#小さな石祠
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和の最上VS洋のミシシッピ
38。これがなんの数字を表しているか分かりますか?
正解はメラルとミシシッピの身長差です。
自分の頭に竹物差しを当ててもなおそれよりも高い人間と話すってどういう感覚なんですかね。それはそれとして、初期のメラルはミシシッピと最上がどっちがどっちか分からず、ミシシッピを前にして「あれが最上…?」と50%をお見事に外していきました。確かに顔が見えないと二人の違いって一度や二度会っただけでは分からないのかもしれない。ちなみに声が低くて良いのが最上、テンションが高くて良いのがミシシッピです。これでみんなも見分けられるね!
ちなみにメラル氏曰く和っぽいのが最上で洋っぽいのがミシシッピらしいです。
それは名前の印象だけで決められているのではないか………???
ちなみに、最上の芸名はMO・GAでミシシッピの芸名は三船智です。
ほな最上が洋でミシシッピが和か……………
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ということで三度目まして。アツい男の権化、六甲賽ロコ郎こと賽です。ん?いや、賽こと六甲賽ロコ郎か?まあどっちでもいいか。3回目ともなるとみんな俺の話しとかそろそろ飽きてきたと思うので、今日は少し趣向を変えていきます。
6/19 稽古日誌
本日の内容は
・発声
・シーン練
でした。
シーン練については前半をきっちり固めよう!ということで一回動きを消して読みだけでしっかり細かいところを突き詰めていきました。背水の陣の覚悟で行きますが、椿、かなり仕上がってます。
はじめてげきだんにはいった!これからいっぱいおしばいするぞー!!さいしょはかんたんなみじかめのきゃくほんをやってみよう!
表情管理が甘いテンポが早すぎるそこは遅いセリフがそもそも入っていない言い方に緩急がない動きが平坦読みが平坦動きの癖が良くないいい間違え噛み間違えタイミング間違え
Knock out
そうして昼練でも稽古でもボコボコにされた俺は、生まれ変わったーーーーーー
ら、いいなぁ。と思っています。
本当に奥が深い。最初は「一ヶ月残ってるのにもうセリフ覚えたんだがwwwwオムニ、”理解”っちゃいましたwwwwww」とか言ってたのに、やればやるほど自分の演技はもっと出せるもっとやれるとなってくる。終着点など無いということを、理解した。
が、とはいえ最初としてはかなり上出来だと思います。この一ヶ月で俺はマリアナ海溝より高く、エベレストより深いほど強くなったーーーー
ーー通し稽古、期待しといてくだ賽。
俺がこの一ヶ月で学んだこととしては、台詞を個として掴むことではなく、群として見るということです。これが一番大きい。自分の台詞を覚えていわないといけない関係上人の台詞にまで意識を伸ばすことはとても難しいですが、自分の役の人間は他の役の人間の言葉に反応して行動している。それを意識してみるとより自然で高度なお芝居ができるのかな、と最近は感じています。
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37期ミックスジュース
今回はこの一ヶ月に起こった37期にまつわるオモロエピソードを紹介していきます。
ということで
本日のおmenu
・ロールシャッハシンドローム
・あだ名メーカーとびぃ
・メラル、マリオカートワールドのバイト説
・俺のピクセルがこんなに可愛い訳ない
・図書館の守護神チロル
・37期限界カラオケ
…自分で書き出しておいてだけど、多いな。話したいことが多すぎる。
・ロールシャッハシンドローム
ーーーこれから観測される結末は、 確定していないが避けようのない厄難だ。 願わくは、閉じて開いた対称の輪郭が 鮮やかであらんことを。
ある稽古の翌日、思いつきで箕面の山を登ることになった俺とピとメラル。バスで降りた先の道を進んでいくと、山道から逸れた道にはいかにもご利益のありそうな祠が。
…え?願い事すんの?いや俺ド理系だし神も信じてないからそういうのは別にいいかなぁ。
「………」
「オムニが成功しますように」
「長台詞が上手く読めますように」
その瞬間、俺たちは世界と共鳴した。
と、いうことでイクラ椿の三人でエモクロアTRPG「ロールシャッハシンドローム」というシナリオをしてきました。本当に面白かった。(3/8)^3は、激アツだよぉ…
ちなみにイクラ椿とは
さい
ぴくせる
めらる
の三人のことです。分かりやすいね。ピが回してくれて人生初のTRPGだったのですが、本当にこれが初めてで良かったし、とても良い結末を見ることが出来ました。ありがとう、ピ。俺はお前のその目が嘘をついていないことはすぐに分かったからな。
ぜひ次回もやりたいし、他の人とも遊んでみたいですね。俺がもっと慣れたらロールシャッハシンドローム回してみたいので、まだ知らないよという人はひたすらにネタバレを避けてください。
・あだ名メーカーとびぃ
あー、授業だるかったー。普通に出席だけして話二ミリくらいしか聞いてないけどこんなんで俺は生きていけるんか………?
あっ、あんなところにとびぃいるやん。とりま話しかけるか。
「あっ、賽ちゃんじゃんおつかれー」
賽ちゃん!?!?!?
とびぃにじさんじ好きだったよね、近畿来たからには志摩スペイン村いきたいなーーー
「そうだね、レイたそも誘っていきたいなー」
レイたそ!?!?!?
「今日メラルたそと会って初めて話したけどよかったー!」
メラルたそ!?!?!?
こいつ、シンプルに人の呼び方がおもろい。なんや賽ちゃんって、初めて呼ばれたしこれからも呼ばれることあるんか。
………いや結構呼ばれ心地いいな。
ということでこれから俺のことは賽ちゃんと呼んでください。なんでかは知らないけどすごくスッと入ってくる。なんでだろう。
本人曰く人に変なあだ名をつけるのが趣味らしいです。そんなニュアンスのことを言ってた。皆さんもとびぃから是非変な呼び方されてくださいね(?)
・メラル、マリオカートワールドのバイト説
まず最初に定義をしておきますが、彼女のバッグは4次元ポケットとします。今回の講義ではこの前提を用います。
…え?証明?そんなもん理学部がやってくれるからいいんだよ。俺ら基礎工学部はそれを使って実際プログラムが動いたらいいの。
さて、彼女のバッグからは駄菓子和菓子洋菓子フルーツとこの世のありとあらゆる食べ物が出てきますが、その中でも特段TierSのものは何かわかるでしょうか。
そう、バナナです🍌
メラル家はバナナの自然生成スポット故家にたくさんのバナナがスポーンするらしいので彼女は常にバナナを頬張っていますが、これが俺の生活を大きく変えることになるのをメラルバナナ初見プレイの俺はまだ知らなかった。
そう、バナナはこの世のバグなのだ。
🍎りんご一玉200円
🍒アメリカンチェリー1パック800円
🍉小玉スイカ一玉1000円
うわー、高いなー。やっぱフルーツは一人暮らしで買うもんじゃないな。やめとこー………
そういえばメラルはバナナ愛好家だったな。バナナ��ここら辺にあるか………どれどれ?
🍌バナナ4房200円
200円!?!?!?
安すぎだろ。なんや二百円て。じゃあ50円で一個食べれるやん。嘘やろ?腹持ち最強食物繊維豊富便通最良稽古前最適のバナナが50円で食えるの?食堂の小鉢よりも安いやんけ。えなんでりんごは200円に対してバナナは50円なん???そんなん買うやん。
と、いうことで俺はバナナの虜となってしまいました。美味しいねぇ…
ちなみにピ……ちょっと待てよみんなこれを流石に彼ピと解釈してないよな。ピクセルのことです。あっぶね〜〜〜、ちゃんと言っといて良かった。
ちなみにピクセルは俺のバナナのラップの仕方を見てメラルのバナナと勘違いしたようです。なんで?いやシンプルに俺の親とメラルの親のラップのやり方が同じだけだろというと
「………え賽の親とメラルの親の匂わせってこと???」
なんでだよ。冷静沈着ボーイの第一印象の俺のピクセルどこいったん。……っていうかちょっと俺もあんまわかっ��なかったけど、バナナのラップの仕方ってこの世に一通りじゃないの?外にバナナを持って行くやつは全員匂わせってこと???
…訳がわからなくなってきたから、この話はここでおしまいにしよう。
・俺のピクセルがこんなに可愛い訳ない
皆さん社会的釈迦ことみーらさんのYouTubeに投稿された東京03ならぬ東京30の動画は見ましたか?東京03のコントを30分でコピペするという非人道的な企画でしたが、その劇中のピがとても可愛かったです。百読は一見に如かず。ピの可愛さ、ご賞味あれ。
・図書館の守護神チロル
ここ最近図書館に行く用事が多かったのですが(主に涼みに行くかトイレの二択。本も読まなければ勉強もしていない。)、マジでチロルと会う。昨日とか一日に2回会った。共Aでも2回会った。シンプルに行動に関する脳回路が似ているのか…???ちなみに図書館にはまだ俺の知らない4階5階があるみたいなことをチロルが言ってた気がする。うちの図書館はゼルダのダンジョンなんか?
・37期限界カラオケ
〜稽古の休み時間〜
賽「うわ、なんか松屋食いてえ!」
もずく最上「わかる!!!」
稽古finish、石橋ダッシュ🏃♂️
ピ「なんか知らんけど俺も行くぜ!!!」
賽「うわ松屋カウンター席しかないやん!!!きっしょ!!!潰れr………いつかまたきます!!!」
なか卯ダッシュ🏃♂️
賽「カツ丼うめぇ!!!けどまだまだ騒ぎ足りねえよなぁ!!!」
男…いや、漢達「うおおお‼️‼️‼️」
と、いう経緯のもと、俺たちは気づいたらまねきねこにいた…
すごい楽しかったです。最上は解釈一致の歌い方で、多分前世は演歌歌手だったのだなと思います。あと可愛くてごめんがおもろすぎた。その声でその曲はずるいって。
そしてもずくはハイテンションすぎる。��、その歌い方でなんで喉が壊れない????????俺だったら喉の一つや二つや三つは持っていかれるが。なぜ声が枯れない????????人間じゃないのか????????
そしてピ、お前全ての歌う曲が解釈一致や。あーーーこれね!!!!あーーーーこれ歌うのね!!!!!!!!!あーーーーーーーこれ絶対歌うと思ってた!!!!!!!!
みたいな感じでとても楽しいカラオケでした。やっぱみんなフッ軽なのがいいね。稽古後ということもあり喉が開いてて気持ちよく歌えました。また行きましょう。まだ行ってないメンツも、稽古後でも稽古全然関係なくても。いつか金曜か土曜にオールでやってみたいな。前回はギリギリ日付は超えることが出来ました。その頃には俺ともずくの二人だけだったが………
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と、いうことで雑談9割のアブラマシマシニンニクモリモリ稽古日誌をお送りしました。37期のみんなのおもろいとこについてちょっとでも知ってくれたらうれぴ。
稽古も後半戦になってきましたが、だんだんとなくなって行く自信、それに引き換えなんやなんや感じる成長、まだまだ降り積もる課題……
どうなるかわかんないけど、とりあえず第一回通しまでに納得できる形に持っていきます。ここまできたら、筋通しましょうや………
あ、
質問きてた
もしあなたに翼が生えたら、何をしたいですか?
答えは一択
実家に帰ります。
もうここんとこ週一くらいで親の夢を見ます。完全にホームシックというやつです。親と連絡を取るのはシブいのでほとんど業務連絡しかしないのですが、やはり深層心理では寂しがってるんですね。これに気づいたとき、「え!?!?俺可愛いー!!!!」と叫んでしまいました。その通りだよ可愛いね賽ちゃん。今日も瞳を閉じれば、親と焼肉を食べる夢、親のハンバーグを食べる夢、親と一緒に寿司を食べる夢、親の唐揚げを食べる夢………
お前飯の夢しか見てないやないかい
ホームシックというより、ホームフードシックでした。母親の作る揚げたての唐揚げが食べたい。早く帰省させてくれ。というか親が神戸の親の実家に帰るのでそこに合わせて唐揚げだけ無理やり食いに行こうかな。
なんだか思いつきで始めたリレーが思いのほか繋がってて嬉しいです。俺たちで、伝統を築いていこう。…ゴールデンチョコレート?なんのことですか?
次の人への質問は
���験生時代に一番むかついたこと
でお願いします。
ちなみに俺のこと一番むかついたことは、共テ1Aの図形が苦手すぎて模試なども含めて30年分の図形を回し、三角形五心方べき相似何もかもを把握したのに2025共テ本番で数十年ぶりの新傾向・空間図形が出てきたことです。満点はむずいけどちょっと捨てれば全然ノー勉でも点数取れる。俺の直前二週間の毎朝図形討伐30分はなんだったんだ…
ちなみに今回の文字数は5731字らしいです。そっから加筆しているので大体5850字くらい?俺のタンブラー4回弱で外公の台本ができるということですね。素晴らしい。実はちょこちょこ脚本を書いているので、秋公か新人公演にでも出そうと思います。俺はとろんとろんを越えるぞ……!!!
…ガチでどうでもいいんですけど、最上が2回生から3回生になるタイミングで表記が最上→最神になったら激アツ展開ですよね。以上、37期cool beauty担当賽がお送りしました。
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東油山の海神社(3)

↑拝殿内 ���↓拝殿右手から本殿

本殿側から

拝殿と本殿の間

本殿に向かって左手の石段(右手は湧き水で濡れてる)


↓石段を登って(拝殿に向かって)右手

水盤(↑)と小さな祠


石段の上から ~ 油山観音の観音堂

石段の下から ~ 油山観音の観音堂

2024.11.5 ~ つづく
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狐狸の社殿
どこだかのでかい寺やら、どこだかのでかい神社やら、そういった名所旧跡からすると見劣りはするのかもしれないが、その石の祠もなかなかでかく、見応えはある。観光名所ばかりのこの土地で、よくぞこんなところによそ者を案内してきたものだと思ったものの、それは案内人の采配ではなく、実のところ友人の案だった。人跡未踏のようにすら見えるこんな場所を、友人はよくぞ知っていたものである。その祠のあるのは、ある程度のところまで汽車で行き、車に乗り換え、徒歩となり、そこからだいぶん、ひたすら己の足で歩いていくしかないような場所で、途中までは舗装された道であるが、早いところで一歩外れると、すぐに森の領土だ。 森に入り込んでからすぐに、さすがの案内人が、小川が流れているのを目ざとく見つけた。先ほどは人跡未踏などと言ったが、祠がある時点で人間の手はどれほどか入っている。もしかするとこの小川も、古い昔はこの辺りかその下流に存在した田畑のために作られたものだったのかもしれない。これが見つかれば祠への案内はついたようなものらしく、あとはここを辿って山中に入り込んでいけば自ずと到着するはずとのこと。 足元は、まるで重たい鉄混じりの土壌のようで、一時でも立ち止まると、どんどんと踵から沈んでいった。足を取られて転んでは一大事、己の体重と真剣に向き合ってしばし歩けば、土は次第に踏み固められ、獣道のようなものが見えてくる。何某か、人間でないものの足跡があるから、本当のところで獣道だろう。 小川に沿った獣道を、でかい獣が三人で行く。周囲はやっぱり柔らかい土壌であるのか、小さく一面に庭石菖が咲いていて、それらがすべて黄色いものだから珍しい。ところどころ、そうで��ない花も混じっているようであったが、私がそれの名前を知らないから、確たる認識をしてやることができなかった。 先を歩いていた案内人が声を上げ、つられて顔を上げると、そばで流れていた川の先、川からすれば根元の方に、湖が広がっている。長いような短いような山歩きの先で、ついに目的地に辿り着いた。 湖という場所は広ければ広いほど、空が真っ青に見えるものであるが、そこではあろうことかとんと空が見えない。大樹が邪魔するわけでもない湖の空に聳えるのは、そのでかい石の祠である。それは湖の中央にどっかりと鎮座している。もともとそこに洞窟があったかのごとく、石造でただ岩体を穿っただけのようにも見えるけれども、よくよく見ていると木造の社殿に似せて、建物のような形が彫られ、また随所には壮麗に装飾が施されている。せっかくここまで来たのだから、��っとよく見てみたいのが本当であろうが、どれだけ探しても、祠へ続く小道は中途半端なところで途切れているのみ。だいぶん近くまでは行けるものの、その祠の足元へはどうやっても行くことができなかった。 祠の内部を真正面から覗き込む。鏡があるわけでもなく、仏像が置かれているわけでもなく、素人目に御神体と思えるようなものはなにもない。あまりにも暗いので、もしやその暗闇の奥の方には何かが祀られているのかもしれないが、人間の目には見ることはかなわなかった。まだ日の光の当たる手前側には先ほど獣道で見たような、なんらかの足跡の乾いた土塊や、這った痕なんかがあり、人間でないものたちともなれば、あの中も容易に拝めるのかもしれない。 また、空を覆い隠すほどに大きな祠であるから(実際に正面に立ってみると、祠の屋根のようになっている最上部分は視認できないのだ)、中は階層になっていて、例えば五重塔のように作られているのかもしれなかったが……、中まで入って見ることができないのだから、実のところは結局分からずじまいである。ということで、勝手にその内容を考える分にはただであり、私はそこを何か獣たちの神が祀られているようなところなのだろうと決めた。きっと祠を彫ったのだって、狐だか狸だかが化けてやったのに違いない。 満足するまで眺め倒して、その場をあとにする。小川を元の通り辿っていく途中で、遠目に大きな緑の蛇を見た。だいぶん遠いに関わらず、そちらに驚いて立ち止まっていると、今度は足元から赤色の蛇が忍び寄ってきて、瞬時に絡みついた。肌の下に潜り込むように巻きつくものだからひどく痛む。唐突に一人で騒ぎ出した私に、残りの二人は怪訝そうであったけれども、状況を把握するや否や、友人が何事もなくそれをひっつかみ撃退、案内人にいたっては「この蛇は美味しいんですよ」なんぞと言って、帰り道、素手に蛇を携えて歩く始末であった。 庭石菖の原を過ぎ、重力を恨む土壌の手前でふと振り返るとそこには、その祠の名称が書かれた立札があったようであるが、読んだはずのその名前の肝心の部分は、今となってはまったく思い出すことができない。
……と、いう夢を見たのサ。
文学フリマ京都19 無料配布
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雑 詠
花鳥誌 令和7年7月号

雑詠巻頭句
坊城俊樹主宰選 評釈
水仙やかつて柏翠町春草 村上 雪
水仙を見ながら思うこと。その気品と芳香にある人たち。柏翠とあの書家、町春草。そういえば水仙の画もあったような。私の勤めていた会社のロビーにその大作があった。故人となられた二人の世界観。
浪の花見るに一人は淋しきと 村上 雪
越前の海岸を吹きすさぶ浪の花。花とは言えそれはただの泡。その寂しさに耐えかねて居る一人。いろいろな思い出が走馬灯のように駆け回ってくるのだろう。私如きには考えも及ばない人生の。
胸中に温石と云ふ石一つ 村上 雪
実際に使ったことは無いが温石とは暖かいもの。胸中にある思いや記憶さえ暖めてくれる。一つの心 みたいに。下世話だがそれは懐炉というものとは雑詠評釈 坊城俊樹違うのだろう。「心」みたいな暖かさなのかもしれぬ。この作者の温かい人生をも思う。
鉄斎の軸の真贋独活に酌む 田丸 千種
はたしてこの鉄斎の画の真贋とは。独活をうまそうに食べながらその軸の画を眺める。その図柄は何だったか。その酒は何の酒だったか。その行為そのものが一幅の絵画のように思えてきた。
野遊の上州さても風荒し 田丸 千種
野遊の上州というとあの花野を思い出す。美しい花野だが近隣の山からの颪が。そこには居らない作者は今ここでその時の思いに耽る。嗚呼あの時の野遊の記憶が。みんなどこかへ行ってしまった。さてもあの世かも。
海市立つ空荷の舟の戻り来ぬ 田丸 千種
この蜃気楼はとてつもなく巨大なのかと思う。そこから戻ってくる舟。そこは何処かから帰ってくる空荷の舟の様子がうかがえる。それがまた空疎である。海市は主に日本海を思う。荒々しい大洋を経て戻ってきた舟。いやその幻想。
山桜標小さき古戦場 鍛冶屋 都 古戦場の跡には山桜がよく似合う。標というのはちょっとした祠なのか。しかしその何百年前の戦闘はいまも残る。それを慰撫する桜の色は濃い。
満開の桜の冥さ正午打つ 鍛冶屋 都 この鐘の音色を思った。あまりにも満開の花が冥いのはどこか次元を超えている。その異次元に響く鐘の音。光景は美しく妖艶すぎて絵画的であるとも。
花筏風に選ばれ海へゆく 平山 きみよ
花筏とは散ってその川に落ちてゆるゆると流れゆく。そして一片が数片に。風はそれを集めて川から大河へと。そしてやがて海へ出るのだろう。この壮大なる想像はもの凄く美しい。
奪衣婆の胸の薄きに花の雨 平山 きみよ
この妖怪というか亡霊はこんな容姿。しかしその胸の薄さは哀しすぎる。それを慰撫する雨。花の色が少しでも加味されれば良いのに。そして少しでも女の気持ちになってもらえれば良いのに。
黒瓦光りて哀し能登の春 山口 ��四郎 能登のあの震災。いまはどんどん復興の道を歩むが、春になってもあの瓦は忘れない。
生者にも死者にも満つる桜かな 小寺 美紀
はたと手で膝を打った。生者と死者はこの花を同時に見ている。そして同時に散るのだ。
花の雨死者は生者の内に棲む 白水 朝子
この句も偶然だが、前の句の物語を彷彿とさせる。そうかそれが桜の本意なのだ。それは殊に死者のもの。
花の雨遊行のままに老いにけり 佐藤 ゆう子
遊行というものは人生と置き換えてもよいだろう。ここにもまた花の雨が。そうだ花の本意はその手前の人生からスタートするのだ。
幼子の雛とかたこと話しをり 仙田 希子
可愛い風景。「かたこと」が殊にその秘密の会話らしい。女の子とはそんな不思議な存在。
手相見の声が洩れくる四月馬鹿 大和田 博道
この時は嘘を言っても良い。声だけで察するとどうも嘘を言っているのでは。哀しくも可笑しい。
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漢のひとり旅2025春②
DAY2
2日目は福井県敦賀市を散策しました。

駅でミスドのロイヤルミルクティとパイを購入。朝食はサンダーバード車内でゆっくり食べよ~^^と思っていましたが…
サンダーバードって全席指定席なんですね。乗る前に気づいてよかった。慌ててネットから席を予約しました。女性専用車両に乗ったのですが平日にも関わらずほぼ満席でした。
本来なら50分ほどで着くはずでしたが、この日は強風のため徐行運転で、20分ほど遅れて敦賀に到着しました。人生初北陸上陸です🗾㊗️
目的地方面のバスの本数が少なかったので観光案内所で相談したところ、レンタカーを勧められたので言われるがまま従いました。

レンタカー屋に居たフレデリック
知らない土地を運転するのに抵抗がありましたが自分が普段乗ってる車と同じ車種のものを借りられたのでなんとかなりました。
まずは常宮神社を目指して車を走らせます。
途中、通りがけにあった��比の松原に寄り道しました。



灰色の空 雪化粧した山 荒れ狂う波…
早速イメージ通りの日本海側の景色を拝むことができ感無量でした。仕事で飽きるほど内海��景色を見ていますが地元では見られない寂しげな海です。クッソ寒い中しっかりと目に焼き付けたところで車に戻りました。
海沿いの道を進んでいくと常宮神社に着きました。 1本道なので分かりやすかったです。


入り口から良い雰囲気

境内の道路沿いにある休憩所?から撮影 めちゃくちゃ絵になる



どこを切り取ってもかわいい



左右の小さな祠に1匹ずつ小さな狛犬がいました

しっかりとお参りをし、御朱印をいただきました。こちらの御朱印のデザインが可愛く、今回の旅の目的のひとつでした。
梅と犬のハンコどっちがいい?と聞かれたので迷わず犬と答えました。その後梅も押せるけど…どうします?と聞かれたので梅のハンコも押してもらいました。春らしくていいかんじ^^ そして字がうますぎる…!
神社でホッコリしたところで次なる目的地、立石岬灯台へ向かいます。道がよく分からなかったのでとりあえず半島の端を目指し県道を突き進みます。少し不安もありましたが見知らぬ土地で聞き慣れないラジオを聴きながらドライブするというのも悪くない体験でした。
敦賀原発を横目に進んでいくと漁港に辿り着きました。この漁港に車を止め、灯台まで歩いていくとネットに書いてあったので駐車しました。

生粋の九州男児のぼく、クマがこんな身近な存在に感じたのは初めてでした。人気もなく少し気味が悪かった為まあ、当然灯台は断念しましたね。




せっかくここまで来て何もせず戻るのも惜しいので漁港で海を眺めていました。海好きなので飽きずに楽しめました。(しっかりと推し活もした。)20分程眺めていたところで地元民らしき方たちが山から降りてきて、変なヤツと思われそうなので撤退しました。
その後市街地へ戻りました。周りたい候補は決めていたものの順番は決めていなかったので観光名所が集まっている敦賀港へ向かいました。
ちなみにお昼はヨーロッパ軒のソースカツ丼を食べると心に決めていたのに、なんと店休日でした。飲食店を探したもののお昼時を過ぎていたので見つけられずローソンのミニチーズコロッケとサラダチキンを食べました。
軽く食べたところで港周辺を散策していきます。


旧敦賀港駅ランプ小屋。明治時代の建築で、むかしは活気があったようですが現在はポツンと佇んでいます。切ないけどそこがいい。

敦賀ムゼウムにて ポーランドの民族衣装。ここではポーランド孤児やユダヤ難民を受け入れた歴史が展示されています。アニメーション映像で紹介されていたので、恥ず��しながら歴史に疎い自分でも分かりやすかったです。新めの施設なのかな?綺麗で設備が整っている印象でした。




コンテナや船、赤レンガ倉庫を見ながらお散歩しました。全てがたまらん景色ですね。カメラのシャッターを押す手が止まらなかった。ボク港や漁村に無性に惹かれるんだけど前世漁師なのかな…とか考えてました。
ボンヤリしてたら時刻は16時を過ぎていました。レンタカーを18時に返却しないといけなかったので最後に気比神宮に寄ることにしました。

人が写ってたので画像加工してます。
日本三大鳥居のひとつ、気比神宮の鳥居です。圧巻のデカさ!神社が17時に閉まるということで、ギリギリ参拝することができました。訪れたのが16時50分頃だったのですが、この時惜しくも御朱印やお守りの販売は終了していました。
いい時間になったのでガソリンを満タンにし、レンタカーを返却しました。レンタカー屋のおじさん、初めは寡黙そうな印象でしたが表情に出ないタイプなだけで愛嬌があって可愛かったです。ボクも普段観光客相手のお仕事をしているのですが、最近手を抜いていたのでお客さんに少しでも旅を楽しんでもらえるよう気をつけなきゃな…と猛省しました。
駅でお土産を購入し、抹茶ミルクを飲んで京都へ帰りました。敦賀、めちゃくちゃいいとこでした。また来ます。次は宿取って北陸制覇とかも…アリだ。

かわいいフォルムとかっこいい名前のサンダーバードくん。帰りは女性専用車両��はなく一般の車両を選んだら普通に空いてました。

夕飯は京都駅の伊勢丹で値引きされた惣菜を買って食べました。そしてせっかくなので近所の銭湯で冷え切った体を癒して1日を終えました。
最後まで贅沢な1日だった…。
③に続く
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分離した「神」のエネルギー
うーん………ここは?
何も無いはずの、光に包まれた何処かの空間。その中で目を覚ました白い髪の男の子。体を大きな衣服で覆い、意識がぼんやりとしたままゆっくりと体を起こした。
………えっ………ええっ!?
着ている、いや、着ていた服は大きさが合わずに体をすり抜けて落ちてしまい、幼い体が見えてしまった。
な、なんでぼくのふくが………!?
このまま起きたら生まれたままの姿になってしまうと思ったのか、その男の子は身動きが取れなかった。
——————
ふ、ふわぁ…。
別の世界で目を覚ましたのは青い髪の女の子。同じく、幼い顔立ちと体とは裏腹に大きな服が体をすっぽりと隠している。
ど、どこなんだろ………きゃっ!?
やっぱり、同じくサイズが合わないのかするりと落ちてしまい、あまりにも驚いたのか小さな手で服を止めた。
いやぁ………はずかしい………!
スカートが入っておらず、中にはいていた下着と共に足下に落ちていて、幼い女の子の体が半分程見えた状態で服を掴んでいた。
——————
う〜…むにゃ…
もう1つの世界、目を覚ました若草色の女の子。着ていたワンピースに体が隠れており、首元だけが見えると言う状態。
どこだろ?ここは………うわぁ!!
足が見えないまま、歩こうとしたからなのか着ていた服に躓いて前のめりに倒れてしまった。それだけ着ていた服が大きく見える…のではない。
ど、どうしてこんなことに…?
どうやら、中に履いていたドロワーズと下着が足元に落ちたまま歩いた所為で足を取られてしまったらしい。体が幼くなってしまったのか、袖が余った服から手足が出ない。
————————————
「聞こえますか 神の能力の継承者『グリッ��ーニ』さま」
え?………このこえは!
彼にとって聞き覚えのあった声。そう、この男の子は実は分離した神の能力を引き継ぐ為、火難の祠に来ていたグリッシーニなのだ。何故彼はこんな幼い姿になってしまったのか。
「今から 能力継承の儀式を 行います。貴方の意識と体のみが ワープした この名も無き場所でならば 誰も来る者はいません」
そう。でも…なんでぼくのからだはこどものすがたになっちゃったの。
「安心して下さい。体が幼くなってしまったのは 一時的なものです 余計な雑念が無い 無垢なその姿であれば 神の能力を 引き継ぐのに 最適で 早く終わるのです、最適化を目指した結果なのです」
…え。じゃあ、ほんらいのおとなのからだならどれくらいかかるのかな。
「恐らくですが 大人の体では 雑念が多く 最短でも1ヶ月は かかると思います。分離した私達は 消えかけていて そこまで 長く体を 持たせられないので 私の 能力を継ぐ 後継者を 探していたのです」
複雑な思考を持つ大人の体よりも、単純な思考を持つ子供の体の方が神の能力を継ぐのに適していた、と言うのが結論の様だ。幼児の体型になってしまった事を知り、顔を赤くするグリッシーニ。
「一糸纏わぬ姿で、来て下さい。流石に その体では 服を着て 行くのは 危険です」
そ、そんな…!
「勿論 約束します 儀式が 終わったら 貴方の 体を戻します。その時に 着直して下さい」
わ、わかりました。では…
グリッシーニはぶかぶかになってしまった服を脱ぎ、上と下、そして下着を含めてそれらを丁寧に畳み、先に進んだ。生まれたままの姿とは言え、幼少期から彼の体型は細い様だ。銀髪になったのは10代後半からなので、この頃は未だ白く、髪の毛も首元までしか伸びていない。
——————
「お待ちしておりました。神の能力を継ぐ『マリナディア』さま」
だ、だれ?まさか、まもりがみさま!?
名前を呼ばれ、困惑する。彼女は普通の幼い女の子ではなく、力が弱った守り神の自然と能力を継ぐ為に彼岸の遺跡に来ていたマリナディアだったのだ。そう、彼女も当然…。
あ、あのう。ちいさなおんなのこになってしまったわたしのからだは、もとにもどりますか。
「はい。儀式が終われば戻しますので、安心して下さい。複雑な考えを持たない子供の姿であれば、雑念に邪魔をされずに滞り無く終わります」
うーん…でも…
「今この場にいる貴女の事を誰も見てはいません。名も無き場所で話しかけている私ですら、その姿を見てはいませんので安心して下さい」
体が小さくなってしまった事で、ブラウスと上着が彼女の膝下までを覆ってしまい、足までしか見えない状態になっていた。下を見るマリナディアをよそに、話を続ける。
「今、消えかけている私の能力を救えるのは貴女��す。準備が宜しければ、着ている服を全て脱いで来て下さい。その姿で向かうのは危険です」
えーっ!いやです………なんていえないですね………
「着直すのは儀式を終えてからの方がよろしいでしょう。来れますか?」
いきます。どうかなにも………
自分で決めた事と言うのもあり、今更もう嫌とは言えない。何も起きません様にと一つ呟きながら、マリナディアはぶかぶかになっていた服を下から脱いだ。幼少期の彼女は未だ金髪では無く青い髪の毛になっており、長さも肩あたりまでのショートヘアーであった。丸みを帯びた幼く細い体をしているが、背は今より高くない。誰にも見られていないとは言え、裸で行くには多少なりとも抵抗があったのか、先に向かう彼女の顔が真っ赤になる。
——————
「シアスティナ様 やはり、帰って来られたのですね。この地に」
なんで………わたしのなまえをしってるの?
「私は 貴女を 見守っていました そして今 私と同じ 能力を手にした 貴女が 戻る日を、消えかける 私の能力を 継ぐのを ずっと 待ってました」
大きなワンピースを着ていた小さな女の子の正体。それは、共鳴する強い力を感じ、4つあるパルデアの祠の1つに向かっていたシアスティナであった。この神は、パルデア出身の彼女が戻る日を朽木の祠で待っていた。
そうなんだ…。どうしてわたしはこどものすがたになってるの?
「この場所で起きる 不思議な現象です 儀式が終われば 元に戻せますが それを未だ 行っていなければ 貴女がどれ程 願おうとも 戻す事は 出来ません」
やだっ!そんなの…ずっとこのままなの!?
「行く前にも 言いましたが、その 幼い子供の姿なら 儀式は 直に 終わります 神のエネルギーが 注がれ 満たされるまでが 一瞬です 雑念が多いと その分 時間が掛かって しまいますので。用意が 出来たら 服を 脱いで 来て下さい」
周りを見渡して、誰もいない事を確認したシアスティナは改めて聞く。
このままきたら、だめなんだね?
「そうです そのままでは 危険ですね 着ている服は 元の体に 戻ってからでも 大丈夫ですよ」
…もう、いかないとね。
幼い体を覆っていた緑のワンピースを上から下に脱いでいき、足元に落ちたドロワーズと下着を置いて畳む。シアスティナの幼い姿は、やはりこの頃から既に細かった様で、あまり太らない体質である様だ。黄緑の髪の毛は短めで、まだ髪を結んではいない。
————————————
…さあ、きたよ。ぎしきって、なにをするの?
「置いてある 勾玉に 触れて下さい 私のエネルギーが 詰まってます」
こ、これが………うわぁぁぁっ!?
空中に浮いていた白黒の勾玉。それを触った途端、強い赤い闇がグリッシーニに流れる。手を離す事はなく、流れたエネルギーを受け取るが、あまりの暗い闇に彼の両目が閉じる。
うぅ………っ。
闇が晴れ、共鳴した2つのエネルギー。吸い込まれたそれは彼の体にし��かりと注がれ継がれた。
「これで 儀式は終わりです 感じますか 私の能力を」
うん………なんとなくだけど、かんじるよ。ぼくのからだがもどったら、つよくなってるかな。
「そうですね 私を 救ってくれて 本当に 感謝します。最後に、貴方の 体を 戻します」
う………うわぁっ!!
闇に包まれ、子供だった彼の体が大人の姿に戻った。長い銀髪に戻り、引き締まった肉体が甦る。
……ん………本当に戻ってる。皆の所にそろそろ戻らないとね。
脱いでいた服を着直し、グリッシーニは元の世界に繋がる光の先から出口に帰った。
「また いつの日か 会いましょう」
——————
…なんでしょう、うみのいきものが…
マリナディアがそのまま進むと、目の前にカジキのオブジェクトが浮かんでいた。
「それは私の能力を封じ込めたカジキのアクセサリーです。触れれば私の能力を継ぐ事が可能です、如何致しましょうか」
いきます。…いやっ!きゃああぁっ!!
ポニ島の守り神の力が宿った、カジキのアクセサリーを触った。青い光が強く放出され、その眩しさに彼女は片目を閉じてしまった。それを通じて、分離した神のエネルギーが流れ込む。
ふぅ………お、おわりですか?
光が晴れ、2つのエネルギーは彼女に全て継がれた。1つ呼吸して、守り神の力を体で感じる。
「儀式は無事に終わりました。私を救って頂き、本当に有難う御座います」
す、すごい………。わたし、たぶんですけどまえよりかみさまのちからをかんじます…!
「では最後に、体を元に戻しましょう。此処に来た際に、後ろにあった光の先から、元の世界に帰れますよ」
あ………きゃあぁっ!!
光を浴びた彼女。子供から大人の姿に戻り、短い青髪が長い金髪に戻った。その髪が、美しく豊満な体を隠している。
何とか戻れましたね。とにかく、着直さなくてはなりません。
さっき脱げてしまった服も、今は元通りに入る。マリナディアは着直しが終わり、元の世界に繋がる光の先へ消えた。
「私は、ずっと貴女のそばにいます」
——————
これ………なにかな。きのいたみたいな………
「それは『木簡』です 私の能力を それに 封じ込めて います」
も、もっかん?…きゃっ!?
空中に浮く木簡。紙という物が無かった時代、誰かに一報を書く際に、紙の代わりに木の板の表面に知らせる内容を書いて渡したと言う、歴史ある宝物である。その木の板に恐る恐る触るシアスティナ。深い闇に包まれ、手を伝って彼女の幼い体がそれを吸い込んでいく。
はぁ…はぁ、からだが、うごかない…。
あまりの強い闇に跪く。木簡に手を取ったまま、動けなくなっていたシアスティナだったが、闇を吸い切って晴れるとゆっくりと立ち上がった。
「良く出来ました 儀式は これにて 終了です。未だ 体が重かったりは しませんか」
いや…もうしない。いまはもう、かるい。こんなにつよいちからが、わたしのからだに…。
「貴女を 選んで 本当に 良かった。では、お望み通り 体を 元に 戻しましょう」
ほ、ほんとに!?…やぁっ!!
瞬きしてしまったシアスティナ。あっという間に彼女の体が元の大きさに戻り、幼い子供の体が成長し切った大人の体になって帰ってきたのだった。ふわっと髪の毛が伸び、しなやかな女性のスタイルを取り戻す。
私の方こそ、体を戻してくれて有難う。そろそろ、皆の所に帰らなきゃ。
置いて来ていたドロワーズと下着、そしてワンピースを体に通し、彼女は元の世界に繋がる光の先へ帰る。
「どうかご加護が 在らん事を」
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2年目3月31日のゼルダの伝説Breath of The Wild配信中に頂いたお手書きです
シーカー族は英雄が開ける宝箱に武器防具でなく石ころしか入れないけちんぼ民族
何の事かというと祠の宝箱の報酬が思ったよりしょぼかった事に対して何となく「けち」とこぼした言い方が可愛かったとのことでその様子を描いて頂いた一枚になります
眉をひそめて肩をすくめる小さな仕草で不満をいっぱいに表してて可愛い!
VOICEROID読み上げの噛み合いによって生まれる声の響き方や絶妙なかわいさをこうやって拡げて貰えるのは何度してもらっても嬉しいです
それはそれとしてシーカー族がケチであろうとなかろうといつしか祠の宝箱を開ける事は中身を貰う事ではなく開ける事自体が目的となっていくのであった…
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【〈千年村〉研究ゼミ】 前期活動報告⑸〜小調査篇
こんにちは。千年村研究ゼミM2の呉です。
今回は7月に実施した<千年村>小調査 in 日光について報告します。

ヒアリングの様子 in 芦沼集落(2024年7月M1若佐撮影)
・はじめに:小調査とは
千年村研究ゼミでは、毎年3~5日間の大調査を行うことがルーティーンとなりつつあります。大調査では、様々なことを���べるだけでなく、ゼミ員同士の仲も深まる大事なイベントです。しかし、「もっと気軽に調査をしたい」という要望もあり、今年度からゼミ長碓井を中心に「小調査」なるものをはじめることにしました。その基本的な方針は次の通りです。
1. 調査は2日以内で終わるようにする。
2. 準備は少人数で行い、ゼミ員の負担を軽減する。
3. できるだけゼミ員の研究(修論・卒論)に役立つようにする。
また、千年村研究の活動は今後、韓国など海外にも展開される可能性をもつため、国内の千年村を調査することで、相対的にみる視座を養うことも重要な点です。
先日ご紹介したプレ疾走調査もその一環です。今回は、日光を中心とした栃木県の集落の調査について、概要を簡単にご紹介します。
・調査概要
以下が簡単な調査概要です。
日程:2024年7月23日(火)
参加人数:8名(M2:3名、M1:1名、B4:4名)
調査目的:
1)プレ疾走でみた石の多目的な利用を伊豆以外の地域で確認する。
2)東山道や古代国府に関連する集落から古代の痕跡が今にどのように残っているか探索する。
3)B4北澤の卒業研究の対象である「日光東照宮」の調査を兼ね、そこに至るまでの街道の様子なども確認する。
4)美味しい餃子を食べに行く
上記を踏まえ、B4北澤、M2碓井、呉を中心に調査を企画・実行しました。B4の北澤君は、プレ疾走を機にゼミに参加をしたにも関わらず、調査地の選定などに積極的に協力してくれました!
・当日の流れ
下図は当日の我々の動きのGPSログです。(栃木県中部より記録。白線は県境。筆者作成。)
詳細なタイムスケジュールは以下の通りです。
8:00 高田馬場駅集合
10:30 国府跡地を通過
11:00 国分寺付近琵琶塚古墳を調査
13:00 昼食(小代行川庵にて)
15:00 日光東照宮・日光二荒山神社見学
17:20 芦沼集落調査(地元住民にヒアリング)
19:00 夕食(宇都宮市内にて)
20:30 宇都宮二荒山神社周辺散策
23:00 高田馬場駅解散
調査期間が短い中、無事に全員が帰ってくることができました。以下に各調査地でみたものや感じたことを簡単に紹介します。
〇琵琶塚古墳
国府(古代の地方行政府)跡地が残念ながら休みということで通過し、その付近にある琵琶塚古墳を訪れました。姿川と思川の間に挟まれながらも水害リスクの低い微高地にあり、権威をしめすものとして、田畑が周辺に広がり、人々が視認できる場所にあることを古墳に登ったり、その周りを歩くことで確認しました。また円部分にある祠は禁足地として崇拝されていましたが、博物館を伴うなど周辺住民ではなく、公共的に整備されているようでした。
白地図に洪水浸水想定区域(想定最大規模)を重ねたもの��出典:「地図からみつける-千年村プロジェクト」http://mille-vill.org/%E5%9C%B0%E5%9B%B3%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%BF%E3%81%A4%E3%81%91%E3%82%8B
最終閲覧日:2024/9/4)

古墳上部からみた周辺地域(2024年7月B4安藤撮影)
〇日光東照宮・日光二荒山神社
昼食場所との関係で、日光街道ではなくその脇街道の壬生街道を通って日光東照宮へ向かいました。
北澤くんに日光東照宮の装飾を解説してもらいながら、その職人の技を体感しました。彼曰く、
「唐獅子、龍馬、息といった、大きめの彫物の目線が参拝者に向けられており、迫力があった。これは実際に訪れなければ気づけない特徴だと思う。」
とのことです。
他にも式内社の一つと考えられている日光二荒山神社を見学しました。

一本だけ装飾が逆になっている陽明門の柱(2024年7月B4碓氷撮影)

陽明門を中心に多くの観光客でにぎわっていた(2024年7月B4小谷撮影)
〇芦沼集落をはじめとした栃木の石蔵
夕食前に大谷石の蔵が多く残存しているとされる芦沼集落を調査しました。住民の方にヒアリングを行い、石蔵の内部の構造を見させていただいたほか、現在の暮らしや地域の現状についても教えていただきました。

日光街道徳次郎町付近に突然現れる石の蔵(両側にあるが、庇の出等の違いが確認できる。2024年7月M2呉撮影)

上田集落付近の大谷石の建築(横に長く、近代的なガラス窓がついている。2024年7月B4小谷撮影)

上田集落の大谷石の倉庫(妻側に庇があり、シャッターがある。2024年7月B4碓氷撮影・車窓より)

上田集落付近の並列する大谷石の蔵(右側の蔵は大谷石をタイルのように張っているのではないか 2024年7月M2呉撮影)
・終わりに
簡単ではありますが、第一回小調査の報告をさせていただきました。
当初の予定通りスケジュールを実行できなかった点は反省点ですが、集落の現状から古代の痕跡まで現存する栃木の歴史を体感できました。
次回は8月末に行った韓国<千年村>調査について報告予定です。お楽しみに!
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佐兵衛
長野県南佐久郡北牧村鎰掛(かぎかけ)に佐兵衛という男がいた。 四十歳頃のある日、佐兵衛は八ヶ岳に木を伐りに行った。 それきり何日も帰ってこないので、村中総出で探したところ、鋸などの道具は見つかった。 しかし、その行方は一向に判らない。やがて家族は佐兵衛は死んだものと諦め、仏事を済ませた。 ところが数年後、佐兵衛がひょっこり帰ってきた。 「おら、おてんごう様に連れられて銚子へ行っただ。みんなで帆柱の上なんか渡り歩いて、そりゃあ面白かっただ」 などと他愛もないことを、ぽかんとした顔で言う。 なお、おてんごう様というのは天狗のことである。 それから四、五日すると佐兵衛はまた、ふらりといなくなり、それきりとうとう帰ってこなかった。 家の者は佐兵衛のために小さな石祠を作り、屋敷神のようにして、すぐ裏に祀った。今でもこの祠は村の人から「佐兵衛」と呼ばれている。
(南佐久教育会・編『南佐久郡口碑伝説集』七、天狗・巨人等の話 「2、佐兵衛」)
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ゼスティリアザクロスを改めて観てゼスティリアとの違いとか、未来とか、こぼれ話つらつら
『浄化とは 導師が穢れを受け止める事』という設定になった事により、スレイさんがしっかり人間の色んなものが渦巻く感情を受け止めるようになる。『人間』を知らなかったスレイが『人間』を学んでいく事で、その先にある穢れシステムの真実に自力で近づけた。
持ち前の真っ直ぐさで、導師である事を受け入れつつも、導師というシステムになるのではなく『みんなが共存できる世界』をちゃんと自分の夢に出来ているので言動も変わり説得力が高まったと思われる。
世界を見て、自分でしっかり考え、夢の中で災禍の顕主ベルベットに発破をかけられた結果、「穢れがあるから強くなれるのが人間だ」と答えを叩きつけ、ベルベットと同じように世界のために眠りにつく選択をした。でもそれは導師としてじゃなく、自分の夢のために。ヘルダルフが散々殺せっつってんのに聞かないあたりは流石スレイって感じだけど、そこがスレイの本質的に揺るがせてはいけなかったはずの部分だし、単純に人の良いところが出てるし結果ヘルダルフもウキウキで第2の人生始めたしええんちゃうかな。
この世界には人間という穢れ(憑魔、あるいは業魔)も天族という浄化も必要って、大きく解釈すると実はベルベットと似たようなこと言ってるんだよね。導師だって災禍だって自分らしく生きていければそれでいいのさ。
人は誰しも穢れを生む。ただ許容量が人によって違うだけ。ロゼは許容量がクソデカかっただけで(きっとスレイもアホほどデカい。アリーシャが殺されかかった時マジギレだったし穢れる要素はいくらでもある)、やはり暗い感情を持ち合わせていた。自分の行いは必ずしも正しくないと気付いていたけど、スレイに出会って面と向かってそこを認識してしまった事で動揺したし、たぶん初めて誰にも見せたことのない類の感情が爆発したんだと思う。ゲームでも泣きはしたけど終始明るかったロゼが、馬を駆りながら慟哭するシーンはとても人間らしくなれていた。
一番ゼスクロ通して成長したのがアリーシャだと思う。出自から変更されてるので変わって当然なんだけど、夢を追うということ、大切な人や国を守ること、穢れという人の強さ弱さ業や悲哀に立ち向かう勇気。ラストはとても0話1話で竜巻や虫にビクビクしてた女の子と同一人物は思えなくなってた。スレイと同じく自分で考えて、「私はこう思ってて、こうしたいから、私にこうさせてほしい、する」と力強く伝える事ができるようになっていたのが、ゲームとの1番の違いだと思う。
ゼスクロではマオテラスが直接誓約でライラに浄化の力を与えていた。
何故ライラを選んだのかは語られなかったけど、ベルベットとある意味自分の故郷であるアバル付近にあった祠か、プルナハ湖は意図的に関係させていると思う。
ゲームでは天族が生まれる時、少なくとも人間からの転生だった場合死んだ時そのままの姿で生まれる設定だけど、そうなるとセリカの転生だった場合間に挟まってるのシアリーズはどうなるのか。ベルベットに近い存在だった場合は。マオテラスがライラを選んだ時点では既に湖の乙女と呼ばれていたので、住み着いてはいたんだろうけど。
あとついでにエドナちゃんもアイゼンの話しぶりだとかなり幼年から面倒見てるっぽいから、仮に転生出身だったら早めに亡くなっちゃったのかな。
あと護法天族がほぼほぼ歴代導師の転生なので、やはりスレイも天族に転生しそう。
短い時間を共にしておやすみして、長い時間待って、帰ってきたと思ったらまた短い時間でさよならしちゃうミクリオの事を考えたら、泣けてきちゃうからどうか転生してくれ。
穢れが落ち着いた事で自我を取り戻したアイゼン。
結構ドラゴン状態をエンジョイしてそう。自分から積極的に微ドラゴン化して戦ってたくらいだしエドナが囚われてないんだったらまぁ嫌いじゃないでしょうね。男のロマンとか言ってそう。
遠い未来で穢れがより少なくなったら自然と元の姿に戻るのかもしれないけど、もしかしたら本人はこのままでもいいやとか下手したら思ってそうだし、エドナちゃんも「人を襲ったりしないならいいや」ってなってそう。
もしくは五大神に欠けができた時に代替わりを買って出るかもれない。地の聖主アイゼンって呼び名、かっこいいだろう?とか言いかねん。
マオテラスも「僕が羅針盤持ってるんだからちゃんと言うこと聞いてよね!」ってにこにこしてたらかわいい。
ところでゲームのペンドラゴの教会神殿で白い子供の幽霊が出た事があるって言ってる人いるけど、実はライフィセットの姿に戻ろうと思えば戻れなくもないのかも(幽霊の話について特に何もサブイベとかチャットもその後のフォローもないのが一周まわって不自然)
最後の「これが世界」
新しい建物とかが増えてて時間経過を表現してるんだろうけど、すごく特徴のある建築物がチラホラ見受けられるからもしかしたらもしかすると続編の構想があるにはあったのかも。やるかはさておき……アライズどうなるんかな(ベルセリアで謎に言及されてる異大陸の存在、炎の聖剣。ジークフリートという男。アルフェンが炎の剣を使ってる。銃を使うシオン)(こじつけすぎな気もするけど)
ミケルが残した天遺見聞録にはベルセリアの時代は1000年前と書かれていたけど、メーヴィン(マギルゥ)がローランスに伝えた記録だと言ってローランス皇帝がスレイに伝えたのは「数千年前」になってる。
マギルゥだったらあえて後世の人間を弄びたいがためだけにテキトーに伝えることもありそうだけど、「誓約を破って」伝えた内容でそんな事する?マギルゥの誓約の効果は長寿なので何かがあって死にたくなったとか、死ななきゃいけなくなったはあるかもだけど、あのマギルゥが誓約を破ろうと思えるまでの事は何だったのか。
そして年数の矛盾に関しては、これは単純に台本のミスか、ローランスで口伝される内に間違って伝わってしまったか、皇帝が言い間違えちゃったのをスレイさんがほぁ〜って聞き流してたかかな。
見終わって色々読んだりして気づいたけど、ゼスクロ、本編でスレイさんの風神依してない。OPではめちゃくちゃ動くのに……
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2023.07 妙高山
火打山より
高谷池に戻ったらテントを撤収し妙高山へ
【コースタイム】高谷池ヒュッテ(0740)→茶臼岳(0800)→黒沢池ヒュッテ(0820)→大倉乗越(0845)→長助池分岐(0920-0925)→妙高山北峰(1030-1045)→妙高山(1050-1055)→光善寺池(1130)→天狗堂(1145-1150)→大谷ヒュッテ(1205-1210)→妙高高原スカイケーブル(1300)

雲のお陰で日差しはかなり減ったけど、やはり無風で暑い、気温は20℃超えてるだろうし。次のヒュッテまで道はなだらかで歩きやすく、ほとんどハイキングしている感じ。山頂付近以外はずっと樹林帯だし雲も出ているので景色はゼロ。
また途中に茶臼岳を通過したがこのピークも樹林に囲まれており景色ゼロ。

約40分で黒沢池ヒュッテに到着。青いドーム状の屋根が特徴的。

小屋のすぐ近くは高谷池ヒュッテと同じく湿原が広がる。
ずっとハイキングのようななだらかな道だったが、ここからどんどんキツくなってくるので少しだけ休憩。

まず大倉乗越へ急な傾斜から始まる。

約20分で大倉乗越に出た。ここは妙高山の周囲を囲む外輪山のピーク。雲の切れ間からゴールの妙高山が遠くに見えるが、このあと350mの大登りとなる。

乗越から妙高山のとっつき部までは道がかなり細く、木の根や岩などでとても進みにくく荒れている。写真はその途中、奥に長助池が見える。

まずは30分かけて長助池分岐に到着。かなりあるきづらい道だった上、ここから山頂まで大きな登りが控えているため一旦息を調えておく。



そして妙高への登りが非常に凶悪で、かなりキツい傾斜が延々と続く、高齢者は越せるのか?と思うくらい大きな段差の岩がたくさんある。下る場合も結構危険だと思う。自分は重装備で1時間かけて登りきったが、総じて黒沢池ヒュッテ~妙高山間の道については二度とゴメン。

山頂手前に祠。文字が書かれていても読めなかったけど、存在自体はかなり古そう。

長助池分岐から1時間かけて淡々と登り妙高山(北峰)に到着。山頂はかなり広い。

山頂は巨岩が多くゴツゴツしている。山頂周辺のみ雲が開けており南峰がたまに顔を出す。あっちも岩がすごい。

たまに雲の切れ間から歩いてきたルートが見える。どのあたりまで見えているのかは不明だが、茶臼山は見えていないかも?


南峰への道、わずか10分も歩かないが、その間に巨岩がいくつも現れる。

妙高山は古くからの山岳信仰の山で、南峰の方に祠が置かれている。こちらは岩だらけなので、休憩するなら北峰のほうが適している。


これからスカイケーブル方面へ下山する。先程登ってきた道よりもこっちのほうが登山道として断然良い。岩がゴツゴツしているが足運びしやすい適度な傾斜、視界がひらけて雲が無ければ展望が良い。
少し下ると樹林帯で非常に暑いが、先程の妙高山への登りとは違って大きな段差や強い傾斜はほぼない。

一箇所だけ、長大な鎖場あり(写真)。道は細くほぼ断崖絶壁となっている。雨などで地面が濡れている際はかなり滑りやすそうな岩場だったので、そのときはかなり注意。その他小さい鎖場やロープなどはいくつかあった。

その後はずっと樹林帯。場所によっては道の両脇に壁のように枝が伸びており、風を完全に遮断する。

道中立派なきのこを発見。ツルタケ系であることはひと目でわかるが、家に帰って調べてみるとカバイロツルタケという毒キノコっぽい。

大谷ヒュッテの手前で車道に出る。

あたりを眺めてみるとくずれた斜面の中に重機が何台か見えた。あれは土石流?それとも整備しているのか?ここはそのために設置した車道かな。


山頂から1時間下って大谷ヒュッテに到着。ここは無人小屋でトイレ・トイレットペーパーも用意されている。布団までも・・・無人小屋なのに至れり尽くせりだ。

ヒュッテのすぐ近くの水場は非常に冷たく、おそらく湧き水で煮沸しなくても飲めるやつ。この日用意しておいた水がギリギリだったのと、そもそも池の水を煮沸したもので(高谷池ヒュッテの水場より)どことなく警戒しながら飲んでいた。おもいっきりごくごく飲んで冷たくて美味しかった。

大谷ヒュッテを過ぎると再び山道となる。引き続き傾斜は緩く終始景色はない。

大谷ヒュッテから約40分ほどゆるい山道を歩きスキー場に出た。観光客がちらほら見える。

最後は妙高高原スカイケーブルで下山(1400円)。歩いても下まで降りれる距離だけど、テント装備だし疲れたので。ここから妙高高原駅へ市バスが出ているが2時間ほど先なので、しばらく麓のレストハウスでくつろぐ。
市バスは妙高高原まで350円、10分で到着。笹ヶ峰が1000円で1時間と長かったのに、こっちはとても安くて早い(もちろん距離が全然違うが)
1日目は6km、2日目は18kmの歩行距離。2日目はだいぶ長距離移動で久しぶりのテント泊装備に少し不安だったが、無事終えた。妙高山と火打山はすぐお隣なので1泊2日で2ついっぺんに登りたいと考えるのはごく自然な考えだが、1つずつ登るべし!!黒沢池ヒュッテから妙高山までの道が劣悪すぎて非常にキツイ。もちろん登山なので歩きにくい道があるのは当然なのだが・・・キツイ中でも途中の景色が良いなら救われるのだが(まぁ今回は重装備だったからしんどかったけど、小屋泊装備なら別に2つ登ってもいいかも?)。
あと、どちらの山も森林限界が山頂付近しかなく、基本的に樹林帯で景色なく、風なく、暑い日はとても辛い。登る季節を間違えたとしか言いようがない。
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昼間の放生会を歩いた 2023(2)箱崎・網屋町
2丁目の車僧観音堂

牛のいない壊れた牛車を自在に操る人物だったことから車僧と呼ばれていた僧侶がいたそうです。また、700年前の話をよくしていたそうです。タイムトラベラーだった?


左手 ~ 石祠内の石

どことなく大正モダニズムを感じる ~ お堂にはきれいな生花も。

網屋町バス停と小さなお社

ビルの壁面にくっついた小さなお社



パイプ椅子や供えられた榊から、近隣の方々の信仰心を感じます。

近所に行列のできてる中華・ラーメン店を発見 ~ 清陽軒

「ああ、今年は御神幸があるの。」

2023.9.13 ~ つづく
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ブレワイ日記 雪山を歩こう
起動したら雪原のど真ん中にいました。
ここはヘブラ。何もないがあるところ。
(今回は画像多めでお送りします)(気が向いたため)
私は地図を開き、水場がある場所に向かっていたのでした。それは大妖精の泉を探していたからなのですが、そもそも大妖精の泉って地図上で水場になってるんでしたっけ。結論から言うと今回は見つかりませんでした。
こういう感じで、地図を開いて、気になる地形を見つけたら、マップピンを打ち、そこに向かうというゲームをしています。さんざん文句言ってるわりに、だいぶ楽しんでいるように見えませんか?疑いながらも。この作業は楽しいです。まあこのへんはクリアしてから総括しよう。
今回の探索では温泉(秘湯)を二つも見つけました。あと大量のコログと祠。あやしい場所探してコログいてももはやなんもうれしくないです。
うれしいのはこういうやつ。
どっかの馬宿で鯨の化石の話を聞いていましたが、ようやくそれを見つけました。ここは神秘的で音楽も変わって良かったです。必ず祠があるのはあれなんですけど。
シーカーセンサーがさすがにダメすぎて、ヘブラの大化石の祠は上記画像でカーソルが出ているところの下にある祠なのですが、私は、その上のドクロのマークが出ているあたりらへんで、吹雪にあおられ、崖をのぼりながら、祠があるはずだ…と彷徨っていました。崖の中にあった。
大化石に至る洞窟の扉を見つけたのは、水場探し。
この小さな池はなんだろう?行ってみると近くに重工な扉もあるし。もしかしたら、古代の遺跡で、この池は水盤として、儀式に必要な清めを行う場だったのかも…などと私は一瞬で空想の世界に行ってしまうタイプなのですが、なんのことはない、扉を物理で開けるための雪玉を溶かしてしまうただのトラップでした。雪玉ボウリングで開けるんだね~。
ゲルド族の兜はもう少し借りパクしといて、また探索します。
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零の会
2023年10月5日

於:佃区民館
坊城俊樹選 岡田順子選
坊城俊樹出句
坊城俊樹出句
秋の雨佃小橋は江戸の雨 日の出湯の煙突が吐く秋の雲 白子らの秋声を売る佃煮屋 もんじや焼秋暖簾へと女子衆 天安の佃煮だけが薫る秋 秋の路地曲れば曾て逢ひし猫 天安に秋の鱓が五万匹 迷ひ入るなんじやもんじやの秋簾 終焉の花街に添ひ秋の雨 淑女らは秋のもんじやへ釣られ入る
坊城俊樹選特選句
坊城俊樹選 特選句
佃煮屋女将可憐に秋灯す 三郎 日の出湯の向かうの橋の霧に逢ふ きみよ 月島は雨の匂ひや秋簾 和子 秋簾上げて佃の朝となり 三郎 秋の声雨に変はりてトタン屋根 小鳥 秋深し佃に垂らす赤き泛子 千種 秋草に触れて艶めく道祖神 きみよ 秋潮に揺れる小舟の齢かな 三郎 路地奥に秋雨知らぬ仏をり きみよ
坊城俊樹選▲問題句
こしあんに軍配秋のもんじや屋に はるか
坊城俊樹選並選句
運河古る秋さぶものに船溜り はるか 駄菓子屋のこわれせんべい昼の虫 美紀 帰り道まだ鯊釣りは雨の中 小鳥 小鳥来よお好み焼の乱れ食ひ 昌文 たどり着く路地の地蔵やちちろ鳴く 毬子 もんじや屋の埃吸ひ寄せ秋灯 小鳥 葉鶏頭佃の路地を噴くやうに 千種 秋思かな摩天楼には千の窓 光子 曼珠沙華毀るるときも直立に 光子 あの人のいつも下向く赤い羽根 和子 曼珠沙華すがれ紙縒のやうな雨 順子 天安の暖簾ボロボロ深き秋 佑天 エンジン音ぽぽぽぽ秋の潮止まり 昌文 角打ちへ秋雨傘の某か 順子 釣人も烏も釣果なき秋ぞ 毬子 潮風が押す蘆原の紫に 光子 傘たたむへくそ葛の佃路地 昌文 月島の色を流して秋の雨 和子 船溜りぴしやりぴしやりと秋の潮 荘吉 あばら屋のトタンの屋根を秋の雨 はるか 電柱も電線も無く秋の声 六甲 対岸に此岸に祠鯊の秋 千種 秋灯の秤まばたく佃煮屋 きみよ 秋灯もんじやふつふつ揺らぎ初め 千種 秋麗ら男二人のもんじや焼 軽象 秋深し佃に細き舫ひ綱 緋路
岡田順子出句
岡田順子出句
天安の灯色真四角鳥渡る 鯊の潮より戻りしか舫ひ舟 菊月の華にまみれし地蔵尊 住吉の幣を噛みつきさな石榴 もんじや焼お焦げに冬の近き湯気 小祠の柿に佃の雀どち 角打ちへ秋雨傘の某か 水門の櫓高々月の潮 曼珠沙華すがれ紙縒のやうな雨 色鳥や父母を引き連れ佃の子
岡田順子選 特選句
岡田順子選特選句
もんじや屋の埃吸ひ寄せ秋灯 小鳥 葉鶏頭佃の路地を噴くやうに 千種 日の出湯の向かうの橋の霧に逢う きみよ 佃堀業の数ほど柿実のり 軽象 秋の路地曲れば曾て逢ひし猫 俊樹 鯊の竿しづかに上げて鯊居らず 光子 たまたまの鳥渡る日や佃島 小鳥
岡田順子選▲問題句
蛇穴に入るもんじややに入る十五人 きみよ
岡田順子選並選句
小鳥来よお好み焼の乱れ食ひ 昌文 秋の雨佃小橋は江戸の雨 俊樹 菊月の甕より汲める紹興酒 はるか 花束やその花屑を掃く秋思 緋路 淑女らは秋のもんじやへ釣られ入る 俊樹 曼珠沙華毀るるときも直立に 光子 もういいか弾けて路地の柘榴かな はるか 地蔵尊御身に秋の鎮まりて 軽象 小橋には小さき水門きりぎりす 千種 曲線のなき佃島ちちろ鳴く 緋路 彼岸花立ち枯れてゆく街の隅 美紀 路地の神菊とりどりにぎうぎうに 千種 豊の秋引き戸を繰れば醤油の香 はるか 大江戸の秋佃煮の香ばしく 軽象 傘たたむへくそ葛の佃路地 昌文 鬼の子のふはり地球を離れたる 久 つくだ煮の量り売りとや露地の秋 昌文 秋深し佃に垂らす赤き泛子 千種 ここよりは潮風となる秋の風 光子 実柘榴を吹けば季節の風となり 三郎 対岸に此岸に祠鯊の秋 千種 対岸の聖路加タワー鳥渡る 六甲 七五三にはまだ早き蝶ネクタイ 久 路地奥に秋雨知らぬ仏をり きみよ 耳たぶを動かして食ふ豊の秋 和子
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【旅の記:2023冬大阪・名古屋ツアー①安倍晴明神社】
2023年冬、久しぶりに新幹線で行った大阪ライブ、そして名古屋移動の前に歴史巡りです。 まずは大阪市阿倍野区にあります安倍晴明神社です。なんと晴明はこの地で生まれた!という伝説があるそうです。創建は1007年、声明を見出した花山法皇の命とされ、江戸時代には代々の大阪城代が参拝に来るほどの神社だった。しかし、幕末には衰微していて、小さな祠と石碑のみとなってしまうが、明治末期に復興され、阿部王子神社の末社として1925年に現在の社殿が竣工した。1945年昭和20年の大阪大空襲で焼夷弾が落ちたにもかかわらず、爆発せずに社殿が助かったということで、災難除けの神様としても信仰を集めているそうです。
実際は安倍晴明の誕生地ははっきりしておらず、その推定地は茨城県から香川県にまでわたる。ちなみに墓所も長野、北陸、広島などいろいろなところに点在しているようです。陰陽道として名をあげた晴明は、式神を家事に使っていたとか、触れずにカエルをつぶしたとか、怪しげな伝説も多いですが、やはり頭がよかっただけでなく、花山天皇や一条天皇、そして藤原道長との出会いなど、多くの運をつかんだ、時代の寵児なのだなと思いました。

安倍晴明誕生の碑と孕石

安倍晴明産湯井の跡


拝殿


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かつて関東州大連市に鎮座していた大連神社 赤間神宮に参拝に上ったのは境内社である大連神社に参拝に上がりたいと思ってたからです 赤間神宮拝殿から日本西門鎮守八幡宮を抜け階段を上がると紅石稲荷神社とともに鎮座しています 日本の租借地時代の大連市に鎮座し旅順に官幣大社の関東神宮が鎮座するまで関東州の中心的神社だったそうです 終戦後大連神社御神体と御神宝は宮司の手により日本に持ち帰られ箱崎宮に仮安置されましたが前述の宮司が赤間神宮宮司に赴任した際境内に小祠を建て御神体を遷しました その後昭和60年に神宮式年遷宮の古社殿を譲り受け昭和55年に現在地へと遷座しました 扁額は近衞文麿によるものから大連時代からのものと思われます 中国に住んでいた時、大連にもボランチがあったので大連神社の旧社地前を何度か通っていたことなど当時は全く思いつきもしませんでした #大連神社 ⛩┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⛩ 大連神社(だいれんじんじゃ) 鎮座地:山口県下関市阿弥陀寺町9 主祭神:天照皇大神、大国主大神、明治天皇、靖国神 ⛩┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⛩ #神社 #神社巡り #神社好きな人と繋がりたい #recotrip #神社仏閣 #パワースポット #下関市 #赤間神宮 #神社巡拝家 (大連神社) https://www.instagram.com/p/ChkTwPgvKxJ/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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