#人口爆発時代の終焉
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昔は、Aさんが金儲け(生活)しようと思って、大勢の人間を雇用する(契約(結婚含め)する)、ということがAさんにとっての利益の最大化だった。 時代とともに金儲け(生活)の技術やシステムが発達し、徐々に特定の他人は必要でなくなってきて、 雇用等というものの必要性はどんどん消え、Aさん単独で利益を安定的に得られる状況に近づいてきている。 昔は他人から「わかりやすく必要とされ」た人間が多かったが、今は、どんどん少なくなってきている。 「(技術やシステム等に関連して)わかりずらく必要とされている」ことに気付く、あるいは、そういう状況をつくる、か、寂しくなるしかない。
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我が国の未来を見通す(89)
『強靭な国家』を造る(26)
「強靭な国家」を目指して何をすべきか(その16)
宗像久男(元陸将)
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□はじめに
今般、ハマスのイスラエル攻撃を発端に発生した一
連の争いのニュースを知って、改めて、宗教、人種・
民族の違い、さらには歴史的権利などが絡む対立
の“根の深さ”に思いが至ります。
私自身は、現役時代に「イラク復興作戦」の計画・
実行に関わり、イラクのサマーワ、シリアのダマス
カスやゴラン高原を訪問した経験もあって、あの地
域の風土や対立の歴史などについて関心を持ち始め
てから長い年月が流れました。
今回、ハマスのイスラエル攻撃が発生した後、偶然
にもイスラエルとアラブに関係者がいる複数の日本
人と、別々にではありますが、会ったり、メールで
やり取りして意見交換する機会がありました。
当然ながら、イスラエルに関係者がいる知人は、イ
スラエル側に立った見方をしますし、アラブに関係
者がいる知人はハマス側に立った見方をします。人
道的な視点では共有できても、どちら側が(より)
悪いか、あるいはどちら側が譲歩すべきか、という
観点に立つと、考え方は全く正反対になります。
国内では、いつものように、“にわか評論家”がマ
スコミに露出して(日本の悪い癖ですね)、自分流
の勝手な見方で得意げに解説していますが、おそら
く、本事案の“真相”とはかなりかけ離れているの
だろうと思います。言葉を代えれば、自ら「フェイ
クニュース」を流しているようなものであることを、
なぜマスコミ側も気がつかないのでしょうか。
私はこれまでの経験から、イスラエルとアラブの対
立の背景や“何が起きているのか”などについて、
私たち日本人のような門外漢が見極めることは困難
と思ってきましたが、今回もそのように考えるのが
適切と思っています。
例えば、「ハマスの攻撃をイスラエル諜報機関のモ
サドが知っていたか」とか、「ハマスに武器を供与
したのはだれか」とか、「ハマスがこのタイミング
でなぜあのような暴挙に出たか」などは当然ながら、
見方が分かれます。
特に、ハマスにはウクライナにNATO諸国が提供
した武器が流れているとの情報がある一方で、ロシ
アのワグネルと繋がっているとの情報もあります。
当然、イランをはじめ、他のイスラム過激派などと
も繋がっているのでしょう。
また、500人以上の犠牲者が出ているガザ地区の
病院の爆破については、イスラエルかハマスか互い
の犯行の“非難合戦”をしていますが、その真相は
不明です。
爆発の映像をみる限りにおいては、ロケット弾が命
中して爆破したのではなく、地上に仕掛けた爆弾が
破裂したように見えることに加え、一般的な見方を
すれば(専門用語では「戦術的妥当性」と呼称しま
す)、バイデン大統領が訪問するこのタイミングで、
このような大事件を起こすことは、ハマス側に“
利”はあっても、イスラエル側に“利”はないとみ
るのが妥当でしょう。ただ、よほどのことがない限
り真相が明らかになることはないでしょう。
イスラエルのガザ地区への地上攻撃があるかないか、
あるとすればいつかが、現時点(10月20日現在)
の焦点であり、本メルマガが発刊される頃には、イ
スラエルが地上攻撃を敢行しているかも知れません
が、その行為がイスラエル自らの立場のみならず、
中東地域への拡大、あるいは国際社会全般にいかな
る影響を及ぼすかなどまで現時点では詳細、かつ正
確に見積もることは難しいでしょう。
バイデン大統領がイスラエルと連帯を強調しながら
も「怒りにのみこまれるな」と自制を促したのは、
その影響の大きさを懸念したからでしょうが、イス
ラエルからすれば、国際社会からの非難などよりも、
国家とユダヤ民族の生き残りをかけた戦いを最優先
することがまさに「国家戦略」なのであろうと思い
ます。
一方、ハマス側がイスラエルのこのような戦略を逆
に利用し、イスラエルの地上攻撃を誘発することに
よって、ヒズボラやイランなどアラブの諸力をもっ
てイスラエル包囲網を形成することまで視野に入れ
ていたとすれば、地上攻撃の結果は、報復戦以外の
違った意味をもたらす可能性があるでしょう。
国際社会は、バイデン大統領の訪問が(どちら側が
犯人であっても)500人以上の犠牲者を出す病院
爆破に繋がった、と判断して“最悪のタイミングだ
った”との見方が多かったですが、本事件によって、
人道的視点がより強調され、イスラエルが攻撃を停
止あるいは延期、もしくは限定的な攻撃に留めると
いう結果になれば、訪問の成果だったとものもとら
えることができるでしょう。いずれにしても、近い
将来、明らかになることと考えます(20日時点は
不明です)。
私たち日本人は、戦後の「平和ボケ」のせいか、人
類の歴史は、その善悪は別にしても、自らの「正義」
の追及や「国益」獲得を最優先して、そのために国
民の生命や財産を犠牲するような行為の繰り返しで
あったことに考えが及ばないのでしょう。それは今
も繰り返されているし、将来も絶えることはないと
覚悟しておく必要があるのです。
確かに、人類は長い歴史の中で、後々振り返れば
“数々の過ち”を繰り返してきました。しかし、そ
の時点に戻って当時の状況(事情)を考えると、
“他の選択肢などなかった”と考えざるを得ないこ
ともたくさんあります。
私たちは、人類が繰り返してきた様々な争いの原因
について、一方を善で片方を悪と単純に決めつける
のは、“稚拙以外のなにものでもない”ことに気づ
く必要があ��ます。それが人類なのであり、その本
質は、今も、そして将来もそう簡単に変わることは
ないのです。
いずれにしても、早期解決を願わずにはおれません
が、翻って、「そのために、我が国は何ができるか」
と問えば、前回紹介しました湾岸戦争時同様、依然
として「何もしない、何もできない日本」を寂しく
思うばかりです。
岸田首相が周辺のアラブ諸国の首脳に電話している
ようですが、それがどのような効果があるのか、こ
の争いの早期終焉に結びつくのかについては不明と
言わざるを得ないでしょう。このような時こそ、ユ
ダヤ側にもアラブ側に立たない“孤立国・日本”の
「出番」なのかも知れないのですが・・・。
一方、同じような日程で、「一帯一路」会議を利用
して、プーチン大統領が中国を訪問、習近平主席と
会談して「反米路線で一致した」との報道がありま
した。テレビで見る限りで印象に残ったのは、習主
席がプーチン大統領はじめ、他国首相などだれと会
っても一度も笑顔を見せず、“心ここにあらず”な
のか、終始深刻な顔をしていたことでした。これが
何を意味するのか、早晩、その意味が分かるのかも
知れませんが、習主席自身あるいは中国国内で私た
ちの予想を超えるような“何か”がすでに起きてい
るのかも知れないと考えると不気味な気がします。
▼現時点の「国家戦略」の位置づけ
さて、『日本の大戦略』を参考しつつ、「国家戦略」
の策定手法について筆を進めることにしましょう。
まず、「国家のライフサイクル」と「国家戦略」に
ついて触れておきます。本書によれば、「国家戦略」
は、国家の4サイクル、「黎明期(誕生期)」「上
昇期」「定常期」「下降期」によってそれぞれに対
応した戦略があるとしています。国家の最重要な目
的が「安全と富」であることは大きく変わらないと
しても、国家が4サイクルの中で置かれている位置
や当時の国際システムなどによって、めざす目的の
優先順位とか、その獲得の仕方などが変ってくるの
は当然です。
振り返れば、明治維新の「富国強兵」「殖産興業」
は「黎明期の戦略」であったととらえることができ、
その後の「帝国国防方針」のようなものは「上昇期」
の戦略だったと言えるでしょう。本書では、戦後の
「吉田ドクトリン」も「上昇期」の戦略だったとら
えています。敗戦の結果、国土は疲弊していました
が、明治初期に比べれば、国家の人的・物的基盤の
ようなものは健在していたと考えた結果なのでしょ
う。
「定常期」の戦略の例としては、我が国には当ては
まる戦略がなかったこともあって、本書では、アメ
リカの第2次世界大戦後の戦略を例示しています。
同様に、「下降期」の戦略とついても、1980年
代の“アメリカ衰退論”からレーガノミクスのよう
な「回復戦略」を例示しています。
今、我が国に求められるのは、「富」の観点に立て
ば、まさにレーガノミクスのように、我が国の「ハ
ード・パワー」の「下降期」の「国家戦略」であり、
「これ以上の『国力』の低下を防止し、あわよくば
上昇に転ずる」ことを主目的とした「回復戦略」を
創り上げることだろうと思います。
つまり、我が国が人口減、特に生産年齢人口の減少
に伴い労働力や税収減、一方で高齢化社会の到来に
伴う社会保障給付費の増額などに対する中長期的な
対策、そして食料やエネルギーの自給率低下に伴う
安定確保政策などについて、それらをすべて網羅し、
総合的に向かうべき方向を明確にすることを“柱の
1つにする”「国家戦略」が必要なのです。
レーガン大統領時代のアメリカは、「安全」の分野
では、元々相対的に優位だった軍事力にプラスして、
「スターウオーズ計画」といわれたSDI戦略を計
画・実行することによって、ついに第2次世界大戦
以降長かった「冷戦」を結着させることができまし
た。
それに対して、現在の我が国の「安全」の分野では、
現下の情勢からますます厳しさが増大すると予想し
なければならない国際情勢、なかでも、先行きの不
透明感が著しい周辺情勢に対して、いかにして盤石
な未然防止と有効な対処態勢を整備するかが問われ
ているのでしょう。さらには、南海トラフなどの天
変地異に対する有効な備えなどまで含むとすると、
これまでの“常識”の範囲をはるかに超える短期お
よび中長期目標を設定することを余儀なくされるで
しょう。
このように考えれば、現下の我が国の「国家戦略」
は、レーガン時代のアメリカよりはるかに難しいこ
とも理解できると思います。
さらに欲を出せば、冒頭のように、国際社会を巻き
込むような文明の衝突などに対する「調整役」とし
ての我が国の責任(あるいは使命)から、“いかな
る役割を演ずるべきか”についても、“脳裏”から
消し去ることはできないわけですから、まさに現在、
我が国は“人前未踏”の「国家戦略」を打ち立てる
ことが求められているのです。
▼「我が国を取り巻く環境の変化」をどのように描
くか
その策定自体がとても悩ましいことはこの上ないで
すが、次のステップとして、「国家戦略」を創り上
げる際に、「我が国を取り巻く環境の変化」を“ど
のように描くか”は避けて通れないことでしょう。
『日本の大戦略』においては、第2章から第7章ま
での約250ページ、つまり書籍の約6割を、「我
が国を取り巻く環境の変化」の分析に充当していま
す。
興味ある読者にはぜひ一度目を通していただきたい
と思いますが、項目だけ紹介しますと、まず前半で
は、「国際社会の『大変動』と21世紀型主権国家
システム」とのタイトルを掲げ、「グローバル化の
加速と変調」「国際社会の拡大と国際安全保障」
「超長期の力の移行」「先進国/新興国複合体の生
成」などを詳しく分析しています。
それに続き、後半は「アジア太平洋─日本をめぐる
地域」に焦点をあて、「アジア太平洋における経済
秩序」「アジア太平洋における安全保障秩序」まで
考察の範囲を広げ、様々な角度から緻密に分析して
います。
本書の発刊以来10年以上の歳月が流れ、「我が国
を取り巻く環境の変化」はかなり“様変わりしまし
た”が、「国際社会の『大変動』」とのタイトルか
らしても、本書の行間から“今日のような事態を予
想していた”とも取れますし、現在は、当時の“想
定外のこと”が発生しているとも取れるでしょう。
いずれにしても、我が国にとっての現時点から近未
来の「国際社会の変化の焦点」は、(1)「ウクラ
イナ戦争、さらにはこの度のパレスチナ紛争などの
影響を受けつつ、パワーシフトの最中にある国際安
全保障体制や主権国家システムは今後、どうなるだ
ろうか」、(2)「米国の将来の国力の動向と国際
社会に対する影響力をどのように分析するか」、
(3)「習近平率いる中国の動向は将来どうなるだ
ろうか」、(4)「インドをはじめ、グローバルサ
ウスなどの新興国は将来の国際社会においてどのよ
うな役割を果そうとするだろうか」などであろうと
考えます。
このような網をかぶせた中で、中台問題なども論ず
るべきと考えますが、これらについての分析の結論
が少し違うだけで、「国家戦略」の書きっぷりが大
きく違ってくることは間違いなく、詳しく分析する
必要があることは言うまでもありません。
さらに言えば、 これら「我が国を取り巻く環境の変
化」は、我が国の「安全」に対する直接・間接の影
響に留まらず、「国力」の「ハード・パワー」その
ものに直接、重大な影響を及ぼすことは必定でしょ
う。
つまり、「緊迫を増す世界情勢や世界の人口増が食
料獲得に及ぼす影響」「気候変動とその対策がエネ
ルギー需給に及ぼす影響」「人類を救う科学技術の
動向」など、我が国は、「国力」の相当の部分で国
際社会に依存している“現実”を知る必要があり、
各界の叡智を集めての詳細に分析することも避けて
通れないことでしょう。
特に、分析結果を公開するかどうかは別にしても、
我が国の「安全」や「富」を確保する上で“極め���
重大な影響を及ぼす”「アメリカと中国」両国の将
来をいかに見積もるかによって我が国の「国家戦略」
の基本方向が大きく左右されることは衆目の一致す
る所でしょう。
なかでも焦点は中国でしょう。冷戦が終焉して旧ソ
連が崩壊した時、西側社会、特に我が国は旧ソ連と
経済的結びつきがあまりなく、大きな影響を受けま
せんでしたが、中国とは違います。
すでに触れましたように、2020年時点で、日本
は、中国・アメリカ・ドイツに続く世界第4位の貿
易大国を誇っていますが、最大の貿易相手国は中国
となっています。中国から見ても、日本は輸出相手
国で3位、輸入相手国で2位となっています。
世間には、「中国はやがてアメリカを抜き、世界N
O1の大国になる」との見方がある一方で、最近の
厳しい中国経済の動向などから、中国の将来につい
ての悲観的な分析も後を絶たず、極端な結論として
「今から2年以内に中国は崩壊する」との見方まで
大きく揺れています。
このようななか、『2035年の中国』(元駐中国
大使・宮本雄二著)のように、長年の中国ウオッチ
ャーの立場から、極めて現実的・冷静に見極めてい
る書籍もあります。
本書は、中国の将来について��、「中国共産党の真
の挑戦は国内から来る」として、“若い世代が納得
する中国社会をつくり出せるか否か”にかかってい
ることを強調します。つまり、共産党一党独裁の中
国にあっても、国民主権の我が国などと同様、世代
交代に伴う価値観の変化に合わせて「社会そのもの
を変える」以外に“生き残るすべ”がないというの
です。
もう少し付け加えておきましょう。中国は、204
9年に中華人民共和国誕生から「建国100年」を
迎えますが、その国家目標として、習主席が「総合
国力と国際的な影響力において世界の先頭に立つ社
会主義現実化強国を作り上げること」と自ら発信し
ています。
当然とはいえ、中国のような国にあっても、総合的
な「国力」の増強とその上に立った「国際社会にお
ける影響力」を最優先の国家目標に掲げているので
す。これは我が国の「国家戦略」を描く際にも大い
に参考になると考えます。
本書はまた、中国でさえも「日米はじめ、国際社会
と連携なしに国家目標は達成できない」として、そ
のためにも「日米は、中国外交の路線修正を促す外
交を強化すべき」と強く提言しています。この点も
興味深い所です。
なお、アメリカの将来については、これまで幾度か
触れてきましたので細部は省略します。現時点にお
いて、様々な問題を抱えるアメリカではありますが、
私自身は、「国民一人一人が自由��志をもってその
総和として国家を運営する民主主義国家に勝る国家
運営体制は存在しない」というチャーチルの名言の
主旨にあるような、かつ、そのことを歴史が証明し
ているような“普遍の原理”は将来も変わらないだ
ろうと考えています(よって、あまり心配していま
せん)。
しかし、その成否を握っているのは、強いリーダー
に率いられた主権者たる国民の意志であり、その総
和としての「国家意思」であろうと思いますが、そ
れについては後述することにしましょう。
▼「国家戦略」策定へのアプローチ
このように「国家戦略」は、各界・各機能の総力を
集めてあらゆる知恵を絞り、その上で、大所高所か
ら、バランスを取りつつ、漏れなく、しかも“した
たかな”検討を積み重ねる必要があると考えます。
その中で、『日本の大戦略』は、我が国に必要な
「3つのアプローチ」を提唱しています。大変興味
深いアプローチなので簡単に紹介しておきましょう。
まず第1は、「『自律』を基本におくべきこと」で
す。つまり、“一国平和主義”のような「自立」で
はなく、これまで述べた「我が国を取り巻く環境の
変化」を至当に分析した結果として、“自ら原則を
立て、それに基づいて行動し、他国や他のアクター
とも協力していくという「自律」の重要性を説いて
います。全く同感です。
第2は、「他国から見て『頼りがいのある日本』を
めざすものでなければならない」としていることで
す。つまり、日本と協力すれば良い結果が出せる、
という意味での「連携力」を強調しています。「調
整役」の役割についてすでに触れましたが、この
「連携力」についても異論がないことでしょう。
第3は、「未来起点でのアプローチを探る必要があ
る」としていることです。つまり、現世代の繁栄と
平和を追求するだけでなく、将来世代の繁栄と平和
を求めていくということです。「将来世代を起点に
考えることによって、硬直化した政策体系を見直し、
政策の幅や柔軟性を回復することが可能になる」と
しています。
私は、私たち・戦後世代の責任として、この「未来
起点」のアプローチで「資産」を残す必要性を繰り
返し提唱してきましたが、まさに「的を射た視点」
との感を強くします。
『日本の大戦略』は、このような手順を経て最後に、
「『先進的安定化勢力・日本』のグランド・ストラ
テジー」(平成23年6月9日発表)を提言してい
ます。「国力」の中に占める「ソフト・パワー」と
しての「国家戦略」とそのアプローチは少し違いま
すが、よく分析・整理され、戦略として必要な要素
をほぼ網羅していると考えます。
いよいよ“外堀”が埋まってきました。次回、これ
らを参考にしつつ、私が考える「国家戦略」指針な
どについて紹介しましょう。
(つづく)
(むなかた・ひさお)
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魔霧の城 第1章
(一)
晩秋の早朝。湖畔には、朝霧が立ち込めていた。
周囲には誰もいない。車も通らず、民家も見えない。静寂しかない。
その中を、追内翔は一人で歩��ている。
橙色に染めた髪は���み切っており、天然パーマな故に、手入れされてない頭髪なのは一目でわかる。日焼けした顔も、百八十近い長身も、服の上からでもわかる体格の良さも全て潰す、陰鬱な雰囲気。
彼は全身が倦怠感に覆われ、目覚めたばかりの朦朧とした意識で、目的地まで歩いていく。
追内が向かった先には、枯れ草と野草に埋もれる切り株があった。その切り株の根元は煤けていて、燃えた跡が残っている。
追内は切り株を一瞥すると、外套のポケットから結婚式の招待状を取り出した。
その留め具にあったのは、色褪せたリボン。元はもう少し濃い紫色だったが、時間経過とともに色が落ち始めて、随分と淡い色になっていた。
リボンを取り、中を見ればとっくに過ぎ去った日付と、綾文れいと金剛司紀の名前が記されていた。
追内は指先が出た手袋を取らず、招待状の名前の部分をなぞる。何度も、何度もなぞる。
なぞっていた指先にピリリとした痛みが走った。手入れもされていない彼の指は荒れに荒れており、血が滲んでいる。
だが、追内は痛みを無視してなぞり続ける。
側から見れば不審な動きしかしていない彼は、しかし脳裏で大切な幼馴染たちの三年前の葬儀を思い出していた。
葬儀場で啜り泣きながら、金剛と綾文の両親たちが互いを慰め合っていた。
『息子だけでなく、義娘になったばかりのれいちゃんまで』
『あの子、司紀くんとせっかく一緒になれたのに、こんなことに』
突然の訃報に誰もが呆然とした表情で、二つの遺影を眺めている。追内もまた力抜けたまま、椅子に座って写真を眺めていた。
『例の爆発事件で、遺体の損壊が激しすぎたらしいわ』
『それで火葬された状態で返されたの?』
『最後に顔を見ることさえできないなんて』
『警察はなんて?』
『犯行グループを全力突き止めるってテレビでは盛んに報道しているけど』
『もう見るのも辛いわ。何度も何度も、あの現場が流れてくるの。他にも亡くなった人がいるのでしょう』
『地下鉄なんて、あんな人が多い場所で……逃げられなかった人はさぞや辛かったでだろうに』
弔問客の囁き声が、この場に二つの棺がない理由として広がっていく。
どうして、なぜ、二人がこんなことにと続く言葉に、一番同意したいのは追内だ。
楽しみにしていた幼馴染たちの結婚式、それまでとっておけと言われた涙。その幸せな未来は、二人の葬儀と別れの涙で塗り替えられた。
包帯が巻かれた手を顔にあてて、追内は嗚咽を漏らす。嗚咽ではなく、むしろ叫びたいほどだったが、未だ彼の喉は回復していない。
『追内』
学生時代の先輩であり、友人でもあった稲里豊が、追内の肩を慰めるように叩く。
『……悲しいな』
絞り出した稲里の言葉は短く、そこに大きな悲哀だけが込められていた。彼は追内の手を外し、包帯の上からさする。
稲里の横には、能面のように感情を削ぎ落とした後輩の迂音一が立っていた。
『……先輩、僕も悲しいです。先輩よりも付き合いの短かった僕ですら、こんなに悲しいんです。きっと先輩は、もっと悲しいんですよね』
でも、と迂音は追内に告げる。
『だからといって、先輩が自責の念で傷ついていい訳じゃないですよ』
迂音が顔を追内に近づける。能面のようだと表現した彼の目尻は、泣き腫らした痕がくっきりと残っていた。
『先輩、追内先輩……お願いですから、あの二人の後を追わないでください。これ以上、僕たちを悲しませないでください』
懇願する後輩の視線から逃れるように、追内は稲里を見る。だが、稲里もまた追内の治らない手のひらを見つめていた。
『……だって、俺のせいなんだ。俺が前を走っていたから、二人は後にいた。俺が後にいれば、あの二人は助かったんだ』
『追内!』
稲里が声を初めて荒げた。周囲が何事かと追内たちを見る。
『俺だけが助かった! 俺だけが……俺だけ』
堰を切ったように追内は心情を吐露する。鬱屈した思いがぶちまけられる。
『なんでだよ、どうしてだよ、なんであの日だったんだ、どうして俺だけが生き延びて、あの二人が死ぬんだよ。だって、あの日に結婚式の招待状をもらったんだ。俺泣いて喜んで、楽しみにしてた。なのに、どうして? なぁ、どうしてなんだよ! 俺、あの二人を助けようとしたんだ。必死に、何を犠牲にしてもよかった、なのに、なのにッ』
支離滅裂な、起承転結すらもない、追内の掠れた声による叫び。
稲里は何度も『わかる、ああ、お前の気持ちは痛いほど分かる』と返す。迂音は『先輩。追内先輩、落ち着いて。先輩の傷、まだ治ってないんです』と宥める。
痛ましいものを見るように弔問客の視線が三人に向けられていた。
綾文と金剛の両親たちもまた少し近づく仕草をしたが、却って追内の混乱が悪化した過去を思い出し、留まる。
なんで、どうしてと嘆く追内の声は徐々に小さくなっていったが、終ぞ言葉がなくなることはなかった。
葬儀が終わるまでずっと、追内は自分を責め続けていた。
以来、追内は漫然とした人生を送っている。
脳内の時間旅行から帰ってきた追内は、招待状から目を離し。今度は切り株に注目する。
未だ彼から自責の念は消えず、思い出すだけで息切れをする始末。死ぬことは許さないの身内たちの言葉から、自らを傷つけることだけはやめられた。ただ何もかもから逃げたくて、三年ほど誰とも繋がらず、音信不通状態で過ごしている。
「……三年てあっという間だよなぁ。全然、忘れられねえよ」
ぽつりと零した独り言が、追内の意識を縛る。忘れられないと呟く度に、何度も何度も彼の脳内に反芻される悲劇が劣化することはない。
いつの間にか風が強くなっていた。
霧が風で動いていく。湖の表面が波立つ。周囲が見えなくなっていく。
それが爆発事件のあった日を思い起こした。
爆発音が響き、逃げ惑う人々を飲み込むように、地下鉄の駅構内を煙が覆っていく光景を思い出す。
追内は未だ思い出にできない過去に、背筋がそわりとしたのを感じ取った。
吐き出す呼吸がか細くなっていく。
しかし、自分の呼吸だけが聞こえるはずの場でシュー、シューと何かが漏れ出るような音が、近くでし始めた。
ギギギと錆びた金属が擦れ合う音もする。
悲劇に浸ったままのぼんやりとした意識で、追内は音のする方に振り向いた。
「……あ」
思わず声が出る。
そこにいたのは、追内よりも小柄な女性だった。
真っ赤なドレスで人形のように着飾られた金髪の女性が、背後におぞましい異形を従えて立っていた。
追内は一歩、後ずさる。
濃霧で細部は見えないが、異形は人型のようだった。女性と似たような構造の衣服を身に纏っていたようだが、それでも手足は長く、アンバランスで、顔がベールで隠されているとはいえ目があると思われる場所が煌々と光っている。
ヒュー、ヒューと霧を吐き出しながら、ギギギと腕や足を覆う錆びた金属を引っ掻きながら、異形は女性の背後にいた。
だが、女性は追内を見つめ、続けてその背後にあった切り株を見つめる。異形には一切の関心を払っていない。
そして唐突に喋り出した。
「器が燃えたにも関わらず、力はその織紐に移っていたのですね」
通りでここへ来られたわけです、と続く言葉とともに、彼女の指が追内が持っていた招待状のリボンを差す。
追内は「何が」と尋ねるが、それへの答えは返されない。
逆に女性は、さらに意味のわからないお願い事を口にした。
「一つ、あなたに頼みたいのです。彼に魔霧の件はしかたがなかったと伝えてください」
「なに、え? まぎり?」
「魔霧です」
そこで女性は初めて微笑んだ。それは慈愛にも満ちたものでありながらも、諦観の色が色濃く乗っている。
「どれだけ人々が魔霧を崇めたとしても、あれはただの現象にすぎない。彼がどれほど後悔しても、力があろうが、努力を積み重ねようが、結末は変えられなかったのです。だから、しかたなかったとお伝えください」
努力を積み重ねようが結末は変えられなかったの言葉に、追内の脳内に幼馴染を助けようと瓦礫をどけようとした光景が蘇り、怒りを抱く。
あれを無意味だと他人に言われたくはなかった。
「ふざけるな! どうして、どうしてそんな言葉を俺が」
「あなただからこそ、彼に��感できるからです」
互いの背景など欠片も知らないと言うのに、追内は自分勝手な苛立ちを女性にぶつけようとする。だが、女性は追内を遮り、まるで彼の立場をよく知っているかのように語りかけた。
「あの魔霧立ち込める場で、あなただけが彼を理解できたのだから」
再度、彼女は「あなただけ」と強調する。
一歩、追内が問い詰めようと足を前に出した時、霧が動き始める。たった一メートル先さえも分からないほどの濃霧。女性の姿が霧に埋もれ始める。
「どうか、どうか魔霧の城の終焉を責めないで」
追内は何歩か前に出る。だが、先ほどまでいたはずの女性の姿はどこにもなかった。そして、あの奇妙な異形の姿もなく、再度静寂が戻る。
「なんだったんだ」
呆然とした追内は、視界が開けると同時に、思考もまた澄んだような気がした。
(二)
初夏特有の燦々と降り注ぐ太陽光と、未だ湿り気を含んではいない風が、追内の頭を撫でていた。
東京、新宿の東口の広場。人々が集まるこの場所は、昼休憩の時間帯のため弁当を持つ人が多かった。もしくは、これから食事に向かおうとする人々か。
その中でボストンバッグ一つを足元に置いて、彼は電話を掛けている。
「と、いうわけでえ、火事で家が無くなった俺に愛の手を」
電話口の相手、追内の先輩で友人でもある稲里豊は深々とため息を吐く。
『追内……お前、お祓い行った方がいいんじゃないか』
「正直、行きたい。行きたいけど、まずは寝床が欲しいです」
切実なんですよ、と続く追内の心情に、稲里もそれはそうだなと納得する。
『一時避難で俺の家に転がり込むのは、まぁ問題ないが』
そこまで答えて、稲里は歯切れ悪く確認する。
『不仲の元凶である俺が言うのもどうかと思うが……その、ご実家の方は頼らないのか?』
「……それは」
両親、特に父親とは長年連絡を取り合っていない追内にとって、その選択肢はないに等しい。だが、続く稲里の言葉は意外なものであった。
『お前と親父さんの件は知っているが、それでもお袋さんはお前の味方だろ? ご両親とも、あの二人の三回忌のときに心配されてたぞ』
彼が告げるあの二人と言えば、五年前に亡くなった共通の友人である金剛司紀と綾文れいのことだった。
稲里が二人の三回忌に参加するの自体は意外でも何でもなかったのだが、追内の両親と話していたのは驚きである。
「え、豊さん参加してたの? うちの親も? え、何それ知らない、いつの話?」
混乱のあまり、最後には訳のわからない問いかけをしたが、稲里は『あのな』と呆れ混じりで説明する。
『音信不通で連絡先すら知らせないでどこかに行ってたお前に、どうやって知らせろと』
「えーと、豊さん経由とか」
『俺にすら二年前まで、まともに連絡入れずにいたくせに?』
「うっ」
二年前に突然戻った追内。
そんな彼を稲里は、音信不通時代に何をしていたのか問い詰めることはせず、粛々と受け入れた。しかし時間経過と共に、徐々に踏み込んだ話題を出すようになってきている。
『……なあ、追内。お前さ、いい加減に墓参りくらい行けよ』
それは表面上は元に戻りつつある追内が、未だ金剛と綾文の二人に関係するもの全て――墓参りも法事も思い出の場所への話題すらも――から背を向けているのを知っているからだった。
『五年前の爆発事件で、あの二人を目の前で亡くしたお前の悲しみは、理解できる』
でもな、と稲里は慰めの言葉を紡ぐ。
『お前はあの二人の代わりに一人の子供を救ったんだ。お前と金剛と綾文の三人がいたからこそ、子供は救われた』
記憶の中で追内は、自分が二人の前を走っていたからだと責めている。
だがあの日、追内は傷ついた子供を背負い先行し、金剛と綾文の二人はその子を守るために後ろを走ったのだった。
結果、先行していた追内とその背にいた子供だけは、地下鉄通路の崩落に巻き込まれず、無事であった。
『お前はあの二人のご両親に顔向けできないと嘆くが、子供の命を救ったお前が責められる謂われはないんだ。お前のご両親も、まだ自分を許せてないのかと心配されてたんだぞ』
三人で一つの命を救おうとし、結果二人が犠牲となった。これは、単純な足し算でも引き算でもない話である。
「でも……でもさ、子供を助けるだけなら俺じゃなくても」
『追内!』
稲里からの強い呼びかけで、それ以上何かを言おうとした追内は黙った。
それでも追内翔は幼馴染たちの死を受け入れきれない。あの日、爆発事件が起きた後の、もしもの行動を夢想してしまうのだ。
その夢物語に囚われて三年間もの間自責の念に苛まれていたと思われる追内に気づいているからこそ、稲里は彼の言葉を否定する。
『とりあえず、今は俺の家に避難でも構わない。でも、いつかは問題と向き合え、逃げるな』
いいな、と念押しされた追内は、嫌々ながらも了承する。
そのまま電話が切られようとしたが、本題を思い出した稲里によって待ち合わせ時刻と場所が確認された。
「……豊さん、昔よりお節介になってるなぁ」
つい独り言が零れた。
スマホをしまい、五月晴れの空を見つめる。日差しが強く、手で影を作った。
次に追内はジャケットの内ポケットにいれたままの結婚式の招待状に、布の上から触れる。もはや持ち続けることが癖になったそれは、変わりなくあった。
「俺なんかに世話焼いてると、婚期逃しそうなのに」
追内も稲里も互いにいい歳であるから、その辺りの話題くらいは出てきておかしくない。だがお付き合いについて、あるいは結婚の話題の一つも稲里からは出てこない。
再会してから女性の影も見えないので、本当にいないのだろう。しかし、結婚式直前の幼馴染たちを亡くして傷心している追内のことを慮って、わざと教えていない可能性もあった。
「豊さんのパートナーか……ちょっと審査はさせてもらうかもしれないけど、基本俺は祝うからね、うん」
金剛と綾文が結ばれた際は無条件で祝��した追内だが、基本身内贔屓だ。なんだかんだで懐いている先輩の稲里の結婚相手には、少し辛口意見を言ってしまうかもしれない。でも、幸せになってくれるなら嬉しいのも事実だった。
その時、メッセージの着信を知らせるメロディがスマホから流れる。
なんだろうと彼が確認すれば、もう一人いる長い付き合いの後輩である、迂音一からだった。
「豊さん、はじめちゃんまで巻き込まないでよ」
メッセージに記されたのは、稲里の仕事終わりまで迂音の持つ店で時間潰しをしたらどうか、という誘い。
昼休憩真っ最中、しかもこの後は夕方の開店までの仕込みの時間だと思われるが、後々のことを考えると追内にはありがたい提案だ。
肯定と感謝のメッセージを送り、駅へと向かう。
燦々と降り注ぐ太陽光から逃れるように、追内は地下へと潜っていた。
目的のホームへ向かう道中、追内がそのポスターを見つけたのは偶然だった。
何かのキャンペーン中なのか、連続したスマホゲームのポスターが並んでいる。
主要キャラクターたちと思われる絵と、その背後にキャラたちを襲おうとするモンスターたち。キャラの服装や背景からすると、スチームパンクもののようだ。だが、歯車や金メッキ、ドレスや古臭いスーツを彩るアイテムの中に、魔法らしきものが見え隠れしている。
どう言う世界観なのだろう、と人の流れから離れてまじまじとポスターを眺める追内。とりあえずゲームタイトルを確認しよと視線をズラしたところで、気づいた。
「……魔霧の城」
ゲームのタイトルを追内は口にする。
二年前に出会った謎の女性。
その女性が最後に告げたのは「魔霧の城の終焉を責めないで」だった。
追内の中で、彼女の告げた「まぎり」が「魔霧」へと変換される。
鮮明に覚えている、あの不可思議な一時。二年も前の出来事だというのに、未だ色褪せない記憶。
なぜなら女性が告げた「あなただけが共感できる」の言葉に、ほんの少しだけ彼が救われたからだった。
稲里も迂音も、追内の悲しみを理解できると慰めた。確かにそうだろう。彼らもまた、大切な友人を同時に失ったのだから。
だが、追内の仄暗い心の中で、否定が先走る。
あの日、目の前で通路が崩れ、分断され、無情にも二人が目の前でいなくなった恐怖を、虚無を、焦りを早々に理解できるのかと疑念が浮かぶ。
共感など誰もできないだろう。
理解などできないに違いない。
けれど、追内のその孤独を理解できる人間がどこかにいるのだと、彼女の言葉で慰められた。だからこそ追内は、友人たちの前に戻れたのだった。
「なんで、そんな馬鹿な」
その追内の思い出の中にしかないはずの、魔霧というキーワードが目の前にある。
口をぽかんと開けた彼は、目だけで周囲を観察した。
追内以外の通行人はポスターには目もくれずに通り過ぎていく。時折、プレイヤーと思われる人が写真を撮るために足を止めてもいた。が、それも人の多いここでは少数だった。
日常にしか見えない光景。
だが、何かが���かしいと焦燥感を募らせる。
そして、さらに彼を混乱に陥れるポスターを見つけた。
「あの時の……異形」
謎の女性の背後にいた、奇妙な形をした何か。
主人公と思われる少年が振り上げた剣の先に佇むそれは、巨大で、アンバランスな体型の人らしき何かだった。
赤黒いドレスを纏い、煌々と光る目をベールで隠し、金属で覆われた両手は優雅にスカートの裾をつまみ上げている。赤い薔薇を足元に這わせ、同じくアンバランスな騎士を従えた何か。
そのポスターに書かれた煽り文句は他のものに比べてシンプルだった。
――魔霧の女王、魔霧に呑まれた旧都の支配者
早鐘のように追内の心臓が鼓動を細かく刻む。
ポスターに掲示された検索ワードですぐさまアプリをダウンロードし始めた。
屋外であるために遅々としたペースでしか進まないダウンロードバー。
確か迂音の店には無料WiーFiがあったはずだと思い出した追内は、足早にホームへと駆けた。
時刻は午後二時手前。追内は、到着のアナウンスと目的地の案内を確認した。次に来るのが、思ったよりも早い。
一旦アプリのダウンロードを止めて、落ち着くために音楽でも聴こうとワイヤレスイヤホンを耳に着けて、再生ボタンを押した。
徐々に緊張が溶け、心音がゆっくりになっていく。
直後やってきた電車の通過音がホームに響く。
風が轟音となって耳に流れる音楽を打ち消す。
アナウンスが、がちゃがちゃと何かを伝えようとしている。
電車の扉が開いて、追内は人の流れに乗って足を踏み出した……つもりだった。
「は?」
電車内に足を踏み入れたところで違和感に気付く。
誰一人乗っていない車両、ホームにいる誰一人その顔を向けない電車、電気一つ点かない薄暗い車内。
ただ、それ以外は普通の電車だった。釣り広告に違和感はなく、座席は誰もいないだけで古びている。ゆらゆらと揺れるつり革は、先程まで誰かが握っていたように、いくつかが大きく揺れている。
「やばっ」
追内が間違えたかと思って慌てて降りようとしたとき、無情にも電車の扉が閉まる。
一人閉じ込められた彼は、誰も視線が合わない外へと顔を向けた。
――ザザッ
イヤホンからノイズが聞こえ始めた。
「待って、待ってくれよ。おい、何が……なんで」
焦る追内は大きな独り言を口にし、扉を何度も叩くが開くことはない。しかも通り過ぎるホームにいる人々の誰一人として、彼を――否、電車を認識できないでいるようだった。
――ザザッ
――ザッ
――ザザザッ
不規則で、神経を逆撫でするようなノイズが続く。
それが余計に追内の不安を加速させた。
「おい、なんだよ。何が起きてんだよ」
電車は進む、進む、進み続ける。
揺れる、傾く、車輪の音が響く。
そのまま地上を走るのかと思われた電車は、なぜか地下へと入っていった。もちろん、追内が乗ったのは地下鉄ではない。ありえない場所から、ゆっくりと地面に沈んだのだった。だが妙な揺れも、異音もなく、地下特有の騒音が車内に轟く。
乗った時に薄暗かった車内は、暗闇に支配された。
窓の外は何も見えない。ただ、次の行き先を告げる車内の画面だけが煌々と光る。
記された文字は、裏東京の三文字。前後にある駅名は文字化けしている。
そこで、ようやく追内はスマホの存在を思い出した。どこに、何を、どう伝えればいいのかわからない。だが、とにかく助けを呼ぼうとホーム画面を開いた。しかし、無情にも圏外の表記が目に入る。
ネットでお馴染みの怪異かよ、と舌打ちをした彼は、しかし奇妙なことに気づいた。
先程ダウンロードしを中断したはずのアプリ「魔霧の城」が、更新し始めているのだ。確かに圏外であるはずなのに、進むはずのない更新バーとその下の数値が確かに動いている。
再び、追内の胸が痛み出した気がした。
『……そ…………では……織……』
直後、追内のイヤホンから低い、掠れた男の声が聞こえた。
音楽ではない。誰かが電話のように喋っているのだ。ぼそぼそと、受話器の向こうで喋っている。
先程までのイヤホンから聴こえる断続的なノイズが少なくなり、声が明瞭になっていく。
『共鳴、共感、なるほど転移先は呼ばれた結果か』
その声の主は、大変歳をとった男であると分かった。感情の昂りを感じるものの掠れがひどく、荒い息遣いと、今にも咳き込みそうな声の出し方。
『では、私は扉の向こうへ渡った全てを集めよう』
聞き取れたのは強い決意だった。今にも笑いだしそうなほどの、激しい喜びがありありとわかるだけの、高らかな宣言だ。
追内は恐怖のあまり、ワイヤレスイヤホンを外した。その直後、彼は微かな息遣いにようやく気づく。
ぎこちなく、ゆっくりと、本当は何も見たくないと言わんばかりに嫌々と追内は首を回す。
真っ暗な車内。
次の停車駅を知らせる車内テレビだけが光源の車両の陰影は僅かだ。
だが、電車はどこかの駅を通り過ぎる。
結果、煌々とホームを照らす照明の光が車内に差し込まれたので、追内はそれの姿をはっきりと見ることになった。
「……あ」
悲鳴とは違う、何の意味もない音が追内の口から出た。
それはおそらく人だ。
金色の糸で複雑な紋様が刺繍された紺色のローブに包まれた誰かが、隣の車両との接続部近くに立っている。
フードを深く被っていることで顔は見えないが、追内よりも少し低い身長と、袖から見える皺だらけの手。
周囲に靄が立ち込める。密室のはずの車内で、謎の人物と追内の足元が靄に沈んでいく。
「そうして魔霧の終わり、つまり魔霧の城に終焉を与えよう」
先程までイヤホンから聞こえてきていた掠れた男の声が、目の前の人物から発せられた。
その瞬間、再び車内は暗闇に包まれる。
駅を通過し切ったらしい。
追内の眼球は暗反応に追いつかず、けれど構うものかと彼は謎の人物がいるのとは真逆��方向へと走り出した。
走る、ぶつかる、扉を開けて、再び走り出す。
誰もいない、荒い呼吸音は一つのみ。
電車が揺れて、体勢が崩れる、咄嗟にどこかに掴もうとして掴み損ね、転ぶ。肩を思い切り打ちつけて、冷たい床の感触が頬に伝わった。
「――ッ」
それでも追内は諦めずに立ち上がり、車内を走ろうとする。
一瞬だけ背後を気にして、けれど何も見つけられずに前を向き直す。
一両、二両、三両と通り抜けたとき、急激に電車のスピードが落ちたことに気づいた。
そして再び、横から煌々とした光が叩き込まれる。
――ここは裏東京、裏東京。魔霧が満ちています、お気をつけて。
流暢なアナウンスが流れ、電車は止まり、扉が開かれる。そしコンサートなどで使われるスモークのような、重い霧が車内に流れ込んできた。
冷気が足元を撫でる。甘い匂いが充満する。
むせかえるほどの匂いと湿気、そして喉を刺激する冷気に、追内は数秒だけ躊躇うも、その足をホームへと向けた。
――ご利用ありがとうございました。またのご利用ができますことをお祈りいたします。
彼が降りたと同時に電車の扉が閉められる。
そして不吉なアナウンスとともに、電車は去っていった。
追内は周囲を見回す。
等間隔で並ぶ柱、遠くに見える階段。
誰もいないが、たびたび追内も訪れた東京駅の地下ホームによく似ている。似ているが違う。その決定的な違いは霧と奇妙な蔦だ。
ホーム全体の床を覆い、膝下まで立ち込める霧。それらに隠れていたが柱や看板に何らかの蔦が絡み、毒々しい紫の葉が生い茂り、禍々しいほどの赤色の花が咲いていた。
「……なんなんだよ、これ。夢にしちゃ」
リアルすぎる、と呟こうとした彼に「逃げて!」と女性の鋭い声が届く。
直後、彼は誰かに抱えられて宙を舞った。
(三)
追内の眼下に見えるのは、蔦が絡まる駅の備品たちと霧に覆われた駅のホーム。
彼の腰を強く抱え込み、高く飛び上がった人物の顔は残念ながら見えない。
霧が追内の視界の中心でうねり、その中から歪んだ剣先が追内に向かって競り上がった。
ゆっくりと動いているように錯覚するが、それは彼が現状を理解できないからだ。
剣先から、剣の刀身、そして柄と姿を表しながらも、その剣を持つ人物が現れてくる。
それは全身を鎧に覆われた騎士だった。ぼろぼろになった臙脂色のマントを翻した騎士。胸元を真紅の薔薇に寄生された、鈍色に光を反射させる鎧を纏った騎士。
その姿は、あの魔霧の女王が率いていた騎士とよく似ていた。まるで絵から出てきたように、そっくりであった。
「……ッ」
声が出る暇などなかった。
剣を向けた騎士は、追内を追いかけて跳躍する。瞬きをする暇もなく、騎士が追内の目の前にくる。霧を蹴散らし、空気を切り裂き、重厚な鎧が一瞬で彼の前に踊り出た。
だが、光の線が追内と騎士の間を通り抜ける。
光の線は紐のように曲がり、剣に巻きついた。その直後、騎士はより上昇し、追内たちは降下していったのだが、離れてようやく何が起きたのか分かる。あの光の紐を巻きつけた剣を起点にして、追内を抱えた誰かが騎士を投げ離したのだ。
騎士は勢いよく天井へとぶつかり、結果衝撃で空間全体が揺れた。
勢いよく地面へと着陸した誰か。そのまま支えられていた腰を手放された追内は、べちゃりと床に落ちる。
無様にも口の中に土煙が入ってしまった追内は、げほげほと吐き出しながら、彼を助けてくれた人物をようやく見た。
そこに立っていたのは、美しく凛々しい異国の女性だった。
真っ白な髪と真っ白な肌。細められた目は天井へと向けられており、口元は革製のマスクで覆われている。
あの騎士ほどではないが胸部や腕、脛には金属製の防具で覆われていた。
そして特徴的であったのは、手に持つ奇妙な模様の装飾がされた棒。片方からは例の光の紐が出ており、もう片方からは周囲の霧を吸い込む穴がある。パッと見る限りは鞭を彷彿とさせた。
「……えっと?」
呆然としたまま、追内は異国の女性を見つめる。だが、女性は追内ではなく、ひたすらに天井を、あの騎士がいるはずの場所を険しい表情で睨みつけていた。
「大丈夫?」
異国の女性ではない、少し甲高い少女の声が追内に掛けられる。
いつの間にか彼の背後に、少女が立っていた。
少女は追内に手を差し出す。疑いもなく彼は少女の手を取った。
追内の身長からするとだいぶ下に見える、染めていないこげ茶の髪と、同じ色合いの目の彼女の顔つきは幼い。彼には少女が高校生くらいに見えた。
その少女は、追内の目を真っ直ぐに見つめて、とんでもないことを喋り始める。
「あなたがヴァポレから派遣された応援ね。あたしは福来鈴花。あの子は、あたしの召喚キャラのフー」
「は?」
「手短に説明するわ。先日のレイド戦で打ち破った星見の賢者の空間で、女王たちの居場所に繋がる手がかりがないか調査してたの。だけど、なぜか女王の薔薇騎士がやってきて……知っての通り、あいつは魔霧の女王の最高戦力よ。今は撤退の隙を作って欲しいの」
つらつらと告げられた内容は、追内には意味がわからない。
「星見の……賢者? 魔霧の女王て、あのポスターにあった」
かろうじて知っている単語を口にすれば、少女――福来は怪訝な表情を浮かべた。
「何当たり前のこと言ってるのよ。時間がないわ。あなたの召喚戦士を早く出してちょうだい」
さらに意味のわからない単語が出てくる。
「何のことだよ、つーか、魔霧の城のゲーム世界が……本当にあるのか?」
追内の言動にようやく、福来は異常だと気づいたようだった。
血の気が引いたように、少女の顔色が悪くなる。そのまま一、二歩後ずさった。
福来の視線が追内から逸らされ、左右へと忙しなく動く。
「待って、どうやってあなたここに来たの? ここはヴァポレの通行証がないと入れない筈なのに」
震える指先で掴んだ少女の手にあったのは、手のひらサイズのガラス玉に霧がこめられたものである。
もちろん、追内に見覚えのあるものではなかった。
「し、知らない」
慌てて追内は首を横に振る。そのまま、言葉がつっかえながらも、今に至る説明をした。
「普通に電車に乗ったら、えっと訳のわからないやつしか乗ってなくて、そいつから逃げるために降りたら、ここだったんだ」
しどろもどろの、整合性もない説明だった。が、福来は一部が気になったようだった。
「訳のわからないやつ?」
「年寄りだった。それで」
説明の途中でぱらりと、上から土塊が落ちてきた。
はっとした福来が、フーと呼んだ異国の女性に顔を向ける。その直後、あの騎士が三人の上から勢いよく落ちてきた。
今度は追内も自力で避けた。つもりだったが、少女と彼の頭上には光の紐で編み込まれたネットが貼られ、騎士の攻撃が阻められている。
「マスター! ご無事ですか」
異国の女性――フーはぎりぎりと手に持つ棒を構え、騎士を睨みつけながらも福来の無事を確認する。
「大丈夫! あとごめん、この人ヴァポレの応援じゃなかったわ」
「では敵ですか?」
女性の問いかけに、福来は一瞬追内を見て、再度フーへ向け直す。
「たぶん違う。巻き込まれただけの一般人よ」
キリッとした眼差しで言い返す少女に、何か言いたいことがあるような顔をフーはした。が、目の前にいる敵のせいで余裕がないのだろう。
ぶちぶちぶちと騎士によって光のネットが切られていく。
「マスター! ご指示を」
フーの呼びかけに福来がスマホを構える。
少女がスマホ画面の何かを押したところ、フーの周囲の霧が蠢き出した。
霧は女性の周囲を取り囲み、狼の形の装甲となった。
より巨大になったフーの鞭が唸る。先程までとは比べ物にならない威力と速さで、騎士の胴体を叩きつけた。
次いでフーはその場から飛び出し、騎士へと追撃を放とうとする。だが、見切ったと言わんばかりに、騎士もまた素早く回避した。
第二撃、第三撃は掠るばかりで、最初の攻撃ほどはダメージが与えられていないようだ。
「スキルを使ったけど、やっぱり決め手にはならない。薔薇騎士相手じゃ、フーの攻撃力だと僅かなダメージしか入らない」
福来のスマホ画面に表示されていたのは、フーのステータスと、敵対する騎士の推測ステータス。
彼女には相当な焦りがあるのだろう。冷や汗が流れ、顔色が悪い。
ブツブツと独り言をこぼし、必死になって考えているのが見てとれた。
「このままじゃ、らちがあかない」
そして福来は覚悟を決めたように、大声を出した。
「一か八かだけど、通行証を割るわ!」
その宣言の意味は、追内には分からない。だが、フーには通じたようだった。
「しかし、それではマスターの御身が!」
騎士を相手にするには、明らかな隙であった。それだけ動揺したのか、フーは騎士が繰り出す剣を避け損ね、脇腹にあった装甲を破壊される。
「ぎりぎりで耐えられるかもしれないでしょ。魔霧への耐性はある方よ。異形化しないかもしれない」
もう隙を作るにはこれしかないの、と悲壮感まで背負った少女の様子に、追内はようやく口を挟んだ。
「異形化って、もしかして、あんな風になっちまうってことか?」
追内が指さした先にいたのは薔薇騎士。明らかに胸元が薔薇に寄生された異形だった。
「なるかもしれないし、ならないかもしれない。賭けよ」
「待ってくれ、何か。何か他に手はないのか?」
追内の中で五年前の出来事がフラッシュバックする。
あれとは状況が違うが、目の前で人が死ぬかもしれないこの状態が、すでに彼は恐怖でしかなかった。
追内の過去など知らない福来は、簡単に言い返す。
「あなたが助かるなら、それもいいわ。あなたも、ここに来られるからには召喚の資質があるのだろうけど、今戦力を持ってるのはあたしだけなの」
だから、と続く少女の言葉を追内は無理矢理遮った。
「素質があるなら、俺がキャラクターを召喚する。ちょっと時間がかかるかもしれないけど」
「でも、この場を変えられるキャラが出るとは限らないでしょ」
微かな希望を打ち砕くような福来の指摘に、追内はグッと息を詰まらせる。だが、戦闘の合間を縫ってフーが彼を後押しした。
「ですが、一度はやってみる価値があります。僅かとは言え、可能性を試してみるべきです」
「……わかった」
渋々と頷いた福来に、追内はパッと笑みを浮かべる。そして彼はスマホを取りだした。
「じゃあ、召喚方法教えてくれない?」
追内の質問に、福来は呆れた表情を浮かべるも親切に説明する。
「ゲームを起動して、オープニングが終われば最初の召喚画面よ。どうせ、あなたもここに来られたなら自動で召喚できるわ」
追内のスマホにはいつの間にダウンロードとアップデートが完了したのかわからないゲーム「魔霧の城」のアイコンが鎮座している。
タップし、ゲームを起動した。
スマホの画面に文字が浮かび上がる。
そしてマイクが起動したのが分かった。
恐る恐る追内は画面に記された文章を読み上げる。
「集え魔霧に屠られし英雄 集え魔霧を憎みし英雄
理不尽に対抗せよ 女王に叛逆せよ 英雄のなり損ないたち」
その言葉に応じて、ゆっくりと霧が渦巻き、扉の形となっていく。
扉の出現に騎士は動きを止め、剣を構えより警戒を顕にした。あまりにも隙がなさすぎて、フーもまた動きを止めざるを得ない。
徐々に扉は実物となり、やがてゆっくりと開いていく。
扉の向こうに誰かが立っていたが、その奥行きは全く分からない。
暗闇だけが広がる場所で、誰かが一歩その足を動かした。
カツンと床が鳴る。
誰かがその音を聞いた直後に、リズミカルに、楽しそうに駆け出す。
そして足音とは違う、何かを床に叩くような音も同時にした。
「その名を告げよ」
最後の一文を読み上げた追内は、扉から現れた男をまじまじと見た。
そこに立っていたのは、追内よりも若かった。
日に焼けていない真っ白な肌。薄い唇、整った顔立ち。黒髪は長く後ろに結いでいて、顔に納められた切れ目の紫色はキラキラと輝いている。
複雑な細工がなされた杖と、一目で高級品だと���かる織物で作られた衣服。
立ち振る舞いは、年齢にそぐわないほどに堂々としており、いつだったかプレイしたゲームでみたような、高慢な貴族に見えた。
男は周囲と自分の体を眺め、その次に追内を認識する。
「なるほど、お前が私の主か。なんとも間抜けな顔だ」
男は堂々と追内を貶す。
あまりにも滑らかに侮辱されたために、一瞬追内は何を言われたのか分からなかった。
言い返す間もなく、今度は福来と、フーを男は認識する。特にフーをまじまじと、不躾に見た後に、彼は鼻先で彼女を笑った。
「銀狼の一族か。その装備と見目、王都派遣されたツェツェリの血族だな」
「……なぜ我が血族の装備を知っている」
人を見下す男の態度に不快感と不信感を隠さないフー。だが、その感情すらどうでもよさそうな雰囲気で、男は理由を述べた。
「北の辺境まで詳細な噂は届いていたさ。面倒かつ意味のない政争に巻き込まれたと思ったがね」
その説明に、フーは目を見開く。
「北の辺境……その紫の目となると、まさか貴殿は⁉︎」
男の正体に気づいたフーは、真実を受け入れきれなかったのか。自らを落ち着かせるように、喉元を摩った。
そして、遂に薔薇騎士に気づいた男は、ニンマリと笑う。
うずうずと身体を揺らし、浮き足立ったように一歩一歩と距離を詰めた。
「久しいな、薔薇騎士! ああ、本当に久しぶりだ。こんな、こんな地獄のような魔霧に満ちた場所で出会えるなど、神に感謝してやってもいい!」
傲慢な口調で、興奮を隠さないほどに早口に告げる。
だが、騎士は手に持つ剣を男へ向けた。
それが気に入らなかったのか。男は先程までの笑みをすぐさま消し、今度は無表情で杖を床に何度も叩きつける。
「なぜ剣を私に向ける? ああ、私のことを覚えていないのか。そんな鳥頭に誰がした」
スッと彼の紫の目が細められ、騎士の胸元に寄生している薔薇に向けられた。
「なるほど、理性をなくす狂火の文様か。なんとまぁ、無粋な魔術を受けているんだか……女王陛下の薔薇騎士が聞いて呆れる」
これではただの犬ではないか、とうんざりとした口調で男は告げた。その瞬間、侮蔑を感じ取った騎士が攻撃を仕掛ける。
パチンと男は指を鳴らした。
その直後に彼の背後の霧から、いくつもの長銃が列を成して現れる。
「放て!」
男の号令に合わせていくつもの銃弾の雨が降り注いだ。
騎士の立っていた場所の床が細かく砕けていく。
霧だけではない土煙が周囲を覆う。
ばちばちばちと響く振動と衝撃に、フーだけではなく、離れた場所にいたはずの福来や追内ですら耳を塞いだ。
前列が放ち終わり、一糸乱れぬ動きで、次の小銃から弾丸が放たれる。
一度、二度、三度、四度……と繰り返すこと十回の破裂音が響いたところで、男は手を挙げた。
土煙が晴れた後でも、騎士は立っていた。だが、胸元にあった赤薔薇の花弁は砕け散り、その胸部は露出している。
そこには黒と赤の薔薇を模した紋様が記されていた。
「狂火の文様は、女王陛下に賜ったものか。くだらん執着を捨てればよかったものを」
男の変わらない温度に、騎士は怒りを顕にする。
――AAAAAAAAAAAAAAA
雄叫びとともに騎士が剣を構え、振るう。
先程までフーが相手にしていた速さとは桁違いになっている。
それを男は杖を一度ついて地面から鎖を生やし、呆気なく止めた。
「この駄犬め。かつての主に二度も剣を向けるとは、躾がなってないな」
傲慢とも言えそうな言葉遣いではあったが、男は圧倒的な力を持ってしてこの場に立っていた。
先程までの絶体絶命のピンチから大逆転していることに、福来は信じられないようなものを見ている。
対し追内は、自身のスマホ画面に出ている召喚したキャラクターのステータス画面を凝視していた。そこに記されていたのは、補助系スキルの説明。つまり、これだけの攻撃力を持ちながらも、この男の本領発揮は全く別の部分なのだ。
ごくりと追内は唾を飲み込む。
震える指で、スマホ画面に映し出されるスキル使用のボタンをタップした。
パキンと何かが割れた。
いや、違う。追内の背後で、霧からさまざまな金属の板が生み出され、複雑に重なり合い、奇妙な形の鎧となっていったのだ。
「――ヒッ」
追内の側にいた福来が怯えとともに後ずさる。フーが騎士から離れ、追内と少女の間に立った。
「おや、それを使うのか」
騎士を固定したまま、男は追内を見つめる。男の表情に浮かぶ感情は喜色へと変化しており、再び機嫌が直ったようだった。
「なるほど、思っていた以上に魔霧への耐性が高いようだな。これは幸運だ、ありがたい」
パチンと金属の留め具が嵌められた音がした。
スマホを持ったまま、追内が自分の足元を見ると、金属の拘束具が足に取り付けられていた。
それを認識したが故に「あ?」と間抜けな声が追内の口から出る。
「大丈夫だ、主。これは散々、目の前にいるあの薔薇騎士で試したものだから、改良はしっかりしているさ。さぁ次は腕、そして顔だ」
続く台詞に、握られていたスマホを男に取られ、拘束具が足につけられる。
続けて、口元にも何かが取り付けられた。
ガチガチに拘束されて、身動きができないままに視線が上がる。
奇妙な器具が取り付けられた追内の姿は、一見すると蜘蛛と蟷螂が足されたキメラのようなものだった。
腰から下は八本の金属の足が取り付けられており、重心を取るためか本来の彼の足が固定されて腹の位置にある。
上半身は前屈みになっており、両手は巨大な鎌が取り付けられていた。
そして顔につけられたのはペストマスクのような何か。
ガラスのレンズがきらりと光り、その奥で本来の黒からエメラルドグリーンに染まってしまった追内の目が、覗いている。
蜘蛛のような足のうち一本が動いた。
関節部から蒸気のように霧が溢れ出る。
追内が呼吸をするたびに、ペストマスクの嘴のような場所から白い煙が上っていた。
「思うがままに暴れてみるんだ、主。何も考えず、屠ればいい。魔霧の意思のままに、聞こえるままに」
男の行けという言葉に従うかのように――マスターであるはずの追内を下僕のように操り、鎖で固定されていた女王の薔薇騎士へとけし掛ける。
その直後に騎士を拘束していた鎖は解かれ、薔薇騎士の抱いた剣が真横に振られた。
鼓膜を切り裂くような、不快な金属音がギギギと響く。
フーと福来は、耳を塞いだ。
だが、男は不快な表情すら浮かべずに、二体の戦いを眺める。
薔薇騎士の剣が、追内の鎌とぶつかりあった。
だが二本足である薔薇騎士は、八本の金属の足を持つ追内に比べればそのバランスが崩れやすい。
戦闘慣れしているからこそ、力比べには持ち込まなかった。
騎士は早々にその態勢を整えるために後退する。
それを許そうとはせずに、力一杯、追内はつけられた足で地面を踏みしめた。
石畳が砕け、破片が周囲に飛び散る。
その圧は風となって霧を動かした。が、それでも薔薇騎士のマントの一部が地面に縫い留められるだけに終わる。
対し薔薇騎士はこれまでの力任せの動きではなく、明確に一対一の、暴れるだけの戦闘から流れるような美しい剣技へと動きを変える。
結果、あっさりと騎士はマントを切り裂いて脱出した。
まだ余力があるのかと、内心で追内は舌打ちをする。もちろんその動きに素人の彼が追いつけるわけもない。
足と腕を使っての防御一辺倒へと追い込まれる。
騎士の剣は奇妙な鎧を貫くことはできなかったが、それでも手足の痺れを追内にもたらした。
踏み込まれ、鎧の隙間から胸を貫かれそうになる追内。
その動きを待っていたかのように、地面から生えた鎖が両者を固定した。
追内も薔薇騎士も、突然の出来事に驚きが隠せない。
戦闘を眺めることしかできなかった福来とフーもまた、呆然としたまま棒立ちしている。
「ご苦労、主」
その中で、パチパチパチとやる気のない、ゆっくりとした拍手をしながらも、男は追内と騎士の側にやってきた。
「この駄犬の攻守は優れてすぎていた。私でさえ、先程の拘束でも近づけば切られただろう」
カツカツと靴底で鳴らし、両者の間に立つ男。言動からするとどうも、この状況を狙っていたらしい。
離している間に彼の手に握る杖が光り輝く。
「さて、その狂火の文様を失えば、少しは話が分かる犬になるだろう。さっさと目を覚ませ、ニール・ホルスター」
ガンッと力一杯、杖が女王の薔薇騎士――ニール・ホルスターと呼ばれた異形の胸元にぶつけられる。
バチバチと男の持つ杖と、文様の間に火花が散った。
――AAAAAAAAAAAAAAA
騎士が叫ぶ。だが男は手加減することなく、火花を散らし続ける。やがて鎧に描かれていた黒と赤の薔薇の紋様が消え去った。
――AAAAAあああああああああああぁぁ。
徐々に悲鳴の声が化け物じみた、人間とは到底思えないものから、確かに人間の声帯から発せられたものに変化していく。
――ああああぁぁぁぁ……あいつら、あいつらは許さない、許せない。
そして叫びはやがて言葉となり、意味を込められ、最終的に呪詛となる。
「許してやるものか、魔術師ども!」
頭を振った騎士、その鎧の頭部が砕ける。
そこから現れたのは淡い金髪をポニーテールにした、青白い肌の男だった。だが、その顔の至る所に薔薇の根が蔓延り、葉と蕾が這っている。
死人のように白い肌とは対照的にエメラルドグリーンの目だけが、爛々と生気を主張していた。
「なぜだ、なぜ貴様が魔術師どもの味方をする!」
騎士の理性がようやく男の存在を認識した。
すぐ側ににいる追内へは目を向けず、彼らを拘束し続ける謎の男に向かって呪詛を吐く。
「女王陛下への忠義はどうした、魔霧の辺境伯!」
ようやく男の正体が分かった。
しかし魔霧の辺境伯と呼ばれた男は、ニンマリと笑いながら躊躇なくその手に収めた杖でニールの顔を殴る。
あまりの勢いに、目の前で見ていた追内はビクリと震える。
「おやおや、久しぶりに会ったというのに随分な態度だ。偉くなったものだな、ニール」
殴られて呆然とした騎士は、未だ現状が飲み込めていない。
遠くにいる女性二人も同様だ。
だが、近くで全てを見ていた追内だけは、形だけでも口元を歪めていた男の目が、少しも笑っていなかったことに気づいたのだった。
なおも男――魔霧の辺境伯は、薔薇の騎士――ニールの顔を殴り続ける。
「女王陛下を守る近衛騎士ともあろう者が、異形化とは笑えない。お前を推薦した私の立場もない。実に愚かだ」
「わ、私は」
殴られ続けながらも、うわ言のように何かを言おうとしたニール。だが、魔霧の辺境伯は聞こうとはしない。
「言い訳などいらない。そんなものは何の意味もない」
さらに殴り続ける男に、追内は躊躇いながらも「お、おい」と声を掛ける。
「何かね……この駄犬への躾を止めるほどの価値がある内容か?」
「その辺で終われよ。そんなに殴ってたら、死んじまう」
「死ぬ? 構わんだろう。これは女王陛下を守れなかった愚か者だ」
あっさりと言い放った内容に、追内は食ってかかる。
「あんた、人の命をなんだと思ってんだ!」
未だニールと同じく鎖で押さえつけられたままだが、それでも追内は持てる力で動き出そうと試みた。
ギリギリと拘束していた鎖が引っ張られ、歪み始める。
その様子を見た魔霧の辺境伯は、やれやれと肩を竦め、ぱちんと指を鳴らした。途端に、追内が身につけていた奇妙な鎧が霧となって消える。ついでに彼を拘束していた鎖もまた消え失せた。
おわっと叫びながら、再び床に倒れた追内の上に、男はスマホを投げつけた。
「勘違いするな、主。これはもう人ではない。異形になっても理性を保てたのは賞賛するが、それが仇となったのだろう。憐れんだ女王陛下は、苦しまないようにこれに狂火の文様を授けた」
慈悲を掛けるのなら殺すべきだったがな、と続く魔霧の辺境伯の言葉。彼の視線の先には、未だ呆然としていたニールがいる。
「じゃあ、なんで文様を消したんだ! 生かすつもりがないのなら、わざわざ消すことはなかったじゃないか」
起き上がった追内の噛み付きに、男は目を少し���け泳がした。
しかしガチリと奥歯が鳴らされると、短くはっきりとした言い方で返す。
「自覚だ、罪の自覚」
先程までのどこか飄々とした物言いではない。喜怒どころではない激情を内に秘めながらも、必死にそれを隠した声色。
「王都を守れなかった、女王陛下を守れなかった、馬鹿な男に罪を自覚させるためだ!」
魔霧の辺境伯は、持っていた杖をさらに強く握り込んだ。そして高く腕を持ち上げる。
未だ鎖で拘束されたままのニールは、ゆっくりと辺境伯へとその視線を向け直した。
追内は再び男が手をあげようとしたのを止めようと動き出す。
その直後、美しい歌唱が駅のホームに響いた。
歌が聴こえた瞬間に、魔霧の辺境伯の動きが止まり、ニールの目に光が戻ったのを追内は見ていた。
「……へいか……陛下、女王陛下!」
徐々に力強く言葉を発するニールは、力強く拘束している鎖を引きずり壊す。
魔霧の辺境伯もまた、ニールの変化に気づいたのか。追内を連れて福来たちの元に撤退する。
「な、なに? 何が起きているの?」
混乱する福良に、フーが緊張した面持ちで告げた。
「これは魔霧の女王の歌でしょう。あの方が薔薇騎士を呼んでいるのです」
「ラスボス登場ってこと?」
「……登場だけで終わってくれれば良いのですが」
ちらりとフーは魔霧の辺境伯に視線を向ける。
男はその紫の目をニールに向けたままだ。過度な緊張もしていなければ、呼吸が荒くもなっていない。
彼は先程まで見えた激情を綺麗に隠し、胡乱な雰囲気を纏ったまま、自らが生み出した鎖が薔薇騎士に粉々にされていくのを眺めていた。
「陛下、今戻ります。ああ、悲しまないでください。苦しまないでください。いつだって、あなたの騎士は側におります」
うっとりとしたニールは、自由になった両手両足を広げる。青白い肌が少しだけ色づいたようにも見えた。
「あなたの敵を、あなたの憂いを、あなたの悲しみをきっと無くしてみせます。ですが、ああ、ですが、今だけはあれらを置いて、あなたの側に戻りましょう」
自らを抱きしめる薔薇騎士の姿が変わっていく。
「――ッ」
「――ヒ」
福来と、それまで黙っていた追内は、その変化に息を呑む。
騎士ニールの足から、薔薇の蔦が絡まり蜘蛛の足のように生えた。
それは先程まで追内は身につけた金属の足と似たような形だった。が、追内のが取り付けられたものだったの対し、騎士の足元から寄生した薔薇が生えてくる光景は、グロテスクとしか言いようがない。
そのまま薔薇騎士は四人を振り返ることなく、跳躍する。
まさに蜘蛛と同じ動きだった。軽やかに、けれど簡単に土へ足をめり込ませながら、天井や壁を伝いどこかへ消える。
薔薇騎士の姿が消えると、歌唱が遠のいていく。
細く、美しい旋律を奏でた女性の声も聴こえなくなった頃、ようやく福来は終わったのだと思えた。
「マスター!」
安堵のあまり、足から力が抜けたのか。しゃがみこんだ福来に焦ったフーが、彼女を抱え込んだ。
「大丈夫か? どこか怪我したとかないか?」
追内も心配して、彼女の体をざっとではあるが観察する。見ている限りでは、擦り傷はあっても大きな怪我はなさそうだった。
「……大丈夫。あと、ありがと」
「何が?」
「一発逆転のキャラ召喚。ファインプレーだった���」
「……ああ」
そのことか、と追内は内心で思った。彼自身は、偶然でしかなく大した活躍とは思っていなかったのだが、福来は違ったらしい。
「単体で薔薇騎士に対抗できるとか、壊れ性能すぎるわよ。しかも召喚主への強化もできるなんて……でも、これで薔薇騎士攻略が楽になるわ」
やったわね、と笑いながら告げる福来。だが、彼女のキャラであるフーは浮かない顔をする。
「マスター、油断しないでください」
「フー」
「確かに彼の戦力は魅力的です。ですが、あの魔霧の辺境伯という人物は魔霧研究の第一人者。翡翠の魔術師と並ぶ、いえ、あの魔術師よりも遥かに危険な研究者です」
「翡翠の魔術師って、鷹崎さんのことよね? あの人確か、王国の中でも魔霧研究の専門家だったって」
つらつらと紡がれる女性二人の会話。
その内容についていけない追内は、自らが召喚したキャラを改めて見た。
魔霧の辺境伯と呼ばれた男は、三人の様子を気にするそぶりもなく、あの騎士が消えていった方向を眺めている。
何か声をかけようと思った追内だが、どう声をかけていいのかも分からない。
いや、そもそも彼の名前さえ知らないことに今更気づいた。召喚のときにも、スキル使用のときですら、スマホの画面に彼の名前は書かれていなかった気がする。
「あー、えっと、その」
適当すぎる呼びかけをしながらも、追内は男の背後に近寄った。すると彼は振り向いて、主と呼ぶ。
「私に何の用だ?」
「その、あんたの名前って」
ああ、と納得したような声が男から発せられた。
男は身なりを軽く整えると、カツンと杖を床につける。改めて、その名前を告げようとしたのだが、ピクリと男の眉が顰められた。
ホーム内で電車到着のメロディが鳴り響く。
線路をガタガタと鳴らし、風で霧を吹き飛ばしながらも、四人の前に電車が到着した。
ドアから複数人が武装して出てくる。だが、その最前線にいたのは、非武装の若い男だった。彼だけは木製の、宝石のような装飾をつけた杖を手にしている。
武装した面々は福来とフーへと歩みを進め、若い男は丸メガネの位置をかちゃりと直しながらも、追内たちの方へ近づく。
だが若い男は追内を通り過ぎ、魔霧の辺境伯と呼ばれた人物と相対する。
髪の根本は白髪で、毛先は黒い。若いと評したが、もしかしたら歳はもっと上なのかもしれない。だが、肌艶の良さは若者のそれだった。
「……召喚されたのは貴公でしたか」
丁寧な言葉使いではあるが、冷え冷えとした雰囲気をもっていた。その態度を当然と受け止めた魔霧の辺境伯は、せせら笑って挨拶をした。
「久しいな、翡翠の魔術師」
辺境伯は片手を顎に置き、わざとらしく若い男を上から下まで眺める。
上下ともにモノトーン調のシャツとズボン。羽織っている春物コートの前は開けられており、全体的にゆったりとした服装なのが見て取れる。
辺境伯は現代服の男へ、嫌味を隠さずに問いかけた。
「ところで、そのふざけ���姿はなんだ?」
若い男は手に持つ杖を魔霧の辺境伯に向けて、言い返した。
「これが、この世界の服装なのですよ、デューリュ・ソン・ハルバッハ卿」
辺境伯と魔術師の両者ともに、一触即発の空気を醸し出す。
その様子に、名前が分かったのはいいが、また面倒な事態になったのだと追内は悟った。
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俺さ去年の、つまり、2023年の6月13日に、新幹線のなかで、名古屋の空に、悟空雲が、現れたのを、見たのよ。で、なんでかってさ、6月13日が、コッペリア🫠の、誕生日やから、そこまで、日にち、覚えてるのよ。でさ、去年の6月13日、以降から、俺、Facebookに、悟空雲、2日に、いっぺんぐらいの割合で、くどくど、くどくど、投稿してるんよ。つまり、リツイートな。で、その頃さ、みんな、その、悟空雲を、見ても、とりあえずさ、見て見ぬふり、してたのよ。で、その時の、精神状態は、それで、なんとか、保たれてたはずなんよ。でさ、風向きが、変わったのはさ、2024年1月1日の、能登の大地震と、津波、なんよ。もうさ、年のはじめに、そんな、ピンポイントで、大地震と、津波くるとかさ、縁起悪い、通り越してさ、なんとなく、もう、地球🌏、終わるのかなーって、気に、みんな、なったんよ。顕在意識に、現れてなくてもさ、潜在意識の、なかでは、そう、なったんよ。でさ、そのあと、なんよ。問題は。そう、2024年3月頃に、鳥山明、死んだのよ。つまり、ドラゴンボールの、作者、孫悟空を、描いた、作者、死んだのよ。でさ、続いて、うちの、母ちゃんも、死んで、でさ、極めつけにさ、最近、俺が、くどくど、言ってた、「幽霊たち」、を、執筆した、ポール・オースター、死んだのよ。そう、もうさ、今、みんな、大体、気づいてると、思うけどさ、人間の、科学の力じゃ、とてもじゃないけど、解決、できん状態に、地球🌏は、なってるのよ。つまり、もうじき、地球🌏は、終焉するのよ。早い話しな。
でさ、2024年=420=しにまる=死に○🙆なわけよ。
でさ、最後の、2はさ、ラストスマイルなんよ
2=ニッ😏=ラスト、スマイル
ラストスマイルが、出てきたってことは、もう、終盤も😂終盤なんよ😂
そう、😂今の、地球🌏は、いつ、爆破💥しても、おかしくない、状態なんよ
ドラゴンボールZの、主題歌、
顔を、蹴られた、地球🌏が、怒って😡、火山🌋を、爆発💥させる、とは?🤔💬
でさ、俺の母ちゃん、73歳で、死んだのよ😂つまり、73=なみ=波🌊 なんよ😂
でさ、😂天気の子の、新海誠=深海真な😂
ano、麻雀と、言えば😂柳原幼一郎さんやで😂後悔日誌の、柳原幼一郎さんやで😂
ほら、後悔日誌に、麻雀は、覚えたほうが、良いのだろうか?って、あるやろ😂これさ、新入社員が、就職してさ、先輩との、これからの、付き合いかたに、悩んでてさ、つまり、先輩と、いい関係を、築くためには、😂麻雀を、覚えたほうが、良いんじゃないか🤔って、新入社員、同士が、集まって、話してるのを、柳原幼一郎さん、盗み聞きしてたんよ😂それを、後悔日誌に、書いたのよ😂つまりは😂
つまりさ、😂anoは、多分、別の、意図で、😂麻雀の、はなし、😂してるんやけどさ😂俺は、その、anoの、別の意図を、😂拾い上げてるんよ😂つまり、anoは、歩く、カルマ🚗、女、カルマ🚗執行人なわけよ😂罪人たちの、ための、カルマ🚗を、伝えてるのよ😂勿論、この、文章で、苛立ち、感じた瞬間、さらに、カルマ🚗は、倍増するのよ⛄ 😂
つまりさ、ano,😂そういうことなんよ😂多少の、霊能力、😂与えられてるからな😂
全部さ😂体験談なんよ😂あなたの、知らない世界は😂でさ、これ、マジ、怖いんやけどさ😂あなたの知らない世界で、当時、生きてて、体験して、深刻に、幽霊に、悩み、苦しみ、抜いた人たち、もう、ほとんど、死んでるのよ😂つまり、幽霊の、世界に、今、いる人、ばっかなんよ😂あなたの知らない世界に、投稿した、当時、生きてた、人たちは😂 ▲ano、誕生、死期日、ちかし、もう、ano,幽霊から、招かれてるよ、招待されてるよ。この、画像は、つまり、anoに、はよ、こっちの、世界に、来いと、幽霊たちからの、招待状なんよ😂
でさ、あと、これ、裏話なんやけどさ、ちびまる子ちゃんに、出てくる、そう、ちびまる子ちゃんの、最初には、おらんかったけど、いつの間にか、クラスメイト、に、加えられてる、一人、幽霊、おるんよ。最初からは、おらんのにさ、急に、出てきたのに、みんな、前から、おったように、接してる、キャラ、そう、野口さん、彼女、幽霊なんよ。でさ、俺の、夢占いの、本で、紹介した、夢のなかでさ、いつの間にか、自分の家族のなかに、ホームレス、紛れ込んでさ、自分だけ、この人、誰😨って、なってるのにさ、他の、家族は、普通に、ふるまってる、夢のはなしな、これ、ようはさ、ちびまる子ちゃんで、言うところの、野口さん、なんよ でさ、前に、伝えたけど、幽霊は、漫画や、アニメの中にも、ヒョイと、紛れ込むこと、できんのよ
俺さ、子供のとき、毎週、土曜の夜は、まんが日本昔ばなしを、観てたんよ。でさ、こんな、はなし、あったんよ。海辺でさ、子供たち数人が、集まって、何かを、投げあって、それを、キャッチしては、また、投げてを、繰り返し、遊んでたんよ。それを見ていた、老人がさ、興味示して、近づいて行って、つまり、子供たちが、何を?、投げているのか?を、確認したい、衝動にかられて、つまり、近づいて行ってさ、子供たちに、声をかけるんよ。で、その、子供たちが、投げていたのはさ、神社に、祀られてる、木彫りの、仏様の、造りもの、やったんよ。で、老人はさ、信仰心、あったから、子供たちに、叱るのよ。そんな、罰当たりのことを、したら、いかん😡って。でさ、その夜、その老人、夢をみるのよ。その、夢がさ、子供たちが、投げていた、木彫りの仏様が、出てきてさ、その、木彫りの仏様は、その、老人に、こういうことを、悟す、のよ。夢のなかで。「わたしは、海辺で、子供たちと、遊んでいたのですよ、故に、子供たちは、罰当たりのことは、なにも、してませんのよ」って、悟すのよ。😂でさ、このはなしに、出てきた、勘違い、老人さ、😂誰かに😂似てると、😂思わへん?😂
てかさ、金スマで、ミキティが、元、モー娘というの、俺、かなり、驚いたんだけどさ、桐島聡もさ、俺、の、住んでた、ポケット宇宙ではさ、オウム真理教の、信者だったんだよ。単に、個人で、爆破テロ、起こした奴じゃなくて。だってさ、オウム真理教って、めちゃくちゃ、頭いい、高学歴の、奴ら、わんさか、集まってる宗教団体なんだからさ、そう、爆弾💥つくるのなんか、おちゃのこさいさいの、奴ら、ウヨウヨ、いるわけなんだよ。そう、その一人も、たしか、桐島聡って、俺、中学か、高校ぐらいのときさ、テレビで、観た記憶が、残ってて、そう、桐島聡自首したときにさ、まず、その、オウム真理教信者、自首って、ニュースが、伝えてないことに、不思議に、思ったんだよ。
でさ、あと、オウム真理教の、地下鉄サリン事件はさ、前も、言ったけどさ、日比谷線な。そこ、にごすなよ。ちゃんと、日比谷地下鉄サリン事件に、命名、変更しとけよ。これじゃ、地方の、奴らからしたら、東京の、どこの、地下鉄なのか、わかんないだろが。おい、日本の、ボンクラ政治家ども、ニュースってのはな、国民に、できるだけ、わかりやすく、正確な、情報を、伝える、必要があるのは、知ってんだろが。なんで、俺が、今、このこと、突っ込むまで、誰一人として、そこ、突っ込むやつ、いなんいんだよ。外国の人たちもさ、日本の、どの、地下鉄なのか、わかんないだろが。ほんとに、クズしか、おらんな。どいつも、こいつも。
でさ、やっぱ、その、自分が、必ず死ぬ、ということにさ、人間は、気づいててさ、その、死が、怖くてしょうがないはずなのにも、関わらずさ、これだけの、動物たちをさ、殺してきた、罪は、かなり、重いって、霊界の、住人が、言ってるのよ つまりさ、死ぬ恐怖を、知らずに、動物、殺してしまうこととさ、死ぬ恐怖、知った上で、殺すのとではさ、かなり、大きな、とても、大きな違いが、あるってことを、つまり、霊界の、住人は、言ってるのよ、ようやくするとな
そう、無知善人、故に、無惨にも、殺された、人間の幽霊たちの、怒りも、俺と、anoの、小さな、肩の上に、背負わされてるのよ。現状。つまり、動物たちだけの、問題では、もう、ないのよ
でさ、ビズリーチ、お前の、インスタライブでさ、だいぶ前に、なるけどさ、そう、You Tubeに、のせた、インスタライブでさ、お前に、便秘のことを、質問してきた奴、いたよな。そう、あのときさ、お前は、無知善人故に、その、便秘についての、質問に対して、真面目に、答えてたけどさ、そういうときはさ、シカトか、悪態ついて、ええんやからな。そう、その、便秘についての、質問してきた奴はさ、コイ��→✊🤓✊なんだから。でさ、これから、コイツら→✊🤓✊をさ、屠って、永久溺れに、俺と、anoで、していくことに、なるから。まぁ、嫌な、仕事だよな。だって、そもそも、関わりたくない、カス人間どもなんやからさ。そしてさ、これまでは、コイツら→✊🤓✊が、栄えてた、間違った、世界だったんだよ。それをさ、無知善人に、わけのわからん、パワー与えられるからさ、そしたら、いずれは、なんもせんでも、コイツら→✊🤓✊は、おのずと、気づいたときには、永久に、溺れてる自分に、ふと、気づくように、設定されるらしいからさ。もう少し、無知善人たち、耐えてくれよ。
でさ、ドラゴンボールZ世代なら、わかると、思うけど、誇り高き、戦闘民族サイヤ人はさ、猿、なんだよ。つまりさ、フリーザ (人類) は、猿に、滅ぼされたんだよ。初期、悟空の、ケツに、尻尾ついてるの、見たらわかるとおり。そしてさ、そのサイヤ人はさ、満月の夜に、月を、みたら、大猿に、化けるのよ。
ano,でさ、俺が、なんで、ここまで、コイツら→✊🤓✊に、こだわるか?わかるか?
そう、コイツら→✊🤓✊はさ、とことん、卑怯、なんだよ。つまりさ、刑法に、引っかからないように、なるべく、他者に、気づかれないように、自分の、妬む、対象相手を、攻撃してくる、つまりは、霊界の、住人から、言わせりゃさ、立派な、犯罪どころか、最も、自分たちの、暮らす、霊界に、招きたくない、対象者=✊🤓✊なんだよ。そして、幽霊たちも、勿論、嫌ってるわけだからさ、勿論、コイツら→✊🤓✊死ぬことを、許可されずに、永遠溺れに、するしか、行き所が、ないわけなんだよ。でさ、実際、コイツら✊🤓✊、その、自分たちが、妬む、対象相手を、他者に、バレんように、こそーっと、攻撃してくるわけだからさ、勿論、そう、コイツら→✊🤓✊大勢の、人間を、自殺に、実際、追いやってる、つまり、立派な、殺人者✊🤓✊どころか、それを、さらに、刑法に、引っかからんように、殺人しまくってるわけだからさ、そう、麻原彰晃とか、ヒトラーなんかより、もっと、苦しい、永久溺れに、残念ながら、なるんよ。そう、あの世と、この世とではさ、つまり、罪人の、判断基準が、違うんよ。そして、この世の、罪人の、判断基準は、間違ってるんよ。なんでかってさ、あの世はさ、つまり、どういう?意図で、そういう言動をしてるのか?が、分かった上で、罪人、処罰されるわけだからさ、つまりは、そう、あの世は、妬み集団の、罪人からしたら、とても、過酷な、場所なんよ。そのかわり、無知善人からしたら、とても、居心地の、良い場所に、なるわけよ。
でさ、ビズリーチ、お前の、インスタライブでさ、だいぶ前に、なるけどさ、そう、You Tubeに、のせた、インスタライブでさ、お前に、便秘のことを、質問してきた奴、いたよな。そう、あのときさ、お前は、無知善人故に、その、便秘についての、質問に対して、真面目に、答えてたけどさ、そういうときはさ、シカトか、悪態ついて、ええんやからな。そう、その、便秘についての、質問してきた奴はさ、コイツ→✊🤓✊なんだから。でさ、これから、コイツら→✊🤓✊をさ、屠って、永久溺れに、俺と、anoで、していくことに、なるから。まぁ、嫌な、仕事だよな。だって、そもそも、関わりたくない、カス人間どもなんやからさ。そしてさ、これまでは、コイツら→✊🤓✊が、栄えてた、間違った、世界だったんだよ。それをさ、無知善人に、わけのわからん、パワー与えられるからさ、そしたら、いずれは、なんもせんでも、コイツら→✊🤓✊は、おのずと、気づいたときには、永久に、溺れてる自分に、ふと、気づくように、設定されるらしいからさ。もう少し、無知善人たち、耐えてくれよ。
こいつが、孫悟空の、親父だよ。
そう、バーダック。コイツはさ、宇宙空間で、サイヤ人(猿)たちが、フリーザ(人類)と、対決してるときに、他の、サイヤ人は、どん、どん、屠られていったにも、関わらず、最期の、一人になっても、そう、フリーザに、牙を、向き続けて、最終的に、殺されたんだよ。そう、フリーザに。そして、フリーザが、ナメック星で、孫悟空を、はじめて、みたとき、「コイツ、どこかで、見たことある😮」って、なったんだよ。そう、つまり、フリーザはさ、殺した、バーダックの、息子を、自ら、スーパーサイヤ人に、して��まい、屠られたって、わけだよ😈
これで、霊界に、バーダックが、参上したって、わけだよ😈そう、こういう風に、過去の、読んだ、漫画���記憶を、ちょいと、面倒ではあるが、断片、つないで、思い出すだけで、漫画の、キャラクターを、霊界に、導き入れる、能力が、俺には、与えられてんだよ😈何故なら、そう、心が、どこまでも、澄んでいて、純粋馬鹿、😈だから、そう、こういう、能力を、授けられるって、わけなんだよ😈
でさ、😂こういう、非現実的な、記事、書くとさ、途端に、コイツら→✊🤓✊なんか、😂元気に、なるんよ😂そう、そう、これが、つまり、ano、兄ちゃんの、😂そう、落とし穴たい😂で、実は、これ、気づいてる人いると、思うんだけどさ、😂ずーっと、俺、繰り返してるわけよ😂
そう、コイツら、→✊🤓✊
基本、ものの、考え方がさ😂そう、唯物論主義✊🤓✊なんよ😂そこを、何度も、😂ついてるわけよ😂永久に、そう、するためにさ😂オフコース😂
でさ、フリーザ(人間)はさ、実は、ずっと、スーパーサイヤ人という、自分の、命を、脅かす存在に、なる可能性のあることを、恐れていたんよ。でさ、それ故に、フリーザ(人間)は、毎回、こういうことを、サイヤ人(猿)に、言うのよ。「スーパーサイヤ人なんか、ただの、夢物語に、すぎん」→✊🤓✊(フリーザ:人間)って、😂でさ、これ、なんかに、似てね?!😂そう、ちょうどさ、科学主義、唯物論主義の、人間→✊🤓✊がさ、😂そう、幽霊や、神などは、存在せん→✊🤓✊って、言ってるのにさ、😂似てるよな?!😂
そして、フリーザ(人間)もまた、ドラゴンボール🟠を、収集することに、あけくれていた。そう、フリーザ(人間)が、シェンロンに、願うことは、【不老不死】だった。そして、岩﨑慎吾の、誕生により、【永遠溺れ】という、つまりは、フリーザ(人間)の、望んだ通りの、【不老不死】が、創られた。
そう、これは、実は、オレンジ🟠の、伝えたいこと、だった。つまり、オレンジ🟠=ドラゴンボール🟠が、人類に、伝えたい、ことの、一つ、だったのだ。
今日は、どうやら、レイニーデイ、の、ようだね
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中島 敏和インタビュー:日本経済の30年を読み解く
日本は90年代初めにバブルがはじけた後、「失われた30年」に陥り、経済成長率が長期にわたって低迷しました。これまで財政と金融刺激が続いてきたが、効果は十分ではありませんでした。今年4月以降、バフェット氏が日本に賭ける姿勢を示し、複数の半導体大手が日本で大規模な投資を行い、外資が日本の株式市場に流入したことで、日経225指数が著しく上昇し、市場は日本経済が低迷から抜け出す可能性に注目し始めました。我々は日本の「失われた30年」の歩みを振り返り、現在の経済構造の特徴、見通しと挑戦を分析しました
日本の「失われ20年」:90年代初め日本経済バブルが破裂し���1991年から経済成長率が大幅に下落、財政と通貨が大規模な刺激を開始し、1991.07から利下げを開始、1999.09からゼロ金利を実施し、2001.03からQEを開始したが、効果は理想的ではなく、GDP成長率は依然として1%-2%付近で推移、2008年世界金融危機が爆発し、日本は再び衰退に陥りました
失われた20年から「失われた30年」へ:2012年12月に就任した安倍晋三首相は、「アベノミクス」を打ち出し、超金融緩和により円安を進行させることで輸出競争力を高めるとともに、デフレから脱却することを中心としました。安倍首相は新旧「3本の矢」を打ち出し、財政刺激を強化し、金融政策を大胆に革新し、2013年にQQEを開始し、2016年には相次いでマイナス金利とYCC政策を開始しました。日本経済は確かに回復しているが、その効果はあまり期待できず、他国を横に比���すると、日本経済の成長率は著しく遅れています
なぜ超緩和政策においても、日本経済は低迷から抜け出せないのでしょうか。高齢化による内需不足、産業空洞化による輸出の伸び悩み。日銀が放出した流動性が実体経済部門に効果的に行き渡らず、大量の資金が金融資産や海外に流出しました。国内需要の不足を背景に、企業は海外直接投資を選択し、日本のマイナス金利やYCC政策が市場金利を極めて低い水準に抑えていることも、海外投資の相対的な魅力を高めています。そのため、安倍首相の新旧3本の矢が強力なコンビネーションを打ち出しても、日本国内のインフレは長期的に2%目標を下回り、経済成長率は低位で推移しています
1990から現在までの日本の経済構造と特徴を具体的に見ると。
GDP:最も高い割合を占める項目は民間消費で、成長は非常に緩慢である。民間投資の伸びは停滞に近く、純輸出がGDPに対するマイナス寄与度が大きくなっている。政府消費の伸び率のみが相対的に高い
インフレ:「アベノミクス」が実施された後も、内需の低迷でインフレは依然として目標の2%を長年下回っています。2022Q2から現在に至るまでエネルギー価格などの要因でインフレが上昇。 雇用:財政金融政策による押し上げが比較的顕著で、政策が力を発揮した時期に失業率が著しく低下。 消費:高齢化問題で消費が長期的に低迷し、日本の小売の年間成長率は1992~2022年まで-3.3%~2.7%の低位圏で推移し、中国、アメリカに遠く及びません。 工業:中国、東南アジアなどの発展途上国の製造業が急速に発展し、日本の強みである自動車とエレクトロニクスの2つの産業が外に移動しました。設備稼働率ハブは下方に移動。 外国貿易:80年代と90年代の輸出貿易は繁栄し発展しました。2000年代から貿易は黒字から赤字に転換し、赤字は徐々に拡大していきました
経済や政策の見通しはどうなりますか。2022年以降の日本経済にはいくつかの良いニュースが出ており、インフレは13カ月連続で2%以上となっています。製造業には還流加速の兆しがあります。しかし、人口構造、得意産業の海外移転などの要素により、日本が「喪失」から抜け出すには依然として挑戦が多い。金融政策については、今年4月にやや中立的な立場の植田和男氏が日銀総裁の後任に就任し、金融政策の転換は遠のいたのではないかとみられています。今後1年間、日本経済の回復の確実性が高まり、インフレが2%以上持続し、かつ国際金融および外国為替環境が安定すれば、日銀は時機を見てマイナス金利とYCC政策を終了することになり、その際に顕著な波及効果が生じるだろう。一方で、10Y日債利回りには明らかな上昇圧力がかかり、円高が大幅に進行する可能性もあります。他方で、日本の既存資金の還流を推進し、日本の金融市場への国際的な資本流入を加速させます。
日本は90年代初めにバブルがはじけた後、「失われた30年」に陥り、経済成長率が長期にわたって低迷しました。この間の「アベノミクス3本の矢」による強力な刺激も、経済を急成長の軌道に引き戻すことはできませんでした。最近、バフェット氏はインタビューで日本に賭け、サムスン、TSMC、マイクロンなどの半導体企業が日本で大規模な投資を行い、外資が日本の株式市場に大量に流入、日経225指数も1990年以来の最高値を記録し、市場は日本が景気低迷から抜け出すかどうかに注目し始めています。
一、持続的な景気刺激における日本の「失われた30年」
(一)90年代初めから「失われた20年」に入りました 80年代の日本の「平成景気」がバブルを押し上げ、1989~1990年に日銀が累計350ベーシスポイントの利上げを行って公定歩合を6%に引き上げ、日本のバブルを突き破りました。1991年から日本は「失われた時代」に突入し、今も経済成長率は一貫して低迷しています 1991年から日本の経済成長率は著しく低下し、日銀は1991年7月に利下げに転じました。1996年に景気が上���いたかと思うと、1997年にアジア通貨危機が発生し、日本経済は再び大きな打撃を受け、1998年と1999年に2年連続で実質GDPがマイナス成長となりました。1999年9月に日銀は目標金利をゼロ%に引き下げました。しかし、「ゼロ金利」の効果は期待できませんでした。さらに景気を刺激するため、2001年3月に日銀は中長期国債を買い入れて銀行システムに流動性を大量に注入する初の量的緩和政策(QE)を開始しました。しかし、経済成長率は1~2%近辺で推移しています。2008年に世界金融危機が発生し、日本経済は再び景気後退に陥りました バブルがはじけた1991年からの20年まで、「ゼロ金利」とQEを導入したが、効果は乏しく、だから「失われた20年」という言葉があります。この時期の日本はアジア通貨危機や世界金融危機に見舞われ、株式市場や不動産が大規模な打撃を受け、GDPは低迷を続けていました
(ニ)「失われた20年」から「失われた30年」へ 2012年12月に安倍晋三氏が再び首相に就任し、2013年3月に黒田東彦氏が日銀総裁に就任しました。安倍内閣は新旧「3本の矢」政策を打ち出し、黒田総裁はそれに合わせてQQE、マイナス金利、YCCを打ち出し、「失われた時代」の終焉を目指しています 第1の矢:大胆な金融政策。2013年4月、2%のインフレ目標を達成するため、日銀は量的・質的金融緩和(QQE)金融政策を打ち出し、量的緩和(QE)をベースに更新した中長期の貸出金利を低く抑え、投資を促進しました 第二の矢:柔軟な財政政策。財政支出を拡大し、安倍首相は2013年に10.3兆円の景気刺激策を成立させ、後に92.6兆円の2014年度予算案と95.88兆円の2015年度予算を承認する一方で、企業に減税を行うとともに住民に増税(消費税引き上げ)して政府収入を補ってきました 第三の矢:民間投資を喚起する成長戦略。農業、労働力、そして医療分野の規制をさらに緩和し、より多くの日本人女性の職場への参加を奨励し、段階的な企業税率の削減、「環太平洋連携協定」への参加など、科学技術と産業の発展を刺激することを含みます 2015年9月に安倍首相は「新3本の矢」--経済発展、社会保障の改善、子どもの育成支援を打ち出しました
二、不断の財政と金融政策の強化 「失われた30年」の間、日本政府は景気刺激のために財政と金融政策を緩和中心にしてきました。政府債務の規模、日銀の総資産の規模はいずれも急上昇。中央政府の債務/GDP、日銀の総資産/GDPは、いずれも現在、日本は他の主要国を大きく上回っています
(一)財政:景気刺激策を次々と打ち出し、政府債務が高くなる 1991年以降、日本の中央政府の租税収入と一般支出のギャップが拡大し、政府債務の規模が急速に増加しました。1991年日本中央政府債務の対GDP比は38.85%だったが、この比率はOECD加盟国平均の122.68%に対し、2021年には220.46%に達しています 90年代初めのバブル崩壊後、日本政府は銀行の資本強化のための公的資金注入や各種規制緩和などの景気刺激策を次々と打ち出しました。2008~2009年に日本政府は企業と家計の世界金融危機を支援する数十兆円の刺激策を打ち出しました。安倍首相は政権発足後、2013~2019年に計4回の景気刺激策を打ち出し、インフラ整備や中小企業の発展などの分野、2011年の東日本大震災と2016年の熊本地震の復興に資金を充て、日本が「失われた」の影から抜け出すのを助けようとしていまし。2019年に新型コロナウイルス感染症が発生し、日本政府は何度も感染症対策を打ち出し、債務はさらに増加しました
(二)通貨:超緩和手段を大胆に革新し、ロングエンドを抑制する 日本の「失われた30年」の大半の期間、日銀は極めて緩和的な金融環境を維持してきました。1991年7月に連続利下げ、1999年9月にゼロ金利、2001年3月に初のQE、2013年4月にQQE、2016年1月にマイナス金利の開始、2016年9月にYCC政策を開始しました。特に2013年の「アベノミクス」後、日銀の資産規模は急速に上昇し、日銀の総資産/GDPの比率は世界をリードし、2022年末には126.5%に達したが、これに比べ、FRBと中国銀行の総資産/GDPはそれぞれ33.6%、34.4%に過ぎませんでした 日銀は資産買い入れを通じて大量の流動性を放出したが、実体経済セクターへの効果的な流れにはつながりませんでした 日銀の総資産拡大に伴い、日本の株式市場などの金融資産(例えば日銀の大量保有株ETF)に資金が流れ、2013年以降の日本株高の推進力の一つとなっています。同時に海外への流出も大きく、国内需要の不足を背景に、企業は海外直接投資を選択しています。日本の対外FDIのネットストックは1999年に2029億ドルだったが、2021年には16353億ドルに増加し、複合年平均成長率は約10%となりました。日本のマイナス金利とYCC政策は市場金利を極めて低い水準に抑えており、海外投資の相対的な魅力も高めています
三、30年続く低迷の経済構造
(一)GDP:最も高い割合を占める民間消費の伸びが鈍い 日本のGDP構成のうち、民間消費が半分超を占め、次いで政府消費、民間企業の設備投資となっています。2022年、日本の名目GDPは556.39兆円で、うち民間消費は308.54兆円(55%を占める);政府消費は121.20兆円(22%を占める)、民間企業の設備投資は94.54兆円(17%を占める)、民間住宅投資は21.22兆円(4%を占める)、財・サービス純輸出-21.47兆円で、すでに4年連続で日本のGDPにマイナスを与えています
(二)インフレ:目標の2%を長年下回り、賃金の伸びが停滞 90年代初めに日本経済のバブルがはじけた後、CPIの伸び率は急速に低下し、超緩和的な金融政策でもインフレを著しく上昇させることはできませんでした。1999~2012年の168カ月のうち、164カ月のCPIの前年同期比伸び率が2%を下回り、118カ月のCPIの前年同期比伸び率がマイナスでした。2013年に「アベノミクス」が導入後、CPI伸び率は一時期急上昇し、2014年5月に3.7%まで上昇したが、インフレが長続きせず、2015~2022年のインフレ伸び率は再び2%以内の低水準を維持しました。2022年にQ2の世界的なインフレ高騰を背景に、日本は輸入型インフレの影響を受け、CPIは前年比4%超まで上昇しました
日本の民間部門賃金の伸びは乏しく、現在の水準は1997年末の高値を下回っています。1991~1997年の賃金は上昇傾向にあり、7年間の累計増加率は14.8%;1998~2009年の賃金水準は累計12.9%低下した。 2009年後半~現在まで緩やか���反発しているが、2022年12月時点での賃金の絶対水準は90年代末と同程度にとどまり、依然として1997年12月の高値を下回っています
(三)雇用:政策刺激の効果が比較的に著しい 財政金融政策による刺激はインフレやGDPを押し上げることはできなかったが、雇用への改善効果は明らかでした。2002~2007年の日本の失業率は著しく低下。その後世界的な金融危机が発生し、失業率が急上昇。2010年から新型コロナウイルス前まで、日本の失業率は低下を続けていました
(四)消費:高齢化の影響で消費が長期的に低迷している 日本の人口高齢化の問題は厳しく、国内消費伸びの足を引っ張っています。世界銀行によると、日本の総人口に占める65歳以上の割合は2004年に20%を突破し、最新の2021年には29.8%に上昇しました。2021年の65歳以上人口に占める割合は中国が13.15%、米国が16.68%でした。
(五)工業:得意産業が外に移動し、生産能力利��率が低下した 日本は伝統製造業が強い国です。世界銀行のデータ統計の最初のデータによれば、1994年の日本の製造業の付加価値額は対GDP比で23.7%に達し、欧米英を大幅に上回っています。2020年の日本の製造業の付加価値額のGDPに占める割合は19.7%に低下しました
(六)対外貿易:黒字から赤字に転換し、かつ赤字が拡大した 80~90年代の日本の科学技術のリード、および品質保証の「匠の精神」のため、輸出貿易が繁栄して発展し、GDPの高速成長をけん引しました。2000年代から貿易収支は弱含みの傾向を示しているが、依然として黒字を維持しています。2008年の金融危機後に輸出の衰退傾向が深まり、2011年に日本は初めて通年で赤字、2022年の日本の貿易赤字は19.97兆円に上回りました
日本の対外貿易が黒字から赤字に転換したのは、内因外因の共通の結果です。外因は 1)日米貿易摩擦。1985年にG5諸国が共同で外国為替市場に介入するプラザ合意を締結したが、この合意の本質は、米国がドル安によって本土産品の輸出競争力を強化し、拡大する貿易赤字を抑えようとしたことにあります。合意締結後、円は急激に値上がりし、日本の輸出を抑制しています。また、米国は日本の半導体製品のシェアを厳しく圧迫し、日本の半導体輸出を制限しています。 2)中国、東南アジアなどの発展途上国の制造業が台頭し、例えば今年の第1四半期、中国の自動車輸出台数は初めて日本を抜いて世界一となりました
1)日本は天然資源が乏しく、エネルギーを輸入に依存しています。2022年に日本の貿易赤字が大幅に上昇した主な原因は、国際エネルギー価格の高騰です。 2)技術の発展不足。日本は電子機械/自動車/家電などの分野で先行していたが、ここ数年の5G通信/チップ/新エネルギー車などの新興産業では、日本の生産水準に目立った優位性はありません
四、日本が「失われた」展望と挑戦から抜け出す
日本経済は30年間低迷し、「アベノミクス」もそれを本当に窮地から引き出すことができませんでした。2022年以降の日本経済にはいくつかの良いニュースが出てきましたが、インフレは13カ月連続で2%以上となっています。また、製造業では還流が加速する兆しがあります。2022年の国内建設受注の前年比伸び率は過去20年で最高となりました。サムスン、TSMC、マイクロンなどの半導体メーカーがこぞって日本に大規模な投資を行っています。しかし、日本が「失われた」苦境から抜け出すには、依然として挑戦が多いです
その一は人口高齢化の問題です。日本の人口自然増加率は2005年にマイナスに転じたが、その後も低下を続け、2021年には人口自然増加率がマイナス5.11‰に低下し、65歳以上の人口が占める割合は29.79%に上昇し、市場の需要が不足、財政負担が重くなりました。労働力人口の伸びが停滞していることが影響しました そのニ、得意産業の再構築。今年5月に日本の岸田文雄首相はTSMC、インテル、アプライドマテリアルズ、サムスンなどの世界7つの半導体工場のトップを日本に招待して会談し、マイクロンは5000億円(37億ドル)を投資して日本にDRAMチップ工場を建設すると発表し、サムスンは300億円(2.2億ドル)を投資して横浜に半導体テスト生産ラインを建設すると発表し、TSMCは日本への投資を継続、IMECは日本に研究開発センターを建設すると発表しました。日本が製造業の還流を重視する姿勢を強めていることがうかがえます その三、マイナス金利とYCCの波及効果を終了する。今年6月の定例会合でも日銀は「日本経済は不確実性が非常に高く、忍耐強く緩和的な物価目標を維持していく必要がある」と政策を据え置きました。今後1年間、日本国内の経済基本面の回復がより確かなものとなり、インフレが2%を超える水準で持続すると同時に、国際金融環境と外国為替市場がより安定化すれば、日銀はタイミングを見てマイナス金利とYCC政策を終了するか、あるいは時期を見計らってマイナス金利とYCC政策を終了すると予想しています
一方で、10Y日債利回りには明らかな上昇圧力がかかり、円高が顕著に進行するかもしれません。YCC政策の下では、ロングエンド金利を抑えるために日銀が大量に国債を買い入れ、現在は日本国債全体の約半分を保有しているが、日銀がテーパリングを開始すれば、ロングエンド金利は急上昇するかとみられています また、日銀の政策転換は、日本の既存資金の還流を後押しし、日本の金融市場への国際的な資本流入を加速させます。日本は大量の海外資産を保有しており、日本の保険資産などからの資金還流は2022年に累計2000億ドルを超え、政策調整が見込まれる中でこの傾向が続くと予想されています
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日本の責任
ロシアのプーチンが一方的にウクライナを攻撃したからゼレンスキーがロシア人を殺すことは正当化できる!
殴られたから殴り返して良い。殺されたから殺してももよい。という考え方が戦争を正当化することになる。
ロシアを一方的に悪と決めつけてゼレンスキーの言いなリにウクライナ側だけを支援することは〝非武装〟〝戦争放棄〟をうたう日本が行う正しい姿勢なのだろうか?
第二次世界大戦終焉後に世界中で核爆弾を保有している国はアメリカとソ連の2カ国のみで、両国合わせて「374発」だった。
原爆を使われた唯一の国「日本」の悲惨な状況から核廃絶を訴え続けるも核爆弾が減るどころか2023年現在地球上の原爆は「12,705発」と急増。
今後も増加し続けることは間違いないだろう。
ロシアが核爆弾を大量に生産できたのは、日本人が北朝鮮で発掘したウランを北朝鮮がロシアに売ったからだ。
日本は核の被害を訴えているが、アメリカが核爆弾を使わなければ、日本は迷わずアメリカに核爆弾を使ったことは確実。
ロシアが核大国になった背景には日本軍が核兵器開発を行った結果である。
第二次対戦後の朝鮮戦争では、アメリカに追い詰められた北朝鮮がソ連に軍隊の出兵を求めるが拒否された。
しかし、中国は大軍を送り込み米軍を迎え撃つ。
この時、中国が動かなければ現在の北朝鮮は存在しない。
毛沢東は共産主義に反対する義勇軍を朝鮮戦争に送り始末するも目的があったからだ。
「アメリカの核爆弾など怖くない。中国人の人口は多い、1~2千万人の戦死者など問題無い」という。
1951年3月、中国軍の攻撃で大敗したマッカーサーは、北京などを含む26発の原爆使用を本国に求めたが第三次大戦を避けたいトルーマン大統領はマッカーサーを解任。
同時に、マッカーサーによる日本人統治も終わる。
「老兵は死なず、ただ消えるのみ」と述べ歴史から消えていった。
この頃の日本は、5000台以上の軍事トラックをアメリカから受注して朝鮮半島に送るなど戦争特需で好景気に湧いていた。
当時倒産寸前のトヨタ自動車も助けられた。
特にアメリカ軍の出撃拠点が置かれる沖縄県では戦争に向かうアメリカ兵士が毎晩ドルを散財かる戦争バブルで大繁盛。
沖縄県のバーやキャバレーでは1晩でドラム缶一杯のドルが貯まり毎日一軒家が建つほどの利益を上げていた時代もあった。
1952年、アメリカは広島の原爆より650倍の水素爆弾の実験が成功。
毛沢東の中国共産党は朝鮮戦争で100万人の死者を出したが反対者を合法的に抹殺し共産化の確立に成功した。
1953年8月、停戦協定。
朝鮮戦争での犠牲者数は、アメリカが「5万人」
韓国軍は「130万人」
北朝鮮は「250万人」
1964年10月16日、東京オリンピックに合わせて中国は初の核実験を行い成功する。
ウクライナの協力で韓国も核爆弾を保有することに成功。
現在の日本は・・・
ロシアから北方領土を取られ…
中国からは海域侵犯と沖縄を狙われ…
韓国からは戦争責任をあれこれと因縁をつけられ…
アメリカからは言いなりのまま…
そして今…
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純粋硬派柱ULtiMaTePureEgrosburst04 虚構締化とB(バグ)の家族達 [必ず全員がこれの更に羽織るようなハードモード本体やサブボディを持っている]
知&力&心:★×105〜9999グラハム数オーバー(潜在能力の1/4000までしか基本的には引き出せない)
個性「数学 音楽 情報 料理 研究 裁縫 時間 基礎 隠密 軌跡 飛翔 推理 自信 水泳 統合 安定 反魂 皇帝 青春 健康 芸術 総合 夜目 第六感 無限のツボ押鍼灸 適応大代謝 自己マッサージ スローフード ラグナロクノヴァスタイル エンパス ツンドラ ローザミスティカ 守護睡眠ドッペルゲンガー 自由設定 念能力:本体流動 アルティメットフォーム ブラスターコントローラー プロポーション ワンフォーオール 視界360度 NEWイデアウォーリン チャイニーズべエルフラワーファウンテンサイド グラビティカスタム ジョーカー(ワイルドの素養) ハーミットパープル 女神化 自由性転換 最上級筋質 唾液分泌量(超過多) 女の子の良い匂い 運動でかくSweetyな汗 自然超回復 不老不死 全褐色&全ベージュ脂肪細胞 リーダーシップ ロングスリーパー 無意識の動体視力 アルカリイオーラン化 アミノ酸オーシャンズプール ファイナルストーリーダイブ ライアーズアート コミュニケーション フリーコスチュームプレイヤー ゲシュタルト崩壊付与 安眠ラベンダーバスラボ 天然色の流桜 透明色の波紋��走(インビジブルジャミングオーバードライブ) ビッグクランチ(アビリティコスト極大) とってもとっても不思議な卵(強くてニューピューバティー)」
ドライヴモード「ファイナルグロウ(総合力指数➡︎88000)<<ホーリーエンジン(総合力指数➡︎105%:精液&母乳 全消費時間➡︎約45分)<<♾<<💞マザーアビリティメモリーMk2」
装備「講義用VRコンタクトレンズ ノースリーブTシャツ(紺) スパッツ付きショートパンツスポーツウェア(ブラック) 25デニールストッキング(ブラウン) 全格闘術のコレクションDISC(幽波紋:アビリティコスト大) ヴァイオリン オーブン手袋:MKUTO(耐熱ミトン・黒)orリメイクベオウルフor不思議な指無し手袋 天使の翼 へッドホン ペンダント 相棒ニャンコ 筆記ペン類5種 スマホ (ベレッタPX4ストーム ハンドガンの弾20発 閃光手榴弾×1 ベネリM4スーペル90 カリーナ・アン 濃紺水筒ケース) (紫電龍・絶界舞雷斬刀 アーミーサバイバルナイフ 刺身包丁orライトセーバーブルーorナナメブレードor機械剣・ネプテューヌ) Zガンダム4号機(ゼータキュアノス) ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ用 エリク・ブランケ専用ザクⅠ エリク・ブランケ専用高機動型ゲルググ イフリートナハト サイコ・ガンダムMk-II レースアップフロントコンバットブーツ B2ステルス爆撃機 プライベートヘリコプター スーパーカーラベンダー 次世代新幹線 プライベートジェット機 宇宙ロケット ブラックボックス ツアラーバイク リニアイスノーボード アメジストラファルドゥスウィムスーツ スーパーダイヤモンドラゴンスカイソーダ SF乳酸自動歯ブラシ 宇宙服 ペンギンスーツor招き猫ベル 『並行学習培養槽』 ネプギアンダム ラウレアアコアコア・ブラジャー(紫) マリーローズの衣装&チューブトップ(零〜月蝕の仮面〜) 自由作成等」 拠点「地球連邦軍戦略帝都&無制限刺激莫有宇宙」💎
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大好物「リッチ海老カツバーガー蟹チリソース(モスバーガー) ウインタークラブ(ピザーラ) 地中海風パエリア(ビバパエリア) 海鮮キムチ鍋 さっぱりおろし天つゆねぎだこ 天麩羅薬味全種類家族盛りうどん(丸亀製麺???) 喜多方ラーメン 安積食堂 ココア」💙
1.腹ペコの僕にとって、海老しんじょう様は金塊を越える宝の山🎵(o^♢^o)⤴️醤油派だけど指で数えられる程食卓に登るのはレア 作るのは手間が掛かるけど。それでも愛らしい
https://href.li/?https://www.google.co.jp/amp/s/chefgohan.gnavi.co.jp/amp/detail/4385/
2.白身魚とキノコのホイル焼きはとにかく旨い、さっぱりめにオリジナルを加えたけどジューシーさは健全のままで臭みなんて何処にもない❗️( ´∀`)❗️ キノコの味は優しく、出来上がってからポン酢をかけるのが推奨
https://www.eatpick.com/recipe/group-detail/39
3.この時代の袋麺様はまだまだ本気を出しちゃいないぜ、だがメンマにネギや海苔、味付け卵を入れる寄せ鍋にするだけで本場を味わった気分になれる。科学的な意味では完全なる無敵さ(締めの炭酸ドリンクも忘れるな❗️❗️❗️)⤵️
https://href.li/?https://m.youtube.com/watch?v=qwWIUVmTBdg
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東トルキスタン
という国をご存知ですか?
希望を失い暗闇の中でうなだれ、
涙色に染まった人たちを
一人でも助けることができるかもしれないという望みを持って
「日本のみなさまに知らせて欲しい」
というメッセージが添えられた
手紙が届きました。
以下
tearfaceさんのブログ
より
---(引用ここから)--- この手紙は2010年4月12日のものです。当時は、一度は読んだものの、記事にはしておりませんでしたので、大変遅くなりましたが、この度、お一人でも多くのみなさまの目に触れますようにと、公開させていただくことに致しました。 これから記す内容は実際のもので、ある女性からのお手紙です。
昔、東トルキスタンの人々は自由な暮らしを営んでいました。 人々は、歌を愛し、踊りを愛し、明るく開放的で、人々が愛し合う事を祈り、喜ぶ、そして平和を慈しむ民族でした。国土は豊かで、水や緑にも恵まれて、山からは貴重な金属が取れ、とても恵まれた土地で豊かに幸せに暮らしていました。
ある日、突然、軍隊が入ってきました。たくさんの兵士が街中に溢れ、私たちは逃げまといました。 それを許さないと抵抗するものは簡単に殺されてしまいました。この軍隊は、この国の一切の自由を奪ってしまったのです。
それから60年たちました。中国の人たちがたくさん押し寄せ、私たちは少数民族になってしまいました。東トルキスタンという国は、新疆(しんきょう)ウイグルと名をつけられました。最近では、新疆地区というようになり、国の名前も消えてなくなっているかも知れません。
原爆の実験をこの国で46回行われ、120万人以上が亡くなりました。それは、つい最近まで続いていました。その場所は日本ではシルクロードと呼ばれているところです。美しい歴史を思い浮かべる方も多いと思いますが、この核の威力は広島型の数百倍と言われている水爆実験だったのです。
日本のみなさんは、日本だけが核の犠牲となったと思っているかもしれませんが、ウイグルでは今でもその後遺症でたくさんの、たくさんの方が苦しんでいます。今でも、何の治療もないままです。
今、ウイグル人の男性の就職率は5パーセントです。ウイグルには仕事がありません。いえ、ウイグル人が仕事をできないようにされているのです。もちろん、お嫁さんをもらう事も、家庭を持つことも子供を育むこともできません。せっかく出来た子供の多くも、強制的に中絶させられます。
若い女性は、強制的に連れ去られ、農作業や単純な仕事をさせられています。そして、年に一度だけ薄い給料袋が渡されます。ウイグルの女性は、中国人と結婚させられ中国人となるのです。ウイグルの血は根絶やしにさせられています。
学校でもウイグル語を使うことは許されません。教えた先生は連れ去られたまま、戻ってきません。 母国語を失い、中国語しか学べないのです。言葉も奪われました。このような弾圧を少しでも何とかしようと若者が集まっただけで、軍が出てきて、一万人の若者が一夜にしてなくなってしまいました。
このような報道は、日本のマスコミは一言もいいませんし、新聞、雑誌に載ることもめったにないと思います。一人でも多くの方に、この真実を知らせていただければ、この国の運命も、日本の運命も変わるかもしれません。あなたのその一言が世界の未来を変えていくことになるかもしれません。
私たちに出来ることは、もうそんなに残されていませんが、出来る限りの努力はしたいと思っているのです。どうかこの話を、日本の皆さんに知っていただきたいと、心より願っています。 そして、アジアの平和と世界の平和を心より願いたいと思います。
東トルキスタンを愛する女性より (ほぼ、原文のまま引用)
中国は今、アジアの覇権を目指して、異常なまでの軍の拡大をしています。10年後には、経済規模(GDP)が日本の2倍になると言われています。 過去、20年以上に渡って、ひどい反日教育が、中国共産党によって行われています。このことが何を意味するかは、賢明なみなさまであれば、すぐにご理解いただけるものと思います。 中国による、日本の植民地化計画が現実に進んでいるのです。そして、日本の主要都市に、中国の核弾道ミサイルの照準は合わされています。
日本のマスコミは、ほとんど、この危機を報道しておりません。 水面下で、中国の批判をしないという約束がなされているからです。 しかし、日本が、新疆ウイグル(東トルキスタン)のようになる可能性は、実は、非常に高まっているのです。今、日本が危機であることをここに訴え、拡散にて皆様のお力をお貸しくだされば幸いです。
---(引用ここまで)--- 信じがたい内容です。 知らない人もおられるかと・・・。 実際、たまにテレビと新聞しか見なかった私は、恥ずかしながら全く知らなかったのです。 ちょっとしたきっかけで、耳にしても 「そんな大変なことを報道しないはずがない」 そう思ってるところが随分あったように思います・・・。 余談になりましたが、「皆さんは東トルキスタンと言う国をご存知でしょうか?」 国と言っても国連に加盟もしていなければ地図にも書いてありません。 通常は中華人民共和国の、「新疆(しんきょう)ウイグル自治区」と呼ばれる地域です。 ここは、シルクロードの舞台として、東西の文明の交わる地点であると同時に、独自の文化と歴史を持った地域として繁栄してきました。しかし、18世紀に清朝に征服され、19世紀には「新しい領土」を意味する「新疆」という名の一つの省として支配されました。
その後、回族の軍閥やソ連軍、新疆政権などによる騒乱を経て、「東トルキスタン」という名をつけた国が2度誕生しました。 1933年に、宗教指導者の下「東トルキスタンイスラム共和国」が誕生しますが、約半年という短い期間で終焉を迎えました。 1944年には、テュルク系諸民族が各地で武装蜂起し、「東トルキスタン共和国」が誕生します。しかし、この国も誕生してから1年少々で、ソ連と中国国民党の間で交わされたヤルタでの密約により、中国の新疆省政府に合流させられることになりました。 その後、元東トルキスタン共和国政府の指導者達は殺害され、この国は名実共に消滅することとなったのです。
現在は国共内戦を制した中国共産党による占領下に置かれています。 そして中国共産党による激しい弾圧によって、数多くの東トルキスタンの人々の命が奪われてきました。
例えば ・・・
・「計画生育」と言う名目で数百万の赤ちゃんの強制中絶を行い ・45回の核実験と核廃棄物の投棄により、多くの人々が放射能中毒で犠牲になり ・「政治犯」として数万人単位の人々の処刑が執行されている
現在でも,東トルキスタンの人々は中国の圧政の下にあり、9.11テロ(米国同時多発テロ)以降はテロ対策の名目で、政治犯の投獄、処刑がさらに厳しく行われています。 また、大量の漢族の移住と、中国共産党による民族浄化政策のもとに、独自に培われてきた文化や言語、風習は消し去られようとしています。
これは、1945年と2004年の民族の構成を示したものです。
漢族の異常な増え方がわかります。
中国共産党は大量の漢族を移住させることによって、ウイグル族をはじめとする東トルキスタンの民族をマイノリティにおいやろうとしている。 そして人口比率の低下だけでなく、東トルキスタンで代々培ってきた文化や言語、宗教の抹殺も同時に行っている。 強制的な堕胎や避妊手術、政治犯などの虐殺、労働改造所への強制収容、核実験などとあわせて、まさに民族浄化が進められているのです。 今現在も、実際に東トルキスタンで起きている事 宗教への弾圧 計画生育という名の産児制限 不当な逮捕、拘禁、死刑 不当に拘禁されている留学生トフティ 資源の強奪 民族浄化 民族工作の推移
日本のマスコミは一切報道しないけれど、 実際に今、起きていることなのです。
まずは、知ることから・・・・・・・ --------- 【関連記事・動画】 ▼緊急シンポジウム「ウイグルで何が起きているか?」(青山繁晴)1/2 http://www.youtube.com/watch?v=eLh_xWzrlw8 ▼緊急シンポジウム「ウイグルで何が起きているか?」(青山繁晴)2/2 http://www.youtube.com/watch?v=H6AKu7exyHw ▼中国の嘘 「テロリスト」と呼ばれたウイグル女性 http://www.youtube.com/watch?v=UdzFpYp_u0E 2008年03月31日 ノーベル平和賞候補にもなった女性。 オリンピックの宣伝を続ける陰で、中国による東トルキスタン(ウイグル)への弾圧は続いている。 中国は1949年に東トルキスタンを侵略、占領。 虐殺、拷問、断種、強制堕胎、50回の核実験。1949年以降、赤ん坊850万人を含め、1000万人以上の東トルキスタン人が中国政府によって殺された。 ウイグル人女性は10万人単位で強制移住させられ、監禁されて労働させられた上、中国人男性と(事実上強制的に)結婚させられる。 核実験による影響で多くの東トルキスタン人が苦しんでいるが、中国政府は国連の査察を一切受け入れない。
▼6月26日中国広東省で起きたウイグル人労働者襲撃事件映像。 http://www.youtube.com/watch?v=YEko0KL2Jc4 2009年07月01日 一人の漢人が失業した腹いせにネットにデマを流したことで、漢民族がウイグル人を襲撃し大規模な衝突事件に発展。事件が起きたのは2009年6月26日未明、中国広東省にある玩具工場。工場ではウイグル地域から強制連行されたウイグル人労働者が働かされていた。ウイグル人、81人、漢人、39人が負傷。2人のウイグル人が死亡。ネット上の映像では警察が衝突を止める様子はない。事件後、ウイグル人労働者600人全員が警察によって工場から別の場所に移送され行方不明。詳細や抗議アクションは「世界ウイグル会議」と「日本ウイグル協会」で検索を。※Youtube動画と世界ウイグル会議の情報をもとに作成しました。RFUJ http://rfuj.net/ ▼ウイグルでの中国人による人間狩り Man hunting by Chinese in Uighur http://www.youtube.com/watch?v=RE9nA00VEV0 ▼2009年07月08日 フランスの報道より http://www.youtube.com/watch?v=tNv1JN4iMW0 ▼新疆ウイグル暴動の戦慄真相 /ラビア・カーディル http://www.youtube.com/watch?v=tNv1JN4iMW0 2009年07月07日 韓国テレビ局が伝えたウイグル暴動の一部始終。 * 新疆ウイグル暴動状況(8月5日現在):死者197人。罪のない人は156人。この中、漢族134人、回族11人、ウイグル族10人、満族1人。 この他、暴行を働いていた最中に警官発砲によって死亡したのは12人(3人が即死、9人が病院で死亡)。 残りの死者はまだ身元確認されていない。 * Riot in Urumqi has killed 197 people and injured more than 1,700. * ▼ウイグルにおける中国政府の報道と海外報道との違い http://www.youtube.com/watch?v=zS0gZ8s3LeQ 2009年07月09日 中国政府は工作員を使って世論を形成しています 【 ドイツ 香港 中国 シンガポール イギリス】 ▼ウイグル弾圧の実像 ~暗闇の中で、1万人のウイグル人が消えた?有本 香 http://wedge.ismedia.jp/articles/print/467 2009年07月29日 ▼中国に一番憎まれている女性 ラビア・カーディル http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%AB
▼「ウイグルの母が告発した『中国の嘘と弾圧』 」 2009年08月20日 『週刊新潮』 2009年8月13・20日合併号 日本ルネッサンス[拡大版] 第374回
ウイグルで起こっている本当のこと計画生育の名の下に殺された子供達 850万人 核実験による放射能中毒で死んだ人 75万人 政治犯として一方的に処刑された人 50万人 50年間で奪われた命 1000万人
まだまだ伝えきれません・・・・・
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我々とは何か
「我々は何処から来たのか 我々とは何者か 我々は何処へ行くのか」(P.ゴーギャン 1897)
ゴーギャンの晩年における畢生の大作であるこの絵と、有名な絵の題名の言葉は、深く私たちの心に突き刺さる。題名のこの言葉が、回答の宣言の文型ではなく疑問の文型であることは象徴的だ。この根元的な問いは、わからないままに私たちの中にはつねにあるような気がする。この南洋の森の中のような薄暗い絵は、そのことに関するゴーギャンの無言の回答、ということなのだろうか。
「我々は何処から来たのか 我々とは何者か 我々は何処へ行くのか」
我々とは何者か
しかし、「我々とは何者か」と問うときの「我々」とは何を指しているのだろうか。この絵をしばし離れて考えてみたい。
禅問答のように聞こえるかもしれないが、「我々とは何者か」と問うときに、問う者と応える者の間で最低限「『我々』という観念」は共有されていなければならない。そうでなければ、それは何か?と問うこともできない。 私たちがそれぞれ「私である」と思っているものは、実は「私の意識」のことではないか。「あれをした」とか「これをした」といった行為や経験の主体は、私そのものというより、その経験をしたことを覚えていて、考えを巡らし、ときに振り返る「私の意識」である。そして「私の意識」が、経験したことをあれこれと意義づける。
「我思うゆえに我あり」とデカルトは言ったが、このときの「思う我」とはまさに「私の意識」のことである。つまり、「私の意識」=〈意識〉とは、私たち自身である、と言ってもよいと思える。
しかし、大きくとらえれば「私」なのだが、「私の意識」と呼べない部分も、私の中には実はある。身体性の問題がその一つである。「私の身体」は、ほとんど「私の意識」の外にあるといえないだろうか。 痛みでもないかぎり、私は、私の「臓器」の存在をほとんど意識することができない。まして臓器の動きをコントロールすることなどできない。これらは、意識的にコントロールできないという意味の「不随意筋」によって動いている。意のままに動かせる「随意筋」で動いている手足や指は、たしかに意識的に動かすことはできる。しかし、スポーツや楽器演奏などの高度で繊細な筋肉のコントロールを、意識がおこなってはいるとは言いがたい。むしろ意識は、往々にしてスムーズな動きの邪魔をする。そういった筋肉の繊細な使い方を上達させるために、アスリートや音楽家は、意識を消し去ることを長い時間をかけて訓練をする。また訓練を越えて上手な人は、普通の人はどんなに意識的に頑張っても及ばない「天才」と呼ばれる。 特別に高度なことでなくても、普通の人が自転車に乗ることもやはり意識的にやっているわけではない。どう自転車でバランスを取っているか、言葉を使って意識的に説明することはむずかしい。あるいは表情筋を意識的に動かして、表情を作ることはできなくないが、顔の表情の多くは無意識に現れてしまうものである。
■〈私〉と〈自分〉 トール・ノーレットランダージュは、「私の意識」を〈私〉、その〈私〉も含む全体としての自分を〈自分〉と呼んだ(または、self1とself2と呼んでいる)。〈私〉は〈自分〉の一部である。
人間は、視覚や聴覚、触覚などを通して、絶えず外界から情報を取り込んでいる。その情報量を計算すると1000万ビット/秒ほどになるという。一方人間があれこれ考えごとをするとき、つまり意識の中でどれくらいの情報量を処理しているかというと10ビット/秒程度であるという。ということは〈自分〉として取り込んでいる情報の100万分の1ほどしか、〈私〉は使っていないということになる。逆にいうと、私であるところの〈私〉が知らされていない100万倍の情報を〈自分〉は受け取っているのに、それを〈私〉は教えてもらえない。しかし〈私〉は、渡された毎秒10ビットの情報を、〈私〉が経験した、すべての、「生な」情報、と思い込んでいる。(→「会話の木」)
〈自分〉は、その多量な情報をいったいどうしてしまうのだろうか。 〈自分〉は多量な情報から、〈私〉=私の意識が扱えるように、ごく少量の情報へ、気づかれないように裏でこっそりダウンコンバートしている。その処理の過程で落とされた情報のうち、いくらかが無意識の底に沈み、多くの情報は完全に捨て去られる。無意識の底にサブリミナル情報��してとらえる作用は「閾下知覚」と呼ばれている。
コンピュータ的に言えば、〈私〉というアプリケーションは、OSからマウスや画面タッチの情報をイベントとして受け取って動いている。しかし実際には、OSのさらに下にあるBIOSがハードウェアからの電気信号パターンを常時監視/処理してマウスの位置やクリック、何本かの指でのピンチ操作という、仮想の意味を創作して上へ返している。そういった状況に似ている。
ジュリアン・ジェインズは〈意識〉に関しての卓越したこんな比喩を語っている。 〈意識〉は懐中電灯のようなものである。暗闇に置かれた懐中電灯に部屋の様子を報告させたら、部屋は明るくて何でも日中のように見えていることになるだろう。懐中電灯が見ようとするものには、常に光が当たっているから。 〈意識〉に心の中を報告させれば、すべてが自明のことのように映るだろう。しかし実際には意識が差し向けられていない心の物陰で、多くの心の事態は動いている。 「だるまさんがころんだ」(「ぼんさんが屁をこいた」)のようでもある。
つまりわれわれは〈意識〉に閉じ込められている、とも言えるのではないかとわたしは思う。
これまでのことをまとめると、���が私自身と考えている〈私〉とは、私の意識であり、マクロに見ると高度な楽器演奏もできないし、自転車に乗ることすらもできないほどたよりない。またミクロに見ても、〈自分〉というハードウェアが経験から得られる生な情報のうちの、ほんの少しの調理済みの情報だけを、もらっているに過ぎない。でも、やっぱり〈私〉こそが私のすべてだと思って生きている。
もちろん、こういった〈意識〉によって、人間は他の動物とは決定的にちがう文化、文明、芸術、科学、宗教などを生み出して、はるかな髙みに立つことができたわけであるが。
〈意識〉の起源
ジェインズは、この〈意識〉の起源と本質のありようについて、大胆な仮説を提示する。ここではジェインズにそって〈意識〉がどうやって生まれたのかを追ってみよう。
ジェインズによれば、人間が他の動物とはまったく異なる精神生活を始めたきっかけは「言葉(話し言葉)」にあったという。 言葉は、呼び声からはじまり次に修飾詞そして命令、最後に名詞の順にできていった。言葉のもっとも重要なエンジンは「比喩」の機能である。何のようか、という視点である。それによって語彙はじょじょに増えていった。
■〈二分心〉の時代 たがいにある程度の意思疎通のできるまで言葉を獲得した頃、人の精神生活/心の在り様はどんなものだったのだろうか。ジェインズはその時代を〈二分心〉の時代と名付けている。 その時代の人々の心(脳)は、二つの役割に大きく分かれていたという。一つは発起する心であり、自分の行為や行動を想起し、自分自身に命令をくだす心である。もう一つは、第一の心の命を受けて、それを忠実に実行しようとする心である。この第二の心は冷静で、客観的/論理的/合理的な判断をくだすことができる。それに対して第一の心は、情動的ないし欲望的な存在である。これらの二つは具体的には、右脳(脳の右半球)と左脳(左半球)に対応している。
〈二分心〉"Bicameral mind" の直接の意味は、「二つの部屋(箱)の心」である。また「二院制の心」という意味でもある。二院制(上院/下院ないし衆議院/参議院)は、二段階の手続きで人がなすべきことを決めて実行していく体制、といった意味合いであろう。しかし役割から考えると、二院制よりも立法と行政という二権による運営に近いように自分には思える。
右脳は、一種の「神」として、「人」である左脳に君臨していた。この命令する声=内なる神は、いわゆる現代の宗教における神とは違うが、働きとしてはほぼ同じである。絶対的に正しく、疑うことなく人が実行すべきことを人に示すものである。左脳は、疑うことなくただこれに従った。
■内なる神の声 その頃の人たちは、群れによる狩猟採取の生活をしていたと考えられている。群れの中にはリーダーとして、ほかの者に命令をする者もいただろう。このリーダーの声も、多くの群れの中の者たちは、同じように従うべきものとして聴いたことだろう。そしておそらく自分の内なる声よりは、リーダーの声に従ったのだろうと思う。そうしなければ、群れが存続していくことがむずかしくなってしまう。どうしても従えない者は、群れを出て行くしかない。 現代の感覚から言えば、群れの中の人たちは何に従うべきか、葛藤が生じたのではないかと想像される。しかし実際にはそうではなかった。なぜならば、人にはまだ「葛藤」するための〈意識〉が芽生えていなかったのだ。人はまだ、ほかの動物たちと同じように、素直な存在だった。何かを疑うことはまだ学んでいなかった。 たとえば人から見ると狡猾そうに見える、ハイエナなどの動物はたしかにいる。しかし実際のところは、ほかの動物に比べて少しだけ頭の回転の早い動物が、うまく立ち振る舞っているにすぎない。
ジェインズによれば、この〈二分心〉の時代は、言葉を獲得した数万年前からほんの3000年ほど前まで続いていたという。その間ずっと、人はこの〈二分心〉という形で精神的な生を送っていた。 これはにわかには信じがたいことであるが、さまざまな事例でジェインズはこれを裏付けていく。
私たちホモ・サピエンスは、今から1万年ほど前に狩猟採取の生活から農耕生活に移ったとされる。最古の文明であるメソポタミアは、8000年〜6000年前、つまり3000年前の2倍ほどさかのぼった頃のことである。その他のいくつかの古代文明も、3000年前ころには成立していた。 つまり都市ができ、文明が成立するころ、人はまだ〈意識〉もなく暮らしていたということになる。〈意識〉もなく、文明といった多くの人が参加するような社会が本当に運営できるのだろうか。また文明の中には、多くの複雑な制度や道具、発明品などの人工物があった。そういったものを自覚的な〈意識〉抜きで、作り出せるものなのだろうか。その理由もさまざまに述べられている。
では〈二分心〉の時代は、どうやって次の時代へ移行していったのだろうか。そして移行した先の時代とはどういう時代だったのか。
■〈意識〉の時代 文明の中でなした多くの発明品の中に、「文字」というものがあった。文字は交易のための覚書から始まった。誰それにどれほどの貸しがあるかを、両者が目に見える物理的な印として残すことは有効であったにちがいない。そしてその有用性は、さまざまなものの「記録」に波及していった。そしてその時その時のできごとを客観的に記録することもできるようになった。またその「記録」によって過去のできごとをありありと思い出すことができた。 この言葉による「記録」という「過去の記憶」は、人が明日とるべき行動の指針ともなった。それにしたがえば、ときに右脳やリーダーの声以上に、まちがいがなかった。さらにその指針は自分一人のための覚え書きとしてだけでなく、多くの人に世代を超えて伝わっていく有効なものとなっていったはずである。言葉は、過去の記憶を記録にとどめだけでなく、未来を想像し計画することを可能にした。
こうして過去と未来を、つまり「時間」を今までにない新たなかたちで人は手に入れ直した。私という意識にとって、時間はキーとなる観念である。過去にこうあって、未来にこうなるものとして、はじめて「私のアイデンティティ」という物語りが立ち上がる。 また時間によって、反省や悔恨、夢や希望といった感情を育んでいったことだろう。その過程で思いやりや嫉妬も学んだ。
ジェインズによれば、情動(affect)は動物も持ちうるもので、恐怖、恥、交尾、怒り、興奮、親和などがその代表である。これらはやがて、不安、罪悪感、セックス、憎しみ、喜び、愛へ変化していった。そして感情(emotion)とは、過去や未来の情動に対する意識(awareness)であるという。ということはつまり、人間がとても大切にしている「感情」すら、意識によってもたらされたものであって、〈二分心〉の時代には「感情」はなかったということになる。
〈意識〉によって、人は合理的な思考や哲学的な思考を深めていくとともに、たくさんの知識や知恵を手にしていった。ギリシャ時代の多くの哲人や思考家は、それをもっとも象徴するものである。今あるほとんどの学問の原点はギリシャにある。 しかしその一方、人々は同時に大いなるものを失ってもいった。右脳から発せられる内なる神の声である。お役御免となった内なる神の声は、ときとともに途切れ途切れになり、ついには神々は沈黙した。神を失った人々が、新たな、自らの統治者として選んだものこそが〈意識〉であった。
これが〈意識〉の起源である。 〈二分心〉時代の次なるこの時代を〈意識〉の時代と呼ぶことができるだろう。そして〈意識〉の時代は、たった今も続いている。
〈二分心〉の時代の人々の精神的な暮らしぶりとは、どんなものであったのか。その頃の人は蒙昧といえばたしかに蒙昧だったのかもしれない。しかしそれは今の私たちから見た相対的なものであって、むしろ後悔もなく、憂いもない、幸せな時代であったような気もする。そういった想像は、野生の動物たちが幸せかと問うのに似ている。 しかし一方、現在も進行中の〈意識〉の時代は、〈二分心〉の時代とくらべて、はたしてどれほど幸せな時代といえるだろうか。
■〈二分心〉という発想 ところでジェインズは、どうやって〈二分心〉という想を得たのだろう。 ジェインズは、人類最古の著作「イーリアス」を詳細に紐解いた。そしてこの長編の神々を語る叙事詩の中に、意識や心が語られていないことを発見した。一見して意識や精神活動を表すような単語も詩中に見えるが、その言葉の使われ方を吟味すると、まだ精神性を表すような意味では使われていないという。たとえば「プシケー」という「魂」や「心」を洗わす言葉は、その言葉の原義である「血」や「息」という意味でしか使われていない。 日本の能楽師である安田登氏も、漢字において同様の指摘をしている。孔子による「論語」の中には「心」という漢字ばかりでなく、心を表す「忄」(りっしんべん)のつく漢字も出現しないという。まだそれらの漢字は作られていなかった。文字がないということは、その観念が人々の中に根づいていなかったことを意味している。だからこそ孔子は、生まれようとしている「心」の正しい用い方を説いたのだという。
これら書物による〈二分心〉の考察は、一つの検証でしかない。他にも古代の墓や偶像などから、帰納統合(→コンシリエンス)的に〈二分心〉が導かれている。
〈二分心〉の残照
〈二分心〉の時代から〈意識〉の時代への移行は、世界中で起きた。ある地域では比較的早く、ある地域ではかなり遅く。近い地域どうしでは、移行が伝播もしていった。そしてもちろんどの移行も一瞬にして起こったわけではない。
■預言と宗教 神々の声がじょじょに聞こえなくなっていったとき、困った人たちは預言者らを頼った。託宣者、預言者や巫女、あるいは口寄せの術を使う者は、神の声が小さくなっていった時代にあって、神の声を“まだ”聴くことのできる少数の人たちだった、と考えられる。人々は必死の思いで、これらの人に頼ったにちがいない。 また、消えゆく神の声をなんとか留めようと言葉にまとめたものは宗教の聖典となった。大まかではあるが、宗教もそんなふうにはじまっていったと考えることができる。
ところで旧約聖書に、イブが悪魔の化身のヘビから知恵の林檎を食べさせられて、以後知恵とともに羞恥心などを覚えて楽園から追放された、というくだりがある。これは「知恵の林檎」を「意識」に置き換えると、これまで書いてきたことに深く符合するのは非常に興味深い。
■詩、音楽、芸術 「イーリアス」がそうであるように、初期の書物の多くは詩という形式で書かれている。 詩とは韻律を持つ文である。おそらく内容は文に書かれる前に、口頭で伝承してきたと考えられる。口で覚えて伝えるためには韻律をもっていた方が有利であるし、韻律(音楽)を司る右脳は、元々神の居座であった。 詩、音楽、そしてほとんどの芸術は、失ってしまった内に生きていた神を指向していると考えられる。
■統合失調症、憑依 また、統合失調症や憑依、催眠といった心理学的な現象についても、〈二分心〉の名残りという観点から説明が可能であるとしている。
■科学、真実 ジェインズのさまざまな論考は、基本的には「科学」をベースに置いたものである。しかしついに、その科学についてさえ、ジェインズは〈二分心〉の崩壊に対する反応のひとつと読み解いてみせる。 人の活動のほとんどは「内なる神」の確実性を追い求めることであった。宗教は「内なる神」から、造物主やすべてを統べる存在としての「神」を、直接求める活動であった。科学の出発点は、「神」を求める過程で分離したプロテスタントが帯びた合理主義的側面の先にあった。そうして科学革命がはじまり、今にいたっている。(もちろんこれはキリスト教史的な見方で、それですべてとはいえないが、大筋は納得できる。)
本書の最後一文は、以下のように結ばれている。 「真実という概念そのものが、文化に与えられた指針であり、大昔の確実性に対して誰もが抱く根深いノスタルジアの一部なのだ。(真実を)世界中を巡って探し求めることができるという考えそのものが、失われた神々を求めてきた直接の結果だ。」
あわいの時代
��述の安田氏は、〈二分心〉から〈意識〉の時代へ移ろう中間の時を「→あわいの時代」と呼んだ。そして〈あわいの時代〉で起きたことを、身を以て演じることによって読み解こうとしている。
さらに、ジェインズや安田氏はこんな予感を綴っている。それは現代という時代は〈意識〉の時代からさらにその次の時代へいたる第二の〈あわい時代〉ではないか、と。 〈意識〉の次の時代がどのようなものかは、まだ誰にも描けていない。それはすぐにでもやってくるものなのか、それともこの100年世紀あるいは1000年世紀をかけて起こることなのだろうか。
■次なる時代 〈二分心〉が、左脳と右脳のプリミティブな協調の時代で、〈意識〉の時代が左脳優位の合理を指向した時代であったとすると、次の時代の在り様は以下のような3つが考えられるだろうか。
右脳の時代。感覚や感性の時代。
右脳と左脳の、新たな関係性がもたらす時代。
左脳でも右脳でもない、第三の何か新しいものの優位となる時代。
3.は、まさに想像を超えたものであり何とも言いようがないが、1.または2.であるとすると、いずれにしても、しばらく力を発揮できなかった右脳の進展に関するものとなる。さて、どうなのだろうか。
■自律した言葉 「話し言葉」によって〈二分心〉の時代が開かれ、「書き言葉」によって〈意識〉の時代が開かれたのだとしたら、次の時代がどういうものであるにせよ、それはコンピュータとネットワークという技術(ICT)によって開かれるものであることは、まちがいのないように感じる。旅の行き先はわからないが、出発のきっかけはおそらくそこにある。
歯車やスチームエンジンの延長にあるコンピュータという「機械」によって人間が変えられてしまう、というイメージに違和感を抱くのなら、こう言いかえてもよい。「言葉の自律」が次の時代が開くと。
左脳が生み出したおそらく最大の発明品であるICTのベースは、数学理論に裏付けられたものである。ベースがそうであるにせよ、ICTが結果として実現したものとは、言葉それ自体が生命をもって生きていけるダイナミックな仕掛けとしてのメディアだったのではかいか。 文学的な「生きた言葉」という言い方があるが、まさにICTによって、言葉は舞台上の俳優のように「生きた」ものとなり、自らの役割を自律的に演じることができる。
ICTによって言葉を制御するものは、歯車やエンジンではなく、プログラミングという言語である。つまり言語を生かすための仕組みもやはり言語であったということである。言語はもともとそのような再帰的な自律性を秘めていたということなのだろう。
「話し言葉」とは、実体としてみれば空気の震えでしかない。「書き言葉」も、粘土や紙に印されたシミでしかない。ICTが実現しようとすることは、そのシミに生命を与えて動き出させることである。 雪舟は室町時代の伝説的な水墨画家であるが、少年雪舟が自らの涙で床に描いた鼠は、あまりにリアルでついには動き出したという。そんなイメージがする。
こうしてふり返ると、我々という人=ホモ・サピエンスは、「言葉」を生み出した動物というより、「言葉」によって形作られてきた動物である、といえるのかもしれない。
■ひずみ いつでも人は、自分のいるその時その時を、特別な時代と感じるものなのかもしれない。しかし、それでもやはり、この20世紀の終わりから21世紀はじめという時代は、さまざまなひずみをはらんだ時代、あるいはひずみが露わになった時代のように感じる。
よく言われるように、技術(左脳の作り出したもの)そのものが悪いわけではないとわたしも思う。しかし、それを誤って使う人が悪いのだ、という言説にはわたしは賛同できない。たんに人が、この技術の進展の早さについて来られなかったためのひずみであったのだとわたしは思う。
原子力という安全に制御するにはあまりに大きすぎる力、戦争と原水爆弾による危機、つもりに積もった世界規模の人工の自然破壊、ICTという有効な道具があるというのに起きている意思疎通に関する不具合、AIのシンギュラリティは我々を天国に導くのかそれとも地獄へ導くのか。どの技術についても、自らの左脳が生んだ道具の有能さに、我々自身が追いつけていないうようだ。
このような世界で起きているさまざまなひずみを見ていると、どれも〈意識〉の限界を示唆しているような気が強くするのである。
これが〈意識〉の時代の終焉を示すものであるなら、次に起きることはこれを解消するものでなければならないだろう。そう考えると少しは希望もわいてくるのであるが。
■ふたたびゴーギャン さて、ふたたびゴーギャンの問いにもどろう。 わたしがこれまで述べてきたことは、「我々とは何か」というものであり、「どこから来たのか」であり、そして「どこへ行くのか」であった。わたしがというより、ゴーギャンやジェインズ、安田登、そしてノーレットランダージュという人たちが表したことであり、わたしもそれに共振したにすぎない。でもかれらの指摘は、どれもわたしがこれまでほとんど聴いたこともなかった重要な問いかけであり、読み解きの物語りであった。そしてそれはわたし���夢見させた。結局はまだ解けない謎でもあるけれども。
デザインと〈意識〉
デザイナーとしてのわたしは、ここまで事情があきらかになれば、何か先も見えるのではないかと無謀に夢想した。誰もわからないのだから、大いにこの問いを楽しみたいと思った。たとえ〈私〉には、100万分の1しか事実が知らされていないのだとしても。
あまりに大きな話なので、デザインとこれまで述べてきた〈意識〉がどういう関係にあるのか、自分でもなかなかうまくまとめられない。しかしデザインは、新米とはいえ芸術や科学を親に持つ営みであるのだから、〈意識〉とまったく関係がないとはいえない。いや大いに関係があるはずである。 しかし寡聞にして、デザインと〈意識〉が、このように結びつけて語られるのを聴かない。
わたしはデザインをスタイリングの問題とは思わない。しかしまた、認知に関わる、わかりやすさや使いやすさの問題とも考えない。この二つの側面はたがいに対立するものではないし、どちらも等しく重要なものである。むしろデザインは、それらを大きく包み、それらの向こうにあるものだと思う。
それは「認識」の問題と捉えるべきなのかもしれない。 デザインとは、広い意味での道具(道具、メディア、制度)を、人がどのように認識するものとして作るのか、を問題意識とする行為ではないのか。 認識という作用それ自体は、意識下〈私〉のものであるが、それが対象としているのは、無意識や身体性を含む全体としての〈自分〉である。 認識の問題は、コインの裏表として表現と現象の問題と響きあっている。
デザインのことを考えていく中で、〈意識〉の問題に行き当たったのであるけれど、なんだかどうも、デザインの「床」をぶち抜いてしまったような気もしている。この上自分は、デザインの上に立っていられるのだろうか。
(180221)
「ユーザーイリュージョン」 ー 意識という幻想(トール・ノーレットランダージュ) 「神々の沈黙」ー 意識の誕生と文明の興亡(ジュリアン・ジェインズ) 「あわいの時代の『論語』」ー ヒューマン2.0(安田登)
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以上、来たる4月2日が正式な解散日となりますので、以下、なるべく手短にご挨拶させて頂きます。私が解散を決意したのは一昨年の20周年ツアー中で、昨年11月にはメンバーにその旨を伝え、全員から異議の有無を問う意思確認をしました。メンバーのほとんどに異議はなく、突然のことに継続を推進する者も若干名いましたが、速やかに全員合意に達しました。メンバーに伝達の際は「自分がリーダーとなって、この運動体の活動を継ぐ、という意思がある者には、バンド名、楽曲、運営権を全て無条件で譲渡する」としましたが、現在のところ挙手はなく、解散ライブのスケジュールも決まり、前述ボックスセットの制作もほぼほぼ終了致しましたので、このタイミングでファンの皆様に報告するに至りました。解散の理由の第一は、我々の活動趣旨や経歴を知らない方、つまりファンでなくとも、音楽愛好家の方にならご理解頂けると思います。それは「20年以上継続するかどうか。というラインは、大きなボーダーラインである」という判断です。我々は名人芸化や自己模倣、ブランドの維持を善しとしません。無論これは我々固有のポリシーであって、20年以上活動を継続し、メンバーを次々に変え、伝統芸能化している偉大なバンドの存在を否定しているわけではありません。キングクリムゾン、10CC、サン・ラ・アーケストラ、等々世界各国に存在する、20年越えを果たして活動を維持しているバンドの偉大さには、大編成バンドの運営者としても、いち音楽愛好家としても大いなるリスペクトを表明します。ですが我々は、20年間名称を変えながら、アルバムでは常に新しい音楽性にトライを続けて参りましたし、合衆国の名門ラベルでもあるインパルス!との契約も果たしましたが、ここ数年は心ならずも、ライブのセットリストも固定化し、元老院(オリジナルメンバー)である坪口、大儀見、津上、を始め、最新のメンバーである秋元修、近藤佑太までも含め、伝統芸能化してきた事は否めません。���して、主幹たる私個人の力では、この状況は打破できない、我々は解散を以ってポリシーを貫くべきだと判断に至りました。そして一方、我々の活動理念を古くからご存知の方々には「アメリカ合衆国の戦争反復が、主に国力の低下によって盤石ではなくなってきた事、あらゆる形のアルター・ウォーが21世紀、特に、20世紀のそれ(例えば南北合衆国の臍の緒であるメキシコに於いては、16、19世紀にも20年代は混乱状態にありましたが)と見紛うような、来るべき混乱の20年代に向けて、世界的にシフトチェンジを起こしている」と感じたから、と付け加えさせて頂きます。前述の通り、決意し、メンバーに合意を取った時点では、コロナ禍は緩慢ではあるが収束に向かうと思われていましたし、スーパーチューズデー以前からの合衆国の流れは、具体的な事件を伴って、変わり行く合衆国の断末魔を鳴り響かせ続けていますが、その兆しは19年から感じ取っており、予想外のことは何一つありませんでした。デヴュー作「アイアンマウンテン報告」発表前から最新作「フランツ・カフカのサウス・アメリカ ft W・シェイクスピア」発表後にかけてまで一貫していた、合衆国のという反復は今や、にシフトチェンジしていると、私は敢えて強引に判断します。旧知のファンの皆様には言うまでもありませんが「アイアンマウンテン報告」のリリースパーティーの3日前は、2001年9月11日でした。あの事件が、我々の誕生に対する啓示であり、その号砲の余韻が、違うサウンドに変わり、音量を上げつつある、と云う事です。それに伴い、私自身の音楽性、特にDC/PRGのシフトチェンジは不可避です。DC/PRGという運動体の解散は、コロナ禍によってもたらされた実演音楽活動の困難さや、ましてや私個人の音楽的意欲の低下、57歳以降という年齢的な体力の低下、といった敗走的なものではありません。また、ファンの皆様には言うまでもありませんが、我々は全ての期を通し、メンバーは如何なる時もプレイに一丸となり、特定メンバー間の不和といった在り来たりなトラブルは一度もありませんでしたし、「メンバー間の音楽性の違い」といったものは、結成当初から予めエネルギーとして飲み込まれていたリージョンにあり、活動を内的に瓦解するような働きは、再び、結成当初から封殺されています。以上が、解散に至る判断の全てです。最後に、このツアーの PARTY2即ち東京から新メンバーを加えることも併せて発表させて頂きます。20周年ライブで、ヘルパーを超えた素晴らしいプレイを披露し、ツアーに大いなる貢献を果たしてくれた MERLAW(TS / SS)を4月2日付けで新メンバーとして正式に迎えます。我々の、20周年を生き抜いたバンドの最後のライブであり、リセットされ行くアメリカ合衆国にシンクロ / アゲインストする、活動の終焉を見届け、共にギグに御参加頂けますよう、会場でお会いできることを楽しみにしております。
菊地成孔率いるDC/PRGが解散「20年以上継続するかどうか。というラインは、大きなボーダーライン」(コメントあり) - 音楽ナタリー
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英国が過去30年で最大の国防費増額、人工知能とサイバー分野に積極投資 英国は国防費の大規模な増額を発表した。その額は4年間で165億ポンド(218億ドル、約2兆2770億円)であり、30年間で最大の増加となる。Boris Johnson(ボリス・ジョンソン)首相は「一世代に一度の近代化」「後退の時代の終焉」と表現している。 英国の首相は全体的に支出の増加により4万人の雇用が創出されると述べ、英国は欧州で最大の国防支出国であり、NATOでは米国に次ぐ規模の国としての地位を確固たるものにすると付け加えた。 ジョンソン首相は、投資の焦点は戦争を「革命化」することができる最先端技術になると述べ、人工知能とセンサーを搭載したコネクテッドハードウェアが我々の軍事資産を「敵を克服するために設計された1つのネットワークにする」点で重要な役割を果たすことを示唆し、安全保障、防衛、開発、外交政策に関する(現在進行中の)レビューの最初の結論を発表した。 「敵地にいる兵士たちは、センサーや衛星、あるいは無人偵察機によって察知した遠隔地からの奇襲に対する警告を、人工知能を使って瞬時に送信することで、空爆の要請から大量のドローンによる攻撃命令、サイバー兵器で敵を麻痺させるなど最適な対応策を考えたり、さまざまな選択肢を持つことができるようになる」と、ジョンソン首相は米国時間11月19日に開かれた庶民院での講演で述べ、新型コロナウイルスとの接触後も自己隔離を続けていることをビデオ会議で明らかにしている。 「これまでの物流の限界を超えた、新たな進歩が期待される」と彼は続け、軍事技術の向上に投資することの合理性を強調した。「我々の軍艦や戦闘車両は、無尽蔵のレーザーで標的を破壊する指向性エネルギー兵器を搭載するだろう。『弾薬切れ』という言葉は不要になる」。 「各国は戦争における新たなドクトリンをマスターしようと競い合っており、我々の投資は英国を勝者にすることを目的にしている」と彼は付け加えた。 今回の見直しでは、軍事研究開発に少なくとも15億ポンド(約2070億円)、合計58億ポンド(約8000億円)の追加支出が予定されており、ジョンソン首相は「戦争の新しい技術をマスターするように設計された」と述べている。 またジョンソン首相は、人工知能に特化した研究開発センターも新設すると述べている。 英国宇宙司令部も準備中で、2022年にスコットランドから英国初のロケットを打ち上げるなど同国の衛星を軌道に乗せることを目指している。 英国空軍はジョンソン首相が指定した新しい戦闘機システムを手に入れるが、それにはAIとドローン技術が組み込まれる。 彼はまた、英国の情報機関の職員とテロ、組織犯罪、敵対的な外国籍の者を標的とした、サイバー作戦を実行する同国情報機関のメンバーと軍人から成る合同部隊である国家サイバーフォースの存在を認めた。 ジョンソン首相は議員らに対して、「新たな技術への軍事費の増加は、我々の軍隊だ��ではなく航空宇宙から自動運転車に至るまで広範な民生用途があり、経済発展の新たな展望を開くだろう」と述べており、今回の軍事支出増加が、より社会的技術の進歩に広くつながることを示唆した。 ジョンソン首相の声明を受けて、野党党首である労働党のKeir Starmer(キール・スターマー)氏は、国防と軍隊のための支出増加の発表を歓迎したが、また「戦略のないプレスリリース」を出したと政府を非難、歴代の保守党政権が過去10年間にわたり国防支出を侵食してきたことを指摘した。 「これは戦略のない支出発表だ。政府は、統合的な見直しにおける重要な部分を再び後退させており、政府の戦略的優先事項が明確ではない」とスターマー氏は続け、新型コロナウイルスによるパンデミックの結果として英国が直面している経済危機を考えると、支出の増加分の財源はどうするのか、つまり増税が必要なのか、あるいは国際開発予算など他の分野での公共支出を削減する必要があるのか、と疑問を呈している。 スターマー氏はまた、ロシアに関する報告書(未訳記事)の問題も指摘し、なぜジョンソン政権は、報告書で特定された「緊急」な国家安全保障上のリスクに対処しなかったのかと指摘している。 議会の情報・安全保障委員会による報告書によると、英国にはロシアや他の敵対国がオンラインで偽情報を流し影響力のある作戦を行うことで、民主的な制度や価値観を標的にしていることから生じるサイバー脅威に対応するための首尾一貫した戦略が英国にはないことを明らかにした。 また、ロシアの資金が英国の政党にどれだけ流れ込んでいるのかについても警鐘を鳴らしている。 「首相は、世界的な安全保障上の脅威への取り組み、サイバー能力の向上を口にしている。それは歓迎すべきことであり、我々はこれを歓迎しているが、情報・安全保障委員会が報告書を発表してから4カ月後、ロシアは【略】我々の国家安全保障に対する緊急の脅威をもたらしたと結論づけた」とスターマー氏は指摘した。 これに対してジョンソン首相は、スターマー氏の質問をすべてかわし、彼の批判を「へまをする」と決めつけ、英国の防衛費増額を支持しなかった労働党の元指導者であるJeremy Corbyn(ジェレミー・コービン)氏の下にいたことをを理由に労働党党首であるスターマー氏を攻撃することを選んだ。 カテゴリー:人工知能・AI タグ:イギリス、軍事 画像クレジット:Andrew Brookes [原文へ] (翻訳:TechCrunch Japan) Source: テッククランチ・ジャパン
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TEDにて
ラリー・ブリリアント: パンデミックで求められる世界の協力
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
疫学者のラリー・ブリリアントが、TED代表のクリス・アンダーソンとの対談で、現在のコロナウイルス感染爆発についての正確な情報を確認しつつ世界の対応の評価をします。
ブリリアントは、このパンデミックを終わらせるための明確なプランを示し、その実現のために政治的・地理的な分断を越えて一致協力する必要がある理由を語ります。
「これはゾンビによる世界終焉の話でもなければ、大量絶滅の話でもありません。私達は、自らの最善の面を見せる必要があります」と彼は言います。(2020年4月22日収録)
(ヘレン・ウォルターズ)1人目は誰かしら?
(クリス・アンダーソン)生涯にわたってパンデミックを大変心配してきた人物です。
40年以上前。世界で天然痘が���滅されたときに重要な役割を果たしました。2006年には、TEDに登壇し、パンデミックが起きる危険を警告し、我々がどうすべきかについて語りました。ラリー・ブリリアント博士です。
(ラリー・ブリリアント)どうもありがとう。
(クリス)あなたは、あの講演でパンデミックがどのようなものかシミュレーション映像を見せてくれました。ここでまた見たいと思います。あれには寒気がしました。
(TED2006講演)パンデミックが、どんなものか、シミュレーションをご覧に入れましょう。何の話をしているのか分かるように、ここではアジアの南の方で発生したものとします。最初はゆっくりと離れた2、3か所に飛び火します。
それから、二次的な感染爆発が起こって、病気が国から国へと瞬く間に広がり、あまりの速さに何が起きているか分からないでしょう。3週間の内には、世界の至る所へと広がっています。
もし「元に戻す」ボタンがあって、時を巻き戻し始まった時点で隔離できたなら、早期発見と早期対応をしてウイルスをみんな 捕らえることができたなら、それがパンデミックのようなものに対処する唯一の方法です。
(クリス)あの講演は「早期発見」「早期対応」というのがテーマでこの言葉をみんなに復唱させましたよね。今でも、それがパンデミックを防ぐ鍵なんでしょうか?
(ラリー)そうです。指数関数的なスピードで広がるパンデミックに対しては、最初の2週間を無駄にし、2週間出遅れたなら失うのは最初の2週間分の死者や患者ではなく2週間で済んだピークです。早く動いていれば防げるものなのです!早期対応が重要であり、そのためには早期発見が必要です。
(クリス)COVID-19に対する世界の早期発見・早期対応状況はどう評価されますか?
(ラリー)この質問は事前にもらっていたのでいろいろ考えてみました。各国の査定をし、実際リストを作ってみました。島国の台湾やアイスランド。それに、ニュージーランドはAです(日本も同じ)島国の英国や島国ではありませんが、島国みたいに見える米国は落第点です。
韓国とドイツはBです。各国の対応は様々です。全世界が対応に躓いており、現状はあまり褒められたものではありません。
(クリス)発見はかなり早かったですよね。少なくとも中国の一部の医者は早くから気付いていました。
(ラリー)2002年のSARSより早かったです。あの時は6か月かかりましたが、今回は6週間でした。発見というのは気づくだけでなく、病原体が何か突き止めることです!!その点については高く評価できます。透明性や情報伝達はまた別の話ですが。
(クリス)落第点の国が犯した大きな間違いは何なのでしょう?
(ラリー)恐れや政治的無能さ。干渉の存在。深刻に受け止めるのが遅れたこと。とても人間的なことです。
歴史を通じてどのパンデミックにせよ、最初は否定され疑われたものです。しかし、そういった国々も素早く反応し、韓国のように出だしは遅れても挽回して健闘している国もあります。私達は2か月を無駄にしました。ウイルスに2か月間。爆発的に広がる機会を与えてしまいました。これは、いい考えではありません。
(クリス)確かに、このウイルスについては今でも情報が混乱しています。科学的なコンセンサスは、最終的にどうなりそうですか?例えば、重要な2つの数字である感染力と致命率などは?
(ラリー)念頭に置くべきものとして、ウイルスの活動にかかわる3つの要因があります。
1つ目は基本再生数で、1人の感染者が何人に感染させるかということ。今回の場合は、2.2とか2.4だと言われてきましたが、3週間前に重要な論文が Emerging Infectious Diseases誌で発表され、武漢のデータを振り返って調べたところ、実は5.7 だったのだと。言われています。
ここでの議論では、ウイルスは指数関数的なスピードで広がり、その基数は2.2~5.7だとしておきましょう。
重要な要因の2つ目は、潜伏期間ないしは世代時間と呼ばれるものです。それが長いほどパンデミックは、ゆっくり現れることになります。6日というように短い場合にはとても早く広がります。
そして、3つ目。見落とされがちですが、最も重要なのが感染しやすい人の割合です。いわば、ウイルスに潜在顧客がどれだけいるかということですが、今回のは新しいウイルスなので、80億人が対象になります。
世界が直面しているこのウイルスにとって、人間はみな同様に感染しやすく、免疫もないので肌の色も人種も貧富の差も関係ありません!!皆、平等です!!
(クリス)あなたが挙げられた数字はどれも近年現れた他の感染症と変わらないように見えますが、どういう組み合わせで、それが破壊的なものになっているんでしょう?
(ラリー)短い潜伏期と高い感染力という組み合わせです。
これを見ている誰もが、この病気に罹った人を知っているでしょう。多くの人が愛する者を失っています。重症化すると酷い病気です。世界中の救急救命科の医師や集中治療室で治療に当たる医師たちから問い合わせを受けていますが、皆、同じことを言います。
「誰を救うかをどう選べばよいのでしょう?あまりにリソースが不足しています」これは、人工呼吸器に繋がれて孤独に死ぬ恐ろしい病気ですがあらゆる臓器に影響します。
これを呼吸器疾患と言うのは誤解を招きます。流感みたいなものと思ってしまう。実際は、多くの患者が、腎臓の障害で血尿を出し、胃腸炎を患い、高い割合で心不全を起こし、味覚や嗅覚(嗅神経)に影響することも知られています。
もちろん肺の問題もあります。むしろ、血管のある臓器で影響を受けない臓器が、あるのかが疑問で、その点で天然痘を思わせます!!
(クリス)窮地ということですね。ここからどう進めばいいのでしょう。
(ラリー)対処法は変わりません。早期発見に早期対応。すべての感染者を見つけ接触者をみんな突き止めます。
接触者の追跡のための優れた新技術があります。検査キットや抗ウイルス薬やワクチンを作るため、素晴らしい科学者たちが迅速に取り組んでいます。みんなで流行を減速させねばなりません。
仏教では、精神統一のために時を遅くすると言いますが、私達は、ウイルスのスピードを遅くする必要があり、そのため社会的距離を取るのです。はっきりさせておきますが、ソーシャルディスタンスを取って、グラフをなだらかにしても感染者の絶対数は変わりません。
しかし、富士山みたいなピークをなだらかにして、病院のベッド不足で人命が失われることがないようにするのです。
心臓発作を起こした人や化学療法が必要な人。難産の人が入院できるようにし、限られたリソースでやりくりできるように、発展途上国では特にそうです。流行のスピードを落とし、波が来るごとに力を込めて踏みつけ、すべての感染者を見つけすべての接触者を追跡し(基本的人権は尊守が前提)
すべての症例を検査し、隔離が必要な人だけを隔離し、それをワクチンができるまで続けるのです。
(クリス)単に全般的な活動休止に努め、被害軽減を図る段階から個々の感染者を再び特定し、接触者の追跡をし、個別に対応する段階へと進めねばならないと。そのためには一段と多くの協調と意思と組織と投資が必要になりますが、そういう動きの見られない国もあります。できますか?どうすれはできるのでしょう?
(ラリー)もちろんできます。台湾もアイスランドも見事にやっています。ドイツや韓国。それぞれ異なる戦略を取っています。それには優れた統治能力と深刻に受け止めることが必要で、政治家ではなく、ウイルスに詳しい科学者の意見を聞く必要があります。
もちろん可能なことです。思い出してほしいんですが、これは別にゾンビによる世界の終焉ではないし、大量絶滅するわけでもありません。98%とか99%の人は生き残ることができます。やれると分かっている方法で対処する必要があり、みんなが最善の面を出す必要があります。家にいる人も科学者も政治家もそうです。
(クリス)将来、もっと酷い病原体が現れるというのはあるんでしょうか?備えをしておくべきもっとたちの悪い数字の組み合わせを思い���くことはできますか?
(ラリー)天然痘の基本再生数は、3.5~4.5でCOVIDもたぶん同じくらいになるでしょう。天然痘では、人類の3分の1の人が死にましたがワクチンがありました。そういう違いがあります。
「コンテイジョン」という映画を作ったのも懸念してのことです。見ている人がいるかもしれませんが、あれはフィクションですからね。映画ではずっと致命率の高いウイルスが出てきます。
(クリス)あの映画はNetflixで人気になってますよね。アドバイザーを務められたんだとか。
(ラリー)ええそうです。あの映画は本当のパンデミックがどんなものかを示すために作ったので、すごく恐ろしいウイルスにしました。あの中でウイルスが、コウモリからリンゴ、豚、料理人を経て、グウィネス・パルトローへと伝わっていきますが。
これは、スピルオーバーとか人獣共通感染症と呼ばれ、動物の病気が人間へと感染するのです。これまでとこれからの30年を考えると過去30年の間にはエボラ、SARS、ジカ熱、豚インフルエンザ、鳥インフルエンザ、西ナイル熱。
そういう耳障りな名前を全部挙げることもできますが、人間にうつるようになった新たなウイルスが30~50ありました。残念ながら、これからはパンデミックの時代に入っていきます。
それに応じた振舞いをし「ワンヘルス」の考えを実践する必要があります。人間と動物と環境は、同じ世界の中にあって生きていることを理解し、自分たちは特別な種だという幻想を捨てる必要があります。ウイルスにとって違いはないのですから。
(クリス) なるほど、ワクチンに触れられましたが、ワクチン開発を加速するすべはあるのでしょうか?
(ラリー) あります。コンピューター科学でだけの話と思っていたことが、現実に行われていてワクワクします。これまでそういうものとされてきた何段階もの直列的なプロセスが変わりつつあるのです。安全性のテス。それから、有効性のテスト。それから、効率のテスト。
それから、製造と。そういう3つとか4つのステップを直列でなく同時並列的にやっているのです。ビル・ゲイツは、アメリカで7つのワクチン製造ラインを作ると言い、最終的に作るワクチンが、まだ分からない段階で製造の準備に取り掛かっています。
安全性と有効性のテストも同時並列的に行っています。これには、国立衛生研究所も喜んでいるでしょう。とてもワクワクすることです。
(クリス) ワクチンができるのはいつになるのでしょう?1年後とか1年半後というのは可能なんですか?
(ラリー) それについては、アンソニー・ファウチが、第一人者ですが、12~18か月と言っています(2020年12月の段階ではRNAワクチンが大量生産可能な状況になっています)
最初のワクチンは、もっと早くできると思います。ただ、聞いているかもしれませんが、このウイルスでは、天然痘の時のような長期的な免疫は得られないかもしれません。
そこで、病気に勝てる強い免疫が付く、抗原性補強剤を加えたワクチンを作ることで長期的な免疫が獲得できるようにしようとしています。そのため少し長くかかるんです。
(クリス) 最後の質問です。
2006年にTEDプライズを受賞された時にお聞きした願いは、パンデミックに備えるシステムを作り、今起きてるようなことを防ぎたいということでした。世界に失望されたのではと思いますが、今また願い事をするとしたら何を願いますか?
(ラリー) 発見の早さの点では、失望どころかむしろ喜んでいます。
2006年。当時は、動物から人間に感染したウイルスが分かるのに、平均で6か月かかっていました。最初のエボラなどがそうです。今では、最初の症例を2週間で見つけています。
これには不満はありませんが、発見までの時間を潜伏期間の長さにまで縮めたいですね(数日程度)。それより、大きな問題があります。天然痘根絶計画では、あらゆる肌の色。あらゆる宗教。あらゆる人種の人々。非常に多くの国々が力を合わせました。
パンデミックを克服するために、世界が一丸となって取り組んだのです。今の我々は遠心力の犠牲になっているように感じます。ナショナリズムの垣根に隔てられています。特定の分野では、みんな一緒だと思わなければ、パンデミックを克服することはできません。
これは別にお花畑の理想論ではなく、パンデミックによってそう認識せざるを得ないのです。世界的な問題に対する世界的な解決のためにみんなで力を合わせる必要があります。それ以外に道はありません。
(クリス)ラリー・ブリリアント。どうもありがとうございました。
(ラリー)ありがとう。クリス。
(合成の誤謬について)
合成の誤謬とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが、合成されたマクロ(集計量)の世界では、必ずしも意図しない結果が生じること。物理学では、相転移みたいな現象です。性質が変わってしまうということ。
ミクロのメカニズムが個人同士の経済における仕組みであるのに対して、マクロのメカニズムは、国家間や経済全体の循環における仕組みだからである。
例えば、家計の貯蓄などがよく登場するが悪い例えです。前提条件が、所得が一定の場合!!所得が一定じゃない増加する場合は?これは、論じていませんので参考になりません!!(法人が提供する製品やサービスの価格も一定の場合も前提条件です)
1930年代のアメリカ経済が金融危機2008と似たような状態に陥った時、ケインズは、「倹約のパラドックス」というケインズ経済学の法則を発見しています。
それは、ポール・A・サミュエルソン(1915-2009)が、近代経済学の教科書「経済学」の冒頭で「個人を富裕にする貯金は、経済全体を貧困にする!(所得が一定の場合)」というわかりやすい言葉で表現しました。しかし、庶民の所得が増加し、貯蓄が投資、消費に回る場合には、「倹約のパラドックス」は生じません。
その後、この「倹約のパラドックス」は、アメリカの経済学者・ケネス・J・アロー(1921- )が「合成の誤謬」を数学的論理に基づいて「個人個人がそれぞれ合理的選択をしても、社会システム全体は合理的選択をするとは限らない」を検証してみせた。 要するに、部分最適ではなく、全体最適させていくということ。
つまり、新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との 戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!ということに集約していきます。
なお、金融危機2008では、マイケル・メトカルフェも言うように、「特別資金引出権(SDR)」は、2008年に行われた緊急対策で、一国だけで行われたのではなく、驚くほど足並みの揃った協調の下に国際通貨基金(IMF)を構成する188ヶ国が各国通貨で総額2500億ドル相当を「特別資金引出権(SDR)」を用いて世界中の準備通貨を潤沢にする目的で増刷してます。
このアイデアの根本は、元FRB議長であったベンバーナンキの書籍「大恐慌論」です。この研究がなければ、誰一人として、変動相場制での当時の状況を改善し解決できなかったと言われています。
それ以前では、固定相場制でのマーシャルプランが有名です。
<おすすめサイト>
日本経済と世界経済(KindleBook)- 東京都北区神谷高橋クリーニング
ウーリ・アロン:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)出口戦略、ロックダウン終了と経済活動再開を目指して
クリスタリナ・ゲオルギエバ:パンデミック後の世界経済を立て直すには?
<個人的なアイデア>
アメリカのノーベル賞受賞経済学者ミルトン・フリードマン、元FRB議長であったベンバーナンキの書籍「大恐慌論」も言うように、金融危機2008、コロナショック2020などの急落に直面する対策として、ゼロ金利、マイナス金利、金融政策が出尽くした後に、よく登場する最速実行再分配政策が、個人への緊急的な現金給付!!!
各国によってスピードは異なるが、政策閣議決定後、人間の限界を遥かに超えるスピード。1秒以内で現金到着が理想。各国競争してみれば、今後の恒久対策として中央銀行のデジタル通貨なども考慮しつつ、新産業が産まれプラスサムになるかもしれません。
MMT(Modern Monetary Theory)によると、現状の貨幣での現実的なアイデアとして、社会保障に還元される日本��消費税は現状維持しつつ、現金給付額にも消費税がかかるので現金給付額を上げて、毎月給付にすると消費税率と社会保障費下支えとが均衡状態になる?と同時に、実体経済の経済成長率「g」の下支えにも寄与する?
これらの総量が、急激な不況時の資本収益率「r」以上なら、もしかして?回復して正常な経済環境に戻る期間も短縮できるかもしれません。
スペイン風邪から国民皆保険を構築した岸総理(他には、国民皆年金、最低賃金法もあります)現政権の安倍総理、母方の祖父を見習いコロナウイルスから、毎月の国民皆給付を構築すれば歴史に残る業績になるし、継承する権利もある!
現政権の安倍総理、麻生副総理。この二人でしかできない天命を果たせ!アベノミクスの最終地点がコレだ!この絶妙のタイミング!
天命と言わずにはいられない!
感染症との戦いは、人類の宿敵とも言っていい未知のウイルスとの戦争です!
今までは、パンデミック時の対策としてデータのないスペイン風邪の書物や言葉を参考にしていたが、インターネットの発展やCPU、GPUがムーアの法則によりスーパーコンピューターの領域に現代は突入している。
情報技術が発展し、スマートフォンとして手のひらサイズに収まり、ウイルスを感染予防するための距離を広げながらも、データとして全世界と光速で共有できるため、そのスピードとウイルス伝播のスピードと伍している?
局面ごとに対策を適性に行えば伝播速度を上回りコントロールできる感じもある!ラリーブリリアントが構築したシステムの功績もあります。
量子コンピューターも量子超越性を達成してることもプラスです。
ジョンズ・ホプキンス大学のシステム科学工学センター(The Center for Systems Science and Engineering:CSSE)感染者ダッシュボード
新型コロナウイルスの場合、新規感染者数が、2倍になる日数が10日以上になれば、R0(アールナート)が1以下に減衰してピークアウト状態になると理解できる。
日本の場合、PCR検査の結果が判明する14日後より短いから、検査結果日数を10日以下にできれば、ヤキモキせずスピード感ある判断が可能になりそうだ。
つまり、未知のウイルス。アウトブレイク発生確認後の緊急事態宣言発動は、クラスターが発生しやすいチェーン店などの大規模な場所から早期閉鎖が原則とデータから判明した!
日本の場合、アウトブレイク発生確認後から緊急事態宣言発動までの余裕日数は、新規感染者数が、2倍になる日数です。例えば、5日で2倍なら、5日以内で初動初速最大化発動しないと危険ということ!
R0が2.5付近では、発動日から10日でピークアウトが最速値。7、8割の人の外出制限要請StayHome(元々、人がいない地域での7、8割削減は意味ないし不可能だから政令指定都市だけにすること)ソーシャルディスタンス。などの初動初速最大化すれば、収束までさらに10日で計算上は20日で解除可能領域に近づける目安となります。
生産管理手法のクリテカルチェーンもリアルタイムの感じた感覚で考慮すると余裕バッファーをもう10日で、ひと月。えっ。ここまで自分で書いてよく見ると現実の数値にかなり符号する。
休業要請解除を10段階くらいに分けて地域ごとに段階的に基準を決めて行う。
日本の場合。緊急事態宣言、休業要請は現金給付や保証とセットで最速実行が原則。
日本の場合、透明性を持たせて休業要請解除の基準を決め、きめ細かく設定しないと現在の都知事とか権力者の気分で権力濫用されたり選挙に悪用される危険性がある。
今後の医療崩壊回避のため、医者を含めた疾病や保健所などの医療従事者を単純に現在の倍に育てて増員したら余裕バッファーが半分くらいになりそうな直観が出た。
今後は、休業要請解除!スペイン風邪同様第二波三波、第四第五の小波に備え、国からの現金給付支給をもう数度実行してもいい。Rtが1以下になり次第、休業要請解除!の後に、緊急事態宣言を機動的に解除。
この局面でもっとも効果的なソーシャルディスタンス領域をかんたんに実行。かんたんに実現できる小規模な所から。
時間軸のあるR0をRtとした都道府県別。新型コロナウイルスリアルタイムデータ
クラスター発生地点の見守りを継続する。再びアウトブレイクになり次第。最速で緊急事態宣言を再び発動して、1年かけて5、6回繰り返し、新規感染者数をピークアウトさせて分散、減少させていく!
何度も言うが、スペイン風邪同様第二波三波、第四第五の小波に備えるため!
小池百合子都知事という悪徳政治家は即刻辞職して、後世の女性への権力に固執しない手本を示し、的確に新型コロナウイルス対策できる人間に変われ!以下の指摘3つを真摯に受け止めて瞬時に改善しろ!(全世界に拡散希望)
1)休業要請緩和の各ステップの目安日数(1週間の平均感染者数:20人未満、感染経路の追えない感染者の割合:1週間平均が50%未満、1週間単位の感染者の増加比:1以下)をごまかして各段階を具体的数値で表現しない。クソロードマップだ!!今回の都知事選挙のために政治悪用してるのは明白!!的確に新型コロナウイルスに対策できる人間に変われ!
2)再要請の目安(1日の感染者数:50人、感染経路の追えない感染者の割合:1週間平均が50%以上、1週間単位の感染者の増加比:2以上)も隠すように表示してるクソロードマップだ!今回の都知事選挙のため政治悪用してるの明白!!的確に新型コロナウイルスに対策できる人間に変われ!
3)2週間単位じゃなく1日単位にしないと一つずつ緩和のステップを進めていく意味がないクソロードマップだ!!今回の都知事選挙のために日数伸ばすために政治悪用してるのは明白!!的確に新型コロナウイルスに対策できる人間に変われ!
具体的には、2020年5月中旬に、緊急事態宣言を1日単位でスピード解除(現都知事は、説明責任をせず気分で言葉を変えて言葉で惑わし政治悪用するので、数値を基準にした休業要請を1日単位でスピード解除)を早期に行う。
こうすることで、マクロ経済的にもバランスを維持していく。
前提として、直近1週間10万人あたり新規感染者0.5人位?(わかりやすく言うと、1400万人いる東京都は7 日間で、70 人位。一日7人位)で緊急事態宣言解除。
他には、神奈川県は46人位一日6人位。埼玉県は37人位一日5人位。千葉県は31人位一日4人位。とざっくりとした目安になります。
以降は、30日間経過観察し2回目に備える。オーバーシュートし始めたら2回目の緊急事態宣言を再び発動(現金給付とセット:一回目の延長の分も含めて一律20万円)し、1回目と同じように繰り返し、50日でスピード解除。つまり、最速80日周期で1年かけて4、5回繰り返し、新規感染者数をピークアウトさせて分散、減少させていく!
データから判明した6割程度の人の接触制限(元々、人がいない地域での削減は意味ないし不可能)で増加しないフラットな均衡状態を維持できる。
しかし、わかりやすく言えば、10人を4人にし続けたら商売にならないのは明らか。これでは、マクロ経済活動を維持できないため、その減少分を法人は、巨額な内部留保があれば、それを金融工学で資金繰りを下支えしつつ
国民皆給付で一律毎月10万円の庶民生活を下支えし続ける!(ボーナスも危ういので多少なりとも毎月気持ち分補助してもらう)これがベスト。
新規感染者を数人位の緊急事態宣言解除直後の低水準で均衡させつづければ、6割程度の人の接触制限してマクロ経済を維持できそうな感じは現時点ではする。
7月になり、小池百合子は公約も実現してないのに再選した稀代の悪女!自ら辞めて責任もとらない。昨年は、モンテスキューの「法の精神」も言う権力分立の原則を無視して国政と都知事を兼務しようとする悪い女性の見本と判明(全世界に拡散希望)
新規感染者も四月の水準に数の上では迫っている!
しかし、検査数と新規感染者の割合を見ると七月の水準では四月ほどではなく、さらに、退院者数を引いて見る。医療提供キャパシティ数が不明で数値を出して欲しいが、これらを考慮すると•••
再びの緊急事態宣言は、新規感染者が現状4桁到達。人口規模が大きい東京都が1000人以上なら実行する価値はある!現金給付とセットで!(検査数、医療提供キャパシティ数が増えれば2000、3000でも耐えられるかも?これはまだ未知の領域)
7月の重傷者数も4月の水準ではないので、4月の水準に近づき次第。再びの緊急事態宣言で良いのではないか?そんな感じもします。
海外の結果は、アメリカ、ヨーロッパは速めにロックダウンした(日本は緩いロックダウン)
スウェーデンは独自の社会実験でパンデミック中に行政府がほとんど行動制限を加えず、通常の生活を続けるとどんなことになるか?結果は変わらない。
自ら感染を広げただけで、経済的に何の得にもなっていないらしい。人口100万人当たりの死者数が世界的にも高い水準になってしまった。重症者増加悪化する。ロックダウンが経済悪化の原因ではないこと。すべての原因はウイルスそのものの伝播力と判明。
日本は湿気の多い夏の時期でも、この伝播力の怖さが明らかになる。実効再生産数1.5から2くらい。
歴史の経験が実証されデータが得られワクチンや治療薬が重要という昔のパンデミック時の教訓が正しいことが世界中で再認識された。
PCR検査などを抽出から全数に変えても統計上はあまり変わらない。前提として、数値の量や正確さにこだわらず測れるのが統計。量子力学に多用されてる。統計には、全数と抽出がある。
むやみに、感染者を排除しても基本的人権を侵害するだけで感染者差別を産む可能性もある(マスクの有無で既に差別的になってる)
ハンセン病患者の強制隔離政策。第二次大戦の教訓が無視され弱者に対して権力濫用に繋がり、日本では、権力者を縛る憲法により結論を示し、ついに決着した。非常に重い最高裁判所の判例や現実が大きくあり、パンデミックの最中には、混乱するだけで導入は難しい。
現に、検査数が日々変動してるため、新規感染者数が過去の数値と単純比較できずに陽性率で比較するプロセスも必要となるから、この時間差や感染者集計の時間差を権力者に言葉巧みに悪用されてる。
つまり、この元凶の権力者とは現在2020年の再選した政界風見鶏と言われる都知事小池百合子!過去には、行政府、警察に拡大解釈され強欲マスメディアがあおり第二次大戦に至りました。
未知のウイルスは、医療従事者や専門家も素人同然に成り下がるのは、東日本大震災2011の地震学者(こちらは理論破綻)で証明されてる。
にもかかわらず、今回、新型コロナウイルス2020でも、プライド、特権意識が邪魔をして、アマチュアの意見も引用して受け入れないため、未知のウイルスの伝播力で後手に回る。
現場で経験したアマチュアを含めて知見が集まるまでの人の手でデータにするまでの時間は、 CPU、GPU���量子コンピューター、インターネットで情報を光速で共有できるメリットを最大化できなくなると判明もした!
理論も大事だが現場経験が先!まぁ、カントも言ってることだから専門家、教授レベルなら熟知してると思うけど、知らないのかな?
日本の場合、ウイルス感染力低減対策のひとつ。緊急事態宣言後、最速で、高速道路、鉄道の法人であるJR、私鉄が協力体制をとって、都道府県内で折り返し運転をして他県に移動しづらくする方法。
それか、違う効果的なアイデアがあればいい?たしか、東日本大震災の時も実行してたような?
サブスクシェア経済は、具体的に言うとウイルスをベタベタな手で撒き散らすような強欲不潔感なイメージ。
食品扱うなら公衆衛生は最高レベルで!
公衆衛生の義務を厳格徹底し、感染症に欲のスキを突かれるため、強欲不潔な法人を規制して、事業停止を保健所は機動的に強制執行できるように法律を改正。
デフレスパイラルも危険なので、最低賃金以上を義務化、公衆衛生の義務を厳格徹底することで、抑止力をサブスクシェア経済に与えること!
さらに、人間を追跡する人工知能のストーカーアルゴリズムのみを今後禁止にして、ベンチャー企業がサブスクを開発したら高額罰金を与えるのはどうだろうか?
すでにある企業にも、悪用予防で高額罰金をかけていく。個人情報保護法に追加。GAFAは、指摘を受け止めて改善するが、それ以外の中小規模がより危険。
Uberなどは、その一つです。ドン・タプスコットが「ブロックチェーンレボリューション」の中で、UberやAirbnbやTaskRabbitやLyftといった。共有経済について話題にしています。対等な個人がいっしょに富を生み出し、共有するというのは。とても強力なアイデアです。
でも、私に言わせるとそういった企業は本当に共有をしてはいません!!実際、これらの企業が成功しているのは、まさに共有しないことによってなのです。さらに、高インフレの国でないとデフレスパイラルが起きてしまい、次第に賃金が上昇しなくなります。
現在の唯一の解決法は富の再分配でデファクトスタンダードをとっているプラットフォーマー企業に課税して広く配分するということです。ここが重要!!と言っています。
情報技術の発展とインターネットで大企業の何十万、何百万単位から、facebook、Apple、Amazom、Google、Microsoftなどで数億単位で共同作業ができるようになりました。
現在、プラットフォーマー企業と呼ばれる法人は先進国の国家単位レベルに近づき欧米、日本、アジア、インドが協調すれば、中国の人口をも超越するかもしれません。
法人は潰れることを前提にした有限責任! 慈愛や基本的人権を根本とした社会システムの中の保護されなければならない小企業や個人レベルでは、違いますが・・・
ヨーロッパでの一般データ保護規則(GDPR)でも言うように・・・
年収の低い個人(中央値で600万円以下)から集めたデータほど金銭同様に経済的に高い価値を持ち、独占禁止法の適用対象にしていくことで、高価格にし抑止力を持たせるアイデア。
自分自身のデータを渡す個人も各社の取引先に当たりデータに関しては優越的地位の乱用を年収の低い個人(中央値で600万円以下)に行う場合は厳しく適用していく。
キャシーオニールによると・・・
思考実験をしてみましょう。私は、思考実験が好きなので、人種を完全に隔離した社会システムがあるとします。どの街でも、どの地域でも、人種は隔離され、犯罪を見つけるために警察を送り込むのは、マイノリティーが住む地域だけです。すると、逮捕者のデータは、かなり偏ったものになるでしょう。
さらに、データサイエンティストを探してきて、報酬を払い、次の犯罪が起こる場所を予測させたらどうなるでしょう?
あら不思議。マイノリティーの地域になります。あるいは、次に犯罪を犯しそうな人を予測させたら?あらら不思議ですね。マイノリティーでしょう。データサイエンティストは、モデルの素晴らしさと正確さを自慢するでしょうし、確かにその通りでしょう。
さて、現実は、そこまで極端ではありませんが、実際に、多くの市や町で深刻な人種差別があり、警察の活動や司法制度のデータが偏っているという証拠が揃っています。実際に、ホットスポットと呼ばれる犯罪多発地域を予測しています。さらには、個々、人の犯罪傾向を実際に予測しています。
ここでおかしな現象が生じています。どうなっているのでしょう?これは「データ・ロンダリング」です。このプロセスを通して、技術者がブラックボックスのようなアルゴリズムの内部に醜い現実を隠し「客観的」とか「能力主義」と称しているんです。秘密にされている重要で破壊的なアルゴリズムを私はこんな名前で呼んでいます「大量破壊数学」です。
民間企業が、私的なアルゴリズムを私的な目的で作っているんです。そのため、影響力を持つアルゴリズムは私的な権力です。
解決策は、データ完全性チェックです。データ完全性チェックとは、ファクト(事実)を直視するという意味になるでしょう。データのファクトチェックです!
これをアルゴリズム監査と呼んでいます。
人間の概念を数値化できないストーカー人工知能では、不可能!と判明した。
未知のウイルス。新型コロナウイルスでは、様々な概念が重なり合うため、均衡点を決断できるのは、人間の倫理観が最も重要!
複数概念をざっくりと瞬時に数値化できるのは、人間の倫理観だ。
しかし、サンデルやマルクスガブリエルも言うように、哲学の善悪を判別し、格差原理、功利主義も考慮した善性側に相対的にでかい影響力を持たせるため、弱者側の視点で、XAI(説明可能なAI)、インターネット、マスメディアができるだけ透明な議論をしてコンピューターのアルゴリズムをファクトチェックする必要があります。
さらに、2020年5月21日。ついにリリースしました。AppleとGoogleが、協調してプライバシーに配慮し高いセキュリティの、APIを提供してます(中国のアプリは危険なため)
以下は、iOS、Androidアプリの作成に当たってライセンス上、守るべきガイドラインです。
第一に、アプリは公衆衛生当局が自ら作るか、外部機関に依頼して作らせたものでなければならず、しかも「COVID-19対応」以外の目的では利用することができないライセンスになっている。できるだけ多くの人が、同じアプリを使用し分断が起きないようにAPIの利用は1カ国1アプリのみ。
第二に、Exposure Notification API(濃厚接触通知API)の利用の前に、ユーザーの同意を得る必要がある。
第三に、利用者のCOVID-19感染が確認された場合、結果を共有する前に、必ず利用者の同意を得る必要がある。(同意を得ると当局が利用者のデバイスにひも付いた「Diagnosys Key : 診断鍵」に対して「陽性」の情報を登録する。二段階でキー生成がなされます。)
第四に、アプリは、利用者のスマートフォンから可能な限り最小限の情報しか獲得してはならず、 その利用はCOVID-19対策に限られる。ターゲティング広告を含め、それ以外のあらゆる個人情報の利用は禁じる。
第五に、アプリは、スマートフォンの位置情報獲得を求めてはならない。
などの個人を特定しにくくする工夫が加えられている新型コロナウイルス「濃厚接触通知」のプライバシー強化がほどこされています。
具体的に、AirDropやApplePayの仕組みを応用し、通信方法はBluetooth経由で、暗号化された毎日ランダムに15分単位で生成されるお互いのキー情報のみを相互接続します。
ApplePayの仕組みについて(当店サイトからも曲購入にて対応しております)
GPS情報、ユーザーの氏名や性別、年齢も原則取得しない
ユーザー同意のもと感染報告者の「キー(その1)」は、政府か保健機関が提供するアプリを通じてサーバーへ送られる。
続いて、API対応アプリは、定期的に全国から報告される「キー(その1)」をダウンロードする。そして、端末上で、誰かと会ったときの「キー(その2)」とマッチするかどうか判定し濃厚接触の可能性を判定する仕組み。
日本では、行政府の厚生労働省チームが進めるアプリ開発で同APIを利用します。このAPIは、常にAppleとGoogleが改善して全世界同時アップグレードされます。
1、2ヶ月程度で、1000万ダウンロード達成は、他のアプリと比べても平均くらいの普及率です。いや、でも、速い方かな?
メルカリなども1年くらいは必要としていたし、Lineもこのくらいだったかな?1000万ダウンロードでモンスターアプリと言われる世界。
その他のSNS、Twitter、FaceBookなどは、2000万前後のダウンロード数を誇っているアプリはほんの数%。cocoaも数ヶ月で達成しています。
2020年の4月と7月の違いは、新型コロナウイルスの場合、空気感染ではなく、飛沫感染という性質を考慮すると•••原則は、常にマスク着用、ソーシャルディスタンス。
検査数の量と陽性率でも見ると、東京都は、陽性率2、3%、200人前後で重症者数もバランスよく維持すれば、新型コロナウイルスを最小限に抑えつつ経済を持続できそうだ。
最新の研究によると、不織布のサージカルマスクなどは、感染予防にならないが、他人への拡散を抑える効果、ウイルス摂取量を抑える効果があるから、周囲の人たちが7、8割以上が行えば、実効再生産数を低下させ集団免疫に近い低減効果が得られるかもしれない。
ワクチンと同じくらいの防御効果がありそうだ。安全性の高いワクチンができるまでの実行再生産数を、1 より少なくする時間稼ぎに有効ということだけしかない。油断は禁物です!
吐く息の場合。不織布マスクは80%カット。布製マスクは70%カット。フェイスシールドは20%カット。マウスシールドは10%カット。
吸う息の場合。不織布マスクは70%カット。布製マスクは40%カット。フェイスシールドは効果なし。マウスシールドは効果なし。
続いて、日本国憲法尊守を前提で!
新型コロナウイルス2020に対応したFRBの金融政策と財政政策に異次元な変化が生じてる?
マネーストックとは「金融部門から経済全体に供給されている通貨の総量」のこと。
具体的には、金融機関・中央政府を除いた法人、個人などが保有する通貨(現金通貨や預金など)の残高を集計したもの。
日本銀行のベースマネーをコントロールするゼロ金利、量的緩和とは別枠で、ベースマネーからマネーストックへの橋渡しをする機関が弱いのでボトルネックになっていた。
ここで新型コロナウイルス2020が起きた!
将来の設備投資である個人デジタル貨幣型ベーシックインカム活用も含めて•••
アメリカのノーベル賞受賞経済学者ミルトン・フリードマン、元FRB議長であったベンバーナンキの書籍「大恐慌論」も言うように、金融危機2008、コロナショック2020などの急落に直面する対策として、ゼロ金利、マイナス金利、金融政策が出尽くした後に、よく登場する最速実行再分配政策が、個人への緊急的な現金給付!!!
各国によってスピードは異なるが、政策閣議決定後、人間の限界を遥かに超えるスピード。1秒以内で現金到着が理想。各国競争してみれば、今後の恒久対策として中央銀行のデジタル通貨なども考慮しつつ、新産業が産まれプラスサムになるかもしれません。
MMT(Modern Monetary Theory)によると、現状の貨幣での現実的なアイデアとして、社会保障に還元される日本の消費税は現状維持しつつ、現金給付額にも消費税がかかるので現金給付額を上げて、毎月給付にすると消費税率と社会保障費下支えとが均衡状態になる?と同時に、実体経済の経済成長率「g」の下支えにも寄与する?
これらの総量が、急激な不況時の資本収益率「r」以上なら、もしかして?回復して正常な経済環境に戻る期間も短縮できるかもしれません。
世界的な流れから各国政府経由で手厚い給付金を全国民に支給することになる。
日本も世界同時で協調し、国民皆給付を行うがスピードが世界に比べて同水準になってないことが判明した!そのうち改善するでしょう。
スペイン風邪から国民皆保険を構築した岸総理(他には、国民皆年金、最低賃金法もあります)安倍政権時代の安倍さんは、母方の祖父を見習いコロナウイルスから、毎月の国民皆給付を構築すれば歴史に残る業績になるし、継承する権利もある!
安倍政権時代の安倍さん、麻生さん。この二人でしかできない天命を見事果たした!アベノミクスの最終地点がコレだ!
この絶妙のタイミングで緊急的に構築した!天命と言わずにはいられない!
国民皆給付は達成したが、世界的な流れである毎月の国民皆給付には到達していない!
次善のアイデアとしては、三ヶ月に一回給付金。つまり、春夏秋冬に一回ずつ給付金も検討する価値はあります。
誰が発展させて引き継ぐのか?本人自身が行うのか?今後の継承を期待します。引き継いだ人間は、���実に人類の転換点に成し遂げた歴史に残る業績として記録されることでしょう。
将来は、官庁から量子暗号運用へ移行するための期間の長いデジタル化を始めてするも良し、庶民が行政手続きする際の申請だけにするなら資するかも?
金融機関への紐付け解除プロセスは現状維持として、まだアナログで十分!
前提条件として、基礎技術にリープフロッグは存在しません。応用分野のみです!
金融機関への紐付け?義務化は憲法違反。許可選択制にしろ!紐付け解除もできるようにしないと基本的人権侵害。
歴史の浅いコンピューターは、人間ではないし基本的人権は適用外だが、人類は違う!何千年もの構築した概念や法体系、歴史があり憎しみの連鎖も生じる。
中央値で一人年収600万円以上は給付金分年末に減税して、それ以下の年収は給付金支給にすればいい。日本国憲法尊守を前提で、こんなアイデアはどうだろうか?幸福がポイント。
ベーシックインカムは、現在の社会保障にプラスしていくことを前提条件として考慮しています!
もう一度。ベーシックインカムは、現在の社会保障にプラスしていくことを前提条件として考慮しています!
そして、テレワークの普及は諸刃の剣!
少ないから価値あるが誰もができると価値がなくなり、逆に一極集中加速する危険!アメリカ2020が、今そうだ!
GAFAなど。特にIT産業などは独占化しやすいから別枠で高税率にしてベーシックインカム用に再分配システム構築できないなら独占禁止法強化する世界的な流れになっている。
アメリカとは国土の大きさが違う!ので、マクロ経済学でいう小国開放経済の日本に、そのまま適用しても、新型コロナウイルスもあるし、現在の日本の普及率くらいが最善。これ以上は逆効果。
基本的人権という歯止めがないと薬が毒になる。
税の公平性はよく言われるが、時代が変わり、一極集中しやすく不公平が生じてるなら、産業別に税率を上昇させてバランスよくすればいい?
自由という概念を悪用するので簡単に言うと、自由権とは、18世紀のヨーロッパ市民革命、マグナカルタによってプロトコルを源にし言葉の定義を決めてから基本的人権の一つとして提唱されました。
憲法として日本にも導入されます!何でも自由に行うことではありません
これもその一つ。
「兵は詭道なり」戦いは、所詮騙し合いで、いろいろな謀りごとを凝らして、敵の目を欺き、状況いかんでは当初の作戦を変えることによって勝利を収めることができるものだ。
ということだが、誤解があって、憲法ある現代では、戦いの後に公開厳守が、法人も含めた権力者の原則です。
日本では、医療関係は、法律で個人情報の秘匿を義務化されてますが•••
国内法人大手NTTドコモは、本人の許可なく無断でスマートフォンの通信データを警察機関に横流しをしてる!
GAFAのように対策しない違法な法人?まさか、他にも?独占禁止法や法律を強化する?デフレスパイラル予防。このような国内大企業、中堅法人も危険。傲慢。
日本国憲法に違反しているので、アメリカのカリフォルニアやヨーロッパのGDPRのようにデータ削除の権利行使。
他に、再分配するデータ配当金を構築してからでないと基本的人権侵害になるため集団訴訟を国民は起こすべきだ。
税の公平性は、よく言われるが、時代が変わり一極集中しやすく不公平が生じてるなら産業別に税率を上昇させてバランスよくすればいい?
特に、IT産業などは、独占化しやすいから別枠で高税率にして、ベーシックインカム用に再分配システム構築できないなら独占禁止法強化。
自動的にディープフェイクをリアルタイムの別レイヤーで、防犯カメラの人物に重ね録画していくことで、写る本人の許諾が無いと外せないようなアルゴリズムを強力に防犯カメラの機能を追加していく。
防犯カメラのデータを所有者の意図しない所で警察機関他に無断悪用されない抑止力にもなります。
防犯カメラのデータを所有者の意図しない所で警察機関他に無断悪用されない抑止力にもなります。
防犯カメラのデータを所有者の意図しない所で警察機関他に無断悪用されない抑止力にもなります。
サミット警備時、死者数が微小なのにテロ対策と称し厳戒態勢!
経済活動を制限した時に、警視庁職権濫用してたが、死者数が甚大な新型コロナに予算増やした?
警察権力悪用!庶民弱者に圧力やめさせないの?オリンピック前にも圧力あったから予算削除しろ傲慢警察!
警察機関に個人データを保存するなら、至急データ配当金を創設して、毎月警察予算から配当金を庶民に給付する仕組みにしろ!
嫌なら、個人情報を削除する権利が庶民には、あるから行政府は行使できるようにしろ!予算削減がいいか!データ削除がいいか!
ヨーロッパのGDPRを参考にして仕組みを創設しないなら、基本的人権の侵害で日本国憲法違反だ!
みんなで国と集団訴訟だ!誰かが起訴すれば歴史に残る偉業になる。
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
SDGsや気候変動対策は、再生可能エネルギーのことではありません。パンデミック対策の一環です!それ以外の活動は派生物。権力濫用の口実に注意!
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永遠救世主アルティメットシャドウリーダー04 B(バグ)の家族達 霊猫蒼海 斬島銀河 [必ず全員がこれの更に羽織るようなハードモード本体やサブボディを持っている]
知&力&心:★×105〜9999グラハム数オーバー(潜在能力の1/4000までしか基本的には引き出せない)
個性「数学 音楽 情報 料理 研究 裁縫 時間 基礎 隠密 軌跡 飛翔 推理 自信 水泳 統合 安定 反魂 皇帝 青春 健康 芸術 総合 夜目 第六感 無限のツボ押鍼灸 適応大代謝 自己マッサージ スローフード ラグナロクノヴァスタイル エンパス ツンドラ ローザミスティカ 守護睡眠ドッペルゲンガー 自由設定 念能力:本体流動 アルティメットフォーム ブラスターコントローラー プロポーション ワンフォーオール 視界360度 NEWイデアウォーリン チャイニーズべエルフラワーファウンテンサイド グラビティカスタム ジョーカー(ワイルドの素養) ハーミットパープル 女神化 自由性転換 最上級筋質 唾液分泌量(超過多) 女の子の良い匂い 運動でかくSweetyな汗 自然超回復 不老不死 全褐色&全ベージュ脂肪細胞 リーダーシップ ロングスリーパー 無意識の動体視力 アルカリイオーラン化 アミノ酸オーシャンズプール ファイナルストーリーダイブ ライアーズアート コミュニケーション フリーコスチュームプレイヤー ゲシュタルト崩壊付与 安眠ラベンダーバスラボ 天然色の流桜 透明色の波紋疾走(インビジブルジャミングオーバードライブ) ビッグクランチ(アビリティコスト極大) とってもとっても不思議な卵(強くてニューピューバティー) 等」
ドライヴモード「ファイナルグロウ(総合力指数➡︎88000)<<ホーリーエンジン(総合力指数➡︎105%:精液&母乳 全消費時間➡︎約45分)<<♾<<💞マザーアビリティメモリーMk2」
装備「講義用VRコンタクトレンズ ノースリーブTシャツ(紺) スパッツ付きショートパンツスポーツウェア(ブラック) 25デニールストッキング(ブラウン) 全格闘術のコレクションDISC(幽波紋:アビリティコスト大) ヴァイオリン オーブン手袋:MKUTO(耐熱ミトン・黒)orリメイクベオウルフor不思議な指無し手袋 天使の翼 へッドホン ペンダント 相棒ニャンコ 筆記ペン類5種 スマホ (ベ���ッタPX4ストーム ハンドガンの弾20発 閃光手榴弾×1 ベネリM4スーペル90 カリーナ・アン 濃紺水筒ケース) (紫電龍・絶界舞雷斬刀 アーミーサバイバルナイフ 刺身包丁orライトセーバーブルーorナナメブレードor機械剣・ネプテューヌ) Zガンダム4号機(ゼータキュアノス) ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ用 エリク・ブランケ専用ザクⅠ エリク・ブランケ専用高機動型ゲルググ イフリートナハト サイコ・ガンダムMk-II レースアップフロントコンバットブーツ B2ステルス爆撃機 プライベートヘリコプター スーパーカーラベンダー 次世代新幹線 プライベートジェット機 宇宙ロケット ブラックボックス ツアラーバイク リニアイスノーボード アメジストラファルドゥスウィムスーツ スーパーダイヤモンドラゴンスカイソーダ SF乳酸自動歯ブラシ 宇宙服 ペンギンスーツor招き猫ベル 『並行学習培養槽』 ネプギアンダム ラウレアアコアコア・ブラジャー(紫) マリーローズの衣装&チューブトップ(零〜月蝕の仮面〜) 自由作成等」 拠点「地球連邦軍戦略帝都&無制限刺激莫有宇宙」💎
冒険用ポケモンパーティ➡︎①スカイベリー(ラティアス) ②ツンドラマナ(マナフィ) ③ラスピジェム(エムリット) ④βオーシャン(ラティオス) ⑤ネバーホロウ(フロストロトム) ⑥アルマスβ4(グレイシア) ⑦エンペルトR(エンペルト) ⑧ラヴィハーツ(マホイップ) ⑨REarth(レジギガス)💖 ⑩プラネテュヌ(ギラティナ)💖 (11)Quick💙(チェリム) (12)カナダレイン(カイオーガ) (13)にゃジラーチ(ジラーチ) (14)うたひめユリ(ラプラス) (15)コンビニャア(イエッサン♂) (16)あねクロノス(マホイップ) (17)ラステイシャ(ニャオニクス) (18)ヴァイオリン(ミライドン) (19)シャオガール(カプ・テテフ)💖 (20)STREAM(ミロカロス) (21)ジャンヌエナ(カプ・テテフ) (22)エンパスβ4(アルセウス) (23)ツンデレノワ(クレセリア)💖 (24)デウスマキナ(ラプラス)💖 (25)プライベート(ケルディオ) (26)ジャミンログ(日食ネクロズマ)💖 (27)ベニマーフラ(アブリボン)💖 (28)オレスパーダ(コライドン) (29)あきんどヌシ(ゲッコウガ)💖 (30)たこやきボス(ルギア)💖 (31)きめつのいば(オーガポン) (32)うおべいヌシ(レシラム) (33)コスプレイヤ(エルフーン)💖 (34)プリンセソナ(サーナイト)💖 (35)あかみねDJ(ブリムオン)💖 (36)キュテリナビ(デカヌチャン)💖 (37)コーディネル(ソウブレイズ)💖 (38)ネオロゼッタ(ブラッキー)💖 (39)あわじうナギ(ラティアス)💖 (40)あまきょほう(カイオーガ)💖 (41)ファリテミス(ゼルネアス)💖 (42)エターなるみ(ホワイトキュレム)💖 (43)ぱえりあるじ(ルナアーラ)💖 (44)ヴァルギスプ(ハバタクカミ) (45)シンデュアリ(グレイシア)💖 (46)ぬれがらずき(ウネルミナモ) (47)プレイデアル(ズガドーン)💖 (48)カレ〜おごち(リザードン)💖 (49)おじょうのみ(イエッサン♀) (50)なべぶぎょう(バクフーン)💖 (51)うつしよめな(チリーン) (52)ラズベリちご(ラムパルド)💖 (53)レプリカント(ミミッキュ)💖 (54)おうなぎるぜ(シャリタツ:そった姿)💖 愛玩コンテスト専用ポケモン➡︎①ちぎれるニク(チェリンボ)
超右脳 超速度 本質 全能 勇気 教養 ポテンシャルが優れている 戦闘スタイル「ラグナロクノヴァスタイル」 真最強無敵 無限成長型 干渉禁止種 本当に完善なる者 永遠の正統派処女童貞サドビッチ 真巫女 真勇者 指圧師 人生の初心者向けと侮るなかれ 羞恥心の涙 純愛の絶対神 チャンピオンアイドル 終焉レベル龍 いつでも熟睡でき健康、等 男性人口:女性人口は3:7 老廃物「体内で全消滅」 排泄物「炭酸ラムネ 茹で卵」💤
おねむの男の子にベッドで童話を読み聞かせてあげている
大好物「リッチ海老カツバーガー蟹チリソース(モスバーガー) ウインタークラブ(ピザーラ) 地中海風パエリア(ビバパエリア) 海鮮キムチ鍋 さっぱりおろし天つゆねぎだこ 天麩羅薬味全種類家族盛りうどん(丸亀製麺???) 喜多方ラーメン 安積食堂 ココア」💙
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2017 BEST ALBUMS OF THE YEAR (11 - 20)
ここから後半の10枚、とある目線のディスコグラフィー。
11. oso oso - the yuahon mixtape
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ニューヨーク州ロング・ビーチ出身、ぴっちではIanにフックされ、'18年にはTriple Crownからリイシューが決まったニュー・スター Jade Dimitriによるパンク/EMOプロジェクトの2ndフル。今年のシーンを名実ともに代表する一枚。くっきりと感じる ‘90s EMOの息吹と、00年代インディのセンスはやっぱり最高。the Promise Ringの「Nothing Feels Good」以降と同じノリの #3 the walk とか、メロディック・パンク的なイントロから気付けばインディ・ポップの門を叩く #11 the plant mouth なんかを聴くとニヤケが止まらない奴は同類。歌詞のリリカルさが抑えきれず爆発するセンスも好き。ベッドルーム・ポップなのか、パンクなのか分からない #5 get there(when you’re here) の「i’ll do anything it takes just to get there(when you’re there). / なんだってやるさ(君に会えるなら)/ just to get there(when you’re here). / ここまで来れるなら(君に会えるなら)」のフレーズは他の曲でも繰り返し表れる感情のキーだと思うし、 #11 out of blue の「but i just cant leave you this way, / やっぱり僕は君を置いてなんかいけない / were too young, its too entrapping to stay, / まだこんなに若いのに、ハマっちゃったら君はきっと捨てきれない」っていう最終盤は「卒業」のラストシーンと同じ気分(良いか悪いかみたいなのは放っといて)って感じ、僕にすれば見事な終わりとはじまり。
12. Otto A. Totland - the lost
The Lost by Otto A Totland
前作『Pinô』もその年のベストに選ばせてもらったノルウェーのOtto A. Totalandの三年ぶり2nd。変わらずのNils Frahm録音、ミックス、マスターだし、前作から引き続きつづきのトーン、メロディー、メランコリー(鎮痛派)のピアノソロ。今作では4分台��曲が加わったことと、鍵盤を弾いたり、細やかな動作から生まれるノイズが若干ヴォリューム増してることでアルバム一枚通しての抑揚はこちらの方が上かな? #2 Vates で明らかなそれらはデリケートな音色とは裏腹に決して穏やかなものじゃなく、中盤の #6 Greiner 〜 #9 Tingél の流れで印象的なシューベルトやシューマンみたいな普遍的に漂い、ふと顔を覗かせる「美」と「終焉」のイメージ。概念にするなら「memento mori」。とはいえ、ギターソロっぽい音色が響く #13 Enola から、走馬灯のような #14 Fox 、二分に満たないものの心音のように絶えない低音部に穏やかさを感じる #15 Before I Leave の流れには力強さがある。決して明るくないけど、何であれ浮かび上がるモノがある、さぁ、クレジットにもあるけど PLAY IT LOUD!
13. Palehound - A Place I’ll Always Go
A Place I’ll Always Go by Palehound
2015年のデビューフル「Dry Food」も刺さりまくったEllen Kempnerによるインディ・ロック・ユニットの二年ぶり2nd。今回も全10曲30分と大仰ではないけど、骨太さを秘めた、おおらかなメロディーには多幸感を存分に振りまく瞬間がある。 #2 Carnations が既に最高なんでコレのヴォーカル、ギター、メロディーに何一つピンと来ないならこのアルバムはあなたが求めているもんじゃないんだ。前半の山場として #4 If You Met Her のロマンティックなメロディーと、ラップに近い声を楽器として使うアレンジにどこか枯れた寂寞と、可愛さが入り混じった歌詞はマジで初期デスキャブみたいな遠くなるほどに美しい景色って感じのキラー・チューン。そこから後半の私小説的な狭さの歌詞とバンドサウンドとして深みを増したアレンジがあの手この手で襲いかかる。アルバムタイトルの「私がきっと向かう場所」というイメージの切り取り方はさすがだし、そのくせ終わりが #10 At Night I’m Alright With You なのが最高にキュート。
14. Pigs Pigs Pigs Pigs Pigs Pigs Pigs - Feed the Rats
Feed the Rats by Pigs Pigs Pigs Pigs Pigs Pigs Pigs
イギリス・ニューキャッスル出身の5人組 豚x7のデビューフル。ヘヴィ・スラッジ・サイケデリック・ロックンロール!!!!! 焦燥とか怒りとか嫌悪とか吐き気とか、人に浴びせちゃいけないものを抱えて、どデカイ音が鳴る! 鳴る‼︎ 鳴る!‼︎ サバス���系列になるんだろうドゥーミーな空気や、演奏中に血管キレてるんじゃねーかって感じにマジ何言ってるか分からないヴォーカルをはじめ、徹頭徹尾その雰囲気からしてシビれるほどにカッコいい。泥臭いという意味でブルージィでスラッジ、タガを外すということがサイケでロック。揺らせ、ゆらせ! 「All You Need Is Love」だって言うなら、快楽で人を殺すレイピストの話をしてやろうか? ネズミに餌をやれ! 愚かでどうしようもない人生のフロアで踊ろう。
15. Sammy Brue - I Am Nice
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若干15歳の、ローリングストーン誌いわく「the Americana Prodigy」。アルバムのリードトラックでもある #1 I Know との出会いがある意味、僕の2017年の音楽履歴のはじまり。「I want to go down to a land / かえりたい場所があるんだ / And sing this song the best I can / そこで精一杯のうたを歌いたいんだ」とPVの冒頭で何処とも知れぬ場所を歩きながら彼は歌い始める。半径7mくらいの世界、けど景色は移りゆく。彼が曲を書くのは出会ってきたものの中に心を揺さぶられることがあったから。ふと澄ました時に聞こえるのではなく、周りでささやく誰かのお話、それを口にする彼の目線は少し枯れていて、さびしげ。丸さと甘さがそこに同居した歌声は #3 I’m Not Your Man のホコリっぽいラブストーリーなんかを語らせると本性と本音が重なってみえるような不思議な気分。数は少ないけど弾き語りの映像を見るとやはり、語り伝えるというシンガーとしての根っこの太さを感じる。そういう意味ではアルバムにギターやピアノだけの曲が2曲くらい欲しかったかも? とはいえ、コレはきっとこの子のキャリアの始まり、君と僕の世界を通して、世間へとアプローチする彼の物語はどこまで続くんだろうか?
16. the seven fields of aphelion - Keep the Ocean Inside
Keep the Ocean Inside by the seven fields of aphelion
ペンシルベニア州ピッツバーグ出身の、インディ/エクスペリメンタル・ロック・バンド Black Moth Super Rainbowのメンバーでもある、Maureen “Maux” Boyleのソロ・プロジェクトの2nd。#1 Divining (Naming of the Lost) のメランコリックなピアノ・フレーズが迎えるイントロはびっくりするけど、基本となるのはドローン、シンセサイザー、加工されたヴォーカルなんかを丁寧に折り重ねたシルクのようなアンビエント。もともと流行り廃りからは遠いシーンとは言え、今年のbandcamp best ambientに載るようなアルバムと近しい要素をコラージュの手法で別世界へと誘うチケットに変えるその腕前に聴き惚れるばかり。2分台のトラックが導くファンタジックな前半の締めである組曲っぽい #5 Triptych/Going Under/The Blur/The Way Beyond から、デリケートでメロディアスなアンビエントの極みと言えそうな #9 The Ocean Inside 〜 #10 Sirens, Cerulean Swell の流れは一切のノイジーさを排しているのに、豊かで、溢れんばかりの情感に満ちてる。ソレがあなたの胸のうちに湧く泉なんだ。
17. sinai vessel - Brokenlegged
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ノースカロライナ州出身、過去にはCount Your Lucky StarsからスプリットをリリースしたりもしてるEMOバンドのデビューフル。oso osoの2ndと対を成す、個人的に今年のEMOを象徴する一枚。スリーピースによる歌声を中心に据えたポスト・ハードコア経由のギター・ロック。彼らがすごいのは影響を感じるのに誰にも似てないこと。Pedro the Lionのような告白の歌詞で幕を開ける #1 Looseleaf も、その想いの吐き出し方にEmbraceみたいな潔癖さへの憧れを感じる #4 Down With The Hull も、いろんなものに影響を受けたことを隠しもしないCaleb Cordes(ヴォーカル、ギター)はそれでも自分の言葉で歌い、真っ直ぐなメロディーを鳴らす。このアルバムは佇まいとしてフォークっぽいし、アレンジに顔を出すインディ的な部分も内側への大きな好奇心みたいだ。彼はなにかを嘆いてるんじゃない、ただ語っている。それはKieth Latinenが一人ではじめたことだし、Evan Weissがシカゴの路上で過ごしたことみたいで、Jeremy EnigkがEMOってタグから外れようと外側で歌ったことと根っこは同じだ。全編の歌詞における個人的かつ抽象的な描写はきっと同じような奴が「聴けば分かる」んだろうと思う。SDREで言えば2nd、E! E! の1st以降の数多のEP群、 52 Weeksの苦い過去、どこか悟ったようでいて、きっとまだこれからでしょう?
18. Vagabon - Infinite World
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カメルーン生まれ、移民、ニューヨーク在住、Lætitia TamkoことVagabon。ライブ会場で見たときの驚くような小柄さとその身体から響き渡るかすれを含んだ伸びやかでシルキーな歌声、自分の存在を確認しようと鳴らし、広がるメロディー。全8曲30分にも満たないこのアルバムの最高の価値は今年最大のキーポイントである彼女が作った、ということ。 #1 The Ember や、Audiotreeのライブ映像で僕の心を掴んだ #7 Cold Apartment のバンドサウンドとしての強かさも、唯一のフランス語歌詞(カメルーンはフランス語/英語の二重母語の国)の #4 Mal à L'aise のドリーミーなベッドルーム・ポップも彼女の内からこぼれでた宝石のようなキラキラで、願い。ぴっちにはインディ・シーンの「ゲームチェンジャー」なんて呼ばれてるけど、彼女自身は冒頭の歌詞で語るように「Lætitia is a small fish. / レティシアはちっちゃい魚(The Ember )」なんだろう、時折��イーブにすぎる歌詞も、はたまたこちらを振り回すバンドアレンジも自分にできることを一つずつ確かめているようでとってもキュート。「I don’t care it’s okay, let’s keep weird」っていうつぶやくようなライブでのMCがすごく印象的。
19. the world is a beautiful place & I am no longer afraid to die - Always Foreign
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2015年リリースの傑作『Harmlessness』以来となる3rd。初期の中心的メンバーの何人かが脱退し、David F. Belloの存在感が増した今となっては初期の彼らとは別の、それこそIan Cohenが前作に付けたようにpost-emoとして見るのが正しいのかもしれない。「2017」年と言う時代を「先進国の若者」として過ごせなかった人間にとってはある意味、一生かかっても手繰り寄せられない立ち位置にいるコレはーーそういう話の上でならもうすでに名盤。そして、ここ2、3年に限っていいなら彼らは比較しづらいくらいにポリティカルだった。Bello(プエルト・リコ、レバノンの両親を持つ移民)と、平均的にリベラルであるインディのこのシーンはアンチ・パトリオティシズムだ。「悪魔にだってどっちが正しいか分かるさ、お前の身の程を知るがいい(#3 Hilltopper)」「Call me “a-rab.” / A-rabって呼んでみろよ / Call me “spic.” / Spicって呼んでみろよ / I can’t wait I see you die. / お前が死んだ後どうなるのか待ちきれないぜ(#10 Fuzz Mirror)」。きっとthe Smithsの時代ならポップ・ソングだったシュプレヒコールがこんなにも刺さって聞こえるのはなぜだろう? Always Foreginーーいつも仲間ハズレ、っていうこの上なくEMOいタイトルはもはやWhite Trashへの共感にもならず、都市部で暮らせるヒスパニックにも似合わずーーそう、つまり #9 Marine Tiger のテーマだ、「新しく移り住んだ場所を歩いてみても / こころはどうしても落ち着かない / 何か夢が転がってるわけでもなくて / 似たような部屋に収まる(Marine Tiger)」。この歌詞が印象的なのは、ダブるところを突くからだ。誰にも理解されない。ミレニアル世代というWWWの世界においても「孤独」が拭えない僕らは、乱暴にくくっていうなら「ここ」に来た移民だ。「Harmlessness」で1st EP「Formlessness」から持って来た歌詞を歌ったのは、それが今でも光るからだ。「I keep holding on to, I keep begging myself / 僕は手放さない、いつだって僕に誓う / Today we are superhero but tonight we’ll just be tired / 今日の僕ならなんでも出来る、きっと夜には疲れ果ててしまうけど / I keep holding on to, I keep begging myself / 僕は願ってる、僕は諦めたくないんだ(Eyjafjallajokulk Dance/Ra Patera Dance)」。あまりにも露骨なメタファーと、明確に敵をあぶり出す歌詞でもって彼らは僕らに迫る。それはアメリカという国のリアルなのかもしれない。「全部の州がバラバラになっても、君はここをアメリカ(合衆国)だって言える? / 他人から何かを奪うだけだってのに、君はそれを仕事だって言える?」そうじゃねぇだろ? と、少なくともBelloは言う。序盤の2曲、あまりにも出来過ぎにクライマックスへと駆け上った先で、彼らはこの更地を改めて僕らに突きつける。そこはもう、君と僕の世界ではない。「この世界と僕」。#11 Infinite Steve で迎えるラストは残酷で、それは間違いなくアメリカの日常のシーンだ。でも、膝をつくな。そこは既に通ったはずだ。「There’s nothing wrong with kindness / やさしさに間違いなんかない / There’s nothng wrong with knowing / 知ることに罪なんかない / We’re here, I told you so. / 僕らはここにいる、そう言っただろ?」。Ianが言いたかったpost-emoとは何か? それは遂に来た、「この世界と僕(と君)」の話だ。
そして、2016年リリースのアルバムから一枚。
20. Keaton Henson - Kindly Now
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UK・ロンドン出身のSSW/詩人、アルバムとしては5枚目の最新作。以前特集にしたMahogany Sessionでその存在を知った一人。また、同じように語るけど繊細さからは一番遠い場所でグロテスクなラブソングとして響く #2 Alright のそれでも情景とリズムを束ねてのぼるコーラスが痛々しくて、素晴らしい。「If it’s in the city / この街で / You and I are monsters / 君と僕だけ仲間ハズレ / We’ll not find another / 誰かと触れ合えたらいいのに / Cannot be together / 結局、ふたり噛み付きあって / Lest we eat each other / 互いの心臓をエサにする(Alright)」なんてささやいていた男が、中盤ではユーモアも交え、「Who needs comfortable love? / お手軽な愛が欲しい? / I’m in bad love / 僕の愛は報われそうにない / Don’t be sad, love / 辛そうな顔をしないでくれ(#7 Comfortabke Love)」と口にする。アルバム一枚通して別に明確な光を描くわけでもなく、最後までKeaton Hensonの言葉は虚空へと鳴り響く。互いが愛し合っているということを信じるしかないっていう厄介な話を彼は真正面から歌うことにした。「I think I love you / Baby please don’t be afraid of me」と繰り返す #11 Holy Lover はコレがアルバムの前半にあったら気持ち悪くなりそうなほどメランコリーだし、アルバムの最後で恋人たちは本当に終わってしまう。喪失が本当に二度と戻りはしないことだと確信をこめて歌うラブソングはやっぱり悲劇的だ。でも、それを口にするからこそ僕は彼の「愛」を信じてみたい。
・最後にーー
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「音楽」から社会を除くことは可能だろうか?
政治的(Political)な問題に、音でもって「ことば」を発するのは、ただいい曲、美しいメロディー、ポップという綺麗なところだけを集めたセカイ etc. を求めるリスナーにとって不親切なんじゃないか? SNSで思い出したように何度も盛り上がるこの話題は、僕からすればピントがズレてる。
僕が、今年もそんなリストになったけど、聴きたいのは個人的な話だ。誰かの話、昨日のこと、オリジナリティという結果。音楽を聴くという行為は、君が耳を傾けたときに最小公倍数が決まるーー「君と僕のセカイ」だ。再生された音楽と君の間にあるものが全てで、それ以外は註釈に過ぎない。だが、言葉にしないと分からないことが多いのも確かで、この世の無限に近いソレらを纏められるものを「社会」と言う。この入れ子構造の中で有り無しは註釈の一つとして添えられて、それを受けて生み出されるサウンドがある。つまり、先の理論は循環論法になる。
音楽という文化に一定の制限を設けようという声は、個々の表現のワクを超えた「政治的」な問いだ。僕の言うズレてるポイントは表現とはそもそも「自分」の為のものであって、あなたの為ではないということ。
知るというステップを踏まずして、理解はない。僕のBEST ALBUMSはどれも理解を必要とする「彼ら」の表現だ。
感情的で、感傷的で、メランコリーで、アイロニックなものが愛おしい。悲劇で満ち溢れた場所を正しく描いたときにハッピーエンドはほとんどの人に似合わないと思う。一人ひとりのバイオグラフィーがいつか消えるってコト以上の悲劇を僕は知らない。それぞれに追悼を捧げていたら文字数足りないくらいに2017年も故人が増えた。2018年も早々にJóhann Jóhannssonがそのリストに加わった。せめて、一人でも多く、一分一秒でも長く、この世のある限り、好きだということを示したい。好きなものを伝えたい、クソみたいな物も悪くないけど、まずはいずれ捨てなきゃいけないものを君に放り投げよう。知ってしまえば、僕が好きだった個人的だから個性的なものは「EMO」という色分けをしなくてもそこら辺にあった。だから、2017年でもってEMOリバイバルというシーンの切り取り方はやめようかと思う。
最後の終わりに、僕は君と音楽の話がしたくて書いてる。クソったれスローなブログはまだ続けます。
Thank you for reading it.
How was your year of 2017? I think these albums partly could tell you how was mine. Something changed, something still didn’t yet.
This world have been looking cruel and dirt, there are war, school shooting, sexual harassment and death. Yeah, I’m sure everyone know how bad we feel in the days. It’s as like twiabp said “I’ll make everything look like it’s rad,” political seems to be slightly move, our life rapidtly slipp away. I will keep to write it down here that how was my year and sounds around my ears, that because I believe music can be a part of the society and have the power that kick your ass and make looking forward.
Happy Music Life.
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映画「殺さない彼と死なない彼女」 先ず、僕は十代の頃、教室の隅っこで 孤独に辞書をめくってたり詩を書いてたりを素でして居たので 恋愛とかした事が無く そして「青春」っぽい事もした事が無いから、 普通の人が観ないようなマニアックな映画を好みつつも その辺のキャピキャピしたJKやJDが観てキャーキャー雄叫びをあげるような お馬鹿で軽い感じのインスタントなラブコメ(死語)?な映画を おっさんにもなって割りと観たりするんだけど、 やられました。 この映画、またいつものアホ臭い恋愛劇かと思ったら、 岩井俊二さんの映像美、間合い、 否、その弟子の 行定勲監督の2003年くらいまでの 「世界の中心で愛を叫ぶ」で売れて 路線が変わる前の やたら人が死ぬような引き摺ってしまうほどの悲劇的な なおかつパルプ・フィクション以降の時間軸パラレルの付箋回収 なんかで構成される 完全に、あの時代の映画に影響されてますよね? って感じの てか、まんまな映画かも知れない。 2000年前後はこう云う悲劇的な映画が多かった気がする。 あの頃は 単館系とかミニ・シアター系とか云って小さな劇場でしか出来なかったような映画 今は映画ブームが爆発して 定着しているけど、 昔はそんな事、なかった。 父親の時代はあっただろうが、 一度、終焉して映画館が潰れていた時代 だからデートで映画とか 余程、映画が好きな女の子 イコールそれは映画を解ってる女の子 じゃないと 映画イコール退屈させる時間 そんな時代だった 自分は子供の頃から両親が映画好きだったから好きだったけど。 タイタニックの時でさえ ブームはまだ来てなかったんじゃないかな? まぁでも、イオンなんかの付属映画館の力は凄いと思う。 まぁいいや、 この映画にはお気に入りの若手女優もいっぱい出ている アホな役や真面目な役 色々、出来ておもしろいね。 アホな役をしてたあの子が物静かな役か? とか 真面目な役が多い子がビッチか? とか 殺人者役の彼は最近、色んなドラマに出てて演技がイマイチ、ハマって無いけど、 この役はハマってるんじゃない? とか まぁ いちいちJK役者がのやりとりが可愛い。 無知ってのはいいね。 ロリコンとしては笑 まぁ25歳にもなれば みんな擦れ始めるから 無知な時代を眩しく輝いて欲しいね 山から流れてくる透明な雪解けの水のよう。 美しい。 この映画でいいのは イジメ!って感じが無い事かな。 イジメも 無視も あんま無くて スルー 今ってこんな感じ? 特に干渉しないような? 主人公の二人が あまり主役主役的にシーンを占領してないのも良い感じ 一瞬、 ほんまにこいつら主人公?ってよぎった。 「死ね」とか「殺す」 とか 気軽に口にする世代は 自分よりも下の世代 リスカ・ブームとか やたらとみんな自分の周りではやってたな そう云えば二十代の頃の恋人がしてた。 未だに忘れられない女性だったりする。 彼女と出逢ったのは23か24才くらいの頃で 彼女は17か18才だったかな? 今で云うメンヘラ(もどき) バンギャ、椎名林檎チルドレン、みたいな感じだったな。 時代。 彼女は言葉に敏感で 「おまえ」と呼ばれるのを嫌った そのうち、自分自身、人へおまえと言ったり言われるのを拒絶するようになったな。 言葉が他人へ与える影響は大きい だからと云って 自分の意見や思いを遠慮して言わないのも違う ただ、自分の想いを吐き出すには 責任とそれ相応の罪と罰のしっぺ返しを受ける事を覚悟するべきだと思う。 恋愛は理屈じゃない とても良いと云うか こんな恋愛をしてた奴が 二十歳くらいの頃に大阪で生活してて つるんでた奴らの中に 結構、居たなぁ〜って感じ リスカ率多かったなぁ 男で体中切り刻んでる奴も居たな あの辺の時代から 髪を色んな色に染める奴らが現れた 自分も赤やら青やら緑やら灰色やら 24色色鉛筆並みに染めまくってた 毎週、髪の色が違うとか 五分、外に出るだけで 時間掛けてキメッキメにしてたりしてたな 今じゃフンドシ一丁でも気にしないかもな。 ピアスを原住民並みに開けまくる奴らが出てて来たのもその辺だ 俺は鼻ピとか嫌いだったけど 耳に親指が通るくらいに空けたりとかね。 やっぱ偏見があったからさ 原住民=ダサいみたいな? ギャグかよ? みたいな? だから、そう云うのをする奴らは三つくらいしたの年代からだったかも知れない。 女性も空けてたけど、 ごめん、人種差別になるけど、 原住民的な人はタイプじゃない 申し訳ない。 差別する気は無いけど、 人種の壁をその頃は越えられな��った。 今は割りと黒人女性でも恋愛出来るくらい気にならないようになったけれど。 まぁでも、個人的に綺麗とか可愛いと思える範囲で。 でも、選んでしまう以上、 それは差別。 俺はクソだわ。 そう云う意味で主人公の気軽に 「クソ」「ブス」「死ね」 なんて言って 相手も それを本気ではとらえない感じは良いなって思った。 まぁ映画の世界だけど。 https://www.instagram.com/p/CBZ_xtEpBla/?igshid=xx4x0lewrann
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