#父の書斎
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父の書斎 有島行光 他、解説・萩原葉子 筑摩叢書334 筑摩書房 装幀=原弘(NDC)
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私は「里見八犬伝」(1983年公開。以降は角川版と表記)世代なので 「虚の世界」のパートでの比較は避けられず、JACスター勢揃いの角川版からのパワーダウンが半端ないのだ。 ちなみに、2作はどちらも馬琴の書いた八剣士の物語ではあるものの、ストーリーが大きく異なっている。 それについては本記事の後半で紹介するが、ひとまず本題に戻そう。 角川版の八犬士がヘビー級なら、本作の八犬士はミドル級��も程遠く、せいぜいライト級かフェザー級といったところ。 敵役も玉梓が夏木マリから栗山千明では勝負にならない。 浜路の河合優実も、全く彼女の良さが出ていなかった。 角川版では八剣士の中心人物であった親兵衛は本作ではほぼ空気。 ちなみに演じている藤岡真威人は藤岡弘の息子で、2020年にセガ創立60周年を記念して せがた三四郎の息子・せが四郎としてメディアデビュー。 先日から始まった実写ドラマ版「ウイングマン」では主演を務めている。 原作が違うのだからストーリー展開が異なるのは仕方ないとはいえ 演者も演出も外連味の塊とも言える角川版に比べると芝居が圧倒的に軽く、演出もVFX頼みで迫力に欠ける。 旬の俳優を集めた超豪華な2.5次元舞台、と書くとその筋のファンの方に怒られるだろうか。 唯一頑張ったのは、犬坂毛野を演じた板垣李光人。 角川版でも登場した暗殺シーンは、志穂美悦子の見惚れる剣術とはまた違ったアプローチでなかなか良かった。 皆がああいった形で角川版とは違う魅力を見せてくれていれば印象は随分と変わっていたはず。 ここまで「実の世界」のキャストを実力派で固めるのであれば 「虚の世界」は「キル・ビル」のように、いっそアニメで作っても良かったのではないだろうか。 「平家物語」「犬王」のサイエンスSARUあたりに頼めていれば...。 「実の世界」は、物語進行と同時に馬琴の作家としてのプライドの高さやへんくつさ、 良き父・良き夫ではなかった部分を浮かび上がらせていて見応えは抜群。 特に北斎と連れ立って芝居を観に行く場面での立川談春とのヒリヒリするやり取りこそが 本作の最大の見所とも言える。 辛い現実が多い世の中で、せめて物語の中ぐらいは最後に正義が勝つ物語を作りたいと主張する馬琴と 空蟬に漂う毒を露悪的に舞台に取り入れる南北は、まさに水と油。 しかしどちらかが言い負かすまでは続けず、わだかまりを残したまま剣を収め、互いの信じる日常に戻っていく。 この場面を見れただけでも、149分付き合って良かったと思える。 反面、馬琴の妻の寺島しのぶは最初から最後までヒステリックに悪態をついているだけで、 息子の磯村隼斗もいつの間にか病に倒れてしまい、チラリと登場した息子以外の子もほとんど出て来ない。 『ここを描きたい』という監督の思いにムラがあり過ぎる。 光を失った馬琴の代わりに無学だったお路(黒木華)が筆を取り、 叱責されながらも教えを乞い続けてついに作品を完成させた偉業すら エンドロール直前に文章でつらつらと表示して終わりではあまりにも軽い。 本作が馬琴の物語ならばそこは端折るべきではなかったし 八犬士の物語をしっかり描くなら、和風ハムナプトラのような安いCGでお茶を濁すべきではなかった。 思い入れのある作品なので何もかも自分でやりかたったのかも知れないが、脚本は別の人に任せた方が良かったように思う。 散々あれこれ書いてきて何だが、「里見八犬伝」世代だから気になる箇所がたくさんあっただけで 149分間一度も退屈だと感じることはなかったので、予備知識のない方のほうが素直に楽しめそう。 本作を見て楽しかったなら、鑑賞後に補完のつもりで角川版も見て欲しい。 (そもそも今作には出てこない)静姫と親兵衛の恋愛を軸にした大胆なアレンジは 一流の役者陣による本気のごっこ遊びとして、また違った楽しさを得られるはず。
映画「八犬伝」虚と実の重量感の差が惜しい|「南総里見八犬伝」「里見八犬伝」との違いも解説 - 忍之閻魔帳
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24年10月1週目
長い1週間だった。父が亡くなった。約半年前から調子が悪くて、長いような短いような半年だった。私は父とは仲が悪く、というか、晩年は表面上はそういう感じではなかったけど、ほとんど当たり障りのない取引先との雑談みたいな会話以外はしたことがないと言って良いほどで、私は父に対して腹が立つことばかりだった。亡くなったときも涙も出ず、こんな親不孝な娘もあるかと思う。いつかこんな風に振る舞って思いを抱えていたこと後悔する日が来るかもしれない。昨日Twitterで、こんな親不孝な娘でも親にとっては良い思い出になるだろうかという呟きをしていた方に対して、別の人が自分は大人になってからほとんど家に帰らなかったけど、父が亡くなる前に近くに居なくても自分の子供が生きていてくれるだけで嬉しいと言っていたという話をしていた、とコメントしているのを見て泣きそうになった。というか今思い出して書きながらちょっと泣いた。でもこれはフィクションと同じで私の物語ではない。父が亡くなったことではなく、自分自身が親不孝であることそのものに悲しさがあるような気がしている。
ハン・ガンの『すべての、白いものたちの』を読んだ。今読むのにぴったりの作品でもあったけど、海外文学のポッドキャストがみんな揃ってハン・ガンの話している���ね、と思って。羅��された白いものたちの物語というより記憶の記録のように読んでいたら、翻訳者・斎藤真理子さんの解説を読んだら、全然読めていなかった。先週も書いた気もするけど、特に海外文学の短編って、文字の上を目が滑っていくばかりで、全然読み込めていない感じがする。それに比べて今『ザリガニの鳴くところ』を読んでいるんだけど、その読みやすさよ。文学とエンタメの境目はグラデーションなんだろうけど、このするする読めて意味が体に入ってくるかどうかの気がする。
8月にギターのコンサート行ってからずっと見直したかった『マチネの終わりに』をやっとTSUTAYAで借りて観た。やっぱり音楽がずば抜けて素敵な映画。ストーリーは5年前に観たときより受容できたけど、『ザリガニの鳴くところ』同様、原作の方が良さそうな予感がする作品なので、こちらも読みたい。
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2023年も色んなことがあった。嬉しいことも嫌なことも悲しいことも。それでもこの夏はきっと終わらないって、心からそう思わせてくれた特別な日がある。8月19日、あれは猛烈に暑い日だった。そして今年のタラウマラ営業日のなかでも屈指の忙しさと売上を記録した日だ。朝から途絶えることなく自転車修理と整備業務に追われて滝のように汗を流しながらタイヤ交換をしていたときにSTRUGGLE FOR PRIDEの今里さんが「土井さん、久しぶり」と言って朗らかな笑顔で店先に姿を現した。これまでに自分の日記やSNS等でSFPについて何度も書いてきたから、SFPに対する僕の過剰な思い入れについては周知の通りだ。とにかく20代の僕の生活には常にSFPとECDがあった。だからと言って熱心にライブに足を運んだり、血眼になって音源やマーチャンダイズを探し求めていた訳ではない。もちろんライブに行くこともあったが、当時は声をかけたりはしなかった。直接、話をしなくても心で対話をしているような錯覚を抱いていた。そう、当時の僕ははっきりと痛い奴だったのだ。20代の自分を振り返るとなかなかにクソったれな日々を送っていたけれど、無理に同志を見つけようとは思わなかったし、誰かとつるんで何かをしようとも考えなかった。ボクシングのプロテストに挫折してからは、ひたすらに小説を書き続けていた。執筆時に爆音で流していたのがSFPやECD、そしてデトロイトのUnderground Resistanceの音源だった。その頃は参考文献と併せてBGMを記載していて、彼らの楽曲は必ずセレクトしていた。
それくらいSFPの存在は僕が生きていく上での一本の「筋」や「芯」だった。彼らが居てくれたから、ウダツの上がらないシミったれた日々も「何とかなるやろ」と肯定できた。前回の日常炒飯事くんのインタビューからの流れで言えば、SFPが僕にとって20年来変わることのない「推し」なのかもしれない。サイクルショップすずめをやっていたときには常連のハタさんが「土井さん、SFPお好きでしたよね?」と言って、超デカい今里さんのポスターをプレゼントしてくれて、それを店頭にデーンと掲示したことでマリヲくんと出会うことになる。そんな今里さんとはじめてお話をしたのが2年前の年末、旧グッゲンハイム邸で開催されたRC SLUM主催のパーティーだった。タカアキ(BUSHMIND)さんに手を引かれ、紹介された。今里さんは「俺、ソウタくんの真似してタラウマラに突撃しようと思ってたんですけど、寝坊して行けなかったんですよ」といつものあの笑い声を聞かせてくれた。
それから2年ぶりの再会、夏、茹だるような暑さの淡路の路上で。今里さん、お久しぶりです、このタイヤ交換をちゃっちゃと終わらせるんで、店内でゆっくりしてて下さいと告げるも、今里さんはお邪魔でなければ外で見てて良いですか?と言ってずっと店頭で僕の作業を見ていた。しかし当のタイヤ交換を終わらせても一向に客足が途絶えず、パンク修理、タイヤ交換、自転車販売、スタンド修理、チェーン交換と立て続く。あまりの慌ただしさを見かねた今里さんが「土井くん!俺も手伝うわ」と手を差し伸べてくれた。車体を押さえてくれたり、タイヤを取ってくれたり、スタンドを調整してくれたり。そのスタンドはタラウマラの主要登場人物シュウ(小学4年生)のもので、このシュウという少年はなかなかの個性持ちで、阪急淡路駅の改札をサラリーマンの後について入場し、そのまま難波や心斎橋まで行って駅員に保護されたり、23時を過ぎた人もまばらな淡路商店街で空き缶やペットボトルを並べてボーリングをしていたり、方々で犬と本気で喧嘩をしていたり、知らないおっさんの部屋で一緒にゲームをして遊んでいたりするような最高に愛すべき問題児なのだが、今里さんの前では珍しく猫を被っていた。途中、今里さんがコンビニに行った際にシュウのお母ちゃんが僕にそっと耳打ちする、うちのシュウがビビってる、と。僕は思わず爆笑した。ちょうど今里さんがコンビニから戻ってきたタイミングで、CHOPPY'S SKATEBOARDの上野さんが来てくれたので僕は修理作業を継続しながら紹介すると、おふたりはスケートボードや共通の知人の話で盛り上がっていた。その頃になるとようやくシュウもギアが上がってきて「どっちかのお兄ちゃん、僕のお母さんと結婚して欲しい」と冗談とも本気とも取れる言葉をぶっ込んできた(シュウの両親は離婚している)ので、みんなで爆笑。お母ちゃんは「お兄ちゃんらにも選ぶ権利があるわ」と言うて苦笑していた。結局シュウのスタンドは完全には直すことができず、ちょうどサイズも小さくなってきたこともあって、まだ整備できてないけど一台シュウにぴったりのサイズの自転車があるからそれが出来上がったらお母ちゃんに電話するからそれまで辛抱しとき、と伝えると瞳を輝かせて、ほんま!絶対やで!約束やで!と嬉しそうに手を振って帰って行った。その後もなかなか客足が途絶えないため、今里さんが「軽くメシでも喰ってくるよ、オススメある?」とおっしゃったので、食い気味に「大阪王将」と言うと「いや、王将が美味いのは知ってるけど、もうちょっとローカルのが良いな、せっかくやから」と苦笑い。僕も思わず、ですよね、と吹き出した。さっき今里さんが行かれたコンビニの裏手に「いしかわ」という定食屋があって、そこのカスうどんめちゃ美味いですよ、と伝えると、じゃあ行ってくるー、と今里さん。僕は一度、頭から水を被って残りの作業を続ける。ようやくひと段落つこうかというタイミングで今里さんが戻ってきた。え、もう喰ってきたんですか?と驚くと、いや、やっぱり土井さんと一緒に食べようと思ってお好み焼きを買ってきた、と手に下げた袋を見せてくれた。僕らは一枚のお好み焼きを半分こして食べた。そこでようやくゆっくり話せるかと思ったんだけど、またしても来客があり、整備依頼が舞い込んでくる。ついつい話し込んで僕の手が止まることを懸念して、今里さんはこれ以上いたら邪魔になるので今日はもう行きます、と店を出る。たくさんのプレゼントを頂いたお礼に僕は自分の作品を手渡した。そのときたまたま定食屋「いしかわ」の社長がタラウマラにやってきたので、今里さん、この方がさっき言うてたカスうどんの美味い店をやってるお父ちゃんですよ、と伝えると、ああああ俺やっぱりカスうどん喰っときゃ良かった、とほんまに悔しそうにしていたのが可笑しかった。社長は、わしはカスうどんなんて認めへん、あれは孫が勝手にやっとるだけや、とか言うて何やねんそれ(笑)。そんな訳で2年ぶりの再会はゆっくり話せるなんてことはほとんどなかったけれど、その時に流れていた時間は僕にとってはSFPのライブの激しさとDJ HOLIDAYのミックスで聴ける優しさが全部つまった特別な瞬間だった。この夏はきっと終わらない、心の底からそう思った。汗だくヘトヘトで閉店作業をしているときに今里さんからメッセージが届いて、スマホを持つ手が喜びに震えた。
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Disney Wish Novel ver.
小説版のウィッシュを読みました📘
二次ばっかり食べてたからか、本編のマグアマは砂糖少な目のシンプルなクッキーのような印象を受けた。ディズニーだからもっと公私混同気味にイチャイチャしてるのかと思ってたら、ちゃんとお互い王と王妃の立場を尊重しながら接してる( ゚3゚)<エェ…ッ⁉
王は国のために一人で突っ走って頑張り過ぎてるけど、独り善がりのことや国民の願いの玉の保管という名の没収をしてて、王妃は基本王の意向を汲みながら、夫というより王である彼を立ててる感じがした。文章からも二人の間に見えないけどちゃんと溝がある。
でも終盤の願いの玉を解放しようと、書斎に乗り込んだ場面で、数千冊の魔法の書を読み込んで、簡単な魔法なら抑えることが出来るって、王妃だからってだけで成せることじゃないと思う。
本当に心の底からロサスを思ってないと、そしてマグニフィコに愛が無いと出来ないよ(ノ∀\*)
よくアマヤと斧が描かれてたのはこのシーンねって笑ったw
暴力は全てを解決する的なww
斧で禁書を破壊するのや、後半のマグニフィコとの��峙が、アマヤの強い決意の表れで、夫の為に断罪して立ち向かうとも取れるし、かつての夫は愛しているけど、もう変わってしまった夫に吹っ切れて、自分の足で立ち上がる一人の強い女性としても取れる。
そしてダリア先生はいつにおいても素晴らしい働きをしてくれる!さすが先生!
マグニフィコは思ったより結構なえぐいことを言ったりしたりしてる、顔だけのとんでもないイケオジだなって強烈に引いたわww(=口=;;)
序盤から既に意見が合わないだけで17歳の子供にこのマウント取るのかって、うええ…好きってなったw
アーシャが図々しく願いを叶えるよう言ったって酷評されてたけど、父親を早くから亡くして、100歳の祖父がいたらそりゃ多感な時期だから何も考慮できず言い出すよなって思ったな。
それに願い玉一つで夜に家族団らんのところに押しかけてくる中年おじさんは立場が王様でもヤバいやろww 怖すぎるwww
絶対SNSあったら動画撮って即拡散ものだろww
これアーシャに家族がいる設定だからいいけど、一人とペットで暮らしてる設定なら(まだバレンティノいるからって普通はならない)、絶対にディズニー的にもアニメ的にも問題だわww(ノ▽<)
言及はしてなかったけど、絶対子供の頃国を焼け出されて家族を失ったのがトラウマになって、そこから□□□って疾患になってるんじゃないかって説をどこかで見て、あるなって思った。
トラウマをさらに拡散するパワフル暴君のマグぴも好きw
でも仕事をワンマンでやってて、考えが凝り固まったり、何もしないくせにって周囲に苛立ったり��誰も見てないところでものに当たって一人の世界に入ったり、ことあるごとに自分を知らず知らず励ましてるのは分かる!!(;´༎ຶ益༎ຶ`)
ホントそこは共感できる!!
そして後半の“自分で願いを叶える”ってアーシャの考えを揶揄しながら、魔法で痛めつけて問い詰めるところね。
なんかXXXの時は言葉攻めでネチネチし過ぎてて、せっかくイケメンとイケボなのにちょっと興冷めしてそうだなアマヤww
普段のハンサムって呼ばせるところはまだいいとして…w
人の願いや人生を奪っておいて、最後は自分の願いまで手放すどころか忘れてしまい、国民を虐げてるのがマジで最高な皮肉で面白い!
今までのマグニフィコの印象は、国や民を思って色々突っ走って自分なりの正義感からやり過ぎてしまって、鏡に閉じ込められた可哀想な王だと思ってたけど、そりゃ鏡に閉じ込められることになるよなって自業自得だと思ったw
そりゃアマヤ始め国民は情けの欠片も無くなるわww
小説読んで良かったわ、新しい発見が次々出来る(〃艸〃)
今までアマヤが本当は鏡からの出し方を知ってると思ってたけど、禁書の魔力を使えば永遠に抗う術は無いって書いてから、たぶん出られないだろうなと思う。
ネタバレで鏡に取り込まれる一瞬、白雪姫の鏡の仮面が映るのも、たぶんマグニフィコが後の…って思っても不思議じゃない。
もし鏡から出られる方法があるとすれば、国民たちが一致団結したように、皆が彼を許そうと鏡からの解放を願わなければ駄目だと思う。
アマヤ自身がマグニフィコに対して吹っ切れてるかどうかでも、その後は違うよな…。
禁断の書の魔力の一番怖いところはその魔力じゃなく、我を忘れてどんな人間も後戻りできないまでに闇堕ちするところ。
あの魔力と一緒に引き込まれたなら、鏡の中でも我を忘れて自分を省みず、もう救われなくても手を差し伸べてくれる愛しい人の言葉さえ聞こえないんだろうなと…。
それで何百年何千年と鏡の中で囚われ続ける…ファシリエの最期が墓に引きずり込まれて死んだのなら、あっちの方がまだ良心的じゃない?
あと、最恐のヴィランて言われてるけど、何が最恐なのかというと、人はいつでも些細なことでマグニフィコのように、我を忘れて取り返しのつかないことをしてしまうということ。
他人の意見を聞かず、独り善がりな行動を続けてしまうと、後々あずかり知らないところで大変なことが起こってしまうということ。
彼が行った、国の為に我関せずの態度で国民に嘘やごまかしを重ねて奔走し、国民から願いを奪うのは平和の為だからと共感出来てしまうところだと思う。
アマヤがいなければ、あの時代は戦争が絶えなかったくらいだから、国が崩壊すれば他国に攻め込まれて、国民は流浪となって飢えて死んでただろうね。
マグニフィコはもう目先のことしか見えてなかっただろうし、自分がもし死んだ後、誰を後継者にするとか以前に、身近な側近たちにも後々困らないようにそういったことを伝えたり、考えるようにも手を打ってないように思う。
2が出たらというか、実写化したら今度はアーシャと和解エンドでもいいんだよ?( *´ノд`)<ねぇ、ディズニー
和解とまではいかなくても、国がピンチな時にマグニフィコが鏡の中から半分解き放たれて国を救うとかそういう見せ場あってもいいんじゃないかな。
とりあえず、今度は甘いマグアマ+魔法の師弟関係になって欲しい( ´͈ ᗨ `͈ )◞♡⃛
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2023年に読んで「オォッ!」と思った本や作品……その1
『長靴をはいた猫』(シャルル・ペロー著/澁澤龍彦訳/河出文庫/Kindle版) 『台湾漫遊鉄道のふたり』(楊双子著/三浦裕子訳/装画:Naffy/装幀:田中久子/中央公論新社/Kindle版) 『聊斎志異(上下巻)』(蒲松齢作/立間祥介編訳/岩波文庫) 『灯台守の話』(ジャネット・ウィンターソン著/岸本佐知子訳/装幀:吉田浩美、吉田篤弘〔クラフト・エヴィング商會〕/白水社) 『新版 小さなトロールと大きな洪水』(ヤンソン著/冨原眞弓訳/さし絵・カバー装画:ヤンソン/講談社文庫/Kindle版) 『象の旅』(ジョゼ・サラマー��著/木下眞穂訳/書肆侃侃房/Kindle版) 『リリアンと燃える双子の終わらない夏』(ケヴィン・ウィルソン著/芹澤恵訳/イラストレーション:中島ミドリ/ブックデザイン:アルビレオ/集英社) 『透明人間』(ハーバート・ジョージ ウェルズ、著/海野十三訳/青空文庫/Kindle版) 『世界の終わりの天文台』(リリー・ブルックス=ダルトン著/佐田千織訳/創元SF文庫/Kindle版) 『去年を待ちながら 新訳版』(フィリップ・Kディック著/山形浩生訳/カバーデザイン:土井宏明/ハヤカワ文庫SF/Kindle版) 『ザップガン』(フィリップ・K・ディック著/大森望訳/扉デザイン:土井宏明/ハヤカワ文庫SF/Kindle版) 『パーマー・エルドリッチの三つの聖痕』(フィリップ・K・ディック著/浅倉久志訳/早川書房) 『火星のタイム・スリップ』(フィリップ・K・ディック著/小尾芙佐訳/扉デザイン:土井宏明/ハヤカワ文庫SF/Kindle版) 『マーダーボット・ダイアリー 上下』(マーサ・ウェルズ著/中原尚哉訳/カバーイラスト:安倍吉俊/東京創元社/創元SF文庫/Kindle版) 『珈琲と煙草』(フェルディナント・フォン・シーラッハ著/酒寄進一訳/東京創元社/Kindle版) 『シャーロック・ホームズ シリーズ全10巻 合本版』(コナン・ドイル著/延原謙訳解説/新潮文庫/Kindle版) 『イラハイ』(佐藤哲也著/佐藤亜紀発行/Kindle版) 『シンドローム』(佐藤哲也著/森見登美彦解説/カバー装画:西村ツチカ/カバーデザイン:祖父江慎+コズフィッシュ/キノブックス文庫) 『俺の自叙伝』(大泉黒石著/四方田犬彦解説/岩波文庫) 『ブサとジェジェ』(嶽本野ばら著/『三田文學 153 春季号 2023』掲載作品) 『珈琲挽き』(小沼丹著/清水良典解説/年譜・著書目録:中村明/講談社文芸文庫) 『不機嫌な姫とブルックナー団』(高原英理著/講談社/Kindle版) 『祝福』(高原英理著/装幀:水戸部功/帯文:渡辺祐真/河出書房新社) 『若芽』(島田清次郎著/青空文庫Kindle版) 『交尾』(梶井基次郎著/青空文庫/Kindle版) 『のんきな患者』(梶井基次郎著/青空文庫/Kindle版) 『城のある町にて』(梶井基次郎著/青空文庫/Kindle版) 『風立ちぬ』(堀辰雄著/青空文庫/Kindle版) 『自分の羽根』(庄野潤三著/講談社文芸文庫/Kindle版) 『幾度目かの最期 久坂葉子作品集』(久坂葉子著/久坂部羊解説/年譜・著書目録:久米勲/デザイン:菊地信義/講談社文芸文庫) 『現代語訳 南総里見八犬伝 上下巻』(曲亭馬琴著/白井喬二訳/カバーデザイン:渡辺和雄/河出書房新社/Kindle版) 『キッチン』(吉本ばなな著/カバーデザイン:増子由美/幻冬舎文庫/Kindle版) 『かもめ食堂』(群ようこ著/装画:牧野伊三夫/カバーデザイン:井上庸子/幻冬舎文庫/Kindle版) 『ハピネス』(嶽本野ばら著/カバーイラスト:カスヤナガト/カバーデザイン:松田行正/小学館文庫/小学館eBooks/Kindle版) 『猫の木のある庭』(大濱普美子著/金井美恵子解説/装幀:大久保伸子/装画:武田史子/カバーフォーマット:佐々木暁/河出文庫) 『ハンチバック』(市川沙央著/装幀:大久保明子/装画:Title: mohohan Year: 2020 Photo: Ina Jang / Art + Commerce/文藝春秋) 『文豪たちの妙な旅』(徳田秋聲、石川啄木、林芙美子、田山花袋、室生犀星、宇野浩二、堀辰雄、中島敦、萩原朔太郎著/山前譲編/カバーデザイン:坂野公一+吉田友美(welle design)/カバー装画:樋口モエ/カバーフォーマット:佐々木暁/河出文庫) 『作家の仕事部屋』(ジャン=ルイ・ド・ランビュール編/岩崎力訳/読書猿解説/カバーイラスト:Guillaume Reynard/カバーデザイン:細野綾子/中公文庫) 『腿太郎伝説(人呼んで、腿伝)』(深掘骨著/左右社/Kindle版) 『硝子戸の中』(夏目漱石著/石原千秋解説/カバー装画:安野光雅/新潮文庫) 『思い出す事など』(夏目漱石著/青空文庫/Kindle版) 『文鳥』(夏目漱石著/青空文庫/Kindle版) 『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』(川本直著/文庫版解説:若島正/ロゴ・表紙デザイン:粟津潔/本文・カバーフォーマット:佐々木暁/カバー装幀:大島依提亜/カバー装画:宇野亞喜良/帯文:魔夜峰央/河出文庫) 『駅前旅館』(井伏鱒二著/解説:池内紀/カバー装画・文字:峰岸達/新潮文庫)『硝子戸の中』(夏目漱石著/カバー:津田青楓装幀「色鳥」より/注解:紅野敏郎/解説:荒正人/新潮文庫) 『村のエトランジェ』(小沼丹著/講談社文芸文庫/Kindle版) 『午後三時にビールを 酒場作品集』(萩原朔太郎、井伏鱒二、大岡昇平、森敦、太宰治、坂口安吾、山之口貘、檀一雄、久世光彦、小沼丹、内田百閒、池波正太郎、吉村昭、開高健、向田邦子、安西水丸、田中小実昌、石川桂郎、寺田博、中上健次、島田雅彦、戌井昭人、吉田健一、野坂昭如、倉橋由美子、松浦寿輝、山高登著/カバー画:山高登「ビヤホール」/カバーデザイン:高林昭太/中央公論新社編/中公文庫/Kindle版) 『対談 日本の文学 素顔の文豪たち』(中央公論新社編/巻末付録:全集『日本の文学』資料/中公文庫) 『40歳だけど大人になりたい』(王谷晶著/デザイン:アルビレオ/平凡社/Kindle版) 『人生ミスっても自殺しないで、旅』(諸隈元著/ブックデザイン:祖父江慎+根本匠(コズフィッシュ)/晶文社) 『ロバのスーコと旅をする』(髙田晃太郎著/装幀:大倉真一郎/地図制作:小野寺美恵/河出書房新社) 『本当の翻訳の話をしよう 増補版』(村上春樹、柴田元幸著/カバー装画:横山雄(BOOTLEG)/新潮文庫) 『書籍修繕という仕事 刻まれた記憶、思い出、物語の守り手として生きる』(ジェヨン著/牧野美加訳/装幀:藤田知子/装画:谷山彩子/原書房)
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awai #177
昨夜、To Do Listに「家族と私。今後の展望。」と記入したことは覚えている。おそらくは awai 本編のシリアルナンバーを入れて、最近の経済事情を中心にした家族のことを書いて、自分の今後のことも整理した��と考えていたのだと思う。 今朝になって、筆が重いのを感じている。夜、寝る前、筋トレ後、音楽制作後などは気分が変わるので、朝気が乗らないことだってもちろんあるのだが、必要なことなのかなと思い、今重い腰を上げた次第だ。暗い話にならざるを得ないから書くのが辛いことは辛いのだ。 母は自殺して亡くなった叔母の遺産の相続が完了した。これは結構前に書いたように思う。金銭的に余裕ができたらしく、iMacを新調し、iPadを新調した。ここまでも書いたな。最近になって、PRADAの20万円以上するトートバッグやKENZOのパーカーを買った。それもまあまだいいのだが、叔母の年金の受取人になっていたのに、その手続きをするために千葉県に行くのを億劫がって、放置していた結果、手続きの期限が切れ、1ヶ月分の年金の返納を求められたらしい。その後、近所でも手続きをして受け取れるように変更できたようなのだが。 叔母の遺産を大切にしてほしい。叔母は母に贅沢品を買ってもらうためにお金を遺したわけではなかろうに。叔母の旦那様の扶養での年金は決して高い額ではないかもしれないが、母にもう働こうという気がない以上、そういうお金に頼って生きていくしかないのだから、無駄にしていいお金なんてあるはずがないのだ。少なくとも、きちんと受け継いで欲しいと思う。 今年の初めぐらいかに、父のクレジットカードの口座から何者かに買い物をされたことがあった。その後、対策として、半月に1回は通帳記帳に行くことにしようと決めたのだが、母はきちんと続けているだろうか。 もちろん、母が亡くなったあと、その遺産を受け継ぐ権利を持っている一人が私であるというのもある。正直に書こう。 父は父で、相変わらず浪費する癖は変わらないようだった。・・・父がレストランや服屋で店員に威張るタイプの人であることはもう周知の事実である。多分、父と一緒に行動を共にしたことがある人なら、父のそういった態度を知っていることだろうと思う。 父の京都での生活も、2025年3月には終わることになっている。どうあれ、終わるのだ。私が毎年1回京都に詣でているのももう遠くはない未来に終わりになる。 その後、父がもし東京に帰ってくることがあったとして、一緒に暮らせるものかどうか。父も母も・・・お互いがお互いに不満を持っていながらも、それをきちんと対話や歩み寄りによって解決できるようにしてこなかったので、一緒に暮らすのはきっと苦しいことだろうと思う。また、父が京都を出るということは、収入が取り敢えずはなくなる、あるいは減るということだから、父の不満も母の不満もさらに大きくなるだろう。 父は母に話していることと私に話していることが違うことがよくある。逆もまた然りなのだが。母から聞いた話では、父は今の東京の家の2階の和室を改装して、自分の個室にするつもりなのだそうだ。つまり、東京の実家を拠点とするということになるのだろう。その代わり1階の書斎は潰してもいいと話しているらしい。 父はもし仕事を引退したら、どうなるんだろう。もう立場やお金では威張れなくなるのだから。その空威張りが単なる憂さ晴らしとなり、かつ矛先が家族になったらとか、よくない想像をしてしまいそうにもなるのだ。ただのハラスメントをする人になってしまわないか、だとか。 私は2冊目の自己分析の本を読んでいる。これから何ができるかなんて、本当にわからないのだが、取り敢えず転職活動と銘打ち、必要な情報を集めるところからやっている。本当はね、私がもう立派な収入があって、自立して家を出て、一人暮らしをできていればこんな問題に巻き込まれることもなくなるはずなのだ。変わるべきは自分だ。ちゃんと自分一人、生活できるようになれば。今一緒にいる母とも距離を取ることができれば。少なくとも一人暮らしをして生活できる収入を手にすることができれば。こういった問題に巻き込まれることはなくなるだろう。 そのためにも、出ていかないといけない。 私とて今も睡眠薬がないと眠れないし、それほど適応能力が高いわけでもないので、きちんと見極めて動けるようにするには慎重に時間をかけないといけない。 でも少なくとも、カナダのTと出会った頃のような、people pleaserだった頃の自分からは遠く遠く、大人になり、成長できているものだと思っている。瞑想やエゴをできるだけ排した筋トレ、今の仕事にはかなり成長させてもらっているから、感謝しないとだな。 今私が住んでいる家もいつかはなくなるんだろうな。今ここから見ている景色にも見納めの日は来るのだ。その時、自分はどんな風に思うのかな。 「ああ、終わったな。」 と、割と明るい顔をしているのかな。 さあ、そろそろ今日を始めよう。 結論としては、両親ともお金を大切にしてほしいということぐらいだな。
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■旧赤星鉄馬邸
建物公開の情報を得たので吉祥寺へ。 設計は日本近代建築の父と称されるアントニン・レーモンド。 1934 (昭和9) 年竣工の白亜のモダニズム建築である。 邸内に入ると個人宅なのにかなり広く感じた。 増築部を差し引いても宿泊施設ぐらいの規模である。 しかも天井が高く開口部が多い。 この日は今にも降り出しそうな天気だったが、 晴れていたら 室内に光が溢れてもっと綺麗だろう。
長らく修道施設として使われていたので 居室はかなり改装されている。 往時を偲ばせるものは作り付けの家具類で、 これらは全て妻ノエミ・レーモンドが手掛けたもの。 可愛らしくもあるが収納力が高く実用的な造りだ。
RC造なのに建物に直結する形で蔵があったのは意外だった。 しかも内装は木材で、同時期に建てられたものである。 モダニズム建築と言えども昭和初期は蔵を置くのが 慣例となっていたのだろうか。
2階の書斎は唯一、竣工時のままの姿で残されている。 壁には無数の小さな円窓が等間隔に開いていて そこから柔らかい光が差し込む趣向であった。 この意匠は玄関の庇にも使われている。 もう一つの見どころは階段室で、 螺旋を描く階段に沿って 並べられたステップや手すりが美しい。 こちらも壁面のスリットガラスから外光が入る。 そして広大な庭に出るとタイル貼りの噴水まであった。
旧赤星邸のあらましを参照して頂くとわかるが、 実業家・赤星鉄馬が所有していたのは僅か10年である。 現存する多くの「旧〇〇邸」は紆余曲折を経ているものが多く、 特に戦中戦後は接収される運命にあった。 更に関東大震災後に新築した建物となると 最初の所有者が住んでいたのが15年以下というのも少なくない。 例を挙げると旧前田家本邸は15年、旧���香宮邸は14年、 旧原邦造邸(原美術館/解体済)に至っては7年である。
赤星邸も昭和19年に陸軍が接収し、戦後は進駐軍のものになった。 昭和31年からはカトリック・ナミュール・ノートルダム修道女会が 所有し、長らく修道施設として使われていたが、 シスターの減少により閉鎖され、令和3年武蔵野市に寄贈された。 令和4年10月には国の登録有形文化財となり(増築部を除く)、 建物の耐震診断の結果を踏まえ、一定期間に一般公開されている。
もし赤星家が戦後もこの建物を所有していたら 果たして建て替えずにいただろうか。 却って所有者が変遷する事で運良く残ったのかもしれない… などと考えながら、降り出した雨の中を駅へと急いだ。 5月14日探訪。
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀��助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛���双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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【レゾンデートル】
………………
ライダースーツの男の……言葉………
なんで…ここにいる…今すぐ帰れ……お前の為だ………
むむ……🤔(考えてはいる顔)
なんだっ俺は腕を痛くしたが!?むん……… 俺の…為……何っ……誰だよっ!🐶💦💦💦
俺は事件解決以外どうでもいいし!! (富波���く言われて本気で泣いた男) 不安でもないし!(これはマジ)おかしくなったっていい!事件を解決できれば!俺がどうなろうとどうでもいい! 俺から忍を奪った犯人を!どうにかできればそれで…いい……し… ……やっぱり…渡刈先輩の言うように……これって復讐なんだろうな…… 俺は良くない警官だ……富波のほうが…頑張ってる… 親の七光だなんて言われて…多分…仲良かったお兄さんは…お母さんの死の顛末をお父さんがどうこうしようとして…それで…バラバラになって………事件が起こって… そんな状況なのに…富波は…頑張ってて……お兄さんもきっとレゾンデートル症候群に無関係じゃない、そう気づいたから…渡刈さんが操作を中途半端で切り上げたとき怒ったんだ……そりゃあ…そうだよな…… だから操作を妨害してるって先輩に言われたとき悔しかったな……本当に…いいやつなのに…それを言うなら…渡刈さんのほうがひどいのに… 俺に…色々教えてくれて…手伝ってくれて……頼っていいって言ってくれた……いいやつなのに…… 俺は説明が下手だったから…先輩に何も言えなかった… 富波ごめん……きっと富波は同情とか嫌だろうし……富波の気持ちがわかったような…つもりになってるだけかもしれないけど……俺は富波のこと…もっと知りたいし…いつか富波も俺の事頼ってくれるような…仲間とか友達とかになれたらいいなって…思うよ……勝手だし、富波は…うるさいって言うかもしれないけど……
うう……何なんだよ……葛南…お前…なんなんだ…… お前…久しぶりに夢で見た忍と話して……朝も早いしもっと寝たら?って言われて… 俺……寝たら…夢が覚めちゃうかもって思ったら…忍と…離れたくなくて………… 泣いちゃった……寂しいよ…眠るの勿体無いなぁ…なんて……言ってる場合じゃ…ないんだ… 斎藤さんの写真のもうすぐ君に会えるって言葉…俺は…そんなの、死んだら終わりなのにって…言っちゃったけど…そうじゃなきゃ……負けちゃうからだ…レゾンデートル症候群とかいう病気に…… まだ負けるわけにはいかない、死んだら会えるなんて嘘だ、夢の続きを見たいなんて…そんなことない……
葛南が…忍を殺す夢…… 先輩はライダースーツの男が…葛南かもしれない、って…いってた…… けど…だとしたら、なんであいつが俺と忍のペンダントを持ってるんだ…?って…… それはつまり………そう…かもってことで…… 先輩にお前は葛南のことをどれだけ知ってる?って言われた…けど俺は……いつも行く喫茶店とか、いつも頼む酒…朝起こしてくれること……迷ってとんでもない迷子になる俺をお前には驚かされるって笑ってくれること……書類を手伝って…くれて…一緒にチェックしようって……言ってくれて……優しくて………知ってるけど…知らない…葛南のこと……… なんで…ここにいるかなんてわかんないよ……一人じゃどこに行ったらいいかわかんないもん 帰��うと思ってもどこにいるかも分かんないんだ 俺のためだっていうなら…こんな思いさせないでくれよ……
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2024/11/17 21:00:13現在のニュース
兵庫県議会の百条委、今後の見通しは 報告書の取りまとめは延期も(朝日新聞, 2024/11/17 20:59:14) イスラエル軍がレバノン首都などへの攻撃激化 1日で空爆145回(朝日新聞, 2024/11/17 20:52:09) 維新代表選に4氏立候補 国家像・党の��来巡り、遊説スタート(毎日新聞, 2024/11/17 20:50:05) 悲しみ、後悔、変わることない 奈良小1殺害事件20年、父親が手記(朝日新聞, 2024/11/17 20:44:37) 琴桜、心に宿す「鬼」 今なら分かる祖父の教え 大相撲九州場所(毎日新聞, 2024/11/17 20:42:49) ジェイテクト関田誠大「日本代表とクラブ、気持ちが全然違う」(毎日新聞, 2024/11/17 20:42:49) 個人情報USB紛失、尼崎市長「信じられないミス」([B!]産経新聞, 2024/11/17 20:39:14) <速報>兵庫県知事選 パワハラ疑惑で失職の斎藤氏が再選確実 元尼崎市長ら退ける([B!]産経新聞, 2024/11/17 20:39:14)
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戦国武将、織田信長の義理の父にあたる斎藤道三が、信長について「若造で至らない点もあるが末永くつきあってほしい」と近隣の領主にお願いした書状が見つかりました。専門家は「道三が信長のことを気にかけているとわかる貴重な資料だ」と指摘しています。 書状は今月、水戸市立博物館に個人から寄託されたもので、東京大学史料編纂所の村井祐樹 准教授が調査しました。 それによりますと、この書状は今の岐阜県の美濃地方を治めていた戦国武将の斎藤道三が近隣の地域の領主に宛てたもので、その内容や署名などから、1552年ごろに書かれたと見られるということです。 道三は、織田信長に自分の娘・濃姫を嫁がせています。 書状では、「信長とあなたは大変親しいということでうれしく思う」と記したうえで、信長について「若造で至らない点もあるがご容赦いただき末永くつきあってほしい」と伝えています。 信長の人生を側近がまとめた文献「信長公記(しんちょうこうき)」ではこの書状が書かれた時期に道三は若き信長と初めて面会し、その奇抜な身なりや言動で周囲から「うつけ者」と呼ばれていた信長の才能を見抜いたとされています。 村井准教授は「道三の書状はあまり残っておらず信長に言及していることも珍しい。書状には、道三が信長のことを大事に思い気にかけていることがはっきりと記されていて『信長公記』の記述を裏付ける貴重な資料だ」と話しています。
“信長を気にかける貴重な資料” 義父 斎藤道三の書状を発見 | NHK | 岐阜県
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CoC「礼讃」KPC ロアンナ・ハーパー
「ほとんど……皆さん夫の仕事の関係者ですわ。夫は天涯孤独ですし、私もこれといって身寄りがいないもので……」 「…………いえ、私は……大丈夫です……。ミアは……」 「あの子はきっと、父親が死んだなんて……わかっていないでしょうけど」 「夫がいなくなって、一人で…………ミアのためにお金を稼いだりすることは、辛くてもきっと耐えられます」 「��も呪いや魔術なんて、そんなものとどう戦えばいいの?」 「主よ、私たちの祈りを聞いてください。私たちにどうか忍耐と知恵を与えてください。困難の中にあっても勇気と希望を持ち、あなたの恵みが私たちを高めてくださるよう祈ります。アーメン」
◆ロアンナ身上調査書
姓名:ロアンナ・ハーパー 年齢:34歳(礼讃時点で32歳) 性別:女 血液型:A型 誕生日:7月22日 星座:蟹座 身長:170cm 体重:52kg 髪色:色の薄いブロンド 瞳の色:グレー 視力:左右0.8 きき腕:右 声の質:優しく囁くような張りのない声 手術経験や虫歯、病気:風邪を引きやすいがこれといった病気はしたことがない 身体の傷、アザ、刺青:なし その他の身体的特徴(鼻や目の形、姿勢、乳房、足、ホクロなど):肌が青白く血色があまり良くない。手首が折れそうなほど細身。 セックス体験、恋愛、結婚観:若い頃に夫とすぐ結婚したため恋愛経験がほとんどない。男性経験は夫とマーティのみ。 尊敬する人:特になし 恨んでる人:特になし 出身:アイダホ州ボイシ 職業:仕立て屋、刺繍職人見習い 将来の夢:仕事で認められること 恐怖:他人に支配されること 癖:目線を逸らす 酒癖:あまり強くない 眠気がくる
一人称:私 二人称:あなた 呼び方:名字+さん、親しい人は名前呼び捨て
*概要
ハドソンバレーに住む子持ちの未亡人。夫のエイドリアン・ハーパーが亡くなり、マーティ・ロックとはその葬式で出会った。得体の知れないものに巻き込まれながらも生還し、今は娘と暮らす生計を立てるため就職した仕立て屋でまだまだ下働きの身。
*CoC「礼讃」あらすじ
このところ夫の様子がおかしく、毎月犬を連れて行っていたハンティングにも出かけないで家に籠るようになった。「蛇を殺した」「二人で遠くでやり直そう」などと口走る夫に不穏なものを感じ、ロアンナは手を触れるのを禁止されていた書斎の資料を調べることにした。しかし調べ物が得意でない彼女の調査は難航する。 その矢先に夫が奇妙な���性腎不全で亡くなり、混乱しているロアンナの元に怪しい男たちが現れる。蛇のような肌を持った異様な姿の彼らはイグという蛇神の信徒を名乗り、「エイドリアンもイグの信者であったが神を裏切り、神の蛇を殺したために殺された」「このままでは残された家族も仲間であった我々も呪われて殺される」と迫り、ロアンナに儀式に参加するよう脅してくる。 ロアンナはその話に違和感を覚える。しかし今まで調べていた内容と符合する部分もあり、さらに娘もイグに狙われると脅され、男たちに目の前で得体の知れない魔術を見せられたロアンナは精神的に追い詰められていった。
そして迎えた葬儀当日、夫の仕事仲間だというマーティ・ロック・スミスが参列する。彼は会場に紛れ込んだ爬虫類じみた人物がハーパー邸に侵入したことに気付き、単身家の中へと入っていく。その中でロアンナが一人調べたことや、故エイドリアンの残した暗号や書籍を解読し、ハーパー邸に隠された冒涜的な真実を紐解いていくこととなる。 彼が翻訳したページの内容を読み、ロアンナはようやく理解した。夫は邪神を信仰し、誤って蛇を殺してしまったが故に呪いを恐れ、別の神に鞍替えしようとしていた。そして自分たちの娘ミアをツァトゥグアという新たな神に捧げることでイグの怒りから身を守ろうとしていたことを。 首を突っ込んだせいでそのまま蛇人間たちの魔術的儀式に巻き込まれててしまったマーティ・ロックに、ロアンナは夫の計画を使い、自分たちがツァトゥグアを召喚しこの男たちを捧げて退けるという悍ましい計画を持ちかける。だがロアンナからの話を聞いて蛇人間たちの正体を怪しみ、なにより神への信仰を裏切るのは気が進まないとマーティはロアンナを説得し、自ら彼らに立ち向かうことに決めたのだった。
イグの信徒を名乗る男たちは、その実イグに呪われ見放されたモグリの魔術師たちだった。すでにボロボロの体で魔術を行使しようとするも、ほとんどは失敗し、自滅するような形で戦いは幕を閉じる。 ロアンナは邪な神を信仰し裏切った末路を見て青ざめ、巻き込まれたにも関わらず、取り返しのつかないことになる前に助けてくれたマーティに心から感謝するのだった。
*性格
気弱そうな見た目どおり、流されやすく自己主張が苦手な性格。あまり感情を表に出すタイプではない。本来そうだったわけではなく、支配的な夫との長い結婚生活の中で培われた癖のようなものである。物静かで思慮深く繊細な感性の持ち主。他人の感情の機微にも敏感で、細やかな気遣いのできる女性。 自分の考えや能力に自信がなく、人に提示された道に従おうとするが、愛する娘のこととなると話は別で断固として娘の利益になるものを選ぼうとする。正直な働き者で新しいことを学ぶのが好き。慣れた相手ならおしゃべり好き。極端に依存心が強い面もあるが、自分の意思でそれをなるべく律している。ときに冷静で現実的な判断を下すことができる。
*人間関係
夫が亡くなるまで行動を制限されていたためかなり閉じた人間関係の中で暮らしており、友達や知り合いもほとんどいなかった。その閉塞した環境のなかで冷たい夫への恐れは強くなり、可愛い娘への依存心が高まっていた。 礼讃以降は仕事をするようになり徐々にではあるが交友関係が広まってきている。話の中心になるようなことはないが、持ち前の優しさと思いやりでうまくやっていけているようだ。 マーティ・ロックとはただの友人とは言い難い関係だが、前の結婚が大きな失敗だったこともあり、男性に精神的・経済的に依存することを恐れてなかなか前に進めないでいる。自分に気持ちがあるのと、娘のミアと飼い犬のニュールがマーティにとても懐いているのもあり、遠ざけたりもできない様子。
*家族関係、幼少期体験
アイダホ州ボイシのさらに郊外で自然豊かなロッジのような家で育つ。幼少期は貧しいながらに穏やかに過ごしたが、17歳の頃に両親が詐欺の被害に遭い廃業、苦しい借金を抱えることとなる。そこにエイドリアン・ハーパーが現れ、ロアンナと結婚させてくれるなら借金を肩代わりすると両親に持ちかけ、半ば売られるような形で20歳も年上のエイドリアンと結婚し、ハドソンバレーにやってきた。 両親は金を持ってすぐに消息がわからなくなり、孤独な娘時代を過ごす。その中でエイドリアンに対する恐怖と依存心を高めていった。
エイドリアン・ハーパーは芸術家だが知識を求める魔術師でもあり、生まれながらのハンターでもある。欲しいものがあればどんな汚い手でも使う男が目をつけたのが田舎町の若い娘だった。みずから苦労して手に入れたもののみに執着し、副産物的に生まれた娘には愛着がなかったのだろう。
*能力
若い頃に結婚し、大学にも行かず外出も制限されていたため、基礎的な学力が低い。文字を読むのも苦手である。代わりに手先は器用で、料理や針仕事など家でできることはほとんど完璧にこなすことができる。とりわけ針と糸の扱いには非常に長けており、唯一の特技と言ってよいのが刺繍。気の遠くなるような細かい図案でも時間をかけて完成させることができる集中力と忍耐力を有している。 色彩感覚とコーディネートセンスにも優れており、それらを活かして仕立て屋の下働きとして雇われ日々修練を積んでいる。まだまだ給料も低いが、仕事が丁寧なので評判は悪くな��。
*好きなもの 食べ物:サーモン、じゃがいも 得意料理:サーモンのタルタルケーキ、じゃがいものパイ、彩りの良いサラダ、鶏のグリル 飲み物:カフェオレ、ルイボスティー 季節:春 色:白、黒、ネイビー→ライラック、サーモンピンクなど明るくて柔らかい色 香り:優しいダウニーの香り 書籍:あまり読まない 動物:犬 ファッション:保守的で飾り気のない服→柔らかい素材のワンピースやスカート 場所:新しい家、窓のある仕事場 愛用:手編みのロザリオブレスレット 趣味:裁縫、子供服のデザイン、手芸、犬の散歩
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初雪の頃【2】
面接まで
福岡で生まれた私が、言葉も感覚も違う大阪に来たのは、十歳のときだ。 父の転勤だった。初めからなじめない感じはしていた。別にイジメられたわけじゃない。ただなじめなくて、楽しくなくて、全部嘘咲いで、教室が苦痛になっていた。高学年になると、もえとの出逢いもあったけど、担任との関係が最悪で、福岡にいた頃には信じられなかった“登校拒否”をやるようになっていた。 もえは本名“萌野さやか”といって、五年生のクラスで二回続けて席が隣になって仲良くなった。全体的に色素が薄くてかわいいのだけど、二次元にしか興味がない、ちょっと変わった子だ。 担任と、そしてクラス一の秀才と関係がこじれて、私と仲良くしていたって何の得もないのに、もえは親しくしてくれた。学校に行かなくなってからは、彼女が毎週土曜日にまとめてプリントなどを持ってきてくれた。 小学校のあいだはもえ以外の友達とも浅いつながりがあったけど、中学生になって、いったん登校復帰したもののまた行かなくなってからは、友達と言えるのはもえひとりになった。 中学はちゃんと行くつもりだった。そのために、勉強だってしていた。でも、一度身についた拒絶反応を治すのは、むずかしかった。 毎朝七時に起きること。つくえに縛られて勉強すること。重い教科書をかかえて帰宅したと思ったら、大量の宿題が待っていること。 いろんな習慣がつらくて、いつのまにか遅刻や早退が増えて、クラスメイトの反感を買って、別室登校も試したけど、結局は部屋に引きこもるようになった。 高校なんて行く気はなかった。でも親が手続きした通信制高校に受験もすっぽかしたのに受かって、入学式に連れていかれた。途中からはよく憶えてい��い。ただこのときの狂態で、心療内科に通うことになり、面倒が増えた。 三年間、完全に光を遮絶した部屋をほぼ出ずに過ごした。外界を知覚したくなくて、常に洋楽の激しいロックで耳をふさいでいた。進学校に進んだもえも、頻繁に私の家に来れなくなった。生まれたときから一緒の、スヌーピーの毛布とふとんを抱きしめて、ベッドに横たわっていた。 人として一番新鮮な時期を、浪費するでもなく、貯金するでもなく、何にも残さずに垂れ流した。そうして、家庭も学校も壊れた十八歳の夏、私はやっと動き出して、イルミネーションのきらめく夜の街にいる。 大阪の歓楽街は、キタとミナミに別れている。 ミナミの難波から心斎橋につながる歩行者天国には、あらゆる店があふれていて、層も若者が多い。逆に、オフィス街である淀屋橋に面したキタは、高級クラブからラウンジ、バーにキャバクラといった店が密集し、客層も圧倒的に会社帰りのおじさまたちが多い。
「ここか……」
昔からある歓楽街は北新地で、そこで働く人たちは、けっこうプライドが高い。けれど、素人の私はそんなことなど何も知らず、一階から最上階までの店名が並ぶ看板を見上げて、そうつぶやいていた。 住所だけで場所を探り当てなくてはならず、似たようなけばけばしい景色をぐるぐるしてきた。パレットのように、ネオンはさまざまな色を飛びちらせている。背広、キャミソール、着物、笑い声や叫び声、煙草や香水の匂い──いろんなものが、残暑の熱気と混ざりあっている。 普段の引きこもり生活との落差にめまいがして、泣きそうになっていたところで、紫色に黒の毛筆体で『ラウンジ 綾子』という看板のあるビルを発見した。 ここの五階だっけ、と求人誌の切り抜きを確認し、看板にも確かに『F5』とあるのを認める。 おにいちゃんのおさがりのような、ボーイッシュな服装しかしない私だけど、今日はさすがに化粧をして、スカートを穿いてきた。トップスは、手首の傷を隠すために、白と黒の細いボーダーの長袖だ。服装自由とあったけど、長袖はいいのだろうか。そんなことを考えながら、ビルに踏みこんだ。 エレベーターホールに行き着くと、それらしい女の人が、エレベーターを待っていた。綺麗に巻き髪をして、水色のキャミソールに共切れのマーメイドスカート、シースルーのストールをまとっている。 やっぱ長袖はダメかも、と思っていたら、エレベーターがやってきて、その人に続いてエレベーターに乗りこむ。 その人は三階で降りていった。五階にひとりでたどりつくと、いよいよ心臓が緊張でこわばってきた。 怖い。私みたいな子供が場違いなのは、分かりきっている。でも、お金欲しいでしょ? 家を出たいでしょ? そのためには── 大きく息を吐くと、顔を上げた。行こう。面接に落ちるのは承知の上だ。動かないと始まらない。勇気を振り絞って歩き出し、エレベーターのすぐ隣にあった『ラウンジ 綾子』の扉を押した。 低くジャズがかかっていた。クーラーのきいた絨毯に踏みこむと、右手にカウンターがあって、左手に店内が広がっていた。狭くはないけど、そう広くもない。 全部で、六席だ。中央にある棚の上の花瓶に、大きなブーケがささっている。 カウンターを見た。同じように、こちらに注目している人が数人いた。 男の人がふたり、女の人がひとりだ。女の人はカウンターに一番近い席に座り、スパンコールのついたミニワンピースを着ていて、ケータイを開いている。男の人ふたりは黒服で、ひとりはカウンター内に立ち、ひとりはカウンターの席に腰かけている。
「……えー、と。おはようございます」
カウンターに腰かける男の人に言われて、きょとんとしかけたものの、慌てて「おはようございます」と消え入りそうに返す。 どうしよう。ぜんぜん知らない雰囲気だ。
「あの、面接に来たんですけど……」 「面接? ああ、今日やったっけ。──ジュン、茶淹れて」 「はい」
カウンター内の男の人が動いて、腰かけている人は立ち上がって手招きしてくる。
「こっちおいでや。ママはまだ来てへんから」 「あ、は、はい」
オフにしたケータイとかが入っているリュックを抱きしめて、そろそろとカウンターに近寄る。花の香りがただよった。 女の人はケータイに向き直り、腰かけていた男の人は自分が座っていた椅子をしまい、その隣の椅子を引く。私は、緊張で誰の顔も直視できないまま、その椅子に腰かけた。
「今日、ママ同伴やったっけ」 「ちゃうと思うけど」
ケータイをいじりながら訊いてきた女の人に、椅子を引いてくれた男の人は返す。 カウンター内の、ジュンと呼ばれた男の人は、私の前にすっとコースターを引いて、その上にお茶と氷がそそがれたグラスを置いてくれた。喉がからからで、できれば飛びつきたかったけど、そんな度胸もなく、恐る恐るグラスを手に取ってひと口舐めた。きんと冷えていて、苦味も少ない、おいしい烏龍茶だった。
「何歳?」
椅子を引いた男の人がいきなり振ってきて、「えっ」とまごつきながらも、「十八です」とどうにか答える。
「十八⁉ うわー」 「智月、もう二十四やわー」 「おばはんやな」 「うっさいわ。ショウくんに言われたくないねんけど」
何か、めちゃくちゃ大阪弁だ。大阪に来て引きこもりになった私は、この地に来て五年も経つのに、標準語だ。会話そのものをしなくて、博多弁は忘れてしまった。
「ママ、もうすぐ来ると思うから」
カウンターの中にまわる、ショウくんと呼ばれた男の人に言われ、電話の人か、と思いつつ、こくんとしておく。膝の上のリュックを置きなおし、もう一度、店内を見まわす。 左側がフロアになって四席あり、右側に二席ある。その境に花瓶の乗った棚があり、何か収納できるようだ。カウンターは四席で、奥にはボトルが無数に並んでいる。カウンターの右隣にドアがあって、『化粧室』と書いてあった。そして、化粧室の向かいにクローゼットがある。 ママかあ、と小さく肩をすくめた。どんな人だろう。雑誌には『気さくで明るい』と書いてあったものの──。 烏龍茶をちろちろと飲んでいると、女の人たちが出勤してきた。ワインレッドのドレスを着ていたり、クリームイエローのスーツを着ていたり、みんな“夜の女”という感じで格好いい。 あんなふうになれるのかな、と不安になっていると、「おはよう!」と鮮やかなピンクのスーツを着た女の人が、颯爽と入ってきた。
「おはようございます」
ショウさんとジュンさんが声を揃えて返し、女の人たちも同様に返した。砕けた感じがない。もしや、と思っていると、女の人も私を見た。
「今日、面接の子?」 「あ、は、はい」 「あはは、そんな緊張せんでええから。あたしがママの綾子な」 「あ、えと、佐々木ゆりです。よろしくお願いします」 「うん。ちょっと待ってな。ショウ、そこのメモ帳取って」
ママはカウンターの中を指さし、ショウさんはしめされたメモ帳とボールペンをママに渡した。受け取ったママは、テーブルにそれを置く。
「ここに、名前と住所と電話番号書いて。電話番号はケータイのな」 「あ、は、はい」 「書けたら言ってな」
ママはテーブルにマスコットのついたケータイも置くと、私の後ろを通りすぎ、カウンターの奥に行ってしまった。 私はボールペンを取ると、震えないよう気をつけながら、言われた通りの事項を記していく。書き終わると顔を上げた。正面にいるのは、ショウさんとジュンさんだけだ。
「書けた?」
ショウさんに言われてうなずくと、「ママ」とショウさんはカーテンをめくって奥に呼びかける。何やら声が返ってきて、すぐママはこちらに戻ってきた。 脚長いな、なんて思っていると、ママは私の隣の席に腰かけてメモ帳に目を通す。いくつか質問され、たどたどしく答えていると、「いつから出れる?」と問われて、ぽかんとする。
「あ、いつからでも。明日でも大丈夫です」 「明日から。ほな、さっそく入ってもらおか」 「あ、あの、いいんですか」 「ん、何が」 「雇ってもらえるんですか」 「うん。当たり前やん」
唐突すぎて、まばたきをしてしまう。受かった、のか。こんなに簡単に、受かるものなのか。何しろ、面接というものをしたのが生まれて初めてなので、比較できないけれど。
「あ、そうや。名前、何にする?」 「名前、ですか」 「源氏名。うちにゆりちゃんいう子はおらんけど」 「あ──……、えと、考えてきます」 「そう。じゃあ、あとの細かいことは、彼に訊けばいいから」
ママはそう言って、ショウさんをしめす。
「この子、ここのチーフやから。──ほら、名刺出して」 「あ、はい」
ショウさんはカウンターを探り、私に名刺をさしだしてくる。 藤林章悟。 私は名刺を受け取り、その名前を眺めた。顔を上げると、ショウさんと目が合ったので、引き攣らないように笑みをしておいた。「よろしく」と言われて、同様に返す。 ショウさんとジュンさんを見較べる。ショウさんは人懐っこい感じで、ジュンさんはクールな感じだ。どっちかというとショウさんのほうが好きかなと思った。ふたりとも、二十台半ばといったところだろうか。
「じゃああたし、用事あるから」
そう言ったママは、さっさと店をあとにしてしまった。えっ、ととまどってしまう。帰っていいのだろうか。まだいたほうがいいのだろうか。 おろおろしていると、「まあ」と声がかかる。
「まだ、客おらんし。茶飲んでから帰りや」
私はショウさんを見て、そうするほかなく、こくんとしてグラスを手に取った。
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田中一村展 奄美の光 魂の絵画
東京都美術館で「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」を見る。幼少時から秀でた才能を発揮し、晩年を奄美に生きた画家の、画業の全貌(少なくとも現在わかっている範囲での)を紹介する個展である。
展示の第1章には、一村(当時はまだ一村と号してはいなかったが)の少年期から青年期、おおよそ大正時代から昭和10年ごろまでの作品が並ぶ。一村が8歳のときに描いた画も3点ほどあり、キャプションに「筆致はまだたどたどしいが」などと書いてあったりはするものの、年齢を考えればとんでもなく上手い。神童と呼ばれたのもむべなるかな。本人にも何らかの自負があったらしく、子どものころに描いた絵の署名には「童」の字が入っている由。
中学時代から漢籍を学び、東京美術学校(現在の東京藝大)に入学するも2か月で自己都合退学、その後は独学で学びつつ画家として身を立てる。一村は南画を得意としており、第1章に展示されていた中ではとりわけ蘭竹図に目を引かれた。
父親が木��家だったため、自身も木彫を手がけている。たとえば根付、帯留などで、ここまでは想定の範囲内だったが、木魚も2点展示されていたのにはちょっと意表をつかれた。木魚は専門的な技術がないと作れないアイテムなのだとか。今後は木魚を見る目が変わりそうである。
一村は生活の糧を得るため節句絵や際物絵(特定の時期にだけ売り出すような季節ものの絵)を多数描いているが、ひとつとして同じ構図のものはないとのこと。これも画家の矜持だったようだ。
第2章では、一村が千葉に転居してからの昭和10年代〜30年ごろの作品が取り上げられている。展覧会を開く機会を持たなかった一村にとって色紙絵は重要だったとのことで、いろいろな人に描いて贈っていたらしい。一村と号するようになったのも千葉時代。由来は陸游の詩「遊山西村」であると言われる。(この漢詩については「遊山西村:陸游を読む」を参照)
画家の学びの過程がわかる展示もおもしろく、富岡鉄斎や木米に倣った作品や、シャモを徹底的に観察・写生して最終的に千葉の軍鶏師に合格点をもらえたという画などに、一村が積んだ研鑽の一端が表れていた。
美術作品としての絵以外に一村が手がけたものとして、写真肖像画(小さな人物写真を元にしてそれを大きく引き伸ばすようにして鉛筆で描いた肖像画。生活のため内職で行なっていた)、手描きの帯(支援者の家族など周囲の人の間で人気だったとか)なども展示されていて、一村の多彩・多才な仕事ぶりが窺える。木彫の腕を発揮してみずから作った額縁に額装した、いわば自作自装?の画もあった。
美術作品としての画の中では、公募展に出したものの落選してしまった自信作というのがある意味興味深かった(下のチラシ画像の左半分の右上)。金地に描かれた千葉の田舎家の光景で、自信があっただけに本人は落選に納得がいかなかったそうだが、力作は力作でも力こぶが入りすぎている気がするし、構図も一村作品としては特に優れてはいないように思われた(あくまで自分の素人目では)。自己評価と第三者評価の齟齬を感じる。
最後の第3章には、おもに奄美を描いた昭和30年代以後の作品群が集められている。第1章と第2章を見たあとでこの章を見ると、一村のこれまでの画業が集大成としてここに結実したことが見てとれる。多色の作品ももちろん良いが、墨の濃淡だけで南国の植物や光と影を表現した作品も素晴らしく、思わず見惚れる出来(チラシには自分がいちばん気に入った作品は載っていないが、たとえば上のチラシ画像左下のような絵)。
とても良かったのは、鉛筆で描かれた下絵や、未完の作品も展示されていたこと。思いつきや勢いで描くタイプではないことがよくわかり、画家の緻密な作業ぶりを想像できる。
展示会場を出た後にあるフォトスポット。
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『紫式部雲隠れ』記憶される日に。 ー 稲坂良比呂
劇作家・香の伝道師・『紫式部雲隠れ』原作者 稲坂良比呂
「武蔵国江戸浦前島(後の東京銀座)、令和六年皐月二十九日、紫式部霊界より現わる」
そのような一瞬の幻視を思わせる観世能楽堂の舞台でした。久遠の時空の一点から
現世へ降りた紫式部、かくやと思う姿が、そこにありました。いつもの源川瑠々子が舞台にいるのではありません。その姿を呼び出すのは、紫式部の父藤原為時。
演ずるは、観世流能楽五百余年の血脈を現代に受け継ぐ十二世山階彌右衛門。
凛とした気の中に想いの情あふれ、静謐な光を放っていました。
父為時の存在は大きい。この舞台の原作の一つ、私の『ささめごと源氏物語 紫式部雲隠れ』も、父と娘の人生の物語が礎です。世にも稀なる才ある娘に先立たれた
父が呼び出す娘の霊(紫式部)が、その人生を語り、その自作(『源氏物語』)を
語るという構成です。大いなる父と、娘が生涯をかけて支え続ける例は、後世、幾つか語られるものです。世界に知られる葛飾北斎という偉大な画家を支えた娘、応為(おうい)。日本の演劇史に遺る最多の作品を歌舞伎舞台に創造した河竹黙阿弥を支え続けた娘、糸(いと)女。が、為時は自分を遥かに超える娘(藤原の「香子」が本名らしい)を『源氏物語』の大天才作者に育て、父と娘の双方が共に心の支えであったのではないか、と思われます。(『紫式部日記』『紫式部集』による)
『源氏物語』(全五十四巻)は、一千余年の昔、平安王朝の一人の女性によって書き上げられた世界最古の大長編小説。三世代60年にわたる細密深奥の人間ドラマであり、近代・現代文学の礎となる原石が幾つも埋め込まれています。故に、現在
世界60ヶ国を超えて出版され続け、増え続ける読者を持ち、各国に『源氏物語』研究学者たちがいます。「世界文化遺産」と言えるかもしれません。
平安王朝400年間は、歴史上際立って、女性たちが文芸において活躍し、その作品は現代人を魅了しています。紫式部を筆頭に、『枕草子』の清少納言、歌の和泉式部等々、稀なる才ある女性たちがこれほど並ぶのは、平安時代のみで、後は、明治以降まで待たねばなりません。
「省心会」という、志を同じくする超境界の研究・創造者たちが推める「ひとり文芸ミュージカル」。その中で源川瑠々子という一人の舞台女優が確実に育ち、歌舞の力量と共に大きく飛躍しようとしている姿が、この観世能楽堂の舞台から観られました。
浦島伝説の「乙姫」から「紫式部」そして「与謝野晶子」迄、時空を超えて一貫している舞台は、「いのちとは?」「生きるとは?」「今と永遠とは?」「人の心の真実とは?」と問いかけています。
答は、観客の皆様の、それぞれの心の中にあるものです。
「ひとり文芸ミュージカル」の提唱者、神尾憲一という音楽家にして演出家、プロデューサーにしてマルチアーチストによる舞台は、全て継承からの創造です。
先人たちの遺産を受け継ぎ、受けとめたところから現代の創造を行う。それは
令和の時代に新たな地平をめざすものです。そして見えてくるのは、「旧(ふる)きもの新しく、新しきものに古(いにしえ)美しく」といえるものです。
現代の私たちは今、古代からの幾層もの文化の地層の上に立っているのだと、あらためて思います。
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