#菓子専門学校
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たしかに子どもの頃から食っている。
小学生のころ、仲間で野球をやった後に小遣いで食えるものといえば、駄菓子かスガキヤだった。
たしか200円もしなかったと思う。
ソウルフードといえばそうかも知れない。
高校生の頃には今池の地下にエロ映画専門の劇場があるビルの1階にあった店で学校帰りによく食った。
大人になってからもショッピングセンターなんかのフードコートにあったりしたので時々。
亡くなった母が、ここのソフトクリームが好きだった。
そんなスガキヤラーメンをリュウジさんが再現していた。作らざるを得ない。
最後に食ったのはいつだったか。
岡崎市にいる頃だから、もう8年以上昔だ。
リュウジさんレシピでできたスガキヤを食いながら(こんなんだっけかな?)なんて思っていた。
しょうゆ豚骨で魚介だしが効いている記憶はある。
今回作ったものも、たしかにそういったものを入れている。
確かめるにはもう一度食ってみるしかないが、残念ながら東京には店舗がない。
インスタントという手もあるが、スガキヤの店舗は生麺なので、ちょっと違う。
ま、また名古屋に帰るときまでの宿題だ。
「トマトジュースのポモドーロ」「小松菜とナス、トマトのアンチョビ炒め」
なんかオサレな感じだが作るのはおっさんである。
相変わらず盛り付けがあり得ない。
ごちそうさん。
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ロープ現象というのは、パンや焼き菓子で細菌が増殖し腐敗し、糸を引くようになること。原因はBacillus(バシラス)属の細菌です。自然界によくいる菌で、枯草菌や納豆菌もこの仲間。マフィンの原材料の小麦粉や生のフルーツなどにもいます。これらの中には、「芽胞」を作って耐熱性を持ちオーブンで焼かれても生き残るタイプがいて、温度が下がると発芽し生温かな状態が続くと一気に増殖します。 また、土付きの野菜やフルーツ、じゃがいもなどの調理場への持ち込みによりバシラス属の細菌が調理場に住み着いてしまうことも。消毒しても完全に殺菌するのは難しく、調理場の菌が食品に付き増殖することがあります。 こうしてパンや焼き菓子でバシラス属の細菌が増殖し、糸を引くのです。竹谷さんによれば、20年ほど前までは、原材料や調理場が細菌で汚染されていることがあり、時々ロープ現象を見たとのこと。 その後、製粉企業や原材料メーカーの管理レベルが格段に向上し小麦粉などに含まれる細菌が減ったことや、土付きの野菜やじゃがいもなどの調理場への持ち込みが危険であることが周知されたことなどもあり、めったに見なくなったそうです。くだんのマフィンの動画に「久々に見たよ」というのが竹谷さんの第一声でした。 [snip] 「もし、砂糖を半量以上減らしてフルーツや栗がごろごろ入った自然派マフィンを作ってほしい、と依頼されたらどうしますか?」と尋ねてみました。竹谷さんはうーんと唸りました。「生のフルーツや栗がごろごろ入って、というのは断ります。毎回、同じように作れる自信がない。フルーツはジャムにしましょう、栗は甘露煮に、と交渉しますね」。そのうえで、具材を変えるごとに試作を重ね、加熱温度や加熱時間を決めなければならず、製品化に相当な手間と時間がかかります。 指導する立場の専門家ですら尻込みするような難易度の高いマフィンを、その難しさに気づかず作っていた、というのが、今回の食中毒事故の背景のようです。
本当のプロなら「賞味期限1週間」は可能…「無添加の手作りマフィン」が食中毒を引き起こした"3つの問題" そもそも「具材ごろごろ」は製造・保存が難しい | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
この記事では食材からのコンタミの話しかしてないけど、人の身体からのコンタミも普通に起こり得るからね。職場の友人(事務���・文系)に「子供が学校で味噌作りの体験実習があって、当日の朝は納豆を食べて来ないように、って言われたんだけど、なんで?」と訊かれてそんな説明したことがある。
地ビール大好きなポスドクが退職した途端、誰の培養細胞にも酵母がコンタミしなくなった。というのは、私が大学院生だったときにあった本当の話w
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パリをあとにしてからずっとオーシャンゼリゼ歌ってる。パリにいる私が本当の私で、こんなクソくだらない労働ですり減っている私のほうが夢なんじゃないかと思う。
東カレの男の子たちの部屋に訪れるたびに引け目を感じてもなお、豚小屋みたいな部屋に住まい続けているのはぜんぶ、束の間のなりたかった私になるため。スーモを何度開いても、増す家賃をパリへの航空券に換算するのをやめられない。航空券の値段と有給日数を照らし合わせてパリに行けるうちは、きっとここから出られない。
パリではみんな、「フランス語うまいじゃん!」って言ってくれる。一瞬だけ、10年前の私を抱きしめられる気がする。でもそこに(観光客にしては)って枕詞がついているのを、私はわかっている。
15歳のとき、当時の担任だった丹羽先生、覚えていますか。文理選択の進路相談で、Figaro Japonのコラムを書くような人になりたい、と伝えたとき、言葉を選びながら、かなり厳しい道だと思う、と言ってくれましたね。
どうにかしてこの場所に近づける進路を探して、クラスメイトが新大のOCに行く中、製菓の専門のOCに行きました。偏差値が30近く低い高校に通う中学の同期とばったり会いましたね。一緒に苺のミルフィーユを作りながら、これまでに通った道程を鑑みると、選べない道だと思ったのをよく覚えています。
クラスのみんながセンター試験対策をする中、独学で内職をしながらフランス語の単語帳を捲って、仏検の勉強をしました。本当はセンターだってフランス語で受けたかったけど、2外で3年間学んでいる人には敵わないと言われて、諦めました。私の地元には、2外が選択できる高校も、教えてくれる人もありません。
なんとか晴れて大学生になって留学してみたけど、焦がれていたあの人のように話せるようにはなりませんでした。Tu es timide、と何度言われたか。通っていた語学学校の日本人の中で誰よりも流暢だった彼は、高校でフランス語を履修していたそうです。私が内職で無理やり捻出していた時間を、この人は課程に則るだけで良かったのだと思うと、羨ましくて仕方がなかった。
帰国してからも自分が許せなくて、その後も独学でB1まで頑張ったけど、私のそれはただ、文法ができるに過ぎませんでした。就活を控える頃になって、もうそろそろ折り合いをつけるべきだと思ったん��す。
でも、いまだに折り合いはつけられていません。好きな人に、〇〇ちゃんこういう職のほうが絶対向いてる、と言われるたびに、そんなのとうの昔に蓋をした選択肢なんだよ、と思う。もう、be動詞も何もかも忘れた。駐妻やる予定なので♡って返してみるけど、そんなの心が死ぬのもじゅうぶんに知っている。
この先幾度となく訪れるであろうシャンゼリゼ通りで、シャンゼリゼでオーシャンゼリゼはね笑、と聞いたしょうもないJPOPを来るたびに思い出すんだと思う。そして、15歳の私のことも。そういう業みたいな街。
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CoC「片鱗」HO殺人鬼 ※シナリオの重大なネタバレが含まれます
セリフ集
「かうかう」 「ぶ」 「うー、あ゛」 「カッコー、カッコー、カッコー」 「くじら、ヤギ、キツツキ」 「ここが地獄だ!ここで跳べ!」 「宙吊り、宙吊り、宙吊りで、かわいそうで、おれが埋め合わせしてあげたいと思うんだよ」 「あの家には行かれない」 「ううー」 「いい子、いい子」 「『行き過ぎろ、影』」 「おまえはもう十分耐えた。あれはただの育ちすぎたコウモリだ。やつらが自ら蒔いた種をおれが刈りとってやる」 「それに比べてどうだ? おまえときたら盗人の淫売……おまえの薄汚い血が薄まったおかげで衿迦や兄は出来がいい」 「邪悪! 老いぼれの古コウモリめ! 報いを受けろ!」 「でもおれは、どこにも行くところがないし、他にやることもないんだ」 「今日はいいことあった?」
◆身上調査書
姓名:ビスコ/房 必思可(ファン ビスコ) 愛称:ビスコ 年齢:23歳 性別:男 血液型:B型 誕生日:6月28日 星座:かに座 身長:198cm 体重:84kg 髪色:オレンジっぽい赤��� 瞳の色:茶色 視力:左右1.0 きき腕:右 声の質:ザラザラした掠れ声 icv山寺宏一 手術経験や虫歯、病気:なし 身体の傷、アザ、刺青:なし その他の身体的特徴(鼻や目の形、姿勢、乳房、足、ホクロなど):手足が長くて猫背 ゴツゴツしている 手が細長い セックス体験、恋愛、結婚観:なし 性愛感情がかなり薄い 尊敬する人:なし 恨んでる人:もういない 出身:衿迦から生まれた/中国籍を取得 職業:肉屋 将来の夢:まだない 恐怖:衿迦を守れないこと 癖:目を細める 舌を出す 酒癖:酒の味が苦手なので飲まない 特に酔っても顔に出ない
*交流向け 一人称:おれ 二人称:おまえ、あいつ 呼び方:下の名前呼び捨て 敬称をつけない
*概要
蛇之目衿迦の同級生と家族3人の命を奪った殺人鬼。道徳規範を持たぬ怪物。正体は蛇之目衿迦が作り出した狂気の別人格であり、アーティファクトの力を得て肉体を持つ独立した存在となった。
*性格
おおよそ人間が持ち得る道徳規範や社会的モラルを持たない破綻した思考回路の持ち主であり、目的を達成するために法律や禁忌を破ることにはじめから躊躇いのない人物。自身の写し身である衿迦を守ることに関しては普通では考えられないほどに献身的になるが、それ以外の人間や事象に関しては関心がかなり薄い。 感情表現は幼稚で素直だが、起伏は通常激しくはない。極端なほど口下手で、ほとんどのコミュニケーションを単語や短い反復によって行い、自分の考えを自発的に話すことは稀。意味のない喃語を交えて話し、関わる必要がないと思えば完全に相手をシャットダウンし、ひとことも喋らないということも平気でする。 これらはビスコ自身に「社会に混じって生活する」という能力が根こそぎ欠けていることに由来し、目の前で起きたことや他人の事情や感情を受け取って呼応することもなければ、常識的にこうしなければならないという基本的概念を持たず、相手に分かりやすく伝えるための工程をすっ飛ばすことで発生する。理解できてい���いわけではなく理解させる気がないといったほうが正しい。 このため知能行動に支障があると判じられることが多く、実際の知能テストをまともに受けることも不可能なためそのように分類されるが、実を言うと知能より性質の問題。今後社会生活をこなしていく上で変化する可能性はある。 大人しくぼうっとして反応が鈍い。何を考えているかわからない冷血で爬虫類っぽい性格である。衿迦に対してはどこまでも優しく、辛抱強いあたたかみのある部分が発露される。刺激しなければ無害な置物のようなもの。
*人間関係
社会に馴染める人格の持ち主ではないため、衿迦と房芳と職場の店主くらいとしか基本的には会話をしない。初対面の人間からは不気味がられ、それらを払拭する努力もしないため遠巻きにされることが常である。一応必要があると思えば肯定、否定、疑問くらいは口にすることもあるようだ。
*家族関係、幼少期体験
なし
*能力
前述のとおり実は知能に問題はなく、高校卒業程度の学力知識は持っているものと思われる。計算問題などは難なくこなし、少々難解な文章も理解して読むことができる。問題��テストなどをまともに受けるために机に留まらせておくのが難しく、ビスコが意味を理解できないものには取り合わないため、数値的な判断は難しい。 現在は肉屋での食肉加工作業を行っているが、動物を解体するのに精神的に動揺することも落ち込むこともなく、生まれが生まれのために刃物の扱いに長けていることからなかなか向いており、慢性的に人手不足な職種のため重宝されている。特に楽しいと思ったことはないが、現在の仕事に不満はないようだ。 何時から何時までという括りでの仕事が難しいため、衿迦が出かけるときに一緒に出かけ、作業が終わったら帰るという出来高制を許可してもらっている。
*肉屋のポパイ
牧場から一頭ずつ牛や豚、鳥を買い付けるため新鮮で安いお肉を売っている精肉店。店内作業がきついため職人が居付かず育たないことが目下の悩みだったが、重労働をあまり高くはない給料でやってくれるビスコが店員になり助かっているらしい。現在は店長(精肉作業と接客)、ビスコ(精肉作業専門)、バイト(接客と配達)の3人で運営している小さな町の肉屋。コロッケがおいしい。 ビスコはほとんど店長としか会話をしないが、特段ビスコの奇妙な人柄を気にしていないようだ。
*好きなもの 食べ物:チョコレート菓子、グラタン、コロッケ、ハンバーグ ケチャップとマヨネーズの味が好き 飲み物:カルピスなど乳酸菌飲料、ホットミルク 季節:夏 色:海の色、衿迦の目の色 香り:牛乳石鹸のにおい 書籍:銀河鉄道の夜 動物:あんまり出会ったことがない ファッション:丈が長い服 落ち着く 場所:海 愛用:肉切り包丁 趣味:クレーンゲーム 写真を見る
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■子どもが誤って食べてしまう可能性も… “大麻グミ”見た目は、一般的なグミと何ら変わりはありません。 そのため誤って食べてしまう危険性もあります。 実際、カナダでは、子どもがもらって食べたハロウィンのお菓子に、大麻由来の成分が混ざっていたといいます。 カナダ在住 娘が“大麻グミ”を食べたホール奈穂子さん 「見た目はいつも食べているグミのお菓子と同じものだったので、(娘が)1つ口の中に放り込んだところ『ちょっと変な味がしたから残りは捨てた』と、そうすると数分以内に頭がクラクラして、でも起き上がれなくなってしまった。」 すぐに病院に連れて行き、事なきを得ました。 またこちらは、タイの店舗で売られているお菓子。これらには、大麻の成分が入っているといいます。 小さな子どもを持つ保護者は… 小学校1年生の子どもを持つ父親 「もしかしたらそこでお菓子もらうかもしれない。今回の事件があって不安には思います。」 ■実際に“大麻グミ”を食べた人は… サタデーステーションは、実際に“大麻グミ”を食べて体調に異変を感じたという人に話を聞くことが出来ました。 “大麻グミ”を食べたことがある女性 「目が覚めてからも吐き気が続いていたり、頭がふわふわして視界がゆがむような感覚がありました。」 こちらの女性は、いわゆる“大麻グミ”を食べて、命の危機を感じたと話します。 “大麻グミ”を食べたことがある女性 「「あれ、おかしいな」という違和感を感じて、それでちょっと頭がぐらぐらするなと思ったら目が覚めたときはもう次の日の夕方になっていて、もうその間の記憶がないくらい気絶していたという感じです。」 相次ぐ“大麻グミ”による健康被害。きのう、グミを製造販売した大阪の会社がインタビューに応えました。 グミ製造販売会社「WWE」 松本 大輔 社長 「我々は半年以上前から『HHCH』摂取していますけれど、今のところ人体への影響はございません。何事も摂取しすぎているのは、人体に影響があると思いますので、お酒、市販薬、嗜好品、同じですけど、用法用量を守って使うのがいいと思ってます。」
“大麻グミ”で救急搬送相次ぐ 専門家は子どもの誤食に警鐘(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
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昨日にて「Mami Furukawa Exhibition」の会期を終えました。最終日も雨の中、一度まみさんの器を見てみたかったと赤ちゃんと一緒にお越しいただいたご家族など皆さんのタイミングでお立ち寄りいただき10日間の会期を穏やかに終えることができました。(ご夫妻で選んでくださる間、赤ちゃん抱っこさせていただき癒されました〜♪)3年ぶりの開催でしたが、まみさんの器との再会を楽しみにしてくださっていた方もたくさんお越しいただけてお家でお使いの状況など嬉しいお話もたくさんお伺いできました。また、同時期にまみさんが参加されていた益子の陶器市にお伺いできない方がhisocaで手にしてくださったり、以前の益子で出会われた方が関西に引っ越して来られて今回の展示を知ってくださった方などまみさんもSNSにてたくさんお声かけくださったのもあり新しい出会いをたくさんいただきました。ハードなスケジュールの中、作品を制作・ご準備いただきましたまみさんにも感謝いたします!お越しいただきました皆さま、お問合せいただきました方々にも会期を楽しんでくださりありがとうございました。
会期にあわせて今回は一条寺の「日はうたう」さんに焼き菓子にてご参加いただきましたが、美味しい焼き菓子をたくさんご用意いただきありがとうございました。お休みが合わなくてなかなかお店にお伺いできなかった方など初めて出会っていただいた方も多く、まみさんの器とともにお楽しみいただけました。ホッとできる美味しさに��ッピングもそれぞれ素敵で後半の再入荷に再びきてくださる方も♪たくさんの方にお楽しみいただけて私も嬉しかったです。お菓子を作られる理恵さんとの出会いからのご縁でしたが、その後オーナーの美和子さんとは服飾専門学校の同級生だったことも発覚して(学科が違い同じクラスになった事がありませんでした)日はうたうさんとは時を超えたご縁も感じています。日はうたうのお二人にもたくさんお力添えいただきありがとうございました!
また作品のオンラインショップ掲載の準備ができましたら改めてご連絡させていただきますね。お時間いただきますがどうぞよろしくお願いいたします。
本日から10日まで、定休日と展示入れ替えを含めてお休みをいただきます。次回は11日(木)の11時よりオープンいたします。合わせてどうぞよろしくお願いいたします。
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がっこちゃっこすべし~その197
昨日も実家で元日に食べたお菓子について紹介しましたが、今日は第二弾。東京に住む姪が買ってきてくれた「お煎餅」。実はこれは私たち家族にとって忘れられない特別なものなんです。(以前にも紹介したことがありました)
こちら「春助煎餅」というお店のもの。
映画「男はつらいよ」の寅さんが住む葛飾柴又の隣町「高砂」の駅前にお店があります。
40年以上前、私たちはこの「高砂」に住んでいました。当時からここのお煎餅が大好きで、よく買っていました。店構えも風情があります。そのことを知っている姪がわざわざ行って買ってきてくれたのです。
なんと、お店の方に我が家の話をお伝えしたら「覚えている」とのことだったそうです!
ひとつひとつ丁寧に作られたお煎餅。どうかこういうお店がこれからもずっとずっと続いてくれますように、と願わずにいられないお店。
何もかも風情があるでしょう?どのお煎餅も軽やか��味も優しくてとっても美味しかったです。
高砂には大好きなお店がたくさんありました。餃子専門店、当時珍しかった「ピロシキ」を売っていたお店、タンメンが美味しかったラーメン屋さん、友達の家に行くと出前をとってくれた定食屋さん・・・そのほとんどはもうありません。でも、同級生の家でもあったお店が数軒残っていて、同級生が後を継いでいると友人が教えてくれました。
最近とても人気だったドラマ「団地のふたり」に主演していた小林聡美さんは中学校の先輩であり、担任の先生が同じだったりしました。あのドラマの世界観はまさに高砂時代の下町の賑やかさあったかさに通じるものがあります。
今度私も尋ねてみようかな。春助煎餅や同級生のお店に顔出してみようかな。そう思っただけで、なぜだか胸がじーんとなります。あの町には多感だった少女時代の私がいて、泣いたり笑ったりしていました。そんな時代もあった、それも全部私であり、今の私のもとを作っている、そう思うと感無量な気持ちになります。
きっと、みなさんにもそんな懐かしい場所や人がいることでしょう。それらを優しく思い出し、抱きしめてあげられたらいいですね。そしたらきっと今年の自分は何よりパワーをもらえるのではないかしら・・・
懐かしい「お煎餅」はいろんなことを感じさせてくれました。姪に感謝です。ありがとう!
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2020/7/17
3Dプリンタ��� 造形方式と素材について
3Dデータを手軽に立体物として出力できる3Dプリンターですが、ひと口に3Dプリンターと言っても造形方式や使用する素材には様々な種類があり、それぞれの特性も異なります。 今回は3Dプリンターの造形方式と素材について、特性とともにご紹介します。
目次
3Dプリンターについて
3Dプリンターの造形方式について
3Dプリンターの素材(マテリアル)について
3Dプリンターとは?
3Dプリンターの活用事例
熱溶解積層型 FDM
光造形型 SLA
インクジェット型
粉末焼結型 SLS
粉末固着(接着)方式
ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)
PLA(Poly Lactic Acid)
PC(ポリカーボネート)
PET(Poly Ethylene Terephthalate)/PETG
その他の素材
3Dプリンターについて
3Dプリンターとは
3Dプリンターとは、3DCAD、3DCGデータを元に3D(3次元)の立体造形を行う製造機器です。積層工法(積層造形)を使い立体物を製造します。
2009年にFDM(溶融堆積モデリング)の特許が失効したことで、数万円~数十万円の個人・家庭用の3Dプリンターが普及していきました。それにより、これまでは高額で製造に時間を要したオーダーメイドのものでも、個人レベルで安価に素早く造形することが可能になりました。
3Dプリンターの活用事例
近年は3Dプリンターの値段も一層手頃になり、機種も増えて使用素材が多様化し、造形精度も向上しています。それにより、製造業以外の様々な分野でも活用されています。
製造(自動車 / 航空機パーツ / 玩具 / 金属パーツ / 鋳型など)
建築、インテリア(住居 / 模型 / 椅子 / 照明 / 食器など)
食品(ピザ / チョコレート / 菓子類など)
医療(臓器 / 骨 / 製剤など)
ファッション(靴 / アクセサリー / ドレスなど)
3Dプリンターの造形方式について
3Dプリンターには、家庭用と業務用マシンがあります。
家庭用3Dプリンターは数万円程度で入手することが可能ですが、造形物の品質は業務用よりも落ちてしまいます。また、以下のように積層方式を分類することができます
熱溶解積層型 FDM(Fused Deposition Modeling)
主に低価格の家庭用3Dプリンターで使われている方式で、熱に溶ける樹脂をヘッドから押し出しながら1層ずつ積み上げていく方式です。
本体価格や材料費も安い一方で、他の種類と比べると精度や仕上がりが粗くなります。
特徴:安価 / プロトタイプ・治具制作向き
強度:★★★★☆
再現性:★★☆☆☆
速度:★★★☆☆
光造形型 SLA(Stereo Lithography Apparatus)
液体樹脂を紫外線で硬化する積層方式で、細かな形の造形も高精度に作成をすることが可能です。その一方で、本体価格や材料費は高く、仕上がりまでの時間も要するために、量産には向きません。
特徴:高精細 / 大型造形向き
強度:★★★☆☆
再現性:★★★★☆
速度:★★★☆☆
インクジェット型
液状の紫外線硬化樹脂をヘッドから噴射して紫外線で硬化させて積み重ねていく方式です。
複雑な造形物も、高解像度なカラーで高精度に作成することができる一方で、維持費が高いことと、出力物の耐久性は弱く、直射日光に当たると硬化して形状変化をしてしまうことがあります。
特徴:高精細 / 多素材対応
強度:★★★☆☆
再現性:★★★★☆
速度:★★★☆☆
粉末焼結型 SLS(Selective Laser Sintering)
粉末樹脂などの材料にレーザーを照射して焼結させていく方式です。
金属やナイロンなどの粉末樹脂などの様々な材料を利用することができ、複雑な造形が可能です。
特徴:多素材対応 / 高額 / プロダクション向き
強度:★★★★★
再現性:★☆☆☆☆
速度:★☆☆☆☆
粉末固着(接着)方式
石膏などの粉末材料に接着剤を吹き付けて積層する方式です。
材料費が安く、発色のある造形物の作成が可能です。
造形スピードも速いのですが、出力物は衝撃に弱く、壊れやすいために注意が必要です。
特徴:多素材対応 / 高額 / プロダクション向き
強度:★☆☆☆☆
再現性:★☆☆☆☆
速度:★★★★☆
3Dプリンターの素材(マテリアル)について
FDM方式の家庭用3Dプリンターでは、主に「ABS」と「PLA」の2つの素材(フィラメント)が使用されます。
また、「ABS」や「PLA」に異素材を混ぜ込んだものを、「合成フィラメント(複合材料)」と言います。炭素繊維を混ぜた「合成カーボンフィラメント」など、3Dプリンター用のフィラメントは様々なものがあります。
ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)
ABSは、一般的なプラスチック製品に使用されています。
曲げや伸びに対して丈夫で靭性(衝撃に対する粘り強さ、靭性が低い=脆い)があり、研磨などの後加工に適しています。ABSは高温でないと出力できず、冷やすと収縮し反りやすい性質があるために、大きな造形物になるとひずみが生じて変形してしまうことがあります。また、湿気でも反りやすくなるために、注意が必要です。
特徴:プロトタイプ・プロダクト向き / 後加工可 / 反りやすい
強度:★★★★☆
靭性:★★★★☆
耐熱性:★★★☆☆
耐候性:★★☆☆☆
PLA(Poly Lactic Acid)
PLAはポリ乳酸と呼ばれ、コーンやイモ類などの自然由来の素材を原料にしたエコプラスチックです。
硬くて反りにくいために安定して出力ができるために、大きい造形モデルやプロトタイプの制作に向いています。一方で、高温には弱く、靭性に乏しい性質があります。そのため、出力後の研磨などの表面仕上げや塗装処理には不向きです。
特徴:プロトタイプ向き / 反りにくい / 大型造形可 / 脆い
強度:★☆☆☆☆
靭性:★☆☆☆☆
耐熱性:★☆☆☆☆
耐候性:★★☆☆☆
PC(ポリカーボネート)
PCは、熱可塑性プラスチックの一種で、軽量でありながら非常に強度があます。さらに、耐熱性や耐候性、耐衝撃性にも優れていることから、自動車部品や家電製品などの最終用途部品生産で使用されています。しかし、PC対応機種が現状ではまだ多くありません。
特徴:プロダクト向き / 軽量で強度有��� / 耐衝撃性有り
強度:★★★★☆
靭性:★★★★☆
耐熱性:★★★★☆
耐候性:★★★★☆
PET(Poly Ethylene Terephthalate)/PETG
PETは、透明性・耐久・耐熱性があり、ペットボトルの素材として知られています。
PETG(PETの強化材料)は、さらに透明性が高く、ABS並みの強度・耐久性・耐熱性を持ちながら、反りなどが少なくPLAのような出力時の安定性を併せ持つ素材として優れた性質を持っています。
特徴:特徴:透明性 / 強度有り / 吸湿性有り
強度:★★★★☆
靭性:★★★☆☆
耐熱性:★★★★☆
耐候性:★★★☆☆
※注)各メーカーにより、素材特性に差が生じることがあります。詳細はメーカー各社にお問い合わせ下さい。
その他の素材
この他の素材を、積層方式に合わせて分類すると、以下のようになります。
熱溶解積層型: ポリフェニルスルホン(PPSU)
光造形型:エポキシ系樹脂 / アクリル系樹脂
インクジェット型:アクリル系 / ABSライク / ポリプロピレンライク / ラバーライク / 光硬化性樹脂 / ワックス
粉末焼結型:粉末樹脂 (SLS ナイロン,セラミック,エストラマー,ポリプロピレン) / 金属(SLM 銅,青銅,ニッケル,チタン)
粉末固着式積層方式:粉末樹脂(石膏,プラスチック,デンプン,セラミック,石膏) / 金属(チタン・ニッケルなど)
用途に合わせて機種や素材を選ぶと良いでしょう。
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ライタープロフィールTaiki YUZAWA
取り上げられにくい社会問題を題材にしたメディア表現や、デジタルファブリケーションを用いたプロダクト制作を行う。 現在は、車椅子用のアダプター式自転車、オープン・ハンドサイクルの開発を手掛ける。 情報科学芸術大学院大学[IAMAS] プロジェクト研究補助員 名古屋学芸大学、日本総合ビジネス専門学校、名古屋ファッション専門学校 技手・非常勤講師
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Käärijäと病気
photo from paidatonriehuja instagram
最近ファンになった方はもしかすると詳しいことはご存じないかもしれませんが、カーリヤはかつて、潰瘍性大腸炎という病気(故安倍晋三氏の告白で病名を知った方も多いかも?)で生死の境をさまよったことがあります。 上半身裸のパフォーマンスが芸風の彼ですが、同じ病気で苦しむ人に少しでも勇気を与えたいと、手術の痕やストーマ(人工肛門)の痕を隠さずステージに立ち続けています。 だいぶ前に、彼が病気のことについてポッドキャストで語った内容を英訳してくださった方がおり、それを和訳していたのですが、あまり共有していなかったので、改めてこちらに掲載をしたいと思います。 内容は、2023年4月19日に放送されたKolme Käännekohtaa Podcast の英訳より、病気に関わる部分を抜粋したものです。 英訳は下記URLからご覧いただけます。
以下日本語訳です。 ※フィンランド語→英語→日本語の訳なので、正確性に欠ける部分があります。 ※出血や嘔吐、糞便への言及があります。 ※病気に関する専門的な情報ではありません。より正しい情報へはご自身で信頼できる専門家・専門機関まで。
【カーリヤと病気】
Käärijä(以下K): それが始まったのは僕が14,5歳の頃、ペルトラ中学校に通っていたときです。突然下血したのです。家庭科の授業で調理実習をしていたときのことです。なにか変なものが出たように感じて便器を見たら、血だらけになっていました。 僕が教室に戻ってそのことを友達に話すと、笑っているやつもいれば、マジで?と困惑してるやつもいました。僕自身も、そんな話は聞いたことありませんでした。 変だなとは思いましたが、恥ずかしくて、家に帰っても両親には言いませんでした。僕たちはちょうど休暇で、北の方に住んでいるい��この家に家族で行く予定でした。そこで僕は、親にこのことを言わなければいけないと気づいたんです。もしこれが深刻な症状で、旅行中に何かあったらまずい。そこで次の日両親に打ち明けると、大丈夫、内視鏡検査の予約を取ろう、という話になりました。
いとこの家には行きましたが、体調は悪化しました。痙攣を起こし、四六時中トイレに行っていたのです。その後メヒライネンのプライベートクリニックで内視鏡検査を受け、直腸の感染症と診断されました。その時点ではそこまで深刻でもひどくもなく、ただ下血したというだけだったんです。 治療と内服薬は効果がありました。ある時点では必要を感じなくなり、薬を飲むのもやめたほどです。しばらくは薬なしで過ごすことができたのです。 MC:なぜ?(笑)副作用でもあったの?というかなんで下血したときにすぐ救急車を呼ばなかったの? K:(笑)それが僕なんです、変わったやつなんです、なんと説明したらいいかわからないんですが… とにかく、しばらくは服薬していましたが、ある時点でやめました。両親は、何がこの症状を引き起こした原因なのか必死に、熱心に調査していました。息子を助けたかったのです、無理もありません。 両親はヘルシンキでいわゆる食事療法の専門家を見つけました。そこで問診を受けて、これとこれをドイツから取り寄せなさいというようなことを指示され、そのとおりの食事を1年続けた結果、症状はすべて消えたんです。 もちろん、誰にでもこれを勧めることはできません。つまり、製薬業界ではそれを推奨していないし…ただ、これは僕の話で、僕の場合は効果があったんです。 MC:つまり…君はヘビの油(*日本で言うがまの油のような意)みたいな治療を受けたということ? K:まぁ、そんなところです MC:もう少し詳しく教えて?食生活を変えたら効果があったっていうのは科学的にも合理的だと思うけど、なぜヘビの油のようなものだと? K:僕にとってはそうではなかったですが、僕がそういう、いわゆる「くだらない治療法(*民間療法)」に触れると、何かへの反対活動をしてるととらえる人がいるかもしれないので。簡単に言うと、砂糖とでん粉、食品添加物を摂取しないようにしたんです。それから、いいビタミン剤をヨーロッパ中から取り寄せました。フィンランドでは手に入らないので。それを摂取して、専門家の提示する療法に従って1週間すると、症状がすべて消えたんです。 それから少しずつ、刺激がないかどうか確認しながら食べ物を増やしていきましたが、僕にはどれも合いませんでした。そこで一番軽いオーツ麦から試したんです。最初は壊滅的でしたが、少しずつ改善していきました。これは僕が17歳のときの出来事で、ヴァッリラの専門学校に通っていたんですが、優しい食堂のスタッフが、僕のための昼食を作ってくれました。食事療法を真剣に受け止めてくれた彼らにはとても感謝しています。食事は美味しく、すべては順調でした…18歳の誕生日が近づくまでは。つまり、初めてお酒を飲み始めるまでは。
初めてお酒をまともに飲んだのは17歳と半年くらいのときです。もちろん、15歳くらいになれば、ロングドリンク(カクテル)くらいは嗜むでしょうが、一口とかその程度です。そうして初めてまともに飲酒してから、その習慣は続くようになりました。お酒はそれほど定期的に飲まなきゃという感じではなかったですが、悪習慣が戻ってきてしまいました。マクドナルドに行ったり、お菓子を食べたり。食事療法を実践する前の僕に戻ってしまったんです。 本当に最悪の食習慣でしたね。学校が休みになると、1日3回はマックに行っていたかもしれない。僕の腸にとってタフな時間だったことは間違いありません。そして、18歳の誕生日を迎えると、また便器が血で染まったんです。「くそったれ」と思いましたね。そこからどんどん事態は悪化していきました。
それからというもの、あらゆる治療を試しました。ですが、もはや薬でさえも役に立ちませんでした。がん治療の…なんて言ったかな、そういうところにも行って、毎月か、2週間に1回、がん治療に使われるのと同じ点滴も受けましたが、まったく効果はありませんでした。体は倒れそうになるくらいぼろぼろで、下血も続いていました。ヘモグロビンの値(*血清鉄のことか?)は54〜56を彷徨っていました。 ある日血液検査のためにカンピまで歩いていったのですが、その日のうちに「これは少し急いだほうがいい」と電話が来ました。その日は兄とパブでヨケリット(*ヘルシンキのプロホッケーチーム)の試合を見ていて、その後家に帰って父と兄と一緒にテレビでリーグ戦を見るつもりでした。電話を受けた父に、はやく行くぞ、と言われ、僕は「もう病院には行きたくない!」と泣き出してしまいました。もう治療を受けたんだから、と。でもついにこのときがやってきてしまったのです。 僕は歩き出しましたが、めまいがしていました。当時僕はいつも倒れそうな状態でした。体重は49kgしかなく、もはや自分の中には何も残っていないような感じがしていました。顔も蒼白というか、真っ白でした。父はザ・シンプソンズのDVDと僕の枕とノートパソコンを荷物に詰め込んで、「今すぐ行くぞ、このままじゃいられないんだから」と力づくで僕を車に押し込みました。
時々、すべてを諦め終わらせたくなる瞬間がありました。一時強力な薬(*オピオイド系の強い鎮痛剤)を処方されていた時期があり、その薬のせいで錯乱状態だったんだと思います。色々な考えが頭をよぎりました。幸運にも、僕は自分自身を傷つけたりせずにすみました。本当によかった。入院中、あと1週間か2週間でも来るのが遅かった��君はここにはいなかった、と医師に言われま���た。もう少し遅かったら感染は大腸から内臓にひろがり、そうなるともう治療法がないからです。幸運にも、そんな事態にはならずに済みました。
僕は緊急手術を受け、大腸を摘出し、代わりにストーマ(人工肛門)が一時的に設置されました。最初はストーマになることを恐れていたし、すごく怖かった。目が覚めて初めて検査したときはもう、最悪だ、ついにストーマになったと思いました。心身とも打ちのめされて横になっていましたが、でも、「少なくとも俺は生きてる」と考えました。それはとても素晴らしい感覚でした。麻酔をされて突然意識を失い、なんの記憶もなく、目覚めたらストーマがついていたんです。 MC:知らない人のために、ストーマについて説明してくれる? K:ストーマは、お腹の右側か左側に、ちょっとどっちがどうという関係はわからないですが、僕の場合は右側に設置されました。小腸がストーマの中を通り、きれいに折りたたまれるんです。見た目はちょっと汚くて、便や体液がストーマを通じて袋にたまり、必要に応じて袋の中身を捨てる必要があります。接着剤が劣化してきたら、ときどき交換しなくてはいけません。 僕はこの事実を受け入れました。僕は驚くほどすぐに病院のベッドから起き上がったんです。「クソ、はやくここから出るぞ、立ち直ってやる」という想いでした。ベッドの中で、僕は作詞を始めました。音楽で生きていきたいという決意を固めたのです。何かを成し遂げられる保証はありませんでしたが、なにかやってやろうというのが僕の決断でした。僕はいつも、フェスのステージのような場所でパフォーマンスをすることを夢見ていました。その夢に向かって一歩を踏み出したんです。退院後すぐに僕はスタジオに向かいました。そこで僕たちは"Urheilujätkä"という曲を作ったんです。
とはいえ、僕は自分の身に起こったすべてのことに感謝しているんです。ストーマは4〜5ヶ月くらいつけていました。手術を受けたのはクリスマスの時期だったのですが、幸運なことに、クリスマスには退院して家に帰ることができました。タクシーに乗って帰路についたときは、本当に最高の気分でしたね。母がクリスマスツリーを飾ってくれていて、家の中はクリスマスの雰囲気に満ちていました。母と僕だけ、ふたりきりで…あの日は僕の人生の中で最高の一日のひとつでした。生きていることを実感して、めちゃくちゃ気持ちよかったんです。
体調も良くなり、ストーマのお陰でよく動けるようになりました。僕はすぐにジョギングのような運動を始めました。体重や筋肉も少しずつ戻ってきました。メンタル面では気分も上向き、非常にはやく回復できました。 医師は、小さい頃からずっとスポーツをしていたことが回復に役立っているのだろうと言っていました。長いこと深刻な病状だったにも関わらず、僕の体は思ったよりずっとはやく回復していったんです。 メーデー(5月1日)にはバイパス手術を受け、ストーマを取り外しました。手術では、小腸からJパウチというものを作ってもらいました。J��型で、縫い合わせられて袋状になっているものです。アーチの部分に便がたまり、大腸のような働きをするんです。まったく一緒というわけではありませんが、便や体液を吸収してくれます。
本当におもしろい、いや、おもしろくはないですが、奇妙な体験でした。後ろの穴からも前の穴からも、腕からも脇腹からも…僕はチューブだらけでした。1週間半、縛り上げられたミイラみたいな姿で、病院の廊下を歩いていたんです。 メーデーの日、窓の外を見ながら、ヨンネ・アーロンの”Yksin”や、Vili Kasperの”Varas”を聴いていました。この2曲は当時よく聴いていた歌です。他の人がバルーンやシャンパングラスを手に騒いでいるのを、この曲を聞きながら見ていました。 なんというか…変な気分でした。他の人が騒いで楽しんでいるのを、自分は壁の中に閉じ込められながら見ているだけなんですから。外の世界は僕にとってまるで未知の世界でした。なんというか、すごくかけ離れたもののように感じたのです。外の世界と隔てられてから随分と時間がたっていたから。それに、どこかに出かけるというのはハードルが高かったので、長い間僕はどこにも行くことができなかったんです。少し外に出られるようになったときは、空気の新鮮さをじっくり味わいました。そして木だとか家だとか、そういうものに触れたとき、本当にすばらしい気持ちになったんです。
とにかく、僕は1週間半入院しました。僕は本当に驚くほどはやく回復したんです。普通の人ならもっと長くかかるんです、たとえば、同じ状態で入院していたとある人は、退院するまで数ヶ月かかっていました。1週間半たったとき、医師が来て、すべて大丈夫、退院できるよ、と言ってくれました。ところが、医師がいなくなったあとすぐ、僕は具合が悪くなり、腸が詰まっていることに気づいたんです。肉を食べるとそういう症状が起こると言われているのに、病院の食事には肉が使われていたんです、ばかみたいでしょう?(笑)僕は慌ててトイレに駆け込んで、ウンコをしながら吐いていました。
僕はトイレで嘔吐と下痢に同時に襲われていましたが、絶対医者には言うつもりはありませんでした。そんなことを言えば入院が長引いてしまうし、絶対酸素チューブを付けられると思ったからです。本当にそうはなりたくなかった。とにかく、荷物をまとめて、親友が迎えに来てくれるのを待つはずだったんですが、彼が仕事の都合でこられなくなったんです。最悪でしたよ、こっちはおむつを履いてウンコを垂れ流してるっていうのに(笑)。
僕は雨が降るなか、外に出て、家電ショップでXboxのコントローラーを買おうと思いました。アラビアンランタの自宅に帰って、ゲームでもしようとね。僕はバスに乗って、席に座ってヘッドホンを付けましたが、ウンコはまだ漏れ続けてて、くそ、これからずっとこうなのかよ、と考えてしまいました。家電ショップについたら、僕はまっさきにトイレに行きました。しかも個室の鍵をかけ忘れてたので、きばってるときに建設作業員みたいな人たちがドアをあけてしまったんです(笑)。彼らが笑い出したので、僕は��っ飛ばすぞクソ野郎、みたいな顔で睨みつけたんですが…… でもその時、自分がもう何も気にしていないことに気づいたんです。そう、本当に、全然気にならなかった。そこで当初の目的どおりXboxのコントロ-ラーを買って、アラビアンランタ行のバスに乗りました。あまり食欲はありませんでしたが、何か食べないといけないことはわかっていたので、スーパーにも行きました。そして肉売り場でソーセージを買ったんです。 MC:マジで?!(爆笑) K:(爆笑)ソーセージとマッシュポテトをね。そして自分のアパートについたとき、鍵を持っていないことに気づいたんです。鍵は元カノが持っていたんですが、彼女からは連絡がなかったし、その時彼女は仕事中でした。一体どこに行ったらいいのか、途方にくれましたね。 まあ、とにかく、母は家にいるだろうと思いつきました。 そこで母に電話すると、やはりヴァンターの実家にいました。僕はまたバスに乗って、1時間かけて実家に帰りました。そして母と話したりしているうちに、疑問に思い始めたんです。おい、俺、また何回もトイレにいってるし、実家の部屋で横になって休んでんじゃん、って。 MC:疑問に思い始めた?!(笑)「なんでこうなってるんだろう、俺何回もトイレにいってるし、何回も何週間も俺を病院にぶちこんだのと同じ症状だし…前回は…待て、今日パンツにウンコ漏らしたぞ、このこととなんか関係あるのかな?まあいいや、プレステで遊ぼう」ってかんじ?あ、ごめん、Xboxだっけ(笑) K: そうそう(笑)まあ実際ゲームはできなかったけど…Xboxはアラビアンランタの家にあったので。まあそんな感じで、僕は実家で横になって休んでいました。母は僕のためにマットレスを持ってきてくれました。あまりに何回もトイレに行くので、僕は母に、何もかもよくなってない、と打ち明けました。母も、「なんで?手術は全部終わったのに、こんなふうになるはずがない!」という感じでした。僕はほんとうに四六時中トイレに行っていました。腸のつまりが原因だろうということはわかっていたので、ネットで本当にそうかどうか検索までしました。
母は、きっと病院に連れ戻される、と思っていたようですが、僕は二度と病院には戻りたくありませんでした。それで…確か、深夜の1時か2時ころだったと思います。もうこんなくだらないことは終わりにしてやる、と思い立った僕は、リビングに行って、コーラのボトルに水と塩を入れて、一気飲みしたんです。俺の腸を正常に戻してやる、っていって、全部飲みました(笑)。お腹は27針縫っていましたが、その傷を押さえながら近所を走り回ったりもしました。胃がもう一度きちんと働くようにね(笑)走ってる間、近所の家の庭でウンコもしました(爆笑)。そうしているうちに母も外に出てきました。家の明かりがついたとき、母が「イェレ、あんた何してんの?!」って叫んでるのが見えました。 MC:信じられない…(笑) K:「今すぐ戻ってきなさい!!」ってね。でも僕はこう叫び返したんです「絶対ヤだね!俺の腸をマトモに戻すんだ!」って。 MC:こりゃ医学的なアドバイスじゃないね K:これは��今話したことは、誰もやろうとしないと思いますよ MC:あー、そうだねカーリヤ、その危険はないと思う。 K:そうですね、こんな頭のおかしい人間は世界で一人だけ、僕だけです。それでまあ、家に戻りましたが、数日経つと少しずつ、肉のかたまりが排出され始めたんです。 MC:これは僕がこの番組で聞いた中でも最も素晴らしい「人生のターニングポイント」だと思うよ K:肉が排出されて、詰まりが改善されたと気づいたときの喜びの大きさといったら!それから少しずつ、僕の腸は正常に動くようになりました。そして2~3週間たつと、もうおむつも必要なくなり、我慢ができるようになったんです。日常生活が徐々に戻ってきました。 今でも人より多くトイレに行く必要はありますが、それはもう僕にとっては当たり前の日常になっているし、悪いことだとはまったく思っていません。そういうこととうまくやっていきながら、今ここに至っているわけですから。 僕は、物事は突然起こり、そして人生は一瞬で終わってしまうかもしれないものなんだということを学びました。だから、自分が楽しいと思うことをして、前に進んでいくことが大切なんです。 MC:(笑)すごく…感動的な…つまり、この文字通り「糞みたいな」話…勘違いしないで、この近所の家の庭でウンコをしたっていうエピソードのことだよ、この話を、「教訓としては、自分にとって大切だと思うものに向かって前進すべきだ」という、こんな感動的な言葉で終わらせることができるなんて! K:まさにその通り(笑)そして、僕はこの考えを変えるつもりもありません。この体験のおかげで今の僕があるからです。 もちろん、日々の暮らしの中で何かが起こったり、何かをしているうちに、この出来事を忘れることもありますが、そういうときは一旦立ち止まって、10年前自分がどんな状態だったかを思い出すんです。病院の窓から外を眺め、いつか外に出たいと願っていたあの日々を。そうすると気分が良くなり、今ここですべてがうまく行っているということに気づけるんです。 人間関係や友情、金銭的なトラブルなど、何か問題が起こったとしても、あのときに比べれば大したことじゃない、と思えるんです。
<終>
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子供がたくさんの世界中の料理に興味を持っています。
そして私が小さな頃から美味しいと食べてきた料理。
どんなふうに感じたのか、どんなシーンだったのかと
思い出してみると、『食事や料理から想起する記憶』は私自身にも大切な一つ一つの思い出です。
いつだってどんな時だって、『食』というものは楽しいことでも、悲しい出来事でも記憶として繋がるものです。
そして何よりも子供自身が、自ら興味を持って自ら選ぶものは大変大事なことだと思います。
食においては、まさに我が家は、一般のご家庭よりは、幅広い食を親自身が突き詰めていますので尚更です。
そして何よりも『美味しい健康』は私にとって、親になる前からの研究テーマです。
ですので『子供は食べたいものを美味しいものを、栄養満点でいっぱい食べること』これを一番、大切にしています。
挑戦してみたいというものは、あれこれと親の方もさらに技術としても高めることができますしね。
食というものは、世界中の歴史や文化を知ることができる大変大事な学びになります。
社会性の一つにもなりますし、知識の量と経験量を得ることにもなります。
普段の食事から、親が用意する料理は、『学び』となりますし。親が普段からいつもの日常で、子供にかけてあげれる愛情となります。家庭の料理というものは、多くの子供は自分自身の経験で思うことは『家庭料理は子供の自己肯定感に直結する』ということです。
ある子供の同級生と深く関わることになりました。
時間ももちろんたっぷりかけて。
その子の自己肯定感の低い低い言動には、親御さんが厳しいからとは言ってはいるものの、親にも先生方々にも隠れて悪いことはしていたのです。いじめや仲間ハズレだって、命令して同級生にさせていたり。私たち夫婦は気づくことができたので、自分の子供にはちゃんと『友達にやれと言われたからっていじめたり仲間ハズレは絶対してはいけない』とちゃーんとお話を何度もしていますし、子供はどう考えているのかも、聞きますしね。
その同級生の子は、何でもかんでも親には言いたくないとかで隠し事があまりのも多いんです。
それを私の子供にも『おまえも親に何も言わないでやれよ』とか言ってるんですよね。
我が子は、親に内緒にすると自分が困ると教えています。
そこでその言葉を私自身が聞くことができたのでと気づくことができたので、未然に防ぐこともできました。
相手の親御さんは全く知らないようですが。
これも不思議なお話し。
自分の子供なのに、親子の信頼関係ができていないのです。
常に親も大人も先生も信用していないって言っておりましたしね。親から随分と、我慢ばかりや制限を設けてこられたのは、その子のお話からもわかります。
子供のいじめやひねくれは必ず『家庭に問題がある』のです。早熟する子供だって必ず『家庭が問題がある』のです。
そこにはローンだったりか(そうなると随分と節約を子供にも押し付ける傾向があるものです)夫婦不仲や、家族が機能していない場合もあってです。親がアダルトチルドレンで、親が親に依存する『毒親育ち』などが非常に多くあります。少子化の原因でも最も大きな社会問題です。そうなると親は自分が優先になり、食事を作るのがめんどくさいなどで、自分時間を確保するために手間暇を惜しんでしまうものです。そうなると子供は愛情不足に陥るのは当たり前です。
だって学校や習い事や、別の家庭と比較できる環境にいるわけですし。そうなると卑屈になったり、またうらやましいなと憧れたり。私たち自身でも経験あるはずです。
ですので、大人が自分自身を再分析することで子供への理解が深まります。
ならばどう言ったことが、子供の気持ちを考えることができるかなとなれば、普段の生活での小さな楽しみや嬉しいことです。それは親との会話だったり、食事の時間だったり、お風呂の時間だったり。
となるとやはり食事(食事時間)は大切です。
美味しいものを共有することは、外食でさほど得られませんし、買ってきたものではお腹は満たされますが
精神的に満足度は低くはなります。やっぱり親が子供のことを考えて作ってくれる食事は、愛情を自然と感じるものです。その反面ですが、お腹を満たすだけのための食事であればまた変わってきますよね。ですので、愛情が自然と感じられていないんだなとわかる子供、いわゆる愛情不足で制限が多く、我慢の方が多い子供は欲求不満が多く。そんな子供は、大人に隠れていじめたり、ものを壊したり、他人のものを盗んだり。そして大人の前では良い子のふりをして騙される大人も大人ですけどね。本当に子供とちゃんと直面している親も大人も少なくなりました。
自分のこと優先となるとそんなふうになりますしね。なので、子供ができないことはやっぱり大人じゃないとできないこと。すなわち生活していくための食事です。お金を使い食材を買い、調理をして栄養バランス考えて(成長期ですからとても大切です)。そして人生の経験が多ければ多いほど、知識量も増えるので、料理だって多くを知っていることは学びになります。それも親から学ぶことの一つ。日本のおせちや郷土料理だってそうですよね。まぁもうすでに時代が変わって、料理は教育が行き届いた上での文化人としての『教養』ですので、その人その人の持つ人としての生き方や姿勢や選択能力や創造性なども現れるものです。
やっぱり大人は子供が、なりたいなと思うような大人であるのは大切ですしね。
お金で買えないものを生み出せることが、やはり大切。
あるお友達が『〇〇のお母さんがお母さんだったらよかったなぁ』と言ってくれたのは嬉しいものでした。
それとは別にですが、やっぱりおうちでやたらに節約のためにこどもに食べるもの制限や
習い事にお金をかけて、食事の質を減らしすぎると、他人のおうちで『人のものを奪い食べる』や『なりふり構わず出されたお菓子やジュースを食い飲み散らかす』や感謝もせずに『親はして当たり前(ジュースとお菓子をやたらに他人の親に頼んでくる。しかもありがとうという感謝なんかしなくて良いと言っておりました)』そんな呆れたこともありました。
随分と、我が家で食事を出してあげたり、お菓子やジュースをわざわざ買いに行って出してあげるの繰り返し。なので夏休み中も入り浸っておりましたけどね。その子は親には内緒だとか。
食事って満たされていると、私もそうですが、モノに執着しないので分けることが自然とできますし、おもてなしも人を喜ばせようとできるものです。なので、今回の出来事でそれらが欠如したご家庭が多いんだと気付かされましたのも、子育てにおいて。
ある女の子の同級生は親の顔色を見て育ち、親に気を遣って、向いていない習い事を多くさせられているので非常にませてしまって、大人の見ていないところで同級生に意地悪や、急にキレたりと。
理由はちゃんとお話ししたりご家庭の環境を知り、わかりましたが愛情不足ですね。大人が子供の気持ちをほっておいて育てているからです。
残念なことです。
まぁまた違う機会にもかけたらなと思いますが
食を通して全て知った現実のことですので、改めて思います。
やっぱり『料理が美味しくできることはとても大切』
『家族との楽しみや安心の共有は料理から』
ということです。
子供たちが食を通して幸せになることを、願っております。
料理研究家 指宿さゆり
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虚ろゆらゆら misskeyまとめ
「うつろゆらゆら」という都市伝説がある。 何でも名前の通り虚ろに現れてなんでも願いをかなえた後ゆらりと消えるとかーーそんなものだと聞いた。 話を初めて聞いたときは所詮都市伝説だろうと思っていた。結局は他の都市伝説と同じように話だけの存在なのだろう、と。 追加で都市伝説らしく、グロテスク味を帯びても、僕は出会うことなどないのだろう、と。それは、つい数分前まで思っていた。
「……ぬしは誰ぞ」
足下をゆらゆらと蜃気楼のように揺らめかせながら、少女は言う。
「ここは何処じゃ」
緋い目を、夜の暗さだというのに嫌に輝かせながら少女は言葉を続ける。
「わしを生み出したのは貴様じゃろう。何を怯えておる」 「あ……う……」 「……ああ、人間は『わしら』と違うて「一つ」ではないのじゃったな。ぬしが生みの親という訳ではないのか。何、萎縮することはない、取って喰おうたりはせんよ」
そう話す少女の口の端から、八重歯が光る。それは獣のように鋭かった。
「……きみ……は……」 「先に名乗れ、と言いたいのか。いいじゃろう、教えてやるかの」
すう、と少女は息を吸う。瞬間、分厚い雲に覆われていた満月が顔を見せ、少女の目鼻立ちをはっきりさせる。
「わしは、『うつろゆらゆら』。貴様ら人間の言う、都市伝説じゃ」
こうして僕は、初めて都市伝説を実際に見たーー。
ーーーーーー
物珍しげに、すんすんすん、と少女がお菓子の袋のにおいを嗅いでいる。 結局、僕は何故か少女ーー雨都由良と名乗ったーーを家に連れ帰った。半ば興味本位、というのもあったのかもしれない。
「あんまり物色しないでよ?」 「わ、分かっておるわそのくらい……」
僕の言葉に、由良は言い淀みながらも返す。ちらりと横目で見てみれば、高いところにある電子レンジに小さな体躯から腕を伸ばしていた。 由良は僕の家に来て一時間ほどしかたっていないというのに様々なことを話した。彼女の一番の気がかりは、「自分達『都市伝説』が科学の発展に合わせて解明されていくこと」らしい。
「人間でいえば存在を否定され殺されるようなものじゃ」
苦々しげに、由良は呟く。 けれど、未だ何故なのか分かっていない都市伝説もあるだろう。そういえば、由良は嬉しそうに含み笑いをした。
「それが都市伝説の本質じゃからの」 「そうなんだ?」 「不幸にするものや危害を加えたりするものしかない、という訳ではないじゃろ。それが何よりの証拠じゃて」
和服の袂をぱたぱたとさせて由良は誇らしげに胸を張る。
「それに夕陽、お主は知っとる筈じゃ。『怪異研究会』の一員なのじゃろう?」 「うん、まあ……ね。僕は殆ど話半分にしか聞いてなかったし信じてなかったけど」 「わしと会うて確信に変わった、ということか?」 「そうだね。そうなるかな」
僕が言うと、自分の手柄だ、とでも言うように由良が分かり易く自慢げに鼻を鳴らす。そして、誇らしげに僕を見上げるのだった。
ーーーーーー
「ぴくちゅ」
小さな声で、由良がくしゃみをする。今の時期に和服というのは寒いのだろうか。
「寒い?」 「む……耐えられぬ程ではないわ」 「そう?じゃストーブはつけないね」 「すとおぶ?」
頭の上に『?』が浮かぶのが目に見えそうな程、大仰に由良は首を傾げた。
「暖房器具。知らない?」 「わしとて知らぬことくらいある」 「つけるとあったかいよ」 「む?なら、火か?」 「火が出るのもあるし、出ないものもあるかな。僕の家にあるのは後者」
一週間ほど前に寒波が来るまでは押し入れにしまわれていた赤外線ストーブを、ずるずると由良の前まで持っていく。
「火も出ずに温いのか?」 「うん。あったかいよ」 「面妖な……」
言いながら、由良は格子状になっている前面部分を猫がするようにちょいちょいと指先で触れている。
「すぐ熱くなるから、触らないでね」 「うむ……?」
かちり、とスイッチを入れると、三秒程で由良の顔はストーブの明かりで仄かに橙色に照らされる。 半信半疑と言った体で見ていた由良は、それと同時に顔をほころばせた。
「温い!温いぞ夕陽!」 「火傷するから、ストーブには触らないこと。いい?」 「あい分かった!」
ふわあ、と言いながら、由良はストーブの温かさを享受する。それを見ながら僕は時計を見上げる。 夜中の二時ーー丑三つ時だった。
ーーーーーー
由良は、「具現化した都市伝説」である���しい。チョコレートをぱくぱくと次々口に入れながら僕にそう教えてくれた。
「他にもいるの?そういうのって」 「ああ、おるじゃろうな。ただ臆病で表に出ていないだけで、存外人間として生きておるやもしれんぞ」
口裂け女、という都市伝説があったじゃろ、と由良は切り出す。
「あやつなぞは、市民権を得た者として代表的じゃな。あまり怖がらせすぎるのも考え物じゃがの。「怖すぎるから誰も知らぬ」とかいう都市伝説……あー、『牛の首』とか言ったか。そやつも同じく市民権を得た者じゃろう」
相変わらずチョコレートを口に運びながら、由良は言う。
「怖すぎると忘れられるってこと?」 「可能性の問題じゃ。都市伝説に限らず、危険すぎるものは規制が厳しい」 「駆逐されるのか。そういえば口裂け女って児童が怖がるから集団下校したんだっけ……」
顎に手を当て、僕は考える。とある大学だと密かにキメラがつくられているとか、昔の軍が井戸に閉じ込められている怪物が表に出せない事件の当事者が物理的に消されているとか。僕が大学で入っているサークルの「怪異研究会」で聞いた話を思い出す。
「でも、怖すぎないと……」 「うむ。忘れられる可能性は高まるな。危険すぎると夕陽、お主が言ったように駆逐されてしまうのじゃよ」
がさがさがさ、とチョコレートの入っていた袋を探りながら、由良が呟く。袋を逆さにしたところを見るに、一人で一袋食べきってしまったらしい。
「そのあたりは人と同じじゃな。偉業を達成すればする程持ち上げられはするが、その成したことが常識になってしまうと、その人間は『普通』に格下げされてしまう」
難儀な物じゃよ、人の世も、都市伝説の世も。 そう締めくくり、由良はふう、と息を吐いた。
ーーーーーー
「夕陽、それは何じゃ?」
不思議そうな顔をして、由良が僕の持っているスマホを指差した。
「スマホ。知らない?」 「すまほ……?」
僕の言葉を復唱しながら、由良が恐る恐ると言った体で画面をのぞき込む。別に変なサイトを見ているわけじゃないから、僕はそれを咎めない。
「げえむ、か?」 「うー……ん……ゲームもできるといえばできるかな」 「ふむ……ならばめえるとやらも作れるのか?」 「うん、結構簡単に作れるね。電話もできるし」
僕が次々に機能を言うと、由良は困ったような顔をした。
「どうかした?」 「む……それならば都市伝説を作り上げることもできるのかと思うてな」 「あー……作る人もいるんじゃない?僕は見たり聞いたりする専門だけど」
苦笑しながら僕が言えば、そこで何かの合点がいったのか、由良は掌に片方の拳をぽむ、と打ち付けた。
「すまほは都市伝説の母とでも言うべきものじゃな!」 「えっ?あー……うん、まあ、間違っては……いない、のかな……?」 「そうとなれば親近感が湧いてきたな。どれ何か食うか?わしに出せるものなら何でも出してみるぞ?」
一瞬由良の言葉の意味が分からず、僕はフリーズする。 少し間が空いてから、僕は由良の能力を思い出した。由良には、言ってみれば「なんでも願いを叶える」のだ。それは���良自身の願いも含まれているのだろう。
由良に出せるものなら何でも、というのだから、これから現代の���識を教えれば、由良の出来る事は無限にもなるというのだろう。 ……そういえば、僕の願い訊かれてないな。ぼんやりと思いながら僕はスマホを相手に子供のようにはしゃぐ由良を見ていた。
ーーーーーー
「ほう、『花子』という友人がいたのか?」 「うん。今はもう、付き合いはないんだけどね」
赤いスカートに白いブラウス。おかっぱ頭の彼女ーー花子ちゃんを僕は思い出す。 小学低学年頃から中学に上がるまでという短い間だったけれど、僕は花子ちゃんと友達だった。
「あやつも、友人が欲しかったのであろうな」 「分かるの?」 「ああ。「仲間に引き込む」という形もあるのじゃろうが、純粋に夕陽、お主と友達でいたかったのじゃろう」
由良に言われ、僕は花子ちゃんが僕以外の誰かといた場面を見たことがないのを思い出した。
「仲間に引き込む、ってことは、幽霊にする、ってこと?」 「わしは幽霊というより『現象』に近い故、それはよくは分からぬが恐らくはそうじゃろう」
幽霊に引き込まれる。考えてみれば、もしかしたら僕は危なかったのかもしれない。
「わしが視たところ、お主はそういったモノを引きつけ易い様じゃ」 「引きつけ易い?」 「人の子にはおるのじゃよ、夕陽のような体質の者がの」
口角をきゅっと上げて、由良が笑う。
「珍しいの?���ういう人って」 「無自覚なだけで、それなりに居るはずじゃ」
何だか厨二心がくすぐられそうだ。僕はそう思って苦笑いする。 もしかしたら僕は、花子ちゃん以外にも怪異に出会ったことがあるのかもしれない。前に由良が「存外人として暮らしているのかもしれない」と言っていたのを思い出し、僕はそう考えた。
ーーーーーー
「七神、お前最近機嫌良いな」 「……そう?」 「ああ。前は『寄らば斬る!』みたいなオーラ出してたけど、今じゃ大分柔らかくなってる」
怪異研究会の、週に一度の集まりの日。僕は同じサークルに所属する同い年の頼山想一にそう言われた。
「なんかあったのか?」 「ん-……特に何もないよ」
咄嗟に僕は嘘を吐く。由良の存在を表に出していいように思えなかったからだった。 その上、ここは『怪異研究会』。由良のことを話せば野次馬感覚で僕の家にこのサークルの面子が押し寄せる事だって簡単に予想できる。
「なになに、色恋沙汰とか?」
僕と頼山の話を聞いていたのだろう、同じくサークルに所属している大鳥ひすいが口を挟んできた。
「だから何でもないって……」 「そうお?でもほんと柔らかくなったよねぇ」
ですよねえ?と語尾を伸ばし、大鳥は会長である袖笠時揃に同意を求める。
「ひすいくんに想一くん。あまり人のことを詮索するのは褒められたことではないよ」 「えー?でも気になるじゃないですかあ」 「……まあ、私も興味がないと言えば嘘になるがね。夕陽くんが自分から話してくれるまで待とうじゃないか」 「それ、いつになるんすかね……」
苦笑いしつつ、頼山が言う。
「最悪七神が忘れたフリ……とか?」 「あ、その可能性ある。夕陽くん、早く『自分から話したく』なってよねー?」
猫ならば喉を鳴らしているような声で、大鳥が言った。僕に「その手は使わせない」という視線とともに。
ーーーーーー
ゆらゆらと、由良の腰のあたりでもやもやしたものが揺れている。
「……由良」 「うむ?」 「何か、出てる。腰のところ」
僕の言葉に、言われたところを見た由良は意地悪く笑った。
「何じゃと思う?夕陽」 「何、って……尻尾とか言うなよ」
僕が言うと、由良はぱちぱちと目を瞬かせ、軈て再びにやりと笑う。
「分かっておったのか?」 「……本当に尻尾なんだ、それ……」
僕が言う間にも、そのもやもやしたものは明確に形を成していく。猫とキツネとイタチの尾だった。
「猫もキツネもイタチも化ける動物だったな……」 「知り合いにタヌキの経立がおるぞ」 「経立、ねぇ……」
以前由良は自分のことを「現象」と言っていたから、由良自身は経立ではないのだろう。 『経立』というのは、簡単に言えば『長い年月を生き化けられるようになった動物』のことをいう。もっと砕けた言い方をすれば、「化け猫」とか「化けダヌキ」とか「化けギツネ」になる。
「わしは彼奴らの姿に化けられるだけだがな」 「そうなんだ?」 「ああ。人を騙すときによく獣の姿をしていた。猫に化けるのが好きだったかの、人が食い物をくれるからな」 「へえ?じゃあ人の姿は?」 「現象として姿かたちをしっかりとれるようになるまで時間がかかっての……この姿を見せたのは夕陽、おぬしが初めてじゃよ」
黒い和服の胸元をどん、と叩いて由良は胸を張る。しかしそれで噎せてしまい、げほげほと咳をした。
ーーーーーー
「由良……」
低い声で、由良を呼ぶ。それにはしっかりした理由があった。
「戸棚にあったお菓子、全部なくなってるんだけど……?」 「し、知らぬ。鼠が食おうたのではないか?」 「鼠捕りに鼠は捕まってないし、リオも無反応なんだけど」 「……この家、猫が居ったのか」
ぼそり、と由良は呟き、頭を振る。
「ああ、わしがすべて食うたぞ。問題でもあるか、夕陽」 「あれ非常用のだったんだけど。乾パンまでには手つけてないよね」 「『かんぱん』とは何じゃ?美味いのか?」 「話逸らさないでよ」
言いながら、僕は笑顔で由良の両こめかみをぐりぐりと指先で押す。「殺生な!」と聞こえてくるけど、僕の貯金に由良が与えたものの方が「殺生な」だ。
「ま、また買えばよいじゃろ……?」 「それで由良が苦しい思いをしてもいいならね」 「金などわしに頼めば無尽蔵じゃぞ」 「僕はそういうお金の増やし方したくないんだよ」 「真面目なのじゃな、お主……」
ふう、と息を吐いて由良は言い、両手を顔の横に「お手上げ」と言うように挙げた。
「もう無断で菓子は食わぬ。約束しようではないか」 「それ最初から守ってほしかったけどね……」
べしり、と由良の頭を叩く。僕の方も、これ以上由良を責める気にはならなかった。喩え責めたところで、お菓子が帰ってくるわけでもないのだから、と僕は自分を宥めた。
ーーーーーー
「由良ってさ」 「うむ?」
お菓子事件の後、僕は由良に「ある気になったこと」を訊いてみた。
「食べなくても大丈夫、ってわけじゃないの?」 「わしに食うなと言いたいのか?」 「疑問に疑問で返すな。先に訊いたのは僕だ」 「眼が怖いぞ有斐……別に食わずとも生きてはゆけるがの。決まった家があるのなら話は別じゃ。それで、夕陽はわしに食うなとでも言いたいのか?」
少しばかり眼を吊り上げて、今度は由良が僕に訊く。
「そんなんじゃないよ。食べなかったら今まで通りの食費で賄えるからさ」 「ふむ……猫の食費も莫迦にならぬからなあ」 「知ってるの?」 「知ってるも何も、わしら怪異と猫は親和性が高い。訊いたことはないか?黒猫は縁起が悪いとな。鴉も同じような理由で遠ざけられるじゃろ」
じゃから知っておる、とでも言いたげに由良は胸を張る。 胡坐をかいた由良の膝の上には、いつの間にかリオが座っていて、満足げにぐるぐると喉を鳴らしていた。
「そういえば此奴も黒猫じゃな」 「ああ……そうだね」 「もしや予めわしが居つくのを見越していたのではないか?」 「それは知らないし、知れないよ。僕は猫の言ってることが分かるわけじゃない」
今度は僕の膝の上に来たリオの喉元を撫でながら、僕は応える。思わせぶりにリオが、まお、と鳴いた。
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2024.1.17wed_tokyo
昨晩は、わりとよく眠れた。 鼻詰まりが随分ましになったのが嬉しい。それまでは鼻をどれだけかんでも一向に空気の通り道が出来なかったのに、今では呼吸をするたびに鼻の奥に冷気を感じることができる。鼻呼吸ができないと、寝てる間にもしや呼吸困難に陥るんじゃないかと妙な心配をしてしまう。
熱を出すような風邪は4年ぶりです。 SUNNY BOY BOOKSさんでの個展を終えて、一息ついたらこれである。まあ、作家が個展のあとに調子を崩すのはよくあることかもしれない。 もしやコロナでは、と検査キットを試してみたけど幸い陰性でした。
たとえコロナでなくとも、辛いものは辛い。ふと寝起きの妻を見ると、��うやら彼女も調子が悪いらしく、今日は在宅の手続きを取ったそうだ。自分の風邪がうつったんじゃないかとヒヤヒヤする。 首から上だけプールの水に没んでるような、じんじんとした不快さを感じながら1階に降りると、柴犬のひるねは階段の下で尻尾を振って待っていた。早く散歩に行きたいのだ。風邪をひいたせいでここ数日の散歩はショートコースばかりだった。今日はノーマルコースにしよう。(ひるねのお散歩コースは、ショートコース、ノーマルコース、スペシャルコース、プラチナコースがあります)
昨日の夕方の強風で凍える思いをしたので、念のため厚着で外に出ると、今日はそれほどでもない。ひるねも待ってましたと言わんばかりに、軽やかなステップで歩いてゆく。
体調が優れてなくとも、ひるねとの散歩は気持ちの良いものです。 僕が住んでいる町田市の玉川学園は、知る人ぞ知る坂の多い学園都市で、どこへ行くにも坂を上らなければならない。最寄りの小学校までは郵便局のある長い坂を歩いていかなければならないので、この町で健脚を鍛えた子どもたちは全国のマラソン大会でもなかなか良いところまで行くんだとかなんとか。真偽のほどはわからないけど。 とにかく、犬の散歩をするのにだって、それなりに坂を上ったり下ったりしなくちゃならないのだけど、おかげで見える景色にも変化があって楽しい。 家から南に曲がりくねった住宅地を歩いていくと、ゆっくりと標高が高くなっていく。断崖にそって左に大きくカーブしているので、そこからの見晴らしはなかなか良い。見晴らしと言っても見えるのは町田の街並みで、それは別にとくべつ美しいと言えるものではないのだけど(町田市民は怒るかもしれないけど)、「暮らし」を感じるにはこの上ない好スポットだと思う。夕暮れ時にここを通ると、ときどき中学生か高校生の女の子が、夕日を撮ろうとスマホを向けている。
犬と暮らすようになって、共に散歩をするようになると、そうでなかった頃には感じもしなかったことに気付くようになった。 たとえばポイ捨て。犬と散歩をすると自然と目は足元に行くわけで、道に転がるゴミの多さに辟易することがある。犬は食欲の権化と言っても過言ではないので(人間もそうかもしれませんが)おにぎりの包装フィルムとか、カップ麺の容器とか人が捨てたものに口を向けようとする。誤ってお菓子を包み袋ごと食べてしまった時は動物病院で吐かす処置をしなければならなかった。そういうことがあるから、散歩中にスマホなんてなかなか見れません。でもたまにいるんだよなぁ、スマホしか見ずに犬の散歩をしている人。もうなんならスマホに集中しすぎちゃって道の真ん中で直立不動になっちゃってるの。直立不動の飼い主にリードだけ繋がれちゃって、飼い主の周りをウロウロすることしかできない犬。なんですかあれは。
散歩から帰って、熱を測ると37.3分だった。これくらいの熱なんでもない筈なのに、なんなんだこの不快感は。 来週は勤め先の専門学校に必ず行かなければならないから、なんとしても治したい。学生は卒業制作の真っ只中で、その最終発表が来週なのだ。講師が風邪で不在なんて事態にするわけにはいかない。かかりつけのクリニックに予約を取ると、着込んで車で向かう。 いつも診てもらっている先生がお休みで、今日の先生は自分よりひとまわりは若そうな方だった。最近ではこういうことが増えた。今まではお世話になる人みんな自分よりも年上の方が多かったのに、気づけば同年代、今では年下の人にお世話になることが多い。アパレルの店員なんて、みんな年上のお姉さんって感じがしたけど。 若い先生は、緊張しているのか急いでいるのか、割と早口で、だけど丁寧に「まあ、風邪ですねえ」という話をしてくれた。
薬局で薬をもらうと、途中マクドナルドでテイクアウトして、家に戻った。ちょうど仕事の区切りがついた妻とまずはフライドポテトからむしゃむしゃ食べ始めた。
「マクドナルド美味しいな」つい、口に出た。マクドナルド美味しい。 「うん」妻が言う。
テレビをつけると、阪神・淡路大震災の追悼の様子を映していた。そう、今日は1月17日だ。29年前、私はまだ小学生でした。 会場の公園に設置された竹の灯籠で「ともに」の文字がかたどられている。当然、能登半島での被災者への思いを込めてのものだろう。 ここ数日は本当に寒い。北陸は凍てつく寒さだろう。避難所生活している方々を想うと本当に心が痛い。自分はなんだ、ちょっと風邪をひいたくらいで。暖かい部屋でハンバーガーを2個もたいらげているじゃないか。つい、そんなことを思っていると、切り替わったニュースで、与党が資金パーティの取りやめをどうするかで3時間会合を開きました、みたいなことを言っている。 どうかしている。さっさとやめれ、そんなこと。
フツフツとテレビに対して怒っていると気分が悪くなるので、夕方まで眠ることにした。 ボフっと枕に頭を預けて、右を見たり、左を見たり、天井を見たりする。どっちを向いても鼻がツーンとして寝心地がよくない。 それで結局スマホをいじってしまったりするのだ。これは良くない。依存してるんだろうなぁ、スマホに。 どっかの誰かが言っていた。「朝起きて、パートナーにおはようを言う前にスマホをいじっているのなら、対策を考えたほうがいい」
そんな話の後だが、数時間後にスマホのメール通知で目を覚ました。新規の仕事の依頼メールだった。 児童文庫の装画の案件で、作者は誰もが知る素晴らしい児童作家だった。私も、彼の本は大好きだ。 パタパタと階段を降りて妻に報告する。妻も喜んでくれた。
16時になる頃に、もう一度ひるねのさんぽに行く。 手付かずの朝を歩くのも気持ち良いが、この時間の玉川学園も好きだ。街が頬を染めたような色に染まる。 ちょっと遠回りしたスペシャルコースをひるねと歩いて、何人かのご近所さんに挨拶をすると、例の見晴らしの良い曲がり角に差し掛かった。夕焼けの中で小田急電鉄がだんだん細くなる線路と共に、団地や無数の住宅の間を抜けて町田の市街地へ溶け込んでいく。
夕暮れが、家に帰る合図になればいい。暗くなる前に家に帰って、好きな人と過ごすのだ。夜になってからではちょっと遅い。夕暮れを一緒に過ごすのが良い。
-プロフィール- 本田亮 40歳 東京都町田市 イラストレーター インスタ https://www.instagram.com/ryoillust/ ツイッター https://twitter.com/ryoillust
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多芸は無芸
2023.12.25
私は心の奥底で本当に何者なのか。
と自問したとはいえ、諸々な経験をしたのに聞きかじった程度しか知らないやつだとしか自答ができなかった。
前世ではピアノを弾いたり詩文を書いたりするのを楽しんだとふざけるようにしょっちゅう言っているが、実はただ小学から高校までの期間だった。いかにも素朴で無邪気な子だったんだ。今や、練習の機会が一か二回しかない私はもう前と違ってショパンを滑らかに弾くことができないが、楽譜を見る限りにぎこちなくなんとかできる。母が十年間レッスンにお金を注ぎ込んでくれたのに、なんて恥ずかしいだろう。依然として弾けると告げる権利があるのか。「弾ける」と言うたびに「けど、しばらく練習していなくてごめんね」とも付け加えることになった。
家で両親とベトナム語を話して育ちながら、英語しか話さない国で学校に通って、大学に入る数年前に日本語の勉強も始めたが、「お前のベトナム語が訛りとか文法的には英語っぽい」「英語の話し方は遠回しすぎて、お前が何か言い出す前にいつも一瞬の間を置くのは、何も思いつけないアホではなく、ただ考えを纏めているだけだと時間がたつにつれてわかってきた」と直接に言われた上に「シャイすぎて日本語をあまり話さないけど、たまに何か書こうとすると…まあ、それはごく稀だけどさ」と、会話がギクシャクに進むと相手の戸惑う眼差しで察することができる。
今尚辞典を手許に置かないとこんな文章を書くことができないのは、言葉のうろ覚えの癖がある所為なんだ。「石鹸を風呂から流し台に移動しておいただけなのに、母に甲高い声で悲鳴をあげられた」というのは、元々頭の中でただ「石鹸を風呂から流し○に移動しておいただけなのに、母に甲○○声で悲鳴を○○られた」というだけだったが、辞典で登場してきた言葉を目の当たりにしたとっさに見出し語の中から言いたい単語を抜き出すことができる。日本語を勉強すると、意味・読み方・書き方という三つのことを覚えなければならないのだが、本を読んでばかりいる私は今まで意味と漢字を認められることでどうにかやっていける。その所為で会話でさえ、相手が構わない限りに、私は携帯を取り出して、読み方を忘れたのに何度も見たことのあるからなんとか書けるようになった漢字を指で描いて相手に画面を見せてあげてから、まるで言葉の読み方をそもそもずっと覚えたかように、話をさりげなく続けることが何度もあった。日本語を実際に話すことができるのか、この私は。こんな間抜けなことのために手間取るのはどれほど恥ずかしいのではないか、と毎回心の中で嘆くのに、異様な手段でさえ相互理解となっていくため、結局別にどうでもいいんだろう。
この間、手作りのクッキーをゆっくりと味わっていた彼氏がとろけそうな笑顔することで、私も最初は喜んだが、恥ずかしくて目をそらしてしまった。
料理が上達するように励んだ期間は元彼と付き合っていたときだった。仕事の後に一緒に晩ご飯を楽しむために、和食やフランス菓子の作り方を身につけて、自分の職場をたまに早く出て、予め夕食の支度をしてあげる習慣があったものの、別れるよりずっと前に、アイツの分が冷めてしまうまで放置させたことが何度もあった。私が悪くなかったのは、予定を守ることができなかったのが私の方ではなかったからだ。
今の可愛らしい彼氏を見つめながら、いつか私のことに飽きてしまうのは単に時間の問題だろう、とうっかりと口を滑らせた。彼がどんな優しい答えを与えてくれたか、私はさっぱりと忘れてしまったが、もう一回言ってくれるように頼んでも、彼は苛立つどころかおそらくあっさりともっと褒めたり慰めたりしてくれる。かまってちゃんでいたくないから、放置しておいた方がいいかもしれないが。
精巧なフランス菓子を作る経験で養われた手際が網膜下の注射のような顕微鏡下の手術にも当てはまることができると思っていた上司は、私がそんな技術もあっさりと身につけることができると最初思い込んだが、「投薬してもらうのは患者ならぬ単なるかわいそうなネズミなので成功率の七十%で十分ではないか」と結局ニヤリと突っ込んだ。どういうわけか網膜下の注射の講習を求める人にしょっちゅう頼まれているのは、きちんと教えてあげるかどうか疑問を抱かせてしまい、個人的に微妙な雰囲気をもたらすことになった。三十%の未熟という意味が仄めかされているなんて面白いんだろう。三回に一回ぐらいやらかしてしまう先生の指導を本当に仰ぐことができるの?とりあえず今のところは、たまに俄然ぞっとした手の震えを抑えかねる所為だと言い訳しておく。しょうがないと言わんばかりに。
大学院に必要な志望動機書は、ただ具体的に私が書いていたものであると同時に親友と恩師との間の競合を象徴した。私がこれまでどんな人生を送ってきたのか、これからどのように成長したいか、もっとも効果的で風流に伝える文章に取り組んでいた三人の藻掻き。親友は、私がどれほど大したことないと思った諸々な経験でも含めることにより、総合的な主観を与えることができると訴えかけたが、然るに恩師は、自分の専門知識を示すために実験の目的と身につけてきた技術と詳しく説明しようと言い聞かせた。読書会みたいな部活や趣味も付け加えさせてもらえる場合は定期的に開催されている限りだ、と。まるで私がそんなにあてのない子だから自分の能力に疑念を抱かれるのも無理はないかように仄めかした、と親友は非難した。私が手の二本でしかない上に、気になるゆえに少し試したことのある様々な経験がほとんど取るに足りないと言わんばかりだ、と私は思った。こんなバラバラで断片的な存在でどうしたらいいのか。自己同一性の��羅場にはすでに嵌っていなかったとしたら、もうすぐ陥りかねない。
だが、誰にも言えない気がした。ましてや親密な関係があるはずの両親に。
分別をわきまえた親は、父が何回も誇らしく言った通りに、父の方だったはずなのに、私が今や思わずにいられないのは、父は現実的に考える力量があると自慢に信じながら真実から執拗に目を背けているなんて情けないのではないか、と。
自由に行ったり来たりしていた父の姿をしょっちゅう見ていたのに、私もたまに出かけたい気分だと許可をもらわなければならないという矛盾をいつか認めていただけると嬉しいのだが。私が単純に十年以上食べていなかったお菓子を買いたかっただけだとわかった上に、一緒に買いに行けると約束したにもかかわらず、「あっ、実は、明日、明日行こう」と何日も繰り返していた父は、永久に先送りすることができないのもわかったはずなんだろう。
こんなに愚かなことで喧嘩を売り出すことにより、向こうの方がいかにも愚かであることを証明するのではないか。私は単純に父の機嫌の変わりやすさに対して自分の不安を言い表しようとしたが、言ったことを曲解され、ただをこねられる必要なんて微塵もなかった。ここ数日間の招待に対して実際に行きたくないとそもそも素直に拒んだ方が、そんな風に癇癪を起こして「余計に外食するのが結構好きだなぁ」と嫌味ったらしく私に言いがかりをつけるよりも、礼儀正しいと思うのだが、さあ、どうだろうね。私には何とも言えない。
「別に好きなわけではないけど、家から出るのがそんなにイヤだとしたら、早く言い出した方がいいじゃないかと思っただけだった。自分も自炊するための用事をちゃんとしておくよ」と言いながら、昼ご飯を作り始めたところで「材料を片付けろ。お前はそんなにたまらなく出かけたいのか?全部元に戻して、行け」と噛み付けられた。
「食ってかかっても役に立たないのよ。私が小さい頃から母にもずっとあんな風に八つ当たりしてるんだろう?」と何気なく聞いたら、「だから今や一人で暮らしていても、それがどうしたっていうんだ」と投げつけられた。
「もしかしたら、私も年に一回実家に帰る理由と一緒なのかなぁ」
「もう大人だろう。自分の車を買って、いつでもお前が好きなように行ったり来たりして。俺とは関係ないから、どうでもいい。お前を迎えに行くのが大嫌いだ」と最後に言ってから、謝罪しようとしたときに「確かに噛み付けるのは役に立たないけど、それが俺って人間だよ」と言い分したのはいかにもダサかった。
最近、口をきかない間柄になるほど幼馴染とも口論してしまったのは、思いがけないことだというよりも、起こるべくして起こってしまったんだ。父に対しての感情にそっくりだったのは、私の考えをきちんと整えて視点を何回も言い返そうとしたものの、認めてもらわずに相手の主観をぐいぐい詰め込まれた。芯まで劣等感に冒された奴が相手をそんな風に自分より劣っていると見做し、辛辣に罵ったりすることにより、自分の立場を守ろうとしていたが、実際は惨めに藻掻いている弱虫だけだということが私にはわかったので、そんなに意地悪く扱いされるのをなんとか耐えることができた、何年間も。
とは言っても、私も臆病者だろう。充分に励んでいなかったくせに家族と親友の関係を守ることができないと思われるのが恐ろしいから。
ー少なくとももう一回話してくれないか?
数年間繰り返し話し合おうとしていても、理解してくれることが一切ない上に、私が逆に理解してあげないとぎゃあぎゃあ愚痴をこぼしてばかりいるからそもそも完膚なきまで無駄じゃないか。
限界のない人なんていない上に、私があいつらの親ではないためちゃんと育てて礼儀を教えてあげる責任もないのが、なぜわかっていないんだろう。
自分の怒りについてこんな風にずけずけとするのは、確かに初めてなので、びっくりさせる可能性も期待していた。向こうのように鬱憤を晴らすほどではないのが一目瞭然だろうが、性格がそんなに歪んだ相手にそう思われてしまってもしょうがない。もう取り返しのつかないところまで来させてしまったから。
生物医学の博士課程に進む大学院生として結局受け入れてもらった私は、親友と恩師以外誰も知らずに申し込みを内緒で用意して志望動機書を書こうとしていたとき、今までどのように成長してきたか回想することにより、大変だったときからの記憶も蘇らずにはいられなかった。避けようとしても無駄だということがわかったため、代わりに別のエッセイに入れて書くことにすると、こういう執筆になってしまった。
と、書き上げたとたん、携帯の通知音が急に鳴って、画面を見ると、また大学一年生の物理学の宿題を手伝ってあげるように私に頼んでいるメッセージがやってきた。往復って、ね。
〈前〉
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リコール・自主回収情報 食品 大和学園「焼菓子」(カビ発生の恐れ) (2024/10/15 - 13 Clicks) 【該当商品】 商品: (1)マドレーヌ・ショコラ (2)タルトマロン (3)フィナンシェ・ピスタチオ (4)きな粉ボールクッキー 販売期間:9月30日(月)、10月1日(火)、4日(金) 賞味期限: (1)(2)10月14日(月) (3)10月15日(火) (4)10月18日(金) 【理由】 カビ発生の恐れ 【対策】 返品・返金 【問い合わせ先】 学校法人大和学園 京都製菓製パン技術専門学校 075-812-0191 ※喫食前で当該商品が手元にある場合は、着払いの郵送もしくは学校へ持参する。返品に関しては、返金にて対応。 【送付先】 京都府京都市右京区太秦安井西沢町4番5 学校法人大和学園 京都製菓製パン技術専門学校 食品
大和学園「焼菓子」(カビ発生の恐れ):クロネコヤマトのリコールドットjp
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668 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:23/08/16(水) 11:05:36 ID:uP.px.L1コロナが当初に兄の職場でクラスター発生、兄は自宅待機職場が近いから私が食料を届けに行った彼女も届けにきとってペコって会釈して帰ってったチラッと見えたけど兄が好きなポケカの新作ボックスや本やアルバムも入ってた「1日1パックあけてね、私もあけるからお互いLINEで教えあおう!」って付箋貼ってて本当いい子だなーって思わずニヤニヤ彼女が手土産を持って親に挨拶に来たのに親が受取拒否でビンタして門前払い父に理由を聞いたら「手土産がお茶だったから!!普通ようかんだろ!!常識知らず!!」父が重度の糖尿、糖尿の父みたいになりたくないとお菓子を毛嫌いしてる兄を気を遣ってお茶にしたんじゃないん?糖尿の人にようかんを渡す方が非常識でしょうよ兄に手土産の話を彼女さんとしなかったの?って聞いたら兄がLINE確認彼女は「糖尿の人の身体に良いって書いてあるけどどうかな?」って何種類も提案彼女側の人で「目上の方に会うなら有名店のどら焼き、ようかんが鉄板!」って勧めてた人がいたみたいで彼女は兄に相談してた兄は呑気に「そんな手土産手土産言わなくてもw手土産なんていらないよ?相変わらず〇〇ちゃんは神経質ーw」とほざいてた彼女は親に会う前日に紅茶専門店に行って、お店の人に色々聞いてフルーツの香りのする紅茶を買ってくれてた「甘い匂いがするからジュース代わりになって満足感を得られるんじゃないかなと思って、自分の分も買って飲んだけど美味しかったよー!気に入ってもらえるといいな」なんて可愛くない!?すごい気を使ってくれてる良い子なのになんで守ったらへんの!!殴られた彼女を助けへんで何が男や!!って思わず30代のバカを怒鳴りつけたわビンタした彼女に「ようかんもって早く土下座しにおいで。父は躾けてくれてるんだよ、嫌いな人を怒る人なんかいないだろ?」って救い用がないバカLINE送ってる神経がわからん別れて1年後に彼女は結婚兄は「1年で!?浮気してたに違いない!!」って叫んでたけど、あんなええ子すぐ決まるわコロナの時にあれだけしてもらってたのにお返ししてないのも神経がわからん669 名前:名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:23/08/16(水) 11:31:08 ID:mb.ht.L1>>668父親も兄もクソすぎるその後は2匹ともしつけ直した?670 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:23/08/16(水) 12:45:42 ID:uP.px.L1 [2/3]>>669言葉が通じなくなってたから諦めた彼女は医療従事者で感染対策には気を使ってたのを神経質扱い病気の時に色々してもらったならお返しすべきやろ!と言っても「(差し入れは)彼女が勝手にやったこと」彼女が濃厚接触になった時は「俺に移さないでよ」と差し入れ1つしてなかった他にもやらかし多すぎて「彼女に土下座しなあかんことしてるのわかってる!!?」って聞いても「いろんな考え方があるよねー、僕には僕の意見があるから押し付けないで」だと糖尿の父は暴飲暴食極めてるから勝手にイけ671 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:23/08/16(水) 13:15:22 ID:kP.qf.L1>>668お父さんもお兄さんも酷過ぎるわこんな言い方で申し訳ないけど、この彼女はお兄さんにはもったいな過ぎるお兄さんは自分に思慮が足りないから、彼女の気遣いが理解できないお父さんのやったことは暴力だから言語道断あなたのような良識ある家族がいるのに、なぜこんな人間性になったんだろうね672 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:23/08/16(水) 14:24:08 ID:uP.px.L1 [3/3]>>671「兄と同じ趣味をしたら一緒に楽しめる時間も増えるよね」ってポケカ覚えてくれたり、モンハンはじめたりとめっちゃ努力家本当にもったいないくらい良い彼女だったよ!母が「その紙袋、手土産にふさわしくない」といって中身言わせて、ようかんじゃないからまともじゃないでビンタ父も「目上の人には〇〇〇のようかんって決まってる」って正当化父は仕事人間、母は母方の家業の事務してて家にはほとんどいなかった私たちのことは祖父母に押し付けてたし兄とは歳が離れてて、兄は大学入学時に一人暮らしを始めたから実質暮らした時間は少ないしね祖父は厳格だったし、祖母は日本舞踊の先生で躾は厳しかったけど「あんたは女の子だから!」みたいな躾方で兄にはデロデロに甘かった父母兄も昔はここまで変じゃなかった筈結婚の話が出ていて、結婚指輪の話でさ直前に彼女は金属アレルギーだと判明したんよそのせいで母と兄がキレたんだけど、これもまたしょーもないわ675 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:23/08/17(木) 17:57:05 ID:uF.sw.L1>>672672で書いたしょーもない話の中身兄の希望で婚約指輪も結婚式もなしで結婚指輪のみ彼女は歯の治療が原因の金属アレルギー持ちだけどプラチナかゴールドならいけるって兄は「アレルギーがなければ1本5000円で済むのに」ってブツブツどんな計算で5000円って計算したのか神経わからん高校生カップルでももっとええの買うわ!彼女はプラチナで一生懸命探して1本2万円を提示したのに兄はボロカスけなしやがった理由が一定サイズ超えると値段上がるから兄のだけ5000円アップするから兄は「女の指輪の方が高い」と思って自分の指輪は自分で買うと先に宣言してたから「僕の負担額だけ大きくなるのは許せない!」アレルギー関係なく長くつける結婚指輪はみんなプラチナとか買うよと説明しても「あいつのせいで5倍も浪費させられる!!」ほんまケツの穴の小さい男母は母で「アレルギー持ちの女はふさわしくない!!孫がおかしくなる!!」って兄に援護射撃父も母も兄も私もアレルギー山ほどあるから私らもおかしいんやろねSNSに写真上がってたけど彼女は結婚指輪をオーダーメイドしたみたいで幸せそうで何より2人とも名前にお花の名前���入ってるから組み合わせてもらったって幸せそうでこっちまでホワホワしたわ指輪代全額出してくれたからお礼に腕時計を贈ったら、同じ時を刻んで欲しいからって同じラインの女性用をもらったってもう「あっまーーーい!!」コロナの時に彼女がくれたポケカは入手困難な超レアモノ兄の誕プレにと必死に抽選申し込んで手に入れてたのに、2週間自宅待機は気分が滅入るだろうからポケカならって気分が上がるだろうと差し入れしてくれたんだってしかも誕生日には別の入手困難なレアモノを用意してくれて兄も「よく手に入ったな!!」ってビックリするようなプレゼントをくれたらしいクソ兄には勿体無い良い子だったよ!!バカは結婚相談所で「はぁ!?なんで女ってこんな金かかるんだ!?」って叫んでる逃した魚の大きさを後悔するがいいわ
続・妄想的日常
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*卒展では、出張イサナ喫茶室による、レモンケーキやオレンジケーキの他、クッキーなどの焼き菓子の詰め合わせもあるらしいです!!(らしいって何!?)🍰✨🍪 @isana_coffee @isana_diyclass 入場無料・どなたさまでもご覧いただけますので、ぜひぜひ、DIYクラスの生徒さんたちの作品群を、見に来ていただけたらと思っております!!! 【卒展2023】 3月26日(日) 新潟市中央区 医学町ビル201号室 @igakucho_bldg 10:00〜16:00 生徒さん作品展示 16:30〜17:30 DIY-CLASS番外講座 『ISANA的地域コミュニティ概論 I 』 今年は、生徒さんたちの作品展示のほかに、DIYクラスの校長先生こと、ISANA代表ナカガワマサユキによる座学(要申し込み)がございます。 ↓ DIY-CLASS番外講座 『ISANA的地域コミュニティ概論 I 』 〜地方都市の利点を活かした、仕事とコミュニティのつくり方〜 16:30〜17:30 事前予約制・定員20名(申込先着順) ¥500- ISANA独立当時の話、喫茶室の理由、沼垂テラス商店街誕生前夜、DIYCLASSのひらめき、家具職人としての葛藤、スタッフを雇うということ、スノービーチの活動、朝市ボランティア、専門学校講師としての試行錯誤、インスタ毎日投稿などなど、 60分にギュッと凝縮したナカガワマサユキのひとりトークを行います!! お申し込みは、氏名およびお連れ様の人数を明記の上、 ISANAのインスタグラム(furnitureもしくはdiy class)にDMくださいませ。追って折り返しご連絡差し上げます。 ↓ #毎日更新してます #547日目 #卒展2023 #卒展 #isanadiyclass #木工教室 #diy教室 #新潟diy #woodworking #furnituremaking #家具工房 #木工作家 #沼垂テラス商店街 #イサナ喫茶室 (医学町ビル(越人会)) https://www.instagram.com/p/CqIUNInr-w5/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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