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Feel Like dance
思潮社の編集長で「現代詩手帖」編集長だった藤井一乃氏とも10年ぶりに再会。相変らずのお人柄で、何か話してもまともな話は一切できず。風貌は若々しくなられていたが、思潮社とか「現代詩手帖」とかこの世知辛い世の中で存在するコトが奇跡といっていい紙誌の編集者ってこのくらい変ったヒトなんだろうなあ、と再確認した。お世話になった葉月ホールハウス・岩河悦子氏に最大に感謝したい。
若松孝二の本名は「伊藤孝」で宮城県出身ですし、「ItoHa(波)」は若松孝二由来なのかもしれません。
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rairu haruka in seishunjack
あるいは、ユートピア@ユーロスペース_20241123
リンゴをかじるシーンが印象的だが、そのリンゴの茎のような場所としてホテルがあり、そこには哄笑しか存在して��ない。それは不可逆的なスポットであり、スポット俳優とも言うべき人びとの面目躍如たる所以である。
藤原季節は著名な小説家を擬態した小説家志望者を演じている。しかし、著名な小説家は「大説」を擬態している。だから、その「大説」を小説家志望者が書いているとすれば、世の中に数多あるディストピアの物語は機能不全に陥るだろう。これはまさにA24的ギミックというか世界の原型である。Or Utopia(あるいは、ユートピア)だ。
何色にも染まるコトを拒絶する雷光のような逸材が出るという情報をキャッチしていなければ、けして出会うコトも、また知るコトもなかった映画。吉岡睦雄、松浦りょう両氏、金允洙監督がご登壇され、私が「ItoHa(波)」と呼んでいるポーズ(東京国際映画祭で藤原が披露していたさらざんまいポーズらしい)をおとりになっていた。
世界の原型へ
昨日、葉月ホールハウスさんで企画グループ展「わたしのすきなひと」が最終日を迎えた。なんかすごく久びさに渋谷とか吉祥寺とかに行った気がするが、じぶんが遊んでた頃の雰囲気は当然なかった。谷川俊太郎氏は蛇口をひねるように湯水の如く詩が出てきてしまうヒトだったというが、死者に口なしとなった今、その蛇口がどこをさまよい、仮構されたのか。それがもう「小説」ではないコトを当然のように強く感じた一日だった。日曜日は「青春ジャック」のイベントに行く予定だったが当然疲れてしまい帰ってきた(小説疲れ)。金允洙監督のデビュー作「あるいは、ユートピア」は2024年に世界の原型を捉えた稀有な作品だった。この人物は大器だ。
「わたしもいよいよ来月三十歳になりますし」そちらが本当に思っていることだった。
くくくくくくくどうれいん
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cell shuntaro cornelius
11月27日
今日はまだ未来で何が起こるかは誰も知らないが、僕はたぶんアトリエに来て、絵を描いているだろう。もしかしたら、くどうれいんの日記のような絵を描くかもしれない。僕の絵にはサイン代わりに日付を書いている。絵日記である。(横尾忠則)
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鳥 羽
1120
しかし、大人になって忘れてしまっていた「おとし物」は、決して消え去ったのではなく、あるとき不意に蘇る。「年輪の中心に向かう動き」に導かれて言葉が届く。そのとき、「芝生」のような、書こうとしても書けない思いがけない詩が生まれたのだった。(佐々木幹郎)
「そして私はいつか/どこかから来て/不意にこの芝生の上に立っていた/なすべきことはすべて/私の細胞が記憶していた/だから私は人間の形をし/幸せについて語りさえ��たのだ」(「芝生」谷川俊太郎、『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』一九七五)。
Hello, Goodbye
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目が覚める庭の紅葉が見える昨日を思い出すまだ生きてるんだ 今日は昨日のつづきだけでいいと思う何かをする気はない どこも痛くない痒くもないのに感謝いったい誰に? 神に?世界に?宇宙に?分からないが感謝の念だけは残る
「感謝」谷川俊太郎(20241117)
日本の詩壇は谷川俊太郎という巨大な「おとし物」を持ったが、亡くなった谷川さんは、ここから始まる新しい「芝生」のステージにこそ期待しているに違いない。(佐々木幹郎)
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詩人・谷川俊太郎氏が亡くなられた。ご子息で作曲家の谷川賢作氏が2024年11月17日日曜日に葉月ホールハウスさんでピアノコンサートを催されたのは、2024年11月13日の死去からわずか四日後のコトであった。(hazukihh)
私は2013年12月に「Thank you. Thank you. Thank you.」という自作を谷川俊太郎氏にお渡しできたのも、この葉月ホールハウスさんだった。ご冥福をお祈りしたい。
A24
最後の詩では「感謝の念だけが残る」と書いていた。
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