#木立ベゴニア
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木立ベゴニア #木立ベゴニア #garden #gardening #flowerlove #flower #flowers #花 #ガーデン #ガーデニング #ガーデンストーリー #庭 #花のある暮らし #庭のある暮らし #02memo https://www.instagram.com/p/Cls0AEiuWjL/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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御岳山、ロックガーデンと奥の院
剱岳の疲れが漸く取れた翌週末、山サークルで久々のリーダー山行。 台風の影響で天気予報が判断期限ギリギリまで微妙だったせいで、決行するかボルダリングに変更するかで大いに悩んだのですが…。 結局���雨の降り出しが午後からの予報に変わったので、予定した行程を全てこなす事が出来ました。
今回は初心者向け企画なので、往復ともに潔くケーブルカーを利用。 その代わり、天狗岩に登ったり奥の院峰にもチャレンジしたり、ゆったりとしたティータイムを設けるなどして変化に富んだ山行を楽しめたかと思います。
ケーブルかーを降りてどんどん歩いて行くと、神代欅の手前辺りにシュウカイドウ(秋海棠)の花が咲いていました。ベゴニアに似てますね。
先月も見たけど、神代欅。寿齢1000年だから、平安時代からここにある訳です。
昼から雨なら後回しにするつもりだった武蔵御嶽神社。 順路を考え、やっぱり先に行くことに。
長い階段を登って、もうすぐ山頂。 少し青空が見えて来ました♬
神社裏手にある奥宮遥拝所からは、午後に登る予定の奥の院が見えます。
御岳山の山頂は、本殿と遥拝所の間の微妙な場所(奧の屋根が遥拝所)。 標高929mの文字も読みづらい…。
石段の途中からエスケープルートを使って、七代の滝への道へ。
この道、こんなに長かったかなぁ?と思った頃に、沢に架かる橋が見えました。
「七代の滝(ななよのたき)」に到着! マイナスイオンたっぷりで気持ち良い!
天狗岩へ向かう鉄階段。
そして根っこ道。
長い木段も。
木段が終わったら、天狗岩の鎖場を登っていきます!
岩の上には天狗像が二体。こちらはその①。
祠もあります。
さっきの鎖場の上は、こんな風に根っこに覆われています。
天狗像その②。
天狗岩の後は、ロックガーデンへ。
苔むした岩だらけ。 屋久島の白谷雲水峡を思い出します。 ロックガーデンは、やっぱりこれぐらいの季節が最高!
ロックガーデンでランチの後、綾広の滝へ。 ��沿い歩きはここでお終い。
名残惜しいので苔を1枚。
トイレを済ませて、さぁ奥の院峰へ! ここからは急登ですが、無理せずじっくり歩けば初心者でも大丈夫。
私とSLが持参したトレッキングポールを初心者の方にお貸しして、使い方をレクチャーしつつ登りました。 立派なお社から左脇の岩場を更に登ると…
奥の院峰に到着です!標高1,077m。 ちなみにこの奥の道は鍋割山→芥場峠→大岳山へと続く上級者コース。 昔、その上級者コース(逆回りだったけど)を初心者のWちゃんを連れて歩いてしまったことがあったなぁ…猛省。
復路は、長尾平を目指して下ります。 途中の見晴らしポイントからは、西武ドームや副都心方面が見えました。
下りは最初こそやや急ですが、この辺りからは緩やかに。
天狗の腰掛け杉の分岐まで来ました。長尾平まではあと少し!
長尾平の奥のベンチで優雅にティータイム。 皆さん、フルーツやコーヒーなど、ありがとうございました!
帰りは茅葺き屋根の御師住宅の前を通って(食事やお茶も楽しめるようです)…
ビジターセンターにも入ってみました。 狸の剥製や、御岳山で見られる動物のフンなどが展示されています。
ケーブルカー乗り場の手前に咲いていた萩の花。秋ですね〜。
帰りは、御嶽駅前にある中古アウトドア用品店「マウンガ」へ立ち寄り、希望者のみで河辺温泉「梅の湯」へ。 最後まで雨にも降られず、一日を大満喫出来ました! やっぱり低山も楽しいですね♬
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キダチベゴニア
2021.10.01
この前、花の文化園に行った時にキダチベゴニアが咲いていました。
ベゴニアって低いところに咲くイメージがあったんですが、キダチベゴニアは名前の通り少し高い位置に花を咲かせる品種みたいです。
あまりベゴニアって撮らなかったんです。なんか難しそうじゃないですか?
でも今回、��光に照らされる姿がキレイで撮ってみました。
でも今はもう咲いていないんですけどね。今週行ってみたら散り始めていました。
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2020.5.23 #木立ベゴニア #アイリーンナス 外に出そうかなと思いながら、部屋に置いたままの木立ベゴニア 結局、うちの観葉植物の環境管理のバロメーターなので、こいつが元気なら万年青も含めて過ごしやすい環境だと思ってます。 葉のツヤもよいので、調子良さそうです。🙂 https://www.instagram.com/p/CAiE9mGBWE6/?igshid=1f7pzn5evwggq
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クマと木立性ベゴニア,Bear,Begonia, , #木立性ベゴニア #Begonia #Bear #クマ #花 #Flower #花写真 #FlowerPhoto #花が好き #ぬい撮り #ぬいぐるみ, ,
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おはようございます。 昨夜の満月は綺麗でした。台風の接近で雲が多かったのですが、少しの間ではありましたが見ることが出来て良かったです。 写真は、木立性ベゴニアです。 いつもは、工房の外の軒下に置いているのですが、昨日から台風接近に備えて工房ギャラリーに避難させております。 赤と黄色の花、斑入りの葉が綺麗な植物ですね。 こちら中津江の昨夜は、風が多少吹いた程度で被害はありませんでしたが、また、今週末10号がやってくる予報が出ています。7月豪雨の後の台風ですので、厳重に警戒して、備えておきたいと思います。 皆さんもどうぞご安全に! #大分県 #日田市 #中津江村 #中津江 #家具工房 #木正舎 #mokushosha #木立性ベゴニア #ベゴニア #花 #台風接近中 #備えあれば憂いなし #早めの対策 #oita #hita #nakatsuevillage #nakatsue #flowers #begonia #japan (Mokushosha(木正舎)) https://www.instagram.com/p/CEp3S-nDb4Q/?igshid=yjwxmnyh85qp
#大分県#日田市#中津江村#中津江#家具工房#木正舎#mokushosha#木立性ベゴニア#ベゴニア#花#台風接近中#備えあれば憂いなし#早めの対策#oita#hita#nakatsuevillage#nakatsue#flowers#begonia#japan
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午前中に#ベゴニア いじったら、午後に#木立性ベゴニア に出会ったのでお迎え。 品種がよく分からないけど、赤くてカッコいいから良し。 #観葉植物 #begonia #plants https://www.instagram.com/p/CC0KmWNpVLR/?igshid=vpcjp8qd1pgs
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新刊『光や風にさえ』試読
プロローグ アサイラムにて
おぼえているかしら、ねえさん、裏庭にあったブランコのこと。古びたユーカリの木の枝からぶら下がっていた。嵐の晩にどこかへ飛ばされてしまって、どんなに探してもみつからずに、枯れ葉の下で朽ちて、土に還っていった。 妹の声がよみがえってきたのは、シャワールームにいるときのこと、わたしはバスタブに寄りかかってシャワーの水があたたまるのを待っていた。給湯器の調子が悪くて、適温になるまで何分もかかったから。わたしは両足を開いて床に座り、陰部にできたしこりをいじっている。クリトリスを挟むようにできたしこりは痛みこそないけれど、時間をかけ、ゆっくり成長している。 妹とは夕方に十五分くらいビデオ通話で話した。電話代だってばかにならないのに、水曜日になるとかならずかかってくる、儀式めいたもの。でも、このところの彼女は、どうにも歯切れが悪く、あたりさわりのない話題ばかり選んでいるようだ。衛星がぐ���ぐる回るように、迂遠な語りばかり重ねている。だからふたりの会話はいつも迷走して、着地点を見失って終わる。頻繁に話しているわりには印象に残りづらい、無意味な語りかけは、けれどもトゲのようにわたしの胸に刺さった。 かつて家族で暮らした一軒家には、たしかにユーカリの木があった。赤土にどっしり根を張り、枝という枝からボロ布のようにウスネオイデスをぶらさげていた。けれども、その枝にブランコをぶらさげたことは一度もなかったと記憶している。妹と一緒に暮らす両親すらおぼえていないと言うのなら、もうたしかめようのないことだ。火の不始末で、わたしたちの生家は祖母ごと燃えてなくなってしまったことだし。 でも、たしかめようがないからこそ、おぼえているかしら、と妹は語りかけてきたのかもしれない。記憶という本来わかちがたいものを共有したいと思い、願ったから。不幸にもその記憶はだれにも受けとめられず、宙に浮いてしまった。蓋然性を失し、空想の、あたかも物語であるかのような語りに変質していった。ただ生きているだけの、とるにたらない人間の記憶の正誤など、いちいち検証してはいられない。記憶を共有する誰かが、たしからしいと証明しないかぎりは。だから、記憶を共有できないというのは、物語と区別がつかなくなることに近しいのではないか、とわたしは思う。 眩暈が波のように押し寄せてくる。貧血からくるそれを床に伏せてじっとやり過ごす。気を取り直して、シャワーが適温になったことを手のひらでたしかめた。 バスタブに入り、半身に湯水を浴びて、肉体の痛みがどこか遠い場所に去ってくれることを期待する。湯気にかすむ天井をぼんやりながめていると、ふと、半年くらい前におなじ体験をした��だ、ということに思い至った。あのときの彼女も、わたしに対してこのように語りかけた。Tal vez te acuerdes(おぼえているかしら)、と。耳朶に直接吹きつけられたかのように、息づかいや吐息の熱とともに、なまなましくよみがえるその声。 泡沫のように予期せず浮かび上がってきた記憶が、異なる記憶と共鳴し合い、痛みからの逃避を求めるわたしをその渦に飲みこんでいく。 ――きっかけはロドリゴだった。半年ほど前だったか、彼から電話がかかってきて、たまたまそれを受けた。テニュア審査に落ちた彼が市内の別の大学に転籍するのと、わたしが自分の研究室を閉めたのはほぼ同時期で、以来、一年半にわたって彼からの連絡を無視していた。だからわたし電話口に出ると、彼はとてもびっくりした。 彼は興奮ぎみに近況を話し、非常勤講師としてなんとか食いつないでいると言った。わたしはすでに大学を退職していたけれど、自分からは話さなかった。用件はこうだ――調査に同行してくれる日本語通訳者をさがしている。 たしかにわたしは日系三世で、日系移民の帰国事業を見越して親も桂(ケイ)なんていう日本的な名前をつけ、日本語の教育を受けさせた。でも、第一言語は彼とおなじスペイン語で、妹ほど流暢にはしゃべれない。正直にそう話すと、いいから、とロドリゴは言った。実は、日系移民の女性に会いに行くんだ。貴重な一世さ。スペイン語が通じなかったとき、ちょっと手助けしてくれるだけでも――本音をいうと、きみに会えるかもしれない、ってのがうれしくてたまらないんだ。ロドリゴの声は弾んで、涙まじりだった。すこし前だったら、不愉快になっていたかもしれない。あなたが想像したり、ときに期待したりするほど、あっというまに死ぬわけじゃないんだと嫌味を言っていたかもしれない。でも、電話に出る気になったのと同じ理由で、わたしは柄にもなく浮かれていた。病気が寛解し、経過観察になったから。血流に放たれたエクソソームが臓器を耕し、いずれはまた悪いものの芽を生やすとしても、たとえいっときでも心身をどろどろにする化学療法から離れられた。 ロドリゴは以前とかわらず、『トラタミエント』と呼ばれる処置を受けた臓器提供者たちの追跡調査を続けていると話した。くだんの日系移民の女性もそのひとりだった。長く非合法の臓器提供者として生計を立て、その最後の段階として、いまは心臓の提供先を探しているという。わたしの祖母と世代が近く、長く市内のアサイラムで暮らしているとの話で、どこかで祖母とかかわりがあったかも、と考えたことをおぼえている。昔からここに住んでいる日系人はめずらしかったので。 約束をとりつけて、数日後には彼女のもとに足を運んだ。彼女の暮らすアサイラムまでは、最寄りのバス停からけっこう距離があって、何度も階段路地をのぼったりおりたりするはめになった。歩きながら、ロドリゴは飼っているデグーの話をした。わたしは適当に相づちを打ちながら、どうしてこのあたりはこんなに臭いんだろうと考えていた。アサイラムは移民街のなかほどに位置していたが、腐った歯のようにバラックが密集して、有機物の発酵しゆく臭いが充満していた。 さんざ迷った末に目的地に到着し、受付にいたアサイラムのスタッフに彼女の所在をたずねると、あのひとならいつも中庭よ、と言われた。日陰で根を生やして、じっとしているはずよ。案内された中庭は狭く、きたならしかった。年老いた女性が地面を転がりながら煤けた肌をかきむしっていた。なにをそんなに恐れているのか、ずっと声を震わせながら怒鳴っている男性もいた。でも、大抵のひとは、死んだように目を閉じて、その場でじっとしていた。コントロールしやすいように毎日多量の鎮静剤を与えて、市街からかき集めてきた浮浪者や精神異常者を押しこめているから。公的給付金を得るためだけに運営される福祉施設のひとつ。 狭い中庭をロドリゴは歩き、すぐひとりの女性に目をつけた。大柄な彼の影にすっぽり収まってしまうくらい小柄な女性で、膝を抱えて座りながら、じっと地面の一点をみつめていた。 ――なにをみているんですか? 地面に膝をつき、ロドリゴが問いかけるが、女性はひび割れたタイルを凝視するだけで答えない。まばたきをしないので、眼球がすっかり乾いて、充血していた。目許には脂(やに)が溜まって複雑な地層をなしていたことをおぼえている。 ロドリゴがしばらく無意味な呼びかけを続けていると、屋内からスタッフが出てきて、備えつけのホースで水をまきはじめた。ロドリゴがさっと立ち上がる。彼女の隣には排水溝があって、地面の傾斜に従って水がそこに流れていった――でも、彼女はくるぶしまで水に浸かっても平然としていた。みじろぎひとつせず、修行僧のようにじっと座り続けている。 事前に渡された診断書には、彼女が多数の臓器を喪失している事実とともに、認知能力が極端に低下していることが記載されていた。くずれゆく脳では記憶が更新されず、判断力と遂行力も消失する。外界からの刺激に鈍くなっていた。 スタッフがおもむろに歩み寄ってくる。水の通りが悪くなったのか、排水溝に引っかかるものをつかんで放る。 放り投げられたものは、偶然、彼女の目先に落ちた。 ���ると、はだしの指の先が、ぴくりと動いた。 彼女はまぶしそうに片目をすがめると、ささやくようにこう言った。 ――あれは蘭。アングロアの根。 何年ぶりかに話したかのように、声はかすれている。 ロドリゴはかすかに身じろぎし、前のめりになると自然と傾聴の姿勢をとった。彼女はスペイン語を話しはしたがひどくなまっていたので、正確に聴き取るためには用心深く耳を澄まさねばならなかった。 ――もともとは寒いところの花……だから、低地で育てると夏越えができなかった。毎年そうだった。 それだけ言うと、また押し黙ってしまう。 ――蘭を育てたことがあるのですね。私の実家の裏庭にも、原種の蘭がたくさん咲いていましたよ。 彼女の目線の先にあるものは、たしかに植物の根のようにもみえた。腐ってカビが密集し、もとが何だったのかは判別がつかなかったけれど。 ――私の家の庭には、アロエやベゴニアがあって……それから。 意外にもしっかり会話がつながったことにおどろいていると、彼女はゆっくり顔を上げ、相手と目を合わそうとすることさえ試みた。 でも、視線の先にいたのは話しかけたロドリゴではなく、どうしてかわたしった――彼女は表情らしき表情を浮かべていた。不自然に顔をしかめるだけだったが、驚愕ともとれた。 ――おぼえているかしら? 口の端にほほ笑みをにじませ、彼女は語りかけた。分かちがたく、不可侵の記憶の一片を、わたしが受けってくれることを願いながら。 ――わたしの庭に蘭があったこと、おぼえているかしら、アングロアの、赤ん坊の花。 あとになってわたしは思う。もしかしたら、あの瞬間、彼女はみずからをとりまいていた深い暗闇をぬけだして、くずれゆく自己をほんの一片でもつかみとったのかもしれないと。 この不可解なできごとを前に、ひとつ思い出すものがある。 いつかSNSで拡散されていた、ある動画のこと。再生をはじめると、どこかの高級な養老院とおぼしき明るいホールが映る。そこでは老人たちが談笑しており、カメラのレンズはそのなかのひとり、車椅子に座った老女に近づいていく。赤子のように無垢な目で虚空を眺めていた老女は、ホールに音楽が鳴り出すやいなや、不自由な上半身を繰って、何とも生き生きと踊りはじめる。見間違いようもなく、アルゼンチン・タンゴのふりつけで。タンゴは足さばきに目がいきがちだが、軸が置かれるのは上半身だ。上半身の動きがあってこそ、複雑なステップが生まれる。だからこそ老女が上半身をよじり、そらすだけで、タンゴという共通言語をもつ者の目には自然と優雅な足どりが浮かぶ――動画の最後には、老女がかつて一世を風靡したアルゼンチン・タンゴのスターであり、現在は深刻な認知症で自分の名前すら思い出せない旨が記される。奇跡の数分間。でも、そのうつくしい再現はけっして���跡の賜物ではないことをわたしは知っている。単に彼女が長い時間をかけて軟骨をすり減らしながら、必死にタンゴのリズムを身体に記憶させたという証左でしかない。身体記憶は、自我や認知とは異なる場所に保管されるものだから。ゆえに自分の名前を忘れても、タンゴは忘れないという不可解な状況も成立する。 だから、彼女はあの腐った根をみて、土をいじる感触、花と緑葉の香りを想起したんじゃないだろうかとわたしは想像する。身体記憶をきっかけに、ほどかけかた自己が偶然にも結び直されて、泥河に沈んでいた物語に光が当てられたのではないかと。 そうでなければ、説明できないとも思う。 ――だいじょうぶ、ちゃんとやるわ、私。あなたのためなら、心臓をあげたってかまわない。約束したものね。 ――約束って? ロドリゴの質問に、彼女は穏やかに話した。 ――仏さまに近づけるって、あなたが言ったんじゃない、マヤ。 ――マヤって? ――私の娘。そうでしょう? わたしはとっさにかぶりを振る。 すると彼女は語りはじめた。 真偽不明で信憑性に欠けた、一編の長い物語について。
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記憶のパズル
アガパンサスがあちらこちらで咲いている。英国でもよくみかけた花だ。高く伸びた茎の先に柔らかな空色の花が花火のようだ。緑の筆を迷いなく走らせたような葉も良い。30年前にもみかけたろうかと考えるが、思い出せない。日本語名は紫君子蘭というらしい。「うちの近所にもようけ咲いてる。あっちもこっちもアガパンサスだらけやわ」と妹が云う。「そういえば、私も育ててたわ」と母が云う。「育ててたん?いつのこと?」と尋ねると「さあ、いつ頃やったかなあ」と曖昧だ。
2000年に(最後の)大学を卒業してからは、収入を得られるようになったこともあり、年に一度は帰省していた。友人と会社を作り、働く時間と場所に少し自由がきくようになってからは、2年に3回といった頻度で帰省していたこともあった。帰る時期はほとんどが年末年始や桜の時期、紅葉の頃、父の傘寿の祝い(3月)など、梅雨の長雨と夏の猛暑は避けていた。だから、母のベランダに咲いていたアガパンサスを知らぬの��ろう。他にも母はどんな草花を育てていたのだろう。思い出せるのは、祖父が亡くなった時に引き取ってきた木立ベゴニアだが、父方の祖母の介護に東京へと頻繁に通っていた時に枯らしてしまったという。そのことも、私は知らない。
自由気ままに、計画らしい計画も(いわゆるはっきりとした「夢」や「希望」さえ)持たず、ふらふら生きてきた私を、いや、「生きてきた」というよりは「うろうろしてきた」と云う方がしっくりする気さえするのだけれど、両親は愚痴らしい愚痴さえいわず、いつもにこにこと支えてくれた。八十を過ぎて元気な方だとは思うけれど、それでも両親と過ごす時間が限られていることに気がついて、人生の半分を過ごした英国を後にした。覚悟のようなものも未練というようなものもなかった。何年か前に広島の友人に相談した時「その時が来れば迷いも何もなく、心が決まるよ」といわれたのだが、本当にその通りやったなと感心している。そして帰ってきたのが1年ほど前のこと。
英国で学んだことのひとつに、よき家族であり続けるためにメンバーが払う努力があった。「家族」の脆さを知ってだろうか、人々は離れた家族とそれは頻繁に連絡を取りあい、誕生日だ記念日だといってはカードを送り贈り物をし、日曜日だからと集まって一緒に食事をしたりしていた。良き友人なのだと家族に紹介されたことも何度もある。見習うように、私も三日にあげず両親に電話をし、できるだけ、週に一度は顔を見せるようにしている。小さな土産も持っていく。英国時代も週に一度は電話をしていたし、距離が生んだ大きな空白を感じることは少ないのだけれど、それでも所々ぽっかりと穴が空いている。ディテールが欠けている。失くしてしまったパズルのピースのように。埋めることは今更できない。母のベランダに咲いたアガパンサスを、私は知らない。知ることはできない。どれほどの高さまで育ったのだろう。花の色は水色?薄紫?それとも白?
それでも、失くしてしまったと思っていたピースが、何かの拍子にひょっこり出てくることもある。
父が認知症の診断を受けて5年半になる。幸運なことに進行はゆっくりで、父も、彼なりに病気のせいで悩むこと辛いことも多くあるのだろうが、それでも穏やかににこやかに、時には驚くほど陽気に日々を過ごしている。それでも、記憶のパズルのピースは失われていく。少しづつ全体の絵がぼやけてくる。時に、父は自分の半生がよく思い出せなくなる。なんの仕事をしていたとか、どこで生まれたとか、どこに住んだとか、母と出会ったきっかけとかが、わからなくなる。それって、どれほど寂しく悲しいことなのだろう。私には想像することしかできないけれど、想像すると胸の底が冷えて乾いてチリチリとする。
先日、テレビで神田川���皇居のお堀を船で回る番組を見ていたら、父が「ここ、行ったことある。クルーズも乗った」と云った。最近父はいろいろなところに「行ったことがある」という。テレビで映ったところは、沖縄でも槍ヶ岳山頂でも、メキシコでもギリシャでも、どこでも「行ったことある。ええとこやった。」南極の昭和基地に行ったことがあると云い出した時には、流石に「へえ、そうか」と聞き流すのは難しかった。「寒かったやろな。ペンギンには会うた?」とでも尋ねればいいのか。でも東京のリバークルーズならば「へえ、そうなんや」と相槌を打つのは簡単だった。ところが、その後で父は「あ、ちゃう。大阪や。道頓堀川とかやった」というのだ。
驚いた。2年前に帰省した時、道頓堀クルーズなるものに両親を招待した、その時のことを思い出したのだと気がついた。道頓堀川から水門を通って木津川へ出て、安治川と合流するところで東へ折れて堂島川を上り、阪神高速の下を流れる東横堀川を通って道頓堀川へと戻るコース。父は船を降りてからも「楽しかったなあ、本当に楽しかった」と喜んでくれていたのだが、家に着いてしばらくすると出かけたことさえ忘れてしまい、次の日には「え?道頓堀クルーズ?なんや、それ」といった調子だったのだが。それでなくても「僕は今日、朝ごはんは食べたんかなあ」と尋ねるような毎日なのだ。それなのに。嵌めた途端に失われた記憶のパズルの小さなピースが、どこからともなく発見されたのだった。嬉しかった。どうしようもなく嬉しかった。嬉しくて、箸を持つ手が震えた。母も笑って「クルーズの前に食べたお好み焼きも美味しかったな」と云った。
その後は、番組終わるまで何回も何回も、それこそ5分に1回くらい「ここ、行った。クルーズ乗った。あ、ちゃう、大阪や。道頓堀川とかやった」が繰り返されて、その度に私は「そやったなあ。楽しかったなあ」と返事をしつつ、心のうちでは「お父ちゃん、思い出してくれてありがとう。(でも、もう、分かった、分かったんで、堪忍して)」と呟いていたのだけれど。母も、苦笑していた。
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書き足した感がゴイスーですがナチュラル #begonia #木立性ベゴニア #観葉植物 #大阪 #targetplants (TargetPlants) https://www.instagram.com/p/BupQZZTlQ49/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=q86zpm1mb29o
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木立ベゴニア #木立ベゴニア #garden #gardening #flowerlove #flower #flowers #花 #ガーデン #ガーデニング #ガーデンストーリー #庭 #花のある暮らし #庭のある暮らし #02memo https://www.instagram.com/p/ClneHBDud9f/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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今日は、 @museum_cafe_andgarden にハンカチ追加でお届け。
額入りのプリントシリーズも新たにお届けしました🌱
(共にこちらは、湯河原美術館ミュージアムショップの方にございます◯)
のち、
@cafe_sampo へ…ふいにふらーっと。。
(ハンカチ追加も◯)
のお陰で、
思いがけずお会いできた方々沢山に😆
嬉しい虫の知らせ的なふらーっとデシタ♪
お越しくださいまして、ありがとうございました!
・
良い機会なので、なかなか完成しなかった窓絵も追加で◯
いつも立ち止まってしまう、sampoさん入口の草花も変化あり✨
今日は赤い花・ベゴニアかな…咲いていた♡
…というようなことを描きました✴︎
・
明日は、4回目の在廊=ご試着日。
ご予約頂いて1日賑々しそうな予感🌱
でも、天気が凄そうなので、どうぞお気をつけて&ご無理なくにて🙋♀️
何かありましたら、 @cafe_sampo さんまでご連絡くださいませ◯
・
・
「旅に出よう」
たじまひろえ × R
@morinoumi.0123rie
4/29ー5/31
@cafe_sampo & @space_otonari
・
在廊日:
5/3(月祝)、8(土)、13(木)、21(金)、30(日)
各日10時〜16時内で1時間ごとのご予約となります。
ご予約は、
@cafe_sampo さんのメールまで、よろしくお願いいたします。
・
・
「楽園さんぽ ♪ III」
5/1ー31
10:00ー16:30(L.O16:00)
MUSEUM CAFE
and garden
@museum_cafe_andgarden
&
MUSEUM SHOP
(町立湯河原美術館内)
#ハンカチ#cotton
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#町立湯河原美術館
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元年10月ガーデニングメモ 今年は台風一過直後に金木犀が満開。季節外れの開花が目立つ。地軸のズレの影響か??? #ガーデニング健康法 #バルコニー菜園 # #バラ #四季咲き薔薇 #野路菊 #コスモス #秋桜 #ハイビスカス #金木犀 #銀木犀 #季節外れの桜 #枝垂れ桜 #季節外れ梨 #季節外れ芝桜 #松葉菊 #ランタナ #オジギソウ #ベゴニア (Setagaya, Tokyo) https://www.instagram.com/p/B4Xn51BBPRT/?igshid=1ldywa60n5o2o
#ガーデニング健康法#バルコニー菜園#バラ#四季咲き薔薇#野路菊#コスモス#秋桜#ハイビスカス#金木犀#銀木犀#季節外れの桜#枝垂れ桜#季節外れ梨#季節外れ芝桜#松葉菊#ランタナ#オジギソウ#ベゴニア
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