#ロードバイク大好き小学生
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高校生活のための自転車 ――東屋めめ『しまなみぽたぽた 瀬戸内チャリ散歩』
(1巻P64)
車とか自転車に慣れると、歩くの嫌になるよね……
東屋めめ『しまなみぽたぽた 瀬戸内チャリ散歩』は、愛媛県今治市を舞台に、自転車と共にある学園生活を描く作品です。自転車を題材にした創作物はたくさんあると思いますが、本作はあくまで「学園生活」が主眼で、そこに付属物として自転車がある、という格好です。
(1巻P7)
今治市といえばなかなかの田舎。そこで高校生が生活するためには、自転車に乗ることが必須なのです。自転車に乗りたいから乗るのではなく、自転車に乗らなければ生活できないから乗っているのですね。そこに本作のユニークな視点があります。
(1巻P10)
サイクリングではなく、ポタリング。ロードバイクではなく、ママチャリ。実に女子高生らしいではないですか。
(1巻P65)
これは通称「うさぎ島」と呼ばれる大久野島でのワンシーン。島自体にはフェリーで行きますし、小さい島だから自転車に乗る必要もないといえばないのですが、それでも自転車に乗る理由が、「いい景色! 自転車もってきて正解だった」という台詞に詰まっています。絶景を横目に風を浴び走る心地良さは、自転車でなければ得られないものです。とはいえ、自転車に乗ること自体は目的ではなく、あくまで目的は「うさぎ島でうさぎと戯れること」なのです。
(1巻P66)
ですから、本作は自転車漫画である前に青春コメディなのです。都会から今治に越してきた一人の女子高生が、クラスメイトに案内され、待ちを散策する。そして仲を深め、新たな経験をし、成長のようなものを見せていく。第一にそういう漫画なのであって、自転車は二次的な要素になっています。それなのにたまに自転車が前面に出すぎてしまうこともあるのが楽しいですね。
(1巻P28)
自転車は、ただペダルをこいでいるうちに、自分でも驚くくらいの距離を走っていることがあります。都会っ子だった主人公は、それを初めて体験して「自転車って気持ちいい」と思うわけですが、その感情と同じレベルで「お昼食べに来たんでしょ~」という台詞が別のキャラから発せられるゆるさ、生活感は、やはり本作ならではのものだと思うのです。
(1巻P92)
女子高生たちの何気ない日常を「自転車」という側面から切り取った本作。王道でありながらも独自性のある読み心地をおすすめしたいところです。
しまなみぽたぽた 瀬戸内チャリ散歩 (1) (バンブーコミックス WINセレクション)
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東屋めめ(著)
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(水池亘)
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【チャリを交通の主役に 魅力発信、片山右京の挑戦 疾走チャリノミクス(1)】 - 日本経済新聞 : https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFK132ME0T10C21A2000000/ : https://archive.is/XQzTa 2021年3月21日 2:00 (2021年3月22日 2:00更新)
環境に優しく、健康によく、密も避けられる夢の乗り物――。脱炭素や新型コロナウイルス禍で改めて脚光を浴びる自転車。チャリンコと侮るなかれ。IT(情報技術)などの最新テクノロジーを取り込み、自転車経済圏は国内外で広がる。競技から開発、安全対策までそれぞれのフィールドを全速力で走るチャリダー(自転車乗り)を追う。
■《自転車競技の中心にカミカゼ右京》 東京五輪の競技運営責任者に、新設するプロリーグのチェアマン――。いま日本の自転車競技界の中心には、元F1レーサーの片山右京(57)がいる。かつて怖い物知らずの走りから「カミカゼ・ウキョウ」と呼ばれた男だ。
{{ 図版 1 : 東京五輪の自転車競技スポーツマネジャーも務める片山 }}
「あなたの街へ興奮と感動を届けます」。こんなうたい文句で3月27日にシーズン1年目の幕を開ける自転車ロードレースのプロリーグ、ジャパンサイクルリーグ。新設に汗をかいた一人が片山だ。チェアマンとして組織体制作りやスポンサーの獲得に奔走。メインスポンサーには不動産大手の三菱地所が就いた。「多くの人たちが自転車に関心を持ち、スポーツとして応援しようとしてくれている」
人生最初の挑戦は小学校5年生の時、三重県から神奈川県の自宅まで走破した自転車旅行だったという。いったん遠ざか��たが、F1レーサー時代、体力トレーニングで再び自転車に乗るようになった。引退後はその魅力に取りつかれ、数々の市民ロードレースに参加。2012年には自らロードレースチームを立ち上げた。「40代半ばから本格的に始めても、毎年記録が上がったり、200キロメートル以上走れたりする。頑張った分だけ確実に力がつき、生きてるという感覚をもらえる」
■《登山で環境破壊に危機感》
自転車に託すのは競技への思い入れだけではない。F1引退後、自転車とともに登山にのめり込み、キリマンジャロなど世界6大陸の最高峰登頂に成功した。だが、そこで見たのは消えゆく氷河やプラスチックゴミなどの環境破壊だった。
人力でペダルをこいで進む自転車は二酸化炭素(CO2)を一切出さない。脱炭素への意識が世界的に高まるなか、究極のクリーンモビリティとして注目され始めた。片山は「今後30年で公共交通の構造が変わり、自転車はその中心の一つになる。皆が自転車に乗って動き回るようになれば、自動車が入りにくい裏通りの価値も変わる」と訴える。
■《日本の自転車利用、拡大の余地》
特定の移動手段の利用頻度から算出した「交通分担率」をみると、日本の自転車は13%。最も高いのは自動車の48%だが、国土交通省の調査によると、自動車の移動距離は5キロメートル未満がうち43%を占める。同省は「短距離の移動で今後、自動車から自転車へ交通手段がシフトする可能性がある」(道路局)とみている。
{{ 図版 2 : 日本の交通分担率の内訳 主要国の交通における自転車分担率 }}
■《車椅子に乗る15歳の社長》
「自転車産業はITとの融合でもっともっと成長する」。シェアサイクル事業、チャリチャリを展開するneuet(ニュート、東京・港)の社長、家本賢太郎(39)は、真っ赤な自転車が並ぶ本社内のガレージで力を込める。家本は15歳でネット関連のコンサルティング企業、クララオンライン(同)を立ち上げた異色の経歴を持つ。
{{ 図版 3 : クララオンラインとニュート社長を兼務する家本(東京・港) }}
脳腫瘍の手術の後遺症で14歳から18歳まで車椅子生活を送った。電車など公共交通機関での移動に大変な不便を感じ、「移動に選択肢があることは幸せと感じるようになった」。特に羨望のまなざしで見たのは、自らの力だけで自由に移動できる自転車���。
車椅子生活を終えた後、自転車は家本の趣味になる。そしてITを武器にアジアへ事業を拡大した際、中国で目の当たりにしたのはシェアサイクル事業の勃興だ。鍵となっていたのが、あらゆるモノがネットにつながるIoTだ。ITに精通した家本は「これなら自分にもできる」と思い立つ。
■《ITからシェア自転車に》
17年秋には福岡市でシェアサイクル事業を展開しようとしていたメルカリから「一緒にやりませんか」と声がかかり、IoT関連のサポートなど裏方仕事に携わった。そして19年夏、「ここから先は僕にリスクを取らせてほしい」と事業譲渡を持ちかけ、チャリチャリとして再スタート。今は名古屋、東京と事業を広げ、専用駐輪場(ポート)は430カ所、保有台数は2000台に達した。
{{ 図版 4 : シェアサイクル「チャリチャリ」の専用駐輪場は430カ所に達した }}
チャリチャリはITの塊だ。利用者はまずスマートフォンにアプリをダウンロードし、付近のポートにある自転車を探す。見つけたらサドルの下にあるQRコードをアプリで読み取り、解錠。利用後は近くのポートに駐輪し、施錠する。料金は1分4円で、アプリに登録したクレジットカードに課金される。24時間365日利用できる。
全地球測位システム(GPS)が搭載されているため、万が一ポート以外に放置されても、すぐに見つけ出せる。買い物や通勤などの短距離移動はシェアサイクル、サイクリングなどの遠出は自分の自転車と住み分けが進めば、「日本が長年抱える放置自転車の解決につながる」。
日本のシェアサイクル事業は地方自治体が関わっていることが多いが、チャリチャリは行政から補助金を一切貰っていない。自立には利用率���向上が必須で、昼間人口の多さや人口密度の高さに加え、公共交通機関の乗り換えが不便な場所などを狙ってポートの候補地を探す。「シェアサイクルが日本でちゃんと事業として成り立つことをみんなに見せたい」
■《環境派市長「パリをつくり替える」》
チャリノミクスは国境を越える。「環境保護を進めるため、今すぐパリをつくり変えなければいけない」。市長のアンヌ・イダルゴ(61)は自転車でパリ中心部を疾走する。優先レーンを作るなどして、全ての道で24年までに危険なく自転車を利用できるようにする目標を掲げる。
{{ 図版 5 : イダルゴ市長は環境保護のため、市民に自転車の利用を呼びかけている(パリ)=ロイター }}
14年に就任したイダルゴは環境派として、セーヌ川沿岸の一部を自動車進入禁止にするなどの政策を取ってきた。コロナ禍で人との接触を避ける動きが��まったのをきっかけに自転車の利用を一層促す。20年には自転車用レーンを60キロメートル分延ばすと表明した。
かつて自動車で混雑していたルーヴル美術館前の有名なリボリ通りはいまや、自転車で混み合うほどの様変わりだ。「大気汚染や騒音が著しく減っている」。イダルゴは胸を張る。
フランス政府も自転車の利用を後押しする。コロナ発生後、自転車の修理費を50ユーロ(約6500円)まで補助すると発表した。一時は数カ月待たないと予約が入らないほど修理業者がにぎわった。市場は爆発的に拡大している。仏テレビLCIによると、20年の仏自転車販売台数は330万台と19年比3割近く増えた。
■《自転車経済、年7%で成長》
今後も世界的に自転車市場の拡大は続きそうだ。英調査会社テクナビオによると、20年の世界の自転車市場は約540億ドル(約5兆9000億円)で、25年まで年平均7%で成長するという。
{{ 図版 6 : スポーツ自転車が大きく伸びている(1店舗あたりの国内販売台数の前年比) }}
日本国内の20年の自転車市場規模(国内生産と輸入の合計)は約1300億円。最近では特にスポーツ自転車の伸びが大きい。野村証券チーフエコノミストの美和卓(53)は「スポーツ車は単価が高いだけでなく、ヘルメットやライトなどを追加購入しないと走れない。アパレルや付属品など周辺市場の広がりに期待できる」と話す。自身も約15万円でロードバイクを購入し、本体以上のお金をかけてギアやホイールを好みの部品に取り替えた。
{{ 図版 7 : ロードバイクで通勤をする野村証券チーフエコノミストの美和(東京・千代田) }}
前日のニューヨーク市況のチェックから始まる美和の朝は早い。西東京市の自宅から東京・大手町の職場まではロードバイクで1時間半。夜の喧噪の名残ある新宿の繁華街を抜け、大手町が近づくころには皇居のお堀に反射する荘厳な朝日が見えてくる。6時過ぎに会社近くの駐輪場に愛車を止め、サイクルジャージからジャケットに着替えると、今日も美和の一日が始まる。
=敬称略、つづく
(生田弦己、松本萌、福井環、パリ=白石透冴)
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50代の男性未婚率が30%近いって記事を見て、驚きはしたけど、なんとなく納得する部分もある。俺と趣味で結びついた友人たちも全員独身だ。年に何回か連れだってロードバイクを持って旅行したりする仲間たちで、下は30代後半~上は40代後半までだいたい一回り差くらいの男どもばかり8人ぐらいのグループだけど、見事に全員が独身。今年は、そのうち日程が合った4人で海外に走りに行ってきたり全員で夏に北海道合宿をやったりしたけど、誰かに彼女がいるなんて話も出てこない。このグループ全員に共通することは、優秀だしそれなりに稼いでるってこと。海外留学して学位を取得して研究者やってるやつもいれば、同じく海外留学して経営に関わってるのもいる。歯科医もいるし、フリーランスもいる、俺たちは程々に頑張ってやってきて、小さいながらも成功して幸せな社会人生活を送れているってのは共通してる。そして、もう一つ共通点がある。さすがに、こっちは全員ではないのだが。一度は結婚相談所に登録して、結婚をしようとしてみたってこと。登録してみると、結構すごい勢いでお見合いの要請が来たりする。何人にでも会えるし、妥協するなら結婚はできたのだろう。だけど、そうして活動してるうちに、思うんだよな。俺はこれで結婚して幸せなのかな?って。大なり小なり努力をしてきて、妥協なんてしなくても、それなりであり精一杯の成果を手に入れて来た人生で、結婚だけ妥協に次ぐ妥協で行っていいのか?ふとそう思ったときに、自分のスペックと収入に群がってくる女が亡者にしか見えなくなってくる、そして嫌になる。こんなところまで似ている。プロサッカー選手などアスリートや、成功したベンチャー企業の経営者みたいに、めっちゃいい女を魅了できるようなスペックもない。自分から好きになった人に受け入れてもらえなかった程度には、恋愛はうまくいかない。だから、望んだ結婚は出来なかった。そう結婚できなかったんであって、しなかったんではないのは分かってはいる。しようと思っていた時期もあったんだし、誰かと恋人同士になったことだってある。その延長で結婚できなかったんだよ。でも、それなりに頑張ってきて、目標を実現することに半生を費やしてきたような努力家たちにとって、望まない相手との結婚が魅力には映らない。中途半端に勝ってきたがゆえの、ちっぽけなプライドが、自分が望まない選択の末に幸福が待っているとは信じさせてくれない。才能なんてなくたって不断の努力ができるなら、上位1%くらいには入れることを知ってる俺たちは妥協が難しい。そんなことを言ってる自分たちは、もうとっくに40代で結婚なんて言っていい年でもなくなった。だから、そんなこんなで俺たちは生涯結婚できないだろう、という結論に至ってる。結婚が半ば義務だった時代なら、何かしらで押し付けられて押し切られていたのだろうけど、今は納得しない決断をしなくて���い時代だ。だから、結婚ができない。まぁ、こんな連中ばかりではないと思うけど、結婚できない30%の中には割と仲間が居そうだ。
結婚出来ない俺たち
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そんな状態で迎えた高校卒業前くらいから、娘は唐突に父の趣味であるロードバイクに興味を持った。キッカケはたまたま見た映画だったらしく、娘から「乗ってみたいのだが、いくらくらいするのか? どこで買えるのか?」と相談があった。 父の背中にあこがれて……というわけではなかったが、会話の接点ができたことは喜ばしいことだった。 大学受験が一段落した��イミングでショップを巡って1台買い与え、父娘そろってサイクリングすることに。娘とともに行動するのは小学生時代以来で、感慨深かったのを覚えている。
「キモいお父さん」だった私と娘の関係が、なぜか「YouTube」で劇的に好転した話(1/3) | ライフ ねとらぼ調査隊
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2022年12月15日
「庶民に血を流せと」 首相「国民の責任」発言にネットで批判 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20221213/k00/00m/010/224000c 防衛財源「国民が自らの責任として」を「我々が」に��正 岸田首相側 [岸田政権]:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASQDG6TKDQDGUTFK02Q.html
公立の小中学生8.8%に発達障害の可能性 文科省調査 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20221213/k00/00m/040/018000c
尼崎市でまた紛失 今度はスマホ 気付いて4日間報告せず 「職場にあると勘違い」 - ITmedia NEWS https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2212/13/news170.html
加護亜依、過去の“不祥事”イジりへの反応が大好評 「サービス精神の塊」「もはや加護ちゃんに好印象しかなかった」(1/2 ページ) - ねとらぼ https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2212/13/news152.html
ディズニーパレードに男乱入 スタッフの制止従わず騒然|FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/458068
10代新人時代の北斗晶、のぞき見した男を殴り返してあご粉砕「正当防衛です。今はダメですよ」 - 芸能 : 日刊スポーツ https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202212130000871.html
大晦日にすき焼きを食べるのは東海地方だけ?大晦日の“豪華な食事”を巡り議論勃発 | 女性自身 https://jisin.jp/life/gourmet/2159803/
ツヴァイヘンダー - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC
エストック - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF
紅白歌合戦、有吉弘行&ダチョウ倶楽部が純烈の応援ゲストで出演 「白い雲のように」を披露 - 音楽 : 日刊スポーツ https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202212160000428.html
詩那(NOi'X-ノア-)/ヴィジュアル系演歌歌手TAKASHI(超大物)さん「【超大物情報解禁†】 ヴィジュアル系演歌歌手TAKASHI…急遽コチラのビッグイベントに出演する事が決定しました† #ヴィジュアル系演歌歌手TAKASHI #香西かおり https://t.co/3G2dsz3qL9」 https://twitter.com/shina1147/status/1602643707144044544
zakuro/NEKOMESHI(222)guitarさん「ウチのリズム隊はアウトドア派なのか!? 登山、マラソン、ロードバイク!ツーリングにドライブ。 あたしゃ家でゴロゴロしとるのが良い(猫と)😁 ってなわけで NEKOMESHI(222) 2023/1/14㈯上野音横丁がライブ初め!! Bang-Doll 2022/12/30㈮姫���ベータがライブ納め!! 宜しくお願いしますm(_ _)m https://t.co/o6b7Ugdg0R」https://twitter.com/zakuro_explore/status/1601782494936051712
津田直士 | I.o.Youさん「お誕生日の記念に、今年もhideへ手紙を書きました。 おとといhide Birthday Party 2022を観ながら「ロックの今」について想いを巡らせていたので、ヒデちゃんにそのことを伝えてみました。読んでみて下さい。 https://t.co/dLZ5TcZUcX #hidebirthday2022 #HappyBirthdayHide #hide #HIDE #XJAPAN」https://twitter.com/tsudanaoshi/status/1602548120059002881
Yoshikiさん「Happy birthday HIDE! XJAPAN は障害だらけだけど心配しなくていいよ。俺が #HIDE のいる天国に行くまでには色々実現させるよ #RIP🌹 No worries XJAPAN is riddled with obstacles, but I'll make it happen by the time I get to heaven..HIDE's place #YOSHIKI https://t.co/QKAuR8mQb8 #XJAPAN https://t.co/qknQ8ZNVck」https://twitter.com/YoshikiOfficial/status/1602614981924515841
Hideaki Takizawa 滝沢秀明さん「hideさんHappy Birthday! 前にMVのロケ地に行ったよ〜 俺はただのガチファンです。 https://t.co/4OELz1uZcQ」https://twitter.com/h_Takizawa329/status/1602638552881582080
Hideaki Takizawa 滝沢秀明さん「ちなみに3本hideさんのギター持ってるけどギターは弾けません🤣ズコ」https://twitter.com/h_Takizawa329/status/1602640555959521280
SEXX GEORGEさん「@NineLivesHiro @618Akkenken Hyakuかも(笑)」https://twitter.com/abikoshinonkai/status/1602633140341702656
ぶいにゃす😺🎀🍓さん「おはにゃ〜🍓 今日はLUNACYがトレンド入りしてたので「THE SLAIN」の弾いてみたをアップするにゃ〜🎸 このダークな世界観がたまらないにゃ〜🍓 #LUNASEA #THESLAIN #LUNACY https://t.co/uDW8jlt00e」https://twitter.com/buinyasu/status/1602826019286945792
石川新太 / Arataさん「会場にはなんと隆一さんからのお花が… ありがとうございました!! https://t.co/kMcc79Ytci」https://twitter.com/Aratap811/status/1602532555517222912
CASCADE OFFICIALさん「■重要■ CASCADE結成30周年LIVE! 2023.8/27(日)恵比寿LIQUIDROOM 最速先行手売りチケットのご案内 ↓ https://t.co/9Kl5tbQ9V4」https://twitter.com/CASCADE_news/status/1602685847228526592
Devin Kinoshitaさん「男闘呼組 追加公演の名古屋/大阪/東京に向けてリハーサルでした✨ 今回も全力でサポートさせて頂きます🙌����🙌🏻 皆様何卒よろしくお願い致します✨✨ https://t.co/i0qCngFMdk」https://twitter.com/Devin_Kinoshita/status/1602638742379909121
MUCCさん「「是空」「朽木の灯」を再現するコンセプトツアー 『MUCC 25th Anniversary TOUR「Timeless」~是空・朽木の灯~』 ツアーファイナルKT Zepp Yokohama公演のチケット販売中! ▼会場チケット https://t.co/NVlnKuKNdP ▼配信チケット https://t.co/EZwwHrU2vu #MUCC25th #MUCC_Timeless https://t.co/oWitgU8A9c」https://twitter.com/muccofficial/status/1602619487148134401
夜꒰ঌ🤍໒꒱夜/相互フォロー100さん「おはよ(ฅ´٥`๑)寒くてベットごと担ぎたい気分… お気に入り作品紹介中…ぜひ聴いてね #既読感覚でいいねお願いします #相互希望 マッテル_( ˙꒳˙ _ )チョコン…♡໒꒱ 【お礼】 #固定RT 引退した相互の作品 🌜https://t.co/bXQvC3E43m 🌜https://t.co/gMferbsmSY 🌜https://t.co/U72AjSCB8U https://t.co/fSmtSeAx6q」https://twitter.com/05_toto_16/status/1602840938816344064
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TAIZOさん「みなさんお元気ですか? 私はここ数年色々あってストレスが溜まりすぎて汚言葉を吐きそうだったから お休みしてたけど そろそろ浮上しようかなーと。 まぁ、精神的に楽になった訳じゃないけど… 今日はこれからAKIHISA君と 2人きりで←スタジオに入ってきます。 歌ったりギター弾いたり してきます。 https://t.co/9dJ1zgmXLm」https://twitter.com/omega_voice_t/status/1602630195055558656
杉本善徳さん「あまりにも良くて買ったやつが届いた��� 骨折レントゲンTシャツ。 https://t.co/gn7xo3rLwL」https://twitter.com/ys1126/status/1603010289406214144
平本蓮 REN HIRAMOTO(24)さん「骨折レントゲンTシャツ発売開始です🦴 苦痛がなければ、犠牲がなければ何も得られない Without pain, without sacrifice we would have nothing #amnjx https://t.co/Mrwu0tcskS https://t.co/qpZfWTYbe1」https://twitter.com/REN_MMA/status/1589513433850208256
Shintaroさん「昨日MUNIMUNI at 川崎クラブチッタありがとうございました 巨大なステージで打撃音を鳴らすってのはなんとも言えない気持ち良さがある Next Gigは明後日… https://t.co/3n4jR3Mq7W」https://twitter.com/Shintaro_iod/status/1602592924046602241
Shintaroさん「Next Gig 12/15 ACM::: at 高円寺HIGH ACM::: 20:00〜 https://t.co/4nEmr9NQxU ドラムの神アポロンに触発されたドラムの人間シンタロウとして打撃音をお見舞いします https://t.co/vhT4Uce0iT」https://twitter.com/Shintaro_iod/status/1602593370425405441
高橋 浩一郎(Kaiki)さん「ライトアンドシャドウを練習してた けんちゃんとおはるさんイベントにでれるのが嬉しいな、あいたいな、たくさんの仲間にあえるね、おはるさんありがとう、ずっと元気でいて下さい。 https://t.co/RHYNgefAaU」https://twitter.com/STakahashi0823/status/1602596964499324928
森翼/MIMIZUQさん「12/13(火)21:00〜ひとり飲み会。 - プレミア配信チケット¥700 小1時間ほど。乾杯しましょう。 https://t.co/KJtogb2mzw」https://twitter.com/mori_tsubasa/status/1602600653691719680
准さん「トッパーです! このイベントに本来出演予定だったけど、今回はスケジュール等の都合で出れなくなってしまった先輩方の想いも背負ってるつもりです! 最凶の幕開けにしましょ」https://twitter.com/jun_0312_bass/status/1602280595463491584
ヴィジュアル博士のる@監修オムニバスCD2種発売中さん「#Nowplaying BLAZING HEART - Rides In ReVellion (THE LIGHT) この曲、全体的にすごくDAHLIAみを感じない?曲の展開の持っていき方が。とてもよい。 https://t.co/eSk8Eim1fN」https://twitter.com/vr_noru/status/1602606460843982848
ヴィジュアル博士のる@監修オムニバスCD2種発売中さん「ツイッター上で検索したら結構同じこと言ってる人がいた。男の子ってこういうの好きなんでしょ?はい!好きです!」https://twitter.com/vr_noru/status/1602607747077636097
中島卓偉STAFFさん「メディア情報 3/3 【TV】#中島卓偉 Music Video O.A.決定! 12/18(日)深夜01:15-01:20(25:15-25:20) ON AIR #OAB大���朝日放送『SOLD OUT』@oab_tv 番組HP https://t.co/6tAObJYuG8 #卓偉 #SOLDOUT https://t.co/M3r21Jqcwa」https://twitter.com/helter_takui_st/status/1602604743007805440
中島卓偉STAFFさん「メディア情報 1/3 【RADIO】#中島卓偉 コメントゲスト出演決定! 12/14(水)22:00-24:30 ON AIR #ABCラジオ『#ABCミュージックパラダイス』@abcmp1008933 番組HP https://t.co/37GSwp8wVH [radiko] https://t.co/Jg31XsFusi ※番組名で検索してご視聴ください #卓偉 #ミューパラ #ABCラジオ https://t.co/zTrFxKtq5h」https://twitter.com/helter_takui_st/status/1602604239649374210
中島卓偉STAFFさん「メディア情報 2/3 【RADIO】コメントゲスト出演決定! 12/17(土)27:00-27:55 ON AIR #FM大阪『BUZZ ROCK』@BUZZROCKradio DJ:#下埜正太 コメントゲスト:#中島卓偉 番組HP https://t.co/0gfa0TtlDJ [radiko] https://t.co/Jg31XsX5jQ ※番組名で検索してご視聴ください #卓偉 #FM大阪 #BUZZROCK https://t.co/ltGTU35JPi」https://twitter.com/helter_takui_st/status/1602604491194261504
Ryuichi Kawamuraさん「https://t.co/Y59pYL6mEx」https://twitter.com/RyuichiKawamur2/status/1602611928668733443
中島卓偉さん「明日から春ツアーのオフィシャル先行チケットがスタートします! セットリスト3パターン! 古い曲もたくさんやります! 是非とも!マジで頼む! よろしくお願いします! https://t.co/q7aItTVB9k Ba.@official_NAOKI Dr.@DRUM_SHINGO #中島卓偉」https://twitter.com/takuinakajima/status/1602612054783045632
Ryuichi Kawamuraさん「リハーサル完了🌙 ブログ更新しました! https://t.co/5TZVYlDXJr」https://twitter.com/RyuichiKawamur2/status/1602613560412360705
【貴族】Shinpei Mörishigeさん「酒強い方がカッコいいとか、辛いの食べられる方がカッコいいとか、忙しくて睡眠時間短い方がカッコいいとか、全部クソ喰らえだ!武勇伝みたいに悪ぶられてもリアクション困るわ! 好きな物をよく食って、スマホいじりながら眠くなったら寝るだけの貴族だって充分カッコいいわ! https://t.co/OXF7LmJjjN」https://twitter.com/KIZOKU_0927/status/1602615730901745664
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『弱虫ペダル LIMIT BREAK』× earth music&ecology Japan Label
大人気自転車ロードレースアニメ「弱虫ペダル」とのコラボ企画第6弾! TVアニメ第5期『弱虫ペダル LIMIT BREAK』とearth music&ecology Japan Labelのコラボアイテムの受注生産販売が決定いたしました!
普段使いにおすすめのニットアイテムが登場いたしますので、ぜひご注目ください♪
< 『 弱虫ペダル LIMIT BREAK 』 コラボレーション 詳細 >
■ご注文受付期間 2022年10月12日(水)18:00~2022年10月24日(月)23:59
■販売場所 earth公式通販サイト『ストライプクラブ』
■お届け日 2022年1月下旬~2月上旬頃のお届けを予定しております。 ※感染症拡大の影響で製造、物流が制限された場合は、お届けに遅延が生じる場合もございます。
■通常販売 発売予定日: 2月4日(土) 発売予定店舗:東京/池袋サンシャインシティ店 ※その他店舗での販売予定はございません。 ※受注販売後の通常販売となるため、限定数の入荷となります。 お並びいただいてもご購入いただけない場合もございますことをご了承ください。 ※後日ECサイトにて予備生産分の販売を行います。詳細は決まり次第Japan LabelのTwitterでご案内させていただきます。
<アイテム紹介>
■弱虫ペダル ニットカーディガン
価格:5,999円 税込 サイズ:Fサイズ カラー:イエロー、ブルー
サイクルジャージをオマージュした配色のジャガード編み切り替えが可愛いクルーネックタイプのニットカーディガン。 サイクルジャージでもアクセントカラーになっている赤を裾にラインで入れ、ポイントにしました。 ゆったりシルエットと少しボリュームのある袖がこなれ感をプラス♪ 配色柄部分は2色の糸を組み合わせたジャガード編みになっており、風合いのあるカラーに仕上げています。 総北高校をイメージしたアイボリー×イエローの<イエロー>と、箱根学園をイメージしたサックス×ブルーの<ブルー>の2色をご用意しました。
【総北高校モデル:イエロー】
【箱根学園モデル:ブルー】
■弱虫ペダル ニットプルオーバー
価格:5,999円 税込 サイズ:Fサイズ カラー:イエロー、ブルー
総北高校と箱根学園をそれぞれイメージしたカラーのアーガイルチェックがポイントのニットプルオーバー。 左の袖にはロードバイクと学校名をあしらったオリジナルロゴの柄編みを施し、アクセントにしました。 トレンド感のあるビッグシルエットで、ボト��スを問わず着回していただけるアイテムです。 総北高校をイメージしたアイボリー×イエローの<イエロー>と、箱根学園をイメージしたサックス×ブルーの<ブルー>の2色をご用意しました。
【総北高校モデル:イエロー】
【箱根学園モデル:ブルー】
■弱虫ペダル ニットストール
価格:5,999円 税込 サイズ:Fサイズ カラー: イエロー、ブルー
6台のロードバイクと学校名のオリジナルロゴのジャガード編みが目を引くニットストール。 サイクルジャージのアクセントカラーをオマージュした赤のラインもポイントになったデザインです。 首に巻いてお使いいただくのはもちろん、肩に掛けたりひざ掛けにしたりとお好きなアレンジでお楽しみいただけます。 ふんわりとした肌触りの良い糸を使用し、普段使いにおすすめのアイテムに仕上げました。 総北高校をイメージした<イエロー>と、箱根学園をイメージした<ブルー>の2色をご用意しております。
【総北高校モデル:イエロー】
【箱根学園モデル:ブルー】
<<ご注意事項>> サンプルにて撮影を行っております。 実際にお届けする商品と仕様やサイズ、カラーが異なる場合がございます。 また、モニターの設定や環境等により実際の商品と多少色味が異なって表示される場合がございます。 予めご了承をお願いいたします。
『弱虫ペダル LIMIT BREAK』とは…
週刊少年チャンピオン(秋田書店)で連載中、渡辺航による日本を代表する自転車サイクルロードレースコミック「弱虫ペダル」。
ロードレースに全てをかける高校生たちが繰り広げる熱いドラマと戦いにファンは熱狂し、コミックス累計発行部数は2700万部を超える。 テレビアニメシリーズは、これまで第1期(2013年)から第4期『弱虫ペダル GLORY LINE』(2018年)まで放送され、性別・年齢を問わず多くの幅広いファンを獲得、まさに“自転車ロードレースアニメの金字塔”となった。
そして2022年10月、TVアニメ第5期シリーズ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』がいよいよ放送スタート!
【イントロダクション】 週刊少年チャンピオン(秋田書店)で絶賛連載中、渡辺航による自転車ロードレースコミック「弱虫ペダル」。 マンガやアニメが好きな高校生・小野田坂道が、自転車競技部の仲間と出会い、��ードレースの世界で成長していく姿を描いた大人気作品の、TVアニメシリーズ“第5期”が、『弱虫ペダル LIMIT BREAK』として遂に始動!
2度目のインターハイで連覇を目指して走る坂道たちの闘いも、いよいよ最終局面へ! 王者奪還に燃える箱根学園や、独自の戦略で勝利のみを求めて走る御堂筋、そして仲間たちと繋げてきた想いを胸に、全力でペダルを回す坂道。
最後の力を振り絞り、限界を突破して、栄光のゴールラインを超えるのは誰なのか――。 今、約束の時――!
【全体あらすじ】 1年目のインターハイで見事、総北高校を総合優勝へと導いた小野田坂道。 今泉や鳴子と共に2年生へと進級し、キャプテン・手嶋たちと新チームで連覇を目指す!
そして迎えた夏のインターハイ。 昨年の雪辱に燃える王者・箱根学園は、新キャプテン泉田を中心に次々とリザルトを獲得し、快進撃を見せる。王者の風格を取り戻した箱根学園を前に、総北は再び挑戦者となり、苦境に立たされる。
そんな中、遂にレース最終日がスタート! 2日目のゴールを制した京都伏見・御堂筋も新たなフェイズへと動き出す……。 各チームが闘志を燃やす中、坂道は仲間と繋いてきた絆を信じ、栄光のゴールを掴み取れるのか――!?
TVアニメ『弱虫ペダル』公式サイト http://yowapeda.com/
©渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
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SMTS ジャガー Dタイプ 1957 Le Mans #39
年度末ですねー。激務というほど忙しいわけではないけど、やらなければならない事が沢山あってバタバタしている感じです。
先日、都内某レジデンス(あえてマンションとは書かない)にて肌爪先生とお会いしてきました。
「ランもいいけどロードバイクはいかが?」とご提案を受けたので、 喜び勇んで引き取りに。
譲り受けたのはイタリアの名車コルナゴのC50。 ロードバイクは小学生の時乗っていたロードマン以来ですので、恥ずかしながらコルナゴというメーカーも初めて知ったくらいシロウトです。
シロウトでもわかるフレームペイントの美しさ。 まだ小一時間ほどしか乗れていないのですが、シロウトでもわかるカーボンフレームの剛性感と軽やかにはじけるような加速! 眺めてヨシ!乗ってヨシ!いじってヨシ! 大切に乗らせていただきます。ありがとうございました。
「ところでお時間あります?」と先生。 「はい!もちろん」 というわけで地下駐車場へ。 胸が高鳴ります!
キター!フェラーリ308GTB!! コルナゴも美しいけどフェラーリも美しい!
ピニンファリーナが手掛けたボディデザイン。 エッジの効いたシャープなスタイリングだけど、サイドの張りのある面がこれまた最高にカッコイイ!
この後ご好意でドライブへ。 「オラ、フェラーリ乗るの初めてだよ。。」 ドキドキしながら助手席へ。 走り出して最初の印象は、その見た目とは裏腹に柔らかい乗り心地。 背後から聞こえてくるエ���ジンとエキゾーストのノイズ、そして匂いがタマラ���。 エンジンも温まってきたので 「ちょっと踏んでみましょうか。」 「ブォン!」 小気味よい音を立て一気に加速!! その加速とエキゾーストノートはやはりフェラーリでした! 語彙力不足で大した感想が書けず恐縮ですが、エンジンの息吹を背中に感じる楽しいドライブでした。 コブラに続き貴重な体験をありがとうございました。
さてさてSMTSのジャガーDtypeもいよいよ大詰め。
ボンネットのベルトを作ります。 0.7x0.2の真鍮帯板をベースに0.2の洋白線をコの字に曲げはんだで一体化。
茶色に塗装し
バックル部だけ塗装を剥ぎます。
ええ具合ですね。
エアーバルブはトップスタジオのリベットを使おうと取り寄せてみましたが、 イメージと違ったので不採用。
アドラーズネストの六角ボルトSSSを使用しました。 ひとまずDtype本体に関してはこれで終了。 横に沿えるFeeling43のエンジンを作ります。
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朝、みなさんにサンタさん🎅は来ましたか? 僕には、もちろん来ませんでした😩 なので、自分で買いました カンパニューロのワインオプナー‼️ 届いてビックリ😳 すごく大きい マグナムかダブルマグナム専用を買ってしまったか…😱 と思ったくらい大きい カンパニューロとの出会いは小学生の時に起きたムーブメント「スーパーカー•ブーム」 フェラーリやランボルギーニなど極太ピレリタイヤとカンパニューロのホイ��ルは、イタリア•スーパーカー共通の象徴でした その後ロードバイクに一時ハマり、イタリアのビアンキ+カンパニューロ そして今、イタリアワインとカンパニューロ 一本、筋が通った我がイタリア道(笑) しかし、デカイ #イタリア食堂passione #イタリア食堂パッシオーネ #パッシオーネ #vino #wine #ワイン #italy #peroni #ペローニ #italian #イタリアン #suzuka #鈴鹿 #鈴鹿市 #pasta #パスタ #pizza #ピッツア #鈴鹿イタリアン #鈴鹿ランチ #鈴鹿ディナー #鈴鹿グルメ #ワイン大好き #イタリア大好き #noitaliannolife #ミシュランが気付かない名店 #ディナーメニュー #スタッフ募集中 #カンパニョーロ #campagnolo (「イタリア食堂 passione」 三重 鈴鹿 イタリア料理 パッシオーネ パスタ) https://www.instagram.com/p/CJMzAx_pxuX/?igshid=p3nudml7spj3
#イタリア食堂passione#イタリア食堂パッシオーネ#パッシオーネ#vino#wine#ワイン#italy#peroni#ペローニ#italian#イタリアン#suzuka#鈴鹿#鈴鹿市#pasta#パスタ#pizza#ピッツア#鈴鹿イタリアン#鈴鹿ランチ#鈴鹿ディナー#鈴鹿グルメ#ワイン大好き#イタリア大好き#noitaliannolife#ミシュランが気付かない名店#ディナーメニュー#スタッフ募集中#カンパニョーロ#campagnolo
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私は本当に素敵な人に囲まれているな。昨日はみんなで餃子を皮から作った。ソロモンさんはお父さんみたいだ。私はソロモンさんのことが本当に本当に大好きなのだけど、そういうと人はすぐ恋愛感情とみなしてしまう。彼には恋人がいるし、そうではなくて彼はまるでお父さんのよう。彼の優しさは居心地がいい。まるでそれは、イブのように。
狼少女と思われると嫌だから、本当に数人にしか話していないのだけど、イブとヨリを戻した。毎回、別れそうな時は本当に本当に悩んで、今回はマジで別れを決めたし実際別れていたけれど、また、そしてこれはまたしてもワリのおかげもありヨリを戻した。彼はやはり私の半身で、彼のことを愛していると実感する時、私の心は凪のようになる。平穏で静かで満たされている。
まだ寮生にも、研究室の人にも言っていない。小西さんにも片山くんにも言っていない。よりを戻しても同じことの繰り返しになるかもよ?って、それは私の中で何度も考えたけれど、それでも寮や研究室でみんなの優しさに触れ、また心を持ち直した。そして彼は変わった。
嬉しいことがあったよ。
彼が、自分のキャリアのために奨学金を申請して留学しようと考えていると言っていた。しかも、もしもできれば日本にと。私がいようがいまいが、心から嬉しいことは彼が自分の夢に向かって努力をしようとしていること。もしも奨学金を得られず、セネガルから出ることができないとしても、彼が自分の人生を考え努力をしたことはかけがえのない宝物になるから。私は彼が夢に向かって走っているのを見るのが何よりも好きなのです。だって彼は私だから。私ももう負けない。彼が再び前を向いてくれたことが何よりも嬉しい。私も甘えてばかりは卒業するよ。少しずつでいいから、この勇気や愛を他人にも分け与えていきたい。
ソロモンさんとイブは似ている。彼らの愛は深く、尽きることがない。そこには信仰心が関係しているのかもしれなくて、それはとても尊いものだと思う。
まじでソロモンさんとのやり取りを話すとすぐに「好きなの?」と聞かれて話すことを憚られてしまうのでここに書きますが、彼は絶対に道路側を歩いてくれるのです。いつも私に合わせてくれて、だけど時には厳しく、「そこは前田さんが決めなきゃいけないでしょ?」と言ってくれる。この前一緒に自転車で帰った時は、私の自転車の荷台を押してくれた。彼はロードバイクでとても速度が出るので、彼に牽引され���ようにそのまま帰路を走った。当時はまだイブと別れて間もなく、あの日の気温や風の匂いに「泣きそう」と言うと「泣けばいいよ」と言ってくれた。そう簡単に人前で涙を見せはしないけど、その言葉が本当に嬉しかった。
彼はいつも私の話をゆっくりと聞いてくれて、私が伊藤さんにいじられてる時もいつも味方をしてくれる。小さな変化にもすぐに気がついて気にかけてくれる。朝ごはんを作ってくれるし、お茶を入れてくれたり、お菓子を買ってきたから食べようと誘ってくれたり、どこかに一緒に行けば必ず私の分まで支払いをしようとしてくれる。私はそれを自己犠牲が過ぎるとたまに感じてしまうけれど、彼はそれはとても些細なことなんだと言ってくれる。私が笑って、ご飯をおいしいと言って食べてくれるだけで寮が明るくなるんだと言ってくれる。
「前田さんはいるだけでいいんだよ」
まるで口癖のようにそんなことを言う。
あと、寮は女子トイレが一つしかなく、代わりに男子トイレ(一応共用という設定にはなっている)に個室が3つあるんだけど、昨日女子トイレが混んでいた時に「僕が着いてったげる」と男子トイレの前で私の用が終わるのを待っていてくれた。本当に、お父さんみたいな愛だなと思う。海老の背腸を取るとか、餃子の種を包むとか、そういうの苦手だというと「やってみな。見ててあげるから」と言ってくれる。彼と伊藤さんに見守られて花嫁修行をしている気分。
彼の部屋はモデルルームのようにおしゃれで、かつ上級生なので私の部屋よりも広いのだけど、私が「羨ましいなあ」というと、「じゃあ部屋をシェアする?」なんてことも言う。お金とか部屋とか、いくら親しくても他人のプライベートな部分は絶対に侵したくないという信念があるので「いやです」というと「なんで?」と聞いてきた。タラシかよって思うね。というか、恋人に申し訳ない。
あとは、私の眼鏡は度があっていないので、眼鏡で夜歩く時は周りがあまり見えていないのだけど、昨日深夜1時ごろみんなで銭湯に行った帰り、暗い道に男の人がいた。おそらく他の人は気付いていたんだろうけど私は驚きのあまり思わずソロモンさんの腕を掴みそうになって、そしたら「何かあったら僕が守ってあげるから心配しないで」とまるでヒーローみたいなことを言ってくれた。
そんな彼はおそらく今夜から恋人と会うのだと思う。だから次会えるのは火曜日かな。次会ったら、彼にはイブのことを話そうかなと思う。ヨリを戻したこと。彼がまた、自分の目標に進んで歩み始めたこと。
来月から寮長になります。今日も寮生大会があって、これはまじでバトルなのだけど、来月からは私が主体となって戦わないといけない。弱音は吐くけど諦めないからね。応援しててね。
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Sunday ride. 小学館自転車部部長ON寺です! 本日3月1日は小学一年生4月号の発売日! そして小学館は本日が年度始め。 小学館自転車部も発足6年目の活動に突入します! 6年目の今年ももっと走りたいですね! 写真は小学館自転車部ブルベ班長K成部員とレジェンドライダーO野師匠とのサンデーライド。 牛久大仏からの鎌ヶ谷大仏。 セラ アナトミカサドルが壊れながらも走っております! #小学館自転車部 #cycling #bicycle #roadbike #ciclismo #bicicleta #strava #cyclist #pedal #cyclinglife #cyclingphotos #bicycles #roadcycling #stravacycling #cyclingshots #stravaphoto #自転車 #ロードバイク #サイクリング #ロードバイク初心者 #自転車のある風景 #写真好きな人と繋がりたい #ファインダー越しの私の世界 #写真撮ってる人と繋がりたい #자전거 #CHERUBIM #CHERUBIMrider #ケルビム #ブルベ #Brevet
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犬
照明を落とした会議室は水を打ったようで、ただ肉を打つ鈍い音が響いていた。ビデオカメラに濾され、若干迫力と現実味を欠いた殴打の音が。 とは言え、それは20人ほどの若者を釘付けへするには十分な効果を持つ。四角く配置された古い長机はおろか、彼らが埋まるフェイクレザーの椅子すら、軋みの一つも上げない。もちろん、研修旅行の2日目ということで、集中講義に疲れ果て居眠りをしているわけでもない。白いスクリーンの中の光景に、身じろぎはおろか息すらこらしているのだろう。 映像の中の人物は息も絶え絶え、薄暗い独房の天井からぶら下げられた鎖のおかげで、辛うじて直立の状態を保っている。一時間近く、二人の男から代わる代わる殴られていたのだから当然の話だ――講義用にと青年が手を加えたので、今流れているのは10分ほどの総集編という趣。おかげで先ほどまでは端正だった顔が、次の瞬間には血まみれになっている始末。画面の左端には、ご丁寧にも時間と殴打した回数を示すカウンターまで付いていた。 まるで安っぽいスナッフ・フィルムじゃないか――教授は部屋の隅を見遣った。パイプ椅子に腰掛ける編集者の青年が、視線へ気付くのは早い。あくびをこぼしそうだった表情が引き締まり、すぐさま微笑みに変わる。まるで自らの仕事を誇り、称賛をねだる様に――彼が自らに心酔している事は知っていた。少なくとも、そういう態度を取れるくらいの処世術を心得ている事は。 男達が濡れたコンクリートの床を歩き回るピチャピチャという水音が、場面転換の合図となる。とは言っても、それまで集中的に顔を攻撃していた男が引き下がり、拳を氷の入ったバケツに突っ込んだ��けの変化なのだが。傍らで煙草を吸っていたもう一人が、グローブのような手に砂を擦り付ける。 厄災が近付いてきても、捕虜は頭上でひとまとめにされた手首を軽く揺するだけで、逃げようとはしなかった。ひたすら殴られた顔は赤黒く腫れ上がり、虫の蛹を思わせる。血と汗に汚された顔へ、漆黒の髪がべっとり張り付いていた。もう目も禄に見えていないのだろう。 いや、果たしてそうだろうか。何度繰り返し鑑賞しても、この場面は専門家たる教授へ疑問を呈した。 重たげで叩くような足音が正面で止まった瞬間、俯いていた顔がゆっくり持ち上がった。閉じた瞼の針のような隙間から、榛色の瞳が僅かに覗いている。そう、その瞳は、間違いなく目の前の男を映していた。自らを拷問する男の顔を。相手がまるで、取るに足らない存在であるかの如く毅然とした無表情で。 カウンターが121回目の殴打を数えたとき、教授は手にしていたリモコンを弄った。一時停止ボタンは融通が利かず、122回目のフックは無防備な鳩尾を捉え、くの字に折り曲がった体が後ろへ吹っ飛ばされる残像を画面に残す。 「さて、ここまでの映像で気付いたことは、ミズ・ブロディ?」 目を皿のようにして画面へ見入っていた女子生徒が、はっと顔を跳ね上げる。逆光であることを差し引いても、その瞳は溶けた飴玉のように光が滲み、焦点を失っていた。 「ええ、はい……その、爪先立った体勢は、心身への負荷を掛ける意味で効果的だったと思います」 「その通り。それにあの格好は、椅子へ腰掛けた人間を相手にするより殴りやすいからね。ミスター・ロバーツ、執行者については?」 「二人の男性が、一言も対象者に話しかけなかったのが気になりました」 途中から手元へ視線を落としたきり、決して顔を上げようとしなかった男子生徒が、ぼそぼそと答えた。 「笑い者にしたり、罵ったりばかりで……もっと積極的に自白を強要するべきなのでは」 「これまでにも、この……M……」 机上のレジュメをひっくり返したが、該当資料は見あたらない。パイプ椅子から身を乗り出した青年が、さして潜めてもいない声でそっと助け船を出した。 「そう、ヒカル・K・マツモト……私達がMと呼んでいる男性には、ありとあらゆる方法で自白を促した。これまでにも見てきたとおり、ガスバーナーで背中を炙り、脚に冷水を掛け続け――今の映像の中で、彼の足元がおぼづかなかったと言う指摘は誰もしなかったね? とにかく、全ての手段に効果が得られなかった訳だ」 スマートフォンのバイブレーションが、空調の利きが悪い室内の空気を震わせる。小声で云々しながら部屋を出ていく青年を片目で見送り、教授は一際声の調子を高めた。 「つまり今回の目的は、自白ではない。暴力そのものだ。この行為の中で、彼の精神は価値を持たない。肉体は、ただ男達のフラストレーションの捌け口にされるばかり」 フラストレーションの代わりに「マスターベーション」と口走りそうになって、危うく言葉を飲み込んだのは、女性の受講生も多いからだ。5年前なら考えられなかったことだ――黴の生えた理事会の連中も、ようやく象牙の塔の外から出るとまでは言わなくとも、窓から首を突き出す位のことをし始めたのだろう。 「これまで彼は、一流の諜報員、捜査官として、自らのアイデンティティを固めてきた。ここでの扱いも、どれだけ肉体に苦痛を与えられたところで、それは彼にとって自らが価値ある存在であることの証明に他ならなかった。敢えて見せなかったが、この行為が始まる前に、我らはMと同時に捕縛された女性Cの事を彼に通告してある――彼女が全ての情報を吐いたので、君はもう��済みだ、とね」 「それは餌としての偽情報でしょうか、それとも本当にCは自白していたのですか」 「いや、Cもまだこの時点では黙秘している。Mに披露した情報は、ケース・オフィサーから仕入れた最新のものだ」 ようやく対峙する勇気を振り絞れたのだろう。ミスター・ロバーツは、そろそろと顔を持ち上げて、しんねりとした上目を作った。 「それにしても、彼への暴力は行き過ぎだと思いますが」 「身長180センチ、体重82キロもある屈強な25歳の男性に対してかね? 彼は深窓の令嬢ではない、我々の情報を抜き取ろうとした手練れの諜報員だぞ」 浮かんだ苦笑いを噛み殺し、教授は首を振った。 「まあ、衛生状態が悪いから、目方はもう少し減っているかもしれんがね。さあ、後半を流すから、Mと執行者、両方に注目するように」 ぶれた状態で制止していた体が思い切り後ろへふれ、鎖がめいいっぱいまで伸びきる。黄色く濁った胃液を床へ吐き散らす捕虜の姿を見て、男の一人が呆れ半分、はしゃぎ半分の声を上げる。「汚ぇなあ、しょんべんが上がってきてるんじゃないのかよ」 今年は受講者を20人程に絞った。抽選だったとは言え、単位取得が簡単でないことは周知の事実なので、応募してきた時点で彼らは自分を精鋭と見なしているのだろう。 それが、どうだ。ある者は暴力に魅せられて頬を火照らせ、ある者は今になって怖じ気付き、正義感ぶることで心の平穏を保とうとする。 経験していないとはこう言うことか。教授は今更ながら心中で嘆息を漏らした。ここのところ、現場慣れした小生意気な下士官向けの講義を受け持つことが多かったので、すっかり自らの感覚が鈍っていた。 つまり、生徒が悪いのでは一切ない。彼らが血の臭いを知らないのは、当然のことなのだ。人を殴ったとき、どれだけ拳が疼くのかを教えるのは、自らの仕事に他ならない。 手垢にまみれていないだけ、吸収も早いことだろう。余計なことを考えず、素直に。ドアを開けて入ってきたあの青年の如く。 足音もなく、すっと影のように近付いてきた青年は、僅かに高い位置へある教授の耳に小さな声で囁いた。 「例のマウンテンバイク、確保できたようです」 針を刺されたように、倦んでいた心が普段通りの大きさへ萎む。ほうっと息をつき、教授は頷いた。 「助かったよ。すまないな」 「いいや、この程度の事なら喜んで」 息子が12歳を迎えるまで、あと半月を切っている。祝いに欲しがるモデルは何でも非常に人気があるそうで、どれだけ自転車屋に掛け合っても首を振られるばかり。 日頃はあまり構ってやれないからこそ、約束を違えるような真似はしたくない。妻と二人ほとほと弱り果てていたとき、手を挙げたのが他ならぬ目の前の青年だった。何でも知人の趣味がロードバイクだとかで、さんざん拝み倒して新古品を探させたらしい。 誕生パーティーまでの猶予が一ヶ月を切った頃から、教授は青年へ厳しく言い渡していた。見つかり次第、どんな状況でもすぐに知らせてくれと。夜中でも、仕事の最中でも。 「奥様に連絡しておきましょうか。また頭痛でお悩みじゃなきゃいいんですけど」 「この季節はいつでも低気圧だ何だとごねているさ。悪いが頼むよ」 ちらつく画像を前にし、青年はまるで自らのプレゼントを手に入れたかの如くにっこりしてみせる。再びパイプ椅子に腰を下ろし、スマートフォンを弄くっている顔は真剣そのものだ。 ふと頭に浮かんだのは、彼が妻と寝ているか否かという、これまでも何度か考えたことのある想像だった。確かに毎週の如く彼を家へ連れ帰り、彼女もこの才気あふれる若者を気に入っている風ではあるが。 まさか、あり得ない。ファンタジーとしてならば面白いかもしれないが。 そう考えているうちは、大丈夫だろう。事実がどうであれ。 「こんな拷問を、そうだな、2ヶ月程続けた。自白を強要する真似は一切せず、ただ肉の人形の用に弄び、心身を疲弊させる事に集中した。詳細はレジュメの3ページに譲るとして……背中に水を皮下注射か。これは以前にも言ったが、対象が仰向けで寝る場合、主に有効だ。事前に確認するように」 紙を捲る音が一通り収まったのを確認してから、教授は手の中のリモコンを軽く振った。 「前回も話したが、囚人が陥りやすいクワシオルコルなど低タンパク血症の判断基準は脚の浮腫だ。だが今回は捕獲時に右靱帯を損傷し中足骨を剥離骨折したこと、何度も逃亡を試みた事から脚への拘束及び重点的に攻撃を加えたため、目視では少し判断が難しいな。そういうときは、圧痕の確認を……太ももを掴んで指の型が数秒間戻らなければ栄養失調だ」 似たような仕置きの続く数分が早送りされ、席のそこかしこから詰まったような息が吐き出される。一度飛ばした写真まで巻き戻せば、その呼吸は再びくびられたかのように止まった。 「さて、意識が混濁しかけた頃を見計らい、我々は彼を移送した。本国の収容所から、国境を越えてこの街に。そして抵抗のできない肉体を、一見無造作に投棄したんだ。汚い、掃き溜めに……えー、この国の言葉では何と?」 「『ゴミ捨て場』」 「そう、『ゴミ捨て場』に」 青年の囁きを、生徒達は耳にしていたはずだ。それ以外で満ちた沈黙を阻害するのは、プロジェクターの立てる微かなモーター音だけだった。 彼らの本国にもありふれた集合住宅へ――もっとも、今画面に映っている場所の方がもう少し設備は整っていたが。距離で言えば100キロも離れていないのに、こんな所からも、旧東側と西側の違いは如実に現れるのだ――よくある、ゴミ捨て場だった。三方を囲うのはコンクリート製の壁。腰程の高さへ積んだゴミ袋の山へ、野生動物避けの緑色をしたネットを掛けてあるような。 その身体は、野菜の切りくずやタンポンが詰められているのだろうゴミ袋達の上に打ち捨てられていた。横向きの姿勢でぐんにゃり弛緩しきっていたが、最後の意志で内臓を守ろうとした努力が窺える。腕を腹の前で交差し、身を縮める姿は胎児を思わせた。ユーラシアンらしい照り卵を塗ったパイ生地を思わせる肌の色味は、焚かれたフラッシュのせいで消し飛ばされる。 絡みもつれた髪の向こうで、血管が透けて見えるほど薄い瞼はぴたりと閉じられていた。一見すると死んでいるかのように見える。 「この国が我が祖国と国交を正常化したのは?」 「2002年です」 「よろしい、ミズ・グッドバー。だがミハイル・ゴルバチョフが衛星国の解放を宣言する以前から、両国間で非公式な交流は続けられていた。主に経済面でだが。ところで、Mがいた地点からほど近くにあるタイユロール記念病院は、あの鋼鉄商フォミン一族、リンゼイ・フォミン氏の働きかけで設立された、一種の『前哨基地』であることは、ごく一部���ものだけが知る事実だ。彼は我が校にも多額の寄付を行っているのだから、ゆめゆめ備品を粗末に扱わぬよう」 小さな笑いが遠慮がちに湧いた矢先、突如画面が明るくなる。生徒達同様、教授も満ちる眩しさに目を細めた。 「Mは近所の通報を受け、この病院に担ぎ込まれた……カルテにはそう記載されている。もちろん、事実は違う。全ては我々の手配だ。彼は現在に至るまでの3ヶ月、個室で手厚く看護を受けている。最新の医療、滋養のある食事、尽くしてくれる看護士……もちろん彼は、自らの正体を明かしてはいないし、完全に心を開いてはいない。だが、病院の上にいる人間の存在には気付いていないようだ」 「気付いていながら、我々を欺いている可能性は?」 「限りなく低いだろう。外部との接触は行われていない……行える状態ではないし、とある看護士にはかなり心を許し、私的な話も幾らか打ち明けたようだ」 後は病室へ取り付けた監視用のカメラが、全てを語ってくれる。ベッドへ渡したテーブルへ屈み込むようにしてステーキをがっつく姿――健康状態はすっかり回復し、かつて教授がミラーガラス越しに眺めた時と殆ど変わらぬ軒昂さを取り戻していた。 両脚にはめられたギプスをものともせず、点滴の管を抜くというおいたをしてリハビリに励む姿――パジャマを脱いだ広い背中は、拷問の痕の他に、訓練や実践的な格闘で培われたしなやかな筋肉で覆われている。 車椅子を押す看護士を振り返り、微笑み掛ける姿――彼女は決して美人ではないが、がっしりした体つきやきいきびした物言いは母性を感じさせるものだった。だからこそ一流諜報員をして、生き別れの恋人やアルコール中毒であった父親の話まで、自らの思いの丈を洗いざらい彼女に白状せしめたのだろう。「彼女を本国へスカウトしましょうよ」報告書を読んだ青年が軽口を叩いていたのを思い出す。「看護士の給料って安いんでしょう? 今なら簡単に引き抜けますよ」 「今から10分ほど、この三ヶ月の記録からの抜粋を流す。その後はここを出て、西棟502号室前に移動を――Mが現在入院する病室の前だ。持ち物は筆記具だけでいい」 暗がりの中に戸惑いが広がる様子は、まるで目に見えるかのようだった。敢えて無視し、部屋を出る。 追いかけてきた青年は、ドアが完全に閉まりきる前から既にくすくす笑いで肩を震わせていた。 「ヘンリー・ロバーツの顔を見ましたか。今にも顎が落ちそうでしたよ」 「当然の話だろう」 煤けたような色のLEDライトは、細長く人気のない廊下を最低限カバーし、それ以上贅沢を望むのは許さないと言わんばかり。それでも闇に慣れた眼球の奥をじんじんと痺れさせる。大きく息をつき、教授は何度も目を瞬かせた。 「彼らは現場に出たこともなければ、百戦錬磨の諜報員を尋問したこともない。何不自由なく育った二十歳だ」 「そんなもんですかね」 ひんやりした白塗りの壁へ背中を押しつけ、青年はきらりと目を輝かせた。 「俺は彼ら位の頃、チェチェン人と一緒にウラル山脈へこもって、ロシアのくそったれ共を片っ端から廃鉱山の立坑に放り込んでましたよ」 「『育ちゆけよ、地に満ちて』だ。平和は有り難いことさ」 スマートフォンの振動は無視するつもりだったが、結局ポケットへ手を突っ込み、液晶をタップする。現れたテキストをまじまじと見つめた後、教授は紳士的に視線を逸らしていた青年へ向き直った。 「君のところにもメッセージが行っていると思うが、妻が改めて礼を言ってくれと」 「お安い御用ですよ」 「それと、ああ、その自転車は包装されているのか?」 「ほうそうですか」 最初繰り返したとき、彼は自らが口にした言葉の意味を飲み込めていなかったに違いない。日に焼けた精悍な顔が、途端にぽかんとした間抜け面に変わる。奨学金を得てどれだけ懸命に勉強しても、この表情を取り繕う方法は、ついぞ学べなかったらしい。普段の明朗な口振りが嘘のように、言葉付きは歯切れが悪い。 「……ええっと、多分フェデックスか何かで来ると思うので、ダンボールか緩衝材にくるんであるんじゃないでしょうか……あいつは慣れてるから、配送中に壊れるような送り方は絶対しませんよ」 「いや、そうじゃないんだ。誕生日の贈り物だから、可愛らしい包み紙をこちらのほうで用意すべきかということで」 「ああ、なるほど……」 何とか混乱から立ち直った口元に、決まり悪げなはにかみが浮かぶ。 「しかし……先生の息子さんが羨ましい。俺の親父もマツモトの父親とそうそう変わらないろくでなしでしたから」 僅かに赤らんだ顔を俯かせて頭を掻き、ぽつりと呟いた言葉に普段の芝居掛かった気負いは見られない。鈍い輝きを帯びた瞳が、おもねるような上目遣いを見せた。 「先生のような父親がいれば、きっと世界がとてつもなく安全で、素晴らしい物のように見えるでしょうね」 皮肉を言われているのか、と一瞬思ったが、どうやら違うらしい。 息子とはここ数週間顔を合わせていなかった。打ち込んでいるサッカーの試合や学校の発表会に来て欲しいと何度もせがまれているが、積み重なる仕事は叶えてやる機会を許してはくれない。 いや、本当に自らは、努力を重ねたか? 確たる意志を以て、向き合う努力を続けただろうか。 自らが妻子を愛していると、教授は知っている。彼は己のことを分析し、律していた。自らが家庭向きの人間ではないことを理解しなから、家族を崩壊させないだけのツボを的確に押さえている事実へ、怒りの叫びを上げない程度には。 目の前の男は、まだ期待の籠もった眼差しを向け続けている。一体何を寄越せば良いと言うのだ。今度こそ苦い笑いを隠しもせず、教授は再びドアノブに手を伸ばした。 着慣れない白衣姿に忍び笑いが漏れるのへ、わざとらしいしかめっ面を作って見せる。 「これから先、私は傍観者だ。今回の実習を主導するのは彼だから」 「皆の良い兄貴分」を気取っている青年が、芝居掛かった仕草のお辞儀をしてみせる。生徒達と同じように拍手を与え、教授は頷いた。 「私はいないものとして考えるように……皆、彼の指示に従うこと」 「指示なんて仰々しい物は特にない、みんな気楽にしてくれ」 他の患者も含め人払いを済ませた廊下へ響かぬよう、普段よりは少し落とした声が、それでも軽やかに耳を打った。 「俺が定める禁止事項は一つだけ――禁止事項だ。これからここで君たちがやっ���事は、全てが許される。例え法に反することでも」 わざとらしく強い物言いに、顔を見合わせる若者達の姿は、これから飛ぶ練習を始める雛鳥そのものだった。彼らをぐるりと見回す青年の胸は、愉悦でぱんぱんに膨れ上がっているに違いない。大袈裟な身振りで手にしたファイルを振りながら、むずつかせる唇はどうだろう。心地よく浸る鷹揚さが今にも溢れ出し、顔を満面の笑みに変えてしまいそうだった。 「何故ならこれから君達が会う人間は、その法律の上では存在しない人間なんだから……寧ろ俺は、君達に積極的にこのショーへ参加して欲しいと思ってる。それじゃあ、始めようか」 最後にちらりと青年が寄越した眼差しへ、教授はもう一度頷いて見せた。ここまでは及第点。生徒達は不安を抱えつつも、好奇心を隠せないでいる。 ぞろぞろと向かった先、502号室の扉は閉じられ、物音一つしない。ちょうど昼食が終わったばかりだから、看護士から借りた本でも読みながら憩っているのだろう――日報はルーティンと化していたが、それでも教授は欠かさず目を通し続けていた。 生徒達は皆息を詰め、これから始まる出し物を待ちかまえている。青年は最後にもう一度彼らを振り向き、シッ、と人差し指を口元に当てた。ぴいん、と緊張が音を立てそうなほど張り詰められたのは、世事に疎い学生達も気がついたからに違いない。目の前の男の目尻から、普段刻まれている笑い皺がすっかり失せていると。 分厚い引き戸が勢いよく開かれる。自らの姿を、病室の中の人間が2秒以上見つめたと確認してから、青年はあくまで穏やかな、だがよく聞こえる声で問いかけた。 「あんた、ここで何をしているんだ」 何度も尋問を起こった青年と違い、教授がヒカル・K・マツモトを何の遮蔽物もなくこの目で見たのは、今日が初めての事だった。 教授が抱いた印象は、初見時と同じ――よく飼い慣らされた犬だ。はしっこく動いて辺りを確認したかと思えば、射るように獲物を見据える切れ長で黒目がちの瞳。すっと通った細長い鼻筋。桜色の形良い唇はいつでも引き結ばれ、自らが慎重に選んだ言葉のみ、舌先に乗せる機会を待っているかのよう。 見れば見るほど、犬に思えてくる。教授がまだ作戦本部にいた頃、基地の中を警邏していたシェパード。栄養状態が回復したせいか、艶を取り戻した石炭色の髪までそっくりだった。もっともあの軍用犬達はベッドと車椅子を往復していなかったので、髪に寝癖を付けたりなんかしていなかったが。 犬は自らへしっぽを振り、手綱を握っている時にのみ役に立つ。牙を剥いたら射殺せねばならない――どれだけ気に入っていたとしても。教授は心底、その摂理を嘆いた。 自らを散々痛めつけた男の顔を、一瞬にして思い出したのだろう。Mは驚愕に目を見開いたものの、次の瞬間車椅子の中で身構えた。 「おまえは…!」 「何をしているかと聞いているんだ、マツモト。ひなたぼっこか?」 もしもある程度予測できていた事態ならば、この敏腕諜報員のことだ。ベッド脇にあるナイトスタンドから取り上げた花瓶を、敵の頭に叩きつける位の事をしたかもしれない。だが不幸にも、青年の身のこなしは機敏だった。パジャマの襟首を掴みざま、まだ衰弱から完全に抜けきっていない体を床に引き倒す。 「どうやら、少しは健康も回復したようだな」 自らの足元にくずおれる姿を莞爾と見下ろし、青年は手にしていたファイルを広げた。 「脚はどうだ」 「おかげさまで」 ギプスをはめた脚をかばいながら、Mは小さく、はっきりとした声で答えた。 「どうやってここを見つけた」 「見つけたんじゃない。最初から知っていたんだ。ここへお前を入院させたのは俺たちなんだから」 一瞬見開かれた目は、すぐさま平静を取り戻す。膝の上から滑り落ちたガルシア・マルケスの短編集を押し退けるようにして床へ手を滑らせ、首を振る。 「逐一監視していた訳か」 「ああ、その様子だと、この病院そのものが俺たちの手中にあったとは、気付いていなかったらしいな」 背後を振り返り、青年は中を覗き込む生徒達に向かって繰り返した。 「重要な点だ。この囚人は、自分が未だ捕らわれの身だという事を知らなかったそうだ」 清潔な縞模様のパジャマの中で、背中が緩やかな湾曲を描く。顔を持ち上げ、Mは生徒達をまっすぐ見つめた。 またこの目だ。出来る限り人だかりへ紛れながらも、教授はその眼差しから意識を逸らすことだけは出来なかった。有利な手札など何一つ持っていないにも関わらず、決して失われない榛色の光。確かにその瞳は森の奥の泉のように静まり返り、暗い憂いを帯びている。あらかじめ悲しみで心を満たし、もうそれ以上の感情を注げなくしているかのように。 ねめ回している青年も、Mのこの堅固さならよく理解しているだろう――何せ数ヶ月前、その頑強な鎧を叩き壊そうと、手ずから車のバッテリーに繋いだコードを彼の足に接触させていたのだから。 もはや今、鸚鵡のように「口を割れ」と繰り返す段階は過ぎ去っていた。ファイルの中から写真の束を取り出して二、三枚繰り、眉根を寄せる。 「本当はもう少し早く面会するつもりだったんだが、待たせて悪かった。あんたがここに来て、確か3ヶ月だったな。救助は来なかったようだ」 「ここの電話が交換式になってる理由がようやく分かったよ。看護士に渡した手紙も握りつぶされていた訳だな」 「気付いていたのに、何もしなかったのか」 「うちの組織は、簡単にとかげの尻尾を切る」 さも沈痛なそぶりで、Mは目を伏せた。 「大義を為すためなら、末端の諜報員など簡単に見捨てるし、皆それを承知で働いている」 投げ出されていた手が、そろそろと左足のギプスの方へ這っていく。そこへ削って尖らせたスプーンを隠してある事は、監視カメラで確認していた。知っていたからこそ、昨晩のうちに点滴へ鎮静剤を混ぜ、眠っているうちに取り上げてしまう事はたやすかった。 ほつれかけたガーゼに先細りの指先が触れるより早く、青年は動いた。 「確かに、お前の所属する組織は、仲間がどんな目に遭おうと全く気に掛けないらしいな」 手にしていた写真を、傷が目立つビニール張りの床へ、一枚、二枚と散らす。Mが身を凍り付かせたのは、まだ僅かに充血を残したままの目でも、その被写体が誰かすぐ知ることが出来たからだろう。 「例え女であったとしても、我が国の情報局が手加減など一切しないことは熟知しているだろうに」 最初の数枚においては、CもまだMが知る頃の容姿を保っていた。枚数が増えるにつれ、コマの荒いアニメーションの如く、美しい女は徐々に人間の尊厳を奪われていく――撮影日時は、写真の右端に焼き付けられていた。 Mがされていたのと同じくらい容赦なく殴られ、糞尿や血溜まりの中で倒れ伏す姿。覚醒剤で朦朧としながら複数の男達に辱められる。時には薬を打たれることもなく、苦痛と恥辱の叫びを上げている歪んだ顔を大写しにしたものもある。分かるのは、施されるいたぶりに終わりがなく、彼女は時を経るごとにやせ細っていくということだ。 「あんたがここで骨休めをしている間、キャシー・ファイクは毎日尋問に引き出されていた。健気に耐えたよ、全く驚嘆すべき話だ。そういう意味では、君たちの組織は実に優秀だと言わざるを得ない」 次々と舞い落ちてくる写真の一枚を拾い上げ、Mは食い入るように見つめていた。養生生活でただでも青白くなった横顔が、俯いて影になることで死人のような灰色に変わる。 「彼女は最終的に情報を白状したが……恐らく苦痛から解放して欲しかったのだろう。この三ヶ月で随分衰弱してしまったから」 Mは自らの持てる技術の全てを駆使し、動揺を押さえ込もうとしていた。その努力は殆ど成功している。ここだけは仄かな血色を上らせた、薄く柔い唇を震わせる以外は。 その様をつくづくと見下ろしながら、青年はどこまでも静かな口調で言った。 「もう一度聞くが、あんた、ここで何をしていた?」 再び太ももへ伸ばされた左手を、踏みつけにする足の動きは機敏だった。固い靴底で手の甲を踏みにじられ、Mはぐっと奥歯を噛みしめ、相手を睨み上げた。教授が初めて目にする、燃えたぎるような憎悪の色を視線に織り込みながら。その頬は病的なほど紅潮し、まるで年端も行かない子供を思わせる。 そして相手がたかぶるほど、青年は感情を鎮静化させていくのだ。全ての写真を手放した後、彼は左腕の時計を確認し、それから壁に掛かっていた丸い時計にも目を走らせた。 「数日前、Cはこの病院に運び込まれた。お偉方は頑なでね。まだ彼女が情報を隠していると思っているようだ」 「これ以上、彼女に危害を加えるな」 遂にMは口を開き、喉の奥から絞り出すようにして声を放った。 「情報ならば、僕が話す」 「あんたにそんな役割は求めていない」 眉一つ動かすことなく、青年は言葉を遮った。 「あんたは3ヶ月前に、その言葉を口にすべきだった。もう遅い」 唇を噛むMから目を離さないまま、部屋の前の生徒達に手だけの合図が送られる。今やすっかりその場の空気に飲まれ、彼らはおたおたと足を動かすのが精一杯。一番賢い生徒ですら、質問を寄越そうとはしなかった。 「彼女に会わせてやろう。もしも君が自分の足でそこにたどり着けるのならば。俺の上官が出した指示はこうだ。この廊下の突き当たりにある手術室にCを運び込み、麻酔を掛ける。5分毎に、彼女の体の一部は切り取られなければならない。まずは右腕、次に右脚、四肢が終わったら目を抉り、鼻を削いで口を縫い合わせ、喉を潰す。耳を切りとったら次は内臓だ……まあ、この順番は多少前後するかもしれない。医者の気まぐと彼女の体調次第で」 Mはそれ以上、抗弁や懇願を口にしようとはしなかった。ただ歯を食いしばり、黙ってゲームのルールに耳を澄ましている。敵の陣地で戦うしか、今は方法がないのだと、聡い彼は理解しているのだろう。 「もしも君が部屋までたどり着けば、その時点で手術を終了させても良いと許可を貰ってる。彼女の美しい肉体をどれだけ守れるかは、君の努力に掛かっているというわけだ」 足を離して解放しざま、青年はすっと身を傍らに引いた。 「予定じゃ、もうカウントダウンは始まっている。そろそろ医者も、彼女の右腕に局部麻酔を打っているんじゃないか?」 青年が言い終わらないうちに、Mは床に投げ出されていた腕へ力を込めた。 殆ど完治しているはずの脚はしかし、過剰なギプスと長い車椅子生活のせいですっかり萎えていた。壁に手をつき、立ち上がろうとする奮闘が繰り返される。それだけの動作で、全身に脂汗が滲み、細かい震えが走っていた。 壁紙に爪を立てて縋り付き、何とか前かがみの姿勢になれたとき、青年はその肩に手を掛けた。力任せに押され、受け身を取ることも叶わなかったらしい。無様に尻餅をつき、Mは顔を歪めた。 「さあ」 人を突き飛ばした手で部屋の外に並ぶ顔を招き、青年はもぞつくMを顎でしゃくる。 「君達の出番だ」 部屋の中へ足を踏み入れようとするものは、誰もいなかった。 その後3度か4度、起き上がっては突き飛ばされるが繰り返される。結局Mは、それ以上立ち上がろうとする事を諦めた。歯を食いしばって頭を垂れ、四つん這いになる。出来る限り避けようとはしているのだろう。だが一歩手を前へ進めるたび、床へ広がったままの写真が掌にくっついては剥がれるを繰り返す。汗を掻いた手の下で、印画紙は皺を作り、折れ曲がった。 「このままだと、あっさり部屋にたどり着くぞ」 薄いネルの布越しに尻を蹴飛ばされ、何度かその場へ蛙のように潰れながらも、Mは部屋の外に出た。生徒達は彼の行く手を阻まない。かといって、手を貸したり「こんな事はよくない」と口にするものもいなかったが。 細く長い廊下は一直線で、突き当たりにある手術室までの距離は50メートル程。その気になれば10分も掛からない距離だ。 何とも奇妙な光景が繰り広げられた。一人の男が、黙々と床を這い続ける。その後ろを、20人近い若者が一定の距離を開けてぞろぞろと付いていく。誰も質問をするものはいなかった。ノートに記録を取るものもいなかった。 少し距離を開けたところから、教授は様子を眺めていた。次に起こる事を待ちながら――どういう形にせよ、何かが起こる。これまでの経験から、教授は理解していた。 道のりの半分程まで進んだ頃、青年はそれまでMを見張っていた視線を後ろへ振り向けた。肩が上下するほど大きな息を付き、ねだる様な表情で微笑んで見せる。 「セルゲイ、ラマー、手を貸してくれ。奴をスタートまで引き戻すんだ」 学生達の中でも一際体格の良い二人の男子生徒は、お互いの顔を見合わせた。その口元は緊張で引きつり、目ははっきりと怯えの色に染まっている。 「心配しなくてもいい。さっきも話したが、ここでは何もかもが許される……ぐずぐずするな、単位をやらないぞ」 最後の一言が利いたのかは分からないが、二人はのそのそと中から歩み出てきた。他の学生が顔に浮かべるのは非難であり、同情であり、それでも決して手を出すことはおろか、口を開こうとすらしないのだ。 話を聞いてい���Mは、必死で手足の動きを早めていた。どんどんと開き始める距離に、青年が再び促せば、結局男子生徒は小走りで後を追う。一人が腕を掴んだとき、Mはまるで弾かれたかのように顔を上げた。その表情は、自らを捕まえた男と同じくらい、固く強張っている。 「頼む」 掠れた声に混ざるのは、間違いなく懇願だった。小さな声は、静寂に満ちた廊下をはっきりと貫き通る。 「頼むから」 「ラマー」 それはしかし、力強い指導者の声にあっけなくかき消されるものだった。意を決した顔で、二人はMの腕を掴み直し、背後へと引きずり始めた。 Mの抵抗は激しかった。出来る限り身を捩り、ギプスのはまった脚を蠢かす。たまたま、固められたグラスファイバーが臑に当たったか、爪が腕を引っ掻いたのだろう。かっと眦をつり上げたセルゲイが、平手でMの頭を叩いた。あっ、と後悔の顔が浮かんだのもつかの間、拘束をふりほどいたMは再び手術室を目指そうと膝を突く。追いかけたラマーに、明確な抑止の気持ちがあったのか、それともただ単に魔が差したのかは分からない。だがギプスを蹴り付ける彼の足は、決して生ぬるい力加減のものではなかった。 その場へ横倒しになり、呻きを上げる敵対性人種を、二人の男子生徒はしばらくの間見つめていた。汗みずくで、時折せわしなく目配せを交わしあっている。やがてどちらともなく、再び仕事へ取りかかろうとしたとき、その足取りは最初と比べて随分とスムーズなものになっていた。 病室の入り口まで連れ戻され、身を丸めるMに、青年がしずしずと歩み寄る。腕時計をこれ見よがしに掲げながら放つ言葉は、あくまでも淡々としたものだった。 「今、キャシーは右腕を失った」 Mは全身を硬直させ、そして弛緩させた。何も語らず、目を伏せたまま、また一からやり直そうと努力を続ける。 不屈の精神。だがそれは青年を面白がらせる役にしか立たなかった。 同じような事が何度も繰り返されるうち、ただの背景でしかなかった生徒達に動きが見え始めた。 最初のうちは、一番に手助けを求められた男子生徒達がちょっかいをかける程度だった。足を掴んだり、行く手を塞いだり。ある程度進めばまた病室まで引きずっていく。そのうち連れ戻す役割に、数人が関わるようになった。そうなると、全員が共犯者になるまで時間が掛からない。 やがて、誰かが声を上げた。 「このスパイ」 つられて、一人の女子生徒がMを指さした。 「この男は、私たちの国を滅ぼそうとしているのよ」 「悪魔、けだもの!」 糾弾は、ほとんど悲鳴に近い音程で迸った。 「私の叔母は、戦争中こいつの国の人間に犯されて殺された! まだたった12歳だったのに!」 生徒達の目の焦点が絞られる。 病室へ駆け込んだ一人が戻ってきたとき手にしていたのは、ピンク色のコスモスを差した重たげな花瓶だった。花を引き抜くと、その白く分厚い瀬戸物を、Mの頭上で逆さまにする。見る見るうちに汚れた冷水が髪を濡らし、パジャマをぐっしょり背中へと張り付かせる様へ、さすがに一同が息を飲む。 さて、どうなることやら。教授は一歩離れた場所から、その光景を見守っていた。 幸い、杞憂は杞憂のままで終わる。すぐさま、どっと歓声が弾けたからだ。笑いは伝染する。誰か一人が声を発すれば、皆が真似をする。免罪符を手に入れたと思い込む。 そうなれば、後は野蛮で未熟な度胸試しの世界になった。 殴る、蹴るは当たり前に行われた。直接手を出さない者も、もう目を逸らしたり、及び腰になる必要はない。鋏がパジャマを切り裂き、無造作に掴まれた髪を黒い束へと変えていく様子を、炯々と目を光らせて眺めていられるのだ。 「まあ、素敵な格好ですこと」 また嘲笑がさざ波のように広がる。その発作が収まる隙を縫って、時折腕時計を見つめたままの青年が冷静に告げる。「今、左脚が失われた」 Mは殆ど抵抗しなかった。噛みしめ過ぎて破れた唇から血を流し、目尻に玉の涙を浮かべながら。彼は利口だから、既に気付いていたのだろう。まさぐったギプスに頼みの暗器がない事にも、Cの命が彼らの機嫌一つで簡単に失われるという事も――その経験と知識と理性により、がんじがらめにされた思考が辿り着く結論は、一つしかない――手術室を目指せ。 まだ、この男は意志を折ってはいない。作戦本部へ忍び込もうとして捕らえられた時と、何一つ変わっていない。教授は顎を撫で、青年を見遣った。彼はこのまま、稚拙な狂乱に全てを任せるつもりなのだろうか。 罵りはやし立てる声はますます激しくなった。上擦った声の多重奏は狭い廊下を跳ね回っては、甲高く不気味な音程へと姿を変え戻ってくる。 短くなった髪を手綱のように掴まれ、顎を逸らされるうち、呼吸が続かなくなったのだろう。強い拒絶の仕草で、Mの首が振られる。彼の背中へ馬乗りになり、尻を叩いていた女子学生達が、体勢を崩して小さく悲鳴を上げた。 「このクズに思い知らせてやれ」 仕置きとばかりに脇腹へ爪先を蹴込んだ男子生徒が、罵声をとどろかせた。 「自分の身分を思い知らせろ、大声を上げて泣かせてやれ」 津波のような足音が、身を硬直させる囚人に殺到する。その体躯を高々と掲げ上げた一人が、青年に向かって声を張り上げた。 「便所はどこですか」 指で示しながら、青年は口を開いた。 「今、鼻が削ぎ落とされた」 天井すれすれの位置まで持ち上げられた瞬間、全身に張り巡らされた筋肉の緊張と抵抗が、ふっと抜ける。力を無くした四肢は生徒達の興奮の波に合わせてぶらぶらと揺れるが、その事実に気付いたのは教授と、恐らく青年しかいないようだった。 びしょ濡れで、破れた服を痣だらけで、見るも惨めな存在。仰向けのまま、蛍光灯の白々とした光に全身を晒し、その輪郭は柔らかくぼやけて見えた。逸らされた喉元が震え、虚ろな目はもう、ここではないどこかをさまよってる――あるいは閉じこもったのだろうか? 一つの固い意志で身を満たす人間は、荘厳で、純化される。まるで死のように――教授が想像したのは、『ハムレット』の終幕で、栄光を授けられ、兵達に運び出されるデンマーク王子の亡骸だった。 実際のところ、彼は気高い王子ではなく、物語がここで終わる訳でもないのだが。 男子トイレから上がるはしゃいだ声が熱を帯び始めた頃、スラックスのポケットでスマートフォンが振動する。発信者を確認した教授は、一度深呼吸をし、それから妻の名前を呼んだ。 「どうしたんだい、お義父さんの容態が変わった?」 「それは大丈夫」 妻の声は相変わらず、よく着こなされた毛糸のセーターのように柔らかで、温かかった。特に差し向かいで話をしていない時、その傾向は顕著になる。 「あのね、自転車の事なんだけれど、いつぐらいに着くのかしら」 スピーカーを手で押さえながら、教授は壁に寄りかかってスマートフォンを弄っていた青年に向かって叫んだ。 「君の友達は、マウンテンバイクの到着日時を指定したって言っていたか」 「いえ」 「もしもし、多分来週の頭くらいには配送されると思うよ」 「困ったわ、来週は婦人会とか読書会とか、家を空けるのよ」 「私がいるから受け取っておく、心配しないでいい。何なら再配達して貰えば良いし」 「そうね、サプライズがばれなければ」 「子供達は元気にしてるかい」 「変わらずよ。来週の休暇で、貴方とサッカーの試合を観に行くのを楽しみにしてる」 「そうだった。君はゆっくり骨休めをするといいよ……そういえば、さっきの包装の事だけれど、わざわざ紙で包まなくても、ハンドルにリボンでも付けておけばいいんじゃないかな」 「でも、もうさっき玩具屋で包装紙を買っちゃったのよ!」 「なら、それで箱を包んで……誕生日まで隠しておけるところは? クローゼットには入らないか」 「今物置を片づけてるんだけど、貴方の荷物には手を付けられないから、帰ったら見てくれる?」 「分かった」 「そっちで無理をしないでね……ねえ、今どこにいるの? 人の悲鳴が聞こえたわ」 「生徒達が騒いでるんだよ。皆研修旅行ではしゃいでるから……明日は一日、勉強を休んで遊園地だし」 「貴方も一緒になって羽目を外さないで、彼がお目付け役で付いていってくれて一安心だわ……」 「みんないい子にしてるさ。もう行かないと。愛してるよ、土産を買って帰るからね」 「私も愛してるわ、貴方」 通話を終えたとき、また廊下の向こうで青年がニヤニヤ笑いを浮かべているものかと思っていたが――既に彼は、職務に戻っていた。 頭から便器へ突っ込まれたか、小便でも掛けられたか、連れ戻されたMは床へぐったり横たわり、激しく噎せ続けていた。昼に食べた病院食は既に吐き出したのか、今彼が口から絶え間なく溢れさせているのは黄色っぽい胃液だけだった。床の上をじわじわと広がるすえた臭いの液体に、横顔や髪がべったりと汚される。 「うわ、汚い」 「こいつ、下からも漏らしてるぞ」 自らがしでかした行為の結果であるにも関わらず、心底嫌悪に満ちた声がそこかしこから上がる。 「早く動けよ」 どれだけ蔑みの言葉を投げつけられ、汚れた靴で蹴られようとも、もうMはその場に横たわったきり決して動こうとしなかった。頑なに閉じる事で薄い瞼と長い睫を震わせ、力の抜けきった肉体を冷たい床へと投げ出している。 糸の切れた操り人形のようなMの元へ、青年が近付いたのはそのときのことだった。枕元にしゃがみ込み、指先でこつこつと腕時計の文字盤を叩いてみせる。 「あんたはもう、神に身を委ねるつもりなんだな」 噤まれた口などお構いなしに、話は続けられる。まるで眠りに落ちようとしている息子へ、優しく語り掛ける母のように。 「彼女はもう、手足もなく、目も見えず耳も聞こえない、今頃舌も切り取られただろう……生きる屍だ。これ以上、彼女を生かすのはあまりにも残酷過ぎる……だからこのまま、手術が進み、彼女の肉体が耐えられなくなり、天に召されるのを待とうとしているんだな」 Mは是とも否とも答えなかい。ただ微かに顔を背け、眉間にきつく皺を寄せたのが肯定の証だった。 「俺は手術室に連絡を入れた。手術を中断するようにと。これでもう、終わりだ。彼女は念入りに手当されて、生かされるだろう。彼女は強い。生き続ければ、いつかはあんたに会えると、自分の存在があんたを生かし続けると信じているからだ。例え病もうとも、健やかであろうとも……彼女はあんたを待っていると、俺は思う」 Mの唇がゆっくりと開き、それから固まる。何かを、言おうと思ったのだろう。まるで痙攣を起こしたように顎ががくがくと震え、小粒なエナメル質がカチカチと音を立てる。今にも舌を噛みそうだった。青年は顔を近付け、吐息に混じる潰れた声へ耳を傾けた。 「彼女を……彼女を、助けてやってくれ。早く殺してやってくれ」 「だめだ。それは俺の仕事じゃない」 ぴしゃりと哀願をはねのけると、青年は腰を上げた。 「それはあんたの仕事だ。手術室にはメスも、薬もある。あんたがそうしたいのなら、彼女を楽にしてやれ。俺は止めはしない」 Mはそれ以上の話を聞こうとしなかった。失われていた力が漲る。傷ついた体は再び床を這い始めた。 それまで黙って様子を見守っていた生徒達が、顎をしゃくって見せた青年の合図に再び殺到する。無力な腕に、脚に、襟首に、胴に、絡み付くかのごとく手が伸ばされる。 今度こそMは、全身の力を使って体を突っ張らせ、もがき、声を限りに叫んだ。生徒達が望んでいたように。獣のような咆哮が、耳を聾する。 「やめてくれ……行かせてくれ!! 頼む、お願いだ、お願いだから!!」 「俺達の国の人間は、もっと酷い目に遭ったぞ」 それはだが、やがて生徒達の狂躁的な笑い声に飲み込まれる。引きずられる体は、病室を通り過ぎ、廊下を曲がり、そして、とうとう見えなくなった。Mの血を吐くような叫びだけが、いつまでも、いつまでも聞こえ続けていた。 再びMの姿が教授の前へと現れるまで、30分程掛かっただろうか。もう彼を邪魔するものは居なかった。時々小馬鹿にしたような罵声が投げかけられるだけで。 力の入らない手足を叱咤し、がくがくと震わせながら、それでもMは這い続けた。彼はもう、前を見ようとしなかった。ただ自分の手元を凝視し、一歩一歩、渾身の力を振り絞って歩みを進めていく。割れた花瓶の破片が掌に刺さっても、顔をしかめる事すらしない。全ての表情はすっぽりと抜け落ち、顔は仮面のように、限りなく端正な無表情を保っていた。まるで精巧なからくり人形の、動作訓練を行っているかのようだった。彼が人間であることを示す、手から溢れた薄い血の痕が、ビニールの床へ長い線を描いている。 その後ろを、生徒達は呆けたような顔でのろのろと追った。髪がめちゃくちゃに逆立っているものもいれば、ネクタイを失ったものもいる。一様に疲れ果て、後はただ緩慢に、事の成り行きを見守っていた。 やがて、汚れ果てた身体は、手術室にたどり着いた。 伸ばされた手が、白い扉とドアノブに赤黒い模様を刻む。全身でぶつかるようにしてドアを押し開け、そのままその場へ倒れ込んだ。 身を起こした時、��はすぐに気が付いたはずだ。 その部屋が無人だと。 手術など、最初から行われていなかったと。 自らが犯した、取り返しの付かない過ちと、どれだけ足掻いても決して変えることの出来なかった運命を。 「彼女は手術を施された」 入り口に寄りかかり、口を開いた青年の声が、空っぽの室内に涼々と広がる。 「彼女はあんたに会いたがっていた。あんたを待っていた。それは過去の話だ」 血と汗と唾液と、数え切れない程の汚物にまみれた頭を掴んでぐっと持ち上げ、叱責は畳みかけられる。 「彼女は最後まで、あんたを助けてくれと懇願し続けた。半年前、この病院へ放り込まれても、あんたに会おうと這いずり回って何度も逃げ出そうとした。もちろん、ここがどんな場所かすぐに気付いたよ。だがどれだけ宥めても、あんたと同じところに返してくれの一点張りだ。愛情深く、誇り高い、立派な女性だな。涙なしには見られなかった」 丸く開かれたMの口から、ぜいぜいと息とも声とも付かない音が漏れるのは、固まって鼻孔を塞ぐ血のせいだけではないのだろう。それでも青年は、髪を握る手を離さなかった。 「だから俺達は、彼女の望みを叶えてやった。あんたと共にありたいという望みをな……ステーキは美味かったか? スープは最後の一匙まで飲み干したか? 彼女は今頃、どこかの病院のベッドの上で喜んでいるはずだ。あんたと二度と離れなくなっただけじゃない。自分の肉体が、これだけの責め苦に耐えられる程の健康さをあんたに取り戻させたんだからな」 全身を震わせ、Mは嘔吐した。もう胃の中には何も残っていないにも関わらず。髪がぶちぶちと引きちぎられることなどお構いなしで俯き、背中を丸めながら。 「吐くんじゃない。彼女を拒絶するつもりか」 最後に一際大きく喉が震えたのを確認してから、ぱっと手が離される。 「どれだけ彼女を悲しませたら、気が済むんだ」 Mがもう、それ以上の責め苦を与えられる事はなかった。白目を剥いた顔は吐瀉物――に埋まり、ぴくりとも動かない。もうしばらく、彼が意識を取り戻すことはないだろう――なんなら、永遠に取り戻したくはないと思っているかもしれない。 「彼はこの後すぐ麻酔を打たれ、死体袋に詰め込まれて移送される……所属する組織の故国へか、彼の父の生まれ故郷か、どこ行きの飛行機が手頃かによるが……またどこかの街角へ置き去りにされるだろう」 ドアに鍵を掛け、青年は立ち尽くす生徒達に語り掛けた。 「君達は、俺が随分ひどい仕打ちをしでかしたと思っているだろう。だが、あの男はスパイだ。彼が基地への潜入の際撃ち殺した守衛には、二人の幼い子供達と、身重の妻がいる……これは君達への気休めに言ってるんじゃない。彼を生かし続け、このまま他の諜報員達に甘い顔をさせていたら、それだけ���亡人と父無し子が増え続けるってことだ」 今になって泣いている女子生徒も、壁に肩を押しつけることで辛うじてその場へ立っている男子生徒も、同じ静謐な目が捉え、慰撫していく。 「君達は、12歳の少女が犯されて殺される可能性を根絶するため、ありとあらゆる手段を用いることが許される。それだけ頭に入れておけばいい」 生徒達はぼんやりと、青年の顔を見つめていた。何の感情も表さず、ただ見つめ続けていた。 この辺りが潮時だ。ぽんぽんと手を叩き、教授は沈黙に割って入った。 「さあ、今日はここまでにしよう。バスに戻って。レポートの提出日は休み明け最初の講義だ」 普段と代わり映えのしない教授の声は、生徒達を一気に現実へ引き戻した。目をぱちぱちとさせたり、ぐったりと頭を振ったり。まだ片足は興奮の坩堝へ突っ込んでいると言え、彼らはとろとろとした歩みで動き出した。 「明日に備えてよく食べ、よく眠りなさい。遊園地で居眠りするのはもったいないぞ」 従順な家畜のように去っていく中から、まだひそひそ話をする余力を残していた一人が呟く。 「すごかったな」 白衣を受付に返し、馴染みの医師と立ち話をしている間も、青年は辛抱強く教授の後ろで控えていた。その視線が余りにも雄弁なので、あまりじらすのも忍びなくなってくる――結局のところ、彼は自らの手中にある人間へ大いに甘いのだ。 「若干芝居掛かっていたとは言え、大したものだ」 まだ敵と対決する時に浮かべるのと同じ、緊張の片鱗を残していた頬が、その一言で緩む。 「ありがとうございます」 「立案から実行までも迅速でスムーズに進めたし、囚人の扱いも文句のつけようがない。そして、学生達への接し方と御し方は実に見事なものだ。普段からこまめに交流を深めていた賜だな」 「そう言って頂けたら、報われました」 事実、彼の努力は報われるだろう。教授の書く作戦本部への推薦状という形で。 青年は教授の隣に並んで歩き出した。期待で星のように目を輝かせ、胸を張りながら。意欲も、才能も、未来もある若者。自らが手塩にかけて全てを教え込み、誇りを持って送り出す事の出来る弟子。 彼が近いうちに自らの元を去るのだと、今になってまざまざ実感する。 「Mはどこに棄てられるんでしょうね。きっとここからずっと離れた、遙か遠い場所へ……」 今ほど愛する者の元へ帰りたいと思ったことは、これまで一度もなかった。 終
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「オオオ」
「やめときなよ、あんなの」とフミはいつもの彼女の癖でまぶしそうに眼を細めて言った。大学の近くにある喫茶店「ナカノ」で講義の合間に私とフミはたまに2人で時間潰しをする。「ナカノ」は店内が薄暗くて狭く陰気なせいか大学から徒歩5分という立地の良さに関わらず大抵ガラガラだ。私とフミはこの店のそんなところに居心地の良さを見出していた。「あんなの」私は繰り返す。私は、朝香さんのことを好きになってしまった。「朝香さんって見るからにオタクじゃん。いつもチェック柄だし、きっと二次元のキャラクターの抱き枕とか部屋のベッドに転がってるよっ、それどころかもしかしたらロリコンかもしれない」とフミは臆面なく私の好きな人のことをくそみそに貶してくれる。しかし私は朝香さんのことをこうやってフミに貶されるのを聞いていて悪い気持ちがしない、むしろ、少しすかっとする。すかっとするのは朝香さんへの愛ゆえに、ではなく私のナルシシズムのせいかもしれない。朝香さんとはフミと一緒に取った社会心理学の講義のグループディスカッションでたまたま同じ班になり知り合った。初めてのひとめぼれだった。朝香さんの筋の通った鼻も、とろんとした一重の目も、のどぼとけも、毛深くて白い華奢な腕も、とても綺麗だった。「どーこが」フミはつっけんどんに言う。フミとは高校の頃からの友達で、そして2年生になってろくにサークルにも入っていない私の大学での唯一の相談相手だ。フミは私とは対照的に入学してすぐバンドのサークルに参加し、ほどなくしてそのサークルの3つ上の先輩と付き合いだした、ユウくん、とフミがそう呼ぶ恋人は留年してしまったのでまだ在学している。フミはユウくんとの話をあまりしない、たまにユウくんとは最近どうなの、と訊ねると決まって「まあまあかな」と返ってくる。私は朝香さんと「まあまあ」になりたいのだろうか、よくわからない。でも朝香さんのことを考えていると胸がきゅっとなってお腹のあたりが切なくなり、たまらなく嬉しくて悲しくて泣きたくなる。いままでに男の子と恋愛らしきことをしたことは2回ある。しかしいずれのときも朝香さんを想っているときのようなやるせない気持ちに陥ることはなかった。「まあでもミウが本気なら私も応援するってこの前も言ったからね、ラインは返ってきたの?」私は先々週の講義の際、グループディスカッションの打ち合わせがしたいという口実で朝香さんとラインのアカウントを交換することに成功したのだ。「いや、まだだけど、朝香さんはいつも一旦トークが途切れると次の返信まで20時間はインターバルがあるから、ま、そういうところもらしくて好きなんだけどな」そういうところ、そう、私は朝香さんのおっとりとしてマイペースなところに触れていると心地良いんだ、私の話を聞きながらフミはまたまぶしそうな眼をしている。私はフミのこの表情がかわいくて好きだ。「普通男の子は気になる相手だったら自発的にがんがん連絡してくるし、朝香さんは現段階ではサヤに異性としての興味は無いってことね」「そうかな」私はテーブルの左の窓際に置いてある木製の赤い仔馬の置き物を見ながら返事をした、埃が仔馬の首の付け根のところにこんもり溜まっているのが気になった。「でも大丈夫大丈夫、朝香さんは絶対女の子に免疫がないからミウが押せば100パーいけるよっ」「そう…かな」「そうだよっ、ていうかそろそろいかなくちゃ」私は席を立つ時に窓の外を見た、店に来る前より少し陽が傾いている。昼下がりの往来は人気がなくしらけていて、眺めているとなんだか眠くなってきた。それから講義を終えアパートに帰ってレポートを作成していると、朝香さんから返信が来た。「そうなんですよ、実は僕もロードバイクには興味があるのですがいかんせん高価で。ところで急で申し訳ないのですが今度もし都合のつく日があれば僕と植物園に行きませんか?」
私は朝香さんの顔が好きだ。けれど私は1人でいるときにその朝香さんの顔を鮮明に思い出すことができない。フミに朝香さんの話をしているときはそんなことないのだけれど。
ふとしたとき、私の中で断片化され���朝香さんのかけらが集まって淡い朝香さんの像を結ぶ。私はそれをとらえようとする、すると、淡い朝香さんはたちまち解けて海に落ちた水滴のように溶けていってしまう。そんなときに私は消えてしまいたくなる。それは自己否定ではなく、瑞々しくて満たされた気持ち。私にとってあの人は透明で、淀みなくて、捉えることができない水。その朝香さんと私は並んで植物園を目指して緑地公園の林道を歩いていた。植物園は広大な緑地公園のちょうど中心部にある。私と朝香さんは14時に緑地公園に接した市営地下鉄の駅前で待ち合わせをした。私が集合時間10分前に着き、朝香さんは2分遅れて来た。心地よい秋晴れで、林道にはほどよく木漏れ日が射していた。鳩たちがさくさく枯葉を踏み鳴らして林の中をうろうろしている。 「そういえば今日はどうして植物園に誘ってくれたの?」少し背��高い朝香さんの顔をちらと覗くとその顔はぼんやりと影に包まれていてよく見えなかった。 「んー、なんとなく、かな」 「なんとなく」 「はい、なんとなく」 なんとなく、かー 私は心のなかで反芻した。私も朝香さんもそれっきりだんまりで林道を歩き続けた。私は朝香さんのことをいつも1人でいるときのように切実に想えていないことに気がついた。そう想おうとしても、うまくいかなかった。なんでだろう、と私はまた心のなかでひとりごちた。しかしそのことに対する安堵を感じている自分もまたいた。カラスが林の奥の暗闇の中でぎゃあと鳴いた。風が梢をさらさらと優しくなぜる。やがて道が尽き林が開けた。「あれあれ」朝香さんが独り言のように呟く。植物園は銀色に鈍く光る近代的な半球だった。辺りに人気はなくしんとしていた。建物をぐるりと囲った底のタイルが苔まみれの人工池で���おおきな鷺が気持ち良さげに羽を伸ばしている。「ここにはたまに独りで来るんだ、小さいときによくじいちゃんに連れてこられたから思い入れがあって。」「そうなんだ。」私は相槌を打ち何か話を繋がなくてはと思ったが何も思いつかなくて結局話の接ぎ穂を失ってしまった。朝香さんはふわふわした足取りで私の少し前を歩いている。終始朝香さんはまるで私なんか居ないかのような振る舞いだった。こういう超然とした人だから同い年にもかかわらず私とフミはさん付けで呼んでしまうのだなということに気がついた。
朝香さんは入場券を私の分も買ってくれた。最初は断ろうとしたけどそれも失礼かと思い直しありがたく入場券を受け取った。ここへ来ても朝香さんへの恋心がいつものように燃えないのが悲しくて少し、帰りたかった。産まれてはじめて来た植物園は不思議な匂いがした。それは植物の葉や木の実の青々とした匂いとはかけ離れてるような気がした、たとえるならば、清潔で無機質なリネン室のような感じ。館内の彼方此方に設置された小さなスピーカーから川のせせらぎの音や虫のさざめきやエキゾチックな鳥の鳴き声が流れている。植物園のそんな張りぼてじみた掴み所のない雰囲気が私と朝香さんの関係にぴったりだな、と妙に私は得心した。 朝香さんは植物に呼び寄せられたように順路の展示から展示へ、私の前をふわふわうつろう。私はそのふわふわにたどたどしくついて行く。バナナの木の前の説明文にハワイには「バナナの実は1日にして熟さず」ということわざがあるというトリビアがあった。なにごとも辛抱が大事だという意味 とのこと。私の茫漠とした息苦しさを伴うこの灰色の気持ちも、辛抱して時間が経てばやがていつかバナナのように鮮やかに熟して美味しく食べられるのかしら。そんなことを考えながらその説明文に気を取られていると、朝香さんはいつの間にか先へと進み椰子の木を見上げていた。その突き出た白く光る喉仏が綺麗で、私は少し欲情した。しかしそれは朝香さんへの恋うんぬんではなく、システマチックなものだったので私はまたやりきれない気持ちになった。「私ほんとうは朝香さんのことが好きじゃないんだ」小さい声でそっと私は呟いてみた。そのことばは頭上のスピーカーでリフレインされている鳥のけたたましい鳴き声にかき消された。
しばらく歩くと私と朝香さんは池を模した熱帯の水生植物の展示コーナーに出た。そこは本館から外に突き出たビニールハウスだった。熱帯の環境を再現しているため少し暑く、蒸した。目の前の池に目をやると巨大な丸い蓮の葉が静かに浮いていた。その滑らかで澄んだ深い緑の、眺めているとうっとりとしてしまうような完璧な円は泰然としていて、限りなく調和のとれたものであるように思えた。「わ~」と私の口から思わず感嘆の声が漏れる。その植物は「オオオニバス」というものらしい。その名前の「オ」が3つ連続してるところが珍奇で面白かった。そしてそれを朝香さんに伝えようとしたのと同時に朝香さんが「「オオオニバス」の「オオオ」の部分って可笑しいよね。」といままで見たことのない満面の無邪気な笑みを浮かべ、この日初めて私の顔を正面から見た。その不意打ちの眩しさを受けて私は思わず目を逸らした、初めて朝香さんと同じことで笑えるのがとても嬉しかった。なのにそれを口にすることが出来ずに、黙って朝香さんから目を逸らしてしまう自分が恥ずかしくて、顔から火が出たように熱かった。私には自分の耳が赤くなっていることがわかった。そしてそれが朝香さんに気づかれませんように。と反射的に祈った。「そうだね」と私は俯いて呟くように返した。本当は朝香さんと今の朝香さんと同じように笑い合いたいはずなのに、私には勇気がなくてそれができなかった。お腹のあたりがしくしくする。
しばらく私たちは無言でその「オオオ」ニバスに見入っていた。
それからオオオニバスを後にしてサボテン 多肉植物 高原の植物 食虫植物と展示を順に見ていき、やがて植物園の出口にたどり着いた。私は少し疲れて頭が酸欠気味でぼうとしていた。朝香さんと私は来た時と同じようにほとんど無言で緑地公園を突っ切り、一緒に地下鉄の駅まで歩いた。ずっと歩き通しだったのに朝香さんは依然としてふわふわとした足取りを保っている。もう陽は少し暮れていた。
「ミウさん今日は付き合ってくれてありがとう」
「いえいえ、こちらこそありがとう」
「実は先月おじいちゃんが死んじゃって」
フラットなトーンで藪から棒にそんな話をするので私は面喰らった。
「え、そうなんだ それはお悔やみを…」
「俺じいちゃんっ子だったからとてもショックで参っちゃって、だから悲しくなるからこの植物園にももう来れないかと思ってたけど、なんとなくミウさんとならまたいつもと同じように楽しめると思ったんだ。そしてその予感の通り今日はとても楽しかった。行きの時はなんとなく誘ったって自分でも思ってたんだけど、植物園にいると無意識にそういう動機に駆られてたってことに気付いたんだ、だから今日はありがとう」
私は朝香さんが何を言っているのかよくわからなかった。いや、言っている意味はわかるのだけれど、それをどう受け止めてよいのわからなかった。けれど朝香さんのその言葉を聞いて私はむずがゆく温かくて優しい気持ちになった。そのとき私の中で何かがふつり、と切れたのを確かに感じた。するとやにわに先刻の「オオオ」の言葉が実態を失って抽象化された状態で私の心の中心にぽっかりと浮かび上がってきた。それは虫のぬけがらのように透明で、優しかった。激しい夕陽の陽射しを横に受けた朝香さんの顔は影になってよく見えなかった。
私たちは当たり前のように地下鉄の駅で解散した。朝香さんは私の乗る線とは別の電車に乗って帰った。階段を昇るのを見送っていると朝香さんはこっちを見ずに バイバイ とほぼ直角に挙げた右手を振って階段の出口に吸い込まれていった、彼の手を振るその仕草は、いつになくきびきびとしていた。私に気持ちを打ち解けて心が解れているのか、明らかに彼はいつもの朝香さんより活発になっていた。私は朝香さんを見送って少しホッとした、すると、おなかが空いてきた。そういえば、今日のお昼何も食べてないや。そしておなかが空くと、私はフミに無性に会いたくなった。
帰りの電車に揺られながらスマホの「Diary」アプリを開き、新規作成ページに「2017/10/14Sat.」と題を付け、少し考えてからその内容に「オオオ」とだけ打ち込んで保存して、閉じた。
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絵が描けなくて困っている話
個人的な備忘録として、ちょっと書いておこうかなと思った話。全然読まれなくても良いし、何かリアクションを求めている訳でもないんだけど。でも自分自身でどうにもならない、どうにかしたい、どうにかなってほしい、何かが変わってほしいと願っているので、もがいてみます。
自分が絵を描くきっかけになったと思っている出来事のお話。まだ幼稚園(保育園)の頃だったか、小学校に入りたてくらいの頃だったかなあ。学校の行事として、親と一緒に絵を描くというものがあった。体育館の中で、クラスだか学年だかいっぱいの生徒とその親御さんが一緒になって座り込みながら大きな画用紙を広げて。色とりどりのマーカーで好きなように好きなだけぐちゃぐちゃに色を置いて、その上から黒いクレヨンで全体を塗り潰して。そして最後に割り箸か何かを使って、クレヨンをこそぎ落とすように線を引いていく。そうするとクレヨンが削れた部分から下に置いたマーカーの色が見えて、なんだか宇宙空間に落書きしたような絵が浮かび上がる。(成人して以降インターネット越しにそういった絵の話題を見た事があるので、たぶん多くの人が経験しているものなのだと思う)
覚えている中で、絵を描く事が好きになった一番最初の記憶だ。クレヨンが削れて黒の隙間から色が差し込んで、それが絵になった時の衝撃は忘れられない。もう少し正確に言うと、その感情自体を覚えている訳ではない。ただ、衝撃を受けたという事実が記憶にしっかりと刻み込まれている。
ここ最近はというと、4~5月頃からずっとダイエットに勤しんでいる。メニューはというと、少しばかりの食事制限と、軽めの筋トレと、ロードバイクによる有酸素運動と。継続する事が最優先事項なので、無理のない範囲でと比較的ゆるめのメニューになっている。おかげ様で現在はひと月あたり約1kgペース、開始時点から4~5kg体重が落ちた。元々ひと月あたり2~3kgペースを想定していたので、そこからすると全然のんびりペースだ。筋肉が付いたであろう分プラスにはなるが、それでもゆるいみたい。
運動は基本的にあまり考える事が少ないし、比較的早く、やればやるだけ結果が出るから楽だ。目標を突破できると楽しい。
他には(運動のお供に)アニメを観たり、映画を観たり、本を読んだり、twitterをぼーっと眺めたり、部屋の片付けをしたり、誰かが描いた絵を見たり、動画を観たり、音楽を聴いたり、歌を歌ったり、ラジオを聴いたり、ごはんを食べたり、お仕事を探したり、時々は外に出たりしている。
どれも楽しい。
8月の始まりくらいからだったと思う。夏コミの原稿が終わって、少しのんびりしている頃。直接関連性は無い(と思っている)んだけど、もしかしたら影響はあったのかもしれない。しばらく凹むような精神状態で。悪影響があったのかなあ、以降にふと絵を描き始めた時に、「楽しくない。面白くない。」という感情が芽生えてしまって。
絵を描きたくないと思う事は今までにもあったし、全然上手く描けないスランプの時もあった。というか、割とよくある事かなあと思う。いつもの場合、大抵は時間が解決してくれるというか、それこそ絵を描く以外の事をしてみたり、寝てみたり、誰かと喋ったり、そうしていく内にまた意欲が湧いてきて今まで通り絵が描けるようになる。
なんだけど、どうも今回はそれとは違う感覚があって。
絵を描く前段階とか、描いてる最中とか、描き終わった時とか、自分は大体頭を悩ませている。ずーっとうんうん悩んでいる。何を描こうかな、どんな絵にしようかな、どんな想いを込めようかな、誰を描こうかな、どんな表情が良いかな、どんなポーズが良いかな、構図は、アングルは、登場人物は、ストーリーは、ベタは、色は、影は、服の皺は、レイヤーは、こんな効果を実現するためには、バランスが悪いな、もっと描き込みたいな、画面うるさくならないかな、色浮いてないかな、視線誘導できてるかな、どこか物足りないな、何が変だか分からないな…。
手癖で描ける簡単な絵よりも、技術的に難しい絵の方が辛くても燃える。楽しい。好きなものが描ければ楽しい。ディティールをちまちまと詰めていくのも楽しい。自分の頭の中にあるものを何かしらの形で表現する事は楽しい。はずだが、実際のところ絵を描く前でも最中でも終わった後でも、辛く、苦しいばかりで、楽しい楽しいなんて感じる事は少ない。それでも終わった後は達成感がある。全力を出し切った絵はついついじっくり見返してしまうし、やり切れなかった絵は失敗した箇所を次回修正できるようにとちょっと注意したりする。あまり見返したくない絵だって中にはある。
辛くて苦しいばかりで、基本的には「楽しい」と明確に感じる事はほとんどない。でも、そういった苦しみとか、達成感とか、そういうのを諸々含めて「絵を描く事は楽しい」と認識しているのだ。どエムか。
今回感じた感情は今までとは違うと感じている。それは何故かというと、明確に「楽しくない」と感じてしまったところだ。「楽しい」と感じる事はなかったとしても、「楽しくない」と、否定してしまう事はなかった。
今現在の私はというと、体は相変わらず動かしているし、近いところに話を聞いてくれる人もいて、絵を描く以外の事も充分楽しめているし、絵を描くという行為に対しても意欲はある。でもいざキャンバスに向かってみると、筆を執ろうとしても手が伸びない。ようやく描き始めても「楽しくない」と感じてしまってすぐ辞めてしまうし、無理に頑張って続けても手癖で描けるような顔だけの絵ひとつに2~3日もかかってしまう。一応描ききった絵もあるのだけど、今まででは考えられないくらい簡単なくせに時間がかかった絵と、奇跡的に以前に近い気持ちで描けた絵だけで、それ以外はただ手が動いて線が引けただけの空っぽの何かが転がっているだけだ。
とてもありがたい事に、たくさんの方々から励ましの声とかアドバイスとか喝とかを頂いていて。本当に本当にありがとうございます。実際とても力になっていて、何度も前を向く気力にはなっているのですが、未だに抜け出せない自分自身が悔しくなるばかりで。
絵というモノに対して、少なくとも何かひとつは自分の欠片を込めたいなと思っている。好きなもの、フェチとかでも良いし、見る人に対するメッセージ、誰にも伝わらなくていい自己満足みたいな熱、こだわりの線でも良いし、色でも表情でも人でも良い。
でも、今自分が描ける絵には何も込められない。好きも嫌いもない、上手いも下手もない、良いも悪いもない、楽しいも面白いも達成感も試行錯誤も知識もアイデアも努力も閃きも妄想も欲望も何もない。何も感じられないのだ。
少なくとも、私はそんな何もない絵は描いていたくはない。
「一生絵を描いていくぞ」ってずーっと思っているのだけど。年寄りになったら某アルプスのアニメみたいな山小屋でひっそりと絵を描いていたいだとか、今際の際まで寝床で筆を走らせていたいだとか、半ば冗談みたいな夢があって。これから先の事を諦めるってヴィジョンが全然無いので、きっと克服できると思っているのだけど。思ってたよりも深刻。
もしかしたら明日になれば何事もなかったかのようにへらへら絵を描いてるかもしれない。でも、また同じ感情を抱いてしまったら、本当にもう駄目になってしまうような気もして。どうしたもんかなあって、やっぱりもがくしかない。
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秋休み2日目🍁 朝スイム後にロードバイク練習🚴♀️ 平和観音・大谷観音・大谷資料館・ガレットランチ 夕方からはトライアスロンスクールと競泳頑張ります💪 #ロードバイクのある風景 #ロードバイク大好き小学生 #宇都宮観光 #宇都宮ランチ #秋休み
秋休み2日目🍁 朝スイム後にロードバイク練習🚴♀️ 平和観音・大谷観音・大谷資料館・ガレットランチ 夕方からはトライアスロンスクールと競泳頑張ります💪 #ロードバイクのある風景 #ロードバイク大好き小学生 #宇都宮観光 #宇都宮ランチ #秋休み
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秋休み2日目🍁 朝スイム後にロードバイク練習🚴♀️ 平和観音・大谷観音・大谷資料館・ガレットランチ 夕方からはトライアスロンスクールと競泳頑張ります💪 #ロードバイクのある風景 #ロードバイク大好き小学生 #宇都宮観光 #宇都宮ランチ #秋休み
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豊橋技術科学大学学生宿舎徹底攻略
高専 Advent Calender 2018の20日目の記事です。 はじめましての方ははじめまして、ぱくとまです。 苫小牧高専を去年卒業し、豊橋技術科学大学に編入しました。 今回の記事では"豊橋技術科学大学学生宿舎徹底攻略"と題しまして、来年度以降に高専から豊橋技術科学大学に編入してくる学生さんに向けて学生宿舎と呼んでくださいでQoLの高い生活を送る為のTips集を書いていこうと思います。 なお、GAC学生の住むTUTグローバルハウスなるものや、大学院生が��むE棟、女子寮生が住むF棟はここでは扱いません。謎なので。この記事で扱うのは、男子学部生が住むA-D棟(私が住むのはA棟)となります。 まずは、豊橋技科大Webサイト内では頑なにアップロードしようとしない入学当初の学生宿舎をご覧ください。
独房です。 写真映りが悪くてあまり見えていませんが、床はタイルです。 Webサイトの見取り図に書いてある謎の収納スペースは上部に金属の棚として付いています。 次に、9ヵ月後の学生宿舎をご覧ください。
暮らせる気がしてきませんか?私は暮らしています。
生活環境を改善するには、まずは問題点を知ることが重要です。
学生宿舎の問題点を挙げてみましょう。
・床がタイル
裸足で歩けません。人権がありません。
・狭い
そもそもで狭い上に、収納がないので棚などを増やすと生活空間が埋まっていきます。
・玄関がない
ドアを開くとすぐ自室!しかも内開き!ただでさえ狭いのにドアを開くためのスペースが持って行かれます。
・部屋にキッチンがない
私物放置不可の、コンロ2口、シンク1つ、電子レンジ1つの補食室があります。1フロア20人に対して1部屋です。常に混雑。治安が悪い。
・壁が薄い
隣の人が電話している声が聞こえます。スピーカーを使うなら隣から殴り込まれても泣かない勇気が必要です。
・虫が出る
(北海道民基準で)異常に虫が出ます。夏は蚊もひどいです。謎の虫も出ます。蟻も出ます。ゴキブリはまだ室内では見たことがありませんが、外のごみ捨て場にはいます。
・湿度が異常
梅雨〜秋は毎日80%越えです。
・エアコンが臭い
部屋運ですが、大抵カビています。
・DoCANVAS
インターネット回線が非常に評判の悪いISPとの契約に縛られていて、夕方〜夜には1Mbps出ない日もざらでした。
ただ、友人によると最近は改善されてきており、夜でも5Mbps程度出る日も多いそうです。(ベストエフォート100Mbps回線とは)
散々な学生宿舎ですが、良い点もあります。
・学校が近い
これが全てです。どの教室の授業でも自転車で5分前に出ればギリギリ出席が間に合います。(個人の感想です)
・全自動洗濯機&乾燥機
1フロアに2つずつあります。20人に対して2つずつなので常に混んではいますが、乾燥機特有の臭い等が許容できるなら(柔軟剤入れれば気にならないかと)、物干し竿は不要です。
電気式乾燥機なので平気で3時間はかかりますが……。
・一部屋ごとに20Aの電力契約
一人暮らしの人権としてはギリギリセーフの電力です。部屋の電子レンジとIHコンロを同時に動かしてもブレーカーが落ちません。ノンフライヤーも同時に動かすと落ちます。自宅サーバーは回線の件もありやめておいた方が良いです。
・大浴場
共用棟という所に、大浴場があります。広くてそこそこ綺麗です。時間制限(18-22)があり、日曜日は使えませんが(シャワーは出るのでみんなシャワーを浴びている気がする)、便利です。
一階にシャワー室もあります(シャワーは3つ)が、あまり混んでいない気がします。私もほとんど使いません。正直あまり綺麗じゃないし……。
・徒歩10分の学食で朝昼晩(土日は昼晩)食べられる
私は使っていませんが……。(自炊に比べるとどうしても高いので)
これらを踏まえて、学生宿舎入居にあたって購入を推奨する家具家電をリストにしました。
・絨毯・ラグマット・タイルマット
スリッパ生活をするなら不要ですが、個人的にはおすすめです。
・スリッパ・サンダル(クロックス等)
お風呂やトイレやキッチンが全て部屋の外にあるので、ほぼ必須かと。スリッパ生活の人は外出用サンダルと室内用スリッパを分けていたりします。
・冷蔵庫
自炊をする気がなくても小さいものを持っておくとなにかと便利です。自炊をするならもちろん必須。一人暮らしサイズなら大は小を兼ねるので大きめなものをおすすめ。
・掃除機
まともに生きるなら必須。ハンディタイプが使いやすいです。
・自転車
ないと外出の手段がなくなります。(バスが異様に高いので)特に自炊をするなら必須。
便利度も価格も
ママチャリ<変速付きママチャリ<ロードバイク・原付・電動アシスト<車
の順です。ロード・原付・電動アシストはそれぞれの良し悪しがあります。
車は学部四年生からでないと駐車場が使えないので、最初は二輪車になるかと。
私は電動アシスト自転車を使っていますが、正直変速付きのママチャリでもいいかと思います。
・衣装ケース
ベッドの下に置きます。収納は重要。サイズは適当で良いと思います。上部分に物も置けますし。
追記:
・靴置き
部屋の作りにはよりますが、部屋を広く使うなら玄関代わりの靴置きは欲しいです。
・IHコンロ
キッチンから遠い部屋で自炊をするなら。ただ部屋自炊は汚れます。壁の近くですると壁が汚れるので(汚れが落ちなくなる)料理コーナーを作ってレンジガードなどを用意すると良いかもしれません。私は面倒なので部屋の真ん中でテーブルを出して料理をしています。床は汚れます。悲しいね。
・炊飯器
自炊するならもちろん、自炊しない場合でもご飯だけ炊いて惣菜を買うと食費は抑えられます。一番近いスーパーが自転車で20分くらいかかるイオン(通称なんじゃす)なのが問題ですが。
・その他
カーテンとか、洗面器とか、食器洗い用の水切り桶とか。
次に、私は便利だと思っているけど必須ではない家具家電リストです。
・電子レンジ
補食室にも電子レンジはありますが、部屋の中でレンチン出来るのは便利です。私の部屋にはオーブンレンジがあります。オーブンレンジならピザも焼けます。一昨日焼きました。べーグルも焼けます。先月焼きました。趣味です。オーブンレンジはパン作りの趣味がないなら要らないです。
・ノンフライヤー
冷凍フライドポテトがカラっと揚がります。鶏の唐揚げも(煙がもくもく出るけれど)揚げられます。洗うのが異常に面倒です。要らないです。
・たこ焼き器
たこ焼きが焼けます。要らないです。買うなら焼肉もお好み焼きも出来るホットプレートがおすすめです。結局要りませんが。
・電気ケトル
私は紅茶を飲むために使っています。お茶・コーヒー・カップ麺のどれかを日常的に飲食するなら必須かもしれませんが、そうでないならやかんでいいと思います。
・除湿機
エアコンで良いです。冷房つけても暖房つけても湿度は下がります。下がらない時は除湿機があったって下がりません。
・食器棚
自炊をするなら便利です。お皿や包丁、粉物や調味料などを収納するために使っています。
最後に、生活Tipsをいくつか書いておきます。
・レンタル布団は契約しなくても良い
布団を買えばシーツやタオルケットは宿舎の洗濯機と乾燥機で洗えます。
ベッドには謎のマットレスが据え付けられているので買うなら敷ふとんか薄いマットレスが良いです。僕はコイルマットレスを買ったせいで据え付けのマットレスを折ってベッドの下に突っ込むことになりました。多分カビています。
・インターネット
固定回線から抜け出すための強い味方であるWiMAXは、残念ながら学生宿舎では受信できません。
しかし、世の中には民泊wifiという謎のサービス群があり、月々3000円ほどで恐ろしい容量が使用できるSoftbankのMVNO SIMが手に入ります。
私はキャンペーンを狙ってw/wifiというサービスを契約し、初回事務手数料0円で月々2900円で100GBのSIMを使用しています。30Mbps程度出て夜も速度低下があまりなく、非常に快適です。pingは遅いですが……。
どうしてもDoCANVASに耐えられなくなった場合は、このようなものを検討しても良いかもしれません。
・自炊は三年後期からにした方がよい
編入生の三年前期は忙しいです。電気系(通称2系)は最も忙し(いらし)く、情報系(通称3系)もそこそこ忙しいです。忙しいと言っても3系は高専のレポートがピークの時期よりはまだマシな程度ですが、それと新生活、慣れない一人暮らしが合わさると本当に精神がすり減ります。具体的に言うと、授業終わりに夕飯作って片付けようとするとキッチンが埋まっていたりすると本当にイライラします。30分後にまた行くと違う人が使っていたりすると発狂しそうになります。1時間後に行くとまた違う人が使っていて発狂します。そんなことが毎日のように繰り返され、最終的にノイローゼ気味になります。なりま��た。
後期からは空きコマが出来て混まない時間帯にキッチンを使えたり、フロアの人の生活リズムが分かってきてぶつからないように使えたりするようになります。また、割り箸��皿作り置き冷凍ごはん&おかずのコンボで洗い物を発生させないなどの動きも出来るようになってきます。
一人暮らしというのは結構疲れます。特に自炊は非常に体力を使います。学生の本分は勉強であり、あるいは趣味であり、決して生活ではありません。自炊は余裕が出来てからすることをおすすめします。
以上です。学生生活頑張っていきましょう。
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しまなみ海道サイクリングは、ロードバイク初心者や、ロングライド初挑戦の方にこそオススメ!
トライアスロン好きで、ときどきアウトドアで仕事するWEB屋さんのうえせい(@charin_co)です。
自転車乗りにとっては、一度は走ってみたいサイクリングコースとして、国内だけでなく最近は世界的にも注目されている「しまなみ海道」。
先日、たけしさん(@_takesanpo)主催の「たけさんぽ」というフォトウォークが尾道で開催で、参加させてもらうついでに、せっかく尾道まで来たのだから翌日その「しまなみ海道」を自転車で走ってきました。
尾道でフォトウォークイベントを開催しました #たけさんぽ広島
ホントは「しまなみ海道」を自転車で走るのは2回目なのですが、前回は「しまなみ海道トライアスロン」に出場した翌日で、しかも時間的な余裕も無かったことから、3島ほど訪れたのみで、早朝だったこともあり観光もしていませんでした。
今回は、夕方までの日中をフルに使ってバッチリ全島走ってきました。
そして、ボクが感じた感想は
めちゃ楽しい!
ロングライド初心者、もしくは初めてでも安心!
写真とともに、初心者でも安心だと思うポイントと、ボクの感想をご紹介します。
そもそも、しまなみ海道は自転車の場合、どんなところを走るの?
うえせい
実際にボクが走ったコースを表示したSTRAVAというサービスで表示したマップです!
広島県尾道市と、愛媛県今治市の間にある瀬戸内海に浮かぶ島々を橋で結んだ道路が「しまなみ海道」です。 このような自動車が有料で走る連絡橋の場合、自転車は通行禁止であることが多い中、尾道側から向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島の6島を結ぶ橋すべてを景色を見ながら走れるとあって、大人気のサイクリングコースとなっています。
アップダウンは意外とある
うえせい
こちらも実際にボクが走ったコースの高低差です
思ったよりアップダウンしてませんか?
しまなみ海道は自動車で走ると、島の真ん中を自動車専用道路で突っ切るためにそれほどアップダウンはありませんが、自転車の場合は島から島を結ぶ橋を渡るたびに、海岸線まで下ることになりますので、次の島に行く時には再び橋の高さまで上る必要があり、このようになります。
うえせい
つまりグラフでひょこっと高くなっているところは、橋の上ってことです
ただし、橋までのアプローチは山道を上ることはなく、傾斜を緩やかにした専用のスロープを上る(下りも)ことになりますので、それほど大変というわけではありません。
初心者や、普段自転車に乗らない人にオススメできる理由
素晴らしい景色を見て、スローな旅を満喫できる
自動車でこのしまなみ海道を移動してしまうと、自動車専用道路で一気に渡ってしまうために、同じ本州・四国間を結ぶ、瀬戸大橋や明石海峡大橋&鳴門海峡大橋とそれほど大差ありません。
一度下りたとしても、自動車の速いスピードでは景色は楽しめても、気が向いた時に気軽に停めて、そのあたりを散策するような、地元を満喫するような楽しみ方はできません。
その点、自転車でしまなみ海道を移動する場合、ひとつひとつの島すべて一度下りて、島を自転車で移動するため、ボクのようにノープランで走っても、サイクリングロードの最中に見つけたカフェやレストラン、お土産物屋さん、その他いろんなところに寄り道ができるのです。
迷子になる心配はない
島の中には、サイクリングロードであることを示すブルーのライン(ブルーライン)が敷かれてあり、「尾道」「今治」のどちらかの方角を示した表示もあるため、まず迷うことはないでしょう。
橋の上には、完全に自動車と区別された自転車道がある
普段から、ロードバイクに乗っている人からすると、歩道を自転車で走るなんて危ない(こちらが加害者になる可能性も高い)ことは絶対にしませんが、初心者や普段ママチャリ以外は乗らない人からすると、車道を走るというのは怖いらしいですね。
うえせい
とはいえ、普段の生活では、車両法では自転車は軽車両にあたり、軽車両は車道の左側を走ることになっているので、車道を走りましょうね!
特に橋の上で自動車専用道路の側道となると怖さもありますが、ガードレールなどで完全に区別されたところを走るので、安全な通行ができます(ただし、橋によっては対向だったり、歩行者や原付と一緒だったりするので、注意は必要です。
「サイクルオアシス」や「島走レスキュー」といった施設が充実
サイクリングの時に疲れたり、トイレに行きたくなったり、などいろいろとストップしないといけないシーンは多いのですが、通常はコンビニに駆け込むことが多くなると思います。
しかし、しまなみ海道では「サイクルオアシス」という、地元のカフェやレストラン、小売店、その他ガソリンスタンドなどでも、トイレ、給水、休憩スペースを提供してくれており、「サイクルオアシス」の表示がある場所には気軽に立ち寄ることが可能です。
うえせい
ボクも、いくつか立ち寄りましたが、とてもフレンドリーに話しかけてくれたりしましたよ
しまなみサイクルオアシス
また、「パンクしたらどうしよう」「自転車が故障したら・・」なんて心配もあるでしょう。
ここが初心者の方や、初挑戦の方の最大の心配事かも知れませんが、しまなみ海道には「しまなみ島走レスキューポイント」というものがあり、パンクや自転車の異常があれば、最寄りのレスキューポイントに電話をして、自転車を押していって修理をしてもらいます。 ※レスキューポイントによっては、駆けつけてくれるサービスがある場合もあるようです。
また、普段運動をしてなさ過ぎて、途中でへばってしまって、もう動けない〜なんて時や、最寄りのレスキューポイントまで遠いなんていう場合、自転車ラックを積んだレスキュータクシーもあり、自転車ごとタクシーで運んでくれたりもします。
これだけ、整っていれば安心ですよね。
しまなみ島走レスキュー
自転車を持っていなくても、乗り捨て可能��レンタル自転車がある
とても楽しそうだけど、そもそも自転車を持っていない。もしくは、遠方で自転車を持っていけない。など、理由は様々ですが、マイ自転車でしまなみ海道を走れないって人の方が多いと思います。
A さん
レンタル自転車があるのは知ってるけど、借りたらもちろん返さないといけないから、到底片道70kmほどあるしまなみ海道を往復できない
と思って諦めている方もいる方に朗報なのですが、「乗り捨て」が可能なレンタルサイクルがあるのです。
公営のしまなみレンタサイクル
たぶん、季節のよい頃には、このレンタサイクルに乗った観光客をたくさん見かけることになると思います。 しまなみ海道のサイクリングロード沿いに13箇所もターミナルがあり、どこでも乗り捨てが可能となっています。
絶対に尾道まで!今治まで!と気負わず、途中でへばったら返却して、バスなりフェリーなどで帰ってくることができるので、とても気軽に乗ることができます。
ただし、それほど本格的なスポーツバイクのレンタルはないので、ホントに気軽にしまなみ海道サイクリングを楽しみたい方向けです。
大人 小学生以下 保証料 小径クロスバイク、クロスバイク シティサイクル、軽快車 大人1日につき 1,000円 小学生以下1日につき 300円 大人 1,000円 小学生以下 500円 タンデム自転車 大人1日につき 1,200円 貸出不可 電動アシスト自転車 大人1日のみ 1,500円 貸出不可 保証料 大人1,000円 小学生以下500円
しまなみレンタサイクル
ジャイアントストア
スポーツバイクの超有名メーカー「ジャイアント」の直営ストアが、尾道と今治にあり、そこで自転車をレンタルしてくれます。 料金に関しては、公営のレンタサイクルよりも高くなってしまいますが、貸し出してくれる自転車のクオリティは高いので、よりスポーティな自転車に乗りたいなら、こちらのジャイアントストアでレンタルしてもらう方がいいでしょう。
また、公営のレンタサイクル同様乗り捨ても可能ですが、店舗が尾道、今治のどちらかになるので、最低片道は乗るつもりの方向けです。
うえせい
最低限片道完走するつもりなら、コチラでレンタルする方が、よりしまなみ海道を楽しめると思うよ!
車種 5時間 日帰り 1泊2日 追加料金/日 超過料金/時 ロードカーボンプレミアム 9,000円 13,000円 20,000円 10,400円 3,000円 ロードカーボン 5,000円 7,000円 12,000円 5,600円 1,600円 ロードアルミ 3,500円 5,000円 8,000円 4,500円 1,100円 クロスバイク 3,000円 4,000円 6,500円 3,500円 900円 キッズ(135-150cm) 2,000円 3,000円 5,000円 2,500円 500円
今治、尾道で借りて片道で乗り捨てる場合、別途3,000円が必要です
うえせいも、今治からスタートして、尾道まで自転車で走ってきました
うえせいが乗った自転車
ボクが以前にメインで乗っていた自転車を街乗り仕様にしたものです。
いまメインで乗っているカーボントライアスロンバイクは、輪行バックに入れて持ち歩くのにちょっと神経使うので、クロモリ製のコチラにしました。
クロモリフレームの自転車が、街乗り仕様で復活
撮影したカメラ
前日のフォトウォークの後、カメラの充電が無くなってしまい、充電器を忘れたことから、iPhoneで撮影しています。
しかも、小雨を雨宿りした結果、時間がギリギリになり写真も、橋くらいしか撮影できていません。
うえせい
次回リベンジ
撮った写真とともに「しまなみ海道」を、ご紹介
朝7時のサイクルエクスプレスという自転車を積み込めるバスに乗って、尾道から今治まで移動。 乗車時間は約1時間程度でした。
利用する場合、自転車を積み込む場合のみ予約が必要なので、次のサイトに掲載してある番号に電話して予約をしましょう。
しまなみサイクルエクスプレス
今治駅到着も、小雨で肌寒い。。。
1時間ほどで、今治駅に到着しましたが、あいにくの小雨。
ただし天気予報では、10時位から晴れるとの予報だったので、決行したものの、前日の晴天が嘘のよう。
サンライズ糸山へ移動して朝食を食べながら、晴れるのを待つ
ここの朝食は、洋と和の2種類から選ぶことができて、ボクは和にしましたが、これで650円はお値打ちです。
ここでゆっくりして、雨が止むのを待ちました。
サンライズ糸山
晴れてきたのでスタート
▼今治と大島を結ぶ「来島海峡大橋」
▼大島と伯方島を結ぶ「伯方・大島大橋」
▼伯方島と大三島を結ぶ「大三島橋」
▼大三島と生口島を結ぶ「多々羅大橋」
うえせい
ボクはこの多々羅大橋が一番美しいと思います
▼生口島と因島を結ぶ「生口大橋」
▼因島と向島を結ぶ「因島大橋」
うえせい
この因島大橋だけは、自動車道の下を走ることになって、景色もあまり見えないです
▼向島から尾道へは、フェリーに自転車を乗せて移動
うえせい
近いのであっという間に到着します
【最後に】誰かと一緒に走った方が楽しいなぁと思いました
フォトウォークに参加した翌日に一人で走りましたが、前日たくさんの方たちと一緒に過ごしたからか、終日一人で自転車に乗っていると、少し寂しい気分にました。
今回走ってみて、見かけたことやレンタサイクルを調べてみると、ぜんぜん初心者でも問題なさそうなので、機会があれば何人かでワイワイと走ってみたいですね。
では、また。最後まで読んでくれてテリマカシ。
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