#浄法寺塗
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foucault · 1 year ago
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すごい風と雹と雨でしたね…。日中は穏やかでありますよう。
さて、「オホーツクの木工」より、本日在店される、野つけうるし @notsukeurushi 菅原咲さんの四寸椀・朱。ゆったりたっぷり入るお椀です。昨日掲載の佐藤佳成さんの盆にのせて。
菅原さんの仕事は、上塗りに「北限の漆」である網走産の漆を用いています(高台裏は岩手・浄法寺産とのこと)。木地は栃か欅。木地製作は堆朱杏奈さん、と納品一覧に記されているのですが、あまりにも漆の仕事と関わりありそうな御名字で驚く。
ちなみに、「野つけうるし」という屋号は、かつてこの地が「のつけうし=ヌプ・ウン・ケシ」、つまりは「野の端にあるところ」と呼ばれていたことに因んで、とのこと。
今日も品々たくさん揃え、お待ちしております。
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kachoushi · 1 year ago
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各地句会報
花鳥誌 令和5年11月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年8月3日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
思ひ出はねぶた祭りの鈴の音 由季子 居合はずも気配感じて墓参り さとみ 小さき手の祈る姿や原爆忌 都 新刊にしをりはさみし今朝の秋 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月5日 零の会 坊城俊樹選 特選句
夏��の影夏蝶の見当たらず 和子 夏帽を墓誌にぱさりと一礼す 小鳥 炎帝の甘い息なり草いきれ 和子 ビルとなく夏草となく墓となく 千種 墓参直方体の石たちへ 緋路 刻む名のなき墓石の灼けてあり 和子 十字架の寝墓を埋めし夏の草 美紀 空蟬を俯きにして走り根に 要 炎天にかつて士族は墓じまひ いづみ
岡田順子選 特選句
睡蓮の影睡蓮の葉に揺るる 緋路 利通の墓へ鋼の夏日かな 俊樹 墓参直方体の石たちへ 緋路 葬列の中のたじろぐ黒日傘 三郎 あふひ句碑墓域にありて百日紅 佑天 奔放で供花ともならず猫じやらし 荘吉 青山の水に肥りし金魚かな 美紀 夏草に陋屋のごと耶蘇眠る はるか 立ち枯れの草より薄き八月の蝶 和子 イザベラの墓へ絵日傘高く上げ 小鳥
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月5日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
金灯籠灯の曼陀羅をよへほ節 美穂 盆灯籠十万億土超ゆ君へ 久美子 流燈の火の川となり闇に浮く 孝子 流灯の破線となりて彼の世へと 睦子 行く夏や波に消えゆく砂の山 修二 家紋古る釣灯籠に代々の火を 久美子 黒髪に戴く山鹿灯籠かな たかし シヤンデリア墜ちてはじまる夏舞台 睦子 縁日やうすものの母追ひ越さず かおり ダリア立つ背に御仏のおはす如 勝利 炎帝を睨み返せし不動尊 かおり 戦争を知る人とゐて沙羅の花 朝子 恋に堕つ日々はまぼろし星月夜 美穂 風天忌しがらみ捨てて西東 修二 思ひの外長く連れ添ひ夕端居 光子 あの雲の八月六日兄の背に 朝子 河童忌やセピア色なる供華の水 睦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月7日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
九頭竜に天蓋として秋の空 かづを 饒舌を寡黙にしたる猛暑かな 同 老い包む羅にある粋を着て 同 絽の喪服広げて暫し母偲ぶ 笑 海上を照らし消えゆく花火舟 同 羅に心の綾は隠し得ず 雪 絽の美人正面見すゑ瞬かず 泰俊
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月8日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
鳳仙花記念写真のまた増えて 裕子 秋薔薇キリスト葬は花のみに 令子 図書館の絵本を借りて秋の朝 実加 秋初め装丁だけで選ぶ��� 登美子 褪せ果つるトーテムポール夏の月 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月8日 萩花鳥会
広島の原爆殘害眼前に 祐子 盆提灯座敷一変かの浄土 健雄 ひぐらしがよう帰ったと里日暮れ 俊文 七夕や家族揃うてバーベキュー ゆかり 庭野菜取りたて供ふ盆支度 恒雄 ひと日生く古稀の我また花木槿 美惠子
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令和5年8月9日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
化粧水嫁にねだりて生身魂 すみ子 立葵老女の夢は咲きのぼる 悦子 棚経を待つ朝よりの野良着脱ぎ 美智子 水脈長く長くや土用蜆舟 都 縁台の仰臥は浮遊天の川 宇太郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月12日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
烈日の寺の甍や蟬時雨 亜栄子 白粉のゆふぐれ匂ふ句碑明かり 文英 達者なる日を百歳の生身魂 同 好物に笑顔は童生身魂 恭子 小湾の潮香満ち足る島の秋 多美女 ビートルズ聴きつうたたね生身魂 亜栄子 草々に水やり終へて今朝の秋 恭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月14日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
打水に乾きし土の匂ひして 迪子 蜩の声に憶ふは奥貴船 貴薫 新涼や虚子文学碑なぞり読む 怜 蜩や今日の仕舞ひにジャズを聴く 貴薫 新涼の風運び来る水の音 三無 蜩の声に包まれ森深き 秋尚 新涼の風運びゆくミサの鐘 怜 直したる服受け取りて涼新 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月14日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
耳に残る脱穀の音終戦日 昭子 大都市の火の海と化し終戦日 みす枝 薄れゆく記憶手繰りし原爆忌 英美子 俗論をまた聞かさるる残暑かな 昭子 喜んで���げる爺婆水鉄砲 みす枝 しみじみと肩甲骨や更衣 昭子 夫の船べりを掴みて鮑海女 同 桐一葉風の意のまま落ちにけり 英美子 どの墓も供華新しき盆の寺 信子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
火取蟲てふに一夜を果つ定め 雪 考へず居れば済むこと髪洗ふ 同 花火果て破に残りし余熱かな 真喜栄 漆黒の闇に銀漢ふりかぶり 同 百日紅又百日紅てふ団地 清女 それとなく秋を呼びゐる風の音 かづを 九頭竜の闇を沈めてゐる銀河 同 ゴジラ似の雲立ち上がる原爆忌 嘉和 地獄より来る祖もありぬ盂蘭盆会 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月16日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
啼く声の細くとぎれし法師�� 啓子 足さばき揃ひよせ来る盆踊り 笑子 灯籠に女心の一句添へ 希子 流灯の仏慮の風に促され 同 球児等もスタンド席も灼けてゐし 和子 地図上に台風の道あるらしく 同 盆の月古城の上にまかり出る 隆司 吟行も供養の一つ盂蘭盆会 泰俊 故郷の色町とほる墓参 同 表情のはみ出してゐるサングラス 雪 頷いてばかりも居れず生身魂 同 月夜の踊り雨夜の踊り見しと文 同 何となく日向水ある日向かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月16日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
蝿叩きにも自らなる居場所 雪 頷いて居れば安泰生身魂 同 火を恋ひし火蛾の果てとはこんなもの 同 狙ひたる金魚に又も逃られし 同 音もなく傷も付けずに流れ星 みす枝 蜩の声が声呼び森震ふ 同 偕老に二本つましく牽牛花 一涓 来世又君に逢むと墓参 世詩明 夏まつり村の掟は捨て難し 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月18日 さきたま花鳥句会
鳳仙花迷路のごとき蔵の街 月惑 天高し殿堂入りの行進曲 八草 夕まずめ途切れ途切れに法師蟬 裕章 あの人に会ひたくなりし天の川 紀花 座の窪きまり南瓜のおほらかに 孝江 朝の厨一分間の終戦日 ふゆ子 夜咄やはたと団扇の風止まる とし江 炎暑寺水鉢かつぐ鬼を吸え 康子 一夜あけ光の洗ふ野分後 恵美子 尺玉の花火の弾け音弾け みのり 強風に七夕飾りもつれけり 彩香
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令和5年8月20日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
裏返り空を見詰むる秋の蟬 秋尚 校庭の空を奪ひし秋茜 経彦 大空に機関車の缶灼けゐたり 幸風 菩提樹を絡めとりたる葡萄葛 同 なびき癖各々違へねこじやらし 秋尚 山城の搦め手いづこ野路の秋 眞理子 一葉落ち青空丸く生まれたる 三無
栗林圭魚選 特選句
TARO展残暑を赤く塗り潰す 千種 おしろいの紅固く閉ぢしまま 秋尚 横山に行合の空今朝の秋 幸風 校庭の空を奪ひし秋茜 経彦 水被り残暑の石の獣めく 千種 たくさんの水飲み干して夏果てり 久 わが息の荒さをしづめ秋の蟬 千種 秋の蟬力惜しまず昼を裂き 三無 噴水の歪みもとより秋暑し 千種 妣の声聞きに葉月の恐山 経彦
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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sadaki-ino · 2 years ago
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【浄妙山】【八幡山】四条河原町交差点
山鉾巡行 祇園祭の後祭 2023年7月24日(月)
祇園祭 後祭の山鉾巡行の3番目と4番目
【浄妙山】
『平家物語の宇治川の合戦から取材、治承4年(1180)宇治川の合戦に三井寺の僧兵筒井浄妙が橋桁を渡り一番乗りをしようとすると、一来法師がその頭上を飛び越え、「悪しゅう候、御免あれ」と前に進み出て先陣をとってしまったという。御神体(人形)は一来法師が浄妙の頭上を飛び越える一瞬をとらえ木片の楔で一来法師の人形を支えている。黒漆塗の橋桁にも数本の矢がささり戦さのすごさを示している。かつては「悪しゅう候山」とも呼ばれていた。』
頭に手をおいて飛び越えというアクロバティックな人形の姿がなかなか面白いですね。
【八幡山】
「町内に祀られている八幡宮を山の上に勧進した山。山の上の祠は総金箔の美麗なもの。」
鳥居の笠木の上には、向かい合って八幡神のシンボル・鳩が2羽飾られるが、これは左甚五郎の作とか。
https://youtu.be/3UbRgV0SOMA
#祇園祭 #後祭 #山鉾巡行 #浄妙山 #八幡山 #京都
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ginzamon · 5 years ago
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大人の女性にくすっと可愛いお箸が届きました❣️ 一本ずつに細か〜く漆で絵が描かれています。左右の組み合わせによって物語が展開していく様… ぜひ佐藤綾子さんの作品タイトルとあわせてご覧になって下さいませ📽✨ #浄法寺塗 #佐藤綾子  #マイ箸デビュー #岩手 #持ち歩ける芸術 #ゴルフ好き女子 #卯年  #動物が好き #野菜が好き #猫が好き #和食器 (銀座器ギャラリー門) https://www.instagram.com/p/CBnVXmrl6TW/?igshid=1sl0ldamh6s2n
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renahashimoto-blog · 6 years ago
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漆の器に合うお料理を作らせて頂きました。岩手に来て数年、関西生まれのわたしにとっては「新しいうつわ」だった漆器がどんどん日々の食卓に馴染んで、艶々になった漆器はもう手放せない存在となりました。漆の事を知ってもらえる一助になればと思います。
いわて漆物語 はじまりの森 日本一の漆産地であり漆器産地でもある、岩手県の「漆総合サイト」です。漆産地の紹介、漆掻きと塗りの技、岩手の漆器(浄法寺塗・秀衡塗・安比塗)、漆の文化・歴史など、岩手の漆にまつわるあらゆる情報を発信しています。 Recipe & Styling  RENA HASHIMOTO http://www5.pref.iwate.jp/~urushiiwate/urushi_movie.html
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ayadora · 3 years ago
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Lacquerware/Urushi
■Soup bowl
Joboji Urushi(Ninohe, Iwate) 1 year has passed since I started using. The surface colour has become brighter and glossier.
■Chopstick
Tsugaru Nuri(Tsugaru, Aomori) I made it myself at Tsugaru han Neputa village in Hirosaki, Aomori. The process of filing the surface to make the different colours in deeper layers emerged was really fun.
My daily utensils.
漆器
■汁椀
浄法寺漆(岩手県二戸市) 使い始めて1年が経ち、色がより明るくなり、艶も増してきました。
■箸
津軽塗(青森県津軽地方) 弘前にある「津軽藩ねぷた村」で手作りしました。 表面を研いで、下の層にある色を出していく工程がとても楽しかったです。
毎日をともにする道具です。
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neigesucre · 4 years ago
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寝れなくてティンダーを開く深夜3時。新潟にいるのになぜか東京の人とばかりマッチしてしまう。珍しく地元の人となんとなくやりとりを交わしていると、そのまま釣りに行くことになった。5時にわたしの最寄りのコンビニで合流して朝日が昇るのを横目に海に向かう。こんなにもわくわくしたのはいつぶりかもわからない。空気があんまり澄んでいて、なんだか普段損しているような気持ちになる。
最初京都本社の会社でサービス業の訪問営業してる、と聞くも、よくよく話すと本職はお坊さんだった。京都が本社(西本願寺)でサービス業(僧侶)の訪問営業(葬儀法要)ね、物はいいようだな。坊さんもティンダーやるのね。禁欲なのかと思えばそんなこともなくて、普通に女遊びするらしい。煩悩塗れじゃん。マリーアントワネットのローアンもすけべな僧侶だったし、そういうものなんだろうか。浄土真宗では性欲を受け入れることが悟りなんだよ、といわれてちょっと納得してしまう。親鸞にもできないことを凡人に求めるのは些か無理があろう。
帰りに寄ったラーメン屋で、真横に座った女の子3人の会話が漏れ聞こえる。ペアーズはちゃんとしてるけどティンダーはそういう目的の人ばっかじゃん。彼と目を見合わせてしまう。よもや隣の男女がティンダーで知り合ってたったいま海釣りに行ってきたとは思わないんだろうな。
釣りってなにも話さなくても許されるから良いなと思う。釣り人のおじさんが話すきつい新潟弁をずっと聞いていたい。こういうスペシャルな1日のためにティンダーに賭けてる。
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hi-majine · 4 years ago
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古典落語「高田の馬場」
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 むかしは、ただいまの浅草公園のあたりを浅草の奥山と申しまして、見世物、大道芸人のたぐいが、それからそれへとならんで、ひとびとの足をとめていたものでございます。  その奥山の大道芸のなかで、名物のひとつになっていたのが、居合い抜きという芸当でございます。  どんなことをしたかと申しますと、奥山の人出の多いところへ荷をおろしまして、真鍮《しんちゆう》のみがきあげた道具に長い刀をかけ、若い男が、うしろはちまきをして、たすきをかけ、袴《はかま》の股立《ももだ》ちを高々ととりあげて、六尺棒などをふりまわし、 「あいあい、あちらでもご用とおっしゃる」  などとやっております。そのうちに、十分見物人があつまってまいりますと、柄鞘《つかざや》八尺という長い刀を腰のかげんで抜いてみせる。これがすなわち居合い抜きで、それがすむと、うしろにひかえている娘がでて、鎖鎌《くさりがま》などをふってみせるのでございますが、この居合い抜きも鎖鎌も、つまりは人寄せにすぎません。そのじつは、がまの油を売るのが商売で、芸当のあいだあいだで、たくみに口上を述べ立てるのでございます。この口上のいい立てがすこぶるおもしろいもので…… 「なんとお立ちあい、ご用とおいそぎのないかたは、よっくみておいで。遠出山越し笠のうち、ものの文色《あいろ》と理方《りかた》がわからん。山寺の鐘はゴウゴウと鳴るといえども、法師一人きたりて、鐘に撞木《しゆもく》をあてざれば、鐘が鳴るやら撞木が鳴るやら、とーんとりくつがわからん道理だ。さてお立ち合い、てまえ持ちいだしたるなつめのなかには、一寸八分の唐子ぜんまいの人形だ。細工人はあまたありといえども、京都にては守随《しゆずい》、大阪おもてにおいては竹田|縫之助《ぬいのすけ》近江《おうみ》の朝臣大掾《あそんだいじよう》。てまえ持ちいだしたるは、竹田近江がつもり細工、咽喉《のんど》に八枚の歯車が仕掛け、背には十二枚のこはぜをつけ、これなるなつめのなかへ据えおくときには、天の光りと地のしめりとをうけ、陰陽合体して自然とふたがとれる。つかつかっとすすむは、虎の小走り小間がえし、すずめの小間とり小間がえし、孔雀霊鳥の舞い、人形の芸当は、十《とお》とふた通りある。しかしお立ちあい、投げ銭や放《ほお》り銭はおことわりだよ。投げ銭や放り銭をもらわずに、なにを渡世にするやとおたずねあるが、てまえ、多年のあいだ渡世といたすは、これに持ちいだした蟇蝉噪《ひきせんそう》四六のがまの油、四六、五六はどこでわかる。前足が四本に、後足が六本、これをなづけて四六のがま。このがまの住めるところは、これからはるか北にあたる筑波山のふもとにおいて、車前草《おんばこそう》という���草を食らって生成する。さて、このがまの油をとるには、四方へ鏡を立て、下には金網を張って、そのなかへがまを追いこむ。がまは、おのれのすがたをみておどろき、たらりたらりとあぶら汗を流す。それを下の金網にて透《す》きとり、柳の小枝をもって三七、二十一日のあいだ、とろーり、とろりと煮つめたのが、このがまの油だ。その効能をなにかといえば、金創《きんそう》切り傷にきく。第一番になおしてあげたいが、出痔《でじ》、いぼ痔、走り痔に脱肛《だつこう》。虫歯で弱るおかたはないか? でておいで。綿へ塗って内へつめ、歯でくいしめるときは、雪に熱湯をそそぐがごとく。待ったお立ち合い、刃物の切れ味をとめる。てまえ持ちいだしたるは、鈍刀《どんとう》たりといえども、先が切れて元が切れない、そんなあやしいものではない。ほら、ぬけば玉散る氷の刃《やいば》、鉄の一寸板もまっぷたつだ。お目の前で白紙をこまかにきざんでごらんにいれる。さ、一枚が二枚に切れる。二枚が四枚、四枚が八枚、八枚が十六枚、十六枚が三十二枚、三十二枚が六十四枚……春は三月落花のかたち……」  などと、その刀の切れ味をみせておき、それへがまの油を塗って、切れ味をとめたり、または、油をぬぐいとって、さらに、自分の腕を切って血をだし、その血を、がまの油ひと塗りでとめてみせたりするのでございますが、その口上とともに、じつにあざやかなものでございます。  こういうぐあいの口上をもって、いましも浅草奥山の人の出ざかり、居合い抜きからがま油の効能を述べております二十歳《はたち》前後の若者、そのうしろにひかえておりますのは、その男の姉でもありましょうか、年ごろ二十二、三の美しい娘、これが鎖鎌をつかうのでございます。まわりは、黒山のようなひとだかり、その混雑を分《わ》けながら、 「えい、寄れ寄れ、寄れっ」  と、その居合い抜きの前へつかつかと近寄りましたのは、年ごろ五十四、五にもなりましょうか、供《とも》をつれたお侍でございます。 「あいや若い者、最前よりこれにてうけたまわっているに、なにか金創《きんそう》切り傷の妙薬とか申すが、それは、古い傷でもなおるか?」 「古い、あたらしいとを問わず、ひと貝か、ふた貝おつけになれば、かならずなおります」 「二十年ほどすぎ去った傷でもなおるかな?」 「なに、二十年? ……二十年はすこし古すぎますが……まあ、ちょっとその傷を拝見いたしましょう」 「おお、みてくりゃれ」  と、侍は、ただちに片肌ぬいで、その傷をみせましたのを、じっとみていた若者が、 「やや、こりゃ武士にあるまじきうしろ傷、投げ太刀にてうけた傷でござるな」 「うーん、なかなか目が高い。いかにも投げ太刀にてうけた傷じゃ」 「さては、若気のあやまちにて、斬りとり強盗、武士のならいなどと申して、ひとをおびやかさんとして���かえっておびやかされ……」 「いやいや、さようなことではござらん。かかる場所にてはなすのもいかがかと存ずるが、それも身の懺悔《ざんげ》じゃ。まず聞かれい。もはや、ふたむかしもほど経《へ》しことゆえ、拙者《せつしや》を仇《かたき》とねらう者もござるまい……じつは、拙者はもと薩州の藩の者でござるが、ある下役の妻女の美しさに懸想《けそう》したのが身の因果……いや、笑うてくださるな……なにがさて、その女が、おもいのほかの手ごわさ、しょせん尋常《じんじよう》ではなびかぬことと存じたゆえ、夫の不在をうかがって、手ごめにせんといたしたのじゃ。と、その折りも折り、とつぜん夫が立帰り、『上役の身をもって、無態《むたい》のふるまい不都合《ふつごう》千万』と、たしなめられ、かなわぬ恋の無念さも手つだい、『なにを小しゃくな』と、抜き討ちに、その場において斬りすて申した」 「う、うーん」 「斬ってののち、はじめてわれにかえり、ああ、とんだ殺生をいたしたと気がついたとて、もうおそい。ままよと、そのまま立ちのきにかかったとき、『夫の仇』と、その妻女が、乳呑児《ちのみご》を抱いた片手に、懐剣ひき抜き、追い駈けてまいったが、女の足のおよばぬとおもってか、『えいっ』と投げつけたる、その懐剣が背に刺さり……すなわちのこるこの傷じゃ。暑さにつけ、寒さにつけ、どうもいたんでならん。なおるものなら、なおしてもらいたいが……」  と、語りおわって、おもわず吐息《といき》をついております。若者は、その傷あとをつくづくとながめ、その物語りに聞きいり、さらに、その武士の人品骨柄《じんぴんこつがら》をじっとみつめておりましたが、 「おおっ、そこもとは、悪沢源内どのではござらぬか?」 「えっ、な、なに、拙者の姓名をご存知の御身は?」 「さてこそなんじは悪沢源内、かくいう身どもは、なんじのために討たれたる稲垣平左衛門がわすれがたみ平太郎、これにひかえたるは、姉ゆき、なんじを討たんそのために、姉弟ふたりが艱難辛苦《かんなんしんく》いかばかり、二十年《はたとせ》あまるこの年月《としつき》、ここで逢うたは盲亀《もうき》の浮木《ふぼく》、優曇華《うどんげ》の花、待ちえたる今日の対面、いざ手あわして尋常に勝負、勝負、姉上、ご油断めさるな、おしたくめされい」 「おお、合点《がつてん》」 「親の仇!」  と、左右からじりじりっとつめよりましたから、さあたいへん。とりかこんでみていました群集はもとより、物見高いは江戸のつね、ことに浅草奥山、繁昌のまんなかでございますから、黒山のひとだかりでございます。 「なんだ、なんだ、どうしたんだ?」 「乞食が、お産をしたんだ」 「たいへんなところではじめたもんだな」 「ひとごみ��押されたためだよ」 「ところてんじゃああるめえし、押されてでるやつはあるまい」 「いいえ、そうじゃあない、巾着《きんちやく》切りがつかまったんだ」 「ちがう、ちがう。犬がかみあっているんだよ」 「ふざけちゃあいけねえ。犬の喧嘩《けんか》なんぞはめずらしかあねえや」 「そんな気楽なもんじゃあねえ。仇討ちだ」 「えっ、仇討ちだと? ……あがってみろ、あがってみろ」 「どこへあがるんだ?」 「五重の塔のてっぺんならよくみえるだろう」 「鳩やからすじゃああるめえし、あがれるもんかい」  などと、例の弥次馬という連中が、わいわいさわぎ立てますからたまりません。なかには、石を投げるやつがいたり、なにしろたいへんなさわぎになりました。 「あいや、ご姉弟、しばらく、しばらく、しばらくおひかえください。もはや、ふたむかしもすぎ去ったることゆえ、よもやとおもったが拙者の油断、現在仇とねらうそこもとに、口外いたしたのは、これ天命のがれざるところ、いかにも仇と名乗って討たれよう。なれども、ここは観世音境内の浄地《じようち》、血をもって汚《けが》すはおそれ多い。ことに拙者は、現在、主《しゆ》持つ身の上にて、ただいま使者にまいってのもどり道、立ち帰って、復命いたさねば相成らぬ。されば、ひとたび立ち帰り、役目を果たせし上おいとまをちょうだいし、心置きなく勝負をいたし、この首をさしあげん。明日巳《み》の刻《こく》(午前十時)までお待ちをねがいたい」  と、いかにもいつわらない顔つきで申しましたが、それを聞いていた弥次馬連が承知しません。 「だめだ、だめだ。そんなことをいってにげるんだ」 「ぐずぐずしてねえでやっちまえ」  と、またさわぎ立てます。なかにも、侍の弥次馬とくると、 「あいや、卑怯《ひきよう》者をとりにがしては相成らん。身どもが助太刀をいたす」  などと、りきんでとびだします。  ところが、居合い抜きの若者は、しばらくかんがえておりましたが、なにかうなずくと、 「なるほど、源内の申すところも道理である。しからば、明日巳の刻まで相待ち申そう」 「そりゃご承知くださるか?」 「いかにも……して、明日、その出会いの場所は?」 「さよう、その場所は……おお、高田の馬場にて、お待ちうけいたす」 「うん、かならずそれに相違ないか?」 「はばかりながら悪沢源内、武士に二言はござらん」 「しからば、明日巳の刻まで、その首をおあずけ申す」 「千万かたじけない。今日は、これにておわかれいたそう」  と、そのまま右と左にわかれてしまいましたから、おどろいたのは見物人で、 「おいおい、留さん」 「ええ?」 「どうなったんだい、仇討ちは?」 「日延《ひの》べ」 「日延べ?」 「そうだよ」 「そんなばかな、料理屋の開業式じゃあねえぜ。二十年もさがしてた仇にようようめぐりあったんじゃあねえか。それを日延べだなんて、そんなふざけたはなしがあるかよ」 「おれに文句をいったってしょうがねえじゃあねえか。なにもおれが日延べにしたわけじゃあねえんだから……」 「だって、あんまり歯がゆいや」 「そんなに歯がゆかったら、歯ぎしりをしなよ」 「してえんだけれど、反《そ》っ歯《ぱ》で��きねえんだ。このあいだも、喧嘩に負けてくやしいときに、どうしても歯ぎしりができねえもんだから、となりのげた屋の亭主に歯ぎしりをしてもらった。ところが、あとで歯代をとられた」 「ばかなことをいうない……あした巳の刻ってんだ。弁当でも持って、高田の馬場へいこうか」 「いこうか」 「いこう、いこう」  と、講釈のつづきでも聞きにいく了簡《りようけん》だからおもしろい。  こういう連中が、それからそれへとしゃべってひろめるのですから、その日のうちに、江戸じゅうの評判になって、当日は、夜のあけないうちから、わいわい高田の馬場へ仇討ち見物がおしかけるというさわぎで、さしもにひろい高田の馬場も、たちまちいっぱいのひとでございます。ふところのあったかいひとは料理屋へはいって、一ぱいやりながら待っておりますし、弁当を持ってったひとは、よしず張りの掛け茶屋へはいって茶をもらって弁当をつかうということで、よしず張りの掛け茶屋がずらりっとならんでおります。 「おいおい、ごらんよ。たいへんな人気だなあ。みんな仇討ち見物のひとだぜ。おい、こうやってぼんやり待ってるのも気がきかねえや。そのへんで一ペえやりながら待とうよ」 「そうさな、ろくな酒はねえだろうがな」 「そりゃあしょうがねえや。どうせひまつぶしなんだから……」 「じゃあ、いってみようか」 「おい、ごめんよ」 「いらっしゃいまし」 「だいぶ混《こ》んでるな……どこかあいてるか?」 「便所のわきならあいてます」 「いやなところがあいてるんだなあ。まあ、しかたがねえや。そこで一ペえやろう」 「こちらへいらっしゃいまし」 「ああ、ありがとう。おう、ねえさん、酒はあるかい?」 「はい、まだ少々ございます」 「少々? 心ぼそくなってきたな。なくならねえうちに、五、六本持ってきてくれ……それから、なにかつまむものがあるだろ?」 「もうたいしたものはのこっておりません。焼きのりとおしんこうぐらいです」 「まあ、しょうがねえ。それでもいいから持ってきてくれ」  ある掛け茶屋で一ぱいやっている職人風のふたりづれ、仇討ちの幕あきの長いのをじれったがりながら、 「ええ、おう、じょうだんじゃあねえぜ。いつになったらはじまるんだろう?」 「ほんとうだな。なにをしていやがるんだろう? ……おい、ねえさん、いま何どきだい?」 「はい、午《うま》の刻《こく》(正午)でございます」 「なに、午の刻? おかしいなあ。仇討ちの約束は巳の刻だぜ。もうすぎちまったじゃあねえか。まさか、また日延べになったわけじゃあなかろうな」 「真剣の仇討ちが、そうたびたび日延べになんぞなるもんか」 「そうよなあ……おいおい」 「なんだい?」 「あすこをごらん。あの、柱へよりかかって酒を飲んでる侍をよ」 「うん……あっ、ありゃあ、きのう浅草でみた仇の侍にちげえねえ」 「たしかにそうだな……ひとつ聞いてみようか?」 「よせよせ。無礼討ちだなんて食らっちゃあつまらねえや。相手さえくりゃあ、はじめるんだろうから……」 「むやみに無礼討ちなんぞする気づけえはねえや。まあ、おれが聞いてみるから、まかしておきねえ……ええ、お武家さま、だいぶご酒《しゆ》をめしあがりますな。まだなんでございますか、お帰りになりませんか?」 「うん、まだ当家から勘定をもらわんから立ち帰らんのだ」 「へーえ、料理屋へき��、勘定をはらって帰るというならわかっていますが、勘定をもらって帰るというのは変ですな……旦那は、だいぶご酒がいけますな」 「さよう……たんともいかんけれど、朝一升、昼一升、夕べに一升、寝酒に一升だな」 「へーえ、一日に四升! ずいぶんめしあがりますな」 「そのほうは飲めんか?」 「いえ、飲めねえことはねえんですけれど、とても、こちとらのようなかせぎの細い者には、飲みたくっても飲めませんや」 「そのほうの稼業《かぎよう》はなんだ?」 「あっしどもは、でえくでございます」 「なに? でえくとはなんだ?」 「へえ、大工《だいく》なんで……」 「大工と申せば、職人のなかでも一番|上《かみ》に立つ職だというが、そのほうは、日にどのくらいかせぎがあるな?」 「そうでございますな。日に三|匁《もんめ》がご定法《じようほう》でございます」 「日に三匁と申すと、ざっと一月に一両二分だな」 「まあ、そんなもんで……」 「はっはっははは、情けない稼業だな。そんなつまらん稼業はやめて、身どもの商売になれ」 「旦那のご商売は何で?」 「身どもは仇討ち屋だ」 「へーえ、仇討ち屋っていいますと?」 「おまえたち、ここへなにしにまいった? きのうの浅草奥山の……」 「おっと待った。待っておくんなせえ。そこまでいきゃあ、あっしのほうがはなしは早えや。がまの油あ売ってたやつに、仇だといわれたのは、旦那でござんしょう?」 「はっはっははは、いかにも拙者だ」 「あれっ、おちついてちゃあいけねえなあ、仇討ちはどうなったんで?」 「はははは、きょうはやめた」 「えっ、やめた? 旦那はそれでようござんしょうが、相手が、それじゃあすみますまい?」 「すむもすまんもない」 「え? どうして?」 「仇を討とうというあの姉弟は、身どものせがれと娘だ。きょうは、天気がいいからのう、うちで洗濯でもしてるじゃろう」 「うちで洗濯してる? ……うーん、どうもわからねえや……いったいどういうわけなんで?」 「うん、身どもが、浅草奥山の居合い抜きの仇になって、この高田の馬場で討たれるという評判を立てて見物をあつめ、このへんの茶屋小屋を繁昌させて、その勘定の割りをとるというわけだ」 「いやあおどろいたなあ……おい、兄い、聞いたか? ��討ちは評判だけのもうけ仕事だとよ」 「なあるほど、それじゃあ、見物にきたこちとらが、まんまと返《かえ》り討《う》ちだ」
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foucault · 4 years ago
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来週17日からの「安比塗をたのしむ」が近づいてきましたので、今朝の朝ごはんは安比塗多めで構成。温泉たまごの小鉢、牛肉しぐれ煮の小皿が安比塗漆器工房の仕事です。 ほか、お椀はお隣の浄法寺、ご飯茶碗は松田米司工房、硝子は石川昌浩、箸置きは駒場の売店で買った五十嵐さん、箸は大黒屋の鉄木、お盆は松本行史。おかげで今朝もごはんがおいしかったです。 https://www.instagram.com/p/CHjWXcll5Nq/?igshid=1gkkgr5ervifu
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t--a--e · 8 years ago
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小島剣お稽古終了~💕 #剣道 #KENDO #遅剣 #ママ剣 #おば剣 何年後かに #おばあ剣 ?! #残り稽古離脱 😭 #浄法寺塗 #紅虫喰 #竹胴 (江戸川区スポーツセンター)
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ginzamon · 5 years ago
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大人の女性にくすっと可愛いお箸が届きました❣️ 一本ずつに細か〜く漆で絵が描かれています。左右の組み合わせによって物語が展開していく様… ぜひ佐藤綾子さんの作品タイトルとあわせてご覧になって下さいませ📽✨ #浄法寺塗 #佐藤綾子  #マイ箸デビュー #岩手 #持ち歩ける芸術 #ゴルフ好き女子 #卯年  #動物が好き #野菜が好き #猫が好き #和食器 (銀座器ギャラリー門) https://www.instagram.com/p/CBnVGxWF4U5/?igshid=tk7tz2tfng84
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derbar-baumkuchen · 8 years ago
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お昼は、お正月の白味噌と餅が残っていたので白みそ汁お餅入り。あたたまりますなぁ〜。#みそ汁#浄法寺塗
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2ttf · 13 years ago
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Latin//Alphabet// ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789 !"“”#$%&'‘’()*+,-./:;<=>?@[\]^_`{|}~ Latin//Accent// ¡¢£€¤¥¦§¨©ª«¬®¯°±²³´µ¶·¸¹º»¼½¾¿ÀÁ��ÃÄÅÆÇÈÉÊËÌÍÎÏÐÑÒÓÔÕÖ×ØÙÚÛÜÝÞßàáâãäåæçèéêëìíîïðñòóôõö÷øùúûüýþÿ Latin//Extension 1// ĀāĂ㥹ĆćĈĉĊċČčĎďĐđĒēĔĕĖėĘęĚěĜĝĞğĠġĢģĤĥĦħĨĩĪīĬĭĮįİıIJijĴĵĶķĸĹĺĻļĽľĿŀŁłŃńŅņŇňʼnŊŋŌōŎŏŐőŒœŔŕŖŗŘřŚśŜŝŞşŠšŢţŤťŦŧŨũŪūŬŭŮůŰűŲųŴŵŶŷŸŹźŻżŽžſfffiflffifflſtst Latin//Extension 2// ƀƁƂƃƄƅƆƇƈƉƊƋƌƍƎƏƐƑƒƓƔƕƖƗƘƙƚƛƜƝƞƟƠơƢƣƤƥƦƧƨƩƪƫƬƭƮƯưƱƲƳƴƵƶƷƸƹƺƻƼƽƾƿǀǁǂǃDŽDždžLJLjljNJNjnjǍǎǏǐǑǒǓǔǕǖǗǘǙǚǛǜǝǞǟǠǡǢǣǤǥǦǧǨǩǪǫǬǭǮǯǰDZDzdzǴǵǶǷǸǹǺǻǼǽǾǿ Symbols//Web// –—‚„†‡‰‹›•…′″‾⁄℘ℑℜ™ℵ←↑→↓↔↵⇐⇑⇒⇓⇔∀∂∃∅∇∈∉∋∏∑−∗√∝∞∠∧∨∩∪∫∴∼≅≈≠≡≤≥⊂⊃⊄⊆⊇⊕⊗⊥⋅⌈⌉⌊⌋〈〉◊♠♣♥♦ Symbols//Dingbat// ✁✂✃✄✆✇✈✉✌✍✎✏✐✑✒✓✔✕✖✗✘✙✚✛✜✝✞✟✠✡✢✣✤✥✦✧✩✪✫✬✭✮✯✰✱✲✳✴✵✶✷✸✹✺✻✼✽✾✿❀❁❂❃❄❅❆❇❈❉❊❋❍❏❐❑❒❖❘❙❚❛❜❝❞❡❢❣❤❥❦❧❨❩❪❫❬❭❮❯❰❱❲❳❴❵❶❷❸❹❺❻❼❽❾❿➀➁➂➃➄➅➆➇➈➉➊➋➌➍➎➏➐➑➒➓➔➘➙➚➛➜➝➞➟➠➡➢➣➤➥➦➧➨➩➪➫➬➭➮➯➱➲➳➴➵➶➷➸➹➺➻➼➽➾ Japanese//かな// あいうえおかがきぎくぐけげこごさざしじすずせぜそぞただちぢつづてでとどなにぬねのはばぱひびぴふぶぷへべぺほぼぽまみむめもやゆよらりるれろわゐゑをんぁぃぅぇぉっゃゅょゎゔ゛゜ゝゞアイウエオカガキギクグケゲコゴサザシジスズセゼソゾタダチヂツヅテデトドナニヌネノハバパヒビピフブプヘベペホボポマミムメモヤユヨラリルレロワヰヱヲンァィゥェォッャュョヮヴヵヶヷヸヹヺヽヾ Japanese//小学一年// 一右雨円王音下火花貝学気九休玉金空月犬見五口校左三山子四糸字耳七車手十出女小上森人水正生青夕石赤千川先早草足村大男竹中虫町天田土二日入年白八百文木本名目立力林六 Japanese//小学二年// 引羽雲園遠何科夏家歌画回会海絵外角楽活間丸岩顔汽記帰弓牛魚京強教近兄形計元言原戸古午後語工公広交光考行高黄合谷国黒今才細作算止市矢姉思紙寺自時室社弱首秋週春書少場色食心新親図数西声星晴切雪船線前組走多太体台地池知茶昼長鳥朝直通弟店点電刀冬当東答頭同道読内南肉馬売買麦半番父風分聞米歩母方北毎妹万明鳴毛門夜野友用曜来里理話 Japanese//小学三年// 悪安暗医委意育員院飲運泳駅央横屋温化荷開界階寒感漢館岸起期客究急級宮球去橋業曲局銀区苦具君係軽血決研県庫湖向幸港号根祭皿仕死使始指歯詩次事持式実写者主守取酒受州拾終習集住重宿所暑助昭消商章勝乗植申身神真深進世整昔全相送想息速族他打対待代第題炭短談着注柱丁帳調追定庭笛鉄転都度投豆島湯登等動童農波配倍箱畑発反坂板皮悲美鼻筆氷表秒病品負部服福物平返勉放味命面問役薬由油有遊予羊洋葉陽様落流旅両緑礼列練路和 Japanese//小学四年// 愛案以衣位囲胃印英栄塩億加果貨課芽改械害街各覚完官管関観願希季紀喜旗器機議求泣救給挙漁共協鏡競極訓軍郡径型景芸欠結建健験固功好候航康告差菜最材昨札刷殺察参産散残士氏史司試児治辞失借種周祝順初松笑唱焼象照賞臣信成省清静席積折節説浅戦選然争倉巣束側続卒孫帯隊達単置仲貯兆腸低底停的典伝徒努灯堂働特得毒熱念敗梅博飯飛費必票標不夫付府副粉兵別辺変便包法望牧末満未脈民無約勇要養浴利陸良料量輪類令冷例歴連老労録 Japanese//小学五〜六年// 圧移因永営衛易益液演応往桜恩可仮価河過賀快解格確額刊幹慣眼基寄規技義逆久旧居許境均禁句群経潔件券険検限現減故個護効厚耕鉱構興講混査再災妻採際在財罪雑酸賛支志枝師資飼示似識質舎謝授修述術準序招承証条状常情織職制性政勢精製税責績接設舌絶銭祖素総造像増則測属率損退貸態団断築張提程適敵統銅導徳独任燃能破犯判版比肥非備俵評貧布婦富武復複仏編弁保墓報豊防貿暴務夢迷綿輸余預容略留領異遺域宇映延沿我灰拡革閣割株干巻看簡危机貴揮疑吸供胸郷勤筋系敬警劇激穴絹権憲源厳己呼誤后孝皇紅降鋼刻穀骨困砂座済裁策冊蚕至私姿視詞誌磁射捨尺若樹収宗就衆従縦縮熟純処署諸除将傷障城蒸針仁垂推寸盛聖誠宣専泉洗染善奏窓創装層操蔵臓存尊宅担探誕段暖値宙忠著庁頂潮賃痛展討党糖届難乳認納脳派拝背肺俳班晩否批秘腹奮並陛閉片補暮宝訪亡忘棒枚幕密盟模訳郵優幼欲翌乱卵覧裏律臨朗論 Japanese//中学// 亜哀挨曖扱宛嵐依威為畏尉萎偉椅彙違維慰緯壱逸芋咽姻淫陰隠韻唄鬱畝浦詠影鋭疫悦越謁閲炎怨宴援煙猿鉛縁艶汚凹押旺欧殴翁奥憶臆虞乙俺卸穏佳苛架華菓渦嫁暇禍靴寡箇稼蚊牙瓦雅餓介戒怪拐悔皆塊楷潰壊懐諧劾崖涯慨蓋該概骸垣柿核殻郭較隔獲嚇穫岳顎掛括喝渇葛滑褐轄且釜鎌刈甘汗缶肝冠陥乾勘患貫喚堪換敢棺款閑勧寛歓監緩憾還環韓艦鑑含玩頑企伎忌奇祈軌既飢鬼亀幾棋棄毀畿輝騎宜偽欺儀戯擬犠菊吉喫詰却脚虐及丘朽臼糾嗅窮巨拒拠虚距御凶叫狂享況峡挟狭恐恭��矯響驚仰暁凝巾斤菌琴僅緊錦謹襟吟駆惧愚偶遇隅串屈掘窟繰勲薫刑茎契恵啓掲渓蛍傾携継詣慶憬稽憩鶏迎鯨隙撃桁傑肩倹兼剣拳軒圏堅嫌献遣賢謙鍵繭顕懸幻玄弦舷股虎孤弧枯雇誇鼓錮顧互呉娯悟碁勾孔巧甲江坑抗攻更拘肯侯恒洪荒郊貢控梗喉慌硬絞項溝綱酵稿衡購乞拷剛傲豪克酷獄駒込頃昆恨婚痕紺魂墾懇沙唆詐鎖挫采砕宰栽彩斎債催塞歳載剤削柵索酢搾錯咲刹拶撮擦桟惨傘斬暫旨伺刺祉肢施恣脂紫嗣雌摯賜諮侍慈餌璽軸叱疾執湿嫉漆芝赦斜煮遮邪蛇酌釈爵寂朱狩殊珠腫趣寿呪需儒囚舟秀臭袖羞愁酬醜蹴襲汁充柔渋銃獣叔淑粛塾俊瞬旬巡盾准殉循潤遵庶緒如叙徐升召匠床抄肖尚昇沼宵症祥称渉紹訟掌晶焦硝粧詔奨詳彰憧衝償礁鐘丈冗浄剰畳壌嬢錠譲醸拭殖飾触嘱辱尻伸芯辛侵津唇娠振浸紳診寝慎審震薪刃尽迅甚陣尋腎須吹炊帥粋衰酔遂睡穂随髄枢崇据杉裾瀬是姓征斉牲凄逝婿誓請醒斥析脊隻惜戚跡籍拙窃摂仙占扇栓旋煎羨腺詮践箋潜遷薦繊鮮禅漸膳繕狙阻租措粗疎訴塑遡礎双壮荘捜挿桑掃曹曽爽喪痩葬僧遭槽踪燥霜騒藻憎贈即促捉俗賊遜汰妥唾堕惰駄耐怠胎泰堆袋逮替滞戴滝択沢卓拓託濯諾濁但脱奪棚誰丹旦胆淡嘆端綻鍛弾壇恥致遅痴稚緻畜逐蓄秩窒嫡抽衷酎鋳駐弔挑彫眺釣貼超跳徴嘲澄聴懲勅捗沈珍朕陳鎮椎墜塚漬坪爪鶴呈廷抵邸亭貞帝訂逓偵堤艇締諦泥摘滴溺迭哲徹撤添塡殿斗吐妬途渡塗賭奴怒到逃倒凍唐桃透悼盗陶塔搭棟痘筒稲踏謄藤闘騰洞胴瞳峠匿督篤凸突屯豚頓貪鈍曇丼那謎鍋軟尼弐匂虹尿妊忍寧捻粘悩濃把覇婆罵杯排廃輩培陪媒賠伯拍泊迫剝舶薄漠縛爆箸肌鉢髪伐抜罰閥氾帆汎伴畔般販斑���煩頒範繁藩蛮盤妃彼披卑疲被扉碑罷避尾眉微膝肘匹泌姫漂苗描猫浜賓頻敏瓶扶怖附訃赴浮符普腐敷膚賦譜侮舞封伏幅覆払沸紛雰噴墳憤丙併柄塀幣弊蔽餅壁璧癖蔑偏遍哺捕舗募慕簿芳邦奉抱泡胞俸倣峰砲崩蜂飽褒縫乏忙坊妨房肪某冒剖紡傍帽貌膨謀頰朴睦僕墨撲没勃堀奔翻凡盆麻摩磨魔昧埋膜枕又抹慢漫魅岬蜜妙眠矛霧娘冥銘滅免麺茂妄盲耗猛網黙紋冶弥厄躍闇喩愉諭癒唯幽悠湧猶裕雄誘憂融与誉妖庸揚揺溶腰瘍踊窯擁謡抑沃翼拉裸羅雷頼絡酪辣濫藍欄吏痢履璃離慄柳竜粒隆硫侶虜慮了涼猟陵僚寮療瞭糧厘倫隣瑠涙累塁励戻鈴零霊隷齢麗暦劣烈裂恋廉錬呂炉賂露弄郎浪廊楼漏籠麓賄脇惑枠湾腕 Japanese//記号//  ・ー~、。〃〄々〆〇〈〉《》「」『』【】〒〓〔〕〖〗〘〙〜〝〞〟〠〡〢〣〤〥〦〧〨〩〰〳〴〵〶 Greek & Coptic//Standard// ʹ͵ͺͻͼͽ;΄΅Ά·ΈΉΊΌΎΏΐΑΒΓΔΕΖΗΘΙΚΛΜΝΞΟΠΡΣΤΥΦΧΨΩΪΫάέήίΰαβγδεζηθικλμνξοπρςστυφχψωϊϋόύώϐϑϒϓϔϕϖϚϜϞϠϢϣϤϥϦϧϨϩϪϫϬϭϮϯϰϱϲϳϴϵ϶ϷϸϹϺϻϼϽϾϿ Cyrillic//Standard// ЀЁЂЃЄЅІЇЈЉЊЋЌЍЎЏАБВГДЕЖЗИЙКЛМНОПРСТУФХЦЧШЩЪЫЬЭЮЯабвгдежзийклмнопрстуфхцчшщъыьэюяѐёђѓєѕіїјљњћќѝўџѢѣѤѥѦѧѨѩѪѫѬѭѰѱѲѳѴѵѶѷѸѹҌҍҐґҒғҖҗҘҙҚқҜҝҠҡҢңҤҥҪҫҬҭҮүҰұҲҳҴҵҶҷҸҹҺһҼҽҾҿӀӁӂӇӈӏӐӑӒӓӔӕӖӗӘәӚӛӜӝӞӟӠӡӢӣӤ��ӦӧӨөӪӫӬӭӮӯӰӱӲӳӴӵӶӷӸӹӾӿ Thai//Standard// กขฃคฅฆงจฉชซฌญฎฏฐฑฒณดตถทธนบปผฝพฟภมยรฤลฦวศษสหฬอฮฯะัาำิีึืฺุู฿เแโใไๅๆ็่้๊๋์ํ๎๏๐๑๒๓๔๕๖๗๘๙๚๛
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crookedphantombread · 2 years ago
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岩手県北部で作られる2つの 岩手 漆器 ・浄法寺塗と安比塗。いま、若手の職人たちが地未来に向けて、新たな挑戦を続けている。伝統を受け継ぎながら、工夫を重ねる姿を紹介。
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kachoushi · 2 years ago
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各地句会報
花鳥誌 令和4年9月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和4年6月2日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
愛猫の裏声しきり猫の恋 喜代子 吾が枕かすかに匂ふ梅雨の夜 都 忘られぬ都忘れの名も色も 同 君待ちていつもの位置に置く円座 同 夏至の日の夕日急がず海に落つ 同 雨上る藍より青き四葩かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月4日 零の会 坊城俊樹選 特選句
老頭児の浜灼けさらし雲の峰 順子 サンドレスのボタン外して眠りをり 和子 又ひとつ汽笛と薔薇の香を混ぜて 三郎 海風に揺れて売らるるあつぱつぱ 光子 夏暖炉婦人の長き留守を待つ 慶月 又違ふ汐風と薔薇の香りと 三郎 もう薔薇は厭きたと銀髪の女 千種 開港の跡ことごとく薔薇として 同 ロザリオを石のクルスに掛くる夏 炳子
岡田順子選 特選句
枇杷のなるフランス軍の駐屯地 きみよ 又ひとつ汽笛と薔薇の香を混ぜて 三郎 丸窓を過ぎるマダムの夏帽子 眞理子 乳母車より乗り出してあぢさゐへ 光子 十字架と昼を沈めて夏の蝶 和子 麦秋の港から来る貨物船 いづみ 海風を拾ひ歩きの夏帽子 はるか 開港の跡ことごとく薔薇として 千種 潮の香も薔薇の香もある司祭館 炳子 客死せりそよぐバナナの葉の下に いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
鯉幟降ろされ空は日常に 佐代子 久々に人の気配や四葩咲く 益恵 漁期終り蜑六月の浜に立つ すみ子 青嵐一往復に果つ鉄路 益恵 若きらは羽化登仙に夏の町 悦子 骨酒となりて香の立つ岩魚かな 宇太郎 沼に立つ青鷺衛士の貌をして 都
(順不同特選句のみ���載) ………………………………………………………………
令和4年6月11日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
梅雨蝶の低くころがるやうに飛び 秋尚 十薬の花の展ごり年尾句碑 美枝子 天辺から影の崩るる栗の花 秋尚 紫陽花���湿りを帯びし杖の音 三無 やとの風静かに流る菖蒲園 瑞枝 梅雨曇陽子の墓所に赤き供花 亜栄子 河鹿鳴く信濃の里の蒼き夜 美枝子 錆色に形とどめて朴の花 亜栄子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月13日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
太陽の金色に燃え麦の秋 中山昭子 夏潮の深き浅きに海女の息 世詩明 麦秋や金の波打つ十町歩 英美子 耳すませ月下美人のひらく音 同 夏燕影を落とさぬ速さかな みす枝 神楽笛青田の波を操りて 時江 ひとところ湧くがごとくに蛍舞ふ 信子 気が付けば妻は近くに蛍の夜 三四郎 田植済み一村深き寝息かな みす枝 句友逝き麦秋の野の遺さるる 中山昭子 刻刻と力漲る植田かな みす枝 水現れて二つに割れて女滝かな さよ子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月14日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
路地裏に古書店短夜のデジャヴ 登美子 十薬の花を巡りて隣家かな 紀子 赤い服着て子らの行く夏の森 あけみ 通院の道すがらとは薔薇に眼を 令子 薔薇園のアーチを出れば此岸なり 登美子 薔薇の園老い就く母を飲み込むる 同 薔薇園へ行きしアーチを潜りきし 令子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月15日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
夜には夜の風の匂ひや遠蛙 雪 はつきりと蛙となりし声に啼く 同 庭下駄に僅かな湿り梅雨の宿 千代子 時鳥雄島の森を鳴き交し 同 十字架の見えつづく道薔薇咲ける 令子 ジューンブライドも年かさね老いてゆく 同 藍深き防具の少年青嵐 笑子 寺の蟻行き着く先は経机 泰俊 放課後の曲は窓より万緑へ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
涼しさを木々が集めてゐる故山 かづを 日本海梅雨てふ黙のありにけり 同 靴脱ぎに僧の下駄ある走り梅雨 たいし 能面の深さ秘めたる梅雨の宿 同 涼しさは江戸の名残りの箱階段 千代子 観音は金色にして梅雨の中 和髙畑子 剣持ちと神の使ひの伊勢神楽 やす香 白きものばかり干されて夏に入る 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月17日 さきたま花鳥句会
片削ぎの武甲の嶺や夏霞 月惑 菖蒲田や八ッ橋傘を除け合ひて 一馬 五月雨や氷川の杜を浄めける 八草 ほむら立つ大地哀しき麦の秋 裕章 白絣母の遺品の鯨尺 とし江 白蓮と言へどほのかに紅を乗せ ふじ穂 水匂ふ闇をひきずり蛍狩 康子 水に映ゆ早苗見下ろす浅間山 恵美子 赤き薔薇ノスタルジーと名のありき ミトミ
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令和4年6月19日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
青蔦に窓を狭めて駐在所 斉 頂上に遺跡眠らせ夏木立 慶月 あどけなく谷戸の早苗のそよぎをり 幸風 悠然と闇ゆるがせて黒揚羽 軽象 古の山気を纏ひ黒揚羽 炳子 蟻行くや弥生時代と同じ道 佑天 釣鐘を五つぶら下げ茎傾ぐ 白陶 木下闇鎮もり眠る木霊達 眞理子 くるぶしを立ち上りくる草いきれ 千種 乗り換へし草のさ揺れやかたつむり 同
栗林圭魚選 特選句
蜘蛛の囲や無防備なりし腹見せて 亜栄子 十薬や森の􄼱間を埋め尽し 同 雨後の朝でで虫のそり弛むかな 同 しやぼん玉子等の高さに風集め 同 塗り残したるが気掛り半夏生 秋尚 緑陰に尺八びやうと流れをり 佑天 朝方の雨も上りて破れ傘 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月20日 萩花鳥句会
ホトトギス啼きし裏山雨後の夜 祐子 夢うつつ公金一獲明易し 健雄 夜通しの仕事となりし辣韮漬け 恒雄 梅雨寒や足元摩るひと夜かな ゆかり 坂道を蹴上がり来るや青嵐 陽子 地下足袋で踏んばる竿に鮎跳ねる 美恵子
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令和4年6月25日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
大緑蔭佇む人も青みたり 三無 公園の何処を歩すも涼風に 怜 雛鳥の如く口開けかき氷 史空 半夏生あふれて白き風光り ます江 見送りは紫陽花揺れる線路傍 エイ子 日に向かひ一途に咲くや苔の花 貴薫 緑陰や木々のざわめき鳥語落つ エイ子 紫陽花に圧倒されてしやがみても 和魚 一歩ごと紫陽花の色変りゆく ことこ 梅雨晴れや台地の風の心地良き エイ子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月26日 月例会 坊城俊樹選 特選句
神池は母なる海へ蜻蛉生る 慶月 炎天へ神の鳩にはなれずして 順子 雅楽笛浮遊してゐる風死せり いづみ ぬつと黒く太く鳥居が茂より 和子 灼くる杜かの海鳴りのはるかより はるか 籐寝椅子かつては海の見えし部屋 要 短夜の狛犬の見た海の夢 いづみ 玉砕はこんな日かとも油照 慶月
岡田順子選 特選句
濠ひとつ蓮の樹海となりしかな 俊樹 弟も妹も亡く合歓の風 梓渕 ぬつと黒く太く鳥居が茂より 和子 枇杷落ちて錆びゐるままの男子校 要 短夜の狛犬の見た海の夢 いづみ 海千山千の漢汗ぬぐふ 政江 神池は母なる海へ蜻蛉生る 慶月
栗林圭魚選 特選句
アッパッパ気怠い午後の瞼なる 政江 灼くる杜かの海鳴りのはるかより はるか 白鯨のやうな雲ゆく日の盛り 順子 黒揚羽気怠き昼の残りけり 炳子 迷ひ出し土偶めきたるサングラス 順子 神池の石灼け鳩の足赤く 要 海千山千の漢汗ぬぐふ 政江 ��らけく小雨に浮ぶ濃紫陽花 幸風
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月31日 鯖江花鳥俳句會 坊城俊樹選 特選句
文机に古き艶書や多佳子の忌 一涓 江戸見遣る梅雨入も漂と佐内像 同 還俗の一人となりてサングラス 同 笠深く垂れて編笠百合となる 雪 芍薬の花の何処かにいつも蟻 同 昔から好きに生きてる単帯 昭上嶋子 蛍の灯恋の暗号送りをり みす枝 口閉ぢしままの狛犬苔の花 たゞし
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
暁に鳴るは鉄砲百合の花 成子 花楝仏心遠くけぶらせて 久美子 紙飛行機飛んで戻らぬ夏の海 ひとみ 少女らの腿でわけ入る青山河 佐和 海酸漿鳴らす少女の私へと ひとみ 白玉や雨の過ぎたる城下町 喜和 指鳴らす彼は嫌ひで空梅雨で 由紀子 乾坤の弾みさながら雨蛙 朝子 あめんぼの踏むは魔法の水ならん 睦古賀子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月 花鳥さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
団子虫ころりころりと梅雨に入る 雪 此の辺りかつて洗ひ場初蛍 同 九頭竜の瀬に囮鮎てふ哀れ 清女 草や木も梅雨の暗雲塗りこめし 希 葭切の物申すかに急かしをり 笑
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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pasuy · 8 years ago
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