#扇子の髪飾り
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meestorehandmade · 2 years ago
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名前入り扇子の髪飾り™️シリーズ成人式、お祭り等オーダー12/18まで❣️✨ ・ 年内発送は2022年12月18日中の「入金確認分」で締め切ります❣️それ以降、1秒でも過ぎた入金確認分は2023年1月9日以降に順次製作となり、成人式にも間に合わないのでご注意ください😌 ・ 21種類の和柄デザインから選べ、大きさも小さめのもの大きめのものを御用意👏文字もキラ文字でキラキラ+ツヤ撥水加工で強度も強く急な雨も平気❣️ ・ 娘さんやお子さんへのプレゼントにも🌸 ・ 当店���#LED名入れ提灯かんざし 等との相性も抜群です🙌 ・ 成人式、結婚式、七五三、卒業式、卒園式、贈答用、お祭り…なんでもOK🤗 ・ 「〇日に間に合いますか?」などの質問もお気軽にDMへください✨ ・ Mee Store Handmade総本店ならクレジットカード決済、銀行振込、キャリア決済、コンビニ決済、Amazon payなどなど様々な支払い方法にも対応しています👏 ・ #名入り扇子 #扇子かんざし #扇子の髪飾り #お祭りヘアー #インスタ映え #髪飾り #お祭り髪飾り #和柄 #祭りヘア #ヘアメ #JapaneseHandmade #お祭り女子 #名入れアクセサリー #名入れアイテム #成人式髪飾りオーダーメイド #祭りヘアセット #七五三髪飾りオーダーメイド #卒業式髪飾りオーダーメイド https://www.instagram.com/p/CmQjMdFSTNO/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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bingata-nawachou · 2 years ago
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#紅型ナワチョウきものコーディネート ・ 奈夕子さまが @choudai0075 9月の帯展のために来沖✈️ くださったので着物にて👘✨ ・ ・ ♦︎ #着物 ♦︎ スーツ地の着物👘 琉球手鞠の講座にも 纏っていったのですが お姉様方に お褒めいただきました✨ @coten_official ・ ♦︎ #紅型ナワチョウ帯 ♦ #博多織 に染めた #月桃紋様 の #帯 ・ ♦︎ #帯揚げ きれいなブルーの #マトリョーシカ の帯揚げ #🪆 @coten_official ・ ♦︎ #帯締め ♦︎ 私物の #三分紐 この日は藤色の気分にて ・ ♦︎ #帯留 ♦︎ #金細工またよし さんの #房指輪モチーフ の 帯留シリーズより #扇子 をチョイス 奈夕子さま、めんそーれー♪ な気持ちを込めて✨ ・ ♦︎ #髪飾り ♦︎ @harukaakahane さまの 髪飾り✨✨ #セルフ和髪 を いつもと違う結い方にしたので この髪飾りが大活躍でした👀 ・ ︎#紅型ナワチョウ半衿 × #YoshikoTAKEi @broderie_yoshiko #流水に菊と紅葉 ♦︎ #下駄 ♦︎ #辻屋本店 さまと #紅型ナワチョウ鼻緒 コラボレーションの下駄 @tsujiyahonten ・ 奈夕子さまと 帯地や柄、地色など 諸々の打ち合わせを、ば 反物にまみれながら😂 色見本見ながら✨ 頑張って制作します🙏✨ ありがとうございます!! ・ ・ #紅型 #縄トモコ #きものコーディネート #キモノ #着物 #きものコーディネート #きもの #kimono #okinawa https://www.instagram.com/p/CnoffT6L2mL/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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solitude-klang · 9 months ago
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" 埼玉乱舞 -SAITAMADANCE- Vol.01 "@越谷EASY GOINGS
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開場から開演まで爆寸みたいな感じでV系mixが流れている
覚えてるのだけ書くと
入った時かかってたのは手の鳴る方へ/アルルカン
埋葬/RAZOR
神歌/Phantasmagoria
V.I.P/NOCTURNAL BLOODLAST
迷彩/Sadie
鯖に乗って(RADICAL HYSTERIA)/BORN
朔/DIR EN GREY
君の子宮を触る/DEZERT
0/キズ
ザアザア前のDJ枠は知らない曲1曲もなかったからここ20年くらいバンギャし続けてる人なら1人でも体が勝手に振りをしてしまうくらいテンション上がる開演待ち
ステージはスクリーンで覆うスタイル
ザアザア
ステージに誰もいないままキズの0から暗転 感電のベース音が流れ始めたので手拍子をするフロア なかなか満員のお客さんに混じって亞んちゃんの金髪が
メンバーフロアから入場
(一葵さんだけステージ袖から現れてたと思う)
マイクにあり着くや否や今日一番かっこいいバンドザアザアです
ぬるいぬるい言われながら上下前後走らされ
全員左に寄ってください
ぬるいことしてんじゃねぇよ
誰の声かと思うくらい攻撃的な声色に軽率にときめいたけど一葵さんだったのかな 左に寄らない他バンギャさんをw強引に寄せて蜘蛛の糸
手扇子しながらようやくステージを見たら 黒いスーツに黒シャツなんだけどネクタイの柄がアメリカドル$…?もしかして4人で
お揃いのお土産買ってきたの??????
朗読は 冷熱 ジャケットの袖を肘下で捲ってベースを低くして弾く零夜さん(ゴクリ…
夕焼けは春さんのギター前振りで入るバージョン(良かった)
ただいまー おかえりー!
僕達あの アメリカ帰りなんで
まだ時差ボケしてるんだけど
帰りに お土産屋さんでこれ(ネクタイ)買ってきました
か わ い い(ネクタイがというよりその柄とお揃いにしちゃうこととそれを衣装にするということがかわいい)かわいいじゃねぇよ
アメリカで一体何がと思うほど いつになく強気で攻撃的で全員が見るからに自信に満ちていた
推しが良すぎたから今日はもうこれで帰りたいまであった
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色々な十字架
転換中に下手ギターの人がエフェクターボード高く掲げて見せてくれた(笑)
メンバーのヴィジュアルは思っていたほどピンクハレルヤではなく 普通のV系に見えないこともない 笑
上手ギターの人は技術面含めて見せ方が熟れてたように思うけど前盤普通のV系じゃないのかな
上手側の後ろの方に 白い布でちゃんとV系ぽく装飾されたスクリーンが設置されそこに歌詞(MVある曲はMV)が流れる
最初の曲は「近所の犬に勝手に名前を付けて呼んでそれを浸透させた」とかいう歌詞だった
小学校5年生くらいの男の子が言う下ネタがふんだんに盛り込まれた歌詞を 90年代V系に多い独特の歌い癖に乗せてw 声量なくはないし結構な高音が地声で出てたので真面目に練習したら普通に上手くなりそう
NoGoDのアトリアをちょっと歌ってたけどそっちのが上手いw
ドラムのdagakiさんとボーカルのtinkさん 埼玉の人らしく 越谷ではなく松伏町?の出身だとか
ベースのmisujiさんはどこの人かわからんけどdagakiさんが埼玉でのバイト経歴を発表し続けているのに突っ込みを入れ2人が張り合う流れに(無理やりw)
リズム隊がバトミントンのラケットを持って前へ出てきて同期に乗って演奏される曲があったけどこれといって決着はついていない模様
tink:終わりですって言って曲が終わった(笑)
テニプリのやつでした
( 'ᵕ' )
どん��んどんどん 応募して
何を?誰に?
( ◜-◝ )
今日のためにいっぱい曲作ってきたから
前からある 前からある 前からある
前からある曲やりますこれはちょっと
何を言ってるのかわからない系ボーカルさんのMCを幾度となく拾ってきた 経験値がまったく活かせないレベルの圧倒的何を言ってるのかわからない系ボーカル(笑) MCというかスタジオセッションの雑談みたいなノリで喋るんだけど先輩や女の子に可愛がられそうなタイプです 上ギとベースいなかったらまとまらんw
弦楽器隊は思ったより全然ちゃんと演奏してて(失礼w)ステージ慣れしている様子なんだけど ボーカルさんだけステージに立たない仕事を生業にしてる感ありました(ベーシストさんらしい ?)
白ミサっていうくらいだしもっとなんか祈りとかさせられるのかと思っていたので想像より普通のV系に近いという第一印象
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NoGoD前の転換はZOMBIEとかギルガメとかlynch.とか流れてた
NoGoD
楽器隊板付き 袖から赤いスーツに身を包んだ赤髪団長(かっこいい♡)
とはいえ1~2曲目知らなかったw これだけ行ってなかったら知らない曲やらなかったら逆に心配なので良かった
さっき ザアザアが… 越谷そんなもんかって言ってたけど…
いつもこんなんじゃないよな?今日いつも以上だよな?(そっちw)ここは埼玉じゃない
タイトル思い出せないけど体が振りを覚えていていやー懐かしいーと思ったのは愚蓮だった 少し前にBLAZEで見た時にもやってたな
タイトル思い出せないけど体が振りを覚えていて(コピペ)これなんだっけなって思ったのは��根だった
ギターソロ見応えやばい 前任も涼し顔して難解な曲を弾く人だったけど今の上手ギターも笑顔でとんでもねぇことやってる凄腕
越谷 俺の地元です 正確にいうと隣町の岩槻市なんだけど 最寄り駅はせんげん台
地名は漢字だけど電車の駅は平仮名のあのせんげん台です!
いつも浦和あたりで地元です!って言うのちょっとなんか 申し訳ない気持ちがあったんだけど 今日はいいよな 自信持って 越谷 地元です!
こんなに地元アピっといて
でも…実を言うと…今の住所は 東京都ですって言ってブーイング浴びてたw
言いたいこと全部短い時間に収めるようになっただけで喋る量は変わってないからMC半分以上端折りますけど若い頃渋谷の居酒屋でバイトしててせんげん台までの終電がないから店の締め作業に参加したことが無いって話も面白かった(笑)
団長ダンスって言うから乱知気でもやるのかと思って焦った 大サァカス 体が覚えてた(笑)(笑)
神風もカクセイも通ってた頃に出た曲で団長大好きすぎた時代の自分に戻ってしまうw凄まじい演奏力だし良い曲だな かっこいい
確実に笑わせるMCを挟みながらも後半に向けて盛り上がっていくムードを創るのはどこよりもプロ
Never fade awayのコーラス (合唱になったのこれだっけ?)感動しちゃったよ
ザアザアは 勢いがあって なんか 凄かった…対バンするのは久しぶりなんだけど ああゆうのいいなって思いましたって言ってた
色々な十字架についてはアトリアの話してたかなぁ 忘れちゃった
NoGoDはアンコールがノーゴッド!なんだよね 懐かしい
さっき ザアザアが 前後左右にすごい動かしてて 俺達もああゆうのやりたいなぁ?って思っちゃったから
NoGoDにもそういう曲があります(^ω^)
両手をくるんてして折り返す時にハートにする振りがあるけど 桃源郷へようこそのその部分は♡を逆さにした桃なんだよねw
曲終わってから 4/20にもここで埼玉乱舞?あるらしくて団長がDJとMCで出るとかって言ってた
バンド演奏終わってすぐDJブースからROCKET DIVE流れて来たの熱かったな
4/20のイベントはザアザアもまた出るのかなと思うようなこと言ってたけど(?)その日チッタのバンギャルフェス行こうと思ってるんだけど?w
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tokyomariegold · 1 year ago
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2023/6/9〜
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6月9日 1時間起きる時刻が遅くて、���時計は1時間進んでいて、どれを信じて急げばいいのかわからない朝。 でもなんがかんだ巻き返せた。
昨日の通院のショックと共に、先生が「そんなんだったら町の医者でいいんじゃないか」と、見放しプラス大学病院マウントをとってきたことにざらざらしている。
友人が人間ドッグを受けて、何を食べれば良いかわからなくなっていて悲しかった。医療って何? 健康と結びつくの?という気持ち。 隣の席の上司はジャンクなものが大好きで、マックかケバブで昼食を迷う話をしていて、とても元気で健康そうに見えた。
職場の方と、前の上司のお家がパン屋さんをしているのでお昼休みにいってみよう、と約束をした! そして、その流れで新しい職員さんの心配事を聞かせてもらう。どうやら、何かを教えてあげても、おしゃべりしながらもうとうとされてしまうらしい。
帰りに一期下の方と会い、久しぶりに一緒に帰ってもらった。なぜ?と思う、雑とした仕事の多さに残業が続いていたらしい。 そうゆうのって減っていくべきだけれど、私は以前、そうゆう雑としたところが消えると自分が働くところがなくなって困る!と思ってた。 時短って怖い!と思ってた。
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ゴールデンウィークに職場の方々と上司の家でバーベキューをした話を聞かせてもらう。 また企画をしているそうで、私も誘ったら来るかな、と昨年度まで私の直属の上司だった方に言ってみたところ「◯◯さん(私の苗字)は来ないでしょ!」との見解をされたとのこと。 (そう言われると無理して行ってみたくなる。)
網走監獄の話も聞かせてもらった。 網走のまちは、何もなくはないけれど、人気がなく静かで、曇天小雨が相まって、とても無な気持ちだったみたい。時間を潰せるスポットがミスドしかないらしい。
明日は本当にちーちゃんに会えるのか、まためがねを割ることになるのか。 qpさんが草枕に行っていて、レジでもらえるパイン飴を京都まで運んだらしい。qpさんのSNSすき。
お部屋の湿度がひどくて、温湿度計の、comfortマークが初めて消えてしまった。
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6月10日 ちーちゃんにちゃんと会えたのに���鏡を割り忘れた日。 朝の疲労がひどくってもうたなの?と思いながら、クッションや枕を洗った!えらい!
電車で水野しずの本を久しぶりに読みながら、我に帰るとそうだよな〜、と常識が常識として判り通っていることの不安定さを思って、もう何もあまり気にせず自分杓子でいこうね、となる。 矢沢永吉の章を読んで、写真家さんも、例えば蜷川さんや奥山さんなど、SNSで自分以上に自分っぽい写真を見つけてしまうことあるんじゃないかな?と考えたり。
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ガーディアン・ガーデンで最後の1wall写真展を鑑賞。 “空蝉種子万里ヲ見タ”。展示の仕方をよくわかっている、作品の見せたい部分を堪能できる展示。木枠にガラスがない装丁いいな。 でも審査員のコメントの頭文に“最年少グランプリの〜…”と、作家を紹介する文があり、そんなこと書かなくていいのに!と思った。
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銀座を通り抜けて、ラボへネガスキャンデータを受け取りに行く。大正生まれの母に、お葬式で飾る写真のパネル加工を注文しに来ている方がいて(お母様はまだご存命)、若い時の写真を持ち込んでいた。 銀座はとても混んでいた。 表参道で用事を済ませてプラダで“ダラバーンバウム”の展示を鑑賞。 プラダのTVは、建物の外装みたいに画面がぷっくり。 社会情勢で作品の価値が変わってしまうことをとても感じてしまい、やっぱり常識とか評価は一過性のものなのかしら、と思った。プラダは外国の方がたくさんいてフォトスポットになっていた。
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ちーちゃんと待ち合わせをして、乃木坂までお散歩。 ずっと核心みたいな話ばかりしてしまった。 お医者さんの機嫌を損ねてしまった話をしたら、そうゆう世界の人は一つの物事に集中してしまうから…と教わる。 髪を切ってからいろんな人に話しかけられるようになってしまい、ZARAでサングラスを買いたかった話(結局、黒いTシャツしか買えなかったらしい)や、ファンタジー小説を読んで先が気になりすぎて、わ〜〜〜っ!となった感じで飛び降りたい衝動にかられるけれど、今の自分の部屋が汚すぎて、これを残して死ねない!と止まる日々の話などを聞かせてもらった。 柿の葉茶をいただいた!嬉しい!
冷房にあたり過ぎたのか、肩や首が���くてロキソニンを飲みたくなっている。
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6月11日 雨の日曜日でよかった。
昨日、今日とサブスプリクション的用事になっていることたちを整理した。これは毎月でなくてOK、とか、もっと気分で通おうとか。「次はどうしますか?」に流されなかった!
朝一で予定を済ませて、どうにかしたかったモノを片付けに隣町のリサイクルショップへ行った。早い時間に行けたので30分待ち立ったけれど、査定を受け取りに戻った時は2時間待ちになっていた。 駅を挟んで反対に大きなショッピングモールがあって、それも分棟ができて広場が整備されたり、この数年でだいぶ変わった。 駅のこちら側は、今日行ったリサイクルショップが入っているモールや、ニトリが入っているモール、病院がたくさん入っているモール、ジムやピラティススタジオが入っているモールなど、ぼこぼこたくさん建っている。
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査定を待つ間に無印良品で紙コップと使い捨て雑巾を買おうと思ったけれどどちらも無かった。欲しいものがない無印良品では最近は楽しめない。 どんどん新商品が出てくる感じ、モノとパノプリ。何を選べばいいのかわからない。結局、練り梅と使い捨て手袋を買った。 そのうち漢方とか出しそうだね、無印良品。
個人的な状態としての、何をしたらいいんだかわからなさがあるときって、無駄な出費が嵩む気がしていて、ショッピングモールの気だるい貧しさと重なるな〜と、思って、リサイクルショップでは800円もらった。
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マイナンバーカードを使ってコンビニで証明書を発行する。 今住んでいる町の役所の場所がわからないので(少なくとも駅チカではない)ちょっと便利かも、と思った。
ちーちゃんから、昨日話したことは忘れて欲しい的なメッセージが届いていた。よくわからなくってまだ全て読めていない。
部屋に戻ると室温が31℃。 扇風機を買おうか迷い中。
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gyohkou · 1 year ago
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29/07/23
会社の近くペルシャ料理屋があって、そこへいくと必ず幸福な気持ちになれる。店内にある大きなタンドールが放つ熱で店内がほかほか暖められていて(背中向かいの席では熱いくらい)、照明は薄暗くて、食事はおいしくて、なんだか居心地がよくて眠くなっちゃう感じ。ワンプレートメニューが大半だが、基本的な組み合わせとしては、バスマティライス、チキンorラムor両方の炭火串焼き、サラダ、焼きトマト、一欠片のバター、が盛り付けられている。若干酢にくぐらせたような風味のする、炭火で焼かれたチキンがお気に入りで毎回それを頼んでいたが、こないだはものすごくラムを食べたい気持ちになって、ラムはあまり好んで食べないけど美味しく食べられるのか心配半分、ラムが美味しいということになったならばそれはさぞかし美味しいだろうという楽しみ半分で店へ向かい、いつものチキンと、ラム(ミンチにしたラムを小さく成形した、ラム苦手な人にとって一番難易度低そうなやつ)が両方乗っているプレートをお願いして、食べたら、ラムが...とっても美味しかった..!
美容���の友だちに髪の毛を切ってもらうようになってから3ヶ月経つ。今回は彼女のお家にお邪魔して、髪を切ってもらって、ビールとおつまみをいただいた。ヘアカット中のBGMは千と千尋で、おつまみは彼女のシェアメイトが作った夕飯の残り物で、ああいう時間がもっと人生の中にあればいいなと思った。またすぐね。
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金曜日に有給を取って3連休を作り、マルタへ旅行した。イギリスは秋みたいに寒いけど、ヨーロッパには記録的な熱波がやってきており、マルタも例外ではなく、空港を出たら暑すぎて、いっぱい歩くのはやめよう..と危険を感じた。マルタには電車がなくて、移動手段はバスだから、3日間で15回くらいバスに乗った。前回のオスロ旅行で、自分の興味関心に基づいて行きたいところをいくつか選んでおくべきだという教訓を得たため、ワイナリーとかレストランとか色々ピックアップしておいたのに、バスが来なくて閉館時間に間に合わないみたいな理由で立てた予定はほとんど全て崩れ、行きたかったところの9割は行ってない。
立てた予定が全て崩れて向かったバスの終点には、イムディーナという静まり返った美しい城塞都市があった。後から調べてみたらマルタ最古の都市で、かつてはマルタの首都だったらしい。なんか普通のマルタの街に到着したなと思ってぷらぷら歩いていたら、お堀じゃないけどお堀みたいな高低差のある場所へ出て、中へ入るととっても別世界だった。旅をしている時(文字通りの旅ではなく、その場に意識があってその場に集中してわくわくしながら歩いている時)は自分の足音が聞こえる、とポールオースターの友だちが言ってたが、わたしは匂いもする。暑すぎるのか、痩せた雀が何羽か道端に転がって死んでいた。馬車馬は装飾のついた口輪と目隠しをされ、頭頂部には長い鳥の羽飾りが付けられていた。御者がヒーハー!と言いながら馬を走らせた。とにかく暑かった。
ほとんど熱中症の状態で夕食を求め入ったレストランで、ちょっとだけ..と飲んだ、キンキンに冷えた小瓶のチスク(マルタのローカル大衆ビール)が美味しくて椅子からころげ落ちた。熱中症なりかけで飲む冷たいビール、どんな夏の瞬間のビールよりうまい。
安いホステルにはエアコン設備などもちろんついていない。さらに、風力強の扇風機が2台回っている4��部屋の、私が寝た2段ベッドの上段だけ空気の溜まり場になっていた。明け方に頭からシャワーを浴びてさらさらになって、そのまま二度寝する。隣のベッドのイタリアから来たかわいらしい女の子2人組が夜遊びから帰ってきて、わたしは出がけに、部屋で少し話す。8年前に来たコミノ島はプライベートビーチのようで素晴らしかったけど、昨日行ったらツーリズム化されていて悲しかった。耳の裏に日焼け止めを塗り忘れて痛くなっちゃったから、あなたは忘れないように。わたしたち今ちょっとおかしいのよ、と言いながらドレスも脱がずにそのままベッドの上で眠ってしまった彼女は天使か何かみたいだった。扇風機をつけたまま部屋を出て行く。
地面がつるつると滑る。
砂のような色をした街並みが広がるマルタにもイケてるコーヒー屋は存在する。これも近代化・画一化の一途かと思うと、微妙な気持ちにもなるが、こういう場所へ来ると息が深く吸えるので有り難くもある。
マルタは3つの主要な島から成る。そのうちのゴゾ島へ行く。首都のバレッタから港までバスで1時間強、フェリーで20分。
フェリーほどいい乗り物はない。売店でビールとクリスプスを買って、デッキへ出て、なるべく人がいない場所で海を眺める。乗船案内と音楽が止んで、フェリーが作る波と風の音しかしない中に佇むと、これでいいような気がしてくる。ビールはあってもなくてもいいけど、フェリーのデッキで飲むビールの味というのがあって、それはめちゃくちゃうまい。
ゴゾ島へ降り立つと、足音と匂いがした。適当に道路沿いを歩いていたら、また別世界に続きそうな脇道があって、進んだらやっぱり別世界だった。ディズニーランドのトムソーヤ島で遊んでる時みたいな気持ちで謎の小屋へ入り、人で満杯のhop on hop offバスを眺めやりながら、人懐こすぎる砂色の猫と涼む。港とは反対側の海辺へ行きたかったのでバスを待つものの、一生来ないため、バス停近くのローカルスーパーを覗く。これといった面白いものは置かれていなくて、見たことある商品ばかりが並んでいた。バスは一生来ない。
バスを降り、水と涼しさを求めて入った地中海レストランは目と鼻の先に浜があり、今回の旅は下調べなしの出会いが素敵だなあとしみじみする。カルパッチョと白身魚のライススープ、プロセッコと、プロセッコの10倍あるでっかい水(笑)。カルパッチョは、生ハムのような薄切りの鮪が敷かれた上に生牡蠣、茹で蛸、海老が盛られていた。鮪は日本で食べるのと同じ味がした。カルパッチョは旨く、プロセッコはぬるく、ライススープは想像と違った。パンに���えられたバターは外気温のせいで分離していた。水が一番おいしかった。
おいしいものとお酒が好きで楽しい。
ヨーロッパ人の色気の正体ってなんなんだろう?アジア人が同じ格好をしてもああはならない。胸元がはだけていてもスカートが風で捲れてもはしたないと全く感じない。むしろロメール作品のようにさえ見える。そもそも'はしたない'という概念がアジア(少なくとも日本)にしか存在しないのではないか?色気って品かと思ってたけどそれは日本だけかもしれない。
地元料理が食べられるワインレストランを夕食に予約してみたらコース一択だった。お昼食べ過ぎてあんまりお腹空いてなかったからちょっと小走りで向かってみる。ラザニア、ムール貝と魚のスープ、うさぎの煮込みなど。人ん家の料理みたいな美味しさだった。マルタのワインはほとんどが島内で消費されるらしい。ゴゾ島の白ワインの感想:暑い村、お絵描きアプリのペンの一番太い線(色はグレーがかった白で透過度50)。食後のグリーンティーは、TWININGSのティーバッグで、お砂糖をいれる選択肢が与えられて、洋風の装飾がたっぷりついた受け皿付きの薄いカップと共にポットで提供された。カップの底に描かれた静物画のような果物が綺麗でうっとりした。
どこにでもあるような早朝からやってるスタンドでドーナツとオレンジジュースとコーヒー。扇風機に当たり続けていたいが荷物をまとめて宿を出る。行きたい街へ向かうバスが一生来ないため、行きたい街に名前が似てる街が行き先に表示されているバスに適当に乗ったら、行きたい街より30度北へ行くバスだった。でもやっぱり行きたい街へ行きたかったので、30度北の街へほとんど到着してからバスを乗り換え行きたい街へ向かったが、Googleマップの示すバス停へは行かず、行きたい街を通過してしまったため、行きたい街から30度南の街に降り立つこととなった。海辺でチスクを飲みながらメカジキを食べた。暑すぎて肌着1枚だった。店先のガラスに映る自分に目をやると、いわゆるバックパッカーの様相をしていた。
空港行きのバスだけは遅延なくスムーズに来て着く。肌着状態からシャツを身につけ普段の姿(?)に戻ると、途端に具合が悪くなった。日に当たりすぎたみたい。お土産を買ってセキュリティを通過し、充電スポットの近くに座って搭乗を待っていたら、すぐそばにグランドピアノがあることに気がついた。誰か上手な人が演奏しないかしらと思っていたら、青年によるリサイタルが始まった。父親が彼を呼びにやってくるまで、クラシックからビートルズまで5-6曲。思わぬ良い時間だった。
都市に住むと、旅行から帰ってくる時安心��る。
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会社の人たち語録 ・やりたいことたくさんあるけど、今はやりたくないです。 ・返事がないのはいい知らせではないので。 ・Are you alright? まあまあ、ぼちぼち。
夕方、商店街へ買い出しに行く時がすごく幸せ。食べたいと思うものしか買わなかった時は特に幸せ。ぱつっと瑞々しい野菜、ちょっといいパスタ、ジャケ買いしたクラフトビール、好きな板チョコ。そんでキッチン飲酒しながらご飯作る。ビールを開けて一口目を飲むまでの間だけは音楽を止めるというのにはまっていて、そういえばフェリーのデッキで乗船案内とBGMが止んだ時の感じに似ていなくもない。フラットメイトが、夜中3時まで友人とリビングで遊んでいたり、土曜の夜にパーティへ出かけたりしているのと比較して、わたしが幸せ感じてるポイントは内向的だ。
やりたいことが浮かぶ。それをやる前に、比較対象の選択肢や判断軸を不必要なほど増やしてしまいがちだが、最適な選択を選び取ることよりも、やりたいと思う気持ちを満たすことの方が幸せなんじゃないか?
色々比べて悩んじゃったら「朝から決めてたことだから」って言うとスッと選び取れる!
食材の買い出しで1週間くらいはもつかなと感じるくらいたくさん買っても実際3日もすれば冷蔵庫空になるやつ、悲しさというかやるせなさを覚えるんだけど、こないだ500gパックの美味しそうなミニトマト買った時に、長く保ち続けること(終わりを迎えないようにする、終わりを想像しないようにすること)よりも、きちんと消費する(終わりを気持ちよく迎えること)を考えるようにしたら明るくなれてよかった。終わりって何事にもやってくるもんね。
食の話ばっかり回。
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littlesallywalker · 1 year ago
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日記
曇天の間にある駅から電車は本当に空からくるようだと、
星くずの車掌は雨を手で切り開いていった。
炭酸水を置いて暫し視つめた。
君へ。
風呂から上がったばかりのような少女とギャルの中間の子が、
「写真やってんスか?」と言った。お店に飾ってもらってあって。
「うん」と言うと中庸的な文書を作成するような眼差しをして、
何かわからないけどしばらく黙って目と目でそのままいた。
目になりたかった昔は過ぎ仲悪いみんな調子を崩している。
金盥を満面に敷いたような雨どいの音の中で明け方も夜なべして、
プリントをじゃんじゃか捨てながら拾いながらする時間。
頂いた羽織をして髪を耳にかけた未明のその山の譜面たち。
レコードを20箱売った。散髪し一瞬かわいこちゃんになった。
オーランド・デポーの夜の翳しが今、寝息の鼓動をたて横長でいる。
夢のつづきをみた、眠るあいまに。
たばこを吸いたいというより換気扇のもとにいたいのだ。
つかず離れず。月の皮は本当は剥くはずじゃなかったけど、
もうこうなるとしょうがないのでしばらく綴じた日々になる。
ごはん食べてますか?わたし何日も何も食べられない。
夜明けは車輪の音としてあちらこちらへ飛んでいく。
消えていった流星群の面影だけが今そばにいて、
街路の灯がひとみに落ちてまた消えていきます。
youtube
高崎市の渡辺医院さんのサイトとブログに、
写真を使っていただいているようです。
気に留めて頂けたら調べてみてみてください。
わたしもまだ未確認であります。
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soobakjjang · 3 months ago
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本編の記録をする前に…
���れからもう一週間経ったことにたまげましたわ…
気持ち的には未だスタジアム…あ!ステイディアムから帰ってきてないんだけど
(前回からの続き)
さて、いよいよ始まるわけだけど、映像に関しての謎が謎なまま今に至る。
24日の客席に現れた風ちゃんは、数十分前の録画??
25日はリアルタイム…客席経由でピアノへ、ってことだよね??
そこがやられたなー早速
しかし、謎なのは、客席にいたら恐らく騒ぎになるはずなのに、24日はどうだったのかなって。別のお客さんの席をスクリーンに映している間に風ちゃんが登場した席も撮ってたのだろうか?
背が高いからなのか、光り輝いていたからなのか、アリーナのピアノでも姿は見えた(中央で光っている↓拡大するとわかりやすい)。
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何となく、前回の日産のセルフオマージュ?みたいなことはするのかなーとぼんやり思っていたので、24日の中継見てやっぱりか〜と横目で見てた。
会場で実際に見て、既におれは泣きそう。嬉しい。欲を言えば近くで見たかったな。書きながら思い出してまた泣けてくるという…。
そこからの巨大風。MVで細かいところまで気づかなかったけど、ああいう装飾の帽子だったんだなとまじまじと見る。約一ヶ月間相当聴いたけど、ライブで聴けてほんとに嬉しい。
日本でライブしてない間にたくさん曲が出て、今日ここで聴けるっていうんだから、めっちゃテンション上がるなあ〜なん���思ってたんだけど、ん?鳥??
後ろの映像が気になり過ぎて、どこを見ていいかわからなくなってしまう。
スクリーンを見るべきか、実体?を見るべきかという悩みにプラスされるとは…目が忙しい。
出来るなら、8/25を三、四回やり直したいよ。
風見て、バンメンバー&ダンサーズ見て、スクリーン見て、残したいところ撮って…と💦
ヘッドセットも��鮮だったー
あとは自転車ね。自転車購入しようか迷ってる民としては、どんな感じか気になった。電池ってあの上についてるやつ??
ま、値段見てクールダウンしたけども笑。
大きい会場で花道無いのか〜と一瞬残念に思ってしまったけど、とんでもないサプライズでしたね。嬉しすぎる。
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(全然撮れてねえー)
みんな歌って援護したのが参加してる感あって良かった(*´σー`)エヘヘ
そこまで撮っておけば良かったな。北スタンド誰か撮ってないかなあ。
今回もVCR(なんて呼ぶのが正解??)めちゃ良かった✨
前も言ったけど、ああいう映像、ここだけでしか見られないってのは勿体無いよね。ガーデンとか死ぬのがいいわみたいに出たりしないかなあ。
CASTING CALLのジャケットぐるぐるとか、着ないんかい的なツッコミを心の中でしつつ(あれ、どこかで見たことあるような…)。
WHももうちょっと録っておけば良かったと後悔し続けている。
Windy©の検品、やってんだかやってないんだかで笑った。バイトヘル感ある。
後の風ちゃんストーリー見て、結構ぎりぎりで撮影してたことを知る。燃えよは黒髪だったけど、あれは別の日に撮ったのだろうか…だけどストーリーにはあの兜(?)置いてあったからなあ…あ!かぶって無かったか💦
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順番前後するけど…
きらりのダンスパート前にスッと無意識でカメラを構えてたのが、息子のチッケム感あるなと、そんなことが一瞬頭を過ってしまった(親目線かのような振舞い、ということね)。
このあとの怒濤のダンス…デンスパートの多さそして華麗さに、私は一度天に帰りましたよ(?!)。な、何なのこの人はっ…(///△///)
一瞬でもそんなふうに思ってしまったことに、バカモン!!✊🏻と波平さんに怒鳴られたいですよ全く。本当にすみません、愛してます。
…尊い(遠いけど)
さて。最初にも書いたけど、リアルタイムとそうでない映像の違いがよくわからなくて混乱した。私だけか。
ロンリーラプソディとか、うわぁ何事だ?!と焦った(動揺は動画からもわかる)。←左右のスクリーンで違う映像ってやつね。
Workin'Hardの前の映像もどこから切り替わったのか、未だによくわかってない。
そして、中盤以降記憶をちょっと失っているかも…野ざらしダンスに脳が照準合わせてセットされててうっかり撮り忘れ、満ちてゆくもライトアップちゃんと出来てるかなと不安で撮り忘れ…あと、城本クリニック的なとことかね(特にない)←前半だけど。
撮り始めたらどこで切っていいかわからなくないっすか??見返したらタイミング悪いところでばっかり途切れてるし…。そもそもセンスが無いんだよな↷
まあ、そこにとらわれてんのもどうなのって少し思ってたところもあったからな…。
あと!旅路ね!それは予想つかなかったよー
この辺りの構成、思い返してみればめちゃ熱いですよね…🥹
鍵盤だけのライブが続いていたからか、マイクスタンドの前にいるのも新鮮に感じた。
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まつりもイントロめちゃよかったのに(パーカッションが増えて、より祭感あって最高だった)ちゃんと撮れなかったし、扇子パフォーマンスのところも撮りそびれちゃった。
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(いい感じのキャプチャ💫)
もうちょっとイメトレしてから臨むべきだったなーという反省はありつつも、本当に楽しかった!
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(煙が…)
どうせうまくいくんだから、最後には、といった言葉に、すーっと軽くなっていく感覚。どうしてそんなに説得力があるの。
フィーリングッド体感しましたわ…。
ダンスがすごいとかライブのアレンジがすごいとか、最高なとこだらけなんだけど、ヴォーカル、うますぎじゃない??
偉そうな言い方になってしまったけど…💦
風くんの好きなとこはたくさんあるけど、声が一番ってくらい好きなので、感動ですよね……語彙力消失というやつですよ(;´∀`)
ライブ終わって、規制退場の案内をグローバーさんが担当してて、、何なんradioだっけ。
これ、めっちゃいいよね💡
早く帰らなきゃいけない勢は聞けなくて残念だろうけど…。
知り合ったきっかけなどお話ししておった。
風くんに、これから何か挑戦したいことは?って訊いたら、デンスって小さい声で答えてて(発音ね。ダンスじゃありません、デェンスって言ってた笑)。今日のライブ見て、ハーフタイムショーとか、ありえますよね、っていう話の流れだったんだけど、進化しようとしてる姿ってかっこいいなあと思ったね。自分に新鮮さを求めていたい、みたいなこと言ってたもんね。
3パターンの衣装のうち、どれが良かった?って話をききながら、会場をあとにした。名残惜しい。最後まで聞きたかったー。
翌日の自分の記録見返したんだけど、もう俗世間にまみれてしまい、何のことを言っているのかわからなかったけどね(?)。あんなに感動したのに。言語化するの、難しいんだよな。
新鮮さが失われることを懸念して中継をじっくり見ないようにしたけど、予習することにムダは無いと痛感したね。全力で準備すべきだったなと思った(前もそんなこと思ったような💦)。
あと、前後は休みにすべきだね。今かなり辛い…余韻が…。浸りたいのにすぐ現実😰みたいな。きっとまだまだ引きずるかも…🌴
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kotobatoki-arai · 3 months ago
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Invisible奇候
 窓の外は総てたわいない挿話である。熾火が時を経て蛍を遺し鮮明に刻印する思考濃度を確かめる。足を止めたときに憑かれる、いつか。術はまるでひどくおかしいのか、空穂舟はびしょうへと降下するんだって。あからさまで逆さまにしても芝居じみ、おちつかず、微睡み……類似を手繰らせ、急ぎお躾る。〈鉄条網のさきで〉ぐるりとみわたせば花托は煤けたようで拡がってゆく。ただ己の呼吸に縛られカラダをひきづってその場所へ、そのものへむかって、いつまでもなにもできずにいる  拒絶するものでしょう/これらすべては  知っていたか 〝Invisible〟  そのままの意味さ/ごらん。セピアの杜だ  ビニールの淡い色彩を持つ差傘の賑わいだけ延ばして、何処かを浮かべ帯を引く。万物故に大柄のあとにして痺れ、窄んだ水母は輝き出る、そして逃げ腰の風紋。大通りに面したテラス席に座りこみ、しばし往来に視線を預ける。死神の名をこうしてもって想像します  引っ詰める髪を雑に解いて、落日と点滅する生命ひとつずらして、口にした敗は悪びれずに。あなたは普段 壊れやすい一礼をして、未練がましい手首ばかりがわぁと泣き顔を踏む。幸せを願えずどこか不幸をさずけてしまう所があります  ~かたしなぢ仄かやあい聲や、左右によろねくこどしかできづ~ 祖は頷く波風の欠けた姿勢のみ曝し、廃線に沿って正す。頬染める夏模様ばかりが一雨きそうで。ならそうだね 入道雲を垂らした必然。――単純なわたしとは/きっぱり/ある点まで起き上がり、ようやっと続けられるあわい世界で胸に手を当て、気づけばもじょもじょしていた  荒んだ庭を眺めているのはまたあした。うん、この愁い開放の夢も、くねるものながら ザラザラとひらかれたこの翠雨よ。こんな具合 じゃ、結び、置き手紙を奏して 風鈴の訛りに隷シタガい給え。なんて実にひとつの玲瓏をいただく背景はさ 宵の花火まですこし休めると横になり、淡い雫を映してしまうよ  あまり綴られた糸は今にも千切れそうで、切なさを不意に思いだすから弱々しく惚けていて 既にしゃぶりついた白紙の静寂なり。まだ投げかけた気配がないから結局、のろのろと拙い否か応か。あぁ萬畫のような素形だと遠くを看做ミナし、ふくよかな私すら消し去るのでした。 オシマイ。なんて葬するより鮮明な首を切る?  もうすぐこれが手を握るの。だからぎゅっとよかったね、 コレが視野調和の習慣  そこまでの道のりと憶病で柔らかい棘であり、歪んだ小花が微動だにせずに、一冊の手記を携え喫茶店を訪ねたのか。その所為? と口を挟み、どこへでも翔けることが叶うようであった。とはいえ屁理屈は訪れ藍色の海のみなそこを現した、水葬に浮いている擬声と愛されることに、一斉にひぐらしと暗示��て、なら。初夏はいま錆色の空に似つかわしくない香炉ひとつが与える情感であった。ほらほら、視覚は主張であり空虚とは気晴らしで。ね? いいでしょう  綺麗事はそれっきりだ。みぎわのにおいと猛言と 熱と肺腑にしみる浮雲を しぃと破片と造り込んでは、その上は短くて堪らなく愛おしい、怯えた仕草も表立つ。虚ろ目で流れ落ちる間隔 無作為に「そうかもしれないなあ」と見守るかたち。空は夜に溶け透明な動脈に従う、足は翼を持つらしい。ほぉ満ちていた、押し当てられたような痛みを伴って。然し、急がなければいけない『伝達』とはこう漂っている。均等にして微笑んでいるとき永久トワ  ――遺体を骨にする。  そう反復するのでした/くりかえし/おちつかないツクリである種は訝しむ策も蒸した柵もない。よって庭は傷ひとつない、それなら芽吹いた先にある一本道の、単にせせらぎが無垢な幾千の防波堤は。ほんとうだ、干渉を嫌い凪と破れ、黄昏に折り重なるばかり。 それでいうことなら―― 月が綺麗ですね (〝奥行の足りない暗渠に冷たく狭まるモノ〟) 雨がやみませんね。 じゃあ「どうすればいいですか。」 ぜいぜい喉を鳴らしながら、 まさに喰みだした彼岸への問いかけにすぎない (まるでつつがない、ふちでおわりはじまる プラネタリウムだろ。あの時刻表ではひかりは呼びかけに答えることなく、跳ねる硝子でのびた魚、鋭利な白樺と、雲雀の幸福はながいあいだ寝冷えしていた)  彼方はどうせひとりで眠る。再会と出発までわずかに割る。どうせ古い果肉だと思った。 ――毒があるのかも痴れない。厭に瑞々しいから/じっと眺めていて。または身を委ねて。もう!! おなじように溢した星あかりは照らされた。薄い肩を震わせ ややこしいので特別だと枯れぬ、嘘ッ……  熱い息を吐く/穏やかな寝顔の柔らかい死に包まれて挟んであり (今を、探している 誰そ彼のワタシハ 神様ではない)  悲鳴をこらえる/もっとも影がなく聞えたらしく流れ星を数えている  玄に歪んだ雲行きが溺れ向こう側が暗い (未成品の手紙を吐き戻す(  恋に熱に雨音がこもり  )死よ��腐蝕したひかりが旗色に切れて  )今やの飾りを打ち消すささやかな��膜が  港を認識する  、雷鳴を 掻き、毮る仕草  机上の蝋燭は強く揺らめき、闇を待つ。そう!   疎ましい箱庭除法。喉に絡む湿原を捉え深めるんだ  果たして不自由ならいっぺん尋ねる。おもいのほか、身なり背が高く奇数のランプの影はヒマワリひとり湛える境界なのだと、かこつけていった。いつも/とは/ほんとう/に目の前にぶら下がると。得るだけの季節と空間を憶えたのだ  これら揃えたこの腕はおごそかな事を興せ。たとえば星砂糖を数個入れ、ひたひたの珈琲をこぼしてみる、この口に含んで暫く呆けることは旅路への支度をすることと同じ。PCを閉じ席を立つ/けれど瞑ったまま、つまびらかにかるく押されて緑と光に透かす mama いつかのナデシコを少々足してね。あれら全てちいさく纏めつつ、車窓だけを摘み取る御者がいるらしいが。そうであったのならまるで、さし貫かれ 涙ぐんでむせて、咳き込むとひとみは光と宿していたとも射えるんだよ  つっかけの散らばる玄関などを通り抜け、腥温い風が障る。ただ受け入れた球体の彬しさは熱病の狂気におもう。それはちかちかとみれば、そこには しぶしぶ、どうしようと荒れ放題の皐月のツラがあり。いまやわらかで花を埋イける。指先が咲くからだ  まるで蝕まれる/亘りと 遮る物。閉じこもり悶々する筵そのまま 虚ろな手はない、意思の下に改めるからだばかり(いつも過去を窺え またも未来を奮う 今がまとまらず達する それはがっかりして丸まってしまうからだ。)  私はまなうらにある理想からはひじょうに、詳細は掴めないけど、空論を取り違えた屍は/口から勢いだけ流転させる心臓と蝶形のディテールを/鼓動は横たえた野アザミに押さえ/団居では白くとんで透き通る雨だれがぽろぽろ/つらぬくとともに殺されても好い。 ――時期、宵だとおもっていて  この一幕に手をかける・祈り・かがむ。それだけの縊れたゼロからやり直し、ときに流され 私はくらんでいた。まっしろな帆の尾を騒がせ胸から口許までの腐りや楔を用い、根は腐り繕うこともできず、ありがたくも引導を渡す  栓で結ってもなにも塞がらない、まほう  あのときの理由もなく傀儡もいばら その法楽  なにかわざわざ睨み付け、秘すれば花 そもそも光芒  ためいき ばらばらに髪を梳き、扇と流し込んだ水面はいつか澄みきるの だけど はかない/激しい/はなやかな。タマシイは内向きの銀河だろ  だけどこの瞳に焼き付いた奥ゆかしさを。気がつくだろ皆、遠くの尾根をこさえるあいだ。納棺師はあおいあおいそらにしろく、しろいくもを濯ぎ、すこしずつ紬いでそらに流していく彼方とは、   芙蓉――縮んだ襤褸だよと、 そよ吹いて根も葉もない偽善者だと所詮茶化すもの  だから、さぁ 2024/05/26
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karasutosagi · 9 months ago
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たとえ曇天星邱。
 呱呱のそこ何処 かしこに、嵐そのもの垂る虹硝子の胸 かざり 抱懐 あとのまつりとなり、切り取られた影のわけ、梟をまなうらを担った。  軽くなった躯 皓い、露アラワ、暈ボけ肇ハジめた貝殻骨の。並木道には丸い瞳、偶人が冷やかに蕩けては見紛うよう、また少女が咲うのだと、この優刻ユウコクに眩むのだな   あちらからもこちらからも  後退りをしては追いかけるばかりの、磨き立て軽く曝す すべてはシノプシス。見ず知らずのすがたは一目惚れかな。含みを払う本質を蕾にあると覗き、依怙地にして暗黙と節穴、道半ば密かは度々賛美にして天華    つごもりはせつらしい。   雲海  これは気づかなかっただけなのである  狂乱の炎はまるで黄昏を海、堕とした。銀鼠の肌を持ち 縹色を髪にお付きにした 苦い刺青を好み、さびしいものの茂みでもっと ちがった空間に 輪廻であると展開する、  沙漠に陽、尽きぬことを耳朶に障る眼福に犠牲を強いる、牡丹柄の、基調とした狆くしゃの、竹林ばかり ニンゲンで 不滅だろう  中にはただ見えなくなったやつが、執拗な自然ばかりを生い茂らせ始末におえない形を持っていて、山も谷も川もせせらぎ、つつ、大海をも淀んだ風に彩りを殺し、ひっそりとこの空は灰色とかわり、氷雨混じりのいたみを残していた。  きみもぼくも、今に乗せられた、破天荒を編み上げる 色の瞳も感じない、愉快な衝突を交わしている、さやさやとなる細い藤のつたない現象 縫うようでいて、留まることがない 砂紋の渦と零している、ある噂を  わたくしの、あとにもさきにも   ちいさな人生ではそのうち消えてしまいましたが  ただ窓辺に腰掛け、今、春を待つていどの時をこうして 意味もなく 枯れ枝の葉脈と紬いでいる意味でございます。  どうしてか涙地のオーロラはゆらゆらと湛え、臙脂のモビール、数秒後のあなたは隻眼の花が衣。勿忘草のノクターン 旻を描いている。もじゃくちゃ。  銀光の歯車は祈りなき地面を紫に踏み鳴らす頃、斎を緩めない、ただ跡形もなく、永遠を踊らせる輪舞曲、自身も他者も、いままさに根も葉もなく  この手で感じている感覚はきっと吹きさらしのものでしょう、両手で囲うほのおは熱くも微温くもない、マボロシてあったのかも知れません。  海岸はフルイドアートの中に。沈む   それは靑い雛罌の瞳の 粗末な街に寄せ返す  したたかな朝日が開いたから、ふかく毛布を惹く、終ぞソファーはかたい海の底まで。檸檬色をふくむ。今さら銀の円鏡と夢幻に身を委ねてもただ苦しいのかもわからなかったが、  吹き消すこともなく続いていったこの意図が、どこに繋がれるのでしょうか。ただこうしてどこか繕い、穴を埋めているだけでしょう  ゆめのはなり/死期が近い。   多分雲の上にいる、    手を繋ぐ、歩き出す。  不確かなツルの障り、モザイクの尖りや悼み、  やわらかな砂の鳥は肌狂フれた時の寸感   たとえ曇天星邱とも  多分そのころは空想だった(だらだらとしていたから) 「メルヘンは貧相だから直ぐしぼんでしまうんだねえ」 『温ったかな」とても柔かった」小さかった。』  声もなかったが名前はあった。  離陸した鵬翼、まあ翔けなかったけど。  口裏を合わせたように思えて仕方なかった、  夢を抱いた夢をみたんだ  どうとして色彩に委ねる、女の首ばかり飾っているそちら、枯れてなお美しくあろうと手を尽くしているあれら。空気に溺れている 安裸花にありたかった  枯れ草も、老齢のススキも、嘯いた種も、薄く燐として繊月を扇いでいる。爆ぜるような風だけが嗚咽を経て、空だけが雨とほどく季節、たたらば。  アーモンドの花が一肢シずつ 増えては  のみ込まれて行く。丸くあった青海が、近づく旅に  誰かの落とし物を探し回る、微温い風が  欠伸している、その奥地の、こちょこちょばなしを  うんちくな素肌が、ひととき、振り解いた熱を  また寄せ返す。波間にいきる、某がすべてと  おとなしく響いていた―― 2024-01-01
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kachoushi · 1 year ago
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各地句会報
花鳥誌 令和5年12月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年9月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
売られゆく親子達磨の秋思かな 三郎 初秋の六区へ向かふ荷風かな 佑天 浅草にもの食ふ匂ひして厄日 和子 秋の風六区をふけばあちやらかに 光子 蟬一つ堕つ混沌の日溜りに 昌文 中国語英語独逸語みな暑し 美紀 神谷バーにはバッカスとこほろぎと 順子
岡田順子選 特選句
ましら酒六区あたりで商はれ 久 レプリカのカレーライスの傾ぐ秋 緋路 鉄橋をごくゆつくりと赤とんぼ 小鳥 ぺらぺらの服をまとひて竜田姫 久 橋に立てば風に微量の秋の粒 緋路 秋江を並びてのぞく吾妻橋 久 提灯は秋暑に重く雷門 佑天 浅草の淡島さまへ菊灯し いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月2日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
さざなみの落暉の中の帰燕かな 睦子 流木を手に引き潮の夏終る 同 無干渉装ふ子等や生身魂 久美子 秋暑し右も左も行き止まり 愛 秋の虹までのバス来る五号線 同 バスを降りれば露草の街青し 同 投げやりな吹かれやうなり秋風鈴 美穂 先頭の提灯は兄地蔵盆 睦子 なりたしや銀河の恋の渡守 たかし 指で拭くグラスの紅や月の秋 久美子 くちびるに桃の確かさ恋微動 朝子 法師蟬死にゆく人へ仏吐く たかし 息づきを深め白露の香を聞く かおり 燕帰るサファイアの瞳を運ぶため 愛
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月4日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
恐ろしき事をさらりと秋扇 雪 美しき古りし虹屋の秋扇 同 秋扇想ひ出重ね仕舞ひけり 千加江 秋扇静かに風を聞ゐてみる 同 鵙高音落暉の一乗谷の曼珠沙華 かづを 秋夕焼記憶に遠き戦の日 匠 補聴器にペン走る音聞く残暑 清女 夕闇の迫りし背戸の虫を聞く 笑 秋扇閉ぢて暫く想ふこと 泰俊 曼珠沙華情熱といふ花言葉 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月6日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
片足を隣郷に入れて溝浚へ 世詩明 野分中近松像の小さかり ただし 吹く風の中にかすかに匂ふ秋 洋子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月7日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
何事も暑さの業と髪洗ふ 由季子 染みしわの深くなり行く残暑かな 都 膝抱き色なき風にゆだねたり 同 秋の灯を手元に引きてパズル解く 同 のど元へ水流し込む残暑かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月9日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
枯蟷螂武士の貌して句碑に沿ふ 三無 籠に挿す秋海棠の朱の寂し 百合子 一山の樹木呑み込み葛咲けり 三無 風少し碑文を撫でて涼新た 百合子 守り継ぐ媼味見の梨を剥く 多美女 葛覆ふ風筋さへも閉ぢ込めて 百合子 かぶりつく梨の滴り落ちにけり 和代 秋雨の音の静かに句碑包む 秋尚 ��剥いて母看取り居ゐる弟と 百合子 たわわなる桐の実背ナに陽子墓所 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
登り来て峙つ霧を見渡せり エイ子 太鼓岩霧に包まれ夫と待ち のりこ 秋茄子の天麩羅旨し一周忌 エイ子 秋茄子の紺きっぱりと水弾き 三無 散歩道貰ふ秋茄子日の温み 怜 朝の日の磨き上げたる秋茄子 秋尚 山の端は未だ日の色や夕月夜 怜 砂浜に人声のあり夕月夜 和魚 四百段上る里宮霧晴るる 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
星月夜庭石いまだ陽の温み 時江 サングラス危険な香り放ちけり 昭子 団子虫触れれば丸く菊日和 三四郎 羅の服に真珠の首飾り 世詩明 無花果や授乳の胸に安らぐ児 みす枝 蜩に戸を開け放つ厨窓 時江 秋立つやこおろぎ橋の下駄の音 ただし 曼珠沙華好きも嫌ひも女偏 みす枝 長き夜を会話の出来ぬ犬と居て 英美子 妹に母をとられて猫じやらし 昭子 長き夜や夫とは別の灯をともす 信子 蝗とり犇めく袋なだめつつ 昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月12日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
鳳仙花見知らぬ人の住む生家 令子 秋の灯や活字を追ひし二十二時 裕子 露草の青靴下に散らしたる 紀子 父からの裾分け貰ふ芋の秋 裕子 かなかなや女人高野の深きより みえこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月12日 萩花鳥会
秋の旅ぶんぶく茶􄽂の茂林寺に 祐子 胡弓弾くおわら地唄の風の盆 健雄 大木の陰に潜むや秋の風 俊文 月今宵窓辺で人生思ひけり ゆかり 天に月地に花南瓜一ついろ 恒雄 月白や山頂二基のテレビ塔 美恵子
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令和5年9月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
蜩や五百羅漢の声明に 宇太郎 我が庭は露草の原湖の底 佐代子 水晶体濁りし吾に水澄める 美智子 手作りの数珠で拜む地蔵盆 すみ子 蝗追ふ戦終りし練兵場 同 病院を抜け出し父の鯊釣りに 栄子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月15日 さきたま花鳥句会
虫しぐれ東郷艦の砲弾碑 月惑 熱帯夜北斗の杓の宵涼み 八草 兵の斃れし丘や萩の月 裕章 夕刊の行間うめる残暑かな 紀花 校庭に声もどりをりカンナ燃ゆ 孝江 八十路にもやる事数多天高し ふゆ子 子供らの去り噴水の音もどる ふじ穂 杉襖霧襖越え修験道 とし江 耳底に���みる二胡の音秋めけり 康子 敬老日いよよ糠漬け旨くなり 恵美子 重陽の花の迎へる夜話の客 みのり 新涼の風に目覚める日の出五時 彩香 鵙鳴けり先立ちし子の箸茶碗 良江
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令和5年9月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
昼の星遺跡の森を抜けて来て 久子 曼珠沙華もの思ふ翳ありにけり 三無 いにしへの子らも吹かれし秋の風 軽象 明け六つの鯨音とよむ芒原 幸風 秋の蟬さらにはるけき声重ね 千種
栗林圭魚選 特選句
朝涼の白樫の森香の甘し 三無 莟まだ多きを高く藤袴 秋尚 艶艶と店先飾る笊の栗 れい 榛の木の根方に抱かれ曼珠沙華 久子 揉みし葉のはつかの香り秋涼し 秋尚 風に揺れなぞへ彩る女郎花 幸風 秋海棠群がるところ風の道 要 秋の蟬さらにはるけき声重ね 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月20日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
江戸生れ浅草育ち柏翠忌 世詩明 神谷バーもつと聞きたし柏翠忌 令子 柏翠忌句会横目に女車夫 同 旅立たれはやも四年となる秋に 淳子 桐一葉大きく落ちて柏翠忌 笑子 虹屋へと秋潮うねる柏翠忌 同 言霊をマイクの前に柏翠忌 隆司 若き日のバイク姿の柏翠忌 同 一絵巻ひもとく如く柏翠忌 雪 柏翠忌旅に仰ぎし虹いくつ 同 柏翠忌虹物語り常しなへ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月24日 月例句会 坊城俊樹選 特選句
秋天を統ぶ徳川の男松 昌文 秋の水濁して太る神の鯉 要 眼裏の兄の口元吾亦紅 昌文 秋冷の隅に影おく能楽堂 政江 群るるほど禁裏きはむる曼珠沙華 順子
岡田順子選 特選句
身のどこか疵を榠櫨の肥りゆく 昌文 カルメンのルージュみたいなカンナの緋 俊樹 口開けは青まはし勝つ相撲かな 佑天 光分け小鳥来る朝武道館 て津子 蓮の実の飛んで日の丸翩翻と 要
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月2日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
炎天下被るものなき墓の石 世詩明 夫恋ひの白扇簞笥に古り 清女 野ざらしの地蔵の頭蟬の殻 ただし 一瞬の大シャンデリア大花火 洋子 三階は風千両の涼しさよ 同 素粒子の飛び交ふ宇宙天の川 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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dali-kimono · 7 years ago
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ダリのアンティーク小物アイテム。鶴の刺繍が素敵な夢々しいバック。 #ダリ #鶴のバック #アンティーク着物 #着物バック #七五三 #アンティーク扇子 #七五三レンタル #着物髪飾り #kimono
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meestorehandmade · 2 years ago
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名前入り扇子の髪飾り™️シリーズ成人式、お祭り等オーダー12/18まで❣️✨ ・ 年内発送は2022年12月18日中の「入金確認分」で締め切ります❣️それ以降は成人式にも間に合わないのでご注意ください😌 帯に挿しても使えます❣️ ぜひ、フォローをお願いします🌸 ・ 21種類の和柄デザインから選べ、大きさも小さめのもの大きめのものを御用意👏文字もキラ文字でキラキラ+ツヤ撥水加工で強度も強く急な雨も平気❣️ ・ 娘さんやお子さんへのプレゼントにも🌸 ・ 当店の#LED名入れ提灯かんざし 等との相性も抜群です🙌 ・ 成人式、結婚式、七五三、卒業式、卒園式、贈答用、お祭り…なんでもOK🤗 ・ 「〇日に間に合いますか?」などの質問もお気軽にDMへください✨ ・ Mee Store Handmade総本店ならクレジットカード決済、銀行振込、キャリア決済、コンビニ決済、Amazon payなどなど様々な支払い方法にも対応しています👏 ・ #名入り扇子 #扇子かんざし #扇子の髪飾り #お祭りヘアー #インスタ映え #髪飾り #お祭り髪飾り #和柄 #祭りヘア #ヘアメ #JapaneseHandmade #お祭り女子 #名入れアクセサリー #名入れアイテム #成人式髪飾りオーダーメイド #祭りヘアセット #七五三髪飾りオーダーメイド #卒業式髪飾りオーダーメイド https://www.instagram.com/p/CmQiP9ySL3E/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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bingata-nawachou · 3 years ago
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#紅型ナワチョウきものコーディネート ・ 昨日の打ち合わせ& 本日まで開催されていた #観宝堂 さま 創業五十周年記念特別展 「琉球」へ このコーディネートで 参じました✨✨ ・ ・ ♦︎ #新之助上布 ♦︎ @shinnosukejouhu さま #麻着物 湿度に耐えきれず🤣✨ (YES.沖縄は梅雨真っ只中☔️) #麻の着物はじめました✨ 新之助上布さんの麻着物 透け感少なく 品があり…✨✨ 沖縄では長く纏えそうです ・ ♦︎ #紅型ナワチョウ帯 ♦︎ #博多織 に #月桃紋様 私物です✨ まさに今 月桃咲き誇る季節なので 今時期にぴったりかと😆✨ ・ ♦︎ #帯揚げ #マトリョーシカ  #🪆の #地紋美しい @coten_official さま の帯揚げ✨✨ ・ 初おろし!! その名も #ロッテグリーンガム色 (名付け親は 麗しの  @choudai0075 さま❤️) たまらん良い色合い & 🪆と👀が合う!! の、ニヤニヤ帯揚げです😆✨ ・ ♦︎ #帯締め ♦︎ 私物の #二部紐 ロッテグリーンガム色に よせて爽やかグリーン系 ・ ♦︎ #帯留め ♦︎ #金細工またよし @kanzeiku.matayoshi さま #扇子 の帯留め めでたい末広がりと 願い込めて ・ ♦︎ #髪飾り ♦︎ @harukaakahane さま 静かながらにも 存在感あり 気持ちが上がる @harukaakahane さまの 髪飾り✨✨ ・ ♦︎ #下駄 ♦︎ #辻屋本店 さまと #紅型ナワチョウ鼻緒 コラボレーションの下駄 @tsujiyahonten 辻屋本店さまに 染めさせていただいた鼻緒 まだ在庫の方ございますので 気になられた方は これからの季節にぜひ!! ・ ♦︎ #足袋 ♦︎ @shinnosukejouhu #新之助上布 #麻の足袋 足元までと涼やかに♪ ・ ・ わたしが沖縄に 初めて住んだ場所が 那覇市の久米 #福州園 という 中国庭園の裏でした ・ 家賃破格の2.5万円?!😆 もうそのアパートは なくなってしまいましたが そのあたりには 3年くらい住んで 工房修行時代を過ごした おもひでの場所です ・ そこからすぐ近くに 本日お伺いした #観宝堂 さまが @kanpodo_finearts ・ 佇まいから 琉球王朝時代からの 本物の品々が鎮座されている そんな場所に 20代はじめのわたしは 何度か恐る恐る 足を踏み入れては 勉強させていただいて おりました ・ ・ それからウン10年後の本日 久々に足を運び 写真は撮れなかったものの 博物館級の紅型や 芭蕉、桐板(トゥンビャン) を、ガラス越しではなく 直に見せていただけました ・ ・ 年月を経て それでも輝きの変わらない 布々は 対峙したときに ブワーーーっと 鳥肌が立ちました…… ・ ・ こんな こんな美しい染織りが 琉球の時代にあったんだ ・ 末席に居させていただき 今まさに 紅型を染める身として 観させていただくだけで 学びなさい、と 布に語りかけられているような そんな想いになりました ・ 姿勢を正し 益々、もっと… そして謙虚に 染めに向かいます🙏 ・ その頃の作り手の方々に 心の中で手を合わせました ・ ・ この展示のことを ご案内下さった 観宝堂のお嬢さま #吉戸三貴 さまに 多大なる感謝を込めて ・ 来沖の際は ぜひお立ち寄りください✨ 那覇空港からすぐです!! ・ ・ #紅型 #縄トモコ #きものコーディネート #kimono (観宝堂) https://www.instagram.com/p/CdS27Dtr1Vi/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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solitude-klang · 1 year ago
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UCHUSENTAI:NOIZ 20th Anniversary FINAL TOUR 2023 ☆GALAXY CROWN☆ →RE:BOOT↑ @江坂MUSE
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良かった叫さん太ってた
懐かしい人達に"髪青だった人でしょ?"とか言われてwほぼ同窓会の江坂。つい最近までまた青だったのにこんなことならあのままにしとけば良かった(笑)
最前の顔ぶれも見知らぬ世代か…と思いきや当時の常連さん達もチラホラ
開演少し押して暗転 隊員同士"宜しくお願いします。"の挨拶も何年ぶりでしょうか。
幕が開く…(謎のドキドキ笑)
YAMATOちゃんのドラムセット LED装飾がされていて色んな色に光るの可愛いだった。でもそれよりドラム上手いなぁって、久々聴いたら思う。
SE流れて暗転 あの あのテーマが
~宇宙戦隊NOIZ 発進~のテーマが聴こえてきましたよ。
1人ずつ変身をキメる戦隊 当時は全員のを覚えていていつも一緒にやってたけどね。これを見られるのもあと何回なのかと思うと目に焼き付けたい思いが湧いて睨みつけるように見つめてしまった。
5人でお揃いの光るゴーグル かっこいいな。
クロモスタート !!!!!! そんなのもう振り忘れてるよ!!横モッシュの方向忘れてるって!!(笑)NOIZのくるくるモッシュが久しぶりすぎてもうできないと思ってたけど体が覚えてるっていうか染み付いてたw
シューゲイズは当時と同じようにサイリウムをエンジェルさんが投げて、キャッチした隊員さん中心にぐるぐる
変わっていない。(見た目も含めてw)あまりにも変わっていない。私が見ていない6年間が無かったかのようにあの頃のまま
地球の平和を守るため 遥か遠い宇宙からやってきた 5人の戦士達 今夜 江坂MUSEに 見参!!宇宙戦隊NOIZです!ツクターン☆それまだやってんの!?時は令和やで!?
休憩(MC)
フロア見渡していっぱいおるなー
普段見ん奴いっぱいおるなー
あの 久しぶりで忘れてるかもしれないけどとりあえず手上げて!くるくる回っとけば大丈夫です !そして誰か倒れたら助ける(お前らが) 怪我をしても責任は取りません!責任とか大っ嫌いやから! この感じ思い出したー?
Happy tied
"いっそ その嘘突き通してよ" 今ならその嘘がなんだったのかわかってしまうくらい この人達のことばかり考えて、好きで好きでどうしようもなかった時代のことを思い出した。
あんなふうにバンドを好きになることはもうできない。
3DAYS BOAT こんな曲の歌い出しを 静かで優しい低音で歌うMASATOの声が好きだった。動員が激減した時のツアーでタオルを投げ上げるのを初めてやらされてwそれがステージから見て良かったとかで定着した あれは滋賀U☆STONE公演だったかな。
叫さんが投げたペットボトルの水頭から被ったのも良い思い出(笑)
確か3DAYS終わったところでエンジェルさんが袖へ消えて トラブルだったのかな 残った楽器隊で即席(?)セッションしてたけどリードを弾く呼太郎がめっちゃかっこよくてなんで辞めちゃうんだよと腹が立った。呼太郎が、、叫さんの肩に乗せられてた呼太郎が、いつの間にかこんなにもかっこいいギタリストになって、こんなにも長く戦隊でいるなんて、あの頃は想像もしてなかった。なんで辞めちゃうんだよ。
なんてね。なんだか悔しくなりながらセッション聴いてたら、エンジェルさんが上着を脱いで網だけになりw
大きなNOIZフラッグを担いで戻ってきた。もう、、泣ける。この旗私でも見たことあるよ。それまだ振ってんの?→FLASHBACK FLAG 何度も聴いた勇敢な"忘れるなこれがimitation pops! " 今夜もあの頃と変わらないどころかむしろ宣言にさえ聞こえた。
そのままQUEST へ 私がNOIZ史上最も好きな曲
2回目のサビが終わってCメロに入る手前のジャ��プパートでステージ前面に出てきて並ぶ5人がヒーローでしかなくてあまりのかっこよさに涙出た。
本編ラスト ホワイトキャンバス
エンジェルさんとMASATOの掛け合い、NOIZはこの2MCが他にはない魅力
若い頃のMASATOの、あのギリギリの感じはなくなっちゃったけど、いつの日もピンクとオレンジは誰よりも愛し合っていたよな。
久方ぶりに耳にする「おかわり」コール。笑
Tシャツに着替えた5人
暑いねー、、、今年一番汗かきました。空調MAXなんだって。
まじでこんなに汗かいたの相当久しぶりだよ。暑すぎてたまたま出し忘れて持ってきちゃったザアザア扇子あって良かった(笑)
いつも通りよく喋ってたけど休憩がてらちょいちょいMCしてたんでどこの話か覚えてない
1曲目は知らん曲だった。2曲目コールアウト
アンコール終わるといつも、戦隊も隊員さんも全員手を繋ぐじゃん エンジェルさんの生声
その手離すなよ 絶対離すなよ
が、今も耳に残ってる。
Wアンコ BRAND NEW WORLD
夜バスで回った爆裂獣性ツアーをありありと思い出すセトリ
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
20年以上もこんなに変わらないバンドがいてたまるかってくらいまじで全てがあの頃のまま
この先だって爺さんになるまで、隊員どんなに減ってもこの5人で続けてくんだと錯覚してしまうから、
もうこのまま見ないで人ずてに、またメンバーチェンジあったらしいよーぐらいのが楽かもしれない。笑
その日隣合った見知らぬ隊員さんと挨拶して、手を繋いで、モッシュでそばにいた隊員さんと手を叩き合って、汗だくになってメイクもクソもなくなってw
V系にこんなライブするバンド他にいないまま20年以上経ってしまったよね。なんでなんだろうねこんな泣いちゃうほど楽しいのに。
どこ探してもNOIZだけは代わりになるバンドがいないよ。会いたい時来ればいいんじゃないって20数年言ってたじゃんって
言いたいことたくさんあるんだけど、
お互い大人になってしまって、隊員達の率直な想いは受け止めてはいるけど、あの時の脱退劇みたくはならないと思う。
変わっていない中で強いて言うなら
確かに今日のMASATOは辞める人だった。
脆くて弱くて壊れそうなMASATOが書く曲をそのまま晒け出すようにギリギリの状態で歌う姿は、いつの日からか見られなくはなったけど
それでもNOIZが全てで、NOIZが無いと生きていないのと一緒かのように見えたMASATOではなくなっていて、
それが頼もしくもあり、寂しくもあり、納得してしまうような感覚でもあった。
それを本人も他のメンバーも受け入れた上でのあの頃のままな気がして、なんていうかな、、その寛容さに悲しくなったっていうか。大人になっちゃったな。。
っていう、主観。(笑)
次ザアザアの周年ライブなのにw 今だけこのままタイムスリップしていたい気持ち。
私の中ではライブって、バンドって、綺麗にメイクして可愛いお洋服着て接触するものではなくて
泣いて笑って汗かいて感情を削ぎ落とすもの。そう思うのはここが実家な感覚だからなんだろうな。
でもこんなことになるくらいなら今一番好きなバンドは辞めるまで見続けてやるとも思ってる。笑
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narche · 5 years ago
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26th anniversary / omekashi Gau - Abr.2020 (間違い探しの答え合わせは記事の続きに!)
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左上から…
1:ウーマロの指の位置 2:カーテンの柄(オルちゃん) 3:セッツァーの傷 4:ロックのバンダナの色 5:ゴゴのフェイスペイント 6:エドガーがくわえた薔薇の葉っぱ 7:マッシュのひげ 8:カイエンのひげ 9:扇子の柄 10:ハンガーの向き 11:箱の柄 12:セリスの髪型
(左下へ)
13:平次の十手 14:ポーチの形 15:ティナのマント 16:シャドウの布 17:モグのポンポンの色 18:モグの装備の表情 19:インターセプターの目の向き 20:ガウの衣装 21:服の色 22:パンの数 23:ボムのふくらみ加減 24:ドレスのリボンの数 25:リルムの帽子の飾りの数 26:チョーカーの色
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hitodenashi · 5 years ago
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27/肚の内
(はるゆき)(のような何か)
(※CoCシナリオ「ストックホルムに愛を唄え」のネタバレがあります)
(一般的に不快を催すであろうような感じの描写があるかもしれない)
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 幼い頃から疑問だったのだ。
 どうして野獣が得なければならなかったのは、人間からの真実の愛だったのかと。
  初夏。午後の教室には、青葉の匂いが満ちている。気の早いあぶらぜみが、もう中庭で鳴き始めていた。遅い梅雨がようやく明けた六月の空は夜のように青い。再来週に期末テストが近づいていることも吹き飛んでしまうほど、一般的に良い空模様をしていた。  エアコンが稼働しているのに、教室はじんわりと暑かった。手扇でぱたぱたと首元を仰いでも、汗はなかなか引いてくれない。  五限開始のチャイムまで、あと一分三十秒。窓際の席の人たちは、あついあついと口々に言いながら、友達の席を囲んで談笑している。廊下側の席は直射日光が届かず、エアコンの冷風も程よく流れてくるので、ちょっとは居心地がよいけれど、教師たちはやれ空気が悪くなるだの、エアコンの使い過ぎは体に毒だので設定温度を高くしているし、常に教室の窓はどこかしらが換気のために開いているので、さほど教室が快適だとは言い難い。  廊下側でこうなのだから、窓側の席はもう少し不快なことだろう。外から吹き込んでくる生ぬるい風は、すでに気の早い夏の色をしている。  パンティングのような呼吸を一瞬だけして、すぐ咽頭の渇きを覚え、口を閉じた。そして、誰にもばれないようにそっと窓際の席に目を向ける。生成色のカーテンに隠れて、銀色の髪が陽に透けているのが見えた。静かに窓の外を見ている。夏服の白い襟に、首筋を伝った汗がすっと沁みて消えた。  本鈴のチャイムが鳴って先生が入ってくると、皆慌てて席に着いた。初老の国語教師のつまらない口上と、前回授業の振り返りを聞く。指定されたページは言われる前からもう開いている。中国のどこかで撮影されたらしい竹林の写真は、鬱蒼としてひどく涼しげだった。  ぼんやりと指先でシャープペンを回していると、頭上に微かな視線を感じていやな気持ちになった。 「じゃあ二十六ページ、始めから、二十八ページ八行目まで。誰か読んでくれる奴ー」  挙手を促しても、誰が進んで読みたがることなんかないだろうに、必ずこの教師はそうやって聞く。誰も彼も指名されたくなくて、いっそう息を潜めてしまうのが、少し面白かった。現文の時間って、挙手したらテスト悪くても内申上がるのかな。なんて、皆が嘲笑混じりに言っていることを彼が知っているかどうかはわからなかった。  再度、視線を感じる。薄らと、今度は四方から。  反応は返さず、藪の中で息を潜めるように呼吸を小さくする。教師は頭を掻きながら「誰もいないのかあ」なんて決まりきった言葉を吐く。いつもそう。自主性の無い奴は成績が上がらないぞ。それに続いて出る言葉を、私は良く知っている。 「じゃあ、鏡。十八ページから」  いつもの名指し。決まりきったこと。周囲のやっぱり、そうなるよね。という、安堵の呼気を聞いた。「はい」短く返事をする。みんなそんなに読みたくないのだろうか。別に、朗読しろって訳でもないのに、難しい漢字や、句読点の息継ぎがそんなに恥ずかしいものだろうか。  席に腰を下ろしたまま、段落の頭を指でなぞった。唇を舐める。唾液がねばついていた。暑さからだろうか。水が欲しい、生ぬるくてもいいから。 「“なぜこんな運命になったかわからぬと先刻は言ったが、しかし考えようによれば、思い当たることが全然ないでもない。”」  グラウンドから、体操の掛け声がこだましている。見て面白い光景でもないだろう。犬の吐息のように生ぬるい風が、開いた窓から吹き込んでいる。微かに汗ばんだ首筋に、髪が張り付いて鬱陶しかった。横髪を耳に掛ける。  そもそも、どうして髪を伸ばし始めたのだっけ。  ふと思い返したことだが、私は今まで、美容室へ行ったことがない。髪はいつも、母が大事に切ってくれるので、外で誰かに切ってもらうという習慣がなかった。  幼稚園のころ、お遊戯会で赤ずきんちゃんをやったことを覚えている。  私は赤ずきんちゃんをやりたかったのに、生まれの早い私は他の子と比べて背が高く、赤ずきんちゃんは似合わないという理由で、悪いオオカミの役になってしまった。当時の私はそれはそれは落胆して、練習の度に落ち込んでいたのだが、本番の舞台の時、母親が主役の子よりも綺麗に見えるようにと張り切って髪を整えてくれたので、不機嫌にならず演じ切れたことを覚えている。  髪を大きく切ったのは、恐らくその記憶が最後だ。  それ以来、なんで髪を切っていないんだったか。母親がそもそも、女の子は髪が長いほうが良いと夢見るように言っていたからだったような気もする。けれど、多分決定的なものは違う。  そうだ。確か、綺麗だねって、一言褒められたから、伸ばしていたのだ。  多分、そんなありきたりで下らない理由だ。  恐らく、言った本人は、きっともうそんなこと忘れている。それくらい、下らない一言だった筈だ。 「……“人間はだれでも猛獣使いであり、その猛獣にあたるのが各人の性情だという。おれの場合、この尊大な羞恥心が猛獣だった。”」  一つだけ、色合いの違う視線を感じた。窓側、私の左後方から。 「“虎だったのだ。”」  それが誰のものであるか、理解はした。それでも私の目線は、教科書体の黒いインキの上を見ている。俯いた頬に横髪が再び零れてきて、私は句読点の間に小さく唸り声を上げた。  がり。内側で、何かが私を引っ掻いた。  生成りのカーテンが風を孕んでゆったりと膨らむ。囁くような衣擦れ。まるで、下草がざわめくような。私の視界にはない青葉が、窓の向こうに揺れている。 「“ちょうど、人間だったころ、おれの傷つきやすい内心をだれも理解してくれなかったように。おれの毛皮のぬれたのは、夜露のためばかりではない。”」  俯いたまま文字を追う。横髪は、また音もなく滴り落ちてくる。  私は未だ、髪を伸ばし続けている。窓の外に垂らすことのできる日なんて、来るはずもないのに。  私は初めから、窓辺になんていない。
 じわじわじわじわ。
 籠もったような、あぶらぜみの声が耳について離れない。  微かなアンモニアの匂い。薄暗い女子トイレの個室の壁を爪で引っ掻くと、骨を齧ったような乾いた音がした。  放課後の校舎は、どこもかしこもじっとりと暑い。さっきまで涼しい図書室にいたのに、廊下を数歩歩いただけで、もうぶわりと汗が噴き出している。肌に薄い夏服がくっついている。怠い下腹部を抱えて、溜め息を吐いた。 「最悪……」  淀んだ、濃い血液の匂いが鼻についた。  道理で日中、思考がぐらぐらすると思ったのだ。経血にぬるついた下着を下げるだけで不快感が強くて、思わず眉を顰める。不運にも替えの下着を持ってきていないので、血の着いたクロッチ部分をふき取るだけに留める。咥えたサニタリーポーチから、ナプキンを取り出す。  月経血の生臭さは、腐敗した肉の生臭さによく似ていると思った。スカートの裾を引っ張って、後ろに血が滲んでいないことを確認して、一先ず胸をなでおろす。  暑さが纏わりついてくる。途端に全身が重く感じる。 「……帰ろう……」  図書当番を早引けするのは申し訳ないが、幸い今日当番にいるのは後輩の女の子たちばかりだったので、素直に話せば事情は汲んで貰えた。さっさと荷物を抱えて図書室を後にし、下駄箱のたたきにローファーを放り投げる。  気の早い午後の日差しは痛いほど強い。日光を避けて、軒をずるずると這うように歩いていると、ふと、剣道場から人の声がするのを聞いてしまった。  足が止まる。日影から足先が出る。  私の足が勝手に剣道場へ向かっていた。
 剣道場自体に足を運ぶことは、ほとんどない。体育の授業でも、部活棟の辺りは使わないからだ。  グラウンドの隅にある剣道場周辺にはとくに樹が少なくて、日影がない。立ち寄る生徒は運動部の子たちくらいだった。剥き出しの皮膚が、じりじりと焼かれて痛んだ。  道場の外壁には高窓しかついておらず、見上げて聳えるそれはまるで刑務所の壁のように見えた。果たして内側と、こちら側のどちらが閉じ込められているのか、私には判別ができなかった。  通用口と、グラウンド側に繋がる大きな出入口は空いているが、そこから中を覗くことは、とてもじゃないけれど私にはできない。  木目に擬態した道場の外壁に手を当てると、壁は日差しに焼かれて鉄板のように熱かった。内側からは、剣道部特有の咆哮が響いている。  私はたくさんの遠吠えの中から、彼の波形を探した。汗の匂い。くぐもった反響。壁の振動。声はすぐに見つかった。北西側、反対側の壁際、多分三列目。  沢山の気配の中に、彼が混ざっていた。  彼ではない気配���中に、紛れるように、しかし違和を残しながら、そこに溶けていた。水に落とされた、油みたいに。
 不意に、私はどうしたらいいかわからなくなってしまって、その場にただ立ち竦んだ。  人がいるのだ。この中には人がいる。  当たり前のことだ。ここは、学校なのだから。しかし、私ではない人間たちがいた。私が知らない彼を、知っている人間がいた。そうして、会話して、戦って、視線を交わすのだろう。私の知らない、触れあって。  知らないで、見ないで、触れないで。見るな。私の、 。
 喘いだ。  湿度の高い、熱せられた空気が喉に絡んで、小さく噎せた。自分を支えることが困難になって、鉄板のように熱い壁に額をつけて凭れる。壁は、焼けるように熱くて痛い。強く爪を立てると、ぎゃり、と不快な音がした。私の爪は鋭かった。そして、空しい音を立てるばかりだった。
 おとぎ話は、人間が夢を見る為にある。  幼い頃から、私は世界に王子様とお姫様がいることを、疑いはしなかった。本の世界にばかり、足を浸していたからだ。物語に主役がいるのであれば、邪な竜も、野獣もこの世界には存在することになる。役割は、必ずしも自分が望むとおりに振り分けられるわけではない。幼稚園のお遊戯会と一緒。誰も彼もが王子様やお姫様になれる訳じゃない。紡ぎ車も狼も、そうなりたくてなった訳ではないだろう。私が、悪いオオカミを演じたように。
 そうだ。だから、私だって、彼だって、例外じゃないことなんて。
 どうして野獣が得なければならなかったのは、人間からの真実の愛だったのか。  そうだ、小さい頃からずっと疑問だった。彼がたとえ野獣に身を窶しても、同じ野獣の番であれば、傷をなめ合うことのできるはずなのに、って。どうして彼は貶されて、傷を深められても、人間からの愛を得て、人間に戻りたいと思ったのだろう、って。
 おとぎ話は、人間が夢を見る為にある。  頭の中にある書物のページをいくら捲っても、化物と化物が結ばれた結末なんて、一つだってなかった。化物が化物のまま、幸せになる物語なんてなかったのだ。シルヴィアも、李徴も、グレゴールも、みんなみんな。  おとぎ話は人間しか幸せにしてくれない。幸せになりたいなら、人間になるしかない。それを私は知っていた。だから私は人間でいなければいけなかった。人間でいる必要があった。私だけでも、人間でいなければいけなかった。人間で居たかった、人間で居たかった、人間で居たかった。  そうでなければいけなかったのに。  おとぎ話の世界で、私は。
 月が零れる。  獣の匂いが、否応なく下腹部から立ち上る。つま先から皮膚がひっくり返っていく。全身の毛皮があわく月夜に煌めいたとして、たとえそれを千枚縫い合わせても、光り輝くドレスになんかならない。  私は全部、知っていた。最初から分かっていた。目を背けていただけだった。  足元で、ぽたぽたと水滴の垂れる音がした。それは異様に粘ついていて、腐肉の匂いがした。  私の中にいる私が、そっと耳元で囁いた。
 もうどうしようも無いんだったら、はやく喉に噛みついちゃえばいいじゃない。って。  
 ラ・ベッラなんて、最初からいなかった。  狼だったのだ。
 †
 意識は冷たくて、白濁していた。  そこで私は初めて、気を失った時に世界が真っ白になるということを知った。  全身はまんべんなくずきずきと痛んでいる。頭は特に割れるように痛む。焼けた火箸で頭蓋の内側をぐちゃぐちゃにかき混ぜられているような痛みだ。床の感触が冷たいのに、脇腹が異常に熱を持っている。  熱いから痛いのか、痛いから熱いのかわからなかった。全ての熱がそこに集まってしまったようで、事実、指先は凍えていて一切動かない。  私は薄らと目を開いた。  下水のような、饐えた汚物の匂いがする。そして血の匂い。地下室は、ひたすら暗い。髪を垂らす窓も無く、寝台もなく、ただ檻のような壁だけがあった。  晴。  名前を呼びたくても、舌が動かない。呼んで、どうなるというのだ。私が目を覚ましたことを、気付かせるだけではないのか。  床に投げ出された私の手のひらは、まだらな赤褐色に乾いていた。それからは、微かに甘い匂いがした。床がまだ新しい血で赤く濡れていて、それはひどく生臭かった。きっと狼の血なのだろう。  なんとか視界を広げようと瞼を上げると、部屋の中に晴が立っていることだけが解った。後ろ姿だけのそれを見るや否や、たちまち悔いと後ろめたさが燻った。後悔の念が尽きない。
 私が願わなければ、こんなことにならなかった。ましてや、晴が傷つくことなんて、望んでいなかった。
 私はただ、庭先に咲いた私だけの薔薇を誰にも盗られたくなかっただけ。ただ、それだけだった。  傷つけることを、望んでなんていなかった。  けれど、それを今誰が証明してくれるだろう。現に私は晴を閉じ込め、切り裂いて、頭から丸呑みにしようとした。きっと、またすぐに私は狼になってしまう。狼である証拠に、私は彼を酷く甘いものだと思い込んでいる。一体、これのどこが人間だと言うのだ。健常な意識ですら、獣性を否定できていないのだから。  私は目を閉じた。  目を覚ましたくなくて、冷たい眠気へ緩やかに身を任せる。  そうだ、このまま私が眠っていれば、少なくとも私が晴を傷つけることはない。目を覚ませば、私はたちまち狂気に取りつかれて、彼に牙を立てることしかできなくなってしまう。もう彼を傷つけるのも、怯えた瞳で名前を呼ばれるのも嫌だった。
 眠っていよう。  これ以上、晴を傷つけないように。いっそ、私が救われなくたっていい。茨の内側が暴かれなければ、私はいつまでもお姫様と誤認されたままでいられるでしょう。狼がお姫様を丸呑みにしてドレスを着て、精一杯着飾ったところで、大きな口と生臭い匂いですぐに狼だとばれてしまう。  そんな姿は、晴に見せることができない。彼がまだ、私を人間だと思っているうちに、朽ち果ててしまいたかった。  微睡みは心地よかった。  ふと、何か、喧騒のようなものが聞こえた。悲鳴か、怒号かわからない叫び声のように思った。ただ、晴の声ではないことだけは理解して、どうでもよくなった。それも私の意識が氷湖の底に沈んでいくうちに、ぼやけて遠くなっていった。  夜明けの笛の音も、白く光を亡くした月もなく、薔薇の花も無い。深い眠りの水底には、ただ長い静寂が横たわるだけだった。
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