#多摩湖自転車道
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2023年 八景シリーズBest5
あっ、年越しちゃった。年末に片付けようと総集編に手を付けたが、期日迫るものの片付け、コミケが想像以上の盛況、さらに同人誌の通信販売の整備。印刷所が止まって増刷待ちのタイミングで、ようやく着手した。
今年は42作品だが、ここ最近は忙しかったり創作活動の模索を始めて月に1作品がやっとといったところ。正直続けるか悩んでいるが、SNSでの発信や写真選択の自由度を考えると潰すのも惜しかったりします。
さて存続の葛藤はこの辺にして、昨年のランキングを発表します。個人的にインパクトがあったり、反響があり多くのリアクションがあった作品を紹介します。
第5位 No.439
湘南八景 細道通り抜け-京急バス 鎌40 小坪線
(3/11投稿)
電車に飽きた? いえいえそんなことはないです。ただより身近なテーマを追い求めて、バスにも手を付けてみました。
まず最初に選んだ鎌40小坪線は、乗ったことあるバスの中で、インパクトがあった路線だったからです。鎌倉付近は大通りを抜けたらすぐ行き違いが大変そうな道路。さらに一方通行の道路のため、上下線で走行ルートが異なる。一方通行が戻ったと思ったら、また行き違いが大変そうな道路。そんな狭いに狭いを重ねる運転手泣かせの路線に魅力を感じていた。
電車では味わえない魅力、そのおもしろさを記録したいとはじめてみた。
第4位 No.433
浪漫八景 乗った思い出-小田急ロマンスカー LSE
(2/12投稿)
今年から現像ソフトのサブスクをはじめてみた。はじめは方向性が変わるとゴニョゴニョ言っていたが、次第に発色の良さや現像のしやすさに気が付き、今ではなくてはならないほど。
最近も乗って思い出つくりをしているが、どうもここまでインパクトのあるものがつくれないと思ったり。もう少し時期をずらさないと味が出ないのですかね。
そんな現像ソフトで昔の画像をブラッシュアップしてみようと始めたのが、小田急ロマンスカーLSEの写真だった。当時はこの車両の写真で競い合っていたこともあり、オリ��ナルを求めた画作りを行っていた。伝えたいことはっきりしてなかったが、組み直して、よりわかりやすくしたい。そんな現像だけでなく伝える目的にもブラッシュアップしてみた。
第3位 No.449
葛飾八景 昭和-京成3600形(ファイヤーオレンジ塗装)
(7/29投稿)
2022年後半から京成にお世話になっていた。旧成田空港駅の東成田や京成千葉線と気になるところを訪れたが、未だに撮れていない車両がいた。それが題材となったリバイバルカラーの3600形。この勢いで行こうかと、訪れたのがきっかけだった。
あちこちがいい雰囲気で、どこから撮ろうかと悩んでいた。その中でお気に入りだったのが、高砂から一つ隣のお花茶屋駅だ。今回都区にエリアを限定したが、ほどよく古く、どこか身近な駅に思えた。誰も撮らないけど、そんな発見を伝えられたのではないだろうか。
第2位 No.428
多摩八景 最後-東急8500系8637F
(2/4投稿)
あれだけいた車両が、もう地元を走っていない。電車を待っているときは実感がないけど、こうして写真を見返すとふいに喪失感が漂ってくる。
写真集「東急8500系」メロンブックスなどで好評発売中
そんな8500系の日々を写真集にして発売した。コミケでも評判で見本誌を読んだら大半が即購入、写真撮っている知り合いからは写真チョイスが絶妙と褒めていただいた。
ただ最後の一年を写真集に詰め込むことが難しく、このシリーズのほうがより細かくかつ様々な視点から捉えているかと。中でも「No.428 多摩八景 最後-東急8500系8637F」が印象深い。オタクたちの盛り上がりは写真を撮っている以上避けられず見てきたが、普段使いの人に視点を当ててみるといつもと変わらない光景。そんな非日常が見える裏に眠る日常を題材としたが、あれから1年経つんですね。
第1位 No.450
箱根八景 裏道街道-箱根登山バス K系統旧街道経由
(8/26投稿)
仕事の疲れを癒そうか。そう思ってふと湯治目的に乗ったバスだったが、これが意外とおもしろかった。家に帰ってすぐ調べたら、奥に行けば行くほどおもしろいことがわかり、この箱根を走るバスを題材にした。
箱根登山バスK系統旧街道経由は、箱根駅伝で選手達が走るメインの東海道とは違う。箱根湯本から東海道を分岐する旧道を通るルートで、芦ノ湖辺りで再び東海道と合流する。ただメインルートではないため、車線は途中からバス同士のすれ違いが出来なかったりと運転手泣かせなところだったり。旧街道と言われるだけあって、箱根寄木細工を売りとした宿場町畑宿、今も茶屋として営んでいる甘酒茶屋といった、かつてここを多くの人が行き交って痕跡を通っていく。
変わらない道がここ箱根にある、そんなことを伝えたく作品にした。その日本の文化が伝わったのか、2023年一番のリアクション数を記録した。
いかがでしょうか。忙しいと言い訳したいですが、暇な時間にここに投稿する作品をつくらず遊んでいるので何ともいえませんが。
ただ今後も作品を投稿して、他の人が記録しないような当たり前だけど見たことがない景色。そんなのを提供出来たらなと思っている。
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2024/10/21 8:00:15現在のニュース
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狭山丘陵周辺の大山道、青梅街道岸口大山道|Joe @yogidempsey #note https://note.com/yogidempsey/n/nbfae4fc04ba1
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2023年10月6日(金)
ものすごく晴れてバイク日和。なにもかもが嫌になり急遽仕事をおやすみにして正解だった。ケンチキとFF14のコラボセットを探し、運転免許証の修正を済ませて奥多摩へ。寒い。予想以上に寒くて奥多摩セブンでちょっぴりこころが折れそうになった。まだバイクに乗り始めて2年なのに、ツーリング体力の衰えを感じている、正直。青梅~奥多摩~檜原村の辺りってなんとなく日陰になりがちなイメージがあるんだけど実際はどうなんだろう。単に川沿いだから寒い���だろうか……標高はそこそこあると思う……。とにかく奥多摩周遊道路もはちゃめちゃに寒くて、月夜見第一駐車場から奥多摩湖の写真を撮ってとっとと帰りました。平日はマナーの悪いバイクも車も殆どいなくて快適でした。自分の気持ち良いペースでカーブを楽しめて嬉しかったです。帰り道、ベンツに煽られているのを無視していたらイエローカットして去っていきました。うんこが漏れそうだったんだろうな……。
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各地句会報
花鳥誌 令和5年9月号
坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年6月1日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
草取れば天と地しばし離される さとみ 沙羅咲きて山辺の寺の祈りかな 都 神官の白から白へ更衣 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年6月2日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
読み辛き崩し字祖父の夏見舞 宇太郎 滝飛沫祈りて石を積む人へ 栄子 担当医替る緊張なめくぢり 悦子 ��葉木菟声を聞きしは一ト夜のみ 史子 黒を着て山法師てふ花の下 すみ子 砂丘拍動遅滞なく卯浪立つ 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年6月3日 零の会 坊城俊樹選 特選句
病院の跡へ南風の吹き抜ける 季凜 梅雨の石積むもののふの墓暗く はるか 十薬とは屍を小さく包む花 和子 もののふの山が鳴るなり青葉風 はるか いとけなき蜘蛛も浄土を知りつくし 順子 菩提寺は城を見上ぐや男梅雨 慶月 ナースらの谺を追うて枇杷熟るる 順子 階段をのぼるつま先街出水 小鳥 青梅雨のしづくすべてが弥陀のもの 光子 罠であり結界であり蜘蛛の糸 同
岡田順子選 特選句
墓守のアパート三棟蕗の雨 風頭 眼をうすく瞑る菩薩の単衣とも 俊樹 アトリエへ傾るる大樹枇杷たわわ 眞理子 真夜中の泰山木の花は鳥 いづみ 青梅雨のしづくすべてが弥陀のもの 光子 昼顔は雨の列車にゆらされて きみよ 行き先を告げよ泰山木咲けば 和子 夏菊や南無遍照と一家臣 慶月 梅雨出水過ぎて正気を歩きをり いづみ 青梅雨の真黒き句碑が街映す 小鳥
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年6月3日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
点ほどの人の生涯芝青し 朝子 青芝にまろぶフレンチブルドッグ たかし 海亀の孵化高精細の大画面 勝利 水郷の蛍のなかに嫁ぎゆく 孝子 子供の日クレーンは空へ置き去りに 久美子 特攻の話し聞く夜の蛍かな たかし 日輪は地球の裏に蛍の夜 睦子 青芝を犯す少年のスパイク 同 黴の中遺されしもの錆てゆく 美穂 舞ふものゝ影をも流し梅雨の川 かおり 袋ごと枇杷をもげよと檀太郎 睦子 亡き父のジャズ沁み込みし籐寝椅子 たかし ハーレムの少年 青芝にいのちの次のスニーカー 修二
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年6月5日 花鳥さざれ会
少年の少女の昔あめんぼう 雪 ふる里の水の匂ひにあめんぼう 同 風みどり故山の空を吹きわたる かづを あめんぼう映れる雲に乗りゐたり 同 水馬水のゑくぼに乗り遊ぶ 泰 俊 名刹に雨を誘ふや水馬 同 売家札とれて漏るる灯蚊喰鳥 清 女 強かに生きて卒寿の髪洗ふ 同 緑陰に栄華の茶室古りしまま 希 落武者の子孫が��て花菖蒲 千代子
………………………………………………………………
令和5年6月7日 立待俳句会 坊城俊樹選 特選句
紅薔薇や三國廓址の思案橋 世詩明 更衣恋に破れて捨てがたし 同 水芭蕉分水嶺の聖なる地 同 夏帽子振つて道草してゐる子 清女 鳴く顔が見たくて覗く蛙の田 同 読み終へし一書皐月の朝まだき 同 鋏手に赤き手袋バラ真赤 ただし 浦人の少年継げる仏舞 同 欲捨てて今日も元気蜆汁 輝一 紫の色をしまずや花蘇枋 同 一番星遠ち近ち蛙鳴きはじむ 洋子 手折りたる酸葉噛みつつ歌ひつつ 同 自転車を押してつつじの坂上る 誠 飛魚の羽ばたき飛べる船の旅 同 風薫る慶讃法要京の厨子 幸只
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年6月10日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
富士見えて多摩横山に風薫る 白陶 朽ちし色残し泰山木咲ける 秋尚 風薫るポニーテールの娘の声に 幸子 日々育つ杏とエール送り合ふ 恭子 夜も更けてたれが来たかと梅実落つ 幸子 余白には梅雨空映す年尾句碑 三無 記念樹の落ちし実梅も大切に 百合子 観音の指の先より風薫る 幸子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年6月12日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
浴衣着て父似母似の姉妹 清女 香水のひそかな滴人悼む 昭子 髪洗ふ心のしこり解くやうに みす枝 白鷺の孤高に凛と夏の川 清女 梅雨じめりしたる座敷に香を焚き 英美子 知らぬ間に仲直りして冷奴 昭子 夏場所や砂つかぶりに令婦人 清女 明易や只管打坐してより朝餉 同 蟇が啼く月夜の山に谺して 三四郎 白足袋の静かな運び仏舞 ただし 梅雨しとど鐘の音色も湿りたる みす枝 答へたくなきこともあり紫蘇をもむ 昭子 本題に触れず香水帰りゆく 同 水面にゑくぼ次次梅雨に入る みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年6月12日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
ためらはずどくだみ束ねバルコニー 和魚 釣堀の揺るる空見てゐるひと日 秋尚 何も手に付かぬひと日や五月雨るる 秋尚 どくだみの清潔な白映す句碑 三無 十薬の匂ひの勝る生家門 聰 どくだみの苞白々と闇に浮く 和魚 五月雨にふくらんでゐる山の湖 怜
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年6月13日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
目を染めて麦の秋へとなりにけり 光子 短夜の夢も短き目覚めかな 文子 子の��うる早苗の列の右曲がり 登美子 バースデーソングと夏至の雨響く 実加 羅の受付嬢はちよと年増 みえこ 色街の女を照らす梅雨の月 登美子 五月雨真青な傘を買ひにけり あけみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年6月13日 萩花鳥会
車椅子頼りの暮し梅雨籠り 祐子 革ジャンに沁みた青春黴生ふる 健雄 玉ねぎの丸々太る五月晴 俊文 亡き夫の捨てられきれぬ黴ごろも ゆかり 雨蛙降り出す庭で鳴き交はす 恒雄 星々に瞬きかへし舞ふ螢 美惠子
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令和5年6月16日 さきたま花鳥句会
大胆に愚痴を透かして青暖簾 月惑 紫陽花や小走りに行く深帽子 八草 まな板も這ふらし夜のなめくじら 裕章 夕まぐれ菖蒲田の白消し忘れ 紀花 屋敷林青葉闇なる母屋かな 孝江 鐘供養梵鐘の文字踊りけり ふゆ子 漣の葉裏に返る新樹光 とし江 花手水薄暑の息をととのへり 康子 風薫るいまだ目覚めぬ眠り猫 みのり 花菖蒲雨に花びら少し垂れ 彩香 短夜や二日続けて妣の夢 静子 耳かきの小さな鈴の音初夏の夜 良江
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令和5年6月17日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
登山者が供華に挿し行く地蔵尊 やす香 蟬一つ鳴かぬ光秀忌を修す ただし 桃色の若き日の夢籐寝椅子 みす枝 村百戸梅雨のしとどに濡れそぼつ 同 空き箱に色褪せし文梅雨湿り やす香 西瓜買ふ水の重さの確かなり 同 薫風や見上ぐるだけの勅使門 真喜栄 そよぐには重たき鞠や濃紫陽花 同 花菖蒲咲かせ半農半漁村 千代子 日の暮れて障子明りに女影 世詩明 香水の女に勝てぬ男かな 同 早苗饗や上座に座る村の長 同 春深し遊び心の雲一つ 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年6月18日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
蜻蛉生る山影ふかきむじな池 芙佐子 むじな池梅雨闇の棲むところかな 要 朝まだき甘き匂ひの蛍川 千種 田の隅の捨苗萎れゆく日差し 芙佐子 大方は夏草となる畑かな 秋尚 過疎村に農大生の田植笠 経彦 行き止る道に誘ふ夏の蝶 久 蚯蚓死すむじな池への岐れ道 千種 捩花の螺旋階段傾ぎをり 斉 道をしへ夜は蛍の思ひのまま 炳子 故郷の水田へ草矢打つやうに 要
栗林圭魚選 特選句
蜻蛉生る山影ふかきむじな池 芙佐子 六月の谷戸のすみずみ水の音 三無 蚯蚓死すむじな池への岐れ道 千種 虎尾草より風生まれをり流れをり 久 どんよりと新樹映して濁り池 要 源五郎さ走る田水光らせて 久子 桑の実や落ちては甘く土を染め 三無 万緑の中の水音澄みてをり ます江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年6月21日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
故里の百年の家花石榴 啓子 巣作りの青鷺歌ふ高らかに 千加江 母に詫び言はねばならぬ梅雨の入り 昭子 幹太くなりたる樹々の夏の午後 雪子 衣替へして胸に白すがすがし 同 梅雨の灯に猫の遺影と娘の遺影 清女 寝返りを打ちても一人梅雨の月 同 枇杷啜るこつんころりと種二つ 希子 女子高生混じる一人に黒日傘 数幸 観世音御ンみそなはす蛇の衣 雪 観音に六百年の山清水 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年6月22日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
あめんぼうてふ名に滑る他は無し 雪 九十二の更衣とはこんなもの 同 白鷺のいよいよ白き青田かな 同 蛇の衣こんな綺麗に脱がずとも 同 落椿描ける女人曼荼羅図 同 殉国の遺影と父の日を終へり 一涓 青春に戻りて妻と茱萸を捥ぐ 同 門川の闇を動かす蛍舞ふ みす枝 母の日の花は枯れても捨てきれず やすえ 一番星あちこち蛙鳴きはじむ 洋子 草矢打つ程の親しき仲でなし 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年6月25日 花鳥月例会 坊城俊樹選 特選句
紫陽花や伐らねば夜の重くなる 要 打水はインド料理の香をのせて はるか 炎帝の満を持したる神の池 要 炎天へ柏手打てば蹌踉ひし 順子 靖国は蒼くなりけりサングラス 緋路 雨蛙虫呑みてすぐ元の顔 裕章 サングラス胸にひつかけ登場す 光子 魂となる裸電球祭待つ はるか
岡田順子選 特選句
押し寄せる蓮のひとつに蓮の花 俊樹 紫陽花や伐らねば夜の重くなる 要 凡人てふ自由たふとし半夏生草 昌文 蓮原の沖に宮城あるといふ 光子 内堀の夏草刈られ街宣車 要 混ざり合ふ手水と汗の掌 緋路 祭の準備指揮をとる大鳥居 みもざ 水馬ふたつの天のあはひゆく 裕章
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月22日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
蛍狩り娘の掌のがれて星となる 世詩明 更衣恋の火種を残しけり 同 少年を仰いでをりぬ青蛙 昭子 うまいとも言つてくれぬが菜飯炊く 同 子よりまづ泳ぎ出したり鯉幟 一涓 夏暖簾廊下に作る風の道 紀代美 喉鳴らし母乳呑む児や若葉風 みす枝 目に見えぬものを脱ぎたり更衣 洋子 青鷺が抜き足差し足田を進む やすえ 一院のかつて尼寺白牡丹 雪 蝸牛角を突いてゐる女 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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2023/08/12
遠くに行く方法として具体的なものは、自分が身につけうるものがまず一つある。これから運転経験が数えるほどしかないままにゴールド免許を手にする事になりそうだった、このまま順当にいけば。漠然と身体を持て余して夜の中に自分を放る、深く息を吸うことが怖いことであるかのように、なんだかうまく胸が広がってくれない、夏の匂いをいつもなら、いや昔なら、じっと耳を済ませていられるはずが。どこかに連れ去られそうな青すぎる闇を遠くから眺める、窓のない部屋でよくわからない仕事をして、ずっと何かが上ずっている感じがあって、暑い雲の向こうに太陽が沈もうとして、雲の輪郭が燃えて美しい、上りの中央線の窓をわざわざ振り返って眺めても、もう戻れないんだなと思う、呪いみたいになった山本精一のアルバムをまた聴く、息をよく意識してゆっくり吐いていると、亡霊のように夏休みのとりとめない記憶がすぐそこでちらつく心地がする、送られてきた神宮球場の花火大会の写真、今年見る花火は全て遠くて朧げ。奥多摩町納涼花火大会、本当は行きたかった。昨日もおそらく西武園の花火がマンションの廊下から見えた。遠くていいのかな?とか思う。今日こそは「ラーメン食べて帰って」を遂行せんと、美術館に滑り込むのはやめて西武線に乗った、完全にラーメンの口になっていたけど、「ラーメン」に投げやりなニュアンスが込められているとで���思われたのか、安全なファミレスに行きなさいと諭され、家の近所の三色の国旗のファミレスに行く、夏休み、土曜日の夜で混んでいたが一人なのですぐに席に通される、謎の北イタリアのイメージ映像、絶妙な遅いスピードの映像、姥捨みたいな風景の場所があることを知る。グラスのワインを2杯のみ、蒸したブロッコリーに塩をかけたみたいなやつとチーズを揚げたやつと赤海老とレモンの冷製パスタを食べた、こういう未来があるなんて、そもそも高校卒業の後に生きていると想像だにしなかった時代があった。ワインを飲みながら「アイハイウェイ」を開いて高速道路の混雑状況を見た、「関東」「東海」「近畿」「中国」には「渋滞」のマーク、夜は静かな東北道。「関東」を開くと須走と京葉ジャンクションのあたりに「×」がついていて、「8/15 花火大会 諏訪湖SA付近混雑 他の休憩施設で早めの休憩を」という注意喚起の文章が右から左へ繰り返し流れていた、諏訪湖の花火大会を避けて帰る日を決める、知らずに甲府盆地の花火大会の日に帰ったこともあった、甲子園の中継は祖母の家でしか観なかった、そもそもNHKは。目的地に近づいて、車から飛び降りたくてたまらなかった時間。ふとした切れ目に記憶の谷があって、深く考えることなく下る。店を出て、遠回りして、フジファブリックの「星降る夜になったら」を聴きながら、蒸し暑い広い通り、南北を貫く起伏のある道、ちょうど白いスカイラインがコンビニから出ようとしていた、信号が変わりそうなタイミングでそのまえを横切ろうとした時、ちょっと大げさに会釈して早足になる、運転席のひとはおっさんぽかった、私はこれからこの時間に大通りを走り去ろうとしているらしいあなたを支持します、という気持ちが伝わればと思う、黄色いヘッドランプの光、北に向かった。で、今日は妹の成人式の前撮りがあったらしく帰宅してその写真のデータをPCのディスプレイで見た。自分の時よりずっと大人っぽく綺麗に写っていた。父と母に挟まれて写っているものもあったが、なんだかそういう三人家族みたいに見え、ふいに寂しくなった。自分の時の写真も見たけど今の姿の方がずっと良かった、気がした。20年、夏はポケモンの季節だった、これまで、全てがちゃんと絡みあって思い出ができていた、二人の子供がそこそこ健康で大体幸せに不自由なくどっちも20年以上生きたことがすごいと思う、父も母も、どれだけ抑圧されてきた日々だったのだろう、好き勝手に命を粗末にしたり好き勝手に壊れたり、タイプ違いで似たような難のある子供二人の人生。
部屋の掃除のついでに若林奮のある作品の記録集を読んでいた、まさにその時に、武蔵野美術大学美術館で明日までやっている展示の図録が届いた。
こちらがちゃんと見ようとすれば、向こうもちゃんとこちらを見つめ返してくれる、それで、しかるべき時機にこちらへ歩いてくる、てなことを、急に最近信じようとしはじめた。あの頃、句点を打つ事にすら神の気配を信じていた、自分の所作には全て意味があると信じていた、学校が終わって夕方から夜中へのその時間は、助けてくれる遠い場所の、裾の部分にだけ触れることができた、絵にすることもできた、果てのなさは希望、逆光の中で教室の中をぼんやり眺めた時の感じ。スーパーカーを聴いて寝る、今日も神になってしまいそうな遠い人を思い浮かべる
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奥多摩・榧ノ木(かやのき)山トレッキング 2023年初夏 Mt. Kayanoki in Okutama area, Tokyo, early Summer 2023
奥多摩・七ツ石尾根(石尾根)縦走路への ”前衛の山” ? といった感じの、地味な榧ノ木山(標高1485m)に出かけました。通常は鷹ノ巣山(標高1,736m)からの下山コース、あるいはちょっと先の水根山(標高1620m)への通過地点といった感じで、わざわざこの山を目指して登るというようなところではありませんが、今回は時間の関係で ”榧ノ木山登山” になってしまいました。登り降りの標高差はちょうど1000mです。
小河内ダム(奥多摩湖)から鴨沢方面へ路線バスで5分ほどの倉戸口バス停あるいは熱海(あたみ)バス停で下車します(いずれも標高約490m)。熱海バス停からは奥多摩湖を眺めながら急階段を登って、倉戸口バス停からは民宿小河内荘のそばを通って、集落(大部分が移転済み?)を通り抜け、登山口に入ると「温泉神社」があります。なんでこんな場所に「温泉神社」があるのかと思いましたが、実は小河内ダム建設で水没した旧小河内村原集落は南北朝時代(14世紀中頃)から湯治場として知られていたそうです。この神社は、当初は「湯ノ権現あるいは湯屋権現」、江戸中期には「熊野三社大権現」、そして明治になり「温泉神社」と呼ばれるようになり、水没後に現在の場所に移設されたそうです。
湯治場(鶴の湯温泉街)はダムの完成(1957年)とともに水没し、源泉を汲み上げるポンプを一旦設置はしたものの、湖底に沈ん��「幻の温泉」と言われ続けました。"バブル期”の1991年から湖底から再びポンプで源泉を汲み上げて、「鶴の湯温泉」(アルカリ性単純硫黄温泉、水温約30℃)が復活したそうです。下山後、日帰り温泉でも入れれば良いのでしょうが、残念ながら今はそのような状態ではないようです。
このコースではスギの植林地帯が少なく、ブナなどの自然林が豊かで、広い尾根とあいまって、たいへん美しい新緑が見られました。尾根が広く登山道が分かり難い(特に落ち葉が多い季節?)ため、4区間ほど、ロープに従って歩くように指示されています。尾根がやたらと踏み荒らされないようにという、尾根の環境保全の目的もあると思います。ただ、このロープが張られていないエリアでも、登山道のトレースがいつの間にか分からなくなり、何度か立ち止まって周辺を見回したり、GPSで位置を確認したりしました。
「温泉神社」からしばらくの登りでは、小河内ダムや御前山周辺が良く見えています。最初のピークは倉戸山(標高1,169m)です。広い山頂ですが、簡単な道標があるだけです。ここからは緩い尾根を歩いて行きます。榧ノ木山の山頂は、細長く狭い山頂で、手製の山名表示板があるだけで、展望もありませんが、山頂付近ではツツジが綺麗に咲いていたので良かったでした。樹間に鷹ノ巣山が見えているようでした。山頂到着ごろから雲がかなり広がり、急に冷たい風が吹いてきました。さすがこの季節1500m近くまで来るとまだ寒くて上に一枚羽織ることになりました。この日は休日でしたが、出会った登山者は登り・降りとも各10人程度でした。
Mt. Kayanoki May 2023, Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S. We can look at the enlarged images clicking the original ones.
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この暑さの中サイクリングへ。 10km以上直線が続く『多摩湖自転車歩行者道』を走って『多摩湖(村山貯水池)』に行ってきました。 車止め多数設置されている事と生活道路になっている事から、ロードバイクではなく小径車にピッタリな道だと思ったよ! #多摩湖 #村山貯水池 #取水塔 #多摩湖自転車道 #brompton #bromptonbicycle #ブロンプトン #ブロンプトンのある生活 #折り畳み自転車 #軽快車 #ミニベロ #街乗り #ポタリング #cycling #サイクリング #bike #自転車 #photo #写真 #training #トレーニング #model #モデル #talent #タレント #indigomodels #インディゴ #flipup #フリップアップ https://www.instagram.com/p/CDmG8bGlPfD/?igshid=10fw06h9ea90z
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久しぶりに朝ラン🏃💨 #朝ラン #桜 #多摩湖自転車道 #小平 #多摩グリーンロード #ランニング (Kodaira, Tokyo) https://www.instagram.com/p/Bv7pvU4AuVgtRPOL2toMZfgiV4NF1BuesIqr4g0/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1odc15v5yik2z
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