#国立競技場カフェ
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【外苑前】ペットOKのヴィーガン&オーガニックカフェ TREE by NAKED meiji park (ツリー バイ ネイキッド)新規オープン!
外苑前駅から徒歩10分ほどの場所🏟️東京都渋谷区の明治公園近くにあるヴィーガン&オーガニックカフェ「TREE by NAKED meiji park (ツリー バイ ネイキッド)」☕️
今年4月にオープンしたばかりで、店内はペットOK🐶!オーガニック食材にこだわったヴィーガン中心の、スムージーやサンドウィッチなどをテイクアウトやイートインで楽しめます🥪✨
↓ ↓ ↓
https://harao.tokyo/blog-jing/p42829
朝食やちょっとした休憩、ペットのお散歩の合間にもピッタリのカフェ🍰こじんまりとした店内ですが、きれいでガラス張りの窓からは外も見渡せて開放感もあります🌳
朝9時から11時まではモーニングセットも提供しているのでぜひ活用してみてくだ��いね❣️
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豊島 心桜は、日本の女優、グラビアアイドル。新潟県五泉市出身。アービング所属。 ウィキペディア
生まれ: 2003年9月25日 (年齢 21歳), 新潟県 五泉市
身長: 167 cm
事務所: アービング
活動期間: 2018年 - 現在
職業: 女優、グラビアアイドル
スリーサイズはB82-W62-H88。かつては洋服を購入する際に胸が入らずあきらめるなど、巨乳がコンプレックスで知らず知らずのうちに隠そうと猫背になっていた。また、SNSに写真を公開する際にはボディーラインが出る服を着ない、横向きのものは加工ツールで小さくするなど、胸を目立たなくなるよう逆加工していた。かつては削ぎ落としたいとまで思い詰めており、これを活かせるグラビアの仕事をしていなかったら確実に要らないと思っていたという。なお、巨乳については祖母や叔母に似たと自己分析している。
高校時代より『週刊プレイボーイ』からグラビアのオファーがあったが、上記の理由で抵抗感や恐怖感を持っていたために断っており、高校卒業後にオファーを受諾した。母と祖母は最初のオファー時点で乗り気だったうえ、2歳下の弟の彼女も応援してくれており、『メジャー感』を購入したことを弟経由で��絡してきたという。なお、祖母はグラビア開始以前に(ドラマやバラエティなどの)出演作品をすべてチェックしており、厳しいアドバイスもくれていたという。また、同デジタル写真集の表紙は『君が獣になる前に』のプロデューサーの目に止まり、それを見せてもらった監督も快諾した結果、千田ミヤコ役への起用につながったという。
高校2年時に校則で禁じられていなかったからとUber Eatsを呼んで学校に激怒された結果、3年時の生徒手帳には「デリバリー禁止」が追記された。また、水泳の授業については「朝から塩素の入った水で髪を濡らしたくない」との思いから体調不良と偽って一度も出なかったため、入学時に購入したスクール水着はタグ���きのままで実家に眠っている。当時はオンライン授業ばかりになるなどのコロナ禍にあり、修学旅行については駄目になった海外の代わりである沖縄へ荷物を送ったが、生徒に新型コロナウイルス感染者が出たことから沖縄も駄目になり、1週間後に荷物が返ってきた。さらには、大阪へ変更された時点で緊急事態宣言が出されたため、すべて中止になってしまったという。
スカウトされて仕事を始める前は社長かキャリアウーマンになりたいと思っていたが、20歳になった後は心境に変化が生まれており、タレントとしてこのスタイルが活かせるかもしれないと思うようになったほか、グラビア撮影の際にスタッフからスタイルを褒めてもらった結果、やっても良かったとの旨を述べている。初披露後の反響は凄く、もっと早くからグラビアを始めていれば良かったとの旨で後悔を滲ませている。
『週刊プレイボーイ』2023年47・48合併号にてグラビアを初披露する際にビキニを着用したが、これは1歳半の時にキティちゃんのビキニを着用した時以来のことだった。なお、初披露に際しての予習では頓知気さきなのグラビアを良いと思っていたところ、掲載号の表紙を彼女が担当していたため、思わずテンションが上がってしまったという。また、通常の『週刊プレイボーイ』を見ておこうと思っていたが、増刊『週プレPREMIUM 2023上半期グラビア傑作選』に多数のグラビアアイドルが掲載されているのを見てこちらを先に買い、後から通常の『週刊プレイボーイ』や何冊もの写真集も買って予習したという。
特技は幼稚園年中から中学3年末まで10年ほど続けたクラシックバレエ。ただし、2019年7月時点で身体は固まって久しく、ストレッチ時に頑張れば開脚ができる程度との旨を明かしている。
月に2回は猫カフェへ通うほどの猫好きであるが、上京後は猫アレルギーになってしまい、猫と触れ合う際にはマスクを着用している。
好物にラーメンや麻辣湯(中国語版)を挙げており、前者は週1回、後者は週2回食べている。一方、シイタケが苦手だったが20歳になった後は食べられるようになったという。
マネージャーはかつて小池栄子を担当していたことからも、豊島には「グラビアもおしゃべりもお芝居もできるようになりなさい」と指示しているという。
本名でもある「豊島心桜」のうち名前の「心桜」は、祖父が好きだったドラマに「桜」の名を持つ人がいたことからその漢字を使いたく、「こころ」か「さくら」にしたいという願望を同時に叶えたものである。
酒については、飲み始めた当時はビールや梅酒のソーダ割りなら飲めるかなという程度だったが、��の後は担当編集者と飲みに行かせてもらった際に同じペースで飲んでも自身はまったく顔に出なくなったという[8]。ただ、酒よりもコーラの方が(20歳になる前と変わらず)好きであるという。
2歳時に中山競馬場へ親戚のおじさんに連れて行ってもらったことをきっかけに、競馬好きとなった。当時は遊具場にて遊んでいてレースは見ていなかったが、新聞と赤ペンを持って大騒ぎするおじさんのディープな姿に抵抗はなく自然と惹かれていき、馬券を買えるようになった後の2024年2月24日には同競馬場にて馬券師デビューを飾ったという。
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香港(CNN) かつてリオン・リーさん(27)は中国最大手のIT企業に勤務し、ささやかながらも必要不可欠な仕事をしていた。 事務職員として会議の日程を調整したり、書類をまとめたり、上司が必要とするものを準備したりと、四六時中仕事に励んでいた。 だが今年2月に退職。安定した仕事と十分な給与からは手を引き、ストレスの少ない訪問清掃業に転職した。 「毎朝目覚まし時計が鳴ると、目の前には憂鬱(ゆううつ)な将来しかなかった」。リーさんは会社員時代を振り返ってCNNに語った。 リーさんのように、ストレスの多いオフィスワークから融通の利く肉体労働へ転職する中国人労働者が増えている。 こうした人々の多くは、かつて国内屈指の大手企業に勤務していた。 だが不動産危機や外国からの投資の減少、消費の落ち込みなど様々な障壁が中国経済に立ちはだかる中、こうした企業の魅力は徐々に失われつつある。 中国国家統計局(NBS)が15日に発表した最新データによると、2024年第2四半期(4~6月期)の中国の経済成長率はエコノミストの予測を下回る前年同期比4.7%増で、昨年第1四半期以来、最も低い数値だった。 自分の時間や健康を削ってまで高い給料を稼ぐ意味があるのか。過酷な長時間労働と人材不足が、リーさんのような会社員に再考を促している。 中国中部の都市、武漢在住のリーさんは、「掃除は好きだ。(国内の)生活水準が上がるとともに、訪問清掃の需要も増加し、市場はかつてないほど拡大している」と語る。 だがもっと重要なのは、以前より気持ちが充実している点だ。 「転職による変化は、目の回るような思いをしなくなったこと。精神的プレッシャーを感じることも少なくなった。毎日やる気いっぱいだ」(リーさん) 「996」労働文化はもうたくさん 会社勤務から肉体労働に転職したことで、仕事とプライベートのバランス��改善したというホワイトカラー層はリーさんだけではない。 アリス・ワンさん(30、プライバシーの理由により仮名)はかつてライブストリーミングとオンラインショッピングを運営する中国の大手プラットフォームに勤務し、年収70万元(約1500万円)を稼いでいた。 だが4月に退職し、風光明媚(めいび)なIT都市の杭州から家賃の安い落ち着いた成都へ引っ越して、ペットサロンの仕事に就いた。 中国には「996」という悪名高い労働文化がある。朝9時から夜9時までの週6日勤務という習慣は、IT業界やベンチャー企業など中国の民間企業では日常茶飯事だった。これが引き金となって、多くの会社員が辞職に踏み切っている。 以前のワンさんは生活の大半を仕事につぎ込んでいたが、体力的にも疲弊して「まるで覇気がなかった」と振り返る。 だが今では生まれ変わったような気分だ。 「多少なりとも自分が成長している感じがする」と言うワンさんは現在ペットサロンでトリマーの研修中で、ゆくゆくは自分の店を持つのが夢だと続けた。「先々の長期的な計画だ」と本人は語った。 中国の求人求職サイト「智聯招聘」によると、専門職から肉体労働へ転職する傾向の背景にはブルーカラー労働者に対する需要の急増がある。 IT企業を退職し、現在は清掃員として働くリオン・リーさん/ Courtesy Leon Li IT企業を退職し、現在は清掃員として働くリオン・リーさん/ Courtesy Leon Li 同社が6月に行った調査によると、フードデリバリーの配達員、トラック運転手、ウェーター、技師といった肉体労働の今年第1四半期の需要は、19年同期比で3.8倍増加した。 新型コロナウイルスに伴うロックダウン(都市封鎖)が続いた3年間でテイクアウト文化が定着したため、配達員の伸び率が最も高く800%増だった。 肉体労働の賃金も上昇し、以前は敬遠されていたような仕事への求職者が増えている。 先の調査によると、オンラインショッピンクの爆発的人気により配達員の平均月給は19年の5581元から8109元と45.3%増加した。 だが一部の大卒者にとっては、肉体労働は就職先の第1候補ではなかった。 景気の減速に伴い、正規雇用市場は次第に競争が激しくなり、新卒者の就職はますます困難になっている。 先の調査でも、今年第1四半期の25歳未満の肉体労働求職者数が19年比で165%増加したことが判明した。 国家統計局によると、中国の16~24歳の失業率は23年6月時点で21.3%にまで落ち込んだ。その後同局は数カ月間統計の公表を停止し、算出方法の調整を行った。 当局は統計の公表を今年1月から再開したが、6200万人前後の学生は統計から���外された。学生の本分は仕事探しではなく、学業だというのが当局の言い分だ。 湖北省の省都、武漢は主要な商業都市でもある/ Courtesy Leon Li 湖北省の省都、武漢は主要な商業都市でもある/ Courtesy Leon Li 国家統計局によると、労働市場への参加が見込まれる16~24歳の失業率はここ数カ月、14.2%~15.3%を推移している。 投資会社マッコーリーのエコノミスト、ラリー・フー氏とチャン・ユーシャオ氏が昨年まとめた調査報告書に記載されているが、かつて中国で若年労働者の主な就職先といえばサービス産業、民間企業、中小企業だった。だがこうした分野は消費者需要の低迷で打撃を受けている。 シドニー大学中国研究センターのデビッド・グッドマン所長によると、大学が送り出す新卒者と市場が求める労働者の間にずれが生じているという。 グッドマン所長によれば、中国経済は最先端技術や環境テクノロジー、サービス産業にシフトしつつあるが、大学教育の内容はいまだ製造業や公共サービスなど、旧態依然または飽和状態の分野に大きく偏っている。 「経済構造の急激な変化に対応するべく、高等教育制度が自ら適応、あるいは適応を促されてこなかったとすれば、重大な問題だ」(グッドマン所長) 別のプレッシャーも だがリーさんやワンさんをはじめとする人々が想像したストレスのない駆け込み寺が、本当に肉体労働職なのかと首をかしげる意見もある。 先日中国のソーシャルメディアで拡散した動画は、悪い結果になるケースもあることを物語っていた。動画には上海のカフェで働くバリスタが、会社にクレームを入れると脅す客に怒りを表す様子が映っていた。 怒りにかられたバリスタは客にコーヒーの粉をぶちまけ、たちまち店内は騒然とした。インターネットではサービ��産業従事者が直面する問題についての議論が起こった。 中国の店舗やレストランにとって、クレームやインターネット上の悪評は致命的になる場合がある。消費者の多くが「小紅書」や中国版TikTok「抖音(トウイン)」といった人気SNSプラットフォームの評判に従順だからだ。 悪評を立てられる恐れが圧力としてのしかかり、低賃金労働者は会社から白い目で見られるようなことを避けがちだ。 インターネット上ではバリスタの不作法を戒める意見もあったが、それ以上に同情的な意見が多かった。 「クレーム対応もしなくてはいけない上に、そもそも給料が安い。会社と顧客の両方から締め付けられるなら、さっさと辞めたほうがいい」とコメントするユーザーもいた。 だがフリーランスの清掃員として1日6時間労働で働くリーさんの場合、これまでのところ順調だ。 雇用主とも良好な関係を築き、清掃の度に単なる仕事以上の充足感を得られているという。 「顧客は気を遣って私たちに水を出してくれる。お昼休憩の際にはテイクアウトを注文したり、食事を提供したりしてくれる。水分補給と休憩を取りなさいとちょくちょく声をかけてくれる」(リーさん) 今のところ会社勤めを辞めたことは後悔していないという。 「1日へとへとになっても、家に帰ってごはんを食べて、余計な精神的プレッシャーを感じることなく自分の好きなことができる」(リーさん)
大手企業から肉体労働へ、転職する中国人が続々 過酷な長時間労働と人材不足が再考促す - CNN.co.jp
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024年)8月28日(水曜日)
通巻第8386号
チャイニーズ・ヒルビリー・エレジー(その3)
「大学卒業」=「失業」という意味だった
*************************
北京でも上海でも、夜の人出がめっきり減ったが、逆に増えたのが屋台ビジネスへの新規参入という皮肉な現象。
その屋台も新卒が乗用車に機材を積んでくる即席ショップである。ゴミ拾い、空き缶集めも競争状態となった。アリババの配達員はつねに人員不足だが中国全土に1000万人!
正社員でもアルバイトでもない。随時契約で長時間労働、一件につき150円。20件配達できても(集中高率地区はベテランが抑えている)日銭3000円あるか、ないか。
農村への赴任は募集しても応募者は少なく、都会の生活になれてしまった若者は人生設計に田舎暮らしなど感覚的に追いつかないのだ。日本はまったく逆で都会から田舎へ引っ越し機能する若者が目立つようになった。
一方、公務員を募集すると定員の30倍以上が常識の狭き門。女子学生にも募集がかかるが、家政婦のなり手はない。昔、あった美人達のパパカツもゼロに近い。
つまり「ゼロコロナ」から「ゼロ雇用」となった。
8月26日、IBMは上海のR&Dセンターを縮小し、1000名を削減すると発表し、業界にショックを与えた。
IBMが中国から去る嚆矢となるのか。ほかの米国企業などはインドに移行しているから遅きに失した観もあるが、中国の若者で理工系の優秀な人材も、行き場がなくなっている。
それでも余裕のある若者がいないわけではにない。ひとつの証左は新ビデオゲーム「悟空」が発売三日間で1000万コピィも売れたことだ。
テンセント系ゲームサイエンスが製作、中国では38ドル、米国では60ドル。三日間で4億5000万ドルを稼ぎ出した(『サウスチャイナ・モーニングポスト』、2024年8月27日)。
大失業時代にゲームをやっている暇人が、単純計算で1000万人もまだ居ることになる。
▼新生大学は雨後の竹の子のように
それにしてもどうしてこんなことになったのか?
第一に大學を創りすぎたことだ。90年代まで中国で「大學」と聞けば、エリートだった。2000年に中国全土に1100校、インスタントな駅弁大學ができた。それなりに「教授」も揃った。
かねてから、即席大學の校舎建築、敷地確保なども問題だが、そうやって最新技術、再診の国際的レベルを知った上での知識を教える人材が、地面から湧いてくるように輩出したのか、不思議だった。
まさに中国に於いて新説大学は雨後の竹の子のように、2024年には2800もの大學が出来て、ことしの新卒が1179万人。はじめから『大学は出たけれど、どうなるか}は分かっていた。
「大学卒業」=「失業」という意味だった。
公式発表による中国の若者の失業率は21・3%(おそらく真相は50%を超えている)。ちなみに日本の若者の失業は4・2%で、大概がニート、引きこもりである。アメリカは7・5%。フランスは昔から労組が強く、若者への職配分がすくなく、16・3%だ。
貧窮生活の苦況と絶望を描いた中国映画「逆行生活」は中年のプログラマーが失業し家族を養うためにフード配達をするストーリ-。すでに500万人が見た。他人事ではないからだ。
正面玄関から配達しようとすると警備員から「通用門に廻れ」といわれ、エリート意識が瞬間的に奪われたことを実感する悲哀さ、中国人の感性もかわってきた。
しかしその一方で元気なのが中国の老人たち(前期高齢者)。上海の夜のカフェ。65歳以上のカップルがあつまった「新しい恋愛を語る『トワイライト・ラブ』が発展中だ」とニューヨークタイムズ(8月27日)が写真入りで報じた。
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正月2日目。 おせち料理を小鉢に盛り付けて。 ラインナップは同じですが 気分転換になりますね! お刺身は、握り寿司にしました。 年末に市場で買ってきたマグロです〜。美味しい。 2人だとおせちもなかなか減らないですね。 残りはやっぱりカレーにするかな〜(^^) 今日は、大学ラグビー準決勝観に行ってきましたー! 初めて新国立競技場に入りました。 帝京強かったー!! 生で観るスポーツはやっぱり楽しいですね! #igersjp #instagramjapan #今週もいただきます #おうちごはんlover #rox_captures #フーディーテーブル #ellegroumet #東京カメラ部 #私のおいしい写真 #おうちカフェ #beautifulcuisines #wp_deli_japan #team_jp_ #wp_deli_style #daily_photo_jpn #ig_japan #お重 #ごはん記録 #今日のごはん #お正月 #おせち #おせち料理 #お節料理 #三段重 #新年 #正月料理 #japanesefood #雑煮 #和食 #紀文の教えておせち https://www.instagram.com/p/Cm6X-MvSUJD/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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2023反五輪重大ニュース!
毎年、年末に段ボールで制作しているその年の反五輪重大ニュース。今年は年明けから1か月以上も過ぎてしまいましたが、ブログで発表したいと思います。
1 札幌30年34年不招致決定!
札幌の人たちの大勝利!札幌市長のしつこい招致活動に対して、とことん冷水を浴びせつづけました。
札幌市とJOCは10月11日、2030年招致を断念し2034年招致に照準を合わせると会���。しかし、その2日後の13日、IOCは2030年と2034年の開催都市を同時決定する方針を発表。11月29日のIOC理事会で、2030年大会の候補地を仏・アルプス地方に、2034年大会の候補地を米・ソルトレークシティに一本化することを決定した。また、2038年大会についてはスイスと「優先的対話」を進めるという。
札幌不招致が確定したことは喜ばしいが、他の立候補都市でも五輪による破壊が起こることは目に見えている。既にフレンチ・アルプスでは「Non aux J.O dans les Alpes(アルプスでのオリンピックに反対)」というグループが立ち上がり、反対活動を活発化させている。彼らのスローガンは「Ni ici, ni ailleurs !(ここでもNO!どこでもNO!)」で、私たちが掲げてきたNOlympicsAnywhere(オリンピックはどこにも要らない)と共通する。
2 東京オリンピック、嘘とワイロの記録更新中!
2022年に発覚した東京五輪汚職事件では、元組織委員会理事・高橋治之はじめAOKI、KADOKAWA、ADK、サンアロー、大広の社長や重役ら15人が受託収賄や贈賄の罪で逮捕・起訴。2023年には15人中11人が執行猶予付きの有罪判決を受けた。しかし、高橋治之は2024年1月31日の公判で「賄賂ではなくビジネス」と主張。まだまだ記録は伸びそうな気配である。
一方、2023年2月には組織委員会が発注した各競技のテスト大会や本大会における総額437億円の事業を対象に談合が行われていたことが発覚。電通グループ、博報堂、東急エージェンシー、セレスポ、フジクリエイティブコーポレーション、セイムトゥーの6社と、組織委員会大会運営局元次長森泰夫ら7人が起訴された。12月12日には森泰夫に懲役2年、執行猶予4年の有罪判決が出されている。
3 2013年招致時、官房機密費でIOCに高額贈答品疑惑。石川県知事・馳浩。
2013年当時、自民党の「招致推進本部」本部長であり、現・石川県知事の馳浩が、東京大会招致活動の中で「官房機密費使って、IOC委員全員105名に、選手時代の写真をまとめたアルバム、一冊20万円を送った」と11月17日の講演会で語った。のちに説明なく撤回(事実だから、黙らされた)。
本人のブログ(2013年4月1日) https://ameblo.jp/hase-hiroshi/entry-11503851369.html
4 明治公園国賠一審不当判決、控訴審へ
2016年、新国立競技場建設のために明治公園の野宿者を強制執行により暴力的に排除した不当性を問う明治公園オリンピック追い出しを許さない国家賠償請求訴訟。2月28日、ついに第一審判決が下された。しかし「原告野宿当事者2名の訴えを棄却・4団体の訴えは却下」の不当判決!許せない!闘いは東京高裁・控訴審へ!高裁では、不当な強制執行の様子を終始記録していた白いヘルメットの集団が誰なのか、その動画を誰が所持しているのか、明らかにするよう指示が出た。闘いはこれからだ。
5 10月31日、新・明治公園開園
2016年1月27日、新国立競技場建設のために廃園になった明治公園が、2023年10月31日、かつて都営霞ヶ丘アパートのあった場所にリニューアルオープンした。公園内にはカフェやレストラン、アウトドアショップなどの商業施設が立ち並び、およそ公共の公園とは呼び難い様相。公園や木々���破壊し、野宿者を排除し、都営住宅住民を立ち退かせた歴史を覆い隠すように、公園の各所に「希望の広場」「インクルーシブ広場」「誇りの杜」などと名付けられていた。
さらに、日本テレビ「鉄腕DASH」という番組で、元社長による性暴力問題が取りざたされてきたジャニーズ事務所のタレントたちによって明治公園の「100年続く森づくりのお手伝い」なる企画が進行。都営霞ヶ丘アパートがあった場所を「50年間コンクリートだった」と蔑む発言などに非難が湧きおこった。
6 東京の公教育、オリパラ教育が「学校2020レガシー」として継続中。
ある都立学校では、2020大会前と比べて、外部講師招聘など外部のオリパラ関係者等との交流は少なくなり、校内の教員向け研修も大会前はオリパラ教育が主要テーマだったが、大会終了後は学習指導や進路指導など通常の内容に戻った。しかし、「総合的な探求の時間」では「パラスポーツ」のボッチャなど「障害者」スポーツが依然として主要な取組内容であり、校内ボッチャ大会や区主催など外部との試合参加など、かなりの比重を占めている。
また、冬季オリパラ招致を進めてきた札幌市は、2016年に2020大会を主な目標としてオリパラ教育を推進、冬季大会招致と歩を一にするように実施校は増え続け、昨年度の実施校は100校近くにのぼっている。札幌市は一旦はオリパラ招致撤退を表明したが、今後、学校でのオリパラ教育がどのようになっていくのか、注目していく必要がある。
招致レース参加が現実味を帯びる可能性のある2042年には、現在小学校高学年の子どもはアラサーとなる。
都教委サイト(都立/市町村区別で各校の2020レガシーの内容の一覧ファイルも) https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/content/2020legacy.html
札幌市のオリパラ教育
7 パリでも汚職、立ち退き、過剰警備、自然破壊
パリでも2024年夏季五輪開催が迫っており、東京大会と同様の問題が次々と起こっている。
パリでも組織委本部やスポーツ代理店が汚職の疑いで捜索。このスポーツ代理店が、2016~21年の間、電通子会社だったこともわかった。電通汚職はパリにまで!
3月にはパリ五輪に向け人工知能(AI)を搭載した監視カメラの街頭での設置を認める法案が議会を通過。AIによる大規模監視カメラの導入が法的に認められることに。また、フランス軍15,000人、数万人の警察官と民間警備員を投入した大規模警備体制が敷かれることが明らかになった。
ホームレスの人々に対する立ち退き、セーヌ川沿いの古書店に対する立ち退き、学生たちに対する立ち退きも起こっている。
また、パリ五輪のサーフィン会場はなんとパリから1万5000キロも離れたタヒチ。地元住民の反対にも関わらず競技判定用タワーが建設され、サンゴが破壊されているという。
汚職、立ち退き、過剰警備、自然破壊、オリンピックは世界中で同じ災厄をもたらし続けている!廃止だ廃止!
8 パリ、フレンチアルプスで活発化する抗議行動
2024年夏季五輪が迫るパリ、2030年冬季五輪の最優先候補都市とされてしまったフレンチ・アルプスでは、2023年、活発な抗議行動が取り組まれてきた。
12月2日にはフランス全土で2024年夏季五輪と2030年冬季五輪の両方に反対する抗議が行われた。
9 2026年冬季五輪開催都市ミラノ、コルティナ・ダンペッツォでも反対運動。ボブスレートラック建設阻止?
2026年冬季五輪開催予定都市、ミラノ、コルティナ・ダンペッツォでも五輪反対運動が活発化している。8月には、ボブスレートラック建設のために自然破壊が行われることに対して抗議行動が取り組まれた。樹齢数十年のカラマツ、モミ、マツの木300本以上が伐採されるという。
しかし、コルティナでのボブスレートラック建設にはIOCが建設費の問題などで難色を示しており、国外での競技実施の可能性があるとのこと。
10 続くガザ虐殺。「平和の祭典」の欺瞞。
イスラエルのガザ攻撃を止められない中、国連総会で、パリ大会中の「休戦の呼びかけ」が決議された。「平和に貢献するオリパラ」を演出するだけの茶番は、真の解決への努力をバカにしているかのようだ。
<番外編>
・オリンピックは終っても、まだまだ続くメガイベント
2030年・34年札幌五輪招致は阻止されたが、日本国内だけでも今後数多くのメガイベントが予定されている。メガイベントの際は、五輪のとき同様、公費の無駄遣い、汚職や談合、立ち退き、監視強化、自然破壊、ナショナリズムの称揚など様々な問題が起こる。
・2025年4~10日 大阪・関西万博(大阪)
→署名活動など反対の声が湧きおこっている。https://www.tokyo-np.co.jp/article/289081
・2025年8~9月 世界陸上(東京)
・2025年11月 デフリンピック(東京)
・2026年9~10月 アジア競技大会(名古屋)
・2027年3月~9日 横浜国際園芸博覧会(神奈川)
→計画の見直しを求める署名が呼びかけられている。https://chng.it/gBgrBwzLGX
※このほかにIOCが2026年オリンピックeスポーツ競技大会の開発を発表し、日本に開催を打診しているとの報あり。https://t.co/zRMtA6INWw
・世界中で続くオリンピック災害 2036年夏季五輪
現在、夏季五輪は2024年パリ(仏)、2028年LA(米)、2032年ブリズベン(豪)が開催予定都市として決定しており、反対運動も取り組まれている(ブリズベンは未確認)。そして、東京の惨状を目の当たりにした私たちにはとても信じがたいことだが、2036年夏季五輪招致を目指す国々も既に多々ある。一日も早い五輪廃絶を実現するためにも、各都市の人々と連帯しともに反対の声を挙げていきたい。
招致活動を表明した国
・エジプト
・ポーランド
・トルコ
・インドネシア
・インド
関心を寄せている国
・ドイツ
・カタール
・中国
・韓国
・イギリス(ロンドン)
※メキシコは招致を目指していたが断念。 https://www.tokyo-np.co.jp/article/303267
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自宅で賢く経費削減!バーチャルオフィスの活用法とメリット徹底解説
自宅でビジネスを運営する際、オフィススペースの確保や維持にかかる経費は大きな負担となります。そこで注目されているのが「バーチャルオフィス」です。バーチャルオフィスは、実際の物理的なオフィスを持たずに、ビジネス上の住所として利用できるサービスです。これにより、法人登記などのビジネスニーズを満たしつつ、コストを大幅に削減することが可能となります。本記事では、バーチャルオフィスの基本的な概要から、具体的なメリットや経費効果、さらに選び方や導入ステップまでを���しく解説します。これからバーチャルオフィスの利用を検討している方々にとって、役立つ情報を提供し、自宅でのビジネス運営をより効率的かつ効果的に進めるためのヒントをお届けします。バーチャルオフィスの活用により、柔軟な働き方と経費削減を両立させ、ビジネスの成長をサポートする方法を一緒に見ていきましょう。
バーチャルオフィスとは?
バーチャルオフィスの基本概要
バーチャルオフィスとは、物理的なオフィススペースを持たずに、ビジネス上の住所や電話応対などのオフィス機能を提供するサービスです。主に法人登記の住所として利用されることが多く、企業は実際にオフィスを構える必要がなくなります。これにより、初期投資や固定費を抑えつつ、ビジネスの信頼性を確保することができます。バーチャルオフィスは、スタートアップ企業やフリーランス、在宅勤務を希望する個人事業主など、さまざまなビジネス形態に適しています。また、都市部の一等地に所在するバーチャルオフィスを利用することで、企業イメージの向上にも寄与します。さらに、バーチャルオフィスは郵便物の受取や転送、電話応対サービスなど、オフィス運営に必要な基本的な機能を提供し、ビジネスの円滑な運営をサポートします。これにより、従業員は自宅や他の場所から柔軟に働くことができ、ワークライフバランスの向上にもつながります。
バーチャルオフィスの主な機能
バーチャルオフィスには、主に以下のような機能があります。まず、ビジネス用の住所提供が挙げられます。これにより、法人登記や公式文書の受取先として利用することが可能です。次に、電話応対サービスがあります。専用の電話番号を提供し、専門のオペレーターが企業名で電話を受け、必要に応じて転送やメッセージの記録を行います。これにより、プロフェッショナルな印象を与えることができます。また、郵便物や宅配便の受取・転送サービスも重要な機能です。郵便物をバーチャルオフィスの住所で受け取り、指定した住所に転送することができます。さらに、会議室やバーチャルミーティングルームの利用が可能なサービスもあります。必要な時にだけ物理的な会議スペースを利用できるため、コストを抑えつつ、必要な場面での対応が可能です。その他、オフィス用品の提供や、秘書サービスなど、ビジネス運営をサポートする多様なサービスが提供されています。
法人登記におけるバーチャルオフィスの重要性
法人登記において、事業所の所在地は重要な���素となります。実際のオフィスを持たない企業にとって、バーチャルオフィスは理想的な解決策を提供します。法人登記の住所としてバーチャルオフィスを利用することで、企業は合法的にビジネスを運営することが可能となります。また、信頼性の高い住所を使用することで、取引先や顧客からの信頼を獲得しやすくなります。特に、都市部の一等地に所在するバーチャルオフィスを利用することで、企業イメージの向上にも寄与します。さらに、法人登記の住所をバーチャルオフィスにすることで、従業員のプライバシーを守ることができます。従業員の自宅住所を公開することなく、ビジネス上の住所としてバーチャルオフィスを利用することで、個人情報の保護が図れます。これにより、ビジネスの運営がより安全かつ効率的に行えるようになります。
自宅でバーチャルオフィスを利用するメリット
経費削減の具体的な方法
自宅でバーチャルオフィスを利用する最大のメリットの一つが経費削減です。従来の物理的なオフィスを持つ場合、家賃や光熱費、オフィス家具の購入費用など、多くの固定費が発生します。バーチャルオフィスを利用することで、これらのコストを大幅に削減することが可能です。具体的には、オフィス賃料の節約が挙げられます。バーチャルオフィスは、通常のオフィススペースに比べて料金が安価であり、必要なサービスのみを選択して利用することができます。また、光熱費や通信費の削減も実現できます。自宅で仕事をするため、オフィスの電気代やインターネット費用を節約することができます。さらに、交通費の削減も見逃せません。自宅からオフィスまでの通勤時間と費用が不要になるため、日々の経費を抑えることができます。これらの経費削減は、ビジネスの利益率を向上させるだけでなく、資金を他の重要なビジネス活動に再投資することを可能にします。経費削減によって、企業はより持続可能な運営を実現し、競争力を高めることができます。
プライバシーの保護
自宅でバーチャルオフィスを利用することで、プライバシーの保護にも大きなメリットがあります。従業員が自宅で仕事をする場合、家庭内のプライバシーが守られることは重要です。バーチャルオフィスを利用することで、ビジネス上の住所を公開せずに済むため、個人の住所を第三者に知られる心配がありません。これにより、従業員は安心して自宅で仕事を行うことができます。また、ビジネス上の電話番号やメールアドレスを専用に設定することで、個人の連絡先を公開することなく、プロフェッショナルなコミュニケーションを維持できます。さらに、バーチャルオフィスの郵便物受取サービスを利用することで、個人の住所にビジネス関連の郵便物が届くことを防ぎ、プライバシーを一層強化することが可能です。これにより、家庭とビジネスの境界が明確になり、両方の生活をより快適に保つことができます。プライバシーの保護は、特に個人事業主やフリーランスにとって重要な要素であり、バーチャルオフィスはそのニーズに応える優れたソリューションとなります。
柔軟な働き方の実現
バーチャルオフィスを利用することで、柔軟な働き方が実現します。従来のオフィス勤務では、固定された場所と時間に縛られることが多く、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が難しい場合があります。しかし、バーチャルオフィスを利用することで、従業員は自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、自分の好きな場所で仕事をすることが可能になります。これにより、通勤時間の削減やストレスの軽減が実現し、ワークライフバランスの向上につながります。また、柔軟な働き方は、従業員のモチベーションや生産性の向上にも寄与します。さらに、バーチャルオフィスは、異なる地域や国にいるチームメンバーと連携しやすくするため、グローバルなビジネス展開にも適しています。柔軟な働き方は、企業にとっても人材の多様化を促進し、優秀な人材の確保や維持につながります。バーチャルオフィスを活用することで、企業は時代のニーズに合った柔軟な働き方を提供し、持続可能なビジネス運営を実現することができます。
バーチャルオフィスの経費効果
オフィス賃料の節約
バーチャルオフィスを利用することで、オフィス賃料の大幅な節約が可能となります。従来のオフィスを借りる場合、��地や広さに応じて高額な賃料が必要となり、中小企業やスタートアップにとっては大きな経費負担となります。しかし、バーチャルオフィスは、物理的なスペースを持たないため、従来のオフィスに比べて低コストで利用することができます。特に、都市部の一等地に所在するバーチャルオフィスを選択することで、ビジネスの信頼性を保ちつつ、賃料を抑えることが可能です。また、必要な期間だけ契約することができるため、長期的な契約に縛られることなく、ビジネスの成長や変化に柔軟に対応することができます。さらに、オフィス賃料以外にも、共益費やメンテナンス費用などの付帯費用も削減できるため、総合的な経費効果が高まります。オフィス賃料の節約は、ビジネスの資金繰りを改善し、他の重要なビジネス活動への投資を可能にします。これにより、企業はより効率的かつ持続可能な運営を実現することができます。
光熱費や通信費の削減
バーチャルオフィスを利用することで、光熱費や通信費の削減も実現します。物理的なオフィスを運営する場合、電気代や水道代、インターネット料金などの光熱費がかかります。これらの費用は、企業の経費の一部として大きな負担となることがあります。一方、バーチャルオフィスを利用することで、これらの光熱費を大幅に削減することが可能です。従業員が自宅や他の場所から仕事をするため、オフィスの電気や水道の使用が不要になります。また、通信費に関しても、バーチャルオフィスの電話応対サービスやインターネット接続サービスを利用することで、効率的な通信環境を維持しつつ、コストを抑えることができます。さらに、最新の通信技術を活用することで、高品質な通信サービスを低コストで利用することが可能となり、ビジネスの効率化にも寄与します。光熱費や通信費の削減は、企業の運営コストを低減し、利益率の向上につながります。これにより、企業は資金を他の成長戦略や投資に振り向けることができ、持続的なビジネスの発展を支援します。
その他の関連経費の見直し
バーチャルオフィスを導入することで、オフィス運営に伴うその他の関連経費も見直すことができます。例えば、オフィス家具や設備の購入費用、クリーニング費用、オフィス保険などの経費が不要となります。これにより、初期投資や維持費用を大幅に削減することが可能です。また、オフィススペースの維持管理にかかる人件費や管理費も削減できるため、全体的なコスト効率が向上します。さらに、バーチャルオフィスを利用することで、オフィス内での消耗品や備品の管理も不要となり、これらにかかる費用や時間を節約することができます。これらの経費見直しは、企業のキャッシュフローを改善し、資金を他の重要なビジネス活動や成長戦略に再投資することを可能にします。また、関連経費の削減は、企業の財務健全性を向上させ、経済的な不確実性に対する耐性を強化します。これにより、企業はより持続可能な運営を実現し、長期的なビジネスの成功を目指すことができます。
バーチャルオフィスの選び方
サービス内容の比較
バーチャルオフィスを選ぶ際には、提供されるサービス内容を比較することが重要です。各バーチャルオフィスプロバイダーは、異なるサービスパッケージを提供しており、企業のニーズに最適なものを選択することが求められます。まず、基本的な住所提供サービスだけでなく、電話応対や郵便物の転送サービスが含まれているかを確認しましょう。さらに、会議室の利用やバーチャルミーティングルームの提供など、追加サービスの有無も重要なポイントです。また、オンラインでの管理システムやサポート体制も比較検討する必要があります。例えば、郵便物の管理や転送依頼をオンラインで簡単に行えるシステムが提供されているかどうか、また、トラブルが発生した際のサポート体制が充実しているかどうかを確認することが重要です。さらに、提供されるサービスの品質や対応の迅速さも比較の対象となります。実際にサービスを利用している企業の口コミや評判を参考にすることで、サービスの実態を把握することができます。これらの比較を通じて、自社のニーズに最も適したバーチャルオフィスを選択し、効果的に活用することが可能となります。
料金プランの確認
バーチャルオフィスを選ぶ際には、料金プランの確認も重要なステップです。各プロバイダーは、異なる料金体系を採用しており、企業の予算や利用頻度に応じて最適なプランを選ぶ必要があります。まず、基本料金がどの程度かを確認しましょう。基本料金には、住所提供や電話応対サービスが含まれていることが一般的ですが、追加サービスには別途料金が発生する場合があります。また、契約期間や解約条件も重要なポイントです。長期契約を前提としたプランは、短期契約に比べて割引が適用されることが多く、コストパフォーマンスが高くなる場合があります。一方、柔軟に契約期間を変更できるプランも存在するため、ビジネスの成長や変化に合わせて契約内容を見直すことができます。さらに、追加サービスの料金や、郵便物の転送費用、会議室利用料などのオプション料金も確認しましょう。これにより、予期せぬ追加費用を避けることができます。また、各プロバイダーの料金プランを比較することで、同等のサービスをより低価格で提供しているプロバイダーを見つけることができます。料金プランの確認を通じて、コスト効率の高いバーチャルオフィスを選択し、ビジネスの経費削減を最大化することが可能です。
口コミや評判のチェック
バーチャルオフィスを選ぶ際には、口コミや評判のチェックも欠かせません。実際にサービスを利用している企業や個人の声を参考にすることで、サービスの品質や信頼性を判断することができます。口コミや評判は、プロバイダーの公式サイトだけでなく、第三者のレビューサイトやSNSなど、多様な情報源から収集することが重要です。特に、サービスの対応速度やカスタマーサポートの質、郵便物の取り扱い方法など、具体的な体験談は非常に参考になります。また、長期的に利用しているユーザーの意見を確認することで、サービスの継続性や安定性についても把握することができます。さらに、同業種や同規模の企業がどのようなバーチャルオフィスを選んでいるかを調査することで、自社に適したプロバイダーを見つけやすくなります。悪い評判だけでなく、良い評判にも注目し、総合的に評価することが重要です。口コミや評判のチェックを通じて、信頼性が高く、満足度の高いバーチャルオフィスを選択し、ビジネスの成功をサポートすることができます。
バーチャルオフィス導入のステップ
必要な手続きと準備
バーチャルオフィスを導入する際には、いくつかの手続きと準備が必要です。まず、バーチャルオフィスのサービスプロバイダーを選定し、契約を結ぶことが第一歩です。契約前に、自社のニーズに合ったサービス内容や料金プランを確認し、最適なプロバイダーを選びましょう。次に、法人登記の住所として利用するために、必要な書類を準備します。これには、法人設立に必要な書類や登記申請書類が含まれます。バーチャルオフィスのプロバイダーによっては、法人登記のサポートを提供している場合もあるため、事前に確認しておくことが重要です。また、バーチャルオフィスを利用するための基本的な情報を整理しておきます。例えば、会社名や事業内容、担当者の連絡先などの情報を準備し、プロバイダーに提供する必要があります。さらに、郵便物の受取や転送の設定を行うために、必要な手続きを確認し、適切に設定することが求められます。これには、郵便物の受取先や転送先の住所を指定することが含まれます。最後に、導入後の運用に向けて、従業員や関係者に対してバーチャルオフィスの利用方法やルールを周知徹底することが重要です。これにより、スムーズな運営と効率的な業務遂行が可能となります。必要な手続きと準備をしっかりと行うことで、バーチャルオフィスの導入が成功し、ビジネスの運営が円滑に進むことが期待できます。
導入後の運用方法
バーチャルオフィスを導入した後の運用方法は、ビジネスの効率性と信頼性を維持するために重要です。まず、郵便物の管理方法を確立します。郵便物がバーチャルオフィスに届いた場合、迅速に確認し、必要に応じて適切な場所に転送することが求められます。これには、オンラインでの郵便物管理システムを活用することで、効率的に郵便物を確認・転送することが可能です。また、電話応対サービスを利用している場合は、定期的に応対内容をチェックし、必要に応じて改善を図ることが重要です。これにより、常にプロフェッショナルな印象を保ち、顧客からの信頼を維持することができます。さらに、バーチャルオフィスの住所を公式な��書やウェブサイトに正確に記載し、顧客や取引先に対して一貫した情報提供を行うことが大切です。加えて、定期的にサービスプロバイダーとコミュニケーションを取り、サービスの品質や新しい機能について情報を共有することも有益です。これにより、最新のサービスを活用し、ビジネスのニーズに応じて柔軟に対応することができます。最後に、従業員やチームメンバーに対して、バーチャルオフィスの利用方法やルールを定期的に見直し、必要に応じて改善することが重要です。これにより、バーチャルオフィスを効果的に活用し、ビジネスの運営を円滑に進めることができます。
トラブルシューティング
バーチャルオフィスの運用中には、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。これらのトラブルに対処するためには、事前に対策を講じておくことが重要です。まず、郵便物の紛失や遅延が発生した場合の対応策を準備しておく必要があります。信頼できる郵便転送サービスを選ぶことや、郵便物の追跡システムを活用することで、紛失リスクを低減することが可能です。また、電話応対サービスにおいては、誤った情報の提供や応答の遅延などのトラブルが発生する可能性があります。これに対しては、定期的な品質チェックやスタッフの教育を行い、常に高品質なサービスを維持することが重要です。さらに、バーチャルオフィスのシステム障害やサービス停止が発生した場合には、迅速な対応が求められます。サービスプロバイダーと緊密に連携し、問題の早期解決を図るとともに、代替手段を事前に用意しておくことが有効です。加えて、データの漏洩やセキュリティ上の問題が発生した場合には、即座に対策を講じるためのセキュリティポリシーを策定しておくことが重要です。最後に、ユーザーからのフィードバックを積極的に収集し、サービスの改善に反映させることで、トラブルの予防と迅速な対応が可能となります。これらのトラブルシューティングの方法を実践することで、バーチャルオフィスの運用を円滑に保ち、ビジネスの継続性を確保することができます。
最後に
バーチャルオフィスは、現代のビジネス環境において、柔軟で経済的なオフィス運営を可能にする強力なツールです。自宅でビジネスを行いながらも、法人登記の住所を持ち、プロフェッショナルな印象を与えることができるため、多くの企業や個人事業主にとって魅力的な選択肢となっています。経費削減やプライバシーの保護、柔軟な働き方の実現といったメリットは、ビジネスの効率性と持続可能性を高める上で大きな利点となります。しかし、バーチャルオフィスの選び方や導入後の運用方法については慎重に検討し、信頼できるプロバイダーを選ぶことが重要です。この記事で紹介した構成案を参考に、バーチャルオフィスの導入を検討し、自社のニーズに最適なサービスを選択することで、ビジネスの成長をサポートし、成功へと導くことができるでしょう。バーチャルオフィスを活用して、効率的かつ効果的なビジネス運営を実現し、未来のビジネスチャンスを最大限に活かしていきましょう。
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しばし。同じような1週間ずつを、続けているような感覚だ。
明確な辛さはな…くはないが、とりあえず緩いしんどさと、自悶により苦しいところではある。ここ、一年ほどそんな感じが抜けない。
最近、歩いたり走ったりが少し増えた。体重が、一時期の64キロぐらいが67キロぐらいには戻っていて、いけない!となったのはここ2日のことで��それでも昨年の健康診断時と同じか少し軽いかぐらいだが、せっかくなので65キロぐらいでは望みたい、というのが今。
数値を見る以前から、やはり暖かさと腰の回復が(爆弾は潜んでいるしたまに痛いしだが)後押しし、歩いたり走ったりが、少し出てきている。
閑話休題で、思ったより長距離となった、新国立競技場からの行って帰っての途中、原宿あたりでXGちゃんのでかいポスターを見つけたので写真におさめた。
その翌日とかで、なんの帰りなのかまったく記憶に無いのが怖いが、歩いて帰ってきてて、芝公園のとこからのショートカットで、写真を撮った(そして芝公園と打って、思い出した。三田行っていきなりステーキ食べたな)。
で、とんかつ。ミッドタウンの、年1でもらう優待があって、それを持ってって、食べた。まだこの時、数値は知らない。ので、でもないがご飯は大盛りにしたしおかわりもした。
月曜。土日は仕事をしたが、その反動かなにか、逆に明くる月曜に、まったくやる気が起きなくて、ミーティングもなかったので麻布台ヒルズに繰り出て仕事をしてみた。alchemyとかいう4階のカフェ?サラダ屋?チョコ屋?みたいなとこも、平日のランチ過ぎぐらいはさすがに入ることができて、ピザトーストとラテ、で1時間半仕事をして2,200円だった。
…まあ、高くついたが多少エンジンはかかったので良しとする。
その帰り、いつも、とりあえず土日は鬼のように並んでいるパン屋がまあまあ現実的な空きっぷりだったので、立ち寄った。クリームパンは、その独特なクリームパンは、味は悪くなかったがゴリゴリに苦手なナッツが使われており、全部、取った。まだこの時、数値のことは知らない。
帰宅して、気が向いて、歩く分量のが多かったが一応走って、虎ノ門のほう、新しい拠点となるかもしれないビルの周辺を自主的に見学した。まあランチには困らないのでは無いかな。ビジネスタワーが近いので、虎ノ門横丁に���入れるだろう。
帰宅して、数値を見た。消費すべき炭水化物が、家にたくさんある。さっき、パンも買うてきたし…
食パンも、あるよ。
とりあえず。今日も走った。0.1キロ、増えていた。
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編集長コラム 逆戻り(93)
2024年01月06日15時55分 渡辺周
韓国のユン・ソンニョル大統領の名誉を毀損した容疑で、ニュースタパがソウル中央地検特別捜査チームから強制捜査を受けたことは、昨年9月の本欄で伝��た。
ニュースタパを強制捜査、韓国検察・ユン大統領の愚
あれから検察は、タパの代表であるキム・ヨンジンさんの自宅を家宅捜索した。記者たちへの聴取も始めている。近く起訴に踏み切ってもおかしくない状況だ。
予兆はあった。
昨年8月、私は「消えた核科学者」の取材でソウルに出張した。その際にキムさんとタパのビル1階のカフェで話をした。Tansaが成長しているのを喜んでくれた。創設者としての引き際はどうあるべきかも語り合った。互いに忙しいので30分もいられなかったが、いろいろなことを話した。その中でキムさんが悩ましげに言ったことがある。
キムさんは、ユン大統領になってからメディアに対する圧力が強まったことを嘆いていた。自分に批判的なメディアを抑え込むという。
例えば、キムさんが探査報道部長を務めていた公共放送のKBSに対しては、これまで電気料金に含まれていた受信料を、個別に徴収するようにさせた。当然、徴収率は落ちる。ユン大統領はKBSの経営基盤をゆさぶっているのだ。
タパは2012年、当時の李明博大統領によるKBSやMBCへの弾圧に反発し、キムさんら退社した記者たちが立ち上げた。私が「あの時に時代が逆戻りしているじゃないですか」と言うと、キムさんがぽつり。
「そうなんだ、それが問題なんだ」
カフェで話をしてから1カ月半後、タパに検察の強制捜査が入った。
韓国の85%の記者が
タパは2022年3月6日、ユン氏が検事だった時代に、都市開発をめぐる融資ブローカーへの捜査を行わず、容疑を揉み消したと報じた。接戦だった大統領選の3日前の報道であり、ユン氏にとっては痛手だった。
だが、証拠として報じた音声ファイルをめぐり問題があった。タパの元専門委員が、都市開発の件を知るキーマンと話をした際の録音だ。元専門委員が12万2000ドルを、キーマンから受け取っていたのだ。
タパは報道時、両者に金銭のやり取りがあったことは知らなかったという。カネが賄賂であることも、そのキーマンと元専門委員は否定している。
しかし多額の金銭のやり取りは、音声ファイルの証拠としての信頼性を大きく損なう。カネを受け取った見返りに、元専門委員がタパに音声ファイルを持ち込んだと疑われるからだ。タパの脇が甘かったと言わざるを得ない。
ではユン大統領と検察がタパに対してやっていることは正しいのか?
私は絶対におかしいと思う。これは、大統領である自分に反抗してくるメディアを根絶やしにしようとする弾圧の一環だからだ。実際、検察はタパだけではなく、同趣旨の報道をしたケーブルテレビ「JTBC」や4人のジャーナリストにも家宅捜索している。
2023年7月~8月に韓国記者協会が実施したアンケートでは、回答した記者994人のうち85%がユン大統領のメディア対応について「間違っている」と答えた。
ムン・ジェイン前大統領の時と比べて、「報道活動が自由ではない」と答えたのは628人で63%だった。その理由を628人に尋ねたところ、次のような結果になった。
①報道機関に対する圧力(68.5%) 監査院の監査、放送通信委員会の検査・監督推進など ②記者に対する有形・無形の圧力(64.5%) 告訴、告発、出入り禁止など ③マスコミとのコミュニケーション不足(64.2%) ④無理なマスコミ政策の推進(59.6%) KBSの受信料分離徴収、YTN民営化、TBS予算削減など ⑤マスコミ関係機関(放送通信委員会、メディア財団などへの圧力と業務自律性の侵害(45.7%) ⑥不適切な人事任命の強行(43.5%) ⑦ポータルへの過度な介入(25%)
ニューヨーク・タイムズと共同通信
タパへの強制捜査から2カ月後の2023年11月10日、ニューヨーク・タイムズが今回の件を報じた。ユン大統領が、「フェークニュースとの闘い」という名目のもと、ジャーナリストたちを沈黙させようとしているという趣旨だ。
冒頭がおもしろい。
ユン大統領と仲間たちは、韓国に対する存亡の危機と見なすものを攻撃している。ユン氏の政党は、「反逆罪」として死刑判決を求めている。文化省は、国の民主主義を弱体化させる「組織的で汚い」陰謀を根絶すると宣言した。
この場合、被告人は外国のスパイではなく、ユン氏とその政府に批判的な記事を掲載した韓国の報道機関である。
日本の大手メディアはどうだろう。私が探した限り、この件を報じた大手メディアは共同通信の2023年9月23日付の記事だけだった。しかもその内容に愕然とした。
見��しは「韓国、偽ニュース対策を強化 政権側『反逆罪』、野党は懸念」。この時点でユン大統領側に寄り添うような記事ではないかと嫌な予感がする。
読み進めると予感は当たる。タパの強制捜査の背景について、フェイクニュースの拡散を指摘。あるフェイクニュースを事例として出した。
今年夏ごろには、サッカーのフランス代表選手が韓国人選手を低評価する日本人記者を冷たくあしらうような映像が拡散し、留飲を下げた韓国人のアクセスが集中した。後に偽の音声と字幕の合成が判明し、技術悪用への危機意識も広がった。
尹氏も21日「人工知能(AI)やデジタルの乱用」による偽ニュース拡散に警鐘を鳴らした。
「日本人記者をバカにするフェイクニュースがあったことだし、タパへの強制捜査は当然だ」とでも言いたいのだろうか。
記事の最後に「政府はファクトチェックの対象であって、主体にはなり得ない」 という韓国の有識者の声を載せてはいる。だが、匿名である上に取って付けたようにわずかだ。「反対意見も載せましたよ」というアリバイにしか思えない。
権力に寄り添って
問題は、権力者に寄り添うような態度は共同通信だけではなく、日本のマスコミに染み付いていることだ。抵抗するどころか、すり寄る。日本の権力者はやりやすい。
例えば自民党の裏金報道で、マスコミ各社はいずれ分かることを、東京地検特捜部から非公式に教えてもらっていち���く報道している。他社を出し抜くため、特捜部に寄り添う。
本来なら、自民党そのものに切り込むべきなのに、特捜部が安倍派を標的にしていることで問題が矮小化されている。岸田首相は「政治刷新本部」の最高顧問に、麻生太郎、菅義偉の両元首相を就かせると表明した。だが二人は「刷新」のイメージとは最も縁遠い。「最高顧問」などと仰々しい名前をつけていることを考えると、この期に及んで権力争いをする気だろう。
記者の功名心をくすぐり「エセ特だね競走」をさせておいて、自分たちは逃げ切る。それが権力側の意図なのだ。
権力に寄り添う今の日本のマスコミは、大本営発表を垂れ流していた戦時中と似ている。戦後、改善したものの最近になって逆戻りしたのか。それともずっと変わっていないだけなのか。
私は後者ではないかと思う。変わり方を知らない分、逆戻りより深刻だ。
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Kienと別れてから、ドレスデン城を観光できなったから、また今度、マイセンとセットにして帰ってこよう!と思いつつ、Anjaの待つLeipzigへ。Leipzigは、言わずと知れた音楽の町。Bachが教会音楽奏者として活躍し、メンデルスゾーンが王侯貴族ではなく、市民のために開放された音楽堂ゲヴァントハウスの指揮者として、近代指揮法を確立した晩年を過ごした場所だ。憧れの場所。
Anjaさんには申し訳ないが、午後到着後はBach博物館へ一人で行く。夕方から閉館近くまで3時間も入り浸る。幸せ。Bach家の紋章が入った布バッグも閉館直前にゲット。館内には中国人や日本人など、アジア人比率の方が高い。Anjaさんには夕食を御一緒したいと御願いしておく。19時からの夕食に、18:45にホテルまでお迎えにきてくれた。ゲーテが通い、森鴎外も留学中に来ていたレストランに連れて行ってくれた。
上の写真はLeipzig大学。この大学は東ドイツ時代にはKarlMarx大学という名前に変更されていたが、1989年の壁崩壊、1990年の東西ドイツ統一を経て、名前が戦前に戻ったらしい。Anjaの御主人ChristofはLeipzig大学でチェコ語を教えている。Leipzigは、19世紀から文化の中心地であったのだが、王政により統治されていたドレスデンと異なり、ハンブルグと同じで商人市民による自治地区に当たる。印刷業、綿花取引の中心地として栄えていたので、ユダヤ人も多く暮らす地区であったらしい。ユダヤ人は金融業や工業等で成功している者が多く、金持ちは盛んに文化、教養や音楽にお金をふんだんに使っていく。そのため、Leipzig大学は戦前から有名大学だったし、元々はカトリックのベネディクト派によって運営されていたらしい。
夕食は、チェコで辟易したKnodelのKartoffel(じゃがいも)版の舌鼓を打つ。Knodelとは、小麦粉を練って茹でたり、蒸したりした丸い団子状の食べ���。Hamburgのような金持ち地区では、Knodelには肉が入り、小麦粉と挽肉を練って茹でて、上から濃厚クリームソースをかける料理になる。チェコでは、パン代わりに食されるようで、メイン料理の付け合せに、濃厚なソースと共に良く出てきていた。Knodelの不味さに辟易していたワシは、最初、ゲーテと森鴎外が好きだったレストランのメニューに、Knodelの無いメニューが無いことに焦っていたが、覚悟を決めて牛肉のシチューとKartoffelnknodelを食べることにする。心配無用で、LeipzigのKnodelは、ふわふわで、北海道の芋団子より美味しく、ソースと絡めながら、ペロリと食べてしまった。夜は10時過ぎまでお喋りし、Anjaとの再会を楽しむ。Anjaは、南部ドイツ出身の詩人。私の最初のお友達。
翌日は朝から東ドイツ時代の市民監視技術を集めた博物館へ行く。市民監視の徹底ぶりは、小説1984並み。手紙はほぼ全て、蒸気を当てて開封されて、中味チェックされてから、再度封をして、送られる。街には監視カメラだらけ、隠しカメラの技術、スパイ活動のための変装技術など、徹底しているところがドイツっぽい。面白いのは、エリート主義により、子供の頃から優秀人材を選別し、優秀な者から国家の統治側に迎え入れていくという幼少期からの教育が徹底されていた事。また、スポーツや音楽などが、ある種のナショナリズム高揚のために使われていた事。右下の写真は、常に改善していくためのプロセス思考がプロパガンダとなっていた事の証拠。この図を見た時に、アメリカのコンサル会社にいた私は、背筋が凍った。この図表は、良く好まれて使われる。
また、Demokratikであることを謳い、東ドイツこそが、資本主義の悪に対し、平和と民主主義を守る砦なのだ!や、良く生きる、生きる喜び(lebensfreund)というプロパガンダが、今の左翼社会と同じで笑えた。新左翼主義の方々は、ほぼ極右と反転的に同じだという私の仮説は、全く正しいという事だ。ワシは、みんな仲良く(するために仮想敵を作ろう)とか、気候変動云々という新左翼はナチズムの再燃だと睨んでいるが、なんだか、その読みが正しいとしか思えないような展示の数々だった。
次にバッハが勤めていた聖トーマス教会へ。前日はバッハの墓の前でゴスペルが歌われていて、ズッコケたが、Anjaと再訪した時には、ザルツブルグから招かれた楽団がイースターのためのコンサートのリハーサルをしていた。バッハの墓にはチューリップが置いてあり、ステンドグラスにはバッハがいる。リハーサルではバッハの楽曲が弾かれていたが、音がマイルドな事に驚いた。オルガンは、教会の出口側にあるが、そのオルガンの周りのスペースでオケが練習していて、教会の座席に座ると上方から音が流れてくる形になる。弦楽器が、マイルドな音になる教会の音響は、オルガンのための教会だったんだという事を、実感させてくれた。
昼食はAnjaが気に入っている、住宅地にあるフレンチカフェでキッシュを食べる。その後、近所のパン屋さんでケーキを買って、彼女のお家へ。リビングルームは大きな窓で、工業地帯を流れていた運河を見下ろせる。運河には時折、競技カヌー練習をしている人々が競艇をしている。穏やかな日差しを浴びながら、ずーっとお喋り。Anjaさんとのお喋りは、メチャクチャ楽しい。Anjaはロシアの女性詩人の比較研究で博士号取得。自身もウィーン大学などで単発講座を持ちながら詩人活動をしている。フランス語、ロシア語、��ェコ語、英語に堪能な語学の才女だ。詩人である時点でも凄いのだが、彼女は現代ドイツの詩人として賞もいくつか授与されている。とても繊細で優しい。
夕食は、Anjaさんのお家の近くでモロッコ料理を食べる。翌日は、憧れのメンデルスゾーン博物館へ。メンデルスゾーンはハンブルグ生まれ。ハンブルグで成功したユダヤ人銀行家の家に生まれ、1870年の独仏戦争をきっかけにハンブルグを離れてLeipzigへ引っ越す。唸るほどの金持ちだったので、子供の頃からGoetheに会いに行ったり、イギリスやスイスへ旅行したり、水彩画を学んだりと多才。祖父が哲学者だったので、自身も哲学で博士号を取得している。が、運命は音楽へと彼を導く。
上は彼の自筆の楽譜。繊細で几帳面なのが良く伝わってくる。字は人柄を語る。羽根ペンで、良くこんなに美しい繊細な文字を書くと感心する。愛する妻Cecileとの間に子供も4名もいたものの、姉が急死したことで神経衰弱になり、姉の死後、療養のためスイス旅行に出た時の水彩画が残されていた。美しい色合いに、メンデルスゾーンの心象風景は美しく静かだったんだなぁと思う。療養も虚しく、38歳で亡くなる。
メンデルスゾーンの功績としては、やはり近代指揮法を確立したこと。それまでは、作曲者が自ら楽器を弾きながら指揮する事が通常だったが、楽器編成が大きくなり、楽団員の人数も増えていく事に伴い、指揮者の存在が必要になっていく。Handelの編曲などを通して、近代オーケストラの在り方のために奔走する。楽団員として給料を貰えるように奔走したり、Bachの楽譜収集家と研究したり、彼の交友関係は広い。その中で、ゲヴァントハウスの指揮者として、ドイツ国内やイギリスまで公演旅行をしている。
メンデルスゾーンはユダヤ人であったが、先見の明があった父により、プロテスタントに改宗させられている。それでも、ユダヤ人はユダヤ人だとして、ナチス下でのメンデルスゾーンの評価はボロボロだった。近年になってようやく、ドイツ国内でも再評価が進んでいるらしい。。。が、まだドイツ人には受け入れられていないというか、あまり知られていないらしい。演奏する事すら禁止されていたんだから。また、ナチスだったワーグナーが酷評しており、ドイツ音楽としては認め難くロマン的過ぎるとの評価らしい。しかし、メンデルスゾーン自身は、亡くなるまで、Bachを起点にした古典派を自称していた。無盲目的につまらぬ権力に従う羊どもの無知さに、憤りしか感じないが、大衆の多くはそんなもんである事も重々承知している。
最終日は、民主主義の集会をしていた聖ニコラス教会へ。内装がパステルピンクとパステルグリーンの可愛らしい教会。教会全体が植物をモチーフにしており、Anjaによると、綿事業によるコロニアリズムの影響だとの事。ハンブルグに戻る16:16発の電車まで、起点駅だったLeipzig駅の戦前にあったカフェでお喋りしまくり。ちなみに、LeipzigもDresdenも、第二次世界大戦中、メチャクチャに空爆されている。Leipzig中央駅も再建されているもの。ここのKarottenkuchenが、人参とクルミのケーキにホワイトチョコがかけられていて、とてもおいしかった。
またの再会を約束して、お別れ!これからは、週末は旅行に出るぞ!
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2022建築レビュー#6
-建築レビュー#6(設計者:Haworth Tompkins)発表者:後藤(M1)講評者:池部-
建築レビュー第6回はHaworth Tompkinsを取り上げた。
1991年に建築家グラハムハワースによって設立され、ロンドンで活動する建築家集団である。
再生可能な実践、生態系境界線を壊すことなく建築物に対する社会のニーズを満たすという枠組みによって、従来のサステナビリティの概念を再考している。主に既存の建物の改修・保存を行っている。保全と遺産 、歴史的文脈指定を制約としてではなく、豊かさと可能性の付加的な層として捉え設計している。
事例1『Bristol Old Vic』
このプロジェクトは2018年の前面道路側の計画であり、グルジア劇場の新しいファサード改修とパブリックスペースの提案である。
2012年にオーディとリアムの改修を行った。ロンドンで最も古い歴史を持つブリストル・オールドヴィック劇場の、第一級建造物である劇場正面スペースとスタジオシアターブリストルの市民生活と公共空間の中心に劇場を繋げることを目的としている。
既存と提案
左部分オーディとリアム側の床を減築し、スタジオ部分に床を積層させることで、壁がむき出しになりそこに新しくエレメントを挿入している。また、右部分のロビーを減築しホールを作る。既存のスタジオがあった場所にパブリック機能を付加している。
空間の中心は、ジョージアン様式の講堂の大きく変化したファサードで、通りから初めて見ることができ、新しい開口部によって歴史的な改造の痕跡が上書きされるようになっている。
ホワイエは、街路の延長線上にあり、屋根のある広場であると同時に、独立した建物であることを意識。この空間は、構造材とガラスによってフレーム化され、覆われており、部屋の奥まで日光を取り込むことができる。
内側からの視点
オーディとリアムを閉じ切らない操作
中二階のギャラリー、曲がりくねった木製の階段、展望台は、ショーの前後に観客全体が上下左右に移動できるようにし、ホワイエはカフェ、バー、集会所として地域の人々に一日中楽しんでもらえるように設計されている。
南側に面した通りのファサードは、パブリックアート作品として構想され、手で操作できる可動式の日除けシャッターに、1766年にギャリックが行った就任演説と、ブリストル市の元詩人マイルズ・チェンバースの詩のテキストを組み込んでいる。劇場の長い歴史の重要性を強調すると同時に、現在および将来の地域社会全体の生活における劇場の役割に期待している。
メインホワイエに加え、新しいスタジオシアターは、1階と地下の旧クーパーズホールの樽貯蔵所を利用し、歴史的な壁面を生かし、通りの窓から日光が入るようになっている。1階にあるオリジナルのCoopers' Hallは、通りを見下ろす大きなパブリックルームに改築され、ホワイエの延長として、多目的ルームとして機能する。
事例2『Punch drunk』
ロンドン南東部にある劇団の新拠点、仮設エントランスパビリオンでオフィスとしての機能する。
仮設パビリオンは「One Cartridge Place」と呼ばれ、ショーを開催する3つの指定建造物の間の車道を横断し、エントランスホワイエ、ボックスオフィス、公演中に建物をつなぐ内部通路が含まれている。
グレードIIに指定されているキヤノン製造倉庫の「寄り棟」部分にクロークとトイレを設計し、仮設パビリオンに接続している。
Punchdrunkの最初のオフィススペース計画や、倉庫内の中核となるショーのインフラをサポートし、ショーのデザイナーであるLivi Vaughanと共同で防火区画、中二階、空調、エレベーターなどの技術計画を作成した。内部レイアウトは、このビルが初めて完全にアクセス可能になるように開発された。また、この工事は非侵襲的かつ可逆的であることを意図している。
一時的な寿命と、歴史的建造物や凹凸のある路面との接続ディティール
軽量な木造フレーム構造は、砂袋の基礎システムによって支えられた内部の床レベルを複雑に交渉している。ポリカーボネートと鎖帷子の装飾が施されたリンクビルの素材パレットは、隣接する第二級産業建築の重要性を認識させ、同時に陽気で快適な目的地であることを告げている。
事例3『Battersea Arts Centre』
コミュニティや劇場で使用するための市庁舎の文化施設への再生を行っている。
バタシー・タウンホールは、1893年にE・W・マウントフォードが設計したロンドン南西部の美しい作りの市民会館で20世紀初頭の参政権運動や労働運動の誕生に重要な政治的役割を果たしたことからグ��ードII*に指定されている。1974年以来、このアートセンターは、英国で最も重要な新しいパフォーマンス作品のインキュベーターのひとつとみなされている。
2015年に建物の一部を焼失した、火災後の大ホールの再建
赤煉���部分が既存で、白いレンガ部分が補強された部分である。
光井戸を選択的に剥がし、補修することで新しい公共の屋外中庭パフォーマンス空間を作り出したり、使われていない屋根裏や屋上を組織のオフィスや庭に転用したりすることが含まれている。
建物の既存の豊かさとアーティストによる使用パターンを活用している。
即興的で侵襲性のない改造が数多く行われ、変化のための戦略を試し、遊び心がありながらも厳格な建築言語を発展させてきた。
以前の装飾的なしっくいの丸天井であったが、新しい木製のグリッド天井を作り、演劇の可能性とはるかにクリアな音響を可能とした。
ホールとその周囲の廊下の壁の表面は、ポンペイの火災後の豊かさと複雑さで保存されている。
劇場用の建物を、既存の劇場観客の市場占有率を競うような個々の存在としてではなく、コミュニティ全体が利用でき、かつ有意義な、多様で複合的な市民空間として捉えることができる「文化的コモンズ」の確立に向けて利用させることを望んでいる。
私は、〈Bristol Old Vic〉に関し、空間の中心のヴォイドにおいて、講堂のファサードが内側に覗かせていると感じる。この構図が内側に都市が拡張されているような感覚を彷彿とさせていると感じさせた。さらにそれら“旧”の要素に対して、 “新”のマテリアルを組み込んで空間を構成していることで、歴史の痕跡が浮き彫りになって鮮明に見えるように感じた。総じてあらゆるマテリアルを組み合わせていることで空間に新しい秩序を付与していると考えた。
また、〈Battersea Arts Centre〉では、火災で残った市民会館の赤煉瓦の壁面を補強する形で、対比となるような白いレンガを用いて一つの壁面を再構築している点が何か、保存(歴史の保存/構造の保存)を目立たせて 行っていると感じた。さらにもともと劇場用であった空間の丸天井に対して、音響効果の増加が期待できる木製のグリッドを用いて天井に新たなスキンを付与している点も、環境設備という面からの旧マテリアルへの新しいアプローチであると感じた。
山中は���Bristol Old Vicが魅力的だと述べ、背面の壁はストリートに面していないから雑に作った可能性があると捉えた。
今回は素材的な意味で旧の部分が荒々しく感じる、と述べた。
引用
Archdaily https://www.archdaily.com/910720/bristol-old-vic-haworth-tompkins
https://www.archdaily.com/983679/punchdrunk-entrance-pavilion-haworth-tompkins?ad_medium=office_landing&ad_name=article
https://www.archdaily.com/910491/battersea-arts-centre-haworth-tompkins?ad_medium=office_landing&ad_name=article
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【原宿】おいしくてヘルシーなヨーグルトを味わえる!おしゃれカフェAPTIMO(アプティモ) 新規オープン
🚃JR原宿駅竹下口から徒歩13分
🚃北参道駅から徒歩7分
国立競技場からほど近い場所に🏟グリークヨーグルトとコーヒーが楽しめるカフェ☕️がオープンしました✨
→ https://harao.tokyo/blog-jing/p41914
グリークヨーグルトとはギリシャヨーグルトのことで、たんぱく質をはじめとする栄養が豊富で脂肪が少なく低カロリー🫕
もっちり濃厚な新感覚グリークヨーグルトをスタイリッシュな店内で味わうことができます💕
朝8時から営業しているので自家製グラノーラやハチミツをトッピングすれば、朝食やドルチェにもピッタリ❣️
たんぱく質が豊富で低カロリーなのに食べ応えと満足感たっぷり!な手作りグリークヨーグルト🍧
ぜひ堪能してみてくださいね🥄
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The inspection tour 2019 in Tokyo archive 山形もち処☆ #餅の星野屋 #山形 #餅 #もち #大福 #だんご #coffee #cafe #山形カフェ #yamagata #jp #cooljapan #japaneseculture 🗼🐯⛩️🏃👮 #とらや赤坂店 #やらと #内藤廣 #明治神宮 #明治神宮ミュージアム #新国立競技場 #隈研吾 #赤坂見附 #戸越銀座 #建もの探訪 #建築ジャパン #ぶらり途中下車 #いい旅夢気分 #ワタリ119 https://www.instagram.com/p/B41xO2wgf_9/?igshid=i1cwutaullik
#餅の星野屋#山形#餅#もち#大福#だんご#coffee#cafe#山形カフェ#yamagata#jp#cooljapan#japaneseculture#とらや赤坂店#やらと#内藤廣#明治神宮#明治神宮ミュージアム#新国立競技場#隈研吾#赤坂見附#戸越銀座#建もの探訪#建築ジャパン#ぶらり途中下車#いい旅夢気分#ワタリ119
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🎼 01110 「鳩」。
大正9年5月23日。麻布市兵衛町に住い (編奇館) を移した 津川雅彦さん似の息子の家に 杉村春子さん似の母が訪れるところから始まります、とある作家の 女性でいっぱいな日々を描いた 近代映画協会創立四十周年、日本アート・シアター・ギルド創立三十周年記念作品な 東宝・ATG映画 「濹東綺譚」 を久しぶりに観ています。新藤兼人監督作品。いつかの8月8日。銀座尾張町のタイガーなるカフェで絡まれ、ササっと裏から逃げ出したのはいいのですけれど、手引きしてくれた女性に恐喝られちゃったりして、慌てて警察を呼んだら 佐藤慶さん似の刑事に叱られちゃったりした、とある作家さんは、ある日の街で出会った女性が忘れられずに 探偵事務所を使ったりするのですけれど見つけられず、途方に暮れているのですけれど、コウモリ傘を持参して浅草の街をぶらりぶらりとしているうち、偶然に "玉の井ゆきのバス" に乗り、そこで とある女性と出会い、女性の家で 雨宿りをさせて貰ったりして、数日後、その女性に再び会いに行ったり、また別の日も女性に会いに行ったりしているうちに、すっかりその女性にのめり込んでしまいます、なんて間にも 世の中は 第二次世界大戦に突入していたりして、突然に (たぶん) 昭和18年10月21日、明治神宮外苑競技場で開かれた "出陣學徒壮行会" の映像が映ります。物語の中のふたりも気になりますけれど、この明治神宮外苑競技場が傾くくらいに 目一杯に集った若者たちが それからどうなったのか、そのことばかりが胸に残ります。
つづいて
暗い部屋の中で 風間杜夫さん似の男性が ビデオテープを早送りしたり巻き戻したりしているところから始まります、とある脚本家の男が体験する ひと夏の出会いと別れを描いた ファンタジックな松竹映画 「異人たちとの夏」 を 照り照りとした暑い夏の日差しの中で 久しぶりに観ています。大林宣彦監督作品。妻と別れたばかりの脚本家ハラダは 取材中、まだ営団線だったころの 銀座線が走る新橋駅で ふしぎな体験をします。そのついでに 浅草駅で下車し、12才まで住んでいた浅草の街を (浅草寺や浅草演芸ホールほかを) ぶらりと��ていましたら、交通事故で亡くなった 片岡鶴太郎父親に似た男性とばったり出会って驚きます。国際劇場が無くなったころの浅草を見ることができてヒデキカンゲキなこの映画、物語の途中 木下惠介監督作品 「カルメン故郷に帰る」 がブラウン管の中で流れています。
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タイの首都バンコクは3月21日、市内のデパート(食料品店や日用品除く)や娯楽施設などの営業を3週間禁止すると発表した。それに先立ちタイ政府は入国規制の厳格化も発表した。これまで規制が比較的緩やかだったタイだが、地元当局がここにきて相次いで厳格な措置に踏み切っている。その背景にあるのは、1週間前から始まった感染者数急増への危機感だ。そして急増の主要因の一つが、タイの格闘技「ムエタイ」競技場で発生した集団感染である。
「無観客措置」も手遅れ…格闘技で集団感染
体が衝突するたびにリング上に飛び散る汗。両手両足を使って様々な技を繰り出す選手たち。立ち技の世界最強格闘技といわれるタイ式のキックボクシング「ムエタイ」のワンシーンだ。 タイの国技である格闘技「ムエタイ」の二大殿堂の一つ、ルンピニー・スタジアムで3月6日に行われた試合で集団感染が発生していたことが分かった。他の競技場でも感染が発覚し、現時点でムエタイ絡みの感染者数は観客やその家族など合わせて125人(3月22日現在)に上っているが、政府はさらに数百人が感染している恐れもあるとみていて、事態は深刻だ。
この試合会場には当時、有名な俳優やタイ軍関係者、有力政治家、そして大勢のファンが来場していた。感染発覚が遅れたこともあり、潜在的な感染者はすでにタイ全土に広がっている。タイ当局は参加者の追跡を最重要課題と位置づけていて、封じ込めに必死だ。 ルンピニー・スタジアムは集団感染が起きた4日後にも、試合を行っていた。主催者は、その日から感染者対策として試合を無観客に変更していたが、こうした措置は既に手遅れだった。
ムエタイ関連の感染は2割に
ムエタイ格闘技場での感染は、ルンピニー・スタジアムだけではない。二大殿堂のもう一つ「ラジャダムナン・スタジアム」でも、ファンの感染が発覚したほか、別の試合会場でも感染が起きていた。 ムエタイの3つの会場での感染者合計は125人(3月22日現在)に上る。タイ全土の全感染者数が599人なので、実に2割がムエタイ関連の感染者だ。ルンピニー・スタジアムでは、既に数百人が感染しているおそれもあるため、その数はさらに増える可能性が高い。
密室空間で応援…集団感染に
なぜムエタイ競技場で集団感染が起きたのか。 格闘技の試合会場では、大勢の観客が密閉された空間に長時間留まる。そして、隣の人と密着した状態で座り、ひしめき合いながら声援を送る。地元客の中には絶叫しながら、熱心に選手を応援する人も多い。多くの人が会場内で行われている「賭け事」に参加し、賭けた選手が勝つよう必死で応援するからだ。会場内にいた全ての人は、濃厚接触の状態に置かれていた。
バンコクも事実上“封鎖”
連日の感染者急増に危機感を抱くタイ当局は、ここにきて入国制限や商業施設の営業禁止など、相次いで厳しい対策に踏み切っている。 タイ政府は22日から、タイに向かう航空機に搭乗する際、日本を含む感染拡大国からは、新型コロナウイルスの感染リスクがないことを証明する健康証明書の提示を義務付けた。これは「非感染証明書」と同様であり、健常者に検査を行っていない日本で取得するのは難しく、タイ当局による事実上の入国制限となっている。 またバンコク首都圏は22日から、商業施設(食料品・日用品以外)や娯楽施設などの営業を3週間禁止すると発表した。禁止の対象は、ほかにも教育機関やジムなど幅広い項目が並ぶ。 生活に欠かせないスーパーマーケットや食料品店、コンビニエンスストアは通常営業で、飲食店に対しては、持ち帰りや宅配のみ営業を認めている。しかしタイ国内では、不安に思った人たちが、一時的にスーパーに殺到した。 現地の日本人社会にも不安が広がっている。タイには7万人以上の日本人が住んでいるが、現状では日本に一度帰国したらタイに戻��ことは出来ない。学校や塾は閉鎖され、レストランやカフェでの飲食もできない。タイは今、最も暑い季節にあり、昼間の気温は35度を超す日も多いため、外を散歩するのもままならない。それは同様に事実上の封鎖状態にあるマレーシアやフィリピン、インドネシアなどに住む日本人も同じだろう。
社会的距離を保つのが重要
「誰が感染しているか分からない。人混みに近づかないでほしい」 タイのアサウィン都知事は21日、こうテレビで市民に対して呼びかけた。 タイでも新型コロナの感染を防ぐために、社会的距離(ソーシャル・ディスタンシング)を取るよう求められている。つまり人々が互いに物理的な距離を保って、濃厚接触を避けるための手法だ。すでにバンコクでは、エレベーターなどでも、距離を取るための工夫がなされている所もある。 これ以上の感染を食い止めるため、そして自分の身を守るためにも、こうした「社会的距離」を一人ひとりが意識するのが大事だ。
【関連記事】 感染拡大のタイでは街から人が消え 新型コロナ保険も登場...混乱する東南アジアを緊急取材
【執筆:FNNバンコク支局長 佐々木亮】
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向こう見ずなきみ
気がついたのは、奇跡的なことだったのか、それとも愛の力か。ヴィクトルは、氷の上に立っているとき、勇利のごく地味な姿を観客席にみつけ、ひどく興奮した。勇利、と大声を上げるところだった。そうしなかったのは、驚きすぎて声が出なかったからに過ぎない。ヴィクトルは、演技をした高ぶりに加えて、勇利がここにいるという高揚をおぼえ、もう一曲踊りたいくらいだった。すぐにでも勇利のもとへ駆けつけたかったのに、形式と義務と責任にはばまれた。まあいい。時間はある。あとでゆっくり会い、抱きしめればよいのだ。すべきことをすべて済ませたときにはすでに深夜だったので、ヴィクトルはホテルの部屋へ戻り、勇利のことを想いながらぐっすり眠った。 翌朝、勇利に連絡をとろうとしたところで思い直した。ロシアを訪れているのに、彼からメッセージのひとつも入らない。つまり勇利のほうから近づくつもりはないということだ。彼は全日本選手権を終え、いまは四大陸選手権に向けて練習中である。そんなときにわざわざロシアまで来てヴィクトルの試合を観ているなんて、コーチとしては叱らなければならないところだ。かしこい勇利にそれがわからないはずがない。彼はこっそり観戦し、こっそり帰国する気なのだろう。すべてを極秘裏に運び、再会したとき、平気な顔をして「久しぶり」と挨拶する心積もりなのだ。 「そうはいかないぞ」 ヴィクトルは勇利と会う方法を考えた。彼が泊まりそうなホテルは想像がつく。だからみつけることは難しくない。しかし、ここはロシアだ。ヴィクトルは歩いただけで注目を浴び、話しかけられ、サインや写真を求められる。競技復帰したばかり、しかも試合で金メダルを獲ったところならなおさらだ。人々の興奮の度合いがちがう。 本来なら、ヴィクトルは、ファンに親切にするのが好きである。感謝しているし、期待に応えたいと思ってもいる。だが、勇利と会うときに大勢の視線を集めるのは避けたかった。勇利がどれほど恥ずかしがるか知れないし、落ち着いて話もできない。騒々しい中での逢瀬はいやだ。 ヴィクトルは一計を案じた。 「うーん……変装かな?」 勇利が普段と試合のおりとであまりにも変わるので、別人のようだね、とからかったことがあった。そのとき勇利は笑って答えた。 「ヴィクトルはもうそこにいるだけで雰囲気がちがうから、一般人のふりをすることは無理だろうね」 その「雰囲気」を消さなければ勇利に会うことはできそうにない。ならばそのようにするまでだ。���利みたいに、まったく地味な風貌にならなくてもいい。ヴィクトルがヴィクトルに見えなければよいのである。それならどうにかできそうだ。 ヴィクトルはホテルから出掛け、必要なものを調達して戻ってきた。支度したのはウィッグ、洋服、サングラス、靴、帽子、マスクである。ぱっと見た感じでヴィクトルとわからなければ、人は素通りするものだ。印象を変えるためには、まず髪の色が大事である。 ヴィクトルが用意したウィッグは、黒髪だった。いろいろ考えたが、この色がいちばんヴィクトルの雰囲気を変える。黒髪の人間を見れば、人々は、ヴィクトルだとはまず思わない。すこし長めのものにした。昔ほどの長髪ではない。せいぜいおとがいのあたりである。勇利に、「ヴィクトルは頬からおとがいの線が印象的」と言われたことがあるので、それを隠そうと思ったのだ。 服は、普段には着ないすこしゆるめのものにした。ゆったりしたシャツとカーゴパンツである。靴はバスケットシューズ、コートはモッズコート。目はサングラスで隠す。それでじゅうぶんかと思ったのだが、念には念を入れて、また、忍者のように「スケーター・勝生勇利」を消してしまう勇利に敬意を表して、ニット帽とマスクを装着する。それで完成だ。 「どこから見てもヴィクトル・ニキフォロフじゃないな」 ヴィクトルは姿見に映る自分の変貌ぶりに満足した。これなら誰も気づくまい。ヴィクトルはいそいそと部屋を出、一階へ下りた。ロビーで偶然ユーリとギオルギーを見かけた。ふたりで何か話しこんでいる。ヴィクトルはかるく手を上げ、身ぶりで挨拶をした。彼らは不思議そうにヴィクトルを見た。 「誰だ?」 「さあ……、ユーリの知り合いではないのか?」 「知らねえよ」 そんな会話が聞こえ、ヴィクトルは楽しくなった。勇利はいつもこんな気持ちを味わっているのだろうか? もっとも、彼は変装をしようと思ってしているのではない。それに、年季の入ったファンなら、どんな野暮ったいかっこうをしていても勇利と見抜くようである。愛されてるな、とヴィクトルは思った。 ヴィクトルは颯爽と街を歩いた。すてきな人、という視線は感じるが、ヴィクトル・ニキフォロフだ、という声はひとつも聞こえない。誰もヴィクトルを呼び止めないし、サインが欲しいとも、握手して欲しいとも言わない。ヴィクトルは不思議な感覚を味わった。ロシアでこんなことがあるなんて、と可笑しかった。 勇利が泊まっていると見当をつけていたホテルへ入り、フロントへ向かう。と、その途中で足が止まった。勇利がロビーを横切り、外へ出ていったのだ。なんという偶然。いや、やはり愛の力だろうか。ヴィクトルはきびすを返し、急いであとを追った。 勇利は近くのカフェに入り、かるい昼食をとっていた。店内はさほど混んでいない。ヴィクトルはしばらく考え、つかつかと勇利に歩み寄ると、彼の向かいの席に堂々と腰を下ろした。 「えっ?」 勇利が驚いて顔を上げた。ヴィクトルは頬杖をつき、にっこり笑った。 「え? え?」 勇利は大きく目をみひらいた。見知らぬ人に断りもなく相席されて戸惑っているようだ。彼は助けを求めようとでもいうのか、周囲を見まわし、しかしロシア語が話せないと気がついたらしく、すぐにそれをやめた。 「あ、あの……えっと……」 口ごもっている。ヴィクトルは笑い出しそうだった。なんてかわいい。でもまだ種明かしはしてやらない。練習を中断してこんなところまで来たあげく、それをないしょにして帰ろうという魂胆なのだ。おしおきが必要だ。 「あー……」 何語で話そうと考えているのかもしれない。ヴィクトルはポケットから手帳を取り出し、「イングリッシュOK」と書きつけて勇利に見せた。 「あ、ああ……、はい」 勇利はこっくりとうなずいた。ヴィクトルは続けて書いた。 「筆談ですまない。ちょっと喉を痛めているんだ」 「えーっと……、この席がいいんですか?」 勇利は慎重な態度で尋ねた。おかしな人間だと警戒しているのだろう。ヴィクトルはその通りだと返事をした。 「もしよかったら、ぼく、移動しますけど……」 ヴィクトルはかぶりを振った。勇利は「そうですか……」とつぶやき、頬を赤くして気恥ずかしそうにした。ナンパされたと思っているのかもしれない。まあ外れてはいないのだけれど。 勇利はサンドウィッチを上品に食べながら、物珍しそうに、しかしぶしつけにならない程度にヴィクトルをみつめている。 「あの……、どうしてぼくと同じ席に?」 当たり前の質問を勇利がした。ヴィクトルは手帳に書いて答えた。 「きみが気に入ったから」 勇利がまっかになった。ヴィクトルは可笑しかった。勇利……、ちょっとかっこいい相手に言い寄られたら浮かれるのか? 俺というものがありながら。 「きみは日本人だね。ここへ何をしに来たの?」 ヴィクトルのほうが質問した。勇利はもじもじしながらうつむいた。 「ええっと……、なんていうか、その……」 「旅行?」 「旅行は旅行なんですけれども……」 勇利はまっかになってつぶやいた。 「ヴィクトル・ニキフォロフが試合に出ていたので……」 「ああ、ロシアの英雄。彼を見るためにここまで来たのかい?」 「そ、そうです……」 「へえ。きみみたいなかわいい子がファンだなんて、彼はしあわせ者だね」 ヴィクトルはさらさらと書きつけた。勇利はずっともじついている。 「で、見ることはできたの?」 「はい!」 勇利がぱっと顔を上げた。彼の瞳がたちまちきらきらと輝き始める。 「もう、すごく感動しました。クッソかっこよかったです!」 「…………」 「ヴィクトルって復帰したばかりなのにあんなにすばらしい演技ができて……、彼、日本でコーチしてたんですけど、もちろんそのあいだもすべっていましたけど、でも本格的な練習じゃなかったんですよ! なのに、復帰宣言してからほんのすこししか経ってないのにあの完成度ってすごすぎる……。ぼく、誇らしくってたまらないんです。だって彼はぼくの──」 そこで勇利ははっと口をつぐんだ。熱心に語っていた彼は周囲の視線を集めていることに気がつき、口元を押さえてうつむいた。 「す、すみません……いきなり……」 「相当なファンなんだね」 ヴィクトルはほほえんでそう書いた。 「大好きなんだ」 「え、ええ……まあ……」 「妬けるな」 勇利は目をまるくしてヴィクトルを見た。ヴィクトルはにっこりした。 「言っただろう? きみが気に入ったと」 「あ、あの……ぼくは……」 「いつ帰るの?」 「えっと、明日には……」 「そうか。よかった。じゃあ今日は俺とデートしよう」 「えぇ!?」 「いいだろう? さあおいで」 「ちょ、ちょっと……!」 ヴィクトルは勇利の手を引いて店から出た。もっと早く種明かしをするつもりだったのだけれど、楽しくてつい他人のふりをしてしまった。おもしろいから続けたい。声を聞かれると正体を知られてしまうので、話せないのが不便だが、こういうときのために手帳を持ってきてよかった。 「あ、あの……どうするんですか……」 さてどこへ行こう、と考えこむ。 「どこか行きたいところはある?」 ヴィクトルの見せた手帳のページを見て、勇利はすこし考えこんだ。 「……リンクへ行きたい」 ヴィクトルは目を大きくした。勇利はすぐに笑った。 「冗談です。すべってるヴィクトルを見て、ずっと胸がどきどきしてるんです。そのせいかな」 「……きみはスケートをするの?」 「します。どこにでもいるフィギュアスケーターなんですけど」 「よし行こう」 「えっ」 「リンクだね。いいとも」 ヴィクトルは胸を張り、意気揚々と勇利を心当たりのリンクへ連れていった。氷の上には幾人かの先客がいたが、それほど多くはなく、長谷津ほどではないにしてもひろびろと気持ちよくすべ��そうだった。驚いたことに、勇利はバックパックの中からスケートシューズを取り出した。 「どうして持ってるんだ」 「ヴィクトルを見たらぼくは絶対にすべりたくなるだろうって思ってて……もしどこかでリンクを借りられたらすべろうときめてたんです。食事をしたらリンクを探すつもりでした。貴方に会えてよかった」 勇利はすがすがしく笑うと、ヴィクトルが新しく別のを買ってあげたくなるようなコートとマフラーを脱ぎ捨て、手早く靴を履き替えて氷にのった。彼はかるくすべり、身体をあたためてから、リンクサイドへ戻ってき、フェンスに手をついてうれしそうにヴィクトルを見上げた。 「ここの氷、すてきだ」 ヴィクトルもそう思う。何度かすべったことがあるが、この氷は好きだった。 「見てて」 勇利はそう言うとまた氷の真ん中に戻り、自分のプログラムを演じ始めた。「エロス」と「Yuri on Ice」を立て続けに踊り、人々の視線を集める。上手くほかのスケーターたちを避けているが、彼らは勇利の姿に見蕩れ、足が止まってしまっていた。ジャンプこそしなかったが、勇利らしい、勇利だけの、勇利のスケートだった。 「どうだった?」 勇利が息を切らせて戻ってきた。 「ぼく、よかったでしょ?」 彼はうれしそうに言った。ヴィクトルの胸がどきりと鳴った。勇利ははっとしたように口元を押さえた。 「ごめんなさい……馴れ馴れしい口を利いちゃって……」 「…………」 「貴方はぼくのコーチに似てるんです。たたずまいというか、空気というか……。ぼくのコーチも、よくそうしてフェンスに手を置いて、ぼくのことを見ていました」 「……そうか」 ヴィクトルは呼吸を整え、手帳に書きつけた。 「きみはどこかの国の選手なのかい?」 「えっ」 「いまのすべりはただごとじゃなかったよ。世界トップレベルだ。俺はきみのコーチほどスケートになじんでないだろうけど、すこしはこの世界のこともわかるんだよ。きみはすごくじょうずだね」 「そ、そうかな……」 勇利が赤くなって頬を押さえた。 「べつにトップレベルじゃないですけど、でも、あの、……日本では特別強化選手です」 歴代最高得点を持っているのに、「トップレベルじゃない」などと言うのは勝生勇利くらいだ。ヴィクトルは笑いをこらえた。 「えっと、スケートのこと知ってるんですよね」 「ちょっとだけね」 「だったら助言してもらっていいですか? ぼくのすべり、だめなところはないですか?」 「コーチに教えてもらわないの?」 「コーチは……」 勇利はもじつきながら目を伏せた。 「いまはちょっと、遠くにいるというか……」 「…………」 「あの……」 彼は探るようにヴィクトルを見た。考えているのだろう。この男はヴィクトルと同じ国の人間だ。ヴィクトルのことを知っている。ヴィクトルは日本でコーチをしていた。勇利は日本の特別強化選手である。そこから導き出せることに気がつくのではないか? ──と。 「えっと……、ひみつですよ」 勇利は周囲を見まわし、声をひそめた。彼の視線に気がつくと、スケーターたちが冷やかすように手を振ったり笑ったりする。君、上手いね、という意思表示のつもりだろう。勇利はヴィクトルのほうへ顔を戻し、耳元にくちびるを近づけてささやいた。 「ぼくのコーチ、ヴィクトル・ニキフォロフなんです……」 「…………」 「あ、信じてませんね? 信じなくてもいいですけど。でも本当なんです」 「…………」 「彼、ご存じの通り、いま忙しくて……ぼくはこっそりここへ来たんです……みつかったら怒られます」 勇利は照れくさそうにほほえんだ。 「でも、我慢できなくて。もうしばらく会えません。四大陸選手権には来てくれるって、彼。だけど……」 「彼の代わりに俺に指導しろって?」 ヴィクトルが文字で尋ねると、勇利は大きくかぶりを振った。 「そんなおおげさなことじゃないんです。ただ……いいか悪いか、だけ言ってもらえれば……」 「…………」 「だめですか……?」 ヴィクトルはほほえんだ。 「いいよ」 「本当ですか?」 「ああ。すべってみて。さっきのがきみのプログラムなんだね。もう一度見せて。でも、たいしたことは言えないよ。俺はきみのコーチほど有能じゃないからね」 「大丈夫です」 勇利はいたずらめいた目をしてヴィクトルを見た。 「ぼくのコーチ、コーチとしてはぜんぜんだめなんです。未熟なの」 ヴィクトルは瞬いた。 「でも、そういうところがいいんです!」 勇利は氷にの中央に立ち、それからいきいきとした姿を見せ始めた。ヴィクトルは久しぶりの勇利の演技を、うれしい気持ちで堪能した。勇利がリンクサイドに戻ってくるとひとつふたつ助言を与える。勇利はうなずいてまじめにそこを直す。そしてまたヴィクトルのところへ戻ってくる。あまり言うことはなかった。勇利のこのふたつのプログラムは完成に近づきつつある。あとは注意力が散漫にならないよう、こまかな修正をするだけだ。 ヴィクトルは、自分もすべりたくなってきた。だがスケートシューズ���ないし、そんなことをしたら勇利に正体が伝わってしまう。ふとヴィクトルは気がついた。俺、なんで勇利にないしょにしてるんだ? もちろん楽しいからなのだけれど、いまはじれったかった。勇利を驚かせたい。いつ、どんなときに打ち明けよう……。 勇利は何時間もすべり続けた。ヴィクトルは時計を見、練習しすぎだ、と思った。相変わらず��古熱心な選手である。長谷津でもこんなふうにやってるんじゃないだろうな、と疑った。正体を教えたあとで叱ってやらなくちゃ。 幾度か休憩をするうちに、ほかのスケーターたちが帰っていった。いつの間にか氷の上には勇利ひとりだった。 「ねえ!」 彼は笑顔でヴィクトルに声をかけた。 「あとひとつ、ぼくの大事なプログラム見せてあげる!」 ヴィクトルは手を上げてあいづちを打った。 「これはすごいよ。本当にすごいんだから!」 そう言って勇利が踊り始めたのは、「離れずにそばにいて」だった。ヴィクトルは夢中になって見蕩れた。音楽はもちろん流れていない。勇利は無音ですべっている。しかし、あのときと同じだった。勇利の動画を見たときと……。彼の身体から音楽が流れ出しているようだ。勇利は自分の全身で奏でる。それも、極上の絹のような、なめらかな旋律を。彼の肢体が、ヴィクトルのプログラムを織り上げる……。 「ね? すごいでしょ?」 勇利が勢いよくヴィクトルの前に手をついた。 「ぼくの先生の最高のプログラムなんだ。エキシビションでは、これをデュエットで踊ったこともあるんだよ」 勇利はうれしそうに報告した。そんなことは知っている、と思った。俺が踊ったんだ。おまえと……。 ヴィクトルは無言で勇利を抱きしめた。 「え」 フェンスを挟み、勇利はヴィクトルの首筋に顔を寄せた。驚いているようだ。 「あ、あの……」 ヴィクトルは勇利の頬を両手で包んだ。瞳をのぞきこむ。ふたりをへだてるサングラスが邪魔だった。勇利の目を直接見たかった。あのきらきらと輝く黒い双眸を。しかし、仕方がない。こればかりは……。 ヴィクトルは勇利を引き寄せた。自分がかけたマスクの上から、勇利のくちびるに接吻した。勇利が息を止めた。 「…………」 勇利はまっかになってヴィクトルから離れ、口元を押さえた。どうしたらいいかわからないというように視線をめぐらせる。心配しなくても誰もいない。見られていない。──いや、誰もいないほうが心配かもしれない。勇利にとってヴィクトルは、名前も知らないロシアの男だ。 「えっと……ぼく……」 見ず知らずの男にキスされて、よく恥ずかしそうに照れていられるな。ヴィクトルはふといらだちをおぼえた。理不尽だとはわかっている。しかし腹が立った。そういえば勇利は、ヴィクトルのことを「ぼくのコーチに似ている」と言った。これほど変装しているのに見事な観察眼だ。だが、似ていたらなんでもいいのか、といらいらした。キスだってできるのか。マスク越しだったから? ──そんなこと、関係ない。 「あの……」 「そろそろ出よう」 ヴィクトルは文字を書いた。 「食事にしよう。おいで」 「……はい」 勇利はりんごみたいな頬でうなずいた。 泊まっているホテルのレストランへ連れていった。食べるにはマスクを外さなければならず、ヴィクトルはいささか緊張したけれど、勇利はヴィクトルの口元になどまるで注目していなかった。サングラスを取らないことにも不審を抱いていないようだ。勇利は食事をしながら、夢中で話し続けた。 「彼は、本当にすばらしいスケーターなんです。貴方もロシアの人ならわかるでしょう? 洗練された魔術です。彼はぼくに魔法をかけるんです。もちろん誰でも使える魔法じゃない。彼だけのものです。普段の彼は陽気で、愛嬌があって、楽しいひとです。いい加減で人の話を聞かない。つまらないことで喧嘩もするけど、でも、それがいいんです。ぼくは昔、彼とごく普通の会話をするなんて無理だと思っていて、実際、彼が来てからもなかなかうちとけられませんでした。だけど彼は根気強くぼくの難しい性格につきあってくれて、いつも見守ってくれるんです。彼は子どもみたいなところもあるけど、とても大人で、ぼくを包んでくれるんです。ぼくは彼に夢中で、普段からずっと彼のことばかり考えてます。スケートのときは、それは真剣に打ちこんでいて、スケートを愛しているのが伝わってきます。彼は技術がすばらしいけど、それだけじゃありません。いつだって人を驚かせることを考えてるんです。ぼくは毎日彼に驚いているし、彼への愛情が尽きないんです──」 目をきららかに輝かせて話す勇利にヴィクトルは見蕩れていた。あいづちなど打つ余地はなかった。勇利はヴィクトルのことばかりを口にし、どれだけ彼が自分にとって大切か、どんなに彼がよくしてくれるかを語っていた。ヴィクトルは不思議な気持ちだった。勇利が「彼」と言って自分のことを説明するのを、他人事のような、それでいて当事者のような、なんとも矛盾する思いで聞いていた。 「ああ、いっぱいしゃべっちゃった。ごめんなさい。ぼく、しゃべりすぎですね。貴方がいいひとだから聞いてもらえるような気がして、つい……。ぼく、うるさいですか? すこし黙ったほうがいいですか?」 「構わない。俺は話せないからね」 ヴィクトルは文字で答えながら、勇利が他人にこれほど最初からこころをひらくのは珍しいと思った。いや、初めてではないだろうか。彼は、尊敬し、敬愛していたヴィクトルにさえ、最初はぎこちなかったのだ。そう思うとヴィクトルはまたすこし嫉妬をおぼえた。勇利が名も知らぬ男に親しく接しているのは、当人も言っていた通り、「ヴィクトルに似ている」という本能的な感覚からだろうが、それでもおもしろくなかった。勇利はもしかしたら、ヴィクトルに似ているという理由で、ヴィクトルがいない場所で誰かにこうしてほほえみかけるのかもしれないのだ。 勇利、おまえはそういう子じゃないだろう? 知らない相手にはもっとそっけなくて、冷ややかで、ファンにさえ愛想がないじゃないか。なのに初対面の男に……無防備に過ぎる。おまえはこの男の名前さえ知らないんだぞ! 勇利が話していることは、彼がヴィクトルに深い愛情を抱いているという話なのに、それをうれしく思いながら、話す相手が気に入らないとヴィクトルは溜息をついた。 食後のデザートが済んだら、勇利が時間を気にした。ヴィクトルは再びマスクをすると、立ち上がって、勇利に先に行くよう手で示した。代金を支払い、店から出たところで、勇利が「あの、ぼくのぶんの支払いを……」と申し出た。ヴィクトルはかぶりを振った。 「構わない」 「でも」 「じゃあ、ごちそうする代わりに、もうすこし付き合ってくれないか」 ヴィクトルの書いた文字を読み、勇利は目を上げて瞬いた。 「……どこへ?」 ヴィクトルはほほえんで勇利を部屋へ連れていった。途中で遠慮するか、いやがって帰ると言い張るかと思ったけれど、勇利は素直に黙ってついてきた。部屋の扉を閉めたとき、ヴィクトルはこころの底から腹が立った。勇利、おまえは知らない男にこうしてのこのこついていくのか! 「あ、あの……」 ヴィクトルは勇利のくちびるにひとさし指を当てた。勇利が口を閉ざす。勇利はヴィクトルをみつめ、慎重にうなずき、それから室内を見まわした。おずおずとバックパックを下ろし、それを抱きしめて、どうすればよいのかというように立ちすくむ。 「コートを脱いで。くつろいで」 「あ、はい……」 ヴィクトルは冷蔵庫を開け、アルコールの瓶をいくつか出した。ラベルを見もせずにグラスにそそぐ。ソファに座り、グラスをテーブルに置いて手で示した。ヴィクトルの向かいに腰を下ろした勇利は、困ったような顔をした。 「酔うと大変だから……」 ヴィクトルは笑顔でもう一度勧めた。勇利はグラスを見、ためらいながら取り上げ、すこし飲んだ。 「……美味しい」 「大変だから」なんて言っていたくせに、すぐにまた口に運んだ。ヴィクトルは本当に腹が立った。名前も知らない、正体不明の男についていったあげく、酒まで飲んで、まるで酔っても構わないという姿勢ではないか。いったい勇利には警戒心というものがないのか。何をされてもよいと思っているのか。ヴィクトルに似ているから? それとも──。 そんなことは関係なく、この名前も知らない男を、勇利は好きになってしまったのか。 ヴィクトルは自分の行動を思い出してみた。いきなり勇利のテーブルにつき、きみが気に入ったと言った。勇利がリンクへ行きたいと望んだら、すぐに受け容れ、案内した。何時間も勇利のスケートを見守り、親切に助言した。そして食事に連れていって、ごちそうをして、部屋へ連れこんでいる。勇利からしたら、ちょっとかっこいい人が自分に言い寄ってきて、優しくしてくれた、というなりゆきだろう。ヴィクトルに似ていて親しみやすいし、こころをゆるしている。好意を寄せても不思議ではない。 しかし、だからといって、部屋で酒まで飲んで、セックスしてもよいというそぶりを見せるのはどうなのか。 「もっと飲んでいい?」 すでに酔いがまわり始めている勇利は、自分で赤い液体を瓶からそそいでにこにこした。ヴィクトルは黙っていた。 「貴方は飲まないの?」 「…………」 「美味しいのに……」 勇利。痛い目を見ないとわからないのか。もし俺じゃなかったらどうする? 何をされるかわかっているのか? こんな密室でふたりきり。いい気持ちに酔って。どうなっても知らないぞ。 ヴィクトルのいらだちは、時間が経つにつれ、どうしようもなくつのっていった。勇利がこんなに考えなしだとは知らなかった。思えば、最初のバンケットのときからあまりに無邪気すぎたのだ。彼はもしかしたら、ヴィクトルの知らないところで、何度もこういうことをしているのかもしれない。 「どうしたの? 何か言って」 勇利が舌足らずにねだる。 「あ、何か書いて、かぁ……」 ふわっと彼が笑った。ヴィクトルは舌打ちしたくなった。誰にでもその笑顔を向けるんだな、と思った。 ヴィクトルは勇利の恋人ではない。しかしいろんなことがあり、彼とは親密で、深く愛しあっている。ふたりだけのひみつがたくさんある。なのに勇利はこんなところで、こんなことをしているのだ。 「ねえ……」 勇利がテーブルに身を乗り出した。 「一緒に飲んでよぉ……」 もう我慢がならなかった。ヴィクトルは勇利の手首をつかむと、立ち上がってひっぱり上げ、勢いよくベッドに押し倒した。あおむけに転がった勇利はぱちぱちと瞬き、のしかかったヴィクトルを不思議そうに見上げた。 「……どうしたの」 勇利の手が、頬を包んでいる髪の上からふれてきた。ヴィクトルは腹の底が熱かった。なんで抵抗しない。ここまで来て、どうしてセックスしてもいいという態度なんだ! ヴィクトルは顔を近づけた。勇利はじっとしている。キスする寸前、勇利の指が、ヴィクトルのマスクをすっと下げた。 「!……」 くちびるが直接重なった。勇利がまぶたを閉ざし、ヴィクトルの頬を撫でまわす。彼の舌がヴィクトルのくちびるを舐めた。ヴィクトルは動けなかった。 「ん……、どうして……」 勇利が目を開ける。まぶたの向こうから、魅力的にうるおった黒い瞳が、熱心にヴィクトルをみつめていた。 「押し倒したのに、なんで何もしないの……」 吐息交じりの声に、ヴィクトルは怒りと混乱を感じた。勇利は言った。 「ねえ……、ヴィクトル」 ──なんだって? ヴィクトルはぼうぜんとした。一瞬のうちに憤りが困惑に変わり、混乱はひどくなった。 「ね……」 勇利がまたヴィクトルのくちびるを舐める。 「喉を痛めたって、どうして? どうかしたの……?」 「…………」 「うそじゃないの? 本当に話せないの? 大丈夫……?」 「……勇利」 ヴィクトルはちいさく呼んだ。 「……やっぱり、声、出るんだ」 「勇利、どうして……」 ヴィクトルはささやいた。 「なぜわかった……、いつ……?」 「え……?」 勇利は瞬き、それから花がほころぶように可憐な笑みを浮かべた。 「最初からわかってたよ……」 「……え」 「わかるよ……」 勇利の手がニット帽ごとウィッグをするりと押しやり、ネットの下からあらわれたヴィクトルの銀色の髪を優しく梳いた。サングラスもマスクも外され、顔じゅうに接吻される。 「わからないわけないよ……ヴィクトルのことは、どんな姿でもわかるよ……」 ヴィクトルは何も言えなくなった。勇利がうれしそうに笑っている。 「会いたかった。さっきのかっこうもすてきだったけど、やっぱりヴィクトルはヴィクトルなのがいちばんだね……」 ヴィクトルは顔を寄せて勇利のくちびるにキスをした。そうしながらシャツを引き上げ、頭から引き抜いて投げ捨てる。 「それも、似合うけど……」 「脱いだほうがいいだろ」 ヴィクトルは手短に言った。勇利はまぶたをほそめて純情そうにほほえんだ。 「──うん」 「ひと目でわかったよ。でも、ほら、ここはロシアだから。ヴィクトルがいるだけで大騒ぎになっちゃうからね。だから変装してるんだろうなって思った。それに合わせないとって理解したよ。リンクでは、ぼく、自分のプロすべっちゃったから、あんな場所にいるような人たちだし、もしかしたらぼくがぼくってわかっちゃったかもしれないでしょ? 一緒にいる相手がコーチだと思われたら、つまりヴィクトルだってばれちゃうじゃない? 気を遣ったよ」 勇利は優しい声でつぶやくように話した。 「ずっと、一生懸命、このひとはヴィクトルじゃありませんって態度で���んばったんだよ。えらかったでしょ?」 「…………」 「それにしてもびっくりしたなあ。ヴィクトルでもあんなかっこうするんだぁ。でも、あんなにいろいろ隠してるのに、かっこよかったよ。ヴィクトルのことちらちら見てる人たくさんいた。服はともかく、装備自体は普段のぼくとあまり変わらないのに、やっぱりヴィクトルにはあふれ出る品位と色気っていうものがあるんだね。ヴィクトルと一緒にいるのにずっと変な感じだった。ヴィクトルはしゃべらないし」 勇利はくすくす笑っている。 「あれ、ぼくにわからないようにするためだったんだね? ぼくは、ヴィクトルファンはぼくくらい年季が入ってるから、声をちょっと聞いただけでばれちゃうからだと考えてたよ。ぼくに聞かれたくなかったんだ……。ヴィクトル、本気でぼくが気づいてないと思ってたの? ぼくはヴィクトルが、ぼくが気づいてることをわかってると思ってたよ。了解して、お芝居して楽しんでるんだってね……。ちがったんだ」 彼は楽しそうだ。 「じゃあ、ぼくがほいほいついてくるの見てびっくりしただろうね。『勇利、いつから初対面の相手にそれほどこころをゆるすようになったんだ?』」 ヴィクトルは溜息をつき、勇利のあたたかな身体を抱きしめた。びっくりした、だなんて、そんな生易しいものではない。 「ばかなやつだと思った?」 勇利はいたずらっぽく笑ってヴィクトルの頬にふれた。そして、彼がすばらしいと言ったおとがいの線を撫でた。 「あぶなっかしいやつだって……」 ヴィクトルは勇利にキスをした。自分の罠に自分で落ちたのだから、勇利を責めることはできない。 「ヴィクトルじゃなきゃこんなとこまでついてこないよ……最初に同じテーブルに来られた時点で席を立ってる」 「本当かい?」 ヴィクトルが勇利のまぶたにくり返し接吻すると、彼は、「うん」と笑いながらうなずいた。 「ああいうの、無理。困る」 「勝生勇利のあの冷血ぶりで退けるかい?」 「冷血ぶりってなにそれ……」 勇利は不満そうに口をとがらせたが、すぐになごやかな目をして、「うん、ぼくの冷血ぶりで追い払うよ」と言った。 「俺が今日一日、どんな気持ちでいたかわかる?」 「わからない」 「だろうな」 「じゃあヴィクトルは、ぼくがこっちへ来てから、どんな気持ちでいたかわかる?」 「……わかるよ」 勇利は裸の腕を伸ばし、ヴィクトルの首筋に抱きついた。 「そう……?」 「今日、きみが全部話したじゃないか」 「話さなきゃわからなかった?」 「…………」 「ぼくがヴィクトルのことどう思ってるか、知らないの?」 勇利が笑った。 「きみは俺の今日一日の気持ちも、俺が勇利のことをどう思ってるかも知らないんだろう」 「ぼくの勝ち」 「何が勝ちだ」 ヴィクトルは可笑しくて笑い出してしまった。その通り。勝生勇利の勝ちだ……。 「いつもああして変装してるの?」 「いや、初めてだ」 「どうして? 驚かせようとかいう魂胆?」 「ちがう。勇利とデートしたくてした変装だ」 「ぼく、ヴィクトル・ニキフォロフに変装までさせる人間なんだ」 「そうだ。きみのために初めて変装をした。声をかけて無視されたのも初めてだし、コーチになってと言われたのも初めてだ。リップクリームを塗ってあげたのも、キスなんかどうでもいいからぼくよりぼくを信じてと言われたのも初めてだ」 「どうでもいいなんて言ってないよ」 「リンクでキスしたのも初めてだし、スケートシューズにキスしたのも、プロポーズされたのも、指輪をもらったのも初めてだ」 「プロポーズ、してない」 「変装して……、どんな貴方でもわかるって言われたのも初めてさ……」 「ぼくも、変装されたのも、それで相手がわかったのも初めてだよ」 「次はどんな未知の体験を俺にさせるつもりだ?��勇利、俺は……」 「不安でぞくぞくしてる?」 「いや……、楽しみでわくわくしてる」 勇利は口元をほころばせた。 「……ぼくも、変装される以外にも、ヴィクトルでたくさん初体験してるよ」 「期待させるね。どんな?」 「こんなに人を好きになったのは、ヴィクトルが初めて」 ヴィクトルは目をまるくした。 「キスをしたのもヴィクトルが初めてだし……」 勇利はいたずらっぽく瞳をきらめかせ、ヴィクトルの耳にくちびるを近づけてささやいた。 「えっちなことをしたのも、ヴィクトルが、初めて」 彼はヴィクトルと視線を合わせ、ゆっくりと瞬いた。 「全部、最初で最後だよ。うれしい? 重い? めんどくさい?」 「勇利……」 ヴィクトルはかすれた声でつぶやいた。 「また……俺に未知の体験をさせたね……」 「ヴィクトル、金メダルおめでとう」 ヴィクトルはまぶたを閉じた。勇利の頬にそっとくちびるを当てる。いとしい者が腕の中にいる。勇利はヴィクトルだけを愛しており、ヴィクトルしか見えておらず、ほかの者たちがヴィクトルをヴィクトルだとわからなくても、彼だけはヴィクトルだと感じ取れるのだ。 「……勇利」 「なに?」 「ないしょでこんなところまで来て、こっそり俺の試合を観戦してたこと、あとでお説教だ」
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