#俳句教室
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令和7年1月句会
開催日 :令和7年1月18日(土) 吟行地 :真間山弘法寺など 句会場 :市川市男女共同参画センター 「研修室E」 投句締切:13時半 (当季雑詠嘱目7句) 句会終了:16時予定
無料体験教室参加申し込みはこちらから送信してください。 ※どなたでもご参加いただけます ※講師の連絡先が分かる方は直接ご連絡してください。 ————————————————— (公社) 日本伝統俳句協会「卯浪俳句教室」では、 初心者のための俳句教室を開催しています。 俳句を通して、新しい世界を体験してみませんか? (無料体験教室の参加を募集中です)
干大根
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元日や 上々吉の 浅黄空 小林一茶(1763.6.15-1828.1.5) 「元日だ この上なく縁起が良いことに天気が良く浅黄色の空が広がっている」 新年明けましておめでとうございます 今朝の名古屋は気持ちのいい夜明けでした 朝カーテンを開けた時のわたしの心情にぴったりの俳句で今年のインスタ始めです 元日、皆さまはどんな1日でしょうか わたしは初参拝とゴルフです 元日ゴルフで今年の運気を占おうと思います! どうなることやら、、、笑 皆さまもどうぞ楽しい新年初日をお過ごしくださいね ❁⃘*.゚-----------------------❁⃘*.゚ 名古屋お菓子教室 U rond~ゆーろんど~ 新栄駅から徒歩5分 詳細やブログはトップページから ご予約・お問い合わせはLINE🆔813equzi よりお気軽に ❁⃘*.゚-----------------------❁⃘*. #JSA練りきりアート認定講師講座#jsa練りきりアート講師#名古屋練りきり#名古屋練りきり教室#練りきりレッスン#名古屋お菓子教室#Japanesesweets#名古屋市中区#お菓子作り初心者#和菓子好きな人と繋がりたい#おうちカフェ#おうちスイーツ #小林一茶 #俳句好きな人と繋がりたい https://www.instagram.com/p/Cm2kwuzScaa/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和五年(2023)12月27日(水曜日)参
通巻第8070号
AIは喜怒哀楽を表現できない。人間の霊的な精神の営為を超えることはない
文学の名作は豊かな情感と創造性の霊感がつくりだしたのだ
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わずか五七五の十七文字で、すべてを印象的に表現できる芸術が俳句である。三十一文字に表すのが和歌である。文学の極地といってよい。
どんな新聞や雑誌にも俳句と和歌の欄があり、多くの読者を引きつけている。その���力の源泉に、私たちはAI時代の創作のあり方を見いだせるのではないか。
「荒海や佐渡によこたう天の川」、「夏草や強者どもが夢の跡」、「無残やな甲の下の蟋蟀」、「旅に病で夢は枯野をかけ巡る」。。。。。
このような芭蕉の俳句を、AIは真似事は出来るだろうが、人の心を打つ名句をひねり出すとは考えにくい。和歌もそうだろう。
『春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天香具山』(持統天皇)
皇族から庶民に至るまで日本人は深い味わいが籠もる歌を詠んだ。歌の伝統はすでにスサノオの出雲八重垣にはじまり、ヤマトタケルの「まほろば」へとうたいつがれた。
しかし人工知能(AI)の開発を米国と凌ぎを削る中国で、ついにAIが書いたSF小説が文学賞を受賞した。衝撃に近いニュースである。
生成AIで対話を繰り返し、たったの3時間で作品が完成したと『武漢晩報』(12月26日)が報じた。この作品は『機憶(機械の記憶)の地』と題され、実験の失敗で家族の記憶を失った神経工学の専門家が、AIとともに仮想空間「メタバース」を旅して自らの記憶を取り戻そうとする短編。作者は清華大でAIを研究する沈陽教授である。生成AIと66回の対話を重ね、沈教授はこの作品を「江蘇省青年SF作品大賞」に応募した。AIが生成した作品であることを予め知らされていたのは選考委員6人のうち1人だけで、委員3人がこの作品を推薦し
「2等賞」受賞となったとか。
きっと近年中に芥川賞、直木賞、谷崎賞、川端賞のほかに文学界新人賞、群像賞など新人が応募できる文学賞は中止することになるのでは? 考えようによっては、それは恐るべき時代ではないのか。
文学の名作は最初の一行が作家の精神の凝縮として呻吟から産まれるのである。
紫式部『源氏物語』の有名な書き出しはこうである。
「いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり」
ライバルは清少納言だった。「春は曙��やうやう白く成り行く山際すこし明かりて、紫立ちたる雲の細くたなびきたる」(清少納言『『枕草子』』
「かくありし時すぎて、世の中にいとものはかなく、とにもかくにもつかで、世に経るひとありけり」(道綱母『蜻蛉日記』)
額田女王の和歌の代表作とされるのは、愛媛の港で白村江へ向かおうとする船団の情景を齊明天王の心情に託して詠んだ。
「熟田津に 船乗りせむと月待てば 潮もかなひぬ今は漕こぎ出いでな」(『万葉集』)。
「昔、男初冠して、平城の京春日の郷に、しるよしして、狩りにいにけり。その里に、いとなまめいたる女はらから住みけり。」(『伊勢物語』)
▼中世の日本人はかくも情緒にみちていた
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶ泡沫(うたかた)はかつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」(『方丈記』)
『平家物語』の書き出しは誰もが知っている。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。 奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。 猛き者も遂にはほろびぬ、 偏(ひとへ)に風の前の塵におなじ」。
『太平記』の書き出しは「蒙(もう)竊(ひそ)かに古今の変化を探つて、安危の所由を察(み)るに、覆つて外(ほか)なきは天の徳なり」(『太平記』兵藤祐己校注、岩波文庫版)
「つれづれなるままに、日くらし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」(『徒然草』)
古代から平安時代まで日本の文学は無常観を基盤としている。
江戸時代になると、文章が多彩に変わる。
井原西鶴の『好色一代男』の書き出しは「「本朝遊女のはじまり、江州の朝妻、播州の室津より事起こりて、いま国々になりぬ」
上田秋成の『雨月物語』の書き出しはこうだ。
「あふ坂の関守にゆるされてより、秋こし山の黄葉(もみぢ)見過しがたく、浜千鳥の跡ふみつくる鳴海がた、不尽(ふじ)の高嶺の煙、浮島がはら、清見が関、大磯小いその浦々」。
近代文学は文体がかわって合理性を帯びてくる。
「木曽路はすべて山の中である」(島崎藤村『夜明け前』)
「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜ぬかした事がある」(夏目漱石『坊っちゃん』)
「石炭をば早はや積み果てつ。中等室の卓つくゑのほとりはいと静にて、熾熱燈の光の晴れがましきも徒らなり。今宵は夜毎にこゝに集ひ来る骨牌カルタ仲間もホテルに宿りて、舟に残れるは余一人ひとりのみなれば」(森鴎外『舞姫』)。
描写は絵画的になり実生活の情緒が溢れる。
「国境の長いトンネルをぬけると雪国だった」(川端康成『雪国』)
谷崎潤一郎『細雪』の書き出しは写実的になる。
「『こいさん、頼むわ』。鏡の中で、廊下からうしろへ這入はいって来た妙子を見ると、自分で襟えりを塗りかけていた刷毛はけを渡して、其方は見ずに、眼の前に映っている長襦袢姿の、抜き衣紋の顔を他人の顔のように見据みすえながら、『雪子ちゃん下で何してる』と、幸子はきいた」。
「或春の日暮れです。唐の都洛陽の西の門の下に、ばんやり空を仰いでいる、一人の若者がありました」(芥川龍之介『杜子春』)
▼戦後文学はかなり変質を遂げたが。。。
戦後文学はそれぞれが独自の文体を発揮し始めた。
「朝、食堂でスウプをひとさじ吸って、お母様が『あ』と幽(かす)かな声をお挙げになった」(太宰治『斜陽』)
「その頃も旅をしていた。ある国を出て、別の国に入り、そこの首府の学生町の安い旅館で寝たり起きたりして私はその日その日をすごしていた」(開高健『夏の闇』)
「雪後庵は起伏の多い小石川の高台にあって、幸いに戦災を免れた」(三島由紀夫『宴のあと』)
和歌もかなりの変質を遂げた。
正統派の辞世は
「益荒男が 手挟む太刀の鞘鳴りに 幾とせ耐えて今日の初霜」(三島由紀夫)
「散るをいとふ 世にも人にも さきがけて 散るこそ花と 吹く小夜嵐」(同)
サラダ記念日などのような前衛は例外としても、たとえば寺山修司の和歌は
「マッチ擦る つかのま海に霧ふかし 身捨つるほどの 祖国はありや。」
わずか三十一文字のなかで総てが凝縮されている。そこから想像が拡がっていく。
こうした絶望、空虚、無常を表す人間の微細な感情は、喜怒哀楽のない機械が想像出来るとはとうてい考えられないのである。
AIは人間の霊感、霊的な精神の営みをこえることはない。
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2023年9月2日(土)
毎年、<暦生活>が発行する日めくりを愛用している。何しろ種類が多く、にっぽんのいろ/誕生花/宙/俳句・・・と楽しんできた。さて来年は・・・、ここは初心に返り(?)先祖たちが大事にしてきた旧暦文化を改めて導入することにした。9月に入ったばかりだというのになんと気の早いと思われる向きもあるだろう、はい、私はこういう奴なのですよ。あ、和菓子フォークは暦とはなんの関係もないが、安売りしていたのでついポチってしまったのだ。はい、私はこう���う奴なのですよ・・・。
5時30分起床。
日誌書く。
ツレアイは健診のために私1人の朝食、納豆ご飯+かき玉汁+ヨーグルト。
洗濯1回。
ツレアイは先日の健診結果で再検査項目があったとかで、<京都南病院第二南診療所>へ向かう。
Facebookに紹介されていた黒川みどりさんの文章、いい内容だったので露の新治さんにメールで紹介する。ついでに、『図書』の年間購読を申し込む。
露の新治さんの、10月の出演情報をチェックする。
10/3(火)6(金)7(土)の喜楽館、10/10(火)の繁昌亭に行くことを決定。繁昌亭は新治さんに予約依頼、喜楽館はタニマチ割引が多いので直接電話する。
ツレアイ帰宅、月曜日に心臓の何とかいう検査をするとのこと。パンとヨーグルトで軽く腹拵え、すぐに買物に走る。
ランチ、息子たちは素麺、私たちは麻婆丼+🍺+🍷。
軽く午睡。
iPad Air + Kindle で読書、とても読みやすい。
ツレアイは16時からWeb研修。
私は17時から夕飯準備、久しぶりに天ぷらにする。
カボチャ・サツマイモ・ニンジン・レンコン・ナス・エリンギ、鶏の唐揚げは少し色が濃すぎたがこれもご愛敬。
録画番組視聴。
(32)「這(は)う人」
ジェレミー・ブレットが演じた<世界一有名な探偵>シャーロック・ホームズのドラマシリーズ。ある自然科学者にまつわる���事件。捜査が進むと事件は意外な展開に… プレスベリ教授の秘書ベネットは、教授の娘イーディスと婚約している。ある日の深夜、何者かが3階にあるイーディスの寝室を外からのぞいたという。翌日、ホームズたちは現場を調べに訪れるが、そこに帰宅した教授はなぜか尊大な態度だった。ホームズは教授が若い女性と婚約したことや、最近3度も愛犬に襲われたこと、さらに教授あてに秘密の郵便や小��が送られてくるようになった点に着目する。イギリス1991年制作。
片付け、入浴のはずが🍷効果ですぐに爆睡。
今日は家から一歩も出なかった、水分は1,380ml。
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俳句教室はじめました
皆さんこんばんは。この度、俳句教室「樹海」をTumblrにて開講いたしました。講師っぽいヒトを務めますサトウジンです。
この俳句教室(という名を借りたブログ)では、毎月の第2・第4月曜日の2回、お題を投稿致します。そのお題の言葉や文字を使って、オリジナルの俳句を詠んで下さい。俳句の投稿は「返信」の方で行って下さい(吹き出しマークのやつです)。なるべく作品をゆっくり鑑賞したいので、「一人二句」まででお願いします。
お題ってなんぞやという方のために一例を挙げておきましょう。
①漢字一文字
例えば「手」で一句、
手袋の手ぶらは何となく重き
②単語(季語だったり、それ以外だったり)
例えば「荷物」で一句、
寒見舞荷物とならぬうちに解く
③ひらがな、カタカナの言葉、またはその一部
例えば「サーチ」で一句、
リサーチと称し上司のおでん酒
返信で投稿された俳句に対する鑑賞やアドバイスなどを、私の方で返します。私からの返信はそこまで早い訳ではないですが、鋭意努力致します。尚、俳句投稿の締切は、お題投稿の週の土曜日までとします。
皆様の俳句をどしどしお待ちしています。
記念すべき(?)初回のお題投稿は12月25日(月)とします。それではまた。
追記:
俳句を詠む際の季語のあるなしにつきましては、お題投稿時の都度発表していきます。
(「季語あり」の場合は季語を入れて詠んで下さい。「季語なし可」の場合は、季語はあってもなくても構いません。つまり季語を入れる俳句はいつでも詠めるということです。)
初心者の方に向けて言っておきますと、俳句に入れる季語は原則「一つ」です(二つ以上だと感動の焦点がボヤけるから)。今どきだと、ネット検索で(或いはきごさいというサイトで)季語は出てきますから、それを大いに活用しましょう。
仮名遣いについては、現代仮名遣いでも旧仮名遣いでも、好みで大丈夫です。(サトウ自身は旧仮名遣いで詠みます。悪しからず。)
たまに、お題投稿以外に俳句学習に役立つ(かもしれない)コラムを掲載することがありますので、そちらも合わせてご覧下さい。
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2023年1月29日 流れ、精神、弛緩
Twitter、「大学院を出て博士号を取っても、生活保護だからな。恐ろしい時代になったよ。大学で非常勤講師をするよりも、コンビニやマクドナルドでバイトした方が実質的な時給は高いからな。博物館の時給が1000円くらいだが、皿洗いも同じ。専門知識なんて糞の役にも立たないよ。酷い時代だね」(2023年01月28日)というツイートを見る。一応、自分は大学院に行く可能性がある身だけど、そういうことに対してほとんど怒りとかを感じられなくて、「コンビニやマクドナルドでバイトした方が実質的な時給は高い」と言われても、まあそうですよね、という気持ちになる。昔から、マクドナルドのバイトが仕事の中で一番難しいと思っていて(一番というのは誇張にしても)、あんなマルチタスク全開で忙しい仕事、どうやったらできるんだろうって思っていた。社会的に悪い待遇を受けていても、何と言うか、最悪自殺するか、みたいなマインドで、給料を上げろ、とか、待遇をよくしろ、という姿勢が自分の内側から全く出てこない。よくないとは思うけど、どうすれば変えられるんだろう。自分の人生を引き受けている実感がない。ずっと、遠くから眺めているみたいな気分だから。最近、受験や就活は発達障害者を弾くシステムだという言説を目にすることがあって、自分がそうだから、経験上、それは完全にそうなのだけど、じゃあどうすればいいんだろう。会社、に対しても、給料がよくて待遇がよい会社に入りたい、とか、大企業に入りたいとか、そういうことをほんとうに一度も思ったことがなくて、何でもいいから生活をギリギリ維持できるだけのお金をもらいながら、はやく終わりたいといつも思っている。でも、そんな自分だけど、一度、真夏に、派遣で国道沿いの、近くには一軒のドラッグストアしかない終わっている(もちろんほんとうはそこで人が暮らしていて終わっていないのだけど)輸送拠点みたいなところの日雇いバイトをしたとき、ドラッグストアの洗剤とか重たいものをひたすらベルトコンベアに載せ続けるのだけど、完全に肉体労働だから疲れるというのはまずあるし、真夏だから暑いけど半屋外だからエアコンもなくとにかく暑いし、隣では何らかの知的障害がありそうなおじさんが、別の上司のおじさんに怒鳴られているし、そのとき、ここで働いている人たちは、死ぬまでここでずっと怒鳴られながら、重たい箱をただベルトコンベアに詰め続けながら、そうして肉体を滅ぼしながら、死ぬまでここで暮らすんだ、と思って、少し、ちゃんとした企業とかで働かないといけないんだ、みたいな気持ちが湧いた。そうしないと、肉体が壊れていくと。もちろん実際のところどうなのかは知らないし、すべては自分の偏見で、バイアスで、思い込みで、そういうところでも何かしらの確かな幸せがあって満足に暮らしているのかもしれないけど、そう思わせるだけの何かがあった。プロレタリア文学の代表作のひとつである葉山嘉樹の『淫売婦』には、タイトル通りの「淫売婦」が出てくるのだけど、娼婦とかではなくて「淫売婦」であることには理由があって、その女性は病気があって身体を売っているものの、いわゆる高級娼婦とかではないし、通常の娼婦ですらなく、「それは死体だった」と描かれるような、「嘔吐したらしい汚物が、黒い血痕と共にグチャグチャに散らばっていた」と描かれるような、文字通りの淫売婦。病のために動くことすらままならない、ほとんど死にかけた淫売婦。主人公は「それ」を、「その瞳は私を見ているようだった。が、それは多分何物をも見ていなかっただろう。勿論、彼女は、私が、彼女の全裸の前に突っ立っていることも知らなかったらしい」と描写する。でも、重要なのはまなざされること。「彼女は瞬(またたき)をした。彼女は見ていたのだ」。「私」が、そんな彼女を見世物にしている男たちを糾弾すると、「皆が病気なんだ。俺達あみんな働きすぎたんだ。俺達あ食うために働いたんだが、その働きは大急ぎで自分の命をすり減らしちゃったんだ」と言う。あれ、どうして葉山嘉樹の『淫売婦』の話をしていたのだろう、あ、そう、その日雇いのバイトをしていたとき、その種の絶望を感じたということ。もちろん、そこまで酷くないとか、自分の場合は単なる日雇いとか、諸々の相違があるけれど、人生と労働について考えたときそのような暗い気持ちになる。それとも、本来、もっと労働は明るくて楽しいものなのかな。あるいは、労働の本質は本来的に暗く苦しいものなのかな。たぶん、後者だと思う。そういえば、昔、葉ね文庫行った時に、自分の詠んだ短歌(もう今は短歌なんて詠まなくなってしまったけれど)を褒めてくれた中年くらいの、短歌と俳句をやっているらしいおじさんに仕事のことを聞いたら、「数十年間、ずっと毎朝、会社に行くの嫌すぎる、と思いながら出勤しているよ」と言っていて、よかったことを思い出した。美しいと思った。そこには欺瞞がなかった。数十年も会社に行っていたら、普通、「働くことにもいい面はある」みたいにして正当化してしまいそうなところを、ちゃんと毎朝、通勤するのが嫌すぎると思いながら数十年間通勤して、いまでもそうやって働いていること。美しいし、賞賛されるべきだと思った。 目を開けたら、利用できるインターネット接続がありません、と表示されて、安心する。全学連が街頭宣伝を叫ぶ声が浸透してくるマツモトキヨシでブロンを買ったら、「濫用の恐れがある薬物について」みたいな文字が書かれた大きめのシート見たいなのを出されて、いくつかの質問をされて、適当に「はい」と答えていた(ところで、ゲームで会話を飛ばすためにボタンを連打したら大切なものを見逃してしまうからやめようね、人生)。幻覚剤をやっているときには目をつむると虹色の光が見えるからうれしい。ずっと川で鳥を眺めていた、鳥と目を合わせていた。街で規則的に道を歩いている人たちの動きがロボットみたいに見えた。自分はその規則的な動きから脱して、一人だけ、自分だけが完全に規則性を脱した存在としてそこにいるのだと思った。光があふれてくる、かすかに、川がただ流れている。虹色の一番奥の方まで行きたいと思うけど、奥にはいけなくて、そっと水を飲んだ。そう、ほんとうは、ただ冷たい水を、やわらかい、あまりにもやわらかくて透き通った雪解け水を、紛れもないただの水を飲んでいるだけで、それが抗うつ剤に、発達障害の薬に、幻覚剤に、テトラヒドロカンナビノールになればいい。それが人類の夢。マルセル・プルーストの『失われた時を求めて 1』をブックオフで買って、適当にページを開いたら、「ベッドで寝ていても、眠りが浅くなり、精神が完全に弛緩すると、それだけで精神は寝入った場所の地図を手放してしまう。すると夜のただなかに目覚めたとき、自分がどこにいるかわからないので、最初の一瞬、私には自分がだれなのかさえわからない」と書かれていて、抱きしめたくなった(誰を? もちろんマルセル・プルーストを。プルーストの魂を)。あの状態がずっと続けばいい。目が覚めた直後の一瞬の、すべてが空白で、自分がだれなのかさえわからないあの一瞬が、ずっと続けばいい。続けばいい、窓の方から差し込んだ光が誰かの定規とかで反射して、教室の黒板の上の方に光の標ができる。ずっとそれを眺めていた時間とか、何も進んでいない自分をどこかへと運び続ける電車の揺れとか、そういう風に、続けばいい。
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣���抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋���漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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2024/12/15 8:00:15現在のニュース
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虚子自選揮毫『虚子百句』を読む Ⅷ
花鳥誌2024年8月号より転載
日本文学研究者
井上 泰至
14 道のべに阿波の遍路の墓あはれ
初出は『ホトトギス』昭和十一年四月号「句日記(昭和十年四月)」。「四月二十二日。風早西ノ下に句碑を見、鹿島に遊ぶ。伊豫松山、黙禅邸。ホトトギス会」と前書き。『五百句』にほぼ同文の注記あり。
この句の詠まれた事情については、『ホトトギス』昭和十三年十二月号巻頭に虚子自身が書いた「阿波のへんろの墓」の一文がある。虚子が新田宵子夫妻・池内友次郎夫妻・高濱(当時)章子と故郷西ノ下を訪ねた消息を書いたものである。まずは決まって訪れる大師堂の大きな松に佇み、裏手にある「阿波のへんろの墓」を確認したが、なかったのであった。虚子の証言によれば、江戸時代の標準的な書体である御家流で書かれた古いものであったという。
虚子は碑が無くなっているのを嘆きつつ、恐らく行き倒れの曰くなどがあろうことを想起し、子供時代に目撃した遍路の一行を回想している。二、三歳の頃、遍路の女に抱き上げられ、大師堂まで連れていかれた想い出を語り、おそらくその女は、自分と同じくらいの子供を無くしていたのだろう、と語っている。このエピソードは、その後自分の人生を振り返った『虚子自伝』(昭和二三年刊)でも書き記されており、虚子のふるさとの記憶として刻印されていたことがうかがえる。
「遍路」は『ホトトギス』雑詠欄によって季題になった。一見古そうに見えて新しい季題である。西村睦子『「正月」のない歳時記』(本阿弥書店)によれば、大正十三年に三句登場して以来、昭和九年までに二六〇句も載る人気の季題となったと指摘されている。虚子が季題を選んだ改造社版『俳諧歳時記』春の巻(昭和八年刊)に、虚子の詳しい解説と例句の二七が確認でき、出典はすべて『ホトトギス』からである。虚子編『新歳時記』(昭和九年刊)にも同様に詳しい解説付きで立項され、例句二二を数える。つまり、伊予出身の虚子によって「遍路」は季題になったのであり、この句はその例句として加えられ、そのトドメを打ったのである。
『俳諧歳時記』の解説につけば、春の、しかも女性の景物としてのこの季題のイメージが確認できる。弘法大師の巡礼にあやかって、四国に散在する八十八か所を順拝する全道程一二〇〇キロ、日数四〇日余りを要する。宗旨・老若男女を問わず、服装は軽いが、三月から四月の季節がよくなる時期に、菜の花・青麦・紫雲英の鮮やかに彩られた道をぞろぞろと通る。この風景との一体化が単なる「巡礼」でなく、季語としての「遍路」の拠って立つところであると特記する。
特に若い娘たちは華やかなセルの着物に、白木の納札挟みを胸高にかけ、鬱金や浅黄色の手甲脚絆をつけ、同じ色の姉さま冠りの上に真っ白な菅笠をかぶり、緋の腰回しもあらはに裾を端折り、白木の杖をついた姿を虚子は詳細に活写している。高濱年尾の次の句などは、この虚子が特記した美しさの方に拠ったものであろう。
お遍路の美しければあはれなり
虚子の句にもどれば、山本健吉『現代俳句』に的確な評がある。まず「遍路の墓」とだけあって無名であることがかえ��て叙情を増すこと、「阿波」の地名から、浄瑠璃でよく知られた、長年別れた母と出会うもそれと気づかない巡礼お鶴(「傾城阿波之鳴門」)の連想で、子別れの哀話が想像されることを指摘する。
さらに健吉は重要なことを言っている。「遍路の墓」そのものに、春の季感はない。むしろ春の季語「遍路」が置かれることで、子供時代の春遍路の記憶と現在の春とが結び合わされるのであって、新興俳句の中でも有季定型を守った水原秋櫻子の流れの季感主義を批判している。季語は言葉そのものに意味があるのか、言葉の背後にある季感に意味があるのか? これは有季定型俳句の一大論点である。
過剰な、「今」「此処」にこだわる季感主義では、この虚子の句などは取り落とされてしまう。言葉が残ることによって、過去の季感を学び、それを想起し、対話する。下手をすると昨今頻出する「昭和の日」俳句の甘い回想句の氾濫のような惰性に堕ちてしまうのだが、言葉の由来や歴史性を無視しては、多くの俳句の財産を無くすことも自覚しておくべきだろう。掲句はその文脈において、今日重要な意義を持っていると言えよう。
15 白酒の紐の如くにつがれけり
この句の成立は若干の問題を含む。『ホトトギス』昭和二十年六月号の「句日記(昭和十九年三月)」には、「三月四日句謡会。鎌倉要山、香風園」の前書に「白酒の餅の如くに濃かりけり」「瓶のまま白酒供へ雛は粗画」と併記される。
しかし、『六百句』には、前日の「(昭和十九年)三月三日 家庭俳句会。日比谷公園。丸之内倶楽部別室」と注記され、〈洋服の襟をつかみて春寒し〉と共に掲載される。
「句日記」では、「洋服の」の句��他、「春草を踏まえて鳩の足あかし」「斯く行けば春風寒し斯くは行く」「その中に大樹芽ぐは物々し」といった吟行句が並び、「白酒」句はない。
すなわちこの句は当初、雛祭を題詠的に詠んで四日の鎌倉の句会に出したものだったが、後に三日の家庭俳句会での作、ということにしてしまったものなのである。
虚子の句集における注記は、必ずしも実際に忠実なわけではなかったことが知れるが、これは掲句を三日の発表ということにした方が、効果があると考えたからであろう。なお、家庭俳句会は、婦人俳句会などとともに『ホトトギス』に立ち上げられた、女性中心の句会で名句が多く生まれている(『俳壇』二〇二四年七月号「座談会」(西村和子・井上・堀切克洋)。そのこともこの発表時期の変更という「操作」の理由ではなかったかと思う。
掲句は、端的にして的確な比喩によって、「白酒」の様態を鷲つかみにした���生句で、間然とするところがなく、名句としてはよく引かれるものの、解説は意外に少ない。
ポイントは「白酒の」の「の」である。これが「や」では、なぜいけないか?「や」「けり」と切れ字が重なることを嫌ったのは、すぐわかる。
降る雪や明治は遠くなりにけり 中村 草田男
この句のように上五とそれ以下の間に「飛躍」があるなら、切れ字が重なっても問題はないが、「白酒」の句は典型的一物仕立てで、「や」では煩い。
「の」の効果はそれだけではない。「紐の」と「の」を畳みかけることで、「白酒」の様態に焦点を当てることができる。
鴨の中の一つの鴨を見てゐたり この庭の遅日の石のいつまでも 蛍火の今宵の闇の美しき 立秋の雲の動きのなつかしき
以上のような虚子の作例につけば、上五の下に「の」を軽くつけて、以下で「の」を繰り返して、リズムを作り、対象にフォーカスを当てていったことに気づかされる(井上『俳句のマナー、俳句のスタイル』)。
「白酒」の句の主題は、液体の動きにあるので、「つがれけり」と用言でまとめた。虚子は「眼」の詩人ではあるが、これをことさらに強調せず、さりげなく、品よく提示してみせる。鷲づかみの「写生」にありがちな生々しさを包むデコレートの感覚(井上「品格ある写生」『俳句』二〇一九年四月号)こそ、作家虚子の「写生」を代表するものとして、ここに指摘しておきたい。
*先月号記事に脱落がありました。「紅梅の苔は固し不言」の句は『ホトトギス』九年二月号で『五百句』同様「二月二十二日。臨時句会。発行所。」と前書きされています。記してお詫び申し上げます。(筆者)
『虚子百句』より虚子揮毫
15 白酒の紐の如くにつがれけり
16 紅梅や旅人我になつかしき
国立国会図書館デジタルコレクションより
___________________________
井上 泰至(いのうえ・やすし) 1961年京都市生まれ 日本伝統俳句協会常務理事・防衛大学校教授。 専攻、江戸文学・近代俳句
著書に 『子規の内なる江戸』(角川学芸出版) 『近代俳句の誕生』 (日本伝統俳句協会) 『改訂雨月物語』 (角川ソフィア文庫) 『恋愛小説の誕生』 (笠間書院)など 多数
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パチモンの孤独100本ノック
爆誕の記憶
公園の遊具
食玩の収集
学研の科学
特典の玩具
新年の挨拶
卒園の報告
冒険の秘訣
独断の行動
木金の体育
側転の練習
六���の座学
教壇の社畜
万年の補欠
三年の後藤
零点の音読
教官の御託
門前の小僧
漢文の素読
断片の偽造
濁点の消失
短篇の奇想
白山の天狗
能面の試作
法然の渡独
国連の本部
経典の講読
作文の寄贈
宅建の資格
床暖の故障
浴場の改築
壁面の富嶽
極限の四国
琴電の冒瀆
湘南の牛角
羊羹の試食
香香の帰国
晩年の仁鶴
特番の予告
匿名の家族
両親の危篤
嫡男の孤立
復縁の努力
沢山の奇策
作戦の記録
病人の輸血
天然の坐薬
仁丹の効能
若干の補足
百斤の鶏肉
大根の煮汁
越前の米酢
田園の稲作
銀杏の収穫
鉄瓶の光沢
肉饅の魅力
台湾の給食
雲吞の価格
湯麺の比較
凡人の味覚
中年の体力
職人の堕落
着任の刺客
独占の口実
役員の降格
国民の下僕
役人の汚職
黙認の賭博
弱点の秘匿
役満の確率
額面の誤読
六銭の拠出
禁断の果実
根源の諸悪
室蘭の貴族
殺人の委託
隔年の蠱毒
爆弾の不発
接戦の武術
少年の喪服
悪人の俳句
突然の廃部
当然の帰結
昨年の五月
祝宴の企画
脚本の到着
百円の戯曲
来賓の蛮族
楽団の創設
曲順の申告
菊版の楽譜
達人の古楽
閉店の音楽
刻限の銅鐸
団員の帰宅
後年の回想
若年の功徳
積年の粗忽
錯乱の自覚
没年の打刻
百年の孤独
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水色のランドセルでヒョードルの夢を見る
言ってみろ、お前のお空は何色だ!
通っていた保育園の卒園アルバムの表紙には、園児がそれぞれ自分で描いたイラストが使われた。一人一冊、オリジナルのアルバム、なかなかオサレである。
1990年代当時、跳躍力といえばシカゴ・ブルズのデニス・ロッドマンか私か、という時代であった。私は自分が跳び箱を勢いよく飛び越える絵を描き、空を黄緑に、雲を水色に塗っていた。
すると先生が来て「ねえ、青空っていうくらいだから、お空は黄緑じゃなくて青じゃない?」と言った。
その頃、画家である父親が開いていたお絵かき教室に通っていた私は、その言葉に眉をひそめた。父はいつも「手を抜くな、てきとうに描くな、丁寧に描け」と口を酸っぱくして言っていたが、「○○は××色で塗れ」などと言ったことはなかった。だいたい、どうして先生に見えている空の色が、私にも同じように見えていると思っているんだ。空はいつでも青いわけではない。私は黄緑の空を見た。確かに見た。見たんだもん。トトロいたもん。先生がそういう空を見たことがないだけだろ。
当時”悪童”といえば、ロッドマンか私かという時代であった。ロッドマンは「さすがにレインボーの髪はおかしいんじゃない?」と誰かに言われてもそのクレイジーなスタイルを決して���さなかっただろう。私も己の信念に従い、空を黄緑色に塗った。6歳の私、グッジョブである。自分で自分の色を選ぶということは、小さな人(子ども)にもできる、数少ない自己表現だ。幸い、家の中では、父も母も、青や水色のような「男の子の色」が大好きだった私に「女の子の色」を押し付けてくることはなかった。
だからこそ、家の外へ一歩出た時、周りの人間が私の選ぶ色について「女のくせに」と言ってくることは、耐え難い屈辱だった。
まともな奴ほどFEEL SO BAD!
卒園後、私は自ら選んだ水色のランドセルで小学校へ通った。
今でこそランドセルのカラーバリエーションは豊富だが、私が小学生の時は、男児は黒か紺、女児は赤かピンクで、それ以外の色はほとんど見なかった。当然、水色のランドセルは目立った。
「お前、女のくせになんで水色のランドセルなんだ」
同じ登校班の子供たちや、同級生、知らない上級生にまで色々言われてからかわれた。
言われたらとりあえず暴力で応えた。殴る蹴る首を絞める。「力こそが正義!私はこの水色ランドセルに全てを懸ける運命の『殉星(※1)』!」とまではいかなかったが、とにかく、私はまことに暴力的な女児だった。
この腐敗と自由と暴力の真っただ中の小学生時代、自分の好きな色を選ぶ権利を認めさせるために私は”たっぽい”になる必要があった。
”たっぽい”とは、TOM★CATが歌うアニメ『北斗の拳2』の主題歌『TOUGH BOY』に由来する言葉で、「たふぼーい」の「ふ」と「ぼ」が重なって「たっぽい」と空耳することから、この楽曲自体をそう呼ぶ。
つまり、小学生の私は誇り高き水色のランドセルの持ち主として、北斗の拳の世紀末の世界のような小学校時代を生き抜くべく、たっぽい(=タフなボーイ)となることを選んだ。私は誰かにからかわれて泣くような軟弱な人間じゃない、その辺の女子と違って水色のランドセルを選ぶ、たっぽいなのだ、と。もちろん、小学生当時の私は「たっぽい」という言葉は知らなかったが。
思い返せば、この経験が私の「女」としての自意識を歪ませ、「女」として扱われることに対する嫌悪感を抱かせるきっかけとなったのかもしれない。
60億分の1の男ッッ!!
思春期ど真ん中、中学生の私は父の影響で格闘技を見るようになった。 当時はPRIDEやK-1が大人気で、強い選手がばんばん日本に来て試合をしていた。ゴールデンタイムにもしょっちゅう試合があって、なぜ人が殴り合って血を流しているところを見ながら食事をするんだと、母にはけっこう嫌がられていた。
学校で仲のいい女友達にPRIDEやK-1を見��いる子はいなかった。代わりに、別に友達でもない隣の席の男の子と時折、格闘技の話をしていた。
中でも私が夢中になったのが、ロシアの格闘家、エメリヤーヤンコ・ヒョードルである。格闘家には二つ名というかキャッチコピーみたいなものがついている。たいてい、出身地や生い立ち、外見、ファイトスタイルから名付けられ、ヒョードルもその氷のように冷たい瞳や、表情一つ変えぬクールなファイトスタイルと圧倒的な強さから「氷の皇帝」とか「ロシアン・ラストエンペラー」などと呼ばれていた。
しかし、彼の最も象徴的な呼び名といえば間違いなく「60億分の1の男」だろう。当時の世界人口およそ60億、その全員が武器を持たずステゴロでやり合った時、誰が一番強いか、その答えがこの男だッ!というニックネームである。
めちゃくちゃかっこよくない?
格闘家は試合前に睨み合ったり、言葉や態度で相手を罵ったりする、リング外でのパフォーマンスを見せることもあるが、ヒョードルはそういう”味付け”なしで、ただリング上での強さのみで観客を虜にする。シンプルな黒のパンツ、うすく脂肪の乗った理想的な体型、無表情な顔に冷たく光る氷の瞳。いざ試合が始まれば、そのクールな表情はそのままに、圧倒的な強さを見せつける。ヒョードルこそ、私のなりたい”たっぽい”の究極形。地球上で最もタフで強い人間。それが、60億分の1の男。
ある時、こんな調子で私がヒョードルについて熱く語っていると、いつも話し相手になっていた隣の席の男の子に「なんで女のくせにそこまでして男みたいになりたいん?」と言われた。
最初は意味が理解できなかった。しかし、どうやら彼の目には私が「必死に男についていきたくて、格闘技の話をしている女」と映っていたらしい。なんてこったい。恥ずかしい、悲しい、悔しい、むかつく……負の感情の詰め合わせが出来上がった。「お心遣いありがとよ。これは私からのほんのお返しだッ!!!」と重い一発を熨斗つけて食らわせてやれればよかったのだが、中坊の私は深く傷つき、そのまま黙り込んでしまった。
心の中では「ほらね、女のせいで、また私が馬鹿にされた」という声が響いた。そうか、「男の趣味」に興味を示すと、こんな風に扱われるのだな。私はまた一つ女が嫌いになった。
女には「本物」がわからない?
隣の席の彼は、まるで格闘技を好きでいることは男の特権のように言う。これは、格闘技だけの話ではない。スポーツ、車、プラモデル、歴史、こういうものは「男の趣味」と見なされて、つい女ごときが興味を持とうものならめちゃくちゃにマウンティングをかまされる。頼んでもないのにレクチャーをされる。挙句、「彼氏の影響?」などという屈辱的な言葉を浴びせられる。
何より、コンテンツを作る側も一緒になっ��、女はファンとしては二流だというメッセージを発信してくる。
『PSYCHO-PASS』というアニメ作品が結構好きだった。大変な人気作で、映画化もされている。周りにもファンが多い。
2014年にこの映画の舞台挨拶が行われた際、総監督を務めた本広克行は、会場にたくさんの女性鑑賞者が来ているのを見て次のようなコメントをしている。
「こんなはずじゃなかったんです。男が観る物語としてどれだけ骨太の物語のSFを作れるかというのでやってたつもりだったんです。ほとんど女性じゃないですか。『萌え禁止!』とか言いながら作っていたんですけど、残念です(笑)」 出典:https://news.nicovideo.jp/watch/nw1374107
はて。
【骨太】 [名・形動] 1 骨が太いこと。骨格のがっしりしていること。また、そのさま。「骨太な(の)からだ」⇔骨細。 2 基本や根幹がしっかりしていること。構成などが荒削りだが、がっしりとしていること。また、そのさま。「骨太の改革案」「骨太のドラマ」 出典:https://kotobank.jp/word/%E9%AA%A8%E5%A4%AA-631150
【骨太】という語には「ぽこちんが付いた人向けの」とか「社会的に男性として生きる人向けの」とかそういう定義でもあるのかと思わず辞書を引いたが、どこにもジェンダーやセックスに触れる記述はない。「私の辞書には『ぽこちんが付いた人向けの』とありました!」という人がいればぜひ知らせてほしい。
しかし、どうやら本広克行の辞書ではそう定義されているらしい。彼の辞書で【女】を引けば「骨太の作品が理解できない生き物」と書かれているのかもしれない。
これは本広に限ったことではない。女性が「男の趣味」に足を踏み入れると、よくこういう言葉を向けられる。
他にも、大好きなプロ野球OBのYoutubeチャンネルを見ていると、「このチャンネルの視聴者は9割男性だそうです。もう、女性ファンはあきらめましょう。男性のための◯◯チャンネルを今後もよろしく!」みたいなことをなぜか嬉しそうに言っていた。女性ファンが少ないことを自虐っぽく言いつつも、内心は「骨太」のファンに愛されていることを誇りに思っているのが透けて見える。吐き気がするぜ。心底女性ファンなんてどうでもいいと思っているんだな。
「男の趣味」に興味を示すと、女の「好き」は浅いと思われる。イケメンが好きなんでしょ、BLが好きなんでしょ、流行ってればなんでもいいんでしょ、そういう扱いを受け続ける。
女性に人気がある俳優が一生懸命下ネタ言って男性視聴者に”アピール”したり、女性ファンが多い芸人は「ワーキャー人気」と呼ばれて見下されたりするのも、根っこはみんな同じだ。男性から支持されないものは二流だと信じてる人は、みんな必死で自分が誰かのぽこちんを刺激する「骨太」な「ホンモノ」なんだと主張する。そうして、女性ファンをいつだって二流扱いする。
女嫌いの女を育てる社会
中学を卒業するころには、私はもうすでに「女」という性が、二流で、ダサくて、「ホンモノ」にはなれない性だと信じ込んでいた。女らしくなれば、見下される、強く賢く本物であることを示すには、もっと男に認められなければならないと本気で思っていた。
自分が「その辺の女の子」だと思われたくなくて必死だった。私はあの子たちとは違う。きゃぴきゃぴはしゃぐ、普通の女子じゃない。私は特別なんです、女だけど普通の女の子とは違って、ちゃんと個性を持って生きています。ピンク色なんて女の色、選びません。格闘技だって、本当に好きなんです。男の人が見るような目線で、スポーツを見ているんです。だから、私は、「その辺の女の子」じゃないんです。
こういう感覚をどんどん内面化させていくと、自分の好きなものを言うことが怖くなってくる。それが好きかどうかではなく、男に認められる行動かどうかが基準になってくるのだ。
私は当時のK-1MAXに好きなファイターが3人いた。初代王者のブアカーオ、無冠の帝王と呼ばれた武田幸三、そしてウクライナのアルトゥール・キシェンコである。私はK-1の話をするとき、男友達にはキシェンコのファンであることはなかなか言えなかった。キシェンコは”美しき死神”というキャッチコピーで、いわゆるイケメンファイター的扱いをされていた選手だったからだ。もし、キシェンコファンだと言えば、ミーハー扱いされる、顔ファン扱いされる、という恐怖があった。今考えるとクソしょうもないことだが、当時の私には大きな問題だった。
「男の色」である水色を選んだり、「男の趣味」である格闘技を好きになったりすると、「女のくせに」が目の前に立ちはだかる。男と同じように好きなんだと証明したくて、好きであることではなく男に認められることを求めて、私と私以外の女に線を引く。私以外の女は、弱くて、かっこわるくて、表面的で、「ホンモノ」じゃないと憎む。私は、そうじゃない。
女なんか大嫌いだ。女なんかに生まれたくなかった。女のせいで、私まで馬鹿にされる。15歳の私の心の中で、女性嫌悪はますます大きく膨らみ続けた。
女嫌いの女は、こういう環境に揉まれてすくすく育っていくのである。
「女」は「人間」
私は市外の高校を受験した。「国際○○科」みたいな名前の学科だが、ベースは商業科、簿記や情報系の資格をたくさん取るコースで、普通科に比べて女子の割合が多かった。(ちなみに同じ高校に音楽科もあり、そこは私の在籍した学科以上の女子率だった。)
自分の希望通りの学校に合格できて大喜びしていた反面、女子生徒の割合が高いクラスに入ることにかなり抵抗を感じていた。なんたって、この時の私は徹底的に「女」を見下していたからだ。
しかし、しばらくしてその意識が変わっていくのを感じた。40人中33人が女子というクラス��中で、私は「女子」としての自分より、一人の「人間」として生きている感覚を得られた。女だらけの環境にいると、なぜだか女が強調されることが少ない。クラスメートも私を「女子のクラスメート」ではなく「ただのクラスメート」と扱っている感じがした。
むしろ男子生徒のほうが、男性性を強調される場面が多く(それはそれとして問題なのだけど)、小中学校時代とちがって「女のくせに」と言われることもほとんどなくなった。それがとにかく生きやすかった。
クラスを一歩出て、普通科の仲間たちとごちゃまぜになる部活では、幾度となく「女」が強調される場面があったが、クラスに一度戻ると、自然と「女」という色が消えて、一人のただの高校生として生活の中に溶け込んでいく自分を感じられた。
資格試験や勉強にも熱心な学科だったので、がんばった分だけ先生に認められたし、将来を期待されるような言葉をかけてもらえ、私は家庭以外の場所で、初めて「女」から解放された気がした。
それと同時に、「女」に対する自身の偏見からも少しずつ解放されていった。私が一括りに「その辺の女子」と思っていた同い年の女の子たちは、誰も彼も個性的で、変わっていて、カラフルで、ちょっと可笑しなところがあった。誰一人として、小さな「女」という枠に収まっている人はいなかった。「女の子らしさ」という箱の内側にも外側にも自由に行き来して、楽しそうに、悩みながら、全力で生きていた。私と同じだった。
3年間担任をしてくれたS先生も自立的な女性で、強い言葉でみんなを励ましてくれるタイプの先生だった。「私、『女の腐ったような』って表現大嫌い。女を馬鹿にしすぎだよね。」と言っていたのをよく覚えている。学科長のK先生も女性で、簿記などの専門科目を担当している学科の他の男性3人の先生よりもいつも偉そうで、怖くて、陰で女王と呼ばれるくらいインパクトの強い人だった。「単語帳のページ覚えるでしょ?残ってたら、また見たくなる。だから、どうする?覚えたら食べるねん」などと、とにかくすごいことを言っていた記憶がある。そういう身近な強い大人の女性も、高校生の私にはすごく嬉しい存在だった。
「ヒョードル、かっこいいな!」
2007年の年末、私のアイドル、”60億分の1の男”ヒョードルが”テクノ・ゴリアテ”ことチェ・ホンマンという巨人と対決することになった。チェ・ホンマンの身長218センチに対しヒョードルは183センチと体格差の大きい対戦だった。が、しかし、私はヒョードルの勝ちを確信していた。そして、2学期の終業式の下校中、仲良しの女友達にヒョードルが大好きであることと、その試合が大晦日にあるのでぜひ見てほしいということを伝えた。彼女は「わかった。見てみるね。」と爽やかに答えた。
そして、大晦日の夜、私の期待通り、ヒョードルは大男の腕をあっさりとキメて、華麗な勝利を収めた。やっぱりね、ヒョードルかっこいいね。満足げにテレビを眺めていた私の元に一通のメールが届いた。例の友達からだった。
「試合見てた!ヒョードル、めっちゃかっこいいな!あんな風に強かったら気持ちいいやろうな!」
その時、今まで感じたことのない喜びで胸がいっぱいになった。ああ、「女にヒョードルの良さがわかるまい」と決めつけていたのは、他でもない、自分自身だったんだな。友達からの素直な言葉で、呪いが解けてゆく。
高校時代の女だらけの環境が、私の中のミソジニー(女性嫌悪)を少しずつ溶かしてくれた。自分が「女」ではなく「人間」として扱われたかったように、自分以外の女性も、「人間」として扱われたいと願っている。私が「女」を見下すことで、自分にも自分以外の女性にも、傷を与え、呪いをかけていたのである。もちろん、高校生の私は自分の女性嫌悪に気づくことすらなかった。「あれはミソジニーだったんだ」と認識できるようになったのは、二十歳を過ぎてからのことである。
同じく高校時代、私が周りの友達を「女」ではなく「人間」だと理解し始めたころ、私自身も一人の人間であることを教えてくれた友人がいた。
この友人は私に「君の生き方を見ていると、男や女ではなく、君という性別がこの世にあるって感じがする」と言ってくれた。
「ボーイッシュ」「男っぽい趣味」「意外と乙女チックなんだね」他人が息をするように突き刺す言葉で、私の心は穴だらけだった。その無数の穴を塞いでくれるような大切な言葉だった。
ずっと、自分のことを中途半端な人間だと思っていた。枠の中にある「女」というものにはまりきれず、かと言って心身ともに男ではない。では、私の性別は一体?他の人が言うように、女を捨てた状態なのか?まだ女になれない半人前の状態なのか。いつになったら、私は誰かに認められる性になれるのか。もがきながら生きてきた人間にとって、その生き方そのものを私の性だと捉え、受け入れてくれた友人の言葉は、心からの救いだった。
ミソジニーとの戦いは続く
私は怒りを向ける矛先が、女性ではなく、女性を「ホンモノ」として認めようとしない社会の在り方だと思うようになった。「普通の女子」とか「その辺の女の子」「量産型女子」、そんなもんはいない。私たち女性には、当たり前だが一人ひとり好きな色があって、好きなものがある。自分の意志も意見もある。そして、個性がないと言って女性を馬鹿にするような誰かの無神経な言葉に傷つけられていい存在ではない。
私が水色のランドセルをからかわれて傷ついたのと同じころ、ピンクのランドセルを選んで「やっぱり女の子だね」と誰かに言われ、自分の選択ではなく、女の子としての選択として、個性を踏みにじられた女の子がそこにはいたはずだ。
ピンクのランドセルを否定しても、私の水色のランドセルは決して報われない。セクハラを笑って受け流して耐える同僚を憎んでも、女性を軽視する奴らは蔓延ったままである。
私たちを苦しめる根っこは、いつも同じだ。女という物差しでしか私たちを計れない人々で、女の限界はいつも男よりも手前にあると信じ込ませる連中で、女は男に愛されないと価値がないという呪いをかけてきたクソったれ共だ。
THE BLUE HEARTSの「青空」には、聞く者の心を撃ち抜く一���がある。
生まれたところや皮膚や目の色で 一体この僕の何がわかると言うのだろう
生まれた身体で、性別で、一体この私の何がわかるというんだ。
私は自分が救われたい一心で、自分以外の女の子を傷つけてきた。たくさん見下してきた。でも、自分という存在が特別だと思いたいからと言って、自分以外の女を馬鹿にする必要などない。だから、もう誰の性も否定したくないし、誰の好きな色も馬鹿にしたくない。心無い言動に傷つきながらも、笑って受け流そうとする人の痛みを過小評価せず、その痛みに寄り添って、一緒に抗っていきたい。
女を苦しめる連中は、自分たちが勝手に作り上げた「女」という枠からはみ出した人間を見ると、「女を捨てたのか」と言って嘲笑う。私も大げさではなく、100回以上言われてきた。セクシスト(性差別主義者)たちは、息をするように他人の性を踏みにじる。ぐちゃぐちゃに傷つけて、自信を奪う。
だけどな、捨てられねえよ、クソッたれ。そんな簡単に。捨てられるものなら、ずっと昔にとっとと捨てたかったわ。そんなに簡単に捨てられるものじゃねえんだよ、バカヤロウ。人の性を軽んじるお前にはわかるまい。「女」という性と共に、自分を生きる苦しさが。
そういう苦しさを抱えきれなくなって、私は自分の中にある「女」を、周りのクソッたれ連中と一緒になって見捨てた。生まれた時から私と共にあった、私の大切な一部だったのに、自分を傷つけてくる人間の価値観に囚われて、自分も、自分の周りの女性のことも馬鹿にした。
だが、もうそれはやめた。私は自分の中にある、他の誰かの中にある、「女」を否定することはやめた。こいつと共に生きていくことを受け入れる。周りからさんざんボコボコに殴られて、好き放題刺されまくって、満身創痍の、私の中にある「女」を、これ以上傷つけさせてたまるか。
女性であることを恥じることも誇ることもせず、ただ受け入れる。それだけのことがこんなに苦しくて難しい。それでも、私はずっとこの性を生きることにした。見捨てずに、大切にすることにした。
そして、他の誰かの女性性と男性性を、その二つの枠組みの外にある性の在り方を、踏みつけていないか、大事にできているか、できるだけ慎重に歩くことにした。
どれだけ心に強く誓っても、私の中のミソジニーは、なべ底の焦げみたいに私の心にこびりついている。重曹でもお酢でも、簡単には落ちないほど、頑固にこびりついている。
それを取り除いて、鍋の底に映った自分の性と素直に向き合いたいと思う。そのためには、まず、このこびりついたミソジニーと向き合わなくてはならない。
私の水色を守る人
大学時代からの友人でかれこれ10年以上の付き合いになるMは、普段は温厚で、滅多に怒りを他人に向けたりしない人である。Mの喋り方は漫画『聖☆おにいさん』のブッダとほとんど同じだ。同漫画を読んだことがない人は、最寄りの仏をイメージしてもらえばいいと思う。
私が結婚の報告をしたときに、素晴らしいプレゼントをくれたのが、このMだった。
結婚式はしなかったのだが、Mは私への結婚祝いを包む祝儀袋を買いに某百貨店へ行った。そこで店員に女友達の結婚祝いのために探していると言うと、ピンク色の祝儀袋を勧められたらしい。
Mは私が青や水色が大好きなのを��っているので、その旨を伝えたうえで水色のものを選ぼうとしたらしい。ところが、店員はなぜか食い下がる。女性なんですよね、ご友人は、ならば普通はこちらの色ですよ。Mは、いや、他の人からどう見られるかは関係ないし、そもそも本人の好きな色を選びたいだけなので……と説明したが、なぜか店員は折れなかったらしい。
あまりにも頭の固い店員に腹を立てたMは「結構です」と言って祝儀袋を買うのをやめて、結局私を連れて買い物に行き「予算内なら好きなものを買ってあげる」と言ってお祝いしてくれた。その節はかわいいパジャマをありがとう。
「水色は女の色にあらず」というクソジェンダーステレオタイプが19年経っても変わってない事実にがっかりした。しかし、それ以上に、Mが水色の祝儀袋のことで店員にこだわりを見せてくれたという話が嬉しかった。水色のランドセルをからかわれ続けた私は、心が救われた気がした。
Mにとっては、店員との些細な小競り合いだったかもしれないが、私にとっては大きな意味がある。Mは私の好きな色を守った。ジェンダーステレオタイプから守り抜いてくれた。「女のくせに水色」を真っ向から否定してくれた。
子どもにとって自分の好きな色を選ぶことが数少ない存在証明の場なら、大人はその選択肢を決して奪ってはならない。大人が自分の声でジェンダーステレオタイプを否定する時、誰かの中の女や男やその枠組みを超えた性を救うことができると思う。
本広克行がしこしこ『PSYCHO-PASS』の映画を作っていた頃、アメリカでは『マッドマックス 怒りのデスロード』という「骨太」な作品が登場した。
同作品はシリーズとして知られているが、2作目の『マッドマックス2』は北斗の拳に影響を与えた(※2)、まさにたっぽいな作品の一つである。そのたっぽいな作品の主人公の一人を演じた俳優トム・ハーディは映画の記者会見で男性ジャーナリストと次のようなやりとりをしている。
カナダのジャーナリストからの「『マッドマックス』は男の世界の物語だと思っていたのだが、女性キャラクターが登場することについて違和感があったか」という質問に対し、ハーディは一言「ノー!」と答え、記者会見場から拍手が起きていた。 出典:https://www.google.com/amp/s/amp.natalie.mu/eiga/news/147372(日本語記事) https://metro.co.uk/2015/05/29/mad-max-fury-road-star-tom-hardy-has-the-best-reaction-when-asked-if-women-are-taking-over-a-mans-movie-5220250/(英語記事) https://youtu.be/tI6k_8tomRE (映像、10:00ごろ)
「これは男のためのものじゃないのか?」という問いに、私たちはハーディのように「ノー」と答えることができる。自信を持ってそう言える。
水色のランドセルを選ぶ少女が誰にもからかわれない社会がいい。格闘技好きの女子中学生が、誰にも笑われずに、ヒョードルに憧れていると言える世界がいい。
自分の好きな物を守るためにたっぽいにならねばと思ってきた私は、30歳を過ぎてからその必要がないことを悟った。弱いまま、臆病なままでも、誰にも好きなものを馬鹿されずに生きていく権利がある。女の私が、「60億分の1」に憧れる自由がある。私たちは、自分が唯一無二のスペシャルな女の子であることを、他人に認めてもらう必要もないし、誰かに証明する必要もないのである。
涙を拭け、6歳の私。拳を握りしめろ、15歳の私。”悲しみは絶望じゃなくて明日のマニフェスト”だぜ。(意味不明だと思った?私もこの歌詞の意味は未だによくわかっていないけど、かっこいいから引用した。)
家族や友人が私の水色を守ってくれたように、私も周りの人が自分の好きなものを誰かの言葉に傷つけられることなく愛せる世界を作りたい。誰かが「男の子だから青がいいよね」と言えば「そんなことはない。色に性別は関係ない」と言い、「女にこの良さはわかんないだろうな」と言えば「わかってねえのは貴様だ。もっと世の中のことよく見ろ。しばきまわすぞ」と言って黙らせたい。
それは偏見だ、あんたの思い込みだ、幻想だ、嘘だ、そう言って、ジェンダーステレオタイプを否定していこう。みんなでつまらないステレオタイプに「ノー」と言おう。
みんな、聞いてくれ。
この世にあるくそしょうもないジェンダーステレオタイプは一つ残らず、必ずぶっこわせる。たっぽいでなくても、普通の、ひとりの、よわっちい人間にも、それに抗う力はちゃんとある。
私は誰かの好きな色と自分の好きな水色を守るために、これからも一人の女として抗い続ける。そういう旅をしている。そして、あなたが一緒にその旅に来てくれるなら、ヒョードルよりも心強いよ。
※1……漫画『北斗の拳』の中で、一子相伝の拳法の使い手(拳士)たちが持つ星の宿命(宿星)の一つ。愛に殉ずる宿星。
※2……「北斗の拳生誕30周年記念特別インタビュー」内での原哲夫(北斗の拳の作画担当)の発言より。http://www.hokuto-no-ken.jp/hokutogatari/interview10-03
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令和6年12月句会
開催日 :令和6年12月21日(土) 吟行地 :真間山弘法寺など 句会場 :市川市男女共同参画センター 「研修室E」 投句締切:13時半 (当季雑詠嘱目7句) 句会終了:16時予定
無料体験教室参加申し込みはこちらから送信してください。 ※どなたでもご参加いただけます ※講師の連絡先が分かる方は直接ご連絡してください。 ————————————————— (公社) 日本伝統俳句協会「卯浪俳句教室」では、 初心者のための俳句教室を開催しています。 俳句を通して、新しい世界を体験してみませんか? (無料体験教室の参加を募集中です)
由良残照@山形県鶴岡市
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2023.3.24 ◎季節の練りきり 蝶々~チョウチョ~ 「 初蝶を 夢の如くに 見失ふ 」 高浜虚子(1874.2.22-1959.4.8) この春初めて見かけた蝶を目で追っていたらまるで夢であったかのように見失ってしまった という 蝶々を見たのは現実か はたまた 春眠が見せた夢だったのか おぼろげな空気を纏う春にぴったりの俳句です こちらは「季節を楽しむ練りきりレッスン」4月デザインのひとつです #JSA練りきりアート認定講師講座#jsa練りきりアート講師#名古屋練りきり#名古屋練りきり教室#練りきりレッスン#名古屋お菓子教室#Japanesesweets#名古屋市中区#お菓子作り初心者#和菓子好きな人と繋がりたい#おうちカフェ#おうちスイーツ https://www.instagram.com/p/CqSVW1Wymf8/?igshid=NGJjMDIxMWI=
#jsa練りきりアート認定講師講座#jsa練りきりアート講師#名古屋練りきり#名古屋練りきり教室#練りきりレッスン#名古屋お菓子教室#japanesesweets#名古屋市中区#お菓子作り初心者#和菓子好きな人と繋がりたい#おうちカフェ#おうちスイーツ
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悔み節の人の具体例
悔み節の人と私の比較
この比較は、「正しいことを理解している人」と、「長いものに巻かれ流されて生きている」人との関係を示しているようなので、思い当たるだけ拾い出してみます。
私「オーガニック循環型の生活と自然回帰の方向性を子孫に残したい」⇒悔「経済的ではないので興味が無い」。
私「統一教会に支配された状態の今の政府や厚労省文科省などが勝手に決めたことは信用できないので従わず、自分で安全安心な方法を探す」⇒悔「今の政府や厚労省が勝手に決めて推進していることを鵜呑みにしている」
私「携帯メールは待ち合わせの時以外ほとんどしない。メール中毒になって精神衛生上良いことが無いので極力使わない」⇒悔「ラインの返事が来ないことにイライラして仕事が手につかない。どうでもいいことをラインで書きまくる。ライン中毒になっている」。
私「賭け事や株はリスクが大きいのでやらない」⇒悔「株にハマったらパチンコと同じで損をしてもやり続けることを知っていながら、株に投資して株の乱高下を毎日チェックして結局損をしている。」。
私「肺がんの原因は毎日の密室シャワーなので、風呂場のシャワーヘッドは塩素除去の浄水機能付き」⇒悔「塩素は少しぐらい吸い込んでも肺がんになどならないと言うのが一般的な常識なので一番安いやつ」。
私「甘やかし続けると相手にとっても良くないことを知っている」⇒悔「数十年にわたって甘やかし続けた結果、妻が女王様のようになってしまい、一つも言うことを聞かず、怒っていがりまくる。命令ばかりしてくる。」。
私「3回ルールに基づき、同じ失敗の3度目には怒るようにしている。不必要に甘やかしすぎたら、本人のためにもならないことを理解している」⇒悔「女王様扱いをして、甘やかし放題を今でも続けているため、家に自分の居場所が無い。散らかすのなら部屋を使うなと言われる」。
私「無添加莨は健康を向上させるので毎日数本吸っている。吸い過ぎは良くない」⇒悔「毎日二箱吸っていた莨をせかっくやめたので、もう吸わない。数本で我慢するという精神と、意志の強さを持ち合わせていないので、やめるのにとても苦労した。莨は健康に悪いと言うのが一般的な常識だ」。
私「マンモ検査を繰り返ししてはいけない、それが原因で被ばくして癌になる」⇒悔「乳がんになりたくないから毎年マンモで調べていたのに、乳がんになったと悔やむ」。
私「重曹とクエン酸でがん予防ができる。ネット上に効果がたくさん報告されているので、見るとよい」⇒悔「そんな簡単のもので予防ができるのなら現代医学はいらない。ネット情報はすべてウソなので、見る気もしない。自分のがん治療を担当している医大の教授のほうを信じる」。
私「人と会ってすぐに愚痴を言うようなことはしない」⇒悔「久々に会った瞬間に悔み事2連発」。 私「どんなに便利でも、あとで自分が困ることになる罠が仕掛けられているようなことは初めから拒否する」⇒悔「便利だと提示されたものにすぐに手を出して、結果的に自分を追い詰めるようなことばっかりしている」。
私「長距離ドライブの時は後部座席の幼い息子に眠気防止の意味合いでずっと喋らせる」⇒悔「居眠り運転で追突したのは、過労気味の自分を放置���たまま、後部座席の息子が黙ってゲームをしていたせいだ」。
私「いざというときののために運転席の右側に窓を割るためのハンマーとシートベルト切断用のハサミを置いてある。」⇒悔「安全安心に関するダブルチェックをめんどくさがって、なにもしない。そんな確率は低いと主張し、結局自分を追い詰めるようなことばかり選んでしまう。確率が低いと言う罠にしょっちゅう引っかかって悔んでいる」。
私「温暖化CO2起源説は詐欺だ」⇒悔「社会で通用しないことは信じないし、多数の人が信じているほうを信じる」。
私「中国人や韓国人にも良い人はたくさん居る。友人もたくさん居る」⇒悔「中国人や韓国人は悪いやつしかいない、信用できない」。
私「電子レンジを使うのをやめた」⇒悔「電子レンジの電磁波の影響など微々たるもので、人体に影響はない。使わないと損だ」。
私「放射能汚染の影響があるものは避ける」⇒悔「放射能の影響が無いと政府が言っていることのほうを信じる。実際に、放射能の影響による死者が増えているという話を聞かない。福島の近海で取れたヒラメを買う」。
私「TVは、ネット情報は嘘ばっかりだという嘘を垂れ流している」⇒悔「ネット情報には嘘しかない」。
私「健康診断は、境界値の数値が製薬業界の都合で意図的に書き換えられるため、インチキくさい。検査被ばくを増大させる人間ドックに行くのをやめて、自分で健康管理をしている。太陽を浴び、ストレスを回避して陽気に過ごし、風呂場とキッチンの水道水の塩素を蛇口で除去し、適度の運動をして、お腹を冷やさないように気を付けている。悪いところは特にナシ」⇒悔「検査や健康診断を過信した結果、お約束の病魔に取りつかれている。医学界の常識とされる3種類のがん治療を続けている」。
私「情報を盗まれるのでLINEやスマホは使わない。冤罪防止でもある」⇒悔「LINEやスマホほど便利なものを使わない手はない。情報を盗まれるような著名人ではないので、気にしない」。
私「2019年にプリウスが異常な頻度で暴走したのは遠隔操作が原因である。リモコンキー自体が遠隔操作であり、それに付随した遠隔操作は専門知識があれば可能である。トヨタの社長は米国の言いなりだったため、2010年の米国でのプリウスの異常加速暴走事案20件がすべて捏造だったのに、一言も文句を言わず、議会で謝罪までした。米国の権力者にクルマの個別のアドレス情報を出せと言われても断れない。2010年2月18日には米下院の公聴会に豊田章男社長が正式に招致された。https://www.afpbb.com/articles/-/2701305
2011年2月9日の早朝には、トヨタ自動車のリコール問題を調査していた米運輸省が約10か月に及ぶ調査の結果を発表。各メディアの電子版報道によると、「電子制御システムに急加速を引き起こすような欠陥は見当たらなかった」と結論付けたという。この「シロ」の判定は、地盤沈下の北米市場で消費者の信頼回復につながる可能性もあるだけに、トヨタにとっても朗報だが、1年前のあのバッシングの集中砲火は一体何だったのかと、改めて問いたい。《福田俊之》。あのプリウスバッシングは、当時発売された新型プリウスが大人気で売り上げがうなぎ上り��、GMやフォードが売れなくなったための逆恨み事案であった。2011年2月米国の運輸長官は暴走報道が俳優による捏造だったことを認めたものの謝罪をしなかったが、その直後の2011年のグラミー賞の日本人受賞者が何故か、異例の4人になった。無事トヨタの売り上げを抑え込むことができあたため、トヨタに謝罪する代わりに、日本人音楽家にご褒美を与えてやろうという筋書き。クルマの遠隔操作の方法はネット動画に実験が紹介されている。」⇒悔「遠隔操作などできない、そんな技術はどこにも無い。ネットは嘘だらけ」。
私「宗教団体はキライ。とくに統一教会と創価学会は要注意」⇒悔「学会員である」。
私「北朝鮮のミサイルが飛んだという情報の根拠はいつも米韓と当事者の北朝鮮。日本のレーダーでとらえたことは数回しかない。すべてヤラセのインチキである」⇒悔「新聞やテレビが言うことは正しい」。
私「良い時代の思い出は、今とは異なることを理解している」⇒悔「毎年数億円儲かっていた時代のことを基準にしているため、今、年間数千万程度では納得がいかない」。
私「太陽光パネルは廃棄方法が確立していないので使いたくない」⇒悔「太陽光発電を学んで儲けにつなげている。1億ほど投資したが、毎月百万ぐらいは収益がある。廃棄する前に少しでも儲かればそれで良い」。
私「夫婦は別の人格なので意見が異なることは当たり前、他に世話をしてもらう人が居ないのでお互いに我慢すべきとことは我慢して、楽しく過ごしている」⇒悔「料理は自分のほうがおいしく作れるし、何をやっても自分の判断のほうが正しかった。それなのに自分の言うことを聞かない配偶者のことが理解できず、意見が異なることが許せない。配偶者を悪人扱いしたり、人格を否定したりしているため別居状態である」。
私「がん保健には入らない。自分で調べて癌にならないような生活をしているので、癌になるつもりはない。毒を極力体に入れない生活をしている」⇒悔「がん保険に入っているため数百万儲かったので、入ったほうが良い。癌は二人に一人がなる時代である」。
私「殺虫剤は気持ち悪いので部屋の中では使わない。癌になるリスクが少しでもあるものは避けるようにしている」⇒悔「蚊が一匹いたら、部屋中にキンチョールを吹きまくる。少々吸い込んでも健康に影響はない。人体に悪いのなら売っていないはずだ」。
私「水分は食品以外で毎日1.5L飲む」⇒悔「食品に水分入っているから飲まない、トイレ数が増えるだけ」。 私「敷地に毒は撒かず草は手作業で刈る」⇒悔「時短になるからラウンドアップ撒く」。 私「スマホ嫌い、マイナンバーはもっと嫌い」⇒悔「便利」 私「自分の経験から導き出した類推によって判断する」⇒悔「偏見で判断する。根拠はなく何となく毛嫌いで判断しているのですべてを否定してしまい、人間関係を作れない」。
私「自治会の夏のイベントは子供たちも喜ぶし、みんなで頑張ってやっているので、応援したい。警察に通報するようなことをしてほしくない。イベントが消えてなくなってしまう」⇒悔「会費を取るのであれば、勝手に音楽をかけてはいけない。保健所の許可なく焼きそばなどを作るのも問題だ。違法なことをやってはいけない、警察に通報する」。
私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。私「」⇒悔「」。
FUKE自作曲の「悔やみ節」
次は多くの人の人生に当てはまるような「応援歌」のようなものを作ってみたいです。
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人は悔やむが、猫は悔やまない
猫は片目を失おうが、片足を失おうが、残された機能だけで楽しく生きていくことができます。甘えたり、��向ぼっこをしたり毛づくろいをします。悔み節は人限定。
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20231016
くう間もん @IF8nGTb3V31B1qa 2023/10/16 (月) 22:58:13 Replying to @ojro_men 👏👏🥁👏楽しんでください!!🎶 きしめんRI-nem @rijooki 2023/10/16 (月) 22:22:53 Replying to @ojro_men 今ちょうどアーカイブ見ようかなって思ってた〜スイカァー(「🍉・ω・)「🍉 琥珀🎸✨🔥🎵 @c90fd72c0f0341f 2023/10/16 (月) 22:22:17 Replying to @ojro_men はーい🍉 sayu @sayuorg 2023/10/16 (月) 20:38:05 Replying to @motuch71 @maeda_kyonta and @ojro_men また次回ぜひ☺️💓 むーちょ(むーちゃむーちょ) @ringonoDANGO 2023/10/16 (月) 20:17:04 Replying to @ojro_men アー写とのギャップが笑 楽しみでぇす🎶🎶 🌈✨ 𝐇𝐈𝐑𝐎 ✨🌈 @Office_HIRO_ 2023/10/16 (月) 19:51:14 Replying to @ojro_men 大阪から見に行きます🙋♂️ きしめんRI-nem @rijooki 2023/10/16 (月) 19:35:47 Replying to @ojro_men 楽しんで〜🥁🤟 笑歌走(🛩えりこ♡) @motuch71 2023/10/16 (月) 19:33:01 Replying to @sayuorg
@maeda_kyonta and @ojro_men いきたいけど、先約😭 琥珀🎸✨🔥🎵 @c90fd72c0f0341f 2023/10/16 (月) 19:17:28 Replying to @ojro_men めちゃくちゃ楽しみですー🥁😆🎶 sayu @sayuorg 2023/10/16 (月) 19:13:10 Replying to @ojro_men わぁぁ!ありがとうございます(˘•̥ω•̥˘) megmeg🐰🐥🌸 @megmeg_fblc07 2023/10/16 (月) 15:22:34 Replying to @ojro_men おはよおさん🐥🐰✨☀️ 胃が痛くなるほど大っキライな模擬レッスンが無事に終わりました~✌︎( ´˘`)✌︎ヤッタァ❣️🙌 くう間もん @IF8nGTb3V31B1qa 2023/10/16 (月) 15:05:24 Replying to @ojro_men おはようございます☀✨✨ ポカポカ陽気✨☺️です!!🌾 ちはるん♪ @chiharu509 2023/10/16 (月) 14:43:57 Replying to @ojro_men おはようございます🐹🫒💚 今日は俳句のお教室でした😊 ここで一句… 『オサくんの 生存確認 今日もまた』🩷 失礼しました🙇♀💕 gash @a_kie_1123 2023/10/16 (月) 14:39:42 Replying to @ojro_men おはよーございます😊 若干、暑いです~☀️ ありひろちゃん @arihiro_CHAN 2023/10/16 (月) 13:54:27 Replying to @ojro_men おはようございます 今日も山梨はいい天気です☀️ 今日は☁️ひとつないくらい晴れ渡っています みーにゃん @minyan_3939 2023/10/16 (月) 13:40:42 Replying to @ojro_men 今日は晴れてていいお天気ですね〜☀️ポカポカ おはこんにちは😃 くもうさぎ姫 @kumousagihime 2023/10/16 (月) 13:11:51 Replying to @ojro_men おはようございます☀😊 Alice @Alice6499530073 2023/10/16 (月) 13:07:15 Replying to @ojro_men おはようございます😃
お昼は唐揚げ🐓定食でした 午後は眠気との戦い🥱 むーちょ(むーちゃむーちょ) @ringonoDANGO 2023/10/16 (月) 12:57:56 Replying to @ojro_men おはよぉございます( ´ ▽ ` ) チャリンコで通ったら どの道も金木犀しまくりでした〜 癒された〜(◦ˉ ˘ ˉ◦) sayaka @saya103 2023/10/16 (月) 12:50:54 Replying to @ojro_men こんにちは。 朝は冷えてましたが、秋は日中休んでいたいなぁ🍁 昨日食べた焼き栗🌰美味しかった😁 まるなぁす @NBcTNApWbaGQJPm 2023/10/16 (月) 12:50:08 Replying to @ojro_men おはようございます😃 陽が当たると暑いくらいです😵 この時間の外出はあつーい💦 midorichan0522 @midorichan05221 2023/10/16 (月) 12:49:32 Replying to @ojro_men 少し暖かくて👵にも有難いです😛 おはようございます😃☀️ さぁてシッカリ食べたので…今日も元気にお仕事頑張って来まぁす😂✊🚙💨 安全第一で素敵な一日を~😀✋ くみくみ @kumikotakuro 2023/10/16 (月) 12:49:08 Replying to @ojro_men おはようございます😀 昨日の気温差がありますね☀ hiroちゃん (ひろiro) @iro_one_iro 2023/10/16 (月) 12:38:19 Replying to @ojro_men 朝は寒かったのに昼は暑いくらいです😅 おはようございます☀️ yoshino @yoshino3996 2023/10/16 (月) 12:36:06 Replying to @ojro_men 治さんが神奈川県に! なんか嬉しいです💕 私は札幌公演のチケットを取ってあります♫ きれい&素敵な会場なので、miletちゃんには楽しみにして来ていただきたいです。 ももくるひめ @momokurumihime 2023/10/16 (月) 12:33:20 Replying to @ojro_men おはようございます! 今日は半袖です yoshino @yoshino3996 2023/10/16 (月) 12:32:52 Replying to @ojro_men おはようございます🌞 🍉スイカゲームをしている治さんを見ているのが幸せすぎます🍀 momo @momochi039 2023/10/16 (月) 12:32:22 Replying to @ojro_men おはようございます😃 こちらは今日もいいお天気です🌞 ☆じゅんじゅん☆ @junjun56o1 2023/10/16 (月) 12:23:47 Replying to @ojro_men おはようございます😃 remiofan @remiofan 2023/10/16 (月) 12:22:31 Replying to @ojro_men おはようございます☀️ ぽかぽか陽キ🙋 空雲 日晴 @soRaguMO_hisei 2023/10/16 (月) 12:11:15 Replying to @ojro_men 神様、おはようございます☀️ 秋の服装で、さむくない事にホッとしてます🥰 あんみつ彦 @anmitsuhico 2023/10/16 (月) 12:08:16 Replying to @ojro_men おささん、おはようございます😃☀️ まだまだ今週も20℃を超える日がありそうですね😊 ポカポカはやはり良いです☺️🔆 きしめんRI-nem @rijooki 2023/10/16 (月) 12:06:17 Replying to @ojro_men おはようございます🌞
玄関先だけに金木犀のフレグランスを置いてました。 久しぶりにベランダ側の窓開けたら何十メートルも金木犀でした。。_(┐「ε:)_ズコー なんも見てなかった〜 まっちゃ @mattyasweets 2023/10/16 (月) 12:05:24 Replying to @ojro_men おはようございます😃 さとみ @remisato 2023/10/16 (月) 12:05:11 Replying to @ojro_men こんにちは(*´∀`*)ノノ
今年は暖かいので会社の制服はまだ半袖です☺️ スマイルりん @FT_lovelysmile 2023/10/16 (月) 12:03:05 Replying to @ojro_men こんにちは〜😊 あられ @0416_haha 2023/10/16 (月) 12:02:50 Replying to @ojro_men こんにちは😊 今日は、のんびり過ごしまーす☆ 琥珀🎸✨🔥🎵 @c90fd72c0f0341f 2023/10/16 (月) 12:00:25 Replying to @ojro_men おはようございます😊 雲一つない晴天です☀️ 我が家の金木犀も咲き始め、良い香りがしています🌳 ayu @ayu_rf112 2023/10/16 (月) 11:58:45 Replying to @ojro_men おはようございます~(^^) akko @akkoro_men 2023/10/16 (月) 11:57:23 Replying to @ojro_men おはようございます☀️ むーちょ(むーちゃむーちょ) @ringonoDANGO 2023/10/16 (月) 08:33:25 Replying to @chiharu509 and @ojro_men 肌寒くなったからね…おふとぅん…… くう間もん @IF8nGTb3V31B1qa 2023/10/16 (月) 07:52:26 Replying to @ojro_men 🎶🎶良い!!です!👏👏👏 くう間もん @IF8nGTb3V31B1qa 2023/10/16 (月) 07:51:29 Replying to @ojro_men おはようございます☀✨ オサ様よりお先に^^;(-_-)zzz🌃 m(_ _)m(¦3[▓▓]でした〜w ちはるん♪ @chiharu509 2023/10/16 (月) 00:12:42 Replying to @ringonoDANGO and @ojro_men ふとぅん優しい😊 ちはるん♪ @chiharu509 2023/10/16 (月) 00:12:17 Replying to @ojro_men 寝ます💤ってポストするの新しい✨😊 おやすみなさい🌟 空雲 日晴 @soRaguMO_hisei 2023/10/16 (月) 00:07:56 Replying to @ojro_men おやすみなさい🌤 hiroちゃん (ひろiro) @iro_one_iro 2023/10/16 (月) 00:06:07 Replying to @ojro_men お、おやすみなさい😴 半分眠りながら🍉ゲームをやっていました。 やっと🍉ができた😊
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2023/08/04
BGM: Boards of Canada - Turquoise Hexagon Sun
今日は遅番だった。朝、図書館に行きそこで小池昌代『幼年 水の町』を借りる。その後イオンのフードコートに行き、そこで朝の時間の詩作をいつものごとく試みるも何もアイデアが出てこないのでいったんあきらめて小池昌代が編んだ『恋愛詩集』を読む。ふと、そこに載っていたヴィスワヴァ・シンボルスカの詩が面白かったのでぼくも恋愛詩を試みて書いた……のだけれど、最初の1行を書いてそこからおしりの言葉について韻を踏むことを考えてそして組み立てていくと、結果としてゴキゴキにねじれた詩になってしまった。いや、ぼくも俵万智「サラダ記念日」のようなシンプルな中に深みのある、生活感と革新性を兼ね備えたものを書きたいのだった(本気です)。今の季節なら「ビールと枝豆」で1つ書いてみたい、とも思ったり……それが書いていくにつれてツイストされた、プログレッシブ・ロックのようなものになってしまうので悲しい。きっとこれは英語から詩を組み立てていっているのが原因だと思うので、余裕がある時に日本語でまず詩を書いてそれ���英訳していくやり方を戯れにやってみるのもいいのかなとも思った。何はともあれ、今日も無事に詩を書き終えてホッとする。まあ、こういう日もある。
その後、『幼年 水の町』を少し読む。この本は小池昌代が子どもの頃について書き記したエッセイ集がメインで成り立っており、彼女の記憶力の良さと観察眼の鋭さに唸らされる。思えばぼくも「メモワール(回想録)」を書きたいと意気込んで試してみて、結局続かなかったことを思い出す。この町について、そしてぼくが読んできた本・読んでいる本についていろいろ書きたいという夢はあるのだけど……結局それも「詩として」まとめるという形になるのかなと思う。いや、ソネット(14行詩)でなくてもいいわけで散文詩として「サクッと」書くのも手だろう……と書いてみて、そもそもなぜぼくはソネットを書き続けるのか考える。もっと俳句や短歌、自由詩や散文詩を「形式にとらわれず」「気ままに」書いてもいいわけだ。でも、ぼくは(とことんひねくれ者だからなのか)そうして制限がかっちり決まっている形式に沿って書いたほうが逆説的に自由に発想を膨らませられるようだ。不自由の枷の中で自由さを発揮する、という逆説。まあ、そんな詩作のやり方があってもいいのかなと思う。いつもきっちり時間を取って詩を書く。面白味も何もない、神秘性のかけらもない詩作のやり方だとあらためて考えた。
面白味も何もない……ということで言えば、たぶんぼくは才能というものも信じていない。確かに才能があるとしか思えない人、天才としか言いようがなかった人も居るだろう。ぼくが好きな詩人では『不安の書』を残したフェルナンド・ペソアが思い浮かぶ。朝に読んだヴィスワヴァ・シンボルスカの詩も清々しくて好きだし、あとはぼくが詩を描いてみたいと思い始めたきっかけとなった谷川俊太郎も好きな詩人だ。彼らにはギフテッドなものがある。でも、ぼくにはない……少なく��もぼくはそう思う。そう信じすぎると「ではなぜ『凡人』のお前が書こうとするのか」「書いても時間の無駄ではないか」と追い詰めてしまうのでどこかでうぬぼれや自信は(それがはったりであるとしても)必要かもしれない。でも、ぼくとしては「自分なんて大したことないし、自分が書くものも大したことない。でも、ぼくは自分を磨く(他にやることもないから)」という心意気で書き続けたいと思っている。そうして磨いていると意外なところで「光る」こともあるのではないか。いや、わからない。でも、「生きているのはひまつぶし」にしてもその「ひまつぶし」を可能な限りぼくの思うがままに、好きなことで行いたいと思うわがままさを持っているのだった。
ここまで書いて手詰まりとなり、しょうがないので松下育男のエッセイを読む(『これから詩を読み、書くひとのための詩の教室』)。そこで「なぜ詩を書くか」というテーマについて話が出ていた。「詩というのは疑問形の文学だ」と松下育男は整理している。つまり、質問・疑問が湧いて出てくるその問いをぶつけることによって成り立つのが詩だというのが骨子になるだろう。ぼく自身もその意見には共感を抱く。子どもの頃からぼくもさまざまなことに疑問を抱き、おかしいと思ったことを自分の中で問い詰めて煮詰めていかないと気がすまなかった。いや、これはいいことばかりではない。「問わないこと」や「受け流すこと」だって大事な能力だと思う。いちいち「なぜ?」「どうして?」と問いを投げかけていては相手もくたびれるだけだ……でも、ぼくは問うことや考えることを止められなくてそして今まで来てしまった。だからこそぼくは本を読んであれこれ考え続けるのだろうし、詩という形でひらめいた疑問・アイデアを結晶させてそれを世に問う。高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』の詩の教室に集う生徒のように、ぼくも「これがぼくだ」としか言いようのない詩を書いているだろうか。もっとも、あの作品の生徒たちの詩は決して傑作ではなかったと描写されていたのだけれど……。
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