#怪談えほん
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そのとき あなたは もういちど わたしの ページを めくるでしょう
— 宮部みゆき作/吉田尚令絵/東雅夫編『怪談えほんⅠ 悪い本』(2011年10月、岩崎書店)
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狸の道塞ぎ
享保の初めのことである。 佐渡の下戸御番所に寺田弥三郎という役人がいた。 その日、勤めを終えた彼は、夜勤の者に業務を引き継ぎ、暮六つ半頃に御番所を出た。 五から七間ほど行くと、裏町通りの小路に差しかかるのだが、そのあたりで突然、弥三郎は何かに閊えてそれ以上進めなくなった。 しかし、周囲は右も左も判らないほど真っ暗なので、何が道を塞いでいるのかまったく見えない。 右横や左横に移動してみたが、どうにも進むことができない。 弥三郎はしばらくその場に佇み、心を静めてから再び歩き始めた。 しかし、やはり何かに閊えて進めない。 「これは狸の悪戯だな。ならば目にもの見せてくれる」 刀を抜いて切り払うと少し手応えがあった。 途端に周囲が明るくなったので、見上げると空は星明りである。 そこであらためて歩き始めると、今度は進むことができた。
弥三郎は住まいではなく、大津屋小右衛門という問屋に向かった。 問屋の明るい燈火が見えたので、門から中に入って燈火の下に行った。 刀を抜いて透かして見ると、切っ先に少し血がついている。 この感じだと、相手はほんのかすり傷だな、と弥三郎は判断した。 仕留められなかったか、と思っていると、小右衛門はじめ店の者が集まってきた。 「な、なんで、かか刀をお抜きになってるんですか」 皆は震え慄く。 「ああ、気にせんでくれ。実はこんなことがあってな」 弥三郎は皆に先ほどのことを説明すると、別れを告げて店を出た。 帰途、先ほどの場所を通ったが、遮られずに宿舎に辿り着けたという。
ちょうどその頃、一つの噂が流れていた。 柴町の医師・窪田松慶が二ツ岩の団三郎狸に呼ばれ、刀傷を負った狸を治療をした、というものである。 団三郎といえば下戸村を本拠地にする佐渡の狸の総大将である。 治療を受けた狸というのは寺田弥三郎が斬った奴に違いない。 話を聞いた者は皆そう言い合ったという。
(『佐渡怪談藻塩草』 「寺田何某怪異に逢ふ事」)
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イオンシネマで介助を断られた経験をX上で投稿し、議論になっている車椅子インフルエンサーの人(以下N氏)が話題のようですね。全容をご存知でない方もおられるかと思いますので、ネット上で見かける疑問や質問、批判意見などを基に一問一答形式で当方の考えを述べていきますね。 (1)「車椅子ユーザーの介助を断るなんて、イオンシネマ酷くない!?」 ⇒「介助を断ったのではありません。当該イオンシネマには車椅子のまま利用できる席があったにも関わらず、N氏はあえて介助が必要なプレミアムリクライニングシート利用を希望し、1人で訪れては毎回劇場スタッフに介助してもらっていたのです。今般はその介助終了後に、支配人らしき人から『スタッフのリソースにも限りがあるので、今後はご遠慮頂きたい』との主旨の発言があり、N氏は『これまで何回もやってくれてたのに!』と悲しみと怒りの感情が高まり、X投稿に至ったという背景事情です」 (2)「スタッフの人手不足といっても、車椅子で不自由している人の介助くらいできるだろう!?」 ⇒「車椅子専用スペースまでの案内程度ならできるでしょうが、今般は段差のある席まで車椅子と人を運び、席に乗せるところまでおこなう必要がありました。N氏自身の投稿でも、今般のスタッフは過去同様の対応経験もなかったようでしたが、サービス介助士など専門の資格や講習を受けていないスタッフが対応することは大変な重労働であるうえ、車椅子ユーザーに怪我や���折をさせるリスクがあるほか、緊急避難時にも差し支え��ため危険です。施設としてもそこまで対応する必要はないでしょう」 (3)「イオンシネマは車椅子ユーザーに対して『合理的配慮』ができてない! これは障害者差別解消法違反だ!」 ⇒「法律のガイドラインをお読み頂ければ明白ですが、合理的配慮は『その実施に伴う負担が過重でないときに』講ずること、とされています。そして車椅子ユーザーに対する合理的配慮の具体例として『車椅子のまま着席できるスペースを確保』が挙げられていますので、今般のように『介護資格者でもないスタッフに車椅子と人を運ばせ、段差がある席まで移乗させる』というのは明らかに『過重負担』です。合理的配慮義務とは、決して『ワガママを全て受け容れる』と同義ではありません」 (4)「じゃあなんでイオンシネマは謝罪文を出してるんだ!? イオンシネマ側にも悪いところはあったんだろう!?」 ⇒「これも謝罪文をよく読めば分かりますが、イオンシネマが詫びているのはN氏に対する『不適切な発言』のみです。合理的配慮については一切言及していません。あえてイオンシネマ側の問題を挙げるとするならば、これまで良かれと思って、N氏に対して介助(移乗)サービスを複数回おこなってしまったことですね。そのため『前はやってくれたのに』という前例を作ってしまいました。『当劇場には身体介助できる有資格者がおりません。お客様にもしものことがあっても責任を負えませんので、サービス提供はできません』で通しておくべきでした」 (5)「なぜ日本人は障害者や弱者にこれほど厳しいのか!? 人権意識が低い!」 ⇒「障害者に厳しいのではなく、『理不尽な要求をするクレーマー』に厳しいだけです。あと、低賃金で理不尽クレーマーの相手をさせられる接客スタッフもまた弱者といえますので、人権をとやかく言うなら、店員さんの人権にも配慮すべきでしょう。またN氏は『車椅子インフルエンサー』を自称しているようですが、氏の今般の発言のせいで、他の車椅子ユーザーの方々がこれまで築いてこられた善意と信頼の関係をブチ壊し、彼ら・彼女らが肩身の狭い思いを強いられることになりかねません。せいぜい『迷惑系YouTuber』といったところでしょう」 今般の騒動で、イオンシネマで働く方々が今後理不尽な対応を強いられ、無理をされることがないよう、くれぐれもお願いしたいところです。会社側は顧客のみならず、従業員の皆さんの心身の安全も確保なさってください。 あと、社会運動家の皆さんもぜひご留意頂きたい��すね。単に弱者属性に身を置いていれば正しい側に居られる時代はもう終わりました。日々の活動の中で、我々一般労働者やサービス���事者の善意をさも当然かのように扱い、理不尽な要求を強いて、断られたら会社相談窓口よりも先にSNSで晒して悪者扱いをしてしまうと、あなた方のお仲間の支持は得られても、大多数の労働者を敵に回すことになりますので。 (画像出典:内閣府リーフレット「令和6年4月1日から合理的配慮の提供が義務化されます!」 https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/pdf/gouriteki_hairyo2/daikatsuji_print.pdf…)
Xユーザーの新田 龍さん
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Maomao no Hitorigoto Episode 33 “Orpiment” / 猫猫のひとりごと 第33話 『雄黄(ゆうおう/Yuo)』
Please note that the English lines are just my translation.
猫猫(マオマオ)「先帝(せんてい)の遺体(いたい)が腐(くさ)らなかった原因(げんいん)が、雄黄(ゆうおう)だったとは…」
Maomao “Sentei’no itai’ga kusara-nakatta gen’in’ga, yuo datta-towa…”
Maomao “I was surprised that the reason the last emperor’s body didn’t decompose was an orpiment…”
猫猫「ここで、猫猫の豆知識(まめちしき)。雄黄に含まれる砒毒(ひどく)は、無味無臭(むみむしゅう)の毒物(どくぶつ)。中毒(ちゅうどく)になると筋力低下(きんりょくていか)や貧血(ひんけつ)が生(しょう)じる。また、遺体の腐敗(ふはい)を促(うなが)す細菌(さいきん)や微生物(びせいぶつ)を殺(ころ)し、防腐(ぼうふ)の働(はたら)きをするとか」
Maomao “Koko’de, Maomao’no mame-chishiki. Yuo’ni fukuma-reru hi-doku’wa, mumi-mushu’no doku-butsu. Chudoku’ni naruto kinryoku-teika-ya hinketsu’ga shojiru. Mata, itai’no fuhai’o unagasu saikin’ya bi-seibutsu’o koroshi, bofu’no hataraki’o suru-toka.”
Maomao “Here’s Maomao’s bits of knowledge. The arsenic contained in an orpiment is tasteless and odorless, and if you become poisonous you will experience muscle weakness and anemia. It also kills the bacteria and microorganisms that promote the decay of a corpse, and acts as a preservative.”
猫猫「しかし、あんな大(おお)きな絵(え)を壁(かべ)に隠(かく)すとは…」
Maomao “Shikashi, anna ookina e’o kabe’ni kakusu-towa…”
Maomao “But hiding that large picture on the wall…”
壬氏(ジンシ)「薬屋(くすりや)、今回(こんかい)の働きもご苦労(くろう)だった」
Jinshi “Kusuriya, konkai’no hataraki’mo go-kuro datta.”
Jinshi “Apothecary, thank you for your hard work this time too.”
猫猫「恐(おそ)れ入(い)ります」
Maomao “Osore-iri-masu.”
Maomao “I appreciate your kind words.”
恐れ入ります(おそれいります/Osore-iri-masu.): I’m afraid. (the phrase of humbling when having been thanked by someone in the high position, in this case)
壬氏「水蓮(スイレン)から聞(き)いたのだが…雄黄のかけらも、お前(まえ)が見(み)つけ出(だ)したらしいな」
Jinshi “Suiren-kara kiitano-daga… Yuo’no kakera’mo, omae’ga mitsuke-dashita-rashii-na.”
Jinshi “I heard from Suiren that you also found the piece of orpiment.”
猫猫「はい。木彫(きぼ)りの人形(にんぎょう)や、手毬(てまり)などが収(おさ)められている行李(こうり)から」
Maomao “Hai. Kibori’no ningyo’ya, temari-nado’ga osame-rarete-iru kori’kara.”
Maomao “Yes. From the suitcase containing a wooden carved doll and a temari ball, and so on.”
Temari balls - the picture from Wikipedia online

壬氏「木彫りの人形…?あっ…やはり…気(き)に入(い)ったものは隠(かく)しておかぬと、誰(だれ)かに隠されてしまうのか…」
Jinshi “Kibori’no ningyo…? A… Yahari… Kini-itta mono’wa kakushite-okanu-to, dareka’ni kakusa-rete-shimau-noka…”
Jinshi “A wooden carved doll…? Ah… I knew it… If I don’t hide my favorites, someone else will hide them…”
猫猫「うんうん。私(わたし)も冬虫夏草(とうちゅうかそう)や熊胆(ゆうたん)が誰かに奪(うば)われぬよう、大切(たいせつ)に隠しております」
Maomao “Un-un. Watashi’mo tochukaso’ya yutan’ga dareka’ni ubawa-renu-yo, taisetsu’ni kakushite-ori-masu.”
Maomao “Yes, yes. I’m also carefully hiding my mushroom fungus and bear gall so that no one will find them.”
壬氏「それは誰も盗(と)らんだろう…」
Jinshi “Sore’wa daremo toran-daro…”
Jinshi “No one will steal them…”
猫猫「何(なん)にせよ、壬氏様もお気に入りは隠しておいた方(ほう)が得策(とくさく)かと」
Maomao “Nan’ni-seyo, Jinshi-sama’mo okini-iri’wa kakushite-oita-hoga toku-saku-kato.”
Maomao “Anyway, I think it would be a good idea for you to hide your favorites, Master Jinshi.”
壬氏「あぁ……お気に入りか…」
Jinshi “Aa…… Okini-iri-ka…”
Jinshi “Ah… My favorites…”
猫猫「何(なに)か私の顔(かお)に付(つ)いていますか?」
Maomao “Nanika watashi’no kao’ni tsuite-imasuka?”
Maomao “Is there something on my face?”
壬氏「あ!ん…何(なん)でもない!…まったく…どうやって隠せと言(い)うんだ…」
Jinshi “A! N…Nan-demo nai! …Mattaku… Do-yatte kakuse-to iunda…”
Jinshi “Oh! It’s nothing! …Come on… how can I hide it?”
猫猫「…は?」
Maomao “…Ha?”
Maomao “Huh?”
猫猫「次回(じかい)、『怪談(かいだん)』。事実(じじつ)は小説(しょうせつ)より奇(き)なり…。お楽(たの)しみに…」
Maomao “Jikai, ‘Kaidan.’ Jijitsu’wa shosetsu-yori ki-nari… O-tanoshimi’ni…”
Maomao “Next episode, ‘A Ghost Story’. Truth is stranger than fiction… See you next time…”
事実は小説より奇なり(じじつは、しょうせつよりきなり/Jijitsu’wa shosetsu-yori ki-nari): Truth is stranger than fiction. Apparently, the Japanese saying came from this English one.
#apothecary english#apothecary romaji#the apothecary diaries#apothecary diaries#learning japanese#japanese#薬屋のひとりごと#薬屋のひとりごと���英語#薬屋 英語 学習#japan#KNH#maomao no hitorigoto
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「お化けの棲家」に登場したお化け。
1、骨女〔ほねおんな〕 鳥山石燕の「今昔画 図続百鬼』に骨だけ の女として描かれ、 【これは御伽ぼうこうに見えたる年ふる女の骸骨、牡丹の灯籠を携へ、人間の交をなせし形にして、もとは剪灯新話のうちに牡丹灯記とてあり】と記されている。石燕が描いた骨女 は、「伽婢子」「牡丹灯籠」に出てくる女つゆの亡霊、弥子(三遊亭円朝の「怪談牡丹灯 籠」ではお露にあたる)のことをいっている。これとは別物だと思うが、「東北怪談の旅」にも骨女という妖怪がある。 安永7年~8年(1778年~1779年)の青森に現れたもので、盆の晩、骸骨女がカタリカタリと音をたてて町中を歩いたという。この骨女は、生前は醜いといわれていたが、 死んでからの骸骨の容姿が優れているので、 人々に見せるために出歩くのだという。魚の骨をしゃぶることを好み、高僧に出会うと崩れ落ちてしまうという。 「鳥山石燕 画図百鬼夜行」高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 「東北怪談の旅」山田 野理夫
2、堀田様のお人形
以下の話が伝わっている。 「佐賀町に堀田様の下屋敷があって、うちの先祖はそこの出入りだったの。それで、先代のおばあさんが堀田様から“金太郎”の人形を拝領になって「赤ちゃん、赤ちゃん」といわれていたんだけど、この人形に魂が入っちゃって。関東大震災のとき、人形と一緒に逃げたら箱の中であちこちぶつけてこぶができたから、修復してもらうのに鼠屋っていう人形師に預けたんだけど少しすると修復されずに返ってきた。聞くと「夜になると人形が夜泣きしてまずいんです」と言われた。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収)
3、ハサミの付喪神(つくもがみ)
九十九神とも表記される。室町時代に描かれた「付喪神絵巻」には、「陰陽雑記云器物百年を経て化して精霊を得てよく人を訛かす、是を付喪神と号といへり」 という巻頭の文がある。 煤祓いで捨てられた器物が妖怪となり、物を粗末に扱う人間に対して仕返しをするという内容だ が、古来日本では、器物も歳月を経ると、怪しい能力を持つと考えられていた。 民俗資料にも擂り粉木(すりこぎ)や杓文字、枕や蒲団といった器物や道具が化けた話しがある。それらは付喪神とよばれていないが、基本的な考え方は「付喪神絵巻」にあるようなことと同じで あろう。 (吉川観方『絵画に見えたる妖怪』)
4、五徳猫(ごとくねこ) 五徳猫は鳥山石燕「画図百器徒然袋」に尾が2つに分かれた猫又の姿として描かれており、「七徳の舞をふたつわすれて、五徳の官者と言いしためしも あれば、この猫もいかなることをか忘れけんと、夢の中におもひぬ」とある。鳥山石燕「画図百器徒然袋」の解説によれば、その姿は室町期の伝・土佐光信画「百鬼夜行絵巻」に描かれた五徳猫を頭に 乗せた妖怪をモデルとし、内容は「徒然袋」にある「平家物語」の 作者といわれる信濃前司行長にまつわる話をもとにしているとある。行長は学識ある人物だったが、七徳の舞という、唐の太宗の武の七徳に基づく舞のうち、2つを忘れてしまったために、五徳の冠者のあだ名がつけられた。そのため、世に嫌気がさし、隠れて生活するようになったという。五徳猫はこのエピソードと、囲炉裏にある五徳(薬缶などを載せる台)を引っ掛けて創作された 妖怪なのであろう。ちなみに土佐光信画「百鬼夜行絵巻」に描かれている妖怪は、手には火吹き 竹を持っているが、猫の妖怪ではなさそうである。 ( 高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕画図百鬼夜行』)→鳥山石燕『百器徒然袋』より 「五徳猫」
5、のっぺらぼー 設置予定場所:梅の井 柳下 永代の辺りで人魂を見たという古老の話しです。その他にも、背中からおんぶされて、みたら三つ目 小僧だったり、渋沢倉庫の横の河岸の辺りでのっぺらぼーを見たという話しが残っています。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収) のっぺらぼーは、顔になにもない卵のような顔の妖怪。特に小泉八雲『怪談』にある、ムジナの話が良く知られている。ある男が東京赤坂の紀国坂で目鼻口のない女に出会い、驚き逃げて蕎麦 屋台の主人に話すと、その顔も同じだったという話。その顔も同じだったという話。
6、アマビエアマビエ 弘化3年(1846年) 4月中旬と記 された瓦版に書かれているもの。 肥後国(熊本県)の海中に毎夜光るものが あるので、ある役人が行ってみたところ、ア マビエと名乗る化け物が現れて、「当年より はやりやまいはや 6ヵ月は豊作となるが、もし流行病が流行ったら人々に私の写しを見せるように」といって、再び海中に没したという。この瓦版には、髪の毛が長く、くちばしを持った人魚のようなアマビエの姿が描かれ、肥後の役人が写したとある。 湯本豪一の「明治妖怪新聞」によれば、アマピエはアマピコのことではないかという。 アマピコは瓦版や絵入り新聞に見える妖怪で、 あま彦、天彦、天日子などと書かれる。件やクダ部、神社姫といった、病気や豊凶の予言をし、その絵姿を持っていれば難から逃れられるという妖怪とほぼ同じものといえる。 ���マビコの記事を別の瓦版に写す際、間違 えてアマビエと記してしまったのだというのが湯本説である。 『明治妖怪新聞」湯本豪一「『妖怪展 現代に 蘇る百鬼夜行』川崎市市民ミュージアム編
7、かさばけ(傘お化け) 設置予定場所:多田屋の入口作品です。 一つ目あるいは、二つ目がついた傘から2本の腕が伸び、一本足でピョンピョン跳ねまわる傘の化け物とされる。よく知られた妖怪のわりには戯画などに見えるくらいで、実際に現れたなどの記録はないようである。(阿部主計『妖怪学入門』)歌川芳員「百種怪談妖物双六」に描 かれている傘の妖怪「一本足」
8、猫股(ねこまた) 猫股は化け猫で、尻尾が二股になるまで、齢を経た猫 で、さまざまな怪しいふるまいをすると恐れられた。人をあざむき、人を食らうともいわれる。飼い猫が年をとり、猫股になるため、猫を長く飼うもので はないとか、齢を経た飼い猫は家を離れて山に入り、猫股 になるなどと、各地に俗信がある。 このような猫の持つ妖力から、歌舞伎ではお騒動と化け猫をからめて「猫騒動もの」のジャンルがあり、
「岡崎の猫」「鍋島の猫」「有馬の猫」が三代化け猫とされる。
9、毛羽毛現(けうけげん) 設置予定場所:相模屋の庭 鳥山石燕の「今昔百鬼拾遺」に毛むくじゃらの妖怪として描かれた もので、 「毛羽毛現は惣身に毛生ひたる事毛女のごとくなればかくいふ か。或いは希有希現とかきて、ある事まれに、見る事まれなれば なりとぞ」とある。毛女とは中国の仙女のことで、華陰の山中(中国陝西省陰県の西 獄華山)に住み、自ら語るところによると、もともとは秦が亡んだため 山に逃げ込んだ。そのとき、谷春という道士に出会い、松葉を食すことを教わって、遂に寒さも飢えも感じなくなり、身は空を飛ぶほど軽くなった。すでに170余年経つなどと「列仙伝」にある。この毛羽毛現は家の周辺でじめじめした場所に現れる妖怪とされるが、実際は石燕の創作妖 怪のようである。 (高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕 画図百鬼夜行』→鳥山石燕「今昔百鬼 拾遺」より「毛羽毛現」
10、河童(かっぱ) 設置予定場所:猪牙船 ◇ 河童(『耳袋』) 江戸時代、仙台藩の蔵屋敷に近い仙台堀には河童が出たと言われています。これは、子どもたちが、 なんの前触れもなく掘割におちてしまう事が続き探索したところ、泥の中から河童が出てきたというも のです。その河童は、仙台藩の人により塩漬けにして屋敷に保管したそうです。 ◇ 河童、深川で捕獲される「河童・川太郎図」/国立歴史民俗博物館蔵 深川木場で捕獲された河童。河童は川や沼を住処とする妖怪で、人を水中に引き込む等の悪事を働く 反面、水の恵みをもたらす霊力の持ち主として畏怖されていた ◇ 河童の伝説(『江戸深川情緒の研究』) 安永年間(1772~1781) 深川入船町であった話しです。ある男が水浴びをしていると、河童がその男 を捕えようとしました。しかし、男はとても強力だったので逆に河童を捕えて陸に引き上げ三十三間堂の前で殴り殺そうとしたところ、通りかかった人々が河童を助けました。それ以来、深川では河童が人 間を捕らなくなったといいます。→妖怪画で知られる鳥山石燕による河童
11、白容商〔しろうねり〕
鳥山石燕「画図百器 徒然袋」に描かれ、【白うるりは徒然のならいなるよし。この白うねりはふるき布巾のばけたるものなれども、外にならいもやはべると、夢のうちにおもひぬ】 と解説されている。白うるりとは、吉田兼好の『徒然草」第六十段に登場する、 芋頭(いもがしら)が異常に好きな坊主のあだ名である。 この白うるりという名前に倣って、布雑巾 の化けたものを白容裔(しろうねり)と名づけたといっているので、つまりは石燕の創作妖怪であろう。古い雑巾などが化けて人を襲う、などの説 明がされることがあるが、これは山田野理夫 の『東北怪談の旅』にある古雑巾の妖怪を白 容裔の話として使ったにす���ない。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編
12、轆轤首〔ろくろくび〕
抜け首、飛頭蛮とも つな いう。身体から首が完全に分離して活動する ものと、細紐のような首で身体と頭が繋がっているものの二形態があるようである。 日本の文献には江戸時代から多くみえはじ め、『古今百物語評判』『太平百物語』『新説 百物語」などの怪談集や、『甲子夜話』『耳 囊」「北窓瑣談」「蕉斎筆記』『閑田耕筆』と いった随筆の他、石燕の『画図百鬼夜行」に 代表される妖怪画にも多く描かれた。 一般的な轆轤首の話としては、夜中に首が 抜け出たところを誰かに目撃されたとする内 容がほとんどで、下働きの女や遊女、女房、 娘などと女性である場合が多い。 男の轆轤首は「蕉斎筆記』にみえる。 ある夜、増上寺の和尚の胸の辺りに人の 首が来たので、そのまま取って投げつけると、 どこかへいってしまった。翌朝、気分が悪いと訴えて寝ていた下総出 身の下働きの男が、昼過ぎに起き出して、和 尚に暇を乞うた。わけ その理由を問えば、「昨夜お部屋に首が参りませんでしたか」と妙なことを訊く。確か に来たと答えると、「私には抜け首の病があります。昨日、手水鉢に水を入れるのが遅い とお叱りを受けましたが、そんなにお叱りに なることもないのにと思っていると、 夜中に首が抜けてしまったのです」 といって、これ以上は奉公に差支えがあるからと里に帰って しまった。 下総国にはこの病が多いそうだと、 「蕉斎筆記』は記している。 轆轤首を飛頭蛮と表記する文献があるが、 これはもともと中国由来のものである。「和漢三才図会』では、『三才図会」「南方異 物誌」「太平広記」「搜神記』といった中国の 書籍を引いて、飛頭蛮が大闍波国(ジャワ) や嶺南(広東、広西、ベトナム)、竜城(熱 洞省朝陽県の西南の地)の西南に出没したことを述べている。昼間は人間と変わらないが、夜になると首 が分離し、耳を翼にして飛び回る。虫、蟹、 ミミズなどを捕食して、朝になると元通りの 身体になる。この種族は首の周囲に赤い糸のような傷跡がある、などの特徴を記している。中国南部や東南アジアには、古くから首だけの妖怪が伝わっており、マレーシアのポン ティアナやペナンガルなどは、現在でもその 存在が信じられている。 日本の轆轤首は、こうした中国、東南アジ アの妖怪がその原型になっているようである。 また、離魂病とでもいうのだろうか、睡眠中に魂が抜け出てしまう怪異譚がある��例えば「曽呂利物語」に「女の妄念迷い歩 <事」という話がある。ある女の魂が睡眠中に身体から抜け出て、 野外で鶏になったり女の首になったりしているところを旅人に目撃される。旅人は刀を抜いてその首を追いかけていく と、首はある家に入っていく。すると、その家から女房らしき声が聞こえ、 「ああ恐ろしい夢を見た。刀を抜いた男が追 いかけてきて、家まで逃げてきたところで目 が醒めた」などといっていたという話である。これの類話は現代の民俗資料にも見え、抜け出た魂は火の玉や首となって目撃されている。先に紹介した「蕉斎筆記』の男の轆轤首 も、これと同じように遊離する魂ということ で説明ができるだろう。 轆轤首という妖怪は、中国や東南アジア由 来の首の妖怪や、離魂病の怪異譚、見世物に 出た作りものの轆轤首などが影響しあって、 日本独自の妖怪となっていったようである。 【和漢三才図会』寺島良安編・島田勇雄・竹 島淳夫・樋口元巳訳注 『江戸怪談集(中)』 高田衛編/校注『妖異博物館』柴田宵曲 『随筆辞典奇談異聞編」柴田宵曲編 『日本 怪談集 妖怪篇』今野円輔編著 『大語園』巌谷小波編
13、加牟波理入道〔がんばりにゅうどう〕
雁婆梨入道、眼張入道とも書く。便所の妖怪。 鳥山石燕の「画図百鬼夜行」には、便所の台があるよう 脇で口から鳥を吐く入道姿の妖怪として描かれており、【大晦日の夜、厠にゆきて「がんばり入道郭公」と唱ふれば、妖怪を見さるよし、世俗のしる所也。もろこしにては厠 神名を郭登といへり。これ遊天飛騎大殺将軍 とて、人に禍福をあたふと云。郭登郭公同日 は龕のの談なるべし】と解説されている。 松浦静山の『甲子夜話」では雁婆梨入道という字を当て、厠でこの名を唱えると下から入道の頭が現れ、 その頭を取って左の袖に入れてまたとりだすと 頭は小判に変化するなどの記述がある。 「がんばり入道ホトトギス」と唱えると怪異 にあわないというのは、江戸時代にいわれた 俗信だが、この呪文はよい効果を生む(前述 ことわざわざわい ●小判を得る話を含め)場合と、禍をよぶ 場合があるようで、「諺苑」には、大晦日に この話を思い出せば不祥なりと書かれている。 また、石燕は郭公と書いてホトトギスと読ませているが、これは江戸時代では郭公とホト トギスが混同されていたことによる。 ホトトギスと便所との関係は中国由来のようで、「荊楚歲時記』にその記述が見える。 ホトトギスの初鳴きを一番最初に聞いたもの は別離することになるとか、その声を真似すると吐血するなどといったことが記されており、厠に入ってこの声を聞くと、不祥事が起 こるとある。これを避けるには、犬の声を出 して答えれば���いとあるが、なぜかこの部分 だけは日本では広まらなかったようである。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 『江戸文学俗信辞典』 石川一郎編『史実と伝説の間」李家正文
14、三つ目小僧
顔に三つの目を持つ童子姿の妖怪。 長野県東筑摩郡教育委員会による調査資料に名は見られるが、資料中には名前があるのみ で解説は無く、どのような妖怪かは詳細に語られていない。 東京の下谷にあった高厳寺という寺では、タヌキが三つ目小僧に化けて現れたという。このタヌ キは本来、百年以上前の修行熱心な和尚が境内に住まわせて寵愛していたために寺に住みついたものだが、それ以来、寺を汚したり荒らしたりする者に対しては妖怪となって現れるようになり、体の大きさを変えたり提灯を明滅させて人を脅したり、人を溝に放り込んだりしたので、人はこれ を高厳寺小僧と呼んで恐れたという。困った寺は、このタヌキを小僧稲荷として境内に祀った。この寺は現存せず、小僧稲荷は巣鴨町に移転している。 また、本所七不思議の一つ・置行堀の近くに住んでいたタヌキが三つ目小僧に化けて人を脅したという言い伝えもある。日野巌・日野綏彦 著「日本妖怪変化語彙」、村上健司校訂 編『動物妖怪譚』 下、中央公論新社〈中公文庫〉、2006年、301頁。 佐藤隆三『江戸伝説』坂本書店、1926年、79-81頁。 『江戸伝説』、147-148頁。
15、双頭の蛇 設置予定場所:水茶屋 「兎園小説」には、「両頭蛇」として以下の内容が著してある。 「文政7年(1824)11月24日、本所竪川通りの町方掛り浚場所で、卯之助という男性 が両頭の蛇を捕まえた。長さは3尺あったという。」
文政7年(1824)11月24日、一の橋より二十町程東よりの川(竪川、現墨田区)で、三尺程の 「両頭之蛇」がかかったと言う話です。詳細な図解が示されています。 (曲亭馬琴「兎園小説」所収『兎園小説』(屋代弘賢編『弘賢随筆』所収) 滝沢馬琴他編 文政8年(1825) 国立公文書館蔵
16、深川心行寺の泣き茶釜
文福茶釜は「狸」が茶釜に化けて、和尚に恩返しをする昔話でよく知られています。群馬県館林の茂 林寺の話が有名ですが、深川2丁目の心行寺にも文福茶釜が存在したといいます。『新撰東京名所図会』 の心行寺の記述には「什宝には、狩野春湖筆涅槃像一幅 ―及び文福茶釜(泣茶釜と称す)とあり」 とあります。また、小説家の泉鏡花『深川浅景』の中で、この茶釜を紹介しています。残念ながら、関 東��震災(1923年)で泣茶釜は、他の什物とともに焼失してしまい、文福茶釜(泣き茶釜)という狸が 化けたという同名が残るのみです。鳥山石燕「今昔百鬼拾遺」には、館林の茂森寺(もりんじ)に伝わる茶釜の話があります。いくら湯を 汲んでも尽きず、福を分け与える釜といわれています。 【主な参考資料】村上健司 編著/水木しげる 画『日本妖怪大辞典』(角川出版)
17、家鳴(やなり) 設置予定場所:大吉、松次郎の家の下) 家鳴りは鳥山石燕の「画図百鬼夜行」に描かれたものだが、(石燕は鳴屋と表記)、とくに解説はつけられて いない。石燕はかなりの数の妖怪を創作しているが、初期の 「画図百鬼夜行」では、過去の怪談本や民間でいう妖怪などを選んで描いており、家鳴りも巷(ちまた)に知られた妖怪だったようである。 昔は何でもないのに突然家が軋むことがあると、家鳴りのような妖怪のしわざだと考えたようである。小泉八雲は「化け物の歌」の中で、「ヤナリといふ語の・・・それは地震中、家屋の震動 する音を意味するとだけ我々に語って・・・その薄気 味悪い意義を近時の字書は無視して居る。しかし此語 はもと化け物が動かす家の震動の音を意味して居た もので、眼には見えぬ、その震動者も亦(また) ヤナ リと呼んで居たのである。判然たる原因無くして或る 家が夜中震ひ軋り唸ると、超自然な悪心が外から揺り動かすのだと想像してゐたものである」と延べ、「狂歌百物語」に記載された「床の間に活けし立ち木も倒れけりやなりに山の動く掛軸」という歌を紹介している。 (高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕画図百鬼夜行』、『小泉八雲全集』第7巻)
18、しょうけら 設置予定場所:おしづの家の屋根 鳥山石燕「画図百鬼夜行」に、天井の明かり取り窓を覗く妖怪として描かれているもの。石燕による解説はないが、 ショウケラは庚申(こうしん) 信仰に関係したものといわれる。 庚申信仰は道教の三尸(さんし)説がもとにあるといわ れ、60日ごとに巡ってくる庚申の夜に、寝ている人間の身 体から三尸虫(頭と胸、臍の下にいるとされる)が抜け出し、天に昇って天帝にその人の罪科を告げる。この報告により天帝は人の命を奪うと信じられ、対策とし て、庚申の日は眠らずに夜を明かし、三尸虫を体外に出さ ��いようにした。また、これによる害を防ぐために「ショウケラはわたとてまたか我宿へねぬぞねたかぞねたかぞ ねぬば」との呪文も伝わっている。 石燕の描いたショウケラは、この庚申の日に現れる鬼、ということがいえるようである。
19、蔵の大足
御手洗主計という旗本の屋敷に現れた、長さ3尺程(約9m)の大足。(「やまと新聞」明治20年4月29日より)
20、お岩ちょうちん
四世鶴屋南北の代表作である「東海道四谷怪談」のお岩 を、葛飾北斎は「百物語シリーズ」の中で破れ提灯にお岩が 宿る斬新な構図で描いている。北斎は同シリーズで、当時の 怪談話のもう一人のヒロインである「番町皿屋敷のお菊」も描 く。「東海道四谷怪談」は、四世南北が暮らし、没した深川を舞台にした生世話物(きぜわもの)の最高傑作。文政8年(1825) 7月中村座初演。深川に住んだ七代目市川團十郎が民谷伊 右衛門を、三代目尾上菊五郎がお岩を演じた。そのストーリーは当時評判だった実話を南北が取材して描 いている。男女が戸板にくくられて神田川に流された話、また 砂村隠亡堀に流れついた心中物の話など。「砂村隠亡堀の場」、「深川三角屋敷の場」など、「四谷怪 談」の中で深川は重要な舞台として登場する。
21、管狐(くだぎつね) 長野県を中心にした中部地方に多く分布し、東海、関東南部、東北の一部でいう憑き物。関東 南部、つまり千葉県や神奈川県以外の土地は、オサキ狐の勢力になるようである。管狐は鼬(いたち)と鼠(ねずみ)の中間くらいの小動物で、名前の通り、竹筒に入ってしまうほどの大きさだという。あるいはマッチ箱に入るほどの大きさで、75匹に増える動物などとも伝わる個人に憑くこともあるが、それよりも家に憑くものとしての伝承が多い。管狐が憑いた家は管屋(くだや)とか管使いとかいわれ、多くの場合は「家に憑いた」ではなく「家で飼っている」という表現をしている。管狐を飼うと金持ちになるといった伝承はほとんどの土地でいわれることで、これは管 狐を使って他家から金や品物を集めているからだなどという。また、一旦は裕福になるが、管狐は 大食漢で、しかも75匹にも増えるのでやがては食いつぶされるといわれている。 同じ狐の憑き物でも、オサキなどは、家の主人が意図しなくても、狐が勝手に行動して金品を集 めたり、他人を病気にするといった特徴があるが、管狐の場合は使う者の意図によって行動すると考えられているようである。もともと管狐は山伏が使う動物とされ、修行を終えた山伏が、金峰山 (きんぷさ���)や大峰(おおみね)といった、山伏に官位を出す山から授かるものだという。山伏は それを竹筒の中で飼育し、管狐の能力を使うことで不思議な術を行った。 管狐は食事を与えると、人の心の中や考えていることを悟って飼い主に知らせ、また、飼い主の 命令で人に取り憑き、病気にしたりするのである。このような山伏は狐使いと呼ばれ、自在に狐を 使役すると思われていた。しかし、管狐の扱いは難しく、いったん竹筒から抜け出た狐を再び元に 戻すのさえ容易ではないという。狐使いが死んで、飼い主不在となった管狐は、やがて関東の狐の親分のお膝元である王子村(東京都北区)に棲むといわれた。主をなくした管狐は、命令する者がいないので、人に憑くことはないという。 (石塚尊俊『日本の憑きもの』、桜井徳太郎編『民間信仰辞典』、金子準二編著『日本狐憑史資料 集成』)
22、かいなで 設置予定場所: 長屋の厠 京都府でいう妖怪。カイナゼともいう。節分の夜に便所へ行くとカイナデに撫でられるといい、これを避けるには、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文を唱えればよいという。 昭和17年(1942年)頃の大阪市立木川小学校では、女子便所に入ると、どこからともなく「赤い 紙やろか、白い紙やろか」と声が聞こえてくる。返事をしなければ何事もないが、返事をすると、尻を舐められたり撫でられたりするという怪談があったという。いわゆる学校の怪談というものだが、 類話は各地に見られる。カイナデのような家庭内でいわれた怪異が、学校という公共の場に持ち込まれたものと思われる。普通は夜の学校の便所を使うことはないだろうから、節分の夜という条件が消失してしまったのだろう。 しかし、この節分の夜ということは、実に重要なキーワードなのである。節分の夜とは、古くは年越しの意味があり、年越しに便所神を祭るという風習は各地に見ることができる。その起源は中国に求められるようで、中国には、紫姑神(しこじん)という便所神の由来を説く次のような伝説がある。 寿陽県の李景という県知事が、何媚(かび) (何麗卿(かれいきょう)とも)という女性を迎えたが、 本妻がそれを妬み、旧暦正月 15 日に便所で何媚を殺害した。やがて便所で怪異が起こるようになり、それをきっかけに本妻の犯行が明るみに出た。後に、何媚を哀れんだ人々は、正月に何媚を便所の神として祭祀するようになったという(この紫姑神は日本の便所神だけではなく、花子さんや紫婆(むらさきばばあ)などの学校の怪談に登場する妖怪にも影響を与えている。) 紫姑神だけを日本の便所神のルーツとするのは安易だが、影響を受けていることは確かであろう。このような便所神祭祀の意味が忘れられ、その記憶の断片化が進むと、カイナデのような妖怪が生まれてくるようである。 新潟県柏崎では、大晦日に便所神の祭りを行うが、便所に上げた灯明がともっている間は決して便所に入ってはいけないといわれる。このケースは便所神に対する信仰がまだ生きているが、便所神の存在が忘れられた例が山田野理夫『怪談の世界』に見える。同書では、便所の中で「神くれ神くれ」と女の声がしたときは、理由は分からなくとも「正月までまだ遠い」と答えればよいという。便所神は正月に祀るものという断片的記憶が、妖怪として伝えられたものといえる。また、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文も、便所神の祭りの際に行われた行為の名残を伝えて いる。便所神の祭りで紙製の人形を供える土地は多く、茨城県真壁郡では青と赤、あるいは白と赤の 男女の紙人形を便所に供えるという。つまり、カイナデの怪異に遭遇しないために「赤い紙やろう か、白い紙やろうか」と唱えるのは、この供え物を意味していると思われるのである。本来は神様に供えるという行為なのに、「赤とか白の紙をやるから、怪しいふるまいをするなよ」というように変化してしまったのではないだろうか。さらに、学校の怪談で語られる便所の怪異では、妖怪化した便所神のほうから、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」とか「青い紙やろうか、赤い紙やろうか」というようになり、より妖怪化が進ん でいったようである。こうしてみると、近年の小学生は古い信仰の断片を口コミで伝え残しているともいえる。 島根県出雲の佐太神社や出雲大社では、出雲に集まった神々を送り出す神事をカラサデという が、氏子がこの日の夜に便所に入ると、カラサデ婆あるいはカラサデ爺に尻を撫でられるという伝 承がある。このカラサデ婆というものがどのようなものか詳細は不明だが、カイナデと何か関係があるのかもしれない。 (民俗学研究所編『綜合日本民俗語彙』、大塚民俗学会編『日本民俗学事典』、『民間伝承』通巻 173号(川端豊彦「厠神とタカガミと」)ほか)
23、木まくら 展示予定場所:政助の布団の上 江東区富岡にあった三十三間堂の側の家に住んだ医師が病気になり、元凶を探した所 黒く汚れた木枕が出た。その枕を焼くと、死体を焼く匂いがして、人を焼くのと同じ時間がかかったという。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収)
24、油赤子〔あぶらあかご〕鳥山石燕の『今昔 画図続百鬼』に描かれた妖怪。【近江国大津 の八町に、玉のごとくの火飛行する事あり。土人云「むかし志賀の里に油うるものあり。 夜毎に大津辻の地蔵の油をぬすみけるが、その者死て魂魄炎となりて、今に迷いの火となれる」とぞ。しからば油をなむる赤子は此ものの再生せしにや】と記されている。 石燕が引いている【むかし志賀(滋賀) の】の部分は、「諸国里人談』や『本朝���事 因縁集」にある油盗みの火のことである。油盗みの火とは、昔、夜毎に大津辻の地蔵 の油を盗んで売っていた油売りがいたが、死 後は火の玉となり、近江大津(滋賀県大津 市)の八町を縦横に飛行してまわったという もの。石燕はこの怪火をヒントに、油を嘗める赤ん坊を創作したようである。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 『一冊で日本怪異文学 100冊を読む」檜谷昭彦監修『日本随筆大成編集部編
























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折角なので「律動する悪夢」https://www.tumblr.com/shelter-maki0/737410451936296960/i-drew-a-comics-of-tomarrymort-it-is-posted-on-an?source=shareの後書きのようなものを少し書いてみようと思います。私用の覚書のようなものなので、日本語で残します。
その過程で私がcursed childについて思っている事にも少し触れようと思います。真面目に書くつもりはありませんが前半に後書き、後半に呪いの子について書いていきます:P
まず私が書いた小話の後書きですが、「律動する悪夢」はロマンス作品を想定して描いたわけではありません。私はハリーとヴォルデモートの間にある、”互いにとって不都合な絆”に魅力を感じています。とても暴力的な絆で、その絆は二人を傷つけ互いに破滅へと向かわせました。ヴォルデモートは文字通り破滅し、ハリーは人生を丸ごと台無しにされました。 ハリーが闇の帝王を倒した後でもヴォルデモートがハリーに与えた影響は彼の人生を蝕み続け、ポッター家を機能不全家族にしました。私はハリーが決して彼の呪縛から逃れられないこの状況に、ホラー映画のエンディングのエッセンスを感じました。それはまるで、主人公が脅威を退けた後、エンドクレジットの前に倒した筈の敵の気配を感じて暗転するあの瞬間のような後味の悪さです。
避けられない脅威に追われ続け、その脅威は怪物を倒したあとも主人公を決して休ませない。私はホラー作品のその様式美が好きです。なのでこの作品はそういった逃れられない脅威と決して断ち切ることのできない繋がりについて考えながら描きました。 特に深いメッセージ性は無く、少し気持ち悪さを感じるような作品を残したかっただけですが、もし楽しんで貰えたなら幸いですD
次に呪いの子についてですが、呪いの子が不人気な事は把握しています。(余談ですが、私の国では呪いの子に対してそこまで否定的な意見は多くありません。私の国のオタクは公式が出した作品を無かった事にする傾向が殆どなく、公式から出たものが気に入らなければジャンルを去るか、受け入れるかのどちらかを選ぶ人が多いです。なので二次創作の傾向も逆行や転生、Canonの隙間時間を埋めるような作品が多く、AUはあまり流行らない傾向があります。私は呪いの子の設定の全てを受け入れているわけではありませんが、美味しいところは食べています。)
呪いの子の世界観は、ハリーが魔法界の戦争を通して経験した事を白紙に戻したような世界をしています。
デスイーターは裁かれましたが、彼らの抱える根本的な問題は解決しておらず、彼らの親族に降りかかる偏見すらも魔法省は野放しにしています。里親に育てられた孤児のデルフィーニはホグワーツに通うことすらできませんでした。アモルテンシアなど危険な魔法薬は一切規制されておらず、ロンが親友の息子の誕生日プレゼントに贈るほど倫理観も法律も成長していません。
呪いの子の魔法界は、”臭いものに蓋をする”が続いた世界です。ヴォルデモートとの戦いの経験を持つハリー達が、その世界の中枢で要職につきながらも多くの問題を無視し続けているというのは現実的ではありません。ヴォルデモートが後継者を得る為に子供を作っていた事も彼の性格からを考えると不自然です。
舞台の脚本を書くために彼女はそうしたのだろう、とメタ的な意見も出せますが、呪いの子の世界がHPシリーズの正式な後日談として出されている以上咀嚼しないわけにはいきません。私はそういうオタクです。
正直、私はそんな魔法界に再び混乱が訪れるのが見たいです。それらのツケを払わされる瞬間を見たいです。彼らの怠慢と無関心が再び闇の帝王を呼び戻す瞬間が見たいです。
大切な書類をデスクに山積みにし、ゴシップを放置し、息子に対して失言し、母親のように振る舞うジニーに慰められるハリー。空元気のように振る舞い問題を無視するハリーの様子は私を不安にさせます。しかし私はそんな彼が再び引き裂かれるのが見たいです。そしてその相手は絶対的にヴォルデモートなのです。
呪いの子の終盤で、ハリーは闇の帝王の影響から未だに逃れられていないという自覚を息子に語っています。結局のところハリーとヴォルデモートの絆は永遠です。それはあたゆる形になってハリーを蝕み続け、彼の人生からは絶対に切り離す事ができません。呪いの子ではその事が証明されています。死すら二人を分てないのです。
私が呪いの子の時間軸のハリーについてよく考える理由はそこにあります。呪いのような永遠の絆がそこにあるなら、続きを想像したくなってしまいます。あらゆる魔術を探求した闇の帝王の魂はまだリンボにあり、彼を連れ戻したくて仕方がないような勢力は殆どそのまま魔法界に残っています。私は中年のハリーの目の前にある日突然ヴォルデモートが現れても驚かないでしょう。素材は十分です。
そしてヴォルデモートに再びハリーの人生をめちゃくちゃにして欲しいです。彼のキャリアを崩壊させ、家庭を脅かし、彼をもう一度台無しにして全てを奪い去って欲しい。そしてハリーには、崩れた人生の瓦礫の中で最後に彼に触れ、かつて同じであった鼓動を感じて欲しい。結局のところ彼はハリーの運命の相手でハリーの人生を司っているのだと。
「彼を壊したい」と「彼を幸せにしたい」が両立する不思議なダイナミックがtomarrymortの醍醐味の一つであると思いますが、怒りと苦痛の先にある小さな慰めのカタルシスの心地よさが私を追い立てているのかもしれません。
とまあ、話は多少ズレましたし呪いの子の不満点や考えについてまだ話せる事は沢山ありますが、今回はこの辺にしておこうかと思います。また気分が向いたら何か書くかもしれません。
とにかく私個人としては呪いの子の時間軸のハリーの作品がもっと増えたらいいなと感じています。ハリーが台無しになる作品が好きなので、掛け金の高いCCの時間軸は私にとって魅力的です。
もしこの投稿を読んだ人がいたのなら、この中身のない文章を最後まで読んでくれてありがとう!
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250408 CIRCULAR MOTION
【16:00】
これを鍛えすぎると仕事の業務に支障きたすことも多いが、ストレスってもんはほぼゼロになるので「死にたがり」な人は獲得しとくと便利な技術
手帳なり、描きかけのイラストのデータの端っこな��に「今、自分は何をしなければならないか、このタスクにおいて気をつけるべきポイントは何か、なにが一番辛かったか」をメモし、脳からその仕事のことを完全に削除する
それくらいの勢いで手放す
最初は無理。まったく忘れられない。紫の鏡みてーなことになる(20歳までに忘れないとヤバいとされる怪談)
―――――――――――
なぜ忘れられないかというと、その項目が脳内で「重要カテゴリー」に入っており「価値がある」と定義されているから
じゃあ逆に、今日コンビニでもらったレシートの商品リスト全部憶えていられるか? って話。憶えてる人もいるかもしれないが、要らん事に脳使いすぎてて疲れるだろう。普通は忘れる。そもそもコンビニで買う軽食程度なら食べ終わったら何を食べたかすら憶えていない。それが普通
これを、仕事や趣味のラクガキでもそうなるように仕向けてゆく
そもそも仕事における「優先度」とはなにか。それは「ラクして儲かるタスクに注力すること」である
「苦労ばかりで儲からないタスク」には決して注力してはならない。なぜか?
それ(苦労)を大好きになってしまうからである
人は長い時間かけて向き合い、工夫して解決したものを必ず「好き」になる。これは脳科学的にも証明されている
いわゆる「サンクコストバイアス」である
サンクコストバイアスに支配されない為には「好きになりたくないもの」のことは脳のメモリから積極的に手放す
結果として長時間付き合わざるを得ないとしても、決して感情移入しない
「これを好きになったり認めたら厄介なことになる」という「損得勘定」を常に念頭において思考するのだ
趣味のラクガキやブログ記事もそう
このCRYDAYZにはスコアがないから駄文垂れ流し状態だが、FANBOXの方は4日経って8いいね行かない記事は消すようにしている
Xでの投稿は、メインアカウントなら「1000いいね以下」のポストは無条件に消し、消したものはしばらくしてからサブアカウント��方に掲載し「敗者復活戦」をする
サブ垢で「450いいね以下」だった画像ポストは全部消す。「50いいね以下」だったテキスト投稿も全部消す(個人的に残したいテキストはDiscordの文字捨て場的な場所にちゃちゃっと貼る)
そうやって、発信したものすべてをスコアを利用して「残酷に淘汰」してゆく
すると自然とわかる。後ろ向きで甘えていて、皆の生活や趣味に役立たない発信はことごとく無視されるってことが
甘えのつもりで出したものが通る場合もある。けど、それは本当に稀
こうして普段から自分の脳から出るものにスコアをつけていくと、やがて自分の脳内の思考にすらスコアによるソートが適用されるようになる
つまり「皆から受け入れられないような思考はやめよう」という意識が発生する
だから変なこと(=ウケが悪い反社会的なこと)を考えることすらしなくなってゆく
その段階まで行って初めてわかるのだ
自分を散々無視してきた功利主義社達が観ていた「世界」が
ダメ人間に対し冷たい人々は、建設やオモシロに結びつかない思考を「そもそもしない」のだ
考えたらそれに囚われ「好きになってしまう」事を理解しているから
厄介なものを好きになった人間もまた「厄介者扱い」される究極の残酷さを知っているから...
無論、これを人道に適用したら差別になるし無自覚な人権侵害に発展する
だが、仕事やエンタメにおいてはそれでよい
残念ながら(?)、イラストってものは子供でも家族でもない
ただの「消費物」だ
だから「障害を持ったイラスト」を好きになると損をする
障害抱えたものが好きで仕方ない人は、イラスト描く以前に自分の過去と向き合い、親との関係性を見直すべきだろう
愛着障害抱えた人間が作る創作物は押し並べて「食べづらい」
自分が発信するものが「残酷に消費される」事を受け入れられない人は、仕事や創作以外で自分の価値を担保する「枠」を持っていない
私にはイラストレーターという枠以外に「夫」という枠と「父」としての枠がある。これは社会を生きていく上で非常に有利なカードとなる。財産と言ってもよい
結婚し、子供がいます。そう伝えるだけで多くの人が心を開いてくれる。対話ができる。孤独じゃない
だから、イラストの方で孤独や残酷な淘汰が発生する事を受け入れられる
「競争」に参加する人はなるべく多くの人が共感できる普遍的な枠を複数持っていた方がいい
さもないと、自分の大切なものが残酷な競争に放り込まれた際に心が壊れてしまう
そういうタイプの気合の入れ方(退路断ち)もあるけれど、退路と安全地帯は複数持っておくに限る
まあ、空母戦略だ。沖合で戦闘機で海戦するなら陸から発進するんじゃあなく空母から発進して敵の戦艦をアウトレンジで叩き、また空母に戻って補給して叩きに行く(最悪落とされても全体としてのダメージは小さい)
「戦艦だけで全部やる」という大艦巨砲主義(高火力 / 命中率:低)だと手数の多い小さい敵にちまちま体力削られていずれ沈む
最近だとこれがドローンになりました
個々の火力は小さいものの、戦闘機と比べ遥かにコストの小さいFPVドローン使って自爆特攻させる(もちろんヒットアンドアウェイもできるが、大抵の場合そのまま突っ込んだ方が安く済むのでそうする)
単純なミッションならAI操縦でもまかなえるだろう
「これは別に評価されず棄てられてもいい」という使い捨ての発信を大量に用意して投げまくる
SNSで腐らず発信し評価得てゆくにはそのメンタルが必須だし、なんなら仕事でも恋愛でもなんでもそう
「この気持ちは受け取る人によっては一生物かもしれんけど、こちらは技術で何度でも再現可能」という意識を獲得すると覚悟コストが大幅に減って何度でも本気でぶつかれるようになる
「本気にしか視えない手抜き」ができるようになる。切断されても半日で手足再生できるなら「ここは全力で叩き込んで右腕棄てとくか」という戦略が使えるようになる
そーいう視点でボール投げができるようになると、なーんも怖くなくなります
なんなら投げたことすら忘れます
けど、受け取った側はそれなりの何かを感じ取る。未熟で純粋であればあるほど
善ボール、悪ボール、どちらでもこのエフェクトは発生するけど、悪ボールを投げ慣れると知らんとこで恨まれるから「損」
善ボール投げ慣れれば知らないとこで勝手に感謝される
それは「得」でしょう、どう考えても
気がついたら親切しちまってた... そういう自分に気づけた時、人は「生まれてきてよかった」って思えるんです
【✓】
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結構しんどい親の下で育ってきて唯一姉が頼れる存在でした。もう自立していて心身共にバキバキに健康ですがいまだに姉に対しては絶対的信頼、死なば諸共みたいな気持ちでいます。
そんな姉がまじで人間的にダサい彼氏と付き合っていて、この前姉が彼氏にまぁまぁの怪我させられて帰ってきました。確かに、私自身と反りが合わないだけで彼氏に良いところはあるんだと思います。姉から話を聞く分には仲良さそうだし。でもいくらいいところがあっても致命的な短所には勝てないと思っちゃって。場所を選ばず衝動的にカッとなるし口も手癖も最悪です。姉と結婚したい結婚したいと言う割に姉の家族(私や母)への態度があぁナメてるんだなと感じるような気怠げで会話も姉任せで...みたいな。そして彼氏はカッとなった後異常に腰を低くして謝ってきます。それも発言の内容に対する反省というより、ごめんねなんでもするから許してだいすき泣泣みたいな。本当に幼いというかなんというか。典型的なDVとかのやつじゃんと思いこの前怪我して帰ってきたとき姉と腹割って(私は割ったつもり)話し合いました。姉に「頭では分かったけどどうしても時間はかかると思う」と言われ、まぁそれは仕方ないと思うしとりあえず一旦物理的な距離を置いてみようよという結論に至りました。
その後、姉はめちゃくちゃ私に隠れて彼氏に会ってます。彼氏が姉は閲覧できず私は閲覧できるような設定でSNSに載せてて、その行動にもムカつきます。姉妹で話し合った一連の流れを彼氏も知っていて煽ってきてるのかなとか思ってしまうし、なんというか私は姉を傷つけてるような彼氏に負けるんだなと思い死ぬほど悲しいです。
だし、姉に妹は信頼に値しない、これは妹には言ってはいけないと思われるくらいなら最初から何も言わなければよかったのかなとも思ってしまいます。とに��く姉の思考的に妹が今好きな人との仲を邪魔してくる敵側にいるのが結構きます。しんどいです。
私が唯一の大好きな姉を取られたみたいでただ姉の彼氏を妬んで僻んでしているような気もするし、姉と彼氏のお互いが良いと言ってるのだから喧嘩があるたびに怒って泣いて仲直りすればそれでいいじゃんという意見に納得する日もあります。
でもなんかモヤモヤするしこの先結婚したら、毎年正月とか会うんだなとか思うし、姉には会いたいのにセットで来るならどうしたらいいんだみたいな気持ちになりそうです。
このモヤモヤどうしたらいいですか。
話しかけてくれてありがとう。だいぶパーソナルな内容だけど大丈夫ですか、もし気が変わったら非公開にするので言ってくださいね。
*
DVだ! と反射的に思いました。怪我て。障害じゃん。暴力じゃん。
もうひとつ気になるのが、お姉さんが彼氏と会うことをあなたに隠している、という点です。依存症の診断基準のひとつに、そのことを周囲に隠そうとする、という観点があるそうです。隠れて飲酒したり、ギャンブルしたり。隠すということはいけないことだとわかっている、わかっているけどやめられない状態を依存症と呼ぶわけですね。だから、お姉さんは恋人に依存しているきらいがある、と、素人目ながら思いました。
*
僕の妻は心理職です。上記の僕の戯言もふまえて、それとなく助言を求めてみました(勝手に話してごめんなさい)。失礼も承知で、2人で話したことを以下にまとめてみます。
お姉さんは、そのダメな彼氏を支えることに自分の価値や役割を見出しているんじゃないか、というのがまず彼女のアセスメントです。あなたのいう「しんどい親」がどんな方かはわからないのでこれは邪推ですが、たとえば、自分が家族を支えなくてはならない、みたいな生育環境に置かれてきたがゆえに、自己肯定感のよりどころを他者に依存しているんじゃないかしら、とか。
また、あなたはお姉さんを信頼する見返りとして、お姉さんにとっても自分が一番信頼できる存在でありたい、という思いを抱いているようにお見受けします。
別れたくないお姉さんと、別れてほしいあなたの思いが敵対するのは当然です。ただ、仮にお姉さんが本当に依存状態なら、彼氏がダメな奴だということを、頭ではわかっているはずではありませんか。別れたいけど、別れられない。そういうお姉さんの状態を肯定して、寄り添っていくという方法はどうでしょうか。
*
「あなたは殴られていい存在じゃない」ということを、妻はよく同じような相談を受けたとき、クライアントにまず話すそうです。
これもまじで余計なお世話かもしれないけれど、本当にお姉さんの身の危険を感じるなら、あなたから然るべき機関に相談してあげてください、こんな僕みたいな酔っ払いじゃなくて笑 いざとなれば、警察に通報するという手段も持っていていいと僕は思います。
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ドイツ空軍のクリミア大橋爆撃機密会話漏洩 煽っていたヌーランドは遂に更迭か?
遠藤誉
中国問題グローバル研究所所長、筑波大学名誉教授、理学博士
2024/3/8(金) 18:46
出典:CBSニュース(ヴィクトリア・ヌーランド)
3月1日、ドイツ空軍高官がクリミア大橋爆撃計画を謀る会話がロシアによってリークされ、7日に中国の中央テレビ局CCTVが漏洩事件を特集し、中国共産党の内部資料「参考消息」なども詳細を伝えた。時を同じくして、2013年末から2014年初頭にかけてウクライナのマイダン革命を画策した、ネオコンの根城を形成するヴィクトリア・ヌーランド国務次官の(数週間以内の)辞任が伝えられた。これに関してアメリカのジャーナリストDanny Haiphongが元国際連合大量破壊兵器廃棄特別委員会主任査察官Scott Ritterを取材した長い動画を見つけた。
その他数多くの関連情報を鑑みると、ヌーランドの突然の辞任は更迭と考えていいようだ。なぜならロシア攻撃に関して最も積極的なのはヌーランドで、この陰謀が実現されれば第三次世界大戦に突入することは明らかだったからだ。何よりも、それはバイデン政権の意思と相反するからである。
◆ロシアがリークしたドイツ空軍高官機密会談を大々的に報道する中国
全人代が開催されている最中の3月7日、中国共産党が管轄する中央テレビ局CCTV新聞端末は<ドイツ軍高官が参加したオンライン会議の際に機密保持措置を怠り、漏洩につながった>という見出しで、詳細な報道���している。
全文は非常に長いので、要点だけを略記すると以下のようになる。
――3月1日、ロシアメディアは、ウクライナへの巡航ミサイル供与と(ロシア本土とクリミア半島をつなぐ)クリミア大橋の爆撃に関してドイツ軍将校らが話し合っている音声録音を公開した。ドイツ国防相は5日、会議参加者がネット接続する際に機密保持措置を怠り、内容が傍受されたと述べた。複数のメディア報道によると、この参加者は2月19日にシンガポールに滞在していたドイツ国防軍空軍軍作戦・演習部長のグレーフェ准将だった。ドイツの西側同盟国である米国、英国、フランスはこの漏洩に激怒した。この会談は秘密であるはずだったが、ドイツの無能さを確認する結果となった。
ドイツのショルツ首相は4日、ウクライナに「タウルス」巡航ミサイルを提供しないと改めて表明した。ドイツ首相はこれに先立ち、これは「越えてはならない一線」で、これを超えればドイツが戦争の当事者になると述べていた。(CCTVからの引用はここまで。)
このニュースは日本語でも報道されており、ドイツ側でも本物の音声だと認めているようだ。
中国共産党内部の情報網だった「参考消息」(今では公開)は、3月6日に<ドイツ軍「情報漏洩事件」の責任者特定、「シンガポールで傍受されていた」>という見出しでロシア衛星通信社の記事をさらに詳細に報道している。
興味深いのは中国の3月6日の「羊城晩報」<ドイツ国防省「1234」をパスワードに使うとは、セキュリティが問われる>という報道だ。それによればドイツ国防省は、漏洩した軍通信に関するパスワードが「1234」だったことが判明したと表明し、批判を受けているとのこと。
以下に示すのは、3月1日にロシア・トゥデイ(RT)が公開した「ドイツ軍の通話記録ビデオ」のスクリーンショットだ。
出典:ロシア・トゥデイ
図表の波形はオーディオスペクトルを示しており、ロシア側がここまで公表したのは、声紋鑑定を行えば、これがフェイクかどうかもはっきりするという目的だと思われる。事実、ドイツ側は、これが事実であることを認めている。
ロシア語に堪能な友人に教えて頂いたのだが、顔写真がない者も含めて、左から右へ順に名前と肩書を記すと以下のようになるようだ。
Mr.Grefe ドイツ軍司令部作戦教練部長
Mr.Fenske ドイツ国防軍宇宙航空作戦部員
Mr.Gerhartz ドイツ国防軍監察官
Mr.Froschedt ドイツ国防軍宇宙航空作戦部員
傍聴された会議の内容によれば、クリミア大橋への攻撃方法以外に「ショルツ首相は腰抜けだ」などの悪口もあったとのこと。
◆ヴィクトリア・ヌーランドは更迭されたのか?
アメリカのブリンケン国務長官は3月5日、ヌーランド国務次官が今後数週間内に退任すると発表した。
冒頭に書いたように、これに関してアメリカのジャーナリストDanny Haiphongが元国際連合大量破壊兵器廃棄特別委員会主任査察官Scott Ritterを取材した長い動画を見つけた。タイトルは<ロシアがウクライナのネオコン政策を破壊する中、ビクトリア・ヌーランドにとってはゲームオーバーだ>。
関連する部分の要点だけを示すと、以下のようになる。
●ヴィクトリア・ヌーランド。ネオコンの「クッキーモンスター」。ゲームオーバーだ。(筆者注:「クッキーモンスター」に関しては2022年5月1日のコラム<2014年、ウクライナにアメリカの傀儡政権を樹立させたバイデンと「クッキーを配るヌーランド」>をご覧いただきたい。)
●今回の辞任は、彼女の自発的行為ではない。彼女はウクライナ紛争の立案者であり、彼女はリセットを考えたことはない。彼女は常に好戦的で、前のめりばかりを続けてきた(=今般の好戦的な挑発もヌーランドによるものだ)。
●しかしそれはバイデン政権が現在求めているものではない。バイデンは今年の大統領選で勝利を望んでいるのであって、今この状況で欧州をけしかけたら、第三次世界大戦、いや核戦争になってしまう。ヌーランドの動きは、今やホワイトハウスの利害と一致してない(=だから欧州を煽ったのはバイデン政権にとって「害」である)。
●欧州に圧力をかけ、打倒ロシアに向けて財力や兵力を投じさせたが、結果としてそれは「ロシアの脆弱化」を招かず、ロシアを強くさせているではないか。ロシアの勝利は明らかで、ウクライナの敗北も明らかだ。
●ゲームオーバーだ!ヌーランドがこれ以上欧州をけしかけてロシア打倒に向けて前のめりになれば、ロシアはさらに強くなり、怪物を生み出すことになる。
●ヌーランドよ、あなたは今や問題を解決する一部ではなく、あなた自身が問題の一部になったのだ。そのことを自覚せよ。(動画の概略はここまで。)
概ね以上のようなことを、他の要素も絡めながら凄まじいスピードで喋り続けている。この動画だけでなく、他の多くの情報があるが、要するにヌーランドは戦争ビジネスで生きるネオコンの闘士として終わりを告げ、バイデンにとってはむしろ「害」をなすモンスターとなり、更迭されたのだということが推論される。
◆日本と「ネオコン」ヌーランド
拙著『習近平が狙う「米一極から多極化へ」 台湾有事を創り出すのはCIAだ!』の【終章 「アメリカ脳」から脱出しないと日本は戦争に巻き込まれる】に書いたように、日本は完全にネオコンが主導する「第二のCIA」であるNED(全米民主主義基金)によってマインドコントロールされている。
その証拠に、日本の閣僚らが、どれほどヌーランドと仲が良いかを誇っているような一枚の写真をご紹介したい。ヌーランドのツイッター(現X) に載っている写真だ。
出典:ヌーランドのツイッター(現X)
説明は要らないだろう。日本は対米追随から抜け出し、自主独立の国家として立ち直って欲しいと望むばかりだ。



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smi********さん
2016/1/25 18:18
なかよし・・・1990年代末まではりぼんと並ぶ名門で、メディアミックスでは紛れも無くNo.1だった雑誌。しかし1990年代に大ヒットした美少女戦士セーラームーンとカードキャプターさくらの影響が悪い方に作用し、編集部がオタクの嗜好と女児の嗜好を取り違えて、いつしか美少女戦士やら魔法少女ばっかり重視するようになり、それが描ける作家はCLAMPとか征海未亜とか外部作家やフリー作家を連れてきたりして優遇する代わりに、描けない作家は大ベテランのあさぎり夕であろうが高瀬綾であろうが川村美香であろうが引退を突き付けて『粛清』し、「アニメ」ではなく「少女漫画」を求めていた読者から見放されて自爆した雑誌。 現在では「美少女戦士・魔法少女=アニメオリジナル・園児向けのプリキュア」(一応なかよしで連載しているけどね)という図式が定着した影響で少女漫画での魔法少女漫画の需要がなくなったせいで、遠山えまや鳥海ペドロらを『調教』してちゃおを"卒業"した子やその路線になじめない子狙いでコミックス売上狙いでエロ路線に走っている(とはいえ、エロのレベルは一時の少女コミック・Cheese!と比べりゃ微々たるもの)けれど、一部を除く女児には不評。ちゃおほどメディアミックスに熱心できる状況ではなく、りぼんほどコミックスが売れる作家が多いわけでもなく、コミックスのスペースもかつてのちゃおが味わった苦汁のごとく年々削減されて、セーラームーンとCCさくらの貯金を取り崩しながら破滅に近づいている状況。 りぼん・・・2000年代までは少女漫画売上No.1で、マーガレットの妹分。恋愛漫画も充実。メディアミックスはヒット作に全く恵まれずに消極的なおかげでなかよしと比べると少女漫画の品位は保たれているし、ちゃおよりも少女漫画らしい誌面。ただし1990年代から2000年代前半はメディアミックスではなかよしを追い抜こうとした時期があり、姫ちゃんのリボンをテレビ東京系でもいいからアニメ化したり、秋元康に頼んでナースエンジェルりりかSOSを立ち上げたり、赤ずきんチャチャを魔法少女モノに改変したり、どちらかと言うと原作は鬱要素が強いこどものおもちゃを子供向け路線に改変してアニメ化された影響で、誌面はタイアップバリバリだった。そのおかげで姫ちゃん~こどちゃがアニメ化されていた頃は低年齢層を掴んで1994年には少女漫画最高記録の255万部/月を達成するが、こどちゃ以降はアニメ化に恵まれず、新人を猛プッシュした種村有菜のアニメ化作品が神風怪盗ジャンヌ・満月をさがしてとともに不振だったり、Cookieの分離創刊を機に吉住渉、矢沢あい、小花美穂ら古参作家を放出させ、春田なな、酒井まゆ、槇ようこら絵柄重視で新人作家を猛プッシュしたりした影響でやっぱり古参読者が離れて部数が激減、一時は3誌で最下位になるものの、その後のなかよしの大自爆により2位に浮上。 現在では春田なな・槙ようこが看板格に育ち、雪丸もえのひよ恋がスマッシュヒットしたが、最盛期には遠く及ばず、また夢色パティシエールの大爆死以降はちびまる子ちゃんを除くメディアミックスも一切なく、中高生向け少女漫画と同じくコミックスで生き残りをかける格好。 ちゃお・・・1990年代中盤までは売上・人気面でボロボロで10万部台の頃もあり。起死回生を図るために1993年に(当時キャンディキャンディの版権問題で水木杏子・講談社と揉めていた)いがらしゆみこを招聘してムカムカパラダイスをアニメ化して以来、漫画よりもアニメとのタイアップを中心に捉えてきた。2000年代初頭まではタイアップ先(特にバンダイがメインスポンサーの女児アニメ)がちゃおを敬遠していたこともあり、ポケモン、少女漫画ウテナ、デ・ジ・キャラットにょ、電脳コイルといったオタク層や男性(男児)向けの作品が比較的多く、その漫画版が載っていた1997~2003年頃のちゃおはカオスな雰囲気を醸し出していた。しかし2002年のわがままフェアリーミルモでポン!のヒットで少女漫画売上No.1になるとオタク向け路線は徐々に一掃され、ChuChuの分離創刊(現在は廃刊)であらいきよこ・おおばやしみゆきらベテランが放出されるが、ミルモ・恋プリ・ちびデビ・ちいちゃんと児童向け路線で4作続けてヒットを出す篠塚ひろむと、男ショタキャラの魅力でちゃおを卒業した読者もコミックスに安定して取り込む八神千歳の存在は頼もしく、3誌の中で唯一世代交代に成功したといえる。2000年代後半からはアイドル物に力を注ぎ、きらりん☆レボリューションで中原杏を猛プッシュ。関連商品の売上は上がるが、デッサン力・画力は決して高いとはいえない彼女を起用したおかげで、高学年を中心に読者離れが起きて本誌の売上は下がる。 現在では売上は下落の一途だけど前述のアイドル路線を引き継いだアイカツ・プリパラと、妖怪ウォッチのタイアップで華はある印象。そのおかげでスーパーやコンビニ・書店では月末には真っ先に売り切れる。それらのタイアップ作品に流されやすい女児には堅調で、それに流されにくい女児は早々と逃げられ、女児の間で評価が分かれる(後者は早めに少女コミック・マーガレット・花とゆめなど中高生向け雑誌に移行することが多い)。あと女装ショタや性教育エロ路線では鉄板で、1991年の水色時代でのレギュラー化から現在のドーリィ♪カノンまで25年間もちゃお・学年誌に居座り続けているやぶうち優はいろいろな意味で化け物。 マーガレット・・・当たり前だが、りなちゃ3誌よりは少女漫画らしい雑誌。少女コミックス・花とゆめを含めた3大隔週誌の中では王道路線であり、アタックNo.1���ベルサイユのばら、エースをねらえ!、花より男子のヒットを築く。しかし、花より男子が終了した2000年代後半には部数が激減し、10万部を割り込む。近年はメイちゃんの執事がヒットするが、部数減に歯止めがかからず5万部台で推移、りぼん・なかよしと同じく主戦場は完全にコミックスに移行。
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大学入ってから一番考え事してた1日の舞
どうも、後輩が入ってくることが信じられず体験稽古全ブッチしたい気分のてにです。まあそもそも水金バイトで月曜は5限があるのでフルで行ける日が存在しないのですが...いやでも体験稽古で話した先輩の存在ってデカいんだよな〜ってことで授業終わったら速攻向かいます。さて、役者紹介を書きたいんですが白湯ってことで人数多いのでちょっとサボってふざけます。ところどころ情緒不安定ですがお気になさらず
ホット
箏
初演出お疲れ様!突然やったことない事が降ってきて困ってたのをよく覚えてます。でも稽古頑張ってダメ出してて最後までやりきって。ホントすごいなって。また演出見てみたいな。オムニとか?いや早すぎ出木杉杉鱸〜〜〜
錫蘭リーフ
新人とは一転してシリアスなキャラになりましたね〜。いつかセイロンがカフェで働いてる姿見たいな〜なんて。実は大道具班に入ったこと無いのは内緒
園堂香莉
我らが照明スパチ。これからも照明班を繁栄させていきましょう!なぽりさんは毎回思いますが声が通るな〜と。舞台上で聞きやすいなんですよね。お勧めのたい焼き屋さん教えてください
海月
ちゃうかではちょっと強気というかなんというかな役が多い気がする。気のせいかな。また演出してほしいですね。照明班、永遠に
森々仙入
36期男子の良心。コイツを貶したら誰が生き残るんだって思うぐらい偉大な兄貴。ラムダは頑張ってはぜにヘアアレンジしてもらいなさい!
黒井白子
白子さんと共演するのは初めてですね。本当に演劇好きなんだなあっていうのが伝わってきて僕も負けじと頑張ろうって思わせてくれました
和來
いや、ほんと申し訳ない...梅田とかに衣装探しに行けば良かったのに僕の体力が無いばっかりに...ふっふっふを魔王っぽく言って欲しかったな〜
粕味
言わずもがな。僕と同じく公演ごとに髪弄られる枠となるんだ。僕らの力じゃメイク案は変えられぬのだから。
叶イブ
我が照明班の同志、スミに忠誠を誓う者。あなたはクラッシャーの一人ですね。何のとは言いませんが...今後被害者の会を設立します。稽古初期と比べて名取だいぶマイルドになって安心しました
水原一PAY
僕の思う平和はただの仮初だったと気づかせた大罪人。こちらもふぃあ同様被害者の会を設立します。ゴマすりはもっと擦るんだ、甘えよぉおおお!
暁レミエル
当パンの存在忘れててスミません...せっかく1週間前に教えてくれたのに締め切り遅れるし...宣美ってそんなもんか!なわけあるかい。
アイス
海泥波波美
外公に続き2回目の演出。僕が好きなコテコテ演出が作り上げられていくのが大好きです。稽古してて本当に楽しかったです。あと1回だけでも演出してくれることを祈って。
縦縞コリー
こりさん主人公じゃああああああん。何気に僕がちゃうかに入ってから一度も主人公の姿見てない気がしますね。待ち望んでましたよ!!
あろハム権左衛門
あろーさんの前で吹田を馬鹿にしたら抹消されちゃう...助けて、エピえも〜ん!また秋公のおふざけ3人組見せてください。あれのおかげで地面師見たくなりました。マダミテナイケド
西峰ケイ
おふざけ役も良いですがシリアスも似合いますよね!今回の公演では「こっちもこっちで大変なんだ」のセリフが好きです。水族館のシーンも良かったな〜。おいしそ~
衿君
今回は筋肉担当じゃなくて残念です...もう一度あの上腕二頭筋が見たかった...でもエリックさんのセンター分けが見れて満足です。またがっころの時みたいに共演したいな
テキストを入力
エピさあああああああん いや、ほんとね、その ぐすっ、八つ当たりしたい気分です。ってのは冗談で(ホントかな?)これまで一体何回共演してきたと思います?オムニのころからずっと舞台で会話してる気がしますね。エピさんがいる時の安心感ハンパないって!!あ、でもアイスの1ステで笑わせてきたので許しません。なんかいつもよりも面白かった。秋公何が何でも出て欲しいな...
こけまる
僕は見てしまった、新歓期間でボールペンを持っていないこけさんを...あれは、誰だ...?とりサーのシーンのテンポ好きだな〜。ボケってやっぱりハイテンポでこそだなと思いました
白
君も来てしまったか、はぜサロンに。もうバチバチに決まってイキった大学生になっちまったな...僕と一緒にヘアアレンジ練習していこうぜ!
紅みそか
新歓期間で一体何度偽みそかさんに会ったことか...「は〜い」が聞こえてくる...もう本物が分かんなくなってきました。「あぁダメだ最後の一言が不謹慎すぎて全部吹っ飛んだわ」が笑いを誘う言��方で良いな〜
ミル鍋
暴走してましたね〜。でもそれでこそゆにさんだなと。特に何か?みたいなあの顔が迫真でいいないいな、ゆ〜にさんっていいなでしたね。何でも笑って許してくれる姉貴です。
埖麦
現状僕の気持ちを共有できる理解者。むぎなら俺の気持ちが分かるよな!つらいッピね〜。暴走するゆにさんをよく止めた!いや、止められたか...?楽ステは止められると信じて
白湯
鞠凸二郎
毎度毎度髪セットしてもらってもう...ほんと頭が上がりません...また変な役になっちゃって...もう普通の役には満足できない体になっちゃったか...
中森ダリア
gal ちょっとひらりさんあまりにもチンピラだったな〜。小物感というかなんというか。舞台で笑いそうになって最高でした!「ここに居座らせてもらうからなー」がイチオシ
雨々単元気
僕 祝、ジョジョ7部アニメ化決定!俺は照り焼きチキンなんだああああああ(元ネタ : 俺はアポロ11号何だあああああ)いやそれ6部やないかい
東愛莉
もしかして今まで共演したこと箸1膳だけでは?と今気づいてしまった。あれは共演...?ん〜怪しい。白湯で舞台上でも一緒にいることが多いからかなり仲良くなれた希ガス。舞台上で結構しょうもないこと言い合ってましたね〜。
帝京魂
今回の公演で一番仲良くなれた先輩じゃないかな〜と。秋公で座組も違ったし今まではあんまり機会がなかったけどオムニ同じがっころですよ!?大体たい焼き行っちゃってましたけど...こんさんってダメが的確で好きなんですよね。どう直せばいいのかセットで言ってくれて改善しやすいというか。ちなみに僕の推しは褒められるのを待ってる時のこんさんです。
新歓が終わったらしばらく灰になります。優しくしてね... 灰って何だ...? 人間ってね、一人で考え込んでも何も生まれないし解決しないんだよ(キリッ) 何事も他人に頼ることさ ってなわけねええだろおおおお
(ドガッ、ガクンッ)
僕に合う服を一緒に買いに行ってくれる人募集中だよ〜、ファッション楽しもうね。 そこ!どうせまた買わないんだろとか言わない!
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https://anond.hatelabo.jp/20250105165945
上の記事を読んで、ドワンゴの中の人として糸柳で思い出したこと、彼を雇ったドワンゴがどんな会社だったのかを書いてみようと思う。 糸柳を雇ったのは、ドワンゴのエンジニアのトップだったS君だ。ここでは鉄男(仮名)と呼ぶことにする。 糸柳を雇う少し前、僕は鉄男を叱責したことがある。「お前は自分の使いやすい人間しか採用してない。だからてめえは小物なんだ。自分にない能力をもった奴を採用しろ」みたいなことを言った。 鉄男は中卒だ。そう、ドワンゴのエンジニアのトップは中卒だった。いや、鉄男だけでなく、ドワンゴの幹部エンジニアの半分以上は中卒、あるいは高卒だった。 これは当たり前で、当時のドワンゴは天才エンジニアみたいなやつがゴロゴロいる職場だった。同じ天才エンジニアなら、高校も大学も行かずにずっとプログラミングをやっている中卒エンジニアが一番能力が高くなる。プログラムを書く速度が圧倒的に速い。実装力が桁違いだ。 だから、ドワンゴでは中卒高卒エンジニアが情報学部を出たような大卒エンジニアを見下す風潮があって、ぼくはそれを懸念していた。 天才中卒エンジニアは創業メンバーみたいな連中だけで、新卒で入ってきて補充されるようなことはない。インターネットはUNIXの文化で、ようするに大学などのアカデミックな世界からやってきた技術だ。 ドワンゴもコンピュータサイエンスを学んだ大卒エンジニア中心に変えていかないと将来的には戦えないと、ぼくは危機感をもっていた。 だが、ドワンゴでは実装力でエンジニアの格を判断する文化があって、そういう基準で新卒の採用も行われすぎているとぼくは思っていた。 自分にない能力をもったエンジニアを採用しろと鉄男を叱ったのは、個人技ではないチーム開発、スクラッチから全部自前でコードを書くんじゃなくて、世の中にあるライブラリを活用してソフトウェアを組み上げていくのに長けているような、つまりは今後主流になっていくだろうが、これまでの鉄男やドワンゴのスタンスとは違うエンジニアをイヤかもしれないけど積極的に採用しろ、という意味だ。 しかし、なにを勘違いしたのか、鉄男が連れてきたのが糸柳だった。 ぼくに叱責されて反省し、使いやすい社員じゃなく、圧倒的に使いづらいネットでも有名な頭のおかしい問題児を採用したのだという。 「そいつはプログラマとして凄い能力持っているの?」 「凄いというわけではないですが・・・、まあ、ふつう、ぐらいですかね」 「ふつうで問題あったら普通以下ってことじゃん。なんで採用すんだよ」 ドワンゴはプログラミングの能力が高ければ、メンヘラだろうが、コミュ障だろうが、性格に問題があろうが、もちろん学歴があろうがなかろうが、採用するという方針だった。 これはベンチャー企業だと、そういう難ありの人間でないと優秀なエンジニアなんて採用できなかったからで、なにも難ありを好き好んでいるわけではない。 難ありはプラスじゃない。難ありでも優秀な社員であれば結果的に得をするから雇っているだけだ。 「そいつを雇って会社は何の得があるの?」 鉄男は自信ありげに答えた。 「ドワンゴの評判が上がります。いえ、世の中全部で上がるわけではないですが、ネットの中の一部で糸柳を雇うなんてドワンゴはなんて懐の深い会社だという評判になります」 「それってかなり偏ったネットの一部だよね。それって本当に得なのかな?」 ぼくは鉄男とその後もしばらく話したが、どうしても糸柳を雇いたいというので、その怪しげな理屈を一応は信じてみることにした。ただ、会社は慈善事業じゃないから、宣伝だけのために頭のおかしい社員を雇うわけにはいかない。ちゃんと普通のエンジニアとして仕事をさせることを条件として糸柳を雇うことを了承した。ちなみにぼくはドワンゴで糸柳を庇っている側の人間と思われていることが多いと思うが実際は違う。鉄男には早く糸柳はクビにしろとよく言っていた。ぼくが庇ったのは糸柳を庇おうとしているドワンゴ社員の気持ちであって、結果的に糸柳を庇うように見えてただけだ。 糸柳は本当に頭がおかしかったが、とにかく普通の社員として扱う、そう決めた。 例えば、当時、糸柳は毎日、twitterに世の中の全ての人間を自分は憎んでいて滅んでしまえとか、なんかおどろおどろしい呪いの言葉を連投して書き込むのが日課だった。 そういう書き込みを見かけたら「おはよー。今日も元気そうじゃん」とレスをつけることにした。返事はなかったが、やがて呪いのツイートは減っていった。糸柳と仲のいい社員から後から聞いたけど、彼はぼくのつけたレスを、さすがだと喜んでいたらしい。 糸柳の数々の奇行はどうせ構って欲しいだけの拗らせだと思っていたので無視して、興味も持たないことにした。なので、よくは知らない。ただ、文章が上手いのは本当だと思ったので、それだけ褒めた。彼は自分は昭和初期の私生活を晒す系の純文学者みたいな文章しか書けないんだと謙遜しながらも嬉しそうだった。 糸柳はドワンゴに入って自分の居場所と幸せ���手に入れた。しかし、それはとても不安定なものだった。 糸柳にとって不幸だったのは当時のドワンゴのエンジニアの中では、彼の能力が足りてなかったことだと思う。少なくとも彼はドワンゴで技術力でマウントが取れないと判断したのだと思う。実際のところはともかく、彼が組織で仕事として安定したアウトプットを出すと言うことに向いてなかったのは間違いない。 だから、糸柳は自分がドワンゴに入れたのは、自分が狂っているからだという妄想にしがみつくことになり、一層の奇行に走った。 糸柳の周りの社員から聞いたところによると、ドワンゴ時代の糸柳は年に1回のペースで失踪し、警察から連絡があったという。定期的に暴れて、物を壊したり、他人に迷惑をかけた。会社の階段の壁を殴って穴を開けたのも彼だという。 また、糸柳を雇ったことで、ドワンゴに変な奴の応募が増えた。変だけど優秀な奴の応募もあったが、それ以上に、自分には能力ないですけどメンヘラです、とか謎のアピールをするような応募が増えた。糸柳の周りにはドワンゴの中でも変な社員が集まってきて、いろいろ変なことを始めた。 彼らは頼んでもいないのに糸柳の周辺の近況報告をぼくに教えたがった。 曰く、ネットでニートが集まって共同生活をするギークハウスという企画が話題になったことがあり、彼がいろいろ現代アートみたいなことをやりはじめて話題になり、テレビでも特集された。そこでニートとして紹介されたメンバーのうち半分は糸柳周辺のドワンゴ社員だった。ドワンゴ社員はニートじゃねーだろ。そして彼らが作った現代アートを村上隆が面白がって高額で買い取ってくれた。それらはガラクタの寄せ集めみたいな物なんだが、その中にある冷蔵庫の中身は糸柳が作ったものだ、等々。 糸柳は自分をドワンゴに救ってもらったという感謝の念から、自分も他の誰かを救いたがった。ある日、糸柳が地方から出てきて食べるものがないとネットカフェで呟いていた高校生を拾ってきた。 人間は自分の成功体験を押し付けたがる。 これは糸柳だけでなくドワンゴエンジニアの多くにいえる特徴だが、人生の進路に悩んでいる若者への助言はワンパターンだ。「なるほど、よくわかった。お前はプログラミングを覚えてエンジニアになれ」。プログラミングの腕だけあれば人生が変えるという神話を信じているのだ。 ネットカフェで拾ってきた高校生はドワンゴのバイトになり、優秀だったのでやがてエンジニアとして正社員になった。 糸柳のドワンゴ内の評価が少し上がった。 しかし、糸柳は上野で浮浪者を拾ってきて自分の部屋に住まわせ始める。浮浪者がプログラミングを覚えてエンジニアになったという話は聞かなかった。 代わりに浮浪者の一人に女の子がいて、糸柳が恋をしたという話を聞いた。 糸柳に救われた元高校生のエンジニアが糸柳のためを思って、その恋を止めようとしたが、糸柳は逆上し殺害予告をした。糸柳は本当に刃物とかを振り回して実行しかねないので、元高校生をぼくの長野の別荘に匿った。 糸柳はぼくのところに怒鳴り込んできた。ぼくも糸柳と揉み合いになり怒鳴り返した。 半年後、もう大丈夫だから、そろそろ戻ってこいと長野に見に行くと元高校生は彼女を連れ込んで同棲していた。早く会���に戻れと追い出した。 そうこうしているうちに運命の東日本大震災が起こる。糸柳が悪ふざけで、サーバールームに閉じ込められたので助けてくれとかいう、デマツイートをして日本中のネットユーザーが彼のツイートを拡散するという事件が起こる。 冗談だったという事実が分かると、彼はあっという間にパブリックエネミーとなり猛烈な批判にさらされることになった。糸柳の脆い精神は極めて不安定になった。 ぼくは糸柳に金を渡して、すぐに被災地に支援物資を持ってボランティアに行けと言った。そして被災地に支援に行くことは絶対にネットで書くな。言い訳に使うなと厳命した。同時に、ぼくは絶対にネットでは会社の件で謝罪をしないというポリシーでTwitterを使っていたが、この件で、はじめて会社を代表して糸柳の代わりに謝罪をした。 こんなことで糸柳を辞めさせるわけにはいかないと思った。糸柳がやったのはただの悪ふざけだ。こんなので辞めさせるんだったら、糸柳はとっくに100回ぐらいはクビになっている。なんだかんだいって糸柳を雇ったのは善いことをしようとしたからで、そのためにこれまで散々な苦労をしてきたんだろう。糸柳を非難するネット世論からよく思われたいために糸柳をクビにするとしても、それはよく思われたいだけで善ではない。偽善だ。善とはそもそも人知れずにやるものだし、なんなら世界中から非難されても正しいと思うことを貫くことだ。今回の件では、糸柳はクビにしないと社内で宣言した。 しかし、もともと糸柳の存在を心良く思ってなかった人間は社内に多く、批判の声も大きかった。糸柳はドワンゴのエンジニアとして平均的なパフォーマンスを出していない。宣伝効果があるとか言っていたけど、デマツイートの件で、むしろマイナスの宣伝効果になった。糸柳はもう庇えないんじゃないか。理屈としては正しかった。 糸柳の代わりに自分がその分もっと働くからクビにしないでくれという社員が何人も現れた。そういうことを言って守ろうとする社員がいるのであれば、会社としてはやっぱり守るべきだという新しい理屈を、ぼくは社内に宣言した。 しかし糸柳の精神状態は不安定になっていて、仕事のパフォーマンスは出ないばかりか、周りに迷惑をかけ始めた。糸柳を守ろうとした社員が、糸柳の世話をするうちに次々とメンタルをやられ始めた。 もう糸柳を守る理屈はなかった。1人の社員を守るために2人以上の社員が犠牲になるなら、もう会社としては守れない。ぼくは最後の理屈を社内に宣言した。 糸柳が退職した時、鉄男は泣いていた。ぼくは「これに懲りちゃダメだ。もう、一回やろう」と鉄男に言った。「これで僕らが諦めたら、糸柳みたいな人間に関わるなという前例を世の中に残すことになる。そんなことになったら、僕らのこれまでの努力は無駄になるじゃん。絶対に懲りちゃダメだ。何度でもやろう」 鉄男は「正直、自信がない。でもやってみます」と言った。 しかし、その後、中卒の鉄男はドワンゴに増えた大卒エンジニアたちの突き上げにあって、エンジニアのトップを追われた。ドワンゴも大卒の優秀なエンジニアが中心の会社になった。その後、糸柳のような人間を雇ったという話は聞かない。 ドワンゴと糸柳の話はこれで終わりだ。 1年後だか2年後だか、風の噂で糸柳が真面目にエンジニアとして働いていてしかも優秀だという話を聞いた。なんだと思った。ドワンゴ以外ではやっていけないんじゃないかという、僕らの思い込みは傲慢な思い違いだったんだと思った。ドワンゴで奇人変人を無理に演じるより、そんなことでは許してもらえない実社会の荒波に揉まれた方が結局は良かったんだなと思った。 でも、結局は糸柳はうまくいかなかったらしい。 しかし、糸柳は本当に失敗したのか。 糸柳がよく言っていたのは、自分は糸柳家のエリートだ、という話だ。聞くところによると家族は全て精神病患者で自殺したり入院したりで、糸柳自身も障害者手帳を持っている精神病患者ではあるものの、ちゃんとまともに社会生活を送っているただ一人の人間なのだという。だから、自分は糸柳家に珍しく生まれたエリートなんだと自慢していた。 人間は誰しも与えられた環境で勝負している。遺伝子だったり家庭環境だったり、所属するコミュニティや経済的制約の中で生きていて、それによって人生の選択肢は決まってくる。 世の中の多くの失敗者と呼ばれる人たちは人生の最初からウルトラハードモードのゲームをプレイしているだけであって、彼らの失敗をイージーモードやノーマルモードのゲームプレイヤーが見下したり笑ったりする資格が本当にあるのだろうか。 ぼくにも子供が出来て思うのは、小さい子は全ての瞬間を一生懸命に生きているということだ。その健気な姿に感動するし、誇らしくなる。一生懸命に生きるということこそ、人間のもっとも美しい本来の姿ではないか。 人生をもっとも一生懸命に生きている人間とは、どういう人なのか?それは大谷翔平でもイーロンマスクでもないと思う。彼らは成功者であり、彼らの一生懸命は成功によって報われていて、本人の自覚としては、それほど苦労した努力をしているわけではないのではないかと思う。 生涯を一生懸命に生きている人とは、一生懸命に生きざるを得ないような人たちであり、それはいくら努力しても認められず、仲間はずれにされ、敗者の烙印を押されて、それでもなお生きようと足掻きながら死んでいくような人たち、なんなら自ら命を断つような人たちの中に存在しているに決まっていると、ぼくは思う。 冒頭のドワンゴ以降の糸柳の人生についての記事を読んだが、それでも糸柳は最後まで与えられた過酷な人生の中で一生懸命に戦って立派に死んでいったとぼくは思う。そして僕たちもドワンゴで短い間ではあるが糸柳に対して一生懸命に向き合った。それは良い思い出というにはいくばくかの悲しみを伴う思い出ではあるが、大切な思い出だ。 おしまい。合掌。
糸柳とドワンゴの話
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Episode 10(Ep.34): A Ghost Story / 第10話(第34話)『怪談(かいだん/Kaidan)』
紅娘(ホンニャン)「猫猫(マオマオ)、紹介(しょうかい)するわ。翡翠宮(ひすいきゅう)に来(き)た新(あたら)しい侍女(じじょ)たちよ。三姉妹(さんしまい)なの」
Hon’nyan “Maomao, shokai-suru-wa. Hisui-Kyu’ni kita atarashii jijo-tachi-yo. San-shimai nano.”
Hongniang “Maomao, let me introduce you. These are new ladies-in-waiting who’ve joined the Jade Pavilion. They’re all sisters.”
白羽(ハクウ)「白羽です」
Hakuu “Hakuu desu.”
Haku-u “I am Haku-u.”
黒羽(コクウ)「黒羽です」
Kokuu “Kokuu desu.”
Koku-u “I am Koku-u.”
赤羽(セキウ)「赤羽です」
Sekiu “Sekiu desu.”
Seki-u “I am Seki-u.”
猫猫(よく似(に)た姉妹(しまい)だな…)
Maomao (Yoku nita shimai dana…)
Maomao (Wow, they look alike.)
白羽「お元気(げんき)でしたか?」
Hakuu “O-genki deshita-ka?”
Haku-u “Have you been well?”
愛藍「はい。お久(ひさ)しぶりです」
Airan “Hai. O-hisashi-buri desu.”
Ailan “Yes, long time no see.”
猫猫「ん?お知(し)り合(あ)いですか?」
Maomao “N? O-shiri-ai desu-ka?”
Maomao “Do you know each other?”
桜花(インファ)「ええ。みんな同郷(どうきょう)で顔(かお)なじみなの。長女(ちょうじょ)の白羽さんは、玉葉(ギョクヨウ)様(さま)と同(おな)い年(どし)よ」
Infa “Ee. Minna dokyo-de osana-najimi nano. Chojo’no Hakuu-san’wa, Gyokuyo-sama’to onai-doshi-yo.”
Yinghua “Yes, we’re all from the same hometown and know each other. Haku-u, the eldest, is the same age as Lady Gyokuyou.”
猫猫(同郷の人間(にんげん)だけで固(かた)めるのか。暗殺(あんさつ)されかかったことのある玉葉様には、その方(ほう)が安心(あんしん)だな)
Maomao (Dokyo’no ningen-dake’de katameru-noka. Ansatsu sare-kakatta koto’no-aru Gyokuyo-sama’niwa, sono-hoga anshin dana.)
Maomao (Limiting the staff to only those from the same hometown, I see. That’s a safer way to go about it, especially for Lady Gyokuyou, who was almost assassinated before.)
白羽「あなたは?」
Hakuu “Anata’wa?”
Haku-u “And you are?”
猫猫「毒見役(どくみやく)の猫猫です、黒羽様」
Maomao “Dokumi-yaku’no Maomao desu, Kokuu-sama.”
Maomao “I am Maomao, the taster, Lady Koku-u.”
白羽「私(わたし)は黒羽じゃないわ」
Hakuu “Watashi’wa Kokuu-ja nai-wa.”
Haku-u “I am not Koku-u.”
猫猫「あれっ…じゃあ、赤羽様…」
Maomao “Are… Jaa, Sekiu-sama…”
Maomao “Huh? Um, well, Lady Seki-u?”
白羽「白羽よ」
Hakuu “Hakuu-yo.”
Haku-u “It’s Haku-u.”
猫猫「あぁ…」
Maomao “Aa…”
白羽「これからは、名前(なまえ)と同じ色(いろ)の髪紐(かみひも)を使(つか)うから、それで見分(みわ)けて」
Hakuu “Kore-kara’wa, namae’to onaji iro’no kami-himo’o tsukau-kara, sore’de miwakete.”
Haku-u “From now on, we’ll all wear hairbands that match the colors in our names, so that you can identify us.”
猫猫「はい、分(わ)かりました」
Maomao “Hai, wakari-mashita.”
Maomao “Yes, understood.”
猫猫(全(まった)く見分けがつかない…。まぁ、追(お)い追い覚(おぼ)えればいいか)
Maomao (Mattaku miwake’ga tsuka-nai… Maa, oi-oi oboe-reba ii-ka.)
Maomao (I can’t tell them apart at all. I guess I’ll have plenty of time to learn.)
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猫猫(それよりも問題(もんだい)は…)
Maomao (Sore-yorimo Mondai’wa…)
Maomao (More importantly, the issue is…)
桜花「猫猫!ちゃんと部屋(へや)に戻(もど)りなさい!」
Infa “Maomao! Chanto heya’ni modori-nasai!”
Yinghua “Maomao! Go back to your room already!”
猫猫「いえ、物置(ものおき)で問題ありません。紅娘様にも、ここが私の部屋だと言(い)われましたし、このまま使わせて頂(いただ)きます!」
Maomao “Ie, mono-oki’de mondai ari-masen. Hon’nyan-sama-nimo, koko’ga watashi’no heya-dato iware-mashita-shi, kono-mama tsukawasete-itadaki-masu!”
Maomao “No, I’m quite comfortable in the storage shed. Lady Hongniang also said that this is my room now. I’ll continue to use it!”
桜花「ダメに決(き)まってるでしょ。また冗談(じょうだん)を真(ま)に受(う)けて。ぐぬぬ…」
Infa “Dame’ni kimatteru desho. Mata jodan’o ma’ni ukete. Gununu…”
Yinghua “There’s no way that’ll work! You took the joke too literally!”
猫猫「いや、でも、荷物(にもつ)も全部(ぜんぶ)部屋から持(も)ってきましたし…」
Maomao “Iya, demo nimotsu’mo zenbu heya’kara motte-kimashita-shi…”
Maomao “But I already moved all of my things to the shed…”
桜花「新しい侍女たちにも示(しめ)しがつかないわ!ふっ…うぅ…」
Infa “Atarashii jijo-tachi-nimo shimeshi’ga tsuka-nai-wa! Fu…uu…”
Yinghua “You’re setting a bad example to the new ladies-in-waiting!”
猫猫「ぐぬぬ…うぅ…」
Maomao “Gununu…uu…”
紅娘「何(なに)やってるの、あなたたち!」
Hon’nyan “Nani yatteru-no, anata-tachi!”
Hongniang “What do you think you’re doing, you two?!”
桜花「うぅ…」
Infa “Uu…”
猫猫「うぅ…」
Maomao “Uu…”
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玉葉妃「あらあら。物置は、すっかり猫猫の巣(す)になっていたの?小屋(こや)は好(す)きにしていいわよ」
Gyokuyo-hi “Ara-ara. Mono-oki’wa, sukkari Maomao’no su’ni natte-ita-no? Koya’wa suki’ni shite ii-wayo.”
Concubine Gyokuyou “Oh, so the storage shed is Maomao’s nest now? You can do as you wish with that shed.”
紅娘「でも、寝(ね)る時(とき)は元(もと)の部屋を使ってちょうだいね」
Hon’nyan “Demo, neru-toki’wa moto’no heya’o tsukatte-chodai-ne.”
Hongniang “But please sleep in your original room.”
猫猫「分かりました」
Maomao “Wakari-mashita.”
Maomao “I understand.”
猫猫(いい上司(じょうし)たちだな…)
Maomao (Ii joshi-tachi dana…)
Maomao (They are such good bosses.)
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猫猫(新しい侍女が来て、一人当(ひとりあ)たりの仕事(しごと)の量(りょう)はぐんと減(へ)った。玉葉様が懐妊(かいにん)して、今以上(いまいじょう)に人手(ひとで)が必要(ひつよう)になる翡翠宮にとって、人材(じんざい)の補強(ほきょう)はありがたいことだが、これは、多数(たすう)の侍女を連(つ)れている楼蘭妃(ロウランひ)の柘榴宮(ざくろきゅう)と釣(つ)り合(あ)いを取(と)るためでもあるのだろう)
Maomao (Atarashii jijo’ga kite, hitori-atari’no shigoto’no ryo’wa gunto hetta. Gyokuyo-sama’ga kainin-shite, ima-ijo’ni hitode’ga hitsuyo’ni naru Hisui-Kyu’ni-totte, jinzai’no hokyo’wa arigatai koto-daga, kore’wa, tasu’no jijo’o tsurete-iru Roran-hi’no Zakuro-Kyu’to tsuri-ai’o toru-tame-demo aruno-daro.)
Maomao (With the new ladies-in-waiting joining, the amount of work per person went down dramatically. Given Lady Gyokuyou’s pregnancy, the Jade Pavilion needs more workers than ever. So, these new arrivals are helpful, but… This is also to balance things out with Concubine Loulan’s Garnet Pavilion, which has a huge headcount.)
猫猫「お疲(つか)れさまでした。では私は小屋へ…」
Maomao “O-tsukare-sama-deshita. Dewa watashi’wa koya’e…”
Maomao “Thank you, everyone. Well, I’m off to the shed now…”
桜花「あっ、猫猫!」
Infa “A, Maomao!”
Yinghua “Hey, Maomao!”
赤羽「桜花さん、猫猫さんは部屋ではなく小屋に住んでいるのですか?」
Sekiu “Infa-san, Maomao-san’wa heya’dewa-naku koya’ni sunde-iruno-desu-ka?”
Seki-u “Yinghua, does Maomao live in the shed, not her room?”
黒羽「本当ですか?玉葉様の侍女なのに…」
Kokuu “Honto desu-ka? Gyokuyo-sama’no jijo nanoni…”
Koku-u “Really? Even though she’s Lady Gyokuyou’s lady-in-waiting?”
桜花「いや…えっと、ウフフ…」
Infa “Iya…etto, ufufu…”
Yinghua “No, um… Haha…”
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桜花「ん…」
Infa “N…”
猫猫(桜花様が、小屋に引(ひ)きこもるのを止(と)めたのは、お節介(せっかい)だけど私のことを考(かんが)えてのことだろう。早(はや)く新しい侍女たちに慣(な)れてほしいという、桜花様らしい気配(きくば)りだ)
Maomao (Infa-sama’ga, koya’ni hiki-komoru-no’o tometa-nowa, osekkai-dakedo watashi’no koto’o kangaete’no koto daro. Hayaku atarashii jijo-tachi’ni narete-hoshii-to-iu, Infa-sama-rashii kikubari-da.)
Maomao (I don’t appreciate Lady Yinghua pulling me out of the shed, but I know she did it out of benevolence. She wants me to get comfortable with the new ladies-in-waiting quickly. Very considerate of her, as always.)
猫猫「フゥ…。すみません。勝手(かって)なことばかり」
Maomao “Fuu… Sumi-masen. Katte’na koto-bakari.”
Maomao “I’m sorry to be so selfish all the time.”
桜花「別(べつ)にいいけど…ねぇ猫猫、少(すこ)しは反省(はんせい)してる?」
Infa “Betsu’ni ii-kedo… Nee Maomao, sukoshi’wa hansei shiteru?”
Yinghua “Well, I don’t mind that much. Hey Maomao. Do you regret what you did, even a bit?”
猫猫「え?してますけど…」
Maomao “E? Shite-masu-kedo…”
Maomao “Huh? Yes, of course.”
桜花「本当(ほんとう)に?私に悪(わる)いと思(おも)ってる?」
Infa “Honto’ni? Watashi’ni warui-to omotteru?”
Yinghua “Really? So, you feel like you owe me one?”
猫猫「ええ、それはもちろん…」
Maomao “Ee, sore’wa mochiron…”
Maomao “Oh, yes, certainly…”
桜花「だよねぇ!じゃあ早速(さっそく)今夜(こんや)、付(つ)き合(あ)ってもらうわよ!」
Infa “Dayo-nee! Jaa sassoku kon’ya, tsuki-atte-morau-wayo!”
Yinghua “I know, right? In that case, you’ll be accompanying me tonight!”
猫猫「えっ?」
Maomao “E?”
Maomao “Huh?”
桜花「今晩(こんばん)暇(ひま)なのは、私と猫猫だけなのよ。ちょうどよかったわ!ウフッ」
Infa “Kon-ban hima-nano’wa, watashi’to Maomao-dake-nano-yo. Chodo yokatta-wa! Ufu.”
Yinghua “You and I are the only ones free this evening. Perfect timing!”
猫猫(やられた……)
Maomao (Yarareta…)
Maomao (She got me…)
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猫猫「あの、今夜の外出(がいしゅつ)、紅娘様は…」
Maomao “Ano, kon’ya’no gaishutsu, Hon’nyan-sama’wa…”
Maomao “Um, does Lady Hongniang know about our excursion tonight?”
桜花「大丈夫(だいじょうぶ)よ。許可(きょか)はもらってるわ」
Infa “Daijobu-yo. Kyoka’wa moratteru-wa.”
Yinghua “Don’t worry. I got permission.”
猫猫(後宮(こうきゅう)の北側(きたがわ)…この辺(あた)りは、古(ふる)い建物(たてもの)しかないはずだけど…)
Maomao (Kokyu’no kita-gawa… Kono atari’wa, furui tatemono-shika nai-hazu-dakedo…)
Maomao (The north side of the rear palace… There should only be old buildings out here.)
桜花「あっ、猫猫、これ。こんな感(かん)じでかぶって」
Infa “A, Maomao, kore. Konna kanji’de kabutte.”
Yinghua “Oh! Maomao, put this on. Like this.”
猫猫「暑(あつ)くないですか?」
Maomao “Atsuku-nai-desu-ka?”
Maomao “Aren’t you too warm?”
桜花「いいの。涼(すず)しくなるから」
Infa “Iino. Suzushiku naru-kara.”
Yinghua “Don’t worry, it’ll get chilly really soon.”
猫猫「ん?」
Maomao “N?”
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桜花「ここよ」
Infa “Koko-yo.”
Yinghua “Here we are.”
年嵩(としかさ)の女官(にょかん)「いらっしゃい。参加者(さんかしゃ)は2人(ふたり)ね」
Toshi-kasa’no nyokan “Irasshai. Sanka-sha’wa futari-ne.”
Old court lady “Welcome. Two of you will be joining us?”
桜花「はい。よろしくお願(ねが)いします」
Infa “Hai. Yoroshiku onegai-shimasu.”
Yinghua “Yes, thank you.”
猫猫「お願いします」
Maomao “Onegai-shimasu.”
Maomao “Thank you.”
年嵩の女官「行灯(あんどん)は消(け)して、これを代(か)わりに」
Toshi-kasa’no nyokan “Andon’wa keshite, kore’o kawari’ni.”
Old court lady “Put out your lamp, and take this instead.”
猫猫(綺麗(きれい)だけど、ずいぶん年(とし)のいった女官だ…)
Maomao (Kirei-dakedo, zuibun toshi’no itta nyokan-da…)
Maomao (She’s pretty, but quite old for a court lady.)
年嵩の女官「では行(い)きましょう。…ここは先帝(せんてい)の時代(じだい)に使われていた場所(ばしょ)なのよ。昔(むかし)に比(くら)べて女官がだいぶ減ったけど…こういう時にはぴったりよね…」
Toshi-kasa’no nyokan “Dewa iki-masho. …Koko’wa sentei’no jidai’ni tsukawarete-ita basho nano-yo. Mukashi’ni kurabete nyokan’ga daibu hetta-kedo… ko-iu toki’niwa pittari-yone.”
Old court lady “Now, let’s go. This place was used during the era of the late emperor. Compared to then, the number of court ladies has gone down quite a lot. But for occasions like this, this place is perfect.”
年嵩の女官「空(あ)いている所(ところ)に座(すわ)って」
Toshi-kasa’no nyokan “Aite-iru tokoro’ni suwatte.”
Old court lady “Sit in an open spot.”
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年嵩の女官「揃(そろ)いましたね」
Toshi-kasa’no nyokan “Soroi-mashita-ne.”
Old court lady “We’re all here.”
猫猫(こんな暑い日に、閉(し)め切(き)った部屋に12人(じゅうににん)も集(あつ)まって…)
Maomao (Konna atsui hi’ni, shime-kitta heya’ni ju-ni-nin’mo atsumatte…)
Maomao (Twelve people on such a hot day, in a closed-off room…)
年嵩の女官「皆(みな)さん…お話(はなし)の準備(じゅんび)はできていますか?今宵(こよい)は、肝(きも)が冷(ひ)える十三(じゅうさん)の話を楽(たの)しみましょう」
Toshi-kasa’no nyokan “Mina-san… o-hanashi’no junbi’wa dekite-imasu-ka? Koyoi’wa, kimo’ga hieru ju-san’no hanashi’o tanoshimi-masho.”
Old court lady “Did everyone come prepared with your stories? Tonight, let us enjoy the thirteen spine-chilling tales.”
猫猫(十三の話?)
Maomao (Ju-san’no hanashi?)
Maomao (Thirteen tales?)
桜花「ひぃ…!」
Infa “Hii…!”
女官「それからというもの、夜(よ)な夜な北門(きたもん)の堀(ほり)では、身投(みな)げを繰(く)り返(かえ)す下女(げじょ)の姿(すがた)が…。哀(あわ)れに思った女官が堀に花(はな)を浮(う)かべると、どこからか声(こえ)が聞(き)こえてきます。ハッ!として堀を覗(のぞ)き込(こ)むと、下女の白(しろ)い顔(かお)が浮(う)かび上(あ)がり、女官が慌(あわ)てて逃(に)げようとすると、突然(とつぜん)足(あし)を掴(つか)まれて…水(みず)から這(は)い上がって来(き)た下女は言(い)いました。『あの日(ひ)、私を突(つ)き落(お)としたのは…お前(まえ)か~~~!!』」
Nyokan “Sore-kara’to iu-mono, yona-yona kita-mon’no hori-dewa, minage’o kuri-kaesu gejo’no sugata’ga… Aware’ni omotta nyokan’ga hori’ni hana’o ukaberu-to, doko-kara-ka koe’ga kikoete-kimasu. Ha! to-shite hori’o nozoki-komu-to, gejo’no shiroi kao’ga ukabi-agari, nyokan’ga awatete nigeyoto-suruto, totsuzen ashi’o tsukamarete…. Mizu-kara hai-agatte-kita gejo’wa ii-mashita. ‘Ano hi, watashi’o tsuki-otoshita-nowa… omae-kaaaaaaa!!’”
Court lady “And from then on… Every night, at the moat at the north gate, the servant could be seen throwing herself into the water, over and over. When a court lady who pitied her came to scatter flowers on the moat, she heard a voice from somewhere. And when she gazed into the moat to find the source… The servant girl’s pale face came floating up… When the court lady tried to escape, something suddenly grabbed her feet! The servant girl rose up from the water, and said… ‘The one who pushed me in that day… It was you!’”
女官たち「キャ~!」
Nyokan-tachi “Kyaaa!”
女官たち「ひぃ~!」
Nyokan-tachi “Hiiii!”
桜花「うぅ…うぅ…」
Infa “Uu…uu…”
猫猫(どっかで聞いたような話…。怖(こわ)がりだけど、好(す)きなわけね、桜花様…)
Maomao (Dokka’de kiita-yona hanashi… Kowagari-dakedo, sukina wake-ne, Infa-sama…)
Maomao (Sounds kind of familiar. So, Lady Yinghua is easily scared yet enjoys these stories.)
女官「ふっ」
Nyokan “Fu.”
猫猫(どうやらこれは、座(すわ)り順(じゅん)に怪談話(かいだんばなし)をして、話し終(お)わったら火(ひ)を吹(ふ)き消(け)すという催(もよお)しらしい。しかしまぁ、話は後宮内(こうきゅうない)の噂程度(うわさていど)のもので、肝(きも)が冷(ひ)えるほどではない)
Maomao (Do-yara kore’wa, suwari-jun’ni kaidan-banashi’o shite, hanashi-owattara hi’o fuki-kesu-to-iu moyooshi-rashii. Shikashi-maa, hanashi’wa kokyu-nai’no uwasa-teido’no mono-de, kimo’ga hieru-hodo-dewa nai.)
Maomao (Seems like this event involves taking turns telling ghost stories, then blowing out the candle when you’re done. However, the stories are more like rumors heard in the rear palace. Not sufficiently spine-chilling.)
猫猫(なにせ後宮は娯楽(ごらく)が少ない。こういう語(かた)らいも認(みと)められているようだ)(あくび)
Maomao (Nanise kokyu-nai’wa goraku’ga sukunai. Ko-iu katarai’mo mitome-rarete-iru-yoda.) (Akubi)
Maomao (It’s hard to find entertainment in the rear palace. Speaking together like this is allowed, it seems.)
子翠(シスイ)「こんばんは~」
Shisui “Konbanwaaa.”
Shisui “Good evening!”
猫猫「子翠」
Maomao “Shisui.”
Maomao “Shisui.”
子翠「食(た)べる?」
Shisui “Taberu?”
Shisui “Want a bite?”
猫猫「もらう」
Maomao “Morau.”
Maomao “Thanks.”
女官「さて…これは、私の故郷(こきょう)の話なんだけど…。そこには、古くから『入(はい)ってはいけない』と言われている森(もり)があった。もし入れば、呪(のろ)われて、鬼(おに)に魂(たましい)を食(く)われてしまう。でも、ある時、一人の子供(こども)が禁忌(きんき)を破(やぶ)った。その年(とし)は作物(さくもつ)が不作(ふさく)で、あまりにもお腹(なか)が空(す)いた子供は、食べ物を求(もと)めて森へと入った。子供は母親(ははおや)に告(つ)げた。『いいこと教(おし)えてあげる。あの森には、たくさん食べ物があるよ。』けれど、森に入ったことが村人(むらびと)たちに知(し)られて、母子(おやこ)は村八分(むらはちぶ)になった。孤立(こりつ)した母子は食べるものもなく、痩(や)せ衰(おとろ)えていったけれど、誰(だれ)も手(て)を差(さ)し伸(の)べようとはしなかった」
Nyokan “Sate…kore’wa, watashi’no kokyo’no hanashi-nan-dakedo… Soko-niwa, furuku-kara ‘haitte’wa ike-nai’to iwarete-iru mori’ga atta. Moshi haireba, norowarete, oni’ni tamashii’o kuwarete-shimau. Demo, aru-toki, hitori’no kodomo’ga kinki’o yabutta. Sono toshi’wa saku-motsu’ga fusaku-de, amari-nimo onaka’ga suita kodomo’wa, tabe-mono’o motomete mori’e-to haitta. Kodomo’wa haha-oya’ni tsugeta. ‘Ii-koto oshiete-ageru. Ano mori’niwa, takusan tabe-mono’ga aru-yo.’ Keredo, mori’ni haitta koto’ga mura-bito-tachi’ni shirarete, oyako’wa mura-hachibu’ni natta. Koritsu-shita oyako’wa taberu-mono’mo naku, yase-otoroete-itta-keredo, daremo te’o sashi-nobeyo-towa shinakatta.”
Court lady “So. This story is from my hometown. Near the village, there existed a forest, which the villagers had always been told not to enter. If you went in, you would be cursed, and demons would eat your soul. But one day, a child broke the rule. That year, the crop yields had been low. The child was so hungry, he wandered into the forest in search of food. The child told his mother, ‘Let me tell you a good secret. There’s lots of food in that forest.’ But when the other villagers found out that he’d gone into the forest, the boy and his mother were ostracized. The two, now alone, had nothing to eat and grew thinner every day, but nobody tried to help them.”
女官「ある夜(よる)のこと。母子の家(いえ)に、ゆらゆらと光(ひかり)が入っていくのを見(み)た者(もの)がいた。翌日(よくじつ)、その知(し)らせを聞いた村長(そんちょう)が母子の家を訪(たず)ねると、子供は既(すで)に死(し)に、母親も亡(な)くなる寸前(すんぜん)だった。母親は村長にこう言った。『ねぇ、いいこと教えてあげる…。』そこまで言って、母親は死んだ。その死に顔は、不気味(ぶきみ)に笑(わら)っていたの。結局(けっきょく)、何を伝(つた)えようとしたのか分からないまま、今も森は禁忌の地(ち)と恐(おそ)れられ、破(やぶ)った者の家には鬼(おに)が現(あらわ)れ、魂を食われると言う…。ふっ」
Nyokan “Aru yoru’no koto. Oyako’no ie’ni, yura-yura-to hikari’ga haitte-iku-no’o mita waka-mono’ga ita. Yoku-jitsu, sono shirase’o kiita soncho’ga oyako’no ie’o tazuneru-to, kodomo’wa sude-ni shini, haha-oya’mo nakunaru sunzen datta. Haha-oya’wa soncho’ni ko itta. ‘Nee, ii-koto oshiete-ageru…’ Soko-made-itte, haha-oya’wa shinda. Sono shini-gao’wa, bukimi-ni waratte-itano. Kekkyoku, nani’o tsutae-yoto shita-noka wakara-nai-mama, ima-mo mori’wa kinki’no chi-to osore-rare, yabutta mono’no ie-niwa oni’ga araware, tamashii’o kuwareru-to-iu… Fu.”
Court lady “One night, someone saw a light floating into the family’s house. The next day, the village elder heard the news and went to visit them. The child was already dead, and the mother was on the verge of death. The mother said to the elder, ‘Let me tell you a good secret.’ But at that moment, she died. She had a strange smile on her face as she passed. And so, no one knows what she was trying to say. The locals still fear the forest, regarding it as forbidden land. Anyone who entered would be attacked by a demon in their homes, and their souls would be devoured.”
猫猫「う~ん、なるほど」
Maomao “Uuun, naru-hodo.”
Maomao “Ah, I see.”
子翠「なるほどって、何が?」
Shisui “Naruhodotte nani-ga?”
Shisui “You see what?”
猫猫「後(あと)で教える」(あくび)
Maomao “Ato-de oshieru.” (Akubi)
Maomao “I’ll tell you later.”
猫猫(なんか眠(ねむ)い…。狭(せま)い所に大人数(おおにんずう)だし、少し人酔(ひとよ)いしたかな…)
Maomao (Nanka nemui… Semai tokoro’ni oo-ninzu-dashi, sukoshi hito-yoi shita-kana…)
Maomao (I’m sleepy for some reason. I guess it’s a lot of people in a small space. Maybe I’m dizzy from being around too many people.)
年嵩の女官「あなたの番(ばん)よ」
Toshi-kasa’no nyokan “Anata’no ban’yo.”
Old court lady “It’s your turn now.”
子翠「は~い。…これは、遠(とお)い遠い東の国(くに)のお話…。とある国の僧侶(そうりょ)が、遠方(えんぽう)での葬儀(そうぎ)を終(お)えて帰(かえ)る途中(とちゅう)、いつの間(ま)にか日(ひ)が暮(く)れてしまった。辺(あた)りはススキだらけの平原(へいげん)で、どうやら野犬(やけん)の群(む)れもいる様子(ようす)。焦(あせ)る僧侶の前(まえ)に現(あらわ)れたのは、一軒(いっけん)の古びた民家(みんか)だった」
Shisui “Haaai. …Kore-wa, tooi tooi higashi’no kuni’no o-hanashi… To-aru kuni’no soryo’ga, enpo-deno sogi’o oete kaeru tochu, itsuno-ma-nika hi’ga kurete-shimatta. Atari’wa susuki-darake’no heigen-de, do-yara yaken’no mure’mo iru yosu. Aseru soryo’no mae’ni arawaeta-nowa, ikken’no furubita minka datta.”
Shisui “Yes. This is a story from a distant land, far to the east. A monk from a foreign nation finished performing funeral rites in a distant land. On his way home, he realized the sun had set at some point. He was surrounded by tall grass, and wild dogs could be heard nearby. The monk was eager to get out of danger, and suddenly, an old house appeared in front of him.”
僧侶「夜分(やぶん)に失礼(しつれい)。ごめんください」
Soryo “Yabun’ni shitsu-rei. Gomen-kudasai.”
Monk “Excuse me, sorry to disturb you so late at night.”
妻「どうされました?お坊様(ぼうさま)」
Tsuma “Do sare-mashita? Obo-sama.”
Wife “What is the matter, venerable one?”
僧侶「山(やま)を越(こ)える前に、日(ひ)が暮れてしまって…納屋(なや)の隅(すみ)で構(かま)いませんので、一晩(ひとばん)泊(と)めていただけませんか」
Soryo “Yama’o koeru-mae’ni, hi’ga kurete-shimatte… Naya’no sumi’de kamai-masen-node, hito-ban tomete itadake-masenka.”
Monk “I was trying to cross the mountains but couldn’t make it before nightfall. Would you allow me to stay overnight? Just a corner of your shed would be fine.”
妻「まぁ…それは、お疲れでございましょう」
Tsuma “Maa… sore’wa otsukare-de gozai-masho.”
Wife “Oh, you must be so tired.”
子翠「妻(つま)は僧をもてなし、寝床(ねどこ)まで用意(ようい)してくれた。心(こころ)を尽(つ)くしたもてなしに、何も持(も)ち合わせておらぬ僧は、せめてものお礼(れい)にと経(きょう)を上げることにした」
Shisui “Tsuma-wa so’o motenashi, nedoko-made yoi-shite-kureta. Kokoro’o tsukushita motenashi’ni, nanimo mochi-awasete-oranu so’wa, semete-mono orei’ni-to kyo’o ageru koto’ni shita.”
Shisui “The wife welcomed the monk with food and bedding. The monk was grateful for the heartfelt welcome, but had nothing to give in return. He thought the least he could do was to chant a sutra for her.”
僧侶(鈴(すず)の音(ね)か?いや、鈴の音に聞こえるが、これは…人の声か?)
Soryo (Suzu’no-ne-ka? Iya, suzu’no-ne’ni kikoeru-ga, kore-wa… hito’no koe-ka?)
Monk (Is that the sound of a bell…? No, it sounds like a bell, but is actually a human voice?)
妻「それで、あんたどうするの?」
Tsuma “Sorede, anta do-suruno?”
Wife “And what are you planning to do?”
夫「どうもしない。それでよかろう」
Otto “Domo shinai. Sorede yokaro.”
Husband “Nothing. It’s fine.”
妻「そんなんじゃダメだよ、あんた!あたしは一人になりたくないんだ」
Tsuma “Son’nan-ja dame-dayo, anta! Atashi-wa hitori’ni nari-taku-nainda.”
Wife “You can’t. Come on. I don’t want to be left alone.”
夫「じゃあ、どうするつもりだ!」
Otto “Jaa do-suru-tsumori-da!”
Husband “Then what do you suggest we do?”
妻「もう耐(た)えられない…!」
Tsuma “Mo tae-rare-nai…!”
Wife “I can’t take this any longer.”
僧侶(言い争(あらそ)っているのか?止(と)めに入(はい)った方(ほう)がいいか?いや、経は止(や)めてはいかん。そんな気(き)がする)
Soryo (Ii-arasotte-iru-noka? Tome’ni haitta-hoga iika? Iya, kyo’wa yametewa ikan. Sonna ki’ga suru.)
Monk (Are they arguing? Should I intervene? No, something tells me I must not stop chanting the sutra.)
夫「あの僧を代(か)わりにするんだ」
Otto “Ano so’o kawari’ni surunda.”
Husband “Let’s use that monk as a replacement.”
妻「それしかない…」
Tsuma “Sore-shika nai…”
Wife “It’s the only way.”
妻「さぁ…やるよ!どこだ?あの僧は…ハァ…ハァ…逃(に)げたのか…?いない…いないよ!見つけないと…でないと、あたし…あたし!あんたを!」(咀嚼音(そしゃくおん))
Tsuma “Saa…yaru-yo! Doko-da? Ano so-wa… Haa…haa… Nigeta-noka…? Inai… Inai-yo! Mitsuke-naito… de-naito, atashi…atashi! Anta’o!” (Soshaku-on)
Wife “Come on, let’s do this. WhERe iS thAt moNK? Did hE esCaPE? He’S nOT hEre… hE’s noT hERE! I hAvE to find Him! OtHErwiSe, I… I HaVE to tAKe YOU INSTEAD!”
子翠「僧侶は、咀嚼音(そしゃくおん)が聞こえなくなるまで経を唱(とな)え続(つづ)けた。音(おと)が止(や)み、僧侶は外(そと)へ出た。若(わか)い夫婦(ふうふ)の姿(すがた)はなく、そこには、虫(むし)の羽(はね)が落(お)ちていた。僧侶はそっと手を合わせ、経を唱えたまま、夜明(よあ)けまで歩(ある)き続(つづ)けましたとさ」
Shisui “Soryo-wa, soshaku-on’ga kikoe-naku-naru-made kyo’o tonae-tsuzuketa. Oto’ga yami, soryo’wa soto’e deta. Wakai fufu’no sugata’wa naku, soko-niwa, mushi’no hane’ga ochite-ita. Soryo’wa sotto te’o awase, kyo’o tonaeta-mama, yoake’made aruki-tsuzuke-mashita-tosa.”
Shisui “The monk continued the chant until the chewing sounds stopped. Once it was quiet, the monk stepped outside. The young couple was gone, and instead… All he found there were the wings of insects. The monk clasped his hands together and continued to walk, chanting the sutra, until dawn.”
猫猫(話(はな)し方(かた)がうまいなぁ…)
Maomao (Hanashi-kata’ga umai-naa…)
Maomao (What a good storyteller.)
子翠「ふっ」
Shisui “Fu.”
猫猫(まるで別人(べつじん)みたいだ。ん?この横顔(よこがお)…何か見覚(みおぼ)えがあるような…)
Maomao (Marude betsu-jin-mitai-da. N? Kono yoko-gao… nanka mi-oboe’ga aru-yona…)
Maomao (It’s like she’s a different person. Hmm? Her face at this angle… why does it seem familiar?)
――――――――――――――――――――――――――――――
子翠「猫猫、次(つぎ)だよ」
Shisui “Maomao, tsugi-dayo.”
Shisui “Maomao, you’re next.”
猫猫「え?あぁ、そっか」
Maomao “E? Aa, sokka.”
Maomao “Huh? Oh, right.”
猫猫(何を話そうか…)
Maomao (Nani’o hanasoka…)
Maomao (What shall I talk about?)
猫猫「養父(ようふ)から聞いたのですが、墓地(ぼち)に人魂(ひとだま)が出(で)るという噂(うわさ)が立(た)ちました。いかにも怪(あや)しいと、勇敢(ゆうかん)な若者(わかもの)たちが正体(しょうたい)を探(さぐ)りに行きました。すると…」
Maomao “Yofu’kara kiitano-desuga, bochi’ni hito-dama’ga deru-to-iu uwasa’ga tachi-mashita. Ikanimo ayashii-to, yukan’na wakamono-tachi’ga shotai’o saguri’ni iki-mashita. Suruto…”
Maomao “I heard this from my adopted father. Rumors went around that floating spirits had been seen in a graveyard. Suspicious, a group of brave young men stood up to investigate. Then…”
若い男たち「ハッ…」
Wakai otoko-tachi “Ha…”
猫猫「同じ町(まち)に住(す)む男(おとこ)が、たいまつを片手(かたて)に歩(ある)いていただけでした」
Maomao “Onaji machi’ni sumu otoko’ga, taimatsu’o katate-ni aruite-ita-dake-deshita.
Maomao “It was just another man from the same town, walking with a torch.”
桜花「あ……それだけ?」
Infa “A……Sore-dake?”
Yinghua “That’s it?”
猫猫「はい。男の正体は墓荒(はかあ)らしで、怪(あや)しげな呪(のろ)いにはまっていて、墓地を掘(ほ)り起(お)こして死体(したい)の腹(はら)を割(さ)いては、万病(まんびょう)に効(き)くという人の肝(きも)を…」
Maomao “Hai. Otoko’no shotai’wa haka-arashi-de, ayashigena noroi’ni hamate-ite, bochi’o hori-okoshite shitai’no hara’o saite’wa, manbyo’ni kiku-to-iu hito’no kimo’o…”
Maomao “Yes. The man was a graverobber. He grew an unhealthy interest in a strange curse, and went around digging up graves to cut up corpses and harvest human livers which he believed were cures for―”
桜花「もういい!」
Infa “Mo ii!”
Yinghua “Enough!”
猫猫「うわ!う…以上(いじょう)です…ふっ。次、桜花様ですよ」
Maomao “Uwa! U… Ijo desu… Fu. Tsugi, Infa-sama desu-yo.”
Maomao “That’s all. You’re next, Lady Yinghua.”
桜花「ん?あぁ…え~っと…ある所に男が…いや、老婆(ろうば)…だったかなぁ…?えっと…あ~えっと、その…」
Infa “N? Aa… Eeetto… Aru tokoro’ni otoko’ga… Iya, roba…datta-kanaa? Etto… Aaa etto, sono…”
Yinghua “Huh? Oh, um… Once upon a time, there was a man… Or… was it an old woman? Um…”
――――――――――――――――――――――――――――――
年嵩の女官「では、次は私が」
Toshi-kasa’no nyokan “Dewa, tsugi’wa watashi’ga.”
Old court lady “Then, I will go next.”
猫猫(そういえば、この女官は最初(さいしょ)に「十三の話」と言っていた。ここに集まったのは12人なのに、どういうことだろう…)
Maomao (So-ieba, kono nyokan’wa saisho-ni ‘Ju-san’no hanashi’to itte-ita. Koko’ni atsumatta-nowa ju-ni-nin nanoni, do-iu koto daro…)
Maomao (Coming to think of it, she said ‘thirteen stories’ at the beginning. There are only twelve of us here. What does that mean?)
年嵩の女官「先帝時代の話です。その頃(ころ)、後宮は次々(つぎつぎ)と人が増(ふ)え、区画(くかく)を広(ひろ)げておりました。何(なん)のために?その頃強大(きょうだい)な権力(けんりょく)を振(ふ)るっていた女帝(じょてい)である太皇太后(たいこうたいごう)が、先帝の嗜好(しこう)に合う娘(むすめ)を揃(そろ)えるためでした…」
Toshi-kasa’no nyokan “Sentei-jidai’no hanashi-desu. Sono-koro, kokyu’wa tsugi-tsugi-to hito’ga fue, kukaku’o hirogete-ori-mashita. Nan’no tame’ni? Sono-koro kyodai’na kenryoku’o furutte-ita jotei-de-aru tai-kotaigo’ga, sentei’no shiko’ni au musume’o soroeru-tame deshita…”
Old court lady “This was during the late emperor’s reign. Back then, the rear palace was always growing, constantly adding new sections. For what reason? At the time, the Great Empress Dowager, also known as the Empress, wielded immense power. She was trying to find girls who would fit the late emperor’s tastes.”
猫猫(ん…何だ…?)
Maomao (N… Nanda…?)
Maomao (What is this…?)
年嵩の女官「先帝は、年端(としは)もいかぬ少女(しょうじょ)を選(えら)んではその花(はな)を散(ち)らし、手折(たお)られた少女たちは、外に出ることを許(ゆる)されぬまま、時を過(す)ごしました。その中(なか)に、一人(ひとり)身(み)ごもった少女がおり、先帝に訴(うった)えましたが…少女は後宮を出ることも許されず、死ぬ間際(まぎわ)に一言(ひとこと)…『次はお前��ちの番だ!』」
Toshi-kasa’no nyokan “Sentei’wa, toshi-ha’mo ikanu shojo’o erandewa sono hana’o chirashi, taorareta shojo-tachi’wa, soto’ni deru-koto’o yurusarenu-mama, toki’o sugoshi-mashita. Sono naka’ni, hitori migomotta shojo’ga ori, sentei’ni uttae-mashita-ga… shojo’wa kokyu’o deru-kotomo yuru-sarezu, shinu-magiwa’ni hito-koto… ‘Tsugi’wa omae-tachi’no ban-da!’”
Old court lady “The late emperor chose the youngest girls, deflowering them one after the other. The girsl spent their days in the rear palace, barred from ever leaving. One of these girls became pregnant. She petitioned the late emperor, but… She was never allowed to leave the rear palace. Right before her death, she said… ‘It’s your turn next!’”
猫猫「ハッ」
Maomao “Ha.”
桜花「猫猫?!」
Infa “Maomao?!”
Yinghua “Maomao?!”
猫猫「ハァ…!」(頭(あたま)がボ~ッとするわけだ!)
Maomao “Haa…!” (Atama’ga boootto suru-wake-da!)
Maomao (No wonder I was getting dizzy!)
猫猫「桜花様!子翠!ぐったりしている女官を、窓(まど)や扉(とびら)の近(ちか)くへ!」
Maomao “Infa-sama! Shisui! Guttari-shite-iru nyokan’o, mado-ya tobira’no chikaku’e!”
Maomao “Lady Yinghua! Shisui! Move the unconscious ladies near the door and windows!”
桜花「えっ、一体(いったい)どうしたの?」
Infa “E, ittai do-shita-no?”
Yinghua “Huh? What’s wrong?”
猫猫「早(はや)く!消(き)えずに残(のこ)った火(ひ)のせいで、体(からだ)に害(がい)をなす空気(くうき)が部屋に充満(じゅうまん)しているんです!」
Maomao “Hayaku! Kiezu’ni nokotta hi’no-sei’de, karada’ni gai’o nasu kuki’ga heya’ni juman shite-irun-desu!”
Maomao “Hurry! The smoldering fire is filling the room with bad air!”
桜花「わ…分かった!」
Infa “Wa…Wakatta!”
Yinghua “G-Got it!”
猫猫(気付(きづ)くのが遅(おそ)すぎたな…)
Maomao (Kizuku-noga oso-sugita-na…)
Maomao (It took me way too long to realize.)
年嵩の女官「あぁ、もう少しだったのに…」
Toshi-kasa’no nyokan “Aa, mo-sukoshi datta-noni…”
Old court lady “Oh, I was so close…”
猫猫「ハッ!」(あの女官は……)
Maomao “Ha!” (Ano nyokan’wa……)
Maomao (That court lady…)
――――――――――――――――――――――――――――――
桜花「ハァ…何かバタバタだったわね。主催者(しゅさいしゃ)の女官もいなくなって」
Infa “Haa… Nanka bata-bata datta-wane. Shusai-sha’no nyokan’mo inaku-natte.”
Yinghua “What a night. The organizer disappeared, too.”
子翠「猫猫~!」
Shisui “Maomaooo!”
Shisui “Maomao.”
桜花「さっきの?」
Infa “Sakki’no?”
Yinghua “You’re from earlier…?”
猫猫「知り合いの女官です」
Maomao “Shiri-ai’no nyokan desu.”
Maomao “She’s an acquaintance of mine.”
子翠「ねぇ、猫猫。さっきの話は何だったの?」
Shisui “Nee, Maomao. Sakki’no hanashi’wa nan-datta-no?”
Shisui “Hey, Maomao. What was that story about?”
猫猫「さっきの?」
Maomao “Sakki-no?”
Maomao “The story?”
子翠「ほら、禁忌(きんき)の森(もり)の話だよ」
Shisui “Hora, kinki’no mori’no hanashi-dayo.”
Shisui “You know, the forbidden forest.”
猫猫「あぁ…『禁忌の森』なんていうのは迷信(めいしん)でしょうが、禁忌になったいわれが全(まった)く無(な)いとは言い切れないって思って」
Maomao “Aa… ‘Kinki’no mori’ nante iu-nowa meishin desho-ga, kinki’ni natta iware’ga mattaku nai-towa ii-kire-naitte omotte.”
Maomao “Ah. The ‘forbidden forest’ is probably just a superstition. But some things have a reason to become forbidden, and this could be one of those.”
子翠「へぇ…?」
Shisui “Hee…?”
Shisui “Huh?”
猫猫「森は食べ物が豊(ゆた)かですが、食べられない物も豊富(ほうふ)にあります。他(ほか)の土地(とち)から来た人間が、森にあるものを食べて体を壊(こわ)してしまう。すると『森のものをむやみに食べてはいけない』…と言われるようになるでしょう。そしてそれは年月(としつき)を経(へ)て禁忌になります。その後(あと)も飢餓(きが)が起(お)こった時には、誰も食べていいものと悪(わる)いものの区別(くべつ)がつかなくなっていた。あの話の母子は、不作(ふさく)の年で飢(う)えていました。掟(おきて)を破(やぶ)るのだから、暗(くら)くなり始(はじ)めに森に入り、食べ物を採(と)って、日が落(お)ちると家に帰ったのでしょう」
Maomao “Mori’wa tabe-mono’ga yutaka desu-ga, tabe-rare-nai mono’mo hofu’ni ari-masu. Hoka’no tochi’kara kita ningen’ga, mori’ni aru mono’o tabete karada’o kowashite-shimau. Suruto ‘Mori’no mono’o muyami’ni tabetewa ike-nai.’ to-iwareru-yoni naru-desho. Soshite sore’wa toshi-tsuki’o hete kinki’ni nari-masu. Sono ato’mo kiga’ga okotta toki-niwa, daremo tabete ii-mono’to warui-mono’no kubetsu’ga tsukanaku-natte-ita. Ano hanashi’no oyako’wa, fusaku’no toshi’de uete-imashita. Okite’o yaburuno-dakara, kuraku nari-hajime’ni mori’ni hairi, tabe-mono’o totte, hi’ga ochiru-to ie’ni kaettano-desho.”
Maomao “Forests are full of food, but also full of inedible things. If someone from outside entered the forest, ate something, and got sick, it would be natural for word to get around that you should be very careful when eating things from the forest. This, over many years, could morph into something ‘forbidden.’ Later, by the time famine broke out, people no longer knew what could and couldn’t be eaten. The mother and son from that story were starving from the bad harvest. They must have entered the forest as it grew dark, since they were breaking the rules. Then they foraged for food, and went home as night set in.”
猫猫「ツキヨダケ、という、ヒラタケに似たキノコがあります。とてもおいしそうですが、毒があって、暗くなると光(ひか)る特徴(とくちょう)があるんです。夜道(よみち)を歩くところを村人が遠目(とおめ)に見たら、人魂(ひとだま)に見えたかもしれません。毒性(どくせい)は強(つよ)くありませんが、飢(う)えて体力(たいりょく)が落(お)ちた母子が食べたらどうなるか…。母親は死に際(ぎわ)に、こう言いたかったのかもしれません」
Maomao “’Tsukiyo-dake’ to-iu, hiratake’ni nita kinoko’ga ari-masu. Totemo oishiso-desu-ga, doku’ga atte, kuraku naru-to hikaru tokucho’ga arun-desu. Yomichi’o aruku tokoro’o mura-bito’ga toome’ni mitara, hito-dama’ni mieta-kamo shire-masen. Doku-sei’wa tsuyoku ari-masen-ga, uete tairyoku’ga ochita oyako’ga tabe-tara do naru-ka… Haha-oya’wa shini-giwa’ni, ko iitakattano-kamo shire-masen.”
Maomao “There’s a type of mushroom called the moonlight mushroom. They resemble oyster mushrooms and look delicious, but they’re poisonous and glow in the dark. If a villager saw someone carrying these mushrooms from a distance in the dark, it might have looked like a floating spirit. It’s not a powerful poison, but if eaten by a starving, weakened person… Maybe, as she was about to die, the mother was trying to say…”
母親「おいしいキノコが森の中にあるよ…」
Haha-oya “Oishii kinoko’ga mori’no naka’ni aruyo…”
Mother “There are delicious mushrooms in the forest.”
猫猫「自分たち母子を見捨(みす)てた村人への復讐(ふくしゅう)として」
Maomao “Jibun-tachi oyako’o mi-suteta mura-bito’e-no fukushu-to-shite.”
Maomao “As a way to take vengeance against the villagers who abandoned her and her son.”
子翠「そういうことだったんだ!うん!スッキリした!じゃあ、私こっちだから~!」
Shisui “So-iu koto dattanda! Un! Sukkiri-shita! Jaa, watashi kocchi-dakaraaa!”
Shisui “So that’s what it was! Great, it’s all cleared up now! Okay, I’m going this way, bye!”
桜花「ふん!タネが分かれば、大(たい)したことないじゃない。きっと他の話も、そういう裏(うら)があるんだわ」
Infa “Fun! Tane’ga wakareba, taishita-koto nai-ja nai. Kitto hoka’no hanashi’mo, so-iu ura’ga arunda-wa.”
Yinghua “Hah. Now that I know the truth, it’s not scary at all! I’d bet all the stories have backgrounds like that.”
猫猫「さぁ…どうでしょう?」
Maomao “Saa… Do-desho?”
Maomao “Well… who knows?”
桜花「そこは頷(うなず)いてよ!」
Infa “Soko’wa unazuite-yo!”
Yinghua “Humor me just this once, would you?!”
――――――――――――――――――――――――――――――
桜花「戻(もど)りました」
Infa “Modori-mashita.”
Yinghua “We’re back.”
紅娘「あら、思ったより早かったのね」
Hon’nyan “Ara. Omotta-yori haya-katta-none.”
Hongniang “Oh, you’re earlier than I expected.”
桜花「ちょっとした騒(さわ)ぎがありまして…」
Infa “Chotto-shita sawagi’ga ari-mashite…”
Yinghua “There was a bit of a commotion.”
紅娘「まぁ…やっぱり…不慣(ふな)れな人が仕切(しき)ると、色々(いろいろ)あるわよね」
Hon’nyan “Maa…Yappari… Funare’na hito’ga shikiru-to, iro-iro aru-wayo-ne.”
Hongniang “Ah, I expected as much. I guess things could happen when the organizer is new.”
猫猫「不慣れな人?」
Maomao “Funare’na hito?”
Maomao “New organizer?”
紅娘「去年(きょねん)までやっていた女官が亡くなったから、今年(ことし)は誰(だれ)が引(ひ)き継(つ)いだのか心配(しんぱい)だったのよ」
Hon’nyan “Kyonen-made yatte-ita nyokan’ga naku-natta-kara, kotoshi’wa dare’ga hiki-tsuida-noka shinpai datta-noyo.”
Hongniang “The court lady who organized that event passed away last year. I was a little worried about who was taking over for this year.”
桜花「え?」
Infa “E?”
Yinghua “Huh?”
紅娘「気の利(き)くいい人で、私もお世話(せわ)になったのよ。結局後宮から出られなかったのよね。実(じつ)は先帝のお手付(てつ)きになった方(かた)で、あの集(あつ)まりが唯一(ゆいいつ)の楽(たの)しみだったそうなのよ。亡くなっ���翌年(よくとし)から集まりがなくなるのも、いかがなものかと思っていたから」
Hon’nyan “Ki’no kiku ii hito-de, watashi’mo osewa’ni natta-noyo. Kekkyoku kokyu’kara derare-nakattano-yone. Jitsu’wa senteii’no otetsuki’ni natta kata-de, ano atsumari’ga yui-itsu’no tanoshimi datta so-nano-yo. Nakunatta yoku-toshi’kara atsumari’ga nakunaru’nomo, ikaga-na-monoka-to omotte-ita-kara.”
Hongniang “She was a nice person, very helpful. I got a lot of help from her as well. I guess she never got to leave the rear palace. She actually had relations with the late emperor. She said that gathering was the only fun she ever had. It would have been too bad if the event ended the very next year after she passed away,”
桜花「うわ~~~!」
Infa “Uwaaaaaaa!”
紅娘「続(つづ)けてくれる人がいて良(よ)かったわ」
Hon’nyan “Tsuzukete-kureru hito’ga ite yokatta-wa.”
Hongniang “so I’m glad someone took over.”
桜花「い~~~っ!あぁ…あっ…あの話…」
Infa “Iiiiiiii! Aa…a…ano hanashi…”
Yinghua “That story…”
猫猫「ハッ」
Maomao “Ha.”
年嵩の女官「先帝は、年端もいかぬ少女を選んではその花を散らし、手折られた少女たちは外に出ることを許されぬまま…」
Toshi-kasa’no nyokan “Sentei’wa, toshi-ha’mo ikanu shojo’o erandewa sono hana’o chirashi, taorareta shojo-tachi’wa soto’ni deru-koto’o yuru-sarenu-mama…”
Old court lady “The late emperor chose the youngest girls, deflowering them one after the other. The girls spent their days in the rear palace, barred from ever leaving.”
猫猫(あの女官の話は、己(おのれ)の身(み)の上(うえ)だったのか、それとも、事情(じじょう)を知る誰かのいたずらか…。世(よ)の中、よくわからないことは、たくさんあるものだ)
Maomao (Ano nyokan’no hanashi’wa, onore’no mi’no-ue datta-noka, sore-tomo, jijo’o shiru dareka’no itazura-ka… Yono-naka, yoku wakara-nai koto’wa, takusan aru-mono-da.)
Maomao (That court lady’s story was her own experience. Or is it a prank pulled by someone in the know? The world is full of things I can’t fully understand.)
年嵩の女官「今宵は、肝が冷える十三の話を楽しみましょう」
Toshi-kasa’no nyokan “Koyoi’wa, kimo’ga hieru ju-san’no hanashi’o tanoshimi-masho.”
Old court lady “Tonight, let us enjoy the thirteen spine-chilling tales.”
猫猫(あの時、あの場(ば)には年嵩(としかさ)の女官を含(ふく)めて12人しかいなかった。とりあえず、13(じゅうさん)番目(ばんめ)の怪談(かいだん)にならずに済(す)んでよかった…)
Maomao (Ano toki, ano ba’niwa toshi-kasa’no nyokan’o fukumete ju-ni-nin-shika ina-katta. Tori-aezu, ju-san-banme’no kaidan’ni narazu’ni sunde yokatta…)
Maomao (Including her, there were only twelve people there. I’m glad we didn’t end up becoming the thirteenth ghost story.)
桜花「ま…猫猫…」
Infa “Ma…Maomao…”
Yinghua “M-Maomao…”
猫猫「はい…」
Maomao “Hai…”
Maomao “Yes?”
桜花「今晩(こんばん)、一緒(いっしょ)に寝(ね)て~!」
Infa “Kon-ban, issho’ni neteee!”
Yinghua “Please sleep with me tonight!”
――――――――――――――――――――――――――――――
桜花「うっ…うぅ…うぅ…」
Infa “U…uu…uu…”
猫猫(背筋(せすじ)が凍(こお)るどころか、寝苦(ねぐる)しい夜(よる)になったのだった…)
Maomao (Sesuji’ga kooru-dokoro-ka, ne-gurushii yoru’ni nattano-datta…)
Maomao (Instead of becoming a spine-chilling night, it turned into a hot, stuffy night.)
桜花「うぅ…うぅ…」
Infa “Uu…uu…”
猫猫「暑苦(あつくる)しい……」
Maomao “Atsu-kurushii…”
Maomao “So hot…”
(Continue to Episode 11/Ep.35)
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Quote
交通事故の被害者になってしまった場合に、対応すべきことを、以下に挙げますので、ご確認下さい。 ①警察へ連絡をする 交通事故の被害に遭ってしまった場合は、必ず警察に通報しましょう。 警察への事故報告は、道交法上の義務であり、報告を怠ると、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科されます。 また、警察に報告をしなければ、損害賠償金請求に必要な交通事故証明書が発行されません。 交通事故があったかという点等に争いが生じた場合、事故現場に目撃者がいた等明らかな証拠がない限り、保険会社に対して事故の事実を証明することが難しくなり、十分な賠償を受けられなくなるおそれがあります。 なお、ケガをしたならば、できる限り人身事故として警察に届け出るようにしましょう。 人身事故として届け出ないと、過失割合などの重要な証拠となる実況見分調書が作成されず、示談交渉で不利になってしまいます。 また、少しでも体に違和感があるなら、人身事故として届けておきましょう。 当日は異常に気付かなかったとしても、時間が経過してから痛みが出ることは珍しくありません。その際、保険会社に賠償金を請求しても、「人身での届け出が無いから支払えない」と主張されるおそれがあるからです。 ②加害者の情報を確認する 警察へ連絡したら、次に加害者と情報を交換しましょう。連絡先だけでなく、それ以外にも、確認すべき情報があります。 被害者が確認すべき加害者の情報は、主に以下のとおりとなります。 加害者の氏名、住所・電話番号・メールアドレスなどの連絡先 加害者の勤務先の名称や連絡先 自動車の所有者と運転者が異なる場合は、所有者の氏名や連絡先、所有者との関係や借用理由など 加害車両のナンバーや車種、車体の特徴、加害車両の破損状況など 加害者の加入する自賠責保険会社や任意保険会社の名称、証明書番号など 上記の情報を確認し、メモなどに控えておきます。加害者の同意が得られれば、携帯電話のカメラなどで、加害者の免許証や車検証、保険証などの写真を撮り、保存しておくという方法もあります。 ③被害を記録する 事故現場の写真は、「事故当時の路面の状況」「車の衝突・停止位置」など、また、事故車両の写真は、「衝突の位置や角度」「事故時の車のスピード」など、事故の客観的状況を把握する有効な証拠となる可能性があります。 よって、なるべく事故直後に、携帯電話のカメラなどを使い、事故現場と事故車両の写真を撮り、保存しておきましょう。 また、加害者の証言をメモに記録し、可能であれば、携帯電話のボイスレコーダーなどを使い、録音しておくこともおすすめします。 例えば、加害者が事故直後は「前を見ていなかった自分が悪い」と発言したにもかかわらず、後日、自己保全のため「自分は全く責任がない」と発言を変えることも予想されます。 その際、加害者の矛盾点を指摘する証拠となるからです。 また、事故現場に目撃者がいたら、氏名と連絡先、目撃証言などを聞いておきましょう。 その際、事故状況等で争いになった場合は、証人として協力してもらいたい旨も伝えておくのがよいでしょう。 ④保険会社へ連絡する 警察への報告など、事故現場での措置が一通り終了したら、ご自身の加入する保険会社の事故受付センターや保険代理店の担当者などに連絡し、事故報告を行いましょう。 保険会社へ報告する内容は、主に以下のとおりとなります。落ち着いて、漏れなく伝えることが大切です。 契約内容:契約者、被保険者の氏名・住所・電話番号、保険証券番号など 事故の状況:事故発生の日時・場所、事故の原因・状況、加害者の住所・氏名・電話番号など 損害の状況:双方の車両損害の程度、ケガ人の有無、ケガの程度 事故後の措置:加害者との交渉状況、目撃者がいる場合は、その方の氏名・連絡先 ⑤怪我(外傷)がなくても病院へ行く 交通事故に遭った場合、少しでも痛みや違和感があれば病院に行き、医師の診察を受けるようにしてください。医師の診断を受け、症状の存在を明確にしておく必要があるからです。 例えば、むちうちの場合、当日に強い異常がなかったとしても、後日痛みがあらわれる場合があります。 しばらく経った後に病院を受診し、「やはりケガをしていた」と主張しても、加害者側から事故とケガとの因果関係は薄いと判断され、十分な補償が得られなくなる可能性があるので注意が必要です。 なお、物損事故から人身事故扱いへの切り替えに、基本的に期限はありませんが、時間が経ちすぎると、事故当事者の記憶も薄れ、現場の状況も変わり、警察が受理しない可能性もあるため、事故発生から数日以内に行うのが望ましいでしょう。 ⑥怪我が治らなければ後遺障害認定を受ける 治療を尽くしたにもかかわらず、後遺症が残ってしまった場合は、自賠責保険の定める後遺障害等級認定の申請を行いましょう。 後遺障害等級認定を受ければ、後遺障害慰謝料や逸失利益などの賠償金が請求できるようになります。 後遺障害認定は自動的にされるものではありません。認定を受けたい方が後遺障害認定申請書を主治医に書いてもらい、所定の方法で提出することで、後遺障害認定の審査が行われます。 後遺障害認定の申請方法には、加害者側の任意保険会社が自賠責保険に申請する加害者請求(事前認定)と、被害者が自ら、自賠責保険に申請する被害者請求と2つありますが、適切な等級認定を得るには、被害者請求での申請をおすすめします。 被害者請求であれば、被害者に有利な証拠書類を提出でき、後遺症の症状や程度をより確実に審査機関に主張できるため、適切な後遺障害等級に認定される可能性が高まります。 なお、等級認定結果に納得できない場合は、審査機関に対して、異議申立てを行うことができます。 被害者請求について、より詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。 合わせて読みたい関連記事 交通事故の被害者請求とは?すべきケースや自賠責保険への手続き方法 交通事故の被害者請求とは?すべきケースや自賠責保険への手続き方法 後遺障害等級の異議申立てをお考えの方へ ⑦示談交渉を行う 加害者側の任意保険会社との示談交渉は、交通事故による損害額が確定した時点、つまり、ケガの治療が終了したとき、もしくは、後遺障害等級認定の申請をした場合は、認定の結果が出た時点で開始することが可能になります。 早く解決したいというお気持ちは分かりますが、損害が確定しない段階では、保険会社も対応しきれないため、示談交渉が進みません。 示談交渉の際、保険会社から慰謝料などの損害賠償金額が提示され、お互いが合意すると、示談が成立し、被害者に賠償金が支払われます。 加害者に請求できる損害賠償金は主に以下のとおりとなりますので、ご確認ください。 (通常請求できる損害賠償金) 治療関係費:治療費、入院費、接骨院などの施術代など 入通院交通費:入院や通院の際に必要となった交通費 付添看護費:入院や通院の際に付き添え看護した人に対する日当 入院雑費:入院で必要となった日用品雑貨費や通信費など 入通院慰謝料:事故によりケガを負い、入通院を強いられた精神的苦痛に対する慰謝料 休��損害:事故によるケガが原因で仕事を休んだことにより生じた収入の減少分 物損に関する賠償金:壊れた車や所持品などに対する賠償金 (後遺障害認定を受けた場合に請求できる損害賠償金) 後遺障害慰謝料:事故により後遺障害が残ってしまった場合の精神的苦痛に対する慰謝料 後遺障害逸失利益:後遺障害が残ってしまったことにより失われた将来の収入分 (死亡した場合に請求できる損害賠償金) 死亡慰謝料:事故により被害者が死亡した場合の、本人及び遺族の精神的苦痛に対する慰謝料 葬祭関係費:葬儀や法要、仏具購入などにかかった費用 死亡逸失利益:事故で死亡したことにより失われた将来の収入分 交通事故における示談について、より詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。 合わせて読みたい関連記事 【物損事故】示談交渉の流れや請求できる示談金などの基礎知識 【物損事故】示談交渉の流れや請求できる示談金などの基礎知識 被害者になった場合に注意すること 交通事故の被害者になってしまった場合、注意するべきことがいくつかありますので、以下で確認していきましょう。 事故直後に当事者だけで交渉はしない 事故直後に、加害者から「ここで口頭で示談してしまいましょう」と言われる可能性がありますが、安易に応じるべきではないでしょう。 事故直後では、損害賠償金の正確な金額がわかりませんし、口頭でも示談は成立しますので、本来得られるべき適正な賠償金が請求できなくなる可能性があるからです。 また、基本的に、一度示談が成立してしまうと、追加で損害賠償金を請求したり、示談内容自体を撤回したりすることができなくなります。 例えば、示談成立後に、身体に痛みが出てきた場合、加害者に治療費や慰謝料など追加の賠償金を請求できなくなるおそれがありますので、注意が必要です。 必要な治療のみを行う 加害者が任意保険に加入していれば、任意保険会社が治療費を負担することがほとんどです。 しかし、高額診療(一般的な治療費に比べて高すぎる)や過剰診療(ケガの症状や程度に見合わない、医学的に不必要な治療)があったり、医師の指示なく病院の個室を利用したりした場合の費用は、必要かつ相当な範囲ではないと判断され、自己負担となる可能性がありますので、注意が必要です。 また、自賠責保険には、治療費や慰謝料など傷害部分の賠償金について120万円の支払上限額があるため、治療費を使いすぎると、この枠はすぐに埋まってしまいます。 上限を超えた部分は任意保険会社が支払うことになりますが、他の慰謝料等の賠償金が自賠責で補償されなくなりますので、病院への治療費の支払いを早期に打ち切るおそれがあります。 なお、交通事故のケガの治療でも、健康保険を利用することが可能です。 例えば、被害者にも事故の過失がある場合には、治療費のうち自身の過失割合分は自己負担となる可能性があります。 ご自身の過失割合が大きい場合は、健康保険を利用して、なるべく治療費を抑えることをおすすめします。 通院は医師の指示に従う ケガの治療中に、「もう治ってきている気がするから、病院に通うのやめよう」などと、自己判断で通院をやめてはいけません。 まだ治療が必要なのに、途中で治療をやめてしまうと、本来なら治るはずのケガが治らず、後遺症として残ってしまうおそれもあります。 また、入通院慰謝料は、基本的には、通院期間や通院頻度をもとに算定されます。 自己判断で通院をやめてしまうと、通院期間が短くなるため、入通院慰謝料が低額になり、さらに、通院頻度が低いと、ケガの治療の必要性を疑われ、実際に通院した期間よりも短い期間で、入通院慰謝料が計算されてしまう可能性があります。 ただし、むやみに通院日数を増やせばいいわけではなく、過剰に通院日数が多いと、治療の必要性を疑われ、治療が早期に打ち切られたり、通院日数としてカウントされなかったりする可能性もあるので注意が必要です。 そのため、交通事故の通院は、主治医と相談しながら、怪我の治療に必要な範囲で、適切な通院頻度を保つことが必要です。 保険会社が正しいことを言っているとは限らない 示談交渉を行う際に必要なことは、加害者側の保険会社の提示を鵜呑みにしないことです。 保険会社は賠償金を支払う立場です。支払いを抑えるため、巧みな手法を使って賠償金の減額を図ってくるはずです。 保険会社が提示した慰謝料や過失割合が正しいとは限りませんので、保険会社の意見に惑わされず、常に冷静に「保険会社の言うことは正しいのか?」「過失割合や賠償金の項目・計算はあっているのか?」と検討することが必要です。 基本的には、一度示談が成立すると、示談で決めた金額以上の賠償金を請求できなくなってしまいます。よって、提示された示談案に不満がある場合は、決して署名をしてはいけません。 また、保険会社から症状固定・治療費の打切りを打診されたとしても、安易に応じてはいけません。症状固定としてしまうと、以後、治療費や入通院慰謝料などの賠償金が支払われなくなってしまいます。 症状固定を決めるのは保険会社ではなくあくまで医師です。治療がまだ必要であれば医師と相談のうえ、完治または症状固定するまで、通院を続けることが望ましいでしょう。 仮に、治療がまだ必要なのにもかかわらず治療費が打ち切られてしまったとしても、健康保険などを使い治療を続け、自己負担の治療費を後日保険会社に請求するという方法もあります。 治療費を打ち切ると言われた方へ 増額しなければ成功報酬はいただきません 24時間予約受付・年中無休・通話無料 0120-589-887 メール相談受付 料金について、こちらもご確認ください。 被害者が受け取れる慰謝料について 交通事故に遭うと、負傷するだけでなく、後遺障害が残ったり、死亡したりすることがあります。 被害者は恐怖や悲しみを感じ、精神的ショックを受けてしまうことでしょう。この精神的苦痛に対する補償のことを慰謝料といいます。 加害者から慰謝料として金銭を受け取ることにより、精神的ダメージを和らげることができます。 交通事故の慰謝料は、以下の表のとおり、3種類ありますので、ご確認ください。 入通院慰謝料 事故によりケガを負い、入院や通院を強いられた精神的苦痛に対し支払われる慰謝料 後遺障害慰謝料 事故により後遺障害が残ってしまった場合の精神的苦痛に対し支払われる慰謝料(後遺障害等級認定を受けた場合に請求可能) 死亡慰謝料 事故により被害者が死亡した場合の、本人及び遺族の精神的苦痛に対し支払われる慰謝料 交通事故の慰謝料について、より詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。 合わせて読みたい関連記事 【2024年最新】交通事故の慰謝料とは?相場はいくら?計算方法など 【2024年最新】交通事故の慰謝料とは?相場はいくら?計算方法など 慰謝料を計算する際に重要な3つの基準 慰謝料を計算する際に使う基準は、次の3種類があるのをご存知でしょうか? ①自賠責基準 ②任意保険基準 ③弁護士基準 これらのうち、どれを用いるかによって、慰謝料額が変わります。通常の場合は、自賠責基準≦任意保険基準<弁護士基準の順で、高くなっていきます。 3つの基準を理解せずに、加害者側の保険会社が提案する慰謝料額に応じてしまうと、適切な金額がもらえなくなるおそれがあります。下に表を掲載したので、知識を得ておきましょう。 3つの基準 自賠責基準 自賠責保険による支払基準で、最低補償の基準。被害者側に過失がない事故の場合は最も低額となる。ただし、入通院慰謝料や治療費など傷害部分の賠償金について120万円の支払上限額あり。 任意保険基準 各任意保険会社が独自に設定する基準で、保険会社により金額が異なり、非公表。自賠責基準とほぼ同額か多少高い程度で、弁護士基準よりは低額となる傾向あり。 弁護士基準 過去の交通事故事件の裁判例をもとに作られた支払基準。弁護士が代理人となって示談交渉する場合や裁判などにおいて使われ、被害者に過失がない場合は、3つの基準の中で最も高額となる。(「民事交通事故訴訟・損害賠償額算定基準」(赤本)に掲載) 慰謝料の具体的な計算方法について知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。 合わせて読みたい関連記事 交通事故の慰謝料の計算|3つの算定基準や種類別の計算方法を解説 交通事故の慰謝料の計算|3つの算定基準や種類別の計算方法を解説 死亡事故の被害者家族が知っておくべきこと 予期せぬ交通事故で、大切なご家族を亡くされ、筆舌に尽くしがたい悲しみの中にいらっしゃると思います。 死亡事故により、加害者は、刑事上・行政上の罰則を受け、さらに、民事上の損害賠償責任も負うことになります。 本来なら、被害者自身が慰謝料などの賠償金を請求するべきですが、ご本人は亡くなられてしまっているため、ご本人に代わって、被害者のご家族が、事故対応や損害賠償金請求の手続きなどを行う必要があります。 その際、被害者のご家族が知っておくべきことを、以下に挙げますので、参考になさってください。 遺族がすべき事故対応 事故により、被害者が死亡してしまった場合、ご遺族がするべき事故対応は、主に以下のとおりとなりますので、ご確認ください。 ①事故により、被害者が死亡 ②葬儀、49日法要 加害者やその代理人が通夜、告別式に参列し、香典を差し出す可能性があります。香典は、基本的に、慰謝料などの賠償金とは別物であるため、明らかに高額である場合を除き、香典分を賠償金から差し引く必要はありません。 香典を受け取る場合は、示談交渉時にトラブルにならないよう、賠償金とは別のものであることを加害者に確認してから、受け取るのが望ましいでしょう。 ③警察からの取り調べや刑事裁判への参加 警察から、被害者の生前の様子や加害者に対する処罰感情などについて聴取される可能性があります。 警察への証言は、示談交渉や裁判などにおいて、重要な証拠となりますので、精神的にお辛い中だと思いますが、取り調べには、できる限り協力しましょう。 また、ご遺族は「被害者参加制度」を利用し、裁判に参加し、被告人質問などを行うことが可能です。希望する場合は、検察に申請し、裁判所からの許可を得る必要があります。 ④賠償金を請求する相続人の決定 被害者が死亡した場合、被害者の「相続人」が、加害者に賠償金を請求することになります。 相続人の決め方については、次項をご参照ください。 ⑤加害者側の保険会社と示談交渉開始 49日法要が終わった頃に、加害者側の保険会社から連絡が入り、示談交渉が開始されるのが通常です。 亡くなられたご本人に代わって、ご遺族が保険会社と示談交渉を行うことになりますので、ご遺族の方のお気持ちや体調を優先し、準備が整ったときに、示談交渉を始めるというケースも多くあります。 ⑥双方合意したら示談が成立。死亡慰謝料などの賠償金が支払われる。 相続人が損害賠償を請求する 交通事故で被害者が死亡した場合、加害者に損害賠償請求を行い、慰謝料などの賠償金を受け取ることができるのは、被害者の法定相続人となります。 相続人の確定方法と、相続人が請求できる損害賠償金の内訳を以下に挙げますので、ご確認ください。 相続人の確定方法 ①死亡した被害者に配偶者がいる場合は、常に相続人となります。 ②配偶者以外の相続人は、以下の順序で、配偶者と共に相続人となります。 (第1順位)子 死亡した被害者に子がいる場合は、配偶者と子が相続人となります。 子がすでに死亡していて、孫がいる場合は、孫が代襲相続人となりますので、配偶者と孫が相続人となります。 (第2順位)父母・祖父母(養父母含む) 死亡した被害者に子がいない場合で、父母または祖父母がいる場合は、配偶者と、父母または祖父母が相続人となります。 父母も祖父母もいる場合は、父母が優先されます。 (第3順位)兄弟姉妹) 死亡した被害者に子も親もいない場合で、兄弟姉妹がいる場合は、配偶者と兄弟姉妹が相続人となります。 兄弟姉妹もいない場合は、配偶者と兄弟姉妹の子が相続人となります。 ③配偶者がいない場合は、1位~3位のうち、最上位の親族が相続人となり、それ以外の親族は相続人となりません。 相続人が請求可能な損害賠償金の内訳 死亡慰謝料: 死亡した被害者本人と遺族の精神的苦痛に対する慰謝料 死亡逸失利益:被害者が生きてい��ば、働いて得られたはずの将来の収入分 葬祭関係費:葬儀や法要、仏具購入などにかかった費用 治療関係費、付添看護費など:被害者が死亡するまで、入院、通院した期間があった場合は、その際にかかった実費 入通院慰謝料、休業損害など:入通院期間に応じた慰謝料や治療のために仕事を休んだ収入の減少分など 死亡事故の慰謝料について、より詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。 合わせて読みたい関連記事 死亡事故の慰謝料の相場|遺族が請求できる損害賠償について 死亡事故の慰謝料の相場|遺族が請求できる損害賠償について 増額しなければ成功報酬はいただきません 24時間予約受付・年中無休・通話無料 0120-589-887 メール相談受付 料金について、こちらもご確認ください。 交通事故の被害者が使うべき弁護士費用特約とは? 弁護士費用特約とは、交通事故の被害者になってしまった場合に、加害者に対する損害賠償請求を弁護士に委任する際にかかる、弁護士費用などを補償する特約のことをいいます。 ご自身の加入する自動車保険にこの特約がついていれば、基本的には、1事故1名につき弁護士費用300万円、相談料10万円を上限として、弁護士費用を補償してもらうことが可能です。(保険会社の条件によっては、本人負担が生じる可能性があります) ただし、被害者の故意・重過失による事故(居眠り、酒酔い運転など)や、保険の対象ではない車に乗車時の事故などについては、この特約を使えませんので、注意が必要です。 弁護士費用特約は、交通事故発生直後からすぐに使うことが可能です。 事故後、早い段階で弁護士に依頼すれば、保険会社とのわずらわしい示談交渉を任せ、治療に専念することができますので、まずは、弁護士に相談することをおすすめします。 交通事故における弁護士費用について、より詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。 合わせて読みたい関連記事 交通事故の弁護士費用の相場は?弁護士特約や費用をおさえるポイント 交通事故の弁護士費用の相場は?弁護士特約や費用をおさえるポイント 加害者に弁護士費用と負担させることはできるのか 加害者に弁護士費用を負担させることはできるのでしょうか? 示談交渉においてはできませんが、裁判所に、損害賠償請求訴訟を提起すれば、加害者に弁護士費用を請求することが可能です。 裁判例の傾向として、裁判所に認定された損害賠償金の約10%が弁護士費用として認められるケースが多くなっています。 例えば、500万円の損害額が認定された場合は、弁護士費用50万円を加えた550万円の支払いが、加害者に命ぜられることになります。 なお、裁判で認められた弁護士費用よりも、ご自身が実際に弁護士に支払った費用の方が高くなる可能性もありますので、注意が必要です。 交通事故の被害者になってしまった場合はなるべく早めに弁護士にご相談ください 交通事故の被害者になってしまった場合は、ぜひ弁護士にご相談ください。 保険会社の担当者は、年間何十件も示談交渉をこなすプロです。自力で、被害者の方に有利な条件で示談交渉を進めることは困難と思われます。 弁護士に依頼すれば、治療中の段階であれば、慰謝料請求を見据えた通院や検査などのアドバイス、症状固定後であれば、後遺障害等級認定や異議申立てなどのサポートが受けられます。 また、弁護士基準による適正な慰謝料額を算定し、保険会社と示談交渉を行うため、慰謝料の増額の可能性も高まります。 さらに、必要な資料の収集や申請手続きなどを任せることができるため、依頼者の負担が減るというメリットも見過ごせないでしょう。 交通事故の被害に遭い、悩まれている場合は、ぜひ、交通事故案件に豊富な相談実績をもつ、弁護士法人ALGにご相談ください。 相手方とのやり取りは全て弁護士にお任せください 増額しなければ成功報酬はいただきません 24時間予約受付・年中無休・通話無料 0120-589-887 メール相談受付 料金について、こちらもご確認ください。 弁護士法人ALG 福岡法律事務所 所長 弁護士 谷川 聖治 監修 :福岡法律事務所 所長 弁護士 谷川 聖治 弁護士法人ALG&Associates 保有資格 弁護士(福岡県弁護士会所属・登録番号:41560) 福岡県弁護士会所属。私たちは、弁護士106名、スタッフ220名(司法書士1名を含む)を擁し(※2024年1月4日時点)、東京、宇都宮、埼玉、千葉、横浜、名古屋、大阪、神戸、姫路、広島、福岡、バンコクの12拠点を構え、全国のお客様のリーガルニーズに迅速に応対することを可能としております。 プロフィールを見る 関連記事 交通事故に強い弁護士の選び方|5つのポイントや探し方など 交通事故で後から腰の痛みが出たらどうする?対処法や注意点など 交通事故で過失割合が9対1と言われたら|注意点や納得いかない時の対処法 交通事故で意識不明の場合、示談や後遺症はどうなる?対処法など 追突事故の過失割合の決まり方は?ケース別の解説や納得いかない場合の対処法 交通事故で入院したら慰謝料はいくらもらえる?相場や計算方法など 後遺障害申請の被害者請求とは?必要書類や弁護士依頼のメリットなど 交通事故によるむちうちの示談交渉|増額する可能性も!示談前に必ず確認! 【2024年最新】交通事故の慰謝料とは?相場はいくら?計算方法など まずは交通事故スタッフが お話をお伺いします 0120-589-887 24時間予約受付年中無休通話無料 ※法律相談は、受付予約後となりますので、直接弁護士にはお繋ぎできません。 メール相談受付 交通事故の被害に遭い お困りの方へ 治療打ち切りと言われた方 症状固定と言われた方 後遺障害等級認定の申請を考えてる方 後遺障害等級認定の結果に納得がいかない方 むちうちの症状がある方 休業損害の請求について 逸失利益の請求について 慰謝料の請求について 交通事故事件の経験豊富な 弁護士が全面サポート 着手金 0円 相談料 0円 弁護士費用 後払い 弁護士報酬 成功報酬制 弁護士費用特約を使う場合 本人原則負担なし ※死亡・後遺障害等級認定済みまたは認定が見込まれる場合 ※事案によっては対応できないこともあります。 ※弁護士費用特約を利用する場合、別途の料金体系となります。 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2025/03/08
あまりに仕事ができないことで落ち込んで、不安になって そこからあまり眠れない日々が続いた。
本当に仕事が遅くて、深夜、明け方、朝までと仕事をしていたらあっという間に1週間がたった。
昨日は低血糖のような症状がずっとあって、頭が痛かった。頭痛薬を多分1日に3回くらい飲んだ。
気持ち悪さが消えなかった。思えばこの時に吐き気止めでも飲んでおくべきだったのだろうか。突然涙が出てきて止まらなくなった。みていたアニメのシーンが悪かったのかなんなのかはわからない。夜に電車に乗って人に会う予定を変えなければならなくなるくらい止まらなかった。何回息を吸っても吐いても苦しくて、光が眩しくて照明を切った。やたら眩しくてこんなに眩しかったっけと思った。
寝不足が原因な気がしたので無理やり寝た。
食べ放題に行って、母と姉と車で来たはずが母が飲酒していて、わたしは寿司を落とす夢を見た。
寝てる間何回か苦しくて起きたが、それでも2時間くらいは眠れたと思う。
起きたら足の先までドキドキしていた。
目が覚めて動けるようになったので散歩した。
コンビニでアイスを買った。人がいて少し安心した。
ミツメの怪物は散歩によく合う。友だちがこのイントロのフレーズが好きだと言っていたのを思い出す。
自分も好きだと思う。
思考を整理して、泣いてたのは多分漠然と怖かったんじゃないかと考えた。
見たくないニュースとシーン 頭の中で思い出せない記憶を探る その思い出せないことも罪だと思うし、観てるアニメも割と重たい内容で自分の気持ちとよく似ていた。
それから部屋の掃除をしてお風呂に入った。
明け方ものすごい腹痛で死ぬかと思ったけど、今は生きている。
体が明らかにおかしい。��とり部屋の中にいると誰に助けを求めたら良いのかわからない。助けというのはなんなのだろう。何をしてほしいとかも特にないのに、なぜか漠然と助けてと思ってしまう。
わたしは仕事ができない。周りの人たちみたいにすぐパッと作れるものが作れない。ひとつの画像を作るのに30分はかかる。仕事ができないことが嫌で先月ずっと自主勉強していたのだが、面談でそのことを話したらへえ、とだけで終わったので割と心が折れたのは覚えてる。
周りの人たちのように何かをすることができない。
自分はずっと何をしているのだろう、そんな自分が周りに助けを乞うのは図々しいと思う。ネットニュースのコメントでよくみるひどい言葉は自分に向いてるようにみえる。漠然と怖い。こんなことを言って、共感されたいわけじゃない。僕がわたしがいるから大丈夫だと言われたいでもない。じゃあどうされたいんだと思ったけど、
全て完璧な人間にはもうなれないから、自分がいたことを無かったことにしたいんだと思った。
だからと言って実行はしないけど…。
いてほしいって思う人がいない方がいいって言うのが悲しくて辛いのに自分は平気でそう思う。自分などがいてほしいと思う人間いないだろと思うから。
自分以外の人は全員いてほしい。それはわたしがそう思ってるから。でも自分はいない方がいいと思う。
家に1人でいると、どうしてもそんなことばかり考えてしまう。
仕事ができない、仕事ができないと周りに迷惑がかかること 巡り巡ってあらゆる人に迷惑がかかること
自分はもう2度と自分の願う自分にはなれないこと
真っ白で完璧な人間にはなれないこと
このままどうなってしまうのだろう。
涙が止まらなくなった理由はそんな感じが凝縮されている気がする。毎日大変
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覗く鼬
いつの頃だかよく判らない。 佐渡の上相川にある番所の役人に井口祖兵衛という人がいた。 宝暦年間に同番所にいた井口文政の四代以上前の人だとか。 当時、祖兵衛は宿舎暮らしをしていたが、ある日、子どもが夜泣きをするようになった。 五日、十日となおざりにしていたが、日を経るごとに夜泣きはどんどん激しくなる。 夜半頃からまるで何かに襲われるように怯え、半時ばかり正気を失うほど激しく泣く。 僧侶や祈祷師などを呼んだが一向に効果がないので、家人はすっかり困り果ててしまった。
ある夜、何か思い当ることがあったのか、祖兵衛は子どもから少し離れた所で寝たふりをして、あたりに目を配っていた。 やがて子どもが夜泣きをする刻限になった。すると内障子の破れ目から何かが顔を差し入れてきた。 そいつが子どもを見つめると、子どもが火が付いたように泣き出した。 じきにそいつは顔を引っ込め去っていった。すると子どもが泣き止んだ。 「あいつの仕業だったのか」 夜が明けると、祖兵衛は愛用の小刀を研ぎ澄まし、竹竿の先に結んだ。 「今夜こいつで仕留めてやる」 祖兵衛は化け物が顔を出した障子の近くに仕切りを立てると、宵のうちからそこに潜み、待ち構えた。 やがて夜泣きの時間になった。昨夜と同じく、障子の穴から化け物が顔を出した。 すかさず祖兵衛は化け物に向かって竹竿を突き立てた。手応えがあった。 化け物は激しく動いて小刀を振り払い、外障子を蹴破って逃走した。 家人もすぐさま外に出てあたりを探したが、怪しいものは見つからなかった。 翌日、明るくなってから調べてみると、点々と落ちた血がいずこかへ続いている。 追いかけていくと、血は北山にある塚の中に消えていた。 塚の石を取り除いてみたが、それ以上の血の跡は、どうしても見つからなかった。 それきり子どもの夜泣きはピタッと止んだという。 話を聞いた老人は「それは鼬の仕業に間違いない」と断言したそうだ。
(『佐渡怪談藻塩草』 「井口氏何某幼子夜泣の事」)
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