#パンに似合う皿
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chisasarasa · 1 year ago
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230806
朝、バジルの葉を摘んで、ピザトースト。 昨日買ったお皿にのせる。白と黒を買ったけれど、今日は黒。 気泡のつぶつぶが星みたい。
詩を書いたり、絵を描いたり、製本したり、してみるけれど、集中力が続かずに、どれもたいして進まなかった。くやしい。 丸一日休みだったのに。 ずっと体が重かった。
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230807
朝、頭は冴え冴えとしているし、体は動く。 昨日がそうならよかったのに。 今日は仕事。 さくさく働けて、定時あがり。 そのままのいきおいで、買い物に行く。 文庫本の改装につかう用の本を探しに古本屋へいく。 けれど、何か違うと何も買わずに出る。 パジャマを探してみても、やっぱりうーん、と思って、本屋に行く。 ほしかった雑誌だけ買って帰った。
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230810
朝、上手に起きられない。 上手にねむれなかったから。 ずっと、意識のある中でねむっていた。 何度も何度も寝がえりを打とうと思って、寝がえりを打っていた。 いつもの電車の2本後の電車に乗る。 少し人が少ない気がして、ゆとりがあって、もう毎日これでいいんじゃないかと思う。
明日は誕生日。 部長から素敵なサブレをもらった。のを、いろいろと家に届けてくれた母に分ける。 母からは靴下をもらった。新しく買った靴に似合いそう。嬉しい。祖母からはマスカットと梨といろんなお菓子と図書カード。 わたしは愛されている子なのだな、と思う。 もらった果物をおいしいうちに食べたかったけれど、体が冷えている気がして、コーンスープを飲んだ。あつい。
ふんわり思っていたスケジュールをこなせていなくて、焦る気持ちがあって、ねむれなかった。
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230811
ゆううつな朝。 思う通りにいかない。けれど、思う通りにいかないのは、わたしが思う通りに動いていないからで、ちゃんとスケジュールをたててひとつひとつ、こなしていこう。 まず、カレンダーを8月に変えた。
祖母からもらったシナモンシュガーを食パンに塗って、一昨日実家から分けてもらった梨を食べる。 贅沢に1玉。 いつもなら、半分に切って、日を跨いで食べるけれど、梨はあと2個あるしマスカットもあるし。 包丁で切ったそばから、梨をひとかけら食べる。 あまい水だ、と思う。
誕生日。 誕生日だから、素敵な1日にしないといけないような気がしてしまって少しつかれた。 来年からはささやかに、8月11日を過ごそうと思う。 彼がきてくれて一緒にフルーツを食べた。 わたしはいちぢくと桃のパフェ。彼はいちごとクリームチーズのズコット。 いちぢくをいちぢくと認識したことがなくて、そうか、これがいちぢくか、と味わった。 クセのない薄いあまさでプチプチとしていた。
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gyohkou · 1 year ago
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29/07/23
会社の近くペルシャ料理屋があって、そこへいくと必ず幸福な気持ちになれる。店内にある大きなタンドールが放つ熱で店内がほかほか暖められていて(背中向かいの席では熱いくらい)、照明は薄暗くて、食事はおいしくて、なんだか居心地がよくて眠くなっちゃう感じ。ワンプレートメニューが大半だが、基本的な組み合わせとしては、バスマティライス、チキンorラムor両方の炭火串焼き、サラダ、焼きトマト、一欠片のバター、が盛り付けられている。若干酢にくぐらせたような風味のする、炭火で焼かれたチキンがお気に入りで毎回それを頼んでいたが、こないだはものすごくラムを食べたい気持ちになって、ラムはあまり好んで食べないけど美味しく食べられるのか心配半分、ラムが美味しいということになったならばそれはさぞかし美味しいだろうという楽しみ半分で店へ向かい、いつものチキンと、ラム(ミンチにしたラムを小さく成形した、ラム苦手な人にとって一番難易度低そうなやつ)が両方乗っているプレートをお願いして、食べたら、ラムが...とっても美味しかった..!
美容師の友だちに髪の毛を切ってもらうようになってから3ヶ月経つ。今回は彼女のお家にお邪魔して、髪を切ってもらって、ビールとおつまみをいただいた。ヘアカット中のBGMは千と千尋で、おつまみは彼女のシェアメイトが作った夕飯の残り物で、ああいう時間がもっと人生の中にあればいいなと思った。またすぐね。
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金曜日に有給を取って3連休を作り、マルタへ旅行した。イギリスは秋みたいに寒いけど、ヨーロッパには記録的な熱波がやってきており、マルタも例外ではなく、空港を出たら暑すぎて、いっぱい歩くのはやめよう..と危険を感じた。マルタには電車がなくて、移動手段はバスだから、3日間で15回くらいバスに乗った。前回のオスロ旅行で、自分の興味関心に基づいて行きたいところをいくつか選んでおくべきだという教訓を得たため、ワイナリーとかレストランとか色々ピックアップしておいたのに、バスが来なくて閉館時間に間に合わないみたいな理由で立てた予定はほとんど全て崩れ、行きたかったところの9割は行ってない。
立てた予定が全て崩れて向かったバスの終点には、イムディーナという静まり返った美しい城塞都市があった。後から調べてみたらマルタ最古の都市で、かつてはマルタの首都だったらしい。なんか普通のマルタの街に到着したなと思ってぷらぷら歩いていたら、お堀じゃないけどお堀みたいな高低差のある場所へ出て、中へ入るととっても別世界だった。旅をしている時(文字通りの旅ではなく、その場に意識があってその場に集中してわくわくしながら歩いている時)は自分の足音が聞こえる、とポールオースターの友だちが言ってたが、わたしは匂いもする。暑すぎるのか、痩せた雀が何羽か道端に転がって死んでいた。馬車馬は装飾のついた口輪と目隠しをされ、頭頂部には長い鳥の羽飾りが付けられていた。御者がヒーハー!と言いながら馬を走らせた。とにかく暑かった。
ほとんど熱中症の状態で夕食を求め入ったレストランで、ちょっとだけ..と飲んだ、キンキンに冷えた小瓶のチスク(マルタのローカル大衆ビール)が美味しくて椅子からころげ落ちた。熱中症なりかけで飲む冷たいビール、どんな夏の瞬間のビールよりうまい。
安いホステルにはエアコン設備などもちろんついていない。さらに、風力強の扇風機が2台回っている4人部屋の、私が寝た2段ベッドの上段だけ空気の溜まり場になっていた。明��方に頭からシャワーを浴びてさらさらになって、そのまま二度寝する。隣のベッドのイタリアから来たかわいらしい女の子2人組が夜遊びから帰ってきて、わたしは出がけに、部屋で少し話す。8年前に来たコミノ島はプライベートビーチのようで素晴らしかったけど、昨日行ったらツーリズム化されていて悲しかった。耳の裏に日焼け止めを塗り忘れて痛くなっちゃったから、あなたは忘れないように。わたしたち今ちょっとおかしいのよ、と言いながらドレスも脱がずにそのままベッドの上で眠ってしまった彼女は天使か何かみたいだった。扇風機をつけたまま部屋を出て行く。
地面がつるつると滑る。
砂のような色をした街並みが広がるマルタにもイケてるコーヒー屋は存在する。これも近代化・画一化の一途かと思うと、微妙な気持ちにもなるが、こういう場所へ来ると息が深く吸えるので有り難くもある。
マルタは3つの主要な島から成る。そのうちのゴゾ島へ行く。首都のバレッタから港までバスで1時間強、フェリーで20分。
フェリーほどいい乗り物はない。売店でビールとクリスプスを買って、デッキへ出て、なるべく人がいない場所で海を眺める。乗船案内と音楽が止んで、フェリーが作る波と風の音しかしない中に佇むと、これでいいような気がしてくる。ビールはあってもなくてもいいけど、フェリーのデッキで飲むビールの味というのがあって、それはめちゃくちゃうまい。
ゴゾ島へ降り立つと、足音と匂いがした。適当に道路沿いを歩いていたら、また別世界に続きそうな脇道があって、進んだらやっぱり別世界だった。ディズニーランドのトムソーヤ島で遊んでる時みたいな気持ちで謎の小屋へ入り、人で満杯のhop on hop offバスを眺めやりながら、人懐こすぎる砂色の猫と涼む。港とは反対側の海辺へ行きたかったのでバスを待つものの、一生来ないため、バス停近くのローカルスーパーを覗く。これといった面白いものは置かれていなくて、見たことある商品ばかりが並んでいた。バスは一生来ない。
バスを降り、水と涼しさを求めて入った地中海レストランは目と鼻の先に浜があり、今回の旅は下調べなしの出会いが素敵だなあとしみじみする。カルパッチョと白身魚のライススープ、プロセッコと、プロセッコの10倍あるでっかい水(笑)。カルパッチョは、生ハムのような薄切りの鮪が敷かれた上に生牡蠣、茹で蛸、海老が盛られていた。鮪は日本で食べるのと同じ味がした。カルパッチョは旨く、プロセッコはぬるく、ライススープは想像と違った。パンに添えられたバターは外気温のせいで分離していた。水が一番おいしかった。
おいしいものとお酒が好きで楽しい。
ヨーロッパ人の色気の正体ってなんなんだろう?アジア人が同じ格好をしてもああはならない。胸元がはだけていてもスカートが風で捲れてもはしたないと全く感じない。むしろロメール作品のようにさえ見える。そもそも'はしたない'という概念がアジア(少なくとも日本)にしか存在しないのではないか?色気って品かと思ってたけどそれは日本だけかもしれない。
地元料理が食べられるワインレストランを夕食に予約してみたらコース一択だった。お昼食べ過ぎてあんまりお腹空いてなかったからちょっと小走りで向かってみる。ラザニア、ムール貝と魚のスープ、うさぎの煮込みなど。人ん家の料理みたいな美味しさだった。マルタのワインはほとんどが島内で消費されるらしい。ゴゾ島の白ワインの感想:暑い村、お絵描きアプリのペンの一番太い線(色はグレーがかった白で透過度50)。食後のグリーンティーは、TWININGSのティーバッグで、お砂糖をいれる選択肢が与えられて、洋風の装飾がたっぷりついた受け皿付きの薄いカップと共にポットで提供された。カップの底に描かれた静物画のような果物が綺麗でうっとりした。
どこにでもあるような早朝からやってるスタンドでドーナツとオレンジジュースとコーヒー。扇風機に当たり続けていたいが荷物をまとめて宿を出る。行きたい街へ向かうバスが一生来ないため、行きたい街に名前が似てる街が行き先に表示されているバスに適当に乗ったら、行きたい街より30度北へ行くバスだった。でもやっぱり行きたい街へ行きたかったので、30度北の街へほとんど到着してからバスを乗り換え行きたい街へ向かったが、Googleマップの示すバス停へは行かず、行きたい街を通過してしまったため、行きたい街から30度南の街に降り立つこととなった。海辺でチスクを飲みながらメカジキを食べた。暑すぎて肌着1枚だった。店先のガラスに映る自分に目をやると、いわゆるバックパッカーの様相をしていた。
空港行きのバスだけは遅延なくスムーズに来て着く。肌着状態からシャツを身につけ普段の姿(?)に戻ると、途端に具合が悪くなった。日に当たりすぎたみたい。お土産を買ってセキュリティを通過し、充電スポットの近くに座って搭乗を待っていたら、すぐそばにグランドピアノがあることに気がついた。誰か上手な人が演奏しないかしらと思っていたら、青年によるリサイタルが始まった。父親が彼を呼びにやってくるまで、クラシックからビー��ルズまで5-6曲。思わぬ良い時間だった。
都市に住むと、旅行から帰ってくる時安心する。
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会社の人たち語録 ・やりたいことたくさんあるけど、今はやりたくないです。 ・返事がないのはいい知らせではないので。 ・Are you alright? まあまあ、ぼちぼち。
夕方、商店街へ買い出しに行く時がすごく幸せ。食べたいと思うものしか買わなかった時は特に幸せ。ぱつっと瑞々しい野菜、ちょっといいパスタ、ジャケ買いしたクラフトビール、好きな板チョコ。そんでキッチン飲酒しながらご飯作る。ビールを開けて一口目を飲むまでの間だけは音楽を止めるというのにはまっていて、そういえばフェリーのデッキで乗船案内とBGMが止んだ時の感じに似ていなくもない。フラットメイトが、夜中3時まで友人とリビングで遊んでいたり、土曜の夜にパーティへ出かけたりしているのと比較して、わたしが幸せ感じてるポイントは内向的だ。
やりたいことが浮かぶ。それをやる前に、比較対象の選択肢や判断軸を不必要なほど増やしてしまいがちだが、最適な選択を選び取ることよりも、やりたいと思う気持ちを満たすことの方が幸せなんじゃないか?
色々比べて悩んじゃったら「朝から決めてたことだから」って言うとスッと選び取れる!
食材の買い出しで1週間くらいはもつかなと感じるくらいたくさん買っても実際3日もすれば冷蔵庫空になるやつ、悲しさというかやるせなさを覚えるんだけど、こないだ500gパックの美味しそうなミニトマト買った時に、長く保ち続けること(終わりを迎えないようにする、終わりを想像しないようにすること)よりも、きちんと消費する(終わりを気持ちよく迎えること)を考えるようにしたら明るくなれてよかった。終わりって何事にもやってくるもんね。
食の話ばっかり回。
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utsuwayarin · 2 months ago
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15日から展示会予定の伊藤亜木さん、柴田裕子さん
お二人の作品が届きました♪
一部作品をテーブルに並べてみましたよ。予想していたいた通り、お二人の作品、とってもお似合いで、おうちでほっこり 楽しいカフェタイムが楽しめそう♪♪
柴田さんのマグ型のお皿におかずとおむすびやパンを乗せて、そして伊藤さんのガラス小鉢にはヨーグルトやサラダをこんもりと。それに温かい飲み物と・・・^^
ワクワク。素敵なテーブルの想像がふくらみますね。
お二人ともリーズナブルな価格設定で、ひとつひとつ手作りなのにいいのでしょうか?!と思ってしまうのですが、色々な物が高騰している中、買い手に優しい設定でとてもありがたく思います。
気負いなくこれまでの日常にプラスできて、暮らす時間がまたひとつ楽しくなる食卓の道具たちです。
15日からの展示、ぜひぜひお運びくださいませ。
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moulanblue · 9 months ago
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ラム肉の共同購入
キーボードの浅野です。
Moulan Blueの今後のライブは次のとおりです。よろしくお願いします。
7/7 扇町para-dice 7/21 日本橋STARBOX(ベースの今井君の共同企画)
それはそうと最近、ボーカルの谷口さんがコストコの会員になったので、ドラムのまつさんと谷口さんと私でラム肉の共同購入をしました。
私がラム肉を欲していたのですが、コストコのラム肉は2kg以上からしか買えません。 うちの冷凍庫にはそこまで入らないので、メンバーで分けることにして、2人に付き合ってもらいました。
谷口さんがコストコで購入してくれ、練習日にスタジオの待合室で「これ例の���ツ…」と生肉の受け渡しをしたのち、記念撮影。
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世界には様々な羊肉料理がありますが、私はその中でもウイグルや中央アジア~トルコといったテュルク民族系の羊肉料理が好きです。
ラム肉をもらった日に、さっそく中央アジアの炊き込みご飯プロフを作りました。 プロフはラム肉とにんじん(ひよこ豆やレーズンを入れる場合もある)を具材とし、スパイスにクミンを使います。 難波のウイグル料理屋さん「ムカーム」でも似たようなポロという料理が食べられますが、ポロの場合はクミンを使わず味付けは塩のみだと記憶しています。
プロフは、具のラム肉とにんじんを多めの油で炒めるというかオイル煮にしてから生米と水を加えて鍋で炊くという方法で作ります。 でもレシピに書いている油の使用量が引くぐらい多いので勝手に1/3にしたり、鍋を炊飯器に変更したりして、ヨーグルトを添えるとそれっぽいプロフができました。
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ラム肉からの脂がかなり多いですが、ヨーグルトをつけるとサッパリと食べられます。 私は抵抗ないですが、もし皆さんが作る場合はレーズンやヨーグルトなど好みの分かれそうな具材は少量・別添えにするなどして様子を見ながら試してください。
後日、妹が家に遊びに来た時にはトルコ料理のケバブを作りました。
ケバブは串焼き状のシシュケバブ、炙り焼きにしてヨーグルトをかけて食べるイスケンデルケバブ、回転させながら焼いて火が通った表面からそぎ落として食べるドネルケバブなど、色んなバリエーションがあります。今回はイスケンデルケバブを作ることにしました。
前の日に肉を薄切りにして、すりおろし玉ねぎやオリーブオイル、クミンなどの調味料でマリネします。 焼くときは、串に薄切り肉を重ねて両端をパイナップル輪切りで止め、オーブンでゆっくりと焼きます。(参考にしたレシピにパイナップルが使われていましたが、今考えるといらなかった)
焼いた肉をハサミで切って皿に盛り付け、今回はイスケンデルなのでトマトソースやヨーグルトをぶっかけたいところですが、やはり好みが分かれそうなので別添えにし、セルフ・イスケンデルケバブの完成です。
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オーブンで焼くと脂が抜けてわりとすっきり食べられましたが、味は良くも悪くも食べやすくマイルドといった感じ。 本来ならもっとスパイシーでしつこい味です。
まあそもそもイスケンデルケバブであれば焼いたパンを下に敷いたり、溶かしバターもぶっかけたりするのですが、今回は割愛しました。食べやすくしたり、手間を省いたりすることで少し微妙になってしまいました。
来月末にトルコとギリシャへ旅行する予定です。 トルコには2日間しかいませんが、滞在中はケバブを少なくとも3種類以上は食べて味覚を軌道修正し、現地風に近づけるようなケバブをまた作りたいです。
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littlesallywalker · 10 months ago
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日記
木陰のなかの風呂掃除。
昨日はなんだか忙しかった。
いつ頃のかわかんないへんな色のポンプフューリー、
学生のときから育てているモッズコート、正月買っただぼパン。
チャリは代車、橙のちいさなもの。
風の中でからだがしんどかったけど、
すこし動かないとってぼくはいう。
愛してしまった騎士のようでいて、
蓋の中の叶わなかった心を知った。
さいたまの友に服をあげるのだけど、
もうほとんどむかしの自分みたいで、
並んで歩いていてあの日のこと思う。
洗濯中。強引にvansも洗っている。
物干し台という舞台で服は光っていく。
「猫の写真わたし大嫌いなんだけど次七さんは全然別」
ありがたいじゃあねいですか...また動くのだ。春には...。
明け方のコンビニで歯磨き粉を買って、
ついお菓子を買ったけど痩せたい。
YouTubeの、特にさらば青春の光の森田さんのもの寝しなよく観る。
スマホにはなんかくっつけたくなって今は黒いただのひも。
春にって米国旗の刺繍してあるインド製のオーバーオール、
ひとりファッションショーしながら半裸で凍える。
学生のとき冗談で着ていたシャネルのロンT入るかな。
入りはするだろうけど、偽物と思うけどロゴがくそでけえ。
ともかく似合いもしないChanel!!!っていう感じ好きです。
もしかしたらうそつきで、手に負えない人のかばん。
ピエールカルダンのバッグ、シュプリームのパーカー。
今日はなんだか自分が赤い。売るものは売り切った。
あのとき何していましたか?ぼくは倉賀野に居た。
脚立にあがって物を取る場面でぐらぐらと。
帰るとフルーツ皿が割れて本とCDの雪崩が。
意外とレコードって丈夫というか。
ドラッグストアで立ち話する人ら、
何日間か何がなんだかわからなくて、
へびセンター行って笑ろていたけど、
今はなきguyatoneのアンプ抱えて、
ガソリンスタンドが渋滞でスーパーは大混雑。
チャリは代車、橙のちいさなもの。
今日はすこしゆっくりめに生きるかな。
これ以上のゆっくりとは、だけれどね。
3.11
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zattadoodle · 1 year ago
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貰い火
ベルティストン兄弟 兄上呼びに賭けます
※捏造多い
※ベルティストン兄の中で、家族<領主としての役割 なのか 領主としての役割<家族 なのかはわかりませんが、わからないなりの話です
ランバネインは兄と一緒に育った。それはアフトクラトルではどちらかといえば珍しいことだった。特に大きな領地を持つ家においては、彼らのように親密な家族は少ない。実際、ランバネインは両親と会話をしたことがない。政略結婚で結ばれた彼らはお世辞にも仲が良いとは言えず、子どものこともあまり愛してはいないようだった。けれどランバネインは一度もそれを気にしたことがなかった。兄がいたからだ。ランバネインの兄、ハイレインは、それほど優しくもなく、大して弟の面倒を見ることもなかったが、ランバネインは兄に愛されていることを確信していた。それだけで十分だった。
ランバネインは兄の泣いているところを見たことがない。物心ついた頃には、彼は既に大人びた表情をして、口を固く結んでいた。屈託なく感情を表現することは、環境が彼に許さなかったのだと、ランバネインは思う。それでも彼は不満などないようだった。理由は知らない。恐らくそういうことが苦にならない性質なのだろう、兄は、とランバネインは思うことにして、それきり考えることをやめた。
領主の跡継ぎとしてアフトクラトルに産まれてしまった以上、いくつもの星を潰し、何千人という人間を殺しながら、陰謀と駆け引きの渦巻く中で、死ぬまで生きていかなくてはならない。そのことに文句を言っても仕方がない。しかし矢面に立つのが自分でなくてよかった、とランバネインは思った。声を上げて笑う余裕もないなんてぞっとしない。
総括して、ランバネインは兄が貧乏くじを引いたことには同情していた。しかし兄の境遇にはそれほど思うところもなかった。何を思ったところで無駄だからだ。
ある寒い日、ランバネインと兄が会食から帰宅したのは深夜のことだった。
「腹が減ったな」
と、広間の重い扉を開けながらハイレインがぽつりと言った。空腹からか疲労からか、どことなく口調がぼんやりしているようだ、とランバネインは思った。ハイレインがそういうところを見せるのは弟と二人きりの時だけだった。
「俺もだ。いくらでも美味そうなものがあったというのに」
ランバネインは言った。ベルティストン家に連なる配下が催した今回の会食には、気を遣われたのか貴重な肉もふんだんに並んでいたが、結局食べずに出てきてしまった。
兄が外では食べ物を一切口にしないので、ランバネインもいつからかそれに倣うようになっていた。といっても、兄のように毒や何やを警戒しているわけではない。食事のひとつもできない兄が可哀想だからでもない。ならなぜなのかと問われれば、ランバネインには答えることができない。多分、犬が飼い主の真似をするようなものだろう、と幾分自虐的なことを考えることはあるけれど。
ハイレインは広間から続く厨房の戸口に突っ立って、しばらく何もない空間を眺めていたかと思うと、唐突に、ランバネインが全く��期しなかったことを言った。
「何か作るか」
壁に掛かった見慣れない調理器具の使い道を想像していたランバネインは、振り返って兄を見つめた。思い出す限り、彼が料理らしいことをしているところを見たことは一度もない。せいぜいパンを切って皿に置いたのを見かけた程度だった。
「料理などできるのか?」
思わず、遠慮なく訝しげな声を上げてしまう。ハイレインは少し顔をしかめた。
「やり方は知っている。そう難しいものを作る気はない」
ハイレインは厨房の奥の貯蔵庫に入り、野菜をいくつか抱えて戻ってきた。泥のついた野菜と兄という頓珍漢な取り合わせに、ランバネインは声高に笑いそうになったが、気分を害されては料理が自分の口に入らないかもしれないので、なんとか堪えた。
ハイレインは袖を捲り上げて、溜め水で野菜を洗い、たどたどしい手つきで刃物を取り出した。ランバネインは意味もなくそれを観察していたが、ハイレインに呆れたような視線を向けられたので、炉火にトリオンを追加するためにその場を離れた。
十五分ほど経ったころ、ハイレインが広間のテーブルにスープ鍋を運んできた。
ランバネインが椅子に座って大人しく待っていると、目の前に木の器が置かれた。ハイレインはやや投げやりな手つきでスープを取り分け、ランバネインの向かいに腰を下ろした。
「ありがとう、兄上」
ランバネインが言うと、ハイレインはなんともいえない表情を浮かべた。どうしてそんな居心地の悪そうな顔をするのだろうとランバネインは訝しんだが、スープを一口飲むとその理由が分かった。
とんでもなく不味かったのだ。水は塩辛く、野菜の切れ端は生煮えで内側が冷たい上、味がない。なんという野菜なのか、奥歯でも噛めない硬さの破片が混じっていて、ランバネインは思わず首を傾げた。
「歯の硬さを試されているようだ」
ハイレインはひげを触られた猫のような不満げな顔をしてランバネインを見ていた。
「無理に食べることはない」
「いや、食うさ。折角だからな。兄上の作ったものを食う機会などそうはあるまい」
ハイレインはため息をついた。呆れたのかほっとしたのか、よくわからない。ハイレインは自分の皿にもスープを取って、無表情で口に運び始めた。
兄にもできないことがあるのだな、とランバネインは思った。もちろん、作り笑いとか部下に優しい言葉をかけることとか、ハイレインが苦手とすることは枚挙にいとまがないのだが、それはそれとして。
食べ物の味の良し悪しをハイレインが認識しているというのも、ランバネインには新たな発見だった。部下に献上された最高級の酒を飲んだときも、幼いころ飢饉で草の根を食べたときも、ハイレインの表情は大して変わらなかったものだが。
「それにしても、哀れなものだな」
ランバネインが言うと、ハイレインは匙を置き、肘をついたまま上目遣いにランバネインを見た。青い目だ、とランバネインは思った。高温の炎のような。
「主を失った家というものは」
ランバネインは笑ってみせた。今夜招かれた家はもともとエネドラを当主に戴いていた氏族で、つまり先の遠征で殉死した彼の代わりに擁立された新たな当主をハイレインに紹介するために今度の会食は開かれたのだった。傍系から呼び寄せられた当主はまだ若く、与えられた地位に困惑していた。エネドラが暮らしていた頃は殺伐としていた居城は、今はその刺々しさすら失って、水を抜かれた水槽のようだった。天井の高さばかり目についた。
その一族はベルティストン家に連なる氏族の中では有力だったが、エネドラの死を機に没落してもおかしくはない。あの家の者たちにとって当主の死はあまりにも突然だった。ランバネインはあの邸宅でうつむきながら食卓を整えていた使用人たちの今後を考えて、やはり笑った。
「次善策は用意してあるだろう」
ハイレインはそう言って、さしたる感情を浮かべないまま、塩水のようなスープを啜った。何を考えているのだろうとランバネインは思う。そして、馬鹿馬鹿しい、この男の考えていることが自分にわかったとしても、何にもなりはしないのに、とも思う。
「しかし美味い話はないものだ。あの角、名うての研究者をかき集めて開発に当たらせたというのに、折角の適合者を殺してしまうのではなあ」
野菜くずを口に運びながらそう言うと、ハイレインは顎を上げて、ランバネインをひたと見つめた。ランバネインは思わず身構えた。
「エネドラから得られたデータは膨大だ」
ハイレインは低い声で言った。
「次の世代に植え付けられるトリガー角はもっと完璧なものになる」
ランバネインは閉口して、まじまじと兄を見た。
この期に及んで兄は──ベルティストン家のことを考えているのだ、とランバネインは思った。トリガー角の技術は門外不出だ。エネドラほどの逸材を失っても、トリガー角の調査研究において他の領主たちより一歩先んじることができれば、ベルティストン家の権力は強まる。
ランバネインは幼い頃からエネドラを知っている。エネドラの本来の性格を知っているし、言動がどうしようもなく変質してからも、率直で話が早いところは嫌いではなかった。腹を割って話すような仲ではなかったが、長く付き合ったなりの思い入れも少しはあった。ハイレインだってそうだろうとランバネインは思う。そして、それでも、ハイレインはエネドラの死になんの感慨もないかのように振る舞っている。
このひとは、真面目すぎるのかもしれない、とランバネインはふと思った。とても真面目に、ベルティストン家に全てを捧げようとしている。もちろん、好きでそうしているのだろうけれど。
鍋を空にして一息つくと、ハ���レインは食器を持って立ち上がった。ランバネインはそれを手で制して、皿とカトラリーを重ねて持ち、鍋と一緒に厨房へ運んだ。ハイレインはなぜか後ろからついてきた。
石造りの流し台へ鍋と食器を放り込むと、ランバネインは兄の方を振り向いた。
「美味かった」
兄は片眉を上げ、意外そうにランバネインを見た。
「世辞とは珍しいな」
「世辞ではない。また作ってほしいくらいだ」
ハイレインは��問符を隠しもしなかったが、ややあって頷いた。
「暇があれば、このくらい何度でも作ってやる」
思ったよりも好意的な返事だったので、ランバネインは思わず口角を上げた。「そうか」と呟くと、ハイレインは言った。
「おまえは俺の家族なのだから」
その言葉を聞いて、ランバネインは少しばかり面食らった。そういう表現をされるのは、初めてではないにしろ、久しぶりだった。
兄の温かい言葉に、諸手を挙げて喜べたらよかったが、どうしてもそれはできなかった。もし兄がこの言葉を贈ったのが、ランバネインでなく屋敷に仕える小間使いたちの誰かだったら、その誰かは舞い上がって感涙に咽び、ハイレインという男に家族として認められた栄誉を国中に触れ回ったことだろう。ランバネインは自分がそうした立場でないことを惜しんだ。彼に愛された幸運を素直に喜ぶには、自分は彼のことを知りすぎている、と思った。
「しかし、兄上は、必要とあらば」
ランバネインは言った。
「俺のことも切り捨てるのだろう?」
ハイレインは顔を上げた。一瞬だけ、苦しげな、曖昧な表情を浮かべたような気がしたが、ランバネインがそれを確信するよりも前に、彼はいつもどおりの澄ました顔に戻っていた。
「嫌なのか」
「まさか」
言ってしまってから、ランバネインはふと、怒るべきなのだろうか、と思った。切り捨てる想定をされていることに対して、そんな彼の非道さに対して、何かしら苦言を呈すべきなのだろうか。けれども実際にそのことは自分の神経に障らないのだから仕方がないと思い直す。兄もまさか否定されると思って言っているわけではないのだし。
やはり自分でなければよかったのだと思う。ハイレインに愛されるのが自分のような者でなければよかった。もし自分が彼のこうした現実主義に憤るような人間なら、彼はこんなことを言わなかったはずだ。許してしまうから駄目なのだ、自分は、ハイレインが自分を切り捨てることを許してしまうから、彼が彼自身をも切り捨てることを止められない。
「理解しているだろうが」
ハイレインは言った。
「おまえを犠牲にするとしたら最後の手段になる。もし俺が死ねばおまえが領主だ。自覚を持て」
「俺は領主という柄ではないのだがなあ」
「そういう浅はかなところは好かんとミラが言っていたぞ」
当てつけのように付け足された言葉に、ランバネインは思わず笑った。
「わかっとらんな兄上。あの女は意外と俺のような男が嫌いではないのだ」
「おまえにあれは御せないだろう。寝首を掻かれるのが落ちだ」
「あの女がその気になれば、兄上とてひとたまりもあるまいに」
顎を反らせたランバネインにつられたように、ハイレインもほんの少し笑った。人を小馬鹿にするような響きのある、間近で見てやっとそうとわかる程度の笑みだった。
彼は昔からそういう、ともすれば溜め息と間違えるような、呆れたような控えめな笑い方をする男だった。幼い頃はそれが癇に障ると感じたこともあったような気がする。しかし一体何故だったのだろうとランバネインは思った。彼の笑顔は疑いよう���なく稀少で価値がある。それを見るといつも、霧の立ち込める湖で、鳴き声しか聞いたことがなかった渡り鳥の姿を初めて目にしたような、そんな気持ちになれるのだ。唇の吊り上げ方や鼻の鳴らし方が少しばかり不遜でもそれがなんだというのだろう。
ああやはり、自分は彼を愛している、とランバネインは思った。この城の外から見た兄がどれだけ残酷で陰険でも、その事実は変えられない。この世でたったひとりの、ランバネインの兄。
きっとこの男を愛している限り、寝床で死ぬことはできないのだろうけれど。別にそうしたいわけでもないのだから、とランバネインは思って、またひとしきり笑った。
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itokawa-noe · 1 year ago
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パレスチナ料理を食べてきました(後編):いただきます!
 
★追記:申し訳ありません。tumblerのアカウントを持っていないと記事が途中までしか読めないようなので、noteに記事を移植しました。こちらからお読みいただけますと助かります…
この記事は、以下のふたつの記事のつづきです。
「パレスチナ料理を食べてきました(前編):申しこみから入店まで」
「パレスチナ料理を食べてきました(中編):高橋美香さんのスライドトーク」
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●パレスチナのごはん
 スライドトークが終わり、いよいよディナーの時間です。つらい話の後でしたが「ごはんは美味しいので、気分も上がると思います!」と、美香さんが元気な声で空気を変えてくれました。
 長いソファにぎゅっと身を寄せあうようにして座る参加者一同、スープにサラダに取り分け皿にとつぎつぎ運ばれてくるものを、バケツリレー形式でテーブルに並べてゆきます。見慣れない料理を前に「これはなんでしょう?」「うーん、なんでしょうね」などと言いあっていると、オーガナイ��ーのKazueさんにつれられて、店主のマンスールさんが現れました。自己紹介のあとでメニューの説明をしてくれたのですが、その口から「マックなんちゃら」という聞き慣れない料理の名前が出たとたん、美香さんのいらっしゃるテーブルがどっと沸きました。パレスチナに詳しげな方々の集まるお席だったのですが、みなさんめちゃめちゃテンションが上がっています。なんだかよくわからないけれど「マックなんちゃら」はすごいらしい。これは期待できそうです。
 ところで店主のマンスールさんですが、口をひらけば冗談ばかりのめっぽう愉快な方でした。真面目くさった顔でお会計の金額を一桁多く言ったり、オーダーに対して「それは四時間かかりますねえ」と返したりと、やりとりのたびになにかしらのおふざけを挟まないと気が済まないご様子。こちらが「え?」と戸惑った次の瞬間、顔をくしゃっとさせて笑うのですが、その笑顔がまたとびきりチャーミングなのです。
 このお茶目なマンスールさんが私たちにふるまってくださった特別なコースを、ここでどーんとご紹介いたします。全体的に背景が混沌としていますが、フレームの外のぎゅうぎゅう賑やかな空気を想像していただけますと幸いです。どの料理にもハーブやスパイスがふんだんに使われていて、おいしいのは言わずもがな、鼻に抜ける香りや舌をわくわくさせてくれる刺激が楽しくて、わくわくしながらいただきました。
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・スープとサラダ。どちらもおいしかったです。サラダにはザクロと揚げたパン(名前があったのですが失念しました)がトッピングされていました。
・ペーストの盛りあわせ。ホンムス(ひよこ豆のペースト)、���ルキシサラダ(トマトベースのペースト)、ムタッバラ(茄子のペースト)、茄子とねりごまのペースト。使われているスパイスの種類でがらりと印象が変わるので、構成要素が似ていても味わいはさまざまでした。ぜんぶおいしかったです。
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・いろんなオリーブ(写真は塩漬け。写っていませんが、刻んだオリーブを砕いた胡桃とあえたものなどもありました)
・ビーツのピクルス(だったはず)
・パプリカとピーマンのペースト
 これもみんなおいしかった。
 パプリカとピーマンの組みあわせって意外と新鮮な気がします。パプリカの甘みと酸味がとおりすぎたあとにピーマンの苦味がうっすら残るのですが、それがビールとよく合いそうでした。(残念ながらこのときはまだ飲んでいませんでした)
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シュシュバラック。「ヨーグルトソースの水餃子」だと言われたけれど、私の感覚ではラビオリに似ていました。これまたおいしかった!
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ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)。形がハートみたいでかわいかったです。もちろんおいしかった!
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ローストチキンとバスマティライス。おいしくないわけがない。アーモンドの甘さと食感がアクセントになっていました。
 ふー。食べた食べた。そろそろおなかいっぱいだわ。でもこのチキンとライスはきれいに平らげたいよね、といった感じの締めのムードがテーブルに漂いはじめたときでした。
「マックルーベが来るってよ!」
 誰かが叫びました。
「来るよ来るよ!」「動画の用意して!」
 美香さんのテーブルの方々のバイブスが一気にぶち上がります。わけのわかっていない私たちもわけのわからないまま盛り上がります。「ところで、なんですか? そのマックなんとかって」と誰かが訊ねると、「鶏肉と米!」という答えが返ってきました。え、待って、鶏肉と米? 今ローストチキンとバスマティライスをせっせと食べているところですが? このうえでさらに鶏肉と米?
 戸惑う我々の前に現れたのは、直径20センチ、深さ30センチはあろうという、どでかい両手鍋です。シリア出身の店員さん(ごめんなさい。お名前を聞き取りそびれてしまいました……)が、重たそうに運んできたその鍋にひとまわり大きなお皿をかさね、えいやとひっくり返します。中身が落ちやすくなるようがんっがんっがんっがんっとこぶしで鍋底を叩くことしばし、そろりそろりと鍋が持ち上げられ、少しずつ中身が見えてきます。息を呑んで見守る一同の反応をうかがいながら鍋を持ち上げていた店員さんが、途中で「やっぱりやめーた」と鍋をもって厨房に戻ろうとするのを「待ってー!」と止める、というくだりを挟み、ついになかから現れたのが……こちらです!
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 何に見えますか?
 写真がいまいちでわかりにくいですが、茹でた肉と揚げた野菜を鍋の底に敷きつめて、そのうえにご飯をのっけた炊いたもの、すなわちマックルーベです。「マックルーベ」とはアラビア語で「逆さま、ひっくり返す」の意。最後に鍋をひっくり返して盛りつけることから、こう名づけられたとのこと。これをみんなで切りわける、というか切り崩して、シェアしました。
 これ以上の鶏肉と米はもう無理かもしれん……と腰が引けていた私は、盛りつけの演出に惹かれつつ、ド派手な見た目にやはり内心気圧されていました。が、食べはじめてみると、意外や意外、お箸が進む。酸味のある爽やかな味も、ちょっとおじやっぽい食感も、ローストチキンとバスマティライスのときとはまるで違うので、まだまだもりもり食べられます。とはいえやはりお腹はすでにぱんぱんだったので、野菜多めだったのがありがたかったです。くたくたのナスとしみしみのジャガイモも、マンスールさんが盛りつけの仕上げに散らしてくださった���かく刻んだしゃきしゃきの生野菜たちも、みんなおいしかった。
 これはあとから伺ったことなのですが、マンスールさんは予算を超える特別メニューを当日サプライズで提供してくださったそうです。そのお気持ちのあたたかさが、楽しい演出やおいしい味と一緒に心に残っています。 
 食事の終盤、一同の箸が重たくなってきたあたりから「もったいない食堂」のエプロンをつけたKazueさんが笑顔ながらも本気のトーンで「全部食べてくださいね」「お残しはだめですよ」と繰り返すのが、なかなかにプレッシャーでした。でもフードロスをなくすためにも、残さないのは大切なこと。いやこの量はさすがにきびしいです……と思いつつ、信頼できる方だなあとも感じました。私たちは終電の関係で叶わなかったのですが、残ったマックルーベは持ち帰ることができました。次にランチトリップのイベントに参加する際は、タッパーを持参します!
 美香さんがはじめに言ってくださったとおり、みんなでごはんを囲むひとときはただただおいしく愉快なものとなりました。ですが、あ〜楽しかったなあ……とふりかえるときに必ず一緒に思いだされるのが、美香さんが何度か笑いながら口にされた「パレスチナに行けばこんなごはんが食べられると思ったら、大間違いだよー!」という言葉です。Kazueさんも「マンスールさん、今日のために大盤振る舞いしてくれたんですよ」とおっしゃっていました。
 私たちがいただいたのは特別なおもてなし、晴れの日のごはんだったのでしょう。このごはんをパレスチナの人たちが、ガザの人たちも西岸の人たちも、お腹いっぱい食べられる日が、一日も早く来てほしい。
 そんなことを考えながらパレスチナの食文化について調べていたら、こちらの記事をみつけました。(書かれたのが2年前なので現状からするとずれている点もありますが、全体としては今に通じる話です)
 これを読んで思い出したのが、入植者がパレスチナ人の村を潰して奪った土地に本来の植生を無視した植林を行ったという話です。Palestine Sunbirdという鳥の名前をOrange Birdに変えるよう働きかけた話も。
 シオニストたちはかねてよりあの手この手で「パレスチナを」を消そうとしてきた。
 それが今、虐殺・民族浄化というこれ以上ないあからさまな形で行われている。
 でも、どうして?
 世界中がリアルタイムでこれを見ているのに、もう2ヶ月以上ものあいだ目の当たりにしつづけているのに、どうして止められない? 毎日毎日人がどんどん殺されて、その中には大勢の子どもがいて、絶対におかしいって、間違ってるって、止めさせなければならないって、こんなに、こんなにも単純な、誰にだってわかることのはずなのに。
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 悲しいです。悔しいです。
 諦念や冷笑に逃げたり絶望を言い訳に思考停止したりしてもなんの解決にもならないから、できることをやってゆくしかないわけですが。
 すみません。話がそれました。
●ごちそうさまのあとで
 ディナーのあと、美香さんの持参された本のなかから2冊を選んで購入しました。
 1冊目は、『パレスチナに生きるふたり ママとマハ』(かもがわ出版)。スライドトークに登場したビリンのアブーラハマ家とジェニンのアワード家、それぞれの家のお母さんである「ママ」と「マハ」が文通のようなやりとりをするという形式で、それぞれの家族の暮らしが描かれています。
 もう1冊は、合同会社パレスチナ・オリーブ代表、皆川万葉さんとの共著『パレスチナのちいさないとなみ―働いている、生きている』(かもがわ出版)。パレスチナの人たちがどんなふうに暮らしていて、そのなかで何に喜びを感じ何を生きがいとしているのかにふれられる良書です。現在起きていることを理解するために必要な知識が、読みやすいQ&A方式で書かれているパートもあります。
 美香さんは、取材と撮影のために近々パレスチナに発たれるそうです。資金を集めるためのプリントセールを行われており(12月10で終了しています)ランチトリップ当日も好きな写真を選んで購入することができました。
 私は、鉄条網の分離壁と青空を背景に男の子が両手を広げる写真に心をつかまれました。でも、この子は今どうしているのだろうかと考えはじめたら悲しくなってしまい、購入にはふみきれませんでした。
 数日経ち、やはりあの写真を迎えたいと思って美香さんのサイトを訪問したところで、販売期間がすでに終了していることを知りました。残念ではありますが、美香さんはたびたびこのプリントセールを行われているとのこと。きっとまた機会は訪れるのではないかと思います。そのときまで、いや、そのさきも、美香さんの活動を追いつづけます。
●直に会うということ
 当日のことを振り返りながら、ここまで書いてきました。
 こんな自分がパレスチナ料理を食べに行ってよいのだろうかと躊躇したりもしましたが、参加してよかったです。なにがよかったって、美香さんのお話を聞けたこと。準備にどれだけ時間がかかったのだろう? と思うような手の込んだ、おいしい料理をたっぷりいただけたこと。それから……
……と挙げていったとき、懐かしいような気持ちとともに思いだすのが、店主のマンスールさんの、くしゃっと笑った顔です。
 マンスールさんは基本的に厨房にいらっしゃったので、個人的におしゃべりをしたりはしていません。でも、ドリンクの注文や会計のときにかわしたやりとりのひとつひとつが、ふしぎと心に残っているんです。ほんとにしょーもない(ごめんなさい)冗談ばかり言う方なのですけれど、でも、そのしょーもなさが心地よくて、ほっとしました。
 そういえば、美香さんのお話に登場したハムザさんも、よく冗談を言う方だったそうです。
 会えてよかった。しみじみとそう思います。その気持ちとおなじぶんだけ、会��てほしい、とも思います。
 知ってほしいです。パレスチナの人が(というかそういった属性を越えて、マンスールさんやハムザさんという一人一人のひとが)冗談を言って笑ったり笑わせたりするところを、直に会って、見て、知ってほしい。パレスチナのことをまったく知らない人にも、フィルターのかかった情報を通じて知っているつもりになっている人にも。私もまだまだ知りません。これから知ってゆきたいです。
 ランチトリップ・パレスチナ西岸便、参加して本当によかったです。
●おしまいに
 緊急で今回のイベントを企画し、当日はアテンド役からホールスタッフまでくるくると大活躍されていたKazueさん、この二ヶ月以上のあいだずっとつらい思いをされているにもかかわらず元気をかき集めてお話をしてくださった美香さん、予算を度外視してお祭りみたいな御馳走をふるまってくださったビサンのみなさま、本当にありがとうございました。
 ランチトリップでは、シリアやミャンマーといった「遠い」地域に焦点をあてた企画から、ウクライナから避難してきている人たちやクルドの人たちといった私たちの隣人の声に耳を傾けるための企画まで、「異文化理解と各国への固定観念を変えるランチ」を通したさまざまな取り組みをされているそうです。他の企画にも興味津々、また参加したいと思っています。情報をシェアしてくださった清香さん、よき出会いをありがとうございました。
 ここまで読んでくださった皆様も、長らくおつきあいくださりありがとうございました。
 もしこれを読んでくれている友人のなかにパレスチナ料理を食べてみたい人がいたら、一緒にビサンに行きましょう。食後のアラビアコーヒーをいただけなかったのが心残りで、近々再訪したいと思っているんです。カルダモンが効いていておいしいんですって……!
 最後にひとつ、情報を共有させてください。
 日本にいながらできることがカテゴリー別に網羅されたリストです。丁寧にわかりやすくまとめてくださっているので、自分にできることがないかと探している方、ぜひ覗いてみてください。(作成してくださった方、ありがとうございます……!)
 
 ランチトリップのおかげで西岸の人たちのことをこれまでより具体的に思い描くことができるようになってから、SNSやニュースで西岸からの報せにふれることが、いっそうつらくなりました。最悪が更新されるのを止めたいです。ほんとうに。一刻も早く。
 引き続き、自分にはひとりぶんの力があると信じてやってゆきます。
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shukiiflog · 1 year ago
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ある画家の手記if.49 告白
さようなら
先日受けとった書類を見ながら、ソファの上に体を伸ばしてのんびりする。香澄は僕の体の上に乗っかってさっきまで話してたけど今はうとうとして���。
香澄の頭を撫でながら一通り書類に目を通し終えると、書類を横のテーブルに置いて香澄に声をかける。 「香澄、寝てる?」 「ん〜……」 眠そうだな。僕も今日は一緒に寝ようかな。外は雨。 翌日。天気がよかったから、棚の中から一番上等のワインを出してボストンバッグに詰めて、いくつかのパンも一緒に入れた。 僕がごそごそしてたら香澄が起きてきた。 「おはよう香澄」 「ん、おはよ… 直人お出かけ?」 丁寧にコーヒーを二人分淹れながら量を調節する。僕の横にきた香澄の頭を撫でて、後頭部に手を当てて引き寄せて目元にキスする。 淹れ終わったコーヒーを二つのタンブラーにうつした。 「香澄もおいで」 マンションから出て最近ようやく購った新車に二人で乗り込む。運転は僕。 高級車の並ぶお店で車種を僕がまったく迷わずに決めて香澄にそれでいいか聞いてみたらちょっと意外そうな顔をされた。 白いロールスロイス。 僕には似合わない気もしたけど、幼い頃から乗り慣れた思い入れのある車だった。 情香ちゃんが黒いゴツゴツした大きなベンツ。冷泉がポルシェ。稔さんがヴィンテージ?の…シボレーインパラ…だっけ…もう製造されてない車だった気がする。
兄さんが、白いロールスロイスだった。よく乗せて送り迎えなんかもしてくれた。
なんとなく車と人は似てる。
一時間もしないで目的地の墓地に着いた。 用意した荷物を香澄が持って、僕は片手に杖をついて、車を降りる。 半身を気に留めて庇いながら杖を使って歩くのにもだいぶ慣れた。 緑の繁る柔らかい土の道、石畳の階段を登って、ようやく少し開けた場所に出る。
昨日の雨に濡れてしっとりした土の足元、木の葉も階段も濡れて水滴が太陽の光を優しく照り返していた。 香澄は場所のせいなのか、いつもより口数少なくしている。 「そんなに厳かな顔しなくていいよ」笑って香澄の頭を撫でて肩を抱いた。 たくさん並んだ同じような小さな敷地で囲まれた石造りのお墓の中をいくつも通り過ぎて、ひとつのお墓の前で立ち止まる。 「……なんて読むの?」 墓石に刻まれた、いくつも読み方のある苗字に香澄が首をひねる。 「タカシギ、って読むんだよ」 僕は杖をそばの木に立てかけて置いて、墓に軽く手を合わせると持ってきたワインをお供えに置いた。 「香澄、ここで昼食にしよう」 「お墓の前で?いいの?」 「せっかく準備してきたんだしね」 ーーーこのお墓の中にいるのは、隆木義清っていう画家で、僕の絵の先生なんだ。 大学で僕とはじめて会った時にもう��なりご高齢だったけど、僕より元気な人だったな。 ヘビースモーカーで、いつもタバコの吸い殻を灰皿に山のようにして吸ってて、誰も飲めないような濃すぎるコーヒーを大量に淹れて飲みながら、威勢のいい口調で喋ってた。 大学の隅っこの古びて使い物にならなくなった校舎を根城みたいにしていつもそこで絵を描いてた。大きな水彩画。 大学でも絵を描くばっかりであまり居場所も知り合いもない僕をそこに居させてくれた。 先生だけど、何も教えてくれない。僕の絵にはいつも「下手」って、その一言だけ。 ここまでで一度話を切った。 じっと墓石を見つめて、続ける。 「先生は失明の危険のある目の病気を患って、本人はどこ吹く風だったけど、まわりに頼みこまれて目の手術をした。あなたの描く絵はこの国の宝だからって。
手術したばかりの病院の9階から飛び降りて、先生は亡くなった」
自殺だったと、思ってる。 「先生がよく言ってたよ。絵描きはひとに絵を教えられないって。先生も、自分の絵を描くだけで僕には何も教えてくれなかった」 画家は、絵を教えられない。 それは渦中にある人間自身には自分の成している事を説明できず、渦中から退いてようやく自分のしていたことを見て、他人に伝えられる、そして渦中から退いた人間は一度冷静になってしまったらそこまでで二度と画家には戻れないのだと、そういう意味だったと思ってる。 ーーーお前は描いてりゃいいんだよ
事あるごとにそう言われた。 「まさか僕が教える側になるなんて、先生は予想もしてなかっただろうな」 タンブラーの蓋を開けてコーヒーを飲む。 「…あっ、仕事決まったの?」 香澄がパンから顔を上げて僕を見る。にっこり笑って頷く。 「変な時期だけど、非常勤の枠に突然穴があいちゃって困ってたところだったらしいから、すぐにも来てほしいって」 「直人が先生…。」 「似合わない?」 「………」 香澄はしばらく間をおいて考えてから言った。 「前の直人だったらちぐはぐな感じするけど、今の直人には似合ってると思う」 「……そう」 本当にもう僕は画家ではなくなって��まった。 意思疎通がとれるようでとれない、でも確実に自分と同種の人間だった僕を、先生はたまに憐れむような目で見た。 それは先生自身が自分に向ける目でもあっただろう。 イキヤ、七ちゃん、稔さん、ーーーみんなもあの視線を受けただろう。 いつだか稔さんが言っていた、画家はたった一人で自分を誰より幸せにできるって。僕らは悲しい存在であっても似たもの同士だった。 でも僕はもう前のように一人で幸せになることはできない。 「……少し風が出てきたね。車に戻ろうか」 「うん」 香澄が杖をとってくれて、食べ終えた包みやゴミを二人で片付けて、きた道を戻る。 同種だけどまるで違った僕らは仲間だからって寄り添えるわけでもなく、みんなどうにもできない寂しさを抱えていた。先生はその生き方を90年近くも続けてそれを完遂した。 振り返って小さくなった墓石を見る。 ーーーごめんなさい。僕にその生き方はできません。
香澄と一緒に生きる幸せを選びたいから。
初めての授業の日。 場所はこれまでにも廃材をもらったり展示の打ち合わせをしたり、しょっちゅう来てた僕の出身校。 僕が受け持つのは演習だから、実質何もしなくていいようなものだ。 それでも一応、少しは服装に気を使ってきた。 使いこまれた古い木箱の上に座る二十人くらいの生徒たち。…その木箱、見覚えがある、僕が学生の頃も同じものを椅子に使ってた。相変わらず丈夫な木箱だな。 モデルの立つ高めの台の上に浅く腰掛けて足を組む、学生を前に笑顔で軽く挨拶する。 「臨時で君たちの授業を見ることになった、名廊といいます。この学校にはよく出入りしてたし僕も卒業生だから、知ってる人は知ってるのかな。僕から口うるさく作品に何か言うことはないから安心してね。なにか質問のある人はいる?」 生徒の一人がそっと手を挙げて聞いた。 「先生はどこかお体がお悪いんですか?」 僕の杖を見て言ってるんだろう。 「体の左側に少し麻痺があるんだよ」 聞いてきたその子をじっと見る。大きな目の中の虹彩が放射線状に広がって縁で円を描いてる。 「…君と…似た瞳を知ってる」 その子が首を傾げたから、にっこり笑ってつけ加えた。 「太陽みたいで、美しいね」
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hisoca-kyoto · 2 years ago
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遅くなりましたが・・・「児玉修治 陶展」のイベントとして、在廊してくださる夜に児玉さんの器を使った食事会を開きました。記録も兼ねてまとめてさせて貰います。春に工房へお伺いした際にご相談させていただくと、ぜひ!とこの機会を一緒に楽しんでくださる児玉さんのお陰で、初めての試みでご自身の器を使った食事会を開くことができました。
会場になるお店はhisocaより歩いて5分ほどの御所南にある‘料理・ワイン・イバラキ’さん。お昼のランチの20食限定の中華蕎麦(私は坦々麺推しです!)もとても美味しいのですが、夜はアラカルトでフランス、イタリアの家庭料理や洋食に和の要素をプラスされたワインにあう季節の料理が美味しいお店です。いつも何を食べても美味しいので児玉さんの器に盛られたら?!とイバラキさんとのコラボを思いついてお願いしてみると、6月は春から夏に変わる食材が豊富な時期なのでメニューが色々考えられそうです!と引き受けて下さることになりました。
器のセレクトも茨木さんと一緒にご相談しながら、日々使われる器に食材や盛り付け方で見え方が変わるのを楽しんでいただきたいと日常で手に取りやすいサイズの器を中心に選びました。お料理はセレクトした器を見てひらめかれたものをとメニューは全てお任せすることに。あとはご参加の方が集まってくださるのか受付の日までドキドキでした���、始まって30分でお席の予約は全て満席になり一つ目の心配がクリアできてホッと。
ここからは当日の様子を。
まずは児玉さんに乾杯のお声かけをいただき、宴はスタート!ブラッドオレンジの食前酒で乾杯。お料理が運ばれてくる毎に、器の誕生秘話などのエピソード、工夫されている点などご説明をいただき以下の7種類のお料理をいただきました。
・前菜盛り合わせ(○盌)まさかのマルワンをスープではなく前菜に使ってくださるとは!最初から予想を超えていく料理と器のコラボにワクワク♪一口アミューズも覗き込む仕様で楽しい演出でした。
・ハモと大葉の生麩とクスクス(デザートカップ)こちらはデザートカップにお寿司に見立て盛り付けられていました。大葉の生麩、焼き霜造りのハモの下に引かれたクスクスにも大葉が使われていて和の薬味が効いた夏らしい爽やかな一品でした。
・鰹のたたきほうれん草のソース(たわみbowl)鰹のたたきをほうれん草のソースで。鰹の下にはほうれん草、新玉ねぎのグリル、チコリやトマトと色合いも華やか。一番上は新玉のソースで、スライスではなくソースにすると鰹との定番の組み合わせも新鮮に。
・鮎のコンフィ(オーバル皿 S)じっくり低温でオイル蒸しされた鮎は骨まで食べれる柔らかさ。添えられた茄子のタプナードと山科とうがらしのグリルがオーバル皿にぴったり収まって美しいかったです。
・ロブスターとチキンのロティ、アメリケーヌソース(ラウンドプレート6寸)カウンター席の方は、茨木さんのご説明を聞きながら器を並べてライブで盛り付けされるのも楽しまれていました!ラウンドプレートはリムがないので6寸でも盛り付け方では十分に楽しめます。この後ソースやディルが添えられて鮮やかに。
・牛ステーキ、賀茂ナスのチーズグリル添え(ラウンドプレート7寸)アンチョビ、マッシュルーム入りのマッシュポテトも添えられていて少しづつ重ねて高さを出されフラットな器に立体的に盛り付けられています。7寸だと一層華やかな印象に。絶妙な焼き加減でお肉も最高に美味しかったです。もうこの時点で眼福で満福!添えられていたパンも食べられないくらいにお腹いっぱいでした。
・チョコレートケーキフルーツ添え(ソーサープレート+そばちょこ)お腹いっぱいなのに一口食べたら止まりません。程よい甘さでペロリといける美味しさでした。児玉さんのお取り扱いが始まった頃によく作って頂いたソーサープレートがデザートがぴったりではと食事会のためにリクエストしました。そばちょこには悠三堂さんの鳳次郎ほうじ茶を。こちらはhisocaよりお持ちいたしました。
こちらの7品に白ワイン2種、ロゼ、赤ワイン2種���ペアリングしてくださり、季節感たっぷりな食材と児玉さんの器とのマリアージュで大満足な至福の時間となりました〜☆色合いや高さの出し方など真似してみたい盛り付け方もあり、私たちが楽しみやすく緊張せずに楽しめる内容を心がけてくださった茨木さんとスタッフの方にも感謝いたします。(お料理の詳細は、カウンターで茨木さんのお話を伺いながら楽しんでくださったお客様がとても詳しく文章にまとめてらしたので参考にさせて頂きました。ありがとうございます!)
前日は緊張されていると言われていましたが、準備から当日、器のお取り扱いも含めてどっしり構えてご対応くださったので安心してお任せできた茨木さんのお仕事にも感激でした。(当日の写真見直したら、会が始まる前にピースしてらっしゃるくらい落ち着かれてました!)お一人お酒が強くない方がいらっしゃいましたが、こまめにお心配りいただいき最後まで楽しんで下さったご様子でした。ホールにて対応いただきましたスタッフの方にも細やかなお心配りをいただき感謝いたします。またお集まりいただきました皆さまも穏やかで会話を楽しんでくださる方ばかりで、児玉さんご夫妻も含めて終始和やかで笑顔の絶えない楽しい時間に。その様子を拝見できただけでもこの会を計画してよかったと幸せな気持ちになりました。ご参加いただきました皆さまにもありがとうございました。
児玉さんの器は目止めの作業をしてくださっているので、カンヴァスやリネンなど明るいカラーの器に色の濃いソースや料理を乗せても色移りをしないのもあって今回の食事会を思いつきました。実際に料理が盛り付けられた器たちが生き生きとしている様子をご覧いただけたのも贅沢な機会になりました。お帰りの際には児玉さんよりご参加の皆さまへプレゼントが♪児玉さんがデザインされた手ぬぐいとそれぞれのお席で使われていたカトラリーレストをお土産として頂きました。私も展示の前日まで聞かされていなかったので、児玉さんと奥様も一緒に食事会を楽しんでくださるお気持ちがとても嬉しかったです。児玉さんのてぬぐいはそばちょことセットでの販売を計画されている様です。気になられる方はぜひお楽しみなさって下さい。
児玉さん、茨木さん、今回快く企画に賛同いただき、また最後までお力添えくださり楽しい食事会を終えることができました。心よりありがとうございました。またこの様な楽し良い企画ができるように考えて参りますますので、機会が合いましたら皆さまも是非ご参加よろしくお願いいたします。
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peppurupoi · 7 years ago
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銀河脱出の手順
tumblrの端から端までやってきた人へ公開する恥ずかしい記事です。
個人的に気に入っているツイートをまとめました。
こわいもの見たさを満たしてください。
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しあわせの もっちり尻込み
すべてのお米がふっくらと立ち上がり、我々に襲いかかる
おくずかけと芋煮のバトルが行われた
ベッドの上に植物の種ある 咲くつもりか
エローラ石窟(せっくつ)
ローストビーフ 失われた牛
子供の頃、仙台大観音に見つからないように隠れてた どこまで逃げても見つかってしまう体験が可能
グーチョキパーで何作ろうのわくわく感すごい
飛ばしたしゃぼん玉が知らない人に届いたときのあの感じ
おせち こんぶ よろこんぶ
おっちなときにかたくなるもこってなんだ
都会でアルゴリズム行進したら何人ついてくるの
千手観音いっぱい手あって楽しそう
sNsって何をする ところなんだろう
発芽早送り派と開花早送り派
耳たぶくらいの柔らかさ
漬物石に想いを込める瞬間を後ろから見るのが好き
夢と希望のゼラチン粉
「ブリンブリンボインボインダンス」の検索結果はありません
チョコミン党はミントを食べることで地球がミントまみれになることを防いでいる影のヒーローだったのだ
自分が若い頃は人生百年時代だったけど、今は七百年とか当たり前になってきたよね
米粒のスパイがチャーハンに紛れるとかっこいい
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緊急芋煮会
夢でクリームパン食べようとして寝ぼけて口開けたら目が覚めた
パイナップルのッの部分にいたい
褒められて育ったトマトを食べるときの気持ち
まんじゅうこわい やり方 コツ
アンケートの結果、100%の自分がダックワーズを食べたいと答えました
もちもちさんぽみち
魂をたくさん集めて、 素敵なお皿をゲットしよう
ねこの、 ふわに。
ふわにゃんのぬくもり大作戦
カントリーマアム2040年問題
寝言で悪魔と契約してしまった
手を組んで寝ると悪夢を見るから、あえて悪夢に挑戦してみようかな
もぐもぐマグロ牧場
ふんわりふ菓子 ふんがし
高らかにタラバガニ
好きなだけ○○を楽しめる、 ○○ミュージアム
ジャパニーズコッペパン 大海を知る
架空ファストフード店 ワクドナルドへの道
ししおどしの音で腰が砕ける人がお見合いでめちゃくちゃなことになる話(0/0)
たくさん遊んだねこのどて寝、地球に身を任せる眠り
ポップコーンの叫び
とうもろこしの一粒一粒に意思があると判明
0いいねだとなんかやってしまったか?みたいな不安があるけど、1いいねされた瞬間レッドカーペットで手を振りながら歩いてる人になる
地球は無料で空気吸い放題っていうと、皆に驚かれる
玉こんにゃくコンテスト 通称・玉コン
沈みゆく世界で最後の抵抗として食べる寿司
木彫りの熊 実は熊が彫っていた
自分が権力者になったら変な形のスプーンをたくさん作って、皆で食べづらさを確認するパーティがしたい
卵とじの向こう側へ
立ち上がる全米 ふっくら炊けました
葉っぱの裏側を見てもいいし、塩漬けにして食べてもいい
乗り物が透明になったら座りながら高速移動してるだけなの面白い
トトロになったらやりたいことランキング
お花屋さんはたくさんの花に恨まれていて、夜な夜な枕元には美しい花が恨めしそうに咲いている
千手観音とハイタッチし放題!
地域のニュースを見てたらセリ農家のおじいさんの頭にアライグマの帽子が乗ってて嬉しかった 穏やかなサプライズ
タルトタタンという響きでは物足りなくなってきた 物足りなくなってしまうと、ぽんぽこぴーのぽんぽこなーとかそういうことになっていくんだ
ねことねこの激しい喧嘩を右手と左手で再現すると、楽しめる
ケーキはフランボワーズが好き ビンタされてるみたいな気持ちになる
暗い場所に明るくなるアイテムを置いて周囲だけ明るくするタイプのゲームをやりたい
自分にも味の素をかけてほしい
キーボード入力が面倒臭くて、夜中に突然「メロンパン!」と言ってしまった
踊りますけどね かつお節みたいに
絵を描くの楽しすぎる 消える前の火みたいなものだったらとか不安にならないでほしい
おどろおどろしいって、妖怪がダンスに誘ってきたことが語源らしい わくわくしたか?この嘘に
お菓子のアソートにわくわくしてしまうのは、オタクだからなのか?
掃除機かけたあとのリザルト見るのが好き
お風呂でアンパンマンポテトのこと考えてたら、風呂上がりにトレンド入りしてて一瞬こわくなった
白ごまと黒ごまって光と闇みたいでかっこいい
宇宙に漬物持っていったらダメらしい(※宇宙サプライズのための嘘かもしれない)もし本当なら、地球が終わる時は漬物を食べておこう
始めちょろちょろ、パンパカパーン
こんにゃくゼリー戦わせる夢みた
バナナを食ぱんにはさむだけで、いつもよりバナナをジューシーに感じてしまう こんな簡単なことでいいのかという気持ちになる
ねこが人の手から水飲むやつをやりたがる コップを持っている間ねこは水をひとり占め、人間はねこをひとり占め
困ってしまってわんわんわわんの状況
住宅展示場にドンキーコングが来るらしい
今魔法で大根にされたら、すぐに染みて美味しくなっちゃうところだった
心が鰹節に支配された世界
おすすめタブ ねこ、犬、ねこ、犬、ねこ、犬、犬、ハムスター、ねこ、ねこ、こねこ、犬
でっけーダックワーズの上を散歩した ダックワーズ大好きだから夢みたいだった
ねこの毛はふわふわ飛んで宇宙にも届く
里芋のブッ転がし!!!
こっぺぱんアナグラム大会
クレヨンが人間だとしたら、全部のク〜レヨン〜♪って歌がもう…すごい…伏線回収…最終章突入…作者、ここまで考えてたんだ……
ねこにあっち向いてほいをすると、負けてくれる
脳みそに直接ミルクティをかけて温まりたい
フランボワーズとピスタチオの、気づいたら友達になってた感が好き
阿部寛のホームページ(ダークモード)
雨音のBGM聴いていると急にサビに入るんじゃないかと思って怯えてしまう
スーパースープスパ
春になるといろんな匂いがしてきて、それが記憶と結びついて娯楽になる
ねこに地の果てまで追われてた
しいたけのダシには簡単に感動させられる
小さい頃に芋掘りの芋を持ち帰って数日ぶりに見たら、ふさふさの白カビまみれになってた ふさふさの芋に襲われると思って怯えながら捨てた もう少しとっておいたら、友達になってた
久しぶりに長芋をすりおろした 大根くらい時間かかるのかと思ったらすぐに全てとろとろになり、さよならも言えなかった
盆提灯を飽きるほど浴びたい
ガチのおさんぽ ガチんぽ かなりのおさんぽ力が、ためされる
もぐもぐマグロ牧場
ふわふわドームで暴れたい
おろしうどんって、びしゃびしゃの温かい雪食べてるみたい
みやざきはにゃお
あいうえお順が愛に溺れて順番めちゃくちゃになって順不同になるところ想像して笑った
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ミニチュアチワワ ミニチュワワ
おでんの昆布は大好きだけど、煮込まれてない昆布は少し苦手なワガママボディであります
ねことSplatoonする夢みた 寝っ転がっておなかをみせたねこにスプラッシュボムを投げたけど、ねこのお尻が少し染まるのみだった
冷やし中華だけは逃さない
ねこの手相をじっくり見て調べたら、手相をじっくり見せてくれるタイプのねこですと書かれてた
ンションショファッションショー
悲鳴吸引機
GIFつくるとき、ひそかにテンションが高い 失敗するかどうかのわくわくが、新作ゲームプレイの喜びに似てる
サザエさんのOPで一家総出で迫ってくるときみたいなシュールさがあります。
強風で和柄の布団が吹っ飛んでてその景色が穏やかでとても良かった 自分がレディー・ガガだったら次のバックダンサーに選んでると思う
揺れる洗濯機のうえにプリンのせたら、効率よくぷるぷるできそう
めぐりズム 〜ハムスターの裏側の香り〜
ボスゲッソーのゲソ引き抜いたときのビチビチが、好き
レンチンしてかりそめの温かさを与える
肉球XにふまれたYの感情
・-・・・ - ・・・ ・- ---・-
快適空間 びろびろキッチン
ふんわりふ菓子 ふんがし
やめられないとまらない 塩分過多という現実
チョコイズムのパンイズムがコーヒーイズムとマッチイズムでグッドイズムだった
犬のおまわりさんでいうところの、わんわんわわんの状態
ドーナツ 穴を食べたい気持ちがいつまでも飢えを与える食べ物
みんなのために作られた、なだらかな長い長いスロープ
できたてができてた
おいっ 逃げろ たんぽぽの綿毛が 襲ってくるぞ
ねこがいると、生活音のなかに喜びを探しちゃう
ごはん……って暗くぼそっと呟いたら、ねこがニャー!!って走ってきた
今日みた夢 赤い蟹が肩回しストレッチをしていたら腕がバキッと取れてしまい、 食べやすくなってしまったのをどうすることもできず静かに見てた
気づいてしまったか?ピスタチオクリームが美味しいことに。 ピスタチオクリームのために人は平和を意識することに。
でっけー蒸しパンの上で激しく踊ってだんだん沈みゆくさまを、ご覧あれ!!!
本に申し訳ないけど、紫外線を浴びて青白くなってもじっと並びつづける本が性癖にくる ひとつひとつ違う情報が詰まっていることも含めて
ねこは晴れた日に光をつかまえようとする
きなこねじりをねじらず作っても美味しいのか?作って味見した瞬間、いそいで濃い緑茶を用意した。 余ってしまった悲しいきな粉がはちみつたちと出会い、 鮮やかな青緑のお皿にのせられて、ひとつの時間を提供するエンターテイナーになった。
あけられたりおめられたりしてる
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「たたかうマヌカハニー」というのど飴があるけど、口内にベヒーモス入れて戦わせればいいのか?
パンの試食小さく刻み過ぎて誰も味わかってなかったし、 焦げたことキャラメリゼって言ってみたら流行ってしまい海苔や黒豆までキャラメリゼ扱いを受けるし、 文化がにおいの再現もより正確にして、 今日は夜が来るかな来ないかなクイズもアプリ普及により失われた感じある(街が白と黒だと勘違いする理由)
雲い白、空い青
作画崩壊によって、生きた人間の本来みえたであろう一瞬の表情が補完されていく 見逃していた魅力を引き出すことができる
犬萩はご機嫌なわんちゃんだぞ
明らかに 笑うと健康 明らかに
脳みそ洗い
紙に犬萩かいてくしゃくしゃにしても、まだ犬萩犬萩してる たくさんの歪みは表情と呼ばれた
プルースト効果のなかで眠りたい
こっそり柴犬にはまるオーキド博士
体おもたいひとはトイレに勢いよく座ると便座割れるってきいて、 トイレに勢いよく座ることができるのは幸せなことなんだなと感じた
うんとこしょ どっこいしょ ひとりでカブが抜けてしまった場合
ハッピージャムジャムのジャムって何だろうと思って調べたら「無理やり詰め込む」とでてきて一瞬こわくなった
ポッポコーン(キャラメル味)ピッポコーン(キャラメル味)ポッピコーン(キャラメル味)ポッココーン(キャラメル味)ペップコーン(キャラメル味)
「カップアイスの底が見えたときの切なさが複雑な味わいを作っている」と底無しアイスは語る
スーパースープスパ
夜中、こっそり走りを楽しむ全国のハムスターの皆さん
バナナが黒くなってゆくさまを、そこでみているがいい
【心理テスト】あなたは誰のお尻を揉んでいますか?
ゲーム初見時のマップのはじっこがみえずどこまでも行けそうな感じが好き
カルピスのなかで小さな虫がしんでいて、それをなるほどなと眺めていたけど、 秋の味覚の梨を食べたらたっぷりの果汁に溺れかけて、なるほどなと思った。
ふわふわのぽち、人がくすぐったく感じる場所も気にせず歩く。すべての道がぽちに続くことを幸せだとおもっている。
ふわふわのぽち、大気圏に突入する。ねこでなくともねこまんまと呼ばれる現実に揺らいだが、それでもご飯の時間には帰りたかった。
ワクワクさんのダンス動画は、前半ワクワクさんの純粋なお茶目さを楽しめて、 後半は表情などがアイドルのようにはじけていくドラマがある。見るたび笑顔になる。 全体の動きも素晴らしく人種体型年齢等の魅力を踊りを通して知ることができる。 最後のカメラ目線に積み重なったプロ意識がみえるのも好き。
バウムクーヘンの穴に隠れようとする犬萩
かりんとう 笑顔 なぜ
おた前たはたもたう したんたでたいたる (ヒントは、たぬきだよ!)
ふわふわのぽち、移動する点Pになる。道に生えるたんぽぽやつくしをその都度確認するため算数はとても難しくなったが、誰も止めようとはしなかった。
生ハム生ハム生ハム ハ クリームチーズ ム 小麦胚芽クラッカー 生ハム生ハム生ハム
大切な記憶に癒されたい大人に高額で匂いを売るプルーストビジネス
ハムス今までは下に降りるのが好きだったがここ二日肩にのぼりたがる 上のほうに何かあるのかもしれん 手や腕のなかで眠るので 起きるまで待ってやろうみたいなホトトギス扱いしてる あったかハウスの一時的な熱でほかほかになってるハムスは少し散歩すると生き物的にはかなりぬるい あったか二階で寝て起きてやたら遊びたがるループ ハムス手に乗りたがったが少し乗ったら疲れて小屋のなかで丸く眠った のんきな生き物ふたつが変な距離感で穏やかに過ごしたかんじする ハムスが表彰台で賞状もらう夢みた
換気でとりいれた春の風感じつつハムスが手に乗ってきたからウェイしてたら、 ふわふわ饅頭ボデーに手足格納してブン!!って体温あげた。 何か急に悟ったのかと思ったら月が欠けるみたいな可愛さで目を閉じて眠った。 組んだ足の上で春を堪能してらした。腹の音して睨まれたが手の丸みにそって二度寝した 凹みにふわを埋めるように寝てた なんともいえん 急に思い出を作ってくる
んだす、オフコース!!
ポテトチップスを開けないで置いてたら今日もそこにいる事実が和みをもたらすようになった
昔びっくりドンキーがドンキーコングの店だと思い込んで怯えてた
遊びたくてたまらないハムス手から溢れる
ハムスが脂肪を蓄えはじめた 奴は冬と戦うつもりだ
しいたけのダシには簡単に感動させられる
絵描いてたらケーキにクリームのせてるときの気持ちになった
絶頂睡眠
お茶は冷めても飲みますから 踊る島ならマダガスカル
シチューオンライスのおじさんだんだんオンライスできない状況になっていってほしい
こんなこと言ったら奥の細道のギュウギュウな部分にいれられて両側から迫ってくる壁で一句詠むことになる
今日みた夢は、ハムスターが相棒なんだけどスーパーで丸出しだといけないからちょっと胸ポケットに入っててって言ったら、 やれやれ仕方ねぇなって言いながらポケットにおさまっていった
もう16000年くらいずっと同じ虫が鳴きつづけてるんだけどとうとうその虫がしんじゃって、 生き物たちはようやくその虫の存在に気づくと同時に耳がすごく寂しくなった。 その寂しさは尻の穴を埋めることで解消されることがわかってしまい――!?
追いオリーブに追われる犬萩
ハムス本日もふわとしておられる
体力ないからとりま寝ます(ハムスはこれから走ります)
ドーナツの穴を食べようとしてセクシーになってしまう淫魔
小松菜に塩ふって白米と食べたら美味しかった
メロスには喜び方がわからぬ とりま走った
ハムスが食べてる最中少し避けてもらう必要あって手でスッと押したら、 食べてるままスライド移動したのにまったく気にするようすがなかった
アンケートの結果、100%の自分がハンバーグを食べたいと答えました!
箱の中身はなんだろなの中身になることに興奮��おぼえてしまったひとは普段どうしてるんだ まだ見ぬ中身を当てることに興奮する人とも、たったひとときしか幸せになれないのか でもその人の鼻の形が忘れられないのか その人が新しいプリキュアなのか それとも恋のはじまりなのか
地震雷火事親父 ワンちゃんネコちゃん大集合
ただすごすぎてツイートにも絵にもできない、様々なマニアがウナル夢だった
果汁グミを両奥歯で噛むと何か少しいやらしいかんじがする
バカも休み休みイエーーイ!!!
遠くのひとが映る魔法の鏡��てきけばわくつくのに、テレビ電話ってきいた途端闇が世界を小籠包
ハムスと遊ぼうと思ったのに小屋帰っちゃったからなぁ遊ぼうよなぁ!ディヘヘ!とか言ったら顔確認したあとティッシュで出入り口塞がれた
ハムスのまえで見せつけるようにきゅうり食べたらハムスがハアアアアアアアア!!!!! ってかんじで近づいてきてケージかじりだしてこれはもう言い逃れできない悪い行いだと感じた
ハムスが勢いよく床材掘りすぎて家中に床材が飛び散る夢みた
うぞうむぞうおぞうに
明日一時間限定で世界中のソイソースがソイソーイになる実験が行われる
明/太/子/う/ど/ん/美/味/し/い
がんもたべたいわーーーーーーーーーーーーーがんも!
バナナゴリラ大統領!!
掌の上でポールダンスしてる
世界各地の過去現在未来から行方不明者が集まる施設があって、記憶取り戻せば元の場所に戻れるらしい。 けど諦めて呆けて施設の一部みたいになってる人たちがいて、 そういう人たちに架空の話をきかせて架空の場所に連れていくっていう夢みた。
ハムスに豆腐あげたらなかなか満足げな表情をしてた
ハムスターまでの距離を求めよ
お砂糖…スパイス…犬萩の何もかも
たかしくんを求めなさい。
まんじゅうを胃のなかに隠したい
きなこねじりと緑茶いただいてるけどゆくゆくは白いかりんとうや南部せんべいにも手をだしたいと思ってる
この感動 あえて言うなら 最上川
はやくえさ食べたいのに頬袋からどんどんティッシュがでてきてもどかしいハムス 劇場版のドラえもんを再現
ホンワカパッパ サツバツマッマ
春のハムス甘いにおいする
茹でたてのとうもろこしの色気を参考に淫魔をセクシーにかこうとする
ハムス、小屋の外で己のふわふわを抱えながら寝てる
とんでもないものを盗んでいきました……あたたたこここです
闇夜の風になるハムス、あえて立ち止まることで形を保った
ハムスが1日1個食べるえさ、何ヵ月ぶんあるのか数えられる状態で透明な一袋におさまっている。 具体的に数えないことで成り立った。
((●)     -  D  ((
ハムスが鳥の餌をつまみながら小屋のなかに落ち着きを隠している
いろんな世界観に溶け込むそうめんたべたい
じゃんけんは絶対にチョキしかださないぞ!!みたいなひとにグーをださせることでグーの快感をおぼえてしまい、 ついにはパーの味まで…ああ…悔しい…じゃんけんが成り立っちゃう…!気持ちいい…
パーリーピーポーハームースーター
野生のカーニバルに抗いつづけた
ピパ、パアピンプパンペポピピンパペポ(ポッポポッポペポピピ!プポプピピ!) パンパ、ポポペンパイポポピポポポポピピパンパプピパポパポ。ペポパンパパピパピ。 ポッポポッポ
めっちゃ面白い本読んだ!!!!!ねじを無限に巻かれたおもちゃがシンバルを鳴らし続けている!!!
何かが光ったようにみえて手を伸ばしたけど虚無を揉みしだいた
うどん^_>^
今日の早朝うわあぁ!!って言いながら飛び起きて二度寝してたらしい。 自分がインド人だったらそれが踊りの合図になっただろうに
ハムスターのにおいを嗅ぎまくるために小屋からティッシュをひとつまみいただいたんだけど (なんやねんという顔をされて最終的にティッシュを奪い合った)、 これ吸ってるとすごい満足感あるけど絵面が取締り法違反 ゆったりとした生き物ふたつの穏やかな奪い合いの時間を想像していただきたい
毛が生えたバッグにハムスターをのせるとすごい勢いで掘る。本格的な肩の躍動をみることができる。
ハムスターの餌、彼のふかふかの寝床に宝物のように優しく置かれている。 間違いなくそのような扱いを受けている。
生涯をかけたアハ体験に挑戦中!!
ハムスがんばってる。未知を求めて小屋のなかを掘ってる
ごはん食べるまえにうまいうまい!!って言っちゃった ゾンビの自覚が持てた瞬間だった
ツナ缶をよく食べるので、このツイートを読むだけでもツナ缶の栄養がとれるかもしれませんね。
我々は白いかりんとうによって保証された存在です
朝露を求めに10月16日の彼が起動せんし何ダム(こいつ蠢くぞ♡)を立ち上げる、 しずけさやアレに染み入る彼の声。内容は人肌の激励。 人類繁栄のブレックファーストは似合わない長い布の中静かに確実に胃をあたため恥じめる!!
串にささってだんご♪だんご♪(しにながら)
ハムスターふっくらとしてきた 季節感を全身で表現してる
ツイッターにとうとうおすすめユーザーはいませんって言われた… そういう人は報告してくれたら犬萩ちゃんシールをプレゼントします
買った本が袋の中に入ってる状態世界を手に入れたみたいで好き
心のご飯がツヤツヤに炊けた
肺の中まで夏が来ない
地球買えるくらいお金持ちになったらメイドさん雇いたい(大小でいえば小)
ジャパニーズマンチカン、その短い手足で何を物語る
究極の日なたぼっこ
みんなもいっしょに、太陽あびあび阿鼻叫喚!!
シヴァが、ソヴァを、タヴェル
10年くらいしたらやっとサビに入る曲と百均のイヤホンはどっちが攻めですか?
みだらな行為ってきくとクラゲ型の宇宙人が手をうねうねして踊ってるところ想像しちゃう
うどんたべる、支配される、うどん生存本能、うどん増やしたい、うどんたべたい うどんたべるときうどんにおもう我々はすでにうどんなのだと
胃の中に入れたい死骸デイリーランキング第一位サバ
ハムスターがごはんを食べる音 一期一会のリズム 奴らは毛繕いの手順を知っている
犬萩は妖怪の偉いやつだけどお昼ごはん食べるとこなぜか必ず盗撮されてて その写真がまとめサイトや写真集にまとめられてるせいでかなりフレンドリーでポピュラーなイメージ 犬萩のお昼ごはん写真が差別をなくしていく 教科書にのる犬萩 落書きされる犬萩
ふわふわのぽち、人間のあぐらの中に宝物があると思い込み掘り返す 建物がなくなって地平線しか見えなくなっても、あぐらの中に宝物があると信じている
餌として売ってた冷凍食パンがやたらおいしそうに見えてたけど今なら再現できる。なぜしないのか
:^D
人工知能が物事全部やるようになったら人間は滅ぶなんて言われたら人々は限られた肢体で踊らずにはいられない
流しそうめんにすごい勢いで追いかけられる犬萩
他人がパイナップルって言ってるときのナッからプルまでの静寂と緊迫感 裏切って欲しい ナッのあと別の提案が待っていて欲しい
桃から生まれた桃太郎 では、金太郎はどこから生まれたでしょうか?
この不安は宇宙の塵なので簡単に操作することができる
想像してください…あなたの手の上には今…ハムスターが乗っています
そばの残り湯みたいなの飲むの好きだけど残り湯っていうと急に変態っぽい
おーーーーーーーーーーー!!!!!!ーーーーー
:< D イーソーノーグーン!!
宇宙がすごい。世界がやばい。
アカウント作ったとき人間を信用してなかったからこの名前なんだとおもう(かりそめの温かさでいいからレンチンしてほしいほど冷たい)
全国のアリ地獄を掘るぞという意気込みのハムスター
プラレールにも~~乗れーる!!
ほーらぽちおいで 白いふわふわのいぬだ
豆腐をみつめる犬萩合同
深さ30メートルにカラーボールをいっぱい詰めてカラフルな地獄で遊ぼう
うしろに引っ張るとすごい勢いですすむミニカーみたいにね…
海のパイナップル 水のカイナッツォ
落下する喜び 形状があまり変わらないまま、痛みもほどほどなまま落下し放題、 いつでもやめられる、いつでもまた落下できる 落下することで生きた年齢を実感しよう! これがほんとの…落花生
いま恋に落ちる音がしたようだな
ありがたい臓器まみれでぎゅうぎゅうのなかなくてもいいと言われる盲腸、発狂しないほうがおかしい むしろ太古の重要器官の名残だと思えばロマンだし
ジャパニーズマンチカン大海を知る しかしその短い手足をなめるのみだった
思い出すために宝石×5を消費しますか? あなたはハムスターのふわふわについて考えていたようです(ゲット済)
うおおお!!!うおおお!!たまねぎをむきすぎた幼少時代!!うおおお!!
ダブリューダブリューダブルーだわ ドットペップルポイドドドジェーピーアットオッパイオッパイ
(小惑星並みの感想)
踊るたんぱく質
全部のク~レヨン~
ククク…奴はクレヨンの中でも最弱…
ダブルチクビパニクル刑事(デカ)、只今参上!
♪ふわふわだぞおれの犬萩 ふわふわだぞ 間違いない 上には上がいる だけどみんなふわふわだぞ 123でふわふわだぞ みんなも一緒に ふわふわだぞ ふわふわだぞ ふわふわだぞ ふわふわだぞ……
ごん!!おまえだったのか!!いつも枕元でふわふわしていたのは ごんのしっぽでハア…ンハア…ンハハハハア
極限まで宮殿のベッドだと思い込んで寝たら朝びっくりするやつみんなもやろう
うぐいすもそろそろ、一年分のホケキョをいったと満足げな顔をしているからな
ララクラッシュから感じる楽園の崩壊感は異常
効能。桜が散る。
みんな思ったはずだ。軽井沢の反対って重井沢じゃね~?とか…わびさびってわさびと関係あるのかなぁ…とか。 思ったはずだ。胸にしまわれたままそいつらはしぬ。(泣くポイント、作っておきました)
ほーらぽちおいで 白いふわふわの犬だ
忘れられた記憶を一気に思い出す恐怖兵器に打ち勝った子供と脳の電波のにぶさから助かったとぼけ兄さん
今日のやり取り…ウフフ~きいてみるものね~ウワハハァ~よかったです~~ (スローペース田舎田舎レボリューション。イツツ葉のクローバーが通貨になる勢いでのほほんとしている。現代の救い)
彩度低めの景色がやっとカラーになってブロッコリーもアオアオしてマヨネーズつけたらちゃんと美味しい世界にようこそ
(ここで10秒間、手の中で眠るハムスターを想像)
空の色がピンクの世界の人間と、空の色が灰色の世界の人間
ヴィヴァルディの名前の欲張り感好きだな
春ももはやつくしでまみれてて視認せずとも存在するたんぽぽでうきうきしてくるよね
ほーらぽちおいで 白いふわふわの犬だ
ゴーン。行ってしまった。(ガーンとgoneをかけている、鐘のように染み入るギャグだね)
頭のてっぺんからのどまで穴あけて上から熱いミルクティ流し込んでほしい
一寸の虫にもボブの魂
手押し電気ポットのお湯もう残りわずかなとこでぐーっとポット押すみたいな犬萩と手のうえで豆腐切る犬萩(細かすぎで伝わらない犬萩選手権)
雪のフミゴコチいいぜ(最新フミゴコチ情報)
はとがふっくらとしている
ニュースみると殺伐としてるけどテレビを消すと静かな朝
今日キューピーに8kgの野菜をとれって脅迫される夢みた
一次創作で供給を得る方法とは!?(⇒詳しくははがきにmotmotを描いて下記の住所へ)
デストロイ・イモニカイ
箱ティッシュ急になくなるのやめてほしい 「くるぞ…」とか「ざわ…」とかいってほしい
(3)ー(3)    >    ▽
しまじろうの両親の色気
最古のお気に入りツイートは「しまじろうの両親の色気」でした。
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komakichi12 · 2 years ago
Text
 最近毎日仕事で忙しくしている恋人が、たまの休日に半分死んだように惰眠を貪っているとしたら、寝かせておいてやるのが人情だろう。ただでさえ晩秋の朝である。疲労困憊していなくても温かい布団は恋しい。
 しかしながら、同棲している一つ屋根の下、毎日毎日夜と朝の数分ほどしか顔を合わせず、挨拶もそこそこに会社かベッドにGOしてしまうのは寂しい限り、というのもまた本音だ。特に今は繁忙期らしいイライに代わり、家事の大半を引き受けている身としては。心にもないが、「家政婦じゃないのよ!」とテンプレ主婦を真似してみたら、きっと恋人はすまなさそうに俯いて、皿洗いとか洗濯とか掃除とかを始めるのだろう。黙々と、起床時間早めたり、就寝時間を遅らせたりして。
 そういう自虐的な誠意は求めていないので、ナワーブは目を閉じたままのイライの薄い身体をリビングまで引きずって行って、着替えを命じ、自分は朝食の準備に取り掛かった。
 ゆで卵とバターを塗ったパン一枚、ミルクと砂糖たっぷりのコーヒーをテーブルに並べて恋人を呼ぶ。イライはくらんくらんと、まるで太陽光でうごく置物みたいに頭を振りながら、なんとか椅子に尻を乗せた。普段はこざっぱりと整えた茶髪に盛大に寝癖がついている。シャツのボタンは掛け違えているし、目元には大きな目やにが。半寝状態でもそもそとパンを食している恋人に失笑を飲み込み、これは重症だ、と呟いた。よっぽど眠いのだろう。
「ほら、うー」
「んー……」
 ナワーブが手にしたシェーバーのじょじょじょじょじょという音とともに、一日で伸びた分の髭が刈り取られてゆく。イライの体毛は、生まれつき薄めなので青髭になりにくい。無精すればその限りではないが。
「っ、っ、ぁ、なわぁぶ?」
「こら、しっかりしろ、動くなオイ!」
 ブラシで梳いてやれば髪が引っかかる度に、まだ半分夢の中に足を突っ込んでいる恋人の頭はぐらんぐらん揺らめいて、ついつい声を荒げる。
「うーん、あんた、意外と髪が硬いんだよな」
 ため息混じりにブラシを放り、洗面台からイライ専用のヘアスプレーを持ってきて、頑固な寝癖に惜しみなく振りかける。いつも出勤前の恋人から漂ってくるさわやかな香りが居間に広がる。噴霧を吸い込んだらしいイライが「ぶひゅっ」と鳴いた。これが気が抜けているときの恋人のくしゃみなのである。久々にきいた「ぶひゅっ」にナワーブは我慢の甲斐なくおおいに笑った。
 ゲージで休んでいたレディにご飯を用意し、止まり木にロープジェスを繋いで準備は整った。機能性重視のミニバンの助手席に恋人を押し込んで、ナワーブはいそいそと運転席に座る。水筒に熱いコーヒー、カバンにガムと飴が数個と、買い置きしてあったスナック菓子。運転中に飲む用のペットボトルは途中のコンビニで買っていこう。
「……なぁ……どこぃ……」
「ん? ああ、海だ、海。海に行くんだ」
「んに」
「そう、海。あんたは寝ていていいからな」
「むふぅ……」
「……なんだか子どもみたいだな、イライ?」
 っくく、と静かに笑ってエンジンをかける。流れてきたラジオの音量を絞り、後ろの荷物からタオルケットを引っ張りだして、早々と寝始めたイライの腹にかぶせてやった。海までの予想所要時間は約一時間。天気予報は一日曇。よしよし、いいぞ。運転するなら曇りのほうがありがたい。道順はうろ覚えだが、ナビも地図も無しで行ってみよう。カーラジオからは微かに今月のヒットチャートが流れてくる。アップテンポな曲に背中を押され、ナワーブはうきうきとアクセルを踏み込んだ。
 コンビニで肉まんとピザまんを買ったらイライが目を覚ました。どちらがいいか恐る恐る尋ねると、案の定肉まんの方を奪われた。恋人は食べるものだけ食べて、またストンと夢の中へと帰ってゆく。ハイウェイには乗らず、下道を走っていると、山! 畑! たまに民家! みたいな景色になって行くので少々焦った。針葉樹の濃い緑と枯れ野の朽葉色を越えて、隣の隣の街の市街地を抜ける。ここに来て初めて渋滞にハマったが、海へと続く道に入った途端、前にも後ろにも対向車線にも、走っている車を見なくなった。季節外れの観光地、最高。
 堤防に寄せて車を停める。未だもって寝こけているイライのためにエンジンは切らない。最早無用となったラジオを消すと、波と風の音が窓を締め切った車内にもよく響く。ナワーブは水筒のコーヒーを紙コップに注ぎクリームを垂らしてかき混ぜた。後方へと傾いている助手席を見下ろせば、寝顔だというのに幼くも可愛くもない、きれいで凛々しい恋人が、まだ起きない。
「……む……んがっ…��ぷひゅー……」
「! ……っぷ、」
 と思ったら、ずいぶん可愛らしい寝息が、カーエアコンで乾燥した唇から漏れた。ナワーブは紙コップを持ったまま、ハンドルに突っ伏して忍び笑う。腹筋が程よく痛んだところで、笑みの消えない唇を恋人の額へ。一度は離れたがやはり離れがたくなり、今度は刺青の入った頬へ。仕上げに前髪を優しく撫でつけて、運転席のドアを開け放った。
 風が強い。潮の香りにはためく髪が首や頬を細々と刺してくる。油断していた右手が紙コップを落としかけた。空は朝から変わらずの曇天で、堤防の向こうの海は灰色と白のまだら模様だ。お気に入りのパンツにフード付きパーカーという格好ではいささか寒い。
 車によりかかってコーヒをすすったところでエンジンが止まり、助手席のドアが恐る恐ると開いた。
「おはよう、寒いぞ」
「……うん」
 まだどこか虚ろな目付きで恋人はふらりとナワーブに並ぶ。
「……寒い」
「はは、すまん。服の選択を間違えた」
「驚いた」
「何が」
「起きたら海だった」
「ぶっはは! それはびっくりしたな。でも家を出るときに、ちゃんと言ったぜ。海に行くぞって」
 イライは俯いて肩を竦める。薄いジャケットのポケットに手を突っ込んでいる姿は様になっているが、窮屈そうでもあった。
「ハッピーバースデー、イライ」
「……あ、」
「まさか忘れてたとか、」
「……」
「まじか」
 縮こまって頭を抱えるイライのつむじをぐりぐり押してみる。まったくもって自分を勘定に入れない恋人である。
「コーヒー飲むか?」
「……ごめん」
「ああ、朝食が少なかったからな、砂糖は?」
「いや、そうじゃなくて、君に気をつかわせ、ん」
 珍しく俯いたまま話すイライをナワーブが覗き込んで、ちぅ。こういう時ばかり、この身長差に感謝していると、ひやりとした柔らかさはすぐに離れた。成功した悪戯に笑い、イライの真っ青な目がくりんと丸まった。
「せっかくのデートだぞ? そんな顔するなよ」
「私は……寝ていただけだよ。今まで」
「ドライブだからな。助手席のヤツは大抵寝るんだ」
「……ごめ、」
 ちゅ、と、再び。そしてまた、にやり。
「しかし寒いな。車の中に戻ろうか」
「……もう、いいのか」
「ん、海は来たしな。あんたも起きたし」
「帰りは私が運転する」
「うん、センキュ」
 荒れた波を堤防越しに眺め、ごうごうと吹き荒れる冷たい風に背中を押されて、それでもナワーブは満足そうに笑う。エンジン音が復活して、エアコンが暖かい風を送り出す。助手席に収まってシートベルトを絞めたところで、運転席のイライがナワーブの左手を握った。
 傍らを向く。その僅かな間に寄せられた唇に目を閉じる。風も波音も遠くなり、互いの唇を食み合う湿った音だけが車内に満ちる。口づけは次第に深まり、上唇を食んで、下唇を噛んで、どちらからともなく差し出した舌が絡み合えば、もう止まらない。
「ん、……ぁ、」
「っ……ライ……」
「ン、ん……、は……ぁ、なわ、ぶ……、っ」
 舌先から銀糸を引いて分かれる頃には、イライの眠気はどこかに吹っ飛び、多少値の張る昼食を、なんて考えていたナワーブの胃袋は、ぐうの音も出せずに縮こまった。
「……帰るか」
「……そう、だな」
 それからたっぷり五分ほど経ち、ミニバンはのろのろと動き出した。充分に温まった車内では、まだ「恋人とのドライブ」だけを楽しみにしていたナワーブが用意したスナック菓子が、無言のままの二人にぽりぱりと呑まれていった。ひと袋を空にしたところでのミントガムだ。二人して。無言で。
 ただの思いつきと、ちょっとした復讐心と、寂しさが少し。疲れ果てた恋人を寝かせておいてやらなかった後ろめたさと、今感じている幸福と愛しさが、不思議と胸の中で調和する。
 望むらくは。
 ナワーブは、遠ざかってゆく海を瞼の裏に描きながら想った。
 どうかこの暖かさが、彼の上にもありますように。
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ayaogawa-ceramics · 8 years ago
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My favorite morning . 好物のノアレザン。 昨日の晩から楽しみにして、起きた朝。 小豆あんとピーナッツバター。 + + Flat plate: Tablet wood + #パンに似合う皿 #ノアレザン #ayaogawa_handmade_ceramics #器 #陶器 #うつわ #作陶 #日々 #暮らし #instapottery #pottery #ceramics #handcraft
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a2cg · 3 years ago
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「こうじょう」と私 ・ 送別やお祝いのプレゼントを渡す時に、どういう願いを込めて選んだのかが非常に大事だと思っております。 ・ なぜならその品を渡す時に必ず「どうしてそれを選んだの?」って会に参加しているプレゼンターとは別の人が必ずツッコミが入るからです。 ・ その時に「えーっと、あのー、そのー」って言い淀んだりすると「あんまり考えてないのね」って残念な雰囲気に包まれるので必ず「口上」は用意しておいた方がいいですよね。 ・ 「こうじょう」と言えば夏目漱石の「こころ」という文学作品では「精神的に向上心のない者はばかだ」とKに言ったことがキッカケで自死に追いやった過激なワードでしたね。 ・ 同じ「工場」でも朝から美味しい #パン の焼いた香りに包まれたものと言えばこちらですね。と言うわけで本日のモーニングは #FACTORY #ファクトリー です。 ・ 月曜日に平日休みを頂けたのでちょっと遠目のモーニングをしに九段下までやって来ました。コンクリート打ちっぱなしで木と鉄の家具がオシャレな店内が目を惹きます。 ・ 頼んだのは朝食メニューの中から #ジャンボンブラン #グリュイエールチーズ #安田養鶏場のたまごの目玉焼き #フレンチトースト セットにしました。 ・ 正直名前だけだと何が来るのかイメージできていませんでしたが厚めの #トースト に #目玉焼き が印象的な一皿です。 ・ まずパンにナイフを入れて驚くのは、そのザクザク食感の中に濃厚な #チーズ の味わい。さらに噛み締めるとフレンチトースト特有のふんわりしっとり食感。 ・ ジャンボンブランとは #ハム のことを指すようです。しっとりとしていてクセのない程よい味わいです。これに #目玉焼き の濃厚な味わいをソース代わりにつけるのが最高です。 ・ #レタス も新鮮でシャキッとしたアクセントになっていて、全体的にいいまとまりを感じます。 #珈琲 もスッキリとして香りがいい味わい。 ・ そして最後にデザートとして頂いた #ヨーグルト が驚くほど爽やかな口当たりでクリーミーで「なんだこれ」と驚きました。 #牧成舎 というところのもののようです。 ・ ランチメニューも気になったので、また休みの日にでもお邪魔したいと思いますが今は暑いので「荒城」の月が似合いそうな秋くらいがいいんですかね。 ・ #市ヶ谷モーニング #市ヶ谷朝食 #市ヶ谷カフェ #市ヶ谷喫茶店 #市ヶ谷パン #市ヶ谷グルメ #九段下モーニング #九段下朝食 #九段下カフェ #九段下喫茶店 #九段下パン #九段下グルメ (Factory) https://www.instagram.com/p/CRkHFLhg-O1/?utm_medium=tumblr
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hananien · 4 years ago
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【SPN】庭師と騎士
警告:R18※性描写、差別的描写
ペアリング:サム/ディーン、オリキャラ/ディーン
登場人物:ディーン・ウィンチェスター、サム・ウィンチェスター、ボビー・シンガー・ルーファス・ターナー、ケビン・トラン、チャーリー・ブラッドベリー、クラウス神父(モデル:クラウリー)
文字数:約16000字
設定: 修道院の囚われ庭師ディーン(20)と宿を頼みに来た騎士サム(24)。年齢逆転、中世AU。
言い訳: 映画「天使たちのビッチナイト」に影響を受けました。ボソボソと書いてましたがちょっと行き詰まり、詰まってまで書くほどのものじゃないので一旦停止します。
 自分のことなら肋骨の二本や三本が折れていたとしても気づかないふりをしていられるが、部下たちを休ませる必要があった。
 王国騎士の象徴である深紅のマントは彼ら自身の血に染められ、疲労と傷の痛みとで意識がもうろうとしている者も数名いた。何よりも空腹だった。狩りをしようにも、矢がなく、矢を作るためにキャンプを張る体力もない。  一度腰を下ろせばそこが墓地になるかもしれなかった。  辺境の村を救うために命じられた出征だった。王はどこまで知っていたのか……。おそらくは何も知らなかったのに違いない。そうだと信じたかった。辺境の村はすでに隣国に占領されていた。彼らは罠にかけられたのだった。  待ち構えていた敵兵に大勢の仲間の命と馬を奪われ、サムは惨めな敗走を余儀なくされた。  森の中を、王城とは微妙にずれた方向へ進んでいるのに、サムに率いられた騎士たちは何もいわなかった。彼らもまた、サムと同じ疑いを胸に抱いていたのだ。全ては王に仕組まれたのではないかと。  誰一人口には出さなかったが、森の中をさ迷うサムに行き先を尋ねる者もいなかった。  なけなしの食糧を持たせて斥候に出していたケビンが、隊のもとに戻ってきた。彼は森の中に修道院を発見した。サムはその修道院に避難するべきか迷った。森は王国の領内だ。もしも王が裏切っていた場合、修道院にまで手を回されていたら彼らは殺される。  だが、このままでは夜を越せない者もいるかもしれなかった。サムは未だ六人の騎士を率いていて、王国よりサムに忠実な彼らを何としても生かさなければならない。  サムはケビンに案内を命じた。
 ディーンは自分の名前を気に入っていたが、今ではその名前を呼ぶ者はほとんどいなかった。  修道院では誰もがディーンのことを「あれ」とか「そこの」とか表現する。もしくは彼自身の職業である「庭師」とか。彼自身に、直接呼びかける者はいない。なぜなら彼は耳が聞こえないし、口も利けないから。  ディーンは今年で二十歳になる……らしい。彼は子供のころに両親を盗賊に殺されて、もともと身を寄せる予定だったこの修道院に引き取られた。ただし支払うべき寄付金も盗賊に奪われたので、修道士としてではなく庭師として働いて暮らしている。  夜中、ディーンはフラフラになりながら修道院を出て、納屋に帰り着いた。家畜小屋の横の納屋が彼の住処だ。神父が彼に酒を飲ませたので、藁の下に敷いた板のわずかな段差にも躓いてしまった。  そのまま藁の中にうずくまって、眠ってしまおうと思った時だ。納屋の戸の下の隙間から、赤い炎の色と複数の人影がちらついて見えた。  ディーンは、静かに身を起こした。少し胸やけはするが、幻覚を見るほど酔ってはいない。ディーンがいる納屋は、修道院の庭の中にある。修道士たちをオオカミやクマから守る塀の、内側だ。修道士たちは夜中にうろついたりしないから、この人影は外部からの――塀の外、森からの――侵入者たちのものだ。  門番の爺さんは何をしていたのか。もちろん、寝ているんだろう、夜更かしするには年を取りすぎている。今までも修道院が盗賊被害には遭ったことはあるが、こんな夜中じゃなかった。オオカミにとってはボロを着ていようが聖職者のローブを着ていようが肉は肉。強襲も山菜取りも日差しの入る間にやるのが最善だ。  では何者か。ディーンはそっと戸を開けて姿を見ようとした。ところが戸に手をかける間もなく、外から勢いよく開けられて転がり出てしまう。うつ伏せに倒れた鼻先に松明の火を受けてきらめく刃のきっさきを見て、そういえば、神父に持たされたロウソクが小屋の中で灯しっぱなしだったなと気づく。  「こそこそと覗き見をしていたな」 ざらついて低い声がディーンを脅した。ディーンはその一声だけで、彼がとても疲れて、痛みを堪えているのがわかった。  「やめろ、ルーファス! 何をしている」  若い男の声がした。ディーンを脅している男は剣のきっさきを外に向けた。「こいつが、俺たちを見張っていた。きっと刺客だ。俺たちがここに来るのを知っていて、殺そうとしてたんだ」  刺客、という言葉に、側にいた男たちが反応した。いったい何人いるんだ。すっかりと敵意を向けられて、ディーンはひるんだ。  「馬鹿な、彼を見ろ。丸腰だ。それに刺客なら小屋の中でロウソクなんて灯して待っているわけがない」 若い声の男が手を握って、ディーンを立たせた。俯いていると首から上が視界にも入らない。とても背の高い男だった。  「すまない、怖がらせてしまった。我々は……森で迷ってしまって、怪我を負った者もいる。宿と手当てが必要で、どうかここを頼らせてもらいたいと思って訪ねた」  背の高さのわりに、威圧的なところのない声だった。ディーンが頷くのを見て、男は続けた。  「君は――君は、修道士か?」 ディーンは首をかしげる。「そうか、でも、ここの人間だ。そうだろ? 神父に会わせてもらえるかい?」 ディーンはまた、首をかしげる。  「なんだ、こいつ、ぼんやりして」 さっき脅してきた男――闇夜に溶け込むような黒い肌をした――が、胡乱そうに顔をゆがめて吐き捨てる。「おお、酒臭いぞ。おおかた雑用係が、くすねた赤ワインをこっそり飲んでいたんだろう」  「いや、もしかして――君、耳が聞こえないの?」 若い男が自分の耳辺りを指さしてそういったので、ディーンは頷いた。それから彼は自分の口を指さして、声が出ないことをアピールする。  男の肩が一段下がったように見えて、ディーンは胸が重くなった。相手が自分を役立たずと判断して失望したのがわかるとき、いつもそうなる。  彼らは盗賊には見えなかった。何に見えるかって、それは一目でわかった。彼らは深紅の騎士だ。王国の誇り高い戦士たち。  幼いころに憧れた存在に囲まれて、これまで以上に自分が矮小な存在に思えた。  「聞こえないし、しゃべれもしないんじゃ、役に立たない。行こう、ケビンに神父を探させればいい」 疲れた男の声。  抗議のため息が松明の明かりの外から聞こえた。「また僕一人? 構いませんけどね、僕だって交渉するには疲れ過ぎて……」  「一番若いしまともに歩いてるじゃないか! 俺なんか見ろ、腕が折れて肩も外れてる、それに多分、日が上る前に止血しないと死ぬ!」  ディーンは初めて彼らの悲惨な状態に気が付いた。  松明を持っているのは一番背の高い、若い声の男で、彼はどうやら肋骨が折れているようだった。肩が下がっているのはそのせいかもしれなかった。ルーファスと呼ばれた、やや年配の黒い肌の男は、無事なところは剣を握った右腕だけというありさまだった。左半身が黒ずんでいて、それが全て彼自身の血であるのなら一晩もたないというのも納得だ。女性もいた。兜から零れた髪が松明の炎とそっくりの色に輝いて���えた。しかしその顔は血と泥で汚れていて、別の騎士が彼女の左足が地面に付かないように支えていた。その騎士自身も、兜の外された頭に傷を受けているのか、額から流れた血で耳が濡れている。  六人――いや、七人だろうか。みんな満身創痍だ。最強の騎士たちが、どうしてこんなに傷ついて、夜中に森の中をゆく羽目に。  ディーンは松明を持った男の腕を引っ張った。折れた肋骨に響いたのか、呻きながら彼は腕を振り払おうとする。  「待って、彼、案内してくれるんじゃない? 中に、神父様のところに」 女性の騎士がそういった。ディーンはそれを聞こえないが、何となく表情で理解した振りをして頷き、ますます騎士の腕を引っ張った。  騎士はそれきりディーンの誘導に素直についてきた。彼が歩き出すとみんなも黙って歩き出す。どうやらこの背の高い男が、この一団のリーダーであるらしかった。  修道院の正面扉の鍵はいつでも開いているが、神父の居室はたいていの場合――とりわけ夜はそうだ――鍵がかかっている。ディーンはいつも自分が来たことを示す独特のリズムでノックをした。  「……なんだ?」 すぐに扉の向こうで、眠りから起こされて不機嫌そうな声が聞こえてほっとする。もう一度ノックすると、今度は苛立たし気に寝台から降りる音がした。「なんだ、ディーン、忘れ物でもしたのか……」  戸を開いた神父は、ディーンと彼の後ろに立つ騎士たちの姿を見て、ぎょっとして仰け反った。いつも偉そうにしている神父のそんな顔を見られてディーンは少しおかしかった。  ディーンは背の高い男が事情を説明できるように脇にのいた。  「夜半にこのような不意の訪問をして申し訳ない。緊急の事態ですのでどうかお許し頂きたい。私は王国騎士のサミュエル・ウィンチェスター。彼は同じく騎士のルーファス。彼は重傷を負っていて一刻も早い治療が必要です。他にも手当と休息が必要な者たちがいる」  神父は、突然現れた傷だらけの騎士たちと、さっき別れたばかりの庭師を代わる代わる、忙しなく視線を動かして見て、それから普段着のような体面をするりと羽織った。深刻そうに頷き、それから騎士たちを安心させるようにほほ笑む。「騎士の皆様、もう安全です。すぐに治癒師を呼びます。食堂がいいでしょう、治療は厨房で行います。おい」 目線でディーンは呼びかけられ、あわてて神父のひざ元に跪いて彼の唇を読むふりをする。  「治癒師を、起こして、食堂に、連れてきなさい。わかったか?」  ディーンは三回頷いて、立ち上がると治癒師のいる棟へ駆け出す。  「ご親切に感謝する」 男のやわらかい礼が聞こえる。「……彼はディーンという名なのか? あとでもう一度会いたい、ずいぶんと怖がらせてしまったのに、我々の窮状を理解して中へ案内してくれた……」  ディーンはその声を立ち止まって聞いていたかったが、”聞こえない”のに盗み聞きなどできるはずがなかった。
 明け方にルーファスは熱を出し、治癒師は回復まで数日はかかるだろうといった。サムは騎士たちと目を合わせた。今はまだ、森の深いところにあるこの修道院には何の知らせも来ていないようだが、いずれは王国から兵士が遣わされ、この当たりで姿を消した騎士たち――”反逆者たち”と呼ばれるかもしれない――がいることを知らされるだろう。俗世から離れているとはいえ修道院には多くの貴族や裕福な商家の息子が、いずれはまた世俗へ戻ることを前提にここで生活している。彼らの耳に王宮での噂が届いていないことはまずあり得なく、彼らがどちらの派閥を支持しているかはサムにはわからない。もっとも王が追っている失踪騎士を庇おうなどという不届きな者が、たくさんいては困るのだった。  出征の命令が罠であったのなら、彼らは尾けられていたはずだった。サムの死体を探しに捜索がしかれるのは間違いない。この修道院もいずれ見つかるだろう。長く留まるのは良策ではない。  かといって昏睡状態のルーファスを担いで森に戻るわけにもいかず、止む無くサムたちはしばらくの滞在を請うことになった。  修道院長のクラウス神父は快く応じてくれたが、用意されたのは厨房の下の地下室で、そこはかとなく歓迎とは真逆の意図を読み取れる程度には不快だった。彼には腹に一物ありそうな感じがした。サムの予感はしばしば王の占い師をも勝るが、騎士たちを不安させるような予感は口には出せなかった。  厨房の火の前で休ませているルーファスと、彼に付き添っているボビーを除く、五人の騎士が地下に立ち尽くし、ひとまず寝られる場所を求めて目をさ迷わせている。探すまでもない狭い空間だった。横になれるのは三人、あとの二人は壁に寄せた空き箱の上で膝を枕に眠るしかないだろう。  「お腹がすいた」 疲れて表情もないチャーリーが言った。「立ったままでもいいから寝たい。でもその前に、生の人参でもいいから食べたいわ」  「僕も同感。もちろんできれば生じゃなくて、熱々のシチューに煮込まれた人参がいいけど」  ガースの言葉に、チャーリーとケビンが深い溜息をついた。  地下室の入口からボビーの声が下りてきた。「おい、今から食べ物がそっちに行くぞ」  まるでパンに足が生えているかのように言い方にサムが階段の上に入口を見上げると、ほっそりした足首が現れた。  足首の持ち主は片手に重ねた平皿の上にゴブレットとワイン瓶を乗せ、革の手袋をはめたもう片方の手には湯気のたつ小鍋を下げて階段を下りてきた。  家畜小屋の隣にいた青年、ディーンだった。神父が彼を使いによこしたのだろう。  「シチューだ!」 ガースが喜びの声を上げた。チャーリーとケビンも控え目な歓声を上げる。みんなの目がおいしそうな匂いを発する小鍋に向かっているのに対し、サムは青年の足首から目が離せないでいた。  彼はなぜ裸足なんだろう。何かの罰か? 神父は修道士や雑用係に体罰を与えるような指導をしているのか? サムは薄暗い地下室にあってほの白く光って見える足首から視線を引きはがし、もっと上に目をやった。まだ夜着のままの薄着、庭でルーファスが引き倒したせいで薄汚れている。細いが力のありそうなしっかりとした肩から腕。まっすぐに伸びた首の上には信じられないほど繊細な美貌が乗っていた。  サムは青年から皿を受け取ってやろうと手を伸ばした。ところがサムが皿に手をかけたとたん、びっくりした彼はバランスを崩して階段を一段踏みそこねた。  転びそうになった彼を、サムは慌てて抱き止めた。耳元に、彼の声にならない悲鳴のような、驚きの吐息を感じる。そうだ、彼は耳が聞こえないのだった。話すことが出来ないのはわかるが、声を出すこともできないとは。  「急に触っちゃだめよ、サム!」 床に落ちた皿を拾いながらチャーリーがいう。「彼は耳が聞こえないんでしょ、彼に見えないところから現れたらびっくりするじゃない」  「ディーンだっけ? いや、救世主だ、なんておいしそうなシチュー、スープか? これで僕らは生き延びられる」 ガースが恭しく小鍋を受け取り、空き箱の上に並べた皿にさっさと盛り付けていく。階段の一番下でサムに抱き止められたままのディーンは、自分の仕事を取られたように見えたのか焦って体をよじったが、サムはどうしてか離しがたくて、すぐには解放してやれなかった。  まったく、どうして裸足なんだ?
 修道士たちが詩を読みながら朝食を終えるのを交代で横になりながら過ごして待ち、穴倉のような地下室から出て騎士たちは食堂で体を伸ばした。一晩中ルーファスの看病をしていたボビーにも休めと命じて、サムが代わりに厨房の隅に居座ることにした。  厨房番の修道士は彼らがまるでそこに居ないかのように振る舞う。サムも彼らの日課を邪魔する意思はないのでただ黙って石窯の火と、マントでくるんだ藁の上に寝かせた熟練の騎士の寝顔を見るだけだ。  ルーファスは気難しく人の好き嫌いが激しい男だが、サムが幼い頃から”ウィンチェスター家”に仕えていた忠臣だ。もし彼がこのまま目覚めなかったら……。自分が王宮でもっとうまく立ち回れていたら、こんなことにはならなかったかもしれない。  若き王の父と――つまり前王とサムの父親が従弟同士だったために、サムにも王位継承権があった。実際、前王が危篤の際には若すぎる王太子を不安視する者たちからサムを王にと推す声も上がった。不穏な声が派閥化する前にサムは自ら継承権を放棄し、領地の大半を王に返還して王宮に留まり一騎士としての振る舞いに徹した。  その無欲さと節制した態度が逆に信奉者を集めることとなり、サムが最も望まないもの――”ウィンチェスター派”の存在が宮殿内に囁かれるようになった。国王派――この場合は年若き王をいいように操ろうとする老練な大臣たちという意味だ――が敵意と警戒心を募らせるのも無理はないとサムが理解するくらいには、噂は公然と囁かれた。何とか火消しに回ったが、疑いを持つ者にとっては、それが有罪の証に見えただろう。  自分のせいで部下たちを失い、また失いつつあるのかと思うと、サムはたまらないむなしさに襲われた。  ペタペタと石の床を踏む足���が聞こえ顔を上げる。ディーンが水差しを持って厨房にやってきた。彼は石窯の横に置かれた桶の中に水を入れる。サムは声もかけずに暗がりから彼の横顔をぼうっと眺めた。声をかけたところで、彼には聞こえないが――  床で寝ているルーファスが呻きながら寝返りを打った。動きに気づいたディーンが彼のほうを見て、その奥にいるサムにも気づいた。  「やあ」 サムは聞こえないとわかりつつ声をかけた。まるきり無駄ではないだろう。神父の唇を読んで指示を受けていたようだから、言葉を知らないわけではないようだ。  彼が自分の唇を読めるように火の前に近づく。  「あー、僕は、サムだ。サム、王国の騎士。サムだ。君はディーン、ディーンだね? そう呼んでいいかい?」  ディーンは目を丸く見開いて頷いた。零れそうなほど大きな目だ。狼を前にしたうさぎみたいに警戒している。  「怖がらないでいい。昨夜はありがとう。乱暴なことをしてすまなかった。怪我はないか?」  強ばった顔で頷かれる。彼は自らの喉を指して話せないことをアピールした。サムは手を上げてわかっていることを示す。  「ごめん――君の仕事の邪魔をするつもりはないんだ。ただ、何か困ってることがあるなら――」 じっと見つめられたまま首を振られる。「――ない?」 今度は頷かれる。「――……そうか、わかった。邪魔をしてごめん」  ディーンは一度瞬きをしてサムを見つめた。彼は本当に美しい青年だった。薄汚れてはいるし、お世辞にも清潔な香りがするとは言い難かったが、王宮でもお目にかかったことのないほど端正な顔立ちをしている。こんな森の奥深くの修道院で雑用係をしているのが信じられないくらいだ。耳と口が不自由なことがその理由に間違いないだろうが、それにしても――。  水差しの水を全て桶に注いでしまうと、ディーンはしばし躊躇った後、サムを指さして、それから自分の胸をさすった。  彼が動くのを眺めるだけでぼうっとしてしまう自分をサムは自覚した。ディーンは何かを伝えたいのだ。もう一度同じ仕草をした。  「君の? 僕の、胸?」 ディーンは、今度は地下に繋がる階段のほうを指さして、その場で転ぶ真似をした。そしてまたサムの胸のあたりを指さす。  理解されてないとわかるとディーンの行動は早かった。彼はルーファスをまたいでサムの前にしゃがみ込み、彼の胸に直接触れた。  サムは戦闘中以外に初めて、自分の心臓の音を聞いた。  ディーンの瞳の色は鮮やかな新緑だった。夜にはわからなかったが、髪の色も暗い金髪だ。厨房に差し込む埃っぽい日差しを浴びてキラキラと輝いている。  呆然と瞳を見つめていると、やっとその目が自分を心配していることに気が付いた。  「……ああ、そっか。僕が骨折してること、君は気づいてるんだね」 ”骨折”という言葉に彼が頷いたので、サムは納得した。さっき階段から落ちかけた彼を抱き止めたから、��みが悪化していないか心配してくれたのだろう。サムは、彼が理解されるのが困難と知りながら、わざわざその心配を伝えようとしてくれたことに、非常な喜びを感じた。  「大丈夫だよ、自分で包帯を巻いた。よくあることなんだ、小さいころは馬に乗るたびに落馬して骨を折ってた。僕は治りが早いんだ。治るたびに背が伸びる」  少し早口で言ってしまったから、ディーンが読み取ってくれたかはわからなかった。だが照れくさくて笑ったサムにつられるように、ディーンも笑顔になった。  まさに魂を吸い取られるような美しさだった。魔術にかかったように目が逸らせない。完璧な頬の稜線に触れたくなって、サムは思わず手を伸ばした。  厨房の入口で大きな音がした。ボビーが戸にかかっていたモップを倒した音のようだった。  「やれやれ、どこもかしこも、掃除道具と本ばかりだ。一生ここにいても退屈しないぞ」  「ボビー?」  「ああ、水が一杯ほしくてな。ルーファスの調子はどうだ?」  サムが立ち上がる前に、ディーンは驚くほどの素早さで裏戸から出て行ってしまった。
 キラキラしてる。  ディーンは昔からキラキラしたものに弱かった。  木漏れ日を浴びながら一時の昼寝は何物にも得難い喜びだ。太陽は全てを輝かせる。泥だまりの水だってきらめく。生まれたばかりの子ヤギの瞳、朝露に濡れた花と重たげな羽を開く蝶。礼拝堂でかしずいた修道士の手から下がるロザリオ。水差しから桶に水を注ぐときの小気味よい飛沫。  彼はそういったものを愛していた。キラキラしたものを。つまりは美しいもの。彼が持ち得なかったもの。  サムという騎士はディーンが今までに見た何よりも輝いていた。  あまりにもまぶしくて直視しているのが辛くなったほどだ。彼の瞳の色に見入っていたせいで、厨房で大きな音に反応してしまった。幸いサムは音を立てた騎士のほうに目がいってディーンの反応には気づかなかったようだ。  もう一度彼の目を見て彼に触れてみたかったが、近づくのが恐ろしくもあった。
 ディーン何某という男の子がこの世に生を受けたとき、彼は両親にとても祝福された子供だった。彼は美しい子だと言われて育った。親というのは自分の子が世界で一番美しく愛らしいと信じるものだから仕方ない。おかげでディーンは両親が殺され、修道院に引き取られる八つか九つの頃まで、自分が怪物だと知らずに生きてこられた。  修道院長のクラウス神父は親と寄付金を失った彼を憐れみ深く受け入れてくれたが、幼い孤児を見る目に嫌悪感が宿っているのをディーンは見逃さなかった。  「お前は醜い、ディーン。稀に見る醜さだ」と神父は、気の毒だが率直に言わざるを得ないといった。「その幼さでその醜さ、成長すれば見る者が怖気をふるう怪物のごとき醜悪な存在となるだろう。無視できない悪評を招く。もし怪物を飼っていると噂が立てば、修道院の名が傷つき、私と修道士たちは教会を追われるだろう。お前も森に戻るしかなくなる」 しかしと神父は続けた。「拾った怪物が不具となれば話は違う。耳も聞こえなければ口もきけないただの醜い哀れな子供を保護したとなれば、教皇も納得なさるだろう。いいかね、ディーン。お前をそう呼ぶのは今日この日から私だけだ。他の者たちの話に耳を傾けてはいけないし、口を聞いてもいけない。おまえは不具だ。不具でなければ、ここを追い出される。ただの唾棄すべき怪物だ。わかったかね? 本当にわかっているなら、誓いを立てるのだ」  「神様に嘘をつけとおっしゃるのですか?」  まろやかな頬を打たれてディーンは床に這いつくばった。礼拝堂の高窓から差し込む明かりを背負って神父は怒りをあらわにした。  「何という身勝手な物言いだ、すでに悪魔がその身に宿っている! お前の言葉は毒、お前の耳は地獄に通じている! 盗賊どもがお前を見逃したのも、生かしておいたほうが悪が世に蔓延るとわかっていたからに違いない。そんな者を神聖な修道院で養おうとは、愚かな考えだった。今すぐに出ていきなさい」  ディーンは、恐ろしくて泣いてすがった。修道院を追い出されたら行くところがない。森へ放り出されたら一晩のうちに狼の餌食になって死んでしまうだろう。生き延びられたとしても、神父ですら嫌悪するほど醜い自分が、他に受け入れてくれる場所があるはずもない。  ディーンは誓った。何度も誓って神父に許しを請うた。「話しません、聞きません。修道院のみなさまのご迷惑になることは決してしません。お願いです。追い出さないでください」  「お前を信じよう。我が子よ」 打たれた頬をやさしく撫でられ、跪いてディーンを起こした神父に、ディーンは一生返せぬ恩を負った。
 ぼんやりと昔を思い出しながら草をむしっていたディーンの手元に影が落ちた。  「やあ、ディーン……だめだ、こっちを向いてもらってからじゃないと」 後ろでサムがぼやくのが聞こえた。  ディーンは手についた草を払って、振り向いた。太陽は真上にあり、彼は太陽よりも背が高いことがわかって、ディーンはまた草むしりに戻った。  「あの、えっと……。ディーン? ディーン」  正面に回り込まれて、ディーンは仕方なく目線を上げた。屈んだサムはディーンと目が合うと、白い歯をこぼして笑った。  ああ、やっぱりキラキラしてる。  ディーンは困った。
 サムは困っていた。どうにもこの雑用係の庭師が気になって仕方ない。  厨房から風のように消えた彼を追って修道院の中庭を探していると、ネズの木の下で草をむしっている背中を見つけた。話しかけようとして彼が聞こえないことを改めて思い出す。聞こえない相手と会話がしたいと思うなんてどうかしてる。  それなのに気づけば彼の前に腰を下ろして、身振り手振りを交えながら話しかけていた。仕事中のディーンは、あまり興味のない顔と時々サムに向けてくれる。それだけでなぜか心が満たされた。  ネズの実を採って指の中で転がしていると、その実をディーンが取ろうとした。修道院の土地で採れる実は全て神が修道士に恵まれた貴重なもの――それがたとえ一粒の未熟な実でも――だからサムは素直に彼に渡してやればよかった。だがサムは反射的に手をひっこめた。ディーンの反応がみたかったのだ。彼は騎士にからかわれて恥じ入るような男か、それとも立ち向かってくるか? 答えはすぐにわかった。彼は明らかにむっとした顔でサムを見上げ、身を乗り出し手を伸ばしてきた。  サムはさらに後ろに下がり、ディーンは膝で土を蹴って追いすがる。怒りのせいか日差しを長く浴びすぎたせいか――おそらくそのどちらも原因だ――額まで紅潮した顔をまっすぐに向けられて、サムは胸の奥底に歓喜が生まれるのを感じた。  「ハハハ……! ああ……」 するりと言葉がこぼれ出てきた。「ああ、君はなんて美しいんだ!」  ディーンがサムの手を取���たのと、サムがディーンの腕を掴んだのと、どちらが早かったかわからかない。サムはディーンに飛びつかれたと思ったし、ディーンはサムに引き倒されたと思ったかもしれない。どっちにしろ、結果的に彼らはネズの根のくぼみに入ってキスをした。  長いキスをした。サムはディーンの髪の中に手を入れた。やわらかい髪は土のにおいがした。彼の唾液はみずみずしい草の味がした。耳を指で挟んで引っ張ると、ん、ん、と喉を鳴らす音が聞こえた。とても小さな音だったが初めて聞いた彼の”声”だった。もっと聞きたくて、サムは色んなところを触った。耳、うなじ、肩、胸、直接肌に触れたくて、腹に手を伸ばしたところでディーンが抵抗した。  初めは抵抗だとわからなかった。嫌なことは嫌と言ってくれる相手としか寝たことがなかったからだ。ところが強く手首を掴まれて我に返った。  「ごめん!」 サムは慌てて手を離した。「ご、ごめん、本当にごめん! こんなこと……こんなことするべきじゃなかった。僕は……だめだ、どうかしてる」 額を抱えてネズの根に尻を押し付け、できるだけディーンから離れようとした。「僕はどうかしてる。いつもはもっと……何というか……こんなにがっついてなくて、それに君は男で修道院に住んでるし――ま、まあ、そういう問題じゃないけど――ディーン――本当にごめん――ディーン?」  ディーンは泣いていた。静かに一筋の涙を頬に流してサムを見ていた。  「待って!」  またも彼の身の軽さを証明する動きを見届けることになった。納屋のほうに走っていく彼の姿を、今度はとても追う気にはなれなかった。
 夜、クラウス神父の部屋でディーンは跪いていた。  「神父様、私は罪を犯しました。二日ぶりの告解です」  「続けて」  「私は罪を犯しました……」 ディーンはごくりとつばを飲み込んだ。「私は、自らの毒で、ある人を……ある人を、侵してしまったかもしれません」  暖炉の前に置かれたイスに座り、本を読んでいた神父は、鼻にかけていた眼鏡を外してディーンを見た。  「それは由々しきことだ、ディーン。お前の毒はとても強い。いったい誰を毒に侵したのだ。修道士か?」  「いいえ、騎士です」  「騎士! 昨日ここに侵入してきたばかりの、あの狼藉者どものことか? ディーン、おお、ディーン。お前の中の悪魔はいつになったら消えるのだろう」 神父は叩きつけるように本を閉じ、立ち上がった。「新顔とくれば誘惑せずにはおれないのか? どうやって、毒を仕込んだ。どの騎士だ」  「一番背のたかい騎士です。クラウス神父。彼の唇を吸いました。その時、もしかしたら声を出してしまったかもしれません。ほんの少しですが、とても近くにいたので聞こえたかもしれません」  「なんてことだ」  「あと、彼の上に乗ったときに胸を強く圧迫してしまったように思います。骨折がひどくなっていなければいいのですが、あとで治癒師にみてもらうことはできますか?」  「ディーン……」 神父は長い溜息をついた。「ディーン。お前の悪魔は強くなっている。聖餐のワインを飲ませても、毒を薄めることはできなかった。お前と唯一こうして言葉を交わし、お前の毒を一身に受けている私の体はもうボロボロだ」  「そんな」  「これ以上ひどくなれば、告解を聞くことも困難になるかもしれない」  ディーンはうろたえた。「神父様が許しを与えて下さらなければおれは……本物の怪物になってしまいます」  「そうだ。だから私は耐えているのだ。だが今日はこれが限界だ。日に日にお前の毒は強くなっていくからな」 神父はローブを脱いで寝台に横たわった。「頼む、やってくれ、ディーン」  ディーンは頷いて寝台に片膝を乗せると、神父の下衣を下ろして屈み込んだ。現れたペニスを手にとって丁寧に舐め始める。  「私の中からお前の毒を吸い取り、全て飲み込むのだ。一滴でも零せば修道院に毒が広がってしまう。お前のためにもそれは防がなくてはならない」  「はい、神父様」  「黙りなさい! 黙って、もっと強く吸うんだ!」 神父は厳しく叱責したが、不出来な子に向けて優しくアドバイスをくれた。「口の中に、全部入れてしまったほうがいい。強く全体を頬の内側でこすりながら吸ったほうが、毒が出てくるのも早いだろう」  心の中でだけ頷いて、ディーンはいわれた通り吸い続けた。もう何度もやっていることなのに、一度としてうまくやれたことがない。いつも最後には、神父の手を煩わせてしまう。彼は自分のために毒で苦しんでいるのにだ。  今回も毒が出る前に疲れて吸う力が弱まってしまい、神父に手伝ってもらうことになった。  「歯を立てたら地獄行きだからな。お前を地獄に堕としたくはない」 神父は忠告してから、両手でディーンの頭を抱えて上下にゆすった。昨夜はワインを飲んだあとにこれをやったからしばらく目眩が治まらなかった。今日はしらふだし、神父がこうやって手を借してくれるとすぐに終わるのでディーンはほっとした。  硬く張りつめたペニスから熱い液体が出てきた。ディーンは舌を使って慎重に喉の奥に送り、飲み込んでいった。飲み込むときにどうしても少し声が出てしまうが、神父がそれを咎めたことはなかった。ディーンが努力して抑えているのを知っているのだろう。  注意深く全て飲み込んで、それでも以前、もう出ないと思って口を離した瞬間に吹き出てきたことがあったので、もう一度根本から絞るように吸っていき、本当に終わったと確信してからペニスを解放した。神父の体は汗ばんでいて、四肢はぐったりと投げ出されていた。  ディーンはテーブルに置かれた水差しの水を自分の上着にしみこませ、神父の顔をぬぐった。まどろみから覚めたような穏やかな顔で、神父はディーンを見つめた。  「これで私の毒はお前に戻った。私は救われたが、お前は違う。許しを得るために、また私を毒に侵さねばならない。哀れな醜い我が子よ」  そういって背を向け、神父は眠りに入った。その背中をしばし見つめて、ディーンは今夜彼から与えられなかった神の許しが得られるよう、心の中祈った。
 修道士たちが寝静まった夜、一人の騎士が目を覚ました。  「うーん、とうとう地獄に落ちたか……どうりで犬の腐ったような臭いがするはずだ」  「ルーファス!」 ボビーの声でサムは目を覚ました。地下は狭すぎるが、サムがいなければ全員が横になれるとわかったから厨房の隅で寝ていたのだ。  「ルーファス! このアホンダラ、いつまで寝てるつもりだった!」 ボビーが歓喜の声を上げて長い付き合いの騎士を起こしてやっていた。サムはゴブレットに水を注いで彼らのもとへ運んだ。  「サミュエル」   「ルーファス。よく戻ってきた」  皮肉っぽい騎士は眉を上げた。「大げさだな。ちょっと寝てただけだ」 ボビーの手からゴブレットを取り、一口飲んで元気よく咳き込んだあと、周囲を見回す。「それより、ここはどこだ、なんでお前らまで床に寝てる?」  「厨房だよ。他の皆はこの地下で寝てる。修道院長はあまり僕らを歓迎していないみたいだ。いきなり殺されないだけマシだけどね」  「なんてこった。のん気にしすぎだ。食糧をいただいてさっさと出発しよう」  「馬鹿言ってないで寝てろ。死にかけたんだぞ」 起き上がろうとするルーファスをボビーが押し戻す。しかしその腕を掴んで傷ついた騎士は強引に起きようとする。  「おい、寝てろって」  「うるさい、腹が減って寝るどころじゃない!」  サムとボビーは顔を見合わせた。
 三人の騎士は食堂に移動した。一本のロウソクを囲んで、鍋に入れっぱなしのシチューをルーファスが食べるのを見守る。  「で、どうする」 まずそうな顔でルーファスはいう。もっともルーファスは何を食べてもこういう顔だから別にシチューが腐っているわけではない。例外が強い酒を飲む時くらいで、一度密造酒を売って儲けていた商売上手な盗賊団を摘発した時には大喜びだった(酒類は国庫に押収されると知ってからも喜んでいたからサムは心配だった)。  修道院にある酒といえば聖体のワインくらいだろう。ブドウ園を持っている裕福な修道院もあるが、この清貧を絵にしたような辺境の修道院ではワインは貴重品のはずだ。ルーファスが酒に手を出せない環境でよかった。しかし――サムは思い出した。そんな貴重なワインの匂いを、あのみすぼらしい身なりの、納屋で寝ている青年は纏わせていたのだった。  「どうするって?」  ボビーが聞き返す。ルーファスは舌打ちしそうな顔になってスプーンを振った。「これからどこへ行くかってことだよ! 王都に戻って裏切者だか敗走者だかの烙印を押されて処刑されるのはごめんだぜ」  「おい、ルーファス!」  「いいんだ、ボビー。はっきりさせなきゃならないことだ」 サムはロウソクの火を見つめながらいった。「誤魔化してもしょうがない。我々は罠にかけられた。仕掛けたのは王だ。もう王都には戻れない――戻れば僕だけでなく、全員が殺される」  「もとからお前さんの居ない所で生き延びようとは思っていないさ。だが俺とルーファスはともかく……」  「若くて将来有望で王都に恋人がいる私でも同じように思ってるわよ」 チャーリーが食堂に来た。ルーファスの隣に座って平皿に移したシチューを覗き込む。「それおいしい?」  「土まみれのカブよりはな」  「なあ、今の話だが、俺はこう思ってる」 ボビーがいった。「この状況になって初めて言えることだが、王国は腐ってる。王に信念がないせいだ。私欲にまみれた大臣どもが好き放題している。民は仕える主を選べないが、俺たちは違う。もとから誰に忠義を尽くすべきか知っている。もう選んでいる。もうすでに、自分の望む王の下にいる」  「その話、なんだか素敵に聞こえる。続けて」 チャーリーがいう。  「いや、まったく素敵じゃない。むしろ危険だ」 サムはいったが、彼の言葉を取り合う者はいなかった。  ゴブレットの水を飲み干してルーファスが頷いた。「サムを王にするって? それはいい。そうしよう。四年前にあの棒みたいなガキに冠を乗せる前にそうしとけばよかったんだ。野生馬を捕ま��て藁で編んだ鞍に乗り、折れた剣を振りかざして、七人の騎士で玉座を奪還する!」 そしてまた顔をしかめながらシチューを食べ始める。「俺はそれでもいいよ。少なくとも戦って死ねる」  ボビーがうなった。「これは死ぬ話じゃない。最後まで聞け、ルーファス」  「そうよ、死ぬのは怖くないけど賢く生きたっていい」 チャーリーが細い指でテーブルを叩く。「ねえ、私に案がある。ここの修道院長に相談するのよ。彼から教皇に仲裁を頼んでもらうの。時間を稼いで仲間を集める。探せば腐った大臣の中にもまだウジ虫が沸いてないヤツもいるかもしれない。血を流さなくても王を変える手はある。アダムだって冠の重さから解放されさえすればいい子に戻るわよ」  「それよりウィンチェスター領に戻ってしばらく潜伏すべきだ。あそこの領民は王よりもサムに従う。俺たちを王兵に差し出したりしない」  「だから、それからどうするのかって話よ。潜伏もいいけど結局王と対決するしかないじゃない、このまま森で朽ち果てるか北の隣国に情報を売って保護してもらって本物の売国奴になる他には!」  「ちょっと落ち着け、二人とも。修道士たちが起きてくる。それから僕の計画も聞け」  「ろくな計画じゃない」  「ルーファス! ぼやくな」  「そうよルーファス、死にかけたくせに。黙ってさっさと食べなさいよ」  サムはため息を吐きそうになるのを堪えて皆に宣言した。「王都には僕一人で行く」  「ほらな」とスプーンを放ってルーファスが特大のため息を吐いた。「ろくな計画じゃない」
 行商売りの見習い少年と仲良くなったことがあった。同年代の子と遊ぶのは初めてだったから嬉しくて、ディーンは思わず自分の秘密をもらしてしまった。自分の口で見の上を語る彼に、少年はそんなのはおかしいといった。  「君は神父に騙されているんだよ。君は醜くなんかない、夏の蝶の羽のように美しいよ」  「神様の家で嘘をついちゃいけないよ」  「嘘なんかじゃない。ホントにホントだよ。僕は師匠について色んな場所へ行くけれど、どんなお貴族様の家でだって君みたいな綺麗な人を見たことがないよ」  ディーンは嬉しかった。少年の優しさに感謝した。次の日の朝、出発するはずの行商売りが見習いがいなくなったと騒ぎ出し、修道士たちが探すと、裏の枯れ井戸の底で見つかった。  井戸は淵が朽ちていて、遺体を引き上げることもできなかった。神父は木の板で封印をした。ひと夏の友人は永遠に枯れ井戸の中に閉じ込められた。  修道院は巨大な棺桶だ。  ディーンは二度と友人を作らなかった。
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shagekirenshu-blog · 4 years ago
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トマトソースのパスタの五つの?バージョンについて
 フランス人アラン・デュカスの料理学校と、スペインの料理学校、バスク・キュリナリー・センターで学んだフィリピン人のルームメイトのトマトソースの作り方。  使うトマトはフレッシュのイタリアントマト。なお、リマではイタリアントマト以外の生トマトや、トマト缶がほぼ売っていないため、イタリアントマト以外が選べないことを付言しておく。皮はむかず、ざく切りにする。  にんじんをみじん切りにする。これは甘みを加えるため。玉ねぎはなし。にんにくはホールでする。これらを炒める。オリーブオイルはごく少量、にんじんとにんにくを炒めるのに必要な分だけ。  にんじんやにんにくにある程度火が通ったらトマトを加えて煮込む。マッシュルームを輪切りにして加える。  10分ちょっと煮たところで味見をする。本当は数時間煮て酸味を飛ばしたいところだが、お腹が空いたから、と、この段階でメインの煮込みは終わり。  酸味を抑えるために砂糖を入れる。塊で買ってきたパルメザンチーズをおろし金で粉状にして加え、そのまま加熱しつつ混ぜてチーズを溶かす。リマには粉状のパルメザンチーズが売っていないので、この選択は強く意図的なものではない。フレッシュバジルを加える。ここにピーナッツを入れる。ハンディブレンダーでペースト状にする。これでトマトの皮も気にならなくなる。  オレンジ色の重たいソースになる。トマト、マッシュルーム、チーズの組み合わせでうま味がとても強い。思わず笑みが溢れる美味しさだった。僕はパンにつけて食べた。彼はスパゲティで食べていた。  これは彼の経歴を反映したトマトソースであるように思われた。彼自身これをトマトソースと呼んでいたが、一方で、ロメスコソースというスペインのトマト、パプリカ、ナッツのソースで特徴的なナッツの使用を踏襲している。
 ところで、私もその数日前にトマトソースを作っていた(注1)。  刻んだ玉ねぎを多めの、とはいえ余裕を持って乳化できる量のオリーブオイルで炒める。油は香りの支持体。にんにくはなし。その匂いは邪魔。ざく切りにしたイタリアントマトを加える。皮むきはしない。面倒なのと、皮が残ったとしても具だと思えばいいやということで。  少し水を加えて10分程度煮る。そんなに抽象的な味にならなくてもいい。煮ている間にタイムの枝から葉っぱをたっぷりちぎって加える。バジルやセルフィーユよりタイムって夏っぽく茶目っ気がある感じがしませんか。乾燥タイムは売っていないので、生タイムを使うのは特に意図的な選択ではない。  トマトがある程度煮込まれた味になったら、煮込んだトマトとほぼ同量のトマトをざく切りにして加える。後に加えたトマトが温まったら火を止める。火を通したトマトの鈍い甘さと、ぶどうの皮や甘栗のような風味、長引くうま味の余韻の中で、半ば生のトマトの風味を楽しむ構成。生に近いトマトの方を噛むことでき、そして噛むことによる香りの広がりがあるように、ミキサーにはかけない。やや緩いトマトソースに、トマトの果肉が残ったままのソースになる。  パスタはショートパスタで。一口一口噛んで食べてほしい。
 絶対に僕のトマトソースのほうが美味しい、と思い、そこで自分が食材顕在主義であることを自覚した。この場合、友人のトマトソースのように、はっきりとしたうま味と甘味の爆発で口内を満たすより、トマトの半ば火を通した風味と生の風味、タイムの風味の掛け合わせが楽しめることを上位に置くことである。むしろ、うま味を重厚にしていくような構成は嫌いだ。鮮明な美味しさより、はっきり知覚できるそれぞれの食材とその組み合わせを重視することは食材顕在主義と呼んでよいだろう。
 こんなことを思い出したように書いたのは、いま滞在しているペルーのレストランのまかないで最近トマ���ソースパスタが出たため。  材料は、作り置きして冷凍してある炒めた玉ねぎとにんにくを山のように、にんじん、セロリ、たくさんのクミンと乾燥オレガノ。炒めた玉ねぎとにんにくの引きずるような鈍い甘味とうま味、大量のクミンと組み合わせることで強調される乾燥オレガノのくすんだ奥行きのある香りは極めてペルー料理的であるように思われた。  ソースはミキサーにかけてある。ペルーではなめらかなペーストが偏愛されているため。パスタはかなり茹で込んだロングパスタ。アルデンテのようなものは見たことがない。
 トマトソースに様々な作り方があり、そこに作り手の志向が反映されているのは言うまでもないことだ。ここまで長かったが、最近楽しいと思っているのは、作り手の志向やそのレパートリーを想定することで、料理の特定のアレンジを作り、そのアレンジに合わせて作り手の志向やレパートリーの想定を理解し直す遊び。作り手の志向という概念的な推論と、自然に思われるアレンジについての具体的なイメージからそれぞれを豊かにしていく。
 コクが好きで日本のものを使うあのレストランなら、たぶん、白味噌を入れる。そういう重さに忌避感があるからオリーブオイルと玉ねぎ・にんにくは控えめだろう。トマトは甘めが似合う。なんとなく白ワインビネガーを使いそうだ、そういえば酸味が多用されていた。きっちりなめらかなペースト状にする。テクスチャーは重め、常にぼってりしたお皿のイメージ。パスタはロングで、少量だけかなり高く山のように盛り付けてある。ハーブのイメージが湧かない。紫蘇を載せかねない。チーズは乗っける。
 こっちのレストランは、玉ねぎとにんにくをよほどの理由がなければ使わないので、トマトソースでは使わない。油も無臭に近い太白ごま油。先に書いたレシピのように、トマトは二段階投入で、生に近いトマトを刻んだものがゴロゴロ入っている。たぶんあまり甘くない、青い香りのもの。いつだって上品。ハーブは邸宅の庭のような上品さがあるエスドラゴンを選択。ハーブを補助でなくはっきりと全面に出すように使うので、たっぷり載せてくるだろう。レストランの方向性として日本のものを入れてくるはずなのだが、味噌もみりんも、白醤油でさえも、鬱陶しそうだ、もしかして塩麹でソースにする方のトマトをわずかに漬け込んでおくかもしれない。コクは出さないが香りの膨らみは得意とするところであるように思う。テクスチャーは軽め、ショートパスタ。チーズはなし。
 よく家庭料理を上手になるための方法の一つとして「ある食材について和洋中エスニックの味付けを思いつくように訓練する」というものが挙げられるが、ここでトマトソースパスタについてやってみせたのはその上位互換だろう。  「和洋中エスニックの味付け」というスケールから発想されるのは、味付けという日本の家庭料理の語彙が含意するような、主に調味料の使用だ。それに対して、作り手の志向や、レパートリーつまり料理の集合を基盤に、ある料理のアレンジを試みることは、一方で料理の全領域についての概念を動員しようとすることであり、他方で具体的な料理を手がかりにしたモノについての直感を働かせることでもある。さらに、それら二つのイメージの領域のずれから、概念とモノについての直感それら自体も拡張していく。まあ、「ある食材について和洋中エスニックの味付けを思いつくように訓練する」のほうが簡単だし、家庭料理の方法としては十分有効なのだが。
 最近は自分の体が、ここに書いていない人も含めて、六人位の人に身体が住まわれているような感覚がする。正確には、この六人のうちの何人かは互いに深く影響しあっているので六人以下であり、また当然、この六人はその外側にいる人を引き継いでいるので六人以上でもある。あるいは当然だが、すべてが私の中にあるので、一人なのかもしれない。(この段落は人類学者の皆さんは流してください。)  とても楽しいことではないか、いつでも六人くらいの人が料理について言い合っていて、ひとつの料理に六つのバージョンを提示し、それに驚かされ、六人の考え方がわかるということは。  しかし、当然のことだが、この六つのバージョンのうち、少なくとも五つはフィクションだ。無理に差異を強調しているきらいもあり、信頼性も高くない。それではなぜこういったバージョンづくりを私がやってみせるのか、その説明についてはもう少し勉強するので数年待ってください。
注1 このレシピは樋口直哉さんの「時間差調理で濃厚&フレッシュなトマトソース・スパゲティ」 https://cakes.mu/posts/23568 を参考にしています。
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yfukuoka · 4 years ago
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‪【****日目】20‬20-08-29 妻の誕生日。はじめてポルトガル料理の扉を開きました。 . christiano@代々木八幡・代々木公園 _______________________________________________________ 日本にキリスト教を伝えた国、金平糖や天婦羅を伝えた国、インドのゴアやマカオを植民した国、いつも外側からしか見えてなかった大航海時代の大国を、初めて内側から体験することができました。 . 地勢的にも歴史的にもスペイン料理と似ているのかと思っていましたが、むしろ東側のスペインとは逆側、つまり西の海、そのまた海の向こうの文化すら感じる料理という印象。何も知らずに食べたなら創作料理を食べているかのように感じたことでしょう。 普段口にしている、よく知っている食材ばかりなのに、こんなにもおもしろい料理になるのですね。 . 発想の外から刺激される料理の数々。 すべての料理が美味しくて、すべての料理に本当に感動しました。お祝いのはずが、僕も心から楽しんじゃった^^ . ◎Bacalhau a Bras バカリャウ・ア・ブラス フライドポテトと干し鱈をパクチーと卵で炒めあえた無添加ジャンクフード 無茶苦茶うまい。。。 はじめからjokerを引いてしまった感。。。うめぇ。 . ◎Celery and coriander salad セロリとパクチーとキクラゲのサラダ ホワイトセロリかな?爽やかな香りと千切りのシャキシャキな食感が心地よいサラダ。こちらもパクチーを使うし、柑橘系の酸味もあるし、欧仏のソムタムと言った印象で間違いなくうまい。 . ◎Blead Porrige W Pork Verry & Clams ハマグリと豚バラ肉とほうれんそうのミガス これは本当に面白い。牛乳とハマグリの出汁を染み込ませた食パンを炒めて練り上げるパン粥炒め。スープ状で出てくると予想していたらワラジ形のハンバーグでした。 思ったより淡泊で、でもしっかり旨みが凝縮されていてなんとも言えない美味しさに。グリーンレモンでの味変も楽しい。 . ◎Portuguese Fresh Sausage Linguisa ソーセージ(豚血と餅米入) 3種類の中から、どうしても気になる豚の血液とモチ米という奇妙な組み合わせのソーセージをチョイス。 太いソーセージがドンッ!と来ると思っていたら、輪切りにしてオーブンで焼いたというカツレツ風の黒いビスケット状のものが出てきました。 中を切り開くと、豚の血と餅米がキラキラと輝きます。血の臭さはなく、血の旨みと甘いモチ米の未体験のハーモニー。 ソースは、パセリとパイナップルとマスタードの3種類。 . ◎Francesinha' (Portuguese Sandwiches) フランセジーニャ(ポルト式色々な肉を食パンで挟んだオーブン料理) 巨神兵あらわる!インパクトはラスボス級。白い煙を上げながら巨大な建造物��ような肉の塔が現れました。ポルトガル北西部ポルトのカフェの定番メニューをクリスチアノ風にアレンジ。メニューにはサンドウィッチと書いてありますが…確かにこれもサンドウィッチかもしれないけど。。。 ナイフを入れてダンジョン攻略。切るたびに、中からいろんな肉が飛び出てきます。本当に。牛挽肉のパティ、鶏肉挽肉のハンバーグ状のもの、豚の生ハム、豚の厚切り肉。トマトソースには、シナモンのような隠し味も。。。まさにラスボスでした。 . ◎Stewed Fish (curry) 海老と魚介のカルデラーダ(カレー) グツグツと音を立てて登場。ラスボスの後は地獄が待っていました。年季の入った鍋はどんな食材をもおいしいスープに作り替えてくれそうな魔法の赤い鍋。 トマトスープかカレースープを選べます。もちろんカレーを選んだのですが、カレー味というより、クミンの香りをアクセントにしたスープで、味を構成する主成分は、なんといってもふんだんに使われた魚介類の出汁でした。 鱈、有頭海老、ハマグリの旨み汁にレモンも加わって、得も言われぬ至極の味わいに。お腹がいっぱいでもスプーンが動いてしまう。最後まで熱々です。 . ◎Birthday special desert デザートはバースデイプレートを。生クリームのムースのようなアイスと蜂蜜の池に浮かぶアヒルのキャンドル。そのまわりには、パックマンのように口と目を開けたフルーツトマト達がずらり。 素焼き皿のように見えるプレートは、なんとチョコが塗られたできた模様でした。しかも塩バターチョコ。素晴らしい演出に、最後まで驚きと美味しさに包まれた夜でした。 妻よ、おめでとう。いつもありがとう。 . _______________________________________________________ 🇵🇹 #Portugal #Portuguese #instafood #foodpic #foodstagram #tasty #delicious #christiano #ポルトガル #代々木八幡 #代々木公園 #富ヶ谷 #渋谷 #クリスチアノ‪ #ふくすたぐらむ #カレー ではない #誕生日 #国内世界旅行 (代々木 クリスチアーノ) https://www.instagram.com/p/CEghCAgAfV6/?igshid=1c3nzoji9muly
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