#寒天太郎
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今回の報告書で「消滅可能性自治体」とされた自治体は、以下の通り。 【北海道】 函館市、小樽市、釧路市、夕張市、岩見沢市、網走市、留萌市、稚内市、美唄市、芦別市、赤平市、紋別市、士別市、三笠市、根室市、砂川市、歌志内市、深川市、富良野市、登別市、伊達市、北斗市、当別町、新篠津村、松前町、福島町、知内町、木古内町、鹿部町、森町、八雲町、長万部町、江差町、上ノ国町、厚沢部町、乙部町、奥尻町、今金町、せたな町、島牧村、寿都町、黒松内町、京極町、共和町、岩内町、泊村、神恵内村、、積丹町、古平町、余市町、赤井川村、南幌町、奈井江町、上砂川町、由仁町、長沼町、栗山町、月形町、妹背牛町、雨竜町、北竜町、沼田町、当麻町、比布町、愛別町、上川町、上富良野町、和寒町、剣淵町、美深町、音威子府村、幌加内町、増毛町、小平町、苫前町、羽幌町、遠別町、浜頓別町、中頓別町、枝幸町、豊富町、利尻町、美幌町、津別町、清里町、小清水町、訓子府町、佐呂間町、遠軽町、湧別町、滝上町、西興部村、雄武町、大空町、豊浦町、白老町、洞爺湖町、むかわ町、日高町、平取町、浦河町、様似町、えりも町、新ひだか町、士幌町、広尾町、池田町、豊頃町、本別町、浦幌町、釧路町、厚岸町、浜中町、標茶町、弟子屈町、白糠町、羅臼町 【青森県】 青森市、弘前市、八戸市、黒石市、五所川原市、十和田市、むつ市、つがる市、平川市、平内町、今別町、蓬田村、外ヶ浜町、鰺ヶ沢町、深浦町、藤崎町、大鰐町、板柳町、鶴田町、中泊町、野辺地町、七戸町、横浜町、東北町、六ヶ所村、大間町、東通村、風間浦村、佐井村、三戸町、五戸町、田子町、南部町、階上町、新郷村 【岩手県】 宮古市、大船渡市、久慈市、遠野市、一関市、陸前高田市、釜石市、二戸市、八幡平市、奥州市、雫石町、葛巻町、岩手町、西和賀町、平泉町、住田町、大槌町、山田町、岩泉町、田野畑村、普代村、軽米町、野田村、九戸村、洋野町、一戸町 【宮城県】 石巻市、気仙沼市、白石市、角田市、登米市、栗原市、蔵王町、七ヶ宿町、村田町、川崎町、丸森町、松島町、七ヶ浜町、大郷町、色麻町、加美町、涌谷町、女川町、南三陸町 【秋田県】 能代市、横手市、大館市、男鹿市、湯沢市、鹿角市、由利本荘市、潟上市、大仙市、北秋田市、にかほ市、仙北市、小坂町、上小阿仁村、藤里町、三種町、八峰町、五城目町、八郎潟町、井川町、大潟村、美郷町、羽後町、東成瀬村 【山形県】 鶴岡市、酒田市、新庄市、上山市、村山市、長井市、尾花沢市、山辺町、中山町、河北町、西川町、朝日町、大江町、大石田町、金山町、最上町、舟形町、真室川町、大蔵村、鮭川村、戸沢村、高畠町、川西町、小国町、白鷹町、飯豊町、庄内町、遊佐町 【福島県】 会津若松市、白河市、喜多方市、二本松市、田村市、伊達市、桑折町、国見町、川俣町、天栄村、下郷町、檜枝岐村、只見町、南会津町、北塩原村、西会津町、猪苗代町、会津坂下町、三島町、金山町、会津美里町、泉崎村、棚倉町、矢祭町、塙町、鮫川村、石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町、三春町、小野町 【茨城県】 日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、潮来市、常陸大宮市、稲敷市、桜川市、行方市、鉾田市、城里町、大子町、美浦村、河内町、八千代町、五霞町、利根町 【栃木県】 日光市、矢板市、那須烏山市、益子町、茂木町、市貝町、塩谷町、那珂川町、 【群馬県】 桐生市、沼田市、渋川市、藤岡市、富岡市、安中市、上野村、神流町、下仁田町、南牧村、甘楽町、中之条町、長野原町、嬬恋村、草津町、東吾妻町、片品村、みなかみ町、玉村町、板倉町 【埼玉県】 行田市、秩父市、越生町、小川町、川島町、吉見町、鳩山町、ときがわ町、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、東秩父村、神川町、寄居町、松伏町 【千葉県】 銚子市、勝浦市、富津市、八街市、南房総市、匝瑳市、香取市、山武市、いすみ市、栄町、神崎町、多古町、東庄町、九十九里町、芝山町、横芝光町、白子町、長柄町、長南町、大多喜町、御宿町、鋸南町 【東京都】 檜原村、奥多摩町 【神奈川県】 三浦市、中井町、山北町、箱根町、真鶴町、湯河原町 【新潟県】 小千谷市、加茂市、十日町市、村上市、糸魚川市、妙高市、五泉市、阿賀野市、佐渡市、魚沼市、胎内市、田上町、阿賀町、出雲崎町、湯沢町、津南町、関川村、粟島浦村 【富山県】 氷見市、南砺市、上市町、入善町、朝日町 【石川県】 七尾市、輪島市、珠洲市、加賀市、羽咋市、志賀町、宝達志水町、穴水町、能登町、 【福井県】 大野市、勝山市、あわら市、池田町、南越前町、越前町、高浜町、若狭町 【山梨県】 都留市、大月市、韮崎市、上野原市、甲州市、早川町、身延町、南部町、富士川町、道志村、西桂町 【長野県】 大町市、飯山市、小海町、佐久穂町、立科町、長和町、阿南町、阿智村、平谷村、天龍村、上松町、南木曽町、王滝村、大桑村、木曽町、生坂村、筑北村、小谷村、坂城町、高山村、山ノ内町、木島平村、信濃町、小川村、飯綱町、栄村 【岐阜県】 美濃市、瑞浪市、恵那市、山県市、飛騨市、郡上市、下呂市、海津市、��老町、関ケ原町、揖斐川町、池田町、七宗町、八百津町、白川町、東白川村 【静岡県】 熱海市、下田市、伊豆市、御前崎市、牧之原市、東伊豆町、松崎町、西伊豆町、川根本町 【愛知県】 津島市、新城市、南知多町、美浜町、設楽町、東栄町、豊根村 【三重県】 尾鷲市、鳥羽市、熊野市、志摩市、木曽岬町、大台町、度会町、大紀町、南伊勢町、紀北町、御浜町、紀宝町 【滋賀県】 高島市、甲良町 【京都府】 宮津市、京丹後市、井手町、宇治田原町、笠置町、和束町、南山城村、京丹波町、与謝野町 【大阪府】 富田林市、河内長野市、柏原市、門真市、泉南市、阪南市、豊能町、能勢町、岬町、太子町、河南町、千早赤阪村 【兵庫県】 洲本市、西脇市、加西市、養父市、朝来市、宍粟市、多可町、市川町、神河町、上郡町、佐用町、香美町、新温泉町 【奈良県】 大和高田市、五條市、御所市、宇陀市、山添村、安堵町、三宅町、曽爾村、御杖村、高取町、上牧町、河合町、吉野町、大淀町、下市町、黒滝村、野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村、川上村、東吉野村 【和歌山県】 海南市、橋本市、有田市、御坊市、田辺市、新宮市、紀の川市、紀美野町、かつらぎ町、九度山町、高野町、湯浅町、広川町、美浜町、由良町、みなべ町、日高川町、白浜町、すさみ町、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町 【鳥取県】 岩美町、若桜町、智頭町、八頭町、大山町、日南町、日野町、江府町 【島根県】 雲南市、奥出雲町、津和野町、隠岐の島町 【岡山県】 玉野市、笠岡市、井原市、高梁市、新見市、備前市、真庭市、美作市、久米南町、吉備中央町 【広島県】 竹原市、府中市、安芸高田市、江田島市、安芸太田町、神石高原町 【山口県】 萩市、長門市、美祢市、周防大島町、上関町、田布施町、平生町、阿武町 【徳島県】 鳴門市、小松島市、吉野川市、阿波市、美馬市、三好市、勝浦町、佐那河内村、神山町、那賀町、牟岐町、美波町、海陽町、上板町、つるぎ町、東みよし町 【香川県】 さぬき市、東かがわ市、土庄町、琴平町 【愛媛県】 宇和島市、八幡浜市、大洲市、四国中央市、西予市、上島町、久万高原町、内子町、伊方町、松野町、鬼北町、愛南町 【高知県】 室戸市、安芸市、須崎市、宿毛市、土佐清水市、四万十市、東洋町、奈半利町、田野町、安田町、北川村、本山町、大豊町、いの町、仁淀川町、中土佐町、佐川町、越知町、檮原町、日高村、津野町、四万十町、大月町、三原村、黒潮町 【福岡県】 嘉麻市、小竹町、鞍手町、東峰村、添田町���川崎町、みやこ町、築上町 【佐賀県】 多久市、玄海町、大町町、白石町、太良町 【長崎県】 平戸市、松浦市、対馬市、壱岐市、五島市、西海市、雲仙市、南島原市、東彼杵町、小値賀町、新上五島町 【熊本県】 水俣市、上天草市、天草市、美里町、和水町、小国町、産山村、高森町、山都町、氷川町、芦北町、津奈木町、多良木町、湯前町、相良村、山江村、球磨村、苓北町 【大分県】 佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、杵築市、豊後大野市、国東市、姫島村、九重町、玖珠町 【宮崎県】 串間市、えびの市、高原町、国富町、諸塚村、椎葉村、美郷町、高千穂町、日之影町 【鹿児島県】 枕崎市、阿久根市、西之表市、垂水市、曽於市、南九州市、三島村、さつま町、湧水町、錦江町、南大隅町、肝付町、大和村、喜界町、天城町
【全744自治体リスト】「消滅可能性自治体」を一挙公開…北海道から鹿児島まで 出産年代の女性人口が半数以下に 日光市や草津町も |FNNプライムオンライン
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(Xユーザーの荒木健太郎さん: 「冬の荒天にどうかお気をつけください。 2/4からこの冬一番の強い寒気が流入します。北~西日本日本海側中心に大雪に。普段雪の少ない東~西日本太平洋側でも内陸中心に大雪、平地でも積雪する所がある見込み。北日本や北陸では暴風雪にも要警戒。 最新の気象情報を確認して安全にお過ごし��ださい。 https://t.co/FuJpPjVFKC」 / Xから)
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【かいわいの時】元禄六年(1693)八月十日:井原西鶴没 (大阪市史編纂所「今日は何の日」)
西鶴は、「誓願寺本堂西のうら手南向、三側目中程」(滝沢馬琴)に葬られた。その墓は、誓願寺境内で3回[註]移設されている。その経緯および実行者を記すと
(1回目 1889年)幸田露伴 今や露伴幸に因あり縁ありて、茲に斯に來つて翁を吊へば、墓前の水乾き樒枯れて、鳥雀いたづらに噪ぎ塚後に苔黑み、霜凍りて屐履の跡なく、北風恨を吹て日光寒く、胸噫悲に閉ぢて言語迷ふ。噫世に功ありて世既に顧みず、翁も亦世に求むるなかるべし。翁は安きや、翁は笑ふや、唯我一炷の香を焚き一盞の水を手向け、我志をいたし、併せて句を誦す、翁若し知るあらば魂尚饗。九天の霞を洩れてつるの聲 露伴。「井原西鶴を弔ふ文」『小文学 第1号』1889より。
*幸田露伴が処女作『露団々』で金港堂から得た原稿料は五十円(現在価値で約170万円)。その「資」で露伴は旅に出る。1888年大晦日から1889年1月31日まで丸ひと月(露伴来弔はこの折。移設費用は、その「資」で賄った)。「時に嚢中一銭も無くなりければ、自ら経済の妙を得たるに誇ること甚し」(『酔興記』)。
(2回目 1910年)木崎好尚 浮世の月二年見過ごして二百七十年の昔(略)印の墓はいつしか八丁目寺町誓願寺の無縁塔におし込められしを二十余年前幸田露伴君が旅の置みやげに現今の本堂東南手に再興されしも浮世草紙の紙よりも薄き人情今度の電路問題の墓地取払ひの憂い目見る墓のぬし誰も見返るものなく《略》二百十年忌の追善発起の手前それがし痩せ腕を揮うて施主と相成申さん四日の日曜の午後一時に形計の移転式を営んで下さいと口約して置いた《略》さて、今度の改葬場所は元の地点に近いと信ぜらるゝ本堂の西南手の樟の下陰と定めたれば鶴のなき声に尋ね寄らんとする文学上有縁の方々に此顛末を告参す(大阪にて好尚)。「東京朝日新聞 明治四十三年十二月五日」
(3回目 1933年)南木芳太郎 明治二十幾年の頃、幸田露伴氏によって無縁塔中より発見され、門内近き所に建てられてあったが、明治四十二年の冬、電車通路の爲寺域は狭められ墓地整理の止むなきに至ったのを木崎好尚氏によつて、本堂西南手の通路に面し移されたのである、その後星霜二十幾年、現在に至りては背後が隣地との境界線にあるため、いつしか建てられし古小屋の板塀は痛く損じ實に見苦しく且つ墓域もなく悄然として無縁塔に並んであるのは如何にも侘しく感じられるので、今回誓願寺住職を促し更に西北隅の好位置に再轉させ、墓域を画し松壽軒に因み大なる松樹を植え、塔上を被ふ事とした、ほんの心だけであるが、これで墓らしくなったと思つてゐる。「西鶴の墓」上方郷土研究会『郷土研究 上方 第三十ニ号』1933(=写真も)
[註]滝沢馬琴が報告した「誓願寺本堂西のうら手南向、三側目中程」を本来の位置(0)とすれば、西鶴の墓は正確にゆうと「4回」移動している。以下に。( )内実行者
0)本堂西の裏手、三側目中程(北条団水他1名) 1)無縁塔の内(誓願寺) 2)本堂東南隅(幸田露伴) 3)堂の西南手、樟の下(木崎好尚) 4)西北隅の一画(南木芳太郎)
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「お化けの棲家」に登場したお化け。
1、骨女〔ほねおんな〕 鳥山石燕の「今昔画 図続百鬼』に骨だけ の女として描かれ、 【これは御伽ぼうこうに見えたる年ふる女の骸骨、牡丹の灯籠を携へ、人間の交をなせし形にして、もとは剪灯新話のうちに牡丹灯記とてあり】と記されている。石燕が描い��骨女 は、「伽婢子」「牡丹灯籠」に出てくる女つゆの亡霊、弥子(三遊亭円朝の「怪談牡丹灯 籠」ではお露にあたる)のことをいっている。これとは別物だと思うが、「東北怪談の旅」にも骨女という妖怪がある。 安永7年~8年(1778年~1779年)の青森に現れたもので、盆の晩、骸骨女がカタリカタリと音をたてて町中を歩いたという。この骨女は、生前は醜いといわれていたが、 死んでからの骸骨の容姿が優れているので、 人々に見せるために出歩くのだという。魚の骨をしゃぶることを好み、高僧に出会うと崩れ落ちてしまうという。 「鳥山石燕 画図百鬼夜行」高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 「東北怪談の旅」山田 野理夫
2、堀田様のお人形
以下の話が伝わっている。 「佐賀町に堀田様の下屋敷があって、うちの先祖はそこの出入りだったの。それで、先代のおばあさんが堀田様から“金太郎”の人形を拝領になって「赤ちゃん、赤ちゃん」といわれていたんだけど、この人形に魂が入っちゃって。関東大震災のとき、人形と一緒に逃げたら箱の中であちこちぶつけてこぶができたから、修復してもらうのに鼠屋っていう人形師に預けたんだけど少しすると修復されずに返ってきた。聞くと「夜になると人形が夜泣きしてまずいんです」と言われた。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収)
3、ハサミの付喪神(つくもがみ)
九十九神とも表記される。室町時代に描かれた「付喪神絵巻」には、「陰陽雑記云器物百年を経て化して精霊を得てよく人を訛かす、是を付喪神と号といへり」 という巻頭の文がある。 煤祓いで捨てられた器物が妖怪となり、物を粗末に扱う人間に対して仕返しをするという内容だ が、古来日本では、器物も歳月を経ると、怪しい能力を持つと考えられていた。 民俗資料にも擂り粉木(すりこぎ)や杓文字、枕や蒲団といった器物や道具が化けた話しがある。それらは付喪神とよばれていないが、基本的な考え方は「付喪神絵巻」にあるようなことと同じで あろう。 (吉川観方『絵画に見えたる妖怪』)
4、五徳猫(ごとくねこ) 五徳猫は鳥山石燕「画図百器徒然袋」に尾が2つに分かれた猫��の姿として描かれており、「七徳の舞をふたつわすれて、五徳の官者と言いしためしも あれば、この猫もいかなることをか忘れけんと、夢の中におもひぬ」とある。鳥山石燕「画図百器徒然袋」の解説によれば、その姿は室町期の伝・土佐光信画「百鬼夜行絵巻」に描かれた五徳猫を頭に 乗せた妖怪をモデルとし、内容は「徒然袋」にある「平家物語」の 作者といわれる信濃前司行長にまつわる話をもとにしているとある。行長は学識ある人物だったが、七徳の舞という、唐の太宗の武の七徳に基づく舞のうち、2つを忘れてしまったために、五徳の冠者のあだ名がつけられた。そのため、世に嫌気がさし、隠れて生活するようになったという。五徳猫はこのエピソードと、囲炉裏にある五徳(薬缶などを載せる台)を引っ掛けて創作された 妖怪なのであろう。ちなみに土佐光信画「百鬼夜行絵巻」に描かれている妖怪は、手には火吹き 竹を持っているが、猫の妖怪ではなさそうである。 ( 高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕画図百鬼夜行』)→鳥山石燕『百器徒然袋』より 「五徳猫」
5、のっぺらぼー 設置予定場所:梅の井 柳下 永代の辺りで人魂を見たという古老の話しです。その他にも、背中からおんぶされて、みたら三つ目 小僧だったり、渋沢倉庫の横の河岸の辺りでのっぺらぼーを見たという話しが残っています。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収) のっぺらぼーは、顔になにもない卵のような顔の妖怪。特に小泉八雲『怪談』にある、ムジナの話が良く知られている。ある男が東京赤坂の紀国坂で目鼻口のない女に出会い、驚き逃げて蕎麦 屋台の主人に話すと、その顔も同じだったという話。その顔も同じだったという話。
6、アマビエアマビエ 弘化3年(1846年) 4月中旬と記 された瓦版に書かれているもの。 肥後国(熊本県)の海中に毎夜光るものが あるので、ある役人が行ってみたところ、ア マビエと名乗る化け物が現れて、「当年より はやりやまいはや 6ヵ月は豊作となるが、もし流行病が流行ったら人々に私の写しを見せるように」といって、再び海中に没したという。この瓦版には、髪の毛が長く、くちばしを持った人魚のようなアマビエの姿が描かれ、肥後の役人が写したとある。 湯本豪一の「明治妖怪新聞」によれば、アマピエはアマピコのことではないかという。 アマピコは瓦版や絵入り新聞に見える妖怪で、 あま彦、天彦、天日子などと書かれる。件やクダ部、神社姫といった、病気や豊凶の予言をし、その絵姿を持っていれば難から逃れられるという妖怪とほぼ同じものといえる。 アマビコの記事を別の瓦版に写す際、間違 えてアマビエと記してしまったのだというのが湯本説である。 『明治妖怪新聞」湯本豪一「『妖怪展 現代に 蘇る百鬼夜行』川崎市市民ミュージアム編
7、かさばけ(傘お化け) 設置予定場所:多田屋の入口作品です。 一つ目あるいは、二つ目がついた傘から2本の腕が伸び、一本足でピョンピョン跳ねまわる傘の化け物とされる。よく知られた妖怪のわりには戯画などに見えるくらいで、実際に現れたなどの記録はないようである。(阿部主計『妖怪学入門』)歌川芳員「百種怪談妖物双六」に描 かれている傘の妖怪「一本足」
8、猫股(ねこまた) 猫股は化け猫で、尻尾が二股になるまで、齢を経た猫 で、さまざまな怪しいふるまいをすると恐れられた。人をあざむき、人を食らうともいわれる。飼い猫が年をとり、猫股になるため、猫を長く飼うもので はないとか、齢を経た飼い猫は家を離れて山に入り、猫股 になるなどと、各地に俗信がある。 このような猫の持つ妖力から、歌舞伎ではお騒動と化け猫をからめて「猫騒動もの」のジャンルがあり、
「岡崎の猫」「鍋島の猫」「有馬の猫」が三代化け猫とされる。
9、毛羽毛現(けうけげん) 設置予定場所:相模屋の庭 鳥山石燕の「今昔百鬼拾遺」に毛むくじゃらの妖怪として描かれた もので、 「毛羽毛現は惣身に毛生ひたる事毛女のごとくなればかくいふ か。或いは希有希現とかきて、ある事まれに、見る事まれなれば なりとぞ」とある。毛女とは中国の仙女のことで、華陰の山中(中国陝西省陰県の西 獄華山)に住み、自ら語るところによると、もともとは秦が亡んだため 山に逃げ込んだ。そのとき、谷春という道士に出会い、松葉を食すことを教わって、遂に寒さも飢えも感じなくなり、身は空を飛ぶほど軽くなった。すでに170余年経つなどと「列仙伝」にある。この毛羽毛現は家の周辺でじめじめした場所に現れる妖怪とされるが、実際は石燕の創作妖 怪のようである。 (高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕 画図百鬼夜行』→鳥山石燕「今昔百鬼 拾遺」より「毛羽毛現」
10、河童(かっぱ) 設置予定場所:猪牙船 ◇ 河童(『耳袋』) 江戸時代、仙台藩の蔵屋敷に近い仙台堀には河童が出たと言われています。これは、子どもたちが、 なんの前触れもなく掘割におちてしまう事が続き探索したところ、泥の中から河童が出てきたというも のです。その河童は、仙台藩の人により塩漬けにして屋敷に保管したそうです。 ◇ 河童、深川で捕獲される「河童・川太郎図」/国立歴��民俗博物館蔵 深川木場で捕獲された河童。河童は川や沼を住処とする妖怪で、人を水中に引き込む等の悪事を働く 反面、水の恵みをもたらす霊力の持ち主として畏怖されていた ◇ 河童の伝説(『江戸深川情緒の研究』) 安永年間(1772~1781) 深川入船町であった話しです。ある男が水浴びをしていると、河童がその男 を捕えようとしました。しかし、男はとても強力だったので逆に河童を捕えて陸に引き上げ三十三間堂の前で殴り殺そうとしたところ、通りかかった人々が河童を助けました。それ以来、深川では河童が人 間を捕らなくなったといいます。→妖怪画で知られる鳥山石燕による河童
11、白容商〔しろうねり〕
鳥山石燕「画図百器 徒然袋」に描かれ、【白うるりは徒然のならいなるよし。この白うねりはふるき布巾のばけたるものなれども、外にならいもやはべると、夢のうちにおもひぬ】 と解説されている。白うるりとは、吉田兼好の『徒然草」第六十段に登場する、 芋頭(いもがしら)が異常に好きな坊主のあだ名である。 この白うるりという名前に倣って、布雑巾 の化けたものを白容裔(しろうねり)と名づけたといっているので、つまりは石燕の創作妖怪であろう。古い雑巾などが化けて人を襲う、などの説 明がされることがあるが、これは山田野理夫 の『東北怪談の旅』にある古雑巾の妖怪を白 容裔の話として使ったにすぎない。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編
12、轆轤首〔ろくろくび〕
抜け首、飛頭蛮とも つな いう。身体から首が完全に分離して活動する ものと、細紐のような首で身体と頭が繋がっているものの二形態があるようである。 日本の文献には江戸時代から多くみえはじ め、『古今百物語評判』『太平百物語』『新説 百物語」などの怪談集や、『甲子夜話』『耳 囊」「北窓瑣談」「蕉斎筆記』『閑田耕筆』と いった随筆の他、石燕の『画図百鬼夜行」に 代表される妖怪画にも多く描かれた。 一般的な轆轤首の話としては、夜中に首が 抜け出たところを誰かに目撃されたとする内 容がほとんどで、下働きの女や遊女、女房、 娘などと女性である場合が多い。 男の轆轤首は「蕉斎筆記』にみえる。 ある夜、増上寺の和尚の胸の辺りに人の 首が来たので、そのまま取って投げつけると、 どこかへいってしまった。翌朝、気分が悪いと訴えて寝ていた下総出 身の下働きの男が、昼過ぎに起き出して、和 尚に暇を乞うた。わけ ��の理由を問えば、「昨夜お部屋に首が参りませんでしたか」と妙なことを訊く。確か に来たと答えると、「私には抜け首の病があります。昨日、手水鉢に水を入れるのが遅い とお叱りを受けましたが、そんなにお叱りに なることもないのにと思っていると、 夜中に首が抜けてしまったのです」 といって、これ以上は奉公に差支えがあるからと里に帰って しまった。 下総国にはこの病が多いそうだと、 「蕉斎筆記』は記している。 轆轤首を飛頭蛮と表記する文献があるが、 これはもともと中国由来のものである。「和漢三才図会』では、『三才図会」「南方異 物誌」「太平広記」「搜神記』といった中国の 書籍を引いて、飛頭蛮が大闍波国(ジャワ) や嶺南(広東、広西、ベトナム)、竜城(熱 洞省朝陽県の西南の地)の西南に出没したことを述べている。昼間は人間と変わらないが、夜になると首 が分離し、耳を翼にして飛び回る。虫、蟹、 ミミズなどを捕食して、朝になると元通りの 身体になる。この種族は首の周囲に赤い糸のような傷跡がある、などの特徴を記している。中国南部や東南アジアには、古くから首だけの妖怪が伝わっており、マレーシアのポン ティアナやペナンガルなどは、現在でもその 存在が信じられている。 日本の轆轤首は、こうした中国、東南アジ アの妖怪がその原型になっているようである。 また、離魂病とでもいうのだろうか、睡眠中に魂が抜け出てしまう怪異譚がある。例えば「曽呂利物語」に「女の妄念迷い歩 <事」という話がある。ある女の魂が睡眠中に身体から抜け出て、 野外で鶏になったり女の首になったりしているところを旅人に目撃される。旅人は刀を抜いてその首を追いかけていく と、首はある家に入っていく。すると、その家から女房らしき声が聞こえ、 「ああ恐ろしい夢を見た。刀を抜いた男が追 いかけてきて、家まで逃げてきたところで目 が醒めた」などといっていたという話である。これの類話は現代の民俗資料にも見え、抜け出た魂は火の玉や首となって目撃されている。先に紹介した「蕉斎筆記』の男の轆轤首 も、これと同じように遊離する魂ということ で説明ができるだろう。 轆轤首という妖怪は、中国や東南アジア由 来の首の妖怪や、離魂病の怪異譚、見世物に 出た作りものの轆轤首などが影響しあって、 日本独自の妖怪となっていったようである。 【和漢三才図会』寺島良安編・島田勇雄・竹 島淳夫・樋口元巳訳注 『江戸怪談集(中)』 高田衛編/校注『妖異博物館』柴田宵曲 『随筆辞典奇談異聞編」柴田宵曲編 『日本 怪談集 妖怪篇』今野円輔編著 『大語園』巌谷小波編
13、加牟波理入道〔がんばりにゅうどう〕
雁婆梨入道、眼張入道とも書く。便所の妖怪。 鳥山石燕の「画図百鬼夜行」には、便所の台があるよう 脇で口から鳥を吐く入道姿の妖怪として描かれており、【大晦日の夜、厠にゆきて「がんばり入道郭公」と唱ふれば、妖怪を見さるよし、世俗のしる所也。もろこしにては厠 神名を郭登といへり。これ遊天飛騎大殺将軍 とて、人に禍福をあたふと云。郭登郭公同日 は龕のの談なるべし】と解説されている。 松浦静山の『甲子夜話」では雁婆梨入道という字を当て、厠でこの名を唱えると下から入道の頭が現れ、 その頭を取って左の袖に入れてまたとりだすと 頭は小判に変化するなどの記述がある。 「がんばり入道ホトトギス」と唱えると怪異 にあわないというのは、江戸時代にいわれた 俗信だが、この呪文はよい効果を生む(前述 ことわざわざわい ●小判を得る話を含め)場合と、禍をよぶ 場合があるようで、「諺苑」には、大晦日に この話を思い出せば不祥なりと書かれている。 また、石燕は郭公と書いてホトトギスと読ませているが、これは江戸時代では郭公とホト トギスが混同されていたことによる。 ホトトギスと便所との関係は中国由来のようで、「荊楚歲時記』にその記述が見える。 ホトトギスの初鳴きを一番最初に聞いたもの は別離することになるとか、その声を真似すると吐血するなどといったことが記されており、厠に入ってこの声を聞くと、不祥事が起 こるとある。これを避けるには、犬の声を出 して答えればよいとあるが、なぜかこの部分 だけは日本では広まらなかったようである。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 『江戸文学俗信辞典』 石川一郎編『史実と伝説の間」李家正文
14、三つ目小僧
顔に三つの目を持つ童子姿の妖怪。 長野県東筑摩郡教育委員会による調査資料に名は見られるが、資料中には名前があるのみ で解説は無く、どのような妖怪かは詳細に語られていない。 東京の下谷にあった高厳寺という寺では、タヌキが三つ目小僧に化けて現れたという。このタヌ キは本来、百年以上前の修行熱心な和尚が境内に住まわせて寵愛していたために寺に住みついたものだが、それ以来、寺を汚したり荒らしたりする者に対しては妖怪となって現れるようになり、体の大きさを変えたり提灯を明滅させて人を脅したり、人を溝に放り込んだりしたので、人はこれ を高厳寺小僧と呼んで恐れたという。困った寺は、このタヌキを小僧稲荷として境内に祀った。この寺は現存せず、小僧稲荷は巣鴨町に移転している。 また、本所七不思議の一つ��置行堀の近くに住んでいたタヌキが三つ目小僧に化けて人を脅したという言い伝えもある。日野巌・日野綏彦 著「日本妖怪変化語彙」、村上健司校訂 編『動物妖怪譚』 下、中央公論新社〈中公文庫〉、2006年、301頁。 佐藤隆三『江戸伝説』坂本書店、1926年、79-81頁。 『江戸伝説』、147-148頁。
15、双頭の蛇 設置予定場所:水茶屋 「兎園小説」には、「両頭蛇」として以下の内容が著してある。 「文政7年(1824)11月24日、本所竪川通りの町方掛り浚場所で、卯之助という男性 が両頭の蛇を捕まえた。長さは3尺あったという。」
文政7年(1824)11月24日、一の橋より二十町程東よりの川(竪川、現墨田区)で、三尺程の 「両頭之蛇」がかかったと言う話です。詳細な図解が示されています。 (曲亭馬琴「兎園小説」所収『兎園小説』(屋代弘賢編『弘賢随筆』所収) 滝沢馬琴他編 文政8年(1825) 国立公文書館蔵
16、深川心行寺の泣き茶釜
文福茶釜は「狸」が茶釜に化けて、和尚に恩返しをする昔話でよく知られています。群馬県館林の茂 林寺の話が有名ですが、深川2丁目の心行寺にも文福茶釜が存在したといいます。『新撰東京名所図会』 の心行寺の記述には「什宝には、狩野春湖筆涅槃像一幅 ―及び文福茶釜(泣茶釜と称す)とあり」 とあります。また、小説家の泉鏡花『深川浅景』の中で、この茶釜を紹介しています。残念ながら、関 東大震災(1923年)で泣茶釜は、他の什物とともに焼失してしまい、文福茶釜(泣き茶釜)という狸が 化けたという同名が残るのみです。鳥山石燕「今昔百鬼拾遺」には、館林の茂森寺(もりんじ)に伝わる茶釜の話があります。いくら湯を 汲んでも尽きず、福を分け与える釜といわれています。 【主な参考資料】村上健司 編著/水木しげる 画『日本妖怪大辞典』(角川出版)
17、家鳴(やなり) 設置予定場所:大吉、松次郎の家の下) 家鳴りは鳥山石燕の「画図百鬼夜行」に描かれたものだが、(石燕は鳴屋と表記)、とくに解説はつけられて いない。石燕はかなりの数の妖怪を創作しているが、初期の 「画図百鬼夜行」では、過去の怪談本や民間でいう妖怪などを選んで描いており、家鳴りも巷(ちまた)に知られた妖怪��ったようである。 昔は何でもないのに突然家が軋むことがあると、家鳴りのような妖怪のしわざだと考えたようである。小泉八雲は「化け物の歌」の中で、「ヤナリといふ語の・・・それは地震中、家屋の震動 する音を意味するとだけ我々に語って・・・その薄気 味悪い意義を近時の字書は無視して居る。しかし此語 はもと化け物が動かす家の震動の音を意味して居た もので、眼には見えぬ、その震動者も亦(また) ヤナ リと呼んで居たのである。判然たる原因無くして或る 家が夜中震ひ軋り唸ると、超自然な悪心が外から揺り動かすのだと想像してゐたものである」と延べ、「狂歌百物語」に記載された「床の間に活けし立ち木も倒れけりやなりに山の動く掛軸」という歌を紹介している。 (高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕画図百鬼夜行』、『小泉八雲全集』第7巻)
18、しょうけら 設置予定場所:おしづの家の屋根 鳥山石燕「画図百鬼夜行」に、天井の明かり取り窓を覗く妖怪として描かれているもの。石燕による解説はないが、 ショウケラは庚申(こうしん) 信仰に関係したものといわれる。 庚申信仰は道教の三尸(さんし)説がもとにあるといわ れ、60日ごとに巡ってくる庚申の夜に、寝ている人間の身 体から三尸虫(頭と胸、臍の下にいるとされる)が抜け出し、天に昇って天帝にその人の罪科を告げる。この報告により天帝は人の命を奪うと信じられ、対策とし て、庚申の日は眠らずに夜を明かし、三尸虫を体外に出さ ないようにした。また、これによる害を防ぐために「ショウケラはわたとてまたか我宿へねぬぞねたかぞねたかぞ ねぬば」との呪文も伝わっている。 石燕の描いたショウケラは、この庚申の日に現れる鬼、ということがいえるようである。
19、蔵の大足
御手洗主計という旗本の屋敷に現れた、長さ3尺程(約9m)の大足。(「やまと新聞」明治20年4月29日より)
20、お岩ちょうちん
四世鶴屋南北の代表作である「東海道四谷怪談」のお岩 を、葛飾北斎は「百物語シリーズ」の中で破れ提灯にお岩が 宿る斬新な構図で描いている。北斎は同シリーズで、当時の 怪談話のもう一人のヒロインである「番町皿屋敷のお菊」も描 く。「東海道四谷怪談」は、四世南北が暮らし、没した深川を舞台にした生世話物(きぜわもの)の最高傑作。文政8年(1825) 7月中村座初演。深川に住んだ七代目市川團十郎が民谷伊 右衛門を、三代目尾上菊五郎がお岩を演じた。そのストーリーは当時評判だった実話を南北が取材して描 いている。男女が戸板にくくられて神田川に流された話、また 砂村隠亡堀に流れついた心中物の話など。「砂村隠亡堀の場」、「深川三角屋敷の場」など、「四谷怪 談」の中で深川は重要な舞台として登場する。
21、管狐(くだぎつね) 長野県を中心にした中部地方に多く分布し、東海、関東南部、東北の一部でいう憑き物。関東 南部、つまり千葉県や神奈川県以外の土地は、オサキ狐の勢力になるようである。管狐は鼬(いたち)と鼠(ねずみ)の中間くらいの小動物で、名前の通り、竹筒に入ってしまうほどの大きさだという。あるいはマッチ箱に入るほどの大きさで、75匹に増える動物などとも伝わる個人に憑くこともあるが、それよりも家に憑くものとしての伝承が多い。管狐が憑いた家は管屋(くだや)とか管使いとかいわれ、多くの場合は「家に憑いた」ではなく「家で飼っている」という表現をしている。管狐を飼うと金持ちになるといった伝承はほとんどの土地でいわれることで、これは管 狐を使って他家から金や品物を集めているからだなどという。また、一旦は裕福になるが、管狐は 大食漢で、しかも75匹にも増えるのでやがては食いつぶされるといわれている。 同じ狐の憑き物でも、オサキなどは、家の主人が意図しなくても、狐が勝手に行動して金品を集 めたり、他人を病気にするといった特徴があるが、管狐の場合は使う者の意図によって行動すると考えられているようである。もともと管狐は山伏が使う動物とされ、修行を終えた山伏が、金峰山 (きんぷさん)や大峰(おおみね)といった、山伏に官位を出す山から授かるものだという。山伏は それを竹筒の中で飼育し、管狐の能力を使うことで不思議な術を行った。 管狐は食事を与えると、人の心の中や考えていることを悟って飼い主に知らせ、また、飼い主の 命令で人に取り憑き、病気にしたりするのである。このような山伏は狐使いと呼ばれ、自在に狐を 使役すると思われていた。しかし、管狐の扱いは難しく、いったん竹筒から抜け出た狐を再び元に 戻すのさえ容易ではないという。狐使いが死んで、飼い主不在となった管狐は、やがて関東の狐の親分のお膝元である王子村(東京都北区)に棲むといわれた。主をなくした管狐は、命令する者がいないので、人に憑くことはないという。 (石塚尊俊『日本の憑きもの』、桜井徳太郎編『民間信仰辞典』、金子準二編著『日本狐憑史資料 集成』)
22、かいなで 設置予定場所: 長屋の厠 京都府でいう妖怪。カイナゼともいう。節分の夜に便所へ行くとカイナデに撫でられるといい、これを避けるには、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文を唱えればよいという。 昭和17年(1942年)頃の大阪市立木川小学校では、女子便所に入ると、どこからともなく「赤い 紙やろか、白い紙やろか」と声が聞こえてくる。返事をしなければ何事もないが、返事をすると、尻を舐められたり撫でられたりするという怪談があったという。いわゆる学校の怪談というものだが、 類話は各地に見られる。カイナデのような家庭内でいわれた怪異が、学校という公共の場に持ち込まれたものと思われる。普通は夜の学校の便所を使うことはないだろうから、節分の夜という条件が消失してしまったのだろう。 しかし、この節分の夜ということは、実に重要なキーワードなのである。節分の夜とは、古くは年越しの意味があり、年越しに便所神を祭るという風習は各地に見ることができる。その起源は中国に求められるようで、中国には、紫姑神(しこじん)という便所神の由来を説く次のような伝説がある。 寿陽県の李景という県知事が、何媚(かび) (何麗卿(かれいきょう)とも)という女性を迎えたが、 本妻がそれを妬み、旧暦正月 15 日に便所で何媚を殺害した。やがて便所で怪異が起こるようになり、それをきっかけに本妻の犯行が明るみに出た。後に、何媚を哀れんだ人々は、正月に何媚を便所の神として祭祀するようになったという(この紫姑神は日本の便所神だけではなく、花子さんや紫婆(むらさきばばあ)などの学校の怪談に登場する妖怪にも影響を与えている。) 紫姑神だけを日本の便所神のルーツとするのは安易だが、影響を受けていることは確かであろう。このような便所神祭祀の意味が忘れられ、その記憶の断片化が進むと、カイナデのような妖怪が生まれてくるようである。 新潟県柏崎では、大晦日に便所神の祭りを行うが、便所に上げた灯明がともっている間は決して便所に入ってはいけないといわれる。このケースは便所神に対する信仰がまだ生きているが、便所神の存在が忘れられた例が山田野理夫『怪談の世界』に見える。同書では、便所の中で「神くれ神くれ」と女の声がしたときは、理由は分からなくとも「正月までまだ遠い」と答えればよいという。便所神は正月に祀るものという断片的記憶が、妖怪として伝えられたものといえる。また、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文も、便所神の祭りの際に行われた行為の名残を伝えて いる。便所神の祭りで紙製の人形を供える土地は多く、茨城県真壁郡では青と赤、あるいは白と赤の 男女の紙人形を便所に供えるという。つまり、カイナデの怪異に遭遇しないために「赤い紙やろう か、白い紙やろうか」と唱えるのは、この供え物を意味していると思われるのである。本来は神様に供えるという行為なのに、「赤とか白の紙をやるから、怪しいふるまいをするなよ」というように変化してしまったのではないだろうか。さらに、学校の怪談で語られる便所の怪異では、妖怪化した便所神のほうから、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」とか「青い紙やろうか、赤い紙やろうか」というようになり、より妖怪化が進ん でいったようである。���うしてみると、近年の小学生は古い信仰の断片を口コミで伝え残しているともいえる。 島根県出雲の佐太神社や出雲大社では、出雲に集まった神々を送り出す神事をカラサデという が、氏子がこの日の夜に便所に入ると、カラサデ婆あるいはカラサデ爺に尻を撫でられるという伝 承がある。このカラサデ婆というものがどのようなものか詳細は不明だが、カイナデと何か関係があるのかもしれない。 (民俗学研究所編『綜合日本民俗語彙』、大塚民俗学会編『日本民俗学事典』、『民間伝承』通巻 173号(川端豊彦「厠神とタカガミと」)ほか)
23、木まくら 展示予定場所:政助の布団の上 江東区富岡にあった三十三間堂の側の家に住んだ医師が病気になり、元凶を探した所 黒く汚れた木枕が出た。その枕を焼くと、死体を焼く匂いがして、人を焼くのと同じ時間がかかったという。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収)
24、油赤子〔あぶらあかご〕鳥山石燕の『今昔 画図続百鬼』に描かれた妖怪。【近江国大津 の八町に、玉のごとくの火飛行する事あり。土人云「むかし志賀の里に油うるものあり。 夜毎に大津辻の地蔵の油をぬすみけるが、その者死て魂魄炎となりて、今に迷いの火となれる」とぞ。しからば油をなむる赤子は此ものの再生せしにや】と記されている。 石燕が引いている【むかし志賀(滋賀) の】の部分は、「諸国里人談』や『本朝故事 因縁集」にある油盗みの火のことである。油盗みの火とは、昔、夜毎に大津辻の地蔵 の油を盗んで売っていた油売りがいたが、死 後は火の玉となり、近江大津(滋賀県大津 市)の八町を縦横に飛行してまわったという もの。石燕はこの怪火をヒントに、油を嘗める赤ん坊を創作したようである。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 『一冊で日本怪異文学 100冊を読む」檜谷昭彦監修『日本随筆大成編集部編
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各地句会報
花鳥誌 令和6年5月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年2月1日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
立春を待たずに友は旅立ちし 喜代子 習はしの鰈供へる初天神��由季子 在さらば百寿の母と春を待つ 同 春遅々と言へども今日の日差しかな 都 橋桁に渦を巻きつつ雪解水 同 盆梅の一輪ごとにときめきぬ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月3日 零の会 坊城俊樹選 特選句
飴切りの音高らかに春を待つ 和子 風船消ゆ宝珠の上の青空へ 慶月 天を突く手が手が福豆を欲す 光子 葬頭河の婆万年を寒く座す 光子 飴切りのビートを刻み追儺の日 いづみ 虚無なるは節分の達磨の眼 緋路 老いてなほ鬼をやらふといふことを 千種 恵方向く沓の爪先光らせて 光子 とんがらし売る正面に福豆も 和子 錫杖をつき仏性は春を待つ 小鳥
岡田順子選 特選句
厄落し葬頭河婆をねんごろに はるか 柊挿す住吉屋にも勝手口 眞理子 豆を打つ墨染のぞく腕つぷし 千種 奪衣婆の春とて闇の中笑ふ 俊樹 亀鳴けば八角五重の塔軋む 俊樹 節分や赤い屋台に赤い香具師 緋路 錫の音待春の鼓膜にも 緋路 飴切りのトントコトンに地虫出づ 風頭
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月3日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
ものゝふの声は怒涛に実朝忌 かおり 実朝忌由比のとどろきのみ残る 睦子 久女忌の空は火色にゆふぐれて かおり やはらかな風をスケッチ春を待つ 成子 実朝の忌あり五山の揺るぎなし 美穂 歌詠みは嘘がお上手実朝忌 たかし 死せし魚白くかたどり寒月光 かおり 実朝忌早き目覚めの谷戸十戸 久美子 寒月や薄墨となるパールピアス かおり 寒月に壁の落書のそゝり立つ 同 ふはとキスこの梅が香をわたくしす 美穂 昃れば古色をつくす蓮の骨 睦子 寒禽の過り裸婦像歪みたる かおり 人呑みし海ごつごつと寒の雨 朝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月9日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
両の手をあふるるあくび山笑ふ 美智子 春浅し絵馬結ふ紐のからくれなゐ 都 鰐口に心願ありて涅槃西風 宇太郎 柊挿す一人暮しに負けまじと 悦子 寒晴や日頃の憂さをみな空へ 佐代子 師の苦言心にとめて初硯 すみ子 この���を砕かんばかり月冴ゆる 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月10日 枡形句会
春菊をどさつと鍋に入れ仕上ぐ 白陶 落ちる時知りたるやうに紅椿 三無 装ひは少し明るめ寒明ける 和代 一品は底の春菊夕餉とす 多美女 中子師の縁の作詞冬の能登 百合子
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令和5年2月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
料峭の石橋渡る音響く 三無 苔厚き老杉の根に残る雪 あき子 羽広げ鴨の背にぶく薄光り のりこ 春まだき耀へる日の風を連れ 三無 吟行や二月の空は青淡き 和魚 春めきて日向の土の柔らかく 三無 春の陽を川面に溜めてゆく流れ 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月12日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
古暦焚くパリの下町も焚く 昭子 豆撒や内なる鬼を宥めつつ みす枝 落日にして寒菊の色深し 世詩明 被災地の家もひれ伏し虎落笛 ただし 裸婦像の息づく如く雪の果 世詩明 雪吊の縄にも疲れ見えにけり 英美子 ありし日の娘を偲び雛飾る みす枝 それぞれの何か秘めたる卒業子 世詩明 今生の山河に満つる初明り 時江 九頭竜の河口に余寒残しをり 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月13日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
春立つや電車もステップ踏み走る 紀子 薄氷を横目に見つつ急く朝 裕子 商店街バレンタインの日の匂ひ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月13日 萩花鳥会
白梅と紅梅狭庭にうらうらと 祐子 熱燗で泣けたあの唄亜紀絶唱 健雄 如月の青空のこころ乗り移る 俊文 春の霜とぎ汁そつと庭に撒き ゆかり うすらひを踏むが如くの孫受験 恒雄 透きとほる窓辺の瓶や冬の朝 吉之 身に纏う衣減らざり春浅し 明子 躙り口扇子置く手に零れ梅 美恵子
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令和5年2月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
越前の雪の生みたる雪女 雪 又次の嚔こらへてをりし顔 同 一としきり一羽の鴉寒復習 同 横顔の考へてゐる寒鴉 同 老いて尚たぎる血のあり恵方道 真喜栄 節分会華を添へたる芸者衆 同 白山の空より寒の明け来たり かづを 紅梅や盗まれさうな嬰児抱く みす枝 老犬の鼾すこやか春を待つ 清女 佐保姫やまづ能登の地に舞ひ来たれ 嘉和 収骨の如月の手は震へつつ 玲子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月16日 さきたま花鳥句会
煮凝を箸で揺らしつ酒を酌む 月惑 春一番���ミノ倒しの駐輪場 八草 雪残る路肩を選りて歩く子ら 裕章 春立つや蠢く気配絵馬の文字 紀花 朽木根に残してあがる春の雪 孝江 見舞ふ友見送る窓の老の春 ふゆ子 鼓一打合図に開始鬼やらひ ふじ穂 スクワット立春の影のびちぢみ 康子 匂ひ来し空に溶けたる梅真白 彩香 生みたてと書きて商ふ寒卵 みのり 寿司桶の箍光りたる弥生かな 良江 春泥や卒寿の叔母の赤き靴 珪子
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令和5年2月18日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
総門を白く散らして梅の寺 斉 俯ける金縷梅の香や山門に 芙佐子 恋の猫山内忍び振り返る 斉 日溜りに小さき影なし猫の恋 白陶 腰かけて白きオブジェの暖かし 久子 鳥もまた盛んなるかな猫の恋 白陶
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月21日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
撫で牛に梅の香纏ふ天満宮 笑子〃 白梅の五感震はす香の微か 千加江 真夜の雪寝る間の怖さ知るまいの 令子 銀色の光ほころび猫柳 啓子 復興や春一丁目一番地 数幸 紅梅の謂を僧の懇ろに 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月22日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
一羽には一羽の矜持寒鴉 雪 憶却の先立つてゐるちやんちやんこ 同 煮凝りや良き酒飲めて子煩悩 同 来し方を語り語らず大冬木 同 此の人の思ひも寄りぬ大嚏 同 初春の遥か見据ゑ左内像 一涓 熱燗や聞きしに勝る泣き上戸 同 己がじし火と糧守りて雪に棲む 同 灯もせば懐古の御ん目古雛 同 もう少し聞きたいことも女正月 昭子 冬日向ふと一病を忘れけり 同 瀬の音にむつくりむくり蕗の薹 みす枝 夜中まで騒めき続く春一番 やすえ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
寒紅や良きも悪しきも父に似し 雪 退屈をひつかけてゐるちやんちやんこ 同 春立つや千手千眼観世音 同 路地路地に国府の名残り春の雪 同 節分会葵の御紋許されて 同 越前の夜こそ哀し雪女 同 瓔珞に鐘の一打にある余寒 清女 能登地震声を大にし鬼は外 数幸 春塵や古刹の裏の道具小屋 泰俊 蕗の薹顔出し山を動かしぬ 啓子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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勉強メモ 野口良平『幕末的思考』 第2部「内戦」 第四章「未成の第二極」1~3 細かいメモ
野口良平『幕末的思考』みすず書房 第2部「内戦」第4章「未成の第二極」1~3
きのう大まかに書いたことの、さらに書き留めておきたい細かいことどもをメモします。
【目次】
■中江兆民とルソー
■西郷に希望を託した若者たち
■会津藩士たち
■増田栄太郎と福沢諭吉
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■中江兆民とルソー
中江兆民は、大久保に直談判して(司馬遼太郎『翔ぶが如く』で、中江青年が大久保の馬車を追いかけて、乗せてもらいながら売り込みをするシーン、印象的ですね。なんか、長い小説の中に、二回くらい、この同じシーンが出てきたような)岩倉使節団に随行する留学生としてフランスに学ぶ。
ルソーの『社会契約論』に目を拓かれ、これを訳して日本に紹介するが……
まず、ルソーの思想とは。
ルソーの最初の著書『人間不平等起源論』では、「すべての人間が本来平等である」という。
我々をつないでいる身分制度の鎖を解き放て! と。
(高校生の時、これを聞いてときめいた。平等だったのか! しらんかった! 生まれつき高級な人と、わたしのようなどうしようもないのがいて、そういうことは運命的に決められているのだと思っていた! 民主主義の時代に生きてる私でさえそう思うのに、身分制度の時代に生まれて��んなことを考えたルソーって天才だ! と。うれしかった。平等なんだ!! わーいと思った)
だけど、どうだろう。どこまでも自由だとしたら、力が強かったり悪知恵が働いて良心のかけらもない人が、気の弱い人や体の弱い人を押しのけて、奴隷にしたり餌食にしたりするのも自由、ってことになる。そしたら弱い者には勝ち目のない地獄になる(今の日本のようですね)。
この状態を、ホッブスは「自然状態」といって指摘した。
『人間不平等起源論』の七年後、ルソーはこれに答えるべく?『社会契約論』を書く。
強くて悪い者が好き放題する自由は、やっぱ困る。
で、こうまとめたそうだ。p176
《人間は、ルール(鎖)なしには自分を自由にする力を持たない。ルールには、正当化しうるもの(鎖)と、そうでないものとがある。》
その正当化しうる鎖とは、力ではなく約束。(じーん)
《正当化しうるルールの源泉とは、各人が自己保存と自己への顧慮を手放すことなしに、すべての人と利益を共有しうる結社の創設への合意(convention)すなわち「社会契約」である。》
しかし、難問が!
「えー。おれ強くて頭いいいから、好き放題してても困らない。ルールなんか従いたくないんだけど。自由がいい」という横暴な人たち(往々にして世の中の主流になる)を、どうやって約束の席につかせうるか。
↓
ルソーは「立法者」というスーパーマンの存在を考え出して、この人になんとかさせようとしている。
↓
中江も自分で考えた。
やっぱり答えは出ないけど、
徳が高くて強い立法者と、その補佐役がいたらいい!
とこのとき考えたそうだ。
そして、この立法者が西郷さんで、補佐役がオレ!
でも、中江の「フランスすばらしい!」は、航海中のベトナムでかげる。人権に目覚めたはずのフランス人が、ベトナム人に酷いあしらいをしている!
「人権を考え出したのはヨーロッパ人だが、実行するのはアジア人だ!」
しかしさあ、どうやって実現する? (むずい)
■西郷に希望を托した若者たち。
大久保たちの裏技を使ったやり方に敗れ、野に降った西郷。 (私としては、やめんでほしかった)
大久保たちのごり押し近代化(武士の禄を奪い、藩をなくし、誇りだった刀を強制的にやめさせ……)に異議申し立てせんという旧士族たちが、方々で叛乱を起こす。
(江藤新平のことももう少し知りたいなあ)
西郷は、慕ってきた子分たちと共に鹿児島で私学校を開いていた。
西郷自身は、ことを起こすことに対して慎重だったようだけど、 結局、大軍を率いて、東京へ押しかけ政府のやり方をあらためさせようと「挙兵」。
鹿児島を出発。
でも熊本で負けてしまい……。 明治10年9月、よくドラマに出てくる最期をとげる。
この節で、私が胸を衝かれたのは、
中江兆民世代の、ほんとに有望な人(小倉処平、宮崎八郎)、 迷える青年(増田栄太郎)らの戦死だ。
小倉処平は、 日向飫肥藩の仲間たちをひきいて西郷軍に参じた人望ある人。 かつては藩主に留学制度を進言し、選抜した青年たちを率いて長崎に学ぶ。のちロンドンにも留学。《英国仕込みの自由主義者であり、中央政府による急進的な近代化とは異なる、もう一つの近代化の可能性を探っていた人物だった。》p183 (滂沱)
宮崎八郎は、熊本荒尾村の庄屋の次男(実質長男)。 《人民の擁護者を任じる家風の中で育てられた》p179 (中岡慎太郎みたいね)
八郎は、はじめは、列強の理不尽への怒りや、政府の強引さへの不満から、征韓論に熱中し、征台義勇軍を組織するなど、物騒な感じだったが、中江訳『社会契約論』に目を拓かれる。
それがどうして、西郷の武装蜂起に参加?
→「キミの考えは西郷とは違うじゃないか、どうして西郷軍へ?」と聞かれて、 「西郷を助けて政府を倒してから、西郷を倒すんじゃ」 (西郷軍に身を投じた若者には、こういう人が多かったようだ)
けれどもどちらもならぬまま、戦死。
その克明な日記は、預かった人が川の徒渉に失敗して永遠に喪失してしまったと。 ……このシーン、小説のよう。 川の畔に立ち尽くしたような気持ちに。
■会津藩士たち
また、西郷軍を熊本で果敢に防いだ政府軍には、多くの有能な旧会津藩士が加わっていたことも記される。
極寒不毛の斗南藩へ送られたのち、一族を率いて新政府の警視庁に出仕した、元会津藩家老の佐川官兵衛は、阿蘇山麓で戦死。(呆然)
同じく元家老の山川浩は、西郷軍に囲まれた熊本城を後巻きして救出する。
いっぽうで、同じく会津藩士だった長岡久茂は、政府打倒を試みて、獄死していた。
両極に別れたように見える彼らの行動を 著者は、「同じ動機」によるものと記す。
《彼らが目指していたのは(略)──戊辰戦争が勝者のためだけに戦われたものではなかっ��ことを自力で証明してみせることだった。》p179
■増田栄太郎と福沢諭吉
増田栄太郎は、福沢の又従兄弟にあたるという。
増田は遅れてきた攘夷青年。それだけに、「攘夷に落とし前をつけなくていいのか」という答えを求めていた。 殺してやろうと思っていた福沢から「敵である列強の良いところを学べ」といわれて、一時は慶応大学にはいるが、すぐに退学。郷里で結社を作ったり、新聞を発行したりする。 これらの手当たり次第のような闇雲なガッツは、《内心の葛藤の受け皿を手探りで構想する作業だった。》p186
(個人的には激しく共感;; むしろ出来ブツの小倉処平さんより。ああ、この人、もっと長く生きていればなあ、生き方は見つかったに違いないのに)
そんな「迷走」のさなか、増田栄太郎は、西郷軍が田原坂で敗退してから、わざわざ敗軍の鹿児島勢に加わる。
何を思って?
その死には諸説あるが、曙新聞は「不敵な笑いを浮かべて処刑された」と報じた。 最期に披瀝したといわれる増田の言葉は、「西郷先生バンザーイ」というかんじのもの。 探していた思想はどこへ……。(余計に悲しい)
西郷の死と、救えなかった増田の刑死報道に衝撃を受けた福沢諭吉は、『丁丑公論』を窃かに書く。 西郷の敗北ののち、世論がいっきに「西郷=賊」視したことへの激しい疑問から。
福沢は言う。
政府が専横になることは仕方ないことだが、あまり野放しにするととんでもないことに。これを防ぐためにも抵抗は必要だ。と。
かつて『文明論之概略』で、“難題を抱えていながらそれで乱れない(戦争したりしない)のが文明というものだ”と喝破した福沢だが、この文明論は、何の役にも立たなかった。
西郷の死は、福沢の思想に深みを与えたと、著者は言う。
これまでの『学問のすすめ』『文明論之概略』では、 眠りから覚めている自分が、眠りこけているみんな(愚民)へ呼びかけていた。
『丁丑公論』では、 眠りから覚めるのが「速かった人」と「遅い人」の差があるだけだと、福沢は気付く。
このことに福沢は
《おそらくサイゴンの中江篤介よりも、城山の増田栄太郎よりも、遅れて気づいたのである。》p189
心がどよめいた。
どうしてだろう。
すっきりしたような、著者の福沢評にようやく合点がいった、ような。
いやちがう。 利口者の福沢の真摯な“愕然"が胸を打ってくる。
利口で視野が広いがために、低い苦しみの地平からものがみえなかった。 凡百の利口者なら死ぬまでそれに気づかないだろう。
だがやっぱり福沢は本物だったのだ。
私はまことに直感的に、福沢は信用できなかった。 なんだってこう上から目線なのか。何を持って自分は上から見てるつもりになっているのか。と。
でも、福沢も、その不思議な「特権階級」にあぐらをかくような人ではなかったのだ。
西郷の死と、フラフラしているかに見えた若い増田の問い掛けを、心と頭脳を駆動して受けとめたのだ。
そこを(これまで福沢をすごくひいき?にしてるように見えた)著者にとかれて、
こういう利口者が、真摯にがっくり「膝を折った」音に、心を叩かれたのかもしれない。
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哥哥与弟弟的感情
一个老矿工死了,留下了两个儿子,哥哥八岁,弟弟五岁,都不是他亲生的,是他收养的孩子。
老矿工死于塌方事故,但他在的煤矿是黑矿,这样的事情只能算他倒霉,那个年代塌方死个把几个人,跟感冒发烧一般寻常,他的离去让两个孩子失去了唯一的依靠。
哥哥叫李自强,弟弟叫李自立,都跟老矿工的姓,兄弟俩名字是希望他们自强不息,老矿工找教书先生起的名字。
失去依靠的兄弟俩坐在冷屋里,很凄凉,都不知道怎么办,他们还没生活能力,也许明天就要挨饿。
夜晚在冷炕上,稍微懂事的哥哥睡不着,盖着冰凉的厚被,紧紧搂着害怕黑暗的弟弟,给予他仅有的温暖。
第二天煤窑上出现了小男孩儿倔强的身影,背着大兜娄,拣煤矿,到十里外的镇上卖,一兜娄可以卖一块钱,这是李自强的决定,他要负担起两人的生活。
弟弟很快知道了,倔强的跟在哥哥后面,两人小半天从能拣半兜娄,再多的话,会背不动。从此附近的人可以经常看到两兄弟在煤矿到小镇的路上来往,哥哥牵着弟弟的手,背着一个人高的兜娄,汗水撒满了这崎岖的十里山路。
这么一过就是六年,这六年里,李自强更黑更瘦了,但健壮了,白日里背着兜娄拣梅,夜里在灯下看书自学,教弟弟读书识字。老矿工打小就告诉他,只有读书,才有出路,对于把老矿工当亲生父亲的李自强当然是深信不疑。
这一年,李自强申请了参加中考,成绩不错,考入了县一中,但他没钱读,只有继续拣煤的生涯,继续自学。
三年后,李自强申请了参加高考,这次很惨,他没灰心,继续自学,同时把弟弟送入了初中,生活更加艰苦了,给他的学习时间也更少了。
在第三次的高考揭榜后,他彻底的灰心了,他的年龄已经不适合读书,不过他把眼光停留在了满屋子的奖状上面,每一张都是弟弟李自立获得的奖状,他决定了,要让弟弟成材。
弟弟的中考成绩出来了,县一中,第一名。
他做了顿只有年夜饭才出现的荤菜,奖励弟弟,告诉他专心读书,他准备去城市打工,一定要让弟弟读大学。
李自立吃着哥哥做的饭菜,泪水一直流,哥哥的求知欲比任何人都殷切,默默想着哥哥这么多年为了他受的苦,就着泪水吃完饭,李自立也做了一个决定。
暑假,李自立悄悄在县城找了份工作,这年他十七岁。
当他拿着辛苦赚来的钱,让李自强去学校复读的时刻,李自强第一次动手打了他,一个耳光,打得自己也泪水长流,抱着弟弟,一个男子汉痛哭得不成声,在弟弟的苦苦哀求,表示自己停几年读书一样可以上高中,一定要让哥哥读大学,最终李自强走进了渴望了二十年的校园。
李自强的发奋,成绩很惊人,疯狂的吮吸着知识,在一年后,获取省城着名学府的大学通知书。
李自强在省城读书,弟弟在省城打工。
李自立仅仅只有初中学历,找工作到处碰壁。最终他选择了早上送报,上午送花,下午在酒店端盘子,晚上洗盘子的复杂职业,为了尽可能的凑上哥哥的学费,他不惜一切的努力工作着。
李自强进入学府后,为了在三年之内完成学业,让弟弟将来能继续读书,他疯狂的吮吸着知识,不管任何场合都抱着书本。
李自立很欣慰,再苦再累,看着哥哥勤奋读书,拿到的好成绩,他觉得值得。
李自立出现在李自强面前总是很快乐,很开心,白日的辛苦劳累总掩藏起来,疯狂读书为了提前毕业的李自强没注意到弟弟的身体越来越瘦,笑容也越来越勉强。
李自立为了哥哥在省城读书的高昂学费,什么苦的累的工作都做,总是很快乐,同事们都很喜爱这个开朗活泼的男孩,人人夸赞他,各种奖励总少不了他。
李自立越来越帅气,但也越来越瘦,终于在一次传菜的时刻,昏倒在了地上。
被同事们送到医院后,检查的结果在他醒来后,被他撕掉了,更加的快乐的工作着,因为哥哥快毕业了。
终于李自强毕业了,获得了在省城工作的机会,已经戴上眼镜的李自强把这个好消息与弟弟一起分享,两人都激动的在出租屋里又叫又跳,是夜李自强第一次喝了酒。
酒也许能乱性,两人住的出租屋很小,懵懂的两人发生了关系。
第二天起床,李自强深深的自责,李自强直打自己耳光,虽然两人都知道并不是亲兄弟,但李自强的心目之中,李自立比自己的亲弟弟都要亲。李自立挣扎着爬了起来,抱住了李自强,连称不怪他。李自强的深深愧疚,没留意到李自立苍白的容颜上几乎没有一丝血色,此刻的身体也实在太脆弱了,仅仅把这一切归到是昨夜自己的侵犯上。
李自强上班了,环境好了,住进了单位的房子,也给李自立找了学校,让继续读书。
但李自强骤然觉得弟弟有些不一样了,每次回家进门的拖鞋,饭菜,洗澡水都准备好。虽然以前也会这样,但李自强察觉了什么,李自立眼睛里的柔情让他不寒而栗,在几次故意的闯入他的房间后,他终于再也承受不住,他找了女朋友,开始了恋爱,而且故意的带着自己并不喜欢的经理的女儿进入家里,希望李自立能警醒。
李自强这一切是为了所谓的伦理道德和舆论压力,他们的户口本上是亲兄弟,外人眼里也是亲兄弟。
但这一切仿佛对李自立没一点作用,只差李自强没亲自的说出来,但那样会尴尬到两人不能在一起生活下去,他知道自己离不开弟弟,弟弟也离不开他,两人一直都是相依为命,所以不忍心点破。
李自强最终的决定是草草结婚,经理也暗示过多次,李自强最终为了弟弟,选择了结婚,经理的女儿,虽然自己并不爱她。
当李自强把打算告诉李自立的时刻,李自立笑逐颜开,笑得很美很美,虽然眼神深处有些忧伤,但笑容很真挚,李自立道,哥哥,我早就期盼着你的这一天到来。
李自立哭了,哭的很伤心,很伤心,哥哥很爱他,他知道,但那种爱,不是他需要的那种,他需要哥哥的真爱,情人一般的爱,他没有时间了,所以他才费尽心机的要得到哥哥的爱,但却让哥哥彻底的离他而去了。但他也不能反对哥哥结婚,新娘他看过,看哥哥那种眼神,和自己一样,是一个真爱哥哥的人,把哥哥交给他,自己去了,可以放心。
这夜,他哭泣了一整晚,第二天他向学校请假了,哥哥需要一个帅气的伴郎,哥哥再过几天就要结婚了。
李自强的婚礼上,人人都惊艳的看着伴郎李自立,但为什么哥哥结婚,这个一直在笑的男孩眼神深处是让人��碎的忧伤,人人看得懂,但没人说,这是婚礼,喜庆的婚礼。
李自强的婚礼是西式的,在省城新落成的大教堂。
单位里的杰出青年,而且新娘是经理的女儿婚礼格外的热闹,来贺的人群车流把整个教堂外都快堵塞了。
李自立一直在笑,即便从早上开始,全身都如同针刺一般的疼痛,原来医生说的是真的,自己真的不能激动,但他的笑容更加甜美动人,几乎成了婚礼的焦点。
看着哥哥和新娘步入教堂,再到哥哥和新娘交换了结婚戒指,李自立身心的疼痛更加剧烈了,尤其是在哥哥和新娘交换了戒指的刹那,他的笑容冰冻了,一头栽了下去,但眼睛深处露出了欣慰。
整个教堂都混乱了,在人群的惊叫中,李自强发疯一般的抱着弟弟冲向了医院。
急诊室外,李自强焦急的度着步伐,把新娘一方冷落在了一边。
最终当数个小时后,急诊室的门打开了,李自强听到了不敢相信的话语。
我们尽力了。
李自强糊涂了,发疯一般的抓住了医生的衣领,狂吼着。
四周的人拉开后,那年轻医生反而冲他吼了起来,为什么到了癌症的晚期才送他来。
李自强糊涂了,癌症晚期?为什么?为什么?
可惜没人告诉他为什么,谁也不相信一个笑容那么开朗,笑得让人心醉的男孩儿已经是濒死的病人。
李自立去了,去得那么急,在他的花季消逝了。
李自强徘徊在弟弟的房间里,这房间里挂满了图画,弟弟的绘画天赋很高,房间里的很多画上都留下了他们以前开心的影子,看得李自强心酸泪流。
他一幅一幅的取下,这些是弟弟的最爱,他要烧给他。
但他在收起弟弟的最近的一幅给自己的写生时,看到了背面的题字。
哥哥:当你看到这些字迹的时刻,我一定是不在你身边了,哥哥,你要坚强,不要为我难过,你难过,弟弟在下面也会伤心的,哥哥一定不要让弟弟在下面伤心。
哥哥,我一直不把自己的病告诉你,是怕你会为我难受,那样我会更痛苦。当我知道我的病的时候,我也曾经不甘心,消沉过,但想到哥哥,我把这一切都埋藏了起来,哥哥不喜欢弟弟不开心的样子,哥哥看到弟弟不开心,会心疼。
哥哥,那天晚上的事,弟弟不怪你,从来不怪,那天晚上弟弟只怪自己,一切都是弟弟,弟弟知道很快要离开哥哥,为了弟弟的自私,我灌醉了哥哥,引诱了哥哥。哥哥,对不起,看着哥哥的自责,弟弟很痛苦,但弟弟也需要爱,不是兄弟的爱,是哥哥对爱人的爱。
哥哥有些话,我一直藏在心里,不敢对你说,弟弟爱你,弟弟不要只做哥哥的弟弟,弟弟想当哥哥的爱人,从小到大,弟弟的心中只有哥哥的影子。哥哥开心,弟弟也会开心,哥哥伤心,弟弟会难过。哥哥,弟弟不该爱上你,让你难过,看着哥哥难过的样子,弟弟天天流泪自责,但依然那么自私的想在离开人世之前想得到你的爱,哥哥,请原谅弟弟的自私。
李自强看得潸然泪下,猛然扑倒在李自立的灵堂肖像前,恸哭出声。
弟弟,有句话,哥哥,想对你说,哥哥也爱你,是对爱人的爱…..
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旧東隊の小説(二次創作)
ホッケえいひれ揚げ出し豆腐
一月か二月の頃だった。
トリオン測定ですごい数値を叩き出した新人が二人も入るそうだというのが、その夜の話題だった。出水公平と天羽月彦のことだ。
新生ボーダーが動き出して一年半になる。『旧』ボーダーという言葉が定着するほどに、時は勢いを増して流れていく。その間に、一番仕事をしたのは開発室室長の鬼怒田本吉だった。
まず、彼は異世界に通じる門の発生ポイントを特定できるようにした。次に門の発生を抑えるトリオン障壁を一時的ではあるが生成に成功、最後に門発生ポイントを誘導する装置が開発され、三門市の安心を約束する三点セットがわずか一年で出来上がる。元々の研究分野の応用とはいえ驚嘆に値する開発速度だった。
こうして、急務だった門発生のコントロールに成功した後は研究途中で放置されていた擬似トリオン訓練室の完成、隊員増加を見越してランク戦で使う対戦ブースと八面六臂の活躍である。
短期間でこれだけのことをやってのけた彼及び彼のチームは、城戸政宗司令がどこからか連れてきた逸材だった。三門市にやってきた時には一緒だった家族とは離婚している。仕事に打ち込みすぎたせいだと専らの噂だった。
開発室以外も働いた。門がコントロールできるまではいつどこで出現するかわからない。国の機関に代わって街を守るボーダー隊員たちは昼夜を問わずパトロールを行い、近界民と戦った。
三門市民は最初、胡乱な目で彼らを見ていたが、公的機関と連携した規律ある行動に徐々にボーダーの存在は受け入れられていく。根付メディア対策室室長による世論操作も功を奏していた。
出ていく人間は出ていき、かわりに大量の物資と人材が流れ込んでくる。
ボーダーにもまた人材が集まった。
まず、市民志願者第一号として柿崎国治と嵐山准が入隊する。華々しい記者会見の後、志願者はぐっと増えた。
東春秋が部隊を結成したのもその頃だ。
この時期の部隊は自由結成と言うよりは忍田や根付の意向が強く反映していた。東隊も忍田の指示によるものだった。
忍田自身も部隊を持っていたが、本部で戦闘員を統括する役職につくために解散することが決まっている。
ガラリと引き戸をあけて顔を出したのは東春秋だった。いらっしゃいませと店員が声を���けると案内はいらないと手を振って、店内を見渡す。じきに見知った顔の並ぶテーブルを見つけて近づいた。
二十二歳だと言うが、ずっと老けて見える。外見だけではない。彼に接する人間はつい彼が二十代前半の若造だということを忘れてしまう。
後ろには背が高い男女二人がやはり背の高い東を挟んで並び立つようにいた。どちらも目を引く美男美女だ。彼らは近隣の六穎館高等学校の制服を身につけていた。
さらに後ろに中学校の制服を着た少年がひっそりと控えている。前のふたりと違って背は低い。寒いのか、マフラーをぐるぐると首に巻いていた。
三人は物珍しげに店内を見回している。
「なんだ、三人とも居酒屋は初めてか」
テーブルにいた眼鏡の男が声をかけた。既に頬は赤い。手には盃を持っている。日本酒派だ。林藤匠という。ボーダーでは古参の一人だ。歳は三十一になる。そろそろ現役を引退したいとボヤいているが、いかんせん昨今の人手不足だ。
ボーダー本部建物ができたにも関わらず、旧本部ビルから動こうとしない、なかなかの頑固者だった。
「学生ですから」
と、生意気そうに答えるのは、背の高いほうの一人である二宮匡貴だった。
「あれ、根付さんから聞いてないか? ボーダーマークの貼ってある店はボーダーなら学生でも入れるようになったんだぜ」
トリオン器官の性質上、十代の隊員は増えていく。本部でも食堂は設置しているが、彼らは三門市の飲食店にも協力を求めていた。パスポート制で十代への酒類の提供はないなどの配慮がされている。
「知ってますが…」
さらになにか言おうとする二宮を東は遮った。
「今夜は明日の確認だけしに来たんです。本部で聞いたら、ここにいるっていうから」
「明日? ああ、国の視察ね。用事は、唐沢さん?」
「俺?」
テーブルの奥から唐沢克己外務営業部長が顔を出す。彼はビール派だ。既にジョッキをほとんど空けている。まだ三十そこそこだが、やり手の男だ。鬼怒田同様、城戸司令がスカウトしてきた。元ラガーマンだという以外素性を明かさない男だったが、人当たりがよい。
今夜の飲みメンバーは林藤、唐沢に加え、エンジニア冬島慎次、戦闘員の風間蒼也、木崎レイジの三人だった。風間と木崎は二十歳前なので、烏龍茶が並んでいる。
「まあ、たってないでこっちに座れよ、東くん」
「あー、ウチはウチでご飯を食べる予定なんです」
東はお供のように控える背後の三人を見やった。東隊のメンバーだ。
「ここで食べていけばいいよ」
「はあ」
少しだけ、東の心が揺れた。老成しているとはいえ二十二の青年だ。気楽な酒の席は魅力的だ。
「大丈夫です。俺たちは帰ります」
東の心を見透かしたように、二宮が後ろの中学生の背を押して店の入口に向かおうとする。
「東」
林藤は声をかけた。
「みんなで食べてけよ。唐沢さんの奢りだ」
「あなたじゃなくて、俺ですか?」
急に振られた唐沢が満更でもなさそうに笑った。確かにこの男前は今日の面子の中で一番地位が高く、懐も暖かい。
「あら、素敵。せっかくだから、ご馳走にならない? 二宮くん」
そこで初めて、女学生が口を開いた。こちらも生意気な口調だが、軽やかでトゲトゲしいものを感じさせない。
「加古」
「ねえ、三輪くん?」
「……」
急に話を振られた中学生は無表情のまま首を傾けた。
「わかりません」
「東さんがここでお酒を飲んでるとこを見てみたくない? 面白そう」
三輪は悩みながらうなずいた。
「ほら、三輪くんもそう言ってるし」
「言ってないだろう」
「言ってないです」
「わかった、わかった」
いつもの掛け合いが始まりそうになって、東は決断する。一応、上役たちの前だ。
「ごちそうになろう。唐沢さん、ありがとうございます」
東が頭を下げると、揉めていた三人がピタッと止まって、同時に頭を下げた。よく訓練されている。東を猟師になぞらえて獰猛な猟犬を三匹飼っていると言っていたのは誰だったか。
「遠慮せずたくさん食べなよ」
唐沢はいつもの人当たりのよい笑みを浮かべた。
「追い出された」
案内されると同時に、風間と木崎が東隊の猟犬三匹のテーブルにやってきた。テーブルが窮屈になったらしい。
今夜はボーダー戦闘員と唐沢の交流会であるらしかった。
風間の兄は林藤の弟子だった男だ。故人である。木崎は東から狙撃手としてのスキルを学んでいるので、東隊の面々とは面識がある。今は林藤に従い旧本部ビルに寝泊まりしている。狙撃以外の分野では林藤に師事していた。
一方は小柄で華奢、もう一方は筋肉隆々の巨漢だ。正反対の見かけだが、どちらも恐ろしく強かった。さらに木崎はトリオン量は二宮と同程度を持っていて近界のトリガーを使いこなす。
加古の隣に木崎が座り、二宮と三輪の隣に風間が座った。スペースの有効活用の結果である。三輪は隣が風間なので緊張する。風間蒼也は様々な思惑の絡む本部で誰からも重用され、確実に任務をこなすエリートだった。
「もう、頼んだか」
「まだです」
彼らはまだ食べるつもりらしい。
「居酒屋は初めてか」
木崎が気を使って、品書きをテーブルの真ん中におく。
店員がまとめて置いていった突き出し(お通し)を配る。
「飲み物から決めよう」
と、店員を呼んでさっさと飲み物を決めてしまう。さくさくと仕切る姿が頼もしい。三人はジュースにしたが、風間と木崎はまた烏龍茶だった。
「おすすめは、揚げ出し豆腐だな。家で作るの面倒だし」
「そういう基準か」
「寺島たちに頼まれて作ったが、たくさん食べるものじゃないし、持て余した」
寺島たちと寺島雷蔵と諏訪洸太郎のことだろう。四人は同い年で気が合うようだった。諏訪は二宮と加古の同期でもある。
「おごりなら諏訪と雷蔵でも呼ぶか」
「来ないだろ」
確かにもう遅い。
「今日の当番は?」
お酒をあおる大人席では、林藤が煙草の煙を吐き出しながら聞いた。
「忍田さんとこと迅です」
迅悠一は木崎隊であったが、先日、晴れて『風刃』所持者となり、隊を離れS級隊員となっている。
「あとは嵐山隊ですね」
なんとなく大人たちは子どもたちのいるテーブルに視線を向けた。三輪がジュースを飲んでいる。迅、太刀川、嵐山と三輪の苦手な三人だ。
「明日は俺らの勤務か」
正直、オーバーワークだ。ここにいるメンバーは皆、ワーカホリック気味ではあるが、大規模侵攻からずっと働き続けている。
「入隊志願者が増えてますからもうちょっと頑張ってもらって…。部隊が増えてくれば、部隊の輪番制に移行するって城戸さんが言ってます」
「もうすぐですよ」
冬島がエイヒレに手を伸ばしながら言う。
「そう願いたい」
品書きと書かれたメニューには写真がない。並ぶ単語は知らないものが多い。
三輪が大人たちのテーブルをチラリと見れば東は刺身の盛られた皿をビール片手につついていた。嬉しそうだ。確かに、隊長ではない東は不思議な感じがした。
「秀次は刺身か」
二宮がつらつらと品書きを見ながら勧める。二宮も初めてだからよくわかっていない。
「盛り合わせがあるぞ」
「ちょっとずつ色んなのが食べたいわ」
加古がウキウキしている。
「レイジさんおすすめの揚げ出し豆腐は頼むでしょ。風間さんのおすすめは?」
「コロッケと卵焼きだな」
間髪入れずに答える。迷いがない。
「じゃあ、それー」
「また家で作れるようなものを…」
木崎がぶつくさ言うが、三輪は蕎麦を茹でるくらいしかできない。
「二宮は?」
風間が水を向けるが、彼は熟考に入っている。
「先に頼んじゃいましょ。店員さぁん」
「加古、お前なあ」
「大丈夫だ、二宮。何度でも頼めるから」
「風間さんがそう言うなら」
注文を手早く木崎がまとめる。
「三輪は決めたのか」
「じゃあ、刺身盛り合わせ(小)で」
「あと、ホッケ」
「加古、語感で決めただろう」
「干物だな。北の魚だ」
明日、視察団が来るというのに、大人組はまだまだ飲んでいる。タバコの匂いがする。
焼肉屋ともファミリーレストランともバーガー屋とも違う雰囲気にふわふわする。
「秀次」
三輪は、二宮に揺り起こされた。ひと通り食べたあと、いつの間にか眠っていたらしい。
「中学生には遅い時間だな」
木崎が気の毒そうに言う。
「大丈夫です。すみません」
彼らも高校生なのだ。
「ほら」
おにぎりが渡された。大きい。海苔がパリッとしている。
「結局、二宮くんが選んだのがこれよ」
おにぎりを優雅に食べるという器用なことをしながら、加古が教えてくれる。
「悪いか」
「いい選択よ」
「うまいな」
風間はまだ食べている。木崎はカチャカチャと皿を重ねて、テーブルを綺麗にしている。 三輪は散々食べたあとだが、おにぎりを持って、「いただきます」と言った。おにぎりは何も入っていなくて塩がきいている。
「おいしいです」
「そうか」
「東さん、あれ酔っ払ってるわ」
三人が揃って東のほうを向くと、その様子がおかしかったのか、木崎と風間が笑った。
「明日はお前らが頑張れ」
その日はみんなボーダー本部に泊まった。
終わり
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立山シャッフォー。
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ちょめっす!えんでかしでやんす!!
20,21でヤングガンズと、立ヤーマンしてきたってハナシ!!
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今回のメンバー。シャッフルという大学生のスノーボード���ークルの創始者241マガジンでもお馴染みの241君率いるメンバー達。(ほぼOB)
ほとんどのメンバーが初立山ということで連れていき甲斐があります。
果たしてこんなキャピキャピした若手の中でおいさんはやっていけるのだろうか!?
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えんでかしのアイドルも久々に登場。無数のポージングを使い分けポートレイト撮影してました。
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室堂で五竜のラーメン屋、高橋家のキョーヘイに遭遇。彼も初立山なんだって。へ〜意外。
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ところで皆さん、立山の霊獣、『くたべ』をご存知でしょうか?
姿を見れば疫病の難を逃れるとな。
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その姿がこちら。
疫病の前にショックでどうにかなりそうです。
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天気は快晴!!前回は二日間ともガスガスだったのでこの時点で、もうとってもハッピー!!
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こんないい天気だとなかなか雷鳥さんには会えないかもね〜。
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なんて話してたけど普通にいるし。
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今日も人だかりあるとこに雷鳥あり。グワァ〜〜〜。
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雷鳥荘に荷物を預け、早速行ってみよー!!
朝は程よく緩んだ走る雪で快適です!
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さーて、登るゼー!!
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えっさほいさ。
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麓は30度に迫る夏日。そんな日の必需品、山中厄除手拭いの新色、早速売れました。
毎度あり〜。
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ハイクはきちーけど素晴らしい景色が忘れさせてくれます。え?そうでもない?きついもんはきつい?
…ガンバで〜す。
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ようやく小屋に到着。稜線付近は結構風があり涼しいっつーか寒いくらいでした。
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もうちょい奥まで行きましょう。
なかなかスリリングな道のりです。
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剱さんにワッサップ。この奥の斜面が大きく雪崩てるっていう前情報は入っていましたが、それでもどっかいいとこねえかな〜と突っ込んでみることにしました。
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出だしは気持ちよくパーティーラン。
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おお。確かしにこりゃでかい。つーか広い。
でも途中の緩いところでデブリは止まっていて、その下は綺麗そうだったんで特攻することにしました。
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イェ〜〜〜〜イ!!
流石、若者。豪快にデカいターンをかましてくれます。
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photo by 241
見ていて気持ちいいね〜。
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続いての彼は、
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photo by 241
飛んだー!!イキがいいね〜!!
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photo by 241
基本、みんなうめえっす。
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アイドルも大きい斜面を楽しんでいる模様。
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みんな!薄々感づいていたかな?降りた分登らなきゃなんねーってこと!
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登っていく途中から雲がどんどん押し寄せてきてあっつー間に白い闇の中。え〜またかよ〜!!
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一歩先の地形がわからなかった前回に比べればまだましですが。
はぐれるとやばいんで、みんなまとまってなんとか登り切りました。
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早速奴さんの登場です。グワァ〜〜〜!!
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なかなか抜けなそうなんで仕方なくワラワラ、ゆっくりみんなで降りることに。ちょっと下がれば視界も回復するでしょう〜。
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なんて思ってたけど全然良くならない、更に雪は悶絶ストップスノーに。
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ボトム手前でやっと抜けてきました。しかしペタジーニ!!
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ボトムに着くとサンセットの定番斜面だけは晴れている。
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このまま終わるのもね〜。夕焼けするかわかんないけどワンチャン狙ってみる?
みんな結構疲れてた雰囲気だったけど、それでも夕陽ライドはしてみたいって事で野郎どもだけで狙う事に。そうこなくっちゃ。
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ガンバでーす。後から聞いたハナシ、どんどん遠くなる雷鳥荘を見て、辛すぎていつ引き返そうか考えていたメンバーもいたそうで。
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それでもなんとか全員登り切りました!
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あとは抜けるのを祈るのみ!!
どうなんだ〜!?
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しかし我々の祈りは届かず、これ以上待つと暗くなるという事で、断腸の思いでドロップイン。
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くー!!
切ね〜〜〜!!
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宿に着いた時はご覧の通り。
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消化不良に終わってしまいましたが、美味い飯と温泉で復活!!
明日に期待して屁こいて寝ましょう!
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二日目!!今日も快晴!!温泉でHPも全回復!!張り切って行ってみよー!!
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朝一から東面はすでに結構緩んでいて、いい滑り心地。
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朝のうちはまだそんなに暑くはなく快適ハイク。
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峠でローカルボンドのボス、ハルさんら、横ノリおじさまグループに遭遇!!三日間天気も当たり相当楽しんでるご様子。
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「ゆうちゃ〜ん。」強面とは裏腹に優しく声をかけてきたのは、元カラーで同僚だったコトリウムの中林さん。癒し系ヤクザ面コラボしますか。
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天気良くてサイコー!!
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(この写真は先日のものです。)
休憩しながらこれから滑る斜面を眺める。あのピークの右の肩んとこから���りますよ〜。
あーびっくりした〜。あのピークからのラインはジェレミージョーンズの世界ですよね〜なんて話てました。
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雪の無いところもある尾根道を登り、
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登りきったとこで絶景を楽しみます。
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綺麗ですね〜。
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壮大ですね〜。
さて、そろそろ滑りましょうか。え?近くに来たら案外滑れそうだから例のピークからのラインに行きたい?241君ともう一人の若手が言ってきました。え〜。絶対硬いし普通に降りた方が気持ちいいと思うよ〜?でも彼ら引きません。ったく〜ワガママなゲストだぜ。でも嫌いじゃねえぜ。
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ピークまでちょっと岩登り。
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見た目は綺麗だけど硬かったらやだな〜、つーか多分硬いだろうな〜。
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恐る恐るまず俺がドロップ。出だしはそれ���でも無いけど風が当たってる場所は案の定硬い。上の二人は恐らく音でわかってくれたでしょう。
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続いて若手がドロップ!どうみても硬そうなとこを、いいスピードで突っ込んでガリガリガリガリー!とすげえ音出して滑り降りてきました!!
ねえ俺のさっきの滑り見てた?
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転けずに降りてきたけど、ガイドとしてはヒヤヒヤしまくりです。
実は彼、今回リモート会議があっただかでバックパックの中には20万オーバーのノートパソコンが入ってるんです。おいおいおい、若いって色々すげえな。
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続いて241君がドロップ。実は彼は今年のFWQアライのチャンピオン。
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さっきの若手よりは安心して見ていられました。
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(ここからデジカメ持って転んでレンズに汚れがついてる事をお詫び申し上げます。ごめんくさい。)
他のメンバーとも合流。普通に滑れば雪も走るし快適なラインです。
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みんな無事で何より!!
さーて続きはパーティーだ!!
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ヒュ〜!!!
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そのまま緊張感のあるトラバース。
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峠で一休み。
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雷鳥荘の弁当、美味そうですねえ〜。
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今の時代、どこでも仕事できますからね。
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っていう捏造写真を一生懸命撮ってました。この子達、学はあるのにアホやわ〜。
嫌いじゃ無いけど。
実際Wi-Fiがないと、ただのでかいモバイルバッテリーです。
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メインの斜面はペタージーニ&縦溝で、ろくなもんじゃございませんでした。
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最後の斜面は楽しみたいのでマジックワックス塗りたくってドロップ!!
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ヒュ〜〜〜。
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下に着いた頃にモクモクとガスが。あぶね〜。ギリギリセーフ!!
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てなわけで、第一回シャッフル立山ツアー。山あり、谷ありで楽しいツアーになりました!!まだまだ違うルートもあるんでまた行きましょ〜!!
若手の彼は、次回はでかい綿のパーカーはやめようぜ😉!
ほんじゃあお疲れ山でした!!&おしょっ様でしたー!!
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P.S. 「黒部の太陽」で有名な破砕帯のおいしい「湧水」です。
おいしいが消されてのには何か意味があるのでしょうか。
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF QIN SHI HUANG
的是不我一有大在人了中到资要可以这个你会好为上来就学交也用能如文时没说他看提那问生过下请天们所多麽小想得之还电出工对都机自後子而讯站去心只家知国台很信成章何同道地发法无然但吗当於本现年前真最和新因果定意情点题其事方清科样些吧叁此位理行作经者什谢名日正华话开实再城爱与二动比高面又车力或种像应女教分手打已次长太明己路起相主关凤间呢觉该十外凰友才民系进使她着各少全两回加将感第性球式把被老公龙程论及别给听水重体做校里常东风您湾啦见解等部原月美先管区错音否啊找网乐让通入期选较四场由书它快从欢数表怎至立内合目望认几社告更版度考喜头难光买今身许弟若算记代统处完号接言政玩师字并男计谁山张党每且结改非星连哈建放直转报活设变指气研陈试西五希取神化物王战近世受义反单死任跟便空林士台却北队功必声写平影业金档片讨色容央妳向市则员兴利强白价安呵特思叫总办保花议传元求份件持万未究决投哪喔笑猫组独级走支曾标流竹兄阿室卡马共需海口门般线语命观视朋联参格黄钱修失儿住八脑板吃另换即象料录拿专远速基帮形确候装孩备歌界除南器画诉差讲类英案带久乎掉迷量引整似耶奇制边型超识虽怪飞始品运赛费梦故班权破验眼满念造军精务留服六图收舍半读愿李底约雄课答令深票达演早卖棒够黑院假曲火准百谈胜碟术推存治离易往况晚示证段导伤调团七永刚哥甚德杀怕包列概照夜排客绝软商根九切条集千落竟越待忘尽据双供称座值消产红跑嘛园附硬云游展执闻唱育斯某技唉息苦质油救效须介首助职例热毕节害击乱态嗯宝倒注停古输规福亲查复步举鱼断终轻环练印随依趣限响省局续司角简极干篇罗佛克阳武疑送拉习源免志鸟烦足馆仍低广土呀楼坏兵显率圣码众争初误楚责境野预具智压系青贵顺负魔适哇测慢怀懂史配呜味亦医迎舞恋细灌甲帝句属灵评骑宜败左追狂敢春狗际遇族群痛右康佳杨木病戏项抓徵善官护博补石尔营历只按妹里编岁择温守血领寻田养谓居异雨止跳君烂优封拜恶啥浪核聊急状陆激模攻忙良剧牛垒增维静阵抱势严词亚夫签悲密幕毒厂爽缘店吴兰睡致江宿翻香蛮警控赵冷威微坐周宗普登母络午恐套巴杂创旧辑幸剑亮述堂酒丽牌仔脚突搞父俊暴防吉礼素招草周房餐虑充府背典仁漫景绍诸琴忆援尤缺扁骂纯惜授皮松委湖诚麻置靠继判益波姐既射欲刻堆释含承退莫刘昨旁纪赶制尚艺肉律铁奏树毛罪笔彩注归弹虎卫刀皆键售块险荣播施铭罗汉赏欣升叶萤载嘿弄钟付寄鬼哦灯呆洋嘻布磁荐检派构妈蓝贴猪策纸暗巧努雷架享宣逢均担启济罢呼划伟岛歉郭训穿详沙督梅顾敌协轮略慧幻脸短鹰冲朝忍游河批混窗乡蛋季散册弃熟奖唯藏婚镜紧猜喝尊乾县伯偏偷秋层颗食淡申冠衣仅帐赞购犯敬勇洲束斗徒嘉柔绩笨拥漂狮诗围乖孤姓吸私避范抗盖祝序晓富译巨秀馀辉插察庆积愈端移宫挥爆港雪硕借帅丢括挂盘偶末厅朱凡惊货灭醒虚瑞拍遗忠志透烈银顶雅诺圆熊替休材挑侠鸡累互掌念米伴辅���豪篮洗健饭怜疯宏困址兮操临骗咧药绿尼蔡玉辛辈敏减彼街聚郎泡恨苏缩枢碰采默婆股童符抽获宇废赢肯砍钢欧届禁苍脱渐仙泪触途财箱厌籍冰涛订哭稳析杰坚桥懒贤丝露森危占茶惯尘布爸阶夏谊瓶哩惨械隐丰旅椰亡汽贝娘寒遭吹暑珍零刊邮村乃予赖摇纳烟伦尾狼浮骨杯隔洪织询振忽索惠峰席喵胡租款扰企刺芳鼠折频冒痴阴哲针伊寂嘴倚霸扬沉悔虫菜距复鼓摩郑庄副页烧弱暂剩豆探耐祖遍萧握愁龟哀发延库隆盟傻眉固秘卷搭昭宁托辩覆吵耳閒拨沈升胖丁妙残违稍媒忧销恩颜船奈映井拼屋乘京藉洞川宪拟寝塞倍户摆桌域劳赚皇逃鸿横牙拖齐农滚障搬奶乌了松戴谱酷棋吓摸额瓜役怨染迫醉锁震床闹佩牠徐尺干潮帽盛孙屁净凯撞迴损伙牵厉惑羊冬桃舰眠伍溪飘泰宋圈竞闪纵崇滑乙俗浅莲紫沟旋摄聪毁庭麦描妨勒仪陪榜板慕耀献审蟹巷谅姊逐踏岸葛卧洽寞邦藤拳阻蝎面殊凭拒池邪航驱裁翔填奥函镇丌宽颇枪遥穹啪阅锋砂恭塔贺魂睛逸旗萨丸厚斋芬革庸舒饮闭励顿仰阁孟昌访绪裕勿州阐抢扫糊宙尝菩赐赤喊盗擎劝奋慈尽污狐罚幽准兼尖彰灰番衡鲜扩毫夸炮拆监栏迟证倾郁汪纷托漏渡姑秒吾窝辆龄跌浩肥兽煞抹酸税陷谷冲杜胸甘胞诞岂辞墙凉碎晶邱逻脆喷玫娃培咱潜祥筑孔柏叭邀犹妻估荒袋径垃傲淑圾旦亿截币羽妇泥欺弦筹舍忌串伸喇耻繁廖逛劲臭鲁壮捕穷拔于丑莉糟炸坡蒙腿坦怒甜韩缓悉扯割艾胎恒玲朵泉汤猛驾幼坪巫弯胆昏鞋怡吐唐悠盾跃侵丹鑑泽薪逝彦后召吕碧晨辨植痴瑰钓轩勤珠浓悟磨剪逼玄暖躲洛症挡敝碍亨逊蜜盼姆赋彬壁缴捷乏戒憾滴桑菲嫌愉爬恼删叹抵棚摘蒋箭夕翁牲迹勉莱洁贪恰曰侨沧咖唷扣采奔泳迹涯夺抄疗署誓盃骚翼屠咪雾涉锺踢谋牺焦涵础绕俱霹坜唬氏彻吝曼寿粉廉炎祸耗炮啡肚贡鼻挖貌捐融筋云稣捡饱铃雳鸣奉燃饰绘黎卷恢瞧茫幅迪柳瑜矛吊侯玛撑薄敦挤墨琪凌侧枫嗨梯梁廷儒咬岚览兔怖稿齿狱爷迈闷乔姿踪宾家弘��岭咦裤壳孝仇誉妮惧促驶疼凶粗耍糕仲裂吟陀赌爵哉亏锅刷旭晴蝶阔洩顽牧契轰羞拾锦逆堕夹枝瓦舟悦惹疏锐翘哎综纲扇驻屏堪弥贯愚抬喂靖狠饼凝邻擦滋坤蛙灾莎毅卒汝征赠斗抛秦辱涂披允侦欲夥朗笛劫魅钦慰荷挺矣迅禅迁鹿秤彭肩赞丙鹅痕液涨巡烤贱丈趋沿滥措么扭捉碗炉脏叔秘腰漠翅余胶妥谣缸芒陵雯轨虾寸呦洒贞蜂钻厕鹤摔盒虫氛悄霖愧斜尸循俩堡旺恶叉燕津臣丧茂椅缠刑脉杉泊撒递疲杆趁欠盈晃蛇牡慎粒系倦溜遵腐疾鸭璃牢劣患祂呈浑剂妖玻塑飙伏弊扮侬渴歪苗汗陶栋琳蓉埋叡澎并泣腾柯催畅勾樱阮斥搜踩返坛垂唤储贩匆添坑柴邓糖昆暮柜娟腹煮泛稀兹抑携芭框彷罐虹拷萍臂袭叙吻仿贼羯浴体翠灿敲胁侣蚁秩佑谨寡岳赔掩匙曹纽签晋喻绵咏摊馨珊孕杰拘哟羡肤肝袍罩叛御谜嫁庙肠谎潘埔卜占拦煌俄札骤陌澄仓匪宵钮岗荡卸旨粽贸舌历叮咒钥苹祭屈陋雀睹媚娜诱衷菁殿撕蠢惟嚣踊跨膀筒纹乳仗轴撤潭佛桂愤捧袖埃壹赫谦汇魏粹傅寮猴衰辜恳桶吋衫瞬冻猎琼卿戚卓殖泼譬翰刮斌枉梁庞闽宅麟宰梭纠丛雕澳毙颖腔伫躺划寺炼胃昂勋骄卑蚂墓冥妄董淋卢偿姻砸践殷润铜盲扎驳湿凑炒尿穴蟑拓诡谬淫荡鼎斩尧伪饿驰蚊瘟肢挫槽扶兆僧昧螂匹芝奸聘眷熙猩癢帖贫贿扑笼丘颠讶玮尹詗柱袁漆毋辣棍矩佐澡渊痞矮戈勃吞肆抖咳亭淘穗黏冈歧屑拢潇谐遣诊祈霜熬饶闯婉致雁觅讽膜挣斤帆铺凄瑟艇壶苑悬詹诠滤掰稚辰募懿慨哼汁佬纤肃遨渔恕蝴垫昱竿缝蹈鞭仆豫岩辐歹甄斑淹崎骏薰婷宠棵弓犬涂刹郁坎煎螺遮枯台昔瘾蒂坠唔瞎筝唇表吁冤祷甩伞酱范焉娇驼沦碳沾抚溶叠几蜡涌氧弦娱皓奴颓嘎趟揭噹剥垦狭魁坊盐屎郝佩摧栗菊瘦钧匿砖嘘缚嘟盆债霞挽逍畔蕴颈获畏喂脾姬赴囊噪熄锡诀肇璋晕浊伐峡窃枕倘慌垮帕莹琦厢渺脏削锣虐豔薇霉衍腊喧娶遂睁裙韦矢伺钉婴蓄奸廿堵葬蓬鸦尝挨蕾璿挚券厨醇呻霍剃浆葡暨滨履捞咕耕棉烁尉艰妓棺鹏蒸癌纬菌撇惩绑甫崩魄拂汰氓歇萝呒萄蕃曝疋向胏烛腻襄妆髓朴薯颂薛滩橘贰嘲叹枚侮豹巢酬碑翩蚕辽矿屡谴卵撰攀肌冯宴盏阪浦迦颁炼尬胀辟艘株只湘饲爹梨喽侍疫雕黯并铝弗爪鄙钗栽狸谘柄悸喉擅劈秉芷裸锵贾逗寓咚璞烫铅啸炳屿竖惶仕挪栅迄顷窄鸥鲢郊倩兜茧磊抒夷绰溯拙僚芙杖溃凶鸽妒沌祺呐卦聆栖蝇佮唾汇楣匠蛛悼舜耿瞄芋瞒竭茵吼苛浸拯克豆沛掠廊凸搅俺酌倡朦蕉暱焕掏蝉焰狄绳惰芽裹宛御赎燥滔贬悍袂坟颉啤押尴颤钝腥缔粮哑槟簿斧肿纶僵齣辖蹲敷喘扎酿佑肖愈隧嗜檬迳碌襟凋圭寇污哨倪筠桦诈姜旬秃脂噢撼衅庚炫谭惭涩崔贷胡晒琉捏绮膝拭暗醋膨杠鑫瀑喃剖袜逾涅扳惘凳呃掘捍榔窍蜗旷梵暇稻柠抉辗蔚钩卜莺匡蜘祯哔窟亟谛溢黛晦伶逮傍葱刁堤恍匣谍禧轿耸瀚斐忿泓拐驴罕沫绽刃窈渝仄瑛葵噜绣奕窥浏隶蔽仟敛丞诘鳖疤膏锥窕皱晰晖舅孰煽姚钞袱绊焚芦咸沮呕瞪淳丐茹盘菱篠涕衬蚀溉瑄翟怠钰躯肺掷丑奢荫靶纱芸佰峻阱哄肾庄囡阑戳腕菸凹蟾蒐呱巾雏螃盯馈垄毓犀逞姨穆樵阀弥跷搁隙疵憧忏琨阙萱怅辄搏榕饥捣渣眺虞俯绅谤珑咫俏淆蜀楠乞诅匀貂寰迋敞跪囚溺骆憬苇脊瑶疆乍杆眸窜孽卅夭簧徘馒趴鎚啼冗缉絮啄沸萃嘶鸳禽惫徨屐舆邂掀嫖苟檯矫铎棱哗徊拱蕙徬滞吠妞氾芹叩朽侪赦汐丰虔茅棠���膳魉儡鸯懦渗邵筱畜崖瑕蕊揣擒挂屯莽矽侏弧澈饺奎裘塌饵偎泻蔓彗樽衔茍磋萎廓悯铸茎歼壤浇蚤恃瞻拚汀椒嚼粥磅佫勘脖吨澜锻笙厄嚷伽徽隅寥缤簾烘茜驯噎厦闰煤链锈诫颊俐曳蓓暧郤淌喀昆蔑峙躁菇逅雇殴泌酥缮莓辕骇巍糗扛杏茁琵礁秽岔僻焊嗡诵瞌捌遁赃涡琮卯锯扔苏邹莅隘蹋湛昼岫蛰桩藐汲禄皂濑绒耽粪粤卤曜懋咎痘聂垢瞳闵睿跤鉴躬斟淇莒毯幸骋岱庐殃橄恤叽鳞蒙芥榄楷硫苔麒椎禹喙厘袅亥倌吭诃裔梓蓦岩帜瓣狡惕蒙怯嫩龚嚎豚埠暸唆妃瓢蹄厮讥啃琶愿噱狷搪氢橙咆靡砌筷兑溼呸镀踹冢祟懈术搓攸橡膛俞祉冀炊瓷遐揽鹭茄蜢塘郡韬挟牟糙阎旻赘霆呎炭霄媳瘤猿颺煚铠蝠钜苓傀烬墅璇困愣恬嫉琐嫂淼梳憎搂藻酵屉陡摺箫飨桐蚱曦璧偈蹦昶咙铮嗤戌屌耘裳啾嵘胺笃烹巩厝疚鸶汹蔷沐咽烙畸讳揍曙铐朔涓睬矶岐凄鲫楞鲤荆偕徜饥肮蔼辙恁霈诛鞠茉煜傭嗓酹昙铨艳绷峨揉珈鹃诲臆焰隽熔堇韧扒憨舵肛戊坝抠骷碘鞍冕榨肘羔哺霓巳铲蚵惆驹撷稽羹纺蜕趾吊豁褪癸眨臻慷蝙胧沼舱柚抨葭枷靥硝绚绞缆讪褚砗嫣蒲丫鹦蒹憩懊聋盎婊盔峦矜凛铺鹉蜴惚畴羁媛堑泛疮韶憋祁诟搔蜥袒奄忱玖拌悴祠扼髅筑蛤茱骐捶须亢葔艸筛岳岳慵戮跎砰仑炜篱笈瘫吏痊庶厥棘娑沁窘鲸缕硷俨栈蔬鸠闲迢恣昀泠涟眩噫娥荼鳄镖侃虏俾樟榴咛炬窦笠翱莘躇翡姜枭匕藩徉觞拣吱皈墉傌梢巅踌萌幌杭侥栾奠痲夸瘖芯蟀驿耨禾瑾
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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online shop "sprring accessories" update
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こんばんは。
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本題の前に、まずは明日からの営業予定のお知らせだ。
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【3/3(月) 〜 3/9(日) 営業予定】
3/3 (月) 13:00〜20:00
3/4 (火) お休み ※
3/5 (水) 13:00〜20:00 ※
3/6 (木) 13:00〜20:00
3/7 (金) 13:00〜20:00
3/8 (土) 15:00〜20:00 ※
3/9 (日) 13:00〜20:00
※ 4日(火)は��来営業日ですが、お休みとなります。
※ 5日(水)は4日(火)の振替営業日となります。
※ 8日(土)は15時からの営業となります。
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3月に入り、店内も一層春アイテムに変わってきております。
ぜひ遊びにいらしてください。
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先週半ばのことになるのだけど、東京へ出張へ行ってきた。
ずっと寒い日が続いていたということもあったり、ちょっとかなりバタついていたということもあったりで、天気予報のチェックを怠っていた。
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朝、大阪を出たのは7時過ぎくらい。
"osakentaro"のコートを羽織って丁度いいくらいだった。
でも、東京につくと、春を感じるほど暖かくコートがいらない程心地の良いお天気に。
慌てて天気予報を見ると、予想最高気温は17度。
まだまだ春は始まったばかりだというのに、少し汗ばんでしまった。
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出張のアポイントは午後からだったけど、お世話になっている方の展示が開催されていたので、午前中はその展示を拝見しに行ってきた。
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東京へは年に10回程度行くのに、訪れるエリアは偏りがある。
今回、展示が開催されていたのは大田区蒲田の近く。
普段訪れることのない場所だ。
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こんな機会は滅多にないし、折角なら少し散歩でもしてみようということで、フラフラと街を歩いてみた。
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ネットで検索してみると「大田区立龍子記念館」という美術館があって、そこで開催中の「ファンタジーの力 〜 川端龍子+高橋龍太郎コレクション」が気になったので、散歩ついでに覗きに行ってみた。
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急に訪れた展示だけど、さすが高橋龍太郎コレクション。
また、企画も面白く、非常に見応えがあった。
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歩いていると、本当に大田区は気持ちの良い場所で、初めての街なのになぜか落ち着いた。
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高い建物も少なく、長閑な雰囲気が漂う。
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急な春の訪れ。
春らしいミモザの花が咲きかけているのを見かけたり、公園で気持ちよさそうに休む方々を見かけたり。
そんな風景も見ていて気持ちよかった。
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さて、関西もかなり春を感じるような暖かな週末となった。
この時期は季節の変わり目でもあり、天候も不安定で、晴れたり雨が降ったり、空模様も忙しない。
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そんな天気の変わりを境に、気温も春に進んだかと思ったら、冬に戻ったり。
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まさに「三寒四温」そのものだ。
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とはいえ、今日は中津の公園に咲く木蓮の木を見てみたら、しっかりと蕾が膨らみ始めていた。
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この写真は一昨年の木蓮になるのだけど、あと少しで木蓮の咲く景色を楽しむことができる。
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遂に春の到来を身近に感じる頃になったのではないだろうか。
そんな訳で当店のオンラインショップは「春の装いを彩るアイテム」をピックして掲載をしてみた。
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ストールだったり、アクセサリーだったり、カバンだったり。
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見た事のあるアイテムもあるかもだけど、新たに入荷したものも含まれたり、人気で完売していたものを再入荷してみたり。
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もしよかったらぜひご覧いただけると嬉しく思う。
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そして、もし良かったら。
皆さんもそんな春のアイテムを身につけて、春のお出かけを楽しんでみてはいかがだろうか。
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僕が出会えたような、素敵な出会いがきっと皆さんにも訪れるのではないだろうか。
そんな素敵な春の出会いを祈って、今回はピックしてみた。
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共に素敵な春を楽しめると嬉しく思う。
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それでは次回もお楽しみに。
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「消滅可能性」744自治体 人口戦略会議 239自治体が脱却 / 日本農業新聞
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鬼話
H:人人喜歡聽鬼話,看鬼故事,扮鬼臉,喜當「鬼靈精」,被稱「鬼才」,卻不希望看到「鬼」。人性使然,享受「驚嚇」,卻不願面對「恐懼」。話多的被稱「鬼話連篇」,喜作怪,被形容「鬼頭鬼腦」,自古堅守「敬鬼神而遠之!」20250301W6
網路資料:
「子不語怪力亂神」這句話裡的「怪」,為動詞非名詞,意謂疑惑、惟恐;「力」是名詞,指力氣、力量;「亂」是動詞,指擾亂、攪亂;「神」非鬼神,而是指心神、精神。
敬鬼神而遠之
指對鬼神要存有尊敬之心,但不涉於迷信。《論語.雍也》:「樊遲問知。子曰:『務民之義,敬鬼神而遠之。可謂知矣。』」
維基百科:
鬼,又稱鬼魂,幽魂或阿飄,等於某些文化習俗或宗教信仰的人認為鬼是生物死亡之後遺留下的靈魂或魂魄。以現今的社會科學上 ,人類還是未能確認它的存在,但是至今仍然不少流傳靈異鬼故事。 在其他語言的翻譯上,中文的「鬼」最常被翻譯成英語的「Ghost」,日本則稱之為「幽霊/幽靈」,韓國和日本一樣,稱之為「유령(幽靈)」。另外邪靈、魔鬼、妖怪、吸血鬼,以及不死生物等其他在恐怖電影出現的怪物,和一些宗教神話、民間傳說和都市傳說的傳說生物,也常被稱為「鬼」。
宋末元初畫家龔開畫作《中山出遊圖》局部中描繪的鍾馗與小鬼約翰·亨利希·菲斯利描繪的哈姆雷特和他父親的幽魂,大約創作於1780-1785年
「鬼」字也會用來形容某些具有不良習性、嗜好或欲望的人,像是貪杯好飲酒的叫作「酗酒鬼」,垂涎美色的叫「色鬼」。[1]
歷史背景
在商朝、周朝時期尚未產生長生不死的神仙觀念,也未有佛教宣導的輪迴轉世的思想,但當時的人也已經認為人死後會變成鬼,並且生前的身份會在陰間延續。因此他們認為人死後的靈魂依然繼續關心影響人世之事,這導致占卜的流行,且有陪葬的觀念。事實上,在先秦時期的文化中,人死後為「歸」,意為回歸,有「天神、地袛、人歸」的說法。佛教傳入中國後,「歸」逐漸變成「鬼」。
男女之船幽靈(『諸國因果物語』)[2]
以前概念認為,其他凡物也皆有鬼,本身源自自然崇拜。[3]
在西方文化中,由於很早就有崇拜死人的傳統,所以鬼在人的思想概念中是存在的。從聖經希伯來語經卷(《舊約》)的記載可以看出,以色列的上帝耶和華告訴以色列人,人不應該崇拜鬼,但是古代亞細亞很多國家都有對鬼的崇拜,通靈術也因此十分普遍。
另外,鬼存在的說法,在印度教、神道教中都能找到。
在一些傳說裡,鬼能變化成不同形態,如《耳食錄》田賣鬼里,鬼可以將自己的頭變多,[4]以及變化為鴨。[5]和明代《菽園雜記》,鬼能變化為棺材板。 [6]
各方觀點綜述
無神論者
無神論者認為,如果鬼真的存在,就應該已經找到了可以證明有鬼存在的科學依據,但到目前為止也還未找到一個有鬼存在的科學證據。他們的基本出發點是「結論必須經得起證實」,如果可以通過現有技術發現,則可以將這個過程重現。而至今尚未探測到鬼,亦無法描述這種物質或者能量,遂認為它是不存在的。同理,無神論者也否定任何的神或者有超越生物能力的個體之存在。
不可知論者
因為自己無法親眼或從周遭熟悉人士得到見證,所以對鬼神保持開放的懷疑態度,但心中不排除可能有鬼神者。
有神論者與宗教
有神論者多半相信有鬼,但信有不等同認為是「真」的死人的亡魂顯現,認為這是不同世界的事物,憑現在人類的科學知識毫無能力證明,但亦有認為自己具陰陽體質者,堅決地肯定鬼魂的存在性,並且認為鬼魂有其行動意志。在世界上的主流宗教教義中,相信靈魂不死或輪迴、崇拜神靈而厭惡鬼魂等等是多數宗教的共通特點。
猶太教
猶太教的聖典《希伯來聖經》中的《撒慕爾紀(上)》第二十八章第八節至第二十節記載:
撒烏耳就改裝易服,帶了兩個人作伴,夜間來見那女人,對她說:「求你用招魂的法術給我占卜,將我向你所指出的人給我招上來。」
那女人回答說:「啊! 你知道撒烏耳作了甚麼,他已經將國內招魂和行巫術的人剷除,為甚麼你來設陷阱害我的性命,叫我死呢?」 撒烏耳就指著上主對她發誓說:「上主永在!為這事你決不會受害。」 那女人問說:「要我給你招誰上來?」他答說:「你給我招撒慕爾上來。」 那女人一看見撒慕爾,就大喊一聲,對撒烏耳說:「你為甚麼哄騙我?你就是撒烏耳!」 王對她說:「不要怕!你究竟看見了甚麼?」那女人回答撒烏耳說:「我看見神由地中上來。」 撒烏耳問說:「甚麼形狀?」她答說:「上來了一位老人,身���外氅。」撒烏耳便知道這是撒慕爾,遂俯首至地下拜。 撒慕爾對撒烏耳說:「為甚麼你擾亂我,叫我上來?」撒烏耳答說:「我很苦痛。培肋舍特人攻擊我,上主已遠離我,又不藉先知,也不藉夢境答覆我,所以我招你上來,指教我該作什麼。」 撒慕爾說:「上主既已離開了你,協助你的近人,你為甚麼還來問我? 上主對你實踐了他藉我所說的話: 『上主已由你手中奪去了王權,賜給了你的近人達味; 因為你沒有聽從上主的話,沒有執行祂對阿瑪肋克所懷的盛怒,為此,上主今天這樣對待了你。 上主還要把以色列和你一起交在培肋舍特人手中;明日你和你的兒子要同我在一起;並且,上主也要把以色列軍隊交在培肋舍特手中。』」
撒烏耳一聽撒慕爾的話,非常恐懼,忽然跌倒在地;又因他一日一夜沒有吃喝,一點力氣也沒有了。
伊斯蘭教
伊斯蘭教相信鎮尼存在,是一種類似於精靈但並不等同於鬼魔的超自然生靈,鎮尼如同凡人一樣擁有自己的社會體系,能夠接受或棄絕對於真主的信仰同時也能夠幫助或傷害凡人。
基督宗教
基督宗教神話中的魔鬼(魔王撒旦)或鬼魔(即跟隨魔王的墮落天使)被翻譯成「鬼」,非指幽靈。靈魂非不朽論者認為根據《聖經》記載,人死後靈魂要和遺體一起休眠,等待末世審判的到來和復活,屬基督的人死後到神之國[7],聖經稱為新天新地;不屬基督的人死後到陰間受拘禁[8]。一些基督徒認為世界上的鬼怪現象是撒旦所做的假象[9],而部份基督徒相信鬼魂存在,但反對與他們進行任何形式的交流,原因是《舊約聖經》多次告誡 不可以進行交鬼儀式。
《新約聖經》裡多處都提及邪靈,比如在馬可福音第九章第十七節記載:
眾人中間有一個人回答說:「夫子,我帶了我的兒子到你這裡來,他被啞巴鬼附著。」
第九章第十八節記載:
無論在那裡,鬼捉弄他、把他摔倒,他就口中流沫、咬牙切齒、身體枯乾,我請過你的門徒把鬼趕出去,他們卻是不能。
基督宗教認為邪靈能伏在人身上,也可以分為各種各���的鬼,啞巴鬼就是其中的一種。
天主教等部分宗教相信煉獄存在,那是死後靈魂暫時受罰的地方,可以讓一些早已被註定要得救但仍有罪過尚未被赦免的基督徒從這裡上到天國,另一說是像神曲般一般人死後暫時安置處。東正教則相信靈薄獄存在,是因特殊原因而在生前無法接受基督信仰的亡者等候最後審判的地方。
儒教
《論語‧述而第七》:「子不語怪、力、亂、神。」已清楚點出儒教對鬼神採取不論的態度。
樊遲問知。子曰:「務民之義,敬鬼神而遠之,可謂知矣。」說明君子要以鬼神教化民心,使百姓反璞歸真;統治者自身則不可迷信,要認清宣稱鬼神存在只是教化手段。
子曰:「非其鬼而祭之,諂也。」[10]指若對非其祖先有所求,即諂媚行為,非君子之道。
曾子曰:「慎終追遠,民德歸厚矣!」[11]可見儒家祭拜祖先,內在強調感念、追思之義,外在則表現以謹慎、尊敬之禮,目的在使風俗淳厚。
子又曰:「未能事人,焉能事鬼?」[12]正強調人事的優先性,即人活著當以「盡人事」為優先,無暇顧及鬼神[13]。主張為政者,對宗教信仰當敬而遠之,勿使亂政。
儒家觀點當屬不可知論者,主要側重在現實統治部分,闡明的是治國理政之道,其他無關禮義教化之事大多不提。不言鬼怪,只看重盡其在我的部分,為所當為,即無愧君子之道。
道教
主條目:三魂七魄
道教中,認為一般人死後,七魄散去,三魂歸三路,胎光歸天路,奭(shì,ㄕˋ)靈歸地府,幽精則徘徊於墓地之間,直到再度輪迴,三魂才會重聚。
《太清玉冊》卷五:「雖修道而成,不免有死,遺枯骨於人間者,縱高不妙,終為下鬼之稱。故曰鬼」。[14] 道教的信徒相信某些修行多年的人(道士、道姑、雲遊道人)或者仙通過一定的咒語或者特殊的符號、加有咒語的符等,可以控制鬼的行為甚至命令鬼執行某種任務。在道教有關的文學作品中,這類觀點十分常見,在受中國文化影響的國家裡,有很多習俗都是與驅鬼避邪有關的,例如帖春聯,換門神和雄黃酒等。
在道教的神學體系里,地府是鬼的世界,而一般沒有修為的鬼也普遍存在於人世間,他們甚至可以通過修煉達到大能。但是無論鬼怎樣努力,大多不能得到「仙界的承認」而晉升到神仙的水平,而最多和成精的生物(像是狐狸精、蛇精、花精等)平起平坐,除非鬼因為特殊因素而獲得提昇,如《聊齋誌異》中水鬼王六郎因憐憫婦人,放棄捉交替,而被封為土地神。
民間宗教
中國民間信仰認為人死後皆會變成鬼,生活在冥間或曰地獄。民間對鬼沒有特定看法,一般人相信,「鬼」以一種電波(念力)形態存在。而人的腦亦選擇性地接收不同的電波(念力),所以有些人特別容易看到鬼,有些卻不容易。這亦與為何含恨或含冤而死的人(鬼)會經常出現相呼應,然而也有不少人相信,鬼魂能以儀器被探測得到,包括其聲音、影像及電波,相信可以透過照片、影像紀錄等無意間把鬼魂的影像紀錄下來,通常也稱為「心靈寫真」或是「靈異照片」,也有些人相信可以透過碟仙或附身等通靈方式與鬼接觸或溝通。
幽靈
鳥山石燕『畫圖百鬼夜行』(1776年)
有些人稱他們曾經見過鬼,看到鬼常以光或雲彩的形態出現,亦會令人有寒冷的感覺。更有人聲稱他們看過人形的鬼,某些鬼或以極其嚇人的外觀示人──他們可能顯現被殺時的死狀,如無頭、長舌、七孔流血等。
很多奇幻文學作品和影視作品都提起鬼存在於世界上,並且對世人有舉足輕重的影響,只是人眼看不到或者普通人無法感知到,唯有能通靈或者有特異功能的人才能看得到。例如《哈利波特》、《魔戒三部曲》、《納尼亞傳奇》系列中很多都是與鬼怪,魔法,通靈有關的。
在中國, 古人相信鬼是以一種近似氣體的形式存在:當它進入室內的時候,會如氣體一樣,先貼著牆傳播,最後才充滿整個房間,此乃傳說──鬼貼牆走──的起源。
也有人相信,人和鬼是處於兩個獨立的維度裡,當兩個維度一旦重疊的時候,就會看到對方。每當撞見鬼時,人們常會舉行宗教儀式或焚燒香燭、紙錢、紙紮祭品或超渡亡靈,以祈求鬼魂不要纏擾著他們。
這都是民間對鬼的傳說,沒有任何人可以提出有力證據證明或否定這些觀點的真確性。
中國鄉間偶有一種鬼神附體,患者自稱某某神仙,已死者靈魂的化身,此時病人常以這些附體者的口吻、身份講話,聲調也變得特殊,講話內容一般是患者不曾見過,或不曾經歷過的事情。如算命師或乩童般,多數相當準確,偶有以此詐騙者,一般人稱為附身或通靈,亞伯拉罕諸教稱之為交鬼。
神道教
主條目:幽靈
在日本,相對的有七夜怪談和廁所裡的花子等數以萬計的靈異故事。在日文漢字的用法上,「鬼」是指一種青面獠牙,會掠奪和吃人的怪物,還有地獄的獄卒、牛頭馬面和餓鬼道的餓鬼等才算是鬼。至於中國人說死後變成的鬼,日文則使用「亡靈」、「幽靈」和「怨靈」等來稱呼。在日本的妖怪之中,也有人死後所幻化成的妖怪。
佛教
佛教不承認神我存在,認為只有中陰身或投生到餓鬼與地獄道的有情眾生,並沒有能夠在沒有身軀的情況下任意活動的鬼魂。佛教認為中陰身不具有生前之形象,也不會顯現在一般沒有神通的人眼前,亦不能改變周遭事物的狀態,而部份餓鬼可能會保留前世的形象。值得注意的是 佛教神話中的餓鬼不同於一般所說的鬼魂,前者是六道眾生之一,由其他眾生投生而成,並且如同其他眾生一樣會有壽終的一天,而且也像其他眾生一樣需要依靠色身行事,後者則被認為是凡人死後其魂魄所直接變成的,兩者的概念並不交集。
中陰身
主條目:中陰身
漢傳佛教和藏傳佛教認為人死後,亡者的普羅一旦離開肉軀,在投生六道任何一道之前,其普羅便會因業力及對自己的執愛而得一種稱為「中陰身」的細微身,以這種身存在至因緣成熟而再次投生為止。這種中陰身的所謂「身相」,並無實質,只是大概具身相而矣。中陰身並不享用實質的飲食。
南傳佛教(上座部佛教)則不承認中陰身存在,認為中陰身只是後期的部派佛教「說一切有部」的思想與說辭,眾生死後會立即轉變到下一生,是沒有間隔的。
餓鬼道/地獄道
主條目:餓鬼道和地獄道
餓鬼和其他眾生一樣擁有色身(物質身),生活於凡人的周遭,只是凡人的肉眼一般無法見到。地獄道的囚鬼則在地獄不與人間交疊。未必所有投生為餓鬼的眾生都會遭受飢餓的痛苦,若生前有福德者,投生後可能被有法力的天眾吸收為其麾下成為土地神、門神、某某將軍、某某千歲、某某王爺等跟著享受人們的祭拜、供養,並且跟隨天眾修煉以增強法力神通,亦能夠施福降禍,直到再次輪迴轉世。
科學的質疑
人類在一般情況下聽不見頻率低於20赫茲(Hertz)的次聲波,有英國科學家認為次聲波能讓22%的人感覺在空間中有鬼的存在,或者有不明的不安、悲傷、毛骨悚然、背脊發涼、極度厭惡和害怕、感到緊張與被人盯視的感受[15]。容易受到靈異暗示的人,在次聲波環境中更容易有不尋常的感覺[16]。有人認為與內耳的淋巴液受到震動、影響了平衡系統有關。次聲波也可使眼球震顫,因而扭曲了視力,譬如看見眼角處有模糊的灰色陰影,會誤以為見鬼。或使窗戶震動,燭光閃爍,活像鬼魂出現的現象,一般人很容易驚嚇恐懼[17]。
鬼常被主流科學家視為幻覺、錯覺,或迷信的表現,以鬼屋為例,所謂鬼聲的產生,常常是家具的熱漲冷縮、樹葉刮屋頂、地下火車或水流經過、地下礦坑爆炸、地震、或老鼠騷動等造成的,而所謂鬼影的出現,常常是月光、路燈、車燈、樹影等造成的。
另根據所謂鬼屋事件的調查,發現溫度較低的地方,見鬼的機會較高,顯然是生理影響心理所致;有些鬼屋內有大量的電器或電線,或建材本身就是會蓄電的花崗岩,令人不得不聯想到電磁場的可能性。麥可·帕辛格(英語:Michael Persinger)曾對受試者大腦的顳葉進行磁力刺激,證明可以見到不存在的異象[18]。他曾使用強度為0.1到1個微特斯拉(microTesla;相當於一至十的千分之一高斯)的電磁場,對準右腦顳頂交界區或兩個腦半球,結果有70~80%的受試者在二十分鐘內被誘發出「眼前出現鬼神的感覺」,以及瀕死體驗,如亮光,上帝現身,見到已故親屬等(詳見瀕死經驗)。對準左腦就很少發生體驗。
有些人有時會產生這樣的詭異感覺:感到有人在背後盯著自己,可是自己明明是單獨呆在一個房間裏。瑞士聯邦理工學院的神經學家布蘭克在研究一名癲癇病人時發現,如果刺激這名女病人的大腦左顳頂交界區,她就會突然感到背後有人在盯著她。而背後的這個「人」有時候是默默地坐在一旁,有時卻是將手臂伸向她。顳頂交界區是個關於自我意識的部位,整合聽覺、視覺、觸覺等身體各感官的信息,從而綜合出自己身在何處、在做什麼。電極電流干擾了這些身體信息整合,令女病人產生身後有鬼的錯覺[19]。另外還有腦島(insula)與額頂葉皮質區(frontoparietal cortex)受傷,也與見鬼有關[20]。有些疲倦、缺氧、焦慮、藥物誘發、精神分裂症、偏頭痛、癲癇、中風、腦瘤的病人也會產生「有人在旁邊」的錯覺[21]。
一氧化碳中毒也可能影響聽覺與視覺系統,使人感到牆壁向自己逼近的錯覺[22]。恐懼時可能會分泌某種費洛蒙於汗水中,使他人聞到後也跟著緊張害怕、疑神疑鬼[23]。某些牆壁上的油漆含有麥角菌產生的麥角,人接觸後可能產生輕微的幻覺。某些建築中的空氣品質很差,被黴菌孢子污染,也可能使人產生幻覺[24]。
腦部對倒三角形特別敏銳,容易聯想成人臉,稱為輪廓誘導現象(或類像、擬像現象)(The Simulacra)[25],加上圖形或光影的巧合,容易產生所謂的幻想性錯覺[26],譬如有些人會將普通相片當成靈異照片。或看到旁邊好像有斷手斷腳的人或白色影像,一旦直視又消失了,這種周邊視覺在光線不足的情形下比較敏銳,原因是對顏色比較不敏感的桿細胞(rod cell)在視網膜的周圍比較多,導致看見蒼白或青綠的錯覺在眼角飄移。有人將青綠色錯覺稱為薄暮現象。平時我們看不見視網膜上的血管,但在眼睛兩旁照射強光的話,就會看見了,卻容易誤解成幽靈,謂之柏金氏樹(Purkinje tree)[27]。另有眼睛可能看見的奇特影像,譬如視雪症(visual snow)[28]、偏頭痛的先兆(aura)[29]、摩爾氏閃電紋(Moore's lightning streaks)、快轉光幻視(flick phosphene)、謝瑞爾氏現象(Scheerer's phenomenon;blue field entoptic phenomenon)、藍光弧(blue arcs)、麥斯威爾斑點(Maxwell's spot)、海丁格條紋(Haidinger's brushes)、壓力性光幻視(pressure phosphene)、視網膜原始灰色覺(intrinsic gray of retina)、柏金氏圖像(Purkinje images)等[30]。
所謂CEV(closed-eye hallucination or visualizations),則是在閉上眼睛或在黑暗中所看到的影像,通常隨著時間與放鬆而越來越具體。CEV的感受可分為五級:
第1、2級:雜訊與閃光;
第3級:形狀或色彩不斷變化的圖案;
第4級 :出現具體的事物影像,有時感到自己在一個虛擬世界中移動,甚至可以想看什麼,就看到什麼;
第5級 :幻覺太過強烈以至於掩蓋真實的知覺(Overriding physical perception)。
由於人體的神經系統是一種電流網路,與電子產品一樣會產生雜訊,以視覺為例,平時接收的正常影像,會壓過這些雜訊,一旦閉上眼睛或在黑暗的環境中,視覺訊號消失,這些雜訊就會被意識注意到,有時進一步解釋成怪異的東西。CEV 可以透過放鬆訓練來產生,也可以藉由藥物,例如致幻藥劑LSD。自我放鬆發生第5級的可能性不高,LSD 卻可以輕易產生逼真的幻覺。CEV第3、4級被認為可幫助放鬆與睡眠,第5級則有潛在的危險[31],可能使原有的癲癇發作,或誘發精神疾病。
感覺剝奪也是一種CEV。感覺剝奪就是剝奪一個人的所有感官刺激,讓他的潛意識浮現,漆黑安靜的地方,加上杳無人煙,便是誘發此種現象的理想地點。已有感覺剝奪的實驗發現,大約50%的受試者在剝奪感官刺激的隔離箱中產生幻覺,包括視幻覺、聽幻覺和觸幻覺等。視幻覺譬如出現光的閃爍;聽幻覺譬如聽到狗叫聲、打字聲、滴水聲等;觸幻覺譬如感覺有人從身體下面把床墊抽走,或感覺有冰冷的鋼板壓在前額和面頰上[32]。當外界的刺激單調乏味、一成不變的時候,譬如在高速公路上定速直駛的時候,意識會變得恍惚模糊,也就是打嗑睡。此時周邊視野若有異物出現,容易誤判成鬼怪,稱為高速公路催眠現象(highway hypnosis)。
一些抓鬼專家提出的所謂「證據」:EVP(electronic voice phenomena)超自然電子異象,其實是一種聲景分析(auditory scene analysis)的作用所致,譬如聽見「大○好」,可能會誤判成「大家好」,或「滾○去」變成「滾出去」,有人稱之為幻想性聽錯覺(Auditory pareidolia)[33]。通常以錄音機錄下所謂的「鬼聲」,就是以上錯誤的判讀所致。請不知情的人試聽,通常只覺得是干擾的雜音而已。目前已知EVP的物理來源如下:大卡車司機有時會使用違法的無線電,是EVP的來源之一;遠處的電台電波,經由大氣層的折射作用,意外形成干擾所致;極光與流星可能產生電離層,電波遇上後會折射至本來不會收到的地方;飛機的機身也會折射電波。
至於有些號稱陰陽眼的人,特別是看到比正常尺寸小的幻覺,據研究可能是邦納症候群患者,這種疾病常發生在白內障或視網膜病變的人,部分視野因無法接收光線而缺損,腦部便創造影像來填補。
視幻覺分為簡單的光影或是複雜的鬼、人、小蟲等,常出現在偏頭痛、酒癮者、物質濫用者、營養缺乏、失智、腦部病變(如腦瘤、帕金森氏症、癲癇、���睡症)、藥物中毒、電解質不平衡或是高燒等身體重大疾病時。若有動彈不得的感覺,俗稱鬼壓床,通常與睡眠癱瘓症有關。
在器質性幻覺中,入眠前幻覺及入眠後幻覺是較為特殊的型態,因為它們在正常人中,出現的比率相當高。入眠前幻覺是指一個人在快入睡瞬間所產生的幻覺,入眠後幻覺則是指一個人在醒過來瞬間所經驗的幻覺。馬克勒(MCKellar)及辛普森(Simpson)發現在182位學生中,約有115位曾有入眠前幻覺的經驗,約佔63%。其中幻聽有78位,視幻覺有64位。此報告,與大多數的研究不同,因為一般來講,出現視幻覺的比率較高。雖然被試者在產生入眠前幻覺時,皆稱自己是清醒的,但從腦波檢查中,卻發現α波明顯的減少。
入眠前幻覺時,其視幻覺通常是幾何圖形、抽象的線條、形狀、臉孔、人影或自然景像等。幻聽則可能是動物的聲音、音樂或談話聲,其中以聽到自己的名字被叫最為常見。當一個人在睡眠被剝奪後,亦可能出現視幻覺、幻聽等現象。不過,在充足的睡眠後,上述症狀即可消失[34]。
相關作品
小說
主條目:恐怖小說
在不少文藝作品中,我們可以找到許多鬼故事,當中不乏描述人枉死後變成厲鬼報仇雪恨或四處出沒找尋替身的情節。亦有些故事中的鬼只是心願未了,並無害人之心,甚至與人發生感情,例如:
清代蒲松齡所著的《聊齋誌異》有不少鬼故事,其中包括人與鬼的交往和戀愛。
戲劇
明代湯顯祖的《牡丹亭》,女主角杜麗娘死後成鬼,與柳夢梅相愛。
電影
主條目:恐怖電影
鬼也是恐怖電影中一個不可缺少的角色,有些故事裡的鬼,因為生前有未解決的問題,而留在人間試圖修正問題,待完滿解決後才能返回陰間。例如:
1990年初上映的美國電影《Ghost》(片名本義就是鬼,臺灣片名《第六感生死戀》,香港及內地片名《人鬼情未了》) 2010年日本將此片重新翻拍成《新·靈異第六感生死戀》亞洲版。男女主角分別由日本人氣女星松嶋菜菜子及南韓人氣型男演員宋承憲擔綱主演。
1999年日本電影《午夜凶鈴》(又譯《七夜怪談》) 是日本的恐怖電影系列作品,當中包括錄影帶版、戲院版、續集、相關作。另外,亦有好萊塢重拍版。
2003年日本電影《呪怨》是日本的恐怖電影系列作品,當中包括錄影帶版、戲院版、續集、相關作。另外,亦有好萊塢重拍版。
2004年日本電影《鬼來電》是日本的恐怖電影系列作品,當中包括錄影帶版、戲院版、續集、相關作。另外,亦有好萊塢重拍版。
2010年馬來西亞電影《Karak》是馬來西亞著名的恐怖電影。
電視節目
1978年《幻海奇情》:香港無線電視節目《歡樂今宵》內的短劇環節。
1985年《The New Twilight Zone》
1991年-1998年《玫瑰之夜》:由澎恰恰、高怡平主持的鑫凱傳播節目。
1996年《怪談》:現由梁思浩、李曼筠、余思敏及陳曉華主持的香港有線電視節目,一直播放至今。
2000年《異靈靈異》:由羅蘭主持的香港無線電視節目。
2005年《奇幻潮》:由鄭伊健主持的香港無線電視節目(並非所有短片都講鬼)。
2010年《蒲松齡 (電視劇)》
2010年《囧探查過界》
2014年《區區有鬼故》
2015年《鬼同你OT》
2016年《一屋老友記》
2017年《切勿關燈》
2017年《降魔的》
2020年《降魔的2.0》
2021年《搵鬼去電視城》
電台節目
1980年代《怪談》:由香港商業電台製作的廣播劇,又名《午夜怪談》。
1999年-2007年《恐怖熱線》:由潘紹聰主持的新城娛樂台節目。
網上電台節目
2008年《極度恐怖熱線》:由極道恐怖KB主持的UonLIVE節目
2008年《恐怖在線》:由潘紹聰主持的MyRadio/香港人網節目
動漫
美國卡通鬼馬小精靈(Casper)。鬼太郎鬼神童子幽遊白書靈異教師神眉GS美神極樂大作戰福星小子犬夜叉魔法人力派遣公司魔神相剋者花田少年史化物語月詠妖狐×僕SS妖怪少爺黃昏乙女×失憶幽靈世界鬼夏目友人帳我們仍未知道那天所看見的花名結界師惡魔奶爸青之驅魔師通靈王妖怪手錶鬼滅之刃鬼燈的冷徹薄櫻鬼
相關節日
有多個節日都與鬼有關係,例如:
中元節
盂蘭盆節
萬聖節
亡靈節
諸靈節
相關條目
漢語網
帶鬼字的成語
鬼字開頭的成語
鬼爛神焦,鬼哭狼嚎,鬼使神差,鬼哭神嚎,鬼斧神工,鬼蜮伎倆,鬼出電入,鬼迷心竅,鬼鬼祟祟,鬼頭鬼腦,鬼神不測,鬼出神入,鬼工雷斧,鬼功神力,鬼計百端,鬼計多端,鬼瞰高明,鬼瞰其室,鬼刻神劖,鬼哭狼嗥,鬼哭神愁,鬼哭神號,鬼哭神驚,鬼哭粟飛,鬼哭天愁,鬼魅伎倆,鬼怕惡人,鬼泣神嚎,鬼泣神號,鬼設神使,鬼神莫測,鬼頭滑腦,鬼形怪狀,鬼蜮技倆,鬼咤狼嚎,鬼抓狼嚎,鬼話連篇,鬼吒狼嚎。
鬼字在中間的成語
拜鬼求神,狼號鬼哭,懷著鬼胎,奸同鬼蜮,行若狐鼠,弄鬼掉猴,牛鬼蛇神,若敖鬼餒神不知,鬼不覺人不知,鬼不覺,神號鬼哭,神鬼莫測,神差鬼使,神頭鬼面,神工鬼斧,神施鬼設,神出鬼沒,神焦鬼爛,五鬼鬧判,為鬼為蜮,心懷鬼胎,妖魔鬼怪,引鬼上門,有錢能使鬼推磨,神出鬼入,做鬼做神,神機鬼械,杯蛇鬼車,出鬼入神驚天地,泣鬼神狼嗥鬼叫,狼嚎鬼叫,龍鬼蛇神,鸮啼鬼嘯,弄鬼弄神,弄鬼妝幺,牽鬼上劍,神不知鬼不覺,神藏鬼伏,神差鬼遣,神愁鬼哭,神工鬼力,神嚎鬼哭,神號鬼泣,神嘩鬼叫,神眉鬼道,神眉鬼眼,神牽鬼制,神區鬼奧,神使鬼差,神樞鬼藏,神輸鬼運,神頭鬼臉,神運鬼輸,梟蛇鬼怪,疑鬼疑神,賊頭鬼腦,百鬼眾魅,神不知鬼不曉,神鬼不測,神鬼難測。
鬼字結尾的成語
孤魂野鬼,瞞神弄鬼,描神畫鬼,白日見鬼,捻神捻鬼,一步一鬼,疑心生暗鬼,疑神疑鬼,裝神弄鬼,做神做鬼,出入神鬼,見神見鬼,驚神泣鬼,弄神弄鬼,怕鬼有鬼,三尸五鬼,閑神野鬼,白天見鬼。
其他成語
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232 Guest House_1
20250216
目覚めると最初に感じのは恋しさ。結構今はブルックリン、住んでいた界隈が恋しい気がする。NYが、という大きな言い方ではなくて、ブルックリンのパークスロープ界隈が恋しい。もしかするともはやあの家が恋しいんじゃなかろうかと思っている。232 Guest Houseの話しをしておきたい。
1月はNYのAirbnbに住むという予定だった。もし崇のアパートが1月から住めるところで決まればそこになるけれど、日に日にその可能性が減っていって、Airbnbだろうね、という感じだった、12月28日までは。まだ12月28日の日記に辿り着けていないので、あの日のことを文字にするのは初めてだ。
12月28日は雪山ハイキングをした。一人また一人と帰っていって、最後まで進み続けたのが崇と私の二人だった。「シュタイナーって基礎体力があるとかなのかな?」と崇。いや、シュタイナーで括っちゃうのは違うんじゃないかしら、とおかしい気持ちになりながら、寒い雪山の下山をした記憶がある。下山をしてとうの昔に下山したカレンとビアンカと柴犬2匹のいるログハウスのカフェに入っていった。あの時間のことはものすごく記憶に濃い。雪の中の世界にある暖炉がパチパチしているログハウス、というのは一つの理想郷だもの。ホットカクテルを飲んだ。ホットカクテルのオーダーをするよりも先に、帽子を取るくらい、まだ席に着くよりも前くらいの、ついて早々に、カレンとビアンカが言った。「うちに泊まりなよ」「ビアンカの家に泊めてもらえるって」と。「「What?」」ほんとに青天の霹靂でそんなこと言われて、どゆこと?という感じだった。二人は長いこと暖炉のそばでチルっていたとのことで、カレンが色々事情をビアンカに話し切った後だったんだと思う。「あなたたちが家を探しているところだったなんて知らなかったから。」とビアンカ。「うちに泊まれるよ、私が帰るまでは。4月に帰るけどそれまでは居て良いよ。庭もあってワインセラーもあるよ。ベッドは2台あるから足りるし。崇がレント払ってくれるから葉月は払わなくて良いし」「ビアンカの家はすーーーんばらしいところだよ」カレン。「マジで!?それは最高、良いの、ありがとう」崇。「えええ、ありがとう」私。
マジで!?となりながらとりあえず忙しそうに働いているお姉さんを待ちながらオーダーをする為にバーカウンターの前で未来が変更になった感覚を味わっていた。「ビアンカの家、普通ありえないような、ほんとすごい場所なんだよ。あそこに泊まって良いのはほんとに最高だと思う。」と崇。崇とカレンにどれだけ最高だと言われても想像のしようがないし、私は泊まれる場所があるだけでどんな場所でも有難いからあんまり気にしていなかった、この頃はまだ。
75%の家賃で1500ドル/月。一人750ドル。崇が譲らないから結局私はトータル1000ドルしか払わなかった。
極寒の雪山から戻った後に暖炉のそばでホットカクテルを飲んでいるというのはもう体も頭もほかほかでぽかぽかの中で、こうして出会ったばかりの友達の家に泊まる未来が決まって、とろけていた。ヌヌが見上げてくるのが可愛い。ハイチェアに腰掛けた私たちは濡れた靴を脱いで暖炉のそばで乾かしながらまったりしていた。「友達が2泊くらい遊びに来るんだけど、その友達も泊めても良い?」と私。「もちろん、好きにして良いけどベッドは2台しかないから調整しないといけないかもしれない」「全然、私マットと寝袋あるからどこでも大丈夫なの」
「友達が来るの?」カレン
「言ったじゃん、葉月の仲良い友達で俺が韓国いた時に彼も韓国にいた人」崇
「そう、仕事でNYに来るから数日休みとって会おうって話してて、Airbnbに泊まって良いよって言ってあったの。崇の韓国もだし、その前の年の南仏の時も、同じ時に二人ともニースにいたんだよ」私
「崇は会ったことがあるの?」カレン
「ううん、どっちに対しても崇もいるよ、健太郎もいるよ、って言ってたけど会ったことはなくて、ようやくついにNYで集合することになったの。」
健太郎というかつて唯一無二レベルの親友だった友達がいる。何があったわけでもないけれど、彼が現職についてやたら忙しくなったあたりからそんなに頻繁には会わなくなった。今でもとても近しいことに変わりはないけれど、前みたいに一週間くらい一緒に軽井沢で過ごしたりするような、そんな関係地にはもうならないような気がする。50代くらいになったら出来るかも。
そしてもう一人唯一無二レベルの親友が崇だと思う。もはや唯一無二じゃないじゃん既に二人じゃ、となるんだけど、こっちはちょっと歴史があって、ちょうど健太郎と最も近しかった時代に崇とは空白の5年間があって、唯一無二のタイミングはちょうど重なっていない。
空白の5年という割と面白い歴史が私と崇の仲にはあって、わざわざ人に説明したりはしないけど、場合によっては避けては通れない話題だったりもするので、崇が適当にはぐらかした説明をする。私は崇のしたいように説明の仕方は任せていて、私が詳細を他人に教えるものではないから、あんまり自分からは言わない。一人だけ全部伝えたけれど。崇は私にしか100%の説明はしていないらしい。人間はややこしい。カレンがビアンカに崇と葉月にはそんな過去があったと教えたらビアンカが信じられないととても驚いていたらしい、とカレンから聞いた話を崇が後日教えてくれて、いつカレンがビアンカに言ったのかは分からないけど、と言っていて、私はこの日の暖炉での二人のチルタイムの事だったんじゃないかな~と思っている。
「カレンには全部話したの?」私
「全部はないでしょ。全部の全部は葉月しか知らない。事実関係は話したと思う」崇
あら、正確には私とかすみんだけど、と内心でこっそり思う私。
ともかく、健太郎が仕事でニースに行くと言った時、あれ?崇も6月にニース行くんだけど!と思って健太郎にも崇にも伝えた。会ったら面白いのにな~、この二人仲良くなれるだろうにな~と思ったけど、健太郎がとにかく非社交的だし崇も人見知り(だとこの頃は思っていた)だし、わざわざ会ったりしないんだろうなと諦めていた。
そして翌年、今度は崇が仕事で韓国に行くと言っていて、あれ?なんか今健太郎が韓国にいるっぽいんだけど!前にもそんな事あったよね、すごい確率!となった。後で聞いたら健太郎も仕事で行っていたらしい。
そんな二人がやっと会う日が来る!in New York! それがビアンカの家でってことになるのか、人生は何があるかわからんな~!となった。
ビアンカはものすごくiPhoneでメッセージを頻繁にしていて、なんかこう、モダンレディーという感じ?なんて言えば良いのかな、パパパパパパー!とチャットしてシャシャシャシャシャーっとグループチャット作って、もうそのハイスピード具合に、あぁ私には無理ぃぃぃぃと縮こまっちゃう感じ。
うちに泊まって良いよ、の話があったすぐ後、RVでぱっぱぱっぱとチャットをして、あっという間に私と崇を232 Guest Houseという名前のブルックリンの家を共有しているみんなのチャットに招待してくれた。私からするとスピード感に面食らうというか、それは旅が終わってからで良いじゃん、的なタイプなんだけど、ビアンカみたいな人を見ていると、こういうスピード感で生きていける人がNYとかで生きていけるんだろうな~みたいな気持ちにもさせられた。懐かしいな12月28日。旅で仲良くなった、これからも仲良くできたら素敵だなと思える人に出会えた、そんな人の家にお世話になることになった、嬉しいな~という感情だった。水のようにビールを飲みまくっていたあの日々のこと。なんて懐かしい時間だろう。
「二人の鍵のコード設定できるんだけど何番が良い?」とビアンカ。
「えー、なんでも良い。5962にする?」
RVが泊まれるキャンプ場はどこもシャワーやラウンドリー、トイレがあって、全てコードキーになっている。4箇所泊まったけれも、毎回4桁のコードを記憶する。時々誰かが、コード教えて、とRVの戸口まで戻ってくることもあった。
ビアンカ宅に泊めてもらう、ということになった頃に泊まっていたキャンプ場のコードキーが5962だった。今となっては5962という番号がとても好き。
1月5日、まだ暗い時刻にみんなが空港まで送ってくれて私は一人、サンフランシスコのハーヴェイミルク空港でみんなと別れてNYに帰った。JFKに降り立った時の嬉しさは今でも思い出せる。住処じゃないのに、「帰ってきたー!」という感情と、嬉しすぎて口角が上がりっぱなしだったあの到着ロビーの感じ。降り立ったよ~とグループラインに一報を入れたら、ビアンカから怒涛のメッセージが届く。家までのサブウェイの番号とか、スーパーの情報とか。
“旅は最高に楽しかったけれど、私はやっぱりNYが大好きだ。好きすぎる。”という感情にほくほくと溺れながらサブウェイでブルックリン、初めてのGrand-Army Plazaに降り立った。あの日見た駅の周りの景色を、それから毎日見た。毎日、到着した日の感情を思い出せた。
家について、ベルを鳴らして、5962を入力する。セキュリティー度の高そうなコードキーが回って、開いた。入っていくとちょうどエドが降りてきた。
エドワードという同居人がいる、とビアンカが教えてくれた頃は、なんかのっぽで割と痩せている茶髪の白人男性を勝手に描いていた。SMSを使いこなすビアンカにちゃっちゃと追加されたグループチャットでエドワードと思われる電話番号の人が、「ようこそ。着く日時教えて」的なメッセージを私と崇宛に送ってくれていて、返さなきゃね、となったけど彼の名前が思い出せなくて、ダニエルじゃなくてなんだっけ、となって崇がRVの助手席からビアンカに聞いたらRVがうるさすぎて聞き取りずらくて、「My husband name!? What the heck you talking about?」と聞き返されて爆笑するシーンがあった。あぁ、エドワードのことね。韓国人だよ、と。あ、でたでた洋名使うひとびと。エドはねITのオタクで、家のセキュリティ系も全部彼が設定していて、iPhoneのホームアプリで全部管理できるんだよ、あなたたちもついたらエドが設定してくれると思う。コードキーもそう。コックピット、操縦機のゲームもエドが作ったのがあって遊ばせてくれると思うよ。なんていう前情報をもらっていたエドワード。
初めましてのエドワードはとっても柔らかくて、背が低めのぽやっとしたオーラのハームレスな感じがする青年だった。完璧に流暢な英語でちょっとボサボサっと喋る。とっても優しく家のことを教えてくれた。
「Oh my gosh Bianca!!!」・・・「やばいよビアンカ、この家素晴らしすぎる」そう到着報告がてら興奮を伝えようとSMSを入力しかけていたら秒で返事してくるビアンカ。omgしか送れず続きを入力しているうちにすぐ返してきちゃうビアンカ、「どうした!?!?」と。待って待って最後まで言わせて。
とんでもなく素晴らしいね、本当にありがとう。そうやっとこさ言うと、気に入ってもらえて嬉しいわ。布団は洗濯機の前にあるよ、ヘアドライアーはLAに持ってきちゃってるからエドに借りて、何かわからないことはある? 間髪入れずに怒涛のチャットがどばどばどば。興奮に浸っていてチャットはちょっくら放置のわたくし。
なんと言うことだ。こりゃ大変。素晴らしすぎる豪邸だ。
20250222
47秒くらい前に、アースマンシップ、と言う先日聞いたばかりの畑プロジェクトに滑り込みで申し込みをした。今朝は久しぶりに30分くらい自転車を漕いだ。景色は面白くないけれど、やっぱり自転車は気持ちが良い。ランニングに似ていて、家を出るまではちょっぴりめんどくさいのに、走り出しちゃえばこんなに気持ちの良い運動ってないよ、と言う感じ。運動ってそんなもんだっけね。
そういえば、私って躁鬱っけのある人間なんだった、と帰ってきてから思い出した。NYに行ってから、鬱という概念の存在の余地すらない次元で暮らしていたから、なんか、そうだったなぁ、忘れてたわ、と言う感じ。内容は違うけど同じことだと先日思ったのは、木曜日、帰ってきて6日目の晩に映画館に行って映画を観た。映画に出会った中学生以来、映画は欠かせない趣味。でもNYで映画を観たいと思った日がなかった。街の人々を観察していれば、映画以上に映画みたいな現実があった。日本で暮らす私は、ずっとずっと夢に逃げているのかもなぁと思った。あ、NY×映画、で思い出したから書いておく。サティアと『タンポポ』を観た夜があった。East Manhattan 96, Lexington Aveの17階。日記祭にビデオで参加したり、ウガンダとモルドバと繋いだりしたスタジオマンションの1室で。で、山崎努を観た翌日にVillage Vanguardで隣の席だったサックスプレーヤーの男の人��話していたら、「最近『タンポポ』と言う日本の映画を観た」と言われて、「おぉ、私もちょうど昨晩観た!」なんて言う会話をした。嘘みたいだ。毎日が嘘みたいだった。
嘘みたいに素敵なBrooklyn lifeを過ごさせてもらっていた家の話しを書いていたページだったのよね、これ。
到着した日は、なんだか家の素晴らしさを持て余して(いやまぁ持て余さなかった日もないけれど)ソワソワした。空のタンスが4つあったので、2つを使わせてもらうことにして洋服や帽子を入れた。暖炉の上にモンサンミッシェルの大きな絵があった。フランス語を今一度勉強しているビアンカの部屋のモンサンミッシェル。RVの道中で、モン・サン・ミチェルみたいだね、と言う風景の話をした時間を思い出した。暖炉の横にはラーメンのだろうなと思しきクッションがあった。小さなテーブルにはGSAPP(コロンビア大の建築学科)の分厚いカタログが積んであった。床が少し軋んでいて、うっすら斜めな部屋。NYっぽい。日本じゃ1億%ありえない、歪んで、ガタガタで、地震なんてあったら震度2でも崩れ去りそうなくらいのタウンハウス。100年以上も前からそのままの建物。あ、そのままというのは変か。共用の洗面所には美味しい水を飲ませてくれる清浄機が設置されている。3階に洗濯機がある。iPhoneのタップで電気を操作できる。iPhoneの画面で、Uberの配達員を見れるカメラがある。そのどれもが、この古い建物に馴染んでいる、心地良い。
着いた晩は22pmのVillage Vanguardに行ってChris Potterを聴いた。Chris Potterは結構好きなアルバムがあって、師匠経由ではなく自分で出会った好きなサックス、という事でやはり諦めが付かずSF→NYの飛行機を7日から5日に変更してまで行くことにしたライブ。でも結局、少々集中力が途切れた。朝5時くらいにサンホゼ(今更だけれどサンノゼが正しい表記かも…)のカレン宅を出てきて、荷物背負って初めての家に辿り着いて、それなりに疲れていた。ライブは集中力が切れたけれど、NYに帰ってきた喜びを存分に味わって、残りの二十日間、大事に過ごそうと決意して最高にワクワクしていた。
ライブが終わる頃に崇がJFKについて、お腹が空きすぎてウーバーをオーダーしたと言っていたけれど、眠くて起きてられなくて、崇が帰ってくる前に寝た1時半くらい。
1月6日、目覚めると真っ白だった。ビアンカの部屋の窓からは、庭が見下ろせて、冬の庭、しんとしているBBQセットなどがある庭が雪をかぶっていた。3階の高さまで伸びている雄大なモミの木(違うかも。見た目はミノの木)が雪を纏ってとても素敵な景色。良いなぁ、という気持ち。
11時にビアンカの友達のJennaに会いに雪の中のBrooklynを散歩して行った。ピンからキリまで幸せだったなぁ。過去にソールライターの展示には2回ほど行った。渋谷で見たNYの雪景色。憧れていたとかそういうのでもなかったけれど、ポールオースターが表紙に使うソールライターの景色。『キャロル』のシーンと区別のつかないようなソールライターの景色。知らぬ間に胸の内に積もっていた景色だったんだろうなぁ。それが今、自分をまとっているこの現実である、という時間がひたすら嬉しかった。もう、カリフォルニアのことなんか完膚なきまでに意識から吹っ飛んでいた(笑)まだ戻って24時間経ってすらいないのに、自分はやっぱりNYジャー!という感じがおかしかった。
そんな訳なのでJennaとも楽しく喋って、かっこいいコーヒーショップで楽しい時間を過ごした。私は観ていなくて、「観てないの!?(日本人なのに!)」とサティアとかによく言われたSHOGUNがなんだか賞を獲ったタイミングで、カフェのテーブルに転がっている新聞の一面の中にガッツポーズをした浅野忠信がいた。丹念にリードの色選びをした。楽しかったなぁ。誰にこの色、というのはもう諦めて、ただただ自分の好みの色の組み合わせを4本分考えた。Jennaは鋭いことを言ってくれて、私のこのNY熱は、どこまでがいっときのもので、住んでみたら感じる不都合も踏まえたらまたどう感じるか楽しみだね、と言っていた。それはもちろんそうだよね。Jennaはウィーンに住みたいと感じているらしい。私は昔ヨーロッパを旅して、住みたいと思いはしなかった、NYで初めて、ここに住みたいと感じる旅先に出会った、と言ったら大きな反応が返ってきて、自分はウィーンにそれを感じた、と言っていたなぁ。みんな簡単にそう言うんだけどさ、Jennaも、住みなよ、次会う時は葉月が引っ越してきたらだね、って言ってた。いいなぁ。住みたいなぁ。
NYに住む話については昨日ぶちょーと家賃の話をして、「それは大西さんでも無理なんじゃない」と言っていた。大西さんのことは知らんけど。日本のサラリーでは無理ですね。
���ロスペクトパークをたくさん歩いて、写真を撮って、雪のブルックリンを噛み締めた。どこを切り取ってもソールライターの景色が現実にあることを楽しんでいた散歩の後半に、公園から見える空の模様がマルグリットの色と景色だった。マルグリット美術館に行ったのは10年も前なのに、自分の中にしっかりと残っているマルグリットの作品が、(ブルックリンの空を見ていたら、)コトコトと弱火で煮詰まるジャムの表面みたいに胸の内でざわめいた。
夜ご飯は家から歩いて2分くらいのラーメン屋さんに行った。2,3千円かけてラーメンなんて食べなくて良い!日本に帰ったらいくらでも美味しいラーメン食べれるから、そう思っていたのだけれど、ビアンカが大好きなラーメン屋さんが近所にあるとお薦めしていて、行っちゃった。恵比寿とかにもあるみたい。ダンボ。美味しかった。しかも、“NYでラーメンは高い”と言う思考が先行していたけれど、よく考えたらこの味をこの値段で食べれるなら決して高い代物ではないなと、われ、既にニューヨーカーザイフなり(入り口変わらないのに!!!)。2025年1月6日のこと。
1月7日、朝起きるとLAが燃え出していた。今日も同じ時間に同じカフェにJennaに会いに行って、早速作ってくれた4本のリードを受け取りに行った。崇とも笑っていたのだけれど、オーダーまで済ませておきながら値段を知らず、どうしよう信じられないほど高かったら、と楽しみに出かけた。旦那さんとわんこも一緒に来てた。旧正月で台湾に帰る前に仕事は済ませちゃいたいの、と速攻で作ってくれた。Jennaは今夜から台湾へ戻る。そうそう、232 Guest Houseのオーナー、億万長者の台湾人も、私が着いた日の朝に、台湾に戻ったとエドが教えてくれた。だから私たちは、本当の大家さんには会っていない。グループチャットで文字だけ見た。insta覗いた感じではドバイとかアブダビとかがとっても似合う感じの女性だった。デヴィ夫人とかと仲良さそうな感じの。ビアンカやエドは、どうしたらそんな人と知り合いになったんだろうね、と崇と首を捻った。友達の友達のパーティで、みたいなそういう事らしいけれど詳細は聞き取れなかった。
得意の、文脈がジェットコースター級に曲がりくねる文章になるけれど、そう、このタウンハウスで生活できると言うことは、本当に異次元の幸運なのである~~~。
そもそも、タウンハウスは庶民が暮らす家じゃない。ハリウッド俳優とかそう言う人が住んでいるところらしい。あれだね、なんか急にノッティングヒルの恋人たちのシーンを思い出した。マット・デイモンとか住んでいるらしい。私も通りでなんか見たことあるモデルさん見かけたけど、名前は思い出せなかった。だからんなだと言う感じがするのがNYだよね。
クリスティと言うここの大家さんは、南米だっけ?とかでも不動産業を営んでいるらしい。まだ30代、そんなにわたしたちと変わらないと聞いた。家業だそうです。家業を継げるの凄いよね。MITからのコロンビア出て、NYには一年のうち居て良い日数に限りがあるから、帰ってきたと思ったらまたすぐどこかに行っちゃうらしい。てことはさ、エドとビアンカはそもそもあの豪邸に多くの時間を2人で過ごしているのか、すげ。 LAでビアンカとお茶をした時に、ビアンカが家はどう?と聞いてきて、「more than amazingだよ」と答えた。「そういえば、キッチンにあるたくさんのおやつ、あれ全部自由に食べてね」と。「クリスティがいつも大量のお土産と共に帰ってきて、全部キッチンに放って、でまた数日したらどこか行っちゃうから、いつも私が整理してるの。クリスティは買ってくるだけだから、だから食べてね」と。片付けるの大変なんだから、とお茶目に笑っていた。
途方もなく優雅なキッチンに、大きな恐竜のぬいぐるみが座っている。大量の酒瓶がバーの壁のように飾られている。そしてたくさんのおやつ、半分くらいが日本のお菓子がセレクトショップのカウンターみたいな具合に整頓されて並んでいる。そう言うの全部、クリスティが買ってきて、ビアンカが片づけているんだろうね。大きな大きなミラーもある。ワインセラーにはぎっしりとワインが眠っていて、怖いくらい高級なボトルの木箱がすごく高いところに何箱も重なっている。LAから戻った後は、気にせずおやつを摘んだ、白い恋人とかそういうの。
1月7日、グループチャットに「キッチンで気をつけることやルールはある?」とチャットを投げた。包丁が10本くらいあって、肉と魚は分けてるのかね、とかさ。3階にいるエドがすぐに返事をよこして、「この質問に答えられるのはビアンカだけだよ」と。クリスティからは「包丁もまな板も使い分けてない、好きに使って!でも上にしまってあるワイングラスは食洗機に入れないでね」とのことだった。そんな恐れ多いグラス、はなから使う気ございませんでしたさ。
LAのお茶でビアンカが「キッチン使ってるの?」と聞くので、「使ってるなんてもんじゃないよ、ほとんど毎食使ってる。あんな夢みたいなキッチン、何しても楽しくて。クリスティも料理しないんだってね」と答える。エドは一生ウーバーガイ。本当に、信じられないほど一生ウーバーで生きている。それはそれでニューヨーカーだな~と感じた。ビアンカは「私のものはほとんどなくて、あれ全部、元からあったものなんだよね」と言っていた。はて。料理をしない人間が、あんなにも全て揃えたのかと思うと、やっぱり全然意味わからない人間がこの世にはいるんだなと思った。広いキッチンには、全部揃っている。ポルトガルから来たらしい積み上がった魚の絵が描かれたお皿は、パーティ用、って感じで、クイジナートのホールセット!と言う感じの大小様々なフライパンから鍋がひとしきり揃っていて、象印の炊飯器も、たこ焼き器も、全部ある。おろし器がちょっと使いづらかったり、計量器の電池が切れていたり、確かにところどころ料理をしない感じはあったけど、ものは全部揃っているキッチンだった。(コーヒー器具以外)。一番料理というかこのキッチンは使われていないんだろうなと感じたのは、皿のしまわれ方。皿が、縦並びなんだよね。2枚出すと、もう雪崩が起きる寸前。出すのもしまうのも、やりづらいことやりづらいことこの上ない。「本当に使ってないんだろうなと感じるよね」崇とよくそう言い合った。
1月6日に初めてUnionにラーメンを食べた後に行って、何かと高くてやめたのだった。これだったら明日トレジョに行こう、と言って、最低限必要な玉ねぎとニンニクくらいしか買わなかった。1月7日におすすめリストに載っていたパン屋さんに行ってサワドーをゲットした。跳び上がらんばかりに美味しかったので、Unionに飛んで行ってバターを探した。美味しいパンには美味しいバターを惜しみなく。あの高級スーパーならばきっと美味しいバターがあるはずだ、と。バターを買いに行ったついでに、ちょこまかと買い物をした。油とか。トレジョは遠くてね。あ、Unionは歩いて26秒くらいなので、火をつけっぱなしでも足りないものがあれば買い物に行くくらいの距離。リビングで何かをつまんでワインを飲んでいたらエドが降りてきて、Unionで買ったと言ったら、「wowwww, the most expensive glousery store in this neighbor」と茶化していておかしかった。そうなんだね、高いなとは思ったけど、そのクオリティの高さにワクワクちゃってついつい楽しんでいたけど、ここに住む人をもってして、そんな言い方するスーパーだったとはね。高いけど楽しいスーパーと言えば、広尾のイータリーってすごい楽しいじゃないですか、生ハムとか生ハムのコーナーとかチーズコーナーとか。あんなところに毎日用はないけど、楽しいじゃん、あそこ。ニューヨークのイータリーは全然面白くなかった。普通に面白くないスーパーのそれって感じだった。その違いが面白いよねぇ。スタバの扱いが、日本で言う吉野家以下みたいな、日本とNYの違いかな。(吉野家を悪く言うつもりは1ミリもないんだけど、難しいな、こう、とにかく安い飲食、という意味合いで言いたかった。吉野家に行かないのでそもそも公平なジャッジをできていないなり。)あ、NYにラーメン一蘭とかビアードパパが堂々としたいでたちで店舗を構えているんだけど、日本だと田舎の国道沿いとか、駅ナカにあるような、逆��現象もまたおかし、よね。
ところでエドは、一生ウーバーだけど、飲料だけは買いに出る。コーヒーを買いに出て行ったり、唯一スーパーで買うものがソーダ水のボックス。ライム風味の炭酸水の250ml缶をよく箱で買っている。冷蔵庫には調味料と、エドのソーダが入っていた、私たちが来るまでは。私たちはもりもりと野菜を買ったりいつもチーズを用意していた。私はエドのソーダスペースを埋めちゃいけない、と引き出しに自分のものをしまうのだけれど、崇さんは本当に細かいこと気にしないので、何度しまい込んでも、崇が使う度に全部がメインの、一番手の届きやすい場所に出ていて困った。何度仕舞っても、戻されちゃう。後半はもうエドのソーダは冷蔵庫に眠らなくなった笑 部屋に置いていたみたい。ごめんねエド。
1月8日、LAの山火事が只事じゃない感じになってきた。ビアンカに連絡をして、映像の入手を手伝ってもらえるだろうかと聞いたら、速攻で動いてくれた。この頃、ビアンカも停電中の日々を過ごしていたとは梅雨とも知らなかった。自分は離れたところにいるから大丈夫だ、心配してくれてありがとう、と言っていたから、大丈夫なんだと思っていたけれど、他に比べれば大丈夫、程度の事だったとは、後から知った。崇が、仮に葉月が行ったら、何をするの?と聞いていて、さぁ、何ができるんだろうね、とモロッコではこうでああだった、みたいな会話をしながらパスタを作ったりしていた。崇は気に入る所があるらしく、副業できるかな、とかセカンドライフで考えようかな、などと言っておった。好きにしてくれ。
ジムさんのメールを読んで、だよね、流石にPWJが出ていくって運びにはならんよねと思いながらトレジョでたくさん買い出しをしてきた。日本の朝が来て、ジムさんの発言を無視した感じでチャンウさんが動き出している感じが漂っていた。ぶちょーに、できる事があればなんでもする、とチャットを入れた。運転できるのでしたっけ?と返事が来た。どうだろな、行くのかな、行かないのかな、フィフティフィフティという感じで眠りについた。
1月9日、行くとも、何にも聞いていなかったけど、チャットが出来ていて、保険をかけられないから自分で入ってくださいねと言われた。その前に誰か、航空券買えと言ってくれや、と思いながら自分で買った。情報収集に取りかかるのと、飛行機を買うのと、宿を決めるのと、レンタカーを押さえるのと、バタバタしていたらあっという間に時間が過ぎた。慌ててサティアん家に行って、カリフォルニアに行く間置かせてもらっていた荷物を回収しに行った。サティアの家には、NYに戻ったらお土産のナパワイン持ってゆっくり遊びに行きたいと思っていたのに。大慌てで荷物を回収した。そこにポロシャツが入っているのでね。
健太郎に詫びの連絡を入れたら「NO WAY!!!」と返ってきた。緊急に出るのは3回目だ。いつも誰かに謝っている。でも、行かないっていう選択肢は無いんだよなぁ。だから、気づいたらこんなに長いことここにいるんだろうなぁ。
なんだかすごくバタバタしていて緊急感が満ちていたので、落ち着きを取り戻そうとスパイスカレーを作った。ライスは崇が買っていたジャスミンライス。JFKに夜中についた晩にオーダーしたタイカレーがあまりにも辛くて全然進まなくて、ライスを買い足したやつ。
そうやって、あっという間に、LAに向けて出発した。1月10日の朝4時、崇にさよならも言わずに暗いブルックリンを後にした。まだ深夜帯でちょうど良いサブウェイが無くて、20分も寒い中歩いて行った暗いブルックリンの大通り。精算できるんだなこの交通費、と思って初めて券売機で列車のチケットを買った。
そして、崇の言うことに騙されてはいけない!!!国内線だったら1時間前で大丈夫、と言っていて、すっかり信頼していたけれど、私みたいな人間は1時間前では間に合わない。なんだかのトラブルで、検閲の列が違う階に誘導されて、みんなでゾロくらと並び直すという異様な感じだった。
仕事なのに乗り遅れるとかありえない!!とヒヤヒヤしまくった明け方のJFKだった。あれは本当にヒヤヒヤしたなぁ。検閲の長蛇の列に並んでいるうちにボーディングが始まって、すいませんすいませんと謝り続けて長蛇の列を抜かさせてもらって進んで、最後のところでグッチを身に纏ったピンクのファーを着た女性に、「アンタの飛行機何時な訳?」と言われて時間を言ったら、「アタシの方がもっと早いのよ」と怒っていて、シュンとして、その女性の後ろの黒人さんに入れてもらった。同じようにすいませんすいません、乗り遅れるんです、と詫びながら追い越して行った白人の女の子が半べそかいていて、内心共感したけど、ちょっと楽しんでもいた。こんなこと二度と経験したくないし、しないだろうな、貴重~みたいなね。検閲超えた瞬間猛ダッシュして、見事グッチの女性も猛烈に追い越して走って行ったら、案外すぐにゲートがあって無事も無事、すごく無事に乗り込んだ。そんな感じで、あっという間にカリフォルニアに舞い戻った1月10日、とこの誕生日。デヴィッドボウイの命日。
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今週の定休日に
一年振りに北海道へ行ってきました。
今回の旅も温泉がテーマなのですが
一つ大事な用事もありましたので
心して行ってきました。
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朝早く新千歳空港に着き
JRで苫小牧駅へ向かいます
苫小牧まではsuicaで行けますが
苫小牧から先はsuicaは対応していないので
切符を買って乗る事になります。
最強寒波襲来という事で
北海道も雪が降ってますが
思っていた程ではなく一安心
車窓に広がる
北海道らしい景色を眺めていると
冬の北海道へ戻ってきたなと
嬉しさがこみあげてきました。
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着いた駅は虎杖浜です。
この駅を利用するのは2回目
ここで下車したのは私と妻の二人だけでした。
ここから目的地の温泉まで
国道36号線沿いを約30分歩きます。
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「湯元ほくよう」
少しレトロな作りですが
温泉が素晴らしいです!
特に露天が最高
近くにある「アヨロ温泉」にも
入った事があるのですが
泉質は違いますね
ほくようの方が優しい湯でした。
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雪がチラついてますが
ゆっくり湯につかったので
体はポカポカ、熱いくらいです。
国道36号線沿いは
廃墟となった建物が多くあり
少し寂しい感じなのですが
ひと際目立つこちらのお店があります
TVでよく話題になる「かに太郎」です。
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ここのカニ飯を食べてみたかったのですが
この日は残念ながら
営業しておりませんでした。
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国道沿いのバス停でバスを待っていたのですが
車に乗ってる人達からかなり見られました(笑)
確かに、この時期に
海沿いの屋根も何もないバス停で
待ってる人なんて滅多にいませんからね。
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その後はバスで登別まで行き
そこから目的地の「登別カルルス温泉」へ向かいます。
観光地としてにぎわう登別温泉とは違い
もっと山の上にあるのが登別カルルス温泉
宿は3軒
路線バスなども通っていないため
なかなか行きづらい場所にある温泉です。
カルルス温泉に着いたら雪が強くなってました
フワフワのパウダースノーなので
風で雪が舞っています
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ブーツが雪に埋もれても全然濡れない
本当に雪の結晶が舞っているみたいです。
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「鈴木旅館」
ここの温泉も入ってきました。
湯船は3つ
源泉と加水の湯が2種類
湯量はかなり豊富
トド寝ができるほどです。
このお宿は地域猫を保護されているので
入口に沢山かわいい猫がいました
猫好きにもたまらないお宿だと思います。
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「山静館」
こちらに泊まらせていただきました。
内湯は源泉と加水の2つ
もちろんかけ流しです。
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素晴らしかったのが露天風呂
熱めの源泉が外気にふれて
丁度良い温度になっています。
最高の雪見風呂
気持ち良すぎて夜と朝
2回入らせていただきました。
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食事はこちらの名物「地鶏のたたき鍋」
これが本当に美味しい
ついついお酒もすすみます。
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次の日は帰る前に大事な用事
エゾ鹿の革を仕入れにいってきました。
当店オリジナルの
ビスポークサンダルで使うスペシャルな革として
エゾ鹿はどうだろうと
ずっと考えていたのですが
ジビエ系の革は流通が少なく
ましてやエゾ鹿となるともっと少ない
なんとか縁あって
エゾ鹿の革は手に入るようになったのですが
サンダルに使える厚みのある革は少ない
特にいい黒が無く
困っていたのですが
今回ありがたい事に手に入れる事ができました。
クローム鞣しのエゾ鹿革
厚みも充分です。
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今年はエゾ鹿の原皮が少ないらしく
タンニン鞣しの柔らかいのしか
作らないかもと言っていたので
これは貴重かもしれません。
既に、エゾ鹿革のサンダルは
サンプルを作っていますので
近いうちにお披露目できると思いますので
楽しみにお待ちくださいね。
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北海道から
意気揚々とエゾ鹿革を持ち帰り
履いていったブーツ
KOKON「414」オイルレザーをブラシしました。
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あれだけ雪道を歩きましたが
ブラシだけでこの感じ
クリーナーもクリームも入れてません
水気の少ない
北海道のパウダースノーだからでしょうか
ノーダメージです
これならブラシだけで充分ですね。
.
一泊二日でしたが
基本的に温泉を楽しむだけなので
最近はこのぐらいの
コンパクトな旅がいいなと思ってます。
次の旅がいつになるかは分かりませんが
北海道は年一ぐらいで行きたいですね。
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