#壁のポストイットは
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金曜の3時を過ぎていた
先日観に行った『END展』@iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ、死をテーマにした展示だけど、漫画作品での死(と生)を扱ったコマをセレクトして展示することで、重くなりがちなテーマへの良い導入になっていた。 ネットで話題になった(らしい)のと入場無料のおかげか、来場者が若い人ばかりで、皆が熱心に参加型企画に取り組んでいたのに正直驚かされた。 「死ぬまでにやりたいことはなんですか」みたいな問いに対する自分の答えをポストイットに書いて、壁に貼りつけるという企画なのだが、こういったのは気恥ずかしさと面倒臭さからスルーしがちな自分としては、展示最終日(=自分の紙が張り出されても誰も読まない)にも関わらず熱心に書き込みをしている人々を見て、これはなんというか個人的な性格というよりも、年代的な特徴なのではないかとも思ったり。
要約すると、最近の若い人たちは違うね、になってしまうので身も蓋もない。
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「The Original」展
21_21 DESIGN SIGHT で「The Original」展を見る。この展覧会でいうオリジナルとは、必ずしも始祖とか元祖とか本家とかではなく、「世の中に深く影響を与えるデザイン」と定義されている。
まずは照明から。ジャスパー・モリソンの「グローボール S1」、イサム・ノグチの「あかり」。こういう企画展ででもなければ展示作品だとは思わずにスルーしてしまいそうなほど目に馴染んで見える。特にグローボールは、壁のキャプションを見るまでその存在に気づかなかった。こういう域に到達できるデザイン、すごい。
「オリジナル」なモノあれこれ。世界的に知られているであろうモノもあり、日本に住んでいる人でないと知らないだろうけど日本に住んでいる人なら誰でも知っているであろうモノもあり。付箋紙の代名詞たるポストイットの展示には一瞬面食らったが、気づいてしまえばその「オリジナル」感は圧倒的。
全体的にインテリア的なモノが多い。モノ単体ではなく空間を見せるような展示も。
乗り物もあるのが意外だったが、たしかに「オリジナル」ぽい。ホンダのスーパーカブならバイクに疎い自分でも知っている。
以下の写真は、実際に椅子に腰掛けてみたりドアノブを回してみたりできるコーナー。
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稽留流産のち 自然流産で出血しまくった3週間。 (正確には血ではないが) そろそろ終わるな、と思ったら 間髪入れずに生理になり 結局4週間以上 赤いものとの付き合っていた。 ・ ふだんは生理のときは 美容院やらネイルやらマツエクやらの メンテDAYSにしていて、 極力ゆっくり なんの身にもならない話をしたりして、 仕事は急ぎのものだけという 塩梅で回している。 ・ 長年いろいろ試して そのサイクルの方が28日の周期で トータルでパフォーマンスが 良いという結論に達したから。 ・ ただ今回は、 流産からの体調の回復がうれしくて やることも山積みで このルーティンを乱した結果、 とてつもなく身体が重い、、、。 ・ もちろんそれだけじゃなく 養生が必要だったんだと思うけど そうかこの程度の無理も効かないか🤔 という現実と 向き合っております😔 ルーティン、大事、、、。 (と言いつつ、わたしが守ってるルーティンなんてこれくらいだな) ・ ということで、 身体が楽になってきたことによって 視界が広がって やらねばなこと やりたいことが目に入るようになって それはそれで落とし穴だな。 わたしにはわたしの限界があるんだよ、っと。 ・ というわけで 心身ともに いろんな不具合を見つけやすいので また長距離走を走り切れるように いろいろ改善策を練っている今日このごろです。 ・ そんでもって オットとのこれからの話も たくさんして いろいろコツを掴んできた気がする。 ・ わたしのわたしらしさと 彼の彼らしさを 濃くしながら 一緒にいたいのよ、と、思った。 (たくさんの対策を施さねば���り立たないな、という覚悟とともに) ・ #壁のポストイットは #昔よくやっていた #自分の状況整理術 #滞在中のメグちゃんが #やっている #人のことをみていると #自分のこともよく見える ・ #オットのアドバイスは #目的と手段を #きちんとわけてだった https://www.instagram.com/p/B72KIHzFukY/?igshid=12gfd9ve2mlyb
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パーソナルスペースと私 ・ オフィスがフリーアドレスとなったため出社した際に「自分はここで仕事していますよ」という履歴を残すべく席に貼られたQRコードを読み取ってから業務にあたっています。 ・ 以前だったら机にペン立てがあって、モニターにはポストイットで書かれたメモが貼り付けてあり、取引先の人から頂いたカレンダーを並べて自分の居場所を作ったものです。 ・ 流石にフリーアドレスの座席に私物を置くことは許されませんが、それはそれで、すぐに慣れるものです。 ・ さらに昔ですと部長席は外界とを分ける壁がありましたが全て取っ払われましたね。そういうものが導入される遥か前から店の内外をすだれだけで隔ているのはこちらの店です。 ・ と言うわけで本日のランチは #むさしや です。いっつも大行列なのと落ち着かない感じが苦手で殆ど利用していないと思ったら4年7ヶ月ぶりの来店でした。 ・ 頼んだのは #オムライス とトッピングで #ミニハンバーグ をつけました。夕方5時のランチだったので並ぶことなく入れました。 ・ 席について5分もしないうちにやって来ました。大皿に色々な色合いの具材が綺麗に盛り付けられていて、付け合わせはスープでなく味噌汁なのがこの店の特徴です。 ・ まずは中央からオムライスを頂きます。バターが多めでクリーミーなのにくどくない絶妙な味付けの #オムレツ の内側にある #チキンライス のケチャップ加減と旨さが絶品。 ・ 多めにかけられた #ケチャップ をつけながら頂けば酸味がより感じられます。そしてキャベツの千切りもマヨネーズをかけただけのシンプルなものですが、美味しい。 ・ #ナポリタン は付け合わせとは思えないほど、たっぷり入っていて味付けの具合はパサパサになりそうでならなくて、かと言ってしっとりともしていない紙一重なラインです。 ・ ここで #味噌汁 を啜れば魚介の出汁がしっかりと効いています。 #ハンバーグ も追加して正解でした。 ・ ミニと銘打っていますがデミグラスソースと肉自体��の旨さも相まって存在感は全然ミニではなくむしろ大きな存在感です。 ・ かなり短時間の滞在でしたが、十分な満足感が得られるランチでした。次回はカレーもチャレンジしてみようと思います。 ・ #新橋ランチ #新橋ディナー #新橋グルメ #新橋洋食 #新橋オムレツ #とa2cg (むさしや) https://www.instagram.com/p/CSv89x5lT49/?utm_medium=tumblr
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夢266
2020/11/06
妹と買い物に来ている ここでは食品と雑貨が売られているようだった 店もかなり広く、天井まで何十メートルもあるように感じる
妹とカゴを共有して欲しいお菓子を入れていくが、妹の入れるスピードがびっくりするほど早い 自分のものと妹のものが混じってしまわないようにカゴを傾けて調節する すると、予備校の同級生がここで働いているらしく、おすすめのラムネを持ってきてくれた ミックスジュースフレーバーの袋入りラムネをそのなかから選び、カゴに入れる
妹がチョコエッグを持ってきた 自分も欲しくなったので場所を教えてもらう ここはディズニーストアなのでディズニーキャラのチョコエッグのみ置いてあり、見たことないキャラもたくさんいた チョコエッグなのに中身が見える外装になっていて、チョコエッグは大きく開かれた状態でパッケージされていた マイリトルポニーのような馬のデフォルメしたキャラのチョコエッグがある フィギュアの地肌の色が単色で、物によっては半透明の白や黒で綺麗だった でも、ディズニーキャラに興味はなかったのでなにも手に取らずその場を後にする
いつのまにかひとりで買い物を続行 普通にディズニー関係なく、様々な駄菓子が置いてある しみチョコ系のお菓子だけを集めた棚があり、野球バットほどの大きさのあるしみチョコまで売られている 好物のプリンチョコまで網羅されており、すごい店だと感心した 店は本当に広く、そのまま雑貨コーナーに移り変わっている
母親と合流して雑貨を見ていた 様々なクリエイターによる商品が置かれており、星座擬人化をしている人の商品まであった 星座別のイメージが描かれたトランプやポストイットで、魚座は擬人化星座のみんなと手を繋ぎ青空のプールサイドで背を向けて空を見上げる絵だった 気がついたら母親が山羊座のポストイットをカゴに入れていた
クリエイターの商品が置かれているアクリルの棚の前に来た クリエイターごとにいろんなものが雑多に詰められており、ここの人たちは基本的にみんな便箋を出している この店に来るのは初めてではないので、この棚の存在を知っていた 便箋目当てでここに立ち寄ったものの、売り切れになっているものもちらほらある 同じく詰められているマフラーなどを手に取り、買おうか悩んでいたが結局買わなかった
ふわふわでポンチョを着たミュウのぬいぐるみが休憩スペースの椅子の上に置いてある これも商品らしい 母親がこれをとても気に入り、どこにミュウのいる棚があるか聞いてきた 左奥のブースと教えているのになぜか右奥に行こうとする 母親は左右盲じゃないはずなのにな、と思いつつ左奥のほうへ連れて行く
ここはポケモングッズのブースで主にぬいぐるみが置かれている 棚はかなりスカスカ���った 休日のピークが過ぎた頃の時間帯なので、すでにたくさんの人が来ていたのだろう ポンチョを羽織ったミュウのぬいぐるみも少しだけ残っていた でも、今手に取っているぬいぐるみが一番かわいいと思うので、そのままカゴに入れる ポケモンブースには受注生産品のサンプルも壁一面に並べられていた
そろそろ会計しようかと母親に提案されるが、せっかくなのでもう少し探し回ることにした トートバッグエリアでトートバッグを物色する
ぬいぐるみを探す際、財布を入れたままのカゴを置いてきてしまったことに気づく 慌てて走って探し回るとすぐ見つかった すぐに万札が2枚入っているか確認する 2枚ちゃんと入っているどころか、なぜか千円札が挟まれている その千円札は絵柄が白黒の二色のみで、知らない人が描かれていた
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適切な人材は以下の通り
デザイナー:
スタートアップにデザイナーが不在な場合、助っ人を呼ぼう(try to bring in a ringer.?)
CEO: 小さなスタートアップでは、CEOはコアの意思決定者であり、スプリントから実行可能な決断をするためにも参加してもらう必要がある。大企業でも同様にCEO入れるのがベストだが、ずっと参加するのが無理でも、重要な決定をする瞬間にいてもらうことはできるはずだ。
プロダクトマネージャー:PMあるはそれに相当する人物は、スプリントから生まれたアイデアを実行する段階で必要になる。
ユーザーエキスパート:チーム内でもっともカスタマーと直接コンタクトしている人間は、よく素晴らしいインプットを得ており、またユーザーテストの主導者たりえる。
さらに彼らを巻込むのも歓迎である
・エンジニア ・マーケッター・興味ある人なら誰でも
必要なもの
・ポストイット 私は黄色い3×5サイズを好んでいる。
・ペン 通常の青か黒のペンで問題ない。私の好みはこれらで、追加でこういったものがあってもよい。
・ホワイトボード もし会場にホワイトボードが足らなければ、回転式のホワイトボードなどを探すか、別の部屋にするのがよい。最終手段として、アイデアペイント(訳注:壁をホワイトボード化するペンキ)で頑張ろう。
・ホワイトボード用ペン 細いペンよりもこちらが好みだ。よいペンを買い、黒のマーカーがしっかりスプリントのメンバー全員にいくようにしよう。
・ドットシール 投票用。小さくて一色に統一されたものがよい。Post-Itブランドのものがベストだ。
・A4のコピー紙 普通のもの。いつでも1パックあるようにしよう。
・タイマー もしあればだが、基本的にあるととても便利。ここを参照。スプリント中だけでなく、おそらく以後の通常ミーティングでも重宝するのは保証する。
7: お菓子 カフェインと食べ物はすぐ手に入るようにする。我々のスプリントでは、Trail Mixやバナナ、レーズン入りチョコレートなどがポピュラーだ。まぁ単に私が全部食べているだけかもしれない。
8: 糊やテープ ドローイングやストーリーボードを壁に貼付ける必要がある。この剥がせる粘着材は、テープより安価で効果的である。
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Post it -Wall 【the ray】
装いの街路灯
失くしたものが おりません と口をきく
新しく生まれくるものたちだけが
つかのま 天使のすがたして
気づかれないまま 二度目の光と戯れる
非現実の王国で それだけ言いにわざわざ
綯交ぜの慈しみなど 足りないんだ ここにしか 無いから
揺れるマリーゴールドの トンネルを 行き来する羽根は
傘の骨ひらく悲しみより ひたむきに
晴れ間をなぞらえた形より 遠く 瞬く
ーーーーーーーーーーーー
11.1 灯台の日であり150周年だそうなので、です。ライトハウス。まだ描こうとしている題材のひとつでもあります。灯台の光も、the rayでしょうし。
これのコラージュをしていたときに、アドビではないので(離れたかったのも自分だけど)、加工の経由が多くなるほど解像度も悪くなるけれど、それでもここでは構わないのだろう、いいのだろう、見向きもされないものをバッとゴチャッと描くのだから、と、、感じた。この加工をしていたとき、アプリの新機能を知ったというわけだ。天使パワーッ 笑
。。。
天使たち、にさえなってくれていた彼ら。110番キッズ。羽根は描いてないが。技法は、浅黄色のペンを使うこと込みで、やってみたかったのですが、それを思っていたのと同じくらいに、ポストイットウォールという自分が寝ぼけながら描いた発祥のような絵を彼らで描こうと、思い立ち、モチーフになぜ興味がいくのかが言葉で掴めてきて、描こうと決められた段階だった。 展のなかではなくとも、「~の天使」シリーズではいつも描いていたけれど、一連の変わらないテーマではより視線の近しいものになったはずだ。そして、情景ではなく人物画として、描いてもいいと感じたものだ。
前作と同様に、キャプションに悩み、そしてシュルレアリスムのようなタッグは意図に合わず、どうしたら、、使いたい言葉もあるけれど、、などとなっていたのだけれど、11月1日。「死者の日」だ。そうだ、と思ったら、変えたかった部分が、すんなりはまってくれたのです。私が憧れるその日に。。。追記 二行ぶん、まるっと、谷川俊太郎氏の詩を借りていたと、あとから気づいてドキドキしてしまった。
ray,視線としての 二度目の光としてのthe,ray. 自分の色を塗る。自分が。
画像だけでなくて文もコラージュ的かも。 『非現実の王国で』はヘンリー・ダーガーのもので、彼もコラージュだった、作為せずとも。。
それだけ言いに わざわざ は、ボルトが試験合格をおめでとうと言いにきたナルトに対して言った言葉。
不在、不在届けというものとポストイットは、自分のなかで似たニュアンスがある。と気づいたのだ。都合よくタスク、目先の都合や回るやりとりに使われ、から回ることの中空を掴む怖さ。自分だって分かる。 なくしたもの通知センターという言葉も頭の隅にあったけれど、それを文章でやれた気もして勝手にスッキリした。口をきく無くしたもの。だだをこねない、見てくれなんて言わない。でも、知ってる、見えている。
天使は、壁際で待ってる。その部屋の入り口が、せかされた荷物の受け取りからー ToDoリストのチェックを待つ時間制限からー 鍵が開くのを、待ってる。遊びながら、遊ぶように、気づかれなくても、知られていると知っているから。
反逆天使と、前作と今作は、天使の眼差しにまつわって触れたものとも、なれました。つづく。
慈悲。
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25、26日と福島市で合同練習!
来月の東京、郡山での公演までちょうど1ヶ月となりました。 今月の練習会場は東北ユースオーケストラ(TYO)はじめての福島市公会堂です。こちら、1200名以上を収容する歴史ある福島市のホールに続々と団員が集まってきます。
あとは本番前の直前合宿での練習を残すのみとなりました。気合が入ってきた指揮の栁澤敏男さんには後光が刺しているようです。
とりわけ「ふつうジュニアオケ、ユースオケではまず演奏しない(演奏できない)」と言われるグスタフ・マーラーの交響曲第1番については、楽譜のポストイットも毎回増えていっているように感じます。
果たして立派に演奏できるのかなという現況を応援するかのように今日はたくさんの差し入れをいただきました。まずはパーカッション塘英純くん、ヴァイオリン三浦千奈さんのお母さまからバラエティに富んだお菓子の数々と、そして福島事務局の大塚真里さんからお薦めの地元福島市の「ゆずみそ焼おにぎり��(と書くだけでも、さらにどんぶり飯を食べれそう)。
そして、この二日間の合同練習会ではJA共済、JA共済連福島から多大なるご支援をいただきました。今回のレポートでは結果的にこれから何度も「JA共済」という言葉が踊り、画面に写り込むことになり、「この引率の先生は個人的に何か貰っているのでなかろうか」と訝しがられること間違い無いと思うのですが、確かにたくさんの恩恵をいただいているのですよ、東北ユースオーケストラ一同が!
まずは小出しに。初日の昼と長い練習の間食用にと、地元でつくられたパンを各種とお茶を110名分いただきました。
ホール内では午前中からマーラー交響曲第1番を絶賛練習中のところ、
かたや降り番中学生、トロンボーン西野蒼さんとクラリネット小野葵さんの、ダブル・ノアオイズが何を嗅ぎつけたかロビーに登場。
中学生というのは、とにかくお腹が空く年頃だよなと受け止めておりましたら新たなJA共済さんからの差し入れが届きました。
「水虫パン」です。事前にいただいた贈答品リストに「お茶」「お弁当」「トースト」などに混じって「水虫パン」という物品を見つけた時のわたくしの衝撃をお察しください。何かの誤植であろうとたかをくくっていたら、本当に「水虫パン」が作り手の「オカザキドーナツ」店主岡崎隆一さん(75)によって、自転車にて納品されるという、想像を超える現実の恐ろしさを感じました。しかもJA共済さんは自社製品では無く、地域振興の観点から地元の商品をわざわざ買ってくださったのですね、この水虫パンを。まさに足型の水虫パンは、ピーナッツバター味、イチゴジャム味、チョコレート味とバラエティに富んでおり、水虫に見立てられたと思わしきカリカリ部分の食感が絶妙な、昭和生まれには懐かしい美味でありました。水虫パンについてさらなる見聞を広げたい向きには、一般社団法人東北ユースオーケストラの理事メンバーでもある仙台の河北新報の記事をお薦めします。 以上、福島市観光情報でした。
この日は実家で栽培、販売されている苺の差し入れとともに練習会場にお越しいただいた、今年70歳の男性がいらっしゃいました。
気仙沼から娘さんの車でお見えになった、古希の方の名刺には、 「NPO法人海べの森をつくろう会 副理事長 三浦秋男」と書かれています。 先月のレポートをお読みいただいていたらピンとおわかりかと。パーカッションの三浦瑞穂さん(中3)のお爺様でした。
まずは311に気仙沼で地区の自治会長をされていた、元高校教師の三浦秋男先生から昼休みの後半30分を使って団員全員に向かってお話をしていただきました。 これまでに体験したことの無い強い長い揺れで、障子が外れ、目の前で家の壁が割れ、町の信号機がすべて消えた驚き。ラジオから6mの津波との報せが入り(実際は気仙沼では20mを超えた)、海岸沿いから軽トラックに乗ったご夫婦が「津波が来る!」と逃げてきて、それが現実に起こることとわかり、日頃の防災訓練に則って行動されたこと。指定避難所の階上(はしかみ)中学校での避難生活がはじまり、地元の建設業者の大型発電機のおかげで直後から電気を得られたこと、意外とガス炊飯器が活躍したこと、地元農協が提供してくれたお米も2000人の避難民ではあっという間に無くなってしまったものの昔ながらの精米機のおかげで米が食べられたこと、地元の水産加工場の保冷庫のおかげでマグロ、ぶり、ほたてなど贅沢な食材も口にすることができたこと、10日後に��衛隊からの食事を支給されてほっとしたことなどなど。
強く強調されていたのは、日頃からの小中高校での避難訓練の重要性、防災教育の大切さでした。防災減災の3ステップとして、まずは自助、そして共助、公助と言われるが、地元コミュニティの共助の力を今回は強く感じられたそうです。震災後6年経っても仮設住宅は残っており、地区によっては自治会が解散したり統合を余儀なくされている場所もある。被害はまちまちで家族8人で高校生の娘さんだけが生き残った家もある。最後に三浦さんがおっしゃった言葉が響きました。「生かされたわたしの使命は地元のコミュニティを立て直し、守ることです」 こないだのお孫さん瑞穂さんの言葉「生かされたなりのことをしなくちゃいけない」とも共鳴する、限りある命を捧げたいという静かで強い意志。お二人の記念写真を撮りました。
今回三浦瑞穂さんのお爺様にお越しいただいたのは、311の貴重な体験談だけではありませんでした。実は三浦秋男さんは別の先生でもあったのです。
さて続きです。気仙沼のパーカッション三浦瑞穂さん(中3)のお爺様、元高校教員の三浦秋男さんは、なんと民謡の先生でもあったのです。前回の合同練習会で、今回の演奏会で披露する東北三県の民謡をアレンジした「ThreeTohokuSongs」練習中に、団員たちがあまりに地元の民謡を知らないので、掛け声をどうすればいいかわからない問題が発覚し、降り番の掛け声専門部隊「チーム・チョイサー」を組成したのではありますが、では指導者をどうしたものか、と。坂本監督からも「地元の年長者に教わるのがいい」とのアドバイスを受け、ふと思い出したのです。昨年7月に仙台で行った2016年度の入団説明会で、「今回は民謡にチャレンジしようと思うのですが、保護者のみなさんには馴染みあります?」とお尋ねしたんですね。その時、向かって右手の最前列に座っていた黄色い服着た女子の保護者の方から「この子のおじいちゃんが民謡の指導をしています」と伺ったのを思い出したのですね。そこで、誰だったかとその時の写真を見てみたのです。記録写真は撮っておくものですね。
なんと!あの三浦瑞穂さんではありませんか。ということで、今日の合同練習に合わせて、お母様の運転で片道3時間かけて福島市まで、311の体験談講話と民謡の掛け声指導に来ていただいたのです。それでは指導風景を動画でご紹介しましょう。まずは相馬盆唄から。
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三浦秋男先生の揉み手にご注目ください。あとでお孫さんの瑞穂さんは「テンポが早くならないように、この揉み手が大事!」と言っていたとのこと。当方、人生48年にして初めて「揉み手の意義」を知りました。秋男先生によると、伊達藩だった気仙沼では藩主により盆踊りが禁止されていたため地元の盆踊り歌が生まれず、この福島の「相馬盆唄」を歌っていたそうです。ということは、こっそり殿様に隠れてこっそり盆踊りをしていたのですね。盆踊りについては民俗学的視点からの面白い研究の本があります。あえてリンクは貼りませんが・・・。 そして、掛け声について。出だしのタメがポイントのようです。先生による指導シーン、その2でございます。
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そして、チーム・チョイサーの由来となった「南部よしゃれ」から。
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指導のあと三浦秋男先生にお話を伺いましたところ、「震災の後、音楽のチカラというのを強く感じます。音楽を聴いて元気になる人もいれば、歌を歌ってチカラ��もらう人もいる。東北ユースオーケストラもみんなが元気になるいい演奏をして欲しい。応援しています」 団員のみなさん、励みになりますね。 遠方より苺を持参でご参加いただいた三浦さんファミリー、ありがとうございました。初めて食べる気仙沼の苺があんなに大きくて甘いとは。団員たちも大喜びで、1パート1パック以上の半ダーズケースもお持ちいただいたのにすぐに約100個の胃袋におさまってしまったのでした。
さて、本番まで1ヶ月となり、昨年は1週間前から進行台本を書きはじめた愚を修正しようと、オープニングのファンファーレの作曲を前回に引き続き塘英純くん(将来は作曲家志望)に依頼しました。
背が伸びたね。その分、内容も成長していこうと、トランペット二重奏から今年はトランペット三重奏で頼むと言ったところ、
さっそく休憩時間にMacBookAirで取り掛かってくれていました。やるな今どきの中学生。手にしているのはメインのマーラー交響曲第1番のポケット楽譜。たぶんマーラーへのオマージュを意識して作曲するのでしょう。できたら坂本監督に見てもらおうね。
3月に演奏するマーラーの「巨人」には「特殊楽器」を用います。と知ったかぶりしましたが、ど素人のわたくしは「特殊楽器」という用語すらこの仕事に関わるまで知りませんでした。標準的なオーケストラの編成では使わない楽器のことです。今月の合同練習では「エスクラリネット」をどう調達するかが事前の課題になっておりました。わたくしは、今回の一件で、「エス」が「S」で「Sサイズ」のことで、フランス語だと“petite clarinette”で、だったら「ピークラリネット」じゃなかろうかとも思い、それはともかく通常のクラリネットより小さくて変ホ調で、買うととっても高いということを知りました。
こちら特殊楽器関係者です。左からTYOのテクニカル・ディレクターの飯島則充さんは、トロンボーン奏者で音大卒でプロマックスの取締役で、団員の演奏に関わること全般から、プロを目指す子供たちの相談役を担当されています。中央の男性はTYO福島事務局のまとめ役の渡辺豊さん。子供の頃はFTVジュニアオーケストラに所属してやはりトロンボーンを吹き、現在は福島市の管楽器専門店ブリリアントの経営者、社長です。福島県内での練習場所の確保やレンタル楽器の交渉、練習当日の搬出入を仕切っていただきながら、団員の楽器のメンテナンスもお願いしています。そして、右が団員のクラリネット奏者、福島高校に通う菊地桃加さんです。 さてどうやって解決したかと言うと、実は飯島さんの奥様がプロのクラリネット奏者でシエナ・ウインド・オーケストラに所属されている飯島泉さんだったと、これも今回初めて知ったのですが、なんとご自身愛用の楽器を特別に貸し出していただけました。飯島さんが「妻から絶対に壊さないように言われました」と暗い顔でおっしゃるので、気軽に「いくらぐらいするんですか?」とも聞けません。「ビュッフェクランポン プレステージュ グリンライン」という楽器名も怖いです。「プレステージュ」は英語のPrestigeのフランス語読みだと思われます。わたくしは今回の練習で菊地桃加さんに会うたびに「楽器はだいじょうぶ?壊れてない?」とネタのように聞いていました。
お借りした高級特殊楽器をそっと握りしめる菊池さんの図です。ポキッと折れそうと心配になりますが、実際は温度差に弱いのだとこれも今回はじめて知りました。快くお貸し出しいただいた飯島泉様、どうもありがとうございました。
初日は20時まで実質半日みっちりと練習をしました。さすがに団員もお疲れのご様子です。今回、岩手県、宮城県、北海道や山形、関東から参加の30名以上の団員についての宿泊問題は、JA共済さんに解決していただけました。閑散期だから大丈夫ですよと、練習会場から車で20分のJA共済経営「摺上亭大鳥」旅館に泊めていただくことができたのです。
しかも、宿までのバスも手配していただき、着いた先は身に余る高級旅館でした・・・。日中、福島の団員数々から「いい���ぁ」と言われていた訳がよーくわかりました。一昨年の宮古島合宿でエコノミーなユースホステ��でヤモリ他小昆虫と寝食を共にした身としては、この振れ幅にめまいですよ。
21時過ぎというレイトチェックインにも関わらず、「東北ユースオーケストラ」の横長の紙まで貼り出す専用の部屋をご用意いただきお食事をいただくおもてなしまで受けてしまいました。宿泊のオリエンをする「TYOのお姉さん」岡田直美さんの声も上ずります。 今年度の活動のはじめに「われわれは弱小、貧乏楽団であって“いつまでもあると思うな、TYO”です」と標語までつくったわたくしとしては、「今回は特別です。JA共済さんに感謝しましょう」と壊れたロボットのように言いつづけました。
TYOの日曜の朝は早い。こちらメイクや髪の手入れはしないおっさんですから遅めの6時半に起きました。
JA共済さんのお宿で朝食をいただきました。この撮影のために仲良く食事中の小・中学生三人には大人の配慮で席を移動してもらいました。ふつうなら朝ごはんを食べて、もうひと風呂が正しい温泉の流儀でありますが、朝の散歩組の引率者としてはそんなことは許されません。その発端は福島市在住のホルンの赤間奏良(あかまそら)くんからの前週に届いたLINEのメッセージでした。
確かにせっかくの宿泊滞在なのだから、飯坂温泉の魅力を知り、世の中に発信するのが恩恵を受けたものの務めだと思い、前日の練習のあと、赤間くんに飯坂温泉について語ってもらいました。
で、この企画に賛同してくれたのは小中学生6人のチビッコチーム。約1時間ほどブラタモリ並みに飯坂温泉を練り歩いたものの、早朝過ぎて足湯にはつかれず、道中問いかけた松尾芭蕉クイズもいまいち反応が悪かったのですが、飯坂温泉の情緒ある街並みを楽しめましたよ。
震災後は県外からの���泊客がまだまだ戻っていないと聞きました。芭蕉も奥の細道で立ち寄った古湯、フォトジェニックな場所も数々あって、円盤餃子も美味しい飯坂温泉を旅の候補地にご検討ください。飯坂温泉駅前には松尾芭蕉の立派な銅像があって、しかし、その向かいには「白ポスト」なる訝しいオブジェもあり、これは美観としてどうなんだろうかと引率の先生としては思った次第。
散歩を提案してくれた生意気小学生の赤間奏良くん、どうもありがとう。そう言えば、芭蕉の旅のお供の名前は曽良だったな。 以上、飯坂温泉観光情報でした。
さて、朝の散歩組の中の一人、中学一年生の藤田サーレムくんとは昨晩遅くに露天風呂につなりながら裸のトークをしたのでありました。
ここでミニ団員紹介コーナーを展開しますと、岩手県盛岡市から参加の藤田サーレムくん、トランペット奏者の中学一年生です。前夜に風呂に入りながらこんな会話をしたのでした。 「サーレムくんはお父さんが外国の人だっけ?」 「父がイラクの人です」 「あ、イラクなんだ!」 実は、ついさっき旅館での夕飯の席で「お米に合うものはだいたい日本酒に合いますよね」とお酒も飲まずに話をしたら、指揮者の栁澤さんから「コメはいくらに合うけども、米はイラクに合わないと言いますね」という渋いアメリカ風ジョークを聞いたばかりでだったので、あまりにタイムリーな「イラク」の発語に驚いたのでありました。それは、さておき、 「えっ、お父さんはひょっとしておれ(48)と同じくらいの年か年下だったりするのかな?」 「あ、結構年いっていて60くらいかな」 「何してはんの?」 「父は大学の教授で、AIの研究をしていて、ほとんど海外出張でいなんです」 「いま旬な研究者じゃない。ということは、来月の本番の公演には観に来られない?」 「そうですね、ドイツに滞在しているみたいです」 「それはさびしいね。ところで、サーレムくん、トランペットうまいね。何年やってるの?」 「もう4年ですかね」 「4年でそんなに上手に吹けるようになるものなの?」 「トランペットを吹くのが好きなんです。だからはじめた頃からついつい好きでずっと吹いていたらこうなりました。」 「先生について教えてもらったりしていないの?」 「いや、先生に教わると、その人の幅に制限されてしまうから。でも、こないだ(トランペットのパートリーダーの中村)祐登さんに紹介されて、はじめてプロの先生にみてもらいました。吹く音が明るく響く。タンギング(舌を使って音を細かく切ることらしいです)が速いと言ってもらえました」 「好きで吹き続けてたら、いつの間にか上達していたなんて理想的じゃないか。それは極めたほうがいいね。」 「来月もコンクールで忙しくって、東北ユースオーケストラの演奏会の後、盛岡に戻ってまたすぐ東京に行きます」 「その全国大会ではいい線いくの?」 「たぶん入賞はできると思います」 「すごいな。将来は何になりたいの?」 「プロか、農業したいです」 「あはは、プロのトランペッターか、農家なんだ。どっちも楽しそうだなあ」 ぜひ藤田サーレムくんの今後にご注目ください。
さて、二日目の練習はマーラーの交響曲第1番からスタートです。
そして、今日も福島市公会堂のロビーには、朝から合流した大学生トランペットの中村くんの大阪土産も加わって、差し入れのお菓子が並びます。
このロビーに団員を激励にとJA共済連福島の地域活動支援室の八代孝明課長がお見えになりました。
昨日に続いてJA共済連福島からのお茶!
さらに間食用のパンを各種!!
そして、110名分のお弁当を運び入れていただきました。お一人で来られていた八代さんの助っ人で福島民報社の吉田高徳副部長も起こしになって、お昼休憩の前に二人でロビーに弁当を並べることまでしていただきました。
ふつう大企業ですと、こういう現場には若い者を連れて手伝わせるのが通常の光景です。しかし、この日は管理職お二人が二人だけで車に積み込んだダンボールを運び、丁寧に団員のためのお弁当を並べ、5つごとに包まれていた大きなレジ袋を一枚一枚(22枚です)きちんと畳んでまとめていらっしゃる姿に心打たれ、確信しました。 このお二人は「休日出勤をする企業に勤める会社員」という枠を超えて、「TYOを応援する熱いひとりの個人」として、この場に来られているのだな、と。 お二人とも固辞されたのですが、ここは団員に一言激励の言葉をいただいたほうがいいと思い、無理を言ってお引き止めし、午前中の練習終わりのタイミングでお話しをいただきました。
「ありがとうございます」とお礼を言う団員を前に八代さん。 「わたしは中学生の時にモノラルのラジオから流れるYMOの『テクノポリス』を聴いて育った世代です。小さい頃から憧れの坂本龍一さんと共演するみんながうらやましいくらいです。その坂本龍一さんが監督として東北ユースオーケストラを通じて復興支援していただけるのですから、しっかり応援します。演奏会に向けてがんばってください。」
続いて、昨日の練習が紹介された記事が掲載された朝刊を片手に吉田さん。 「今回、福島民報社の125周年事業として郡山公演を主催させていただくことになりました。本番までがんばって練習してください。応援しています。」 お言葉の通り、今回初めての郡山公演は興行リスクを取って主催者になっていただくことで地元公演そのものが実現しました。今日、現在でまだ売れ残っていると聞いています。坂本龍一監督以外にも吉永小百合さん、うないぐみさんにゲスト出演していただくコンサートが、S席3,000円、A席2,000円と東京大阪では考えられない価値の高さです。3月26日は日曜日ですから遠方からのご来場でも十二分に値打ちがあるはずと自信を持ってお知らせします。ぜひ満員の客席からご声援いただけたらと思います。
お昼休み、おかげさまで食事をいただくロビーは元気な笑顔でいっぱいでした。あらためてありがとうございました。 さっそく東北ユースオーケストラのInstagramに感謝のコメントともにアップする団員がいました。
ハッシュタグの使い方が慣れてますね。
二日目の午後の練習の休憩時間には、「みやぎ鎮魂の日」である3月11日の土曜日に石巻の復興住宅の集会場で行う有志メンバーでの演奏の練習も行いました。
当日は約20名の団員が自主参加して、地元の自治会が中心となって行われる追悼セレモニーでの防災訓練や炊き出しにも参加する予定と聞いています。気仙沼の三浦秋男さんのお話でも常日頃からの訓練が大切とおっしゃっていましたね。 また翌日の3月12日の日曜日には仙台三越で弦と金管のそれぞれアンサンブルでの演奏を行います。というのも、3月1日から三越伊勢丹グループではじまった「東日本復興支援どんぐりバッジチャリティ」に応援曲として昨年の演奏会で披露した坂本龍一作曲『ETUDE』をご提供したからです。現在全国の店舗で流れておりまして、仙台三越のチャリティイベントに出演することになりました。応援曲『ETUDE』はこちらの告知ページからお聞きいただけます。
これが団員に見せたどんぐりバッジのサンプルです。1個300円で各店舗1種類の28種類のバッジを販売中となっています。お近くの伊勢丹三越グループのお店で実物をご覧いただき、『ETUDE』の館内放送をお聞きいただければ!
二日間の充実した練習も終わりました。しかし演奏の練習は終わっても毎回マストな重要任務があります。お借りした大型楽器を運び出し、傷つけることなくトラックに積み込むという団員が声をかけあって協力し合う作業です。
トラックに乗り込んでいる恰幅のいい大学生は、いわき市出身の冨澤悠太くん。チューバをいつも持ち歩いているだけに、いつも力仕事のリーダーです。ティンパニなどの楽器は昨年度に引き続き、福島県立橘高校から無償貸与いただいております。いつもありがとうございます。
そして、福島駅から仙台駅に向かうバスをいつものようにみんなで見送りました。
このブルーの大型バスについても仙台の団員のお母様がお勤めのバス会社で毎度お世話になっております。繰り返しになりますが、いつもありがとうございます。
今回の二日間の合同練習であらためて実感したのは、さまざまな人や企業、団体に支えられ、この東北ユースオーケストラは成り立っているのだなあという事実です。個人の方からいただくご寄付、企業からいただく協賛金などの「お金」、そして団員が音楽活動を続けるための楽器や練習場所や飲食、宿泊、移動などの「モノ(物資)」を無償だったり、通常より安価にご提供いただいています。こういう現物支給によるご支援の受け方を英語だと”Value In Kind”、略してVIKと言ったりします。まさにお金も現物も、活動を支えるValue(価値)というモノサシでは同じです。 ピーター・ドラッカーという近代経営学の父、「マネジメント」概念を発明した泰斗に『非営利組織の経営』という著作があります。
この冒頭の一文が飛び抜けています。「非営利組織とは一人ひとりの人と社会を変える存在である。」 東北ユースオーケストラは、そんな組織になっているだろうか? なっているようでもあり、まだまだのようでもあり。しかし、たくさんの方々から「お金」と「モノ(物資)」をご支援いただいてきています。そして、もう一つ、とても重要な支援のかたちに気づいたのです。よく経営資源の3つでヒト/モノ/カネと言いますが、「ヒト」という資源を分入って見えることがあると思ったのです。 それは、「(人の)時間」です。人の生は有限で、しょせん、どんな人も、遅かれ早かれ、いつか死ぬ。この圧倒的な事実の前に、何に限られた時間を使うのか。その大切な時間を東北ユースオーケストラのために使っていただいている人がたくさんいらっしゃる。「時間を提供する」という第三の支援です。 気仙沼の三浦さんご家族は、311の死に瀕した体験を通して、生かされた自分の残された人生の使命を強く意識されていました。このことは、3年前に中咽頭がんが見つかり、克服された坂本龍一代表・監督によって、団員のためにオーケストラアレンジの譜面を書き起こしていただいたり、その貴重な時間というギフトを受けていることにも通じます。関係者のみなさんの有限な時間の贈与によって東北ユースオーケストラは成り立っています。 折しも今回の練習では決められた休憩時間が終わったらすぐに練習できるようにしようと、タイムマネジメントリーダーを福島の大学生、服部未来子さんにお願いすることにしました。これで全員のチューニングが済んだ状態でオンタイムで栁澤寿男さんを待つことができるはずです(理想)。
ついつい日常の時間の中で忘れがちなのですね。 ��廻転生を信じようが信じまいが、 この人生は一回きりであることを。
今回のレポートは合間の時間に更新しているうちについつい長くなってしまいました。わたくしは「包容力のある実存主義者」になりたいものだと思います。
あらためて引き続き東北ユースオーケストラへのご支援をよろしくお願いいたします。
引率の先生役レポーター 田中宏和拝
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壁新聞 vol.400
宿題第2弾📚✐
今年の連休は終わりましが、お仕事でした。 再々緊急事態自粛要請宣言休校延長になり5月分をまた第2弾としてプリント、宿題を郵送しました。 だんだん暗くなっていくので、生徒さん達に質問しました。 What do you want to do first when things settle down with the coronavirus ? (終息したら最初に何をしたいですか?) 殆どの生徒さん達は I want to go to school. Go shopping . Go cycling. Play soccer. たくさんいろんなことしたいよね。 希望もってその日を待ち望もう!!!
ポストイット大活躍です! 今の私ができること 楽しくわかりやすいレッスンをしてあげられる事。 1日も早い終息を願います。
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弊社イメージ こんにちは、エンジニアリンググループの水野です。 あまり知られていないのですが、エムスリーって、実は国内Web系で時価総額上位なんです出典(2019/10/03時点では1位)。そして先日、日経平均株価に算出される日経225にエムスリーが採択されましたが、2000年以降に創業した会社としてはエムスリーが初の採用で、実は市場からも期待されている企業なんです*1。 インターネットサイト運営 時価総額ランキング エムスリーを知ってほしい 医療という超巨大市場に挑む 魅力的な事業の数々 ある界隈には超有名、国内屈指のプラットフォーム m3.com 令和時代のスマートな電子カルテ エムスリーデジカル 圧倒的な満足度を誇る医師紹介コンシェルジュ ペイシェントサポートプログラム エンジニアにはStack Overflow, お医者さんにはこれ 医師版Stack Overflow(サービス名未定) アメリカ, インド, 中国!! 超巨大グローバル市場に挑む!! グローバル事業 技術とチーム、人 技術 チーム 人 話を聞きにきませんか 積極募集中 エムスリーを知ってほしい その割には知名度が低い。求人応募がまだまだ少ない。 正直、エムスリーって実際何やってるのか全然分からないですよね。ポストイットの3Mやコンビニのスリーエフと間違えられることもしばしば。親や友人も会社名自体聞いたことがない方が多いです。一般コンシューマー向けのプロダクトが少ないがゆえの悩み。謎企業エムスリー 。 エンジニアやデザイナー,プロダクトマネージャーのみなさんに今こそ知っていただきたい。 エムスリーは事業に社会的意義ありすぎですし、やりがいしかないと思います。 伸び代ありまくり、技術的チャレンジし放題、チャンスがたくさんあるからこそ失敗もしやすい、注目のエムスリー。 そこで、実は魅力満載の今なら超お買い得企業、世の中の大きな課題をクールに解決、いま知るべき集団エムスリーの魅力的なチャレンジ領域と事業、チームを紹介します。 医療という超巨大市場に挑む エムスリーは医療業界の変革に挑んでいます。医療業界の市場規模は自動車、建設に次ぐ超巨大市場です。そしてステイクホルダーの多さ、参入障壁の高さゆえに改革の歩みが遅いことが多くあります。つまり社会への影響力がとても大きく、かつ課題が多く複雑な業界だと言えます。それだけにチャレンジしがいのある事業ばかりで、自分の仕事で社会にインパクトを与えたいという志向を持っている方には、最適なチャレンジ環境だと言えます。 2000年創業のエムスリーはまだまだ若い企業ですが、その巨大な業界の意思決定に多大な影響を与える医師を始め、多くの医療従事者を会員に抱えています。会員数は、全世界の医師約1,200万のうち現在550万人以上をカバーし、間もなく50%を超える程グローバルに拡大しています。そのプラットフォーマーとしての強みを活かし、医療という業界で広く事業を展開し、少数精鋭で課題解決・業界革新に挑んでいます。 エムスリーの事業展開 魅力的な事業の数々 ある界隈には超有名、国内屈指のプラットフォーム m3.com これほど強いプラットフォームは国内でもそれほどないと思います。国内医師の9割、医療従事者の多くが会員の国内屈指のプラットフォーム。影響力半端ないです。ニュース、クイズ、掲示板系のサービスから、治験やキャリア支援、広告や動画配信等、大小合わせ40以上のサービスを手掛けています。 創業以来のプロダクトもあり、UI/UXがちょっと弱いのが課題です。UI/UX,フロントエンドに強い皆さま、助けてください。ポータルサイトのベストプラクティスを作ってみませんか? m3.com内のサービスの1つ「Doctors LIFESTYLE」 令和時代のスマートな電子カルテ エムスリーデジカル 電子カルテって使いにくいってよく聞きます。エンジニアやデザイナーにはモダンなツールがたくさんあるのに、古くて使いにくい電子カルテを未だに使っているお医者さんを、ストレスと無駄な時間から解放してあげたい。すでにクラウド型ではシェアNo.1。一緒に業界をひっくり返しませんか? エムスリーデジカル 圧倒的な満足度を誇る医師紹介コンシェルジュ ペイシェントサポートプログラム 患者さんが判断を迷った時に適切な医療選択をサポートするサービスのひとつとして、医師紹介コンシェルジュサービスを提供しています。このサービス、顧客ロイヤルティを測るNPS*2がなんと圧倒的な87。 手術成功率は、実は医師によって割と違うらしいです。自分や家族が病気になった時にどの医師にかかるのが良いのか分かりますか? 知っているお医者さん、近くのクリニックか友達くらいじゃないですか?腕の良いお医者さんに診てもらいたい、エムスリーはそのような需要を解決する満足度の高いサービスを提供しています。 エンジニアにはStack Overflow, お医者さんにはこれ 医師版Stack Overflow(サービス名未定) 新規開発中のサービスです。 Stack Overflow便利ですよね。エンジニアにはStack Overflowがあるけれど、お医者さんはどこを調べれば良いのか、誰に聞けばいいのだろう。こんな便利な仕組みを、我々の手でお医者さんに提供してあげたい。日本の医療の進歩に貢献できると思うと身震いしますね。 「医師版Stack Overflow」を開発しています - エムスリーテックブログ ソフトウェアエンジニア(医師同士の知識共有新規サービス Kotlin,TypeScript) / エムスリー アメリカ, インド, 中国!! 超巨大グローバル市場に挑む!! グローバル事業 国内のweb系では珍しく、エムスリーは海外に多くのグループ会社を持ち、2018年時点で日米中印など10ヶ国と非常に大きな市場で事業を展開しています。エンジニアは技術支援という形で出張・駐在して海外でも働いています。グローバルに働くチャンスが豊富なエムスリー 。ニューヨークなどの海外拠点で働いてみませんか? 以上紹介した事業はほんの一部で、他にもBtoC事業(例えばLINE社との協業*3)、AI系プロジェクトなど、多数の魅力的な事業を展開しています! 技術とチーム、人 技術 技術はチーム、事業によって本当に様々です。エムスリーの特徴として、現場チームの裁量で技術を自由に選択できるため、技術的なチャレンジを行いやすい環境にあります。もちろん20年の会社ですのでレガシーもたくさんあります。合理的な意思決定と技術的チャレンジを両立して開発を行なっています。 チーム別の主要な仕様技術 チーム またスモールチームで1人あたりの裁量が大きい環境であることが特徴的です。エンジニア社員約80名程が16のチームに分かれ、それぞれが責任と目標を持ち活動しています。スモールチームであるため、プロダクトマネージャーやデザイナーだけでなく、プランニングやメディア編集部、営業等との距離も非常に近く、職種間の垣根は低いです。そのため働き方は多種多様で、技術の追求だけでなく世の中の課題解決に貢献したい方にとっても非常にオススメの環境だと思います。 人 エンジニアは、傾向としては「フロントエンド」「バックエンド」「インフラ」と明確な区分がなく働いている人が多いです。しかし、例えば私のチームでは、UI/UXに力を入れていきたいため、最近はフロントエンドエンジニアなどより特化した職種の募集もしています。 社内の人材は、エンジニアもその他の職種も、自分から見て優秀でユニークな方ばかりだと思います。ユニーク性の一端の紹介として、毎週もしくは隔週で開催されている社内イベントtechtalkの直近1ヶ月の発表テーマを以下に紹介します。techtalkは外部の方も聞きに来られるので、興味がある方はぜひお越しください!参加はこちらから 直近1ヶ月のtechtalkテーマ 話を聞きにきませんか ここまで読んでいただきありがとうございました。少しでもエムスリーのことを分かっていただけたでしょうか。興味を持っていただけた方、ぜひお気軽にお話だけでも聞きにきてください! jobs.m3.com 積極募集中 フロントエンドエンジニア / エムスリー UI/UXデザイナー / エムスリー プロダクトマネージャー(エンジニアバックグラウンド) / エムスリー *1:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49397650U9A900C1EN2000/ *2:NPSは、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、サトメトリックス・システムズの登録商標です。 *3:https://corporate.m3.com/press_release/2019/20190108_001448.html
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KJ法でアイディア出し&発表
第4回の授業を終えた。ポストイットにたくさんの気づきやメモを残してそれを一斉に張り出した。最後には各班ごとの発表を聞いた。
目次
・KJ法でアイディアを整理する
・各班の発表を聞いて
KJ法でアイディアを整理する
今回はKJ法というデータをまとめるために行う方法でたくさんのアイディアを整理して行った。かなりの量のポストイットを壁に張り出し分類して行った。
自分の班はKJ法の分類方法を理解しきらない状態で始めてしまったためハッシュタグによる分類になってしまった。先生やSAさんのアドバイスを聞いてなんとか後半は持ち返したが時間がかなり迫っていて発表までにしっかりとまとまりきらなかった。最初の段階できちんと整理していればと反省した。
教授の話で「とりあえずやってみる」ことについて度々聞くが、何をやるのかという目先のことも見えていない状態でとりあえずやってみること、目標がはっきりしていてそのための過程を「とりあえずやってみる」は全然違うことだと思う。目的をしっかり確定させて皆が同じ方向を見てから「とりあえずやって見」なければ今回のようになってしまうのかなと感じた。気をつけたい。
各班の発表を聞いて
他の班の発表を聞いてよくまとまっているところから面白い分類をしている班もあって驚いた。こんな分類法があったのかと勉強になったし、これからのKJ法に生かしていきたいと思う。授業が終わってからも話し合っている班もあるなか自分の班は各々の都合により帰宅してしまった。もちろん定刻で帰ることを否定しているわけではないが、次回の打合せぐらいはライン(オンライン上)ではなく直接話し合った方が良かったと反省している。
次回までに行うタスクでの話でニュアンスの違いが出てきてしまうからだ。今回の経験を次回以降の講義に生かしていきたい。
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VD②フィールドワーク手法と準備後編
フィールドワークの練習で学内を散策する学生たち
〜東京ロフトワークデザイナー青木さんのお話〜
・ターゲットを決めるのは大前提
・デザインは活動を行う上では物事の背景、実態を 知ることが大事
・八戸位の調査を例に挙げると気候の調査だったり人口減少の詳細なデータ収集や文化など
・調べたことを文字、写真におこしてビジュアル化し整理する
・ひらめきや気付いたことをポストイットやふせんにおこし壁に貼っていつでも見れるようにしている
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時間管理の7つ道具
ツールをうまく使う
時間管理の7つ道具
「7つ道具」といっても、何か特殊なものや目新しいものを使うわけではありません。あなたの身近にあるごく普通のツールたちです。
大切なのはたった3つ、「シンプル(簡単に・手軽に)」「スマート(いつでも・どこでも)」「スピーディ(すぐに・素早く)」ということです。
まず「シンプル」であることが大切です。
「シンプル」とは、その機能が過不足なく必要十分であり、余計なものがなく、簡単、手軽で使いやすいということです。
使うこと自体にテマヒマがかからず、わかりやすいということも大切です。そうでなければ使いこなせません。
次に「スマート」とは、「いつでも」「どこでも」使えて、使うことにテマヒマかけずに身体の一部になっているような状態のことです。
「早撃ちガンマン」や「居合抜きの武士」「忍者の手裏剣」などのようにスマートに道具にアクセスできることが重要です。
そして「スピーディ」ということも大切です。
道具を使うための「アクセスタイム」や「ウェイティングタイム」、電源を入れたり、システムを立ち上げたり、そのもの自体を取りに行ったりする時間がないというのがベストです。使いたいときにすぐ使え、成果をあげるのがツールの役目です。
世の中には、同じ機能を持つものがたくさんあります。結論としては「どれを使っても良い」のです。自分の目的・ゴールを達成するために役に立ち、身の丈にあった使いやすい道具であれば、それで良いのです。自分にあったものに出会えたら、あれこれ他のものに手を出さず、じっくりつき合いましょう。
おススメの7つ道具
となりの芝生は青く見えます。人がやっている方法、使っているツールが「かっこ良く」見えると思いますが、「自分の目的・ゴール」を思い出し、ひたすら進みましょう。それでは一例として、私が実践している「おススメ7つ道具」をご紹介しましょう。
手帳
ワーク・ライフ・パーソナルバランスをとるための、人生の司令塔として使っています。自分の予定は紙の手帳を使っています。
いろいろな形式、フォーマットのものがありますが、レフト型一週間のアナログ手帳を使っています。なぜなら、人間の感覚は一週間単位がわかりやすいからです。また、面積で時間を把握することが���きるということもこのフォーマットを使っている大きな要因です。おもに、スケジュール、タスクリスト、メモ、リマインダーの役割を持たせています。
手帳はご存知のとおりいろいろな種類があります。フォーマットは、マンスリー、バーティカル、2週間見開き、レフト型、デイリーなど、大きさは、ポケットサイズ、手帳サイズ、バイブルサイズ、デスクサイズ、ノートサイズなど、スタイルは綴じ手帳、システム手帳、カレンダー型など、日曜始まりと月曜始まり、1月始まりと4月始まりなど自分の感覚と使い方、用途に合わせて選べば良いのです。正解はありません。
こだわりとしては、時間の目盛が自分の生活時間に合っていること、書き込みスペースが十分であること、参考資料等が必要十分で適切であること、手ざわり、色、素材が心地良いことなどがあります。しおりも二本あるといいですね。
手帳に書き込むことはいろいろありますが、何に使うかは自分で決めましょう。行事のみ、スケジュールのみ、アポイントのみ、プライベートのみなど。
色分けをするとわかりやすいのですが、色が多すぎるとわかりにくくなり、それ自体にテマがかかります。
手帳で一日、一週間のリズムをつくっていく感覚を身につけましょう。そこに自分の人生を乗せていくのです。
手帳については、「手帳術」の本が出るほど人それぞれたくさんのノウハウがあります。でも、ほとんどの人が使いこなせていません。それは、「目的」「選び方」「使い方」が自分に合っていないからです。だから毎年、年末年始や年度替わりの時期に手帳術の本が本屋さんの棚にたくさん並ぶのです。
結局人のマネではダメなのです。自分の目的に合わせて選び、自分の使いやすいように使うということが大切なのです。
アナログ時計
時計はおもに時刻を知るために使いますが、アナログ時計を使うと、単に時刻を知るだけではなく、時間を面積としてとらえることができるので、直感的に時間を感じることができます。
「正確な時刻を知る」という意味ではアナログもデジタルも同じ機能です。時間活用という点から考えると、時計は「時刻を正確に知る」という「点」の機能だけではなく、「持ち時間」や「残り時間」、「経過時間」「バランス」などといった「線」や「面」の性質を使ったとらえ方に使いたいものです。
そういうツールとして時計をとらえた場合、アナログ時計は実に大きな役割を果たします。アナログ時計は文字盤、針によって、経過時間や残り時間を視覚的にとらえることができます。同時に、時間を「面」や「面積」としてとらえることも可能なので、1時間、つまり60分を1/2、1/3、1/4、1/6などと直感的に認識することができます。
また、15分1ユニットで作業するときも、「あと何ユニット」と簡単にとらえることができ、効率よく作業が進められます。
タスクリスト
やることをモレなくダブリなく書き出し、頭の中をスッキリさせるために使います。やることが書き出されていれば記憶しておく必要がなく、今やることに集中することができるのです。
コツは次の3つです。
1つめは、外部から次々にやることが入ってきたら、その都度対応するのではなく、タスクリストに淡々と書きたせばよいのです。そして作業を中断しないようにしましょう。
次に、終わったもの、不要なものはどんどん消していく(見せ消しする)ことです。
リストを消していくことがとてもうれしい、楽しい、快感です。
デジタル管理も良いのですが、アナログでひとつひとつ消していくのもとても爽快感があります。
3つ目に、なるべくタスクを分解して細かくリストアップし、たくさんの項目を消していくのが効果的です。
効能は、「何をすればゴールにたどり着くかという問題意識が生まれる。」「やることのダンドリ、手順が自然とわかってくる。」「見えない課題や問題点がピックアップされる。」「協力者、関係者、ステークホルダーが見えてくる。」「持っているリソース(時間・労力)とタスク量との比較ができ、スピード感、テンポ感につながる。」「ゴールまでの道すじが自然と見えてくる。」『「やり残し」や「二度手間」を減らすことができる。』ということです。
突発的なもの、一日だけのものは紙、毎日、毎週、毎月、毎年くり返されるものはデジタルが便利です。
メモ
気になることを書き出し、頭の中をスッキリさせるために使います。
今はデジタルデバイスも便利になっているので何を使ってもよいのですが、先にあげた「シンプル」「スマート」「スピーディ」という点から、便利なのはやはり「紙」だと思います。
メモは「何かを記録するため」「忘れないようにするため」「頭の中を整理するため」「人に何かを伝えるため」に使うのが一般的です。
でも、メモの使い方はそれだけではありません。メモは「忘れるために書く」のです。さて、それはどういうことでしょうか?
メモは、頭の中にあること、気になることを一旦外に出して、頭の中、心の中を空っぽにするために使うという使い方があります。頭の中、心の中が空っぽになると、雑念や雑音がなくなり、今目の前にあることに集中して取り組めるようになり、時間を有効に使えます。
メモに使う用紙は、多種多様ですが、いつも持ち歩くことができ、貼ってはがせて色も目立つ、適度な文字量も記入できる、外出先でも補充しやすいという観点から、黄色い正方形のポストイットがお勧めです。
ポストイットは時間を節約するのに大変便利なツールです。単純なメモとして使うだけではありません。手帳にそのまま貼れるので、タスクリスト、データ、地図、拡張メモ、連絡先リストなどに使えます。また、机や壁にそのまま貼れるので、掲示、訪問メモ、メッセージ、マーキング、連絡票などにも使えます。そして、そのまま人に渡せるので、メモや伝達事項もいちいち書き直す必要もなく、時間がムダになりませんし、貼ってはがして並べ換えが自由なので、ブレインストーミングや頭の整理、意見交換などにも最適です。
「書き直しのテマヒマがかからない」「多用途に使える」「貼れる」という時間活用においてはなくなはならないアイテム、ツールのひとつです。
アラーム
ピンポイントの予定時刻を気にしなくても良いようにして、頭の中をスッキリさせるために使います。たとえば、約束の時刻、起きる時刻、出かける時刻などをコントロールするツールとして使います。
時計、スマホ、携帯電話、パソコン、デジタルデバイスなどさまざまなアラームがありますが、ライフツールの中で考えるのであれば、スマホや携帯電話が便利でしょう。用途に応じて使い分けるのも良いと思います。たとえば、一回だけなら時計、��日繰り返すならスマホや携帯、デスクならパソコン、家の中ならデジタルデバイスなど。毎日同じ時刻の繰り返しができるので、朝起きるときにオーディオタイマーで「鳥のさえずり」を流したり、電気スタンドにつないで明るくするなどの起き方もできます。いずれにしても、ちょこちょこ時計を見て、時刻を気にしなくてよくなるというメリットがあります。
タイマー
残り時間を気にしなくても良いようにして頭の中をスッキリさせるために使います。
「あと○○分で××をする」など、「締め切り」や「デッドライン」を決めて、時刻と時刻を線でつなぎ、時間をコントロールするツールです。
タスクの所要時間を算出して、複数のタスクのしめ切りを決め、「このぐらいの時間で仕上げる」といった時間管理に向いています。また、時計で目的の時刻と現在の時刻の差をいちいち考えなくても良くなります。
時計、専用タイマー、スマホ、携帯電話、パソコン、デジタルデバイス、砂時計などがあります。使う場所や状況にもよりますが、家の中ではキッチンタイマー、お茶を飲むときには砂時計など、レトロなアイテムもなかなか味わい深く、便利に使えます。
リマインダー
先のこと、予定されているひとまとまりの作業のことを気にしなくても良いようにして、頭の中をスッキリさせるために使います。
そのことが起こる少し前、始める少し前に、あるひとまとまりの作業、タスク、イベント、行動セットを思い出させ、準備やダンドリを始めるきっかけ、タイミングを知らせるものです。単にやることや行事を思い出させるのではなく、始めるタイミングを知らせるという使い方をします。
グーグルカレンダーなどのリマインダーサービスを使うととても便利です。携帯電話へメールで知らせる設定ができますので、準備やダンドリを忘れることがありません。定期的なタスク、行事、ゴミの日など繰り返しおこなうことはデジタル処理をした方が便利です。
リマインダーは「行動のきっかけ」「トリガー」としてはたらくので、そのタイミングがきたときにすぐに始められるよう、事前に準備やダンドリ、手順の取り決めをし、協力者との打ち合わせをあらかた終わらせ、必要な根回しをしておくことが肝要です。
ツールを人生に活かす
さて、7つ道具をご紹介してきましたが、あなたの使い方とくらべていかがですか?
ツールの使い方しだいで時間の使い方が変わってきます。
ツールを使うときの3つの心がまえを確認しておきます。
第一に「シンプル」「スマート」「スピーディ」であること。
簡単に、いつでもどこでも、すぐに動けること、対応できることが大切です。そのためにこれらのツールを身につけて活用しましょう。すぐに使えないと意味がありません。「身につけること」「いつでも使えること」が大切です。ツールへのアクセスにテマヒマがかからないもの、電源が不要なもの、小さいもの、簡単なもの、わかりやすいものが適しています。自分の身体の一部となるように使いこなします。
次に、頭の中を空にして、今目の前にあることに集中するために使うということ。
時間やコトを逃がさないため、そして不安や心配を取り除いて、心の中をスッキリさせるために使いましょう。
最後に『「時間をうまく使うこと」が目的ではない。時間を使って何をするか、人生をいかにエンジョイするかに時間を使う。』ということ。
「時間をうまく使うこと」のため自体に時間をかけてはいけません。いかに人生を楽しむかというところに基準をおいてください。
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IBM Design Thinking Workshop
IBM Design Thinking is a methodology to develop a user journey by understanding who are the users and what are their real needs. We held a Design Thinking Workshop with our client to develop marketing plan.
I spent almost a whole week to prepare for the workshop. IBM Design Thinking is well designed and you can find good toolkit for workshop on intranet, but it takes time to being facilitator since you need to completely understand how to manage workshop as a facilitator.
I gathered information in IBM as much as possible and asked to my colleague in Japan to share his knowledge. My CSC team members also helped me for rehearsal. I could be ready for the workshop thanks to you guys!!
The workshop went well! We had 15 people including a school teacher and principals. Everyone was very participative and created a lot of ideas. It was hard to manage time because every discussion became very hot. The entire wall of CIE office was covered with hundreds of stickies!!! Thank you everyone for spending a whole day and creating so many ideas.
After the workshop, some people came to me and told it was very useful. I'm so glad to hear that!
IBM Design Thinking is not only process or workshop methodology but also a way of working and culture of team working. Hope that this workshop helps CIE and that they will be able to have a workshop themselves next time.
IBM Design Thinking とは誰がユーザーで、ユーザーが何を求めているのかを理解することで顧客体験を可視化し、営業活動やマーケティング活動の計画を立てる一連のプロセスです。お客様のマーケティングプラン作成のため、お客様を巻き込んでDesign Thinking ワークショップを行いました。
インタビューの合間に、一週間かけて準備をしました。IBM Design Thinking は体系化されており社内のイントラネットにファシリテーター向けのツールキットも用意されているのですが、ファシリテーターとして中身をきっちり理解するには時間がかかります。日本にいるメンバーにも情報をもらったり、CSCのチームメンバーにも夜遅くまでリハーサルに付き合ってもらってなんとか当日を迎えることができました。練習に練習を重ねたら、あとは自信を持って明るく1日乗り切るのみ!
ワークショップは大成功。お客様に加え、お客様が招待してくださった現役の校長先生や先生を含めて15名。みなさん積極的に参加してくださって、新しいアイデアが次々出ました。ディスカッションが毎回盛り上がりすぎて時間管理が大変でしたが、終わってみればお客様のオフィスの壁一面がポストイットだらけに!みなさん写真を撮ってましたよ。貴重な一日を費やして参加してくださり本当にありがとうございました。
ワークショップのあと、有用だったとか、いい経験になったと何名かの方に声をかけていただきとても嬉しかったです。
IBM Design Thinkingは単なるプロセスやワークショップの方法論ではなく、働き方やチームワークの文化そのものを体現する機会だと思います。この文化が根付き、次回はお客様自身でワークショップを実施されることを願っています(^^)
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10/16 1番大事なことは
もっと語彙力が欲しかった。
10月16日 雨で、寒くて、もう12月なのかな。
って思った日。
🐾 新和図作成
ポストイットを書きながら蘇った、IxDの記憶….
「あれをやるのか…」という気持ちを奮いたたせて、作成を始めました。笑
まずは、背の高い男の子にテーマを書いてもらいました。
「親子で楽しく学べるカガクおもちゃ」とは
ポストイットをひたすら壁にペタペタと貼っていき、関連がありそうなものたちをグループ化
壁が大きいから、どんなに広げても大丈夫!!
それからそのグループたちに、具体的な名前をみんなでつけていきました。
語彙力が欲しいと一番感じた時。
書き終わって、もう達成感。(本番はここからですよ)
グループ化すると、何かが見えてきそうな感じ
この後に、それぞれを関連づけて並び変えたいけど、この大量のポストイットを整理するのは面倒だな…と考えた我らE班
横を見てみると、使われていないもう一つのホワイトボード。
これは使うしかない
使いました。贅沢に白い壁を2面使いました。
子供がおもちゃを使うプロセスを、3つに分けて、関係のあるグループを貼り替えつつ、矢印を引っ張っていく…
時間がなかったので、完成はしませんでしたが、それなりにまとまりました。
もう少し、矢印とか位置関係とか書き込めると良かったかな。
子供たちの心理として、自分で完成させた作品を
誰かに見せたい!
という気持ちがあるということ。それに気づけたのは大きかったです。
そして、この班の課題になった
「親子で楽しく学べるカガクおもちゃ」とは
の問いの答え
後日、別の場所で集まり、導きだしました。
「苦手になりやすい物理分野を
子供だけでなく、親でも楽しく学べるように
身近なものに当てはめることで
今後も興味を持てるようなおもちゃ」
長々と詰め込んだけど、”子供だけでなく、親も楽しめる”という要素は大事かなぁ、と。
このコンセプトを忘れずにやっていこうと思います。
書きたいことが次から次に出てきて、頭の中で組み立てながら書いていくのは難しいね。
おしまい。
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第28、29、29.5回
○第28回
内容
進捗報告
緑地WSまでの作業分担
ロゴ案4つにが絞られました。次回改良してきます。
ポスター/フライヤーの原案ができました。
緑地WSでは作業中にBGMを流す予定です。メンバーの自作です(すごい)。デモをみんなで視聴しました。WSの内容にも合わせて調整してもらいます。
現在できている屋台を改良していく予定です。現時点でのれんをつけること、屋根の改良の話が進められています。
今月末に行われる教員相談でお話を伺いに行く先生とアポイントが取れたので、その時のメンバーを決めました。有意義な時間になるといいですね。
緑地WSまでにやらなければならないことを書き出し、グラフィック班、空間デザイン班、広報班に別れて、タスクをそれぞれ分担しました。少ない時間の中で確実にやらなければならないことがたくさんありますが、見落としのないようにしたいです。
○第29回
内容
進捗報告
WS内容(特にシナリオ)について
ロゴの原案が決定しました。これを元にブラッシュアップして正式なものを作ります。
WSで作る新たな生き物が考案されました。作るのが難しいエビの簡略版とカニです。追加で魚系の制作物を考えてもらっています。
内容についてストーリーボードを作成しました。ポストイットに文字で1コマずつシナリオを書き、A3の紙に絵を描くという方法で行いました。3人のイラストレーターによる素早く完成度の高い作画でスムーズに話し合いが進みました。今までぼんやりとしていた部分を明確化し、全員の認識をはっきりさせることができました。
まだまだ非同期コミュニケーションの部分が弱いので、話し合いを進めていきます。
○第29.5回
5限後の会議です。
内容
シナリオ修正
タイトル決め
非同期コミュニケーションの部分の体験をどうするか話し合いました。ものづくりの中で他者と交流できる部分がまだ弱いので改善案を考えていきました。
らくがきをすることで他者とのコミュニケーションを図ることに決まりました。
ここの部分が私たちのプロジェクトで一番重要であり、課題です。解決するのはとても難しいです。ですが、難しいからこそこのプロジェクトはあるのだと思います。すでに壁にぶつかっている状況ですが、妥協せずに向き合っていきたいです。
今回のWSのタイトルを決めました。
『みんなでつくる水の中』に決まりました。
「みんな」には多様な生き物としての「みんな」と生き物(の模型)をつくる参加者��「みんな」がかけられています。
今週は内容の濃い週でした。WSの開催日が近づいてきています。時間は多いとは言えませんが、良いWSになるよう頑張ります。
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