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#ルイ・マル
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大洋さんから届いた絵 #274
松本大洋さんから、ひと言。
「『ルシアンの青春』という古い映画を観ました。 ルイ・マル監督の映画は大好きなものが何本もありますが、 『ルシアンの青春』は観た後も、 主人公の少年ルシアンのことを 何度も思い返してしまうような映画でした。 吉田保さんの創る雑誌『フリースタイル』、 現在発売中の57号で、好きな映画10本を選んでおります。 『フリースタイル』は、毎号とってもおもしろい雑誌なので、 ご興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。」
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ecolerova · 30 days
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公開講座開催のお知らせ。
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*ご好評につき、9/14(土)にアンコール開催することになりました。13〜18時、もしくは、19〜24時のいずれかの時間帯にお聴き頂きます。参加をご希望の方は、下記のアドレスまで、タイトルを「公開講座参加希望」とし、お名前(フルネームで)、ご希望の時間帯(午後、または、夜間)、お持ちの携帯の電話番号をお書き添えの上、9/12(木)21時までにメールにてお申し込みください。よろしくお願いいたします。
お陰さまで、この春、ROVA東京・鎌倉校が25周年を迎えたのを記念して、リモートによる公開講座第二弾を開催いたします。題して、「ブリジット・バルドーと彼女の時代」です。
9/13から「ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ」が開催されます。『殿方ご免遊ばせ』や『私生活』の4Kレストア版や、初公開となる『恋するオペラ』や『花嫁はあまりにも美しい』、また貴重なプライベート映像などもふんだんに収めたドキュメンタリー『ブリジット・バルドー 誤解』など、BBのキャリアを辿ることのできる全11作品の上映です。BBのこれだけの規模の特集上映は、これまでもなかったのではないかと思われます。
BBは、同時代のマリリン・モンローと比較されもするコケティッシュな魅力もさることながら、かつてかの『第二の性』のシモーヌ・ド・ボーヴォワールが彼女を高く評価したように、その自由で自立した姿が、女性がますます輝きを増し始めた時代のアイコンともなる存在でもありました。
1952年のスクリーンデビューから1973年の引退まで、僅か20年余りのキャリアではありましたが、激動の時代にあって、彼女の生き様や交遊は濃密で綺羅星のように、今も感じられるものがあるかと思います。
今回の講座では、俳優として歌手としてモデルとして活躍したBBのその20年のキャリアを振り返りながら、彼女を取り巻く人々やシーン、さらにはその時代について語る予定です。そして、引いては、9/13から始まるレトロスペクティヴのガイドともなるかと思いますので、BBやこの時代にご興味のある方は、ぜひご参加頂けたらと思います。
また、ご参考までに、次の名前やワードにご興味のある方にもお薦めです。
ロジェ・ヴァディム、ELLE、詩的レアリスム、シネジャズ、ジャン=ルイ・トランティニャン、ミシェル・ボワロン、アラン・ドロン、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、フェミニズム、ジャック・シャリエ、ルイ・マル、サミー・フレー、アンナ・カリーナ、ジャン=リュック・ゴダール、ジャック・ロジェ、ヌーヴェル・ヴァーグ、ギュンター・ザックス、セルジュ・ゲンズブール、ジェーン・バーキン、ヒッピー・ルック、ジャン・ブキャン、サン=トロペ、ニナ・コンパネーズ、…
講座の開催は、8/31(土)及び9/1(日)の夜を予定しております。リアルタイムのトークライブではなく、すでに録音された音声データを指定の時間内に聴いて頂くスタイルです。全体の尺は、1時間半から2時間くらいを予定しております。そのデータを、ご希望の日の夜19時から24時の間にストリーミングでお聴き頂くという形です。参加費は1500円となります。
ご希望の方は、下記のアドレスまで、タイトルを「公開講座参加希望」とし、お名前(フルネームで)、ご希望日(8/31または9/1)、お持ちの携帯の電話番号をお書き添えの上、8/27(火)までにメールにてお申し込みください。その日までに、お振込み方法や当日の視聴方法等を記したご案内をお送りいたします。なお、ご送信元のアドレスは、下記のアドレスを受信可能な状態にしておいてください。
今回は限定数でのご案内です。先着順でお申し込みを受け付けいたしますので、ご希望の方はお早めにご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
小柳帝
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orustaksoft · 2 years
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好評発売中『五月のミル』Blu-ray&DVD予告編
母の葬儀と五月革命に揺れるブルジョワ家族の狂騒劇 巨匠ルイ・マル 陽光と緑、爽やかな風が薫る南仏を舞台に贈るーー可笑しくて、少し切ない、温かな時間。国内初Blu-ray化。 1968年フランス全土を巻き込む5月革命の真っ只中、急死した母親の葬式のため各地から集まったブルジョワ家族が繰り広げる多彩な人間模様を皮肉とユーモラスを交えて豊かに描く。監督は「死刑台のエ���ベーター」「さよなら子供たち」などで知られる巨匠、ルイ・マル。名優ミシェル・ピッコリ、ミュウ=ミュウ、ドミニク・ブランといった実力派の役者達が織りなす家族の大騒動をジャズ・ヴァイオリニストの第一人者ステファン・グラッペリのリズムカルな旋律が心地よく穏やかに包み込む。繊細な描写で人間愛をノスタルジックに綴ったルイ・マル円熟期の永遠に色褪せない最高傑作。 アワード:セザール最優秀助演女優賞受賞(ドミニク・ブラン) STORY 1968年5月パリで革命が勃発し、抗議運動がフランス全土に広がってゆく中、自然豊かな南仏のジェールにあるヴューザック家では、長男ミルと暮らしていた老母が亡くなった。ミルは葬儀の準備を始めるも、葬儀屋はストライキを決行し、棺さえ調達できないありさま。訃報を聞き駆けつけた親族たちは、都会で反体制運動が激化しているというのに母親の亡骸の横で恋や遺産分配で頭がいっぱい。だが、世間離れしたブルジョワ家族にも、ついに革命の波が押し寄せようとしていた…。
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anamon-book · 2 years
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アトランティック・シティ Kineca No.17 シネセゾン デザイン・レイアウト=石上久朗+スタジオR.U.M. 監督=ルイ・マル/出演=バート・ランカスター、スーザン・サランドン ほか
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liliyaolenyeva666 · 4 years
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🎼 00634 「Mystery To Me」。
"恐怖と宿命は いつの世にもある。それゆえ 私が語る物語に 日付は必要ない" なんて エドガー・アラン・ポーのことばから始まります、エドガー・アラン・ポーの短編作品が散りばめられた恐怖のオムニバス映画 「世にも怪奇な物語」 を久しぶりに観ています。ロジェ・バディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニ監督作品。テキトーに書き留めます。
・ひとつめのはなし
「黒馬の哭く館 (Metzengerstein)」。
舌を噛みさうな名前の メッツェンゲルシュタイン伯爵の奥さまフレデリック (演ずるは ブリジット・バルドー)は ピチピチの 22才。莫大な財産を相続した彼女は チーターの子を側に置きながら 日夜思いのままに過ごしているのですけれど、ある日森に仕掛けた罠に左足が掛かってしまいます。
・ふたつめのはなし
「影を殺した男 (William Wilson)」。
町を駆け回る色男 アランドロン扮する青年 ウィリアム・ウィルソンは 教会で ある殺人の告白をします。
・みっつめのはなし
「悪魔の首飾り (Toby Dammit)」。
近未来的な空港で パリを経由する ニューヨーク行き203便 トランスワールド航空に乗り込むのかと思いきや、さうではなかったりする、光が大嫌いな とあるイギリスのスターが、映画撮影のために訪れたイタリアはローマで こわれかけな世界に向けて フェラーリを爆走させます。
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team-ginga · 6 years
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映画『予兆 散歩する侵略者』、『死刑台のエレベーター』、『複製された男』
 ここ1週間ほどでWowowオンデマンドで映画を3本見ました。
 『予兆 散歩する侵略者』と『死刑台のエレベーター』と『複製された男」です。
 『予兆 散歩する侵略者』(2017)は『散歩する侵略者』のスピンオフというかアナザーストーリーで、黒沢清がWowowのドラマ用に撮ったものをさらに映画に再編集したものだそうです。
 本編の『散歩する侵略者』に乗れなかったのですから当然ですが、こちらにも乗れませんでした。
 主演は夏帆と染谷翔太なのですが、この二人は園子温の『みんなエスパーだよ』の主演コンビでもあるので、そのイメージがちらついて少し不思議な感じがしてしまいましたし、本編の『散歩する侵略者』で愛とは何かを熱く語る神父を演じていた東出昌大が、こちらでは地球を侵略に来た宇宙人(厳密にいうと宇宙人に脳を乗っ取られた青年医師)の役を演じていたのもおかしな感じがしました。
 ただ一つ嬉しかったのは、先頃亡くなった大杉漣が厚生労働省の役人の役で出演していたことです。私は大杉漣が出ていることを知らずに見ていたので驚きました。
 なお、本編『散歩する侵略者』では笹野高史が厚生労働省の役人を演じていました。どちらも渋い役者で、私は大好きですが、宇宙人が攻めて来た時の対処は厚生労働省の管轄なのですかね。それについてもちょっと不思議な感じがしました。
 ルイ・マル監督、モーリス・ロネ、ジャンヌ・モロー主演の『死刑台のエレベーター』は1958年のフランス映画。私が生まれる1年前の映画です。
 昔、テレビの洋画劇場で見た時には中学生か高校生だったので気づきませんでしたが、主人公のモーリス・ロネはインドシナ戦争の英雄で帰国後、ジャンヌ・モローの夫の会社に就職したという設定。
 彼の行きつけの花屋の売り子とそのボーイフレンドが彼の車を盗んでモーテルにしけこみ、そこで金持ちの夫婦を殺してしまうのですが、その夫婦はドイツ人で、フランスのナチス占領時代の話も出て来ます。
 さらにはアルジェリア戦争の話もあり、第二次大戦中のナチスによる占領、インドシナ戦争、アルジェリア戦争という近代史が織り込まれていることに今回初めて気づいた次第です(これはもちろんルイ・マルがわざと織り込んだというよりも、第二次大戦やインドシナ戦争の記憶がまだ新しい……というか生々しい時代だったということでしょう)。
 リノ・ヴァンチュラが刑事役で出ていることも今回初めて気づきました。
 『死刑台のエレベーター』はルイ・マルの最初期の映画であり出世作ですが、マルの代表作というと何になるのでしょうね。
 私は『地下鉄のザジ』(1960)、『ビバ、マリア』(1965)、『世にも怪奇な物語』(オムニバス、1967)、『好奇心』(1971)、『ルシアンの青春』(1974)、『ブラックムーン』(1975)、『プリティベビー』(1978)、『アトランティックシティ』(1980)、『さよなら子どもたち』(1987)、『5月のミル』(1987)、『ダメージ』(1992)など、結構たくさん見ているように思いますが、正直あまり印象に残っていません。
 我が畏友、石田学は『ルシアンの青春』をいたく褒めていましたが、個人的にはあまり好きではありませんでしたし、『世にも怪奇な物語』はフェリーニの「悪魔の首飾り」でもっているような作品で、ロジェ・ヴァディムの「黒馬の哭く館」もルイ・マルの「影を殺した男」もはっきり言うと駄作です。
 ただ、『好奇心』は思春期の性への憧れ(?)を描いた作品で、中学生だか高校生だかの時にテレビの洋画劇場で見たときは「なんだこれ?」と思いましたが、大人になってから見ると妙に味わいの深い映画でした。フランスのテレビで見たので余計そう思ったのかもしれませんが、近親相姦をあんな明るいタッチで描いた作品は他に類を見ません。
 個人的に一番好きなのは『5月のミル』ーーこれは公開時にフランスの映画館で見ました。
 田舎に住むミルの一家が1968年のいわゆる「5月革命」で暴徒たちに襲われる(?)と思い込んで山の中に逃げるところなぞ大笑いしながら見た記憶があります。
 私の記憶では『5月のミル』はそういうナンセンスコメディーなのですが、Wikipediaで改めて調べるとチェーホフを意識した家庭劇だそうです。なるほど、そういう意味でも私の好みですね。もう一度見てみようと思います。
 『予兆 散歩する侵略者』と『死刑台のエレベーター』について書いただけで結構長くなりました。
 ドゥニ・ヴィルヌーヴの『複製された男』については、日を改めて書くことにします。
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 演劇ユニット・チーム銀河×モンゴルズシアターカンパニーは9月23日(日曜)を皮切りに、毎月第4日曜(12月のみ第5日曜)の14時に大阪・四ツ橋のイサオビル2階ホールで新作『リハーサル』をロングラン上演いたします。
 また、それと並行して『改訂版・オズの部屋探し』も毎月第3土曜(8月のみ第4土曜)の18時半に大阪・緑橋の杉浦実業株式会社2階会議室でロングラン上演中。こちらの次回公演は8月25日(土曜)です。
 みなさまのご予約・ご来場をお待ちしております。
 詳しくはこのサイトの「次回公演」のページをご覧ください。
『リハーサル』http://toura-h.wixsite.com/team-ginga/blank-10
『改訂版・オズの部屋探し』http://toura-h.wixsite.com/team-ginga/jikai
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eiganokiroku · 2 years
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ダメージみた
たまらないな〜 たまらないよね、1人の女に狂わされる人間の物語はみてて堪らなくなる。愚かであり美しくもある愛のおはなし。 「人生はコントロールできると思ってた」 なんてしびれる台詞なの~~~~最高 狂気的な欲情の演技すごいなぁ
要所要所のセンスに目が奪われる インテリアもファッションも何もかも好き
ルイ・マルの映画にでる女はどうしてこう、エロくて最高にいかしてる女ばかりなんだろうねえ。みつけてくるのもすごいしねえ。 遺作の1つ前の作品。
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ryotarox · 6 years
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当時フランス人が行ったコラボラシオンの種類は大きく分けて3つある。一つは、消極的対独協力な「待機主義」と呼ばれるものである。これは最小限の対独協力ですませようというもので、主にペタン派においてとられた[46]。それに対し、第二次世界大戦におけるドイツの勝利を確信し、戦後の新秩序(英語版)において、フランスが有利な地位をしめるために積極的な対独協力を行おうという派閥があり、ラヴァル派はこれにあたる[47]。そして、最後の一つがナチズムにイデオロギー的に共鳴した親ナチス派である[16]。
ヴィシー政権 - Wikipedia
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時代のとらえ方の推移[編集] 戦後から1960年代にかけて、ド・ゴール派とフランス共産党はそれぞれの『レジスタンス神話』を喧伝していた。ド・ゴール派は自由フランスとフランス、そしてレジスタンスを同一化し、フランスのレジスタンスが常にド・ゴールと一体となって対独抗戦を行っていたというイメージを植え付けた。 またフランス共産党は「虐殺された七万人の党」というスローガンを押し出し、ド・ゴールと違って国内でファシズムと戦い続けたというイメージを広めた[66]。 1969年にマルセル・オフュールス監督のドキュメンタリー映画『悲しみと哀れみ』が公開された。レジスタンスとしてドイツに抵抗するのではなく、生き延びるために受動的な生活を送っていたフランス国民の姿を描いたこの作品は当局に衝撃を与え、1981年までテレビ放映が禁止された。ルイ・マルの『リュシアンの青春』など、対独協力を描いた作品も現れ、アンリ・アムールーが「4千万人のペタン派」というタイトルの本を出すなど、フランス人が対独協力に積極的であったという否定的な神話も生まれた[67]。1980年代以降もさまざまな研究、議論が発生している。
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dobedobedoing · 4 years
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201207
 If we make it through december / phobe bridger
https://spoti.fi/37LCAHs
if we make it through december, we'll be fine
地球は冬で暗くて寒い。 / 草野心平
ひばり・チエミのおしどり千両傘(63)。美空ひばりの映画をはじめてみた。そうかみんなこの美空ひばりを見てスターだといっていたわけか。おばちゃんたちがひばりちゃん、ひばりちゃんと泣いていたのはこれか。なにしろ笑顔がまぶしい。監督の沢島忠を美空ひばりもその母も信頼していたそうだが、こんなに輝かしく撮ってくれるならうれしいだろう。城の外にはじめて出たお姫様の役で、平民の男と旅をし恋をする。江利チエミが歌いながらツイストやチャールストンを踊る。大きな酒場のシーンがいい。映像の若々しさはルイ・マルの地下鉄のザジ(60)のようでもある。沢島忠の他の作品も見たい。美空ひばりのフィルモグラフィーを見ると、49年ののど自慢狂時代が1本目で最後のちゃんばらグラフィティー斬る!(81)が166本目だ。68年以降は8本しかない。66年までで158本。10本〜15本出演している年がざらにある。さらにいえば美空ひばりは1937年生まれだから、12歳から19歳までで158本だ。すべてがこんな傑作とはいかないだろうが、この数はやばい。
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kusuriyubi21-blog · 4 years
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さよなら子供たち(1987)|ルイ・マル
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anamon-book · 3 years
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鬼火 株式会社フランス映画社 デザイン=小笠原正勝 監督・脚本=ルイ・マル/原作=ドリュ・ラ・ロシェル/出演=モーリス・ロネ、ベルナール・ノエル、ジャンヌ・モロー、アレクサンドラ・スチュワルト ほか
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61nomoon · 5 years
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モダンジャズの帝王・・・
Miles Davisのバイオグラフィーを手に入れた。日本語版と英語版があるが、もちろん英語版をゲット。バイオグラフィーではあるが彼の写真集と言ってもいいだろう。Milesといえば名匠ルイ・マル監督のデビュー作「死刑台のエレベーター」の音楽を思い出す。なんとも悲しげなMilesのトランペットの旋律が心に残る。主演女優のJeanne Moreau(ジャンヌ・モロー)とのツーショットもちゃんと収められている。
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team-ginga · 5 years
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映画『ポランスキーの欲望の館』
 Wowowオンデマンドでロマン・ポランスキー監督の映画を2本立て続けにみました。
 『ポランスキーの欲望の館』(1972)と『テナント/恐怖を借りた男』(1976)です。
 『ポランスキーの欲望の館』は特にあらすじはない……というのかな、イタリアをヒッチハイクで旅行中の女性が犯されそうになって、おかしな館に逃げ込み、そこに住むおかしな人たちと遭遇するという不思議な映画です。
 主人公の女性(シドニー・ロームというアメリカ人だそうです。イタリア語が非常にうまいので、イタリア人かと思いました)は最初ずっと裸で、見ていて非常に居心地が悪いというか、いたたまれない感じがするというか、「え? そっち系の映画?」という気もしたのですが、館で見つけた男もののパジャマを羽織ってからはなんだかかわいく思えて、ラスト近くでパジャマの前をはだける場面では「おおーっ」という感じがしました。
 要するにこちらが見たいのは、単なる女の裸ではなく、いささかなりとも知っている女性の裸であるーーいきなり裸を見せられても嬉しくないが、ある程度感情移入できるよう女性を見せておいて、その女性の裸を見せられると「おおーっ」となるということなのでしょう。
 そのヒロインに絡んでいく男たちの一人が、なんとあのマルチェロ・マストロヤンニ。
 マストロヤンニは虎の皮をかぶって四つん這いになり、ヒロインに鞭で打たれて喜んだかと思うと、今度はナポレオン風のコスチューム(私にはそう見えましたが、ネットなどで見ると海賊のコスチュームと書かれています)を着てヒロインを尋問しビンタを喰らわせ、さらにはヒロインの両手両足を手錠で拘束するというわけのわからないSMプレイ(なのか?)をします。
 一方、ヒュー・グリフィス演じる館の老主人は、ヒロインを寝室に呼んで、まず脚を見せて欲しいと言い、次に胸を見せて欲しいと言い(ヒロインがパジャマの前をはだけるのはこの場面です)、最後に股間を見せて欲しいと言って、ヒロインの股間を見ながら「ハレルヤ」と言って死んでいきます。
 うーん、これって前衛映画なんでしょうか。それとも前衛のふりをした単なるエロ映画なんでしょうか。
 実際、1970年代前半は『エマニエル夫人』(1974)を頂点として、文化とか芸術とかの衣を纏い、女性が見ても恥ずかしくないソフトなエロティック・ムーヴィーが数多く作られました。
 この映画もそういう種類の映画なのかな。そういう映画が悪いとは思いませんが、なぜポランスキーがこの映画を撮ったのか、なぜマストロヤンニが出演したのか、疑問に思わないではなかったーーそんな映画でした。
 『テナント/恐怖を借りた男』については項を改めて書くことにします。
追記:
 「文化とか芸術とかの衣を纏い、女性が見ても恥ずかしくないソフトなエロティック・ムーヴィー」と書きましたが、具体的にどんな映画があったか考えてみました。
 最初に思いついたのは、『カリグラ』、『O嬢の物語』、『キャンディ』あたりですが、『カリグラ』は1980年、『O嬢の物語』は1975年、『キャンディ』は1968年の映画でした。
 他にないかなと考えて出てきたのは、ルイ・マル監督の『好奇心』(1971)、ルイス・ブニュエル監督の『悲しみのトリスターナ』(1971)ですが、さすがにこのあたりをエロ映画というと怒られるかな。
 他にも今となってはタイトルすら思い出せない映画がたくさんあったように思います。中学生、高校生だった私はドキドキしながらそういう映画をテレビの洋画劇場で見ては、がっかりしていたように思います。
 ちなみに私自身は『キャンディー』が好きです。これほど素敵なおバカ映画(もちろん褒め言葉です)はありません。特に大講堂でエルビス・プレスリーのような格好でわけのわからないことを言って拍手喝采を受ける哲学の大学教授を演じるリチャード・バートンが好きでした。私もいつかあんなふうな授業をしてみたいものです。
 また、『好奇心』は中学か高校の頃、テレビで見て「なんじゃこれは?」と思いましたが、その後、留学中ですから28歳か29歳の頃、フランスのテレビで見たときには、とてもいい映画だと思いました。母子相姦(さりげないネタバレ)という非常に重いテーマをあれほど軽やかに描いた映画を私は知りません。
 『エマニエル夫人』も第1作はとてもいい映画だと思います(続編や第3作『さよならエマニエル』はだんだんパワーダウンしていきます。また、女優を変えて作ったその後の『エマニエル』は全く別物だと思っています)。シルビア・クリステルは、彼女を一躍有名にしたポスターの妖艶な姿とは対照的に、とても可憐でかわいらしく(ポスターに写っているのは、ラストシーンのエマニエルです。この映画はエマニエルという一人の女性が「かわいい女」���ら「妖艶な女」へと変容する過程を描いているのです)、エマニエルと考古学者の女性のレズビアンシーンは、私が見たもっとも美しいレズビアンシーンだと思っています(その後、『アデルーーブルーは熱い色』というレズビアン映画の傑作が生まれました。この映画のレズビアンシーンも素晴らしいものがありますが、それはまた別の話です)。
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 演劇ユニット・チーム銀河×モンゴルズシアターカンパニーは毎月第4日曜の14時に大阪・四ツ橋のイサオビル2階ホールで新作『リハーサル』をロングラン上演中です。
 次回公演は6月23日(日曜)です。
 詳しくはこのサイトの「次回公演」のページ、またはFacebookのイベントページをご覧ください。
本サイトのページ http://toura-h.wixsite.com/team-ginga/blank-10
Facebookイベントページhttps://www.facebook.com/events/849554741880124/
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omgalexleeuniverse · 4 years
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ルイ・ヴィトン (LOUIS VUITTON) プティット・マル ショルダーバッグ 各種
ルイ・ヴィトン (LOUIS VUITTON) プティット・マル ショルダーバッグ 各種
販売サイト:https://www.ccc-lab.net/item/louis-vuitton-petite-malle-monogram/
商品名:ルイ・ヴィトン (LOUIS VUITTON) プティット・マル ショルダーバッグ 各種
色:
付属品:
サイズ: 高さ:12.0 幅:19.0 マチ:4.0
注意 ※1-3cm誤差あります。
検索用キーワード #ヴィトンパロディ #ルイヴィトン #ヴィトン #ルイヴィトンパロディ #ルイヴィトンコピー #ルイヴィトンTシャツ #ヴィトンTシャツ
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eiganokiroku · 2 years
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鬼火をみた。
ルイ・マルってなにものよう… 好みでしかない…人生を終わらせるまでの2日なんてテーマもそうだし画角も音楽もなにもかも好みすぎた。ってわけで勝手にルイ・マル映画際をやった。 音楽=エリック・サティってだけであがるんだけど、やっぱりこのひといい映画音楽作るよねえ。切なさと虚無さを演出するよい音楽。映画において音楽は三番目くらいに重要なものだと認識しているのだけど、それを確実にそうだなと思えたのはこの映画を観てから。はじめの女と寝るシーンだけで「うわ好き」となったので安直。映画において事後のシーンを丁寧に描く監督にださい人はいない説。
と豪語しているものの2回くらい寝落ちた。 これはサティが悪い。
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enter-web · 4 years
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【訃報】ミシェル・ピッコリさん死去 94歳 フランス映画の名優、「軽蔑」「昼顔」など [鉄チーズ烏★]
元スレ
1 :鉄チーズ烏 ★:2020/05/18(月) 23:16:33 ID:ZJL61bIM9.net 5/18(月) 22:55配信 デイリースポーツ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200518-00000149-dal-ent
 フランスの名優ミシェル・ピッコリさんが12日に脳卒中のため死去したことが18日、分かった。94歳。パリ出身。ル・モンド、フィガロなどの仏メディアが報じた。
 ピッコリさんは1925年、音楽家の両親のもとに生まれた。第2次大戦後、俳優の道に進み、60年代に入ると映画出演が急増した。
 ジャン=ピエール・メルヴィル監督の「いぬ」、ジャン=リュック・ゴダール監督の「軽蔑」、ルイス・ブニュエル監督の「小間使の日記」、「昼顔」、ルイ・マル監督の「五月のミル」、レオス・カラックス監督の「汚れた血」、ジャック…
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