Tumgik
#井出大稀
yu-en · 3 days
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自室の記録
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5年前からルームシェアをしているSと一緒に引越しをしてから、3年が経った。寝室をSが、リビングを私が自室としている。私の部屋の正面には大きな窓があり、左右にもそれぞれ小窓がある。
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小窓1
装身具類の置き場所。ピアスを置いている鳥のレモン絞り器は、Fさんから貰ったもの。Fさんはよく動物のものをくれる。犬の形をした栓抜きや、野営をするくまの置物も彼からのプレゼントだった。
カートリッジインクの空き容器には、ヘアピンやネックレスを入れている。私の父は吸引式の万年筆を好んでいて、父から贈られたペンもインク瓶とセットのものが多かった。実家を出て外にいる時間が増えてからは、インクを切らすことが怖く、自然と替えのインクを持ち運べるカートリッジ式の万年筆を使うようになった。それからしばらく経ち、1年前にプログラマを辞めたことを手紙で報告すると、その数日後に「励まし」とボールペンが送られてきた。以降ずっとそのペンを使っているから、手持ちの万年筆はどれもインクを抜いてある。
よく付けるピアスは窓の縁に置いていて、どこかの喫茶店で使われていたらしい伝票入れには、硝子のオーナメントやトライアングルのビーターを差している。
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Hのくれたトライアングル本体は、腕時計とブレスレットを失くさないための場所として機能している。良くない使い方だと罪悪感を覚えてはクロスで磨いている。
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小窓2
『陶の家』を見かけたらひとつ買うというのを続けていて、現時点で3軒が建っている。少しずつ街になっていく。家の奥には、ミナペルホネンの好きなQさんにプレゼントしたものと色違いのタイルを置いている。
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小窓3
すぐぼろぼろにしてしまう指先のケア用品を置いている。H先輩に貰ったネイルオイルの磨硝子が好きだった。Fさんが動物をくれるように、この人は硝子をよくプレゼントしてくれる。硝子のオーナメントも、ステンドグラスのくまもH先輩から貰っている。
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窓を開閉するハンドル(オペレーターハンドルというらしい)に紐をかけて、ケーブルや電源類をまとめている。先日Eから貰った白いカールコードのシールドもここに下げている。黒い服ばかり着ているのに、Eには乳白色のイメージがある。“誤って人間として産まれてしまった天使”だと感じさせる人と知り合うことが何度かあり、Eもその中のひとりだった。
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向かって左には仕事用のシャツ、右には外套を何着か掛けている。秋冬用の服ばかりある。
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ここに越すことが決まってから最初に選んだ家具。プログラマになったばかりの頃、メモリの重要さを机の広さに喩えて教えられた。それで机は広いほど良いものだと認識したのか、気付けば横幅のある机ばかり探していた。天板の色を緑に決めて、部屋の軸に据えた。
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職場で割ってしまったマグカップに無線イヤホンや保湿クリームを入れている。シャツを濡らしたまま破片を持つ私を見て、笑ってくれる会社の人たち。これ以上は無いとよく思う。
ヘアクリップ入れにしている、ままごと用のような小さな花瓶も気に入っている。渋谷の蚤の市で友人へのプレゼントを選んでから、度々その人の店でものを買うようになった。銀色のトレイやハート型の赤い缶もその人から買った。
銀色の電源タップは前の部屋から持ってきたもの。あらゆる電子機器の電力をここから供給している。
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ギターをくれた友人たちが別の年の誕生日に合同出資してくれたオーディオインターフェースがモニターの下にある。未だに1-2と3-4の入力を同時にする方法が分からず、2つずつ付け替えながら使っている。これを貰ってからAudacityで曲を作り始めて、今もそのやり方をしている。会社の先輩には「システムを0と1だけで作ろうとしているみたいなものだよ」と言われたけれど、その頓馬さを含めて自分に馴染むので、Audacityをずっと使っている。キーボードがちょうど上に乗る。
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モニターの横にはmicroKORGを置いている。普段は誕生日に贈り物をしないと取り決めているSだけれど、数年前に何かで手を貸した際「この恩は倍にして返します」と言い、その年の誕生日にmicroKORGをプレゼントしてくれた。このシンセサイザが部屋に来てから、自分の生活が向かうことのできる方角が増えたように感じている。大切な楽器。
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microKORGには、新しい部屋で出した『野良の花壇』のマグネットを付けている。本来は冷蔵庫のために作られたマグネットだけれど、皆とスタジオにいる時にあって欲しく、ここに付けている。プリクラで来られなかった友達の似顔絵を描くような感覚。私の黒い冷蔵庫には、ピーター・ドイグの青鬼の絵と油絵の花のマグネットだけがある。
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机の下に、PC・トランクケース・スーツケースを置いている。PCはSのお下がりで、MacBookしか使ったことのなかった当時の私は、こんなに大きな箱がPCだなんて、と思っていた。PCの上に付けたアンテナは狐の顔のような形をしている。
トランクケースは大学2年のころ大枚をはたいて手に入れたもの。どこか遠出をする時はこれに荷物を詰めている。畳み終えた洗濯物をSの部屋へ運ぶ時のかごや、ギターを弾く時の足置きとしても使用。頑丈さに安心する。
スーツケースはついこの間、京都に長く滞在するために買った。銀色の次に、灰がかった青が好きだと思う。
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ギター・くま・本棚
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ギターは高校時代の友人たちが誕生日にくれたもの。19歳になったばかりの頃、当時の交際相手と出掛けた帰り、気が付いたら楽器屋にいた。ギターを2本持ったその人に「どっちがいい」と訊かれ、指差した方を買ってくれた。私にギターを与え、弾き方を教えてくれたことにずっと感謝している。その人と別れてしばらく経ち、誕生祝いに何が欲しいかを訊かれ、ギターを頼んだのだった。友人たちは「あえて白にしてみた」と笑っていた。今思えば、このギターを貰ってから白を自分のものにすることへの抵抗が弱くなった。ギターの届いた日、触っているのが楽しくて大学を休んだのを覚えている。
YAMAHAのアンプは義兄が使っているのを見て購入した。私が真似をしていると知って嬉しそうだった、と姉から教えてもらった。
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左端のくまは、元は白だったのだけれど、深い青のシーツで眠るのに付き合わせたせいで黝くなってしまった。Kの小説に「ヤニや涎で汚れてしまったのかしら」と書かれてからは、布で包んでいる。いつかぬいぐるみ病院に連れて行きたい。隣は一度も会ったことのない人が贈ってくれた黒いくまと、高校時代の交際相手が留学先のお土産として連れてきてくれた焦げ茶のくま。誰かとビデオ通話をする時にはよくパペットのくまに代理出席してもらっている。右は、地元や旅先の雑貨屋で見つけて連れてきてしまった(“しまった”という意識がずっとある)小麦と白のくま。グレーのワゴンに小さなギャッペを敷いて、くまたちの場所としている。
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低い本棚の上
蓋のない宝箱。小物たちというより、質量のある記憶群という方が実感に近い。
西荻窪にあった喫茶店の閉業を知って沈んでいると、H先輩が「お店で使っていた品物を販売しているみたいです」と教えてくれた。黒い花瓶のあるおかげで、ずっとその店を忘れずにいられる。今はEのくれた竹とんぼや、Aさんのくれた花を入れている。ポストカードをしまっておける箱のついた額縁には、Aの写真を入れている。過去、「__の写真を写真展に出してもいいですか?」と、もう搬入の終わった状態で確認の連絡が来たことがあった。Aがごく稀に見せる、こういった強引さが大好きだった。展示を了承する代わりに譲ってもらったその時の写真たちは、勾配天井の部屋に暮らしていた時に飾っていた。上京してから借りたどの部屋にもAの写真を飾っている。そのほか、江の島で拾った石や、Tさんがライブ終わりに嵌めてくれた指環、Uさんと行った犬吠埼のイルカの置物、書ききれないほどの誰かと紐付いた宝物がある。
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声の依頼を受けた際、お礼にといただいた絵。額装までしてくれていた。元々この人の絵が好きだったので大喜びした。一度この絵を裏返さなければいけない時期があったので、また飾ることができて嬉しかった。
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高い本棚の上
小さなギターは、Kさんと一緒にRさんの部屋でパーティをした日、中古のおもちゃ屋で買ったもの。Rさんの部屋に戻った後もご機嫌に鳴らしていて、そのあと火事が起きた。カセットコンロの火がテーブルクロスに引火して、火が早送りのように広がっていくのを見た。三人で死ぬ映像がちらついた、次の瞬間には火が消えていて、振り向くと花瓶を持って息を切らしたRさんが立っていた。チューリップを活けていた水での消火。このおもちゃが生き延びた証明になっている。このあいだのアルバムに入れたフィールドレコーディング曲にはその日の日付が付けられていて、火のはじける音やこのおもちゃギターの音が入っていた。volca keysは初めて触ったシンセサイザ。自分ひとりである程度のことができるようになりたくて、リズムマシンとマルチエフェクターを買った。
銀色のバットはひとつ前に住んでいた部屋の近くにあった台所道具の店で買ったもので、前日と翌日のあいだの時間に携帯品を置いておく場所として使っている。
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Artekのスツール60を、椅子やベッドサイドテーブルとして使っている。パーティめいたことをする時には、3脚くっつけて大きなテーブルとして使う。雑貨屋でまとめて購入したので、その日で店のポイントカードが1枚分溜まった。そのカードをイッタラのキャンドルホルダーと交換してもらった。
銀色のトレ��は、先述の蚤の市で知った店で買ったもの。部屋のポケットとして使っている。
“拯”の字は、精神がどうしようもなく落ちていた今年の始めに、Uさんが「書初めをしよう」と言って筆を持たせてくれたもの。翌月にまた京都を訪れた際に、国際会館のカフェスペースで焼き上がったものを渡してくれた。頭でばかり考えてはすぐに身体と疎通できなくなる私に、四肢のあることを思い出させてくれる友人。
本の上には気休めの紙魚対策として除湿剤と防虫剤を置いている。
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小窓4
Fさんからの犬の栓抜きと、Hに貰ったコンクリートの置物、H先輩が分けてくれた犬の箸置き。母の好きなミニチュアを贈る際、色違いのチューリップを自分にもひとつ購入して、端に置いている。自分のために生きた花を買えない反動か、花のモチーフのものを見かけると嬉しくてつい手が伸びる。
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キッチン
私の洗面台を兼ねている。私もSも、料理と呼べるような自炊は殆どしないので、調味料や調理器具が少なく、キッチンの収納部にはそれぞれの私物が仕舞われている。
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Mさんが引越し祝いに買ってくれたカセットコンロ。パンを焼く時やカフェオレを淹れる時に使う。組み立てる際の動作がロボットアニメのワンシーンを思い出させるので、人前で使う時には「変身!」と言うようにしている。
隣の空き瓶は元々ジンの入っていたもので、誰かに花をいただいた時には一旦ここに活けている。
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この部屋に越した時にIがプレゼントしてくれたローズマリーの石鹸の匂いが好きで、貰った分を使い切ってからも自分で買い直している。歯磨き粉はGUM以外だと落ち着かないので旅行先にも持っていく。歯ブラシはKENTのもので、最初に使ったあとの歯の滑らかさに感動して、誰かに共感してほしいあまりSに押し売りをした。それからSも同じものを使っているので、それぞれのストックも合わせると10本近くこの歯ブラシがある。右端はリングホルダー。左手の薬指に環を嵌めるようになってから、指環が好きになった。今は5本の指環を付けている。
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食器棚
H先輩のくれたくまを吊るしている。緑の石鹸はMさんのスペイン土産。ここに写っている鉄鍋も鉄フライパンも、写っていない3本の包丁も2枚のお盆も貰いもの。
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ソファ
机の天板に合わせて布を選んだ、三人掛けのソファ。毎日ここで眠っている。Sの部屋にある質の良いベッドよりも、薄いマットレスを敷いたソファの方がよく眠れる。枕に近い小窓のハンドルにエジソンランプを括りつけて、普段はその光で睡眠薬が効くまでを過ごしている。
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部屋のすぐ向かいには線路があり、3面の窓から電車の通る音や光が流れる。最終電車の後は、スケートボードの走る音や、酔った誰かの歌が聞こえる。この部屋で生活をしている。
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doglassa · 2 years
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“爱我别走”郭文贵最后的挽留
看着身边的人一个个的离开,害怕孤单的郭文贵曾经说:“永远不和路德、昭明、雾婷、SARA为敌,即使他们都是特务”。当时此语一石激起千层浪,前半句听上去大有立誓为证的豪气,而后半句却话锋突转,字里行间中充斥着无奈。一向不杀身边可用之人的郭文贵为何说出如此之话,其所谓的“战友”情早已分崩离析。
一、“永远”的只有利益
以郭文贵的为人及办事的风格,在其字典中与“永远”匹配的只有“利益”。长久以来郭文贵对金钱开路,利用利益的枷锁捆绑身边人为其服务这样的套路屡试不爽。俗话说:“有钱能使鬼推磨”,郭文贵用美刀肆意地使唤着身边的小鬼,让这些小鬼为其冲锋陷阵。待到没有利用价值后便一脚蹬开,进而寻找新的替身。依稀记得郭文贵手持“红通令”仓皇逃至美国,势单力薄的郭文贵为了能在美国站稳脚跟,增强自己在海外的知名度,便找到了夏业良等人。一个为了名,一个为了钱,各取所需随之一拍即合。郭文贵顺利地打入海外民运圈,而夏业良等人也从中捞到不少好处。但野心勃勃的郭文贵怎甘心如此,在臭骂夏业良等人“伪类”的同时迅速勾搭上“明镜”,郭文贵利用“明镜”平台着实让自己火了一把。按理说陈军、何频等人居功至伟,但在郭文贵眼中只有永远的利益,没有永远的朋友。在榨干“明镜”最后一滴油后,郭文贵火速拉上袁红冰、相林等人为其张罗布置“挺郭战车游行”、创建“挺郭后援会”。短时间郭文贵的人气及知名度随之达到巅峰。物极必反,郭文贵一步一个垫脚石的登上巅峰,视所有人如棋子一般操控,这也是其迅速跌下神坛的原因。
二、最后的雇佣兵
“郭战队”战至今日,其主力军纷纷溃败。大势已去的郭文贵窥视着身边是否还有能为其卖命之人,无奈囊中羞涩加之卸磨杀驴的处事风格,再无新人敢为之效力。无奈只能跪求路德、昭明等人不要离开。良禽折木而栖,如路德、昭明这些爱财之人怎会甘当没有俸禄的奴才,最后还是一走了之。叛逃之心已起,只是还未言表。这一切郭文贵是看在眼中的,怎么才能挽留住“小蚂蚁”,又不让外界看出其无人可用的窘境?于是穷途末路的郭文贵想到了“立誓”,以此作为最后的一搏。熟不知树倒狐弥散这是千古不变的定律,没有美刀哪里来的雇佣兵?
三、苦情牌,最后的挣扎
郭文贵——一个只信任自己的人,看着身边的人一一离开,所处形势急转直下,本就患有严重被害妄想症的郭文贵难免对身边所有的一切都大打问号。但习惯了被背叛的郭文贵心里却盘算着“家贼”不得不防。正所谓一朝被蛇咬,十年怕井绳。可以理解当一个人反复被人背叛对任何事就必然会做最坏的设想和打算,所说所做也异于常人,尽显极端。这哪里像往日“交到新朋友,立忘老朋友”的郭文贵,这也难怪老朋友逐渐流失,而新朋友敬而远之,身边可用之人屈指可数。看不见利益终究只是路人,路德、昭明等人最终也离开了郭文贵。
    古人云:“信是立身之本,恕乃接物之要”一个人失去了诚信,他注定孤立无援。一个人没有容人之量,他必然心胸狭窄,自私自利。郭文贵的谎言虽然能够暂获一时之利,但其最终结果必然难逃身败名裂,留下千古骂名。“以金相交,金耗则忘;以利相交,利尽则散”,那些还在窥探郭文贵包里美刀的“小蚂蚁”们,谨以此句以示警醒,不要到时羊肉没吃到,反倒惹上一身骚。
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dlam19 · 2 years
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“爱我别走”郭文贵最后的挽留
看着身边的人一个个的离开,害怕孤单的郭文贵曾经说:“永远不和路德、昭明、雾婷、SARA为敌,即使他们都是特务”。当时此语一石激起千层浪,前半句听上去大有立誓为证的豪气,而后半句却话锋突转,字里行间中充斥着无奈。一向不杀身边可用之人的郭文贵为何说出如此之话,其所谓的“战友”情早已分崩离析。
一、“永远”的只有利益
以郭文贵的为人及办事的风格,在其字典中与“永远”匹配的只有“利益”。长久以来郭文贵对金钱开路,利用利益的枷锁捆绑身边人为其服务这样的套路屡试不爽。俗话说:“有钱能使鬼推磨”,郭文贵用美刀肆意地使唤着身边的小鬼,让这些小鬼为其冲锋陷阵。待到没有利用价值后便一脚蹬开,进而寻找新的替身。依稀记得郭文贵手持“红通令”仓皇逃至美国,势单力薄的郭文贵为了能在美国站稳脚跟,增强自己在海外的知名度,便找到了夏业良等人。一个为了名,一个为了钱,各取所需随之一拍即合。郭文贵顺利地打入海外民运圈,而夏业良等人也从中捞到不少好处。但野心勃勃的郭文贵怎甘心如此,在臭骂夏业良等人“伪类”的同时迅速勾搭上“明镜”,郭文贵利用“明镜”平台着实让自己火了一把。按理说陈军、何频等人居功至伟,但在郭文贵眼中只有永远的利益,没有永远的朋友。在榨干“明镜”最后一滴油后,郭文贵火速拉上袁红冰、相林等人为其张罗布置“挺郭战车游行”、创建“挺郭后援会”。短时间郭文贵的人气及知名度随之达到巅峰。物极必反,郭文贵一步一个垫脚石的登上巅峰,视所有人如棋子一般操控,这也是其迅速跌下神坛的原因。
二、最后的雇佣兵
“郭战队”战至今日,其主力军纷纷溃败。大势已去的郭文贵窥视着身边是否还有能为其卖命之人,无奈囊中羞涩加之卸磨杀驴的处事风格,再无新人敢为之效力。无奈只能跪求路德、昭明等人不要离开。良禽折木而栖,如路德、昭明这些爱财之人怎会甘当没有俸禄的奴才,最后还是一走了之。叛逃之心已起,只是还未言表。这一切郭文贵是看在眼中的,怎么才能挽留住“小蚂蚁”,又不让外界看出其无人可用的窘境?于是穷途末路的郭文贵想到了“立誓”,以此作为最后的一搏。熟不知树倒狐弥散这是千古不变的定律,没有美刀哪里来的雇佣兵?
三、苦情牌,最后的挣扎
郭文贵——一个只信任自己的人,看着身边的人一一离开,所处形势急转直下,本就患有严重被害妄想症的郭文贵难免对身边所有的一切都大打问号。但习惯了被背叛的郭文贵心里却盘算着“家贼”不得不防。正所谓一朝被蛇咬,十年怕井绳。可以理解当一个人反复被人背叛对任何事就必然会做最坏的设想和打算,所说所做也异于常人,尽显极端。这哪里像往日“交到新朋友,立忘老朋友”的郭文贵,这也难怪老朋友逐渐流失,而新朋友敬而远之,身边可用之人屈指可数。看不见利益终究只是路人,路德、昭明等人最终也离开了郭文贵。
    古人云:“信是立身之本,恕乃接物之要”一个人失去了诚信,他注定孤立无援。一个人没有容人之量,他必然心胸狭窄,自私自利。郭文贵的谎言虽然能够暂获一时之利,但其最终结果必然难逃身败名裂,留下千古骂名。“以金相交,金耗则忘;以利相交,利尽则散”,那些还在窥探郭文贵包里美刀的“小蚂蚁”们,谨以此句以示警醒,不要到时羊肉没吃到,反倒惹上一身骚。
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summeramkuv · 3 months
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Roaming the city
(这篇文章是我朋友雨杉果写的,可以当做视频的后面故事(◡ ω ◡))
大街上稀疏的人流缓慢的流动着,他们低着头,沉溺于自己的世界,或许没有人在意混在其中的女士。
这位女士发顶的铃铛反射着阳光,它们随着主人轻盈的动作碰撞着,完全能够想象到那清脆的声响。
然而这一幕却被不远处的一处亮光记录下来。轻微的声音昭示着那是一台相机,随着相机被放下,刻意压低帽沿遮盖表情的人暴露出来。
她小心的收起相机,转身时披散的紫发微微飘起。在她对面的楼层里,有人,或者说是一个电子玩偶静静的注视着她的远离。
细长的深色手掌托举着红酒杯,深红色的液体在其中荡漾,随着他的手微微低垂,深红色的液体在杯口挣扎着旋转一圈,最终安稳的回到杯中。
但是他身后的家伙已经明后了他的意思,顺着他的视线也察觉到了那丝还未完全消失在楼层的紫色。他左手触碰上自己腿弯的硬物,恭敬的离开了这里。
——————————————————————
“又拍到了,不愧是我!”紫发的少女扶正自己黑色的帽沿,她宝贝似的抱着自己的相机穿梭在街道上,米黄色的裙摆欢快的摆动起来,她无法掩盖自己嘴角的笑意。
虽然这份喜悦似乎没持续太久,是的,她是一位记者,并且她拍摄内容还,嗯……哦,带着正义的曝光色彩。她当然也有被那些证据都主人追捕的时刻,所以当她刻意拐过三个转角,身后不断靠近的眼熟身影无法让她忽视。
当她的米黄色裙摆再次转过一处转角后,清晰的踏步声传来,跟着她的人群敏锐的察觉到了这些,他们彻底脱离了人群的掩饰,朝着提着裙摆的少女追去。
哦,淑女的裙摆和小皮鞋并不适合在跑步上,特别是逃命的时刻。少女现在无比赞同这点。她几乎气喘吁吁,胸前繁琐的褶边甚至让她喘不少气,手里提着的米黄色裙摆也完全是累赘,脚上那双小巧精致的皮鞋几乎挤压着她的双脚。
总而言之,她即将被身后的家伙追上了,而她该死的加不了速。
好在她并不是在盲目的跑动,四个,五个……她默念着,终于,她跑向了第六个转角,没人会察觉那上面不起眼的小广告是她刻意做的小标记,顺着这些,她来到了一条小巷。
这或许并不是一个好的躲避地方,但是如果设置暗道的话,这是个绝佳点位。
前提是追逐她的人手里并没有枪支,并且也没有胆量在这种地方开枪。
很倒霉的,一颗子弹扫过少女发丝。被带飞的发丝在阳光下格外的醒目,那一抹紫色强烈的预警着她,少女不可置信的瞪大眼睛,她彻底不在顾忌脚上这双坚硬却脆弱的皮鞋了,她终于感受到了身后的暴徒对她生命的威胁。
哦不,这条小巷的暗道无法被她使用了。接二连三的子弹声从她身后响起,逃跑之余她只能运用她的余光艰难的躲避着。她不可能甩掉这些紧随其后的脚步和子弹,那么那所谓的暗道只会彻底暴露她的后路。
她心一横,再次在不远处转弯,她精致的皮鞋踹向了堆满肮脏的垃圾桶,她试图用这些来止住他们的脚步,接着她总算看见了墙角处的井盖,就在她躲在墙边,试图撬开井盖躲避之时,身后的子弹伴随着暴徒们的怒骂打中她的腰侧。
幸运的是,经过颠簸,此刻她的相机掉落到她的腰侧,不过这台相机算是报废了。但她顾不上这么多,她几乎是闪进来下水道里。
她米黄色的裙子被脏污爬满,柔顺的紫发触碰到了污泥,恶臭化为实质钻入她的大脑——但是此刻她紧紧贴附在肮脏的下水道里。
头顶是怒骂声,子弹又一次被射击。透过井盖有一颗子弹穿透进来,溅起那污黑的水源,它们攀爬上她的裙摆,各种意义上的,她被迫屏住呼吸。
终于等到上方再也没有了声响,她才缓慢的爬了上去。她心疼的捡起她的相机。这可怜的东西似乎还被人踩了几脚,天呐,希望胶卷没事。
她欲哭无泪的想。
接着她抱着残破的相机,踉跄的回到她设置的暗道。她警惕的环视四周,确保终于没有任何暴徒举着手枪来追杀自己,这才略微放松的走了进去。
——————————————————————
郊外,这里有一栋别墅。这栋别墅的主人似乎刻意远离了人群,她的房屋几乎处在这片区域的边缘。
然而这处边缘的某处,被这栋别墅完全遮盖住的院子里,一块草皮似乎翘了一些,接着一颗紫色的脑袋慢慢的探了出来。
她抱着怀里的碎片,从自己看不出原色的裙子里拿出了一把钥匙,钥匙完美的插入这栋别墅的后门,她旋转着,打开了它。
“小雨!你在哪?!快出来!我好像被盯上了!”少女推开门的瞬间就冲着屋里喊起来,离她最近的沙发里似乎窝着什么人,听到她的呼喊这身影动了动,一颗灰色的脑袋看向了她。
这颗灰色的脑袋发出来惊呼“天呐!小夏?!发生什么了?!”小夏站立在她面���,又一次的复述“我好像被人盯上了。”接着她简略的诉说了自己艰难的逃生之路,小雨从沙发里起身,她心惊肉跳的听完这一切,她似乎想要像以前那样上前握住小夏的手进行安慰。
但是这个动作随着她的靠近顿住,悬在半空的双手配合着她后仰的动作交握置于她的胸前“太凶险了,你这次出去有得罪了哪位大人吗?”
“我不知道,我就是拍照,又一次拍到了那位义警小姐,除此之外,什么都没有。”小夏没有察觉到小雨的抗拒,她继续诉说她的担忧“然后我就被一群暴徒拿着手枪狂追,你差点就失去你的最优秀记者了!”
小雨听完默默的点头,她思索着,给出了她的想法“这很严重,我先试着把你的胶卷复原,剩下的我去查查,至于现在,还有更重要的事,你给我去洗澡。”
“.…..等等,你更重要的事就是让我去洗澡?”“亲爱的,你闻起来就像放了一整个星期的鱼肉,还是放在下水道里的。请你考虑一下我的感受。”小雨彻底受不了小夏身上的味道了,她捏紧她的鼻子,整张脸几乎要皱在一起。
小夏无语的翻着向眼,敷衍的应着,真不怪她,她这一路早就对这种味道麻木了。
当小夏擦着自己重新恢复光泽的紫发出来时,小雨已经洗好了照片,她将这些照片递给小夏“哪些是今天拍的?”她只是负责报道的编导罢了,她可不能分辨出哪些是之前的,哪些是现在的。
小夏接过它们,抽出几张返还给小雨,顺便自豪的表示她的拍摄技术一如既往的好。
小雨胡乱的应着,一张一张的翻看起来,黑向的照片快速的闪过她的眼睛,直到她在某一张里看见了一个,令人恐惧的身影。
她几乎脸色惨后,她的大脑一片嗡明“烧掉.……这些全部烧掉!胶片也要处理掉。”她挑选出几张含扩那身影的相片,几乎越看越心惊,她甚至在小夏疑惑的追问之前就直接将这些相片放置于蜡烛上,看着火舌一步步舔舐上它们,直到她的指尖只剩下灰尘飞扬。
烧掉这些后她总算安定了不少,周围的声音总算能够挤进她的耳朵“等等,这是干什么呀。”小雨看着发出疑问的小夏,她深呼吸着“你拍到了黑帮老大啊!天呐,你能活着回���简直是命大...祖宗保佑.....”
“什,黑帮老大?!”小夏没有见过传说中的这位,但是对他的事迹还是有耳闻的,她盯着同样脸色惨后的小雨,拿起她的东西准备出门。
小雨一把拽住她的手“你干什么去?”“我留在这连累你。”小夏急切的打算抚开小雨的手,后者则是皱着眉把她按到沙发上“然后呢?出我家10米不到被人打成筛子?”
“我留在这我们两个都要成筛子。”小夏梗着脖子,直视着她的好友“异国他乡的,本来你就很照顾我了,我不可能拿你的命开玩笑。”
“你特么,坐好。”小雨继续按着她,苦恼的揉着自己的眉心“现在我们还没成筛子,这意味着那位还没查到我这,”她叹着气“与其藏着惹怒那位,还不如破财消灾.…我的关系还是能稍微接触到那位的衣角的。”
“误,真的?”小夏不安的看向小雨,小雨坐在她身边,沙发因为她的力道微微颤动几分,接着小夏对上了她的眼睛“真的,所以你现在给我在这里藏好了,我亲爱的自由小鸟。”
“嘿,好吧,我知道了..谢谢。”小夏依旧有些不安,她的手指缠住她的衣角,秀气的眉毛微微皱起,罕见的沉默下来。
小雨握住她的手,试图安慰她“放心吧,不会有事的,除非你希望发生最坏的情况,然后我们死遁。”小夏被她一副视死如归的眼神逗笑,她稍微感觉轻松了一些“我到时候还想要被我父母接回祖国的呢,我可不想死遁。”
“就是说,那边停战之后我也想回去,这里每天都在生死搏斗..…这次也不知道要被撕下多少的肉。我的钱啊……”小雨惆怅的瘫在沙发上,她的头靠在小夏肩膀处,接着她又猛然抬起头,怒瞪着小夏“你的年终奖没了昂!”
“哦,行吧。”看见小夏这副淡然的模样她更气不打一出来,于是她又开口“买新相机的钱也你出!”
小夏耸耸肩,狡黠的笑笑“当然了,我有钱。”“......啧,万恶的资本家,哪怕是你这种的。”
“我又不像你,处处赚钱随便花,我就一个落魄的大小姐,得存钱呢。”“你是在羡慕这种时时刻刻拿钱消灾的花钱手笔吗?信不信我直接偷走你的资产,我移动的小金库小姐。”
“那我会在你动手前全转移。”“所以说我讨厌万恶的资本家。”
——————————————————————
小雨所谓的“自由小鸟”也不算是开玩笑。虽然勉强摆平了她无意中惹下的大麻烦,但是出于安全考虑,小雨还是决定把小夏“扣留”在自己家里。不过小夏在这栋华丽精致的别墅里完全,享受不到一点舒适,有的只是憋闷。
所以当正在筛选照片的小雨用余光捕捉到那超级明显的紫色发丝时,她头也没抬“我亲爱的小乌云,很抱歉你今天依然不能出去,外面的人目前还不想淋雨。”
“得了吧,”小夏直接踏入了她的空间,来到小雨身前,然后试图与她争夺这里最舒适的皮椅的使用权,她几乎完全抢夺走小雨的生存空间,她软趴趴的靠在小雨身上“嘿,你得知道咱们报社不能没有我这个优秀员工!而且我已经有三天,三天误!我都没有去寻找那位义警小姐的身影,我敢打赌她在这期间又揭露了某个遗臭万年的贪官!”
小雨用自己的手臂试图争夺她消散的可怜的私人空间,很可惜,她完全失败了,她自暴自弃的任由小夏和自己挤在一起。
然而更折磨的是小夏不断在她耳边的碎碎念。这位嫉恶如仇的记者小姐无比希望记录下那位义警小姐的每一次行动,哦,她甚至没有一次不在实施。
放这位精力旺盛的小鹦鹉外出和自己被她折磨的心力憔悴之间,小雨无比诚恳的选择了前者。她打开自己的抽屉,从里面翻找出一个新的文件夹,几乎算是塞到小夏手里“拿着,这是一位政客贪污的小道消息,和以前一样,这同样也是三天后那位义警小姐可能的行踪,你再待三天,等风头过了再去刚刚好。”
“好的!爱你亲爱的!那你忙!”小夏得到了自己想要的,满意极了,她朝她的老板眨眨眼,无视对方那“果然如此”的表情,离开那拥挤到可怜的空间,迫不及待的打开它。
她就捧着这份文件离开,完全没有留恋,她可是知道自己的好友更喜欢享受私人时光,她大度的归还给了她。
在临近出门前她还纠正了来自她老板的所谓“渣女”的诽谤。
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小夏如往常一样压低自己的帽沿,透过着黑色的边缘,她很容易的找到了她今晚需要前去的地方。她将自己伪装成一位采景摄影师,围绕在资料上今晚这位政客的住所周围徘徊。
或许是她徘徊的太久了,她很快就发觉有人靠近自己,相机被她装作不经意的置于眼前,她对着面前开的娇艳的花朵按下快门,证明她清后的声音完全能告诉靠近她的人。
然而当小夏自若的放下相机后,她又意识到,来人并没有如她预想的那般放下对她的探究,反而有更接近自己的意图。
或许是摄像爱好者?小夏完全可以自豪的表示她手里的新相机可是目前的最新款,如果真的是爱好者那么会走上前来就一点也不奇怪了……但是如果是爱好者,真的会这么沉得住气的靠近自己吗?
小夏再次装作不在意的回头,这次代替那一成不变的灌木丛闯入她视线的是一顶帽子,帽子的主人是一位深色的电子玩偶,他红色的光学镜正在打量着小夏。
哦天呐!作为跟随那位义警小姐脚步的小记者,她不可能认不出这位侦探!moon侦探!虽然她经常将他纤细的身影拍入到自己的胶卷里,但是现实生活中她的确是第一次见到对方。
这位侦探的的面盘似乎是做出了微微皱眉的表情,接着他向小夏表明自己的身份,然后礼貌的询问小夏逗留在这里的原因。当然,小夏敢保证对方正在暗自审问自己,她开始为她刚刚表露出来的惊讶做出相应的行为。
于是她微笑着,朝着moon侦探展示她的相机“哦,如您所见,我是一位摄影爱好者,这栋别墅种植的鲜花几乎使我挪不动脚步,很抱歉,我的行为打扰到你们了吗?”
“不,当然没有,不过很遗憾,您可能需要离开这里了小姐。”moon侦探做出安慰的表情,接着他做出非常明显的动作,催促着小夏离开。
“当然,”这么说着,小夏还是有些不甘,倒不是因为会远离今晚这位目标的住所,她的志向可远不如此,她依旧挂着得体的笑容,对着这位一丝不苟的侦探举起自己的相机“但是,先生,我能否为您拍一张相片?就在这些灌木丛前,我敢打赌这会是我的相机里最棒的一张。”
“您的赞美真是让我感到荣幸,但是很抱歉,我无法满足您的要求。”moon侦探似乎是打消了对小夏的警惕,谁会怀疑提到为他拍摄一张照片时那双亮晶晶的眼睛的虚假性呢?
然而这位小姐如此的锲而不舍,moon侦探平淡的面盘上似乎隐隐浮现出不耐烦的情绪,小夏从他变得严肃的语气里察觉到了这点。
好吧,她遗憾的放下相机。不过在她转身离开前,她像是记起来什么,那些藏于她家里橱柜深处的相片,那是她这位优秀的记者拍摄下来的秘密,关于那位令她崇拜的义警小姐和身边这位侦探以及他的搭档三人的故事。
于是她装作不经意的呢喃,确保每个字都能传入moon侦探的耳朵里“可惜了,刚刚还拍了一个绑着铃铛的女士,我还觉得您和她很般配呢。”
“等等,你说什么?”渴望你尽快离开的侦探又拦住了你,他顾不得刚才的迫切,重复了一遍小夏的说辞,并在这之上他又加上了一些描述。
小夏听着这些她几乎能倒背如流的信息,克制住自己上扬的嘴角,露出一个疑惑的表情“是的,就是这位女士,先生您认识她?”
或许moon侦探平静一些的话他能够发现小夏抽动的嘴角——那是她压抑的笑容,但是很可惜,小夏肯定的答复似平打乱了他不少的镇定。
他迫切的追问小夏那位女士的行踪。
天呐,看来是拍不到照片了。小夏遗憾的想,接着她随手指了一个方向。moon侦探在离开时仍记得他的涵养,礼貌的朝小夏道谢。
小夏抱着自己的相机,挥散不开的遗憾被她吐出胸腔。但是往好处想,少了moon侦探的盯梢,或许自己的潜入会更顺利一些。重新打气精神的小夏收好相机,她再次踩着自己的改造过的皮鞋,换了一个更隐蔽的位置。
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夜晚如期而至,今晚被盯上的政客因为不知由谁制造的声响引开,反而方便了暗处的人。
小夏轻松的翻进了窗户,靠着月色,她轻手轻脚的在书房的抽屉里翻找着。当她翻出一本账目时,喜悦与欣喜还没来得及释放,书房另一处也传出声响,非常明显的脚步声在黑暗中靠近自己,小夏警惕的抚上自己的腰侧。
来人很快的融入到窗边的月色里,也让小夏彻底看清她的脸--yn,她所崇拜的那位义警小姐。
“你你你你你..…!”小夏呆愣片刻,在对方同样意想不到的眼神中伸出自己的因为激动而颤抖的手指,语无伦次的试图开口。
yn的眉心一跳,她赶忙上前捂住这位仿佛下一刻就要发出尖叫的少女的嘴,她凑近小夏,在她的面前悄声说着“嘿,稍微冷静一些,你也不想引起其他人的瞩目吧?”
小夏勉强咽下自己的激动,她在义警小姐的手下不停的点着头,同时伸出自己的手向她表明自己会保持绝对的安静。
少女的眼睛在月光下闪闪发光,清澈的眼睛反射出她的诚恳,这倒是真的令yn松了手。
这位义警小姐观察着激动的记者小姐,视线在她光滑的脖颈处略微停顿一会,她正在思考打晕她的可行性。
然而激动的小夏完全没有察觉这些,她用着气音,遵守她的承诺,用这种方式诉说自己的兴奋与激动“天呐,义警小姐,真不敢相信我今晚真的能遇见您!我非常支持而且赞同您的行为,哦,当然我也非常向往!就是我没有您这样的能力,这让人遗憾...…”
yn默默的听着对方一长串的发言,略微挑眉,她不能确定对方这一出到底是真的发自内心还是处于其他什么,所以她只是默默听着。
不过兴奋的记者小姐似乎完全不需要回应,光是她站在这里就是对她最大的支持,小夏的余光扫到了她刚刚翻出来的账本,她说着“等我一下”的话语,拿起她的相机对着那些账本开始拍摄。
yn饶有兴趣的注视着她的动作,为她的行为做出点评“所以你是一个铤而走险的曝光记者?”
小夏已经完成了手里的拍摄,她的视线重新回到yn身上,她骄傲的开口“是的!我虽然没有太多的能力,但是我有曝光这些贪婪鬼的勇气!”
她露出一个笑容,完全分享起来自己的喜悦“当然,我还有一个不错的老板,她非常赞同我的行为,而且还为此资助我。”
小夏还想说些什么,比如她们报社完全抵制那些对义警小姐来说完全不利的虚假消息,她们完全着手于暴露一切暗处的贪污。
不过yn没有再给她机会了,小夏还预张嘴时脖颈一片刺痛,随即而来的是一片黑暗,以及她消散的意识。
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再次醒来时小夏被人安置在一片灌木丛里,她迷茫的观察着四周,顺手摘下她发丝间的树叶,脖颈处还在隐隐作痛,她揉着自己的脖子,正打算起身。
但是随着她起身的声响,吸引来的是一片嘈杂声,再然后是枪支上膛的声音。刚经历一场追杀的小夏要比其他人更能抓捕到这种声音,于是她迅速举起双手。
她似乎被警察包围了,为首的那两位的其中一位甚至和你在下午见过一面,他还被小夏骗去了一个虚假的方向。
“额,警官们,我并不是罪犯,我只是被人打晕然后扔在这里了而已。”小夏又搬出了自己所谓摄影爱好者的身份,尽可能的让自己显得无辜一些。
站在她面前的两位侦探抬头看向刚刚经历盗窃的书房,而在书房的窗户下方,就是小夏所躺的灌木丛。
很明显的,小夏也发现了这个情况。但此刻她只能继续表达自己的单纯,以此来逃离她成为活靶子的命运。
好在侦探们看起来打算追查其他踪迹,或者说是误以为小夏的踪迹是其他人的,他们吩咐了几句后就离开了。留下一些警员带着小夏逃脱着灌木丛。
小夏被簇拥着,警察们甚至还在扫视她,小夏当然明后他们在找什么—-她的相机,并且她的相机里现在只有她闯入那位政客书房里的铁证。天呐,看起来她要去监狱进行旅游了。
她不可能交出来的,她得想办法逃跑。
再次感谢义警小姐造成的骚乱,看守小夏这样看似柔弱的少女的人并不多。并且可喜的是,因为她看起来吓坏了的无辜模样,还有只能算是嫌疑人的摇摆身份,这些警员对她的态度反而还算和善。
这倒是给了她逃跑的时机,她像警员们展示自己脚上的皮鞋,愧疚的表示自己可能需要休息一下,诚恳的表达了她的感谢与期待。
绅士的警员已经客气的表示可以就地休息。小夏隐晦的查看了离自己最近的灌木丛,朝那位绅士露出感激的笑容。
没有人会想到前一秒走路略有些颠簸的少女能跑的那么快,米黄色的裙摆几乎在下一刻就扑入了灌木丛,消失在众人眼前。
在一声又一声的喊声里,小夏拼命的跑着,得益于她遭受过的比这更严谨刺激的追杀,她脚上的皮鞋完全不似之前那边挤压着她,她的步子得以迈得更自然。
以及,她的经验带领着她顺利的逃出警察的搜索范围,她沿着小路一路往回赶。
幸运女神今晚注定眷顾她,她似乎有看到了一个熟悉的身影,令她眼前一亮的身影。
哪怕气喘吁吁,她依旧掏出自己的相机,高超的拍摄技术令她哪怕仍在奔跑也能对准镜头,捕捉到夜晚那迅速移动的义警小姐。
小夏调转自己紊乱的气息,朝那处大声的喊着“义警小姐!您可以关注我们报社的报纸!我们非常赞同以及支持您的做法!您一定要去看啊!”
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正在享受优质睡眠的小雨被大力的推门声惊醒,还没脱离美梦的她下一秒接受了强烈的摇晃,几乎要把她的灵魂摇晃出来。
小夏抓着她的肩膀,表达着自己的焦急“怎么办啊小雨!警察也盯上我了!”
大脑一片混沌的小雨艰难的用她还没脱离睡眠的咽喉回应小夏,“等等,什么,警察?松手.…...你先松开我!”她抬手抓住小夏的手臂,试图将这双如滚轮般摇晃她的手扯离她。
等她撑着睡意听完今夜又一个刺激的故事,她能感受到来自她太阳穴的疼痛,小雨忍不住的扶额,她的睡意彻底的被踢出她的脑子里。
“你知道想要挡住警察那边的调查有多困难吗我亲爱的大明星……呼,还是在我刚割肉给黑帮的情况下!”她几乎是咬着后槽牙说出这句话的。小夏闻言心虚的挠挠脸,移开自己的视线“哎呀,你不是知道的吗,我们报道这些东西迟早会出现这种风险,你还没做好准备呀亲爱的。”
“我当然知道高收益高风险,但是谁特么能想到这两种风险会在一个月不到的时间同时出现啊!”小雨攥这自己柔软的被子,恶狠狠的盯着一切的始作俑者,一副恨不得扭下她的脑袋的样子“你说你惹那两个侦探干嘛?!”
小夏打着哈哈,试图给自己的老板顺毛,得到对方把脸埋进枕头里的崩溃模样。凑近对方还能依稀听到一些“该死的城东那家店得想办法捞钱了......”的碎碎念。
小夏沉默的抵拍她的肩膀,为她送上一句真挚的“辛苦了。”
“算我求你了,待在家里,最近别外出了,我的惊吓小精灵。”小雨顶着一头乱糟糟的灰色头发,宛如恶鬼一样抓着小夏的肩膀盯着她,大有一种小夏不同意就把她宰了的感觉。
小夏心虚的摸摸自己的鼻子,答应了下来。
即使做好了一切心理准备,小雨还是折服在了两位侦探的能力之下,他们来的比自己想象的更快。
报社的工作无疑是繁琐的,小雨手头上是正在反复筛选的初稿,参差不齐的文笔水平几乎把她气笑了。在她思考要不要把最烂的那篇狠狠的扔给那个饭桶时,有人替她做出来决定。
平缓的敲门声响起,小雨得空抽离那汹涌的情绪,微微深呼吸着,她平静的回应了这声响。进来的是她的员工,他的脸色看起来似平不太好。
“怎么了?”一股不祥的预感在小雨心里酝酿着,令她皱起眉心。而她得到的结果也是如此。“老板,有两位侦探先生找您,说是想询问您一些事情。”
小雨镇定的点头,起身的同时状似不经意的反问“他们有说明姓名吗?”哦,原谅她想做最后一点挣扎的心情,她多么希望得到和她心底截然相反的答案。
然而没有,打开门的一瞬间,小雨原本哭丧着的脸上迅速挂起得体,她保持着该死的淑女风度,走近早就落座的两位侦探先生。
“久仰大名先生们,请问你们为何屈尊来到我这个破旧的小报社呢?”小雨优雅的落座,她双手交握着,平稳的放在自己的腿上,被桌子掩饰住,她并不希望露出哪怕一点点的破绽。
这是一场硬仗。小雨疲惫的想。
两位侦探也朝小雨报以礼貌的点头,他们并不是拖沓的性格,他们开门见山的推出一张照片。“小姐,请问您认识照片上的这位小姐吗?”
小雨的余光中出现那米黄与紫色的结合时,她就知道是谁了,她那令人又爱又恨的小蒲公英,她压根不知道下一次这株蒲公英又会飘到哪里去生根发芽。
不过表面功夫还是要有的,所以她适当的表示出自己的疑惑,拿起这张照片仔细观摩了很久,才一副恍然大悟的表情“这位是我的前员工,前不久我刚辞退了她,她是犯什么事了吗?”
明亮的那位侦探用他温柔的蓝色瞳孔注视着小雨,他轻柔的电子音无死角的传入小雨的耳朵里“这样吗?请问我能否知道您为什么会突然辞退她呢?”
“当然,这并不是什么难事,大约在六天前,我辞退了她。她得罪了一些..嗯,道上的人,”小雨抚上自己的胸口,仿佛在安慰自己一般,她再次轻声的说着“您也知道,我不过是一个小报社的老板,我怎么可能为了她去对抗道上的人呢?我也需要自保。”
暗淡的那位侦探做出了严肃的神情,他理解的点头,变戏法似的拿出了一摞报纸,纸张的沙沙声略重的敲击在房间内,像是在警告着什么,他用他仿佛能看透一切的红色瞳孔注视着小雨,细长的手指点在那些报纸上的署名上“但是您的报社依旧在报道她的稿子,就在昨天,这是为什么呢小姐?”
小雨默默的看完这位侦探的全部行为,她面色如常,视线最终定格在那根细长所指的地方,她依I旧镇定的微笑着“我们的报社非常的小,我们员工的投稿量远远不够,所以一些非员工的投稿我们也会接受,只要内容完美,我们似乎没有拒绝的道理。”
“贵社居然这么随意吗?”moon侦探发出冷哼声,他又指向报纸的内容“那么如此随性的报社,你们报道的几乎全是这位义警的报道,正面的报道,我能否请您回答一下这个问题呢?小姐。
“我的荣幸先生,您也知道,报道这位义警小姐我绝对会获得更棒的收益,我选择站在目前的风口,而且是闻所未闻的新闻,这份收益似乎是最大化的。毕竟我也算是一位商人不是吗?”
moon侦探对此哑口无言,他几乎算是瞪着小雨,从嘴里吐出一句“当然了。”sun侦探几乎没有犹豫,在他的搭档语音落地的瞬间挑起话茬“那么回到那位记者小姐身上,你知道她的信息吗?比如住址?”
“关于这个,很抱歉我并不清楚。”小雨的笑容在两人眼里几乎快成为挑衅了,她依旧得体的回复着“作为报社老板,我平时要忙的太多了,我无法记全所有人的信息。”
无视两人皱起的眉毛,小雨又露出悲伤的表情,她如同一位柔弱的少女,向侵略者提出反问“看起来我似乎给您们添麻烦了对吗?”
“不,当然不会。”明亮的侦探哪怕对对方有着不满,但是他依旧保持着温柔的嗓音“那么您的报社应该会有员工信息单对吗?我们可以自己去找出那位小姐的信息,不会打扰到您的任何工作的。”
小雨摆出尴尬的神情,几乎在这一刻,两人瞬间理解她接下来要说的坏消息“哦天呐,原谅我先生们,在辞退那位小姐的那天我们就已经烧掉了她的信息单了,你们恐怕无法找到它们。”
小雨清晰的听到了来着暗淡侦探的那一声急促的吸气声,天呐,如果不是自己不是嫌疑人的话,她感觉这位会上前掐住她脆弱的脖颈。当然了,明亮的那位柔和的表情也出现了裂缝,他几乎要皱起眉了。
“您,为何,会,烧掉,那些呢?这并不符合常理。”moon侦探双手放置在桌上,他眯着眼睛,那一抹红色直直的抓着小雨,后者偏头笑笑“您知道的,我的报社很小,所以堆积不下太多的东西,所以我就斗胆自作主张了,而且,这似乎并没有触犯任何一条法律。”
房间一时陷入寂静,没有人愿意开口说话,特别是对着这位满口胡言乱语的小姐。
打破平静的是小雨的电话铃声,她朝两位侦探表示出歉意,目前还没想好如何揭穿这些胡言乱语的侦探们也示意她完全不用在意他们。
“喂,您好,这里是报社。请问有什么事吗?”小雨照例说出礼貌的开场向,等待着对面的回应。
“小雨小雨,我打算回家打点换洗衣物,你的别墅里已经没有我的衣服了。”这熟悉到不行的声音让她特体的笑容霎时变得有些僵,属于小夏的音色传出话筒,她甚至不敢确定对面的两位是否听到了这声音。
对于两位经验丰富的侦探来说,那一瞬的表情变化非常明显的被他们给捕捉到了,他们瞬间意识到电话那头的是谁,他们不动声色的注意听着。
小雨大脑有一瞬间的空向,嘴唇抽搐两下,她很快接话“哦,好的,请您在宽限一,明日我会把欠您的钱如数补上的。”
电话另一头的小夏发出疑惑的声音“啊?什么欠钱?”小雨顶着两道凌厉的视线,放置在腿上的手紧拽着自己的裙子,柔软的面料被她揉皱,她在心里再次祈祷小夏能够明向她现在是个什么处境“是的,我明后,我会还上的,我已经快凑够钱了。”
急切的情绪甚至让她的话染上了真实的焦虑,也由此终于让小夏回过神,她异常配合的压低声线,尽全力用最大的声音顺着小雨的话说下去,确保对面的任何人都能听见“最后宽限一日,明你还还不上你的报社就别想开了!”
挂掉电话,小雨适时表达自己的歉意“很抱歉让您们听到了我不堪的事情,哦,我为了我的小报社花费太多精力了。”
两位侦探探究的盯着她,良久像终于放弃了一样,对这句话表达了不算真诚的理解与安慰。
他们问不出什么了,默契的两人交换一个眼神,他们不打算再浪费时间在一个明显想要包庇那位记者的小姐身上。在这位小姐虚伪的挽留中他们离开了报社。
这位小姐挑衅一般为他们的无功而返表示遗憾和愧疚,她双手交握在胸前,显得无比诚恳。两人淡淡的回视着她,表面的温柔几乎快不存在了,他们直勾勾的注视着她“这不是您的错小姐,您不需要愧疚,我们会找到那位记者的踪迹的,这是我们的职责。”
“我相信你们,尊贵的先生们。”
等到两位高大的电子玩偶彻底离开小雨的视线后,她终于吐出一大口积压的浊气,她似乎又要继续砸钱了。小雨头疼的想。
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“哇哦,你的经历也很精彩。”小夏轻啄一口黑咖啡,如此的评价着。“精彩?!哦对呀,或许我应该直接把你扭动到警局然后让你也体会一遍。”小雨揉乱了自己的头发,她按住自己发疼的太阳穴,闭上了自己的眼睛。
她深呼吸着,努力让自己平静,接着她想到了什么,打断小夏,在她开口前率先说话“我现在还需要去拦住那两位侦探的搜查,给他们使点绊子,你还有什么没告诉我的,说,我一起处理了。”
小夏挠着下巴,思索了一会,迟疑的举例“嗯……买枪了算吗?”“你还买枪了?!”小雨的嗓音骤然提高,她抓住小夏的肩膀,死命的摇晃起来,试图这样来表达她的震惊“你在哪买的?你是真的不害怕他们直接查到你是吗!”
“冷静冷静,”小夏抓着小雨的手臂,将自己解救出来,她讨好的笑笑“放心吧,前段时间被追杀后就买了,而且是动用的我父母那边的人脉,不会查到我的。”听到这小雨才算松了一口气,她又揉了一把自己凌乱不堪的头发,斜着眼有气无力的看着小夏“我就该直接把你扔警局里去。”
“不信,你舍不得,再说了我们可是一条绳上的蚂蚱,一荣俱荣一损俱损,你明后的。”小夏替小雨顺着头发,笑嘻嘻的接过话,小雨放任小夏为她整理头发,生无可恋的感叹“我最初就不应该上你的贼船的……”虽然如此,她还是叹着气提醒小夏“不过那两位搜查的速度超乎我的想象,估计用不了几天,可能都要搜查到你家了。”
“能查到这?”小夏的动作微微一滞,她不敢相信的抓住小雨的肩膀,小雨对她奇怪的行为感到疑惑,她好笑的打趣她“怎么了?哪怕你那房子是你父母留给你的私产,也能查出来,不过就是困难了些。难不成你还藏了什么小秘密?金屋藏娇?”
小夏无视了她最后的调侃,她忧心忡忡的坐直身体,就在她的橱柜深处,那些秘密可不能被发现啊,她忍不住呢喃出身“那些东西我得处理了……”
与她几乎贴在一起的小雨自然听到了这份呢喃,她控诉一般的开口“不是,你真藏了啊?什么东西?我累死累活的帮你擦屁股你还不告诉我?!”说着上手勒小夏的脖子。
“这事不能说,哪怕是你也不行。”小夏赶忙闭嘴,她挣扎着,试图劝说小雨,虽然对方气愤的不愿意听自己狡辩,但是她怎么可能暴露那三人甜蜜的关系......更别说她是真的很喜欢看这些......啊呸!
好在小雨闹完了就没有再追究了,她放开小夏让她赶紧回去把该处理的全部解决掉。
于是乎,小夏现在正蹲在自己家的仓库外,她的面前是一个盆子,耀眼的火苗向上爬升着,一遍遍蚕食着盆里的照片,小夏心疼的一张又一张的送进火舌中,看着它们变成灰烬。这可是她攒了好久的宝贝呢。
伤感的劲头还没完全消散,它们积攒在小夏的心脏处,正在往外攀爬,可惜有人打断了她酝酿的伤感,她的房子里闯入了两人,他们在小夏反应过来前率先用手里的枪支狠狠的砸向她的脑袋,她甚至还没来得及发出一声闷响,少女的身体就彻底软了下去,无意识的手垂在身侧,松开了一只手枪。
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当晚过了之后,就在第二天晚上,小雨终于意识到,她那株顽强的向日葵小姐是失踪了。
小夏不是一个愿意宅在家的性格,可以说她在家里待上一就开始浑身难受,但是考虑到最近她犯事的速度,小雨严令禁止她���开她家的两百米范围内。
后旧她前去小夏家寻找她未果时,她仅仅只是以为小夏外出了而已。自己又因为的确很忙,也就没有在意。
但是整整一天一夜见不到人就让她感到不对劲起来。当她打开小夏的家门走进去,她的脚底踩到了一把手枪时,她终于开始焦虑了。
老实说她根本不能像那些大人一样喊着自己的手下到处找人,这不现实,特别是她本来就没剩太多的资本。
思来想去,她只能捏着鼻子寻求警方的帮助。
她坐在警局里,面前的警员敬业的记录下她表述的所以内容,在她说完的那一刻拿起笔记本,严肃的再次确认“小姐,您的意思是您的朋友在自己家附近失踪了对吗?”
“是的,我很担心她,我害怕是仇家的报复,并且她是一位高贵的贵族小姐……”小雨的话并没来得及说完,因为她注意到了这位警员看向她身后的目光,她的话微顿,她面前的警员似乎认为她已经讲完了,恭敬的朝她身后喊着“长官们好。”
小雨察觉到了什么,僵硬的转头。
三天前被她忽悠走的两位侦探此时正摆出一脸微妙的神情看着她。
“….”三人都很沉默。
几分钟后,小雨破罐子破摔的也向两位侦探诉说了一遍小夏失踪的全过程,在两位侦探那玩味的,写满潮讽的眼神里,她稍微挣扎了一下“这就是为什么我要把她辞退了,为了她的生命安全考虑。”
好在她的挣扎到底还算是为她挽回了不少损失,不至于让她颜面扫地。
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小夏悠悠转醒,她迷茫的观察起四周,当她打算动一动时她终于发现自己被绑住的手脚。她浑身开始紧绷,绑架吗?还是别的什么?她悄悄的挪动手腕,试图把手上的绳索弄下来。
下一秒有人拽住了她的头发,细密的疼痛几乎逼出了她的眼泪,她被迫仰头,一张张陌生的脸。小夏强忍着泪水追问他们是谁,脑内的记忆快速的闪过,她依然完全不记得自己有得罪过他们。
“得罪了那位大人还过的这么猖狂,你还敢说自己无辜?”在这些人七嘴八舌的猖狂答复中,小夏逐渐搞清楚了局面,她的脸色慢慢变后,一颗星心沉入谷底——黑帮,不是已经解决了吗?为什么还会找上自己。
小夏徒劳的挣扎着,面如死灰的听到耳边的枪上膛的声,冰冷的枪口抵上她的太阳穴时,她绝望的闭上了眼睛。
不过有什么东西拍在了她的脸上,其中一个暴徒阻止了扣动扳机的动作,他手里拿着一踏照片,杀掉小夏前,他更好奇这姑娘拍的这些东西。
他们这些较底层的暴徒得知消息的速度并不算快,所以关于他们家老大那句轻飘飘的揭过完全没有传达到,但是具体理由传达的倒是很快,不过他们只知道是关于照片的的事。所以此刻倒是还很好奇她到底拍了些什么东西。
小夏看着那一摞照片,她从刚刚开始狂跳的心脏现在完全静止下来,她瞪大眼睛,不敢相信他们居然把这些东西也一起带过来了,她还没烧完啊!!这种小秘密这么快就被发现了吗?!
不管她心里如何惊涛骇浪,现实里她的太阳穴还被一把枪抵着,那冰冷的触感无时不在提醒她必须开口回话。
但是这令人羞耻的情况属实让她难以切齿,她支支吾吾的说些什么。
同一时间,几辆汽车停在了这件仓库前,被围在中间的汽车里走出一位高大的深色电子玩偶,他抬脚向前,仅仅一个手势,身后的暴徒们就已经自觉的替他打开仓库大门。
暴徒们冲进仓库,按住小夏的那些人不明所以,愤怒的骂着,各种污言秽语从他们嘴里蹦出来,被捏在手里的照片因着这一下被扔了出去,散落在四周。这躁乱直到那电子玩偶慢悠悠的走进这里。
一切的声音瞬间被拦腰斩断,他们嗫嚅着,颤抖着,刚刚嚣张的气焰彻底消失,畏畏缩缩向那位电子玩偶恭敬的行礼。
小夏依旧被他们抓着,麻木的头皮迫使她跟着他们一同对抗着面前的压抑氛围,她一眨不眨的注视着眼前的电子玩偶,那位黑帮老大,
eclipse 。
eclipse淡淡的扫过在场的所有人,淡然的视线在看到那散落一地的照片的才有了实质性,他饶有兴趣的捡起地上的照片。
他当然知道他的那两位天真的侦探们和yn之间的关系,但是他意外的是这个不知死活的记者居然也发现了这些,并且还...…eclipse脚边围满了这种照片,甚至每一张都不同。
eclipse得承认,他的确有些惊讶。“这些都是你拍的?”他扬起手中的照片,他当然调查过小夏,知道对方是专注拍摄yn的一位小记者,但是现在她展现的东西可远不止这些。
他甚至有一瞬间想要雇佣她,不过仅仅是一瞬间。这可笑的念头被eclipse掐灭在心底。
小夏不会知道对方心里的想法,她只是颤抖着,面对这么多的黑压压的枪口,面对这闻风丧胆的黑道老大,她颤巍巍的点头。
eclipse了然的点头,他露出一个残忍的笑容,金色的瞳孔不带一丝情绪,他微微张开手指,任由手里的照片滑落,然后他缓缓的吐出三个字。
他吐出了几乎让小夏一瞬间绝望的三个字“杀了吧。”
说完这句后eclipse似乎彻底对这里失去了兴趣,他看也没看小夏,径直离开了这里。
仓库里又只剩下了最开始都那些人,唯一不同的,可能是他们彻底不敢耽搁的动作以及小夏完全如纸一样后的脸。
枪口又一次抵上她的太阳穴,子弹的破空声如约响起——将那把悬在小夏头顶的,掌握她命运的死神之斧打落。
“不许动!警察!”有人逆着光冲进这件仓库,小夏依稀辨认出其中的两位电子玩偶,她的心脏又恢复了跳动,她知道,自己得救了。
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现在还有更尴尬的一幕,两位侦探不可能看不见那散落一地的照片,当他们看清上面的内容时,他们沉默都盯着小夏,似乎是就想这么把她看穿。
小夏尴尬的笑笑,向她的救命恩人们承诺“额,这个,你们放心,这些照片我每次都会定期处理的,真的!而且我挺喜欢你们三人的关系的....还有!我可以保证没有第三个知道!”
最后两位侦探默默的把这些照片收好,打算回去全销毁掉,确保没有漏下任何一张后,他们才带着狼狈的小夏离开这里。
“小夏!祖宗保佑!你没事吧!我要吓死了!”小夏踏出仓库,那些灰尘的霉味终于远离了她的四周,自由与安全的气息如此让她着迷。接着她被人紧紧的抱住,正是小雨。
小夏的身体还有一丝颤抖,刚经历生死拉扯的她一直紧绷着的情绪,在这一刻放松下来,她同样也紧紧抱住对方。
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这之后,可怜的小夏被迫被安置在小雨的房产中,复一的躲在角落里默默发霉。
毕竟那位黑帮老大依旧还在寻找着她。并且因为上次的事,小雨几乎是寸步不离的守着她。她更加的憋屈。
这件事唯一带给小夏的好处,可能是得知了这件事的义警小姐惊叹于她从eclipse手里死里逃生的伟大事迹,她们的关系居然变得意外的不错,也算得上见面能说上几句话的地步。
小夏激动的快要晕过去了,每一次都交流她都雀跃极了——也怪不得她,天呐,她可是一只自由的小鸟,怎么可能受得了这种牢狱之灾。
所以当那位黑帮老大死亡的消息传出时,小夏不可置信的掐了一把自己的脸——不是做梦。
她几乎是立刻就像冲出家门,当她又一次踩在草地上,感受着自然的微风吹拂她的发丝时,她发出由衷的感叹“天呐,我总算活过来了,这些天我都过的什么鬼子,简直是监狱!”
被她闪电一般的速度吓到的小雨出现到她身后,无语至极的翻着向眼“我亲爱的,到底是谁家的监狱还能好吃好喝都伺候着你。”
享受久违的自由的小夏没有理会她,小雨也不在意,她也打算去失去主心骨的黑帮分一块蛋糕出来,要知道,黑帮的一小块蛋糕就足以抵得上她十个报社了
尾声的时候,小夏也该回到自己的家乡了。
她换下自己的工作服,换上常服,独自一人坐上了回家的船只。
她望着逐渐缩小的港口,紫色的发丝飞扬,像是在昭示她如电影一般的经历。
她将碎发别在耳后,将不舍压下心头,没什么可遗憾的,她始终相信自己���能有再见到朋友的一天。
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patsatshit · 11 months
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日頃から公私ともにお世話になっているmole musicの店主、中村光貴にインタビューを試みた。メディアに露出する機会のほとんどない孤高の音楽生活者の「生活」についての一問一答、お楽しみください。
【2023年10月17日12時43分インタビュー開始】
〔土井〕 かつてタラウマラで発行していた季刊ZINE『FACE TIME』の記念すべき創刊号に素晴らしいテキストを寄稿してくれた光貴くん。そのなかで「それぞれが人生を続けるように、風景は変化し続ける。そして忘れ去られる。ユートピアは存在しない。悲しくもディープハウスは状況に対して意味を持つ」という極めて辛辣な言葉で論考に幕を下ろしていたけど、mole musicは大阪〜古市、古市〜新大宮と移転を繰り返してきた訳で、その都度、心境や生活に変化はあるの?
〔光貴〕 土井さん、こんにちは。相変わらず突然ですね。今日はよろしくお願いします。変化はあります。どちらかというと心境や生活の変化に合わせて、移動している感じですね。『FACE TIME』創刊号に提出した「無題」は2019年に自身のパーティーや物質の制作に向けて、普段は公開することのないステートメントや論考のテキスト断片と影響を受けたテキストのサンプリングをミックスして展開してます。昔から変わらないんですが、僕は動く前に書いてます。動いてから書くことは稀で。「無題」はカットアップというより自身のDJの方法に近いです。テマティック批評で編集したと思います。うまくできたかはわかりませんが。「無題」をタイトルとしたのはテマティックの逆説です。逆説の逆説かよってなるかもですが。僕の性質をよくご存じの方はまたやっとるわぁぐらいで思ってもらえれば。結果、活字の世界では違法な戯言みたいなものになりました。結果、土井さんが楽しんでくれていたので良かったと思っていますよ。
(中村光貴の「無題」は『FACE TIME vol.1』に収録)
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-skit-リズムを取る二人。土井返答無し。恐らく仕事。中村は定休日、湯に入る。
〔土井〕 ごめん、ごめん、パンク修理してた!なるほど。まさに「状況に対して意味を持つ」というか「はじめに言葉ありき」という感じやね。僕は古市時代からのお付き合いで、初めて家族でmole musicに合宿させてもらったとき、何か具体的なきっかけがあった訳でもなく、早朝から光貴くんとうちの息子が突然の音楽セッションをはじめたときのことがいまも鮮烈に脳裏に焼き付いてる。そもそも建物の佇まい自体が店というか、家。いや、家というか、掘っ建て小屋。街中によくある「古民家を改造して良い感じに仕上げました」という数多の量産型とは一線を画す、マジの荒屋やん。あそこを住居兼店舗として利用するのはそれなりの覚悟が必要やと思うし、「不便」と添い寝する気概がないと成立しないよね。ガスは通ってないし、水道管に地下茎が蔓延ってどえらいことになっていたし、夏は死ぬほど暑いし、冬は寒すぎて凍え死にそうになるし、秋は猛烈な花粉の飛散でこれまた死にそうになる。僕はmole musicに宿泊するたびに死にかけてる(笑)。それでもまた行きたいと思わせてくれる魅力があそこにはあった。一転、新天地は閑静な住宅街の一角という極端な振れ幅!それこそ光貴くんに教えてもらった西井一夫の『写真編集者』という本のなかに「写真をやろうと思う人は、人から何であなたは写真を撮っているの?というか何であなたは写真家になったの?と聞かれたときに、自分が写真というものを選んだ理由を言えるようにしていなければならない」というようなことが書かれていて、ほな光貴くんがレコード屋をはじめた理由を聞き出したら何日も夜を跨ぐことになりそうやけど、簡潔に言うとどういう理由でmole musicを立ち上げたの?
〔光貴〕 今日もパンクしてますね (笑)。古市は僕にとっては「不便」じゃなかったですよ。家が無い路上のハウスDJだった時代もありますし (笑)。奈良古市は住み込みながら、友人と4カ月かけてレコード家と呼べるような場所にしました。移転前、がらんどうになった家を見ながら、良いハウスになったなぁと勝手に納得していましたね (笑)。
レコード屋をはじめた理由を簡潔にいうと、制約のある時間、あるいは一生をかけて、語るには最高の方法だからじゃないでしょうか。それを続けられるかは別として (笑) 、今もそう思っています。肩書をレコード屋とDJのハイブリッド。これは僕の造語なのですが「音楽生活者」と名乗っています。因みに最高の方法っていうのは僕にとっての最高ですね。方法なので、目的はその先にあります。目的の先があってほしいとも思っています。続けられていることはラッキーです。
〔土井〕 「音楽生活者」という肩書きはめちゃくちゃ納得。mole musicの特異点は店舗そのものが完全自立型の語り部として機能していることやな。同じレコードを買うにしても、意味合いが変わってくるというか、そのレコードを手にした人間に、歴史的な背景や文脈を突き付けてくるというか、ほんま恐ろしい店やで(笑)。
〔光貴〕 その反応は純粋に嬉しいです。答えはなくて色んな方法で楽しんでもらえていると糧になります。僕自身が駄菓子屋からレコード屋に育てられてきた世代の人間なので。現代では何か目新しいことをしているように見えちゃうかもしれませんが、実は時代遅れの混成型。過去にあった、忘れられた当たり前の風景だと思いながら続けています。
〔土井〕 みんなええかっこして「お客さんのために」とか「文化を絶やさないために」とか言うけど、何よりも自分にとっての最善を模索し、追求し続けるのが自営業やと思う。
〔光貴〕 「お金のために?」「利権を絶やさないために?」(笑) 嗚呼、幻?気のせいです。
〔土井〕 自分にとっての最高の方策でないんやったら、店なんかやらん方がええもんね、しんどいだけやし……。
〔光貴〕 あっ、土井さん、しんどいのはお互いさまですよ。だって未だに好きなこと続けさせてもろてるから、しょうがないですよね (笑)。
〔土井〕 光貴くんがある種の目的を見据えて走り続けるmole musicを端的に表明するキーワードを挙げるとすれば何やろう?
〔光貴〕 キーワードかぁ。鍵の言葉ですよね。いつもなら反対とか逆説って言うような気がするんですが……。走っているつもりは無いのですが、うまく歩めていないかもしれません。歩むこともテーマなのですが、活動で脱落者が出てくるのは事実ですよね。ここは土井さんも思い当たる節はありそう (笑)。今日は定休日なのですが、実はさっきもお客さんが来てました。今は次の制作のミックスダウン作業をしながら返信しています。土井さんはパンク修理しながら質問を投げてるでしょう?休み方だけは忘れてしまったかもしれませんね (笑)。
〔土井〕 それはほんまにそうかも。僕も昨年に片足がもげたわ (笑)。好きなことを続けるのは絶対にしんどい!そう言えば、1年の半分以上を全国津々浦々の現場でライブをして生活しているブルースシンガーの方に「しんどくないですか?」ってアホみたいな質問を投げかけたことがあって、その方は「土井くん、子どもは好きなことやってるときは何時間でも何日でも同じことを苦もなくやってるやろ?わてはあれと同じや。好きなことしかしてへんねやからしんどいことなんてあれへんで」って言うてはって、やっぱりレベルが違うなって思うたんやけど、その数日後に体調を崩されてライブの途中にまったく声が出なくなったらしく、後日タラウマラに来てくれたときには「土井くん、やっぱり好きなことでもしんどいときあるわ」って苦笑してはって、逆に「好き!」ってなってん。
〔光貴〕 土井さんの生活はシーケンスがあるから。しっかりと家族と向き合ってるのが凄いなと。この間、ブログで売り上げのサンプルを提供してたじゃないですか。売り上げをデータベースにアーカイヴする時点でえらいパフォーマンスやなぁって思ってみてたんですけど。目的が明確だなと。もう素直過ぎるやんって感心してました。土井さんは家族と過ごしている時間は絶対譲りませんもんね (笑)。比べて僕は即興の要素が多いかもしれません。今やっていることが正にそうですし。あとで辻褄あわすかもやけど (笑)。
〔土井〕 いつも僕のわがままに付き合ってくれてありがとう (笑)。僕は光貴くんの即興性に底知れぬものを感じているから、ついつい無茶振りしたくなるねん。そのくせ自分は家族との時間を断固として死守するという超わがまま (笑)。あと光貴くんが挙げてくれた「歩むこと」「駄菓子屋」は確実に鍵となる概念やね。それこそうちの店名になってるメキシコのタラウマラ族の人たちも速く走ることを得意としている訳ではなくて、ゆっくりと永くいつまでも走り続けることに長けてるみたい。それってつまり「歩むこと」やと思うねん。周りの情勢や速度を気にせずに歩みを止めないというのは意外と大変なことで、誰しもついつい周囲と歩調を合わせてしまうもんやからね。それと2000年代前半くらいまでの過剰なマニュアル至上主義の横行によって、個人経営の店でさえも当たり前にシステマチックな対応を求められるようになったやん。店は客に対してこうでなければならない、というのを無意識に植え付けられている人が多い。でも僕らが子どもの頃に通ってた駄菓子屋のおっさんらは客である僕らに平気で怒鳴ってきたし、ひどいときには殴られたやろ(笑)。せやけど結局それが自然というか、店員と客である前に人間と人間やから、双方で怒りたいときに怒れば良いし、笑いたいときに笑えばいいと思うねん。そういや光貴くんとの電話をしている最中に「工具貸してくれや」って言うてきた客のおっさんにキレたこともあったな(笑)。
〔光貴〕 幼少期、駄菓子屋がはじめて触れた「社会」や小さな「世界」だったと思いますね。決して学校では無かったです。「社会」の教科書を見ても、殺した人間の数が多い人が太文字で書かれているだけだったので。あの書物は時間軸が遠くなればなるほど、太文字が神格化され、現代に近づくほど不明瞭な二元論で語られる不思議な読み物ですね。実際、今は「社会」と呼ばれる教科書を趣味で読んでます。特に意味はありませんよ (笑) 。子どもながらに駄菓子屋で思考するか否かで大きく人生が変わったと思います。田舎育ちだったことも影響しているかもですが、僕の好きな駄菓子屋の風景は無くなりましたね。まだフィールドワークは終えてないのですが、地元の駄菓子屋が潰された時期、各地で駄菓子屋が消えていってるんですよね。その後、街のたまり場はコンビニエンスストアになって、駄菓子屋の無い町の夜は大荒れ。
〔土井〕 いや、ほんまに。教科書ってやっぱり権力側の呪具みたいなもんやから、駄菓子屋のおっさんみたいに「俺が教科書」という人間との折衝はそのまま「社会」に出会う行為と等しいやんな。一時期、うちの長男が家の近所の「ひさご」っていう駄菓子屋で万引きを繰り返すということがあって大変やってんけど、あれも息子がはじめて「社会」というものに触れた瞬間やったと思う。さっき言うたみたいにうちの子らが打楽器で光貴くんとセッションしたり、共通の知人の息子が遊びに来ていたり、mole musicは駄菓子屋の原風景をいまも確実に描き続けてるよね。原風景という言葉で思い出したんやけど、光貴くんと友人との共同制作 Zip Up Parker 「帰り道」について聞きたくて、あの印象的なバックプリントの風景は何をモチーフにしてるの?
-skit-土井:因みに自分も「帰り道」パーカーを愛用している。マジで毎日着てる。
【インタビュー開始から6時間が経過】
-skit-中村:気絶 自称巨匠からのメールで起きる。理由もなく日々えらくなっていく巨匠に恐怖。
〔光貴〕 気絶してました。そうそう駄菓子屋はそういうイメージですね。子供にとっては実は軽く超えられる境界なんです。モールは敷居が高いイメージかもしれませんが、それは現代の風景から切り取ればそう見えるように作っています。住宅地の一角の何故か開かれた場所なので。一駅隣に住んでいる、鉄道マニアの中学生がたまに友達と自転車漕いでレコード買いにきたり。「書くのはやめた」って言ってたのですが、その子は仮想国家のSFも書いていて。まぁ、おもしろいですね。彼らのクルーには昭和アニメのマニアもいるので、この場所がきちんと店に見えてるんですよ。「帰り道」については去年奈良古市に店を置いていた時代に友人と製作したかったもので、タイトルそのままですね。完成して現物が届いてからタイトルを付けたので、特に深く考えずに出てきた言葉ですね。「深く考えず」にということは、日頃からある共通認識だと言うことで「帰り道」としました。モチーフはタッチ、タイトル、カタログ番号等から察して頂ければ幸いです。
〔土井〕 鉄道マニアの中学生クルーに是非とも会いたい!自画自賛になって気持ち悪いけど、ほんまに僕らの店に来る人たちって、良くも悪くも個性的で最高に笑えるよね。光貴くんの言うようにmole musicやタラウマラが「店に見えない」人たちにとっては、一向に可視化されないのに。それでも彼らは自然と集まってくる。そこに何があって、何が見えて、何が果たされたのかというのは各自が自分の胸に手を置いて考えたら良いし、それが通過点なのか終着点なのかは誰にもわからへんもん。光貴くんの製作物には常に何かしらの意図があって、それをこちらの解釈で勝手に紐解くのが面白い。さっきは無粋な質問を投げかけたなって、いまちょっと反省してる(笑)。レコード屋としての光貴くんの考���はほんの少し掴めたような気がするので、次はDJとしての活動について聞かせてください。キャリアはどれくらい?
〔光貴〕 いえいえ、大丈夫です (笑) 。楽しんでもらえればありがたいんです。(ここはインターネットメディアの露出が無ければ話しているかも知れません。でっち上げの可能性もありますが)。DJをはじめたと感じたのはギターからターンテーブルに持ち替えた18歳、地元でDIYパーティーをはじめた頃ですね。レコードプレイヤーを買ったのは16歳、この頃からレコードコレクターだったと思います。DJのキャリアは22年ですね。
《2022.11.26 Hopkins Creek at Northcote Theatre》
〔土井〕 キャリア22年!龍ちゃん a.k.a VNZ(東淀川区出身のラッパー)がオギャーと生まれてから現在までの人生をまるごと飲み込む期間やん!その22年間のDJ活動に於いての変化や矜持みたいなものがあれば教えてほしいな。
〔光貴〕 じぶんアーカイヴが下手くそなので、仮に22年としておきます (笑) 。実際はもう少し前かもしれないです。DIYパーティーと並行してDAWN(現NOON)でレギュラーパーティーをはじめたのは恐らく19歳でした。僕は行為においては物質より現場のみに重きを置いてきたので、制作物があまりにも少ないんです。変化について簡潔に書くと、僕にとって良いとされていた時代は去っていった、ということに尽きると思います。これは時代の話なので、個と音楽との関係性はもっと複雑かつ多元的です。僕の場合、レコードのような多元的な物質でなければ、ここまでDJを続けることができなかったと思います。戦後日本の時代の変革と世界の変革はおよそ10年と20年、ふたつのタームで考えることができるのではと過程していました。音楽においてもこのタームというのは有効で音楽史を振り返れば自然と見えてくるように思います。未成年(当時)の頃から20年ターム、この姿勢は続けてみようと思っていました。少し欲張って40歳までこの景色を見ようと。既に40歳を迎えたので、矜持としての行為者として続けるという役目はひとつ果たしました。その過程の中で行為として他人と同じことはしないという制約も徹底できたのかな?と。しかし求道的に今尚続けているのは、レコードという物質の魅力に尽きると思います。僕の場合レコード屋とDJのハイブリッドなので、ここを肯定できないと終わりなんです。かと言ってデジタルを否定している訳ではありません。じゃないと、このインタビューも厳密には成立しないので。いま現在もCD-Rで実験しています。この歴史はなかなかおもしろいんですよね。そろそろCD-R史のフィールドワークをはじめようかなと思っていたところです。
〔土井〕 めちゃくちゃ具体的な回答かつ、これが今日のハイライトかもしれない。「現場のみに重きを置いてきた」というのはここ数年の付き合いの自分からしても納得できる話で、mole musicという思想の実体化としての店舗、DJの現場ひとつひとつが光貴くんにとっての作品なんやと思う。レコードを多元的共有物と見据えて向き合う姿勢、CD-R史の探求など深掘りしたい話題がてんこ盛りで、興味が尽きない。ほんまに稀有なまなざしでレコード屋とDJを両立させてる人やと驚くわ。これも答えにくい質問かもしれないけど、光貴くんにとって特に思い入れのある作品(レコードorパーティー)は何ですか?
〔光貴〕 アナログとしてのCD-R史ですね。僕の青年後期は友人と何か作品を交換したり、プレゼントするメディアがカセットテープからCD-Rへと転換する時期でした。僕自身もこの転換は驚くほど簡単に移行できたんですよ。今は歴史と物質自体の持つ情報(ここでの情報はデータ情報で音楽の内容では無いです)その理由に近づいていってる感覚ですね。90年代にはポスト・テクノロジーミュージックの時代は既にはじまっていて、様々な試みが成されていました。実際そういった作品に触れることはありましたし、所有していますが、物質そのものを解釈するという段階まで、青年後期 (90年代後期~ゼロ前代初頭) では思考が追いつかなかったような気がします。まだまだ趣味として楽しめることはたくさんありそうです。そういえば、特別という事を意識したことが無いかもしれません。幸いなことに僕は身近に特別に感じられる人が多いので。ラッキーなのか、どうなのか (笑) 。作品は……ヒミツですね (笑)。
-skit-中村:音楽家の先輩来店、ひたすらレゾナンスについて語る、癒やしの時間。
-skit-土井:龍ちゃん超久々の来店、新曲を持参。
【インタビュー開始からすでに40時間が経過】
もしもし 土井さん、おはようございます。今日タラウマラに何時に入りますか?光貴くん、おはよう。今日からタラウマラは臨時休業で家族でおでかけするねん。えっ、マジで?せやねん、ごめんな。いやいや、頭の中どういう切り替えしてるんですか?こっちにはインタビュー投げっぱなしで (笑)。ごめんな、旅行中は電話でえへんけど、いまはまだ大丈夫やで。いつも思うけど、仕事の向き合い方が全然ちゃいますわ。光貴くんはひとつの案件があったら48時間とか平気で手綱を離さへんもんな。そうですよ、ずっと長時間向き合ってますよ、短時間での仕事の強度が土井さんとは全然ちゃうんかな。自分は究極のメリハリやからね(笑)。僕はこのインタビューに応じながら、店の営業して、次の制作のミックスダウン作業をして、今週末にはパーティーを控えてますからね。ほんまようやるわ、悪いけど僕は家族で温泉につかって来るよ。マジでむちゃくちゃやな、この人(笑)。そうそう、それはそうと昨日タラウマラに龍ちゃん来たわ。だいぶ久々ですか?うんうん、彼はサイクルショップすずめの頃から足繁く通ってくれてたけど、この2年での来店回数は1回か2回やからね、だいぶ久々やな、しかもインタビューで名前が出てきたタイミングで本人登場っていうね(笑)。それは素晴らしいことですよ、何やかんや言うて結局は僕ら、寂しいんですよ(笑)、ずっと続けていることは精神的にも負荷がかかるんで。ほんまそうやわ、ほなそろそろ赤穂に向かう準備するわ、一旦LINEでのメッセージのやりとりに切り替えてええかな?あと週末のパーティーは光貴くん何時の出番なん?ほんまこの人……(笑)
そういや今後の展望を聞かれていた気がするな。このインタビューを土井さんにデジタルアーカイブさせないことですね。
【2023年10月19日8時46分インタビュー終了】
……ということで、いつも通りに互いに仕事をしながらLINEとメールと電話とGoogleドライブを行ったり来たりしながら2週間かけてようやく終わりを迎えたインタビュー……いや、どう考えても僕が喋りすぎてるな、ほんま、すんません(笑)。最後に光貴くんが選んでくれたPARLIAMENT - GLORYHALLASTOOPIDをどうぞ。最高にイカれた週末をお過ごし下さい。
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moonshine-utopia · 6 months
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《金锁记》剧本改编
喧闹的商业街的午后,街上处处是叫卖声、吆喝声。街上熙熙攘攘的,人们不停地进出各式各样的店铺,手上拎着满满的物品。从外往内数的第三家,是一家麻油铺。店里满是芝麻的油香,柜台是带着油污的黑色,油缸上吊着不同大小的舀子。
曹七巧,大约十八、九岁的模样,着蓝夏布衫裤,镜面乌绫镶滚,站在麻油铺柜台后,正和一个头缠白色汗巾、身着带血污的背心的男孩相互打趣着。
男孩是肉铺里的朝禄,他看向七巧时,眼里总是带着些许欣喜。朝禄叫她曹大姑娘,或是巧姐儿。七巧略带愠色地打了朝禄一巴掌,眼角却带着笑意。
麻油铺旁的肉铺,伙计正在分割猪肉,只见他从钩子上摘下一片生猪油,重重地抛向肉案。初夏的微风,伴随着逐渐升高的温度,空气中弥漫着腻滞的死去的肉体的气味。
三十来岁的曹七巧睁开了双眼,她试图将自己的丈夫固定在椅子上,但这一团毫无生命力的肉体却不断向下滑,曹七巧用力踢了一下桌角,脸上是委屈的泪痕。她垂下头。
曹七巧的声音:“你碰过他的肉没有?是软的、重的,就像人的脚有时发了麻,摸上去那感觉……”
她带着戏谑打量着周围的一切,眼中曾经的光芒荡然无存,只有对眼前苟延残喘生命的嫌弃以及对周遭一切的不满:
丫鬟在曹七巧背后的窃窃私语以及轻视的眼光;
姜季泽的摸自己脚的轻薄以及自己对他又爱又恨的交织情感;
分家时孤儿寡母被欺负的无助与无奈……
五十来岁的曹七巧半躺在床上,她的脸色枯黄,牙齿是被鸦片熏过的黄色。她带着玉���的、银质的、金质的手镯与���指,手上握着枪杆,吞云吐雾。
姜长白进入屋内,试图找七巧要钱,七巧顺手将身旁的枕头扔了过去,长白悻悻地退了出去。
长安的脸浮现在曹七巧眼前,曾经满怀期待的少女,如今眼中的光已然全部熄灭。七巧脑海中的长安好像已经永远失去了笑容,眼中只有对母亲的怨恨与失望。
七巧好像突然受到了什么惊吓,手中的烟枪重重地落到了地上。她摸了摸胸前挂着的、已经有些褪色的金锁,缓缓闭上了双眼。
出现皎洁月光缓缓泻下的场景。
片头:金锁记。
片头完。
1
这是姜季泽家中。
小姐太太们时常在家中支起麻将桌,约上三五好友,闲话家常,有时会请说书的、唱戏的来家中逗乐,大家在牌桌上消磨时光。屋内的丫鬟们进进出出,时而添茶送水,时而呈上吃食。
洗牌的声音回响着,麻将敲击桌面,发出脆响。女人的笑声尖利,贵妇们身上的首饰叮铃作响。似乎每一桌都拥有闲聊的话题,人们的注意力更多在八卦上。呷一口茶,摸一张牌,然后全身心地投入到闲谈他人的生活中。
一进门是许多牌桌,每一张桌子上都坐满了人。桌上摆着茶壶与点心,不时有丫鬟呈上热毛巾揩手。屋内的装潢是旧式风格,有一木质的屏风,墙上挂着中国山水画。屋前有一矮桌,有一个训鸟人正在教鹦鹉学舌,但并没有多少人注意他。
突然一声惊呼,所有的声音戛然而止。
兰仙(大笑着):“哎!又和了!对不住了,今天手气好。”
兰仙发现周围的人都在看向自己,不好意思地向周围人点头示意,并连连小声道歉。周围的牌桌又渐渐恢复到了先前的热闹。
与兰仙同桌的牌搭子们露出了些许的不悦,但很快就用讪笑掩饰过去。与兰仙同桌的牌搭子三人分别是李太太、王太太与陈太太,四人都是阔太太,衣着华丽,身上佩戴着许多首饰,交谈甚欢。
李太太(着手准备开始洗牌):“姜太太,这都第几把了,您这是有什么顺心事吗?所有的好火气都在您这儿。”
兰仙没有回答,眼里满是自得的神气。李太太左手边的王太太一边洗牌,一边做惊讶状。
王太太(惊讶状):“嗐,李太太,您还不知道呢。自打姜老夫人仙去、姜家分家后,姜太太这不和她家那位讨人嫌的麻油铺分开了嘛,这可不是天大的喜事。”
四人不约而同地发出了笑声。
陈太太(呶呶嘴,不屑状):“要我说,麻油铺就是一扫把星。姜太太之前和我们打牌的时候,总是愁眉苦脸地说着麻油铺的‘奇闻轶事’,又是家中丢了东西,又是争执不断、鸡犬不宁的。这一分家,人逢喜事精神爽,可不手气好嘛。”
兰仙的眼中带着戏谑,伸出手连连摆了摆,试图让三人讨论的声音降低些。
兰仙(食指放在嘴前,“嘘”声):“哎哎,这可离人家地盘儿不远,可不敢这样说。(大笑)想我刚嫁到姜家的时候,她倒好,先是要姜家云泽姑娘早些出嫁,甚至写信给人家未来夫家,赶她出门,又是把我揣着捏着、捶着打着,恨不得把我一并赶走好。你说说,就算她命苦嫁了个残废,这谁可受得了她!”
王太太因为久坐,颈椎有些难受。她向左右侧了侧头,似乎是在拉伸,同时一只手放在颈部揉捏。
王太太:“可不是嘛,毕竟和我们不是一个出身。早年听我家老妈子说,这麻油铺可是街上一枝花呢,那肉铺家的、修鞋的、拉车的,可都把她视若天仙,她可不心高气傲!谁成想她兄嫂钻钱眼里了,把亲妹妹卖给姜家作姨太太,侍奉个残废。可真够狠的!”
兰仙眼前浮现出曹大年夫妇的模样:欠着腰、唯唯诺诺的,身上穿的还不及姜家下人好,看到姜家人就像是见了活菩萨般。
兰仙(翻了个白眼,冷笑):“麻油铺心里恨毒了她兄嫂,却又不得不接济他们,毕竟这是她在世上仅存的亲人。她兄嫂也正是认准了这点,才敢继续腆着脸来我们姜家要这要那,装得满满的进来,一样装得满满的出去。我可看见了,麻油铺可是拿了金镯子、金簪子、金锞子给他们!她兄嫂那道谢不迭的样子,可像极了陈太太家那只哈巴狗!”
四人似乎联想到了陈太太家那只吐着舌头,看见人就摇尾巴的哈巴狗,不由得同时发出大笑。
陈太太虽然感觉有些被冒犯,但碍于主人家的面子不好发作,只能将这口气咽了下去,脸上不得不赔着笑脸。
陈太太(尽可能压抑心中的不悦):“姜太太,您这可是折煞我家的狗了!”
兰仙的丫鬟小双端着明前的龙井和各类茶点从门口进入。她半弯着腰,给每个太太都换上了新茶水,将变凉的揩手巾一并收了。转身欲退下。
兰仙看到小双,突然反应她原来在姜家时服侍二房的。兰仙心生一计,伸手拉住了正欲离开的小双,对她莞尔一笑。
兰仙(不怀好意状):“我近年来年岁长了,记忆力也大不如从前,小双,你来详细说说之前曹家舅爷来姜家的场景给各位太太听吧。”
小双想到在姜家被曹七巧打压的过往,心中不由得涌起愤怒。她将手中的托盘放在麻将桌旁的小茶几上,双手抱胸,十分努力忍住不让自己翻白眼。
小双:“那天我可记得清清楚楚。各位太太,麻油铺一听到我说她兄嫂来了,嘴上说着怎么又来了,可她的眼睛居然亮了起来,好像来的是两个大宝贝!明明每次来姜家都是拿这拿那,象征性问候两句,她居然还盼着他们来?要换做是我,我可巴不得离这二位瘟神远远儿的呢!”
四位太太相互交换眼神,想到曹七巧会对将她推入火坑的兄嫂还有所期待,仿佛像是听到了天大的笑话一般,笑着摇了摇头。
小双看到四人的反应,以为是和她有共鸣,内心甚至有些窃喜。便继续讲了下去。
小双:“她不停地给这个给那个的,谁还不贪呢!除了自己要的,还给儿女,甚至是家里的老妈子都拿了东西。一向扣扣搜搜的麻油铺在这个时候倒是大方得很呢!”
李太太(深表赞同状):“可不,按她这样的脾性,姜家上下谁会乐意接近她?这也是自作孽不可活!”
小双听到李太太的赞同,十分高兴,准备继续往下说
小双:“李太太,您说的对极了。我看她送走兄嫂时还舍不得呢,那个时候我还觉得她有点可怜,但想起她平日里是怎么对我们这群下人的,我只觉得恶心!说起……”
兰仙见小双洪水决堤般的牢骚,内心有些许的厌烦,敲了敲桌子。
兰仙:“小双,够了,下去吧。”
小双似乎也意识到自己说得有些多了,拿起刚刚放下的托盘,向四位太太鞠了一躬,缓缓退下。
四位太太的牌局正酣,手上摸牌、打牌的速度也渐渐变快。突然,陈太太好像想起了什么的样子,起身调整了一下坐姿,将头凑近牌桌。
陈太太(低声):“话说回来,我一直好奇,这残废到底是怎样能够生儿育女的?麻油铺的一双儿女看起来可正常得很,完全没有残废父亲的影子呢。”(打出了二饼)
李太太兴奋地抓过那张二饼。
李太太:“哎,我听牌了!”(揉了揉微微发酸的手腕)“陈太太,我想,麻油铺既然能在年轻的时候吸引那么多男人,自然有她的厉害之处,谁知道她有没有什么秘籍呢!”
四人再次交换眼神,发出轻蔑的笑声。好像想到了什么,恍然大悟。
兰仙(厌恶状,仿佛在回忆极度不愿回首的事情):“嗐,在姜家时,她可一直和姜季泽在我眼皮子底下眉来眼去呢,连脚都摸上了,还以为能瞒住我?她自己都说残废的肉是松的,还要我们去碰他的肉,说是软的、重的。天哪,真是令我作呕。”
王太太:“八万。这可不是想拉着别人可怜可怜她?她诚然可怜,但可怜也不是她恶心别人的托词吧?说到姜先生,姜太太,前几日我可见他去麻油铺家了,您可知道这事?”
兰仙摸了一张牌,兴致突然高涨了起来,她将自己面前的牌推倒,脸上又浮现了得意的笑容。三位太太有些无可奈何。
兰仙:“自摸,清一色!不好意思了各位。(三人数了数钞票递给兰仙)我知道这事,姜季泽有什么事情我不知道?早前姜家分家的时候,他就盯上麻油铺这块肥肉了。年轻的时候姜季泽还称得上端正,姜家本身也没几个正常男人,麻油铺对他有意实属正常。这些年他愈发肥头大耳,头发也稀疏了,儿女一天天大了,他也开始逛起窑子了,还真以为我傻?”
兰仙呷了一口茶,仿佛将自己的怨气也一并咽了下去。三位太太交换了眼神,但是并没有任何意外的神情。姜季泽本就花名在外,听到兰仙对丈夫的描述,三人心中反而有些许嘲讽的意味。
兰仙(清了清嗓子):“咳,他去找麻油铺,无非是以为麻油铺还念着旧情,会乖乖拿钱出来给他用。麻油铺哪有这么傻!死了丈夫的女人,只有钱不会背叛自己了,这不就把姜季泽扫地出门了?可把我笑死了。”
陈太太用戴着戒指的手小心地夹起一块桂花糕,就着一口茶送入嘴中。细细咀嚼后,用手绢擦拭手上的残屑。她想起前几日在曹七巧家门前曾见到过姜季泽。
陈太太(试探状):“我是说怎么姜先生从麻油铺家出来的时候一脸晦气,脸色微红。不得不说姜先生这如意算盘打得可够好。没成想这麻油铺倒还机灵,知道自己配不上姜先生,把钱紧紧攥在自己手里。”
王太太听到陈太太认为曹七巧知道自己配不上姜季泽,十分不同意,她将手放在陈太太的手腕处,轻轻一捏。陈太太抬头看了王太太一眼,有些疑惑。
王太太:“她那哪是知道自己配不上姜先生?在我看来,年轻的时候被那么些男人中意,她的心气可高了吧,在听到姜先生的表白时怎么可能没有一丝心潮涌动?只不过是提到钱了,就好似突然察觉到了危险信号,这时被泼了一盆冷水吧?听说分家的时候就闹得不愉快?”
回想起分家时曹七巧带着一双儿女将整个姜家闹得鸡飞狗跳,兰仙翻了个白眼,咬紧牙关,像是从牙缝中蹦出一个个字。
兰仙(咬牙切齿):“是,当初分家的时候,她说她家那个有病不能出去做官,她是个没脚蟹,长白还不满十四岁,往后苦日子有得过呢。九老太爷问她想怎么办,她也没个想法,只会哭哭啼啼,喊着人家欺负她们孤儿寡母,最后把九太爷直接气走了。最后还是按原计划分家,你说闹这一出,何必呢?”(不耐烦地抓起一张牌,恨恨地摔在牌桌上)
坐在她下手的李太太被她突然的举动吓到了,抬头看了兰仙一眼。兰仙端起茶杯,猛地吞了一大口,眼中是无比的痛恨。李太太摇了摇头,将心思放在牌上。
李太太(与兰仙相反,轻轻地放牌):“四筒。真是会给姜家丢人。这姜长白和姜长安也这么大了,他们妈把人都给丢完了,这俩孩子以后可怎么过哟!真造孽!”
兰仙冷哼一声。
兰仙:“麻油铺把钱看得死死的,都不给自己儿女花。姜长白是个男孩,还供他读书,姜长安这么大了,看上去还像七八岁的女孩,感觉像是长期在家吃不饱饭。(眼中突然迸射光芒,将身子和声音都压得低低的)我听有人说,麻油铺这么多年也没个男人,她现在眼里就只有他们家白哥儿咯!”
四人不知道联想到了什么画面,笑作一团,伴随着嫌弃与厌恶的表情。
王太太成功接受到兰仙的信号,抓住机会,做出谄媚的神情。
王太太(拿了一张牌,看着兰仙,嘴角牵了一丝笑):“对比一下您家的长馨,小小年纪便聪颖过人,在学堂里也是拔尖儿的,麻油铺不是一直心高气傲嘛,这儿女也比不过姜太太您呀!”
兰仙似乎很受用的样子,脸上的笑意是对王太太的赞同。但是将她家长馨同姜长白姜长安相比,她内心还是十分鄙夷的。这份不屑十分明显地在她的眼底显露出来。
兰仙:“可不敢和她比,可不敢和她比。我们和麻油铺不是一道人,我们家长馨以后是要嫁给好人家的,可不像姜长安一样是个没爹的野丫头。(陈太太出了幺鸡,兰仙看了一眼自己的牌,高声笑道)哎呀陈太太,谢谢您的幺鸡,我又和啦!哈哈!”
洗牌的声音渐渐淡去,四人依旧在牌桌前叽叽喳喳地。笑声与交谈声逐渐淡去,门口的训鸟人教会鹦鹉“恭喜发财,吉祥如意”这句话,鹦鹉不断地重复着,略带哀凉。
2
曹七巧家的宅子在这片尽是阔太太的街区显得格格不入,斑驳的鹅黄色小洋楼,生锈的铁栅栏,常年紧闭的大门,无一例外地像是在向他人宣告主人的“贫穷”,甚至连推销员与报童也绝不会去“打扰”这一家人。
院内也是十分的荒凉,秋风将法国梧桐枯黄的叶子吹落,由于老妈子与丫鬟的数量不够,这满庭院的落叶竟无人打扫,远远望去像是一层黄色的薄毯覆盖于深灰色的地面上。老妈子与丫鬟各自心怀鬼胎,都想方设法地偷着懒,都最怕太太的突然召唤。
曹七巧的侄子曹春熙风风火火地从大门进入院内,好像给这座死气沉沉的宅子带来了些许生机。他与长白、长安的年纪相仿,三人很快成为了玩伴。
有天,长安想要拿放在柜子最上方的莲子,长白摆摆手,表示要妹妹自己拿。长安便搬了个凳子,支在柜子旁,拼命踮着脚,试图够到莲子。但由于她长期营养不良,十三岁的年纪却只有七、八岁的身高,怎么都够不着。这时曹春熙看到了。
曹春熙(担心状):“哎呦,安姐儿可别摔了,回头我可脱不了干系!”
话音未落,长安一个没站稳,向后一仰,凳子被踢翻,曹春熙果断上前扶住了长安。长安有些惊魂未定,大口喘着粗气。
曹七巧(突然冲入房间内,将曹春熙扶住长安的手打掉,十分愤怒,冲曹春熙咆哮):“我三茶六饭款待你这狼心狗肺的东西,什么地方亏待了你,你欺负我女儿���你那狼心狗肺,你道我揣摩不出么?你别以为你教坏了我女儿,我就不能不捏着鼻子把她许配给你,你好霸占我们的家产!”
曹七巧顿了顿,上下打量了一下不过十来岁的曹春熙,又回想起这么多年以来兄嫂对自己的压榨与欺负,顿时恍然大悟。
曹七巧(冷笑):“我看你这浑蛋,也还想不出这等主意来,敢情是你爹娘把着手儿教的!那两个狼心狗肺忘恩负义的老浑蛋!齐了心想我的钱,一计不成,又生一计!”
曹春熙听了这席话,气得只想翻白眼,但碍于曹七巧是长辈而不得不压下心中的怒火。他刚欲开口为自己辩解,甚至连长安都想开口解释时,曹七巧更是气不打一处来。
曹七巧(指着他们俩的鼻子,叉着腰):“你们还有脸顶撞我!(对曹春熙)还不给我快滚,别等我乱棒打出去!(对长白长安)你们俩也给我滚,多大的人了,还胳膊肘往外拐了?你们是想气死我吗!”
三人咧咧呛呛地从房间里退了出去,曹七巧在发完脾气后感到一阵眩晕,扶着丫鬟也离开了房间。
曹春熙年轻,血气方刚,从小到大哪里受过这种委屈?他回到房间后,忿忿不平地开始收拾行李,嘴里还小声骂骂咧咧,当天晚上头也不回地离开了曹七巧的宅子。
姜长安内心虽然也觉得对不起表哥,但这么多年,深知自己母亲脾性的她也不敢和母亲顶撞。在曹春熙离开后,长安蹑手蹑脚地来到七巧的卧室。只见七巧靠坐在床上,腰间垫了一个小枕头,她闭着双眼,手不停地揉着太阳穴,好像是头疼。长安见状有些心疼,悄悄在床边坐下。
姜长安(轻声):妈,对不起,我让你头疼了。
曹七巧缓缓睁开双眼,眼前的长安让她感觉有些模糊。那一刹,她突然不想让长安长大。虽然很气愤,但曹七巧还是握住长安的手,轻轻抚摸着。
曹七巧(因为疲惫而声音略带温柔):“你今年过了年也有十三岁了,也该放明白些。表哥虽不是外人,天下的男子都是一样混账。你自己要晓得当心,谁不想你的钱?”
曹七巧想到前些日子姜季泽的所作所为,心中五味杂陈,一是愤怒姜季泽竟然会打孤儿寡母的主意,一是伤感自己对姜季泽竟然还有不切实际的幻想。她撅了噘嘴,表情逐渐严肃。
曹七巧(长叹一口气,悲哀状):“男人……碰都碰不得!你娘这几个钱不是容易得来的,也不是容易守得住。轮到你们手里,我可不能眼睁睁看着你们上人的当——以后提防着些,听见了没有?”
姜长安垂下了双眼,在内心深处并不苟同母亲的想法,随后脸上挂着一丝悲哀。在她心中,母亲永远把钱看得比一切都重,甚至比自己和哥哥更重。长安感到无可奈何,但在这个家里,曹七巧才是那个拥有绝对权威的人。她很快收起自己脸上的悲哀,微微点了点头。
姜长安(十分小声):“我听到了。”
曹七巧看了看自己曾经被姜季泽捏过的脚,又看了看长安的一双大脚。突然,她意识到,如果给长安裹脚,她是不是就会待在家中,远离所有的男人?她不出门抛头露面,是不是也意味着节省了很大一笔开支?她咧着嘴,盯着长安笑,长安只觉得有些毛骨悚然。
曹七巧(试探):“你嘴里尽管答应着,我怎么知道你心里是明白还是糊涂?你人也有这么大了,又是一双大脚,哪里去不得?按说你今年十三了,裹脚已经嫌晚了,原怪我耽误了你。马上这就替你裹起来,也还来得及。”
话音未落,周围的老妈子倒笑了,她们看向彼此,有些不可置信。姜长安在听完母亲的一席话后直直定在了原地,她感到十分恐慌,双眼放大,嘴巴微微打开,想说些什么却又什么都说不出。
曹七巧(笃定地拉着长安):“我不愁我的女儿没人要,不劳你们替我担心!真没人要,养活她一辈子,我也养得起!”(招呼着几个老妈子按住长安,她亲自替长安裹脚)
姜长安的哭喊声在寂静的黑夜中惊醒了整条街。
第二天,曹七巧盘算着自己的女儿已经缠足,也没办法再去学堂,便寻思着去学堂把学费要回来。她带着两个老妈子,气势汹汹地冲进了学堂,在校长办公室找到了校长。校长本是儒雅之人,先是静静地聆听她的诉求,但当他听到曹七巧在给长安缠足并希望要回学费时,校长感到十分震惊。他愤然起身,坚定地回绝了曹七巧的无理要求。曹七巧哪肯依,她也起身,分开腿,叉着腰,手指着校长,痛骂他不要脸、钻钱眼里了。最后,校长让保安将她们三人架出了校园。
整个学堂都知道了这件轶事,每当长安上街遇见老同学时,总感觉他们在背后窃窃私语。久而久之,姜长安眼中原有的热忱与希望已经被世俗磨灭。再见到她的人,会发现她打了一根辫子,叉着腰,迈着小碎步,不停地发表对世俗的高见,紧紧攥着手中的钱──谁都说她是活脱的一个七巧。
3
姜长白在完成学业后,成天无所事事,先是染上了赌瘾,后来渐渐和姜季泽一起逛起了窑子。曹七巧看着儿子一天天花着这么多钱,便想着为他张罗婚事。曹七巧对媒婆带来的人选总是挑三拣四,媒婆早已厌烦,背地里总是骂七巧“不撒泡尿照照自己”,但表面上还是要赔着笑脸。一顿手忙脚乱之后,她为长白定下了袁家名为芝寿的小姐。
新妇过门,曹七巧怎么都看她不顺眼,还暗中给她使绊子。芝寿心中委屈,但丈夫不体谅,又不能回娘家,只能将满腹委屈自我消化。
这天,芝寿的母亲前来探望女儿,曹七巧便约上另外两个太太(张太太、赵太太),一起吃午饭。另外两位太太不知道这是芝寿的母亲,只当是曹七巧的朋友,便以芝寿作为话题开始闲聊。
丫鬟们陆续送上了菜,放眼望去,西红柿鸡蛋、小葱拌豆腐、清炒时蔬、虎皮青椒。袁太太有些惊讶,请客竟然一点荤腥都没有。但看张太太和赵太太习以为常的模样,她也不好问些什么。
张太太(让丫鬟给自己倒了一杯茶,润了润嗓子):“姜太太,我看您这新媳妇嘴唇可有些太厚呢!听说嘴厚的人天性厚呢!”
曹七巧抬起眼,瞟了一眼袁太太,只见她的脸一阵红一阵白,额前冒了细细的汗珠,神情十分不自然。她勾起嘴角,一副看好戏的模样。曹七巧天生一副高爽的喉咙,扃扃的,刮得人疼痛,像剃刀片。
曹七巧(大笑):“张太太,天性厚可并不是什么好话。我只但愿咱们白哥儿这条命别送在她手里!(她夹了一筷子豆腐)你们瞧咱们新少奶奶老实呀,一见了白哥儿,她就得去上马桶!”(不屑地哼了一声)
袁太太此时有些愣住,刚刚伸出的筷子猛地抖了一下,她悄悄打量了一下身边的三人,发现另外两位太太并没有发觉到她的异样,便稍微低下了自己的头,呷了一口茶。
曹七巧察觉到袁太太的坐立难安,心中却是一份窃喜。她用手绢揩了揩嘴,扭头和赵太太攀谈。
曹七巧(略带骄傲意味):“赵太太呀,不是我说,我家白哥儿和我可亲了。我要他给我烧一夜的烟,他可甘之如饴!这新媳妇啊……”(曹七巧将自己儿子亲口招供的媳妇的秘密宣布了出来,有声有色地渲染着)。
张太太和赵太太听得津津有味,还时不时打断七巧,试图与她一同探讨。这边的袁太太脸上挂不住了,她慢慢放下筷子,神色有些恍惚,汗珠顺着她的脸颊滑落,滴在有些掉漆的餐桌上。
张太太发现袁太太有些不对劲,便投来了关切的目光。
张太太(关心状):“袁太太,您没事吧,是哪儿不舒服吗?”
袁太太正愁没有一个台阶可以下,她猛然起身,向席间三人欠身致意。
袁太太(有气无力):“三位太太,实在是不好意思,我突然有些头晕,就先回去了。三位慢吃。”
曹七巧也没有挽留的意思,她对着袁太太笑了笑,眼底带着不屑和嫌弃。她也缓缓起身,走到袁太太面前,挽住她的胳膊。
曹七巧(带着笑意):“哎呀,这可真是不巧,那我就让丫鬟送您到门口。亲家母,下次您再来看芝寿的时候,我们再聊。”
袁太太连连点头,却很快地拿开曹七巧的胳膊,和丫鬟匆匆离开了。她离开时脸皮紫胀,心中觉得也无颜再见女儿,乘了包车回去了。
姜长白和芝寿本就不亲密,在曹七巧的搅和后更是渐行渐远。姜长白的心又回到了花柳巷之中,花销越来越大,曹七巧看着账簿上的每日支出也是越发心烦。为了拴住长白,她把一个丫鬟娟儿给长白做了小,又让长白和她一起抽烟,长白这才安心在家守着烟袋和姨太太。
4
姜季泽的女儿姜长馨给长安介绍了一个留学归来的男朋友,名叫童世舫。多年以来,姜长安第一次感受到了恋爱的滋味,每每见到童世舫,她总会心跳加速。过去十年她总是过着“小曹七巧”式的生活,这是第一次,她想要逃离自己的母亲、自己的家庭。
童世舫是一个具有英伦气质的绅士,多年在海外的求学使他对中国的传统女性抱有极大的兴趣。他在姜长馨的介绍下认识了姜长安,他被长安身上的传统气息所吸引:她的一颦一笑总是温婉的,旗袍下她的身姿婀娜,眉眼间总是明媚的。在几次约会后,二人确定了恋爱关系,最后甚至瞒着曹七巧定下婚约。
曹七巧不知从哪里听到了这个消息,她气急败坏地质问长安。长安被爱情蒙蔽了双眼,只想着自己未来的幸福。曹七巧恨她执迷不悟,总是以自己嫁到姜家被欺负的过往来警告长安,甚至侮辱童世舫,认为他这么多年在海外没有娶亲是不正常的事情。多年顺从的长安在这一件事全然不肯让步,最后七巧竟只能答应见童世舫一面。
童世舫来到姜家时,有一种莫名的恐惧感。当他落座吃饭时,见他的却只有姜长白一人。两人就着酒谈天说地,气氛相对缓和了许多。正当童世舫以为这场“鸿门宴”即将顺利结束时,他突然看见,姜长白身后的阴影里,出现了一个有些驼背的、干瘦的老太太,他的直觉告诉他——这是一个疯子,他只觉得毛骨悚然。
曹七巧在阴影中打量了童世舫许久,她上前一步,微微欠身,算是问好。童世舫也连忙向七巧鞠了一躬。
曹七巧(略带疲惫):“童先生您好,我老了,若有招待不周,请您多多谅解。”
童世舫(连忙摇头):“姜太太不必如此客气,您能邀请我前来作客我已经感到十分荣幸了。只是不知道长安现在何处?”
曹七巧的眼中突然闪现一丝光芒,童世舫很快捕捉到了,这只让他觉得可怖。曹七巧缓慢地转身。
曹七巧(慢悠悠地):“您还没有参观过我们的宅子吧,我带您参观一下,您就能看到长安了。”
童世舫随着曹七巧穿过昏暗的走廊,宅子不大,却是死一般的寂静,曹七巧轻微的咳嗽在宅子里竟然有回音。微黄的灯光下,墙壁上藏青色在这一刻仿佛成为了死亡的黑色。童世舫不禁打了一个寒颤。在二楼站定,二人面前是微微虚掩的房门。
曹七巧(回头,声音有些飘忽):“童先生,这就是长安的房间,她正在里面,您自己去见她吧。”(说完便又走进了一片黑暗中)
童世舫微微推了一下房门,并不急着进去,他的视线定格在了躺在床上的长安身上:长安的右手拿着烟枪,正在吞云吐雾,那一双三寸金莲似乎是长安“旧女性”身份的“勋章”。那种吸鸦片之人特有的糜烂与恍惚全然不似他平时所认识的那个活泼的、满眼爱意的中国少女。眼前的瘾君子头发散落着,像极了《聊斋》中尚未化成人形的聂小倩,她直直地盯着天花板,浑身竟然没有一丝生气。童世舫被眼前的场景惊吓到了,他悄悄带上了房门。
童世舫(小声嘟哝):“这就是现在的中国闺秀了吗?为什么传统的女性也会抽鸦片?是我离乡太久不知道现在的习俗了吗?”
正当童世舫有些神游时,一个丫鬟不小心撞到了他。丫鬟连忙道歉,还一边小声向外吐着“姨太太”、“生了”之类的词语,童世舫有些疑惑不解。
童世舫(拦下丫鬟,疑惑状):“姑娘为什么这样着急?是有什么急事吗?”
丫鬟(十分不耐地挣脱他的手,匆忙欲离开):“哎呀,我们少爷的姨太太要生了,我得赶紧过去帮忙了,您请别拦着我。去完了太太要骂的!”(说完便急匆匆往上赶)
童世舫消化了一阵,才将丫鬟说的话完全理解。他的神情依旧有些恍惚。
童世舫(继续小声嘟哝):“姨太太,这难道不是旧时代的糟粕?三寸金莲,不也是对女性的剥削与压迫?”(他的眼前突然浮现出曹七巧那干枯的脸庞以及空洞的双眼)
童世舫只觉得冷汗一阵一阵的,他不敢在这座吃人的监狱里再多呆一分钟,他只觉背后好似有什么人在追赶着他,不由得加快步伐,跌跌撞撞、头也不回地离开了姜家,从此再无音讯。
5
病入膏肓的芝寿听到丫鬟说娟儿生了个小少爷,她已经瘦得皮包骨头,曹七巧和姜长白很少过问她的死活。她艰难地翻了个身,头歪在枕头上,嘴角淌着涎水,她缓缓张开嘴,试图说些什么,却发不出任何声音。没有人知道她是什么时候咽的气。
娟儿虽然被扶正,但是曹七巧长期以来的打压与嘲讽、抚养孩子的艰辛与痛苦、对长白迷失于花柳巷的无奈与愤怒,使她本就不坚强的心理防线彻底崩塌了。仅仅过了一年,她便吞生鸦片自杀了。
姜长白不敢再续弦,他成天在外面闲逛,有时赌上几把,有时嫖���妓女,有时抽上几口。每当囊中羞涩时,他总是会去找曹七巧,刚开始七巧还有些可怜他,渐渐也只让他滚。
长安又回到了“小七巧”的状态,她叉着腰,对这个世界充满怨恨与不满。她时常暴怒,对家里的丫鬟、老妈子冷嘲热讽。七巧再也不提给嫁人一事,长安也再也不和七巧说上一句话。
七巧半躺在床上,手边放着烟枪。窗外皎洁的月光泻下,好似曾经她在麻油铺当姑娘时看到的一般。她的眼前突然出现朝禄那年轻的脸庞。
朝禄(半羞赧半开玩笑地):“巧姐儿,等我攒够钱,就娶你回家好不?”
曾经的七巧轻轻给了朝禄一巴掌。
曹七巧(羞红了脸):“嗐,你说什么呢!别乱开这种玩笑!”
曹七巧至今还能记起朝禄略微失望的模样。
她摸了摸自己胸前挂着的金锁,这一生像电影般在她的脑海中不断闪回。她知道她儿子女儿恨毒了她,她婆家的人恨她,她娘家的人恨她,就连她自己也恨毒了她。她左手腕上的玉镯子,还是当姑娘时带上的。她侧过身,用右手徐徐将这镯子向上推,竟然推到了腋下。
她又穿着蓝夏布衫裤,镜面乌绫镶滚,这件衣裳不知道从何时起竟如此大了。她直直地盯着前方,少女时代对邻家少年的悸动,嫁入姜家后承受的屈辱,自己当家后对子女与金钱的掌控,在如今的七巧看来,全是荒唐中带着些许心酸。眼角的泪水滑落,她把脸侧向头底下的荷叶边小洋枕,凑上脸去揉擦了一下。
朝禄的脸庞又突然浮现在了她的眼前,似乎是在等待一个答案。
曹七巧已经没有任何力气了,她只觉得脑袋昏昏沉沉的,四肢已然麻木,意识也逐渐模糊了。
曹七巧(艰难地长大嘴巴,面部有些狰狞):“好”。
她闭上了双眼,脸上残留最后一滴眼泪,她就由它挂在腮上,渐渐自己干了。
6
渐渐淡出的、皎洁月光泻下的场景。
叠印字幕:剧终。
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ryousyou · 1 year
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女士
几十年后,广陵王的末路,一个食人故事。含重要人物死亡、尸体和血腥内容。
因为广陵王的亲王身份认为广陵王姓刘,本篇用刘广陵做代称。
刘广陵已经到了她权力生涯乃至人生的末路。南征接连惨败,她带兵渡江退守广陵。下坯与魏军相持尚难自顾,扬州至广陵的漕运被吴军控制无力支援。刘广陵开春带兵南下,六月渡江时粮草已经紧困,吴军乘胜而追,并不攻城,只在城外十里驻扎,再每日到城下喳喳喝喝叫一番阵。
广陵围困四月,城中屯粮已经见底,米汤掺了一茬又一茬水,常有士兵挨不住甲衣昏厥过去。九月她下令杀战马充饥,到十月城中已无马可食。城中饿殍遍地,室中仅余浮肿的大肚孩子和干枯的父母。军队据守广陵之初就散播了吴军叫嚣要屠城的恐吓,而今一切铁器和粮食早充作军用,人民已经错失了起义的机会。
刘广陵此时已经五十多岁,衣着言行与任何一个同龄男人无异,甚至惯于自称老夫。虽仍以男人的面目示人,却不再裹胸,肆无忌惮地向世人展露她作为女人隆起的乳房。如今全天下都晓得这个手握权柄的旧亲王是个女人。当她拥有土地和政权时,自然就被人们划分到掌权者这一特殊的性别中,人们不在乎她是否胸前坠着乳房、下身有没有可使女人受孕的交合器;当她失势时,女人的身份就重落回到她身上,成为对方羞辱她的把柄。初入十月的一个下午,她正无所事事地坐在堂中——如果在战争初期还有运筹帷幄的说头,挨到今天,可预见的结局只有士兵倒戈杀了她再开城请降这一个。她的脑袋,要么由她亲自献给孙吴,要么由手下的军队割下再献给孙吴,总之,一颗已经不属于自己的头颅,但姑且还安放在她脖子上,可以随意转动和考虑。下属再一次呈上捆着劝降书的箭矢,她打开发现一块织着女人衣服时兴花样的绸缎,夹着一页纸,左不过一些废话。
她拿起来平静地读了。饥饿,即使已经得到城中最充足的供养,她也依旧腹中空空,在简单的生理痛苦面前,这种低级的羞辱已经不能撼动她。不仅饥饿,城中水流已被吴军截断。一应用水都指望着仅有的几口水井,由于死尸污染,即便已依华佗的指示填埋和煮沸,基本饮水依旧成问题,更不消说保持洁净了。没饭吃没水喝,干渴和饥饿使她脑袋发昏,她随手抛了那块布头,走出几步,忽然听见雷声,天快速阴沉下来,开始下暴雨。廊下几个侍女走出来呼喊着到天井接水。她叫人取来蓑衣和笠帽,牵来她的马——广陵城中最后一匹——慢吞吞往城墙去了。
登上城楼,刘广陵隔着雨帘观望远处的吴军营帐,又走下来察看在城墙上值守的兵士。暮秋的冷雨中,挨饿已久的士兵们缩在城垛后打战,疲软地答她的问话。她一路走过去,从一个角楼到另一个角楼,最终无声地沿着湿滑的步踏下了城墙,慢慢牵着马回到府上。院中已经摆了几口大缸接雨水,侍卫上来接过缰绳和马鞭,说左仙人已等候多时了。
她往客堂走,看见左慈立在堂中的身影。
刘广陵已经二十多年未与左慈相见,不想他忽然不远万里地拜访。她行过礼抬头,入眼一张几十年青春不改的面孔。从她的母亲,到她在隐鸢阁度过的幼年,尔今她已五十余岁,揽镜自照时望见一个已逾天命之人的老脸:白发,褶皱,松弛耷拉的皮肤和乳房,手背上的褐色瘀瘢,无不显示这个女人已迈入暮年,加之多年来浸淫其中的权力,都使她难以坦然地把一个青春美丽的人叫成师尊。最终她说:左君。也许吃惊于她的疲态,左慈翕动嘴唇几欲说些什么,最终只是点头。
左的到来��不使她快活,除刚听见通传时的吃惊,至多有些茫然的不忿。她知道左是绝无可能会使用超人的力量帮她赢过战争的,或许出于世交的情谊,他已算出她死期将至,等着来替自己收尸。旧师徒在为左慈安顿的住处对坐,小心来往了几嘴干巴的寒暄,左慈忽然问,设若一切依你的心意,你愿意寿数几何呢?
自然越久越好。
多久算久?左慈反问,俄尔又说:常人百又二十就长寿得稀奇,二百岁已经近妖,彭祖寿数八百岁,应该算非常久了,但没听说有谁许愿活得像他一样长。
噢,那我猜是,凡人想到八百年前尚觉得久远得可怕,哪里敢许愿八百年后的事呢?
看来你并不喜欢长寿。
长命百岁的事痛不痛快,想来左君最有心得了。
尚不至心得,人多少岁自有多少岁的活法。
刘广陵抚掌大笑:左君好大闲,特地来我广陵论道。
……我来迟了。
不晚。眼下广陵粮尽援绝,献降指日可待,老夫愿请左君为我敛尸。
恐怕你正恨我。
得亏左君早辟谷了的,不然老夫实在难招待。她冷笑说。徒弟眼下腹中空空,正恐惧忽然辘辘几声闹了左君雅兴,先行告退了。
等等!
左慈撩住衣角呼啦一下站起来。
她于是站住问:左君可知广陵能撑到何时?
左慈不回答。
她又问:左君可知吴军进城后将如何?
左慈不回答。
她再问:左君可知吴军将拿孤如何?
左慈不回答,用淡绿色的、非人的眼睛望着她,过了许久说:
余思虑不周,想来你早饿极了才如此。你许多遭遇,是为师之过。且待余找些吃食来,明日再说吧。
广陵于是冷笑着拂袖走了。
入夜侍女来传话,说左君房门叫不开,请她去看看。她起来整顿衣裳,推门出去,侍女提着灯为她照路。白天下过雨,石板地上积水如鉴,映出彤彤的火光。她走了一阵,发觉脚底已有些湿了,一行人浸水而变得沉重的鞋底踩在地上,发出一片踏踏声。
左的住处不远。她走入院中,出于莫名的预感,屏退了侍从,独自推门进去。
绕过屏风,撩起帘子,昏暗的榻上卧着一具开膛破肚的尸体。脏腑从刀口中鼓鼓地挤出来,散了一床,血浸透棉褥,手撑上去就按出一个小小的血洼。她扭身从灯架上拔下一根火烛,伸进帐里仔细照着看,啊,原来死的是左慈。
他手中还握着一枚卷刃的匕首,想来是自己把自己切成这样的。刘广陵忽然明白左慈所说的吃食究竟是什么。倘使姬晋可以吃下仙胎成为左慈,自然凡人刘广陵也可以大啖仙人的五脏而得道。自此,什么凡人的纷争就一概与她无干了,只需要远远抛下广陵城,飞回西蜀,自然还有一个阁主的位置等待。
她把灯架挪近,在忽闪忽闪的火光中,割开仙人的肚腹扯开,逐个切下仙人的肝、肾、胃、肠,劈开胸骨,割下仙人的肺叶,掏出仙人的心脏,剔肉取髓。永生,永生是馨香的,仙人的血蒸腾在空气中,竟然是梅香。
夜半华佗被人从梦中推醒,睁眼看见广陵披头散发地坐在榻边。灯火昏暗晃荡,他又刚从梦中起来,眼睛迷迷怔怔看不清楚,只瞧见她手中拿着一碗汤水,举着一枚调羹。他亦随军饿了百余天,勺子戳到嘴边便迷迷糊糊张嘴喝了,被辣醒。汤里兑了好些酒水和辣椒,颜色黑乎乎的看不清楚,华愤而问:你给我喝的什么东西!
这是麒麟血。广陵说。
麒麟血?
是,你快喝了,我还有肉给你吃。
华佗饿极,一听肉,立即劈手夺过汤饮尽了,哀哀地等着上肉。刘广陵果真端来一碟肉片,他急切地上手抓来吃。滋味并不美,有些油脂,但烤得过火候,焦糊糊的泛着苦味。他吃完揩着嘴说:这是什么肉,就是焦了些还少味道,再捏撮盐才好。
这是龙肝。广陵说完就不再开口,又默然地端来一盘:这是凤髓,吃罢。
这都是什么名字。华佗笑着接过筷说,从盘中黏糊糊的一滩中捞出几段猪皮一样的吃了,没什么味道,只是腥。
还有什么?他用衣袖抹掉油说。肚里有了油水,就产生起关爱别人的意思,想起来问广陵:你吃过了么?
吃过了。想起表哥,来给你送些。
多谢了,咱们也算同生共死一回。
连累你了。
看来是命该如此,我无可怨。你也知道,哪怕这回不死,想来以我的身体也不远了,能活到今天实在已经不敢想。
广陵只端来一盒肉片,叫他叉着吃。
这又是什么?华佗问。
心。
什么心?
仁心、慈心、忠心、悲心、贪心,都有一些,你尝尝罢!
你说得倒怪。他说。
他就吃了:仁心、慈心、忠心、悲心、贪心,只尝出咸味。肉片用了太多盐腌渍,吃得华佗饮了几大口白天新接的雨水,喝得太急,又呛得咳嗽了一番。广陵拍着背帮他顺气,又扶他躺下。
他很快又睡着了。再醒来已经变天,广陵自开城门请降,吴军兵不血刃进入城中,惊恐的百姓很快随着他们的安抚和放粮镇定下来,广陵王被押往建业,十万士兵卸甲划在城南等待收编。一支吴军被拨去占领王府,查至一处院落时嗅见腥味,派人过去瞧,推门一阵冲鼻的血气,众人难忍地掩住口鼻。一个胆大的士兵闯进去,看见内室榻上有一具拆得七零八落的尸体,没有头颅,脏腑遗失不见。因为此事,吴军中很快生出广陵围城之困至于食人的传言。
孙权留广陵王软禁在建业,华佗使了些手段意图看望都不成。经此一战,南方太平���不少,他索性云游去了。又三年,听说她被鸩杀的消息,只有长叹遥拜。
长生的显示是个漫长的过程,起初几年他毫无知觉,到再见十年前的故人,才从对方的惊叹中明白自己的不老。当年所吃究竟是谁的血肉,已经无人可问,华于是只坦然自在地活着。
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ryb-time · 6 months
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あー、もうね、何から書こうか。色々思うことがありすぎて文章ぐちゃぐちゃになりそうだけど大切な日なので書きます。
僕は小学校5年生の時にスカウトされて、事務所に入りました。その後はEBiDAN研究生として活動をしてました。そして2018/8/28に新メンバーとして「M!LK」に加入し、2019/2/14に苗字を公募して、今の「宮世琉弥」になりました。本名は「亀井」です。(こっそり)それから2020/1/31俳優がやりたい為にM!LKを卒業しました。
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いい経験を、素敵な経験を、M!LKでさせて頂き大切な友達、仲間、メンバーというものに出会うことも出来ました。そこからはドラマに出ながら趣味を楽しんだり、色んな出会いを経験し、吸収して今の僕がいます。ドラマの中でも「まんじゅうこわい」や村井の恋でも歌わせていただいたり、KABE太人役ではラップにも挑戦しました。歌う事に関しては作品の中でもよく触れていました。そしてなんといっても大きな分岐点と言っても過言では無い、"8LOOM"に出会いました。オーディションも常に緊張していたし、自分に何ができるかを一番に考えていました。ドラマの中でのボーイズグループとして集められた僕たちが、色んな人に愛される作品、楽曲、ダンスとなりました。
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みんなが居てくれたから、成長出来て、また音楽の楽しさに気づけました。やりたい!とミュージックプロジェクトを結成してからあっという間でした。映画やドラマを取りながらもギター練習、ダンス練習、発声練習などとっても頑張りました。僕の性格上あんまり集中する時はするけどスイッチ入るまでがね…。といいながらもついに2024/4/10にメジャーデビュー、メジャーファーストアルバムを発売する事が出来ました。自分ひとりじゃここまで来れなかった。みんなが居てくれたから、また楽しいものに出会えた。でもここがゴールではなく、これからがスタートなのだと。まだまだ20歳!?と驚かれることも多くなりましたが、あー、あれに出てる子ね。と名前を覚えてもらえることも稀にあったりして。幸せだなーって日々感じます。新曲を出す度に、「聴いたよ!すごくいい曲だね!」と褒めてくれる僕の大切な人たちはこれからも離さず、陰ながらでも応援して貰えたら嬉しいなと思ってます。
まだまだ未熟過ぎる僕だけど、僕「宮世琉弥」も、僕の大事な曲たちも愛していただけたら嬉しいです。
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kennak · 8 months
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なんだか小学校の国語の時間のようでカッコワルイが、自分の日本での言論の自由についての考えをまとめるためにも「報道の自由」と「自由な報道」は違う、ということから書こうと思います。 「報道の自由がない」という表現が通常意味するのは国家が自由な報道を許さない、という意味です。 高度な文明が発達している国のなかで、オダキンが述べる「報道の自由」がない国の典型は、衆目の一致するところ中国でしょう。 歴史をほんの少し遡って80年代までの韓国と台湾も「自由な報道なんて、とんでもない。そんなことをしたら殺される」国で、百数十人の死者を出した韓国での光州事件(1980年)や二・二八事件から始まって、1987年に戒厳令が解除されるまでの白色テロ(Terreur blanche)が頻発した台湾の「李登輝以前」の時代を見れば明らかだと思います。 日本では、どうか。 日本では韓国のような民衆の蜂起によるものでも、より妥協的で、選挙とデモによった台湾のようなやり方でもなく、1945年8月、強圧的な軍事政権が「米英」を中心とした民主社会国と共産主義独裁ソビエトの連合軍によって国そのものもろとも破壊されることによって「自由」がやってきました。 この「自由」は実はかなり徹底的なもので、アメリカでは居所が得られない多くの急進的リベラル人が、アメリカ合衆国に愛想をつかして、いわば日本に新天地を求めるようにして、GHQに潜り込んで理想主義的な国家制度をつくったのは、よく知られていると思います。 世界でも一、二を争う言論や報道の自由を保証した日本の世界中のリベラルが「ほんまかいな」とおもうような急進的な自由主義の戦後日本社会は、こうして出来上がった。 「自分たちの血を流さなければ真の自由社会は得られない」という意見は、もっともらしくはあっても、歴史を見ればほんとうとは言えない。 フランス革命もロシア革命も、革命としては「輝かしい失敗」とでもいうべきもので、現代の人間は歴史をふり返り、検証し、理解を共有することによって暴力による革命は結局はうまくいかないことを、すでに学んでいるとおもいます。 「革命」に対する憧れは、日本の体制側の「西洋列強」への近代化された軍事力への憧れと対をなすもので、日本の民衆のなかで知的な層は、「革命」に、いわばロマンティックな執着を感じてきたように見えます。 閑話休題 近代日本には「保守」が存在しない、という特徴があります。 日本の政治世界の歴史で西洋的な意味における「保守」は、例えば昭和天皇が、それにあたるでしょう。 戦後も左派と右派は存在したが「保守」と言える勢力は存在しなかった。 では、政治力学上の保守がいなかったかというと、複雑に思えるかもしれませんが、最大勢力として存在して、その中枢はワシントンDCにありました。 「アメリカ合衆国」という「保守」が、日本を実効支配してきたのだと、世界中の人が判っていると思います。 日本は、その日本の現実を支配するアメリカ合衆国という保守勢力に、反発したり追従したりして戦後80年を過ごしてきました。 おおざっぱに言ってしまえば、そういうことですが、この「見えない保守勢力」にも、戦後80年のあいだには重要な変化があって、もともとは保守の中枢がアメリカ軍であったのが、70年代と80年代に日本がアメリカの国家としての想像力を遙かに上廻る経済発展を遂げた結果、軍の手には負えなくなって、ホワイトハウスに移行します。 最近、ようやく日本の人の意識にのぼるようになった「日米地位協定」に判りやすく現れているのは、いまの「民主主義日本」をつくったのはアメリカ合衆国ですらなくて、アメリカ太平洋軍なのです。 軍人は、もちろん民主制とはなにか、自由社会とはなにか、というような問題にはたいした興味を持ちません。 要は、自分たちの任務のために日本という、アメリカからひっきりなしの援助を必要とせずに、自前の工業を持ち、いわば基地運営のための「環境」をもった自力で維持される巨大な基地+兵站が恙なく動いてくれれば、それでいいんです。 南ベトナムでも、中東でもうまくいかなかったことを、たいした問題も起こさず(といっても、日本の人にとっては砂川闘争、60年安保闘争、戦車搬入搬出闘争と、おおきな闘争を繰り広げたつもりだったが、アメリカ側からみれば、予想された以下のかすり傷程度でしかなかったようです)80年、営々と運営して、太平洋支配の要の役割を果たし続けて来てくれた日本の努力をアメリカ軍は実際奇特なことだと考えているのは、アメリカ太平洋軍の若い将校と(妙な言いがかりを避けるために付け加えると、ガールフレンドとして)付き合いがあったあいだ、何度も聴いて、判っているつもりです。 日本には「報道の自由」は制度として守られているのに、自由な報道をめざすジャーナリストがほぼ存在しないのは、以上の理由・背景によるのでしょう。 遠くなった戦後の記憶として、日本の「自由社会」の正体が、「軍政」であることを知っているからです。 いまでも、ほんとうのことを報道すると「消される」ことになるのかどうか、そこまでは、ぼくには判りません。 日本は真相に近付いた人間が世間に公表する決意をすると、都合良く「自殺」したり、あるいは切羽詰まると、外聞もなく刺殺されたり銃殺されたりする国ですが、個々のケースを見ていくと、組織犯罪の都合であることが殆どで石井紘基にしろ伊丹十三にしろ、国家が直截殺害を企図したようには見えません。 日本社会の言論封殺は、もっと巧妙で、新聞記者を例に挙げれば、日本の大新聞の記者は、社会的には「有名企業のエリート社員」で、その内心は例外なく新聞記者と会社員の二面で構成されていて、内々で会社員としての個人に脅しをかければ新聞記者の顔は引っ込む、という仕組みになっているように思えます。 「紙面」を、よく注意してみれば判る事で、最近は特に顕著で、見出しと記事がおおきく乖離している記事が増えて、どうやら見出しの向こう側には自社社員を厳しく管理統制していこうとする「上司」の顔が並んでいるようです。 さて、ここまで書けば、いささか単純でドンキホーテ的な正義漢であるオダキンの言葉の正体が判ったとおもいます。 それが示しているものは、単純な国語力の不足であるよりも、やや深刻で、背後の、「戦後民主主義」が隠匿してきた重大な欺瞞が原因であるようにおもえます。 わが友オダキンにとっては、ごく自然にジャーナリストが「体制側の人間」と意識されていて、だから「日本には報道の自由がない」という表現になるのでしょう。 日本の報道が腐り始めるのは1930年代に、少しでも「英米との戦争は避けるべきだ」「戦争はやめるべきだ」と述べると、販売部数があっというまに部数が下がって経営危機を迎えるせいで、国民の希望どおり、読者が聴きたいニュースだけを流すほかなくなった新聞が「支那膺懲」「鬼畜米英殲滅」と連日書き立てたからでした。 日本は世界に稀な大衆社会なので、あとからふり返って衆愚に陥っていたことが判明しても、 「国民が悪い」とは絶対に口外できない国です。 いまの日本社会でも、太平洋戦争でアメリカと戦うという、ちょっと現実味を欠いているほどの愚かな選択をして、ついには核攻撃を受け、国土がそのまま原野にもどされ、兵士も国民も大量に餓死するような未曾有の事態に至ったのも、諸外国の人間にとっては、「日本国民が愚かだった」ことが自明でも、日本の国内では、その事実を認めたり、まして口外するのは、タブー中のタブーです。 そんなことを述べたら日本の社会では抹殺されてしまう。 「政府がやった」 「軍部がやった」 我々は欺かれただけだ、と現実ではないことを述べあっていて、「あれはおれではない他者がやったことだ」ということにして、真実が報道されないことも、その伝で、 「日本には報道の自由がない」と繰り返すのが日本社会の掟なのでしょう。 そんなことばかりやっていて、社会が変わるわけはないのではないか、とおもうが、 そこから先は、日本人でないものが言うことではない「余計なお世話」なので、この辺で黙ることにします。 (オダキン、これで判りにくければ、あとはDMで訊いてくれ。きみは人間が頑迷で、見た目ほど他人の話に納得しているわけではないのは判っています。まあ、あとで)
XユーザーのJames F. ガメ・オベールさん
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nccwa · 10 months
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【海外文轩】杨秋生小说 | 走出Google Map 的魔咒
Original 杨秋生 海外文轩 2023-12-04 08:07 Posted on 美国
她竟然在Google Map 的街景图里看到他。
她是个自雇会计师,那段时间她每天固定要去两个地方,中间有一个小时的空档。两个地方蛮近的,如果办完第一件事回家,大概也只能休息10分钟,又得出门了。她就想,不晓得两个地方附近有没有什么公园,或者有树荫可以遮蔽烈阳的地方?就趁那个空档时间走完每天规定自己的一万步。
于是她利用Google Map 的卫星图一路寻找看看。
她发现那儿附近有一片新兴的住宅区,外围规划了弯弯曲曲的步道,步道边上种了一棵又一棵苍苍郁郁长得相当繁茂的树,正合她的心意。但卫星图是从空中俯瞰往下照的,看不出实地走过住家的模样,于是将卫星图转为街景图。这一转,清晰的马路与房舍立刻映入眼帘,真实地让人身历其境。她的手指不断地顺着像是新开发的社区步道一段一段滑过去,整个社区规划得极好,房子设计也很新颖。滑着滑着,她居然看到一个年轻的妈妈牵着一个小女孩,像是正在过马路。她像发现了新大陆似地,兴致一来,重新回到原始设定地图,找了一个公园,再转换成街景,竟然看到一群年轻人正在公园聚会,如此传真,她似乎都能感受到公园里热闹的气气氛了。
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Google Map卫星图
她像着了魔似地,打入自己家的门牌号码,想看看自己家在Google Map里是什么样子?
她看到了她那辆看起来像新的一样的丰田卡罗拉孤伶伶地停在车道,靠马路的白色围牆上攀爬着开得正盛的亚当玫瑰,衬托着翠绿的草坪十分美丽。
她不由想起他。
自从她对隔壁街道一家白围牆上攀爬着美丽的亚当玫瑰赞口不绝后,他便将前院靠马路的草坪产去一大片,搭上矮围牆,每隔几尺种上一棵带着仙气的亚当玫瑰。几年下来,玫瑰越开越盛,那道花牆成为他们那条街最美丽的风景,见证着他们的爱情。
她以为她已将他封尘在记忆的深处里了,而面对着Google Map 里她家的屋子,一切如此真实,彷彿触手可及。她忍不住将手按在她称之为「爱庐」的精致屋子,不停地放大、放大、放大,想看能不能在窗口边捕捉到他的身影。
寻找他的身影的念头像一块石头,丢入她已然平静的心湖,激起一圈又一圈的涟漪。过去的记忆瞬间翻江倒海而来,一股极为难受的情绪堵住胸口,眼泪掉了出来。
她自来是没有什么方向观念的,往往转个弯,就不知道东南西北。而他的脑袋就是一个GPS,根本不需要任何的帮助,一定能够顺利找到目的地。
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Google Map街景图
他宠着她,只要她想到那里,他就开车带她去。后来她上班,他陪着她从家里到公司好几趟,确定她记住了来回的路线,才让她自己开车去上班。
她顺势依赖着他,感觉她是世界上最幸福的人。
日子就像他脑袋中的GPS,轨道从来没有出错过,而命运却让她错过了所有的轨道。
那年夏天,热浪来袭,夜里她忽然惊醒,屋外像有什么窸窸窣窣的声音,听起来像风吹着叶子的声音,也有一点像刚下起豆大雨珠的声音。床边他的位子是空的。她想应该已经是深夜了,夜里有时他睡一觉会醒来,便起身到书房打开电脑做点事,累了,再回来睡个回笼觉。她一时也睡不着,下了床,穿过走道,打算也到书房。走到一半,却看到紧邻餐厅的家庭间有着微弱的灯光透出来。
家里的灯都是可调整亮度的,调到那么微弱的光线,感觉上很不寻常。
她悄悄走过去,停在门口,伸个头往里望——她清楚地看见他坐在沙发上的一角发着呆。原来他并没有开灯,而是外头满月的光透过偌大的玻璃窗照了进来。分明是夏天,月光却带着寒气,让他看起来像冰雕出来似的。
她一下子什么事明白了。
他喜欢小孩子,她也是。
虽然他是独生子,即使婆婆没事就要叨上几句,可是他从来不催她,给她最大的自由选择。
她太爱他了,婚后倒是一心准备着迎接属于他们两个的新生命。
可是,一个月又一个月,他们都错过机会。
送子娘娘似乎忘了他们的存在,五年过去了,婆婆的脸越来越难看,说出的话也越来越恶毒,连他都缓和不了,他们只好约着去看不孕症医生。
妳动过卵巢巧克力囊肿的切除手术吧?
当医生这样问她的时候,她的心一震。
那是好久以前的事了。
青春期时候,她每个月到了固定时间都痛不欲生,需要请假,妈妈带她去看医生,检查出两侧卵巢都有大到必须开刀切除的巧克力囊肿。医生信誓旦旦地说,经痛、经期不规则、经血量增加、骨盆疼痛都是不可避免的,有可能日后会导致经血逆流引起骨盆腔炎,甚至蔓延到腹膜引起致命腹膜炎,只有开刀一途。腹腔镜手术伤口很小,复原也快,刀到病除,不影响卵巢功能的运作,仍具有生育能力。那时光听到肿瘤都吓到了,若还会引起腹膜炎,更令人不安,既然还能生育,便顺了医生的建议。
妳的卵巢功能已经衰退得很严重了,妳知道吗?
眼前医生推了推鼻樑上的眼镜,试着用最温柔的语气对她说。
她看到他的脸刷地像诊疗室的牆壁一样白。
那怎么办?他急切地问。
只有人工受孕了。医生说。
她像掉入地狱,有种被欺骗、不得超生的感觉。当年开刀的时候,医生分明告诉她,她仍将拥有生育能力啊。医生说的是事实,可是没告诉她,生育的机率却是非常非常低。
回家的路上,两人都没说话。
他们转往中医诊疗,期待经由中医治疗或许可以自然受孕。
她一喝中药就干呕,呕至眼泪都流出来。每次婆婆来看她干呕都以为她怀孕了,她也想这样欺骗自己。
日子变成只剩下羞辱和痛苦,没有欢愉。
拖了一年,她感觉虚耗的不只是珍贵的适孕黄金期,一直引以为傲如鱼得水的悠然自适,滋养着对方的婚姻,不知不觉紧绷起来。她觉得自己像一只随着水温加高的水煮青蛙。他们自来无所不谈,没事就爱腻在一起;尤其睡前总喜欢说说笑笑打闹嬉戏一番再相拥安心睡去,而现在,两人总是各怀着心事安安静静地躺着。有时她想挨过去贴着他温暖的身子,却觉得一道无形的牆卡在两人中间。她好想和他说说话,却找不回熟悉亲密的感觉,疏离感越来越强,让她觉得他似乎越来越陌生了,话到唇边,就让棉被覆盖着,重重地压在身上沉沉睡去。他的个性原本就温和随和不挑剔,很容易就会忽略他的感受。生活一路下来都是以彼此习惯的方式进行,被医生宣判无期徒刑后,她感觉即是两人摸得到相互的身体,却触及不到彼此的灵魂。有时她不免想,他们完美的婚姻,会不会只是她一厢情愿的幻觉,自始至终她是活在灵魂伴侣美满婚姻的幻觉里?而真正的他,心灵已经走远了?
他们又回去看不孕症医生。
妳的卵巢更老化了,再不做人工受孕,最终只能借卵了。医生凝重地提出警告说。
她的心跌到又深又黑的井里,冰透的水在她的鼻尖沉浮。
借卵?那生出的孩子就不是她和他的骨肉了!不行,绝对不行!
于是,他们开始了更痛苦的身心煎熬的周期。
不同医院求诊,飞行里数足够绕地球一圈,7次取卵,4次移植、流产,超过三百针,身心具是千疮百孔,无止无尽的幻灭⋯⋯
她轻悄悄地走回卧房,斜靠枕上,空洞的眼神,空了的灵魂,如一座暗黑的没有生命的凋像。
他一直到天亮都没有回到床上来。
她听到车库门开启又关掉,她才走出卧室。
他从来都不会这样的,一股蚀心痛楚席捲而来。她走到书房,将书架上所有的孕妇须知、育儿书全都扫进侧院的回收桶。
她颓坐地上,感觉人生走到了尽头。
她需要新鲜空气。
关上门,离开让她窒息的屋子,独自走到沿溪林荫步道。
她家离这个健行步道很近,穿过几条短短的马路就到了。
如果没有特别的事,他们每天清晨都会走一趟。沿路每一栋房子,甚至每一棵树都如此熟悉,她不需要去寻找记忆,闭着眼睛她似乎都能看到她与他手牵着手的影子在前面引领着着她。
很快地进入长长步道中最美的一段,两侧虽然多是杂树,却也长得枝叶繁茂,高大参天,形成绿色天然拱门。健行的人并不多,幽静的林荫小路苍郁凉爽,一扫夏日燠热与烦躁。
一阵风吹来,阳光透过枝叶隙缝洒下来,叶子泛着金光,岁月如此静好。她怔怔地站在那儿,竟有着恍如隔世的感觉。
穿过绿木拱门是另外一番粗放的风景,走着走着就听到了溪水的声音。
干旱了几年,经过冬天与春天两季十多次的大气河侵袭,干涸了的溪水满了上来。走到溪水汇集处,一对绿头野鸭子悠游水中。最早她看到有着亮丽颜色,成双成对形影不离的野生绿头鸭子,还误以为是鸳鸯。后来才知道旧金山湾区只要有溪流,几乎就能看到绿头鸭子。她每次看到水中成双鸭子相守相随不离不弃,心情都特别好,总要看着鸭子远去了才继续前行,他便站在旁边静静地伴着她。
他们两个都是喜欢宅在家的人,结婚几年还老爱腻在一起。即使他在书房里忙着上班时间没有做完的工作,她也不会自个儿看电视。她买了一个比较精致的复古沙发躺椅,听着他忙着敲键盘的熟悉声音,觉得很安心,拿本书在旁边读着。
他们也有过不愉快的时候,意见相左,又称不上吵架或者抬杠的时候,就是沉默相待。两人都不说话,还背对背待在同一个房间里看书。彼此都知道,这样的冷战,说穿了,就是一种惩罚,对自己,也是对对方。熬上几天,他开始露出受苦的表情,她就没有办法拗下去,随便找个什么理由对着空气自言自语,他就极力高声回答,震碎了卡在彼此之间稀薄的玻璃牆。
她要的就是这么一小块,彼此相知相爱的方寸之地。
而今天早上的不告而别,已不是斗嘴或者冷战的级别了,带着决绝的意味。
原来婚姻不能只有爱。
她意识到她一直守护的方寸之地,已经崩裂了。看着她仍然视为鸳鸯的绿头鸭子,酸甜苦辣的心情瞬间翻腾,那撕心之感千回百转,她只觉柔肠寸断,痛楚难当。
再走几步,只见一只白鹭鸶孤独地伫立溪中。
她一直很喜欢体态轻盈纤细优雅的白鹭鸶,一直以为白鹭鸶就像鸳鸯一样,一定是成双成对的。后来才知道白鹭鸶孤眠在草泽之间,卓然特立在潺潺泉石之上,有着怡然独立的特质,而非总是双宿双飞。
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形单影只白鹭鸶
特立独行的白鹭鸶总那么优雅孤高不群,像正在思考的哲学家。她每次看到经久站立不动的白鹭鸶,都很想知道牠在想些什么?见白鹭鸶溪边孤影,就会心生怜悯——为什么牠们喜欢离群索居,而不是双宿双飞?永远显得如此孤单,正如现在的她。
她落寞地独行,走着想着,不知不觉已远离林荫,右边出现广袤平原,极力望去目之所及是平缓起伏的层层山脉,充满原始风味;而左边是一大片如竞技场上斗得你死我活,充满不眠不休竞争的高科技谷歌公司。
两边呈现着完全迥异的面貌,她站在分岔点,突然觉得就像她走在婚姻的分界线上,一边是只能拼命,和婆婆、和命运竞赛,近乎绝望的挣扎,无止无休令人喘不过气;一边是自然风光,是她习惯的回归自然的悠然天地。
她该回到婚姻继续与婆婆、命运纠缠?还是自我放逐?
他是个无可挑剔的温和男人,但她知道他骨子里最深处有种不轻易妥协的别扭,除了对她。十年婚姻最初的甜蜜与相依在后来求子屡战屡败的挫败磨下来,所有的温柔与温情消耗殆尽,她曾从他的眼睛看到愤怒、哀伤、挣扎与绝望。站在分岔口,她意识到他们最终走到了婚姻的分界点。
        未来他会选择哪一条路?
事情是怎么发生的,到现在她都没有办法理清楚。
只记得从步道回去后就决定放他一条生路。
是谁说的?以不爱为爱。
当她跟他谈起离婚的事情的时候,她感觉到他全身颤慄不已——其实她自己也是。她的内心充满了恐惧——对即将失去他的恐惧、对未来的日子里头没有他的恐惧。她的泪水已经急涌上来,可是她没有让一滴眼泪掉下来。是的,她会失去他,将来的日子里,再也不会有他⋯⋯
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亚当玫瑰
他离开后,她生了一场大病,姊姊来看护她,直骂她傻。
傻呀,她自己也知道。
她对他有深深的眷恋,她相信,即使他离开,对她仍然深深地眷恋着。
她在这个屋子里已经住了五年,他搬离开后,她原本是想卖掉这栋房子的,生怕触景生情,但是她最后还是选择留下房子,不只是因为屋子里一物一角都载满了她与他的回忆,她舍不得把这些甜蜜的感觉,从她的生命中剔除开来,最终淡忘成为模煳的记忆。在她的心底,她没有真正的放掉他,或许,还期盼着他会回来看看她?
他离开后,她才发现屋子显得特别宽广而空旷。一到夜晚,整个屋子寂静无声。偶尔一阵风吹过来,她似乎都可以听到松针落地的声音。她有时候会想,如果他死了,她还可以带着他栽种过的玫瑰花去墓园看他。而他只是离开,她却可能永远再见不到他。但她又不希望他死掉,至少知道他在一个不知道的地方好好地活着。
冬天夜晚来得早,窗外的景色一暗,她就心慌。她把家里所有的窗帘关得密密严严的,再把全家的灯都打开,到处亮亮的。
她只能呆呆地坐着,哪儿都没有地方去。
那时她没换床,还深深地眷恋着他留在床上的气味,躺在加州特大号床,那熟悉的气味帮她度过了无尽的孤独黑夜。      
而后来,她每次看着那空着的半张床,就像看见一个黑洞,她似乎就要掉进黑洞里头去了。
她终于将那张床也丢了,买了一张单人床,空间一下子大了许多。她买了一张大椅子,衣服脱下来也不拿去洗,就堆在椅子上,带点乱糟糟的味道,看起来像是有两个人住着似的。
她对各式各样的气味非常敏感,衣服被太阳晒过的味道,是一种居家安心的感觉;电锅里的饭快要煮好的时候,总让黄粱一梦变得真实起来。他的枕头套才不过几天就会飘出淡淡的油味来,她一边叨,一边也觉得有着熟悉的气味,生活充满了流动的气息。
气息随着他远离的时日久了也渐渐淡下来,连捕捉记忆都开始觉得困难。她思念他到再也没有办法遏止的狂乱的地步的时候,她就拿出纸笔来写信,一封又一封没有办法投递的信。
最初她有时会想,哪天下班回家时,他会不会出现在他们曾经拥有最美丽的回忆之处?屋子里的这个女人,曾是他最深深的爱恋?
偶尔走过他们常去的咖啡馆,有几次她以为看到了他。事后总忍不住嘲笑自己,世界上至少有一半的年轻人会像他那样穿着牛仔裤,上面着上一件看似随意却相当讲究的T 恤。
时间久了,她其实也知道,他是不会来的,也不可能不期而遇的,但是她就是不肯放掉这个念头。他曾经如此爱着她,他怎么可能就舍她而去呢?她还相信着他坚贞的爱情,就如同太阳每天早上一定会从东方升起,会照亮她的窗台。
她有一回,相信她是哭着睡着的。她做了一个梦,梦见她在海边,忽然见到他从远方奔过来,一路哭喊着:贝贝被海浪卷走了,贝贝被海浪卷走了!
贝贝是他们刚开始尝试着要孩子的时候,为孩子先取的名字。
她惊醒过来,吓出一声冷汗,心脏砰砰跳个不停。她不知道为什么会做这样的梦?有好长一段时间这个梦一直如影随形地跟着她,从来没有离去过。她只觉得痛,痛到没有办法再痛了,反倒在深渊里一点一点慢慢苏醒活过来。
她终于相信他是不会出现在她的世界里了,那已经是很久很久以后了。
她突然悲哀起来,世界上像她这样在空等中打发一辈子的女人有多少?她是不是就这样终其一生地等待永远不会再回来的爱情,日复一日、年复一年,直到头发斑白,眼睛再也看不清前面的路⋯⋯
往事一幕一幕清晰如昨,她整个陷在google map 里——听说他其实住得并不远,就在隔壁城市,她发了疯似地,开始一条一条马路寻找。地图、卫星图,街景图来回切换,彻夜未眠,无止无休地滑着地图。
终于那辆她熟悉得不能再熟悉的宝蓝色第八代的雪弗兰跑车,就出现在离她家只有三里路的一个小小社区里的一栋康斗的车道前——那绝不会有第二辆。
她将街景放大,是了,是他的车子,虽然车牌经过处理一片模煳,但她一眼就认出车尾右边保险杠他贴上的Keep Tahoe Blue贴纸。原来他真住得这么近!她的眼泪掉了下来——咫尺却天涯!
看来驾驶座车门是开的,她猜想应该是他刚坐上驾驶座上,将公事包放在乘客座,左脚还在车外尚未收回车内的那一瞬间,被谷歌拍摄街景的车瞬间拍下。她赶紧将地图放大,偏偏谷歌是从车子的背后微右的角度拍摄的,虽看得到车门是打开的,却无法看到她想像中还露在车外的左脚,而后车窗深深的树影与绚丽阳光经过光学透镜的折射,半幽深半模煳,将他与她完全隔了开来!
她决定亲眼去看看。
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海的尽头
她将街景图转回地图,起身,拿了纸笔,准备画出一张自己看得懂的地图,决定天一亮,她就要去寻找那栋精致的小屋。
她对于看地图一直有着极端的困难,她自小没有东南西北的概念,只有前行、右转、左转与往回走的观念,不认路,却记得每段路的建筑和地标。去哪儿,她都会画一张从家里出门一路只往前行、右转与左转属于她自己的地图。他老是笑她画的地图和日本人一样,连警察画出的案发现场地图都只有主要建筑,没有东南西北、没有街名。一瞬间,她的眼角热了,视线也模煳起来——他们的生活中曾经有过这么多的甜美记忆。曾经一起经历、拥有过的时光一旦变成记忆,她就往往卡在真实与虚幻之中,不知身在何处?不知何去何从?
她一边对着手机的地图,方向转来转去地画着,一边想着,我会看到他从门口出来,坐上爱车,微开的车窗仍然流溢出来着断人衷肠的二胡乐曲吗?
他头发长了还没去理发店修剪吗?
想着想着,她的心脏怦怦跳得厉害。
三里路,像开了一辈子。
她将车停在路口的转角处,隐身在路边的大树干后面,时不时瞥一眼。
终于,车库门打开了,他提着惯用的公事包从里头走了出来。
她的手湿了,没办法去抹额头滴下来的汗。经过眼角,流到唇边,咸咸的。
远远地看他,身形没什么变,但带着些微疲倦的面容上有着愉悦的光彩,很奇怪的组合。她想着,从来没有看过这样的他。才不过几年,就变出一个她从来没有见过的样子!
哔哔两声,车灯闪了几下,他打开驾驶座,坐上车,将公事包放到乘客的座位上,所有的动作还是和以前一个样子。
她的心剧烈地跳动起来,真想从大树后头奔过去,从后头用双手紧紧地环抱着他——她从来没有像现在这个时候这样后悔让他离开!
咫尺天涯,曾经如此亲密,竟成陌路。
一个绑着马尾巴脸上浮着笑意的年轻女人从灯已灭了的微暗的车库走出来。与其说她是女人,不如说她更像个女孩子。纤细的身材,长手长脚,像她年轻的时候。连绑着的还在晃动的马尾巴、宽松的���棉浅蓝色格子衬衫、帅气的牛仔裤都一样,有几秒钟,她以为是她和他到了另外一个平行宇宙。
他对着马尾女孩(应该是他新娶的太太吧?)露出她已久违的怜爱表情。他说了些什么,只见马尾女孩低下头,双手摸着扁平的小腹,浅浅地笑着,眼角漾满幸福。
她的心像是受到很大的撞击,几乎要跌坐在地上。
心,一点一点往最深处痛起来。她撇过脸,地上有了豆大的水滴。
她慌乱地奔离,差一点就被路边凸出来的一块树根绊倒,大拇趾痛彻心扉。
她头上发热,身子却觉得很冷,那冷,就像有一次他们到密西根,去看人家冰钓,她好奇央求人家让她摸一下冰块缺口的水有多冰?那冰,冰到心脏都要停止跳动了,瞬间一股像被火烧似地感觉直窜手掌。冰与火在那一刻没有了界线。
她想起他们陷入深深恋情的时候,她与他最喜欢的一首汉乐府《上邪》,两人高兴起来眼里只有对方,轻轻地吟着:
上邪!我欲与君相知,长命无绝衰。
山无陵,江水为竭,冬雷震震,夏雨雪,天地合,乃敢与君绝。
文字错落相间,读起来特别有味道,注入了忠贞不二、澎湃热血,像是用生命铸就的爱情。20年,她从青春豆蔻走到充满疑惑的不惑,心头守着的不就是这一纯美情爱吗?
他,人早已走远,她还在反反覆覆地追思着过去。
她到现在都跨不过去这个坎,她不知道他是怎么跨过去的?
她的心好痛,整个人像被劈成两半,灵魂都没有了安置处。意识到了原来她是用整个生命去爱他;而曾经这么爱她的他,自己却只是他生命的一部分。
踽踽独行,阳光将她的影子拉得老长,孤独地像个寂寞的灵魂。她呆呆地站在那儿,意识到属于她最刻骨铭心、最重要最精华的人生已成了过去——他在她的生命中将永远缺席了。
她反复思索,当时二话不说还他自由,到底是不是她真正的心意、真正的爱?她对他这样深刻的爱,他知道吗?她总是一次又一次地回想那天夜里他一个人呆坐在窗边的景象,现在想起来也许事情并不是突然发生的,恐怕是一点一点已经埋伏在他们各自的心底了。
她连他的车从她旁边驶过去,她都没有发现。
她曾读过一段话:平静地接受消失与死亡是一种沉静的修行。
很多事情,只能靠幻想安慰自己吧,贪图变成真实,绝对会变成一种灾难。
回到车上,她打开引擎,车子缓缓前行,最后停在步道入口的路边。
她下了车,进入阳光尚未渗入树林的那段步道。
树荫有点深,她快步走着。旁边稠密的杂树林里是没有晨曦与黄昏的,只有白天与黑夜。在阳光不足的浓密树林里,一切都不透明,显得有些阴森而鬼魅,让她一时分不清过去、现在与未来。她的思绪与记忆虚实交错,彼此折叠着。
她越走越快,想快速穿过这段向来最爱的林荫小道。
终于听到水声,她的心稍稍平静下来。经过大气河与炸弹气旋的夹击,泛滥溢出去的溪水特别澄澈,绿树倒影清晰可鉴,像是反过来生长似的。白云在水里缓缓地移动着——折射着相同的景象。
溪水如镜,她停伫下来,发现溪水之上与溪水水下如此相像,虚实难分。
曾经生活过、拥有过的,到底算实,还是算虚呢?
她忽然觉得那段相倚相靠的日子远去了,远到像是上辈子的事情了。
她继续向前行,走到更宽的湍急处,好几棵被风吹倒的树七横八斜地卧在水中,溪底落叶枝枒交缠。
原来大自然有自己的消长,她忽然了悟了。
小径没有终点,走着走着,穿过从前走过的分岔点,继续前行,两边再也没有房舍。
她看到了海,左前方。
她沿着小径向左弯过去,沿着海边步道走,出现了湿地。
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海陆交界湿地
她忽然发现,以前一直以为的“海的尽头”是在岸边眺望大海极目最终之处,而现在站在海与陆地的交会之处,才意识到大海与陆地的交界湿地,才是大海的尽头。一大片一大片的沼泽地与小池塘、水道上都可看到各种水鸭子、加拿大雁、鹭鸶、鹈鸪或悠游或栖息其间。振翅高飞的鸟在海阔天空中自由飞翔。水中映着白云,点点水鸟、鹭鸶觅食——原来生命可以如此丰富而缤纷。
海的尽头,原来近在眼前,正是生命的源头!
她一直以为她的悲哀,就像海看不到尽头一样,现在她忽然明白了,她的心底涌上一股热直冲眼角,鼻头酸了起来。
向死而生,就是重生,她忽然懂了⋯⋯
(文中插图由作者提供)
~完~
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ari0921 · 1 year
Text
我が国の未来を見通す(82)
『強靭な国家』を造る(19)
「強靭な国家」を目指して何をすべきか(その9)
宗像久男(元陸将)
───────────────────────
□はじめに
 衝撃的な事故ではありましたが、「やはり」とい
うべきか、事故直後のバイデン大統領の談話のよう
に「驚いてはいない」というべきか、8月23日、
ワグネル代表プリコジン氏が搭乗した飛行機が墜落
し、死亡が確認されました。巻き添えを受けた9名
の乗員乗客には気の毒でしたが、思えば、人類の歴
史はこのような事件の繰り返しでした。
プーチン大統領が哀悼の意を述べている映像も流れ
ましたが、この事件を“単なる事故”と考えた人は
皆無だ���うと思います。藤井厳喜氏などは“暗殺”
ではなく“明殺”だと明言していますが、練りに練
った巧妙な手段を用いているはずなので、たぶん、
少なくとも“ほとぼりがさめる”までは事故原因が
解明されることはないと思います。
問題は、この事件が今後、凶と出るか、吉と出るか、
ますます混迷を深める可能性があると私は考えます。
「ウクライナ戦争の決着はプーチン大統領の失脚
(あるいは暗殺)しかない」と断定する考えもある
ように、この事件をきっかけに水面下で反プーチン
派が強硬策に打って出る可能性は否定できないでし
ょうし、ワグネルをはじめ民間軍事会社が戦線から
離脱する可能性もあるでしょう(すでに解体の動き
もあるようです)。逆に、本事案が“見せしめ”と
なって、ロシアがウクライナ戦争の勝利に向けて
(少なくとも敗戦を回避するため)、“一枚板”に
なる可能性もあるでしょう。
どちらに転ぶかは現時点(9月1日)では不明です
が、本事件がきっかけとなって、やや膠着状態にあ
るウクライナ戦争が再び“動き始める”可能性もあ
るでしょう。ウクライナ側の反転攻勢があまり進展
しないような状態が続けば、停戦合意(休戦)が早
まる可能性も出て来るでしょう。
「戦争はギャンブルのようなものだ」とよくいわれ
ます。“戦争によって得られる利益がそのコストを
上回ることは稀で、戦争を行なうことは常にリスク
を伴う”ことから来た言葉なのでしょうが、巷のギ
ャンブルと同様、一度踏み込んでしまうと、勝敗が
決着するまでますますエスカレートすることを歴史
は教えてくれます。
以前にも紹介したように、アメリカの原子力科学者
会が発表している「世界終末時計」は、ウクライナ
戦争が始まって以来、核兵器が使用されるリスクを
加味し、過去最短の「90秒」を指し続けています。
プーチンが核のボタンを押すに至るきっかけに、N
ATO諸国から武器や弾薬の供与を受けて戦い続け
るウクライナと決着をつけることのみならず、反プ
ーチン派を黙らせるような、ロシア国内問題の解決
まで視野に入ってくるとなれば、その“敷居”が低
くなるような気がしてならないのです。
このたびの一連の事件について、話題の生成型AI
に質問したところ、「私たちは、このような悲劇的
な出来事を未然に防ぐために、常に平和的な解決策
を模索する必要があると考えます」との回答があり
ました。まさに正論です。そのような究極の事態に
至らないような「話し合い」、その結果として「停
戦合意」に至るかどうか、ロシア・ウクライナ両国
のみならず、国際社会の“叡智”が求められている
のでしょうが、そう簡単ではないことも現実です。
いずれにしても、プリコジンという反プーチンの烽
火(のろし)を上げた“勇者”の死亡が、英雄視さ
れることを警戒して葬儀の非公開を強要したロシア
当局をはじめ、ウクライナ戦争の終末、ひいては人
類社会の未来を左右する歴史的に重大な事件に発展
する可能性もあることでしょう。
我が国にあっては、「だから『平和』が大事なのだ」
との声が聞こえそうですが、前回も指摘したように、
そこで“思考停止”しないで、「どのようにしたら
未来永劫の平和を維持できるか」について、しっか
り考え、可能な限り盤石な「備え」が必要であるこ
とを理解できる国民の輪が広がることを祈るばかり
です。
▼「食料自給率」が「国力」に及ぼす影響
 
本メルマガではすでに我が国の食料自給率について
詳しく触れましたが、「国力」の観点から少し分析
してみましょう。
まず、食料自給率の主要国ランキングは、農林水産
省による2020年のデータによると、1位カナダ
(カロリーベース221%、生産額ベース110%)、
2位オーストラリア(173%、110%)、3位
アメリカ(115%、92%)、4位フランス(1
17%、83%)、5位ドイツ(84%、58%)、
6位イギリス(54%、60%)、7位イタリア(5
8%、87%)、8位スイス(49%、61%)、
9位日本(38%、58%)と続きます。カロリー
ベースでは、韓国32%、台湾31%などが続きま
すので、極端に低い数値ではないとも言えるでしょ
う。
これらから、食料輸出可能な国、つまり将来におい
て我が国が輸入対象国として期待できるのは、個々
の食料品によって違って来るとは思いますが、自給
率が100%を超えているカナダ、オーストラリア、
アメリカぐらいまででしょうか。
ちなみに、ウクライナ戦争で小麦の輸出が話題にな
っているロシアについては、西側諸国のような基準
が明確になっていないのかも知れませんが、小麦の
輸出量は世界のトップを走っています。一方、食料
品関連の輸入品として「果実・野菜」「肉類」「酪
農品・鶏卵」「飲料」「コーヒー等」、それに最近、
日本のJTグループが協力企業になっていると話題
になった「タバコ」など多岐にわたっていることも
事実です。
これらから、ロシアの「食料安全保障」の柱は、
“国内消費者への供給を維持するために輸出を制限
する”という発想になっているようですが、一方、
ウクライナ侵攻を可能にした背景には、この次に述
べるベルエネルギーと合わせて、“非軍事面の戦力
化”についても目算があって、実際にそれを行使し
ていることに着目する必要があるでしょう。
中国の食料自給率は、近年、輸入量の増加に伴って
低下傾向にあります。穀物の自給率は97%以上を
保ち続けてはいますが、食用油材料の自給率はこの
20年間で81%から25%に、大豆の自給率は6
0%から17%にそれぞれ減少するなど、食料自給
率は20年間で100%前後から76%前後にまで
落ち込んでいるといわれます。
穀物の自給率自体も、洪水、干ばつ、イナゴの被害
などから、実際の穀物倉庫の中は空ともいわれ、中
国社会科学院が「中国の食料供給不足は2025年
末までに約1億3000万トンに達する」との見通
しを示したことで、不安や買い占めの懸念も出てい
るようです。最近の福島原発の処理水放水に対抗し
た輸入禁止処置も、その背景には“国民の目をそら
す”など様々な思惑があるとみて間違いないでしょ
う。
余談ですが、少しだけ回り道しますと、福島原発の
処理水で問題になっているトリチウムは、水と結合
してトリチウム水となっているため、簡単に処理で
きません。そのため、今回の処理水の放出にあたっ
ては、トリチウム濃度を1リットルあたり1500
ベクレル以下に薄めて放出しています。この基準は、
国が設けたトリチウムの環境への放出基準1リット
ルあたり6万ベクレルの40分の1、また、WHO
(世界保健機関)が示す飲料水の基準の1万ベクレ
ルの7分の1程度にあたる水準です。トリチウムは
また、環境中で自然崩壊し、その半減期は約12.
3年といわれます。
今回の処理水の放出予定量は22兆ベクレルですが、
中国の東シナ海や南シナ海に面した4つの原発が1
年間に放出しているトリチウムの総量は約450兆
ベクレルであることはすでに判明しています。しか
もこの事実について、中国と周辺国との間で何らの
合意はなく、説明もしていません。
中国は、「通常の稼働下で排出される冷却水とは質
が異なる」などの“難癖”をつけていますが、日本
の政府がなぜ証拠となるデータを示して「それなら
ば、“すでに汚染されている”中国の海産物は輸入
しない」と反論しないのか、不思議でなりません。
自らの「国益」のために、長年、“でっちあげた歴
史”を「歴史戦」の道具として活用してきた中国で
すから、「科学的根拠がない」などの批判に“動じ
る”ことはまずないでしょう。我が国のような「世
論」がありませんので、政府のやりたい放題です。
私たちは、この機会に改めて、そのような国が我が
国の隣国にあって、今後も存在し続けることを強く
認識する必要があるのです。
長くなりました。本題に戻します。我が国は、我が
国の食料事情からして、「大事な食料を買おうとし
ない国に売る必要がない」と断言します。ちょうど
良い機会なので、食料輸出は最小限にして、備蓄を
増やす方向に舵を切り直すべきと考えています。
その理由を解説しましょう。以前、我が国の食生活
近代化、つまり洋食推進運動は、アメリカの「した
たかな食料戦略」のせいだったと解説しましたが、
我が国は、食生活そのものを米など比較的自給率の
高い食料を主とするように戻し、なおかつ長期備蓄
のノウハウを考案しつつ、必要ならば法律を改正し
て、備蓄量の増加に努めることを「食料安全保障戦
略」の柱にすべき時が来ていると考えます。その戦
略の実現が「国力」を維持するために必要不可欠な
のです。
一方、そこにはとんでもない“落とし穴”があるこ
ともすでに指摘しました。我が国は、この化学肥料
の原料の資源に乏しく、3要素といわれる「尿素」
「リン酸アンモニウム」「塩化カリウム」のほとん
どを輸入に頼っていることです。その内訳は、「尿
酸」の自給率はわずか4%のみで、残りはマレーシ
ア(47%)、中国(37%)、サウジアラビア
(5%)などから輸入しています。「リン酸アンモ
ニウム」や「塩化カリウム」に至っては自給率0で、
「リン酸アンモニウム」の輸入先は“中国がダント
ツの1位(90%)”、残りがアメリカ、「塩化カ
リウム」の輸入先はカナダ(59%)、ロシア(1
6%)、ベラルーシ(10%)と続きます(諸般の
事情から本来なら公にしたくない数値ですが、すで
に公にしている人がいますので出すことにします)。
肥料の自給率まで考えれば、自給率100%に近い
米でさえも“実質的な自給率”は11%程度、自給
率80%の野菜は実質8%程度、その他の食料品の
自給率もかなり低いとの分析もあります。「化成肥
料がダメなら有機肥料や堆肥を使えばいいじゃない
か」との考え方もあろうと思いますが、有機肥料も
見事なまでに輸入に依存しています。
今回のウクライナ戦争が小麦などの価格が異常に高
騰しましたが、食料品の価格は、気候の変動や世界
情勢に大きく左右されることは明らかで、今後、世
界人口が増えるにつれて、肥料や種苗までを含む
“食料争奪戦”が発生することは必定でしょう。し
かも我が国の生殺与奪のかなりの部分について、す
でに対立している、あるいは将来対立する可能性の
高いと判断しなければならない国々に握られている
という“現実”を直視する必要があるのです。
繰り返しますが、農業従事者の減少対策と食料自給
率の向上のために我が国は総力を結集すべきであり、
その結果として「世界で最初に飢えるのは日本」と
揶揄されるような事態を回避することに万全を期す
必要があります。そのためにも、私たちは、「『お
金を出せば輸入できる』ことを前提にした『食料安
全保障』はすでに破綻している」との認識のもと、
農業や牧畜など国内の1次産業の強化、長期的な食
料備蓄の大幅な推進など、「食料自給なくして独立
なし」との気概をもって、「国力」の維持を考える
時に来ているのではないでしょうか。
▼「エネルギー自給率」が「国力」に及ぼす影響
 
エネルギーについても同様のことが言えるでしょう。
今年は格別に長く、暑い夏を迎えています。気象庁
も「異常な夏」であることを宣言しました。まさに
地球の「気候変動」のせいにしたくなる気持ちを否
定するものでありません。
一方、ガソリン価格高騰は話題になりますが、この
酷暑の中で、ほぼ毎日24時間、エアコンをかけっ
ぱなしで快適な日々を過ごしている“贅沢”に不安
を感じている国民はほんのわずかであろうと想像し
ています。
すでに紹介しましたように、主要国のエネルギー自
給率のランキングは、1位ノルウエー(700%)、
2位オーストラリア(320%)、3位カナダ(1
76%)、4位アメリカ(98%)、5位イギリス
(70%)、6位フランス(55%)、7位ドイツ
(37%)と続きます。
国際情勢がどのようになろうと、エネルギー供給の
面で全く懸念する必要がないのは、4位のアメリカ
くらいまでで、それ以下については何がしかの影響
を受けることは必定です。現に、天然ガスの供給を
ロシアに依存していたドイツがウクライナ戦争で多
大な影響を受けたこともすでに紹介した通りです。
ちなみに、ロシアは天然然ガス、原油、石炭などの
生産量が世界のトップクラスで、エネルギー自給率
は188%(2015年)といわれます。また中国
は、国内のエネルギー資源は決して豊かとはいえま
せんが、石炭、石油、天然ガス、原発、再生可能エ
ネルギーからなるエネルギー供給体制を絶えず改善
し、エネルギー自給率を常に80%以上を保っている
ようです。
それに対して、元来、エネルギー資源小国の我が国
のエネルギー自給率は年々低下傾向にあり、先進国
では最下位、世界水準で言えば34位の11.8%
にしか過ぎません。しかし、実質は7%であるとか、
原発の再稼働を認めなければ4%しかないといわれ
ます。つまりエネルギーの供給のおおむね9割を諸
外国に依存していることになります。そして、近年、
再生エネルギーのシェアが増えているとはいえ、エ
ネルギー供給の約83%は、石油、石炭、天然ガス
などの化石燃料に依存しています。
大東亜戦争においては、“石油”を求めて「南進」
したように、過去も現在も、そして将来も、エネル
ギー資源の安定確保は「国力」を維持するための死
活問題であることは論を俟ちません。
すでに紹介しましたので細部は省略しますが、その
根拠が怪しい“脱炭素”という「気候変動」対策の
ために、欧州列国同様、国を挙げて取り組むような
“ゆとり”は我が国にはないと考える必要があるで
しょう。「国力」を維持し、将来にわたって「強靭
な国家」を造るためには、安全保障など他の施策へ
の影響を考慮しつつ、エネルギー資源の安定確保を
最優先すべきと私は考えます。
「気候変動」対策については、中国のように、“し
たたかに”可能な範囲で各施策に反映すべきでしょ
う。環境団体から「化石賞」を受賞するような“国
益とは全く無縁の不名誉”よりも、もっと優先すべ
きことがあることについて全国民が認識することが
肝要です。
どこまで行っても、我が国の未来は“難問山積”と
いう印象を持ちますが、私たちは知恵を出し合って
乗り越えていく必要があるのです。その成否は、国
内的には「政治力」、対外的には「外交力」が握っ
ているといって過言でないと思いますが、それらを
司る政治家の先生方や官僚の皆さんは、これまで繰
り返し述べてきたような課題認識とか問題意識を保
持しているのでしょうか。今回はこのぐらいにして、
次回、そのあたりを少し掘り下げてみたいと考えて
います。
(つづく)
(むなかた・ひさお)
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ahi-inc · 1 year
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2023/06/11 (Sun.) 13:00-20:00 秋葉原重工 - Akihabara Heavy Industry Inc. r05 #3 - Live the Life Remixes Release Tour in Nagoya at Club JB's (Nagoya, Aichi) Door: 3500 JPY +1d Advance: 3000 JPY +1d [Zaiko: https://ahi.zaiko.io/item/356728] Guest: HIROSHI WATANABE aka KAITO ( Transmat / Kompakt ) REMO-CON TAKAMI ( REBOOT / BUZZ×3 ) DJ & Live: AcidGelge -Live Takayuki Kamiya KUME ( Lost & Find ) Earth ( Lost & Find ) Q DJ DIVA 五条 狐萩 隼雄 HAMMER VJ: VJ Akinashi Food: Neo和Dining MiRAI
HIROSHI WATANABE aka KAITO ( Transmat / Kompakt )
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ドイツ最大のエレクトロニック・レーベルKompaktのアーティストとしてKaito名義の作品を発表する傍ら、ギリシャのKlik Recordsからも作品をリリースしている。 2002年に制作したKaitoの1stアルバム『Special Life』に収���された「Intension」がFrancois K.のミックスCDに収録されるなど瞬く間に大反響を呼び、10年以上が経過した現在も色褪せることのない名曲として語り継がれている。 その後、Kompaktのコンピレーション・アルバムにも収録された表題曲を含む2ndアルバム『Hundred Million Light Years』を発表。この2枚のアルバムで一躍Kaitoの名は世界中に浸透し、バルセロナのSonar Festivalなどのビック・イベントでライヴを披露した。Kaito名義のオリジナル・アルバムでは常に対になるビートレス・アルバムも制作され、繊細かつ美しい旋律により幅広い音楽ファンに受け入れられている。 3rdアルバム『Trust』に対しての『Trust Less』では更にアコースティックな要素も取り入れ、リスニング機能をより高めた作品となった。本名のHiroshi Watanabe名義では自身最大のセールスを記録した1stアルバム『Genesis』に続き、2011年に『Sync Positive』を発表。タイトルが示す通り、リスナーを鼓舞させる渾身の作品となっている。またリミックスを機に交流を深めてきた曽我部恵一との異色コラボレーション・アルバム『Life, Love』ではメランコリックな音像と歌声が溶け合った叙情的なサウンドで新境地を切り拓いている。 一方、ニューヨーク在住時代に出会ったグラフィック・デザイナー、北原剛彦とのダウンテンポ・プロジェクトTreadでは、シンプルで柔らかい上音と乾いたビートの融合を絶妙のバランスで確立し、ハウス、テクノ、ヒップ・ホップなどジャンルの壁を越えて多方面から注目を浴びることに。限定生産された5枚のアルバムと4枚のEPは不変の価値を持つ名盤として知られている。 2013年にはKompakt設立20周年を記念して制作された2枚組DJミックス『Recontact』を、更にKaito名義としては4年振りとなるアルバム『Until the End of Time』を発表。新生Kaitoとも言える壮大なサウンドスケープが描かれている。 2016年初頭にはテクノ史に偉大な軌跡を刻んできたデトロイトのレーベルTransmatよりEP『Multiverse』をリリース。主宰Derrick Mayの審美眼により極端に純度の高い楽曲のみがナンバリングされるため、近年はリリースそのものが限定的となっている中での出来事。EPと同名のアルバムは、さながら宇宙に燦然と煌めく銀河のようなサウンドが躍動する作品となっている。 歴史を創出してきた数多のレーベルを拠点に世界中へ作品を届け続けるHiroshi Watanabe。日本人として前人未到の地へ歩みを進める稀代の音楽家と言えるだろう。 REMO-CON
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1993年よりDJおよび楽曲制作活動をスタート。 99年に制作会社 Y&Co.,Ltd (横田商会) に所属。「Cyber TRANCE」、「HOUSE NATION」(ともにavex trax)シリーズなど人気コンピレーションのミックスや、浜崎あゆみ、AAA、郷ひろみなど多数のアーティストへのリミックス/編曲参加、フジテレビ “SMAP x SMAP” LIVEコーナーの楽曲アレンジ、ディズニー楽曲の公式リミックス、ハローキティへの楽曲提供、ラジオCMのBGM制作やナレーション担当など、幅広いクリエイションを盛んに行っている。 また、ゲーム業界でもその実力は高く評価されており、 コナミ「ビートマニア」シリーズへの楽曲提供も多く、 “Y&Co.” 名義ではフルアルバムを2枚リリースし、代表曲の「DAISUKE」はリリースから10年以上経た今もなお、SNSでバズることも少なくない。さらに千葉ロッテマリーンズや東京ヴェルディ、プロボクシング井上尚弥選手の興行などのプロスポーツ関連BGM制作や、東京オリンピック2020閉会式編曲も担当。 DJとしては、98年まで横濱MAHARAJAに在籍後、2001年~06年まで「velfarre Cyber TRANCE」のレギュラーを務める。 その後も日本各地は勿論、イギリス、アメリカ、オーストラリアなど世界各国にてプレイし、オランダの “Dance Valley” や、国内の “サマーソニック”など大型フェスにも出演。そのソリッドながらバラエティに富んだプレイスタイルは高く評価され、自身がレギュラーを務めるラジオプログラム(FMヨコハマ “PRIME TIME”, block fm “Remote Control”)でも、トークを含め長年の好評を博している。 アーティスト “REMO-CON” としては、2004年に1stシングル「G-SIGH」をリリースし、ドイツでもライセンスされるスマッシュヒットとなる。 以降、精力的に楽曲をリリースし続け、07年「Atavism」 に於いては、ヨーロッパの有名誌”DJ MAG"レヴューにて最高の5つ星を獲得。 同年発表の「COLD FRONT」は、英国の名門レーベル “anjunabeats” にもライセンスされた。その後も、”パイレーツ・オブ・カリビアン”オリジナル・サウンドトラックの公式リミックスを担当。 09年には待望の1stアルバム「a life with remote controllers」をリリースし、全国主要都市で記念パーティーを開催。続く2ndアルバム「rhetoric」(オリコン13位)を経て、デビュー10周年にはその記念碑的な作品『DECADE 05-15』を発表。そして自身の運営するレーベル “rtrax” よりリリースされた 「Flowered EP」は、世界最大のダンスミュージック配信サイトであるBeatportの総合チャートにて2位にランクインという大躍進を遂げた。また、配信アルバム 「Beyond The Harder Styles」 もiTunesアルバムダンスチャート1位を記録している。 TAKAMI ( REBOOT / BUZZ×3 )
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1995年からDJを始め、現在は国内最長寿テクノパーティー「REBOOT」やアフター・アワーズの決定版「BUZZ×3」のレジデントDJとして活躍中。 他、2012年6月より日本初のダンス専門インターネットラジオblock.fmにて「radio REBOOT」(第3水曜日 20:00~)をレギュラー担当。 東京を拠点にテクノやハウスなどのジャンルを問わず様々なパーティーでゲストプレイし意欲的な活動を行っており、Charlotte de Witte,Amelie Lens,THE ADVENT,CHRISTIAN SMITH,HARDFLOOR,MARCO BAILEY,FILTER HEADS,CRISTIAN VARELA,SIAN,TOMEHADES, Steve Red Head など、ワールドクラスのDJ来日時にも共演し、「TECHNO」を基調として4DECKSを駆使した独自のファンキーな選曲と安定感のあるプレイスタイルは幅広いオーディエンスやDJの間で評価が高い。 また、ロック&クラブマガジン「LOUD」によるDJ人気投票「DJ 50/50」にも、2006年より連続ランクインを果たしたことから、キャリアと共にその根強い人気の高さが伺える。 2002年9月には、MOON AGE RECORDINGSからリリースとなったデビューEP.「AGAINST THE OVERDRIVE E.P.」はQ'HEY、DJ SHUFFLEMASTER、YAMA、DJ UIROHなどから高い評価を受けた他、ドイツのクラブ誌「raveline」では5つ★の評価を得て話題を呼んだ。 その後、秋葉原重工など数多くのレーベルからリリースを重ね、そのトラックのオリジナリティーの高さからリミキサーとしても作品を提供している。 Official Site http://www.takami.info FB ARTIST PAGE http://www.facebook.com/takami.info Twitter http://twitter.com/djtakami mixcloud http://www.mixcloud.com/djtakami/ soundcloud https://soundcloud.com/takami Beatport https://www.beatport.com/artist/takami/77325 block.fm “radio REBOOT” https://block.fm/radios/19
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kanglo · 2 years
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「なぜ、ビジネスにアート思考が必要なのか?/世界の見方を変えるアート思考」第16回Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープン・ダイアログ講演者:森夕花氏 〔2022年12月9日(金)20時~〕
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「なぜ、ビジネスにアート思考が必要なのか?/世界の見方を変えるアート思考」第16回Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープン・ダイアログ講演者:森夕花氏 〔2022年12月9日(金)20時~〕 チケット:https://scic20221209.peatix.com/view https://www.facebook.com/events/576877384242593 ■日時:2022年12月9日(金)20時~22時(オンライン開催) ■講演概要:アーティストは見えないものを見るようにする役割を担い、その時代や社会の中で、「問い」を私たちに問いかけながら常識を揺さぶり、今までにない価値や意味を提示してきました。近年、ビジネスの舵取りは非常に難しくなってきています。企業は従来の古い価値観、世界観から抜け出し、直観的、感性的な創造性が求められ、ますます「アート思考」の必要性が高まっています。 アートには「唯一正しい答え」はありません。観察者が自由に解釈することが可能であるため、考えたことを、それぞれの独創的視点で物語化し、語り合うことで、互いの深い部分で共感がおこり、創造的無意識が自然に開かれていきます。このプロセスを通じて、新しい価値や未来が創造される「安心安全な創造の場」が作られ、クリエイティブな組織へと発展を遂げることが可能となるのです。 ■講師:森夕花(もりゆうか)氏 プロフィール: カングロ株式会社 取締役 執行役員COO/マスターライフコーチ・PXファシリテイタ・フィロアーツ研究会主宰 ●神奈川県横浜市出身。音楽学校のピアノ科卒業後、銀行系信販会社に入社。三井住友カードに転職した後、ドイツのフライブルクに留学。フライブルグ市の行政と市民による持続可能な世界を目指す社会システムと、ユーゴスラビア紛争で、ドイツに逃れた難民の方々との出会いを通じて、平和で精神的な豊かさを基本とした「サステナブルな社会作り」に興味を抱く。帰国後、三井住友カードに再び戻り、お客様対応や、クレジット決済端末機の管理システム“TACシステム”の開発に携わる。 ●帰国して5年が過ぎたころ、戦争や内乱に巻き込まれ傷ついた子供達を救済するためのNGOドイツ国際平和村の存在を知り、世界の平和と心の癒しに携わることが自分自身の使命と感じ、ヒーリングセンターアルケミストでカウンセラー、セラピスト、講師を務め、2008年に独立。2015年1月、カングロ株式会社 執行役員に就任。現役ライフコーチとして、ベンチャーから大手企業の多くのビジネスリーダーを受け持ち、個々の潜在意識にアプローチし、ビジネス ・プライベート両面における、変化、成長をサポートしている。 ●2021年より京都芸術大学芸術学部芸術教養学科に在籍。創造的思考によって「モノの見方、感じ方」を変え、仕事と暮らしをより良く変化させる「アート思考講座」を開催している。 ●自らの内面の探求のため、インドに十数回訪れ、心理学、禅、認知行動学、ジョーティッシュ(インド占星術)、手相、メディカルハーブ、中医学(中医食療士)などにも深い知識がある。 ●趣味は声楽(オペラ)・読書・映画鑑賞・美術鑑賞・ぶらり旅・歴史探訪・日記を書くこと。最近はウェルビーイングを軸とした、地域コミュニティー・組織つくりに関心をもつ。 ■Zoomオンライン:URLは、Peatix経由によるチケット購入者に自動送信されます ■タイムスケジュール:基調講演(約90分 Q&A含)後に、講師を囲み、対話を行います。 ■オープン・ダイアログ参加対象: ※どなたもご参加頂けます ・SCIC正会員 ・SCBC修了生&SCBC受講生 ※SCIC未会員 ・一般参加(社会人) ※SCIC非会員 ・特別ご優待枠 ・学生(中学~大学院生) ■参加料: 一般参加者(社会人)※SCIC非会員\5,000 SCBC修了生&受講生 ※SCIC非会員\3,000 SCIC正会員 無料 特別ご優待枠 \3,000 学生(中学~大学院生)\1,000 ■SCICとは: SCIC(Shock Coherent Innovation Club)は、ショック・コヒーレント基礎講座(SCBC)修了生をベースとした会員制クラブです(ご入会頂くためには、SCBCを受講し修了証明が必要となります)。 https://scic2023.peatix.com/view ●目的:SCBC修了生同士の交流と創発の加速。私たち自身が動き、世界に奇跡を起こす ●概要:  ①月例会の開催  ②会員同士のコラボ醸成   ③SCC訪問視察ツアーの企画   ④会員の生業のサポート  ⑤その他創発事 ※いずれも参加できる時に参加  ⑥基礎講座の復習フォロー(基礎講座への復習参加は原則全回無料)↓  https://scbc2023r.peatix.com/view ●SCICに関する問合せ: [email protected] -------------------------------- ■『Shock Coherent(ショック・コヒーレント)』とは: 現代社会は今、破壊的な人間活動によって、エントロピー(無秩序・乱雑さの度合い)を加速度的に増大させています。故に、地球環境の悪化による気候変動や自然災害、絶え間ない疫病の発生、人心荒廃による貧富の格差拡大、資源収奪、世界各地で紛争や戦争が頻発化し、世界の指導者たちが核兵器の使用をほのめかす事態となり、もはや地球生命全体の未曾有の危機に陥っています。これを人々は、VUCAワールドと呼び、行先不透明な生き難い時代の合言葉となってしまっています。 このような時代において、「私は、これからどう生きれば良いのか?」と、多くの人々が、自問自答を繰り返し、五里霧中の状態に陥っています。このままでは、時代に翻弄され、本来あるべき使命を全うすることなく人生を終えてしまうことになるやも知れません。そうならないために、私たちに何が出来るのか。当講座は、そうした社会の強い要請により、30年に及ぶ研究の集大成により創発的に完成した稀有なプログラムです。 当講座では、様々な立場の仲間と共に、自分自身の「存在意義(パーパス)」を見つける5ヵ月間の不思議な旅に出て頂くこととなります。即ち、この「存在意義(パーパス)」が、自己変革への道標となるのです。そして、感性を刺激し、心を揺さぶる独自のアプローチフレームを活用し、固定観念の融解を起こし、事例や課題から自己変革へのヒントを得、仲間やファシリテイタとの多くの対話や繋がりから閃きをもらい、自身でも予期せぬ“創発”を起こしていきます。 このワークショップは、個人が真の意識変革を興すことを目的として、カングロ株式会社によって開発されたプログラムです。私たちは、この講座を多くの方々にお届けすることを使命とし、日々事業を営んでおります。そのことを通じて、真の道を啓く方が増え、社会そのものの変革を成し遂げられたら本望であります。ぜひ、講座で会いましょう。 (プログラム開発者:藤井啓人) ■ショック・コヒーレント基礎講座 第5期生絶賛募集中! ■第5期『ショック・コヒーレント基礎講座』VUCA世界を突き破り、己の道を啓け~パーパス(存在意義)によるシン変革ワークショップ:2022年9月13日~2023年1月24日全10回講座 チケット: https://scbc05r.peatix.com/view https://www.facebook.com/events/323129486509872 ■第1~5期「ショック・コヒーレント基礎講座」全アーカイブ・オンデマンド映像集(有料コンテンツ) https://vimeo.com/ondemand/shockcoherent ----------------- ★特別提供映像: 【ダイジェスト版動画⑮】「VUCAワールドに効く個人と組織の視点の再構築~自己や地者、そして世界への認識の見直し」第15回Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープン・ダイアログ/講演者:楠徳生氏 (2022年11月11日) https://youtu.be/-wIwXLX4ZUQ 【ダイジェスト版動画⑭】「破壊と創造~壊れると、新しく生まれる/コロナ禍で悪者だった飲食店はどう変化していくのか」第14回Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープンダイアログ/講演者:福本浩幸氏(2022年10月7日) https://youtu.be/ygxXywmvQ1w 【ダイジェスト版動画⑬】大企業病への挑戦 第2章~認知科学の実践における人間性と抽象度の壁/自分を変え、常識を変え、世界を変えていく/第13回Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープン・ダイアログ/講演者:内藤礼志氏 〔2022年9月9日) https://youtu.be/qBNlFTor9hw 【ダイジェスト版動画⑫】新しい『構造』がうつ病から復活させ組織も前進させる~うつ病経験者が語る、ストレスとつき合い未来をつくる方法/第12回Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープンダイアログ/講演者:堀北祐司氏(2022年8月5日) https://youtu.be/HudMdpphjEI 【ダイジェスト版動画⑪】The 事業承継~当社流、バトンの受け方、渡し方/第11回Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープン・ダイアログ/講演者:大島右京氏/2022年7月8日【ダイジェスト版】 https://youtu.be/dWnOtXQAmqw 【ダイジェスト版動画⑩】心理的安全性のリーダーシップを身に付ける方法~組織パフォーマンス最大化の処方箋/第10回Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープン・ダイアログ/講演者:倉持茂通氏(2022年6月8日)https://youtu.be/DuUvRzcqJD0 【ダイジェスト版動画⑨】100年企業研究から見えてきた、コロナ禍だからこそ変えなければならないこと、変えてはいけないこと/第9回Shock Coherent Innovation Clubオープンダイアログ/講演者:小山貴子氏(2022年5月13日) https://youtu.be/0juftCrZ1mQ 【ダイジェスト版動画⑧】人事制度のミライを探求する~ノーレイティングを超え給与を自己申告する人事制度への挑戦/第8回Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープンダイアログ/講演者:福留幸輔氏(2022年4月15日) https://youtu.be/XEm-OdMYwMY 【ダイジェスト版動画⑦】「パーパスと共に生きる時代/パーパスとはいったい何なのか?宇宙の営みから壮大なタペストリーを読み解く」第7回Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープン・ダイアログ/講演者:森夕花氏(2022年3月11日) https://youtu.be/vNaK4qH94fA 【ダイジェスト版動画⑥】「部署なし管理無し評価無し、VUCA時代に挑む選択できる組織作りへの挑戦」第6回Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープン・ダイアログ/金光広樹氏(2022年2月18日) https://youtu.be/33DyPirlM7c 【ダイジェスト版動画⑤】「新規事業における企業の在り方」第5回Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープン・ダイアログ/長島壮洋氏(2022年1月13日) https://youtu.be/eM3sRZDo0Ng 【ダイジェスト版動画④】「ティール組織の作り方“レシピ”」第4回Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープン・ダイアログ/嶋田崇孝氏(2021年12月10日) https://youtu.be/JDp0srEGxGE 【ダイジェスト版動画③】「こころの病との上手な付き合い方~仕組みがわかれば予防ができる」第3回Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープン・ダイアログ/中田健士氏(2021年11月5日) https://youtu.be/_OW88883t7o 【ダイジェスト版動画②】「混ざると、新しい事業価値が生まれる。」第2回Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープン・ダイアログ/星野良太氏(2021年10月8日) https://youtu.be/fZJWaFmhAD4 【ダイジェスト版動画①】「大企業病への挑戦~認知科学の理論と実践」第1回Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープン・ダイアログ/内藤礼志氏(2021年9月3日) https://youtu.be/aV8ux6Ha-9M ■「Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープン・ダイアログ」アーカイブ・全オンデマンド映像集(有料コンテンツ) https://vimeo.com/ondemand/scic ■主催:カングロ株式会社 https://www.kanglo.co.jp 協力:サステナ塾/SDGs超実践者委員会/イノベーションサロンZ/システムD研究会/フィロアーツ研究会
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ophelia333k · 2 years
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2023年1月10日 万華鏡の瞳をした少女
 Nujabesのアルバム「Modal Soul」をループしながらカントの『純粋理性批判』を読んでいた。竹田青嗣の解説本を読みながら、深夜の人の少ないマクドナルドに5時間くらい居座りながら、ときどきThe Beatlesの「Lucy In The Sky With Diamonds」を聴きながら。深夜のこのマクドナルドにはいつも大体同じような席に、虚空を見つめながらずっと座っているおじさんがいる。眠っている人がいる。自分はといえば、ずっと本を読んで、何かを書いている。思えば自分はずっと、「Lucy In The Sky With Diamonds」で歌われていた「The girl with kaleidscope eyes(万華鏡の瞳をした少女」を探している気がする。
 somebody calls you , you answer quite slowly
 (誰かが君を呼ぶ 君はとてもゆっくり答える)
 A girl with kaleidscope eyes
 (万華鏡の瞳をした少女)
 The beatlesは(いわゆるビートルズらしく初々しい)前期の曲をまともに聴いていないのでファンを名乗ることは到底できないけれど、「Lucy In The Sky With Diamonds」が収録されている1967年のアルバム「Sgt. pepper's Lonely Hearts Club Band」と、1966年の「Revolver」(特に「I'm only sleeping」と「Tomorrow Never knows」)を繰り返し聴いている。「Tomorrow Never knows」は意識の底へと潜っていくような曲で、でも不思議と安心する。聴きながらふとベトナム戦争のことを思い出して、Wikipediaを見たら上の方にソンミ村虐殺事件で虐殺されたベトナム人たちの遺体の写真があって、どうしようもない気持ちになるけれど、それは自分が生まれる35年前のこと。
 
 「Or play the game "Existence" to the end(あるいは存在という遊びをやってごらん、終わりまで」と、「Tomorrow Never knows」は歌っていた。The Beatlesにはポップなものの二重性を感じる。日本ではスピッツもそうで、一方には眩いばかりのポップさがあり、その向こう側には常人には絶対に形にできないような何かがある。ポップでありアングラなものたち。手元には幻覚剤の紙片があるけれど、結局のところ、それを十分にやるための余裕があまりなくて、寝込んだりバイトに行って頭痛の中清掃をしたり、稀に躁気味になって作業をしたり、そんな感じで進んでいく。ときどき、ふと、いまここにある現実というのは底が抜けていて、何かを考えるための足場も根拠もほんとうはどこにもない、ということにめまいみたいにして気が付くことがある。自分がもしその先に行ってしまったのなら自分は耐えられるのかな。でも、何もないのだとしたらそれはそれで絶望的かもしれない。
 そういえば、小学生か中学生の頃に音楽の時間にビートルズの何かの曲をギターで弾く授業があって、それがひどく退屈だったことを今、思い出した。それは国語の教科書で教えられる詩が(どの詩人もとても優れているのに)ひどく退屈であることにも似ている。
 いまはジョン・レノンの「Stand by me」を聴いている。��はThe word、Rubber Soul、1965年、アメリカ軍が北ベトナムへの爆撃を始めた。1968年、五月革命があったのはもちろんだけど、ドゥルーズが『差異と反復(Différence et repétition)』を出した年でもある。1995年にはオウム真理教が地下鉄にサリンをばら撒いた。2001年には国際貿易センターに2機の旅客機が突っ込んでいったし、岩井俊二の『リリイ・シュシュのすべて』が公開された。そして、この年に自分が生まれた。
 そういえば、さっき街角で万華鏡の目をした少女を見た。すぐに消えてしまった。黒い鳥とともに。ぼくは追いかけた。そこでは白いゴミ袋を黒いカラスが漁っていた。黒いカラスと目が合った。人はみんな繋がっている、と声がした。夢の中では飛んでいくロケットを観覧車の中から見ていた(あのロケットはどこへ飛んで行ったのだろう? 月面? それとも万華鏡の眼をした少女の脳みそ? へと?)。老人は言っていた。「存在とは不安である」と。老人は言っていた。いつか、世界の秘密を手に入れて、誰も書いたことのない傑作を書こう、なんて思っていたら自分はすでに老人だったと。時間が数直線のようなものであるのなら、すでにすべては終わっている。現在とは遥か未来のある一瞬と等しいから。
 追いかける、白いゴミ箱の中を探してみる。ビー玉の中には宇宙があった。言葉は、詩は容易にそこにあるものと遥か彼方の銀河を結びつけてしまう。それはいまここにあるものと死すらも結びつけてしまう。「ねえ、怖い?」ときみは話しかけてくる。ぼくは黒いカラスの瞳を思い出している。壊れた楽器はとっくにチューニングが狂っているから心地いい。Youtubeで弾き語りをする誰かの後ろを、万華鏡の瞳をした少女が通り過ぎる。天国が通り過ぎたから体温計の温度が少し下がる。ぼくは再び少女を追いかける。一番最後まで、一番最後には何があるの? 人生が本だとすれば、私たちはそのページ数を知らない。再び追いかける、スクリーンの向こうまで。
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patsatshit · 1 year
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今年の8月末日、短編小説と音源がセットになった『JAGUAR』というZINEを制作した。200冊限定ナンバリング入りで、現時点(10/13)での在庫が30冊程度となった。ところが4月にリリースした『ほんまのきもち』と違って、本作についての感想がほとんど聞こえてこない。もちろん直接口頭、あるいはソーシャルメディアのダイレクトメッセージで読後感を伝えて下さった方々は沢山いる。しかし書評と呼べるものは実はいまのところ皆無に等しい。批評することを躊躇わせる斥力のようなものが作品に内包されていたのかもしれないと密かに勘繰ってみたりした。虚しかった。そこで、である。敢えてこの場を��りて、稀有で貴重な『JAGUAR』評を紹介しようと思い立つ。当ブログへの転載を快諾してくれた評者の方々にはとても感謝している。ほんまにありがとう。早速おふたりの素晴らしいレビューを読んで頂きたいのだが、いましばらく当方の四方山話にお付き合い下さい。
まず最初に『JAGUAR』という物語がかれこれ10年以上も前に執筆していたものであるということを前提に、すでに読んで下さった方々には当時の僕の意識混濁っぷりが窺い知れる内容になっていると思う。ビルメンテナンス会社の営業職に就いて忙殺される日々、精神と肉体が泥のように疲弊していくなかで書き上げた小説。大袈裟でなく、このままでは生きるという行為を自ら手放してしまうのではないかという危うい精神状態だったが、幸運にも当時に知ることができた偉大な哲学者、思想家、精神科医たちの言葉に背中を押され、結果的に今日まで生きのびた。以下に引用した名著の言葉たちが『JAGUAR』と僕を根底から支え、励まし、作品を世に放つ機会を与えてくれた訳だ。特に大気を裂く稲妻のように強烈な『千のプラトー』は、書かれている内容がわかるわからないというスノッブな価値観を遥かに超越した位置から自分を叱咤激励してくれた。こんなにぶっ飛んだ内容の読み物は他にないし、未読の方は絶対、ぜぇぇったいに読んでほしい。
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小説は、自分の名も、自分が探しているものも、していることも、すべて忘れ、記憶喪失、運動失調症、緊張症となった登場人物、なすすべを知らない登場人物の冒険によって定義されてきた。(中略)。宮廷愛小説の騎士のすることといえば、自分の名前、自分がしていること、人が自分に言ったことを忘れることであり、どこに行くのか、誰に話しているのかも知らずに、たえず絶対的脱領土化の線を引き、またたえず道を失って立ち止まりブラック・ホールに転落することである。『千のプラトー』ドゥルーズ+ガタリ著
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各人は、他者の世界の中での一客体であるばかりではなく、自分の世界の中で自分の体験や構成や行為がそこから生じるところの、時空間における一つの場所でもある。人は自分自身の視点をもった自分自身の中心である。そしてわれわれが見つけたいと思っているのは、まさに、他人と共有する状況において各人がもつところのパースペクティヴである。『狂気と家族』R.D.レイン/A.エスターソン著
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私にはひとつ、ことばを≪見る≫という病気がある。ある風変わりな欲動があり、それは、願望がまちがった対象に向かうという点で倒錯的な欲動なのだが、そのせいで、本来なら単に聴くべきものが、私には一種の≪ヴィジョン≫として現れるのだ。(中略)。言語活動に関して、私は自分が幻視者で、また、のぞき見の倒錯者であるような気がしている。『彼自身によるロラン・バルト』ロラン・バルト著
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そして小説版『JAGUAR』と一蓮托生の身である特級呪物、音源版『JAGUAR』については、僕が最も敬愛する女性DJにその制作を依頼した。マルコムXの演説を逆再生させたところから始まるMIXは、いくつかの世界線が交錯と混濁を繰り返し、正気と狂気の狭間を湿気をたっぷり含んだ低空飛行でかいくぐり、やがてひとつの景観ヘと辿り着くまでの過程をコラージュを交えた手法でドキュメントした、とんでもない内容に仕上がっている。揺るぎないベースライン、不意に降り注ぐ天啓となる言葉の数々、妖艶極まりない夜の気配、そして匂い。ぜひとも爆音で体験してほしい。以上のことをふまえて、OBATA LEO、moanyusky両名による書評をご覧下さい。
「JAGUAR」評① :評者OBATA LEO(ROLLER SKATE PARK作者)
土井政司の新作「JAGUAR」を読んだ。内容の理解云々以前にまず、地を這いずるような具体性の塊、描写に喰らった。自分が普段労せずざっくり物事を把握するための便利な道具として使っている言葉という同じものを使って、この作品はレンズのように細密にものを描き出す。ひとがきちんと見ずに済ませているような部分にまで光を当てる。そんな驚きもありつつ、やはり気になる。「JAGUAR」とは何なのか?
-「彼女は常に超越的な地位にあり、私たちとは隔たれた外部に位置している。そうであるにもかかわらず内部であるここにも存在しているのだからタチが悪い。絶えず外にいて内にあるもの、それがJAGUARだ。」最も端的にJAGUARについて書かれたこの部分を読んで、体内・体外の関係を想起した。普段「体内」と何気なく口にしているが、胃袋のように体には空洞がある。皮膚や粘膜などの体表に覆われて血液が流れている内部を体と呼ぶのだとしたら、その空洞は体に囲まれた「体外」ともいえて、私たちは体内に体外を抱えているという言い方もできるというわけで。それで繋がるのは、口腔内の歯の溝に落ちたタブレットを舌で触る場面である。「体内」でありながら自分では視認することのできない、舌で探るしかないその空間は確かに「体外」であるし、JAGUARもまた、己にとって内なるものでありながら断絶した他者でもあるような何かとして捉えられるのかもしれない。そんな線で読んでいくと、-「だが実際に私の目の前で何者かの手によって鍵の施錠は実行され、おまけに用心深くレバーハンドルを何度か動かしてしっかりと鍵がかかっていることを確認した。」という作品の終盤に出てくるこの部分で、文法的なエラーに感じる違和感は、そのまま私とJAGUARとの関係の違和感そのもののように思えてくる。得体の知れない何かに鍵をかけて、何食わぬ顔で電車に乗って仕事場へ行くなかでの体の軋み、のような何か。体といっても、いわゆる「(近代的な)身体」というキーワードで片付けるにはあまりに繊細な、大いにパーソナルな部分を含む体の感覚が、この作品にはあると思う。
出かけた「私」は、電車のなかで女性が着ている服のボーター柄の反転を目にするが、ここまで読み進めてくると、気持ちの良い幻惑に襲われはじめる。異常にディティールが詳しいのでそうと気づいていなかったが、やはりこのフィクションの中で起こる出来事たちは、出来事の形をとった何か夢やイメージのようなものだったのではないか。そして冒頭のリフレインまで突き当たると、この作品は初めから何についての話だったのだろうかと、今までひとつひとつ理解しながら読んできたはずの物語が全く違う相貌を携えているように見えてくる。そんなぐにゃんとした気持ちになるのは、良い小説を読む醍醐味のひとつだ。
「JAGUAR」評②:評者 moanyusky(音楽レーベルprivacy主催)
当たり前の様に無造作にある事で、それを見るか見ないか、それだけのことだと思います。土井政司の最新作「JAGUAR」を読みました。ここではJAGUARとなっていますが、人によってそれの名称は変わると思っています。よくわからぬ相手との対話や闘いがあるかどうかというところが、この作品の感じ方が分かれるところだと思っていて、私はどちらかといえば、その相手に困らされた事があったので、この作品を読んで、え!土井さんもやったんやとびっくりしました笑。ここは勘違いして欲しく無いところなのですが、人それぞれという言葉があるようにそれは一緒ではないのですが、構造はかなり近いと言ったような事でした説明がつかないわけですね。私は人の「想像」は人を殺しにかかるような死神として、隙があれば、それは現れるわけです。世の中ではアートであったり、想像力は良いように言われていますが、全くもってそれは何かが隠されているわけで、私は良かった試しが無いわけです。出来れば普通のルートで現代社会を楽しみたかったです。でも多分知っていくという事はそういう事なのかもしれない。想像力に悩まされてきた身としては、この作品は、別の場所で、それと闘って、きっちり答えが出ているというところ、しかも、10数年前の作品という事で、私は土井さんに出会って、色々な対話を交わして、初めて彼の濃厚な苦悩との生活に出会う事となったわけです。各人の時間軸が理解の範疇を超えて、重なり合って手を取ったのだと思っています。その時に置いてきぼりになってしまう、その真ん中で産まれゆく、刻まれた何かがずっとどこかで成長していたら、人は正気を保てるだろうかと思ってしまいます。誰かが入ったであろう、部屋のノブをあなたは回せるかどうか。私はそれには名前をつけなかったが、もう二度と会いたくないですし、いつまた来るのだろうと、恐れを感じます。彼は人が地面を無くした時に現れるように思います。浮遊した瞬間、命をもぎ取ろうとする。
でもそれはオカルト的なアレとか、スピリチュアル的なアレなんてものではないのですね。確実に自分、自分を構成する設計図の謎のようにも思え、それが薄らぐために生活をやり、音楽をやり、愛し合い、話し合い、何かを育てるのだと思います。現実社会で経験した摩擦は地面をはっきりさせ、そいつのいる世界から距離が出て、薄めてくれるように思うわけです。だからこそ。JAGUARの言葉を借りれば「痛みと不安から自分自身を取り返し、その自分に立ち止まるために語りを紡ぎ出す」。が救いの言葉となっているように思います。2部構成で出来上がる、この作品のバランス感覚は、人と創作の関係性をSFとして描いているように感じます。同じ場所にて語る事は嫌がられるかもしれませんが、私が映画を観に行った時に続々と子供たちが外へ出て行った宮崎駿の最新作「君たちはどう生きるか」を出したタイミングと、土井政司がこれはいけると思ったタイミングで出されたJAGUAR。それは何もかもを抜きにして考えると、世の中の人たちに対して彼らは同じことを思っているのだと思います。今それを出さなければならなかった。その「灯り」の意味を考えなければならないのです。
〆はもちろんこの曲で!
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rsauke0509 · 2 years
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一件往事 2
‘我这是怎么啦?’爱德华想着朝四下张望一眼,发现自己正提着皮箱站在条再普通不过的乡间泥路上,牠呆愣一瞬,瞧见路边的木栅栏——这些木栅栏低矮破旧,像是某些无所事事的人一时兴起的成果——后忽然想起了自己正在走回旅店的途中。牠抬头望了眼夜空,于心底抱怨了几句开旅店的俄罗斯人,牠不明白为何俄罗斯人会选择将旅店修建在镇子外,若早知道镇上只有一家旅店且对步行而言其距离不算近的话,牠会选择直接前往旅店住下,而非由于抵达镇上时恰好到了该吃晚餐的时间故带着行李先去了镇上的酒馆。所幸因今夜是晴空,月光明亮到牠能轻易看清四周的环境,否则恐怕牠不得不多用掉一笔购买提灯或火把的费用。
‘况且若我没去酒馆……’爱德华皱起眉,一想到酒馆,具体而言是酒馆里发生的事,牠平静的、某种程度上能用茫然来形容的心情就立刻被恼怒和厌恶覆盖,因牠在酒馆里遇见了这种乡下地方的特产,即喝得醉醺醺的、喜欢借着酒意惹是生非的男人。爱德华本好好儿喝着酒并借机向旁桌的人打听此地军士长招书吏的事,却不妨忽然有人从背后狠撞了牠一下,随即劣质的桦树酒的气味与右肩被冰冷液体浸湿的触感一同传来,牠气恼地转过身,还未来得及指责那人,在刚瞧清对方穿着————
爱德华又愣住了,牠想不起那个留着满下巴胡须的男人穿着怎样的服装,牠隐隐感到有些不对劲儿,牠不认为自己的记忆有这么差劲,可疑惑刚从心中升起,耳旁就传来到几不可闻的声音让牠忽略这个不重要的细节继续做牠此时该做的事。牠抬头望了眼天上的月亮,今夜的月亮散发出暖黄色的、与烛火颜色相仿的光晕,一阵微冷的风拂过牠的脸庞,将某种植物被晒干后的香气灌进���的鼻腔。“是附近的农户晒干的稻草的气味吗?”爱德华自言自语道,因觉得这股气味好闻而深深吸了几口气。
植物的甜香很好的令爱德华镇定下来,事实上,直到牠紧绷的心神放松后,牠才借由突如其来的松懈感察觉到此前牠竟无意识处于一种慌张害怕的情绪中。牠前进着继续回想方才发生的事,只是牠的记忆仿佛被稀释了,而牠的潜意识也不愿意捡回那些记忆片段一般,牠仅依稀知道模糊的过程和后果:那个撞了牠又把桦树酒洒在牠身上的男人不但没向牠道歉,还态度恶劣抢先冲牠喷出不少侮辱词。当然,牠不记得男人究竟说了什么,只记得牠同那男人推搡起来,推搡差点儿发展成斗殴,所幸在那之前旁桌的看客阻止了那个男人,而鉴于牠不愿给当地军士长留下妨碍牠应聘书吏的负面印象,故牠急匆匆从看客嘴里问出附近的旅店在哪儿后就提着皮箱离开了酒馆。
‘怎么还没走到旅店?’爱德华有些不安的想,牠出于一种找不出来源的自信认定旅店和镇子的距离更近些,近到——
没等爱德华的脑子理清自己本想在‘近到’后接什么形容词,牠就在直觉,或准确来说是一阵由远及近但微弱到无法令牠有意识的关注而仅生出潜意识的警惕的衣服摩擦声的引领下回过头。随即牠瞧见了那个在酒馆中同牠推搡的男人,从对方的表情推测,那个男人显然打算继续找牠麻烦。厌烦混着愤怒自爱德华心底升起,牠还想着忘记酒馆中发生的不愉快的事,尽快赶至旅店用一整晚的时间消除旅行导致的疲惫后以最好的状态于明日前去拜访此地的军士长。
爱德华犹豫着是否该加快步速、或甚至跑去旅店以甩开面前那个骂骂咧咧的、醉到脚步踉跄的男人,牠的理智明白这是最能节省时间、避免同那个男人打起来的选择。不过没准儿是由于牠还年轻,在年轻人共有的争强好胜心理的影响下认为避免打斗是懦夫才做的懦弱行径,再说,若牠连一个醉鬼都怕,牠成为军士长的书吏后——因自满,或是对自己学识水平的肯定,牠从未想过牠应聘失败的可能性——还怎么去做征召新兵、核查此地人口流动、收税、审理当地案件等需要与镇民们往来的工作呢?要想把乡下的泥腿子管理好,得让牠们恐惧牠才行,而动辄斗殴的乡巴佬不会恐惧一个害怕和醉鬼打架的年轻人。
这样一想,爱德华便转身把皮箱放下,牠抬起双手做出招架即将到来的挥打的姿势,神智却又突兀恍惚一瞬,在这瞬间内,一种无法抵挡的、强烈的懊悔冲刷并淹没了牠,牠似乎摇晃着摔倒在泥路上,又似乎跌入一片景色繁复到牠的视觉难以捕捉其貌、牠的思维也无法理解自己的视觉捕获的些微内容的地方。然而当牠、应该说‘爱德华’这个意识在分辨出心中那股针对自己选择停下同那个醉鬼打斗的懊悔的同时,懊悔又立刻如潮水般退去,残留的些许尾痕化为穿透牠的躯壳、在牠的心脏上留下数不清的孔洞的恐惧,牠无法自控到颤抖一下,双眼刚因惊骇睁大,植物的甜香就再次摄住了牠的嗅觉,使牠的所有感官皆陷入嗅到了好闻的气味后所产生的愉悦和放松中。
遗憾的是那股气味及它带来的愉悦放松和先前的懊悔恐惧同样转瞬即逝,爱德华茫然地呆站着,半晌才找回随着愉悦、放松一同远去的感官。可即便牠的神智回到了牠的脑子里,牠也无法理解感官传递给牠的信息,牠不解地看了看自己微变化了姿势的、仍抬起的双手,接着目光落在前方那个身体正不住的抽搐的、瞪大眼望着牠的、似乎想说什么但嘴里只发出了怪异的嗬嗬声的男人。爱德华眨眨眼,牠的视线从男人的脸移至自男人的胸腹处穿出的一段削尖的木栅栏立桩上,木桩破体而出之处有深色的色块不断向四周蔓延。
“那是血?”爱德华自问,虽然牠明白那只会是从创口内涌出体外的鲜血而不存在第二种可能,但牠依旧用着疑问的语气,仿佛只要用了问句,眼前的一切就不会成为定局一般。而牠之所以不愿承认眼前的事实,乃由于牠不认为那个已没了呼吸的、四肢瘫软着挂在木桩上的男人的死亡是自己造成的,牠只是同那个男人推搡了几下。好吧,不止几下,那个男人借着酒劲儿和蛮劲儿和爱德华撕打了好一会儿,导致爱德华的衣领被扯松,手背上出现被指甲抓破的长划痕,额角、耳尖等被拳头击中的地方也隐隐作痛,没准儿明日牠的额头和侧脸上就会出现几个瘀青。而即便爱德华没能轻松制伏那个男人并因这场打斗变得怒气冲冲,牠也绝没有故意把那个男人推向那根明明看起来几欲朽坏的、理论上绝不可能刺穿人体的木桩。
然而,任何人、即便是爱德华自己若碰巧撞见此刻的情形,或听见旁人对今晚的事、即牠们在酒馆里发生争执后那个男人又追了上来且最终那个男人恰巧摔倒在一根木桩上并死掉了的描述,也绝不会同意自己是无辜的。不幸的是,现场没有能成为目击者的第三人,故当明日这个男人的尸体被路人发现上报给巡警而巡警找来后,没人能替牠作证牠仅是在那个男人挥拳揍向牠的脸时下意识的、完全不带谋杀意图地推了对方一把。甚至当牠推那个男人时,牠们都还位处泥路中间,是那个男人自个儿重心不稳,摇摇晃晃倒退几步后不知被什么东西绊倒仰面朝后摔去。
但这不幸的也可算作幸运,爱德华向打斗间被踢至远处的皮箱走去,迈步时牠才发觉自己四肢发软,呼吸轻又急促,牠拿起皮箱,再次瞧了瞧那个突兀的、某种程度上突兀到略带幽默的方式死去的男人后,一面不停发着抖一面迈步向镇外的旅店走去。‘假使明日巡警找来,我就咬定我之后再未见过那个男人。’爱德华想,现场没有目击者,而时钟是价格昂贵到没有任何镇民、也许连此地的军士长都无法负担的玩意儿——爱德华能肯定镇上的大部分居民的认知中根本不存在‘时钟’这个物体,就像这些依靠在院子里水井或去带着木桶去河边的方式获得生活用水的人们的认知中也不存在水贩子这种职业——故也无人能根据具体的时间而反驳牠的“匆忙赶至旅店,路上没遇见任何人”的谎言。
“没问题的,”爱德华情不自禁的小声自我安慰说,“一个醉鬼,死在路边也不奇怪……或者我该把牠的尸体藏起来?那样就不会有人知道牠死了……不,假如拖动牠尸体时血粘在我衣服上该怎办,再说也无法清理掉木桩上的血……”死掉的躯壳插在木桩上的画面在爱德华脑中徘徊不离,牠又惊又惧,忍不住一遍遍设想最糟糕的后果,例如牠被流放亦或被判绞刑。这些可能出现的未来不但令牠害怕,还让牠开始埋怨、憎恨那个已死掉的男人,“该死的乡巴佬。”牠骂道,“自己找死却偏牵连到我。”直到现在,牠仍不明白在酒馆内时,那个男人为何撞了牠、辱骂牠几句后又主动同牠打起来,“不会有事的,”牠重复说,望着出现在视野里的、窗户内透出烛光的双层带阁楼的木石建筑,那大约就是镇民所说的旅店了,“明日还得拜访军士长,我必须好好儿休息才行。”
爱德华推开旅店的木门,“一——”牠开口才发现自己的声音颤抖不稳,停顿一下才勉强平稳的对坐在柜台旁抬头向门望来的女人说:“一个房——”牠没能说完自己的要求,在牠看清那个女人的脸时,今夜已出现过数次的、无来源且无预兆的恐惧与悔恨又一次攥住了牠的心神。爱德华张开嘴,饱含惊恐的喊叫却因声带罢工而未能钻出喉咙,牠的视线钉在不远处那张由于忧愁滞留时间过长故仿佛融进了五官内、被连绵不断的艰苦浸透了的面容上。牠不明白自己怎么了,视野里的一切物体都开始旋转着相互融合,牠似乎看见那个女人离开柜台走向牠,又感到无论是自己还是那个女人都如琥珀里的昆虫般冻结在粘稠近乎凝固的空气中。牠心跳如雷,呼吸时的吸气、吐气声与肺部带动肋骨收缩舒张的运转声填满了牠的耳道,仅剩的那点儿缝隙还被一道沙哑的、莫名惹人生厌的女声占据。
那女声应是那名不知是帮佣还是旅店主人的女人发出的,她接连不停地说着,大部分话语都化作首尾相连的杂音,偶尔才有几个清晰的单词飘过爱德华耳畔,“没客人”、“丈夫”、“酗酒”、“回家”,听起来那女人在抱怨自己的丈夫有多么糟糕。爱德华没心情听这类抱怨,哪怕是平日心情尚好之时,牠也无法对女人们的琐碎烦恼产生共鸣,更别提此刻牠正处于一种无法用语言描述的混乱中,牠像是被切割成了两半,一半的牠由于未知的原因惊恐懊悔,另一半的牠也惊恐着,却是因不久前——牠潜意识觉得不该使用‘不久前’这个时间定语——才眼见一个男人死去并害怕受到那桩死亡的牵连,因此牠非但没有余力理会那个女人并说出几句虚伪但礼貌的安慰,喋喋不休的抱怨还令牠恨不得用上点儿暴力手段让那个女人闭嘴。
在爱德华真的做出任何暴力举动前,女人的说话声忽然清晰到每一个单词都印入牠的脑海:“……您是从酒馆那儿来的?也许您在镇上的酒馆或来这儿的路上见过牠呢?先生,我的丈夫穿着件浅棕色的皮大衣,衣领上镶着黑色的兔毛。若您见过牠,您应该能一眼就认出牠来,牠比镇上的人都高些,穿着的皮大衣也最新最好。”女人叹出愁苦的一声,“牠把钱全花在自个儿身上,喝酒,做新的大衣,买鹿皮做新的皮靴,完全没考虑牠的妻子,明明钱全是我挣来的……”
“您丈夫的个子比镇民都高些?”爱德华因死在木桩上的男人而慌乱的那一半打断女人的诉苦问道,那一部分的‘爱德华’离奇的冷静了下来。不,不能说冷静,只是无论是惊慌还是恐惧都不再能影响牠,或由于过于惊恐,在最坏又无比意外的情形出现后,那部分‘爱德华’原本混沌的思绪在避免被流放、被判绞刑的欲望的逼迫下快速运转起来。这冷静很快蔓延至另一半‘爱德华’心里,配合着不知何时再次出现的植物的甜香,爱德华挣脱了自那个男人死去后就勒捆住牠的朦胧浑噩感,酒馆里有两、三个人穿着皮衣,但衣领上镶着毛边且个头高大的仅有一人,即那个醉醺醺的、找过牠麻烦又自作自受死在木桩上的男人。
‘得把这个缺漏给补上。’爱德华盯着面前的女人想,牠看见的不再是一个活生生的人,而是牠失去过上富足的生活的机会、只能在寒冷穷苦的西伯利亚整日劳作就为了赚取下一顿面包的未来。
“您有孩子么?”爱德华再次打断那个女人的抱怨问。
那个女人仿佛没预料到爱德华的提问般诧异地看向爱德华,“有的……”她喃喃说,“只活下来了三个。”她顿了顿,“……三个孩子,全靠我一人养大,牠一点儿忙都帮不上,不是去酒馆喝酒,就是喝醉了回来打人,要不就和镇上的无赖们一同不知消失去了哪儿——”
“您的孩子们呢?没瞧见牠们来帮您忙。”
“牠们已经睡了。”那个女人神色里的愁苦和不满几���化为实质,“和牠们的父亲一样,一点儿忙都帮不上,只知道早早躲进阁楼里……”
那个女人的话又化作无意义的杂音,不过爱德华不再需要听清她说了什么,因为牠已获取了所有牠想知道的信息:孩子们在阁楼已睡下了,今日除牠以外没别的客人,这意味着和不久前同样,即将发生的这件事不会有任何目击者,或即便那三个孩子被吵醒了下楼来,也无非是多消除三个疏漏,甚至多出三名受害者还更能让巡警按照牠所想要的方向误会下去。
“——因此我掐死了她,把她拖回一楼的楼梯前,接着把柜台周围的柜子胡乱翻了一遍,拿走了所有卢布,推翻了一些桌椅,好让旁人以为是强盗闯进旅店为了卢布而杀掉了那个女人。”
最初的一瞬间爱德华没能意识到说这些话的人是谁,牠的视野快速抖动着,目光却像被粘在与脸有一拳之隔的烛火上无法移动,几秒后,以烛火为中心,烛火以外的所有物体依照放射状逐渐被牠看见,其后话语伴随着硬物磕碰的动静穿过牠的耳膜,牠这才发觉说话的人是牠自己,至于那道逐渐减弱的硬物磕碰声,是浑身抽搐的牠带动椅子不停撞击地面而产生的。
爱德华无法理解方才发生了什么,牠理应是陷入了回忆中,可若说那是回忆,未免又太过身临其境和清晰,明明今晚以前有关那个意外的不少细节和经过已被牠有意遗忘了,以及为何牠会坦白十年前牠做过什么呢?尽管已从回忆……记忆……幻觉……爱德华不知该将其冠以什么名称,总之,尽管牠已回到了现实中,但牠似乎仍维持着被切割成两半的状态,一部分未曾陷入幻境的牠清楚得记得自己是如何一面抽搐一面平稳冷静地讲述十年前的傍晚至深夜牠遭遇了什么又做过什么,剩下的牠则处于一种茫然中,或也许用空白来形容更为准确,牠尚未做好心理准备,无论是坦白自己曾杀过人,还是直面自己杀过人这一客观事实——
“不,万尼亚,你得面朝牠,否则我为什么要提这个要求呢?”
娜塔申卡的声音响起后,爱德华才发觉在牠未留意的时候,娜塔申卡已将木碟放回木桌上并走至伊万身边,伊万闻言叹息着转过身,同上来不及收回视线的爱德华对视了一瞬,又移开眼瞥向地面,由于牠高大的体格,爱德华几乎瞧不见站在后方的娜塔申卡,只能瞧见两只露出衣袖的、被烛光蒙上层昏黄的手与臂膀如攥住猎物的南俄罗斯狼蛛[1]的螯肢那般攀缠在伊万身上。
“移一下桌子,万尼亚。”娜塔申卡提出又一个要求,她声音发闷,像是在紧贴着伊万的后背说话。伊万低着头伸手握住木桌的边缘将木桌横拽至自己身前,桌脚擦过地板发出巨大、尖锐的吱呀声,这让爱德华再一次确认牠被关押在一个那俩暴徒无须担心自己的所作所为被路人或邻居发现的隐蔽之地。‘该死!’爱德华默念着扯动自己的四肢试图让困住自己的麻绳松脱,可惜这样的挣扎反倒让麻绳陷进皮肉里,手腕传来带有灼烧感的疼痛,估计是磨破了皮,牠瞥了眼前方的两人,伊万仍垂首盯着地面,而娜塔申卡的手已钻进了伊万被解开的大衣内。‘如果我——’爱德华思考着若牠朝一旁摔倒,��下这把木椅是否会破损或散架,而假如这把木椅幸运的坏掉了,牠是否来得及在两暴徒反应过来前获取防卫自己的武器——例如椅子腿,或娜塔申卡所说的挂在牠后方墙上的、很可能同切割和击打有关的工具——获取武器后,牠又是否能在同伊万的战斗中取胜呢?牠并不擅长战斗,生活中也几乎遇不上动用武力的机会……
爱德华狠狠抽动一下双手,但这次不是指望挣脱,而是宣泄心中的因逃脱无望、也因既定的折磨和死亡产生的烦躁,牠不敢面对逃脱失败的后果,故即便牠清楚的知道死亡正一步步接近牠,牠也做不出任何同自救有关但会激怒暴徒以导致死亡提前降临的行为。爱德华的眼球左右转动着扫视四周,仿佛这样能搜寻到解决困境的方式,然而几个来回后,牠猛的停了下来,或应该说牠像只被猎食者盯住的动物般全身僵硬无法动弹,牠几乎停止呼吸,直视着前方甚至不敢眨眼缓解眼球的干涩,而导致牠凝固在椅子上的原因正是那颗从伊万侧后方探出的娜塔申卡的脑袋。
娜塔申卡似乎半攀半压在伊万身上,压得伊万用手撑着木桌微俯身,她的下巴搭在伊万的右肩上,偏头像猫蹭桌腿那样时不时蹭一下伊万的脖颈和右耳,她那双已消失在伊万衣服下的双手不知在做什么,爱德华只能用余光瞧见伊万上半身的衣服被顶起或被撩动,随着牠收回散落于周遭的注意力,牠听出与之前相比,伊万的呼吸要急促粗重不少,且时不时会发出哽住的气音,牠分不清是时间的流速真的变慢了,亦或是恐惧给牠带来了错觉,牠的心跳声响亮到牠觉得吵闹。
终于,在伊万发出一道闷喘并俯得更低后,娜塔申卡移开了注视着爱德华的双眼,她无视了情不自禁松懈下来却又因松懈之时发出的叹息声而立即再次全身紧绷的爱德华,侧脸张嘴衔住伊万右耳耳轮舔咬,引得伊万咬着下唇呼出颤抖的鼻息,“抬头,万尼亚,”娜塔申卡说,爱德华听出了她语气里耐心哄劝的意味,“你不能假装旁观者不存在,否则我们在此处做这事儿有何意义呢?”她又吻向伊万的耳尖,而伊万皱起眉,做出极不情愿但依旧任由娜塔申卡的唇落在自己右耳上的模样。
爱德华一面以尽可能让动作幅度能被衣袖遮住的力道转动手臂并尝试朝后抽出双手,一面望着前方二人。尽管方才发现牠挣扎的娜塔申卡的反应表明了她并不在乎牠作出逃跑的尝试——爱德华猜不出娜塔申卡何时瞧向牠以及观察牠观察了多久,这个极有可能是异教徒的、有着邪异能力的姑娘无缘由的笃定牠无法逃脱,她毫不遮掩流露出的对牠的轻蔑令牠觉得哪怕牠朝一旁用力摔倒,将木椅摔散架、挣脱绳索并举着椅子腿攻向她和伊万,她也不会产生担心、害怕一类的情绪——但爱德华仍选择盯住牠们好在牠们的视线落在自己身上时假装乖顺,毕竟牠只是感觉而非确认牠们不会被牠尝试逃脱的举动惹怒。
也因此,被迫留意两人一举一动的爱德华为伊万的表现感到奇怪,明明凭伊万和娜塔申卡的身高差,牠能轻而易举避开娜塔申卡的吻,可牠却主动俯下身——爱德华不相信单凭娜塔申卡的体重能将伊万压弯腰——让娜塔申卡能做任何她想做的事。不仅是亲吻和爱抚,她右手握住伊万贴身内衫的下摆缓缓抬起,摩挲着伊万胸腹的皮肤一路向上行至伊万唇前。‘不情愿’从未自伊万的脸上消失,但同上次一样,娜塔申卡的右手触碰牠的唇后,牠张嘴咬住了内衫下摆,牠按照娜塔申卡的要求抬起头看着前方,不过爱德华能瞧出伊万的视线应是穿过牠的左肩落在了牠身后某处。
“万尼亚……”娜塔申卡叹息着唤道,她的右手揉挤着伊万的右胸,时而用指尖拨弄伊万的乳头。爱德华第一次知道原来男人的胸部也能像女人的乳房那样随着揉挤变换形状,牠感到不自在,因在牠的认知中,伊万和娜塔申卡的所作所为错位了,牠不曾见过伊万这般顺从到堪称怯懦的男人,也不曾见过娜塔申卡这般放浪的——爱德华突然发觉形容娜塔申卡放浪给牠带来的不自在同牠观看的现在这场进行中的前戏带给牠的不自在等同,大约是娜塔申卡的动作虽轻巧温柔,这轻巧温柔之下却藏着不容拒绝的强硬,故爱德华无法将她视作当牠父亲死亡、牠和母亲搬去贫民区后遇见的那些和男人性交以换取戈比的女人,事实上,若将前方两人的性别换一换,那便是爱德华已见过太多次从而能熟视无睹的、一个男人纠缠一个欲拒还迎的女人的情形。
伊万突然抬起右腿将屈折的右腿搁在木桌上,这个姿势使牠不得不将重心放在自己的左腿和撑着木桌的左手上,也迫使牠将原本藏在木桌后的胯部展露在爱德华眼前。爱德华的瞪大双眼,牠的视线不由自主瞥向伊万胯间,又似被火烫着了般极快的移开,牠没有仔细观察另一个男人光裸的胯部的欲望,但在牠移眼的下一瞬就听见娜塔申卡说:“看着万尼亚。”爱德华用了几秒才明白娜塔申卡的说话对象是牠,牠没有违背娜塔申卡的命令的勇气,再说伊万那光滑的、没有一根耻毛的私处毫无疑问吸引了牠的注意力。
‘这是什么异教徒的特征吗?刮掉那处的毛?就像犹太教的割礼那样?’牠望着伊万的腿根想,由于没有耻毛的遮掩——虽然以爱德华目测出的、伊万阴茎的尺寸来说,耻毛也无法起到多少遮掩的作用,若非爱德华正处于被谋杀的危险中,牠恐怕会非常羡慕上帝给了伊万这样一份豪礼——爱德华能清楚的看见那根直挺挺冲着自己的方向翘起的、皮肤颜色比伊万的大腿略深的阴茎,一只手蜿蜒过伊万的腿根,食指与中指分开夹住伊万阴茎的顶端轻柔地蹭磨,导致伊万抽吸着绷紧右腿与下腹的肌肉。
“摸摸你自己,万尼亚,我腾不出手来。”娜塔申卡吻着伊万的肩呢喃说,她蹭磨了会儿伊万的阴茎顶端后圈握住伊万的阴茎开始前后撸动,伊万则按照娜塔申卡的要求“摸自己”,牠左手仍撑在桌上,右手则抬至自己胸前掐住自己的乳头转扭,时而指尖绕着自己乳晕摩挲。这关系和地位颠倒的一幕既让爱德华想向此地的军士长举报这对进行不正确性爱的男女,又莫名点燃了牠的欲火,牠鼻腔发热,微硬的阴茎带着高于大腿皮肤的温度杵在双腿间。
“唔——!”伊万发出道惊讶的闷喘,牠朝左小跳了一下,右手停在胸肋处并收了收右腿仿佛想利用隆起的大腿肌肉和视角挡住自己的阴茎,可惜这一尝试被娜塔申卡的右手阻止。娜塔申卡按着伊万的右膝将伊万的右腿往外拨——比起方才,现在伊万反而敞露得更多了——似安抚也似警告般自伊万的右侧胯骨向伊万的右膝拍抚数下后再次移手回到伊万的腿根处,她捧握住伊万的阴囊,前后滑动着爱抚犹如熟透的果实那样饱满多汁的囊袋,随后向前用手掌盖住伊万的龟头以不急切但也不缓慢的速度转着圈揉弄那处敏感的皮肤。这样的刺激令一连串完全不符合伊万体格的、带着稚气的甜腻哭吟自伊万嘴里泄出,牠挺直的左手猛然弯曲,像无法支撑起自己似的向左前方倒去并转而以手肘撑在桌上,牠偏垂下头,眉尾下撇,右腿似刚破壳的雏鸟般止不住的颤栗。
爱德华费了不少努力才吞回自己的惊呼声,牠愣愣瞪着伊万的股间,准确来说是瞪着在伊万变换姿势后出现在牠视野里的、呆在伊万双腿间较后方且不断上下移动的右手。‘那是……’爱德华凭借自己的经验——仅有几次,那时牠正处于性欲旺盛的青年时期,用了些时间攒钱然后把那些戈比全用在了同街区的妓女身上——隐隐猜出了娜塔申卡在做什么,牠不敢置信,又因不了解具体的做法而不可避免的生出丝好奇来。‘男人还能被……?可男人能用哪儿来做那事儿呢?’牠脑中无法自控地冒出些无根据的、混乱的推测,依照娜塔申卡右手所处的位置与男性私处区域能被插入的孔洞来看,爱德华唯一能想到的是肛门,但牠不明白触碰这样一个用于排泄的、肮脏的部位有何乐趣可言。
伊万喘息得愈发急促,牠顺着娜塔申卡撸动阴茎的节奏小幅度来回摇动胯部——不止是前后摆动,爱德华猜那怪异的动作同伊万腿间的娜塔申卡的左手有关——每当娜塔申卡的手指掠过阴茎顶端时,伊万都会哼出不稳的鼻音,明明娜塔申卡没有发出新的、要求牠抬头的命令,牠却自发抬起头,视线似落在爱德华脸上也似落在空中虚无的某点上。烛光在伊万的两颗眼球表面印下两粒光点,牠的脸颊处则出现在黯淡的光线下也能清晰瞧见的红晕,牠有一搭没一搭揉着自己的右胸,偶尔像觉得痒般屈指刮蹭乳头。
娜塔申卡逐渐加快了撸动伊万阴茎的速度,而根据几乎被伊万粘连的喘息和零碎的闷哼盖过的咕啾水声判断,娜塔申卡大约也在用更快更重的力道操伊万,透明的体液自伊万的尿道口内溢出,牠数次摇摇欲坠地前探身子仿佛欲逃开来自腿间的刺激却无一次能真的挣脱娜塔申卡的双手。爱德华忍不住再次想到了用螯肢钳住猎物的南俄罗斯狼蛛以及在狼蛛嘴下无力挣扎的猎物,娜塔申卡也的确如咬住猎物的南俄罗斯狼蛛那样既全神贯注又因即将、或应该说正在饱餐一顿而心情愉悦且闲适,她那双与伊万同色的、粘在伊万侧脸上的眼眸因专注而似乎发着光,流淌在神色里的、对伊万的喜爱几乎化作粘稠的液体溢出来,她不断唤着伊万的昵称,间或对着伊万呢喃出“真美”等称赞。
也许是娜塔申卡的欲望太过强烈,爱德华莫名知道她此刻极想同伊万接吻,或至少转过头好让她欣赏伊万沉溺在快感中的脸。遗憾的是,无比接近高潮的伊万显然没有余力去关注娜塔申卡的欲望,牠眼神涣散,以一个不怎么舒适的姿势侧趴在木桌上,面带极力压抑着什么又即将爆发的表情,牠用力咬着嘴里的内衫下摆,那团早已被唾液浸湿的布料却拦不住牠那粘黏成一片的、随着娜塔申卡操弄牠的节奏起伏的呻吟,牠抚慰胸乳的右手移至左前臂处死死攥住衣袖,右腿也内蜷收紧。
某一刻伊万的视线忽然聚焦在爱德华脸上,爱德华找不出任何词来描述和形容藏在那堆被快感扭曲的、伊万的五官内的情绪,也说不出自己内心因触动而冒出了怎样的想法,牠只觉得伊万眼里的水光未免太多,多到仿佛伊万的眸子在发光。而像是在响应伊万似的,爱德华余光中的娜塔申卡的眸子也变得明亮起来,两双含着不同情感和情绪的眼眸在昏暗的、被烛光蒙上层暖黄的屋子里散发出幽暗的紫光,使爱德华恍惚生出自己正身处夜晚的森林中,恰巧撞见两只正在交媾的野狼的错觉,所幸那两只狼暂且无暇理会牠————
“————唔!”
一道拉长的、带着哭腔的闷叫把爱德华拉回现实,牠瞧见伊万头枕着自己的左臂、维持着那个别扭又不舒适的姿势软哒哒侧躺着,伊万身后的娜塔申卡垂眼充满爱意地瞅着伊万,她左手轻缓地摩挲伊万的背脊,右手则在一张不知何时出现的手绢上来回擦拭。只需几秒,爱德华就根据前方两人的举动推测出这场奇怪的性爱已因伊万射精而结束,在得出这个结论的同时,恐慌立即如化雪后侵占耕田的野草般塞满牠的内心,牠不明白自己是怎么了,不但没趁着两个暴徒干有违天父指示的、不道德的淫秽恶行时寻找逃脱的方法,竟然还不知不觉被那淫秽恶行给吸引了并按照俄罗斯女异教徒的命令观看起来。
爱德华不知现在自己还来得及做什么,也不甘心什么都不做就这样坐在木椅上等待可怕的、牠不敢详细预想的事降临在牠身上,牠徒劳地抽动双手和双脚,指望绑在牠手腕、脚腕上的麻绳能在天父的眷顾下松开,牠因害怕自己的挣扎被发现故仍注视着前方的两人。沉浸在余韵中的绑架者们显然尚不打算分神留意爱德华的一举一动,趴在桌上的伊万的呼吸逐渐平缓,牠撑起自己,回转身主动向娜塔申卡探头,下一瞬娜塔申卡的左手就攀着伊万的后颈展开五指插入伊万发间,她热切地吻着伊万,连舔带咬得吮吸伊万的唇。
“去卧室等我,万尼亚。”娜塔申卡轻柔地说,她抬头望着伊万,左手像给动物顺毛那样抚摸伊万的后颈,右手则牵起伊万的右手往下拉。由于视线被木桌挡住,爱德华无法瞧见伊万的手被拉向何方,但想来除去娜塔申卡的私处外不会有别的去处,牠没有在心底暗自责骂娜塔申卡放荡的想法,因牠忙着挣脱,且娜塔申卡紧接而来的话在牠听来等同于对牠的死亡宣判。“去好好儿睡一会儿,”娜塔申卡的话被她落在伊万的唇与下巴上的��割成零散的小段,“你知道我在做完那事儿后会有多么兴奋,”尽管娜塔申卡说的是“那事儿”,爱德华却直觉明白那指代的是她即将把挂在牠身后木墙上的那些用于切、砍、割、拔的工具一一用在牠身上,“倘若那家伙能撑得久些,那么接下来的几天内你都没时间睡上完整的一觉了。”
伊万安静的听着娜塔申卡呢喃,牠垂首任由娜塔申卡舔吻的模样显出几分怪异可又莫名不显违和的顺从,牠侧眼瞥了爱德华数秒,随后目光移回娜塔申卡脸上,牠似乎欲说些什么,最终却仅应声道:“……好的。”牠没有整理因方才的性爱而变得凌乱的上衣,也没有穿回堆在左脚脚踝处的裤子,反而弯腰捡起裤子将其搭在左前臂上,牠推开木门,回头再次看了眼爱德华,接着阖门离开了。
[1]南俄罗斯狼蛛Южнорусский тарантул
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