#昭和の臭い
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夕暮れ時とローカル電車の風景には風情があります。
昭和臭さのある何処となく懐かしい画
民家から夕飯支度の匂いが漂ってきそう…
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(Xユーザーの島田フミカネさん: 「久々趣味の絵 ベビードール好きなんだけど、どうも画像検索すると昭和感というか、「オジサンの考えたセクシーランジェリー」臭にう~んとなって、どういう経緯で好きになったのかよくわからない https://t.co/cCmP6kPjkO」 / Xから)
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『 京都食堂探究 「麺類・丼物」文化の美味なる世界』加藤 政洋、〈味覚地図〉研究会 著 (筑摩書房)
食の本にしてはやや薄味。
はしがき 西陣のうどん屋から/寿司、カレーライス、もち/本書のメニゥ 第1章 上方〈麺〉問答─諸説覚書 1「きつね」は「けつね」か 「このうどんはたまらねえ」/「まったり」として……/断じて、きつね/エンタツ・ アチャコの回想 2 「きつね」か「たぬき」か 「めしのお菜」/「大阪にそんなもんはない!」/「うどんですか、そばですか?」/ たぬきは一枚上手 3 「きつね」は化ける (仮想)小林カツ代の驚き/謎の狐蕎麦 4 油揚げの魅力 油の臭み/惑いの〈麺〉問答 第2章 〈しっぽく〉の美学 1 京都のうどんには〇〇がのっています 華麗なる上おき/薄くて小さい○○ 2 卓袱から〈志津ぽく〉へ 《下河原》の卓袱料理/「京坂の温飩屋」と「江戸の蕎麦屋」/江戸麺界の下剋上/異 風か異称か/「おかめ」のような 3 にゅうめんの正体 玉子焼き幻想/むかしのメニゥ/土鍋の真ん中に/「にゅうめん」は夏の味覚か 4 〈しっぽく〉鍋のミッシングリンク 「長崎ちゃんぽん」鍋の謎/「うどんのすき焼き」/ベトベトの蕎麦/〝エンタツ〟鍋 /「芳香炉」をめぐる語り/食堂の「しっぽく鍋」 第3章 なにを「とじる」か 1 謎かけ丼 丼物の名前/「親子」と「他人」/どちらをとじるか?/玉子で蓋をする 2 〈麺・丼〉問答 丼物の「都鄙問答」/しっぽくの変態 3 とじなくても美味しいんです ねぎの切り方/食堂でお月見を 4 「あんかけ」をご存じですか? 出汁を食べる/それは玉子とじなのか?/「たぬき」にあらず/夏の涼味/のっぺいの 謎 第4章 食堂と町中華の不思議 1 どこでも 〈中華そば〉 スバといなり/かまぼこはあるやなしや 2 〈ちゃんぽん〉とりどり 丼のなかの別世界/昭和京都の「チヤンポン丼」/長崎憧憬/〈中華〉と〈��風〉 3 〈あんかけ〉の都 [龍鳳]の品書き/町中華のチャンポン麺/魅惑の白/〈けいらん〉系中華/カレー丼 の正体 4 台を替える愉しみ 「そばだいで」/うどん出汁の中華麺/「キーシマ」と「中はく」/京料理のような/ 「台ぬき」のいろいろ/空飛ぶマダムの後口直し/「玉吸い」と甘味でささやかなぜい たくを
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とにかく昭和は臭くて汚かった、糞尿とタバコの匂いでそこら中が臭くてな、垢塗れのルンペンや汚ねえ服着た人間がそこら中風呂も入らずに汗と垢と尿で塗り固めて歩いておった、電車じゃ痴漢は当たり前、酒場はキチガイが必ずいて常に喧嘩、アホと小便とうんこと貧乏劇場、それが昭和日本だ、最悪だろ?
アラ太郎ちゃん♡さんはTwitterを使っています
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#たべもの #日常
何となく甘いものが食べたくなった時のミスド。職場のすぐ近くにあるので、簡単にホイホイされてしまいます。桜シリーズの今回は五分咲きで。
先日、仕事で行かないといけない場所がどうやら駐車場が激狭なところで、近隣の支店の方々と4人一組で乗り合わせで行けという指示があったのですが。
私たちの4人グループは、私、同じところの同僚1人、他支店の若い男の子、中途入社の年配の男性という構成になった模様。誰か1人が車を出すことになるんですが、まあ先輩後輩でいったらこちら側の支店の私たちが先輩にあたるし、役職としても上になるから向こうの人たちのどっちかが出してくれるかな〜?などと同僚と話しながらいざ集合場所で落ち合ったところ。
若い子「僕運転好きじゃないんで乗せてもらってもいいですかね?」
年配の方「…………(出す気なし)」
私(コンパクトカー)「お?」
同僚(ミニバン)「え?この流れだと私?」
結局同僚が出してくれたんですが、うーーーーーん……。後輩が気遣って出すとか、なんかもうこれも昭和の考え方なのかもしれないけれど、あ、そういう感じ??当たり前のように出してもらって乗っちゃう感じ??とモヤってしまうのも……もうこれも昭和の遺物なの???
しかも助手席に私が乗ろうとしたら、若い子の方が「僕助手席がいいです」とか言い出して、じゃあナビとか頼んだぞ、のつもりで私は後部座席に乗ったんですが、結局信号待ちの間に同僚がせっせとナビの設定をし直していても全く動かず、あれ?こっちの道で大丈夫なのかな?と運転しながら同僚が呟いても「さあ〜?分かんないですね〜」という返答。この辺りに関しては令和とか関係なく非常識だぞ!と、後ろでただただ立腹するしかなく、そして極めつけは年配の方の体臭が車内に充満して、地獄以外の何物でもない車内になっていました。
いや、一番踏んだり蹴ったりなのは私ではなく同僚なんですけどね。他支店との乗り合わせのメンバーはほんとにガチャ要素しかないので、今回は完全に運に見放された結果になりました。
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織田邦男先生よりシェア
<正論>防衛費の数字ありきは見直しを
麗澤大学特別教授、元空将・織田邦男
危ぶまれる抜本強化
2月19日、防衛省の有識者会議で座長の榊原定征経団連名誉会長は「為替変動を考えると、5年間に43兆円の枠で防衛力強化ができるのか。現実的な視点で見直す必要がある」と問題提起した。
令和4年12月16日、国家安全保障戦略、国家防衛戦略、中期防衛力整備計画、いわゆる安保戦略3文書が策定され、5年間の防衛費として約43兆円が閣議決定された。この時、為替は1ドル108円で設定されていた。現在、1ドル約150円で推移しており、43兆円が決定された時に比べ、円の価値はドル建てで約3分の2に下落している。
海外装備品の調達率が高い海上自衛隊、航空自衛隊は大きくこの影響を受ける。物価高騰の影響も加わり、装備品の調達価格は高騰し「防衛力の抜本的強化」が危ぶまれている。これに対し木原稔防衛相は2月20日、「必要な防衛力強化を(43兆円の)範囲内で着実に行うことが防衛省の役割だ。計画の見直しは考えていない」と述べた。また鈴木俊一財務相も「あくまで有識者の立場からの意見だと認識している。(略)政府としてこの水準を超えることは考えていない」と榊原発言を否定した。
本当に「43兆円」という数字ありきで「防衛力の抜本的強化」が可能なのだろうか。4年12月、岸田文雄首相は次のような趣旨を述べた。
「我が国を取り巻く安全保障環境は厳しさを増している。厳しい安全保障環境に対応していくために必要な防衛力の抜本的強化を実現し、真に国民を守り抜ける体制を作り上げる。国民の期待と信頼に応えられるよう、防衛力の抜本的強化を必ず実現していく」
「43兆円」���GDP2%」についても「数字ありきの議論をしてきたということはない(略)まず行ったのは、防衛力の抜本強化の内容の積み上げ」と述べている。「積み上げ」は「各種事態を想定し、相手の能力や新しい戦い方を踏まえて、現在の自衛隊の能力で我が国に対する脅威を抑止できるか。脅威が現実となったときにこの国を守り抜くことができるのか。極めて現実的なシミュレーションを行った」という。
「43兆円」固執は本末転倒
積み上げられた所要防衛力を精査した上で、防衛費に換算した結果が「43兆円」であるから、換算するパラメーター(為替など)が変動すれば当然変わり得る。目的は、「防衛力の抜本的強化」であり、「43兆円」や「GDP2%」の達成ではない。
「防衛力整備計画」にも「情勢の変化等の不測の事態にも対応できるよう配意する(略)必要に応じてその見直しを柔軟に行う」とある。「43兆円」に固執し、円安で「防衛力の抜本的強化」が達成できなければ、本末転倒である。
一層の効率化、合理化を図って円安に対処すべきだと安易に主張する向きもある。だが既に徹底した効率化、合理化で精査した結果の43兆円であり、円安で目減りした3割を、更なる効率化、合理化で埋め合わせよというのは、非現実的で無責任すぎる。
「43兆円」という数字ありきは時代錯誤の「基盤的防衛力構想」を想起させる。この構想は米ソのデタント(緊張緩和)に便乗し、昭和51年から我が国の防衛力整備に導入された。日本自らが「力の空白」になって地域の不安定要因とならないよう、独立国として必要最小限の防衛力を保有するという構想である。脅威も危機事態も想定せず、「力の空白」になりさえしなければいいという、国を守ることを真剣に考えない、いわば当事者意識の欠けた考え方だった。
抑止への資源投入をケチるな
「GDP1%」ありきだったため、慢性的予算不足は続き、「限定的かつ小規模な侵略に対処できる」「後方支援体制を含む防衛上必要な機能を備える」は空念仏に終わった。現在の後方軽視、つまり弾薬不足、修理部品不足といった致命的な継戦能力不足の原因はここにある。防衛力は戦える能力を備えて、初めて抑止力になる。「GDP1%」ありきの「基盤的防衛力構想」が日本の抑止力を弱体化させてきたのは否めない。
ロシアのウクライナ侵略が勃発し、北朝鮮はミサイル発射を繰り返し、台湾海峡もきな臭くなり、国際情勢は一変した。ウクライナ戦争でも分かるように、戦争はいったん起きれば、これを終わらせるのは戦争を起こすよりはるかに難しい。戦争を起こさせないことが最も重要であり、抑止への資源投入をケチったりしている場合ではない。国際情勢は待ってくれないのだ。
円安や物価高騰で防衛力強化が危ぶまれている今、「43兆円」に固執して抑止力への投資を渋るのは、安保3文書策定の議論を根底から覆すものである。ようやく無責任で独り善がりな「基盤的防衛力構想」が払拭されたばかりである。その2年目にして、先祖返りしていいわけがない。やはり、榊原氏が主張するように「現実的な視点で見直す必要」がある。(おりた くにお)
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台湾という地域は複数の国に囲まれている。中国は地理的にも近く領有権を主張しているが中国ではなく、かつての歴史はあるものの日本でもない。政治的にも本当に微妙な位置にある。
初めて台湾に行った。街に溢れる中国語が異国を感じさせるものの、都心の至るところに日本のコンビニチェーンがある。日本で見るのと全く同じパッケージが並んでいて苦笑した。良くも悪くも他国を感じさせない。台北はこんな風にいろんな国が入り混じった斑らな雰囲気だった。
交差点の信号待ちで深呼吸すると、原付の排気ガス、香辛料、下水の生臭いにおい。��まは無いけど、かつての日本にはこういう匂いがあったんだろうなと思う。昭和レトロというとすごく軽い感じがするけど、むかし日本で流れていた時間が、そのまま台湾で流れているような気がした。
小糠雨が降る中、原付に跨り同じように信号待ちする大勢の人。青信号で一斉にスロットルが回り出し、重なり合ったエンジン音が轟音となって鼓膜に響く。原付の大群を見送りながら、歩き出す前に深呼吸すると、とても濃い排気ガスの匂いがした。
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this guy is a genius beyond my comprehension
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ヤクルトY1000の威力
少し前の大腸内視鏡検査で、潰瘍性大腸炎を患っている事が分かり、あちこちに炎症やポリープ、潰瘍が出ており、3か月間の休職を言い渡され、現在自宅で療養中なのですが、腸内環境を少しでも整えようと試した「ヤクルトY1000」の威力が半端ないです!
私は子供の頃から大人になって、中年になった今でも肺疾患に悩まされていたものの、有難い事に、胃腸が物凄く丈夫な体質だったので、健康食品��は疎く、機能性表示食品や健康食品の効果については懐疑的で、「サプリや健康食品を飲むぐらいなら、病院で処方された薬を飲んだ方が合理的」という考えの持ち主なのですが、今月1日に腰椎椎間板ヘルニア摘出手術で入院していた夫から、「ヤクルトY1000は弱った腸に効く」と言われ(夫も抗生物質点滴でお腹を壊し、隣のベッドの男性に勧められたヤクルトY1000を飲んでいたら、下痢や腹痛が治まったとのことである)、モノは試しと思い、ヤクルトY1000の6本入りパックを買って、飲み始めてみました。6日間で何も変わらなかったら、1本あたりの値段も結構な価格なので、辞めようと思いながら、試してみました💪
話は変わりますが、このヤクルトY1000、「腸内環境の改善」だけでなく、「ヤクルトY1000を飲むと悪夢を見るようになる」という胡散臭い都市伝説があるそうですが、私は前者ではなく、後者の効果が明確に現れました。
1日目、2日目は何も無かったのですが、3日目になると、核戦争が起こった夢を見ました。核戦争と聞いたら恐ろしい悪夢を想像されるかもしれませんが、私が見た夢なので(基本、夢を見ない人間ですが、ごく稀に夢を見ても「変なお面を付けたターザンに追いかけられた」、「10万円で乗馬用に調教し直さないといけないサラブレッドを買ってきて、夫に怒られた」、「野良ダチョウの雛を拾ってきて、庭で飼っていたらご近所さんから苦情が来た」、「ラクダに乗りながら出社したら、周囲にギャラリーが出来ていた」など、私の願望が半分入り混じったコミカルな夢ばかり)、シリアスさは一切なく、任天堂が誇るゲームの「スーパーマリオブラザーズ」に出てくる『キラー』という胴が短く顔がある小さなミサイルが夢の中では核ミサイルという設定で、核ミサイルが何発も私に向かって、打ち込まれ来るのですが、間抜けな顔をした核ミサイルの速度は10km/時くらいのトロさで、余裕でよけられる上に、何処かに落ちても爆発も何もしない(後で地雷代わりになるってコトもない)ので、夫曰く、「悪夢じゃなくて、マリオの世界観を体感できた面白い夢」だと言われてしまいました🤣私自身、腐っても元戦場記者で本物の戦争や最前線を見てきた人間なので、あの夢が戦争だとは思えませんでした。そして、4日目も夢を見ました。4日目の夢は、私の願望以外の何でもない夢で、モルディブに行くために、何故か、台北市のカプセルホテルに泊まっていたら、隣室が、一番の推し歌舞伎俳優の中村勘九郎さんで、勘九郎さんも一人旅で、目的地は私と一緒のモルディブで、予約している水上コテージのホテルまで一緒で、一緒にスキューバダイビングを楽しんだという願望以外の何でもない夢でした。5日目は、私が大好きな1969年と1972年に放送された昭和ムーミン2作の復刻版DVD(全話収録)が発売される夢でした。6日目は、聖闘士星矢の人気CPランキングでミロ氷が見事一位に輝くという夢でした💖
ヤクルトY1000は、3日目の核戦争(といっても、コミカルで間抜けでしたが)は別として、悪夢ではなく、私にとっては、願望が夢で叶うという効果がてき面に出てくれた&もともと夢を見なかったのが夢を見るようになったのは何らかの効果が身体に起きている事への淡い期待が湧きます。
また、潰瘍性大腸炎痛を発症してからは、痛み止めが切れている間は、内臓を雑巾絞りされているような痛みと苦しみで悶絶しているので、せめて眠っている間ぐらいは、ヤクルトY1000で素敵な夢を見ながら幸せな気持ちを堪能したいと思ったので、もう少しヤクルトY1000を続けてみようと思います😊そして、肝心の腸にも効いてくれますように...
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〈「遺体から脳を盗み、高額で売りさばいていた」群馬の火葬場で“日本を揺るがす大事件”が発覚するまでの経緯〉 から続く 故人のご遺体を火葬し、その人生を締めくくる場所「火葬場」。今でこそクリーンな運営をしている場所が多いが、かつては火葬場で陰惨な事件が起きていたこともある。 1933年に起きた「桐生火葬場事件」もそのひとつだ。群馬県桐生市で火葬場職員が、火葬場に運ばれてきた遺体から脳漿(脳のまわりを満たしている液)を盗み、高額で売りさばいていたとして、当時、日本中で話題になった。 なぜこんな事件が起きてしまったのか。犯人はどのような経緯で犯行に及んだのか。ここでは、元火葬場職員・下駄華緒氏が、火葬場で起きた事件を徹底調査してまとめた書籍 『火葬場事件簿 一級火葬技士が語る忘れ去られた黒歴史』 (竹書房)より一部を抜粋して紹介する。(全2回の2回目/ 1回目から続く ) ◆◆◆ 次々と掘りだされる生焼けの遺体 M井は火葬場敷地の南西隅の砂地に多くの遺体を埋めたと自白した。そこで警察が大勢の人手を動員して掘り返したところ、完全な遺体がなんと20体。骨盤のみしかないような不完全な遺体が10体も掘りだされた。 作業員がシャベルを地面に差し込むとコツンという音がする。それが骨に当たった音だ。掘ればそこに遺体が埋まっている。また、雑に足で掘ったとしても、骨がポロっと転がりだすほどだった。 大半は生焼け��なった死体だったが、すで��白骨となっているものや、まだ埋められてから日が経っておらず皮膚が少し腐った程度のものもあった。それらが累々と積み重ねられた現場は相当に異様な雰囲気だったという。 当時の新聞報道によると、「まるで地獄」「悪臭嘔吐を催すばかり」「警察當局も余りのことにぼう然たるばかりである」などと書かれており、その壮絶さがうかがえる。 遺体と一緒に、着ていた服や布団も次々に掘りだされたほか、子どもも多く埋められていたようで、ゴム製のおしゃぶりや馬のおもちゃなど、子どもへの最後の贈り物と思しきものもあった。 こうした遺体などが次々に掘りだされたので、最終的には広さ約2坪、深さ約6尺(1.8メートル)の大穴があいてしまった。 ほかにも、火葬場の塀の外にある雑木林からも次々と遺体が見つかり、捜査開始からわずか数日で、なんと計200体を超える遺体が見つかった。M井によれば、敷地の隅どころか、火葬場の付近一帯に埋めていたという。 明らかにされた動機 M井は当初、「焼けないからやむを得ず埋めた」と供述するに留まり、ほかの動機はいっさい黙秘していた。しかし、M井の生活ぶりからして明らかに貴金属類を盗んで私腹を肥やしているように見えた。 もともと怠け者の気質があったこの男は、21歳で盲腸を患ってからはいよいよ放蕩ぶりに拍車がかかっていた。やがて詐欺横領罪で3度も前橋刑務所へ収監され、計10年間も獄中生活を送り、実家からは勘当、兄弟たちからも縁を切られていた。 桐生市の火葬場で働きはじめると、その給料に見合わない贅沢な暮らしぶりをしていたらしい。朝夕には酒を飲み、飲んだくれ勘といわれるほどに素行が悪かったのは前述したとおり。そしてたまにドライブに出かけるなど豪遊していて、家には立派な家具・調度品もあった。 この状況証拠を突きつけられるとM井は観念し、貴金属類を遺体から盗んでいたことを自白した。 当初は火葬炉のなかへ金てこを突きこんで盗んでいたが、だんだんと罪を重ねるにしたがってついには遺体を炉から引きだして盗むようになった。 遺体はそのまま捨て置いたが、数が多くなるにしたがって始末に困るようになり、場内に埋めたという。 M井の犯行にはさらなる疑惑があった。見つかった遺体の多くが、頭蓋骨が割られた状態で見つかっていたのだ。 警察はこれを、脳しょうを取りだした痕なのではないか、とにらんだ。当時、都市伝説的に人体の臓器などが万病に効くという噂がまことしやかに囁かれていた。その中でも脳は重要な位置付けであり、高値で取引されていたのである。無論、効能など迷信であるが、昭和のはじめ頃はまだそうした非科学的な風潮が残っていたのだ。 しかし、M井はこの状況証拠をもってしても、頑として脳しょう盗みだけは認めようとしなかった。 共犯者の存在 警察はさらに捜査を進めていくうち、ある仮説を立てた。ここまで大規模な死体遺棄はM井の単独犯では不可能だろう、ということである。 そこで火葬業務を請け負っていた取扱主任のY本という人物を取り調べたところ、興味深いことを自白したのだ。 「燃料の節約の目的から、依頼された死體を完全に焼却しなかった」というのである。さらに貴金属の盗みも自白した。 つまり、そもそもきちんと火葬できる状態ではなく、はじめから不当に金を儲けるつもりでこのY本が企図したことだったのだ。 さらにY本の証言を通じて明らかになったのは、もう2名の共犯者の存在であった。Y本が明かしたのは、M井がふたりの墓場の穴堀人にわずかばかりの金銭を与えて生焼けの遺体を埋めるのを半ば強要していた、という事実であった。 ようするに、Y本は火葬をしないのに火葬料金を取り、遺体を埋めるという大変な作業はM井(実質の作業は穴堀人2名)にやらせて、さらにM井と一緒に貴金属まで取って不当に利益を得ていたというわけだ。ふたりは完全に共犯だったのである。 この桐生火葬場事件を受けて、まだ捜査途中であった4月17日、なんと桐生市長が辞表を提出している。 そしてこの事件が大々的に報道されたあと、日本全国で火葬場に対する民衆の目が向けられて、実際に日本全国で火葬場での同じような事件や貴金属の窃盗などがことごとく暴かれている。これにより現在の日本の火葬場で「火葬場では棺を開けません」といった運用に繋がっていった経緯がある。 要するに、火葬場では何もしていませんよ、手をつけていませんというアピールでもある。いまではそういったもともとの意味は忘れ去られ、運用だけが残っているパターンも多々ある。 「人間の脳が薬になるから、取ってきてほしい」埼玉の火葬場職員が、遺体から脳を盗んで転売…日本各地の火葬場で“脳みそ盗み”が起きていた過去 へ続く
「雑木林から200体以上の死体が見つかった」火葬場職員が遺体から脳を取り出し、高額で転売…群馬で“日本を揺るがす大事件”が起きてしまったワケ(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
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詳細は省くが、トヨタが行なった試験は欧州市場向けの内容と思われる。米国には歩行者保護規定そのものがなく、こうした試験は行なわれていない。しかし試験方法の不適格だったとトヨタは報告した。 ホンダはクルマの走行騒音を車外で測定する試験で、実際よりも重たい車両重量で試験したという件が含まれている。装備が増えて車両重量が増す分をあらかじめ盛り込んだ試験であり、ほとんどの場合、重たいほうが騒音は大きくなるが、ホンダは車両重量の虚偽申告だったと報告した。 マツダは吸気温度が異常に上昇した場合の点火時期調整機能をキャンセルするようにエンジン制御ソフトウェアの書き換えを行ない、届け出なしにそのソフトウエアを市販車に使っていた。これも安全面への配慮なのだが、排ガス性能が変わる可能性のある場合は型式再申請が義務付けられており、これもマツダは不正だったと報告した。 上記3社については、特段に騒ぐような不正はなかったと筆者は判断する。もちろん、国交相が定めるルールには反しており、「指定された試験を行なっていないのに、あたかもそのように虚偽報告した」という点では違反である。 なぜそうなったか。理由は日本国内の販売台数が少ない割に試験が煩雑だというOEMの事情がある。前面衝突試験は欧州向けが厳しい。後部衝突(被追突)試験は米国向が厳しい。海外向け試験の結果を「あたかも国内向け試験の結果のように偽装した」ことは、ルールの運用面では悪だ。しかし、車両の安全性能面では悪とは言い切れない。 [snip] 今回のトヨタ、ホンダ、マツダの試験不正を調べると、日本の認証制度のあり方への疑問が少なからず湧く。文句があるなら互いに話し合えばいい。「厳しい試験で国内試験を代用してもまったく問題はない」ことを証明すればいい。たいがいが昭和20年代に制定された自動車基準認証関連ルールの大もとは、いまとなってはクソ古臭い。 今回の一連の「試験値不正」を国交省が一方的に糾弾するだけだとしたら、いまOEMが望んでいるOTA(Over The Air=無線方式)による自動車のソフトウェア・アップデートなど欧米が当たり前にやろうとしている手段についての遅れを、日本はなかなか取り戻せないだろう。時間のロスはビジネスの損失に繋がる。
「ああ、トヨタも不正か」とため息をつく前に、自動車メーカーはセコいが、国交省はアタマが硬いと思ってしまう | Motor-Fan[モーターファン]
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202205 大江戸一家
昭和臭漂う大江戸一家。
5月は随分と彼らの日常SSを撮ってた月だったようです。
そんな二人のなんでもない一日の風景
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WPT東京メインイベント
2023年11月23日から4日間開催されたWPT東京のイベントに参加してきた。
YOUTUBERやXからの事前告知を見て大いに期待して沖縄から東京に遠征してみた。
モノレール「東京物流センター駅」���札
東京物流センターの展示会会場に準備されたポーカートーナメントでは、YouTubeの配信を目的に2台の豪華なテーブルと巨大なモニターが配置され、サイドトーナメント用に100テーブルくらいが会場内にぎっしりと並べられ、4日間の開催がどの様に楽しめるのか ?
結論から述べると〝WPT東京〟のイベントは全体的に『素人が開催したお粗末なイベント』だった。
とにかく〝WPT東京〟のイベントは、質もレベルも高校生の文化祭以下の最低最悪の大会だった。
今後の課題として問題点を先にまとめると以下の通り。
①参加者の受付動線
イベントマニュアルを作成すろ際に極めて重要になる項目のひとつだが、WPT東京の運営は無能だったか素人が短絡的に考えてスタートしてしまったか?
特に、野外に並ばせる場合には対応と対策が必須。
②事前予測と準備の怠った素人主催者の甘さ。
事前にタイムテーブルがWEBで公開されていたので、その時間に合わせてプレーヤー達は集合する。
メインに出場しない参加者には開催期間中の情報がWEBに掲載されているスケジュールのみで全く会場の状況が伝えられていない。
一般の客はWPT東京主催者には〝参加させてやってる〟という雰囲気を与えている。
メインのシー権を持つ参加者受付が終わらないから一般サイドの人は何時から受付できるか解らないと答えるスタッフの無能さには本当にガッカリだ。
メインに参加するシート権を持ったプレーヤーは事前に人数を把握できてあるはずだ。
当然、受付に並ばせるので有れ��、メインとサイドとその他、3または4箇所の受付を用意する事が必要になる事は日が昇る事の用にハッキリしている。高校生のイベントでもこれくらいの対応はできて当然なのに・・・
③WPT東京運営スタッフの対応と躾の悪さ
4日間の開催中に様々なトラブルがあったのだが、WPT東京運営スタッフから「すみません」などの謝罪の言葉を聞く事は1度も無かった。
受付が混乱してモタついた対応はWPT東京運営スタッフの責任だが、忙しくて他の対応出来ないから数時間したらまた来てください。と、ハッキリ口に出して自分達を正当化する態度はあり得ない。
④強制的に売り付けるチケット制の悪行。
サイドイベントに参加するには「参加費」を支払わなければならない。
このシステムには違法性の臭いがする。
参加費は様々な金額設定が用意されているのだが、問題は「ドリンクチケット千円」である。
強制的に売りつけられる。
拒否する事は許されないといい、この1000円のチケットを買わないならイベントにも参加できないというのだ。
チケットはドリンク2杯分でアルコールも含まれる。
また、ドリンクの代わりにお弁当のこ購入にも使用できると説明された。
140円から350円くらいのドリンク2本の引き換え券を1000円という高額料金で強制的に売り付けるのだ。
お弁当は400円以下の陳腐なもので.これを何と1000円というボッタクリ。
⑤金は取り放題の〝WPT東京の運営〟はヤクザの仕業。
ドリンクとお弁当との交換を約束されたチケットを強制的に売り付けた後、ドリンクのコーナーでビールと交換しようとすると『もう無い』『コーヒーか紅茶しかない。どうします ? 』と。まるで他人言の対応。
どうしますじゃねーよ。ビール無いならコンビニで買って来てでも用意すべきではないのか?お前ら昭和のヤクザか!と、ツッコミたくなる。
ヤクザや今時のテキ屋でもこんなイカつい商売はしない。
そして、ここでもスタッフは誰も謝罪しない。
まるで、サービスで配ってるんだから残ったもので我慢しな!と、言わんばかり。
じゃあお弁当でいいよ。というと、お弁当はもうとっくにないよ。と、悪びれた様子もなく平然と言い退けた。。
コイツらはドリンクとお弁当のどちらかを選ぶ権利として契約したチケットを購入していることを知らないのか?
食べ放題のレストランで、料金を払って入場したら『今日は大食いの人が沢山来たから余りのこないよ。仕方ないよ。余り物で我慢して』と言われたのと同じだ。
一方的な契約不履行にもかかわら、返金もしない。謝る事すらしない。
がっかりだ。
⑥WPT東京 運営スタッフの人間としての最低限のマナー
WPT東京の運営側の失態は全て『仕方ない』で済ませて、自ら謝罪はしないという高飛車な対応とスタッフ全員の生意気な態度は、今後のポーカートーナメントによる啓蒙活動に悪影響を与え、レベルので低い人種がギャンブルをビジネスにしようとしてると言われる様になる。
事実、初日から徐々に参加者減り続け、最終日は最も降り上がるはずが、優勝者が決定したころには会場内はガラガラという状況。
間違いなく、イベントとしては失敗だ。
⑦Bad Taste & Cheesy
WPT東京の「1億円のイベント」として宣伝していた割に実際の設営はハリボテのセット以下で華やかさもない。
〝華やかさ〟と〝豪華さ〟は、賞金の金額よりも重要な要素であることを理解できない〝WPT東京〟の運営側はイベントの主催者として素人以下ということになる。
⑧参加者に対する感謝の意
初日の失態を反省しないWPT東京の運営スタッフに幻滅した参加者は決して少なくないと思われる。
その事を表す様に、最終日はメインの優勝者が決定する最も盛り上げるべき場面の対策も講じてない無能な運営によって最終日参加者は日に日に激減して、初日の盛り上がりは無くなっていた。
他にも色々細かな事はあるものの、キリが無いので開催期間の様子を記載しておこう。
WPT東京 会場
WPT東京は『1億円』をぶら下げた告知のインパクトは大きく、初日に集まった参加者は受付の為に会場があるビルに入る迄2時間も外で待たされるいう状況からスタートした。
盛況風に捉えた人もいたかも知れないが、実際にはスタッフが全員ポンコツで要領が悪かっただけで最悪な初日のスタートになってしまっていた。
初日は運良く天気に恵まれたが、もし大雨だったら更に悲惨な事になっていただろう。
そんなお粗末な開催とは思っていないので、���純に会場が開く時間が遅れていて並んでいるのかなぁ?と思いながら何の行列に並ばされているのか全く分からず並んでいると、スタッフらしき人物が4〜5人集まって雑談していたので、行列を眺めているスタッフに状況を聞いてみると「中の事は分からないので取り敢えず並ん待って下さい」との回答。
ビル内の2階会場入口付近まで進むと、広い会場はガラガラで全く人が居ない。
受付迄辿り着くと「チケットお願いします」
と言われた。
「チケット ? 持ってないよ」と答えると
「チケットが無いと入れない」と言う。
「嘘でしょ!聞いてないよ。どこで配布してるチケット」と聞くと
「オンラインのQRコードからダウロードするのかなぁ ? 」と、他人事の様な対応。
その様子に別のスタッフが数人集まってきて「何、何、どうしました」と。
何の列に並ばされているのか全く説明も案内されないまま1時間も立って受付まで辿り着いたら入れないとはどうゆう事 ?
ここから更に30分くらいスタッフ同士の話し合いがあって、結果的には、並んでいた行列にはメインイベントに出場するシート権を持ってる人を対象に受付していると言う事で、サイドイベントの受付はその後行うので、数時間したらまた並べと言う事だった。
それなら、ビルの外で雑談しているスタッフが説明するなりカンペ出せよ!
あまりにもお粗末で無能なスタッフの対応に呆れた。
更に驚いたのは、まるで並んでいたコチラが悪いかの様に、2時間くらいしたらまた来て。と、自分達に落ち度はないからまた来い。嫌なら帰りな!と言われている様な気分になった。
並んでた意味は全くなく無意味な時間だった。
4日間参加したがスタッフ全員が最悪だった。
効率の悪��スタッフ配置と意識の低さがだだ漏れしていた。
態度も話し方も横柄で感じ悪い人間をどうしたら��れだけ集められたのか逆に不思議なくらいだ。
実際、プレーヤーとスタッフが揉めてる場面が何度もあった。
「てめぇ、舐めてんのかクソガキが!誰に口聞いてんかだコラぁ」というセリフが聞こえたので振り返ると、殴り合いが起きそうな距離感で揉めている2人がいた。
周りを見ると、5〜6m離れた位置から4人の別のスタッフが眺めている。全く止めようともしない。
スタッフを教育するマニュアルもないのだろう。運営の責任者も無能なんだなぁと残念な思いがした。
これだけの人数をポンコツばかりで集めた運営の人事もすごいなぁーと思いながらも沖縄から遠征してきていんだから参加してみた。
今度はディーラーの質と技術レベルの低さにも驚かされる。
ほとんどのディーラーが底レベルだったが、若干1人だけ際立って技術レベルの優れたディーラーも居た。聞いてみると「韓国から応援に来た」と日本語で答えてくれた。
『日本人!もっと頑張れ!』と、心で叫んだ。
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10月3日はドイツ統一記念日で全国的に休日。天気は時折雨で空はどんよりと白く。ハンブルグの秋っていう感じ。オーラフ・シュルツ首相はハンブルグ出身なので、今年はハンブルグがホストらしい。私は丸の内に住んでいるようなものなので、私の通りは数日前から全面封鎖され警官が所々立ち、各州から来た展示テントが通りを埋め尽くしている。コロナ罹患数が増えてきているようだし、私はお利口さんにお家でのんびり。
ロンドンからの飛行機で仲良くなったオッサンオススメのドイツパン、Sanssouciを、オッサンオススメの店で買う。まぁ不味くは無いが、オッサン曰く、Sanssouciってフランス語で憂いなしっていう意味なんだけど、変な添加物入れていませんって言うことでドイツ語じゃなくて、その店ではフランス語を使っているんだと。まぁ不味くは無いが、美味くもない。ワシはドイツ人が誇りに思うとるらしい美味いドイツパンを食うてみたいのじゃが、もう一年もここにおるのに、SwedenのUppsalaで帰国前に朝早起きして焼き立てのパンをスーツケースにツメツメして持ち帰ったほどの感動的美味いパンに、まだ出会っていない。南ドイツに行かないとダメかしら。ドイツよりも北欧パンの方��美味いですわよ。
イザベル姉さんは、グズグズ文句を言いながら、色々とケーキ焼いてくれたり、御飯を一緒に作ろうと誘ってくれたり、映画に連れて行ってくれたりする。ワシは幸せ者で、ワシを可愛がりたい奴は、何故か知らないが、全世界にうすーくひろーく、散らばっているようである。イザベルさんは、その内の一人。ワシを構いたくて仕方が無いらしい。この休日のランチは、イザベルが独創的創作意欲に満ちた時に焼いてくれた再現不可能なケーキを大量に頂戴したので、それを食す。
ドイツではイースト入りの生地をケーキ���使う事が多いのだが、少しパン生地を固くしたような生地をケーキの底とフチにして一度焼き、その中に、ブルボンバニラのクワークと砂糖、りんごのスライス、角切りアーモンド、干しぶどうを沢山入れたフィリングを入れて、再度焼いたケーキ。甘さ控えめで、バターやクリームが入っておらず、さっぱりとしていて美味しい。クワークは日本では見かけないが、ギリシアヨーグルトみたいな舌触りのボテッとしたサワークリームになる前のクリームがヨーグルトになった食べ物だと思えば良い。スエーデンでは、ヨーグルト感覚で、朝ご飯に森のベリージャムと食べる。ワシはウプサラ大学に客員研究員で滞在した夏、全体液がクワークと森のベリージャムになるかと錯覚する位に、これを毎朝食べ尽くした。ぶはは。
ワシはその昔、北欧辺りで小鳥だったとしか思えない位にラズベリー、ブルーベリー、グースベリーなど、イチゴ以外のベリーが大好物。しかし、同時に、その昔、小リスだったと確信している位に、ピーナッツ以外のナッツ類も大好き。栗もナッツですけんの。イチゴもピーナッツも、食べるけど、実はそこまで好きじゃない。イチゴはベリーのフリした草だし、ピーナッツだってナッツのフリした草だろと思う。ワシは木が好きじゃ。
コックのミヒャエル君が、スダチをゲットしたと写真(上の手はミヒャエルの手)を送ってくれたので、一個だけ置いておいてもらう。お取り置きスダチは、こちらのスモークサーモンの冷凍を解凍して、その内、食べようと思う。本当は焼き魚が欲しいが、こちらは北海で取れるギトギト脂身の魚を燻製にしても、まだ脂だらけなので、脂落としと臭い消しに使おうと思う。
昼では無く、夜遅くに思い立って散歩。市庁舎前は統一記念日の準備で凄い。どこも立ち入り禁止である。そんな中、イザベルに日本で撮影したPeaceful DaysというWim Wenders監督の作品を見に行こうと誘われる。ハンブルグでは、今週は映画祭も同時開催されている。今年、役所広司がカンヌ映画祭で主演男優賞を取った作品で、日本では12月に公開予定。少しお先に見て参りました。超巨大スクリーンの映画館は満席。時折、笑い声が出て、日本を、東京を、ドイツ人達が楽しんでいる事を嬉しく思った。この映画は、台詞はほとんど無いが、台詞がある場面は全て日本語で、ドイツ語字幕。日本に帰りたくなる。あまりにもドデカイスクリーンで東京が実物大位で、没入感しかなく、東京が好きでも無いのに、懐かしくなった。
私から見ると、大概不潔なドイツ人でさえ、フランス人を見るともっと不潔に感じるらしく、大量にトコジラミが発生しとるパリには行くなと言われておる。でも、自分達は民度高めだからフランスより清潔ぶっているドイツも、日本の清潔さには恐れ入るらしい。っつーか、ワシはチミ達の不潔さに恐れ入っとるわい。。。と普通に思う。映画では、役所広司は、東京都の公営トイレ掃除夫として登場するので、Totoのトイレとトイレコンペに使われた建物を見る事ができる。
映画は監督と一緒に見て、監督の対談もあった。ブエナ・ビスタ・ソシオ・クラブのファンなら、Wim Wendersはブエナ・ビスタの監督でもあるので、ドキュメンタリーと映画の境目を狙う監督だと御存知かしら。監督曰く、16日間しか撮影期間は無く、おまけに当初は、日本で行われた公共トイレ建物の最終選考コンペに残った建造物のプロモーションビデオのようなものを撮って欲しいという依頼だったらしい。トイレを見て、建造物を見て回ったが、それよりも、トイレの美しさに感動し、汚くなる場所を毎日毎日、美しく掃除をしてくれる人々が日本にはいるんだなぁって思って、物語的なものにする事を思いついたらしい。日々の生活の中で、身の回りを常に身綺麗に清潔に保��という美意識に、そしてそれは一度でも気を抜くと、あっという間にベルリンみたいに汚物の一部と化すというはずなのに。。。汚い場所こそ美しく保つ心意気に、日本の民度の高さを見出したらしい。そんな監督は、アメリカ人の好きな黒澤明よりも、小津安二郎が好きで、小津安二郎のように、静かな、淡々とした日常を、心静かに受け止めて生きる人々の生き方を、いつか描いてみたいと若い頃から思っとったらしい。実現できたのは、78歳。ワシの愚父と同い年である。
Wenders監督の演出で、役所広司主演のトイレ掃除夫は、実は運転手付きの金持ちの家の出自である事が推察できる場面がある。これには、Wenders監督の観察眼にビビった。今の日本は平成の下剋上後の令和の下剋上を体験しているので、昭和の下剋上、平成の下剋上でも更に下層だった奴らが、今を謳歌されておる。クソのハシにも引っかからない輩が、やれ白百合だの、慶應だのと、キャピキャピ行きやがって、お笑い種である。表面的にぶりっ子ぶってりゃぁそれでえーんかい?とツッコミを入れる事すら無駄に思えるバカばかりが、やれ東大だ、京大だとしがみついて、実に下らない。ワシはWenders監督の眼差しに勇気付けられた。見る人は見ている。見ている人の中には分かっている人もいる。だから大丈夫。ワシはワシらしく、憂う事なく、楽しく笑っとこ。見る人が見たら、ワシの存在に気づくじゃろ。
イザベルに感謝。パン好きのオッサン、ヘンドリックに感謝。そしてヴィムこと、ヴェンダース監督に、日本を心哀しく、誇らしく思わせてくれた事に感謝。日本は、もう、だんだんと古き良き実直で、もの静かで、ひたむきで、優しい人々が片隅に追いやられ、本当の日本に会うのは、日本人でさえ難しくなりつつある。そんな中、日本の消えつつある姿を、映像に残してくれた事に感謝。映画では影がキーワードだったが、幻のようになっている日本を、浮かび上がらせようとしてくれたのだろう。日本人ではなく、ドイツ人の方が、真髄を捉える事に成功しているのだとしたら、私も、Auslander、異邦人だからこそ、捉えているドイツの真髄が見えているのかもしれない。
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弊社、毎年1月15日に女性社員達に鏡餅を調理させてそれを皆で食するという昭和臭が凄い行事があって、それが凄く嫌なんだけど上司に声を上げる勇気もないので、ここ数年は『死ぬほど餅が好きで餅にうるさいので他の人に料理させたくない人』というキャラ設定でおれがその仕事を独占してる。
サシシさんはTwitterを使っています (via leomacgivena)
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映画『こんにちは、母さん』
前売り券を持って公開日の9月1日に映画館に行ってきました。いつもより混んでいる映画館を見て今日がファーストデイってことに気付いて、映画製作に携わるものとしてこんな事思っちゃいけないんだけど、少しショックをうけちゃいました。円安とか価格高騰とか水道光熱費の増加とか…やむを得ない事情ではあるけれど、映画料金の値上げによって映画から離れていく人も少なからずいるのかなと思うと少し悲しい。ファーストデイやレイトショーを活用してお得に映画を楽しんでいただければと思います!はい、決して映画館の回し者ではないです。そんなこんなで今回も映画を見てから、ながのによるながの視点のながのの為の感想文(ネタバレ含む)を読んでいただけたらと思います。皆さまからの感想もお待ちしております。
「おかえり」「ただいま」が夢のように優しい山田作品。今回は「こんにちは」。新しく知った恋する母の素顔に、新しい生き方を選んだ自分に「こんにちは」! 連なるビル群が邪魔をして青空は半分しか見えなくて、何度も映り込むスカイタワーが象徴するのはきっと���利さを最優先とする現代社会。そこから下を見下ろせば、まだまだ残っている昭和の下町のような雰囲気と人とのつきあいを大切に生きる人々の暮らし。二階がきしむ音、セミの音、やかんの音、花火の音、土間から居間を映すカメラワーク、夕方の窓から入る日差し、昭和の時代に生きてそれらを直に感じたわけじゃないのにどれも懐かしく感じるような、時代が変わっても変わらない生活を続けている人達がまだいるという、素晴らしく温かい演出から感じられる山田洋次監督の健在さが沁みた。あんな人情味溢れた下町が本当にあったのかとか、さすがに平成のこの時代に残ってないだろとか、少なからず古臭いという人もいるんだろうけどそういうことじゃなくて。人にはこうあってほしいという小さな〝願い〟のようなもの。
吉永さんが演じるのは神崎福江。吉永さんは相変わらず美しくて可愛くて暖かくて、そんな魅力的な部分が福江さんにもリンクしている瞬間がたくさんあって素敵。ころころと変わる幸せそうな表情から何歳になっても恋ってするんだなぁって嬉しくなったし、そんなおばあちゃんを一番近くで見れて応援できてキュン!ってして恋っていいなって感じた。そしてなにより、恋してるおばあちゃんは凄く可愛かった。お酒を飲んだ時の明らかに酔っているわけではないけどいつもと少し違う、そんな言葉では表現できない小さな変化に、吉永さんが演じる〝母さん〟の人間味を感じた。冒頭でも似たようなことを書いたけどやっぱり吉永さんはお綺麗。ながのもあんな風に歳をとりたい。 大泉さんが演じるのは神崎昭夫。大泉さんらしさ全開のコミカルで癖のある少しオーバーな演技は、喜怒哀楽の起伏がある人情劇にはぴったり。大企業の部長になっても母親の前では子どもっぽい父は、父であり子でもあり、見ていて微笑ましかった。妻との離婚問題や娘との関係、会社の人事問題に最後には退職と不幸が重なりどん底に落ちるのだが、そこでの一言「落ちきればあとは上がっていくだけ」という言葉はまさにその通り。不幸はその人間の主観に過ぎなくて、捉え方によって不幸か幸せかなんて簡単に変わってしまうように見えた。ながのとしても舞としても、やっぱり父や母に対してある種の甘えみたいなものから気持ちが高ぶる瞬間があったりぶつけたくなったりもして、だけどそういうのを全部受け止めてくれる〝お父さん〟でした。 そしてながの演じる神崎舞。ながのにとっては2度目の山田組。吉永さんと大泉さんの心地いい掛け合いから作られていく世界観に、二人の前には出ないけれどしっかりと魅力的に��える舞の人物像が見えた。吉永さんにとって福江さんは初めての〝おばあちゃん〟役。ということは、吉永さんにとってながのは初めての〝孫〟役。「一緒にやって、おばあちゃんになって良かった」そんな言葉をいただけて〝孫〟として生きれたことを誇りに思った。最初は家出をし心が荒れている舞だけど、終盤には一緒に花火を見に行くような異性を見つける。不幸から幸せへ、父とは逆の描かれ方。舞の目が希望に満ちていればいいなと願う。山田組に再び参加できたこと、そして約2ヶ月という短い期間だったけど、吉永小百合さん、大泉洋さんと家族になれたことをとても光栄に思います。
「二度とこの家に戻ってくるか!」と言って家を出たいい大人が、最後には生家に戻り母と暮らす。不安、不幸、生き方をお互いにさらけ出し、新しい一面を見た親子の暮らしがここから始まる。「ただいま、母さん」じゃない。「こんにちは、母さん」!
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