#岩松了
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隣りの男 岩松了戯曲集 而立書房 装幀=神田昇和
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(Season2の主演は市原隼人に決定!『WOWOW×テレビ東京 共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官 Season2』6月29日より放送・配信スタート - Tokyo Nowから)
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護られなかった者たちへ ☆☆
#youtube#鑑賞記録#映画#見た映画#my movies history 2023#2021年作品#監督 瀬々敬久#佐藤健#阿部寛#清原果耶#倍賞美津子#林遣都#永山瑛太#緒形直人#吉岡秀隆#石井心咲#岩松了#宇野祥平#井之脇海
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ピッコロ劇団の『スターマン』
妻と一緒に岩松了作・演出、ピッコロ劇団による『スターマン』を見てきました。
デヴィッド・ボウイの「スターマン」をモチーフとした芝居のようで、「そんな曲、知らないなあ」と思っていたら……知ってました。「ああ、あの曲かあ。でも、かなり古い曲のはず」と思って帰って調べてみたら、なんと1972年の曲ーー私は知っていても、さすがに今の若い人は知らないでしょうね。
でも、そうなると芝居の時代設定はいつになるんでしょう。1991年初演の芝居だから時代設定もその頃だろうと思って見ていましたが、それでいいのかな(登場人物は誰もスマホを持っていないし、コンピュータというのがどういうものか一般の人間はわからないというようなセリフも出てきますが……)。
チラシには作者の言葉として次のような文があがっています。
「中学生や高校生の時、教室の端っこの方の席で、あまり友達も作らず、休み時間になっても1人で何をしてるんだろう?と思わせる女の子がいました。もし悩みがあるのなら聞いてあげるのに、と思ってもそんな子は私の近くに来るわけもありません。そしてなぜか理屈っぽいような気がする。若いんだから理屈はいらないのにと思ってもその子は理屈に走る。だから私は「自分の中の何を拒否してるの?」と言いたくなってしまう。」
私は正直、この文を読んでちょっとカチンときてしまいました。おそらく私自身がそういうタイプの「男の子」だったからでしょう。それに「若いんだから理屈はいらない」というのは大人の(あるいは岩松了の)勝手な意見で、若い者は理屈っぽい、それが歳を経て経験を積むに従って「世の中理屈だけじゃない」ということを知るというのが多いのではないか(少なくとも私はそうだったように思います)、それなのに「自分の中の何を拒否してるの?」と言われてたまるかという気がします。
芝居のキャッチコピーには「傷をかかえた兄と妹が同居する部屋。兄は妹のこれからを案じて部下の小野寺を自宅に呼ぶが、同じ時、妹の同級生だったという岸川が訪ねてきていて…」とあります。
「心に傷を持つ妹のために兄が後輩を家に呼ぶって、テネシー・ウィリアムズの『ガラスの動物園』かよ」と思いましたが、そう言えば同じピッコロ劇団がオフシアターで上演した岩松了作の『月光のつつしみ』も、独身の姉が弟夫婦の家に居候になるという『欲望という名の電車』を彷彿とさせる設定でした。
きっと岩松了はテネシー・ウィリアムズが好きなんでしょうね(私は残念ながら見ていませんが、『欲望という名の電車』の演出もしているはずです)。
で、実際見てみるとーー
なるほど、何も起こらず、何も変わらず、変わるのは観葉植物の置き場所だけ���でもその背後では実に大きなこと、多くのことが起きているという芝居ですね。
やりたいことはわかりますし面白いと思います。説明は野暮だというのもわかります。
でも、あそこまで説明が少ないというのは、観客に対してちょっと不親切じゃないかな。
例えば最終幕で妹は手に包帯を巻いているのですが、これってどういうことですか? 手首なら自殺を図ったとわかりますが、手に巻いてるというのは一体どういうことなんでしょう。
妹は『ガラスの動物園』のローラと同じように周りの人たちとうまくやっていけない女性ーー言ってしまえば社会に適合できない人間なのだろうと思いますが、その部分も説明が足りないように私には思えました。
妹は仕事に就かず、外出もせず、恋人はもちろん友達もいない、せっかく同窓会があっても行きたがらないという前提があって初めてあの物語は成り立つはずだと思うのですが、そういう説明は一切なく、結構言いたいことをズバズバ言う女性に見えてしまいます(妹を演じる有川理沙さんはずっとショートパンツを履いているのですが、そのために結構活動的に見えてしまいました。社会不適合者、ひきこもりという設定なら別の服、例えばジャージか何かの方が良かったのではないでしょうか)。
兄と妹の家庭環境にしても、あそこまで複雑にしてしまうと観客はついていけないような気がします。父親が蒸発したため二人は母子家庭で育った、母親は兄が8歳、妹が5歳の時に病死したので母親の姉・ハルエが二人を引き取って育てた、ハルエは失踪した父親と愛人関係にあり時折密会していたというだけならわかります。
しかし、それに加えて二人を産んだのは母親ではなくハルエだということになると、訳がわからなくなります。ということは、二人の父親とハルエは二人の母親が生きているうちから愛人関係にあった、父親はハルエに産ませた子ども二人を自分の妻に育てさせたということなんでしょうか。
うーん、ちょっと盛りすぎじゃないですか。もっとシンプルで良かったんじゃないかな。
それにそういう複雑な家庭環境のせいで妹が社会に馴染めない人間になったというのも納得できない……というか単純すぎる気がします(同じ環境で生きていた兄はちゃんと仕事をして、それなりに社会に馴染んでいる訳ですし)。
この芝居は岩松了が提唱(?)していた「静かな芝居」ということになるのでしょうね。
ただ「静か」であることと「リアル」であることはイコールではないと思います。登場人物たちは私からすれば不思議な「理屈」を並べ、その会話は決してリアルには思えません。
不思議な「理屈」を並べ立てる人物を作り出し、その人物に対して作者が「若いんだから理屈はいらない」、「自分の何を拒否してるの?」と上からものを言うというのはいかがなものかーーひどい言い方かもしれませんが、ふとそんなことを感じてしまいました。
役者のみなさんは��れぞれの役を見事に演じているように思えましたが、あえて難を言うならば、ちょっと芝居が大きすぎるというのでしょうか、あの芝居に限ってはもっと感情の起伏を抑える方が良かったような気もします(観客にとってそれがいいかどうかは問題ですが、芝居の内容からするとそうなるということです)。
とはいえ、若い役者さんたち5人が最後までしっかり舞台をつとめあげているところは非常に好感が持てました。「いつの間にかみんな立派になって」と親戚の爺さんのような感慨を持ったことも事実です。
公演は10月5日(木曜)まであるようです。是非足をお運びください。
追記1: この芝居では兄妹のアパートに兄の後輩、妹の高校の同窓生、隣の奥さんの3人が訪れ、初対面の客同士が口をきくということが頻繁に起こります(それどころか兄の後輩と妹の同窓生は恋に堕ちさえします)。 しかし、そんなに頻繁に家に客が来るものですかね。私にだって親しくしている友達はいますが、家に来ることはほとんどありませんし、うちに来た客同士が知り合いになることもありません。 世の中にはそういう家もあるんですかね。それとも作劇上そういう設定が必要だからそうしただけなんでしょうか。
追記2: 会場の入り口にピッコロ劇団員の今仲ひろしさんがおられたので、「妻も私も今仲さんのファンです」(ホントの話です。私は今仲さんが主演した『寿歌』と『星つむぎの歌』は名作だと思っていますし、妻はNHKの朝ドラに今仲さんが出演しているのを見て「今仲さんが出てる!」と私を呼びにきました)と言ったら、一緒に写真を撮ってくれました。
ラッキー。
帰りに今仲さんが物販をしておいでだったので、『岩松了戯曲集』全2巻を買い求めました。
帰って中を見てみるとーー
あれ? 『スターマン』が入っていません。
なんだか騙されたような気がします(笑)。戯曲を読んで今日の芝居のおさらい(?)をしようと思ってたのに!
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. ݁₊ ⊹ 🍭🍨 𝘋𝘦𝘴𝘴𝘦𝘳𝘵 𝘝𝘰𝘤𝘢𝘣𝘶𝘭𝘢𝘳𝘺 🍧🍰 . ݁˖
// Candy // Cotton candy ~ 棉花糖 (miánhuātáng) Note: 'marshmallow' has the same name as cotton candy in Chinese Gummy ~ 软糖 (ruǎntáng) Lollipop ~ 棒棒糖 (bàngbàngtáng) Fudge ~ 乳脂软糖 (rǔzhī ruǎntáng) Caramel ~ 焦糖 (jiāotáng) Jellybean ~ 果冻豆 (guǒdòng dòu) Toffee ~ 太妃糖 (tàifēi táng) Liquorice ~ 甘草 (gāncǎo) // Baked Sweets // Cupcake ~ 杯子蛋糕 (bēizi dàngāo) Brownie ~ 布朗尼 (bùlǎngní) Sponge cake ~ 海绵蛋糕 (hǎimián dàngāo) Lava cake ~ 熔岩蛋糕 (Róngyán dàngāo) Black forest cake ~ 黑森林蛋糕 (hēisēnlín dàngāo) Cheesecake ~ 乳酪蛋糕 (rǔlào dàngāo) Tiramisu ~ 提拉米苏 (tílāmǐsū) Scone ~ 司康 (sīkāng) Macaron ~ 马卡龙 (mǎkǎlóng) Waffle ~ 华夫饼 (huáfū bǐng) Tart ~ 塔 (tǎ) Crepe ~ 可丽饼 (kělì bǐng) Pie ~ 派 (pài) Chocolate chip cookie ~ 巧克力碎片饼干 (qiǎokèlì suìpiàn bǐnggān) Donut ~ 甜甜圈 (tiántiánquān) Brulee ~ 烤布蕾 (kǎo bùlěi) Creampie ~ 奶油派 (nǎiyóu pài) Cinnamon bun ~ 肉桂卷 (ròuguì juǎn) Gingerbread ~ 姜饼 (jiāngbǐng) Red velvet cake ~ 红色天鹅绒蛋糕 (hóngsè tiān'é'rónghuá dàngāo) // Frozen Desserts // Sherbet ~ 雪葩 (xuěpā) Gelato ~ 吉拉朵 (jílāduǒ) Sundae ~ 圣代 (shèngdài) Shaved ice ~ 刨冰 (bàobīng) Ice cream ~ 冰激凌 (bīngjīlíng) Note: another common name is 冰淇淋 (bīngqílín). Popsicle ~ 冰棍儿 (bīnggùn'er) // Misc. // Custard ~ 奶黄 (nǎihuáng) Puff ~ 泡芙 (pàofú) Popcorn ~ 爆米花 (bàomǐhuā) Milkshake ~ 奶昔 (nǎixī) Jello ~ 果冻 (guǒdòng) Oreo ~ 奥利奥 (àolì'ào) // Common Asian Desserts // Mochi ~ 麻糬 (máshǔ) Tanghulu ~ 糖葫芦 (tánghúlu) Black sesame soup ~ 黑芝麻糊 (hēi zhīma hú) Swallow's nest ~ 燕窝 (yànwō) Sago pudding ~ 西米布丁 (xīmǐ bùdīng) Snow fungus soup ~ 雪耳糖水 (xuě'ěr tángshuǐ) Osmanthus Jelly ~ 桂花糕 (guìhuā gāo) Grass jelly ~ 仙草 (xiāncǎo) // Example Text // https://www.sohu.com/a/443013219_120949919
口味最“奇怪”的4种糖果 -> the four candies with the strangest flavours.
1、星空棒棒糖 -> planet lollipops
星空棒棒糖有名的高颜值糖果,大部分的女生都有买过,或是男生情人节买来送女朋友都有了解过。-> Planet lollipops are popular for their appearance, lots of women have already purchased them before, or men who, on Valentine's day gifted it to their girlfriends, have understood. 它的味道你尝过后就会觉得“这是什么沙雕玩意儿,我吃了塑料吗?”,有这种感觉并不奇怪,星空棒棒糖大部分都是甜苦甜苦的味道,有些还带着塑料的气味,吃完就怀疑人生,估计这个糖果也就只能当做摆设。-> After tasting its flavour, you will think: "what is this sand sculpture-like thing, am I eating plastic?" Having this kind of feeling isn't exactly strange, planetary lollipop largely have a bittersweet flavour, some lollipops even have a plastic odour, after eating it, you'll question your life, seems like this kind of candy is only used for decoration.
2、榴莲糖 -> durian candy
...打开包装就是浓浓的榴莲味,吃到嘴里就感觉是三里往外都是这个榴莲味 -> upon opening the package are the dense/strong durian smells, eating them makes you feel that the durian smell is everywhere within a 3 mile radius.
3、姜汁糖 -> ginger candy
姜汁糖里面就是有大量的姜味,吃的第一口还是上面糖味,含一会后姜味就显露出来了,你会有一种姜辣的感觉,一直猛吸气想要减少这个辣味,没想到后面越吃越辣,让人有点受不了,吃到一半就吐了,这种一般都是家里的老人才会买,老人很喜欢这种甜辣的感觉,甚至吃起来还想喝一两口小酒。-> Within ginger candy is a considerable amount of ginger flavour, after eating the first bite, the first taste is sweet, after sucking on it for a bit, the ginger flavour will come out and you get have a spicy ginger feeling. Keep inhaling sharply, wanting to reduce this spiciness, not knowing that more and more spiciness will follow, intolerable, spat it out halfway through, this kind of candy will typically be bought by a family's older individuals, elders really like this kind of spicy-sweet feel, to the point of also wanting to drink a couple gulps of liquor.
世界上最好吃的十种甜点,吃过六种,算我服!-> 10 of the world's most delicious desserts, eaten 6 types, count me in!
1、布朗尼蛋糕--美国 -> Brownie--America
布朗尼蛋糕属于重油蛋糕的一种,但它和一般重油蛋糕的区别在于通常较薄且较结实,不像普通蛋糕那样松松的, 而且一定是巧克力口味 -> Brownies are considered a type of pound cakes, but they are different from regular pound cakes in that they are usually on the thinner and sturdier side, unlike the regular cakes which are fluffier, and brownies need a chocolate flavour.
2、提拉米苏--意大利 -> Tiramisu--Italy
提拉米苏是一种带咖啡酒味儿的意大利甜点 -> tiramisu is a type of coffee-flavour containing Italian dessert.
10、乳酪蛋糕--阿拉伯 -> Cheesecake--Arabic
这类蛋糕介于蛋糕和甜点之间,因而越来越受人关注 -> this type of cake is a cross between cakes and desserts, and because of this, more and more people have given it attention.
#chinese#langblr#language learning#vocab list#aesthetic#chinese langblr#chinese vocabulary#chinese cuisine#chinese culture#dessert#sweetcore#chinese vocab
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中秋大團圓
#柳沈 #渣反 #SVSSS
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中秋是個團圓的好日子,今日蒼穹峰特別熱鬧,12峰主齊聚一堂,掌門大開宴席,連一些回不了家的弟子們也都可以參加。
直到尚清華拿出月餅後大家就陷入了一片死寂⋯⋯
原來岳清源交代,讓尚清華採購月餅,殊不知這個人用月餅悄悄的計畫了一盤復仇大棋,(其實就是俄羅斯輪盤月餅)數量及種類多到連他自己都記不清那種。
秉持著獨樂樂不如眾樂樂的心態,尚清華笑���嘻的把月餅堆在院子中心的大桌上,熱情講解遊戲規則!
現場只有沈清秋知道這遊戲的可怕程度!臉色發白的拿著扇子捂遮著嘴。
掌門師兄還不解的道:「只是個小遊戲,熱鬧氣氛也好。」就笑咪咪的批准了。
此時的月光照亮蒼穹峰每個角落,奇石、巨岩、老松、翠竹、小溪、池塘、好一副絕美山水,但只有後院,用慘不人堵都不足以形容慘況⋯⋯
===== ===== ===== =====
桌上一盤盤各色月餅,有的是金黃外衣撒著芝麻的傳統月餅,也有方正油潤的鹹月餅,粉白圓滑的豆沙月餅,上面紅色小兔子印紋特別可愛,最吸眼球的就屬水晶月餅,外表晶瑩剔透,裏面五顏六色豆沙餡、底下鋪著翠綠的竹葉,在點綴上金箔,要說多好看就有多好看。
正當眾人一陣猛誇讚尚清華用心時,只有沈清秋將木清芳拉到一旁,小聲問:「你們煉丹爐還有多少解毒藥?現在、立刻、馬上、全部拿出來!」
木清芳一臉疑惑的問:「師兄怎麼了嗎?」
沈清秋嚴肅的道:「你別管!有多少都拿出來!等一下一定會用到!」
在一旁的柳清歌看他這麼緊張也湊過來問:「怎麼了?」
沈清秋一把啾著柳清歌的衣領,一臉慎重的說:「千萬別吃!否則後果不堪設想。」
「喔!」:柳清歌只顧盯著師兄的眼睛,一時之間什麼話也沒聽進去,就胡亂的應了一聲。
只有沈清秋保持高度戒備,因為他知道尚清華的尿性,這個人就是喜歡搞事情。
果然不出所料沒過一陣子,院子裡就已經有不少弟子橫七豎八的倒在一邊陣亡了。
有的吃到辣椒因此把頭埋進水缸裡狂灌水,有的雙眼無神呆坐一旁,有變成動物四處奔逃、還有不斷發出豬叫的、更有位女弟子雙峰從A罩杯直接升級成D罩杯,惹得其她女弟子紛紛搶食後產生各種中毒症狀!大家才知道這俄羅斯輪盤的可怕之處紛紛後退。
尚清華見大家停下來不吃了,連忙喊:「你們怎麼不吃了?裏面還有包元寶、靈石的。」
眾弟子一聽,還有靈石?元寶,心一橫,反正也���至死,紛紛又圍了上來搶食,導致更多弟子中毒,還有咬太用力咬到元寶把牙給咬崩的。
本以為只有弟子倒霉的沈清秋發現案桌上也有幾顆月餅?
頓時陷入恐慌….這…..是掌門發的?還是尚清華做的??
這時岳清源拿起月餅淺嚐一口,笑咪咪的說:「是花豆餡的啊,餅皮酥脆薄而不膩,好吃!」
沈清秋忍不住盯著掌門師兄看、手中雅緻的竹扇快被他搧成蒲扇。
沈清秋想:師兄似乎沒事,這表示這個餅不是尚清華他們做的,是安全的可以食用?
正當他還在這樣想的時候,木清芳已經變成了一隻鴨子,在一旁嘎嘎嘎的亂叫。
而師妹齊清淒已經一腳踩在案桌上撩起裙擺準備暴打始作俑者!
一旁的柳冥煙驚訝的問:「師父!?….胸…胸部⋯胸部不見了?」
齊清淒已經快氣死,原本的柳葉眉變成有菱有角的劍眉,儼然一副俊美少年模樣。
她已經無法冷靜,指著尚清華大罵:「快交出解藥!不然老娘跟你沒完!!」
其他峰的峰主見狀紛紛放下手中的月餅,直直的盯著尚清華看!
尚清華溜的快,躲在柳師弟身後,一副小人得志的樣子,對著大家辦了鬼臉說道:「哼!誰叫你們老是欺負我們安定峰!我們是後勤單位,不是什麼擦屁股單位欸!這就是我給妳們的一點小小的教訓。」說得那是一個理直氣壯。
話音剛落,整個人被柳清歌一把提起,像抓小雞一樣,見無法掙脫,尚清華奸詐的一笑對著柳師弟說:「師弟~難道你就不想看見沈清秋春心蕩漾的模樣嗎?」
柳清歌頓時愣了一下,陷入沈思。
尚清華拿著手中的月餅遞到柳師兄面前,那如同惡魔的聲音又說:「想想沈師兄在床上嫵媚嬌柔的樣子,你一定會後悔錯過的!」
見柳師弟耳根一陣躁紅,他又繼續說:「吃上一口可以展現雄風,而沈師兄的可以化骨纏綿,而且此毒只有你能解,錯過就太可惜嘍~不是我老王賣瓜自賣自誇,呲~呲~呲~要弄到那西域的催情花可真費勁了~」
「你想如何?」柳清歌咬著後槽牙低低的問。
「幫我!今天的復仇絕不能失敗!」尚清華說完就把月餅往他嘴邊塞,還露出調��的笑容。
看著眼前月餅如同白雪公主的毒蘋果一樣的有吸引力,柳清歌忍不住的咬了一口。
此時飛劍霹來,柳巨巨本能反應是召出乘鸞、一個清脆響亮的聲音,擋下齊師姐的劍。
齊清淒驚呼不已:「柳師弟!?」
「手誤….」柳清歌一臉艱難的道,順便把餅給嚥了下去。
齊師姐快氣瘋了!舉著長劍指著柳清歌道:「師弟你這也是要下犯上了?!」(大怒)
「我….沒有…..」柳清歌面色難看⋯⋯
就這樣來回打了十幾招、但無論師姐如何出招,都無法傷到尚清華分毫。
只有尚清華如同反派一樣在旁邊,快樂的說著風涼話:「師姐!你們今天誰也動不了我,有了柳清歌在手,我的計畫天下無敵!哈哈哈!」
「哇!師尊好帥!」:女弟子A
「師尊太俊了!」:女弟子B
「師尊我能為了您生猴子」:女弟子C
齊清淒越聽越生氣!「一群花痴…..」
又看到一旁看戲的尚清華,真的是忍一時越想越氣,退一步越想越虧,出手越發兇狠。
柳清歌抵擋一陣,覺得再這樣下去,等一下還要怎麼帶師兄賞花燈和煙火?只能一咬牙,直接把尚清華這個大麻煩,往山腳下扔了出去,彷彿一道璀璨的流星畫過天際,氣的齊師姐臉色烏青。
空氣中只留下尚清華的豪言壯語:「祝大家中秋節快樂!」
「哼!柳師弟以為這樣就能讓他逃過一劫嗎?」說完齊清淒帶著剩下的女弟子,下山報仇去了。
正當柳清歌嘆了一口氣以為麻煩結束了的時候。
沈清秋顫顫巍巍的道:「你…..長出老虎的耳朵你知道嗎?….」
柳清歌:!!$#+=$)%^*+
眾人紛紛搖頭嘆氣😮💨
掌門岳清源抱著變成鴨子的木師弟,笑呵呵的看著大家。
(完)
去年寫的梗今年才拿出來用🤣我真是寫太慢了。
錯字一定有,還請大家多包涵🙏
祝大家中秋節快樂💕
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■袴田巌さんの操作と裁判にかかわった主な刑事・検事・裁判官 刑事 逮捕から起訴まで連日12時間以上の強引な取り調べを行い、袴田さんに「自白」を強要した。 松本久次郎 警部(捜査班長。取り調べ回数は最多) 岩本広夫 警部補(取り調べなど捜査に従事) 住吉親 警部補(現金入り封筒を送った女を取り調べ) 松本義男 巡査部長(自白を取るも公判では不採用) 森田政司 巡査部長(血の付着したパジャマを発見) 松本久次郎警部は後に蒲原署長を務め、'02年春には勲五等瑞宝章を受章した。 松本義男巡査部長も'99年秋に勲六等単光旭日章を受賞している。 住吉親警部補も'07年春に瑞宝双光章を受賞している。 検事 警察の捜査をチェックすべき検事が、刑事と同じく「自白」を強要。公判では死刑を求刑。 吉村英三 静岡地検捜査検事(自白をとる。公判で採用) 岩成重義 静岡地検公判検事(一審で死刑を求刑) 猪口民雄 東京高裁公判検事(控訴棄却を主張) 竹村照雄 最高検公判検事(上告棄却を主張) 袴田さんの自白をとった吉村検事は仙台地検検事正まで上り詰めた。 竹村照雄検事は広島高検検事長となった後、'96年春の叙勲で勲二等旭日重光章を受賞している。 裁判官 刑事の違法な取り調べを認めつつ「死刑」とした一審判決を、すべての裁判官が追認した。 熊本典道 一審裁判官(死刑判決文を書く。後に謝罪) 岩見勝四 一審裁判長(死刑判決を下す) 横川敏雄 東京高裁裁判長(控訴棄却) 宮崎梧一 最高裁裁判長(上告棄却) 鈴木勝利 静岡地裁裁判長(再審請求棄却) 安廣文夫 東京高裁裁判長(再審請求即時抗告棄却) 今井功 最高裁裁判長(再審請求特別抗告棄却) 横川敏雄裁判長は後に札幌高裁長官。 宮崎梧一裁判長は判事を退官した後の'86年秋に勲一等瑞宝章を受章。 鈴木勝利裁判長は東京高裁判事となり、 安廣文夫裁判長は東京高裁部総括判事を務めた後、中央大学法科大学院教授。 今井功裁判長は'11年春に旭日大綬章を受賞、皇居で天皇から直接親授された。 その他の裁判官 一審の熊本裁判官以外、誰一人、間違いを認めていないし謝罪もしていない。 高井吉夫(一審裁判官・死刑判決) 以下、カッコ内は当時の肩書き・出した判決 中西武夫(東京高裁裁判官・控訴棄却) 柏井康夫(東京高裁裁判官・控訴棄却) 塩野宜慶(最高裁裁判官・上告棄却) 塚本重頼(最高裁裁判官・上告棄却) 木下忠良(最高裁裁判官・上告棄却) 栗本一夫(最高裁裁判官・上告棄却) 内山梨枝子(静岡地検裁判官・再審請求棄却) 伊東一廣(静岡地検裁判官・再審請求棄却) 竹花俊徳(東京高裁裁判官・再審請求即時抗告棄却) 小西秀宣(東京高裁裁判官・再審請求即時抗告棄却) 古田佑紀(最高裁裁判官・再審請求特別抗告棄却) 中川了滋(最高裁裁判官・再審請求特別抗告棄却) 津野修(最高裁裁判官・再審請求特別抗告棄却)
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魂の設営の続き完了
本日より開催です LimeLightカレンダー2025
表紙と裏面含めて14名での展示です
展示ではカレンダーにつかった写真との組写真で壁面を飾っていただきますよ
各月&表紙&裏面はこやつ達が担当してくれました
表紙 ササキ昂志
1月 小栗一紅
2月 林 慈郎
3月 chisaki hiromi≒ChisafineFranck
4月 吉原直子
5月 岩森洋介
6月 藤田莉江
7月 佐藤 柊
8月 門脇大敬
9月 田浦ボン
10月 松浦 恵
11月 キシノユイ
12月 加藤功章
裏面 兒嶌秀憲
簡単ですが展示動画オープン同時公開です
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カレンダーの内容は簡単ですがこちら
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限定50部のカレンダーもちろん今年も販売です
リング綴じカレンダー(壁掛けB5) 定価¥1500−
50部限定 使用紙 マット110kg 28ページ(1ヶ月用)
遠方の方には
発送はレターパックライト(¥430)で対応させて頂きます
メールフォームよりご連絡いただければ幸いです
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被父亲的第一次干
当时我13��,我猜爸爸认为该是我知道「一点」性知识的时候了。
当时我对跟性有关的事物总是特别感到兴趣,特别是对男性。我会去注意穿着紧身泳衣的傢伙,也会试着偷瞄那些站在我旁边小便的男人的鸡鸡,诸如此类。我小时候我就常和住在附近的表兄汤尼一起打枪,不过我们只是各玩各的。我羡幕他所拥有的阴茎和睾丸。我认为男孩会遗传到他老爸的尺寸,所以我认定我姑丈那边有着比我爸这边更大阴茎的遗传。
他的看起来比我的大上许多,睾丸也比我的粗重,阴茎上也长了一些细毛。他割过包皮,露出大大、红红的龟头。他说他希望有着像我一样可以向后拉动的包皮,这样他就可以像我一样地玩了。他不断地跟我说,我的和蛋很快地就会长到跟他的一样大,而且在不久的将来,我的也会长出一堆的毛。
我爸20岁就结了婚,所以在我刚进入青春期时,他也不过三十出头而已。我的卧室就在他们的旁边,所以就算他们在做爱时刻意不发出声响,我还是能够听到他们发出的呻吟声和床舖的摇动声。他们在性交时我都知道,几乎是每一个晚上!等我更大一点时,我常看我爸沐浴。他一冲完澡,都会很大方地走出来擦乾身体,我就走上前去。我对他的阴茎印象深刻。对于一个13岁的小孩来说,任何一个成人的阴茎都显得巨大无比。我没有见过它发硬的样子,不过既然我的小老二在我打枪时,都会涨成平常的二倍大,那他的也一定会。
他的睾丸恰到好处地垂在他阴茎的底部,包皮还在,跟我的一样。在我小时候他有教我如何保持阴茎的清洁,要我在清洗时把包皮拉下,露出龟头。在我13岁那年的一个午夜,我没有完全睡着,房门也没有关上,只是静静地躺着。在夜晚昏暗的光线下,我看到我爸爸的身影在走廊上出现。他关上房门,来到我的床边,跪在地板上,慢慢拉起被子,拖到床脚,然后解开我短裤的腰带,打开前面的通气孔。接着他轻轻地掏出我的老二,用轻柔、温暖而润的舌头探索我的龟头,非常轻巧地褪下我的包皮。
我未经人事的小鸡鸡开始硬了起来,但是我不敢稍有动作。接下来的体验让我终身难忘。我想任何一个男孩都会永远记得第一次将鸡鸡放进温暖、润的嘴中的感觉,也会记得第一次被吸吮时的快感。我也不例外。我嚐到了一生中从未有过的快感,忍不住叫了出来,无法再装睡下去。爸爸放开我的鸡鸡,拍拍我的胸膛,说:「嘘~,小声点,等一下我要取走你的贞操,儿子。你已经够大了,我要在别人之前先动手。你会永远记得这个值得纪念的夜晚。」之后他再度吸吮我的,将它完全吞进他温暖的口中,接着又吞进我的睾丸,将他们完全吃进他的嘴。干,爽翻了!我发出另一下叫声,差一点就飞上了九天之外!哇!原来这就是被男人搞的快感!
几分钟之后,爸爸将手伸回去舔着,然后再度吸吮我的鸡鸡,不过这一次他轻轻地分开我的腿,用湿润的手指在我的屁眼上缓缓地动作着!他轻柔而坚定地用上更大的压力,很快地我就感觉到他进入了我温柔、紧缩、未经人事的肛门。他缓慢地深入,同时不断地吸、舔着我的鸡鸡。天啊,他每一个动作都让我更加慾火中烧。当他按到我某个特定的部位时,我跳了起来[后来我知道那是我的摄护腺]。他让手指慢慢地进出、按摩着,让我浑身舒畅。然后他收回手指,将我的身体移到床沿,把我的双脚放到他的肩膀上,舔着我的和蛋,发出灼热的气息。接下来的更剌激!他将舌头伸入我的小穴,探索他手指没有接触到的部位。哦!我差一点就要射出来了。爸爸一定有注意到我的反应,知道我快达到高潮了,所以他伸回舌头,改插进两根手指。
这样虽然还是很爽,不过已经感到有一点点不舒服了。他转动着手指,轻轻地撑开我紧绷的小穴。紧接着他缩回手指,在上面吐更多的唾液,然后插了叁根进我的屁眼。快感转成不适。他在我耳边轻声地说着:「儿子,我知道这会令你感到疼痛,不过等一下我要干你,所以我必须先撑开你未经人事,又紧又小的穴,这样我才可以更容易地将我的插进去。」他轻轻地动着手指,同时不断地吸着我年轻的鸡鸡。
在我注意到之前,我的蜜汁已经蓄势待发了,我呻吟道:「我要射了!爸爸!」他吸得更加用力,我将精液射进他灼热的嘴。令我讶异的是,他吞下我的精液,直到最后一滴为止。他轻声说着:「你做得很好,儿子。这能让你更加放松,让等一下能��行得更顺利。」他慢慢地拉开他的手指,将我推向床舖的内侧。他说他会小心动作,他并不想让我受到伤害。他要我有心理准备,第一次总会有些痛苦。他向前移动,跪在我的胸前,将他的硬阴茎和睾丸落在我的脸上。
这是我第一次看见我爸变硬的。虽然房的光线不明,我还是可以清楚地看见我爸的性器-粗大,带着包皮,约有20公分长,睾丸松垂而厚重。他要我将它舔得够滑,让他等一下更容易插进我的屁眼。他要我将双腿移到胸前,抬高腰部,尽可能地分开双腿。他用枕头垫高我的臀部,调整成方便他冲剌的姿势。他吐了几口唾液到他的手上,擦进我的屁眼,另外也涂在他的硬阴茎上,然后移向我,要我尽量放松自已,在他推进时使劲撑住。他告诉我他会堵住我的嘴,以免我在他破开我未经人事的樱桃时大声哭叫。
不用多久我就嚐到了失去贞操的滋味。我感觉到爸爸粗大的龟头挤压着我鲜嫩的蓓蕾。他罩住我的嘴巴,深深地亲吻我,将他的舌头用力地穿过我的双唇,伸进我的嘴中。这时他更使劲地挤压我欲迎还拒的肛门。他放开嘴,轻声地说:「儿子,用力,像是你正在撇一个超级大条一样。」很快地我的力量就加在他一步步前进的阴茎上,令我忍不住颤抖、大叫。幸好爸爸张口紧紧地盖住我的嘴,让我的声音不会外。他再度轻声的对我说:「放轻松,儿子,你表现得很好。接下来就容易多了。我会又轻又慢地将剩下的插进你的体内。」在他插入时,他不停地亲着我的嘴和脸颊,吻去我的泪水。
终于他的阴毛和睾丸碰触到了我的身体。爸爸停止了动作,让我可以适应扩张和疼痛。当他开始抽送他的时,痛苦渐渐消失,转变成欢愉。真是令人难以相信,刚开始时那么强烈的疼痛竟然会转变成如此美妙的快感。我开始主动摇动臀部,迎向我爸那根抽插我「刚开封的屁眼」的阴茎。我用脚紧紧地夹住他的背,密切配合他每一次的探索和抽送。我的阴茎再度像石头般坚硬,就快达到另一次的高潮了。突然间,我听见爸爸轻声呻吟道:「我要把「男种」塞满你的身体了,儿子。我要射了!」他插得比以前更深,喷出大量灼热、融化的岩浆到我的体内。
我很高兴是他取走我的贞操。现在我知道为什么他说我会永远记得这一刻了。这时我也射了。从我13岁、年轻的鸡鸡中满足地喷出巨量的精液。爸爸瘫在我的身上,温柔地吻着我,细声地对我说:「很���歉我弄痛了你,不过我实在没有办法再等下去了。」我告诉他说其实只有在刚开始时有些不舒服,但是那些疼痛和不适很快地就过去了。他将留在我的体内,休息了一会儿后才慢慢地抽回去,从我扩张、红肿的刚开封的小穴带出了一些他的精液。爸爸在我耳边细语:「你该睡了,儿子。明天早上见。」我把臀下的枕头拉出,闻着上面老爸精液令人陶醉的气味,很快就进入了梦乡。
闹钟声将我召回现实。我马上就想到今天是返校日!有一瞬间我不禁怀疑爸爸到我房间的这件事只是春梦一场。不过我滴着精液、灼热的屁眼马上就提醒我这绝对不是梦!我的屁眼就像是着了火一样!!我匆匆地洗澡、着装,到餐厅吃早餐。酸疼、灼热的屁眼让我一坐下就感到疼痛。爸爸注意到笑着对我说:「昨晚你有没有好梦啊?」我也笑着对告诉他我的确有作好梦!而且我知道在未来有更多的夜晚会带给我更愉快的美梦!
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映画日和 竹中直人+岩松了 マガジンハウス 装釘=坂本志保、カバー・本文写真=三浦憲治 ほか
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猫の「アイーダ」
フォトジャーナリスト 安田菜津紀さんが東エルサレムで出会った猫・アイーダをモデルに、イラストレーター 坂本千明が紙版画を制作し、2024年1月から2月にかけて、東京 Amleteronにてパレスチナチャリティとしての展示を行いました。展示詳細と寄付報告に関してはこちら↓をご覧ください。
アイーダとの出会いやその背景を、安田さんが副代表を務める認定NPO法人Dialogue for peopleサイトにて、エッセイを綴ってくださっています。こちらもぜひお読みください。 『パレスチナとアイーダ』
*また「アイーダ」と、パレスチナの周知や支援を目的としたポストカードを2枚セットにして販売しています。
①猫の「アイーダ」ポストカード ②ひとりでもパレスチナ応援カード 2枚で1セット 税込¥250
左の1枚はポストカードとして、メッセージを書いて送ったり、部屋に飾ったり。
もう1枚はオモテ面にはイラストと意思表示のための言葉が、ウラ面にはこのwebページと同様に、ごく基本的で、ひとりでもできる支援や行動について、ORコードと共に掲載しています。
購入後、ご自身で5つにカットして
それぞれ「しおり」や「カード」として家族や友人知人に配ったり、スマホケースやアクリルキーボルダーなどに入れたりして、身につけるなど、個人プロテストや周知活動に自由にお使いいただけます。
※しおりを挟んでいるのは「それでもパレスチナに木を植える」 高橋美香 著・写真(未來社)。アクリルキーホルダーは百円ショップなどで5cm正方形が入るものがピッタリなようです。
もちろんカットせず、そのまま友人や知人、家族などに配ったりしても。
経費などを除いた売り上げを��レスチナへ支援のための寄付といたします。販売にご協力頂いているお店の情報はこちらに随時更新していきますので、ぜひお近くのお店で、通販でお求め頂けたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
《5/30 販売店情報更新》 お近くの店頭、または通販にてお求め下さい。
【青森】ネコ曜日 店頭・通販
【岩手】ひめくり 店頭
【秋田】かぎしっぽ 店頭・通販
【長野】本・中川 店頭・通販
【富山】巣巣 店頭販売中
【仙台】パレスチナ・オリーブ イベントなどで販売
book cafe 火星の庭 店頭
【群馬】灯り屋 6/20発送済
【埼玉】ねこのみち 店頭・通販
ベイクショップ ミリ秒 店頭
【東京】Ameleteron 店頭・通販(メールにて受付)
URESICA 店頭・通販
キャッツミャウブックス 店頭・通販
今野書店 店頭販売中
カフェ潮の路 毎週木曜12~15時 品切中
necoya books 店頭・通販
ひるねこBOOKS 店頭
MOMO 店頭・通販(パレスチナ支援につながる「オリーブの枝葉をくわえた鳩のクッキー」も販売中)
【神奈川】ポルベニールブックストア 店頭・通販
鎌倉ねこの間 店頭(来店予約制)
【静岡】書肆猫に縁側 店頭・通販販売中
お菓子と絵本ちびねこ 店頭
【京都】 nowaki 店頭
【奈良】とほん 店頭・通販
猫雑貨さんちこ 店頭・通販
【兵庫】毎日食堂 店頭・通販
【松山】 erimaki 店頭・通販
【熊本】長崎次郎書店 ※残念ながら6月いっぱいで休業されましたが、長崎書店さんにて引き続き販売中です。
長崎書店 店頭
【沖縄】CONTE 店頭
またありがたいことに、バイコットでご協力頂いた架け箸さん、APLAさんもイベント出店などで販売して頂けることになりました。APLAさんのオンラインショップでも販売中です。
お近くのお店店頭で、または通販で、「アイーダ」を見かけましたら、どうぞよろしくよろしくお願いします。
これまでの「アイーダ」ポストカードセットの寄付報告はこちらに。
「アイーダ」©chiaki sakamoto2024
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【Hi-Fi Rush/卡尔×阿茶/羽甘茶】 Dangerous
大家好 我cp有中文tag了(扭动)
黄色喜剧又一则
阿茶视角写的(宝 写你视角好难)
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“我说,小薄荷,”阿茶面向椅背坐着,双手交叉倚在上面,问正在键盘上敲打的小薄荷,“你和卡尔最近怎么了啊?”
“没怎么,就是吵了一架,和平时一样。”女孩头也不回地把疑问语气抛回来,“你和他最近怎么样?”
“嗯……感觉上次看完电影以后卡尔就怪怪的。”这真不是阿茶的错觉,至少他最近几天看到的是这样,每次他去找卡尔,卡尔老是一副想抱他又不敢的样子,而且脸比之前还容易红。真的很奇怪耶,明明两个人都跨越那条界限了。那天在餐厅包间里阿茶看着兄妹俩激烈吵架的样子话都不敢说,但也只听出来了小薄荷满溢的怒气和卡尔一贯的理所当然。于是阿茶转头问正捧着书窝在懒人沙发里的寇西嘉,但她也只是给出了模棱两可的回答:“总之应该是要你去和他沟通吧。”
“他最近都不敢碰我诶,我又没打他。”阿茶开始前后晃着腿,但由于成年人的社交准则他没说更多。没说出来的部分里他知道应该和那天晚上有关,但那晚他做完就趴在卡尔身上睡着了,醒来的时候卡尔早就穿戴整齐坐在床边等着他一起去上班,还是一如既往地作出优雅的样子,阿茶没觉得他有什么不对劲。
当天起床后阿茶就有点后悔前一晚的意乱情迷了,嗓子先不说,腰酸得要命还要在排练的时候蹦蹦跳跳,鬼才受得了(但阿茶凭对摇滚的热爱挺过来了)。后来那两天他没在餐厅见到卡尔,给他发消息才知道他请了假。再后来就是周末的时候,卡尔在看完电影以后又和小薄荷吵起来了。
早知道那天就揍他一顿了。阿茶看正窝成一团趴在小薄荷电脑旁边的808,招着手企图逗猫,被回了一个困倦的眼神和大大的呵欠。但是那个期待的表情,那个富于魅力的危险男人那种炽热的眼神(他可是正在为我着迷诶……!),看得阿茶头皮发麻,实在很难不心软。而且他不排斥和卡尔做爱,实际上经过和卡尔的第一次以后还挺喜欢的(除了卡尔的抓阴手,真的该打)。代价是那天他起床的时候两腿���间隐隐作痛,也不知道是因为卡尔还是自己动作太大(不过当时真的感觉超舒服,而且好像情不自禁讲了些奇怪的话,回想起来有点害羞)。
想到这里阿茶隐隐感觉应该主动出击。既然卡尔躲着他但又没有推开,那他就应该自己去找卡尔。下定决心后他掏出手机给卡尔发了条消息:“今天晚上我去你那里。”
卡尔回复他:“好。”阿茶觉得自己应该做好准备,起码先得洗个澡。
胸口的随身听在乱跳,阿茶管这个叫小鹿乱撞。明明已经坦诚相见深入交流了,怎么还这么紧张……或许是因为上半身只穿了一件衬衣?
卡尔给他开门。他看到卡尔脸色泛红,头发还比以前乱,感到不对劲:“你在健身吗?”鉴于之前的尴尬,阿茶这次不打算直接点破,虽然问出这个问题以后他就开始发觉自己问得很蠢(已经是金属的身体了谈什么健身……)。卡尔只是沉默着让他进了房间。
没感觉有什么奇怪的,除了书桌上乱七八糟的接线头,屏幕上花花绿绿的代码,还有裸露着上半身坐在电脑桌前的卡尔,一切正常。虽然阿茶依然很疑惑卡尔的性欲来源(真的能只靠脑子产生吗?好奇怪啊),但既然他有这个需求又没办法排解的话,应该还挺难过的。难道他是因为这个才躲着不见我?不应该啊,上周末我们还约会来着……
阿茶只能一直看着卡尔,想着怎么让他开口。毕竟不好好说清楚怎么解决问题呢?估计是被盯得受不了,卡尔终于放弃般松了口:“阿茶,你能过来一下吗?”
“好啊。”有什么能不能的,我人都来这里了。阿茶非常自然地低头吻了卡尔一下,然后坐到了卡尔腿上搂着他的脖子,看到卡尔的脸比之前上床还要红。他在害羞吗?阿茶听着自己胸口随身听的节奏,开始好奇如果卡尔还有心跳的话,这个时候能跳多快。
“阿茶,你应该知道这么做挺危险的。”阿茶感到卡尔一边说着这话一边搂住了他的腰。
“我人都来了,”阿茶对他笑笑,卡尔的这个回应算是在他意料之内,“当然知道要干什么。但是你不是没有那个吗?感觉只有我自己舒服不太好。”
“我有。”卡尔只说了这两个字,现在这个回答不在阿茶意料之内了。愣了一秒后男青年选择刨根问底:“什么时候的事情?”
“就上周,我请假那两天装上的。”卡尔声音依然低沉,阿茶听着他这个声线莫名感觉痒酥酥的,“你当时把水都弄我腿上了,再不换就生锈了,所以我干脆换成了不会生锈的材质,���便加了个能用的玩意儿。”
阿茶没回答卡尔,因为现在他的脸跟卡尔相比也没好到哪里去。卡尔这句话在阿茶听来基本等同于“我想把你干到脑子里只有我。”这句话床上说是调情,还没上床就说出来,那是军令状。阿茶感觉自己要是盲动的话第二天会下不来床。
“你现在觉得怎么样?”卡尔眼里的薄荷色比往常还要浓郁一点,但一点都不清凉,相反像是有火从里面烧出来蔓延到他脸上,比研发部门那种岩浆环绕的环境更加强烈的炽热感。阿茶不确定这是谁的心态影响导致的。他看到卡尔说完这句话喉结上下滚动,本来就紧张的大脑更加宕机,但唯一能确定的一点是,明天他非请假不可,而比起工作阿茶更喜欢休息。于是他把手臂从卡尔的脖子周围放了下来,改为捧着卡尔的脸,闭上眼吻了上去。
接吻很舒服,说实话卡尔的抚摸也很舒服。真奇怪,明明不喜欢别人随便碰自己的,但这个男人确实是例外……而且,天哪,他全身的机械真的都是按照他原来的身材做的吗?不管看着还是摸着都很像真的肌肉,线条优美流畅,说实话放到普通男人身上也是很迷人的,何况卡尔总能给自己营造出一种富于魅力的形象(事实也的确如此,毕竟范德雷这几年能这么搞但招牌还没砸掉的很大一部分原因是卡尔很能演戏)。阿茶不想说自己是被魅惑了,但现在他确实很享受卡尔的手指在他背上若即若离的游走。
他选择用更加热烈的吻来回应卡尔。然后他感觉到卡尔开始托着他的大腿根从椅子上站了起来。背部接触到床垫的时候阿茶稍微睁开了眼睛,看到卡尔的脸烧得好厉害。这不是一件正常的事情,一个38岁的男人因为一个25岁男人的小动作心慌意乱啥的,想想都很奇怪……
但这就是事实。阿茶听到卡尔的呼吸越发粗重,手还在他腹部摸着什么。之前那次说的话真的太羞耻了,怎么想都知道男人不会怀孕才对啊?虽然当时没多想,也没办法多想,光是夹着那个假阴茎就觉得快要把小腹撑爆了(他打算捅进来的时候我就应该揍他的),但是又实在舒服得要命。那是阿茶第一次用腿间的器官做这种事,爽到腿根发软。阿茶继续和卡尔接着吻并悄悄把自己的裤子给褪了下去踢到旁边,然后去够卡尔的裤子。手摸上去的感觉确实不一样,比之前的鼓了起来,而且真的感觉有温度。希望不要是铁棒。解开裤链往里面探���了一个硅胶触感的东西(又是硅胶?不过也正常,如果是金属就要被捅死了,那玩意儿不可能比手指灵活),试着抚摸了几下似乎真能变大,这也太仿真了吧?阿茶感觉卡尔在他口腔里的舌头攻势越来越凶狠了,感觉要缺氧,捶了他肩膀几下他才老实了点。卡尔还是离开了他的嘴唇,刚要挽留的动作被他在耳边的吹气打断:“阿茶,你小心点,搞不好会把那里弄爆炸的。”
“舒服到爆炸,对吗?”阿茶温柔地回应他。
“是真的我也不保证。”
“……?”
听到这话阿茶头脑冷静了下来,手也停了动作。然后他盯着卡尔的眼睛,把男人盯得脸色沉了下来:“怎么,做爱做到一半想开跑?”
“喂,你说真的会爆炸?”阿茶推开了卡尔,从床上坐了起来。感觉这已经不是顺应情欲能够糊弄过去的问题了,他得弄明白卡尔最近在搞什么。
“不保证。”卡尔脸上的红晕褪下去了,现在在阿茶面前的是他熟悉的范德雷总裁范儿的卡尔,“毕竟是新的,我之前一直在连着机器用电流模拟刺激它,有时候没事,有时候就会突然一下弄出很多液体,还会痛。”
联想到这近一周他和卡尔待在一起时卡尔欲言又止的表情和不知所措的手,阿茶觉得眼前这个男人傻到冒泡。虽然之前他搞出光谱计划就已经够傻了,但这次是真的傻。
“……你这几天一直奇奇怪怪的,原来是被电傻了啊。”突然感觉好危险,还好没把这东西塞进来。阿茶马上把裤子用脚勾回来,边穿上边说:“你要不试试用别的东西测试一下?”
“你不帮我?”
“饶了我吧,我不想做着做着突然被炸死。”阿茶说完就看到卡尔脸上露出了不可思议的表情,一副“你怎么可以这样扔下我”的样子。我真是给他惯得。阿茶想了想,捧住卡尔的脸用力搓了搓,趁他发蒙的时候拿起手机给他甩了个网页链接:“喏,这里都是情趣用品,自己找飞机杯拿去测试。”
“你对这些还挺熟悉的。”“成年人对这些东西熟悉很正常好吧。”阿茶最后搂着卡尔的脖子吻了他一下就走了。卡尔真的好容易因为亲吻愣住,嗯,不过仅限他还没来得及使坏的时候就是了。
现在卡尔倒是正常了,比之前那几天颓废的样子好很多。也难怪,任谁被电了那么久下半身都受不了,虽然这苦是卡尔自己找的。阿茶给卡尔发消息的时候在想他打游戏的时候操作那么奇怪,应该也是因为腿中间被电麻了吧?看来这玩意对身体和脑子的影响都挺严重的,突然开始庆幸自己没有了。
但当阿���听到机器人同事的碎碎念,比如“最近���圾处理站的人都在抱怨出现的情趣用品太多,你有什么头绪吗?”“我哪知道,这园区里的活人就那么多,你不会真以为咱们用得了那东西吧。”时,他还是给卡尔发了条消息:“你最近一直在测试新的那个吗?”
卡尔回答他:“嗯。测试清楚前我不会碰你的,放心。”本来就不该碰好吧,谁要把这么吓人的东西拿来塞进身体里。阿茶想着卡尔那天那副欲火焚身的表情(真的,脸跟着火一样,而且眼眶也很红)和喘着粗气的样子,开始好奇他究竟是抱着什么心态把原来的身体扔掉的。
于是他发了条消息:“曾经有过,但没有了,后来又有了,是什么心态呢?”
等了几秒手机震动了几下。阿茶点开消息界面才发现自己发到了朋友的小群里,小薄荷发了条:“谁知道,有啥玩意。”
“身体器官。”阿茶不打算把话说得很开,毕竟是朋友面前,何况现在消息已经撤回不了了。
寇西嘉搞不清状况,发了个问号。马卡龙回复:“没有的话是不是有点可怕?”
阿茶正挠着头犹豫要不要讲出卡尔的所作所为,但这事归根结底是恋人之间的私事,于是他只发了句“不知道”就转移了话题,并把刚刚的问题发给卡尔。
过了好久,卡尔才回答他:“你想知道的话就自己过来,我告诉你。”
阿茶想他大概是想找个借口,于是问:“你测试完了没有?我不想往下面塞炸弹。”
“今天刚测完。应该没问题了,我用坏一箱了。”
阿茶看着消息,眼睛瞪得比平时更大。总算是知道为什么垃圾处理站的人抱怨那么严重了。一箱坏掉的飞机杯堆在垃圾堆里,看着就令人不适。
“就差真实环境测试了。阿茶,我可不想出轨。”卡尔给他发了这条消息就下线了。
好吧,看来是非去不可了。于是他伸了个大大的懒腰,给自己打气:没事的,大不了我再和他打一架。同时也在期待卡尔对他的爱真的能大到克服他自己的任性,再不济的话,或许他的新器官真的非常可靠,不会给他俩搞成烟花。
“哈喽?我带了零食。”敲了几次没人回应,于是阿茶干脆直接打开卡尔的房门。往里看,也不知道卡尔在没在桌子前。他别到时候躲在门背后偷袭吧。阿茶关上门,想着他怎么连灯都不开,摁开开关往房间里走,奇怪着房间里的味道。把塑料袋放在书桌上(我的天,他书桌真的超乱),阿茶向一旁用目光搜寻,找到了上身裸露躺在床上的卡尔。
卡尔正在喘气,嘴唇和脸色泛红,头发也很乱,跟他们大打完那一架时的凌乱程度有得一拼。阿茶坐到了他身边,轻声道:“卡尔?我过来了。”
“阿茶。”卡尔坐起身来。阿茶看他裤子拉链还开着,瞟了一眼就收回目光,带着发烫的脸颊注视卡尔的眼睛。那片薄荷色真的越来越火热了,阿茶不自觉吞咽了一下,接着轻声对卡尔说:“卡尔,我在这里。”
“我知道。”卡尔撑着额头。阿茶听他的声音好疲惫,举起了手不知道该往哪儿放。最终阿茶决定用手掌抚着卡尔的头发,就像卡尔平常爱对他做的一样。“卡尔,你要抱我吗?”
拥抱的力度比以前更决绝。阿茶轻拍着男人的背,轻轻把脸靠在了他的肩膀上。“卡尔,你要做吗?”阿茶感到卡尔在点头,叹气今天是真的没有办法了,真的只能这样了。
但最后还要确定一件事。阿茶用很轻的力度推开了男友,在对方不可思议的表情里解释:“卡尔,你应该知道,你做的东西要给别人用的,得别人测试了放心才行。”
“是的,所以你来了。”卡尔还是瞪着眼睛。阿茶接着柔声道:“我说的是,我来帮你做最后的测试。”
然后他在卡尔惊愕的眼神中从机械臂里抽出了用废铁和磁力拼成的吉他,从床上站了起来,对同样站起来的卡尔笑着说:“来吧,做个撞击测试。如果没爆炸你就通过了。”
“喂,阿茶,别的都好说,把吉他收回去。”卡尔颤抖的声音在阿茶这里被随身听的节奏完全淹没。阿茶挑嘴对他笑,冷不丁向卡尔的腿间拍了过去。
“阿茶,别,呜……!”
看来测试非常成功。卡尔捂着裆部跪在了地上,从嘴唇里磨出痛苦的呻吟声。阿茶把吉他收了回去,想着房间里那股辣椒味真的太明显了,他到底吃了多少才把脸弄成那样的,看着还怪可怜,差点被骗。看卡尔半天没能起来,阿茶开始思考止痛药应该对他没有用,并且慌了神。糟了,这东西原来这么敏感吗?
“你是想谋杀男友吗?”卡尔咬牙切齿地说出这句话。阿茶扶着卡尔起来,在卡尔愤怒的制止声中扒开了他的裤子观察了起来。硅胶体颜色是和卡尔皮肤一样的棕色,形状和他那天戴的情趣用品一样,只是大小更正常了。阿茶抬头看卡尔的表情,那眼睛里分明写着恨不得把他吃了。
坏了,有什么办法可以补救吗?
思索片刻,阿茶确信自己找出了可行的办法可以挽回眼前的局面,但他需要向卡尔确认一件事情:“卡尔,你的新……器官,防水吗?”阿茶终究还是说不出那个词,感觉有点害羞。
“那当然,你也不想想你上次弄出来多少。我洗了一整天的腿还是生锈了。”
呜哇,看来他真的很生气。没办法了,上吧……!
阿茶吞咽了一下,跪了下去,握住了卡尔的新阴茎,在卡尔带着疑惑的恼怒中抬头对他扯出一个笑容,然后闭着眼亲上了男友胯下的柱状物。没有什么异味,还好,可以忍。阿茶咬着嘴唇犹豫了一秒,还是伸出舌头舔了一下前端,偷瞄了一眼卡尔的表情,胡乱地舔了几下把整个前端含进了嘴里。
“呃,阿茶……?”卡尔的声音没那么生气了,有效果。阿茶决定再接再厉。于是他用舌头开始绕着柱体舔弄。就把这当做舔冰棒,没什么的。阿茶开始前后摆动头,同时手上的动作没有停下,正在握住柱体的根部搓动。他听到卡尔开始喘气了,同时也能听到自己嘴里发出的噗滋噗滋的水声和鼻腔里不自觉发出的声音。拜托,身体不要热起来,我只是在弥补错误而已。不要,脑子不要发热。腿中间不要发热。我只是在哄男朋友开心。好大,嘴里好满。硅胶做的东西也会变大吗?糟糕,腿中间那里湿乎乎的,腰也在摆。我好像兴奋起来了,为什么?为什么我会兴奋?因为卡尔是我男朋友而我在帮他口交?好糟糕,快结束吧,不要再摆动腰了,嘴好累,我明天还要工作呢。
“呃啊……!”“唔?!”
舌头被一股清凉的液体包围时阿茶错愕地瞪大了眼睛,匆匆吐出了卡尔的新器官,跪坐着喘息想把口腔里的液体弄出来,但最后还是吞进去了一部分。糟糕,这到底是什么玩意,到底能不能进胃里啊?!当然他丝毫没注意头发上已经多了几股透明的液体。
两个人在喘气,阿茶在咳嗽。卡尔扶起了他接着顺理成章地抱住他,帮他擦掉了头发上的液体并吻了他。阿茶眨巴着眼睛,问卡尔:“你那里到底能射出什么东西?”
“水,干净的,反应产物。”阿茶没问卡尔他究竟怎么实现的,想着那液体尝起来确实和水差不多,但更清凉。他只是试探性地又轻声问了卡尔一句:“你还生气吗?”
“嗯,不了。不对,还有点。”但你的嘴角看上去没有在生气的样子,反而像在开心,准确地说应该叫窃喜。阿茶对他笑了笑。看来今晚跑不掉了。但测试下来感觉似乎不是很危险,不如放手一搏?
卡尔现在似乎很喜欢把他抱起来然后托着他的屁股。阿茶不想问卡尔怎么来的这个习惯,只是在专心地搂住卡尔的脖子和他唇舌缠绵,同时用大腿夹紧卡尔的腰别让自己掉下去。但卡尔的动作实在是慌乱,阿茶能感觉出卡尔把他放倒到床上的时候呼吸明显加重,而且整个人几乎要完全压上来。不过卡尔倒是很熟练地在摸他的裤腰带,阿茶于是干脆地把裤腰带解开来让卡尔能轻松地把他的裤子从腿上滑下来。真的很奇妙,明明他的手指是冰凉的金属,摸上来的时候我却会觉得身体发烫。明明是他把手指伸进来的,我却会希望他更激烈一点……
“阿茶,”他听到卡尔的声音睁开眼睛,看到卡尔的眼神充满了一种热烈的渴望,不止是对他身体的那种,“你喜欢这种感觉对吗?”
“嗯。”阿茶咬着嘴唇点点头。湿漉漉的腿间和身体里那两根捣乱的金属手指快把他弄得神志不清,两分钟前他还能在心里吐槽两句卡尔的离谱行为(比如他狂吃辣椒卖惨企图骗自己上床),现在只想着干脆快点到达顶点,不然腰腹间那股痒酥酥的感觉上不去下不来,简直要让他发疯。他选择了用更热烈的吻回应卡尔,同时觉得手上也应该做点什么,于是他试着抚摸几下卡尔的新阳具,用他没改造的那只手而不是机械臂。感觉到卡尔的呼吸重了一点后他接着用更加温柔也更加热情的亲吻来含住卡尔的唇。现在能够留在阿茶脑子里的声音除了胸口随身听播放的音乐(我什么时候下的这么轻缓的轻摇滚?),还有水声,他懒得想是从哪里发出来的,因为不论是哪里都让他现在舒服到腰软。
“阿茶。”卡尔温柔的声音稍微让他回了点神。“嗯?”“我爱你。”“我知道。”才在前戏呢,他好着急,有点可爱。“阿茶,你爱我吗?”“当然。”“你说出来,说你爱我。”“我爱你,卡尔。”他听到卡尔笑了一下,这笑声和以往他们打架时他的那种猖狂的笑声完全不一样,很轻,带着点欣喜和得意。糟糕,我开始觉得我男朋友很可爱。卡尔吗?那个自命不凡的卡尔?那个对一切都要用抢的卡尔?可是他现在在向我求爱,他在向我确认我对他的爱!我真的不能不爱他。
好舒服。不管哪里都舒服到要命。卡尔温润的嗓音也好,卡尔手指上的动作也好,总之是卡尔让我好舒服。很想和他这样做更多更舒服的事情。很想让他也舒服,我也会因为这个很舒服的。天呐,卡尔……他真的是个好危险的男人……
我爱他。卡尔是我的男人。我想和他疯狂地做爱,一直做到爽为止。
回过神来时,阿茶发觉自己腿根发软,腿中间有种释放的舒爽感。他看卡尔看着右手满脸疑惑(那个液体是我弄的吧?),眨眨眼,伸出手摸了一下卡尔的腿间,看卡尔惊讶的眼神和一瞬间上扬了一下的嘴角对他微笑了一下:“继续吧?”
卡尔的新阴茎比他的手指热一些,也因为推动它的不是手腕而是卡尔的腰部让阿茶觉得被塞满的感觉更明显。卡尔的腹部还是冰凉的金属,贴到阴部上的时候阿茶下意识用大腿夹紧了卡尔的腰。卡尔动作很缓慢,也许是因为他还没适应?而且他的呼吸真的越来越重,气体洒在脖子上凉丝丝的。卡尔含着他喉结的时候阿茶抖了一下,从鼻腔里溜出一点哼声。“阿茶?”他的脸真的好红。“怎么了,卡尔?”“你觉得舒服吗?”阿茶不置可否。感觉只是被塞了个东西而已,卡尔用他那里真的不如手指熟练。“不会难受吗?”“还好,你别乱动……哈啊,轻点,会痛。”“这样呢?还痛吗?”“好些了……你可以稍微往上一点。”“这样?”“!!!”“看来是这里。”是的。他开始掌握了。阿茶吻了卡尔作为回应。“阿茶,我喜欢你摸我的脸。”好。他的脸很烫,眼眶也是红的。真的很可爱。他动得很卖力,喘得也很厉害。“阿茶,我这样是对的吗?”是的,非常舒服。“卡尔……”“阿茶。”我喜欢这个声音,温柔倒是次要的,他喘气很好听。说起来他这么喘可能是因为他用的力气越来越大了吧。肚子里一团糟,舒服到要命。而且卡尔的脸实在很英俊,喜欢他高挺的鼻梁和硬朗的下颌线。卡尔,头发好乱哦。接吻的动作变得越来越急躁了,但是这样也不错。喜欢你。喜欢你这样念我名字。喜欢你问我要不要怀孕,虽然我肯定不会怀孕的,放心好了。喜欢你想和我做爱。喜欢你因为和我做爱而高兴。我爱你,我真的爱你,卡尔。我爱你,不要流泪了好吗?我真的很爱你,很爱很爱。爱到喜欢上和你做爱。和你做爱很幸福,卡尔。我的……我的男人。别再一边红眼眶一边说好爱我了,这样的话我真的会爱上和你做爱的。也许已经爱上了。
水流。不知道是进来的还是出去的水流让阿茶一瞬间空白的脑子稍稍缓过来点,当然还有卡尔时不时的唤声。腰发软,腿也发软,肚子很累。但是说实在话爽到没边。阿茶看着卡尔心满意足拔出阳具的样子,试探地开口:“卡尔,你现在累吗?”
“有一点累,我需要休息。”阿茶看卡尔躺在床上喘息,想起他刚刚也是这样,只是刚刚那是为了和阿茶做爱而耍的诡计,现在是愿望得以实现的满足。
既然卡尔这么喜欢做爱,那我不如一次性和他做个爽。阿茶看卡尔呼吸逐渐稳定,突然发觉使坏的感觉很棒,难怪他总是喜欢搞些完全没必要的坏主意。他起身,撩开被子,在卡尔疑惑的表情里坐到了他刚刚恢复原状的硅胶阳具上。
“阿茶,你想再来一次吗?”
“嗯哼。”阿茶对他轻笑道,“我就是想看看,你现在这个能撑多久?”先在外面磨蹭了好久(天啊,磨过阴蒂的时候爽死了,感谢妈妈没让我长那根玩意儿),等到感觉大小和硬度都差不多时,阿茶扶着卡尔的新阳具,和那天一样慢慢把柱状物全部容纳了进来。果然还是自己来比较舒服。阿茶俯下身,吻了满脸通红表情故作镇定的卡尔,用机械臂握住了卡尔的左手和他九指相扣。说实话,自己前后动腰确实累,而且要夹紧其实并不容易。好几次阿茶都感觉硅胶要从身体里滑出来,用力夹紧腿才没有让这种小插曲发生。好吧,真的累,不过躺着就只能靠卡尔了,谁知道他会耍什么花招?阿茶停下了动作,在卡尔瞪大眼睛做出“你怎么丢下我”表情前伸出左手食指抵住他的嘴唇,对他轻声说:“我换个姿势,很快就可以继续了。”从��尔身上起来,把原本跪坐的双腿改为踩住床单,双手从背后撑着。果然这个姿势好用力多了,虽然被这样直勾勾盯着多少有点害羞,但管他呢,卡尔哪次过来求欢的眼神不狂热呢?天了,阴茎碾过前列腺那块的感觉超他妈爽。我刚刚是不是发出了什么很糟糕的声音来着?这也太爽了,难怪卡尔喜欢。不知道卡尔现在是什么表情呢……啊,他看上去好像很着急,呼吸很重的样子。他在说什么?我这样在玩火?好老套的说法,不过看在很舒服的份上不和他计较。卡尔,别,别按肚子,这样子太舒服了,会被玩坏掉!
感觉身体很轻……应该是高潮了吧。又要弄出一堆水了,麻烦了。
休息片刻后阿茶干脆地决定向前��倒在卡尔身上,搂住同样在喘息的卡尔并安静地把卡尔胯下那根东西慢慢滑出来。听不到心跳真的挺可惜的,如果卡尔没有把身体换成机械的话,这会儿应该能听到他心脏跳很快。不过能听到他机甲里机器运转的声音也不错。就是不知道他这身体里的机器会不会过热啊?虽然感觉肚子那块儿还是凉的(肚子里也是凉的,那到底是什么玩意儿进来了?),不会把他搞炸掉吧,这样也太悲剧了。
享受了一会儿温存,阿茶感觉哪里不对劲。卡尔没有像之前那次一样抱他,只是在叫他的名字,而且声音很急促,不像调情像在求救。阿茶抬起头,看到卡尔窘迫的表情问他怎么了。卡尔扁了扁嘴说:“我动不了了。”
“嗯?那我起来。”阿茶说完起身,疑惑自己真有那么重吗,压得他动不了?他全身金属压在我身上我还没叫唤呢。卡尔解释道:“不是,我是身体部位全部挪不动,没有动力的意思。”
啊?
等等,意思是他的机器性能瘫痪了吗?我刚刚骑那么狠吗?!
“那有什么补救的方法吗……”坏了,不会要重新给他换一个身体吧,找小薄荷吗?她绝对会把卡尔脑袋卸下来装罐吧!马卡龙?他凭什么帮一个给他冷板凳坐的前总裁啊。寇西嘉更不可能了,她绝对和小薄荷一个想法,而且估计还想把罐子当球打。我现学机械制造也来不及吧!
“嗯,阿茶,你试试把我的数据板拿过来。”还好卡尔脑袋还能动,不然我真弄不懂这堆玩意儿。阿茶拿过卡尔的数据板解锁,按照卡尔指示点开一段卡尔说是测试脚本的源代码。“阿茶,你看不懂代码也没事,直接点上面的运行就行。”“点了,然后呢?”阿茶看到卡尔努嘴的方向,目光往卡尔腿间看过去,那个柱状物仍然能膨大挺立,但卡尔仍然表示全身机器都没有动力。“啊?还有这种事情吗?”卡尔露出猜测的表情:“应该是某种程序bug,我的机器动力全部被锁住了,但那里还有动力。”
“好复杂。”什么鬼,原来两个地方的动力是分开的啊?!“那你知道大概是哪里的代码出了问题吗?我帮你打字还是可以的。”
“我哪知道,源代码在小薄荷那儿。”“跟小薄荷有什么关系?”阿茶心中疑惑更大了,但他现在只能看着卡尔试图找出造成问题的原因。
“跟她关系大了。”阿茶看得出来卡尔是想耸肩但没办法所以只能在脸上露出嘲讽的表情,“我这个新的性器官就是找她做的。我就说她当时明明一百个不愿意,后面又跟我保证没问题,肯定是想整哥哥玩儿。果然是个长不大的妹妹啊。”
有好几秒,阿茶没说话,只是看着卡尔的脸眨了几下眼,等到卡尔叫他的名字才反应过来应该说些什么。
“等等,原来不是你自己装上去的?”“怎么可能,我手边没有工具的,要做也只能做软件,但我都找她了为什么要自己写代码。”
“所以不会爆炸?”阿茶问出这一句后就明白了之前卡尔和小薄荷的争吵和卡尔后来的诡异行为,估计是小薄荷故意跟他说要用电来刺激才能用、搞不好还会爆炸之类的。不过也正常,哪个女孩被哥哥提这么个要求会高高兴兴答应的,没有真的在里面放爆炸程序才是真的善良……
阿茶抱起了双臂,歪着脑袋看着满脸无所谓的卡尔:“卡尔,我很想帮你,但我想说,你现在这样绝对是自作自受。”我的天,我在和什么样的人谈恋爱啊,我当初怎么就看上他的?阿茶想唾弃和卡尔待在一起就极致放松的自己,但放着他这样不管也不是办法,又不能时时刻刻看住他。卡尔用揶揄的口气对他笑说:“哈,刚刚还深情无比说不管怎样都会永远爱我的,大明星的爱真廉价。”简直要让阿茶气吐血。怎么会有人把床上说的话当真的啊!!我哪天被操得神志不清脑子一热叫他一声Daddy他就真想当我爸吗?乱伦啊!
当然,出于对自己以后的考虑,阿茶没有把这句吐槽说出来。万一他真想玩什么变态的角色扮演我可不陪他。但是有一点这个混蛋说对了,我确实爱他。阿茶皱了皱眉,问卡尔想怎么办。“当然是找bug的制造者来解决问题。”又来了,理所当然的态度,我要是给他安这玩意儿估计也要写这样的bug。阿茶把脑袋歪向另一边:“这个点了,不知道小薄荷睡没睡。”
“她不可能睡这么早。”“你怎么知道?”“她每天都顶着黑眼圈去上班你没看出来吗?”哇哦,他的观察力真的很敏锐耶,那他什么时候能看出来我现在很无语呢?阿茶看着卡尔的机甲,在心里摇摇头。现在揍他显得我很不讲理。开着免提给小薄荷打了个电话,一边听电话什么时候会被接通还是被挂断一边和卡尔面面相觑。小薄荷还是把电话拿起来了。“喂,阿茶?这么晚了有什么事情吗?”“呃……”这事情怎么开口,我刚刚玩得太猛把男朋友骑到动力锁死了?阿茶正在小薄荷试探的喊声中思考怎么把这件事讲得不那么尴尬,卡尔幽幽地开始了:“我的好妹妹,行行好,你的哥哥现在完全动不了,来帮帮他吧!”
“哈?”阿茶正拼命给卡尔做“安静”的手势让他别乱讲话,听到了寇西嘉困倦的声音:“怎么了吗?发生什么事情了?”
怎么寇西嘉也知道了!今天这破事要丢多少脸啊!
“没什么,我去看一下,很快就回来。爱你呀,寇西嘉!(亲吻的声音)”电话挂断了。阿茶拿着电话听了一段忙音,然后想起来自己应该穿好衣服。把裤腰带系好后阿茶回头看一副无所谓表情的卡尔,想了想,把卡尔的衣裤给他套上,然后把他一步步挪到办公椅上,在卡尔不解的眼神里掏出他裤裆里的东西问他哪根数据线和他的接口匹配。“你做这么周全,应该不会是为了我。”卡尔皱眉。我当然是为了你才做这些的,你个混蛋,不然我早走了。阿茶叹口气,艰难开口:“小薄荷看到你裤子敞开的样子估计就要把你脑袋当场卸下来了。告诉我,哪根的接口和它匹配?我给它插好以后她直接连电脑的USB接口就行了。”卡尔扁了扁嘴,告诉他正确的数据线和防水接口的位置。阿茶把数据线接好后拉上了卡尔的裤链,然后就听到了一阵敲门声。来得也太及时了吧小薄荷,你是超人吧!
“嘿,阿茶。”小薄荷对他打了个招呼。阿茶把她迎进来,心想她怎么答应这么爽快时就听到小薄荷中气十足的嘲讽声:“呦,大色狼哥哥,动不了啦?”
“血口喷人哪,我怎么了?”卡尔的表情还是没波动。
“哼,别以为我不知道。你在一段时间内使用强度太高就会出这个问题,我只是没告诉你而已,没想到你真能这么折腾人!你是自作自受!”
“那个,小薄荷,”阿茶拍拍她的肩膀,在女孩疑惑的表情里下定决心般,也不知道为什么要小声说地告诉她,“是我在上位,我主动的。”
然后阿茶就看到小薄荷愣了一秒,接着转头对卡尔继续嘲讽道:“哈,不可一世的卡尔·范德雷也有被人骑在身下狠狠玩弄的一天,这就是你忽视客户需求的代价,活该!”
“怎么两边都能怪到我头上?”卡尔皱起了眉。阿茶在兄妹俩中间做了个暂停手势:“那个,两位,先把事情解决再吵架,可以吗?”
“唔,说实话我其实不想来的。”小薄荷拉过一张凳子在卡尔面前坐下,然后从公文包里掏出了笔记本电脑,对正拿着椅子坐在两人中间的阿茶,“反正大概几天以后就好了。看在你是我朋友的份上,我来帮你。”谢谢你小薄荷,你人真好。阿茶露出感激的眼神把数据线的USB端口递给小薄荷,凑过去看她屏幕上花花绿绿的代码。“啧啧,感情真好。也不知道哪两位才是一对。”“你闭嘴吧,少说两句。”阿茶说完,抬头就看到卡尔不悦的表情,但阿茶现在懒得理他眼底的悲愤。少跟我装可怜。阿茶看着小薄荷点开一个又一个源代码文件,好奇问她怎么需要同时开这么多。“说实话我也不记得我之前写了啥,得一个个模块看。”阿茶在卡尔发出嘲讽的嗤笑声后一把站起来,走到卡尔背后捂住了他的嘴,在他耳边柔声道:“安静点,如果你还想把脑袋留在身体上的话,亲爱的。”然后起身,在卡尔抬头时飞速地吻了一下他的额头,回去继续围观小薄荷的代码。
啊,耳根终于清净了。阿茶听着自己心跳里发出的轻摇滚,在小薄荷调侃他“很会调情嘛,傻小子”时尴尬地摆摆手。“不知道是不是这段,让我看一下。啊,这注释我自己都看不懂了。”“诶,明明是自己写的东西?”“阿茶,编程就是这样的,写不写注释一段时间后都看不懂自己当时在想什么。”“好可怕,我当初在大学学的是文科来着,不过也忘光了……”“你上过大学?”“嗯,家里发生了一些事情就没上了。后来打工。”“哇,听起来好难……你的右手臂是打工的时候弄坏的吗?”“嗯。”一下子把没对卡尔讲的往事都说出来了,归根结底还是因为和男朋友不如和朋友熟。想着卡尔今天这么听话时回头看,卡尔闭着眼脑袋往一旁歪着,发出均匀的呼吸声,胸部机甲在慢慢起伏。
睡着了?!这都能睡着吗??!!
阿茶震惊之余听到小薄荷轻声叫他,转过头就看到小薄荷表情非常不对劲,像在八卦:“你怎么和卡尔突破那层关系的?”
“嗯?你怎么对两个男人之间的这种事情感兴趣。”
“哎呀不是,是我和寇西嘉,我想学学嘛……”小薄荷露出了娇羞的笑容。话说这才是恋爱中人的正常反应吧,跟卡尔待在一起久了越来越没羞没臊了,哪天我得好好教训他。但这点上,阿茶真的只能做出很无奈的答复:“其实我没想那么多,顺水推舟就变成现在这样了。”
“诶,这么说你没有考虑过这种事诶,居然还能发展这么快。如果不是你主动的,是他强迫你的?”
“那倒也不是,他强迫不了的。怎么说呢……过程说起来很复杂。而且我一开始真没想过这种事会发生在我身上。”好尴尬的话题,真的要这样继续聊下去吗?
“那真的进展太迅速了,你没有拒绝他吗?”
“嗯……他看我的眼神超级饥渴的,感觉如果我拒绝的话就不太礼貌了。”真的,欲火焚身的样子,眼眶红红的,感觉如果真拒绝了他下一秒哭出来都有可能,快40岁的大男人了这样有点丢人。
“哇,原来可怜巴巴地看着对象就能上床吗?还是说你太心软了?”“很不幸,是后者。”阿茶拿过桌上装着零食的塑料袋,拆了一包薯片并递给小薄荷。小薄荷嚼着薯片在键盘上捣鼓着什么,然后阿茶就听到卡尔发出一声模糊的呻吟,但还是没醒。
“你刚刚干了什么吗。”阿茶嚼嚼薯片。“没什么,写了个发出脉冲电压的脚本。”小薄荷嚼嚼薯片。阿茶听完嘿嘿笑了出来:“别电坏了,好麻烦的。”“知道啦,就一下。你还要用的嘛。”“倒也不必这么说……”
看小薄荷终于挑了一下眉毛,阿茶凑过去,看到了一大段意义不明且没有注释的代码。“是这段吗?”“啊?不是,只是感叹一下我的代码写得真优美,不写注释都能看懂。可惜了呀,用在这种东西上。”阿茶默默给她拆了一包曲奇饼,看小薄荷凑近屏幕陶醉在劳动成果中。“哦,谢啦。话说这些零食都是你买的,不是本来应该你们俩吃的吗?”小薄荷接过阿茶给她的盒装果汁问道。“不给他留,他吃了一堆辣椒了,都饱了。”说起这个就无语,他真的38岁吗,自己吃一堆辣椒装可怜骗男朋友上床?“辣椒?”“嗯,我来的时候房间里一股很浓的辣椒味,然后就看到他躺在床上,脸和嘴唇都是红的,他还流汗呢。垃圾桶里全是辣椒蒂。”阿茶看小薄荷笑得前仰后合,转头看了看睡得正熟的卡尔(他居然打呼噜?!),确认了他暂时没有要醒过来的样子,终于还是没有忍住倾诉欲望:“你知道吗,他当时为了和我上床特地把我带到一个超级偏僻的小岛上,然后又不承认是想上床。”
“那还真是……太无耻了,哈哈哈……”小薄荷擦擦笑出来的眼泪往嘴里塞了块曲奇饼,“天哪,我绝对不能学你们,不然我对不起寇西嘉和我的良心。”“怎么说呢,很抱歉没给到你参考意见……”阿茶挠挠头。两个人有一搭没一搭地聊了一个多小时,小薄荷轻巧地敲了一下键盘:“行了,他明天早上一起来就能动了。”
“多谢。”阿茶把装着零食的塑料袋递给了小薄荷,“辛苦了。”
“别这样嘛,我又不是为了零食来的。”话虽这么说,小薄荷还是从里面挑出了一盒咖啡巧克力蛋糕,阿茶隐约记得是寇西嘉喜欢吃这个口味。
周末下午阿茶躺在卡尔的沙发上看漫画时突然感觉腹部被摸了一把,放下书本就看见卡尔把一杯热饮端给他:“会着凉的,小鬼。”
“哦,多谢。”阿茶坐起来才感觉衬衫下摆从腰上滑到腹部,难怪肚子一直凉飕飕的。今天是热可可诶,好像还加了棉花糖?卡尔在他旁边坐下,拿过了一本漫画:“你什么时候把这个翻出来的?”
“它就放在那边的书架上,就隔了一层书。”阿茶说完,顺滑地躺倒在卡尔腿上接着看漫画,听到卡尔嫌弃的声音:“躺着看书眼睛会坏掉。”然后阿茶就感觉到了卡尔把手放在了他肚子上开始抚���。阿茶越发感觉卡尔每次想挑逗他上床的时候就开始耍些花招,比如往他身上乱摸。但现在他不反感这种行为,而且卡尔的动作确实很温柔。
但今天也太急了?明明前天才刚刚做过,而且他可是刚从不能行动的状态脱离出来一天诶,好了伤疤忘了疼?算了,不如今天顺着他,看看他到时候会不会后悔。
于是阿茶合上漫画书从卡尔腿上起来,跨坐到卡尔的大腿上搂住他的脖子。嘴唇在卡尔的脸上轻触了一下,在卡尔眼里露出惊喜的神色前热情地吻了上去。
应该快了。阿茶在和卡尔接吻时感受着卡尔胯下的反应。在卡尔发出错愕的声音后,阿茶放开了他,匆匆舔掉牵出来的银丝,对他坏笑:“怎么了,被我迷住了?”
“阿茶?你和小薄荷干了什么吗?”哈,果然动不了。阿茶还是第一次看到卡尔眼睛里这么慌乱,本来想着要不要干脆告诉他其实他拜托小薄荷又偷偷给他的器官里加了一段新代码(“你按这个可以随时开启,他再这么狂热就会直接被定住哦。给他一点教训吧,阿茶。”),但看他这副又气又急的样子,觉得还是多逗一下他比较好。于是阿茶用更加温柔更加梦幻的声音往卡尔的耳边凑过去:“你觉得我要干什么?你明明很想要我。”
看他想要又动不了的感觉挺爽的。阿茶抱着无奈地后仰脑袋叹气的卡尔,倚在他肩膀上想象他正在高速运转代替心脏的机器发出的声音。
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Slash:Aragorn/Boromir
作品标题:《窄路》
等级:G
警告和说明:
清晨,我做了一个短梦,它像生活一样,没有答案,但我知道,它孤寂又坚定。
梦的记录,波洛米尔视角,死亡描写。
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烛火昏暗的王庭尽头有两个棺材,阿拉贡和波罗米尔头对头地躺在他们自己的棺材里,手交叉着放在各自身体的胸口。如果乍一看,会不知道他们是在试躺,还是已经去世了。
他们老去的身体被那些尊重爱戴他们的人民照顾得非常洁净,连胡须上亦擦上了芬芳的香膏,被擦拭过无数次的老去的身体,换上了最干净的、属于他们的最后一套,刚铎皇室的礼服。
烛光像一串星星点点的锁链,从白色城市的第七层开始串连,一直连串到了顶层的王庭,摆在了华贵棺椁的四周,星烛的光芒随着微风在夜神的手指间轻轻摇曳,但却不会过分的强烈,生者不愿用太强烈的光线去打扰死者的安眠。
法拉米尔来召唤他们,把国王和统领从棺木的卧榻中唤醒,他比他们先去往了自己的路,但却愿在此地逗留,仅为他心底所爱之人做最后的指引。
波罗米尔惊讶地发现自己的灵体轻飘飘的,他没有了沉重的盔甲,也没有了那些过于繁琐的贵族衣饰,他的身体那样轻盈,仿佛吹一口风就能乘风快步去任何地方,他这一辈子都不曾这样轻快过,轻得连自己都在一时之间亦难以适应。
他好奇的在棺木中看一看自己与阿拉贡死去的脸,摸摸他自己的脸颊上,那些眼角处如冬日的冰层上裂缝般的皱纹。他自己的嘴角抿成了一条直线,庄重又严肃,那条直线一如他生时那样,是一个人一生的性格一个具象的概括,就像波洛米尔自己一旦决定好了就一往直前,就很少再走去弯路。
然后他俯身,像最忠诚的骑士和最坚贞的爱人般,单膝跪下,在国王高贵如睡去的脸庞上亲吻他遍布皱纹的额头和雪白的头发,握住国王枯朽骨瘦的手,拇指爱恋地摩挲上面岁月的斑纹,把头贴在他的心口,闭上眼睛倾听他永不再为他跳动的心。
阿拉贡的亡灵从后面搂住他的腰,脸庞垫在他的肩膀上,亲吻他卸去了所有担子的肩头,好像在提醒波洛米尔,不要为他而陷入悲伤,他还在这里。
停灵室里有哭泣的妇女和孩童,门廊处贮立着守灵的沉默的卫兵,低低的哀伤挽歌,用人类和精灵的两种语言在长厅中吟诵,刚铎的挽歌不会抹去他们的国王与统帅生活过的来处与历史,用传颂的歌谣铭记他们对这座城市不可磨灭的责任与爱,今夜的悲伤只因为两颗星辰永恒的陨落。
不远处的大厅里有永远数不清的人影,不同衣着不同种族的人们来来往往,为葬礼准备各种各样的事,死者在生的世界中永不得真正的安静和安宁,一个国王和一个统帅永远不可能只属于他们自己。
过来,过来,我们不能再做久留,无需担心,无需忧惧,白城的未来自有它自己的命运。
法拉米尔对他的兄弟与国王呼唤道,刚铎的三杰这次真的要远行。
他们穿过宫墙上有无数栩栩如生古画的王庭,穿过存储了新旧书卷的古老刚铎档案馆,穿过陈列整齐的兵器馆,与蓄养了无数肥硕健马的马厩,穿过在角落遗落了孩子们木剑和木刻玩具的花园,穿过那些长长的,长长的,有拱形穹顶的连廊。
再往城市的下层走去,街上的人群越来越密了,千家万户手心中点一盏烛灯,把白色散发了贞洁香气的鲜花铺满道路的两旁,人们自发向王庭的方向走去,无言的泪水蘸湿了素白的衣襟,哀悼他们的国王与统帅的逝去。
只有他们与人群擦肩,在活人当中一路逆行,穿过那些纷扰的人群,穿过那些贩售新鲜苹果的水果店、发出香气的面包房,冒着滋滋诱人油脂味的肉铺、飘出醇厚酒香的酒馆、生起风箱冒着火星有金属锻造声响的铁匠的打铁铺……穿过白城他们走过无数次,他们的马蹄踏上过无数回,有新的翻修痕迹的石板路,旧的石头被压在新的石头之上,新的城墙上再没有战争的阴影,老的房子里诞生出一个个新的生命,刚铎的历史在轮回与继续,而新的迭代并没有断层。
他们一前一中一后,穿过佩兰诺平原上那些足足半人高、凄凄的青草,萤火虫萦绕身旁,发出微光守护着前行的灵体,他们走过浪花澎湃的安度因大河,无数的烛灯被人们放在一艘艘纸折的小船上,卷入瀑布的激流,为他们的西去送行。
法拉米尔把他的王和他的兄长带到一条岔开多条小道的岔路口,波罗米尔想跟上去,但法拉米尔的脚步却走进其中一条路远去了。他消失在迷雾中,迷雾在波罗米尔脚下遮盖了法拉米尔的去处,像一个阻止他向前穿不过去的关卡。那脚步声明明离他不远,波罗米尔却怎么也不能像小时候那般,总能追上他,像一个兄长那样去带领他。
我的兄弟,你要去哪里?
他回头,发现他的爱人也没有再跟在他身后,他的身影离散在迷雾轻漫的丛林里。
我要提前去往我自己的路了,我已逗留得太久。
法拉米尔的声音在迷雾中回答。
亲爱的波洛米尔,你也一样,我的兄弟。这是我们每一个人都只能自己走过的一条窄路,没有任何人可相伴和代替。原谅我,即使是我,与你一母同出,一父养育,自小亲密无间,也不知道属于你的那条孤路的样子,这只能由你一个人知道,但我依然为你祝福,愿我们在路的末端仍旧能顺利相逢。说完,他像一支弦上待发的箭矢,像一头磨好了利爪要扑进丛林中的灵豹,在拉弓至满的声响中,箭的尖锐划破了树林里冷冷的空气,法拉米尔的步子远去了。
我的爱人,你呢?你在哪儿?
风从树林中吹过,每一片叶子的响动,和踩在积叶层上靴子的脚步声,都无言地代替了人声的回答。那声音像阿拉贡生时风一般的脚步,他的国王变回了游侠,变回了那个在中洲的诸多城池中游历,留下无数传奇功绩、智慧骁勇的梭隆吉尔,变回了曾生活在精灵的幽谷中,年轻英俊的人类男子。他穿梭得那样快,那样急,那样灵巧而随心所欲。在路的另一边,在另一个由树林相隔的通道中,他仿佛化身为一阵疾速的西风,一匹驰骋平原的黑马,一只翱翔天穹的灰鹰,向着夜空中的星辰追去,与万物霜天竞自由,他自由自在,无拘无束,无影无形,神行客在无穷的林间迈着如乘风步速般的长腿,寻找他自己的路去了。
我在这儿,跟上来,跟上来。
风的低语,树林的低语。草木和苔藓湿漉漉的气息,老旧的、他自己白树护臂上皮革的味道,像阿拉贡通过其他形式的声音与气味,对波罗米尔灵魂的引领。
波洛米尔形影单只,茫茫然、赤手空拳地走在这条只有他自己的路上,他没有一匹能疾驰的快马,没有坚固的圆盾,亦没有可保护自己的佩剑,甚至没有一把贴身的匕首。道路在他脚下蜿蜒向前,他这一生不乏勇往直前独行的经历,这一次却难得的惴惴不安,把心沉进喉咙里。
那些雾气在他脚边散开了,把干枯的路途其他部分露了出来,他在脑海中想象过一番走这条他自己的路的风��,却未曾料到是这样的枯乏,没有河床,没有绿树,没有任何惊心动魄的瑰丽景象——这条灰色的土路只是异常的狭窄,两边是无穷尽的单调的岩石,路的中间是层层叠叠,大大小小的,无数破碎的石块,通向未知的漆黑的一片,脚下的浓雾再次漫了上来,催促他前行,路上枯树黑色的枝丫和两边带刺的荆棘,像一只只扭曲的爪子,把他拖进这未知的崎岖。
波罗米尔踏在割脚的碎石上,往前走啊走啊,路上的浓雾渐渐从浓白色变成了深灰色,道路变得越来越窄,冰冷的空气中落下无数的尘灰,他往脸上一摸,放到鼻底嗅闻,手指上沾染到那些火烛与烧纸的灰烬。这死后的世界窄到只能容他一人通过,他高大的身躯折断那些干枯坚硬的树枝,尖利的荆棘勾破他贴身的里衣,在他透明灵体的皮肤上留下划伤的痕迹。他抬头,看不见天空的影像,没有月光,没有星光,没有萤火虫的亮光,也没有人造的烛光,这昏暗的路上没有一丝守护亡者的光线,连声音也穿不透这封闭的石岩森林。这条路越来越冰冷,冻得波罗米尔咬紧了牙关,抵御这卸去他不存在的体温的寒冷。刺骨的寒风从枝丫的缝隙中灌进来,从他灵体上的千疮百孔中筛漏而过,这口狂风吹得他轻飘飘的灵体东倒西歪,冰冷得灵魂仿佛都要凝固了。凄厉的风声听起来像吹进布满了岩石的洞口,在这狭窄的孤路上,发出野兽般怪异的嚎叫。
波罗米尔走了不知有多久,长到超过他一生中所有旅行的时间。在凝滞的黑暗中他失去了时间和空间、方向的概念,因为时间对逝者没有意义,狭路也仿佛没有尽头。或者他根本就没有走出多远,用碎石划在枯树树干上的痕迹记号,总会重复的出现在其他好像没有路过的枯树上,总是同样的匮乏风景让他麻木又疲劳。
波罗米尔,波罗米尔,你要往何处去?你为什么孤身一人走在这里?
窄路中有低哑的声音在询问他,那声音像从道路两旁的岩石与枝丫里传来,又像从地底的低洼里发问。这些窄路上的风景似乎在他记忆里出现过,从陌生开始变得似曾相识。
我要去往我自己的归途,这条道路只能靠我自己前行。
那条路上有什么样的答案,值得让你在这鬼魅般的狭窄黑暗里去前进找寻?你有没有想过,如果根本没有答案呢?如果这真实的答案只会令你再次绝望呢?死亡的阴霾让你太劳累了,一个人的困倦会令你变得更加固执,别再往前面去,那里的路只会变得哪怕只是你的灵体也不能承受的狭窄,寻梦的答案也会变成残酷的梦魇,让你再次迷失与堕落,直到灵魂都属于这条无人的孤路,永远永远的沉寂,孤胆英雄一意孤行的白骨葬身之所,从来是无人问津也无人再记起。
你现在还可以回头,往有光的来路回去,重新走一条轻松的没有痛苦没有炽烈情感也没有负担的道路。法拉米尔和阿拉贡还会在那里等你,你的城市也依然会张开怀抱欢迎你,你的兄弟与你的国王,他们会为你升起温暖的篝火,和你重叙从前的故事,在树林中给你带来可信赖的同伴之间充满欢笑、快乐、安全的宽慰与解乏,与你一同再去寻找是否还有另外许多条——全是鲜花,光明,笑声与掌声的荣耀之路,他们与你一同在路上,而不是你此刻一人走入这片无人充满未知凶险的黑暗中;或者原路返回米那斯提力斯,当做从来不曾故去,栖身于那些好走的宽路,或许那里再没有法拉米尔,也没有阿拉贡,你认识的人们会一个个死去,但你的人民亦欢迎你继续留在那个美丽又难以摧毁的白色城市,回到羊皮纸卷的故事中,作为一个时不时会显灵带来神迹的传说,为你的民传颂,回到城中无数座为你立起的巨大石像中,永远的保护他们。
不,我的兄弟与国王不会再在原处了,他们也有自己要走的路途,不管我们如何陪伴对方,形影不离,在低潮时为对方带去欢笑和安慰,在黑暗中互相支撑,是彼此生命的过客或归人,终究到底,每一个人都有自己要承受的命数,每一个人都有自己要独走的路;也没有一个往生的亡灵会执着的一直留在旧处,曼督斯的殿堂才是我们灵魂最后的归所;白色的城市会有它新的人类守护者,那是人类的爱、希望、勇气与信心组成的刚强血线,不会因为任何人的离去就消散,强大到足以保护它的平静安宁。
希望?
那声音带着轻蔑,染上一丝无情的嘲讽。
难道你就不曾想过,希望仅是你太过绝望中的头脑里苦苦抓住的幻境,是凄风厉雨中冻僵的人关于火苗的幻想,这火苗甚至不曾真的有实体地存在过,未等到飓风来袭,只需轻轻一戳就破灭了。波罗米尔,你就没有想过,你早就在阿蒙汉就陨落了。你的王怯懦,自私,优柔寡断,从来不敢认领他自己的身份,害怕他与先祖一样带来灾难的血统;而你愚蠢,傲慢,自负,武断,一意孤行,不管出于哪种原因,最终也无法抵抗欲望的诱惑——他对自己血脉职责的摇摆与犹豫,和你深陷绝望中的贪婪和动摇,彻底的帮助了我,使你们之间分崩离析,使你走向你最终堕落的命运,纵使别人原谅,但只有你自己最清楚,哪怕连死亡,也无法洗去你自己都无法容忍的耻辱与错误。
还有————还有——————还有………
那声音继续怨毒地嘲笑。
阿拉贡甚至从来没有爱你,一点一丁也不爱你,一天都没有,一刻都不曾。你不属于他,他也不属于你,你们是两条注定不同的平行线,从来不曾兼容与交叉。你们一起度过的岁月仅是你在迷途中的幻想。在生时你在无法告知于人的苦闷中的期盼,无人引领的臣属,无人保护的人民,无人接管的城邦,无人倾诉的你藏在心底的肮脏的欲望;在死后你在无法离开的死亡窄路中徘徊与守望,用固执到惊人的幻觉堆砌出没有发生过的爱情巢穴,为你的爱人用一块又一块的碎石建设那一座从不存在的——有你们共同生活痕迹的池城。这幻梦太真实了,真实到你自己去相信了它,也让我看去了很多因人类欲念丛生、爱而不得、丑态百出的笑话。
你究竟是谁?!
波罗米尔厉声低吼,条件反射去拔他腰间不存在的利剑,但却只能摸到一场空。
你不认识我吗?
那声音令人颤栗地低笑了,它的笑声能使人心底最深的恐惧从每一根毛细血管中渗出。
我是这尘世间被欲念冠予姓名的爱与美;我是深坑的黑暗中唯一闪耀的星辰;我是至高无上,无处不在,无所不能,这庸碌世界芸芸众生皆渴盼的——强大而至尊的欲望。
巨大的火眼出现在波罗米尔的眼前,与他直面,末日火山的熔浆像无数条翻到地面上的火舌触须,在它身后熊熊的喷涌。
不可能,不可能——!!!为什么他会在他的归途尽处见到它?
波罗米尔摇头,他早就知晓,在多年以前,他所踏上的那个旅程的最后,霍比特族的持戒者把它丢进了末日火山,魔戒已被摧毁,魔眼就此远离中洲大地,被驱逐至虚空之境。王者归来,人类迎来了由他们来守护的第三纪元的序章。他在阿蒙汉被王者之手所救治,互相坦诚了对彼此无法割舍的爱,从此他一心一意追随他的队长,他的兄弟,他的王,与他共赴每一场战役,直到他们都再次见到了,欢迎他们的刚铎的白塔。他与他在刚铎的王庭中再度生活了一百多年,相爱相亲,直至死去。
怎么不可能?你们人类居然妄想完全的消除我,岂知道这天下最难断绝的,恰是你们源源不绝生生不息的欲望。欲望从第一纪元存在的很久之前便开始有了,有生命的地方就有它,且欲望不会局限于哪一个物种,不管它在哪一个纪元暂时蛰伏断代,只要生机还在,都能见缝插针的复活,欲望之火将借尔���之体,按照它自己的意愿去酷烈燃烧;在爱欲情仇、权欲野心中,在私欲,利益、不信任、不一心、不合作里,得到使它膨胀的黑色养料,用你们本心中的疑虑惊惧、人各为己去顺势挑拨,再起兵戈,带来堕落、纷争、失败与死亡。如此喜闻乐见的悲观反复上演,你们将次次一败涂地,输得爬都爬不起来,直到永恒。
巨大的火眼已凑到波罗米尔眼前了,它黑色的竖瞳如地狱的深渊凝视他的灵魂,将他的躯体吞噬进火焰的残影里,将他的魂灵放到长长的火焰上炙烤。
你看啊……波罗米尔……那才是你与你的城市真实的命运。
狭窄的虚空之境张开了它的巨口,在那个虚空之境中,波罗米尔看到自己河边的兄弟,法拉米尔在幽蓝色的河面上,在噩梦成真的迷梦中,见到那条无人的小船。
而波罗米尔不在船里,他的尸身早被安度因河中的游鱼分食,骸骨在瀑布超自然的巨力拍击下变成无数块捡不起来的碎片,任由命运的洪流推向各处。他的白骨沉入河底淤积的泥沙中,裹挟着和河底卑贱无名的碎石混合在一起,和死在河底的远古的各种种族的战士的骨头、残破的刀剑、战船的支架、河底的无数的无用的垃圾混在一起,永无人能寻找,无人可打捞,随着时间的流逝永无人再提起。
大河的浪花将碎裂成两半的白号冲到岸边。波罗米尔站在法拉米尔面前,他做了很大的肢体动作,喊叫着呼唤他的亲生兄弟,但法拉米尔在这虚空之境的扭曲时空轨道中看不到他。法拉米尔穿过波罗米尔试图拥抱他的的灵体,悲伤地捡起河滩上的白号,将它双手捧着,交给他们的父亲。
我的长子啊……我那残破国度和残破生命中唯一的企盼……我的爱,我的火,我生命的烛芯。让我如何不能不悲伤,让我如何能不为你哭泣!
那向来坚毅如石像的老人捧着他的白号,把碎裂的两半摊在自己掌心,裹在银灰色裘皮下的巨大身躯痛苦地颤抖,控制不了的悲声令他更加苍老。
我父,我父……
波罗米尔跪在他脚下,一只手捧住德内瑟尔的脸庞,一只手放在他僵硬的肩头,本能地想替他记忆中已经逝世多年的亲父分忧。
他矜矜业业做到了一个坚韧的人类爱国者能做的极限的亲父啊,在他原来的世界中等回了中洲的王者,花了一段时间与他的老旧识解开多年前的死结,承认了他的儿子和阿拉贡的关系,也不再一再因自己的旧念陈观苛责他的次子法拉米尔,比之前更爱更珍惜他的两个儿子。他陨落在刚铎的王庭中,前摄政宰相庄重的寝床上。
请你不要为我悲伤和绝望,让我拭去你脸庞上的泪水,抚平你额间与眼角的皱纹。执起我手中雪亮长剑,依然尽责去保卫我们爱的城市。
然而,他却连为他擦拭下巴上的泪水都做不到,透明的眼泪从他透明的指尖一串串掉落到地上,狠狠扎痛波罗米尔的心。
逃命吧——逃命吧——
烟雾中幽蓝色的场景发生了变化。
我们的城市没有希望了,洛汗没能和我们站在一起,北方骠骑之国的兵马尽数折损在圣盔谷。甘道夫与他的捷影葬在被萨茹曼攻占了的树人的森林,那些最后的树木被砍伐了烧完了,留下了黑漆漆的死去的焦枝,巫师灿若星辰却断裂成两半的法杖照不亮这黑暗。霍比特人们被抛进末日火山,骸骨变成了空中飘散的灰烬。莫瑞亚的深坑中埋葬了勇猛抵抗到底的红发矮人金姆雳,他与他破碎的巨斧、同族矮人们的尸体躺在一起。逐日的莱格拉斯,余生将再也无法用他锐利的精灵眼睛再看一眼他心爱的太阳,他的族人九死一生才将他带到灰港西去的乘船上,他不甘,他不甘!精灵王子的悲声在灰色的海面上痛苦的回响。阿拉贡亦没能带回亡灵大军,尽管他东奔西走,疲于奔命,却终究像每一次那样,晚了最后一步,无冕之王回不到他的王座上。
我们不再有任何希望了,刚铎的人民啊——逃命吧!逃命吧!!!
摄政王站在白色城市的顶层拿着刀剑大喊,身后是抵抗的白城的卫兵,脚下有无数死去的战士尸身。弓箭兵们拿起弓箭向天空和地上射去,但他们被火红的天空中骑在纳兹古尔身上的魔兵之箭射倒,弓箭射穿了白城战士们的胸口,脑袋,铁甲在来自空中的战斗力下脆弱得不堪一击。他们一个接一个站起来反抗,又层层叠叠的倒下去。而站在城头上发了疯绝望的老人德内瑟尔,还拿着他的巨剑,在与他失守的城邦一起做最后的无望抵抗。
波罗米尔回首,熊熊火焰从夏尔一路烧过来,烧毁了那些霍比特人精心栽培的农田,烧毁他们那些可爱的洞穴式农庄,烧到了刚铎混乱的城池中。门被玄铁的巨柱撞开了,在火蛇中成群结队穿着黑甲的强奥克冲进来,身后跟着挥舞巨型狼牙棒的洞穴巨魔,一只又一只身披锁链的巨象,远方海盗的船早早地埋伏在每一个能包围刚铎的渡口,海盗们狞笑着从高高的城墙上一堆接一堆的爬上来,完成对这个城市的四面包抄。
强奥克们在波罗米尔眼皮底下尽情地洗劫他的城市,无数的敌人杀死他的战士,蹂躏他的人民,奸杀他城中的妇女,无数被残杀的人类的血在城市白色的街道上汇成了血海,浓郁的血腥味渗进千年的白色石板路,万年的雨水都冲刷不干净。
波罗米尔发出咆哮的怒吼,然而他的灵体握不住一把刀剑,拿不起一支枪戟,握不住一张弓箭。泼天的从活生生的人类身上溅出来的滚烫血液,穿过他的灵体,一个个刚铎逃散的人民,与在无情的屠戮中的强奥克,反复穿透他的灵体。人们挣扎着嘶吼哀嚎着,在他灵体内反复的穿梭,他却无法像一个战士那样勇猛战斗,冲锋杀敌。
他身上恢复了很久的三个箭伤开始了火烧般的痛苦,痛楚越来越揪心,黑黝黝的箭孔中流出了泪一般的血,白城的统领在火烧的剧痛和心焦中跌跌撞撞,用他透明的手指去抓那些永不能握住的武器,眼睁睁看着那些他不能保护的人民被生生劈开,被钉在洞穴巨魔的狼牙棒上像玩具般挥舞在空中,被高高抬起象足的巨象踩踏成肉泥,被海盗的弯刀抹开了脖子——就在他眼前,数不清的生命被残酷地杀死。
我绝不会让我仅剩的儿子被这样羞辱!!
在滚滚的黑色浓烟中,摄政宰相绝望的呐喊,法拉米尔被他抱在手中,他身上的盔甲上扎满了弓箭,高贵勇敢的法拉米尔低垂着头颅,早已没有了气息。德内瑟尔痛苦地擦去他小儿子额头上凝结的黑色血块,理好他贴在额头上肮脏了的金色卷发,给他作为一个刚铎战士与摄政王的孩子最后的尊严与宽慰。
不——不————我父,我的弟兄————不要在我眼前亲身走进这由无望建构的坟墓————
波罗米尔奔上城楼,疯了一样试图再度阻挡这注定的悲剧。但他的脚步如走在吸了水坠了铅的海绵陷阱中一般沉重无力。刚刚走在窄道中的拥挤感再度在他的灵体之躯上裹挟上来,压迫感的紧窒空气像一只命运之手,���他不断试图冲上前的身躯无情的推开。
我的孩子啊……和我一起去吧………
陷入疯狂与绝望的老人生起来柴火,将油倒在自己和法拉米尔的身上,他紧紧地抱住他的儿子,吞噬的火焰是一道绝望中的屏障,让他和他的儿子免受强敌的侮辱。
希望在哪里?
希望在哪里?
波罗米尔深陷他经历过的绝望阴霾,跪在燃烧的城市中泪流满面,然而还不等他从悲痛中回神,不祥的号声吹响了通红的天际。
刚铎的旧部啊,你们所期盼的伊西铎最后的血脉在这里————
波罗米尔定睛,瞳孔在难以置信中暮地放大。
阿拉贡的头颅被悬挂在七颗星辰的黑色王旗的旗笙上,拥有伊西铎血脉的未冕之王永远紧闭上了他灰蓝色的眼睛。奥克们挑着他们刚铎的王旗,挑着刚铎未来国王的头颅,耀武扬威的去收服这个直面魔多阴霾、代表人类最后抵抗的城市。
阿拉贡————
我的爱人…………
波罗米尔的心脏被捏碎了一般,接二连三巨大的绝望与痛楚令他跪着伏趴在地上,��向前伸出手掌抓握着空气,鼻管呛在他箭孔中流出的血海里,统帅的眼睛死死的看着阿拉贡苍白失去血色的脸庞,他昏沉又痛到麻木的身体在血海中抽搐着,拳头不停畸形地反复握起。波罗米尔的鼻子不能呼吸,他张大了嘴呼喝,吸进了火焰味、人肉烧焦味、城市焚烧的灰烬味、血腥味的黑雾,喉咙中如堵上了尖锐的碎石,痛苦到不能发出悲音。
不知道过了多久,那些黑色的浓郁烟雾又消散了。一面应属于洛林的水镜出现在他面前,从水镜中飘出了一层层白色仙境般的雾气。香甜的焚香混合了安息香、没药、公丁香、乳香、王叶草味道的乳白色轻烟弥漫了上来,那味道像是刚铎王庭里他与阿拉贡的寝宫中常年用的熟悉香料味。那味道催情,每次他与阿拉贡点上这样的香料在他们的寝宫,便注定了这样的夜晚是他们会互相叠靠在对方身上,在对方有力的臂弯中,在对方强壮的怀抱里,在情事中纠缠索要到分不清你我的汗水淋漓。
波罗米尔,不要恐惧……这一切都不是真的………
像宽慰他刚才经历的恐惧无望,阿拉贡的粗糙手指划过他的脸庞,停落在他微张的干燥唇间,爱抚波罗米尔颤抖的舌尖,爱人轻颤的羽睫,在烟雾中低垂的灰蓝色眼眸,让波罗米尔几乎要忍不住用牙齿含咬住他的指尖。
阿拉贡………
为我停留,永永远远与我一起留在这些石头做的窄路里。
波罗米尔翻身后退了几步,瞪着眼前用他挚爱形象行骗的幻影。
留在这里,留在这里!让我在这里爱你。爱人,你不渴望我永久不变的爱情吗?凡尘俗世万般变化,世人皆不可信,唯有我的爱坚如磐石,不会摇摆于任何的试炼,不会像潮汐现象下的潮水反复褪去,它只会如河水褪去后河床上的碎石,万年不变,不会转移。让我们将新的行宫建立在这窄道的碎石之上,从此在这儿彻夜交颈,我会让你幸福到颤栗,忘记所有生前身后的惊慌与忧愁,忘记你的身份、责任和担子,要寻找的答案。我会给你一个,人类能许诺到极限,永不改变的热爱。只要你的欲望和灵魂,从此以后只属于我,脚步不再前行,做我的荒坟中,永不反抗不会褪色的傀儡。
波罗米尔嘴唇颤抖,他爱人的形象用他熟悉的声音低语道。
或者你喜欢更多的,更不一样的阿拉贡。
欺骗者的身形往后退去,露出身后黑色的窄路,阿拉贡苍白赤裸的身躯一个又一个叠在路上,像米袋中倒泄出来的雪白米粒,形成了用躯体做的巨山。
阿拉贡们的手从四面八方拉扯住他,他们的手像焦黑的枯枝,在波罗米尔的胳膊与腿上留下灰烬的印记,试图用无数的身躯,把他的魂灵深深推埋进窄道地底的石路里。
每一个阿拉贡都有他自己的经历和故事,每一个阿拉贡都恳求波罗米尔永远地留在这里。每一个阿拉贡都诱惑他,说好了什么都应承他,只要他的灵魂在这碎石,烈焰、浓烟、屠戮、欲望、情爱组成的陷阱中,在无休无止会重复性上演的悲剧和沉沦中,做这欺骗者永远的囚徒。
来吧……选一个你想要的阿拉贡……选一个你喜欢的国王……我会绝对的成全你……完完全全的满足你……
然而波罗米尔厉声喝道,魔苟斯的帮凶,索隆的残影!你的舌头不配玷污我的国王我的阿拉贡的姓名!哪怕我只剩下一颗头颅,我也要咬断你妄言的舌头!你不是我的爱人,不是我的兄弟,也不是我的国王。你将我的国王与爱人形容如我床榻上免费的娼妓,没有他自己的意愿与意志,可以被随心所欲的玩弄和摆布——但是我不是。我不是这样去爱他,他也不是这样来爱我,你既不了解,也不知道我们之间的爱的样子。你诱惑我再次经历绝望,妄图令我再次沉沦。但我知道,我们白色的城市并没有被战火摧毁,它被它爱的人们重建与守护,我的父兄亦没有在战事中陨落,阿拉贡活着回归了他的城池。
哈!那么,你的阿拉贡究竟在哪里呢?你如何可以笃信那些爱?他甚至不在此路中,不与你同行,不在你的末路,你的国王像你生时那样,永远地无情地抛弃了你!
魔鬼,你以为我会困顿于恐惧,困顿于自己的情欲,困顿于你制造的梦魇与质疑,困顿于你复制出来的粗糙赝品,但是你完完全全的错了。我的阿拉贡就在我心中,不多不少,只有一个,独一无二,有他自己的人格和尊严、彷徨与责任,有我值得用一生去独爱他的地方。在我们一起度过的岁月中,我看得到他,他也看得到我,爱是我们相互馈赠与对方的珍品。而我将会在只属于我自己必走的窄道上,义无反顾的前行,直到能找到我的出路为止,哪怕饱受折磨,我也不会再退却半步——哪怕末路没有光,未来没有伙伴,嘴唇无法交流,穷途没有希望。
那声音不再低语了,窄路像一个拳头一样猛地剧烈收缩了起来,把波罗米尔的灵体紧紧攥住。那路那么的窄,那么的难走,尖利的碎石膈进他的躯体,把他扎成一个漏筛,那条窄路挤压他的器官,挤压他流出脓血的箭孔,对他的摧残变本加厉,让他渺小无力如巨拳中的蚍蜉。
在条条时空交错的幻象之中,他看到了他与阿拉贡各种各样的结局,有时他们不能相守,有时他们共同扶持到生命的最后。
属于他的生命记忆,像碎片一样淹了上来。
他们共同历经圣盔谷的浴血战役,一起率领亡灵大军,赢得人类纪元序章的胜利。
在王庭的新年舞会上,他与阿拉贡共舞,统帅喝了太多酒,踩错了舞步,很糗的歪在他的国王的怀抱和欢笑声中,他搂着他的腰,醉在他舌头上的酒液里…………
也有不属于他的记忆出现在他的脑海中。他的国王娶了林谷中的女精灵暮星公主,他的肩头上有他与她的孩子,但像一个最忠诚永守诺言的兄弟那般——他的王终其一生戴着履行刚铎逝去英雄波罗米尔的白树护臂。在对刚铎的责任上,阿拉贡永不抛弃,波洛米尔祝福他余生的幸福。
无论如何,对那个信守陈诺的人,他都会用所有生命去追随他。
他的领袖,他的兄弟,他的国王。
他用一整颗心去热爱过、让他无怨无悔的爱人。
众多的记忆混合在一起,难辩真假。
他甚至再次分不清,自己究竟是战死于阿蒙汉,还是老死于他与阿拉贡共同生活的王庭之中。
但他又想,真假又有什么关系呢?
无论真假,我都热爱,无论真假,我都坦诚,绝不再放下与回避——只要我真心热爱,所有的所有,都不再是问题。
——那么无论真假,我都会继续在我的孤路上前行,无论它是何等狭窄,何等给与我那些我不能承受的伤害,狭窄到只能容我一人探行。
成团的黄色琥珀将波罗米尔包裹了起来,他变成了琥珀中被凝固的蜜蜂,蜂翅上黏腻了沉沉的油脂。然而那只再无所畏惧的蜜蜂勇敢的用他的尾针,像一把劈开混沌天地的利剑般,划开了那片不可战胜的浓稠的黑暗与黏滞。
那么归根结底,一个人的希望到底在哪里呢?
从他心底有一个声音在替他回答。
在那些坚守的内心中,在无法轻易忘怀的回忆里,在不退却的步伐里,在不甘的笔尖上,在世界上五湖四海的人们的爱中,在一个个落笔开花的传说里。
在心灵敞开的互相深度链接,在生命燃尽了的亦不舍弃。
金黄色的琥珀变成了一朵金色的莲花,莲花的花瓣温柔的包起,将波罗米尔破碎如一颗残齿的血污身体包笼在它层层叠叠的花瓣里。
金色的莲花漂流在血海流淌的碎石窄路上,带着波罗米尔的灵魂驶向路的尽头,那针眼般细小的洞口。
但那里依然有丝一样的光线,尽管它如此的微弱,如此的细小,已至到会让人忽略,但波罗米尔真的看到了它。
——他的光,他的希望。
蜜蜂在莲花的花瓣中冲向那个狭小的洞口,义无反顾冲向他灵魂尽头的黎明,。融化了他的翅膀,而和梦魇中的不停下坠感不同,浓雾被甩在了身后,黑血从他的灵体上被抹除,他的灵魂再次变得向上飞升的轻盈。
一个有白花香味的怀抱稳稳的接住了他。把他好好的、安全的、抱在自己怀里,那是他最熟悉的国王的怀抱。
尽管诸多磨难,经历了各自生命的各自挣扎和历炼,他们依旧会找到自己路途的出口,他们依旧会再见。尽管会迟到,但绝不会不到,他们终究会在各自灵魂踏上的路的尽头,在曼督斯的殿堂再次重相聚。
所以这就是真实的最后了吗?
阿拉贡温柔的灰蓝色眼睛看着他的绿眼睛,他在他眼中看得到一样真诚的爱恋与依恋。他像他一样,生前或生后,都最坚定的选择他,作为自己独属的爱人。而眼前的阿拉贡,波罗米尔确定他不是虚空之境中的欺骗者,而是他那个唯一的爱人。
更多熟悉的故去的人们上前,与他一一相拥,他的兄弟法拉米尔,他的母亲芬杜伊拉丝,他的父亲德内瑟尔。
欢迎你的归来,我挚爱的人。
轻轻的吻落在波罗米尔的额头。
Fin
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2024年4月1日(月)
今日から新しい年度がスタート、月曜始まりというのは気持ちの良いものだ。世間ではフレッシュピープルが緊張の面持ちでの初出勤だろうが、私は内科受診の予約があるために在宅ワーク、とは言えこれはこれで緊張する。というのも何としても前回(2/19)より体重減の結果を獲得せねばならない。そうでなければ、折角始めた平日ランチ抜き(原則)の努力が報われないからね。
5時45分起床。
受診のために朝食は抜く。
洗濯。
珈琲。
2男はデイサービスに出かける。
町内会の会計監査、昨晩の作業結果を会計担当宅に届け、修正を依頼する。
ごぼう茶煮る。
酢タマネギ仕込む。
先月実験した<GooglePixel5a+NuroMobile>でのデータ通信、結論から言えば私の環境では(ほとんど)必要ないと結論づけ、解約&処分することにした。NuroMobileはWebで解約手続きの後Simカードを郵送で返却、Pixelは<イオシス>の買取サービス、夕方クロネコヤマトが回収に来る。
<文楽友の会>から<観劇ラリー>の景品が届く、今年は三番叟をデザインした<保冷トートバッグ>だ。
ツレアイと3男にサッポロ一番でランチを用意し、13時過ぎに彼女は出勤(訪問2件)、私は13時20分に京都南病院へ。
予約時刻は13時30分、15分程度で呼ばれたが、終了時に<採血していってください、問題あれば連絡します>とのことで血液検査、その後検尿カップを渡されたが、採血だけと思っていたので待ち時間にトイレに行ってしまった。時間が無いので、検査窓口で事情を話しそのまま会計処理をする。
いつもの薬局、前回アプリを入れたので処方が終わると自動的にアプリに薬が登録される。次回の予約(7/29)まで17週間、これまでは最大90日までの処方しかできなかったはずだが、今回は120日分出してくれたのは有り難い。
帰宅、平日だがご褒美(受診時の体重が前回より1.3kg減ったので)に残りご飯でカレー+🍷。
O工務店来訪、玄関の鍵交換を依頼する。
会計係のKさん、修正した資料を持ってきていただく、サインして明日届けることにする。
ツレアイ帰宅、早速ココに点滴する。
クロネコがPixel5aの回収に来てくれる。
4人揃って夕飯、平日だが年度初め祝(?)でスパークリングワインを開ける。テレビでは、カーリング男子の世界選手権。
録画番組視聴
「舟を編む」(7)
初回放送日: 2024年3月31日 馬締(野田洋次郎)は西岡(向井理)の助けを借り、難攻不落の超人気ブックデザイナー・ハルガスミ(柄本時生)への装丁オファーを試みる。一方、紙の辞書を守るための秘策として、みどり(池田エライザ)は、過去のトラウマを乗り越えてSNS投稿を始める。さらに、荒木(岩松了)は、思いがけない遭遇によって、新たな気づきを得る。そして、ついに、社長・五十嵐を説得すべく、運命の取締役会プレゼンの日がやってくる…! 初回放送日: 2024年3月31日 馬締(野田洋次郎)は西岡(向井理)の助けを借り、難攻不落の超人気ブックデザイナー・ハルガスミ(柄本時生)への装丁オファーを試みる。一方、紙の辞書を守るための秘策として、みどり(池田エライザ)は、過去のトラウマを乗り越えてSNS投稿を始める。さらに、荒木(岩松了)は、思いがけない遭遇によって、新たな気づきを得る。そして、ついに、社長・五十嵐を説得すべく、運命の取締役会プレゼンの日がやってくる…!
片付け、入浴・・・の前に、今夜もダウンしてしまった。
今日から毎日3つのリング完成・・・とはいかず。
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○日時 平成28年10月31日(月)16:00~18:00 ○場所 TKP新橋カンファレンスセンター ホール3A (東京都港区西新橋1丁目15-1 大手町建物田村町ビル3階) ○出席者 (構成員等) 山本輝之座長、岩崎俊雄、久保野恵美子、田中正博、中原由美、平田豊明、松田ひろし��� 松本俊彦、村上優、森隆夫 、森祐司、日野博愛、久保厚子、萩原勝己、桐原尚之、 小幡恭弘、松田ひろし、田村綾子、窪田彰 (関係省庁等) 堀江裕 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長、 朝川知昭 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課長、 内山博之 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課長 、 田原克志 厚生労働省社会・援護局精神・障害保健課長、 石垣健彦 厚生労働省社会・援護局福祉基盤課長、 河邉正和 厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課薬物取締調整官、 坂本大輔 内閣府政策統括官(共生社会政策担当)付参事官(障害者施策担当)、 今福章二 務省保護局総務課長、 矢崎正子 法務省刑事局付、 高須一弘 警察庁生活安全局生活安全企画課長、 河原雄介 警察庁刑事局刑事企画課刑事指導室長、 和田勝行 文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課長、 森下平 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育企画官、 佐久間信哉 神奈川県保健福祉局長、 熊坂誠 相模原市健康福祉局長 ○議事 ○山本座長 それでは、定刻となりましたので、ただいまから第7回「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム」を開催いたします。構成員の皆様方におかれましては、御多忙のところ御参集いただきまして誠にありがとうございます。 では、まず初めに本日の出欠状況について事務局からお願いいたします。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課長 事務局でございます。本日は、構成員の皆様全員が御出席となっております。事務局からは以上でございます。 ○山本座長 どうもありがとうございます。それでは、続きまして、事務局から資料の確認をお願いいたします。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課長 資料の確認をさせていただきます。座席表、クリップ留めの資料がございまして、資料1から資料10となっております。それぞれの関係団体ヒアリングの出席者名簿や関係団体からの提出資料でございます。青いドッチファイルがございますけれども、これは前回までの資料でございます。このほか別冊といたしまして、全国手をつなぐ育成会連合会から資料が配付をされております。 以上について足りない資料がございましたら、事務局までお申しつけください。 ○山本座長 ありがとうございました。それでは、以上をもちまして撮影については終了とさせていただきます。また、本日は関係団体の皆様からのヒアリングを行いますので、議事は公開とさせていただきます。 それでは、議事に入ります。本日は、関係団体の皆様からのヒアリングを行います。まず、社会福祉法人日本身体障害者団体連合会から御発言をお願いいたします。よろしくお願いいたします。 ○森参考人 日本身体障害者団体連合会の森と申します。今日は、本来ならば阿部会長が来て御説明するところでございましたが、私が代わりに説明させていただきます。 お手元に資料2「相模原市の障害者施設津久井やまゆり園における事件について」ということでございまして、本年7月26日に神奈川県相模原市の障害者施設津久井やまゆり園において19名もの尊い命と二十数名の方が負傷されるという悲惨な事件が起きたことについて、二度とこのようなことが起こらないよう、事件の真相の究明をしていただくとともに、精神障害に対する偏見、無理解が広がらないようにすることが緊急の課題であると考えております。 また、同施設を建て直すという話がご���いまして、財政的支援並びに新たな施設ができるまでの間、入居者の住まいの確保や事件による心的外傷後ストレスの疑いのある職員の方などに対して適切なケアを、関係する方々や地元の自治体と連携して、しっかりと取り組んでいただきたいと思っております。 なお、障害者の権利条約が批准され、そして、本年4月から障害者差別解消法が施行されたわけでございまして、このようなときにこのような悲しい事件があったということ、大変残念だと思っておりますが、これを機会といたしまして、障害のある人もない人も分け隔てることない、共生社会の実現に国を挙げて邁進していただきたいと思っております。 以上でございます。 ○山本座長 どうもありがとうございました。私から事前に、各団体10分以内で御発言をいただくよう、よろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。それでは、続きまして、全国身体障害者施設協議会から御発言をお願いいたします。 ○日野参考人 身体障害者施設協議会の日野でございます。 今日はこのようなヒアリングの場を設けていただきまして、心から感謝を申し上げたいと思います。お手元の資料3に私たちの協議会のヒアリングの資料をつけておりますので、その朗読とポイントのみ説明をさせていただきたいと思います。 身体障害者施設協議会は、全国で約510施設の団体でございまして、医療的なケアの高い方を含めた重度の身体障害者の方に対する施設支援と、それから地域で生活されている方、在宅の方、相互に対する生活支援というものを身障協の姿勢として謳って、今日まで事業を継続してまいりました。 4点について述べさせていただきますけれども、今回の事件を契機に、障害のある方への偏見が助長されたり、施設と地域との関係を閉ざすことにつながりかねない過度な施設管理体制整備と行政指導等が先行しないよう、地域と一体となった開かれた社会福祉施設づくりが不可欠です。折しも国は地域共生社会の実現を目指しており、そうした社会の実現に向けた関係施策に係る御配慮をお願いいたしますということで、ここで申し上げたいのは、過度な施設管理体制ということで、外部からの侵入防止を強化する余り、例えば施錠をしっかりしろとかいう通知が来ておりますけれども、そういったことを過度にやりますと、万が一災害が発生したときに、避難に時間がかかったり、あるいは避難経路の確保の妨げになったりとかいうことがございますので、ここで申し上げたいことは、防犯と防災は一体化して取り組んでいかなくてはいけないということが重要ではないかと思っております。 2つ目でございます。障害のある方への支援のための高い志とスキルを持つ職員がいつまでも働き続けることができるよう、人材確保・育成・定着に向けた職場環境の改善及び施設職員の処遇改善に向けた取り組みが推進されるよう、お力添えをお願いいたします。また、抜本的な職員配置基準の見直しにより、施設利用者の安全・安心につながる夜間の職員配置体制の強化に向けた施策検討が推進されるようお願いいたしますということで、まずは施設内の職員体制を整備することが重要だろうと思います。職員の配置基準であるとか、夜間職員体制の見直しが必要ではないかと考えております。 3つ目についてでございます。共生社会の実現に向けては、幼少期の教育、学校教育において、正しい人権感覚と知識を養う必要があり、障害者福祉施設を積極的に活用するなど地域における福祉教育の推進につきまして、御検討いただきますようお願いいたしますということで、やはり福祉教育の重要さを申し上げておりますが、これはそれぞれ行政とか社会福祉法人が別個にやるのではなくて、やはり一体的に取り組んでいくことが重要ではないかと思います。 4つ目、最後でございますけれども、平成28年度補正予算において、障害福祉サービス等の防犯対策の強化に関して示されておりますが、まさに社会福祉施設における防犯対策は喫緊の課題であり、早期の対応をお願いしたいと思っています。また、補正予算成立前に施設独自で実施した防犯対策についても、補助対象とするなど柔軟な対応が可能となるようお願いをいたしますということで、やはり早急な対応を図らなくてはいけないということで、施設によってはこの事件が発生した直後から既にそれぞれの施設で防犯強化体制に取り組んでいる法人が多いわけですけれども、通知では成立する前に取り組んだ事業は補助の対象にならないということになっておりますが、ぜひこれも補助の対象としていただきたいということと、もう一つは、取り組み方が自治体によって多少違うのではないかということも聞いておりますので、ぜひ統一した実施をお願いしたいと思います。 以上です。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、全国手をつなぐ育成会連合会から御発言をお願いいたします。 ○久保参考人 全国手をつなぐ育成会連合会の久保でございます。 本日はこのような場を設けていただきまして、まことにありがとうございます。 私どもの意見書としましては、資料4に出させていただいております。私どもは、障害の程度にかかわらず、各ライフステージに応じた適切な支援の基で安心して暮らせることを願っておりまして、共生社会の実現を求めております。本事件の検証及び再発防止に関する提案が、誰もが安心して暮らしていける社会の構築につながることを願っております。 1番目の精神鑑定の結果と当該施設の検証結果を反映していただきたいという要望でございますけれども、現在、容疑者への精神鑑定が行われておりまして、結果が1月ぐらいに出るとも聞いております。具体的な情報は今、私たちの中にはないと思っておりますし、容疑者が措置入院していたという事実と事件との因果関係が今もってはっきりとしていないという状態でございます。その中で���中間報告で焦点化された措置入院ですけれども、その鑑定の結果次第では、事件と距離感のある、そんなまとめになりはしないかということを危惧しております。 容疑者は、予告文を用いてその思いを世間に示したわけでございますけれども、書かれた内容とか本人の粗暴な振る舞いというのがありまして、結果として措置入院での対応となりましたけれども、本来、本当に措置入院の対応が適切であったのかどうかということも少し疑問視をしております。結果として、そんな対応をすべきではなかったのかなという思いもしております。いずれにしろ判断が困難だったこのような事例につきまして、当時の司法とか行政、医療、福祉を検証して、関わりが難しい人、対応の困難な方とされている方に、医療に託されがちな人の支援について、地域の関係機関が谷間を埋めつつ、本当の意味での連携がきちんと図れて、対応策が示されるように検討を深めていただきたいと思っております。その際、誤解とか偏見が生じないように御配慮いただきたいと思います。 皆さんのお手元に、私どもの方でコピーをしました「知ってほしい・知っておきたい-知的障害者と『警察』-」ということで、警察向けの冊子を私どもの会でつくっております。要は、すぐに犯人と思うというのではなくて、少し対応の困難な方に向けて、各方面で特性を御理解いただきたいなという思いがありまして、こういう冊子をつくらせていただいておりますので、こういうものもいろいろな方面で御活用いただいて、御理解いただけたらなと思っております。 そして、防犯対策ですけれども、中間報告の取りまとめの時点では情報が余り得られていないために、内部犯行を前提にしての検討がきちんとなされていないのではないかという感覚を持っておりまして、神奈川県では、まずやまゆりの報告書が出まして、今、神奈川県の方でやまゆり事件の検証委員会が設置されているとも聞いております。そこでまた結果が出てくるとも思いますので、この事件の検証が行われていますので、そうしたことの結果を少し踏まえながら、ここでも検討していただく必要があるのかなとも思っております。容疑者の犯行声明にどう対応したのかとか、離職後の容疑者をどのように犯行予告に備えてきたのかとかいった具体的な情報が十分に得られていないように感じておりますので、防犯対策の強化の経緯と結果への評価を踏まえて、今後の全国の施設への防犯対策としての検討を行っていただきたいなと思っております。 また、防犯を行う職員へのケアという点でも、職員同士の人間関係とかその辺のところも重要でありまして、職員の人間関係の中でその職員の特性だとか人柄みたいなものも分かってまいりますし、いろいろな情報が得られるだろうと思っております。これらの情報を得て、今後の対策として職員体制、施設職員の処遇とか、そういうことを検討していただきたいなと思っております。 2番の再発防止のことですけれども、これからの対応について段階的に整理していただきたいと思っておりまして、私どもは第3回の会議にも意見書として提出をさせていただいておりますけれども、2つの課題を踏まえての具体策が必要であると考えておりまして、1つ目は、事件の事実から抽出された「対策」。2つ目は、事件の事実そのものには関わらないものの、背景として考えられる課題を解決していくための「政策」が必要ではないかと思っておりまして、下のほうに対策と政策という形でずっと書かせていただいております。新たに書かせていただいたこととか、今までに意見書として出させていただいたこととか、いろいろ混ぜておりますけれども、お読みいただけたらと思います。 先ほどからも意見がありますように、共生の社会を目指して障害者への理解とか偏見をなくしていくという部分では、やはり育成会としましても、学校教育が重要な役割を果たすと思っておりまして、ぜひ学校教育の中で教科の一つのようにしながら、子供たちに多様性を認める共生の社会をつくっていくのだということで強く意識をつけていただきたいなと思っております。 具体的に今回示させていただきましたけれども、そういうことも含めて、未着手のものもございますので、さらに深く、広く御検討いただきたいと思っております。 今回の事件が社会的に与えたダメージは大変大きなものがありまして、私どもの会のほうにも、障害のある御本人や御家族から、怖いとか、自分の隣にいる支援者が信用できないとか、外に出られないとかいろいろな声が届いております。今もまだぽつぽつと届いている状態でございますので、本人や家族については本当に深く深く心に傷をつけたなと思っておりますし、それをまた一生懸命支援しようとしてくれている職員の方のところにも、心に傷をつけた事件であったと思っております。 そういう意味でも、この間違った発言を徹底的に払拭していけるような共生社会の実現を目指していけるような、そんな要因が必要だと思いますので、事件及びその影響に躊躇することなく、お互いに人格と個性を尊重しながら共生する社会の構築に向けて、私たちみんなが着実に歩みを進めていくことが実現できるような検討の報告書をつくっていただくことを強く期待しております。 どうもありがとうございました。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、公益財団法人日本知的障害者福祉協会から御発言をお願いいたします。 ○萩原参考人 日本知的障害者福祉協会の危機管理委員会委員長を務めております萩原と申します。 当協会につきましては、知的障害福祉サービスを提供する施設・事業所の集まりでございますけれども、1934年が設立になっております。82年を迎えておりますが、会員数が本日現在6,215施設・事業所、そのうち施設入所支援を行う会員数が1,575施設となっております。この1,575施設の中には、津久井やまゆり園も含まれてございます。本日、私どもの方といたしましては、中間報告、中間の取りまとめに対応する意見として、何点か報告させていただきたいと思っております。 まず、精神医療の対応についての検証が進んでいると思いますけれども、この植松容疑者が犯行に至る、障害者は死ぬべきだという思想を抱くに至った要因などの検証解明といったものが必要と考えております。今後、裁判などで明らかになっていくと考えられますが、さらに時間をかけた中で、なぜこのような思想を抱くに至ったのかといったようなところの解明をお願いしたいと思っております。 それから、検証内容には入っておりませんが、障害者なんて要らないといった言葉がストレートに報道されましたことで、その言葉が印象づけられ、支援現場では、「私は要らないのでしょうか」と利用者が支援者に相談された方の例もございます。知的障害のある方への配慮ある報道のあり方について、御検討いただきたいと考えております。 それから、施設における防犯対策でございますが、施設においては従前から、夜勤の職員について法令上の最低基準が決められております。仮にこの知的障害者関係施設が基準以上に夜間対応を手厚くしたとしても、重度の障害者への対応などさまざまな支援がある中で、侵入者への警戒や対���には限界がございます。各施設におきましては、既に防犯対策の研修会あるいは設備の整備といったようなところに検討や着手しているところがありますけれども、実際にそういった対応についても限界がございます。今回のように犯行予告があった場合には、警察の対応が強く望まれるところだと考えております。 それから、施設における防犯対策に関する今後の検討課題という中に、設備面のみによる一律の対応には限界があるため、地域住民との連携など、いわゆるソフト面での対策も具体的に示すことが課題であると記載されております。この件については、私どもといたしましても賛同いたします。これまで知的障害関係施設におきましては、利用者の地域での生活を支援するために、地域に根差し、地域に開かれた施設であること、そして、これこそが共生社会の原点であるとの理念を持って活動してまいりました。このような事件が起きたからといって逆行するわけにはまいりません。報告書にあるように、地域住民との連携など、いわゆるソフト面での対策を具体的に示すことは重要と考えますので、早急に着手をお願いいたします。先進的なモデル事例などを収集される場合につきましては、御協力もさせていただきたいと考えております。 また、この中間取りまとめが出された翌日、9月15日に発出されました「社会福祉施設等における防犯に係る安全の確保について」、「社会福祉施設等における点検項目」、これが地方自治体におきまして指導項目としてひとり歩きしないように徹底していただくことも、あわせてお願いいたします。 最後になりますが、今回の事件によって、障害者の方々への偏見や差別が助長されるようなことは断じてあってはいけません。全ての人々がお互いの人格と個性を尊重し合い、共生できる社会を実現していく。そのための具体的な行動として、国民に向け、障害者差別を解消するために、人権意識を醸成するために啓発を早急に進めていただきたいとお願いいたします。 以上でございます。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、全国「精神病」者集団から御発言をお願いいたします。 ○桐原参考人 全国「精神病」者集団の桐原です。 本日は、このような場に呼んでくださり、心より感謝を申し上げます。 このたびの相模原の障害者施設で発生した連続殺人事件で亡くなられた方々に心から御冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々が一日も早く回復されることを願っております。 私たちは、精神障害の当事者の全国組織ですので、精神障害の当事者という立場から、以下4点の意見を述べたいと思います。 まず1点目です。あらゆる事実の精査というふうに書かれているのですが、幾つかの重要な論点が中間取りまとめでは検証されていないのではないかと感じます。1つ目は、職員の採用基準についてです。このような行動を起こしてしまった職員を採用してしまった施設の採用基準を検証すべきではないかと思います。 2つ目は、教育・労働・安全衛生等の労働実態です。例えば職場の上司や同僚に相談することができたかなど、そうしたことを通じて技術の向上とか人材育成ができていたのかなど、そういった労働実態についての検証がされるべきではないかと思います。 3点目は、施設の提供するサービスの内容についての検証です。例えば意思の表出が困難な重度障害者が狙われたと聞いているのですけれども、こうした人たちの意思決定や意思疎通、コミュニケーションの支援というものがどれぐらいなされたかということに関心を持っています。そういった人でも意思を読み取れる職員がいて、読み取られることによってその人は意思を持った、人格を持った個人なのだと周囲に認識されると思います。そうした支援がされていなかったがために容疑者のような「生きていてもしかたない」という認識に至ったのかもしれないわけですし、意思疎通の支援がどれぐらいされてい���かなどの検証が必要ではないかと思います。 職員に対する研修ですが、第2回検討チームで一定されてはいるのですけれども、先ほど言った意思疎通の支援に関する研修がされていたかどうかということが検証されているかどうかが中間取りまとめを読んでもよくわからないので、これは検証が必要ではないかと思います。 そして、警察官通報を初めとする警察の対応について、この検証ももう少し、特に捜査方法や施設への情報提供、警職法判断や精神保健福祉法に基づく通報、こういったことが妥当であったかどうかといったことを検証しなければならないのではないかと思います。 続いて、2点目のほうですけれども、中間取りまとめで問題に思った点です。 主に今回の件は、検証が措置入院の入院や解除、施設の防犯といったところに重きが置かれているわけなのですけれども、しかし、これは余りにも精神保健医療福祉の検証・検討に偏重した枠組みではないかと思います。特に措置入院になったということは精神障害者という要件を満たして措置入院になるわけですので、容疑者に何らかの精神障害があったのだということは、それはそのようになるだろうと思うのですけれども、その疾病や障害と事件時の行為の因果関係に関する検証というものがされていないのです。これは刑事事件における精神鑑定を根拠に置かなければならないので、精神鑑定を待ってからでなかったら、本来これは検証できないのではないかと思います。 だけれども、再発防止策という形で措置入院解除後のフォローアップに対する関心が非常に高い。そのような中間取りまとめのつくりになっておりますので、精神障害による行為を抑止するための措置入院という形でなければ筋が通らなくなるので、そうなると容疑者の犯行時の障害の状態と行為との因果関係の検証、証明が必要になると考えます。しかし、この中間取りまとめは検証、証明がされておらず、容疑者に精神障害があったという事実をもって措置入院に対する関心が書かれてしまっている点で問題があると思います。 今までもこういった精神保健上の問題という形で社会的に取り扱われた事件は、往々にして責任能力ありというふうにされる傾向にあります。本件もやはりそうした可能性があるので、そこは慎重に検討されなければならないのではないかと考えます。 あと、警察官通報に関して、警職法の通報なのですけれども、どうしてもこれを法律の手続にのっとってやったら問題がないというのは、法律の手続にのっとっているから法律上問題ないことにはなるのですけれども、警察官がどのような必要性を判断して警察官通報にしたのかとか、警察官側が必要とした根拠について、それが妥当であるか、妥当ではないのかといったことの検証も必要ではないかと思います。こういったことをしなければ、広く恣意性というのは許容されていきます。法律の手続に従ってなされた手続は妥当であったものとして処理されるきらいがありますけれども、そこについてはもう一歩踏み込んで検証が必要ではないかと思います。 それから、神奈川県警の方で具体的に結束バンドで職員を縛るだとか、外部との連絡を取れなくするとか、抹殺したあとは自首するとか、そういったことを書いた衆議院議長宛ての容疑者が作成した手紙があるのですけれども、これを施設側、かながわ共同会に神奈川県警が見せていなかったということが報道されたり、議会で質疑されていたりしています。神奈川県警は、事件の発生予防という観点から、逆に危機感を失わせる結果になるのではないかということで、事態の危険性を正確に理解していただけるようにその内容を口頭で説明したのだと、だから手紙そのものを示すことは必ずしも適切ではないのだということで、見せなかったと報道されています。 ですが、明らかに犯行の方法などを事細かに書かれているわけなので、この神奈川県警の見立てというものが果たして本当に妥当だったのか、否、妥当ではなかったから実際に事件が起きて、施設側は対応できなかったわけですから、この点に関しては踏み込んだ評価が必要であろうと思います。そうでなければ現場の職員は、手紙を見せられずに情報共有がないまま防犯対策の責任だけを負わされることになるので、施設側の努力だけに解決の糸口を求めていくと、そういう解決策の筋書きになってしまいます。警察官のそのときの手紙を見せないという判断が妥当であったかどうかということを検証しなければならないのではないかと思います。 3点目ですけれども、これは実際に再発防止策という形で期待を寄せられている継続支援チームと多機能垂直型統合診療所についての私たちが思っていることについてです。 まず、兵庫県で実際に実施されている継続支援チームについては、兵庫の精神障害者の団体と協力して独自に調査した結果、次のような事実がわかってきました。精神科救急の輪番を組んでいて、その日当番だった病院が、あまり評判がよくない病院で、そこにたまたま救急で入院した。入院して、その後、継続支援の対象になって、通院自体をかなり厳密に管理されてしまって、逆にしんどいということで体調を崩した人がいるということと、それから、かなり他害防止のための監視という部分が強いので、そのあたりで監視されているということで体調を崩して入院を繰り返したりとか、そういった人がいるので、実際の面でも慎重に考えられなければならないと思います。 多機能垂直型統合診療所に関しては、これもやはり福祉のマターに対して精神科医が非常に入りやすくなってしまうということと、その大きな権限を持って精神障害者の地域生活に常に医師の目がつきまとってしまうことで窮屈なものになるのではないかと懸念します。 4点目は、措置入院見直しについてとか、犯罪防止機能の強化といったことに対して一般論なのですけれども、措置入院解除の検証というものは非常に力点が置かれているのですが、再発防止策として措置入院解除後の過度に管理的な干渉がなされるのではないかと私たちは危惧しています。そういう意味では、こうしたやり方には反対しています。地域の精神障害者は、報道でそういう事件があって、精神障害の犯行というふうに報道されたことによって体調を崩す者がいますし、検討チームの報道を耳にして、自分も措置入院にされてしまうのではないかと、そうやっておびえている人もいます。ですので、その部分については慎重に進められるようにお願いしたいと思っています。 精神保健医療福祉の問題という形で総括されてしまうことによって、結果として私たち精神障害者の実際の生活が規制されていく法制度になり得る状況にあるので、精神保健医療福祉を犯罪の防止のための策にすることに対しては、強く反対します。 ありがとうございます。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、公益社団法人全国精神保健福祉会連合会から御発言をお願いいたします。 ○小幡参考人 本日はヒアリングの機会をいただきまして、ありがとうございます。本来ですと、理事長の本條が発言するところなのですが、別件の会議が重なっておりますので、私、小幡のほうからかわって発言させていただきます。 私どもの団体は、精神障害者の家族会を中心とした団体・組織になっております。私たちとしては、今回の再発防止策の検討は必要なことだとは思っておりますけれども、今回の中間まとめ、また、この間の報道や、各団体さんからもるる発言いただいているところですけれども、このことが精神科医療全般の措置入院やそういったところに偏重しがちなところについては危惧を持っております。そういった意味では、予防拘禁的な機能や犯罪予防というような部分がしっかり押さえられるのであれば、別途対策も必要かと思っているところです。ただし、今回の再発防止策の中では、これに関するところがかなりまとめられておりますので、危惧されるところも含めて当会として意見を述べていきたいと思っております。 容疑者の特異な考え方というのは、精神の症状から発生するとは私たちは考えておりません。そういったことで治療で治るものではないとすれば、この入院措置、いろいろな対応というのは一時的な対応手段でしかなくて、本来の解決というところの糸口をともすると見失ってしまうようなことになりはしないかと思っています。 既に国のほうでは、これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会というものが設置されておりまして、当会からも構成員に入っておりますけれども、そちらのほうで保護入院等の非自発的入院と措置入院というのは本来連動するものと思いますので、関連があるのであれば、そこの部分をしっかりそちらの検討会のほうにも盛りつけていけるような方策が必要ではないかと思っております。 それから、今回の防犯対策としての救命というところを本当に区別していかないと、元職員の犯行であるとなれば、幾ら防犯策をとっても内部的なところからの観点というのは網羅されていないところがありますので、盲点として残ってしまうのではないかと思います。退院後のフォローアップにつきましても、精神疾患の患者さんということであれば、いろいろな方策がもちろんとられるわけですけれども、入院中からの退院支援に向けての取り組み、ここに支援者の参加を、専門員などを含めてですけれども、必須としていただきたい。 それから、地域の訪問支援の拠点というものに圏域をどう定めるかということはあると思いますけれども、小回りのきく小規模な拠点、区域にして、ここにも多職種、いろいろな目が入るようなチーム編成を築いていただきたいと思っております。 地域生活に移った後は、治療の中断、今回はそれに当たるところもあるかとは思うのですけれども、ここにどうアクセスしていくのか。また、家族とは今回、容疑者の方は一緒に暮らされていなかったところもありますが、そういった背景がどこから生まれているのか。精神の特性等にもし起因するところがあるとすれば、医療中断がないように、また急性期に陥らないようにしていくというところは、本人のみの対応ではなくて、本人を取り巻く家族やそういったところに関する医療へのアクセスの方法についてもつぶさに見ていかないといけないのではないか。そういったところでは、診療報酬との兼ね合い等も出てくるのではないかと思っております。 また、今回、容疑者の友人等もいろいろ変調を感じ取っていたりというようなこともあったようですけれども、そういった意味では相談をする窓口をきめ細かに、また、どんなものもたらい回しにせず、ワンステップでそのことを受けとめ、関係機関等につながっていくというようなサービス体制も整えていくことが求められているかと思っています。 また、いろいろな事件が起きたときに対応するには、国や行政等のかかわりももちろん必要でしょうけれども、当事者や家族会等が、なぜそういったこと至ってしまったのかというところで独自に情報を入手し、介入していけるようなシステムを自治体等の後押しをもってできていくということがあるといいのではないかと思っています。 それから、今回、容疑者が緊急措置入院になったときの状況は余り詳しくわからない部分があると思うのですけれども、措置入院になったときの身体拘束等が広がってきているというような背景を見たときに、例えば一般的な緊急措置入院になった場合と、今回の容疑者が措置入院になったときの受け入れや治療方針を立てるときの差異というのは逆になかったのかどうか。特異な事件としては扱われるのだけれども、ほかの状況と比べたときにどうだったのかというところは私たちも情報を得られないところがありますので、そういう観点から検証するのであれば、他の類似事件等も含めて比較対照が必要だと思いますし、現在、事件とは直接関係のない状況であっても、措置入院や緊急措置入院、また保護入院の実態というものもたださないと、明確な対策はとれないのではないかと思っております。 いずれにしましても、精神疾患、精神医療のところに偏重しない検証というものを進めていただきたいですし、今回の事件は防犯をしても内部から起こさせてしまえば、それは対応のしようがないという部分もありますので、こういった点については、より掘り下げて検証いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、公益社団法人日本精神科病院協会から御発言をお願いいたします。 ○松田構成員 資料7です。私、構成員ですけれども、たまたま日本精神科病院協会の役員ですので、その立場で今、お話しさせていただきます。 声明を日精協で出しました。その中で、終わりのほうですが、今回の事件でさまざまな立場から多くの意見表明や議論がなされていますが、日常的に措置入院患者を受け入れている日本精神科病院協会としては、今後二度とこのような悲惨な事件が生じないように、十分に人権擁護に配慮した措置解除後のフォローアップ体制の充実を含め、制度の見直しが早急に必要であると考えます。そして、今回の事件が地域移行の流れを阻害し、精神障害者への偏見を助長することのないように、そして、精神障害者と地域がともに安心かつ安全な生活を実現するために、各団体の団結が望まれますということです。 次のところには、今度、私どもの会長の意見が書かれています。その最後の方で、途中は飛ばしますが、再発防止を目的に治療・改善を行うための保安処分の検討や、医療監察法の対象者を治療可能な精神障害者のみに限定してよいのか。本来は司法モデルであるべき案件を安易に医療モデルとすることで、精神科病院に責任を押しつけてはいないかといった根本的な検討が求められているような気がしてならない。病院はあくまでも治療の場です。それを司法の考えを導入するというのはなかなか難しい。今回の事件に関しても、司法の側の検討をぜひお願いしたいと思っています。 以上です。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、公益社団法人日本精神保健福祉士協会から御発言をお願いいたします。 ○田村参考人 公益社団法人日本精神保健福祉士協会副会長の田村と申します。よろしくお願いいたします。 資料8に従いまして、私どもの協会の意見を述べさせていただきます。 また、その前に、今回の事件におきまして被害に遭われた全ての方々に対して、慰めがありますようにお祈りしたいと思います。また、この検討会におきまして、先生方が熱心に御議論くださっていることと、本日こういう機会を頂戴いたしましたことに感謝申し上げます。 それでは、資料8に従いまして述べさせていただきます。 私どもの団体は、精神障害者の社会的復権と福祉の向上ということに取り組んでおります専門職の団体であります。 まず1点目、幅広い見地から事件を検証し、再発防止策を検討すべきです。事件発生後の早い段階でこの検討チームが設定されたこと、そして、措置入院制度の見直しが規定のことかのように議論が進んでいることに、本日も幾つかの団体の方が御意見をおっしゃっていますけれども、私どもも違和感、そして危機感を強く覚えております。こうした類似の事件の再犯防止のために最も重要なことは、生きるに値する命とそうでない命といったものを選別するような差別思想、これといかに私たちが闘うかということの検討が必要だと思います。その意味では、政府としてもその方策を議論する必要があると考えます。 また、そのためにも、今回の事件の刑事司法における対応の検証と課題抽出が欠かせないと考えます。 2点目です。本協会としましては、精神科医療や措置入院制度のあり方及び退院後の継続的な支援のあり方を今回の事件の再発防止策として論ずることに反対いたします。これも他の方々も述べられていますが、被疑者の措置入院歴あるいは精神障害ということと、今回の事件との因果関係は明らかになっていないと思います。そういう中で、措置入院制度の見直しを検討することは、あたかも犯罪の再発防止の機能を精神科医療が担うということを肯定しているように映ってしまいます。精神科医療の守備範囲というのは、あくまでも精神疾患のある人への適切な医療の提供であります。その一端を担う措置入院制度におきましても、極端な差別思想に基づく行動をとる方、そういった方を取り締まるような治安機能はあり得ないと考えます。 また、私どもソーシャルワーカーである精神保健福祉士は、基本的に御本人中心の支援を行う立場にありますので、社会防衛のために私たちの支援が機能するということは直接的にはあり得ません。 3点目です。改めてノーマライゼーションやインクルーシブな社会の実現に向けた取り組みを推進すべきです。日本における障害者入所施設の入居者の方あるいはその御家族は、本当に幸せな日々を送っていらっしゃるのでしょうか。今回亡くなられた方々のお名前も公表されなかったということ一つとっても、その人生がどのようなものだったのかということを想像させられます。たとえ障害を持って生まれてこられたとしても、地域社会から排除されることなく幸せな人生を送れるような社会づくりが本当に必要だと思います。そのためにも、財源を伴った社会保障の充実は欠かせません。国としては、生存権の保障ということを貫く姿勢を今こそ見せていただきたいと考えます。 また、改めまして、福祉専門職や研究・教育者が差別思想というものに対峙できるような共生思想を再構築し、広く啓発することも重要な使命であると考えております。 4点目です。福祉人材の確保と育成方法について見直すべきです。今回の事件と障害者施設が置かれている状況やそこに従事する福祉労働者の実情等を切り離して考えることはできません。福祉人材を養成する教育現場においては、人権教育を一層充実させること、また、一定の資質を備えた人材を雇用できるだけの待遇を確保すること、そして、福祉現場での教育研修体制を充実させること、これらが一体的に図られる必要があると考えます。 5点目です。私どもソーシャルワーカーとして、本事件の被疑者をもしも私たちの支援対象であるクライエントと捉える場合に、その時間と費用の保障ということが必要であると考えます。もし本事件の被疑者に精神保健福祉士として支援介入するとしたら、もちろんこれは医療の対象とは限らず、福祉的な支援の対象ということを多く含んでおりますが、長時間をかけて援助関係を形成するということ、そして、この方が持っている心の闇に入り込みながら詳細なアセスメントを行うということ、その上で御本人の不満や不充足感といったものがどういったところから起こってきているのか、その根源を探ること。そして、この方がどういう生き方をしていきたいと考えているのか。そういった生き方探しに伴奏するようなソーシャルワークの関わりが必要となります。 こういった支援を丁寧に行うことを考えますと、仮に例えば今回のように措置入院でしたけれども、そういった短期間に限定される、そして強制的な治療の場においては、この関係形成においた支援は不可能と思います。また、これをもし成し得ようとしましたならば、制度的、経済的な裏づけなしには行うことは困難と考えます。 以上の5点を総括させていただいた上で、措置入院制度のあり方ということに関しましては、特に措置解除の判断やその後の通院など強制医療提供の部分に特化して議論が矮小化してはならないと思います。警察官通報のあり方、措置診察件数の都道府県格差を初めとした措置入院に至る過程の検証も含め、現在厚労省に設置されております、これからの精神保健福祉医療のあり方に関する検討会、こちらで精神保健福祉法の改正の検討がなされているところですので、そちらにおいて議論すべき事項であると考えております。 このため、私どもの協会としましては、そちらの方へ措置入院制度のあり方に関する具体的な意見提出をしたいと考えていることを申し添えて、本日の意見とさせていただきます。 なお、添付は私どもの協会で2度にわたって、今回の事件とそのことについての報道等に関しまして見解を出させていただいておりますので、御参照いただければ幸いです。 以上です。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、続きまして、日本多機能型精神科診療所研究会代表世話人、窪田彰氏から御発言をお願いいたします。 ○窪田参考人 今日は発言の機会をいただき、ありがとうございます。 今回の事件で亡くなられた方々の御冥福をお祈りしたいと思います。 さて、私は、今回の事件の本人が措置入院として適切であったかどうかについては、詳しく知るものはでありません。ただ、今回のことで気づかされた措置入院後の地域支援体制の乏しさ等について意見を述べさせていただきたいと思います。 医療保護入院では、退院後にケア会議が位置づけられている一方で、措置入院においては退院後の支援を検討するケア会議すら求められていないのが現状です。 私は、精神科診療所を開業している精神科医師で、日本多機能型精神科診療所研究会の代表世話人をしております。日本の精神科医療は、入院ばかりに頼らない地域ケアがなかなか実現できていないことが問題だと思っています。そのためには、重い課題を持つ患者さんを地域で支援できる包括的精神科外来医療チームを生み出していかなければならないと考えています。この考えに至った道筋と今後の方向性について述べさせていただきます。 それでは、1枚目のスライドに移ります。 東京の下町は、精神科病床が極端に少ない地域で、1978年に日本で最初の精神科救急病棟がこの錦糸町の都立墨東病院に生まれました。このときに私は着任しています。都立墨東病院の30床の入院病床は、日本一の短期入院期間を誇っていましたが、当時は退院後の治療継続支援もリハビリテーション支援もなく、日が経つにしたがって、再発再入院患者さんが増えてきたのです。このような経緯から、退院後の再発再入院を少なくするためには医療の継続支援が必要であり、同時に、地域に当事者たちの心の拠り所になる拠点も必要だと考えました。 そこで、周囲から寄附を集���て、当事者たちが自由に利用できる「友の家」と名づけた部屋を墨東病院の近くの町の中につくりました。その後、それらを支援し、継続的な医療を提供するために、1986年に錦糸町に精神科診療所を開業しました。墨田区等の行政や地域の医療・福祉機関との連携を構築し、必要な地域資源を立ち上げるなど、様々な活動をしているうちに30年の歳月がたちました。必要に応じて必要なサービスを提供できる体制を整えていくことによって、気がついてみると、まだ不十分ながらも重い課題を持った患者さんのための地域ケア体制ができてきました。 2枚目のスライドに移ります。 入院ばかりに頼らない地域での生活を支援していくためには、まず、重い課題を持った患者さんを外来で支援できなくては始まりません。重い課題を持った患者さんとは、この表のように例示できます。措置入院後とか、長期入院後とか、刑務所出所後とか、そういった課題を持った��たちがおられます。また、重い課題を持った患者とは、この表のほかにも、急性期の激しい病状を示す患者さんも短期的には含まれます。正直に言えば、重い課題を持った方たちを当院で診なくてはいけないとの制度はありませんから、本音のところではつらいなと時には思うこともあります。しかし、重い課題を持った方こそ手厚い支援が必要であるにもかかわらず、そのような患者さんを積極的に診療する医療機関は非常に限られており、当院では何とか診てまいりました。 今後は、市町村からの委託事業等により、何らかの責任と公的役割を認められたほうが、覚悟して実施ができるように思っています。 次のスライド、3番目に行きます。 当院の通院患者さんの特徴をグラフでお示しします。左側の円グラフのように、当院は統合失調症の患者さんが半分近くを占めています。鬱病や神経症圏の患者さんが多い一般的な精神科診療所と比較すると、当院は比較的重い患者さんが多いことが特徴です。 右側の円グラフは、当院でのフォローアップ期間を示しています。当院では、10年以上治療継続している方が40%以上を占めており、多くの方に長期の継続支援をしていることがお分かりいただけると思います。さらに、スライドには示しておりませんが、最近のある水曜日を急遽調べたところ、その日の私の外来患者さん69名中、措置入院経験者が6名、医療監察法通院処遇中の患者さんが2名、刑務所経験者が3名、拘置所経験者1名、計12名が重い課題を持った患者さんでした。刑務所経験者3名のうち2人は違法薬物の使用経験があります。この方たちは、外来通院につながっているという意味で成功例です。問題は、通院治療中に中断し、再三の電話連絡をしても応じない、つまりは継続支援からドロップアウトしてしまう方たちが問題としてあると思います。 4番目のスライドに移ります。 これは現在の当院の実践を図にしたものです。赤い字の箇所は診療報酬外のサービスで、ボランティアになっています。当院の特徴は、外来で医師の診察に加えて精神保健福祉士などのコメディカル職員も個別面接や家族支援を行い、ケースマネジャーとしての調整役を担っていることです。このことが毎日夕刻に開かれている院内ミーティングでのアセスメント等の検討時にチーム医療の重要な要の役割を果たしています。 精神科デイケアは、リハビリテーションへの入り口の役割とともに、人間関係が苦手な患者さんが安心できる環境で仲間に出会える場の役割があります。訪問看護や訪問診療、往診といったアウトリーチ支援を行うことによって、外来で通ってくるのが難しい方への医療継続支援等、ある程度の危機対応が可能になります。また、患者さんが実際に生活する場を見ることで、より本人のニーズに即した包括的な支援を行えることも、アウトリーチ支援の利点です。このようなアウトリーチ支援を当院は1カ月間に合計400件ほど行っています。ケア会議は、行政や入院中の精神科病院の職員との協議を行う大切な場ですが、ほとんどの活動は持ち出しで、報酬はありません。 5番目のスライドに移ります。 この図は、錦糸町の地域精神保健マップです。地域全体で精神障害のある人々を支えるために、顔の見える連携を構築しようと考えています。このようにサービス拠点が地域に点在して町に溶け込んでいる、町に散らばっているところがうちの特徴です。住みなれた地域でサービスを受けられることが特徴です。区役所やスカイツリーで患者さんがデイケア等でつくった作品を販売するなど、さまざまな活動を通して地域住民の精神障害者への理解も促進されてきたと感じています。このような地域に根差した活動や支援の提供を通じた地域共生社会の実現が、私たちの目指しているところです。 次に、6番目のスライドに移ります。 医療機関では提供困難なサービスについて考えてみます。当院では、このように創意工夫をして実践してきましたが、それでも力の及ばないことがあります。以下にあるような方々には支援が大変に困難なものです。 第1には、引きこもり等で初診すら困難で、もしくは受診拒否の方への治療導入。 2番目には、重い課題を持った患者さんが受診を中断・拒否している場合です。私たちは、患者さんの自己決定権を尊重しつつも、患者さん及び周囲の人々の生命、健康、生活を守るための支援をしていきたいと考えていますが、現実には難しい問題が多いのです。治療契約が成立しない患者に対しては、たとえアウトリーチ支援が可能な体制があっても、強制的な治療提供はできず、手を出せないのが現状です。できれば措置入院などの強制力を発動するために、入院にならないうちに地域で見守りを続けて孤立を防ぎ、根気よく働きかけることにより関係性を構築し、本人が納得した上で外来治療への導入もしくは再開することが望ましいと思っています。そのためには、公的な事業委託のような診療報酬とは違った仕組みで当事者を見守り、関わっていける枠組みが必要と考えています。 さらに第3には、薬物依存症等の濃厚なケースマネジメントを必要としている場合でもケースマネジャーが実施するサービスは現状では診療報酬の対象外であります。これらの課題は市町村から医療機関への業務委託が制度化されれば、地域への責任が生まれ、公的役割を果たすことができます。 7番目のスライドに移ります。 ここで、通常の医療機関では対応困難な方たちの医療継続支援の提供方法について提案したいと思います。 市町村からの医療継続支援については、2つの方法があると思っています。一つは、この図の右側の部分で、市町村が直接支援として保健師等の力で支援する現状のスタイルです。もう一つは、図の左側の部分、民間医療機関に業務委託をする案です。市町村の役割と責任の一部を実際に外来診療を行っている医療機関に業務委託することにより、民間医療機関でも市町村の保健師等と協力しながら一定の役割と責任を果たすことを可能にするのです。つまり、通常の診療では対応困難な患者にも、温かな見守りによる孤立防止や十分な時間をかけた関係づくりや必要時の危機介入ができるようにするのです。仮にこのような医療拠点を意欲のある外来医療機関、つまり、全体の精神科外来の約10%が引き受けてくれれば、全国に500から600カ所ができると思います。 すなわち人口10万から20万に対し1カ所程度ができてくれれば、継続的な医療支援が機能しやすくなると思います。例えば措置患者さんの退院前にケア会議を開き、その後の支援を行う場合を考えてみます。東京都は、人口当たりの措置入院が最も多い自治体の一つですが、例えば人口26万人の私がいる墨田区では、年間では二十数人が措置入院しています。月に直して言えば月に2人程度ですから、1つの機関で十分対応可能と考えられます。そして、このシステムの透明性を確保するためには、各都道府県単位の精神保健センターがモニタリング機能を担うようにすれば良いと考えています。 8番目のスライドに移ります。 次に、個人の生活・価値観を尊重した医療継続支援を実現するための条件について触れたいと思います。 第1には、医療機関が適切なアセスメント、ケースマネジメント、24時間365日のミクロ救急等を実施することです。手厚い支援が必要な人には、さまざまな医療資源や福祉資源を活用し、多機関との連携を密に行うことが必要となってきますので、それらのサービスの連携、構築のためのケースマネジメントが支援の鍵になります。そして、病状や生活状況が改善したときには、定期的アセスメントにより、逆にサービスを減らしていくということも必要になってきます。 第2には、外来医療の充実です。入院医療中心から地域中心へという国の方向性が明確に示されていますが、残念ながら、外来医療の診療報酬は従来と変わらず手薄なままです。デイケア、アウトリーチ、多職種によるケア等の外来医療全般の質の底上げが必要だと思います。 3番目はスライドのとおりです。 第4には、自治体の実情に応じて、民間医療機関への業務委託をすることにより、官民協働で包括的地域ケアを提供することです。これにより、地域共生社会の実現を果たしていけると考えています。 最後の9番目のスライドになります。 このように、市町村単位で民間医療機関への業務委託による官民協働の体制が実現すれば、カナダやイギリスやイタリア等の先進諸国と同様に、日本にも地域に責任を持ち、重い課題のある患者さんにも対応可能な精神科外来医療拠点が生まれます。ここに多機能で包括的な精神科外来医療チームを形成して、人口10万から20万人に1カ所の地域精神保健センターを日本にも創設する必要があるのではないかと考えています。 以上です。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、田原課長、よろしくお願いします。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課長 事務局でございます。 追加資料を今、配付させていただきたいと思います。全国手をつなぐ育成会連合会から冊子が届きましたので、お手元にお配りいたします。 以上でございます。 ○山本座長 どうもありがとうございました。 それでは、そのほか本日御発言いただいた方々から、もし追加の御発言があれば承りたいと思うのですが、いかがでしょうか。 どうぞ。 ○日野参考人 身体障害者施設協議会でございます。 他の団体の方とは、施設という視点から若干違う意見を申し上げたいと思うのですが、今回の事件について、協議会としていろいろな意見が出たのですが、侵入防止という観点から考察しますと、まず第1は、敷地内への侵入防止策をいかに図るかということと、2つ目は、建物内、要するに利用者の方が生活をされている居住空間への侵入防止策をいかに図っていくかということと、3つ目が、今回の事件のように建物内に侵入された場合にどう対応していくかという、この3つの視点から、私たちの協議会は具体的にこれから取り組んでいかなくてはいけない重要な課題だと思っています。 もう一つは、今回の事件が元職員であったということは、やはり重視しなくてはいけないということで、特異なケースではあるにしても、今、職場環境改善ということも先ほど申し上げましたけれども、職員のメンタルヘルスケアというものをしっかり取り組むことが、職員の資質の向上にもつながると思っていますので、その部分だけ追加をさせていただきました。 ○山本座長 ありがとうございます。 他はいかがでしょうか。 どうぞ。 ○久保参考人 今、お手元に配っていただきました9月号の「手をつなぐ」という冊子ですけれども、私ども、先ほどのお話の中でも意見を言わせていただいたのですが、知的障害の方だけではなく、精神障害の方や身体障害の方からもお声をたくさんいただいておりまして、助けてほしいというような意見とか、今の報道されていることが障害のある人たちや家族から見るとマイナスのイメージばかりになってしまっているというのがあるのです。それで私たちは、もっと前向きに、みんなと家族や仲間と本当に明るく前向きに元気に生きている、こういう人たちのことを、障害のある人たちのところに余り関心を持っていない方も含めて、この人たちの命がなくていいものでしょうかというので発信をしたいなと思って、9月号を出させていただきました。 みんなマイナスイメージで、怖がって助けてほしいという声が聞こえてきますので、前向きに生活をしていけるような、そんな活動の一つとしてこの9月号をやらせていただいていますので、報道関係にはそういうところに御注意いただきたいという気持ちもありまして、今日提供させていただきました。よろしくお願いします。 ○山本座長 ありがとうございました。 その他いかがでございますか。よろしいでしょうか。 それでは、本日御発言いただきました各団体の方々、本当にどうもありがとうございました。御礼申し上げます。 それでは、各団体からのこれまでの御発言を踏まえまして、御質問、御意見があればお願いしたいと思います。いかがでしょうか。 田中構成員���どうぞ。 ○田中構成員 育成会連合会としても2つ要望させていただいておりますけれども、1つは、本人の精神鑑定がどのような進捗状況になっているのかということと、この会をどのように進めていくのかということについて、今日意見提出をしていただいた団体からも、そこを踏まえての検討が必要ではないかとされておりましたので、神奈川県での検証委員会の動きと、精神鑑定についての見通しはどのようになっているのかについて、お答えいただける方がいればお願いしたいと思います。 ○山本座長 ありがとうございます。 今の点に関しましては、神奈川県のほうはいかがですか。 ○神奈川県保健福祉局長 神奈川県の保健福祉局長の佐久間です。 今日は大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。 私どもでやっております、先ほど団体の方からも検証委員会のお話を具体的に出していただきましたけれども、厚労省のチームと余りほどなく設置をさせていただいて、主に事実関係をどう認定していくかということと、それに対してどういう課題があったのか、課題に対する対応はどうすべきかと、こういった視点で検証をやらせていただいております。 もちろん第三者による検証委員会でございますので、私ども事務局がいつ出るとはなかなか言いにくいのですが、今の見通しですと、最終的なある程度のまとまりある報告、レポートというのは11月中にいただけるのではないかと受けとめてございます。 以上でございます。 ○山本座長 ありがとうございました。 田中構成員、よろしいですか。 ○田中構成員 であるとして、この会がいつ結論を得るのかということと、幾つかの団体や私たちから要望した精神鑑定も含めて検証につなげるということについて、事務局としての見通しについてもお聞きしたいと思います。 ○山本座長 事務局、よろしいですか。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課長 精神鑑定の方の見通しは、まだ我々も十分承知はしておりませんが、この検証チームの再発防止策については、秋頃にまとめるということで申し上げておりました。大体11月中を念頭に置いていたものでございますので、神奈川県の検証の状況なども念頭に置きながら、この場でのいろいろな意見集約を見て、再発防止策がまとめられるように進めていきたいと考えております。 ○山本座長 ありがとうございました。 田中構成員、どうぞ。 ○田中構成員 団体からの意見としても強く上がっておりましたし、私も構成員としては2つの結論を待ってから検証報告を出したほうが、いろいろ指摘されたことに対してもバランスよく答えていくことになるのではないかと思いますので、11月ごろに報告書を出すという見通しを立てた時期とかなり情報が変わってきておりますので、もう一度そこは再考していただきたいと意見としては述べさせていただきます。 ○山本座長 この点につきましては、今の御意見をいただきまして、ちょっと検討させていただきたいと思います。 他はいかがでしょうか。もう田中構成員はよろしいですか。 ○田中構成員 今の件1つです。 ○山本座長 他はいかがでしょうか。 平田構成員、どうぞ。 ○平田構成員 今の精神鑑定との関わりについては、何回目かの会議で私も指摘したと思うのです。やはり鑑定の結果といいますか、被疑者の病理と事件との関係が解明されなければ、結論を急ぐべきではないという話をしたつもりなのです。ただ、それが確定するのを待つということになると、最高裁まで行ってしまう可能性がありまして、いつなのか見通しがつかないという事情もありますので、制度的な問題に限ってこの検証委員会で取りまとめるということはあってもよいかなと私は考えているのです。 ただし、鑑定結果が出たところで、もう一度そこに焦点を絞った検討会は再開すべきではないかと、ここで述べさせていただきたいと思います。 ○山本座長 ありがとうございます。 その点について、松田構成員、いかがですか。 ○松田構成員 全く同じ意見です。 ○山本座長 ありがとうございます。 村上先生、どうぞ。 ○村上構成員 確かに精神鑑定の結果を待って、それからというのが一つの正論ではあるのですが、私はちょっと違った観点でお話をさせていただきたいと思います。 医療監察法ができました池田小学校事件の場合にも、要するに彼がこれまで医療を受けてきた経過を検討されて、そして、医療監察法という制度がスタートいたしました。制度が発足したときには随分反対意見も多かったと思います。ですが、ああいう不幸な事件をきっかけとして、医療としては、松田先生は司法モデルとおっしゃいましたが、あれは司法モデルを取り入れてはいるけれども、病院そのものは医療モデルで動いております。そういう意味での展開を考えてみますと、今回の措置入院という状況の中で、措置入院個々に関して、そのときに医師がどのように判断をしたのかに関しては、実際に診てきていただいた先生も含め、我々もいろいろ書類を読ませていただいた関係も含めた上で検討をさせていただきました。 ですから、確かに精神鑑定というのは、とどのつまり最後の結論はこれでしたという正解みたいなものがあるのだけれども、我々は全て正解を知った後に判断をしているわけではない。日常臨床というのは、そのときその場で状況を含めて判断をしております。その上で我々が陥りやすい落とし穴があったり、我々が用心しなければいけないことだったり、我々が準備しなければいけないということは、現時点でもしっかり論議はできるし、提案はできると思っております。 何度も申しますが、池田小学校のときの事件に関しては、岡江先生が、亡くなられる直前ですけれども、鑑定書を公にされました。お読みになった方もおられると思います。その鑑定書の中は、最終的には情性欠如の精神病質、パーソナリティー・ディスオーダーという判断なのですけれども、読み方によれば、もっといろいろな議論ができそうなものでした。 あれは一審でほぼ確定して、控訴したものもすぐ取り下げましたから一審で確定して刑が執行されましたけれども、不幸な事件を契機にして、でき上がった制度というのは必ずしも間違いではなかったと私は思っております。 ○山本座長 ありがとうございます。 今の点について、いかがですか。 座長でございますが、私も中間取りまとめの際にも申し上げましたけれども、鑑定の結果が出るまでは相当時間がかかるわけです。しかも、我々は検証におきまして課題を抽出したわけですから、その課題につきまして制度的に再発防止策を出すというのは義務だと思います。そして、これは秋頃までを目処に出すということを公にしておりますので、そういうことで再発防止策を出していくという方向で堅持したいと思います。それでよろしいでしょうか。 松田先生。 ○松田構成員 それで全く問題ないです。ただ、先ほどから皆さんの意見の中に、措置入院とかそのあり方を検討しているかのような御発言がありましたが、そういうことは一切ありません。この事案に関してどうなのかということをやっていますので、それに対して今、再発防止をどうしたらいいかということに特化しています。措置入院はこうあるべきだなどという上から目線の議論は一切していないということをお伝えしたいと思います。 ○山本座長 ありがとうございました。 他はいかがでしょうか。 松本先生、どうぞ。 ○松本構成員 私も今回の事件をきっかけにして、質の高い地域精神保健福祉のサービスが実現できればいいなと思っているのですが、その中で、きょう窪田先生に御指摘していただいた、本当にだんだん地域中心の精神科医療になっているのだけれども、診療報酬は本当に入院中心についていて、外来などではやせ細った形で支えている現実がありますし、地域保健の行政サービスのほうも年々人員的には厳しくなってきて、直接住民を支援するというよりは、役所仕事になっていってしまっているという現状があるなと思っています。 その中で、今日は窪田先生の御紹介された内容にちょっと関心を持ったのですけれども、2点ほど質問させていただければと思います。もしわかればということなのですけれども、現状の日本の中で、多機能垂直型のこのサービスをやっている医療機関というのがどのぐらいあるのか。例えば実態として、そういったところが担えるぐらいの潜在的な数があるのかどうかということが1点。 もう一点、私自身は薬物依存症を専門とする精神科医なのですけれども、本当になかなか医療機関が少なくて苦慮しているのですが、例えば行政から一定の委託費があれば診られるのか、あるいは診るだけのソフト面というか、職員のスキルなどは高められる可能性はあるのか。この2点について御意見をいただければと思います。 ○山本座長 ありがとうございます。 では、窪田先生、お願いします。 ○窪田参考人 御質問ありがとうございました。 まず、名前なのですが、今、垂直まで言うと余りにも長いのと、多少の概念の混乱がありますので、多機能型精神科診療所と言っています。それに相当する今回のようなきちんと地域でケアできる体制を持った医療機関がどれだけあるかといいますと、もしこれが制度として発足したときには、診療所レベルでは恐らく50から多くて100ヶ所くらいだと思います。日本中の精神科診療所でデイケアを持っているところは大体多機能になっているのです。それが約450件です。その中で重い患者たちを責任を持って診ると手を挙げる精神科診療所は、恐らく3分の1から4分の1というところだと思います。 これが始まったときには、精神科病院の外来で多機能になっているところは随分全国的にありますので、そこが中心的に担っていただいて、都市部については多機能型の診療所がやるというような現実的な形になると思います。それから、公立病院や総合病院でもそういったことが担える病院は幾つもあるだろうと思いますから、日本の総力を合わせて500~600カ所できてくるのではないかと思っています。 実際の力についてはどうかということを言われると、たしかに能力的にはまだばらつきがあります。少なくともデイケアをやっているところはスタッフが10人以上いますが、当院や幾つかの力をこめて実践しているところは50人を超える職員がいる診療所が増えてきています。全体を見れば、まだ研修も必要ですし、これがもし委託を受けることになれば、責任を持って薬物依存の患者を診療所も診なければいけないし、そのことについての研修もしなければいけないと思っているところです。 ありがとうございました。 ○山本座長 ありがとうございました。 松本先生、よろしいですか。 ○松本構成員 はい。 ○山本座長 他、いかがでございましょうか。 岩崎構成員、どうぞ。 ○岩崎構成員 私、再発防止ということに関連して言えば、先ほど育成会あるいは身障協の会長さんからお話がありましたように、教育の必要性というのは大変大事だと考えておりまして、文科省でもカリキュラム編成の際にそのような努力をしていきたいという前向きな回答をいただいております。 私が知る限りでは、平成の1桁の時代には、福祉の教育モデル校みたいなものがあって、学校教育の中でインクルーシブ社会の創設に向けた検討が行われていたのですけれども、このところは余り聞かれなくなってきた。ということは一般化してきたということで、評価すべきなのかもしれませんけれども、子供たちにとってはそういう機会に接することがなくなったということで、ぜひ団体としても御活躍をお願いしたいと私個人的に思っております。 それ��ら、日野会長から出た中で、防犯対策と防災対策は一体的にしていくべきではないかという御発言をいただきました。私、初めてこういうことを聞いたのですけれども、今回出されました4課長通知の防犯に関する通知と、これまで行われてきた防災対策の中で示唆に富むようなお話があればお伺いしたいと思ったのです。 といいますのは、今回の防犯対策について、ちょっと細か過ぎるのではないかとか、幾つかの批判を各種別からお話しいただいているものですから、もしあれでしたら、身障協としてどんなお考えかも含めて。 ○日野参考人 岩崎構成員のほうからおっしゃったこと、教育の話は本当に重要だろうと思いますので、協議会としても、ライフステージに沿った教育というのが必要なので、教育委員会と社会福祉法人と一体的に取り組むことが必要だろうと思っております。 それから、防犯対策につきましては、示された通知とかでちょっと表現が過度な体制整備をしないようにとお願いしていますけれども、例えばある団体、先日の別のところのヒアリングでおっしゃったのは、防犯カメラを設置するということについては人権の問題、例えば監視をされるとかいうこともあるので控えていただきたいという御意見���あったのです。それは身障協としては、外に向けての監視カメラであれば特に問題ないのではないかと思っておりますけれども、やはり一番危惧するのは施錠のところです。施錠の方法もいろいろあるのですが、例えば外から今回の場合はハンマーか何かでガラスを割って、そこから解除して侵入した。そのことであれば、例えば割れにくいようなビニールを窓ガラスに張るとか、そういう方法をとれば、例えばハンマー等でガラスを割るにしたって時間がかかるし、音がしますので、それは職員が気づくと思うのです。その程度であれば問題ないのですが、何カ所も施錠するとかいうことに関しては、先ほど申し上げました防災、万が一災害があったときに避難に時間がかかる。避難経路の確保ということを含めて一体的に検討しなくてはいけないのではないでしょうかということで発言をさせていただいたということです。 ○山本座長 岩崎構成員、よろしいですか。 ほかはいかがでございましょうか。 部長、どうぞ。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長 ありがとうございます。 防犯と防災ということで、社会から閉じた施設にならないようにというのは、どの委員からも共通して出ている話でございまして、私どものほうも通知の中で、地域と一体となった開かれた社会福祉施設となることと、防犯に係る安全確保がなされた社会福祉施設となることの両立を図るために、日ごろから利用者が地域に出て活動するということ。それから、地域開放など地域の関係者との交流に向けた諸活動について、防犯に係る安全確保に留意しつつ、これまで以上に積極的に取り組むことが重要で、また、利用者の自由を不当に制限したり、災害発生時の避難に支障が出たりすることのないように留意するということを書かせていただいております。 そうはいうものの、また改める必要があるのではないかという御示唆、御提言がありましたら、またお聞かせいただければと思います。 ○山本座長 ありがとうございました。 そのほか、いかがでございましょうか。 どうぞ。 ○松本構成員 先ほどの多機能型クリニックの話の続きなのですけれども、今、なかなか公的機関で地域のサポートをするマンパワーが少ない中で、こういう民間のそういったところに委託するというのは一つのアイデアだなと思う一方で、本日、全国「精神病」者集団の方がプレゼンテーションしてくれた中に、やはり医療の抱え込みみたいな感じになるのではないかという、それも確かに危惧すべきことかなと思っていて、先生のクリニックなどは本当に地域に根差してやっているのですけれども、地域によってはかなり病院で抱え込んでいるなという感じもある。 多分、その解決策の一つとして先生が提案された中で、市区町村などとの人的な交流であるとか、精神保健センターのモニタリングみたいなことを添えられたのかなと思っているのですけれども、どうでしょうか。やはりこれが医療の抱え込みとかになって、それは私もとても危惧すべきことなのかなと思っているのです。 ○窪田参考人 ありがとうございます。 これまでの日本の精神科診療所を考えますと、余りにも非力だった。医者と事務の2人しかいない。これで一体、重い人たちを地域で支えられるのかという、とても無力な状況があったと思います。やっと最近はデイケアができ、訪問ができて、他職種多機能になり一定の力を持てるようになってきたのです。さらに近年では、障害福祉サービスのほうも障害者自立支援法ができてから株式会社も実践する時代ですから、医療機関も包括的ケアや垂直統合型と言うなど、一つの医療チームでしっかり支援する必要があります。重い急性期の状況にある人たちについては、とにかく相当力を込めないと支え切れない。医師が外来で10分間程度面接するだけでよくなるかというと、それだけでは無理です。地域の中で様々な力を統合していく必要があります。しかし、日本の現状はまさに個々ばらばらです。たくさん地域に福祉施設はあるのだけれども、どれもみな別々の法人がやっていて、チームになっていないのです。これが日本が諸外国に遅れをとっている面だと思っています。重い人をサポートするときには、多職種による多機能の連携をチームとしてやっていく必要があります。そのためには、一つの医療法人でチームとしての実践をしっかりやらなければいけないと思っています。 ですから、一定程度の安定を見たら、そこからは福祉レベルに移すことを私は水平連携と言っていますが、力を込めるときには力を込めてやる。そして、一定程度安定したら地域の福祉の人たちにお任せしていくということが必要です。一つの医療法人だけで抱え込まないことは大事だし、開かれた場である必要がありますが最初の急性期のときには力を集中して対処しなければならないわけですから、最初の大変なところは医療チームがしっかりと支えて、そして一定程度よくなったら、より広い範囲の中で見ていくという構造が必要と思います。今までの日本にはこのような医療ケアが無さ過ぎたのではないか思います。 ○山本座長 私からも1点よろしいですか。 これは継続的支援を行う場合、期限とかはどのようにされているのでしょうか。それと、行われていることについて、もし課題を感じていることがあられたら、ちょっと挙げていただければ非常にありがたいのですが。 ○窪田参考人 特に統合失調症の方については、現状で言えば、やはり再発予防が大事ですから、5年、10年と長いお付き合いになるのはやむを得ないと思っています。ただ、かなり力を込めてサポートする、これもかなり個人差がありますね。本当に数週間で急性期を立ち直る人もいれば、引きこもった状況からやっと友達ができて、人の輪の中に入っていけるのに10年かかる人もいますから、何とも期間については一概には言えないと思います。ただ、評価を定期的に行って、不必要な支援は減らしていくという作業がいると思っています。 現状で我々のクリニックで困っているのは、例えば家を探しに不動産屋さんへ行っても、それは診療報酬にならない。仕事を探しにソーシャルワーカーがハローワークに行っても、これもボランティアにしかならない。そろそろ退院だから来てくださいねと、当院のスタッフが精神病院のケア会議に行っても、これも診療報酬にならない。全部持ち出しでボランティアではなかなかやれないのです。そういった生活支援の活動に対して経済的な手当がつく必要があります。 逆に言えば、私の提案の中にある地域精神保健センターをというのは、そこに2人でも3人でも自由に動けるコメディカルがいてくれれば、個々の活動のたびに診療報酬にしばられずに動けます。例えば八王子の病院に地域移行のケア会議が必要な患者がいれば飛んでいくし、地域で困っている人がいれば夜でも飛んでいくことができます。さまざまな応援ができる。そういう自由に動ける人手がいないというのが実は一番困っているところです。 ○山本座長 ありがとうございました。 これは民間委託をするのも一つお考えだということですが、そういう場合でも情報提供の問題とかがあると思うのですが、何かその点についてお考えはございますか。 ○窪田参考人 情報提供というのは、病院との間ですか。 ○山本座長 要するに病院との間です。市町村から。 ○窪田参考人 例えば現在入院中の患者さんで、退院してから当院の外来へつなげる必要があったとき、こちらはその患者さんがもともと当院に通院中の患者さんならば、ケア会議に行くことはオーケーだけれども、今まで当院にかかったことがない人だと、情報提供上の問題が起きてきますね。それが区からの委託を受けて当院が責任を持って退院促進もやってくださいと言われていて、公的な契約関係があれば、情報の共有は可能になるのではないかと思っています。 ○山本座長 その辺はちょっと制度的な検討が必要だと思いますね。ありがとうございます。 ○窪田参考人 そうですね。それから、民間であることのよさは、やはりローコスト・ハイパフォーマンスでできる。アメリカも精神保健センターができたけれども、どんどんNPOに委託になっていると聞き及んでいます。そういう委託の良さがあると思っています。 ○山本座長 大変貴重な御意見をいただきました。ありがとうございました。座長のほうからいろいろすみません。 では、松田先生。 ○松田構成員 窪田先生に引き続き質問で申し訳ないですが、先生のような意思ある人がきちんとやるというのは大事なのだけれども、やはりどこかでポシャっちゃうのではないかという心配があるのです。そこら辺のところは地域力のアップ、地域での治療共同体でもいいし、福祉共同体でもいいし、生活共同体、そういったものを同時に考えていかないといけない。そこら辺の運動とか活動をどうリンクさせるかという問題があるのだけれども、そこら辺はどうお考えですか。 ○窪田参考人 ありがとうございます。 当然そこが中心になれば、その医療機関の周辺の、例えば障害福祉サービスとも水平連携していかなければいけない。ただ、そこが委託を受けて一つのリーダーシップを発揮できれば、周辺の支援機関と一緒にケア会議を開くことが可能になります。今のところ現状で言えば、当方のクリニックはクリニックとしてやっているだけで、言うなれば八百屋さんと何の変わりもないのです。当院が周辺に呼びかけて一緒にケア会議を開こうなどという権限も何もないわけです。でも、そういうことをやれる、少なくとも言い出しっぺになれるような権限を与えてくれると、もうちょっと地域がうまく連携してやれるようになると思っています。 ○山本座長 松田先生、よろしいでしょうか。 ○松田構成員 はい。 ○山本座長 それでは、いかがでございましょうか。 また私からで申しわけないのですけれども、幾つかの団体の方から、警察の取り組みといいますか、警察官行政についての検証ということが指摘されておりますが、これに関しては、警察のほうではこの事件に対する対応として検証とかを行っているのでしょうか。どうぞ。 ○警察庁生活安全局生活安全企画課長 警察庁の生活安全課長でございます。 こちらの考え方としましては、チームに参画して一緒に検討させていただいているという理解でおります。 ○山本座長 特に内部ではされていない。 ○警察庁生活安全局生活安全企画課長 内部というか、もちろんこの検証チームがありますので、それにその都度、上司等に諮って相談申し上げておりますので、そういう意味では検討はしているところでございます。 ○山本座長 わかりました。 神奈川県のほうは、警察についての検証はいかがですか。 ○神奈川県保健福祉局長 神奈川県の検証委員会のほうにも県警本部の生安の総務課長さんに常時御出席いただいて、当���秘密会でやっております関係もあって、さまざまな資料でありますとか、いろいろな状況説明でありますとか、非常に丁寧にやっていただいて、今、そのおかげで非常に検証がはかどっているという面はございます。 ○山本座長 神奈川県では検証がはかどっているわけですね。 ○神奈川県保健福祉局長 おかげさまをもちまして。 ○山本座長 わかりました。 どうぞ。 ○窪田参考人 松田先生からの御質問で、だめなところはどうするのかというお話を思い出しました。委託したけれども、ちゃんとした成果を上げないところについてはどうするかについてです。自分が考えているのは、5年ごとに見直しをすることです。それぞれのところについてちゃんとやれているのか、そういったことを県の精神保健センターがモニタリングする。もしくは各自治体、市町村が委託を5年ごとに再契約をするというような形にすることによって、ちゃんと機能していないところは他に替わってもらうという道があるのではないかと思います。 恐らくこれが制度としてスタートすれば、かなりやる気になるところが出てくるのではないかと私は思います。逆に言えば、一つの地域で2つも3つもやりたいと言ったらどうするのかということがありますから、何年かごとに再契約し直すという制度が必要になってくるのではないかと思っています。 ○山本座長 ありがとうございました。 松田先生、よろしゅうございますか。 村上先生、どうぞ。 ○村上構成員 先ほど山本先生からも出たのですけれども、この間、私もグレーゾーンという表現で、これは警察が扱うべき事案なのか、医療が扱うべき事案なのかという、要するにはっきりとしない領域についてお話を伺いました。私自身、例えば日常臨床の中でも、当院は窪田先生のところと似ているのか、多機能型病院と言っていいぐらい問題な方ばかりがお見えになりまして、ほとんど警察の方がお連れになります。診断もやはり多様です。基本的には、すっきりと統合失調症という方はほぼおられません。多かれ少なかれ事件的なことを起こしておられます。 やはり我々自��も悩むのですね。多分この方を引き受けられた病院も悩まれたと思うのです。悩まれた経過はよくいろいろなところで調べていただいたものを見て、そのように悩んだけれども、やはりこれは受けようと思っておられたということは随分我々自身も共感を持って追跡ができるわけです。ただ、この悩んだ過程に関して我々は共有できない。 日常臨床はそういうことで、お巡りさんが連れてこられるので、お巡りさんとはすごく仲がいいわけですけれども、悩んだときに、この意見の交換がどれぐらいできるかということが、やはりこういう難しい場面に対応するような病院は必ず必要になってくるので、ぜひ警察のほうも、悩んでいただきたいというのはおかしい話ですけれども、悩んでいただいて、そこの悩みの部分は共有していただきたい。その結果において、我々医療が引き受ける場合もあれば、お戻ししてそれは司法といいますか警察の方で対応する場面もあるのだろうと思いますが、その領域があるのだということは、非常に難しい場面をどのようにマネージしていくかにとって非常に重要なポイントになるのだろうと思います。よろしくお願いしたいと思います。 ○山本座長 ありがとうございます。 田中構成員、どうぞ。 ○田中構成員 私も窪田さんにお聞きしたいのですけれども、プレゼンテーション資料の中の6ページの「行政からの業務委託により対応可能に」という文言は、4ページの図全体に対しての提案なのかなと理解しているのです。今日お話しいただいた精神の分野の医療の伴った対応ということになるわけですけれども、ケースマネジャーと相談支援専門員がかかわる分野は、3障害だけではなく発達障害、難病にも広がった状況ですので、業務委託に関してのウエートは、ソーシャルワーク的に動く相談支援専門員を指しているのか、医療的な背景を伴っていることに対して業務委託と御提案なのかということについて御意見をお聞きしたいと思います。 ○山本座長 窪田先生、お願いいたします。 ○窪田参考人 ありがとうございます。 やはりチームとしては一部のソーシャルワーカーだけの業務というわけにいかないと思うのです。包括的なコミュニティーケアという意味では、この医療法人の中の医者もソーシャルワーカーも心理も看護も、それから周辺にある訪問看護ステーションとか、就労移行支援事業所とか、様々なところが一体的に機能していく必要があると思っています。 ただ、一般外来では鬱病や不眠症の人も大勢来ていますから、そちらについては直接かかわらないでしょう。より重層的な多機能な支援が必要な人たちを対象にしたセクションになっていくと思っています。 ○山本座長 よろしいですか。 ○田中構成員 一言だけ。私たちの提案としても、対応が難しい方の特性を理解した見通しを見立てていくということが非常に重要だと思っていますので、この一体的な機能について、窪田さんからの提案を受けて、今後の対策の中で強めていただければということで、今の御意見ですとなかなか分かちがたい部分があるということだったかと思いますけれども、これを参考にして、ぜひ何らかの形になるように検討、報告にも反映していただければと思いますし、政策にも取り込んでいただければと思っての意見表明です。 以上でございます。 ○窪田参考人 ありがとうございます。 ○山本座長 ちょっと話が飛んでしまったのですが、先ほど村上先生から御指摘いただいた点につきまして、警察からいかがでしょうか。 ○警察庁生活安全局生活安全企画課長 村上先生は以前からおっしゃっておられることは認識しておりますので、その趣旨は理解しているつもりではありますけれども、警察側も決して悩んでいないわけではありませんで、以前、ちょっと今数字を思い出せませんけれども、保護した中でも全て23条通報しているわけではないというお話もさせていただいたかと思います。あくまで23条におきましては、精神障害のために自身を傷つけ、または他人に害を及ぼすおそれがある、自傷他害のおそれがあると認められる者を発見したときは直ちにその旨を最寄りの保健所長を経て都道府県知事に通報しなければならないとございますので、そういう意味では真面目にやらせていただいているところでございますので、また導き等、よろしくお願いしたいと思う次第でございます。 ○山本座長 村上先生、よろしいですか。 ○村上構成員 そういう関係性をつくるのに、日々、我々、日常的には警察の方と連携をとってきて、やっと信頼関係ができてくるというプロセスがございます。だから、警察の方も一生懸命されていることは十分承知しているのですが、ただ、何回も言うように、グレーゾーンというかはっきりと判断が出ないような、幾ら専門家が見てもたった1~2時間の世界では信頼がつかない場面があって、そこだけで何かの決定を出さないといけないわけですから、そういうときにお互いの意見交換がフリーにできるようなことは非常に重要なのだと。精神鑑定で結論が出てくるのは、入ってくる情報量の桁が3つ違うぐらいの情報量の中で診断をしたり判断をするわけですけれども、実際の診療というのはもっと生きている状況の中で、時々刻々の中で判断するわけですから、お互いに100%正解な答えを出しているわけではないというところを共有していただければと思いました。 ○山本座長 ふだんからの密接なコミュニケートというものは必要だと思うのですが、今後そういう具体策みたいなもの、村上先生、ございますか。 ○村上構成員 私、司法精神学を専門としているので、私がまいりましてからそういう非常に難しい患者さんに関して、かなり丁寧なケア会議を開かせていただいて、その中に警察の方がお入りになることもあるし、それから、先ほどお話ししましたように、ほぼ問題な患者さんは地域にある意味ではそのままいます。問題が起こるたびに余り有効な手が打てずにおります。そこが少し医療という観点で入ることについて、私のほうからも手を出したところ、警察の方もすっかりと、それこそ対話ができるようになったというプロセスがございます。だから、医療とこういう困難な方の処遇に関することは、やはりお互いの歩み寄りなのだと思います。 それは例えば児相も出てくるし、保健所も出てくるし、相談機関も出てくるわけですが、やはり一番判断の難しいところは、手つかずにあるということの事実なのです。この事実を我々が認めて、何か手をそこに出していかないといけない。多分今回の相模原のケースだって、手を出し始めるとそんなに簡単にいかない。単に寄り添うといっても、非常に二面性があってどのように判断するのかわからない局面が多分あったのだろうと。そういう非常に難しい局面にある方が実際に地域に多くおられるということ、そこを我々はどのように医療なのか、司法なのか、対話をしていくということが重要なのではないかと思いました。 ○山本座長 ありがとうございました。 ほかはいかがでしょうか。 中原構成員、どうぞ。時間がありませんので、済みませんが簡単に。 ○中原構成員 今の村上先生のお話の中に出てきた警察との情報共有というのは、保健所としても一番大事なところだと思っておりまして、要は地域で保健所とそれぞれの地域の警察がきちんとそのような意見を共有できるような関係性をつくる。それもまた各全国の保健所の役割だと思っています。 司法のほうでも、そういったところを十分に認識していただけるように意識していただければと思っておりますので、これは警察の方にお願いです。よろしくお願いいたします。 ○山本座長 ありがとうございました。 警察の方、今の点について何かございますか。 ○警察庁生活安全局生活安全企画課長 私自身も先週、座長に御一緒させていただいて兵庫の取り組みを拝聴してまいりましたので、そうした形で保健師の先生方、あるいはお医者様方とのつながりというか連携が必要だと思っております。 ただ、余りこちらから言って、各いろいろなところがあろうかと思いますので、構築というのは一朝一夕には難しいのかなという気もしているところでございます。 ○山本座長 ありがとうございました。 最後に、幾つかの団体から障害者に対する差別や偏見をなくす教育が必要だと、そういう体制をとっていくのが政府として非常に重要なのだという御指摘がございましたが、これについて、文科省か、内閣府のほうがよろしいですか。何かちょっとこの取り組みについてお話ししていただけますか。 ○内閣府政策統括官(共生社会政策担当)付参事官(障害者施策担当) 内閣府でございます。 この事件、内閣府の取り組みということで申しますと、9月20日、第5回のこの場でも申し上げたことでございますけれども、うちの加藤大臣もやまゆり園を訪問するといったようなこと、それから、神奈川県との共催で障害者差別解消地域フォーラムに出席して、命の尊さ、あるいは共生社会の重要性ということで発信したところでございます。 内閣府のホームページでも、やまゆり事件に対する取り組みということで特設ページを設けまして、いろいろな取り組みについて一覧できるようにしております。それとともに、あと1カ月ちょっとたちますと障害者基本法で決められている障害者週間というものがあるのですけれども、今年は12月2日に内閣府でやることにしております。そういう中でも、改めて命の尊さについて考えるという形で、原点に立ち返ったようなテーマでパネルディスカッションのようなことも行うといったことで、いろいろな形で、今、久保会長もおっしゃっていましたけれども、とにかく当事者がいて、その家族がいて、お互いすごく大事な存在としているのだという、みんながある意味当たり前、本来それが当たり前だというようなところを一人一人の命の尊厳ということとあわせて発信することができればと考えております。 内閣府としては以上でございます。 ○山本座長 文科省、いかがですか。 ○文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育企画官 文部科学省でございます。 障害者理解の教育につきましては、実はこの会議の場でも折々重要性を指摘されておりまして、私ども、これから努めていきたいと思っております。 委員の皆様には繰り返しになってしまうのですけれども、現在の学習指導要領においても、障害者についての理解ということでいろいろな場面で障害のある子供たちと一緒に学習をしたりする場面を設けたり、あるいは道徳であるとか社会科の中で勉強するというのも盛り込まれていますけれども、現在、学習指導要領全体を見直しておりますので、その中でさらにとりわけ今度の改訂は、次のオリンピック・パラリンピックが東京であるタイミングでもございますので、それに合わせて障害者への理解等の充実をしていきたいと思っております。 1点、先ほど学校のモデル事業のような御指摘がありましたけれども、現在もそういったことをやっておりまして、現在、私どもで行っているのが、心のバリアフリー推進事業という通称で呼んでいますけれども、特別支援学校等において障害のある子供たちと障害のない子供と交流する場を設け、スポーツを題材にして、例えばパラリンピアンを呼んできて講座を聞くとか、障害者スポーツを一緒にやるとか、そういった場面を活用して行う委託事業をしているところです。 今、概算要求ではそこに文化の事業についても使えるように活用しようと思っていまして、これからもこうした形で事業を進めていきたいと思っています。 ○山本座長 よろしくお願いしたいと思います。 それでは、時間になりましたので、本日の議論はここまでとさせていただきたいと思います。 最後に、事務局から今後の日程などについて御説明をお願いいたします。 ○厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課長 次回の日程につきましては、追って御連絡をしたいと考えております。 また、先週24日、兵庫県の取り組みの視察をしておりますけれども、その内容につきましては、次回説明をしたいと考えております。 配付した資料のうち、ドッチファイルにつきましては、机の上に置いていただきたいと思います。 事務局からは以上です。 ○山本座長 ありがとうございました。 本日はお忙しい中、長時間にわたりありがとうございました。 また、各団体の方には、貴重な御意見をいただきまして、本当にありがとうございました。 それでは、これをもちまして、第7回「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム」を閉会したいと思います。どうも長時間にわたりありがとうございました。 (了)
相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム(第7回)議事録(2016年10月31日)|厚生労働省
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