#レティシア・コロンバニ
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レナは生徒たちにシェークスピアやシャーロット・ブロンテの文章を読ませ、その巧みさ、繊細さを味わってもらうのが好きだった。
レティシア・コロンバニ著/齋藤可津子訳『あなたの教室』(2022年9月Kindle版、早川書房)
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2024年10月23日に発売予定の翻訳書
10月23日(水)には21点の翻訳書が発売予定です。
The Living Dead 上
ジョージ・A・ロメロ/著 ダニエル・クラウス/著 阿部清美/訳
U-NEXT
The Living Dead 下
ジョージ・A・ロメロ/著 ダニエル・クラウス/著 阿部清美/訳
U-NEXT
進化論の知られざる歴史
レベッカ・ストット/著 高田茂樹/翻訳
作品社
モモ(絵本版)
ミヒャエル・エンデ/著 シモーナ・チェッカレッリ/イラスト 松永美穂/翻訳
光文社
ADHDかな?と思ったら読む本
アリス・ゲンドロン/著 加藤輝美/翻訳
かんき出版
ゆきだるまむらのアイスクリームやさん
ソン・ホジョン/著 ヒョットゥン(イ・ヒョギョン)/イラスト こまつようこ/翻訳
パイ インターナショナル
信頼性の高い機械学習 : SRE原則を活用したMLOps
Cathy Chen/著 Niall Richard Murphy/著 Kranti Parisa/著 ほか
オライリー・ジャパン
人類の都 : な��「理想都市」は闇に葬られたのか
ジャン=バティスト・マレ/著 田中裕子/翻訳
NHK出版
スマートシティはなぜ失敗するのか : 都市の人類学
シャノン・マターン/著 依田光江/翻訳
早川書房
謎のチェス指し人形「ターク」
トム・スタンデージ/著 服部桂/翻訳
早川書房
なぜ悪人が上に立つのか : 人間社会の不都合な権力構造
ブライアン・クラース/著 柴田裕之/翻訳
東洋経済新報社
クレオパトラの短剣
キャロル・ローレンス/著 中山宥/翻訳
早川書房
三つ編み
レティシア・コロンバニ/著 齋藤可津子/翻訳
早川書房
AI経済の勝者
アジェイ・アグラワル/著 ジョシュア・ガンズ/著 アヴィ・ゴールドファーブ/著 小坂恵理/翻訳
早川書房
無限病院
韓松/著 山田和子/翻訳
早川書房
ミセス・ポッターとクリスマスの町 上
ラウラ・フェルナンデス/著 宮崎真紀/翻訳
早川書房
ミセス・ポッターとクリスマスの町 下
ラウラ・フェルナンデス/著 宮崎真紀/翻訳
早川書房
恋のスケッチはヴェネツィアで
リース・ボウエン/著 矢島真理/翻訳
早川書房
ゴッド・パズル-神の暗号-
ダニエル・トゥルッソーニ/著 廣瀬麻微/翻訳 武居ちひろ/翻訳
早川書房
ほんのささやかなこと
クレア・キーガン/著 鴻巣友季子/翻訳
早川書房
ウウレマの遺伝子奴隷
K・H・シェール/著 ペーター・グリーゼ/著 長谷川圭/翻訳
早川書房
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飯島将史監督「プロミスト・ランド」★★★★★
この映画はとても好きな作品です。7月に仙台でも上映があるようなので、そこでまたみたいと思っています。杉田雷麟さんの叫びが心に残ります。寛一郎さんはよく判らないキャラクターを一所懸命に演じられていたと思います。@MOVIE ONやまがた_20240615
ガス・ヴァン・サント監督「GERRY ジェリー」を思い出しましたが、「GERRY ジェリー」は杉田雷麟さんの生まれ年と同じ2002年製作の映画であるコトが判りました。しかもガスの作品に「プロミスト・ランド」という同名映画があります。
◯
ニナ・メンケスの世界『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』★★★★ 斉藤綾子さん・志賀理江子さんトークイベント付き上映@フォーラム仙台_20240615
女性監督及び女性の俳優及び女性表象の差別的不遇感は伝わり、理解できました。全く「字義どおり」。しかしこの映画じたいはよく判りませんでした。実家にウーマン・リブ=田中美津さんの本があったし、さいきんもレティシア・コロンバニ著「三つ編み」とか、井戸川射子著「ここはとても速い川」とかを母に送り付け布教活動した私でも(母は川上未映子著「黄色い家」を布教していた)、「う〜ん!?」でした。ブライアン・デ・パルマ監督「キャリー」のシャワーシーンを性的搾取といって目くじら立てて切り抜き(剽窃?)する映画人が存在していたとは……。クリエイターは資本主義の中で、何かかけがえのないモノを見つけようと藻掻く同志で、そのドングリの背比べの中で、有名無名だとか権威だとか性差別だとか理不尽な格差が発生しているのはよく判りますが、このナイフで小津安二郎の映画は切れないと思いました。さいきんのキャンセルカルチャーもそうですが、不毛な泥仕合の印象を受けます。
この映画をみてよかったのは、これをみている時、杉田雷麟さんの叫びが頭の中でこだましていたコトです。こういうギスギスした色だけの世界に、描線の感覚を持った映画(パンフを読むと��嶋和一氏の原作が1983年を舞台としていて、80年代という時間設定)が1984年生まれ飯島将史監督「プロミスト・ランド」なのだと再確認できました。この映画はとても好きです。午前10時の上映、予告ありと踏んでぎりぎりに入ったら(仙山線が1時間に1本)もう始まっていて、いきなり全篇通してもっともシリアスな暗い画面だったため、脇の壁を隔てた通路みたいな場所に座って鑑賞していました。初めての体験でした。杉田雷麟さんが熊の動向を身を潜めて伺っているシーンではものすごいシンクロを感じましたし、寛一郎さんもサトウコウイチの息子だけあって、映画に選ばれたヒト(天使)という感じがあってよかったです。早く2回目をみたい(こんどは真っ正面から)。
監督に話してもあまりピンと来てないようなのですが(笑)、私にとっては、感覚的に痺れる作品だと感じました。人の中、地球の中にいるような感覚で。(占部房子)
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「夜の読書会」イベントレポート
日程: 12月20日(火) 場所: 茅スタジオ 書手: 室谷明津子 写真: 中村紋子
告知ページはこちら。
「夜の読書会」1回目は、須賀敦子著『コルシア書店の仲間たち』をテーマに行いました(スタジオのメンバーを含め7名での開催)。
読書会の主催は初めてで、「目的を決めて誘導するのではなく、皆さんがどう読んだかを語り合う会にしたい」とだけ決めていました。不安もありましたが、19時から開催でお酒もあるよ!と告知していたからか、参加者からの差し入れが多く、開始前から会場が居酒屋の雰囲気を醸し出していました(最高でした!ありがとうございました)。
ゆるゆると自己紹介をした後に、どんな状況でこの本を手に取ったか?から始まり、どのあたりが印象に残ったかを各々が話し、そこから脱線と寄り道を繰り返しながら、おしゃべりが続いていきました。著者の生き方に励まされた、信仰の面から読んだ、著者は人との距離の取り方が近かったのか/遠かったのか(優しかったのか/冷たかったのか)、外国で文化の壁を超える難しさ、などいろんなキーワードが出て、最後��「関西人独特のサービス精神があるよね」「いや、彼女のイメージは東京の青山でしょ!」と、他愛のないネタで盛り上がったのでした。
終わってから参加者のおひとりが「以前出たことがある読書会は、主催の先生が解説をするのを皆んなで勉強する感じだった」とおっしゃっていて、たしかにこれは読書会と呼ぶのはふさわしくないかもしれない……と考えました。今回取り上げた須賀敦子さんを最初に世に出した編集者・鈴木敏恵さんは、文藝別冊の『追悼特集須賀敦子 霧のむこうに』で、須賀さんがオリベッティ社に原稿を届けに来て長々としゃべっていく様子を、他の部員が「あれは高級な井戸端会議だな」と言った、というエピソードを書いています(そういえば須賀さんがイタリアで初めて翻訳の仕事を請け負ったきっかけも、ボンピアーニ社の部長との長い長いおしゃべりだった)。
ということで、このエピソードに由来をいただき、次回からは「本の井戸端会議」というタイトルで開催しようかな。2回目は2月開催予定で、今回の雑談の最後に名前があがったフランスの作家、レティシア・コロンバニさんの作品を取り上げたいと考えています(作品選びも、メンバーが固まってきたら持ち回りにしたいです)。興味がある方はぜひ次回、井戸端会議で会いましょう。
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レティシア・コロンバニ『三つ編み』La Tresse しみじみ良い小説でした。 インドの不可触民のあまりに苛酷な日常の描写が辛すぎて、これはいつの時代のことなのか、昔のことなのかと読み進めるうちに、読んでいる自分たちと地続きの出来事だとわかってくる。賤業と文盲を決して娘には継がせまいと自らの尊厳を守る強い意志が、一束hの髪という形をとって、シチリアの工場主の娘へ、そしてカナダの女性弁護士へとバトンを渡されていき、別々の無関係と思われた三人の女性の、それぞれに尊厳をかけて生きる物語が、三つ編みのように最後に縒り合わされる。映画化の予定とのことでそちらも楽しみです。 宗教上の規律で髪を切ることを禁じられているシク教徒カマルの、ターバンを外したしたから現れる豊かな髪にも心を奪われました。 #三つ編み #レティシアコロンバニ #読書 #文学 #小説 #latresse #laetitiacolombani #lecture #litterature #roman https://www.instagram.com/p/B7-E98np7EC/?igshid=1uc9n0av23lt0
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三つ編み
レティシア・コロンバニ
全く異なる国で暮らす
3人の女性のストーリー
・
関係の無い様な3人の人生を
巡る話に引き込まれます
是非読んでみて下さい
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2021年に読んだ本
「パワー」ナオミ・オルダーマン
「三つ編み」レティシア・コロンバニ
「彼女たちの部屋」レティシア・コロンバニ
「言語の七番目の機能」ローラン・ビネ
「ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険」コーリー・スタンパー
「女帝 小池百合子」石井妙子
「考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール」益田ミリ
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2020年 / 20201231
20代の間、あまり恋愛をしなかった。もちろん結婚も妊娠も出産もしなかった。そのことに何も思わないわけではない。そのことは、確実にわたしのコンプレックスだった。でも別の領域で、多分幸せだった。来年のスローガンはまだ考えていないけれど、ただひたすらに、より善い人になりたいと思う。本を読み知識を得て、映画や演劇、音楽で自分が持たない人の感性に触れ、自分の言葉で考えて、たくさん考えて、生きていきたいと強く思う。 善い人になりたい。誰に押し付けなくてもいい、誰に還元されなくてもいい、誰にわかってもらわなくてもいい、ただ自分の尺度で、2020年の暮れに「少しはましな人間になったな」と思えるような1年にしたい。 わたしは、30歳になる。
20191230 note(つまるところ2019年)
これを書いているころには1/1になっていましてあけましておめでとうというかんじなんですが、私は朝からの低気圧により鼻水が止まらず朝からずっと寝込んでお���朝から何も食べずぎりぎりまで寝てたわけです そうこうしているうちに知らん間に弟が帰ってきてもういよいよ心が死ぬ気配がしてきた。誤字が多いのは眠剤を飲んだせいやと思うんですがいつまで経っても寝れませんこれは一体なぜ。紅白も見るのやめて休むのに専念したのになぜこんな深夜になってこんな日記を書かねばならんのでしょう。死にたい。できることならわたしの生涯は2019年で終わってほしかった死にたい。もうわたしは弟と口も聞きたくないし顔も見たくないしもう縁を切りたい。もう耐えられない。 心は死ぬ。今日温泉上がりに体重測ったら40.5kgだったすごい 食べてないからですけど。図書カード¥3,000分当たった。これ使ってさっさとどっか消えてしまいたい。なんで4時間も前に薬飲んだわたしよりお父さんの方が秒で寝てしまうの信じられない。 善い人になりたい。なんでも許せる人になりたいけど今の私ではきっとムリ。死にたい。もういいです。つかれた。こんな日記でこのノートを終えるのはかなしいことではあるけれどしょうがない。もう大阪帰りたい。つらい。ねれん。死にたい。もうイヤ。でもあけましておめでとう。このノート、1年間ありがとう。いつか読み返したときに何を思うでしょう。こういう2019年だったよ。いろんなことがありました。2020年は善い人になりたいです。でも今は死にたいです。それでもおやすみ。一睡もできなかったとしても朝は来るからね。
20200101(20191231 24:30) 日記帳
2020年の年明けは前日の大晦日から派手に体調を崩しておそらく熱も出していたのだけど毎年恒例の年越し温泉プチ旅行に行かないわけにはいかなくて、温泉はいいお湯で大変よろしかったのだけど出されたご飯はほとんど食べられずしんどすぎてひとりで部屋に戻って従弟妹たちや叔父叔母、両親と弟が隣の部屋で紅白を見ながら二次会をするのにも当然付き合えず、布団に丸まってテレビもつけずに眠れないまま過ごしていたことを思い出す。年末に弟が帰省してくることを聞いてから私の鬱は深まる一方でつまるところ2020年の始まりというのは最悪でどん底でひとりで地獄を眺めていて、元日の夜からすでに私は実家の自室でひとりで泣いていた。
それから365日が経過して2020年の大晦日、私は帰省を諦めて大阪の自室でひとり静かに過ごしている。大つごもりの大阪は綺麗に晴れているけれど故郷は惨憺たる冬の嵐が吹き荒れていることだろう。私が帰省する日というのは、通年に亘り何らかめちゃくちゃ天気が悪かったり爆弾低気圧が接近したり大寒波が襲来したりするので私は自分のことを大寒波の女と呼んでいる。今年、帰省していたとしたら自分からその大寒波の女という称号を取りに行くところだった。行きは良くても戻りの特急が動かなかったら私は仕事に戻ることができない。
2020年はどん底の鬱で迎えて、そこから少しずつ、光の見える方へゆっくりゆっくり歩いていった年だったように思う。もちろんコロナ禍という世界的混乱の中を生きていた、というのは避けては通れない事実だけども、緊急事態宣言、外出自粛要請、文化施設の閉鎖、百貨店の休業、その他諸々、こんなことが起こるとは2019年のド鬱年の瀬には、いやド鬱であろうとなかろうと想像できなかったことだろうけれど、そのおかげで導入されたテレワークのおかげで仕事上のストレスは減ったようなそうでもないような。もともと経理とテレワークは相性が悪いので週2回ほどが限度かなという感覚もありつつ、春を感じながらテレワークで過ごした4月の終わりは私にはとても安らかだった。
いつか何かに役立つかもと思い、去年の倍以上の数の日記をnoteに綴っていたけれど、その日その日を切り取って読んでみるならそれは特に代わり映えのない一日の連続で、案外、そんなもんだった。
東京オリンピックも大阪万博も山積する諸課題は全て積み残されたままに今年は終わっていく。そして私も多くを積み残したまま今年を終えようとしている。9月から書き始めた二次創作小説はあと2章を残すだけなのに今年中に書き上げられなかったし、久しぶりだけどまだ諦めたくはなくて文学賞に応募するための小説を書き始めてはみたけれどやっぱりこれじゃないなと全部書き直すことにしてそのまま放置していて、2018年に熱心に作り込んでいたプロットを読み返してみてやっぱりこれも別に悪くないんだよなあと未練がましいことを思ってみたり、イメージは散乱するばかりで組み立てられないまま。そうしているうちに私はまた年を取って、私よりも若く勢いも才能もある人が受賞してその人の本が書店に並んで、そういう日々に、生きていくのだろうな。
20代に書いて、本にした小説たちを祖母にあげたとき、彼女はとても喜んでくれて2回も通して読んでくれたそうだけど、「もう書かないんでしょ?体壊してまですることじゃないでしょ?その前に彼氏探さないとダメでしょ?」と言われてザッと気持ちが冷めてしまった。体を壊してまで書くものではないというのはおっしゃる通りでも私が小説を書くことと彼氏を探さなくてはならないというその押し付けは関係ない。夢を捨てられずに未練がましく生きている私の恥ずかしさをそんな形で見せてくるな。
彼氏なんていらないよ。人生に男がいなくても十分満ち足りて生きていけることをいちいち証明しなければならないこのくだらなさを刺し殺せよ。私個人じゃない、私じゃない個人でもない、社会構造、お前がそのくだらなさを刺し殺してみせろよ。
「あんたは本当によく人を見る子やったぞ」と叔母は言った。
「大人みんながあんたの弟にかかりきりになっても、あんたやって一つしか違わん子供ながに、じっと大人の顔を見て静かにしとる子供やった。でももうあんたも大人なんやから、もう人の顔なんて見んと、好きなことをしたらいいがよ」
そう言ってくれた叔母はそれでも、私が今女性に恋してるかもと打ち明けたらすごい顔をするんだろうなあと思うといきなり顔がずぶ濡れになった。とりあえずティッシュで全部拭いた。好きなこと、と言っても、その人が許容できる好きなことと私が許容できる好きなことというのは当然違うわけで、そこに差が���るということ自体に、��しようもない、消滅させようもない圧倒的な孤独の存在を感じずにはいられない。
それでも好きなことをしたらいいと、言ってくれる人がいるのは幸いなことだ。だから今年は割と、好きなことややりたかったことができたような気がする。 気になっていたけどなかなか踏ん切りがつかなかったつみたてNISAの開設手続きを先日済ませてきた。私の三大苦手なこと、1家事・2金について考える・3将来設計 のうち2が前進した。あと最近『プリンセスメゾン』を最終巻まで読んでいたく心が震えたので、「家を買う」という目標がなんとなく出来上がりつつある。3も前進した。漫画の力はすごい。
あと誰にも言わなかったけれど、タトゥーを入れた。左肋骨に沿うようにしてカズオ・イシグロの言葉を入れた。今年知り合った、本当に美しい文章を書く人から贈ってもらった言葉を入れた。
“you become a real writer at that point when you found your voice”
小説を書く書かないの選択にも投資信託を始めるのにも自分の体にタトゥーを入れるのにも、自分以外の意志は必要ない。思えば私の人生の舵取りを、他の誰かの手に任せるわけにはいかない。誰も触るな私の人生だ。あなたの話は聞こう、あなたの話を聞いて私もよく考えよう、だけど私の人生に、あなたが直に触れることを、私は、絶対に許さない。
私は私をいつまでも持て余す。どう扱っていいのかいまだにわからない。2021年の抱負と言われても、「死なない」くらいに思いつくことがない。だから私が死なずにいられたら、どこかで会いましょう。今年会えなかった人も、今年初めて知り合った人も、来年知り合うかもしれない人も。
2020年は、鬱の底にいた私に新しい人たちが次々手を差し伸べてくれて、光の方を指差して、私を引き上げてくれた年でした。去年の今頃には思いもしなかった、まさか繋がるだろうとは思わなかった人たちとやりとりができた年でした。才能と知性豊かな人々に感化されて、私もまた、少しだけ豊かになれた年でした。善い人に近づけたかはわかりません。けれどこれは一生の命題であるので、来年もまた、善い人であろうとする意志だけは手放さず、そして途中で死ぬことなく、生きてみようと思います。
わたしとあなたにご縁があるならば、いつかどこかで会いましょう。 わたしが死なずにいられたら、いつかどこかで会いましょう。
今年選んだ映画 2020年に選ぶ映画たち -never give up your beautiful life- 『燃ゆる女の肖像』 『シカゴ7裁判』 『レ・ミゼラブル』 『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』 『行き止まりの世界に生まれて』 『ダンサー そして私たちは踊った』 『ジョジョ・ラビット』 『ソワレ』 『星の子』
今年選んだ本 『掃除婦のための手引書』/ ルシア・ベルリン 『ザリガニの鳴くところ』/ ディーリア・オーエンズ 『息吹』/ テッド・チャン 『回復する人間』/ ハン・ガン 『すべての、白いものたちの』/ ハン・ガン 『ギリシャ語の時間』/ ハン・ガン 『菜食主義者』/ ハン・ガン 『海をあげる』/ 上間陽子 『三つ編み』/ レティシア・コロンバニ 『彼女たちの部屋』/ レティシア・コロンバニ 『他者を感じる社会学』/ 好井裕明 『最愛の子ども』/ 松浦理英子 『さすらう者たち』/ イーユン・リー 『白の闇』/ ジョゼ・サラマーゴ 『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』/ 加藤陽子
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三つ編み レティシア・コロンバニ
インド・イタリア・カナダに住む3人の女性が、それぞれ厳しい環境にいながらも信念をもって道を切り開いていく様子を描くフェミニズム文学。
3人とも家族がモチベーションの源泉になっているが、「家族のため」と「自分のため」のバランスが絶妙。ミシェル・オバマの『マイ・ストーリー』も、NETFLIXの『AWAY』でも描かれていたが、「家族のため」がエンジンで「自分のため」がガソリンになって物事を成し遂げていく。
『AWAY』で「今フェミニズミ論を語るの!?」というシーンがあったが、大切な人の前では、大義もルールも習慣も今までの努力もかすむ。判断基準は「どちらが大切な人に幸せをもたらすか」。それと同時に自分の幸せも手放さない。
「家族のため」といっても3人とも少しづつ違っている。サラはずっと会社のためと言いながら自己実現のために働き、ジュリアは父母姉や従業員のための決断を迫られ、スミタは娘のためと自分のためが一致していた。最終的にはサラもジュリアも、自分も大切な人も幸せとなるような選択をしていく。その過程では3人ともどうありたいかを見失わず、環境に柔軟に向き合い一歩を踏み出す様子に惹きつけられる。作者が映画監督なので、3つの話が映画のように進行しエンディングで見事に結実する描き方がよかった。
この本を読んだのは、ルース・ベイダー・ギンズバーグ判事が亡くなった直後だった。アメリカのサラやジュリアやスミタのような人(女性に限らず)のために戦ってきた人だ。『RBG 最強の85才』と『ビリーブ』を観ないと!
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9/12~20
土曜日
待ちに待った和山やま先生の新刊『カラオケ行こ!』の発売日。書楽には平積みで大きな山になっていた。待ちきれず早速実家へ帰る電車(実家まで15分足らずなので無駄に往復してしまった(ホームの椅子で読めばいいものを))の中で読みきる。これまでの『夢中さ、君に』『女の園の星(1巻)』に続き、いやあ、、ちょっと本当に面白い最高すぎる。ギャグ漫画の分類だと思うけど、なんかちょっと泣いてしまった。これからも和山やま先生のまだ見ぬ漫画が読めるのかと思うとそれだけで生きる活力になる。いやまじで。こういうのは何というか、宗教を持たない自分にとってある種の”祈り”にも似た何かだと思う。実家で茅乃舎の出汁パックでカオマンガイを作った。炊飯器で鶏もも肉と米を炊くと肉が柔らかくジューシーになるだけでなく米が脂で(?)艶やかになってうまいということを知った。
日曜日
家族で近くのカフェへモーニングへ。コーヒーはそこそこ、ケーキが美味しかった。朝からコーヒーを飲んだらカフェインで気分が落ち込んだ。たぶん天気が厚い曇りなのもあると思うがそこからこの日は一日中そわそわして落ち着かなかった。そういう日もある。
月曜日
シフト出勤したのだが10:01にタイムカードを切ったので想定より30分ずれてしまった。失敗。アイスの実が京都の吉兆とコラボした「とうもろこし味」うまい。
火曜日
日曜日に実家で焼いたガトーヤウがうまい。初めてふるさと納税を買ってみた。手始めに5000円で岩手県北上市へ。返礼品はドライフラワー。迷いすぎて何もできないのが毎年のことなので、今年はちまちまとやるぞ、という気持ち。国勢調査の案内がポストに入ってた。やったほうが良いのか?
水曜日
会社を休んで朝から『mid90s』を見に行く。最高だった。ジョナ・ヒルって勝手にコメディアンだと思っていたけど(そういう面も実際にあると思う)コメディ映画じゃなくて、90年代のスケーターとそこにいる若者を16mmフィルムで美しく魅力的に描いた(というか切り取った)最高のカルチャー映画だった。劇中に出てくるスケーターが集まる公園(スケート���止区域なので警察が来るとみんな逃げる)は実際にあったらしいが、(現在では公式にスケーターのために解放されてる)そこには何らかの事情で家にいたくない若者とか、ホームレスの人とか、中にはドラッグの売買してるヤバめな人々も混じってるようだけど、とにかくそういう”社会からのはみ出し者”が集って「最近どう?」なんて声を掛け合う場所としていて、こういうコミニティとしての居場所って良いよな…と思った。
木曜日
また会社を休んだ。レティシア・コロンバニの『彼女たちの部屋』を読み終えた。とても良かった。というか今個人的に気になっている「シスター・フッド」というキーワードに非常に関係する物語だったように思う。現代のパリで生きる女性と、同じくパリで100年前に救世軍として生涯を全うしたとある女性が「女性会館」を通して繋がる。100年前の祈りが時を経て現代の誰かに受け取られる様に、シスター・フッドとは緩くて不確かだけど強い連体感みたいなものとして働くことがあるよな、とか。それは今その存在を抹消されている「シスター」の声に手をのばすことができるんじゃないか、とか。久しぶりに善福寺川沿いを散歩したら、木の葉が散っていて秋だった。無性にバインミーが食べたくて浜田山まで歩いたが店が9月末まで休業していたので敢え無く帰った。『孤独のススメ』というオランダの映画を見た。おじさん二人が大きめのエコバッグを持ってスーパーへ行くところが可愛らしかった。
金曜日
会社。仕事中に通販でグレゴリーのリュックを買った。まぶたを虫に刺されたのか急に腫れて視界が狭くなる。友達の家に行って夜を過ごした。デンマークでよく歌われている曲とか(留学中に歌わされたらしい)、韓国、ロシア、台湾、異国の最高な曲をたくさん聴いて楽しい。本題のフリーペーパー作りもテーマ決まったし創作意欲が!湧いていい夜。
土曜日
なんとなく友達が持っていた『ウジョとソナ 独立運動家の子育て日記』を読む。1910年代から戦後を生きた夫婦の日記を元に描いた漫画。植民地化された韓国から亡命し、中国で臨時政府の一員として活動していた夫婦と子育ての話で、日中戦争の最中幼い子供を抱えながら何度も空襲から逃げたり引っ越ししまっくたり、もう息も絶え絶え、それでもいつか独立して祖国で平和に暮らすであろう希望を我が子に見て生きてきた軌跡に圧巻。漫画だから読みやすいしこういうのを翻訳して読める様にしていただけるのは本当にありがたい。フリーペーパーを早速進めてみる。ものは��しでまずはあまりこだわらず、形にすることころまでちゃんと持っていきたい。どんどん描いていくことにする。友達の家から帰宅して、ちょっとパンを食べて、少し昼寝…と思ったらそこから13時間も寝てしまった。
日曜日
奇跡の13時間睡眠を経て起きるとちょうど新しい1日が始まった朝になっていた。ついにイテモンクラスを見始めてしまった。今野書店で『雑貨の終わり』という本を買う。今野書店の隣の隣の隣?くらいにあるFALLという雑貨屋の店主が描いたエッセイらしい。全然面識は無いけど行ったことある素敵な雑貨屋で、(書く人だったんだ…)という少しの驚きと、立ち読みした無印良品とかのことが書いてある話が面白かったので買った。何となく、他でもない今野書店で買うのが筋だろう、という本という気がしたので。そこから川を辿って歩きTitleへ行った。本棚からこの本屋の意思というか「祈り」みたいなものがひしひしと伝わってくるかなり熱い店だ。自費出版が充実していて、日記をまとめた『やがてぬるい季節は』を買った。早速読んだら大学〜就職までの本当に何てことの無い(褒めてる)日記なんだけど、なんというか好きなことを続けることの素晴らしさとか何かを観て影響されることとか日々思ったこととか、そういうものがどんなに愛おしいかということを突きつけられたような気がして、途端に自分もこういうことを書きたいと思って今に至る。なんというか、誰目線?って感じだけどあなたにしか書けないことを書いてくれてありがと���と思う。良い。本当に良い。Titleではもう一冊、『ボッティチェリ』という小冊子みたいな本を買った。これはロックダウン中のニューヨークで作者が”書かずにはいられない”みたいな感じで綴って柴田元幸に送った12の寓話集。副題「疫病の時代の寓話」ってこれ今読まずにはいられないな。初版が5月末(スピード出版!)で売れ切れてて買えなかったけど、重版したようで第2版で買えた。
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ジュリアは枕の下に頭をうずめたい。寝足りない──また読書で夜ふかししてしまった。
レティシア・コロンバニ著/齋藤可津子訳『三つ編み』(2019年4月kindle版、早川書房)
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#架空書店【200615】
⑨100年前、パリにて🇫🇷
彼女たちの部屋
レティシア コロンバニ
https://amzn.to/2UDkl1e
#予約受付中 #新刊 #本 #予約 #読書 #読書好きな人と繋がりたい #新刊選 #しんかんせん #彼女たちの部屋 #レティシアコロンバニ#小説
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内容紹介: フランスで100万部突破、32カ国で翻訳決定!
3つの大陸、3人の女性、3通りの人生。 唯一重なるのは、自分の意志を貫く勇気。
インド。不可触民のスミタは、娘を学校に通わせ、 悲惨な生活から抜け出せるよう力を尽くしたが、 その願いは断ち切られる。 イタリア。家族経営の毛髪加工会社で働くジュリアは 父の事故を機に、倒産寸前の会社をまかされる。 お金持ちとの望まぬ結婚が解決策だと母は言うが……。 カナダ。シングルマザーの弁護士サラは 女性初のトップの座を目前にして、癌の告知を受ける。 それを知った同僚たちの態度は様変わりし……。
3人が運命と闘うことを選んだとき、 美しい髪をたどって つながるはずのない物語が交差する。
解説=高崎順子
文学賞8冠達成!
全国図書館協会賞 グローブ・ドゥ・クリスタル賞(文学部門) 「ルレイ」旅する読者賞 女性経済人の文学賞 ユリシーズ賞(デビュー小説部門) フランス・ゾンタクラブ賞 全国��療施設内図書館連盟賞 ドミティス文学賞
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「ジェンダーギャップ指数で読み解くベストセラー」髙崎順子 『三つ編み』レティシア・コロンバニ(早川書房) 『三つ編み』に登場する三ヵ国と比べ、日本で最も格差の開いているのは(女性の)「政治参画」である。参考までに順位を紹介すると、フランス10位、インド19位、カナダ21位、イタリア38位、日本は125位だ。日本で『三つ編み』が描かれたとしたら、この分野を取り上げるのは必然だろう。主人公の女性はどんな属性をもち、どんな闘いを生きることになるのか。彼女と連携する男性はどんな人物だろう。彼女ら彼らの物語は、日本社会で、どのように受け止められるだろうか。
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『三つ編み』(早川書房) - 著者: レティシア・コロンバニ - 早川書房による書評 http://bit.ly/2XSrBWq 早川書房より好評発売中の『三つ編み』(レティシア・コロンバニ/齋藤可津子訳)。理不尽な人生に立ち向かう3人の女性たちを描き、フランスで100万部突破したベストセラーのレビューを、ノンフィクションライターの佐々涼子さんがお届けします。 日本では、強い女の子は圧倒的に損なのだ。なぜか? レビューを書く前に、ごくごく個人的な話をすると、私は最近筋トレにはまっている。不思議なことに自分にパワーが宿るにつれて、背中に羽が生えたかのような自由を感じるようになった。誰かに頼るのではなく、自分を信じること。それが他人の目
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