#大根の葉の炊き込みご飯
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momokuri-sannen · 1 month ago
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チャーハン
残った冷飯でチャーハンを作る。
もうなんていうか、昼飯のあるべき姿なのである。
キムチがやはり冷蔵庫に残っていたのでキムチと昨日のメンマ。ドキュメント72hoursの年末スペシャルを見ながら食う。
腰は痛い。
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豚しょうが焼きと大根の葉の炊き込みご飯
どっちも手のかからないメニューなのである。
近所には農家さんがままあって、そこで葉つきのとんでもなくデカい青首だいこんを買ったので、その葉っぱの一部を炊き込みご飯にした。
ごはんはうっかり早炊きモードで炊いてしまい、とんでもなく生になってしまったので、再度早炊きにした。
テレビはすっかり年末スペシャルだらけになってしまってつまらないのでYouTubeばかり観ている。
ちょっと前までは年末というとレンタルビデオが盛況だったのだけど、今どきはどうなんだろう。
ごちそうさん。
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kennak · 11 months ago
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本来は親友に向けたマンションリフォームのアドバイスだが、LINEで送るには長すぎるので、増田の日記として公にさらしてみる。ブコメやトラバで有用な反論が得られるかもしれない。祝1000user超え。いろんな意見が聞けて楽しい。おそうじ浴槽がみんなに届いてうれしい。祝2000user超え。自分の知識がみんなの役に立ったようでうれしい。はてブ愛してる。増田は建築士としてそれなりに経験値はあるが、住まいのあり方や価値観は本当に多様なので、N=1の意見として参照するぐらいがちょうどよい。大前提適切な断熱壁と二重ガラス樹脂サッシが装備されていること。それがない建築が許されるのは安藤忠雄だけ。既存のサッシが交換できないならインプラスなどの内窓をいれればよし。風呂編おそうじ浴槽!これが言いたくてこの長い日記を書いているといっても過言ではない。google:image:おそうじ浴槽 他の設備投資を削ってでもこれを装備してほしい。日々の家事から風呂そうじを排除できるのでオススメ。じゃあ何を削ればいいかというと、、、鏡→いらない。水アカ掃除の手間を増やすだけ。化粧棚→いらない。必要に応じて山崎実業のマグネット収納をつかえばよい。浴室乾燥機→いらない。アイリスオーヤマの除湿器で代用できる。風呂の入り口付近にコンセントを用意しておく。上下するシャワーフック→これはいる。が、山崎実業のマグネットフックで代用可能。風呂のサイズは1620か1616にする。この2つは浴槽が1.6mあるから足を伸ばせる。そのほかの1416とか1418 etcは浴槽が1.4mになってしまう。ただし1616は一般に住宅用しかない。なぜか1620はマンション用もある。住宅用とマンション用の違いは施工に必要な天井の高さ(これショールームのスタッフすら知らなかったりする)。マンション用のほうが必要高が低いので、排水の勾配など制約の多いマンションでも施工できる。逆に言えばその制約さえクリアできれば住宅用をマンションに施工することも可能。最近は1616でもマンション用があるとのこと。TOTOは1717というさらに浴槽が大きいやつもあるらしい。トラバ感謝。なお換気扇は選べるならパナソニック製をオススメする。パナソニック以外は換気扇の羽を外すことができない。それでお前は何にしたノーリツのユニットバス1616。標準でおそうじ浴槽がついてくる。なぜならおそうじ浴槽はノーリツの特許だから。だがコスパが高すぎて儲からなかったのかノーリツはユニットバス事業から撤退してしまった。。。床編なぜか無垢フローリングにあこがれる人が多いが、高いし隙間が空くしメンテも大変で何がいいのかさっぱりわからん。オススメは厚突きフローリング。無垢の質感とべニヤの寸法安定性を両立している。薄い突板のフローリングは偽物感がすごいので、だったら偽物でいい。マンションだと防音フローリングといってふにゃふにゃのフローリングを勧めてくる工務店がいるが、これは工務店の施工が楽になる建材でユーザーにメリットはない。下地側で防音は確保できる。仕上げの塗装ウレタン塗装やUV塗装は強靭で水を放置しても浸透しない。ただし傷ついたときの補修はプロに依頼しないといけない。自然ワックス仕上げは質感に優れるが、醤油をこぼしたのを一晩放置すると浸透してシミになる。数年おきに塗り直しが必要だが自分でDIYできる。どっちが良いかはお好みで。それでお前は何にしたニッシンイクス150mmオーク自然オイル仕上げ/30度ナナメ貼り。複合オーク150幅 | 無垢・複合フローリング・不燃ボード|NISSIN EX.本当はヘリンボーンにしたかったがめっちゃ高いのでナナメ張り。床暖房温水式にしよう。電気式は暖まるまでの時間がかかりすぎて実用的でない。壁や天井の仕上げ天井躯体あらわし!中古マンションでなければできない仕上げ!天井は水漏れでカビてなければそのままつかえるはず。ぜひやろう。壁壁面は大抵のマンションで解体後にGLボンドという接着剤が盛大に残るので、上から塗装するかそのままにするかを判断する必要がある。google:image:GLボンド 撤去 マンションリフォームの事例集で綺麗なコンクリート壁がでてくる場合があるが、あれはもう一回壁を仕上げなおしている。余談だが世の中のほとんどのコンクリート打ちっぱなしの建築は、コンクリの上から打ちっぱなし風の塗装をしている(安藤忠雄のように本物のコンクリートで打ちっぱなしを仕上げるのはものすごく難しい)。一般人はその塗装をみて「やっぱコンクリート打ちっぱなしはかっこいいねー」と言っている。それは塗装だ。たまに「コンクリート打ちっぱなしって寒くないの?」と聞かれるが、それは断熱が入っていない建築をイメージしているから。なので安藤忠雄の住宅は夏暑いし冬寒い。なお忠雄本人はタワマンに住んでいる。マンションの場合、隣や上階に部屋があればそこが断熱として効くので打ちっぱなしでも大丈夫。ただし床は例外。熱伝導率が高いので皮膚が触れたときに同じ温度でもコンクリートやタイルのほうが冷たく感じる。それでお前は何にした壁面はGLボンド撤去の上、塗装。一部モルタル塗り直し。一般の壁はAEP塗装の白マット仕上げ。寝���とクローゼットはモイスという調湿建材。壁紙はきらいなので未使用。キッチン食洗器海外勢のデカイ食洗器をいれよう。パナソニックのビルトインは買ってはいけない。あれは卓上タイプよりも食器が入らない。海外食洗器をキッチンをいれるときは、床から天板の下端までの高さに注意してほしい。日本だとミーレがデカい顔をしてぼったくり価格で売っているが、これは高さが80cmでギリギリ日本の一般的なシステムキッチンに入る寸法だからだ。AEGやボッシュは82cm以上を要求するので、日本の一般的な85cmの高さのカウンターだと入らないことが多い。逆に言えばとにかく下を82cm確保すればどのメーカーでも入る。AEGはカゴがリフトアップする。ボッシュは耐久性が高い。ガゲナウはボッシュの見た目をかっこよくしただけ。IKEAはAEGのリフトアップを削除した廉価版。ミーレはぼったくり(2回目)。ガスorIH中華料理命!でなければIHをオススメする。加熱時に上昇気流が発生しないから油が飛び散りにくいし、使っていないときはフラットだからほかの用途に使える。勝間和代氏はIHのガラスの上でうどんこねてた。それでお前は何にしたコスト削減のためシステムキッチンは購入せず、天板だけ買って大工さんに施工してもらった。天板の下は無印の収納を突っ込んでいる。これで百万ぐらいコスト削減。天板はシゲル工業で作ってもらった。スクエアシンクって手で溶接するからめっちゃ高いんだけど、ここはプレス品だから安い。スクエアシンク | ステンレスワークトップとキッチンシンク製造のシゲル工業その他に検討したのはキッチンハウスのグラフテクト。今でもグラフテクトはアリだと思っている。GRAFTEKT -グラフテクト- | 家具のようなキッチン・システムキッチン水栓はLIXILのナビッシュA6。濡れた手で触らないので、水栓周りがよごれにくい。https://www.lixil.co.jp/lineup/faucet/navish/換気扇はパナのDEシリーズかフジオーにしよう。メンテがしやすい。パナはDWという10年掃除不要と謳っている製品を推しているが、あれは代わりに一切のメンテができず、10年で本体交換を必要とする地雷。IHもパナ。グリルまでIHにしている唯一のメーカー。このグリルが優秀で、オーブン代わりになるし、パンもおいしく焼ける。おかげでヘルシオとバルミューダトースターが不要になった。洗面台水栓は垂直面から生えたやつにすべし。立ち水栓は根本が汚れる。ダブルボウルは便利だが、なくてもなんとかなる。それでお前はLIXILのYL-537を2台設置。洗面台と水栓が一体型で、かつ壁から水栓が生えている。本来は公���施設用のものなので耐久性が高い。それでいてシステム洗面台より安い。いいことづくめ。唯一の弱点は排水トラップが真下に生えるから下の収納に制約がでる。脱衣所にガスコンセントを引いておくと、ガスファンヒーターで冬の風呂上がりの寒さや洗面所の足元の冷えを解消できる。乾太くんやガス炊飯器もそうだが現代のガス機器は優秀なのにマイナーなのでもっと評価されるべき。トイレ安さに惹かれてパナのアラウーノにしたが、失敗した。パナはアラウーノの素材のことを「有機ガラス系新素材」とか言っているが、これは単なるプラスチック。普段は自慢の泡洗浄で汚れを防いているが、一度洗剤が切れると陶器の数倍の速さで汚れる。しかも洗剤の消費ペースが早く毎月補充が必要。めんどい。やはりトイレはTOTOにすべきだった。パナは商品設計はとても誠実なのに、どこかに弱点があると言葉のあやでごまかそうとするのがムカつく。パナソニックが聞きなれない単語を使い始めたら要注意だ!手洗い器は洗面所と同じで、垂直面から水栓が生えているやつにしよう。その点でサンワカンパニーはダメ。あいつらインスタ映えすることばっかり一所懸命でメンテのことを忘れてる。照明調光可能な照明を入れる人類は太陽の動きと連動して暮らす生活を何万年と続けてきたので、極力それに合わせた照明を計画するのが基本。究極は「日が沈んだら寝る」だが、現代人には無理ゲーなので「夕日が沈むのを遅らせる」のを目的とする。なのでだんだん暗くできる調光可能な照明をいれる。夕日の代わりなので暖色にする。色温度が変わる機能は不要。増田は風呂や納屋も含めて調光可能にした。深夜になにかを思い出して、納屋やトイレに行ったときにバチっと全開でライトが付くのは不快だ。パナソニックがまさにそういった夜間だけ暗くなる人感センサースイッチを出している。[トイレ壁取付]かってにスイッチ(換気扇連動・ほんのり点灯モード対応) | アドバンスシリーズ | スイッチ・コンセント(配線器具) | Panasonicタスク&アンビエント聞きなれない言葉かもしれない。これはタスク=作業場所とアンビエント=環境照明は別々に計画しましょうということだ。真っ暗な部屋でスマホライトをを下向きにすれば手元が照らされ、上向きにすれば部屋がぼんやり照らされる。照明は向きによって機能が変わる。食卓やキッチンなど何かしらの作業が発生する場所には下向きのライトで必要な明るさ確保、それだけでは全体が暗いので、上向きの間接照明で明るさを補うといい感じ���なる。食卓の上にペンダントライトを吊るのはタスクライトのためであってオシャレのためではない。この「何かしらの作業が発生する場所」はライフステージの中で結構変動するので、照明の位置や向き、数を可変できる「照明ダクト+スポットライト」が増田のオススメ。白くて丸いシーリングライトは、タスクに必要な明るさを確保しようとするとアンビエントまで過剰に明るくなる。すると眼の光彩が絞られて手元が暗く感じる→さらに明るいシーリングライトを買ってきて・・・の無限ループに陥る。親のいる実家がどんどん明るくなるのはそのせい。シーリングライトは法律で販売禁止にすべき。それでお前は何にしたタスクライト→天井に配線ダクトをつけまくり、MAXRAYのレトロフィットスポットライトMS10481-44にウシオ電機のCシリーズの電球。 LDR6/5 E11 φ65 ロング(スポットライト) | 照明器具のマックスレイ | ウシオライティング(製品サイト) 信頼できるメーカーで調光可能で演色性が高くてそれなりに安いとなるとこのへんになる。ウシオ電機は一般にはあまり知られていないかもしれないが、建築業界ではとても有名な照明メーカー。器具自体はデザインでお好きにどうぞ。よく「LEDは10年もつぞ」と言われるが、その前に5年ぐらいで制御基板が壊れるので灯数が多い器具は電球が分離できるやつにしておいたほうがいい。アンビエント→リビングはコイズミの棚上照明。商品名の通り壁面収納の上を間接照明にして天井を照らしている。Shelf’s Compact Line|シェルフズコンパクトライン|コイズミ照明株式会社寝室は壁面にパナのホームアーキの壁面ブラケット。天井には照明無し。HomeArchi(ホームアーキ)|ブラケット|住宅用照明器具 | Panasonicスイッチ基本スイッチはすべてパナのリンクプラスで遠隔操作可能にした。正直高くついたしアプリは超クソだが、PSEを遵守したなかで選ぶとパナしかない。Philips Hueなどのスマート電球でリンクプラスの代用とすることも可能だが灯数が多いときはあまりオススメしない。演色性が低いのと基盤がすぐ壊れる。アプリはクソなので(2回目)、これらをArduino+Homebridgeで自動制御しているが、詳細を書くとこの日記が3倍に膨れ上がってしまうので、そのうちQiitaにでも書く。なお照明は製品設計としてそれなりに奥が深いので(インバーター周波数とか演色性とかカンデラとルクスとルーメンの違いetc)なるだけパナか照明専業メーカーのものを使おう。安いからってアイリスオーヤマとか買っちゃダメ![B! 家電] ブログ アイリスオーヤマのLEDシーリングライトのチラツキが酷いパナのアプリがクソで思い出した。パナソニックの玄関ドアホン、これもアプリも超クソだった。ピンポーンとなって��らスマホで出るまでに30秒はかかる。 30秒もまたせたら相手は留守だとおもって立ち去ってしまう。それじゃあ、と思ってアイホン、Google Nest、Alexa Ring、も買ったが同様に遅延がひどい。どうしろと!!→結果、Aqara G4でなんとかジプシーを卒業できた。今んとこまともに機能するスマホドアホンはこれだけかも。安藤忠雄は好きです。
マンションリフォーム虎の巻
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akitakuronekoya · 10 months ago
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【実食】春の恵み・こしあぶら&こごみ&笹竹
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↑天然山菜「こしあぶら」「こごみ」「笹竹」を使って、春にしか味わえないメニューを4品作ってみました!
「こしあぶら」「笹竹」の比内地鶏炊き込みご飯
「こごみ」のおひたし
「こしあぶら」「笹竹」の味噌炒め
「笹竹」の味噌汁
です!天然物満載の贅沢サラメシ。レッツクッキング。
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↑こごみはおひたしに。シンプルイズザベスト。
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↑家の近くで採れた笹竹。採集量が少なく市場にあまり出回らない貴重なたけのこです。「根曲がり竹」よりもずっと細身で、やわらかい食感。お味は根曲がり竹に負けないおいしさ。
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↑洗って土を落とし、皮をむきます。
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↑そして薄くスライス。
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↑1品目の「こしあぶら」「笹竹」の比内地鶏炊き込みご飯です。
具材は、笹竹・比内地鶏・舞茸・比内地鶏だし飯の素。こしあぶらは最後に投入します。
地元秋田でも貴重なお肉である比内地鶏を入れました。秋田名物にこだわってみた。
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↑無印良品の土釜おこげちゃんで炊飯じゃ!
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↑炊いている間に、こしあぶらの下処理をしておきます。
はかまを取って、根元のかたい部分を薄くそぎ落とし、短めにカット。
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↑たっぷり20個くらい刻みました。
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↑炊き上がったら、生のこしあぶらを投入!余熱で加熱するので大丈夫。逆に火で下準備してしまうと、火が入りすぎて香りが飛んだり、色が落ちたり、やわらかくなりすぎたりしてしまいます。生のこしあぶらを投入することがポイントです。
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↑葉っぱの部分も入りました。こんなに入れちゃって大丈夫か!?と思われるかもしれませんが、おいしくなっちゃうだけなので大丈夫。
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↑こしあぶらを入れたら、よくかき混ぜます。
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↑10分程蒸らして、「こしあぶら」「笹竹」の比内地鶏炊き込みご飯の完成です!
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↑炊き込みご飯を蒸らしている間に、もう1品作りました。「こしあぶら」「笹竹」の味噌炒めです。味付けは味噌・砂糖・みりん。甘塩っぱいお味で、ご飯が進むおかずにぴったりです。
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↑さらにもう1品。「笹竹」の味噌汁も作りました。笹竹をサッと茹でたら、お出汁と味噌で味付けするだけ。いつもの味噌汁が笹竹のおかげで豪華になっちゃった。
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↑全てのメニューが揃いました!天然山菜をふんだんに使用した超贅沢特製サラメシの完成です~!
比内地鶏の炊き込みご飯は、こしあぶらがさわやかに香って、笹竹の食感が新鮮で、比内地鶏の旨味が効いてて、めちゃうまでした!
こごみにかけたのはごまドレッシング。味噌マヨにしても美味しいし、醤油オンリーにしても美味しい。天才こごみ。食感シャクサク。茹ですぎないのがポイントです。
あまじょっぱいお味の「こしあぶら」「笹竹」の味噌炒めは、お味と香りの相性抜群。炊き込みご飯がさらに進みました。
こしあぶらやこごみが手に入ったらぜひお試しいただきたい!
天然山菜「こしあぶら」「こごみ」はヤフーショッピングで販売中!シーズン後半になってまいりましたので、ご予約はお早めに。
■秋田の天然山菜「こしあぶら」のご予約はこちら!
■秋田の天然山菜「こごみ250g」のご予約はこちら!
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oharash · 2 years ago
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余花に吉兆
1.  友人あるいは恋人のようなことを始めたら、もっと分かり合えて親密な空気だとか柔らかな信頼みたいな��のが生まれるかと予想していたが、俺らの空間は特段何かが変化することもなく、近すぎず遠すぎずの関係が果てなく伸びていくのみだった。  大切なものを手のひらに閉じ込めるような日々だった。彼の大きな体は存在感だけでもどこか騒々しかったが、無音より心地よかったのだ。
 うずたかく積もった瓦礫がようやく街から消える頃、俺は人生初の無職デビューを飾った。事務所は畳んだし復興支援委員会の任期も終わった。警察や公安、行政から相変わらず着信や不定期な依頼はあれど、様々な方面からの誘いを断り所属する場所がなくなった俺はぼんやりと初夏を迎えることとなった。  無職になりまして。とセントラルの定期通院の帰り、待ち合わせた居酒屋で焼き鳥をかじりながら言うと彼は呆けた顔で俺を見た。エアコンの効きが悪いのか、妙に蒸し暑くてふたりとも首筋にじんわり汗が滲んでいる。 「お前が?」 「はい。しばらくゆっくりしてから次のこと考えようと思って」 「お前にそんな発想があったとは」 「どういう意味ですか」 「休もうという発想が。いつも忙しく働いとったろーが。そもそも趣味や休みの過ごし方をお前の口から聞いたことがない」 「それ元SKたちにも言われましたわーー。人を仕事人間みたく言わんでくださいよまあその通りですけど。今までやれなかったこと全部やったろ、と思ってたんですけど10日で飽きました。福岡いるとどうしても街の様子気になっちゃうしホークスだ〜〜♡ て言われるし、どっか旅行でも行けばって言われるんすけど全然そんな気になんないんすよ。来月には引きこもりになってるかもしれねっす」  そしたら会いに来てくださいね♡ と言ったら、彼は釈然としないような、そして何かに耐えるような、そんな顔をした。  店を出ると強い風が頬を打った。まだほんのわずか残っていた春の気配が吹き飛んでいく。じゃあ、と手をあげかけたところでデカい手が伸びてきて顎を掴まれた。「飲み直すぞ、うちで」「ひゃい?」かくて俺はそのままタクシーに突っ込まれ(この人と乗る後部座席は超狭い)、轟邸へお持ち帰りされること��なった。
 暗闇の中でうずくまる恐竜みたいな日本家屋。数奇屋門と玄関の間だけで俺の1LDKがすっぽり入りそう。靴を揃えて上り框に足をかけると今度は首根っこを掴まれた。連行されるヴィランそのままの格好で俺は廊下を引き摺られ居間の隣室へ放り込まれる。今夜は何もかも展開が早い。「なになに? 俺には心に決めた人がいるんですけど⁉︎」「使え」「は?」 「この部屋を好きなように使え。しばらく置いてやる」 「もしかしてあなた相当酔ってますね⁉︎」 「あれくらいで酔わん。お前が、ヒーロー・ホークスが行くところがないなんて、そんなことがあってたまるか」  畳に手をついて振り仰ぐ。廊下から部屋に差し込む灯りは畳の目まではっきりと映し出しているけれど、彼の表情は逆光でわからない。 「俺、宵っぱりの朝寝坊ですよ」 「生活習慣までとやかく言わん。風呂を沸かしたら呼びに来てやるからそれまで好きにしてろ」  けれど俺が呼ばれることはなく、様子を見に行くと彼は居間で寝落ちていたのでやっぱり酔っていたのだと思う。デカい体を引きずって寝室に突っ込んだ。風呂は勝手に借りた。
 酔ってはいたものの彼の意思はしっかり昨晩にあったようで、そして俺も福岡に帰る気が全くおきなかったので、出会い頭の事故のように俺の下宿生活は始まった。  「うちにあるものは何でも好きに使え」なるありがたいお言葉に甘えて俺は巣作りを開始した。足りないものはAmazonで買った。徹夜でゲームしたりママチャリで街をぶらついたり(帽子をかぶってれば誰も俺に気づかなかった)ワンピース一気読みしたり豚肉ばかり使う彼からキッチンの主権を奪いそのまま自炊にハマったりもした。誰を守る必要もなく、誰かを気にかける必要もない。誰を満足させる必要もなかった。彼が出かける時間に俺は寝ていたし夕飯も好きな時間に食べていたので下宿より居候の方が正確だったかも知れない。誰かとひとつ屋根の下で暮らすことへの不安はすぐ消えた。早起きの彼がたてる足音や湯を使うボイラー音、帰宅時の開錠の音。そんな他人の気配が俺の輪郭を確かにしていったからだ。  ヒーローを引退した彼は事務所を売却したのち警備会社の相談役に収まっていたがしょっちゅう現場に呼ばれるらしく、出勤はともかく帰り時間はまちまちだった。まあわかる。治安維持に携わっていて彼に一目置いていない人間はまずない(治安を乱す側はなおさらだ)。「防犯ブザーのように使われる」とぼやいていたが、その横顔にはおのれの前線を持つものの矜持があった。どうしてか俺は嬉しい気持ちでそれを見ていた。
2.  ある夜、俺は玄関で彼のサンダルを履き外へ出た。引き戸を開けると明るい星空が広がっていて、それが妙に親しかった。縁側に腰掛けてぼんやり彼方を眺めると星の中に人工衛星が瞬いている。ほとんどの民家の明かりは消えていて、夜は少し湿りそして深かった。紫陽花だけが夜露に濡れて光っていた。  知らない街なのに、他人の家なのに、帰らんと、とは微塵も思わなかった。俺はここにいる。知らない場所に身ひとつで放り出されてもここに帰ってくる。呼吸をするたびに心と体がぴったりと張り付いていった。  気配を感じて振り返ると、あの人がスウェットのまま革靴を引っ掛けて玄関から出てくるところだった。 「風邪をひくぞ」と言われ何も答えずにいると犬か猫みたいにみたいに抱えられ、家の中に連れ戻された。  それからほとんど毎夜、雨でも降らない限り俺は外に出て彼方を眺めた。そうすると彼��必ずやってきて俺を連れ戻した。ある夜「一緒に寝てください」と言ったら彼は呆れたように俺を見下ろして「お前の部屋でか」と言った。そうかあそこは俺の部屋なのか。「あなたの部屋がいいです」と言ったら視線がかちあい、耳の奥で殺虫器に触れた虫が弾け飛ぶみたいな音がして、目が眩んだ。 「そんで、同じ布団で」 「正気に戻ってからセクハラだとか騒ぐなよ」  彼の布団にすっぽりおさまると目が冴えた。やっぱこの人なんか変。そんで今日の俺はもっと変。分厚い背中に額をあてて深く息を吸った。おっさんの匂いがして、めちゃくちゃ温かくて、甘くて甘くて甘くて足指の先まで痺れる一方で自分で言い出したことなのに緊張で腹の奥が捻じ切れそうだった。  彼の寝息と一緒に家全体が呼吸をしている。眠れないまま昨夜のことを思い出す。俺が風呂に入ろうとして廊下を行くと、居間で本を読んでいた彼が弾かれたように顔を上げた。その視線に斥力のようなものを感じた俺は「お風呂行ってきまぁす」となるべく軽薄な声で答えた。一秒前まであんな強い目をしていたくせに、今はもう血の気の失せた無表情で俺を見上げている。妙に腹が立って彼の前にしゃがみ込んだ。「一緒に入ります?」「バカか」「ねえエンデヴァーさん。嫌なこととか調子悪くなることあったら話してください。ひとりで抱え込むとろくなことないですよ。俺がそれなりに役立つこと、あなた知ってるでしょ?」 「知ったような顔をするな」 「俺はド他人ですが、孤独や後悔についてはほんの少し知っていますよ」  真正面から言い切ると、そうだな、と素っ気なく呟き、それきり黙り込んだ。俺ももう何も言わなかった。  ここは過ごすほどに大きさを実感する家だ。そこかしこに家族の不在が沈澱している。それはあまりに濃密で、他人の俺でさえ時々足をとられそうになる。昨日は家族で食事をしてきたという彼は、あの時俺の足音に何を望んだのだろう。  いつぞやは地獄の家族会議に乱入したが、俺だって常なら他人の柔らかな場所に踏み入るのは遠慮したいたちだ。けれどあの無表情な彼をまた見るくらいなら軽薄に笑うほうがずっとマシだった。これから先もそう振る舞う。  きんとした寂しさと、額の先の背中を抱いて困らせてやりたい怒り。そんなものが夜の中に混ざり合わないまま流れ出していく。
3.  涼しい夜にビールを飲みながら居間で野球を眺めていたら、風呂上がりの彼に「ホークス」と呼ばれた。 「その呼び方そろそろやめません? 俺もう引退してるんすよ。俺はニートを満喫している自分のことも嫌いじゃないですが、この状態で呼ばれるとホークスの名前がかわいそうになります、さすがに」「お前も俺のことをヒーロー名で呼ぶだろうが」「じゃあ、え……んじさんて呼びますから」「なぜ照れるんだそこで」「うっさいですよ。俺、けーご。啓吾って呼んでくださいよほら」「……ご」「ハイ聞こえないもう一回」「け、けいご」「あんただって言えないじゃないですかあ!」  ビールを掲げて笑ったら意趣返しとばかりに缶を奪われ飲み干された。勇ましく上下する喉仏。「それラスト一本なんすけどお」「みりんでも飲んでろ。それでお前、明日付き合え」「はあ」「どうせ暇だろ」「ニート舐めんでくださいよ」  翌日、俺らは炎司さんの運転で出かけた。彼の運転は意外に流れに乗るタイプで、俺はゆっくり流れていく景色を眺めるふりをしてその横顔を盗み見ていた。「見過ぎだ。そんなに心配しなくてもこの車は衝突回避がついている」秒でバレた。 「そろそろどこいくか教えてくださいよ」 「そば屋」  はあ、と困惑して聞き返したら、炎司さんはそんなに遠くないから大丈夫だ、とまたしてもピンぼけなフォローで答えた。やがて商業施設が消え、国道沿いには田園風景が広がり出した。山が視界から消え始めた頃ようやく海に向かっているのだと気づく。  車は結局小一時間走ったところで、ひなびたそば屋の駐車場で止まった。周りには民家がまばらに立ち並ぶのみで道路脇には雑草が生い茂っている。  テレビで旅番組を眺めているじいさん以外に客はいなかった。俺はざるそばをすすりながら、炎司さんが細かな箸使いで月見そばの玉子を崩すのを眺めていた。 「左手で箸持つの随分上手ですね、もともと右利きでしょ?」 「左右均等に体を使うために昔からトレーニングしていたから、ある程度は使える」 「すげ��。あなたのストイックさ、そこまでいくとバカか変態ですね」 「お前だって同じだろう」  俺は箸を右から左に持ち替えて、行儀悪く鳴らした。 「んふふ。俺、トップランカーになるやつってバカか天才しかいねえ、って思うんすよ。俺はバカ、あなたもバカ、ジーニストさんも俺的にはバカの類です」 「あの頃のトップ3全員バカか。日本が地図から消えなくてよかったな」  そばを食べて店を出ると潮の匂いが鼻を掠めた。「海が近いですね?」「海といっても漁港だ。少し歩いた先にある」漁港まで歩くことにした。砂利道を進んでいると背後から車がやってきたので、俺は道路側を歩いていた炎司さんの反対側へ移動した。  潮の香りが一層強くなって小さな漁港が現れた。護岸には数隻の船が揺れるのみで無人だった。フードや帽子で顔を隠さなくて済むのは楽でいい。俺が護岸に登って腰掛けると彼も隣にやってきてコンクリートにあぐらをかいた。 「なんで連れてきてくれたんですか。そば食いたかったからってわけじゃないでしょ」  海水の表面がかすかに波立って揺れている。潮騒を聞きながら、俺の心も騒がしくなっていた。こんな風に人と海を眺めるのは初めてだったのだ。 「俺を家に連れてきたのも、なんでまた」 「……お前が何かしらの岐路に立たされているように見えたからだ」 「俺の剛翼がなくなったから気ィ使ってくれました?」  甘い潮風にシャツの裾が膨らむ。もう有翼個性用の服を探す必要も服に鋏を入れる必要も無くなった俺の背中。会う人会う人、俺の目より斜め45度上あたりを見てぐしゃりと顔を歪める。あの家で怠惰な日々を過ごす中で、それがじわじわ自分を削っていたことに気づいた。  剛翼なる俺の身体の延長線。俺の宇宙には剛翼分の空白がぽっかり空いていて、けれどその空白にどんな色がついているかは未だわからない。知れぬまま外からそれは悲しい寂しい哀れとラベリングされるものだから、時々もうそれでいいわと思ってしまう。借り物の悲しさでしかないというのに。 「俺より先に仲間が悲しんでくれて。ツクヨミなんか自分のせいだって泣くんですよかわいいでしょ。みんながみんな悲壮な顔してくれるもんだから、正直自分ではまだわかんなくて。感情が戻ってこない。明日悲しくなるかもしれないし、一生このままかも。  あなたも、俺がかわいそうだと思います?」 「いいや」  なんのためらいもなかった。 「ないんかい」 「そんなことを思う暇があったら一本でも多く電話をして瓦礫の受け入れ先を探す。福岡と違ってこの辺はまだ残っとるんだ。それから今日のそばはおれが食いたかっただけだ」 「つめたい!」 「というかお前そんなこと考えとったのか。そして随分甘やかされとるな、以前のお前ならAFOと戦って死ななかっただけ褒めてほしいとか、ヒーローが暇を持て余す世の中と引き���えなら安いもんだと、そう言うだろう。随分腑抜けたな。周囲が優しいなんて今のうちだけだ、世の中甘くないぞ、きちんと将来のことを考えろ」 「ここで説教かます⁉︎ さっきまでの優しい空気は!」 「そんなもの俺に期待するな」  潮風で乱れる前髪をそのままにして、うっとり海に目を細めながらポエムった10秒前の自分を絞め殺したい。  彼は笑っているのか怒っているのか、それともただ眩しいだけなのかよく分からない複雑な顔をする。なお現在の俺は真剣に入水を検討している。 「ただ、自分だけではどうしようもないときはあるのは俺にもわかる。そんな時に手を……  手を添えてくれる誰かがいるだけで前に進める時がある。お前が俺に教えてくれたことだ」 「ちょ〜〜勝手。あなたに助けてもらわなくても、俺にはもっと頼りたい人がいるかもしれないじゃないですか」 「そんな者がいるならもうとっくにうちを出ていってるだろう。ド他人だが、俺も孤独や後悔をほんの少しは知っている」  波音が高くなり、背後で低木の群れが強い海風に葉擦れの音を響かせた。  勝手だ、勝手すぎる。家に連れてきてニートさせてあまつさえ同衾まで許しといて、いいとこで落として最後はそんなことを言うのか。俺が牛乳嫌いなのいつまでたっても覚えんくせにそんな言葉は一語一句覚えているなんて悪魔かよ。  俺にも考えがある、寝落ちたあんたを運んだ部屋で見た、読みかけのハードカバーに挟まれた赤い羽根。懐かしい俺のゴミ。そんなものを後生大事にとっとくなんてセンチメンタルにもほどがある。エンデヴァーがずいぶん可愛いことするじゃないですか。あんた結構俺のこと好きですよね気づかれてないとでも思ってんすか。そう言ってやりたいが、さっき勝手に演目を始めて爆死したことで俺の繊細な心は瀕死である。ささいなことで誘爆して焼け野原になる。そんなときにこんな危ういこと言える勇気、ちょっとない。 「……さっきのそば、炎司さんの奢りなら天ぷらつけとけばよかったっす」 「その減らず口がきけなくなったら多少は憐れんでやる」  骨髄に徹した恨みを込めて肩パンをした。土嚢みたいな体は少しも揺らがなかった。  
 車に向かって、ふたりで歩き出す。影は昨日より濃く短い。彼が歩くたびに揺れる右袖の影が時々、剛翼の分だけ小さくなった俺の影に混じりまた離れていく。 「ん」  炎司さんが手でひさしを作り空を見上げ、声をあげる。その視線を追うと太陽の周りに虹がかかっていた。日傘。 「吉兆だ」
4.  何もなくとも俺の日々は続く。南中角度は高くなる一方だし天気予報も真夏日予報を告げ始める。  SNSをほとんど見なくなった。ひとりの時はテレビもつけず漫画も読まず、映画だけを時々観た。炎司さんと夜に食卓を囲む日が���えた。今日の出来事を話せと騒ぎ聞けば聞いたで質問攻めをする俺に、今思えば彼は根気よく付き合ってくれたように思う。  
 気温もほどよい夕方。庭に七輪を置き、組んだ木炭に着火剤を絞り出して火をつける。静かに熱を増していく炭を眺めながら、熾火になるまで雑誌を縛ったり遊び道具を整理した。これは明日の資源ごみ、これは保留、これは2、3日中にメルカリで売れんかな。今や俺の私物は衣類にゲーム、唐突にハマった釣り道具はては原付に及んでいた。牡丹に唐獅子、猿に絵馬、ニートに郊外庭付き一戸建てだ。福岡では10日で暇を持て余したというのに今じゃ芋ジャージ着て庭で七輪BBQを満喫している。  炭がほの赤く輝き出すころに引き戸の音が聞こえ、俺は網に枝豆をのせた。 「今日は早いですね〜〜おかえりなさい」 「お前、無職が板につきすぎじゃないか?」 「まだビール開けてないんで大目に見てください」  家に上がった彼はジャージ姿でビールを携えて帰ってきた。右の太ももには「3-B 轟」の文字。夏雄くんの高校ジャージだ、炎司さんは洗濯物を溜めた時や庭仕事の時なんかにこれを着る。そのパツパツオモシロ絵面がツボに入り「最先端すぎる」と笑ったら「お前も着たいのか?」とショートくんと夏雄くんの中学ジャージを渡され、以来俺はこの衣類に堕落している。遊びにきたジーニストさんが芋ジャージで迎えた俺たちを見てくずおれていた。翌々日ストレッチデニムのセットアップが届いた(死ぬほど着心地がよかった)。  焼き色のついた枝豆を噛み潰す。甘やかな青さが口の中に広がっていく。 「福岡帰りますわ、ぼちぼち」  彼の手からぽとりとイカの干物が落っこちた。砂利の上に不時着したそれにビールをかけて砂を流し、網の上に戻してやる。ついでにねぎまを並べていく。 「……暇にも飽きたか」 「いや全然、あと1年はニートできます余裕で」  ぬるい風と草いきれが首筋をくすぐり、生垣の向こうを犬の声が通り過ぎていく。いつも通りのなんでもない夕方だ。そんななんでもなさの中、現役の頃は晩酌なんてしなかっただろう炎司さんが俺とビールを開けている。俺らはずいぶん遠くまで来た。 「福岡県警のトップが今年変わったんですけど、首脳部も一新されて方針も変わったらしくて、ヒーローとの連携が上手くいってないらしいんすよね。警察にもヒーローにも顔がきいて暇な奴がいると便利っぽいんで、ちょっと働いてくるっす。そんで、俺のオモチャなんですけど」整理した道具たちに目をやる。「手間かけて悪いんですが処分してくれませんか?」 「……どれも、まだ使えるだろう」 「はあ。リサイクルショップに集荷予約入れていいです?」 「そうじゃない。処分する必要はないと言ってるんだ」  的外れと知っていてなお、真っ当なことを言おうとする融通のきかなさ。その真顔を見て俺この人のこと好きだな、と思う。子どものまま老成したような始末の悪さまで。 「それは荷物置きっぱにしてていいからまたいつでも来いよってことでしょーーか」 「……好きにしろ」  唸るような声はかすかに怒気をはらんでいる。さっきまで進んでたビールは全然減ってないしイカはそろそろ炭になるけどいいんだろうか。ビール缶の汗が彼の指をつたい、玉砂利の上にいびつな模様をつくっていく。 「じゃあお言葉に甘えて。それとツクヨミが独立するってんで、事務所の立ち上げ手伝ってほしいって言われてるんすよ、なんでちょくちょくこっちに滞在するので引き続きよろしくお願いします具体的には来月また来ます♡」 「それを先に言え‼︎」  今度こそ本物の怒りが俺の頬を焦がした。具体的には炎司さんの首から上が燃え上がった。七輪みたいに慎ましくない、エンデヴァーのヘルフレイム。詫びながら彼の目元の皺を数えた。青い瞳にはいつも通りに疲労や苛立ち、自己嫌悪が薄い膜を張っている。今日も現場に呼ばれたんかな。ヒーロースーツを着なくなっても、誰かのために走り回る姿は俺の知ったエンデヴァーだった。腕がなくなろうが個性を使わなかろうが、エンデヴァーを許さぬ市民に罵倒されようが。だから俺も個性なくてもできることをやってみっかな、と思えたのだ。ここを離れ衆目に晒されることに、不安がないわけではないけれど。  疲れたらここに帰ってまたあの部屋で布団かぶって寝ればいい。家全体から、やんわり同意の気配が響くのを感じる。同意が言いすぎだとしたら俺を許容する何か。俺のねぐら、呼吸する恐竜の懐の。 「その……なんだ、頑張れ」 「アザーース」  帰属していた場所だとか、背にあった剛翼だとか。そんなものがごっそりなくなった体は薄弱で心もとない。だから何だ、と思う。俺はまだ変わる。  空があわあわと頼りない色合いで暮れていく。隣にしゃがんだ炎司さんの手が俺の背に添えられた。翼の付根があったあたりにじわりと熱が広がり、そのまま軽く背を押されて心臓が跳ねる。 「来月はそば打ちでもしましょうね」  短い肯定が手のひらの振動から伝わる。新たな命を吹き込まれる俺の隣で、炭がぱちりと爆ぜた。
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asuka-iwamizawa · 1 year ago
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年末年始の行事食🐉
あけましておめでとうございます。
2024年は十干十二支でいうところの甲辰(きのえたつ)です。
甲という字は甲冑のように固いものを連想させ、
そこから、かたい殻を破って種子が芽吹くという意味を、
そして辰は十二支の中では唯一の架空の生き物、龍を意味します。
古来より龍は瑞兆を表し、躍動の象徴でもありますから甲と辰という
二つの組み合わせは「成功という目が成長していき、姿を整えていく」という
縁起の良さを表していると言えるそうです。
新しい年が皆様にとって良い年になりますようにとの願いを込めて、
大みそかには年越し弁当を、また、1月1日にはおせち盛り合わせ、
1月7日(人日の節句)には七草粥をご用意させて頂きました。
七草粥は中国の古い風習に、平安時代の貴族の初子(はつね)の
若菜摘みの風習が合わさったものとされています。
新鮮な緑の野菜が少ないこの時期、野山で食べられる山菜を摘み、
冬の間不足していたビタミンや葉酸を補給すると考えると、
なんと理にかなった風習だと古人の知恵に感心してしまいますね。
12月31日「年越し弁当」
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常食(通常の病院食です)
上段左、弁当箱より
オクラのお浸し
五目厚焼卵、煮豆
マンゴーゼリー
下段左より、
タラの西京焼き
炊き合わせ(大根、人参、高野豆腐)
南瓜コロッケ
ちらし寿司
すまし汁
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きざみ食(固い物を噛むのが苦手な方のためのお食事です。
通常のお食事をあらかじめ5mm~1cm程に刻み、噛む回数が少なくても済むようにお作りしております。)
メニューは常食と同じです。
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嚥下食(固形物が飲み込みにくい方のためのお食事です。
通常のお食事を一旦ペースト状にし、再度お料理の形に形成し提供してお��ます。)
メニューは常食と同じです。
1月1日「おせち盛り合わせ」
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常食
左より、
ご飯
絵馬かまぼこ
だて巻き
栗きんとん
黒豆
漬物
味噌汁
大根と人参のなます
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嚥下食
メニューは常食と同じです。
1月7日「七草粥」
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常食
上段左より、
しば漬け
揚げと青菜の煮物
かまぼこ
下段左より、
七草粥
味噌汁
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きざみ食
メニューは常食と同じです。
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嚥下食
メニューは常食と同じです。
次回の行事食は2月2日の節分メニューです。
2024年も患者様の笑顔が頂けるようスタッフ一同がんばります!
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greater-snowdrop · 2 years ago
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毒を食らわば皿まで
うちよそ。フェドート←ノルバ(パパ従兄弟) ※モブの死/暴力・性暴力行為の示唆
 揺れる焚火を前にマグを両手で包み込む。時折枯れ木が弾ける音を拾いながら、岩場に座すノルバはじっと揺れる炎を見据えていた。泥水より幾分かましなコーヒーはすっかり湯気が消え去り、食事の準備をしていたはずの炊き出し班がいつの間にやら準備を終えて、星夜にけたたましく轟く空襲に負けぬ大声で飯だと叫んでいた。バニシュを応用した魔法結界と防音結界が張られているとはいえ、人の気配までは消すことが出来ないがゆえに常に奇襲が警戒されるこの前哨地において、食事は貴重な愉楽のひとつである。仲間たちが我先にと配膳の前に列を成していくその様子を、ノルバはついと視線だけを向けて捉えた。  サーシャ、ディアミド、キーラ、コノル、ディミトリ、マクシム、ラディスラフ、ヴィタリー。  炊き出しの列に並ぶ仲間の名を、かさついた口元だけを動かし声は出さずに祈るように唱える。土埃にまみれた彼らが疲弊しきった顔を綻ばせて皿を受け取っていく様に、ノルバは深く息を吐いた。
「おい、食わないと持たないぞ」 「っで」
 コン、と後頭部を何かで軽く叩かれ、前のめりになった姿勢に応じてマグの水面が揺れる。後ろを仰ぎ見れば、見慣れた顔が深皿を両手に立っていた。
「フェドート……」 「ほら、お前の分だ」 「ああ……悪ィな」
 ぬるくなったマグを腰かけている岩場に乗せ、フェドートから差し出された皿を受け取る。合金の皿に盛られたありあわせの材料を混ぜ込んだスープは、適温と言うものを知らないのか皿越しでも熱が伝わるほど酷く熱い。そういえば今日の炊事係にはシネイドがいたな、と彼女の顔を思い浮かべ苦笑いを零した。  皿を渡すと早々に隣を陣取ったフェドートは、厳つい顔に似合わず猫舌のために息を吹きかけて冷ましており、その姿に思わず小さく笑い声がもれる。すかさずノルバの腕を肘で突いてきたフェドートに「面白れェんだから仕方ねえだろ」と毎度の言い訳を口にすれば、彼は不服そうな顔を全面に出しながら「それで、」と話を切り上げた。
「さっきは何を考えていたんだ。お前がぼうっとしているなんて、珍しい」 「…………ま、ちょっとな」
 ようやく冷まし終えた一口目を口に含んだフェドートに、ノルバは煮え切らない声で返した。彼の態度にフェドートはただ咀嚼しながら無言でノルバを射抜く。それに弱いの分かってやっているだろ、とは言えず、ノルバは手の中でほこほこと煮えているスープに視線を落として一口分を匙で掬った。  豆を中心に大ぶりに切られたポポトやカロットを香辛料と共に煮込んだスープは、補給路断たれる可能性が常にあり、戦況の泥沼化で食糧不足に陥りやすい前線において比較的良い食事であった。フェドートが別途で袋に詰めて持ってきたブレッドや干し肉のことも考えれば、豪華と言えるほどである。まるで、最期の晩餐のようなものだ。  ───実際、そうなるのかもしれないが。  ため息を吐くように匙に息を吹きかけ、口内を火傷させる勢いのスープを口に放り込んだ。ブレッドと食べることを前提に作ったのだろう。濃い味付けのそれは鳴りを潜めていた空きっ腹を呼び覚ますのには十分だった。  フェドートとの間に置かれたブレッド入りの袋に手を伸ばす。だが彼はそれを予測していたらしく、袋をさっと取り上げた。話すまで渡さないという無言の圧を送られたノルバは観念して充分に噛んだ具材を飲み下す。表面上を冷ましただけではどうにもならなかった根菜の熱さが喉を通り抜けた。
「次の作戦を考えてた。今日までの作戦で死者が予想以上に出るわ、癒し手が不足してるわで頭が重いのはもちろんだが、副官が俺の部下九人を道連れにしたモンだからどうにもいい案が浮かばなくてな」
 言って、ノルバはフェドートの手から袋を奪取すると中から堅焼きのブレッドを取り出し、やるせなさをぶつけるように噛み千切った。何があったのか尋ねてきた彼に、ノルバはくい、と顎で前哨地に設営された天幕を指す。中にはヒューラン族の男が一人とロスガル族の男が二人。ノルバと同じく、部隊指揮官の者達だった。折り畳み式の簡易テーブルの上に置かれた詳細地図を取り囲み話をしているが、平行線をたどっているのか時折首を振る様子や頭を掻く様子が見える。  お前は参加しなくていいのか、とノルバに問おうとして、ふと人数が足りないことに気付いた。ここにはノルバ率いる第四遊撃隊と己が所属し副官を務める第二先鋒隊、その他に第八術士隊と第十五歩兵隊に第七索敵隊がいたはずだ。そう、もう一人部隊長が────確かヒューラン族の女がいたと思ったが。  フェドートが違和感を覚えたことを察したのか、ノルバはスープに浸したブレッドを飲み下すとぬるいコーヒーを手に取り、その味ゆえか、はたまたこの状況ゆえか、眉間に皺を寄せつつ少量啜った。
「セッカ……索敵隊の隊長な、昨日遅くに死んだんだわ。今回の作戦��早朝の索敵と妨害がねェ限り成り立たなかったろ? 俺はその代打で一時的に遊撃隊を離れて第七索敵隊の指揮を預かってた。…………そうしたら、このザマだ」 「……副隊長はどうしたんだ、彼女が死んだのならそいつが立つべきじゃあないのか?」 「普通はな。ただ、まあ、お前と同じだよ。副官としては優秀だが、全体を指揮する人間とは畑が違う。本人の自覚に加えて次の任務は少しの失敗もできないとあって、俺にお鉢が回ってきたってェわけだ」
 揺れる焚火の薪が音を立てて弾けた。フェドートはノルバの言葉に思い当たる節があるのか、「ああ……」と声を零すと干し肉を裂いてスープの中に落としていく。ノルバはその様子に僅かに口角を上げると、ブレッドをまたスープに浸して食みながら状況を語った。  曰く、昨日遅くに死んだセッカは直前まで普段と至って変わらない様子だったという。しかし、日付が変わる直前、天幕で早朝からの作戦に向けての確認作業中にセッカは突如嘔吐をして倒れ、そのままあっけなく死んだ。彼女のあまりにも急すぎる死に検死が行われた結果、前回の斥候で腕に負った傷から遅効性の毒が検出され、毒死という結論に至った。  本人に毒を受けた自覚がなかったこと、術士隊がその日は夜の任であり癒し手の人数が不足していたため軽症者は各自で応急処置をしていたこと、その後帰還した術士隊も多数の死傷者を抱えて帰ってきたこと等、様々な不幸が折り重なって生まれた取り返しのつかない出来事だった。  問題は死んだ時間である。早朝からの任務を控えていたセッカが夜分に死亡し、且つ翌朝の作戦は必要不可欠であったため代理の指揮官を早々に選出しなければならなかった。だが、セッカの副官である男は「己にその器たる資格なし」と固辞し、索敵隊の者も皆今回の作戦の重大さを理解しているからこそ望んで進み出るものはいなかった。  その最中、索敵隊のひとりが「ノルバ殿はどうか」と声を上げたのだと言う。基本的にノルバは作戦に応じて所属が変わる立場だ。レジスタンス発足後間もない頃、何もかもを少数でこなさなければならない時期からの者という事もあって手にしている技術は多岐にわたる。索敵隊が推した所以である諜報技術もその一つだった。結局、せめて今回作戦だけでもと頼まれたノルバは一日遊撃隊を離れ、索敵隊を率いたという。
「別に悪いとは言わねェよ。あの状況で、索敵隊の精神状況と動かせるヤツを考えれば俺がつくのが妥当だ。俺はセッカがドマから客将として入ってから忍術の手ほどきも受けていたから、死んだと聞いた時から予想はしてた」 「………………」 「ああ、遊撃隊は生還率が高く、指揮官が一時離脱しても一戦はどうにかなると言われたな。実際、俺もどうにかなる……どうにかさせると思ってたさ。そうなるよう事前に俺がいな��間の指示も伝えてから行った。だけどよ、前線を甘く見る馬鹿が俺がいないからって浮足立って独断行動をしたら、どうにもなんねェんだわ、そんなの」
 ブレッドの最後の一口を呑む。焚火の煙を追って、ノルバは天を仰いだ。帝国軍からの空襲は相変わらず止む気配がない。威嚇を兼ねたそれごときで壊れる青龍壁ではないが、星の瞬く夜空を汚すには十分だった。
「技術はあって損はないけどよ、その技術で転々とする道を進んだ結果、一度酒飲んで笑った仲間が、命を預かった部下が、てめェの知らねえとこで、クソ野郎の所為でくたばっていく度に、なんで俺は獲物一つの野郎でいられなかったんだと思う」
 目を瞑る。第四遊撃隊は今朝まで十六人だった。その、馬鹿な副官を合わせて十人。全体の約三分の二を喪った。良かったことと言えば、生き残った者たちが皆比較的軽症だったことだ。戦場で果てた者たちが、彼らの退路を守ってくれたという。死んだ部下たちの遺体は回収できなかった。帝国が回収し四肢切断やら臓器の取り分けやらをされて実験道具としているか、はたまた荒野に打ち捨てられたままか、どちらかだろう。明日戦場に出た時に目につくだろうか。もう既に腐敗は始まっているだろう。その頃には虫や鳥が集っているかもしれない。  とん、とノルバの背に手が触れた。戦場において味方を鼓舞するそれを半分隠せるほど大きな手。その手は子供をあやす父親のようにゆっくりと数回ノルバの背を叩くと、くせの強い彼の髪に触れた。届かない空を見上げていたノルバの視線をぐっと地に向かせるように、荒っぽいが情愛のある手つきでがしがしとかき回す。「零れるからやめろ馬鹿!」と騒ぐノルバに手を止めると、最後に彼の頭を二度軽く叩いて手を離した。  無理をするな、とも、泣いていい、とも言わない。それらがノルバにはできないことであり、また見せてはならない顔であることを元々軍属であったフェドートは理解していた。ノルバは片手で椀を抱えたままもう片方で眉間を抑え、深く息を吸って、吐いた。
「……今回の大規模な作戦目標は、この東地区の中間地点までの制圧だ。目標達成まであと僅か、作戦期間は残り一日。全部隊の半数以上が戦死し、出来る作戦にも限りがある……が、ここでは引けない。分かっているよな」 「ああ。この前哨地の後ろは湿地帯だ。今は雲一つない空だが、一昨日から今日の昼間までにかけての雨で沼がぬかるみを増している。下手に後退すれば沼を渡っている最中に敵に囲まれるのがオチだ。運よく抜け出せたとしても、晴れだしてきた天気の中ではすぐに追跡される。補給路どころか後衛基地の居場所を教えてしまうだろうな。襲��されたら単なる任務失敗では済まない」 「そうだなァ、他にはあるか?」 「……第七索敵隊の隊長はドマからの客将だったな。彼女が死んだとあれば、仲間の命を優先して中途半端に任務を終えて帰るべきではない────いや、帰れないな。"彼女は勇敢に戦い、不幸にも命を落としました。また、甚大な被害が出たため作戦目標も達成することが出来ず帰還しました。"ではドマへの示しがつかない。せめて、目標は達成しなければどうにもならん」 「わかってるじゃねェの」
 くつくつと喉を鳴らして笑うノルバを横目に、フェドートは適温になってきたなと思いながらスープを食む。豆と根菜に内包された熱さは随分とましになっていた。馴染み深い香草と塩っ気の濃い味で口内を満たしながら、フェドートはこちらに向けられている視線へと眼光を光らせた。  鋭い獣の瞳の先にあるのは、ノルバが指した天幕。射抜かれたロスガルの男は肩をわずかに揺らすと、すぐに視線を地図へと戻した。フェドートは男の態度にすっと目線を椀へと戻すと、匙いっぱいにスープを掬う。具に押しのけられて溢れたスープが、ぼとぼとと椀に戻っていった。  万が一にでもこのまま撤退という話になれば────もしくは目標を達成できず退却戦となれば、後方基地に帰った後、まず間違いなくノルバは責任を問われる者のひとりになるだろう。ともすれば、全体の責任を負いかねない。ノルバ自身は最良を尽くし、明らかに自身の行いではないことで部下を大量に失っている身だが、皮肉なことに彼はボズヤ人でないことや帝国軍に身内を殺された経験を特に持たないことから周囲の反感を買っている。責任の押し付け合いの的にするには格好の獲物だ。  貴重な戦力であり、十二年ひたすらに積み重ねてきた武勲もある。まず死ぬことはないだろうが相応の折檻はあるだろう。フェドートは息子同然の子の師であり、共にボズヤ解放を目指す戦友であるノルバにその扱いが待ち受けているのが分かっているからこそ、引けないとも思っていた。ノルバ本人にそのことを言っても「いつものことだ」と笑うから決して口にはしてやらないが。  汁がほとんど匙から零れ、具だけが残ったそれを口に運ぶ。いつの間にかノルバは顔から手を離していた。血糊の瞳と、濁った白銀の瞳はただ前を見つめている。ノルバは肩から力を抜くように大きく息を吐き出すと、フェドートに続くように匙いっぱいにスープを掬い大口を開けて食べ、袋から干し肉を取り出して頬張った。
「ま、何にしろ全体の損失を考えりゃここでは引けねェが、簡単に言えばあと一日持たせてもう目と鼻の先にある目的を達成さえすればどうとでもなるんだ。なら、大人しく仰々しいメシを食いながら全滅を待つこたァねえ。やっこさんを出し抜いて、一泡吹かせてやろうじゃねェの」 「本当に簡単に言うなぁ……」 「そんぐらいの気持ちでいかなきゃやってけねェんだよ、ここじゃあな。ダニラ達もあっちで相当頭捻ってるし、案外メシ食ってたら何か、し、ら…………」
 饒舌に動いていた口が止まる。急に黙り込んだノルバにフェドートは怪訝そうな顔でどうしたと彼を見やる。眼に映った顔は、笑っていた。  ノルバの手の中で、空の匙が一度踊る。そのしぐさに目を奪われていると、匙はこちらを指してきた。
「なあ、フェドート。アンタ、俺の副官になる気はないか?」
 悪戯を思いついたこどものような表情だった。しかし、彼の声色が、瞳が、冗談なのではないのだと語る。「は、」とフェドートは吐息のごとく短い声を上げた。ノルバは手を引いて袋の中からまたブレッドを手に取る。「ようはこういうことだ」ノルバは堅く焼いたそれを一口大に引きちぎり、ぼとり、と残り半分もないスープの中に落とした。
「遊撃隊と」
 ぼとり。
「先鋒隊と」
 ぼとり。
「索敵隊。この三部隊を統合して俺の指揮下に置き、一部隊にしたい」
 三つのかけらを入れたスープをノルバは匙でくるりと回す。突飛な発想だった。確かに遊撃隊はノルバを含め僅か六人の生存者しかいない。どこかの部隊に吸収されるか、歩兵隊あたりから誰かを引き抜いてくる必要はあるだろうが、わざわざ先鋒隊と索敵隊をまとめる必要があるかと言われれば否である。  帝国との兵力差は依然としてある状況でいかにして勝ち進めることができているのかと問われれば、それは部隊を細かく分けて配置し、ゲリラ戦で挑んでいるからに他ならない。それをノルバはよく知っているだろうに、何故。  答えあぐねているフェドートにノルバは真面目だなと笑うと、策があるのだと語った。
「承諾が得られるまで細けェことは話せねェが、成功率は高いはずだ。交戦時間が短く済むだろうからな。それが生存率に繋がるかと言われれば弱いが、生き残ってる奴らの肉体と精神両方の疲労を考えれば、戦えば戦うほど不利になるだろうし、どうせ負けりゃほとんどが死体だ。だったら勝率を優先した方がいい。ダニラのヤツは反対するかもしれねェが……俺が作戦の立案者で歩兵隊と変わらない規模の再編隊を率いるとなれば、失敗したら責任を負いたくない野郎共は頷くだろ」 「おいノルバ、」 「で、これの問題点と言やァ、デケェリスクと責任を全部しょい込んで無茶苦茶を通そうとする馬鹿の補佐につける奴なんて限られてるし、そもそも誰もつきたかねェってとこなんだが」
 ノルバ自身への扱いを聞きかねて小言を呈そうとした口を遮って続けられた言葉に、フェドートは息を詰まらせた。目の前の濁った白銀と血溜まりの瞳が炎を映して淡く輝く。
「その上で、だ。もう一度言うぞ、第二先鋒隊副隊長さんよ。生き残って勝つ以外は全部クソな俺の隣席だが、そこに全てを賭けて腰を据える気はないか?」
 吐き出された地獄へ導く言葉は弾んでいた。そのアンバランスさは他人が見れば奇怪に映るだろうが、フェドートに���ってはパズルピースの最後の一枚がはめられ、平らになった絵画を目にした時のような思いだった。ああ、お前はこんなに暴力的で、強引で、けれども理性的な男だったのか。  「おっと、ギャンブルは嫌いだったっけか」とノルバが煽るように言う。彼の手の中でまた匙がくるりと弧を描いた。茨の海のど真ん中で踊ろうと誘っておきながら、退路をちらつかせるのは彼なりの優しさかそれとも意地の悪さか──おそらくは両方だろう。けれども、フェドートはここでその手を取らぬほど、野暮な男になったつもりはなかった。  フェドートが口角を上げて応える。ノルバは悪戯の成功したこどもの顔で「決まりだな」と言うと、浸したブレッドを頬張る。熱くもなく、かと言ってぬるくもない。シネイドが作ったであろう火だるまのようなスープはただ美味いだけのスープになっていた。  この機を逃すまいと食べ進めることに集中した彼に合わせてフェドートも小気味よく食事を進ませ、ノルバが最後の一口を口に入れるのに合わせてスープを飲み干す。は、と僅かに声を立てて息づくと、ノルバは空の皿を脇に置き腰のポーチを漁ると小箱を取り出した。フェドートはそれに嫌そうな顔を湛え腰を浮かせたが、「まあ待てよ」とノルバがにやにやと笑って彼の腕を掴んだ。その細い腕からは想像できないほどの力で腕をがっちりと掴んできた所為で逃げ道を塞がれる。もう片方の手でノルバは器用に小箱を開けた。中に鎮座していたのは煙草だった。
「俺が苦手なのは知っているだろう!」 「わーってるわーってる。そう逃げんなよ。願掛けぐらい付き合えって」
 スカテイ山脈の麓を生息地域とする特有の葉を使ったそれは、ボズヤでは広く市民に親しまれてきた銘柄だった。帝国の支配が根深くなり量産がしやすく比較的安価なシガレットが普及してからというもの、目にしなくなって久しかったが、レジスタンスのひとりが偶然クガネで発見し仲間内に再び流行らせたという。ノルバも同輩から教えられたらしく、好んで吸う側の一人だった。  ノルバは小箱から葉巻を取って口に咥えると、ポーチの中に小箱をしまい、代わりに無骨なライターを取り出して、フェドートに向かってひょいと投げた。フェドートが器用に受け取ったのを見るや否や彼は咥えた煙草を指差して、「ん」と喉の奥から言葉とも言えない声を上げた。フォエドートが嫌がる顔をものともせず、むしろそんなものは見ていないとばかりに長く白いまつげを伏せて火を待つノルバに、フェドートは観念してライターの蓋を開けると、押し付けるように彼の口元の上巻き葉を焦がした。
「今回だけだぞ。いいか、吐くときはこっちには、ぶっ、げほッ!」 「ダハハハハ!」
 フェドートが注意を言い終わるよりも先に、ノルバは彼に向かって盛大に煙を吐き出��た。全身の毛を逆立ててむせる彼に、ノルバは腹を抱えてげらげらと笑う。
「お前なあ!」 「逃げねえのが悪ィんだよ、逃げねえのが」 「お前が離さなかったんだろうが!!」
 威嚇する猫のように叫ぶフェドートなどどこ吹く風で笑い続けるノルバに、「ったく……」と彼はがしがしと頭を掻く。ノルバの側に置かれた椀をしかめっ面のまま手に取り、もう片手で自身が使った皿と空になった麻袋を持ってフェドートは岩場から立ち上がった。
「こいつは片付けてくるから、吸い終わってから作戦会議に呼び出せよ、ノルバ」
 しかめっ面の合間から僅かに呆れた笑みを見せたフェドートは、ノルバに背を向けると配膳の天幕から手を振るシネイドの方へと足を進めた。その彼の後ろ祖型を目で追いながらノルバは膝に肘を立て頬杖をつくと、いまだくつくつと喉からもれだす笑い声は殺さないまま焚火の煙を追うように薄く狼煙を上げる葉巻を弄ぶ。
「他のヤツならこれでイッパツなのになァ。わっかんねェな、アイツ。おもしれえの」
 フェドートの背中にふうっと息を吐く。煙で歪んだ彼の背は掴みどころが見つからない。ノルバはもう一度吸ってその煙幕をさらに深くするように吐きだすと、すっかり冷めたコーヒーを飲み干して立ち上がった。
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gagago-001 · 2 years ago
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5/27
半泥 でも午後から家事という家事を須くやりもうしたので勝ちもうした
これは夜ご飯
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この夜ご飯優勝 おめでとうございます
・白米
・汁物
どん兵衛のゆずのやつ 久々に食べた 染みる……
・ピーマンと厚揚げのごまみそ炒め
オレンジページに載ってたやつ 激旨 ピーマンが美味しい 調味料は1つにつき大さじ1までがイイってのを前に理解したから自分の舌に会ったご飯になった よし!
残ってたわぶも入ってる
朝兼昼にパンとバナナ食べたと思う 覚えてない
5/28
K2全然読み終わらない 一人先生の顔半分がコマから出てると反射で笑うようになってしまった ズルだろ
風呂場に出た 出た 殺虫転嫁ができない 1人だから できない…… 対峙するときはオラオラ���より電波系の曲を思い浮かべたほうが良い オラオラだと気持ちを目の前に直線で向かうから
朝はパン、お茶  たぶん
昼は卵とかベーコンとかのラーメン
夜は昨日の残りの炒めもの、白米、わかめの味噌汁を食べました
5/29
ア゜!!ゲーム楽しい!! 楽しすぎる!!!! 水を得ました やっぱり生きるのに1番大事なのって1番好きな娯楽 そこらの娯楽と痺れ方が違う ずっとゲームで間違って間違って間違っていて楽しい 全然終わる気がしない! 最高!!!!!!!!!!!
朝は焼きおにぎり、ヨーグルト
昼はうどん
夜は白米、ひき肉そぼろ、たけのこの土佐煮を食べました  母から貰ったものと加工済みのだから撮ってない
5/30
めっちゃめちゃに嬉しいことがあった 生!!! 嬉しいし楽しかったけど不安でしかたない 今度楽しかったと言おう
これは夜ご飯
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ピーマン美味しい!!
・白米
・汁物
・ピーマンとエリンギのソース炒め
ベーコンもあります しょうが、ウスターソース、しょうゆ、酒で炒めた ピーマンおいしすぎ!! 具が3つぐらいあると食べることしか目に入らなくなる 楽しくて
朝はパン、ヨーグルト
昼は辛子明太子のおにぎり、ごぼうサラダを食べました
5/31
映画見に行った 岸辺露伴
序盤の怪異紹介、逃げたくなる 映画館だから 周りに怖!って吐き出せないから 変な奴が入口から入ってきたり、自分か誰かが立ち上がって変な挙動したりする様が脳にチラついて逃げたくなった(貧弱な妄想……) 怖〜 でも怪異と泉編集を交互に摂取させられるから最後まで飽きずに観れました あと構成とかカメラワークのおかげ ずっと新鮮さが送られてくる〜
ドラマ内で、よりリアルで誇張が少なく、本当にいそうな感じの演技はじめて見たかも エマさん 声色を飾れていなかったり飾っていたりしてない 完全に現実っぽい
パンフレットに記載されたインタビュー、どれもよかった 特に高橋一生さんの演じる上で大事にしていることは何か、がよかった 役者って、演技ってこういうものだよな〜と常に感じていたことをそのまま言葉にしていらしたので感動はもちろん、驚き インタビュー以外にも、衣装デザインの方がどういった構想の上で制作したのかを知れたり、最高ピクチャーズが載っていたりするので買うといいですよ 質量に圧倒された
数週間経つだけで始まるまでのcm(?)普通に楽しめた よかったね
ありがとうポケモンマスターズ
朝はパン、ヨーグルト
昼はベーグル
夜はオムライスを食べてきました
6/1
6ガァツ!?
ガリガリ君久々に食べた 月初めだし おいしい
最近やることやったら片付けないでダラダラしてしまう 週末 週末に片付ける
朝兼昼はおにぎり、ヨーグルト
夜はパスタを食べました
6/2
駄菓子のハニードーナツ、美味しすぎる もう2度と買わない 食べ過ぎ 制御できない
頭いたすぎ 雨ふりすぎ 傘へたすぎ
朝はおにぎり、ヨーグルト
昼は根菜スープ、つくね、パン
夜は炊き込みご飯弁当を食べました
6/3
片付けた! 偉い
掃除とか片付けとかレポートとかした 充実ではある が……
これは夜ご飯
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・白米
・くるみのこなご
・ささみと水菜の炒めもの
青梗菜もいるよ ナムルにする予定だったが、しっかり火通したかったので途中で炒めに変えました しょうゆ、ほんだし、酒、みりん、砂糖で炒めた おいしい
朝兼昼はパンを食べました
[雑記]
食べものを美味しそうに撮れない 本当に 実際はもっと美味しく見える、はず 盛り方が下手なのかもしれない 聞くか〜 その手の方が出す文とかおばあちゃんとかに
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recipe-cookingclass · 2 years ago
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Home cooked meals are better than eating out.
ハンバーグを中心にグルメで人気の定食に仕上げました。
私のハンバーグは特にジューシーで初めて作った時以来、一度もパサついたこともなく美味しいと評判が良いです。元々、火加減においても微調節も得意だったことも。
あと肉に対しての塩分濃度を必ず考えており、それらは肉汁を閉じ込める秘訣です。
そんなさまざまな知恵や経験で家庭の料理にも役立つもので
本日は
『自家製目玉焼きハンバーグと自家製塩鯖小鉢色々定食』
純国産のふっくらボリュームたっぷりハンバーグには自家製ドミグラスソース
目玉焼きをのせて
塩鯖におろし。
フリッター2種。
小芋煮
葱和え千切り大根
ミニトマト漬け
大葉自家製佃煮
山芋のすりおろし
国産ひきわり納豆
無添加コーンひじき
お汁は茗荷となめこの味噌汁
炊き立て白ごはんと玄米
などなどをいただきました。
ハンバーグと塩鯖がメインなのでご飯が進みますね!
おうちですとちゃんと手作り、ちゃんと無添加、ちゃんと選んで作れるのは特典。ソースの量だってなんだって調節できます。
外国人観光客にも大人気の日本の家庭料理。
けれどやっぱりちょっと豪華にできるのもおうちだからです。
しかも栄養のバランスや量の調節もできるので、やっぱり家庭料理は嬉しい。
お肉もお魚もとなると外食先でいただくより家でゆっくりいただくことはとても贅沢ですね。
美容と健康で美味しい食事の実現はおうちだからできるものです。
ぜひ美味しいを楽しみましょう。
ご馳走さま。おうち外食が一番の贅沢。
料理研究家 指宿さゆり
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#料理研究家指宿さゆり
#レシピ開発
#レシピ制作
#レシピ制作専門スタジオ
#料理は教養
#食は品性
#おうちごはん
#理想の暮らし
#和食ランチ
#夜ごはん
#お昼ごはん
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#おばんざい
#ナチュラルフード
#お味噌汁
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#塩サバ
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#食べスタグラム
#ハンバーグ
#グルメ女子
#インスタグルメ
#神戸料理教室
#神戸グルメ
#目玉焼き
#���うち外食
#和食
#定食
#おうちごはん
#小鉢定食
#行列のできる店
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a2cg · 2 years ago
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勘違いと私 ・ グランドをならすローラーを「コンダラ」と言うみたいです。アニメ「巨人の星」で主人公がローラーを引くシーンで「重いコンダラ」と言う歌が重なったのが原因みたいです。 ・ 正しくは「思い込んだら」だったのが重そうなローラーを引いているのを見て「あぁ、あれが重いコンダラなんだな」と多くの人が思ったのでしょう。 ・ 同じように水道局の女性がメーター検診するのを「水商売のお姉さんが請求書を持って来た」と言われたら勘違いしそうですね。 ・ 水商売と言えば女性がお酒を注いで接客してくれる店も課外活動を指す言葉も一緒なので��違いされそうですが、この店も同様ですね。 ・ と言うわけで本日のランチは #crab台風。 です。その名の通り #蟹 の味わいが楽しめる #ラーメン のお店のようです。 ・ 頼んだのは #蟹そば と #雑炊 のセットです。同僚は #蟹油そば です。店内混雑していて10分ほどで着席した瞬間に運ばれて来ました。 ・ ストレートな中太な #麺 は #豚骨ラーメン を食べる時のよう。小麦の味わいが感じられて美味しいです。 ・ 続いていただく #チャーシュー は柔らかくて半生な食感がたまりません。 #スープ は濃厚で蟹の甲羅もすり潰したようなザラっとした食感が印象的です。 ・ #メンマ は長くて柔らかくて美味しいですね。刻んだ玉ねぎのシャキッとした食感と大きな #海苔 で頂く海の食感がたまりません。 ・ 少し黒ずんだエリアは味が変わって素敵な感じ。 #うずら卵 は #燻製 してあって、スモーキーな味わいがいいですね。 ・ あっという間に丼が空いたので、いよいよ雑炊を頂きます、大中小から選べますが、何も言わなかったので中(150g)でやって来ました。 ・ たっぷりのスープを吸って結構なボリュームに膨れ上がっています。ほんのり柚子の味わいも加わりつつ濃厚な味わいが余韻を残してくれます。 ・ あっという間に完食です。雑炊のご飯を大にしていたら大惨事だったなと、思い込んだら 試練の道を行くが男の ど根性 ですね。次回は #油そば の方を楽しみたいと思います。 ・ #人形町ランチ #人形町グルメ #人形町ラーメン #人形町らーめん #水天宮前ランチ #水天宮前グルメ #水天宮前ラーメン #水天宮前らーめん #とa2cg #麺スタグラム (Crab台風。) https://www.instagram.com/p/CqEbc1KyULq/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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obento-diary-jp · 4 years ago
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2020/12/18 今日のお弁当 今日は魚づくし弁当にしてみました〜❗️ 今日は幼稚園息子のクリスマス会。先程終わりました。 劇に感動😭年中で胸いっぱいになってるんだから、来年は号泣確定✨だわ #お弁当 #お弁当記録 #お弁当日記 #お弁当ダイアリー #中学生女子 ..
2020/12/18 今日のお弁当 今日は魚づくし弁当にしてみました〜❗️ 今日は幼稚園息子のクリスマス会。先程終わりました。 劇に感動😭年中で胸いっぱいになってるんだから、来年は号泣確定✨だわ #お弁当 #お弁当記録 #お弁当日記 #お弁当ダイアリー #中学生女子 ..
@isonosatono この投稿をInstagramで見る Satono Isono(@isonosatono)がシェアした投稿 2020/12/18 今日のお弁当 今日は魚づくし弁当にしてみました〜❗️ 今日は幼稚園息子のクリスマス会。先程終わりました。 劇に感動😭年中で胸いっぱいになってるんだから、来年は号泣確定✨だわ #お弁当 #お弁当記録 #お弁当日記 #お弁当ダイアリー #中学生女子弁当 #わっぱ弁当 #曲げわっぱ弁当 #曲げわっぱ #マグロの竜田揚げ弁当 #マグロの竜田揚げ #鮭としめじの炊き込みご飯 #切干大根 #三つ葉とえのきのお浸し #出汁巻き卵 #今日は梅干しありません #デザートはみかん
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cinnamoncloveand · 3 years ago
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2022年3月11日。11年前に、FREE FANZINE THE BONOBOSへ寄稿した文。あれから11年しか経っていないのか、11年も経ってしまったのか。
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 駐車場へ送る道の途中「日曜日の夜はいつも、世界の終りのように淋しいね」と私が言うと、君は半分に欠けた月を見上げながら「それだと毎週、世界の終わりが来るね」と言った。それから、私たちは泣きながら笑って、手を振って別れた。
 その日の夕食は、いつもと同じに二人で話し合い「かにと豆腐の塩味あん」を作ることにした。二週間前に買ったオレンジページの「豆腐でごはん」をめくりながら決めた十四ページに載っているレシピ。三ページに後ろの「豆腐のキムチチゲ」とも迷ったのだけれど、家に紅ずわいかに缶があったのが決め手となった。うっすらと埃をかぶっていたそれは、昨年末に勤め先に送られてきたお歳暮を一缶だけ貰って来たものだ。今思うと、その日はその缶詰の蓋を開ける丁度良いタイミングだった。私はそれを逃さなかったことを嬉しく思う。
 必要な材料を確認し、近所のスーパーマーケットへ出かけた。最初に絹ごし豆腐をカゴに入れる。豆腐の横に陳列してある厚揚もメニューに加えることにした。白ネギは青い部分が比較的短いものを選んだ。鶏ガラスープの素は希望のものが売り切れていたけれど、二人ともさほどこだわりがなかったので今後使われる機会が少ないことを考慮して容量の一番小さいものにした。今日は私の好きな惣菜のカニ風味サラダは買わないでおいた。三月半ばの外気温とスーパーマーケットの室温はあまり大差なく感じられた。きっと五度以上違うと思うが、どちらとも想像していたよりも寒いという印象は同じだ。
 帰ってきてからまず、米を研ぎ炊飯器にしかけた。「かにと豆腐の塩味あん」は彼女が作ってくれた。豆腐をキッチンペーパーの上に置き、適当に選んだ小皿をその上にのせて水切りをした。白ネギと生姜はみじん切りにし、サラダ油で炒めた。その間、私は厚揚げを切り、薬味用の生姜を擦った。どちらが決めるともなく分担して料理するのはとても楽しかった。
彼女が選んでくれた一枚百九十八円する厚揚は噛めば噛むほど大豆の味が滲みでて、とても美味しかった。私が二日前に作った大根と揚げとわかめの味噌汁を彼女は美味しいと言って食べてくれた。かにと豆腐の塩味あんは「優しい味だね」と言いながら、二人とも少し物足りなくて醤油を落とした。
 食器を洗い終わった後、換気扇の下で煙草を吸いながら、いつ向こうに発つのか、新しく調理器具は買ったのかなどと、今後のことを話した。
 先週と同じようでいて、決定的に違う日曜日。
遠く離れた場所で起こった出来事は、私(たち)の目に見えない部分までも一変させた。
それでも私は、今夜もまたいつもと同じに米を炊き、味噌を溶く。ささやかなる抵抗と祈りを込めて。
私は自分が住んでいる土地がとても好きです。アパートはちょっと古くて台風が来ると雨漏りがしたりしますけれど、日当たりがよかったりベランダが広かったりと良いところがたくさんあって、とても気に入っています。大家さんも優しいです。近所のスーパーマーケットは深夜零時まで開いていて、仕事帰りに寄るのが楽しみのひとつです。店員さんはいいひとばかり。十分ほど歩くと一級河川が流れています。春にはその土手沿いに立派な桜が咲き、私はそこで毎年花見をします。政治に対してそれなりに興味があったのですが、今では殆どありません。昨年末あたりから興味が薄れきて、震災以降はその感が加速しています。「信用・信頼出来ないから」とは違う感じです。良くても悪くてもどちらでもいいのです。若かりし頃に憧れた無政府主義者に少し近づけたかもしれません。私は愛すべき土地に住み、愛すべき猫達と愛すべき家族と愛すべき隣人がいてくれたらそれでいいのです。最後に誰かの言葉をお借して終わりとします。「ありがとう、生きていたら、いつかまた何処かで」
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akitakuronekoya · 9 months ago
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【秋田の天然山菜】たけのこご飯を作ってみた
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↑規格外のちっちゃなたけのこを使って、たけのこご飯を作ってみました。規格外ではあるけれど、お味はちゃんと根曲がり竹で、食感もやわらかくてシャクシャクです。あなどるなかれ。
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↑薄くスライスして、研いだご飯に投入します。
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↑ドーン!
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↑炊き込みご飯の味付けは、山の楽市で販売した「比内地鶏だし飯2合用」。比内地鶏の美味しいお出汁と、ごぼう、にんじん、たけのこ入り。たけのこ入りのご飯の素なのに、さらにたけのこを加えて作るという贅沢仕様です。
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↑隠し味にはちみつを少々入れました。
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↑無印良品の土釜おこげちゃんで炊飯じゃ!
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↑上手に炊けました~!採れたて新鮮天然物のたけのこ入り具沢山炊き込みご飯の完成です。
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↑炊き上がるまでにもう3品作りました。あまじょっぱい玉子焼きと、たけのこの節とうどの葉っぱの味噌炒め。
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↑そしてたけのこの節入り味噌汁です。
さすが新鮮天然根曲がり竹さま!美味しいお出汁が出るし、具もシャクシャクです。うますぎるう~!あっという間に平らげてしまいました。
たけのこが手に入ったらぜひお試しください。
ヤフーショッピングで通販ご予約も承っております。数量限定のため売り切れ御免。まだ若干数受付できます。ご予約はお早めに!
たけのこの詳細はこちら
■■■おまけ■■■
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↑敷地内に生えた「真竹(まだけ)」を使って、メンマを作ってみます!ビッグバン巨大たけのこドーン!迫力やばすぎ。
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↑巨大たけのこの皮をむいて、節を抜きます。
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↑ある程度の大きさにカット。包丁がスッと入るほどやわらかくて美味しそう。
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↑湯がいてから数ヶ月ほど塩漬けにします。どうなることやら…。乞うご期待!
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milkteabonbon · 3 years ago
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2022.4
4/1
今日は新月。アファメーションをしようね。私は私だけのものです。
4/2
すぐに色落ちする髪質なので2ヶ月開くともうキンキンになっちまう彩村、やっと美容院に行きました。ラベンダーベージュにしてもろたヨ〜。次回は梅雨入り前なのでトリートメントかストレートをやるとパヤパヤ毛がおさまると聞き、そりゃあやるしかないなあと思った。
4/3
お花見に行こう!と早起きしてコーヒー淹れて玄関開けたら雨。なんということでしょう……と二人でおうちで朝ごはん。こんなときでもパンオショコラはおいしい。
4/4
いちごの季節なのでフルーツサンド。マスカルポーネを買うのを忘れて生クリームのみで作ったらちょっと軽すぎたかも。台湾パイナップルが特売だったので久しぶりに捌いてみるなどした。
4/5
スカートは柄物しか穿きません。テンションが上がるからです。故にクローゼットは花柄で満ち溢れているのですが、うっかり柄物トップスを着てしまった日にゃ「どれが一番控えめなスカートなのか……」と色とりどりの布の前で悩むことになります。チェック×花柄も可愛いよね!
4/6
クレンジングを変えてから肌がみるみる改善される。うれしい。生え際の吹き出物が消えるしあごのざらつきも消えるし魔法のような油です。高いけど!
4/7
事務所にいたくないので昼休みは外をひたすらぶらついている。近くに公園でもあれば良いのですが。前の勤め先は川や公園がすぐそばにあったのでしょっちゅうベンチでお弁当を食べていたのを思い出す。さすがに雨の日は誰もいないだろうと思ったら意外とサラリーマンが雨の当たらない木蔭に座っていたり。お気持ちわかります。
4/8
ラベンダーの図案はおおかた決まる。その次は何にしようかしら。おそらく秋頃のレッスンになるので、秋っぽい植物……。グラス系かなあ?  いつか十二月分を刺してぐるっと並べたい。
4/9
お花見にドライブしてたら妙見山に辿り着いたり一庫ダムを回ったり道の駅でジェラートを食べたりした。風が吹くたびに桜が散って、猛吹雪のなかでくるくると桜のダンスを踊りました。やっぱり私は散り際の桜が好きです。
4/10
アイスコーヒーの日々が到来。今まで家で挽いていたのですがアイスに関してはお店で挽いてもらったほうがおいしいな……。ドリップしているとブロックアイスがぱちぱち鳴いて、季節の変わり目を実感しますね。
4/11
ラナンキュラスラックス アリアドネが開花中。ぴかぴかの花びら!年々花数が増えていて嬉しい限り。球根の醍醐味ですね。今年は葉が枯れるまでちゃんとお世話して球根を太らせるぞ!
4/12
北海道展の垂れ幕が見えたのでふらふらと誘い込まれたところ三方六を発見し素早く買った。大好物なのです。バームクーヘンにホワイトチョコレートがかかっていて、冷凍庫にちょっと入れてパリッとさせるのが好き。最近始めたあすけんというヘルスケアアプリに怒られたけど四切れくらい食べました。
4/13
注射を打たれ、ベッドに横たわっているとにわかにグラグラと揺れ。いつもの目眩かと思ったら本当に地震だった。さらに具合が悪くなりました。踏んだり蹴ったり。
4/14
三回目ともなれば身体の方も慣れて来とるやろ!と思いきや37.9度ですか。なるほどね。寝ます。
4/15
アクアアレゴリアのポップアップショップの前を通りかかったら販売員さんがムエットを渡してくれました。ペラグラニータだって。爽やかで良い香り。
4/16
健康診断で視力の低下を指摘されたので眼鏡屋さんに行く。と、特に問題ない結果が出てしまった。店員さんによるとその日によって視力は変わってくるのでたまたま悪い日に検査されたのでしょうとのこと。でもちゃっかり新しい眼鏡を買いましたとさ。ベージュ系で肌馴染みが良くてお気に入り。
4/17
ネイルの塗り替え。いつもジェルミーワンでぱぱっと塗っています。透け感が好きなのでシアーカラーが多い。自分で気軽にジェルネイルができる時代ってすごいなあ。クリアルビーにピンクダストを重ねて血色感のある爪にしたよ。
4/18
チップドモヘアを手に入れたので大きい子の型紙を書いた。お腹がぽてっとした子です。あともうひとつクラシックタイプな子と小さい糸ジョイントの子を作りたいのよね。なかなか狙った生地が手に入らない世の中……。
4/19
薔薇がぐんぐん水を吸うので水やりが追いつかないほど!今年は蕾がたくさんで嬉しい。もう四年目だったかな?手を掛けた分応えてくれる植物。
4/20
雨がざんざんと降る。手持ちの傘は柄が曲がってるわサビのシミがついてるわ(そりゃ十年近く使ってればそうなる)という出来なのでそろそろ買い替えたい!
4/21
アイスコーヒーには肌寒い朝でした。初夏の入り口に立っているね。ベランダの緑がきらきらしている。
4/22
まだまだあすけんを続けています。毎日鉄分とカルシウムが足りない……。レバーと牛乳を摂れば良いのか?高得点を取れている人はどうやっているんだろう。あすけんゼミを開いてほしい。
4/23
ラナンキュラスを切ったりエバーフレッシュの散髪をしたり薔薇の水やりをしたりしました。エバーフレッシュちゃんは窓ガラスを突き破る勢いで生長している。買った頃は膝下丈だったんですよ。今は2m超えの大木です。
4/24
実家から筍が届いたので筍ご飯を炊きました。口がかゆい!おいしい!と言いながら食べました。その後廃品回収に出すソファと箪笥をひいひい言いながら外まで運び、ご褒美と称してハーゲンダッツを食べるなど。
4/25
ワイヤレスイヤホンが届きました。通勤革命だ!ついでにSpotifyプレミアムにも登録。楽しく仕事に行けて良いです。
4/26
春の嵐に薔薇の鉢を倒されてしまいました@夜。もう手の施しようがないので朝を待つしかありません。祈りながら寝ます。
4/27
恐々ベランダを覗いてみたら、植木鉢の下敷きになったラレーヌビクトリアの枝がポッキリいっていて半泣き。若い苗なのでどうにかシュートを出してほしい。
4/28
明日から大型連休と浮かれながら仕事をしていたら夕方からえらく忙しくなり、残業を決め込んでしまいました。でもすっきりした気持ちで休みに入れるので良し!帰り道に百貨店に寄って大きいクレンジングオイルと草餅を買いました。
4/29
連休初日から大雨。前回の反省を活かして薔薇の倒れ対策をした。ベランダの床がピカピカになるほど雨が降りました。雨後にお花の被害チェックをしていたらアメージンググレイの蕾が綻んでいるのを発見!綺麗な灰紫色でうっとり。まだまだ蕾が上がってきそう。初めてポピーを育てたので不安だったけどちゃんと咲いてくれて良かったな。
4/30
フレンチトースト食べてテディベア教室へ。三つ型紙を作りました。今回は難易度高め。もひとつ大きい子の型紙作りたい。お教室に行くと仲間の皆さんが色んな子を作っているので刺激になります。
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nameless-table · 4 years ago
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のどぐろの炊き込みご飯、大葉のだし巻き卵、里芋と厚揚げの炊いたん、ゆず大根、松山あげとえのきと長ねぎのおみそ汁
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daysonme · 4 years ago
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2021.04.27 夜
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黒胡麻納豆そぼろ
サラダ菜、ゆでたまご、
葉大蒜コチュ漬、大根甘酢漬、ぬか漬
筍とベーコンの炊き込みご飯
かぼちゃとほうれん草と油揚げのお味噌汁
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march0320 · 4 years ago
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2020/09/29
【秋の食卓】
「今はやんだ野菜がないもんのぉ。」
夏、あれだけ溢れていたきゅうりが、貴重なものになってきました。もう、計画的にギリギリ秋のはじまりあたりに採れるように育ててないと、あのきゅうりがない!!という状態に。
今は、大根をまざいたまざきなや、ハス、次第に大きくなってきたハヤトウリ。もう少し待てば、待ちに待った第2弾のきび(とうもろこし)や豆が採れるかなぁといった感じに。
そして、地域の方の食卓にも季節のものがたくさん。
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「もうのぉ、きゅうりが少のうなってきたけんの、ハス切って刺身の下に敷いたわだ。醤油にすだち入れたらうまいぞ。ちょっととってくるわー。」
きゅうりに変わって、ハスが全開のシーズンがやってきました!寒さがきびしくなるまで楽しめるハス。寒さにやられたら、ドベッとなってしまうので注意な野菜。冬に近づき、冷え込みがすごい木頭では、楽しめる期間が短めな野菜な気がします。
庭先などにすだちを植えている方もいて、すだちも秋の食卓に。
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「こないだこまい鮎で甘露煮こっさえたんぞ。内臓とっての、砂糖、醤油、みりん、酒、生姜、梅干し入れて、炊いて、炊いてするんよだ。まあまあいけるぞ。」
あー。これは、白ご飯が何杯でもいけるやつです。小さい鮎だと、骨も気にならず、さらに美味しくいただける。
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「ほれみてみぃ。今日はこれ採ってきたわだ。」
うわっ!なんだこれ。大きなきのこが。
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持ってみると、ひとつは大きいのに軽い。ふわっふわな感じ。
カラカサタケと言って、身がそんなにしっかり詰まっていない、サクサクな感じ。なので、天ぷらにして食べると美味しいきのこ。
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もうひとつは、身が詰まっている感じで重め。
オオイチョウタケと言って、食感が良く、きのこの香りも強め。
バター醤油炒めが絶品らしい。
きのこの中には、生で食べると毒になるものもあり、火を通すのが必須。
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今回は、オオイチョウタケを、バター醤油炒めと味噌汁に。いい香りがして、美味しかった。
「昔はの、ようこんな話聞いたことあるわだ。でもの、あれは嘘じゃわだ。」
・なすびと炊いたらきのこにあたらん
・きどめ(きのこの柄の部分に軒のような出っ張りがある)のあるきのこは食べられる
どうやら昔よく言われていたこの言葉は嘘らしい・・・
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デザートもあるぞ。
と、リュックの中から出てきたのは、山梨と言う、小さな梨。
「昔はよう食べよったけんどのぉ。今は猿にやられてしまうのぉ。」
よく食べる大きな梨ほど甘くはないけれど、ほのかな甘みが美味。
皮ごし食べるともさもさするので、皮をむいて食べたら、上品な甘さの梨。
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まるで、大きい梨のミニチュア版みたい。これはこれで美味しい。
たくさんいただいたので、コンフォートにでもして、保存してみようかなと。もったいないか?
山梨のパイってなんだか美味しそう!食べてみたい!ので、作ってみようかな・・・
そして、電話でも秋のおいしいお知らせが。
「今日帰りに栗ご飯しとるけんとりこいよー。」
そんなお声掛けもいただき、木頭のあちゃこちゃで、秋の恵みが食卓に並びはじめています。
そのお裾分けをいつもいただいていて、木頭のことをたくさん学んでいます。
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