#個性派ブローチ
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nishijinokamoto · 1 year ago
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One-day event in Kyoto on the theme of 'travel'.
・tatlı kahve  ・Africa dogs ・Sri Lanka  ・kyodogashi-kenkyusha ・aillugib ・Nishijin silk brocade hair turban nishijina
At Gallery Issatei, a gallery in a renovated kyomachiya Townhouses. 
Date: Saturday 16th September 2023 Time: 11:00am-6:00pm Venue: Gallery Issatei
【秋のイベントのお知らせ】
来週の土曜日、四条烏丸南西にある京町家を改装したギャラリー、gallery一茶亭さんで「旅」をテーマにした一日限りのイベントがあります。
エキゾチックに魅力的なイベントです。
・世界中から果実やスパイスが集まる東西文化の十字路として栄えたトルコに想いを馳せ、いろんな国の美味しいメニューを揃えたタトゥルカフェさん、
・アフリカンバティックの #Africadogs さん、
・スリランカの美味しいお料理を提供してくださるSri Lankaさん、
・世界のお菓子を提供してくださる #世界郷土菓子研究社 さん、
・そして、旅して集めた世界の布を中心にターバンや雑貨をつくるaillugib、
旅がテーマの今回のイベント。
色んな国の香りが満ちて広がる素敵な一日になりそうです。
旅好きには大満足していただけるはず。
皆さんの旅の思い出もぜひお聞かせください。
日 時 2023.9.16(土)
時 間 11時から18時
会 場 gallery一茶亭
🫖動画は、一茶亭ギャラリーのオーナーさん。
aillugibと西陣織 西陣岡本のコラボターバン・ニシジーナをご愛用いただいています。ホントにお似合いでステキ💓
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kirari-kirameku · 2 years ago
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* 【💝おnew💝】 * お気に入り過ぎて、 vacaさん行った時あったら、必ず買い占めるカメオ @vaca_material_room * 上田匡志さんのホワイトタイガーとも合わせてみました😁✨ ただしさんお母さん▶ @tadashigaeru373 * ホワイトタイガーは、実��自然界には存在しないそう * ベンガルトラの変異種ていうのかな?やねんて んで、 ちょうど、愛するYUKIちゃんが最新のインタビューで、ベンガルトラではなく、ベンガル猫の話をしていて、 何か運命感じて、 仕上げをツヤッ艶にしました☺️🌈✨✨✨ 行動意味不明やけど、自分なりには意味があるのです * カメオシリーズは、全てブローチです♡ ふわふわモヘアのニットに艶とキラキラしてる質感のブローチ、絶対かわいいし、 春になれば、おとぼけキャラに 敢えてのトレンチコートやステンカラーコートを合わせてほしい!!! * もちろん、ストールやマフラーのポイントにも☻ * それから、愛と狂気のマーケットに出すか、自分で使うか悩んでる、 ぱっちん留めも、ホワイトタイガーで作りました☺️☺️ * 参考までに、お写真あげてます * * * ラフォーレ原宿地下0.5階 『愛と狂気のマーケット』 @aitokyouki @laforet_h * 2/1〜2/28 ※2/7.8は、休館日 11時〜20時 ※2/1 16時open 2/28 〜18時まで * 🌷きらりのお店番🌷 2/1㈬ 16時〜20時 2/2㈭ 14時くらい〜20時 2/3㈮ 14時くらい〜18時半くらい ・ ・ ・ 2/26㈰ ???〜20時 2/27㈪ 14時くらい〜20時 2/28㈫ 14時くらい〜18時 * #ラフォーレ原宿 #愛と狂気のマーケット #愛と狂気 #aitokyouki #harajuku #きらりと障害 #障害者アート 使用 #障害者アートをお洒落に商品化 #Kirari_Kirameku #きらり煌めく #上田匡志 #自閉症スペクトラム #アウトサイダーアート #大阪 #原宿 #原宿ファッション #大阪クリエイター #大阪ハンドメイド #個性派ハンドメイド #個性派ファッション #個性派アクセサリー #個性派クリエイター #派手ファッション #派手アクセサリー #派手ハンドメイド #カラフルファッション #カラフルハンドメイド #カラフルアクセサリー #colorfulfashion #カラフルクリエイター (愛と狂気のマーケット@ラフォーレ原宿) https://www.instagram.com/p/CoA5hE_h-oD/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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hirooo3rooom · 5 years ago
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目ガ死ンデルブローチ:クロネコ⠀ 活動が制限されない薄くて暖かい部屋着一式を手に入れたのでご機嫌。⠀ ⠀⠀⠀ ᜓ ᜓ ᜓ ᜓ ᜓ ᜓ ᜓ ᜓ ᜓ ᜓ ⠀⠀ アートと花と服⠀ アートを贈るクリスマス限定店⠀ 11/22〜12/25⠀ アミュプラザ大分 1F⠀ (JR大分CITY)⠀⠀ ᜒ ᜒ ᜒ ᜒ ᜒ ᜒ ᜒ ᜒ ᜒ ᜒ #wool #woolfelt #felt #feltingwork #felting #needlefelting #needlefelted #needlefelt #ニードルフェルト #羊毛 #羊毛フェルト #フェルト #個性派ファッション #scary #whoareyou #brooch #ブローチ#個性派ブローチ #annimals #animalart #animallovers #catlover #ネコ#黒猫 https://www.instagram.com/p/B5dxN26l4Fj/?igshid=bmiarcwuuhv7
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aya8 · 4 years ago
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@palnartpoc さんの新作コレクションがa8.にも届きました✨🎁✨ #Repost @palnartpoc • • • • • • パルナートポック新作コレクション 2020/11/20(金)13時 発売開始 今作はホリデーシーズンにぴったりなキラキラ楽しいアイテムが目白押しです☆ ぜひ、お気に入りを見つけて下さいね! 縁起物ピアス 2,500円 いたずらネコピアス 3,000 円 縁起物イヤリング 2,800円 いたずらネコイヤリング 3,300円 ホシノカケラ 3,000円 深雪(みゆき)ブローチ 3,500円 うさぎ座ブローチ 3,300円 夜釣りブローチ 3,500円 夜の帳(よるのとばり)リング 2,600円 オコジョリング 3,500円 クレセントリング 2,800円 ※全て税抜き表記です。 https://palnartpoc-store.com/newitem #palnartpoc #パルナートポック#madeinjapan #handmade #japan #accessory #jewelry #アクセサリー #個性派 #ピアス #ネックレス #リング #ブローチ #プレゼント #ギフト #新作 https://www.instagram.com/p/CH1LRULHCv0/?igshid=d4slg8qm93m2
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yukiyukimushroom · 5 years ago
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👄👄👄 . . . ヨダレ . まーたたくさん作りました . 愛媛ではどうなんだろうか?w . キラッキラなリアルヨダレも作ったよ😛 ざっくり計算したらこれまでに恐竜含め150個近く作ってた まとめ買いしてくださるお客様もいらっしゃいますが、相当な数のヨダレがさまざまな場所に散らばっている🤣 今度ヨダレの分布図作ってみようかな🗾 そうこうしてるうちに唇と恐竜はそろそろ終わりに近づいているので、新たなヨダレアイテム作らなくちゃだね😊 . . . 6/29-6/30 瀬戸内ハンドメイドマルシェ@アイテムえひめ ブースNO. A-11 . . . . . #handmade #instagood #handmade #tokyo #handicraft #madejapan #brooch #カラフル #かわいい #雑貨 #ハンドメイド雑貨 #キッチュ #レトロ #個性 #派手 #ハッピー #唇 #クチビル #がまぐち #ハンドメイド #ブローチ #ヨダレ #ネオンカラー #瀬戸内ハンドメイドマルシェ #愛媛 https://www.instagram.com/p/BzMZcvin7ug/?igshid=1in8tzavqaiw4
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newsletterarchive · 5 years ago
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NEWSLETTER  vol.48
ニュースレターの第48号をお届けします。
今回は2018年6月8日に Art Jewelry Forum に掲載された、リン・チャン氏へのインタビューをお届けします。
翻訳をはじめたのはもう何か月も前ですが、思いのほか時間がかかって前回配信から10か月も経ってしまいました…今後も不定期の配信となりそうですが気長にお付き合いいただけますと嬉しいです。あいかわらず、メールに埋め込むと画像が小さくなってしまうので、ぜひ元の記事もご覧になってくださいね。
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https://artjewelryforum.org/lin-cheung-0
2018年6月8日
リン・チャン
日常性と非日常性 その共存を実現させるもの
アドリアーナ・G・ラドレスク
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リン・チャン《遅ればせながらの応答:混乱、言葉もない、意気消沈》、2017年、ブローチ、ラピスラズリ、金、各51 x 9 mm、撮影:リン・チャン
リン・チャンの作品は絶えず議論を呼ぶ。《敵か味方か》のネックレスや《室温》のオブジェ、書籍にインスタレーションから、最近作の《遅ればせながらの応答》のブローチや《保管》シリーズに至るまで、彼女の作品は、人のありように対する一解釈であり、作り手の思想や感情の運び手であり、ジュエリーの意味を模索する飽くなき探求である。
リン・チャンはこれまで、数多の賞を受賞してきた。最近では、2018年にフランソワーズ・ファン・デン・ボッシュ賞とヘルベルト・ホフマン賞を受賞。2017年には英国のBBC Radio 4が主催するウーマンズ・アワー・クラフト・プライズにおいて、1500名の応募者から最終選考12名のうち1名に選出された。
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アドリアーナ G. ラドレスク:あなたは今年、その作品と、コンテンポラリージュエリーの振興における国内外での示唆に富む役割が認められ、栄誉あるフランソワーズ・ファン・デン・ボッシュ賞を受賞されましたね。そのすべてがどのように始まったのか、お聞かせいただけますか? いつごろからジュエリーを作りたいと思うようになりましたか? また、どこで勉強されましたか?
リン・チャン:ありがとうございます! 今年はこれまでのところとてもいい年で、フランソワーズ・ファン・デン・ボッシュ財団には心から感謝しています。彼らは独立機関として、熱意をもって主体的に、人々の想像を超える優れた仕事をしています。これは今の時代にあって珍しいことで、それだけに特に光栄に感じています。
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リン・チャン、《遅ればせながらの応答:動揺》、2017年、ブローチ、ベルジャンブラックマーブル、ハウライト、金、54 x 9 mm、撮影:リン・チャン
私は、なんでも手作りしたり修理して使うことを良しとするごく堅実な家庭で育ちました。裁縫や編み物、刺繍にくわえ、ものが動く仕組みや素材に興味が湧いて、何かを分解したりもしました。でも、ジュエリーを作った記憶はありません。私は子ども時代とティーンエイジャーを経て成人してからも、もらったものも自分で買ったものも含め、たくさんのジュエリーを身に着けてきましたが、自分で作るようになったのはずいぶん後のことです。
私は、ブライトン大学の学士課程(通称WMCP、(訳注:木工、金工、���芸、樹脂の英単語の頭文字をつなげたもの))で陶芸と金工を専攻しました。そこで偶然ラルフ・ターナーの著作である「ニュー・ジュエリー」を手に取りました。それからというもの、この道一筋です。それ以降、私が置かれたすべての環境や訪れた場所、出会った人々は何かしらこの本と結びついているので、遠い親戚のような縁を感じますし、それだけにこの本は私の考え方に深い影響を与えた存在です。作品の素材や技法は何なのか、思いを巡らせながら夢中になってページをめくっては「これはおもしろい!」と思っていました。
あなたは今年、石を彫ったブローチのシリーズ、《遅ればせながらの応答》でヘルベルト・ホフマン賞を受賞され、忘れがたい1年のスタートを切られました。
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リン・チャン、《遅ればせながらの応答:バラ色》、2017年、ブローチ、ローズクォーツ、金、43 x 8 mm、撮影:リン・チャン
審査員から「時事問題とその意味との関係性を表現した、政治的見解の表明」と評されたこの作品は、英国のEU離脱を決する国民投票と世界の政治情勢への個人的な応答として作られたとのことですね。この作品は缶バッジの形をしており、表面に絵文字やシンボルを思わせる顔が描かれていますが、一般の缶バッジのようにプレスした金属やプラスチックでできてはおらず、半貴石を研磨し、表面に金を点在させて作られています。政治キャンペーンで多用される、安価で息の長い定番アイテムであり、質素ともいえる装着型の伝達装置である缶バッジと、高価な素材とを結びつけようと思ったのはなぜですか? また、タイトルの「遅ればせながら」にはどのような意味が込められていますか?
リン・チャン:私が石という、硬くて容赦なく、永続する素材でこのブローチを作ることにしたのは、使い捨てで瞬時に作れるお手軽な金属製のバッジとの対比を表現しようと思ったからです。皮肉なことに、私は、メッセージの内容が浅いか深いかにかかわらず、一度使えば用済みとなるはずの缶バッジをいつも大事に取っておきます。手元に残しておくと、その時の気持ちや信条、出来事、気分を鮮明に覚えていられるので。これが、私が半貴石を使った理由のひとつです。つまり、一部の発言や行為はやり直しがきかないから、ほんの一瞬の出来事でも人の心に長く残りうるということを言いたかったのです。
タイトルの「遅ればせながら」は、すぐさま反応するのとは逆のリアクションの仕方を表しています。私は、国民投票の前後の情勢を目にして悲しくなったのをはっきりと覚えていますが、それをどう表現すればよいのかわかりませんでした。ただ、いつかこの思いを作品にすることだけはわかりました。後から行動に出るということは、蓄積された何かが、時間を経てから展開していくということです。私は、実際の出来事からかなり時間がたってからようやく、抑圧された思いやぐるぐると混乱した感情を、石の研磨を通じて解放できるようになりました。
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リン・チャン、《遅ればせながらの応答:しかめ顔》、2018年、ブローチ、ラピスラズリ、金、54 x 9 mm、撮影:リン・チャン
また、「遅ればせながら」は、石の加工にともなう労力と、石や石の研磨から連想される隠喩的な意味も表しています。さらに、研磨や切削は、熟考や仕上げ、そぎ落としていく過程も意味します。つまり、考えを整理し、遅まきながら納得し決心が固まるまで時間を稼ぎ、じっと待つという、時間のかかる肉体的行為を表します。石の研磨はほぼ独学で習得しました(最初だけ、シャルロッテ・デ・シラスによる5日間の特別クラスで専門的な講義を受けました)。そのため、新しい素材に初挑戦する時の常として、時間こそ余計にかかりましたが、素人であったことがむしろ好都合に働きました。知識のなさに妨げられず、失うものがないまっさらな気持ちで制作に打ち込むことができました。
コンセプチャルなジュエリーは、政治的な意識の向上という点で、大衆を説得する力を持ちうると思いますか?
リン・チャン:ええ、その力があると信じています。また、すでに知られていたり、こうだと信じ込まれている方法以外のやり方で、そういった力を量る方法にも興味があります。ただ、《遅ればせながらの応答》シリーズが必ずし��「大衆の政治的な意識を向上させる」とは思いません。このシリーズはそれ自体が議論の一部をなす当事者性の強い作品で、すでに広く認識されている問題を扱っているため、意識の向上というよりはタイムリーなコメントとしての趣が強いでしょう。私は今も、この決定がもたらした損害を忘れてはならないと思いますし、今後は今以上に不確かな時代になるでしょう。だからこそ、ジュエリーには、自分たちの周囲で起きている出来事について考えさせる存在であり続けてほしいのです。大衆の政治に対する意識の向上という点では、エスナ・スーこそシリアの難民危機を表現した作品でそれを実行しているといえます。彼女は私たちに、時間とエネルギーを費やして作品について考えることで、難民危機の問題を忘れないよう促しています。
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リン・チャン、《遅ればせながらの応答:逃げ腰》、2018年、両面装着式のブローチ、ハウライト、ベルジャンブラックマーブル、金、49 x 12 mm、撮影:リン・チャン
作品の持ち主がご自身の考えに共感してくれるかどうかは重視していますか?
リン・チャン:自分の考えや見解に共感してもらえるといつでもうれしいです。私の場合、それを知るのは直接人と会った時なので、会話ができたり、同じ考えを持っていることに気づいたりできるのは、私にとってはありがたいおまけです。私は時間の許す限り、工房にこもるようにしているので。外に出て別の視点から作品を見られるのはいいリフレッシュになりますが、共感してもらえなくても構いません。私は自分の考えが伝わるよう素材や大きさ、造形を制御しはしますが、作品は独立した存在です。私の手元を離れたら、自由の身です。勝手に別の意味や価値観を帯びたり、身につけてもらえたりもらえなかったり、好かれたり嫌われたりすればいいのです。それは自力では制御できない領域ですし、制御したいとも思いません。私は、最善の方法で考えや意見を表現することにやりがいや興奮を感じますし、そこが重要なポイントなのであって、自分が答えを知っていると思えるかどうかという点は重視していません。
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リン・チャン、《真珠のネックレス:グラデーション》、2017年、ネックレス、淡水パール、金、ビンテージのケース(修繕済み)、ネックレスの長さ:406.5mm
あなたのウェブサイトには、「《真珠のネックレス》シリーズは、母親から譲り受けたものの使わずにいた真珠のネックレスをインスピレーションの源とした。このネックレスは自分に似合わないと思ったし、たった一種類の女性性を信じているわ��でもない」と書かれています。男性モデルに着用させたこの作品は、淡水真珠���1粒1粒削り出し、ホイットビージェットのチェーンと同じ構造でつなげてネックレスにしたものです。このシリーズは、装飾品としてのジュエリーや、個性の形成におけるジュエリーの役割の探求の一環として作られたものですか? また、ジュエリーは新たな形のジェンダー表現を推し進める上で効果的な手立てだと思いますか? この作品には、どのようなメッセージや意図が込められていますか?
リン・チャン:後から思えば、この作品はずいぶん複雑な意味を帯びていますね。一方では、ごくシンプルな作品で、元のネックレスを手に取って加工するに至ったのも、チェーンにできるかどうか試したかったという単純明快な動機からです。実験が済んでチェーン全体が完成してはじめて、どんな意味を持ちうるか、なぜこんなことをしたのか、それがどうなったのかを考える時間を持てました。このネックレスは、身に着けるとお高く留まって見えるような気がして、長い間しまったまま使うことはありませんでした。
真珠にはさまざまな意味合いが込められています。そして、形状や機能の面で可能性の幅が広いダイヤモンドや金などと違って、ジュエリー素材としての革命がもっとも起こりづらい素材ではないでしょうか。その意味では、この真珠作品では、おそらくその形が一番の理由で、少しだけその遅れを取り戻せた気がします。真珠の「ジュエリーらしさ」は丸い形に生まれついた時点で既定路線であり、人はなぜかそこに女性らしさだと受け止めるのです。私が真珠を研磨してチェーンを作って、最初に、そして一番強く感じたのは、これはもはや真珠のネックレスではない、ということです。そのことで、真珠にまつわる意味合いを薄められましたし、おめかしや着飾ることを目的にジュエリーを着けていたのは過ぎ去った昔の話であって、ジュエリーとは単に着けたいから着けるものだという私自身のジュエリー観に沿った作品になったと思います。
私は女性性とは何であるかに興味を引かれます。それは必ずしもジェンダーと関連づいているわけではありません。私は女性性をもっと広義にとらえていて、体力とは別の、知的な精神力や思考、思いやりと関わるものだと考えています。作品を男性モデルに着用させて撮影したのは、実験的な見せ方をしたかったからです。そして、それが真珠のネックレスは女性的なものだという狭量な考えを打ち破ったと伝える上で有効な手段であるかどうか、そして、それでも依然として残る繊細な強さと多義的かつ対照的な複数の側面が、また別の女性性を表現しうるのかどうかを確認したかったのです。つまり、自分が身近に感じられ、さらに女性という自分のジェンダーも手放さずにいられるという形の女性性です。そうですね……この作品については、完成してからもそのインパクトについて考えていますが、今もまだ、的確に言い表すのが難しいです。が、そうやって考えるのも、とても面白いことですね。
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リン・チャン、《真珠のネックレス:マチネー》、2016年、ネックレス、淡水パール、金、長さ:560 mm、撮影:リン・チャン
《真珠のネックレス》シリーズの一部の作品は、修理を施したビンテージの真珠のネックレスの専用ケースがついていますね。このようにケースに手直しをして再利用するという行為には、どのような意味があるのでしょうか?
リン・チャン:アンティークのケースを再利用することで、過去の所有など、物語に歴史という側面が若干加味されます。最初に作ったネックレスと箱は母の所有物で、それ以降のネックレスと箱は、最初につくったものの形式を借用したものです。
作品が装着されることについては、どれくらい重要視していますか?
リン・チャン:どちらでも構いません。着用性の高いデザインであっても、実際につけるかどうかは別問題で各自が判断することです。私はどちらの考えも理解できます。私自身、身に着けないジュエリーをたくさん持っていますが、そのことが物への愛着に影響するわけではありません。手に取って眺めて、またしまうということも好んでやります。時に実用的でないジュエリーをじゃらじゃらつけることもあります。このようなアイテムは注意が必要ですし、つけている間ずっと気になってしまうものです。おまけに針先がとがっておらず、ブラウスやTシャツに大穴が開いてしまうこともあります。それでも、ジュエリーとしての出来がよければ、その価値はあるのです。同じものを数週間つけっぱなしにすることもあります。装着するしないにかかわらず、ジュエリーが喜びをもたらしてくれることに変わりありません。
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リン・チャン、《保管:紙と輪ゴム》、2016年、ブローチ、合成石、金、輪ゴム、70 x 22 x 15 mm、撮影:リン・チャン
《保管》シリーズは、あなた自身のジュエリーの保管方法を扱った作品です。このシリーズは、こう言っては何ですがとても生活感があって、《紙》や《輪ゴム》と題されたブローチでありふれた物体を描写しています。この作品では、合成石や金という耐久性のある素材と、輪ゴムという長持ちしない素材が混在しています。この袋に何が入っていたのか、また、この作品のコンセプトは何なのか、興味を惹かれます。この素材の組み合わせには、どのような意味が込められていますか?
リン・チャン:私はよく、ティッシュやキッチンペーパーやトイレットペーパー、チャック式のビニール袋やただの紙など、その時手元にあるものにジュエリーをしまうことがよくあります。私はよく旅行をするので、ジュエリーに箱やケースがある場合はそこから出して、もっと実用に即した方法で収納するようにしています。《紙》と《輪ゴム》のブローチは、私が紙と輪ゴムで包装してきたすべてのブローチを表現していると言えるかもしれません。自分がつけるジュエリーはいつもこの方法で収納します(そのほとんどは自分で作ったものではありません。自分の作品はめったにつけません)。なので、この保管方法自体はごく普通で生活感がありますが、興味深いことに、それによってそのアイテムが私にとって特別な存在��なるのです。この作品を白い合成石で彫り出して作ったのは、紙の質感を表現するためで、本物の輪ゴムを用いたのは日常性を加味するためです。ここにおいて私は、ジュエリーの秘密の生活を覗いてみませんか、作品を通じて価値や意味が表明されているさまを見てみませんか、と誘いかけているのだと思います。高価な素材や予期せぬ素材やプロセスを用いて日常のディテールを描写することで、単なる人工物を超えたジュエリーのおもしろみについて考えることを促しているのかもしれません。
この《保管》シリーズでは、特に私自身の持ち物であるジュエリーの私的な生活と公的な生活、そして、同じ作品でも配慮の度合いが変わりうるのかという点を考えました。紙やプチプチ、ビニール袋による収納方法は、退屈に見えるかもしれませんが、私にとってはとても便利で安全ですし、それによって自分だけのものになるのです。私は、ジュエリーを買った時ではなく、生活をともにしてはじめて、そのアイテムが自分にとってどんな意味を持つのかについて気にかけ、注意を払えるようになります。作り手やブランドによる包装は、提示方法や、その魅力、モノのコンセプトの延長、作り手の創造性や配慮を通じて、ジュエリーを商品とみなしています。購入後の私だけの管理方法は、所有、つまり自分の持ち物であり日々の生活の一部であることを表します。
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リン・チャン、《保管:古い真珠のネックレス》、2018年、ペンダント、ロッククリスタル、62 x 42 x 20 mm、撮影:リン・チャン
同じシリーズの《古い真珠のネックレス》や《ベニータのブローチ》では、ジュエリーの形は見えません。そのかわり、それをしまうための(ロッククリスタルを研磨した)透明な袋が主役になっています。これは、姿は見えずとも存在する、あるいは過去に存在したジュエリーを示唆し、その記憶を保持する手立てということでしょうか? この作品の背景とはどのようなものでしょうか?
リン・チャン:おっしゃる通り、どちらも実在するジュエリーです。古い真珠のネックレスも、ベニータが作ったブローチも私の持ち物です。それらが小さなビニール袋の中で占める空間を観察し、石を研磨して造形しました。どちらも、空っぽであるようにも中身が入っているようにも見えます。また、モノが持つ日常的な側面と非日常的な側面との対比を考察した作品でもあります。ジュエリーはその両方の性質を兼ね備えられるところが、すごく好きです。
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リン・チャン、《遅ればせながらの応答:困難な時代》、2018年、ブローチ、ロッククリスタル、金、54 x 9 mm、撮影:リン・チャン
あなたの作品の中には、パブリックな仕事も見られます。2012年ロンドンパラリンピック大会のメダルをデザインされましたし、2014年には唐奨のメダルデザインのコンペでファイナリスト10名の1人に選ばれました。2年前には、唐奨教育基金会から、2016年の賞状のデザインと制作を依頼されたそうですね。このようなパブリックな仕事と、個人の作品とでは、工程の面でどのような違いがありますか? また、どのようなことが課題になりましたか?
リン・チャン:特にパブリックな依頼は、往々にして極度のプレッシャーにさらされます。莫大な予算と、短い納期での納期厳守に対する大きな責任が常にのしかかります。株主や資金提供者、プロジェクトマネージャーやマーケティング部門、CEOやインターンなど、あらゆる立場の人たちとチームを組んで仕事をするのは一見怖そうですが、実際のところは共同作業について学ぶにはすばらしい方法です。アーティストという立場で一大プロジェクトに携わるということは、全体を見渡し、常時すべての場に存在するかのような独自の立場に置かれるということです。私はあらゆる視点からプロジェクトを眺め、はじまりから実現に至る過程を見るのを楽しめるタイプなのでしょうね。また、プロジェクトの一員になれることは、大きな見返りがあります。
こうした学びは有益ですが、多くの依頼は問題解決からプロトタイプの制作、完成品の仕上げが息をつく暇もなく、同時に進行する感じです。先を読んであらゆる結果を予想し、プロジェクト管理をやりこなし、チームのメンバーに仕事を任せて、仲間からも自分からも最高の力を引き出せるよう、短期間で学ぶわけです。こんなことまでできてしまうんだ! と自分でもよく驚きます。スタジオでの作業はそこまで込み入っていません。当然ですが、それは私ひとりだからです。プレッシャーもさほど強くかかりませんが、多くの場合プロセスは酷似しています。同じような悩みを抱え、大勢でやる時と同じような会話を自分とします。葛藤もありますが、最初から確固たる決まり事もないですし、委員会からの承認がないと次に進めないというわけでもありませんから、後戻りをしたり、手抜きをしたり、自分の意志で課題を設定したり、リスクのある道を選んだりできます。これは周囲からの許可が必要な場合はそう簡単にはできないことです。
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どのような流れでデザインを進めますか? スケッチやモデル、モックアップの制作から始めるのでしょうか? コンセプトを伝える上で素材の選択はどの程度重要なものですか?
リン・チャン:つい最近までは、最初にコンセプトやイメージを考えたら、そのまま制作に突入していました。私はすごく大雑把なスケッチ以外は紙にイメージを描きません。線画や、ひとつかふたつの単語、文章で十分な時もあります。その意味では、私は多くの作り手と違うのかもしれませんね。明快なプロセスでデザインを進めるわけではないですから。
素材の選択はとても重要です。アイデアを思いついたら、自分の考えや感覚と合致する素材を探します。可能性のある選択肢を考え抜いて「こうすれば思い通りの雰囲気になるかしら」とか「やっぱりこっちかもしれない」と迷いながら自分の仮説を検証します。石の加工をした時は、コンセプトよりも素材が先でした。それまで、具体的な素材や技術からアイデアを発展させていくことはあまりなかったので、新たな感覚で制作に燃え、手の中の素材の変化や自分が目にしているものを基にアイデアやコンセプトを練る間じゅう、強迫的なまでに熱心に打ち込みました。
外部からの特にパブリックな仕事の依頼の場合は、コンセプトや工程、プロトタイプの制作、実制作、情報の記録、納品に至るプロセスを厳守せねばならず、その順番が狂うことはめったにありません。
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リン・チャン、《保管:ベッティーナのブローチ》、2018年、ペンダント、ロッククリスタル、52 x 34 x 23 mm、撮影:リン・チャン
あなたはアーティストとしてご活躍されているだけでなく、2009年以降、ロンドン芸術大学のセントラル・セント・マーチンズのジュエリーデザイン科の学士課程の上級講師として教鞭を執っていらっしゃいます。その傍ら、レクチャーやワークショップの講師や、書籍や記事の執筆活動もされていますが、限られた時間のなかでそれをどう両立されていらっしゃるのでしょうか? またそれらすべてをやりこなす強い意志はどこからきているのでしょうか?
リン・チャン:確かに、全部並べて見るとずいぶん抱え込んでいるように見えますね! あまりの多忙さに、混乱に陥ってしまう時があることは否めませんが、ジュエリーへの好奇心が、さまざまな魅力的な形をとって、私を突き動かすのです。
忘れないでいただきたいのは、プロジェクトによっては構想に何年もかかるという点です。ずっと前にまいた種を折に触れては世話してやり、立派に育て上げるのです。コラボレーションもありますし、自分がやりたくてやるものもあります。人に教える仕事は、どれもとても楽しい���す。セントラル・セント・マーチンズで、いきがよくて一生懸命な学生たちを大勢相手にしていると、ジュエリー界の今後の行方が見えるような気がする時があります。これは役得ですね。また、コンテンポラリージュエリーをまるで知らない別分野の作り手の人たちと一緒に何かをするのも楽しいです。ザルツブルクで行われた国際芸術サマーアカデミーの際に行ったワークショップがその例です。ほかにも、近々コロンビアで開催されるEn Construcción IIIでワークショップを行う予定があり、とても楽しみにしています。
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リン・チャン、《遅ればせながらの応答:無能(※)》、2018年、ブローチ、コーリアン、金、55 x 9 mm、撮影:リン・チャン(※訳注:英語タイトルはTwitで、Twitterとかけていると思われる)
私は、プレッシャーや日々の雑用に邪魔されることなく、スタジオや作業場でひとりになってジュエリーについて自分だけの考えに没頭したり、表面の具合を観察したり、何に注意を払ってやればよいのか、自分が何をしたいのかを考える、ユニークで貴重で特別な時間を確保するためならなんだってします。常にそれを達成できるとは限りませんが、いつも虎視眈々とそのタイミングを狙っています。
最近感銘を受けたり、作品に影響を与えたり、興味を引かれた映画や音楽、本、展覧会、ニュース、旅行などはありますか?
リン・チャン:《遅ればせながらの応答》シリーズの《しかめ顔》というブローチが今年度のロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの夏期展覧会に出品されたので何度か足を運びましたが、その時の作品の多様性には驚かされました。この展覧会は、優れた偉大なアーティストと一緒に、アーティストの卵や無名の作り手、「凡人」(グレイソン・ペリーが私たちのような人を親しみを込めて呼ぶ時の愛称です)の作品が一堂に並ぶことで有名です。目玉となる作品ばかりを見ないよう努めるうちに、若手作家のリー・カッターの作品に目が留まったのですが、この作品には心から感動しました。
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リー・カッター、《監獄文化》、彫刻、刑務所で支給されるバターミルク石鹸、画像はロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの厚意により掲載
それは《監獄文化》と題された、彫刻を施した大量の石鹸を何段もきれいに並べて額に収めた作品でした。私は、日常の素材を再評価させ、当たり前だと思われているものや状況を見直させてくれる作品や、想像する以外に知りようのない世界を見せてくれる作品が好きなのです。器用かつ無心に彫られているだけでなく、骨や象牙の細工や、木彫品、彫像、ストリートファニチャーを見た時と同じような感情を抱かせ、人生のおかしみと哀愁とが一体となって表れていました。
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リン・チャン、《遅ればせながらの応答:無能》、2018年、ブローチ、コーリアン、金、55 x 9 mm、撮影:リン・チャン
現在はどのようなプロジェクトに取り組んでいらっしゃいますか?
コロンビアで行われるコンテンポラリージュエリーのシンポジウム、En Construcción IIIの一環として、マーク・モンゾとセス・パパック、テレーザ・エスタぺと一緒に1週間のワークショップを行う予定です。また、2019年のミュンヘン・ジュエリー・ウィークでMicheko Galerieで行う個展の準備も進めています。ほかには、通常の依頼品やリサーチ、構想に加え、フランソワーズ・ファン・デン・ボッシュ賞の賞金で、2019年の年末か2020年の初頭からオランダで開催される個展に向けて作品を制作するという、刺激的なひとときを過ごしています。近いうちにまた皆さんに詳細をお知らせできるのを楽しみにしています。
ありがとうございました。
アドリアーナ・G・ラドゥレスク:建築家、ジュエリー作家。ワシントンD.C.在住。ルーマニア、ブカレストのイオン・ミンク建築都市大学にて建築と都市計画の修士号を取得。ワシントンD.C.のコーコラン・スクール・オブ・ジ・アート・アンド・デザインにて金工を学ぶ。2013年よりAJFに参加。
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本ニューズレターの本文・画像のすべてまたは一部を無断で転載することはかたくお断りいたします。今回の記事は、スーザン・カミンス氏(Art Jewelry Forum)の寛大なる許可をいただいて翻訳しています。配信停止をご希望の方は、このメールに返信する形でお知らせください。また個人名の表記につきましては一般的な発音を参考にカタカナ表記をしておりますが、もし本来の発音とは異なる表記にお気づきの場合は、お手数ですがお知らせください。
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karasuya-hompo · 6 years ago
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RDR2:49:雪山冒険&元カノ
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 シェイディベルの邸内でセーブしてゲーム終了し、再開すると何故か外で馬に乗ってスタートします。ふ・し・ぎ★(๑• . •๑)  さーて、今日はなにをしようかなぁ……と地図を眺め回していて見つけたのはここ。
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 ウォレス駅の北西に、建物の四角とかでなく「・」があります。拡大してもただのドット。これってなんなんだろう?  というわけで、ローズから��ォレス駅に向かうことにしました。
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 辿り着いたのはここ。暖炉の跡、かな。他はものの見事になにもなく、ただ柵だけ残ってるけど……。なんなんだここ? 暖炉になにか隠されてるでもないし。  うーむ、……まあいいや。
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 それなら次は、と目指したのはマーカーを置いた場所。名前が出てるってことは一度行ってるはずですが、まったく記憶にないので、たまたま近くを通ったから表示されてるだけではないかと。地図で見てもかなり山がちな地形なので、「麓を通った」だけかもしれません。  麓なら、羊の絵もあるし、通ったことは間違いありません。せっかくだから羊の★3いないかな~。
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 ミズーリがひーひー言うのを宥め宥め、辿り着きました。競走馬に雪の山道はそらしんどい(´・ω・`)スマン ミズーリが鳴くたびにぽんぽんしつつ、「ご主人、なんで僕でこんなとこ来ようと思うです? 僕レース用ですよ? どこまで進む気です? 道分かってて進んるです?」と言われてる気がしてなりませんでした(´・ω・`)ゴメンテ  えーっと、ここは廃坑、かな。右側の建物の中にシガレットカードがありました。
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 左の建物の中はダイナマイトの山……:( •ᾥ•): 引火したらちぬなこれ。
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 鉱山の中も探検してみましたが、特に拾えるものもなにもありませんでした。うーん、ザンネン。
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 それからぐるっと回りこんで、Y字路を左に進んだ場合の建物も見てくることに。  あ、ちなみに★3ハイイログマがいたので狩ろうとしましたが、ボルト式ライフル+高速弾では、ヘッドショットしても即死せず……。★1に��レードダウンした挙げ句に、瀕死で倒れてる赤足跡マークだったので、そんなくらいならとトドメをさし、毛皮をもらいました。炸裂弾でないと無理か?
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 そこから更に山奥の建物まで来ると、猟師の住まいらしきものはあるけれど、変わったものもなく。
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 ついでに湖に到着。完全に凍ってます。
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 建物に入ったら、スケーターのシガレットカード、スケート靴、そして新聞の切り抜き。どうやらここ、このカードのスケーターが選手生命絶たれた後に住んでた場所かな。当人はもういない?  そのへんの凍った水面下に人影が!? とかないかなーと思って少しうろうろしてみましたけど、なにも見つけられませんでした。
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 その代わり、ハイイログマ&狼s発見。獲物の鹿を奪い合ってたようです。勝ったのはクマ。★2か……。でも持ってる皮捨ててまでわざわざころころするのはなぁ。そっと見逃しておこう。襲われないようにしつつな。
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 代わりに、ハクトウワシを見つけたので狩猟し、羽根をむしりむしり。小動物用の矢を作りたいのだ。すまん。あと鳥肉うまい。  そんなこんなした後、バレンタインにGO。ミッキーどうしてるかなぁと思って来たのですが……うーん、3章で来たときもそうだったけど、見かけないんだよなぁ。あいつどこでどうしてるんだ。
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 その代わり、変な双子に会いました。ヘレンという女性の気を引こうとして互いに罵り合い喧嘩して、で、巻き込まれたアーサーさん、���ィリアム・テルの役をすることにw  これで頭ぶち抜いたらどうなるのかワクワ……もと��、ハラハラしましたが、素直にきちんと瓶を撃ってあげま���よ。  しかしおまえら、これで「まあ素敵❤」てなりうるのはむしろ俺じゃないか? おまえらもたしかに、勇気というかバカなところくらいは見せられるかもしれないが……。
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 俺もこの人も呆れてるぞ、とか言いつつ付き合ってあげるアーサーさんです。なんか、こういうコメディイベントのアーサーさん、なんのかんの言っても楽しそうというか、満更でもないから手伝ってやって、そこそこ楽しんでる気がしますね(´ω`*)ホッコリ  その後、メアリーのところへ行くことにしました(´・ω・`)  「ギャングと一緒にはなれないわ」という常識的な判断であろうとは思いますが、それでもフッた元カレに何度も「助けて」と言うのは厚かましいように思います。であればこそ、メアリーがどんな思いで助けを求めたのかなと、シナリオを見つつ想像することにします。
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 メアリーに会う前に歯を指できゅっきゅっとこするあたり、少しは気にしてるのかアーサーw  そして話は頼みごと。それは分かっていて来たけど、自分のことをクソミソに言ってる父親のこととは思ってなかったようで、冗談じゃないと帰ろうとしますし、実際に断る選択肢はあるのですが、引き受けることに。  メアリーの親父って、厳格で生真面目な人かと思ったら、飲んだくれのギャンブル狂? えー……なにそれ……。そんな奴が俺のこととやかく言ってんのか。真っ当に暮らしてる厳しい父親だったら、娘がギャングと付き合うのなんぞ言語道断あんなのダニだクズだゴミだと言われてもしゃーないよなと思うけどさぁ。落ちぶれて立ち直れない系ですかねぇ。  で、馬屋にいるらしいという父親のところへ、メアリーを乗せて馬でぽくぽく。2ケツ、なんだかんだでちょっと嬉しいだろ、アーサーさんよ? つーか我が輩は嬉しいわ。どんな理由であれ、今もまだ未練がある彼女に頼られて、その彼女も自分を利用するだけのつもりでないことは信じてて、昔きっとしたみたいに、後ろに乗せてあげるとか、苦くて悲しいけどちょっとだけ昔みたいで幸せだわ。
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 待ってる間、このクソガキが「どけよ」「邪魔だ」とか言ってくるので、やんわーりと超脅すアーサーさん。2章の、「ブラックウォーターであん��見たぞ!」なおっちゃんを脅したときもそうですけど、怒鳴りつけるよりも迫力ありますな。本当に強い犬はそうキャンキャン吠えないという感じ。  で、娘の言うことなんか聞かず、どこかへ行こうとする親父を尾行することに。
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 見つかりそうになって、つい不可抗力の擬似壁ドン状態(´ω`*)  なんか気まずいというか、二人して「あ……っ、えーっと……」みたいになってるのかわいい(´ω`*)  そしてその後、照れ隠しもあるとは思いますが「もう少し清潔にして」と言われました(´・ω・`)クサカッタ…? おふろ……ちゃんと入ってるのに……直前には入ってないけど……おふろすきなんだよ……ほんとだよ……(´・ω・`)タマニ オネーチャン ヨンデルノハ ナイショ  クソ親父がしようとしてたのは、妻、すなわちメアリーの母の形見であるブローチを売り払うこと。母親が娘に残したものを、勝手に持ち出したようです。  ただ高価なだけのものならともかく、母の形見を失うとあっては落ち着いていられず、飛び出してしまうメアリー。追いかけてアーサーも出て行くことに。「まだこんな奴と付き合ってるのか」とかいう声を聞きながら、買い手を追いかけることにします。  馬車で逃げられますが、「メアリーに会う→馬に2ケツして馬屋に移動→そこからは徒歩行動→馬車の通り道が馬屋の横」なので、そこまで走ればあとは馬で追跡。よっしゃミズーリ、おまえの足の出番だ!! 雪山でひーひー言ってたミズーリくんですから、「平地は任せろ!!」くらいで大ハリキリしてくれたんじゃないかなーともうそう(´ω`*) 「分かるです、ご主人!? これが僕ですよ!!」みたいなw  捕まえると、買い戻しは100$だとぉ?( ・ὢ・ ) ……人目につかない場所だし……ころころして奪うのが一番ラクなんだけど……ことメアリーの件については「俺がギャングだからダメなんだ」というのはアーサーにも分かりきってるはず。できるだけ穏便にとも言ってたし……脅して値切るくらいはしてもいいけど、こいつが悪人かって言ったら、ただ宝飾品を買おうとしただけの第三者なんだよなぁ。良い奴ではないのかもしれないけど、盗品商なんて俺だって世話になってるし。  ……ほらよ( ・ὢ・ )ノ”⌒$  たしかに現在の所持金、金塊グリッチあればこその1万9000$。そこからの100$と考えれば痛くない。でも、1万7000くらいくまで減ったところからまたここまで増えてるので、「チートしてなくても2000は持ってる。2000あったら、���アリーの望みどおりに、100$出して穏便に済ますか?」と考えて選びました。  おまえの儲けが100$なんじゃない。メアリーの母親の思い出だから、100$そのまま払ってやるんだ( ・ὢ・ )ワカッタカ
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 戻ってくると、ショーを見に行こうと誘われました。  断って帰れますけど……メアリーも、少しでもアーサーといたいんだろうなと。どんな理由で会って、今ここに一緒にいて、お互い屈託もあるにせよ、本当はこうして過ごしたい。ちょっとオママゴトっぽいのは否めなくても、なんてこともない恋人ごっこ、あるいは夫婦ごっこをしてみたい。
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 そんなわけで見に来たショーは、一度見た歌手とファイアーダンサー、それから、これは初めて見る、フランスから来たというラインダンサーでした。
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 陳腐ではあるけど面白かったね、となかなか楽しんだ二人。  アーサーがギャングから足洗ってメアリーと結婚してたりしたら……夫婦だからこその喧嘩ってのもあるとは思いますけど、案外おしどり夫婦になって、ちょっと懐に余裕ができた休みの日なんかには、こんな時間を過ごしたりもしてたんだろうか?  でも、夫婦=互いが互いの所有物みたいになればこそ、我が儘になり、慣れ合い、こんな時間を大切で、特別なものとは思わなくなってるって可能性も、大いになりますな。いつまでもラブラブなご夫婦もいますけど、別に愛情から一緒にいるわけじゃないって夫婦もまた現実よね(´・ω・`)
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 路面電車の乗り場まで送ってあげると、
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 一緒に逃げよう、と言うメアリー。  彼女はたぶん、父親から。弟のことが心配なら、連れて行ってもアーサーはたぶん文句言わないし、それに、自立して生きていくことができないほどバカでもないでしょう。迷って道を誤ることはあったとしてもね。  けどアーサーは、遠くに逃げるには金がいる、と。それにはおいら賛成しないし、なんかダッチに洗脳されてんじゃないのか、本当にそう思ってるのかって気もする……。ホゼアまで金が必要って言ってるし。そうなると、二人に育てられてるアーサーは、無条件に「そうか、金が必要なんだな」って思ってるだけのような。  けど、「面倒を見ないといけない奴等がいる」のほうは……(´・ω・`)  だから、今度の一件がどうにか片付いて、金を手にしてみんなが逃げおおせたなら?  でもそんなの、今言ってるだけになるわよねっていうのは、察せます。そうなったらなったで、「じゃあみんな、ギャングなんてやめて、各々気ままに暮らそう」になんかならない。さあ自由になったぜまた派手にギャング暮らしで稼ごうぜ! だろうし、アーサーはやっぱりそんなダッチギャングに縛られる。  そもそも、どんな望みであれ、「◯◯したら」という条件が出てくる時点で、叶う可能性は激しく薄いものですよ。その条件がクリアされれば、また別の条件がついたりしてさ。「金が手に入ったら」→「仲間の心配しなくて良くなったら」→「ダッチが許してくれたら」、そんなふうに続いてくんでしょ、どうせ(´・ω・`)  それに、今のアーサーに「俺だってそうしたい」、「メアリーと暮らしたい」という気持ちがあるのは本当だろうけど、ダッチとホゼア、仲間たちと天秤にかけられたら……どっちを取るか、分かるじゃないですか。彼等に背を向けて、私のところに来てくれるの? ……無理でしょ?(´・ω・`)  けど確かなのは、メアリーもアーサーも、今でもお互いを本当に好きだってこと。縛るものさえなければ、天使アーサーなら「凄腕のガンマンだからちょっと荒っぽいところがある」くらいで、普通の暮らしにも馴染めるわけですしw、一緒に逃げることもできたのだろうけど……。  ジョンはホゼアから「出て行くべきだ」と言われてる。ホゼアがそんなこと言うくらいだから、他のメンバーも、ジョンがアビゲイル、ジャックとともに抜けると言ったら、止めないし裏切りだとも言わないでしょう。もしそう思う誰かがいたとしても、間違いなくホゼアが、重鎮中の重鎮が、ジョンの味方をしてくれる。  でもアーサーには、誰もそんなこと言ってくれないんじゃないですかね。ダッチギャングのアーサー、なのだ。アーサー自身、ダッチとホゼアへの恩があって、ダッチギャングが重んじるのは自由だと言いつつ、アーサーに個人としての自由、ギャングを抜けるという自由は存在しない。出て行く、メアリーと暮らすと言ったら、それこそ裏切り扱いされかねない。そしてまた、15くらいのときから20年ギャングとして生きてきて、35歳。今ここからまったく別の生き方ができるのかと言われると、不安だってあるはず。  無理な望み、願いなのだよ、これは(´・ω・`)
 二人がここまで互いを今も思い合っていて、お互いその気持も察しているなら、メアリーとしては、またアーサーに頼るなんて都合が良すぎると悩みもするし、それでいて彼の生き方をそのまま受け入れることもしないのだから身勝手なのも承知。でも、「貴方こそこっちに来て。普通の世界で私と一緒に生きて」というのが異常な願いかといったら、決してそうではない。  だから、さすがにいい加減図々しいぞと思った断ってくれていい。でももしかしたら助けてくれるかもしれないし、それに、図々しい女��と思われるとしても、こんな理由があれば、会うことくらいはできる。何もないのに「ねえ、元気してた?」なんて言って会えるほどではないから……。  そして、会って話ができて、もう少し話を聞いてくれそうなら、危ないことはやめて一緒に行こうと言えるかもしれない。という思いがあったとしても、不思議ではないと思います。ダッチギャングのことは新聞にも出るし、ダッチギャングのことかどうかまでは書かれてなくても、紙面にギャングの抗争とか出れば、メアリーは心配でならないでしょう。  「助けてくれて当然よ」と思って呼びつけてるならただの勘違い女ですけど、断られるかもしれないけど頼んでみようくらいなら、気持ちが離れたわけではないと互いに知ってる間柄なら、それほど図々しくもないんじゃないかな。  もし自分がメアリーの立場にいたら……と想像すると、すげー悩みますね。だって好きな相手に「なんだこいつ図々しい」とマジで幻滅されるかもしれないんだし。それまでは「お互い好きだよね今も」と思えていても、これがきっかけで呆れられるかもしれない。  でも落ちぶれた家族のことも心配で、なにか良からぬことに関わっているんじゃないかと思うと、頼れそうなのは"そっち方面"に強いアーサー。他の男は助けになりそうもない。  だったら、これで嫌われるならそれでもいい(ほんとは嫌だけど)。それはそれで転機になる。助けてくれたらまた恩が一つ増えて、そのくせ彼にしてあげられること、叶えてあげられる望みがないなんて図々しいにも程があるけど、だったら助けてくれなくてもいいのだから。言うだけ言ってみよう。  そんな思いで手紙書いて、来てくれるのかどうか、来てくれたとしてもこのせいで嫌われないかどうか、ある程度開き直り、ある程度心配してる―――かな。  なんにせよ、このイベントの別れのシーン、自分はかなり好きです。  一緒に逃げましょうと言うメアリーは、アーサーと一緒に生きていきたいという思いをそのまま口にしたのだろうし。アーサーもそれに応えたい。けど金がないとなんにもならないと思い込んでるし、なにより、仲間を放ってはいけないという思いがある。 (仲間からすると、「面倒を見てやらないといけない」というアーサーの考え方、態度が自分を見下しているようでムカつく、というのもありそうだと垣間見える台詞でもある)  日記も、互いに愛し合ってるけど、無理だということ。そもそも自分は無法者で人殺しなんだから、メアリーを巻き込むわけにはいかないと、少なくとも彼女を自分の世界に連れ込むことをする気はないわけで。  そんなアーサーから見て、ダッチギャングの一員なのにアビゲイルという伴侶がいて、ジャックという子供もいるジョンってのは、どうなんでしょうね。
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 そしてとりあえず、おふろに来ました(´・ω・`)  次にメアリーに会うことあったら、ちゃんとおふろ入って��らにしよっと……(´・ω・`)
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talesoftheeye · 3 years ago
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ポリアモリー的関係論
「ロマンティックな結婚」への通気口
—Edith Wharton, Summerにおける非「恋愛」的契約
(大学レポート)
はじめに
 Summerにおいて、CharityとMr. Royall(以下Royall)、またCharityとHarneyの関係はそれぞれ予想に易くない形をとる。結婚に対する人々の認識について、及川英は「近代以降、ロマンティック・ラブの概念が個人の生に波及することで、結婚が恋愛を経てから交わされるようになった」(47)と述べている。近代以降の認識においてはしばしば、本作品に見られるような異性間の親密状態をロマンティック・ラブ[i]に結論づけてしまいかねない。しかし、ロマンティック・ラブの概念というものは非常に曖昧なものであり、実体を持たない社会通念に過ぎないといえる。本論ではそのような曖昧な概念から派生した解釈を避けるべく、「結婚」を、ロマンティック・ラブの通念を排除した「契約」という面に着目し「結婚」を「する」関係と「しない」関係が本作品においてどのような意味を持つかを吟味してゆく。
一、Mr. Royallとの契約的関係
 RoyallとCharityははじめ事実上の親子であり、非契約の同居人であったが、やがてRoyallはCharityに何度も結婚を申し込む。彼らの結婚は極めて契約的かつ機械的に行われる。“I require and charge you both, as ye will answer . . .”と牧師が言うが、ここで“I will!”と答えたのはRoyallのみで、Charityは“she had failed to catch [the words]”と、意味を理解していない(237)。交わされる会話を理解しないまま、リングをはめられることでようやく彼女は「結婚をした」ことを悟る(238)。ここから分かることは、この結婚はCharityの意志の外で行われ、Royallは、この契約において彼女の精神的同意を求めていない、少なくとも確認していないということである。ゆえにこれは、契約は理性によってなされるのではなく、行動さえ伴っていれば成立するものであるということを明示している。彼は、Charityからの愛の証明として、ではなくむしろ愛を証明する代わりに、契約を結ぶことを求めたのだ。Royallは結婚する以前においても、彼女に対し愛を述べつつも彼女からの愛の告白を求めることはしていなかったことが確認できる。ロマンティック・ラブの通念ではしばしば相手にも愛情の証明を求めることを考えると、一方的でよいという態度をとるRoyallの意識はCharityへの慈愛ではないかといえる。さればこそRoyallがCharityとの関係にあえて結婚を選んだといえるかもしれない。というのもRoyallがCharityを経済的、あるいは精神的に支えることを望む場合、ロマンティック・ラブに基づいた精神的同意は必ずしも必要ではない。そのため、契約を結んでしまえばいいというある意味での単純さは、Royallにとって、形式を重んじる弁護士としての倫理と保護者以上の愛情を与えたいという情緒の融和点であったのではないかと想像される。
 結婚の儀式が執り行われる最終章において、Royallの描写には“steady”(239)、“insurance” (240)、“secure” (243)、“reassured and strengthened” (236)、“looking at her kindly and steadily” (237)のように、「安定」や「保障」を表す語が多用される。また、結婚後の彼の様子について、Charityは“his silent presence gave her, for the first time, a sense of peace and security” (235)と感じている。ここで“for the first time”と語られていることを考えると、この「安定」感はCharityにとって、かつて事実上の保護者であった状態のRoyallには感じられない要素であると考えられる。さらに“his face wore the same expression of grave friendliness that had reassure her on the Mountain” (240)とあるが、ここにおける“friendliness”という語は重要だろう。ここに表れているのは保護者・被保護者の関係よりも友情的で、かつ性的欲求が排除されている情緒である。最終章における彼のCharityに対する愛情は、きわめて友愛に近いと考えられる。
 このように、結婚後の彼らの関係は「去勢」されているといえる。Charityは作品冒頭においてRoyallからの性的接触を拒絶したように、結婚の契約を結んだ後も同じようにそれを恐れていた。しかし結婚後の初夜、RoyallはChariyに性的アプローチをしていない。Veronica MakowskyとLynn Z. Bloomは、 “Oddly, readers are inclined to accept Charity’s view of Royall”(230)と述べる。Charityが多感な年齢のために過剰に性的接触を恐れているおり、読者はその通りに読むあまりRoyallを性的に貪欲な存在だと決め込んでしまっていることを指摘する。初夜にCharityにアプローチしないことは、Royallが彼女との結婚において、目的を身体的接触に置いていないことの根拠になりうる。あえて最終章で彼らに性的接触を持たせなかった作者の意図をここに読み取りたい。
 また契約というものは、将来について保障するものである点で、過去から未来へ続く時間を前提とする直線的な時間軸の概念の上に成り立っている。そして約束の一形態である法を重んじる弁護士であるRoyallは、直線的時間軸の中に生きているといっていいだろう。さらに、Charityの妊娠中絶手術をうけおい、担保の青いブローチを保持していたDr. Merkle(以下Merkle)も、同様の時間軸を前提としている。Charityは20ドルを交換しようとすると、Merkleはそれでは足りないと言い、“how about the responsibility and the insurance? . . . If it had got lost or stole, where’d I been when you come to claim it?” (241)と問い詰める。“responsibility”や“insurance”は人々が将来に対峙する場合の概念であり、Merkleは“if”という語を用いて未来の時間における「責任」と「保障」を求める。しかし自ら稼いでおらず、背負うもののないCharityには、「責任」や「保障」の実践は難しい。その点において、彼女はRoyallやMerkleのような直線的時間軸を意識して生きているわけではない。しかし、「責任」や「保障」を問われたCharityが、Royallから受け取った40ドルで解決することは象徴的である。Charityは、直線的時間軸を重んじる社会に引き込まれるが、それに順応するために必要ものをRoyallが付与しているのである。彼女自身の中には「責任と保障」はたしかに無いといえるが、しかし彼女はこの時点で、自身の外側に「保障」を確実に持っているのである。このことを、「Charityはこの先もRoyallとともに居続けなければ社会に順応できないため、依存状態にある」と定義することは直線的な時間軸における思考の結果である。一時的な影響に動かされることの多いCharityにおいては、今、「責任と保障」の力を得ている、付与されている状態であるということにのみ着目することもできるので、必ずしも依存状態であるとはいえないのである。
 CharityはRoyallと結婚後、かつて親密であったHarneyに手紙を送り、そこに次のように記す。“I’m married to Mr. Royall. I’ll always remember you” (242). さらに最後の一節については“The last words were not in the least what she had meant to write; they had flowed from her pen irresistibly”(243)と語られる。ここには、「Royallと結婚した」過去と、意図せずに綴ってしまった「これからもあなたのことを思い出すだろう」未来が確認されるが、しかしその両者には因果関係がない。過去から未来への連続性の欠如は彼女が直線的時間軸の前提から離れた状態であることを示す象徴的な一節であると考えられる。
二、Harneyとの非契約的関係
 CharityとRoyallとの関係が変化するなかで、Harneyとの関わりも並行してうつりかわっている。Harneyとの関係を及川は次のように説明する。
結果的には、チャリティはハーニーとのロマンスによって婚外交渉に及び妊娠してしまうが、彼はチャリティと結婚しないばかりか彼女を置いてノース・ドーマーを去ってしまう。つまり結婚と再生産を目的とするロマンティック・ラブは、二人の間に成就しなかったのである。(45)
ここで言及されているロマンティック・ラブというものは先に述べた直線的な時間軸を前提とした人間関係である。HarneyとCharityとの間にそのような関係が成立し得なかった要因はHarneyにとっての時間軸の認識にあるといえるだろう。というのも、彼は長期的な保障や期待から逸脱する傾向にあるからである。HarneyとCharityの密会していた部屋に突如Royallが現れ、そこにHarneyが来ると、結婚の意志があるのかと問い詰める。Royallが去ったあとの会話では、Harneyは“I shall have to go off for a while . . . and we’ll get married.” (204)と言う。しかし、それは実行されない言葉となる。さらに、HarneyのAnnabel Balchとの婚約を知ったCharityは、彼に手紙で、そうするのがいいと伝える。そしてその���事は 非常に流暢な言語で書かれているものの、“trust me”、“do my best”、“do right”、“a hope of realizing what we dreamed of”のように具体的な内容のないもので、無論Charityには理解し難いものであった(213)。「Charityに好意的な文章を伝えているらしい」ということのみが、巧みなレトリックを用いて表されているようだ。これらの場面から分かることは、Harneyの用いる言葉は「何も約束しない」、つまりきわめて非契約的な言葉であるということだ。
 はじめ、HarneyはCharityの出自の珍しさに興味があるようだった。しかし、それから身体的な接触を持つことには、そのときの関心の対象は身体であると考えられる。そしてその官能的身体接触において、彼らのロマンティック・ラブが起因しているとは言い難い。彼らのうちでは、愛を伝え合う描写や、互いの人間性を慕っている様子は見受けられず、むしろ “she saw the vigourous lines of his young throat, and the root of the muscles where they joined the chest”(149)のように、身体の官能的魅力に陶酔している描写のみであるからだ。キスをすることにおいても、特定すべき意味はないようである。佐々木真理は彼ら二人の言語を介する関係について、「ハーニーがチャリティの言葉に耳を傾けその内容を理解しようとすることはなく、(中略)欲望の対象としてしかチャリティを見ないハーニーにとって、チャリティの言葉は邪魔」(26)であると述べる。さらに「二人の間に “a private language”(83)が存在するようになったとしても、それはあくまでも性的欲望を介しての言葉でしかな〔い〕」(26)という。しかしそのようにして、HarneyがCharityを欲望の対象としてしか見ていないと考えるのは短絡的で、むしろ彼が彼女に向ける視線はさまざまに捉え難く変化するものなのではないか。さらに “a private language”についても、変容する関係性のなかで二人が一時的に得たコミュニケーションの形式であり、それこそが彼らの特徴である一過性の関係を表しているといえよう。さらにAnnabel Balchと結婚することにより、結婚制度から逸脱する奔放性にかえって固定されることもない。またHarneyはCharityを妊娠させることになる。妊娠は行為の結果であり、出産の前提となる点で因果関係があり、過去、現在、未来が続いているものとして理解されることであるため、直線的な時間軸に帰結されるはずだ。しかしHarneyはNorth Dormerを去ったことで、妊娠の事実さえ知らないため、その意味で彼は直線的時間軸を逸脱する。このようにしてHarneyはCharityに対する、様々に変容する一時的な関わり方をする。そしてそういったHarneyの態度は直線的時間軸に基づく世界観、さらにそれを前提としたロマンティック・ラブの概念を撹乱しているといえる。
結論
 本論の意義は、結婚という契約的行為からロマンティック・ラブに基づいた通念を取り除き、本作品におけるその契約自体の意味を明らかにすることである。Harneyの直線的な時間軸からの逸脱は、比較対象として、Royallとの結婚を解体し理解するのに役立っている。Harneyが作品冒頭で図書館の“ventilate”を行おうとしていたことを象徴的に捉えれば、Royallらの持つ直線的時間軸��基盤とした社会通念に風穴を開ける存在であったといえる。Royallは直線的時間軸の概念による保障は重んじるものの、ロマンティック・ラブを前提とすることなく結婚契約を結んでいる。この点において、Harneyに限らずRoyallもまた、社会的通念を媒介して理解されることの多い「結婚」という概念に新たな風を送り込んでいるのだ。
 Charityにとって、RoyallとHarneyという二人の男性との共時的な関係は、長期的な保障を約束する関係と、そのような直線的時間軸に基づく思考を覆す関係が同時に存在したということを表す。それは、ここではRoyallによる長期的保障がCharityの意志を顧みず「行動」を重んじる契約として執り行われたこと、また長期的な約束をしない関係がHarneyによっていわば勝手に進められたことにより成立する。さらにCharityの理解が追いつかないまま指輪をはめられ、手紙に意図しないまま「あなたを思い出すでしょう」と綴るという、二つの関係をいわば自動的に受け入れたことが最終的な成立の要因である。そしてその両者 “I’m married to Mr. Royall”と“I’ll always remember you”が“but”を意味する接続詞で繋がれたものでも、因果関係のあるものでもない、ということはどちらも否定されるものではなく存在しうるということだ。さらに最終的な彼らの関係を概観すると、どちらの関係も、「性」、「愛」、「結婚」や「出産」を結びつけたロマンティック・ラブの関係を取り結んでいない。それゆえ、直線的時間軸を前提としたロマンティック・ラブの通念を取り除いたところでは、Royallとの友愛にも近い慈愛による契約関係、Harneyとの流動的関係の両者がまがりなりにも両立していることが理解できる。
[1] 本論では次の定義を用いる。「『ロマンティック ・ラブ・イデオロギー』とは,(中略)『愛と性と生殖とが結婚を媒介とすることによって一体化されたもの』(千田 2011: 16)である」。谷本奈穂、渡邉大輔「ロマンティック・ラブ・イデオロギー再考—恋愛研究の視点から—」理論と方法、第31巻(1)、pp. 55-59、2016年、 数理社会学会より。
引用文献
Makowsky, Veronica and Bloom, Z. Lynn. “Edith Wharton’s Tentative Embrace of Charity: Class and Character in Summer” American Literary Realism, no. 3, vol. 32, 2000, pp. 220-33. U of Illinois P. JSTOR, https://www.jstor.org/stable/27746987.
及川英「Edith Wharton, Summerにおける主人公Charity Royallの家族形成と主体性発揮」立教大学ジェンダーフォーラム年報、第22巻、pp. 41-49、2020年。
佐々木真理「彼女たちが語るとき—Edith WhartonのEthan FromeとSummer」実践女子大学文学部紀要、第53巻、pp. 21-31、2011年。
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papermake · 3 years ago
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年始から始まります。 POPUPのお知らせです。 今回のタイトル 『飾~飾るように纏うアクセサリー~』 2022年 1月5日(水)~ 1月11日(火) 営業時間  午前10時~午後8時 ※催し最終日は午後4時終了 ※設営は前日の火曜日 午後6時~9時 阪急うめだ本店10階『うめだスーク』 中央街区パークにて 「今回の一押し商品」のご紹介 紙でできた蝶々のブローチ。 平面から作り上げた立体の作品です。 蝶々は変化変容を意味します。 変化を恐れず不安や恐れを乗り越えて 新しい世界を見てほしいと言う思いを込めて。 今回は 沢山の個性豊かな作家さんの 作品が並びます。 お楽しみに! PAPERMAKE の アクセサリーに使用しているこの紙は 優れた生分解性により、地中の微生物により速やかに分解される素材です。 その上とても丈夫で軽く おしゃれを楽しみながら 環境に配慮できます。 @hankyu_souq #飾るように纏うアクセサリー #hankyuumeda #PAPERMAKE #paper #paperaccessories #紙 #ペーパー #アクセサリー #モノクロコーデ #モノトーンコーデ #白黒 #monochrome #monotone #monochromefashion #monotonefashion #whiteandgold #blackandwhite #ミニマル #モード系 #モード系ファッション #mode #モード系ファッション #サスティナブル #sustainable #sustainablefashion #sdgs #軽いアクセサリー #蝶々 #ブローチ #個性派アクセサリー (阪急百貨店 阪急うめだ本店) https://www.instagram.com/p/CX58zOAPDqy/?utm_medium=tumblr
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makikoakiyama710 · 6 years ago
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「いま」で「ジュエリー」であるということ
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「Delayed Reactions – Confused」、リン・チャン作、2017年、ブローチ、ラピスラズリ、金、(個人蔵)
ここ最近、現代性とその表現媒体でなければならない必然について考える機会があった。くだいて言えば、特定の表現分野の特質を生かし、それを通じて、現代という時代について考えている作品とはどんなものか、と自問していたといえばいいだろうか。そして、その発想をジュエリーに持ち込んだとき、どんな作品が例示できるだろうかと考えた。つまり、その作品がジュエリーでなければならず、なおかつ「今」制作されるからこそ意味のある作品。
そのときに真っ先に思い浮かんだのが、ジュエリーアーティスト、リン・チャン氏が石を彫り出して作った「Delayed Reactions」というブローチのシリーズのなかの「Confused」という作品だ。それぞれの名称を和訳すると、「Delayed Reactions」は「遅ればせながらの応答」、「Confused」は「困惑した、混乱した」というほどの意味になる。この困惑のブローチは、ラピスラズリ���削り出し、それを磨いて缶バッジと同じ構造のブローチに仕立てたものの表側に、金でできた星を埋め込んで目と口を描いて顔にした作品である。なだらかに下がった口角が困惑の感情を伝えている。
では、リン・チャン氏は、この作品によって、なにに対して「遅ればせながらの応答」をしているのだろうか。ヒントは、彼女はイギリス在住であること。そして、このシリーズが発表されたタイミングが2017年であること。「遅ればせながら」と言っているのだから、その少し前に起きたできごとに目を向けてみればいい。
おわかりだろうか? 正解は、イギリスのEU離脱が決定した2016年の国民投票である。この一大決議がもたらす波紋の大きさは、日本でも各所で取りざたされたのでここでは特に取り上げないが、この離脱が諸外国に及ぼす影響がかくも甚大であるならば、いわんや当事国のイギリスをやである。
そう、つまり、リン・チャン氏が、この決定に対する自分の複雑な思いを「遅れて反応」して表現したのが、この「Delayed Reactions」のブローチなのである。いや、ここではあえてピンバッジが持つ性質上、表現ではなく表明という言葉をつかいたい。ピンバッジは、ジュエリーのなかでもとくに、身に着ける人の立場や見解を雄弁に物語るアイテムだ。校章や社員章として、着け手の所属を物語るというステレオタイプなお役目はもとより、政治的信条を表す手段としても有効である。最近では、アカデミー賞の授賞式などの晴れの舞台で、著名人が時のニュースに対する見解や、特定のキャンペーンへの支持の意志をバッジでさりげなく表明するシーンも見られるようになった。扇情的なスローガンが派手にプリントされたTシャツは勘弁してほしいという御仁でも、指先ほどの大きさのピンならば抵抗なく装着でき、しかもメッセージは確実に届くというわけだ。そんなブローチやバッジの性質を踏まえ、リン・チャン氏は「Delayed Reactions」について、2017年のSCHMUCKウィークの折にオランダのコンテンポラリージュエリー誌「CURRENT OBSESSION」(以下「CO」)が発行した新聞形式の出版物でこんなテキストを寄せている(ちなみに以下の和訳は、CO誌の創始者でありクリエイティブ・ディレクターのマリナ・エレンスカヤ氏とリン・チャン氏に許可をいただいてここに掲載している)
「Delayed Reactions」は、石を彫刻して作ったブローチで構成されたシリーズで、私が自分を取り巻く世界に対していだいている複雑な感情が込められています。「Confused」は、イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票以降に起きたできごとと、EUとイギリスとの今後の関係をめぐる継続的な議論に応えるものとしてつくりました。
ピンバッジは、メッセージを伝えるだけ伝えたら用済みとされてしまう束の間の安物、即座につくれる使い捨て製品と考えられていますが、石の加工はそれとは対照的です。石は加工に時間がかかり、��測がつかず色味も限られます。でも、そういった制約によって、私の記憶になにが残るのか、粉塵が舞い落ちてから浮き彫りになる考えとは何なのかが試されるのです。
私は、制作する理由に事欠くことはありませんが、現代ほど、ジュエリーをつくる理由が明確な時代はありません。自分にとって大事なものがどんなに些末に見えたとしても、今こそそれを形にする時なのです。ジュエリーがもつ力が看過されてはなりません。ひとりひとりの声が重要なのです。
そこで私は気を取り直してCOからの誘いに応え、この作品の画像を配布して、作品にバッジ本来の意味を取り戻してもらうことにしました。さあ、作品の写真を切り抜いて、それをバッジにして誇り高く身につけてください。その表情こそ困惑してはいても、これは私と欧州にいる仲間や友人、家族との結束の証であり、いまという不確かな時代の象徴なのですから。
最後の段落に「作品の写真を切り抜いてバッジにする」というくだりがあるが、これはこの新聞の一面にこの作品の画像が印刷されており、それを切り抜いて専用の機械でプレスするとオリジナルの「Confused」と同じデザインの缶バッジができあがるということを意味している。
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(これは新聞ではないですが)切り抜いて…
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プレスが完了。
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缶バッジのできあがり。
この工程はリン・チャン氏ご本人による作品解説とともに、こちらから動画で確認できる。この動画は、先ほどのCO誌の編集部が新聞の発行とぶつけて企画した複数のディスカッションのうちのひとつのために、リン・チャン氏が作成したものである。この「Delayed Reactions」にはバリエーションがいくつかあって、ロッククリスタルやローズクォーツでつくられたものもある。「Confused」と同じくラピスラズリの土台に金星を埋め込んだものには、「Speechless(言葉もない)」「Fallen(意気消沈)」「Nonplus(途方にくれて)」「Slightly Sad(一抹の哀しみ)」「Frowning Face(しかめ顔)」があり、これら1つひとつの星の配置に変化をつけることで、微妙に異なる感情が表現されている。個々のデザインはこちらを参考されたい。
 コンテンポラリージュエリー=Contemporary Jewelryとはつまり、同時代/現代のジュエリーということだ。リン・チャン氏による「Delayed Reactions」のシリーズは、現在進行中のできごとに対する感情をジュエリーによって表現し、それを他者と分かちあうことで人との結束を目指した点で、「コンテンポラリージュエリー」の意味をもっともあざやかに体現した作品のひとつであると私は思う。
 リン・チャン氏は、過去20年以上にわたって活動してきたジュエリー作家だ。その活動歴の長さと比例するかのように、彼女の作品の幅は広く、より広義のアートの領域に一歩踏み込んだ作品やプロジェクトも展開している。その紹介についてはまたの機会に譲るが、興味を持たれた方は、ぜひリン・チャン氏のウェブサイトなどでほかの作品もご覧いただきたい。
 参考:
https://vimeo.com/207314264
http://cargocollective.com/lincheung/Delayed-Reactions
http://cargocollective.com/lincheung
“CURRENT OBSESSION PAPER” 2017年度版
尚、使用画像はすべてリン・チャン氏の許可を得て掲載しています。
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kirari-kirameku · 2 years ago
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【🐈猫うさぎペンギン展 DM通販について🐈】 * * * 🌟通販は3ステップ🌟 ① #猫うさぎペンギン展 を見る👀✨ ②欲しい物があったら画像を保存 (※あくまでお問い合わせ用としてお使い下さいね📝) ③当店DM宛に一先ず 「通販したい!」とご一報を💌💭 当店より順次個別対応させて頂きますのでお店に来た気分でご相談下さいね。 🌟10/22 13時受付開始 * * * @hakomittsu の店主さんが、 お店のように丁寧に接客してください��す❣❣ * 23日㈰ 19時15分〜 は、会場様子のインスタライブも予定😚🍭 * * * 1、にゃんだフルトートbag * no nameの無個性にNO!!!を突きつける気持ちで、あるナチュラルブランドのbagをリメイクしました🤭💞💞 持ち手が、2種類付いており、個性を密かに隠し持つ事も出来ます♡ ✅5,500yen * 2、にゃんだフルサコッシュ * こちらは、自閉症スペクトラムと知的障害のある幸太さんのにゃんこの絵を、8匹並べ、それぞれ配色や表情が違うのを際立たせました フランスvintageのタッセルリボンを使用 後ろ側は、にこちゃんの刺繍を入れました☻ ✅2,860yen * 3〜5、にゃんだフルミラー * マスク生活で必須となった、リップのお直しに必要な、コンパクトミラー 拡大鏡付き 3は、フランスvintageボタンを地球に見立て にゃんこがお散歩してる様子を表現 4、5はギラギララメを敷き詰め、bagの中からは、せめて明るい愉快なものが出て来ると良いなと思い、作りました ✅各 3,300yen * 6、にゃんだメダイピアス * 先っちょに付いているのは、本物のメダイです にゃんこが居ているパーツは、 12色の画材を使い、更に箔を混ぜて、美しいマーブル模様を作りました サークルになっているシードビーズはパール調 こちらは、ピアスですが、イヤリングコンバーターに対応しておりますので、イヤリング派でご購入の際は、お手数ですが、私 @kirari_kirameku_by_mika までご一報くださいませ☻ ✅4,180yen * 7、にゃんだストーンピアス * こちらは、6よりもあっさり目に仕上げました マーブルストーンはイミテーションです チープな雰囲気が、にゃんこが付いているパーツの凝り具合とギャップがあり、バランスを取りました ✅3,850yen * 8、にゃんだパールイヤリング * オーロラ仕上げの★パーツがかわいくて、3つ繋げました 揺れる様に、トキメク仕上がりです ✅3,850yen * 9-10、にゃんこときめきブローチ * お花の様なカメオの中を、にゃんこがお散歩しています 9は、イエローとピンクのラメ 10は、ゴールドの箔 を閉じ込めてあります コーディネートの外しアイテムや、色を足す時にぴったりののほほんにゃんこがかわいいです☻ ✅各 2,530yen * 11、にゃんこマーブルブローチ * 隕石のような、地層のような、ドラえもんの四次元ポケットの中の様な、 不思議な美しさを表現しています ✅2,200yen * 12〜18、にゃんこプチヘアクリップ * 1から作ったパーツや、セレクトしたインポートパーツを使用 * にゃんこは表情や配色、しっぽのハネ具合等など、違いがありますので、お気に入りを見つけてくださいませ♡ ✅各 1,100yen * 19・25、ポストカード * 19は幸太さんの力作、にゃんこのピースフルにゃんだフルな世界 25は、上田匡志さんの、美しく温かい世界 ✅各 220yen * * * 全ての作品の、 売上の10%を、障害のあるアーティストに還元させて頂きます🐈🌈 よろしくお願いします!!! * #はこみっつ #中崎町 #中崎町雑貨店 #DM通販 #委託販売 #委託販売先募集中 #hakomittsu #大阪ハンドメイド #大阪 #大阪クリエイター #障害者アート 使用 #障害者アートとの融合 #障害者アートをお洒落に商品化 #アウトサイダーアート #猫モチーフアクセサリー #個性派ファッション #個性派アクセサリー #個性派ハンドメイド #個性派クリエイター #派手ファッション #派手アクセサリー #派手ハンドメイド #handmadeaccessories #ハンドメイドアクセサリー #自閉症スペクトラム #中崎西雑貨店 #通販可能 #DM通販可能 #猫まぁまぁうさぎとペンギン展 (ハンドメイド雑貨店 Hakomittsu.) https://www.instagram.com/p/Cj-xAIzvm7L/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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hirooo3rooom · 5 years ago
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目ガ死ンデルブローチ:ナマケモノ⠀ ⠀ ナマケモノ難易度高くて苦手意識があったけど攻略できたかも知れん。この子はうっすら顔にコケ生えてるのがポイント。木から降りるのは週1回程度で、動かなすぎて毛に苔生えちゃってそれ食べてるって効率がいいんだか悪いんだかよくわからなくて尊敬。⠀ ⠀ #wool #woolfelt #felt #feltingwork #felting #needlefelting #needlefelted #needlefelt #ニードルフェルト #羊毛 #羊毛フェルト #フェルト #個性派ファッション #scary #whoareyou #brooch #ブローチ#個性派ブローチ #ナマケモノ#sloth #annimals #animalart #animallovers https://www.instagram.com/p/B5GpcyOF2QT/?igshid=134kyen9gq7uz
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caramelcubechocolat · 4 years ago
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☆**CARAMEL MUSEUM情報  CMお品書きご紹介PT.1♡**☆
こんにちは♡キャラメルキューブです^^
遂に……….
開催まで,,,,,,,,,
残すところ
☆後5日☆
となりました♡❤︎♡❤︎♡❤︎♡❤︎♡❤︎♡
8月14日~9月7日の25日間、池袋P’PARCOさん 1Fにて開催する
🎁ハンドメイドの博物館🎁
🌟🧜‍♀️💙CARAMEL MUSEUM 💙🧜‍♀️🌟
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開催発表・前回のご様子はこちら☀
🐠夏のCM🐠ご参加作家様一覧はこちら🎶
🌸春のCM🌸お迎えフォトご紹介📸(CC.CH)
☀️夏のCM☀️配置図ご紹介BLOGはこちら🌊
☆**CARAMEL MUSEUM**☆イベントハッシュタグ
#CARAMEL_MUSEUM
この度のご投稿では、
キャラメルキューブイベント前の恒例BLOG♪♪♪
ご参加作家様・サークル様からお届け頂いた
・**。+お品書き。**・
を一挙にご紹介させて頂きます(´▽`*)
☆**CARAMEL MUSEUM**☆ ご出品作品を
一足早く!
一挙に!!
ご紹介しておりますので、
是非お気に召す作品を事前にチェックして頂ければ嬉しく思っております❤
スペース番号も合わせてご紹介しておりますので、配置図と合せてご覧くださいね♡
そしてこのお品書きにない作品は、
イベントハッシュタグ
[#CARAMEL_MUSEUM]
の方でご紹介頂いております(^^)v
是非こちらも合わせてご覧くださいませ!! ☆(ゝω・)v
※本投稿は写真掲載数が多いため、 ゆっくりご覧頂けるPCからご覧頂く事をお勧めいたします*
携帯からですとご覧頂きにくい場合がございます、
予めご了承ください<(_ _)>
 
☆**CARAMEL MUSEUMお品書き♡**☆
スペースC
全期(8/14~9/7)ご参加
前中期 (8/14~8/29)ご参加
中後期 (8/22~9/7)ご参加
前期 (8/14~8/21)ご参加
中期 (8/22~8/29)ご参加
後期 (8/30~9/7)ご参加
スペースM
1.2部 (8/14~8/26)ご参加
1部 (8/14~8/19)ご参加
2部 (8/20~8/26) ご参加
3部 (8/27~9/1) ご参加
4部 (9/2~9/7) ご参加
*sorcier*m様*
CMスペース番号:C後期・C-16
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*一言コメント*
今回初参加させて頂きます! 「いつもより少し可愛くなれる魔法を」をコンセプトに、リボンモチーフのヘアクリップやブローチ、アクセサリーを制作しております。 カラーも豊富にご用意しておりますので是非お立ち寄り頂ければ嬉しいです
*LED-Light Peer様*
CMスペース番号:M4部・M-9
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*一言コメント*
LED発光ピアス/イヤリング
オリジナル開発<特許出願>
ひとたび点灯させると、魅力的で非日常の別世界へ誘われます。
光点滅・光色変化・幻想世界・視線集中(微妙に騒ぐ心模様)
LED:赤/緑/青
 点滅発光ボタン電池式(電池交換可能)
*雪藤様*
CMスペース番号:M1部・M-2
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*一言コメント*
つまみ細工 雪藤です。 洋装にも和装にも併せやすいつまみ細工のお花を咲かせております。 ちょっと特別な日にも日常にも使えるお花の2wayコサージュを是非沢山ご用意しております。 よろしくお願いします。
*科学雑貨Scientia様*
CMスペース番号:C前期・C-21
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*一言コメント*
「常識を,少しだけはみ出す.」 科学雑貨のお店,Scientia(スキエンティア)です. なんだか難しそう,でもそんな科学を分からなくてもいいから身近に感じてほしい,そんな思いでデザイン・制作を行っています.誰でもわかるモチーフからマニアックなモチーフまで色々取り揃えております.数学や理科が苦手だったから...と言わず,お気軽にご覧になってください. 中の人は現役理系の大学院生corvus.
*Anafiel様*
CMスペース番号:C前期・C-14
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*一言コメント*
キャラメルキューブショコラ様ではお世話になっております。
天然石を使ったアクセサリーの制作販売をしております。
全て新作!ほぼ1点ものです。
アクセサリーとの出会いも一期一会。
あなたとの素敵な出会いをお待ちしております。
*月来香様*
CMスペース番号:M3部・M-15
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*一言コメント*
『貴方の色彩を見つけてほしい』 をコンセプトに天然石とレジン の共存作品を作成中。 定番の片耳用のイヤリングの他に、卵形のアロマペンダントやブローチなどを置かせて頂く予定です。 是非手にとってご覧頂ければと思います。 よろしくお願いします。
*is様*
CMスペース番号:C前期・C-16
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*一言コメント*
甘くて可愛くて時折小さな棘を持つような。空想しながら眺めてしまうアクセサリーを目指しています。
今回は天体をモチーフにしたものをメインに、ふわふわのぬいぐるみなどをご用意しております。基本一点ものを製作しておりますので、あなただけの特別が見つかれば幸いです。
ぜひご覧くださいませ。
*緑花星様*
CMスペース番号:M4部・M-8
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*一言コメント*
「ウズラの卵の殻をレジン加工したアクセサリー」 唯一無二の天然素材のウズラの卵。 その殻をレジン加工してアクセサリにしました。 個性を出したい方や注目されたい方にお勧めです。 ピアス・イヤリング・チョーカー等
*MochiMochi Kingdom様*
CMスペース番号:M1部・M-13
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*一言コメント*
MochiMochi Kingdomと申します。 キラッキラで女の子らしい個性派アクセサリー達を制作しております。
量産型からロリータまで、かわいいファッションが好きな乙女の皆様に届けたいデザインを心がけています。
ときめきステータス値を上げるお手伝いができますように♡
*四月一日様*
CMスペース番号:M3部・M-9
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*一言コメント*
四月一日の暁と申します。
初参加でとてもドキドキです……‬‪
青系を主に、星、クラゲや蝶を主に使って、その時の好きを詰め込みながら作成しています。
どなたかと、この好きを共有できたら、幸せだなと感じてます。‬‪
まだまだ未熟な作品ですが、よかったら手にしてみてください。‬
*月音様*
CMスペース番号:M2部・M-8
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*一言コメント*
月音の早希と申します。
ビジュー系アクセや歯車イヤークリップなどを作成しています。
ネックレスやブレスレットは各種色違いが有り、普段使いの出来るキラキラを目指しています。
歯車イヤークリップは、思うままに作成している為、1点物ばかりです。
素敵なご縁がありますように。
*melty tears様*
CMスペース番号:M4部・M-5
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*一言コメント*
小さいころ夢にみた、誰もが憧れるお姫様のように好きなものを好きなだけ。
甘い魔法の時間がずっと止まってくれたら…そんな儚い願いを閉じ込めた作品を製作しています。
まるでふわふわきらきらなわたがしみたいに可愛い世界観の作品をたくさんご用意しておりますので、ぜひあなただけのお気に入りを見つけて下さい。とっておきの魔法をあなたに♡
*こなみこや様*
CMスペース番号:M4部・M-14
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*一言コメント*
こんにちは!
「日常に一つのきらめきを」をコンセプトに主にドライフラワー×樹脂レジンを組みわせたキュートなアクセサリーを作成しております!
今回は夏ということで透明感を生かしたつけるだけで気分が上がるような可愛らしいイヤリングやアクセサリーを販売予定です!
よろしくお願いいたします!!
*純喫茶みゆき&あい様*
CMスペース番号:M1部・M-15
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*一言コメント*
今回のキャラメルミュージアムは9月まで開催という事で少し秋色の物を用意しています。
掲載写真以外にも新作や定番も用意しておりますので是非ご覧ください。 キャラメルキューブショコラさんの【AA-39】にて委託活動もしておりますのでそちらも併せてよろしくお願いします。 Twitter @jyunkissa
*こまごとや様*
CMスペース番号:C中期・C-9
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*一言コメント*
初参加させて頂きます、こまごとやの真琴と申します。
日々こまごまと、自分の心のときめきを大切に制作しております。 この度は星をメインテーマに、12星座の耳飾りなどを制作致しました。
また、残暑に身に着けたい夏らしいアイテムもお出し致します。
詳細な作品の内容に関しましてはTwitter(@drawandcrafts)を参考にして頂ければ幸いです。
素敵なご縁がありますように。
*彩記堂様*
CMスペース番号:M4部・M-17
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*一言コメント*
彩記堂は『異世界のやさい』をモチーフに作品を作っています。 こちらの世界では食物である『野菜』。しかし異世界の『やさい』は鉱物であり、装飾品に加工されています。 その異世界の『やさい』たちを、この度はキャラメルミュージアムさんにておすそわけ致します。 Twitter(@tentacon1010)では作品や世界観をより知ってもらえるよう、様々な活動を行っております。 もしよろしければ是非、ご覧ください。
*saia様*
CMスペース番号:C後期・C-3
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*一言コメント*
はじめましてsaiaです。
主にチェコガラスのアクセサリーを製作しています。
期間 8月30日~9月7日
スペース番号 c-3
 チェコガラスボタンは表面が細かくカットすることにより綺麗な輝きをだしています。
角度により色合いが変わりとても綺麗です。様々な形をしたチェコビーズを使ったアクセサリー。独特の雰囲気があります。
透明感が綺麗なものや独特の色合いや風合いのチェコガラスビーズを使ったアクセサリー等々
是非ご覧下さい。
*Loveholic Magitian + Stantic様*
CMスペース番号:C前期・C-11
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*一言コメント*
Loveholic MagitianとStanticが、この度も合同で出展致します。 LHMは、アクリル×レジン×バイカラーをテーマに、夏色のカラフルなアクセサリーを中心に出品します。
Stanticは、今年は夏のレモン祭り!ブースを黄色く染め上げます!
*chaton de gateaux様*
CMスペース番号:C後期・C-17
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*一言コメント*
chaton de gateauxです。
今回外部作家として参加致します。
初秋~秋物のラインナップ、可愛らしい作品も、一足早くハロウィンらしいdirty lineの作品もございます。
お楽しみに!
*Stella rium様*
CMスペース番号:C前期・C-8
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*一言コメント*
CCC[AA-25]に出展させていただいております、“Stella rium”の汐雫と申します。 CARAMEL MUSEUM には夏にぴったりの星を散りばめた青のアクセサリーと、人気のハチミツアクセサリーをアクセサリーも納品いたします‪✧*。 ひとつひとつ心を込めて作っておりますので、是非ご覧いただけたら嬉しいです*。
*HARUIro♡様*
CMスペース番号:M3部・M-16
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*一言コメント*
はじめまして!プラ板アクセサリー作家HARUIro♡です。
第3部 8/27~9/1にM-16で販売します♪ 季節のお花ひまわりをはじめ、涼しい色合いのネモフィラやすずらんなどお花イヤリング、ピアスをメインとして出品しています。 新しい商品も追加納品を考えていますのでぜひ何度も足を運んでいただけると嬉しいです♪よろしくお願いします♡
*FragmentA0様*
CMスペース番号:M1部・M-10
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*一言コメント*
FragmentA0のぜろです。 レジンやワイヤー等で物語と魔法を感じられる作品を制作しております。 季節感も取り入れつつ通年お使いいただけるよう心がけております。 今回は魔法・人魚・蝶がテーマの新作やいつもの定番作品等、耳飾りを中心に多数ご用意いたします! 作品の詳細はTwitterの作品タグ#FragmentA0 、制作過程はメディア欄にて キャラメルキューブショコラ様→BB-39
*min’s made様*
CMスペース番号:C中期・C-23
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*一言コメント*
カラフルPOPな世界観の中で宝探しを!をコンセプトに活動しておりますmin's madeです♪ テーマや配色に合わせて作品に名前が付けたり、各素材の底の部分にこだわってお花や星・ハートの金具などを組み合わせて製作しております♪ どの作品もイヤリング・ピアスそれぞれご用意しました! 初参加のキャラメルミュージアムでひとりでも多くのお客さまに宝探しを楽しんで頂けると嬉しいです^^ どうぞ宜しくお願いします♡
*Cherry★Pick様*
CMスペース番号:M2部・M-16
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*一言コメント*
好きなものを好きな時に好きなだけ… そんな自由な気持ちで製作しております★☆ 今回は レジンの透明感を活かした作品 新作のブレスウォッチ/ネックレスウォッチ 巻玉などの和小物 などなど… 様々なジャンルのものを少しずつご用意しました♡ スペースに限りがありますので 手前と奥で作品や色が異なる事がございます。 ぜひお手に取ってご覧ください+☆°
*金の庭様*
CMスペース番号:C後期・C-20
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*一言コメント*
着けてワクワクするアクセサリーを目指しています
今回も 定番 新作のイヤーフックとリング&ブレスレットをご用意いたしました
Cスペース後期での参加に向けて
さらに新作を追加制作してまいります
そのつどツイッターで紹介させていただきますので
ご覧いただけると嬉しいです           金の庭@k_niwano
どうぞよろしくお願いいたします
*夢猫様*
CMスペース番号:M3部・M-12
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*一言コメント*
はじめまして。夢猫と申します。
毎日の日常にキラキラと癒しをコンセプトとして、ガラスドームアクセサリーを製作しています。
透明な液体の中に様々な色・モチーフを閉じ込めています。
楽しんで頂けると幸いです。
*ふる茶屋様*
CMスペース番号:C中期・C-11
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*一言コメント*
Fuluchaya(ふる茶屋)ではお花がテーマのきらきら輝くアクセサリーをデザインしています。 寒色系の色味が得意です。 大人っぽいけどシンプル過ぎない、かわいいお花のアクセサリー。私の好きを詰め込んでいます! 作品情報(Twitter): @fulumachi_maco キャラメルキューブショコラ���店舗):AA-69
*LuLuChronicle様*
CMスペース番号:C後期・C-8
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*一言コメント*
夏のCARAMEL MUSEUM開催おめでとうございます!
今回、LuLuChronicleは8/30~9/7の間、配置番号C-8で参加させて頂きます。
薔薇や星をモチーフにした大人可愛いアクセサリーや和服洋服どちらにでもあう和テイストのアクセサリーなどをご用意しております。
久しぶりの催事への参加になりますので、よろしくお願いします。
*flap・flag様*
CMスペース番号:M1部・M-11
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*一言コメント*
ディップアートにビーズやパール、スワロ等を合わせてお花のアクセを作っております、flap・flagです。 代表作のネモフィラの耳飾りをはじめ、薔薇や涼し気なお花飾りをご用意しました。 ご来店の際には体調にお気をつけて。
どうぞお品物を、直接お手に取って見にいらしてください!
*Magie mignon様*
CMスペース番号:M3部・M-18
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*一言コメント*
カチューシャとピアスを作っています。
カチューシャは全て一点物です。
カチューシャはロリータさんやコスプレイヤーさんの撮影等にもお使え頂けるかと思います。
ピアスは今回はドライフルーツを使い、夏らしいピアスを作ってみました♪
はちみつレモンピアスやいちごのピアス、夏をイメージした尾びれのピアス等可愛らしいものをメインに作りました。
可愛いものがお好きな方はよろしければ見てみてください。
*HAPPY LOVELY BASKET様*
CMスペース番号:M3部・M-17
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*一言コメント*
今回、キャラメルミュージアムに初参加します、HAPPY LOVELY BASKETのKIYOMIと申します。 期間は、M3部の8/27~9/1です。 “食べられない”カフェ雑貨屋をイメージした、可愛くて遊び心をプラスした作品づくりを目指して、アクセサリーや小物雑貨などを作っています。 キャラメルキューブショコラの店舗では、AA-4のBOXで委託販売中です。 Twitterは、@HLB_kiyomi です。
*NERO様*
CMスペース番号:M4部・M-3
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*一言コメント*
イラストから作品を作り出す2.5次元で幻想的な世界観をコンセプトに製作しております。 蝶デザイン、パールビーズのアクセサリーが多めで、レイアウトイラストも1から描きこんで作っています。 美しい世界に一滴落とした「黒-NERO」。儚くもあり毒のある作品たちがダークな童話世界へと誘います。 是非お手にとってご覧くださいませ。
*kirakira_crow様*
CMスペース番号:C前期・C-6
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*一言コメント*
今回も参加させて頂きます! いつものキラキラしたお星様モチーフのアクセサリーが中心ですが、今回はヘアアクセを多めにご用意しました。それと秋っぽい大人可愛いものが用意出来たらと思います。 もし良かったら見に来てください。お願いします!
*cotocoto様*
CMスペース番号:M2部・M-2
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*一言コメント*
cotocotoのひろみです。
CARAMELMUSEUMに8月20日~26日まで参加させていただきます。
Mスペース2です。粘土やレジンでフェイクスイーツを作っています。
キャラメルキューブショコラ様ではAA-16にて委託販売しています。
お写真以外のものも色々とお持ちしますのでぜひ、ご覧下さい。twitter.com/kuroko163
Instagram.com/ cotocoto163
*Chocolate Brownie様*
CMスペース番号:M3部・M-2
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*一言コメント*
一つ一つ手作りで作っています。
キラキラと夏っぽいしずる感のある作品を集めました。
イヤリングやピアスが多めですが、ネックレスやストラップもあります。
一点ものが多いので是非色々お店で見ていただけると嬉しいです♪
ここからお品書きPART.2につづきますのでぜひ引き続きご覧くださいませ💙
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oishieri · 7 years ago
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what-shop · 5 years ago
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newsletterarchive · 7 years ago
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NEWSLETTER vol.39
ニューズレターの第39号をお届けします。
今回は Art Jewelry Forum に掲載された、二人組のアーティスト、カンバセーション・ピースへのインタビューの和訳です。今年3月、ミュンヘンのジュエリーウィークで発表された最新作について、じっくり語られています。
今年は、運よく(?)私もこの時期にミュンヘンに足を運ぶことができ、大小あわせて数十の展覧会をまわりましたが、彼らの二人展は特に印象深かったです。単純に作品と展示がえらくかっこよかったことも大きいですが、数ある作品のなかで、素材への知的で批評的なまなざしで群を抜いていました。詳細については、ぜひインタビューで読んでみてください。読み応えあります。
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https://artjewelryforum.org/beatrice-brovia-and-nicolas-cheng-gold-rush
インタビュー
2017年3月25日
ビアトリーチェ・ブロービア&ニコラス・チェン:ゴールドラッシュ
マウアー・ツィリオーリ・コンテンポラリー・アーツ、ミュンヘン、ドイツ
執筆:オリビア・シー
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カンバセーション・ピース、「ゴールド・ラッシュ」、2017、ペンダントと会場風景、電子廃棄物由来の金、アルミニウム、ミクスト・メディア、撮影:ニコラス・チェン-ビアトリーチェ・ブロービア(カンバセーション・ピース)
先日、マウアー・ツィリオーリ・コンテンポラリー・アーツで「ゴールド・ラッシュ」と題された二人展が開かれた。電化製品の原料という角度から、金という異論含みの物質文化を掘り下げたこの展覧会を企画したのは、カンバセーション・ピースの名で知られる、リサーチを中心に活動する二人組、ビアトリーチェ・ブロービアとニコラス・チェンだ。このインタビューでは、紛争鉱石であり人々の欲望の対象でもある金が、期せずして私たちの生活に紛れ込んでいるさまについて話をした。
オリビア・シー:ビアトリーチェは工業デザインの学士号を、ニコラスはインテリアデザインと環境建築の学士号をお持ちだそうですが、おふたりとも、修士号は工芸とジュエリーで取得されています。この進路変更にはどんな理由があったのでしょうか?
ビアトリーチェ・ブロービア:子どものころから、工芸、とくにジュエリーの道に進むことは考えたことがなく、ミラノ工科大学で建築の内装を学んでいたころも、それは変わりませんでした。それでも、物と築かれた環境、素材性と身体の関係と、その関係を、生活におけるものや人とのかかわりに一石を投じるデザインというかたちで表現することには、学生時代からつねづね興味を持ってはいました。
イタリアでは、ラディカルなポストモダンのデザインの伝統に影響を受けました。それらの運動の創始者で、思想家としても活躍した偉大なデザイナー陣のもとで学べるぜいたくな環境でした。このイタリア時代の経験は、進路変更を決めたことと無関係ではないと思います。結果として、それ以前からずっと興味のあったテーマを深く掘り下げるのに必要なものがすべてそろっていたのが、工芸やジュエリーの世界でしたから。
ジュエリーの道を選んだのは、コンストファックの工業デザイン科修士課程の1年めのときでした。自分が個として成長するうえで重要な時期に、カレン・ポントビダン教授によるジュエリー+金工科の選択授業を受け、工芸の世界では、批評性に富み、取り組みがいのありそうな議論が活発に繰り広げられていることを知りました。これだ、と思った瞬間でした。それで学科を変更する決意をし、2009年にジュエリー+金工科を卒業しました。いまもジュエリーとその周辺で活動をしていますが、苦しみも成長も絶え間なく感じられる、すばらしい分野です。
ニコラス・チェン:僕の場合は、内装と工業デザインを学んでから、2008年にストックホルムに移住して、コンストファックで修士課程に進みました。ジュエリーと金工を選んだのは、その実験的な性質に興味がわいたからです。現代社会における物質文化を理解したいという思いがあったので、プロセスや素材研究、価値観の転覆という本質的な課題、工芸(とくにジュエリーや金工、日常で使うもの)を通じての社会規範への挑戦という側面にはとくに強くひかれました。
スウェーデンを選んだのは、土地勘がない国で、新鮮だったからです。ヨーロッパの中心部ではありませんが、アートやものづくりがとても盛んです。当時デザインのメッカとされていたロンドン、オランダ、イタリアでの生活を数年間経て、そこから北欧に移住するのは、新しい環境で自分の創作活動を振り返り、成長するためのいいチャンスでした。
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カンバセーション・ピース、「ゴールド・ラッシュ」、2017、電子廃棄物由来の金・銀・アルミニウム、ミクスト・メディア、撮影:ニコラス・チェン-ビアトリーチェ・ブロービア(カンバセーション・ピース)
おふたりは2011年にカンバセーション・ピースを立ち上げ、二人体制で物質文化や工芸論を考えるリサーチ活動を行うようになったそうですね。おふたりはどのように知り合ってこのコラボレーションが始まるに至ったのでしょうか。
ビアトリーチェ・ブロービア&ニコラス・チェン:ふたりともコンストファックのジュエリー+金工科の学生だったのがきっかけです。ジュエリーや工芸の世界に入るまえ、内装やデザインの勉強をしていたという共通点があったので、似たような疑問を感じたし、ふたりともほかの分野と相対化しながら自分がいる分野の限界を試したいと思っていました。こういう共通点があって、いっしょにやるようになりました。
そうは言え、似たような学歴ではあっても、アーティストとしてはまるでタイプが違います。問いの立て方も違えばペースも違いますし、経験する出来事も意見も違います。だから、これじゃあ「カンバセーション(会話)・ピース」っていうより「クラッシュ(衝突)・ピース」だねって、よく冗談を言い合っているんです。おたがい、相手に反論したり疑問を投げかけたりしながら、話し合いと意見の相違をへてやっと作れるからです。
ふたりのあいだには衝突の種が尽きませんが、この諍いは不可欠なのだと信じています。きっとこれこそがふたりでやる大きな理由なのでしょうから。そうやって、反目したり同意したりしながら、お互いの考えやプロセス、結果として出すものを練り上げていくのです。
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カンバセーション・ピース、「ゴールド・ラッシュ」、2017、ペンダントと会場風景、電子廃棄物由来の種々の素材、ミクスト・メディア、撮影:ニコラス・チェン-ビアトリーチェ・ブロービア(カンバセーション・ピース)
おふたりは「物質文化」と「工芸論」をどのように定義されますか? 一般の人もこれらのテーマについて考えるべきだとしたら、それはなぜでしょうか?
ビアトリーチェ・ブロービア&ニコラス・チェン:私たちは、作り手兼研究者として、これらの学問を研究し、参照しています。私たちは、自分たちの活動は、とくに物質文化における、自分たちを取り巻く環境、そして理論との連綿とつづく対話であると考えています(端的には、社会、経済、政治がつくる入り組んだネットワークにおける物質性と物、人との関係を研究する学際的な考古学の一派ともいえます)。
でも、考えやつくりを改良するという意味で、私たちがふだんから情報を吸収するのは重要ですが、作品の鑑賞や体験にさいして、見る人が全部の事情を知っている必要はないと思います。そういうのは、作品の理解には必要ありません。
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カンバセーション・ピース、「ゴールド・ラッシュ」、2017、ペンダント、銀、水晶、反射素材の糸、電気ロウ付け、撮影:ニコラス・チェン-ビアトリーチェ・ブロービア(カンバセーション・ピース)
ミュンヘンで行われたジュエリーウィークでは、エレン・マウラー・ツィリオーリを会場に、新作の「ゴールド・ラッシュ」を展示されました。この展覧会はどんな経緯で実現したのでしょうか?
ビアトリーチェ・ブロービア&ニコラス・チェン:2014年11月に、ロバート・シュミットの誘いで、デルフトのギャラリー・デ・ザールを会場に展覧会を行ったとき、エレンが来てくれたのです。このデ・コール デ・コール展は、カンバセーション・ピースとしてふたりでつくってきた作品だけでなく、それぞれが個人の創作活動でつくった作品も並べた、初の集大成的な展示でした。そのさい、デルフトの光とドロミーティの輝きと題したロバート・シュミットの個展も同時開催されました。
エレンはどちらの展示も見てくれて、それ以来連絡をとるようになったのです。一年ちょっと前にいっしょになにかやれないか、具体的な話し合いがはじまって、私たちから、彼女がミュンヘンにもっているスペースを使った「ゴールド・ラッシュ」展の提案をしました。「ゴールド・ラッシュ」は最新作ですが、スヘルトーヘンボス現代美術館からの委託でつくったのがその第一号作品で、CURRENT OBSESSION のキュレーションによる CULT 展に出品されました。
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カンバセーション・ピース、「ゴールド・ラッシュ」、2017、ペンダント、金、アルミニウム、電子廃棄物、反射素材の糸、撮影:ニコラス・チェン-ビアトリーチェ・ブロービア(カンバセーション・ピース)
おふたりもおっしゃっていましたが、金は異論含みの素材で、その役割は多彩ですが、「ゴールド・ラッシュ」では、とくに電化製品や通信手段において金が果たす役割に焦点を当てています。なぜこういった側面を取り上げたのですか?
ビアトリーチェ・ブロビア&ニコラス・チェン:「ゴールド・ラッシュ」は、2014年3月にミュンヘンで発表したKino というプロジェクトから発展させたテーマです。そのときに発表した作品のひとつがブローチで、娯楽と情報の摂取源という���けじゃなく、外界とのコミュニケーションという点でも、スクリーン、とくにスマホの画面が、いかに主要なインターフェースになっているかを考察した作品でした。
また、裏面には金とタンタラムを使用し、紛争鉱石と、紛争鉱石が私たちが思う以上に身近な存在であることを表現しました。私たちは、電子機器、とりわけ携帯の機能を支えるこれらの鉱石をポケットに入れて運んでいます。表面を反射しつつも半透明のこのブローチは、こういう問題を仄めかしています。向こう側と自分の姿が同時に見えるという性質が、われわれも需要や採掘、供給、消費を下敷きとする物的なシステムに組み込まれており、この搾取のメカニズムを制御するのはきわめて困難で、ましてそこから逃れるなんてとうてい無理であるという点を暗に示しています。
「ゴールド・ラッシュ」では金に注目しました。そのさい、宇宙探査や電化製品の生産における金の役割や用途を端緒としました。金が紡ぐ多義的な関係や、素材としての歴史の重みについて承知しつつも、この素材がもつ「身近さ」に惹かれました。私たちが、時に無自覚にこの素材に大きく依存しているという点にね。
今作では、家庭と工場から出る電子廃棄物から、金などの素材を「採掘」しました。常に新型のモデルを求める私たちの電子機器にたいする欲望とその消費は、あらかじめ寿命が設定された消費財や電化製品を次々に打ち出す売り手側の利益重視の体質とあいまって、多大な廃棄物を生み出します。金も、そのほかの素材とともにこれらの製品の機能を支えています。私たちが電子機器を扱うとき、金も、その機構や装置のなかに姿を隠しながら、操作の一端を担っています。電子廃棄物から金などの貴金属を「採掘」し、身体を装飾するジュエリーというかたちで可視化させることで、現代における、金とその文化的な意味合いや力について考えたかったのです。
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「Kino」展会場風景、カンバセーション・ピース、2017、撮影:ニコラス・チェン-ビアトリーチェ・ブロービア(カンバセーション・ピース)
商用の金の採掘には、ふつう重機と有害な化学物質の使用をともないますが、おふたりの場合は、金を電子廃棄物から「家庭内採掘」されたそうですね。その工程と、日用品でもある電子機器から金を取り出すという体験がどんなものだったかお聞かせいただけますか?
ビアトリーチェ・ブロービア&ニコラス・チェン:今回のプロジェクトでは「家庭」と「産業」の両方向からの採掘法を使って、電子廃棄物から鉱石などの素材を取り出しました。
一部の廃棄物は、知り合いや地元企業から譲り受けたもので、その一部は自分たちのスタジオで、残りはスウェーデンと国外の両方の専門機関の力を借りて、さらなる処理を加えました。
まとまった量の電子廃棄物由来の精製済みの金属が必要なときは、アジアにある専門のリサイクル業者に協力してもらいました。環境にやさしく、持続可能な電子廃棄物の開発をめざして、90年代に電子廃棄物をあつかいはじめた、その道では草分け的な会社です。この手の廃棄物は、産廃として、大手の電子機器製造業者から直接運び込まれるそうです。
これらの素材を使ってみて、ジュエリーと電子機器との共通点の多さに驚きました。素材性や見た目へのこだわりもそうですし、身体と接触して機能するという面でもね。
ふつう、金といえば地中深くから採掘されるもので、知っての通り、その過程で人や資源を搾取し、環境を汚染します。でも、そういうことや金にまつわる事実、人と金との関係は、いくら害を秘めた電子廃棄物の山から金を取り出したところで表現しきれるものではないという点にも気づかされました。
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カンバセーション・ピース、「ゴールド・ラッシュ」、2016、ブローチ、電子廃棄物由来の金、マイラー、カプトン、撮影:ニコラス・チェン-ビアトリーチェ・ブロービア(カンバセーション・ピース)
「ゴールド・ラッシュ」の作品の一部は、電子廃棄物から取り出した金を、棒状の形やゆがんだ真珠状に生まれ変わらせています。電子機器の複雑な事情を、原始的ともいえるほどシンプルな形へとまとめ上げたのはなぜでしょうか。
ビアトリーチェ・ブロービア&ニコラス・チェン:今回の新作では、ジュエリーと電子機器の関係をしっかりと見据え、装飾品とモバイル機器との境目はどこにあるのかを探ろうと思いました。このふたつはどこが似ているのか、身体やアイデンティティ、人間関係やコミュニケーションについて何を物語るのか、私たちがいかにこれらのものにコントロールされているのか、という点をね。
シンプルな造形にして、(ビーズやボタン、ひもから下げたペンダントなどの)基本的で月並みな形のジュエリーで表現したのは、この作品に潜む不穏で複雑な事情や、制作中に費やした、素材・技術・文書面でのリサーチの量を考えたら、それ以外のやり方はないように思えたからです。その意味では、見るからに装着可能でわかりやすく、すぐにジュエリーだとわかる形にすることも重要でした。モバイル機器が、ふだんの生活に紛れ込んで「姿を消し」、無言で私たちを支配するのと同じく、ジュエリーも造形的におとなしいほうが、力を増し、声高になにかを物語ると思ったのです。
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カンバセーション・ピース、「ゴールド・ラッシュ」、2016、ネックレス、金、電子廃棄物の金属、水晶、絹、撮影:ニコラス・チェン-ビアトリーチェ・ブロービア(カンバセーション・ピース)
人がジュエリーに感じる魅力と、テクノロジーへの信仰はどう重なってくると思いますか? iPhoneもジュエリーと同じく、経済的な身分や富を表すものであり、物理的にも心理的にも身近に感じられることも多い存在です。iPhoneは現代社会における究極の装飾品たりうると思いますか?
ビアトリーチェ・ブロービア&ニコラス・チェン:その可能性はあるでしょうね。ジュエリーも、iPhoneやAppleウォッチなどのウェアラブル・テクノロジーも、身体とアイデンティティの印であり人をコントロールするという点で、機能は似ています。私たちは、「ゴールド・ラッシュ」で、こういったものによるコントロールがどのようにはじまるかというテーマを考えるようになりました。
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カンバセーション・ピース、「ゴールド・ラッシュ」、2016、ペンダント、金、銀、水晶、反射素材の糸、電子ロウ付け、撮影:ニコラス・チェン-ビアトリーチェ・ブロービア(カンバセーション・ピース)
おふたりはどちらも、アートとデザインに強い文化の中心地、ストックホルムを拠点に活動されていますが、この街の魅力はなんですか? また、この環境は制作にどう影響を及ぼしていますか?
ビアトリーチェ・ブロービア&ニコラス・チェン:私たちは、スウェーデン、特にストックホルムやヨーテボリの街で、Konsthantverk (編集部注:手工芸品や工芸)に関する白熱した議論のことをはじめて知りました。そしてそれが、私たちの考え方に大きな影響をあたえ、工芸の価値や限界、技術、方法論や文脈を問い直すきっかけとなりました。
スウェーデンの二大教育機関である、ヨーテボリの HDK(ヨーテボリ大学芸術学部デザイン工芸校)と、ストックホルムのコンストファックは、工芸関連の知識の発展と流布を促す貴重なプラットフォームとなっています。このように工芸に力を入れた機関のレベルが高く、また、質の高さと社会における工芸の活躍を重視するという方針も手伝って、これらの学校は毎年新たな世代の作り手を輩出しており、彼らがその制作活動を通じて、この分野を豊かなものにし、問いや批評を投げかける存在となっています。
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ニコラス・チェンとビアトリーチェ・ブロービア、撮影:ニコラス・チェン-ビアトリーチェ・ブロービア(カンバセーション・ピース)
最近、これを読んだり見たりして考え方が変わった、というものはありますか? 読者の皆さんにもそこで得た知見をわけてもらうことはできますか?
ビアトリーチェ・ブロービア&ニコラス・チェン:一番最近読んだものでいえば、アーシュラ・K・ル=グウィンのシリーズもののエッセイです。とりわけ「ずだ袋理論」を紹介していたものは、居住可能な世界の想像のしかたと、対立を抱えつつ共存していく暮らしについて多くの問題提起がなされていて印象深かったです。
ありがとうございました。
出品作品の価格帯:1030 - 3900米ドル
オリビア・シー:カリフォルニア州オークランドを拠点に活動するコンテンポラリージュエリー作家、アーティスト、ライター��米国に生まれ台湾に育った経歴から、身に着けられる彫刻を通して文化上の差異を表現することに関心を持つ。コロンビア大学でクリエイティブライティングの文学士号を、カリフォルニア・カレッジ・オブ・アーツでジュエリーと金工芸術の美術学士号を取得。
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本ニューズレターの本文・画像のすべてまたは一部を無断で転載することはかたくお断りいたします。今回の記事は、スーザン・カミンス氏(Art Jewelry Forum)の寛大なる許可をいただいて翻訳しています。
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