#明治チョコバー
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2023/8/21〜
8月21日 10日間に変化は何もなく、相変わらず蝉の鳴き声が降り注ぐ、スズメバチがたまに落ちている道を歩いていた。
休み期間中に同じく関西行きを計画していた方は、出発の予定を前倒し、帰宅の予定を後ろ倒しにして無事神戸の実家へ帰り、京都で観劇ができたとのこと。京都は外国の方が多かったと言っていた。
カナダに旅行へ行った方からも、登山鉄道に乗ったお���を聞かせてもらった。
上席の方々と今後の勤務形態について、煮え切らない私の体調不良と、煮え切り過ぎている上司の妊娠への対応について、改めて相談して、部署の方々を呼んで報告する流れになった。 自分の口から、自分の身体のことなのに、ひとから(主治医から)言われてから、というような口調で、業務に制限をかける報告をした。
もうそこから泣きスイッチが入ってしまい、ずっと心在らずで泣かないようにするのに必死な一日を送った。
業務を代打してくれる方が、本当に心ないひとだったのを忘れて、業務のお願いをしながら、その方のちょっとした台詞にいちいち傷ついていた(今日のところは気にし過ぎです)。
お昼休みにも帰り道も歩いて帰っている。 たぶん誰も指摘はしないけれど、これから不可解な行動についてたまに?とされるんだろうな、と予期している(これも今日のところは気にしすぎです)。
色々耐えられなくなり、帰り道にたくさん泣いた。
8月22日 何かに負けたくなくて、今朝はずっと歩いて出勤してしまった。 お昼休みもだいぶお散歩に出掛けてしまった。 でもそれで今日のところの私の機嫌をとることがでたので仕方がなかったと思う。
少し風邪をひいたのか、例の感染症をまた罹ってしまったのか、喉が痛い感じがあるので検査キットを買って帰ろうと思う。
友人から先日渡したtealのチョコバーが美味しかった、と連絡をもらって、わざわざありがたく嬉しくなる。 それと切り文字屋さんとの見積もりのやり取りメールに絵文字が入っていることをちゃんと突っ込んでくれて、やっぱり気になるよね!となった。 お仕事メールで絵文字が入ってくると不安になる。
8月23日 こうやってまとめてみようかな、の、新しい展示の方法をイメージしてみて少し準備をしてみる。 でも9月の応募には間に合わないかもしれない。
やっぱりまだ一昨日から職場での自分の行動をいちいち気にしなくてはいけなくて、とっても苦しい。どうしてこうなってしまったのだろう! でも以前スカートをいただいた方から、イイダ傘店というテキスタイルが素敵なお店の受注販売会のお知らせをいただいた。一年で少しの間しかオーダーを受けていないらしく、9月にあるとのこと。わざわざパンフレットを下さって嬉しい。
明日の外の現場を、ちゃんと流されずに待機を申し出ないと、診断書とその申告だけでもたくさんすり減った私の心がもったいないよ、と言い聞かせている。
展示会場に置く用のブックレットの納品に間に合うように帰宅できるといいな。
8月24日 夜中にふと目を覚まして、上司にちゃんと業務を断らないといけない!と思い出してすごく辛くなりながらいろんなものを飲んでまた寝て、朝起きてとても疲れていた。 何でこんなことになっているんだろう!
職場ではずっと人目を気にしすぎてしまい、ずっと息苦しくて少しでも突かれたら泣いてしまう感じを継続中。誰も何も悪くないのに、職場の人たちみんな好きじゃなくなってしまった。
でも「これって普通に〜ですよ」と教えてくれた向かいの席の方に「ふ、普通に…?すみません普通がわからない」と答えてしまい「あ、ごめんなさい。これ口癖なんです」と他人の口癖を間に受けて揚げ足を取ってしまった。お仕事をしていると他人の口癖が少し気になって(自分のことは棚の上)、本当に無意識に口癖潰しをしてしまうことがある。
前の上司の口癖の「ああ、例のあれね!」にも「え?これ初めて相談したので違うと思います…」と言ってしまって、あ!となったことがあるし、 今の上司の「悩ましいな〜…」にも「そんなにですか…?」みたいな、流さずに立ち返らせるような反応をしてしまう。流されたくなかったから、きっとそうしてるんだけど、でも絶対ディスコミュニケーション!自分の性格悪すぎ問題にあとあと反省してしまう。
ぐちゃぐちゃの心で明日は通院なのですが、逃げずに行けたらそれだけで良くて、診察をまともに受けられなくても仕方がないと思う。ぐちゃぐちゃすぎる。
ブックレットを受け取れてもあまり感動がない。 お昼休みに、1,000円札が道に落ちて風に吹かれているのを見つけた。
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ろんぶり
2023/5/4~5/8の3泊5日ででロンドンとブリュッセルに行った記録。マジで弾丸。関東に住んでる妹とふたり。
2023/5/3 蒲田に前乗り
新大阪から東京へ新幹線。一番前のちょっとだけ足元広い席が取れたのでスーツケース置けたけどこれ以上乗車時間長いと足伸ばせなくてしんどいわ。上に乗せるパワーはないし。あと東京駅バカ混みのタイミングでした。私は全然GW初日じゃなかったので考えてなかった。
京急で羽田にサッといけるので蒲田にホテルとりました。JR寄りより京急寄りのほうがいいんだね。
蒲田はファストフードと飲み屋の街。近寄りたくはないけどファーストキッチン美味しかった。ファッキンないんだもん。
セミダブルの部屋、クソ狭かった。史上最狭だった。枕低くて持参したタオル引いて寝た。持参のタオル使ったのここだけ。
2023/5/4 ロンドンへ高飛び
朝っぱらから京急乗って羽田第3ターミナルへ。モバイルwifiを二個とポケトークを一個借りました。出国はさっくりいけました。オンラインチェックインもしてたしコンビニで搭乗券も出してた。24時間前からしか無料で出来ないから帰りの搭乗券はまた今度にした。
空港内で両替。持ち物検査前にもおっきなカウンターあるけど私は検査全部済んでからにした。トラべレックスはインターネットに聞いてた通りレート高いのでおすすめしない。やっぱみずほ銀行よ。地図右側はATMだけだしポンドがでない。左側の有人カウンターでユーロとポンド、1万円ずつした。しかし最低が10£10€。
飛行機14時間、3列×3のど真ん中の席。全然揺れなかったのは席か天候か。行きはご飯の説明が日本語であったので食べたいもの食べれたけど、飲み物は何か飲み物いりますか、しかきかれなくて選択肢謎で水飲んでた。水、ビール、コーヒー、紅茶、コーラ、オレンジ/りんご/クランベリージュース、などなど。出発30分でPENNSTATEのプレッツェル、サワークリームとChive味。1時間半で機内食。そのあとスヤピー、3時間前くらいにもっかいお菓子出てきたかも。1時間半前に2回め機内食。イヤホン刺さるとこどこかわからなくてスマホに落としてた���ンセプション観て美少年ネス読んでた。隣の人が左利きで永遠に肘ぶつかってた。あとノートパソコン落とした男の人に大丈夫!?て声かけた数分後連絡先交換しててひっくり返った。
あのパスポートの写真のページ伏せておく機械全然反応しないんだけど!後述のユーロスターでも反応しなかった。してくれないと口頭弁論になるから困る。でもひっかかった妹は無言で顔と写真のページ見比べられてニコってされて終わったらしい。
15時半くらいには飛行機降りた気がするけどなんだかんだして、メトロ乗ったのが18時前だと思う。空港とメトロのつなぎめらへんに自販機があるのでオイスターカードを買った。25£入れたかったのに20£の次が30£だったから30にした。ダダあまりした。バス乗りたかったのに乗らなかったせい。ていうかなんかスマホアプリあるらしいじゃん……?あとメトロに降りるエレベーター、上下ボタンの反応がなくて、呼べてるのかどうなのかわからなくていきなり海外の洗礼を食らった気がした。
ピカデリーライン乗ってどんぶら。繁華街は地下だったからわからないけど田舎の方は地上だった。あの煙突いっぱいのお家がいっぱいたっててびっくりした。ラッセルスクエアで降りる。この駅なんとエスカレーターがない。絶対に階段を使ってはいけない!ノー荷物でも死ぬレベルの長さの階段が待ってる。エレベーターでかいのが3機あったと思うから絶対乗った方がいい。グーグルマップの口コミでもそう言われてる。
音楽につられてホテルと逆方向に歩いたりしつつプレジデントホテル着。受付のお兄さんいいひとだった。チェックインさっくりして部屋の前で撮った写真が18:30。クローゼット汗臭かったらしいけどあとなんも文句なかった。
だらだらしてから歩いてホルボーンへ。一日目の晩御飯はマクドナルドと決めてたので。注文全部機械なんだねえ!適当に詰められた紙袋をポイと渡された。ヨーロッパに手提げ袋とかない。
ホルボーンのSainsbury's Localで水買って帰る。多分全部軟水。spring waterを選んでおけば多分いける。ここだったか忘れたけど袋の購入をキャンセルしたいのに自力じゃ出来なくて、店員のおばちゃん呼んだ。ピッてしてなんか秘密コマンド入力してもらわないとキャンセルできない仕様だった。私はあきらめて0.3£払おうって言ったよ。おばちゃん自由だった。海外の店員さんて皆こんな自由なんだな。
あと風呂入って寝た。妹が風呂場水浸しにしてて笑ったけどホテル慣れしてる人がなぜ?もしかしたらどっか壊れてたのかも。2,3日目なんともなかったから濡れ衣かも。結構風呂釜が深くて何処も持たず跨ぐと滑って危なかった。妹は結構な痣作ってた。海外のホテルなのかこのホテルなのかわかんないけど枕が3つもあった。結構しっかりした枕。歓喜。
2023/5/5 ブリュッセル日帰り
なんで昨日ロンドンついたところでいきなりブリュッセル行くの、しかも3泊しかないのに、と思うかもしれませんけど、ユーロスター乗車実績を解除しないといけなかったんですよね。8:16くらいの電車に乗るために7時にはセント・パンクラス駅へ。スーツケースもないし徒歩圏内。
改札前で紙の王冠を配ってた、戴冠式記念。いや今いらんのよ、帰りほしいのよ。帰りは配ってませんでした。6日も行った先では配ってませんでした。かなしい
空港と同じような出国検査。でもこっちは飲食物持ち込みok。一応入った先でサンドイッチ買った。コーヒー一緒にどう?て絶対聞かれるけどNoていってごめん。
念願のユーロスター。行きは進行方向むきの座席だった。一番安い席だからか博打っぽくて、帰りは逆向きだった。机のある席に当たる可能性もあるのかなあ。多分一番安いとこは全部2列シート。ど田舎とトンネルを走る。フリーWi-Fiは激弱。車内販売車両があるけど行かなかった。Brussel-Zuid/Midi(ブリュッセル南)駅到着。
歩くつもりだったけど嫌だって言うからBruxelles-Central(ブリュッセル中央)駅まで電車。日本語インターネット曰くユーロスターの乗車券あればここまで無料でいけるらしいのでチャレンジした。なんとブリュッセルの駅、改札がない……!地下鉄じゃなくて地上のやつ。Luxembourg行きに乗ったけど全部Bruxelles-Central駅には止まるっぽい。ユーロスター降りる時前の人がドア開けるボタン押してたけど、この駅でも若い男性が押してた。でもこの人はアナウンスしてたから多分乗務員さんとか��んなん。あまりに服装がラフでわからん。普通に乗ってたらこの人が車内切符チェックに回ってくるのかなあ。
Bruxelles-Central駅の中で私が行ったトイレは人にお金払う方式だからお釣りが出るよ!それはそうと近くにあったRelayてコンビニみたいなやつ…ベルギーのチェーン店なのかな?に行ってお金崩すためにNutellaのチョコはさみクッキー3枚入りを買った。ヨーロッパと日本で売ってるNutella違うらしくて気になってたので、偶然でお菓子だけど味わえてよかった。違いわからんかったけど美味しかったよ。1枚だけで満足する重さ。後で駅構内に宣伝がいっぱいあったLionてチョコバーも買ってる。これネチョネチョのチョコのやつ。
改札がないない言いながら地上に出たら芸術の丘についた。予習したところだ!ベンチが空いてたのでお花を見ながらお菓子を食べて今後の計画を練る(ここで?)。とりあえず午前のうちにジュドバル広場に行くことに。歩いた。南駅の近くなのにどうして電車に乗ったかというと、南駅あたりは治安が悪いというので…明るいから大丈夫だって、と思ったけど……
ジュドバル広場で写真とか撮るの忘れたんだよね。服、骨董品中心。値段書いてないし今から観光だしで何も買わず雰囲気楽しんで一周して元の道戻った笑
中央駅でまたトイレ行って、グランプラスを目指すことに。あんま地図見ながら歩いてないからうろうろうろ、なんかいつのまにか行きたかったギャルリ・サンテュベールにもついてたし(まさかそうと思わなくて綺麗だな~と思いながら素通りした、雨もドバドバ降ってたのに)
ベルギーワッフルを食べに来たので適当に呼ばれたとこに入る。Aux Gaufres De Bruxellesていう、テイクアウトもあるしそこで食べることも出来るとこ。これひろしが旅番組で行ってたとこ、多分。外の机で食べた。店員さん親しげで英語で色々話しかけてくれたり日本人?英語のメニューで良い?とか言ってくれるんだけどごめんわからん;; メニューの裏表紙にあったワッフル+トッピングセットを頼む。ここブリュッセル式もリエージュ式も両方ある。トッピング鬼のように高い。二人で33€とか払った。セットいくらかわからんかったからぼったくられてる可能性もあるんだけど、まあいいかって。店員さんはいい人そうで、道側に無防備にカバン置いてる人とかに注意してたりとかした。結構道端ギヴミーマネーの人とかうろうろしてたし。食事中紙コップ差し出されたりした。サッと通り過ぎてくれるけどね。女の人とすれ違いざまにバラ1輪差し出されたのも一瞬だった。貰ってないよ。
母に頼まれてたセロリソルトをスーパーで探すんだけど、ない。スーパーもそんなないし。あまりに雨も酷いからって偶然入ったのがサン・ミッシェル大聖堂。思わぬ収穫、めっちゃ綺麗。おすすめ。建物もすごいし、ステンドグラスとか像とかもすごい。トイレはない。
教会出たら雨止んでたのでグランプラスで写真だけ撮ってまたうろうろ。芸術の丘戻ってその向こうの美術館とかエリアへ。それも超えて大きな道路のもっと東、チェーン店とか集まってるようなごちゃごちゃしたエリアへ。NEUHAUSのチョコは高いから店すら入らなくて、Leonidasで日本じゃ買わないような大きさの箱を買った。ユニクロも冷やかした、やっぱ基本レディースはお腹が出るデザインだね。そのまま東に向かってうろうろしたけど治安も悪くなってきたので引き返し、���んなこんなで帰りの電車の時間が迫ってきてたので歩いて南駅まで戻ることに。切符の買い方とかなんもわからんからね。
歩いてるうちに大きな道路沿いなのに人が全然いなくなってきて、向こうに男性ひとりなんか立ってる。あ、これ話しかけられるやつだわ、とおもったら案の定。Do you have any time?だって。初めて英語聞き取れた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!無視して早歩きしたら追いかけてこなくて助かった。感謝まである。
ドキドキしながらも無事駅着いたし時間余裕あったしで駅内のチョコまとめストアへ。CorneとNEUHAUSのちっこいチョコを買った。ここのスーパーにもセロリソルトはなかった。
トラウマ出国検査。持ち物検査は相変わらずガバなんだけどロンドン出るときより出国検査が厳しかった。行きのスタンプがないけどどうやってきたの?的なことをおばちゃんに聞かれた、アワワしてたらもう1回見返して見つけてsorryで事なきを得た。ビビるよ。そしてあのパスポート伏せておく機械に今度は私が阻まれ口頭弁論列へ。列抜かされたりしてイライラしてるところに普通に質問が来た。全然聞き取れない。スマホ出そうとしたところで別の係員さんを呼ばれて横にはけることに。おーこわ!are you no englishて聞かれたのかな?no english!!!て答えたら子供にするよりゆっくり喋ってくれた。何日いるの、イギリスからいつ帰るの、OK、航空券はある?て聞かれたのでコピーしといたeチケットが火を吹いたわ。パスポートにやっと判子押してもらえた。もう泣いた(泣いてはないけどがっつり落ち込んだしトラウマ)。
ロンドン帰ってきてスーパーで晩ごはん(サンドイッチとマカロニサラダ)買って帰る。戴冠式記念クッキー缶とかあったけど高いなーてスルーしちゃった。10£くらいだったから買えばよかったのに!!!
ホテル帰って晩ごはん食べてシャワー浴びて寝る。このマカロニサラダがクッッッッソ不味くて、マカロニってこんな不味くなるんだ、調味料を全部はねのけてるよ、ていうやつ。エビだけ美味しかった。妹なんかクタクタで電車内から半分寝てた。明日の打ち合わせは……?昨日の晩休足シートの足裏使っちゃったけど今日に置いとけばよかったなあ、と思いながら寝た。
2023/5/6 ロンドン観光
ここから2023/10/14入力。ふと思い返したくなって、でも最後まで書いた記憶が全然なくて、恐る恐る見てみたらまるっと1日分まだだった。明日より今日の方が覚えてるので頑張って書く…自分のために……
この日は1日ロンドンぐーるぐるの予定だったんだけど、なんとチャールズ3世の戴冠式なので、折角だからパレードを見に行くことに。隙間からチラッと見えるとか何かしらの音聞こえるとかないかなって一縷の望みをね。折角なんだからさあ。
朝から戴冠式関連のテレビをながら見して、昨日も来たKing's Cross駅からNorthern lineでLondon Bridge駅。9時にBorough Market。店開いてないし人もパラパラ。散々写真は見てきたけど、こんな空いてるのはなかったよ。ベーグル食べてフルーツジュース飲んでセロリソルトを買って2周くらいしておしまい。ここまで来たならなんでついでにロンドン橋を見なかったんだろう?今地図見たらすぐそこじゃん。駅名がそうじゃん。サザーク大聖堂もあるじゃん。泣いてる。
London Bridge駅からJubilee lineでGreen Park駅へ。乗る人みんな戴冠式仕様。浮かれポンチてこと。紙の王冠かぶってたりユニオンジャック身につけてたりさ。いいなああれって思いながら見てたよ。Green Park駅は出場規制がされてた。とりあえずトイレ、ここ1ポンドだったかなあ。無いしBruxelles-Central駅みたいに人がいるタイプじゃないので(あれがかなりレアなんだろうね)余分に払う羽目に。欧米人もトイレお金いるの!?て慌てたり入場のバーをガンガンしたりしてた。これオーソドックスじゃないの?
頑張って出たらそこそこガッツリ雨。人の流れに沿って、ていうか規制されてるからその通りに歩く。子供以外全員デカいし傘さしてるしデカいユニオンジャック帽被ってるし国旗刺さってるし。戴冠式仕様の偽札(ていうかなんていうか)とかチープな旗とかfree~ていいながら配ってる人結構いたけどどういう文化?貰ってないよ。結局途中で引き返したの。
まさしくここ。向こうに木が見えるしなんか謎の歓声が上がってたから期待度も上がってたんだけど…絶対なんもなかったよね。進めないから傘畳んで向かい来る人々に反抗するしかなかった。流れに沿って歩いてただけだしスマホとか取り出す勇気なしで自分たちが何処にいたのかその時分からなかったんだけど、GPSによると駅から北西にいたみたい。これパレードのルート。あのとき一緒に歩いた皆さんは何処にたどり着いたのかしら。
そのまま駅には戻らずBerkeley Square方面へ、Oxford Circus駅に向かって…こっからの足取りがわからん。
多分Bakerloo lineに乗って行きたかったPiccadilly Circus駅で降りてる。1駅。オイスターカードがあるんじゃあ。あのSHERLOCKのOPでもみた有名なとこ!噴水!ワー!人多すぎ!北東への道路を適当に歩く。タッパも声もみんなでかいし酔っ払ってるんか?傘さしてるし妹ビビってるし、大きめの道入ってすぐ出た笑 中華街とは逆の方。
Palace Theatreでハリー・ポッターと呪いの子やってるー!て写真撮って、南下してLeicester Square駅へ。それまでは高級そうな店とかならんでたのに、なんか急にこの辺汚かったな。
これもNorthern line?で1駅、Tottenham Court Road駅へ。改札の外でお昼に軽くと思ってまたサンドイッチ買って、歩いて大英博物館の場所を確認しながらホテルに帰る。一風堂とかあった。
ホテルの部屋で戴冠式の中継観ながらサンドイッチ食べて、適当なところで大英博物館へ。Coco Fresh Tea & Juiceで崩壊3rdのコラボやってた。知らないから入ってない。
13時に入場予約してたんだったかなあ。コロナあったから一応予約システムみたいなんが出来てたから日本で予めしといた。入場にはめっちゃ簡単な手荷物検査があった。カバン開けて列に並んでね、みたいな。チラ見で通れた。昨日のトラウマがあるからビビってたよ。予約の確認はされなかった。
わかってはいたけど、やっぱり回りきれなかった。すごい雑に歩いて、地図の1階の左の方。古代エジプト・ギリシャ・ローマを見ただけ。
帰って会社のお姉様(61)に何見たの、て聞かれたから肩に穴あけられた像みました!て答えたらええ…?て言われた。その30分後くらいに答え合わせされてワロタ、検索させてごめーん、ラムセス2世の胸像です。
15時からThe Great Court Restaurantでアフタヌーンティーの予約してたので行く。なにげに初めてちゃんと店に入ってご飯を食べるのである。なんて言ったんだろう、画面見せてI have a Reservationとか言ったのかなあ。店員さんにGive me a secondて言われた。妹と二人で感動しちゃったね、ちょっとまってねの新たな言い方だ…!つって。
大英博物館のついでに入れるし、ドレスコード気にしなくていいし、他より断然安いし、でここ選んだ。質は気にしない、イギリスでよくあるアフタヌーンティーをした、という実績を解除することがまず目標なので。サンドイッチモサモサ、スコーンモサモサ、ケーキモサモサ、紅茶グビグビ、で食べきれず。美味しくないことはなかったよ。お茶何個か選択肢あったけど何選んだか忘れた。初めてのクリームティーは大満足です。なんのクリームかわかんなかったけど自分とこで作ってんのかもな。ジャムはWilkin & Sonsのチップトリーのちっこいやつ。ストロベリーだったんじゃないかね。ネットに持ち帰りの箱貰えるよって書いてたから妹がトイレ言ってる間にcan i have a box?とかなんか言った。つけ忘れたけどケツにpleaseてつけると辛うじて丁寧になるみたいですね。もう会計でいいか、みたいなことを言われたのでオケつって。妹によく一人の状況で頼んだね、て言われた。ほんとにな。店員さんの手のタトゥーが濃いめの色の肌に映える黒いやつでめっちゃかっこよかったんだわ。かっこよかったの。
出て閉館時間まで日本のところ見たりお土産屋さん見たり。日本では見ないのにね。刀だ鎧だ、着物やら古墳から出てきそうなものやらなんやら、結構ちゃんと揃ってる。英語わからんけど勉強になってしまった。流石だ。お土産屋さんの天井からぶら下がってるエジプト猫ちゃんが可愛かったのにあの絵のグッズはなかった。わかってないなあ。展示物と戴冠式記念仕様のポストカードだけ買った。
お腹いっぱいなので晩ごはんいらない、ホテルでごろごろ荷物整理したりなんだり。そういや枕元に置いといたチップのつもりの1ポンドがそのままだったんだよね、メモとかつけないと置き忘れと思われたのかしら。これはそのまま置いて帰った。
お土産買いに近所のスーパー、Waitroseへ。思ってた以上にデカかった。1時間位うろうろしてお菓子をそこそこ買った。いっぱい買ったつもりだったけど、私のいっぱいて別に普通の量なんだよな。しかもここまでもここからも何も買ってないので、いっそ少量。
帰って持って帰ったアフタヌーンティーの残りをつまんで寝る!
2023/5/7 帰宅
結局最後まで目覚めたら知らない天井だった。起きた瞬間ここ何処?てなるのよね。夢見心地か?
ホテルで最初で最後のブレックファストをいただく。イングリッシュブレックファストてやつよ。素材の味~美味しかったよ。
荷造りしてちょっと散歩。というのもオイスターカードの自販機での返金が5£まで?とかで、無駄に使っちゃおうってことで。Holborn駅まで1駅乗って歩いてホテルまで帰ったりとかした気がする。GPSに記録されて無くてわからん。
ピカデリーライン乗ってどんぶらヒースロー空港へ。行きも見た景色にさよなら。煙突が3本セットだなあ…オイスターカードの返金場所は結局わからなかった。最悪。有効期限が2年とかなんですけど、誰か近々行く予定あったらあげます。流石に2年以内には行かないと思うので。え、アプリ…?
荷物預け入れのとこで機械がエラー出て係員の人に対応を依頼しないといけなくなった。あれは空港の人だっけなあ。英語通じないし機械エラー起こして止まってるし預け入れの処理も途中だから一回処理全部消去して…てイライラされたが、しらんわw。あとは無事出国審査も済んでお土産漁りの時間。会社用のお菓子を買いましたが勿論足りなかったよん。妹はロンドン市警帽被ったアヒルとか買ってた気がする。そういう無駄なもん買わないといかんよな。チョコバーとHuelのバナナ味買ってのんびり待ち。空港アナウンスが日本語でもされている。感動。ありがとう。
座席番号がなぜだか妹と隣り合って無くて謎だったんだけど、実際隣り合ってた。確かIが飛んでたんだよね。1と紛らわしいからかなあ。帰りの機内食も2回。英語が聞き取れずなんか適当にもらったけど美味しかったです。イヤホンの差し方を覚えたので機内サービスでメン・イン・ブラックを見ていた。イヤホン何処に差したんだろ?ググったらひじ掛けの先て書いてあるわ。行きは日本から東へ、太平洋・アメリカ・カナダ・大西洋の上を14時間飛んだけど、帰りはユーラシア大陸横断13時間だった。少し前ならロシアの上を通ってたんだよなあ。
私達の使ったブリティッシュ・エアウェイズ、少し前にヒースロー空港で乗客の荷物勝手に売ってたってツイートが回ってきていて不安だったのでAirTag的なのを荷物に仕込んでいましたが、iOSの妹はちゃんとAirTag反応してたけどAndroidの私が買ったAnkerのEufyてやつは全然でしたね。荷物がベルトコンベアに流れてきてやっと日本に帰ってきた。使い方も適当すぎたかも。
無事羽田についたのでwifiとポケトーク返して電車。余裕目で見ていたつもりの帰りの新幹線が結構ギリギリで焦っているのに��トイレに会社用のお菓子を忘れるという失態。妹とさよならして取りに戻ってもらった笑 無事に新幹線には間に合ったけど隣がまた英語を話す人だった。思わずexcuse meが出た。恥ずかしい。
あとはもう、帰宅して荷物とにかく出してスーツケース梱包して返却に出しておしまい。次の日から仕事だったけど時差ボケで一週間終わってた。終わってるのにお土産はない。かなり後になってからの提出になった。ワロタ
今はまた行きたいけど準備も何もかもしんどいな~て気持ち。ロンドンに居る間はあっという間で何も考えてなかったけどロンドン滞在時間が少なすぎるなとはヒシヒシ。帰宅直後は次行くなら英語勉強してからだな…だったと思う。日本でイヤホン無しで歩いてるとすれ違った人から悪口が聞こえるんだけど、ロンドンでもそれは変わらずだった。英語でなんか笑われてるんだろうな、みたいなのがストレスだった。おわり。
おみやげ
・JaffaCakes(ラッセルスクエアのウェイトローズ)→おいしい!
・Leonidasのチョコ→おいしい!
・Corneのチョコ→ひとにあげちゃったけどひと粒だけ貰った、おいしかった
・NEUHAUSのチョコ→さんかく!日本で買ったら税込3000円でワロタ。いくらだったかなあ
・PickUP!(ラッセルスクエアのウェイトローズ)→クッキーの間に板チョコ挟まってる。おいしい?
・TWININGSのWELL-BEINGな紅茶セット(ラッセルスクエアのウェイトローズ)→いいにおい!
・LEIBNIZの動物ビスケット(ラッセルスクエアのウェイトローズ)→ひとにあげちゃった。こないだ成城石井に売ってた!
・TyrrellsのSalt&Vinegarチップス(ラッセルスクエアのウェイトローズ)→すっぺえ!
持ってってよかったもの
・首枕→乗り物に乗ってる時間が長すぎた。あと椅子に付いてる枕の位置全部高くて座高が自慢の私でも届かないぜ
・エコバッグ→スーパーのBag高い。買い物するたび絶対にBagいるか聞かれた。
・うつるんです→スマホあんま出したくないし、デジカメ怖いじゃん(ただし現像が手間だしお金もかかる)
・eチケット(紙)→When do you leave UK?てブリュッセルからユーロスター乗る時に聞かれたもののテンパって全く聞き取れなくて、証拠に出せたので……(このタイミングで聞かれると思わんじゃん)
・ホテル予約票(紙)→スムーズにチェックイン出来ましたわよね
・タオル→日本のホテルで枕が低くて腹が立ってるときに使える
いらなかったもの
・足の台→機内でエコノミー対策に置こうと思ったんだけど、なくても生きれた。機内持ち込み荷物が重いだけだな。あと置いていいか微妙。机に引っ掛けるタイプは前の人から殺意向けられたくなかったらやめとこ。
・ポケトーク→グーグル翻訳で全部できる。スマホを出したくない場面では借り物のポケトークも出したくない。
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ザ・タイガース 明治チョコバー:広告-1968年
#the tigers#ザ・タイガース#kenji sawada#沢田研二#ittoku kishibe#岸部一徳#katsumi kahashi#加橋かつみ#minoru hitomi#瞳みのる#taro morimoto#森本太郎#明治チョコバー#meiji#chocolate bar#advertisement#広告
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「なぁ、メイス、やっぱりオレお前のこと好きだわ」 「聞き飽きたよゲーラ。ここの店のパスタと同じくらい。…あと声を控えろ。誰かに聞かれたらどうする」 「皆好き勝手しゃべってるし、この店有線でけぇから気にすんな」 「お前の声はでかいし響くんだよ」
我ながらつれない対応とは思うが、場所も時間も構わず何度も言われれば、流石にそうなるだろう。
例のピザ屋は相変わらず満員で、運が良ければテーブル席でゆっくりと食事を楽しめる。 ただ、最近はテイクアウトもできるようになり、その気遣いにますます店のファンは増える一方だ。
「つかメイス、またそれ喰うのかぁ?」 トマトソースにベーコン、それに名前は知らないがチーズが惜しみ無く入ったパスタをさして、呆れたようにゲーラが言う。 「飯は適度に美味ければいいんだよ」 返す言葉に納得いかない表情を隠しもせず、ゲーラは運ばれてきたばかりのパニーニにかぶり付きながらニョッキの皿を待っている。相変わらず、良く喰う奴だ。
俺達のオーダーが被ることは全く無い。俺は飯にこだわりはなく、気に入ればそればかりでも構わないが、ゲーラは今日は店の看板であるピザ、一昨日は新作リゾット、明日は最近出来た屋台のガパオライス、色々と試してはレスキュー隊の皆に報告するのが日課になっている。
「…飽きねぇの」 昼飯時、忙しい店員に聞こえはしないだろうが、それでもいつもよりトーンダウンした声でゲーラが聞いてくる。 「…別に。相変わらずトマトと何とか言うチーズが旨いな、と」 「や、せっかくならたまにはアーリオ・オーリオとかよ」 「ニンニク臭い息吐き散らかしながら仕事か?」
この生活にも大分慣れてきた。 人間として扱われることに。
半年前の自分たちに想像できたろうか。 椅子に座り、カトラリーを使い、皿に盛られた暖かい飯を食うことを。 眠りは身体だけでなく、心も休めるということを。 感情の昂りに呼応するバーニッシュフレアはあるべき場所へ還ったことを。
もう賞味期限切れの缶詰を恐る恐る開けなくてもいい。強奪しなくとも、金さえ出せば金額に見合ったものが手に入る。 毎晩、戦闘要員である誰かが見張りを引き受けてはいたものの、最高指揮官であり責任者は幹部である俺達だった。 常に微かな足音や気配に耳をそばだて、互いに浅い眠りを繰り返す毎日。 汚いシーツがわりのシート、どんなに干しても黴臭い毛布。
今はどうだ。柔らかなマットレスといい匂いの毛布、おまけに枕付きという待遇だ。 …二人だけの秘密だが…最初の頃はマットレスに慣れることができず、どちらかの部屋に毛布を持ち寄り、硬い床の上に動物のように踞って寝ていたこともある。 その頃と比べると、それはそれは大きな進歩だ。俺もゲーラも、今はきちんと互いのベッドから落ちずに朝まで眠れるようになってきたのだから。
…世界中を巻き込み焼き尽くした大炎上の後、人間と元バーニッシュはどうなったか。 大半は案外早く、社会生活に溶け込んでいった。もともと非戦闘員が7割を占めていたし、彼らがフレアを使っていたのは、怪我の治癒や日常生活におけるときだけだったから。 元の生活に戻るもの、新たな名と職を得てやりなおすもの、さまざまだ。
…だが3割の元マッドバーニッシュ…俺達やボスは…本来なら死ぬまで何処かに収監されるはずだったのだろう。だが、地球を救った英雄の1人はボスことリオ・フォーティア。史上最強(ゲーラ曰く)のマッドバーニッシュの元リーダー。 …結局、監視付きで復興協力作業に従ずるという、逆に俺らは元国際的テロリストだぞ! そんなんでいいのかよ! と叫んでしまうような判決が下された。
ただ、これはこれで重労働だった。 50階だてのビルから飛び降りたり、アーマーを形成しどんな鋼鉄も切り裂く力は、もう俺達にはない。 イグニス隊長の指揮のもと、瓦礫や倒壊の危険性が高い建物を取り崩したり。仮設住宅の建設。その他諸々。確かに威勢のいい火消しの兄ちゃんのいう通り、人手は足りなかった。
改めて痛感する。人間��身体は、思ったよりもずっとヤワで疲れやすかった。 一度怪我をしたらしばらくは痛みと付き合うことになる。 無骨な機械を扱いつづけたおかげで、俺達の手は肉刺だらけになった。 飲まず喰わず、一睡もせずにいられたのはバーニッシュフレアのおかげだったのだ。
さらに、次第に疲れからか苛立ちか。隊員達同士の揉め事が起こるようになった。 無断欠勤を繰り返し、やがて行方知らずになるもの。バーニッシュだった時の感覚を過信して大怪我をするもの。
そこで隊長に許可を得て、元幹部の俺達を頭に、それぞれの性格や適性で3つのチームに振り分けることにした。 ボス…リオが率いるチーム1。任務遂行可能な女性、子供、怪我人など。レスキュー隊と提携し、簡単な医療や備品の配布などの手伝いをする部隊。 チーム2。ゲーラがリーダーといえば、大体想像がつくだろう。使い古しのギアをものともせず使いこなし、勝手にデカイ獲物競争とか始めだす部隊。 そしてチーム3。こう言ってはなんだが、さほど特化したメンバーはいない。 なんせ所詮ただの元バンドマンがリーダーだ。何人かはプログラミングや建設知識はあるが、そこは遊軍部隊ということで各自、得意分野や他部隊、時には本家のバーニングレスキューの手伝いをしたり、というところだ。
そんな毎日が続き、やがて俺はダラスの、ゲーラはマイアミの乗り心地やエンジンの吹かし方を少しずつ忘れていった。 …痩せぎみの顔色の悪い男の指先から、鮮やかな青色のフレアが、躍るように迸ることは二度と無いからだ。
「…メイス、またくだんねぇこと考えてたろ」 そんな時にはこいつが一番、と突然に眼前に置かれたのは、筒状に丸められたパイの中に溢れるくらいのクリームやナッツが詰め込まれた菓子が2本、乗せられた皿。カトラリーも二人分。 「お前甘いモノ割と食うだろ?」 にっ、と笑う奴の顔は、ベッドサイドの引き出しに隠していたチョコバーを発見された時にも見たからこれで二回目か。 「…お、クリームかと思ったらチーズ…?ピスタチオとか苺と…ザクザクしたパイも美味ぇわ」 口の回りを粉砂糖まみれにしながら、グルメレポーターばりの独り言を口にする。 「いらねぇの? なら俺2本目」 そういって伸ばして来た手を叩き落とすと、俺もその菓子に口をつけた。 …どうやら中身が若干違っていたようで、こちらは細かく砕いたチョコレートとオレンジの皮の砂糖漬けが混ぜこまれていた。 「で、どうよ。美味いよなこれ」 「…あぁ」 「……そんだけ?」 「………他に何が?」 そこまで言うと。ゲーラは突然あー、だかとうなり声だか鳴き声だかわからない声をあげてテーブルに突っ伏し、空きタンブラーに水を注ごうと近づきかけたウェイトレスを固まらせ、隣席のご夫婦にぎょっとした目を向けられ、慌てて俺が頭を下げる。連れが失礼を、の意で。 そしてそのまま、テーブルに顔を伏せたまま、奴は呟いた。 「……前から、思ってたんだけどよ。 ……俺のこと、イヤになったなら…はっきり言えよ」 「………何でそういう結論になる」 伏せた顔を上げたゲーラは、寂しそうに笑いながらこう言った。
「………好きな奴から…同じ言葉、聞きたかったんだよ。何度でも。…何度でもお互い、繰り返したかった。 …バーニッシュだったときも人間になっても、俺はそこだけは変わんなかったし、メイス、お前もそうだと思ってた。 でも、悪ぃな。俺だけ舞い上がっちまってよ」 「…ゲーラ、それは」
先戻るわ。ゲーラはそう言うとのそっと椅子から立ち上がり、器用にテーブルやウェイトレス、他の客を避けながら大股で出口へと向かっていってしまった。
付き合いはそこそこ長いはずなのに、たまにゲーラの行動パターンが分からず、なぜだか癪にさわる。 …本当に一体何なんだ。一方的に喋りだしたと思ったら、いきなり不機嫌になりやがって。 遠くなる背中に悪態のひとつでも付いてやろうとしたが、あの野郎わざとか。 二人分の伝票をそのまま残して行きやがった。あぁもう、後で端数切り上げで請求してやろう。
金属の指先とコイントレイ同士がふれあい、軽く高い音を鳴らした。 「レシート、お入り用ですよね。いつもありがとうございます」 「ごちそうさま。…指の調子は?」 「おかげさまで。釜の温度調節以外はだいぶ慣れてきましたよ」 濃い肌の色、人の良さげな顔つきの青年の左の五指はすべてステンレスや合金で出来ている。 彼は…ヴーゴは元バーニッシュで、俺達より早くプロメティックエンジンの犠牲になっていたらしい。左手は、その際に燃え尽きてしまったと、後に本人の口から聞かされた。
激しく燃える程、再生と回復には時間がかかる。生命力を根こそぎ奪われれば、いくらバーニッシュでも完全な再生は難しい。 マッドバーニッシュと称し、怒りや苛立ち、化け物呼ばわりされるすこしばかりの悲しみを業火に変えてきた俺達は知りも見向きもしなかったのだ。 ただ静かに、炎上衝動をこらえながら息を潜めていたヴーゴのような存在を。
「……すまなかった」 「…メイスさん…過ぎたことですよ、もう」 “この世界にはもう、プロメアもバーニッシュも存在しない” 1人の少年が呟いた言葉は、いつしか新時代の幕開けと全人類の鬨の声となっていた。 「それに、あのまま政府から逃げ続けられたとしても、命は全うできたとしても。それは」 幸せだった��どうか。 何の前触れもなく身体から炎が噴き出す。それが発覚した瞬間、もう人間とは見なされない。戯れに殺されても、文句のひとつも言うことはできない。 「……店を再建するとき、おやっさんと色々話をして…ピザだけでなく、他のメニューも増やそうってことになって」 復興前までは、店主の方針でピザしか出さなかったらしい。だが一番弟子が左手を失ったことをきっかけに、新しい試みとして、軽食やドルチェなどの提供もはじめたとのことだ。 「いつも注文されてくれるパスタ、初めておやっさんに合格点もらったんです。端くれだけど料理人にとって、美味いって最高の賛辞なんですよ」 まだまだですけどね。はにかみ笑いを浮かべたヴーゴの初々しさに、改めて思い出した。新歓とやらで、はじめてレスキュー隊の皆に連れてこられたときのことを。
暗がりのなか、見張りを立てながらただ飢えを少しでも満たすためだけに喰らう飯とは全く違う。 暖かい日の当たる場所で、皿に盛られた暖かい料理。10数年ぶりの食事に、ゲーラも俺もぼろぼろ涙が出てきて…ボスに笑われたんだ。 そういうボスだって、何度か目の縁をナフキンで拭っていたけど。 あのときは確かに固まったものが緩やかに溶けていくような気がした。
…幸せ、か。 それぞれの座席に置かれた赤と黄色のキッチンブーケ。水だけでなく、くし切りのレモンやミントの入ったピッチャー。 出来たての料理は湯気を立てたまま、客の席まで運ばれ、美味しそう! と歓声が上がる。可愛らしいドルチェは写真を撮られて、世界中に宣伝される。 “もう食べた?今回の新メニューも可愛すぎ!” 「…ありがとうな。今日も美味かった」 店を出かけにするりと口をついた言葉に、ヴーゴもだが言った俺自身が驚いた。一瞬大きな目を更に大きく丸く見開いたヴーゴだが、すぐに笑顔で見送ってくれる。 「また来てくださいね! …ゲーラさんやリオさん…バーニングレスキューの皆さんで!」
…“幸せ”か。時々ルチア先輩が、まぁた眉間にシワ寄せてるよぉ? と無造作に口に突っ込んでくるキャンディを転がすように、胸のなかでしばらく繰り返す。 ストロベリーを模した味と香りに、まだボス…リオに出会うまでの、世界中から忌み嫌われていたあの時のことを思い出す。 たまに戦利品として手に入ったキャンディやチョコレートを食べた時の子供達の笑顔。 恋に落ち、結ばれ、祝福され生まれてくる命もあった。 それは、幸せと呼んでもいいことじゃないのか。 …そして、その中にはいつも、あいつがいた。 ゲーラ。
村の皆から慕われて、仲間からも一目置かれてる。前のリーダーからも信頼されてる。太陽みたいな奴だと思っていた。 そんなお前とは逆の俺だから、どうしても皆の輪からは外れがち��なる。 そんな奴のどこが、そんなに気に入ったのか。 ある夜、見たことのない真剣な顔で、真っ直ぐに俺の目を見て、お前のことが好きだと告げられた。
実はな。お前より先に気付いてたよ、ゲーラ。俺は他人のそういう視線や気配には敏いし、慣れているから。 まぁ、俺も悪い気はしなかったからな。 何度も機会を伺って二人きりになろうとしたり、その度に口ごもったり話を逸らしたりしてたしな。 いい加減待つのも飽きてきた時、やっとその時が来た。 散々焦らされたけど、やっと言ったか。 さぁどう答えてやろうか。
“……俺もだよ”
むしろ俺自身が驚いた。 情けないほど震えた涙声で、見ない振りをしていた本心を知る。
そう。ずっと欲しかったんだ。探していた。 かけがえのないものを。
本当は臆病で狡くて、そんな心を見せまいとふるまう俺の手を引いてくれる、そんな存在を。
……ピザ屋からなるべく早足で現場に戻ってはきたものの、15分。しっかり遅刻してしまった。 それでも見つかったのがゲーラで良かった。流石に露骨に顔をしかめはしたものの、何も言わずにそっと作業に混ぜ、まえからいましたよこいつ? といった体を装ってくれた。 「今日中にここら一帯の片付けだとよ」 ゲーラとバディを組んで作業を進めつつ、回りの奴らに聞こえないように声を落としつつ話しかける。機械のモーター音やら誰かの怒鳴り声が響くなか、俺達だけに聞こえる程の会話は、なにやら密事のようだ。 「……なぁ、ゲーラ」 「…あー…昼飯代なら後で返す」 「そうじゃない。…いや、それより…今夜、空いてるか」 「今夜ぁ? 明日も仕事だぞ」 「…あの店、夜もやってるらしいから…だから」 「…だから、なんだよ、メイス」 「…オーダーは任せるから、付き合ってくれ」
炎とはまた違う、身体を流れるいつもより早い血の熱さ。それはそれで、わりと心地良いものなんだな。 人間ってのも、そう悪いもんじゃない。
あいつに何度も言われる度、初めてのとき以外ははぐらかしていた感情を、これからはきちんと受けとめ、何度でも言葉にして伝えてやろう。 俺達は、人間だから。
「…俺もだ。好きだ、ゲーラ」
不機嫌なゲーラの顔が真顔になり、やがて真っ赤になる。 きっと俺だって同じだ。 良い年した男ふたりが、トマトかリンゴのような赤い面。全く格好がつかない。今時のティーンエージャーだってもっとスマートだろう。
バーニッシュだったときも、幹部だったときも、ただの男ふたりになった今でも。
やっぱりこの気持ちは変わらない。 ゲーラ。俺も、お前のことが好きなんだ。
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ユーラク ブラックサンダービター
グラノーラサンダーに引き続き、ユーラクの新作です。
「ブラックサンダービター」ということで甘さ控えめのブラックサンダーが新発売。(2018年3月現在) 明治の板チョコとか、ガーナとか森永とか100円以上の板チョコ界では、決まってスタ��ダードのミルク味と、ビターテイストの2ラインナップは必ずあるもので、それにならった形ですね。
今日はもうサクっといきましょう。
箱。
仮面ライダースーパー1を思い出しますねこの色合いは。
パッケージ。
外国人向けを意識してか「Choco Bar Japan!」のキャッチが面白カッコイイです。
フタむきむき。
めっちゃかっこいいです。
ハンズオン。
いいんじゃないでしょうか。
裏。
あれっ、ビターの文字のうしろ、ユーラクってあんなロゴマークあったんだ。
むき。
すごい黒いです。 うまそう。
裏。
チョコバーの裏っかわ、このザリザリしたとこの食感が…
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ザ・タイガース 明治チョコバー:広告-1968年
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