#男前インテリ��
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汚辱の日々 さぶ
1.無残
日夕点呼を告げるラッパが、夜のしじまを破って営庭に鳴り響いた。
「点呼! 点呼! 点呼!」
週番下士官の張りのある声が静まりかえった廊下に流れると、各内務班から次々に点呼番号を称える力に満ちた男達の声が騒然と漠き起こった。
「敬礼ッ」
私の内務班にも週番士官が週番下士官を従えて廻って来て、いつもの点呼が型通りに無事に終った。辻村班長は、これも毎夜の通り
「点呼終り。古兵以上解散。初年兵はそのまま、班付上等兵の教育をうけよ。」
きまりきった台詞を、そそくさと言い棄てて、さっさと出ていってしまった。
班付上等兵の教育とは、言い換えれば「初年兵のビンタ教育」その日の初年兵の立居振舞いのすべてが先輩達によって棚卸しされ、採点・評価されて、その総決算がまとめて行われるのである。私的制裁をやると暴行罪が成立し、禁止はされていたものの、それはあくまで表面上でのこと、古兵達は全員残って、これから始まる凄惨で、滑稽で、見るも無残なショーの開幕を、今や遅しと待ち構えているのであった。
初年兵にとつては、一日のうちで最も嫌な時間がこれから始まる。昼間の訓練・演習の方が、まだしもつかの間の息抜きが出来た。
戦闘教練で散開し、隣の戦友ともかなりの距離をへだてて、叢に身を伏せた時、その草いきれは、かつて、学び舎の裏の林で、青春を謳歌して共に逍遙歌を歌い、或る時は「愛」について、或る時は「人生」について、共に語り共に論じあったあの友、この友の面影を一瞬想い出させたし、また、土の温もりは、これで母なる大地、戎衣を通じて肌身にほのぼのと人間的な情感をしみ渡らせるのであった。
だが、夜の初年兵教育の場合は、寸刻の息を抜く間も許されなかった。皓々(こうこう)とした電灯の下、前後左右、何かに飢えた野獣の狂気を想わせる古兵達の鋭い視線が十重二十重にはりめぐらされている。それだけでも、恐怖と緊張感に身も心も硬直し、小刻みにぶるぶる震えがくるのだったが、やがて、裂帛(れっぱく)の気合
怒声、罵声がいり乱れるうちに、初年兵達は立ち竦み、動転し、真ッ赤に逆上し、正常な神経が次第々に侵され擦り切れていった。
その過程を眺めている古兵達は誰しも、婆婆のどの映画館でも劇場でも観ることの出来ない、スリルとサスペンスに満ち溢れ、怪しい雰囲気につつまれた素晴しい幻想的なドラマでも見ているような錯覚に陥るのであった。幻想ではない。ここでは現実なのだ。現実に男達の熱気が火花となって飛び交い炸裂したのである。
なんともやりきれなかった。でも耐え難い恥辱と死につながるかもしれない肉体的苦痛を覚悟しない限り抜け出せないのである。ここを、この軍隊と云う名の檻を。それがあの頃の心身共に育った若者達に課せられた共通の宿命であった。
この日は軍人勅諭の奉唱から始まった。
「我ガ国ノ軍隊ハ代々天皇ノ統率シ賜ウトコロニゾアル……」
私は勅諭の奉唱を仏教の読経、丁度そんなものだと思っていた。精神が忘れ去られ、形骸だけが空しく��械的に称えられている。又虐げられた人々の怨念がこもった暗く重く澱んだ呻き、それが地鳴りのように聞こえてくるそんな風にも感じていた。
勅諭の奉唱が一区切りついたところで、一人の古兵が教育係の上等兵に何か耳うちした。頷いた上等兵は、
「岩崎、班長殿がお呼びだ。すぐ行けッ」
全員の目が私に集中している。少くとも私は痛い程そう感じた。身上調査のあったあの日以来、私は度々辻村机長から呼び出しをうけた。あいつ、どうなってんだろ。あいつ班長殿にうまく、ゴマすってるんじゃないか。あいつ、俺達のことを、あることないこと、班長殿の気に入るように密告してるんじゃないか。同年兵も古兵達も、皆がそんな風に思っているに違いない。私は頑なにそう思い込んでいた。
つらかった。肩身が狭かった。
もともと私は、同年兵達とも古兵達とも、うまくいっていなかった。自分では余り意識しないのだが、私はいつも育ちや学歴を鼻にかけているように周囲から見られていたようである。運動神経が鈍く、腕力や持久力がからっきし駄目、することなすことがヘマばかり、ドジの連続の弱兵のくせに、その態度がデカく気障(きざ)っぽく嫌味で鼻持ちがならない。そう思われているようだった。
夏目漱石の「坊ちゃん」は親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしていたと云うが、私は生まれつき人みしりのする損なたちだった。何かの拍子にいったん好きになると、その人が善人であれ悪人であれ、とことん惚れ込んでしまうのに、イケ好かない奴と思うともう鼻も引つかけない。気軽に他人に話しかけることが出来ないし、話しかけられても、つい木で鼻をくくったような返事しかしない。こんなことではいけないと、いつも自分で自分を戒めているのだが、こうなってしまうのが常である。こんなことでは、同年兵にも古兵にも、白い眼で見られるのは至極当然内務班でも孤独の影がいつも私について廻っていた。
あいつ、これから始まる雨霰(あめあられ)のビンタを、うまく免れよって――同年兵達は羨望のまなざしを、あいつ、班長室から戻って来たら、ただではおかないぞ、あの高慢ちきで可愛いげのないツラが変形するまで、徹底的にぶちのめしてやるから――古兵達は憎々しげなまなざしを、私の背に向って浴せかけているような気がして、私は逃げるようにその場を去り辻村班長の個室に急いだ。
2.玩弄
部屋の前で私は軽くノックした。普通なら「岩崎二等兵、入りますッ」と怒鳴らねばならないところだが、この前、呼び出しをうけた時に、特にノックでいいと辻村班長から申し渡されていたのである。
「おう、入れ」
低いドスのきいた返事があった。
扉を閉めると私はいったん直立不動の姿勢をとり、脊筋をぴんとのばしたまま、上体を前に傾け、しゃちこばった敬礼をした。
辻村班長は寝台の上に、右手で頭を支えて寝そべりながら、じっと私を、上から下まで射すくめるように見据えていたが、立ち上がって、毛布の上に、どっかとあぐらをかき襦袢を脱ぎすてると、
「肩がこる、肩を揉め」
傲然と私に命じた。
私も寝台に上がり、班長の後に廻って慣れぬ手つきで揉み始めた。
程よく日焼けして艶やかで力が漲っている肩や腕の筋肉、それに黒々とした腋の下の毛のあたりから、男の匂いがむっと噴き出てくるようだ。同じ男でありながら、私の身体では、これ程官能的で強烈な匂いは生まれてこないだろう。私のは、まだまだ乳臭く、淡く、弱く、男の匂いと云うには程遠いものであろう。肩や腕を、ぎこちない手つきで揉みながら、私はふっと鼻を彼の短い頭髪やうなじや腋に近づけ、深々とこの男の乾いた体臭を吸い込むのだった。
「おい、もう大分、慣れて来たか、軍隊に」
「……」
「つらいか?」
「いエ……はァ」
「どっちだ、言ってみろ」
「……」
「つらいと言え、つらいと。はっきり、男らしく。」
「……」
「貴様みたいな、娑婆で、ぬくぬくと育った女のくさったようなやつ、俺は徹底的に鍛えてやるからな……何だ、その手つき……もっと、力を入れて……マジメにやれ、マジメに……」
辻村班長は、岩崎家のぼんぼんであり、最高学府を出た青白きインテリである私に、マッサージをやらせながら、ありったけの悪態雑言を浴びせることを心から楽しんでいる様子であった。
ごろりと横になり、私に軍袴を脱がさせ、今度は毛深い足や太股を揉みほぐし、足の裏を指圧するように命じた。
乱れた越中褌のはしから、密生した剛毛と徐々に充血し始めた雄々しい男の肉茎が覗き生臭い股間の匂いが、一段と激しく私の性感をゆさぶり高ぶらせるのであった。
コツコツ、扉を叩く音がした。
「おお、入れ」
私の時と同じように辻村班長は横柄に応えた。今時分、誰が。私は思わず揉む手を止めて、その方に目を向けた。
入って来たのは――上等兵に姿かたちは変ってはいるが――あっ、辰ちゃんではないか。まぎれもなく、それは一丁目の自転車屋の辰ちゃんなのだ。
私の家は榎町二丁目の豪邸。二丁目の南、一丁目の小さな水落自転車店、そこの息子の辰三は、私が小学校の頃、同じ学年、同じクラスだった。一丁目と二丁目の境、その四つ角に「つ���むら」と云ううどん・そば・丼ぶり物の店があり、そこの息子が今の辻村班長なのである。
私は大学に進学した関係で、徴兵検査は卒業まで猶予されたのであるが、彼―― 水落辰三は法律通り満二十才で徴兵検査をうけ、その年か翌年に入隊したのだろう。既に襟章の星の数は私より多く、軍隊の垢も、すっかり身についてしまっている様子である。
辰ちゃんは幼い時から、私に言わせれば、のっぺりした顔だちで、私の好みではなかったが、人によっては或いは好男子と言う者もあるかもしれない。どちらかと言えば小柄で小太り、小学校の頃から既にませていて小賢しく、「小利口」と云う言葉が、そのままぴったりの感じであった。当時のガキ大将・辻村に巧みにとり入って、そのお気に入りとして幅をきかしていた。私が中学に入って、漢文で「巧言令色スクナシ仁」と云う言葉を教わった時に「最っ先に頭に想い浮かべたのはこの辰ちゃんのことだった。ずる賢い奴と云う辰ちゃんに対する最初の印象で、私は殆んどこの辰ちゃんと遊んだ記憶も、口をきいた記憶もなかったが、顔だけは、まだ頭の一隅に鮮明に残っていた。
辻村班長は私の方に向って、顎をしゃくり上げ、辰ちゃん、いや、水落上等兵に、「誰か分かるか。」
意味あり気に、にやっと笑いながら尋ねた
「うん」
水落上等兵は卑しい笑みを歪めた口もとに浮かべて頷いた。
「岩崎、裸になれ。裸になって、貴様のチンポ、水落に見てもらえ。」
頭に血が昇った。顔の赤らむのが自分でも分った。でも抵抗してみたところで、それが何になろう。それに恥ずかしさに対して私は入隊以来もうかなり不感症になっていた。部屋の片隅で、私は手早く身につけていた一切合切の衣類を脱いで、生まれたままの姿にかえった。
他人の眼の前に裸身を晒す、そう思うだけで、私の意志に反して、私の陰茎はもう「休メ」の姿勢から「気ヲ付ケ」の姿勢に変り始めていた。
今日は辻村班長の他に、もう一人水落上等兵が居る。最初から突っ張ったものを披露するのは、やはり如何にもきまりが悪かった。しかも水落上等兵は、私が小学校で級長をしていた時の同級生なのである。
私の心の中の切なる願いも空しく、私のその部分は既に独白の行動を開始していた。私はどうしても私の言うことを聞かないヤンチャ坊主にほとほと手を焼いた。
堅い木製の長椅子に、辻村班長は越中褌だけの姿で、水落上等兵は襦袢・軍袴の姿で、並んで腰をおろし、旨そうに煙草をくゆらしていた。班長の手招きで二人の前に行くまでは、私は両手で股間の突起を隠していたが、二人の真正面に立った時は、早速、隠し続ける訳にもいかず、両手を足の両側につけ、各個教練で��わった通りの直立不動の姿勢をとった。
「股を開��。両手を上げろ」
命ぜられるままに、無様な格好にならざるを得なかった。二人の視線を避けて、私は天井の一角を空ろに眺めていたが、私の胸の中はすっかり上気して、不安と、それとは全く正反対の甘い期待とで渦巻いていた。
二人は代る代る私の陰茎を手にとって、きつく握りしめたり、感じ易い部分を、ざらざらした掌で撫で廻したりしはじめた。
「痛ッ」
思わず腰を後にひくと、
「動くな、じっとしとれ」
低い威圧的な声が飛ぶ。私はその部分を前につき出し気味にして、二人の玩弄に任せると同時に、高まる快感に次第に酔いしれていった。
「廻れ右して、四つん這いになれ。ケツを高くするんだ。」
私の双丘は水落上等兵の手で押し拡げられた。二人のぎらぎらした眼が、あの谷間に注がれていることだろう。板張りの床についた私の両手両足は、時々けいれんをおこしたように、ぴくッぴくッと引き吊った。
「顔に似合わず、案外、毛深いなアこいつ」
水落上等兵の声だった。突然、睾丸と肛門の間や、肛門の周囲に鈍い熱気を感じた。と同時に、じりッじりッと毛が焼けて縮れるかすかな音が。そして毛の焦げる匂いが。二人は煙草の火で、私の菊花を覆っている黒い茂みを焼き払い出したに違いないのである。
「熱ッ!」
「動くな、動くとやけどするぞ」
辻村班長の威嚇するような声であった。ああ、目に見えないあのところ、今、どうなってるんだろう。どうなってしまうのだろう。冷汗が、脂汗が、いっぱいだらだら――私の神経はくたくたになってしまった。
3.烈情
「おい岩崎、今日はな、貴様にほんとの男ってものを見せてやっからな。よーく見とれ」
四つん這いから起きあがった私に、辻村班長は、ぶっきらぼうにそう言った。辻村班長が水落上等兵に目くばせすると、以心伝心、水落上等兵はさっさと着ているものを脱ぎ棄てた。裸で寝台の上に横になった水落上等兵は、恥ずかしげもなく足を上げてから、腹の上にあぐらを組むように折り曲げ、辻村班長のものを受入れ易い体位になって、じっと眼を閉じた。
彼白身のものは、指や口舌で何の刺戟も与えていないのに、既に驚くまでに凝固し若さと精力と漲る力をまぶしく輝かせていた。
「いくぞ」
今は褌もはずし、男一匹、裸一貫となった辻村班長は、猛りに猛り、水落上等兵を押し分けていった。
「ううッ」
顔をしかめ、引き吊らせて、水落上等兵は呻き、
「痛ッ……痛ッ……」と二言三言、小さな悲鳴をあげたが、大きく口をあけて息を吐き、全身の力を抜いた。彼の表情が平静になるのを待って、辻村班長はおもむろに動いた。大洋の巨大な波のうねりのように、大きく盛り上がっては沈み、沈んでは又大きく盛り上がる。永落上等兵の額には粒の汗が浮かんでいた。
凄まじい光景であった。凝視する私の視線を避けるように、流石の永落上等兵も眼を閉じて、烈しい苦痛と屈辱感から逃れようとしていた。
「岩崎、ここへ来て、ここをよーく見ろ」
言われるがままに、私はしゃがみこんで、局部に目を近づけた。
一心同体の男達がかもし出す熱気と、激しい息づかいの迫力に圧倒されて、私はただ茫然と、その場に崩れるようにすわりこんでしまった。
戦いは終った。戦いが烈しければ烈しい程それが終った後の空間と時間は、虚しく静かで空ろであった。
三人の肉体も心も燃え尽き、今は荒涼として、生臭い空気だけが、生きとし生ける男達の存在を証明していた。
男のいのちの噴火による恍惚感と、その陶酔から醒めると、私を除く二人は、急速にもとの辻村班長と水落上等兵に戻っていった。先程までのあの逞しい情欲と激動が、まるで嘘のようだった。汲(く)めども尽きぬ男のエネルギーの泉、そこでは早くも新しい精力が滾々(こんこん)と湧き出しているに達いなかった。
「見たか、岩崎。貴様も出来るように鍛えてやる。寝台に寝ろ。」
有無を言わせぬ強引さであった。
あの身上調査のあった日以来、私はちょくちょく、今夜のように、辻村班長の呼び出しをうけていたが、その度に、今日、彼が水落上等兵に対して行ったような交合を私に迫ったのである。しかし、これだけは、私は何としても耐えきれなかった。頭脳に響く激痛もさることながら、襲いくる排便感に我慢出来ず私は場所柄も、初年兵と云う階級上の立場も忘れて、暴れ、喚き、絶叫してしまうので、辻村班長は、ついぞ目的を遂げ得ないままであった。
その時のいまいましげな辻村班長の表情。何かのはずみでそれを想い出すと、それだけで、私は恐怖にわなないたのであるが、辻村班長は一向に諦めようとはせず、執念の劫火を燃やしては、その都度、無残な挫折を繰り返していたのである。
その夜、水落上等兵の肛門を責める様を私に見せたのは、所詮、責められる者の一つの手本を私に示す為であったかもしれない。
「ぐずぐずするな。早くしろ、早く」
ああ、今夜も。私は観念して寝台に上がり、あおむけに寝た。敷布や毛布には、先程のあの激突の余儘(よじん)が生温かく、水落上等兵の身体から滴り落ちた汗でじっとりと湿っていた。
私の腰の下に、枕が差し込まれ、両足を高々とあげさせられた。
「水落。こいつが暴れんように、しっかり押さえつけろ。」
合点と云わんばかりに、水落上等兵は私の顔の上に、肉づきのいい尻をおろし、足をV字形に私の胴体を挟むようにして伸ばした。股の割れ目は、まだ、水落上等兵の体内から分泌された粘液でぬめり、私の鼻の先や口許を、ねば��かせると同時に、異様に生臭い匂いが、強烈に私の嗅覚を刺戟した。
「むむッ」
息苦しさに顔をそむけようとしたが、水落上等兵の体重で思うにまかせない。彼は更に私の両足首を手荒く掴んで、私の奥まった洞窟がはっきり姿を見せるよう、折り曲げ、組み合わせ、私の臍の上で堅く握りしめた。
奥深く秘められている私の窪みが、突然、眩しい裸電球の下に露呈され、その差恥感と予期される虐待に対する恐怖感で、時々びくっびくっと、その部分だけが別の生き物であるかのように動いていた。
堅い棒状の異物が、その部分に近づいた。
思わず息をのんだ。
徐々に、深く、そして静かに、漠然とした不安を感じさせながら、それは潜行してくる。ああッ〃‥ああッ〃‥‥痛みはなかった。次第に力が加えられた。どうしよう……痛いような、それかと云って痛くも何ともないような、排泄を促しているような、そうでもないような、不思議な感覚が、そのあたりにいっぱい。それが、私の性感を妖しくぐすぐり、燃えたたせ、私を夢幻の境地にさそうのであった。
突然、激痛が火となって私の背筋を突っ走った。それは、ほんのちょっとした何かのはずみであった。
「ぎゃあッ!!」
断末魔の叫びにも似た悲鳴も、水落、上等兵の尻に押さえつけられた口からでは、単なる呻きとしか聞きとれなかったかもしれない。
心をとろけさせるような快感を与えていた、洞窟内の異物が、突如、憤怒の形相に変わり、強烈な排便感を伴って、私を苦しめ出したのである。
「お許し下さいッ――班長殿――お許しッ ――お許しッ――ハ、ハ、班長殿ッ」 言葉にはならなくても、私は喚き叫び続けた。必死に、満身の力を振り絞って。
「あッ、汚しますッ――止めて、止めて下さいッ――班長殿ッ――ああ――お願いッ――お許しッ――おおッ――おおッ―― 」
「何だ、これくらいで。それでも、貴様、男か。馬鹿野郎ッ」
「ああッ、……痛ッ……毛布……毛布……痛ッ――汚れ――汚れますッ――班長殿ッ」
毛布を両手でしっかりと握りしめ、焼け爛れるような痛さと、排便感の猛威と、半狂乱の状態で戦う私をしげしげと眺めて、流石の辻村班長も、呆れ果てで諦めたのか、
「よしッ……大人しくしろ。いいか、動くなッ」
「うおおおー!!!」
最後の一瞬が、とりわけ私の骨身に壊滅的な打撃を与えた。
「馬鹿野郎。ただで抜いてくれるなんて、甘い考えおこすな。糞ったれ」
毒づく辻村班長の声が、どこか遠くでしているようだった。
終った、と云う安堵感も手伝って、私は、へたへたとうつ伏せになり、股間の疼きの収まるのを待った。身体じゅうの関節はばらばら全身の力が抜けてしまったように、私はいつまでも、いつまでも、起き上がろうとはしなかった。
班長の最後の一撃で俺も漏らしてしまったのだ。腑抜けさながら。私はここまで堕ちに堕ちてしまったのである。 瞼から涙が溢れ、男のすえた体臭がこ���りついた敷布を自分の汁と血で汚していた。
どれだけの時間が、そこで停止していたことか。
気怠(けだる)く重い身体を、もぞもぞ動かし始めた私。
「なんだ、良かったんじゃねぇか、手間取らせやがって」
おれの漏らした汁を舐めながら辻村班長が言った。
そして汚れたモノを口に突っ込んできた。
水落上等兵は、おいうちをかけるように、俺に覆い被さり、聞こえよがしに口ずさむのであった。
新兵サンハ可哀ソウダネ――マタ寝テカクノカヨ――
(了)
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エジプトにいた増田です。 思いのほか多くの方に読んで頂けたことに当惑しつつ、大変感謝しています。 そんなに人の興味のあることではないとは思うのですが、せっかくの機会なので、自分の考える(自分の出会ってきた)アラビア語とイスラームのことを、ちょっと書かせて頂きます。 大前提ですが、自分は基本、道楽で勉強してきた人間で、職業的な研究者ではありません。大学の専門も西南アジア史とかではないです。あくまで個人の体験を元にした個人の感想で、学問的裏付けのあやふやな大雑把なお話だとご理解下さい。 (いきなり余談ですが、わたしが出会ってきた「アラビア語の達者な日本人」は必ずしも研究者ではなく、一番多いのはマリッジムスリム、つまりムスリムと結婚した日本人です。彼女たちはエジプト社会に溶け込んで普通に暮らしているので、普通は言葉が達者です……十年いても全然ダメでかつ謎の力で意思疎通できる不思議な人もいましたが(笑)。 シリア人と結婚しシリア在住の女性とは、帰りの飛行機で隣り合わせて、息継ぐ間もなく喋り続けて良い思い出です。彼女から聞いた当時のシリア事情は外から見た「残虐なバッシャールvs自由シリア軍」みたいな構図とは全然違って、目を開かされました。 また日本在住のマリッジムスリムでも、家族親族との交流やクルアーンのために熱心に勉強し、大変流暢な方がおられます。 ほとんどの場合、ムスリム男性と日本人女性で、これはイスラーム圏において異教徒の嫁を貰って改宗してもらうのは敷居が低い一方、女性をよその男性にさらすのは極めてハードルが高いせいでしょう。逆のパターンを1組だけ知っていますが、これは女性側の家が相当裕福なインテリ層で、留学経験などもあるためでした) 先述の通り、わたしがアラビア語に関心をもったのはイスラームへの興味からでした。 イラン人についての書かれた元増田の方が、「クルアーンのアラビア語はお経みたいなもの、イラン人にはわからん」といったことを記されていましたが、本当にクルアーンはお経的だと思います。 お経的というのは、意味内容以前に「音をそのまま」読誦することが重視されている、という点においてです。 日本の仏教徒で熱心にお経を読まれている方も、楽譜みたいな感じで音そのものを覚えつつ、意味も勉強すると思います。非アラビア語話者のムスリムにとって、クルアーンはちょうどそんな感じです。 何ならアラブ人にとっても、クルアーンのアラビア語は非常に古い言葉ですので、普通に読んだら意味のわからないところは沢山あります。ただ幼少期から声に出して読誦し丸暗記しているし、その意味も大抵は教えられているので、特に疑問に思わないだけです。 (お世話になっていたエジプト人の先生とクルアーンについて話していた時、「アン=ナージアートとかぶっちゃけ全然わからん!」と言っていたのを覚えています。これはクルアーンの後半の方にある非常に韻文的で語彙的に難しい章で、短いので多くのムスリムが丸暗記していますが、初見のアラビア語として見たら大学出のエジプト人でも「全然わからん」ものです) 一点留保をつけると、「古いからわからない」という意味では日本人にとっての平安時代の言葉に似てはいるのですが、前のエントリでも書いた通りアラブ世界ではフスハーという形で古いアラビア語が割と保存されているため、日本人における古語ほどは難しく感じないと思います。 ついでに言えば、少なくとも大多数のエジプト人は、アラビア語と言えばこのフスハーのことだと信じていて、学校の「国語」にあたる時間ではフスハーを勉強します。普段使っているアーンミーヤ、エジプト方言はその「崩れたもの」くらいの認識で、「勉強するに値しない」「文法なんかない」と本気で思っています。大学出の語学教師さえ、「この仕事につくまで、アーンミーヤをわざわざ勉強するなんて考えたこともなかった」「文法なんかなくて、自然にできると思っていた」とか言い出すほどです。 外国人視点で見れば、フスハーとアーンミーヤはラテン語とフランス語くらい離れていて、勉強すれば連続性がわかり、「ここがこう変化して今こうなのか!」と感動するのですが、最初に耳で聞くとまったく別言語に聞こえます。勉強しないで自然にできるわけがありません。 話がズレましたが、クルアーンは(お経のように)そのままのアラビア語を声に出して読み丸暗記するのが基本です。 キリスト教の聖書は色んな言語に訳されていて、普通は各自の言語で読むものだと思うので、その点がかなり異なります。ただ、周知の通り聖書の大衆口語への翻訳が本格的に行われるようになったのは宗教改革以降で、元来はキリスト教でも「音そのまま」が基本だったのではないかと思います。おそらく大抵の聖典とか、宗教的行為というのは、意味以前に音や身体操作をそのまま発して覚える、反復することが大切だったのではないでしょうか。 何が言いたいかと言うと、現代日本に生きるわたしたちは、宗教というと信念体系とか戒律とか、知的に理解できるものを第一に考えてしまいがちですが、元々はもっと音楽的で、意味や論理性よりも「ノリ」みたいなものを重視していたはず、ということです。 現代で言えば、ヒップホップみたいな感じでしょうか。ヒップホップに全然詳しくないので的外れだったら申し訳ありませんが、フロウとかライムとかは、意味的整合性が全然どうでもいいとは言いませんが、音ノリと意味があいまって全体の美しさが練られると思います。歌詞を紙に書き出して意味を深堀りする、みたいな作業は、批評的・研究的には意味があると思いますが、そこに第一義があるわけではありません。 英語のヒップホップの歌詞を全部翻訳して、その意味内容だけをじっと見つめていても、多分その曲の本質にはあまり近づけません。同様に、イスラームについて「戒律が厳しい」とか「豚肉はダメ」とかそんなところだけ見ても、実際にムスリムたちが行っている、あるいは身体化している「それ」からすると、的を外してしまっている可能性が大いにあります。そしてイスラームに限らず、(現代的にはただの迷妄のように片付けられがちな)宗教行為、信仰というものは、容易に翻訳可能で知的に了解しやすい部分だけ追っても、なかなか「肝」のところが見えてこないのではないでしょうか。 特に聖典のような古い言語は韻文的性質が強いです。アラビア語とヘブライ語のような近い言語ならともかく、日本語のような遠い言語に翻訳すると、どうしても元々の「ノリ」が失われてしまいます。やはり対象言語を基本だけでも学び、翻訳と原典の両方を活用しないと、うまく「詠む」ことはできません。 クルアーン、特にマッカ期と呼ばれる初期に啓示された後半部分は、大変韻文的性質が強いです(クルアーンは概ね時系列と逆に章が並んでいます)。日本では「戒律の厳しい宗教のルールブック」みたいなイメージが強いかもしれませんが、そういう約束事みたいなことを書いている部分は、まったくないとは言いませんが極めて少なく、では何が書かれているかというと、概ね「神様スゴイ」ということを手を変え品を変え表現しているだけです。本当に同じことを言い方を変えて反復しています。あとは「現世は戯れ」「不信仰者を待つのは火獄の責め苦」「楽園には川が流れている」みたいな抽象的イメージが多いですね。 音楽的ノリが強いので「サビ」みたいな部分もあって、ごにょごにょとエピソード的な話が続くと、とてもわかりやすい言葉で「まことアッラーは慈悲深い」みたいなお決まりのフレーズがビシッと入ります。ごにょごにょのところが言語的にちょっと難しくても、サビだけは聞き取��るので外国人にやさしいです。 またヘブライ語聖書(旧約聖書)のエピソードが知識として前提されている雰囲気があり、ちょっと二次創作っぽいというか、ユースフ(ヨセフ)とかイブラーヒーム(アブラハム)とかヌーフ(ノア)とか、旧約キャラの話が脈絡なくフラッシュバックのようにパッパッと入ります。旧約エピソードがアラビア語的にカッコイイ韻文で表現されているのは、こんなことを言うと怒られそうですがファンアートっぽいというか、音楽的に昇華されている感じです。 こうしたエピソードっぽいフレーズは時系列で並んでいるわけでは全然なく、「そういえばアイツもこうだった」みたいに話題ごとに何度も引っ張り出されます。 この文体は翻訳で読むと非常に冗長で退屈極まりないのですが、音で聞くと大変心地良く、カッコイイのです。情報として全然新規性がなくても、「出ました! ムーサー(モーセ)の話!」みたいに盛り上がります。 わたしは今でも、車を運転する時は「今日はアル=アアラーフでいくか」みたいに、正に音楽をかけるノリでクルアーンの読誦を流しています。心が落ち着いて安全運転です。 良く言えばノリが良く、悪く言うと深く考えてない感じです。 余談に次ぐ余談ですが、「クルアーン」というカタカナ表記は学問的な界隈では結構前からポピュラーだと思いますが、昔から一般的なのは「コーラン」ですよね。 カタカナで正確に書けるわけがないのだからどっちでもいいんじゃない?とは思いますが、ちょっと疑問に思っていることがあります。 「クルアーン」というのは表記に忠実な感じの書き方で、あまり良い例ではないかもしれませんが、「stand up」を(ステァンダッではなく)「スタンドアップ」と書くみたいな方針だと思います。 では「コーラン」の方が音に忠実かというと、そうではなく、これは多分、英語表記からカタカナに起こしたものです。ラテン文字表記でquranとかkoranとか書かれていたのを、カタカナにする時に「コーラン」にしたのでしょう。 英語圏の人たちが一般にこれをどう発音しているのかよく知らないのですが、もしアラビア語の音に似せるなら、後半にアクセントがあるはずです。 ところが、理由はわかりませんが、カタカナにする時になぜか前半アクセントのイメージで「コ」の後に伸ばし棒をつけて、擬似的に強弱アクセントを表現したようです。 実際に耳で聞けば後半にアクセントがあるのは歴然としていて、日本人の感覚で簡単なカタカナ表記を考えるなら「コラーン」あたりが音的には一番近いと思います。これを普通にカタカナ読みしても多分通じますが、「クルアーン」「コーラン」はまずわからないでしょう。 別にどっちでもいいのですが、アラビア語には日本語のように長母音的な概念があるので、素直に似せていけばいいものを、わざわざ第三言語のラテン文字表記に引っ張られているのがちょっと悔しいです。 同様にラテン文字表記(英語圏での表記)に引っ張られているらしいものとして、「メッカ」はどう考えても「マッカ」で、これはカタカナ読みでも通じます。「カタール」は普通に聞いたら「カタル」が断然近いです。 あと不思議なのは「アッバース朝」とPLOの「アッバス議長」は同じ名前なのですが、なぜか文脈で表記が違いますよね。「アッバース」の方がアクセント的に近いです。これも多分、議長の方がラテン文字表記に引っ張られたのでしょうね。 これは完全に自分語りですが、わたしは割とキリスト教の影響のある環境に育ちました(信者ではありません)。子供時代はどちらかというと反発し、宗教とはなんてアホで小うるさいものなんだ、くらいの幼稚な考えを抱いていたのですが、肯定否定はともかく、信仰なるものについて考える機会は日本人としては多い方だったと思います。 その中でイスラームは、911やその後の騒動もあって印象が強烈でした。行為そのものは単なる殺戮で肯定できるものではありませんが、何年もかけて潜伏し飛行機の操縦を学び、自分の命を投げ捨てて突っ込むというのは尋常ではありません。一方で、世界に16億いるというムスリムが皆こんなぶっ飛んだ感覚の殺戮者であるのは、常識的に考えてありえないと思いました。 では実際のところ、平々凡々たる市井のムスリムたちはどうなのか? 彼らが信じている、その中で生まれ育ち生きているイスラームとはどんなものなのか? というのが、今思うと出発点だったと思います。 色々本を読むとそれなりにイスラームについての一般常識はつくのですが、それらはあくまで、頭の良い人が外から観察してまとめたものです。しかしわたしが知りたかったのは、もっとレベルの低い大衆的な肌感覚みたいなもので、それを知るには内的に追体験するというか、彼ら自身の立ち位置になるべく入ってみて、そこから世界を眺めてみないといけない思いました。 キリスト教でも仏教でも熱心な信徒もいればなんちゃってクリスチャンみたいのもいるわけですから、ムスリムだって色々なはずで、「さほど熱心ではないけどやっぱり信じてる」みたいな人もいるはずです。どちらかというとヘボいムスリムの感覚に同化してみたかったです。わたしはヘボい日本人ですから。 この低水準の信仰感覚というのは、あくまでわたし個人の感じてきたところでは���幼い頃から聞いている歌がつい口をついて出てしまうみたいなものかと思います。 大人ですから知的に敷衍して約束事のように語る部分もありますが、多分そこは本質ではなく(彼ら自身は見栄っ張りなので、よそ行きにもっともらしいことを語るものなのですが)、もっと身体的で音楽的なものこそが大元なのだと、自分は感じています。 そしてこの感覚は、サピア・ウォーフの仮説ではないですが、言語と密接に繋がっています。言語、文化、宗教は連続体で、どれか一個だけ取り出して眺めようとしてもなかなかうまくいきません。 まぁ、そんな風に見てみると、意味のわからない人々についてもちょっとは親しく感じられるんじゃないかなぁ、と思います。 そんなこと興味ない、親しみたくなんかない、という人が大勢でしょうが、違う場所から違う視点でものを見てみるのは、何でもすごく面白いものだとわたしは思いますよ。 人生、旅じゃないですか。
エジプトにいた増田です。 思いのほか多くの方に読んで頂けたことに当惑し..
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しかし、ツーブロックゴリラたちの本当の強さ、真価は実は暴力性ではない。暴力性だけの男では組織の輪を乱す危険人物とされ、ホモソーシャル内でのし上がることはできない。しかしツーブロックゴリラの多くは学生時代から社会人生活に至るまで常に権力の隣にいる。それは一重に彼らの持つ暴力性以外のもう一つの顔の力によるものなのだ��� ツイッターの社会不適合インテリたちから脳筋と揶揄されるツーブロックゴリラたちであるが、その生態は実はとても”したたか”である。彼らは体育会系で鍛え上げた観察眼と諜報能力、世渡り力で常に組織の人間と良好な関係を構築し、様々な部署や上役同士の権力関係を観察、調査している。陰キャがしたり顔で意味がない、無駄の極み、と参加しない忘年会や会社の飲み会に積極的に参加し、できる上司に酌をして回り心証を良くし、同期と情報交換をし、使える後輩と親睦を深める。 そして組織の実権を握っているステークホルダーを見つけると、体育会系で鍛え上げた格上への処世術を遺憾なく発揮して懐に潜り込む。陰キャの前では決して見せない媚びに媚びたゴマスリと太鼓持ちで組織のボスの狗となり尽くす。実利のために必要とあらばゴリラたちは躊躇いなく無駄なプライドをドブに投げ捨てることができる強さをツーブロゴリラ持っている。ちっぽけなプライドに縛られて上司の説教や同僚のアドバイスに従えない陰キャとは全く逆である。
ツーブロックゴリラはなぜホモソーシャルの勝者なのか?|ポンデベッキオ
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2023.11.16
今日、午後イチのレッスンの後、
店に居たら、いきなり男性が店に来て
すいません、ギターのレッスン今日出来ますか?と
聞いて来た。
は?と思ったが、
以前、一回レッスンを受けた事が有る子だった。
次の人までの時間が1時間あるので
急遽、レッスンする事に
しかし、アポ無しで
イキナリ手ぶらで来るヤツも凄いな(笑)
さて、何する?ってなる訳
バウンディーってアーティストの曲をやりたいと
出た!道場破り的課題曲。
知らねぇ、初見楽曲。
とりあえずYouTubeで曲を聴く。
直ぐコードを取り、コード譜を起こす
タイトル…何だっけな?
一撃のナントカ みたいな曲だったが
完全にシティポップ狙ってる。
歌い方も、山下達郎だし。
コード進行も、見事に半音づつ転調して行く
音楽インテリな感じを醸し出してる
今の若い世代が、
コンピュータで適当に曲を書くのでは無く
キッチリ、狙って?オマージュ?
リスペクト??
とにかく、この様な楽曲を書いてる事に感心した(^^)
そして、若い男の子が、この楽曲を気に入り
ギターを習いたいと、門を叩いた訳。
可愛い道場破りだ。
これから毎週、習いに来るらしい
頑張ってくれよ〜!
上手くなってセッションしようぜ!
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『ドラゴンボール』の主人公・孫悟空、『ONE PIECE』のルフィなど、世代を超えて愛されてきたコミック界の人気キャラたち。最近でも『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『東京卍リベンジャーズ』『SPY×FAMILY』『【推しの子】』など、ヒット作は数多く生まれているが、かつてのような“圧倒的スター”キャラはいないように思う。その背景には、電子書籍の定着が関係しているようだ。また、支持される“ヒーロー像”にも多様化が見られる。国内最大級の品揃えを誇る総合電子書籍ストア・ブックライブに、令和の人気キャラの傾向を聞いた。 【写真】泉里香の“ナミ”に絶賛の声、爆弾たわわボディを大胆披露で「完成度高すぎ!」
■「令嬢もの」がトレンドなぜ? ハラハラより“安心感”、お決まり展開求める電子読者層
常時1万冊以上の無料漫画を配信し、利用者数は1500万人以上に上るブックライブ。2011年のサービス開始以来、同社が牽引する形で電子書籍が徐々に浸透し、コロナ禍でさらに加速。斜陽と言われ続けた出版業界だったが、急伸した電子書籍の売上により、21年には市場全体でV字回復を遂げている。 いまや幅広い層が電子漫画を読む時代となったが、同社の書店員を務めるすず木さんは、人気作品の多様化を実感しているという。 「昨今は作品自体が多様化しており、分かりやすい王道もありますが、現在流行として外せないジャンルは“令嬢もの”や“異世界転生”。とはいえ、人気作品はバラバラであり、さらには入れ替わりの早さ、消費されるスピードも早いのが特徴と言えます」(ブックライブ書店員・すず木さん/以下同) 紙媒体が主流だった時代は、作品の世界観にどっぷり浸かり、主人公が辿る軌跡や物語の行く末をじっくりと味わう読者が多かった。しかし、電子漫画が主流となり、SNS上でも作品が投稿されるようになった今、スキマ時間や移動中などでもサクッと手軽にいつでも読めることから、Z世代を中心に、分かりやすく、展開の早い作品を好む層が増えてきた。 趣味の分野においてもタイムパフォーマンスが重視される昨今、漫画にもスピード感が求められ、結末がどうなるか分からないハラハラ感よりも、予定調和な安心感が得られる作品が多い。その点、トレンドの“令嬢もの”は、婚約破棄されました、でも今は新たなイケメンに溺愛されています…、という分かりやすいシンデレラストーリーが心地良いのだろう。 また、『巨人の星』のような汗水たらす苦労ばかりでなく、「その人に合った頑張りをすればいい」という意識の変化も見られる。そもそも努力のない、いわゆる「俺TUEEEE」系だと、元々主人公は最強であり、バッタバッタと敵をなぎ倒す爽快感ある作品も増えている。 「友情・努力・勝利のような王道も人気は変わらずありますが、例えば、今春映画化され話題となった『BLUE GIANT EXPLORER』の宮本大は、サックスをめちゃくちゃ練習しているはずですが、暑苦しい修行シーンとしては描かれていない。コミック界全体的に努力の押し付けが消え、どんどんサクセスしていく姿を見たい、結果を早く見たいといった読者のニーズに沿った展開が多くなった印象です」
■圧倒的スターは不在? 従来のヒーロー像とは「真逆」のキャラが新たな人気者に
人気作品の多様化に伴い、支持されるキャラクターも一辺倒ではなくなってきている。同社では、日々の勇気や感動、豊かさを与えてくれるキャラクターたちに対し感謝を贈る賞として、2年前に『マガデミー賞』を設立したが、ノミネートされたキャラクター勢にもその傾向が顕著だという。 これまでに2回開催され、今年で3回目。「第1回主演男優賞」には『ミステリと言う勿れ』の久能整、翌年の同賞には先述の宮本大が選出された。審査で最重要視されるのは、“今”にふさわしいか否か、ということであり、その時代を象徴する人間性を持つキャラクターが浮かび上がってくるアワードだ。 年間2000冊以上の漫画を読むというすず木さんは、初回から審査員を務めており、「読者の方々の強い推薦を元に選ばれる賞ですが、特に2022年の結果で顕著に思ったのが、“圧倒的なカリスマは減ったな”という印象です。絶対的1位はおらず、審査が難航することも多々あります」と明かす。 これは「主演男優賞」を見れば著しい。第2回受賞の宮本大(『BLUE GIANT EXPLORER』)は、世界一のジャズプレイヤーを目指す従来の熱血ヒーロー。一方で、第1回受賞の久能整(『ミステリと言う勿れ』)は“頑張らない”が、多角的な視点で、人が日頃からモヤモヤしていることを言語化して人にぶつけるという、これまでになかった新しい価値観を持ったキャラだ。令和に愛される2人のヒーローに共通点がないのだ。翻って過去を見れば、先述の悟空やルフィ、『北斗の拳』のケンシロウ、『ベルセルク』のガッツ、『ガラスの仮面』北島マヤに姫川亜弓など、わかりやすいカリスマキャラが多かった。 久能整に関しては、天然パーマで見た目は冴えず、インテリで奥底にはコンプレックスを抱え、ちょっと“面倒くさい”性格。従来の主人公の「真逆」とも言えるキャラクターだ。すず木さんは、昭和、平成、令和の価値観が混在し、様々な世代間ギャップがぶつかっている今だからこそ、支持されたキャラクターなのではないかと分析する。 「上の世代の人の言うことを聞く、決められたことに従う、と言う時代ではなく、それぞれがそれぞれの主張を発信し、上の世代も価値観のアップデートが求められる時代です。ハラスメント問題、炎上、LGBTQ問題、さらにはコロナ禍があり、人々がそれによる価値観のずれやストレスを抱える中、そういったモヤモヤを言語化してくれる整くんが時代の代弁者として評価されているのではないかと思います」
■ちいかわ人気の根底に「漫画」あり、辛い現実生きる現代人に突き刺さるニヒリズム
昨年は、審査員特別賞に「ちいかわ」が受賞したことも話題になった。2020年にTwitter上で誕生した漫画「ちいかわ」は、21年に単行本刊行、22年にはアニメ化され、日本キャラクター大賞グランプリ、SNS流行語大賞を受賞。一過性の人気にとどまらず、現在もあらゆる分野で絶えず発売されているコラボグッズの数々は、飛ぶ勢いで売れている。その根底には、「漫画」が起因しているという。 「『ちいかわ』は単なるかわいいだけのキャラでなく、そのシュール感、ニヒリズムが上手く掛け合わさって癖になる面があると感じます。また、従来のキャラクターのようなハッピーな世界ではなく、アンハッピーな世界で生きるという、かわいい系では未だかつてなかったキャラ。その中で、不満を言わずに頑張る姿が応援したくなるのでしょう」 ちいかわは、コロナ禍の時期に誕生し、急激に人気を伸ばしたキャラクターだ。現在も物価高騰、戦争など暗い話題が多く、大勢の人々が苦しい生活を強いられている。そういった辛い現実に向き合う中、ハッピーしかないファンタジーには入り込めず、自分達以上に過酷な状況で頑張るちいかわの姿がリアルな共感を呼んでいる、ということらしい。 かように時代によって求められるキャラは変わっていく。人気アニメや実写の数多くが漫画原作であり、世界に誇る日本のキャラクター文化は漫画から生まれていると言っても過言ではない。今年も5日より、『マガデミー賞2023』の一般推薦がネット上で始まった。今回はどんな顔ぶれが揃い、いかなる世相が浮かび上がってくるのか、期待したい。
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The Real Thing
by Tom Stopperd
dir. Max Webster
2024年8��31日 The Old Vic (Preview)
トム・ストッパードの1982年作の再演。ヘンリーにジェームズ・マカードル、アニーにベル・ポウリー、シャーロットにスーザン・ウォコマというキャスティング。演出はマックス・ウェブスター。
ピーター・マッキントッシュによる美術が大変に秀逸。開幕前にソファやデスク、積み上がった段ボール箱やターンテーブルといった道具立てを全て見せ、それらが各シーンで異なる組み合わせで登場する。同じく開幕前に上にかかっている「the real thing」というネオンサインは時折ノイズとともに点灯し、それは前半終わりの裸電球が点灯するのと呼応している(リチャード・ハウエルによる照明もとてもよい)。
ピンターの 『背信』 にも似た、シスジェンダー/ヘテロセクシュアル男女の入り組んだ関係を描いた半自伝的な作品だが、40年前の作品であることも手伝って正直古さは否めない。左派の政治運動と演劇の関係や労働者階級によるライティングに対する偏見も(ヘンリーの偏狭さそのものもカリカチュアとして書かれているとはいえ)21Cの現在から見ると当時の白人中流インテリにはこういうのがウケたのであろうという印象になってしまう。しかし青い壁で覆われたシンプルだが豪奢なアパートの一室を中心に、流れるようにシーンを紡いでいく演出は見事。ターンテーブルに(ちょっと古さを感じさせる)キーとなる曲が入ったレコードをかける、道具を動かすステージマネジメントチーム(?俳優も混ざっているように見えた)が時にお茶目に踊ったり、照明を動かしたりする。優柔不断な役が相変わらず似合うマカードルは基本ジェネリックなアクセントを通しつつも、途中で本来のスコットランドアクセントを交えるシーンでは虚実が混乱しており大いに笑った。感情と芸術についてのダイアログも美しく演じられている。
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【満洲・北京引揚体験】「現在の北京から引き揚げた105世帯は、日本に到着した時には3世帯だった」
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頭でっかち、理屈だらけ、殴り合いすらした事ない、ホワイトカラーは、
軍備増強
を叫ぶ…
サステナビリティだか何だか知らんが、
現実を見ろ!、大卒のくるくるパーども。
これが、
戦争だ。
戦争とは、殺し合いだ。
目を覚ませ、耳かっぽじって、戦争体験者の話を聞け!
次日本がまた戦争したら、間違いなく、本土決戦、次こそは、
日本人は皆殺しにされます。
何が国益だよ、おまえらは戦いの何たるか知らず、俺たち庶民に、実際の殺し合いをさせた。
次、本土上陸されたら、てめらの温かいオフィスも、国会議事堂も、鮮血で染まる…
庶民だけじゃなく、作戦だの寝言こいてきたてめえら上級な国民も、皆殺しだよ。
その時になって初めて、
『戦争は良くなかった!!』
と後悔しても、もはや日本は無くなってんだよ。
プライド叫ぶ軍備増強の馬鹿どもよ、
現実を見ろ!これが戦争だ。
冷静になれ。
いくら成長良くなったとて、体のでかい西洋人と、殺し合いで勝てるわけないだろが!
馬鹿なのか?インテリ層は全員?
合気道の、精神しかないんだよ。
戦う者は、必ず負ける。
そうではなく、皆が皆、自分を高める事を考えればいいと思う。
全体主義、合理主義、数の論理、金の亡者、西洋人の真似して、西洋人の土俵で、我らアジア人が勝てないのは、当たり前なんだ。。
私達の、路線をゆきましょう。
西洋的価値観を、無視だ。
それは、長い憧れだったのかもしれない。
だがしかし、我らの目は青くないし、肌も白くない。
そしていくら忖度し、背伸びしようが、永久に目は青くならないし、肌は白くならないw
顧みましょう。
私達の良さを。
気功を知り、易経や陰陽道を知り、木の家を愛し、自然を楽しんだ我ら日本人。
何を西洋にいつまで憧れる?
��気じゃなく、行灯でもいいはず。
私達が西洋人にイエローモンキー言われるなら、西洋人はさしずめ、
白い豚どもだよ。
ま、悪口はお互い良くないw🤣
要するに、お互い過干渉すべきじゃない。
憧れも、もう要らないでしょ。
私達は、私達がストレスなく生きれる、そんな世の中を目指しましょう。
西洋的インフラを全て失っても、牛や馬は、助けてくれる。
未開人言われたとこで、地球🌏を捨てた西洋人より、よっぽど日本人は🌍を愛してるんだ。
アメリカは、下手したら砂漠化するんじゃないか?
もうそうなったら、私達はおしまいだと、もう一度、頭を冷やし、私達は地球🌏の動物であり、決して機械ではない事、思い出した方がいい。
歴史上、同じ失敗を繰り返すのは、バッタ並みの知能、
いくら東大や京大出ようが、馬鹿は馬鹿なんだ。。
追記:
私は1967年生まれ。
七五三は綺麗な洋服を着せられ、ラジコンを買ってもらい、プラモデルを買ってもらい、肉はたらふく食い、日曜日は遊園地に連れて行ってもらってた…
今考えたら、まるで王様のように育ったw🤣
改めて、父や母の戦争世代を、想う…
そんなみじめな敗戦下、物も、食料も無い…
だからこそ、働いた、子供を持った、子供に贅沢をさせた、自分達が子供の頃、何も無く、虚しかったから。
だから、私は過去の私が、恥ずかしい…
父と揉め、18歳で家出した。
だから、わかった…
いかに、金銭面では、贅沢をさせて貰っていたかを。。
だから、56歳、父は亡くなり、思う。
金銭面で、必死にくれた、父母。
だとしたら、僕らの世代は、
『心の面での、日本回復』
に、尽力をしたいね。
焼け野原の、敗戦日本。
そこに心の回復など、まだまだ無い…
闇トラックが物資運び、少しずつ、食生活は回復した。
でも、その反動で、日本までもが、物質主義、金の亡者大国になったんだ…
高度経済成長、乱れた男女関係、西洋文化、ゴーゴーダンス、コインロッカー・ベイビーズ…
バブルとは、決して良い側面だけじゃない…
そんな闇も、あった…
僕らは西洋人に憧れ、西洋人になろうとした。
お人好しの我ら日本人は、明治以降、2度も同じトラップに引っかかった…
第一次世界大戦。
日本は、漁夫の利を得た。
繊維、紡績が盛んだったイギリスが戦争し、物資不足で、その調達先が、日本になった。。
1919年、日本は牛や馬を追い払い、自動車を走らせ、第一次世界大戦で、儲けたわけだ…
《大国にならねば!》
…しかし、日清戦争も、日露戦争も、ユダヤに金借りてまでして、勝った。
しかし、内需もボロボロ、物資もボロボロ…
要するに、イギリスやアメリカのトラップに、まんまと引っかかった…
そして、敗戦後の、高度経済成長。。
経済大国になるかと思いきや、
日航機123便虐殺事件、消費税開始、プラザ合意…
そしてパンデミック、ワクチン接種…
我ら日本人は、アメリカ、イギリスに、持ち上げられては、叩きつけられ、持ち上げられては、叩きつけられた、2回も!!!
簡単な話。
福沢諭吉を西洋に連れ回し、世界中の女を抱かせ、梅毒にもなりw🤣、富国強兵を打ち出させた。。
大日本帝国をかかげ、西洋かぶれ日本が、誕生したわけだ。。
私達日本人が、ストレスを感じない社会に戻すのが、先決。
それには、我々一人一人の自立、西洋インフラからの、離脱だと思う。
簡単な話が、AmazonやTemuの中華粗悪品の拒絶、自家発電の開発、1日1食、そんな地味な活動こそ、西洋インフラにとり、悪夢だと思うw🤣
毒親たちが、一斉に受験社会からの離脱、不登校中学生を、許容。
そして、新しい食生活、新しいインフラ。
私達庶民が、変わる。
グローバリストたちは、ぶら下げた人参を追いかけない日本人には、困り果てるだろうw🤣✨
人民服を捨て、アメリカ人のコピーみたいになった、中国人たち…
アメリカに戦争で勝ったが、まるでアメリカ人のコピーみたいな生活習慣の、ヴェトナム人たち…
じゃあ日本は?
アダルトビデオの次は、港区パパ活…
せどり、転売などの、詐欺まがい…
最終的には、家に引きこもり、ゲーム、働かない…
これが、アメリカかぶれの結果じゃん、答えはもう見えてる。。
日本は、自滅を始めたんだよ…
だからこそ!!!
修験道、修験宗であり、合気道なわけ。
肉体、なんだ。
人間は、肉体を使い、生きる生き物。
日本人の多くは、それを知っていたはず。。
自立であり、回帰だ。
西洋人の中ですら、禅の素晴らしさを知る人らも、増えた。
西洋人が絶対にしなかった、
“内観”
、己を見つめ直し、己を高める…
日本人はそれが出来てたのに、失ったんだ。。
簡単な答え、失ったんなら、また取り戻せばいい😉✨✨✨
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[三国志の巨星]呂布奉先、武力以外の驚きの一面8つ
[三国志の巨星]呂布奉先、武力以外の驚きの一面8つ #呂布 #三国志 #はじめての三国志
武力100の三国志最強武将呂布奉先(りょふほうせん)、愛馬、赤兎馬(せきとば)にまたがった姿はまさに人中の鬼神でかっこいいとファンも多く存在します。今でもゲームなどで人気の天地を喰らうの呂布はなんと金髪碧眼(きんぱつへきがん)の青年として描かれブラコンの妹、貂蝉(ちょうせん)に振り回されますが持前の武力は健在で人気が高いです。 しかし、一方で呂布は無節操で裏切り癖があり、三国志ファンからクズ呼ばわりされたり将来の見通しも立てられない脳筋武将として後世の歴史家��らも、腕力だけのただのバカと酷評されました。ですが、それらは一面的な見方であって真実ではありません。日本でゴキブリ触覚野郎と罵られ恐れられる呂布は、中国では聡明な色男と評されるように単純な腕力バカではないのです。 呂布の凄いエピソード1 人物像は喧嘩も出来るインテリ詐欺師 史実の呂布は、土…
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男の価値は稼得能力(狩りをする力)
共働きを求めたら弱者男性。雄として終わる。
男から見た女性の魅力は、稼得能力ではなく妊孕力。
古来から雄が狩りをして、女性が子を産む。
役割は自然界でもこのように確立されている。
女性に稼得能力(狩り=労働)を求める男は、遺伝子的に淘汰されやすい。
自分の身を守るために上昇婚するのが女性の本質。男はひたすら年収をあげて魅力を高めるしかない。
女性の経済力は意味がない
今過渡期だから男の潜在的な責任感と令和の価値観である家事育児分担が入り混じってクソより酷い考えが醸成されてる。
「大黒柱の責任からは逃れようとして共働きを求めつつ家事をしない男」と「男に責任と稼得能力求めながら更に家事育児も求める女」
「大黒柱」がどうかを決めるのはお金を稼ぐことへの顕在的又は潜在的な「責任感」です。
そして「一家の大黒柱としての責任感」で女性が男性に張り合うのは正直無理があります。
※もちろん全員が全員というわけではありませんので悪しからず。
結婚相手に自分以上の年収を求めてる女性が男性と比べてはるかに多いのはこの「大黒柱としての責任感」の差です。
この“責任感”というのは、実際に稼ぐ金額や勤務時間ではなく、生まれてから現在までのすべての情報から形成され深く刻まれた、文化や感情のようなものです。
今の結婚適齢期の男性たちは「働く父親像」というものを、生まれ育った家庭のみならず、様々なメディアで当たり前のように享受してきているので、大なり小なり、どんな男性にも「大黒柱としての責任感」は刻まれています。そもそも女性と比べて土壌が違うのです。
例えば新社会人を例に見てみましょう。お互いに結婚願望のある新社会人カップルがすぐに結婚をしないのは、男性目線で言うと「経済的な不安」がほとんどです。これは「大黒柱として自分は稼いでいけるのか、養っていけるのか」という潜在的な『責任感』からきています。
それに対して女性はどうでしょうか。男性ほど単純に「家族を養えるか?」という大黒柱としての『責任感』によって結婚を躊躇している人の方が少数派でしょう。それよりもキャリアや自己実現、結婚と出産のバランスを考えて躊躇しているケースが多いでしょう。
とは言え、これは文化的、社会的な男女の差と、働き続けられる男性と出産によって一時的に働けなくなる女性の肉体的な性差の部分であり、「どちらが優れているのか」という話では一切ありません。
この話に対して「そんなことない!私は大黒柱としての責任感を持って働いている!」と思う既婚女性はこの圧倒的不利な土壌の差を覆している強い方です。ただ少数派と思われます。
『この大黒柱としての責任感の違い』を一切理解せずに「私も働いてるから!」と言って“頭の中では自分の稼ぎは家庭の物ではなく自分の物と捉えながら、結婚相手に対しては家事育児の平等を求める女性は自分勝手な地雷女”だから気をつけた方がいい。
ワイの職場で働いてる男性職員の嫁もバリキャリだが、労働しているものの家庭にお金はおさめない。自分の自己実現のために金を使う。女性は大黒柱という考えがない。
つまり女性に労働を求めるのはおかしい。
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映画『第17捕虜収容所』
U-Nextで『第17捕虜収容所』(1953)を見ました。ビリー・ワイルダー繋がりです。
第二次大戦中のナチスドイツの捕虜収容所を舞台にした映画というとすぐに『大脱走』(1963)が頭に浮かびますが、『第17捕虜収容所』の方が10年も早いのですね。
といっても脱走の話が出てくるのは最初と最後だけで、途中は収容所での捕虜たちの生活と内通者探しに当てられています。
アメリカ人捕虜たちは階級ごとに分けられて住んでいるようで、物語の舞台となるのは軍曹の棟ーー食事はひどいようですし、ストーブの下を掘って脱出用の通路を作ったために暖房装置も撤去されてしまいますが、意外に(と言っていいのかな)捕虜たちは陽気で、別の棟にロシア人の女性たちが来たと言って覗きに行ったり、隠れてラジオを聞いたり、ネズ��を馬に見立てて競馬をしたり(賭けるのはタバコです。どうやら収容所ではタバコがお金代わりになっているようです)、クリマスにはダンスパーティーらしきものを開いたりしています。
でも、脱走すると直ちに射殺されます。当然ながらそこはシビアですね。
映画の冒頭で二人のアメリカ兵が脱走を試みますが、あえなく射殺されてしまいます。また、捕虜たちが隠していたラジオも見つかって没収されてしまいます。
誰か内通者がいるに違いないということで、���フトン(ウィリアム・ホールデン)という男に疑いがかかります。セフトンは立ち回りが上手く、賭けの胴元になってタバコや酒をためこんでいたり、見張りを買収してロシア人女の棟へ行ったりするので疑われたのです。
アメリカ人捕虜たちはセフトンに襲いかかりますが、殺しはしません。怪我をさせただけです。
セフトンは身の潔白を証明するために真犯人を探します。
[ここからネタバレになります。未見の方はご注意を]
内通者はプライス(ビーター・グレイブス)という男です。
やがて棟に新しいメンバーが来ます。ダンバーという中佐とその部下です。ダンバーはナチスの列車を爆破して甚大な被害を与えたと自慢します。それを聞いたプライスはその情報を所長に伝え、ダンバーはベルリンに送られることになります。
戦闘中に敵兵を殺すのは許されるが、敵の列車を爆破することは許されない、そういうことをした人間は厳罰に処するということなんでしょうか。私にはその辺りがどうも理解できませんでした。
実はダンバーは結構嫌な男です。彼はセフトンと同じ士官学校にいたのですが、親が金持ちのため優遇され、金で士官の資格を手に入れました。そして実家が金持ちであることを鼻にかけています。
そんな男をなぜ救わねばならないのだという気もしますが、アメリカ人捕虜たちは騒ぎを起こし、それに乗じてダンバーを棟の屋根の上にある貯水槽に隠れさせます。
棟ではダンバーを連れて脱走する計画が立てられます。内通者のプライスが志願しますが、そこでセフトンはプライスが内通者だと暴露します。証拠としてセフトンはプライスのポケットの中に入っているチェスの駒を見てみろと言います。プライスはクイーンの駒にメッセージを入れて所長と連絡していたのです。
プライスはアメリカ人ではなく、アメリカに住んだことがあり英語が堪能なドイツ人だということもそこで判明します(作者はアメリカ人の中に裏切り者がいるということにはしたくなかったのでしょうね)。
この部分が意外にサラッといってしまったのが個人的には残念です。もっと言葉でプライスを追い詰める、セフトンとプライスの間で言葉のバトルがあればもっと面白かったのにと思います。
セフトンはダンバー中佐救出作戦に志願し、タイミングを測って棟からプライスを外に放り出すよう仲間にいいます。プライスは「撃つな! 俺はドイツ人だ!」と叫びますが撃たれてしまいます。
セフトンはそれに乗じてダンバーを連れ出し、鉄条網を切って脱走します。二人が森の中に消えていくところでジ・エンド。
こころに残る名作かと言われると「?」となりますし、捕虜ってこんなに「お気楽」なのかと思わないでもないですが、まあ決して悪くはない映画です。
私にとって印象的だったのは、セフトンでもプライスでもダンバーでもなく、戦争で心を病んだのか、ずっとボーッとしてオカリナを吹いているアメリカ兵(戦争前はロースクールに通っていたこと、つまりインテリだったことが途中で明らかにされます)や、妻から妻そっくりの赤ん坊が玄関に捨てられていたので育てることにしたという手紙を受け取ったアメリカ兵(説明は野暮ですが、夫の出征中に妻は浮気をして出産したということです。誰の目にも明らかだし、妻自身も「あなたは信じないでしょうけど」と書いていますが、本人は自分に言い聞かせるかのように「俺は妻を信じる」と繰り返します。短いシーンですが私は好きでした)でした。
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桜林美佐の「美佐日記」(223)
靖国神社への合祀も含めて解決すべきこと
桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、223回目となりま
す。
とうとう、かかってしまいました。コロナに!本
当に、腹立たしい!というのが、最も適した表現に
なってしまいます。
よその国ではどうなのか分かりませんが、日本人
は風邪をひくと「管理が悪い」と言われがちですし、
また自分自身も「何が悪かったのか」とあれこれ原
因を考えるものです。
しかし、そんなことを振り返ってもほとんど意味
をなさないのがコロナのようです。ただ、私の持論
としては、お酒を飲んだり運動をし過ぎる人(自衛官
そのものじゃないか!)は免疫力が下がった時に感染
しやすいのではないかと。
ただ、そういう体力のある人は感染しても早く回
復できるようですが、通常はやはり2週間くらい影響
してしまうようなのです。
かくいう私も多くの予定をキャンセルしたものの、
どうしても休めない仕事もあり、なんとかこなしつ
つ過ごしました。けっこう多くのアポイントがあっ
たため、一つ一つお断りするのが骨が折れました。
考えようによっては、こういうことでもないとこ
こまでお休みはできないため、良い機会だったのか
もしれませんが、ダラダラと不調が残るのは本当に
イライラします。特にダルさと声枯れが抜けないの
です。
皆さん、どのようにこれを解消させているのでし
ょうか。多分、時間が経つのを待つしかないのでし
ょうけど、焦ってばかりいます。
さて、そうした中、先日はある方にとても嬉しい
ことを言われました。驚いたのは私自身も最近忘れ
ていた何年も前の自分の言葉を覚えていて下さった
のです。
それは、私がよく各所で書いていた「私たち日本
人の全てが『遺族』」だということです。
先の大戦で多くの方が独身のまま散華していること
から、すでに誰も親族がいない場合もあり、そのた
め、生まれてくることができた我々が子どもであり
孫なのだと私は考えています。
もちろん、その気持ちは昔も今も全く変わりませ
んが、ここ数年はそのことを喋ったり書いたりする
機会が特にありませんでした。
それで、そのことをたまたま思い出させて頂く機
会があり、非常にありがたかったです。そして、さ
らに考えたのは、これから先のことです。
この春に立て続けに自衛官が殉職し、私は近々、
防衛省内のメモリアルゾーンで献花をする予定があ
ります。
しかし、つとに言われているように、この場所は
誰もが入れるわけではなく、もしここで何らかの慰
霊の行動をとりたい場合は、申請をしたり、かなり
壁が高いものです。
そのようなものでいいのか、という思いが改めて
湧いてきています。これはかねてから問題視されて
いたことでしたが、改めて大きな問題ではないかと
思っています。
靖国神社への合祀も含め、これからの日本の解決
すべき問題として位置付けるべきではないでしょう
か。
どんな形であれ心を込めて祈ればいいんじゃない
か、という声も聞こえてきそうですが、それはいか
にも戦後日本的な考え方でしょう。いかなる宗教に
おいても祭司という存在は大きいのです。翻れば私
たち一般人に祭司の力はないのです。
「無宗教」で行いました、みたいなことを堂々と
言ってしまう現代の風潮のほうが私には恥ずかしく
感じます。
最近は、町内会がお神輿やお祭りに寄付をするの
が「政教分離に反する」とクレームが来るのだとか。
町内会は自治体から補助金を受けているからだそう
で。
そういう似非知識人みないな輩が都心から地方に
引っ越してこんな下らないことを言っているのでし
ょうか。
また、主婦のグループとかでもそんなことを言っ
てみたりする偽インテリみたいな人たちもいるよう
です。気持ちが悪いです。
なんだか、コロナの影響で毒舌が止まりません・
・・。怖くなったのでこのへんでやめておきます!
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございま
した。皆さまにとって素敵な1週間となりますように。
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二〇二三年三月二十八日
朝起きて共用スペースで紅茶を飲む。朝食は本当にいらないのかと念を押されるがいらないと言う。朝食は相当大事な文化なのだろうか。隣でドイツ人カップルが旅の予定を相談している。
コロンボ市内へ向かう。One Galle Face Mallという馬鹿でかいショッピングモールへ。高級ホテルと隣接している。駐車場の位置に迷う。地下駐車場にトゥクトゥクを停めてるのは僕だけ。ビアードパパがある。外資のブティックなどが多い。スリランカにもこんなモールがあるのかと感心する。トイレも綺麗。
トゥクトゥクをとめてペッターストリートマーケットを散策。とんでもない人の量と活気。電化製品や衣料品が所狭しと並ぶ。車のドライバーは命懸けの運転。
露天の氷入りライムジュースを飲む。少し怖い。なるようになるさ。
フローティングマーケットへ行くも特に何もなく、駅前の食堂で昼食。トゥクトゥクを回収。
先日ホステルで教えてもらった本屋へ。天井ピタピタまで本が積み上げられている。古本屋の極み。すべてが奇跡的なバランスで成立している。宗教本と教養本をお土産に買う。
お寺に行く。なぜか安倍総理の肖像画が安置されている。
昨日開いていなかったブティックへ再訪。可愛らしい柄のワンピースがあったが25,000円ほどするので断念。自分用のシャツも可愛いのがあったがサイズがなく、これもまた断念。
別の土産屋に寄るも欲しいものはなく。道端でスリランカに来て初めてのココナッツジュースを飲む。インテリ系のお兄さんが奢ってくれる。
スリランカ最終夜にして昨日の宿は寂しいので、ビーチサイドの別のホステルを重複で予約、寝るまでそこにいて寝る時だけ昨日のホステルに戻ることに。チェックインを済ませとりあえずまたビーチへ出る。昨日とは違うお店でビールを頼む。少年たちがクリケットをしている。一人輪に入れていない少年がいる。めちゃくちゃ打力のある子もいる。クリケットのピッチャーは腕を伸ばした状態で投げないとダメらしい。
ホステルに戻り屋上へ上がると、他のゲストがいて安心する。イギリス出身の女性と話す。ランドオーナーを含めいろんな仕事をしているが今は半年休みを取ってアジアを旅しているそう。
オーナーが上がってきてホステルの成り立ちを話してくれた、最初は一階だけだったらしい。アフリカ系のゲストが来て色々アドバイスくれて共用エリアとかを作ったらしい。こちらにきて初の停電。お暇して一旦オーナーおすすめのレストランへ。
クリーミーなコットゥを食べた。相変わらずの量。途中電気が回復。スリランカのLEDはなぜかチカチカする。レストランの兄ちゃんが日本語表記されたスマホを持ってきて、使えるようにしてくれと言う。操作してみるとどうやらSIMロックがかかっている。日本のSIMがないとダメだというと残念そうにしていた。プレーンティをいただいて店を出ようとすると出口には日本語を話す男性が。しばらく日本に住んでいたらしい。連絡先を交換して帰路に着く。
ホステルに戻ると先ほどのイギリス人女性とメキシコ生まれアメリカ育ちドバイ在住の女性が夕食を取っている。混ざって話を聞いているとアメリカ人女性がかなりの曲者。
メキシコで起きた地震は蝶の触覚から発せられる磁力と地中の磁場が反応し起こったらしい。世の悪の根源は全て男であり、ジェンダーは男と女で区別されるべきである。オバマがグレートウォールを建設し、シャーマンに降霊してもらった際コロナやウクライナの戦争を予見したなどなど、虚言や陰謀論と思われる言説のオンパレード、生でそういう人と初めて出会った。
少し疲れたので離れた先に座っていた別の女性に声をかける。なぜかここには女性が多い。彼女はイギリスのリバプール出身、訛りがきついがそれはそれでセクシーだ。普段はナースをしている、アメリカ人がいなくなっていたのでさっきのイギリス人と合流して3人で話す。
イギリス人同士の会話で六割ほどしか理解できない、この感じ懐かしい。
リバプールの子はスリランカの前にネパールで二週間ヒマラヤを横断してきたばかりらしい。年は一つ下、世の中にはいろんな人がいる。
散々話し疲れたので寝床のホステルに戻ることにする、たくさん話せていい夜だった。
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