがウチの強みやな。 弟の湊(みなと)は転校先の小学校に慣れなくてちょっと苦労している感じ。 それで母ちゃんが新聞の折り込みチラシで見つけた小学生向けの造形美術教室へ行ってみたらどうか、と提案してきた。 湊はウチと違(ちご)て繊細やもんね。 ゾーケイとかビジュツとか、そういうんは向いてると思う。
母ちゃんは教室へ電話を掛けて見学の予約をした。 土曜日午後のクラス。 「梢(こずえ)も一緒に来て」 「えぇー、ウチも?」 「湊は小2やし一人で行かされへんでしょ? いつもママが付き添えるとは限らへんし、そのときはあんたが連れてくの」 「あーん、貴重な週末やのに。母ちゃんのいけずー」 「そろそろ『お母さん』かせめて『ママ』って呼んでくれへん? いつも成○石井で母ちゃんって大声で叫ばれるの恥ずかしいんやけど」 「『おかん』って言われるよりええやろ? それに高級スーパーやゆうて恥ずかしがるんは田舎モンやで。だいたい成○石井くらいアベノ橋にもあったやんか」 「あ、そうか」 「分かったらよろしい、母ちゃん」 「そうやって親を煙に巻くの止めなさい」
2. そんな訳で3人で見学に来た造形美術教室。 三田さんというおばちゃんの先生が教えていた。 生徒は10人ほどで、それに保護者のパパとママが何人か来ている。 この日はカラーキャンドルを作っていた。 使い古しのろうそくとク��ヨンを削って湯せんにかける。 何色か溶かして好きな順番で型に流し込めばカラフルなキャンドルが出来上がる。
「桧垣湊くんね? よかったら一緒に作らない?」 先生に誘われて湊は頷いた。 「あのっ、ウチもやらせてもらっていいですか!」 「こら梢!」 母ちゃんが止めようとしたけど、先生は笑って許してくれた。 「湊くんのお姉さんね? もちろんどうぞ」 「桧垣梢ですっ。中学2年です! ヨロシクお願いします!!」 だってキャンドル作り、すごい面白そうなんやもん。
「うわぁー、綺麗やん!」 どや、この色のチョイスはなかなかのもんやろ? 「水色を入れたいの? ええで、お姉ちゃんが一緒に削ったげる」 クレヨンを削るのを手伝ってあげた。この教室、こんな小っちゃい子にもナイフ使わせるんか。 「ボク! そこ指入れたらあかんっ。熱いでぇ~!」 湯せんの中に指を入れかけた男の子を止めた。ホットプレートの扱いも注意させんとあかんなぁ。
気が付けばウチは子供たちの輪の中にいてあれやこれや世話をしていた。 先生は後ろに立って笑っていた。
3. 「この娘が一番楽しんだようで申し訳ありません」 他の生徒さんたちが帰った後、母ちゃんが謝った。 ま、ウチを連れてきたらこうなるのを予想せんかった母ちゃんのミスやな。 「いいんですよ。よかったらこれからも毎週来てくれたら助かるな、梢ちゃん」 「ええんですか?」 「子供、好きでしょ?」 「ハイッ、好きです! ・・母ちゃん、ウチの分の月謝もお願い」 「あのねぇ」 「月謝なんて要らないわ。むしろお給料払わないといけないくらいよ」 「えぇ! お給料もらえるんですか!」 「な訳ないやろ」 母ちゃんがウチの頭を小突いた。
「ところで、」 母ちゃんは先生に向かって聞いた。 「三田、静子先生ですよね?」 「はい」 「覚えてませんか? 30年以上前ですけど京都の中学校で」 「京都? 確かに昔、京都で教師をしていましたが」 「私、美術部でお世話になった鈴木です」 鈴木っちゅうんは母ちゃんの旧姓やな。
「・・鈴木純生(すみお)さん? あの、捻挫して松葉杖の」 「はい!」 「きゃあ~っ」「きゃあ~っ」 母ちゃんと三田先生は両手を握り合った。 それからハグして、その場で跳ねながら一回転する。よお息が合うもんやと感心した。
「チラシでお名前見て、もしかしたら思ってたんです」 「懐かしいわ!」 「よかったら、あらためて昔のお話させてください」 「そうね、そうしましょう!」
・・後ろのドアが開く気配がした。 「先生、これも倉庫に置かせてもらっていいですか」 振り返ると背の高いお兄さんが立っていた。 その後ろには可愛いお姉さんもいる。 お兄さんは大きな丸いモンを抱えていた。 イケてない兄ちゃんやな。この、もさぁっとした感じ。 ウチの見立てやと30は超えとるな。もちろん彼女いない歴イコール年齢や。 それと比べてお姉さんはずっと若くてキュート。きっとピチピチの女子高生。
「ああ、まだ生徒さんがいましたね。出直します」 「いいのよ。もう済んでるから。・・それで何を置きたいの?」 「このボールです」お姉さんが答えた。 「くす玉なんだって」 「正確には人間くす玉です」 人間くす玉って、いきなり謎のワード。
「くす玉っ!?」 素っ頓狂な声を上げたのは母ちゃんだった。 「まさかそれ、S型の人間くす玉・・」 「よく分かりますね」 お兄さんが言った。 「あなた何者ですか?」
母ちゃんは両手で胸を押さえて深呼吸して、それから一人で叫んだ。 「きゃあああ~!!」 さっき三田先生とシンクロして叫んだときよりずっと大きな声だった。 皆が驚いて見守る中、母ちゃんだけが絶叫しながらぴょんぴょん飛び跳ねていた。 46歳の母ちゃんが急に若返ってハタチになったみたいに見えた。
4. 次の土曜日の教室。 ウチは一人で湊を連れて来た。 母ちゃんは前の晩からどこかへ出かけ、朝になって上機嫌で帰って来てグーグー寝ている。 ええ歳の主婦がそないな夜遊びしてええんか? 父ちゃんは笑ってたから許してるんやろうけど。
今日の造形美術教室の題材は千切り絵だった。 いろいろな色の和紙をハサミを使わずに裂き、糊で貼って綺麗な絵にする。 子供たちは一生懸命。ウチも一緒に絵を作る。 やっぱり楽しい。 ウチには造形美術の才能があるんやないか。
「みんなーっ、クッキーだよ! あたしの手作り!!」 れいらさんがお菓子を持ってきてくれた。 玻名城(はなしろ)れいらさんは先週出会ったあの高校生だった。 造形美術教室の卒業生で、ときどき子供たちに差し入れしてくれる優しいお姉さん。
「イッくんは二日酔いらしいです」 「男のくせに駄目ねぇ」 れいらさんが報告して三田先生が笑った。 イッくんとはあのお兄さんのことで、本名はえーっと、酒井功(さかいいさお)さんやったな。 れいらさんと同じく造形美術教室のOBで今もいろいろお手伝いしてくれているらしい。
「いったい何人で飲んだんですか? 先生」 「5人ね。イッくんと桧垣純生さんと私。それに桧垣さんの知り合いっていうモデル事務所の社長さんと、京都から来たイベント会社の社長さん。イッくん以外は全員女性よ」 「えっ、ウチの母ちゃんも一緒やったんですか?」 「そうよ。昔のお話が沢山できて楽しかったわ」 「社長するような人と母ちゃんが知り合いとか、知らなかったです」 「面白い人たちだったわ。皆さんお酒もぐいぐい飲むし、盛り上がっちゃった」 「先生もぐいぐい飲んだんでしょ?」 「おほほほ」 「イッくん可哀想。おばさんたちに飲まされて」 「んま、れいらちゃんったら失礼なこと言うわねー」 「ウチにも分かります。30過ぎのおじさんでも、おばちゃんたちから見たら若い男の子ですもんね。そら可愛がられますわ」 「梢ちゃんまだ中学生でしょ? 何でそんなことが分かるの?」 「えへへ、そうゆうんは得意なんです」 「でも30は可哀想よ。彼25歳だもの」 「��わぁ、ホンマですか~! ウチが言うたってチクらんといてくださいっ」 「あはは」「きゃはは」
5. 家に帰って、ウチは母ちゃんから若い頃の話を聞いた。 母ちゃんは京都の会社でイベントの司会やイリュージョンのアシスタントをしていた。 イリュージョンって、あのマジックのイリュージョンなのか。 二十歳のときの写真と言って見せてくれたのは、チャイナ服の母ちゃんが透明な箱の中に出現したところだった。 腰まで割れたスリットから生足出して、きらきら輝く笑顔で手を振っている母ちゃん。 今の母ちゃんと同じ人とは信じられないくらいに綺麗だった。
謎の『人間くす玉』についても教えてもらった。 人間くす玉は同じ会社のアトラクションで、中から女の子が飛び出すくす玉なんだって。 先週イッくんが抱えていたのは一番小さなサイズのくす玉。 「彼がクレクレしたから無料であげたって社長が言ってたわ。意味分からへんよね」 ウチにも意味が分かりません。
夜、れいらさんから LIME のメッセージが届いた。 『明日イッくん家に行くの。梢ちゃんも一緒にどう?』 『行きます!』 『イリュージョンを見せてくれるんだって』 またイリュージョン!? 後にして思えば、それはウチが新しい世界に足を踏み入れるお誘いだった。
6. イッくんのマンション。 「いらっしゃいませ!」 ドアを開けて迎えてくれたのは綺麗な女の人だった。 「あなたが梢ちゃん? 酒井多華乃(たかの)です。よろしくね」 「多華乃さんはイッくんの奥さんだよ。先月結婚したばかり!」 ほぇ~。ばりばりの新婚さんやないですか。 多華乃さんは七分丈スパッツの上にニットのサマーセーターを着ていた。セーターの襟ぐりが大きくて谷間がちらちら。 こんなセクシーな奥様がいるやなんて、この間は「彼女いない歴イコール年齢」とか思てゴメンナサイ!
リビングに案内してもらうとイッくんが待っていた。 ちゃんとお話しするのはこれが初めてだった。 「お招きありがとうごさいます! ・・あの、ウチも『イッくん』って呼ばせてもらってええですか?」 「いいけど?」 「実はどう呼ぶか寝ないで考えました。『イッくん』はちょっとナレナレしい、『イサオさん』はヨソヨソしい、そやかゆうて『イッさん』やと大阪のおっちゃんみたいで」 多華乃さんがぷっと笑う。 「なんでやっぱり、れいらさんと同じ『イッくん』で行かせてください!」 「梢ちゃんって面白いね」 よっしゃ、ウケてくれた! ウチは心の中でガッツポーズをする。
「イッくん、二日酔いは治った?」 れいらさんに聞かれてイッくんは頭をかいた。 「ああ、酷い目にあったけど、タカノがいてくれたから・・」 「熱いねーっ」 大喜びで冷やかすれいらさん。 いつものウチなら一緒に囃し立てるとこやけど、さすがに初対面で遠慮したのは我ながらエライと思う。
「・・んじゃ、さっそくやろうか」 「イリュージョン!?」 「うん、新作だよ。この場所に招かれたゲストだけが見れる限定イリュージョン。そして記念すべき最初のゲストが君たちだよ」 ぱちぱちぱち。れいらさんが拍手した。 今度はウチも一緒に思いきり手を叩いた。
7. 小さなテーブルを挟んで4人がソファに座った。 手前のソファにウチとれいらさん。 向かい側にイッくんと多華乃さん。 こちらから見て向かって左にイッくん、右に多華乃さんが座っている。
イッくんは多華乃さんの腰に左手を回すと、ぐいっと引き寄せた。 多華乃さんがイッくんに密着する。 ニットの襟がでろんと伸びて白い肩が出た。その肩にブラ紐はなかった。 あの、それはお客さんが男性のときに目を惑わすための演出ですか。 女でもドキっとするんですけど。
「これはサテンの袋。長さ2メートルあるのでうちの妻が全部入ります」 イッくんは多華乃さんを左手で抱いたまま、床の袋を右手で拾い上げた。 紫色でつるつるした光沢のある袋だった。 それを多華乃さんの頭から被せる。もぞもぞと右手だけで身体全体を覆ってゆく。 ・・そやから、わざわざ密着してそういう作業をするのは何でですか。 すごくエッチに見えるやないですか。
足先まで袋を被せた。 「足あげて」 多華乃さんの膝がぴょんと伸びて、目の前に袋の先が突き出された。 「れいらちゃん、袋の口をくくってくれる」 「これでいい?」 れいらさんはサテン袋の口を絞って結んだ。
「ありがとう」 相変わらずイッくんは袋に入った多華乃さんを左手で抱いたままだった。 つるつるしたサテンの袋を右手で撫でる。 多華乃さんのボディラインがはっきり分かった。 膝、腰、頭。 うわ、そこは多華乃さんの胸。 いくら奥さんやからゆうて、人前でそないに揉みしだいたらアカンでしょ。
「次はこのシュラフ(寝袋)。梢ちゃん、シュラフって知ってる?」 「ええっとキャンプとかで使うモンですよね」 「そう、携帯用の寝具だね。綿が入ってて暖かいんだ。・・これを被せるから手伝ってくれるかい?」 イッくんに指示されてシュラフを今度は多華乃さんの足の方から被せた。 腰の下を通すとき、イッくんは左手に抱いた多華乃さんを持ち上げて通し易くしてくれた。 頭まで被せ終えると、脇のファスナーを上まで閉めた。
「こっちは縄で縛るよ。・・ん? どこかな」 右手で足元をまさぐった。 「れいらちゃん、そっちに紙袋が置いてない?」 「ええっと・・、あった!」 ウチとれいらさんが座るソファの後ろに紙袋があった。 「そこに縄が入ってるから、それでここを縛って。できるだけきつく」 れいらさんはイッくんのソファの後ろに回り、言われた通りにシュラフの口に縄を巻いて縛った。
「二人ともご苦労様でした。後は座って見てね」 ソファに座ったイッくん。 ウチとれいらさんはその反対側に座っている。 イッくんの左手はシュラフ(の中の多華乃さんの腰)を抱いたまま。
「いま、タカノは二重の袋の中。暖かい、というより暑いだろうね。呼吸するのも辛いかもしれない」 右手でシュラフを押さえた。多華乃さんのちょうど顔にあたる部分。 「この中で美女が苦しい思いをしていると���えたら、・・ちょっと興奮するよね」 「イッくん! そういうフェチな妄想してる場合じゃないでしょ! 梢ちゃんも見てるのに」 「え、ウチ? 何のことですか?」 分からないふりをしたけど、二人の会話は何となく理解できた。 じっと我慢してる多華乃さん。たぶん本当に苦しい。 そんな多華乃さんを抱きながら「興奮する」と言ったイッくん。ドSやんか。
「ごめんごめん。イリュージョンに戻ろう」 イッくんは右手でシュラフの口を縛る縄を掴んだ。 「いくよ。・・それ!!」 手前に引いた。 シュラフは腰の位置で二つに折れ曲がった。 「もう一回!」 すぐにシュラフの足先を掴んで持ち上げた。 二つ折りのシュラフが四つ折りになった。
「え」「え」 ウチとれいらさんは揃って声を上げた。 「二人で上から押さえてくれるかい」 言われた通りシュラフを押さえると、空気がしゅうっと抜ける音がした。 シュラフは四つ折りのまま潰れて平らになってしまった。
「えーっ、どうして!?」 「多華乃さんは!?」 二人で騒いでいると多華乃さんの声がした。 「お疲れ様、お茶にしましょ♥」 リビングに隣り合ったキッチンに多華乃さんがいた。 紅茶とケーキを乗せたトレイを持って笑っている。 少しだけ乱れた髪。少しだけ紅潮した頬。 とても色っぽかった。
8. 「いったいどうなってるの!?」 「それは内緒。今のところお客さんが来た時に見せられるのはこのイリュージョンだけだからね」 イッくんはタネを教えてくれなかった。 「あんなにたくさんあったイリュージョンの機材はどうしたの?」 「ほとんど人にあげるか倉庫に入れちゃったんだ。これからまた新しいのを作るよ」 「新居に汚いものを置くなって、三田先生に言われたみたい。私は気にしないんだけどね」 多華乃さんが補足してくれた。 「まあ彼のアパートにいろいろ怪しいモノがあったのは確かね」 「怪しいモノはないだろ、タカノ」「うふふ」 「イッくんはね、何でも自分で作っちゃうんだよ。イリュージョンの道具から吊り床まで」 「スゴイですね! 吊り床って何ですか?」 「あ、ゴホンごほんっ」「・・ちょっと早いかな? 梢ちゃんには」 「???」
いろいろ話をしてイッくんと多華乃さんのことを教えてもらった。 二人は同じ大学で知り合って、一緒にイリュージョン同好会を設立した。勤めるようになってからも仲間と活動を続けている。 マジックの競技会にオリジナルのイリュージョンを出して賞を獲ったこともある。 たまに造形美術教室の子供たちにもイリュージョンを見せてくれているんだって。
「最近はれいらちゃんも参加してくれてるんだ。梢ちゃんはイリュージョンをしてみたいって思わない?」 「やりたいです。ウチもあんなすごいイリュージョンができるようになりますか?」 「できるわよ。私も最初は何も知らなくて始めたんだもの」 「ならウチの親が許してくれたら。あ、日曜日しかダメですけど、いいですか?」 「ぜんぜん大丈夫」
「梢ちゃんを誘おうと思ったのは訳があるの」 れいらさんが説明してくれた。 「三田先生、10月に還暦を迎えるのよ」 「カンレキって?」 「60歳のことだよ」 「先生そんなお歳やったんですか」 「だからお誕生会を企画してるの。そこでイリュージョンも見せようって」 「ははぁ」 「いつもだったらイッくんが多華乃さんとやるんだけど、たまにはサプライズもいいでしょ?」 イッくんと多華乃さん、れいらさん。3人がウチを見て笑っている。 まさか。 「れいらちゃんがものすごく推すんだ。新しく来た梢ちゃんっていう中学生がとてもいい子だって」 「あのウチそんないい子では」 「僕も梢ちゃんと会って思ったよ。是非、誕生会のイリュージョンをやって欲しい。・・タカノはどう?」 「大賛成よ。私も梢ちゃんのことが大好きになっちゃった」 「決まりね。マジシャンはあたし、アシスタントは梢ちゃんだよ!」 れいらさんが宣言した。 どうやらウチはいつの間にかイリュージョンに出ることが決まっていたらしい。 母ちゃん、ウチ、母ちゃんと同じイリュージョンのアシスタントするんやで。怒らんといてな。
「実はこんなのを設計しているんだ」 イッくんはノートに描いた図面を見せてくれた。 スーツケース?の中に膝を曲げて入った女の人のシルエットが描かれていた。 「タカノ用に描いたんだけど、梢ちゃんなら問題ないはずだよ」 「もしかしてウチがこれに入るんですか?」 「そうだよ。それで外から剣を刺すんだ」 「えええ~っ!!」
9. 還暦祝いなんて勘弁してちょうだい。 はじめのうち三田先生はお誕生会を嫌がった。 それでも造形美術教室の卒業生がたくさん来る、保護者の皆さんもお金を出し合って準備してくれると聞いて抵抗を断念した。 「ありがとう! ・・でも赤いちゃんちゃんこなんて着せようとしたら、その場で逃亡するわよ」
母ちゃんはウチがイリュージョンするのを嫌がるどころか大喜びしてくれた。 「三田先生のお誕生日にイリュージョン? 素敵やないの!! それであんた衣装はどうするの?」 「んー、まだ何も決まってへん、と思う」 「マジシャン役はあの高校生の女の子ね? よーし、母ちゃんがまとめて面倒みたげる!!」 母ちゃんはイッくんの携帯の連絡先を聞いていたらしい。 勝手に電話して衣装製作の了解を取り、るんるん楽しそうに準備を始めたのだった。
10. 「スーツケースが手に入ったんだ。サイズをチェックしたいから来てくれる」 次の週、連絡があってウチは一人でマンションへ来た。 イッくんと多華乃さんが迎えてくれた。
さっそくスーツケースを見せてもらう。 「メ○カリで買った中古品なんだ。これをイリュージョンに使う予定」 それは思ったより小さかった。 立てて置いたら腰くらいの高さしかない。 「入ってくれるかい。梢ちゃん」 「あ、はい」 いきなりですか。 ええですよ。そのつもりでスカートやのうてショートパンツ穿いてきましたし。
イッくんが広げたトランクの中にお尻をついた。 「両手は後ろに回してくれるかい」 「後ろですか?」 「そう。手錠掛けるつもりだから」 「てじょう?」 「うん、後ろ手錠。動けないように」 !!
「イサオ! イリュージョン初体験の女の子にそんなストレートな言い方はダメっ」 多華乃さんが叱ってくれた。 「梢ちゃんフリーズしてるじゃない。・・心配しないで、梢ちゃん。マジック用の手錠だから自分で外せるわ」 「身の危険を感じました。ウチは生還できるんでしょうか?」 「んー、大丈夫だと思うよ。しらんけど」 イッくんがのんびり答えた。 ウチの関西人アンテナが反応する。 「あ、今『しらんけど』言いました? ウ���も使うチャンス伺ってたんですけど」 「一度言ってみたかったんだよ『しらんけど』。今の使い方でいい?」 「グッドです。イッくん大阪でやっていけますよ」 「ナニアホナコトイッテンネン」 今度は多華乃さんが言った。 「多華乃さん、それは東京のヒトがやると割とスベるんで止めた方がええです。あとイッテンネンやのうてユーテンネンです」 「難しいのねぇ」「ドンマイです」 「ねえ、そろそろ続きをやらない?」 「イッくん人のギャグには冷淡ですねー」 「うふふ。冷たいのも彼の魅力よ」 はいはい、ごちそう様です。
トランクの中で横になった。 身体を丸くして両手を後ろに回す。 「もっと顎を引いて頭を下げてくれる」 「はい」 「あぐらを組む感じで。もうちょっとお尻下げて。・・OK、そのポジションをよく覚えておいてね」 「了解っす」 外にはみ出した髪を多華乃さんが直してくれた。 「大丈夫だね。では蓋するよ」 カチャ。 トランクの蓋が閉じて真っ暗になった。 頭の後ろが押し付けられて痛かった。 ぎゅっと折りたたんだ膝と脛、足の甲も前に当たってキツイ。 狭いやん! 「起こすよ」 ぐらり。 お尻に体重が乗った。 すっと身体が沈んで後頭部に余裕ができた。 足は全然動かせないけれど、少しだけほっとした。
「肩を捩じって、片手ずつ前に出してみて」 ごそごそ。 あ、出せた。 「右手で左の壁、左手で右の壁。触れるでしょ?」 はい、触れます。 「あとはまた両手を背中に戻す」 ごそごそ。 戻せました! 「ここまでできたら問題ないよ。ちゃんと生還できるから安心して」 はい! 「何度も練習して慣れてね。出してって言ってくれたらすぐに開けるから」 分かりました!
11. 「・・梢ちゃーん、大丈夫?」 声が聞こえた。 この声は、れいらさん!? 「はーい、大丈夫ですぅ。れいらさんですかぁ?」 「そうだよー。もう15分くらい経ったっていうから開けるよー」 え? 15分も?
ぐらり。 ウチを閉じ込めていた空間が横向きになった。 カチャカチャ音がして蓋が開く。 イッくんと多華乃さん、それにれいらさんがウチを見下ろしていた。 あ、えーっと。 「じゃーんっ、たった今、囚われの美少女が救出されました!」 あかん、誰も笑てくれへん。 仕方ないので、自分で「えへへ」とごまかして起き上がった。
「大丈夫みたいだね。静かなままだから、ちょっと心配になって」 イッくんが言った。 「ぜんぜん大丈夫です。・・何か馴染んでしもて、ぼおっとしてただけです」 多華乃さんとれいらさんが安心したように微笑んだ。
本当は、女の子を閉じ込めるってこういうことなんかと考えてた。 ちょっとえっちな妄想もしてドキドキした。 でんもそんなん恥ずかしくて言われへんやんか。ウチ純真な中学生やのに。
「そういえばれいらさん、いつの間に来てたんですか?」 「遅れてごめんね。梢ちゃんのお母さんに衣装の採寸してもらってたんだ」 「れいらさんちに行ってたんですか、ウチの母ちゃん」 それで朝からウキウキ出かけて行ったのか。 「面白いお母さんねぇ。あの人から梢ちゃんが生まれたのなら納得だわ」 「変な納得のしかた、せんといてください」 「そうだ梢ちゃんのお母さん、イリュージョンやってたって教えてくれたよ」 「え、そうなの!?」 多華乃さんが驚いた。 「らしいです。ウチも詳しくは知らんのですけど」 「むかし京都にいた頃、かなり本格的なイリュージョンをやってたらしいよ」 「なんでイサオが知ってるのよ」 「前に飲まされたときに聞いたんだ。・・あ、別にわざと教えなかったんじゃなくて、僕は余計なことは喋らないだけだよ」 「む」 多華乃さんはイッくんの首を肘で絞めて押さえ込むと、その耳の後ろをゲンコツでぐりぐりした。 「あれはスリーパーホールド。多華乃さんの得意技だよ」 れいらさんが教えてくれた。
その後イッくんがスーツケースイリュージョンの仕掛けを説明して、皆で進め方を相談した。 途中でれいらさんが「あたしもスーツケースに入りたい」と言い出して入ることになった。 「何時間でも閉じ込めていいよ」なんて言うもんやから「なら駅のコインロッカーにでも預けましょか」って返したら「うわーいっ!」と喜ばれてしまった。 多華乃さんまで「あらそれ素敵」なんて言う始末。 「手錠は?」「いいですねー」 「DID♥」「ですっ!」 もうやっとれんわ。 でも、これだけあけすけに話せるんは羨ましいな。 ウチもさっきスーツケースの中で興奮しましたって素直に告白したらよかったかな。
12. お誕生会前日の造形美術教室。 子供たちがみんなで飾り付けをしていた。
ウチは湊と一緒にケーキを作っている。 ケーキと言っても食べられない飾りのケーキだった。 ダンボールの大きな筒に模造紙を貼って、その上から色紙で作ったクリームやフルーツをつける。 「姉ちゃんっ。そこはローソクやんか」 「あ、ゴメン」 「ここのチョコプレートはボクがやる」 「ならまかせるで」 「うん」 造形美術教室に来るようになって湊はずいぶん積極的になったと思う。
立ち上がって周囲を見渡す。 手伝って欲しそうな子は・・おらへんな。 それなら部屋の隅に座り込んでちょっとひと息。 明日はいよいよイリュージョンの本番か。 昨夜見た夢を思い出した。
スーツケースに入っている夢だった。 何故か学校の制服を着ていて、後ろ手に手錠を掛けられていた。 この頃、何度も同じような夢を見る。 ウチはいつもスーツケースに閉じ込められていた。 ・・またか。 夢の中で考える。 ・・それやったら、楽しまな損。
イリュージョンと言われてスーツケースに入ったウチ。 そのままどこかへ運ばれる。 街の雑踏が聞こえる中をごろごろ転がって、静かな場所に置かれた。 コインロッカー!? スーツケースごと、コインロッカーに収納されたんか。 あの、このスーツケース、女の子が入ってるんですけど。
囚われのヒロイン。DID。 ずっと前からDIDの意味は知っていた。ウチはおませな少女なんや。 おませなウチは絶対絶命のピンチにも憧れる。 もう逃げられへん。どこかに売られてしまう。 そうや、可愛い女の子は拉致られて売られる運命にある。 諦めるってキモチ、ちょっとええと思う。
小さく折り畳んだ身体が動かせない。 もどかしい。もどかしくてウズウズする。 そやけど、このもどかしさに耐えるのが乙女の務めや。 身体じゅうが熱くなる。
「・・梢ちゃん!」 誰かに呼ばれて我に返った。 ウチの顔を覗き込んでいるのは、れいらさんだった。 「梢ちゃんがヒマそうにしてるのは珍しいね」 「ちょっと休憩中です。れいらさんはどうしはったんですか?」 「さっきね、衣装を試着してきたの」 「お~っ、どんなでしたか」 「セクシー! 自分でもびっくりしちゃった」 「母ちゃん、ウチの衣装よりもヤル気出してましたもん」 「恥ずかしいけど、あんな恰好めったにできないから頑張って着るよ。梢ちゃんの衣装は?」 「それは明日のお楽しみです。・・ええっと、あの、つかぬ事を伺いますが」 「はい?」
思い切って聞くことにした。
「れいらさん、こないだスーツケースに入ったでしょ? イッくんのところで」 「入ったねー」 「失礼なこと聞くって怒らんといてくださいね」 「うん、怒らない」 「れいらさんと多華乃さん、やっぱりマゾの人ですか?」 「へ!?」 「あのときのお二人、ドMトークで盛り上がってたやないですか。コインロッカーに預けてほしいとか手錠掛けられたいとか」 「そ、そんなこと口ばしったっけ」 れいらさんが顔を赤らめるのを見たのは初めてやないかな。 「『ICレコーダー梢ちゃん』の異名を持つウチですから間違いありません。あのトーク、なんぼかはノリで言わはった思うんですけど、羨ましかったです。あんな風に性癖を発散する女の人を見たのは初めてでしたから」 「中2のくせに性癖なんて言葉使うのね」 「ウチはおませな少女なんです」 「あははは」 豪快に笑われた。 「いいよ、教えてあげる。マジレスすると多華乃さんはドMだよ。自分でも公言してるわ。旦那様のイッくんはS」 「分かります分かります」 「あたしはMとS両方あるな。お相手によってどちらでも。・・あ、お相手って男性に限らないからね」 れいらさんはそう言ってウインクした。 「梢ちゃんはMだよね」 「あ、ウチはまだ・・」 「スーツケースに詰められて感じてるじゃない。もうみんな気付いてるわよ」 ぶわ。 冗談やなしに顔に火が点いた。
しばらくけらけら笑ってから、れいらさんは言った。 「それでいいんだよ! SとかMとか恥ずかしいことじゃないんだし」 「それやったらお願いがあるんですけど」 「何だって聞いたげるよ」 「これからはウチも多華乃さんとれいらさんのドMトークに参加していいですか? ウチもエロいこと言いたいです」 「そんなこと!? あはは、大歓迎!!」 「ありがとうございます。何かすっきりしました~」 「梢ちゃんて本当に面白くっていい子ねぇ。ますます好きになっちゃった。あたしが三田先生なら絶対にぶちゅ~ってしてるところね」 「ぶちゅう~!?」
13. 三田先生のお誕生会が始まった。 造形美術教室の生徒さん、保護者のパパとママたち、卒業生が何十人も集まっている。 イッくんと多華乃さん、それにウチの母ちゃんもちゃんと揃っていた。
司会のれいらさんが開会を宣言した。 続いてイッくんが卒業生代表として挨拶。・・その直後。 ぱーん! 正面にあったケーキからクラッカーが弾けて紙吹雪が舞った。 「三田先生っ。はっぴぃばーすでーぃ!!」 ケーキが上下に割れて、中から立ち上がったのはウチやった。 母ちゃんの作ってくれた白い衣装を着ていて、手には花束。 ケーキから出て花束を三田先生に渡した。、 子供たちは大喜び。他の人たちからも大きな拍手。
ウチが飛び出したのはケーキの形をしたびっくり箱。 その正体は前日に湊が作った���ンボール製のケーキだった。 これをイッくんがたった一晩で改造してくれた。 クラッカーを取り付けて紙吹雪が飛ぶようにした。 上下に分離できるようにして内部を補強し、小柄な女の子なら収まる空間を用意してくれた。 ホンマ、イッくんって何でもできるスーパーマン。
「ご苦労様!」 花束を渡して戻って来たウチをれいらさんが労ってくれた。 「ケーキの中でドキドキした?」 「はいっ。次にパーティするときは一緒にびっくり箱しましょ!」 「いいわね!」 ウチは皆が集まる前からケーキの中にずっと隠れていたのだった。
お誕生会はそれから子供たちが歌ったり踊ったり、造形美術教室の昔のビデオを上映したりして進行した。 そしてメインイベント。ウチとれいらさんのイリュージョンの時間になった。
14. れいらさんが衣装を着替えて出てきた。 「うわあ」「れいらちゃーん!!」 「すごーい!」「キレイ!!」 大人も子供もみんなびっくりしてるなぁ。 「みんなー! お姉ちゃんこれから頑張ってマジックするよー。立ち上がったりしないで見てねー」 「はーい!!」
れいらさんは真っ赤なボディスーツとその上に短い黒ジャケットを着ていた。 ボディスーツはハイレグで胸のカットも深い。 バニーガールみたいにも見えるし、白いブーツを履いているからレースクイーンのようにも見える。 エロくて恰好いい。 母ちゃんが「萌える~!!」と雄叫びを上げながら作ったコスチュームだけのことはある。執念がこもってるわ。 何人かのパパが見とれてしまってママから叱られているのもお約束。 さすがにこれを女子高生に着せて小学生の前に立たせるんはええのかと心配やけど、三田先生が手を叩いて喜んでるから構へんのやろうね。
れいらさんが手招きした。さあ出番や。 「マジックをお手伝いしてくれる梢お姉さんです!」 「よろしくーっ」 ウチはスーツケースを引いて出て行く。 あの中古のスーツケースはイッくんが改造して外観が変わっていた。 正面と裏側に細長い穴が6つ。 これはサーベル(剣)を刺すための穴。 ギミックの都合でキャリーハンドルは上げたまま固定。
ウチはお客さんの方に背中を向けると両手を後ろで組んだ。 その手首にれいらさんが手錠を掛けた。 左右に引っ張って手錠が外れないことを示す。 それが済むと、れいらさんはスーツケースを倒して蓋を開いた。 スーツケースの中は仕切り類が全部外されていた。 代わりに蓋の裏に剣刺しのギミックがついて、少しだけ狭くなったけどウチが入るのには問題ない。
うちは靴を脱がせてもらって裸足になり、スーツケースの中に横になった。 膝を引き寄せて身体を丸くする。 簡単な所作やけど、一発で決まるように何回も練習したんやで。
れいらさんはスーツケースの蓋を閉じようとする。と、中身が大きすぎるのかなかなか閉まらない。 蓋にお尻を乗せて座って閉めた。パチンとロックを掛ける。 キャリーハンドルを両手で握り、重そうにスーツケースを立てた。
れいらさんが次に手に取ったのはサーベルだった。 これもイッくんの手作りで、長さ1メートルほど。 銀色のブレード(刃)と手元が束(つか)になっている。 れいらさんはブレードを指で撫でて痛そうな顔をした。 「怖い人は目をつぶってねー」 スーツケースの後ろに立ち、一番上の穴にサーベルの先端をあてがった。 何人かの子供が自分の手を目の前にかざした。
15. カチャリと音がしてスーツケースが閉ざされた。 ウチはもう外へ出られない。 ぐらり。 スーツケースが立てられて世界が90度回転した。 いよいよここから本番。 ウチはスーツケースの中で深呼吸する。 こんな姿勢やから本当の深呼吸は無理やけど、大切なんは気持ちやからね。
スーツケースの中で身体を捩じった。 背中で手錠を掛けられていた両手を前に回した。 そんなことができるのは、左右の手錠が分離できるからだった。 手錠の鎖は紐で繋がっているだけで、その紐はリールで伸びるようになっている。
前に出した右手で左の壁をまさぐり、そこに6個並ぶレバーを探し当てた。 蓋の裏にはサーベルの一部、ブレードの先端だけが隠されている。 レバーを動かすとスーツケースの蓋の穴からその先端が突き出る仕組みになっている。 一方、れいらさんが持つサーベルは、スーツケースの穴に押し込むとブレードが縮んで���の中に収まる仕掛けになっているのだった。
「・・スチール製のメジャーがあるだろう? あれと同じ構造だよ。ブレードは硬いように見えて実は巻き取られてるんだ」 「?」「?」「?」 ウチもれいらさんも、一緒に聞いていた多華乃さんも、イッくんの説明はさっぱり理解できなかったと思う。 理屈は分からんでも、効果は分かった。 後ろからサーベルを押し込むのに合わせてレバーを操作したら、お客さんにはサーベルがスーツケースを貫通したように見える。 大切なのは二つ。 二人のタイミングを合わせること、それから6個ある穴の順序を間違わんようにすること。 それさえ守ればバッチリのはずや。
れいらさんが最初の穴に1本目のサーベルを押し当てた。 コツン。 スーツケースの中に音が響く。 ウチは1秒待ってレバーを下げた。 これでサーベルの先端がにょっきり顔を出したはず。
2本目、3本目。 ウチは順番にレバーを操作した。 後で聞いたら子供たちとパパママたちはビックリしていたらしい。 ウチが本当に刺されたって思った子が多かったんやて! うわぁっ嬉しいぃ、って叫んでしもたよ。 4本目、5本目、6本目。 全部のサーベルがスーツケースを突き通った。 れいらさんはそのスーツケースをくるりと回してお客さんに全体を見せた。
今度は後半。サーベルを抜く演技になる。 レバーを逆の向きに動かせばブレードの先端が引っ込み、同時にれいらさんがサーベルを引き抜いたらええんやけど、実はこれはけっこう、ちゅうか、かなり難しい。 前半でサーベルを刺すときは、れいらさんがサーベルを押し当てる音を合図に、少し遅れてレバーを動かせばよかった。 「・・でも、抜くときに少し遅れるのは困るんだ。ちょっと考えたら判ると思うけど」 「?」「?」「?」 またしても女性3人はイッくんの説明を理解できなかった。 「後ろで引き抜いてるのに、前に出ている先端がそのまま残っているのは不自然だよ。あれ?って思われてしまう」 「そうか」 れいらさんが気付いた。 「前も後ろも同時じゃないといけないんですね」
イッくん細かい。でもその通りやな。 ウチとれいらさん、スーツケースの中と外でタイミングを完全に合わせないといけない。 何か合図が要る。でもどうやって? イッくんのアイデアは単純やった。 「それならお客さんに合図��てもらおう 」
16. 子供たちに向かってれいらさんが呼びかけた。 「みんなー、梢お姉さんが穴だらけになっちゃいました! 助けてあげたいですか?」 「助けてあげたーい!」 「じゃあ、この剣を抜きまーす! 何本抜かなきゃいけないかしら?」 「ろっぽん!!」 「1本ずつ抜くから一緒に数えてくれるー?」 「はーいっ」「数えるー!」 「数え間違ったり、声が揃っていなかったりしたら、梢お姉さんは死んじゃうかもしれないよ?」 「だめー!」「やだあっ!!」 「じゃあ練習しよう! いい? せーのっ、いーち、にぃーい・・。ああぁっ、ダメダメ揃ってないっ。もう一回!」 全員が揃って1から6まで数えられるまで練習させた。 「いくよ? せーの!」 「いーっち!」 れいらさんがサーベルを引き抜くと同時にブレードの先端が引っ込んだ。 「にぃーい!」 子供たちの声が響く。リズムもペースも綺麗に揃っていた。 「さーん!」 どんどんサーベルが抜けて行く。 「しいー!」 あと2本! 「ごぉー!」 これで最後!! 「ろぉーっく!!」
「はーい! 全部抜けたねー! 梢お姉さんは無事かなー?」 スーツケースを横に倒して、ロックを解いた。 カチャリ。 横になっていたウチが身を起こした。 「うわー!!」「あれー!?」 白い衣装がピンクに変わっていた。 立ち上がって一回転して見せた。 どうかな? 母ちゃんの作ってくれた早変わり衣装。 可愛いでしょ?
れいらさんに手錠を外してもらう。 小声で言われた。 「知らなかったよ。びっくり!」 「えへへ。黙っててスミマセン」 二人並んでお辞儀をした。
三田先生が駆け寄って来た。 「すごいすごいすごい!! どきどきしちゃった! ありがとう!!」 イッくんも来て握手してくれた。 「やられたよ。衣装チェンジとはね」
もう一度拍手を浴びながら皆でお辞儀した。 お客さんの中に母ちゃんと湊が座っているのが見えた。 湊は黙ってサムズアップしてくれた。 あんた、どこでそんなゼスチャー覚えたの。格好ええやんか。 ウチも笑って親指を立てて返す。 すると母ちゃんまで指を立ててウインクした。 母ちゃんっ、指が違う. 立てるのは中指やのうて親指やちゅうねん。
17. それから二週間経った夜。 ウチと母ちゃん、れいらさん、イッくんと多華乃さん夫妻、そして三田先生がレストランの個室にいた。 三田先生がお誕生会のお礼にと��待してくれたのだった。
「ウチ、フレンチなんて初めて」「あたしもです!」 「お箸で食べるフレンチ、いいですねー」 「友人のお店なの。形式張らずに楽しんでちょうだい」 ワインとノンアルコールのスパークリングで乾杯。 「あら、あなたたちもノンアル?」 先生がイッくんと多華乃さんに聞いた。 「僕らは後でいただきます。今は、ちょっと」 「彼、リベンジする気なんです」 多華乃さんが言った。 「タカノ、いきなり言う?」 「いいじゃない。頑張るのは私だよ?」 「あ、ぴぴっと来たっ。イリュージョンするんでしょ!」 れいらさんが言った。 イリュージョン!?
「この人、梢ちゃんの衣装チェンジに全部持ってかれたこと未だに根に持ってのよ。子供みたいでしょ? うふふ」 「そんなことはないよ。僕は」 「うん、イッくんってそうだよね」「分かるわ」「イッくん、ホンマですか?」 「ぼ、僕は・・」 「あまりイサオを苛めないであげて。その分、私が彼に苛められるんだから♥」 謎めいた微笑の多華乃さん。 他のみんなは笑っている。母ちゃんまでウンウンって頷いて。 まさかこの二人、ムチとローソクでSMプレイしてたりする?
18. 「ええっと、やろうか」「はい!」 イッくんと多華乃さんは席から立ちあがった。 一度出て行って戻って来た。 持ってきたのはあのスーツケースと紙袋。それからサーベル、ではなくて金属の細い棒。 「先日とは趣向を変えたスーツケースイリュージョンをやります。・・これは」 イッくんはそう言って金属棒を持って水平に構えた 「ステンレスの丸棒です。直径5ミリ、スーツケースの穴をぎりぎり通る太さです。先端を円錐形に削り出しました」
イッくんはスーツケースを床に倒して蓋を開いた。 れいらさんが黙ってウチの肩を叩いた。それから開いた蓋の裏を指差す。 !! あの剣刺しのギミックがない。 蓋の裏に張り付けられていた黒いパネルのような仕掛けがなくなっていた。 6個の穴がはっきり見えた。
多華乃さんがさっとシャツを脱いだ。 ブルーのスパッツ。その上は黒いブラだけ。格好いい!! スーツケースの中に入って膝をついた。 そのまま身体を逆海老に反らしてスーツケースに収まる。むちゃくちゃ柔らかいやないですか。 イッくんが多華乃さんの肌を撫でる。ああ、また。 「あら♥」「まぁ♥」 嬉しそうな声を上げたのはウチでもれいらさんでもなく、三田先生と母ちゃんだった。
イッくんはにやりと笑うと蓋をぱたんと閉じた。 すかさずスーツケースを立てて起こす。 紙袋から縄束を出してスーツケースに巻きつけ、荷物みたいにきりきり縛った。
れいらさんがウチの耳元でささやいた。 「多華乃さん、頭下向き」 ホンマや! あのポーズで逆立ち?
イッくんはスーツケースの後ろでステンレス棒を水平に構えた。 「前後の穴を一発で通すのが難しいんだ。・・練習の成果をご覧あれ」 息を整える。 いきなり穴に突き刺した。合図も何もしなかった。 反対側の穴から棒の先端が飛び出す。 すぐに引き抜き、別の穴に突き刺した。 抜いては刺してを何度も繰り返した。 むちゃくちゃ速かった。
今度はステンレス棒を6本、スーツケースの横に並べた。 まず1本を突き刺した。 すぐに次の1本を持って突き刺した。 立て続けに全部の棒を刺してしまった。
「・・おっと失礼」 テーブルにあった紙ナプキンで、一番下の棒の先端を拭いた。 ナプキンが血に染まったみたいに赤くなった。 ひょえー。 ウチらのイリュージョンより迫力ありまくり! 多華乃さんがどうなっているのか想像できなかった。 ぎちぎちに縄で縛ったスーツケースの中で、無理なポーズで逆立ちで。
「では助けてあげましょう。彼女が無事でいるかどうか心配です」 ステンレス棒を全部引き抜き、スーツケースの縄を解いた。 床に寝かせて蓋を開ける。 入ったときと同じポーズの多華乃さんが現れた。 ぐったりしているみたいやった。 イッくんが多華乃さんの背中に手を当てて起こした。
血!! 多華乃さんの胸と脇腹から真っ赤な血が流れていた。 ええ!! まさか、大怪我!? れいらさんも驚いて固まっている。 「・・ええっと、残念ながらイリュージョンは失敗したようです。妻は天国へ旅立ちました」
ガタ! 立ち上がったのは母ちゃんやった。 自分のナプキンを掴むと、二人に近づいて多華乃さんのお腹をごしごし擦った。 「ひ、・・きゃはははっ」 多華乃さんが身を捩って笑いだした。 「あーん、ごめんなさい!!」
「あんたら、やりすぎ! これ、ケチャップでしょ?」 母ちゃんが言う。母ちゃんの目も笑っていた。 「恐れ入りました」 イッくんが謝った。 「最後まで騙せると思ってたんですけど、さすがですね」 「昔よく使ったわ。匂いで分かるからお客さんと近いときは注意が必要なの」 「勉強になります」
19. 食事が済んで、三田先生がイッくんに聞いた。 「さっき、もし桧垣さんに見抜かれなかったらどうするつもりだったの?」 「そのときは蘇生措置をして生き返らせる予定でした」 「ウソ。スーツケースに入れて持って帰るって言ってたじゃない、イサオ」 「そっちの方がよかったかな?」 「そうね。私はまる1日詰められてもイサオのためなら耐えるわよ♥」 「多華乃ちゃん」「はい?」 三田先生がいきなり多華乃さんの頬を両手で挟んでディープキスをした。 「ん! んんん~っ!!」 「素敵よ、その心がけ。でも新婚だからってサービスしすぎると、彼、図に乗るわよ」 「はぁ、はぁ、・・はい」
「次は、」 三田先生が顔を向けたのは・・、ウチやった! 「一番頑張ってくれた梢ちゃん♥」 「は、はい」 ウチは顔を近づけてくる先生から逃げられなかった。 「本当に、一番お礼を言いたかったのはあなたなの」 「うわ♥」れいらさんの歓声が聞こえた。 「これからも、お願いね」 ちゅう。 マウスツーマウスでキスをされた。 女の人相手で快感やったというと変態みたいやけど、本当に気持ちよくてうっとりしてしまった。 ウチは皆が見ている前で60歳のおばちゃんにファーストキスを奪われたのだった。
・・それからウチは長いことイリュージョンの活動をすることになった。 イッくん夫妻とれいらさんにはまだ秘密があったけど、それを知るのはずっと先のことだった。
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~登場人物紹介~ 桧垣梢(こずえ):14歳、中学2年生。一人称は『ウチ』。 桧垣湊(みなと):8歳、小学2年生。梢の弟。造形美術教室の生徒になる。 桧垣純生(すみお):46歳。梢と湊の母ちゃん。旧姓鈴木。 三田静子:60歳。小学生向け造形美術教室の指導者。嬉しいと誰が相手でもキスする癖がある。 玻名城(はなしろ)れいら:17歳、高校2年生。造形美術教室の卒業生で教室を手伝っている。 酒井功:25歳。造形美術教室の卒業生。趣味でイリュージョンをやっている。通称イッくん。 酒井多華乃(たかの):25歳。功の新妻。身体が柔らかい。
4年前に書いた 多華乃の彼氏 と 多華乃の彼氏2 での仕込みをようやく回収しました。 仕込みとは、造形美術教室の先生の名前を三田静子にしたこと、そしてイッくんが京都に行って人間くす玉をクレクレしたことです。 大抵の場合、回収方法はまったく考えずに執筆時のノリだけで仕込むので、そのまま放置で終わることも多いです。 今回はAIで作成したイリュージョン絵(=スーツケースに女の子が入って笑っている絵)が中学生のように見えたことから、この女の子を純生さんの娘にして仕込みを回収することにしました。 純生さんと三田先生のエピソード(純生さん中学3年生のとき)は『三田静子』をサイト検索すれば出てくるはずなので興味のある方はお読みになってください。
今回のイリュージョンは3つ。 イッくんのマンションでやった袋詰めからの脱出は、現実に演じることが可能と想定しています。 ただし、あの部屋(正確にはソファと隣接してキッチンがある)かつ観客が少人数でないとできないので、舞台で演じるには向きません。 袋の上から多華乃さんのボディを撫でまわすのは夫婦のイリュージョンだからできることですね。
梢ちゃんのスーツケースイリュージョンは、前記の通りスーツケースに入った女の子をAIに描かせたので、それなら剣を刺してしまえと考えたものです。 ダンボールの剣刺しはよく見かけるイリュージョンですが、スーツケースは珍しいかもしれません。 サーベル回避のギミックは、これならできそう?というものをイッくんに考えてもらいました。 刺すときと抜くときのタイミングの相違は作者のこだわりです。お読みの皆さまには面倒くさかったら申し訳ありません。
梢ちゃんのスーツケースで仕掛けを凝ったので、多華乃さんのスーツケースは一切ギミックなしの命がけです(笑)。 ダンボールよりはるかに狭いスーツケースの中、軟体ポーズでその上逆立ち。いったいどうやって6本のステンレス棒をすり抜けたのでしょうか? 最後に母ちゃんが止めたのは本当はルール違反です。 元プロだから分かっているはずですが、レストランで血まみれは悪乗りが過ぎましたね。
本話の最後で梢ちゃんの今後を示唆しました。 イッくん夫妻とれいらちゃんの��密とは、もちろん 前話 で描いたあの趣味です。 梢ちゃんがどんなM少女に育って行くのか作者の私も楽しみです。
挿絵は今回もすべてAIで生成して一部手修正を施したものです。 一番うまくできたのはれいらちゃんのマジシャン姿。やはりAIは単純な立ちポーズなら簡単です。 ここのところAIに描かせた絵にストーリーをつける小説が続きましたが、次回以降はストーリーを先に考えて挿絵をつける従来の手順で進めたいと思います。 しばらく時間が開くと思いますが気長にお待ちください。
最後に小説ページの体裁について。 tumblr の入力エディタが更新され、従来の入力方法(HTML入力)が使いモノにならなくなりました。 大きな変化がないように努めていますが、一部違和感があるのはお許し下さい。 (例えば、後書き前の区切り線が引けない~泣)
それではまた。 ありがとうございました。
[Pixiv ページご案内] こちら(Pixiv の小説ページ)に本話の掲載案内を載せました。 Twitter 以外にここからもコメント入力できますのでご利用ください。(ただしR18閲覧可能な Pixiv アカウント必要)
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BLACK POST JUNK / 2025.01.01 Part 1
こんばんは。 さて、今年もBLACK POST JUNKの季節がやってまいりました。 よく飽きもせずやるもんだと自分でも呆れます。 でもやっぱり自分の中では特別な色ですので、今後もコソコソと収集を続けるつもりです。
という事で、今回のラインナップをご紹介させていただきます。 晩酌のつまみにどうぞ。
(画像が載り切らないので3部制です)
※明日2025年1月1日 21:00から、POST JUNK オンラインストア にて販売開始です。
※商品の発送は1月6日から順次開始となります。
00’s SPYDER Zip Front C/N Shelled Padded Tailored Jacket [M]
予想外過ぎたテーラードスタイル。 マットなコットン/ナイロンシェル、薄中綿のパデッド仕様。 ジップ+ボタンのフロント。 トップをボタンで閉じられるループ付きラペル。 あっちこっちで交錯する切替線。 バックスタイルもまた最高にクール。 過去イチで格好良いと思ったSPYDERです。
90’s~ RUSSELL ATHLETIC Good Hoodie [M]
どういう訳かラッセルにモードの帝王。 最初は笑ったけどすぐ正気に戻って、これ買いますとなりました。 今年のフーディーの中では、間違いなくこれが一番刺さったなぁ…。 そして、後ろ裾にもYSLロゴが入る執拗さ。 たぶん気に入ると思います。
50’s~ UNKNOWN “BLACK” Chiffon Knit Sheer Jacket [About L]
透けジャンのブラック。 薄いシフォンシェルによって裏地や縫い代、袋布、芯地等の構造がよく観察できます。 透けるというとキザでイケイケな印象を抱くかもですが、全くそんな事はないです。 むしろインダストリアル的な硬派な美しさと品の良さしかありません。 マイスペシャルです。
50’s~ OAKBROOK SPORTSWEAR “BLACK” Sheer Jacket [36]
もう一つ、シェル編地の異なる透けジャン。 こちらはスリット状の隙間を設けたニット地で、より直接的に裏地のカラーが表に染み出てきます。 体の動きによって裏地の色(イエロー)が濃く見えたり、逆に薄く見えたり。 それが箇所によってグラデーション状に連なり、視覚的に大変面白い。 見ても着ても幸せ。
70’s JCPENNEY “BLACK” Poison Mushroom Patterned Polyester Shirt [16 1/2]
JCPENNEYでこれは凄いね…。 ブラックベースにミドリのキノコ。 色から��て毒キノコだろうなと思うから、そういう事で。 これは今年の初回の買い付けで手に入れて、約一年温めた(実際に着ても温めた)一枚。 私の中では頭三つくらい抜けてクールだと思うポリシャツです。 良い服を見ると内臓がクッと持ち上がる。
70’s ELVIS WHO? / COSTELLO “MY AIM IS TRUE” Promo T-Shirt [M]
今年のTシャツ部門第1位は、ぶっちぎりでこちら。 師匠のデビューアルバム、MY AIM IS TRUEのプロモT。 ELVIS WHO? オレだろ! この高慢さ、まさにコステロの捻くれた初期衝動を表す最高のコピーライティング。 正直なところ、両面アクリルのフレームで額装しておきたい。
00’s FRANCIS FORD COPPOLA / APOCALYPSE NOW Quote in ’79 T-Shirt [XL]
79年、コッポラがカンヌ映画祭で地獄の黙示録について語った言葉。 本当に欲しいです…。
00’s NIKE Black Knit Sweater [XL]
おそらく今回の一番の曲者。 何がって、まず文章だと良さを説明できない…。 頑張って書き出すと、 異様にモチモチしてるニットで、 着るとボンディング生地のような弾みがあって、 ミニマルで、 真っ黒で、 格好良くて、 心の底から好き。 以上です!
’05AW COMME des GARÇONS SHIRT Paddling Jacket [L]
2005AW、CDG SHIRT。 これは服好きはもとより、アウトドア古着好きの心にも深く刺さりました。 流行の有無は関係なく、あくまでもファッションとして着ることができるパドリングジャケット。 そういうのはあまり無いんじゃないかと思います。 この手のジャケットのディテール群は常に格好良く見えますから、いつでも着たいじゃないですか。 ただオリーブベースだけど、大好きだから黒ツートンてことで今回のラインナップ入り。
’23AW JUNYA WATANABE MAN Fulling Polyester Black Overdyed Riders Jacket [L]
昨年のJUNYA先生のMAN、パンクの味が滲む名作ライダースJKT。 過去にリリースされたウール縮絨シリーズのデザイン復刻、こちらはポリエステル縮絨バージョン。 どの角度から見ても美しいし、その中でもルーズに露出する裏地が凄く効いてる。 着るとうっとりします。 うわぁ…♡ って。
90’s J. PERCY FOR MARVIN RICHARDS Fulling Wool Jacket [S]
こちらは逆に、天然育ちのウール縮絨デザイン。 …これはデザインじゃないか。 でも、とても良いと思った。 こういった、思わぬ角度で心に引っ掛かってくる古着が好きです。 そして、着ても最高に格好良いです。 しかし縮絨ウールをデザインとして、またクールな物として既製服にする先人の頭の中。 どうなってるの?
80’s DIESEL “BLACK” Suede Leather Trucker Jacket [S]
80's DIESELのアーカイブピース。 オールブラックスエード、LEEスタイルの4ポケトラッカーデザイン。 特に、漆黒の中を走る白いステッチが堪らなく良い。 ほんと絵に描いたように美しいジャケット。 ここまでカジュアルなデザインとラフなスエードでよくぞ、と思います。
00’s DKNY Zip Front Cotton Gabardine Tailored Jacket [40R]
先のSPYDERと同様のジップ+ボタンフロント。 こちらは首元までジップで閉じられるデザインとなっており、加えてチンスト付きのスタンドカラーになるギミックも。 開けて着た時にはジッパーレールが最高のアクセントになります。 ちなみに、今回のBLACK POST JUNKはDKNY率が最も高くなりました。 好きなんだなやはり。
00’s CALVIN KLEIN “BLACK” Zip Cuff Drivers Knit [M]
いつも着ていてよく問い合わせをいただいていたドライバーズニット。 そちらは私物ですが、ようやく同じモデルが手に入ったのでお店出し。 これは本当、アウター/インナーどちらにしても極めて優秀。 どんな服にも干渉しないけど、着ていて退屈だとも一切思わない。 もう私の中では必須アイテムとなっています。
90’s VALERIE STEVENS Lamb Leather Jacket [M]
見てこの襟の構築。 ダーツによって球根のように首に吸い付く、素晴らしい曲線。 球根の例えが正しいかどうかは置いといて。 この服を知るまでは気にもしていなかったブランドですけど、一撃で張り倒されました。 私を見ろ!!って。 何しろ無駄の無いソリッドなデザインと、き��細かいラムレザーの質感。 その辺に転がるランダムブランドにはまず見えません。
00’s~ GAP Rib Mix Motorcycle Sweat Jacket Black [XL]
スウェット地、ノーカラーのダブルブレスト。 こちら私の中では大当たりの品番。 テープ剥き出しの叩き付けフロントジップとか、要所のリブ使いとか。 バランスの良いコンパクトなシルエットも含め、企画者のセンスが光ってるなと。 フィニッシュの仕方がとにかく潔い。 そんな印象の服です。
70’s~ PENDLETON “SOLID BLACK” Wool Shirt Made In U.S.A. [M]
あの色が良い、この柄が良い。 最近よく耳にするPENDLETONのそんなお話し。 でも当店的に一番良いのは、黒の無地。 これが出ないのは勿論のこと、単純に一番カッコイイと思うから。 たぶん着ていてもPENDLETONとはほぼ思われないでしょう。 ミントコンディションです。
80’s L.L.BEAN “BLACK” Pocket Cable Knit Sweater [L]
出ないとか言ってまた出ちゃった…。 正直言うと、今回はディーラーさんの力を借りた。笑 あったら絶対に買うから!と数人のディーラーさんに言い残して帰国し、数か月後に見つけたよとの連絡が。 それで出所は?と聞くと、友達の母が持っていたとのこと。 以前に同じようなニットを着ているのを見たことがあったらしく、直接確認したらまさかの大当たりだったそう。 いやー、それは私では絶対にリーチできない。笑
90’s DKNY Black Nylon Single Riders Jacket [XL]
90’s DKNY Black Nylon Riders Jacket [L]
DKNYのブラックナイロンライダースで2選。 どちらもワイドにデフォルメされた丸っこいシルエットがまず最高で。 見ての通りルックスはしっかりライダース然としながらも、良い意味で緊張感が全く無い。 着た瞬間のボディとアームのダブつき、その後のスッと落ちる感じが凄く好きです。 是非お試しを。
00’s~ UNKNOWN Psychic TVish Strapback Mesh Cap
産まれ方は謎、でもきっとPsychic TVのサンプリング。 たまたまかな?と思ったけど、TVのワードを見てもうそれでいいやと。 手作り感満載のシートプリントなので、真相を知りたい方は作り手を探すしかありません。 少なくとも、知らない犬にこれほど愛着が湧いたのは初めて。
90’s~ UNKNOWN “I KNOW PLATO” Very Good T-Shirt [XL]
2025年の新トレンドは、哲学者T。 そんな訳ないけど、こんなのがあるなら少し意識して探してみようと思いました。 着地が上手すぎてちょっと怖いくらいのグッドグラフィック。 拍手!
00’s POLO RALPH LAUREN “BLACK” Multi Pocket Corduroy Pants [W36]
色々あるモデルの色々あるカラーの中のブラック。 特別です。 ブラックだけはパンクに寄るから好き。 これにバンダリア巻いたらもうRLには見えなくなります。 それくらいそっち側に馴染みの良いモデル。
90’s~ KOYO Jacquard Checkered pattern Boa Collared Jacket [L]
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、ジャカードのチェッカーフラッグ柄。 襟は黒ボア。 KOYOって何だ?と思いながら、ガチャガチャと人の群がるフリマブースから入手してきました。 売り手にも何だ?と聞いたけど、知らんbut cool huhと言われ同意。 POST JUNKの運営理念です、その言葉。
ではPart 2に続きます。
当記事内でご紹介した全アイテムは 明日2025年1月1日(水) 21:00 から POST JUNK オンラインストア にて販売開始となります。
※商品の発送は1月6日(水)から順次開始となります。
よろしくお願いいたします。
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山梨県甲府市相生2-4-24 モナークアイオイ1F
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GUERNSEY WOOLLENS ALAN PATTERN CREW NECK SWEATER NATURAL
MADE IN ENGLAND 🇬🇧
¥22,000(税込¥24,200)
https://shop.colors-store.com/?pid=96370139
GUERNSEY WOOLLENS(ガンジーウーレンズ)のイギリス製ピュアバージンウール100%を使用したアランパターンクルーネックセーターです。
ガンジーセーターとは���17世紀からガンジー島に伝わる伝統的なセーターで、過酷な寒空の海に出る漁師のため、一針一針に無事と安全を祈りながら家族が編み上げた、チャネル諸島にあるガンジー島の伝統的ニットに由来します。
1976年にガンジー島で創業したGUERNSEY WOOLLENS(ガンジーウーレンズ)社が作りだすニットは、イギリス産ピュアヴァージンウールに、脱脂を控え強い撚りをかけて生み出された糸を使ったもので、独特の質感ながらも、その保湿性や防風性・耐久性は抜群で、何より保温性の高さには驚くばかりです。
高機能素材にはない天然の素材だけが持つ、素朴でありながらも力強さが感じられます。
こちらは、定番のガンジーセーター同様、イギリス産ピュアヴァージンウールに、脱脂を控え強い撚りをかけて生み出された糸を使ったもので、ファッション性と防寒性の高いアラン編みのフィッシャーマンズセーターで、クルーネック仕様になっています。
アランセーターとは、イギリス海峡南部のチャネル諸島にあるガンジー島で生まれたフィッシャーマンズセーター
『ガンジーセーター』をベースに、アラン諸島の編み手の技術と融合してできたといわれています。
伝統のアラン編みで編まれており、その保湿性や防風性・耐久性は抜群で、何より保温性の高さには驚くばかりです。
そのクラシックな雰囲気は流行に左右されることなく、長く愛用できるのが特徴です。
アラン模様とはアイルランドのアラン諸島の海の男のために500年前から編まれている独特の模様のことです。
昔からアラン諸島は漁業を生業とする地でした。
極寒の荒れ狂う冬の海に出かけて行く漁師には防水と防寒のための仕事着としてのセーターが必需品でした。
そんな夫のために妻は羊を飼い、糸を紡ぎ、一針一針に無事と安全を祈りながら編み上げました。
少しでも風を防ぐ様にと糸を交差させ、命綱やロープをイメージした縄編み、大漁を願った模様など、さまざまな願いが込められて模様が作り出されていきました。
多くの家族が自分達の着るセーターに色々なパターンのバリエーションを加え手編みしています。
それは家紋の意味合いもあった様ですが、実際には夫が万が一遭難した時、判別できるようにと、それぞれの家庭の模様を生み出したといわれています。
肩幅を広めにとり、身頃に対して垂直な袖付けなど現在も昔ながらの製法で、ニットの各パーツを機械でそれぞれ編み上げてから、手仕事で縫い合わせられています。
袖口と裾は、やや長めのリブステッチ(ゴム編み)でしっかりと外気の侵入を防ぎ、動きやすさにも配慮された作りです。
ネックは、あわせやすいクルーネックでインナーにシャツをあわせたシャツの襟とも相性良く、
さらに保温性、防寒性もアップします。
全体的にはベージックな程よくゆとりのあるシルエットですので、シャツなどとのレイヤードにも最適で、アウターとしても存在感のあるニットです。
コーディネートは、アメカジスタイルなどのカジュアルにも、Pコート、ダッフルコートやレザーアイテムなどのインナーとしてちょっとキレイ目なスタイルにもボトムのシルエットも選ばず、合わせやすいです。
男女問わず合わせられ、防寒対策にも抜群なアイテムです。
#guernseywoollens #guernseysweater #aransweater #aranpattern #ガンジーウーレンズ #ガンジー��ーター #アランパターンクルーネックセーター #アランセーター #アランパターン #colors #カラーズ #colorsinstag
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Dancing Person Silver Earrings | Zoey https://thebase.com/to/item?item_id=93812697 @zoey_vintage
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美しい繋がりの連鎖 〜 YUKI SHIMANE "Planet flower JQ Sleeveless top" / "Planet flower JQ wrap skirt"
こんばんは。
・
少し前のことになるのだけど、中之島美術館で開催されている「塩田千春 つながる私(アイ)」をみてきた。
2019年、森美術館以来となる「塩田千春」の個展。
まあ、僅か5年の間に2回も個展を開催できると言うことを考えると、かなりの人気が伺える。
まあ、個展では無いにしろ、塩田千春の作品は毎年どこかしらで見ている。
国際芸術祭「あいち2022」: 糸をたどって
十和田市現代美術館 :水の記憶
名前を聞いてもピンとこない方も、この作品の雰囲気を見れば「知ってる」なんて言う方も多いのでは無いだろうか。
・
「生と死」
塩田が向き合い続けてきた根源的なテーマである。
・
なぜ、こんなにも塩田の作品があちらこちらで見れるのか。
それは、どこの場所にもかつてあった歴史があり、そこには営みがあり、記憶があった。
そんな目に見えない、その場所に確かに存在した記憶を、糸をつなぎ合わせ、絡ませ、編み込ませて「つなぐ」のだ。
・
「生と死」
その根源的なテーマの重さに、当初は少し暗いイメージが先行していたが、「人と人とのつながり」を強く感じるような展示で、前向きな気持ちで作品に触れることができた。
家から家(2022/2024)
巡る記憶 (2022/2024)
つながる輪(2024)
過去と現在。
記憶。
人。
塩田の作品に触れ、様々な繋がりに触れながら、自分の過去や今、そして記憶や人とのつながりを考えてみてはどうだろうか。
さて、それでは本題へ。
今日は"YUKI SHIMANE"の繊細な柄が美しいニットアイテムをピックさせてもらう。
・
ちょっと冒頭で塩田千春のお話をさせてもらったけど、塩田の作品には糸が用いられる。
そんな作品を見ていると、どうしてもニットのことを考えてしまった。
そして、さらに、塩田の作品を見ながら強く思ったニットがあるので、今日はそれをピックさせてもらう。
YUKI SHIMANE : Planet flower JQ Sleeveless top (BEIGE) ¥28,600 (tax in)
YUKI SHIMANE : Planet flower JQ Sleeveless top (BROWN) ¥28,600 (tax in)
YUKI SHIMANE : Planet flower JQ wrap skirt (BEIGE) ¥37,400 (tax in)
YUKI SHIMANE : Planet flower JQ wrap skirt (BEIGE) ¥37,400 (tax in)
"YUKI SHIMANE"らしい、繊細で美しい柄が目をひくニットアイテムだ。
・
シーズンテーマ”INTERNAL PLANET”
江國香織の「流しのしたの骨」という、少し変わった家族を扱った作品のあとがきの一節がインスピレーションになっていると言う。
・
皆、各々の家にルールがあって、その距離は外国よりも遠く、各家庭を星のように捉えたとき、私たち一人一人が異星人のようなものではないかと。
・
そんな個々を惑星として見立て、私たちが社会で関わり合いながら生きていくとき、他の惑星と出会うときの装いは、あたたかなものであって欲しいという思いから作り上げられたコレクションになるそうだ。
そんな話を聞くと、この繊細な柄も納得ができる。
ユニット毎に見ると、個々の柄になるのだけど、その個々(惑星)が連なることで、繊細で儚く美しい。
惑星をモチーフにした柄の連なりが、花柄に見えるような不思議な柄はそんな背景から生まれているのだろう。
・
私たち、個々(惑星)が、他者(惑星)とコンタクトをとることで社会は成り立つ。
確かにの社会は、非常に脆弱で、繊細で儚い繋がりの連続で成り立っているかもしれないが、僕は今の繋がりがとても好きだし、それを美しく思う。
・
そして、そんな繋がりの瞬間の装いは、あたたかいものであってほしいなんて素敵だなぁなんて思うのだ。
素材はアクリル、レーヨン、ウールと異なる素材を用いている。
特に、レーヨンは光沢のある糸を用いているそうで、少し光沢を帯びた、品を感じることができる素材だ。
また、非常に柔らかく、滑らかな素材になるので、気持ちよく着用をすることができそうだ。
ノースリーブトップスは、肩で落とすようにして着用をいただく。
インナーにチュール系のトップスであったり、薄手のニットであったり。
季節や気候に応じて変えていただくことで、初秋から晩秋、そして春から初夏にかけて活躍してくれそうだ。
・
しかも、このトップスのユニークな点は、前と後ろと言う概念がなく、どちらを前にしてもらっても良いのだ。
深いVネックと少し浅めのVネックの2通りがあり、その日の装いや気分で使い分けていただくこともできる。
(上の写真は浅いVネック側になる。)
こちらが深いVネックを前に着用した雰囲気だ。
襟付きのシャツなどと合わせる時は、深いVネックで合わせてみたりすると良さそうだなぁなんて思ったりしてしまう。
一方でラップスカートは、とてもシンプルなシルエットとなり、柔らかな素材を活かしたシルエットが素敵だ。
ストンと下に落ちるため、変にもたつくこともなく、美しいシルエットで装いに取り入れて頂きやすい。
今の時期なら、薄手のニットトップスやブラウスと合わせて。
もう少し季節も進んで肌寒くなる頃には、ゆったりとしたニットトップスを合わせて、上下でメリハリのあるコーデを楽しんでみてはいかがだろうか。
最小単位で見れば、個々かもしれないけど、常に私たちは誰かと繋がり、離れ、そしてまた繋がりながら社会に参加している。
なんだか、とても繊細で、儚く、移ろいやすい社会にも感じられるが、その中で何度も繋がったりしながらその関係値を更新し続けていくことで、だんだんとその結びつきが強固なものへと変わっていく。
・
それは友人にしても、仕事にしても言えることだ。
当店に通うお客様との関係だってそうだと思う。
このニットの柄は、そんな私たちの繋がりを表現しているように見える。
・
そして、そんな出会いの瞬間の装いがあたたかなものであってほしいと言う思い。
そんな願いが僕にはとても響いた。
"YUKI SHIMANE"が強みとする、繊細な柄のニット。
僕が、"YUKI SHIMANE"の服に惹きつけられたのも、そんなニットの美しさによるものだ。
当時の思いをこのニットを見るたびに思い出してしまう。
・
出会って、繋がる。
このニットからは、そんな出会いの連鎖の美しさを確かに感じることができた。
だからなのだろう。
冒頭でお話をした塩田千春の作品を見たとき、このニットを強く思ったのは。
・
誰かと会う日の装いに。
ぜひこのニットアイテムを装いに取り入れて、素敵な時間を誰かと楽しんでもらえると嬉しく思う。
・
それでは次回もお楽しみに。
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ウールジップアップカーディガン x STEFANO PILATI
navy blue
2839/328
zara, stefano pilati
ウール製のジップカーディガン。
本来のジップ以外にも前身頃から首にかけてジップが飾りで付けられていてアクセントになっている。
これSがあればよかったんだけどMからでMを購入。
ポケットが下目についていてかわいいけど着丈が長くてもう少し短いと嬉しい。ジップ閉めると着丈長い分不格好で、これは羽織的に使ってジップを閉めて着ることはあまりないかも。
本当は同じディティールのグレーのセーターも買っていたけれど、カーディガンで無い分着丈の長さがとにかく気になって返品してしまった。
今回のコレクション、というかzaraって基本着丈と特に袖丈長くてやっぱシャツやニットは厳しいな…。
Tシャツや短パン、袖が絞ってあるブルゾンとかならまだ何とかなるけど…。
ハリーランパートコラボもシャツ2着買ったんだけど、話にならないくらいデカくて返品してしまった。
欲しかったけどとにかくサイズが合わない。海外サイズというか。
刺繍シャツは本当に袖が長かったし(ポプリン系のシャツが好きなので生地がラフすぎってのもある)、丸襟のストライプシャツは襟がでかすぎて胸に当たって襟が折れる(こっちは化繊でそれもあんま細番手じゃなくてざらついてる感じ)…。
でもでも、本当に刺繍はかわいいし、丸襟はボタンが花形(!)でかわいかったんだよ…。悲
まぁ、このカーディガンは何とか着れるし、カーディガンって今までほぼ着てこなかったアイテムなので着るの楽しみ。
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◇ELEVENTY FEMME(イレブンティ ファム)◇コートが入荷しました。 定価:269,500円(税込)⇒SALE価格:188,650円(税込) 弊社通販サイト商品ページ⇒http://www.gallery-jpg.com/item/498-12801001/ SHOW SAMPLE MADE IN ITALY 素材: (表地)羊毛100% (ニット部分)羊毛45%、レーヨン30%、毛25% (裏地)レーヨン カラー:ホワイト×ライトグレー サイズ:40 着丈 約63cm、ゆき丈 約43cm、バスト 約106cm、ウエスト 約118cm (平置きの状態で測っています。) elevnty(イレヴンティ)の中でも更にランクの高い、上質なクオリティを誇る『elevnty platinum(イレヴンティ プラチナ)』。 身頃は高密度で織り上げたウールのヘリンボーン生地を使用しています。 非常に柔らかく高品質。 ホワイトとライトグレーの配色が美しいです。 アームホールが大きく、袖口が広めにデザインされていてケープの様にも楽に羽織れます。 襟、袖部分はカシミヤ混のリブニット。 ゆるやかにAラインのシルエットになったショートコート。 袖の長さは9分袖程度で、ロンググローブ等とコーディネートして頂くと素敵です。 在庫ラスト1点です。 ※ご覧頂いている媒体により、色の見え方が多少変わる場合がございます。 ※店頭でも同商品を販売しておりますので、通販サイトの在庫反映が遅れる場合があり商品をご用意出来ない場合がございます。予めご了承頂きますようお願い致します。 Gallery なんばCITY本館1F店 〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波5-1-60 なんばCITY本館1階 【営業時間】11:00~21:00 【休館日】12月無休 31日のみ18時まで営業 1月1日 休館 1月2日 9:30より営業 1月3日より平常営業 【PHONE】06-6644-2526 【e-mail】[email protected]
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1970~80s” Eddie Bauer”
size (実寸XL程度)
*174cm着用
—
身幅 68cm
着丈 91.5cm
袖丈 56cm (脇下~袖先)
—
¥19800(tax in)
old 70~80's
特徴的なハイネック&掛けボタンのとても珍しい形。
コットンナイロンシェル地、ダウンコート
ニット素材の内襟や内袖リブ仕様で、
防寒、保温性高い造り。
ダウンもパンパンに詰まり、しっかりと暖かい。
ダブルZIPのフロントや、
ウォームポケット付きなども嬉しいポイント。
実寸XL程度、ガバっと大きく羽織れるサイズ感。
写真参照)
目立たず、気にならない程度ですが、
前立て部分に若干のペンキ跡が見られます。
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ベージュレザーブルゾンなど追加
ご来店お買い物ありがとうございます^ ^
本日も13時〜20時までの営業(電話やSNSなど前日までに連絡頂ければ12時〜営業致します)
体調の優れない方はご来店をお控えください
本日はベージュレザーブルゾンなど
追加しておりますので、ご紹介☆
GIRA
レナウン、韓国製
フライトジャケット調のディテールにワッペンや刺繍デザインがキャッチーなベージュカラーのレザーブルゾン
暖かな中綿仕様で、内側のオレンジも良い感じ
メンズMサイズ
是非♪♪
TORRAS
スペイン製
感じの良いベージュカラーにニット地とコンビデザインがお洒落なスエードブルゾン
前の持ち主である〝安田〟さんのネーム入り
メンズMサイズ
是非♪♪
Miss ALICE
日本製
感じの良い赤茶色に襟の形やステッチデザインが印象的なベロア地コート
肩パット付きで、大きめのボタンもポイントに
レディースですが、メンズMサイズくらい
是非♪♪
12月29日(金)20時〜24時 三津浜とぉからにて
「AGAINST RULES KOMIRHYTHM PARTY VOL.11」
LIVE PAINTING に AZAZ
お時間ご都合の合う方、是非♪♪
それでは本日も元気に営業致します
よろにくです^ ^
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2023.11.15 小林古径展、散歩and読書+おやつ
今週末に迫っていた「生誕140年 小林古径の世界」(小林古径記念美術館)へ。古径の名を冠した美術館だけれども、国内の大作を集めた展示は記憶になかったので、この日はラストチャンス。 行くことができて良かった。
この日は朝のウォーキングをさぼっていたので、徒歩で向かうことに。どうせ出掛けるなら、せっかくなので読書散歩を組み込んだピクニックをすることにして、準備することをピックアップする。
小腹が空いたとき、あるいは、読書の合間につまむためのおやつ(菓子パンとか大福とか)を仕入れる。
おいしいコーヒーは絶対必要だ。平野珈琲の中深煎りのペルーをカップ2杯分(500ml)ドリップして水筒へ
コーヒーカップを準備する。どこでも飲めるようにリュックサックにステンレスのマグカップをぶら下げることにした。(これはちょっと失敗したと思っていて、詳しくは後述するけど、改善しなくちゃいけない)
防寒・防風対策。ニットの帽子、襟巻、手袋、ウィンドブレーカー。
雨対策。天気予報では雨の心配なかったけど念のため。折畳の傘(ちょっとの風で裏返っちゃうようなヤツはだめ!)
本『バーナデットをさがせ!』
散歩コース上の休憩ポイント(図書館、公園など)
古径の世界
古径の作品は、度々見る機会があったけれども、古径単独で一定以上の数の作品を通してみる、という体験は初めて。
古典的な日本画から「神崎の窟」のような西洋的な絵画。 また、モダン、シンプル、大胆、緻密と幅広い画風。 独特の色使い(グラデーションや濃淡)のおもしろさ。造形のおもしろさ。気の利いた配置などなど。
量を見ることで、古径の特長の一端に触れることができた。かな?
この人も横山大観に劣らない巨人でした。
「バーナデットをさがせ!」
ケイト・ブランシェット主演映画「バーナデット ママは行方不明」の原作小説。 映画は新潟シネ・ウインドで見た。
世界観を理解する前にストーリーがトントン拍子で進んでしまったので(僕の理解速度が遅いというだけだと思うけど)、時々映画のシーンを思い返して、「ああ、そういう意味付けがあるんだな」とか思っていたけど、原作読んだ方が理解が深まりそうだった(ついでに、時間つぶしが必要なときに読み進めるのに手軽そうという意識も働いた)ので、近所の本屋さんに注文して仕入れてもらっていた。
何か感想でも。と思ったけど、まだ一章までしか読んでないので、コツコツと読み進めたい。今のところ、映画と原作の間に大きな乖離がないのが、映画と原作を行き来する読者としてはうれしい。
寄り道する読書
本書は軽い文章である。文章に慣れ親しんだ人ならば、一気読みできるだろう。けど、僕には無理。なかなか文章の世界に入っていけなくて、イライラした気分が重い吐息となって出てしまう。 数ページ。場合によっては2ページで本を閉じて、コーヒー飲んだり、お菓子を口にしたり。そして少し休んでまた数ページ。。。というのを繰り返してる。
これは、悪い読書ではない。
こうして休んでいる間に、直前まで読んでいた内容を反芻して、僕の理解を読み進めたところまで追いつかせようとしているのだから。僕にとっては大切なプロセス。 そして、有効性を高めるためにもおいしいコーヒーとおかしは大切だ。
コーヒーを飲む器
今回はステンレスのマグカップを使ったけど、ステンレスが舌にあたると味が変わって悲しくなった。 マグカップにするか、グラスにするかは後々考えるとして、布巾でカップを覆ってジブロックに入れちゃえばリュックにしまってもリュック自体は汚れないで済むかなとか考え中
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BLACK POST JUNK / 2024.01.01 Part 2
それでは続きです。
00’s~ U.S. ARMED FORCES CWU-96/P Polartec Fleece Pullover Shirt Made In U.S.A. [About XL]
欲しかったミリタリーフリース、一枚だけGET。
同じ仕様の別カラーは見慣れた所ですが、このブラックモデルは中々に出てくれない希少種。
ミリタリーフリースの中でもファッション性に長けたデザインだと思います。
パタゴニア辺りのノリというか匂いと言うか。
これ綺麗にスタイリングすると本当に格好良いです。
00’s~ OAKLEY Padded Shirt Jacket [XXL]
ルックス100点のOAKLEYパデッドシャツジャケット。
各所のポケットやデザイン性のあるカンヌキ、小さなテキストプリント等、細部までしっかりと凝ったディテール。
シェルはサラサラのマイクロリップストップ、フロント/袖口スナップボタン留め。
これはどう見たってカッコイイて。
秀作です。
00’s MOUNTAIN HARDWEAR Exposure II Conduit Parka All Black [L]
先日の入荷商品の中でもお問合せの多かったEXPOSURE II。
その先日分はsoldとなりましたが、今回のBLACK POST JUNK用にもう一枚温めておきました。
探してる方は分かると思いますが、このオールブラックが本当に出ない。
んな馬鹿な~って思いますよねぇ。
私も思いますけど、出んのよなぁ。
00’s MOUNTAIN HARDWEAR Windstopper Fleece Jacket All Black [XL]
同じく出難いオールブラック。
結局このカラーが最強かなって思います。
こちらも先日入荷分ですが売れ残ったのでこの機会に出品です。
是非。
80’s~ ULTRA PINK Black Rayon Western Shirt [S]
うーん、これはめっちゃaiko。
トータルで可愛い。
ほぼ円じゃん、みたいなシルエットとゆるいカウガール。
でも意匠はちゃんとウエスタン。
この服が現代にリリースされても全くおかしくないでしょう。
是非お洒落に着て下さい。
80’s~ SUSANN B Western Hand Knit Sweater [S]
これも好き。
もう馬鹿みたいだから。
こういう馬鹿な服を鼻息荒めに買ってきて、自分の好みを一方的に押し付けるのが趣味です。
押し売りはしないです、ただただ好みを押し付けるだけです。
逆に押し付けられるのも好きです。
だから皆さんお店に来て服の押し問答しましょう。
80’s~ MAN ART Black Leather / 3D Knit Good Patterned Sweater [XL]
BLACK扱いでいいのかちょっと悩みましたが、超良いので出すことに。
フロントはブラックレザー、その他クージー的な3Dニット。
とにかく、フロントの装飾が最高にクール。
この類の古着も、これならば大いにアリだぞと。
ちゃんと古着的な”固さ”があるじゃんて。
ちょっと新世界を感じた服です。
00’s LEVI’S 505 Flannel Lined Black Denim Pants [W32]
チェックネルライニングの505、ブラック。
古くないですが見ないですねぇこれは。
ドン臭シックなスタイルがズバッとハマる。
裾チェックじゃんとかバカにしてくる人は無視でOK。
泣きながら当店に駆け込んで下さい。
00’s~ REI Good Nylon Pants [XL]
REIのレインパンツ。
先のMOUNTAIN HARDWEAR同様、ポケット付き。
真っ黒のカラーリングで裾はドローコード。
諸々のディテールやシルエット含め、理想的な一本なんです。
そろそろお気付きの方も多いでしょうが私、古着じゃなくてもいいんですよ。
だって今日リリースされた新品の服が一番格好良いじゃん。
もう古着屋辞めちまえって話。
00’s PARANORMAL ACTIVITY 1 T-Shirt [L]
第一作目のPARANORMAL ACTIVITY。
いっちゃんええやつ。
映画自体に名が通っていて、Tシャツの評価も高い。
実際にグラフィックが抜群に良いですからね。
センス爆発してる。
近年のムービーTEEでは収集しておいてもいい一枚だと思います。
90’s EN VOGUE Silver Embroidered Snapback
これ多分、濃いいネイビーかなぁ…。
まぁいい。
先日売れ残りの中のベリーグッドワンです。
キャップはまず見ないと思います。
00’s~ MARMOT / GUGGENHEIM MUSEUM Embroidered Logo Polartec Fleece Jacket [XL]
こちらも先日入荷の商品で、残ってるけど良い品なので今回のラインナップに。
こういう系の企業物ならいくらでも欲しい。
ボディも含め◎です。
00’s L.L.BEAN Primaloft Zip Boots Black [Women’s 9 1/2]
出ない真っ黒。
PRIMALOFTインサレーション仕様のスエードジップブーツ。
実際とても暖かいし、何よりデザインが最高。
これはL.L.BEANシューズの名作でしょう。
ウィメンズ表記ですが男性でも履けるサイズ感。
ここポイントです。
90’s THE NORTH FACE Denali Pants All Black Made In U.S.A. [L]
比率おかしいでしょって位、上に比べて出ないデナリの下。
中でもこのオールブラックは特に。
デナリJKT自体が完成度の高い服だと思うので、それと同様にパンツのデザインとシルエットも非常に良い。
加えてグッドコンディションです。
USA製の90'sデナリパンツ、お探しの方は是非。
00’s PELO Linen / Leather Multi Pocket Shirt Jacket [52]
これは見た所ユーロ物のシャツジャケット。
店主の好物、縫い目のコンシールがハンドポケットと右腕に配置。
メイン生地はリネン/リヨセル。
ヨークと���先、左胸の両玉縁はソフトなレザー切替。
ほんでとにかく真っ黒。
あまり手を出さないユーロ物もこれはグサッと刺さりました。
00’s SALOMON Snow Clog Black [US 7]
名作SNOW CLOGのオールブラック。
機能とデザインを上手く調和させたモデルです。
アッパーにダメージは無く、ソールのコンディションも良好です。
サイズの合う方は是非。
00’s OAKLEY Embroidered Snapback Cap Made In U.S.A.
USA製のオールドモデル。
これは生地勝ちですな。
凸凹のメッシュみたいな生地で近未来感あるヤツ。
グッドコンディションです。
00’s OAKLEY Small Icon Backpack
スモールタイプのアイコンモデル。
小さくなっても激しいディテールの盛りはキープしています。
しかし良いデザインですねぇ。
こちらも程度はすこぶる良好。
男性女性問わずおすすめの一品です。
90’s LEVI’S 805 Stretch Black Denim Pants Made In Italy [W32]
ユーロ企画のイタリー製、ユニークナンバーの805モデル。
最大の特徴はストレッチの生地。
シルエットは細身のストレート、505辺りが近いでしょうか。
スラックス感覚で綺麗に穿くと大変格好良いです。
LEVI'Sの変則ストレッチパンツとして、話のネタになる一本です。
WIGMAN My Best Commuting Mask Made In U.S.A.
ド無地の黒マスク。
もうええて、とお思いかもしれませんが。
自転車通勤民にはですね、結局これがベストなんですよ。
おしゃバラクラバでは到底凌ぎ切れないですから。
通勤後はくるくる巻いてビーニーにしたら良し。
先に紹介したビーニーを買い逃したら、是非こちらを。
以上、今回の新着アイテムでした。
当記事内でご紹介した全アイテムは 明日2024年1月1日(月) 21:00 にオンラインストアにて販売開始となります。
よろしくお願いいたします。
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山梨県甲府市相生2-4-24 モナークアイオイ1F
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GUERNSEY WOOLLENS ALAN PATTERN CREW NECK SWEATER NATURAL
MADE IN ENGLAND 🇬🇧
¥22,000(税込¥24,200)
https://shop.colors-store.com/?pid=96370139
GUERNSEY WOOLLENS(ガンジーウーレンズ)のイギリス製ピュアバージンウール100%を使用したアランパターンクルーネックセーターです。
ガンジーセーターとは、17世紀からガンジー島に伝わる伝統的なセーターで、過酷な寒空の海に出る漁師のため、一針一針に無事と安全を祈りながら家族が編み上げた、チャネル諸島にあるガンジー島の伝統的ニットに由来します。
1976年にガンジー島で創業したGUERNSEY WOOLLENS(ガンジーウーレンズ)社が作りだすニットは、イギリス産ピュアヴァージンウールに、脱脂を控え強い撚りをかけて生み出された糸を使ったもので、独特の質感ながらも、その保湿性や防風性・耐久性は抜群で、何より保温性の高さには驚くばかりです。
高機能素材にはない天然の素材だけが持つ、素朴でありながらも力強さが感じられます。
こちらは、定番のガンジーセーター同様、イギリス産ピュアヴァージンウールに、脱脂を控え強い撚りをかけて生み出された糸を使ったもので、ファッション性と防寒性の高いアラン編みのフィッシャーマンズセーターで、クルーネック仕様になっています。
アランセーターとは、イギリス海峡南部のチャネル諸島にあるガンジー島で生まれたフィッシャーマンズセーター
『ガンジーセーター』をベースに、アラン諸島の編み手の技術と融合してできたといわれています。
伝統のアラン編みで編まれており、その保湿性や防風性・耐久性は抜群で、何より保温性の高さには驚くばかりです。
そのクラシックな雰囲気は流行に左右されることなく、長く愛用できるのが特徴です。
アラン模様とはアイルランドのアラン諸島の海の男のために500年前から編まれている独特の模様のことです。
昔からアラン諸島は漁業を生業とする地でした。
極寒の荒れ狂う冬の海に出かけて行く漁師には防水と防寒のための仕事着としてのセーターが必需品でした。
そんな夫のために妻は羊を飼い、糸を紡ぎ、一針一針に無事と安全を祈りながら編み上げました。
少しでも風を防ぐ様にと糸を交差させ、命綱やロープをイメージした縄編み、大漁を願った模様など、さまざまな願いが込められて模様が作り出されていきました。
多くの家族が自分達の着るセーターに色々なパターンのバリエーションを加え手編みしています。
それは家紋の意味合いもあった様ですが、実際には夫が万が一遭難した時、判別できるようにと、それぞれの家庭の模様を生み出したといわれています。
肩幅を広めにとり、身頃に対して垂直な袖付けなど現在も昔ながらの製法で、ニットの各パーツを機械でそれぞれ編み上げてから、手仕事で縫い合わせられています。
袖口と裾は、やや長めのリブステッチ(ゴム編み)でしっかりと外気の侵入を防ぎ、動きやすさにも配慮された作りです。
ネックは、あわせやすいクルーネックでインナーにシャツをあわせたシャツの襟とも相性良く、
さらに保温性、防寒性もアップします。
全体的にはベージックな程よくゆとりのあるシルエットですので、シャツなどとのレイヤードにも最適で、アウターとしても存在感のあるニットです。
コーディネートは、アメカジスタイルなどのカジュアルにも、Pコート、ダッフルコートやレザーアイテムなどのインナーとしてちょっとキレイ目なスタイルにもボトムのシルエットも選ばず、合わせやすいです。
男女問わず合わせられ、防寒対策にも抜群なアイテムです。
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ニットにレースカラー♡ #gooblog https://blog.goo.ne.jp/zoeyvintage/e/4ed0ddeba536ec9a4aa1e830d428d052
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