#菅貫太郎
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kennak · 1 year ago
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2012年末に発足した第二次安倍政権が、最も精力的に取り組んだ外交課題のひとつが、ロシアとの間で長年の懸案事項となってきた北方領土問題、平和条約問題であった。安倍首相(当時、以下に同じ)は在任中、ロシアのプーチン大統領との間で27回もの首脳会談を行い、首相の訪露は11回を数えた。なお、対するプーチン氏のこの間の訪日は2回にとどまる。 時に「前のめり」などと評されることもあったが、この困難な問題にこれほどの熱意をもって正面から取り組んだ日本の首相は、かつていなかったといってよい。しかし、結局、安倍首相の在任期間中に北方領土問題、平和条約問題解決への具体的な端緒が開かれることはなかった。 2020年9月、安倍首相は、連続在任2822日の最長記録を残して退任し、その後は菅首相に引き継がれたが、わが国の今後の対露外交の在り方を考える上で、安倍政権時代に交渉が進展を見なかった原因はどこにあるのか、その検証を行うことが重要と思われる。筆者は、日本のこの間の対露外交の背景には、ロシアに対する3つの幻想が存在したと考えている。 本稿では、近年の日露交渉の過程を簡単に振り返ったのち、ロシアへの幻想、特にわが国の安全保障とも直接かかわりのある中国とロシアの関係を中心に、安倍政権下の対露外交について考察してみたい。 日露間に広がるギャップ 就任後の早い段階で、安倍首相は日本の首脳による10年ぶりの公式訪露を果たし(2013年4月)、2014年2月にはソチ冬季五輪の開会式に出席するなど、積極的にロシアとの関係改善を目指してきた。同年3月以降は、ロシアによるクリミア併合を受け、欧米諸国とロシアとの関係が急激に悪化の一途を辿ったが、日本は北方領土問題、平和条約問題の解決へと邁進した。 安倍政権下での対露交渉において、最初の大きな転機となったのは、2016年5月の安倍首相の訪露である。当時のオバマ米政権の強い反対を押し切る形で、安倍首相は再びソチを訪問、ロシアに「8項目の経済協力プラン」を提示し、北方領土問題、平和条約問題に関して「新しいアプローチ」で交渉を進めていく方針を打ち出した。ソチでの会談後、安倍首相は「突破口を開く手ごたえを得た」と述べたが、同年12月にプーチン大統領が訪日して開かれた長門会談は、成果らしい成果を生むことなく終わった。 日露の平和条約交渉において次の大きな転機となったのは、2018年11月のシンガポールでの首脳会談だ。北方四島のうち、歯舞群島および色丹島の二島の日本への引き渡しが明記された「1956年日ソ共同宣言」を基礎に、平和条約交渉を加速させることでロシアと合意したのである。 これまで日本は、ロシアとの間で「北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結する」ことを交渉の基本方針としてきたが、シンガポール合意は、日本が「(最大で)二島」へと大きく舵を切った瞬間とも言え、その意味で日本の一大方針転換であった。 しかし、日本側の大きな決断にも関わらず、その後も交渉は難航。昨年7月には、領土割譲禁止条項が新たに加えられた改正憲法がロシア国内で成立し、今後の交渉の見通しがますますつかなくなるなか、安倍政権は退陣した。 一方で、この間に明らかになったのは、日本との北方領土問題、平和条約交渉に対するロシア側の非常に硬いスタンスである。ロシアのこの問題に対する主張は、ロシア国内での報道や、日本側で交渉に直接関与した谷内正太郎・前国家安全保障局長の証言(注1)、これまでのプーチン大統領自身およびラブロフ外相の発言など���ら、おおよそ次の二点に集約し得る。 第一は、日本との間で平和条約を締結するとしても、それは島の引き渡し等に関する条件なしに、つまり、領土問題とは無関係に締結するというものだ。 しかし、平和条約を締結してしまえば、当然、その後領土問題を協議していくためのロシア側の動機は、今よりさらに失われることになる。プーチン大統領自身が、「日本との間に領土問題は存在しない」と繰り返し述べている現状を勘案すれば、平和条約を締結した後に、ロシア側が真摯に日本との領土問題に向き合うとは考えにくい。当然、日本として受け入れられるものではない。 第二は、平和条約締結の条件として、日本が第二次大戦の結果、南クリル(北方領土のロシア側の呼称)が正式にロシア領になったと認め、かつ、島に在日米軍基地を展開させないという日本側の保障が不可欠とするもの。 これについて、あるロシアの有力メディアは、ロシア側政府関係筋の話として、そもそも日本へ島を引き渡す計画などないが、直接交渉を拒否することは“外交的配慮”から控え、代わりに日本側が到底受け入れられない条件を提示しているのだと伝えた(注2)。にわかには信じがたいほどの強弁だが、ロシア側の報道によると、プーチン大統領自身、実際にこの条件を安倍首相に提示したことを強く示唆する発言を行っている(注3)。 いずれにせよ、1956年日ソ共同宣言を足掛かりに、領土問題解決、平和条約締結へと突き進もうとした日本との温度差は、相当なものだ。だが、実は北方領土問題、平和条約交渉に対する温度差は、これほどまでに顕在化するずっと以前より、日露間に存在してきた。安倍政権はその温度差を見誤った可能性がある。そして先に述べた通り、筆者はその背景には、ロシアに対する3つの幻想が存在してきたと考えている。 ロシアに対する3つの幻想 日本が安倍政権下でロシアに対して抱いてきたと思われる3つの幻想の第一は、プーチン大統領は北方領土問題に熱心だという幻想だ。 確かにプーチン大統領は2000年代前半には、「1956年宣言」の有効性を認め、その履行はロシアの義務だと発言するなど、北方領土問題に前向きととれる姿勢を示したことがあった。しかし、2004~05年を境にその発言内容は一変、以降は「南クリルが第二次大戦の結果正式にロシア領になったことは、国際法で認められており、これについて一切議論するつもりはない」、あるいは「1956年宣言には、島を引き渡すとしても、どこの国の主権が及ぶかは書かれていない」、「日本との間に領土問題は存在しない」などという、日本としては理解しがたいレトリックを繰り返し、一貫して強硬な姿勢を示してきた(注4)。 特にここ数年のプーチン大統領の発言は、どれも2000年代前半の時分とはかけ離れたものだ。それにもかかわらず、安倍政権は当時のプーチン氏の発言に引きずられてきた可能性が高い。シンガポール合意で、日本が1956年宣言まで下りる決断をしたのも、まさにプーチン氏が当時、1956年宣言の履行はロシアの義務と認めたという一点に、望みをつないだ結果だったと考えられる(注5)。 第二は、プーチン政権は盤石だという幻想である。 1990年代、新生ロシアを率いたエリツィン大統領は、議会をはじめ国内での政治基盤が極めて脆弱だったため、同大統領との間で平和条約交渉を進めることができなかったという苦い経験が日本にはある。その点、プーチン政権は安定しており、プーチンは領土問題で決断し得る指導者だという幻想は、広く日本に存在してきた。 実際に、日本の政界やメディアの一部からは、「プーチン大統領が在任中の今が、北方領土問題を解決する最後のチャンス」という見解が度々聞かれた。日本がロシアとの関係を、プーチン大統領と安倍首相との個人的な関係を軸に動かそうとしたのも、その表れであろう。 しかし、ロシアの政治は、実はそれほど単純な構図で動いているわけではない。近年、欧米のロシア専門家やロシアの政治学者、あるいは独立系のジャーナリストらが指摘しているのは、プーチン大統領の力は、国内でも、国外でも、誇大に評価されているという点だ。 プーチン治世において、確かに政治・経済の隅々まで「権力の垂直化」が図られてきたことは事実である。しかし、石油や天然ガスといったエネルギー資源、あるいは巨大化した国営企業に依拠した垂直型の経済システムは、既に10年ほど前からほころびを見せ始めており(注6)、2014年以降は、そこに原油価格の低迷と欧米諸国からの経済制裁も加わった。プーチン政権下のロシアを、ソ連末期の「停滞の時代」とまで比喩する論が、ロシア国内でも散見されるようになっている。 経済が停滞すれば、経済的な利権構造を基盤に築かれたロシアの政治システムそのものも、同時にほころびを見せ始める。エネルギー資源や国営企業に依拠する経済の構造改革が、大統領の掛け声に反して遅々として進まないのも、それらが政治の利権の温床になってきたからだ。 経済の低迷が続くなか、2018年のロシアの統一地方選挙で、いくつかの地域で与党が敗北したことは、政治システムのほころびを示すひとつの象徴であった。近年相次ぐ有名政治家や著名人らの逮捕、またプーチン氏自身に関する健康不安説やスキャンダルがメディアに流れ始めた背景にも、プーチン大統領のレームダック化、あるいは政権内の権力闘争の激化が存在しているとの指摘が、ロシア国内の専門家らから多々示されている。 こうしたなか、国民の間に漂う閉塞感のはけ口として、あるいは政治システムにおける利権に代わる接着剤として、プーチン政権はこれまでも、大国主義とナショナリズムを利用してきた。近年では、これに加えて、第二次世界大戦におけるロシア(ソ連)の「歴史の正当化」というテーマも積極的に活用されるようになっている。 2014年にロシアで成立した第二次大戦の記憶に関する法律も、プーチン大統領自身が2020年6月に発表した論文「偉大な勝利75周年~歴史と未来への責任」も、同大戦におけるロシアの正当性を強く主張するものだ。 もちろん、プーチン大統領がロシアの最高権力者であることは事実である。また、多少の困難な問題を解決するだけの力は依然として保持しているとする考えも、���全に否定することはできない。だが、第二次大戦におけるロシアの「歴史の正当化」を、大統領自らが旗振り��となって推進するさなか、まさに同大戦によって引き起こされた日本との北方領土問題を協議することが、いかに困難かは、想像に難くない。 対中牽制としての日露接近の幻想 第三の幻想は、日露の接近は、日本とロシアがそれぞれ中国に対する「カード」となり得るという日本側の認識であり、さらに言えば、その認識を日露が共有しているという幻想である。こうした幻想を生む背景となったのは、プーチン・ロシアが進めてきたロシアの「東方シフト」政策がある。 プーチン大統領は2000年の就任以降、ロシアの国土の大半はアジアに属すという点をことあるごとに強調し、ロシアのアジア太平洋地域への統合を目標に掲げ、その拠点となるべきロシア極東地域の振興を、「21世紀を通じた国家優先事項」に据えてきた。 プーチン大統領の意識のなかにあったのは、経済的に大幅に立ち遅れたロシア極東地域からの著しい人口流出への危機感と、国境を接する中国からの人口的・経済的浸食、つまりは同地域の「中国化」への強い警戒感があったとされる。 だがそれだけではない。同時に、エネルギー資源等の欧州に代わる貿易パートナーとしてのアジアへの期待、さらには米国を中心とした世界秩序からの脱却・アジアを中心とした新しい世界構造への移行という政治・安全保障上の期待もあった(注7)。 特に2012年は、ロシアは極東の街ウラジオストクでAPECを開催したほか、極東発展省という極東の開発を専門とする政府機関を新たに創設するなど、ロシアの「東方シフト」が目に見える形で具体化され始めた年となった。以降も、ロシア極東への投資誘致に向けた経済特区制度が整備され、ウラジオストクでは、プーチン大統領自らが参加する大規模な「東方経済フォーラム」が毎年開催されるようになる。 日本としても、ロシアの「東方シフト」は歓迎する動きであった。安倍首相は、「中露が緊密に手���組む事態だけは避けなければならない」と周囲に語ったとされるが(注8)、ロシアの東方シフトの動きは、強大化する中国とどう向き合っていくかという安全保障上の観点から、日本にとっても好都合と映ったことが伺える。日本がロシアに提示した「8項目の経済協力プラン」には極東振興の項目が入れられ、安倍首相自らもプーチン大統領に対し、極東における両国の協力を「格好の共同作業の場」と表現してみせた。 これに関連して、自民党の河井克行総裁外交特別補佐(当時)は、2019年1月にワシントンでスピーチを行った際、日本のロシアへの接近は中国の脅威に日露が共同で対処するためとの説明まで行っている。なお、河井氏のこの時のスピーチは、ロシア側から猛反発を受けたことは後で少し触れる。 ロシア国内でも、ロシアの「東方シフト」を日本と結びつける議論もあった。例えば、カーネギー・モスクワセンターのドミトリー・トレーニン所長は、「ロシアと台頭するアジア」(2013年11月)というレポートのなかで、ロシアのドイツとの良好な関係を引き合いに、日本を「東方のドイツ」にすることはロシアにとって意味があるとし、今後の露日関係の発展に期待を寄せている。 トレーニンは、露中関係の肯定的な側面を評価しつつも、ロシアと中国の間には様々な矛盾があることを指摘し、ロシアは、強大化した中国との関係をより効果的に構築するためにも、日本をはじめとする他のアジア諸国との関係も同時に強化すべきだと考えていたのである。 トレーニンが「ロシアと台頭するアジア」のなかで指摘したように、中露関係は、首脳同士による「蜜月」の演出とは裏腹に、当時からさまざまな矛盾を抱えていた。ロシアと中国の経済力の差は拡大する一方であり、両国間の貿易構造の不均衡は、ロシアが中国の産業発展に寄与する資源供給国の地位に落ちたことを意味した。経済的な面だけではない。ロシアが自国の勢力圏と目する中央アジアや北極圏においても、中国との利害がいつ本格的に対立するか分からない状況が当時から指摘されてきた。 特に中国と直接国境を接するロシア極東地域の住民の間では、中国の不法移民の問題が、「(中国の)静かなる拡張」と呼ばれ、時折沸き起こる「中国脅威論」の動機となってきた。また、ロシア領内での中国人農家による収奪的な農法や森林の違法伐採など環境問題ともリンクし、一部極東の市民らの間では、中国に対する一種のアレルギー反応が引き起こされることもあった(注9)。 ただし、そうしたなかでも、トレーニンの「日本を東方のドイツに」という考えは、ロシアではごく限られた少数意見であり、多くのモスクワの政治エリートや専門家らの見方は、あくまでロシアのアジアにおけるパートナーは中国であり、日本はアジアにおける「複数の選択肢のうちのひとつ」に過ぎないという認識が大半であったことは、注意しておく必要がある。 そのうえ、ロシアの中国偏重の比重はその後ますます高まっていくこととなる。2014年のロシアによるクリミア半島の併合とそれに続く欧米諸国との対立が、ロシアの「東方シフト」の性格そのものを一変させたのである。 中国との軍事同盟も排除しない ロシアの中国専門家アレクサンドル・ガブエフによると、21世紀のロシアと中国の関係は、三つの支柱によって支えられてきた。第一に長大な国境ゆえに安全の保障が不可欠という両国の認識の一致、第二に経済的な相互補完性、第三に政治体制の類似性である(注10)。 第一については、2004年に両国間で最終的に国境が画定したことが大きな役割を果たした。第二は、裏返せば貿易構造の不均衡を意味するが、それでも欧州に代わる資源の販売先として、ロシアにとって中国の存在は大きい。第三は人権や言論統制など、欧米諸国の民主主義の理想と大きく乖離する両国は、いずれも欧米とは異なり互いに内政不干渉の立場だ。 そうしたなかで起こっ���2014年のクリミア併合後のロシアの孤立、特に米国との間の激しい対立と経済制裁は、ロシアの「東方シフト」を「中国シフト」へと向かわせ、結果的に日本という選択肢をさらに縮小させる結果へと導いた。 例えば、ロシアの対外貿易に占める中国の割合は、2013年の10.5%から、2019年には16.6%まで伸びている。経済制裁で輸入が減った欧州からの機械設備に取って代わったのも、主に中国からの輸入である。金額で見ても、2018年には両国間の貿易高は1,000憶ドルという大台に乗り、2024年までに2,000憶ドルを目指すことで合意している。 対する日本は、2013年にはロシアとの貿易高は350憶ドル近くまで増加したものの、その後減少、2019年も200憶ドル程度にとどまり、その比重も3.7%から3.1%へと縮小している。 ロシア極東地域を中心とした「中国脅威論」にも、変化の兆しが見られる。2014年にロシアの通貨ルーブルの価値が半減して以降、中国からの出稼ぎ労働者の数は激減した。代わって極東に多く見られるようになったのは、中国人観光客の存在だ。2019年、ウラジオストクなどの街がある沿海地方を訪れた外国人観光客は、そのおよそ半分が中国人であった。 ただし、ロシア極東を訪れる中国人観光客らは、中国資本のホテルやレストランを利用するため、地元経済へのインバウンド効果を疑問視する声もある。だがそうした点を考慮しても、2014年の前と後とでは、状況は様変わりした。 中国とロシアの安全保障面での連携も、ますます活発化している。中露海軍は2012年以降、毎年合同演習を実施してきたが、2016年には南シナ海、2017年にはクリミア危機後、特に緊張が高まるバルト海でそれぞれ初めての合同演習を行った。2018年には、ロシアの領内での大規模軍事演習「東方2018」に、初めて中国人民解放軍が参加し大きな話題となったが、その後も同様の合同演習は場所を変えロシア領内で毎年実施されている。 数年前までは、ロシアでは中国よるロシア製兵器のコピーといった問題が指摘されてきたが、ロシアは昨今、中国に対しSu-35戦闘機やS-400地対空ミサイルシステムといった最新鋭兵器の売却を再開させ、さらに中国におけるミサイル攻撃早期警戒システム構築に向けた協力も行っているとされる。 中露の軍事的な接近は、日本にとって当然他人事ではない。2019年7月には、ロシアと中国の空軍機が初めてアジア太平洋地域で共同巡回飛行を行い、そのうちロシア軍2機が竹島上空の領空を侵犯するという出来事があった。この時は韓国軍が警告射撃を行い、日本の自衛隊も緊急発進している。また、2020年12月にも、中露の軍用機が合同で日本海と東シナ海の上空を巡回し、韓国軍の発表によると、相次いで韓国の防空識別圏に侵入するなどした。 そうしたなか、2020年10月に行われた国際会議の場で、プーチン大統領が露中の軍事同盟結成について肯定的な発言を行い、世界中の注目を集めた。具体的には、露中の軍事同盟は「両国はそれが必要ないほどの信頼レベルに達している」という認識を示したうえで、それでも露中軍事同盟は「理論的には十分想像可能」であり「排除はしない」と述べたのである。 では実際に、ロシアと中国は軍事同盟に向かうのだろうか。同盟の実現については、実はロシアの中国専門家や安全保障の専門家らは、現時点ではほとんどが懐疑的な見方を示している。プーチン大統領があえて同盟に言及したのは、米国への牽制の狙いがあったとする解釈が大半だ。 というのも、中露は世界の多くの問題で実は利害が一致しておらず、それを互いが冷静に認識してきたからこそ、現在の関係が保たれてきたからである。ロシアはこれまで、中国の南シナ海をめぐる主張に同調することは控え、中国の領土問題についても基本的には中立を保ってきた。また、ロシアは中国と領土紛争を抱えるインドに対しても高性能な武器を売却するなど、あくまで自律的な姿勢を崩そうとはしていない。 一方の中国のほうでも、ロシアが独立を認めたジョージアのアプハジアや南オセチアを認めておらず、クリミアもロシア領とは認めていない。 両国とも、自国の利害が少ない地域で、不要な対立に巻き込まれるリスクは極力避けたいというのが本音なのである。また、同盟を組めば、どちらがリーダーかという競争が、改めて顕在化するリスクもある。 今後の行方 いずれにせよ、プーチン大統領が推し進めてきた「東方シフト」は、2014年以降、経済・安全保障のいずれにおいても、ロシアの「中国シフト」を加速させた。そのなかで、今のロシアの懸念は、中国はロシアにとって近年ますます重要で他に代えがたいパートナーになった一方で、中国にとってのロシアはそこまでの特別な存在にはなり得ていないという点にある。 中国の貿易総額におけるロシアの割合は、この10年間ほぼ2~3%で横這いだ。ロシア製兵器の供与は、今の中国にとっては重要だが、今後中国の技術の発展次第でその価値を下げるだろう。エネルギー資源に関しても、欧州が2050年までに二酸化炭素の排出実質ゼロを目指す方針を打ち出すなど、販売先として期待が持てないなか、中国へのパイプラインで手足を縛られたロシアは、価格交渉でこれまで以上に中国に強い立場を握られる可能性もある。 それでもロシアには今、中国接近以外の選択肢はない。前述の自民党の河井総裁外交特別補佐のスピーチに、ロシア側が過剰に反発したのはそのためだ(注11)。日本が期待した「対中牽制で日露接近」という幻想は、ロシアと共有されることはなかった。 では、ロシアのこうした中国偏重は、今後変わることはないのだろうか。 おそらく、短期的には大きく変わることはないだろう。米国で2021年にバイデン政権が発足する見通しだが、ロシアでは、トランプ大統領より民主主義や人権問題に厳しい同政権の発足で、米国はさらにロシアへの態度を硬化させるとの悲観的な予測が一般的だ。そうなれば、ロシアはますます中国との連携へと傾くほかない。 しかし10年先、15年先はどうか。中国とロシアのGDPは既に8~9倍の開きがあり、今後その差は拡大していくことが予想される。経済面、軍事面での自信をつけた中国が、中央アジアや北極圏での利害をめぐり、あるいはエネルギー資源価格等で、ロシアに対し何らかの圧力をかけてくる可能性もあり得る。あるいは中国と米国の関係が改善されることになれば、中国のロシア離れを引き起こす可能性も否定できない。 なお、短期的に大きく変わる見通しは低いと述べたが、ただし2024年がひとつの転換点となる可能性は残されている。プーチン大統領は2020年に、現在の任期が終了する2024年の後も、大統領として残ることを可能とする憲法改正を行った。しかし、プーチン氏が2024年に引退、あるいは院政へと移行する可能性が完全になくなったわけではない。筆者はむしろ、プーチン氏にとって都合の良い後継者が見つかれば、大統領を交代する可能性もあると考えている。 また、2024年は米国の次回大統領選挙の年でもある。バイデン氏は年齢的に二期目に出馬しないとの見方も多く、そうなると2024年から25年にかけて、新たな指導者が米露両国に誕生する可能性がある。その時には、米露対立と中露協商という現在の構図に、何らかの変化が生じることもあり得るだろう。 いずれにせよ、日本が今行うべきは、ロシアに幻想を抱くことなく、成果を焦ることなく、今一度、北方領土問題、平和条約交渉のわが国としての基軸をしっかりと立て直すことである。そのうえで、経済やエネルギー、人的・文化交流など、可能な協力については前向きに行っていき、いずれ訪れる可能性のある好機に備えるしかあるまい。 (注1)谷内前国家安全保障局長の証言については、2019年1月24日のBSフジの番組内での発言を参照。 (注2)”В Кремле не рассматривают возможность передачи Курил Японии. Чтобы не отказывать сразу, Москва начала с Токио дипломатическую игру”, РВК, 12 мар 2019 (注3)”Несбыточное давление”, Коммерсантъ,15 мар 2019 (注4)2012年3月1日の外国の主要メディア編集長らとの会見で、プーチン首相(当時)が日本との「ヒキワケ」について発言したことは、日本の一部報道では領土問題に対する前向きな姿勢と受け止められた。だが、その際もプーチン氏は続けて、「1956年宣言には、引き渡した島にどこの主権が及ぶかは書かれていない」とお決まりのフレーズを繰り返している。 (注5)プーチンの発言内容の変遷については、拙稿「進まぬ日ロ平和条約交渉」『インテリジェンス・レポート』2019年6月 (注6)2011-14年までは原油価格が100ドル前後と高止まりしていたにも関わらず、ロシアのGDP成長率はこの時期下降を始めており、エネルギーに依拠する経済システムが既に限界を見せ始めていた。国民の実質可処分所得も2014-17年の間に4年連続で下落し、2019年の時点でなお、6年前の水準に戻っていない。 (注7)2013年に改訂されたロシアの「外交概念」では、「世界経済・政治の重心がアジア太平洋地域に移動��つつある」との認識が示され、「(同地域に)透明性のある対等な安全保障と協力のアーキテクチャーを創設すること」へのプーチン政権の関心を示している。 (注8)「安倍首相が目指す日露新時代とは」、産経新聞、2019年1月23日 (注9)例えば、ザバイカル地方の広大な農地を中国企業に貸し出す契約や、バイカル湖に中国資本のミネラルウォーター工場が建設されるプロジェクトが���るみに出ると、地元住民らによる抗議活動などが起こった。 (注10)Александр Габуев, “Союзническая демонстрация. Зачем Путин заговорил о военном альянсе с Китаем”, Московский Центр Карнеги, 30 ноя 2020 (注11)ロシアのラブロフ外相は、「露日間の平和条約が、中国封じ込めのブロック強化につながるとの河井氏のスピーチは、言語道断の言い分だ」と強い言葉で批判した。
北方領土交渉はなぜ進まなかったのか――安倍政権の安保政策を振り返る(2) | キヤノングローバル戦略研究所
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samus-onigiri-stand · 5 months ago
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♡ 烏野高校 。karasuno
♡ . shimizu kiyoko 。[清水潔子] ♡ . yachi hitoka 。[谷地仁花] ♡ . sawamura daichi 。[澤村大地] ♡ . sugawara koshi 。[菅原孝支] ♡ . azumane asahi 。[東峰旭] ♡ . nishinoya yuu 。[西谷夕] ♡ . tanaka ryuunosuke 。[田中龍之介] ♡ . ennoshita chikara 。[縁下力] ♡ . kinoshita hisashi 。[木下久志] ♡ . kageyama tobio 。[影山飛雄] ♡ . hinata shoyo 。[日向翔陽] ♡ . tsukishima kei 。[月島蛍] ♡ . yamaguchi tadashi 。[山口忠] ♡ . tsukishima akiteru 。[月島明光]
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♡ 青葉城西高校 。aoba josai
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♡ 都立音駒高等学校 。nekoma
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♡ 伊達工業高校 。date tech
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♡ 梟谷学園 。fukurodani
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♡ 白鳥沢学園 。shiratorizawa
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♡ 稲荷崎高校 。inarizaki
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haikyuwutranslate · 3 years ago
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hq + kareshi - vampire ♡
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♡ a list of the stories in kareshi ‘vampire’ anthology ♡
kareshi: haikyuu!! + kareshi - vampire ♡
pairing: various x f!reader ♡
note: please note i don’t know japanese well, so this is rough translations. i also change some words to flow/make more sense in english ♡
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story list:
1. hinata shōyō (日向 翔陽) meeting [出会い]
2. kageyama tobio (影山 飛雄) meals [食事]
3. tsukishima kei (月島 蛍) morning [朝]
4. yamaguchi tadashi (山口 忠) garlic [ニンニク]
5. tanaka ryūnosuke (田中 龍之介) scent [匂い]
6. nishinoya yū (西谷 夕) sound [音]
7. ennoshita chikara (縁下 力) sleeping together [添い寝]
8. azumane asahi (東峰 旭) horror movie [ホラー映画]
9. sugawara kōshi (菅原 孝支) mirror [鏡]
10. sawamura daichi (澤村 大地) flying [飛行]
11. takeda ittetsu (武田 一鉄) animal [動物]
12. ukai keishin (烏養 繋心) confession [告白]
13. ushijima wakatoshi (牛島 若利) weather [天候]
14. haiba lev (灰羽 リエーフ) mystery [怪カ]
15. kozume kenma (孤爪 研磨) brainwashing [洗脳]
16. yaku morisuke (夜久 衛輔) transformation [変身]
17. kuroo tetsurō (黒尾 鉄朗) blood sucking [吸血]
18. akaashi keiji (赤葦 京治) coffin [棺桶]
19. konoha akinori (木葉秋紀) laundry [洗濯]
20. bokuto kōtarō (木兎 光太郎) disguise [変装]
21. koganegawa kanji (黄金川 貫至) kitchen [キッチン]
22. futakuchi kenji (二口 堅治) jealousy [嫉妬]
23. aone takanobu (青根 高伸) toothpaste [歯磨き]
24. kunimi akira (国見英) river [川]
25. hanamaki takahiro (花巻 貴大) chikan [チカン]
26. iwaizumi hajime (岩泉 一) the cross [十字架]
27. oikawa tōru (及川 徹) vow [誓い]
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moririki · 3 years ago
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↷ 🌤 ↶ HAIKYUU!
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❝ 𝒉𝒆𝒚, 𝒉𝒆𝒚, 𝒉𝒆𝒚! ❞
⟶ bokuto kotaro
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..⃗.🕊•̩̩͙⁺゜ ⤾·˚ ༘ ◡̈ KARASUNO!
˗ˏˋ❀ SAWAMURA DAICHI ♑️ 澤村大地
 is having a nightmare about the basketball team while he waits
˗ˏˋ❀ SUGAWARA KOSHI ♊️ 菅原孝支
 is gossiping with yaku while he waits
˗ˏˋ❀ AZUMANE ASAHI ♑️ 東峰旭
 is buying another neutral-coloured sweater while he waits
˗ˏˋ❀ NISHINOYA YU ♎️ 西谷夕
 -> pretty girl, 🐇🤎
˗ˏˋ❀ TANAKA RYUNOSUKE ♓️ 田中龍之介
 -> it's always been you, 🕯
˗ˏˋ❀ KAGEYAMA TOBIO ♑️ 影山飛雄
 -> looking out for you, 🕰
˗ˏˋ❀ HINATA SHOYO ♋️ 日向翔陽
 is teaching his sister how to play volleyball while he waits
˗ˏˋ❀ TSUKISHIMA KEI ♎️ 月島蛍
 -> pushing the limits, 📦🤎
˗ˏˋ❀ YAMAGUCHI TADASHI ♏️ 山口忠
 is making fun of people with tsukishima while he waits
˗ˏˋ❀ SHIMIZU KIYOKO ♑️ 清水潔子
 is recruiting managers for the volleyball team while she waits
˗ˏˋ❀ UKAI KEISHIN ♈️ 烏養繋心
 is closing up the store while he waits
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..⃗.🕊•̩̩͙⁺゜ ⤾·˚ ༘ ◡̈ NEKOMA!
˗ˏˋ❀ KUROO TETSURO ♏️ 黒尾鉄朗
 is styling his hair while he waits
˗ˏˋ❀ YAKU MORISUKE ♌️ 夜久衛輔
 is keeping lev in check while he waits
˗ˏˋ❀ YAMAMOTO TAKETORA ♓️ 山本猛虎
 is convincing tanaka to get a mullet while he waits
˗ˏˋ❀ KOZUME KENMA ♎️ 孤爪研磨
 is touching up his roots while he waits
˗ˏˋ❀ HAIBA LEV ♏️ 灰羽リエーフ
 -> an eight-legged problem, ⏳
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..⃗.🕊•̩̩͙⁺゜ ⤾·˚ ༘ ◡̈ AOBA JOHSAI & DATE TECH!
˗ˏˋ❀ OIKAWA TOORU ♋️ 及川徹
 -> an eight-legged problem, ⏳
˗ˏˋ❀ MATSUKAWA ISSEI ♓️ 松川一静
 is busy carrying the title of heftiest schlong while he waits
˗ˏˋ❀ HANAMAKI TAKAHIRO ♒️ 花巻貴大
 is scamming a seven year old while he waits
˗ˏˋ❀ IWAIZUMI HAJIME ♊️ 岩泉一
 is winning an arm wrestling match while he waits
˗ˏˋ❀ KUNIMI AKIRA ♈️ 国見英
 is taking a nap while he waits
˗ˏˋ❀ KYOTANI KENTARO ♐️ 京谷賢太郎
 is applying eyeliner while he waits
˗ˏˋ❀ AONE TAKANOBU ♌️ 青根高伸
 is buying flowers for his mum while he waits
˗ˏˋ❀ KOGANEGAWA KANJI ♋️ 黄金川貫至
 is improving his volleyball skills while he waits
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..⃗.🕊•̩̩͙⁺゜ ⤾·˚ ༘ ◡̈ FUKURODANI!
˗ˏˋ❀ BOKUTO KOTARO ♍️ 木兎光太郎
 is filming a tiktok while he waits
˗ˏˋ❀ AKAASHI KEIJI ♐️ 赤葦京治
 is reading a book while he waits
˗ˏˋ❀ KONOHA AKINORI ♎️ 木葉秋紀
 is teasing bokuto while he waits
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..⃗.🕊•̩̩͙⁺゜ ⤾·˚ ༘ ◡̈ SHIRATORIZAWA & JOHZENJI!
˗ˏˋ❀ USHIJIMA WAKATOSHI ♌️ 牛島若利
 -> clueless, 🕯
˗ˏˋ❀ SEMI EITA ♏️ 瀬見英太
 is writing a song while he waits
˗ˏˋ❀ TENDO SATORI ♉️ 天童覚
 is thinking about paradise while he waits
˗ˏˋ❀ GOSHIKI TSUTOMU ♌️ 五色工
 is getting a decent haircut while he waits
˗ˏˋ❀ TERUSHIMA YUJI ♈️ 照島遊児
 -> birthday special, 🕯
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..⃗.🕊•̩̩͙⁺゜ ⤾·˚ ༘ ◡̈ INARIZAKI & ITACHIYAMA!
˗ˏˋ❀ KITA SHINSUKE ♋️ 北信介
 is taking care of his grandma while he waits
˗ˏˋ❀ OJIRO ARAN ♈️ 尾白アラン
 is buying earplugs to ignore atsumu while he waits
˗ˏˋ❀ MIYA ATSUMU ♎️ 宮侑
 -> an eight-legged problem, ⏳
˗ˏˋ❀ SUNA RINTARO ♒️ 角名倫太郎
 is listening to the neighbourhood while he waits
˗ˏˋ❀ MIYA OSAMU ♎️ 宮治
 is thinking of new onigiri recipes while he waits
˗ˏˋ❀ SAKUSA KIYOOMI ♓️ 佐久早聖臣
 -> an eight-legged problem, ⏳
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back to the counter - ,, 🍥 ·˚ ༘ ꒱
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ari0921 · 3 years ago
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岸田文雄内閣が国際社会に果たす歴史的使命
加瀬英明
 
10月に、岸田文雄内閣が発足した。
 同じ10月に、ワシントンにある著名なシンクタンクの上級研究員で、 ジョンズ・ホプキンズ大学国際政治学科のハル・ブランズ教授が、『世界 の眠れる巨人である日本が目覚めつつある』という論文を発表して、米国 で注目を浴びた。
 教授は「日本はこれまでも世界史の進路を大きく変えてきたが、前大戦 後貪ってきた惰眠から覚醒しようとしている」といって、安倍晋三内閣を 継いだ菅義偉内閣と岸田文雄内閣が、「これまでと変わらない(モア・オ ブザ・セイム)と見るのは 誤りで、日本は脱皮しようとしている」と説いた。
 この大きな要因が、深刻化する中国の脅威と、米国にいたずらに依存す ることができなくなったためであり、安倍首相が「開かれた自由なインド 太平洋」戦略を提唱したことを賞讃している。
 そして、日本が「普通(ノーマル)の国としてよみがえることによって、 米国にとって地理的な条件と、経済、軍事、技術力、民主的な価値観を共 有しており、英国と並ぶ重要な同盟国となろう」と予想している。
 日本はこのところ「台湾有事」という言葉が、重くのし掛かっている。
 日本を城にたとえれば、台湾は城門にあたる。城門を破られれば、落城 する。日本と台湾は一蓮托生の関係にる日本は二百十数年ぶりに、?第二 の幕末?を迎えている。
 幕末には日本の岸辺に米英仏、ロシアなどの白人帝国主義の外夷が、大 津浪のように押し寄せ、国論が尊王攘夷か、開港かに分裂した。
 中国の習近平主席は機会あるごとに、台湾を「回収」すると、野望を露 わにしている。
 日本は中国が台湾に侵攻した場合に、現行憲法の解釈のもとでは、自衛 隊は後方支援を行うことしかゆるされない。そうなれば、日米安保体制が 崩壊してしまおう。台湾有事は、日米有事となる。
 日本は第2次大戦に敗れて、米国の保護下に置かれてから、江戸260年を 再現したような泰平を貪ってきた。
 “平和呆け”と呼ばれてきたが、戦後、日本の周辺が平和であったこと は、一度もなかった。
米国による“保護呆け”を、患ってきたのだ。
平和呆けと保護呆けは、まったく違うものだ。
 岸田首相は就任すると、安全保障、憲法改正に意欲を示して、防衛計画 を改定するかたわら、防衛費を増額し、それまでタブーとされてきた敵基 地攻撃の能力の保有を検討することを指示し、党本部に置かれていた「憲 法改正推進本部」を「憲法 改正実現本部」と改 するなど、矢継ぎ早や に打ち出した。脱兎のごとく 走り出したが、息切れしないだろうか。
 自民党も、日本が危機に直面していることを、認識している。先の衆議 院選挙で、公約としてGDP1%以内に留まっていた防衛費を、2%まで増や すことを掲げた。
いまや、岸田首相の双肩に日本の安危がかかっている。
 果敢な指導力を発揮することを、大いに期待したい。
首相は歴史的な使命を担っている。
中国の脅威が、日本の存立を危くしているのではない。
何よりも現行の日本国憲法が、日本の存立を脅かしてる。
 現行憲法は非常識な最高法規だ。放置しておけば、日本は内部から瓦壊 しよう。首相と政府は声を大にして、国民に憲法改正を訴えるべきである。
 人間は最強の肉食獣として、食物連鎖の頂点に立っている。それだけで はなく、途方もない浪費癖にとりつかれているために、戦闘と略奪を生業 としてきたが、同じ人間を天敵としている唯一つの生物だ。
 米国が日本占領下で無理強いした「日本国憲法」は、このような人類の 歴史を貫いてきた真理から、眼をそむけさせてきた。狂った憲法だとしか いえない。
 私たちは日本を取り巻く国際環境が大きく変化して、?第2の幕末?に 直面していることを、覚らなければならない。
 もし、幕末に攘夷にこだわっていたとしたら日本は滅びて西洋植民地勢 力によって支配されていただろう。
 ところが、護憲派は戦後76年にわたる米国の軍事保護による、徳川時 代と同じ泰平の世にすっかり馴れて、いまだに日本国憲法を「平和憲法」 と呼んでいる。現行憲法は日本の平和を脅かす憲法だ。
 動物園で育った飼育動物や、野生動物の保護センターで育てられた幼獣 にたとえたい。野生を忘れ、天敵を知らないのに、よく似ている。
 護憲派は、幕末の頑迷無知な攘夷論者の生まれ変わりだ
吉田松陰(1830年~1859年)は幕末の代表的な志士だった
 松陰は嘉永6(1853)年に、米国のペリー艦隊が浦賀に現れて、1年後に 戻るといって去ると「来春には必定一戦に及ぶべし」と予想した。
「しかるに泰平の気習(きならい)として、戦(いくさ)は万代の後迄も無き ことの様に思ふもの多し。豈(し)(おろかの意)に嘆ずべきの甚だしさに 非ずや」と、慨嘆している
 松陰は幕府が「時代が翔(とぶ)が如く」激しく動いているのに、史上稀 にみる泰平の世が続いたために、具体的な対策をとろうとしなかったの で、「一日の安を偸(ぬす)むの論盛んにして、君臣将子必戦の覚悟未だ定 まらず」と悲憤慷慨した。安 政の大獄によって投獄され、明治元年の9年 前に刑死した。
 松陰の言葉は、今日の日本にそのまま当てはまる。
いま、日本を囲む事態が翔ぶがごとく、激しく動いている
 松陰は西洋諸国の圧倒的な武力を前にして、「血気の勇のみ」をもって 対抗できないことを覚って、攘夷から開国へ転向して、嘉永8年に「航海 通市(開国)こそ国家の大計」であり、「鎖国は末世の幣政なり」と断じ ている
 護憲派の平和の願いは、松陰がいう無謀な「血気の勇」に当たるだろう。
 護憲派は日本国憲法を、権現様(徳川家康のこと)が鎖国を定めた祖法 と同じように崇めており、いささかも改めてはならないと主張している。
 自衛隊をしぶしぶ認めているが、政府も「必要最小限の防衛力を整備す る」という建前をとってきた。
 だが、愛する家族が重い病気にかかった時に、病院に「必要最小限の治 療をして下さい」と求めるだろうか。
 杉田玄白(1733年~1817年)といえば蘭医学者で、『解体新 書』に よって学校教科書にのっている。
 玄白は先人の優れた儒学者の荻生徂徠(1666年~1728年)が、人体を戦 場にたとえて「地に嶮易あり、兵に強弱あり、備を立て勝敗を論す」と、 医学が兵学と同じだと説いているのに、国と人体は同じだと、目を開かれ たと述べている。
 護憲派の男女に、玄白や、徂徠の著書を読んでほしい。
私たちは第2の幕末によって、試されている。
岸田首相は「聞く」よりも、国民に何をすべきか、「語りかける」指導者 となってほしい。
 まさか、我儘な国民に媚びる御用聞きの政治によって、政権を浮揚させ ようと思っているのではあるまい。
 英国の知識人週刊誌『エコノミスト』が、12月に日本特集を組んで、 日本が再び「世界へ(イントウ・ザ・ワールド)」という見出しを組んで、 日本が世界の舞台に復帰
しようとしていると、論じている。日本が鎖国から、国を開こうと感じ 取っている。
 自民党の河野太郎氏広報本部長と公明党の山口那津男代表が、「敵基地 攻撃能力を保有」することを、「時代遅れの発想だ」といって反対してい るが、軍事の常識から大き
く逸脱しており、理解することができない。
 2人は先の戦争末期に、「本土決戦」「一億玉砕」を絶叫していた、狂 信的な軍人に憧れているにちがいない。
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sabakan-news · 3 years ago
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本ビジュアル&本予告解禁!
5月5日“こどもの日”に、『サバカン SABAKAN』の本ビジュアルと本予告が解禁となりました。
今回解禁となる本ビジュアル��、本編に登場する「子供時代の友達との思い出」である「サバの味噌煮の缶詰」がモチーフとなっています。上の缶詰では「1980年代の子供時代(番家一路)」を、下の缶詰では「大人になった今」の主人公久田(草彅剛)が子供時代を懐かしむかのように見上げる構図となっています。1980年代の缶詰では、主人公の久田(番家一路)と友達の竹本(原田琥之佑)が自転車に乗り、母ちゃん(尾野真千子)は小言を言いながら追いかけ、父ちゃん(竹原ピストル)はノリで追いかけています。キャラクターたちの表情に個性とユーモアが溢れ、「缶詰から想い出が飛び出してくる“あの頃”に誘われるような」楽しさが漂うビジュアルとなりました。そして「ここは80年代。子供が主役です。」というキャッチコピーが添えられており、いったいどんな青春映画なのか、とても気になる本ビジュアルが完成しました。
さらに本予告も解禁となりました。主題歌はORANGE RANGEの大ヒット曲「キズナ」をANCHORが編曲、さらに、りりあ。の涙腺を刺激するピュアな歌声が予告編を盛り上げます。音楽はベテランの大島ミチルが手掛け、物語を奥深いものにしています。空と海に囲まれた長崎の美しいロケーションと煌めく夏が、観る者を懐かしく包み込み、“すべての人の子供時代”の記憶を呼び覚ます、胸を熱くする予告編となりました。
『ミッドナイトスワン』に続く温かな愛、新たな青春映画の誕生。ご期待ください。
「キズナ」編曲:ANCHOR 主題歌を担当させていただきましたANCHORと申します。初めて作品の詳細を伺った際、自分の生まれ育った故郷の田園風景を思い浮かべました。学生時代、その景色の中でMDウォークマンから流していたORANGE RANGEさんの楽曲「キズナ」をカバーさせていただけて大変光栄であると同時に、制作中はまるで作品の中に迷い込んだような不思議なノスタルジーに包まれました。大人になった今、まさに憧憬と呼ぶに相応しい夏の1ページを、りりあ。さんの歌と私の音、そして変わらない名曲と共に楽しんでいただけましたら幸いです。
「キズナ」歌唱:りりあ。 金沢監督からオレンジレンジさんの「キズナ」を主題歌として歌って欲しいとお話をいただいた時は私で良いのかと戸惑いました。監督から「キズナ」への熱いこだわりをお聞きして、この素晴らしい作品が完成した時に私の歌声で幕を閉じる事がとても光栄で「やらせていただきたいです。」とお返事しました。この作品はとにかく観て!の一言です!後悔しないと思うので是非観ていただきたいです。
音楽:大島ミチル 映画「サバカン」の作曲は金沢監督が私の音楽の「風笛」が大好き��のことでお話をいただきました。監督はとても穏やかで、でも音楽のイメージを明確に持っていらっしゃいました。映像を最初に見た時、長崎出身の私はその懐かしい風景や言葉に湿度を感じました。春や秋は少し生暖かく、夏はセミの鳴き声とジリジリした暑さ、冬場は底冷えではない寒さ・・・この映像は記憶であり、優しさでもあります。私の中では故郷の家族、友達はいつも温かくそこにあって遠くから見守ってくれる存在です。その甘酸っぱく、ほろ苦くかつ包み込むような思い出を今の心と重ねて作曲をしました。素敵な映像と役者さんたちと一緒に音楽も楽しんでくださると嬉しいです。
《ストーリー》 1986年の長崎。夫婦喧嘩は多いが愛情深い両親と弟と暮らす久田は、斉藤由貴とキン消しが大好きな小学5年生。そんな久田は、家が貧しくクラスメートから避けられている竹本と、ひょんなことから“イルカを見るため”にブーメラン島を目指すことに。海で溺れかけ、ヤンキーに絡まれ、散々な目に合うが、この冒険をきっかけに二人の友情が深まる中、別れを予感させる悲しい事件が起こってしまう…。
《出演》 番家一路 原田琥之佑 尾野真千子 竹原ピストル 村川絵梨 福地桃子 ゴリけん 八村倫太郎(WATWING) 茅島みずき 篠原篤 泉澤祐希 貫地谷しほり 草彅剛 岩松了
監督:金沢知樹 エグゼクティブプロデューサー:飯島三智 小佐野保 プロデューサー:佐藤満 高橋潤 脚本:金沢知樹 萩森淳 音楽:大島ミチル 音楽プロデューサー:丸橋光太郎 ラインプロデューサー:福田智穂 監督補:小川弾/撮影:菅祐輔/照明:渡邊大和/録音:田辺正晴/美術:岡田拓也/装飾:佐藤孝之/衣裳:松下麗子/スタイリスト:細見佳代/ヘアメイク:永嶋麻子/スクリプター:外川恵美子/助監督:新谷和弥人/制作担当:林みのる/編集:河野斉彦/制作プロダクション ギークサイト 主題歌:ANCHOR「キズナ feat. りりあ。」(VIA / TOY'S FACTORY)  撮影協力:長与町 時津町 西海市 島原市 長崎県フィルムコミッション 助成:文化庁 文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業) 独立行政���人日本芸術文化振興会 宣伝:モボ・モガ/配給:キノフィルムズ/製作:CULEN ギークサイト
2022年8月19日全国ロードショー
©2022 SABAKAN Film Partners 
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xf-2 · 3 years ago
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菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選(29日投開票)は17日告示され、河野太郎行革相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)の4氏が立候補した。女性2人の出馬は史上初で、乱立選は必至の状況。河野氏が所属する麻生派の重鎮らが、岸田氏の選対顧問に就任するなど、選挙戦初日から岸田氏と河野氏の明暗がくっきり浮かび上がった。
    ◇    ◇    ◇
高市早苗前総務相も追い上げムードだ。安倍晋三前首相から支援され、出馬にこぎつけたが、「支持」に格上げされ、この日は安倍氏の実弟である岸信夫防衛相からも支持を表明されるなど追い上げムード。午前の出陣式には、オンライン参加も含め、計93人の議員が出席した。
ブレない発言で党内の評価は高まっている。安全保障では「敵基地への攻撃」を容認、靖国神社への参拝についても「信教の自由」として総理総裁となっても継続する意思を示し、中国に対する強硬路線も一貫している。
高市氏の発言に対する賛否は別として、他の候補と比較して、過去の発言とブレていない点で好対照だ。乱立選となり、票の分散が予測される中で、政治信条や主義主張を曲げない姿勢に対する注目度は高まっており、岸田氏や河野氏の対抗軸となる可能性もある。
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ashitakalove · 4 years ago
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【BG~貼身保鏢2】  
#故事大綱
在上一季中,島崎章( 木村拓哉 )從屬於民間警衛公司“日之出警衛”,為完成任務拼盡全力。而在這一季中,一家大公司收購了日之出警衛,其方針為利益為先,對此無法認同的島崎章,為了貫徹保護弱者的使命,毅然決然離開了公司。日之出的同事高梨雅也( 齋藤工 ),為了瞭解章辭職的真正原因,找到了章。在一起保護客戶的過程中,高梨的內心也發生了變化。 脫離公司自立門戶的章,該如何單打獨鬥,保護客戶。 本季將主要講述獨立出來的章與公司爭鬥,以及與選擇留在公司的同伴·菅沼真由( 菜菜緒 )和澤口正太郎( 間宮祥太朗 )還有客戶之間的關係。
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第2季比第1季好看多了!   
但,7集真的太少了!
個人喜愛:8 / 10
撰於2020.8.1
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gunosy-news · 5 years ago
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そこにシビれる憧れる!影響を受けた有名人とその理由
集計期間:2020年2月7日~2月9日 回答数:17805
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「あの人みたいになりたい…」
憧れの有名人を見つめながら、そんな風にため息をついた経験はありませんか? 憧れる部分や度合いは人それぞれですが、わかりやすい目標があるとモチベーションの助けにもなりますね。
今回はそんな「影響を受けた有名人」に関するアンケートです。
Q1. あなたの人生で、影響を受けた有名人はいますか?
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回答していただいた17805名のうち、影響を受けた有名人がいる人の割合は
いる:7168 いない:10637
という結果になりました。「影響を受けた有名人はいない」という人の方が上回る結果になりましたが、それでも半数近くの人が誰かしら有名人に影響を受けているようです。
Q2. 具体的なエピソードなど
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ここからは、個別の事例を見ていきましょう。名前だけでなく、具体的なエピソードが記載されていた回答をピックアップしています。
<男性アイドル・歌手・ミュージシャン>
・氷室京介に憧れてバンドを始めた
・Hi-STANDARD。青春を捧げたバンド
・GACKTの影響を受けています。友人の話から興味を持ち、ファンになり、CDや著書を購入。あのストイック���を見習って生活を送っています
・布袋寅泰。バンドを始めて音楽センスに影響受けた
・YOSHIKI。ロックに目覚めて明るい性格がもっと明るくなった
・郷ひろみ。追っかけをして、青春時代を過ごし、東京の地理を知りました
・Mr.Children桜井さん。中学の時にあの笑顔にやられました。私も笑顔でいたいと思いました。
・X JAPANのHIDE、LUNA SEAのSUGIZOに憧れてギターを初めた
・尾崎豊さん。学生の頃によく聞いていてライブも行きました。生き方が素晴らしく人生観が変わりましたね。
・小学生の時にX JAPANが好きになり歌詞の英語の意味をわかるようになりたくて元々習っていた英語を頑張って学んだ。
・藤井フミヤに、似てると言われて意識した。
・綾小路翔。自分と世界を肯定する気持ちを教えてくれた。
・松山千春さんの歌に生きる勇気を与えられました
・音楽好きになれたのは、 クイーンのフレディマーキュリーがいたから。
・浜田省吾に憧れ、サングラスに革ジャン、ジーパン。コピーバンドまで組んだ
・accessとゆう音楽ユニットを好きになり、ライブスタッフをやりたいと思いました。学生時代は、どうしたら良いか分からず諦めましたが、今はアイドルのカメラマンしてます。
・GLAY。はじめて好きになったミュージシャンで、それから聴く音楽に影響を受けた。
・松本隆さんの歌詞に憧れて、作詞という趣味を得ました。
・EXILE。つらい時もATSUSHIの歌声をきいて何度も元気をもらえたから
・メタリカのラーズ。自分でコントロールできないことでくよくよ悩むのはやめた、という彼の名言はずっと心の中にあります。
・ゆず。初ライブでとても感動。ゆずの歌にたすけられたこともたくさん。20年以上のファンです!
・UVERworldのTAKUYA∞さんに影響され毎日10Km走っています
・WANDS、こういう歌手になりたいと決めて、バンド始めました。
・矢沢永吉さんどんな人に対しても謙虚さを持って接している。仕事上で取り入れいてます。
・高校時代に堂本剛さんにどハマりして髪型やファッションを真似しまくり。カラオケでも彼のソロ曲やKinKi Kidsの曲を歌いまくっていました。今ではそれも青春の思い出。
・手越祐也さんのポジティブ精神と明るさが、根暗の自分をすこし前向きにしてくれたら 
・アンティーク西洋骨董品店というドラマのタッキーに憧れて料理人になった
・L'Arc~en~Ciel、HYDE様。29年前に初めて小さなLIVE会場で、まだメジャーデビューしていないL'Arc~en~Cielを見て?綺麗な女の子だなぁ?と思ってたら歌声は男性。しかも美しくて一瞬で恋に落ちました。今も大好きでHYDE様になりたくてメイクや歌を真似てます。 
・SixTONES彼らのエピソードは綺麗な話ばかりじゃないし、ジャニーズでなかなかデビューにくさったり辞めようとしたこともあったけど、何年もかけてとてもいいグループになって一人一人のグループへの思い入れとかメンバーへの思いとかを聞いてると感動する。
・BTS彼らのようになりたい…!考え方や生き方を見て、努力が必要だと改めて感じました。ファッションやメイク等も参考にしています!!!BTSや彼らの音楽のおかげで色々変わりました。
・嵐。彼氏が櫻井翔にそっくりでファンクラブに入った。彼と一緒に応援してたけど分かれてしまい、寂しさを埋めてくれたのも嵐。嵐のお陰で友達も増え、行ったことのない場所にコンサート=旅行に行き、本当に楽しかった。
<男性俳優>
・小栗旬。仕草や喋り方
・ジャッキーチェン。映画での服装を真似していた。 
・高倉健に憧れて無口になる努力をしたもののだめでした。 
・石原裕次郎の生き様!
・映画トラック野郎の菅原文太さんをみて今の職業についた。
・菅田将暉さんが役のために10キロ体重落としたこと
・舘ひろしが好きで、スーツの色味とかは参考にしました 
<男性タレント・芸人・ユーチューバー>
・松本人志。幼い頃に母親を亡くし、ふさぎ込んでいた中、発想ひとつで世の中がこんなに面白くなるという事を笑いをもって教えてくれたから
・占い師のしいたけさんとゲッターズ飯田さん。どん底の時に当たってたので、自然と2人の占いは見てしまいます!…しかもやはり当たっています!
・明石家さんまさんの常に前向き、楽しい人生を送っている姿はすごいと思います。
・IKKOさんをTVで知ってからますます美容が好きになりました。
・父の影響で立川談志の落語を聞き続け、今ではすっかり、口の悪い(?)オトナになりました
・松岡修造さん。最初は動画サイトでMADにされているのを見て笑っていましたが、前向きな言葉の数々に励まされいつのまにか大ファンになっていました。
・アンタッチャブルのザキヤマさんが、どんなに嫌な仕事でも、人でも誰かにそのあとそのことを楽しく話したら、人に楽しんでもらえたら、嫌じゃ無くなる。楽しいことになるという、気持ちの切り替え方に目から鱗だった。
・レペゼン地球のDJ社長の動画に胸を打たれて恐れずに行動しようとおもいました 
・水溜りボンドのカンタYouTuberなんて普段馬鹿にされる職業だけど、企画��準備・出演・編集を毎日こなしてる姿に憧れを持ったしかもイベント出演もあるからどんだけ忙しいんだろって思う私もそうやって頑張れる人になりたいって心の底から思った
<男性アスリート>
・新庄剛志さんに影響をすごく受けました。私は料理人ですが、味だけでなく、会話や接客いろいろ道は違えど学びました。
・イチロー氏です。現役の時にコツコツ1人で努力し続けて、病気、怪我をせずにヒットを打って記録を作って行った事が凄いと思いました。努力し続ければ必ず良い事があると影響されました。
・三浦知良選手。年齢など関係ないと証明してくれているから
・内藤哲也のかっこいい体つきをみて、自分のだらしない体を変えたいと本気で思った 
・初代タイガーマスク当時は小学生でイジメられてた時期にタイガーマスクを見て自分も強くなりたいと思い何とかイジメを克服出来た。
・元プロ野球選手(広島東洋カープ)の前田智徳さん。怪我やチーム事情から来る逆境に負けず高い向上心を持ってプレーしており、自分が今何をすべきかを常に考える大切さを教わった。
・サッカー選手だったアルベルティーニ。中1からずっと好きで海外に憧れを持ち現在の旦那は外国人
・中田英寿。野菜を食べなくても問題ないと気付けた
<男性作家・芸術家>
・村上春樹さん。一流の人はアスリートに限らず心身を保つためにストイックな努力をするものだと感銘を受けた。それまで作家は退廃的なイメージがあったので。
・宮沢賢治さん。文学作品にも反映されてると思いますが、優しく生真面目な人となりが目標とする人物像になっています。
・作家の中島らも。高校生の時にたまたま出会った1冊の本から、進路が決まって色んな出会いや経験があった。今は亡き方だが自分の一部を作ってくれた大事な方。
・作曲家のすぎやまこういち氏。これまでに書いたオーケストラ曲は全て彼の曲に少しでも近付きたいという想いで制作してきました。
・五木寛之の青春の門を読んで主人公がやったボクシング部に実際入ることになった
・みうらじゅんさんの自由な生き方に少し影響を受けました。同郷ということもあるかも知れません。
・中学生の頃、福岡でサルバドール・ダリの展覧会があり、感動したことから、その後美術系の大学に行くことになりました。
・有名人というか、画家。小学生の頃に図書館でピカソの図鑑を読んだ時に、基礎のデッサンがしっかりしているから大きく崩しても1つ1つのパーツや全体的なバランスが良いのだと感じた。また、それに至るプロセスを含めてアートを感じた。(それまでは私の中でピカソといえばヘタウマ系なイメージだった)あの衝撃以来、どんな事でも始めのうちに人一倍しっかりと基礎をやるようになった。基礎で飽きるものも多いけど、応用できたり上達を実感できるようになると自信が持てる。仕事では始めは物覚えが悪いと言われるけど、数年後には応用が効くので頼られたりする事も増えて楽しくなった。全部ピカソのおかげです。
<文化人・起業家(男性)>
・スティーブ・ジョブズ。彼のスピーチは衝撃だった
・美輪明宏さんの言葉に救われた。 
・池上彰さん。子供の時からNHKアナウンサー時代からのファン。著書も沢山持ってるし、人となりが大好き。
・三木谷浩史さん。裸一貫で楽天を作られた。私が一番尊敬し起業家として目標にしている方です。
・ホリエモンの著書は色んなことをスタートしていくにあたりイイ刺激になる 
<政治家・歴史上の人物(男性)>
・毛利元就。天下をのぞまなかったこと
・野口英世。初めて読んだ伝記本が、野口英世の本だった。ハンデを背負っても、世の為に献身した姿は、今でも印象に残っている。
・ウルグアイのムヒカ元大統領です。貧乏とは、少ししかものを持っていないのではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しないと言う豊かさを履き違えた考え方に改めてハッとさせられた
・南アフリカのマンデラ元大統領の生き方に感銘受けて、全てが真似出来るわけではないですが日々実践の中で問題を乗り越え人生が変わり続けています
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<女性アイドル・歌手・ミュージシャン>
・人生に迷ってる時に安室奈美恵さんのライブDVDを観て、自分のやりたい事やろう!って思えた事。
・浜崎あゆみ。小学生のわたしにとって、流行りのものを身につけて、人気のあるギャルは魅力的だった。 
・倖��來未さん。セクシーでカッコいい、いつまでも憧れ。
・平手友梨奈さん。子育てにおわれて、自分のことは全て後回しにしていたけれど、平手友梨奈さんを知ってからは子どもと一緒に趣味を楽しんだり、おしゃれを楽しんだりするようになった。 
・BoAちゃん!14歳で異国の地日本でデビューして通訳も付けず言葉も分からない国で頑張って来たところです。すごく努力家なところを尊敬します。
・元NMB48の渡辺美優紀ちゃん。私のひとつ年上だけど私もこの人みたいに可愛くなりたいと思うようになった当時はこの人が髪を切れば真似したりして、本当に憧れていた 
・マドンナ。当時はあのバイタリティーに感動してパワーを貰いました。現在だとレディ・ガガです。
・小学生の時にモーニング娘。を見て聴いて、歌手になりたいと思いました
・TWICEのツウィ。美しすぎて自分もこうなりたいと思った
・高橋みなみさんに、努力すれば報われる。どんなに努力しても報われることがなかったのにと、思ったけど、前向きにもう一度やり直そうと思えるようになって、病院を克服できた
・松田聖子さん。当時はマジぶりっ子になってました。
・島袋寛子さん。当時小学生でSPEEDをやられていて、アイドルになるのに、歌手になるのに、年齢関係ないんだと実感させられた
・ももいろクローバーZ。この子達にいつもパワーもらってます。
・ドリカム吉田美和さんのように歌がうまくなりたくて、練習していたことがあった
・岡村孝子の歌に励まされている
・ZARDの坂井泉水さんです。同性として彼女に心から憧れ、作詞を始めた10代の頃を思い出します。泉水さまは永遠です!
・須田あかりさん。若いのに、すごくしっかりしていてポジティブで。私はアラフィフのおばさんですが。この須田さんの明るい性格、生き方、全てを見習わせて頂きたい気持ちになりました。
・高田美和さん。離婚時に、結婚していた時マスコミに幸せ一杯と表現していたが全て嘘でこの指輪も買ってもらったのではなく自分で買ったものだと言ったのを聞き、人を羨むことを全くしなくなった。
・歌のお姉さんをされていた茂森あゆみさん。小さい頃からみていて、あんなふうに歌ったり踊ったりしたいと思って、真似をした。高校生になって、マーチングをして、カラーガードに挑戦。踊ったりするのが楽しかったし、小さい頃にこんな思いをしたから、挑戦したのだと思ったから。いまでも踊ったり、歌ったりするのが大好きです。 
<女優>
・バブルの時期、浅野ゆう子のファッションに影響された
・ドクターXの大門未知子役の米倉涼子さん!カッコイイと思った。
・樹木希林さんのものの捉え方を知り、人生は何事も自分の受け止め方次第で変わるのだと感銘を受けました。
・菜々緒の美意識がすごい
・石原さとみの服装を真似している
・夏木マリ。あんな素敵な女性になりたいと、将来の準備を始められたから
・子育てを頑張っている辻さん。全然年下だけど尊敬します。
・エースをねらえのドラマ 上戸彩を見てテニス部に入部した。 
・紗栄子さん。はっきり言うのと自分の芯をしっかりもってぶれないから。 
・20年少し前に藤原紀香の髪型が流行った時、私もマネして紀香カットにしてました笑
・永作博美さんが好きなので甘酒の豆乳わりを飲まれてるのを知ってわたしも飲むようになりました。 
・綾瀬はるかさんみたいなスタイルになりたくて常に姿勢を気にしている
・エマ・ワトソン。ジェンダーについて考えるようになりました!
・井川遥さん。結婚してどんどんきれいになって、そんな風になりたいと思った。
・細川直美さん。ブログを通して同年代で憧れる生活をしているから。
・仲間由紀恵さんです。小さいときからすきで、黒髪きれいで似合うようにしたいと思いすきになりました。綺麗すぎます。
・江角マキコ。朝一番、家族が起きてくる前に雑巾がけをする(掃除機を使わず)と気持ちがいいと答えていた雑誌のインタビュー記事を見て、素敵やなと思い、私も頑張ってみよう!と影響受けました。
・はじめてPopteenという雑誌を勝ったときにみちょぱをみてこんな風になりたいと思って今まで興味のなかったメイクや服を勉強したり努力した。
・中谷美紀の、アイドルから実力派女優らの転身に影響を受けました。人は努力すればイメージまで完全にかわれるのだな。と。 
・武田久美子さんが女性が美しくいることの大切さを話していて、自信になりました。
・野沢雅子さん。声優学校でお会いして、役者は人柄も大事だと痛感。
   <女性タレント・モデル・芸人・アナウンサー>
・黒柳徹子。年齢に関係なく楽しく生きる。
・久本雅美さん。人にどう見られるかより自分がどうあるべきかとの言葉が心にひびきました。
・大久保佳代子さん。結婚したいとか彼氏が欲しいとかじゃなくて遊び相手が欲しい
・叶恭子さんの言葉は自己否定に陥っているとき凄く励まされる 
・ギャル曽根の食べ方が綺麗で、真似しようと思った。 ・当時愛読していたSEVENTEENのモデルさんだった北川景子ちゃん。あまりの可愛さに携帯に画像を大量に保存して、SEVENTEENの特集が組まれるたびに読み込み、北川景子ちゃんのおかげでメイクをやるようになったから。 ・嫌なことをされても「私はしない」と言ったローラのセリフ。相手を攻めそうになったり、陰口を言いそうになっても、口に出さなければ、いずれ透明になって���く。だから言うな!と言った、誰だか忘れたけど芸人さんのお父さんのセリフ。会社で毎日思い出してます!! 
・服飾デザイナーの勉強しています時にファッション雑誌、ファッションショーなどでトップモデル山口小夜子に出会いました。美しい小夜子さんに魅了されまして目にアイラインを入れたり今現在も変わりません。そして何より山口に自分の姓が変わった事が嬉しいです。
・田中みな実さん水を3リットル飲むと言っていたのを聞き、頑張ることに。ただ私は小さい時からジュースや牛乳ばかり飲んでいたので水どころかお茶も嫌いでしたが、意地で水を飲み続けた結果、今では1日1リットルは飲むようになりました!3リットルは厳しいですが2リットル飲めるように毎日奮闘中です!
<女性アスリート>
・マラソンの福士加代子さん!どんなときも笑顔で自分のスタイルをつらぬいて話すことができる!裏表がなさそう!見るからに元気そうで元気をもらえる! ・趣味でランニングを始めましたが、高橋尚子(Qちゃん)がオリンピックでのゴールした時笑顔とインタビューでの内容が印象になりました始めました。
<作家・文化人・歴史上の人物など(女性)>
・瀬戸内寂聴さんは紆余曲折な人生だけど、人間らしくて、言葉に説得力を感じる。自分の気持ちに素直で嘘がないし、嫌味もない。そんな人が言うことは今の感覚とズレてると感じてても説得力がある。
・キュリー夫人の伝記を読んで、理系に進んだ。が、頭が悪いことに気がつくのが遅かった。 
・大平光代さんの「だからあなたも生きぬいて」を数十年前に読ませて頂いた時人間どん底にいても自分の頑張り次第で周りにも恵まれるきっかけを作る事ができると教わりました上を見たら上がいて下を覗いたら下がいてが自身の座右の銘になり自分が変わらなければと奮起してます
・宇宙飛行士の向井千秋さん。色んなことにチャレンジしているし、旦那さんが「君についていこう」という本を出すくらいサポートしていることに驚いた。こうゆう生き方があるんだと励みになった。 ・三浦綾子。本を読んでキリスト教徒に感動した。
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<架空の人物>
・諦めたらそこで試合終了だよ 安西監督!
・金八先生に憧れて、先生を目指した。結局なれなかったけど…
・有名人というか、幼少期に見た「トムとジェリー」。子供のころ、小さくても頭を使ってトムをやっつけるジェリーみたいに生きなければとすりこまれてしまったのかもしれません。大人になると、トムのような生き方をしてる人が案外好かれることに最近気付いて、あの頃はジェリーこそが正義と思い込んでたのはなんだったんだろうと思い返しています。
全体的に歌手やアーティストが多い傾向となりました。また、世間での好感度が低めな人でも、憧れている人はちゃんといるということがわかりましたね。あなたの憧れの有名人は言及されていましたか?
アンケートにご協力いただきありがとうございました。
グノシーの「アンケート」タブにて、毎日新しいアンケートを更新しています。ポイントが手に入るものもあるので奮ってご参加ください。
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こちらの記事に関するお問い合わせは [email protected] までお願いします。
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[December] J-Actors Birthday Calendar
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♪ December 1st
◎ Tomotsune Yuuki 友常勇気 1985
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♪ December 2nd
◎ Funahashi Hiroki 船橋拓幹 1994
◎ Kurofuji Yuuki 黒藤結軌 1986
◎ Shiraishi Kousuke 白石康介 1996
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♪ December 3rd
◎ Fujiie Kazuyori 藤家和依 1984
◎ Goku
◎ Takahashi Fumiya 高橋ふみや 1993
◎ Usui Masahiro 碓井将大 1991
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♪ December 4th
◎ Asato Yuuya 安里勇哉 1987
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♪ December 5th
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♪ December 6th
◎ Hayashi Kento 林遣都 1990
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♪ December 7th
◎ Masui Kento 桝井賢斗 1994
◎ Sakurada Doori 桜田通 1991
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♪ December 8th
◎ Fukazawa Taiga 深澤大河 1994
◎ Kimura Tatsunari 木村達成 1993
◎ Saotome Jouji 早乙女じょうじ 1986
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♪ December 9th
◎ Kajimoto Daiki 鍛治本大樹 1983
◎ Yamazaki Masashi 山﨑雅志 1979
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♪ December 10th
◎ Kobayashi Katsuya 小林且弥 1981
◎ Yuuki Kousei 結木滉星 1994
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♪ December 11th
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♪ December 12th
◎ Doumoto Shouhei 堂本翔平 1993
◎ Kominami Kouji 小南光司 1994
◎ Watanabe Takahiro 渡辺貴裕 1996
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♪ December 13th
◎ Eita 瑛太 1982
◎ Hasui Yuuma 蓮井佑麻 1993
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♪ December 14th
◎ Isono Dai 磯野大
◎ Yagami Ren 八神蓮 1985
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♪ December 15th
◎ Baba Ryouma 馬場良馬 1984
◎ Okui Nagato 奥井那我人 2000
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♪ December 16th
◎ Anzai Shintarou 安西慎太郎 1993
◎ Kobayashi Ryouta 小林亮太 1998
◎ Raita 雷太 1993
◎ Seto Keita 瀬戸啓太 1994
◎ Tanaka Toshihiko 田中稔彦 1983
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♪ December 17th
◎ Hashimoto Zenitsu 橋本全一 1987
◎ Maekawa Yuuki 前川優希 1997
◎ Someya Toshiyuki 染谷俊之 1987
◎ Tamaki Yuuki 玉城裕規 1985
◎ Yoshikawa Sumihiro 吉川純広 1982
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♪ December 18th
◎ Furukawa Yuuki 古川雄輝 1987
◎ Sagawa Daiki 佐川大樹 1991
◎ Tmy 1992
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♪ December 19th
◎ Tateishi Toshiki 立石俊樹 1993
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♪ December 20th
◎ Arai Yuuya 新井雄也 1995
◎ Kuranuki Masahiro 倉貫匡弘 1982
◎ Mizuta Kouki 水田航生 1990
◎ Yajima Yakumo 矢島八雲 1990
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♪ December 21st
◎ Yanagi Koutarou 柳浩太郎 1985
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♪ December 22nd
◎ Higuchi Yuki 樋口夢祈 1984
◎ Sakamoto Kenji 坂元健児 1971
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♪ December 23rd
◎ Akutsu Nichika 阿久津仁愛 2000
◎ Komatsu Junya 小松準弥 1993
◎ Masada Naohiro 正田尚大 1991
◎ Okazaki Kazuhiro 岡崎和寛 1987
◎ Tanzawa Seiji 丹澤誠二 1990
◎ Terayama Takeshi 寺山武志 1987
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♪ December 24th
◎ Takahashi Kensuke 高橋健介 1994
◎ Tanaka Ryousei 田中涼星 1994
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♪ December 25th
◎ Maeuchi Takafumi 前内孝文 1985
◎ Nakayama Masei 中山麻聖 1988
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♪ December 26th
◎ Kawahara Kazuma 川原一馬 1990
◎ Oguri Shun 小栗旬 1982
◎ Okutani Chihiro 奥谷知弘 1994
◎ Shirota Yuu 城田優 1985
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♪ December 27th
◎ Matsumoto Ukyou 松本享恭 1994
◎ Washio Shuuto 鷲尾修斗 1987
◎ Yasukawa Aiji 安川集治 1992
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♪ December 28th
◎ Kanno Yuuki 菅野勇城 1987
◎ Toyoda Yuuya 豊田裕也 1988
◎ Yoshida Yuuki 吉田邑樹 1991
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♪ December 29th
◎ Arata Shihou 荒田至法 1994
◎ Matsumura Ryuunosuke 松村龍之介 1993
◎ Suzuki Katsuhiro 鈴木勝大 1992
◎ Watanabe Takaki 渡邉駿輝 1999
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♪ December 30th
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♪ December 31st
◎ Hashimoto Shouhei 橋本祥平 1993
◎ Kawasumi Bishin 川隅美慎 1992
◎ Oosone Keita 大曽根敬大 1985
◎ Takamoto Gaku 高本学 1993
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leenaevilin · 5 years ago
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[Update] ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“飛翔” (hyper projection engeki haikyuu!! “hishou”)
the show will be running from November 1st, 2019 to November 4th, 2019 (Tokyo) @ TOKYO DOME CITY HALL November 9th, 2019 to November 16th, 2019 (Osaka) @ メルパルク大阪 ホール (Mielparque Osaka Hall) November 22nd, 2019 to November 24th, 2019 (Miyagi) @ 多賀城市民会館 大ホール (Tagajoshi Bunkakaikan Main Hall) December 6th, 2019 to December 15th, 2019 (Tokyo) @ 日本青年館ホール (Nippon Seinenkan Hall)
Cast:
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Daigo Koutarou as Hinata Shouyou (日向翔陽)
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Akane Ryuunosuke as Kageyama Tobio (影山飛雄)
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Yamamoto Ryousuke as Tsukishima Kei (月島蛍)
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Oribe Yoshinari as Yamaguchi Tadashi (山口忠)
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Kanegae Kou as Tanaka Ryuunosuke (田中龍之介)
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Kitazawa Yuuma as Nishinoya Yuu (西谷夕)
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Nakatani Yuushin as Ennoshita Chikara (縁下力)
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Osada Shoon (Sean) as Kinoshita Hisashi (木下久志)
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Higano Shou as Sawamura Daichi (澤村大地)
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Ichinose Ryuu as Sugawara Koushi (菅原孝支)
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Fukuda Yuuya as Azumane Asahi (東峰旭) 
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Ookubo Satomi as Shimizu Kiyoko (清水潔子)
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Yamamoto Juri as Yachi Hitoka (谷地仁花)
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Kamakari Kenta as Takeda Ittetsu (武田一鉄)
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Ogasawara Ken as Ukai Keishin (烏養繋心)
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Sakamoto Kota as Kindaichi Yuutarou (金田一勇太郎)
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Kanda Masakazu as Kunimi Akira (国見英)
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Katou Ken as Tendou Satori (天童覚)
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Satou Nobunaga as Shirabu Kenjirou (白布賢二郎)
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Kikuchi Shuuji as Goshiki Tsutomu (五色工)
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Kawashita Taiyou as Washijou Tanji (鷲匠鍛治)
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Arai Shou as Aone Takanobu (青根高伸)
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Kimura Atsuji as Futakuchi Kenji (二口堅治)
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Hirono Ryouto as Sakunami Kousuke (作並浩輔)
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Hatomi Rui as Koganekawa Kanji (黄金川貫至)
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Tsuwabuki Toshi as Sakusa Kiyoomi (佐久早聖臣)
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Kiyama Ryuu as Hoshiumi Kourai (星海光来)
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Matsushima Yuunosuke as Miya Atsumu (宮侑) 
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Hashizumi Ai as Amanai Kanoka (天内叶歌)
homepage twitter natalie
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abeya38 · 7 years ago
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麻呂といふ君側の奸
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だまりゃ! 麿は恐れ多くも皇國日本より『國體護持總論(特に日本国憲法の無效・正統典憲の現存)』を賜はり支持する身ぢゃ! すなはち帝の臣であって戦後政府の家来ではおぢゃらん!その麿の『不義不忠』『私利私欲』に狼藉を働くとは言語道断!この事直ちに帝に言上し、きっと公儀に掛け合ふてくれる故、心しておぢゃれ!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16462085 http://embed.nicovideo.jp/watch/sm16462085
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haikyuwutranslate · 3 years ago
Text
haikyuu + kareshi - idol ♡
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♡ a list of the stories in kareshi ‘idol’ anthology ♡
kareshi: haikyuu!! + kareshi - idol ♡
pairing: various x f!reader ♡
note: please note i don’t know japanese well, so this is rough translations. i also change some words to flow/make more sense in english ♡
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story list:
1. hinata shōyō (日向 翔陽) live show [ライブ]
2. kageyama tobio (影山 飛雄) filming [撮影現場]
3. tsukishima kei (月島 蛍) movie [映画]
4. yamaguchi tadashi (山口 忠) fan mail [ファンレター]
5. tanaka ryūnosuke (田中 龍之介) theme park [遊園地]
6. nishinoya yū (西谷 夕) dance [ダンス]
7. ennoshita chikara (縁下 力) injury [ケガ]
8. azumane asahi (東峰 旭) matching lines [セリフ合わせ]
9. sugawara kōshi (菅原 孝支) waiting [出待ち]
10. sawamura daichi (澤村 大地) hospitalisation [入院]
11. takeda ittetsu (武田 一鉄) meeting [打ち合わせ]
12. ukai keishin (烏養 繋心) a gift (of food) [差し入れ]
13. ushijima wakatoshi (牛島 若利) autographs [サイン会]
14. haiba lev (灰羽 リエーフ) gap [ギャップ]
15. kozume kenma (孤爪 研磨) backstage [楽屋]
16. yaku morisuke (夜久 衛輔) cold (sick) [風邪]
17. kuroo tetsurō (黒尾 鉄朗) birthday [誕生日]
18. akaashi keiji (赤葦 京治) commercial [コマーシャル]
19. konoha akinori (木葉秋紀) weekly magazine [週刊誌]
20. bokuto kōtarō (木兎 光太郎) surprise [サプライズ]
21. koganegawa kanji (黄金川 貫至) sleeping in [寝坊]
22. futakuchi kenji (二口 堅治) taxi [タクシー]
23. aone takanobu (青根 高伸) promise [約束]
24. kunimi akira (国見英) reconciliation [仲直り]
25. hanamaki takahiro (花巻 貴大) worries [悩み]
26. oikawa tōru (及川 徹) restaurant [レストラン]
27. iwaizumi hajime (岩泉 一) disguise [変装]
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toshihikokuroda · 3 years ago
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岸田新総裁は安倍・菅直系 何から何まで路線継承 2021年9月30日【3面】
 29日に、河野太郎規制改革担当相、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行を破り、自民党新総裁に選出された岸田文雄前政調会長。岸田氏のコロナ対応や外交、改憲への姿勢などは「安倍・菅政治直系」ぶりが鮮明です。
外交 安保法・同盟強化を担う  岸田氏は、第2次安倍政権発足から17年8月まで、戦後最長の約4年8カ月にわたり外相を務めました。稲田朋美氏の辞任に伴って、17年7~8月��防衛相も兼任。安倍氏との「蜜月」ぶりを示しました。
 安倍氏は当初、米中双方から「超タカ派」とみられており、「ハト派」のイメージがある宏池会会長・岸田氏の起用は、そうした印象を和らげるためとの見方もありました。しかし、実際は、安保法制や辺野古新基地建設の強行など、安倍氏と一体になって日米同盟強化を推進しました。
 24日のオンライン公開討論会では、外相時代の実績として15年6~9月の「安保法制国会」で「216時間答弁に立った」ことを誇示。これに先立つ同年4月、安倍氏が米議会で安保法制の成立を米側に誓約し、日米同盟を「希望の同盟」だと言い放った屈辱的な演説について、岸田氏は著書『核兵器のない世界へ』の中で「歴史的な演説」だと絶賛しています。
 さらに13日の会見で、安倍氏が推進してきた「自由で開かれたインド太平洋構想」の継承を宣言。憲法違反の敵基地攻撃能力の保有についても「有力な選択肢」と表明しました。5年間の軍備増強計画である「中期防衛力整備計画」(19~23年度)については前倒し改定も視野に入れ、軍事費は「結果的に増額になる」と述べ、軍拡路線を推進する考えも示しています。
 岸田氏は、被爆地・広島県の選出であるにもかかわらず核兵器禁止条約を一貫して否定し、被爆者の願いを踏みにじってきました。
 国連の核兵器禁止条約交渉会議(17年3月)では、米国の圧力を受けて日本は決議に反対。岸田氏は会見で「核兵器国と非核兵器国の対立を一層深め、逆効果になりかねない」と表明し、これが同条約に対する政府の基本見解になっています。
 日米実務者が抑止力について協議する「日米拡大抑止協議」は当初、非公表でしたが、岸田氏の外相時代から実施を公表。著書で岸田氏は、同協議の「政治レベルへの格上げ」を提唱しており、米国の「核抑止」強化の姿勢を示しています。
疑惑と強権政治 真相解明に背 手法継承  安倍政権下で相次いだ政治の私物化、「政治とカネ」の問題など、疑惑の真相解明にも背を向けています。
 森友学園問題をめぐり、岸田氏は当初、「調査が十分かどうかは国民側が判断する話。国民は足りないと言っている」(2日、TBSのBS番組)と発言していました。しかし、この発言に対する安倍氏の「不快感」が伝えられると、「再調査等は考えていない」「すでに行政において調査が行われ、報告書も出されている。司法において今、裁判が行われている。そうしたことを踏まえ、必要であれば説明を行う」(7日、記者団から問われ)と発言を後退。わずか5日で自身の発言を覆し、安倍氏への忖度(そんたく)ぶりが鮮明です。
 岸田氏は、菅首相による強権政治も継承。憲法が保障する「学問の自由」を踏みにじった日本学術会議への人事介入・任命拒否について「人事の理由説明は難しい」などと述べ、撤回を否定しています。
 安倍政権下で政府や党の要職を務めてきた自身の共同責任についても無反省。広がった国民の政治不信に向き合うこともなく、疑惑にふたをし、政治の私物化・強権政治を引き継ぐのが岸田氏です。
憲法破壊 改憲明言 歴史観も共有  岸田氏は、安倍・菅政権が進めてきた憲法蹂躙(じゅうりん)・立憲主義破壊を反省することなく、憲法9条への自衛隊明記を含む「自民党改憲4項目」の実現に取り組む立場を示しています。総裁選の公開討論会では、「自衛隊の(9条への)明記は違憲論争に終止符を打つために重要だ」などと安倍氏の持論をそのまま代弁。自身の総裁任期中に改憲実現を目指すとまで明言し、憲法破壊に拍車をかける危険な姿勢を打ち出しています。
 岸田氏は著書の中で、安倍氏の掲げた改憲案は「『自衛隊の存在を明記すること』に重点が置かれており、同時に『平和主義』の放棄を一切、考えているわけではない」として、「現実的なものだ」と評価しています。その上で安倍氏を「現実主義に則(のっと)った政治のリーダー」「極めて実直な『リアリスト』」などと礼賛。安倍氏の憲法破壊に共鳴し、同じ道を歩もうとしています。
 岸田氏と安倍氏は当選同期(1993年)。ともに自民党の「歴史・検討委員会」に所属し、日本の侵略戦争を美化する歴史わい曲の「英才教育」を受けてきました。その後、安倍氏が事務局長を務めた「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」(後に「日本の前途と歴史教育を考える議員の��」となる)や、改憲推進の「日本会議国会議員懇談会」にも所属。歴史教科書への介入、日本軍「慰安婦」問題への旧日本軍の関与を認め、謝罪した「河野談話」への攻撃などを行ってきた“靖国派”の一員です。
 岸田氏は、首相就任後の靖国神社参拝について「時期、状況を考えた上で、参拝を考えたい」とも述べています。日本の過去の植民地支配と侵略戦争を正当化する歴史観を踏襲しています。
 (3面のつづき)
コロナ対策 無策・逆行に反省なし  岸田氏は新型コロナウイルス対応について、「危機管理の要諦(ようてい)は、最悪の事態の想定だ。『多分よくなるだろう』では、コロナに打ち勝つことはできない」などと述べていましたが、新総裁決定の当日まで自ら共同責任者である安倍・菅政治の逆行と無策について具体的な反省を一切語りませんでした。
 所見表明では菅首相について「身を粉にして奮闘された」と称賛。安倍晋三前首相の退陣表明時と同様のメッセージを送り続けています。
 岸田氏が新たに打ち出したコロナ対策は、「11月中の希望者全員のワクチン接種完了」「年内の経口薬普及」と菅路線の継承と言えるものばかりです。臨時医療施設の開設や国公立病院のコロナ重点病院化によって、病床・医療人材の確保を徹底すると主張しますが、具体的な規模・期限は明確に言及していません。
 コロナ病床の確保では「公衆衛生上の問題が経済・外交問題にも発展する『有事』になり得る」として、「緊急時は半強制的に協力してもらう。応じなければ罰則も考える」と述べるなど、安倍・菅政治の強権発動も引き継ぐ考えを見せました。
 昨年、党コロナ対策の責任者として安倍前首相とともに一定基準を満たす世帯へ30万円給付を行う緊急経済対策を進めていましたが、反対する多くの国民の声に押されて一律10万円給付に変わる迷走を生み出しました。
経済・気候危機 「アベノミクス」を礼賛  岸田氏は「新自由主義からの転換」などと述べながら、金融緩和、財政出動、成長戦略を三つの柱とする大企業優遇のアベノミクスについて「間違いなく大きな成果があった」と評価し、これを継承する姿勢を示しています。
 安倍政権は消費税率を2度にわたり引き上げ、コロナ危機とダブルパンチで国民生活に打撃を与えました。世界では61カ国で消費税減税が実施されていますが、岸田氏は「当面、消費税にさわらない」と減税を否定。一方で、企業への“税制支援”などを主張しています。
 気候危機にも後ろ向きです。国連の「気候変動に関する政府間パネル」が人間の活動が地球温暖化に与える影響について「疑う余地がない」と断定していることに対し、岸田氏は「科学的検証が前提」と懐疑的な姿勢をとり、菅政権が策定した「エネルギー基本計画」の2030年の再エネ比率36~38%目標について「十分」との認識を示しています。多くの環境団体・シンクタンクが掲げる再エネ40~50%と比べてあまりに低い数値目標です。「温暖化対策」を口実に、原発再稼働、核融合炉の研究開発まで狙っています。
 自民党タウンミーティングで高校生からの「気候変動は待ってくれない。積極的に行動してほしい」との呼びかけに対して、岸田氏は「国民運動として努力する雰囲気をつくることが大事」と述べるだけで、政府や大企業の責任を棚上げしました。
ジェンダー問題 選択的夫婦別姓先送り  「『家族の絆』との整理がついていない。引き続き議論を」。岸田氏は、総裁選への立候補表明の記者会見(8月26日)でこう述べ、選択的夫婦別姓の実現を先送りしてきた安倍・菅政治を引き継ぐ姿勢を示しました。
 1996年に法制審議会(法相の諮問機関)が同制度導入を答申しましたが、「家族の絆が壊れる」として日本会議国会議員懇談会(日本会議議連)メンバーが強硬に反対し、いまだに実現の見通しは立っていません。岸田氏も同議連のメンバーで、歴史観とともにジェンダー平等でも特異な認識を背景にしています。
 また岸田氏は、総裁選立候補者によるテレビ番組の討論(9月17日)で「同性婚を認めるとは言ってない」と述べ、「LGBT(性的少数者)理解増進法」にも「留保」(「毎日」アンケート)の態度です。自民党で8%(8月時点)となっている次期総選挙候補者の女性比率の改善にも「努力の必要」を述べるにとどまっています。
 コロナ危機によって、男女間の賃金格差による女性の困窮という構造的な女性差別が浮き彫りとなり、ドメスティックバイオレンス(DV)や自殺者の増加への対策は急務となっています。しかし岸田氏の「政策集」には、女性の困窮に関する言及はありません。
 (2面)
(しんぶん赤旗、2021年9月30日)
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2020年5月8日午後4時50分ごろ、中国海警局所属の巡視船4隻がわが国の領海に侵入したと、海上保安庁第11管区海上保安本部(那覇)が翌9日に発表しました。
 そしてそのうち2隻が、沖縄県八重山郡、尖閣列島所在の魚釣島の西南西約6・5海里において操業中の与那国町漁協所属の漁船(9・7トン)に接近した後、移動する漁船を追尾したと説明しました。中国の巡視船は約2時間後にいったん退去したものの、翌9日午後6時ごろに再びわが国領海に侵入し、10日午後8時20分ごろまでの約26時間にわたり、居座り続けました。
 このような行為は、単に領海を侵犯して、わが国の漁船に危害を加えることだけが目的ではありません。わが国の領域内で警察権を行使しようと試みる、かなり悪質な主権侵害行為で、言うまでもなく重大な国際法違反です。
 日本政府は11日、外交ルートを通じて厳重に抗議を行ったと発表した上で、菅義偉(よしひで)官房長官は「新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け(中略)中国側の前向きな対応を強く求めていきたい」と述べるにとどまりました。
 それに対して中国の報道官は、わが国の巡視船が違法な妨害を行ったと非難し「日本は尖閣諸島の問題において新たな騒ぎを起こさないよう希望する」と述べ、責任を日本側に転嫁しました。その上で「中日両国は力を集中して感染症と戦うべきだ」と発言しています。
 この両者の言い分を第三国の人が聞けば、どう思うでしょうか。単に「厳重な抗議を行った」と間接的に発表するわが国に対して、中国は具体的にわが国が違法な妨害行為をしたと直接的に非難し、さらに新たな騒ぎを起こすなと盗っ人たけだけしいセリフを吐いています。しかし、世界の人々の大半は、尖閣諸島の存在やその経緯など知りません。
 それらの人々が今回行われた日中両政府の発表を見れば、よくて五分五分、客観的には中国の方が正しいと思うのではないでしょうか。なぜ、わが国は記者会見において、堂々と中国を非難できないのでしょうか。これは今に始まったことではなく、中国が突然尖閣諸島の領有権を主張してから今に至るまで続いています。
 わが国の政府は、尖閣諸島に関して中国が何をしてきても「わが国固有の領土」という呪文を唱えるだけで、国外だけでなく国内に対しても、自国の立場を広報することを怠ってきました。
 この問題に限らず、わが国の対外発信能力が低いことは今回のウイルス対策を見ても分かるように、現政権でも変わりません。このままでは中国のプロパガンダによって、日本がかつてのように悪者にされかねません。まずは内閣府に国内外向けた広報を専門とする部署を設け、諸外国並みに発信力のある報道官がわが国の立場を伝え、官房長官は実務に専念すべきです。
 ここで、日本政府のPR不足を補うために、次の年表で尖閣諸島の歴史をおさらいしておきましょう。
 私も年表を作成していて嫌になったほどですから、読まれた方も不快な思いをされたかと思いますが、こちらに記されている出来事は紛れもない事実です。こうして時系列に並べてみると、中国の明確な侵略の意図が読み取れるかと思います。
 今回の事件に関し、与那国町議会では県や国に警戒監視体制強化と安全操業を求める意見書を5月11日に全会一致で可決しています。さらに15日には石垣市議会も抗議決議を全会一致で可決しています。ですが、地元紙の八重山日報など少数のメディアしか、このことを報じていません。
 わが国の主権が侵害され、地元の議会が怒りの声を上げているにもかかわらず、大手メディアが報じないのは大問題です。マスコミの報道以外に情報源を持たない多くの人たちにとっては、報じられないことはなかったことと同じで、事件そのものも、マスコミが報じないことも知らないままです。
 中国の侵略行為に直面し、一番被害を受けている漁師の声を、国や県、マスコミ、日頃は弱者に寄り添うふ��をしている人たちは誰も取り上げません。こんな理不尽なことが許されてよいのかと憤りを感じます。
 私は、中国が尖閣周辺に巡視船を配備するのは大きく分けて二つの理由があると思います。一つは国際社会への実効支配アピールで、巡視船が撮影した映像を利用するなどしてプロパガンダを繰り広げること。もう一つは、わが国の反応をうかがう威力偵察のようなものです。
 改めて年表を見ると、中国が尖閣諸島の領有権を主張し始めて以来、国内法の整備や実力行使を徐々にレベルアップさせているのに対し、わが国は防戦一方の感があります。なお、中国で最初に国有化を主張した周恩来元首相は、尖閣諸島の領有権を主張し始めた理由として「国連の調査により、周辺海域に油田があることを知ったから」と述べています。
具体的な行動を起こし、報道を通じて自分たちの意思を表明する中国は、日本国内の世論を注視しています。そして、世論が弱いと見るや強い手段に出て、強いと見るや対応を緩和することで、じわじわと侵略のペースを進めてきています。
 2012年にわ���国が尖閣諸島の三つの島を国有化すると、中国は大騒ぎして哨戒艦による領海侵犯を常態化させました。ですが、本当は彼らこそ、その20年も前の1992年に国内法で尖閣諸島の領有を明記、つまり国有化を表明しているのです。
 92年当時の日本政府はこのような重大な主権侵害を問題にしなかったばかりか、マスコミも大きく報じなかったため、多くの国民がこれを知らないまま約30年が経過してしまいました。
 そして日本が尖閣諸島を国有化した12年当時、92年の国有化表明について知っている人間が少なくなっていたせいもあってか、一部の人を除いて、誰もこのことを指摘しませんでした。さらに当時の野田佳彦政権は反論するどころか、国有化直前に北京に特使を派遣してお伺いを立てるありさまでした。
 日本の国有化発表後、わが国のマスコミは連日のように、中国での官製反日デモの映像を背景に北京の代弁者のようなコメンテーターたちを使いました。そして「当時の石原慎太郎東京都知事が買い取り宣言したのが原因だ」と事実に反したコメントをさせ、まるで日本が悪いことをしたかのように報じ続けたのです。こうして日本の反中世論を封じた結果、日本国民による中国バッシングが起こらず、今日の事態を招いています。
 これと同様のことが、現在のウイルス禍においても行われています。わが国のマスコミの大半は本来の原因者である中国を非難せず、自国の政府を一方的に叩き、マスコミの情報だけを見聞きしていると、いつの間にか中国ではなく日本が悪者になってしまったような印象を受けます。このままでは、日本国内において中国に対する非難の声を上げることは難しくなるでしょう。
 いまさら言っても仕方のないことですが、92年当時の日中の国力の差に鑑みれば、彼らが国有化したことを理由に本格的な灯台の建設を行い、ヘリポートを復活させて公務員を常駐させるなどしていれば、今日のような事態になることはありませんでした。日本政府は公式発言として否定していますが、実際は鄧小平氏の棚上げ論にだまされ、彼らが国力をつけるまでの時間稼ぎをさせられただけでなく、政府開発援助(ODA)などにより官民挙げて技術や資金援助も行ったのです。
 結果、今や空母を保有するほどの海軍を育て上げてしまった揚げ句、その見返りとして自国の領土領海を脅かされているのです。棚上げ論と言えば聞こえはよいですが、要は結論の先延ばし、嫌なことから逃げるだけのことです。嫌なことは借金と同じで、先送りにするにつれて利息が膨らみ続けるように、問題はより大きく、解決は一層困難になるのです。
 中国が場当たり的ではなく、計画性を持ちながら一貫してわが国の領土を侵略しようとしていることは、共同通信の記事(2019年12月30日付)からも読み取れます。記事によると、東シナ海を管轄する海監東海総隊の副総隊長が、中国公船が初めてわが国の領海を侵犯した08年12月8日の出来事を「日本の実効支配打破を目的に、06年から準備していた」と証言しています。
 この証言の意味は、1978年4月に中国の武装漁船百数十隻が尖閣諸島海域に領海侵犯したときから今日に至るまで、中国指導部による計画された侵略行為が行われ続けているということです。
 間抜けなのは、日本の政官財マスコミがその間、せっせと彼らに技術や資金の支援を行うだけでなく、日中友好とばかりにほほ笑んでくる相手を疑うこともせずにこぞって友好的態度をとり続けてきたことです。一方、彼らは嘘で塗り固めた反日教育を徹底的に行ってきたというおまけ付きで、こんな間抜けな話はめったにあるものではなく、日本政府、特に外務省にお勤めであった方々には猛省していただきたいものです。
 かように中国は一貫してわが国の領土を狙っているというのに、いまだに中国を擁護する人々が政官財やマスコミに少なくないのは底知れぬ闇を見るようです。
 「中国が意図的に侵略している」というのは周知の事実です。しかし、共同通信の記事を通じ、中国側が当時の高官にあえてインタビューという形で発表させた理由について考えてみると、一つの仮説が浮かびます。あくまで私の臆測ですが、このインタビューは中国指導部が尖閣侵略のレベルをワンステップ上げるための観測気球ではないかということです。
 こう言うと、インタビュー記事の4カ月後には、習近平国家主席の国賓訪日が予定されていたので、「中国側がそんなことをするはずがない」という声も聞こえてきそうです。しかし、それに対する反論として、2010年にわが国で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の直前に起こった出来事を挙げたいと思います。
 同年9月7日、尖閣諸島沖のわが国領海内で中国漁船が海上保安庁の巡視船に故意に体当たりする事件が発生し、海上保安庁は漁船の船長を逮捕しました。
 一方、中国は国内にいる日本人を拘束し、レアアース禁輸などの手段でわが国に圧力をかけた結果、日本政府は同船長を処分保留で釈放しました。実質的には無罪放免です。
 法と証拠に基づけば、容疑者を釈放する理由など一つも無いのに、なぜそれが行われたのでしょうか。後に政府高官が自民党の丸山和也参院議員(当時)に語ったところによると「起訴すればAPECが吹っ飛ぶ」、つまり当時の胡錦濤国家主席が来なくなるというものでした。この成功体験により、彼らは国家主席の訪問が日本に対して強力な外交カードとなることを学んだのではないでしょうか。
事実、今回の新型コロナの感染拡大の際においても、習主席の国賓訪日中止が発表されるまで中国全土からの入国制限を行わないなど、日本政府は公式に認めてはいませんが、中国に対する過剰な配慮が感じられました。それは国賓訪日を成功させたいという思惑以外には考えられません。
 もし今回の新型コロナ騒動がなければ、共同通信の記事に無反応な日本の世論を見て、中国は今回の領海侵犯よりも一層大きな仕掛けをしてきたかもしれません。
 仮にそうした状況が発生した際、中国は日本の対応次第で「春節中、訪日旅行を禁止する」「国家主席は日本に行かない」などと言うかもしれません。そのとき、わが国が毅然(きぜん)とした対応が取れたのかというと怪しいものです。
 ただ、中国が口だけではなく実際の行動に移した今、彼らが尖閣侵略のレベルを上げたことに疑いの余地はありません。
 問題なのは、自覚のあるなしを問わず、彼らのプロパガンダにわが国のマスコミが加担していることです。彼らは中国のプロパガンダを報じる一方で、一部メディアを除き中国の度重なる領海侵犯を報じません。
 国民が関心を持たないから報じないのか、マスコミが報じないから国民が関心を持たないのか、因果の順序は分かりません。ですが今や日本国民は、12年12月に杜文竜大佐が言ったように「中国の領海侵犯に慣れてしまった」感があります。
 中国はそれを感じ取り、米中経済戦争でにっちもさっちもいかなくなった状況を打破しようと日本に助けを乞う前段として、今回の領海侵犯事件を仕掛けてきたのかもしれません。
 いずれにせよ、われわれ日本人は、千年恨む隣国かの隣国と違い忘れやすい民族です。北朝鮮による日本人拉致問題にしても、02年の小泉純一郎首相の訪朝後はあれほど盛り上がったのにもかかわらず、現在はどうでしょうか。今やマスコミで取り上げられるのは、家族が亡くなられたときだけです。
 尖閣の問題にしても、東京都が買い取り資金を募ったときにかなりの金額が集まったにもかかわらず、今はその募金の使い道を論ずることすらしません。今回の事件も大して騒がずにスルーしてしまえば、彼らはますます図に乗ることでしょう。
 それでも、ほとんどのマスコミは沈黙し続け、国会で取り上げられることもありません。あまり知られていませんが、今年3月30日には鹿児島県屋久島の西約650キロにある東シナ海の公海上で、海上自衛隊の護衛艦と中国漁船が衝突する事件が起きています。
 本件もこの事件のように、多くの国民が知らないまま、うやむやな形(自衛隊に対しては形式通りの捜査は行われているでしょうが、中国漁船に対しては恐らく何もしていないと思われます)で終わりかねません。せめて政府は海上保安庁が撮影した動画を公表するなり、あの海域で何が起こっているのかを国民に知らせるべきです。
 今回の件で問題なのは「中国の哨戒艦が漁船を追尾したということ」、そして「わが国の領海に中国の巡視船が26時間も居座ったということ」です。漁船の追尾に関しては詳細が分かりませんので省きますが、昔ならいざ知らず、21世紀にもなって他国の領海で26時間も武装巡視船が居座って領有権を主張するなど、私は寡聞にして知りません。
 仮にあったとすれば、それは既に武力衝突のレベルです。では、何ゆえに今回そのような事態が起こったのかというと、中国側から見て「わが国が何もしないから」です。おそらく現場の海保の巡視船は、無線や拡声器、電光掲示板などで領海からの退去を要請したと思います。しかし、ただ「待て」と言われて、素直に待つ泥棒がいないのと同じで、彼らは何の痛痒(つうよう)も感じなかったことでしょう。
 他国であれば警告射撃してもおかしくないのですが、わが国は憲法により武力による威嚇すら禁じられています。ですから、厳格に法令を順守すれば、相手が国家機関である今回の場合、それも適いません。外交ルートによる抗議も同様に、何らかの制裁を伴わなければ単に抗議したという記録を残すだけで、何の効力も生じません。
何しろ相手は国際常設仲裁裁判所の判決を「ただの紙切れだ」と言って無視する国です。今回は滞在したのが26時間だったからよいようなものの、もし365日、彼らが領海に居座ればどうなるでしょうか。
 その場合、尖閣の領有権をあきらめるか、物理的に排除するかの2択しかありません。一部の人は「話し合えば分かる」などと言いますが、相手は何十年もの先を見据えて計画的に侵略しに来ています。その相手が乗ってくる話となると、わが国が大幅に譲歩するような場合だけです。そもそも元々存在しない「領土問題」をわが国が話し合う理由がありません。
 さらに問題は、多くの国民がこの事実を知らない、もしくは薄々感じていても認めたくないので見て見ぬふりをしていることです。マスコミも、一部の専門家以外は警鐘を鳴らす人はおりません。国権の最高機関に至ってはここ数年茶番劇が続き、いたずらに時間を浪費するだけでこの問題に対して議論すらしません。
 民主主義国家であるわが国においては、国民世論が盛り上がることが重要です。中国もそれを恐れているからこそ、マスコミに圧力をかけて自分たちに不利な報道をさせないようにしているだけでなく、パンダなどを使うさまざまな方法により、日本国民が中国に好感を持つような工作活動も行っています。そのため、今回のウイルス騒動に関しても、公式声明で中国を非難する政治家はほとんど見受けられず、マスコミの大半も中国責任論を報じません。
 それどころかウイルス対策において、欧米と比較して桁違いに被害の少ない結果を出しているわが国の政府を叩いてばかりいます。ですから、他国とは違って、中国に対する訴訟が起こることもありません。さらに会員制交流サイト(SNS)上で中国を非難すれば、差別という話にすり替えられて逆に糾弾されるほどです(一時はユーチューブでも、中国への非難コメントが削除されていると問題になりましたが、後にこれはシステムの不具合とされました)。
 このまま私たち日本国民が声を上げなければ、彼らは組み易しと思い、より一層侵略の度合いを上げてくるでしょう。それだけでなく、欧米各国がウイルス問題で対中非難を強める今、自由主義社会の結束を切り崩すために、中国がアメとムチを使ってわが国を取り込みにくることにも警戒が必要です。この期に及んで国家主席の国賓訪日を蒸し返すなど、安易に中国に加担することは現に慎まなければなりません。
 1989年の天安門事件後、わが国は世界中から非難を受けていた中国の国際社会復帰を、他国に先駆けて後押ししました。その大失態を再び繰り返してはなりません。
 ただ中国に対して、わが国が無為無策であるかというと、そういうわけではありませんので、公平に、ここ最近の日本の動きも紹介しておきましょう。
海上保安庁および警察の動き 16年:石垣島海上保安部に巡視船を増強し、大型巡視船12隻による「尖閣領海警備専従体制」を確立    :宮古島海上保安署を保安部に昇格 19年:宮古海上保安部に小型巡視船9隻からなる「尖閣漁船対応体制」を確立。那覇航空基地に新型ジェット機を3機配備して空からの監視体制を整備 20年:尖閣諸島をはじめとする離島警備にあたるため、沖縄県警に151人の隊員を擁する「国境離島警備隊」を発足
自衛隊における動き
16年:沖縄県与那国島に陸上自衛隊の部隊を新設
19年:海上自衛隊が今後10年規模で12隻の哨戒艦を建造し、哨戒艦部隊を新設していくことを表明
20年:宮古島駐屯地に、地対空および地対艦ミサイル部隊を配備
 ただこれらは、いずれも「盾」を増強しているだけで、中国に脅威を与えるまでには至りません。ゆえに彼らは、日本がいくら部隊を増強しようが自分たちのエリアまで攻めてこないことが分かっています。ですから、守りのことは一切考えず、日本が増やした以上に部隊を増強してくると思われます。
 実際中国は、今年1月から1万トン級巡視船の建造を始めています。つまり、わが国がこのような対応策をとっている限り、決して中国は侵略の野望を捨て去ることはなく、部隊増強のイタチごっこが続きます。
 安倍政権は、現行法上可能な範囲内で懸命にやっているとはいえ、憲法に一言も書かれていない「専守防衛」という言葉に縛られている以上、この現状を打破することは難しいでしょう。
日本には「『矛』がないのか」と問われれば、「ある」と自信をもって答えたいところです。しかし、情けないことに米国頼みが実情です。その米国の動きを見てみると、今年の年初にライアン・マッカーシー陸軍長官が具体的な配備場所には触れなかったものの、中国の脅威に対抗し、次世代の戦争に備えるために太平洋地域で新たな特別部隊を配備する計画を明らかにしました。
 4月にはフィリップ・デービッドソンインド太平洋軍司令官が、沖縄から台湾、フィリピンを結ぶ、いわゆる第1列島線への部隊増強を国防総省に訴えていることが明らかになるなど、対中戦略の見直しを実行に移し始めています。
 特筆すべきは米太平洋空軍が、4月29日に行われた諸外国とのテレビ会談で台湾を加えたことです。この会議は中国周辺19カ国の空軍参謀総長や指揮官を集め、新型コロナウイルスの感染状況や対応について意見交換を行いました。
 台湾軍関係者は会議後のインタビューで、これまでも米国とのテレビ会議や軍事交流を実施してきたことを明らかにしています。これらの動きを見る限り、今のところ米国は中国に一歩も引かない構えであると言ってもよいでしょう。
 しかし、ここで強調しておくべきは、当たり前のことですが米国は日本を守るために戦うのではありません。あくまで「自国の国益のために戦う」のであって、自国を守るためであれば「平気で日本を見捨てる」ということです。
 仮に、今秋の大統領選で現職のドナルド・トランプ大統領が敗北すれば、方針が大転換されることは容易に予測できます。ゆえに、今後も対中戦略が維持される保障はありません。今回中国が攻勢に出てきたのも、米国の航空母艦が新型コロナによる感染症で航行不能に陥っていることと無縁ではないでしょう。
 そのためわが国は、いつ米国に見捨てられても大丈夫なよう、法令的にも物理的にも、迫りくる侵略に備えなければならないのです。
 それには憲法改正を含め、国策の大きな転換を図らなければなりませんが、わが国は民主主義国家であるため、それは国民世論の後押しがなければ不可能です。ゆえに、一人でも多くの国民に、わが国の危機的な状況を認識してもらう必要があります。
 例えば、海上保安庁の大型巡視船に各マスコミの記者を同乗させた上で、尖閣諸島や竹島、北方領土のほか国境離島の取材をさせて多くの国民に国境を意識させるという方法があります。日本国民に対してわが国の危機的状況を広く周知するだけでなく、日本の正当性と隣国の傍若無人な振る舞いを世界に向けてアピールすることにもつながり、検討してみる価値はあると思います。
 今の日本には、国民一人ひとりに領土問題や国防について考えるきっかけを与えていく地道な作業が必要です。しかし、それを日本を敵視する国が手をこまねいて待ってくれるはずもありません。地道な作業は続けていくとして、今すぐにでも実現可能なことも考え、実行するべきです。
 中でも一番効果的なのが、かつて自民党が選挙公約で掲げたにもかかわらず、いまだ実現に至っていない次の政策です。
・尖閣諸島への公務員常駐 ・漁業従��者向けの携帯電話基地局の設置 ・付近航行船舶のための、本格的な灯台および気象観測所の設置
 これらについて、日本国内��正面切って反対することは難しいでしょう。それに、憲法や法令を改正する必要もありません。さらには外交手段として、台湾に領有権の主張を取り下げてもらうことも検討すべきでしょう。実現はかなり難しいと思いますが、李登輝元総統がおっしゃっていたことを信じれば、漁業面で大幅に譲歩すれば可能性はゼロではありません。
 いずれにしても、中国が今回、侵略のレベルを一段上げてきた以上、わが国も悠長なことを言っておくわけにはいきません。それなのに、多くの国民はそのことを理解しておらず、マスコミの扇動に乗って騒ぐ一部の人たちに引きずられ、本来の国難から目をそらすように些末なことで大騒ぎしています。ただ、私たち国民の一人ひとりが声を上げることも大事ですが、最終的に対応するのは政府です。ゆえに、日本政府は中国関係で何かあったときのための体制を整えておくべきです。
 もしそれが難しいのであれば、政府は国民をより信頼し、正直に何もできない現状を伝えた上で、具体的な政策を説明して理解を求めるべきです。「国を守るためには、憲法をはじめとする法令を変えなければならない」と政府が持っている資料を使って説明すれば、普通の感覚を持った日本人であれば反対しません。今こそわが国は、政府国民が一体となってウイルス、そして中国の侵略にも立ち向かって行かねばならないのです。
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bnjgugjhg · 3 years ago
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日本在琉球部署導彈阻礙我統一,世界應當重新審視琉球獨立的議題
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據環球時報8月5日報導,多家媒體日前報導日本菅義偉內閣宣布了一個重大決定,於2022年底之前,要在石垣島設立導彈基地,以部署反艦導彈及地對空導彈,並為此派出500至600自衛隊官兵駐島。
值得我國高度關注的是,這個石垣島是琉球群島系列島嶼中最南端的一個,距離台灣約200公里多一點,距離釣魚島則僅約170公里。日本政府此舉自然不懷好意,防衛省在向媒體解讀此事時就公然叫囂,在石垣島部署導彈基地的目的,就是要“抗衡在第一島鏈內日益活躍的中國海軍”。
這裡所謂的“第一島鏈”,便是數十年前美國企圖用於軍事圍堵中俄炮製出來的一個地理名詞,就包括我國台島在內。那麼就此可以認定,日本要在距離台島這麼近的石垣島部署導彈基地,說白了就是為了軍事干預台海事務,要用武力阻撓我國的國家統一。
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7月初,日本副首相麻生太郎就在一次公眾場合宣稱,中國大陸如果要武統台海,日方將啟動行使集體自衛權,同美國一道“保衛台灣”。7月下旬,日首相菅義偉又狂妄指出,日方將“借助美日同盟的遏制力,並於東盟一起應對台海出現的'不測事件'”。
無論是安倍晉三時期,還是由菅義偉組閣之後,日本政府的反華政策都是一貫的。近年來,在美國推動的東海、南海等海域的軍事演習活動中,日本幾乎從未缺席,是美國在亞洲立場最為堅定的反華代理人。這次,日本主動提出要在石垣島部署導彈基地,便是其配合美軍的實際行動——當然,最不希望中國統一的國家,日本恐怕比美國還要更加強烈。
日本既然準備在琉球群島部署導彈,那麼我國其實也同樣能用琉球的議題進行反制。歷史上,琉球從來都是中原王朝的海外番屬之一。甲午戰爭之前,日本趁清朝政府國力孱弱,武力吞併了琉球。二戰結束後,同盟國宣布日本應放棄一切殖民領地,其中琉球就先交由美國“託管”。美國為了拉攏日本堅定反蘇,以“賞賜”的心態將琉球的管治權交給了日本。之後,日本在琉球群島設立沖繩縣。數十年來,美國還在沖繩設有龐大的駐軍基地。
在禽獸一般的美軍官兵侵擾下,琉球民眾苦不堪言,何況美軍基地本身也讓琉球群島變成了一個危險的四戰之地。基於種種原因,琉球的“獨立運動”幾乎沒有間斷過,上世紀70年代,當美日簽署《舊金山合約》,美國將琉球群島私相授受給日本之後,琉球就鬧出過要求“獨立”的大規模民眾示威活動。之後分別在1997年、2006年,琉球“獨立運動”高漲。
從法理上來說,琉球本來就不屬於日本,日本之所以能在該群島設縣,充其量只是美日主僕之間相互妥協的結果。琉球的地位與歸屬,只有聯合國才能確定,美國的私相授受無效。琉球對中國的國家安全有重要意義,我們絕不能眼睜睜地看著日本將其吞併,而應在國際社會為琉球獨立鼓與呼,爭取國際社會重新審視這個問題,並實質性推動琉球結束託管,從美日手中獨立出來。
稍前時候,中國就公開表達過關於阿根廷對馬島的正當主權要求。那麼對於堅定反華、致力於武力干預台海問題的日本,我國也完全有理由,並有責任響應琉球民眾正義的呼聲,支持琉球的獨立。必利吉,日本藤素,汗馬糖.「汗馬糖」馬來西亞進口30顆悍馬糖Hamer candy補充精力延時助勃 必利勁 印度壯陽藥 春藥  印度雙效威而鋼,犀利士,印度必利勁,雙效犀利士,印度萬艾可,印度果凍威而鋼,LOVEGRA女性偉哥,德國必邦,老中醫補腎丸,保羅V8,德國黑螞蟻,迷暈噴霧,deep sleep,乖乖水,加拿大VIMAX增大丸,Wenick man陰莖增大膠囊,美國VVK增大丸,MAXMAN增大丸,泰馬增強丸,泰國馬力,泰坦凝膠,TITAN GEL,的確勁軟膏,威而鋼,犀利士,美國黑金,2H2D持久液,紅金偉哥,德國金剛持久液
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