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子供向けの英語学習サイトのおすすめ5選!英語学習の理由及び選び方も解説~
子供の頃から英語を学ぶことは、将来の成長において貴重な経験となります。最近では、子供向けの英語学習・英会話オンラインスクールが幅広く提供されており、楽しいゲームや歌のレッスン・教材を通じて、たとえ3歳の初心者でも英語を楽しみながら学ぶことができます。
今回、JapanPromosでは、おすすめの子供向け英語学習サイトをまとめました。さらに、選び方のポイントも解説していきます。
子供たちが英語を学ぶための最適なサイトを見つけるお手伝いができれば幸いです。
英語学習サイトのメリット
語学能力の向上
英語学習サイトを利用すると、子供は英語の聞く、話す、読む、書くの4技能をバランスよく鍛えることができます。英語に慣れることで、他の言語への興味や適応力も高まります。また、多言語を学ぶことは、脳の機能や思考力を活性化させます。
文化的な理解と開放性
英語学習サイトでは、英語圏の文化や生活に触れることができます。子供は様々な国や地域の人々や風習について知り、異文化への理解や尊重が深まります。また、世界の最新情報や���題にもアクセスでき、視野が広がります。
コミュニケーション能力の向上
英語は世界中で使われる共通言語です。子供が英語学習サイトで英語を学ぶことで、自分の意見や感情を英語で表現する能力が身につきます。これは、自信やコミュニケーションスキルを高めるだけでなく、将来の社会生活にも役立ちます。
就職やキャリアの選択肢の拡大
グローバル化の進展に伴い、英語のスキルは重要な資格となっています。子供が英語学習サイトで英語を学ぶことで、将来的に多様な職業やキャリアに挑戦する可能性が広がります。
国際的な交流と友人づくり
英語を話せるようになると、国際的な場面での交流や友人づくりがしやすくなります。子供たちは英語学習サイトで出会った異文化の友人と仲良くなり、お互いに刺激や励ましを与え合うことができます
英語学習サイトの選び方
英語学習サイトを選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮することが重要です。以下に、英語学習サイトを選ぶ際のポイントをご紹介します。
カリキュラムの内容
そのサイトが提供するカリキュラムが適切であることを確認しましょう。子供向けにデザインされた楽しいレッスンや対話型のコンテンツがあると良いです。
レッスンの形式
そのサイトが提供するレッスンの形式も重要です。ビデオレッスン、ゲーム、歌、クイズなど、多様な方法で子供たちが楽しみながら学べる環境があると良いでしょう。
教材の質
そのサイトが提供する教材の質も確認しましょう。正確な発音や文法、豊富な語彙を学ぶための教材が充実しているかどうかをチェックしましょう。
レビューや評価
レビューや評価を確認することもおすすめです。他の親や利用者の意見や体験談を参考にすることで、信頼性や効果の高さを判断することができます。
子供向けの英語学習サイトのおすすめ5選
子供が英語を学ぶには、楽しく学習に取り組むことが大切です。今回は、子供向けの英語学習サイトの中から、おすすめの5つをご紹介します。
これらのサイトは、オンライン上でネイティブと英会話を楽しめたり、ゲームやアニメを通じて英語に触れたり、自分のペースで学習できる特徴があります。
Cambly
Camblyは、世界中のネイティブスピーカーと24時間いつでも英会話ができるサイトです。子供専用のプランもあり、絵本や歌を使った楽しいレッスンが受けられます。
世界中のネイティブスピーカー講師で、4歳~15歳のお子様が初心者向けのA1からC1レベルまで受講することができます。15分間の無料体験も用意されているので、まずは試してみましょう。
Camblyクーポン・キャンペーン情報はこちらへ
Novakid
Novakidは、4歳から12歳までの子供に特化したオンライン英会話サイトです。ネイティブの先生とのマンツーマンレッスンで、ゲームや動画を通じて楽しく英語を学びます。
1アカウントでお子様の兄弟・姉妹と一緒に登録すると、コース料金がお得になります。まずは25分間の無料体験レッスンでお試しください。
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Global Step Academy(GSA)
Global Step Academy(GSA)は、小学生から高校生までの子供向けのオンライン英語教育プログラムです。英語力がゼロからでも外国から帰国後でも最適なレベルが提供しています。
GSAではプライベートコースはもちろん、ネイティブ教師とのグループレッスンが受けられ、日本語でのサポートもあります。初めての方なら2週間の無料体験期間が用意されています。
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kimini
日本人の子供に合わせたオンライン英会話サイトです。日本人とネイティブの先生がペアでレッスンを行い、日本語で質問や相談もできます。月額料金が1,100円(税込)から安い、君にでは英会話というスピーキングテストが最新AIシステムによって24時間採点で英語力が総合的に評価します。
今なら5月15日までキャンペーン期間中に30日間の無料体験レッスン(通常は10日間)も受けることができます。
kiminiクーポン・キャンペーン情報はこちらへ
スピークバディ
スピークバディは、AI(人工知能)との英会話ができるアプリです。AIが子供の興味に合わせた話題を提供し、正しい発音や文法を教えてくれます。無料で利用できるので、気軽に始めることができます。
また、英語を話すことに向上したいならスピークバディパーソナルコーチングがおすすめします。12週間コースでは毎日1時間に優秀な日本人コーチが伴走し、受講生のレベルに合わせたカリキュラムを提供しています。
スピークバディクーポン・キャンペーン情報はこちらへ
まとめ
最近では子供向けの英語学習サイトは、子供たちが英語を学ぶことを楽しくサポートしてくれる優れたツールです。
英語は、子供の将来にとって必要なスキルの一つです。早期から英語に慣れることで、コミュニケーション力や国際感覚を育むことができます。また、英語を楽しむことは、自信ややる気を引き出す効果もあります。
選ぶ際には、お子さんの好みや学習方法に合わせてサイトを選んでください。無料で試せるサイトや、口コミや評判が良いサイトを探してみると良いでしょう。
お子さんが自分のペースで快適に学べる環境を作ってあげることで、英語学習への興味を持続させることができます。ぜひ、これらのサイトを利用して、お子さんの英語学習のパートナーになってください。
子供たちが英語の魅力に触れて学ぶことができることを願っています。一緒に頑張りましょう!
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「画面上の人」から「会ったことのある人」へ:てらけん流オンライン×オフラインで繋がる経営術
近年、インターネットやSNSがビジネスやコミュニケーションの舞台として中心的な役割を果たしています。しかし、オンラインで完結できる場面が増える一方で、あえてオフラインで顔を合わせ、リアルな関係を築くことが新たな価値を生むシーンも少なくありません。
ここでは、長崎・佐世保で創業70年を迎える会社経営者とのコラボレーションを通じて、てらけん氏がオンラインからオフラインに踏み出す意義や、SNS運用における新たな可能性について考察します。
てらけん氏がオンラインで築いた関係性をどのようにオフラインで深めていったのか、そのプロセスと成果を紐解き、オフラインで直接会うことがどれだけビジネスを加速させるのかを探っていきます。
オンラインが主流の今、なぜオフラインへ?
SNSやメルマガで長らく情報を発信し続けてきたてらけん氏。その情報は、ビジネスだけでなく、人柄が滲み出るような発信で、多くのファンや購読者を獲得しています。オンラインで「画面上の人」として認知され、信頼される存在であるてらけん氏が、なぜ今回、あえて現地で直接の交流を選んだのでしょうか?
オンラインで���リーチできない関係性や信頼を構築するために、オフラインでの顔合わせが重要だと考えたからです。
今回の長崎・佐世保訪問では、SNSだけでは得られない土地の空気感や、直接の会話から生まれる��イデアを求め、東京から長崎まで足を運ぶことを決断しました。この背景には、単にビジネスチャンスを得るだけでなく、その土地の魅力を肌で感じ、佐世保の経営者と一体となって地域発信をしたいという思いがあったのです。
「ブログはこちら」:https://f-lifelog.com/archives/4102
実業家との縁が深まった瞬間
てらけん氏が今回訪問したのは、長崎・佐世保で創業70年の歴史を持つ会社の女性経営者です。この経営者とは、もともとSNSやメルマガでのつながりがあり、ずっと互いに発信を見守り合っていた間柄でした。長年続く会社を切り盛りし、多岐にわたる事業を手掛ける彼女も、てらけん氏のメルマガのファンであり、発信内容から学びを得ていると言います。
こうしたオンラインでの繋がりが、今回オフラインでの直接対話に発展した背景には、双方の相互信頼があったと考えられます。
てらけん氏が現地で彼女に会ったとき、ビジネスの話だけでなく、佐世保という土地の話や地域文化の魅力にまで会話が広がりました。オンラインでのつながりが、オフラインでの相互理解を深め、土地の発展に貢献できるアイデアへと形を変えていったのです。
このように、SNS上の「画面上の人」としての繋がりが、「会ったことのある人」に変わることで生まれるインパクトの大きさは計り知れません。
インスタ運用案件200万円が繋いだリアルな縁
てらけん氏が今回の長崎・佐世保訪問を決断した理由には、現地の魅力を発信するためのインスタグラム運用案件がありました。その案件は、通常であれば300〜400万円規模のもので、てらけん氏にとっても大きなビジネスチャンスです。
しかし、今回は協業先がメインで動いてくれることになり、てらけん氏は観光しながら、地域の魅力をリアルに発見することができました。オンライン上であらかじめ計画していた戦略に加えて、現地で直接得たインスピレーションやアイデアが、今後のインスタ運用に活かされることになります。
また、佐世保の「知る人ぞ知る」スポットを訪れたことも、今後の投稿内容に大きなプラスとなるでしょう。現地のネオンが素敵なバーガーショップや、個性的な飲食店をSNSで紹介することで、フォロワーにとっても「行ってみたい」と思わせる内容を充実させられるのです。
こうした地元ならではの体験を含んだ発信は、やがて「佐世保と言えばこのインスタアカウント」としての認知度向上につながり、地域活性化の一助となることでしょう。
「ブログはこちら」:https://f-lifelog.com/archives/4102
SNSとオフラインの融合が生む新たな価値
オンラインの集客力とオフラインの深いつながり。この両者を融合させることで、ビジネスにも新しい価値が生まれます。
オンラインで簡単に繋がれるからこそ、あえてオフラインで会うことで、てらけん氏はより濃密な人間関係を築くことができました。さらに、その関係性はSNSで発信されることで、より多くの人にリーチし、共感を得やすくなるのです。
今回の経験から、てらけん氏はSNSを活用した地域密着型のプロジェクトを立ち上げ、LINE@を活用した地域店舗のクーポン発行なども視野に入れているようです。SNSを起点にしながらも、地域の消費者と店舗がオフラインで繋がりを持つ仕組みが、より強固な地域経済の発展に繋がっていくでしょう。
そして、この新しい取り組みは、オンラインとオフラインの境界を超えて、他のエリアにも波及していく可能性があります。地方発のビジネスアイデアやプロジェクトが全国区で注目されることで、他の地域にも良い影響を与えることが期待されるのです。
振り返りと今後の展望
今回の長崎・佐世保での取り組みを通じて、てらけん氏が感じたのは、インターネットだけに頼るのではなく、リアルな関係性を積極的に構築する重要性です。特にコロナ禍の影響で、対面でのビジネスが減少しているからこそ、あえてオフラインの出会いを大事にすることで、他者との差別化を図れるのです。
こうしたリアルなつながりから得られる信頼感や安心感は、単なる画面上のやりとりでは得られません。てらけん氏は、オンラインとオフラインの融合によって、ビジネスだけでなく、個人的な人間関係や信頼関係も大きく前進することを実感したと言います。
彼は今後、メルマガの読者限定で懇親会を開催したり、地域でのイベント企画なども検討しているとのこと。オンラインとオフラインの両方でつながることで、より濃い関係が築けるのではないかと期待しています。
こうしたビジネススタイルは、単に情報発信だけで終わることなく、読者やフォロワーとの結びつきを深め、より質の高いサービスや製品を提供するための糧となるでしょう。
「ブログはこちら」:https://f-lifelog.com/archives/4102
結びに
てらけん氏のように、オフラインとオンラインを駆使し、相手との信頼関係を深めながら、地域活性化を図るビ
ジネスは今後ますます注目されていくでしょう。インターネットを利用するだけで完結できるビジネスが増えているからこそ、顔を合わせる価値がより一層感じられ、ビジネスにも大きな可能性が広がるのです。
この旅を通じて、てらけん氏は単なるインフルエンサーではなく、「会ってみたい人」「現地を訪れるきっかけを作ってくれる人」として、次なるステージに進んでいるように感じられます。
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「だから君を助けると決めた」 -災害を生き残るための位置情報探索型ノベルゲーム-
学園祭「DHFes2019(デジハリ祭)」にて、 本学2年生から5名を選抜し実施する企画展示会「起爆展2nd Explosion」に参加しました。 ※写真2,3枚目は展示会の様子 概要:位置情報連動 地域災害対策ゲームアプリ 媒体:位置情報(GPS)と連動したスマートフォン 人数:1人〜 時間:約30分(一駅分)(今回はお茶の水駅〜秋葉原駅) あらすじ: あなたのスマートフォンに突然見知らぬ女の子から連絡が届く。 「未来のあなたに頼まれて、私は過去のあなたに連絡をしてる」 「未来では災害が起こってて、あなたは危険な状態なの」 「あなたを助けたい。だから、災害が起こる前に防げることが、身の安全を確保するためにできることがあったはず」 「過去��いるあなたの行動で、この未来を変えてほしいの」 未来を変えるため、あなたは彼女とテレビ通話をつなぎながら、地域の避難場所や対策方法を確認し、街を歩くことになる。 ここがポイント ・地域の避難場所、危険な場所などを歩いて確認できる ・ノベルゲーム方式で、問題や会話の選択が可能 キャラクターと意思疎通ができる ・プレイヤーが実際に歩いている街の背景や風景をゲームに投影、世界観を共有 ・目的地点でアプリを確認する仕様のため、歩きスマホはしない ・地域ごと(一駅分)に物語を作成し、様々な地域でアプリの活用が可能 ・地域のお店や施設と連携し、地域の活性化にもつながる (途中の目的地店のお店で使えるクーポンが手に入るなど) 行ったこと ・企画、プレゼン ・イラスト ・ロゴ ・シナリオ作成(御茶ノ水〜秋葉原の災害対策研究) ・ゲームシステム制作(ノベルスフィア使用) ・作品展示 ※アプリケーションは今現在配布しておりません ニコニコニュース https://news.nicovideo.jp/watch/nw6109794?news_ref=tag
日経新聞 https://www.nikkei.com/compass/content/PRTKDB000001744_000000496/preview
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『GO TO トラベル 地域共通クーポン』取り扱いスタートしました‼️ 紙クーポンも電子クーポンもどちらも使用できます。 ぜひ長野にいらしてお立ち寄りくださいませ✨ #岩清水 #井賀屋酒造場 #日本酒 #日本酒ペアリング #岩清水ペアリング #地域共通クーポン #地域共通クーポン取扱店 #地域共通クーポン取扱店舗 #地域共通クーポン使えます #トラベル #長野 #信州 #信州中野 #中野市 #湯田中温泉 #渋温泉 #小布施 #飯山 (井賀屋酒造場) https://www.instagram.com/p/CGWRgtKAlEf/?igshid=4x29f7zy5sa0
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裕くんが三日月亭でバイトする話(タイトル)
定晴ルート入った辺りのお話。
委員会イベやら本編の描写やらとあるルートネタバレやら有。
「なぁ裕。お前、数日ここでバイトしねえか?」 「は?バイト?」
いつものように三日月亭に買い物に来ていた俺は、店長から唐突な申し出を受けた。
「お前ドニーズでバイトしてたって言ってたよな?調理スタッフとしてもやれるだろ?」 「はあ。まぁ、確かにキッチンもやってたのでやれなくはないですが。どうしたんです?随分と突然ですね」
三日月亭は店長が一人で回している。 繁盛している時間は確かに忙しそうではあるが、注文、調理、配膳と見事に捌いている。 港の食堂を稼働させていた時の俺のような状態ではとてもない。 これが経験の差というものか。 いや、それは兎も角人員を雇う必要性をあまり感じないのだがどうしたというのだろうか。
「いや、その・・・ちょっと腰が・・・な」 「腰?店長腰悪くしたんですか?ちょ、大丈夫ですか!?海堂さん呼んできましょうか?あの人ああ見えてマッサージ得意なので」 「あー・・・そういうワケじゃ、いや、元はと言えばお前らがブランコなんか・・・」
なんだかよくわからないが随分と歯切れが悪い。 腰悪くしたことがそんなに言いにくい事なのか? 言葉尻が小さくて上手く聞き取れない。
「・・・あー、海堂の旦那の事は頼む。屈んだりすると結構痛むもんでな。基本はホール、こっちが手一杯になったらキッチンもやってもらうつもりだ。で、どうだ?まかない付きで給料もしっかり出すぜ。時給は・・・こんくらいでどうだ?」 「おお・・・意外と結構な金額出しますね」 「臨時とは言えこっちから頼んでるわけだしな。その分コキ使ってやるが」
海堂さんの事を頼まれつつ、仕事内容も確認する。 まぁ、ドニーズの頃と左程変わらないだろう。お酒の提供が主、くらいの違いか。 時給もこんな離島の居酒屋とは思えない程には良い。田舎の離島で時給四桁は驚きだ。 内容的にも特に問題ない。直ぐにでも始められるだろう。 とはいえ、屋敷に世話になっている身。勝手に決められるものでもない。
「非常に魅力的ではあるんですが、即断即決とは・・・。申し訳ないですが、一度持ち帰らせてください」 「おう。言っとくが��の居酒屋の方だからな」 「キッチンの話出しといて昼間だったらそれはそれでビックリですよ。わかりました、また明日にでも返事に来ますよ」
話を終え、買い物を済ませて三日月亭を後にする。 バイト、かぁ・・・。
夕食後。皆で食後のお茶をいただいている時に俺は話を切り出した。 夜間の外出になるのでまずは照道さんに相談するべきだし、海堂さんにもマッサージの話をしなければならない。
「成程。裕さんがやりたいと思うなら、私は反対はしませんよ。店長には日ごろからお世話になっていますし」 「ほー。ま、いいんじゃねぇの?懐があったかくなることは悪いことじゃあねえじゃねえか。マッサージの方も受けといてやるよ。店長に借り作っとくのも悪くないしな」
難しい顔をされるかと思ったが、話はあっさりと通った。 海堂さんに至っては難色を示すかと思っていたが、損得を計算したのかこちらもすんなりと了承を得た。 ちょっと拍子抜けしつつ、改めて照道さんに確認する。
「えっと、本当にいいんですか?」 「ええ。ただ、裕さんの事を考えると帰りだけは誰かしらに迎えに行ってもらった方がいいかもしれませんね」
確かに。禍月の時ではなくても、この島は気性が荒い人は少なくない。 まして居酒屋で働くのだ。店長がいるとはいえ何かしらトラブルに巻き込まれる可能性もある。
「じゃあ、俺が迎えに行くぜ。なんなら向こうで普通に飲んでてもいいしな」
お茶を啜っていた勇魚さんがニカッと笑う。 あ、湯呑が空になってる。 急須を取り、勇魚さんの湯呑にお茶を注ぎながら問い返す。
「俺は助かりますけどいいんですか?はい、お茶のおかわり」 「お、さんきゅ。いいんだよ、俺がやりてえんだから。俺なら酔いつぶれることもねえしな。それに、そういうのは旦那の仕事だろ?」
自然な流れで旦那発言が出てきて驚きつつ、その事実に一気に顔が火照る。 うん、そうなんだけど。嬉しいんだけど。そうストレートに言われると恥ずかしいというかなんというか。
「え、と・・・ありがとうございます」 「けっ、惚気は余所でやれってんだ」 「ふふ・・・」
海堂さんのヤジも、照道さんの温かな眼差しもどこか遠くに感じる。 ヤバい。凄い嬉しい。でもやっぱ恥ずかしい。 そんな思いに悶々としていると、冴さんがコトリと湯呑を置いた。
「で、バイトはいいんだけど、その間誰が私達のおつまみを用意してくれるの?」 「はっ、そういやそうだ!オイ裕!お前自分の仕事はどうする気なんだ」
冴さんの一言に、海堂さんが即座に反応する。 ええ・・・酒飲みたちへのおつまみの提供、俺の仕事になってたの・・・?
「それこそ三日月亭に飲みに来ればいいのでは・・・?」 「それも悪くはないけれど、静かに飲みたい時には向かないのよ、あそこ。それに、��の髭親父を担いで帰るなんて事、か弱い乙女の私にさせるの?」
確かに三日月亭は漁師の人達がいつもいるから賑やか、というかうるさい。 ゆったり飲むには確かに向かないかもしれない。ましてや冴さんは女性だから漁師たちの視線を集めまくることだろう。 さり気なく、海堂さんを担ぐのを無理ともできないとも言わない辺りが冴さんらしい。
「ふむ。俺が裕につまみのレシピを教えてもらっておけばいいだろう。新しいものは無理だが既存のレシピであれば再現して提供できる」 「それが無難ですかね。すみません、洋一さん。今日の分、一緒に作りましょう。他にもいくつか教えておきますので」 「ああ、問題ない」
結局、洋一さんが俺の代わりにおつまみ提供をしてくれる事になり、事なきを得た。
翌日、午前中に店長へと返事をした後、島を探索。 少々の収穫もありつつ、昼過ぎには切り上げ、陽が落ち始める前には三日月亭へと足を運んでいた。
「説明は大体こんなもんか。不明な点が出てきたら逐一聞いてくれ」 「はい。多分大丈夫だと思います」
注文の仕方、調理場の決まり、会計の方法。 業務の大半はドニーズでの経験がそのまま役立ちそうだ。 むしろ、クーポンだのポイントだのない分こちらの方がシンプルで楽かもしれない。 渡されたエプロンを付けて腰紐を後ろで縛る。うん、準備は万全だ。
「さ、頼むぞルーキー」 「店長が楽できるよう努めさせてもらいますよ」
そんな軽口をたたき合いながら店を開ける。 数分も経たないうちに、入り口がガラリと音を立てた。
「いらっしゃい」 「いらっしゃいませー!」
現れたのは見慣れた凸凹コンビ。 吾郎さんと潮さんだ。
「あれ?裕?お前こんなとこで何してんだ?」 「バイト・・・えっと、店長が腰悪くしたみたいで臨時の手伝いです」 「なに、店長が。平気なのか?」 「動けないって程じゃないらしいので良くなってくと思いますよ。マッサージも頼んでありますし。それまでは短期の手伝いです」 「成程なぁ・・・」
ここで働くようになった経緯を話しつつ、カウンター近くの席へご案内。 おしぼりを渡しつつ、注文用のクリップボードを取り出す。
「ご注文は?まずは生ビールです?生でいいですよね?」 「随分ビールを推すなお前・・・まぁ、それでいいか。潮もいいか?」 「ああ、ビールでいいぞ。後は―」
少々のおつまみの注文を受けつつ、それを店長へと投げる。
「はい、店長。チキン南蛮1、鶏もも塩4、ネギま塩4、ツナサラダ1」 「おう。ほい、お通しだ」
冷蔵庫から出された本日のお通し、マグロの漬けをお盆にのせつつ、冷えたビールジョッキを用意する。 ジョッキを斜めに傾けながらビールサーバーの取っ手を手前へ。 黄金の液体を静かに注ぎながら垂直に傾けていく。 ビールがジョッキ取っ手の高さまで注がれたら奥側に向けてサーバーの取っ手を倒す。 きめ細かな白い泡が注がれ、見事な7:3のビールの完成。 うん、我ながら完璧だ。 前いたドニーズのサーバーは全自動だったから一回やってみたかったんだよなぁ、これ。
「はい、生二丁お待たせしました。こっちはお通しのマグロの漬けです」 「おう。んじゃ、乾杯ー!」 「ああ、乾杯」
吾郎さん達がビールを流し込むと同時に、入り口の引き戸が開く音がした。 そちらを向きつつ、俺は息を吸い込む。
「いらっしゃいませー!」
そんなスタートを切って、およそ2時間後。 既に席の半分は埋まり、三日月亭は盛況だ。 そんな中、またも入り口の引き戸が開き、見知った顔が入って来た。
「いらっしゃいませー!」 「おう、裕!頑張ってるみたいだな!」 「やあ、裕。店を手伝っているそうだな」 「勇魚さん。あれ、勇海さんも。お二人で飲みに来られたんですか?」
現れたのは勇魚さんと勇海さんの二人組。 俺にとっても良く見知ったコンビだ。
「勇魚から裕がここで働き始めたと聞いてな。様子見ついでに飲まないかと誘われてな」 「成程。こっちの席へどうぞ。・・・はい、おしぼりです。勇魚さんは益荒男ですよね。勇海さんも益荒男で大丈夫ですか?」 「ああ、頼むよ」 「はは、裕。様になってるぞ!」 「ありがとうございます。あまりお構いできませんがゆっくりしていってくださいね」
勇魚さんは俺の様子見と俺の迎えを兼ねて、今日はこのままここで飲むつもりなのだろう。 それで、勇海さんを誘ったと。 もう少しここにいたいが注文で呼ばれてしまっては仕方ない。 別の席で注文を取りつつ、すぐさまお酒の用意を準備をしなければ。
「いらっしゃいませー!」 「おッ、マジでいた!よう裕!遊びに来てやったぜ!」 「あれ、嵐の兄さん、照雄さんまで。何でここに?」
勇魚さん達が来てからしばらく経ったころ、店に見知った大柄な人物がやってくる。 道場の昭雄さんと嵐の兄さんだ。
「漁師連中の噂で三日月亭に新しい店員がいるって話を聞いてな」 「話を聞いて裕っぽいと思ったんだが大当たりだな!」 「確認するためだけにわざわざ・・・。ともかく、こっちの席にどうぞ。はい、おしぼりです」
働き始めたの、今日なんだけどな・・・。 田舎の噂の拡散力は恐ろしいな。 そんな事を思いつつ、2人を席に誘導する。 椅子に座って一息ついたのを確認し、おしぼりを渡しクリップボードの準備をする。
「おお。結構様になってるな。手際もいい」 「そりゃ照雄さんと違って裕は飲み込みいいからな」 「・・・おい」
照雄さんが俺を見て感心したように褒めてくれる。 何故か嵐の兄さんが誇らしげに褒めてくれるが、いつものように昭雄さん弄りも混じる。 そんな嵐の兄さんを、照雄さんが何か言いたげに半目で睨む。ああ、いつもの道場の光景だ。
「はは・・・似たようなことの経験があるので。お二人ともビールでいいですか?」 「おう!ついでに、裕が何か適当につまみ作ってくれよ」 「え!?やっていいのかな・・・店長に確認してみますね」
嵐の兄さん��提案により、店長によって「限定:臨時店員のおすすめ一品」が即座にメニューに追加されることとなった。 このおかげで俺の仕事は当社比2倍になったことを追記しておく。 後で申し訳なさそうに謝る嵐の兄さんが印象的でした。 あの銭ゲバ絶対許さねえ。
「おーい、兄ちゃん!注文ー!」 「はーい、只今ー!」
キッチン仕事の比重も上がった状態でホールもしなければならず、一気にてんてこ舞いに。
「おお、あんちゃん中々可愛い面してるなぁ!」 「はは・・・ありがとうございます」
時折本気なのか冗談なのかよくわからないお言葉を頂きつつ、適当に濁しながら仕事を進める。 勇魚さんもこっちを心配してくれているのか、心配そうな目と時折視線があう。 『大丈夫』という気持ちを込めて頷いてみせると『頑張れよ』と勇魚さんの口元が動いた。 なんかいいなァ、こういうの。 こっからも、まだまだ頑張れそうだ。
「そういえば、裕は道場で武術を学んでいるのだったか」 「おう。時たまかなり扱かれて帰って来るぜ。飲み込みが早いのかかなりの速度で上達してる。頑張り屋だよなぁ、ホント」 「ふふ、道場の者とも仲良くやって��るようだな。嵐の奴、相当裕が気に入ったのだな」 「・・・おう、そうだな。・・・いい事じゃねえか」 「まるで兄弟みたいじゃないか。・・・どうした勇魚。複雑そうだな」 「勇海、お前さんわかって言ってるだろ」 「はは、どうだろうな。・・・ほら、また裕が口説かれているぞ」 「何っ!?ってオイ!勇海!」 「はははははっ!悪い。お前が何度もちらちらと裕の方を見ているのでな。あれだけ島の者を惹きつけているのだ、心配も当然だろう」 「裕を疑うわけじゃねえ。が、アイツ変なところで無防備だからよ。目を離した隙に手を出されちまうんじゃないかと気が気じゃねえんだよ」
何を話しているのかはここからじゃ聞こえないが、気安い親父たちの会話が交わされているらしい。 勇魚さんも勇海さんもなんだか楽しそうだ。
「成程な、当然だ。ふうむ・・・ならば勇魚よ、『網絡め』をしてみるか?立会人は俺がしてやろう」 「『網絡め』?なんだそりゃ」 「『網絡め』というのはだな―」
あまりにも楽しそうに会話しているので、まさかここであんな話をしているとは夢にも思わなかった。 盛大なイベントのフラグが既にここで立っていたのだが、この時点の俺にはあずかり知らぬ出来事であった。
そんなこんなで時間は過ぎ、あっという間に閉店時刻に。 店内の掃除を終え、食器を洗い、軽く明日の準備をしておく。 店長は本日の売り上げを清算しているが、傍から見ても上機嫌なのがわかる。 俺の目から見ても今日はかなり繁盛していた。 売り上げも中々良いはずだろう。
「いやぁ、やっぱお前を雇って正解だったな!調理に集中しやすいし、お前のおかげで客も増えるし財布も緩くなる!」 「おかげでこっちはクタクタですけどね・・・」 「真面目な話、本当に助かった。手際も良いしフードもいける。島にいる間定期的に雇ってもいいくらいだ。もっと早くお前の有用性に気づくべきだったな」
仕事ぶりを評価してくれているのか、便利な人材として認識されたのか。 両方か。
「俺も俺でやることがあるので定期は流石に・・・」 「ま、ひと夏の短期バイトが関の山か。ともかく、明日もよろしく頼むぜ」 「はい。店長もお大事に。また明日」
金銭管理は店長の管轄だし、もうやれることはない。 店長に挨拶をし、帰路につくことにする。 店を出ると、勇魚さんが出迎えてくれた。
「さ、帰ろうぜ、裕」 「お待たせしました。ありがとうございます、勇魚さん」 「いいって事よ」
三日月亭を離れ、屋敷までの道を二人で歩いていく。 店に居た時はあんなに騒がしかったのに、今はとても静かだ。 そんな静かな道を二人っきりで歩くのって・・・何か、いいな。
「・・・にしてもお前、よく頑張ってたな」 「いや、途中からてんてこ舞いでしたけどね。飲食業はやっぱ大変だなぁ」 「そうか?そう言う割にはよく働いてたと思うぜ?ミスもねえし仕事遅くもなかったし」 「寧ろあれを日がな一人で捌いてる店長が凄いですよ」 「はは!そりゃあ本業だしな。じゃなきゃやってけねえだろうさ」
勇魚さんに褒められるのは単純に嬉しいのだが、内心は複雑だ。 一日目にしてはそれなりにやれたという自覚もあるが、まだまだ仕事効率的にも改善点は多い。 そういう部分も無駄なくこなしている店長は、何だかんだで凄いのだ。
「にしても、この島の人達はやっぱり気さくというか・・・気安い方が多いですね」 「そう、だな・・・」
酒も入るからか、陽気になるのは兎も角、やたらとスキンシップが多かった。 肩を組んでくるとかならまだいいが、引き寄せるように腰を掴んできたり、ちょっとしたセクハラ発言が飛んできたり。 幸か不幸か海堂さんのおかげで耐性がついてしまったため、適当に流すことは出来るのだが。
「裕、お前気を付けろよ」 「はい?何がですか?」 「この島の連中、何だかんだでお前の事気に入ってる奴多いからな。こっちは心配でよ」 「勇魚さんも俺の事言えないと思いますけど・・・。大丈夫ですよ、俺は勇魚さん一筋ですから」 「お、おう・・・」
勇魚さんは俺の事が心配なのか、どこか不安そうな顔で俺を見る。 モテ具合で言ったら寧ろ勇魚さんの方が凄まじい気がするので俺としてはそっちの方が心配だ。 でも、その気遣いが、寄せられる想いが嬉しい。 その温かな気持ちのまま、勇魚さんの手を握る。 一瞬驚いた顔をした勇魚さんだが、すぐさま力強く握り返される。
「へへっ・・・」 「あははっ」
握った手から、勇魚さんの熱が伝わってくる。 あったかい。手も。胸も。 温かな何かが、胸の奥から止まることなく滾々と湧き出てくるようだ。 なんだろう。今、すごく幸せだ。
「なぁ、裕。帰ったら風呂入って、その後晩酌しようぜ」 「閉店直前まで勇海さんと結構飲んでましたよね?大丈夫なんですか?」 「あ���くらいじゃ潰れもしねえさ。な、いいだろ。ちょっとだけ付き合ってくれよ」 「全くもう・・・。わかりましたよ。つまむもの何かあったかなぁ」
という訳でお風呂で汗を流した後、縁側で勇魚さんとちょっとだけ晩酌を。 もう夜も遅いので、おつまみは火を使わない冷奴とぬか漬けと大根おろしを。
「お待たせしました」 「おっ、やっこにぬか漬けに大根おろしか。たまにはこういうのもいいなあ」 「もう夜遅いですからね。火をつかうものは避けました」
火を使っても問題は無いのだが、しっかりと料理を始めたら何処からかその匂いにつられた輩が来る可能性もある。 晩酌のお誘いを受けたのだ。 どうせなら二人きりで楽しみたい。
「お、このぬか漬け。よく漬かってんな。屋敷で出してくれるのとちと違う気がするが・・・」 「千波のお母さんからぬか床を貰いまして。照道さんには、俺個人で消費して欲しいと言われてますので・・・」 「ああ、ぬか床戦争って奴だな!この島にもあんのか」
ぬか漬け、美味しいんだけどその度に沙夜さんと照道さんのあの時の圧を思い出して何とも言えない気分になるんだよなぁ。 こうして勇魚さんにぬか漬けを提供できる点に関しては沙夜さんに感謝なんだけど。 というかぬか床戦争なんて単語、勇魚さんの口から出ることに驚きを感じますよ・・・。 他の地域にもあるのか?・・・いや、深く考えないようにしよう。
「そういえば前にからみ餅食べましたけど、普通の大根おろしも俺は好きですねえ」 「絡み・・・」
大根おろしを食べていると白耀節の時を思い出す。 そういえば勇魚さんと海堂さんでバター醤油か砂糖醬油かで争ってたこともあったなぁ。 と、先ほどまで饒舌に喋っていた勇魚さんが静かになったような気がする。 何があったかと思い勇魚さんを見ると、心なしか顔が赤くなっているような気がする。
「勇魚さん?どうしました?やっぱりお酒回ってきました?」 「いや・・・うん。なんでもねえ、気にすんな!」 「・・・???まぁ、勇魚さんがそう言うなら」
ちょっと腑に落ちない感じではあったが、気にしてもしょうがないだろう。 そこから小一時間程、俺は勇魚さんとの晩酌を楽しんだのであった。
翌日、夕方。 三日月亭にて―
「兄ちゃん!注文いいかー?この臨時店員のおすすめ一品っての2つ!」 「こっちにも3つ頼むぜー」 「はーい、今用意しまーす!ちょ、店長!なんか今日やたら客多くないですか!?」 「おう、ビビるぐらい客が来るな。やっぱりお前の効果か・・・?」
もうすぐ陽が沈む頃だと言うのに既に三日月亭は大盛況である。 昨日の同時刻より明らかに客数が多い。 ちょ、これはキツい・・・。
「ちわーっとぉ、盛況だなオイ」 「裕ー!面白そうだから様子見に来たわよー」 「・・・大変そうだな、裕」
そんな中、海堂さんと冴さん、洋一さんがご来店。 前二人は最早冷やかしじゃないのか。
「面白そうって・・・割と混んでるのであんまり構えませんよ。はい、お通しとビール」 「いいわよォ、勝手にやってるから。私、唐揚げとポテトサラダね」 「エイヒレ頼むわ。後ホッケ」 「はいはい・・・」
本日のお通しである卯の花を出しながらビールジョッキを3つテーブルに置く。 この二人、頼み方が屋敷の時のソレである。 ぶれなさすぎな態度に実家のような安心感すら感じr・・・いや感じないな。 何だ今の感想。我が事ながら意味がわからない。
「裕。この『限定:臨時店員のおすすめ一品』というのは何だ?」 「俺が日替わりでご用意する一品目ですね。まぁ、色々あってメニューに追加になりまして」 「ふむ。では、俺はこの『限定:臨時店員のおすすめ一品』で頼む」 「お出しする前にメニューが何かもお伝え出来ますよ?」 「いや、ここは何が来るかを期待しながら待つとしよう」 「ハードル上げるなァ。唐揚げ1ポテサラ1エイヒレ1ホッケ1おすすめ1ですね。店長、3番オーダー入りまーす」
他の料理は店長に投げ、俺もキッチンに立つ。 本日のおすすめは鯵のなめろう。 処理した鯵を包丁でたたいて細かく刻み、そこにネギと大葉を加えてさらに叩いて刻む。 すりおろしたにんにくとショウガ、醤油、味噌、を加え更に細かく叩く。 馴染んだら下に大葉を敷いて盛り付けて完成。 手は疲れるが、結構簡単に作れるものなのだ。 そうして用意したなめろうを、それぞれのテーブルへと運んでいく。 まだまだピークはこれからだ。気合い入れて頑張ろう。
そう気合を入れ直した直後にまたも入り口の引き戸が音を立てたのであった。 わぁい、きょうはせんきゃくばんらいだー。
「おーい裕の兄ちゃん!今日も来たぜ!」 「いらっしゃいませー!連日飲んでて大丈夫なんですか?明日も朝早いんでしょう?」 「はっは、そんくらいで漁に行けない軟弱な野郎なんざこの打波にはいねえさ」 「むしろ、お前さんの顔見て元気になるってもんだ」 「はァ、そういうもんですか?とは言え、飲み過ぎないように気を付けてくださいね」
「なぁあんちゃん。酌してくれよ」 「はいはい、只今。・・・はい、どうぞ」 「っかー!いいねぇ!酒が美味ぇ!」 「手酌よりかはマシとは言え、野郎の酌で変わるもんです?」 「おうよ!あんちゃんみたいな可愛い奴に酌されると気分もいいしな!あんちゃんなら尺でもいいぜ?」 「お酌なら今しているのでは・・・?」 「・・・がはは、そうだな!」
「おい、兄ちゃんも一杯どうだ?飲めない訳じゃねえんだろ?」 「飲める歳ではありますけど仕事中ですので。皆さんだってお酒飲みながら漁には出ないでしょう?」 「そらそうだ!悪かったな。・・・今度、漁が終わったら一緒に飲もうぜ!」 「はは、考えておきますね」
ただのバイトに来ている筈なのに、何だか何処ぞのスナックのママみたいな気分になってくる。 それも、この島の人達の雰囲気のせいなのだろうか。
「あいつすげぇな。看板娘みてぇな扱いになってんぞ」 「流石裕ね。二日目にして店の常連共を掌握するとは。崇といい、これも旺海の血なのかしら?」 「もぐもぐ」 「さぁな。にしても、嫁があんなモテモテだと勇魚の野郎も大変だねぇ」 「裕の相手があの勇魚だって知った上で尚挑めるのかが見ものね」 「もぐもぐ」 「洋一、もしかしてなめろう気に入ったのか?」 「・・・うまい。巌もどうだ?」 「お、おう」
料理を運んでいる途中、洋一さんがひたすらなめろうを口に運んでいるのが目に入る。 もしかして、気に入ったのかな? そんな風にちょっとほっこりした気持ちになった頃、嵐は唐突に現れた。 嵐の兄さんじゃないよ。嵐の到来って奴。
「おーう裕。頑張っとるようじゃのう」 「あれ、疾海さん?珍しいですね、ここに来るなんて」 「げ、疾海のジジィだと!?帰れ帰れ!ここにはアンタに出すもんなんてねぇ!裕、塩持って来い塩!」
勇海さんのお父さんである疾海さんが来店。 この人がここにやってくる姿はほとんど見たことがないけれど、どうしたんだろう。 というか店長知り合いだったのか。
「なんじゃ店主、つれないのう。こないだはあんなに儂に縋り付いておったというのに」 「バッ・・・うるせェ!人の体好き放題しやがって!おかげで俺は・・・!」 「何言っとる。儂はちょいとお前さんの体を開いただけじゃろが。その後に若い衆に好き放題されて悦んどったのはお前さんの方じゃろ」
あー・・・そういう事ね。店長の腰をやった原因の一端は疾海さんか。 うん、これは聞かなかったことにしておこう。 というか、あけっぴろげに性事情を暴露されるとか店長が不憫でならない。
「のう��裕よ。お主も興味あるじゃろ?店主がどんな風に儂に縋り付いてきたか、その後どんな風に悦んでおったか」 「ちょ、ジジィてめぇ・・・」 「疾海さん、もうその辺で勘弁してあげてくださいよ。店長の腰がやられてるのは事実ですし、そのせいで俺が臨時で雇われてるんですから。益荒男でいいですか?どうぞ、そこの席にかけてください」 「おい、裕!」 「店長も落ち着いて。俺は何も見てませんし聞いてません。閉店までまだまだ遠いんですから今体力使ってもしょうがないでしょう。俺が疾海さんの相手しますから」 「―ッ、スマン。頼んだぞ、裕」
店長は顔を真っ赤にして逃げるようにキッチンへと戻っていった。 うん、あの、何て言うか・・・ご愁傷様です。 憐れみの視線を店長に送りつつお通しと益荒男を準備し、疾海さんの席へと提供する。
「よう店主の手綱を握ったのう、裕。やるもんじゃな」 「もとはと言えば疾海さんが店長をおちょくるからでしょう。あんまりからかわないでくださいよ」
にやにやと笑う疾海さんにため息が出てくる。 全く・・・このエロ爺は本当、悪戯っ子みたいな人だ。 その悪戯が天元突破したセクハラばかりというのもまた酷い。 しかも相手を即落ち、沈溺させるレベルのエロ技術を習得しているからなおさら性質が悪い。
「にしても、裕。お前さんもいい尻をしておるのう。勇魚の竿はもう受けたか?しっかりと耕さんとアレは辛いじゃろうて」
おもむろに尻を揉まれる。いや、揉みしだかれる。 しかも、その指が尻の割れ目に・・・ってオイ!
「―ッ!」
脳が危険信号を最大限に発し、半ば反射的に体が動く。 右手で尻を揉みしだく手を払いのけ、その勢いのまま相手の顔面に左の裏拳を叩き込む! が、振り抜いた拳に手ごたえは無く、空を切ったのを感じる。 俺は即座に一歩下がり、構えを解かずに臨戦態勢を維持。 チッ、屈んで避けたか・・・。
「っとぉ、危ないのう、裕。儂の男前な顔を台無しにするつもりか?」 「うるせえジジイおもてでろ」 「ほう、その構え・・・。成程、お前さん辰巳の孫のとこに師事したんか。道理で覚えのある動きじゃ。じゃが、キレがまだまだ甘いのう」
かなりのスピードで打ち込んだ筈なのに易々と回避されてしまった。 やはりこのジジイ只者ではない。 俺に攻撃をされたにも関わらず、にやにやとした笑いを崩さず、のんびりと酒を呷っている。 クソッ、俺にもっと力があれば・・・!
「おい裕、どうした。何か擦れた音が、ってオイ。マジでどうした!空気が尋常じゃねぇぞ!?」
店内に突如響いた地面を擦る音に、店長が様子を見に来たようだ。 俺の状態に即座に気づいたようで、後ろから店長に羽交い締めにされる。
「店長どいてそいつころせない」 「落ち着け!何があったか想像はつくが店ん中で暴れんな!」 「かかかっ!可愛い奴よな、裕。さて、儂はまだ行くところがあるでの。金はここに置いとくぞ」
俺が店長に止められている間に、エロ爺は笑いながら店を後にした。 飲み食い代よりもかなり多めの金額が置かれているのにも腹が立つ。
「店長!塩!」 「お、おう・・・」
さっきとはまるきり立場が逆である。 店の引き戸を力任せにこじ開け、保存容器から塩を鷲掴む。
「祓い給え、清め給え!!消毒!殺菌!滅菌ッ!!!」
適当な言葉と共に店の前に塩をぶちまける。 お店の前に、白い塩粒が散弾のように飛び散った。
「ふー、ふー、ふーッ!・・・ふぅ」 「・・・落ち着いたか?」 「・・・ええ、何とか」
ひとしきり塩をぶちまけるとようやく気持ちが落ち着いてきた。 店長の気遣うような声色に、何ともやるせない気持ちになりながら返答する。 疲労と倦怠感に包まれながら店の中に戻ると、盛大な歓声で出迎えられる。
「兄さん、アンタやるじゃねぇか!」 「うおッ!?」 「疾海のじいさんにちょっかいかけられたら大体はそのまま食われちまうのに」 「ひょろっちい奴だと思ってたがすげえ身のこなしだったな!惚れ惚れするぜ!」 「あ、ありがとうございます・・・はは・・・」
疾海さんは俺と勇魚さんの事を知っているから、単にからかってきただけだろうとは思っている。 エロいし奔放だし子供みたいだが、意外と筋は通すし。 あくまで「比較的」通す方であって手を出さない訳ではないというのが困りものではあるが。 そんな裏事情をお客の人達が知っている訳もなく、���術で疾海さんを退けたという扱いになっているらしい。 けど、あのジジイが本気になった���俺の付け焼刃な武術じゃ相手にならない気がする。 さっきの物言いを考えると辰馬のおじいさんとやりあってたって事になる。 ・・・うん、無理そう。
「おっし!そんなあんちゃんに俺が一杯奢ってやろう!祝杯だ!」 「いいねえ!俺も奢るぜ兄ちゃん!」 「抜け駆けすんな俺も奢るぞ!」 「ええっ!?いや、困りますって・・・俺、仕事中ですし・・・」 「裕、折角なんだし受けておきなさいな」
どうしようかと途方に暮れていると、いつの間にか冴さんが隣に来ていた。 と、それとなく手の中に器のようなものを握らされた。
「冴さん。あれ、これって・・・」
横目でちらりと見ると『咲』の字が入った器。 これ、咲夜の盃・・・だよな?
「腕も立って酒にも強いと知っとけば、あの連中も少しは大人しくなるでしょ。自衛は大事よ」 「はぁ・・・自衛、ですか」 「後でちゃんと返してね」
これって確か、持ってるだけで酒が強くなるって盃だったっけ。 その効果は一度使って知っているので、有難く使わせてもらうとしよう。 店長もこっちのやりとりを見ていたのか何も言うこと無く調理をしていた。
「おっ、姐さんも一緒に飲むかい!?」 「ええ。折角だから裕にあやからせてもらうわ。さぁ、飛ばしていくわよ野郎共ー!」 「「「「おおーっ!!」」」」 「お、おー・・・」
その後、ガンガン注がれるお酒を消費しつつ、盃を返す、を何度か繰り返すことになった。 途中からは冴さんの独壇場となり、並み居る野郎共を悉く轟沈させて回っていた。 流石っス、姐さん。 ちなみに俺は盃のご利益もあり、その横で飲んでいるだけで終わる事になった。
そんな一波乱がありつつも、夜は更けていったのだった。
そんなこんなで本日の営業終了時刻が近づいてくる。 店内には冴さん、海堂さん、洋一さんの3人。 冴さんはいまだ飲んでおり、その底を見せない。ワクなのかこの人。 海堂さんはテーブルに突っ伏してイビキをかいており、完全に寝てしまっている。 洋一さんはそんな海堂さんを気にしつつ、お茶を啜っている。 あんなにいた野郎共も冴さんに轟沈させられた後、呻きながら帰って行った。 明日の仕事、大丈夫なんだろうか・・・。
後片付けや掃除もほぼ終わり、後は冴さん達の使っているテーブルだけとなった時、入り口が壊れそうな勢いで乱暴に開いた。
「裕ッ!」 「うわっ、びっくりした。・・・勇魚さん、お疲れ様です」
入り口を開けて飛び込んできたのは勇魚さんだった。 いきなりの大声にかなり驚いたが、相手が勇魚さんとわかれば安心に変わる。 だが、勇魚さんはドスドスと近づいてくると俺の両肩をガシリと掴んだ。
「オイ裕!大丈夫だったか!?変な事されてねえだろうな!」
勇魚さんにしては珍しく、かなり切羽詰まった様子だ。 こんなに心配される事、あったっけ・・・? 疑問符が浮かぶがちらりと見えた勇海さんの姿にああ、と納得する。 というか苦しい。掴まれた肩もミシミシ言ってる気がする。
「うわっ!?大丈夫、大丈夫ですって。ちょ、勇魚さん苦しいです」 「お、お���。すまねえ・・・」
宥めると少し落ち着いたのか、手を放してくれる。 勇魚さんに続いて入って来た勇海さんが、申し訳なさそうに口を開いた。
「裕、すまないな。親父殿が無礼を働いたそうだな」 「勇海さんが気にすることではないですよ。反撃もしましたし。まぁ、逃げられたんですけど」 「裕は勇魚のつがいだと言うのに、全く仕方のないことだ。親父殿には私から言い聞かせておく。勘弁してやって欲しい」 「疾海さんには『次やったらその玉潰す』、とお伝えください」 「ははは、必ず伝えておくよ」
俺の返答に納得したのか、勇海さんは愉快そうに笑う。 本当にその時が来た時の為に、俺も更なる修練を積まなければ。 ・・・気は進まないけど、辰馬のおじいさんに鍛えてもらう事も視野に入れなければならないかもしれない。
「裕、今日はもう上がっていいぞ。そいつら連れて帰れ」 「え、いいんですか?」 「掃除も殆ど終わってるしな。色々あったんだ、帰って休んどけ」
俺に気を遣ってくれたのか、はたまたさっさと全員を返したかったのか、店長から退勤の許可が出た。 ここは有難く上がらせてもらおう。色々あって疲れたのは事実だ。
「じゃあ、折角ですので上がらせてもらいます。お疲れ様でした」 「おう。明日も頼むぞ」
店長に挨拶をし、皆で店を出る。 勇海さんはここでお別れとなり、俺、勇魚さん、冴さん、海堂さん、洋一さんの5人で帰る。 寝こけている海堂さんは洋一さんが背負っている。
「裕、ホントに他に何も無かったんだろうな!?」 「ですから、疾海さんにセクハラ受けただけですって。その後は特に何も無かったですし・・・」
で、帰り道。勇魚さんに詰問されております。 心配してくれるのはとても嬉しい。 嬉しいんだけど、過剰な心配のような気もしてちょっと気おくれしてしまう。
「俺に気を遣って嘘ついたりすんじゃねえぞ」 「冴さん達も一緒にいたのに嘘も何もないんですが・・・」 「裕の言ってる事に嘘はないわよ。疾海の爺さんに尻揉まれてたのも事実だけど」 「・・・思い出したら何か腹立ってきました。あのジジイ、次に会ったら確実に潰さなきゃ」
被害者を減らすにはその大本である性欲を無くすしかないかな? やっぱり金的か。ゴールデンクラッシュするしかないか。 あの驚異的な回避力に追いつくためにはどうすればいいか・・・。 搦め手でも奇襲なんでもいい、当てさえすればこちらのものだろう。 そう思いながら突きを繰り出し胡桃的な何かを握り潰す動作を数回。 駄目だな、やっぱりスピードが足りない。
「成程、金的か」 「裕、その、ソイツは・・・」
洋一さんは俺の所作から何をしようとしているかを読み取ったようだ。 その言葉にさっきまで心配一色だった勇魚さんの顔色変わる。 どうしました?なんで微妙に股間を押さえて青ざめてるんです?
「冴さん。こう、男を不能寸前まで追い込むような護身術とかないですかね?」 「あるにはあるけど、そういうの覚えるよりもっと確実な方法があるわよ」 「え?」 「勇魚。アンタもっと裕と一緒にいなさい。で、裕は俺の嫁アピールしときなさい」
���。勇魚さんのお嫁さん。 うん、事実そうなんだけどそれを改めて言われるとなんというか。 嬉しいんだけど、ねぇ?この照れくさいような微妙な男心。
「裕。頬がだいぶ紅潮しているようだが大丈夫か?」 「だ、大丈夫です。何というか、改めて人に言われると急に、その・・・」 「ふむ?お前が勇魚のパートナーである事は事実だろう。港の方でも知れ渡っていると聞いている。恥ずべきことではないと思うが?」 「恥ずかしいんじゃなくて嬉しくも照れくさいというか・・・」 「・・・そういうものか。難しいものだな」
洋一さんに指摘され、更に顔が赤くなる。 恥ずかしいわけじゃない。むしろ嬉しい。 でも、同じくらい照れくささが湧き上がってくる。 イカン、今凄い顔が緩みまくってる自覚がある。
「流石にアンタ相手に真正面から裕に手を出す輩はいないでしょう。事実が知れ渡れば虫よけにもなって一石二鳥よ」 「お、おお!そうだな!そっちの方が俺も安心だ!うん、そうしろ裕!」
冴さんの案に我が意を得たりといった顔の勇魚さん。 妙に食いつきがいいなァ。 でも、それって四六時中勇魚さんと一緒にいろって事では?
「勇魚さんはそれでいいんですか?対セクハラ魔の為だけに勇魚さんの時間を割いてもらうのは流石にどうかと思うんですが」 「んなこたあねえよ。俺だってお前の事が心配なんだ。これくらいさせてくれよ」 「そう言われると断れない・・・」
申し訳ない旨を伝えると、純粋な好意と気遣いを返される。 実���勇魚さんと一緒に居られるのは嬉しいし、安心感があるのも事実だ。
「裕、あんたはあんたで危機感を持った方がいいわよ」 「危機感、といいますとやっぱりセクハラ親父やセクハラ爺の対処の話ですか?」
冴さんの言葉に、2人の男の顔が思い浮かぶ。 悪戯、セクハラ、煽りにからかい。あの人たちそういうの大好きだからなぁ。 でも、だいぶ耐性はついたし流せるようになってきたと思ってるんだけど。
「違うわよ。いやある意味同じようなモンか」 「客だ、裕」 「客?お店に来るお客さんって事ですか?」
え、海堂さんとか疾海さんじゃないのか。 そう思っていると意外な答えが洋一さんの方から返って来た。 客の人達に何かされたりは・・・ない筈だったけど。
「店にいた男たちはかなりの人数が裕を泥酔させようと画策していたな。冴が悉くを潰し返していたが」 「何っ!?」 「え!?洋一さん、それどういう・・・」
何その事実今初めて知った。どういうことなの。
「今日店に居た男たちは皆一様にお前をターゲットとしていたようだ。やたらお前に酒を勧めていただろう。お前自身は仕事中だと断っていたし、店長もお前に酒がいかないようそれとなくガードしていた。だがお前が疾海を撃退したとなった後、躍起になるようにお前に飲ませようとしていただろう。だから冴が向かったという訳だ」 「疾海の爺さん、なんだかんだでこの島でもかなりの手練れみたいだしね。物理でだめならお酒でって寸法だったみたいね」 「えっと・・・」 「食堂に来てた立波さん、だったかしら。ここまで言えばわかるでしょ?店長も何だかんだでそういう事にならないよう気を配ってたわよ」
あァ、成程そういう事か。ようやく俺も理解した。 どうやら俺は三日月亭でそういう意味での好意を集めてしまったという事らしい。 で、以前店長が言っていた「紳士的でない方法」をしようとしていたが、疾海さんとのやりとりと冴さんのおかげで事なきを得たと、そういう事か。
「えー・・・」 「裕・・・」
勇魚さんが俺を見る。ええ、心配って顔に書いてますね。 そうですね、俺も逆の立場だったら心配しますよ。
「なあ裕。明日の手伝いは休んどけ。店には俺が行くからよ」 「いや、そういうワケにもいかないでしょう。勇魚さん、魚は捌けるでしょうけど料理できましたっけ?」 「何、料理ができない訳じゃねえ・・・なんとかなるだろ」
あっけらかんと笑う勇魚さんだが、俺には不安要素しかない。 確かに料理ができない訳じゃないけど如何せん漢の料理だ。店長の補助とかができるかと言うと怪しい。 この島に来てからの勇魚さんの功績をふと思い返す。 餅つき・・・臼・・・ウッアタマガ。 ・・・ダメだ、食材ごとまな板真っ二つにしそうだし、食器を雑に扱って破壊しそうな予感しかしない。 勇魚さんの事だからセクハラされたりもしそうだ。 ダメダメ、そんなの俺が許容しません。
「様々な観点から見て却下します」 「裕ぅ~・・・」
そんなおねだりみたいな声したって駄目です。 却下です却下。
「裕、ならば俺が行くか?」 「お願いしたいのは山々なんですが洋一さんは明日北の集落に行く予定でしたよね。時間かかるって仰ってたでしょう?」 「ふむ。ならば巌に―」 「いえ、海堂さんには店長のマッサージもお願いしてますしこれ以上は・・・」
洋一さんが申し出てくれるが、洋一さんは洋一さんで抱えてる事がある。 流石にそれを曲げてもらうわけにはいかない。 海堂さんなら色んな意味で文句なしの人材ではあるのだが、既にマッサージもお願いしている。 それに、迂闊に海堂さんに借りを作りたくない。後が怖い。
「洋一も無理、巌も無理とするならどうするつもりなんだ?高瀬か?」 「勇魚さん、三日月亭の厨房を地獄の窯にするつもりですか?」 「失礼ねェ。頼まれてもやらないわよ」
勇魚さんからまさかの選択が投げられるがそれは無理。 冴さんとか藤馬さんに立たせたら三日月亭から死人が出る。三日月亭が営業停止する未来すらありえる。 頼まれてもやらないと冴さんは仰るが、「やれないからやらない」のか「やりたくないからやらない」のかどっちなんだ。
「明日も普通に俺が行きますよ。ついでに今後についても店長に相談します」 「それが一番ね。店長も裕の状況に気づいてるでしょうし」 「巌の話だとマッサージのおかげかだいぶ良くなってきているらしい。そう長引きはしないだろう」 「後は勇魚がガードすればいいのよ」 「おう、そうか。そうだな」
そんなこんなで話も固まり、俺達は屋敷に到着した。 明日は何事もなく終わってくれればいいんだけど・・・。 そんな不安も抱えつつ、夜は過ぎていった。
そしてバイト三日目。 俺は少し早めに三日月亭へと来ていた。
「ああ、だよなぁ。すまんな、そっちの可能性も考えてなかったワケじゃ無いんだが・・・そうなっちまうよなあ」
俺の状況と今後の事を掻い摘んで説明すると、店長は疲れたように天井を仰ぐ。
「何というか・・・すみません。腰の具合はどうです?」
別に俺が何かをしたわけではないけれど、状況の中心にいるのは確かなので申し訳ないとは思う。
「海堂の旦那のおかげでだいぶ良くなった。もう一人でも回せそうだ。何なら今日から手伝わなくてもいいんだぞ?」
店長はそう言うが、完治しているわけでもない。 悪化するわけではないだろうが気になるのも事実。 なので、昨日のうちに勇魚さんと決めていた提案を出すことにする。
「でも全快というわけでもないんでしょう?引き受けたのは自分です。勇魚さんもいますし、せめて今日までは手伝わせてくださいよ」 「心意気はありがてえが・・・。わかった、面倒ごとになりそうだったらすぐさま離れろよ?勇魚の旦那も頼むぜ」 「おう!」 「はい!さ、今日も頑張りましょう!」
昨日話した通り今日は開店から勇魚さんも店に居てくれる。 万が一な状態になれば即座に飛んできてくれるだろう。 それだけで心の余裕も段違いだ。
「裕、無理すんなよ」 「わかってますよ。勇魚さんも、頼みますね」 「おう、任せときな!」
勇魚さんには店内を見渡せる席に座ってもらい、適当に時間を潰してもらう。 俺は店長と一緒に仕込みを始めながら新メニューの話も始める。 途中、勇魚さんにビールとお通しを出すのも忘れずに。
「新しいメニュー、どうすっかねぇ」 「今日の一品、新レシピも兼ねてゴーヤーチャンプルーでいこうかと思うんですよ」 「ほー。確かに苦瓜なら栽培してるとこはそこそこあるしな。行けるだろう」 「スパム缶は無くても豚肉や鶏肉でいけますからね。肉が合わないなら練り物やツナでも大丈夫です。材料さえあれば炒めるだけってのも高ポイント」 「肉に卵にと寅吉んとこには世話になりっぱなしだな。だが、いいねえ。俺も久しぶりにチャンプルーとビールが恋しくなってきやがった」 「後で少し味見してくださいよ。島の人達の好み一番把握してるの店長なんだから。・・・でも、やっぱり新メニュー考えるのは楽しいな」 「・・・ったく、面倒ごとさえ無けりゃあこのまま働いてもらえるってのに。無自覚に野郎共の純情を弄びやがって」 「それ俺のせいじゃないですよね・・・」
調理実習をする学生みたいにわいわい喋りながら厨房に立つ俺達を、勇魚さんはニコニコしながら見ている。 あ、ビールもう空きそう。おかわりいるかな? そんな風に営業準備をしていると時間はあっという間に過ぎ去り、開店時間になる。 開店して数分も経たないうちに、店の引き戸がガラリと開いた。
「いらっしゃいませー!」
「裕、お前まだここで働いてたのか」 「潮さん、こんばんは。今日までですけどね。あくまで臨時なので」 「ふむ、そうか。勇魚の旦那もいるのか」 「おう、潮。裕の付き添いでな」 「・・・ああ、成程な。それは確かに必要だ」
「おっ、今日も兄ちゃんいるのか!」 「いらっしゃいませ!ははは、今日で終わりなんですけどね」 「そうなのか!?寂しくなるなぁ・・・。なら、今日こそ一杯奢らせてくれよ」 「一杯だけならお受けしますよ。それ以上は無しですからね」
「裕の兄ちゃん!今日でいなくなっちまうって本当か!?」 「臨時ですので。店長の具合もよくなりましたし」 「兄ちゃんのおすすめ一品、好きだったんだけどよ・・・」 「はは、ありがとうございます。今日も用意してますから良かったら出しますよ」 「おう、頼むぜ!」
続々とやってくる常連客を捌きつつ、厨房にも立つ。 店長の動きを見てもほぼ問題ない。治ってきてるのも事実のようだ。 時折お客さんからの奢りも一杯限定で頂く。 今日は以前もらった方の咲夜の盃を持ってきているので酔う心配もない。
「おう、裕のあんちゃん!今日も来たぜ!」 「い、いらっしゃいませ・・・」
再びガラリと入り口が空き、大柄な人物がドスドスと入ってくる。 俺を見つけるとがっしと肩を組まれる。 日に焼けた肌が特徴の熊のような人だ。名前は・・・確か井灘さん、だったかな? 初日に俺に可愛いと言い、昨日は酌を頼まれ、冴さんに潰されてた人だ。 スキンシップも多く、昨日の一件を考えると警戒せざるを得ない。 取り合えず席に案内し、おしぼりを渡す。
「ガハハ、今日もあんちゃんの可愛い顔が見れるたぁツイてるな!」 「あ、ありがとうございます。注文はどうしますか?」 「まずはビール。食いモンは・・・そうさな、あんちゃんが適当に見繕ってくれよ」 「俺が、ですか。井灘さんの好みとかわかりませんけど・・・」 「大丈夫だ。俺、食えねえもんはねえからよ。頼むぜ!」 「はあ・・・分かりました」
何か丸投げされた感が凄いが適当に三品程見繕って出せばいいか。 ついでだからゴーヤーチャンプルーも試してもらおうかな。 そんな事を考えながら、俺は井灘さんにビールとお通しを出す。
「む・・・」 「どうした旦那。ん?アイツ、井灘か?」 「知ってるのか、潮」 「ああ。俺達とは違う港の漁師でな。悪い奴では無いんだが、気に入った奴にすぐ手を出すのが玉に瑕でな」 「そうか・・・」 「旦那、気を付けた方がいいぞ。井灘の奴、あの様子じゃ確実に裕に手を出すぞ」 「・・・おう」
こんな会話が勇魚さんと潮さんの間でなされていたとはつゆ知らず。 俺は店長と一緒に厨房で鍋を振っていた。
「はい、井灘さん。お待たせしました」 「おう、来た来た」 「つくね、ネギま、ぼんじりの塩の串盛り。マグロの山かけ。そして今日のおすすめ一品のゴーヤーチャンプルーです」 「いいねえ、流石あんちゃん。で、なんだそのごーやーちゃんぷうるってのは?」 「内地の料理ですよ。苦瓜と肉と豆腐と卵の炒め物、ってとこでしょうか。(厳密には内地の料理とはちょっと違うけど)」 「ほー苦瓜。滅多に食わねえが・・・あむ。うん、美味え!美味えぞあんちゃん!」 「それは良かった」 「お、美味そうだな。兄ちゃん、俺にもそのごーやーちゃんぷうるってのくれよ」 「俺も!」 「はいはい、ただいま」
井灘さんが美味しいと言ってくれたおかげで他の人もゴーヤーチャンプルーを頼み始める。 よしよし、ゴーヤーチャンプルーは当たりメニューになるかもしれない。 そう思いながら厨房に引っ込んでゴーヤーを取り出し始めた。
それからしばらくして井灘さんから再びゴーヤーチャンプルーの注文が入る。 気に入ったのだろうか。
「はい、井灘さん。ゴーヤーチャンプルー、お待たせ」 「おう!いやー美味えな、コレ!気に入ったぜ、ごーやーちゃんぷうる!」 「あはは、ありがとうございます」
自分の料理を美味い美味いと言ってもりもり食べてくれる様はやっぱり嬉しいものだ。 作る側冥利に尽きる。 が、作ってる最中に店長にも「アイツは気を付けとけ」釘を刺されたので手放しに喜ぶわけにもいかない。
「毎日こんな美味いモン食わせてくれるなんざあんちゃんと一緒になる奴は幸せだなあ!」 「はは・・・ありがとう、ございます?」 「あんちゃんは本当に可愛い奴だなあ」
屈託ない笑顔を向けてくれるのは嬉しいんだけど、何だか話の方向が急に怪しくなってきたぞ。
「おい、裕!早く戻ってきてこっち手伝え!」 「ッ、はーい!じゃあ井灘さん、俺仕事に戻るので・・・」
こっちの状況を察知したのか、店長が助けを出してくれる。 俺も即座に反応し、戻ろうと足を動かす。 が、その前に��灘さんの腕が俺の腕を掴む。 あ、これは・・・。
「ちょ、井灘さん?」 「なあ、裕のあんちゃん。良けりゃ、俺と・・・」
急に井灘さんの顔が真面目な顔になり、真っ直ぐに俺を見据えてくる。 なんというか、そう、男の顔だ。 あ、俺こういう顔に見覚えある。 そう、勇魚さんの時とか、立浪さんの時とか・・・。 逃げようと思うも腕をガッチリとホールドされ、逃げられない。 ・・・ヤバイ。そう思った時だった。 俺と井灘さんの間に、ズイと体を割り込ませてきた見覚えのあるシャツ姿。
「なあ、兄さん。悪いがこの手、離してくんねえか?」 「勇魚さん・・・」
低く、優しく、耳をくすぐる声。 この声だけで安堵感に包まれる。 言葉は穏やかだが、どこか有無を言わせない雰囲気に井灘さんの眉間に皺が寄る。
「アンタ・・・確か、内地の客だったか。悪いが俺の邪魔・・・」 「裕も困ってる。頼むぜ」 「おい、アンタ・・・う、腕が動かねえ!?」
井灘さんも結構な巨漢で相当な力を込めているのがわかるが、勇魚さんの手はびくともしない。 勇魚さんの怪力はよく知ってはいるけど、こんなにも圧倒的なんだなあ。
「こいつ、俺の大事な嫁さんなんだ。もし、手出しするってんなら俺が相手になるぜ」
そう言って、勇魚さんは俺の方をグッと抱き寄せる。 抱き寄せられた肩口から、勇魚さんの匂いがする。 ・・・ヤバイ。勇魚さん、カッコいい。 知ってたけど。 知ってるのに、凄いドキドキする。
「っ・・・ガハハ、成程!そいつは悪かったな、旦那!」 「おう、分かってくれて何よりだぜ。さ、裕。店長が呼んでるぜ」 「あ、ありがとうございます勇魚さん。井灘さん、すみませんけどそういう事なので・・・」
勇魚さんの言葉に怒るでもなく、井灘さんは納得したようにあっさりと手を放してくれた。 井灘さんに謝罪しつつ、促されるまま厨房へと戻る。
「おお!あんちゃんも悪かったな!旦那、詫びに一杯奢らせてくれや!」 「おう。ついでに裕のどこが気に入ったのか聞かせてくれよ」
漁師の気質なのかはたまた勇魚さんの人徳なのか。 さっきの空気はどこへやら、そのまま親し気に話始める2人。
「ちょ、勇魚さん!」 「いいぜ!旦那とあんちゃんの話も聞かせてくれよ!」 「井灘さんまで!」 「おい裕!いつまで油売ってんだ、こっち手伝え!」
店長の怒鳴り声で戻らざるを得なかった俺には二人を止める術などなく。 酒の入った声のデカい野郎共が二人、店内に響かない筈がなく・・・。
「でよ、そん時の顔がまたいじらしくってよ。可愛いんだこれ��」 「かーっ!羨ましいこったぜ。旦那は果報モンだな!」 「だろ?なんたって俺の嫁さんなんだからな!」
勇魚さんも井灘さんも良い感じに酒が入ってるせいか陽気に喋っている。 可愛いと言ってくれるのは嬉しくない訳ではないけれど、連呼されると流石に男としてちょっと悲しい気分になる。 更に嫁さん嫁さん連呼されまくって複雑な心境の筈なのにどれだけ愛されているかをガンガン聞かされてオーバーヒートしそうだ。
「何故バイト中に羞恥プレイに耐えなければならないのか・・・」 「おい裕、いつまで赤くなってんだ。とっとと料理運んで来い」 「はい・・・いってきます・・・」
人が耐えながらも調理しているというのにこの銭ゲバ親父は無情にもホール仕事を投げて来る。 こんな状況で席に料理を運びに行けば当然。
「いやー、お熱いこったなあ兄ちゃん!」 「もう・・・ご勘弁を・・・」 「っははははは!」
茶化されるのは自然な流れだった。 勇魚さんと井灘さんのやりとりのお陰でスキンシップやらは無くなったが、祝言だの祝い酒だの言われて飲まされまくった。 咲夜の盃が無ければ途中で潰れてたかもしれない。
そんな揶揄いと酒漬けの時間を、俺は閉店間際まで味わうことになったのだった。
そして、もうすぐ閉店となる時間。 勇魚さんと一緒にずっと飲んでいた井灘さんも、ようやく腰を上げた。 会計を済ませ、店の前まで見送りに出る。
「じゃあな、あんちゃん。俺、マジであんちゃんに惚れてたんだぜ」 「はは・・・」 「だが、相手が勇魚の旦那じゃあ流石に分が悪い。幸せにしてもらえよ!」 「ありがとうございます・・・」 「また飲みに来るからよ。また今度、ごーやーちゃんぷうる作ってくれよな!」 「その時に居るかは約束できませんが、機会があれば」
からりとした気持ちの良い気質。 これもある種のプレイボーイなのだろうか。
「じゃあな!裕!勇魚の旦那!」 「おう!またな、井灘!」 「おやすみなさい、井灘さん」
そう言って手を振ってお見送り。 今日の三日月亭の営業も、これにて閉店。 店先の暖簾を下ろし、店内へと戻る。
「裕。そっちはどうだった?」 「こっちも終わりました。後は床掃除したら終わりですよ」 「ホント、この3日間マジ助かった。ありがとうな」 「いえいえ、久しぶりの接客も楽しかったですよ」
最後の客だった井灘さんも先程帰ったばかりだ。 店内の掃除もほぼ終わり、閉店準備もほぼ完了。 三日月亭のバイトももう終わりだ。 店長が近づいてくると、封筒を差し出してきた。
「ほい、バイト代だ。色々世話もかけたからな。イロ付けといたぜ」 「おお・・・」
ちょろっと中身を確認すると、想定していたよりかなり多めの額が入っていた。 店長なりの労いの証なのだろう。
「なあ裕。マジで今後もちょくちょく手伝いに来ねえか?お前がいると客足増えるし酒も料理も注文増えるしな。バイト料もはずむぜ」 「うーん・・・」
店長の申し出は有難いが、俺は俺でまだやらなければならない事がある。 悪くはない、んだけど余り時間を使うわけにもなぁ。 そんな風に悩んでいると、勇魚さんが俺の頭にぽん、と掌をのせる。
「店長、悪いがこれ以上裕をここにはやれねえよ」 「はは、旦那がそう言うんなら無理は言えねえな。裕の人気凄まじかったからな」 「ああ。何かあったらって、心配になっちまうからな」
今回は勇魚さんのお陰で事な��を得たけど、また同じような状況になるのは俺も御免被りたい。 相手に申し訳ないのもあるけど、どうすればいいか分からなくて困ったのも事実だ。
「お店の手伝いはできないですけど、またレシピの考案はしてきますので」 「おう。売れそうなのを頼むぜ。んじゃ、気を付けて帰れよ」 「はい、店長もお大事に。お疲れ様です」 「旦那もありがとうな」 「おう、おやすみ」
ガラガラ、という音と共に三日月亭の扉が閉まる。 店の前に残ったのは、俺と勇魚さんの二人だけ。
「じゃ、帰るか。裕」 「ええ、帰りましょうか。旦那様」 「おっ・・・。へへ、そう言われるのも悪くねえな」 「嫌味のつもりだったんだけどなァ」
そう言って俺と勇魚さんは笑いながら屋敷への帰路につくのであった。
後日―
三日月亭に買い物に来た俺を見るなり、店長が頭を下げてきた。
「裕、頼む・・・助けてくれ・・・」 「ど、どうしたんです店長。随分疲れきってますけど・・・」 「いや、それがな・・・」
あの3日間の後、事あるごとに常連客から俺は居ないのかと聞かれるようになったそうな。 俺がまだ島にいるのも事実なので連れて来るのは不可能だとも言えず。 更に井灘さんがちょくちょく仲間漁師を連れて来るらしく、『姿が見えない料理上手な可愛い店員』の話だけが独り歩きしてるらしい。 最近では聞かれ過ぎて返す言葉すら億劫になってきているそうな。 ぐったりした様子から、相当疲弊しているのがわかる。
「な、裕。頼む後生だ。俺を助けると思って・・・」 「ええ・・・」
それから。 たまーに勇魚さん同伴で三日月亭にバイトに行く日ができました。
更に後日。
勇魚さんと一緒に『網絡め』という儀式をすることになり、勇海さんに見られながら致すというしこたま恥ずかしいプレイで羞恥死しそうな思いをしたことをここに記録しておきます。
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今日のランチは、特製牛めしでした🍱 これは、秋田駅でもっとも古い駅弁だそうです😃 そして、ひもをひくと、温かくなる容器に入ってました😊 で、この駅弁、1300円もするので、普段はなかなか買えません😱 大人の休日倶楽部の割引と、共通クーポンを使って、170円で買えました😁 #特製牛めし #駅弁 #地域共通クーポン #大人の休日倶楽部 #大人の休日倶楽部パス #jr東日本 #ニューデイズ #お散歩 #秋田 #秋田駅 (特急いなほ) https://www.instagram.com/p/CF8nNLZgiC5/?igshid=hy3a96kvxmxo
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2020.11.12
やっと来たよ。
GO TOトラベル 地域共通クーポン取扱店舗のキット
先月くらいから立て続けに、
GO TOトラベル使って先輩や仲間が
尾道に遊びに来てくれたんだけど
口揃えて、尾道、電子クーポン使えるトコ無いやん!
って、言われる訳。
そんな感じなんや…と、実態を知ったので
遅ればせながら登録しました。
結果…全国、中国地方、広島県、尾道市
全てやってるキャンペーンをする事に
清算のやり方、全部違うし覚えられんわな(笑)
ま、ユーザーが使えずに損するより
使えた方が良いもんね(^^)
さて、GO TOトラベル地域共通クーポン
Cat ch.22に、第1号はイツ現れるかな〜(^^)
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昨日7日、総理が記者会見で緊急事態宣言を、今日8日から5月6日までの期間、7都府県を対象として発令すると発表しました。 約1か月少し前のこのブログでは世界の新型コロナウイルスでの死者数は3000人と書いていましたが、昨日の時点で実に8万人を超える死者が出ています。特に1万7000人を超えたイタリア、1万3000人を超えたスペイン、1万2000人を超えた米国では、医療の深刻な危機が生じていますし、イギリスでもジョンソン首相が感染により入院するなど、業種の別を問わず大きな被害に世界が苦しんでいる状態です。 日本ではクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号でのでの死者を除き、死者はまだ81人ですが、国民的コメディアンの志村けんさんが亡くなったニュースなどは大きな衝撃を与え、特に高齢者や基礎疾患を持つ方々が高いリスクを持っているとされています。 ここ数日の感染者の増加から日本もアメリ��のようになるリスクは否定できず、私も発令は不可避だと主張し続けており、ようやくの感はあるものの、今回の決断は評価したいと思い��す。 指定された府県の知事は、それぞれ法に基づき是非しっかり規制をして欲しいです。私の地元埼玉でも、新学期開始を1カ月遅らせることが急きょ決定されました。 ただ、医療施設の開設のため土地・建物を使用する場合や、医薬品・食品の売渡しを求める場合等は別として、外出や営業を強制的に止めることはできず、あくまで対象が指定されても「自粛要請」がなされるにとどまります。 本当の危機に直面した際、諸外国のようなロックダウンをする仕組みが本当に不要なのか、また、国会議員に感染者が出て、必要な補正予算の審議が定足数を満たさずできなかったり、任期満了になっても選挙ができなくなった時の任期の特例を設ける必要はないのか、これらは全て憲法の問題となります。私は先日のテレビ出演で今こそ憲法論議を行うべきと主張しましたが、広く野党の皆さんに協議に応じていただきたいと思います。 昨日、政府は事業規模総額108兆円というかつてない緊急対策を決定し、これに基づき16.8兆円の補正予算を閣議決定しました。 まずは感染拡大防止策と医療提供体制の整備、治療薬の開発に全力を傾けます。 マスク・消毒液等の増産を支援し、マスクについては月7億枚を超える供給を確保します。医療現場、介護・障害者施設、保育所や学校に優先的に配布する一方、全国で1住所2枚の布マスクを4月以降配布します(少なさに批判が出ていますが、子供は上記のとおり学校を通じて配布されることとなります)。 また、大きな批判が出ている検査体制の不足については、全国の検疫所におけるPCR検査機器の配備、保険適用後も検査における自己負担分を公費支援することなどによる検査促進の働きかけも行い、病院が必要とする検査を必ず迅速にできるような体制を整えます。 何といっても病床や人的・物的医療資源の確保は喫緊の課題です。ECMO(体外式膜型人工肺)をはじめ、人工呼吸器増産支援、無症状や軽症の方々の入居のためのホテルや国の施設などの確保や、移動手段の自衛隊等による整備を行います。オンライン診療や服薬指導についても、一定の要件のもと規制緩和を行います。 日本人はBCGの予��接種のため、重症化が防げているので��ないかとの説があり、オーストラリアなどで検証が行われていますが、何と言っても有効性・安全性が確認された治療薬・ワクチンの早期活用が必要です。研究開発への支援を行うとともに、アビガンについては海外と協力しながら研究拡大とともに令和2年度内に200万人分の備蓄を目指します。 党で前文部科学大臣として特に強く訴えたのが、臨時休校が長引くことへの子供の居場所・学習機会・心身の健康の確保をしっかり行って欲しいということです。 放課後児童クラブなどへの支援、学習指導員の追加配置、オンライン学習の活用も(後述するように今後も含め)充実させていきます。 そして今回の対策の大きな柱は経済対策です。 一部報道で「お肉券」「お魚券」など、部門会議の検討途中の案が大きな批判を浴びましたが、緊急に必要な対策と、需要回復期の対策をしっかり分けるとともに、政治主導で大胆な対策を取るべきだと主張させていただきました。 大きな議論となったのは消費税減税です。確かに昨年10月の引き上げは「リーマンショック級の事変がない限り」ということで実施され、今回のコロナ禍は明らかにそうした事変に該当します。 しかしながら、既にその引き上げの消費反動減対策としてポイント還元や財政支援など多大な支出を行っていることやその成果として景気回復の兆しが見えていたこと、税率引き上げに伴う大きなシステム改修や投資、診療報酬改定などが実施されていること、教育無償化などの財源となっており、この分についてまで国債の追加発行をするとなると(超低金利を前提としても)将来の償還が極めて難しくなること、何よりも仮に時限立法としても将来の再引き上げが極めて政治的に困難となることなどがネックとなりました。 また、引き下げをアナウンスした場合の買い控えがさらにこの不況を悪化させるとの意見もありました。 今回のコロナ禍は一時的なものです。そうさせなければいけません。短期迅速に大胆な支出を行い、もし収束までの期間が長引けば、あるいはさらなる対策が必要となれば、その時に再度追加の措置を検討するべきだと考えます。なお、各種の納税猶予や固定資産税等軽減措置などを行います(地方税なので国の補填をします)。
まずは雇用・事業の確保が不可欠です。 一昨日6日の党の新型コロナウイルス関連肺炎対策本部会議で、私から「使用者の都合で休業した時に支払われる休業手当が緊急事態宣言が出た場合には発生しないと厚労省が見解を出しているとの報道がある。これを改めるべきだ。」と訴えました。 その日、私が主査を務める衆議院決算行政監視委員会第3��科会で、同じ指摘を野党議員から受けた加藤厚労大臣は、あくまで休業手当を免れるのは自宅勤務や他の業務への就業への検討も行ったうえでの不可抗力と言えるかにかかると答弁し、報道が不正確であると強調しました。 雇用調整助成金をしっかり要件緩和(雇用保険対象外の非正規職員も含める)、手続迅速化、助成率の引き上げなどを行うことで、使用者の手当支給を後押ししていきます。 内定取消者や雇用保険を受給できない求職者への相談体制強化や支援の拡大も行います。 事業者の資金繰り対策に万全を尽くします。利子補給を組み合わせた無担保の融資について十分な規模の融資枠を確保するとともに、手続の迅速化に努めます。既存債務の無利子・無担保融資への借換えも可能とします。民間金融機関についても条件変更・猶予を金融庁から促すとともに、地方公共団体の制度融資、セーフティーネット保証などの保証料減免を国で補填しつつ、こちらもそうした借換えを可能としていきます。 融資のみならず、給付をしっかり行うことも必要です。 私は、感染拡大防止のために休業に応じた事業者や、所得の減少した個人に、手厚い補償を行うことは、法制度の実効性確保の観点のみならず「正直者がバカを見ない」という私のモットーからも絶対に必要だと訴えてきました。 一律に給付を求める声も大きかったのですが、上記したとおり、今緊急に必要なのは「補償」です。総理が言われたとおり、公務員や国会議員は今回のコロナ禍に際しても収入は減りません。限られた財政のもとでそうした人たちにまで支給をするのは適切でないのみならず、広くなれば当然支給額も薄くなってしまうという問題、住所などを確認して数度手間となるよりは、手上げ式で迅速に支給した方がよいという配慮もありました。 報道されているとおり、事業収入が前年同月比5割以上減少した事業者について、中堅・中小企業は200万円まで、個人事業種は100万円までの範囲内で減少額を給付します。制度周知をしっかり行うとともに、文化芸術をはじめ幅広い業態の特殊性を踏まえ、申請者の事務負担軽減や期間短縮に全力を尽くします。先述した納税猶予や社会保険料の猶予、テナント賃料の軽減要請(これについての国の補償も含む)なども行います。 学校給食については、休校中の生産者への販路拡大支援策などを講じます。 個々人については、世帯主(これについては家計を支えている実質的な方を柔軟に認定するよう、私が財務省に要望しました)の今年2月から6月の任意の月の月間収入が、 ① 新型コロナウイルス発生前に比べて減少し、かつ住民税均等割非課税となる世帯 ② 新型コロナウイルス発生前に比べて5割以上減少し、かつ住民税均等割非課税水準の2倍以下となる世帯 について、1世帯あたり30万円の給付を行います。大事なのは先述のとおりスピード感であり、市町村の事務負担や申請者の事務負担を軽減するための措置(オンライン手続やマイナンバーの活用など)を迅速に検討します。 また、子育て世帯への児童手当を児童一人あたり1万円上乗せします。 これらの給付金については非課税とします。 給食費の返還も補助していきます。 加えて国民健康保険、国民年金等の保険料免除や緊急小口資金特例の困窮者への貸付、免除も行います。住宅ローン減税の入居期日要件の緩和など、税制措置も講じます。 DVが増えているとの報告もあるので、相談体制の拡充を行います。 そして、感染が収束したら、経済活動をV字回復させていかなければいけません。 観光・物流・飲食・エンターテインメント事業の回復のために、徹底的な消費喚起キャンペーンや割引クーポン券の交付を行います。 また、感染症拡大の防止、地域経済・住民生活の支援に加え、収束後の必要な事業実施のために、地方公共団体に対し、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を配ります。 東京オリンピック・パラリンピックの開催が1年延期となったことは、この情勢下やむを得ないと思います。各競技団体の方々と連携して、しっかり選手強化などの支援を行うとともに、ホストタウンへの支援なども行います。 前回のこの欄でも触れましたが、今後中国に依存したサプライチェーンを見直し、さらには国内への回帰も行うための投資を補助します。 国土強靭化のための公共投資の前倒しは景気対策としての意義もあり、適切に進めます。 また、これまで大臣時代から支援し続けてきた学校の遠隔教育や、生徒一人一台端末(GIGAスクール構想)の実現の前倒し、テレワークや株主総会オンライン化の取組み、押印制度の見直しなど、ICT社会をこの機会にしっかり進めていきます。 いずれにせよ、この国難をみんなでワンチームとなり、しっかり乗り切っていきましょう!
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県民割を利用して、鬼怒川に行ってきました♪宿泊は《湯わん》さん。 部屋付き温泉露天風呂に、加えて、お食事が最高なの〜。 なんて言うのかな? 味だけじゃなくて、品数というか、量がぴったりなんです。無理なく完食できます💕
県民割は、宿の割引に加えて、1人2000円のクーポンが付きます。Go toの地域共通クーポンだったら、地元に戻ってきてから使えるのに、今回は、栃木県で消費しないとダメ🙅♀️ってことで、立ち寄ったのは、ロマンチック村という、道の駅に立ち寄りました。 お昼ご飯を食べて、お土産かって、はい、終了ー😅 ここ、ドッグランが小型犬用大型犬用と分かれてあって、整備されてるのになんと無料。 ドッグラン以外に広大な芝もあってポピーも咲いてて、ガラガラで撮影し放題。 ここでミートアップやってくれたら、すぐそばに食事できるところもあるし、森のお散歩コースも気持ちよくて、インターからも近い、駐車場も無料で良いんじゃないの?って思ったけど、回し者じゃないし提案せず感想だけ。あ、でもやっぱり遠いし、電車の人は難しいかなー。そして、どこであっても屋根つけてくれたら最高だよねー。 あんなに雨中でもやるし、いろんな犬種別でやるんだったら、大きな屋根の設営ってできないもんだろうか?と本気で思うけどね。 ロマンチック村のドッグランでは、ルアナは、ランランし過ぎ暴走トラック🚚。軽自動車🚗のモアナにわざわざぶつかるので、軽は飛んでた😅。 《湯わん》は、再来ありありな宿❣️今度は紅葉🍁見にいこうよう❣️
#パピヨン #papillonItems #papillon #パピヨン好きと繋がりたい #パピヨン大好き #パピヨングッズ #caroforesta #Kinugawa #Yuwan #湯わん #ろまんちっく村 #道の駅 #DogRun #宇都宮 #鬼怒川 #県民割
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2022年1月13日
【本日 (1/13)の広島県内の感染状況】(広島県)
広島 805人感染 過去最多 広島市415人 呉市95人 福山市81人(13日午後5時台)(RCCニュース)
広島市で415人、福山市で81人、呉市では過去最多の95人。この3つの市以外の自治体の内訳はまだ明らかにされていませんが、広島県内で合わせて805人の感染確認が発表されています。1日の発表として初めて800人を超え、過去最多です。
また、広島市は患者2人の死亡を発表しています。
医療体制です。12日時点で県内の患者数は3899人。このうち自宅療養・自宅待機の患者は2599人で、いずれもこれまでで最も多い状態です。重症は2人、中等症は13人となっています。医療機関の確保病床の使用率は���8.0%、宿泊療養者用ホテルの部屋は前の日より確保数が198室増えていて、使用率は45.2%です。
新規感染者の発見・治療に全力 広島市 【解説】会食から家庭へ感染拡大 推定経路(RCCニュース)
広島市で過去2番目の感染確認となるなど、感染急拡大が続く中、広島市の松井市長は新規感染者を早期に発見し、的確な治療につなげるため全力を尽くしていると述べました。
「第5波と比べると、比較にならないくらいのスピードで感染拡大が起こっていて、今回の感染はオミクロン株によるものと考えている。」(広島市・松井一実市長)
広島市の松井市長は、保健所などの職員を増員し、積極的疫学調査や患者の搬送、自宅療養者の日々の健康観察に全力を尽くしていると述べました。
「想像を絶する」ペースで感染急拡大が続く広島市。松井市長は、感染防止対策の徹底をあらためて呼びかけています。
去年8月の「第5波」と比べて急激に感染が拡大しています。
広島市が推定した感染経路では、「会食」が第5波では8.5%だったのが、今回は3割に達しています。広島市では、実態として感染が「会食」から次第に「家庭内」へと広がっているとしています。
そして、重症度については第5波に比べ、今回は中等症と重症の割合が少なくなっています。しかし、専門家はこのまま感染者の急増が続けば、高齢者などに広がっていくと警戒しています。
最後に新型コロナワクチンの接種についてですが、2回接種していても感染している人が半数程度います。こうしたことから松井市長が、あらためて感染防止対策を呼びかけたというわけです。
【重要】やっぱ広島じゃ割について、最大限の利用自粛をお願いします。
県内での新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、対象地域に関わらず「やっぱ広島じゃ割」、「やっぱ広島じゃ割(地域支援分)」及び「やっぱ広島じゃ割・地域観光支援割クーポン」の利用を最大限,自粛いただくようお願いいたします。
既に宿泊又は旅行を予約されておられる皆様には、予約先の宿泊施設又は旅行業者にご連絡いただき、予約のキャンセル手続きをお願いいたします。
なお、この度の利用自粛に伴い発生すると見込まれるキャンセル料は、別途、宿泊施設及旅行業者に対してキャンセル補填を行いますので、皆様からキャンセル料は収受しないよう依頼しております。
また、現在、新規の予約受付は停止しておりますが、今後県内の感染レベルがレベル3になった際には、利用を停止いたします。
全国の新規感染者、4カ月ぶりに1万8000人超 新型コロナ(毎日新聞)
全国の新型コロナウイルスの感染者は13日午後7時時点で、新たに1万8674人確認された。前日に比べて5000人以上増え、1週間前(6日)の4倍超となっている。新規感染者が1万8000人を上回るのは昨年9月2日以来、約4カ月ぶり。死者は4人、重症者は前日比20人増の125人となった。
東京都の新規感染者は3124人で、1週間前の約5倍。1日当たりの感染者が3000人を上回るのは昨年9月2日以来。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者は1503・4人で、前週比は689・6%となった。大阪府の新規感染者は2452人で、昨年9月8日以来の2000人超。愛知県は1036人で昨年9月10日以来の1000人超えとなった。
まん延防止等重点措置下の3県とも新規感染者は過去最多で、沖縄は1817人、山口は218人、広島は805人。新潟県(220人)、長野県(220人)、滋賀県(287人)、愛媛県(150人)、長崎県(160人)など各地で過去最多を更新した。
静岡県は12日公表分として感染者9人を追加。福岡県で3人、群馬、熊本両県で各1人、過去発表分の感染者を取り下げた。【まとめ・内橋寿明】
塩野義のコロナ治療薬候補、オミクロン型に有効性示唆(日本経済新聞)
塩野義製薬は13日、研究中の新型コロナウイルスの治療薬候補について、実験室レベルで新たな変異型「オミクロン型」への有効性を示唆するデータが得られたと発表した。同社は飲み薬タイプの新型コロナ治療薬の開発も急ぐ。重症化を抑制する複数の治療薬を実用化することで、医療体制の逼迫防止につなげる。
同社の三神山秀勲・先端医薬研究所ディレクターが、同日開かれた日本医療研究開発機構(AMED)の成果報告会で明らかにした。塩野義が研究を進めているのは、たんぱく質の断片である「ペプチド」を使う治療薬候補。新型コロナ感染者のうち軽症者や無症状者を対象に、鼻から吸い込む吸入剤などの形での投与を検討している。
サル由来の細胞を使った試験では、オミクロン型やデルタ型などの変異型ウイルスに効果があった。感染したマウスを使った試験では、鼻からの投与で症状を改善する効果があった。臨床試験(治験)入りの目標時期については言及しなかった。
塩野義製薬は2021年9月末から飲み薬タイプの新型コロナ治療薬の最終段階の治験も進めている。無症状者や軽症者、中等症患者をあわせて約2100人を対象とする計画で、症状改善や発症率低下に関するデータを集めている。韓国やシンガポール、ベトナムなど海外に治験を広げて参加者を集め、厚生労働省への早期の承認申請を目指す。
国内では既に米メルクの軽症・中等症向けの飲み薬「ラゲブリオ(一般名モルヌピラビル)」が実用化され、医療機関への供給が進む。米ファイザーは開発中の飲み薬について、日本政府と200万人分の供給で合意している。
車いす議員3人、衆院本会議場を視察 演壇へのスロープ設置にハードル(東京新聞)
衆院のバリアフリー化が参院よりも遅れている問題に関し、車いすを使用している立憲民主党の大河原雅子衆院議員と横沢高徳参院議員、れいわ新選組の木村英子参院議員が13日、衆院本会議場を視察した。3氏は今後も国会のバリアフリー化に向けて連携していくことを確認した。
衆院のバリアフリー対応を巡っては、昨年3月に脳出血で倒れ、その後は車いすで議員活動を続ける大河原氏が改善を求めている。本会議場の設備では参院が昨年1月、約5000万円をかけて演壇へのスロープを設けた一方、衆院ではスロープがなく、大河原氏は閣僚席の後ろを回って演壇に上がっている。
大型の電動車いすを使用する木村氏はこの日、本会議場にスロープを設置できるかどうかを確認。定数465の衆院は定数245の参院と比べて議場内の空きスペースが狭く、参院と同様の対応は難しいことが分かったという。木村氏は「もし私が衆院議員になったら登壇は難しくなる」と指摘した。
大河原氏は現時点でスロープ設置を要望していないが議場視察後、「参院の皆さんにもアドバイスをもらいながら一つ一つ乗り越えていきたい」と強調。横沢氏は「障害の有無にかかわらず国会活動ができるような環境を一緒につくっていきたい」と語った。
衆院議院運営委員会は13日の理事会で、空きスペースに車いすを止め審議に臨んでいる大河原氏が車いすのまま使える議席を新設することを了承した。衆院事務局は通常国会開会までに改修を完了させたいとしている。(木谷孝洋)
12億円、当せん者どこに? サッカーくじ、期限迫る(共同通信)
サッカーくじを運営する日本スポーツ振興センター(JSC)は13日、期限が2月9日に迫った「メガビッグ」の1等当せん金12億円の払い戻し手続きが行われていないとして周知への協力を呼びかけた。公式サイトで「1等当せん者を探しています!」とチケットの再確認を求めている。
開催回は昨年2月8日に結果を発表した第1221回。販売場所は大分県佐伯市にあるローソンで、防犯や当せん者のプライバシー保護の観点から店舗名など詳細は公表していない。
期限までに払い戻しがない場合は時効が成立し、当せん金はスポーツ振興の財源となるほか国庫に納付される。
ZARA広島、30日閉店 中国地方の路面店消える(中国新聞)
スペインのファッションブランド、ZARA(ザラ)を国内で展開するITXジャパン(東京)は30日、広島市中区八丁堀の広島店を閉じる。中四国地方初の店舗として2005年11月から営業してきた。閉店後は中国地方の路面店がなくなる。
広島マリーナホップ敷地、車関連の体験型施設に 広島県、トムス案を採用(中国新聞)
広島県は13日、商業施設の広島マリーナホップ(広島市西区)が立地する県有地について、現在の賃貸借契約が終わる2025年3月以降の活用策の公募結果を発表した。多目的サーキットに車関連の体験型施設などを併設した「ひろしまモビリティゲート(仮称)」を整備する案を採用した。現在の契約者の応募案は次点となり、マリホは解体、撤去される見通しとなった。
マリーナホップ、解体へ サーキットなど体験型施設に(朝日新聞デジタル 1月21日)
瀬戸内海に臨む埋め立て地にあり、家族連れなどに親しまれた商業施設「広島マリーナホップ」(広島市西区観音新町)が3年後までに解体される見通しとなった。県有地の契約満了に伴い、県が新たに事業を公募したところ、サーキットなどの体験型施設を整備する案が選ばれた。
約10・5ヘクタールの敷地に広がる広島マリーナホップには、ファッションや飲食などの約50店のほか、遊園地もある。15日の土曜に訪れると、家族連れや犬と散歩する人の姿があった。遊園地で娘とよく遊んだという50代の男性は、解体について「思い出があるので寂しい」と残念がる。恋人と来ていた女性(27)は「人が少なくなっていたので、寂しいより、しょうがないという気持ち」と話した。
中四国最大級のアウトレットモールとして2005年3月に開業した当初は、年間300万人以上が訪れていたという。その後、経営者が代わり、12年にはビル管理などを手がけるみどりグループ(広島市)が引き継いだ。17年には「マリホ水族館」をオープンし、近年は年間200万人前後が訪れていたという。
土地の賃貸借契約が25年3月で切れることから、県は昨年7月に事業の公募を始め、3者が提案した。みどりグループは施設を継続しつつ、リニューアルする案を示したが、審査で次点となった。施設を運営するマリーナ��ッププロパティの担当者は「残念。可能な限り継続したい」と話した。
新たに採用されたのは、レーシングチームを運営する「トムス」(東京都)などのグループによる事業「ひろしまモビリティゲート」(仮称)。レーシングカーの運転を体験できるサーキット広場や、EV(電気自動車)カートでのレースを楽しめる屋内施設などを整備する計画だ。約97億円の事業費をかけて26年の開業を目指す。審査では「新たな観光名所として広域からの集客が期待できる」と評価された。
トムスは「EVカート、フォーミュラカー走行などの『体験ができること』が施設の中心的な魅力と考えている。アジア有数の観光名所を目指していきたい」としている。今後、県はグループとの契約に向けて手続きを進める。(岡田将平)
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「#GoToトラベル 関連 まとめ」GoToトラベルが進化 いつから? 条件は?(2021年10月5日) - YouTube・GoToトラベル再開時期を検討(2021年10月5日) - YouTube
「#GoToトラベル 関連 まとめ」GoToトラベルが進化 いつから? 条件は?(2021年10月5日) – YouTube・GoToトラベル再開時期を検討(2021年10月5日) – YouTube
GoToトラベルに関するニュース・出来事や商品・情報などをまとめてお伝えいたします。 あなたの探し物が、ここで見つかることを願っています。 キーワード「GoToトラベル」で探してみると、こんなにもいろいろと楽しいもの、役立つもの、おいしいものなどや、驚きのニュースや楽しいニュースなど、たくさんのものや出来事が見つかります。「GoToトラベル とは」 もちろん、最初にご紹介するのはGoToトラベルが進化 いつから? 条件は?(2021年10月5日) – YouTubeですが、探しているのは他のものだったのかもしれませんね。 Go To トラベル完全攻略マニュアル(GIZ出版)【旅行】【観光 …や、ココ!deマンド – GoToトラベルキャンペーングッズ|Yahoo …や、【ネコポス送料360】 のぼり旗 GoToトラベルキャンペーン地域共通クーポン使えます/GoToTravelのぼり…
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【重要なお知らせ】
ハテルマの起 21.08.05
重要なお知らせなので聞いていただけたら助かります。
静岡県にもついにまん延防止等重点措置
通称まん防が発令される流れとなりました。
これを受けました8日以降の営業時間が変更になる可能性がございます。
今のところ政府からの発表待ちの段階となりますので
正式に発表されましたらまたお知らせします。
もし、時短要請や休業要請などになった場合
8日以降にご予約をいただいているお客様には
一度こちらからご連絡をさせていただきますので、宜しくお願いいたします。
もちろんキャンセル料などはいただかずにキャンセルも可能ですし
延期や日にちの変更などもお受けいたします。
【ここからはお店として伝えたい大切なお話をします】
とても厳しい状況になってしまいました。
三島市にも来るだろう来るだろうと思っていた
飲食店に対する時短要請を飛び越えて
まん延防止等重点措置が発令される流れとなりました。(現段階では三島市が対象地域に含まれるのかは未定)
当店は料理の提供もありますが
僕個人の意識の中ではBARのくくりでやらせてもらっているつもりです。
僕はお酒が好きです。
心から愛しています。
バーテンダーはカクテルを作りますし、ウイスキーを注ぎます。
ソムリエはワインの管理をして
良い状態のワインをお客様のテーブルへお出しします。
これはBAR(酒類提供店)としての喜びの一つであり、生きがいでもあります。
それを時短とは言えど、制限をされる。
これは、寝食を���にした仲間と強制的に引き離され
その友が鎖でつながれて監獄へ押し込まれてしまった様な気分です。
すごく悲しい。
そして、何の因果かこのタイミングでハテルマは10周年を迎えます。
本来であれば盛大に10年の時間のありがたみを
みなさまに大還元したかったのですが、それはどうやら叶わなそうです。
お店はお客様が作り上げてくれるものです。
僕たち飲食店だけではお店は完成しないのです。
お客様あっての僕たちです。
それを、一部ではありますが禁止される。
これがどれほど辛いことか。
補償金がもらえるからいいとか、そうゆう問題ではありません。
僕はお金よりも何よりもこの仕事に生きがいを感じてやり続けています。
これは僕の天職であると10年前から確信しています。
大好きなのです‼︎
飲食業が。
お客様に美味しい料理やワインを食べて飲んでもらうために
朝から仕入れをして仕込みをします。
それが出来なくなることがなによりの恐怖であり、不安です。
僕から楽しみや喜びを奪わないでくれ‼︎
文句や愚痴をこぼしても何も始まら��い。
だから少しでも何かやれる方法を考えます。
それが一矢報いると言う事だと思います。
もがきもせず、あがきもせずただただ大切な時間を奪われるだけなんて
冗談じゃないよ。
やれる事、できる事はあるはずです。
心が壊れたらすべてがおしまいだ。
それを守るために僕は立ち向かう。
決して屈しない。
Never surrender.
このまま放っておいたらあなたの好きな飲食店はなくなりますよ。
飲食店のみんなは強いからなんとかなっているように見せているけど
なんとかなっているところなんて本当に少ないと思う。
みんな必死でやってます。
どうか、どうかあなたの好きなお店のことを考えてあげてください。
そのお店のことを想って祈ってあげてください。
そのお店のためになにかアクションを起こしてあげてください。
どんなに小さな行動だっていい。
その一歩が必ずそのお店を助けてくれると信じています。
そうです。飲食店はお客様と共に作り上げるものなんですから。
いつも応援、有難うございます‼︎
その声が僕を何度でも立ち上がらせてくれるのです。
感謝‼︎
友達募集中です‼︎
LINE公式アカウント友だち追加でお得な特典や情報をGET!!!
今ご登録いただくとご来店時に使える10%OFFクーポン付き‼︎
メッセージにご返信いただければ、お問い合わせやご予約もできます‼︎
登録はこちらから → https://lin.ee/EKXgra0
検索の場合は @hateruma でお探しください‼︎
登録よろしくお願いしまーす‼︎
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暑い日々が続いておりますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はと言いますと、足が痛いことを言い訳にエアコン部屋に入り浸っております。
怠惰の極みですね。
入院前に使っていた写ルンです、
中身が死んでいても使い切らないことには現像に出せないなー…
ということで、今朝ちょっと色々撮りまして。
実験的な意味も込めていろいろな撮り方をしました。
どんな写真になって出来上がってくるだろう。楽しみ。
なお、現像に出すのが大変そう…。足痛いので、町田のヨドバシは使えない。
相模大野は、比較的よく行くけれど、お店まで現像データとネガフィルムを取りに行かなくてはいけない。
どうしたらいいんでしょうね。
郵送の現像サービスとやらを使ってみてもいいかもしれない。
郵便局へ行くのもしんどいですが…_(:3 」∠)_
昨日は20時に寝て、1時に起きました。
その後作業をしていて寝たのが8時、起きて10時半です。
まぁそこそこ睡眠が取れていれば大丈夫。
というか、今日だって何もない祝日なんだから寝てても大丈夫!
そういう日に限って何かしたくなるんですよねー。
損な性分だわ。
休める時は休んだほうがいいのに。
ちなみにこの写ルンですは7号機だったそうです。
もう27枚を7個分も撮っているのですね…!
まぁ、写真は元から好きだったけど(スマホにもパンパンに入ってるし)
こうして自分のお金���カメラを買って、好きな写真を撮って、現像して、印刷して。
すごく楽しいです。
まだ趣味と言える領域には達していませんが、いつかそうなったらいいなぁ…。
起きていた数時間は、ずっとプリンタさんと格闘していました。
いつも通りの手順でスマホから146枚の写真を印刷かけたんですけど、
どうにも出力が遅くて…ん???ってなってました。
いつもならスイスイ行くのになー。おかしいなー。
入院したのが4月末、そこから今まで起動していなかったから、拗ねちゃったかな?
でも、なんとか146枚、写真を印刷し終えました。
中には印刷を躊躇うような、
自分の事故後の傷だらけの足の写真とかもありました。
でもこれは生きた記録と記憶なので、包み隠さず印刷しました。
もちろん、水害や火事、災害に遭って仕舞えば消えてしまう紙媒体ですが、
それでも、いつか私の生きた証になる日が来る。
そう思って、インクを絞りながらの印刷になりました(笑)
とはいえ恥ずかしいので、
自分が被写体の写真はできる限り外しました。
1枚だけ、おでこにガーゼが貼ってある写真があったかな?
あと、美容室後の写真も。
この数枚で、調子が見れれば大丈夫です。
あぁ、この頃はニキビが落ち着いていたのね…とか。(笑)
IvyのマスターさんとチラッとLINEでやりとりしたりしながら、
楽しい早朝でした。
早朝の時点では、今日は撮影の旅に出るのだと意気込んでいました。
深夜に起きた時点では、隣駅に出かけるのだと母に言っていたそうです。
結果、どこにも行ってません。
家の周りをパシャパシャ撮ってきただけ。
いいじゃない。
私の夏休み(年単位)(長い)
今日はこのあと、手帳のページ作りをして、
誰かにお手紙でも書いてみたりしようかな。
もうすぐ辞められてしまう美容師さんには、お別れの手紙を用意しました。
すごく寂しい…本当に、何年も私の髪の面倒を見てもらいながら、メンタルを支えてもらっていました。
あの人の笑顔が、眩しかった。
共通の話題が、楽しかった。
前回言った些細な言葉も覚えていてくれて、嬉しかった。
たくさんのありがとう。
辞める理由が、どうか辛い理由ではありませんように。
新たな門出に、少しでも後押しできたかな。
迷惑だったら、ごめんなさい。
どうか、お元気で。
って、美容室は月曜日ですん。
まだ先の話だし、全然会えるし。(笑)
次の美容室は、どこにしよう。
もうあそこにこだわる必要はないから、美容師さんがいなくなってしまうなら、お店を変えようと思っています。
トリートメントが強いサロンさんがいいな。
地元であったらなおいいな。
ホットペッパービューティーで探しているのですが、
料金形態がよくわからず…(本当に今まで1箇所にしか通っていなかった)(お金取られるの怖い)
今はそうではないけど、ロング料金とか、色々増し増しに取られるの超恐怖。
カラーもたまにしたいから、イルミナカラーを扱っている場所がいいかもなー。
深夜、印刷をしていて、そのテンションで、
インクを2セット、写真用紙(L判)400枚×3つ、写ルンですを4台、パストリーゼ達を大量に、注文しました。
どれも今の足じゃ買いきれないものだったので、便利だなぁ通販。
全てビックカメラのオンラインショップとヨドバシドットコムで買ったので、明日には届きます。
また母が荷物の量にびっくりしないかちょっと心配。
パストリーゼは、ちょっと常備しておきたくて…。
まだ食中毒も不安だし、いろいろなウイルスが飛び交っているし、
持っておいて損はないかな。みたいな。
隣駅の駅ビルで、2000円以上お買い物すると500円マイナスのクーポンが出ました。
当たった、と言った方が正しいか。
多分無印良品で使うと思います。
今日印刷した写真を収納したらアルバムがいっぱいになってしまったのと、
夏用サンダルが欲しいのと、
んー…(正直2000円行く自信がない)。
まぁ、2000円行ったら使いますよ!
お得だなぁ。
昔は抽選券とか配って、それを上の階で抽選して、景品で商品券とか、ハズレのポケットティッシュとか、
よくもらってたなぁ。
今はソーシャルディスタンスとかの関係でそう言ったことがあまりできないのでしょうね。
ああいうくじ引きが楽しいのになー。
ちょっと長々と、適当なことをダラダラと喋りすぎてしまった気がします。
今日はここまで。
それでは、失礼します。
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【居酒屋「もう駄目かも」、旅行会社「ショック」…GoTo見直しに懸念と困惑】 - 読売新聞オンライン : https://www.yomiuri.co.jp/economy/20201122-OYT1T50083/ : https://archive.is/sGhZF 2020/11/22 14:56
{{ 図版 1 : 人通りの少ない3連休初日の国際通り(21日午後、那覇市で)=寺垣はるか撮影 }}
新型コロナウイルスの感染が急拡大する中で迎えた3連休初日の21日、政府が需要喚起策「Go To キャンペーン」の運用を見直す方針を打ち出した。観光業者や旅行者からは、回復傾向にある観光への打撃を懸念する声や、方針変更に戸惑う声が相次いだ。
■《「政府対応遅い」》
1日の新規感染者数が20~50人台で推移する沖縄県。那覇市の観光名所・国際通りの人通りは少なかった。土産店を営む男性(35)は「急なキャンペーンの中止は困るが、感染拡大も怖く、気持ちは半々。政府の対応はいつも遅く、振り回される」と困惑気味だ。
観光支援事業「Go To トラベル」では、政府の対策分科会が示した感染状況を示す四つのステージのうち、2番目に深刻なステージ3相当に達したかどうかが、新規予約の一時停止の判断材料となる。
「感染拡大の中、見直しは理解できるが、本音は続けてほしい」。こう打ち明けるのは、那覇空港内の土産品店「リウボウ那覇空港店」の国吉恵子ショップ長(48)。「トラベル」事業の地域共通クーポンを使う観光客が2~3割いるという。「運用を見直すなら、観光業者側の負担を減らす対策も求めたい」と注文した。
同事業を利用し、友人3人と卒業旅行で訪れていた名古屋市の大学生(22)は「感染拡大で見直しは仕方がないと思うが、観光しづらくなるのは残念だ」と話した。
感染者数が増加傾向にある福岡県。太宰府市の太宰府天満宮にはこの日、多くの観光客が訪れた。土産物店のパート従業員(64)は「キャンペーンで客足が戻ったが、例年と比べるとまだ少ない。(運用見直しで)観光客がまた減るのが心配」と語った。
飲食店などでクラスター(感染集団)が発生した山口県岩国市の国名勝・錦帯橋では、「トラベル」事業を利用した岡山市の自営業男性(76)が「キャンペーンが見直されれば低価格で行ける楽しみが減るので、残念」と話していた。
福岡市の旅行会社「トラベルウエスト」では、11月以降、九州や東京への旅行予約は9月から約1・5倍に増加したが、北海道への予約は約3割がキャンセルになった。年末年始の予約を見合わせる動きがあり、釘丸浩一取締役は「(運用見直しの対象が)利用者の多い大都市であれば影響は大きい。ようやく回復してきたのにショックだ」と心配そうに話した。
飲食店支援事業「Go To イート」を巡っても、プレミアム付き食事券の新規発行が一時的に止まる可能性がある。
東京都では、食事券の販売と利用が20日に始まったばかり。台東区内の販売窓口を訪れた足立区の会社員の女性(37)は「一定期間使えなくなっても、感染状況が落ち着けば、また利用できるようになるはず」と話した。
大分県最大の繁華街・大分市都町の居酒屋は同事業で売り上げは回復していたが、県内での感染拡大を受け、先週から客足が遠のき始めた。店長の男性(26)は「できる限りの感染対策はやっているが、もう駄目かもしれない」と語った。
■《飲み会・マスクなし会話・狭い空間…「5つの場面」注意》
{{ 図版 2 : 感染リスクが高まる「5つの場面」 }}
政府は、新型コロナウイルスの感染リスクが高まる「5つの場面」を示し、国民に注意を呼びかけている。
現在、クラスター(感染集団)の多くが、会食や職場で発生している。「飲酒を伴う懇親会」や「大人数や長時間におよぶ飲食」は、感染が広がりやすい。大声になり、飛沫ひまつが飛びやすくなるからだ。回し飲みや箸の使い回しはリスクが高い。
食事の時以外でも、「マスクなしでの会話」は要注意だ。昼カラオケで感染事例が確認されている。車やバスで移動する際の会話などにも気をつける必要がある。
寮の部屋など、「狭い空間での共同生活」で感染が起きている。長時間にわたり、閉鎖空間が共有されるためだ。
仕事の休憩時間なども油断しない。職場から喫煙所や更衣室に行くといった「居場所の切り替わり」の時は気の緩みが起きやすい。
西村経済再生相は20日の記者会見で、「リスクが高まるのはいずれもマスクをしない場面だ」と話し、手洗いや換気などと合わせて、マスクの着用を徹底するよう強調した。
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佐原はうなぎが名物とのことでうなぎを食べようと思います。地域共通クーポン使えます。 (長谷川) https://www.instagram.com/p/CI-XaKCMG8j/?igshid=519wtkzqqt3y
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2020.10.29
先月もですが、都内や東北からgo toトラベルで
遊びに来てくれる関係者が多いんだけど
go toの予約すると、旅費や宿泊費の他
地域共通クーポンも付いてくるので、
相当…お得!なのだが、商品券が送られてくる訳では無く
殆どはデジタルチケットで携帯やスマートフォンで
提示する電子チケット。
しかし、先月から訪ねて来てくれた関係者の情報によると
尾道のお店や、土産物屋さん、紙チケットは使えるけど
電子クーポンは使えないんだと!!!
なので、毎回、¥8000-相当の
チケットが無駄になるって話。
結局、電子クーポンは、店側の決済の仕方が
面倒って事らしく、お店側が
初めから電子クーポンを取り扱わない!って事らしい
それ、凄い話やな…と、言いつつ
Cat ch.22もgo toトラベルの協賛店として
参加して無かった訳で…
バーやし、使う奴おらんやろ?と勝手に思ってたのですが
現状を聞き、折角、旅して
特典使えないなんて、そりゃ可哀想だな…と
そこで、go to eatと、go toトラベル、
地域共通クーポンの申し込みをしました。
オンラインで申し込みしたのは、昨夜。
そしたら、本日、登録完了メールが来た…
はやっ!
そんな訳で、Cat ch.22、使えるで〜
デジタルクーポン。
かかって来いや〜!(^^)
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