Living well is the best revenge. I love books, movies, photos, travel etc.. 私は私の好きなもので私自身を守ることができる。
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24年12月3週目
金曜日、地元の行きつけのカフェでクリスマスパーティー(通常営業時間外の夜にオ-プン)があるとのことで勇気を出して行ってみた。ただこの日に限って終わらない仕事があって、腹立たしく思いながら1時間半遅れて退��。到着した頃には事前告知されていた閉店時間近かったんだけど、待ち合わせしていた妹はお店の内輪のパーティーに巻き込まれており、私もそこに参戦することになった。3年ほど月1〜2で通ってるんだけど、店員さんにはいつも初めて来たお客さんみたいな接客をされるので、認知されていないと思ってたら、オーナーには認識されていたことを知った。逆にかなりそっとしておいてくれていたのがすごい。パリピって初対面でもこんなに優しくしてくれるんだ、ほわほわ、として、絶対年下だと思っていたお姉さん達が年上だと知りビビる。世の中普通の一般人で10歳くらい若く見えてキレイやかわいいアラフォーのお姉さんがたくさんいるんだなということにときめく。お酒の力もあり、帰りにはオーナーやその身内の方達とハイタッチをして別れたので逆に今度から行きづらい。
先週まで読んでいたブッカー賞作品、半分以上読んでいたけどどうにも読み進められず手放す。代わりに気になった本が三部作の三作目だったので調べたら一作目はブッカー賞だということを知り、これは運命だと思って予約。年末なので、例年通り読み切れない大量の本を抱えて帰宅。早くいろいろ読みたい。TSUTAYAディスカスも25日までセール中ということを知り借りるものリスト作成中。年末年始片付けもしたいし忙しそう。
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24年12月2週目
新しい職場での勤務。先輩がとても優しく教えてくれる。でも元上司から口が悪いと聞いているので、裏で何か言われているのかそのうち私にもその矢��が向くのか怖い。でもとりあえず優しくしてもらえているおかげで、なんとかやれた1週間だった。他の先輩と話をする機会がほとんどない。さすが東京、お昼ご飯の選択肢はたくさんある。お店で食べても良いし、多くの店はテイクアウトをやっていたり、お弁当を売っていたり、そちらの方が安い。今のところそれが楽しみ。ゆっくり楽しんでいろいろ開拓していきたい。
通勤は意外と楽だったんだけど、さすがにテキストと電卓を出して勉強する程のスペースはなく、勉強時間が極端に減っている。早く帰ってきたら公民館で勉強することもあるけど、いい加減自分の部屋で勉強できる環境を作らないと勉強時間の確保は難しいかもしれない。
先週まで読んでいた『小さきものたちの神』はハードカバーで東京への通勤に向かないので、それは家に置いて、川野芽生『無垢なる花たちのためのユートピア』を読んでいる。無垢な少年が楽園を目指す、みたいなあぁ一部のみんな大好きよくあるイノセンス系ねぇと思いながら読んでいたら、途中からグッと面白くなった。まだ短編の2作しか読んでいないけど、最初はなんとなく読みにくい雰囲気を感じるんだけど、後半にグッと引き込まれる展開や構成で面白い。
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24年12月1週目
明日から新しい職場に行くのがとても憂鬱。あまり良い噂を聞かない。久しぶりの余裕のある12月の勤務。次の繁忙期からは本格的に参加するんだろうか。
『ハリガン氏の電話』観た。最初見始めたのは9月なんだけど、途中で父が亡くなり、亡くなったハリガンさんから電話やメッセージが来るという話がちょっと怖くなりそうなので、しばらく観ず、最近ジムで有酸素している時に観ていた。ハリソンさんに悪意はなく、そんなに怖くはないし、すっきりするタイプのホラーではない。土葬ならではの話だねって感じ。
ずっと海外文学難しくてよくわからないなーと思っていたんだけど、最近金曜ロードショーでモアナやアナ雪2を観ても、なんかよく分かんないなって思って、もしかしてこれは単純に物語を受け取る力が極端に落ちているのでは!?と思い始めた。これはどう��たらいいの?子供の時のように量が大事?三宅さんのどうして本が読めなくなるのか本を読むべき?
そして今読んでるのはブッカー賞取った『小さきものたちの神』。これもよく分からないなーと思いながら読んでる。
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24年11月4週目
日曜日にディズニーランド。本当は前週にシーに行く計画だったんだけど、あまりの混雑ぶりを見て諦めた。(そして諦めてミラコスタのシルクロードでランチ。美味しかったし、おひとりさまがたくさんいるのを見て勇気が湧く)ランドのクリスマスを久しぶりに見た。シーよりは空いていると思う。何よりアトラクションの数が多いから空いてるところだけ攻めつつのんびりする。あといろいろ食べる。夏と違ってショーやパレードが充実しているのも嬉しい。今年で終わるらしいクリスマスパレードにはサンタさんがいなくてびっくりした。夜のキャッスルショーはマニアックな作品ラインナップだった。
『レッド・ワン』クリスマス映画観た。大人と子供が一緒に楽しめる良作!サンタさんは脱ぐとすごいマッチョおじいちゃん。クリスマスの一日で全ての子供達にプレゼントを配れるのは彼と彼の仲間が1年かけて準備してくれているおかげ。
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24年11月3週目
(下書きに入れっぱなしで投稿していなかった!)久しぶり、1ヵ月ぶりくらいの仕事帰り映画。4Kデジタルリマスター版『イル・ポスティーノ』を観た。デジタルリマスターって最近すごく多い気がして、気になっているけど、なかなかそこまで手が回らないというか。わざわざリマスターされる作品は観るべき作品だと思うので可能なら観たい。今回はちょうど時間が良かった。イタリアの映画ってそんなに観たことがないんだけど、名作と言われるものは最後に一気に感情を別の方向に振られる作品が多いイメージ。『道』とか。この作品もかなり油断して観ていた。イタリアの小さな村にチリから亡命してきた社会主義者の詩人がやってきた。その村の男はその詩人のための郵便配達員としての職に就く。無知で純粋な男と知的な詩人との交流が始まる。詩人との交流で啓蒙された男にとって、その出会いは幸���だったのだろうか。これがアメリカ映画ならみんなも納得、プリティ・ウーマンだ。ヨーロッパ映画だとそうはいかないね。でもそれでも男は幸せだったと思う。淡泊な映画なのに、最後に鼻水をすする音が結構聞こえた。観客は6~7組くらいしかいなかった。
しばらく観ていなかったけど、今回映画館に行くのにいくつか映画情報を観ていたら、またすぐにでも行きたくなってきたな。
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24年11月4週目
父の四十九日が終わり、樹木葬と海洋散骨の準備が進む。骨の一部を粉にしてもらって、船の手配も済んだ。あとは当日ちゃんと船が来るかどうかだけが心配だ。
土曜の朝、最近はいつも会社に行く時間にあたりになぜか起きがちなんだけど(平日はぜんぜん起きられないのに!)金曜に整体に行ったおかげか8時間眠れた。ジム行く前はなんとなく、月1整体かマッサージに行く気持ちでいたけど、ジム通うようになってから気になったときしか整体に行っていない。って話をしたら、体の歪みが強いから月1くらいでメンテナンスした方が良いよって言われちゃった。営業トークだろうけど、逆にジムに通うようになってから自分の体が歪んでいる自覚は強くなったので、そうだよなぁとも思う。ただ、勤務地変わりそうだから、その店舗には通えないんだよな。他の支店、帰り道にあるかな。
土曜日すっきり起きて観たい映画の1回目に間に合いそうだったので、急いで支度して新宿に向かった。まだ電車も街中も空いていて、土曜の初回映画を観に行けるタイプの人と付き合いたい。「silent」「いちばんすきな花」「海のはじまり」の脚本家の生方さんの脚本の巧さと普段動かない感情がギュッとなる感じがすごく好きでこの映画のことを知ってから観たいと思っていた『アット・ザ・ベンチ』。観るまでふんわりとしか知らなかったんだけど、4人の脚本家が1つのベンチを主軸に5本の作品のオムニバス形式の作品。同じ主演の2人でのオムニバスかと思ってたら、それぞれ主役級の俳優さんたちが出てくる豪華な作品だった。2作品目の岡山天音と岸井ゆきのカップルの別れ話の手前みたいな作品がほどよいラブコメだった。
家でずっと昔に録画していた『ハイスクールミュージカル ザ・ムービー』を観た。最後の映画なんだね。高校三年生に仲良いクラスに転校してきたみたいな気分で全体的にちょっとつ��ていけなかった。本当はハイスクールミュージカル世代なんだけど、当時は全然観てない。映画を一本観たくらい?アメリカのディズニーでハイスクールミュージカルナイトみたいなイベントがあるのを知って観たいと思っていたのだ。でもやっぱりこういうシリーズものはちゃんと順を追わないと面白さ半減なんだよね。ザック・エフロンってこのあたりの作品の後観たのが、『グレイテスト・ショーマン』で、突然おじさん?いい年したお兄さんになっていてビックリしたけど、年が近いせいかあれはあれで良かったんだよな。ミュージカル部分だけ観たくなってきた。
大事に大事に読んでいた『マチネの終わりに』を読み終えた。上手く言葉にできないけど、ギュッと抱きしめて生きていきたい小説。必ず買おう。知的な大人が好きなせいか、ふたりが会話のベースが高い位置にあって、お互いにぴったりとはまるように感じている様子が心地良かった。大人の恋愛小説と発売当時単行本に書いてあったような気がするけど、当時ではなく年齢が大分近づいてきた今読んで良かったと思う。たった3度会っただけで、いちばん深く愛した人。そんな人間が私にも存在するだろうか。存在してほしいようなしてほしくないような出会いたいような出会いたくないような。とにかく話がしたいと思う。こういうことはここでしか書けないけれど、男性側からこんなに話ができる人はいないというようなことを言われたことは何度かある。でも私にとって、それは私の努力によるところであったり、その人が現在進行形で知り合いと付き合っていたりと私の中でストンと落ち着くことはなかった。逆に私自身がこんなに話せる人いないよと思うのは男友達。恋愛に繋がらないと分かっているから話せることの方が多くてマッチしない。もう新しく誰かに出会うことは煩わしく、というか出会った相手を恋愛対象に思えるか、思われることができるか吟味してしまう感情が煩わしい。もう恋愛なんてしないというマインドで生きている方がずっと気が楽だ。洋子のように子供を持ちたいという気持ちがあるなら、それはまた違うのだろうけど。
今年は夏に福田進一さんのコンサートに行ってから、映画を見直したり、spotifyでサントラを聴いたり、平野さんの分人に関する考えをまとめた新書を読んだりしてこの小説にやっとたどり着いた。もう小説としてはこれが間違いなく今年ベストだと思う。最近感受性が鈍っていて小説を読んでもあまり感想が出てこないので、そう思える作品でに出会えてとても幸せだ。
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24年11月2週目
仕事はそれほど追われていなくても週明けは結局仕事に行くのが辛いと分かった。むしろ余裕がある時の方が休んでもなんとかなりそうな分辛いだろうか。何がそんなに仕事に対して嫌だと感じるのか今度改めて考えてみたい。
『マチネの終わりに』を読んでいる。まだ3分の1程度だけれども、私はきっとこの小説を買うだろうなと思っている。夜、映画のサントラをかけながら読むと至福。
『スタンフォード大学でいちばん人気の授業』なんだかよく聞くような名前の書籍。日本人の著者がインタビューを通してエッセンスをまとめてる感じ。
今週も映画を観られていない。でも友達に勧められた『地面師たち』を観終えた。全7回というのはちょうど良い長さ。途中から自分の中で決めている通勤のバスの帰りだけ観るルールを破ってそれ以外の時間も観ていた。小池栄子が出ているドラマは間違いないと思う。大体面白い。
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24年10月5週目~11月1週目
最近頑張っていること。父の遺骨を散骨する準備を進める。一部分骨してハワイの海へ撒く。セレモニー付の散骨パックは30~50万くらいするので、個別手配。今のところ分骨・粉骨(英語証明書付)までは依頼終わって、あとはハワイでボートを出してもらう手配だけ。いろいろ探して、セレモニーなしボートを1時間海に出してくれてちょっとしたお花や散骨ポイントのお知らせはしてくれる簡易サービスのところをいくつか発見。船を1時間貸し切りで600ドル。安くはないのかもしれないけど、総コストはかなり安くなった。散骨は私がやってほしいなと思っているので、がんばっている感じがある。私はメキシコのカンクンとか撒かれたいのだけれど、妹に言ったら遠いからやめてくれと言われた。もしくはハワイ、ダメならサイパンあたりにしてもらうか。
『君は永遠にそいつらより若い』を読んだ。あとは『世界神話学入門』。後者はリメンバーミーと鎌倉ものがたりのあの世の描写が似通っている理由を探求する題材として読んだけど、期待していたものは得られなかったな。妻が死に夫があの世へ連れ戻しに行く神話は世界に数多くあれど、リメンバーミーの方はちょっとその系統とは違うよ��。あと鎌倉ものがたりも見るなのタブーとはちょっと違うし。また違う切り口を探さなきゃ。
最近映画観てないな。観たいな!
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24年10月4週目
長い間塩漬けにしていたNISAにお金を移し、少しずつ積み立て設定と株式の購入手配。本当はめちゃくちゃ勉強してからの方が良いんだろうけど、そう言っていると絶対に始められないので、初めの一歩。有名なオルカンと今後の成長を確信しているインド。インドはインフラ系も手配したかったけど、購入コストや信託報酬が高くて一旦見送り。始めたやつの金額増やそうかな。あとはベトナムとか行った印象としてガツガツしてるところは国としてまだまだ伸びるだろうと思うので、東南アジアとかも入れたいんだけど、中国には投資したくなくてなかなか思い通りにはいかない。株式もいろいろと手を出してほったらかしにしたいと思う。とりあえず最初は勉強代だと思うことにしている。積み立て以外が今移したお金の範囲内でやりくりしたい。しかしこれは中毒性が高いというかいろいろ気になっていろいろ見てしまって、はまるとやばそうだなという感覚はある。
『きみ永遠にそいつらより若い』とか『資本主義が人類最高の発明である』とかいろいろ読んでる。今週はあまり進まなかった。
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24年10月3週目
読書の秋が捗る。今週は『ザリガニの鳴くところ』『私とは何か「個人」から「分人へ」』『歎異抄』を読了。最近は勉強もしていないので、昼休みも本を読む時間に充てられている。「ザリガニの鳴くところ」はなぜそれほど売れたのかという気がしないでもない。ミステリーというジャンルだとそれほど...という感じがするけど、ネグレクトされた少女が大人になるまで、という視点でいけばすごくサスペンスだった。「歎異抄」は先日の葬儀を浄土真宗でやってもらったので、せっかくだから読んでみるかと手を出したやつ。光文社古典新訳文庫なので、読みやすいは読みやすいけど、それでもよく分かるという感じではないな。とにかく素直にお釈迦様にお願いしますと頼めることが大事のようです。「私とは何か」は面白かったな。個性とは分人の構成比率のことだから自分を変えたければ付き合う人間を変えろとのこと。全体的に附に落ち感が心地良かった。自己肯定感はこの分人をどれだけ多く愛せるかにかかっていると思う。私は旅行に1人で行っているときの自分がかなり好きなので、最初1人で居るときも誰かといるときの分人を引きずっているという話に、いやいやそんなことはないよ、と思ったけど、途中に分人対象は人とは限らない(例えば本とか)とも書いてあったので、なんとなく納得。旅のどこかにスイッチがあって旅用の私が現れるんだろうな。本を返してそのままようやく『マチネの終わりに』を借りて読み始めた。映画が作品の会話にかなり忠実。幸か不幸か福山雅治と石田ゆり子で再生されてしまう。蒔野のキザなセリフとギターというところでは福山の配役はぴったりだったのかもしれない。映画はおいておいても、小説の地の文も含めてなんだかとても素敵で、「私とは何か」と合わせて、平野さんのことが急に気になる存在に。何かと難解なイメージがあったけど、もっと作品を読みたいと思った。まだ「マチネの終わりに」も全然読み終わってないけれど。
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24年10月2週目
無事に父の葬儀が終わり。親戚付き合いがほとんどないので、数十年ぶりに会う人がほとんど。父からも子供の頃亡くなった祖父からも聞いたことのない昔の話や写真があるとの話があって興味深かった。機会があれば、そんな話をまた聞いてみたいのだけれど。戦時中の写真も捨てるならしかるべきところに寄付したいと思ったり。
『ザリガニの鳴くところ』と『私とは何か「個人」から「分人」へ』を読んでいる。「分人」は平野啓一郎さんによる唯一、本当の自分なんてものはなくて、他人との関係性の中でいくつもの自分が使い分けられているよねという話。これを読んだら『マチネの終わりに』も読みたいんだよね。
RRR以来?久しぶりにインド映画観た。『花嫁はどこへ?』音楽は流れるけど、踊らないやつ。たぶんさ、もう踊らない映画の方が多いんだろうね。でも踊ってほしいし、大体踊るやつは面白い。インドの婚礼中?というか妻が家から夫の家まで移動するときの衣装って決まっているみたいですね?それで縁起の良い日取りになると電車の中に新郎新婦が溢れるわけですね。しかも新婦が顔を隠す衣装なんですよね。というわけであの混雑したインドの電車の中で新婦の取り違えが起きるという話。
久しぶりにNetflixも観ました。こちらもちょっと久しぶりに台湾映画を観たいなと思って探索したら、ちょっと作品増えてた気がする。『悪女』を観た。ちょっと韓国っぽいなと思ったら、むしろ日本の事件がモデルなのかな。美人とかではない女性が結婚・交際した男性たちは次々と練炭自殺する。しかも彼らは女性にお金を渡したり保険金受取人にしていたり。自分の父親の交際相手が話題の女性であると知った女性アナウンサー(ディレクターだったかな?)。最愛の父親を守るためにどうするかというスリラー。本当にどうでも良い学びだけど、女の人って実際の見た目はどうであれ、見た目に気を遣い、料理で胃袋をつかんで、男性とその両親へ尽くしてお相手をすれば、あっという間にとりこにできるんだろうなっていう。
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24年10月1週目
長い1週間だった。父が亡くなった。約半年前から調子が悪くて、長いような短いような半年だった。私は父とは仲が悪く、というか、晩年は表面上はそういう感じではなかったけど、ほとんど当たり障りのない取引先との雑談みたいな会話以外はしたことがないと言って良いほどで、私は父に対して腹が立つことばかりだった。亡くなったときも涙も出ず、こんな親不孝な娘もあるかと思う。いつかこんな風に振る舞って思いを抱えていたこと後悔する日が来るかもしれない。昨日Twitterで、こんな親不孝な娘でも親にとっては良い思い出になるだろうかという呟きをしていた方に対して、別の人が自分は大人になってからほとんど家に帰らなかったけど、父が亡くなる前に近くに居なくても自分の子供が生きていてくれるだけで嬉しいと言っていたという話をしていた、とコメントしているのを見て泣きそうになった。というか今思い出して書きながらちょっと泣いた。でもこれはフィクションと同じで私の物語ではない。父が亡くなったことではなく、自分自身が親不孝であることそのものに悲しさがあるような気がしている。
ハン・ガンの『すべての、白いものたちの』を読んだ。今読むのにぴったりの作品でもあったけど、海外文学のポッドキャストがみんな揃ってハン・ガンの話しているよね、と思って。羅列された白いものたちの物語というより記憶の記録のように読んでいたら、翻訳者・斎藤真理子さんの解説を読んだら、全然読めていなかった。先週も書いた気もするけど、特に海外文学の短編って、文字の上を目が滑っていくばかりで、全然読み込めていない感じがする。それに比べて今『ザリガニの鳴くところ』を読んでいるんだけど、その読みやすさよ。文学とエンタメの境目はグラデーションなんだろうけど、このするする読めて意味が体に入ってくるかどうかの気がする。
8月にギターのコンサート行ってからずっと見直したかった『マチネの終わりに』をやっとTSUTAYAで借りて観た。やっぱり音楽がずば抜けて素敵な映画。ストーリーは5年前に観たときより受容できたけど、『ザリガニの鳴くところ』同様、原作の方が良さそうな予感がする作品なので、こちらも読みたい。
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24年9月4週目
休みになると体が疲れていると実感する。もっといろいろやりたいけど、体が休みたいと言っている。それでもついつい頑張りがち。これって貧血かなぁと最近よく思う。来月の平日休みには検査に行こうかしら。
京極夏彦『虚実妖怪百物語』読了。内輪ネタ小説のように見えるけれど、水木しげる先生の想いを伝える小説なのではないかとのこと。やはり文化的なものはそこまでの歴史の文脈を知らなければ語ることが難しいなと思う。一方で、それを知らぬ読者にも届ける手段がなければならないわけで。まぁ、でもそれは著者が伝えたかったものが伝われば良いんだもんな。
友達と頭を使う映画を観なくなったよねという話をしていた。なぜなら私たちは疲れているから。それは本当にそうで、物語から何かを受け取る力がすごく弱くなっている気がする。海外小説、特に短編を読んでいると、文字がただ通り抜けていくだけ。短い物語が終わると、それで?と思ってしまう。もっともっと受け取りたい、受け取って咀嚼して発信したい。これって数をこなすみたいなのとは違うとも思うけど、ある程度量をこなして慣れないといけないような気もしている。
最近、なんかホラーが観たい。でも実際Netflixでホラージャンルを見に行くと怖そうで無理無理とも思う。特に夜は。観るなら絶対にFilmarksの感想を確認してしまう。昔国語の先生がホラーを観るときは必ず先にメイキングとかの情報を収集してこれは作り物だって認識してから挑むって話が今になるとよく分かる。
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24年9月3週目
仕事が思うように進まない。いい加減残業も厳しい。
『虚実妖怪百物語』の急までやってきた。果たしてどうなるのか。
そしてカーヴァーの『大聖堂』も読んだ。みんなが言うとおり、表題作と「ささやかだけれど、役に立つこと」が良かった。ネガティブな感情を持っていた相手がふとした時に心を開き、その懐に入り込めた時、人の心はじんわりと温かく��るのかもしれない。
台湾映画『本日公休』を鑑賞。「返校」の先生が出てたな。リン・ボーホンもチャラい美容師役で。長年積み上げた人の役に立つ確かな知識がほしい。
本当は東京ステーションギャラリーに行きたかったけど、この3連休は肉体的にも疲れていてダメだった。
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24年9月2週目
12時間×6日間働いた後のひとりディズニー。体力的に弱っていることや前回熱中症になったこと、当日の気温が34℃くらいだったことなど不安要素たっぷりだったけど、楽しめて良かった。ひとりはやっぱりショーが当たりやすいけど、当たらないものもあったので、そうか当たらないこともあるのかと当たり前のことを思ったりした。
今週はひとり、またひとりと部下を手離して寂しくなった。私が部下を持つことはこの1回きりだったかもしれない。でも本当に恵まれていたと思う。部下というよりは一緒になんとかやってくれる仲間だった。それぞれに良さがあり、そしてお互いに相談して補い合いながらよくやってくれた。ここからは1人でなんとか最後までやっていく。
最近は本を読むのが楽しい。京極夏彦『虚実妖怪百物語 破』とレイモンド・カーヴァー『大聖堂』を読んでる。あと他にも読みかけの本がいろいろあるので、そろそろfuzkue に行きたいな。あと映画観たい。
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24年9月1週目
社員が1人抜かれた上に主力メンバーの1人コロナになりちょっと限界めだった。久しぶりに深夜残業ギリギリまで働く。睡眠が5時間くらいになると、数日は大丈夫だけど、5日以上続くと脳みそは酩酊状態になる。これがもしずっと続くとたぶんそれだけで死ぬんだろうなという予感がする。
読書会の課題本でレイモンド・カーヴァーの『風呂』を読んで、その話の別バージョン『ささやかだけれど、役に立つこと』という話があることを知った。『風呂』の話はブツ切れでとても後者のタイトルになりうるような話だと思えなかったが、読んでみたら全然違う話になってて良かった。毎日12時間とか働いて、疲れすぎているのに、なんだかレイモンド・カーヴァーの短編集は読める。今まで繁忙期はエンタメ系で気を紛らわすという選択をしていたけれど、こういう淡々とした作品の方が向いているんだろうか。
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24年8月5週目
元恋人と昨年約束した夕暮れを眺めながらご飯を食べる会を決行。実際は天気が悪く、テラス席も取れなかったので夕暮れ眺められなかったが。今年は全然夕暮れ眺められていない。しかしまぁまぁ暑かったので良かったかもしれない。いつも通りほとんど仕事の話しかしなかった。本当はカレーの話や妊活の話とか聞きたかったのにあっという間に時間が過ぎた。途中でおもむろに「昔もらった写ルンですを現像に出して...写ってる写真いる?」と出してきた。「いらないよ」と言ったが、写っている写真だけをプリントして持ってきてくれていたので、そこまでしてくれたならともらった。どこのやつ?って聞いたら仙台行ったときのって言われたけど、あなたと仙台なんて行っていない。山形の写真だった。ちょっと愛おしい気持ちになって、相手が結婚していなかったら危なかったな。この人モテるようなタイプでもないけど、こういうことする人なんだよなと思った。奥さんに見つかったらどうするんだろう。見つかったら困るから私にくれたのか。話を聞く限りおおらかそうな人なので、全然気にしなくて今私たちが会っていることも知っているんだろうかと思ったりした。別に辛くはない。実は職場が別になってからほぼ毎日のように連絡を取っていて、LINEして年1~2回とか会えたらむしろ恋人よりもちょうど良い距離感なんだよなとも思ったりしている。他の人から見たらおかしいんだろうけど。友達に言ったら怒られるな。
夏なので京極夏彦ということで「虚実妖怪百物語」を読み始めた。京極夏彦を始め、実在する人物がわんさか出てくる小説。
そういえば先週の旅行中は映画化発表を受けて積ん読していたカズオ・イシグロの『遠い山なみの光』を読んでいた。読み途中。半分くらいは戦後の日本が舞台。
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