キングダムハーツの一作目は私自身が深く関わった作品です。「ディズニーにとっても画期的かつ実験的プロジェクトだとおもいます。大げさかもしれませんが、ディズニー史に残るプロジェクトになるんじゃないかな」というこインタビューのコメントが、第一作目が発売される時にファミ通のインタビューに掲載されています。
当時、私はディズニーに在籍しており、日本を含むアジアのゲーム部門を見ていましたが、このプロジェクトが一番記憶に残りかつ成功したプロジェクトとなりました。ディズニーサイドのプロデューサーを務めたわけですが、この作品、幾つもの奇跡が重なり大ヒットに繋がり、ファミ通に引用されたコメントがあながち外れていなかった事になりました。今だから言える、キングダムハーツ一作目の舞台裏を、ディズニーの中での様子や、ビジネス面にスポットを当てながら今から振り返って見たいと思います
私がディズニーに入った時、米国のメンバーから実験的なプロジェクトが動いているという事は聞いていました。ただ、全くディズニー社内でオーソライズはされておらず、実験をしているという名目でした。ところが、私がディズニーにはいってしばらくたっても、契約は存在せずに、実験のはずが現場ではどんどん開発を始めていきます。スクエアエニックス(以降スクエニ)では開発ディレクターの野村哲也氏の想いがあり、非常に前のめりに開発を続けたいという意志が固く、一方で、ディズニーはイエスともノーとも言わないで、頑張りましょうという曖昧な返事を繰り返していました。先ずは、何とかプロジェクトをオフィシャルにしなくてはいけません。
そもそも、『キングダムハーツProject』は、承認を得るには大きな問題がたくさん含まれていました。それは内容に関するクリエイティブのチャレンジが原因となっています。普通のライセンス契約は、すでにあるイメージを利用して商品を作るもの、ゲームのライセンスもすでにある映画やキャラクターの世界観を使ったゲーム制作がそのベースとなっていました。ところが、キングダムハーツは例外事項のオンパレードでした。
・米国の外で、少なくとも日本では、全く新たな世界観を持ったディズニーのライセンスが認められた事はなかった。
・当時、まだ3D のミッキーのモデルが公に存在していなかった。
・ディズニーの違った世界観、例えばターザンとピノキオとミッキーを一つの作品の中に入れる事ができるのはディズニーランドだけであった。
皆さんも想像できると思うのですが、ディズニーという会社は非常にアメリカ的な会社です。アメリカ、ハリウッドが中心で、ここで作られたクリエイティブを日本を含めた世界に流すのがビジネスモデルです。ある意味、ハリウッドのクリエイティブを頂点にライセンスのビジネスモデルが完成されているのです。ディズニーの財産は、ディズニーの世界観である事が徹底されていて、ディズニーの世界観を守るため、とても細かいライセンスのガイドラインが設けられ、世界にその指示が渡っていました。ブラ��ドを守るグループの力は強く、社内での隠語でPolice(警察)と呼ぶ人もいました。
日本においてのライセンスグループは、ミッキーの新しいイラスト一枚を米国に認めてもらうために四苦八苦するのが実情でした。その様な状況で、上の様な問題?を持ったゲームが認められるはずがないというのが社内の空気だったのです。
皆さん、ご存知ですか?ミッキーの耳はいつでも正面を向いている事を。2Dイラストのミッキーはたとえ横を向いている時でも、その耳はまん丸で正面を向いているのです。それが3Dになったらどうするんだ、そもそも3Dのミッキーなんて米国が認めないし、他の膨大なキャラクターの3Dデータ、個々のアニメーションデータをどう承認してもらうのだというのです。
日本のディズニーでは、日本初のジャパンクリエイティブ作品を是非押して行こうと言う掛け声はあったものの、ディズニーの日本のベテラン社員の方が、「事が大きくならないうちにダメならダメと言ってあげるのがクライアントに対する本当のサービスだよ」という忠告をしてくれました。
当時のディズニーゲーム部門のプレジデントはディズニーストアの店員からのし上がって行った女性でした。とてもガッツがあり、野心があり社内政治的にも一目置かれており、彼女もこのプロジェクトにかけていました。ディズニーでは、業績だけでなく、新たなプロパティ、クリエイティブを生み出せるという事が、高い評価となるからです。プロジェクトは挑戦的でクリエイティブだし、部門トップもやりたいと言う事で、そういう意味では、ゲーム部門には米国も含めて何とかこのプロジェクトを通したいと気持ちが行き渡っていました。
日本のディズニーブランドグループのアドバイスは当然NGです。ただ、あまりに彼等の評価基準からは、かけ外れすぎているので、あえて判断出来ないと言うのが、彼らの立場でした。米国では常にブランドとゲーム部門の交渉が行われていましたが、私も良く呼び出されました。ついていた事に、タイミングは悪くありませんでした。
当時のディズニーのブランド部門のトップの悩みは、ディズニーのキャラクターが女性にしか受けず、対象年齢も下がりすぎており、何か新しい動きが欲しいと思っていたのです。話してみると、ブランドのトップの人はディズニーの世界観のエッジがなくなって行くのを危惧していたのです。当時の私は、前職がセガの(コンスーマー)開発のトップでしたので、クリエイティブの匂いを感じてくれたのでしょう、非常に長い時間ディズニーのブランド論やキャラクターの見せ方について語り合いました。如何にビデオゲームという舞台が、当時のディズニーにかけているお客さんに上手くアピールしうるメディアであるかといった話もしました。
先方は、ミッキーが最初に出て来た時には少しやんちゃな部分があったのに、今はお利口さんすぎてエッジがなくなっていると言う事も正直に話してくれるのです。ある意味、それにどう答えるのかもテストであったと思うのですが、ディズニーのブランドをどうしたらあげていけるのかというアイデアや考え方も私なりの意見を述べました。セガの時代に、ソニックの再生プロジェクトに関わっていたのも役立ちました。また、ブランドトップの彼には、時々途中経過を流したり、事前にちょっとした事を相談する様にしました。いわゆる、根回しをして信頼を得る作戦を取ったのです(これが出来たのは、当然、絶対的に当時のスクエアの制作能力が高かった事が挙げられます。最初に彼らの作ったいくつかのキャラクターの3Dデータ、アニメーションの審査の時に、ディズニーのスタジオの人たちがその品質に驚いた程でした)。
ディズニーにとって、当時ゲーム部門は主流の部門ではありませんでした。あくまで、映画、テレビ、パークがメディアの中心で、ゲームはライセンス部門の一部でした。(因みに今では、ゲームとインターネット部門が一つになり、ディズニーの独立部署かつ戦略部署と位置づけされています。) ディズニーがあまり強くない領域であまり強くないターゲット層に向けて、他人のお金で(スクエア)実験的な施策を打つのは会社に取っても悪くないと言う空気になっていきました。しかも品質は高く、ゲームで定評のあるパートナーなのです。ただ、それでもブランドグループもなかなかオフィシャルにGOを出しません。
我々にとってもう一つの追い風は、当時他国が落ち込んでいる中、日本のディズニーが全体で絶好調だった事です。東京ディズニーランドに加えディズニーシーがまさにオープン準備中でしたし、i-modeへの対応でモバイル部門も立ち上がっていました。ライセンス部門も他国が落ち込んでいる中好調を維持し、ジブリ作品のビデオ流通も当たっていました。
そこで、長年ディズニーでCEO(当時)として君臨をしていたアイズナー氏が、久しぶりに日本を訪問する事になったのです。この時の彼への権力の集中は凄まじく、彼の日本出張時に、何や感やで米国から100人以上の人が同時に日本にやって来ました。この様な中、日本での活動報告をアイズナー氏にする事になり、私もプレゼンをする事になったのです。
我々ゲーム部門の目的は、何とか此処で『キングダムハーツ』をオフィシャルにすることでした。数日かけて、ゲーム部門社長やディズニージャパン社長とプレゼン内容を相談し、当日に挑みました。アイズナー氏は流石にちょっと尊大とも言えるくらい威厳があり、カジュアルなセッティングにもかかわらず、場には緊張感が走ります。ストレートで厳しい質問もどんどん投げかけます。
私の順番になり、ゲーム業界の様子やいくつかのプロジェクトを説明したあと、『キングダムハーツ』の説明をはじめます。このプロジェクトが如何にクオリティが高くディズニーにメリットがあるか自分が説明するのを、横からゲーム部門社長が援護説明を入れます。とても助かったのは、アイズナー氏の内容に関する質問に対し、ブランドのトップが如何にディズニーのブランドにとってメリットがあるか援護射撃をしてくれたことです。
アイズナー氏は気軽に、「おー、そうか。頑張ってくれ」と励ましの言葉をくれましたが、この時が本当に『キングダムハーツ』がオフィシャルにディズニー内でGOになった瞬間でした。プレゼンが終わった後には、皆が祝福の握手に来てくれて、ブランドトップは祝福のハグまでしてくれました。この時まで、中立だった人たちがサポートに回ったのです。
何で、こんなに大袈裟なのかと思うのですが、ディズニーのクリエイティブに対する想いと、当時の組織の膠着が重なり合ったことが背景となっているのでしょう。あの時、アイズナー氏がちょっとでもネガティブな事を言っていたら、あのプロジェクトは飛んでいたかもしれません。
余談となりますが、当時一応、ブランドのトップは創始者ディズニーの甥 Roy Disney だったのですが、彼は保守的な立場の人でしたが、アイズナー氏との折り合いは悪く、彼は会議には出ていませんでした。彼がいたらここも一悶着あったかもしれません。
これは、言ってしまえば社内ポリティクスの苦労話です。そこには、普遍的な事もあるし、ある意味ディズニーという特殊な問題もあるでしょう。普遍的なことを言えば、どんな会社も形は違えどもなんらかの根回し、プロトコルがあるのだということです。よく、アメリカの会社には根回しがないという言葉を聞きますが、少なくともディズニーには全くその言葉は当てはまりません。ただ、日本の根回しとは少し違った感じはします。有力者にとにかく頭を下げてお願いするというよりは、一応こういう正義と言うか正しい気持ちとそこに伴うコミットメントが込められているかという説得はついていました。まあ、サプライズをビジネスマンは好まないという意味では同じなのかもしれません。また、どんな企業もトップが傲慢になりすぎると、決めるプロセスで苦労するというのも普遍的かもしれません。
ディズニーの特殊な面で言うと、クリエイティブに対する考え方、決め方、こだわりもこの件を通じてよく理解出来ました。あるところではビジネスを追求しているのですが、クリエイティブに対して尊敬しなければいけないとする問題意識は共有されています。ライセンスのガイドラインの作り方、ビジネスの作り方も見事なものです。コンテンツやIPをビジネスにする仕組みを積み上げているのです。
現在、日本ではサンリオが非常に上手いグローバルライセンス展開をしていますが、一方で集英社プロパティを中心に勿体無いコンテンツが沢山あります。世間で、ジャパンクールとはいうものの、その広がりを見せている様には思いませんが、コンテンツやライセンスのプロデュース、事業化能力をあげることも、コンテンツ、IPビジネスにおいてクリエイティブにも劣ることなく必要なことであるということはディズニーから学べるところです。
では、このライセンス商品を、ディズニーとしてどうプロデュースし盛り上げたかという施策を紹介します。ひとつが音楽に関する取引と、もう一つがプロモーション施策です。音楽に関して言うと、スクエアのクリエイターでディレクターを務めた野村哲也さんは、出来れば当時人気絶頂であった宇多田ヒカルさんを起用したいと言って来ました。ディズニーのゲームライセンスの契約で(とんでもない)社内ルールは、基本ディズニー作品に使われた曲はディズニーのものになるというものでした。
凄いアーティストと組んでゲームを作るという発想が、もともとなかったのです。ディズニーのリーガルと宇多田ヒカルさんの事務所、レコード会社と交渉しますが、此処でディズニーマジックが起こります。宇多田ヒカルさんがディズニーの大ファンで世界的に曲が広まるのであればと嬉しいと、日本語と英語版の楽曲提供を基本合意してくれたのです。然も、ディズニーの条件である、音楽のパブリッシング窓口がディズニーとなる事も納得してくれたのです。
キングダムハーツの主題歌「光」は、テクニカルには、宇多田ヒカルさん初の海外版になっているのです。ちょっと、蛇足ですが、この「光」という素晴らしい曲ですが、出来上がるのに時間がかかりました。丁度、彼女の病気と結婚の時期とかぶってしまったのです。この曲が素晴らしいものであったにもかかわらず、プロモーションビデオがとても地味な(失礼)出来になっているのは、病気が大きく影響していた様です。この曲は発売以来3週連続のオリコン1位を獲得します。人気絶頂だった宇多田ヒカルさんの曲とゲームのプロモーションを上手くリンクさせる下地が出来上がったのです。
私は、『キングダムハーツ』の問題として(今でこそとても当たり前に自然に見えているかもしれませんが)、スクエニのキャラクターとディズニーのキャラクターが並んだ時の違和感を感じていました。これを払拭するには、その世界観をあまり見せないか(ミステリーにして口コミに頼る)か、目一杯メディア露出をするかだとおもいました。前者は何もしないに等しいことなので、せっかくディズニーも絡んだ大型作品なのでどう露出するか考えました。スクエニに広告費露出を頼もうにも、先方は開発費が予算を大幅に越えており、その枠にも限界があることはわかっていました。
ディズニーには、新しい映画を世間に出すときに、他の企業と組んでプロモーションをするというco-promotion という仕組みが出来上がっていました。例えば、トイストーリーの映画封切に合わせて、マクドナルドがハッピーセットを出してその告知をメディア広告(主にテレビ)するという類のものです。ゲームではこのモデルを使ったことがないけれど、何とか出来ないものかということで、幾つも営業に回りました。その甲斐あって三井ホーム社、日清社そしてアサヒ飲料社とco-promotion 契約を結べました。
特に、アサヒ飲料社とはゲーム業界史上最大規模となるco-promotionが成立します。内容は、バイヤリスオレンジと三ツ矢サイダーを対象に、キングダムハーツのボトルキャップとデザイン缶キャンペーンを実行し、さらに大々的にキングダムハーツのイメージと宇多田ヒカルさんの「光」を使い、バイヤリスオレンジと三ツ矢サイダーをテレビ広告を中心としたメディア広告を展開するというものです。ブランドを二つに分けたのには実は裏の事情があります。ディズニーはグローバルにコカコーラ社とキャラクターライセンス契約をしていました。そのため、炭酸飲料についてはミッキーとその仲間たち、ディズニーでいうところのスタンダードキャラクターに関しては使えませんでした。そこで、どうしてもスタンダードキャラクターも使いたいアサヒ飲料社の要望に答えるべく、バイヤリスオレンジにスタンダードキャラクターをあてがい、本当に推したい三ツ矢サイダーにはその他のキャラクターをあてがうことにしたのです(ちなみにすべて『キングダムハーツ』に出ているキャラクターでないといけない)。
結果デザイン缶は10パターン作ることになります。こちらにとって結果的によかったのは、アサヒ飲料社が2つのメインブランドを推すキャンペーンになったためプロモーション規模が結果的に大きくなるおまけもついて来たのです。ここであえて追加すると、日本の他のディズニー部隊の協力は素晴らしいものでした。当然、コカコーラ社を担当している部門や当時のディズニージャパンの星野社長(現在ジブリ社長)の協力が無ければ到底出来ない内容でした。
このキャンペーン規模、テレビ広告の規模全国2500GRP以上という凄まじいものでした。どれくらいすごいかと言うと、ソニー・コンピュータエンタテインメント(当時。以下SCE)とスクエニがキングダムハーツにかけた広告を足したものの倍近くあったのです。また、ボトルキャップとデザイン缶を併せた『キングダムハーツ』仕様のドリンクは3000万缶近く作られ、コンビニでも『キングダムハーツ』のイメージが一気にばらまかれました。
キャンペーンタイミングも奇跡的にピッタリ合わせることが出来、今から考えても信じられないくらい上手く連動が出来たと想います。ゲームとの相性バッチリのアサヒ飲料のテレビ広告(YouTubeで捜しましたが見つかりませんでした。残念)は、ゲームの発売1週間前から集中投下され、この広告が始まるや、コンビニでのゲーム予約が8倍に跳ねました。ゲームも初回発注から、週末を待たず追加発注がなされ、何と1週目にスーパーロボット大戦の発売があったにもかかわらず、1位を獲得、大ヒットダイトルヘと成長をして行きます。海外では、『キングダムハーツ』はファイナルファンタジーを凌ぐビジネスとなっています。
当然、この『キングダムハーツ』に関しては、ゲームの力やクリエイターの執念、またパブリッシャーの努力が第一義的に成功の要因です。彼等の更なる努力により、キングダムハーツが10周年を迎え、さらに大きなIPに育っていることを本当に嬉しく思います。おめでとうございます。
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ShinRan Archive: Shinichi Kudo
Transcribed w/ machine translation
迷宮なしの高校生探偵
High school detective with no unsolved mystery
工藤新一
CV:山口勝平
Shinichi Kudo
CV: Kappei Yamaguchi
負けず嫌いで、己の正義に忠実。難解な謎に心を躍らせ、大人顔負けの鋭い推理を自信たっぷりに披露するーそれが、高校生探偵・工藤新一だ。整った顔立ちで頭脳明晰、サッカーも相当な実力で、ファンも多い。
He hates losing and is loyal to his own sense of justice. Shinichi Kudo is a high school detective who gets excited about difficult mysteries and confidently shows off his incisive deductions that rival those of adults. He has a good-looking face, a clear head, and is also very good at soccer, so he has many fans.
そんな彼が一途に想いを寄せるのは、幼なじみの毛利蘭。ある時、飲まされた薬の作用で体が縮み、正体を隠し”江戸川コナン”として過ごすことに・・・。だが、新一は決して諦めない。工藤新一として、蘭のもとに帰る日まで!
The person he has a crush on is his childhood friend Ran Mouri. One day, his body shrinks due to the effects of the drug he was forced to drink, and he ends up hiding his true identity and living his life as ``Conan Edogawa.'' However, Shinichi never gives up. Until the day he returns to Ran as Shinichi Kudo!
「また難事件があれば、この名探偵、工藤新一にご依頼を!!」
“If you have another difficult case, please ask this great detective, Shinichi Kudo!”
数々の難事件を解決した日本警察の救世主
The savior of the Japanese police who solved many difficult cases
工藤新一は、世界的な推理小説家の父と元女優の母を持つ帝丹高校2年祭。探偵である。観察力と記憶力を活かし、現場や証言の僅かな違和感も見過ごさない。小さな手がかりから柔軟な発想で真実を解明し、証拠を積み上げた隙のない推理ショーで、犯人を追いつめる!その実績から、警察関係者の信頼は厚く、警部クラスにも顔が利く。
Shinichi Kudo is a second year student at Teitan High School whose father is a world-renowned mystery novelist and mother is a former actress. he is a detective. Utilizing his powers of observation and memory, he does not overlook the slightest discomfort in the scene or testimony. Unravel the truth from small clues with flexible thinking, and hunt down the culprit with a solid mystery show that accumulates evidence! Due to his track record, he is highly trusted by police officials and has a good reputation even among police inspectors.
新一が探偵を志したのは、ホームズへの憧れから。幼い頃は”ホームズの弟子”を名乗り、探偵修業していたことも。事件に遭遇すると推理したくてワズワズ・・・。授業もデートも抜け出して、事件現場に駆けつけてしまうのが探偵の性だ!
Shinichi wanted to become a detective because of his admiration for Holmes. When he was young, he called himself ``Holmes' apprentice'' and even trained as a detective. Whenever he encounters an incident, he always wants to deduce it... It's the detective's nature to skip classes and dates and rush to the crime scene!
(Top picture)
警視庁捜査一課から捜査協力の依頼を受け、殺人の起きた屋敷に駆けつけた新一。見事な推理で足のケガを装った犯人を逮捕し、その勇姿は新聞にも掲載された。(ONE)
Shinichi receives a request from the Tokyo Metropolitan Police Department's First Investigative Division for investigation cooperation, and rushes to the mansion where the murder occurred. With his brilliant deductions, he arrested the culprit who had faked a leg injury, and his bravery was even published in the newspaper. (ONE)
(Top left picture)
容疑者の座席でフィルムの切れ端を発見し、指紋を付けないようハンカチで拾う。捜査は丁寧で、現場を荒らすことはない。(162話)
They found a piece of film in the suspect's seat and picked it up with a handkerchief to avoid getting fingerprints on it. The investigation is thorough and the scene is not disturbed. (162 episodes)
(Middle top left picture)
怪しい黒ずくめの男を、とっさに尾行。探偵としての勘も冴えている。(ONE)
Quickly tail the suspicious man dressed in black. He also has good intuition as a detective. (ONE)
(Middle bottom left picture)
取引現場を証拠に残すため、対象から目を離すことなく、手の感覚だけでシャッターを切る。(ONE)
In order to leave evidence of the transaction scene, you can release the shutter using just the feel of your hand without taking your eyes off the subject. (ONE)
(Bottom left picture)
手を握っただけで���相手が体操をやっていると指摘し驚かせる。鋭い観察力が導き出した推理だ。(ONE)
Just by holding his hand, he surprises him by pointing out that he is doing gymnastics. This is a deduction based on keen observational skills. (ONE)
(Bottom right picture)
アリバイとして提出された動画に違和感を指摘。見つけた証拠を一つ一つ突きつけて犯人を追い込み、自供を引き出した。 (773話)
He pointed out that there was something strange about the video that was submitted as an alibi. He used every piece of evidence he found to corner the criminal and extract a confession. (Episode 773)
ぶれない正義・・・真実を求める覚悟
新一は、推理力だけでなく探偵として強い信念を持っている。推理は勝ち負けではないと考え、どんなに信じがたい真相でも目を背けず、受け止める。推理で人を死に追い込んでは殺人犯と同じ。誰も死なせない・・・。相手が犯罪者であっても信条を貫く。
Unwavering justice...determination to seek the truth
Shinichi not only has great deduction skills, but also has strong beliefs as a detective. He believes that deduction is not about winning or losing, and accepts the truth without turning away, no matter how hard it is to believe. If you cause someone to die by reasoning, you are the same as a murderer. I won't let anyone die... Stick to your beliefs even if your opponent is a criminal.
クール?無愛想?気障なセリフもさらり・・・探偵として語り出した新一は、時に芝居がかった詩的な表現を口にする。聞いている側が思わず赤面するようなセリフも、照れる様子もなく素で言ってのける。一方、機嫌の悪い時は子供っぽい表情も見せる。
cool? Unfriendly? Even the annoying lines are easy... Shinichi, who begins speaking as a detective, sometimes uses poetic expressions with a hint of drama. He can say lines that would make the listener blush, without any embarrassment. On the other hand, when he is in a bad mood, he also shows a childish expression.
(Top picture)
真実はいつも一つ。推理には上も下もないと言う新一に、平次も感服。(49話、ONE)
There is always one truth. Heiji is also impressed by Shinichi who says that there is no upper or lower in deduction. (Episode 49, ONE)
(Second row left picture)
蘭とレストランで食事中、殺人事件が発生。探偵として真相を求める気持ちを抑えきれない新一は、見兼ねた蘭に送り出された。(192話)
While eating with Ran at a restaurant, a murder occurs. Shinichi, who cannot suppress his desire to seek the truth as a detective, is sent away by Ran who can't help but look for him. (Episode 192)
(Second row right picture)
通り魔を���けた理由をきかれ、理由なんて要るのかとキッパリ。この言葉は蘭の心にも響いた。(288話)
When asked why he helped the passerby, he flatly replies that he doesn't need a reason. These words also touched Ran's heart. (Episode 288)
(Top right picture)
遺された家族への配慮で、動機を秘匿した。(521話)
The motive was kept secret out of consideration for the family left behind. (episode 521)
(Third row left picture)
「静かに・・・」演劇のような所作。(191話)
"Quietly..." A theatrical gesture. (Episode 191)
(Third row right picture)
不機嫌になると、すぐジト目に・・・。(617話)
When he’s in a bad mood, he looks scornful... (617 episodes)
(Bottom picture)
蘭と訪れた水族館で起きた殺人に、血の匂いで勘づいた新一。真実を追求する探偵の性分を、サメの習性になぞらえて語った・・・。(772話、ONE)
Shinichi senses a murder that occurred at the aquarium he visited with Ran because of the smell of blood. He compared the nature of a detective who pursues the truth to the habits of a shark... (Episode 772, ONE)
「それが探偵さ・・・」
"That's a detective..."
平成のホームズに死角なし!?名探偵の心得
There are no blind spots in Heisei Holmes! ? Tips of a great detective
推理を支えるのは幅広い知識!推理にひらめきを与えるのは、分野を問わず蓄積された経験と知識!幼い頃からその大切さを知り、多くを学んできた。
A wide range of knowledge supports reasoning! It is the experience and knowledge accumulated in any field that gives inspiration to deductions! I knew the importance of this from an early age and have learned a lot from it.
(Top right, then left to right pictures)
保育園児にしてコナン・ドイルを熟読。謎解きやトリックの知識、推理ショーの秘訣も学んだ。(854話)
(語学) 「あなたはいつトイレにはいりましたか?」
(化学)化学知識の応用!?薬品を合成し煙幕を生成。煙に隠れて教室から抜け出し捜査に向かった!(OVA 4)
(医学)遺体を外から見ただけで死因と凶器を推測。人体の構造や機能に通じている。(162話)
As a kindergartener, I read Conan Doyle thoroughly. He also learned riddles, tricks, and the secrets of mystery shows. (Episode 854)
(Language) “When did you go to the bathroom?”
(Chemistry) Application of chemical knowledge! ? Synthesize chemicals and generate a smoke screen. I sneaked out of the classroom under the cover of smoke and headed to investigate! (OVA 4)
(Medicine) The cause of death and murder weapon can be estimated just by looking at the body from the outside. Familiar with the structure and functions of the human body. (162 episodes)
軽やかな身のこなしで捜査に臨む!
探偵に必要なのは頭脳だけにあらず!捜査では、危険な現場に踏み入ったり、凶悪犯に襲われることも・・・。身体能力の鍛錬もぬかりなし!
He approaches the investigation with a light body!
A detective needs more than just brains! During the investigation, you may enter dangerous scenes or be attacked by violent criminals. Training of physical ability is also perfect!
探偵に必要な運動神経をつけるために始めたサッカー。中1で早くもレギュラーの座を獲得した。(101話)
蘭の蹴りを難なくかわす動体視力と反射神経。急カーブで傾いた車では、蘭と箱乗りしてバランスを取る。(上はONE、右は286話)そばにあった地球儀を犯人に向けて蹴り飛ばし、見事命中!逃亡を阻止した。正確さと威力を兼ね備えたキックだ。(ONE)
He started playing soccer to develop the athleticism needed to become a detective. He earned a regular spot as early as his first year in junior high school. (Episode 101)
His dynamic vision and reflexes allow him to easily dodge Ran's kicks. When the car tilts due to a sharp curve, Ran and I ride in a box to maintain balance. (Top is ONE, right is episode 286)
He kicks a nearby globe at the criminal and hits the target! prevented escape. It's a kick that combines accuracy and power. (ONE)
超高校級特殊技術も習得済み!
車の運転はもちろん、モーターボートや飛行機の操縦まで!”ハワイで親父に教わった”。たびたび口にする通り、優作の指導により得た技術は多い。
Super high school level special techniques have also been learned! Not only can you drive a car, but you can also pilot a motorboat or airplane! ``My father taught me this in Hawaii.'' As I often say, I have learned many techniques from Yusaku's guidance.
(操縦)コナンの姿で、ヘリコプターの操縦をこなした。子供の頃に航空博物館の模擬操縦で身につけた技術。(劇場版 2)
(爆弾処理)配線図を見ただけで爆弾の構造を理解。非常ドアごしに蘭へ指示を出し、爆弾を解除させた。(劇場版 1)
(射撃)射撃もハワイで特訓。射撃の腕には自信あり。少しでも照準を外せば危険が及ぶ緊張の場面でも、迷いなく撃ち込める。(左から219話、劇場版 2)
(Piloting) He piloted a helicopter in his Conan form. He learned this skill when he was a child doing mock maneuvers at an aviation museum. (Movie version 2)
(Bomb disposal) Understand the structure of a bomb just by looking at the wiring diagram. He gave instructions to Ran through the emergency door to defuse the bomb. (Movie version 1)
(Shooting) Special shooting training in Hawaii. I am confident in my shooting skills. Even in tense situations where he could be in danger if he misses his aim even slightly, he can shoot without hesitation. (Episode 219 from left, movie version 2)
(何気ない言動にドギマギ・・・♥)蘭が相手だと冗談にも翻弄されっばなし。ジェットコースターでふいに手を握られてドキッ!(ONE)
(I'm confused by his casual words and actions... ♥) When Ran is his partner, he's at the mercy of jokes. I was shocked when my hand was suddenly held on a roller coaster! (ONE)
つかず離れず・・・幼なじみ一筋。
気が強く、意地っ張りで、そのく���涙もろい・・・。幼なじみの蘭をずっと近く見てきた新一。その想いは一途で、多くのファンレターをもらっても目移りしたことはない。蘭が絡むと日頃は冷静な頭脳も歯車がくるうのか、熱い男に変貌する。組織のことを伝えないのは、蘭の身を案じればこそ。本当のことを言えず蘭を待たせ続けて、もどかしさと悔しさが募るばかり・・・。会えない時間を乗り越え、ついに告白することができた!
Never leaving...a childhood friend.
She's strong-willed and stubborn, and yet she's also prone to tears... Shinichi has been watching his childhood friend Ran closely. His desire is single-minded, and even though he receives many fan letters, he has never given up on him. When Ran gets involved, his normally calm mind seems to turn into gears, and he transforms into a passionate man. The reason he doesn't tell her about the organization is because he's worried about Ran's safety. He keeps making Ran wait without telling him the truth, which only increases his frustration and regret... After overcoming the time when we couldn't meet, I was finally able to confess my feelings!
事件を優先させて、またしても蘭を置いて来てしまった新一。待ち続けている蘭の元に戻り、伝えたい言葉があるのだが・・・。思い通りにならない体に、焦りと悔しさが募る。(193話)
(アイツがまってるのに・・・っ)
Shinichi prioritizes the case and leaves Ran behind once again. He returns to Ran, who has been waiting for her, and has something to say to her... I feel a growing sense of impatience and frustration as my body doesn't turn out the way I want it to. (Episode 193)
(Even though she's waiting...)
(出会った日から・・・)
初めて合った日、とびきりの笑顔に心を撃ち抜かれた!その日から蘭一筋。(854話)
友達への照れから、蘭を名字で呼び、距離を取ろうとしたことも・・・。(473話)
(ついつい強がって・・・)
監禁被害者の救出を電話で指示。たびたび電話でピンチを助けている。(511話)
(会えない二人を繋ぐのは電話とメール)
(言いたいことも聞きたいこともいっぱい・・・)新一の姿に戻った貴重な機会に、蘭と気持ちを確かめ会いたかったのだが・・・。(523話)
(From the day we met...)
On the first day we met, his amazing smile stole my heart! From that day on, I was devoted to Ran. (Episode 854)
Out of embarrassment for her friend, he called Ran by her last name and tried to distance himself from her... (Episode 473)
(I just kept getting stronger...)
Give instructions over the phone to rescue a confinement victim. She often helps people in a pinch over the phone. (episode 511)
(Telephone calls and emails connect two people who cannot meet each other)
(There are so many things I want to say and ask...)
I wanted to take the precious opportunity to meet Ran and see how she feels after returning to Shinichi's form, but... (Episode 523)
ロンドンで再会するも、余計な感情が入りまくって蘭の心は推理不可能・・・。感情を爆発させ走り出した蘭を捕まえて「好きな女」と伝えられた!(621話)
「オメーは厄介な難事件なんだよ!」
Even though they meet again in London, Ran's feelings are filled with so many unnecessary emotions that it is impossible to understand them... When Ran bursts with emotion and runs off, he catches Ran and tells her that he is the woman he likes! (621 episodes)
“You are a troublesome and difficult case!”
もう一人の幼なじみ、園子が知る!?
工藤新一の素顔
新一くんは・・・女にデレデレ!?
探偵としての活躍が新聞や雑誌に取り上げられて、チヤホヤされてる(?)新一君。まさか浮気してないでしょうね?
女性の体に腕を回し、容疑者とキスした姿勢を再現しつつ、囁くような事情聴取。これが蘭に知れたら・・・。(192話)
「推理オタク」とバカにする蘭に、ファンレターの束を見せつける新一君。モテモテぶりに顔のニャケが止まらない!?
Another childhood friend, Sonoko, knows! ?
Shinichi Kudo's real face
Shinichi-kun is crazy about women! ?
Shinichi-kun's activities as a detective have been featured in newspapers and magazines, and he is getting a lot of attention (?). I'm sure you're not cheating on me, are you?
He wraps his arms around the woman and recreates the position of kissing the suspect while interrogating her in whispers. If Ran finds out about this... (Episode 192)
Shinichi shows off a stack of fan letters to Ran, who makes fun of him for being a "mystery geek." I can't stop my face from being so popular! ?
新一君は・・・ムッツリスケベ!?
クールに装い、カッコつけても、中身はただの男子高校生。思春期真っ只中の頭で、何を考えていることやら・・・。園子様はお見通し!
”ブラジャーを見せてくれ”と、頼む新一君。目的は本当に捜査だけ・・・!?(162話)
(ドサクサに紛れて!)
蘭とキスする”フリ”の演技中、無言でやたらと顔を近づける新一君。(190話)
(甘い妄想を膨らませて・・・)
アツいカップルの姿を、蘭との甘いラブシーンに変換して脳内再生!(ONE)
新出と蘭の関係でも妄想。(171話)
水着を直す蘭のお尻っを激写。新一君に見せたら喜びそうね!(153話)
(お宝画像にドキドキ!?)
蘭の胸元をとらえた刺激的な1枚を送ってあげた!(411話)
Shinichi-kun... you're such a pervert!?
Even if he dresses cool and looks cool, inside he is just a high school boy. What are you thinking in your head in the midst of adolescence? Sonoko-sama is looking forward to it!
"Please show me your bra," Shinichi asks. The purpose is really just to investigate...! ? (162 episodes)
(Get lost in the crowd!)
While pretending to kiss Ran, Shinichi silently brings his face closer to Ran. (190 episodes)
(Inflate your sweet delusions...)
Convert the image of a hot couple into a sweet love scene with Ran and replay it in your mind! (ONE)
Even the relationship between Shinde and Ran is delusional. (Episode 171)
A close-up shot of Ran's butt as she fixes her swimsuit. I think Shinichi will be happy if I show it to him! (153 episodes)
(Are you excited about the treasure image?)
I sent you an exciting photo of Ran's chest! (Episode 411)
新一君は・・・大の推理バカ!
推理が好きすぎて、周りが見えなくなる傾向アリ。デリカシー���なさに蘭も苦労してるわ。
持ち前の観察眼と分析力を披露する新一君。それが蘭のデート気分を壊していることには気づかず・・・。(772話)
ホームズのことを興奮気味に語る新一君に、蘭は置いてけぼりよ!(1話)
機内の殺人現場で勝手に検証を始め、警察はカンカン。(162話)
事件に夢中なアイツを”大バカ推理之介”と称した蘭。(229話)
Shinichi-kun is...a huge deduction idiot!
He loves deduction so much that he tends to lose sight of his surroundings. Ran is also struggling with the lack of delicacy.
Shinichi shows off his observational and analytical skills. He doesn't realize that this is ruining Ran's mood for the date... (Episode 772)
Shinichi talks excitedly about Holmes, so leave Ran alone! (Episode 1)
He started investigating the murder scene on the plane without permission, and the police were furious. (162 episodes)
Ran calls the guy who is obsessed with the case "Big Idiot Mystery". (Episode 229)
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